時間短縮!精度向上!仮説思考で攻める2次試験
こんにちは、nori です。
おめでとう~~~~!!!!
今日は7代目リーダーこばの誕生日
えっ、受験と関係ないよ?という声が聞こえてきそうですが、毎回ストイックな記事でご好評いただいているこばは7代目唯一の20代。
合格者の半数以上が30代、40代が占める中、昨年の合格者に占める20代の割合は約14%。
最年少の20歳の合格者は女子大生の方のようですね。
診断士に合格するメリットは、人脈が広がる、転職就職に有利、知識の幅が広がるなど様々なことが言われますが、若いうちに取得するとその後の活躍の幅がさらに広がると取得をオススメする方が多いです。
(診断士取得後どうなるかは先代投稿でチェック!)
年齢に関係なくビジネスマンとしての戦闘力がUPするので、早く取得すればするほど、さらにお得ということですね!
皆さんも今年の合格をバッチリ決めちゃいましょうね
■実地診断での仮説思考の使い方
さて、ここからが今日の本題。
3月14日にnori は実務補習15日間コースを終了します。
初めての実地診断。
まずは困ったのは「初日の社長ヒヤリングってどうしたら良いんだろう?」ってことでした。
何を聞けば良いかわからないけど、そもそもどうやって聞けば良いかわからない。
数時間の短いヒヤリングで会社の課題や問題が聞き出せるのか心配でした。
そこで、合格年に唯一受験生として交流があった同期合格のみっちーさんに相談しました。
みっちーさんは、10年以上中小企業向けのコンサルを行う50代の現役コンサルタント。
まずは、経験者に聞いてみよう!と相談してみました。
これがみっちーさんのアドバイス。
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私は御社の強みは◯◯にあると思いますが、いかがでしょうか?
ただ、質問を並べ立てるのはダメ。
御社の強みを教えてください、というのは答えにくいよね。
noriちゃんの強みは何でしょうか?は答えにくいよね。
俺はnoriちゃんは知らない人と仲良くなる社交性がすごいと思う。
どう?他にはどういう強みがある?
この聞き方をするために、相手を理解して仮説を立てておかなければならないね。
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あらかじめ情報を収集して、仮説を立てた上で質問をすることで、仮説を検証するための情報を効果的に引き出す。
これって診断士の2次試験と一緒だ!とビックリしました。
■2次試験での仮説思考の使い方
さて、どう同じなのか?
前回の投稿でお話したように2次試験は80分という時間制限があります。
完璧な解答を目指すといくら時間があっても足りません。
時間内にポイントを押さえて、外部環境(競合・市場)、内部環境(強み・弱み)、課題、問題、会社の方向性を把握して、与えられた問いに解答する必要があります。
ではどうするのか?
仮説を立てて、事例文(本文)を読みに行き、仮説を検証します。
様々な方法がありますが、これはnori の場合。
まず、事例文(本文)から少しだけ情報収集。
まず事例文(本文)の第一段落と最終段落を読んでいました。
第一段落はほとんどの場合は「企業の概要」が書いてあります。
最終段落はほとんどの場合は「会社の今後の方向性」について書いてあります。
事例1~3の第一段落と最終段落を読むと会社は「今どうなっていて」、「今後どこへ行こうとしているのか」と大きな流れが押さえられます。
次に、設問から仮説の構築。
ここからはひたすら連想ゲーム。
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例えば、平成27年事例1の場合。
第一問 ゲートボールやグラウンドゴルフなど、A社を支えてきたスポーツ用品事業の市場には、どのような特性があると考えられるか。100字以内で述べよ。
ゲートボールやグランドゴルフは、4Pの商品、価格、立地、プロモーションのうちの商品。
商品を売る時にはターゲットを考えるので、スポーツの種類からして、高齢者層がターゲットなのかな?
A社を「支えてきた」ということは、スポーツ用品事業は主力事業だったのかな?今もそうなのかな?
市場の特性、外部環境について聞いているので、需要や競合、色々な脅威により影響を受けるはず。
需要、競合、脅威を事例文(本文)の中で探してみよう!
第二問 A社は、当初、新しい分野のプラスチック成形事業を社内で行っていたが、その後、関連会社を設立して移管している。その理由としてどんなことが考えられるか。120字以内で述べよ。
新しい分野のプラスチック成形事業、ということは元々特定の分野があり、今は新しい分野に事業を拡大しているんだな。
関連会社を設立したということはカンパニー制を採用したという理解に近いのかな??
独立採算で責任を明確にすることでさらなる事業の成長を図っているのかな?
さて、この時点で知りえたA社の情報は多い。
・A社の事業は、スポーツ用品事業とプラスチック成形事業・・・の2つがあるようだ。
・スポーツ用品事業のターゲットは、高齢者・・・かもしれない。
・スポーツ用品事業の需要、競合、脅威って・・・なんだろう。
・スポーツ用品事業は過去に儲かっていたに・・・違いない。
・プラスチック成形事業は、古い分野から、新しい分野へ拡大していったんだな。
・新しい分野のプラスチック成形事業は分社化している。
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ここで得た情報を探しに事例文(本文)を読み行くことで、闇雲に当てもなく事例文(本文)を読みに行くより格段に時間短縮ができ、解答の精度が上がります。
仮説思考を鍛えるこの連想ゲームを行うことで、「何が聞かれているのか?」も捉えやすくなります。
「聞かれていることがわかるか?」が2次試験の第一関門。
この連想ゲームは電車での通勤時間にもオススメです
■1次知識の重要性
連想ゲームで2次試験の設問を読んでいく中で、ポイントとなるのは実は「1次知識」。
組織管理や人的資源管理のポイントは企業経営理論のテキストに書いてありましたよね。
1次試験のテキストで学んだことを思い出しながら、設問を読んでいく。
解答に事例文に書かれたことを無視して「1次知識で答えちゃだめだよ」と言われますが、「1次知識を2次試験で使用してはいけない」ということではありません。
事例企業を無視して1次知識を使っちゃダメだけど、1次知識を使って事例企業の状況を整理することが大切。
先日、MBAホルダーでストレート合格の男性の話を聞いたのですが、「経営学の知識のバックグランドがあった」ので、2次試験はそれほど難しくなかったそうです。
2次試験は解答が公表されないため、「解答がない」と言われますが、解答の方向性はあります。
2次試験のベースとなるのは全て8月の1次試験で問われる「1次知識」。
7代目のこばが先日の投稿で1次試験を8割の500点以上でぶっちぎれ!と500点勉強法を推奨する投稿をしていますが、これができれば2次試験も大きくリード。
合格したばかりのストレート合格者と飲みに行くと良くわかるのですが、飲みながらでも「1次知識」がスラスラ出てくる!!!
酔って1次試験の問題についての冗談がどんどん言える!!!
つまり、2次試験本番でも頭の中の1次知識がスラスラと出てくる状態にあるのです。
■まとめ
・2次試験は仮説思考で攻める
・仮説思考を鍛えるには、設問文からの連想ゲーム
・その全てのベースとなるのは1次知識
真夏の決戦、1次試験をブッチギリで突破しましょうね
大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!
nori でした。