2次対策を見据えた財務攻略法
本日は、
「2次対策を見据えた財務攻略法」。
1次試験の財務も、2次試験の事例Ⅳも、
問われるのは「財務会計」について。
「1次の財務会計と2次の事例Ⅳって、
何がちがうの?」
「財務会計は2次でも問われるけれど、
どんな対策をすればいいの?」
そんなギモンについて、お答えしていきます
■1次「財務会計」と2次「事例Ⅳ」の違い
1次の「財務会計」と2次の「事例Ⅳ」。
その違いを確認していきます。
1次の財務会計は、マークシート試験。
求められるのは「広く浅く」の知識。
つまり、
(2次試験の事例Ⅳと比べると)
知識の深さは浅めでも一定ラインまでは対応できるし、
(難問奇問は除いて)通常レベルの問題であれば、
演習を積み重ねることで対策は可能。
(場合によっては、ある程度の「カン」でも解けてしまうことも・・・)
一方、
2次試験(事例Ⅳ)は、
電卓がOKであることからもわかるとおり、
求められていることの優先度が高いのは
「計算力」でないことが推測されますね
(間違わず正確に計算するのは必要ですが)
問われているのは、
大枠でいうと基礎理解に基づく分析・応用能力。
つまり、
「基礎」がいかに固められているかで、
対応力に差がでます。
何よりも
「基礎理解、土台がため」が大切なのです
■1次「財務会計」をどう攻略していくか
予備校のカリキュラム的には、
「財務会計」単元は終わっているかと思います。
1次試験も直前期(5月くらい)になると、
「7科目全体での復習フェーズ」に入ってくるので、
その時点で「基礎固めできてません・・・」という状態では、
1次試験クリア後の2次対策時にちょっと大変
1次財務会計を2次事例Ⅳ対応力に生かすために
どう攻略していくか?は、
前述のとおり
「基礎固めを意識すること」に
他なりません
例えば、
1次試験対応的には
「公式を暗記」すれば対応できてしまう問題も多いですが、
2次を見据えると、
公式があったとしても
「なぜその式になるのか?」を考えること、
理解するプロセスが「基礎がため」になります。
(効率化のため、最終的には暗記もOKです)
また、
用語を覚える場合、
「その用語は何を言っているのか?」を理解しておく。
例えば、
「ROE」という用語が出てきたとして、
「ROEの公式はこれ!」という覚えかたではなく、
「その用語がいったい何をあらわすか」を理解して、
人に説明できる状態にすることです。
そうやって「基礎固め」をコツコツしていくことが、
2次対応力を強くしていくのです
■最後に
1次試験の「財務会計」出題範囲は幅広いですが、
そのなかでも2次「事例Ⅳ」でよく問われる論点、
つまり「頻出論点」が存在します。
1次試験の出題範囲は網羅するにしても、
2次事例Ⅳの傾向を知り、
頻出の論点を押さえて、
メリハリをつけていくことも大切。
事例Ⅳ頻出論点についても、
「自分で確認、分析」の手間は惜しまずに、
対策に生かしてくださいね
まるでした。