必要は記憶の母?—記憶するモチベーション
こんにちは。ZonEです。
皆さん、中小企業経営・政策の学習は順調ですか?
受験生とお話しさせていただいて感じるのは、この科目が不得意…というか「何となくやる気になれない」と感じている方が多いなぁ…というのが私の印象です。
では、中小企業経営・政策を苦手科目たらしめている大きな要因は何でしょうか?
白書に掲載されている図表の数値やグラフでしょうか?
それとも、各種中小企業向け施策の適用条件や内容でしょうか?
私が思うに
それは心。人間の心でございます。ほーっほっほっほっほっ…。
(藤子不二雄Ⓐ先生、失礼しました…)
無意味と思い込むのは百害あって一利無し
中小企業経営・政策における最大の敵…それは、「こんなの覚えてもしょうがないよ」という先入観だと私は思います。
「こんな数値覚えても無意味だよ」とか「施策なんて使う時に調べればいいじゃん」など学習を拒絶する理由付けはいくらでもできてしまう科目です。しかし、そう思った瞬間から貴方の脳はまともに働かなくなってしまいます。
もちろん試験に合格するために義務化して覚えようとするわけですが、必要と思っていない事項を脳が覚えようとする訳がない。そもそもイヤイヤ覚えるなんて、楽しくない。精神衛生上にも、よろしくない!!
どうせ記憶するなら、前向きに、効率的に記憶したいですよね?
脳を活性化するには…?
だったら、記憶することの必要性を理由付けして、記憶する動機付けをしてみてはいかがでしょうか?その必要性に納得感が得られれば、同じ努力をしても、成果に大きな差が出てくるハズです。「必要は発明の母」ならぬ「必要は記憶の母」作戦です。
方法は色々とあると思いますが、例えば…
自己啓発を目的として診断士の学習をしている方なら
- 白書に出てくる様々な数値をフェルミ推定(実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算する推定)の素材として使えるぞ…と理由付け/動機付ける
- 自分が起業したら…という妄想を膨らませて、会社を大きくする各フェーズで使えそうな施策を探しつつ、その際に気をつけるべきポイントなどを当事者意識で確認しながら学習する
などの工夫が考えられます。
また、将来診断士として活躍したいとお考えの独立志向の高い方なら
- 中小企業の社長と対面で相談に乗っているときに、「だったらこんな施策がありますよ」と何も見ずに説明できたら、信頼感がアップするぞ…と理由付け/動機付ける
- 中小企業向け施策を記憶していることは、大手企業に勤めるコンサルタントとの差別化になるぞ…と理由付け/動機付ける
など、ちょっと意識を変えるだけで、丸暗記科目からの脱却を図ることが可能だと思います。
「どうもこの科目、学習意欲が湧かないなぁ…」とお悩みの方は、ぜひお試しいただければ幸いです。
それでは、今日はここまで。
by ZonE