78.6%
3月に入ってようやく寒かった冬の終わりが見えてきましたね。
とにかく寒いのが嫌いなので春の訪れは嬉しい一方、ひどい花粉症でもあるので少々憂鬱でもあったりして、毎年この時期はモヤモヤした気分です。
こんにちは、らいじんです。
気が付けば1次本試験まであと5か月。
もう5か月しかない?
あと5か月もある?
感じかたは人それぞれでしょうが、大部分の人は後者なのかな。
もう8割終了
TACのストレート生向け講座では、既に5科目が終了し、あとは法務と中小を残すのみ。7科目(+2次導入)を一通り学ぶ基礎編の授業56回のうち44回が終了なんですね。これを数字であらわすと基礎編の78.6%が終了となります。
つまり学ぶべき知識の約8割を既に学習したということ。
あと残り2割を新たに学んで、全体を仕上げるのに5か月もあるんですから、楽勝!・・・・・ですよね。
貴重な週
ところで、TACのスト本科生のみなさんは2次スタートアップ演習を受ける週かと思いますが、この週がとても貴重な週であったことは意識されていましたか?
今更言うなよ!というお叱りを承知の上で言うならば、この週こそ過去に習った科目を復習できる本当に貴重な週だったんですよね。
本試験を見据えたスケジュールをしっかりと立てて学習している人にとっては、至極当たり前の話ですし、これまで繰り返し伝えてきたつもりなので、
「不安だった財務会計をガッツリ復習できた」
とか
「しっかりと学習しきれなかった運営をなんとか挽回できた」
といった成果を得られた人が多くいることを信じたい。
もし・・・もし、「えっ、復習なんてしなかった・・・」と焦りを感じたなら、本試験までに集中して(時間をかけて)復習をできる時期がいつなのか、スケジュールを眺めて確認して欲しい。そうすれば、次に復習をできるタイミングであるゴールデンウィークが、どれだけ大事かわかるはずだから。
過ぎてしまったことを取り戻すことはできないけれど、次に生かさないと。
2次実力チェック模試
さて、ゴールデンウィークの話が出たので、この時期によく質問される2次実力チェック模試について少々触れてみたい。
ご存じない方のために。チェック模試とはTACがGWに開催する2次試験の公開模試です。例年1600~2000人程度の受験者数だから、この時期の2次模試としては多くの受験者数を集めている模試と言えるでしょう。
ですから多年度受験生にとっては、現時点での実力を確認する機会として有効に活用すべきものであることは間違いないのでしょうが、悩ましいのがストレート生が受けるべきかどうかについて。
実際「チェック模試は受けた方がいいですか?」という質問は多いですからね。
得られるもの・得られないもの
これに対して、道場執筆陣でも意見は分かれますが「受けた方がいい」というのが多数派。
以下はその主な理由。
・2次試験のイメージを体感する貴重な機会
・上級生とのプロセスの差を実感できる
・GW後は完全に1次に集中する必要がある
2次試験というのは、確かにかなり特殊な試験であることは間違いなく、知識的にも技能的にも、はたまた体力的にも模擬を体験しておくことは良い経験となります。
実際私も受験しましたが、とにかく1次との違いや体力・考える力の消耗など、大変な試験だなと実感したことは強く記憶に残っています。その体験が1次終了後すぐに2次に向け猛ダッシュで学習を開始できた原動力となったことも間違いない。
一方で「受ける必要はない」理由は大体こんな感じ。
・雰囲気を知るだけなら1次試験当日のセミナーや書籍、ブログ等で情報は得られる
・この時期の時間とお金は1次に向けるべき
確かにいろいろと情報を集めてみても、チェック模試の段階でスト生が「自分の答案作成手順の確認ができた」とか「これから伸ばすべきポイントが確認できた」といった学習の中身についての検証として、チェック模試が有効といった話はほとんど(というかほぼゼロ)聞かない。
主催者ですら、本試験と同じ体験を積むことをメリットとして挙げているくらいだから。
受けるか・受けないか
当たり前の話をすると、チェック模試を受ける・受けないの判断は、GWという貴重な時期に丸1日かけて2次試験を体験する価値があるかにつきるわけで、自分の仕上がり具合とにらめっこしながら決めれば良い。
「でも、事前準備も必要でしょ?」と思うかもしれないけれど、これは全く必要なし。だってそもそも体験が成果なんだから。それにちょっとぐらい2次の勉強をしたところで、おそらく全く歯が立ちません。
ですから試験を受けた結果、ボロボロの成績でも全く落ち込む必要はありませんからね。
チェック模試の利用の仕方等については、こちらも参照してくださいな。
蛇足ですが、既に1次と2次を並行させて学習している人は、現在の仕上がり具合を確認する機会として利用し、チェック模試を一つの区切りとして1次に注力するのが良いかと思います。2次試験への対応能力は、少しくらい空白期間を設けてもあまり低下しませんから。
では、今日はこれまで。
by らいじん
猪鹿さん
コメントありがとうございます。
気持ちを切り替える仕掛けを意識するのとしないのとでは、大きな違いがあります。
スニッカーズが優れたアイテムかはわかりませんが、限られた貴重な時間を有効に使えるようになるのであれば、安いものですよね。
by らいじん
らいじんさん,こんにちは。
ちょうど1月前に,Y先生@池袋会でご一緒させていただいた,猪鹿 と申します。
お忙しい中,多くの役に立つお話を聞かせていただいてありがとうございました。
あれ以来,講義の前にはスニッカーズを食べています。腹の足しになりますが,それよりも,やはり気持ちの入れ替えになっていると感じます。
yosshiさん
コメントありがとうございます。
「模試で失敗しちゃえ」・・いいですね。そのための模試ですからね。
体験という成果だけでも、仮定と検証を行えば、それなりに成果は得られるのだと思います。
個人的には、「何でこんなに漢字を書けないんだ・・・」ということを思い知らされた模試でしたが。
by らいじん
らいじんさん、ご無沙汰しています。
2次チェック模試で得られるもの、として私は『脳みその疲れ方』『昼食の量』の2つもあるかなと思っています。
私は1次試験については6月末の公開模試1回のみ受験する計画でした。という事は、6月末に得られた”失敗体験”は修正して再度試すことができないのです。
そこで「チェック模試で体験(失敗)しちゃえ」と思い『お昼休みは普通に食事』『昼寝はせず、甘いものも最小限』にして受験してみました。
勿論、1次模試と2次模試の違いはあるので、上記のような”試験に共通する体験”に留まりますが、受験(体験)した甲斐はあったと思っています。
他にもあるかもしれませんが”共通項”を見いだして受験されると、スト生にとってもより有効な試験になるかなと思い、コメントさせて頂きました。
それでは。