【未合格体験記】自分自身を俯瞰分析し、来年度に再挑戦を期する、tsfさん
本日2本目は、来年度の再挑戦にむけ、自分自身を俯瞰分析するtsfさんです。
tsfさんは大変な状況の中、診断士試験に出会い、挑戦を続けていらっしゃいます。
これから勉強をされる方や再挑戦される方にとって、とても参考になるお話だと思います。
それでは、どうぞ!
========ここから========
(0)受験生情報
・名前(HN): tsf
・年齢 :43歳
(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
猪突猛進自爆型。これがベストだと思う方法だとやり込むが、軌道修正し難い。
(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ
転職に失敗し失意の中、大怪我を負い入院。見舞いで友人から頂いた経営に関する書籍がきっかけです。
(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
情報システム以外の知識は皆無でした。関連する資格もなしです。
1次では、満遍なく平均以上の得点だったものの、財務会計は未だに苦手意識があります。
(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット
1次は主要3科目のみTACの単科を通信で受講。場慣れするために、複数の予備校の模試を受験。
メリット: 自分のペースで学習を進められる。
デメリット: 学習の計画と管理を自分でしっかり行う必要がある。
2次はMMC通信を中心にきゃっしいメソッドを取り入れました。地元の勉強会にも参加してモチベーション維持を図りました。
メリット: MMCときゃっしいメソッドは親和性が高いと思いました。解法の軸をMMCで会得し、実践力をきゃっしいメソッドで固めたつもりです。
デメリット: 解法やメソッドに拘り過ぎてしまい、柔軟な現場対応ができなくなることがある。
(5)受験回数、学習時間とその作り方
学習開始時期と受験回数:
2016年から1次試験は3回受験、2次試験は2回受験、今年も撃沈でしたので、来年は1次試験全教科やり直しです。
1次学習時間:
当初はカウントしていましたが、途中から面倒になり、カウントしていません。少なく見積もっても1,000時間は掛かっていると思います。通勤と就業前・後に会社または近くのカフェで学習、週末は自宅学習が殆ど。
2次学習時間:
500時間はしていると思います。
(6)学習法
1次:
TAC書籍と過去問を中心に学習、まとめシートで暗記を行いました。予備校の模試も数回受験。
2次筆記:
既述の通りMMCときゃっしいメソッドを頼りに過去5年間分+αを3周程度、MMCの模試も通年で受けました。
再現答案の作成有無:
1回目、2回目共に受験当日作成しました。
(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
未だ合格していませんので、アドバイスらしいアドバイスはできませんが、1次試験については、TACの書籍を完璧にこなしておけば問題ないです。
まとめシートを購入し、過去問や模試で誤った点を赤ペンでシートに学習メモとして残すことも役に立ちました。
2次試験については、自分にあったメソッドを予備校や書籍から見つけ出し、それに徹底するのが一番かと思います。
ただ、メソッドに拘り過ぎないよう、(自己反省も含めて)現場対応力を鍛えることも重要かと思います。
私は、1回目の2次試験でAAACを採りましたが、これが慢心のもとだったと今になって反省しています。過去の試験や模試の結果は、飽くまでその時での結果に過ぎません。
常に自分のやり方や進捗を俯瞰・分析し、根本的な誤りは是正することが大事だと思います(これって企業診断でも常に求められることですね)。来年合格に向け、自分は、先ずはそこから始めています。
いかがでしたでしょうか。
現場対応力という言葉がありましたが、私も2次試験突破に必要な重要なポイントだと思います。練習で結果を出すことの意味が薄く、本番で出てくる事例に安定的に対応する必要があるところに、試験の難しさがあります。
現場対応力はもともとの頭の回転の良さだけで決まるものではなく、普段から想像力を発揮して、仮想思考を繰り返す訓練によって身に着けることができると思ってます。
tsfさんもおっしゃっていますが、必要な能力や修正すべき内容は、俯瞰的・客観的に考えながら分析して対応する意識が大切です。これは、企業診断でも求められる意識ですので、自らを一企業に見立てて分析するのも一つのやり方でしょう。
今年度は残念な結果となりましたが、再挑戦を期するtsfさんにエールを送らせてください!
tsfさん、ご寄稿どうもありがとうございました。
以上、さいちゃんでした。