【渾身!論点シリーズ】VEについて (運営管理)語呂合わせ
おはようございます!桃ちゃんです。
一昨日の(土)は、東京都中小企業診断士協会の
「スプリング・フォーラム」に参加してきました!
スプリングフォーラムとは、
新たに協会に入会した(しようとしている)人向けに
東京協会、各支部、研究会を説明してくれるビッグイベントです。
今回も1,000名以上の診断士が集まったそうです。
東京都中小企業診断士協会は支部が
中央、城北、城東、城西、城南、三多摩の6つに
分かれています。
同期の中でも
「どこの支部に入る~?」というのが
最近の話題“あるある”です!
スプリングフォーラムでは、
診断士同期にもたくさん会えましたし、
先輩方からたくさんの刺激を頂きました。
※なお東京協会だけでなく、例えば、神奈川県協会のように、
各地域に協会があります!
さて、本題です!
今回は運営管理の「VE」(前半)についてです!
平成26~28年出題されていて頻出論点です。
(※VE機能の詳細(後半)については、また次回に。)
では、まずはじめに問題です!
Q1:「VE」とは何ですか?説明せよ。
Q2: VEの基本ステップで正しいのは?
①機能評価→機能定義→代替案作成
②機能定義→代替案検討→機能評価
③機能定義→機能評価→代替案作成
Q3: VE5原則で間違っているものは?
①使用者優先の原則
②コスト本位の原則
③創造による変更の原則
④チーム・デザインの原則
⑤価値向上の原則
いかがですか??
結構難しいですよね。
では、1つずつ解説をしていきます。
Q1:VEとは何ですか?
そもそもVEって何の略でしたっけ??
そうです!
Value Engineering です!
Value=「価値」でイメージがつくとして、
“エンジニアリング”って何ですか?
→ 細分化、専門化した「技術」と「知識」を一定の社会目標
(の達成)に向けて結集し、新たな社会システムの構築や
イノベーションに貢献する活動です。
※一般財団法人エンジニアリング協会
https://www.enaa.or.jp/about/whats(2018年4月14日最終閲覧)
では、
VE:バリューエンジニアリングとは
製品やサービスの「価値」を、 それが果たすべき「機能」と そのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法。 |
※一般財団法人バリューエンジニアリング協会
https://www.sjve.org/vecan/ve(2018年4月14日最終閲覧)
いろいろ手順はありますが、
つまり「VEは価値の向上をはかる手法」ということです。
ここで覚えておきたいのは
VEにおける価値 = 機能/コスト です。
価値を上げるためには、どうすればよいか、は
上の式が頭にあれば大丈夫!!
機能 ↑↑ ↑ ↑ -
コスト ↑ ― ↓ ↓
でしたよね。
つぎはQ2を飛ばして先に
Q3: VE5原則で間違っているものは?
①使用者優先の原則 →〇
開発者の視点優先ではダメですよ!という事です。
例①)いっぱい機能が付いた方がいいだろう、といって
テレビのリモコンが複雑になる….。
使用者はもっとシンプルを求めているのでは!!
例②)カメラの画素数は高ければ高いほどよい?
多くの人は普通に使えれば十分! などです。
②コスト本位の原則 →✖ 「機能本位の原則」〇
使用者が求めているのは、モノやコストではなく「機能」です。
「映画」というモノよりも、「映画」を通して
「どんな時間を使いたいか」「リフレッシュしたいか」
「非日常体験をしてみたいか」です。
③創造による変更の原則 →〇
機能を達成するためには、
・既存にあるものをもっとよくする
・今までにないものを新しくつくる、の2つです。
④チーム・デザインの原則 →〇
開発に求められる知識は幅広いので、専門的な知識を持つ
メンバーとチームで開発にあたる必要があります。
⑤価値向上の原則 →〇
上の4つを総合した原則です。
VEにおける価値 = 機能/コスト なので
→ 同じコストなら機能をより高く
→ 同じ機能ならコストをより低く 生産する必要があります。
この5つがなかなか覚えられなかったので、桃ちゃんは
カチソシキ(価値組織)と覚えました。
①~⑤の頭文字をとります。
シ 使用者優先の原則
キ 機能本位の原則
ソ 創造による変更の原則
チ チーム・デザインの原則
カ 価値向上の原則
Q2: VEの基本ステップで正しいのは?
①機能評価→機能定義→代替案作成
②機能定義→代替案検討→機能評価
③機能定義→機能評価→代替案作成
これは③が正解です!
まずは、【機能定義】
情報を収集して、そもそもの「機能」を定義します。
例えばドリルの場合は「穴をあける」
次に【機能評価】
上記の機能を達成するために、
コストがいくらかかっているかを把握します。
「穴をあける」ためのコストはいくらか?
そして最後に【代替案作成】
ブレストなどでアイデアを出し、選抜したアイデアを
より具体的な案に落としていく段階です。
使用者はドリルが欲しいわけではなく、「穴をあけたい」のです。
ドリルにこだわらず、「穴をあける」ための代替案を考えます。
つまり、
「定義」 してから 「評価」 して、 「代替案作成」ですね。
具体的にどういう段階を踏むかを、大まかに掴んでから
詳細なことを覚えていくと、覚えやすいと思います!
VE機能の詳細(後半)については、また次回以降に!
以上、桃ちゃんでした!
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