診断士資格との出会い(前半)

はじめまして、ぽらーのです! 6代目としてこれから1年間、道場で執筆します。

診断士を目指される皆さまに対し、この執筆を通じて微力ながら貢献できるよう頑張りますので、どうかよろしくお願いします。

私は今、診断士登録の要件である実務補習の真っ只中です。 実務補習は企業の簡易診断の研修ですが、診断士試験の1次・2次学習内容が実務補習にしっかりとつながっていることを実感しており、「知識がある」から「使える」というステージへの階段を上がっていることに感動を覚えます。

ただし、「使える」から「使えて価値あるアウトプットが出せる」までには相当の経験を積む必要があり、その道のりはとても長いことも分かりました。

そんな中でも、異業種のすばらしい専門性や高い向上心を持つ方々とチームを組んで診断活動を取り組むことは、とても刺激的で学ぶことも多いです。

この資格を目指し勉強してきて本当に良かったと痛感しております!

 

さて、私は昨年の今頃は予備校の通学生で、暗記科目の情報システムにつまづき、かなりの倦怠期。予備校生にとっては暗記物のシャワーを浴びせられる時期に入り、暗記量の多さにモチベーションが下がる傾向もあるのではないかと思います。

そんな時には、無理に勉強しようとはせず、メリハリをつけて少しだけ気分転換するのもアリではないでしょうか。

そして、自分がなぜ診断士を目指そうと思っているのかな~と振り返るのも良いかと思います。

私はモチベーションが上がらない時は、そんなことを考えたりして、1次試験に向けた原動力につなげておりました。

これから前半・後半の二回に分けて、私が診断士資格と出会って目指すことになったキッカケみたいなことについて述べたいと思います。

 

1. 入社以来13年間の販売部門を去る

 

私は1996年に今の会社に入社してから13年間、ずっと同じ販売部門で農産物を販売する仕事に従事してきました。

各地の営業所や本社への転勤あり、多少の変化がありましたが、13年間も一緒の仕事をしていると正直どこかマンネリ感や停滞感がありました。

そこで、自己啓発で刺激を与えるため、半年間のMBA研修を受けたのですが、他の企業の方々の向学心の貪欲さや議論の積極性などに全くついていけず、受動態な研修になりがちとなり自分の中に残るものがあまりなかったように思います。

会社という守られた組織の中で、よく言えばアットホーム、悪く言えばぬるま湯につかって育ってきた私は、次第に自分が「茹でガエル」になりつつあると感じ、将来に大きな不安を覚えておりました。

自分に大きな変化を与えるためには、自らを新しい環境に身を置くしかない。

 

36才の時に販売部門から初めて管理部門へ異動となったのですが、そこでは厳しい試練が待ち受けていたのです。

 

2. 管理部門での厳しい上司の一言

 

私が配属された管理部門は、関連企業の経営管理をおこなう部署で、まさに診断士の能力やスキルが生かせるような業務内容です。

ですが、その当時私は13年間販売一筋で、経営管理や計数管理なんて「なーんにも知らん」とのんびり生きてきたため、仕事についていけず、大いに挫折感を味わいました。

あうんの呼吸で仕事ができていた販売部門と異なり、考え方やロジックを重視する仕事の進め方に肌が合わなかったのです。

 

配属から3か月ぐらいたったある日、仕事に厳しい上司が、昼飯を一緒に食べている時にふと思い出したようにひどいことを私に言いました。

 

「お前は販売部門で評価が低いから、この部署に配属されたんだぞ」

 

私は曲がりなりにも販売部門で頑張ってきて、それなりに評価され、管理部門でスキルアップしてこい!ぐらいのノリで販売部門を出されたはず。

でも、それは私がそう思いたいだけで、その上司のいうことが客観的で冷静なものの見方ではないかと、心のどこかで感じておりました。

ああ、私はこの管理部門で頑張っていくしかいなのだと思うと、とても悔しく、寂しい気持ちで一杯でした(後半へつづく)

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