皆さん、こんにちは。

東京は寒さが一段と厳しい季節になってきました。皆さんも風邪などひかぬようにご自愛下さい。

さて、本日ご紹介するマサキさんは、ご自身の体験から診断士という資格が必要であると結論付けた上で、何をなすべきか、どうすればご自身が勉強を続けられるのかを適切に対処しております。長丁場になりやすい診断士試験を乗り切るために、大変参考になる体験記だと思います。

それでは、体験記をご覧ください。

 寄稿はここから

今年度中小企業診断士試験を合格しましたマサキと申します。

当ブログには、中小企業診断士試験の合格を勝ち取るために必要な知識や勉強方法、ノウハウを学ばせて頂きました。自分と同じく中小企業診断士を目指して勉強に励まれる方々のお役に少しでも立てればという思いと、合格までの道のりをもう一度自身で振り返ることで今後の実務補習や登録後の中小企業診断士としての活動、さらには登録までに得た知識と経験を仕事に活かしていこうという思いを込めて寄稿させて頂きたいと思います。

自己紹介
31歳男性。広告会社にてマーケティングプランナーをしております。20代半ば頃に3年間ほど関連会社であるコンサルティング会社に出向しておりました。

受験を志したきっかけ
きっかけはコンサルティング会社出向時代まで遡ります。当時は朝から朝まで仕事という寝る暇がないくらいの過酷な日々を過ごしており、体力的にも精神的にも辛い毎日でしたが、厳しくも優しい上司や先輩、取引先の方々に恵まれたことで、20代では中々得難い知識と経験を得ることができ、一人前の社会人として成長することができました。

その一方、経営層の方々とお話をさせて頂く場面に同席する機会が多かったにも関わらず、会話の中で出てくる単語はもちろん、その考え方、財務的な視点での物事の捉え方など、何を話されているのか全く分からないという歯痒い経験もしました。こうした方々が抱える課題に向き合い対等に会話ができるようになるためには、自分の得意とする専門性を高めていくだけでなく、全社的な知識、経営全般に関する知識がないと難しい!

広告会社に戻りマーケティングプランナーとして専門性を高めていく一方、会社を離れて経営全般を勉強する必要性を痛感していたそんなタイミングで出会ったのが「中小企業診断士」という資格の存在でした。

独学時代
勉強をはじめたのが5月からということもあり初年度は独学で2次試験と関連性の低い1次試験4科目(経済・法務・情報・中小)に絞って勉強をはじめました。結果は、経済と情報の2科目合格。生来、自分に甘く怠け者な性格でもあったため、仕事を言い訳にして勉強は思うようにはかどらず、さらには競い合う勉強仲間や当ブログをはじめとする中小企業診断士試験に関する情報収集も怠っていたための結果だと受け止めました。

1・2次ストレート本科生時代
本腰入れて取り組むために大手予備校の1・2次ストレート本科を受講。仕事は相変わらず時間不規則で深夜に及ぶことも多々あるものの、講義をペースメーカー代わりにしたいという意味が強かったため平日コースに通うことに決めました。

この頃から合格に向けて自分で自分を追い込む意味を込めてある工夫を行うようになりました。それは、中小企業診断士の勉強をしていることを会社の上司や同僚はもちろん、SNS上であえて公表し、その進捗状況などもことあるごとに投稿するということです。中小企業診断士の勉強をされていることを周囲にあまり公表されない方も多いと思いますが、自分の場合は模試の結果なども逐一SNSに投稿することで、必ず本試験の結果も投稿せざるを得ない状況を自らつくり、勉強から逃げられない環境づくりを心がけました。

そうしたプレッシャー効果もあったからか、結果は1次試験(5科目)合格。

以下は独学時代も含め1次試験科目の勉強についてのまとめです。

<経済学・経済政策>
TACのスピードテキスト、問題集、過去問を複数回転するも中々理解が進まなかったために副読本として茂木喜久雄著「らくらくミクロ経済学」「らくらくマクロ経済学」、石川秀樹著「新経済学入門シリーズⅠ~Ⅳ」を読み込み勉強しました。

<財務会計>
「減価償却費」や「経常利益」といった言葉の意味すら知らない全くのど素人からのスタートだったので、1次試験勉強の約半分をこの財務会計に費やしました。基本的には予備校から与えられた教材をひたすら回転させることに終始しました。

<企業経営理論>
経営戦略やマーケティングなど、最も仕事と関連性の高い科目であったため苦手意識なく取り組めましたが、定説通りあまり点数にはつながらなかったため大きな貯金に結びつく結果にはなりませんでした。

<運営管理>
店舗・販売管理は仕事との関連も多く助かったのですが、生産管理については理解、暗記に少し苦労したため1次科目唯一の借金科目となりました。

<経営法務>
ひたすら暗記。あとは当ブログなどを参考に機関設計など図表にまとめて記憶しやすくする工夫をしたことで1次科目の中で最も高得点を取ることができました。

<経営情報システム>
受験する数年前にITパスポートの資格を取得しており、仕事ではWEB関連の知識をある程度保有していたのでこちらもそれほど苦もなく取り組むことができました。

<中小企業経営・政策>
暗記しなくてはいけない量が膨大かつ答練や模試でもあまり良い点数が出ていませんでしたが、無理矢理暗記するのではなく政策や補助金の意味などまで深く考え理解しながら暗記することで記憶として定着させることができました。

そして2次試験。
日々の仕事で企画書を書いて顧客に提案するということを行っており、ある程度の論理的思考能力は持っていると自負していたので1次試験より2次試験の方が得意かも?と甘い考えで予備校の答練に挑みましたが、見事に撃沈!100点満点中、10点、20点。酷いときには1桁の点数で結果が返ってくるなど、出題者が用意している回答を当てにいくということがいかに難しいかを痛感。

さらに、事例Ⅳでは付け焼き刃で何とか合格した財務会計の知識の浅さが露呈し、計算処理のスピードや正確性、ちょっとした応用で簡単に手を捻られるという状態で1次試験終了後の2ヶ月があっという間に過ぎてしまい、予想通りの2次試験不合格(BABB)でその年を終えることになりました。

2次本科生時代
年明け早々から勉強を開始。昨年度とは違い予備校に通うのが2週間に1度のペースに落ちるためサボりぐせが目を覚まさないように、昨年度2次試験勉強時代からつけはじめていた「Studyplus(スタプラ)」での勉強記録を本格スタート。昨年度は2次試験の勉強を約300時間行っていたため、今年度は700時間勉強し合計1,000時間で合格する!と1月に目標を立てました。

また、予備校からのテキストや問題集、答練以外に①論理的思考(記述)力アップ②財務会計力アップのための取り組みをスタート。

①論理的思考(記述)力アップについては、ロジカルシンキング系の書籍を読んだり、春秋要約に取り組んだりして2次試験を戦い抜くための基礎体力づくりを徹底。

②財務会計力アップについては、「意志決定会計講義ノート」や「MBAシリーズ」などの書籍、さらに受験はしていないものの日商簿記の参考書なども読むことで事例Ⅳに対する苦手意識の払拭に努めました。

2次試験対策から離れて学習していくことに少し不安もありましたが、元来読書をするのが趣味でもあったためその延長線上の感覚で気軽に取り組むことができました。

もちろん、2次試験勉強の定番である「ふぞろいシリーズ」や「全知識・全ノウハウ」なども参考に他人の答案と自分の答案の違い、合格+AとB以下の違いが何によって生じるかなど研究も継続的に行いました。

さらには、スキマ時間を有効活用するためにまとめノートやファイナルペーパーなどは出力した紙をファイリングして持ち歩くと同時に、iPhoneにもPDFとして保存しいつでもどこでも閲覧し勉強できる状態をつくりました。通勤電車や出張で利用する新幹線の中はもちろん、残業終わりの深夜タクシーの中でもスキマ時間を利用して勉強時間を稼ぐことができました。

そうした取り組みや予備校の先生方のご指導のおかげで、模試である程度の成績をとることができ、2次試験前日に目標としていた1,000時間も突破!これまで勉強させてくれた仕事仲間と家族に感謝して精一杯頑張ってこよう!という気持ちで臨み何とか合格を勝ち取ることができました。

以下は2次試験科目の勉強についてのまとめです。

<事例Ⅰ>
事例Ⅳと並び最も苦手としていた事例でしたが、予備校模試では上位10位以内に入るなど半年間で一番成績が伸びた科目でした。基本的には過去問を繰り返し解き、与件文と問題文をしっかり読み込むことに重点を置きました。

<事例Ⅱ>
仕事柄得意とする事例でしたが、得意とする分思わぬところでのケアレスミスがないよう心がけて取り組みました。仕事とは違い、あくまで問われたことに素直にこたえること、豪快なホームランではなくキレイなセンター前ヒットを狙うつもりで取り組みました。

<事例Ⅲ>
答練などでは点数として悪くはないものの、生産技術や生産管理について聞き慣れない単語が連続すると理解が困難になり苦労した事例でした。長文対策として、ある程度の回答の型のパターンを用意しておくという対策を行っていました。

<事例Ⅳ>
最も苦手な事例でした。自分にとってここは「守り」の事例だと考えていたので大崩れしないように、当たり前のことですが「分かる問題から解き、計算処理を間違えない」という1点に集中して取り組みました。答練や模試でも点数よりも解いた順番と、計算処理の正確性とスピードをチェック項目としていました。

まとめ
以上が私の合格体験記です。

内容の方でも触れましたが合格できた大きな理由は、仕事仲間と家族の協力があったからだと感じております。これだけ勉強させてもらったんだから「合格」という結果を報告しないといけない!というプレッシャーを自分自身にかけ続けたことが良い結果に結びついたのだと思います。

これから中小企業診断士を目指される皆様、これまで悔しい思いをされ次こそは!と思われている皆様、合格後には色々な方々との出会いや新たな可能性に満ちています。来年は同じ中小企業診断士としてどこかでお会いできる日を楽しみにしています!頑張ってください!!!

 寄稿はここまで

マサキさん、寄稿ありがとうございました。寄稿文を拝見しながら感じたことですが、セルフモチベーションが上手な印象を持ちました。経営全般の知識が必要だと感じた20代の原体験をベースに、独学、一次、二次と段階を経るにつれて適切な勉強方法の運用改善がなされています。また、ペースメーカーとして通学講座選択や自分への追い込みとしてのSNS活用など、ご自身の性格を把握した上で、適切な対処をされている点は、私も見習いたいと思います。

今後、マーケティングプランナーとしての専門家の一面と診断士としての総合的な視点を掛け合わせたマサキさんのご活躍を期待しています。

さて、当道場もそろそろ代替り。私の投稿も本日で一旦おしまいとなります。1年間に渡りお付き合い頂き、本当にありがとうございました。次の世代へバトンタッチしながら、一読者として楽しみに見てみたいと思います。これからも道場を宜しくお願いします。

Oz


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