「没問」・「全員正解」・「正解なし」・「ゲタを履かせる」の前例
こんにちは。ハカセです。
昨日のエントリーで「没問があるかもしれない」というお話をしました。参考までに実例を。
2009年 (平成21年)
中小企業経営・政策の第24問
8月10日に一旦正解が発表されましたが、
22日後の9月1日に「全員正解」と訂正されました (詳細は こちら )
2008年 (平成20年)
財務会計の第4問
8月4日に一旦正解が発表されましたが、
15日後の8月19日に「全員正解」と訂正されました (詳細は こちら )
中小企業経営・政策の第21問
一部不適切な表現はあったものの、正解は選択肢は選べるとして
正解の訂正は行いませんでした (詳細は こちら )
2007年 (平成19年)
正解訂正なし
2006年 (平成18年)
運営管理の第27問
8月7日に一旦正解が発表されましたが、
11日後の8月18日に「ア」と「イ」両方とも正解と訂正 (詳細は こちら )
2005年 (平成17年)
企業経営理論 の第23問
8月8日に一旦正解が発表されましたが、
2日後の8月10日に「全員正解」と訂正されました (詳細は こちら )
というわけで、なんだかんだといって、ほぼ毎年あるのですね。
早ければ2日後、遅くとも22日後までに訂正が発表されるということのようです。
ギリギリの方、気が気じゃないでしょうね。もちろん期待しても裏切られる可能性もあります。気持ちの持ち方は難しいところですが、一縷の望みを持ってしまうのは人間心理でしょう。
まずは予備校の講師の皆さんに期待しましょう。予備校の講師の方は、一人でも多くの受験生を救おうと、必死で没問になりえる問題を探し、理論武装をしていると思われます。
ご参考までに、当ブログでも紹介したことのある、中小企業経営・政策のスペシャリストである NANA さん は、昨年、試験の5日後に「これは没問だ!」と指摘され、後日見事にそのとおりになりました。
一方、これまで、「難しすぎたから下駄を履かせる(=無条件で○点全員に加点)」という例はありません。確かにそれは不公平ですもんね。
事前の感触を基にある程度「配点」で調整している可能性はありますが、配点そのものも、実際の得点集計をする前に発表していますので、結果を見てあからさまに恣意的な傾斜配分はしていないのが現状です。
没問があるのかないのか、診断協会の判断を待ちましょう。このページに、「正解の訂正」という文字が躍ることを。
by ハカセ
大変貴重なデータ、有難うございます。
私も最後まで諦めずに一縷の望みに賭けてみます!
n kenさま。コメントありがとうございます。過度な期待は禁物ですが、過去にもそういう例がありました。9月7日を待ちましょう!