【合格体験記】家庭と勉強を両立できるスタイルを模索して合格!トーベさん!

どーも、そーやです。

本日も二本立てで合格体験記をお送りいたします。一本目のそんかんさんの体験記はこちら

二本目のトーベさんは、薬剤師の資格を持たれている経歴の方です。そして勉強開始から8カ月という短期間でストレート合格されました!家庭との両立が本当にできるのか悩まれていたそうですが、やると決めたからにはストイックにやり通す、そんな気持ちがこもった体験記となっております。

それではどうぞ!

========ここから寄稿========

(0)受験生情報

名前(HN):トーベ
年齢:37歳

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと(40字目安)

家族、上司、同僚に支えられ、ゴールまで最短で駆け抜けた8か月

 

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

もともと、仕事は製薬会社で自社製品の営業戦略策定やマーケティング関連業務に従事していたため、常々広い視野をもって多面的に物事を考えられるようになりたいと思っていました。

そのような折、会社の推奨する通信教育一覧から、中小企業診断士という資格の存在を知りました。経営に必要な知識を体系的に学べるとあって、挑戦を検討しましたが、資格取得に必要な勉強時間の膨大さや試験の難しさからすぐには決められませんでした。共働きで週に2,3回(曜日不定)子供の保育園への送迎があるため、家庭優先で大きく生活リズムを変えることなく受験勉強ができる方法を調べ、最終的に診断士ゼミナールという通信教育ならば両立が可能であると判断し、受験を決意しました(2019年2月中旬)。

 

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

・英検2級

・薬剤師免許

仕事では役に立つことはあっても、当然のことながら診断士試験には何のメリットもなく、全く役に立ちませんでした。

 

得意科目:一次試験は特になし。二次試験は事例Ⅱ、Ⅲ

苦手科目:一次試験は経営法務、経営情報システム(専門用語と横文字にアレルギー)

二次試験は事例Ⅰ

 

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

【一次】

・診断士ゼミナール

【二次】

・独学(一発合格道場のブログ)

①メリットは、自分のペースで勉強できること。診断士ゼミナールは講義の動画をiPhoneにダウンロードして勉強するスタイルなので、いつでもどこでも勉強できます。特に出張が多いため飛行機や新幹線の中など、通信が不安定な環境でも問題なく勉強できました。

二次独学のメリットは正直お金がかからないことくらいしか思いつきません。今年落ちたら来年は二次専門予備校に通うつもりでした。

②一次試験の診断士ゼミナールに関してはデメリットは特に思い当たりません。一次試験は試験まで半年もない中でのスタートでしたので、とにかくがむしゃらに講義と問題演習を繰り返しました。他の方がよく言う孤独、勉強仲間がいない、ということは感じる暇さえなく時間が過ぎていきました。一方で、二次試験の独学はつらかったです。何が正解かわからない、ほかの人がどうやって勉強しているのか気になる、など多々不安はありましたが、一発合格道場のブログだけをたよりに、ひたすら過去問を解く日々が続きました

 

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期は2019年2月中旬。受験回数は一次1回、二次1回のストレート合格
②一次学習時間:640時間

(企業経営理論:96時間、財務会計:150時間、経済学:87時間、運営管理:94時間、経営法務:94時間、情報システム:70時間、中小経営・政策:48時間)

③ニ次学習時間:284時間

 

時間の作り方:

机に向かわないとなかなか集中できないタイプなのでとにかく座って勉強ができる時間を捻出朝は4時くらいに起きて1.5~2時間、会社の昼休み45分、出張や子供のお迎えがない日は終業後会社で1~2時間。隙間時間では通勤時間で往復40分、出張で利用する新幹線や飛行機の中、そのほか講義音声を聴きながら家事をしていました。就寝は子供と一緒に10時30分くらいには寝ていました。25時間/週のノルマを課し、ほぼほぼ実現できていたと思います。勉強時間はStudyplusというアプリを使って、事細かく管理することで、モチベーションの向上につながりました。

土日は主に家族サービスに充てていましたが、試験が迫るとその時間は段々減っていきました。そのような中、いやな顔もせず勉強環境を整えて応援してくれた家族には本当に感謝の気持ちでいっぱいです

とにかく無駄な時間(ネットサーフィンやテレビを見たりぼぉ~っとする時間)が一切なかったと思えるストイックな生活を送っていました。

 

(6)合格までの学習法

①一次試験

診断士ゼミナールの一択。講義を聴く、翌日にその復習、その次の日はまた講義を聴く、翌日復習といったサイクルを、ひたすら愚直なまでに繰り返しました。講義をすべて聞き終わると、問題演習(主に過去問で構成されている)に移行という流れで、これを7教科取り組みました。

一番苦戦したのは財務会計で、完全初学者のため正直講義の動画だけでは理解できないパート、解説を読んでもさっぱり分からない問題はたくさんありました。特に会計分野はきつかったです。幸い診断士ゼミナールは質問が無制限に無料ということでこれを最大限活用することで乗り越えました(但し、回答は1週間後なので忘れていることも多々あり)。財務会計はとにかく毎日手を動かすことを意識して、会社の昼休みの時間を問題演習の時間に充てていました。

勉強開始当初は、1.5か年計画で1科目/月のペースを目標としていましたが、初めて勉強する科目ばかりで、新しい知識を吸収できることがとても楽しく、気が付けば6月中旬に一通り7科目の勉強を終えることができました。

模試は大原(6月末)のみ受験。この時の合計得点は350点弱でしたが、経営、財務、運営で60点を超えることができ、この時初めて間に合うかも、という手ごたえを感じたことを鮮明に覚えています。本来はここから暗記科目専念の予定でしたが、7科目満遍なく勉強することに切り替え、ひたすら過去問を解き続けました。

試験前最後の1週間は有給をとって、近所の図書館で毎日10時間近く勉強しました。おそらくこの1週間がなければ間違いなく一次突破はなかったと思います。

 

【一次試験結果】

経済64点、財務76点、経営60点、運営62点、法務48点、情報56点、中小65点の432点

 

②2次筆記

こうして考えもしなかった1次試験合格を果たしたわけですが、二次試験については一切の情報も持ち合わせていませんでした。予備校も考えましたが、講師の合う、合わないがある、予備校によって教え方が全然違う、といった情報を目にして、どこが良いのかわからなくなり結局決めることができませんでした。一方で、一次試験直前に偶然知った一発合格道場の夏セミナーに滑り込むことができ、これが二次試験突破のキーポイントとなりました。セミナーでは各事例のポイント、スケジュールの立て方、勉強の仕方を教わり、何も知らない自分にはその全てが目から鱗でした。その後道場ブログは毎日読むようになり、勉強会、事例Ⅴに口述セミナーまで参加させていただきました。

まず全体のスケジュールとして、二次試験までの2か月強で過去問10年分(そのうち直近5年を3回転)を目安にしました。過去問解説は診断士ゼミナールの5年分と、ふぞろい10年分で揃え、事例Ⅳは全知全ノウを3回転、繰り返し取り組みました。最初のマイルストンを8月31日のTACの模試に置いて、それまでに直近3年分1回転+全知全ノウ1回転をこなしました。

財務に苦手意識があったため、最初の頃は事例Ⅳの勉強を最優先し、全知全ノウを2週するまでは、恐らく7対3くらいで事例Ⅳの勉強をしていたと思います。事例Ⅳは1次試験に比べると論点が少ないので、全知全ノウの反復学習だけで基本的な問題には対応することができるようになったと思います。継続して計算問題は毎日必ず解くようにしていました。対して事例Ⅰ~Ⅲはつかみようがなく、これといった対策を立てることはできませんでしたが、自分にあう80分のお作法を確立するため、道場ブログを読み漁り試行錯誤を繰り返しました。過去問は初めから80分の時間厳守で取り組み、その中で診断士ゼミナール、ふぞろいの回答と自分の回答を見比べて、何が足らなかったのか、どうすれば記載できたのか、をノートに纏めていました。

直前の自分の立ち位置を把握するためAASの直前合宿に参加しました。上位70%と散々たる結果でしたが、弱点が明確になり直前2週間の方向性が何となく見えた気がしたので、有意義であったと思います。

 

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

 

■最後まで諦めない事

診断士試験は本当に最後まで何が起こるか分かりません。私自身、まだまだやり残したことも多い中で一次試験当日を迎えましたし、直前期に風邪(40度超の高熱を、一次2週間前、二次筆記3日前に発症)をひいて思うように勉強できませんでした。模試の成績も全然好ましくありませんでしたが、最後までベストを尽くすことだけを考えていました。直前に眺めていたところがそのまんま問題に出てきたり、どうしても分からなかったら「ウ」か「エ」にマークすると案外当たっていたり、例年にないくらい合格率が高かったり、事例Ⅳが易化して基本的な問題対策で十分に点が取れたことなど、実力というよりは本当に運がよかったなと心から思います。

これから受験する方は、どうか最後まで全力を尽くしてください。そして診断士の受験生の中には残念ながら途中であきらめてしまう人は決して少なくないと思います。諦めさえしなければ、それだけで人より少し優位に立てると思います。

 

■これと決めた勉強法は信念をもって貫く

これには賛否両論あると思いますが、私が8か月でストレート合格できたのは、間違いなく診断士ゼミナール(一次試験)と一発合格道場(二次試験)を信じて最後までやり切ったことにあると思います。特に二次試験の道場ブログは大手予備校にも負けない素晴らしいノウハウがいっぱい詰まっています

新たに受験を検討されている方は、まずどうやって(予備校通学、予備校通信、通信講座、独学など)勉強するかを、十分時間をかけて吟味し、決めた以上はとことんそれにしがみついて、やり切っていただければと思います。

 

■自分の立ち位置(実力)とゴール(合格)とのギャップ、残された時間を意識する

勉強を始めてから、ひたすらがむしゃらに突っ走ってきた私ですが、この距離感(ギャップ)は日頃から意識していました。特に二次試験は、ふぞろいの合格回答と自分の作成答案とのギャップを如何に埋められるか、を意識して取り組んだことが、掴みどころのない試験の合格に繋がったのかもしれません。ふぞろいを指標としたのは、同じ受験生が80分で解いたものであり、自分のあるべき姿(To be)と現状(As is)が見えやすいためです。その点予備校の模試の回答は殆ど参考にしませんでした。

以上、長々と記載してしまいましたが少しでも受験生の参考になることがあれば幸いです。

最後に、受験期間中に応援いただいたすべての方に深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

========ここまで========

 

いかがだったでしょうか。

自分の生活スタイルに合わせた勉強方法は参考になったかと思います。動画をiPhoneにダウンロードして通勤でどこでも聞けるようにしたのは出張が多いトーベさんに合っていたのでしょう。特に家事の最中にも音声を聞きながら取り組まれていたストイックさは頭があがりません。

また二次試験は当ブログを頼りに過去問をひたすらこなしていくスタイルで見事合格されています。色んな記事があるのも一発合格道場の魅力なので自分にあった記事を探して、それをもとに過去問をこなすだけでも合格ラインを超えることが出来た報告は非常にうれしいものですね!

そして随所に試験勉強を応援してくれた家族をはじめとした多くの方に感謝されていることも分かる体験記でした。

これからの診断士活動も家庭と両立した素晴らしいものになってくれると思います。本当におめでとうございました!

 

以上、そーやでした。

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です