弱さと向き合うと合格が近づく。
こんにちは、noriです。
1次試験を受験された皆様、お疲れさまでした。結果に関わらず、まずは、ここまで頑張った自分を褒めてあげてください。頑張った自分を褒めて受け入れることが、次へのステップに繋がります。良い結果だった方はこの成果を自信にして、前に進むことが大切です。残念な結果に終わった方も頑張った自分をまずは褒めてあげることが大切です。「自分はダメだ、ダメだ」と過度に責め続けるのは、結果に向き合っているように見えて、向き合えていません。自分を責めることで辛さをやり過ごそうとしています。そして、次のアクションに繋がらない。現在の自分を肯定して、受け入れる。受け入れて、はじめて次にするべきことが見えてくる。そこから全てがスタートします。
■多年度化の要因
——なぜ何年も合格できない人がいるのか。
・キーワードを詰め込みすぎて文章がおかしい人。
・社会人経験から事例文から離れたリアルな解決策を提示しちゃう人。
・事例企業とは関係ない知識解答をしてしまう人。
・合格するために完璧を目指し過ぎる人。
原因がわかっているなら、その原因を取り除けば、すぐに合格できるじゃんと思うところ。でも中々、合格できない。それはなぜか。多年度生に共通する課題。ようやく合格年にわかりました。
——自分と向き合えているか。
■自分と向き合う
多年度生はガムシャラに勉強してきた人が多い。毎日毎日勉強して、家族もプライベートも犠牲にして、診断士試験しか見えない。合格するまで友人の結婚式には出ないと言っていた友人もいたし、旅行にも行かないと言っていた友人もいました。過度に自分を追い込み、自分が見えない。そして合格した年は「あまり勉強していなかった」という話もよく聞きます。おそらく試験から少し離れることで自分が見えるようになったのでしょう。
私がまさにそうでした。
はじめての2次試験で総合Aで事例4で足きり。毎日過去問を1事例解いていた時がありました。ただガムシャラに。
そして、不合格がショック過ぎて、自分で考えるのをやめてしまった。あんなに考えて考えて努力してまた不合格になったら怖い。「こうすれば合格できる!」と言われるものがあれば、藁にでもすがりたい。2回目、3回目の2次試験では、人が決めた勉強スケジュールに合わせて勉強していました。そして、いくら事例4の演習や模試で高得点を取っても合格できなかった。
■自分の軸、自分の解答プロセスを確立する
自分と向き合うために人のアドバイスを聞くという方法があります。
「独りよがりにならないように、人の意見を素直に聞こう」と2次試験の勉強では言われます。
ただ、1点注意が必要です。
文章力に苦労した合格者は、文章力向上対策を強く説きます。
読解力に苦労した合格者は、読解力向上対策を強く説きます。
キーワードを詰め込めと教わった合格者は、キーワードの詰め込みを説きます。
毎日計算問題を解いた合格者は、毎日の計算問題を解くことを解きます。
集中して事例4対策をした合格者は、集中して事例4対策を解きます。
全てのアドバイスを実践しようとすると、結局何もできません。
自分に何が必要なのか「自分で」見極めることが必要。
そして、自分で「自分の」解答プロセスを確立することが必要。
細Pが解答プロセス確立の重要性を書いていますが、私の2次試験の点数が乱高下していたの原因も結局そこでした。
解答手順は決まっていました。しかし、あまりにも勉強しすぎて無意識に解いていたので、自分が意識的に何をしているのか、自覚していなかった。
開始後30分には第一問の解答を書き出していたし、5分前にはいつも解き終わっていました。
意識していないので「大丈夫かな??」と不安になると「何をしているのかわからなくなる」を繰り返していました。
合格年は解答プロセスの確認を中心に対策を行いました。
解答プロセスと言っても難しい話ではありません。
「解答プロセス=当日何をするのか決める」ことです。
■自分を診断する
二次試験は経営診断の事例です。
二次試験を勉強する時も同じです。
診断先は自分。自分の問題は何か、課題は何か、
弱みは何か。強みは何か。
それを知るにはトライ&エラーを繰り返していくのみ。
・自分の文章力を確認するには
→自分の解答を家族に読んでもらう。意味が通じなければ文章のわかりやすさが足りないかもしれない。
→合格者の文章や模範解答の文章と自分の文章を比べてみる。わかりやすいか、わかりやすくないか。
・読解力を確認するには
→合格者の文章や模範解答の文章と自分の文章を比べてみる。自分は聞かれたことにどの要素・どこを読み取っているか。合格者や模範解答は聞かれたことにどの要素・どこを読み取っているか。
試験まで残り74日。時間はあまりありません。ここから積み上げるのは何ができないかではなく、何ができるようになったか。2次試験は4社の社長に提出する診断報告書。自信がないまま書くと文章に出ます。自信がない文章は説得力が弱まります。できるようになったことを自信として、本試験会場に持っていく必要があります。
2次試験は競争試験だと言われます。しかし、合格するにあたり意識するのは周囲の受験生ではなく、まず「自分」です。自分はどこにいるのか、自分はどこに向かっているのか、自分はどうしたら良いのか。
自分と向き合った先に合格が見えます。
大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!
nori でした。
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