【合格体験記】学びに無駄なものなど何もない。独学ならではの試行錯誤で合格を勝ち取った ~Amuさん~

おはようございます、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

明日14日は、大手予備校T○Cの合格祝賀会のようですね。

予備校を利用して勉強している方は、来年の祝賀会でおいしいお酒&ごちそうを堪能できるよう頑張ってください!!!思えば、受験生時代「みんなで絶対セルリアンに行く!」が我々勉強仲間のキャッチフレーズでした。懐かしい。実現してよかったし、予備校利用の方にはぜひ皆さま実現して頂きたいです。応援しています。

kagamibiraki_kagaminuki

診断士の勉強会などの勧誘もボチボチはじまりますので、合格された皆さまはこの時期をぜひぜひ楽しんでくださいね!合格直後が一番楽しい時期だと、去年の今頃先輩に言われたのを思い出します。ちなみに、私はいつもだいたい「今」が一番楽しいです・・・ありがたや。

さて、連日合格体験記をご紹介しております、今日はAmuさんです。

Amuさんは独学で学習を進め、1次ストレート、2次2回で合格されました。「何を学ぶか」を試行錯誤し、合格の栄冠を勝ち取られたとのこと!すばらしい!
自分で切り開いた道のりだからこそ得られたの気付きは、診断士になっても活かされそうですよね。私も学ばせて頂きました。

以下、寄稿頂いた合格体験記です。


(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

2014年11月に思いたってから、2回目の2016年に2次筆記試験に合格しました。きっかけは、大分前に会社の先輩が取得していたこと、10歳下の末弟が5年前に資格を取得したこと、取引先の工場長が中小企業診断士であることを知り当時同じ立場であったため興味がわいたこと、会社の別の先輩が退職後中小企業庁の専門家派遣の仕事を始めたことなどです。こうしたもろもろの状況から挑戦することにしました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

とはいえ、工学部出身で設計、商品開発、技術サービス、工場管理などを主にやってきたことから、7科目のランナップにはかなり恐れをなしたところがありました。関係しそうな保有資格もなく、特に経済学、財務・会計、企業経営理論、運営管理の店舗管理、経営法務などほとんどゼロからの出発でした。PCが好きであったこと、ここ7年ほど工場勤務であったことから経営情報システムと生産技術は少しはなじみがあるかなという程度でした。

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイルはほとんど独学です。S**I NETという格安の通信教育をトライしましたが画面も小さく内容もかなり古いので4分の1もやらずに放棄しました。

  • メリット

時間と場所の拘束がなく自分の好きな方法及び自分のペースで学習を進められる点でしょうか。それと、もちろん費用的にはだいぶ安くあがる点ですね。しかし、やってはいけないことなのでしょうが興味のおもむくまま参考書をあれやこれやと買ったのでそれなりに費用はかかりましたが。

  • デメリット

一番大きいデメリットは、やはりモチベーションの維持です。計画をたてそれをしっかり守るということを相当自分にしっかり言い聞かせて実行することが必要です。それと、他の受験生の情報が不足し、合格のレベル感がわからないので無駄な(かどうかはわかりませんが一般的には)学習に走ってしまうこと。

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数

学習開始時期は、2014年11月半ばです。参考書を2冊(企業経営理論、運営管理)買いぽつぽつと読み始めました。しかし、そのすぐあと中小企業診断士の試験と合格後の仕事を紹介する本を買って読んでみると、簿記2級ぐらいはとっておいたほうが良いと書いてあり、簿記の2級の本を買い込んでそちらに注力。12月半ばから翌年2月22日の試験まで簿記を一生懸命やって、ギリギリで合格。本格的に学習開始したのは3月からです。さすがに簿記は基礎知識0だったので、3級の本を買い足して一通り読んでから、2級にとりかかりました。

今考えると遠回りであったような気もしますが、最後には2次試験に向けて1級の管理会計部分や意思決定会計講義ノートにトライするのに抵抗感抱かずにすんだということだけでも良かったかもしれません。

2015年の1次試験は、経済学96点というまぐれ当たりに助けられ476点(平均68点)で合格するも、2次試験は10点足らずの230点(ABABで総合B)で不合格。2016年は、1次試験を保険受験で5科目受験。1科目のみ合格と散々な目にあいましたが、2次試験で合格。それにしても、2016年の経営情報システムの問題は適切さを欠いたように感じました。

  • 一次学習時間

2014年は、約900時間。2年目は、保険受験で5科目受験したので約100時間です。

  • ニ次学習時間

1年目は200~230時間程度、2年目は800時間程度だったと思います。ページ数は記録していたのですが時間は記録してなかったので超概算です。

(5)合格までの学習法

①1次

*BCとT*Cのテキスト、過去問完全マスター、T*Cの1次試験過去問題集をベースに、試験委員の先生の著作やテキストに挙げられている参考書籍多数。あまりなじみのない科目ばかりで逆に新鮮で興味のおもむくまま100冊以上買い込みました。

②2次筆記

最初、*BCの2次テキストを購入しましたが釈然とせず、「事例攻略のセオリー」にいき、全知全ノウは当然として、最終的にはふぞろいの集約版1から3と再現答案1(古本含め)揃えて、過去問解きながら模範解答と引き比べるというスタイルでした。過去問は平成16年以降の問題を、1年目1.5回転、2年目で合計4回転実施しました。

③再現答案

2次試験の再現答案は1年目、2年目とも一切作成しませんでした。正解が公表されないこともあり、作成しようという気持ちがわきませんでした。

(6)学習時・受験時のエピソード

1次試験のほとんどの科目にベースとなるものがなかったのですが、会社にいると断片的な知識はあるもので、学習の過程でそうかあれはこういうことだったのかということがいくつもありました。

財務・会計や経営理論、経営法務など、会社にいると担当部署でなくてもなんとなく聞いているもので、そうした面で楽しくまた興味深く学習を進めることができたと思います。ただ、経済学はそうしたことが少なく、平成25年の問題は36点しか取れずだいぶ危機感があり気合を入れ直したことがありました。それにしても本番で96点は出来過ぎでした。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

財務・会計ができるかどうかが特に2次試験でその合否に相当大きく影響すると感じました。2次試験では事例Ⅳを得点源にできるかどうかがキーポイントになると思います。事例Ⅰ~Ⅲは、受験生の間でそう大きな差がつかないし、ここの得点を大きく伸ばすことは個々人の得意不得意もあり難しいのではないかと思います。2015年の2次不合格後この1年近く学習してきてそう感じます。

事例Ⅳは、出来る人は70~80点とる一方で出来ない人は50点前後と大きく差がつくのではないでしょうか。私は、1年目事例Ⅳが51点でした。合格した2016年が何点だったかまだ分かりませんが、感覚的にはかなり点を稼げたので合格したと思っています。過去に一発合格した人で、事例Ⅳが苦手か得点を稼げなかった人は少ないのでないでしょうか。

これから受験される人にとっては、財務・会計に注力することが合格への近道のように思います。


寄稿はここまでです。

Amuさんが書かれている『社会人生活を重ねる中で断片的に触れてきた知識が、診断士の勉強で一気につながる感覚』、いいですよね。診断士学習の醍醐味ですよね。体験記の中ではまぐれあたりで…と謙遜されていらっしゃいますが、1次試験の高得点はご自身で積み重ねられてきたものが実られたのだな、と興味深く体験記を拝読しました。

受験生の皆さま、来年は皆さまが合格体験記を書いて送る番ですよ!!!本日の記事は特に独学の方に参考になるのではないでしょうか。

今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!
かおりん

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です