【ラスト1週】道場謹製:これやったらOUT集

人並みの答案を当り前に書けば合格

来週の今9:50から本試験開始。Aランク合格実力者3,000人が倍率3倍を競う試験では、①他人と違うことを書かない  ②いつもと違うことをやらない ことが合格条件。

ではなぜ、人並みの答案を当り前に書けなくなるのか?

この試験が合格者に求める前提は ③相手の要求を理解できるかであって、診断コンテストでも書き方コンクールでもない。

従い当日余計なコトをやらかさない様、行動手順や注意事項を「自分専用に」定めておくのがファイナルペーパー。そこで今日の記事はその参考として、

道場謹製:これやったらOUT集 (保存版)

【目次】
▲ダメダメアドバイス
▲作問者からみて「やって欲しくない行動」
▲採点者からみて「ふるい落とす答案」
▲受験生が「避けたい行動」
▲それでも悩んだ時は

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▲ダメダメアドバイス~相手が期待していない答え▲

・思い込み (相手の話を聞いてない)
・思いつき (自分の成功体験(過去の好解答や実務経験)を語ってしまう)
・経営課題に答えていない(課題を無視した解決策。ここで診断士失格)
・聞かれたことに答えていない(原因聞かれたのに解決策。解答階層ズレ)
・聞いてないことが書いてある (ピンボケか苦し紛れ)
・考えすぎ解答 (使う根拠は正しいが、余計な意見や表現が混入)
・事例Ⅰでマーケ・生産解答 (強い根拠に惑わされ、解答要求から外れる)
・優先順位違反 (小さな根拠に飛びつき、重要根拠を使い残し)
・突然知らない業界用語 (与件根拠からつい連想)
・やたら模範解答っぽい (期待を上回る出来過ぎ答案)
_(参考:可哀想な答案 =期待を下回るBランク答案)
・上から目線の助言 (リストラ・配置転換・IT/新規設備導入・・)
・中小企業の制約違反 (原則ニッチで差別化。追随・同質化はNG)
・経営資源の制約違反 (大企業目線)
・その他制約条件違反

<ひとこと>
正解と採点基準が用意されている以上、採点者が期待する答えを想像し、それを書くのが筋。だがそれ以前に「診断士たる常識」の無言の制約を守らないと、「適性ナシ」判定で不合格でも文句は言えない。

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▲不合格行動チェックリスト▲

①作問者からみて「やって欲しくない行動」

・休憩中に参考書 (⇔自作ファイナルペーパー)
・試験中の途中退席 (⇔80分間フル活用)
・320分(80分×4)考え続ける (⇔考えるのは40分まで。書きながら考えない。後半40分は手だけ動かし頭を休める。)
・いきなり電卓を叩く(試行錯誤法) (⇔全体像を把握してから作業開始)

②採点者から見て「ふるい落とす」答案

・社長の思い・経営課題・診断士への相談を無視
・非現実的な空想や妄想
・当り前AB問題を外す
・金型縛り (解答フレームにこだわり過ぎ)
・やたら高得点狙い(根拠の対応付けがズレた精緻な答案)
・強い根拠・不自然表現の見逃し、使い残し
・強い根拠に注目させ、その陰に本当の根拠
・事例Ⅰ→組織・人事以外の切り口で解答
・事例Ⅱ→事例根拠の見逃し、勝手なアイデア解答
・事例Ⅲ→QCDを無視した解答 (品質・納期を遵守。ブレ・遅れNG)
・事例Ⅳ→聞いたこともないような指標で経営分析 

③受験生が「避けたい行動」

・前日寝付けない。やたら緊張 (ピーキングの失敗)
・昼食が外食 (余計な変動要素を増やさない)
・休憩中の答え合わせ (前事例でミス→高得点狙い→ミスを重ねて自滅)
・前事例の感想が聞こえてくる (周囲の噂話、友人に話しかけられる)
・前事例の手応えが、次の事例の得点心理になにか影響

4事例は独立採点。試験当日に得点方針を変えるより、1事例ずつ合格A答案を作る方が優先(気の弱い人なら、休憩中は耳栓) 。

<タイムマネジメント>
・全問題で満点狙い (80分で解ける量ではなく、満点を取る試験でもない)
・問1→問5の順に解く (得点期待値順、つまり易問→難問の順に解く)
・難問で予定外の時間ロス (夢中になり、ふと時計を見ると予定時間超過)
・根拠の対応付けで時間ロス
・思ったより簡単 (予定時間が余ってもすぐ書き始めず、複数解釈を吟味)
・事例Ⅳ計算ミス (もう1問解くより検算優先)

時間ロスは、「読む」「書く」ではなく、与件文を読み根拠と設問を紐つける「考える」で主に起きる。タイムマネジメントの鍵はココ。

<やり過ぎ>
・考えすぎ解答 (高得点を狙うクセがつき、人並み解答で我慢できない)
・事例Ⅱ・Ⅲで考えすぎ (事例Ⅰと異なり、Ⅱ・Ⅲの解答要求は素直)
・パズルのピースの如くピタリ全問完答 (本試験ではまずあり得ない)
・欲と色 (これ書くと周囲よりプラス5点取れる気がする)
・今日の俺は冴えている
・いつもと違う解答手順

セルフ模試経験を活かし、当日NG行動を予めリストアップ可能。その時、作問者・採点者・解答者・・と多面的に考え、精度を向上。

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▲それでも悩んだ時は▲

・探している根拠が見つからない (問題リード文中の表現も根拠に使う)
・与件の根拠が総じて薄い、足りない (当り前基本知識で最小限補う)
・重要根拠が2つの設問で使える (モレなくダブリあり。高得点より安定点)
・2点挙げる問題で解答候補が3つ (1つ落とすか、混ぜるかの危機判断)
・一段落丸ごと使途不明 (要判断。無理に使うと他根拠を落として失点)
・知ってるはずの知識をど忘れ
・やたら短いマス目で高配点 (必ず正解あり。ここは必ず取る)
・やたら長いマス目で中配点 (答えはブレる。適当に埋めて時間ロス回避)
・事例Ⅰ難問で頭が真っ白 (与件根拠を使い、何か人事組織で指摘)
・事例Ⅱ根拠探しで忙しい (表を使って情報整理)
・事例Ⅲが苦手 (蕎麦打ち理論に戻る。材料揃える、段取り、作る)
・事例Ⅲ問題点が指摘できない (工程中のボトルネックを探して使う)
・事例Ⅲ製造現場のイメージがわかない (業務フローを書く)
・事例Ⅲ140~180字で頭が真っ白。 (字数を30で割り文章数を決める)
・事例Ⅳでパニック (周囲もどうせ解けないなら、取れる所だけ取る)
・論理性のある文章が浮かばない (30字短文を原因→対策→効果で並べる)
・予定40分で解答骨子が未完成 (易問のマス目をまず埋める)

<ひとこと>
本試験の想定外の変化には、現場対応で勝負。だが事前の備えを高めると、他人の想定外でも自分は想定内。

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■作成者より一言■

これやったらOUT集は以上。診断士試験は実は団体戦。一人で全てをやるより、周囲の力を借りるほど発想が広がり実力が伸びる。では今回の執筆メンバーから一言アドバイス。

■らいじん■
いつもと同じことをやる練習の成果を発揮
目一杯点数を取りに行く普段やらないことを本番でトライ

合格できる力を持ちながら、残念な結果に終わる原因がなんて・・と思うかもしれないけれど、きっと意外と多い。それくらい必死だから。

例え事例IやIIで失敗したと思っても、そんな自分勝手な判断で諦めたり、次の事例でいつも以上に挽回しようとしたりしないこと。
この試験、4つも事例を解いていれば一つや二つのミスは当たり前。いつも通りやってれば、周りが勝手に脱落していく、くらいの気持ちで最後まで走り抜くこと。これ大事。

■うちあーの■

顧客企業が抱える課題を解決できなければ診断士として無価値
実務と違い、2次試験では課題が与件文にご丁寧に書いてある。課題は昔から抱えているものもあるけど、大抵は環境変化によって生じている。
そして課題の解決方法は、中小企業ならではの強みを活かして機会をものにするのが常套手段。脅威は回避し、弱みは極力克服する。これらのSWOTだって与件文にちゃんと書いてある。ごくごく単純明快でこれらを逃し続けたらOUT。(逃し方=読み逃しor考え逃しor書き逃し)
単純明快なんだけど、魔物(緊張・変化球・パニック)が棲む本試験ではやらかしちゃう受験生が続出。でも大丈夫。合格者も大概1つや2つはやらかしちゃってるもの。完璧を求めすぎる方がOUTです。
焦らず、気張らず、ポジティブに!

Buona fortuna!

■全員共通■
そして全員共通のファイナルメッセージは常に同じ。

Good Luck!

by道場執筆陣一同

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