大丈夫。頑張ってます。自分を褒めてあげましょう!

みなさん、こんにちは。ハカセ です。

手元に受験票も届き、受験会場も確定しましたね。ほんとうに「いよいよ」ですね。

皆さんは、これまでどれぐらいの期間、診断士試験の勉強に費やしたでしょうか。1月から始めた速修のかたもいらっしゃれば、昨年の7月から開始している方もいらっしゃるかも。短くて6か月、長い方だと12か月。再挑戦の方になると、もっと長い方もいらっしゃるかもしれませんね。

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道場では、ストイック学習法 を提唱しています。そこで実践していた生活は、WATATA さんのご指摘通り、日常生活の全てのシーンに分岐点をイメージするというものです。実際に、僕はこういうことをやっていました。そして、診断士受験生の多くが、程度の差こそあれ、こういう「分岐点」をイメージしながら勉強や日常生活をしているのではないかと思います。

この厳しさは、他の資格には当てはまらない、診断士受験生ならではのものです。

なぜでしょう。

それは、
中小企業診断士が ゼネラリストとしての幅広い知識 を求められているからです。

また、
中小企業診断士受験生の 多くが「ビジネスマン」であり ほとんどの方が働きながら資格取得を目指しているからです。

しかも、
中小企業診断士受験生の 多くが「中堅年齢層」であり、家庭を持っている方も少なくないからです。

仕事をこなしつつ、家庭(またはそれ以外のプライベート)も守りつつ、膨大な量の学習範囲をこなさなければいけない。これは客観的にみても大変なことです。

でも、この大変さは診断士試験を受けてきた者だけが共有できる思いかも知れません。経験していればこそ共有できる重みなのです。これが診断士資格取得後の診断士同士の結束の固さにもつながっている気がします。

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試験まであと一か月を切りました。いよいよ、本当に「超直前期」ですね。

やり残したことはないだろうか?

もっとあの問題も解いておいた方がいいだろうか?

捨てたあの範囲、やっぱりやろうかな?

やっていない範囲がでたらどうしよう?

出題範囲がガラっと変わったらどうしよう?

あー、根本的に勉強時間が足りないだろうか?

心配すると、キリがありませんよね。気持ちばかりが焦りますよね。

やばいやばやばい! と軽いパニックに陥る時もありますよね。

きっと成績優秀な道場執筆メンバーは
こんな思いを持たなかったんだろうな。。。

そんなことを思っていらっしゃる方、いるかも知れませんね。

そんなことありませんよ。不安でいっぱい でした。

道場執筆者に確認したわけではないのですが、恐らく全員がそう答えるでしょう。いやさ、一次試験合格者の99%が、そう答えるでしょう。

皆さんが持っているような不安は、そっくりそのまま我々の一年前の不安でした。毎日心配で、苦しくて、胸が張り裂けそうでした。

だからこそ、受験生の皆さんの気持ちがよく分かります。そして、その不安を少しでも解消してもらおうと、自分たちが実践してきた勉強法をご紹介しているわけです。僕らは皆さんの 同志 でもあるのです。

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どうしてこんな思いをするのでしょう?

それは、皆さんがそれだけ「診断士資格」への思いが強いからです。

社会人としての貴重な時間を削って費やした時間。嫁さんや子どもに犠牲を強いてまで(またはプライベートを削ってまで)創出した時間。これまでの積み重ねを思うと、誰もがこう思います。

もう一回これはやりたくない!

ゼッタイ今回で受かりたい!

そういう気持ちが強ければ強いほど、焦りも強くなります。不安も強くなります。

僕もそうでした。直前期は焦りまくってました。焦って、勉強時間を一方的に増やしました。

そんな僕を救ったのが、嫁さんの一言でした。

「そんなにやったんだから、大丈夫だよ。」

嫁さんは診断士資格の難しさなんて知りません。どれぐらい勉強すれば合格できるかなんて知りません。その「大丈夫」には、全く根拠がありません。

ロジカルシンキングを標榜する ハカセ としては(笑)、むきになって反論したいところです。

でも、不思議と、すーっと、力が抜けたんですよね。

そうだよな。これだけやってダメだったら納得もできるわな。
次、もう一度頑張ればいいよな。

って。

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頑張っている皆さんに、ここで敢えて言いたい。

ここまでよく頑張りましたね。
大変でしたよね。よく分かります。
そんなにやってるんだから、大丈夫ですよ。きっと。

えぇ。根拠レスです。それが何か? (笑)

これを真に受けて、必要以上に気を抜いても困りますが(笑)、必要以上に焦る必要もありません。この直前期だからこそ、平常心 も大事です。

まだ足りないと思っているかもしれないけど、「これまで頑張ってきた」という自負がある人。
是非、自分で自分を褒めてあげてください。

ここがゴールではありません。でも、少なくとも「これまでの努力」は称賛に値します。「ここまでよぅ来た」と褒めてあげても罰は当たりません

もちろん、ラストスパートで合格を目指す人もいるでしょう。これからが勝負だと思っている方もいるかもしれない。そんな方も、少なくとも試験前日の夜には、上記の言葉を自分にかけてあげてください。

全ての受験生の努力に敬意を表しつつ。

by ハカセ (受験生時代のブログの 7月の記事はこちら

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大丈夫。頑張ってます。自分を褒めてあげましょう!”へ6件のコメント

  1. たかはし より:

    ハカセさま

    面識もないハカセさんよりいろんなことを教えていただきました。

    最後にこの言葉はジーンときました。

    自分にはまだまだ、できていないことばかりでとても合格ラインにいるとは思っていません。よほどの幸運が降りてこないと合格は手にできないと思います。

    でも、自分なりにできることをできる範囲でやってきました。そのかわりテレビや酒をやめてきました。ここ一カ月は新聞も読んでません。(これは反省してますが・・・)

    あとは、自分が診断士に必要なら合格させてくれるだろうと開き直って臨みたいと思います。

    明日の夜は、お酒を解禁したいと思います!

    ありがとうございました。

    1. ハカセ より:

      たかはし様、解禁したお酒の味はどうだったでしょうか。たかはしさんの言葉は、多くのサラリーマン受験生の言葉を代弁していると思います。「自分なりにやった」と。そういう方こそ、結果で報われてほしいと願うばかりです。本当に、ホントーに、お疲れ様でした。よく頑張りましたよね、僕ら。(笑)。しばらくはゆっくり休んでください!

  2. ハカセ より:

    はまっち様。ご無沙汰していますが奮闘ぶりはブログで拝見していますよ。一年前の記事ですが、思いが時間を超えて伝わったこと、とても嬉しいです。みんなそれぞれ忙しい中、頑張ってるんですよね。そうやって大人げなく必死に勉強していること自体が、勉強を始める前に比べれば、相当「すごい」ことだと思います。それを素直に喜び、誇りにしていいと思います。全ての受験生にエールを!

  3. はまっち より:

    JCさんのエントリーからのリンクで来ましたが、何か涙が出そうです。とはいえ、まだ自分を慰労するには40日ほど早いので、今から勉強に戻ります(笑)

  4. トラくん より:

    ハカセさま

    とっても素敵な投稿、感謝です。
    読んでいて、心が和みました。

    最近、色んな思いが錯綜し心苦しい日々が
    続いていたのですが、浮上のきっかけに
    なりそうです。

    ありがとうございます。

    1. ハカセ より:

      トラくん様。たまには心の休憩も必要ですよね。苦しい時もありますよね。たまには休憩しつつ、歯を食いしばって、踏ん張って乗り越えましょう! 頑張ってください!

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