二次試験で伸びている実感がない方へ。点数の前に動く4つの指標 by ゆうゆう

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おはようございます。ゆうゆうです。 二次試験まで、いよいよ残り1ヶ月を切りました。
今日は「演習は重ねているのに、点数が伸びている実感がない」という方に向けて、点数の前に動く4つの指標の話を書きます。
- 1. お知らせ│2次試験対策リアルセミナー&オンライン勉強会
- 1.1.1. 名古屋会場
- 1.1.2. オンライン勉強会
- 1.1.3. 大阪会場
- 1.1.4. 東京会場
- 2. 二次試験対策で伸びている実感がない方へ
- 3. 二次試験は、伸びている実感が持ちにくい
- 3.1.1. ①答案は工程の掛け算で決まる
- 3.1.2. ②合格までの距離が分からない
- 4. 点数だけでは判断できない実力とは
- 4.1. 見るべき変化①:設問要求を外す回数
- 4.2. 見るべき変化②:与件から根拠を拾える量
- 4.3. 見るべき変化③:答案の型が安定してきたか
- 4.4. 見るべき変化④:復習で原因を言語化できるか
- 5. 最後に
お知らせ│2次試験対策リアルセミナー&オンライン勉強会
まず最初にお知らせです
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道場メンバーと一緒にラストスパートの準備を進めてみませんか?
二次試験対策で伸びている実感がない方へ
二次試験まで残り約1ヶ月。
過去問も答練もこなしている。復習もやっている。なのに、点数が40点台と50点台を行き来するだけ。
「このままで間に合うのだろうか」
「やっていること、意味があるのだろうか」
私も昨年のこの時期、まったく同じことを思っていました。
8月よりは与件文から解答に必要な要素を抽出できている気がしていましたし、答案作成にも少しずつ慣れてきた時期。それなのに、答練の点数は一向に上がりませんでした。
そのときに思ったのが、点数というゴールだけを追いかけると、勉強の方向性がブレるということでした。そこから、点数以外の指標も見るようにしました。
今日は、私が毎回の演習で記録していた4つのプロセス指標を紹介します。
二次試験は、伸びている実感が持ちにくい
そもそもの話ですが、二次試験は構造上、成長を実感しにくい試験だと思っています。
理由は2つあると思っています。
- 答案は工程の掛け算で決まるので、1つの工程が伸びても点数には出ない
- 模範解答が公表されず、採点基準も不明瞭なので、合格までの距離が分からない
①答案は工程の掛け算で決まる
以前の記事でも書きましたが、答案作成は「読む→考える→書く」の工程に分解できます。そして点数は、この工程の足し算でなく掛け算で決まります。
キーワードを完璧に抽出できても、切り口がずれれば点になりません。切り口が合っていても、時間切れで書き切れなければ点になりません。
つまり、ボトルネックの工程が残っている間は、他の工程がどれだけ伸びても点数は動きません。
「読む」が良くなった週も、「書く」で時間切れになっていれば、点数は前回と同じです。このとき手元に残るのは「先週と同じ50点」という事実だけで、読む工程が良くなったことは点数のどこにも表れません。
逆に言えば、点数が横ばいだからといって、各工程が伸びていないことにはなりません。
②合格までの距離が分からない
一次試験なら、正解が公表されているので「何点だったか」「どこを間違えたか」がその日のうちに確定します。二次試験にはそれがありません。
そのため、こういうことが起きます。
- 独学で過去問を解く場合、キーワード採点の自己採点にはばらつきが出る(甘く採点した回と辛く採点した回を、同じ点数として並べてしまう)
- 答練や模試は各予備校の採点基準・方式で実施されるため、高得点だったとしても本番で評価される答案とは異なる可能性がある
つまり、勉強中に算出される点数は採点方式や採点者の要因でばらつきがかなり混ざった数字になります。しかも、合格ラインまであと何が足りないのかを、点数は教えてくれません。
ゴールまでの距離が分からないまま、ノイズの多い数字だけを毎週眺めている状態。これで前進を実感しろというほうが無理があると思います。
私は昨年、9月の答練で点数が下がったときに「もしかして逆に下手になっているのでは」と本気で悩みました。
今思えば、そもそも下手になるほどの実力もないのですが、当時は真剣にそう思っていました。
点数だけでは判断できない実力とは
点数は遅行指標(結果指標)です。
特に二次試験の勉強では、取り組んでいる内容がすぐに点数に反映されるわけでなく、定着した数週間後に飛躍的な成長となって点数に表れていきます。
先ほどの掛け算の話で言えば、「読む」「考える」をどれだけトレーニングしていても、「書く」ができていなければ点数は低いままです。そして「書く」が身についた瞬間に、それまでのトレーニングの成果がまとめて点数に反映されます。
この構造を知らないと、この時期によくある2つのパターンにはまります。
- 点数が伸びないのは勉強量が足りないからだと考え、合格から遠ざかる方向に量を増やしてしまう
- 本当は今の取り組みを継続すればいいのに、さまざまな勉強方法をつまみ食いして時間だけを浪費してしまう
もちろん、合否を決めるのは点数です。ただし、結果を出す必要があるのは試験当日だけです。勉強中は点数が出ていなくても、点数に繋がる因子が着実に成長していればいい、と私は考えていました。
ここからは、その「因子」として私が実際に記録していた4つを順に紹介します。
見るべき変化①:設問要求を外す回数
まず一番大きいのがこれです。
復習のときに、設問ごとに**「要求(何を答えるべきか)を外したか」だけを◯×で数える**。これだけです。
外し方には、大きく3つの型があります。
| 型 | 例 |
|---|---|
| 切り口が違う | 「要因」を問われているのに、強みの列挙で終わっている |
| 時制を外す | 過去の要因を問われて、将来の施策を書いている |
| 制約条件を落とす | 「組織面から」「〜を除き」という条件を見落としている |
この3つは、どれも「知らなかった」でなく「読み落とした」で起きます。つまり、知識を増やしても減りません。
点数が変わらなくても、1事例あたりの「外し」が3個→1個に減っていれば、確実に前進しています。
設問要求の大外し1つは、細かなキーワード不足10個より失点が大きいと思っています。
聞かれたことに確実に答えることは意識しましょう!
見るべき変化②:与件から根拠を拾える量
2つ目は、与件文から解答の根拠を拾えているかです。
ふぞろいや予備校の解答の根拠と自身の答案の根拠を照らし合わせて、次の2点を確認します。
- 与件文から答案作成に使用できそうな項目として、線やマーカーを引けていたか
- 拾った項目を、設問に対する根拠として使用できているか
そもそも与件文から重要項目だと認識して抽出できていなければ、答案は作れません。まずは1ができている必要があります。
2については、抽出した根拠をどの設問で使用するかも重要ですが、模範解答と多少異なっていても、事例内で答案に一貫性があれば問題ない傾向はあります。
私はどちらかと言うと、与件文に含まれている根拠を、どれだけ答案に詰め込めたのかを意識していました。詰め込めなかった要因を分析して、字数を削るための言い回しを覚えたりもしていました。
見るべき変化③:答案の型が安定してきたか
3つ目は、書き方が揃ってきたかです。
観測方法は簡単で、直近5事例の答案を並べて、書き出しと構成が揃っているかを見るだけです。
型が揃ってくると、この3つが同時に起きます。
- 書く前に迷わなくなる(結果として時間が浮く)
- 多面性が自然に担保され、部分点を拾いやすくなる
- 復習のときに「型の問題」と「中身の問題」を切り分けられる
特に3番目が大きいと思っています。型が毎回違うと、点が伸びない原因が「書き方なのか、切り口なのか」分からなくなります。
私は「(主語)は①〜、②〜、である」の型で基本答案を作成していました。書く前の迷いをなくすこと、答案の多面性を一目で分かるようにすることが目的です。復習する際に自分でチェックしやすい答案は、採点者も確認しやすいはずだと思っていました。
見るべき変化④:復習で原因を言語化できるか
最後に、私が一番大事だと思っている指標です。
復習で、自分の失点の原因を具体的に言語化できているか。
これができるようになると、自分だけで改善サイクルを回せる状態になります。逆にここが曖昧なまま数をこなしても、毎回違う反省をして終わります。
具体例を出します。
| ダメな言語化 | 良い言語化 |
|---|---|
| 知識不足だった | 第3問で「組織構造」の切り口を想起できなかった。機能別と事業部制の使い分けの判断軸が振り返りノートに未整理だった |
| 時間が足りなかった | 第2問の切り口決定に12分かけた。候補を2つに絞れずに比較し続けていた |
| 与件の読みが浅い | 第1段落の民間市場進出の記述を、強みでなく背景情報として処理していた |
右側の粒度で書けていれば、次にやることが自動的に決まります。左側の粒度だと、次の行動は何も決まりません。
答案作成の練習も兼ねてなるべく言語化していくことで、次回以降の演習に向けた対応策・改善策を考えることができます。
振り返りノートに残すのは、言語化できた切り口と判断軸だけで十分です。
最後に
残り1ヶ月。ここからは点数の上下に一番揺さぶられる時期だと思います。
でも、点数は答案作成のプロセスがすべて揃った後に、遅れて反映されるものです。点数が伸びない期間もあると思いますが、その間も合格への階段を登っています。
設問要求、根拠、型、言語化。この4つのどれか1つでも前回より良くなっていれば、その日の演習は成功です。
点数は最後に動きます。
だから今は、設問要求・根拠・型・言語化の4つが整ってきているかを見てください。
次の演習の復習から、点数以外の項目にもしっかり着目して、自身の成長と課題を見つけてみてください。
残り1ヶ月、一緒に積み上げて一発合格を取りにいきましょう!
次はそうる。よろしく!
まかせて!
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私も伸びている実感がなく、むしろ後退している感じを強く持っています。この記事の内容を参考にもう1度ねじを巻きなおして最後の1か月を無駄なく過ごそうと思います。ありがとうございました。
かわとうさん
コメントありがとうございます。
勉強していくほど後退を感じる気持ちはすごくわかります。
実際は進んでいるからこそ、見えてきた試験の難易度や合格に必要な課題に気づいている証拠だと思います。
過去の自分と比較して点数には現時点で繋がってはいないもののできるようになったことを整理してみると
自分の取り組みに自信も持てると思いますので、本記事を参考に残り1ヶ月頑張りましょう!