そうるの解法実況@R7事例Ⅱ(68点)~「アイデア勝負」を捨てる!みんなが書くことを当たり前に書く!〜

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告知:2次試験対策リアルセミナー


読者の皆さん、毎日の2次試験対策、本当にお疲れ様です!
最近の学習状況はいかがでしょうか。

「色々な解法を試しているけれど、まだ自分の『型』が固まらない…」
「準備は進めているつもりだけど、これで本当に本番に通用するのか不安…」

十人十色、皆さんそれぞれの状況で悩みを抱えている時期だと思います。
そこで、我々一発合格道場 17代目が、皆さんのリアルな悩みに直接お答えする
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場所:マイドームおおさか(対面)
定員:13名
参加費:1,000円

東京会場

日時:2026/10/4(日) 10:00~12:00
場所:神田駅周辺(対面)
定員:15名
参加費:1,000円

※詳細は参加申し込み後にメールにてご連絡いたします。定員に達し次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。

はじめに

前々のブログでは、私が2次試験を解く際の
「基本となる解答プロセス(手順)」についてご紹介しました。

今回は、前回の解答プロセスに沿って、
私が昨年の2次試験当日(令和7年度 事例Ⅱ)に、

・80分間で具体的に何をどう考えていたのか?
・結果として、どのような解答を書いたのか?
・今振り返っての解説と反省点


について、お伝えしていきたいと思います。

事例Ⅱの本番でどう立ち向かったのか、
ぜひ皆さんがご自身で解く際のシミュレーションとして活用してください!

Warning

これからお伝えするのは、
あくまで私個人(N=1)の体験談・一事例です。
スタイルや得意・不得意は人それぞれですので、
「自分ならどう取り入れられるか」のヒントとして、
使えそうな部分だけを参考にしていただければ幸いです!

2次試験は「当たり前」を積み重ねる我慢比べ

前回のブログの繰り返しになりますが、
私が2次試験の学習を通じて考えていたことをお伝えします。

結論から言うと、2次試験は

「誰もが思いつく当たり前の解答を、確実に置いてくる持久戦」
「オリジナリティを出した瞬間に脱落」
「ただし、事故2件まで許される」

です。


オリジナリティは命取り
求められているのは、与件文と一次知識に忠実な、
面白みはなくても「絶対に大外ししない」解答です。

事故は「1事例につき2件まで」と割り切る
この考え方は、エミリーさんのブログで知り、
私自身も本番でのメンタル安定化のために
何度も心の中で唱えていたお守りのような言葉です。

ただし、
「そもそも聞かれていることに答えていない」
といった大事故は、一発退場にもなりかねない致命傷になるため、
設問の要求にはとにかく真正面から答えましょう。

解法実況スタート!

前置きが長くなりましたが、解法実況スタートです!

Danger

ここから先は、R7年度 事例Ⅱを例に挙げて
具体的に解説していきます。
まだ一度も解いていない方は、解いた後にまた会いましょう!




STEP1:準備 

受験番号を記入した後は、
問題用紙の最終ページを切り離してメモ用紙を作ります。

そして、メモ用紙の右上に、
「だなどこ」と「4P」
を書き込むのがルーティンです。

みなさんご存じの通り、
「だ・な・ど・こ」(誰に・何を・どのように・効果)
「4P」(Product・Price・Place・Promotion)


このルーティンは、緊張する本番環境でも
「与条件から離れたアイデア解答に走るのを防ぐ」ためです。

過去問演習の際、「だなどこ」を意識せずに
解答してしまった失敗をきっかけにこの方法を取り入れました。

「4P」は、解答に詰まったときの
「考えるべき切り口」としてメモしています。

STEP2:設問解釈

つぎに設問解釈です。

第 1 問(配点 15 点)
 B社の現状について、3C分析の観点から150 字以内で述べよ。

さて第1問!定番の3C分析。
顧客、競合、自社(強み・弱み)を書けば大丈夫かな。

第 2 問(配点 25 点)
 B社の営業時間は、平日9時から21時までである。このうち、顧客が施術を受ける時間は18時から21時までに集中していて、混雑時間と空き時間ができている。B社は、この問題を、ターゲット層を意識した価格戦略によって解決したいと考えている。どのように対応すべきか、100字以内で助言せよ。

近年出題の多い「価格戦略」の設問。
昼間は安く、夜は高くのイメージかな?

第 3 問(配点 30 点)
 B社は現在、顧客の氏名、年齢、連絡先、受けた施術コースのみを登録している。今後、顧客に寄り添い、長期的な関係性を構築するために、B社の強みを活かして、どのような顧客情報を新たに蓄積し、どのように活用すべきか、150字以内で助言せよ。

これも過去問で見たことあるパターンだな。
「顧客に寄り添い」「長期的な関係性」「強みを活かして」の制約を外さないように施策を考えないと。

第 4 問(配点 30 点)
 コンディショニング不良に悩む、未来のアスリートを目指す中高や大学の部活生をさらに呼び込むために、B社社長はWebサイトに動画を掲載しようと考えている。どのような内容の動画にすべきか、100字以内で助言せよ。

Webサイトに動画か。
与件文から使えそうな強みを探してくる感じか?


これが実際の問題用紙です。
・問われていることを「□」で囲む
・制約条件を「〇」で囲む
・「助言せよ」には「+K」を書き込む


これがそうるのマイルールです。

STEP3:与件文読み

つぎに、マーカーペンを引きながら与件文を読み込んでいきます。
ピンク:強み(S)、機会(O)
青  :弱み(W)、脅威(T)
緑  :社長の想い、重要なキーワード

与件文短い!
「心のしこりも揉みほぐす」がキーになりそう!

STEP4:解答骨子作成

与件文の読み込みが終わったら、
いよいよ解答の「設計図」となる解答骨子を作成していきます。

メモ用紙を第1~4問で分けて、
キーワードだけ書いて、下書きは作成しない一発書きのスタイルでした。
(字が汚く、自分でも読めないところがありますがご容赦下さい)


第 1 問(配点 15 点)
 B社の現状について、3C分析の観点から150 字以内で述べよ。

【顧客】
アスリート、本格的な施術を受けたい顧客、
中高大の部活生このあたりを書いておけば大丈夫かな。


【競合】
競合多すぎ!これ全部書くのか?
「カイロプラクティック」これだけで10文字あるぞ?

【自社】
競技別の専門性とトレーナー経験ある従業員は強みだな。
これだけで強みあっても、「リピーターにならず、来店頻度が低い」ってことは
魅力が伝わってないかもしれないな~


第 2 問(配点 25 点)
 B社の営業時間は、平日9時から21時までである。このうち、顧客が施術を受ける時間は18時から21時までに集中していて、混雑時間と空き時間ができている。B社は、この問題を、ターゲット層を意識した価格戦略によって解決したいと考えている。どのように対応すべきか、100字以内で助言せよ。

昼間は安く、夜は高くのイメージで合ってそうだな!

ターゲット層は、
昼間は学生で、夜は本格的な施術を受けたい顧客。


ん?
学生って昼間は授業だよな?
中高生は授業詰まってるけど、大学生は授業の合間で来れるか?
夕方だったら大丈夫かな?

まあ、あまり深く考えずに、昼間は学生に安くで書こう!


第 3 問(配点 30 点)
 B社は現在、顧客の氏名、年齢、連絡先、受けた施術コースのみを登録している。今後、顧客に寄り添い、長期的な関係性を構築するために、B社の強みを活かして、どのような顧客情報を新たに蓄積し、どのように活用すべきか、150字以内で助言せよ。

「顧客に寄り添い」「長期的な関係性」「強みを活かして」の制約条件は外さないように。

「顧客に寄り添い」「長期的な関係性」だから、
ケガなど体の状態&心の状態は、書いておきたい。
「心のしこりも揉みほぐす」の「強みを活かして」にもマッチする。


あとは、
顧客の競技経験を蓄積
⇒ 強みの「競技別の専門性を持つ従業員」に繋がるし、これも書いておきたいな。


第 4 問(配点 30 点)
 コンディショニング不良に悩む、未来のアスリートを目指す中高や大学の部活生をさらに呼び込むために、B社社長はWebサイトに動画を掲載しようと考えている。どのような内容の動画にすべきか、100字以内で助言せよ。

外部と連携するパターンだな~
有名トップアスリート・強豪運動部に協力してもらうで決まりかな。

動画の内容か・・・
施術内容とか、強みのコミュニケーション力とかを動画で語ってもらう感じかな。

STEP5:解答記入

解答骨子が固まったら、
いよいよ「解答用紙への記入」に入ります。
そうるの再現答案です。

第 1 問(配点 15 点)
 B社の現状について、3C分析の観点から150 字以内で述べよ。

【再現答案】
顧客は①アスリートや本格的な施術を求める一般顧客②近郊の中高部活生や大学の運動部学生。競合は①保険適用の地域密着接骨院②大規模接骨院③格安マッサージ店、カイロプラクティック、整体院。自社は競技別の専門性と競技、トレーナー経験で高い技術力。心のケアが強み。弱みは①来店頻度低い②予約時間重複③顧客流出。

「競合」を真面目にすべて書いたことで、
後半の「自社(強み・弱み)」の文字数が足りなくなって苦しそうですね。

それでも文字数節約しながら、書くべきことは書けているかと思います。


第 2 問(配点 25 点)
 B社の営業時間は、平日9時から21時までである。このうち、顧客が施術を受ける時間は18時から21時までに集中していて、混雑時間と空き時間ができている。B社は、この問題を、ターゲット層を意識した価格戦略によって解決したいと考えている。どのように対応すべきか、100字以内で助言せよ。

【再現答案】
①日中や夕方は中高部活生や大学運動部学生、新規顧客に低価格②夜はアスリートや保険適用外で料金は高くても本格的な施術を求める顧客に高価格で提供。以上で予約の重複を回避して、顧客満足度向上と売上拡大を図る。

シンプルに書けたと思います。
「保険適用外で料金は高くても本格的な施術を求める顧客」は文字数長いですが与件文からそのまま抜き出しています。

出題の要旨には「ダイナミックプライシング」と書かれていますが、
試験中はそこまで頭に浮かびませんでした。
「ダイナミックプライシング」というと、もっと数時間、数日単位で価格変動させるイメージでした。


第 3 問(配点 30 点)
 B社は現在、顧客の氏名、年齢、連絡先、受けた施術コースのみを登録している。今後、顧客に寄り添い、長期的な関係性を構築するために、B社の強みを活かして、どのような顧客情報を新たに蓄積し、どのように活用すべきか、150字以内で助言せよ。

【再現答案】
新たな情報は①競技経験②けが等の体の状態③不安等の心の状態。活用方法は①競技別の専門性を有する従業員が担当②DM等で顧客個人の体と心の状態に合わせて施術を提案③学生には学校と部活動の情報を入手し、トレーナーとしても提案。以上により顧客関係性を強化し、固定客化を図り、売上拡大を図る。

文字数を持て余してますね。

活用方法の③「学生には学校と部活動の情報を入手し、トレーナーとしても提案」は、文字数埋めるために後から無理やり追加したものです。
やはり、ふぞろいでも加点になってないですね。

文字数の使い方としては、
「B社の強みを活かして」の制約を守っているアピールのために、「B社の強み」を書いてあげたほうが良かったかもです。


第 4 問(配点 30 点)
 コンディショニング不良に悩む、未来のアスリートを目指す中高や大学の部活生をさらに呼び込むために、B社社長はWebサイトに動画を掲載しようと考えている。どのような内容の動画にすべきか、100字以内で助言せよ。

【再現答案】
動画は有名トップアスリートや強豪部活動と連携し、施術やトレーナーのメリットを発信。体と心のコンディション不良の対策を説明してもらう。以上により新規顧客を獲得し、体と心のケアで顧客関係性強化し、売上拡大。

有名トップアスリートや強豪部活動と連携することは書けていますが、動画内容のイメージが湧かないですね。

ここでも「B社の強み」である、「高い技術力」「心のケア」が生かせる内容を書くべきでしたね。


改めて与件文を読み直すと、最後の一文に
「B社社長は、自社の強みを活かせるよう、中小企業診断士に助言を求めた。」とあります。

あとは「社長の想い」ですね。
独立を決心した時の想い、自身のケガの経験も合わせて書いてあげると、さらに良かったかと思います。


R7年度事例Ⅱについては、マルコスが再現答案分析をしてくれています。
ぜひご覧ください。

結果

そうる
そうる

68点!


今回の解答例を振り返ってみて、
「意外と普通だな」と感じた方も多いのではないでしょうか。

その感覚は正解だと思います。

2次試験は、上位約2割が合格する相対評価の試験です。

ここで得点を積み上げるために必要なのは、

ホームラン(奇抜なアイデア)を狙うことではなく、
「他の受験生(みんな)が書く当たり前の内容を、当たり前に書き切る」ことです。


特別な発想力は必要ありません。

与条件を素直に読み取り、当たり前の施策を淡々と書く。

本番でもこの意識を忘れずに、最後まで駆け抜けてください!応援しています。

おわりに

こちらの動画を見ていただくとさらに理解が深まるかもしれません。ご参考まで。
次回はR7年度事例Ⅲの解法実況を行います。

次回予告

そうる
そうる

次回はやまです!

乞うご期待!

やま
やま

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