【中小企業診断士2次試験・事例Ⅲ】QCD→真因→施策で解く|じぇいの喫煙所(たばこべや)戦略論 #09

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

X(旧Twitter)もよろしくお願いします

実際はIQOSの「じぇい」
実際はIQOSの「じぇい」

「じぇいの喫煙所(たばこべや)戦略論」#09です!
前回に引きつづき
「2次試験の解法シリーズ」―事例編― を書きます。

予想がお休みの時に限って、予想通りなのね…

ちょっと残念そうな べし
ちょっと残念そうな べし

エグサマ:「俺は知ってるぞ」バイアスの弊害

エグサマは、エグゼクティブサマリー(Executive Summary)の略。事業計画書、提案書、報告書などの冒頭に置かれる短い要約セクションで、資料全体の目的・結論・提案などの主要ポイントを簡潔にまとめたものやでー。



製造業に身を置いた経験もあるのに、うまく得点できなかった。

近くて遠い事例Ⅲ…

当時のじぇいは、事例Ⅲを、
「製造事業を持続・拡大するための仕組みを助言する事例」
と捉えていました。

今回のポイントは4つ。
① 設問にあるC社の課題を、QCD(品質・コスト・納期)の視点から俯瞰する
② 与件文から各課題の原因群を集め、真因を見つける 
③ 真因を反転して施策を導く
④ 効果を通じてC社の事業継続・拡大につなげる

これができれば 大外しはしないと思っています。
(高得点が取れるとは言っていない)

※ 施策については 頻出のキーワードがあり、ちょうど てせ が記事にしてくれています!
 【事例Ⅲ対策】事例Ⅲで必要な考え方の本質を考える – by てせ

語るからにはさぞかし…

ツッコミのマルコス 再び
ツッコミのマルコス 再び

じゃあ、模試も本番も高得点……?

プレッシャーのマツ 再び
プレッシャーのマツ 再び
申し訳ない じぇい
申し訳ない じぇい

いやだから…高得点ではないんやけど。
(前も言ったやん…)

お知らせ

まず最初にお知らせ!
東京/大阪/名古屋で2次試験対策リアルセミナーを実施します!

🌟今回は名古屋開催9/27(日)の参加受付を開始します

日 時:2026/9/27(日)10:00~12:00
場 所:則武コミュニティセンター(JR名古屋駅太閤通口から徒歩8分)
定 員:10名
参加費:1000円 ※会場費のご負担をお願いしております。
締 切:定員に達し次第、締め切ります。お早めに申し込みください
詳細は参加申し込み後にメールにてご連絡いたします

申込みはこちら
※こちらは名古屋会場の申込みフォームです。

🌟東京開催9/13(日)も募集中です

なお、以下の別日程のお申込みは、順次ブログでご案内いたしますので、少々お待ちください!
・東京②:2026年10月4日(日) 10:00-12:00
・名古屋:2026年9月27日(日) 10:00-12:00
・大 阪:2026年10月4日(日) 10:00-12:00

(他にも道場メンバーによる勉強も企画中だとか……ボソボソ)

「俺は知ってるぞ」バイアスの弊害

「経験業界は専門性があるから、逆に一般論が書けない…」
そんなことはありません。

問題は、「俺は知ってるぞ」バイアスが、与件・設問を正しく読ませていないだけ だと思います。

かつて製造業に身を置いていたじぇいですが、事例Ⅲの得点は伸び悩んでいました。

直前期の10月半ばになっても、初見の過去問演習で30点を叩き出す始末……

製造業の経験もあるのに、これはヤバい……

本試験まで残りわずか。
超絶不安な中で、それまでの自分の事例Ⅲの見方を一度見直しました。

まず、
相対するのは自身の製造業の経験ではなく、
いまここの与件文にあるC社です。

そして本試験までに、
・与件/設問からどうC社の情報を読み取るのか。
・散らばった問題や原因をどう整理するのか。
・そこからどう施策につなげるのか。

という視点を改めて考え直しました。

今回の記事は、
本試験までに見直した視点と、合格者・診断士となった今、改めて整理した考え方
をまとめ合わせたものです。
(なので試験当時の感覚とは少し違うものになっています)

一つでも受験生の皆さんの参考になればと思います!

ベースにあるのは「事例Ⅲマスターガイド」(by サンさん)

事例Ⅲの整理方法のベースは、サンさんの「事例Ⅲマスターガイド」です。

事例Ⅳ(春の模試で20点台)に引き続き、事例Ⅲ(前述、直前期に30点)を救い上げてくれた、じぇいにとっての救いの神教材です。

おかげさまで、本試験では、

事例Ⅲ:62点
事例Ⅳ:62点

と、ともに(ギリ)合格点を超えることができました。
※注:ギリだったのはじぇい側の問題です

改めて、本当にありがとうございました。(←個人的深謝)

今年度の受験生の皆さんも、頑張ってください!

ブログキャラ 燦
ブログキャラ 燦
Warning

※今回の記事は、じぇい自身の考え方として整理したもので、「事例Ⅲマスターガイド」の内容そのものとは異なります。
※あくまで、N=1の合格者による事例Ⅲの解釈としてお読みください。

※YouTubeの動画も多数出されているので、それらを見るだけでもめちゃくちゃ勉強になります。

C社の課題を構造化する

事例Ⅲの与件を読んでいると、

  • 生産計画の混乱
  • 原価が不明
  • 進捗の遅れ
  • 品質のバラつき
  • 仕掛品/在庫品の滞留
  • 高齢の職人の経験と勘頼り
  • 作業待ちが発生している

などなど……
よくやってられるなと言うくらい、C社には様々な問題が発生していることが多いです。

そして、
与件から拾った情報を第何問に使うのか切り分けようとしているうちに、
因果がわからなくなったり、要素を漏らしたりしてしまったりした経験はないでしょうか?


そうならないためにも、
与件文からC社の課題を構造化することが大事だと思います。

まず、
与件文からC社の問題点を整理します。
事例Ⅲの製造業の問題整理には、やっぱりQCDの観点が便利ですね。

次に、
散らばった与件文の記述(事実)を一覧にし、
その事実から C社が抱えている課題の原因群を 緩やかなピラミッド型の構造で整理します。

次に、
事例Ⅱの時と同じように、なぜなぜ分析で深堀りし、真因となる事実を掴みます。
原因によって、打つべき施策は変わるので、「具体的な実行手段がイメージできる粒度まで掘る」ということがポイントです。
(具体例は後で少し触れます)

そして、
真因を反転させ施策を考えます。 

最後に、
その施策の効果をC社全体の事業継続・拡大へとつなげます。

これを各問題に実施していったものが、解答骨子になります。

じぇい版「事例Ⅲの階層図」

先ほどの内容を階層図にしてみたものです。
上段から 下段に話が流れ、課題解決を通じて、C社の事業継続・拡大に資する というイメージです。

必要な情報は 与件文と設問文の中に

実際に実務にいると、ヒアリングするのが大変です。

✓ 経営者に聞く。
✓ 現場に聞く。
✓ データを見る。
✓ 仮説を立てる。
✓ さらに聞く。

課題を聞き出し、そこから真因にたどり着くまでには、
これまた時間がかかります。

でも、診断士試験は違います。

試験では、
必要な情報は、基本的に与件文と設問文の中にあります。

色々な情報が詰まっているので、情報の整理は大変です。
だからこそ、
仮説を基にヒアリングするように、
設問を基に与件を通読することで、
感度高く また 整理をしながら情報を拾えると思っています。
(←なので 与件文先読み派)

具体的な実行手段がイメージできる粒度まで掘る…って?

ポイントの1つに「具体的な実行手段がイメージできる粒度まで掘る」と書きましたが、
ちょっと抽象的な表現なので、1つ具体例を出してみます。

例えば、
「進捗が把握できていない」と言っても、
その原因はさまざまで、原因が違えば対策も変わります。

ケース① そもそも記録していない

現場はまじめに作業はしている。

しかし、
「いつ始めたのか」「いつ終わったのか」「どこまで進んでいるのか」を記録していない…

この場合、

進捗が把握できない
↓
なぜ?
↓
進捗を記録していない

のであれば、まずは作業実績を記録することから始めますよね。

例えば、

  • 作業開始・完了時刻を記録し、作業実績を入力する
  • 進捗記録のルールをつくる

といった施策が考えられます。

ケース② いまの進捗状況がわからない

履歴は記録して、報告もしている。

ただし、
月末の生産会議でしか共有されず、月中の状況が見えない…

この場合、

進捗が把握できない
↓
なぜ?
↓
必要なタイミングで鮮度のある情報が上がっていない

ということになります。

ならば、
頻度を上げて共有する仕組みが必要です。

例えば、

  • 週次/日時で進捗を共有するミーティングを設定する
  • 生産実績をデータ化し、自動集計する仕組みをつくる

といった施策になります。

ケース③ データはあるが、必要な人が見られない

さらに、

現場では自動でデータを取得、リアルタイムで集計もされている。

でも、
そのデータを他部署が見ることができない。

この場合、

進捗が把握できない
↓
なぜ?
↓
情報へのアクセス・共有ができていない

ということになります。

ならば、
必要な人が情報を閲覧できる状態にすることが必要です。

例えば、

  • ネットワーク上で情報共有する
  • BIツール等を活用して可視化/ダッシュボード化する

といった施策です。


どうでしょう?
イメージしてもらえそうでしょうか?

改善の先にあるもの

では、

C社の課題解決をすると、最終的に何が起こるのか。

私の考えは、Going Concern つまり 事業継続です。

C社が事業を継続するためには、
売上と利益を確保しなければなりません。

生産性の向上はC社の事業継続につながります。

✓早くつくる
→ 短納期対応
→ 受注機会拡大
→ 売上拡大

✓たくさんつくる
→ 生産能力向上
→ 受注対応力向上
→ 売上拡大

✓ムダなくつくる
→ 品質ロス・原価削減
→ 利益率向上

✓安定してつくる
→ 品質安定
→ 技術承継
→ 生産体制維持
→ 事業継続

ここが、
改善効果がC社の事業継続・拡大するという先ほどの階層図の下から上への接続であり、
じぇいが考える、事例Ⅲの1本の改善ストーリーです。

実際の80分ではどう使っていたか?

実際の80分間では、必ずしもこの順番で作業するわけではありません。

私自身、事例Ⅲを解く際には、与件文から問題点・事実を抽出する
↓
設問ごとに割り振る という作業手順で行っていました。

✓ 今回示している階層図は、「どう考えるか」
✓ 80分間の作業手順は、「どう処理するか」

この2つ、思考の構造と実際の作業手順は別です。
では、実際の80分の作業手順で、どう処理していたのか?

私の場合は、次のような流れで考えていました。
(実際のじぇいのファイナルペーパーより一部抜粋しています)

※勉強会や相談会で、「手順をどうしていたか?」と聞かれることがよくありますが、
 上記のように一度 分単位で書き出してみると、どこの作業で詰まっているのか改善ポイントも洗い出しやすくなるのでおススメです。

改めて事例Ⅲとは

C社に散らばる問題や原因を構造的に整理し、
真因を掴み、
その真因を解消する施策を考え、
改善の効果をC社の事業継続・拡大につなげる事例

これは知っているから答えられるのではなく、
C社を正しく理解できたから答えられるのだと思います。

このことを押さえておけば 事例Ⅲも大外しはしにくのではないのでしょうか。
(計算問題などでなければ…)

テクニック的なものも大切ですが、事例全体を通して、
「診断士二次試験は経営診断のリハーサル」(中小企業診断士 CONSUL-CIRCLE) ということを意識していただけると、
少し見え方も変わってくるかもしれません。
※中小企業診断士 CONSUL-CIRCLE は久しく更新されていませんが、二次試験>総論 の記事は今でも参考になる内容です

おわりに

じぇいの2次試験の解法シリーズ、次はとうとう事例Ⅳ…
事例Ⅳについては、あまたの戦略/解法がすでに記事にされている中ですが、
練習不足を棚上げした 自称事例Ⅳ弱者 なりの視点で解説してみたいと思います!

▼じぇいの『喫煙所(たばこべや)戦略論』全記事一覧はこちら▼

お知らせする「じぇい」
お知らせする「じぇい」

明日は よっしーw
自分にあった2次試験の解法の”見つけ方”をご紹介します。

80分の壁の突破法をお伝えします!

次回担当 よっしー
次回担当 よっしー

☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へにほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)

記事へのコメントについて

記事へのご感想やご要望があれば、下部の入力フォームから是非コメントをお寄せください!
執筆メンバーの励みになりますので、よろしくお願いいたします。

※コメント送信後、サイトへ即時反映はされません。反映まで数日要することもあります。
※コメントの内容によっては反映を見送る場合がございますので、予めご了承ください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です