二次試験の答案作成を「工程分解」して15分から鍛えるトレーニング by ゆうゆう

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おはようございます。ゆうゆうです。
一次試験から約3週間が経ちましたね。
今日は「1事例解くのがしんどい」「成長実感がなくてモチベーションが低下しかけている」という方に向けて、答案作成の工程を分解して鍛えるトレーニングの話を書きます。

答案作成を「工程分解」してトレーニングしませんか

一次試験から約3週間。

今年初めて二次試験に挑む方は、正直なところこんな状態ではないでしょうか。

「思っていたよりも難しすぎる」

「答えがないから、何をどう対策したらいいのか分からない」

「できるようになるために何をすればいいのか見えない」

私も全く同じでした。何をやったら合格できるようになるのか、雲を掴むような感覚をずっと持っていて、受験するモチベーションすらありませんでした。

実際、昨年の8月は答えがあって分かりやすい事例Ⅳを毎日やるのみで、事例Ⅰ〜Ⅲの対策は何もできていませんでした。やる気もありませんでした。

モチベーションに頼らずやりなさい!

マツ
マツ

それは逃げていただけでは?

やま
やま

当時の状況を道場メンバーに知られたら、こう叱られそうだなと思います。

少しでも手を動かしたい気持ちがあるなら、この状態でいくと不合格まっしぐらだった私が「少しでも勉強する」ために導入していた答案作成の工程を分解して、工程ごとに過去問を横解きするトレーニングを紹介させてください。

邪道ですし、この勉強方法だけで本番まで走るのは良くないと思っています。
ただ、「伸びない」「時間が取れない」と悩んでいる方には、かなり相性がいいやり方だと思っています。

1事例解くこと自体とにかくしんどい

当時の私の状態をもう少し具体的に書きます。

  • 事例1つに80分、そこに復習を加えると、2時間近いまとまった時間が必要
  • 平日にその時間を確保するのが、とにかく難しい
  • しかも、そこまで時間を使っても「正解」がなく、やった実感がない

重いのに手応えがない。やらない理由を探し続けていました。その結果、事例Ⅰ〜Ⅲの勉強ハードルがどんどん上がり、答えが分かりやすい事例Ⅳしか対策していませんでした。

そのまま9月に入り、いよいよ焦りが出てきたタイミングでふと思いました。

ゆうゆう
ゆうゆう

1事例を通しで解かないといけないルールなんてない。
自分で勝手に決めていたな。ハードルが高いなら、分解してしまえばいい。

ここから、9月下旬までの約1ヶ月を工程別のトレーニングに充てることにしました。

答案作成は3工程に分解できる

どのテキストや受験予備校でも言われるのが事例Ⅰ〜Ⅲの答案作成は、どの事例でも大きく3つの過程を経ています。

①読む → ②考える → ③書く

これを少しだけ分け、4工程で私は考えていました。

工程やることアウトプット
① 読む与件文・設問文から解答に必要なキーワードを抽出するSWOT、課題、社長の思いなどのマーク
②-1 考える抽出したキーワードを、どの設問で使うかリンク付けする設問と与件の対応づけ
②-2 考える解答の切り口と論点を決める答案の方向性メモ
③ 書く解答パターン(型)に当てはめて文章にする字数内に収まった答案

こうして並べてみると、工程ごとに求められる能力が違うことが分かります。
だったら、工程ごとに分けて習熟させればいいのではないか!と考えました。

なぜ、いきなり通しで解くと伸びにくいのか

私のような初学者が過去問演習等で事例を通しで解くと、次の3つが同時に起きていました。

  1. とにかく難しいので、成功体験が得られない
  2. どの工程でつまずいたのか分からないので、原因分析ができない
  3. 1回に時間がかかるので、繰り返す回数を稼げない

勉強の継続には1番、合格に向けたPDCAサイクルには2番が厄介でした。

特に2番です。初期の学習では、自己採点して復習する際に、自分の答案が不十分な要因として「与件文から抽出できていない」「切り口がずれている」「文章にできていない」が混在していて、原因を切り分けするのでさえ労力を要していました。
しかも、当時書いた原因分析の内容は、今振り返ると「違うだろ」とツッコミたくなるものばかりでした。

的外れな原因分析をもとに次の1事例に臨むので、できる実感が少しも湧かないうえに復習に時間を取られすぎる。この悪循環でつまずいていました。

つまり、通しで解くこと自体が悪いのではなく、通しで解いても原因が特定できない段階だったということです。だから、工程を1つに絞って、切り分けた状態で練習することにしました。

実際にやっていた「工程別の横解き」トレーニング

使ったのは直近の過去問ではなく、平成28〜30年の事例です。
直近の年度は、直前期の通し演習用に温存しておきたかったからです。

ゆうゆう
ゆうゆう

通し演習はLECの答練(予備校オリジナル問題)で回していたので、温存していた直近の過去問は結局ほとんど手をつけられないまま本番を迎えました。
今思えば、直近3年分くらいは通しで解いておくべきだったと反省しています。

ステップ1:キーワード抽出を、3年分まとめて

まずは事例Ⅰだけに絞って、①の工程だけやりました。

  • 与件文・設問文を読んで、SWOT・課題・社長の思いを抽出する
  • 1事例あたり制限時間15分
  • これを3年分まとめて実施

同じ作業を連続で繰り返すと、わざわざ「」で表現している社長の思いや、「〜ができていない」と弱みを記載している箇所を見て**「ここは抽出するところだ」という勘が良くなっていきます**。今思えば、事例Ⅰ〜Ⅲの勉強で一番最初に手応えを感じられた工程でした。

ステップ2:リンク付けと切り口を、また3年分

キーワード抽出に慣れてきたら、次は②-1と②-2です。

  • 抽出済みのキーワードを、どの設問で使うかリンク付けする
  • 解答の切り口と論点を考える
  • これを同じ事例Ⅰで3年分まとめて実施
  • 1事例あたり制限時間は25〜30分

この工程は「自分の考えが合っているのか」の確認が必要になります。そこで、予備校の解答やふぞろいを使って、

  • 方向性がずれていないか
  • ずれていた場合、なぜずれたのか

を分析し、頭に留めておくべき考え方や切り口は振り返りノートに書き残していました。

ゆうゆう
ゆうゆう

全工程の中で一番重要な箇所だと思っています。
書くことももちろん大事ですが、答案作成に必要な材料を時間内に用意できるのを繰り返すことで、各事例の特徴把握と使用する切り口の定着に繋がります。


ステップ3:解答作成を、また3年分

最後に③の工程です。

切り口が手元にある状態で、3年分の解答作成をまとめて実施します。

同じ内容をいろんな型で書いてみると、自分にとって一番整理しやすく、書きやすい型が見えてきます。私はこのステップで、自分の答案の型は「(主語)は①〜、②〜、である」で貫き通そうと決めました。

解答の型に関しては先日、めーちゃんが記事にまとめてくれています。
私が説明するよりも解像度が高いので、参考にしてみてください!

ステップ4:同じ手順を事例Ⅱ・Ⅲでも

事例Ⅰで①→②→③を一巡したら、同じ手順を事例Ⅱ、事例Ⅲでも回しました。

事例ごとに抽出すべきキーワードも切り口も違うので、「事例を変えて、同じ工程を繰り返す」のがポイントです。事例Ⅰで一度手順を体験しているので、事例IIは事例Ⅰほど苦戦しないです!

ゆうゆう
ゆうゆう

ちなみに私は通しで答練を解く際も事例Ⅰ〜Ⅳを事例ごとにまとめて解いていました。

この勉強方法のメリットとデメリット

実際に私がやっていた方法を紹介しましたが、もちろんメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 1工程なら15〜30分で終わるので、平日でも継続できる
  • 同じ作業を繰り返すので、コツを掴むのが早い
  • どの工程が弱いのか、自分で特定できる

デメリット

  • 80分のタイムマネジメント練習にはならない
  • 1事例を工程ごとに使うので、演習素材(過去問)の減りが早い
  • 各工程で完璧を求めすぎてしまう

最大のデメリットは、タイムマネジメントの練習にならない点です。
本番では①読む → ②考える → ③書くの全工程を80分で完結させる必要があり、時間感覚は常に持っておく必要があります。

そのため私は、平日は工程別トレーニング、週末はまとまった時間で通し演習という組み合わせにしていました。強化していない工程を疎かにしないためにも、この併用は必須だと思っています。

2つ目の素材(過去問)消費については、古い年度を優先して使うことでカバーしていました。それでも1事例を工程ごとに分けて使うので、減るペースは思ったより早いです。「古い年度から使う」「直近3年分は通し演習用に残す」と最初に線を引いておくのがおすすめです。

3つ目は、真面目な方ほど陥りやすい落とし穴です。完璧にできれば理想ですが、二次試験に明確な答えはなく、何を持って完璧とするかを定義できないと思っています。

私は自分の中で期間(大体1週間前後)を設けて、「今週は②解答の切り口をひたすら作る練習にしよう」とスケジュールを組み、その期間内でできるだけ精度を上げることにしていました。(アジャイル開発のスプリント的な発想です)
それ以降は通し演習に戻し、明確な弱点として出てきたら再び集中的に特訓する。この行き来を意識していました。

最後に

このやり方は、王道ではないと思います。。

でも、「何から手をつければいいか分からない」「まとまった時間も取れない」という状況なら、全工程を一度に背負って固まってしまうより、工程を1つに絞って進めた方が前に出られます。

まずは、少し古めの過去問の事例Ⅰを開いて、SWOTと社長の思いを抜き出す15分からでも始めてみましょう。

1事例を通しで解けない日でも、工程を1つに分解して15分だけ向き合えば、十分有意義なトレーニングになります。

ここからの2ヶ月、まだまだ間に合います。
今日の15分から、一緒に積み上げていきましょう!

ゆうゆう
ゆうゆう

皆さん、私(240点合格のボーダーマン)を超えてください!

、、、なんか言っている

そうる
そうる

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