【2次試験】勉強会ってどんなの?参加してみて感じた事 byこうた

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はじめに
皆さん、勉強会に参加していますか?「そもそも勉強会って何?」という方もいるかもしれません。
自分もその一人でした。
2次試験対策として、オンラインの荒波の中にその言葉があることは知っていましたが、自分が参加するとは考えてもいませんでした。
ですが、結果として参加し、そこから多くの学びがあったので、今回はその経験をお伝えします。
合格後運営に携わる方も多い中、自分は完全に受験生の立場しか経験していません。
運営目線ではない、受験生目線のブログとして見て頂ければうれしいです。
- 1. はじめに
- 2. ■ 勉強会とは
- 3. ■ 過去の自分
- 4. ■ 2次試験の勉強会に参加する5つのメリット
- 4.1.1. 1)自分の答案を客観的に見ることができる
- 4.1.2. 2)他の受験生の答案から新しい視点を得られる
- 4.1.3. 3)自分の考えを説明することで理解が深まる
- 4.1.4. 4)合格者から実際の経験を聞くことができる
- 4.1.5. 5)一人では続けにくい勉強を継続しやすくなる
- 5. ■ 勉強会のデメリット
- 5.1.1. 他人の答案に引っ張られる
- 5.1.2. 与件文の読み方や設問解釈の議論に終始する
- 5.1.3. 議論が「正解探し」になってしまう
- 5.1.4. 参加すること自体が目的になる
- 6. ■ 全国の勉強会と、自分が選んだ形
- 7. ■ 勉強会を効果的に活用する6ステップ
- 8. ■ まとめ
- 9. ■ おわりに
■ 勉強会とは
中小企業診断士2次試験の勉強会とは、受験生同士や合格者が集まり、主に過去問を題材に2次試験対策を行う場です。
| 代表的な活動 ①過去問を実際に解く/自分の答案を持ち寄る/他の受験生の答案と比較する ②答案について参加者同士で議論する/合格者からアドバイスを受ける ③勉強方法について情報交換する/受験生同士でモチベーションを高める |
特に2次試験では、「自分では正しいと思っていた答案」を第三者から見てもらうことで、新しい気づきを得られることがあります。
ただし、勉強会に参加すれば合格できるわけではありません。
勉強会は、あくまで自分の答案や思考プロセスを改善するための場所だと考えることが重要です。

全国の勉強会って、どんな感じなんやろー?

いろんな団体があるんやけど、
資格取得を目指す受験生たちが自主的または合格者のサポートを受けて集まって、過去問の解答を持ち寄って議論したり、情報交換を行ったりする学習の場やで。
勉強会はなぁ、めっちゃ勉強になるでー♪
■ 過去の自分
自分の受験経験は、1次1回、2次2回です。
1次試験を(たまたま)ストレートで合格したため、8月のお盆明けから本気で2次試験対策を始めました。
それまで2次試験の存在は知っていても、どんな試験かまったく知りませんでした。
「2次は1次を受かった人が勉強するもの」と思い込み、猪突猛進で1次のみの勉強をしていたのです。
1次の対策はスタディングのみ。
2次の対策も最初はスタディングで始めましたが、概要を知った上で「これでは腹落ちしない」と感じ、一発合格まとめシートの2次対策を購入し、ふぞろいをかき集めて過去問対策を進めました。
2次試験の1回目は完全に独学スタイルでした。
結果は239点での不合格でした。
今、1回目の受験を振り返ると、上位約20%が合格する相対試験にもかかわらず、他者比較をまったく行っていませんでした。
ふぞろいで採点し「ワードが抜けている」「論点がズレている」とは考えるものの、「自分の答案は本当に合格レベルなのか」「他の受験生はどんな答案を書いているのか」という視点が抜け落ちていたのです。
ふぞろいで他の受験生の解答は見ていたはずなのに、比較の材料としてではなく、単に「知らなかった答えを知る」感覚で読んでいました。
2回目の2次試験に向けて、何が足りないのか分からないまま、藁にもすがる思いで、家から近いという理由でTACに通うことにしました。
そのTACで勉強会の存在を知り、参加してみたのです。
多年度生で知識の豊富な受験生の方と一緒に事例を議論し、自分の現状を突きつけられました。
| 当時の自分に見えた3つの課題 ①各事例に対する理解が浅かった ②事例を「紙面上の存在」としてしか認知していなかった ③テクニックばかりを求めていた |
この気づきから、各事例を深く考察すること、事例企業がどこかに実在していると捉えること、社長に寄り添った解答を心がけることを意識するようになりました。
また、解答の一貫性も意識し始めました。
他の受験生が持つ知見を分けてもらいながら、自分の考えとの違いを見つけることが重要だったと今も思います。
■ 2次試験の勉強会に参加する5つのメリット
1)自分の答案を客観的に見ることができる
「この答えで合っているだろう」と思っていても、他の受験生の答案を見ると「この切り口は自分になかった」と気づくことがあります。
2次試験は正解が公表されないため、他者との議論によって初めて多角的な視点を得られます。
2)他の受験生の答案から新しい視点を得られる
与件文のどこを重要と考えたか、どのキーワードを拾ったか、設問要求をどう解釈したか??同じ問題でも受験生ごとに答案は大きく異なります。
この違いを知ることは大きな学習材料になります。
ただし他人の答案をそのまま「正解」と捉えるのは危険で、重要なのは「なぜこの人はこう考えたのか」を考えることです。
3)自分の考えを説明することで理解が深まる
「私はこの部分を根拠に、この答えを書きました」と説明してみると、「実は根拠が弱いかもしれない」と自分自身で気づくことがあります。
他者が指摘してくれることもあります。
答案を書くことと、その理由を第三者に説明することでは、学習効果がまったく異なります。
4)合格者から実際の経験を聞くことができる
勉強会によっては、直近の合格者が運営やサポートに参加しています。
自分の場合、直前に合格した方から「本番でどう時間配分したか」「どのように過去問を勉強したか」を直接聞くことができました。
5)一人では続けにくい勉強を継続しやすくなる
2次試験の勉強は長期間、過去問と向き合い続ける必要があります。
独学では「今日は疲れたから明日にしよう」となりがちですが、勉強会に定期的に参加することで「次回までにこの過去問を解いておこう」という締切が生まれます。
同じ試験を目指す仲間との交流自体が、モチベーション維持につながることもあります。
とはいえ、勉強するかしないかを決めるのは自分自身です。
学生時代とは、そこが全然違いますね。
■ 勉強会のデメリット
もちろん気を付けるべき点もあります。
よくある点としては下記です。
他人の答案に引っ張られる
最も注意したいポイントです。
「このキーワードを書いている人が多かった」というだけで「これが正解だ」と考えてしまうことがあります。
ふぞろいの確認も同様で、キーワード単体が正しいのではなく、前後の文脈や他の設問との関連が関係していると自分は考えています。
2次試験は与件文・設問・解答の因果関係を自分で考える必要があり、キーワードを詰め込むだけでは60点の答案にはなりません。
勉強会やふぞろいからテクニックやキーワードを学んだ後、前後の文脈と結びつけ、自分の言葉として腹落ちさせる作業が必要です。
与件文の読み方や設問解釈の議論に終始する
与件文で拾うべきキーワードや、設問の時制・要求を確認する際、特に多年度生の方は知識を披露したくなってしまうことがあります。
「この場合はここを考えた方がいい」といった知識共有は勉強になりますが、勉強会は知識を聞くだけの場でも、知識を吸収するだけの場でもありません。
プロセスと考え方を学ぶ場だと意識する必要があります。
議論が「正解探し」になってしまう
「A案とB案、どちらが正解ですか」という議論だけになると、勉強会の効果は激減します。
重要なのは「なぜその答案になったのか」を考えることです。
誰かに教えてもらった解答のまま、自分の言葉になっていない答案は、本番当日に再現することが難しくなります。
参加すること自体が目的になる
勉強会に毎回参加していると、それだけで勉強した気になってしまうことがあります。
しかし参加時間そのものが得点力を高めるわけではありません。
勉強会で得た気づきを、その後の過去問演習や本番で実際に反映できて、初めて意味を持ちます。
人の会話を聞いているだけでは勉強になりませんし、時間を費やしただけでも勉強にはなりません。
限られた時間で最大限の効率を求めるなら、積極的に発言し、自分のために何かを持ち帰る姿勢が必要です。
ただし、他人を蹴落とすということではありません。
節度を持った上で、自分の勉強を進めてください。
■ 全国の勉強会と、自分が選んだ形
「タキプロ」「ココスタ」「弱小診断士勉強会」など、全国から参加できる勉強会もあるようです。
自分は参加した経験がないため詳しくは分かりませんが、興味のある方はぜひ調べてみてください。
自分が参加したのは、TACの生徒同士で行うリアルの勉強会でした。
勉強の方向性や考え方は、それぞれの会によっても全然違うと思います。
他者の考えを聞きながらも、自分に合う、自分のためになる、自分の型を崩さないーーそんな勉強会を選ぶことが大切だと感じています。
たった2~3か月しかない2次試験対策の期間に、人のためだけに使う時間の余裕はありません。
教えることで深まる理解もありますが、それも「自分の知識を定着させるため」であれば、立派に自分のための勉強です。
自分が受かるために努力する。
みんなで受かりたいとも思う。
それでも、勉強会は自分のために使ってください。
少し強めに書きましたが、「荒らし」を推奨しているわけではありません。
他の方の質問を遮ったり、自分の質問だけを繰り返して時間を独占したり、他人を攻撃したりすることは、もちろんもってのほかです。
社会人としての最低限のリスペクトを持ちながら、それでも「自分のための勉強会」という軸は忘れないでほしい、という意味でお伝えしています。
■ 勉強会を効果的に活用する6ステップ
| 勉強会に参加するなら、事前準備が重要です。 ただ参加するだけではもったいないので、次の流れをおすすめします。 ①まず自力で80分間解く 勉強会に参加する前に、必ず自分自身の答案を作ります。 ②「なぜそう書いたのか」を整理する どの与件文を根拠にしたか、設問をどう解釈したか、どんな思考過程で答案を作ったかを整理します。 「解いた」だけと「なぜそう書いたか自分で整理した」では、雲泥の差になります。 ③他の受験生の答案を見る ここで初めて「自分とは違う考え方」を確認します。 ④「正解」ではなく「思考プロセス」を比較する 「この答案が正しい」と決めつけず、なぜこの人はこの答えを書いたのかを考えます。 ⑤自分の弱点を見つける 「今回は設問解釈が弱かった」「与件文の根拠を十分拾えていなかった」など、改善点を明確にします。 特に中盤~後半にかけては、何度か解いた過去問だと、まぁまぁいい出来だな、と思ってしまう事もあります。 今回の過去問が100点になっても、再現性が無ければ本番の点数は上がらない事実を認識して、 本番で1点でも多くなるために勉強会を使います ⑥次の過去問で実践する ここまでやって、初めて勉強会への参加が学習成果につながります。 |
勉強会は「参加すること」ではなく「改善すること」が目的です。
最も大切なのは「他人の答案を知ること」ではなく、「他人との違いを知ることで、自分の答案作成プロセスを改善すること」です。
「このキーワードがすごい」で終われば単なる情報収集にすぎません。
「自分はなぜこのキーワードを拾えなかったのか」「設問をどう読めば、この発想にたどり着けたのか」まで掘り下げて、初めて自分のための学習になります。
■ まとめ
2次試験の勉強会は「独学の弱点」を補うために活用するのが良いと思います。
| 独学では得にくい5つのメリット ①自分を客観視できる(他者比較ができる) ②他の受験生の考え方を知ることができる ③自分の思考を言語化できる ④合格者から経験談を聞ける ⑤学習のペースメーカーになる |
ただし「勉強会に参加しているから合格できる」わけではありません。
あくまで自分の学習を補助するものです。
大事なのは、次のサイクルを回し続けることです。
過去問を解く⇒他人と比較する⇒弱点を発見する⇒解答プロセスを修正⇒再度過去問で試す⇒本番で使える自分のものに
2次試験本番までの時間は限られています。
「とりあえず勉強会に参加する」のではなく、「自分は何を改善するために、この勉強会に参加するのか」を明確にした上で、上手に活用してもらえたら嬉しいです。
■ おわりに
勉強会がきっかけで、紙の中の事例が、リアルな事例へと感じられた瞬間を今も覚えています。
受験のためのテクニックも重要ですが、診断士は何をする人が取る資格なのか、誰のために使う資格なのかーーそんなリアルな診断士像を感じた瞬間でもありました。
今、この記事を読んでいる皆さんは、診断士の勉強をしている真っ最中だと思います。
ここは中小企業診断士の受験支援団体なので、資格を取るためのテクニックや考え方が中心にはなります。
ただ、最近感じることがあります。
診断士になって何をするかーーこれもまた、同じくらい重要なんだろうということです。
勉強会は、診断士になってから行うかもしれない支援の可能性を、紙面の上で先に体験し、どうすればその企業の役に立てるかを多角的に考える場でもあると思います。
受験生時代は、そんな未来の診断まで考える余裕はありませんでした。
それでも、今となっては、そういう視点もありだったと思う今日この頃です。
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今日、初めてオンラインの勉強会に参加しました。記事がタイムリーだったので投稿させてもらいます。
オンライン勉強会に参加して、以下の点が良かったと思います。
・受験生のレベル感が分かったこと
・他の人の回答を真剣に読む機会創出
→それにより、自分の回答では気付けなかった、こう書くと伝わる、この解答は冗長になっているのがよく分かりました。
結局、テクニックに走ったりや詳細な論点を記載せず、解答の王道をわかりやすく記載するのが1番だと思いました。
一方、勉強会(今回は2時間)は2時間勉強した感につながりますが、本当に血肉になっているかは疑問が残るので、記載いただいている通り、勉強会だけではダメなんだろうと思ってます。
勉強会と独学をベストミックスさせて二次試験合格を目指していきます。
しょーさん
コメントありがとうございます!
そして、早速オンライン勉強会に参加したご経験を共有していただけたこと、とても嬉しいです♪
他の受験生の答案を読むことで、「こう書くと伝わる」「これは冗長だな」と気づけたというのは、まさに勉強会の大きなメリットですよね。
一方で、「2時間勉強した感」と「本当に血肉になっているか」は別物、という点もおっしゃる通りだと思います。
勉強会で得た気づきを、その後の独学で自分の答案に落とし込んでいく。この組み合わせが、非常に大事なんだと思います。
ぜひ勉強会と独学をうまく使い分けて、合格をつかみ取ってください!
応援しています。