【二次試験】『ふぞろい』5周で落ちた私が翌年合格して分かった「使い方のコツ」 byマツ

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- 1. はじめに
- 2. (お知らせ)二次対策セミナー
- 3. 『ふぞろい』5周で落ちた私がハマっていた「落とし穴」
- 3.1. キーワード暗記と解答への詰め込み
- 3.2. 周回が目的化し、作業となっていた
- 4. 翌年合格して分かった『ふぞろい』の使い方のコツ
- 4.1. 点数付けではなく「思考プロセスのズレ検出」に使う
- 4.2. キーワードの背後にある「切り口」を抽出する
- 4.3. ボーダー下答案(B~D評価)の分析
- 5. 合格を引き寄せる『ふぞろい』実践活用ステップ
- 5.1. ①過去問は初見のつもりで本気で解き、思考のメモを残す
- 5.2. ②答え合わせ+与件文への逆引き
- 5.3. ③解答要素の組み合わせ(論理性)チェック
- 5.4. ④自分の言葉で学習ノートに落とし込む
- 6. おわりに
はじめに
『ふぞろい』は神!今でも心からそう思いますが。
(お知らせ)二次対策セミナー
明日8/18(火)にWEBセミナーを開催しますが、大好評につき満員となりました!お申込みいただき、ありがとうございました。
次回はさらに深いお悩みや個別相談に応じられるように、座談会形式のリアル開催で実施予定です。日程は下記の通りで、詳細は追ってご案内しますので、スケジュール確保をお願いします!
・東京①:2026年9月13日(日) 10:00-12:00
・東京②:2026年10月4日(日) 10:00-12:00
・名古屋:2026年9月27日(日) 10:00-12:00 ★初開催!
・大阪:2026年10月4日(日) 10:00-12:00
皆さまのご参加お待ちしています!
『ふぞろい』5周で落ちた私がハマっていた「落とし穴」
なぜ、定番の対策書を5周も解いたのに点数が伸びなかったのか。合格した今振り返ると、1年目の勉強法にこそ原因があったのだと痛感しています…。俺みたいになるな!
キーワード暗記と解答への詰め込み
『ふぞろい』の最大の特徴は、合格者や受験生の答案を集計して割り出した「加点キーワード」の採点基準です。しかし、これを見て、私は使い方を誤解して勉強していました。
1年目の私は、採点基準に載っている単語(例:「強み」「モチベーション向上」「標準化」など)を覚え、それを与件文の文脈や因果関係を(結果的に)無視して、答案に出来るだけ多く入れる練習をしていました。
・1年目の思考:「このキーワードが入っていれば〇点加点されるはず!」
・実際の採点:「文章のロジックが破綻しているため、キーワードがあっても加点されない(あるいは減点)」
二次試験で求められているのは、診断士としての論理的な助言能力です。与件文の課題に対して「なぜその施策が必要なのか」のストーリーが通っていなければ、いくら単語を詰め込んでも点数は伸びません。キーワードを暗記して、設問に関連しそうなものを解答に羅列していたのが、大きな敗因でした。
周回が目的化し、作業となっていた
3周、4周と重ねるうちに、どうしても問題文や模範解答を覚えてしまいます。(一次試験はそれでも良かったのですが、正答のない二次試験では通用しづらいと考えます。)
「事例Ⅰの問2は、確か”技術継承”と”組織活性化”が答えだったな」と思考プロセスを経ず、記憶から答えを引っ張り出して書いているだけなのに「自分は問題が解けるようになった」と勘違いしてしまいました。
周回数を重ねるごとに採点結果は上がっていきます。『ふぞろい』で80点、90点が連発すると気持ち良くなり、実力がついたと錯覚します。過去問の答えを覚えただけであり、初見問題に対応する思考力は全然鍛えられていませんでした。
翌年合格して分かった『ふぞろい』の使い方のコツ
不合格を経験した翌年、私は『ふぞろい』の使い方を変えました。「自己採点ツール」「模範解答のコピー」から「合格者の思考回路と自分を比較するツール」として徹底活用。1年分やるのも、メチャ時間かかります…!
点数付けではなく「思考プロセスのズレ検出」に使う
『ふぞろい』を開いてやるべきは、自己採点に一喜一憂することではありません。「なぜ合格者はこのキーワードを書けたのか?」という思考プロセスを追跡することです。また、解答の文章構成(因果関係など)も必ず確認します。
・イマイチな使い方: 自分の答案と突き合わせて「この単語があるから+2点、合計54点か…」と自己採点をし、解説を読むことで終わる。
・より良い使い方:「合格者の多くが”標準化”と書いている。与件文のどこを見てこの判断をしたのか?」「解答の書き出しが自分と違う。合格者が使う接続詞や書きぶりが共通している。なぜか?」のズレを分析する。
点数ではなく、もう一歩踏み込んで、合格者と自分の与件文の読み方・制約条件の捉え方・解答の文章構成などの差分を洗い出し、分析することで『ふぞろい』活用の価値がより高まると考えます。
キーワードの背後にある「切り口」を抽出する
加点要素として並んでいる単語そのものではなく、その背景にある「解答の切り口(フレームワーク)」に注目しました。
例えば、事例Ⅰで「人事施策」を問われた際、合格答案には「配置」「評価」「育成」といった要素のキーワードが多く散りばめられています。
覚えるべきは「個別のキーワード」ではなく、「事例Ⅰの人事課題には、人的資源管理の切り口で、”茶化”(採用・配置・報酬・育成・評価)の観点で答える」という解答の軸です。
『ふぞろい』の解説ページには、各キーワード点数表上部の配点(MAX●点)の隣に「切り口」の掲載があります(画像を出したいのですが著作権考慮で断念、分からなかったらコメントください)。解答の指針となるフレームワークを確認し、切り口のストックを増やすことに活用できます。
ボーダー下答案(B~D評価)の分析
『ふぞろい』を使用する利点は、ボーダー下(60点未満)の答案の掲載もあることです。合格答案だけを見ていると「こんな完璧な文章、80分じゃ書けないよ…」と落ち込みがちです。B評価やC評価の答案を読むと「なぜこの人は点数が伸びなかったのか」が見えてきて、自身の答案のブラッシュアップに使いやすいです。キーワードの個数以外に、解答の読みやすさも意識して確認しましょう。
・与件文の言葉をそのまま引きすぎて、問いに答えていない
・文字数は埋まっているが、主語と述語が対応していない
・事例Ⅲなのに事例Ⅰのような組織論だけで答えている
合格答案を写経するのではなく、ボーダー下(60点未満)の答案まで熟読して、試験本番でやってはいけないパターンを学ぶことで、自分の答案の悪い癖を修正していくことができました。
合格を引き寄せる『ふぞろい』実践活用ステップ
①過去問は初見のつもりで本気で解き、思考のメモを残す
2周目以降であっても、ただ何となく過去問を解いて、『ふぞろい』の解説で分析する(≒流す/こなす)のはNG。解く際には、余白に「なぜ自分はこの根拠を選び、この解答を導いたのか」「何に悩んだのか」という思考のメモを、横着せず必ず残しておきます。
これにより、答え合わせの時に「勘で当たったのか」「論理的に導けたのか」を正確に把握できるようになります。
②答え合わせ+与件文への逆引き
『ふぞろい』の解答キーワードを見たら、まずは「どの記述からこのキーワードが導き出されているか」を逆引きして、与件文に目印を付けます。
「なるほど、与件文第3段落の”社長への業務集中”という記述から、合格者は”権限委譲”というキーワードを引っ張り出しているのか」というように、与件文とキーワードを結ぶロジックを確認します。また、与件文に目印を付けることで、合格者の着目点と自身とのギャップが可視化でき、本番に向けたマーキングの勘所を掴む練習にもなります。
③解答要素の組み合わせ(論理性)チェック
キーワード(要素)が拾えていることを確認したら、論理性を確認します。『ふぞろい』で単語ごとに加点要素があっても、それらが文章として正しく組み合わさっていなければ本試験では得点になりません。(特に独学だと)自助努力になる且つ『ふぞろい』解答の下線(キーワード&点数)に着目していると気づきづらいので、以下を厳しめにチェックすることをオススメします。
③-1:因果関係(手段・原因 → 目的・結果)が通っているか
・NG例: 「ITツールを導入し、業務効率化と標準化を図り、モチベーションを向上させる。」(単語の羅列で、なぜモチベーションが上がるのか因果が不明)
・OK例: 「ITツールの導入で業務を標準化・効率化し、削減した時間で企画業務に注力させることで、モチベーション向上を図る。」(施策から効果へのストーリーが繋がっている)
③-2:設問の「問い(主語・述語)」と着地が一致しているか
「課題」を問われているのに解答の結びが「〜の施策を実施する」になっていないか、「理由」を問われて「〜のため」と着地できているか、問いと答えの対応を確認します。
③-3:要素同士に矛盾や重複がないか
限られた文字数の中で同じ意味の言葉を言い換えて重複させていないか、あるいは前半と後半で矛盾する助言になっていないか(例:コスト削減を言いながら安易な人員増員を提案など)を検証します。
④自分の言葉で学習ノートに落とし込む
分析が終わったら、覚えたキーワードではなく「初見問題でも使える解法ルール」や改善点を、自分の学習ノートにまとめます。『ふぞろい』には各事例の解説と模範解答の間にある特別企画の記事があり、ノウハウや過去事例の分析が整理されていて、参考になります。
【ノートへの書き出し例】
・全般:文章は主語と述語を対応させる。因果関係など文章の構成を意識する。1文は50文字を目安にする。
・事例Ⅰ:「若手社員の離職」が課題に出たら、与件文から「評価制度」と「キャリアパス」の記述を探し、セットで施策を提案する。
・事例Ⅲ:「納期遅延」の要因は、「計画(製販の連携不足)」と「統制(進捗管理不足)」の両面から切り分けて記述する。
問題固有の答えを暗記するのではなく、別の問題が出ても応用できる抽象化されたルールを残し、次回の答案作成に活かす自分なりのノウハウを蓄積していきます。
おわりに
中小企業診断士二次試験は、暗記量を競う試験ではありません。
『ふぞろい』を5周して落ちた過去の私は、解いた回数という表面的な数字に安心し、一番大切な自分の頭で考えるプロセスを放置していました。
もし今、あなたが『ふぞろい』を何度も解いているのに手応えが得られず焦っているなら、一度手を止めてみてください。周回数を増やすのをやめ、1問に対する分析の深さを3倍にしてみるのです。
「なぜこのキーワードなのか」「なぜ自分は気づけなかったのか」「なぜ合格者の解答は読みやすいのか」を突き詰めた先には、本試験の初見問題でもブレない合格者の思考プロセスが必ず身についています。
あなたの努力が正しい方向で結実し、合格を掴み取れることを心から応援しています!
次回はレジェンド投稿。フッ軽で診断士として活躍するあの方!
お楽しみに☆
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