【ゆるわだ】どの科目で出てくるか分からない!? サステナビリティ関連テーマ15選(後編)

風が吹けば 桶屋が儲かる、テーマも変わる!
1次試験直前ということで今回も番外編。
2次試験の解法シリーズはまたお休みして、前回に引き続き、サステナビリティ関連用語について、
いざ試験問題に登場した時、頭が真っ白にならない程度に解説していきます(笑)
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- 1. 幹となる全体像
- 2. 人的資本経営
- 2.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑧
- 3. ダイバーシティ
- 3.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑨
- 4. エンゲージメント
- 4.1. 従業員エンゲージメント
- 4.2. ワークエンゲージメント
- 4.3. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑩
- 5. CSR・CSV・ソーシャルビジネス
- 5.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑪
- 6. ガバナンス・アカウンタビリティ
- 6.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑫
- 7. 人権デューデリジェンス
- 7.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑬
- 8. 情報開示
- 8.1. 【勝手に妄想する出題ポイント】⑭
- 9. ISO26000
- 9.1. ISO26000って何? (出張!てせのISO解説)
- 10. おわりに
幹となる全体像
前回「環境(E)」を中心に、幹となる全体像を説明しました。
サステナビリティ
│
├ SDGs(社会全体の目標)
│
└ ESG (企業を見る観点)
│
├ マテリアリティ
│
├ SX(企業を変革する)
│
├ E(Environment)
├ S(Social)
└ G(Governance)
どこの話をしているのか迷子になった時は、ここに立ち戻ってみるのも良きです。
まだ読んでいない方は、まずはこちらからどうぞ!
【ゆるわだ】どの科目で出てくるか分からない!? サステナビリティ関連テーマ15選(前編)
前回は、
- SDGs
- ESG
- マテリアリティ
- SX
- GX
- GHG・Scope1〜3
- カーボンニュートラル・ネットゼロ
- サーキュラーエコノミー
- TCFD・TNFD
…と、環境分野(E)の横文字を整理しました。
今回は後編。
Social(社会) と Governance(ガバナンス) を中心に、
試験で見かけても「あぁ、あの木の枝ね」と思える程度に整理していきます(笑)
S(Social)
人的資本経営
人的資本経営とは、
「人をコストではなく、企業価値を生み出す資本として捉える経営」
です。
昔は
「人件費をどう抑えるか」
という発想が中心でした。
一方で現在は、
- 社員の成長
- スキルアップ
- 挑戦できる環境
- エンゲージメント
などへ投資することで、
企業価値を高めようという考え方へ変わってきています。
だから最近は
- リスキリング
- キャリア自律
- 健康経営
- Well-being
なども、この文脈で語られることが増えています。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑧
人的資本経営は「人件費を削減する経営」ではありません。
「人への投資を通じて企業価値を高める経営」
という点は押さえておきたいところです。
ダイバーシティ
ダイバーシティ(Diversity)は「多様性」という意味です。
以前は
D&I(Diversity & Inclusion) という表現をよく見かけました。
最近では、
- DEI (DE&I) …Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)組み合わせた組織文化の概念
- DEI&B …DEI に、Belonging(帰属意識)を加えた概念
など様々な表現があります。
それぞれ細かな違いはありますが、
共通しているのは「多様な人が能力を発揮できる組織をつくる」という考え方です。
また、
- LGBTQ(+) …Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)、Queer/Questioning(クィア/クエスチョニング)の頭文字を取った略語、性的マイノリティを表す言葉。
※「+」を組み合わせ、それ以外のさまざまな性のあり方を表現する場合もあります - SOGI …Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字を取った略語、すべての人の性的指向と性自認を指す言葉。
といった言葉も、この文脈で登場することがあります。
細かな略称より、
「多様性を尊重し、誰もが活躍できる組織づくり」という全体像を押さえておけば十分だと思います。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑨
D&Iではなく DEIやDE&I という表現で出題されても、
「ダイバーシティ関連の話だな」と落ち着いて対応できるようにしておきたいですね。
エンゲージメント
エンゲージメントにも実は種類があります。
従業員エンゲージメント
従業員エンゲージメントは、会社への愛着や信頼感。
「この会社で頑張りたい」という気持ちです。
ワークエンゲージメント
ワークエンゲージメント、仕事そのものへの熱意や没頭感。
「この仕事が面白い」という状態です。
似ていますが、
会社への気持ちなのか、仕事への気持ちなのか という違いがあります。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑩
従業員エンゲージメントとワークエンゲージメントは同じ意味である。 … ×
前者は会社との関係性、後者は仕事との関係性です。
似ていますが、見ている対象が違います。
CSR・CSV・ソーシャルビジネス
昔の企業は
CSR(企業の社会的責任)
として社会貢献活動を行うことが多くありました。
その後、
CSV(Creating Shared Value)
という考え方が登場します。
社会課題を解決しながら、企業も利益を生み出す。
つまり
社会課題と企業価値を両立する という発想です。
さらにその先には、
社会課題の解決そのものを事業として行う ソーシャルビジネス という考え方があります。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑪
CSR → CSV
この流れは比較されやすそうです。
「社会貢献」と「事業」の違いは押さえておきたいですね。
G(Governance)
ガバナンス・アカウンタビリティ
ガバナンスとは、企業を健全に経営するための仕組みです。
そして近年は
「説明責任(アカウンタビリティ)」も重要になっています。
「ちゃんとやっています」
ではなく、
「ちゃんと説明できます」
まで求められる時代になりました。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑫
「ガバナンス=内部統制」だけでは少し狭い印象。
説明責任まで含めたイメージを持っておくと整理しやすそうです。
人権デューデリジェンス
最近急速に注目されている言葉です。
企業は 自社だけでなく、
- 仕入先
- 委託先
- 海外工場
などサプライチェーン全体で、
人権リスクを把握し、改善へ取り組むことが求められています。
SNSが普及した今では、一度問題が起きると 企業イメージの悪化(レピュテーションリスク)にもつながります。
最近では、人権侵害が起きた際の相談・救済の仕組み(グリーバンスメカニズム)の整備も重視されています。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑬
× 人権DDは、自社の人権リスクを調査する活動である。
○ 人権DDは、サプライチェーン全体を対象に、人権リスクを特定・防止・軽減し、その取組状況を継続的に確認する活動である。
といった感じでしょうか…?
情報開示
近年は企業に対して、
サステナビリティ情報の開示が強く求められています。
背景には、欧州で進む
- CSRD
- ESRS
- CSDDD
などの制度整備があります。
さらに、
IFRS(国際財務報告基準)による開示基準の整備も進んでいます。
一見すると大企業だけの話に見えますが、
開示義務のある大企業と取引する中小企業にも、
情報提供が求められる場面が増えていくと考えられます。
【勝手に妄想する出題ポイント】⑭
制度名を丸暗記するより、
「情報開示の流れが中小企業まで広がっている」
という方向性を押さえておく方が大事だと思っています。
ISO26000
製造業に勤める方であれば、ISOと聞くと
品質(ISO9001)や環境(ISO14001)を思い浮かべる方も多いと思います。
これらに対し、
ISO26000は、社会的責任(SR)についての国際的なガイドラインです。
そこで。
ISOといえば、この人w
ほいさ~
ISO26000って何? (出張!てせのISO解説)
ISO26000は、企業に「こういう社会的責任を意識して行動しよう」という考え方を示したガイドラインです。
特徴は、
7つの原則(説明責任・透明性・倫理的な行動など)と、
7つの中核主題(人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティへの参画及びコミュニティの発展・組織統治)
で構成されていることです。
ちなみに、
ISO9001やISO14001のように「認証を取得しました!」とは言えません。
ISO26000は「企業が社会的責任をどう果たすべきか」を示したガイドラインだからです。
今回じぇいが紹介した人的資本経営・ダイバーシティ・人権デューデリジェンス・ガバナンスなども、
この7つの中核主題と深く関係しています。
診断士試験では、中核主題をすべて暗記する必要はないと思いますが、
①「認証規格ではないこと」と、
②「7つの原則・7つの中核主題で社会的責任を整理していること」くらいは押さえておくと安心です。
解説ありがと~~
おわりに
前編・後編あわせて15個の横文字を紹介しました。
もちろん、
細かな制度や定義まで覚える必要はありません。
大事なのは、
「この言葉は木のどの枝だったかな?」
とツリー図を思い出せること。
試験本番で知らない横文字が出ても、
慌てず、「たぶんこの辺の話だな」と推測できれば、それだけでも大きなアドバンテージになります。
皆さんの最後の追い込みを応援しています!
おわりに
明日は よっしーw
1次試験直前のメンタル対策を語ります!
不安と向き合う処方箋をお伝えします!
☆☆☆☆☆
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