1次試験の勉強時間と結果から考察ーー必要なのは、得意・苦手と勉強時間を客観的に判断できるか

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【告知】合格祈願絵馬(令和8年度)
始めに告知です!
一発合格道場17代目では、令和8年度中小企業診断士試験に挑まれる受験生の皆さまを応援するために「合格祈願絵馬」キャンペーンを開始します!本日19時に「合格祈願絵馬」に関する記事を公開しますので是非チェックをお願いします!

受験生の方は現在の心境や意気込み、思いのたけをありったけ書き込んでください!
応援団の方々はご自身の受験時の心境や受験生への応援メッセージを記載いただき、エールを送ってください!
7/25(土)までに記載いただいた受験生の方々には、17代目が実際に合格祈願へ赴き、皆様のお名前を記入した絵馬を奉納して参りますので、是非ご参加ください!
- 1. 【告知】合格祈願絵馬(令和8年度)
- 2. ■ 得意・苦手の「自己認識」は正しかったのか
- 3. ■ 全科目のデータを並べる
- 4. ■ 4象限で整理する
- 5. ■ 各科目を深掘りする
- 5.1.1. ≪得意≫ 財務・会計・・・76点
- 5.1.2. ≪得意≫ 企業経営理論・・・72点
- 5.1.3. ≪得意≫ 経営情報システム・・・56点
- 5.1.4. ≪苦手≫ 経済学・経済政策・・・48点
- 5.1.5. ≪苦手≫ 経営法務・・・60点
- 5.1.6. ≪どちらでもない≫ 運営管理・・・72点
- 5.1.7. ≪どちらでもない≫ 中小企業経営・政策・・・48点
- 6. ■ この分析から見えた3つの教訓
- 7. ■ 前提:このデータから何を変えるか
- 8. ■ もしも・・・
- 9. ■ 4フェーズのタイムライン
- 10. ■ やみくもに時間を配らないための判断フレームワーク
- 11. ■ 4つの答えから、対応タイプが決まる
■ 得意・苦手の「自己認識」は正しかったのか
診断士試験の7科目には、当然ながら得意・苦手がありました。
自分の場合、次のように認識していました。
得意(3科目)
財務・会計
企業経営理論
経営情報システム
苦手(2科目)
経済学・経済政策
経営法務
どちらでもない(2科目)
運営管理
中小企業経営・政策
ただ、この「自己認識」と「実際にかけた時間」「実際の得点」を突き合わせてみると、思っていたのと違う構造が見えてきました。
今回はこのズレを数字で検証します。
今振り返っても、やっぱり最後は『運』がよかったと思います。
ですが・・・運ゲーにしないために自分のデータを見つめなおしましょう!
■ 全科目のデータを並べる
まずは得点・時間数をグラフ化します。

各科目のサマリーです。


■ 4象限で整理する
得意・苦手(横軸)× 時間投下量の多寡(縦軸)で整理すると、単純な「時間をかければ伸びる」では説明できない4パターンが見えます。

「どちらでもない」2科目は象限の外側にありますが、運営管理(63.7h→72点)は高効率、中小企業経営・政策(31.9h→48点)は最少時間・最低点タイという対照的な結果でした。
■ 各科目を深掘りする
ここからが本題
「得意」だと思い込んでいた科目の中に、実は最も伸び悩んだ科目がありました。
ここで見えてくる教訓
「得意だという自己認識」は、時に「もう分かっているから、そんなに時間をかけなくていい」という油断につながります。
過去の経験に基づく得意意識と、今の試験範囲での得意度は、別のものとして検証する必要がありました。
■ この分析から見えた3つの教訓
| ①「得意」という自己認識は過去の経験に引っ張られる。 経営情報システムのように、過去の実務経験を根拠にした得意意識は、現在の試験範囲とズレていることがある。 得意だと思う科目ほど、一度時間配分を疑ってみる価値がある。 ②「苦手」の中身を分解する。 経済学(感情的な反発)と経営法務(単純な暗記の苦手さ)は、同じ「苦手」でも性質が違った。 時間を投入しても伸びない苦手と、時間をかければ伸びる苦手を見分ける必要がある。 ③得意×時間投下の組み合わせが最も安定した結果を生む。 財務・企業経営理論のように、得意な科目にさらに時間を惜しまず投下した科目が、最も高い得点かつ最も安定した結果になった。 |
| これから科目配分を考える方へ →「得意」と思っている科目について、なぜ得意だと思うのか、今の試験範囲に照らして言語化してみる。 →「苦手」と思っている科目について、理解できないのか、覚えるのが苦手なのかを切り分ける。 →得意科目は「もう分かっているから減らす」のではなく、むしろ時間を惜しまず伸ばしにいく。 |
得意・苦手の自己認識は、思っている以上にあてになりません。データで検証する習慣が、限られた時間の中での最適な配分を可能にします。
■ 前提:このデータから何を変えるか
| 配分を組み直す基本方針 ①財務・企業経営理論(得意×高得点)は時間を削る。 76点・72点まで達しており、これ以上時間を投下しても得点の伸び代は小さい。 維持レベルまで圧縮する。 ②経営情報システム(得意の思い込み)は方法を変えて時間を増やす。 過去の実務経験に頼らず、試験範囲の基礎から積み直す。 ③経済学(苦手×時間かけても伸びない)は最重点だが「質」を変える。 感情的な反発が原因なので、時間を増やすだけでなく、計算パターンの型稽古に切り替える。 ④経営法務(苦手だが暗記型で効率良い)は時間を維持。 すでに合格ラインに到達しており、同じペースの暗記反復で十分。 ⑤中小企業経営・政策(時間不足)は絶対時間を増やす。 7科目中最少の時間しか投下できていなかったことが最大の敗因。 |
■ もしも・・・
1年間の時間配分(年間700時間モデル)
前年の総学習時間(約493時間)をベースに、1次専念の1年間として少し多めの年間700時間を想定した場合の科目別配分です。

前年トップだった財務・企業経営理論の時間を、最も時間不足だった経済学・中小企業に付け替える発想です。
「得意をさらに伸ばす」より「弱点を合格圏に押し上げる」ことが、7科目合計での合格可能性を最大化します(診断士1次は総点60%以上かつ各科目40点以上が条件のため、苦手の底上げが合格への最短ルートになりやすい)。
■ 4フェーズのタイムライン

■ やみくもに時間を配らないための判断フレームワーク
上記のロードマップは、あくまで自分のデータに基づく一例です。
読者の方が同じように配分を組み直すために、4つの問いで判断する枠組みを用意しました。
| Q1. 現在の得点は、合格ライン(60点)からどれだけ離れているか ≪A≫ 60点以上——維持ゾーン。時間を大きく増やす必要はない。 ≪B≫ 40〜59点——重点ゾーン。伸びしろが最も大きい。 ≪C≫ 40点未満——最優先ゾーン。ここが1科目でもあると即不合格。 |
| Q2. 苦手・停滞の中身は「理解できない」か「覚えるのが億劫」か ≪理解型≫ 理論に納得できない、感情的な反発がある(例:経済学)。時間を増やすだけでは伸びにくい。教材や学習法そのものを変える必要がある。 ≪暗記型≫ 単に覚えるのが苦手なだけ(例:経営法務)。時間を投下すれば線形に伸びやすい。反復回数を増やすのが有効。 |
| Q3. 「得意」だという自己認識の根拠は、今の試験範囲に基づくものか ≪〇≫ 直近の演習・過去問の得点率が根拠ーー信頼できる得意。時間を減らしても大きく崩れにくい。 ≪✖≫ 過去の実務経験や学歴が根拠ーー要注意。今の試験範囲で本当に得意か、模試や過去問で必ず検証する(経営情報システムのケース)。 |
| Q4. その科目の配点・出題頻度は高いか ≪高≫ 頻出論点が多い科目は、少しの時間投下でも得点への影響が大きい。優先度を上げる。 ≪低≫ 出題範囲が広く配点が薄い科目は、費用対効果を見極めてから時間を配分する。 |
■ 4つの答えから、対応タイプが決まる
上記のロードマップは、あくまで自分のデータに基づく一例です。
読者の方が同じように配分を組み直すために、4つの問いで判断する枠組みを用意しました。

自分を知ることが、合格への最短距離です。
| 今日からできること → 7科目それぞれについて、Q1~Q4に答えて4タイプに分類してみる。 →「維持型」に分類された科目の時間を、意図的に15~20%削って他科目に回す。 →「要検証型」があれば、今週中に過去問を解いて自己認識を検証する。 |
得意・苦手は感覚で決めるものではなく、データで検証し、中身を分解して初めて、正しい時間配分が見えてきます。
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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