合格者の直前30日を全部公開します

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■ まず前提として
1次試験の勉強を始めたのは、受験4か月前でした。
世間一般の受験生と比べると、スタートが遅い部類に入ります。
そのため直前の1か月も、余裕があったわけではありません。
ギューギューに詰め込んだ状態で、ひたすら走り続けていました。
この記事では、その直前30日に何をしていたかをデータと記憶の両方から全部公開します。
「何をやったか」だけでなく「何をやらなかったか」まで含めて書きます。
直前期を迎えている方の参考になれば幸いです。
■ 直前30日の全体像

平日はほぼ毎日3.5時間、土日は8時間前後を勉強に充てていました。
この数字を見て「無理だ」と思う方もいるかもしれません。
ただ、この時間のほとんどは早朝とスキマ時間で賄っています。
1日をどう使うかの設計次第で、社会人でもこの水準は出せます。
■ 時間帯別の内訳

朝の時間が、自分の黄金時間でした。
誰にも邪魔されない時間です。
仕事の連絡も、個人的な連絡も、家族も、誰も何も言ってこない時間・・・。
朝にこれだけ集中できたのは、夜をシンプルに終わらせていたからでもあります。
スマホを触らず、夜は寝ることに全集中する。
夜遅くまで起きての勉強は自分には合いませんでした。
その分、朝に全部賭けました。
■ 直前1か月でやっていたこと
問題演習・過去問:110時間
勉強時間の大半は問題を解くことに費やしました。
科目の配分を細かく決めるのではなく、网羅的かつ集中的に取り組みました。
「まだやっていない問題をなくす」という感覚で進めていました。
平日の朝5時から7時の2時間は、ほぼ毎日問題演習の時間です。
この時間帯は誰にも邪魔されず、頭が最も冷静に動く時間です。
直前期における最大の武器でした。
模試・予想問題(スタディング):20時間
スタディングが用意した模試・予想問題形式のコンテンツを20時間ほど使いました。
本番形式ではなかったかもしれませんが、自分の弱点を浮き彫りにする上で有効でした。
模試は点数より「どこが抜けているか」を確認するために使う、というスタンスが直前期には正しいと思います。
講義視聴:6時間(全体の5%)
講義はほぼ切り捨てました。
直前期にインプットに時間を使うのは、よほど得点が見込める論点か、まったく手をつけていない科目に限定すべきです。
自分の場合は経済学・経済政策(点数が伸び悩んでいた)と中小企業経営・政策(直前まで後回しにしていた)のみ、最低限の講義を視聴しました。
直前期の講義視聴は「新しいことを学ぶ」ためではなく「抜けている論点を埋める」ためだけに使う。
この原則を守らないと、インプットに時間を吸われて演習量が足りなくなります。
■ プライベートとの両立
直前30日のプライベート記録
飲み会:1回のみ。それ以外はすべて断りました。
家族との予定:お祭り・プールなど3回。子どもとの時間は最低限確保しました。
趣味・その他:ほぼゼロ。この1か月は意図的に削りました。
飲み会を1回に絞った理由は2つあります。
勉強時間の確保と、睡眠の質の維持です。
アルコールは睡眠の質を下げます。
早朝5時起きを毎日続けるためには、前日の夜に飲むことが最大の障害でした。
家族との時間を3回確保したのは、意図的な選択です。
お祭りやプールは、子どもにとって今しかない時間です。
ここを削ると、合格後に取り返せない後悔が残ります。
勉強との両立は削る優先順位を決めることで成立します。
■ 科目別の時間配分の考え方
直前1か月の科目別配分は、均等には振りませんでした。判断基準は2つです。
科目配分の判断基準
①現在の得点率——模試や演習の正答率が低い科目に多めに時間を投入する。感覚ではなく数字で判断する。
②伸びしろの大きさ——すでに7割超えている科目より、5割前後の科目を6割台に引き上げる方が総点への貢献が大きい。
自分の場合、経済学・経済政策は普段の演習で得点が安定せず、直前まで不安だった科目でした。
中小企業経営・政策は後回しにしすぎて手薄になっていました。
この2科目に講義と演習の時間を集中させ、残りの科目は過去問で維持する方針を取りました。
■ やらなかったこと
2次試験対策:完全ゼロ。
1次試験に受からなければ2次試験は受けられません。
直前1か月は1次に全振りしました。
これは当然のようで、実は迷う人が多いポイントです。
特に「1次試験に受かりそうな手応えがある」と感じ始めると、2次の準備も早めにしておきたい気持ちが出てきます。
ただ、その気持ちは直前期においては危険です。
1次の合格ラインは甘くありません。
7科目すべてで60点以上(かつ40点未満の科目なし)を確実に超えるまで、2次は視界に入れないことをすすめます。
■ 全体の学習時間と結果を一覧で
全7科目のデータを並べると、学習時間と得点の関係が見えてきます。
これは直近30日ではなく全体を通しての時間数と、結果をグラフ化したものです。

財務・会計(86時間→76点)は最も時間をかけた科目です。
時間が多い理由は単純で、好きだったからです(グラフ①)。
インプットの講義時間も全科目で最多で、勉強の中の「癒し時間」でした(グラフ④)。
経済学・経済政策(73時間→48点)は時間をかけたにもかかわらず、最低得点でした。
苦手だったので時間を投入しましたが、最後まで自分のものにならなかった感覚が残っています。
足切り回避はできたものの、学習方法に問題があったという仮説は今も否定できません。
運営管理(41時間→72点)は全科目で最も効率が高い結果です。
学習時間と得点は必ずしも比例しません(グラフ③)。
データを振り返ると、苦手科目に時間を投入しても点数に結びつかない場合がありました。
「得意・苦手」と「やる・やらない」は別の判断軸です。
どちらの科目に時間を振るかは、感覚ではなく得点率のデータで決めることをすすめます。
詳細な分析(学習効率・科目別の時間対効果)は次回記事で深掘りします。
■ 直前30日をひとことで言うと
インプットは最小限。
アウトプットに全振り。
プライベートは削れるだけ削る。
それでも子どもとの時間だけは守る。
この4行が、自分の直前30日の全てです。
直前期を迎えている方へ
①自分の黄金時間を見つける。
⇒私は毎朝5時~7時の2時間を「誰にも邪魔されない演習時間」として固定しました
②得点率が低い科目を1つ特定する。
⇒私はSTUDYingで管理していたので、点数や投入時間を知ることが出来ました
③2次試験の参考書を今すぐ閉じる。1次に合格してから開く。
⇒事前対策は大事ですが、1次試験1か月前のこのタイミングは1次に集中!
残り30日切りました、全力で走ってください。
合格してください。

次回は・・・てせ【渾身】のブログです!

『皆さんの前に立ちはだかる壁』について解説!
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