直前期、「合格」に近づく取り組み方。戦略的取捨選択のすすめと方法 by すーじー

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- 1. (お知らせ)試験直前セミナー ~道場MeetUP~
- 2. はじめに
- 3. 【前提確認】合格するために意識するルールは、たった2つ
- 4. 【一番大事なこと】合格者が取る問題を、自分も取る
- 5. 【取捨選択の方法】①やるべき科目に注力する
- 6. 【取捨選択の方法】②出る問題・合格者が正解する問題を見分けて注力する
- 6.1. 見分け方1) 正答率で「取るべき問題」を把握する
- 6.2. 見分け方2) 出題傾向表で「頻度」を確認する
- 6.3. 見分け方3) 自分の習熟度で「今やるべき問題」を絞る
- 7. 【取捨選択の方法】③問題を自分の習熟度ごとに分類して注力する
- 8. あわせて読みたい記事
- 9. 【直前期に重要なこと】回数ではなく「できる状態にすること」
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はじめに
こんにちは、すーじーです。
この記事は2026年6月20日に公開できるように準備をしました。8月1日・2日の1次試験まで、残り約6週間です。
「やばい、全然終わってない」「もっと早くから始めればよかった」——そんな声が聞こえてきそうな時期です。
でも少し立ち止まって考えてみてください。
あなたは今、何を目指して勉強していますか?
7科目すべてを完璧に仕上げることではないはずです。合格点を取ること、それだけです。
今日お伝えしたいのは、直前期に合格を引き寄せるための戦略的な取捨選択の具体的方法です。
やみくもに量をこなすのではなく、「出る問題・合格者が正解する問題」を自分もしっかり取りにいく。
この考え方に切り替えることで、残りの時間の使い方がガラッと変わります!
参考になりそうなことがあれば、TTPしてね!
TTPってなんや?
T徹底 T的に Pパクる!
・・・
【前提確認】合格するために意識するルールは、たった2つ
まず前提を確認します。1次試験の合格基準はシンプルです。
- 総点数が420点以上(700点満点の60%)
- 1科目も40点未満がない(足切りなし)
この2つを満たせば合格です。全科目で80点を取る必要はありません。
苦手科目があっても、得意科目でカバーできます。
逆に言えば、1科目でも40点を割ると、他の科目が何点でも不合格になります。
7科目をまんべんなく仕上げようとすると、時間が足りなくなります。
直前期の戦略は、この2つのルールから逆算して組み立てるべきです。
某先生「できないことをひとつでも多くできるようにするんや」
【一番大事なこと】合格者が取る問題を、自分も取る
1次試験には、合格者がほぼ全員正解する問題と、合格者も落とす問題があります。
TACの過去問題集には、受験生の解答データをもとに集計した、TACデータリサーチによる正答率が載っています。
設問ごとの正答率(A80%以上、B80~60%、C60~40%、D40~20%、E20%未満)であり、問題の難易度を客観的に把握することができます(TAC出版 第1次試験過去問題集)。
TAC教材をお使いでない方も、お使いの教材に同様の正答率や難易度の記載があればそちらをご活用ください。
正答率の目安はこうです。
- 正答率60%以上(A/Bランク):合格者の多くが正解する問題。落としてはいけない。
- 正答率40〜59%(Cランク):合否を分ける問題。半分取れればOK。
- 正答率40%未満:合格者も間違える難問。深追い不要。
多くが1問4点の試験です。
難問を1問取りにいって時間を使うより、A/Bランクの問題を1問確実に守る方が、合格には近い。
直前期の取捨選択とは、この選球眼を持つことです。
【取捨選択の方法】①やるべき科目に注力する
まずは注力すべき科目を見定めましょう。
合格の2ルール(420点・足切りなし)から逆算すると、科目ごとに取るべき戦略が変わります。
わたし自身は、令和7年度の受験時にこう分類していました。
| 分類 | 科目(すーじーの場合) | 目標 | 戦略 |
|---|---|---|---|
| 🟢 80点狙って貯金 | 法務・情報システム | 他科目の失点をカバー | バックグラウンドを活かして高得点。余裕点で他科目を支える |
| 🟡 60点確実にとる | 企業経営・運営管理・財務・中小 | 60〜65点 | みんなが取れる問題を確実に取れる。 |
| 🔴 40点割れ阻止 | 経済 | 絶対に40点以上 | 超重要。まず足切りを回避することだけ考える。 |
この3分類、あなた自身に当てはめてみてください。バックグラウンドや得意・不得意によって分類は人それぞれです。
大切なのは「どの科目で何点取りにいくか」を意識して、残りの時間を配分することです。
私の場合は、420点以上を取ったとしても、経済が足切りになってしまってはすべて水の泡です。
なので、
・優先度① 🔴 40点割れ阻止 足切り回避
・優先度② 🟡 60点確実にとる ほどほどに対策できている4科目の底上げ
・優先度③ 🟢 80点狙って貯金 得意科目で大幅貯金ができるように磨くこと
という作戦を取りました。
正直に言うと、優先度③80点狙いの2科目を磨くところまでは時間が足りなかった。
結果、法務64点・情報68点で、自己採点のときはめちゃくちゃヒヤヒヤした……。
でも合計446点・足切りゼロで、2つのルールはクリア!
【取捨選択の方法】②出る問題・合格者が正解する問題を見分けて注力する
では注力する科目は決まりましたが、具体的にどのように点を取りにいけばいいのでしょうか。
3つの視点から整理します。
見分け方1) 正答率で「取るべき問題」を把握する
過去問を解くとき、その問題の正答率を確認する習慣をつけてください。
正答率が高い問題だけに絞ってやればよいです。
正答率が高いのに自分が間違える問題——これが最優先で潰すべき問題です。
見分け方2) 出題傾向表で「頻度」を確認する
一次試験対策教材には、よく出題傾向分析表が掲載されています。
・TAC生であればテキストの巻末
・TAC教材を使っている方であれば「スピードテキスト」の巻末
・TAC出版の「第1次試験過去問題集」の巻末
・模試の解答冊子
・ほかの教材を使っている方は、同等の情報
各論点が過去何年に出題されたかが一覧で確認できます。TAC教材をお使いでない方も、お使いの教材に同様の記載があればそちらをご活用ください。
優先度の目安はこうです。
- 毎年出る論点:絶対に取りにいく。ここを落とすのは致命的
- 2〜3年おきに出る論点:ここも頻出なので押さえる
- ごくまれにしか出ない論点:直前期は深追い不要
一方で、TACのテキストに載っていない論点が、過去問や各種模試に出てくることがあります。
これは出題頻度も低く、仮に出ても正答率が低い問題になることがほとんどです。深追いせず、次へ進んでください。
テキストに載ってないって気づいたとき、焦って調べ始めがちやけど、そこで時間を溶かすのが一番もったいない!
「出ないから次!」って割り切ることも、立派な取捨選択やで。
でも実は・・・
「こんな見たことない問題、テキストにも載ってないやろ」って思って開いたら、しっかり載ってるどころかラインマーカーがひかれていることも!
直前期だからこそ、うっかり記憶の抜け漏れをしっかり押さえていこう!
見分け方3) 自分の習熟度で「今やるべき問題」を絞る
正答率と出題頻度がわかっても、自分がその論点をどこまで理解しているかによって、やるべきことは変わります。
習熟度は4段階で判定します。
| 分類 | 状態 |
|---|---|
| A | 3日後も1か月後も試験当日も確実に正答できる |
| B | 理解しているが、たまに迷う |
| C | わかったつもりだが、たまに間違う |
| D | 理解できていない、覚えられていない |
使い方のポイントが3つあります。
DとCは毎日取り組みます。日を置くほど忘れます。Bになって初めて間隔をあけてみて、時間をおいてやってみたときにできるかどうかで定着度もわかります。
そしてAになったらもうOK、触らない。
その時間をまだDやCの論点に使います。
設問ごとの習熟度を測るA,B,C,D分類のしかたなどは、こちらの記事で解説しています。
【取捨選択の方法】③問題を自分の習熟度ごとに分類して注力する
出題範囲ごとに、自分の習熟度を書いていきます。
下記表は例ですが、最初に解いた日付、その時の自分の習熟度を書きます。
その後、次の解いた日付と習熟度がどう上がっていくかをどんどん書き足していきます。
これがAまで行けばOK!B,C,Dが減っていくにつれて解く問題もどんどん減っていきます。
【経済学の「出題傾向表」の空きスペースにに書きなぐっていく例】
| 領域 | 6/29 | 6/30 | 7/1 | 7/2 | 7/7 | 7/14 | 7/21 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第一章 | IS-LM分析 | D | →D | →C | →C | →B | →B | →A 💮 |
| 消費者行動・需要曲線 | C | →C | →B | →B | →A 💮 | |||
| 第二章 | 不完全競争市場 | B | →A 💮 | |||||
| AD-AS分析 | D | →D | →C | →C | →B | →D ☠ | →B |
Bまで上がったのに日を置いたらDに戻る、ってことも普通にある。
でも焦らなくていい。またDから積み上げ直せばいいだけ。
できないことをひとつでも多くできるようにする、この繰り返しが合格を引き寄せるねん。
あわせて読みたい記事
タテ解き(年度ごとに通しで解く)とヨコ解き(論点ごとに複数年分をまとめて解く)をどう組み合わせるかについては、マルコスの記事が参考になります。
なぜ間違ったのかを徹底的に分析しよう!その方法は↓
自分に合いそうって思った勉強方法を、TTPしてね!
T徹底 T的に Pパクる!
・・・
【直前期に重要なこと】回数ではなく「できる状態にすること」
最後に、直前期によく聞く声について正直に言わせてください。
「問題集3周目なのに全然覚えてない……」って声、聞くことがあるねん。
でも、ちょっと待って。
たった3回で何を言ってるんですか。
1周ごとに、間違った問題やたまたま正解した問題は何度解き直しましたか?
「○周した」じゃなくて、「できるまでやる」。それをやり切った人が合格します。
これまでの人生で、あなたは数回見ただけで覚えられる天才でしたか?そうじゃないなら、できるまでやるしかない。
できないことをひとつでも多くできるようにする、その積み重ねが合格を手繰り寄せます!
私や他の道場メンバーに聞きたいことがあれば、お気軽に質問ください。
(コメントでもXでも道場MeetUP!でも。)
応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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