【未合格体験記】~大きな挫折を大きなモチベーションに変換~ byじょにーさん
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
受験生情報
ハンドルネーム・年代
- HN:じょにー
- 年代:(ギリギリの)30代
勉強スタイル
大きな挫折を大きなモチベーションに変換
受験回数
- 1次:2回
- 2次:1回
勉強時間
- 1次:1400時間(概算)
- 2次:400時間(概算)
学習開始時期
2022年1月~
得意科目・不得意科目
- 1次
- 得意科目:経済学・経済政策、経営法務
- 不得意科目:経営情報システム
- 2次
- 得意科目:無し
- 不得意科目:事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲ
職務経験・保有資格
- 職務経歴
- 製造業(中小企業)の研究開発
- 保有資格
- 日商簿記2級、知的財産管理技能検定2級、ビジネス実務法務検定2級、甲種 危険物取扱者、第1種衛生管理者、経済学検定(ランクB+)、ITパスポート など
診断士に挑戦した理由・きっかけ
診断士試験に挑戦される方の多くは、前向きな理由が多いように思いますが、私は全く逆でした。
挑戦することになった流れは以下の通りです。
①社内での挫折・退職を意識 ⇒ ②自分の興味のあることへの取り組み ⇒ ③診断士試験を認識・挑戦
①社内での挫折・退職を意識
私はとあるメーカーの研究開発部に属しております。
就職活動で第1希望だった会社に入社できたこともあって、大学卒業後からずっと同じ会社で働いております。
そんな長い間信頼していた会社から裏切られるような対応を取られました(詳細を書くと文字数が半端ないことになりそうなので省略します 笑)。
もちろん悪意があってのことではないと思いますが、「私のことを頼りにしていない」、「必要としていない」と感じたため、モチベーションが一気に落ち、しばらくの間は本気で退職を考えていました。
②自分の興味のあることをやる
仕事へのモチベーションは全く上がりませんでしたが、自分の長所である「何をやるにしても精一杯取り組む」ということができていないことに気づきました。
本来の自分自身から離れてきているように感じ、自分で自分を許せなく思うようにもなっていきました。
また、メイン業務(研究業務)以外にも、元々ビジネスに関する様々な分野への興味は持っていました。
そんなこともあり、「会社とか研究とかどうでもいい。周りからどう思われても構わない。自分が壊れてしまわないように、自分の興味あることを精一杯やろう!」と思いました。
私は大学卒業後に今の会社の研究業務を行っていたため、社会人としての素養が不足していると感じ、まずは基礎的ともいえる簿記や法律の勉強に取り組みました。
③診断士試験を認識・挑戦
簿記の勉強をしている間に、「簿記の資格を取ったら何を目指そうか…」と調べていた時に「中小企業診断士」という資格を知りました。
私なんかが診断士のような難関資格に合格できるのか全く自信がありませんでしたが、簿記とビジ法の資格取得で少し自信がついたため、「やれるところまでやってみよう!」と思いました。
また、もし退職しても、診断士資格を持っていれば何とか転職できるかもしれないという考えもありました。
※診断士の勉強をしているうちに、「幅広い知識を現在の業務(研究)に生かしたい」、「会社が機能別組織のため、横のつながりを強化できる人になりたい」といった前向きな気持ちも少しだけ生まれてきました。
ただ、挑戦の理由というと上記のような負の感情が大きかったですし、これが大きなモチベーションになりました。
合格までの学習法
1次 独学(一発合格道場、YouTube等を含む)
TAC社の「スピードテキスト」等を中心に取り組みました。
ただ、書籍だけでは分からない部分もあり、その場合は一発合格道場やYouTubeなどの力を借りました。
勉強時間は子供が寝ている早朝(5時~6時半くらい)がメインでした。
ただ、家事・育児でまとまった時間がとりづらかったため、通勤時間(聞き流し)や会社の休憩時間などのスキマ時間を活用しました。
非効率ではありましたが、勉強時間だけでも確保できるように努めました。
2次 独学(一発合格道場、YouTube等を含む)
教材は「ふぞろい」をメインに取り組みました。
1次試験と同じように独学でしたが、1次試験よりも情報収集を多く行いました。
道場のセミナーなどにも参加させていただき、短期間で合格レベルにたどり着けるように意識しました。
ただ、(後述しますが)今考えると、2次試験の具体的な取り組みにおいては反省点も多かったように思います。
なぜその学習方法を選んだのか?
1次試験も2次試験も独学でしたが、これは「家事・育児で、それしか選択肢がなかったから」というのが大きな理由です。
子供が4歳と1歳であり(R5年2次試験日の時点)、極力自宅にいて家事や育児をするようにしていたため、予備校に通うことなどは全く考えていませんでした。
また、2次試験においては、独学の方が多く活用している「勉強会」にも参加できませんでした。
多くが夜21時頃からのスタートであったことから、参加するのが困難と判断しました。
やり方次第では参加できたのかもしれませんが…。
学習時・受験時のエピソード
●子育てしながらの勉強と妻への配慮
私の2人の子供は、上が男の子で下が女の子です。
性格にもよるのでしょうが、私の息子は計り知れないぐらい激しく、大人しめの(?)私が何度も発狂するほどでした。
また、診断士の勉強をしている途中の期間で2人目(娘)が生まれ、その対応にもかなり追われました。
私も妻も実家が近くなかったので、何かあれば親である私か妻がやらなければいけません。
診断士の勉強があるとはいえ、私が家庭のことを疎かにして妻に負担をかけることだけはしたくなかったので、勉強期間「ほぼ定時上がり」・「帰宅後は家事・育児」・「自分の余暇はほぼ排除」・「残った時間で勉強」といった感じです。
それを繰り返していたためか、時には妻から「子供の面倒見とくから、一人で勉強してきていいよ」と協力してくれることもありました。
診断士を目指す方の中には子育て中の方も多くいらっしゃると思いますが、奥さんや旦那さんへの配慮は絶対に忘れてはいけません。
それができれば、こちらから望まなくても、協力してもらえることもあります。
「子育て+勉強」は非常にハードな道のりですが、時間の有難さや貴重さというものを大きく感じ取ることができたという意味では良かったと思います。
●2次試験対策は1次試験日より前から
これは私の中での大きな反省点だと考えています。
私は1次を突破したら養成課程に進むことを考えていたため、「絶対に1次試験は突破しなければ!」と考えておりました。
そのため、1次試験前における2次試験の勉強は、1次試験でも役立ちそうな「1次知識」やちょっとした2次試験の情報収集を行う程度で、それ以外はあまり取り組んでおりませんでした。
この結果、1次試験後に2次試験対策の膨大さを知り、1次試験合格後は非常にハードな毎日を送ることになりました。
基本的に養成課程メインで考えてはいたものの、「2次試験の経験もきっと役に立つはず!」、「会社から養成課程の許可が下りないかもしれない…」といった考えから、2次試験には本気で取り組みました。
しかし、限られた時間の中でどのように取り組めばよいか分からなかったり、「ふぞろい」で過去問を採点しても合格には程遠かったりで、非常に焦りました。
私は昔から国語が苦手で、小説を読む際はただ遅いだけでなく、1ページ読むと2~3ページ前の内容がポンポン抜けていくような人間です。
それもあって、事例Ⅰ~Ⅲの与件読解はかなり苦戦しました。
試験日間近になってようやく自分なりのやり方もかろうじて固まってきたのですが、「2次対策が十分できた!」という感覚は全く無く、もっと余裕を持って(1次試験より前から)取り組むのが良いと痛感しました。
※2次試験の手ごたえが全く無かったため、2次試験から1か月後ぐらいに会社に養成課程と半年間の休職を打診(30ページに及ぶ休職願付き)しました。しかし、社長を含めた関係者たちからやんわりと却下されました(苦笑)
●情報収集の徹底
診断士試験は情報戦とも言われることがあります。
特に2次試験は参考書のみで合格できるようなものではないことを痛感しました。
やみくもに過去問を解いたり知識を詰め込んだりしても突破できるものではないので、情報収集は徹底し、自分に合ったやり方を探すのが良いと思います。
(月並みな内容でスミマセン…。)
診断士試験に挑戦したことがある複数の方の話を聞と、2次試験においてもあまり情報収集はしない方(情報収集の大切さを知らない方)も意外といらっしゃるようです。
そして、その多くが合格には届いていないように感じます。
つまり、2次試験は上位18%に入る必要があると言われますが、情報収集するだけで、30%にも40%にも合格率を上げることができるかもしれません。
●モチベーション
私のように負の感情をきっかけに挑戦している方は少ないと思いますが、そのような方がいらっしゃったら、診断士試験は非常におすすめです。
勉強自体は大変なこともありますが、企業経営理論(モチベーション理論、貢献と誘因など)では、「あなたの感情は決して異質なものではなく、自然な感情ですよ」と教えてくれる感じがして、勉強しながら涙したこともありました。
また、長丁場の挑戦となるため、時にはモチベーションも下がることはありますが、一発合格道場をはじめ、多くの素晴らしい方に触れたり出会えたりする機会も増えます。
(不思議な縁ではありますが、勉強期間の途中で、私の会社に一発合格道場11代目のおべんと君さんが転職してきて、いろいろとお世話になりました。)
「自分が見てきた世界はいかに小さかったか」、「理系以外の学問も面白い」、「世の中にはこんなにも素晴らしい人たちがいるのか」といったことに気づくことができ、内的報酬が得られると思います。
結果として、後ろ向き⇒前向きな感情に変換できる可能性を高めてくれると思います。
●最後に
今回の結果は、覚悟はしていましたし、妥当な結果だったと思っています。
とはいえ、自分の中では最大限に頑張ってきたつもり……その上での「未合格」でした。
現実を突きつけられると、なかなか堪えるものがあります。
妻や子供たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです…。
通常の精神状態に戻るまで時間がかかるかもしれません…。
また地獄のような日々を送るなんて、考えるだけで億劫です…。
「次こそ合格できる!」なんて自信は全くありません…。
「次も合格できなかったら…」なんて考えると、すごく怖いです…。
でも、勉強し始めてからの経験は非常に貴重なものになりました。
診断士関連で出会いがありました。
現在の業務の一部でも診断士の知識が生かせる場面があります。
もし勉強していなかったら、仕事でモチベーションが下がり続け、退職していたかもしれません。
診断士になれば、もっと広い世界に触れられると思っています。
だからこそ、また診断士の勉強を再開したいと思います!
そして、いつかは「合格体験記」を書けるようにしたいです。
★一発合格道場の皆様
一発合格道場の皆様には本当にたくさんお世話になりました。
具体的な試験対策だけでなく、メンタル面でもサポートしていただくなど、皆様の力が無ければここまでたどり着けなかったと思います。
2次試験直後は、結果はどうであれ、達成感の気持ちでいっぱいになれました。
恩返しというには程遠いですが、この未合格体験記をもってお礼とさせてください。
★未合格者の皆様
2次試験の8割は未合格者です。
例年、合格体験記よりも未合格体験記の方が少ない傾向なので、未合格の方が少数派な印象を受けますが、まったく逆です。
それもあって、あえて未合格体験記を書かせていただきました。
私の未合格体験記が役に立つのか分かりませんが、私と同じように、また診断士試験に挑戦されるのであれば、時間をかけてでもいいので、お互いに頑張りましょう!
おわりに
2人のお子さんの子育てをされながら見事1次合格を果たされたじょにーさん!
ハードなスケジュールの中、ご家族と協力しながら2次試験合格へ歩み続ける姿に感銘を受けました
2次試験合格を心より応援しています!
じょにーさんの未合格体験記が共に歩みを進めようという励みになった読者も多いのではないでしょうか?
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)
掲載していただきありがとうございました。
ここ数日、他の方の合格体験記を読んで皆さん簡潔に書かれていているのを見て、ちょっと書きすぎたかなと焦っていました(笑)
あれから、リフレッシュの意味も込めて、他の資格試験(統計検定2級)に挑戦していて、昨日無事合格できました。
そろそろR6の診断士試験に向けて少しずつ始動する予定です。
ただ、昨年はだいぶ追い込まれた中での取り組みでしたので、今年は家族をより大切にしながら取り組みたいと考えています。
じょにーさん
未合格体験記の投稿ありがとうございました。
8割にいた年が多い自分としては、とても味わい深く読ませていただきました。
じょにーさんのように追い込んでできなかった私ですら、2回目、3回目と回を重ねるごとに違う景色が見えてきました。
ですので、令和5年度の頑張りが血肉となって、確実に着実にレベルアップしていけると思います!
「合格体験記」にて是非この過程をお聞かせくださいね。楽しみにしております。
統計検定2級、おめでとうございます㊗️
令和6年度、良い幕開けですね♪