『ふぞろい』どれを買う?まよ流 ふぞろい活用法!
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6月18日(土)に多年度生向け二次試験対策セミナーを開催します!
詳細はおってブログにてご案内予定です。お楽しみにー!
※別途、初受験の方には1次試験後に2次試験対策セミナーを実施予定です。
こんにちは!まよです。
間もなく一次試験の申し込み〆切を迎えようとしていますね。
皆さん無事申し込みは済みましたか?
保険受験を予定している多年度生も申し込みを忘れずに!
二次試験対策の参考書といったら『ふぞろい』ですよね!
私も「ふぞろい」なくして合格はあり得なかったと思います。
だけど・・・
ふぞろいって何すか?
すぐ売り切れるって言うけど、どのふぞろいを買っていいか全然分かんねぇっす。
・・・と思っている受験生も、意外に多いのではないでしょうか?先日の春セミナーでもふぞろいに関するたくさんの質問をいただきました。
今回は、そんなお悩みを解決するべく「ふぞろいとは何か」をテーマに、その活用方法と共にご紹介します!
こんな人に是非読んで欲しい!
- ふぞろいって聞いたことはあるけど、なんだかよく分からない人
- どのふぞろいを買えばいいか悩んいる人
- ふぞろいを使った勉強法を模索している人
『ふぞろい』とは?
『ふぞろい』シリーズは4種類ある
『ふぞろい』は、二次試験対の参考書の代表とも言える参考書です。
実際に二次試験を受けた受験者から再現答案を収集し、得点につながった可能性の高いキーワードを分析した書籍です。
ふぞろいシリーズには、「ふぞろいな合格答案」・「ふぞろいな答案分析」・「ふぞろいな再現答案」・「ふぞろいな合格答案10年データブック」の4種類があります。
『ふぞろい』と言われたら、まずは「ふぞろいな合格答案」のことと思ってよいでしょう。
「ふぞろいな合格答案」には、単年度分の〝再現答案〟と〝答案分析〟といったコンテンツが掲載されています。(コンテンツの内容は後述)
「ふぞろいな合格答案」の主なコンテンツ
基本書籍である「ふぞろいな合格答案」は、主に以下のコンテンツで構成されています。
「ふぞろいな合格答案」のコンテンツ
- ふぞろいな答案分析
- 合格者による、ふぞろいな再現答案
- 特集記事、コラム
それでは、各々のコンテンツについて、見ていきます。
① ふぞろいな答案分析
ふぞろいのメインとも言えるコンテンツです。次のものが掲載されています。
・二次試験を受けた受験者から再現答案を収集・分析した結果、得点に繋がった可能性の高いキーワードのランキングとその配点、難易度
・設問ごとに「合格者」「A 答案(不合格で60点以上)」、「B答案(不合格で50〜59点)」、「C答案(不合格で40〜49点)」、「D答案(不合格で40点未満)」に分類された設問ごとの再現答案
・解説(重要なポイントなど)
② 合格者による、ふぞろいな再現答案
合格者6名の「試験当日の80分に過ごし方」と事例ごとの「再現答案」が掲載されています。
③ 特集記事、コラム
受験生に役立つ様々な特集、コラムが掲載されています。
例)「過去問をどれぐらい解く?合格までに必要な過去問演習」「ふぞろい談話室」「過去6年分のふぞろい流採点基準に基づく分析」etc・・・
『ふぞろい』の特徴
次に、「ふぞろい」がなぜ人気なのか、その特徴を見ていきましょう。
1)自己採点ができる:答案分析
答案分析に掲載されている「キーワードランキング」と「配点」により、自己採点が可能です。
二次試験の参考書として選ばれる一番の理由は、まさにこの「キーワード採点」できる点にあると思います。(二次試験対策参考書ではふぞろいだけ?)
再現答案と評価をもとに試験で加点されたと思われるキーワードを抽出し、合格答案+A答案でより多く使われたキーワードが極力高い配点になるように並べられています。
これにより、「自分の得点が合格ラインにあとどれぐらい足りなくて、どのようなキーワード(切り口)を補完できれば合格に近づけるのか」より具体的にイメージすることができます。
2)合格ライン(60点)のレベル感を知ることができる:答案分析
私は二次試験初学時は予備校を利用していましたので、予備校の過去問を入手していました。でも、学習を進めるなかで気付きます。こんな完璧な解答80分で作れる訳ない。つまりゴリゴリの塾講師たちが作り上げた予備校テキストの模範解答は「レベル高すぎ」なのです。
対して「ふぞろい」は、実際に受験生が80分で作り上げた解答が掲載されており、試験本番までに到達すべき現実的な答案レベルをイメージすることができます。
3)合格者の解答プロセスが分かる:再現答案
再現答案の中の「80分のドキュメント」には、試験本番で合格者がどの事例のどの設問で何を考えていたかが受験生の属性別に6名分掲載されています。80分の使い方や解答プロセスを検討するうえで非常に参考になります。
『ふぞろい』シリーズ 書籍一覧
基本書籍である「ふぞろいな合格答案」の姉妹書籍として、複数年分を総集した次のものがあります。
「ふぞろいな合格答案」の姉妹書籍
- ふぞろいな答案分析 :答案分析2~3年分の総集編
- ふぞろいな再現答案 :再現答案2~3年分の総集編
- ふぞろいな合格答案10年データブック :答案分析10年分の総集編
それぞれの書籍に掲載されているコンテンツを整理すると下表のようになります。購入の際の参考にしてください。
この他に、「ふぞろいな合格答案10年データブック」には10年分の出題概要・解答キーワードをまとめた『10年まとめ表』が掲載されています。過去10年の出題傾向や重要な切り口、頻出キーワード等を俯瞰して見ることができ、個人的にはすごくオススメです。
どれを買えばいい?
それでは、どのふぞろいを購入すればのでしょうか?
まずは7月に発売予定の最新版「ふぞろいな合格答案15」を購入しましょう!
「ふぞろいな合格答案15」にはR3年度試験について、フルコンテンツで掲載されています。
各々のコンテンツの内容を見てみて、自分の学習方法に合った書籍を入手しましょう。
「ふぞろい」の揃え方(例)
目的別 「ふぞろい」購入パターンの例
<1>自己採点と頻出キーワードの確認ができればいい
答案分析を買い揃える:「合格答案15」+「答案分析6」+「答案分析5」
→過去問5年分に対応
<2>解答プロセスをじっくり考えたい
再現答案を買い揃える:「合格答案15」+「再現答案6」+「再現答案5」
→過去問5年分に対応
<3>とにかくたくさん事例を解きたい
合格答案・答案分析を買い揃える:「合格答案15」+「答案分析6」+「答案分析5」+「合格答案10年データブック」
→過去問15年分に対応
一次試験後は例年、受験生が一斉にふぞろい購入に走り、品薄になります。
一次試験前に入手しておくことをオススメします!!
「ふぞろいな合格答案15」は、Amazonや楽天ブックスで予約できます。
売り切れで買えなかったなんてことになったら大変です。今すぐに!予約注文をしておきましょう!!!
【おまけ】13代目道場メンバーの買った「ふぞろい」
(おまけです。長いので、読み飛ばしてもらって大丈夫です。興味のある方は休憩がてら読んでみてください。)
13代目メンバーがどのふぞろいを購入した&使用したか、ちょっくらアンケートを取ってみました。
結果は…
圧倒的に合格答案&答案分析を中心に購入しているメンバーが多いですね!
再現答案は収集癖のある1名を除いて、「入手しなかった」「入手したけど使用しなかった」メンバーがほとんどです。
キーワード採点に重きをおいて学習をしてきたメンバーが多いと言えそうです。
みんな、何でそのふぞろいを買ったの?
最初は再現答案で揃えていたがコレクションしたくなってH19以降を全て揃えました。10年データブックはちょっとやりすぎました。直近年度は多めに回数をこなして遡っていきました。
答案分析は1次試験勉強中にどれだけ必要になるかわからず、後から必要になった時に慌てるのが嫌だったためメルカリを駆使して新品を全て揃えました。
自分でも書けそうな解答例がたくさん欲しかったからです。(予備校の回答は難しすぎて自分には会いませんでした)。いろんな解答例を眺めながら、本番でも書ける自分なりの解答を作りました。
独学だったので「答案分析」を自己採点に使用しました。「再現答案」は参考にする、というより読み物として暇な時とかに楽しく読んでいた。ページ下の一言までパラパラと読みました。
ふぞろいの解答を目指すと決めていて、直近5年分の解答が欲しかったからです。読み物も楽しく読んでいました。好きなキャラは応泉洋さん。10年データブックは一度も開いていないです。
採点の基準が欲しかったので。当日の過ごし方とか(再現答案)はいらなかったです。
合格答案は、2次試験の王道「ふぞろい」の中でも一番王道だからです。
基本的に、ふぞろい採点を元に勉強を進めたため、過去10年分は欲しかったです。
また、データブックでは情報が薄く、直近6年分は答案分析以上の情報が欲しかったため、データブックと重複する答案分析4も追加購入しました。
答案分析と再現答案の強みを分かっておらず、ふぞろい採点さえできればよかったです。データブックは時間がなくてH26(2014年)までやりました。データブックの切り口は大好物でした。
1次合格初年度の2次試験をパスしたため翌年の2次試験まで時間がある中、当初完全独学だったので過去問をさかのぼって解く際の採点&分析ツールとして答案分析の載ったものを揃えました。10年データブックは巻頭のまとめ部分以外ほぼ使わなかった。
皆各々の考えがあって、勉強目的に合った「ふぞろい」を購入していますね。
そうそう。hotmanが言うように、書店やAmazonに在庫がなくても、フリマサイトで売られていることがあります。諦めずに探してみましょう!
ちなみに私は、合格答案11~14・答案分析4・再現答案4・合格答案10年データブックを購入しました。特集記事やコラムを読むのが好きだったので、本当は全てフルコンテンツの合格答案で揃えたかったのですが、最新版が発売されると古いものは売り場から消えてしまいます。結局、合格答案11・12はフリマサイトで高値で購入するハメに・・・(涙)
ふぞろい学習における留意点
さて、ふぞろいが受験生にとって超有難く素晴らしい書籍であることはお分かりいただけたかと思います。
が、ふぞろいを使用するにあたっていくつか知っておいて欲しいことがあります。(まよの私見が含まれますので、ふ~ん程度で見ていただければと思います)
ふ~ん・・・
1)ふぞろいに書いてあることが絶対解ではない
ご存知の通り、二次試験は採点方法や模範解答が一切公開されていません。
故に、ふぞろいに限って話ではありませんが、参考書に書いてあることが絶対正しいと思い込まない姿勢が大切です。
ふぞろい書籍の冒頭にも、以下のように書かれています。
「合格者はどうやって2次試験を突破したのか?」そのような疑問をプロジェクトメンバーが可能な限り収集したリソースのなかで、大胆に仮説・検証を試みます。採点方法や模範解答を完璧に想定することは不可能である、という事実を謙虚に受け止め、認識したうえで、本書の編集制作に取り組みます。
ふぞろいな合格答案14 『ふぞろいな合格答案の理念』より抜粋
今後学習を進めるうえで、なんかふぞろいの解答がしっくりこない・納得できないと感じる時が訪れると思います。
そんな時は、自分の中で腹落ちするまでその違和感と向き合う必要があります。
私の場合は、ふぞろいの他、「まとめシート」流!解法実況やTAC過去問題集を併用し、様々な解答例から自分が一番納得できるものを参考にしていました。
2)キーワード詰め込み解答に陥りがち
ふぞろいで可能なのはキーワード採点で、「解答に一貫性があるか」とか「文章として分かり易いか」といったことは考慮されません。
キーワードをたくさん詰め込んだ解答が高得点になり、1つの軸をもって掘り下げた解答には点数が入りづらい仕組みになっています。
なので、ふぞろいで高得点を取ることを意識しすぎるとよく分からない文章になってたりします。これでは試験本番でも点数が入りません。
あくまでふぞろい採点での得点は目安です。
「聞かれたことに答える解答になっているか」「与件文に寄り添っているか」「因果で書けているか」といったことは、勉強会等の場で人に評価してもらうのが良いと思います。
3)合格答案・A答案のレベルが高い
『ふぞろい』では再現答案を「合格者」「A 答案(不合格で60点以上)」、「B答案(不合格で50〜59点)」、「C答案(不合格で40〜49点)」、「D答案(不合格で40点未満)」に分類して比較分析しています。
これを見て、受験生は「B~C答案」が「合格者+A答案」と比べて何が足りないのかを知ることができます。
ですが、合格答案・A答案は結構レベルが高いです。実際はこのレベルを書けていなくても、B答案レベルで合格できているのではないかと感じます。(※完全に私見です)
なぜ、このようなことが起こるのか。
理由は受験生が再現答案を作成する過程で「試験本番で書いたものより完成度の高い答案を作成してしまうから」だと私は考えています。
恐らく多くの受験生は80分という限られた試験時間内で、本番で書いた解答を完璧にメモしておくことはできません。メモしてある解答骨子を元に、試験終了後に時間の制限なくじっくり再現答案を作成することになるため、実際より整った文章で完成度の高い答案を作成してしまう傾向にあると思います。
4)ふぞろいだけでは事例Ⅳの対策に弱い
事例Ⅳ(財務・会計)に関しては、ふぞろいにはほとんど解説が掲載されていませんので、別の参考書を併用する必要があります。
私は、事例Ⅳの全知識・全ノウハウとTAC過去問題集を併用していました。事例Ⅳの過去問を解く⇒ふぞろいで採点⇒事例Ⅳの全知識・全ノウハウまたはTAC過去問題集で解説を確認、の流れで学習をしていました。
ふぞろい関係者の皆様、失礼な物言いをお許しください…
私の『ふぞろい』活用法
それでは、私自身が『ふぞろい』をどのように活用していたかご紹介したいと思います。
1)過去問を解いた後のキーワード採点
主に「合格答案」と「答案分析」を使用し、キーワード採点をするために活用していました。
上記の通りキーワード採点での点数はあくまで目安に過ぎませんが、最終的には90点以上を取れるレベルまで過去問を反復しました。
2)抜けている視点・キーワードがないかの確認
採点後は、抜けている視点がないかの確認をしました。「みんなが書けている要素を自分も書けているか」書けていない場合は「なぜ書けなかったか」を考えました。書けなかったキーワード・使えそうな構文はノートに書き留めていました。
また、他の受験生が設問解釈や与件文読解のどのタイミングでその視点・キーワードを連想していたのかを「再現答案」で確認し、解答プロセスを考えるうえで参考にしていました。
3)自分のベスト答案を作成
解説(解答のポイント)を読み、要点を確認・知識を補完したうえで、自分のベスト答案を作成しました。
4)特別企画の熟読
1)~3)とは別に、合格答案と答案分析に掲載されている事例ごとの「特別企画」も参考になるものが多く、熟読していました。
先代のふぞろい活用方法も是非参考にしてみてください!
【2次試験】12代目全員全力インタビューリレー『ふぞろいの活用方法』
まとめ
今回は、これから二次対策を始める受験生へ向けて「ふぞろいはどんな書籍か」について、その活用方法における留意点も含めご紹介しました。
(本記事を書くにあたっては、ふぞろい執筆も担当されていた先代のかわともさんとのきさんの記事を参考にさせていただきました。)
ふぞろいが二次試験対策における必須アイテムであることは間違いありません!!
「ふぞろいに書いてあることが絶対ではない。自分が腹落ちするまで考える。」これを意識したうえで、
ふぞろいを上手に活用し、合格を掴みとってください!
本日はここまで!
明日は英語ペラペ~ラなさろです!
お楽しみに♪
MAKASENA☆
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目的別 「ふぞろい」購入パターンの例
<2>解答プロセスをじっくり考えたい
再現答案を買い揃える:「合格答案15」+「再現答案6」+「再現答案6」
→再現答案6を二冊買うんですか!?といういじわるコメント
まそじ様
「再現答案5」の誤りですね><
失礼いたしました。記事修正いたしました。
ご指摘ありがとうございます!