マーチャンダイジング AMAの定義とは 企業のマーケティング目標を実現するのに最も役立つように特定の商品またはサービスを特定の場所、時期、価格そして数量で市場に出すことに伴う計画と統制 AMA 5つの適正とは? 適正な商品、適正な場所、適正な時期、適正な価格、適正な数量 マーチャンダイジングとは? 消費者の価値を最大化し、自社の売上高や利益を最大化するために戦略的に売る方法を考える理論のこと 仕入高予算とは? 仕入れに必要な金額の見積もりのこと。売上高、在庫高から逆算できる 値入高とは? 値入高=売価-原価。つまり利益のこと。利益計画の要で、これの予算を元に商品の価格設定をする 値入率とは? 値入率=値入÷売価(or原価)。一般的には売価基準で計算する 減価予算とは? 値下げ、商品減耗、値引きなどによる目減りする価値分の金額を事前に見積もること 売上高予算とは? 簡単に言えば適切な売上ノルマを作ること。販売予測、GMROI、商品回転率などを活用して策定する GMROIとは? 商品投下資本粗利益率。 =売上総利益÷平均在庫高(原価)。平均在庫高を売価で計算すると交差比率になる 平均在庫高の計算方法は? (期首在庫高+期末在庫高)÷2 商品回転率とは? 商品回転率=売上高÷平均在庫高。在庫商品が何回分売れたかを見る指標 長期の販売予測をする代表的な方法は? 目安法(別名フリーハンド法)、両分平均法、移動平均法、最小二乗法など 短期の販売予測をする代表的な方法は? 月別平均法、連環比率法など 在庫予算とは? 商品をどれ位の量(金額)だけ在庫するか見積もること 基準在庫高法が適する条件は? 年間回転率が6回以下の低回転率の買回品向け 基準在庫高法の計算式は? 基準在庫高=年間平均在庫高-月平均売上高予算=(年間売上高予算÷年間予定商品回転率)-(年間売上高予算÷12) 百分率変異法が適する条件は? 年間回転率6回以上の高回転率の最寄品向け 百分率変異法の計算式は? 月初在庫高予算=年間平均在庫高×(1+(当月売上高予算÷月平均売上高予算))÷2 基準在庫高法と百分率変異法は何を求めているのか? 月ごとの在庫高を決めるための計算式。冬にマスクが良く売れるなど月毎の需要変動に応じるためには、±αの微調整が必要。この微調整を行う計算式である 週間供給法とは? 週売上高予算×(52÷回転率) 在庫販売高比率法とは? 当月売上高予算に一定の比率をかける方法。需要変動の微調整を行うことができる。当月売上高予算×(ある月の月初在庫高÷あるつきの売上高予算) 平均在庫日数とは? 現在の在庫が何日分の販売額に相当するか示すもの。在庫の過不足度合いを示す指標。平均在庫高÷1日平均売上高で求める 商品ミックスとは? 商品の品揃えのこと ラインとは? 関連の深い商品群のこと。「幅」で表現。ビール、日本酒、ウィスキー・・・など アイテムとは? 同一商品ラインにおける個々の商品のこと。「深さ」で表現。スーパードライ、ラガー、プレミアムモルツ・・・など 総合化と専門化の違いは? 総合化:ラインの幅を広げること。専門化:アイテムの深さを深めること スクランブルド・マーチャンダイジングとは? 消費者ニーズ、用途に応じた商品分類をして店舗全体・売り場全体で商品分類を見直す手法。ワンストップショッピングの実現ができる クロス・マーチャンダイジングとは? 売り場のサブカテゴリーや単品レベルで組合せを検討する方法で、関連した商品を陳列して同時購買を増やす。秋刀魚と大根など ビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)とは? 視覚に訴えて購買意欲を促す手法。ストアコンセプトとの一致、店舗計画や販売計画の考慮、商品価値を理解してもらえるようにする等の留意点あり カテゴリー・マネジメントとは? 消費者視点で商品をグルーピングし直す手法。ダイエット対策コーナーに食品、サプリ、体重計、運動器具を並べるなど カテゴリー・マネジメントの注意点は? 消費者への価値提供を重視、カテゴリー単位での利益責任、メーカー・卸・小売の相互協力などが重要 在庫統制の2つのやり方は? 金額統制(ダラーコントロール):どの商品が”いくら”あるか把握すること。数量統制(ユニットコントロール):どの商品が”いくつ”あるか把握すること 金額統制のメリットは? 会計システムと連動しやすく、資金繰りへの活用、利益計画の管理に役立つこと 金額統制のデメリットは? 品目ごとの販売動向や品切れを把握できないこと 数量統制のメリットは? 1.売れ筋、死に筋商品の把握 2.品切れの防止 3.販売計画の管理に利用できる 数量統制のデメリットは? 1.把握に手間がかかり全商品の管理が難しい 2.システム構築が難しい 3.会計システムと連動困難 代表的な仕入れの割引は? 営業割引(機能割引)、数量割引、季節割引、販売促進割引、現金割引など リベートとは? 取引高の応じて売上代金の一部を割り戻すこと。報奨金、奨励金とも言う。日本独自の商習慣 随時仕入とは? 必要になればその都度仕入れる手法。在庫リスクが小さいが発注コストが割高 定期仕入とは? 定期的に仕入れる手法。販売量が安定している商品で利用 市況仕入とは? 市場の需要に応じて仕入れる手法。需要変動や価格変動が起き易い商品で実施。 大量仕入のメリットは? 1回あたり仕入コストの低減、機会損失の回避、数量割引が期待できる、など 大量仕入のデメリットは? 在庫過剰のリスク、在庫保管コストがかかる、需要変化へスピーディに対応できない、など 大量仕入の対義語は? 当用仕入 当用仕入は割引が得られないのか? 累積数量割引が得られる場合もある 集中仕入のメリットは? 大量仕入の利益が得られる、仕入先からの情報提供UPや取引条件向上が期待できる 集中仕入のデメリットは? 画一的名仕入になる、安定的な環境になるため仕入能力が低下してゆく、仕入先の経営破たん/災害発生の影響を受ける 集中仕入の対義語は? 分散仕入 本部集中仕入のメリットは? 大量仕入の利益が得られる、仕入の集中・専門化によりノウハウ蓄積/業務効率化/仕入コスト削減が期待できる 本部集中仕入のデメリットは? 画一的な仕入になる、販売部門との連携不足が起きやすい 本部集中仕入の対義語は? 店舗分散仕入 共同仕入のメリット/デメリットは? メリット:大量仕入によるコストダウン。デメリット:没個性、店舗間の調整が難しい。 対義語:単独仕入 委託仕入とは? 販売委託契約を結び、販売時に手数料を仕入先に支払う。仕入時点で小売は商品の所有権を持たない(小売の在庫リスクなし) 買取仕入とは? 小売が商品を買い取って仕入れる手法。小売は在庫リスクを抱える 消化仕入(売上仕入)とは? 販売した分だけ仕入を計上する方法。販売時に売上と仕入が同時に計上される。使った分だけ支払う富山の薬売りなど OTBとは? Open To Buy。仕入高予算で、あといくら発注できるか計算すること