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このブログは、
2009年度中小企業診断士試験に
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2度目のおはようございます。makinoです。

本日2本目の記事も読んで下さって、ありがとうございます。

 

本日お二人目の合格体験記は秋月さんです。
10月からの学習開始で、46歳でストレート合格をされています。学習スタイルは通学なのですが、予備校の授業のみに頼らず、ご自身の工夫と試行錯誤を重ねて、合格を掴んでおられます。予備校を利用した方も、そうでない方も、是非、ご参考になさってください。

 

それではどうぞ!

 

 

========ここから寄稿========

 

(0)受験生情報

みなさま、はじめまして。「秋月」と申します。
都内の食品製造メーカーに勤めている46歳です。

 

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

診断士受験スタイルを一言で言うと「単独通学学習」でしょうか。資格学校通学一本で、時間の融通をつけるのが難しかったのでグループなどを作ったり参加することなく、テキストや問題集を一人でひたすらやって、分からないところはネットで調べるといったスタイルでした。1次は資格学校のテキストと問題集をやり、2次は資格学校の講義を受けつつ、書籍「ふぞろいな合格答案」「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」を活用していました。

 

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

仕事で悩んだときに相談に乗ってもらった監査役が診断士でもあり、その方のお話をきいている内に、私が複数回の転職で培ったこれまでの経験・知識の「見える化」と、自分の働く指針であった【地域生産物や高くユニークな技術、独自の文化を国内海外に発信し、日本を元気に笑顔にする】の実現に、中小企業診断士がぴったりだと思うようになったのが大きな理由です。また、大企業でも倒産する不安定で70歳まで働かなければ生きていけない社会となる中で、企業の看板がなくなったとしても年をとっても仕事につなげられる「ツール」が欲しかった、という面もありました。

 

 

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

IT・Web業界で20年以上働いていたので、経営情報システムは一定の知識がありました(試験独特の知識や質問があるので、そのアジャストに少々苦労しましたが…)。一方、理系大学出身なので、経済や財務、経営理論はまるっきり分かりませんでした。資格学校で配布された問題集を開いた時、質問分を見て、そもそも何を問われているかすらわからない状況でした。貸方、借方なども見たことはありますが、ちゃんと考えたことがなかったので、講師が「半年後には財務諸表をみてCF計算書が書けるようになります」と言っているのを聞いて「この人は何を言っているのだろう」と感じたことを昨日のように思い出されます。

 

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイルは、1次、2次いずれもTAC通学がメインでした。

①メリット
資格学校が用意したテキストと問題集を使い、カリキュラム通りに受けて、予習・復習をしていれば、必要な知識を取得することができるのがメリットです。また、資格学校の特訓講座や模試も適切なタイミングで用意されているので、テキストに余計な出費をしたり、どのタイミングでどんな勉強をすれば良いかという点で悩んだり調べたりする必要がない点も良かったです。

②デメリット
安くない費用と、2次対策は資格学校ごとの偏った視点となってしまいやすい点がデメリットです。また、不得意・苦手な部分は、資格学校のテキストでは解決できず、資格学校の講師も他の質問者が多いのでなかなかつかまらなかったり、つかまえられても講師からの解答が理解不足の自分にとってはちんぷんかんぷんだったりすることがあり、それがもどかしく不満な部分でした。そういった場合は、仕方ないのでネットで検索してとことん調べまくりました。

 

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数

<学習開始時期>
1次は2018年10月、2次は1次試験受験時の自己採点後からです。

<受験回数>
1次1回、2次1回です。

<学習時間>
1次学習時間:約980時間
2次学習時間:約600時間
合計:約1580時間

 

(6)合格までの学習法

①1次
基本的には資格学校で配布されたテキストの読み込みと、問題集のやり込みが学習のベースでした。資格学校で講義を聞き、その単元のテキストをその日の晩~翌日に再度読んで、読み終わったら同単元の問題を解いて、次の講義に臨むという流れです。
各科目の講義の最後に「養成答練」というテストがあるので、その際には、再々度テキストを読み、問題集も再度解き、苦手・よく間違う論点を暗記ペーパーにまとめました。このペーパーは、この後も演習や模試を繰り返す中で足りない部分を赤字で追記していき、最終的には本番試験用のファイナルペーパーへと進化させていきました。このペーパーづくりは、直前暗記用のツールをつくるのが最終目的でしたが、メリットはそれだけでなく、ペーパーをつくるためにまとめるという作業を通して、頭の整理や、自分の弱い部分の認識に役立ちました。
5月頃には苦手な科目や論点が見えてくるので、それぞれ毎日1-2時間は必ず問題集を解いて忘却防止を心がけ、6月の模試を迎え、その後は問題文を見ただけで解答や類題が頭に浮かべることができるよう、テキストを読み込み、問題集を解き続けました。結果的には試験本番までに、4周+αをやりました。

②2次筆記
2次試験の準備はまったくやってなかったので、自己採点でどうやら合格したっぽいとなってから、慌てて2次試験の情報収集を開始しました。
まず、資格学校が公開している2次対策事前講義のビデオをストリーミングで確認し、基本テキストを一通り読むことからはじめました。テキストを読み終わった後、試しに1年分の過去問を、答えを見ながら解答し「お作法」「用語」を確認。ここまでをやった後、資格学校の2次対策講義に突入しました。
2次対策演習ではまったく良い点が取れず、マーカーの引き方やメモのとり方、解答を書くタイミングなどの試行錯誤を繰り返すも効果がなかなか現れず、この時期はずっと「もう駄目だ。何が正解かわからん」と意気消沈していたものです。
そんな状態の中、演習と過去問3年分を終えようとしている中、書籍「ふぞろいな合格答案」に出会って光明が見えはじめました。それまでのやり方を一旦捨てて、各設問の解答となる骨子と、自分の答え、そして学校と書籍の解説を列記して分析表を作成することで、解答を書く方法が見えるようになり、それにあわせてマーカーの引き方やメモのとり方も確定していきました。骨子分析表は最終的に過去問5年分、TAC直前演習、公開模試で作成し、時間ができたときには、その分析表で骨子や得点につながるキーワードを確認していました。
また、試験3週間前には、4-5日に1度自主的な模試(事例I~事例IVを1日で解答する)を行い、時間感覚を養いました。一方、弱点であり、得点源になる事例IVは、毎日欠かさず問題集を1-2時間解き続けたことが結果につながったと思っています。

③再現答案

2次試験は受験してる途中、事例IIIと事例IVで「落ちた」と思っていたので、帰宅してから2次結果発表まで再現答案は作成しませんでした。年明けから来年に向けた勉強を開始するつもりで、それまでの教材と一緒に試験問題もまとめて、物置につっこんで、仕事をしつつプライベートでは遊び呆けてました…。
2次合格の通知を受けてから、再度慌てて次の試験(口述試験)の準備を始めたのですが、そのときに最初にやったのが再現答案づくりでした。1次試験の問題を引っ張り出し、そこに記載されている骨子とメモ、マークを参考に、与件分を再度読み返しつつ作成しました。一部、時間がなくて骨子を書かずに解答したものが何問かあったのですが、もちろんすでに記憶は残ってませんので、そこは問題用紙に残された自分のマークと当時の切羽詰まった思考回路を想像して作成しました。

 

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

2次試験は、事例IIIを解いている途中から「これは落ちたな」という変な感触がありました。でも、そこで諦めず「どうせ駄目なら、来年のための勉強として、もう正解とか気にせず解けそうな問題を時間一杯まで楽しんでやる」と切り替えて、模試のような気分で試験に当たれたのが、結果的に合格につながったのだと思います。
ちなみに、1次試験は「自分のことだから分からない問題がきっと複数続くので、そこで焦らずさっさと飛ばし、できる問題を一つずつ確実に拾う」と決めたことが功を奏しました。また、私は周囲の人がページをめくる音で「自分の問題を解くスピードが遅いのかも」と焦ることが多々あるのですが、開始したら問題を最後から解くことで、焦ることを防止しました。
「できない」ことが焦りにつながり、その焦りのために本来の実力が発揮できないとなれば、こんな残念なことはありません。「できない」という状態になったときに、どうすれば焦らずにすむか、焦っていたとしてもパニックにならずに力をだせるか。試験前に対策を考えたり、イメージしておくと、実際にそうなった場合にも実力を発揮できずに終わることを避けられるのではないかと感じました。
この話が、みなさんの何かの参考になれば嬉しいです。

 

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

私がまずもって目を引かれたのは、2次試験対策を1次自己採点後に開始して600時間という、相当ハイペースな学習時間。これは並大抵のご努力ではなかったはずです。スマートで流れるような文章の中で、見落とせないポイントでした。

そして、点数が伸びないご自身のやり方を一度リセットして「ふぞろい」を活用した骨子と分析表の作成、事例Ⅳを毎日欠かさず、1日で事例Ⅰ~Ⅳを解答する自主的な模試、試行錯誤の結果が、この600時間に詰まっているのではないでしょうか(と私は感じました)。

また、自身の特性をよく理解した上で、当日の対応をあらかじめ決めておく。試験前の準備が大切という点、一発本番の試験では、参考になるお話です。読んで下さった皆様は、是非ともご自身の対策の参考になさって頂ければと思います。

相談に乗ってくださった監査役の方が、合格を知って喜んでくださったことと思います。きっと、今後のご活躍の幅が広がる事でしょう。秋月さん、努力の詰まった合格体験記、どうもありがとうございました。

 

 

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