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改題その5

こんにちは、こばです。
セ界の貯金は鯉が独り占め。その他のチームは借金経営。ちなみに去年のセ界は借金地獄。
診断士試験を勉強していくと借金経営の方がいろいろとお得と感じることがある。

ということで、第5弾は企業価値とMM理論。借金経営がどう企業価値などを高めるのかを学習する。

まずは、企業価値とMM理論のポイントを超ざっくり確認。

■企業価値=負債価値 + 株式価値 又は 企業価値 = FCF ÷ WACC
■MM理論とは
・法人税がない市場では、企業価値はその資本構成に依存しない。

詳しくはこちらを10分で確認。

それでは本題の

□過去問改題□

平成26年 第15問(改題)
現在 A 社は、全額自己資本で資金調達しており、その時価は 10,000 万円であ る。 A 社は毎期 1,000 万円の営業利益をあげており、。MM 理論が成り立つものとして、下記の設問に答えよ。

問①A社のWACCを求めよ。減価償却費が500万円、設備投資が500万円である。運転資本の増減はないものとする。
ア:5%
イ:10%
ウ:15%
エ:20%

問②A 社が利子率 2%の借入を行うことによって 2,000 万円の自己株式を買入消 却し、負債対自己資本比率を 20:80 に変化させたとき、A 社のWACCは何%になるか。最も適切なものを選べ。ただし、法人税は存在しないものとする。

ア:5%
イ:10%
ウ:15%
エ:20%

問③、問②のように A 社が資本構成を変化させたとき、法人税が存在する場合、 節税効果はいくらになるか。最も適切なものを選べ。 ただし、法人税率は 30 % とする。

ア:10,000万円
イ:10,600万円
ウ:0万円
エ:600万円

問④問②のように A 社が資本構成を変化させた場合、財務レバレッジ効果が生まれる。その場合のROEを求めよ。ただし、問③同様の法人税が存在する。

ア:7%
イ:8%
ウ:8.4%
エ:10%

□解答解説□

平成26年 第15問(改題)
問①
正解はイ
この問題は企業価値の公式を使い瞬殺で解く。
企業価値 10,000 =FCF ÷ WACC―①
FCF = 営業利益 ×(1-法人税率) +減価償却費 ― 運転資本の増加額 ― 投資額より
FCF = 1,000 +500 ― 0 - 500 =1,000万円―②
①、②より
WACC =1,000 ÷ 10,000 = 10% よってイ

問②
正解はイ
MM理論の命題を使って瞬殺で解く。法人税がない場合はWACC一定。
【MM理論の命題まとめ】

1:法人税が存在しない場合、企業価値はその資本構成に依存しない。
2:法人材が存在しない場合、資本構成が変わってもWACCは一定である。
3:法人税が存在する場合、負債を利用すると負債利子の節税効果の現在価値分だけ企業価値が高まる。

問③
この問題はMM理論の命題3が当てはまる。
節税効果 = 負債額 × 税率 =2,000 × 0.3 = 600万円
よって正解はエである。
また、この場合の企業価値は節税効果の額高まり、10,600万円となる。

問④
企業価値とセットになるのが財務レバレッジ。平成26年の問題は財務レバレッジを使用しなくても、解くことが可能であるが財務レバレッジは二次試験でも出題可能性があるため、ここで使えるようにしておく。

【財務レバレッジ】
ROE  = (1-税率)×{ROA+(ROA―i)× 負債比率}
i:負債利子率 ROE:自己資本比率 ROA:総資本事業利益率
※負債比率=負債÷自己資本(経営分析頻出)

ROE=(1-0.3)×(10+8×2000÷8,000)
ROE=0.7 × 12  = 8.4%よって正解はウ

問③、④を解くと負債があった方がいいお得と感じるが、負債比率が高まると長期安全性が欠け倒産リスクが高まる。
負債で資金調達をすることはデメリットが存在する。

では、まとめ

・MM理論の命題をしっかり覚える。
・借金経営は企業価値、ROEを高める。
・負債比率を高めすぎると長期安全性を欠き、倒産リスクが高まる。

byこば


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改題その3

こんにちは、こばです。
財務改題シリーズ、好評かどうかわ不明だが、ある一定の人は見てくれている模様。
現在、論点別に問題を出題しているが、論点別だけの強化をすると実は危険。
知識が論点のぶつ切りとなり、コンボ問題が来た場合お手上げとなる。

これは筋トレで各部位の筋肉は増量し肉体改造は成功したが、野球のパフォーマンスは低下してしまった状態と似ている。
しかし、まずは各部位の筋出力の最大値を向上させることは後々の飛躍に繋がる。

野球の動作とバランスがとれた場合、以前より力まずに同じ力を発揮することが可能となる。この進化は余力を持ったプレーを可能とさせ、試合トータルパフォーマンスを向上させる。

勉強でも同様に最大出力を上げておくと、試験本番での脳の体力温存に繋がり、試験全体の結果が向上する可能性は高い。
1次試験では財務は2科目目。午後科目に余力を持たせた状態で終了したいところである。

第3弾は現在会社で第1四半期の締めを行っているということで、決算整理。
決算整理は受験生時代、あまり意識してませんでしたが頻出論点です。特に、売上原価が繰り返し出題されている。
診断士の作問者は原価が好きですから、当然か。

まずは、決算のポイントを超ざっくり確認。

■決算整理とは
・期中仕訳の修正や、期中取引としては認識されない取引に関する処理などを年度末に行うこと。
■売上原価 =期首商品 + 仕入 ― 期末商品

それでは本題の

□過去問改題□

平成27年 第1問(改題)
売上原価
※棚卸数量の差異が発生している原因は洪水により、商品が販売不能になっているためである。

設問①売上原価として正しいものはどれか。

ア:610,000円
イ:640,000円
ウ:670,000円
エ:700,000円

設問②棚卸資産の評価を行った。正しい処理はどれか。
ア:季節商品で市場の価値は低いが、損傷などはないためそのまま期末棚卸高として計上した。
イ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行い特別損失として処理を行った。
ウ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行い売上原価の内訳科目として処理を行った。
エ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行った。この評価損は損金不算入となり、将来加算一時差異となる。

 

□解答解説□

問①
正解はイ

まず、この問題の処理手順を確認。
手順1:期末商品棚卸高を計算。
手順2:売上原価を計算。
手順3:棚卸減耗費の処理。

この問題は売上原価を問うているが、手順③の棚卸減耗費の取り扱い方がポイントになる。
原価性があるのかないのかを判断する必要がある。

【判断基準】
原価性あり:商品の保管中の破損などが原因 ⇒ 売上原価
原価性なし:洪水による特別な破損などが原因 ⇒ 営業外費用または特別損失

売上原価 =期首商品 + 仕入 ― 期末商品に当てはめ計算する。
期末商品 =原価×帳簿数量であるから。
120,000 + 650,000 - (100 × 1,300) =640,000

問②、棚卸資産の評価に関する問題。決算整理の1要素として出題する可能性もあるが、会計規則としての出題される可能性もある。また今年は会計規則が多く出題される可能性が高いので、ここで合わせて確認をしておく。

正解はウ

ア:季節商品で市場価値が低い場合は、商品評価損を行うため不適切。
イ、ウ
【棚卸資産の評価に関する会計基準】
■評価損の表示
原則:売上原価の内訳科目
臨時の事象に起因し、かつ、多額であるとき:特別損失
よって、イが不適切でありウが適切となる。

エ:税効果会計の論点である。
評価損の損金不算入額は将来減算一時差異であるため不適切。詳しくは次回以降で。

では、まとめ

・論点のぶつ切りの強化は危険。
・全体の繋がりができて、パフォーマンスは大きく向上する。
・あまり注目はされていないが、決算整理は頻出論点。
・この論点は会計規則にも繋がる。

byこば


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改題その2

こんにちは、こばです。
いきなりですが、事例Ⅳは計算力が試される試験である、○か×か?

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答えは明確に×。事例Ⅳに計算力は必要ありません。
計算は電卓がしてくれますので、計算力ではなく正しい事務処理能力が必要です。

電卓の持ち込みは不可のため、1次財務会計は計算力が多少必要になります。
しかし、ほとんどの分野は四則演算の計算しかありませんので、中学生レベルの計算力があれば大丈夫。
事例Ⅳ同様に重要なことは正しい事務処理能力です。正しい処理手順で解答をすること。

第2弾は1次、2次ともに頻出のCVP分析を出題。

まずは、CVP分析のポイントを超ざっくり確認。

●売上 ― 変動費 ― 固定費  = 利益
●損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1-変動費率)
●損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高
●安全余裕率 =100% - 損益分岐点比率
●営業レバレッジ = 安全余裕率の逆数

詳しくは、こちらを10分で確認

それでは本題の

□過去問改題□

平成27年 第10問(改題) 少数点第3位を四捨五入すること

CVP 損益計算書

設問①CVP分析にまつわる指標で今期の数値が正しいものはどれか。

ア:変動比率:60%
イ:限界利益率:55%
ウ:損益分岐点比率:71.43%
エ:営業レバレッジ:3.5%

設問②D社は今期の予想PLを上記の通り行っていたが、営業利益率をさらに向上させたいと考えている。そのための取組として最も効果の高いものはどれか。

ア:新規開拓をして、売上高を1.1倍に増加させる。
イ:新規の設備投資を行い、変動費率を10%減少させる。設備投資により固定費が10%上昇する。
ウ:経費削減で固定費を10%減少させる。
エ:1割値引きをして、販売数を1.2倍にする。

 

□解答解説□

問①、これは基礎知識で解ける問題
正解は

ア:変動比率 = 変動費 ÷ 売上高 よって55%なので×

この指標は瞬殺ですね。超簡単ですが、今期と前期を間違えて計算してしまうことがあります。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、緊張した場面では信じられないミスが発生します。
サルも木から落ちる。

イ:限界利益率 = 限界利益 ÷ 売上高 よって45%なので×
限界利益 = 売上高 ― 変動費

ウ: 損益分岐点売上高 ÷ 売上高 よって71.43%で○
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率

エ:安全余裕率の逆数 よって3.5倍、単位が違うため×
この問題は安全余裕率を計算して、その逆数を求めるよりも
営業レバレッジ = 限界利益 ÷ 営業利益 で瞬殺で解答した方が本試験では望ましい。

問②、粛々と計算をさせる事務処理能力を問う問題。1次試験には出ないが、2次試験では嫌がらせ問題として出る可能性あり。しかし、1次試験で出題されれば、時短のために明らかな誤答を瞬殺で見抜く眼力が欲しい。
単純な売上拡大、値下げが正答にならないと見抜く力が欲しい。

予想PL、私は粛々とエクセルに入力。試験本番では下記の表を自力で作る必要がある。綺麗に正確に書くことがミスをしないコツ。正しい型で行うことが重要。
予想PL

よって正解はイ。計算しなくても作問者の想いを考えるとイが正解だろうと予想ができる。

数値のシミュレーションはなんとなく決めたが、イ・ウの損益分岐点売上高が同じになったのは興味深い。
しかし、なぜそうなるのかを理論的に説明するには時間がない。説明できる人はコメントください。

損益分岐点がイとウと同じであるから、営業利益率は限界利益率の高いイとなる。
損益分岐点売上高=固定費を回収した額。それ以降の売上は限界利益分儲かる。

では、まとめ

・事例Ⅳに計算力は必要ない、電卓がしてくれる。
・必要な力は事務処理能力。
・CVP分析問題は瞬殺で解くテクニックが存在する。
・損益分岐点売上高=固定費回収額。
・経費削減より、限界利益を増やした方が儲かる。

byこば


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今年は難化確実の財務会計
でも、財務得意なら事例Ⅳで一発逆転が可能

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おはようございます。こばです。球春到来し、野球ファンにはこれから楽しい季節ですね。
去年は勉強をしていたため、1回も野球を観に行けなかったな。去年のこの時期と言えば、診断士試験に革命が起きた時期ですね。得点開示ができることが判明した時期です。それで事例Ⅳで一発逆転も可能と判明し、事例Ⅳ対策にめっちゃ注力したのに・・・

話は変わり、春分の日の3連休に名古屋に行ってきました。名古屋と言えば和尚。
和尚にいろいろな珍スポット、名古屋に来た人が一般的には行かないような場所に連れて行ってもらいました。

和尚と言えば財務で一発逆転。道場で財務の話中心の和尚ですが、道中は恋愛トークがメインでした。
この記事の写真は和尚が四日市港まで車を走らせて撮っているとのことでした。
さすが和尚、目に見えない部分にも手を抜かないなと感心しました。(笑)
その旅行の途中に財務の話も少し。
決算書から過去の会社の状況・はたまた社長の性格までわかるということを教えてもらいました。
簿記3級すらない財務素人の私としてはまさに目から鱗。
事例Ⅳ対策はかなりやりましたが、経営分析でそのような切り口で財務諸表をみたことはありませんでした。
財務の奥深さを改めて思い知らされた次第です。
 そのことについては和尚がこのブログで書くでしょうから、ここでは割愛します。

それでは前置きもこれくらいにして本題に入っていきたいと思います。

前回も書きましたが、大事なので再度書いておきます。
このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 財務・会計 科目設置の目的□

・財務・会計に関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法となる。
・また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の 一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を 活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある。
・このため、企業の財務・会計 について知識を判定する。

この目的からも一次財務、二次事例Ⅳの頻出論点である経営分析の重要性を感じますね。

このデータ分析シリーズをしていてたった二科目目ですが、
以前から感じていた、この中小企業診断士試験の不条理さの謎が少し解けたような気がします。

なぜ、こんなにも科目・年度ごとに得点がばらけるなど不確実性が高いのか。

作問者からの熱いメッセージ、

不確実性の高い経営環境に置かれる企業に対して、
診断士として助言をするのなら
試験の不確実性を乗り越えるための対策ができずにどうする。

ということではないでしょうか。
本題から離れてしまいましたが、次からはデータ分析に入っていきます。

.
■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

財務会計の傾向
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。

財務会計年度別難易度

(データ出典:TAC )

このデータの変遷からわかることは易化した年の翌年は必ず難化していることです。
平成17・21・25年と過去3回で60点以上の平均点になった後は約10点ほど平均点が下がっています。
このことからも今年の財務会計が難化することを予想することが無難となっています。

.
■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、制度会計・管理会計・ファイナンスに分けて分野別の難易度を確認します。

財務会計分野別難易度

(データ出典:TAC )

このデータから言えることは管理会計が比較的取り組みやすいものの、出題数が少ない。
制度会計とファイナンスは出題数が多いものの、難易度が高く勝負の分かれ目になるということ。

.
■ 論点別の詳細分析■

道場の過去記事の論点で過去問の論点別難易度をまとめました。

制度会計 管理会計 ファイナンス
★★経営分析
★BS・PL作成
・CF計算書
・会計規則
・その他制度会計
.
★CVP分析
・利益差異・セグメント損益
・業務的意思決定
・構造的意思決定
・原価計算
.
・株価の計算
★DCF法(企業価値)
・資金調達
・証券リターン・リスク
・CAPM
★デリバティブ

財務会計論点別難易度

(データ出典:TAC )

【制度会計】

経営分析は必ず当たり前に正解する。二次で使用するため、計算だけではなく、分母分子の項目の説明もできるようにしましょう。
簿記論点の得意不得意で点数の差がつく。

最多出題数を誇る会計規則は超難問揃い、差がつかない論手かというと意外とCランクが多数。
勝負の別れ目になること必至。
しかし、対策が非常に難しい。過去問と同じ論点はまず出ない。
二次試験でもまず出ないが、難問とあきらめ80点満点で勝負するよりも、

今年は出題数が多いファイナンスリース・税効果会計などを周辺論点も含めて確実に覚える方が無難。

去年、私は会計規則の勉強について、道場に質問してまでかなり行ったが出題実績なし。
あの勉強時間はなんだったのか

【管理会計】

CVPNPVの情報システムっぽい用語の論点が最重要。事例Ⅳでも頻出論点。
特にNPVが得意になると複数論点の問題に対応可能になり事例Ⅳ荒稼ぎ。
財務得意な方限定ですが、事例Ⅳ対策も兼ねてイケカコをやるのもあり。
このイケカコで学ぶことは、どのように解答するかではなく解答するために必要な情報を読み取る力
この力が事例Ⅳの得点差。

【ファイナンス】

証券リターン・リスクMM理論企業価値、CAPMデリバティブなど頻出論点多数。
デリバティブは去年の出題が0なので、要注意。
問題の形式に慣れれば、そこまで難しくない。

.
■ 今年の試験の難易度など■

今年はまず間違いなく、難化します。去年並みに簡単と考える方が無理がある。
今年の試験は80点満点と思えるような試験の可能性も十分あり得る。
見たことない会計規則が怒涛のように問われ、試験前半でパニックになるようなことも。

そのことを踏まえてタイプ別に対策を考える。

■財務一生お友達タイプ■

財務会計を毛嫌いするタイプ。

財務会計だけで合格点を確保しないと割り切って、他の科目に注力するのが大事。

それでも40点未満になったらそこで試合終了。

そうならないために、AB問題・頻出論点に注力する。その上で試験当日をどう乗り越えるか。

まずは足切りにならないようにベタ問10マークを確実に当てる。

その上で悩みどころの最後の2択に時間をかけて少し得点上乗せ。DE問題は解かなず時間を他の問題に時間を回す。

■財務片思いタイプ■

財務会計が比較的得意なタイプ。

論点別に勉強するのではなく、年度別に時短で過去問解答がおすすめ。
時短で解くと意外なところでミスするもの、その状況が本試験と似ている。

試験本番での計算処理能力を高めても、簿記知識に欠けるようだと足元がすくわれる可能性あるので要注意。

問題がでる会計規則の勉強法をどうするか。
同じ問題はまず出ないので、地道に周辺論点まで勉強する。
簿記1級用テキストの『究極の会計学理論集』がおすすめ、だけど深追いはダメ。

■財務相思相愛タイプ■

このタイプは税理士や簿記1級取得者のため、対策は割愛します。

では、まとめ。

・今年の財務会計は難化が確実に予想できる。
・財務が得意なら事例Ⅳでの一発逆転も可能。
・試験当日は、足切りにならないように当たり前10マークを死守する。
・時短回答で試験本番に起きるミスを想定する。
・高得点の境目は会計規則の適切な対策、だが深追いは厳禁。

byこば

—————緊急告知!—————

東京にて、1次試験受験者にとって天王山となる、5月から8月に向けての1次対策セミナーを開催します!

日時:4月29日(金)14時〜

場所:中央区日本橋公会堂

募集開始したら、再度ご連絡しますね!

7代目かおりんの司会で進行予定です。

お楽しみに!



 

 

こんにちは、オーケーです。

 

ゴールデンウィークに突入しましたね。

 

学習の進み具合はいかがですか?

先日、道場セミナーにご来場いただいた方々とお話しをしていると、さまざまな学習環境があるということが改めてよくわかりました。お仕事やご家庭の都合で必ずしもゴールデンウィークをフルに学習に充てられない方もやはりいらっしゃいます。

 

ゴールデンウィークをフルに学習に充てられるっていう方は、本当に恵まれた環境にあります。みっちりとやりこみましょう。

 

充てられないって方、ここは工夫のしどころですね。

Ozの記事butaoの記事を参考に限られた時間を有効に使うにはどうしたらいいか?そんな視点を持ちながら学習を進めていきましょう。

 

本試験までに残された時間は万人に平等に流れています。

「あれをやらねば」、「これをやらねば」(必ずしも学習科目に限定しているわけではなくて、皆さんが時間を費やす事柄すべて)を考えるよりも、「しなくてもいい」ものを考えてみると案外、時間は捻出できるものです。

僕の場合、同僚との飲み会がかなりの頻度でブックされていたのですが、これは当面1次試験までは「しなくていい」かな、と定めて「ごめん、今日はこれにて」(自称、オペレーションドロン)を口癖に早々と退社するようにしていました。

 

僕が好きな映画スター、アラン・ドロン氏

 

 

本日のテーマは【ストレート生にとっての2次対策開始時期】

 

 

では、以上の「しなくてもいい」の中に「2次対策」は含まれるのでしょうか?

僕自身の経験を踏まえていますので、今回はストレート生向けとさせてください。

 

 

僕の答えとしては、この時期以降、二次対策は「しなくてもいい」部類に入ってきます。

理由は、1次試験を通過しないと2次試験は受けられないから。これに尽きると思います。

よほど余裕しゃくしゃくの方は別にしても、このあと100日弱の時間の使い方で合否が決定するという受験生がほとんどです。僕もそうでした。

 

2次対策は1次試験を通過してからで十分に間に合います。早めの2次対策でライバルと差をつけようとして、油断していると足元をすくわれる恐れがあります。ぜひ1次試験対策を着実に進めてみることをお薦めします。

 

まだ2次試験の過去問も見たことないぞ、って方。受験機関ならば2次試験対策の導入講義が12月や3月に組まれているので、だいたいの様子はわかっておられると思いますが、独学の方はすこし不安かもしれませんね。その方に向けては、以下の僕の個人的な感想を提供させていただきます。これをもとに8月からの対策スタートを楽しみに待っていてください。

 

個人的な2次試験の感想

  • マークシート対策から記述対策に変わって、学習スタイルにも変化が生じて「楽しい」
  • 個性豊かな事例をたくさん読むことができて「楽しい」
  • 文字制限のある記述は創意工夫のし甲斐があって「楽しい」
  • 自分自身の解答手順を標準化していくプロセスが「楽しい」

 

「楽しい」ことしかない……わけではありませんが、僕にとって2次試験対策は楽しかったです。楽しいと思える域に達するまでは一定の時間が必要だし、ちょっとタイヘンなところもあるのですが…。

 

今日のメッセージを突き詰めると、この一定の時間というものは1次試験後で十分だということです。

 

なお、財務・会計だけはちょっと事情が異なります。事例Ⅳを横目で見ておくことも有益と思います。

ちなみに事例Ⅳってのが財務・会計の2次試験版です。

 

基本的にあまり問題集は手を広げ過ぎるべきではないと思いますが、僕の場合、事例Ⅳの2次試験用問題集を入手して、1次試験用のスピ問等と並行して論点別に解いてみると理解が深まりました。

 

フォルゴーレも同様の見解のようです。

 

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした

 



みなさん、こんにちは。オーケーです。

 

4月に入り、あっという間に桜の季節も過ぎようとしていますね

道場に訪問していただいている方の中には、部署や勤務先が変わり、新天地で頑張っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。環境の変化により、学習時間が十分にとれなくなった人もおられるかも

 

でも、諦めないで学習を続けるようになさってくださいね

試験学習は合格することが第一義的に重要です。続けないと受かりませんし、続けると受かる確率は上がっていきます。

仕事と試験学習の両立は多くの受験生がぶち上がる最大級の悩みどころです。

でも、時間だけは万人に平等ですよね。合格者は時間を上手くやりくりして学習時間を捻出しています。これからがいよいよ正念場です。

 

 

本日は激励から始めさせていただきました。ギアを一段高いところに入れて、本試験まで駆け抜けるようにしましょう

 

 

さて、前回僕が書きました『【財務】財務・会計は暗記科目!?』の中で、基本的な問題とその解法を「暗記」していくと、Cランク以下問題もひねっている箇所がわかるので、高い確率で正解するようになる、とご紹介しました。

 

本日は財務・会計科目の初学者&苦手にしている方に向けて、

なぜ基本問題をおさえることが大切なのか?

なぜ基本問題をおさえることでCランク以下問題にも対応できるようになるのか?

を具体的に見ていきます。

 

本日のテーマはCランク以下問題への対処法

 (この科目が得意な方は、読み飛ばしていただき、代わりに中小企業経営・政策などの科目と格闘してください

前回書いたように、この科目を苦手にしている方(≒初学者)は、ルールがぎっしり詰まっていて、かつ体系的な理解ができていないとうまく点数が上がっていかない会計(アカウンティング)ではなくて、解法の「暗記」から比較的容易に得点の積み上げが見込める財務(ファイナンス)から重点的に学習をしていくべきデスヨそれって戦略ダヨネ、とお伝えしました。

 

ですので、本日の具体例も財務(ファイナンス)から選んでみました。

 

論点はWACC(ワック)にします。日本語で書くと、「加重平均資本コスト」ですね。

その意味するところをごくごくカジュアルに解説すると… まずもって資本=負債+自己資本ですよね

で、企業ごとに当然ながら負債と自己資本の割合は異なりますので、その割合に応じて加重しながら、資本コストを求めてあげようというのが、このWACCちゃんになります。

資本コストとは、「企業が借金を返すときの利息のパーセンテージ、および株主への配当を出すときのパーセンテージ、その両方だ」くらいの理解で良いと思います。

 

以上の前提知識を軽くおさえていただいた上で、平成21年第15問設問1をご覧ください。

 

H21−15

B社は現在、普通株式と社債によって資金調達を行っており、それぞれの時価は以下のとおりである。

普通株式 時価5,000万円

社債   時価3,000万円

また、投資家は現在、普通株式には13%、社債には5%の収益率を要求している。なお、税金はないものと仮定する。

設問1 B社の加重平均資本コストとして、最も適切なものはどれか。

 

 

この問題はWACCのとても基本的な問題です。事実、正答率は高くAランク問題となっています。この問題は大丈夫ですよね?

 

 

次に、平成23年第16問をご覧ください。

 

H23-16

D社では、新規投資に必要な資金10億円を内部留保、借入金、普通株式の発行によって調達しようと計画している。以下の資料に基づいて、この資金調達における加重平均資本コストを算出した場合、最も適切な数値を下記の解答群から選べ。なお、新株発行の場合、発行手数料等により既存の株主資本コストより1%高くなるものとする。

内部留保額 4億円

借入金の税引前コスト 4%

既存の株主資本コスト 10%

実効税率 50%

目標負債自己資本比率 4:6

 

 

この問題、見た瞬間、手が動き出しますか?

正答率は低く、Dランク問題となっています。

 

この問題、本試験では取りたい問題です。実はそんなに難しくありません。A、Bランク問題で丁寧に基本問題の解法を「暗記」してきた方なら、取れるはずです。

 

では、平成21年のAランク問題と平成23年のDランク問題、その違いはどこにあるのでしょう?すなわち、Dランク問題はどこをひねっているのでしょうか?

 

突き詰めると、

 

  • ①資本の中身   Aランク問題…2つ Dランク問題…3つ
  • ②税金の有無   Aランク問題…無し Dランク問題…有り
  • ③処理すべき備考 Aランク問題…無し Dランク問題…有り

 

の3つくらいなのです。

 

この違いによって、有しておくべき前提知識と正答に至るまでの手順が少々増えることになります。

①の違いでは、内部留保が自己資本のひとつだという前提知識が明瞭になっていなければいけません。でも、この知識はかなり基本的な知識なので、大丈夫ですよね?

次の②税金の有無です。有利子負債は節税効果を考慮してあげる必要がありますね。

節税効果は英語ではタックスシールドと言いまして、中二病的にはそれだけでちょっと胸熱な響きで、いろいろコメントしたいところですが、こちらも負債コスト×(1−実効税率)を「暗記」していれば大丈夫です。

 

最後の③も難しくありません。新株発行が自己資本の増加につながることを基本知識から引き出せればいいわけです。

 

以上のように、このH23−16は処理すべき箇所が3つあり、いわばAランク×Aランク×Aランク=Dランクという印象です。

 

いかがでしょうか?

 

Cランク以下の問題もAランク知識が2,3個合わせ技で問われているに過ぎないことがわかっていただけたと思います。Aランク問題を徹底的に体に染み込ませて、問題を見た時に脊髄反射的に手が動き出すくらいにやり込むと、Cランク以下問題も自然と正答に至る確率が上がっていきます。

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした

 



こんにちは!まさや~ん@5代目です

先日違うグループのセミナーでパネラーとして発表させていただきました。
60人超えの人に喋るという機会はこれまでなかったので緊張しまくりました、でもこういう新しい経験ができるのも診断士とってよかったなぁと思いました。これからも積極的に機会をGetしていきますので応援(?)よろしくお願いします

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今回は前回に引き続き事例Ⅳの頻出論点であるNPV関連についてです。

このテーマは
1.複利現価係数と年金現価係数
2.設備投資の経済性計算
3.デシジョンツリー
の3部作予定です。

本日のテーマは「複利現価係数と年金現価係数」です!

まず複利現価係数について

上図にあるように、利子などがあると現在価値≠将来価値となることがわかると思います。

現在の1万円は銀行などに預けることにより年3%の利子が付くとすると、一年後には1万300円となり現在の1万円より高くなることがわかります。

将来価値=現在価値×(1+利子率)
1万300円=1万円×(1+0.03)

1年後に1万300円が必要といった場合は、将来価値を割引いて現在価値を求める必要があります。
ちなみにこの時に使う割引率が複利現価係数というわけです。

現在価値=将来価値×複利現価係数
1万円=1万300円×(1/(1+0.03))


また、割引率3%で2年目の複利現価係数とは上図の下のようなイメージとなります。

現在価値=将来価値×複利現価係数
1万円=1万609円×((1/(1+0.03))×(1/(1+0.03)))

この複利現価係数をまとめていったのが複利現価係数表となります。
事例Ⅳとかでは試験に使用する一部のみ与えられてることが多いです。
※つまりは試験を解くうえでのヒントになるってことです( *´艸`)

また、年金現価係数は複利現価係数を加算していったもの

n年目の年金現価係数=1年目の複利現価係数+2年目の複利現価係数+・・・+n年目の複利現価係数

ということです。

さて、ここまでで複利現価係数と年金現価係数をなめたことになります!
それでは実践してみましょう♪


上の図はよく予備校とかで与えられるパターンですね。
これを幾つかの解法で解いていきたいと思います。

1.複利現価係数のみ与えられている場合

NPV=FCF1×1年目の複利現価係数+FCF1×2年目の複利現価係数+・・・+FCF2×6年目の複利現価係数

2.年金現価係数のみ与えられている場合

NPV=FCF1×3年分の年金現価係数+FCF2×3年分の年金現価係数×(3年分の年金現価係数-2年分の年金現価係数)
※3年目の複利現価係数=3年分の年金現価係数-2年分の年金現価係数

3.6年分の年金現価係数と3年分の年金現価係数が与えられている場合

NPV=FCF2×6年分の年金現価係数-((FCF2-FCF1)×3年分の年金現価係数)

まとめ

複利現価係数と年金現価係数は作問者がどう解いてほしいのかという道しるべ。
与えられた場合はその意味をくみ取って計算してあげよう!
与えられない場合はなくてもできるという意味がある(H20年事例4の問2経費部分)。

次回は、設備投資の経済性計算です。こうご期待

1.複利現価係数と年金現価係数
2.設備投資の経済性計算
3.デシジョンツリー

ではでは、まさや~んでした



 

みなさん、こんにちは。オーケーです。

 

早いもので3月も下旬ですね。

 

 

4月からは新年度を迎えて異動になる方もいらっしゃるかもしれません。わたしもこれまでの営業職から企画職に異動となる予定で、診断士学習を通じて体系化できた様々な知識が仕事の上でも活用できるのではと思っています。

 

 

意外かもしれませんが、経済学もけっこう役立つと思っています。どういうことかと言いますと、経済学の単純化したり、仮定を置いたりして物事をモデルとして捉える考え方が役立つということです。新規事業のフレームなどを構築する際にベースになっている気がします。

 

というように診断士試験の試験科目は現職の仕事において様々な側面で有益であることを実感しているわけです。本日はその中でも「財務・会計」を取り上げてみたいと思います。

 

本日のテーマは知識ゼロからの「財務・会計」攻略法

 

仕事で役立つといえば、やはり「財務・会計」ですね。試験勉強を通じて得られた知識で、もっとも有益なものの一つと思っています。「財務・会計」の理解なくして経営は語れません。

 

でも「財務・会計」、苦労されておられる方多いですよね?

 

ウンウン、と頷いておられる方、心配ありませんよ。僕もそうでした。とても苦労しました。恥を忍んで申し上げますと、一番はじめの答練の得点が34点だったので誇張でもなんでもございません。(ご参考までに僕の合格体験記はコチラになります)

 

この最初の答練、「ヤヴァい、手が動かない」という焦りまくる感覚でした。トレーニングやスピ問などの問題集をひと通り解いて臨んだ答練だったのですが、「あれ?あれれ、やばい、解けない…え?えーー…」そしてあっという間の60分。まるでイ○セ前都知事のような冷や汗タラタラ体験でした。

 

(養成答練でのイメージ映像)

 

当時のことを思い返すと「財務・会計」に無駄に力が入っていたと思います。理解せねば理解せねば理解せねば✕10…、というある種の強迫観念がありました。

 

この暗中模索期が2ヶ月ほどありました。書店で買ってきた複数の問題集を机に積み重ね、理論書などを読み漁りました。でも全然できるようにならないし、なによりチンプンカンプン

 

このままではイカンと思い、戦略の大転換を図りました。というか、その時、戦略というものを初めて強く意識しました。それは…

 

  •  「財務・会計」の知識ゼロからストレートで合格するには基本問題を繰り返し解いて、解法を「暗記」する!

 

  •  財務(ファイナンス)と会計(アカウンティング)を意識的に分けて考える!覚えることが比較的少ないファイナンスを得点源にすることで砕け散った自信を再構築する!

 

という2つでした。この新戦略を定めたのはたしか昨年のこの時期だったと記憶しています。そして、いろいろ手を出してとっ散らかっていた問題集を捨て去り、トレーニングおよびスピ問に絞り、ファイナンスの重要論点とその解法を徹底的に覚えていく作戦を展開しました。

 

すると、やるべきことがシンプル、かつクリアになったせいか、心理的な負担感がかなり低減されて、「財務・会計」に向き合う姿勢が前向きになっていきました。

 

問題を見た瞬間に手が動くようになっていきました。基本問題とその解法を暗記していったおかげで、A、Bランク問題は難なく正解できるようになり、Cランク問題もひねっているポイントがわかるので周辺知識を組み合わせることで高い確率で正解に至るようになりました。

 

いかがでしょうか?

 

1年で合格したいと強く思っておられて、「財務・会計」の知識ゼロからスタートしている方にとっては、ひょっとすると僕の戦略と作戦は参考にしていただけるかもしれません。

 

なお、合格後は時間ができたので改めて簿記を学び始めています。合格後にしっかりと勉強するということも全然アリではないでしょうか。要はゴールをどこに設定するかということです

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。

 

 

 



こんにちは!
最近ものもらいに悩んでいるまさや~んです

今日は事例Ⅳの中の頻出論点であるCVP分析について書いていきます。
題名であるように一つの式で掘り下げていきます。

売上=変動費+固定費+利益

さて、これをドンドン変換していきますよ!

①固変分解

損益分岐点は利益が0で、変動費+固定費の時の売上高です。
なので最初の式を変形すると

売上=変動費+固定費+0

この式をさらに変形していくと

売上-変動費=固定費
売上-(変動費率×売上)=固定費
売上×(1-変動費率)=固定費
売上=固定費/(1-変動費率)

また売上ー変動費=限界利益なので

売上-変動費=固定費
限界利益=固定費
売上×限界利益率=固定費
売上=固定費/限界利益率

ともなります、これらは一番ベーシックな計算式ですね。

さらに試験でよくある△円の利益を出すときの売上高はという問は

売上=変動費+固定費+△

にして同じように計算すれば解けていきますね。

②連立方程式

このタイプは大抵問題に
「前年の売上高及び利益は~円」とか、
「固定費は▽円上がる」とか、
「変動費率が○ポイント上がる」とかとか
提示されるときに該当します。

でも結局は
売上=変動費+固定費+利益
を2個(基準年と比較年)作れば解けるはずです。

変動費率と固定費を求めるタイプ
A基準年:売上A=変動費率×売上A+固定費+利益A
B比較年:売上B=変動費率×売上B+固定費+利益B

おまけ的に、比較年は固定費が▽円基準年に比べて上がる場合は
A基準年:売上A=変動費率×売上A+固定費+利益A
B比較年:売上B=変動費率×売上B+(固定費+▽)+利益B
となる感じで、変動費率時も同様に式を構築できますね。

③感度分析

これは価格や個数が出てくると使うタイプになります。
売上=変動費+固定費+利益の項目ごとに更にみていくと

売上=価格×個数
変動費=変動費率×売上
   =変動費/売上×売上
   =((一個当たりの変動費×個数)/(価格×個数))×(価格×個数)
   =一個当たりの変動費×個数
固定費=固定費は個数や価格では変わらない
利益 =指定の利益になります

となるので、これを
売上=変動費+固定費+利益の式
に必要に応じて入れ替えて計算していきます!

最初は難しいかもしれませんが自分で分解構築できるように
練習していけば感度分析で何が増えようが怖くありません。

さて、ここまでやれば大抵のCVP分析の問題は解けると思います!
式を自分の思うように操れるように毎日財務やりましょう♪

④おまけ(高低点法)

いくつかデータが与えられますので正常な操業範囲で生産される個数内の
変動費率=(最高点の原価-最低点の原価)/(最高点の生産量-最低点の生産量)
で変動費率をだし、
固定費=原価-(変動費率×生産量)
※使う原価と生産量は同月のを使用する
で固定費を求める。

ではでは、まさや~んでした!



皆さん、こんにちは。オーケーです。

 

T○Cカリキュラムだと「経営情報システム」の講義真っ最中ですね。

 

開講以来、「企業経営理論」や「財務・会計」など重量級の科目が続いていたので、僕はこの「経営情報システム」の基本講義に入ったとき、ちょっと気持ちが軽くなったものです。(このあたりの感慨は人それぞれでしょうが)

 

引き続き経済学の足場固めをしてました

とはいうものの、「経済学・経済政策」がなんとも消化不良なまま残っていました。基本講義と養成答練を終えていたのですが、自分の中で未定着な印象が強く残っていたのです。

 

前回も書いたのですが、僕はこの時期、石川秀樹先生がYouTubeで講義を行っている「速習マクロ経済学」と「速習ミクロ経済学」を聴いていました(本は有料です)。

 

文系学部出身者にとって、経済学は数式が出てくるので、拒否反応が出たり、必要以上に身構えたりしてしまうものです。僕もそうでした。

 

でも、石川先生の講義では速習といいながらも、T○Cの進み方よりは丁寧に時間をかけて解説してくれるので、経済学の面白さの一端を知りつつ、学習を進めることができました。数式は経済学においてはツールになります。慣れてしまうとなんということはありません(少なくとも診断士試験においては)。

(そしてこの石川先生オススメの5色ラインマーカーが2次試験で絶大な威力を発揮するとは。これはまたの機会に)

 一週間のお品書きを作ってみよう!

さて、本日は僕が行っていた勉強方法をご紹介させていただきます。それは、「一週間のお品書き」を作るというものです。

 

かつてフジテレビ系列で「料理の鉄人」という番組がありました。和の鉄人、道場六三郎が試合開始直後、急ぎ食材を調達する挑戦者を横目に、ゆるゆると筆でお品書きをしたためる様子をご記憶の方も多くいらっしゃるでしょう。

 

           僕が尊敬する道場先生

 

このお品書き、鉄人一流のパフォーマンスという側面以外にも「効用」があるように思えてなりません。

 

それは、最終アウトプットを言語化することで、工程を認識し、時間配分や食材をクリアに把握することができる、ということではないでしょうか。一見、ムダに思える、このゆるゆるとお品書きをしたためる時間、実は限られた試合時間だからこそ、とても理にかなっています。

 

 

僕はこのお品書きを試験勉強に使っていました。どういうことかと言いますと、日曜日の夜にその週で行う学習項目と時間をノートに書き出していました。

 

平日 経済学 速習チャプター23から27
財務・会計 スピ問P19−34
情報システム トレーニングP24-45
土曜 運営管理 過去問H23
財務・会計 過去問H22
日曜 講義 バッファ

 

 

このようなかんじです。同時に学習に費やした時間をスマホアプリで管理していました。5代目執筆員、U2が使っていたのと同じアプリです。これすごく便利なんです。

 

振り返りが重要

 

もちろん計画の立てっぱなしはサイアクなので、日曜日に振り返りを行って、学習進捗面と時間面の両面でその一週間を管理していました。

 

「経済学は順調に進んだな」、

「今週は思いの外、残業が多くてスピ問で積み残しが出たな」、

「木曜の飲み会に合流したのがアダとなったゼ

などと計画と実績との差異を認識することができます。

 

進捗が計画より上回っている有利差異の場合は、日曜日の夜はフリープログラム(余暇等)に回し、進捗が計画を下回っている不利差異の場合は、遅れている箇所の手当に費やしました。バッファとはこのための時間を指しています。

 

いかがでしょうか自分自身の予実管理をするつもりで、学習に臨むといいクセがつくようになります。

 

なお、道場先生のように筆ペンを使う必要がないことは言うまでもありません

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。

 



katsuです。

一昨日、2次試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。

結果に関してはいろいろと不安になることはあると思いますが、とりあえずは試験を受けることに協力してくれた周りの方への感謝を伝える時間や自分に対してのごほうびの時間などに使うのがよいのかなと思います。

ただし、再現答案はだんだん作れなくなってしまいますので早めにつくっておきましょう!!

また、わが一発合格道場へ合格体験記を送ろうと考えている方は着々と準備を始めてもいいかもしれませんね(笑)

 

さて、今回の記事より2014年度合格へ向かう人のための記事を書いていきたいと思います。

 

◆スタートダッシュ!先取り学習!!◆

まだまだスタートしたばかり、1科目めがようやく終わるころでしょうか。診断士試験は7科目。「まだまだ先は長い??」かと思いきや意外と早く7科目が終了してしまいます。現在、余裕があるといって油断は大敵です。

簿記学習経験者などこれから学習がはじまる「財務・会計」に関してアドバンテージがある方がいるかと思うのですが、こういった方中心に「先取り学習」を提案してみたいと思います。

私は、2012年の8月に税理士試験(財務諸表論)の試験を終えたあとから学習を開始しまして10月に「販売士検定2級」と「情報処理技術者試験ITパスポート」を受験しました。さらに、12月にはBATICを受験しました。

販売士検定は「運営管理」、ITパスポートは「経営情報システム」の予習となり実際の講義が始まってから安心して受けることができました。

もちろん現在の講義をおろそかにしてしまうことは本末転倒になってしまいますが、「財務・会計」にアドバンテージをもつ簿記関連の資格を持っている方、また今のうちならまだ学習時間が確保できそうだという人はこういった他の関連資格の学習をしてしまうこともオススメできます。まっすー他資格との関連の記事を書いているのでこちらも参考にしてください。

 

◆先取りしておくべき教科は?◆

また、私が本当に先取り学習をしておくべきだった教科として「経済学・経済政策」がまず真っ先にあげられます。

詳しくはこの記事(泥沼学習法【経済】)で取り上げているのですが、経済学を学ぶ方法として、石川秀樹先生の経済学の書籍を購入してフリーラーニングというサイトの無料講義動画で学ぶという方法があります。

すごくわかりやすい動画なのですが、これを行うにあたって私が困ったことはかなり時間がかかることでした。

今、もし先取りしておくことが可能となるのであれば「経済学」に関してかなりアドバンテージができるのではないかと思います。「経済学」に不安を抱いている方にはオススメです。

みなさんも「石川経済学」にどっぷりと浸かってみませんか・・・(笑)

 

◆2次試験も見すえたい?◆

1次試験科目に関連する学習経験がかなり豊富で2次試験対策を早めにはじめたいという方には、私が本来だったら受ける予定だったMMCの通信講座をやはりオススメしたいです。

私は、前述の経済学で1~2月に挫折して克服に時間がかかったために受講することができなかったのですが、1月くらいからの講座を検討してみてはいかがでしょう。

MMCのメソッドに関して、まっすーが紹介していますのでコチラの記事も参考にしつつ、興味がある方はMMCさんに今年の2次試験の模範解答と資料を請求(無料)してみましょう。

ちなみに年度の試験問題の模範解答の請求は今年合格しているだろうという人も申し込んでおくとよいです。(私は口述対策を見すえていくつかの学校に申し込みました。)

これももちろん次試験の学習をおろそかにしてしまうことには気をつけなければなりません。

実際、8月からでも間にあったという人はかなりいるわけです。しかし、早めから2次試験を知っておくことで、1次試験の学習を2次試験に役立たせる効果が期待できると思います。

簿記学習経験者ならばこの時期から2次試験の事例Ⅳを意識してもよいかと思います。ちなみに私は、「財務・会計」学習の時に「中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)」という1次と2次の両方に対応した問題集を利用していました。

 

現在、中小企業診断士試験の学習を開始されている方は口述試験まで考えると試験合格までにはまだ1年以上あります。

長い目で計画を立てることが非常に重要だと思います。モチベーション管理なども含めていろいろと考えてみてください。現時点で1次試験7科目及び2次試験について特徴だけでもざっと調べておくのはよいと思います。

7科目の中には、それぞれのこれまでの経験・キャリアなどから得意・不得意がでてきます。その中で不得意科目にはいずれ対処しなければならなくなります。

診断士試験の1次試験の王道は、不得意科目を克服して7科目とも平均的な得点をとって合格することだと思います。そのため不得意科目克服のための時間の確保も計画に入れる必要があります。

アドバンテージがある科目の学習中に不得意科目の克服を行うことは、アドバンテージを生かすことになるかと思います。

簿記受験経験者以外ならば、IT業界に属しているなど経営情報システムについては得意そうだなという方はお薬ハックコチラの記事を参考にするとよいかと思います。

もちろん現段階でどれが不得意科目になるかもわからない状況かもしれませんが、こういった意識があるだけで5月に7科目がひととおり終わった時点での状況は変わってくるかもしれません。

現在、「順調だな・・・」と考えている人ほど今後の計画については一度考えてみて欲しいです。

最後に、初学者でまだ道場の4つの基本理論を読んでいない方は、ぜひとも読んでおいてくださいね!

 

それでは、また。

by katsu



財務・会計は得意な人と苦手の人が比較的明確に分かれる科目ですよね。僕は得意な方だと思っています。仕事も財務部だし…。こんにちはJCです。
とはいえ、うちの会社の財務は経理とは分かれているので、会計の部分は素人だし、共分散とか相関係数のように全く聞いたことのない論点があったのも事実です。

◆魔物に出会ったことありますか?◆
財務は1次試験7科目中、最も時間に追われる科目なのではないかと思います。得意な人もそうでない人も、財務はすばやく解いていかないとどうしても時間が足りなくなります。60分を有効に使いきるためには、1問に無駄な時間をかけないことが重要。難しい問題を解いて高得点を狙うより、簡単な問題をいかに落とさないかが、カギとなるでしょう。でもそれを邪魔する奴がいます。いわゆる「魔物bombと僕らが呼んでいる奴です。↓こんなかわいいやつじゃありません。はっきり言って最凶の敵です。

既に出会った方もいるんじゃないでしょうか?

◆魔物が出やすい問題その1◆
僕の経験から言うと魔物に出くわしやすい問題っていうのが
ふたつあります。
一つ目は簡単な問題。例えば、比較的単純なCVPの計算問題。公式に当てはめれば答えは出るはずなのに、選択肢にない!というケース。おそらくどこかで単純な計算間違いをしていたりしがちなのですが、選択肢にない!と慌てちゃうと何度自分の解答プロセスをたどっても、その単純ミスに気付かない。僕の場合にはなぐり書きで書いた計算の字が汚すぎて、正しく計算している7と1を見間違えていました。この焦った状況は、こちらの記事に詳細を書いていますのでご参照くださいね。

◆魔物が出やすい問題その2◆
ふたつめの魔物に出くわしやすい問題は、初めて見る論点の問題なんだけど、なんだかやればできそうと思わせるもの。僕の場合には本支店会計でした。当時のテキストには記載のなかった論点なんだけど、単純な簿記の問題だろうから、やればできると見込んで、取り組みましたが、やったことないので全然わからない。15分以上時間をかけてしまったあげくにあきらめてしまいました。

◆魔物に対する対処法◆
魔物の特徴は、一見魔物に見えないところです。でも取り組んでみたら選択肢になかったり、考え抜いて時間を使ってしまったり、いずれにせよ、受験生の頭を熱くcoldsweats02させて膨大な時間をロスさせてしまう ところです。ですので、想定した答えがない、あるいはやったことないけどやればできそうという問題は最初から後回しにしてしまうということが重要です。Wackyもこの記事 で書いていますが、全体の俯瞰がまず重要。自分の中での優先順位を試験開始1-2分で方針付けてしまいましょう。Wacky的基準でいえば、やったことのない論点は×もしくは△に該当するはずです。また選択肢に答えが見つからないケースは一旦パスしてしまうことです。出来る問題を一通り解いた後、冷静な目でもう一度やり直せば、簡単に正解にたどりつけるはずです。

◆魔物に出会わない方法◆
魔物に出会う確率は財務が苦手の方の方が高いと思います。でも財務が得意で高得点取らなきゃ!と思っている人にも襲いかかる可能性もあります、というかありました(経験者)から、出会わないで済む方法をお伝えしておきたいと思います。ちょうど去年の今頃もそんなことを考えていて、この記事に詳しく書きました。ここでは財務が苦手な人が40点未満の足切りを回避するための方策という見地から書いていますが、これはそのまま魔物回避に使える方法です。
出来る問題からやる時間のかからないものの優先順位を高める早く解けるように練習する、どれも本試験まで続く実践的な練習と考えて、答練・模試に取り組んでみて下さい。
これをきっちりやり遂げたら、きっと魔物は近づいて来ないと思いますよ。

by JC



みなさんこんにちは、JCです。
地震、大変ですね。
被災地の方々のつらい気持ちを思うと胸がつぶれる思いがします。
こころよりお見舞い申し上げます。

東京にあるうちの会社でも、すごい揺れでした。
会社で本気で机の下にもぐったのも初めてだったし、
訓練じゃなくて避難したのも生まれて初めてでした。
地下鉄も止まり、復旧の目途もたたなかったので、
会社から家まで歩いて帰りました。

246沿いを歩いてゆくと、
お店の外にテレビを出して情報を伝えてくれる喫茶店
略奪もなく、きちんと長い列を作ってコンビニで買い物するお客さん
「頑張って歩いて下さい」とスープの炊き出しをくばるレストラン
「トイレ・休憩ご自由にお入りください」と看板出している歯医者さん

いろんなものを見ました。

風が寒かったし、頻繁に緊急地震情報の音が聞こえる
不安な中だったけど、あるくにしたがって
なぜだか自分がとても優しい気持ちになってゆきました。

5時間半かけてへとへとになりながら歩いて帰ってきたら、
自宅は停電・断水で家族がとても不安そうにしていました。
家の中はまっくらでしたが、
僕と家族のこころはちょっと明るくなりました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

さて、気を取り直して本日の話題です。
この1月から道場では同友館さんの月刊誌「企業診断」に連載を書かせていただいています。

1月はハカセがストイックな気持ちの大切さを、
  

2月はふうじんがスケジューリングの重要性

それぞれ伝えてくれました。

3月号は少し具体的に財務会計の取り組み方について僕が語らせてもらいました。ぜひ、本屋さんで買って読んでね。
立ち読み禁止! です。

企業診断3月号
副題: 合格のカギ財務・会計対策

◆科目合格率で見てみると…◆
財務会計は苦手…と思っている人はとても多い。
ではどんだけ難しいか、過去の科目合格率というのを見てみましょう。
これは診断協会のHPで公表されている過去の統計資料から
科目合格者数÷科目受験者数で算出したものです。

グラフで見ると、こんな感じ。

◆財務会計は難しい?◆
確かにH22年の経済の低さは極端ですが、統計的に考えるとすれば
あまりに極端な事例は除いた方が正しいとらえ方ができるともいえます。
こうしてみると、財務会計はH21年の例外を除けば、低位安定。
H22だって、極端な経済があるので目立ちませんが、実は
他の科目に比べれば、やはり低い数字に留まっています。地味にですが…。

◆財務会計攻略は合格のカギ?◆
「財務会計攻略は合格のカギ」と言う人がいます。
僕はそれは正しいと思う
2010年の1次試験はたまたま経済がものすごく難しかったので
そこに注目が集中していました。
毎年、極端に難化する科目が話題になりがちですが、
やはり財務会計は安定して難度が高い傾向にあるといえるかと思います。
だから、合格のカギとも言えるし、不合格にならないカギとして
攻略せざるを得ないとも言えるかとも思う。

◆苦手な人でも目指さなきゃのレベル◆
でも最低限やらなければならないレベルは
「嫌いだったけど乗り越えた」
「好きじゃないけど、得点源」
というレベルでしょう。ハカセはここに分類されると自分で言ってます

2次の事例Ⅳにもつながる財務会計が
「できないの…(泣)」のままではこの試験の合格はなかなか難しい。
苦手だわ…と思われる方、ぜひ「企業診断3月号」をお手に取ってみて下さいね。

by JC



こんにちは、ふうじんです。

2011年合格目標コースも、はや2科目目の「財務・会計」の講義10コマが終了。今週はいよいよ「養成答練」。
「財務・会計」の理解度は人により差がありこそすれ、

全力を尽くして答練に臨む準備は整いましたか?

本試験問題とは異なり、「養成答練」とはごく基本的な論点をしっかり理解できているかを問うテスト。そして「財務・会計」の主要論点を現時点でどの程度理解できたかは、この先の診断士試験対策の学習ペースを大きく左右。

まだまだ先があるから俺はゆっくりマイペースでいいよ・・。

それは確かにその通り。でも来年の5月に後悔しても遅いよ。診断士試験を1年で合格していく人の多くは、12月この時期には学習ペースを固め、初学者であっても「財務・会計」養成答練は少なくとも最低70点レベル(平均点+10点レベル)は取ってくる。それは「財務・会計」が初学であろうとなかろうと、彼らは「合格する」=「テストで高い点を取る」学習ペースを知っているから。

この時期、「財務・会計」養成答練は60点でいいや・・。

試験の受け方は人それぞれだから別に構いませんが、その判断は「診断士(2次)試験合格はそのまた1年先(2012年)でいいや・・」という判断に限りなく近い、とだけ予告しておきます。怖っ。
 

■「財務・会計」養成答練の受け方■

結論から言います。養成答練を受ける前に、

財務・会計計算問題集
スピード問題集 の2冊だけ一通り解き終えておくと、
この先の診断士学習が非常に有利。

可能であれば過去問5年分ももちろんやっておきたいが、優先度は前述の2つが上。この2冊を解き終えておくと、「養成答練」は必ず「一度どこかで見たような問題のオンパレード」になる。

そんなことまでして答練で高得点とって、何が嬉しいの?

はい、これは2年前の基本講義受講当時、教室にいた知人たちから良く言われたcloud。しかし、

出題を予想し、それが当たると記憶に鮮明に残る(=長期記憶化)
答練で高得点→復習時間が少なく済むと、次科目の学習スタートが有利

の2つのメリットは、今ここで示しておきます。1週間あればかなりの量の問題集を解く事が可能。養成答練を今週土・日で受けるとして、月~金の5日間でどれだけ「財務・会計」のoutput学習をするか。それは5月の直前講義時には歴然とした実力の差となって現れ、かつ8月の1次本試験、またその先の2次事例IV対策において周囲が追いつくことが不可能な圧倒的優位な状況を作り出します。

ま、実行に移すかどうかは全てお任せしますが。
 

■アカウンティング・ファイナンス対策■

「養成答練」の出題論点は予想可能。なぜなら、出題側の立場になれば「財務・会計」で教えるべき論点は多く、余計な問題(例えば過去問H22年第2問 企業会計基準第15号 工事契約に関わる会計基準)を出している余裕はないから。

あんまり書きすぎるとネタバレ逆効果になるから大まかに言うと、

「補助レジュメ」のAランク論点からそれぞれ1問ずつ「自分だったら何を出題する」と予想しておけばOK。

これをやる・やらないで答練受験の効果が全く異なってくるのは、なんとなく想像つくでしょ?

<アカウンティング>
・財務諸表概論
・経営分析
・管理会計(CVP分析)
 
<ファイナンス>
・意思決定会計(現在価値・資本コスト)
・ファイナンスⅠ企業財務論(配当割引モデル・株価指標)
・ファイナンスⅡ証券投資論(リターンとリスク・CAPM・デリバティブ)
 
<財務諸表の作成プロセス>
・取引と仕訳(試算表・期中取引・決算整理・精算表)
・キャッシュフロー計算書(直接法・間接法)
・その他(税効果会計・原価計算制度)

これは単にポケットテキストの見出しを抜き出しただけだけど、「養成答練」ではこれら主要論点の中からバランスよく出題されてくることは、確実。
そこまで出来れば、最低80点。100点近く取ることだって、全く不可能ではない。
 

■忘年会シーズン・・ビールはどのブランドがお好き?■

ところでここでタイトルのテーマがやっと登場。「財務・会計」養成答練が終わるころには、世の中は忘年会シーズン真っ最中。仮に気が進まずとも、1つや2つは出ないといけない。そこで必ず耳にする台詞が、

幹事さま、ビールはキリン・アサヒのどちらになさいますか?
(不思議と、サントリー・サッポロと聞かれる機会は少ない)

ここで、コクがあるビール、キレ味があるビールどちらがいいかな・・bottle、と考えるのは受験生レベル。もし来年晴れて診断士に合格していれば、

待てよ、キリンビール・アサヒビールの経営戦略・財務戦略はそれぞれ今どうなっていたかな・・。
(週刊ダイヤモンド 2010/10/7号 数字で会社を読む)

くらいまで瞬間的に想いを馳せることができるようになりたい。

実はキリンビールの財務戦略、ファイナンス論点「財務レバレッジ」を活用した成長(積極買収)戦略として名高い。ケーススタディの時間が豊富なMBAと異なり、中小企業診断士試験対策はそんなことやってる時間はないから、「講義で学んだ知識を実務にどう活かすか」は個人まかせ。だから忘年会のビールのブランド選び一つでも、実は診断士学習の進捗に差をつけることが可能、という話。
 

■財務レバレッジ■

そしてこの論点、H21年2次試験事例IVで出題され、口述試験でもしつこいほど問われた。でも受験生のほとんどは0点だったし、口述試験の試験官もホントに理解していたかどうか非常に怪しい(・・目が泳いでいた)。それぐらいとっつきにくい理論ではあるけれど、実例を紐解いて理解すれば、とっても簡単(・・とブログを書いていて今気付いた)。

財務レバレッジとは、

ROAが負債利子率iを上回る限り、
負債レバレッジ(Debt/Equity)によって、ROEの向上が可能

であることを説明する理論。詳しいことは こちら を見ていただくとして、キリンビールの事例で紐解けば、

過去無借金経営であったほど優秀な財務基盤の企業が、
あえて有利子負債を増加させて(負債比率・負債レバレッジ↑)
海外有望企業の積極買収を進め、
企業の成長と利益率向上を図るとともに、
ROE向上→投資家の期待UP→株価上昇→株主価値向上を実現

させた、一石二鳥でも三鳥でもある優れた戦略。これを考えた人はホントに頭がいい。では今飲むならキリンかな。でも頑張れアサヒ
 

■診断士学習上の財務レバレッジ■

なぜ「養成答練」の時期に、こんなケーススタディ・応用知識の話?それはファイナンス学習において、

基礎知識を個々に覚えるより、
最終結論から逆引きで知識を押さえる方が早いから

例えば財務レバレッジの公式

ROE=(1-t)×(ROE+(ROE-i)×D/E)

は以前アックルが解説済み
この知識を使うと、

ROA=事業利益P/総資産(負債D+株主資本E)
ROE=純利益NP/株主資本E
純利益NP=(事業利益P-支払利息(D×i))×(1-t)

であることが、暗記抜きで芋づる的に全て理解できる。12月時点でここまで理解する必要は皆無。しかしこの先「財務・会計」の復習や過去問演習を進めていく際、暗記中心の学習をするか理解中心の学習をするかで、1次「財務・会計」・2次「事例Ⅳ」の対応力は天と地ほど格差が開くのは事実。そしてその格差の基礎になるのは、基本講義時=養成答練時に主要論点をどれくらい理解しておくか。

では毎回おなじみのパターンですが、最後に問いかけ一つ。

来週の答練に向け、あなたの今週の「財務・会計」output学習予定は何時間?

byふうじん



こんばんは。久々のアックルです。

今週の財務・会計公式は「営業レバレッジと安全余裕率」です。

営業レバレッジといえば平成21年度の二次試験に出題されて、多くの受験生が「営業レバレッジって何?」とパニクったと思われるアレです。

診断士試験では新しく出題された分野ですが、実は日商簿記1級や証券アナリストでは当たり前のように出題されてます。
ですから上記2つのいずれかの資格をお持ちの方にとっては平成21年の問3は楽勝だったかもしれません。
(とはいえ、私の場合は簿記1級を持っているとはいえ、試験中にテンパってしまい間違えました。)

ちなみに日商簿記1級では営業レバレッジではなく「経営レバレッジ係数」という名称になってます。

□「営業レバレッジ」とは?

「営業レバレッジ」とは企業経営における固定費の利用を測定する指標です。
費用の中に固定費が含まれていると、売上高のわずかな変動でも、営業利益に大きな変動をもたらすようになります。売上高の増減に対して固定費がてこ(lever)のような働き(leverage)をして、営業利益の増減率を増幅します。このことを営業レバレッジといいます。特に固定費の割合の高い企業ほど数値は大きくなります。

数式は以下のとおりです。

営業レバレッジ(倍) =限界利益/営業利益 ちなみに限界利益=売上高-変動費です。

なお、営業レバレッジ(倍)は業績予想のシミュレーションに使うこともできます。

営業利益の変化率=営業レバレッジ×売上高の変化率

□「安全余裕率」とは?

安全余裕率は売上高が損益分岐点売上高からどのくらい離れているかを示す比率です。この比率が高ければ高いほど、売上高が損益分岐点より離れていることになり、収益力があることを意味するので安全であると判断できます。

数式は以下のとおりです。

安全余裕率=(売上高-損益分岐点売上高)/売上高=1-損益分岐点比率

さてここまでは受験経験者の方ならおそらく知っている内容だと思います。

ここから先は知らない方が意外に多いと思うネタです

□営業レバレッジは安全余裕率の逆数

そうなんです。営業レバレッジ=1/安全余裕率

つまり、営業レバレッジは安全余裕率の逆数なんです。

よって、安全余裕率=営業利益/限界利益にもなります。

では、なぜそうなるか図で説明しましょう。

まずはおなじみの損益分岐点表(図1)

まずこの図から説明しますが、横軸は売上高、縦軸は売上高・費用・利益です。
縦軸も横軸も売上高なので売上高線は45度線になります。
次に費用です。まずは横軸と平行の固定費線が あって、その上は変動費線です。実際には固定費線の上にあるので総費用線となります。
売上高線と総費用線が交わる点が損益分岐点です。

一方、実際の売上高は損益分岐点より遥か右です。売上高と損益分岐点売上高の差が「安全余裕額」となります。

さて、このままでは営業レバレッジ=1/安全余裕率の証明ができません。ここでこの図を以下のとおりアレンジします(図2)。

図1と比べて何が変わったかと言いますと図1は固定費線の上に変動費線があったのですが、図2では入れ替えて変動費線の上に固定費線があります。
こうすると何が違うのかと言いますと、限界利益(売上高-変動費)の表示が可能となります(図2の右端の赤いカッコ)

さて、この図2をよく見ると比が等しい同じ相似条件の三角形が二つありますね。

分かりますか?

太い線を入れると よく分かると思います(図3)。

赤線の三角形と緑線の三角形は相似関係になってますね。
ということは次の式が成立します。

売上高:限界利益=安全余裕額:営業利益

さて、この数式をさらに動かすと、
安全余裕額/売上高=営業利益/限界利益

安全余裕率= 営業利益/限界利益=1/営業レバレッジ

となります。

この数式は覚えておいたほうがいいですよ。きっと役に立ちます。

それでは、本日はここまで。

by アックル



こんにちは、ふうじんです。
今日はOutput学習3連発シリーズ2回目、今が旬の財務・会計対策

Output学習1 今すぐ解ける過去問5年分
Output学習2 財務・会計計算問題集を3回転 ←今日はここ
Output学習3 チャート作成で知識をラクラク体系化

結論から言うと、1月末までにT○C 財務・会計計算問題集 (非売品。詳細) を最低3回解き終えてみませんか?というOutput学習のご提案

1回転目 (~12月上旬)
基本講義の復習と同時に、学習範囲を全問解く
 
2回転目 (~12月末)
疑問点をメモしながら解き、講師に質問
 
3回転目 (~1月末)
各論点の出題意図や体系・つながりを考えながら解く

※用語の定義~回転式学習
同じテキストや問題集を一通り2周・3周・・と繰り返し解いていく学習法。回転を重ねることで一般に、
・理解できた点の記憶定着
・理解不明な点を段階的に絞り、質問等を通じて不明点解決
する効果があり、かつ徐々に解く速度を速める「早解き効果」があることから、暗記型・計算型学習それぞれに有効とされる。

回転式学習についてはハカセのこの記事もご参考に。
 

■財務・会計のOutput学習法■

知識試験である1次7科目を全て暗記で乗り切るのは現実的に不可能。よって1次試験の合否の差を分ける最大要因は、講義受講後→答練・模試までの間のOutput学習の質・量である、というのが先日の記事こちらの記事の主張。しかし、

財務・会計におけるOutput学習が、他の科目と何やら様相が異なる

・・ことに、もう薄々気づかれたはず。

主に理解or暗記で対応する他科目と異なり、「知識(解法)に基づいて計算」する手順が必要。つまり「財務・会計」は「理解」より「手を動かす」ことが先。財務・会計対策の近道はとにかく問題を解きまくり、答練・模試を通じて自分の弱点をつぶして得点力を高めて行くこと。JCもそう言ってます

話を単純化するため、いったんアカウンティング(会計=簿記検定の学習範囲)に絞って話を進めます。簿記学習は範囲こそ一定であれ結構奥が深いから、いちいち理解しようとしていたら時間がいくらあっても足りない。そこで出てくるのが巷で良く聞く

習うより慣れろ
財務・会計は毎日コツコツ

というキャッチフレーズ。
これって間違いではないけど、確実に誤解を生む(→その悲劇は毎年2次試験事例IV終了時に訪れる)から、合格者の感想文レベルならともかく、受験校の講師の方にはそろそろ卒業していただきたい

え、そんなこと言っていいの・・?
ではその根拠を以下の「診断士に求められる会計的知識」の切り口で検証してみましょう。
 

■診断士に求められる会計的知識■

ではいつもの通り、診断士学習を優位に進める「ゴールからの逆算」手法で検証スタート。そもそも経営コンサルタントの資格である中小企業診断士に、なぜ財務・会計や簿記知識の学習が必要か。詳細は受験校等のパンフレットに譲るとして、実務的にはその理由は2次事例IVの出題趣旨によれば、

経営分析:財務諸表を通じ企業の長所・短所を指摘できる
意思決定会計:経営上の意思決定に対し数値面から助言ができる
ファイナンス:資金調達・運用について最低限の助言ができる

というわずか3点に集約。しかし1次「財務・会計」対策では貸方・借方、仕訳に始まり、「なぜこんなことしなきゃいけないの?」と思うような所も学習範囲。その理由は2つ。

理由①(試験対策上):計算過程選びを含め、正解を自力で導くことが必要
理由②(実務上):経営管理・分析上の助言をするには、財務諸表の作成プロセスの理解が必要

だから。日商簿記だとわかりづらいので、同じ商工会議所のBATIC(Bookkeeping and Accounting Test for International Communication)による格付けを使うと、

といった感じ。つまり、

診断士に求められる会計知識レベル=財務諸表を通じた管理・分析(Manager以上に相当)

に達するということは、同時に

財務諸表の作成プロセス(Accountant(会計担当者)に相当)に対し、助言・指導・誤りの指摘ができるレベル

もクリアする必要がある。
Accountant=簿記2級レベルと考えた場合、簿記2級の標準学習時間は200時間。一方診断士の基本講義時での「財務・会計」学習時間目安は6週×20時間=120時間が精一杯。
120時間の学習で、200時間学習した会計担当者より幅広い知識をカバーする、と考えれば、この学習が容易でないことは明らか。

結論として、診断士受験生は、簿記2級受験生と比べ極めて限られた時間の中で、効率よく出題論点を見極めつつ、確実に同等以上の知識と解答能力を体得する必要がある、ということ。そしてそれには「習うより慣れろ」「毎日コツコツ」という言葉じゃ舌足らずじゃないの?という疑問が呈せる。
 

■財務・会計学習~養成答練でベストを尽くす■

話を最初に戻します。上記の指摘は、診断士受験対策上、財務・会計に限り「合格者の学習方法を真似る」ことは危険ということ。もともと診断士受験生には、初学者や簿記学習経験者、果ては公認会計士資格保有者までピンキリ。スタートラインが人により違うのだから、よほど自分と同レベルの合格者でない限り、体験談は役に立たない。まぁ恥ずかしいから財務会計の学習体験談はみんな書きたがらないのが普通だけど。

ただし、学習スタイル=人それぞれ、ということは、方法論(学習スタイル)ではなく結果論(答練点数)を見ることなら意味がありそう。つまりどんな方法であれ、高い点数を取る学習方法がその人にとってのベスト、という考え方。

そこが今日のOutput学習の話の出番。12月上旬の「財務・会計」養成答練に向けた6週間の学習、

今ここで自分のベストを尽くしてみてはいかがでしょう?

「上位5%、80点」ではちょっとキツいので、目安として「上位20%、70点」。講義受講・トレーニング・計算問題集・過去問・スピ問を一通りこなして(=120時間学習)答練に臨めば70点は必ず可能。

・70点を超えれば、自分の学習方法は正しかったと思って良い。
・ベストを尽くして70点未満なら、学習方法を見直す。
・ベストを尽くさずに答練に臨むのは、論外。
  ↑わかりやすく言い換えると、事実上ストレート合格の放棄

 
■診断士受験のメリット ~パタ解きと体系的理解■

でも安心。上記の話を聞き焦ったり不安を感じる必要は全くなし。診断士受験を通じ簿記2級程度の知識は確実に体得可能。かつ「経営の視点から財務諸表を眺める」スキルは、仮に診断士資格を取得できなくても、今後のビジネス実務上必ず有利に働く。

現在「資格ブーム」と言われていますが、日商簿記と診断士の受験者数は以下の通り格段の差がある。

なぜ簿記検定が人気があるか?
一言でいえば、手軽で役に立つから。

簿記学習とは「記帳のルールを学ぶこと」。一度モノにすれば生涯役に立つ。しかも原則頭を使わず、いわゆる「パタ解き」で合格可能。しかし診断士学習は「パタ解き」を超え、「体系的に理解する」レベルでの思考が身に付く(そうしないと合格点が取れない)。これは簿記学習より後々非常に優位。

 

■ひとこと■

ここまで長文にお目通しいただきありがとうございます。ではついでに一点苦言を呈しておきます(笑)。8月の段階で 簿記2級学習が有利 と書きましたが、暦が11月となった今、残念ながら診断士受験と並行して今から簿記2級を学習する時間の余裕はありません(※3級なら・・)。

診断士受験生の多くは、診断士試験が不合格になってから簿記2級学習を始める。別に自分の資格学習だから他人にとやかく言われる必要はないけど、これって効率の点でいえば順番が逆。(時間があれば後日詳しく書きますが、簿記2級知識が役に立つのは1次対策まで。2次対策としてはほぼ無意味)

簿記2級学習者は有利。「毎日コツコツ」のレベルを既に卒業し、今から戦略的に財務会計の重要論点をつぶしていけるから。

簿記未習者はその点で不利な立ち位置からスタート。しかしこれからの努力次第でストレート合格まで挽回することは十分可能。

はっきりしているのは1点。診断士試験は最後は競争試験。他人が気づかないこと・やらないことへのいち早い着手は、確実に優位性を高めます。

byふうじん



そろそろT○Cでは、1科目目の企業経営理論が終わって、2科目目の財務会計に入った頃ですよね。こんばんはJCです。財務会計は得意ですか?と聞かれて、得意と言う人は多分受験生の3割くらいかな?
仕事で財務や経理を担当していたり、簿記1-2級の資格を持っていたりする人にとっては取り組みやすい科目なんだけど、仕事が営業runだったり、SEpcだったりすると、とてつもなく遠い存在で大の苦手…という人も少なくないんじゃないかな。

◆なんで財務会計が苦手なのか?◆
ストレートでの2011年目標の方々は今、勉強を始めたばかり。この記事とかあの記事とかで、予習とかサブノートとかそんな話をしてきました。これらに共通して言えることは、能動的に自分から取り組まなきゃ、この試験に合格するのは難しい…ということなんです。企業経営理論なんかの場合には、講義で初めて知ったマイケル・ポーターの5Force Modelも講義で納得して、復習で記憶すれば、対応できたかと思います。でも、財務会計は納得と記憶だけでは対応できないんです。納得して、理解して、一部記憶もした上で、能動的に自分で実際に手を動かす必要があるんです。仕訳を繰り返す、計算問題を解く、この作業なくして財務会計の攻略はあり得ない。経理や財務をお仕事にしている方でも大丈夫だからと悠長に構えていると痛い目にあったりしますよ。(しましたよ。)

◆能動学習の勧め◆
まずは、予習は欠かさないことです。ストレートで合格することは、いかに有効に時間を使いきれるかに掛っていると言っても過言ではなさそうです。僕が思うに一番有効に使わなきゃいけな部分は受験機関に通っている方にとっては、講義の時間ではないかと思います。しっかり予習をして、内容の相当部分を理解した上で講義に臨んでみて下さい。そうすると講師の先生の説明で更に深い理解を得られますし、予習の段階で気づいていない点や勘違いして誤った理解をしていたら、「えっsign02」という思いで、さらに強烈な印象で絶対に忘れなくなりますよ。これは財務会計に限らず、どの科目にも共通することですが…。

◆初めての財務会計の講義◆
僕が最初に財務会計の講義を受けた時の印象は「これって初めて財務会計に触れる人にとってはちんぷんかんぷんじゃねーの?ということでした。ある程度の予習や事前の理解なしに講義を受けても、理解できない部分ばっかりです。復習でなんとかしようと思っても、いたずらに時間ばかりかかって、挫折downしたり、先送りしてしまったりというケースが少なくないんじゃないでしょうか?それはダメ!
前回の記事で橋げた理論を説明しましたが、これから7科目を押さえてゆくためには、「先送り(後で理解しよう)」や「ここは捨てる」という論点はできるだけ残さないことが重要です。 「捨てる」戦略は超直前期に採用するべきものであって、「捨て」ても60点はとれるもん!という自信があって初めて使うべきものと考えています。

◆財務会計の具体的な勉強法①◆
まず、今の基本講義の段階で、全ての論点を余すところなく、理解して下さい。疑問が残れば、どんどん講師の先生に食いついて質問して下さい。質問しても理解できないのであれば、違う先生の講義を受講して質問してみるのも良いかもしれません。講師との相性だって確かに存在しますから。これは個々人によるので、僕にどの先生が良いですか?って質問してもダメですよ。僕が良いと思った先生をZonEが良いと感じたわけでもないし、ハカセが信頼していた先生の講義が僕には合わないなんて、ざらにあります。ぜひ、ご自身でいろんな先生の講義を聞いて判断してみて下さい。

◆財務会計の具体的な勉強法②◆
論点の理解が達成されたら、次に実際に問題に取り組んでみて下さい。受験校でテキストと一緒に配布される計算問題集のようなものでも良いですし、T○Cのスピード問題集でも良いです。まずはその論点の問題に慣れて、確実に問題を読んだら結果を出せるという経験を積むことです。1カ月くらいかけて論点毎に整理してゆくと良いと思います。ふうじんも この記事の最後で言っていますが、「財務はこつこつ」やる前にまず一気呵成に「財務にどっぷり」浸かる期間が必要です。どっぷり浸かって論点をキチンと理解した上で、鬼のような勢いで計算問題集を回してゆくことです。
だまされたと思って、どっぷり浸かり、1カ月で計算問題集を2回転させるくらいの勢いで挑戦してみて下さい。1カ月後には財務会計はもう苦手科目ではなく、貯金科目に変わっているはずですよ。

◆財務会計の具体的な勉強法③◆
また、問題集によっては各問題にA・B・C等の難易度が記載されていたりもすると思います。1次試験対策としては難問のCレベルを押さえるよりもA・Bレベルを確実に押さえるべきだとは思います。でも、これはあくまで1次対策。2次試験は明らかにCレベルの問題が頻出です。ですので、まずはA・Bレベルは確実に押さえる。それが達成できたら、Cレベルだって大丈夫という力をつけて下さいね。診断士試験はあくまで2次試験を越えなきゃ合格に達しない。だから、今から2次でも対応できる力をつけておくことはとっても大事なんです。そういう意味でも財務会計は診断士試験合否のカギと言えるんじゃないかと思っています。




診断士受験とは、資格取得がゴールではなく、次の何かに進む為のチケット
 

今を去ること10/24(日)、2次筆記試験を迎えた友人に私が伝えたメッセージがこれ。しかし、その友人からの返答の方が遥かに素敵な内容だった。

 いや、ふうじんさん。診断士受験とは合否に関わらず、次の何かに進めるチケットですよ。合否はまだ不明ですが、得るものは多かったです。
(※一部改)

2011年合格目標の方、こんにちは。ふうじんです。
今日は サイコロ理論・前編 に続く「後編」。予告通り「エンプロイアビリティ」と「財務会計対策」のお話から。
 

■診断士試験受験のコストと効果■

そもそも冒頭のエピソードからして、診断士試験とは、別に合格しなくても大きなメリットあり。特に1次試験を合格すればあの7科目の大量な知識の要求に対し、

国家資格として経営相談業務にあたるべき必要な知識を保有

していると認めてもらえるのだから、これは誇りに思って良い。
サイコロ理論 に従えば、2次試験を1年で確実に合格するのはかなり難。よってまず1次試験合格を目標とし、その後2次試験合格を目指す受験校の指導方針は妥当!というのは前回のお話し通り。

そう、1次試験7科目の知識を体系的に身につければ、環境がいかに多種多様でしかも変化し続けようとも、その7つの組み合わせで、ある程度妥当な戦略(対策)を自力で描けるであろうことは想像に難くない。

確かに7科目それぞれの知識に加え、

知識を2科目分組み合わせれば7C2=21通り、
3科目分組み合わせれば7C3=35通り

のアイデアが浮かんでくるのだから、学んでおいて損はない。(MBA留学には及ばないにせよ)これだけの知識を20万円前後の支出で学習できると考えれば診断士講座受講はとってもお買い得。

なのになぜ人は皆「2次試験合格」=「診断士試験合格」を目指すのか(=目指してしまうのか)。検討の前提として、診断士資格受験生をその動機別に、

Type A:診断士資格取得そのものが目的
Type B:自己啓発学習の一環として

の2通りに抽出して考えてみましょう。

Type Aは目的も手段も明らか。1次は努力が点数に反映する試験だし、2次筆記は一発合格こそ難しくても、サイコロの運不運にも左右される試験だから、何年か挑戦を続ければいつかは念願が叶う可能性が高い。

一方、Type Bはどうするべき?この試験、仮に「合格」したらその先はまた考えるとして、単なる「自己啓発」にしては資金的にも時間的にもかなりの高コスト。その割には合格者に「合格のメリット」を聞くと、

いやー、人脈が広がりましたよーcoldsweats01

程度の答えしか返ってこなくてがっかりさせられた経験は誰しもある。
 

■エンプロイアビリティ■

結論から言うと、「なぜ診断士を受験したのですか?」と聞かれた場合、

 自分のエンプロイアビリティを高めるためですshine

と答えることにしてます(完全に後付けだけど・・)。
この言葉の語感をどう受け止めるかは人それぞれとして、特にType Bの方の場合、受験動機を「自己啓発」というありきたりの言葉で片付けてしまうと、他人はおろか自分自身を学習に駆り立てることも難しいんじゃない?

であれば話は簡単、他人がすぐ気づかない程度に、こそっと受験動機のレベルを高めてしまうのが一手。そしてその答えの一つが「エンプロイアビリティ」。

とは言っても俄かの受け売りだから、まずネットで検索して・・。
       http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/cd/02/01.html

うん、この内容ならなんとなく同感。
そもそも「エンプロイアビリティ」とは何?を辿ると、厚生労働省による調査研究が参考になる様子。どれどれ・・。

<エンプロイアビリティを巡る背景>
・産業構造の変化や労働移動の増加を受け
・求められる職業能力が、特定の職務での習熟より、変化への適応能力や問題発見・解決能力にシフト
・さらに企業内で通用する能力より、企業を超えて通用する能力が問われるようになり
・労働市場価値としての就業能力(エンプロイアビリティ)が重視されている

そして、

<エンプロイアビリティとは>
・労働者個人の能力 (知識・技能・思考/行動特性などの可視化部分と、動機・信念などの不可視部分)
・企業の求める変化に対応する能力
・横断的な市場価値を含んだ職業能力

・・だそう。
うーん、わかりにくいッ。

 どこをどうしたら、衆知を集めてこんなわかりにくい文章が書けるのか・・。こちら↓の方がよっぽど分かりやすく、趣旨が伝わってくるな。

エンプロイアビリティの3要素(社団法人 日本経営協会 専任講師 倉持和子氏)
1. 専門能力
(豊富な知識、経験、創造性、論理性、問題解決スキルなど)
2. コミュニケーション能力
(プレゼンテーションスキル、傾聴スキル、概念化スキルなど)
3. 対人関係構築能力
(多様性に対する適応性、動機付けスキル、協調性など)

ついでに図にしてみると・・。

 

うん、ここまで書けば納得できるかも。
つまり、

産業構造や雇用形態の変化を受け、自分の所属する企業以外でも通用する力をつけることが「エンプロイアビリティの向上

であり、
専門能力
コミュニケーション力
対人関係構築力
の3つのスキルで構成
される。

そして診断士受験の人気が高まっている直接的な理由の一つは、

1次試験対策を通じ、「専門能力」の向上が可能(=主に豊富な知識)

だからだと思う。だがしかし、

2次試験対策・診断士活動を通じ「コミュニケーション能力」「対人関係構築能力」の向上も可能(=主に傾聴、多様性への対応、動機付け)

だから、苦労して受験する価値がある。・・と言うことも出来るはず。診断士資格の受験目的がType B(自己啓発目的)であってもそれを恥じたり隠したりする必要は皆無。ただ少なくとも「自己啓発」で片付けてしまわずに、

自分のエンプロイアビリティの向上」のために今から1年弱学習するんだ!

と思えば、それだけでなんとなく周囲を数歩差をリードしちゃったお買いドク感、出てきませんか?
 

■財務会計対策■

は、しまった。紙面の残りが少なくなってきた。そもそも今日「エンプロイアビリティ」の話をしたのは、この「財務会計対策」の話をするのが目的だったのにっ。よって詳しい話はまた次回に譲るとして手短にヒトコト。

知る人は知ることですが、「診断士の合格体験記」で良く見かける「財務会計対策」は間違っている・・、というと言い過ぎなので「遠回りしている」と表現。
良く言われるのが、

財務は毎日コツコツ。

これってホント?
1次対策で50点だろうが70点だろうがどちらでも構いませんが、2次事例IVで求められている能力が

BS・PLが読めて(=経営分析が出来て)
個別計算問題が解ける(=経営意思決定を数値化して評価できる)

ことであるのは明らか。しかも事例IVの毎年の傾向を見る限り、

基本的な財務・会計上の知識を踏まえつつ、
全く初見の問題に対して、適切に対応できるか

で点差がついてしまっているのは否めない。つまり毎日コツコツ財務会計の問題を解いているだけでは、2011年の10/23(日)に本当に後悔しない自信がつきますか?という心優しい問いかけ。

具体的に言えば、「他人がコツコツやるのなら、自分はパワーを掛けて一気呵成に実力をつける」くらいの判断が、なぜできないの?という疑問。合格者とは「合格してしまった人たち」ですから、基本的に自分の主観で好き勝手なことを書く。そしてそれは確かに「合格するための一つの考え方」として正しいから、決して否定される筋合いはない。

ただし2次事例IVに関して言えば、学習努力量と得点の比例関係は、学習スタイルによりかなり異なる。その意味で11月からスタートする「財務会計」学習。ここでの学習取り組み次第で今後の合格可能性が大きく左右される、ということは今お伝えしておいて間違いではない、・・ですよね?

byふうじん



こんにちは。ハカセです。

今日は財務会計について、最後にお伝えしたいことを。

1. 道場の過去の財務会計エントリー

全7科目のうち、財務会計に関するエントリーが最も多いです。こちらに財務会計関連エントリーの一覧がありますので、不得意分野などがあれば、参考にしてくださいね。

僕のお勧め記事は、

ZonE の キャッシュフロー計算書を得点源に
JC の 財務で足切りにならない方法
ふうじん の 財務公式シリーズ(1/6) 相関係数・共分散
アックル の 財務公式シリーズ(2/6)一生忘れないコール・プット

わたくし、ハカセの記事では財務会計:伸び悩みの人・中位成績者向け勉強法 がお勧めです。時間がある方はぜひご覧あれ。

2. 財務会計攻略の心得

(1) 「解く問題」と「解かない問題」

財務会計を苦手にしている人は結構います。過去のエントリーでも触れましたが、財務会計が難しいと思うのは、「難しい数問の印象」に引きずられているのだと思います。Noisy Minorityに騙されてはいけません。つまり、全体を通してみれば、そこまで恐れおののくほど難しい科目ではありません。「解ける問題」と「解けない問題」、いや、誤解を恐れずに言えば「解く問題」と「解かない問題」。これをきっちり取捨選択しましょう。

(2) 平常心で臨む

そのために大事なのは平常心。ただでさえ時間が足りない財務会計。焦ってパニックになったらさらに難しい状況に追い込まれます。絶対に焦らないことです。大丈夫、大丈夫。難しい問題はみんな出来ませんって。特にTAC生は、「TACでカバーされていない論点は他の多くのTAC生もできない」と割り切りましょう。その難しい問題に挑んで得る4点と、何とかなりそうな文章問題で得る4点。どちらも同じ4点です。冷静に判断しましょう。

(3) 試験直前10分前にやることの確認

経済が終わった直後の自分の姿のイメージはできていますか?一つ科目が終わったら、すぐにその科目のことは忘れましょう。「あぁあの問題はこうだったかもしれない・・・」。そんなこと悩んでもゼッタイ加点されません。その科目のことはスッパリ忘れましょう。そして次の科目に集中しましょう。

財務会計の直前10分、あなたは何をしますか? ちゃんとイメージが出来ていますか? 何を手に取りますか?テキストですか? どこを見ますか? 最後に覚えておきたいのは何ですか?そういうシミュレーションもちゃんとやっておきましょう。間違えてもテキストの「現在価値」などのページを通読したりしないように。そんなん解けなくても合格点には達します。僕の場合は、

  • キャッシュフロー間接法
  • 「経営資本」とは? 「事業利益」とは? 「当座資産」とは?
  • 文章問題対策として「原価構成」とは?
  • 「個別」、「総合」、「全部」原価計算の違い
  • 「標準原価差異」を、「棚卸減耗費」や「商品低価評価損」を絡めて
  • CVPとBEP
  • 企業価値とWACC(WACCの自己資本は時価!)
  • 税効果会計
  • 共分散・標準偏差 

こんなところを、直前に確認したようです(付箋が残っていました)。理由は、「知っていればすぐ解ける、知らないと解けない」から。自分なりの基準で、「最後に振り返るところ!」を決めておきましょう。

(4) 計算問題! 手をつけるその前に!

4択または5択の選択式問題形式の診断士試験。言ってみれば、「仲間外れ」を探して続けていることになります。「適切なものを選べ」にしろ「不適切なものを選べ」にしろ、「仲間外れ」を探せばいいのです。

計算問題にとりかかる前に、「仲間外れ」を探しましょう

この論点、過去のエントリーでもご説明しました。文章問題で仲間外れを探すのは容易じゃないけど、数字の仲間外れは意外に見つかる。選択肢の中に「仲間外れ」を見つけることが出来たら、その数値から逆算して考えてみましょう。もしもそれがビンゴであれば、「秒殺」出来ます。

ただし、これはリスクも伴います。「やっぱり一つ一つ解かなきゃだめか~ (*_*)」という羽目になることも少なくない。余程慣れているか、または、余程時間がない時の奥の手に使う人もいるかもしれませんね。

(5) 難しい問題は「選択肢減らし」に集中

必ず歯が立たない問題が出てきます。そういうのは、サイコロを転がすのも悪くありません(本音です)が、まぁ最初は選択肢を減らしてみるのがいいでしょう。2009年(平成21年)の第5問のような問題は、どうせわからないんですだったら、屁理屈をつけてでも選択肢を減らしてみましょう。この場合、ボクは「義務付けられていたら、学習範囲に入ってくるだろう」、「中小会社会計基準なるものが確固としてあるなら、学習範囲に入ってくるだろう(実際には税理士関連の基準らしい)」などと、屁理屈を付けてエを選びました(結果的に正解)。

—————

最後に一言。

忘れないでください。この試験は100点を目指す試験ではありません。6割を目指す試験です!

ミスがあってもいいんです。
間違えがあってもいいんです。

「みんなが出来る問題を当たり前のように解くことができる」。診断士試験はこれを試されている試験なのです。

だから、難しい問題、自信がない問題があっても、絶対めげてはいけません。

少しでも可能性のある問題にアタックしてください!
少しでも可能性を高めるためにもがいてください!

その4点が、あなたを救ううかもしれません。

ファイトです!!

by ハカセ



2011年合格目標の方、こんばんは。ふうじんです。

今日のタイトル「手段を目的化する」に違和感を覚えたあなたは常識ある社会人。なぜなら世の中一般的に「ほっといても手段は目的化する」「仕事は勝手に自己増殖する」もので、経営コンサルタントを志すあなたなら、逆に「手段を目的化させない」ことが務めだから。

で、今日この機会では診断士受験における「簿記2級」取得の是非を、「目的」「手段」の切り口から考えてみましょうjapanesetea

■そもそも診断士受験の目的・手段とは?■
ではまず診断士受験の目的と手段をささっと絵に描いてイメージ。

うん、「自分がありたい姿の達成」が目的、「診断士合格」がその手段。これは納得。

■「簿記2級」は診断士合格への手段?■
私たち自身も含め合格体験記に良く書いてあるのが、「簿記2級」受講の優位性(もちろん3級でもOK)。ではついでにさっきの絵に「簿記講座受講」を手段として追加

しかしそんな体験談を読み、「じゃあ俺も簿記2級受けてみるか・・」と思ったらそれは早とちりpig。試しに講師に簿記2級の受講要否を相談してみてください。返ってくるアドバイスは必ず「診断士受験のためなら、簿記受験は不要」です。

それは、

<診断士受験上、簿記受験が不要な理由>
・簿記講座⇔診断士試験「財務会計」の出題範囲は、必要十分ではない。
・診断士「財務会計」対策なら、診断士講座のカリキュラムでカバー可能
・簿記学習に使う時間がもったいない(簿記2級=学習目安200時間)

だから。
よって診断士受験の手段としてなら簿記講座受講は不要。以上、証明終わり。

■簿記受験を「目的化」してみよう!■
しかしちょっと待ったdanger。あなたの最終目的は「診断士合格」ではなかったはず。

例えば「診断士としての活躍」が目的なら「財務諸表をスラスラ読めること」は不可欠だし、「自己啓発・スキルアップ」が目的なら「簿記2級取得」は履歴書に堂々と書ける資格。そもそも診断士試験1次合格者レベルなら簿記2級は簡単に合格可能なのに。

であれば最初から、「簿記2級取得」をあなたの目的(=ありたい姿)に加えておくのは、悪くない選択。つまり要否でなく是非を問うならば、

<結論>
診断士合格のための手段でなく、アカウンティング(会計)スキルを身に付ける目的なら、簿記講座受講は相乗効果あり。

■簿記2級を受講しない3つの理由■
それでもまだ簿記2級を受ける決断はつかないでしょ?例えば以下の3つの理由から。

理由その1:診断士受験上は簿記学習は不要
→2つ上の章で説明済ですね。診断士学習上、簿記講座受講だけでは学習上の過不足があるから。

理由その2:時間がない
→これは確かにその通り。ストレート本科生の学習スタートは9月・10月がメイン。そこから学習ペースを作るのに簿記学習になぞ時間使えないし、そもそも9月スタートでは11月の日商簿記試験には間に合わない。

理由その3:気恥ずかしい
ハカセも言ってましたが実はこれが最大の理由かも(笑)。恐らくあなたは自分の仕事に自信のあるビジネスパーソン。今更簿記なんて恥ずかしくって。実際、診断士講座受講申込ではあんなに親切だった受付のお姉さんも、簿記講座の申込書を差し出した時には、どことなく事務的に扱われたような・・。

■まとめ:ではどうするか?■
ここではあえて結論書きません。また簿記2級受講のメリットも今日は言いません(※理由は後日)。

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2010/8/26追加
すみません、謎掛けしたまま答え書くのを忘れてましたsweat01

診断士試験を1年で合格するつもりなら、簿記講座は受講不要。

えっ?簿記スキルはもちろん1次「財務会計」対策になりますが、実はそのまま2次「事例IV」対策のベースになります。1年での合格はかなり困難な診断士試験。2年越し作戦も想定し2次を見据えた必要スキルと考えるか、単に1次試験の1科目と考えるかによって、判断は変わってきます。

また簿記2級講座(11月目標)と診断士スト本科生を平行受講した場合、週3~4コマ受講、週20時間以上の学習ペース。その他検討材料を挙げると、

<プラス材料>
・診断士受験はそもそも20~25時間/週の学習が必要だから、学習ペース確立にプラス。
・同時期に受講する診断士「財務会計」学習との相乗効果あり。
<マイナス材料>
・簿記2級(11月目標)の最終開講日は9/5(日)。
・資格試験学習に不慣れな場合、急に20時間/週の学習開始はペースを乱すリスク。

つまりプラスメリットは必ずあるもののマイナス面もあり、その人の状況により効果が異なります。よって他人の意見に惑わされず、自分で意思決定する必要があります。

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でももし上記の「3つの理由」をきっぱり否定できるなら、簿記2級講座受講は価値ある判断shine(しつこいですが3級でもOK)。これは6~8月に診断士学習を決意したあなただけが手にできる有利な「オプション(選択権)」。

それはあくまでも診断士受験の「手段」でなく、あなたのありたい姿に近づくための「目的」の一つとして。

byふうじん



こんばんは。ZonEです。

財務・会計の特訓Week第5日目の今日は、キャッシュフロー計算書についてです。

キャッシュフロー計算書は、

  • 自分で作成できるようになるまで、訓練が必要
  • 気を付けなければいけない細かい点が多く、1つでもミスすると正解に辿りつかない

などの理由により、苦手にしている受験生も多いかと思います。

しかしながら、

  • 2次試験では非常に重要(特に間接法)
  • 慣れれば、得点しやすい(特に2次試験)
  • 合格後など、実務上でも非常に重要

といったことから、苦手のまま放置せず、訓練を積んで得意にしてしまうのが合格への近道だと思います。

ぜひ得意分野/得点源に変えていただきたいと思います。

ちなみに、私が受験した2次の面接試験でも「キャッシュフロー計算書の直接法と間接法について、それぞれのメリットとデメリットを説明してください。」という質問を受けました(皆さんならどのような解答をするか、考えてみてください)。

お察しの通り、私は即答できずに、シドロモドロになってしまいました…sad

 
しっかりマスターすべきは間接法

さて、キャッシュフロー計算書には、直接法と間接法がありますが、診断士試験では、言うまでもなく間接法の方が重要度が高いです。

間接法でキャッシュフロー計算書を作成する方法を体得するには、理解して解ける気になっても無意味で、実際に手を動かすことが大切です。

また、過去に投稿した記事「苦手科目の克服方法 – 財務会計編その2」でも少し触れましたが、特にキャッシュフロー計算書作成に関しては、

色々な問題を次々と解くのではなく、基本的な問題を1つ選び、「できるようになった部分」を確認しながら繰り返し解くことが効率的です。

そうすることで、徐々に進歩していることが実感でき、苦手意識を感じにくくなるハズです。確実に得点できるようになってから、他の問題に挑戦しましょう。

基本をしっかりと固めた上で、応用問題を解くことで、

  • 営業CF部分で「減価償却費」に製造原価報告書(C/R)分を加算するのを忘れてしまった。
  • 余計な記述に惑わされて、商品減耗損や商品評価損、貸倒損失を加算してしまった。

などの新たに注意しなければならない論点に気付き、その論点に集中することができます。

 
また、2次試験のことを考えると、解けるようになるのはもちろんですが、検算方法も身に付けておいた方が良いでしょう。

CF計算書の場合は、 B/Sの現金・預金の増減額が、
CF計算書の現金及び現金同等物の増減額
(=営業CF+投資CF+財務CF)と一致するか?
をチェックすればOKでしたよね。

 
そうは言っても、まずは目前の1次試験対策

とはいえ、今は怒涛の7週間の真っ只中。2次試験までには上記のように万全な準備をする予定でも、今はそれどころではない…という方も多いかと思います。

そこで、本日はキャッシュフロー計算書に関して、1次試験対策として抑えておいていただきたいポイントについても軽く触れておきたいと思います。

過去に投稿した記事「苦手科目の克服方法 – 財務会計編その1」でもお伝えした通り、1次試験では費用対効果の高い(=短時間で確実に得点できる)問題を嗅ぎ分ける嗅覚が必要です。

60分で20~25問(マーク)解くことを考えると、1次試験ではキャッシュフロー計算書を一から作成するような問題の出題可能性は低く、もし出題されたとしても、時間がかかりそうなら優先して解くべき問題ではありません

キャッシュフロー計算書に関する問題は、表を含め問題文のボリュームが多いので、一見時間がかかりそうな印象を受けてしまい、思わず敬遠したくなる気持ちもよ~く分かります。

しかし、その一方で、多少の知識があり、気を付けなければいけないポイントさえ知っていれば、得点できてしまう問題が多いのも事実です。中には、単なる足し算・引き算で解けてしまう問題すらあります。

例えば、平成20年の問6の設問1は、間接法で

  • 「貸倒引当金の増加額」がキャッシュに対してプラス
  • 「有形固定資産売却益」が逆算過程でマイナス

になることを知っていれば、瞬殺出来る問題です。
しかし、もし知識が無くても、足し算と引き算さえできれば、空欄Aと空欄Bの値を合計すると「-1400」になることが計算でき、その組み合わせの選択肢は1つしかないので、正解に辿り着くことができます。
1次試験では電卓が使えないとはいえ、それほど複雑な計算ではないので、解きやすい他の問題を解き終わってから着手して、確実に得点したいところです。

逆に、平成19年の問13は、ちょっとした「ひっかけ」問題

  • +営業収入 = +売上高 – 売上債権↑ + 前受金↑ – 当期貸倒額
  • -商品の仕入による支出 = -売上原価 – 棚卸資産↑ + 仕入債務↑ – 前払金↑

という知識があっても(せっかく覚えていても)、

  • -売上原価 – 棚卸資産↑ = -当期仕入高

ということに気付かないと、ダミーで与えられている商品(棚卸資産)の増減に惑わされてしまいます。とは言え、その点だけ気をつければ、この問題も単なる足し算引き算の問題です。

気を付けなければいけないポイントを抑えてしまえば、キャッシュフロー計算書の問題は得点源になり得る分野です。

抑えるべきポイントもそれほど多くないので、本試験までには、ぜひとも得意分野にして、「出題されたらラッキー」と思える状態になってください。

 
最後に

よく、「財務・会計」は理系が有利とか聞きますが、私は決してそんなことは無いと思っています。だって、自然対数の底や虚数などを知らなくても、四則演算で解けちゃう問題ばかりですもの…。

もし、「自分は文系だから財務・会計が不得意で当然だ」と決めつけて思い込んでしまっている方がいるなら、その考え方は払拭してください。苦手意識を持ってしまうと悪循環に陥るだけで、1つも良いことありません。

苦手意識を持たずに訓練を続ければ、財務・会計や事例4は必ず得意科目/得点源になります。特に事例4が得意だと(自分で思えるくらいのレベルになれば)、2次試験で大きなアドバンテージになります。

事例1~3では差がつきにくく、得点のブレも大きいので、2次試験をギャンブルにしたくないなら、合格に直結する努力だと自分に言いきかせつつ、事例4の得点が安定するまで訓練を続けてください。

応援しております。

 
by ZonE



こんばんはJCです。

財務が苦手という方は少なくないですよね。でも得意になったら財務ほど得点源になる科目も他にないように思います。二次試験でも事例Ⅳはまるまる財務だし、この科目は避けては通れない!ですよね。

思うに苦手な方にはどうもパターンがあるような気がします。例えば ・・・

①時間をかければできるんだけど、60分では間に合わない
②毎日1問ずつやっているが、しばらくすると忘れちゃう
③めんどくさいからどうしても後回しにしてしまう

…財務が苦手を標榜している方で、「あっ、それ俺!」っていう方いませんか?

◆今日のテーマは足切られない財務会計◆

財務会計は今年も60分100点の科目です。オーソドックスに考えると25問x4点です。足切りラインが40点、ということは10問正解すればいい。まずはここから考えましょう。

今日は計算問題集でもなく、スピ問でもなく、過去問題集を開いて見て下さい。何年度でも構いません。5分程度で25問を眺めてみて下さい。足切りを逃れるためには、まず出来る問題を10問探す、ということが重要です。どの年度を見てみてもA・Bランク問題が10問を切るという年度はないんじゃないでしょうか?

◆10問できる体力をつける◆

試験の範囲は診断協会のHPあるいは申込書である試験案内に詳しく記載されていますが、基本はテキストの内容と重複しています。この中で、点数をとれる論点を10個以上作りましょう。精算表は解くのに時間がかかるので、もっと点数を取りたい方にはお勧めしないのですが、時間をかけてでも40点以上を目指す方のためには持ちネタになると思います。

25問を60分で解くためには平均2分半弱で1問解く必要がありますが、最初から10問だと考えると1問あたり6分かけられますよね。

◆狙い目は会計関連?◆

原価計算・精算表・試算表・決算仕訳・BS・PL・経営分析・限界利益・貢献利益・CVP ここだけでも10個でてきました。これら会計系は練習を重ねることで絶対獲れる対応が可能になると思います。他にもCAPMとかWACCの計算は、基本的にはほぼ当てはめれば答えが出るパターンが多い。

頭をひねらないと答えにたどり着けないC・D・Eランクの問題は後に回して、やればできるA・Bランクの問題をできるだけ短時間でさくさく解くような練習をしましょう。

◆10問できたら、上乗せを狙う◆

まず10問解答できたら、検算しましょう。狙いは足切り回避ですから。検算して、時間が余っているのであれば、次にできそうな5問を探しましょう。ここまでできたら、なんと60点!です。足切りどころか合格ラインに到達しています。

最初に10問探すと書きましたが、3問でもいいんです3問できたら、次の3問を探す。あと2回3問を探せれば足切りは十分回避。更にもう3問探せば合格ライン到達です。最初から25問に取り組むよりずっと着実で現実的だと思いませんか?

◆苦手なパターンの克服◆

冒頭で財務会計の苦手な方のパターンとして①時間をかければできるんだけど、60分では間に合わない。②毎日1問ずつやっているが、しばらくすると忘れちゃう。③めんどくさいからどうしても後回しにしてしまう。を挙げました。

①に関しては、出来る問題だけを最初の5分で厳選し、時間をかけて取り組めばいい。
②については1問ずつやるから忘れちゃう。1論点をまとめて計算問題集やスピ問、特訓問題集等を解いてゆく練習をすると忘れなくなります。
③めんどくさいと言っても2次にも大きく影響する科目です。そろそろやらねば。ということでちびちび練習するのではなく、どこかのタイミングでどっぷりやること。各論点を一論点ずつきっちり押さえてゆくこと。これで苦手な方のパターンは完全に克服できますよ。

◆足切り回避で大事なこと◆

本試験は40点を切らずに平均60点合計420点とればクリアできます。だから財務が苦手な人は40点を目指すことでOKです。でも忘れちゃいけないのは他の科目でその分を挽回しなきゃいけないことです。戦略をしっかり立てましょう

財務が苦手だったら、運営とか情報で70点ずつ取るという作戦が並行してうまく作用しなければ、今年の試験は涙を飲みます。ほんとは苦手科目を作らないことをお勧めすべきではありますが、後90日前後の段階ですからね。苦手があれば、苦手があっても合格できる戦略をたてればいいんです。

ところで、道場の師範代達は僕も含めて500点くらい獲っています。全員ストレートなので、こうすれば失敗したという経験もありませんし、特段の苦手科目もなかっただろうとおもいます。だから、我々のアドバイスは時にはやりすぎである可能性も否定できず、1次に関しては、これだけやったら絶対らくらく合格!というレベルの勉強法を公開してしまっているかもしれません。

ですので、戦略を立てる際には、自分の目標をどこに置くのか、冷静に考えてみることも大切だと思います。自分のポジションを冷静に分析して、40点切らずに420点を獲得する。皆さんなりの目標と戦略を立ててみることを是非お勧めしたいです。

もちろん既にらくらく合格!レベルに達している人はぜひ、その好調なペースを維持して下さいね。1次と2次はやはり相当大きな関連があるというのも事実だと思います。

by JC



こんにちは、ハカセです。

財務会計、悩ましいですよね。アックルが言うように、財務会計は通過科目ではありません。一次試験を突破した際に「突破するべき目標」だった財務会計は、二次試験では一転して「基礎知識」として活用しなければいけません。理屈を理解しているのは当然。それに立脚してさらに難しい問題を解くことが求められる、というわけです。

よって、データ分析のところでも述べましたが、二次試験を視野に入れれば、財務会計をゼッタイに苦手科目としてはいけない。好きな科目・得意科目とは言わないまでも、怖くない科目にはしていなければいけません。

本日は、財務会計を得意科目にし切れていない「アナタ」に、同じような立場だった僕の勉強方法・コツをご紹介。

◇ 簿記3級のテキストをやる ◇

そもそも財務会計に自信のない方は、簿記知識が不十分な可能性があります。簿記知識が確立していないと、そこにどんな難しい情報を詰め込んでも、いわゆる「ヌカに釘」の状態です。

財務が苦手な方は、今からでも遅くないので、簿記3級をやることをお薦めします。なに、Book Offで100円のテキストを買ってきて読めばOK。一日で読めます。

◇ 理屈で覚える ◇

すでに何度もお伝えしています し、財務公式シリーズでもお伝えしたように、財務は暗記科目ではありません。確かに覚えたほうが手っ取り早い点もあります。でも、暗記に頼っていると、どれだけHD容量があっても足りなくなってしまいます。

では、「理屈で覚える」とはどういうことなのか。それは「なぜ?」を追求することにほかなりません。

  • その経営指標、なぜそういう公式になるのか。(why)
  • その公式でどういうことが分かるのか。(so what)
  • 原価計算はどうして直接費用と間接費用の按分方法が違うのか
  • どうしてそういう計算をしたら損益分岐点が出てくるのか (CVP)

「理解で解く」という点では、平成21年の第17問が良問でした。

第17問
リスク資産に加え、リスクフリーレートで自由に借り入れと貸し出しができる場合、投資機会集合の効率的フロンティアを表す曲線として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
第17問の図
[解答群]
ア 曲線ABC  イ 曲線ABE  ウ 曲線DBC  エ 曲線DBE

「効率的フロンティア」の意味が理解できていれば、「秒殺」の問題です。A点とD点を比べてみる。D点はA点よりリスクが高いのにリターンが低い。こんな点は「効率的フロンティア」とは呼ばない。グラフの形で覚えるのではなく、あくまでも「内容で覚える」、「理屈で覚える」ことの重要性を示してくれた問題でした。

◇ イメージで覚える ◇

それでも「どうしても経営指標が覚えられない」という方のために、一つヒント。経営指標の分母分子には「ある傾向が」あります。それは、下記のようなものです。

つまり、P/L(具体的には「売上高」ですが)が最も「分子」に近く、「資産」「負債」と続き、「純資産」は通常「分母」で使うことになります。

それぞれの経営指標に当てはめてチェックしてみてください!

  • 「流動比率」。公式は「流動資産 ÷ 流動負債」ですよね。どうでしょう。図の中でイメージしてみてください。
  • 「負債比率」。間違えやすいですよね。一瞬、「負債÷総資本(=資産)」で計算してみたくなりますが、そうすると図のイメージと合致しなくなります。正確には「負債÷純資産」。どうでしょう。この考え方さえ把握していれば、スっと出てきますよね。
  • 「有形固定資産回転率」はどうでしょう。「売上高÷有形固定資産」。図のイメージと合致できますか?

もちろん例外もあります。インタレストカバレッジレシオ など、ちょいとひねった回転率系や、「回転期間」などはこの図のイメージでは説明できないかもしれません。

本当は「なんでそういう計算式になるの?」を考えてほしいのですが、 財務会計の60分は意外に短く、時間が足りない! 一瞬で判断がつくように自分なりの判断スタイル・パターンを確立しておくのも重要です!

◇ 計算機を使う ◇

「え?」と思った方、はい、そのとおりです。1次試験では計算機は使用禁止です。よって、計算機に頼らずに計算問題が解けるように慣れておくことは確かに必要です。

でも! いくら計算機に頼らない計算に慣れても、解法そのものがあやふやだったら、折角の手計算も無駄になってしまいます。

CVP、原価計算、現在価値計算など、「解法の正確性」が求められる分野の完成度がいまひとつだと思っている人は、まずは計算機を使ってもいいから解法を確立しましょう。まだ5月。「慣れる」にはまだもう少し時間があります。今は「考え方」を確実に自分のものにしましょう。そして、模試以降は計算機ナシの対応に慣れていけばOKです。

ただし! どんなものでも使っていいわけじゃないですよ。「経営分析」、「簿記仕訳」、「CF計算書」などの問題は、計算機に頼らずにやりましょうね。

◇ 秒殺テクニックを作る ◇

先ほども言ったように、財務会計は「とにかく時間が足りない」のが悩みの種です。難易度が上昇する完成答練を受けると、直後に疲労困憊になるほど、60分間、頭がフルスピードで回転します。それでも、時間が足りないのですっ!

そこで、時間を有効に使う戦略が必要。それが「秒殺テクニック」です。それには二つあります。

1. 瞬時に答えを見つける

文字通り、「見ただけ」で、計算することなく解答してしまう問題があります。答練や試験では、何も考えずに計算に取り掛かってしまいそうになるけど、「よく考えるとこの選択肢しか正答はありえない」という問題が時々存在します。そういうのをしっかり見極められれば、時間が格段に有効活用出来るようになります!

平成21年もそういう問題がたくさんありました。例えば、第13問は秒殺です。

平成21年 第13問
A社の普通株式の次期の配当は、1株当たり50円と予想されている。配当の成長率が今後8%で永久に継続すると期待されている。A社の現在の株価が1,000円であるとき、A社の普通株式の資本コストとして、最も適切なものはどれか。

ア 5%  イ 5.4%  ウ 8%  エ 13%

V = D ÷ ( r – g ) の公式さえ出てくれば、g が 8% と言っているんだから、求める r は 8% より高くなければいけない。8% より高いのは エ だけです。これは秒殺です。

平成21年第18問もそうです。

TACの過去問の解説にもありますが、株式Gは市場よりも標準偏差が高いわけです。偏差が高いということは、散らばりが大きいということ。つまり、「株式Gは市場全体よりもリスクが高い」ということです。β値はリスクが高まると1を超えます。つまり「株式Gのβ値は1を必ず超える」、ということになります。1を超えている選択肢は一つしかない。よって、エ が正解になります。「偏差とは何か」、「β値とは何か」をちゃんと把握していれば、計算を始めるまでもない。本当に「秒殺」です。

ところで、過去問・答練を解くときは、「この問題をもっと難しくするとしたらどうなるかな」とか、「どうして出題者は選択肢の一つとして 0.15 を設定したんだろう、適当かなぁ?」、「もしも選択肢 オ として、2.0というのがあったらもっと悩むかな」、などと、考えていく必要があります。それが「鶏がら学習法」です。

2.解かない問題を瞬時に判断する

そして、時間を大事にする究極の方法は「解かない問題」を作ることです。特に計算問題に手間がかかって時間を要してしまいそうな問題には、「手をつける前に見切る」ことも大事です。

ボクは平成21年の第6問の原価計算の問題を一切解きませんでした。だって、1ページもあって長ったらしくて、解くのに時間がかかりそうだったんですもん。

難しい問題も4点、易しい問題も4点です。今回の場合、結果的に正答率は低くなかったようですが、ここで4点を失うより、この問題の手計算に時間を要してしまって他の問題に手をつけられなくなるのが怖かったのです。

-*—-*—-*—-*—-*-

いかがだったでしょうか。とにかく、財務会計は「時間がない」。だから、各問に時間をかけずに済むように、「解き方」をしっかり身につけておく必要があります。それには、「理解で覚える」「フレームで知っておく」などの対策が有効。今回はそれらを紹介したつもりです。

ちなみに、ボクのお薦め図書はすでに こちら でご紹介しました。まぁ受かってから読んでください (^_^;)

では、引き続き頑張ってください!

by ハカセ



こんにちは。ハカセです。

今週からは「財務・会計」の完成答練週間ですね。

「財務・会計」と聞いて、「うえーんっsad」と思う方も多いのではないかと想像します。特にストレート生にとって、財務会計はアレルギー科目downという人が多いかもしれません。一方、「財務会計で引っかかった!」というリベンジ組の皆さんもいらっしゃるかもしれませんね。今年に限ってはそんなに数は多くないかもしれませんが。

今週は、道場でも「財務・会計」特集を組みます。苦手な方の「挽回策flair」、得意な方の「伸ばし方upwardright」などもお伝えして行こうと思いますのでどうぞお楽しみに。

さて、今日はデータ分析です。

◇ 分析 ◇

まずは科目合格率

(データ出典:中小企業診断協会)

ご存知のように、これまで一桁台だった科目合格率が昨年は20%近くに急上昇しました。20%近くって、他の科目ではフツーの科目合格率なのですが(笑)、財務会計に限っては、非常に例外的な数字になっています。

次に科目「クリア」率を見てみましょう。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者

(データ出典:中小企業診断協会)

繰返しになりますが、、「科目クリア率」とは、上記計算式で算出する、「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、昨年はやはり急上昇していますね。試験を受けたヒトの内4割は何らかの形で「クリア」したことになります。

この易化の原因は何なんでしょう。それを解く鍵は「分野別出題数」及び「分野別正答率」にあります。こうやって分解して分析するところが診断士っぽいですか?bleah

まず、分野別出題数を見てみましょう。

これまで一般的に「難しい」と見られてきた「ファイナンス分野」の出題がほぼ横ばいだった一方、「経営分析・原価計算・cvp」の分野の出題数が大幅に増えたのが昨年の特徴でした。

そして、分野別正答率を見てみると・・・

(データ出典:TAC / LEC)

このように、どれも正答率が上昇していますが、中でも「経営分析・原価計算・CVP」の分野の正答率が極端に上昇しています。

◇ 昨年の傾向 ◇

上記からお分かりのように、昨年の傾向は、

  • 経営分析・原価計算・CVP」の出題数が大幅に上昇
  • しかもその問題がかなり簡単だった
  • 「財務諸表」「ファイナンス」分野の正答率もそれなりに回復した
  • よって、平均点がかなり上昇したbell

ということがいえると思います。

◇ 今年の傾向 ◇

ふうじんが「どうしてもやれ」というので(笑)、「今年の傾向」というタイトルをつけてみましたが、そんなの分かったら僕が予備校を経営していますっ!(笑) でも、誰もが言えることとしては、

  • 易化しすぎた反動で、全体的な難易度が上昇する可能性あり?
  • 経営分析・原価計算・CVPの分野の問題数は減少する?
  • IFRSを睨み、簿記系の問題は出しにくい?
  • ということは、やはり、ファイナンスが増えるか?

という感じでしょうか。dash

◇ 傾向と対策 ◇

昨年易化したとはいえ、財務会計は still 苦手意識が強い受験生が少なくないのは確かです。では、財務会計は本当に難しいのでしょうか

下記は、TACの一次試験過去問題集が示す「難易度」を集計したものです。

(データ出典:「最短合格のための第一次試験過去問題集・
財務会計」TAC出版)

このように、よく見ると、

A・B難易度の問題が安定的に40-50%存在しているflair

ことが分かります。これを、皆さんが「苦手」とするファイナンス分野だけを集計しなおしてみると、

(データ出典:「最短合格のための第一次試験過去問題集・
財務会計」TAC出版)

このように、やはり同じように、A・B難易度の問題が安定的に40-50%存在しています。C難度を含めると70-80%に上昇しますupwardright。意外に多くないですか?

つまり、

財務会計(ファイナンスも含む)を難しいと
恐れ過ぎる必要はないshine

ということです。

Silent Majority という言葉をご存知ですか? 「静かなる多数派」という意味です。この逆の言葉で Noisy Minority という言葉もあります。「物事を決める際、声が大きい人に影響されがちだが、実は彼らは少数派だったりする」ということです。日本の政治の縮図みたいですね。 w

財務会計が難しいと考える方、「Noisy Minority」に惑わされていませんか? 複雑なNPVやデシジョンツリー、取替え投資計算が出来なくて、それを躍起になってやっつけようとしてませんか? 一度立ち止まって考えてみましょう。それらが出来ないと、一次試験に合格できないでしょうか? それがために、もっと簡単な問題の扱いが疎かになっていませんか?

一方で、財務会計は「通過科目」として扱えないのが難しいところですdespair。二次試験で財務会計はもはや「基礎知識」として使います。特に経営分析のところは「知ってて当たり前」。

二次試験も見据えると、

この段階から財務会計が「得意科目」にしておきたいし、
少なくとも「苦手科目」にはしたくない
ところです。

◇ おまけ ◇

最後に、道場執筆メンバーの昨年の答練成績を大公開。昨年は養成答練(基礎答練)が2度ありました。

点数だと分かりにくいかもしれませんが、昨年の上位20%の点数は、それぞれこんな感じ。

  • 基礎答練1 : 79点
  • 基礎答練2 : 70点
  • 直前答練1 : 64点
  • 公開模試  : 51点
  • 本試験: 不明なるも、恐らく74点ぐらい。

大体、各答練・試験のメンバーの最下位が上位20%のラインを形成しているという感じでしょうか。

ちなみに、ふうじん と アックル は簿記一級保持者です。JCは仕事で財務・資金管理をやっています。この3人は財務のプロフェッショナルといっても過言ではない。ZonE は理系出身のSEで数字にやや強いかもしれないけど、財務のプロというわけではない。残るハカセ(私)は、文学部出身。大学も英国社の学科しか受けなかったほど、大の数字嫌い。それでも、ボクも財務会計は苦手ではなかったし、二次試験で事例IVは得意でした。(ちなみに、ハカセ は、昨年の受験生時代、自分のブログで「答練成績」を大公開しています。よろしければ⇒こちらの「成績」というブログテーマにまとまっています)

自分は誰タイプなのか、どのラインを目指すのか、を検討する際の参考にしてくださいね。

こんな多彩な執筆メンバーが財務・会計にどういうアドバイスをするか、今週の道場のエントリーを楽しみにしてくださいね (*^_^*)
(・・・って、自分でハードル上げてどうする・・・sweat01

by  ハカセ



今日はGW特別3本立てエントリー。では3本目もどうぞ。

財務公式シリーズ全7回(4/17~27)はもうご覧いただけましたか?
今日は総まとめに代わり御礼の一言+α。
downwardleft過去ログはこの辺の「カテゴリ」で「財務会計」を選ぶと再チェックできます)

■公式シリーズまとめにあたり~御礼■
実は私、ちょっと焦ってました。それはGWまでに公式シリーズの解説は終えたいけれど、一人では間に合わないから(記事1つ作るのに結構時間かかる)。そこで道場メンバーに相談した所、快く分担を引き受けていただき、なんとか期日までに完了scissors
実は診断士試験グループ学習の効果ってこういうことなのでは?時間が迫り、苦しい時には仲間が助けてくれる。自分以外の力で知識を増やせる、実力が伸びる資格試験ってあまり無いような気がします。

さて、なぜこの時期に「財務公式シリーズ」だったのか?

・財務会計は難しくない。
・財務会計は難しくない問題を、難しく見せている。
・財務会計は難しく考えると、学習所要時間が増大
・そして、完成講義&答練期に財務公式の不得意論点を残すと不利

よって、どうしても不得意になりがちな所は4月末までに一通りコメントしておきたかったのですhorse
我々、1次試験から既に8ヶ月以上が経ち、財務会計の細かい解法など殆ど忘却の彼方。でもメンバー皆が言うとおり、「繰り返し学習で」「理論的に」「長期記憶化」していれば、記憶はすぐ蘇ります。

財務会計はコツをつかめば難しくない。
むしろ心強い味方。

そんなメッセージをもし受け止めていただければ、非常に嬉しいです。

■得意になった後の財務会計対策■
財務会計に不得意感がなくなった後の財務会計対策は2通り考えられます。

パターンA  1次財務会計の論点を手広く学習
パターンB  2次事例IVの出題論点を意識して学習

すみません、現時点でどちらが良いともコメントできません(=正直わかりません)。「パターンAを必須、可能ならパターンB」が答えになるのでしょうが、2次事例IVとは「1年間学習した人が束になってかかって平均45点になる」試験ですから、「財務会計にどれ位時間を使うべきか」の答えは非常に難しいと思いますpig。ぶっちゃけ言うと、人それぞれで、自己責任(←あー、言っちゃった)。

言い訳ばかりしてもしょうがないので、私が昨年作った事例IV出題論点整理表 をとりあえず貼っておきます。まぁ結論から言えば難しくないのですけどね。ご興味ある方あれば、ブログ外で意見交換しましょう(コメント欄にアドレス記入ください)。

byふうじん



こんばんは、ふうじんです。
財務公式シリーズの最終回は、頻出論点「CVP分析」。このシリーズ「公式」と銘打ってはいますが、「公式」なんてほとんど覚えてませんでした、というのが実態。
それはなぜか?

・重要論点には、それに応じた「解法」がある
・公式で覚えても、得点にならないから

ん?「解法」はいいとして、「公式を覚えても得点にならない」って何のこと?

・財務会計テキストに「公式」らしきものは複数掲載。
・しかし本試験出題者の要求は「公式を覚えているかどうか」ではなく「期待した回答が示せるかどうか」。
・特に事例IVでは、「みんな1次試験は通過した」ことが前提。公式を覚えただけで得点できる問題なんて作るわけがない。
・よって、正解にたどり着くには、「公式ではない」何かが必要

ではなぜ「公式」が掲載されるのか。それは前回整理した登場目的別の公式リストで確認可能。ではいざCVP分析に関わる「公式」をチェックしてみましょう。

■CVP分析に関わる公式■

ん、なんじゃこりゃ?一瞬不安になったかも?
でも全く心配不要。公式など覚えずとも、問題をみればすぐ手が動き出すはず。

<例題>
・固定費(FC)=30、限界利益率=30%の時の損益分岐点売上高(SBEP)を求めよ。

まずはよく見るグラフでイメージ。

なにかどこかで見たような・・。
はい、正解。既に経済学(費用関数)で学習済みと気づけば、CVPはもう免許皆伝。

ついで、このグラフを書くのに使ったエクセル表で見てみましょう。
SBEPがいくらになるか、もう説明は不要ですね。

※誤植訂正
×固定費・・④=②+③
○固定費・・④  です。悩んでしまった方ごめんなさい(4/28)

■CVP分析の解き方■
ここまで見たようにCVP分析は頻出。で、何題も解いているから解法は体でマスター済。そこで次にその「解法」とは何かを理解してみましょう。

<CVP分析の解き方>
・固定費を限界利益率で割るとSBEP
・必要利益が出題されたら、固定費に足して、限界利益率で割る
・営業外損益が出題されたら、固定費に足して、限界利益率で割る

これだけ?そうこれだけ。H21事例IV問3を既に解いた方であれば、あの問題に必要な知識がこの3つであったことにすぐピンと来ますね?しかしあの問題は「見事に得点がバラけた」「合否を分けた問題」の一つ。まぁその話はおいておいて、今日は「限界利益率で割る」ことをきちんと納得しましょう。

■解き方1:限界利益率で割る?■

SBEP=固定費(FC)/限界利益率

先の例題の場合、体で覚えた解法も良し、公式使っても良しで、固定費(FC)30を限界利益率30%で割るから、SBEP=100はすぐ求まる。しかし「分数で割る」というのはどうも気持ちが悪く、直感的なイメージがしにくい。
そこで多くの人がやるのが「掛け算に置き換え」て理解。すなわち

SBEP×限界利益率=固定費(FC)

SBEP×限界利益率、つまり限界利益額=固定費となる所がSBEP。限界利益が固定費を超えればあとは自分の儲け。この理論で納得しておけば、もし本試験でパニックになってもあわてず対処可能。

■解き方2~3:固定費に加減算■
事例IVでCVP分析の個別問題が問われた場合、点差がバラけるように必ず「コンボ論点」が出てくる。代表例が必要利益を問う(=感度分析)。細かくは書きませんが、「限界利益率で割る前の固定費を加減算する」だけで解きます。スピ問・過去問で解き方ストックしておけばOK。

■そもそもなぜCVP分析■
ここまでの説明で、

・CVP分析はSBEPを求めることが大原則(=固定費/限界利益率)
・コンボ論点により、多様な出題パターンがある(=得点がバラける)

ことは納得。しかしなぜCVP分析がそれほど重要・頻出なのか?
本当の真実は詳しい方に譲るとして、受験対策上は2つの理由でイメージしていました。

理由1:診断士実務における利益計画策定のために、重要
理由2:試験問題を作りやすく、コンボ論点により得点をバラけさせやすいから、頻出

そもそもCVPとはCost・Volume・Profit。Cost=原価計算に基づき、必要利益を得るために販売量・価格を決めていく。知らなければ難しく聞こえることも、タネ明かしをすればただこれだけのこと。うん、やはり診断士学習はいろいろ役に立つ。
そこでもう一つ知識をおまけ。「直接原価計算」の反対語は「○○原価計算」この○○にすぐ言葉を埋められますか?




答えは「全部原価計算」。またまた説明省略しますが、「全部原価計算」とはいわゆる財務諸表(制度会計)における損益計算書の表示方法。これはルールで決まっていることだけどある事情(ごめんなさい、説明省略!)により、「利益計画の策定」には向かない。そこで登場するのが直接原価計算(管理会計)。

・企業として利益計画・生産計画を作りたい
・全部原価計算は不向きなため、固定費(FC)・変動費(VC)を区別した直接原価計算を採用
・直接原価計算の採用により、CVP分析が可能
・CVP分析により、利益計画・生産計画が策定可能

このようにさらっと書くだけでも、CVP分析はとても役立つツールであることが実感できますね?いつも言うとおり、財務会計の出題論点はコツさえつかめば明瞭・簡単。あれこれ悩まず、サクサク問題集解いて高得点&学習時間短縮の両立を実現しましょう。

■もう一つ追加、固変分解■
上の文章の「固定費・変動費を区別した~」にピンと来た人は鋭い。実際に中小企業を診断するとして、入手できる損益計算書にはどこにも「固定費」「変動費」とは書いていない(税務申告に必要な損益計算書は全部原価計算で作るから)。ということは、入手した財務諸表からなんらかの方法で「固定費」「変動費」を割り出す必要がある。
そこで登場するのが「固変分解」。ポケットテキストを見ると、

・勘定科目法
高低点法
・スキャッターグラフ法
・最小自乗法

の4つがある。
え、そんなに一杯?でも大丈夫、まず高低点法だけマスターすれば十分。後ろ2つの方法は試験に絶対出ません。こんな方法もありますよ、と解説しているだけ。勘定科目法はたまに出題されるけど、わざわざ覚えなくてもその場で解ける。

■最後に■
すみません、今回の記事は時間制約上、かなり説明はしょったり、乱暴な言い切りをしています。機会を改めて詳しく説明しますので、あまり字面を信用せずにこのエントリーで何を言いたかったのだけ、斟酌していただけると幸いです。

言いたかったこと
「事例IVで点差がつくCVP分析は、1次対策期間中に確実にマスターする」

byふうじん



こんばんは。ZonEです。
ふうじんの提案により、「財務公式シリーズ」を全7回にわたってご紹介しています。

その1.相関係数・共分散
その2.コール・プット
その3.FCF
その4.分解タイプ

第5弾は、私ZonEが「経営分析の指標」について2回に分けてご説明いたします。

 
1次試験の財務会計で抑えておきたい「経営分析の指標」としては、下記のように結構たくさんあります。

売上高利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高売上原価率、売上高販管費比率、売上高金融費用比率、流動比率、当座比率、固定比率、固定長期適合率、自己資本比率、負債比率、総資本経常利益率、総資本事業利益率、経営資本営業利益率、自己資本利益率、総資本回転率、経営資本回転率、売上債権回転率、買入債務回転率、棚卸資産回転率、有形固定資産回転率…

もちろん出題頻度の高いものから滅多に出題されないものまでさまざまですが、全部覚えるのは正直大変ですよね。

そこで、丸暗記ではなく、論理的に理解し計算に慣れることで、気付いたら身に付いている状態を目指したいと思います。

ここでは経営分析の指標は大きく分けて、「収益性分析」「安全性分析」「効率性分析」の3カテゴリに分類します。

 
収益性分析に関する指標

収益性分析に関する指標としては、「売上高総利益率」「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」「売上高当期純利益率」「売上高販売管理費比率」などが挙げられます。

「○○○×××率」もしくは「○○○×××比率」のような名称の指標が多く、いずれも

「○○○×××率(比率)」=「×××」÷「○○○」(×100%)

例)「売上高経常利益率」=「経常利益」÷「売上高」(×100%)
の形で計算することができます。

なお、ほとんどの指標が「売上高×××率(比率)」なので、損益計算書(P/L)の各項目(下図A~E)の関係性を理解していれば、指標間の関係も把握しやすいと思います。

例えば、「売上高(売上)総利益率」が高水準なのに「売上高営業利益率」が低水準であれば、上図B→Cに問題がある、つまり「販売費および一般管理費」(の割合)に問題がある…ということになります。

ちなみに、収益性分析に関する指標のほとんどは、P/Lから算出することが可能です。

 
安全性分析に関する指標

安全性分析に関する指標としては、「流動比率」「当座比率」「固定比率」「固定長期適合率」「負債比率」「自己資本比率」などが挙げられます。

収益性分析に関する指標のほとんどがP/Lから算出できたのと対照的に、安全性分析に関する指標は貸借対照表(B/S)から算出できるものがほとんどです。

さらに安全性分析に関する指標を(計算方法から)大きく2つに分けると、「B/Sの左右を比較したもの」と「B/Sの右側の上下を比較したもの」に分類することができます。

ざっくり言うと、B/Sの左側(借方)は主に所有している資産を、右側(貸方)はその調達手段をそれぞれ表しています。ですので「B/Sの左右を比較した指標」は言いかえると、「資金調達が適切に行われているのか?」を表す指標とも言えます。

B/Sの左右を比較した代表的な4つの指標を例に、もう少し詳しくみてみましょう。

A.「流動比率」=「流動資産」÷「流動負債」(×100%)
B.「当座比率」=「当座資産」÷「流動負債」(×100%)

C.「固定比率」=「固定資産」÷「自己資本」(×100%)
D.「固定長期適合率」=「固定資産」÷(「自己資本」+「固定負債」)(×100%)

上記AとBは短期安全性を、CとDは長期安全性をそれぞれ計る指標として出題頻度も高いです。
A~Dいずれの計算も、「B/Sの左側(借方)」÷「B/Sの右側(貸方)」になっている点は覚えやすいですね。

まずAの流動比率から見ていきましょう。流動資産(比較的すぐに現金化できる資産)流動負債(短期で返済しなければならない借金)を比較しているだけなので、分かりやすい指標だと思います。では、この値は大小どちらが望ましいのでしょうか?

分子が流動資産、分母が流動負債→流動資産は多いほど○、流動負債は少ないほど○流動比率は大きい方がベターですね。

次にBの当座比率を見てみましょう。分母は流動負債なので流動比率と同じですが、分子が当座資産となっています。
「当座資産」=「現金および預金」+「受取手形」+「売掛金」+「有価証券」
で定義され、流動資産の中でも「すぐに現金化しやすいもの」に絞った…といったところでしょうか。つまり、当座比率の方が流動比率よりも厳し目の指標であると言えます。
ですので、「流動比率 > 当座比率」という関係が成り立ちます。当座比率も大きい方がベターなのは大丈夫ですね?

今度は長期安全性の2指標を見てみましょう。Cの固定比率は、固定資産自己資本(返済義務なし)の比較です。この値は大小どちらが望ましいでしょうか?

分子が固定資産、分母が自己資本→返済義務のない自己資本の割合が多い方が○固定比率は小さい方がベターですね。

ただ、自己資本だけで固定資産を支えられない企業が多いのも事実です。そこで、分母に返済猶予が長い長期負債を加えた、Dの固定長期適合率が登場します。
固定資産の原資は、長期で借りられる負債+自己資本で賄えればOK…という固定比率よりは少しゆるい指標ですね。

ということで、「固定比率 > 固定長期適合率」という関係が成り立ちます。もちろん、固定長期適合率も小さい方が良く、一般的には100%以下が望ましい…とされています。

 
今度は、「負債比率」や「自己資本比率」など、先ほど分けたもう1つのタイプ「B/Sの右側の上下を比較した指標」を見てみましょう。
調達した資金に関する、負債と自己資本の比率なので、こちらは分かりやすいですね。

「負債比率」=「負債」÷「自己資本」(×100%)

分母が「総資産」でなく「自己資本」となっている点に注意するくらいでOKだと思います。

なお、上記のように全体の把握して計算慣れできる程度に問題に接して行くと、
・「自己資本」には「新株予約権」を含まない
・「当座資産」の売上債権(受取手形+売掛金)からは貸倒引当金(=現金化が期待できない分)を控除する
など、細かな点を抑える機会が訪れると思います。

過去記事「苦手科目の克服方法 – 財務会計編その2」でも触れましたが、できなかった部分よりもできるようになった部分にフォーカスしつつ、新たな課題を徐々に克服していくことで実力を養成する…というプロセスが重要だと思います。
財務会計では詰め込み型の暗記ではなく、計算慣れした結果、いつの間にか覚えていた…という記憶法(?)が有効です。

 
ちょっと長くなってしまったので、続きは次回にお話したいと思います。

 
最後に簡単な確認問題

1.流動比率が当座比率に比べて非常に大きいケースで、考えられる原因は?

解答は次回のZonEの投稿で!!

by ZonE



こんばんは、ふうじんです。
今週は通常投稿に加え、「財務公式シリーズ(全7回)」を手分けして投稿中。

今なぜこのタイミングでこんな記事?
それはこれからの時期は、「財務を敵に回さない」ことが大切だから。そう、財務会計対策では「ある程度時間をかけ、手を動かして解法をマスター」する姿勢が必要。しかし、緊張感から記憶力が高まる最直前期に財務の苦手論点つぶしで時間をムダ使いすることは、とてももったいない
もし!財務に苦手論点があれば、後回しにせず今すぐさっさと解消。

このシリーズ、「公式」が登場する順番をあえてわかりづらくしています。それは「論点順」ではなく、「解法の共通点順」に括っているから(登場順の説明は→こちら)。
今回は「分解タイプ」として、生産性分析を例に挙げ、次いでROA・ROEの分解をささっと眺めてみましょう。

■生産性分析 ~分解パターンに慣れる■ 
生産性分析に苦手意識を持つ人は少ないでしょう。
それはテキストにあっさりと

 ・付加価値生産性=付加価値額 / 従業員数
 ・この計算式を分解する(=分母・分子に同じ項目を掛ける)ことで、さらに詳細な分析が行える。

と書いてあるから。
つまり、「付加価値生産性」の定義(式)1つだけをイメージし、次いで分解要因として、

 ・売上高
 ・有形固定資産
 ・人件費

の3つがあると理解しておくだけでOK。暗記するまでもない話。

これだけ?そう、これだけ。あまり面白い試験問題はどうやら作れそうにない。だがしかし!実際に診断士になり、訪問先企業でパパッと数字を分解して曰く、
「御社は付加価値額がこれだけありますから、もっと労働分配率を増やし、人件費を増額しましょう!」
なんてさらっとアドバイスできたら気持ち良さそう(・・と妄想)。

■ROA・ROEを分解■
ROA・ROEは頻出論点。こちらは逆に、分解することで見慣れた指標になるから、その切り口でROA・ROEのイメージを深める、という効果を期待。

ROA(総資本利益率 Return on Assets)=事業利益 / 総資産
ROE(自己資本利益率 Return on Equity)=当期純利益 / 自己資本

では、「生産性分析」でマスターした分解テクニックを使って、見慣れた指標に分解してみましょう(いわゆるデュポンモデル。覚えなくていいですよ!)

 

一見わかりにくいのが、なぜROAの利益が「事業利益」で、ROEの利益は「当期純利益」なのか。出題者側が当然そこを突いて出題してくるのは当たり前。しかも「事業利益」って何か公式っぽい定義があったっけ・・。

そう!方法はどうあれ、重要論点については確実に定義をマスターしておく必要あり。ただし丸暗記は忘れやすいから、ある程度自分が納得する方法で理解したい。ではなぜ「事業利益」⇔「当期純利益」を使い分けるのか?残念、私にはno idea、「誰かがそう決めたから」と納得して、淡々と問題解いてました。あえて理屈としては、

・ROEは投資(Equity)に対するReturnだから、配当金の原資となる「当期純利益」
・ROAは総資産が生み出す利益総額を見たいから、「事業利益」

程度にささっとイメージしてました。果たしてこれで合ってるかどうか怪しい・・。
この際なので、どなかた詳しい方アドバイスお願いします!

■折り返し点まとめ■
全7回中、半分終わったので中間まとめ。

・財務会計の出題可能(な頻出)論点は極めて限定的
・財務会計は「難しくない問題を、難しく見せかける」パターンが多い
・財務会計対策のコツは「重要論点はしっかり」「それ以外はあっさり
理解と解法パタ解きを上手に使い分け・組合せ
・「公式」とひとまとめにせず、出題意図を掴み、解法パターンでさっさと処理

今回はごくあっさりしょうゆ味。残り3回は「経営分析」「資本コスト」「CVP分析」、いずれもしっかり理解しておきたい論点、こってり行きましょう。それではお楽しみに!

※本当はROEは超重要。アックルの ROEの理解法 もご覧ください。
by ふうじん



こんばんは。JCです。

 財務公式6回シリーズをぶちあげたふうじんでしたが、書きたいことがいっぱいある彼ですから、6回も書いちゃったら、他の書きたいことが書けなくなっちゃうので、手伝って!と頼まれちゃいました。ということでふうじんの論理的な解説を期待してた皆さん。ごめんなさい。且つ昨日のアックル記事が2/6だったのになんで3/7やねんという方もごめんなさい。もともとふうじんの考えていた6個のくくりにはオプションは入ってなかったので…。打ち合わせ不足でした。っていうか道場の記事はほとんど打ち合わせないんですよ。それでも、各人の言っていることにそんなにぶれはない。
そこを盗んでくださいね!今も、受験生の時代も、そんなに打ち合わせはなかったけど、結局やってたことはそんなに大きく違わない。だから、ストレートで合格した人はそれなりに似たようなことを自分で考えてやってたわけです。ぜひ、道場の記事から使える部分を自分のものにしちゃってください
ふうじんが作ったくくりに入っていなくても、アックルの記事はわかりやすかったと思います。僕もOptionについて語ろうと思ってたのですが、アックルとハカセの説明とほぼかぶるのでもう大丈夫とふんでいます。
ひとつだけ、それでもまだ腹に入らないという方のために!
「買ってやる」という言葉を僕のふるさとの博多弁で言うと
こーちゃ
だから買う権利はコールです。あ″ー、またごろ合わせに走ろうとしている自分がいる。用意していたOption説明用の資料はあるんだけど、これは5月2日のオフ会のおみやげにしようと思います。オフ会情報は一番下を見てね。

さて、今日はFCFとかDCFとかをテーマにしたいと思います。FCFとかDCFとかは一次試験では捨てたっていいかもしれません。でも、二次まで合格しちゃおう!という方はやはり事例Ⅳまで視野にいれて、この論点は問題ないもんねー、という程度まで鍛えておいてほしいなと思います。

◆FCFの公式◆
昨年のテキストには以下の二通りが「一般的には」という枕詞つきで記載されていました。

FCF=
① 営業CF+投資CF
② 営業利益x(1-t)+減価償却費
       -運転資金増加額-設備投資額  

でも最初に白状しておきますが、僕は②の方の公式は使ったことないんですよね。
①の公式はふーん、FCFってそういうものね。と理解しておけばいいんだけど、②の方は営業外収支が出てきたら使えない公式じゃないかと。だから僕は公式は使わずに算出するようにしていました。
え~っ、公式シリーズじゃないの?というご批判もあるでしょうが、やっぱし財務は理解することと練習することが大事です。前にも言いましたが。

さて、ひとつ過去問を見てみましょう。

◆H21 第16問の例◆

<問題>
C社では、工場拡張投資を計画中である。この投資案の初期投資額は、4,000万円である。
計画では、この投資により今後毎年売上高が2,400万円増加し、現金支出費用が1,200万円増加する。この投資物件の耐用年数は5年であり、残存価額はゼロである。減価償却法としては定額法を用いており、実行税率は50%であるとする。なお、運転資金の額は変化しないものとする。
資本コストが10%であるとき、この投資案の正味現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:万円)。

なお、減価係数は下記の通りである。
複利減価係数(10%、5年)0.62     
年金現価係数(10%、5年)3.79

解答群 ア548 イ-210 ウ-280 エ-900

まず、毎年のFCFを算出してみましょう。

◆公式でFCFを計算してみよう◆

準備として、
減価償却費 4000 x 1/5 =800(残存価値ゼロで5年の定額法)
営業利益は2400-1200-800=400
実効税率t=50%=0.5

公式②にあてはめてみると毎年のCFは
(2400-1200-800)x(1-0.5)+800 = 1000・・・毎年のFCF
正しくあてはめれば、正解になる。まっ、だから公式なんですけどね。

◆P/Lから解きほぐしてみよう◆
でもぼくは公式にあてはめるのではなく、P/Lを作って減価償却を足し戻すということをやっていました。

売上    2,400
費用    1,200
減価償却   800
営業利益   400

税前利益   400
税金     200
税後利益   200

税後利益に非Cash項目の減価償却を足し戻すと200+800=1,000 毎年のFCFが当たり前ですが、公式と同じように導かれます。こっちで考えながら進んだ方が理解しているだけに、問題が多少ひねられようとも気にせず対応できるんじゃないかと思いますよ。なので、公式で覚えるのもいいけど、地道な財務活動はいつかきっと日の目をみますよ。

◆最後に現在価値に割り引いてみよう◆

公式にせよ、P/Lからの計算にせよ、初期投資に4000支出し
5年間にわたって毎年1000のCashが回収されることになります。

0年目 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
-4000 1000 1000 1000 1000 1000 

本問では複利現価係数と年金現価係数のふたつが与えられていますが、全ての年で同一額を割り戻す時に使うのは年金現価係数でしたよね。

NPV=1000x3.79-4000=-210 イが正解となります。

◆複利現価係数と年金現価係数の関係◆
今、なんか当然のように同一額を割り戻す時には…なんていいましたが、複利現価係数と年金現価係数の関係は以下のようになっています。

なんてことはない「複利係数を足していったものが年金係数」なんです。

だから、たとえば毎年同一額を割り戻すにも関わらず、複利係数しか与えられていない時。こんな時には、毎年毎年を複利係数で割り戻して合計することももちろんOKですが、係数だけを合計して、一気に算出してしまうこともできますよ

◆割引率ってなあに?◆

割引率って言われるとなんかすごく難しいような気がする…。でも金利の計算は全然簡単ですよね。元本x金利x日数÷365日なんてのは中学校くらいで勉強してたよな気がします。

今100円を預金したとします。金利は例として年率10%としておきましょう。
では1年後の金利は?

簡単ですよね。100×10%=10です。元本+金利は?という聞かれ方なら100+100×10%=110です。

じゃ、複利で2年後は?と聞かれると、これもほとんどの方が迷わず、

  100×(1+10%)2 

と答えられると思います。答えは121です。
これは1年後の元本+金利をもう1年、年率10%で運用したのと同義です。

さて上記の金利計算では今の100円が2年後には121円になるというスタンスで考えました。
ところが割引率は逆に2年後の121円を10%という金利で割り戻したら、現在の価値ではいくらになるだろうということを示しているんです。だから、金利計算の逆数になっていますよね。

  121÷(1+10%)2 =100 

現在から将来をみるか、将来から現在を見るかが「金利と割引率の違い」ではないでしょうか。

読んでてもちょっとわかりにくいなぁというあなた!
オフ会で詳しくご説明しますよ。おいでませ!!

☆★☆★☆★ ☆★ ついに開催決定!! ☆★☆★☆★☆★
道場オフ会を開催いたします!
日時: 5月2日(日)18時開宴
場所: 東京駅八重洲口付近の居酒屋
会費: 実費 (4,000円程度を想定)
定員: 先着15名様 (定員になり次第締切)
申込: webmater@rmc-oden.com にエントリーして下さい
今年のTACの「合格体験談」の執筆メンバー多数来場!
ストレート合格の秘訣を盗んじゃってください!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



こんばんは!アックルです。

本日は「財務公式シリーズ」第2弾です。

オプション取引 に苦手意識をお持ちの方は多いんじゃないでしょうか?

コールは買う権利

 プットは売る権利

そこまでなら何とか理解できそうですが、

「コール(買う権利)の売り」

「プット(売る権利)の買い」

なんて言われた日には、もはや

「はにゃ~~wobbly

って感じでしょう。

そこで本日アックルが「一生忘れないオプション取引」を伝授します。

◆オプション取引は図で覚えよ!!

先日、財務は「暗記ではなく理解」とお伝えしました(該当記事はこちら)。たしかに、そのとおりです。公式や用語を機械的に丸暗記するのは応用問題への対応力
という点でリスキーです。でも、イメージや図を覚えてしまうのは有効策です。経済だって、IS-LM曲線やAS-AD曲線を書かないと解けないでしょ!それと同じです。

ややこしい オプション取引は図で覚えてしまうのが一番ですっ!

この図を見てください。

縦はオプションの買い・売りの切り口。
横はコールオプションかプットオプションの切り口です。

縦軸は損益(上に行くほど利益が拡大、下が損失拡大)、
横軸は価格です(右に行くほど価格上昇) 。

すぐにお気づきだと思いますが、それぞれのオプションが鏡型となっています。

要するに、
「コールの買い」を右の鏡に写した場合が「プットの買い」 となります。
同じく「コールの買い」を下の鏡に写した場合が「コールの売り」となります。
「線対称」と言った方が分かりやすいかも)

たとえ忘れてしまっても、縦横の切り口と、左上が「コールの買い」 だということさえ思いだせば後は鏡の法則で、雪崩式に思いだせます。

なお、細い直線とオプションの線が交わる点が損益分岐点です。

先に図さえ覚えてしまえば、計算問題や応用問題にも容易に対応できると思います。

早速、試してみましょう。

(例題1)
ある株式について、権利行使価格120円、プレミアム10円のプットオプションを買うとします。
その株式が権利行使日に50円になっていた場合の損益は?

(答え)
先ほどの図を思い出して下さい。この場合は、プットオプションの買いなので、右上の図です。
この図は価格が下がるほど、利益が拡大していく図です。まずは、このことが一瞬で分かるかが重要です。
権利行使日に権利行使価格より価格が下落しているから 利益が出ますね。
120-50-10=60円の利益!ということが分かります。

ところで、コールにしろプットにしろ、「売り取引」を行うのはリスキーですね

買い取引の場合は、損失はオプション料のみで済みますが、売り取引の場合は、コールの場合は値段が上昇したとき、プットの場合は値段が下がったとき、損失が巨額になる恐れがありますもんね。

by アックル

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

<ハカセの追記>

最後に、アックルさんが重要なことを言ってくれましたね。「売り取引を行うのはリスクが高い」と。

これを「そうだよな」と思えた方は、オプション取引が分かっている方。
「そうなの?」と思った方は、オプション取引が完全には分かっていない方、です。

図表をもう一度見てください。

「売り」、つまり下半分のグラフは、右または左際限なく伸びていますね。これは「損失が際限なく発生する可能性がある」ことを示しています。

通常の投資家はこういう取引を望みません。こんなリスクは負えない pout ですし、そもそもオプションを買うのは、リスクをヘッジしたいからのはずです。

では、誰がこれをやるのでしょう? それは、銀行・証券会社などのオプションの提供者(=売り手)です。つまり彼らはハイリスクの状態でオプションを提供し、代わりに「オプション手数料」を得ているのです。

何が言いたいかというと、「右下・左下に際限なく伸びるグラフは、一般投資家が目指す形ではなく、リスクテイカーたるオプションの提供側(つまりオプションの売り手)のグラフだ」ということです。

ということは、逆に上半分、つまり、損失に下限があり無限に利益を生む可能性がある「素晴らしい」「望ましい」形をしたグラフが一般投資家側(オプションの買い手)のグラフということになります。

一般投資家(オプションの買い手)のグラフの覚え方は簡単。

「コール」の「ル」は右上upwardright  を向いてますね。
「プット」の「ト」は右下 downwardright を向いていますね。

下限があって、右上を向いているのが、「コール」 upwardright
下限があって、右下を無定居るのが、「プット」downwardright

ですscissors (TACのイケメンH講師の受け売り)

まとめると・・・

損失の下限がある → オプションの 買い手 = リスク回避的な一般投資家
損失の下限がない → オプションの 売り手 = 手数料で稼ぐ金融機関側

さらに、

下限があって、upwardright の方向 → コーオプション
下限があって、downwardrightの方向 → プッオプション

アックルの方法、ハカセの方法、いずれを使っても、2009年の本試験の第19問は楽勝問題ですね!(^^)v



こんばんは、ふうじんです。
4/12(月)のエントリ 財務会計:「公式」暗記対策ヒント集 につき、Mさんより鋭いご要望をいただきました。

どうやら「暗記ではなく理解」するというのが大切なようですね。
今後の個々の公式に関しても、是非解説していただけるとうれしいです。

我々、昨年の1次試験から既に8ヶ月を経過し「財務会計」の公式なんてもうかなり忘却の彼方・・。でも大丈夫、「長期記憶」に残っていればちょっと振り返ればすぐ鮮明に記憶が蘇るはず!
ということで、頑張って6回のシリーズ記事にすることにしましたclip。なにぶんかなり昔の記憶の話なので、あやふやな点あれば追加・修正・改善さらなるご意見お待ちしております!
(追加ご要望にも力の及ぶ限り対応予定・・)

財務公式シリーズ 全6回

今日は第1回、「A:必須タイプ」の相関係数・共分散がテーマ。単に解法マスターしちゃえば4点くれるサービス問題ではあるけれど、逆に解法知らないとまず解けない。 数式が苦手だったりすると結構難しく思えるかも。ではいつもの通り、学習進捗度別に検討スタート!

■手順1 解答手順をマスター(パタ解き)■
「財務会計」対策の第一歩は、「手を動かして体で覚える」こと。あの膨大な知識量を全て理論的に理解しようとしたら診断士試験の合格目安1,000時間のうち一体何時間使えば良いやら(ちなみに簿記2級=200時間、簿記1級=500時間)。
よって基本講義受講後最初にするべきことは、output練習=計算問題=パタ解きpencil

<パタ解き=パターン解法>
・頻出論点の解答手順を、計算問題を通じてパターン化して覚えること。頭で考えなくても同じ問題を3周回せば、問題見るだけで勝手に手が動くようになる。ちなみに1次本試験でのタイムマネジメント上、これは必須のテクニック。
○メリット →正答率Aランク問題なら正答可能。解答所要時間の短縮。
×デメリット →応用問題に全く太刀打ちできない

では「相関係数」「共分散」をポケットテキストでもう一度おさらいbook

表1 標準偏差の計算 (ポケットテキストより)

表2 共分散

表3 相関係数

ここでのポイントは、表3(相関係数)を公式として覚えようとしないこと。覚えるには「記憶動作を繰り返す」必要があるし、しかもせっかく覚えても1次試験の限られた時間の中で、「ええと、ここの公式は・・」などと考えている余裕はない。頭を使わずに体で覚えた解法を使って反射的にさっさと手を動かすのが勝ちhorse

ではさっそくスピ問に戻って解き直し。あの問題はスピ問全7冊中でも最優秀賞をあげたいくらい、素晴らしい問題。わずか15分で偏差・分散・標準偏差・共分散・相関係数をマスター可能。

■手順2 知識の理解と体系化(テキスト学習順)■
パタ解きはマスターしましたね?
T○C「計算問題集(問題+解答2冊セット)」はもう3周解き終えましたね?
では次のステップ「知識の理解と体系化」へGo!先に述べたとおり「パタ解き」のメリット○は時間短縮、デメリット×は応用問題への対応。「パタ解き」ばかりしていると解法覚えちゃうから、理解が抜ける。応用問題とは「理解を前提にした目新しい問題」だから、理解抜きのパタ解きでは対応不可能impact

上記表1~3の内容を自分なりに整理し、こんな表作ってました。解説はしないので、何をしようとしたのかなー程度にご覧下さい。
(※この時点で余裕があれば公式として覚えるのも一手。)

ちなみに応用問題=正答率Cランク問題(40~60%)。ということはごく乱暴にいうと、受験生の下位60%はパタ解きしかできていないということ。つまり財務会計を「体系化された知識で理論的に解く」スタイルを身につければ、まずは財務会計力上位40%を確保(かなり乱暴だけど、なんとなく納得でしょ?)。

■手順3 事例Ⅳ視点から逆算(テキスト逆順)■
財務会計の知識を体系化し、応用問題に対応できれば上位40%(重ねて乱暴ですが・・)。しかしストレート合格=上位5%に入るにはもう一工夫欲しい。そこで私がやったのが事例Ⅳ視点から見て、基本テキストの論点が「なぜそこに掲載されているか」の思案eyeglass
わかりやすく言うと、財務会計の基本テキストに掲載されている論点とは、

A:2次事例IVで問われる論点
B:事例IVで問われる論点を説明するために必要な論点

の2つが主。さて「相関係数」「共分散」はA⇔Bどちらでしょう?

まずは「手順2」に沿って、テキスト掲載順にファイナンス論点を整理。
(テキスト掲載順)個別証券の期待収益率→標準偏差→共分散→相関係数→効率的フロンティア→ポートフォリオ効果→CAPM→WACC→資本コスト→配当割引モデル→企業価値。

で、クイズの答えはB。ではそれをイメージしてみましょう。

次いで事例Ⅳで問われる出題例から2つ。

<Goal:出題者の意図 at ファイナンス>
出題例1:企業価値(企業買収の意思決定)
出題例2:最適資本構成(負債と資本の構成比=財務戦略)

事例Ⅳ作問者の視点で考えれば、「企業価値」「最適資本構成」を出題するには、計算過程上CAPM・WACCの出題は不可欠。しかし相関係数・共分散まで計算させたらとても80分で解ける試験問題にならない。よってさっさとCAPMの計算条件を与えて済ませる。
よって「事例Ⅳ視点から逆算発想」で考えれば、

A論点は理論・理屈でしっかり理解。事例Ⅳ個別問題でガッチリ得点。
B論点は結論だけ押さえ、1次で出たらパタ解きで対応

が最も妥当(効率的)な学習法だと思えませんか?

まとめると、ストレート合格狙い学習の場合、「相関係数」「共分散」とは暗記の対象ではなく、「資本を調達するには配当金の支払が必要dollar」という説明のために過ぎない。その説明論点がたまに1次試験に出題されて4点くれるかも?と考えるのが吉。ほら、財務の公式など恐れるに足りず。むしろ事例IVで万一出題されたら、圧倒的にストレート本科生有利。すなわち心強~い味方なのです。

■最後に~ファイナンスは面白い?■
ファイナンス=財務戦略と聞くとなにか恐ろしげですが、

・運転資金か設備投資資金を調達したい
・借入金・資本金のいずれかで資金を調達する
・資金調達にかかる経費をいかに最小化するか

という話。このBOX図を思い描くだけでファイナンスの論点はかなりカバー可能。しかしたったこれだけの話を様々な角度からロジカル・テクニカルに多種多様な問題を作ってくるのがファイナンスの面白さ。この辺りがわかるとファイナンスは得点源になりますね。
ではこの意見にもし納得できたら、GWの半日を使い、1次過去問・スピ問のファイナンス論点を一気に「タテ解き」してみてくださいthunder!その効果は10/24(日)17:00に改めて実感しましょう。
(連休明け、ぜひ感想聞かせてくださいねー)

すみません、話が「相関係数」「共分散」からかなりヨコに逸れました。
次回公式シリーズ(2/6)は、「定義タイプ(要暗記)」。これは事例Ⅳ対策上の最重要論点。お楽しみに!

5/2(日)オフ会はまだまだ参加受付中!
今何をやり、いかに短期で勝ち抜けするか、熱く?クールに?語らいましょう。
☆★☆★☆★ ☆★ ついに開催決定!! ☆★☆★☆★☆★
道場オフ会を開催いたします!
日時: 5月2日(日)18時開演
場所: 東京駅八重洲口付近の居酒屋
会費: 実費 (4,000円程度を想定)
定員: 先着15名様 (定員になり次第締切)
申込: webmater@rmc-oden.com にエントリーして下さい
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byふうじん



みなさん、こんにちは。ハカセ です。smile

「GW の過ごし方」を5人のリレーで紹介しております。
(GWシリーズの一覧はこちら

その1: JC が 計画を立てて、INPUT/OUTPUT 両方の復習を
その2: ふうじんが 人それぞれのレベルに応じた過ごし方を

それぞれ紹介してくれました。今日は私、ハカセ  が紹介します。

ちなみに去年のGW、ボクがどう過ごしたかというと・・・
出張に行っていてGWが半分つぶれていました(涙)
http://ameblo.jp/masatoshi-rmc/entry-10249940579.html

つまり、効率的な GW が過ごせなかった、ということですね。(恥)
その反省も踏まえ、ワタクシが お薦めするGWの過ごし方をご紹介。

◆ とにかく2次チェック模試 ◆

2次チェック模試は受けるべきですか? 評判は? のエントリーでも紹介しましたが、2次チェック模試は「必ず」受けてくださいね。ボクらはTACの回し者では決してありませんsmile。でも、この時期に 2次試験の怖さを身を以って体感するとしないとでは、1次試験合格後の「スイッチ・オン」の反応速度が違います。言っていることが結構「ストイック」な当道場の愛読者の皆さんは、きっとご理解いただけると思います。何の対策も要りません。騙されたと思って、そして、国語の試験だと思って、受けてみましょうーっ!happy02

◆ もう一度 GW 後のスケジュールを確認 ◆

ふうじん が言うとおり、「さて、GWなにしようか」と漠然と考えてはいけませんpunch。GWとなれば、本試験まであと3ヵ月。もう一度全体工程を確認して、そこから逆算して考えましょう

ここで以前 TAC講師にだまされないで! もう時間がありません! というエントリーで掲載した日程表を再掲。

正確に言うと、皆さんの GW は4月24日から5月3日の、10日間のことをさしますね。5月4日からは「完成講義&完成答練」が始まってしまいます。この10日間で、何をするか。

◆ 怒涛の7週間が最も大事 ◆

ボクは、「完成講義&完成答練の7週間が最も大事だ」と思っています。ボクはこれを「怒涛の7週間」と呼んでいます。確信を持って申し上げます。この時期が最も大事です。この7週間でどれだけ橋げたを強固に出来るか、どれだけ知識の上積みが出来るか、が合否を分けますっ(断言)dash

1週間、丸々その科目に費やしてくださいっ!
出来れば、平日の月曜日か火曜日に「完成講義」を受けて、
それ以降、ひたすらOUTPUTをして、
土曜日か日曜日に「完成答練」を受ければカンペキですっ!

つまり、月曜日から日曜日まで「ひたすら」「専一に」その科目をやるのです。特定の科目だけをそこまで突き詰めてたっぷり一週間勉強出来るのは、この時期しかありませんpaper。しかも最後に「答練」という、自分の実力・ガンバリを試す「ものさし」が待っている。これを使わない手はありません。

この7週間に勝負をかけてください。完成答練で好成績を挙げることに全力投球してください。そこで(一旦)燃え尽きても構いません。そこまで気合を入れてこの「怒涛の7週間」を乗り切るべきです。その理由は後日ご紹介します。

◆ 怒涛の7週間の効率UPのための GW ◆

GWは、その「怒涛の7週間」をより有効に過ごすための、いわば助走期間です。下記のグラフをご参照下さい。ボクがイメージする合格へのロードマップです。

今、皆さんは基礎講義を終えようとしています。ですから、ある程度の基礎学力がついたはずです。「橋げた」がカンペキに出来ているとは言わないまでも、その土台ぐらいは出来上がっていたでしょう。

でも、その時作り上げた「橋げた」は、その時点ではある程度満足いく強度だったとしても、前半の科目は結構忘れてますよね・・・(^_^;)。つまり「目減り」があるということです。どの科目でどの程度「目減り」しているかは、個々人の特性に拠るでしょうが、いずれにしろ、「目減り分を補充するのが GW の第一目標」だと思ってください

◆ 「目減り」の定義 ◆

「そんなこと言れても、全部忘れてるんですけど・・・(^_^;)」。はい、その通りです。「ブルームの期待理論」とか「フィードラーの状況適合論」なんて、「聞いたことあるけど・・・(>_<)」ですよね。でも、そういう知識系の記憶は、一度は頭に INPUT しているわけですから、OUTPUT で呼び起こせます

それらは怒涛の7週間に「スピード問題集」を、親の仇(かたき)のように、骨までしゃぶるようにして、ストイック学習法を実践すれば大丈夫scissors。よって、それらの科目は怒涛の7週間でやれば十分で、GW に先行してやる必要はありません。

もしも気になる方は、GW中に便利なツール「トレーニング小冊子」を一回転やってください。基本的な論点のチェックはこれで十分です。

◆ 結局「財務会計」 ◆

でも、目減り分を挽回するのが難しい科目がひとつだけあります。

それは「財務会計」です。

ふうじんは、「財務会計は毎日やっているはずだから・・・」と言っていたけど、本当にその通り。唯一目減り分を挽回するのが難しい科目である財務会計の復習がしっかり出来ている方、または すでに業務で経理・財務をやっている方、簿記1級などの資格を持っている方は、GWはゆっくり過ごしてもOKhappy02。むしろ、怒涛の7週間を乗り切るためにしっかり体力温存し、周辺環境の整備(家族サービス含む)をしてください。

でも、少しでも「どきっ」って思った あ・な・たpunch
GWはひたすら財務会計をやることをお薦めします

◆ 具体的な勉強 ◆

基本的な簿記の仕組みが分かっている人は、この時期、テキストに戻る必要はありません。計算問題集とスピード問題集をひたすら解きましょう。えぇ。怒涛の7週間「でも」もちろんやってもらいます。でもその前の助走として、やっておきましょう。過去問の難易度A・Bの問題もそろそろ手をつけておきたいですね。難しい問題をやる必要はありません。タクシーの買い替えなんて、分かるに越したことないけど、分からなければスルーでもOK。

それよりも、怒涛の7週間に「基礎知識が・・・」とか「仕訳が・・・」なんて言っていると、取り返しのつかないことになりますっ!punch

怒涛の7週間の期間に、「あ、そうだった~」という嘆きはOKですが、
「え? どうやるの?」とか、「え?そうだったの?」というのはナシにしましょう。
GWの時期にしっかり「目減り」分を補充しましょうね。

◆ 財務会計を制するものは二次試験も制す ◆

先日の 財務会計:「公式」暗記対策ヒント集 でも紹介しましたが、財務会計の出来不出来は、一次試験のみならず、二次試験の合否に直結します。ハイレベルな怒涛の7週間を過ごすために、GWでしっかり財務会計の基礎知識と解き方を確認しておきましょう。テキストで理解するだけじゃダメですよ。問題を解いて理解してくださいね。

◆ 最後に、最も大事なこと ◆

上記のように、GWは受験生に与えられた最後のバッファー期間(緩衝期間)です。充実した怒涛の7週間を過ごせるよう、あらゆることをこの期間にアラインしましょう。「あらゆること」とは、学習習熟度はもちろんですが、体調・家族・仕事、そして最近会っていない友人との交流などの周辺環境も含みます。

勉強が出来るから合格出来るとは限りません。勉強できる環境の有難みを再認識し、家族・職場・周囲へ感謝の気持ちを表現するのも忘れないようにしましょう。これは僕の大いなる反省でもあります(当時の事情は→ こちら)。

道場のGWエントリーが少しでも参考になり、皆さんが充実したGWを過ごせることを、心から祈っております。

by ハカセ



こんばんは、ふうじんです。
4/4(日)の記事 今出来る財務会計対策 にMさん より下記質問をいただきました。
(Mさん、大変お待たせしました。もし内容不十分でしたらお知らせください。)

財務・会計の大の苦手で大苦戦しております。公式が沢山あり、まだ憶えきれない状態なのですが、なにか公式を憶えるヒントなどないでしょうか?(今のところ計算問題集は2回転済みです…)
あまりの不出来さにここのところ毎朝計算問題集のうち、経営分析の公式をそのまま使って解けるレベルの問題を毎朝解いています。毎日同じ問題を解いているので、さすがに定着してきましたが、こんな勉強方法でいいのでしょうか?

そう、財務会計の難しさの一つは「公式」の存在。確かに覚えるのも大変なら、いざ問題を解くために何を使うか選ぶのも大変。
これは重大な問題!ということで、もう少し詳しく悩みを教えていただきました。

Q1 「覚えきれない」とは、どの状態が近いですか?
A 数式を覚えるのが苦手
B そもそも数式の意味が理解できない
C どの公式が重要なのかがわからず、覚える対象が多い
D その他
⇒Aの数式を憶えるのが苦手です…。
そもそも、小学校の算数時代から、苦手で数字アレルギーです。法務や運営管理に関しては、イメージや××だから当然××というように理解して憶えるために、比較的得意なのですが、単なる数字の羅列など意味のない?ものを憶えるのがダメです(汗)
株価指標などは、日本語で憶えるよりも英語で憶えていっております。そのほうが私的には楽です。

Q2 「覚えたい」と思う公式はどれでしょう(複数回答可)
A 経営分析における資本・損益概念
B 経営分析指標(収益性・安全性・効率性)
C 生産性分析(付加価値生産性)
D 原価計算全般
E CVP分析
F FCFの定義
G リターンとリスク、共分散・相関係数
H CAPM
I 資本コスト・株価の算定・企業評価
J 財務レバレッジ
⇒正直申しまして全てですが、特に何度やっても憶えられないのは、 C生産性分析・J財務レバレッジ です。あとは公式を憶えるというより、計算パターンで式も憶えていくという感じで進めています。このような状況のために、現在は本試験では足切り40点だけは避けたいと思っております。

うーん、株価指標の覚え方などはそれでOKですね。あと「計算パターンで式も覚えていく」もOK。あえて問題ありそうな点を2つ挙げると「公式を使ってそのまま解く」「公式が数字の羅列で意味ないものに思える」あたりでしょうか。

Mさん、不躾な質問に真摯にお答えいただき大変ありがとうございます。診断士を志す者、みな仲間。お互い助け合って前進しましょう。なお、「自分のわからない状態を言葉にして説明すること」は頭の整理に大変有用でしたよね?なにかもう半分スッキリしたお気持ちのはず。では成果獲得に向け、私たちが後押しいたします。

◆JC◆

Mさんは法務や運営はイメージや合理的な理解で記憶されていますよね。
財務も全く同じです。暗記するのじゃなくて理解する

PERは株価/EPSじゃわかんないので、時価総額/当期純利益こうすれば時価総額(株価の合計)が当期純利益の何倍かというのはMさんの言葉を借りれば「当然」わかります。無駄に暗記するのじゃなくて、理解する及び練習することで対応できると思います。苦手・嫌いという意識の払しょくが必要なだけのように思います。

生産性分析がわからないのは、付加価値の定義がいろいろあるからじゃないでしょうか。これも理解してゆくことで対応可能じゃないかと思うんですが。但し、生産性分析は他の経営分析に比べて比重は軽いと思います。付加価値の定義は省庁によっても異なるので、出される時には付加価値=いくらという問題しか作りようがない。
そこが決め打ちされてたら逆に簡単な問題としてとらえられるのでは?と思います。

財務レバレッジって総資本/自己資本ですよね。これは自己資本比率の逆数と考えればいい。
他人資本を利用することで、てこ(レバレッジ)のように自己資本以上の資産運用ができる。もっと言うと利息を経費に算入できるから、利益が小さくなり、その分税金を節約することもできる。これもてこ(レバレッジ)と言えますよね。

◆ふうじん◆

結論から言うと、公式は覚えない ことが基本姿勢。
(正確に言うと、1)繰り返し問題を解き、 2)理論的に理解することで、 2)丸暗記を避け、 3)身体で覚える。)
「財務会計」の基本講義テキストに掲載されている「公式」らしきものを下記に分類しました。
A 使わないと結果を導けない「公式」
B ものごとの定義を示す「公式」
C 分解タイプの「公式」
D 計算時間を短縮させる「公式」
E 理論の過程・結果を説明する「公式」


※残業しながら考えたものなので、追加修正ご指摘大歓迎!

ほら、丸暗記するものってほとんどないでしょ?
「公式」と思われているもののほとんどは、理論の結果を説明したり、分解によるバリエーションだったりするから、理屈で追っていけば暗記不要。しかも2次事例Ⅳ対策にもなるし。
よって「財務会計」における公式とは、敵ではなく、心強い味方なのです。

※個々の公式については、今後折に触れコメントしていきます。

◆ ハカセ ◆

基本的に ふうじん と全く同意見です。財務会計では「暗記」は殆どありません。

確かに、語呂合わせは使いました。

「当座資産とは?」
= 現金 + 受取手形 + 売掛金 + 有価証券 – 貸倒引当金
げんきん・うけ・うり・あり・だおれ (BY TAC の イケメンH講師)

しかし、それら一部例外を除くと、財務会計は「暗記」ではなく、「理解」や「理屈」で覚える科目だと信じています。時々、キャッシュフロー計算書の営業CFの算出方法を、「xxx の増加額を加算して、yyy は減少額を加算して・・・」と一生懸命暗記している人がいますが、それではきっと大変だろうなぁと思います。

財務・会計が「暗記」だと思っている方は、簿記の考え方が十分でない可能性があります。財務会計をやる上で簿記の理解はMUSTです。いま、この時点で 簿記の理解(=貸方借方の仕分けとその意味) は完璧にしておく方がいいですよ! とアドバイスしたいと思います。(すでに分かっているならゴメンナサイ・・・)

財務会計の完成度は 二次試験の事例IVの成績に直結 します。
事例IVの成績は、二次試験の合否に直結 します。
ストレート合格のためには、なるべく早い時期に財務会計を味方にすることをお勧めします ♪

なお、財務レバレッジの件が話題になっていますが、そんな難しい問題本当に必要ですか? 僕は覚えようとしてことすらありません(きっぱり)。えぇ。昨年の事例IVでバッチリ出てしまいましたね。でも、合格してます (^_^;)。だってどうせみんな出来ないんだもん。あの問題は公式を覚えていたとしても、僕は正解できる自信がありません。きっと他の人もそうだと思う。であれば、僕が出来なくてもマイナスにはなりません

その代り、それを捨てた分、他の基礎論点でしっかり点を稼げば大丈夫。難しいことが分からないことに悩むより、AB論点だけしっかり固めましょうね!

◆アックル◆

私も皆さんと同じように財務は暗記ではなく理解だと思います。それと、ふうじんさんの言うとおり分解などのバリエーション次第で覚える公式は少なくなると思います。

ひょっとしたらMさんが苦手とする財務レバレッジとは、 ROAとROEの関係式である「ROE=(1-t)(ROA+(ROA-i)×D/E)のことでしょうか?
この数式、確かにややこしいですが、ROAとROEについて理屈で理解していれば、公式を忘れてもなんとか算出できます。

まず、ROEは当期純利益/自己資本です。
次にROAは事業利益/総資産です。
数式を見やすくするため、ROE=NP/E・・・①とし、
ROA=R/(D+E)・・・②とします。

次に当期純利益と事業利益の関係式を求めます。
事業利益から利息を差し引いた金額に、1-法人税率を乗じた金額が当期純利益になります。
利息は負債×利率となります。
よって、NP=(R-Di)(1-t)・・・③となります。

この③を①に代入します。すると、ROE=((R-Di) (1-t))/E・・・④となります。

ここで、②の数式を入れ替えると、R=ROA×(D+E)・・・⑤となります。

この⑤式を④に代入します。すると、

ROE=((ROA×(D+E)-Di)(1-t))/E
⇒ROE=((E×ROA+(ROA-i)×D)(1-t))/E
ROE=(1-t)(ROA+(ROA-i)× D/E)

と、自力で完成させることができるのです。

ま~この説明もややこしかったので、申し訳ないです。ですが、受験生の皆さんもこの流れを自分で書いて理解することが重要だと思います
それに、自分で公式を作れるようになると、難問でも応用が利いて解けることが多々あるので他の受験生に差をつけることができます

以上

今日は2テーマ更新。「シリーズGWの過ごし方 そのII」もご覧ください。



今日は突然ですが質問!
良く言われる「財務会計対策は過去問重視」って信じてますか?
え、財務会計対策で過去問は不要なの?

いえいえ、過去問対策はとても重要。しかし非礼を承知で指摘させていただくと、財務会計について周囲の情報に惑わされ、「今の自分に適した学習」ができていない方を昨年少なからずお見かけしました。これってせっかく努力しているのにもったいないですよね?
よって今回は今できる「学習タイプ別の財務会計対策」をこそっとご提案します。

※1ヶ月前に投稿したこの記事もあわせてご覧ください!

■そもそも財務会計対策はなぜ難しい?■
まず「財務会計」対策の難しさは、実力差がつきやすく、しかも実力のつき具合によって対応策が異なること。
昨年見た限りでは、診断士受験生の「財務会計」の得意・苦手の度合いは概ね3パターン。

A:初学→不得意
B:初学→得意
C:経験有→得意
   ※経験有・・簿記取得、金融/経理実務経験など

人数構成比にすると

A:50%
B:20%
C:30%

位のイメージ(あまり根拠ないけど)。簿記取得者などが有利なのは別として、初学でも「財務会計」「事例Ⅳ」を得意にされる方も少なからず存在(ちなみにハカセさん・ZonEさんがBタイプ。JCさんと私がCタイプ。あ、つまり全員事例Ⅳは得意か)。
しかし初学で財務会計が不得意なのは当たり前clover。わずか9コマの講義でアカウンティング~ファイナンスまであの広大のな領域を理解しろって方が無理。というわけで、今日は実力に応じた「財務会計」対策のご提案。

Aタイプのあなたへ(初学→不得意)■
では、まずはクイズを1問。
Q:自分は「財務会計」が不得意。では下記の学習ツールをこれから解き直す順番に並べよ。

・計算問題集(問題+解答2冊)
・過去問題集
・スピード問題集
・その他問題集

(先に言ったように「実力のつき方で対応策が異なる」ので)正解はないのですが一番避けたいのが「過去問ばかり繰り返し解くことannoy。過去問は最重要だけど、本試験には平均点を60点以下にするための「難問」「稀出論点」が混在。そんなものに真剣勝負を挑んだら何時間あっても足りないし、力もつかない。
ではどうするか。計算問題集(問題+解答2冊)は既に1~2回は解き終わってますね?では今からすぐ2周解き直し
(ちなみに受験用語の確認ですが、問題集を1冊解き終えることを「1周回す」「2周回す」と言いますね。)
すると、

1周目:とにかく一度解いてみる
2周目:同じ間違いや知識のモレを確認
3周目:論点のヨコのつながりや出題意図が見えてくる

などのメリットあり。そのメリットを意識しながらの学習がベターですが、もし財務が苦手なら深く考えずに「とにかく3周解く!」ことだけを目標にしてもOK。

2周目からのコツは、「早く解く」ことbullettrain(JCさんが 財務はさくさく! でそう言ってました)。わからない所はマークして3周目、4周目に回せば良し。回しているうちにそのうち解けるから。これがいわゆる「手を動かして身体で覚える学習」。深く考えずとも、そのうち問題見るだけで、頭にパッと解法が浮かび、勝手に手が動く効果があります。

では、手と身体が暖まってきたら、頭を使って「知識の体系化に進むshadow。活用ツールは「マインドマップ」「チャート」「サブノート」なんでもOK。いつもながら拙いものですが私の「財務会計」チャートを添付。A4ヨコたった1枚で財務会計の全体像をイメージ。

知識の体系化」のメドはつきましたか?
では安心して、過去問・スピ問を解きましょう。以前と違って驚くほど短時間で解き終わるでしょ?あぁ、財務ってこんなに簡単だったのね・・。
あとはスピ問なりトレーニングなり、時間の許す限りでどうぞ。ポイントは「手を広げない」ことban。もし未購入ならもうスピ問は捨てる。今日この時点で手元にある問題集や答練だけ使ってoutputし、不明点があればテキストにinputしに戻る。その繰り返しで十分本試験40点クリアが可能。

財務会計は時間かけようと思えばいくらでも学習可能。ただし底なし沼があるので注意。「何を勉強するか」はもちろん大切だけど、この科目に限っては「何を捨てるか」の判断がとても重要。これはどこかの時点で身を以って体験しておきましょう。

なお、「財務会計」学習上の悩みがあれば今すぐ講師に相談しましょう。悩む時間がもったいない。
もし良い相談相手がいなければこのブログ上でも質問募集していますので、何でもお気軽にmailto。ちょっと恥ずかしいですが意外とすっきりしますよ。

■Bタイプのあなたへ(初学→得意)■
おめでとうございます。初学ながら「財務会計」を得意にしているあなたは、資格受験学習のセンスあり。1・2次ストレート一発合格は十分射程距離内に。
Bタイプの方を見ていて昨年見ていて気づいたのは、

 ・自分なりの学習パターンを確立
 ・学習パターンや問題の解き方が論理的
 ・「財務会計」の学習時間を一定以上確保

などの特徴。つまり「財務会計」が得意になる人は、他科目でもしっかり得点する傾向dollar

あとは2次「事例Ⅳ」対策。「事例Ⅳ」とは、「1次試験を1回で通過した人たち」「2次専念で1年間勉強した人たち」が束になってかかって平均45点になるという恐ろしい試験。そんな恐ろしい試験に備え、早めに対策開始しましょう。
1次対策にはある程度余裕あると思うので、2次対策プランを2つ紹介。

1.  上級クラスばら売り講座「個別スキルアップ」の受講
→全4回(20,000円)の上級対策講座のうち、第3回・第4回が「事例Ⅳ」対策。詳しくは後日触れますが、これは効きます

2. T○C別売り問題集「財務会計・集中特訓」
→1次対策としては不要。ただし普通の受験生がカバーできない上級論点を押さえられるので、時間に余裕があれば便利。財務会計に限っては2次向けの上級論点のカバーが1次対策にも直結するので、「余裕があるなら」今やっておいて損はない。
私は5~6月にかけて1回だけ解き、後は本棚直行。

Cタイプのあなたへ(経験有→得意)■
簿記資格保有または金融/経理実務経験者のあなた。おめでとうございます、あなたの取るべき戦略は間違いなく「1年ストレート合格」。それは、

1. 「財務・会計」&「事例Ⅳ」で得点上積み
2. 「財務・会計」で浮いた学習時間を他の教科に回せる

有利さがあるから。
ごく一般的に言われる話から引用すると、ストレート合格者の2次得点パターンは下記のタイプが代表的。
(※詳しい説明はまた後日。もし間違っていたらご指摘ください。)

先日「10%試験の短期勝ち逃げ学習法(前編)」で説明した「周囲が取れる所を正解し、かつ周囲が取りにくいところも正解すると合格」理論はご納得いただけましたか?
この周囲が取りにくいところで取れる」可能性が高いのは事例Ⅱと事例Ⅳ。事例Ⅱでホームランを打つ方法は別の機会に譲るとして、Cタイプの受験生は事例Ⅳで確実に三塁打を打つことが可能baseball

具体的には、事例Ⅳは個別問題を正解すれば平均点+10~30点差に到達。
わずか1~2点差で当落が分かれる2次試験において、事例Ⅳの高得点が計算できる受験生は圧倒的優位cherry。しかも出題範囲は限定的であり、これほど対策がしやすい科目は他になし。

え、出題範囲が限定的ってどういうこと?
それは(講師によってははっきり明言していますが)「1次財務・会計で既出の問題以外は実質出題禁止」と考えられるから。
ちょっと自作チャートで眺めてみましょう。

一見何の変哲もないスカスカのこのチャート、実は私の快心作。T○C「事例基本講義」テキスト事例Ⅳの掲載論点を抜書きしただけのものですが、Cタイプのあなたなら、一見恐ろしげな「事例Ⅳ・個別計算問題」とは、実はこれらの限定的な論点が姿を変え形を変え、入れ替わりで登場しているだけgeminiに過ぎないことに容易に気づきましたね?
※事例基本講義テキストの説明記事はこちら

その「限定的な論点」とは以下の4つ。

1. CF計算書
2. 管理会計(原価計算・CVP分析・その他業務的意思決定)
3. 設備投資経済性計算(構造的意思決定)
4. その他ファイナンス(企業価値・リスクリターン・リスクヘッジ)

え、それだけ?
はい、それだけ(もちろん一部例外あり)。
何か気が抜けました?でも事実だしな・・。財務会計に限ってのみ、2次「事例Ⅳ」対策は1次「財務会計」対策を兼ねます。1次「財務会計」はもう自信ありのはずなので、今すぐ事例Ⅳ対策をスピードUP。独学でもいいけど、時間とカネに余裕があれば、過去問出題傾向を踏まえた予備校講義受講が最もスマートschool。ストレート合格への手ごたえはもう目前。

※ご参考:有料講座以外でできる2次「事例Ⅳ対策」

・すぐ頭に浮かぶのは事例IV過去問ですが、誰でもすぐ頭に浮かぶことをやっても差がつかないのは自明。ではどうする?それは「そんな方こそ1次試験過去問を何度も解く」。理由はもうお分かりですよね?

※ご参考:これからの時期のお勧め「事例Ⅳ」対策講座

・T○Cで「事例Ⅳ」対策を行う授業は→こちら
・うち、5~6月にバラ売りで受講できるのは→2次実力完成演習と2次個別スキルアップ

なんだか宣伝ばかりですみません。
なぜこれほど強くお勧めするかは後日また改めて。

byふうじん



こんばんは。ZonEです。

花粉症の私には鬼門となる季節がやってきました。
薬を飲むと眠くなるし…この季節、花粉症の受験生は辛いですよね。

普段夜型の私も、夜になると一日蓄積した花粉に苦しみ
勉強がはかどらなくなるので、この時期だけは朝型に
シフトせざるをえない状況です。

さて、花粉ネタは置いておいて、今回のテーマは
中小企業の定義についてです。

 
法律によって定義が異なる

ストレート本科生は6科目めの経営法務に突入し、聞き慣れない
言い回しに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?

また、公開会社や株式譲渡制限会社、取締役会設置/不設置会社、
委員会設置会社、大会社/大会社以外などの組み合わせごとに
必須機関などを覚えなきゃ…など頭を悩ませている方も多いかと
思います。

効率的な記憶法として、ハカセさんが串刺し記憶術として色々な
表を公開していましたが、あのようにイメージで記憶する方法は
非常にオススメです。ぜひ実践してみてください。

 
さて、私もそうだったのですが、経営法務で
大会社とは、資本金5億円以上または負債総額200億円以上
の株式会社をいう…と聞いて、「あれっ?」と思いませんでしたか?

財務会計で学習した、法人税率の優遇や交際費の損金算入に関する
優遇が受けられる中小企業の定義は、資本金1億円以下だったハズ
…ですよね。

実はこれ、ベースとなる法が違うからなんですよね。

会社法では、大企業以外(≒中小企業)の定義は、

 資本金5億円未満かつ負債総額が200億円未満

ですが、法人税法だと中小法人(≒中小企業)の定義は、

 資本金1億円以下

となっているわけです。

 
どうせなら科目をまたいで、一緒に覚えちゃおう

しかも、次に勉強する科目である中小企業経営・政策では、
さらに、中小企業基本法に基づく中小企業の定義も出てきます。

こちらは、業種別に分かれていて、

製造業その他であれば、
資本金3億円以下 もしくは 従業員300人以下

卸売業であれば
資本金1億円以下 もしくは 従業員100人以下

小売業であれば
資本金5000万円以下 もしくは 従業員50人以下

サービス業であれば
資本金5000万円以下 もしくは 従業員100人以下

が中小企業として、各種優遇施策の恩恵にあずかることができます。

これらを別々に覚えても良いのですが、上記のように表にして
科目をまたいで覚えてしまうと、混乱しなくていいですよ。

by ZonE



こんばんは。ZonEです。

前回から2回にわたり、財務会計の苦手克服法についてお話させて
いただいております。前回は1次試験の財務会計について、
費用(時間)対効果(得点)の高い問題を見つける嗅覚を養う
方法について述べさせていただきました。

今回は、少し気が早い気もしますが、話の流れ上、2次試験の
事例4についてお話しさせていただきます。

 
学習分野は似ていても、求められているスキルは結構違う

前回も少しお話ししたように、1次と2次では学習分野には、
共通性はあるものの、
・1次の財務では、解きやすい問題をピックアップして素早く解く
・2次の事例4では、皆が正解する問題を絶対に取りこぼさない
といった、重点をおくべきポイントに相違があります。

2次試験の事例4では、(もちろん難しい問題を解ける越した
ことはありませんが、)難易度による点数調整も頻繁に行われて
いるようですので、皆が正解する問題できちんと得点することが
合格する上で必須条件
となります。

また、1次の財務会計とは異なり、2次の事例4では見直しする
時間も十分にあることからも、スピードよりも正確性が求められ
ている
ことが分かります。

 
できなかった部分よりもできるようになった部分にフォーカス

2次の事例4の計算問題では、問われる論点の種類は少ないものの
解答にたどり着くまでの道のりが長いモノが多く、苦手意識を
感じている受験生もいらっしゃるかと思います。

さて、突然ですが、ここで質問です。

2次の事例4で「あるテーマ分野」にちなんだ問題が
Q1~Q5まで5問あります。
あなたはこの分野が苦手なので、克服するために
1週間にわたり毎日10分~20分の時間を確保しました。

では、Q1~Q5に どのような学習計画/スケジュールで
取り組めば、楽に苦手克服することができるでしょうか?

Q1→Q2→Q3→Q4→Q5→Q1…を繰り返しますか?

私がオススメしたい学習計画は、最初の3日間くらいは
Q1→Q1→Q1…を繰り返して、Q1が完璧になったら、
初めてQ2~Q5に着手
する方法です。

 
ピンと来ない方もいらっしゃると思うので、2次の事例4で
多くの受験生がつまずくキャッシュフロー(CF)計算書を例に
挙げて、考えてみましょう。

2次の事例4では、2期分の貸借対照表(B/S)と損益計算書
(P/L)から間接法でCF計算書を作成する問題がよく問われます。

このCF計算書作成方法を効率的に身につけるプロセスを
考えてみましょう。

1.まず理解する
 テキスト(教科書)を見ながら、計算方法を理解します。

2.基本的な問題を解いてみる
 計算方法が理解できたら、できるだけオーソドックスな問題
 をテキストを見ないで、解いてみます。

 これでいきなり解けちゃった人は、アドバイスするまでも
 ないのですが、たいていの人は

 営業CF部分で
 「営業外収益」をマイナスすべきところをプラスしてしまった。
 「営業外費用」をプラスすべきところをマイナスしてしまった。
 「棚卸資産の増減額」を加減算するのを忘れてしまった。

 投資CF部分で
 「有形固定資産の売却による収入」の計算を間違えてしまった。

 など何かしら間違えることと思います。(いいんです)

3.「何ができないか/できるか」を知る
 解答解説を読んで、間違えた部分を認識→理解します。
 作成したCF計算書は、捨てないで残しておいてください。

4.できるようになるまで2~3を繰り返す
 半日~1日くらい時間を置いて、同じ問題にチャレンジします。
 ただし、3について、2回目以降は、
 「何ができないか」を認識することももちろん重要ですが、
 前回と比べて「何ができるようになったか」を認識
 
することがより重要
です。

 たとえ答え(結論)が間違っていても、そのプロセスが
 進歩していることを実感
することで、苦手意識が生まれ
 にくくなります。

5.解けるようになったら、検算方法も身に付ける
 2~3を繰り返して、正解を導き出せるようになったら、
 2次のポイントである、正確性についても追及します。

 正確性というと「ミスを減らす」というイメージを受ける
 方もいらっしゃるようですが、ミスを減らすことは難しいです。

 人間誰しもミスはしますし、年に1回しか受験できない
 本試験という極限状態なら、なおさらミスをする確率は
 上がります。

 「確実に得点できるようになる」というのは、
 「ミスを減らす」とか「ミスを無くす」ことではなく、
 「ミスをしても、ミスをしたことに気付けるようになる
 ことです。

 回りくどい言い方をしましたが、要は「ミスをしても
 ミスに気付ける」ように検算方法もセットで習得すべし

 …ということです。

 CF計算書の場合は、 B/Sの現金・預金の増減額が、
 CF計算書の現金及び現金同等物の増減額
 (=営業CF+投資CF+財務CF)と一致するか?
 をチェックすればOKです。

6.他の問題に手を拡げる
 ここまでやって、初めて他の問題(上記質問だとQ2~Q5
 に着手します。

 もちろん、ちょっと特殊なケース(問題)で
 
 営業CF部分で「減価償却費」に製造原価報告書(C/R)分
 を加算するのを忘れてしまった(知らなかった)。

 とか

 引っかけ問題(余計な記述に惑わされて)で商品減耗損
 や商品評価損、貸倒損失を調整(加算)してしまった。

 といった新たな課題は見つかるでしょうが、既に基本は
 しっかりできているので、混乱して苦手意識を感じる
 ような事態は間違いなく避けられるハズです。

 
まとめ

ちょっと長くなってしまいましたが、2次事例4対策での
苦手克服方法として、

×色々な問題を毎日解く
 →間違って、解説読んで、分かった気になるだけ
 →解けるようにはなっていない
 →次回同じ問題を解いても、記憶が薄れていてまた間違える

○同じ問題を「できるようになった部分」を確認しながら解く
 →徐々に進歩していることが実感できる
 →解けるようになったら、検算方法も身に付ける
 →確実に得点できるようになったら、他の問題にも挑戦する

という方法をご紹介させていただきました。

ぜひお試しいただければ幸いです。

 
by ZonE



先日から「この時期の財務会計対策」ネタ盛り上がってますね!
勉強方法次第で「味方にも敵にもなる」のが診断士試験の各科目の特徴ですが、特に「財務会計」はその傾向が顕著ですし、やはり心配。
今の段階でもっとも多い悩みは「それなりに時間かけて学習しているのに、点数が伸びないbearing」なのでは。

そんな心当たりのあるあなたに、心強いヒントを進呈!
ひょっとして「財務会計を毎日コツコツ少しずつ」やっていませんか?

そう、確かに講師の言うとおり「財務会計は毎日コツコツsnail」は上達の近道。しかし「少しずつダラダラ」やっていてはいつまでたっても上達は望めません。

ZonEさんがいうように、「段階を踏んでレベルを上げていく
JCさんがいうように、「時間制限を決めて一気にやる

などの工夫shineが不可欠。

私からのお勧めは、「4月末までにT○Cの計算問題集を3回解きなおす
(スト本科で最初に配られる問題+解答2冊組のあれ。ほとんどの方は既に3~4回解き終わってると思いますが・・)
ポイントは手を広げずに同じ良問を繰り返し解くrecycleことと、回を追って解答所要時間を短くするclockこと。このことの効用はまた後日詳しく説明します。
(ちなみに、ZonEさん・JCさん・私の3人とも、表現を変えているだけで、言っていることは全く同じ。)

※極端な話、2次合格レベルの実力者なら、あの問題集は1~2日もあれば1冊まるまる解けます。ただCF計算書の練習問題だけはかなり時間かかるので、時間余裕ない方は一旦パスしてOK。



こんにちは、JCです。
実務補習も3社目の診断に入りました。この1カ月全く休みがないので結構
辛いです。ようやく打ち合わせが終わりました。

さて、今日の話題です。
受験仲間でも、実務補習の仲間でも「財務会計は苦手
という方は結構いますよね。苦手科目は克服が必要!
2次の事例Ⅳもあるので、特に財務の苦手意識は克服が必須ですよね。

財務は暗記でもなく、理解でもなく「練習」が必要な科目だと
思っています。
時間をかければ解ける問題も、60分の限られた時間の中ではあたふたと
慌ててしまい、変な問題に時間を取られて、本来できる問題を
取りこぼしちゃった・・・という経験をお持ちの方も少なくないのでは・・・?

なので財務は「練習」することがとても重要! 
わかっちゃいるんだけど、取りかかるのがめんどくさくて
なんとなく明日にしようと逃げちゃう・・・(僕を含む!です)angry

でも、
財務ほど「練習」次第で伸びる科目は他にない

ポイントは、
計算練習問題を時間をはかって、さくさくやる。

財務の問題は

理論系の知ってればできる問題
簡単ですぐできる問題
簡単だけど時間のかかる問題
難しい問題

の4つ位にわけられると思う。難しい問題というのは実はそんなに多くない。
やってはいけないのは簡単だけど時間のかかる問題にとらわれないこと。
60分の養成答練をもう一度解くとすると、

時間のかかる問題・難しい問題はさくさく飛ばして
3-40分で解き終えられれば、十分に合格ラインは
超えた結果がでているはずです。lovely

だから「練習」が必要なんです。
 

もちろん時間の問題だけじゃないですが、
時間をクリアできている人は点数もクリアしている
と思いますよ。


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