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<注意>
今回の記事を真剣に読むとおそらく1時間以上の時間が必要になります。

 

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

3回シリーズでお届けした「【永久保存版】平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」の記事を読んだ読者の方から、「平成28年度もしくは平成27年度試験の事例Ⅲの解答・解説記事を読みたい」とのリクエストをいただきました。

 

そこで、今回は平成28年度試験の事例Ⅲを題材に、私なりの事例Ⅲに対するアプローチの仕方を解説していきたいと思います。

 

まず、初めに事例Ⅲを解く上で必要になる切り口イメージしておくべきことを整理しておきます。

 

①私の考える事例Ⅲの基本的なパターン/切り口
~きゃっしいが「実況解説@事例Ⅲ」で示したレイヤーに「現状把握」が乗っかったイメージです。

凄くシンプルですが、事例Ⅲはこの表(4つの切り口)に基づいて考えることが極めて大切です。後で解説を読んでもらえれば分かると思いますが、平成28年度試験では、この表の上から順番に第1問、第2問、第3問、第4問と出題されています。

 

②事例Ⅲを解く上での基本的な認識

 

C社は当たり前のことができていない。だから、当たり前を目指すための解答を書く

 

③事例Ⅲにおける目指すべき当たり前

 

✔全社的な生産計画を作成され、なおかつ適切な頻度で計画が見直さ
れた上で、計画に基づいた進捗、余力、現品管理が行われている

✔作業は標準化、マニュアル化され、教育が徹底されており、効率的
である

✔作業員は多能工化が図られ、多台持ちできるなど、業務の閑散に
応じてた柔軟な対応が出来る体制が構築されている

✔情報は、DB等を用いて一元的に管理され、そして共有化され、
すぐに引き出せるようになっている

 

 

④事例Ⅲ全体に対する認識(ポポさんの言葉)

 

事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます。

 

事例Ⅲを解く上で必要になる切り口やイメージしておくべきことはこれくらいで十分です。

 

【永久保存版】シリーズのなかで何度も書きましたが、事例Ⅲで「難しく考えること」は、「絶対に禁止」です。「できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってください」と書くだけでOKです。

 

この①~④はめちゃくちゃ大切なことなので、今年の事例Ⅲで60点以上を狙いたいと思うのなら、①~④の内容をご自身のノートに転記して、事例Ⅲの過去問を解く前に「必ず見返す」ようにしてくださいね(解いた後も)。

 

事例を解くたびに思い出す、そして実感する、ということを繰り返すと、「知っている・理解している」という段階から、「使いこなして事例問題が解ける」という段階(自分のものにする)へと、ステップアップすることができます。

 

それでは、平成28年度試験問題(事例Ⅲ)を使って解説をしていきますが、ここから先は平成28年度事例Ⅲの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、効果はいつも通り10分の1以下ですからね!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 


 

第1問(配点20点)
カット野菜業界におけるC 社の(a) 強みと(b)弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
X農業法人時代の事業経過、およびC社の現在の事業内容を把握し、カット野菜業界におけるC社の強みと弱みを分析する能力を問う問題です。

 

(a)
解答例①だいまつ
X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。

解答例②後輩A
X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。

解答例③後輩B
規格外の野菜を有効活用できる加工技術力及びカット野菜の一貫生産体制の保有である。

 

与件文にヒントが少なくて、強みを非常に読み取りにくい問題です。

 

しかしながら、冒頭で示した「4つの切り口」のうち、現状把握系の問題は、必ずヒントが与件文に埋め込まれています

 

なぜなら、C社の「現状」は与件文に記載がなければ、「答案の作りよう」がないからです。

 

事例Ⅰなら、与件文から「類推」を求められるような現状把握(分析)系の問題が出される可能性もありますが、超シンプルな「事例Ⅲ」は、与件文の言葉を拾ってきて、整理し、答案を作るだけでOKです。

 

では、だいまつの解答例から見て行きましょう。

 

X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。

 

着目した与件文の記述は以下の通りです。

 

第4段落の「規格外野菜の有活用を目的として」、第7段落の「C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引要望がある」、「新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダや調理用のカット野菜パック事業であり・・・」

 

多くの説明は不要だと思います。なので、細かな解説は割愛しますが、「新鮮な」という言葉を入れた思考の流れだけ説明しておきます。C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引要望があり、そして提案をしてきたのが、「新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケット」ということであれば、X農業法人の野菜は「新鮮はなず」と類推し、盛込みました

 

ただし、「新鮮な」というワードは、書けても書けなくてもどちらでもいいと思います。

 

一方で、「X農業法人との関係に基づく、規格外野菜の仕入れ」という解答要素は、C社の唯一と言っても過言ではない長所なので、絶対に盛込みたいところですね。

 

次に、後輩Aの解答例です。

 

X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。

 

前半部分は ‘〇’ ですが、後半部分の記述が全てを台無しにしています。

 

与件文の着目すべき箇所はある程度分かっているにも関わらず、与件文から考えて明らかにおかしな後半部分の記述によって、0点にされかねない危険な答案を作ってしまっています。

 

これは、絶対に避けるべき過ちです。

 

与件文を確認すると、第5段落に「工場操業状況は、規格外野菜を主に原材料として利用してきた時には収穫時期から約半年間の季節創業となっていたが、市場規格品の使用や他山地からの仕入れによって向上総合期間は長くなったものの、C社に受け継がれた後でもまだ約3ヶ月の休業期間が例年生じている。販売先からは通年取引の要望がある」との記述があります。

 

X農業法人からの規格外野菜の仕入れだけでは、半年間しか操業できないのに、「安定的に仕入れることができること」というのは、与件文をちゃんと読めていないトンチンカンな解答です。

 

本試験で‘もしも’や‘仮に’はありませんが、後輩Aの答案から余計な4文字(安定的な)を取ればどうなるでしょうか。

 

X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を仕入れることができること。

 

見違えるような「イケてる」解答に変わりましたね。

 

【永久保存版】シリーズの中でも書きましたが、解答要素の抜出はできているのに、安易な修飾や余計な言葉を盛込んでしまい、開示得点がやたら低くなる「解答要素OK、開示得点低い」答案を作ってしまわないように注意しましょう

 

ちなみにですが、後輩Aに「安定的な」と書いた理由を問い詰めたところ、「通年創業できないことは把握していましたが、強みを聞かれていたので、なんとなく安定的というワードがあった方が、‘強みっぽい’記載内容になると思って入れました」との返答が帰ってきました。

 

・・・結構やってしまいがち、ですよね!

 

「ひらめき」「なんとなく」は、100%排除です。

 

これも、普段の練習から意識しておきたいところですね。

 

続いて、後輩Bの解答例です。

 

①規格外の野菜を有効活用できる加工技術力②カット野菜の一貫生産体制の保有である。

 

こちらもなかなかパンチの効いたダメ答案ですね・・・(私の教え方が悪いことが原因ですが)。

 

まずは、①の「規格外の野菜を有効活用できる加工技術力」という記述に関してです。規格外野菜を「有効活用」できているのは‘確か’ですが、「加工技術力」は言い過ぎです。特性要因図に目をやると「原材料(形状ふぞろい)」が、「加工不良が多い原因のひとつ」であると書かれています。「加工技術力」があるのなら、規格外野菜を上手く処理できるはずですから、「図1」のような特性要因図が示されるはずがありませんね。

 

平成28年度試験のC社は、事例Ⅲで登場する企業では本当に珍しい、「Q」の弱い会社でした。

 

 

続いて、②の「カット野菜の一貫生産体制の保有する」という記述に関してです。確かに事例Ⅲではたまに「一貫生産体制」が強みの企業が登場します。

 

ただし、今回は与件文を読む限り、C社が「一貫生産体制を有する」とは、書かれていません「なんとなく」ではだめなのです。

 

事例Ⅰは「行間を読ませる」ようなところもありますが(こうした掴みどころのなさが魅力なんですけどね)、事例Ⅲは素直なので、与件文に明確に「一貫生産体制を有する」と書いていない限りは、「強み」と認識しなくてもOKです。

 

今回の後輩Bの答案も、強みを見つけられず「苦し紛れに過去問の知識を引っ張り出して無理やり書いた」という対応の産物です。

 

読者の皆さんは、初めて本問を解いたときに、「X農業法人との関係を強み」とした答案がつくれましたか?

 

‘何度も解いて答えを憶えている’ 今は「X農業法人との関係」を強みとして書けるでしょう。でも、大切なのは「初見」で書けるか、どうかです。きゃっしいが、先日の記事(コチラ)でやや厳しめに「振り返りの仕方に対する問題提起」をしてくれています。自分自身の過ちはもちろんのこと、今回の後輩Aや後輩Bが犯してしまった過ちもちゃんと他山の石として、初見問題への対応力向上に役立ててくださいね。

 

続いて(b)の解答例を見て行きましょう。

 

(b)
解答例①だいまつ
①通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

解答例②後輩A
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。

解答例③後輩B
①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

 

本問についても、あまり多くを説明する必要はないと思いますので、さらっといきます。

 

の解答例からです。

 

①の「通年取引ができない野菜の調達力の低さ」は、第3段落の「カット野菜は、販売先から要望される通年納品に応えるため、常に一定量の野菜を確保する必要がある。そのため同業者の多くが野菜の調達能力が高い卸売業者や仲卸業者である」と、第5段落の「C社に受け継がれた後でもまだ約1カ月の休業期間が例年生じている。販売先からは通年取引の要望がある」を、根拠としています。

 

②の「生産管理が組織的にできず収益性が低い」は、第4段落の「効果的な生産管理が組織的に行われていない」や、表1、第2問の設問文「現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を述べよ」を踏まえたものです。

 

出題の趣旨に目を向けると、「X農業法人時代の事業経過、およびC社の現在の事業内容を把握し、カット野菜業界におけるC社の強みと弱みを分析する能力を問う問題」との記載がありますから、野菜の調達力の低さ生産管理力の低さはまず正解と考えて間違いなさそうです。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。

 

究極の詰込み答案ですね。正直、私にはここまでの「詰込み型の答案」を作る能力はありません。もちろん、間違っていないため、「点数」は得られるでしょう。

 

ただし、「望ましい対応」ではないと考えます。

 

なぜなら、設問要求は40 字以内で「述べよ」だからです。

 

「述べよ」を国語的に考えれば、「記述せよ」というニュアンスに近いでしょう。

 

仮に設問要求が「挙げよ」「列挙せよ」なら後輩Aの解答例のような答え方がぴったりだと思いますが、「述べよ」だとやや物足りない感じがしますね。

 

私と後輩Aの答案を並べておきます。設問要求の「述べよ」にしっくり来るのはどちらでしょうか。皆さん、評価してみてください。

 

解答例①だいまつ
①通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

解答例②後輩A
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。
(せめて、最後に「低さ」という言葉があれば、一応述べていることにはなりますね)

 

続いて、後輩Bです。

 

①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

 

解答要素はほぼOKです。

 

本番でここまで書ければ十分でしょう。

 

細かい話をすれば、①に関しては「生産管理が組織的にできなかった」でどうなったかの記述(収益性が低い)が欲しいですね。また、字数が少なくて苦しいのは分かりますが、②に関しては、文頭に「野菜の」という言葉が欲しかったですね。

 


 

第2問(30 点)
現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を160 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社が収益改善を図るために必要な生産管理面での対応策を提案する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
対応策は、各製造グループをまたぐ全体生産計画を作成した上で、①管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らすとともに、同種の原材料は低単価品を共通して使うことで原材料費を削減する、②業務の閑散に応じて作業員を移動させ労務費を削減する、③出荷を共通化して輸送費ロスを減らす。以上で収益改善を実現する。

解答例②後輩A
対応策は、各製造グループがばらばらに行っている調達から出荷までの工程について、①原材料の仕入れを一元化することで単価差異を解消する、②共同出荷による出荷作業の共通化を行う、③作業の標準化・マニュアル化し、作業員に対する教育も行うことで生産効率を高める。以上により原材料費・輸送費を削減し、収益性を改善する。

解答例③後輩B
対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである。具体的には、①原材料の一括調達によって単価差異を解消することで、原材料費を削減する、②チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する。

 

さて、解説です。

 

本問の設問要求は、「生産管理面での対応策」「収益改善を図るための(C)」です。

 

【永久保存版】シリーズを読んでいただいた読者の皆さんは、このド真ん中の直球ストレートの‘絶好球’を見逃すことなく、フルスイングして答案を球場の外にまで運んで、いただけたでしょう。

 

第1問目が「現状把握」系の問題で、第2問目は「生産管理」系の問題ですね。冒頭に申し上げた通り、4つの切り口の‘順番’で出題されていますね。

 

 

生産管理が問われ、収益改善と設問文にある訳ですから、この時点で与件文に何が書いてあるかを大体予想することができます。

 

恐らく、C社は「全体生産計画を作っていないか」、もしくは「計画の見直しタイミングがおかしく」、そして「統制がグダグダ」で、「コスト高になってしまっている」、そんなところでしょう。

 

ちなみに、事例Ⅲの現場系の問題(生産管理、生産性向上・生産効率化)で「収益改善」を問われた場合には、「コスト削減」の視点で解答を組み立てて行かなければなりません。

 

なぜなら、製造現場の改善と「売上UP」は直接関係ないからです。

 

一方で、事例Ⅱならコスト削減ではなく「売上UP」ですね。

 

さて、今回はせっかくですから関連する与件文の記述を丁寧に確認していきましょう。

 

第4段落
C社の設立当時作成された社内コスト管理資料では、予想されていた以上の原材料費と労務費の上昇によって限界利益がマイナスとなっていることが判明し、この傾向は今でも改善されていない。これは、X農業法人から独立し改善に向けて努力しているものの、いまだに効果的な生産管理が組織的に行われていないことによる

 

最終行で「生産管理が組織的に行われていない」との記述があります。そして、それによって、「原材料費と労務費が上昇し限界利益がマイナス」になっていることが分かります。

 

そしてさらに、表1「C社作成の社内コスト管理資料」を見ると、変動費の中で「原材料費(66.8%)労務費(28.1%)」ぶっちぎって構成比が高くなっています。一方で、荷造運賃は9.0%と両項目に比べると、構成比がかなり控えめですね。


このため、出題者は間違いなく「原材料費と労務費」の削減に資する対応策(収益改善策)を書いてほしい、そう考えていたでしょう。【永久保存版シリーズ】にも書きましたが、診断士の2次試験で難解な表の読み取りは求められません誰が見てもちゃんと「図表が意味するところを読み取れる」ように工夫がしてあります。

 

第6段落
C社の組織は、X農業法人時代の加工部門責任者が社長となり、製造3グループと総務グループで構成されている。社長は、全体の経営管理のほかに営業活動も担っている。各製造グループには責任者として正社員の製造リーダー1名が配置され、合計25名のパート社員が3つの製造グループに配置されている。X農業法人時代から同じ製造グループに勤めているパート社員が多く、他の製造グループへの移動はない。

 

「X農業法人時代から同じ製造グループに勤めているパート社員が多く、他の製造グループへの移動はない。」という表現がなくても文章として成り立つのに、なぜこのような文章を、形式段落の「最後」に入れたのでしょうか

 

皆さんならお分かりですよね。

 

そうです。使って‘ほしい’ のです。

 

使って ‘ほしい’ のなら使って ‘あげましょう’

 

「移動がない」のなら、「移動させる」と、答案に書いて‘あげましょう’
(事例Ⅲではひねる必要は、全くありませんからね!)

 

第8段落
C社社長は、まず現状の生産管理を見直し、早急に収益改善を図ることを第1の目標としているが、それが達成された後には新事業に着手してさらなる収益拡大を目指すことを考えている。

 

これは、設問文の記述と符合する内容ですね。

 

第9段落
C社のカット野菜製造工程は、顧客別に編成・グループ化され、現在3つの製造グループで製造を行っている。各製造グループでは主に素材選別、皮むき、カット、洗浄、軽量・パック・検査、出荷の各工程を持っている。各製造グループは、生産高を日常の管理項目として管理してきた。

 

各製造グループは、生産高を日常の管理項目として管理してきた」どう考えてもおかしな記述ですよね。

 

でも、違和感を感じつつも、この与件文の記述が意味しているところを「理解しきれていない」受験生もいらっしゃるのではないでしょうか。
(私も勉強を始めた当初は全く理解できませんでした)

 

事例Ⅲは、「言葉通り読む」ことが大切です。あれこれ考えてはいけません

 

「言葉通り」読んでください。C社は「生産高を日常の管理項目として管理」してきたのです

 

原材料費と労務費がかかり過ぎて限界利益がマイナスで、作れば作るほど赤字が出る、そんな状態‘なのに’「生産高しか日常の管理項目として管理してこなかった」のです。

 

普通の企業ならあり得ないですよね。

 

でも、診断士試験では与件文の記述が全てなのです。

 

事例Ⅲでは、‘特に’なのですが、「そんなバカな」という言葉を飲み込んでください。

 

なにせ、冒頭で申し上げた通り、C社は「当たり前のことができていない」のです。

 

こんな、「生産高しか日常の管理項目として管理してこなかった」C社への助言は、「赤字を垂れ流さないように限界利益も日常の管理項目として管理してください」です。

 

「できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけ」、それが事例Ⅲなのです。

 

第10段落
C社の顧客からの注文は、各製造グループに直接入り、各製造グループで各々生産計画を立て、原材料調達から出荷まで行っている。製造グループごとの生産管理によって、同種類の原材料調達における単価の差異加工ロスによる歩留まりの低下出荷のための輸送費のロス製造グループ間での作業員の移動の制限などが見られる。

 

設問要求で想定した通り、「全体生産計画を作っていない(製造グループごとにバラバラに生産計画を立てている状況)」が、‘もろ’に書かれていますね。

 

そして、「製造グループごとの生産管理によって」単価差異、加工ロス、輸送費ロス、移動制限(2度目の登場)が発生している状況が記述されていますね。

 

ここまで、設問文と与件文をひも付けできれば、後は如何に答案として上手くまとめて行くかにかかっていますね。

 

それでは、解答例をみていきましょう。

 

解答例①だいまつ
対応策は、各製造グループをまたぐ全体生産計画を作成した上で、①管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らすとともに、同種の原材料は低単価品を共通して使うことで原材料費を削減する、②業務の閑散に応じて作業員を移動させ労務費を削減する、③出荷を共通化して輸送費ロスを減らす。以上で収益改善を実現する。

 

みなさんは、どのように評価されるでしょうか。

 

パッと見は、完璧ですね!

 

全体生産計画を作る、という計画の話を起点に、①管理項目への限界利益の追加と、低単価品の共通使用、②業務の閑散に応じた作業員の異動、③出荷の共通化、という統制内容が書けています。

 

本番でこの答案が書ければ御の字、本当に自分をほめてあげましょう。

 

しかしながら、以下の問題点もあります。
(注意:ここからの解説は、答案内容を突き詰めて考えた場合における問題点なので、こだわり過ぎないでください。参考程度でOKです)

 

①与件文上、明らかに出題者は「原材料費と労務費」の削減に資する対応策を書いてほしいのに、輸送費ロスを解答要素として盛り込んでいる

 

間違いではないため、「輸送費ロス」を解答要素として答案に盛込んでも点数はもらえると思います。ただし、「収益改善を早急に図ることが、最大の経営課題」であるC社にとっては、社内コスト資料で示されている構成比が高い項目(原材料費と労務費)を優先的に解消していくことが求められますね

 

「輸送費削減」は不適切とまでは言わないまでも、解答要素としての優先順位は低いと言えるでしょう。

 

②「製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生している」という問題点に対して、「管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす」という書き振りでは、言葉足らずで対応策に関する記述として不十分

 

ここは、ちょっと分かりにくいところなので、理解しきれないようなら飛ばしてください

 

→「製造グループごとに生産管理をしているから加工ロスが起きている」、さらに噛み砕いて言うと、「製造グループごとに‘バラバラに’生産管理をしているから加工ロスが起きている」のに、「管理項目に限界利益を追加する」という言葉(解答)だけでは、「ごとに(各チームバラバラ)」という与件分の記述への配慮が足りていません

 

例えばですが、「限界利益を各チーム共通の管理項目とし」という書き方にすれば、「製造グループごとの生産管理」という問題点への対応策として、(国語的に)ばっちりだと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。

 

[ before ]
製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生しているため、
管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす

[ after ]
製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生しているため、
限界利益を各チーム共通の管理項目とし作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす

 

なお、「加工ロスの削減」については、後輩Bが別の観点から素晴らしい答案を作っているので後ほど解説します。

 

何度も言いますが、「深追いは禁物」です。あくまでも参考です。

 

解答例②後輩A
対応策は、各製造グループがばらばらに行っている調達から出荷までの工程について、①原材料の仕入れを一元化することで単価差異を解消する、②共同出荷による出荷作業の共通化を行う、③作業の標準化・マニュアル化し、作業員に対する教育も行うことで生産効率を高める。以上により原材料費・輸送費を削減し、収益性を改善する。

 

【永久保存版】シリーズを読んでいただいた皆さんならお分かりだと思いますが、後輩Aは、「生産管理」が「何者なのか」を理解していませんでした。

 

そのため、本問で2つもの事故が発生しています。本番でやってしまったなら、少なく見積もっても15点は吹き飛ばしてしまっているでしょう。240点付近には受験生が団子状態になっているのに、「生産管理系」のサービス問題で15点もライバルと差がついてしまう・・・、考えたくもありませんね。

 

【事故の内容】
①全体生産計画について触れられていない(生産管理は計画→統制なのに)
②生産効率化(標準化→マニュアル化→教育)のことを書いてしまっている

 

なお、後輩Aには、私が徹底的に「生産管理系の問題」に対する対応策を指導しておきましたので、今後は大丈夫でしょう。

 

解答例③後輩B
対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである。具体的には、①原材料の一括調達によって単価差異を解消することで、原材料費を削減する、②チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する。

 

なんだか、「し」がやたら多いですね。日本語としてどうなんだ、と思われる方もいらっしゃると思うのですが、道場9代目のリーダー、受験生支援業界で、「ゴッド(神)」のふたつ名を持つ きゃっしい様も、「し」を多用した答案を作っておられることから、全く問題ないでしょう。

 

しかし、後輩Bの答案は本当に素晴らしいですね。

 

詳しく解説します。

 

まず、最初の文章ですが、本当に「生産管理」という題意を捉えつつ、QCDの「C(コスト)」出口とした解答が書けていますね

 

ここで注目すべきは、冒頭の「対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである」という文章の流れです。

 

「生産管理」の問題であること及び「助言」の問題であることを意識して、「計画→統制→効果」という流れで文章が作られています

 

分かりやすいように文中に‘( )’を追加してみました。

 

対応策は、(計画→)全社的な生産計画を策定し、(統制→)統制活動を実施し、(効果→)コストを削減し、収益性を改善することである。

 

素晴らしいですね。

 

加えて、「具体的に」以下の①~③の記述も本当に素晴らしいと思います。

 

何が素晴らしいかを解説します。

 

第4段落の「原材料費と労務費が上昇し限界利益がマイナス」という記述と、表1を踏まえて、ぶっちぎりでコストがかかっている上位2項目にターゲットを絞った答案になっています。

 

それと、さらに素晴らしいのが、②の「チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する」という記述です。

 

皆さんは、彼がなぜ「チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する」と、書いたと思いますか?分かりますか。

 

私も最初は彼がなぜそのような解答を書いたのかが分かりませんでした

 

しかし、「図1 C社作成の加工不良に関する特性要因図」を見て、ハッとしました。特性要因図の赤字で囲った部分を見てください。


「製造チームごとの加工」と「製造チーム間の作業員移動がない」ことにより発生する、「製造チーム間稼働アンバランス」が、「加工不良が多い(つまり加工ロスが多い)」の原因のひとつだ、と書かれているではありませんか。

 

特性要因図に基づけば、全体生産計画を立て、「製造チーム間で作業員を移動させ」、「製造チームごとの加工を辞め」、「製造チーム間の稼働アンバランスを解消」すれば、「加工不良が減る」のです

 

まさか第2問で特性要因図を使うとは夢にも思いませんでした。

 

しかし、診断士の2次試験、恐るべし、ですね。

 

本当に奥が深い。

 

ただし、私を含めてフツーの人は、気付かないので深入りはやめましょう

 

生産管理ときたら「計画→統制」という着眼点を持って与件文を読みに行く、それで十分です。60点は十分に取れます

 

ここまで細かく解説しておいて言うのもなんですが、診断士の2次試験は100点を狙いに行く試験ではありません80分で現実的な対応をして60点を取に行く試験です。

 


 

第3問(配点20 点)
C社では、クレームを削減する改善活動を計画している。このクレーム改善活動を最も効果的に実施するために、着目するクレーム内容、それを解決するための具体的対応策を120 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社の生産現場の課題を把握し、クレームを削減する改善活動を最も効果的に実施する方法として、着目するクレーム内容とその解決策を提案する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
全体の50%を占めるカット形状不均一というクレームに着目する。対応策は、標準作業不備や教育不足による加工スキル不足が原因のため、①作業を標準化し手順書化する、②優秀な作業員を他チームへ派遣し、手順書に基づくOJTで、クレームを解消する。

解答例②後輩A
着目するクレームは、構成比の合計が80%を超える①カット形状不均一、②鮮度劣化、③異物混入である。対応策は、①カット作業の標準化で形状不均一を解消、②仕掛品削減による長時間放置の解消、③衛生管理ルール作成と教育による異物混入解消である。

解答例③後輩B
着目するクレームは、構成比の半分以上を占めるカット形状不均一である。対応策は、①標準作業の不備により人によって作業方法が違うため、作業を標準化・マニュアル化し、加工スキル不足を補うためのOJTも実施することで、最も効果的にクレームを削減する。

 

解答例を見て行きましょう。

 

まずは、の解答例からです。

 

「最も効果的に実施する」という設問要求と、「表2 C社の年間クレーム件数」でぶっちぎりで構成比の高い「カット形状不均一」を着目すべきクレームとしています。

 

私の記事では何度も書いていますが、診断士の2次試験の図表の読み取りでは、「難しい読み取り」は求められません誰が見てもすぐに分かるようにできています(じゃないと受験生を想定する答案へ受験生を誘導できないし、診断協会が試したいのは高度な図表の読み取り能力ではないから、です)。

そして、特性要因図に目を向けると「カット形状不均一」という「同じ言葉」が載っています。さらにカット形状不均一の原因に目をやると、「標準作業の不備」と書いてあるではないですか。

設問要求の段階では分かりませんでしたが、この時点で本問は冒頭にお示しした4つの切り口の「生産性向上・生産効率化」の問題であることが分かります

 

そして、特性要因図でさらにヒントを探すと「製造チームによる加工スキルの差がある」、「教育不足」との記載があります。

 

ここまで与件分上のヒントが見つかれば(図表も与件)、もう大丈夫ですね。

 

本問は100%「生産性向上・生産効率化」の問題です

 

そして、「生産性向上・生産効率化」とくれば、「標準化→マニュアル化→教育(OJT)」ですから、後はいつものパターンで解答を書いて「いっちょあり」です。

 


 

平成28年度試験第2問生産管理で「全体生産計画作れ」第3問生産性改善「標準化→マニュアル化→OJT」です。

 

平成29年度試験第1問生産管理「全体生産計画作れ」第2問生産性改善「標準化→マニュアル化→OJT」でした。

 

ここまで来ると、(言葉は少し悪いですが)「解けない方がどうかしている・・・」そう言われても仕方ありませんね。

 

もし、私の記事に出会って、事例Ⅲに対する苦手意識を克服できた受験生の方がいらっしゃれば、本当に嬉しいですね。

 

事例Ⅲは、最初はマニアックで取っ付きにくいのですが、実は凄く素直で何度も同じことを聞いてくれる、受験生にとてもやさしい事例さん(Ⅲ)なのです。

 

ははは。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

解答例②後輩A
着目するクレームは、構成比の合計が80%を超える①カット形状不均一、②鮮度劣化、③異物混入である。対応策は、①カット作業の標準化で形状不均一を解消、②仕掛品削減による長時間放置の解消、③衛生管理ルール作成と教育による異物混入解消である。

 

完全に「やってはいけないパターン」ですね。

 

設問要求が「最も効果的に」であり、「表2 C社の年間クレーム件数」を見るとぶっちぎりで「カット形状不均一」の構成比が高いにも関わらず、上位3つのクレームを挙げています。

 

平成29年度の事例Ⅰの第1問における「最大の要因」は、やや解答要素を絞りにくかったこともあり、リスク分散を図るスタンスで臨むことは致し方ないと思います。ですが、本問は違います。ここまで明示的に根拠が示されているのに題意(最も効果的に)に反するような答案を作ってはいけません

 

何度も言いますが、診断士試験では高度な図表の読み取りは求められません

 

下手なリスク分散はしない。後輩A君の失敗から学び得ましょう。

続いて、後輩Bの解答例です。

 

解答例③後輩B
着目するクレームは、構成比の半分以上を占めるカット形状不均一である。対応策は、①標準作業の不備により人によって作業方法が違うため、作業を標準化・マニュアル化し、加工スキル不足を補うためのOJTも実施することで、最も効果的にクレームを削減する。

 

注目しているところは私と同じですね。

 

後輩Bの答案を見て素晴らしいと思うのは、下線を引いた部分、つまり「原因」に関する記述です。

 

特性要因図の言葉をそのまま抜き出して解答に埋め込んでいます。素晴らしい。


 

第4問(配点30 点)
C社社長は、経営体質の強化を目指し、今後カット野菜の新事業による収益拡大を狙っている。またその内容は、顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベルや経営資源などを勘案して計画しようとしている。この計画について、中小企業診断士としてどのような新事業を提案するか、その理由、その事業を成功に導くために必要な社内対応策とともに160 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社の顧客動向など外部環境を把握し、今後野菜の加工事業を強化して収益拡大を図るために必要な戦略について、助言する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
提案は、ソース等の高付加価値製品事業を提案する。理由は、①保存がきくため野菜の通年仕入れができなくても対応でき、②高付加価値製品で高い収益性が期待できる、ためである。対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること。

解答例②後輩A
提案は、一般消費者向けカット野菜パック事業である。理由は、①カット野菜需要の割合が年々増えている、②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる、③現在の製造工程を利用できるから。対応策は、①仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす、②温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ、③X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である。

解答例③後輩B
短期的には、一般消費者向けのカット野菜パック事業を提案する。理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため。対応策は、衛生管理の徹底で鮮度を保つことである。長期的には、ソース等の高付加価値事業を提案する。理由は高い収益性が見込めるため。対応策は新設備を扱える作業員の育成を行うことである。

 

設問要求は、「新事業の提案」、「その理由」、「社内対応策」3つです。制約条件として、顧客からの新たな取引の要望、C社の生産管理レベル、経営資源を勘案して答えなければなりません。

 

そして、第7段落を見ると、「現在取引関係にある顧客や関連する業界から、C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引の要望」に関する記述があります。

 

具体的には、

①カット野菜を原料としたソースや乾燥野菜などの高付加価値製品の事業であり、設備投資を必要とする事業
新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダ用や調理用のカット野菜パックの事業であり、現在の製造工程を利用できる事業

 

悩まれた方も多いと思うのですが、皆さんは、どちらの事業を選んだでしょうか?

 

いや、どちらの事業を「選ぶべき」だったでしょうか。



 

答えは、「どっちでもいい」です。

 

もう少し言えば、「与件分を根拠(因)にちゃんとした理屈付け、論理展開ができているのであれば‘どっちでもいい’」です。

 

【永久保存版】シリーズの中で述べましたが、診断士の2次試験における‘正解(得点が得られる項目)’は1つではありません。間違いなく複数あります。

 

診断士試験は「当てもの」ではありませんし、実際の診断現場においても「どちらの事業を選択することが正解か」は、‘投資判断の段階’では分かりません(両方やらない限りは投資後でも分かりませんね)。

 

しかしながら、どちらの事業を選ぶべきか、その理由や、事業を成功させるための対応策について助言することはできるでしょう。そして、診断士として助言をする場合には、ちゃんとした裏付けに基づいて、社長が納得できる論理展開でもって、説明をする必要があります

 

この「ちゃんとした裏付け」が、「与件分を根拠にする」ということにほかなりません

 

これから、私と後輩Aの解答例を用いて説明していきます。解説を読んでどちらを選んでも解答が作れるようにヒントが与件文に埋め込まれていることを、しっかりと理解(腹に落とす)してくださいね。

 

それと、第1問で「現状把握系」の問題が出た場合には、4つの切り口の表に従えば、「経営戦略」と「セットで考える(第1問をヒントにする)」ことが大切、でしたね。

 

ここも、重要ポイントなので忘れないようにしましょう。

 

それでは、私の解答例から見ていきましょう。

 

解答例①だいまつ

第1問
(a)
X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。
(b)
通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

第4問
提案は、ソース等の高付加価値製品事業を提案する。理由は、①保存がきくため野菜の通年仕入れができなくても対応でき、②高付加価値製品で高い収益性が期待できる、ためである。対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること。

 

私は、「ソース等の高付加価値製品事業」提案しました。

 

カット野菜パック事業は、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望」によるものですから、中小地場スーパーとしては、当然「X農業法人から仕入れている野菜」を使った「新鮮さを売りにしたカット野菜パックを提供したい」と考えているでしょう。

 

しかし、現状は「販売先から通年取引の要望があるにも関わらず、他産地からの仕入れによって工場操業期間は長くなったとはいえ、C社に受け継がれた後でもまだ約3カ月の休業期間が例年生じている」という大変残念な状況です。

 

また、今回の新事業は「現在取引関係にある顧客」からの提案である訳ですから、もちろん新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーは現在のC社の販売先であり、通年取引を希望しているはずです。

 

足もとの野菜調達すらもままならないC社が、中小地場スーパーに期待されている通りに、ましてや他産地仕入れという選択肢なしで、X農業法人オンリーで通年取引ができるだけの野菜を確保することはできない、私はそう考えて(これを理由として)ソース等の高付加価値製品事業を提案しました。

 

また、当然に「高付加価値製品事業」なわけですから、「高い収益性が期待できる」というのも理由になるでしょう。第2問の生産管理面で対策により、投資時点においては収益性が改善されているでしょうが、収益性を上げることはC社の課題ですから、当然社長に刺さる「理由」です。ちなみに私は第1問(b)で、収益性の低さを弱みとして解答しています。

 

続いて、「対応策」について解説します。

 

第12段落には「また食品工場としての施設・設備面などの衛生管理作業方法などの衛生管理どちらの管理レベルにも課題があり、販売先からの改善要求もある」との記述があります。

 

販売先からの要望ですから、①施設・設備面などの衛生管理、②作業方法などの衛生管理の両方に対応せざるを得ない状況が見て取れます

 

そして、特性要因図を見ると、食品を扱っているにも関わらず、①温度管理設備がなくて加工場の温度管理ができていない(施設・設備面)②衛星管理ルールがない(作業方法)③作業員の衛生管理意識が低い(人)という、‘とてもよくない状況’が読み取れます。第12段落の記述から考えれば、①と②は絶対に盛り込まないといけませんし、③についても可能なら盛り込みたいところです。

 

そうした判断から私は、「対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること」と書きました。

 

与件分の記述に基づき、ちゃんとした論理展開ができている解答内容だと思っているのですが、皆さんの評価は如何でしょうか。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

解答例②後輩A

第1問
(a)
X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。
(b)
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力の低さ。

第4問
提案は、一般消費者向けカット野菜パック事業である。理由は、①カット野菜需要の割合が年々増えている、②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる、③現在の製造工程を利用できるから。対応策は、①仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす、②温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ、③X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である。

 

後輩Aは「一般消費者向けカット野菜パック事業」を提案していますね。

 

理由の「①カット野菜需要の割合が年々増えている」は、第2段落の記述に基づいています

 

「②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる」は、「X農業法人との関係に注目した」という第7段落と、第1問(a)で答えた「X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができる」という強みを根拠としています。

 

「③現在の製造工程を利用できるから」は、「現在の製造工程を利用できる事業である」という第7段落の記述そのままですね。

 

ちゃんと与件文に基づいて書いていますから、いい感じですね。

 

続いて対応策です。こちらも素晴らしいですね。

 

①の「仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす」というのは、特性要因図の赤で囲った箇所の記述そのままですね。

 

カット野菜パック事業は、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望によるものである」わけですから、「仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす」ことは、当然に実施すべき対応策でしょう。

 

しかもこれは、第12段落に記述のある「作業方法の衛生管理」です。

 

②の「温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ」というのも、特性要因図の赤で囲った箇所の記述そのままですね。

 

しかもこれは、第12段落に記述のある「施設・設備面の衛生管理」です。

ここで、「ちょっとまて、設備投資するの?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、第7段落には、「現在の製造工程を利用できる事業である」しか書かれていません。どこにも「設備投資不要」とは書いていないのです。

 

そして、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望によるものである」わけですから、「温度管理設備がない」ために起きる鮮度劣化を許してくれるとは思えません。第12段落の「食品工場としての施設・設備面などの衛生管理、作業方法などの衛生管理、どちらの管理レベルにも課題があり、販売先からの改善要求もある」という記述から考えても、対応策として設備投資することを助言すべきでしょう。

 

③の「X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である」に関しては、実際は無理そうな気がします。

 

ですが、カット野菜パック事業は「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどからの要望」によるものです。

 

さらに、「取引先からの通年取引要望がある(繰り返しになりますが、今回オファーした中小地場スーパーマーケットも要望していると考えるべきでしょう)」ことを考慮すれば、後輩Aが書いたように、「X農業法人からの仕入強化による通年取引対応」を対応策として‘書かない’という選択肢はありません

 

感覚的にできなさそうだから」と二の足を踏む方もいらっしゃるでしょうが、ポポさんの言葉を思い出してください。

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけ」なのです。与件文に基づいてできていないこと、やらなきゃいけないこと、があれば、ひっくり返して「ただ、やってください」と書けばいいのです。

 

どうしても、「X農業法人からの仕入強化」を書きたくない、という方は、「新鮮な野菜を年間を通じて仕入れることができる仕入先の開拓」と書けばよいでしょう。そうすると「X農業法人との関係に着目した」という与件文の記述を無視することになりますが・・・。

 

さて、どうでしょうか。
(まあ、どちらも「通年取引を何とかする」という話なので、点数をもらえると思います。好きな方を選んでください。)

 

「一般消費者向けカット野菜パック事業」も与件文の記述に基づいて、ちゃんと答案が作れましたね。

 

今年度の試験でもし仮に選択を求められたら、「与件文の記述に基づいて書けばOK」そう ‘楽に’考えて 解答を作っていきましょう。

 

ちなみに、「いやいや限界利益がマイナスで、作れば作るだけ、赤字を垂れ流して、恐らく体力のないC社に設備投資しろなんて、そんな助言できるか。設問文にも‘経営資源などを勘案して’と書いてあるではないか。設備投資するなどありえない」と、お考えの方がいらっしゃるかもしれません。

 

ですが、現在の限界利益がマイナスの状況を考慮する必要はありません

 

第8段落の記述を見てみましょう。「C社社長は、まず現状の生産管理を見直し早急に収益改善を図ることを第1の目標としているが、それが達成されたには新事業に着手してさらなる収益拡大を目指すことを考えている」と、書いています。

 

C社社長は、最優先課題の現状の生産管理を見直し、早急に収益改善を図ることができた後に、つまり、第2問の対応が完了し、収益が改善した後に新事業に着手してさらなる収益拡大を目指そうと考えているのです。

 

そうすると、足もとの収益ダメダメ具合は関係なくなります。

 

「どちらでもいい」これが、私の第4問における結論です。

 

最後に、後輩Bの解答例を見ておきましょう。

 

解答例③後輩B
第1問
(a)
規格外の野菜を有効活用できる加工技術力及びカット野菜の一貫生産体制の保有である。
(b)
①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

第2問
短期的には、一般消費者向けのカット野菜パック事業を提案する。理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため。対応策は、衛生管理の徹底で鮮度を保つことである。長期的には、ソース等の高付加価値事業を提案する。理由は高い収益性が見込めるため。対応策は新設備を扱える作業員の育成を行うことである。

 

どちらにすればよいか、判断が付かなかったのでしょう。短期的と長期的という切り口から、両方の事業を提案しています。

 

恐らく本試験会場で28年度試験を受けられた方の中には、後輩Aと同じように悩んだ末に、両方の事業を提案した方もおられるでしょう。

 

しかし、先ほどから申し上げている通り、診断士試験の「正解」は1つではありませんどちらを選んでも与件文に基づいて答えられていれば点数をもらえます

 

後輩Bの答案を見ていただくと分かる通り、無理やり2つの事業に関する提案を書いたばかりに、「提案する事業名」や「理由は」、「対応策は」、「短期的には・長期的には」といった言葉が重複し、肝心の理由や対応策をまともに書くことができていません

 

リスク分散する必要などないのに、リスク分散を試みた結果、書きたいことが書けなくなってしまうなんて、本当に悲しいですね。とにかく「どっちつかず」の解答を作るのはやめましょう
(設問の切り分けが出来ずに両方に要素を盛り込む、という対応とは別の話です)

 

それと私が気になったのが、「理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため」という記述です。「新たな設備投資が不要」とは、与件文のどこにも書いていません思い込みで答案を作ってはいけませんね

 

もう一度与件文の記述を確認しておきましょう。

<ソースなどの高付加価値製品事業>
カット野菜を原料としたソースや乾燥野菜などの高付加価値製品の事業であり、設備投資を必要とする事業

 

<カット野菜パック事業>
新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダ用や調理用のカット野菜パックの事業であり、現在の製造工程を利用できる事業

 

対比すると分かりやすいですね。「片方は設備投資を必要とする」と書いておきながら、「もう片方は設備投資不要ではなく、「現在の製造工程を利用できる」という表現に止めています。受験生に「カットパック野菜事業は設備投資不要」と書いてほしいのなら、素直な事例Ⅲなら「そう書いてある」はずですが、わざわざ書いていないのです。

 

思い込みは禁止です。本当に気をつけましょう。

 

ここからは第4問に対する私なりの「思うところ」です。

 

設問文には「顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベル経営資源などを勘案して計画しようとしている」との記述があります。

 

①顧客からの新たな取引の要望
与件文に記述がある通りですね。でも、わざわざ「顧客からの」と書いているのが気になりますね。「新たな取引の要望」でもいいのに‘わざわざ’「顧客からの」と書いているのです。

 

「これまでに取引のなかった企業」や「これまでに取引のなかったスーパー」では、「作問者が想定する受験生に答えさせたいこと」に誘導できなくなる恐れがあったのでしょうね

 

②生産管理レベル
生産管理と言えば、「計画→統制→実行」ですが、第8段落の「現状の生産管理を見直した後」という記述から、ここでいう生産管理レベルとは最終段落に記載がある「衛生管理」のことを言いたかったということでしょうか

 

③経営資源
ここは、まさに「第1問の強みと弱みを考慮しろ」ということだと思います。「X農業法人との関係が強み」で、「X農業法人との関係に着目した新たな取引要望」なのですから、X農業法人からの野菜をちゃんと使って新事業をしなければなりませんね。

 

④営業面
顧客から既に要望がある訳ですから、営業面の解答優先度は低いでしょう。

 

ちなみに、特性要因図は4M(man、machine、method、material)で作られています。皆さん、気付かれましたか?
解説は以上です。

 

平成28年度試験は、冒頭にお示しした、4つの切り口の順番通りに出題されていますね。ちなみに平成29年度試験は、現状把握系の問題がなく、第1問が生産管理系、第2問が生産性改善、そして経営戦略の問題が2問(第3問、第4問)出題されました。

事例Ⅲは、本当にパターンが決まっているので、今年は絶対に60点以上を目指してくださいね

 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

以上、だいまつでした。

 

 

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※注意:この記事は真剣に読むとおそらく1時間以上の時間を使うことになります。

 

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

さてさて、前々回から「平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」と題して、3回シリーズで平成29年度試験の超高得点答案(80点クラスの再現答案)の分析を通じて、2次試験の本質に迫るべく記事を書いています。

 

✓29年事例Ⅰの記事はコチラ
✓29年事例Ⅱの記事はコチラ

 

いよいよ、本シリーズも最後の第3弾を迎えました。

 

今回の事例Ⅲの記事でも80点クラスの答案2つに加えて、60点を少し超える答案60点を下回る答案も比較対象として分析を行います。

 

<平成29年度事例Ⅲの再現答案提供者>
●だいまつ・・・<開示得点83点>
私です。事例Ⅰ、事例Ⅱと我が子ともいうべき自らの答案に辛辣な言葉を浴びせ続けてきましたが、今回は優しい言葉で褒めてあげることができそうです。

 

●すえ ・・・<開示得点81点>
タキプロ関西のお仲間です。物静かな雰囲気と話しやすさが魅力のIT系診断士です。以下、「すえさん」とお呼びします。IT系なのにITに強くなさそうなところが、私はすえさんのチャームポイントだと思っています。

 

▲もろもろもろ・・・<開示得点65点>
タキプロ関西でご一緒させていただているのですが、いまだになぜこのニックネームにされたのかが謎です。以下、「もろさん」(もろ×3)とお呼びします。名前だけ見るとぶっ飛んだ方の様に思われるかもしれませんが、「タキプロ関西の良識」の二つ名をもつ人格者です。一次試験のテキストに登場する、診断士なら誰もが知っている‘お勤め先’で働いておられます。

 

■たくじ・・・<開示得点54点>
ふぞろい11において、私がリーダーを務めていた事例Ⅰ(大阪)チームで一緒に作業をしていた仲間です。20代中盤という若さながら、安定感のある逸材です。セミナーでは不慣れなパワポ作成やプレゼンテーションに対する私の容赦ないパワハラ(冗談ですよ!)に見事耐え、もともと優秀なのに、さらに一皮むけました。ちなみに私の商売敵でもあります。

 

ところで、勉強会やセミナーで受験生の方々と接していると、事例Ⅲに苦手意識をお持ちの方が多いという印象です。そこで、詳しく話を聞いてみると皆さん口を揃えて、「製造現場のことが小難しく書かれていて、与件文の記述を整理するのも大変だし、対応策も全然思い浮かばない。どうしたらいいでしょうか・・・」と、おっしゃいます。

 

分かります。すごく分かります。その気持ち。

 

私もかつては同じような気持でした。

 

どうすれば、「受験校の模範解答」や、「ふぞろいの上位答案のような解答が書けるのか」、を真剣に悩んでいました。

 

そんな「事例Ⅲ苦手病」に悩んでいた私に、攻略への道をひらいてくれたのが、当時タキプロ関西の勉強会で受験生指導をされていた「ポポさん」という方の言葉でした。

 

私を救ってくれたポポさんの言葉を皆さんにもお伝えしておきます。

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

皆さん、どうでしょう?

 

「なるほど、そうだ」と思われる方もいらっしゃれば、いまの段階では、「ピンと来ない方」もいらっしゃるでしょう

 

大丈夫です。

 

ピンと来なくても、いまは構いません

 

今日の記事を読んで、そして事例Ⅲに対するトレーニングを積み重ねて行く中で、ポポさんの言葉の意味を実感できるようになれば、OKです。

 

このポポさんの言葉を「なるほどそうだ、その通りだ。事例Ⅲは難しく考えなくていいよね。」と思えたなら、きっとあなたは事例Ⅲで60点を取るレベルに達しています

 

それと、昨日chikaさんが事例Ⅲのキーワード解答法をまとめてくれています(コチラ)。こちらも必ず確認してください。私がchikaさんの記事に基づき皆さんにアドバイスするとすれば、以下の通りです。

 

頭に入れておく知識はchikaさんのキーワードがまとめられた一覧くらいでOK。事例Ⅲは覚えることは本当に少ないです。

「A:与件文のヒント」⇒「B:解答のキーワード」をちゃんと紐付けして覚える。与件文にヒントの記述がないのに、解答キーワードだけ覚えていて、答案にキーワードだけをねじ込むことは「絶対に」してはいけません(失敗者は語る)。この辺りも、今回の記事を読んでいただければ感覚的に分かっていただけると思います。

 

さて、前置きが長くなってしまいました。毎度のことですが、ここから先は平成29年度事例Ⅲの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、今回も効果は10分の1以下ですからね!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 

では、さっそく、設問毎に答案を比べて分析をしていきましょう!

 


 

第1問(配点30点)
CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその応策を140字以内で述べよ。

 

【出題の趣旨】
新規事業であるCNC木工加工機の生産販売を進めるために必要な生産管理上の課題を把握し、解決する能力を問う問題である。

 

●だいまつ(83点)
課題は、各班にまたがる全体生産計画を立て、各担当が連携して納期を遵守した製造体制を整えること。対応策は、受注情報に基づき製造部内で全体生産計画を立て、各班が連携して作業を行い、生産計画に基づき作業を同期化し、進捗管理する既存製品を含めた混合生産体制を整備し、期日に納品する。

●すえ(81点)
課題は、①従来の加工賃型には無かった調達機能の早期立ち上げや、②全社俯瞰的な生産計画と進度管理等の生産統制、③外注管理の徹底などである。対応策は、①調達部門の新設や②内部部品加工、鋼板加工や本体塗装等の同期化を行うこと、③カムアップシステムの導入や外注指導を行うことである。

▲もろもろもろ(65点)
課題は①ロットサイズの大きい機械加工とロットサイズの小さい製缶板金加工の生産同期化、②両工程の連携による技術シナジーの追求である。対応策は①常務のIT技能を活用して両工程を一元管理できるシステムを整備し適切な生産管理を行う事、②両工程で定期連絡会を開催し、連携を深める事。

■たくじ(54点)
課題は、機械加工班と製缶板金班が同じCNC 木工加工機の部品加工、組み立てを協力して行い、計画通りに生産できるようにすることである。対応策は、製造部における作業者間の連携を強化するために、改善チームの設置などで作業者同士が意思疎通を行い、業務改善に取り組める機会を創出することである。

 

<考察>
まず、今回は設問要求をしっかりと確認しておきましょう(いきなり脱線します)。

 

設問文の「CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその応策を140字以内で述べよ。」を出題の趣旨も踏まえて考えると

 

「いままで作ったことのないCNC木工加工機を作るために、生産管理面で注意すべきこと(課題)は何ですか、またその対応策も教えてください。140字以内で。」

 

になります。

 

すなわち、本問では「生産管理」の観点から、「課題と対応策」を答えないといけないわけですが、ここ数年生産管理系の問題が出題されなかったことはありません

 

つまり、事例Ⅰで言えば、「人的資源管理(採用・配置・報酬・育成・評価)」、事例Ⅱで言えば、「4P」・「誰に、何を、どのように、効果」みたいなものです。毎回、毎回問われている超頻出の切り口なのです。

 

しかも、毎回毎回生産管理について答えてくれ」と、‘ド直球’で聞いてきます。以下の出題履歴を見てください。事例Ⅲの出題者が如何に「生産管理」が好きか(頻出論点であるか)をお分かりいただけると思います。

 

平成29年度事例Ⅲ(第1問)
CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその応策を140字以内で述べよ。

平成28年度事例Ⅲ(第2問)
現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を160字以内で述べよ。

平成27年度事例Ⅲ(第3問)
C社は、納期遅延の解消を目的に生産管理のIT化を計画している。それには、どのように納期管理をし、その際、どのような情報を活用していくべきか、120字以内で述べよ。

平成26年度事例Ⅲ(第3問設問2)
X社からの業務の移管に対応するためには、C社の生産計画や資材調達計画を今後どのように改革していくことが必要となるか、160字以内で述べよ。

 

ここで、冒頭に申し上げたポポさんの言葉を思い出してください

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

まさに言葉通りです。

 

事例Ⅲには超定番の切り口があるのです。

 

それが「生産管理」です。

 

生産を行うためには 必ず’ 生産管理(計画→統制)が必要です。

 

なぜなら、生産計画がなく、さらにこの計画に基づいた「統制(進捗・余力・現品)」がなければ、「材料が足りない」、「仕掛品は山積み」、「手待ち・機械待ち」等々、至る所で問題が発生し、ムダ、ムラ、ムリの雨あられで、顧客が求めるQCDを満たすことができないからです。

 

つまり、生産管理が上手くできないと、まともにモノ作りができない訳です。

 

一方、事例Ⅲに登場する企業(C社)は生産での問題点・課題を100%抱えています(じゃないと、「生産技術」に関しての助言ができなくて、試験問題にならないから)。

 

そうなると、C社は「生産での問題点・課題 = 生産管理の問題点・課題」をまず間違いなく抱えていることになります。

 

もう少し具体的に話をします。

 

まずC社は、計画面で何かしらの問題点・課題を抱えています。

 

例えば、「計画が一部しか作られていない」、「計画の見直しタイミングがおかしい」などです。

 

そして、計画がガタガタだから、「統制面でも何かしらの問題点・課題」が生じている、という構図になっています。

 

例えば、進捗管理面では「一部の工程しか生産計画を作っていないから(計画ダメ)、他の工程では各担当者が好き勝手な順番で作業をした結果(統制ダメ)、納期遅延が生じている(QCDのDに問題が発生)」といった具合にです。

 

そのほかにも、

 

余力管理面では「全社的な生産計画がないために、他の工程のことはお構いなしで自分の仕事だけをしており労務費が高い(作業のムダが多くて残業発生でコスト高)」、

 

現品管理面では「各チームで生産計画を作って統制活動をしているから、原材料をそれぞれで調達しており、原材料費が高い(在庫や仕掛品がダブダブ、チームによって仕入れ単価がバラバラ)」、

 

というような問題が発生しており、QCDの「C」と「D」に問題・課題がある、という場合がほとんどです。

 

平成28年度の事例Ⅲは「異物混入」など、「Q」に問題を抱える企業が出題されましたが、基本的には「C」と「D」の切り口から問われる、そう考えて間違いありません

 

なぜなら、「品質向上(高品質)(Q)」は様々な要素が絡みあって実現されるものであるから、80分で解答させるには重た過ぎる内容となるためです(と、だいまつは考えています)。

 

それに比べて、「」の面では、残業発生でコスト高になっている(問題点)のなら、対応策は「作業の平準化で残業を減らしてコスト削減実現」、となりますし、

 

」の面では、進捗管理ができてなくて納期遅延が発生している(問題点)のなら、対応策は「全社的生産計画を作って進捗管理して納期を順守」というように、

 

問題点・課題と、対応策の関係が単純なので「」と「」の切り口から問われることが多いと考えられます。

 

仮に、「」の問題が出されたとしても問題点・課題と対応策が分かりやすくなっているはずです(「答えのある」国家試験ですから、80分で1次試験合格者なら誰もが答えられる、考え付ける、ようにしておかないといけませんからね)。

 

事例Ⅲで出題される企業は「Q」に強みは有するけど、「C」と「D」でお悩み、とイメージしておくだけでも、少し対応しやすくなるかもしれませんね!

 

いつもの通り道草が長くなってしまいました。

 

本題の考察に入りましょう。

 

まずは、私とすえさんの答案を見比べます。

 

●だいまつ(83点)
課題は、各班にまたがる全体生産計画を立て、各担当が連携して納期を遵守した製造体制を整えること。対応策は、受注情報に基づき製造部内で全体生産計画を立て、各班が連携して作業を行い、生産計画に基づき作業を同期化し、進捗管理する既存製品を含めた混合生産体制を整備し、期日に納品する。

●すえ(81点)
課題は、①従来の加工賃型には無かった調達機能の早期立ち上げや、②全社俯瞰的な生産計画と進度管理等の生産統制、③外注管理の徹底などである。対応策は、①調達部門の新設や②内部部品加工、鋼板加工や本体塗装等の同期化を行うこと、③カムアップシステムの導入や外注指導を行うことである。

 

二人の答案を読んで皆さんはどう思われましたか。

 

パッと見た感じで、「答え方も結構違う」し、「解答要素も結構違う」と思われた方が多いのではないでしょうか。

 

もちろん解答要素として違うところもあります。

 

でも、根っこの部分では、かなり似通っています

 

凄く大切なことなのですが、分かりますか?

 

・・・答え合わせです。

 

共通点は、「いままで作ったことのないCNC木工加工機」を製造していくために必要な課題を意識して(つまり題意に沿って)、答案を作っているという点です。

 

前回・前々回の記事でも書きましたが、中小企業診断士の2次試験では題意に沿った答案作りをしなければ、点数を得られません

 

足もとC社では、「比較的小物でロットサイズが大きい製品の加工を行う機械加工班(7段落)」と、「大型で多品種少量の鋼材や鋼板の加工を行う製缶板金班(7段落)」の2班が存在しますが、専任担当制を敷いていたこともあり、作業者間の連携はほとんどありませんでした(14段落)。

 

しかし、新事業のCNC木工加工機の製造では、①機械加工班と製缶板金班が同じCNC木工加工機の部品の加工と、組み立てに関わることになり、②さらにCNC制御装置の外部調達が必要となります。加えて③最終検査は設計担当者が行います。

 

・・・つまりは、CNC木工加工機は、製造部内の連携だけでなく、設計担当者を交え、さらには外部調達先とも調整を図りながら製造する必要がある、という設定です。

 

さてさて。

 

先ほど「生産管理が頻出論点」だ、と申し上げました。そして、生産管理を問われた場合には、「計画が一部しか作られていない」、「計画の見直しタイミングがおかしい」などを起点として「統制面でも何かしらの問題点・課題」が生じていると申し上げました。

 

本問に当てはめて考えるとどうでしょうか。

 

現在の賃加工型の生産業務(生産管理)では、

 

「顧客は古くから取引関係がある企業が多く、受注品の多くは各顧客から繰り返し発注される部品で、顧客から注文が入ると、受注窓口である社長と常務から、担当する製造部の作業者に直接生産指示が行われる(第8段落)」

 

ため、機械加工版と製缶板金版がばらばらに作業をしていても問題はありませんでした

 

つまり、担当者が社長と常務からの注文指示を受けてから顧客と話をして、自分の生産計画の中にその注文を取り込んで、進捗・余力・現品管理をすれば済みました。

 

いわば、個人個人の生産計画しか無いような状態です。

 

すなわち、現在のC社は、「全社的な生産計画が作成しておらず、統制活動(進捗・余力・現品管理)もばらばらの状態」と言えます。組織的に生産管理が行われていないのです。

 

なのに、新事業のCNC木工加工機の製造では、①機械加工班と製缶板金班が同じCNC木工加工機の部品加工、組み立てにかかわることになり、②さらにCNC制御装置は外部調達が必要となり、③その上、設計担当者が最終検査を担当することになります。

 

「製造部内(機械加工版と製缶板金、設計担当者)だけでなく、外注先との連携(外注管理)までもが必要」になってくるわけです。

 

じゃあ、課題は何ですか

 

と問われれば、私が答案の冒頭に書いたように「各班にまたがる全体生産計画を立て、各担当が連携して納期を遵守した製造体制を整えること」が、課題になりますよね。

 

もちろん、すえさんが解答した「①従来の加工賃型には無かった調達機能の早期立ち上げや、②全社俯瞰的な生産計画と進度管理等の生産統制、③外注管理の徹底」も当然に課題となります。

 

二人の答案を見比べると、すえさんの解答には「外部調達」の観点が含まれています。そのため、私の答案よりも、「ちゃんと」与件文を読み解いた上で解答、と言えるでしょう。

 

ただし、本問を通じて私が皆さんに学んで(気付いて)いただきたいのは、こうした二人の「違い(すえさんの方が与件文をちゃんと読み解けている)」ではありません

 

では、何を学んでいただきたいのか。

 

それは、事例Ⅲの設問文で「生産管理」がド直球で聞かれて、与件文を見たら、設問要求で想定した通り、全社的な生産計画がなくて問題・課題が生じている(これから生じる)、だから「全社的生産計画を作ることが課題ですね」と、解答用紙に書くべきだ、という点です。

 

事例Ⅲが苦手な方(昔の私も含めて)は、「与件文に多数埋め込まれている生産面の問題点や課題をどう整理すれば良いか分からない状態」であることが多いと思われます(私が受験生の方々と話して受けた印象)

 

でも、そうなってしまう原因は、「事例Ⅲで、よく問われる切口(ド定番の切り口)と答え方」を知らないからなのです。

 

難しく考えないでください。そんなアナタでも事例Ⅲで60点は十分に取れるようになります。

 

設問文で「生産管理」が問われれば、与件文には「計画が一部しか作られていない」や「計画の見直しタイミングがおかしい」状況と、それによって「進捗・余力・現品管理に問題・課題がある」状況が、必ず書かれています

 

見当を付けて与件文を読みに行けば、今まで見えてこなかった事例Ⅲを解くための筋道が、見えるようになってきます

 

そう、与件文で紐つけるべき箇所が明確に分かるようになるのです。

 

そして、与件文の記述さえ見つけてしまえば後は簡単です。

 

「計画が一部しか作られていない」 → 「全社的な生産計画を作れ」

 

「計画の見直しタイミングがおかしい」 → 「適切なタイミングで見直せ」

 

そして、計画に基づいて、「統制(進捗・余力・現品管理)」しろ

 

それによって、「QCD(特にCD)に生じている(これから生じる)問題を解決」しろ(効果)

 

と、解答用紙に書けば良いだけです。

 

事例Ⅲで‘よく’問われること」と、「答えるべきこと」を知ってさえいれば、設問文で出題者が答えて欲しいことを素早く・正確にイメージできるようになりますし、与件文を読んで何を根拠にどんな答えを書くべきか、もはっきりと分かるようになります

 

ここで、ポポさんの言葉もう一度

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

この言葉の通りです。問われる切り口をしっかりと押さえていけば、60点は十分に取れるのです。

 

次に、私の対応策です。

 

●だいまつ(83点)
課題は、各班にまたがる全体生産計画を立て、各担当が連携して納期を遵守した製造体制を整えること。対応策は、受注情報に基づき製造部内で全体生産計画を立て、各班が連携して作業を行い、生産計画に基づき作業を同期化し、進捗管理する既存製品を含めた混合生産体制を整備し、期日に納品する

 

なんだか、「対応策」の記述が「課題」と同じようなことを書いている気がしますし、解答要素も少ないように思いますが、①全体生産計画を立てる → ②進捗管理をして(生産計画に基づき各班が作業を同期化した混合生産体制を整備して) → ③ 期日に納品する(D)、という流れで、計画→統制、つまり「生産管理面での対応策」が書けていますね。さらに「期日を守る」という「D」の観点での効果が書けています。

 

83点という得点を考えれば、「課題と対応策」は一部オウム返しでもOK、解答要素を詰め込みまくる必要はない(解答要素が少なくてもOK)、ということが分かりますね。

 

訳も分からず、あれやこれやと要素を詰め込んだ答案よりも、「生産管理」という問いに、要素は少ないけれども「計画→統制→効果」で与件文と矛盾のない答案を作っている方が100倍マシだ(点数が取れる)ということでしょう。

 

一方、すえさんはどうでしょうか。

 

●すえ(81点)
課題は、①従来の加工賃型には無かった調達機能の早期立ち上げや、②全社俯瞰的な生産計画と進度管理等の生産統制、③外注管理の徹底などである。対応策は、①調達部門の新設や②内部部品加工、鋼板加工や本体塗装等の同期化を行うこと、③カムアップシステムの導入や外注指導を行うことである

 

「難しく考えすぎず」、シンプルに課題→対応策を書いています。

 

具体的には、

 

①(課題)調達機能の早期立ち上げ → (対応策)調達部門の新設

②(課題)全社俯瞰的な生産計画と進度管理等の生産統制 →
(対応策)鋼板加工や本体塗装等の同期化

③(課題)外注管理 → (対応策)カムアップシステム導入・外注指導

 

私個人としては、課題として挙げている「全社俯瞰的な生産計画」に対して、対応策で「全体生産計画を作れ」という、受け側の記述があってもよかったと思いますし、また、最後に「効果」として「顧客が満足するQCDを確保」が書けていると、なお良かったかもれません。

 

私とすえさんの解答を比較すると、「専門部署の立上げ」や「カムアップシステムの導入」など、すえさんの答案の方が具体性があるような印象ですが、二人とも80点を超えていますから、私のような具体性や知識面のキーワード(カムアップ)が少ない解答内容でもOKだということでしょう。

 

細かな知識や具体的な施策よりも題意(生産管理→計画→統制→実行)に沿って答えることが大切、ということですね。

 

次にもろさんです。

 

▲もろもろもろ(65点)
課題は①ロットサイズの大きい機械加工とロットサイズの小さい製缶板金加工の生産同期化、②両工程の連携による技術シナジーの追求である。対応策は①常務のIT技能を活用して両工程を一元管理できるシステムを整備し適切な生産管理を行う事、②両工程で定期連絡会を開催し、連携を深める事。

 

機械加工班と製缶板金加工班の「生産の同期化」という観点から、与件文を踏まえた答案が作成されていますね。

 

でも、さきほどの私やすえさんの答案と比べて明らかに物足りなさを感じます。

 

それは、「生産管理」の問題なのに、「生産計画」の視点がありません。また、「両工程の同期化」の切り口に詳しく説明することに終始してしまい、「統制(進捗・余力・現品管理)」面での記述も弱くなってしまっています。

 

だから、物足りなさを感じるのです。

 

なぜ、こうなってしまうか。

 

もうお分かりですよね。

 

もろさんは、設問文を読んだときに、

 

生産管理」だから「計画→統制(進捗・余力・現品)」を答えなければいけない。そして、与件文には「全体生産計画を作っていないとか、計画作成のタイミングがおかしい、といった記述があって、統制にも影響を及ぼしている状況」が書かれているはず

 

と、考えることができなかった(想起できなかった)のです。

 

もし、このように考えることができていたなら、答案の中身はく違ったものになったでしょう。

 

次は、たくじです。

 

■たくじ(54点)
課題は、機械加工班と製缶板金班が同じCNC 木工加工機の部品加工、組み立てを協力して行い、計画通りに生産できるようにすることである。対応策は、製造部における作業者間の連携を強化するために、改善チームの設置などで作業者同士が意思疎通を行い、業務改善に取り組める機会を創出することである。

 

生産管理面」に対する答案として弱いですね。なぜなら、計画→統制の流れで、C社における課題と対応策書けていないからです。

 

恐らくたくじも、もろさんと同じように設問要求の際に「生産管理で問われること」を十分にイメージできていなかったのでしょう。

 

一応、たくじの答案の中には生産統制に関する記述(「計画通りに生産できるようにすることである」)はありますが、C社の現状に照らせば、そもそも「全体生産計画を作ること」を課題や対応策として助言をしなければなりませんね。

 

ということは、出題者が「一番期待している」部分の記述がない訳ですから、「計画」というキーワードを盛込むことはできていますが、あまり点数がもらえなかったと考えるべきです(その結果が54点という点数に表れています)。

 

また、「製造部における作業者間の連携を強化するために、改善チームの設置などで作業者同士が意思疎通を行い」という記述は、もろさんの「生産の同期化」に近い観点からの解答です。

 

ただ、個人的には「生産の同期化が必要」と明確に書いているもろさんの答案よりは、採点者へのメッセージが弱いような印象を受けます。

 

如何ですか皆さん。

 

事例Ⅲの数少ない切り口(頻出論点)である生産管理」のことを、意識して解答を作るかどうかで、ここまで答案の品質が違ってきます

 

平成30年度試験で「生産管理」が問われたら、もう大丈夫ですよね?

 

今年の試験でも、超高確率で20点から30点の「生産管理系」の問題が来るはずです。

 

ド直球の問いかけ(生産管理の設問)が来たら、迷わずにフルスイングしてバックスクリーンに皆さんの答案を叩き込んでくださいね。

 

この記事を読んで空振りなんて絶対に許しませんからね!

 

第1問まとめ
80点クラス答案は、「生産管理(計画→統制(進捗・余力・現品管理)」とは何か、何を答えないと行けないかを、分かった上で答案を作成している(いや、ほんと、これに尽きます)。

 


 

第2問(配点20点)
C社社長は、現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、それによって生じる余力をCNC木工加工機の生産に充てたいと考えている。それを実現するための課題とその対応策について120字以内で述べよ。

 

【出題の趣旨】
新規事業であるCNC木工加工機の生産について、現在の生産能力の向上によって対応するために必要な生産業務上の課題を把握し、解決する能力を問う問題である。

 

●だいまつ(83点)
課題は、他の機械を操作できない作業者が多いため、多能工化・多工程持ち化し、相互応援体制を構築すること。対応策は①各機械の操作方法を標準化・マニュアル化し計画的にOJTを行う②加工技術情報を文書化し製造部内でDB共有する。以上で、生産能力を向上させる。

●すえ(81点)
課題は、①多能工化による多工程持ちを行う事、②操作方法や加工方法の標準化やマニュアル化の推進である。対応策は、①OJTやマニュアル化による多能工化を行い、②QCサークルによるマニュアル化の推進を行うことなどである。

▲もろもろもろ(65点)
課題は①全工程の生産計画を一元管理する事、②製造部員の多能工化を図る事。対応策は、①従来受注の都度行なっていた生産指示を改めて、週次で全行程の生産計画を作成し一元管理すると共に、加工内容の打合せは設計担当が行う、②機械操作等の作業の標準化・マニュアル化を行い、社員教育を強化する。

■たくじ(54点)
課題は、生産性を向上させ、少ない人員で現在の業務をこなして人的余力生み、その人材をC N C 加工機の生産に充てることである。対応策は各機械の操作方法や加工方法に関する技術情報等の業務内容の共有、マニュアル化、標準化により多能工化を進めること。

 

<考察>
まずは、私の答案を見てください。

 

自分で言うのもなんですが、美しい答案ですね(対応策の主述は少しおかしいですが)。
第6段落に解答根拠を設け、現時点の「他の機械を操作できない作業者が多いため」という問題点を「因」としながら、「多能工化・多工程持ち化し、相互応援体制を構築」という課題(果)を書くことができています。

 

また、対応策も第6段落の、「各機械の操作方法 や 加工方法に関する技術情報は各専任作業者それぞれが保有し、標準化やマニュアル化は進められていない」という記述を「因」として、そのままひっくり返して、上手く解答(果)を記述できています。

 

自分の答案なのでどういった思考回路で作られたかを詳しく説明しておきます。

各機械の操作方法は、それぞれが保有し、標準化やマニュアル化は進められていない(与件文)

→各機械の操作方法を標準化・マニュアル化し計画的にOJTを行う(解答)

 

加工方法に関する技術情報は、各専任作業者それぞれが保有し、標準化やマニュアル化は進められていない(与件文)

→加工技術情報を文書化し製造部内でDB共有する(解答)

 

如何ですか。

 

運営管理で必死になって暗記した はず’ の知識なんて、全く使っていませんよね。

 

「標準化やマニュアル化は進められていない」のだったら、「標準化・マニュアル化・教育しろ」です。

 

「技術情報はそれぞれ保有している」のだったら、「DBで共有しろ」、です。

 

事例Ⅲでは、できていないこと」のひっくり返しが、「対応策」になり、そして点数がもらえるのです(私の答案は83点なので、こんな単純なひっくり返しにたっぷりと点数が入っていることが分かります)。

 

ここでポポさんの言葉を、もう一度思い出してみましょう。

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

ポポさんのおっしゃっていた言葉の意味を、本当の意味でご理解いただけたと思いますが、如何でしょうか

 

事例Ⅲの対応策基本は、「できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけ(ひっくり返すだけ)」なのです。

 

続いて、すえさんの答案を見ていきましょう。

 

●すえ(81点)
課題は、①多能工化による多工程持ちを行う事、②操作方法や加工方法の標準化やマニュアル化の推進である。対応策は、①OJTやマニュアル化による多能工化を行い、②QCサークルによるマニュアル化の推進を行うことなどである。

 

課題と対応策での上下の入り繰りみたいなのはありますが、書いている内容は、だいまつとほとんど同じですね。QCサークルによるマニュアル化も「技術情報の共有化」につながるでしょうから、与件文第6段落の「生産面での非効率な状況」は改善されるでしょう。

 

素晴らしいですね。

 

ここで、皆さん気になりませんか?

 

二人とも、解答根拠を第6段落に求めています。でも、なぜ二人は、そんなことができたのでしょうか

 

再びポポさんの言葉を思い出してみましょう。
(しつこいくらいに何回も登場してもらいます)

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

第2問では「現在の生産業務を整備して生産能力の向上」を果たすための課題と施策を問われました。

 

生産性向上・生産効率向上」、これも生産管理の次か、同じくらいによく問われる切り口超頻出論点です。

 

そして、「生産性向上・生産効率向上」が問われた場合、与件文を確認すると「効率が悪そうにばらばらに‘作業’をしている」、「 ‘情報’ が共有化されていない」など、明らかにダメな記述があり、この状況を改善するため「設計や作業の標準化→マニュアル化→教育(OJT)してください」、「情報をDBで一元化して共有化してください」と、解答するのが「相場」と決まっています

 

ここまで分かっていれば、本問(「生産性向上・生産効率向上」)の解答根拠となるのは、第6段落だけです。

 

しかも、私とすえさんは、第1問で「生産管理(計画→統制)」のことを書かなければいけない、ということが分かっていました。

 

だから、迷うことなく残りの生産面に関する与件文の記述を大胆に第1問にまわして本問では第6段落だけを用いて答案を作ることができた、という訳です。

 

では、続いてもろさんの答案を見ていきましょう。

 

▲もろもろもろ(65点)
課題は①全工程の生産計画を一元管理する事、②製造部員の多能工化を図る事。対応策は、①従来受注の都度行なっていた生産指示を改めて、週次で全行程の生産計画を作成し一元管理すると共に、加工内容の打合せは設計担当が行う、②機械操作等の作業の標準化・マニュアル化を行い、社員教育を強化する。

 

もろさんは、本問(生産効率化の問題)で「①全工程の生産計画を一元管理する事」と、生産計画(つまり生産管理→第1問で書くべき内容)のことを書いてしまっていますね。

 

第1問の考察で触れた通り、当日の試験会場においてもろさんは、「計画→統制」が「生産管理」であることが「分かっていなかった」ということでしょう。

 

皆さんは、もろさんと同じ轍を踏まないようにしましょう。

 

それと、反面教師にしていただきたいところが、もう一点あります。

 

週次で全行程の生産計画を作成し一元管理する」という部分です。

 

与件文のどこを見渡しても「C社が生産計画を週次化する必要性がある」と読み解ける記述はありません。では、なぜもろさんは「週次で」というキーワードを答案に盛込んだのでしょう?

 

答えは簡単ですね。

 

過去問を解いて「なんとなく覚えていたキーワード」である「週次化」を答案に無理やりねじ込んでしまった、前回・前々回の記事でもご紹介した「知識・切口偏重のダメダメパターン」です。

 

第1問の解説の際に、「生産管理」と問われれば、「全体生産計画がないか」、「計画の見直しタイミングが悪いか」を想起すべきである、と説明しました。しかし、想起はすれども、答案に何を書くかは、「与件文次第」です。

 

切り口重視で「週次化しろ」を答案に無理やりねじ込んではいけません

 

平成29年度試験の事例Ⅰと事例Ⅱで、「知識・切口偏重の答案」を量産した私が言うのもなんだかおかしな気もします・・・

 

・・・ しかしです。

 

前車の覆るは後車の戒め
(前を行く車がひっくり返るのを見て後の車が注意するように、先人の失敗は後人の戒めになること)

 

ということわざにある通り、皆さんは、そんなダメダメ答案を作ってしまった私ともろさんから、学びを得て、同じ過ちは犯さないでください

 

それと、今回のもろさんは「知識・切口偏重」のみならず、別の設問に答えを書いてしまった訳ですから(第1問で書くべき生産管理の内容を第2問で書いてしまった)、「超大事故」であったことは疑いようのない事実です。

 

ただ一方で「多能工化、標準化→マニュアル化→教育」を答案に盛込むことができており、「大参事」は免れていますが

 

試験会場で本当に分からない時は、両方の要素を盛込んでリスク軽減を図るのも現場対応力としては重要です。

 

しかしながら、「いまの段階」からリスク軽減を図るような答案を作る訓練に精を出してはいけません。いまはまだしっかりと切り分けして、そして盛大に間違えて自分自身に磨きをかけて行く段階です。

 

事例Ⅲにおいて「生産管理」と「生産性向上(効率化)」は100%切り分けるべきポイントです。

 

切り分けが極めて難しかった平成27年の事例Ⅲ(建設建材を主体に農業機械部品、産業機械部品などの鋳物製品を生産、販売している企業の事例)(第1問設問3、第2問、第3問の切り分けが難しかった)でも、「生産管理について問われた場合に何を答えるべきか」が分かっていれば、「生産管理のIT化」を問われた第3問と、ほかの二つの設問(第1問設問3、第2問)分離して考えることができました

 

もし、気になるようであれば、この記事を読んだ後に平成27年の事例Ⅲを解いてみてください(もしくは見直してみてください)。第8段落は第3問専用の記述だと気付くことができるはずです。なぜなら、「生産計画→生産統制」に関する記述は、「生産管理」の設問のため(つまり第3問のために)にあるのですから。

 

最後にたくじです。

 

■たくじ(54点)
課題は、生産性を向上させ、少ない人員で現在の業務をこなして人的余力生み、その人材をC N C 加工機の生産に充てることである。対応策は各機械の操作方法や加工方法に関する技術情報等の業務内容の共有、マニュアル化、標準化により多能工化を進めること。

 

「課題」に関する記述は、単に設問文の記述をそのまま書き写したような内容であるため、恐らく点数は全く入らなかったでしょう(もし、この内容で点数が入るのなら、これから「課題」を聞かれれば設問文の記述をそのまま書けば良いことになってしまう)。一方で、対応策は先ほどから説明している通りのことが概ね書けていますね。

 

第2問まとめ
✓80点クラス答案は、「生産性向上・生産効率向上」とは何か、何を答えないと行けないか(設計や作業の標準化→マニュアル化→教育(OJT)、情報共有)を、分かった上で答案を作成している。
✓事例Ⅲは「できていないこと」のひっくり返しが、「対応策」となる。
✓「生産管理」が「計画→統制」であることを分かっていなければ大事故が発生する(もろさん)。

 


 

第3問(配点20点)
C社では、ホームページを活用したCNC木工加工機の受注拡大を考えている。展示会での成功を参考に、潜在顧客を獲得するためのホームページの活用方法、潜在顧客を受注に結び付けるための社内対応策を160字以内で述べよ。

 

【出題の趣旨】
新規事業であるCNC木工加工機の受注拡大に向けて、展示会での成功を参考とした潜在顧客を獲得するホームページの活用方法と、その潜在顧客を受注に結び付ける社内対応策について、提案する能力を問う問題である。

 

●だいまつ(83点)
ホームページの活用方法は、①CNC木工加工機が実際に家具や工芸品を加工しているところを動画化して公開し訴求する②質問の多い項目を一覧化して掲載する。社内対応策は、プログラムの作成方法やメンテナンス方法等の質問に迅速に回答できる体制の整備②加工精度や操作性、メンテナンス容易性を訴求するための提案営業体制の整備である。

●すえ(81点)
ホームページの活用は、①CNC木工加工機の汎用性や操作性、加工精度を訴求し、②展示会での成功をPR、③NC機械未経験者向けの、プログラム作成方法や刃物のメンテナンス方法等を説明し安心感を醸成する。社内対応策は、①営業の専門部署の設置、②常務や設計担当者の同行営業、③経験者の中途採用により販売力を強化することである。

▲もろもろもろ(65点)
ホームページで加工精度や操作性、メンテナンス容易性等のCNC木工加工機の特徴を紹介し、実演動画も掲載するほか、プログラムの作成方法等のよくある質問への答えも掲載する。社内対応策は、営業担当を選任して、質問や問い合わせに丁寧に対応すると共に、製品改良や新製品開発に活かせる意見収集を行い、潜在顧客からの受注に結び付ける。

■たくじ(54点)
展示会の成功要因である加工の実演動画や展示会での来店者からの質問、その回答のホームページ上での掲載や、質問受付コーナーの設置により、商品内容、活用方法をアピールし、潜在顧客を獲得する。潜在顧客を受注に結び付けるために、商品情報の共有や部署間の人員配置の変更等により潜在顧客からの質問に対応できる人材を育成する。

 

<考察>
まず、私の答案ですが、設問文に「展示会での成功を参考に」との記載がありますから、第11・12・13段落の記述に基づき、HPの活用策として、「動画」と、「QA」を解答要素として盛り込んでいます

 

一方、社内対応策は①与件文の「多くの質問に答える→顧客からの評価向上→2台受注できた」の流れから、「問合せに迅速に対応する体制」を、②与件文の「営業したことがない」の流れから、「提案営業体制の整備」を、解答要素として挙げました。

 

本当に与件文の記述から当然に考えられることを、「HP活用策」と「社内対応策」の2つの切り口から書いているだけですね。

 

事例Ⅱの分析記事でも書きましたが、与件文から当たり前に考えられることを書く、いや、「しか書かない」ことが、2次試験対策の基本中の基本です。

 

なぜなら、国家試験である中小企業診断士の2次試験は、個人のアイデアや思いつきを全く求めいないから、です。

 

2次試験では、与えられた状況から考えて当然に導き出せる結論に到達する力、言うなれば中小企業診断士として備えておくべき「知識があり、その知識を活かせる力があるか」、を試されています。
(これが実務補習につながっていくのですが、2次試験と実務補習の関係についてはまた別の機会に)

 

次にすえさんです。

 

●すえ(81点)
ホームページの活用は、①CNC木工加工機の汎用性や操作性、加工精度を訴求し、②展示会での成功をPR、③NC機械未経験者向けの、プログラム作成方法や刃物のメンテナンス方法等を説明し安心感を醸成する。社内対応策は、①営業の専門部署の設置、②常務や設計担当者の同行営業、③経験者の中途採用により販売力を強化することである。

 

これは、興味深いですね。

 

83点の私を含め、多くの受験生が書いたであろうHPの活用方法(動画やQA)が、すえさんの81点答案には、全く見当たりません

 

けれども、「①CNC木工加工機の汎用性や操作性、加工精度を訴求し、②展示会での成功をPR」は、与件文の第12段落の7行目の記述(CNC木工加工機の加工精度や操作性、メンテナンスの容易性が来展者から評価され)から考えて、「そうか」と思える内容ですし、「③NC機械未経験者向けの、プログラム作成方法や刃物のメンテナンス方法等を説明し安心感を醸成する」も、与件文の第12段落の4行目から6行目にかけての記述(特に、NC機械を使用した経験のない家具や工芸品などの木工加工関係者から、プログラムの作成方法、プログラムの提供の可能性、駆動部や刃物のメンテナンス方法、加工可能な材質などに関する質問が多くあり)から考えて、「そうか」と思える内容です。

 

いい意味で ひねり’ が全くありません

 

すえさんは81点だった訳ですから、「実演→動画」、「問合せに応える→FAQ」 ‘すらの’ 発想も「必要なかった」、つまりは、与件文の記述(展示会での成功体験)に基づいて、ターゲットにCNC木工加工機の魅力が顧客に伝わる内容であれば、「それでよかったのだ」ということが分かります。

 

よく「与件文を抜出したら受かった」という話を聞きますが、考え過ぎて斜め上を行くくらいなら、抜出系もありですね(少なくとも与件文から遠くへは行かないからです)。

 

それと、83点の私と、81点のすえさんのどちらかに「全く点数を得られなかった」ということは考えられません。すると、与件文から普通に考えられる内容であれば(与件文の当てるところを間違わなければ)、多少解答内容が違っても得点が得られるということでしょうね。

 

事例Ⅰでも同じような話(与件文を根拠としていれば得点はもらえる。解答は一つではない)をしましたね!

 

一方、すえさんは社内対応策に対する解答で、営業強化を「これでもか」というくらいに書いています。事例Ⅲであることを考えると出題者が「すえさんの答案レベルまで営業面をブレークダウンすることを求めていた」とは考えにくいですが、「営業の強化」自体は解答要素になっていたと考えるべきでしょう。

 

ちなみに、事例Ⅲで登場する企業は、総じて営業力が高くありません。そのため、生産技術以外の今後を問う設問(つまり経営戦略系の設問)で、「営業力の強化」について触れることがあります。

 

その場合でも、あまり深堀し過ぎず与件文の記述に沿って、例えば「取引先の開拓をしていく必要があるため、営業人員を増員する」や、「営業体制強化を行う」くらいのレベルでサラッと書いてしまいましょう

 

営業のことを書くな、とは言いません。C社の課題なら書けばよいでしょう。しかし、事例Ⅲは「組織・人事」や「マーケティング」の問題ではないため、あまり個別具体的な組織体制の話や、売上を上げるための施策までは書かないようにしましょうね

 

続いて、もろさんです。

 

▲もろもろもろ(65点)
ホームページで加工精度や操作性、メンテナンス容易性等のCNC木工加工機の特徴を紹介し、実演動画も掲載するほか、プログラムの作成方法等のよくある質問への答えも掲載する。社内対応策は、営業担当を選任して、質問や問い合わせに丁寧に対応すると共に、製品改良や新製品開発に活かせる意見収集を行い、潜在顧客からの受注に結び付ける。

 

ホームページの活用策は、だいまつとほぼ同じですね。社内対応策に関しても営業の観点や問合せ対応の観点が盛り込まれていますので、80点クラス答案とそれほど差はないように感じます。お見事

 

最後にたくじです。

 

ぱっと見た感じ、そんなに悪くなさそうなのですが、それでも83点のだいまつの答案と並べると、分かることがあるため、並べてみます

 

■たくじ(54点)
展示会の成功要因である加工の実演動画や展示会での来店者からの質問、その回答のホームページ上での掲載や、質問受付コーナーの設置により、商品内容、活用方法をアピールし、潜在顧客を獲得する。潜在顧客を受注に結び付けるために、商品情報の共有や部署間の人員配置の変更等により潜在顧客からの質問に対応できる人材を育成する。

●だいまつ(83点)
ホームページの活用方法は、①CNC木工加工機が実際に家具や工芸品を加工しているところを動画化して公開し訴求する②質問の多い項目を一覧化して掲載する。社内対応策は、プログラムの作成方法やメンテナンス方法等の質問に迅速に回答できる体制の整備②加工精度や操作性、メンテナンス容易性を訴求するための提案営業体制の整備である。

 

如何ですか?

 

すぐに分かるのは、たくじの答案は主語が明確ではないため、「読み辛く頭に入りにくい」ということです。やはり、設問文で2つの解答要素が与えられたなら、採点者にどちらの切口のことを書いているかが一目で伝わるように、「○○は、①~、②~、である。●●は、①~、②~、である。」と、主述をはっきりさせたいですね。

答案は、採点者の方に自分の言いたかったことが伝わって「なんぼ」です。丁寧な字で書く、文法的におかしくない読みやすい文章を書く、これは中小企業診断士としての知識・能力以前の話です。

 

(脱線はじまり)

 

私は字がきれいな方ではありませんでしたので、時間との兼ね合いの中で採点者に「読んでもらえるくらいの字を書くこと」を普段から意識してトレーニングしていました。
(いや、それでもめっちゃ汚いのですが・・・)

 

また、練習の時から人が見て分かりやすい文章を書くようにしていました(本試験当日は必ずしもうまく行きませんでしたが)。

 

ここからは、皆さんに提案ですが、なかなか自分の文章を客観的に見ることは難しいため、人に自分の作った答案を見てもらうといいかもしれませんね。周りに受験生仲間がいなければ、家族や同僚にでも、見てもらい評価してもらうことで気付くことも大いにあるのではないかと思います。

 

(本線へ戻る)

 

それと、私がたくじの答案を見て気になったのが、

 

「商品情報の共有や部署間の人員配置の変更等により潜在顧客からの質問に対応できる人材を育成する」

 

という解答内容です。

 

なぜ、私が気になったか、皆さん分かりますか?

 

ヒントは、「事例Ⅲなのに」です。

 

どうでしょうか。

 

もうお分かりですね。もろに事例Ⅰの「人的資源管理(採用・配置・報酬・育成・評価)」の観点で答えてしまっています

 

本問が事例Ⅰ(組織人事)で問われたのなら、たくじの答案の内容でOKでしょう。しかし、いまは事例Ⅲです。

 

もちろん間違いではありませんし、与件文に沿った記述でもあるため、点数が入らなかったことはないと思います。それでも、事例Ⅲは診断士としての生産技術に対する助言能力を試す事例問題なのですから、「適切な視点で解答できている」とは言えません

 

では、どうすれば良かったか、ですが、

 

「商品情報の共有や部署間の人員配置の変更等により潜在顧客からの質問に対応できる人材を育成する」

 

ではなく、例えば、

 

「社内で加工可能材料等の木工加工機に関する情報を共有し顧客の質問に迅速に回答する体制を構築する」

 

とすれば、与件文の記述を活用でき(与件に寄り添うことができ)、かつ事例Ⅰ ‘感’ も消えますね

 

事例Ⅲは、あくまでも「生産技術」がテーマの事例問題です。

 

第3問まとめ
80点クラス答案は、与件文の記述から当然に考えられることを、HPと社内対応策の切り口から書いている‘だけ’、である。

ポポさん
「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

多くを説明する必要はありませんね。事例Ⅲは超単純なのです。はぁ?となった方は、もう一度第3問の私とすえさんの答案の「考察」を読み直してください。

 


 

第4問(配点30点)

C社社長は、今後大きな設備投資や人員増をせずに、高付加価値なCNC木工加工機事業を進めたいと思っている。これを実現するためには、製品やサービスについてどのような方策が考えられるか、140字以内で述べよ。

 

【出題の趣旨】
経営資源の脆弱なC社が、高付加価値なCNC木工加工機事業を推進するための製品やサービスに関する方策について、提案する能力を問う問題である。

 

●だいまつ(83点)
方策は、製品面では顧客や各方面ニーズを踏まえ、加工精度や操作性、メンテナンス容易性の改良や新機種開発し、性能を向上させ高付加価値化・差別化を図ること。サービス面は①メンテナンスやプログラム提供等のサポート体制整備②設計担当者による顧客へのプログラム作成方法等、支援体制の整備。

●すえ(81点)
方策は、製品面で①CNC木工加工機の標準品化による量産化を行い、②常務のIT技能を生かして汎用プログラムを開発、提供可能にする事である。サービス麺では①プログラム作成や刃物等のメンテナンス方法等のセミナーを開催し、②外注利用によるプログラム提供を行うこと、などである。

▲もろもろもろ(65点)
古くから取引関係のある産業機械メーカーと連携して、販路開拓を行うほか、C社設計機械のOEM生産委託を行う。留意点は、①独自技術等の機密情報の漏洩防止、②発注に際しての生産方法や品質についての十分な摺り合わせ実施で、これにより大きな設備投資や人員増をせずに高付加値な新事業を進める。

■たくじ(54点)
製品に関しては、加工技術の向上や現行製品の改良による新商品開発により、高付加価値化を図り、各方面の顧客の要望に合う製品を提供する方策が考えられる。サービスについては、アフターフォローを行うことで顧客との接触機会や顧客満足度の向上を図り、リピート率の向上を図る方策が考えられる。

 

<考察>
80点クラス答案を見比べて見ましょう。

 

まずは、製品面です。

 

私は、第12段落の5・6行目の展示会で顧客が関心を示した項目を並べた上で、同段落の最終行の記述「今後改良や新機種の開発を進めて行く予定である」をに、改良や新機種開発による高付加価値化・差別化について解答しました。

 

一方、すえさんは、足もとのC社の課題(第1問と第2問のテーマ)であるCNC木工加工機の生産体制構築を「標準品化による量産化」というキーワードを用いて製品面の施策としています。また、第2段落の「CAD等のITの技能を備えた社長の長男(現在常務)が入社し・・・」という記述を根拠として、「汎用プログラムの開発、提供」という施策を解答しています。

 

次に、サービス面です。

 

私は、第12段落に「プログラム提供の可能性」や「メンテナンス方法」という記述があったため、当然に自社製品を販売したら「メンテナンスをしてあげないと誰も買ってくれないし、プログラムが作れない企業にも売れるように、プログラムを提供するサポート体制がいるよね」っと考えて、①を書きました。

 

また、同じく第12段落には、「プログラムの作成方法・・・・に関する質問が多くあり」とあったため、②の「プログラム作成方法の支援体制の整備」をサービス面の方策として書きました。

 

すえさんも切口はほぼ同じですね。プログラムの作成やメンテナンス方法の提供が「セミナー」になっているだけです。

 

それと、すえさんは「サービス面でのプログラムの提供」という施策に関して、「外注活用による」というキーワードを入れていますね

 

これは、設問文の「今後大きな設備投資や人員増をせずに」という制約条件を意識したものでしょう。これが与件文に寄り添うということです。素晴らしいの一言です。

 

二人の答案を見ていただいて、如何でしょうか。

 

二人とも、設問要求通りに、製品面と、サービス面からしっかりと、与件文を踏まえた記述をしていますね。

 

何度も言いますが、80点を叩き出す答案は、与件文から‘ほんの少しひねった’、‘ちょっと考えれば分かること’しか書いていないのです。

 

事例Ⅲだからと、特別なことを書く必要など全くないのです。

 

過去問を解いていると、「解答欄に何を書けば良いか分からない」という状態になることが結構あると思いますが、これは、特に事例Ⅱと事例Ⅲにおいては、与件文の記述を「単に見落としてしまっているため」だと考えられます

 

その見落としが、①単なる与件文の記述の見落としなのか、②第1問のように「生産管理」が何か分からなくて、目の前に(与件文に)に「計画→統制」に関する記述があるのに見落としてしまっているのか、は人それぞれだと思います。

 

・・・個々の受験生の方々にアドバイスすることが難しいのが、ブログの難点ですね。

 

個別相談形式のだいまつ塾のようなものがあれば、個々の受験生が抱える問題点や課題に対するアドバイスができる気もしますが、バキバキ系の私の個別指導なんて受けたい人はいないでしょうけど(汗)。

 

ちなみに、事例Ⅰも基本的には与件文にヒントが落ちています設問文である程度方向性が絞れる場合には、与件文の記述が極めて少ない場合があります。例えば、平成26年度の事例Ⅰ、第2問設問2(非正規の中高年層の主婦オペレーターの離職率を低い水準で維持するための施策)がこれに当たります。気になれば確認してみてください。ヒントは「設問間の関連(第2問設問1との関連)」、「人的資源管理(採用・配置・報酬・育成・評価)」、「二要因理論(動機付け要因・衛生要因)」です。

 

なにはともあれ、問題を解いた後の振返りでは、「なぜ、ふぞろいの上位答案や受験校の模範解答のような答えを自分が書けなかったか」をしっかりと分析してくださいね。

 

なお、振返りの際には、きゃっしいの先日の渾身の記事も必ず参考にするようにしてくださいね(コチラ

 

続いて、もろさんです。

 

▲もろもろもろ(65点)
古くから取引関係のある産業機械メーカーと連携して、販路開拓を行うほか、C社設計機械のOEM生産委託を行う。留意点は、①独自技術等の機密情報の漏洩防止、②発注に際しての生産方法や品質についての十分な摺り合わせ実施で、これにより大きな設備投資や人員増をせずに高付加値な新事業を進める。

 

・・・ぱっと見て、「えっ、これって何の解答?」と思いませんでしたか?

 

もしかしてみなさん、私がタイプミスをしたと思ったのではありませんか?

 

違います。これは正真正銘もろさんの答案(第4問)です。
(すいません、もろさん、決してディスっている訳ではありません)

 

もろさんの答案は65点なので、「点数がまるっきり入っていない」ということはないと思います。ただ、先ほどの私やすえさんの答案に比べると、「読み辛さ」を実感していただけると思います。

 

さて、その「読み辛さ」の原因ですが、もろさんは、設問要求で「製品面」と「サービス面」からの「方策」を求められているのに、「方策」と「留意点」の切り口から答案を作ってしまっています

 

さらに、「方策(前半部分の記述)」に関しては、主語がないため、何のことを答えているかが、一見しただけでは分かり辛くなってしまっているのです

 

採点者への「分かりやすさ」の観点と、自分自身が「設問要求から離れてしまわないようにする」という観点からも、「製品面は①~、②~、サービス面は①~、②~」と、最初にフレームを組んでしまうべきでしょう。

 

本当に、勉強になりますね!

 

■たくじ(54点)
製品に関しては、加工技術の向上や現行製品の改良による新商品開発により、高付加価値化を図り、各方面の顧客の要望に合う製品を提供する方策が考えられる。サービスについては、アフターフォローを行うことで顧客との接触機会や顧客満足度の向上を図り、リピート率の向上を図る方策が考えられる。

 

「製品は~、サービスは~」と書き始めているところは、見やすくて非常に良いですね。

 

そして、「製品面の記述」に関しては、私と似たような内容であることから、点数が入っているでしょう。

 

しかし、問題は「サービス面」なのですが、考えられる問題点は以下の2つです。

 

①与件文に基づく要素が全くない(つまり与件文に全く寄り添えていない)
②内容がまるっきり「事例Ⅱ」である(事例Ⅲで書くには不適当な観点からの解答である)

 

上記2つの問題点に関しては、これまで散々書いてきましたので、もう皆さんに多くを説明する必要はないですね。

 

第4問まとめ
80点クラス答案は、設問要求通りに、製品面と、サービス面からしっかりと、与件文を踏まえた(本の少しだけ考えた)記述をしている。

ポポさん
「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」
(再びですが、事例Ⅲは超単純なのです!)

 


 

<まとめ>
皆さん如何だったでしょうか。

 

なんだか、事例Ⅰは冒頭に宣言した通り、2次試験の「本質」に迫れたような気もするのですが、事例ⅡとⅢは「本質」というよりは、それぞれの事例を解く上で「私が皆さんに意識していただきたいこと」の集合体になってしまったような気がします(すいません)。

 

ただ、それでも、恐らく多くの気付きを得られる記事に仕上げることができたと考えています。

 

まとめます。

 

今回の事例Ⅲの記事でも、

 

①設問要求に沿って解答する
②解答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く(変にひねらない)

 

ということが、2次試験問題を解く上での大原則であることを実感いただけたと思います。

 

そして、

 

事例Ⅲにおいては、

 

 

③生産管理(計画→統制(進捗・余力・現品管理)
④生産性向上・生産効率向上(標準化→マニュアル化→教育)

 

 

の切口が極めて大切であることが分かりました。

 

生産管理生産性向上・生産効率向上の切口は、以下のポポさんの言葉と一緒に、頭とノートに刻み込んでおくべきものでしょう。

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます」

 

なお、今回も私の分析だけでは、私自身の答案やすえさんの答案を活かしきれていないかもしれません。皆さんがお気付きのことがあれば、どしどしコメントしてくださいね!道場読者でノウハウを共有して今年の2次試験に合格しましょう!

 

最後まで読んでいただいた受験生の皆さんに、私が感銘を受けた「青い猫型ロボット」の言葉をお贈りします。

 

「人にできて、きみだけにできないことなんてあるもんか」

 

2次試験は簡単ではありません。でも、諦めないでください。

 

道場ブログを読んでいるアナタが合格出来ないはずがありません。

 

皆さんの合格体験記を読むことを楽しみにしています。

 

今回も長文(2万4千文字・・・、原稿用紙にして60枚・・・)へのお付き合い、本当にありがとうございました。

 

また、今回のシリーズのために再現答案を提供していただいた、「シンゴ、よこよこさん、かのさん、きゃっしい、なおくん、すえさん、もろさん、たくじ」には、心より感謝しています。

 

以上、だいまつでした。

 

 

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皆さん、おはこんばんちにちは、だいまつです。

 

いよいよ、1次試験まで2ヶ月を切りましたね

 

受験校に通われている方は、答練の真っ最中だと思いますし、独学の方は、それぞれのやり方でスパートをかけておられるタイミングではないかと思います。

 

ちなみに、試験直前期(現在)は、自分自身を追い込めば追い込むほど本試験での得点が上がるボーナスタイムです。

 

なぜ、そう思うかと言うと、私は昨年TACなんば校に通学していましたが、GWの模試や完成答練で「あ~、もうだめだ~点数が全然足りない~」と嘆いていた勉強仲間の多くが、この時期から・・・

ガッリガリの、ゴッリゴリの、バッキバキの、ボッコボコの、クッチャクチャに、自分自身を追い込み、そしてみんな’かなりの高得点で1次試験を通過しました。

 

いや、本当に凄かった(全員がひと月150~160時間は勉強していたと思います)。

 

一方で、同じTACの教室で勉強していた受験生の中には、1次試験で涙を飲んだ方も多くおられました

 

そこで今回は、だいまつが見てきた1次試験を通過した人と、惜しくも通過できなかった人「違い」から、「合否を分ける6つのポイント(得点が伸びない「原因」)」について、私なりに‘整理’してみた結果をお届けします。

 

今回の記事を読んで、私・・・「当てはまっているな」と思ったら要注意

 

試験まであと57日、まだ間に合います!すぐに軌道修正しましょう!

 

 

✓原因1 必要な勉強時間が確保できていない(勉強時間が少ない)

 

そもそもの勉強時間が足りない(少ない)のは超致命的です。

 

それぞれに理由はあるでしょう・・・。本当に仕事と家庭の関係から時間を確保できない人もおられると思います。

 

でも、本当に勉強時間が確保できないのは、仕事家庭原因でしょうか

 

もしかして、勉強時間が足りないのは、自分自身の覚悟の甘さに原因がありませんか?

 

勉強時間が足りないことを家族のせいや、仕事のせいにしていませんか?

 

奥さんやお子さんがおられるなら、自分自身の覚悟とともになぜ診断士試験にチャレンジするか(どうして必要か)を話して、ちゃんと協力してもらえるように(我慢してもらえるように)最大限の努力を払っているでしょうか?

 

仕事場に診断士試験へのチャレンジを話している人、いない人、両方おられると思いますが、一刻も早く帰って勉強できるよう全力で仕事をしていますか?試験のことを考えたりして仕事への取組みが疎かになっていませんか?

 

昼休みはどうしていますか?まさかコーヒーを飲んで休憩などしていないですよね?会社に話しているなら協力してもらえるように最大限の努力を払いましたか?

 

ほかにも・・・

 

ついつい空き時間にスマホを触ってしまっていませんか?

 

晩御飯のあと休憩し過ぎていませんか?

 

睡眠欲に負けていませんか?(朝早く起きて勉強する、夜遅くまで勉強するなどの努力をしていますか?)

 

通勤時間=勉強時間になっていますか?

 

もし、1次試験に受かりたいと思っているのに、「自分に甘さがある」と思ったなら、今すぐに悔い改めましょう

 

勉強をしているあなたに対して少なからず家族は我慢を強いられているはずですし、もしかしたら仕事場の仲間も同じかもしれません。なのに、自分が腹を括らず、中途半端な姿勢でいるなら・・・、協力してもらえるはずがありません

 

皆さんそれぞれに制約はあると思います。けれど、それは「跳ね除けることのできない制約」でしょうか?

 

制約の中には、自分自身の覚悟、姿勢、働きかけ次第で何とかなるものが、多くあります。

 

「無理だろう」と諦めるのではなく、診断士になりたいのなら覚悟を決めて、聖域なく時間確保に努めましょう

 

1次試験日まであと57日。

 

この記事を読んだ後から、すぐ動くか、動かないで1次を通過できるか、できないかがきっと変わるはずです。ボーナスタイムの直前期を無為に過ごさないためにも、「時間は徹底して確保」しましょう。

 

 

✓原因2 効率的な勉強の進め方を分析していない(効率が悪い)
~「やらないこと・諦めること」を決めていない。

 

テキストと問題集だけで書店の棚一段を占領しようかというボリュームの診断士1次試験。「どうすれば効率的に勉強が進められるか」を分析せずに、「なんとなく勉強している」のであれば、超致命的です。

 

仕事でお客さんに営業をかけるとき、意地悪な上司に決裁印をもらうとき、お祝い事で誰かを喜ばせようとするとき・・・、どんな時でも相手のある「何か」をするときには、「相手のことをよく知って(考えた上で)、その相手に合わせたアプローチの仕方をするはずですよね。

 

勉強も同じです。それぞれの試験に合わせたアプローチが必要です。

 

得意不得意はあると思いますが、診断士の1次試験は、ひと科目だけに集中できるなら60点を取ることは、それほど難しくありません

 

診断士の1次試験を難しくしているのは、「7科目のいずれの科目も40点を下回ることなく、合計420点を取る」という、試験基準です。

 

もちろん、科目合格制度はありますが、少なくて2~3科目、多いと7科目を平行学習しなければなりません。こ対応科目の多さ(試験範囲の広大さ)が、1次試験対応を難しくしています。

「相手(1次試験)」は、「試験範囲が極めて広い」のに、作戦もなしに「非効率に勉強」していては、通過(40点未満なく7科目合計420点を獲得)は難しいでしょう。

 

効率よく勉強するコツをいくつか紹介しておきます。

 

 

①過去問をABC問題に絞る(詳しくは過去記事を参照→コチラ
 ~だいまつ渾身の分析ネタです

 

②教材を絞る

受験校や出版社は1次試験をしっかりと研究しています。

スケベ心を出さずに、教材は極力絞って深くやるべきです。

ただでさえ試験範囲が広いのに、教材まで広げでしまうと、全部が中途半端になってしまいます。

だいまつは、1次対策では、TACのテキスト、トレーニング(スピ問みたいなもの)、過去問5年分、答練、模試しか使いませんでした。それでも1次試験7科目で540点を取ることができています。

教材は可能な限り絞り込みましょう。

 

あれもこれもやりたくなる気持ちは分かりますが、限られた時間(せっかく確保した時間)内で、合格するためには、「やらないこと・諦めること」を決めること‛こそ’が重要です。

 

ボーナスタイムの直前期、「捨てることを決めて」効率アゲアゲで得点力を高めましょう。

 

 

 

✓原因3 過去問を「実力試し」に使っている

 

過去問は、自分自身の弱点を効率的に補強していくために最高の教材です。

であるにも関わらず、直近の試験問題は「実力試しをするために取ってある(やってない)」とか、書込みをすると「次に解くときに答えが分かってしまい勉強にならないから、書込みしない(きれいな状態のまま)」という受験生の方が結構おられます。

 

効率にもつながる話ですが、広範囲な1次試験で、過去問を毎回まっさらな状態から解いていたらいくら時間があっても足りません実力試しに過去問を取っておくなんていうのは、言語道断です。

 

自分が完全に理解できているところはどこか、以前に間違えたところ(理解できていない弱いところ)はどこかをすぐに分かるようにしておくことが大切です。

 

もし、過去問が‘さらぴん’の状態なら、書込みでデロデロにしてやりましょう!

 

・・・問題ページを汚すのが嫌なら、せめて解説ページにしっかりと、「理解できている選択肢と、理解できていない選択肢」を書き込んでいきましょう。

 

 

✓原因4 1次試験対策(全科目)の基本が「憶えること」だと思っていない

よく経営情報、経営法務、中小企業政策を「暗記三兄弟」みたいに表現しますが、もしかして試験対策上、暗記が重要なのが、この3科目だと思っているなら間違いです。

 

企業経営理論なら、組織構造・行動、労働関連法令、マーケティング、財務・会計のファイナンスやアカウンティング(勘定科目や仕分け、計算手順を憶える)、経済学も価格=限界費用=限界収入だとか、三面等価の原則とか・・・、ぶっちゃけて言うと、1次試験7科目の基本は「記憶すること」、「憶えること」です。

 

企業経営理論なら「言い回しが独特で難解」、財務・会計は、「素早く正確な計算が必要」、経済学は、「グラフなどからポイントを読み取り、結論を導き出す」という対応のし辛さ(特徴)ばかりに目が行きがちですが、大切なことは「ベースになる知識が頭に入っていること」です。

 

インプットができていないのに、アウトプットをできるはずがありません

 

もし、ベース作りができていないなら・・・、まだ57日あります。間に合います!

 

きゃしいの記事も参考(コチラ)に、知識の定着化に取り組みましょう。

 

 

✓原因5 テキストによるインプットを軽視している

テキストには、体系的に整理された情報が載っています

 

原因4で、1次試験は「憶えること」がベースだと書きましたが、「テキストなんて各科目の勉強を始めた時に読んだきりで、試験対策はスピ問や過去問だけを一生懸命やっている」というテキスト軽視の人が意外に多いように思います。

 

過去問の出題傾向などから、1次試験で重要となる知識領域はかなり特定されており、そのほとんどがテキストに記載されています。

 

なのに、こんな重要な教材をインプットに使わない人が多いのです。
(「時間がないこと」を理由に挙げる人も多いと思いますが・・・)

 

騙されたと思って、過去問で何度となく目にした頻出論点のところだけでもテキストを読んでみてください。「めっちゃ書いてるやん」とか、「なるほど~、そういうことだったのか~」という新しい再発見がきっとありますよ!

 

勉強を始めた当初よりもずっと頭に入ってくるのが実感できるはずです。

 

ちなみに、テキストは「全部をのっぺり読んではだめ」ですよ。なぜなら、あまり出てこない・優先度の低い分野や、頻出論点の周辺分野のことも書かれていたりするからです。

テキストを読むときは、過去問でよく出てくる分野を意識しながら濃淡をつけて読んでくださいね(過去問であまり見たことがないところ(優先度の低い分野)は、「サラ読み」で飛ばしていきましょう)。

 

 

✓原因6 計画を立てていない

最後の原因です。

 

皆さん、今年の1次試験日に自分が合格レベルの実力を備えるために、逆算をして学習計画を立てていますか

 

グサッと、ギクッとしたアナタ

 

大まかな計画もなく、その日暮らし的に勉強をしているなら、致命的ですよ!

 

効率や時間確保にもつながる話ではありますが、ちゃんとした計画がなければ、せっかく確保した時間や、揃えた教材が、無駄になります。

 

冬山登山に例えるなら、とりあえず「山に登るための休み(時間)」と、「装備(勉強道具)」は揃えた。しかし、「山頂のまでのルートは決めず、入山後はとりあえずなんとなく標高が高そうな方へ、その時々の気分で歩く」というようなものです。

 

・・・遭難必至ですよね?

 

冬山登山で遭難するのも嫌ですが、診断士試験で遭難していつまでも山頂(合格)にたどり着けないのも嫌ですよね?

 

めちゃめちゃ精緻な計画を作れ、といっているのではありません。

 

せめて、現在の過去問でのアウトプット状況(出来なさ加減から)、直前模試まではこの科目とこの科目を中心に勉強する、じゃあ具体的には今週は、来週は、模試の1週間前は、というように大まかなイメージを持って勉強すべきです。

 

そして、自分自身の理解度(過去問を解いたときの手ごたえ、模試の結果)などを踏まえて、計画を組み替えましょう。

 

是非、PDCAをまわしながら、1次試験本番に向かってくださいね!
(たった2ヶ月くらいの簡単な計画なら、いけますよね・・・?)

 

ちなみに計画の組み方に関する過去記事も参考になると思います(コチラ)。(ただ、ここまでやるのは大変ですが)

 

かなり長くなってしまいました・・・。

 

<まとめ>

試験まで57日もあります。まだ間に合います。

 

本日紹介した下記の6つの原因で思い当たることがあるなら、今から軌道修正して、ガッリガリの、ゴッリゴリの、バッキバキの、ボッコボコの、クッチャクチャに、吐血寸前まで自分自身を追い込んで、そして1次試験を通過してくださいね!

 

原因1 必要な勉強時間が確保できていない

原因2 効率的な勉強の進め方を分析していない
    ~「やらないこと・諦めること」を決めていない

原因3 過去問を「実力試し」に使っている

原因4 1次試験のベースは「憶えること」だと思っていない

原因5 テキストによるインプットを軽視している

原因6 計画を立てていない

 

 

5,000文字を越えてしまいました・・・。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

1次試験を突破して、道場の夏セミに参加し、そして2次試験を受けましょう(*^Д^*)ノ

 

以上、だいまつでした。

 

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皆さん、おはこんばんにちは、だいまつです。

 

遅ればせながら、渾身シリーズいっきまーす

 

ということで・・・

 

私の渾身ネタは、昨年度急激に難易度が上昇した運営管理」の中でも、

VEと並んで覚えにくい、だがしかし、だがしかし・・・、超頻出論点!!(H29、H28、H25、H24)の憎いヤツ。

 

ざわ・・・ ざわ・・・ ざわ・・・

ざわ・・・ ざわ・・・ ざわ・・・

 

「ワークサンプリング/作業分類」

 

を採り上げさせていただきます。

 

ちなみに、VEに関しては、ももちゃんのナイスな記事を参考にしてくださいね(VE①VE②)。

 

さてさて

 

「ワークサンプリング/作業分類」は、「作業測定」の一分野ですが、この「作業測定」はJISで以下の通り定義されています。

 

「作業又は製造方法の実施効率の評価及び標準時間を設定するための手法」

 

つまり、「工場でなにかしらの作業をするときに、作業効率等を評価しつつ標準時間を設定していく」ときの手法のことですね。

 

そして、「作業測定」の体系を言葉で説明したい・・・のですが、言葉だと分かり辛いので(頭が混乱する)、図示します。以下の図をご覧ください。

※TAC運営管理基本テキストより

 

では、早速ワークサンプリング(瞬間観測法)の説明に入ります。

 

1.ワークサンプリング(瞬間観測法)とは

人や機械が「何をしているか」を観察して、サンプルを収集して統計的考え方により分析を行う手法であり、「繰り返し作業に適した稼働分析手法」です。

 

メリットは、

 

①観測が容易

何をしているかをチェックするだけなので

 

②データの整理が容易

稼働しているか、非稼働かを見るだけなので

 

③観測対象者が観測されていることを意識しないためデータの信頼性が高い

でも、観測時刻は対象者に知られないように注意が必要

 

デメリットは、

 

①深い分析には不向き

稼働しているか、非稼働かを見えるだけなので

 

②母数が少ないと誤差が大きくなる

当然、母数が少ないと振れが大きくなる

 

※なお、上記のワークサンプリングのメリット・デメリットは「連続観測法」と比べての話になります。連続観測法と表裏の関係になっていると考えてOKです。

 

ここまでは、皆さん大丈夫だと思うのですが、問題は(辛いのは)ここからですよね。

 

2.ワークサンプリング法による稼働分析のための作業分類

ワークサンプリング分野の問題で正解にたどり着くためには、作業分類の体系と、それぞれの項目がどんな作業・余裕かを知っている必要があります。

 

まずは、作業分類の体系からです。以下のように体系化できます。

※TAC運営管理基本テキストより

 

しかし、これが絶望的に覚えにくい。VEと同じくらい嫌になってきます。

 

そこで道場ブログをお読みの皆さんには、だいまつが受験生時代に使っていた必殺の語呂合わせをご紹介します。

 

まず、「作業」を覚えるための語呂合わせです。

 

団体は主婦(段体は主付)

団体旅行のお客さんが主婦の方ばっかりだった状況のイメージとともに覚え込んでしまいましょう。

 

次に、「余裕」です。

 

監査の職場は人が費用

監査の人が伝票などをペラペラチェックしている、まさに人件費が費用だ。というイメージで覚えてしまいましょう。

 

作業分類体系語呂合わせを一つにまとめておきますので、うまく活用いただければ幸いです。

 

ここまでは、OKですか?

 

次は、それぞれの作業余裕何に当たるかです。ここからは暗記+イメージ大切です。

 

・準備段取り作業 = 超重たい準備作業

材料準備、治具や固定具の段取り等々ロット毎、始業・就業時手間のかかる準備作業等です。

 

・主作業

切削、穴あけ、ビス止め、組立て等、加工等を行って直接付加価値向上させる作業です。

 

・付随作業 = 軽めの定期的に発生する作業

機械への材料や工具の取付・取外等定期的に発生する軽作業がこれにあたります。

 

・作業余裕 = 軽めの定期に発生する余裕

機械の調整、清掃、注油、材料運搬等不規則・偶発的に発生する余裕です。

 

・職場余裕 = 作業者は基本的に作業をしていない状態

打合せ、材料待ち、機械故障等の作業を管理していくなかで不規則・偶発的に発生する余裕です。

 

・疲労余裕

休憩して体力回復を図るための余裕です。

 

・用達余裕

トイレ、水飲みなどの生理的欲求を満たすための余裕です。

 

ちなみに、私が特に受験生時代に苦しんだのが、「準備段取作業」・「付随作業」・「作業余裕」の3つの切り分けですが、皆さんも同じではないでしょうか?

 

上記3つをしっかりと切り分けするには、やはり各項目に含まれる具体的な作業項目の「例」(例えば、主作業なら「穴あけ、ビス止め」など)と、各項目の「性質」セットで覚えておくことが大切です。例えば、準備段取作業なら「材料準備などの、ロット毎、始業直後・終業直前の超重たそうな作業」付随作業なら「規則的に発生する機械への材料の取り付け」、作業余裕なら「不規則・偶発的に発生する機械の調整や清掃」といったように、「例」「性質」紐つけて頭の中に納めておくことが大切になります。

 

ここは本当に苦しいところですが、超頻出論点なので、今回のお示しした後半3つの「図」も活用していただき、出題されれば確実に得点できるようにしたいところです。

 

 

では、さっそく問題でアウトプットしましょう。

 

【H29年度1次試験 運営管理 第10問から】

 

標準時間に関する記述として、以下は正しいか、正しくないか。

 

選択肢エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。

 

語呂合わせで、「人は費用(疲用)」でしたね。なので、当然正しい(○)ですね。

 

 

【H28年度1次試験 運営管理 第16問】

まず、「主体作業」から考えます。作業系の語呂合わせは、「団体は主婦(段体は主付)」でしたね。なので、主体作業は、「主作業」と「付随作業」から構成されます。

 

そして、主作業は、「切削、穴あけ、ビス止め等、直接的に対象物の変化に寄与する作業」ですから、「上から3つ(ハンダ付け120、基盤への部品の取付け90、基盤のネジ止め80)」が該当します(合計290)。

 

付随作業は、「機械への材料や工具の取付・取外等、仕事の目的に間接的に寄与する定期的な作業」ですから、「上から4つ目の、組立て作業後の製品検査(全数)のみが該当します(60)。なお、全て検査しないのであれば「定期的」という基準に該当しない可能性がでてきます。なので、‘わざわざ’作業項目に「(全数)」と記載していると思われます。

 

以上を踏まえて、主体作業の合計時間に占める割合を計算すると、

 

主体作業 = 主作業(290)+付随作業(60)= 350

主体作業の時間構成比率(350) ÷ 合計(500) = 70%

 

 

この時点で、「ウ」「エ」に選択肢が絞れますね

 

 

次に「職場余裕」です。職場余裕は「打合せ、材料待ち、機械故障等の作業を管理していくなかで不規則・偶発的に発生する余裕」でしたね。なので、「部品不足による手待ち24、打合せ19、朝礼12」が該当します(合計55)。

 

そして、職場余裕の合計時間に占める割合を計算すると、

 

職場余裕の時間構成比率(55) ÷ 合計(500) = 11%

 

 

以上から、正解は「ウ」「主体作業:70% 職場余裕:11%」です。

 

ちなみに他の作業項目も見ておくと、

 

準備段取作業は、「治具や固定具の段取り等々、ロット毎、始業・就業時にするべき超手間のかかる準備・片付け作業等」でしたね。なので、該当するのは「ロット単位での完成部品の運搬33」だけになります。

 

作業余裕は、「機械の調整、清掃、注油、材料運搬等、軽めで不規則・偶発的に発生する余裕」なので、「不良品の手直し(30)、ネジ・ハンダの補充(不定期)(22)」が該当します(合計52)。

 

用達余裕は、「トイレ、水飲みなどの生理的欲求を満たすための余裕」なので、「水飲み5、用便5」が該当し合計10となります。

 

どうですか・・・?

いけそうでしょうか?

 

ワークサンプリング/作業分類」は、覚え辛い分野ではありますが、平成29年度試験のように語呂合わせだけで対応できる選択肢もあります

 

キツければ語呂合わせだけは最低限覚えましょう!

 

情報が2年連続で「超難関」となったことがありましたから、今年度試験において運営管理が易化しないことも十分考えられます。余裕があれば、今回の記事で書いたことは全部覚えてほしいところではありますが・・・。

 

以上、だいまつの「渾身」記事でした。

 

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大切なものは目にはみえない

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おはようございます。こばです。
いきなり問題です。
この2つの円と直線の全てに接する円はいくつでしょうか?


答は4つと思ったあなたは要注意かも。

今週からプロ野球もCSファイナルシリーズ開幕し、セリーグではカープが25年ぶりの日本シリーズに王手をかけた。プロ野球もいよいよ最終局面に。
そして、診断士試験当日まであと9日。

2か月以上本気で対策を行った受験生はみな合格レベルに到達しているはず。
一次試験と違い、直前期の詰め込みが勝負を分ける試験ではない。
特別な試験対策は不要。

最後の週末に行うべきことは試験当日のシミュレーション。
昨年の私も週末に、MMCのスパーリングを活用して当日の試験イメージを行いました。

そこで意識したことは

予定した行動を予定した通り実行する

先週の記事で入念過ぎる事前準備は邪念に繋がると書いた通り、決めていた行動も現場対応ができるように幅を持たせていました。緊張した場面で、全ての行動を完璧に実行することは難しい。

ミスをすることを前提に、行動をすることが重要。

各工程のミスを事前に想定する。

□ミスの想定□

ミスをすることまでイメージしておけば、ミス後のリカバリーが早期に可能となる。

回答手順ミス
時間通りに実行するも、少しずつ後ろ倒しとなり時間切れ。

よくあるミスが時間切れ。
各工程時間を遵守するあまり、各工程のバッファーをすべて使い切り余裕時間がなくなってしまう。

■対策
ボトルネック工程まで最速で実行。読む・考える・書くにおいて、生産性が一番低い工程に十分な時間を確保する。
各工程でバッファーを使うのではなく、ボトルネック工程で使い切る。

回答要素ミス
良い点数をとるために、学んできた要素をすべて盛り込む。

合格したい気持ち、自分の力を出し切りたいと思う気持ちが自分よがりな回答を書かせてしまう。
相手にわかりやすい文章ではなく、回答要素の詰め込まれた漢文のような文章となる。

■対策

1.課題は持続的競争優位性確保。

2.課題は持続的な競争優位性を確保することである。

回答要素は同じ2つの文章だが、漢字ばかりの文章は読みにくい。
採点基準が明確でない以上、ミスをしないことが重要。高得点につながると思われる回答ではなく、×にされない回答を心掛ける。

読む工夫ミス
聞かれたことがしばし意味不明。

この試験の本質である聞かれたことに素直に答える。これができない問題が多く出題される。

■対策
この問題に抜本的な対策はない。
社長の言葉に想いを馳せ、質問に対してオウム返しで対応する。
答えたふりをすることが賢明。明らかな×ではないと思ってもらえることが重要。

上記のミスは一部でしかない。それ以外のミスについても一度考えてみましょう。

 

□試験当日の心構え□

試験特性および得点開示の結果からも、二次試験は実力が拮抗した中での戦いと考えられる。
心構え1つで大きく試験の結果を左右する。

冒頭の2つの円と接線の問題の答えは8つ
4つと答えた人は、目の前の問題に集中し過ぎている可能性がある。
集中すると1点に集中する傾向がある。

その状態は緊張状態とほぼ同じ、受かりたい気持ちが視野を狭めている。
試験当日は誰しも緊張する。

その緊張状態で重要なことは

緊張した場合、複数の視点から回答を検討せず結論を急いでしまう。
そうなると目先の問題に集中し、自分が気持ちいい回答を書くだけになる。

そうならないために言葉1つにとらわれるのではなく、全体を俯瞰してみる。

言葉  ⇒ 文章
文章  ⇒ 段落
段落  ⇒ 与件
与件  ⇒ 事例
事例  ⇒ 受験生
受験生 ⇒ 作問者

どこまでも高い視点で、試験を眺める。
上から眺めれば、近いとみえない大切なものがみえてくる可能性がある。

では、まとめ。

 

・週末は試験当日の事前シミュレーション。
・ミスまで想定し、当日をイメージしておくとカバーが早い。
・集中と緊張は隣合わせ、視野を狭める。
・二次試験も同じ、試験を上からみることが可能性を高める。

 

byこば



筆記試験ではなく
リスニング試験

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おはようございます。こばです。

二次試験まで残り2週と少し。
これから追いかける指標は前回書いた通り

エラー回避率と答案再現率

この2つの数値を向上させるためには、事前準備を確実に行こう必要がある。

準備するものは3つ

この3つがあれば、エラー回避率と答案再現率は向上する。

受験生であれば差こそあれ、事前準備はしている。
となればこの3つの武器を持った状態で解いた事例の本数が勝負となる。

単純な知識試験ではないので、

過去問○回転、学習○時間などは二次試験の合否にあまり関係しないと考えている。
しかし、この3つの武器を仕上げた状態で解いた事例本数は影響が大きいと考えられる。

それでも、事前準備はこれぐらいで充分。
これ以上綿密な準備をした場合、試験当日の社長との面談で邪念が入る可能性がある。

では、試験当日に必要なものとは

□試験当日□

試験当日は4人の社長との初めての面談。
こちらが用意した話を一方的に話すのではない。社長の話を聞く塲である。

会話はとりとめなく行われるが、基本的な流れはいつも同じ。
の記事で確認。

このとりとめもない会話の中から社長の想いを感じる必要がある。

平成27年の試験中に聞こえてきた社長の声

A社長:従業員を路頭に迷わせたくない
B理事長:商店街及び地域を盛り上げたい
C社長:ビジネスチャンスを捉え利益拡大を行いたい
D社長:環境変化への対応、リスク分散

声なき声もある中、社長達の想いを酌むために必要なものがきく力となる。

 

□きく力とは□

きくという言葉で良く使われるのが下記の2つ。

◆聞く
聞こえる。「聞く」というのは、相手の声や言葉が聞こえてくるということで、「音声として耳に入ってくる」ことをさします。

◆聴く
積極的に耳を傾けて、話しを聴く。(積極的傾聴)話し手のそのうちにある感情や情感を聴きます。
「聴く」というのは、相手の言葉を聴き、「心の内面をとらえようとすること」と定義されています。

診断士試験で必要となるのが聴く力。

 

□聴くポイント□

一般的に、「聴く」という字が「耳」と「十」「四」「心」という字から成り立っているところから、聴くという行為は「十四の心で耳をかたむけて聴く」と言われています。

正確には「四」は数字ではなく、目を横にしたもの。

一般的に14の心として下記が挙げられる。

・受容する心
・共感する心
・好意的な心
・興味を示す心
・肯定する心
・優しい心
・理解する心
・ゆったりした心
・誠実な心
・先入観のない心
・明るい心
・公平な心
・信頼の心
・感謝の心

□心を整える□

試験当日に社長の想いを正しく聴くためには心を整えて臨む必要がある。

・自己主張
・合格への想い

自分を中心に相手の話を聴くのではなく、相手主体できく。
相手主体できけば、答を書くためのヒントを血眼に探そうとしなくても、面白い言葉がふとみえてくる。

相手の話を楽しむ

先程の心を整えて相手の話にそっと耳を傾けたら聞こえてくる声がある。

しかし、注意しなければならないことがある。
それが

訊くにならないこと

 

◆訊く
尋ねる。尋問する。訊き手がひたすら質問します。
訊き手の訊きたい答えを訊き出すために、訊き手が話し手を追いこむようにする姿勢です。

合格してやろうと意気込んでと望むと聴くから訊くに変化してしまう。
相手の話をきくのでなく、尋問へと変化。

社長の想いを正しく掴むためには訊くではなく、相手思考の聴くである。

そして、社長の想いを掴んだあとの回答は、質問に対してはオウム返しで対応するだけ。
オウム返しは相手に安心感を与える。

やはり、この試験の本質は

聞かれたことに素直に答える

 

byこば



地域活性化のその先に

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おはようございます。こばです。

今年の夏は短かったように感じたが、鯉のぼりの季節はまだまだ続く。
25年ぶりの優勝に向けてカープが突き進む
関東でも意外とファンが多く、カープ女子はニュースでも大きく取り上げられた。
着実にファンを増やして来たが、四半世紀も優勝から遠のいている。
プロ野球チームの究極の目的は優勝すること。
この一点に集約される。

では事例Ⅱの企業の究極の目的とは何か。

□事例Ⅱテーマ□

売上拡大
地域活性化

いかに売上を上げるか。この一点だけです。
コストは度外視。
費用対効果は関係ない。
販促やイベントも売上が上がる可能性があるなら実施可能。
そして、自社の売上を上げるための手段として、地域住民との関係性を強化する。

テーマを押さえたら、本質である読むポイントを確認する。

□読む際の着眼点□

大局的にどうこの事例をとらえるかがポイント

まずは師にしっかり学ぶ

■事例Ⅱのポイント~事前想定~■

オリジナルデザイン:問題本文の根拠が多すぎる
起きうるエラー:根拠に翻弄され、時間が足りなくなる。
変更後のデザイン:問題要求から必要な根拠を想定し必要な情報を探す。

◇事例Ⅱの着眼点◇

事例Ⅱ:売上の拡大が中心テーマ
未対応のニーズに対応することが売上拡大を図るカギとなる。
費用対効果は必要ない。コストは無視。フットサル場すら作る

今年も27年同様に難しくなることが予想されるが、問題本文から根拠となる未対応のニーズを探すことは同じ。

・既存客の未対応のニーズ、不満
・新規顧客の未対応のニーズ

さらに、多すぎる根拠はグルーピングし、数を減らすことでわかりやすくする。

□こばの事例Ⅱイメージ□

事例の企業は毎年変われど、事例のテーマは変わらない。

ちなみに平成21年以降の企業はこちら

業種 論点
H27 商店街 マーケ戦略の助言、地域活性化
H26 旅行業者 ソーシャルマーケティング、需要創造
H25 水産練メーカー ブランド、POSデータ分析、費用
H24 芋焼酎メーカー 連携、コーズリレーテッドマーケティング(洪水)
H23 眼鏡専門店 サービスマーケ、インターナルマーケ
H22 食品スーパー ターゲットマーケ、インターナルマーケ
H21 スポーツ用品店 フットサル、町おこし

 

様々な企業で出題されようとも、事例のテーマを明確化することで回答の方向性が決まる。
問われたことを明確にとらえことができなくとも、テーマを基にした回答であれば事故は起きない。

事例Ⅱについてざっくりまとめたものを掲載します。

・地域密着型の経営で売上拡大を目指す小規模企業
・未対応のニーズに対して、企業連携で経営資源を有効活用して対応する。
・競合と差別化した高付加価値商品及び地域密着で客数を増やし売上を拡大する。

そして事例Ⅱの設問を回答する場合に必ず意識すべきことがある。
それが売上を分解すること

客数 × 客単価

この2つに分解して今回の設問ではどちらが問われているのかを明確にする。
どちらかを向上させるための施策を問われる。
その手段としてマーケ戦略4Pが存在する。

今年の事例Ⅱも難化が予想されているが、回答は売上拡大の一点集中で活路を見出せるはず。
売上を拡大するためには、客数と客単価を上げなければならない
この2つを上げるためには未対応のニーズに応えること。
未対応のニーズは今年も書かれていない可能性が高いので、合理的な類推が必要。
既存ニーズの裏を読む。

ではまとめ。

・事例Ⅱのテーマは売上拡大。
・地域活性化も売上を上げるための手段。
・売上を上げるためには客数と客単価をあげる。
・事例Ⅱが難化した場合は、既存ニーズの裏が未対応のニーズ。

byこば



試験の傾向変化は加速
しかし、試験の本質は変わらない
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おはようございます。こばです。
今年の夏は熱いイベントが満載。
4年に1度の夏季オリンピック、リオ五輪。
日本は初日からメダルラッシュ。

そして、男子体操団体で12年ぶりの金メダルを獲得。
あの伝説の実況、『伸身の新月面が描く放物線は栄光への架橋だ。』から早12年。

当時はMAX10点、そこから高難度の技に対する加点、ミスの減点などがなされて採点が行われる。
そして、2009年からの採点方式の改正

このようにルールが変われど、採点基準を明確にしてもらえるのなら二次試験も助かるのだが・・・

明確な採点基準は不明であるが、一定数の合格者は存在する。
この事実を基にどう対策を立てるか。

まずは二次試験の概要から確認。

■二次試験概要■

筆記試験は、「経営革新・改善」、「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」などの中から、次のように出題 します。
・事例Ⅰ:「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
・事例Ⅱ:「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
・事例Ⅲ:「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
・事例Ⅳ:「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

つまり、一次試験の企業経営理論・運営管理・財務会計の知識を活用して解答する試験である。

□二次試験の対策□

 

概要に書かれていることはわかるが、では実際に何から対策をスタートしたらいいのかイメージできない人が多いのではないのでしょうか。
私も去年そうでした。
一次試験であれば、試験対策の方法は確立されている。

テキスト ⇔ スピ問 ⇔ 過去問

順番はどうあれ、この3つ内にある知識を覚えて理解すれば合格点が獲得可能。

しかし、二次試験において活用するテキストや問題集及び、対策方法は確立されていない。
道場でも二次試験における基本理論は存在しない。

これは二次試験の解答が公表されないため、合格答案の基準が明確でないことが考えられる。
その曖昧な試験において、1つの革命が起きた。
得点開示。
昨年の3月に岡崎により二次受験者(合格者)の点数がわかるようになった。

■合格基準■

この得点開示により、合格基準が1つ明確になった。
AAAAだけではなく
BBBSによる事例Ⅳだけの大逆転合格も可能であることが判明した。

さらに上位20%が合格する相対試験であると言われていたが、
試験案内通り総得点240点以上でかつ40点未満がないことが合格基準とわかった。

この環境変化をどう捉えるかで、今後の二次対策は変化する。
さらに今年は1次運営の傾向が変化した。
この変化は2次事例Ⅲの変化を暗示しているのか。気になるところである。
得点開示により試験傾向の変化が加速した可能性がある。

■二次対策■

 

二次において具体的な対策方法は確立されていない。
しかし、二次対策に必要なものは3つしかない。

読む ⇔ 考える ⇔ 書く

この3つの力をどう二次試験に適応させるか。

読む、考えるを強化する方法がイメージできますか?
多くの方はイメージできないのではないでしょうか。

なぜできないか。それは無意識の中で行っている行動になるからです。
無意識でできてしまうからこそ、強化する方法も難しくなっている。
しかし、一次試験を突破した受験性には二次試験に合格するために必要な力は十分あります。
どう二次試験に適応させるか。強化ではなく適応。

今年の動画昨年の動画で伝える工夫は今年も同じ、読む工夫。

読む工夫を伝える理由は

試験の本質が聞かれたことに素直に答えることだから

そんなことはわかっていると怒られそうだが、これが本質。

本質はシンプルにその物事を表現している。
そのため、簡単にできそうに思ってしまうがこれがとても難しい。
だから、合格率が20%前後で推移しているのである。

今年の自分なら、動画のように読む対策から始めない。
では、何から始めるのか。それは次回以降の事例別対策で言及したいと思います。
話は少し戻るが、二次試験において重要なヒントが名実況の中にある。

ではまとめ。

・二次対策は確立されていない。
・得点開示により合格基準が明確化された。
・しかし、得点開示により試験の変化が加速。
・試験の本質は聞かれたことに素直に答えること

byこば



ラスト3週間
本当の自分イノベーションはここから始まる

おはようございます。こばです。今日、明日と夢のオールスターゲームが開催される。

ファン、選手、監督から選ばれた精鋭達の夢の祭典。
夢の祭典ではあるが、それ相応のリスクも存在する。出場辞退した選手はは10試合の欠場を余儀なくされる。
そのルールの中、大谷翔平選手がその危機に立たされた。右手中指のマメをつぶして投手としての出場は無理であった。
その状況を野手として出場することで見事回避する。

なんだ、野球のことかと思うのか、試験本番でも不測の事態が起きる可能性があると考えるのか人それぞれ。

 

□今回のテーマは限界への挑戦□

答練:80点、完成答練:70点、模試:420点を超えた人は、自分が行って来た勉強に自信を持って良いと思います。

しかし、この得点だけで試験本番に自信を持って臨めるかというと話は別になる。
これから先、どれだけ根拠のない自信を積み重ねることができるかが勝負の分かれ目となる。

■根拠のある自信■

・答練・模試の得点

■明確な根拠のない自信■

・累計学習時間
・過去問や問題集の回転数

これからはもう根拠のない自信しか積み重ねできない

.
1次試験では、累計学習時間・過去問や問題集の回転数と本試験での得点はある程度比例する。
明確な根拠はなくても、積み重ねることで、やれる事前準備は全てやったと思える。
そう思えることができると本試験での精神安定剤となる。

■累計学習時間■

これから先の時間はもう限られている、累計学習時間を高めるためには睡眠時間を削るしかない。
3週間程度であれば、通常より睡眠時間を削っても気合で乗り切ることは可能

直前期の学習、暗記の仕方は模試前の学習と違い、稚拙論点の丸暗記
睡眠時間を削ってでも累計学習時間を確保した方が直前期は得点の伸びは期待できる。
可能な限り頭に詰め込む。

■回転数■
回転数を上げるためには、高速解答がカギとなる。
本試験の半分の時間で解答すれば、7科目を5時間かからずに回すことが可能となる。
しかし、過去問の答えを覚えているので、半分の時間で解答ができました。では話にならない。
誤答の根拠を明確にツッコミを入れながら解答することは必要。

高速解答のポイント

①読み取るべき内容の事前予想
各論点毎に問われる内容を事前に整理して置き、解答に必要な情報を拾いに行く。
やみくもに問題文や選択肢を読むのではない。必要な情報を探しに行くことが重要。

②処理手順の事前準備
各科目、各論点で事前に何をどう使い解答まで導くのかを手順化する。
企業経営理論ならマーケ⇒経営⇒組織・人事
CVP分析なら固変分解⇒限界利益率⇒損益分岐点売上高⇒損益分岐点比率⇒安全余裕率

この考え方は二次と共通する。
二次試験では、読む・考える・書くの高速化が求められている。
一次試験が終われば、二次試験の戦いの始まり。二次試験の事前準備と思うとワクワクしてくる。
一次試験を自分の能力を高めてくれる機会と捉え、読む考えるの高速化を限界まで高める。

一次試験対策で読む・考えるの高速化を体得できていると、二次試験でのロケットスタートが可能になる。

ではまとめ。

・根拠のある自信とない自信がある。
・今後積み重ねることが可能なものは根拠のない自信。
・根拠がなくても精神安定剤となる。
・3週間ぐらいであれば、睡眠時間を削っても気合で乗り切れる。
・読む・考えるの高速化を一次試験で体得すると二次ロケットスタート。

byこば


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい!



改題その3

こんにちは、こばです。
財務改題シリーズ、好評かどうかわ不明だが、ある一定の人は見てくれている模様。
現在、論点別に問題を出題しているが、論点別だけの強化をすると実は危険。
知識が論点のぶつ切りとなり、コンボ問題が来た場合お手上げとなる。

これは筋トレで各部位の筋肉は増量し肉体改造は成功したが、野球のパフォーマンスは低下してしまった状態と似ている。
しかし、まずは各部位の筋出力の最大値を向上させることは後々の飛躍に繋がる。

野球の動作とバランスがとれた場合、以前より力まずに同じ力を発揮することが可能となる。この進化は余力を持ったプレーを可能とさせ、試合トータルパフォーマンスを向上させる。

勉強でも同様に最大出力を上げておくと、試験本番での脳の体力温存に繋がり、試験全体の結果が向上する可能性は高い。
1次試験では財務は2科目目。午後科目に余力を持たせた状態で終了したいところである。

第3弾は現在会社で第1四半期の締めを行っているということで、決算整理。
決算整理は受験生時代、あまり意識してませんでしたが頻出論点です。特に、売上原価が繰り返し出題されている。
診断士の作問者は原価が好きですから、当然か。

まずは、決算のポイントを超ざっくり確認。

■決算整理とは
・期中仕訳の修正や、期中取引としては認識されない取引に関する処理などを年度末に行うこと。
■売上原価 =期首商品 + 仕入 ― 期末商品

それでは本題の

□過去問改題□

平成27年 第1問(改題)
売上原価
※棚卸数量の差異が発生している原因は洪水により、商品が販売不能になっているためである。

設問①売上原価として正しいものはどれか。

ア:610,000円
イ:640,000円
ウ:670,000円
エ:700,000円

設問②棚卸資産の評価を行った。正しい処理はどれか。
ア:季節商品で市場の価値は低いが、損傷などはないためそのまま期末棚卸高として計上した。
イ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行い特別損失として処理を行った。
ウ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行い売上原価の内訳科目として処理を行った。
エ:季節商品で市場の価値は低いため、商品評価損を行った。この評価損は損金不算入となり、将来加算一時差異となる。

 

□解答解説□

問①
正解はイ

まず、この問題の処理手順を確認。
手順1:期末商品棚卸高を計算。
手順2:売上原価を計算。
手順3:棚卸減耗費の処理。

この問題は売上原価を問うているが、手順③の棚卸減耗費の取り扱い方がポイントになる。
原価性があるのかないのかを判断する必要がある。

【判断基準】
原価性あり:商品の保管中の破損などが原因 ⇒ 売上原価
原価性なし:洪水による特別な破損などが原因 ⇒ 営業外費用または特別損失

売上原価 =期首商品 + 仕入 ― 期末商品に当てはめ計算する。
期末商品 =原価×帳簿数量であるから。
120,000 + 650,000 - (100 × 1,300) =640,000

問②、棚卸資産の評価に関する問題。決算整理の1要素として出題する可能性もあるが、会計規則としての出題される可能性もある。また今年は会計規則が多く出題される可能性が高いので、ここで合わせて確認をしておく。

正解はウ

ア:季節商品で市場価値が低い場合は、商品評価損を行うため不適切。
イ、ウ
【棚卸資産の評価に関する会計基準】
■評価損の表示
原則:売上原価の内訳科目
臨時の事象に起因し、かつ、多額であるとき:特別損失
よって、イが不適切でありウが適切となる。

エ:税効果会計の論点である。
評価損の損金不算入額は将来減算一時差異であるため不適切。詳しくは次回以降で。

では、まとめ

・論点のぶつ切りの強化は危険。
・全体の繋がりができて、パフォーマンスは大きく向上する。
・あまり注目はされていないが、決算整理は頻出論点。
・この論点は会計規則にも繋がる。

byこば


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!



8割が落ちる難関試験と考えるか、
たった2か月で合格できる試験と思うか。

リンク先で「これから始める2次試験対策 直前期から実践! 合格する可能性を高める方法 ~2016年合格目標~

こんにちはこばです。一次TAC模試も終わり、本試験までいよいよ約1か月。
模試で420以上を突破した人にとって気になるのが、二次試験。
7月の二次対策は不要であるが、二次試験の本質を予習することはロケットダッシュのスイッチになる。


■TAC 動画~これから始める2次試験対策の前提■

・1次試験に合格する人は2次試験を突破するための能力はすでに持っている。
・しかし、2次試験は8割が落ちる試験である。
・その2次試験を1,2年かけて合格するのではなく、直前期約2か月で確実に合格できる方法がある。

この講義で、師はこう語る。

概論

◇二次試験をスイッチに例えると◇

大人は例えると頭に残りやすい、二次試験をスイッチの操作に例えると

・2次試験を教室の電気の操作とする。真ん中の電気をつける場合、スイッチも当然真ん中と思いつけると端の電気がつくような試験である。大抵の人が初めは間違えるように設計されている。
・操作をする人が悪いのではなく、設計をした業者が悪い。
・ボタン押し間違いによるミスを防ぐには、①徹底的に訓練しミスをしないようにするか、②ボタンの配置をわかりやすくするかのどちらか。
・しかし、①は時間がかかり過ぎる。直前期からの合格を目指す場合は②のデザインを変える対策をとる必要がある。

・診断士「2次」はデザインが悪い、つまりあえて間違う様にボタンが配置されるため、自力でデザインを変える。

つまり問題要求を読み替えてわかりやすくする力が合否の差

・それをせずわかりにくい配置のまま答えを導く、つまり複雑にマークや下線を引いて処理するから、合格が遠ざかる。
わかりにくいままやると大抵の人は同じミスをしてしまう試験である。

◇事例別のスイッチ状況◇

・事例Ⅰ:何のスイッチかわかりにくい
・事例Ⅱ:スイッチがたくさんありわかりにくい
・事例Ⅲ:スイッチが複雑でわかりにくい
・事例Ⅳ:スイッチの操作方法がわかりにくい


■デザインを変更する~事例別対応~■

大抵の人がやっている対策は妥当性が欠ける。
そして、講師の話は合格者ノウハウとは違うと意識して聞く。

平成27年度の本試験を基にセミナーは進められる。
問題ごとの細かい内容は動画に譲りポイントをまとめる。

■事例Ⅰのポイント~具体化~■

オリジナルデザイン:問題文の指示が抽象的でわかりにくい。
起きうるエラー:何を探せばいいのか不明なまま問題本文に飛び出し、探すものを誤る。
変更後のデザイン:問題要求を具体化し、探し物を明確化する。

◇事例1の着眼点◇

事例Ⅰ:強みの維持強化が中心テーマ
強みがどう関係するのかという着眼点を持つと問題要求を具体化しやすくなる。

平成27年の試験には表面上は強みは書かれてない。
マーカーを引いて字面だけを追うとわかりにくい

事例Ⅰの問題要求を確認すると
問1:特性
問2:理由
問3:課題
問4:理由
問5:留意点

一次試験は1つしかマークできないが、事例Ⅰの設計は根拠を複数答えられる。結論を1つに絞る必要はない。

さらに、根拠を複数述べよにデザインを変更することがポイントである。

 

■事例Ⅱのポイント~事前想定~■

オリジナルデザイン:問題本文の根拠が多すぎる
起きうるエラー:根拠に翻弄され、時間が足りなくなる。
変更後のデザイン:問題要求から必要な根拠を想定し必要な情報を探す。

◇事例Ⅱの着眼点◇

事例Ⅱ:売上の拡大が中心テーマ
未対応のニーズに対応することが売上拡大を図るカギとなる。
費用対効果は必要ない。コストは無視。フットサル場すら作る

今年も27年同様に難しくなることが予想されるが、問題本文から根拠となる未対応のニーズを探すことは同じ。

・既存客の未対応のニーズ、不満
・新規顧客の未対応のニーズ

さらに、多すぎる根拠はグルーピングし、数を減らすことでわかりやすくする。

■事例Ⅲのポイント~設計図~■

オリジナルデザイン:問題の原因が複雑化し、真因がわかりにくい。
起きうるエラー:わかりやすい原因を深堀、見当違いの解答を組み立てる。
変更後のデザイン:設計図を基に原因を複数見つけ、正しい組み立てを行う。

◇事例Ⅲの着眼点◇

事例Ⅲ:問題点の解決がカギ、(テーマは語られていない)
問題の真因を把握すること。

原因は1つではない。変化と未対応の2つが組み合わさって問題が発生する。
問題本文を読む際は、下記、設計図に根拠を当てはめる。

設計図

 

 

■事例Ⅳのポイント~工程設計~■

オリジナルデザイン:解答結果が全ての設問に連鎖している。
起きうるエラー:設問1を間違え、以降も全滅。
変更後のデザイン:設問を全て把握し、解答手順を計画し実行する。

◇事例Ⅳの着眼点◇

事例Ⅳ:重要なことは計算力ではない、(テーマは語られず)
何をするのか、あらかじめ処理手順を計画し計算処理を行う。

時間がないからとひたすら問題演習だけだと答えを覚えるだけになる。
必要なことはその問題だけ対応できることではなく、どの問題でも対応する力である。

■復習のポイント~再現性~■

オリジナルデザイン:解答後にいきなり反省する。
起きうるエラー:記憶に残ったところだけ反省し、誤った情報がインプットされる。
変更後のデザイン:プロセスを再現して反省を行う。

◇復習の着眼点◇

復習:自分のプロセスに足りない点を掴むことがテーマ
正確な解答プロセスのトレースと正確な再現答案が重要になる。
自分の都合が良いように記憶を作り変えてはいけない。

師が伝えるものは受からないものを受かるようになることではなく、受かるものをより確実に受かりやすくするための工夫

一次試験を突破した受験生には考える、読む、書く力はある。
合格するために必要なことは、今年の二次試験にマッチできるか。

■今日のまとめ■

昨年も同様の動画を配信しているが、伝える工夫は今年も同じ。
同じ理由は

試験の本質は変わらないから

同じことを同じようにやったら落ちると師が伝えるのにも関わらず、同じ工夫を伝える意図は何か。
大抵の受験生は講師の話を聞いていないということではないか。
講師の話を聞かず、合格者ノウハウに依存することは合格から遠ざかる。
しかし、合格するまで受け続ければ合格する試験。そんな試験何かヘン。

今年も同様の動画を解説したことで、試験対策及び本試験に変化が生まれるのか今後楽しみ。

ではまとめ。

・一次試験を突破した受験生には、読む・考える・書く力は十分ある。
・二次試験が難しいのは受験生の能力に関係なく、デザインが悪いから。
・動画チャネルの工夫は、合格者のノウハウとは別物であり遥か上

byこば



二次試験もやっぱり不合格率80%
一次より低いけど、約4,000人が落ちてしまう。

挫折

一次試験同様にニ次試験も不合格率が約80%あり、リスクの高い試験です。

一次合格者が倍率5倍で競う二次試験は、一次より難しい。

でも一次試験よりも問題の難易度は難しくない。
それは二次の解答要求が聞かれたことに答えるだけだからです。
二次試験で必要なことはその程度のものです。

難しくないにも関わらず、80%の人が落ちてしまうのはなぜか?

二次試験は問題のデザインが悪いから□

・二次試験は1年で合格する人もいれば、何年かけて合格しない人がいる。この不合格になる原因は、個人の実力差ではなく、そもそも10人中8人を不合格にするようにデザインされた合格しにくい試験にしているからである。

二次試験が一次試験よりも曖昧で答えが明確に公表されず、採点基準すらわからない。加点法なのか、減点法なのかすら不明な試験であるため、みんなが勝手に試験を過大評価してしまい、試験本番で緊張・力み・焦りを引き起こしミスをしてしまうから。

平成27年の二次試験問題を基に代表的なデザインの悪さを見ていきたいと思います。

■悪さ1:聞かれていることがしばし意味不明■
事例Ⅰの設問5 組織文化の変革や人材育成の助言問題
A社は~。そうしたサービス事業を~留意~組織文化~人財育成~。~助言せよ。
前置きが長く、何について答えるのかしばし意味不明????
組織文化の改革?人財育成?具体的なこと?留意することだけ?
設問文でそうなどの指示語を入れることで、文字数を増やし聞いていることが何かがわかりにくくデザインされている。

■悪さ2:解答するために必要な情報が明らかに不足■
事例Ⅱの設問1‐2 誘致すべき新しいサービス業を助言する問題
新しいサービス業を答えなければならないのに、現在商店街に入っているサービス業の情報なし。
最近の傾向として与件文の情報の希薄化が進んでいます。さらに考えられるか系の類推問題が増加しており、与件文に記入されていない情報を考えて補う必要があります。この類推のブレが起きるように試験はデザインされている。

■悪さ3:本質的な原因よりも表面的な問題が目立つ■
事例Ⅲの設問1-3、2
誰でもわかるようなベタな問題が記載されており、解答の根拠として飛びついていまう。誰しも問題を正確に早く解きたいと心のどこかで思っているため、こんなにわかりやすいわけないと思いながらも根拠として使用してまう。試験本番の緊張を上手く利用したひっかけミスを誘発させるようにデザインされている。

 

ではこのデザインが悪い試験をどう乗り越えるのか。
自分が去年考えたことを述べたいと思います。

□抜本的な解決策はない□

二次試験におけるベストノウハウは存在しない。だから限界までどうすれば不合格にならないかを考えた。その中で、Sランク合格者がいうことは概ね同じように感じられた。

・しかし、他者の思考プロセスはコピーできない。と6代目うみのは断言。この記事は個人的にうみの記事で最高傑作。
できないといわれることができれば合格と考え、合格者の思考プロセスをコピー使用と決めた。

 

□思考プロセスをコピー□

思考プロセスをコピーしようと決めた人物は3人。

人物 選考理由
ふうじん スト生でSランク、答案も確実合格レベル。
ひめ Sランクと紹介、試験対応がさすがSランクと感じたから。
うみの 思考錯誤した現場対応がスト生の合格基準と考えたから。

・基本的に他者の思考プロセスはコピーできない。しかし、できない訳ではないと思う。
そのために必要なものはひたすらその人物が考えた思考プロセスを忖度すること。
その忖度するために活用したのが道場記事とふぞろい事例ドキュメント。

この人達が事前に考えたこと、試験当時に考えたこと、再現答案を毎日ひたすら読んだ。
特にふうじんの記事を過去記事も含めひたすら読んだ。

【2次ストレート(1)】3人のロールモデル(お手本)
【2次ストレート(2)】学習計画=6+5週間>11週間
【2次ストレート(3)】AAAA合格説
【2次ストレート(4)】財務コツコツ⇔スラスラの差
【2次ストレート(5)】80分間の解答プロセス
【2次ストレート(完)】目指せスト合格。でも合格は目的でなく手段。
【2次】合格仮説コンテスト
【2次】実は団体戦
【模試終了】目から鱗特集
【ラスト5週】Aランク実感 vs.Bランクの悩み
【ラスト4週】「予想して読む」力
【ラスト3週】解答時間圧縮法(前編)
【ラスト3週】解答時間圧縮法(後編)
【ラスト2週】明鏡止水vol.3
【ラスト1週】道場謹製:これやったらOUT集
【ラスト1週おまけ】AAAA合格説vs.総得点説

 

□思考プロセスコピーのその先□

他者の思考プロセスをコピーできたかは不明だが、しようとしたその先に見えたものがある。

それは特別なものではなかった。

なんだそんなものかと思うような当たり前のことでした。

特別なことは問われていない試験なんだと、思考プロセスが一巡したことが非常に大事だったと思います。
そう感じるようになったことで見える世界が変わりました。

試験対策を進めていくと、いろんな知識ノウハウが蓄積されます。

設問を読むときはこういうことを注意しよう、与件文を読む場合はSWOTを意識して、時系列会社の変化をとらえて、今後の進むべき方向を考える、この設問に対する解答のキーワードは等多くのものが蓄積されます。

思考プロセスをコピーしようとひたすら考えたことで、この蓄積された知識ノウハウがそがれていく感覚がありました。

考えることがシンプルになり

二次試験とは『聞かれたことに答えるだけ

と自分の中で明確に断言できるようになりました。

様々な対策をして思考プロセスまでコピーしようとして行き着いた先がこれです。
デザインの悪い試験ではあるが、聞かれたことが何かを明確にわかれば解答することは難しくない。

ではまとめ。

・一次より低いけど、やっぱり不合格率80%のハイリスク試験。
・一次試験よりも問題の難易度は低いが、しばし意味不明なデザインでミスを誘発させる
・他者の思考プロセスをコピーできるかは不明
・二次試験とは『聞かれたことに答えるだけ』と断言できるまで考え抜くと見える世界が変わる

byこば



 

 

こんにちは、オーケーです。

 

ゴールデンウィークに突入しましたね。

 

学習の進み具合はいかがですか?

先日、道場セミナーにご来場いただいた方々とお話しをしていると、さまざまな学習環境があるということが改めてよくわかりました。お仕事やご家庭の都合で必ずしもゴールデンウィークをフルに学習に充てられない方もやはりいらっしゃいます。

 

ゴールデンウィークをフルに学習に充てられるっていう方は、本当に恵まれた環境にあります。みっちりとやりこみましょう。

 

充てられないって方、ここは工夫のしどころですね。

Ozの記事butaoの記事を参考に限られた時間を有効に使うにはどうしたらいいか?そんな視点を持ちながら学習を進めていきましょう。

 

本試験までに残された時間は万人に平等に流れています。

「あれをやらねば」、「これをやらねば」(必ずしも学習科目に限定しているわけではなくて、皆さんが時間を費やす事柄すべて)を考えるよりも、「しなくてもいい」ものを考えてみると案外、時間は捻出できるものです。

僕の場合、同僚との飲み会がかなりの頻度でブックされていたのですが、これは当面1次試験までは「しなくていい」かな、と定めて「ごめん、今日はこれにて」(自称、オペレーションドロン)を口癖に早々と退社するようにしていました。

 

僕が好きな映画スター、アラン・ドロン氏

 

 

本日のテーマは【ストレート生にとっての2次対策開始時期】

 

 

では、以上の「しなくてもいい」の中に「2次対策」は含まれるのでしょうか?

僕自身の経験を踏まえていますので、今回はストレート生向けとさせてください。

 

 

僕の答えとしては、この時期以降、二次対策は「しなくてもいい」部類に入ってきます。

理由は、1次試験を通過しないと2次試験は受けられないから。これに尽きると思います。

よほど余裕しゃくしゃくの方は別にしても、このあと100日弱の時間の使い方で合否が決定するという受験生がほとんどです。僕もそうでした。

 

2次対策は1次試験を通過してからで十分に間に合います。早めの2次対策でライバルと差をつけようとして、油断していると足元をすくわれる恐れがあります。ぜひ1次試験対策を着実に進めてみることをお薦めします。

 

まだ2次試験の過去問も見たことないぞ、って方。受験機関ならば2次試験対策の導入講義が12月や3月に組まれているので、だいたいの様子はわかっておられると思いますが、独学の方はすこし不安かもしれませんね。その方に向けては、以下の僕の個人的な感想を提供させていただきます。これをもとに8月からの対策スタートを楽しみに待っていてください。

 

個人的な2次試験の感想

  • マークシート対策から記述対策に変わって、学習スタイルにも変化が生じて「楽しい」
  • 個性豊かな事例をたくさん読むことができて「楽しい」
  • 文字制限のある記述は創意工夫のし甲斐があって「楽しい」
  • 自分自身の解答手順を標準化していくプロセスが「楽しい」

 

「楽しい」ことしかない……わけではありませんが、僕にとって2次試験対策は楽しかったです。楽しいと思える域に達するまでは一定の時間が必要だし、ちょっとタイヘンなところもあるのですが…。

 

今日のメッセージを突き詰めると、この一定の時間というものは1次試験後で十分だということです。

 

なお、財務・会計だけはちょっと事情が異なります。事例Ⅳを横目で見ておくことも有益と思います。

ちなみに事例Ⅳってのが財務・会計の2次試験版です。

 

基本的にあまり問題集は手を広げ過ぎるべきではないと思いますが、僕の場合、事例Ⅳの2次試験用問題集を入手して、1次試験用のスピ問等と並行して論点別に解いてみると理解が深まりました。

 

フォルゴーレも同様の見解のようです。

 

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした

 



 

みなさん、こんにちは、オーケーです。

 

中小企業経営・政策の進み具合はいかがですか

 

「やたら細かい重箱の隅をつっつくような数字を覚えさせられるし、

似たような政策がいっぱい出てきて、とにかく暗記ばっかり…、

もうヤダ!

「俺は経営マネジメントの勉強をするために診断士受験するのに、なんで電車の中で単語カードを必死にめくっているんだ…」

 

 

そんな心の声が聞こえてきます。

と申しますか、昨年の自分の声でした。

 

この科目、とにかく暗記がタイヘン

興味もわかない

畢竟、学習進捗ペースダウン…。

 

多くの受験生が悩んでいることだと思います。

 

でも、僕はある気付きをきっかけに前向きにこの科目に取り組めるようになりました。

 

本日のテーマは中小企業経営・政策におけるアハ体験

 

冒頭の通り、昨年、僕もひとりの受験生としてこの試験科目に向き合い、格闘していました。格闘し、疲れ果て、やる気が低下しておりました

 

それがある瞬間、この科目にこそ「診断士の真髄」が在ることを知りました

 

ある瞬間とは、中小企業憲章のページをぱらぱらと読むともなく眺めていた時のこと。

中小企業憲章は別にそんなに試験に出るわけでもなさそうだし、さらりと読み飛ばそうとしていたとき、「おやっ」と思ったのです。

 

なんだ!?、このページ、やたら熱量の高い単語が多いじゃないか

 

まず『2010年6月に閣議決定されたこの憲章は、中小企業政策の基本的な考え方を示した「政府の決意表明」』

というの記述がテキストにありました。『決意表明、うむ』

 

次に『自らの才覚で事業を営みながら家族のみならず従業員を守る』という熱い記述。『ううむ、確かに』

 

そして遂には『中小企業は国家の財産』という記述。『SUGEE!

 

無味乾燥なテキストには珍しく熱い言葉がほとばしっていました

 

なんてことでしょう!かの松岡修造氏が憑依したかのような熱を感じざるを得ませんでした。

 

 僕が尊敬する松岡氏

 

それまでは、中小企業診断士が経営マネジメントを体系的に学べる国家試験というライトな理由で勉強をしていたのですが、この科目は僕に問いかけてきました。「本当に診断士になる覚悟はあるのか?」と。

 

 

「そうだったのか、診断士って!熱い、熱すぎるゼ!」

 

 

テキストを素読みしていた時に得たこのアハ体験から早速、意識ラベルの貼り替えを行なうことにしました。

 

すなわち、「やたら細かい数字を覚えさせる嫌な科目」という意識ラベルを剥がし取り、「診断士たる真髄を学べる科目」という新しい意識ラベルを貼ることにしました

 

そうすると、次にこの科目は、実はひとつに見えて2つの科目で構成されていることがわかってきました

 

「中小企業経営」と「中小企業政策」です。

 

なにを当たり前のことを、とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、

意識を変えないと見えてこないもので、僕はこれら2つを

「前半と後半」、「数字覚える方と単語覚える方」

くらいの分け方でしか捉えていませんでした。

 

2つの科目であると直感的に理解した次に、その役割について考えてみました

 

診断士試験はやはり経営コンサルを養成する試験、ということはフレームに落としこんでみようと思い立ち、以下の様な結論に至りました。

 

 

中小企業経営」で現状把握を徹底的に行い、

「中小企業政策」で解決策の具体案をどっさり頭に入れること

それがこの科目の本質

 

 

いかがでしょうか??

 

 

物事の本質を押さえるか否かで取り組み方が変わってきますよね

無味乾燥で苦痛にしか思えなかった細かな数字の暗記作業も別の風景が見えてきます。

政府が用意する政策を将来クライアントに提案してみようと考えるだけで記憶への定着度がまったく違ってきます。

 

この科目は中小企業診断士試験が中小企業診断士試験たる所以を声高に自己主張する、とても個性的で資格の特色を色濃く反映した試験科目だと僕は思っています。

 

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。

 



こんにちは!まさや~ん@5代目です

中小企業診断士試験の日程が発表になりましたね!
今回は例年より一週間程度遅い展開になるようです、
合格発表はクリスマスプレゼントから年明けのお年玉にかわりました。
くわしくはコチラからご確認ください。

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今回はご好評(?)頂いているNPV関連の第2回です

このテーマは
1.複利現価係数と年金現価係数
2.設備投資の経済性計算
3.デシジョンツリー
の3部作予定です。

本日のテーマは「設備投資の経済性計算」です!

まず、設備投資の計算は大きく分けて3種類あります。
ここをまず理解してから計算練習を積むのが近道です。

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さらにその前段階として
正味CF=(1-税率)(営業利益)+減価償却費
=(1-税率)(CIF-COF-減価償却費)+減価償却費
=(1-税率)(CIF-COF)+(税率)(減価償却費)
この式をまず理解しましょう!

そして、 NPVは正味CFを評価したい時点での現在価値に戻した上で、投資額などを引いて正味現在価値を求めて判断していることを理解しましょう!!
======

①新規事業に対しての投資(拡張投資)

一番オーソドックスなタイプですのでこれは正解したいタイプの問題です
できればこのタイプの計算手法を完全に理解して、複雑な取替投資などの計算を学ぶのが個人的に近道だと思います。
自分は最初計算のパターンが数種類あるということを気づかずに答練で色々痛い目をみてきました( ;∀;)
与えられた情報に基づいてNPVを計算し投資の判断を行います。。

1.まず設問や与件を解釈しCIFとCOFを年度ごとに書きだす
2.減価償却費を求める
3.投資設備を売却する場合は残存価格と売却価格を確認する
もし残存価格>売却価格なら
((残存価格-売却価格)*(税率)+売却価格)
を売却時点に足しこむ
もし残存価格<売却価格なら
(売却価格-(売却価格-残存価格)*(税率))
を売却時点に足しこむ
4.評価するべき時点(与件より判断、大抵は投資時点)に割引く
5.正味現在価値を求め投資を判断する

この辺りは過去記事で計算方法がまとめられてますのでご参考ください!
 【渾身・財務】NPVを得点する~脱ケアレスミスを目指す~  byイラサム
・ 財務会計:意思決定会計を得点源にする!  byふうじん

②追加投資等で費用や利益の追加分に着目する投資(合理化投資、増分投資)

基本は①と同じですが注意点が増えます
・差分の収支で考える
・追加投資分の減価償却費を正味CFに入れ忘れないこと
・赤字から黒字化なら税金も考慮する必要があります

③設備やシステムを新旧入れ替える投資(取替投資)

同じく基本は①と同じですが注意点が増えます
・差分の収支で考える
・設備投資額は(新設備購入額-旧設備売却額(税金関連忘れずに))
・減価償却費は(新設備分-旧設備分)となる
・機会原価(旧設備残存価格)を正味CFから減算する
とまぁ、計算が一番ややこしくなるパターンが多いです。

テスト対策だけならば「機会原価」を忘れないようにすれば
①のCIFとCOFの書きだしが完璧なら解けると思います。

まとめ

1.拡張投資の問題を集め練習を積む
2.1をマスターし始めたら増分投資や合理化投資にチャレンジ
3.1と2を十二分に練習を積んだら取替投資に手を付ける

今回は自分のノートを見ながら作成していきましたので練習方法が合わない人がいるかもしれません(*´Д`)
ただ全ての投資計算の基本たる拡張投資を何度も練習すること投資計算の種類を把握して練習すること結果近道になると信じています。

ではでは、まさや~んでした。

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※※一発合格道場 春のセミナーを開催いたします!※※

【「一次試験まで、ほぼ100日 一発合格道場 春の入魂セミナー」 開催概要】

日時:4月29日(火/祝)
   (開場・受付開始:12:30~ セミナー:13:00~16:30 )
場所:東京都 23区内 (参加者に別途ご連絡します)
定員:35名 (先着順) ※満員御礼!
参加費:無料
セミナー終了後、会場近くで懇親会も行います!
(実費負担、4,000円程度を予定)

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みなさん、こんにちは。オーケーです。

 

4月に入り、あっという間に桜の季節も過ぎようとしていますね

道場に訪問していただいている方の中には、部署や勤務先が変わり、新天地で頑張っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。環境の変化により、学習時間が十分にとれなくなった人もおられるかも

 

でも、諦めないで学習を続けるようになさってくださいね

試験学習は合格することが第一義的に重要です。続けないと受かりませんし、続けると受かる確率は上がっていきます。

仕事と試験学習の両立は多くの受験生がぶち上がる最大級の悩みどころです。

でも、時間だけは万人に平等ですよね。合格者は時間を上手くやりくりして学習時間を捻出しています。これからがいよいよ正念場です。

 

 

本日は激励から始めさせていただきました。ギアを一段高いところに入れて、本試験まで駆け抜けるようにしましょう

 

 

さて、前回僕が書きました『【財務】財務・会計は暗記科目!?』の中で、基本的な問題とその解法を「暗記」していくと、Cランク以下問題もひねっている箇所がわかるので、高い確率で正解するようになる、とご紹介しました。

 

本日は財務・会計科目の初学者&苦手にしている方に向けて、

なぜ基本問題をおさえることが大切なのか?

なぜ基本問題をおさえることでCランク以下問題にも対応できるようになるのか?

を具体的に見ていきます。

 

本日のテーマはCランク以下問題への対処法

 (この科目が得意な方は、読み飛ばしていただき、代わりに中小企業経営・政策などの科目と格闘してください

前回書いたように、この科目を苦手にしている方(≒初学者)は、ルールがぎっしり詰まっていて、かつ体系的な理解ができていないとうまく点数が上がっていかない会計(アカウンティング)ではなくて、解法の「暗記」から比較的容易に得点の積み上げが見込める財務(ファイナンス)から重点的に学習をしていくべきデスヨそれって戦略ダヨネ、とお伝えしました。

 

ですので、本日の具体例も財務(ファイナンス)から選んでみました。

 

論点はWACC(ワック)にします。日本語で書くと、「加重平均資本コスト」ですね。

その意味するところをごくごくカジュアルに解説すると… まずもって資本=負債+自己資本ですよね

で、企業ごとに当然ながら負債と自己資本の割合は異なりますので、その割合に応じて加重しながら、資本コストを求めてあげようというのが、このWACCちゃんになります。

資本コストとは、「企業が借金を返すときの利息のパーセンテージ、および株主への配当を出すときのパーセンテージ、その両方だ」くらいの理解で良いと思います。

 

以上の前提知識を軽くおさえていただいた上で、平成21年第15問設問1をご覧ください。

 

H21−15

B社は現在、普通株式と社債によって資金調達を行っており、それぞれの時価は以下のとおりである。

普通株式 時価5,000万円

社債   時価3,000万円

また、投資家は現在、普通株式には13%、社債には5%の収益率を要求している。なお、税金はないものと仮定する。

設問1 B社の加重平均資本コストとして、最も適切なものはどれか。

 

 

この問題はWACCのとても基本的な問題です。事実、正答率は高くAランク問題となっています。この問題は大丈夫ですよね?

 

 

次に、平成23年第16問をご覧ください。

 

H23-16

D社では、新規投資に必要な資金10億円を内部留保、借入金、普通株式の発行によって調達しようと計画している。以下の資料に基づいて、この資金調達における加重平均資本コストを算出した場合、最も適切な数値を下記の解答群から選べ。なお、新株発行の場合、発行手数料等により既存の株主資本コストより1%高くなるものとする。

内部留保額 4億円

借入金の税引前コスト 4%

既存の株主資本コスト 10%

実効税率 50%

目標負債自己資本比率 4:6

 

 

この問題、見た瞬間、手が動き出しますか?

正答率は低く、Dランク問題となっています。

 

この問題、本試験では取りたい問題です。実はそんなに難しくありません。A、Bランク問題で丁寧に基本問題の解法を「暗記」してきた方なら、取れるはずです。

 

では、平成21年のAランク問題と平成23年のDランク問題、その違いはどこにあるのでしょう?すなわち、Dランク問題はどこをひねっているのでしょうか?

 

突き詰めると、

 

  • ①資本の中身   Aランク問題…2つ Dランク問題…3つ
  • ②税金の有無   Aランク問題…無し Dランク問題…有り
  • ③処理すべき備考 Aランク問題…無し Dランク問題…有り

 

の3つくらいなのです。

 

この違いによって、有しておくべき前提知識と正答に至るまでの手順が少々増えることになります。

①の違いでは、内部留保が自己資本のひとつだという前提知識が明瞭になっていなければいけません。でも、この知識はかなり基本的な知識なので、大丈夫ですよね?

次の②税金の有無です。有利子負債は節税効果を考慮してあげる必要がありますね。

節税効果は英語ではタックスシールドと言いまして、中二病的にはそれだけでちょっと胸熱な響きで、いろいろコメントしたいところですが、こちらも負債コスト×(1−実効税率)を「暗記」していれば大丈夫です。

 

最後の③も難しくありません。新株発行が自己資本の増加につながることを基本知識から引き出せればいいわけです。

 

以上のように、このH23−16は処理すべき箇所が3つあり、いわばAランク×Aランク×Aランク=Dランクという印象です。

 

いかがでしょうか?

 

Cランク以下の問題もAランク知識が2,3個合わせ技で問われているに過ぎないことがわかっていただけたと思います。Aランク問題を徹底的に体に染み込ませて、問題を見た時に脊髄反射的に手が動き出すくらいにやり込むと、Cランク以下問題も自然と正答に至る確率が上がっていきます。

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした

 



 

みなさん、こんにちは。オーケーです。

 

早いもので3月も下旬ですね。

 

 

4月からは新年度を迎えて異動になる方もいらっしゃるかもしれません。わたしもこれまでの営業職から企画職に異動となる予定で、診断士学習を通じて体系化できた様々な知識が仕事の上でも活用できるのではと思っています。

 

 

意外かもしれませんが、経済学もけっこう役立つと思っています。どういうことかと言いますと、経済学の単純化したり、仮定を置いたりして物事をモデルとして捉える考え方が役立つということです。新規事業のフレームなどを構築する際にベースになっている気がします。

 

というように診断士試験の試験科目は現職の仕事において様々な側面で有益であることを実感しているわけです。本日はその中でも「財務・会計」を取り上げてみたいと思います。

 

本日のテーマは知識ゼロからの「財務・会計」攻略法

 

仕事で役立つといえば、やはり「財務・会計」ですね。試験勉強を通じて得られた知識で、もっとも有益なものの一つと思っています。「財務・会計」の理解なくして経営は語れません。

 

でも「財務・会計」、苦労されておられる方多いですよね?

 

ウンウン、と頷いておられる方、心配ありませんよ。僕もそうでした。とても苦労しました。恥を忍んで申し上げますと、一番はじめの答練の得点が34点だったので誇張でもなんでもございません。(ご参考までに僕の合格体験記はコチラになります)

 

この最初の答練、「ヤヴァい、手が動かない」という焦りまくる感覚でした。トレーニングやスピ問などの問題集をひと通り解いて臨んだ答練だったのですが、「あれ?あれれ、やばい、解けない…え?えーー…」そしてあっという間の60分。まるでイ○セ前都知事のような冷や汗タラタラ体験でした。

 

(養成答練でのイメージ映像)

 

当時のことを思い返すと「財務・会計」に無駄に力が入っていたと思います。理解せねば理解せねば理解せねば✕10…、というある種の強迫観念がありました。

 

この暗中模索期が2ヶ月ほどありました。書店で買ってきた複数の問題集を机に積み重ね、理論書などを読み漁りました。でも全然できるようにならないし、なによりチンプンカンプン

 

このままではイカンと思い、戦略の大転換を図りました。というか、その時、戦略というものを初めて強く意識しました。それは…

 

  •  「財務・会計」の知識ゼロからストレートで合格するには基本問題を繰り返し解いて、解法を「暗記」する!

 

  •  財務(ファイナンス)と会計(アカウンティング)を意識的に分けて考える!覚えることが比較的少ないファイナンスを得点源にすることで砕け散った自信を再構築する!

 

という2つでした。この新戦略を定めたのはたしか昨年のこの時期だったと記憶しています。そして、いろいろ手を出してとっ散らかっていた問題集を捨て去り、トレーニングおよびスピ問に絞り、ファイナンスの重要論点とその解法を徹底的に覚えていく作戦を展開しました。

 

すると、やるべきことがシンプル、かつクリアになったせいか、心理的な負担感がかなり低減されて、「財務・会計」に向き合う姿勢が前向きになっていきました。

 

問題を見た瞬間に手が動くようになっていきました。基本問題とその解法を暗記していったおかげで、A、Bランク問題は難なく正解できるようになり、Cランク問題もひねっているポイントがわかるので周辺知識を組み合わせることで高い確率で正解に至るようになりました。

 

いかがでしょうか?

 

1年で合格したいと強く思っておられて、「財務・会計」の知識ゼロからスタートしている方にとっては、ひょっとすると僕の戦略と作戦は参考にしていただけるかもしれません。

 

なお、合格後は時間ができたので改めて簿記を学び始めています。合格後にしっかりと勉強するということも全然アリではないでしょうか。要はゴールをどこに設定するかということです

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。

 

 

 



皆さんこんにちは。

冬から春への移り変わりを日々感じゆく今日この頃にタイトルからつまんないダジャレを入れて申し訳ございません。ちょっと冬に逆戻りさせてしまいました

本日は春分の日ですね。春一番や桜の開花情報がニュースに取り上げられる時期になってきました。春は誘惑の多い季節です。異動・転職・新卒等の歓送迎会やお子さんの卒業&入学シーズン。更にはお花見や行楽もピークを迎えます。公私ともに様々なイベントが目白押しとなります。ですが、診断士受験生にとっての春は12月の合格発表です。勉強の継続へ向けて自己の管理を徹底していきましょう

さて、前回の記事において法務では理屈が大切という前フリをしておりました。今回の記事では暗記が苦手だった私の対応方法をご紹介したいと思います。

■暗記は得意派?それとも苦手派?
ネコ型ロボットが登場する漫画の中でもアンキパンという道具がありました。覚えたい事をパンに書いて食べると暗記できるという代物。小学生の頃は、このパンが欲しくてたまりませんでした。普通の食パンを食べても暗記には役立たない事を知った時はショックだったなぁ…。今も昔も暗記は大変という事を象徴する秘密道具ですね。

世の中には「暗記大好き~」という方よりかは「暗記はちょっと…」という方のほうが多いのでは?私も暗記は苦手派でした。というか今でも暗記は苦手です。法務でも各種法律の違いを覚えるのに苦労しました。覚えては忘れ、忘れては覚える。あぁ忘却の終わりなき旅。そんな無味乾燥な暗記の世界に理屈を持ち込むとイメージが進んで覚えやすくなるというのが私なりの対策でした。

と、その前にまずは道場の理屈系記事をご紹介。未読の方は是非一度ご覧下さいませ。これらを読めば、法務においての理屈の重要性は分かって頂けるのではないかと思います。

【法務】法務導入編、読み方のススメ 
【法務】法務をホームにしよう
【法務】原理原則の理解で法務を攻略
【 法務】社外取締役はなぜ必要?
産業財産権から法務全体を俯瞰する

それでは、具体的な例としていくつかご紹介したいと思います。

■理屈で覚える法務3事例

1.クーリング・オフ期間が長いのは何だっけ?

上記表にあるようにクーリング・オフにおいて基本は8日間。しかしながら、業務提供誘引販売取引および連鎖販売取引は20日と長期に設定されています。これは訪問販売、訪問購入、電話勧誘、特定継続的役務提供は契約者が一方的に商品や役務の提供を受けるだけなのに対して、残りの2つは契約者が収入を得られるという一面が絡んでいる事があげられます。つまり、お金儲けに不慣れな一般人は収入が得られるという契約に対して冷静な判断が出来ず、冷却期間にも相応の時間が必要であるという配慮からなのです。このイメージができれば、問題の選択肢が沢山あっても間違える事は少なくなると思います。

 

2.登録意義申立制度があるのはどの権利だっけ?

無効審判制度 登録異議申立制度
申立先 特許庁
目的 商標権の無効化
対立先 当事者同士 特許庁vs請求人
対立構造 当事者対立構造 査定体系構造

知財の勉強範囲の中で、無効審判制度と登録異議申立制度とい2つの制度が出てきます。しかし、登録異議申立制度は商標権でしか取り扱っておりません。 なぜ商標権だけに存在するのでしょうか。この2つの制度、特許庁に対して権利の無効化を訴えるという点は共通しています。が、争う関係者が違います。無効審判は利害関係者同士の直接対決。登録異議申立制度は特許庁と請求人との対決です。

無効審判は当事者同士で証拠を揃えお互いの主張をぶつけあうイメージに対して、異議申立の場合はちょっとおかしいんじゃないかと役所に間違いがないか査定してもらうイメージです。どちらの方が簡単なイメージを持つかといったら、登録異議申立制度のほうがお手軽な感じがしますよね。で、特許権や意匠権は、万人に対して有益なものであり社会的影響力が強い為、やるならきっちり無効審判で審理しようぜというスタンス。実用新案無審査主義だからそもそも登録異議申立自体がナンセンス。ところが、商標権誤認混同を避け、需要者の利益を早急に確保した方が有益です。というわけで、お手軽な登録異議申立制度は商標権にだけは設定されているというイメージでした

 

3.簡易組織再編、純資産と総資産どっちだっけ?

上の図は組織再編で出てくる簡易組織再編の可否をまとめた表です。暗記で厄介だったのが、資産の条件。純資産と総資産がいつもごちゃまぜになっていました。その問題に対してもやっぱり理屈での対応。下の図表に合併、株式交換、会社分割のイメージをまとめてみました。吸収する側(対価を支払う側)をA、吸収される側(事業を差し出す側)をBとしています。

簡易組織再編は組織再編という一大イベントにおいて手間もコストもかかる株主総会を省略出来る制度です。メインとなる考え方は株主がどう思うかなんですね。まずAの条件から考えてみましょう。Aはお金を払う側ですから資産から負債を引いた純資産がどれくらい減るかが重要です。総資産という図体がどれくらい大きくなるかよりも手元のお財布の中身の方がどれくらい減るのかという事のほうが、株主の関心は高いわけです。

それに対して、Bにとっては対価を受け取る代わりに自分の事業を分社化して差し出します。B社の株主にとっては、一時的なキャッシュの増減よりも今後金を生み出す事業をどれくらい本体から切り離してしまうのかのほうが注目を集めます。その為、B社側の条件として、規模が把握できる総資産を使っているという事です。また3つの組織再編の内、独立して経営を行うパターンは会社分割だけになりますから、独立後の株主のお伺いをたてるかどうかの必要性に迫られるのは会社分割の時だけになるという事です。

このように理屈で覚えておけば、暗記にかかる労力も少なくなり、試験のひっかけ問題にも対応力がつくというメリットがあります。

 

■理屈で覚えるデメリットは?
そんな良い事ばかりの理屈で覚える方法も一つ難点があります。それは、理屈を知る為の労力が結構かかるという事私の場合は大体、『知りたい言葉+理由(orなぜ)』のGoogle検索を使っていました。恐ろしいのがネットサーフィン(最近は死語ですね。ずっとネットしているからでしょうか)。次から次に関連知識を掘り下げるうちに絶対試験には関係ない事を調べていたりします。また、私の初年度の失敗例として、書籍を買い漁り、必要のない範囲の勉強まで行ってしまったという失敗例もあります。二次試験とは関連性が高くない科目だけに、深堀りし過ぎる事もコストパフォーマンスを下げる要因になります。私は、どうしても暗記で覚えられない範囲については、覚えやすい理屈を探していました。皆さんの中で、暗記と理屈のバランスを取りながら対応する事が重要ですね。

それでは今回はこれにて失礼します。

Oz



こんにちは。ハーンです。
2月ももうすぐ終わり。今年は都市部では予想以上の大雪でしたね。
ただ、少しずつ暖かくなってきました。もうすぐ春になりますね。

中小企業診断士試験は、四季を感じる試験です。真夏の1次試験。秋の2次筆記試験。冬の口述試験・・・

私は、15日コースの実務補習を受講しているため、これから最後の3社目の補習になります。土日の補習と平日の睡眠時間を削っての診断資料作成は、正直言えば楽しくもあり厳しくもある状況です。まあトータルすると日々悪戦苦闘、ただいま成長中!といった感じです。

みなさんの学習も、軌道にのってリズムが安定してきているころかと思います。そうした中、一日の時間の使い方を考えてみました。

【平日のある一日(例)】

◆ 日々の過ごし方を考える ◆

 

日勤の仕事をしている人をイメージしました。

朝は出社、夜まで仕事。その後、中小企業診断士の学習。そして睡眠。

朝型人間の方は、起床して出社まで学習時間に充てている方がみえるかもしれませんね。

 通勤時間、昼休みといった細切れ時間を有効に活用するというのは、道場の記事にもよくアップされています

 

ただ、良く見ると1日で1番面積が大きいのは?

そうです。仕事ですね。そして2番目は?睡眠時間です。

 

当たり前のこと言うな!って怒られるかもしれませんが、面積を見るとそのまんま。

私は睡眠学習についての知識が無いですが、 この仕事の時間って使えないの?って思うわけです。

仕事をさぼって勉強をしましょう、という話では決してありません!

 

 

◆中小企業診断士は仕事に役立つ資格?◆

 

話は変わって、中小企業診断士は、ビジネスマンに役立つ資格ランキングにおいて、しばしば上位に来ます。

 

それはなぜか。

企業経営に関連する事柄を幅広くバランスよく学んでいるからだと思います。

試験勉強が仕事で役に立つ→仕事が試験勉強に役立つ、ということも言えないでしょうか。

 

私の経験ですが、過去の実務経験が一次試験の勉強にかなり役立ちました。

それぞれの専門家というレベルには全く達していないものの、広く浅い診断士1次のレベルでは、仕事の実務経験レベルでも1次試験に役に立つことが多々あります。

 

(何か変な表現ではありますが・・・独立するため、あるいは仕事に活かすため、資格を取るんじゃなかったの?って突っ込みは置いておいて)

 

 

◆未開の領域を考える◆

 

さて、今日の本題です。

未開の領域=業務時間中の使い方です。

・7科目全てを業務で経験しているわけじゃない!

・実務経験がある科目は既に得意科目。問題はそれ以外の科目!

って声が聞こえてきそうですね。もっともな話だと思います。

 

今日、私が業務時間中の活かし方で思ったのは、1次以上に2次試験対策についてです。

 

2次試験は、「読む」「考える」「書く」の3段階のフロー。

読む、書くことが少ない仕事はあるかもしれませんが、「考える」は大体のどの仕事でも直面するのではないかと思います。

加えて、考える力をつける、すなわち思考力の強化というのは、なかなかつかみどころがない話・・・

 

そうした中で、仕事において「なぜ」をいつもより多く問うてみる、というのはいかがでしょうか。

この「なぜ」を繰り返した上で、どうやって解決するかを考える。これの繰り返しです。

私事で恐縮ですが、仕事ではできるだけこれをやるようにしています。あくまで自分なりですけど。

ここのところの実務補習で、指導員の先生からのいろんな指摘を受けると自分の考えの浅さを痛感することばかりなので。

 既に当たり前のように、私以上にやられている方もいるかと思います。まあ、人との比較より、今の自分と比べて少しでも思考力がつくならプラスだと思います。

 

2次試験まで約8か月近くあります。

スト生が、今のタイミングから2次試験対策をするのはほぼ不可能でしょう。

もし、仕事をしながら多少なりとも思考力を鍛えられるならば、一石二鳥。ましてや、今の段階で対策が時間的に難しい2次試験の対策が進められるなら一石三鳥です。

仮に試験に直結しなくても、うまく行けば、仕事で成果が上がるかもしれませんし。

もともと勉強には活用できないと考えていた仕事中の時間。捨てるものは、基本無いかと思います。

 

ただし、あまりやりすぎると、

・自分を詰問しているようで、非常に疲れる。

・理屈っぽい人間になる・・かも。これは良し悪し両面あるでしょうけど。

原因分析ばかりしても仕方ないので、どこかで解決策を考えるようにしましょう!

 

 

◆今日の要旨◆

 

・1日24時間は皆同じ。大半の人は仕事の時間が最も多い。

・仕事の時間はそのまま受験勉強には使えない。ただし試験内容が仕事に役立つとすれば、仕事での経験は試験に役立つはず。

・仕事で直面する課題の発生理由を深く考えることで、思考力が多少なりともあがるのでは。

・仕事の時間はもともと勉強にカウントしていない時間。そこでプラスがあれば儲けもの。

・1次試験より2次試験に活きてくる可能性あるため、現時点で2次対策が難しいスト生には特にメリット有。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。ハーンでした。



事例Ⅳで難しいといわれる年の本試験問題みてこれが難しいのと思ったことはありませんか?

多年度生の場合は理由はご存知だと思いますが、ストレート生向けに理由を書くと

緊張の中変化球が必ず入る本試験を3つこなした後に、
事例Ⅳを普段通りの状態(実力)で解くというのは大変難しいことなのです。

結構これに悩まされている受験生は実に多いのですが、
対応策としてできることは一日4事例解くというのを地道に経験していくくらいしかないのです

そこでお勧めしたいのが
「模試行脚」
です。

なぜ模試行脚を勧めるかというと

1.各社質の高い問題を用意してくる

受験生が各社の問題の質を把握できる場ですので、受験校も変な問題ではなく質の高い問題を出題してくる傾向が高いです。

2.普段とは違う採点感覚を味わえる

合格体験記でも書いてますが多年度受験生が各社模試に合した解答をすれば、高得点を狙って出すのは実は難しいことではありません。

なぜなら個人的にお世話になった受験校の場合で書くと
・TACなら与件分のキーワードをちりばめてロジカルに書く
・MMCなら多面的に書いて専門用語でまとめる
を行い対応付けができる人なら普通に上位に食い込めます。

ですが、いつも通りの解答を書きAway環境で採点してもらうことで客観的に自分の答えの正当性を判断できます。
もしAway環境で著しく点数が悪い(平均以下)場合、解答の書き方がHome環境に無意識的に調整されている可能性があります。
そうなると本試験の採点環境ではどう判断されるかわからないため、合否の不安定さが増すと思われます

3.一日4事例の過ごし方を練習できる

難問奇問に当たった場合の対処方法、食事の量、リフレッシュ方法などの経験を積むことができます。
模試中は勉強仲間に会うことが予想されますが、個人的には最初に断りをいれストイックに挑む方が練習になると思います

4.脳に負荷がかかった状態で事例Ⅳを解く練習ができる

個人的にはこれが一番大きいメリットです!
事例3つこなした後に事例Ⅳを経験するだけでも一万近く払う価値はあります
そして大体工夫された問題が出てくるので知識補充になりますし、疲労時の計算能力やミス傾向を知ることができます

5.Away環境を体験できる

普段と違う環境で解くため環境に依存しない場馴れが進みます。
また独り言を呟きながら解く人、消しゴムの消し方が荒い人、携帯をマナーモードにしてない人などなど色々な方がたくさんいます
もしそのような人が近くにいた場合はラッキーです、本番でも周りの人はこちらで選べないので貴重な経験ができます。
模試を受けた時そのような方が隣に来た場合は本番だと思ってリズムを崩さないよう意識して受験してください

など色々なメリットを経験できるので経済的・時間的にも余裕があるなら模試行脚をお勧めします!

ですがデメリットもあります
採点結果を気にしすぎる人は混乱したり調子を落とす場合もあるので一程度の実力がつくまで見送った方がいいかもしれません。

まとめ
・模試は高額だが貴重で鮮度ある経験を積める
・採点結果を気にしすぎる人は受けないことも選択肢

 

==受験校の二次模試状況
・TAC
特徴:受験者数最大
日時:一回目(4/26or27) 二回目(8/30)
・MMC
特徴:アドバイス返却(疑問を直接聞けるのでオススメ)
日時:一回目(3/9) 二回目(5/18) 三回目(8/10) 四回目(9/13or14)
・大原
特徴:コーズをあてた実績あるらしい。。。
日時:一回目(6/1) 二回目(9/13or14)
・TBC
特徴:DVD解説付き
日時:???
・LEC
日時:一回目(4月) 二回目(9月)
・マンパワー
日時:一回目(10月?)

※上記は140222時点の情報です、詳しくは受験校のHPでご確認ください
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ではでは、まさや~んでした



皆さん、こんにちは。オーケーです。

 

T○Cカリキュラムだと「経営情報システム」の講義真っ最中ですね。

 

開講以来、「企業経営理論」や「財務・会計」など重量級の科目が続いていたので、僕はこの「経営情報システム」の基本講義に入ったとき、ちょっと気持ちが軽くなったものです。(このあたりの感慨は人それぞれでしょうが)

 

引き続き経済学の足場固めをしてました

とはいうものの、「経済学・経済政策」がなんとも消化不良なまま残っていました。基本講義と養成答練を終えていたのですが、自分の中で未定着な印象が強く残っていたのです。

 

前回も書いたのですが、僕はこの時期、石川秀樹先生がYouTubeで講義を行っている「速習マクロ経済学」と「速習ミクロ経済学」を聴いていました(本は有料です)。

 

文系学部出身者にとって、経済学は数式が出てくるので、拒否反応が出たり、必要以上に身構えたりしてしまうものです。僕もそうでした。

 

でも、石川先生の講義では速習といいながらも、T○Cの進み方よりは丁寧に時間をかけて解説してくれるので、経済学の面白さの一端を知りつつ、学習を進めることができました。数式は経済学においてはツールになります。慣れてしまうとなんということはありません(少なくとも診断士試験においては)。

(そしてこの石川先生オススメの5色ラインマーカーが2次試験で絶大な威力を発揮するとは。これはまたの機会に)

 一週間のお品書きを作ってみよう!

さて、本日は僕が行っていた勉強方法をご紹介させていただきます。それは、「一週間のお品書き」を作るというものです。

 

かつてフジテレビ系列で「料理の鉄人」という番組がありました。和の鉄人、道場六三郎が試合開始直後、急ぎ食材を調達する挑戦者を横目に、ゆるゆると筆でお品書きをしたためる様子をご記憶の方も多くいらっしゃるでしょう。

 

           僕が尊敬する道場先生

 

このお品書き、鉄人一流のパフォーマンスという側面以外にも「効用」があるように思えてなりません。

 

それは、最終アウトプットを言語化することで、工程を認識し、時間配分や食材をクリアに把握することができる、ということではないでしょうか。一見、ムダに思える、このゆるゆるとお品書きをしたためる時間、実は限られた試合時間だからこそ、とても理にかなっています。

 

 

僕はこのお品書きを試験勉強に使っていました。どういうことかと言いますと、日曜日の夜にその週で行う学習項目と時間をノートに書き出していました。

 

平日 経済学 速習チャプター23から27
財務・会計 スピ問P19−34
情報システム トレーニングP24-45
土曜 運営管理 過去問H23
財務・会計 過去問H22
日曜 講義 バッファ

 

 

このようなかんじです。同時に学習に費やした時間をスマホアプリで管理していました。5代目執筆員、U2が使っていたのと同じアプリです。これすごく便利なんです。

 

振り返りが重要

 

もちろん計画の立てっぱなしはサイアクなので、日曜日に振り返りを行って、学習進捗面と時間面の両面でその一週間を管理していました。

 

「経済学は順調に進んだな」、

「今週は思いの外、残業が多くてスピ問で積み残しが出たな」、

「木曜の飲み会に合流したのがアダとなったゼ

などと計画と実績との差異を認識することができます。

 

進捗が計画より上回っている有利差異の場合は、日曜日の夜はフリープログラム(余暇等)に回し、進捗が計画を下回っている不利差異の場合は、遅れている箇所の手当に費やしました。バッファとはこのための時間を指しています。

 

いかがでしょうか自分自身の予実管理をするつもりで、学習に臨むといいクセがつくようになります。

 

なお、道場先生のように筆ペンを使う必要がないことは言うまでもありません

 

それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。

 



みなさん、こんにちは
この度5代目執筆メンバーとなりました、まさや~ん@道場5代目です

素晴らしい先代たちのブログ記事をみると最初は未熟な記事になるかと思いますが、一歩ずつ成長を心がけますので末永くよろしくお願いします

この記事がデビュー作となるわけですが何を書こうか凄い悩みましたが、やはり最初は個人的に思い入れのあることを書こうと決めました

それはなにかというと・・・

「中小企業診断士試験は

事例4に始まり、事例4に終わる」

どんなに苦手でも事例4を攻略しなければ合格は遠いです

ですので、デビュー記事はどうやって事例4の得点を積み上げていくのかを題材にしようと思います!

↑の図が事例4の出題内容の全てです。

1.経営分析は必ずでる(最近はBS/PLの変化も)
2.CF計算書、CVP、NPVのどれかは頻出論点
3.個別論点は何がでるかは宝くじ

ちなみに出題割合は
経営分析:頻出論点:個別論点=1:2:1
の場合が殆どです。

それを踏まえて今度は↓のグラフ見てください

これは得点と平均、合格見込を個人的な主観で表したものです。
以上を含めて合格圏に入るには何を重点的に対策する必要があると思いますか??

1.経営分析は必ずです(最近はBS/PLの変化も)
2.CF計算書、CVP、NPVのどれかは頻出論点

この2つをまず対策して得点を積み上げることが重要です。

まず経営分析についてはルーティン化するのが一番です。
最初に事例4をやるとルーティン??なんて感じると思いますが、
演習を続けると一か月かからずルーティン化されてくるはずです。

==経営分析のオススメ過去記事一例===
【事例Ⅳ】鉄板得点源―経営分析を攻略 by イラサム
徹底攻略!!経営分析 by wacky
==========================

この経営分析をこなせるようになれば無事平均点一歩手前までいきます

次に頻出論点です、平均点を超えて合格レベルに到達するには

  1. CF計算

    ex.間接法、穴抜き問題(支払利息不明など)、引っ掛け勘定科目問題 etc…

  2. CVP

    ex.連立方程式、固変分解、感度分析、高低点法、経常利益/営業利益引っ掛けetc…

  3. NPV

    ex.拡張投資、取替投資、増分投資、デシジョンツリーetc…

の3論点ができる必要がありますが、

半分程度こなせば無事平均点確保
半分以上なら普通に合格ライン

というわけです 。実にシンプルです
(↑は2年通じての感触です、勿論言うまでもないですが出題内容によりますよ )

上記を踏まえて言い換えれば、

事例Ⅳで重点的に練習する必要があるのは実は頻出論点のみという事実

==頻出論点のオススメ過去記事一例===
個別計算問題対策#1:CVP分析 by ふうじん
個別計算問題対策#3: キャッシュフロー計算書 by ふうじん
財務会計:意思決定会計を得点源にする! by ふうじん
【財務・会計】アカウンティングの論点整理-1 by こぐま
Output学習(2/3) 財務・会計計算問題集を3回転 by ふうじん
==========================

最後に個別論点ですが、
ex.原価計算、為替、株価、経済的発注量、リスク、EVA、財務レバレッジ効果、キャッシュサイクル、専門用語関連etc….
と多岐にわたる出題範囲の中から宝くじあてにいきますか

するしないは個人の自由ですが、自分なら頻出論点を完璧にしてから個別論点の出題確率高い分野から勉強していきます
(多年度の方が勘違いしないように念の為書くと、1次試験の財務対策している方が当然できる個別論点は完璧にしておく必要はあります)

◆まとめ◆

1.経営分析は演習通じて力はつく
2.個別論点に手を出す前に、頻出論点を完璧に

みなさま体調不良にはお気をつけください、今絶賛ノロ感染中ですがこんなのにかかったら勉強どころではなくなってしましますので^^;



こんにちは。

この度縁あって5代目執筆陣をさせて頂くことになりましたOzと申します。

受験生の皆さんが何か一つでも参考に出来る記事を提供できるよう心掛けて頑張りますので、宜しくお願い致します。
ちなみに私の合格体験記はこちらになります。

さて、気付けば暦の上では春も訪れ(とはいっても寒い日は寒いですが)、一次試験まで約半年2次試験まで9ヶ月弱となりました。

昨年の秋から勉強を始めたストレート生にとって、この時期はまさに受験勉強の第一四半期決算期となります。そこで今回はPDCAサイクルの検証ついて考えてみたいと思います。

■1年間を区切ってみると
勉強の第一四半期決算なんて大それたタイトルを付けていますが、その意図するところは単純明快。毎年10月中旬に行われる二次試験をゴールと見立てて、年間計画を立てるとこのような感じになります。

これが今年10月までの大まかなスケジュール。
ここからの3ヶ月は俗に言う暗記3兄弟に加え、主要科目の橋げたの構築苦手科目の底上げ、更には職場環境の変化等に対応しながら勉強を継続していきます。直近より負荷が掛かる事は想像に難くありません。その荒波を乗り越えるために、これまでの勉強方法や成果ついての検証を行い、10月へと進路をどう歩んでいくのかを考えてみる事をお薦めします

でも、検証するためには重要な前提条件があるはずです。

■振り返れるば○○はある?
企業の決算や仕事のフィードバック、更には皿洗い後の奥様チェックまであらゆるところでPDCAのサイクルは回っています。その中でチェックを実行する為に必要なものが目標です。事前に目標が分からないと修正の仕様がありません。皿洗いが終わった後に「ちょっとあんた!汚れ残ってる!やり直し!」と言われるのも、お皿をピカピカにという目標があればこそ。目標設定が無いのに振り返りをするというのは、後付けで評価を決められる為、評価が過剰に(良い方向、悪い方向どっちに振れるかは別として)なりやすいと考えられます。

とは言え、ストレート生の方にとって、この3ヶ月は苦難の連続だったと思います。多様な科目を勉強する大変さに加え、仕事やプライベートとの両立、体力の低下や記憶力の衰え等々、皆さんの置かれた状況において十人十色で何かしら悩みを抱えているはずです。

そう考えると、暗中模索の中で試行錯誤しながら勉強を始めたストレート生に対して、目標設定があったかどうかその設定は適切であったかを問うのは少々酷な話かもしれません。

■今から出来る事
であればこそ、皆さんが過ごしたこの第一四半期の実績を元に、今後の勉強においての目標を立てるor見直す事の意味は大きいのではないでしょうか。同じ振り返りをするのであれば7月の直前期に行うよりも得られるメリットは計り知れません。具体的なPDCAサイクルの立て方については過去の道場記事でも紹介されております。これらを参考にしながら、目標設定について考えてみましょう。

学習計画立ててますか?
学習時間を確保できない?
学習時間を確保できない?(その2)復活の時
この時期の寒さを逆手にとった「マイルストーン勉強方法」

それでは今回はこれにて失礼します

Oz



はじめまして。

butaoともうします。

ご縁あって、今年より5代目メンバーとして道場に参加させていただくことになりました。

自己紹介はこちらの私の合格体験記をご参照ください。

なお、こちらでもでブログも書いておりますので宜しければお立ち寄りください。

皆様のお役に立てるよう実験的にいろいろな記事を書いてみますので、よろしくお願いします

さて、その第1弾として今回は情報システムの過去記事の整理を行いました

なぜ、過去記事整理か?というとですね、以下のような問題意識を持っていたからです。

道場は5年目に入り、記事が増えたために記事を活用しきれていない受験生が増えているのではないか?

また、なぜ情報システムか?というとですね、一番記事数が少なくて楽そうだったから(笑)という理由だけです

そこで、上記の問題意識に照らし合わせて、情報システムを学習プロセスと、陥りがちな問題点を以下の図のように整理してみました。

 

 

図の説明をしますと、左側は学習をすこし大きくとらえたプロセスイメージです。右側は、そのプロセスにおいて起きそうな問題点です。

左側を軽く説明しますが、このプロセスで達成したいのは情報システムの科目を限られた時間の中でなるべく高得点で突破することです。

その際には、まずはそもそも免除するのかどうかという判断が有りますよね。

そして、免除しないのであれば、次にはこの科目はおもしろそうかどうかというラベル付が皆様の中でされていると思います。

情報システムではここでどのようなラベルをつけるかが吸収効率に関わります。

興味を持つためには、過去記事でも指摘されている通り生活に結びつけて考えることが重要な点です。

で、話を戻して、次に面白そうであっても、すべての分野をまんべんなく学ぶことは出来ません。

従って、重点分野は定まっているかが必要です。

これは過去記事の中で、今までの出題傾向から基礎論点が列挙されていますのでご参照ください。

で、次に重点分野が判明したとして、内容を理解できるかどうかが重要になります。これは気合ですね。

問題はその次です。理解した内容を暗記できるかどうかです。そして、暗記できたとして得点につなげられるかどうか

ここが情報システムの最大のポイントの1つです。一時的にはかろうじて覚えられるが、維持できない。本番までに忘れる。ということがあると思います。

ここはまた後日手法論を展開したいと思います。

以上、つらつらと述べましたが、ここで言いたかったことはこれに従え!ということではありません

この内容かなり突っ込みどころもあると思いますし。

私がここで皆様に提案したかったのは、「手法論に入る前に、自分なりのプロセスで考えて課題と、対策を認識することで、情報システム突破ひいては合格により近づくのではないでしょうか?、ということです。

直前になるとどうしても手法論に重点を置く必要があると思いますし、大きな見方をする余裕もないと思いますので。

ただ、

「そんなことわかっているよ。問題意識はあるけど、対策が出来ないから困っているんです

という声もあると思います。

そこで、以下の参考情報を記載して本日は終わらせようと思います。

どんな参考情報かというと、受験生が陥りそうな問題点と、過去の一発合格道場の記事の関連を示した一覧表です。

表の見方ですが、左の側面が過去の記事(情報システム)であり、横軸はありそうな問題意識です。

自分の問題点さえ把握すれば、打ち手は何かが道場記事から探し出せるというものです。

道場の中の、「情報システム」のフラグが付いている記事はすべて下記に掲載されています。

ただしこれはあくまでbutaoの独断による評価ですのでご参考程度に受け止めていただけますと幸いです。

また本当はリンクをはりたかったのですが、申し訳ないのですがサイズの関係で画像で済まさせていただきます

 

エクセルファイルがほしい方いらっしゃいましたら、コメントいただけると送付させていただきます。

ではここで失礼します



katsuです。

一昨日、2次試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。

結果に関してはいろいろと不安になることはあると思いますが、とりあえずは試験を受けることに協力してくれた周りの方への感謝を伝える時間や自分に対してのごほうびの時間などに使うのがよいのかなと思います。

ただし、再現答案はだんだん作れなくなってしまいますので早めにつくっておきましょう!!

また、わが一発合格道場へ合格体験記を送ろうと考えている方は着々と準備を始めてもいいかもしれませんね(笑)

 

さて、今回の記事より2014年度合格へ向かう人のための記事を書いていきたいと思います。

 

◆スタートダッシュ!先取り学習!!◆

まだまだスタートしたばかり、1科目めがようやく終わるころでしょうか。診断士試験は7科目。「まだまだ先は長い??」かと思いきや意外と早く7科目が終了してしまいます。現在、余裕があるといって油断は大敵です。

簿記学習経験者などこれから学習がはじまる「財務・会計」に関してアドバンテージがある方がいるかと思うのですが、こういった方中心に「先取り学習」を提案してみたいと思います。

私は、2012年の8月に税理士試験(財務諸表論)の試験を終えたあとから学習を開始しまして10月に「販売士検定2級」と「情報処理技術者試験ITパスポート」を受験しました。さらに、12月にはBATICを受験しました。

販売士検定は「運営管理」、ITパスポートは「経営情報システム」の予習となり実際の講義が始まってから安心して受けることができました。

もちろん現在の講義をおろそかにしてしまうことは本末転倒になってしまいますが、「財務・会計」にアドバンテージをもつ簿記関連の資格を持っている方、また今のうちならまだ学習時間が確保できそうだという人はこういった他の関連資格の学習をしてしまうこともオススメできます。まっすー他資格との関連の記事を書いているのでこちらも参考にしてください。

 

◆先取りしておくべき教科は?◆

また、私が本当に先取り学習をしておくべきだった教科として「経済学・経済政策」がまず真っ先にあげられます。

詳しくはこの記事(泥沼学習法【経済】)で取り上げているのですが、経済学を学ぶ方法として、石川秀樹先生の経済学の書籍を購入してフリーラーニングというサイトの無料講義動画で学ぶという方法があります。

すごくわかりやすい動画なのですが、これを行うにあたって私が困ったことはかなり時間がかかることでした。

今、もし先取りしておくことが可能となるのであれば「経済学」に関してかなりアドバンテージができるのではないかと思います。「経済学」に不安を抱いている方にはオススメです。

みなさんも「石川経済学」にどっぷりと浸かってみませんか・・・(笑)

 

◆2次試験も見すえたい?◆

1次試験科目に関連する学習経験がかなり豊富で2次試験対策を早めにはじめたいという方には、私が本来だったら受ける予定だったMMCの通信講座をやはりオススメしたいです。

私は、前述の経済学で1~2月に挫折して克服に時間がかかったために受講することができなかったのですが、1月くらいからの講座を検討してみてはいかがでしょう。

MMCのメソッドに関して、まっすーが紹介していますのでコチラの記事も参考にしつつ、興味がある方はMMCさんに今年の2次試験の模範解答と資料を請求(無料)してみましょう。

ちなみに年度の試験問題の模範解答の請求は今年合格しているだろうという人も申し込んでおくとよいです。(私は口述対策を見すえていくつかの学校に申し込みました。)

これももちろん次試験の学習をおろそかにしてしまうことには気をつけなければなりません。

実際、8月からでも間にあったという人はかなりいるわけです。しかし、早めから2次試験を知っておくことで、1次試験の学習を2次試験に役立たせる効果が期待できると思います。

簿記学習経験者ならばこの時期から2次試験の事例Ⅳを意識してもよいかと思います。ちなみに私は、「財務・会計」学習の時に「中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)」という1次と2次の両方に対応した問題集を利用していました。

 

現在、中小企業診断士試験の学習を開始されている方は口述試験まで考えると試験合格までにはまだ1年以上あります。

長い目で計画を立てることが非常に重要だと思います。モチベーション管理なども含めていろいろと考えてみてください。現時点で1次試験7科目及び2次試験について特徴だけでもざっと調べておくのはよいと思います。

7科目の中には、それぞれのこれまでの経験・キャリアなどから得意・不得意がでてきます。その中で不得意科目にはいずれ対処しなければならなくなります。

診断士試験の1次試験の王道は、不得意科目を克服して7科目とも平均的な得点をとって合格することだと思います。そのため不得意科目克服のための時間の確保も計画に入れる必要があります。

アドバンテージがある科目の学習中に不得意科目の克服を行うことは、アドバンテージを生かすことになるかと思います。

簿記受験経験者以外ならば、IT業界に属しているなど経営情報システムについては得意そうだなという方はお薬ハックコチラの記事を参考にするとよいかと思います。

もちろん現段階でどれが不得意科目になるかもわからない状況かもしれませんが、こういった意識があるだけで5月に7科目がひととおり終わった時点での状況は変わってくるかもしれません。

現在、「順調だな・・・」と考えている人ほど今後の計画については一度考えてみて欲しいです。

最後に、初学者でまだ道場の4つの基本理論を読んでいない方は、ぜひとも読んでおいてくださいね!

 

それでは、また。

by katsu



katsuです。

TACの模試が終わり、本試験まであと約1か月・・・

超直前期に入ってきました!

土・日に模試を受けた方、お疲れ様です。

ちなみに「まだ模試受けていないよ」という方は今回の記事は模試後に読んでいただけると嬉しいです。(フライング気味ですみません。)

 

◆模試の振り返り◆

模試を受けた方々、いかがでしたでしょう?

「得点計画」どおりの手ごたえでしたでしょうか?

そして疲労は体感できましたか?

前回の記事にも書いたとおり、模試が本当に意味をなすのは、模試後、本試験まで約1か月を充実して過ごせるかにあると思います。

思うように点がとれなかった教科は必ずそのことから目を背けずに向き合って欲しいです。そして、わりと得点が取れた科目に関しても、論点別に見ればまだ抜けている部分があるかもしれません。

これからの時期、ペンキ塗り学習法などを参考により多くの論点をカバーするのもよいでしょう。また、この記事で紹介されている「聞かれたらイヤな論点を書き出してみる!」という方法も良いかと思います。

とにかく模試を分析して「残り1か月間どう過ごすのか?」考えてみてください。

模試に引き続き、本試験で目標とする得点計画を考えながら、まずは苦手科目・論点を埋めつつ、さらにどうしたら自分の得点力があげられるのか?を考えていきましょう。点数が上がりやすい科目などを優先することも重要です。ムダを省いて最短の道で得点力をUPを目指すことが残り時間が少なくなってきた時期では有効だと思います。

 

◆残り1ヶ月どう勉強するか悩んでいる方◆

模試の結果で手ごたえを感じた方もいると思います。

しかし、気を抜くと逆にこの1か月で意外と点数が下がってしまうなんて危険性もあったりします。まだまだ油断は禁物です。

「模試の感じを見ると手ごたえあったし、なんとなく受かるような気がする。さて、この1ヶ月どうしようかな・・・。」という人にオススメできる学習法を紹介したいと思います。

一発合格道場には「一日3科目学習法」という記事があります。

この記事は受験生時代は見ていなかったのですが、偶然にも私は似たようなことをやっていました。

この学習法の内容に関してはリンク記事を読んで頂きたいと思いますが、私がオススメするにあたって特に感じたメリットは「計画が立てやすい」ことです。

特に結構順調にきていて何をやろうか悩んでしまっている方に関しては、ある程度機械的に学習の科目と時間の枠を決めてしまうというのも良いのかなと思いました。

とはいっても、枠が決められているだけで、その枠内で何をやるかは自分で決めるため、ちゃんと考えておかないとすぐに次の科目、次の科目と時間が過ぎていってしまうため、きっと自然と能動的な学習をすることになります。また、限られた時間を意識するため効率的にこなすこととなります。

枠内でどういうことをやるか浮かばない時は、前述の「でたらイヤな論点を書き出してみる」ことによって次は何やろうと考えてみたり、あとは「答練」などの科目全体を振り返れるツールを利用して全体の復習をしつつ、自分の中で穴が開いている部分を探していくなどしていけばよいでしょう。

ちなみに私がこれと似たような方法をした理由は、余裕があって何をやろうか悩んでいたという感じではなく、模試でできていた部分をどんどん忘れていくことへの恐怖かあったからです。

暗記克服のための回転への意識をするという基本戦略に立ち返って、私は2日で全科目を回すということを考えました。私の場合、最初から「①朝1h~2h②昼休み1h③夜1h~3h」という感じで1日3科目ずつ勉強していました。昼はわりと時間が少ないので得意科目、時間が取れる夜は苦手科目という感じでウエイトのかけ方は多少工夫しました。この方法で私が個人的にメリットを感じられた部分は回転の意識により忘却を防ぎ点数が維持できたということです。

この私のやり方も多少は似てはいますが、記事に載っているメリットの科目ごとの頭の切り替えの訓練ができるという点で私はツールもなく意識も甘かったからかメリットを享受できませんでした。この点が非常に失敗だったなと今感じています。ぜひ「一日3科目学習法」を記事をしっかり読みこんだ上でご活用を検討してみてください。

 

◆おまけ(ゆるわだ)◆

最近、本試験で持ち込んだアイテムについてまっすーひろいんが紹介してくれています。

私も負けじと持ち込んだアイテム関して1つ紹介しておきたいと思います。

それは、クーラーバッグです。

※写真は去年のこのくらいの時期に私がキャン・ドゥさん(100円ショップ)で購入して使っていたもの。

私は車で出かけるときにクーラーバッグ保冷剤を入れてよく持っていっていたので、「けっこうみんな普段から持ち歩くものだ」と勝手に思っていたのですが、現在聞いた限りでは道場メンバーでも持って行った人はいなかったので紹介させていただきました。

なぜ、私がこれを持ち込んだかというとコーラとチョコを持っていきたかったからです。

脳の疲労の回復で私がオススメするのは「ブラックチョコ」なんですが、チョコは夏だと溶けてしまう恐れがあります。実際に過去、簿記の試験で溶けてしまいベトベトになった経験があります。チョコの効果自体も実は気休めな感じはしているのですが、もし溶けてしまったらストレスでむしろ逆効果だろ!なんて思いました・・・。

また、私は資格試験では、飲料として水かお茶を1本と必ずコーラ1本を持っていきます。コーラを持っていく理由は単純に好きだからです。でも、ぬるくなった炭酸はちょっとイマイチ。で、またストレス・・・。

この2つの問題を同時に解決してくれるのがクーラーバッグでした(笑)

私が選んだバッグはサイズ選びにこだわりがあって、ペットボトル2本+α(チョコ)が入るという基準で探したものです。

ちなみにこのサイズなら栄養ドリンクも入るので、持っていけばよかったと少し後悔しています。

 

というわけで、疲労対策も兼ねて?クーラーバッグをオススメしておきます。そして、ひそかに今年の本試験でクーラーバッグが流行するのを期待してます!

では、残りあと約1ヶ月しっかりと計画を立てて後悔のないようにお過ごしください!

 

それでは、また

by katsu



katsuです。

この記事のとおり、私は「経済」に一番苦労しました。

本試験ではにも助けられ、なんとか合格点に届きました。

その分得意なはずの「財務」が難化して貯金がほとんどできなかったのですが・・・。

診断士試験一次試験は難易度の上下が結構あるので、やはり苦手科目を克服することが合格のセオリーであると私は思っています。「経済」はきっと苦手な方が多いのではないでしょうか?

そして、今年の「経済」は荒れ狂う可能性を秘めています。

それはひろいんこの記事で紹介してくれた最新版の「経済」に関するデータを見れば感じることでしょう。H22、23年はかなり難易度が高く苦労した受験生が多かったと思います。

「経済」が難化した時にまずは40点そしてそこから積み上げていくということも想定しなければなりません。すると「経済」の場合、1問4点なのでまずは10個正解すればよいことなります。

10問正解するためにはどうすればよいか・・・

昨年の私ももちろん考えていました。私が考えていたのは次のようなことです。

まず基本的な論点(ミクロなら代替効果と所得効果、マクロならIS/LM分析など)の簡単なA・Bランク問題はしっかり理解して解けるようにするのを前提に・・・

+α

・ 結論を覚えておけば解ける論点の問題(知識問題系)

・ 割と少ない分量で完結する論点の問題

をつぶしておくことです。

 

私もこのくらいの時期からは自分が本試験においてどの分野の問題で得点して本試験では何点取るのかを計画しつつ取れる分野をかためていくことを考えて準備していました。

また、「経済学・経済政策」の試験は朝の第一科目めですので、朝に学習時間がとれます。

ツール作成をあまりしていない私でさえ朝の時間で見るファイナルペーパーを作成しました。

知識系の論点はこういったファイナルペーパーを作成して直前に再確認することで本試験で1マーク、2マーク変わってくる可能性も大いにあると思っています。

今回は私が「経済」で得点源としていた論点を紹介することでみなさんにも「どの論点で点数を稼ぐ」かという得点計画を考えるきっかけとして欲しいと思います。また、みなさんもこの論点はおさえやすそうだなと思ったらぜひ得点源にして頂けると幸いです。

 

 ◆ 公 共 財 ◆

過去問:H20-11(1)・(2)、H24-22

☆Point☆

公共財は非競合性か非排除性の少なくとも一方を有する財であること

 (私的財の定義も同時におさえる)

非競合性非排除性の意味

・公共財は過少供給となり(市場の失敗)、政府の介入が必要となること

上記Pointをしっかり覚えたうえで、公共財はなぜ過少供給となってしまうのか?についてなんとなく理解できれば過去問は解けてしまいます。

また、非競合性や非排除性の意味を覚えるときには公共財の例(司法・防衛・警察)などとつなぎあわせながら覚えるとよいと思います。

 

◆情報の非対称性◆

過去問:H20-15、H22-14、H23-15

☆Point☆

情報の非対称性の意味

逆選択モラルハザードの意味、両者の違い

レモンの原理(アカロフ)の意味

H23-15のように、逆選択とモラルハザードの意味を混同させる問題が鉄板ですが、これは次のように例を意識しながら違いをおさえておけば簡単に解けると思います。

契約に生じるのか契約に生じるのかをわかるようにしておきましょう。

 

◆景気動向指数◆

過去問:H21-5、H24-1

☆Point☆

・与えられた指標が先行系列一致系列遅行系列のどれに属するかの判別

先行系列は景気に先だって変化する指標であるため、「」「在庫=これからの売上」「投資機械受注耐久→未来へ投資するイメージのもの」というような先を連想させるようなキーワードが含まれています。イメージキーワードを覚えればなんとなく先行系列じゃないかな?というような判断ができると思います。

一致系列は、キーワードとしては「販売」「出荷」「生産」「使用」「消費」など現在に起きている状況に関連するワードが指標名に含まれています。

遅行系列はあまりありません。ラチェット効果が働く一般消費は遅行系列なのがポイントだと思います。他には法人税収入完全失業率などが含まれます。

ちなみに昨年は、実質機械受注先行系列)がなんか目を引くなと思っていたらバッチリ出題されて瞬殺で解けました。

完全に覚えるのはもちろん大変ですので、なんとなくこれに入るんじゃなかったっけなっていう感じでイメージで区別できるようにするだけでも出題されたときの得点確率は上がると思います。

 

◆その他◆

マンデル・フレミングモデルは表で結論を覚えてしまえば結構解けますし、比較生産費説やゲーム理論などはパズル的な感じでルールを知ってさえいれば解けるので得点どころであると思います。

あとは、寡占市場のモデル景気循環の分類GDPとGNPの違いなどは知識系の問題といえると思いますので結論を覚えることで得点につながる論点だと思います。

さらに、この記事にでてくる論点(消費の三大仮説など)もわりと簡単に得点源にできると感じます。

 

初学者にとって「経済」は難しいです。しかし、全部が全部難しいわけではなく意外と簡単な論点もあります。

「経済」は全てをしっかり理解するには本当に時間が足りない科目だと思います。

「どうしても全部理解したいんだ!!」という人は前にご紹介した石川先生の経済学の「速習シリーズ」を買って講義動画を繰りかえし見ていればわかるようになると思います。

しかし、それは間違いなく合格後に学習するのが賢明であると思います。

完璧を目指さず、取れるところからコツコツと積み上げていきましょう。

それが自信とモチベーションにもつながっていくはずです。

それでは、また。

by katsu



katsuです。

過去記事を見ていくと割と偉そうに勉強法などを書いている私ですが、実は1次試験の点数が4代目メンバーの中で一番悪い・・・という事実!!

「自分はギリギリの点数を狙って取ったんだ!想定どおりで問題ないんだ!」ということで、2次試験対策~合格までは自分をムリヤリ納得させてました。

しかし、それは言い訳で、正直1次試験以降合格まで1次試験の問題なんて全く見たくもなくて、道場で執筆しながらようやく最近過去の自分と向き合っています。1次に合格はしたものの心のどこかで満足はしておらず、1次試験の問題には目を背けていました。

言い訳がましいですが、3~6月位の勉強時間が少なくなっていたのも事実です。ある意味では効率的にやったともいえるのでしょうが、もっとストイックにできなかったのか?という反省はすごくあります。

じゃあどれくらい点を取る気だったのか?ということになるのですが・・・

本試験の私の得点計画は

経済60点 財務80点 経営65点 運営70点

法務60点 情報72点 中小60点 計 467点

こんな感じで考えてました。

しかし、実際は33点も下回っていました。

そしてこの中で、計画を下回った科目は、「財務、運営、情報」の3科目です。

このうち「運営」「情報」渾身の徹底論点整理シリーズで担当となっています。この2つの科目でなぜ点数がとれなかったのか?という反省を敗因分析という形での記事にしようかと思っています。2つともどちらかというと得点源と考えていた科目でした。ある程度苦手意識がない科目で点数をどのように積み上げていくか?反省とともに考えたいと思います。

では、まず今回は運営管理です。

 

◆運営管理という科目◆

コチラの記事平成23年分までのデータがまとめられています。

平成24年の傾向もあまり変わりませんでした。

運営管理は平成17年を除けば、ABランクの問題約6割近くあります。

このABランク問題をしっかりとっていければ合格点には届きます。

そして、Cランクなどで+αを重ねていけば、70%以上(私の目標点)に届き、得点源の科目となります。

前回のお薬ハック記事のタイトルどおり貯金科目であると私も思います。

現に4代目の道場メンバーは70点越えがほとんどでちゃんと貯金科目としています。(ちなみに、やはり私が最低点・・・。)

では、なぜ私は得点源にできなかったのか?

まずは、得点分析をしました。

 

Bランクが取りきれず、それ以上にCランクがイマイチこれが原因でした。

BとCであと4問とれれば目標を達成できたはずです。

70点以上をとれている方はきっとCランクがかなりとれていると推測されます。

 

◆運営管理の学習の反省◆

主にスピード問題集回転、基本を大事に!

ABランクを着実にとれるように!という意識は強かったです。

しかし、苦手意識がなく、養成答練で70点、完成答練で77点とあまり問題のある点数でもなく、なんとなくできる気がしてしまっていました

そのせいで模試では59点であったのに、本番は大丈夫と高を括っていた部分もあったと思います。

それでも60点取れたのは、スピード問題集をある程度回していたおかげだったのではないかと思います。(この点は成功?)

しかし、模試や過去問の問題にはあまり手をつけなかったせいで、Cランクの問題への対応ができなかったのが得点源にできなかった理由だと思います。

また、3文字アルファベット生産管理の用語の理解や暗記が不十分だったのもなんとなく気づいていたのですが、点数とれてないわけじゃないと見ないフリをしていたのかもしれません。

直前になぜかまとめた『まちづくり三法』。 ⇒ 参考PDF

こういったまとめレジュメ的なものをもっと早くからやっておくべきでした。

過去問も最後のあがきで直前1年分はしっかり分析したのですが、1年では効果が薄かったと反省しています。

 

◆本試験で間違えた問題のパターン◆ ※D・Eランク除外

昨年度の本試験問題を見直して、「どういったことが理由で失点したのか?」失点パターンの分析をしてみました。

(パターン1) 用語をしっかり区別しきれず失点

第5問(C)、第10問(C)、第29問(B)、第43問(C)

⇒ 運営管理で苦労したのは紛らわしい言葉をしっかりと区別して覚えることです。しかも疲れているとミスがでます。

CAD/CAM/CAE

ダブルビン方式/定期発注方式/定量発注方式、

カットケース陳列/ショーケース陳列

CRP(プログラム、システム)/VMI(手法

(パターン2) 用語の意味が思い出せず失点

第7問(B)、第16問(C)、第19問(B)

⇒ すべて生産管理。オーダエントリー方式はほぼノーマーク、連合作業分析に流動数分析、知識も理解もかなりあやふやな部分でした。

(パターン3) 問題をしっかり読まずに失点

第11問(C)

⇒ もう一度解いてみたらあっさり正解。疲れていて適当に問題を読んでしまったのでしょう。

(パターン4) 選択肢をちゃんと理解できずに失点

第32問(C)

⇒ 選択肢 エの小売業者が卸売業者であることに気づかず不正解。

(パターン5) 知識がほとんどなくて失点

第20問(B、ノーマーク)、第24問(C、2択までいき失敗)

⇒ 省エネ法、ノーマークでした。しかし過去問の出題実績もあるし、なんでやらなかったのか?Bランクなのでみなさんはやっていたのでしょう。

⇒ 消防法、Cランク問題で2択まではいっているので間違ってもしょうがないですかね。

 

◆もしもやりなおせるなら?◆

          

まず本試験で、気合を入れた見なおしをしていると思います。

疲労度がかなり高い状態で見なおしをしっかりしなかった記憶があります。これが原因でもったいないイージーミスが発見でてきなくなっていたと思います。第11問、第29問、第32問、第43問あたりはしっかり見直しできれば正解できたかもしれません。特に(パターン3)のようなミスは必ず気づかなければいけないと思います。

そして、一番重要だと思うことは用語をもっと整理することです。紛らわしい用語、アルファベット用語が多いところなどはまとめレジュメなどをつくって、直前で思い出す作業をしときたかったですね。(パターン1・2)を確実に正解するためにやりたいと思います。

さらにいうと、得点源にするという意識をもっと高くもち、より広く網羅し省エネ法などのノーマークをなくすべきでした。深く細かい知識が必要なのではなく、広くやっておくことが重要かと思います。さきほどのまちづくり三法のレジュメのようなイメージです。(パターン5)対策としてやるでしょう。

全体を通してスピ問だけでなく、過去問などで本試験での問われ方をもっと研究しながら、インプットをやっておけばよかった思います。Cランクを積極的に取りにいくという意識が希薄だったように感じます。


◆ま と め◆

「運営管理」は、比較的攻略容易な科目と言われますが油断は禁物です。

① 平成17年のような波乱の可能性!

② 1日目の最後であり、その前には難しい文章をやたら読まされる企業経営理論、電卓なしで計算をしなければならない財務・会計、大波乱の可能性もあり苦手な人が多い経済学などやっかいな教科がそろっていて、疲労した状態で臨まねばらないということ!

③ 紛らわしい用語・アルファベットが多くでてくるということ!

こういった本試験での状況を想定しておくと良いと思います!

①に関しては実は詳しくは知らないのですが、難易度が上がった科目に対し、取れる問題を選んで取る冷静さは常に診断士試験に必要だと思います。これはどの科目にもいえることです。

②と③が組み合わさるのがかなりイヤです。疲れていると変に大胆になってしまってあまり読まずにコレダ!早とちりをすることがあります。

最後に、本試験までの時間は限られています。

今、まさに差しかかっている完成期の答練では、先延ばしせずに「答練」などのアウトプットには必ずしっかり向き合っていって欲しいです。モチベーション的にはツライかもしれませんが、きっと得点力UPにつながるはずです。

この時期「なぜ誤ったのか?」「何が足りていないのか?」客観的に考えることは重要です。これを逃すと私のように本試験のあとで反省することになってしまいます。今回紹介したように答練の失点パターンを分析していくのもよいかもしれません。

「運営管理を得点源にしたい!」とお考えの方は多いかと思われます。でも必ず苦手科目の克服も忘れずに、うまくバランスをとって得点源にしていって欲しいと思います。

私の場合は得点源の3科目でうまく点をとれなかったものの、苦手科目である「経済」と「中小」多少克服されていたことと問題の易化に助けられたおかげでギリギリで滑り込んだという感じでした。

理想的な合格者は「苦手科目をなくした上で得点源もキッチリつくって合格」しています。

みなさまもそうなることをお祈りいたしております!!

 

それでは、また。

by katsu



katsuです。

先日の記事で、「完成答練期・直前期の学習法について書く!」と宣言した通り、今回は私が診断士試験を受験するにあたって常に意識していたことをベースに完成答練期・直前期にどんな学習をしていたかを紹介しようと思います。そろそろ試験の申し込み期間も近づいてきています。大丈夫だとは思いますが、日程を確認していない方はコチラのページを確認しておいてくださいね!案内・申込書の取り寄せの準備もお早めに!!

◆診断士試験での私の基本戦略◆

私は診断士試験を受験するにあたって、試験の特徴を踏まえて自分のどんなところが有利になって、どんなところが不利になるのかを考えました。いわゆる自己分析ですね。

その時に不利になると感じた一番のこと、それは「暗記が苦手」であることでした。「暗記が苦手な私がどのように勉強すればよいか?」と考えた結果、診断士試験では2つのことを意識することにしていました。1つは耳で聴いて覚えること、もう1つが回転を意識することでした。

今回は後者について取り上げます。回転を意識した学習法の中で回転式学習をまずはご紹介します。

 

◆回転式学習の定義と効果◆

まずは回転式学習ってなんなんだ?ってことですが・・・

この言葉は実は道場過去記事より拝借しました。というわけで定義を抜粋。

※用語の定義~回転式学習
同じテキストや問題集を一通り2周・3周・・と繰り返し解いていく学習法。回転を重ねることで一般に、
・理解できた点の記憶定着
・理解不明な点を段階的に絞り、質問等を通じて不明点解決
する効果があり、かつ徐々に解く速度を速める「早解き効果」があることから、暗記型・計算型学習それぞれに有効とされる。

出典:Output学習(2/3) 財務・会計計算問題集を3回転 by ふうじん

 

私はこの回転式学習を特に「暗記科目」で行っていました。定義の部分にも効果が細かく解説されてありますが、記憶の定着に有効的だと思います。

また、簿記関係の勉強をしていたとき、特に勉強したてのときは基本的な問題集を回転することで知識の定着を図りました。計算に関していえば小学生の頃などによくドリル学習という言われ方などで繰り返しの簡単な計算問題演習をした経験があると思います。

簿記の学習ではこのような訓練的な学習が効果的であると言われているため、もちろん診断士受験でも「財務・会計」において効果は高いでしょう。簿記の学習では「習うより慣れろ」という言葉が使われたりするようです。

 

さて、なぜ今回私が回転式学習法を紹介したかというと、もちろん冒頭で言った「暗記が苦手」の克服に効果的ということもありますが、さらに言えば7科目という膨大な出題な領域の中で多くの知識の定着が必要な診断士試験において、この“回転”という意識が非常に重要ではないかと思うからです。

また、基礎講義を終えて学習としてはほとんどが既知となり、学習が2回転め以降に差しかかってくる中で、その回転の間隔を短くすることが可能となり回転を意識することがとても効率的な時期に入ってくると感じています。

では、これから本題に入りまして私が完成・直前期回転を意識しながらどんな勉強をしたのかまとめていきたいと思います。

◆完成答練前(GW含む)◆

このころ一番恐れていたことは完成答練の点数です。養成答練で高得点を取った人がかなりショッキングな点数を取ることがあるという講師のアナウンスもありましたし、序盤に勉強した企業経営理論~経済学・経済政策の科目に関してはかなり忘れていて太刀打ちできないのではないかと思っていました。

そこでこの時期は、先日のGW、どう過ごした?の記事でも少し触れましたが、完成講義・答練の前から序盤に学習した科目の復習を完成答練に照準を合わせ、準備することにしました。

ちょっとまとめると・・・

① 経営 ⇒ 4月中の車の移動時間を利用して講義を1周聴講する。

② 財務 ⇒ 5年分の過去問を年度別に1周(GW前の講義空白期間)

③ 運営 ⇒ スピード問題集を1周(講義空白期間~GW)

④ 経済 ⇒ オプションゼミとその後の復習(GW)

という感じです。

苦手だった経済以外は各科目の全範囲の回転を意識した復習をしたつもりです。

 

◆完成答練期◆

完成答練は、なんとか養成答練を上回る点数で終えることができました。

(ちなみに合計点で 養468点⇒完487点)

養成答練自体が道場でよく言われている目標点数80点に全然到達していないので上回っていても喜べる感じではないのかもしれませんが・・・。

とにかく完成答練前にした勉強はムダではなかったと思います。少し自信がつきました。

この時期は各科目の苦手論点を意識して復習しながら完成講義⇒完成答練を繰り返していました。

 

◆直 前 期◆

模試以降で行った各科目の学習内容をざっと書いておきたいと思います。

① 企業経営理論

講義をもう1周。過去問をスキマ時間を利用しコツコツと解く。労働関連法規の過去問のみを表にまとめる。

② 財務・会計

過去問5年分を年度別に時間内で1周解く。超直前期は講義と過去問5年分1周をファイナンスの分野のみ行う。

③ 運営管理

答練を回転。スピード問題集を1周。間違え論点の整理+まちづくり三法の整理。

④ 経済学・経済政策

答練を回転。スピード問題集を1周+得点となりそうな論点を何周か。覚える項目の整理(例:消費の三大仮説など)。

⑤ 経営情報システム

答練を回転。過去問題集の正解選択肢を全てチェックする。

⑥ 経営法務

答練を回転。知財の講義を2周

⑦ 中小企業経営・中小企業政策

講義全体をもう1周。スピード問題集を1周。政策は過去問題集を5年分1周。横串論点の整理。経営は市販の模試などの問題を細かくチェック。

 

○周という標記が赤字でしつこく並んでいますが、科目全体の回転をとにかく意識していたということです。答練を回転(養成・完成・模試)という部分は細切れでやっていたため、何周したかも覚えていないのですが、結構回転したと思います。

さきほどの回転式学習の定義の部分では“答練”は入っていなかったのですが、答練ほぼすべての分野をかなり短時間で振り返ることのできる高速回転ツールと私は考えてました。自作の振り返りツール(サブノート、マインドマップ・チャートなど)などと並行して持ち歩けば、少量の荷物で済むのでちょっとしたスキマ時間を使ってどこでも勉強可能です。

道場では直前期の学習法として、ペンキ塗り学習法という学習法が紹介されています。

間違えた問題と周辺論点をペンキ塗りしていく方法答練の高速回転と相性が良い気がします。(答練も大きな刷毛リストに入っていますね。)

私はただ漠然と回転していただけでしたが、「することリスト」+「リスト潰し」答練の高速回転に加えていけばさらに効率的な学習になるのではないでしょうか。

 

◆ま と め◆

ここで前回も言ったことの繰り返しになりますが、TAC生は完成講義がなく、完成答練が2回あるという新たな講義スケジュールに対応するための準備をしておいた方が良いということをもう一度申し上げておきます。

TACが完成答練を2回にしたことはアウトプットの重要性もあると思いますが、“回転を意識”していることの表れではないかと思います。

今回、私の完成・直前期の勉強について長々と書かせていただきましたが、あくまで参考の一つとして書いたにすぎません。

学習方法はみなさんそれぞれの科目の得意・不得意、進捗状況などに合わせて自分で納得した上で作り上げていかなければ効果は薄いと思います。

なので、今回言いたかったことは今後の学習で回転を意識してみたらどうでしょう?ということです。ぜひご一考ください。

 

さて、講義空白期間も終わってしまい、明日からはGWです。

みなさまいろいろな計画をお持ちであると思いますが、後悔のないようにお過ごしください!

それでは、また。

by katsu



こんにちは、お薬ハックです。
今日は財務や法務と並んでとっつきが悪いと評判(?)の経営情報システムに関する記事です。

ITならまかせとけ、という方はぜひご一読ください。
また、「財務は得意!」「法務は稼ぎどころ!」と考えている方通じる部分があると思いますので、一読頂ければ幸いです。

ちなみに僕の仕事は医療系の営業職。大学は薬学部ですし、これまでIT系の教育は一切受けたことがありません。ただ、20年以上前からパソコンを使っていますので、IT系に関する壁が結構低いです。SEのようなIT系専門職ではなくても、ちょっとPCに詳しいため社内サポートセンターに近いことをしている方はいませんか? そういった方に一番お届けしたい記事です。

 

1.最初に結論から
得意科目だからこそ、稼ごうと意識しすぎて過剰な勉強をしない


コニケンの記事にもありますが、僕はITが得意なら経営情報システムを稼ぎ科目にすべきだと思います。ただ、60点を取る勉強と、80点を取る勉強、100点を取る勉強では必要な勉強時間が全然違いますし、勉強の成果は必ずしも時間に正比例して得られません。むしろ図のように階段状に結果が出る事が多いので、どれだけ努力をしても階段を上れなかったら非効率な勉強になってしまいます。

得意科目で苦手科目のリカバーを行うのは王道パターンですが、過剰に努力をして経営情報システムで稼ぎを増やすくらいなら、その努力を苦手科目の穴を補うことに使ったほうが効率は良いです。そもそもITが得意だからといって、経営情報システムで出題される全ての論点が得意である人はまずいません

 経営情報システムが得意だと感じている方は、出題される論点のどこが本当に得意なのか分析しておかないと、過剰な努力をしたり思わぬところで足元をすくわれる原因になります。得意だからこそ、稼ぎ科目にする勉強方法を戦略立てて考えたほうが効率が良いと思います。

 

2.どこが本当に得意なのか分析する
得意分野を探すにはまず過去問を2~3年分解いて、勉強しなくても余裕で解ける問題(選択肢を全て絞りきれた等)」「少し勉強すれば確実に解けそうな問題(選択肢を簡単に残り2つまで絞れた等)」をリストアップします。

 は勉強しなくても得点源に出来る論点です。問題を解けたり論点が分かったりすると楽しいですが、それが深入りして過剰投資する原因そのもの。過去問やテキスト学習の際に知らないキーワードがあれば抑える程度で良いと思います。

は勉強すれば簡単に得点源になる一方で放置すると足元をすくわれる論点です。経営情報システムが稼ぎ科目になるかどうかはココの勉強次第です。

にもにも該当しなければ得意分野でありません。努力しないと点を取れないし、放置するのは論外です。他の知識0からスタートする科目と同様の勉強が必要です。

このように過去問を活用して本当の得意分野を見つければ、効率よい勉強・・・良い意味で手を抜いて点を稼ぐための勉強ができます。論点がうまく整頓できない時はテキストの目次ページや各章の見出しを使うと論点が整理しやすくなります。

 

3.参考記事
情報に関する過去記事のリンク
○【情報】過去記事使って論点整理 (ふうじん)
⇒最初に読む事をオススメします
(2012年6月以前の情報に関する記事が体系立ててまとめられています)

○情報:雪だるま式記憶法 (ZonE)
○【情報】ITが得意な方の情報対策 (くれよん)

○他資格との関連~応用情報技術者~【経営情報】 (まっすー)

 

財務で同じ事を考えるなら
○財務会計を得意にしてストレート合格を狙う (wacky)

○【財務・会計】橋げたの構築・会計編 (こぐま)
○【財務・会計】橋げたの構築・財務編(上) (こぐま)
○【財務・会計】橋げたの構築・財務編(下) (こぐま)

○学習タイプ別:今できる財務会計対策 (ふうじん)

○財務会計:今から2次に通用する力をつける(得意な方向け) (アックル)

○他資格との関連~簿記検定~【財務会計・事例IV】 (まっすー)

 

法務で同じ事を考えるなら
○経営法務テキストの出来が良い理由 (ふうじん)

○【法務】法務をホームにしよう (はんた)

○産業財産権から法務全体を俯瞰する (JC)

○経営法務:試験の費用対効果は低いが、色々と知っておきたい民法 (ZonE)

○串刺し暗記術:経営法務編 (ハカセ)

○経営法務:緊急得点UP策(上級) (ふうじん)

○他資格との関連~ビジネス実務法務検定~【経営法務】 (まっすー)

 

効率良く、上手く手抜きして情報で稼ぎましょう♪
お薬ハック@漢字Talk6.0からのMac使いでした。



katsuです。

先日の道場セミナーにご参加いただいたみなさま本当にありがとうございました。

そのセミナーの懇親会で・・・・

企業経営理論の点数が伸び悩んでいる

というお話をお聞きしました。

その原因は何か?と考えたとき、私がまず思い浮かんだことは 「問題文を読み解く力」 が足りていない可能性でした。

その方は上級生で「知識」のインプットは足りているように思えました。それでもなお点数が伸びないのは、企業経営理論という科目における文章の難解さにあるのではないのでしょうか。

企業経営理論は国語の問題化しているなんてことも聞いたことがあります。

私は本番の難易度に一番近い過去問が文章が難解な企業経営理論の「問題文を読み解く力」をつけるのには最適だと思います。

今回は企業経営理論における過去問の活用に関して過去記事も交えながら紹介していきたいと思います。

 

◆過去問の基本的な使い方◆

まずは、企業経営理論に関わらず、過去問の基本的な利用の方法に関してですが、この記事■初学者向け:過去問の回し方の部分を参考にしていただくのがよいのかなと思います。

これに私のオススメを付け加えておくと・・・

  • 論点別に解いていく
  • ・企業経営理論はD・Eランク問題でもチャレンジしてみる

といったところでしょうか。

年度別でなく論点別に解いていくということで「各論点がどんな聞かれ方」をしているかを研究できるためです。本試験で「その問題がどの論点の問題なのか」を素早く判断できるようになり知識を引き出すスピードが強化できると思います。

もちろん直前期に本試験レベルを体感するという意味では年度別に時間を測って解くというのもよいと思うし、目的に応じて使い方は工夫していってもらいたいと思います。

企業経営理論のD・Eランク問題をチャレンジする意図は、こういった問題に難解な文章が多く、「問題文を読み解く力」をつけるのに有効な問題だといえるからです。

ただし、労働関連法規に関するところはD・Eランクは詳細な知識問題のため、私は無視してよいところだと思います。

 

◆鶏ガラ学習法 × 過去問題集◆

道場で提唱されている鶏ガラ学習法

過去問題集をただただ自分の知識が正しいのかをチェックするだけにとどまらず、設問文・選択肢・解説を骨までしゃぶり尽くし、インプットした知識を体系化して「自分の知識」とすることで、本番で必要な実践的な知識体得していくことが可能となると思います。

特に以下のこの部分は、過去問題集を解くときにぜひ意識して行っていただきたいと思います。(以下、鶏ガラ学習法の記事より引用)

  •  選択肢のどこが誤りだったのか(知識の確認)
  •  どのようになっていたら正答だったのか(選択肢の作成・修正イメージ)
  •  より難しくするとしたらどんな問題になるか、他に問われそうな類似論点はないか(設問そのものの作成イメージ)
  •  解説にはどのようなことが書いていると推測されるか(自分で自分に説明)

過去問題集を使いこの学習法を論点別に実践していくことで各論点の知識が深まり、また本試験での問題の出され方がわかってくると思います。

例えば、平成23年第7問-設問2(エ)で「規模の経済」が正しいところを「範囲の経済」にしているので×となるという問題が出題されていました。

私は昨年の試験のとき、第1問(ウ)の選択肢中に「規模の経済」という言葉を見たときに、「範囲の経済」と「規模の経済」はしっかり区別した方が良いという意識があったため、かなり読みにくい選択肢でしたが、「規模の経済」が「範囲の経済」の誤りでないか?ポイントを絞って読むことができたため、文章の意味がすんなり理解できました。

過去問題集は、「最後の段階で使う問題集」のような意識があることにこないだのセミナーで私は感じました。企業経営理論に関しては、暗記事項が多くないため、私は講義のインプットのみで過去問題集をガンガン使っていました。企業経営理論では、まさにこの記事のとおり傷つくのを恐れずに、早いうちからどんどん活用していって欲しいと思います。

 

◆選択肢を骨の髄まで・・・◆

企業経営理論においては「問題文を読み解く力」をつけるために、

過去問の正誤判定へのプロセスだけではなく、難解である選択肢一文一文に焦点をあてて「その選択肢の文章が何を言わんとしているのか」説明できるか試してみるという方法をオススメします。

専門用語は用いなくて構いません。診断士の勉強をしていない人にも教えられるようにわかりやすく説明するのが良いと思います。私は次のようなことを心がけて自分へ説明していました。

・長い選択肢は短く要約してみる。

・難解な言葉を簡単な言葉へ置き換えて説明してみる。

・抽象的なことを具体化してみる。

を用いて説明してみる。

このようなことを選択肢一つ一つやっていくには結構時間がかかります。しかし、本番の限られた時間の中で難解な文章を読み解いていく力をつけるには、まだ時間のあるうちから過去問を使って取り組んでおいたほうが良いかと思います。

まだ過去問に全く触れていない方は、まずは一回解いてみてよくわからなかった選択肢をチェックしておいて、そこを重点的にやってみるのも良いでしょう。

また、かなり難解な選択肢もあるため、調べたりしてもうまく説明できないと感じた選択肢に関しては講師などへ質問してみてください。

企業経営理論は「経済学」「財務・会計」という受験生が苦手といわれる二科目のあとの午後に控えています。脅しではないですが、かなりの疲労の中、難解な文章を読まねばならないということは心に留めておいてください。

 

それでは、また。

by katsu



katsuです。

今回もまた大げさなタイトルですが、私がスクーリング制度で通学したときに周囲の会話を盗み聞きしていた話です。

主に通信生へのメッセージですが、通学生の方や独学生の方の参考になりそうなことも含めています。だいぶ長文になってしまいましたが、読んでいただけると光栄です。

 

◆ スクーリングの2大メリット ◆

スクーリング制度とは、通信生が教室講義に何回か参加することができる制度です。詳しくは私の合格体験記をご覧ください。

こちらの合格体験記で取り上げたスクーリングの2大メリットである「情報収集」「モチベーションの維持」効果的に行うための手段だったのが盗み聞きです。

通信生にとっては生の情報を得られる機会は、道場セミナーとかスクーリング制度とかそんなに多くはないと思います。私はスクーリングで都心へ通うために、交通費や時間をけっこう費やしました。

費用対効果を考えると、得られる情報はできるだけ多くもって帰ろうという意識をもっていました。

みなさんもぜひ盗み聞きをうまく活用してたくさんの情報を持ち帰ってください。

             

 

◆ 講師への質問を盗み聴こう! ◆

スクーリングで何回か通ったとき「教室のどこの席に座るか」をだいたい固定していました。それは、真ん中一番前のほう3列目以内です。

私がいつもこの辺りに座った理由は・・・

受講生の講師への質問が聞こえる場所だったからです。

スクーリングに行っていった教室では講師が休み時間中ずっと受講生の質問に答えていました。こっそり聞いているとそれまで気になっていた講義の内容や学習方法に関する質問がチラホラ。質問が得意な受講生の方が自分の代わりにいろいろと質問してくれていることに気づきました。

これは教壇のところで行われていたため、質問が盗み聴ける絶好のポイント教室の最前列~3・4列目くらいということになります。

では、講師への質問を聴くメリットをまとめてみます。

 

【1】 自分で質問しなくても講師の回答を得られる。

他の受講生を代弁者としてその質問を盗み聴くことで、私は様々な情報を得ました。自分で質問しないので追加質問ができないこと聞きたい質問が聞けないのがデメリットですが、客観的に回答を聴けることがメリットでした。私は質問下手で、質問をすると緊張してしまってあまり回答を聴くことに集中できないため質問することがあまり好きではありませんでした。この方法だと机に座って聞いているのでメモもできて、冷静に聴けるためすごく頭に入ってきました。

【2】 知識の定着に役立つ。

質問の回答では講義の時より多面的に説明をしていた印象があります。講義では、万人に受け入れられるような説明をしないと伝わりにくいのですが、質問はその講義では理解できなかった人が質問にくるというパターンが多いため、違った角度からの説明をしていました。こういった形で再度説明を聴けることが知識の定着効果的だったと思います。

【3】 自分の知識を整理できる。

これは自分がすでに理解していると思っている質問を受講生がした場合です。講師と一緒に質問の回答を考えてあげます。(とはいっても脳内でなんですけど・・・。) 自分なりの答えと講師の回答を照らしながら「講師と自分の知識・解法の違い」を分析していくと、自然とその内容について理解が深まっていきます。もちろん本当はあまり理解していなかった部分が浮き彫りになることもあります。ちなみ私はこれを「仮想グループ学習と呼んでいます。

講師と受講生の問答を聴くことは、もちろん「通学生」ならば毎回できることであるため「通学生」のみなさんには強くオススメしたいです。

私は休み時間の受講生の講師への質問をもはや講義の一貫として聴講してしまえばいいのではないかと思います。

ちなみにご自身が質問する派だという方はコチラの記事をオススメします。

 

◆ 教室の前列組は情報通の集団? ◆

私が通ったクラスでは、前のほうに座っている受講生が次のような特徴を持っていました。

① 講師と仲が良いため持っている情報量が多かった。  

② モチベーションが高い人たちだった。        

③ 仲が良くグループ内で積極的に意見交換をしていた。 

こういった人たちは自由闊達な会話の中で、様々な進捗状況それぞれの学習方法などの情報を私に発信してくれました。(もちろん無意識にですが・・・。)

さらに、講師への質問を聴くこと自体が知識の吸収と定着に効果的であることをこれまでメリットとして書いてきましたが、質問した受講生の進捗状況やそれに対する講師の学習方法の例などの情報ももちろん入ってきます。

では、これらの盗み聞きを通じて得た受講生の進捗状況と学習方法に関する情報を私がどのように利用したかについてまとめていきます。

 

【1】 自分の学習方法を見つめなおすきっかけとする。

GWにオプションゼミで通学したときに経済学の自分の解き方が非効率であることに気づいたという話を前回の記事でもしたかと思いますが、私は他人の解き方や学習方法を知ることが自分の学習方法を見つめなおすきっかけとなりました。また、他人の進捗状況をつかむことで自分の現在位置が確認されることでも、学習方法の見直しのきっかけになると思います。他の受講生と比べてそのままのやり方で追いつけなそうなら新たな時間の捻出勉強の効率化などを行う必要性を感じるはずでしょう。

自分の学習方法の見直しを考えもせずに本試験まで突き進んでしまうと、もし誤った学習方法を続けていた場合「もう一年」ということになりかねません。私は過去の資格試験の中で誤った勉強方法をしていて不合格だったことがあります。それに気づいたのはもちろん「落ちたあと」でした。

学習方法の見直しをやってみることは私は損にはならないと思います。

もし学習方法の見直しをして、そのままの学習方法を継続すると結論づけた場合でも、自分の学習方法が正しいと確信できたことが更なる推進力となるからです。

【2】 モチベーションの源泉とする。

学習方法を取り入れるということが全てではなく自分はあえてこれと違う方法で対抗してやると思うことが逆にモチベーションアップにつながることもあると思います。

また他人の学習方法を知るという刺激モチベーションにつながることもあります。「スピ問○回やった」だとか「どんな参考書を使っている」だとか聴く中で焦りからかいろいろなことを試してみました。もちろんいろいろと手を出すことが時間のロスにつながるかもしれません。しかし、そうやってある程度試行錯誤を夢中で繰り返している間はすごく楽しかったし、自分にあった学習方法を見つけてしまえばあとはやる気次第で挽回は可能です。

急がばまわれという言葉もありますが、ゴールが見えないモヤモヤで勉強に身が入らないくらいであるならば、いっそいろいろな学習方法を能動的に探索していくほうが楽しいモチベーションにつながると思います。そして、GWくらいまでに自分にあった学習スタイルを確立できてしまえば、あとは直前の爆発力でゴールに向かって突き進んでいけると思います。

 

◆ 強敵と書いて「ライバル」 ◆

さらに、モチベーション関係?でもう一つ。

私がスクーリングに通った教室で最前列に座っていた「ある人物」は、ひときわ目立っており、周りからの評価も高そうで、やる気も十分で自信たっぷり。

しかも、イケメン(笑)

この人物を私は、勝手にライバルとして敵意を燃やしていたんです!!

(そろそろ私の妄想癖が白日の下に晒されてきました。)

「コイツはなんとなくストレート合格しそうだな」直感で感じていたんですが、やはりそのとおりに合格していました。

祝賀会2次会で挨拶してみたら、たった1回私の出席簿の判を押したことを覚えていたようで本当にビックリしました。

しかも対応もサワヤカでカッコイイ。

もう「完敗!!」って感じでした(笑)

 

◆ 道場セミナー ◆

さて今回の道場セミナー「独学生」の参加者の方が結構いらっしゃるようですが、「独学生」「通信生」と違いスクーリングができませんので、今回紹介した方法はできません。

しかし、ちょうど今チャンスが訪れようとしております。

最近私は道場メンバーのいろいろな学習方法を知って、もし今くらいの時期に道場を発見していたらもっと素晴らしい学習方法を確立していたのではないかと感じています。

ぜひ、みなさまはセミナーで会った方同士での情報交換道場メンバーへの質問などを積極的に行い、いろいろと刺激を受けて、自分の学習方法の見直しを行って欲しいと思います。

これを機に同じ参加者の中から学習仲間を作ってしまうのも良いかも!

私みたいにライバルを見つけるのもアリですかね・・・。

とにかく存分に活用して欲しいです。

なぜなら、セミナー自体は無料だからとはいえ交通費と時間は費やしているのですから(笑)

 

それでは、また。

by katsu

 



こんにちは、マイスターです!
これから道場4代目の一員として執筆させて頂きます。どうぞ宜しくお願いします !

合格体験記プロフィールはこちら。

 

そんな私も受験生時代は毎日のように一発道場ブログを食い入るように見ていました。

・どんな勉強法がいいのかな?

・どんな風に覚えたらいいのかな?

・試験に向けての気持ちの持ち方、アクセルを踏み方など、参考になる情報はないかな?

とってもとってもお世話になった一発合格道場なので大変恐縮ですが、ハッキリ言います。

「道場に答えを求めにくる」
→残念ですが事例はあっても答えはない。探しても探してもあなたにとっての“合格への答え”は見つからないでしょう。

「道場にヒントを求めにくる」
→ OK。でもヒントを自分なりに活用できないなら見に来ている効果は薄い。

 あくまで道場は学習設計、学習ノウハウの調達、学習の進捗管理のベンチマークとするなど、答えでなく、ヒントを探しにくる所と考えたい。

今の時期に、みなさんに大切なのは、自分で能動的に学習計画を立てて、毎日実施をして日々新しい知識をインプットして、アウトプットすること。

自分のプロセスを繰り返すことで、強固な知識の橋げたを作り、その「知識の橋げたの作り方のヒント」道場に探しにくるイメージを持ってもらえるといいと思ってます。

-学習設計どうしてますか?-

さて、本題。今日は学習設計についてです。まずは下記の図を参照。

もちろん学習設計が大切なことはわかっているはず。そして学習設計の考え方もひとそれぞれ。

では、学習設計って何を元にしてやっていますか??

 

-意外な”アレ”が診断士の勉強に似ている?-

そろそろ今年の就職活動戦線も本格化してきました。就職氷河期と言われて就活で疲れはてている学生も多いと聞きますが、昨今の景気動向は回復基調にあります。内定率が上がらない大きな理由として
①大手企業の外国人採用の拡大
②安定志向の蔓延で中小企業とのマッチング機会の減少
等が叫ばれています。「優秀な人材の採用」。これも大きな中小企業の大きな課題ですよね。

 

さて、その話題はさておき、恐らく就職活動を経験されている方はわかると思いますが、あなたが就職活動をしていた頃、
どんなことをしていましたか?

 

・・・思いだせない・・・という方も多いはず。

おそらく多くの方にとって「企業研究」「職種研究」「自己分析」「エントリーシート」「面接(対策)」などが就職活動に際して必要な活動でした。

(私も当時は必死で就職活動に取り組んだ思い出があり・・・)

 

でもこうして見てみると・・・

アレレ、なんかとっても中小企業診断士の試験とそっくり。そうなんです。似てるんです。

 

-今こそ「自己分析」のススメ-

特に今回触れたいのが「自己分析」。図で見ても「全て活動の土台」であり、「一番最初にやるべきこと」に位置づけられ、個人的にも自己分析はとっても大切だと思います。

 

この道場では過去に何度も伝えられていますが、

・試験範囲は想定ができ、受講形態は違えど学習内容は殆どの受験生が類似
・効率的にインプットをし、正確にアウトプットできた方が有利
・特別な発想をする人を合格させるのではなく、あたり前の発想をできる人を合格させる

といった中小企業診断士の試験特性を考えれば、やることはこの3つだけ。

 

①「自分が質を高められる方法で」
②「必要と思われる量の勉強を」
③「とにかく続ける」

 しかし、ここが一番の難しい所。

①    質を高めるためには「自分に合った勉強方法」が必要
②    量をこなすには「自分なりの学習時間と学習環境の確保」が必要
③    とにかく続けるには「高いモチベーションと、強い意志」が必要

 

これは就職活動でも一緒。自分という人間の特性や、自分の本当にやりたいことと
会社の理念、ビジョン、業種、職種は合っているかどうか。ここがマッチしていないと、そもそも採用されないし、
運よく入社してもミスマッチが発生しやすい。
だから自分自身をきちんと分析する、「自己分析」が入口であり、一番大切でもある。

 

今のあなたの状態は?

・今の勉強方法はあなたに合ってますか?勉強していて違和感はないですか?
・量がこなせる学習環境を作れてますか?
・学習の負荷をどう捉えてますか?コントロールできていますか?
・自分にとって意味あるマイルストーンを設定していますか?
・この勉強をしているモチベーションの源泉を認識していますか?
・今、本当にやるべき勉強はやりきれていますか?

自分の学習設計自分のマインドがイマイチ認識できていないな~、と感じる人はもう一度時間を取って「自己分析」
してみてもいいと思います。人間、自分のことを分かっているようで、実は意外とわかっていないもの。
自分自身の生活環境、仕事とのバランス、学習に対するノウハウの有無、モチベーションの水準などなど・・・・
早い時期に自分の外部環境と内部環境を分析して、自分なりの取り組み方やプロセスを固めていきましょう。

大切なのは・・・

「自分を知り、自分にあった学習設計をして、決めたら迷わず突き進む」こと。

(でも、柔軟に新しい情報に触れて修正していくのも一方で大切ですけどね) 

自分を知った上で、どう学習設計をするのかは、道場の記事合格体験記・未合格体験記はとってもとっても参考になりますので、
ぜひ色々情報を探してみて頂き、ヒントを得てみてください。

 

 

では、「今日も1日コツコツと」

マイスターでした。



こんにちは。wackyです。

先日の地震は本当に凄まじい自然災害となりました。
地震の揺れを感じたときには「結構大きいな」と思ったものの、その時は今ほどの甚大な被害が出ているとは想像もしませんでした。
被害に遭われた方には本当にお見舞い申し上げます。

一人でも多くの方が救助されることを祈ると共に、診断士試験を志す方が、一刻も早く通常の学習体勢へと戻ることが出来るよう祈るばかりです。

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先日3月13日に我が母校TAC横浜校に、きょくしんakiらいじんwackyの4名で行ってきました。
3月11日の地震の直後であったにもかかわらず、多くの受講生に参加していただきました。本当にありがとうございました。

いつものことですが、受講生の目は本当に真剣でこちらが圧倒されてしまいます。それだけ診断士試験に「合格したい」という気持ちがあり、またそれと同じくらい不安もあるのだと感じます。
貴重なお時間をいただいたので、少しでも役に立つ話が出来ればと思っていたのですがいかがだったでしょうか?

合格体験談を聞いていただいた受講生の皆様、さらにお招きいただいたM先生、本当にありがとうございました。深く感謝いたします。

所感
以前渋谷校や津田沼校にお邪魔した際には、2次試験に関する質問が多かったのですが、横浜校ではどちらかというと基本講義終了後の直前期に関する質問が多かったですね。
横浜校では2月から私的な2次勉強会を開催していて(私もサポーターとして参加しています)、事例を経験している方がいたことで多少なりとも不安要素が少なかったのかなと感じました。(不安の解消については、らいじんが記事にしているように、不安の正体を明確にすることで多少なりとも軽減の効果があると思います)

合格体験談でも各自が話しましたが、直前期になると猛烈なスピードで各科目の復習をしていき、さらには応用力も付けていかないといけません。苦手な科目・領域を少しでも減らせるように時間配分も考えていかないといけないのですが、その期間の効果的な学習方法やTACで配布されるレジュメ・テキストの活用方法などお話させていただきました。
直前期に何が起きるのか?」という漠然とした不安もあるかと思いますが、今後一発合格道場でも昨年起きたことを記事にして、少しでも受験生のお役に立てるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

また、「合格体験談をしてほしい!!」とか「是非懇親会に参加してほしい!!」という要望がありましたら、首都圏であれば出来る限りご要望に沿いたいとおもいます。

それでは、引き続き学習頑張ってください。

by wacky

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昨日は、地震直後の大変な時期だったにも関わらず、体験談を聴いていただいてありがとうございました。
今後起きることとその準備を中心にお話ししました。①GWまでの基礎構築、②完成講義7週間の復習、③直前期の追い込みと、これから相当忙しくなってきます。ぜひ一気に駆け抜けてください。ほんとにあっと言う間ですから。

by きょくしん
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横浜校の体験談&懇親会に参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
震災直後であったにも関わらず多くの方にお越しいただき、身の引き締まる思いでお話させていただきました。
全体的には、「これまでの学習で足りない点はないか」「(特にGW~GW後に)どのように学習を進めていけばよいのか」等、1次試験に関する質問が多かった印象でした。
体験談でもお伝えしましたが、基本講義の間はとにかく”論点を理解すること”を徹底いただくとよいと思います。
GW後は演習メインで応用力を養成していく形になりますので、それまでにベースとなる基礎の土台を作成しておくことが必須となります。
GW後については、TACの講義だけでお腹一杯になると思いますので、とにかく講義についていくこと、1回1回の講義内容の完成度を高めることが大切です。
あれやこれやと他の教材に手を出すより、目の前の教材を120%仕上げる気持ちで取組まれるとよいと思います。
私は、GW後の完成講義を制するものは1次試験を制す!と思っています。
この時期に粘り強く頑張った方は、かなり合格へと近づくことができます。
いよいよサバイバルな時期に突入していきますが、自分を信じ、強い心を持って、日々愚直に努力して参りましょう!
道場執筆陣一同、頑張るみなさんを応援しています☆

by aki
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GWを過ぎてからの学習が大変大変との連呼でしたので、乗り越えられるのだろうかと心配になったかたもいらっしゃるかもしれませんが、大変と感じるか充実していると感じるかは人それぞれなんですよね。
他人に強制されない勉強を自ら一歩踏み出して取り組まれているみなさんなら大丈夫です。
まずは残り2教科をじっくりと理解しながら仕上げ、勝負の時期にそなえてください。頑張ってください。

by らいじんthunder
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こんばんは。JCです。
前回の記事を読んで頂いた読者の方から、すごくいいご質問goodを頂きました。ちょうど今、学習を始められた方にとっては、これから1年間、どうやって勉強してゆけばよいのか、すごく悩みますよね。初学者の方に共通する悩みだとおもいましたので、このご質問をご紹介させていただき、これにお答えする形で今日のエントリーを進めてみたいと思います。

①JCさんの「橋げた理論」の中で「1度深く勉強したものは一旦忘れてもすぐに回復する」とおっしゃっていますが、私は企業経営理論について橋げた理論の前提となる、「深い勉強」ができたかどうかが不安です。一応答練で73点は取れてはいるのですが。やはり忘却が怖いです・・・。ちなみに私の勉強スタイルとしては、巷でよく聞かれる「理想的な復習のタイミング(1回目の復習は次の日、2回目はその1週間後・・・)」に従ったものです。 
②サブノートについてなのですが、私は復習する際にテキストを読んでいても、なんといいますか読んでるだけという感じになっている気がします。このような状態ではサブノートを作った方がよろしいのでしょうか?JCさんがおっしゃっているサブノートというのは過去問のサブノートとは違ったものでしょうか?テキストについては、講師の言ったこと、過去問で出てきた単語、その他自分の気がついたことを書き込んでいます。

◆記事にしてお返事したかった理由◆
忘れることは確かに怖いですよね。こまめに復習もしなければ!という焦りのような気持ちもすごくよく理解できます。ちょうど最初の答練を終えられたところですから、このペースを維持してゆきたい。そのためにはどうすれば?ということを悩んでいらっしゃるのだろうなと思います。これは、診断士試験を学習し始めたときに誰もが共通に悩むことなんじゃないかと思います。僕がコメントに対するお返事を書くのではなく、記事としてお返事を書きたいと考えたのも、道場を読んで下さってる皆さんのかなり多くの方が同じような忘れることに対する不安を感じていらっしゃるのではないだろうかと思ったためなんです。

◆橋げた理論が必要な理由◆
ところで診断士試験は7科目あります。
合格基準は40点以下がなく、平均60点以上(合計420点)をとること
足きりにかからないという点で苦手科目は作りたくありません。できればどの科目でも60点を超えるひやひやしない点数で合格することをみんなが目標にします。
1科目目の企業経営理論は100%の力で学習します。とりあえず復習すべき他の科目はないですもんね。では次に2科目目の財務会計に進む際、10%の力は1科目目の復習に充てることをくりかえすと仮定して下の模式図をごらんください。

 これは1科目目を100%の力で学習し、2科目目は10%を1科目目の復習に充てる。3科目目も10%ずつ復習に充てる・・・ただしこれを繰り返してゆく場合の6科目目をみると50%の力しか使えません。7科目目に至っては40%です。上記で掲げた苦手を作らずに各科目60点以上の安定した得点で行きたい!という目標は後の科目になればなるほど難しくなりそうだと思いませんか?

では次に同様の模式図で橋げた理論の場合を見てみましょう。


こちらの場合にはどの科目も100%の力で学習しています。忘却はします。だから7科目目が終了したときの1科目目はこんな鮮やかな赤ではなく、薄~いピンクくらいに変わっているかもしれません。でも、T○CでもL○CでもM○ワーでも来年の4月くらいまでに1週目のカリキュラムを終えて、もう一度1科目目に戻ってゆくような学習スタイルになっていたりしないでしょうか?
そうなんです。薄~くなった部分、これが忘却している部分です。でも当初100%の力で学習できているので、ペンキを塗りなおすことによってもとの鮮やかな赤に戻すことはできます。

逆に当初40%の力しか投入できなかった場合には、そこからリカバーするには時間が足りなすぎる・・・という結果になってしまうと思います。一方でその科目を勉強しているときには100%の力を出し切っていただきたいので、講義の翌日に復習し、翌週の講義の予習をしながら、1週間後に2回目の復習というやり方もきっとありだと思っています。

◆ご質問の二つ目サブノート◆
サブノートについては人それぞれでやり方がことなると思います。僕は自分の作ったものはサブノートの一種なんだろうと理解していますが、「サブノートとは」というようなこれしかない!的なものはないだろうと感じています。

ちなみに僕が作った企業経営理論のサブノートは この記事に埋め込んであるようにミニテストという名前をつけました。ふうじんはチャートと名づけたものを作っていました。チャート作りでらくらく暗記術という記事にサンプルがあります。テキストに書き込みをして、サブノートを兼ねるというご質問の文中にあるやり方もあり!だと思います。この形式だったら大丈夫というような万人向きの方法はなくて、いかに自分で納得の行くまとめ方ができるかということかな?と思います。どんなやり方が自分は記憶に焼きつくだろうかと考えてみてください。サブノートを作ったり、チャートを作ったりするのは時間がかかるというデメリットは確かにあると思います。でもこの時期だからこそ、時間をかけてでも深く理解するために、明確な記憶に残すために、このような作業をすることはとても意味があることだと思います。また、今の時期でなければ、こんなに時間をかけて丁寧に学習する余裕がなくなってくるんです。だからこそ、今学習している科目に100%の力を使う橋げたの考え方が生きてくるものですヨ。

◆ご質問者のすごい点◆
それから、ご質問の文中にある「自分の気づいたことを書き込んで」いらっしゃる点、これはとっても重要なポイントをすでに実行されていて、すごいと思います。自分で気づくということは、テキストに書かれていること、講師の先生が説明したことを自分なりに違う言葉で説明を加えていることだと思います。
以前も書いたことがありますが、帰国子女でない方の場合、読める英語と話せる英語では大きくレベルに差がありませんか?これは診断士の学習でも同じことが言えます。
テキストを読んで理解したと思ってしまうレベルと、テキストに書かれていることを口で説明できるレベルとでは大きな隔たりがあります。
100%の力を尽くして強固な橋げた構築の目標としてほしいのはこの口で説明できるレベルなんです。



こんばんは!アックルです。

TAC動画チャンネルフォローアップシリーズ4回目は「アウトプット学習」についてです。

8/30 月 全体概要 
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習
9/2 木  アウトプット学習  ← 今日はココ
9/3 金  合格への熱い思い
9/4 土  ストレート生の一次対策
9/5 日  ストレート生の二次対策 

■知識の定着レベル

表に基づいて説明しますと、知識には「吸収」「理解」「体得」の3段階があります。
診断士学習を例に取りますと、「吸収」はテキストを読んだり、講義を聞くことで知識を得ることです。
「理解」は文字どおり、講義内容やテキストを理解すること。このレベルまで問題を見て正解が分かったり、間違えている選択肢が分かるようになります。
よって、1次試験は理解までで何とか通用します。
一方、「体得」は完全に自分のモノにして、知識を瞬時に引き出すことが できるようになるレベルです。

2次試験に合格するには、この体得レベルが必要です。なぜなら二次試験では一次の知識が必要ですし、80分という短い時間で瞬時に1次知識を引き出せないと時間が足りなくなる
可能性があるからです。
この体得レベルまで辿り着くには、アウトプット学習が必要です。

■アウトプット学習

アウトプット学習とは、覚えた知識、理解した知識をドンドン引き出す訓練です。
代表的な方法としては、スピード問題集や過去問を次々に解いていくことです。
しかもただ単に解くだけではなく、例えば間違えている選択肢について、「なぜ間違っているのか?どうすればいいのか?」などとことん追求していくことです。
いわば問題集・過去問を「骨の髄までしゃぶり尽くす」ことです。

これが「鶏ガラ学習法」です。

また、答練を目標にして、答練での「高得点&全力投球戦略」も非常に重要です。
我々道場メンバー全員が1次試験で500点前後の点数が取れましたが、多くのストレート合格者は1次の養成答練・直前答練なども全力投球で高い得点を取ることを一つの目標にしています。
この時期に高得点を取るには、やはり早い時期からの「体得」が必要です。

さらに1次学習の頃から2次試験を見据えるには「知っているから説明できる」レベルにまで自分を高めることが非常に重要です。先ほども説明したとおり、二次試験では一次知識が武器になります。この武器が使えないと重要な切り口が抜けてしまったり、 答案に抜け・漏れが多くなってしまいます。
そこで、重要となるのがやはりアウトプット学習です。
問題集・過去問を骨の髄までしゃぶり尽くし、自分のモノにすること。また、文字どおり一次知識を説明できるレベルにまで引き上げること。私の場合は、「企業経営理論」については、
各章の「本章のポイント」の下に書いている「製品=市場マトリックスとは何か?」や「差別化の方法にはどのようなものがあるか?」などを何も見ずに説明できるように訓練しました。
それも1次学習を初めて間もないころからやってました。

とにかく早い時期からアウトプット学習は始めて下さい。テキストばかり読んで理解したつもりでも、実践問題はなかなか解けません。
覚えた知識をどんどんアウトプットし自分のモノにすることが合格への近道です。



こんばんは!アックルです。

受験生の皆さん、日々の過去問や事例演習お疲れ様ですchick
JCさんやZonEさんが言うように多くの受験生が低~い点数を取ってしまい、早くも壁にぶち当たっていると思います。

私も昨年の今頃は既に17事例を解き終えていましたが、問題要求が把握できず、切り口(フレームワーク)が閃かず、思考停止状態になってました。
一向に上達している気がしませんでした。

しかし、昨年の今頃、全くできなくても80分以内で解くことだけは必ず守りました。

さて、今週は「80分のお作法」がメインテーマですが、80分で解くことの重要性を先に説明します。

■TOEIC学習で反省!時間通りに解くことの大切さ

先ほども言いましたが、私は最初から80分で解きました。これはJCさんも同じだったようです。
ブログなどを読むと「初学者は9月末位までは80分を気にせずに、じっくり時間をかけて解いてもいい。」という意見を持つ先輩診断士もいましたが、私の戦略である「慣れ」とは反するやり方だと思ったので、そうしませんでした。

最近、私は時間通りに解くことの重要性をすっかり忘れていてある失敗をしちゃいました。

それはTOEIC学習でのことです。
来月の9月12日にTOEICを受ける予定で、毎日勉強していますが、私の勉強法は ①リスニングは聴きとれるまで何度も再生して聴く。②リーディングは時間をかけて英文を何度もじっくり読んで、理解した上で解答する、でした。
そうすれば英語力がつくと思っていたのですが、先週の日曜日、市販の問題集で本試験と同じ時間を設定し模擬試験を行いました。
結果は、リスニングは一回では聴きとれず、というか何度も聴くのに慣れてしまってたので全く対応できず、リーディングも読むのに全く時間が足りず結果はヒドイものでしたsad
このとき「ハッ!」と気づきました。
やはり常日頃、本試験と同じ時間を設定して訓練しなければ、本試験に対応可能な実力がつかないということを。

1年前の診断士学習のときはできていたことを、1年経って忘れていたとはなんてアホなんだwobbly

話は診断士試験に戻りますが、9月末まで時間無制限で解くのになれてしまうと、10月に入って急に80分で解けと言われても難しいと思います。
事例を解く実力はついても、それを80分でこなす実力はついてないわけですから。
残り一カ月を切った段階で、80分で解くのに慣れようとしても多分焦ってしまい、精神的に良くないと思います。

ですから受験生の皆さんも最初から80分で解いてください。解けない場合は、JCさんが言うように「どこで時間をかけすぎたのか反省ノートにつける」などして下さい。

私のTOEIC試験もあと2週間ちょいですが、今から慌てて時間内に対応可能な力をつけようにも、ちょっと厳しいです。
皆さんは私と同じ過ちを犯さないでください。

■文章を書くのが苦手な私の80分のお作法

一発合格道場のメンバーの中で私が一番文章を書くのが苦手だと断言できます。
高校時代の国語の偏差値は40台でしたし、社会人になってからもEXCEL中心の仕事が長く 、今の会社では決算短信や有価証券報告書の定性的情報を書いたり、会議資料を作成するので少しは書くのに慣れましたが、それでも今でも苦手意識は強いです。
そんな私だから二次試験の学習を始めた頃はホントに書くのに苦労しました。
ですから、最初の頃は80分で解くために、いかに書く時間を十分に確保するかということを念頭に置いて解きました。
そのためには効率的にならざるをえませんでしたが、ここでようやく私の80分のお作法の紹介です。

私は書く時間を十分に確保するために、無駄な作業を削ることを意識し自分のプロセスを確立しました。

○設問分⇒与件文の順番で効率的に読むことで無駄に与件文を読む時間を短縮

多くの合格者も同じだと思いますが、私は最初に与件文から入らず、設問文をじっくり読み込みました。JCさんも言ってますが、設問文を明確に記憶に叩き込むことで、与件文を読む際に関連する設問に素早く反応できます。また、先に設問文を読み設問要求の解釈(この作業はJCさんZonEさんの記事を参照)を行えば、大怪我を防げますし、与件文を一読しただけでかなりポイントを把握できるようになります。
また、設問と関連する与件文の段落や行が把握できるのでで、一から与件文を読み直す手間が省けます。これでかなりの時間を省けます。

ちなみに私の場合は、設問文を読むのに5~10分でした。

○与件文を効率的に読んで時間短縮

与件文を読む際に行っていたのは与件文の段落ごとの左側の余白にカギカッコを記入し見やすくし、「この段落のポイントは~だ。」「この段落は、この設問と関連しているな。」ということを意識しながら読み、また関連する設問番号を鉛筆で記入していました。
実はこのやり方は「受験生最後の日」(2009年版)のDぴょんさんのやり方を、そっくりそのまま参考にしたんですけどねbleah
このような作業を行うことで、やはり何度も与件文を読み直す時間が省けます。

ちなみに私は与件文を読みながら、気になる接続詞や気になる個所には赤ペンで線を引き、特に重要だ、これは間違いなく解答根拠となる!と思った個所は黄色の蛍光ペンで線を引きました。

また、気になったキーワードや、重要だと思った単語は問題文の余白にバンバン書きこみました。
このことは、頭で考えるより書いておくことで頭の中が整理しやすくなり、文章を書く際もまとまりやすくなる効果があると思います。
所謂、問題点の視える化です。

このあとは線を引いた箇所やメモ書きなどをベースに各設問の解答骨子を作成します。ここまでで30~35分。

○書く作業

ここまでの作業で半分以上書く時間が残ってます。
とにかく文章を書くのが遅い私は半分以上は書く時間を残すことを意識しました(でも、試験直前は半分弱で書けるようになりましたが)。
この書く作業でも重要なのは「頭の中で書くことを整理してから書く。」です。
言うは易しですが、実際には慣れるのにかなり苦労しました。
ついつい時間を気にしてしまい、焦ってしまうので「書きながら考えてしまう」んですよね。
でも、 後者のやり方では結果的に消しゴムの使用回数が増えてしまう。一度書いた文章を、消して再度違う文章を書くというのはかなりの時間と労力がかかります。
こんなことをやっていると80分では到底終わりません。
慣れるまで難しいですが、とにかく頭の中で整理してから書いてください。

ま~私の二次学習法ははっきり言って、他の道場メンバーと比較してあまり戦略的ではありません。
(いつもふうじんさんハカセさんの記事を見て、「この人たちの勉強法すげぇ~~~~~~!!!!!!」と感嘆の声がでちゃいます。 )

私の戦略は一つ「慣れ」に集約されます。

常に本試験と同じ時間で解くことに慣れる、そしてそのために多くの初見の事例を解く。
単純な戦略ですが、重要だと思います。

それでは、今夜はここまで。

BY アックル



こんばんは!アックルです。

本日よりTAC動画チャンネルで我々「一発合格道場」の座談会が公開されています!
私はまだ見ていないです!(見る勇気が・・・・。)

受験生の皆さん、休憩時間などに是非ご覧ください。

■悩み始めてますか?

さて、初学者の皆さんは二次の演習や過去問を解いてますか?
事例問題の難しさに頭を悩まされる一方で、物凄く脳が活性化していくのを感じませんか?
昨年の今頃、私は脳が活性化しすぎて不眠症になってしまいました。
眠れたとしても、夢の中まで事例企業が追いかけてきましたし。

私は昨年の今頃は事例が全く解けずに悩みはじめた時期でも ありました。

実は私は幼少の頃に本をほとんど読まなかったせいか大学受験のときは国語が大の苦手でした。
特に文章を書くのが苦手だったので、国語が記述式である国立大学は早々と諦め、マーク式試験の私立大学に絞りました。
ど田舎で酒屋を営んでいた私の両親は金もないことだし国立大学に行って欲しかったのに、私は両親の期待に答えずに私立大学に行きました。
このことを昨年の今頃思いだしました。そして、こう悩みました。

「記述式の国立大学を諦めた男が、より難易度の高そうな診断士の二次試験に受かるのか?」

その後も何度もこのことを考えてましたが、数日後には開き直ってこのようにプラス思考で考えました。

「2次試験に受かれば、あのとき早々と国立大学から逃げてしまった過去の自分と決別でき、自信が持てるかも。これ以上悩まず自分を信じてみよう。」

その後すぐに二次試験の目標点を設定し、ゴール(目標点)に向かってがむしゃらに勉強しました。

受験生の皆さんもおそらく今自分はあと2カ月で合格できるのか?と悩んでいるのではないでしょうか?

ただでさえ掴みどころのない2次試験。

それに80分という短い時間かつ決められた字数制限で自分の考えを上手く言語化することは非常に困難だし、

問題文を読んでも質問の意図が分かりにくい問題が多いし、

模範解答を読んで「こんなの書けない」と打ちひしがれてしまいますよね。

色々と悩んで自信を失くすかもしれません。ですが、マイナス思考にならずドンドン事例問題を解いていくことをお勧めします。

■2次試験は「慣れる」こと

先日のセミナーでもお話しましたが2次試験は慣れることが重要だと私は考えます。
何に慣れるかって?それは、

「出題者の意図を迅速に理解し、80分内にまとめることに慣れる」ことです。

私は昨年1次試験が終了してから2次試験までに62事例解きました。特に8月から9月中旬までは初見問題への対応力を鍛えることを意識してたので次々に過去問を解いてました。
この初見問題への対応力は非常に重要だと考えます。
私は同じ問題を5回も6回も解くことよりも、初見問題つまり初めて見る問題に対して迅速に対応することに慣れることが大切だと思います。
同じ問題を何度も解きすぎると与件文や模範解答を覚えてしまうし、逆に初見問題に対して臆病になる恐れがあると考えたからです。
でも、ま~そうは言っても私は同じ問題を最低10日以上はあけて2~3回繰り返し解きましたけど(この位が丁度良いと私は思います。)

事例問題は最初は80分以内では解けず、何度も消しゴムで消して書き直してしまい答案用紙がグチャグチャになっていたのですが、
徐々に慣れてきて9月に入る頃には、80分で埋めることができるようになり消しゴムの使用回数も減ってきましたし、少しずつこの試験のコツを掴めるようになりました。
また慣れることによって、100字で書ける文章、120字で書ける文章、150字で書ける文章それぞれがなんとなくですが感覚的に分かるようになりました。

■ただし、復習・反省はさらに大切

ただし、慣れとはいえ、ただ闇雲に問題を解くだけでは、レッスンプロに教わらない人の下手くそなゴルフのように変な癖がついてしまい、ドライバーが真っ直ぐ飛ばず
(=いつまでも事例での得点が伸びない) 上達しない恐れがあります。

このためレッスンプロである学校の講師や「ふぞろいの合格答案」の合格者の再現答案やTACでWEB上で公開される成績優秀者の答案などを参考にし、
自分のスイングとの比較、つまり反省や復習などに時間をかけることが重要です。

ゴルフを例にして分かりにくかったかもしれないのでもう一度言います。

初見問題をドンドン解くことは重要ですが、解いたあとの復習・反省に時間をかけることがより重要です。

私の場合は復習に最低でも1時間はかけていました。

復習では以下の2つを行っていました。

①模範解答やふぞろい答案と自分の答案の比較分析

②EXCELで気づきノート・間違いノートの作成

ちなみに私の気づきノートは昨年の「受験生最後の日」のDぴょんさんのフォーマットを参考(パクリ)にしました。

■追い込み馬です

さて、最後に初学者の皆さんに言いたいことがあります。

皆さんは自分は競馬の追い込み馬だと意識をして下さい。

この時期、受験経験者との差は非常に大きいです。事例演習の結果の悪さにへこんでしまうかもしれません。
ですが、この試験いったんコツを掴んでしまえば、急激に実力が伸びます。

レースはまだまだ第3コーナーです。最後の直線で鋭い末脚を繰り出し、合格を勝ち取れると信じて下さい。

挫けそうなときは以下の映像を見て下さい(休憩時間などに)。自信と勇気が湧いてくるかもしれません。ちなみに有名ブロガーのSaijohさんは受験時代、競馬の名勝負の映像を見てやる気を出していたと仰っていました。

http://www.youtube.com/watch?v=SOx_QYL8h3I

http://www.youtube.com/watch?v=QH-LFeWUPjA

http://www.youtube.com/watch?v=RLL74_gWGFM

最後の映像は笑えるくらい凄いです。



こんばんは、ふうじんです。
今日はお約束していた最直前期学習方法シリーズ。いつもの「オリジナル学習法」ではなく、予備校講師から教わった学習方法をご紹介(使用許諾済)!

■一日3科目学習法■

<概要>
・「7科目を2日で一周回す」ことを最終目標に、計画的に学習ペースを速める
・1日の学習時間を朝・昼・夜に区分する。
・当初1日2科目、慣れたら1日3科目復習とする
・当初1週間で7科目、慣れたら3~4日で7科目、最終的に2日で7科目復習とする。

■一日3科目~学習時間管理■
昨年の私の場合、上記アドバイスを聞いて下記の学習計画を立案・実行。

2009年7月学習時間管理表

でも受験当時はあまり深く考えず、「まぁそんなものかな」と思ってただ淡々と実行してただけ。この学習方法自体は既にどこかで公開されている気もするので、今日は「なぜこの学習方法が有利だったか」を一緒に検証してみましょうdollar

■メリット1:頭の「引き出し作り」に有利■
公開模試の終わったこのタイミング。過酷な7科目受験を強いられるスト本科生にとり最も大事なことは、「1科目終わった瞬間に次の科目に全力で頭を切り替えること」だと気づいた方も多いはず。
実はこの対策は簡単、

 学習ツール(外部記憶装置)を作る
 学習ツールの情報を高速で脳(主記憶装置)に引き出す訓練を積む

だけでOK。
もう書かなくてもわかりますね?必要知識のInputと解答処理Outputは、これまでの予備校カリキュラムで既に習得済み。残りの1ヶ月で体得したいのは、「本試験の休憩時間内で、必要知識を脳(主記憶装置)にホットスタンバイ」する動作の高速化。
そのためには、1日の中で2科目・3科目と素早く頭を切り替える訓練を今やりたい。
コツは「初めはゆっくり」、そして計画的に「切り替え速度を上げる」ことrecycle
8月7日(土)、あなたは神々しいほどに冴え渡った頭脳を携え、一次本試験会場に向かっているはず。

■メリット2:優先順位付けで学習効率上有利■
最直前期の学習時間は、「目標」でなく「制約条件」になります。具体的には「○時間勉強しよう」ではなく、「○時間以内でこれをやる」。1週間で7科目の復習を回すには、1科目あたりに割り当て可能な時間には上限があるから。
この「学習時間の上限」がポイント。特に7/5~週と7/12~週でやりたいのは、脳の「引き出し」作りとそこから素早く知識をリフレッシュするための「油差し作業」(具体的には答練復/スピ問復習など)。つまりA~Cランク重要論点が先。さらにJCのいう高速処理を加えることで この時期の学習効率は飛躍的に高まります。

■メリット3:スケジュール・進捗管理上有利■
一日3科目学習法は、スケジュールのシンプルさが特徴。7月の第1・2週は7科目を二週間で1周、第3・4週は一週間で1周させる。8月1週は週2周。このヨコ回転に、一日3科目のタテ回転を加え、相乗的に回転率が高まる仕掛け(←良く出来てるなぁ)。
ここでのポイントは、学習予定と実績の乖離の管理(=予実管理)。予定より早く進むか遅れるか、このGAPこそ試験当日までに改善したいあなたの弱点(または強み)。それならシンプルな予定の方が後々管理しやすいでしょ?

■では具体的にどうするか?■
メリット1対応として、とにかく学習ツールの用意が必要。
二次に向けた知識の体系化を考えれば、極力自力で用意いただきたいのですが、時間なければ他人のツールを使うのもOK。
というわけでしつこいけどチャート貼っておきます。

1日目4科目
2日目3科目
↑クリックでPDFが立ち上がります

メリット2・3対応もちゃんと用意済み!続きは次回記事「ペンキ塗り学習法(使用許諾済)」をお楽しみに。

byふうじん



こんばんは!アックルです。

月曜日にハカセさんが書かれていたように、昨年の法務は苦戦した受験生は多かったようです。
私もその一人でした。
昨年の1次試験が終了した後に自己採点をしたのですが、一番緊張しながら採点したのは法務でした。

足切りになったらどうしようsweat01

結果は50点でなんとかクリアできましたが、あと3問間違えていたら地獄を見ていたわけです。
実際に昨年受験した私の前職の同期で、7科目トータルでは460点を超えたのですが、唯一法務のみが36点で
足切りという地獄を見た者がいます。

今年の傾向がどうなるか分かりませんが、過去にもかなり難しい年があったので法務は全く油断してはなりません。

さて、本日のテーマは「会社法の機関設計・機関役割」です。

本試験で50点しか取れなかった私ですが、そんな私の拙い勉強法でありますが紹介させて頂きます。

■会社法等に関する知識は書いて覚えよ!

私は他の科目も含めてサブノートは一切作成しませんでした。基本的には声に出して暗記していました。
不器用な私はごろ合わせは使わず(というか思いつかず)、愚直なまでにひたすら繰り返し、読み上げて暗記していました。

しかし、経営法務に関しては声ではなく、書いて覚えました

例えば、会社法で一番最初の難関「株式会社の機関および種類のまとめ」

こんな図は声に出して読み上げても、覚えられないですよね。

ですから、私は裏紙など不要な紙にテキストを見ずに、この表を何度も書いてました。
書いた後にテキストを見て、間違えていた場合は、再度テキストを見ずに表を書く。

これをひたすら繰り返しました。

書くのって疲れますよね。腱鞘炎になりそうですよね。

でも、本試験の法務はケーススタディ問題や応用問題が出題されるので、テキストに出てくる基本的な表は瞬時に頭から引き出せないと対応できません。
株式会社の機関だけでなく、「株主総会と取締役会の比較」「役員および監査役のまとめ」の表なども、愚直に紙に書いて覚えてください。

■自分の勤務先の会社を調べましょう。

経営法務のような固~い科目は親しみを持つことが重要です。

例えば定款。「定款に記載しなければ定款全体が無効となる事項」として以下の事項がテキストに書かれていると思います。

1.目的
2.商号
3.本店の所在地
4.設立に際して出資される財産の価額またはその最低額
5.発起人の氏名または名称および住所

・・・。こんなのたとえ暗記しても、よく分からないですよねcoldsweats02
それに本試験ではケーススタディ問題などで、架空の会社の定款が出てくるかもしれない。
もっと具体的に定款とはどんなものか知りたいですよね。

そこで、自分の勤務先の定款を見ることで、定款に対しての理解を深めたり慣れ親しむというのも手です。

勤務時間中にできるので仕事しながら法務の学習をする。まさに一石二鳥ですねhappy01

非上場企業に勤務されている方は、総務部や経営企画部の知り合いに頼んで、定款を見せてもらってください。
上場企業に勤務されている方はEDINET」検索してください。

EDINETとは、「日本の金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システムのこと。財務省財務局や財務支局に有価証券報告書などの開示資料を届出を行ったりインターネット上で電子的に開示するために金融庁が構築し財務省が運営している。」ものです。

経営企画部や経理部の方なら通常は他社の有価証券報告書などをチェックする際に使用すると思いますが、定款なども見ることができます。

例として「トヨタ自動車」の定款を見てみましょう(ちなみに私はトヨタの社員ではありません。)

まずはGoogleで「EDINET」を検索してください。
EDINETのタイトル画面の左下の「有価証券報告書」をクリックしてください。

次に「提出者名称」に「トヨタ自動車」を入力し、「希望種別」は「有価証券報告書」を選択し、検索をかけてください。

次の画面では直近(平成21年3月期・6月9日時点では平成22年3月期は発行されていないため)の有価証券報告書を選択してください。

次の画面で一番左の「提出本文書」を選択すれば、「有価証券報告書」を見ることができます。これも面白いのですが、本題は定款なので一番右の「代替書面・添付文書」
選択してください。

ここで「定款」を選択することで、ほら!出てきます。

自分の勤務先の定款を読むとかなり理解が深まると思います。

また、勤務先の登記(現在事項全部証明書)なども総務部の知り合いに頼んで見せてもらうのもお勧めです。
現在事項全部証明書は平成19年度の本試験に出ていますよ!

とにかく何度も言うとおり固~い法務は、身近な勤務先の会社のことを調べると理解が深まります。

他にも「うちの会社は取締役会や大きな会議にいつも社外の監査役が何人か来ているな~。あんなの金の無駄じゃないのか?」
なんて思っていたかもしれませんが、「なるほど!うちは大会社である公開会社なんで、監査役会は必須。しかも監査役は半数以上は社外の人間でなければならないのね~」とか、こういうことはいったん身近なケースで覚えてしまえば忘れないと思います。

それでは、本日はここまで。

by アックル



こんばんは。ZonEです。今週は経済学・経済政策Weekですね。

ハカセのデータ分析にもあるように、近年この科目は易化傾向にあります。

しかし、2次試験には直結しない科目ということもあり、「経済学なんて机上の空論だ」と唾を吐いて投げ出してしまう方も少なくありません。あ~あ、勿体無い

苦手意識を持つことは自由ですが、百害あって一利なしです。うっかり苦手意識を持ってしまうと、負のスパイラルにハマり、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

皆さんには、そのような悪循環に陥っていただきたくはありません。

 
苦手意識は真面目/完璧主義の証?

経済学・経済政策の場合、苦手意識を持ってしまう要因として

  • 微分積分やグラフなど出てくるので、何だか難しそうな気がする
  • 解けなくても合格に影響の少ない難しい問題でも、解けないと気が済まない
  • 用語が横文字だったり、聞き慣れない言い回しだったりして、頭に入りにくい

などが挙げられるかと思います。

皮肉なことに、真面目過ぎたり完璧主義過ぎることがマイナスに作用して

  • しっかり理解しなければ…coldsweats02
  • 出題された問題には、全問答えなければ…coldsweats02
  • 用語をきちんと暗記しなければ…coldsweats02

等と自分を追い込み、苦手意識に発展してしまうことが多いようです。

自分は飽きっぽい性格なので、完璧主義ってスゲーッ!!lovely…とは思いますが、こと診断士試験の経済学・経済政策に関しては、費用対効果(かけた時間対得点)の観点から、私はオススメしません

むしろ、広く浅く勉強した上で、解けそうな問題を拾って得点を積み上げていくスタイルの方が、効率的かつ苦手意識も発生しにくいかと思います。

  
比較優位の理論(リカードの比較生産費説)

経済学・経済政策というとグラフや数式に意識が奪われがちですが、問題の中にはクイズ感覚やパズル感覚で解ける問題も多々あります。

例えば、リカードの比較生産費説などはパターンと気を付けるべきポイントさえ覚えてしまえば、サービス問題ですよね。

各産業財を1単位生産するのに必要な労働投入量が上表のように与えられている場合、

  1. X産業財とY産業財の値をA・B国間で比較し不等号の向きを比べ、不等号の向きが揃っていれば絶対優位
      →上表の場合、X・YともにA>Bなので、B国はA国に対し両財について絶対優位を持つ
  2. A・B国についてそれぞれX財を1としたときのY財の値を算出し、比較する
      →上表の場合、0.6>0.5でA国の方が値が大きい(=コストがかかる)ため、B国はY財に比較優位を持つ
  3. 全ての財について比較優位を持つということは有り得ない
      →B国がY財に比較優位を持つということは、A国はX財に比較優位を持つ

というパターンで瞬殺できますね。なお、気を付けるべきポイントとしては、表に与えられている数値が大きい方が有利なのか、大きい方が不利なのかをきちんと確認することです。

例えば上表の値が労働投入量1単位あたりの各産業財の生産高であれば、数値が大きい方が有利となるので、

  1. X・YともにA>Bなので、A国はB国に対し両財について絶対優位を持つ
  2. 0.6>0.5でA国の方が値が大きい(=高い生産性)ため、A国はY財に比較優位を持つ
  3. A国がY財に比較優位を持つということは、B国はX財に比較優位を持つ

答えが逆転してしまいます。問題をしっかり読んで、ケアレスミスをしないように気を付けてくださいね。

ゲーム理論の中の非協調的行動に基づくナッシュ均衡やミニマックス原理などもクイズ/パズル感覚で解けるので、そのような正答率の高い問題できちんと得点できるように訓練しておいてください。

 
イメージで覚える寡占モデル

経済学・経済政策では、クイズ感覚やパズル感覚で解ける問題以外にも、基本的な用語と意味を抑えておくだけで得点できる問題もけっこう出題されます。

用語の中には、横文字や聞き慣れない言い回しが多いのも事実ですが、工夫して記憶していただきたいところです。

工夫と言えば、色々な用語や数字を語呂合わせで覚えている方も多数いらっしゃると思いますが、私はどちらかというとイメージで覚える派でした。

例えば代表的な寡占モデル

ベルトランモデル
戦略変数:価格
他企業の価格を所与として自社の価格を最適化

クールノーモデル
戦略変数:生産量
他企業の生産量を所与として自社の生産量を最適化

シュタッケルベルクモデル
戦略変数:生産量
(独占に近い状況)大企業の生産量を所与として受動的に自社の生産量を決める

の記憶方法として、下図のようなイメージで覚えてしまえばもう忘れませんね。

シュタッケルベルクとフランケンシュタインの連想には多少無理がある気はしますが…coldsweats01

皆さんも自分に合った記憶法を駆使して、経済学・経済政策を貯金科目にしちゃいましょう。

 
by ZonE



こんばんは。アックルです。

今週は「怒涛の7週間」の第2弾「財務・会計WEEK」ということで、

・月曜日:データ分析(ハカセ)

・火曜日 :今から2次に通用する力をつける(アックル)

・水曜日:伸び悩みの人・中位成績者向けの勉強法(ハカセ)

・木曜日:今から間に合う!財務で足切りにならない方法(JC)

・金曜日:キャッシュフロー計算書を得点源にする(ZonE)

・土曜日:意思決定会計を得点源にする(ふうじん)

といった内容でお届けしました。

■まとめ■

まずは、月曜日にハカセさんが行ったデータ分析を簡単にまとめましょう。

・昨年は易化したため、今年は難易度が上昇することが予想される。

・特にファイナンス問題が増えるのではないか(実際TACのテキストもファイナンスのページが増量したようですし)

・しかし、過去問を見るとA・B難易度の問題が安定的に40-50%存在している。

・よって、財務会計を難しいと恐れすぎる必要はない。

要は、今年は多少難易度が上がったとしてもA・B難易度の問題をしっかり押さえることができれば、合格に近づくということ!

火曜日から木曜日までは、財務会計が得意・普通・不得意の方別の対策をお伝えしました。

とにかく財務会計は2次に直結するので、絶対に苦手にしてはならない科目です。

得意な方は2次を見据えてさらに強化し、普通の方はハカセさんがいうように、理屈やイメージで覚え、体で覚えるなどして、一段とレベルアップして下さい。

理解は後から付いてくるものです。

さらに簿記3級テキストなどで理解を深めるのも重要です。

苦手な方はとにかく現時点では足切り回避を目指すのが大切です。JCさんが言うようにA・B難易度の問題を反復し、力をつけるのが足切り回避の近道かもしれません。
ハカセさんの分析と同様ですね!

さらに金曜日はキャッシュフロー計算書、土曜日は意思決定会計を得点源にするという内容でした。

この2つは1次のみならず2次で非常に重要となる分野です。

特に意思決定会計は、設備投資の経済性計算(正味現在価値)や企業価値を算出する複合的な問題が多く、過去の2次試験でも多く出題されており、しかも難易度が高いので非常に差がつく分野です。

昨年も意思決定会計は出る!と考えていた受験生が多かったですが、出ませんでした。よって、今年は出題される確率は高いと予想されます。

ちなみにふうじんさんもハカセさんも今の時期の計算機の使用を推奨してました。
実際、私も6月中は計算機を使用してました。
7月頃から、そろそろ慣れないとと考え、手計算に切り替えましたが、二人がおっしゃるように、今の時期は多くの問題を解き、慣れることが重要です。

■+α■ 言い足りないこと寄せ書きコーナー

[JC]
診断士試験では、財務会計はやはり得意!と言える方が圧倒的に有利です。地道な財務活動はぜひ継続して続けてくださいね。アックルPENKOさん もおっしゃっているように事例Ⅳだけは今やることも1次試験の邪魔には決してなりません。できるかぎり良問をたくさんやってみること、これにつきるように思います。やればやるほど自信がついてきますよ。財務を敵にしないことも合格への近道のひとつだと感じます。それから時間を計って、本試験と同等以上の負荷をかけてアウトプットに取り込むこと。これもとても重要です。財務の本試験での失敗は「頭が真っ白になった」というケースが多いんです。だから普段の練習の時から真っ白になるような状況を自分で作り出してみる、例えば「半分の時間で過去問に取り組む」を自分に課してみること、これもすごく良い練習になりますよ。

[ふうじん]
本気でストレート合格を目指す方であれば、この時期は財務会計対策でなく事例IV対策をやっていただきたい所。なぜなら合格者の事例IV得点は45~75点程度まで幅広くバラけます。よって事例IVの得点可能性次第で事例I~IIIの答案の作り方が変わってくるからです。確かに事例IVは人並みの45点でも合格は可能。でもその場合、事例I~IIIで何点上積みが必要か。おぉ恐ろしい・・。

[ハカセ]
ボクは文学部出身なので、財務会計に対する(というか数字に対する)アレルギーがありました。それが「アラフォー」になるまで自己啓発を遅らせた要因でもあります。同じような方、いらっしゃるんじゃないでしょうか? ボクは結果的に克服できました。財務会計の得点は道場師範では最低だったけど(← 意外と気にしてる)上位20%には入っているし、事例IVは答練・模試を通じてずーっと上位20%をキープしました (道場でも後日詳述しますが、とりあえず先に結論を知りたい方は、受験生時代のブログをご覧下さい →  こちら)。

こんな「数字アレルギー」のボクでも克服できたんだから、皆さんも大丈夫です!

ただし! ボクは努力をしましたよ。「道場師範はみんな500点を取ってるんだから、自分とはレベルが違う」と思って読んでいるアナタ。それは違います。ボクは財務会計を克服し、少なくとも苦手科目にしないために、相応の時間をかけ、相応の努力をしました。この年になってお恥ずかしいことですが、今さら「簿記3級」の勉強もしました。毎日毎日、あのジミーな計算問題集をやりました。「分かった」と思い込んだ仕訳の問題、何度も解きました。「シークリクリシー」とか、呪文のように唱えました。ワケの分からない偏差や共分散、穴が開くほど読みました。タクシーの取替投資、擦り切れるほど解きました。そんな努力を地味に続けた結果、一次試験では貯金科目にもなったし、二次試験では唯一の貯金科目(多分)にもなったのです。逆に言うと、二次試験で貯金科目に出来た裏には(=ストレート合格できた裏には)、そういうジミーな努力があるのです

こんなこと、聞き方によっては、嫌味に聞こえるかもしれませんね。自慢話? 勝てば官軍? そうかもしれません。でも、企業経営理論と異なり、財務会計は「努力を裏切らない科目」でもあるのです。むしろ、努力でしか積みあがらない科目、なのかもしれません。財務会計は一日してならず。苦手な方は必ず克服を。急行や特急に乗らず、必ず「各駅停車」で克服してください。というか、財務会計には、急行も特急もありません。仮にあっても、それに乗っても二次試験はクリアできません。でも、「各駅停車」で得たゆるぎない基礎知識は、アナタを知らぬ間に急行・特急に乗せてくれます。地味に、地道に、ストイックに、頑張ってください!

[アックル]
財務が苦手な方は、1次の足切りを 逃れたとしても、じゃ~2次はどうなんだ?と疑問をお持ちかもしれません。
結論は努力次第でそのまま2次も突破できます!
私の前職の同期のN(平成20年度合格)は財務会計が苦手で、1次は足切りぎりぎりの44点でした。
1次終了後も苦手な事例IVに力を入れ、とにかく問題を解きまくることで、次第に苦手意識を克服し、何とかストレートで合格できました
最後は、得意だ苦手だ関係なく、「合格への強い思いと根性」=「ストイックさ」だと思います。
頑張ってください!

[ZonE]
何度も同じことを繰り返し述べてしまい申し訳ありませんが、2次試験まで考えると財務会計を得意科目にするメリットは甚大ですので、労力を惜しまずに注力していただきたいと思います。

今は怒涛の7週間をクリアするだけで手一杯…という気持はごもっともですが、現時点で財務会計に苦手意識を持っている方は、1日15分だけでもよいので、ぜひ時間を確保していただきたいです。

まだまだ先は長いと思っていたのに、怒涛の7週間が終わると本試験はもう目前に迫っています。

本試験までに自分がなっていたい理想像から逆算して、自分に何が足りなくて、今何に注力しなければいけないのかをよく考えて、1日1日を大切に過ごしていただきたいと思います。

引き続き頑張ってください。



こんにちは。ZonEです。

今週は「怒涛の7週間」の第1弾「企業経営理論Week」…ということで、

といった内容で、企業経営理論に関する学習法や試験対策をお届けしてまいりました。

日曜日の今日は、企業経営理論について、簡単にまとめておきたいと思います。

 
このように、「怒涛の7週間」の期間中は、毎週1科目ずつ

  • 月曜日:該当科目の傾向をデータ分析
  • 火~土曜日:メンバが1人ずつ該当科目の学習法などについてアドバイス
  • 日曜日:該当科目の学習法などについて簡単なまとめ+α

といった流れで、各科目の学習法や試験対策について、じっくりと取り組んでいく予定です。

 
■まとめ■ 企業経営理論への取り組み方

それでは、この1週間に5人のメンバが企業経営理論について語ったことを簡単にまとめたいと思います。

まず、ハカセのデータ分析から

  1. 企業経営理論は難しい科目とは言えない
  2. 各分野の中では、マーケティングが一番正答率が高い

などの傾向が見受けられました。

1については、診断士を受験しようという気持ちを持っている方々が

  • 企業と経営というテーマに対して興味を持っている
  • 志すくらいだから、もともと好き
  • 自分の仕事の中、生活の中で実例を見つけやすい

などが大きく作用していると考えられます。

そんな取り組みやすい企業経営理論ではありますが、2次試験に直結した内容を多く含む科目ですので、

  • 表面的な知識としてではなく、実例などを通して「腑に落ちて身に付く」まで深く理解する
  • 暗記科目ではないが、2次試験でも使えるフレームワークや切り口を記憶しておく
  • 自分から知識の引き出しを開けられるように記憶を能動的に呼び出すための訓練をしておく

など、今から2次を意識した学習を心がけておくと、ライバルと差がつきます。
余力のある方は、ぜひ実践していただきたいと思います。

また、2から問題を解く順番を考えると、「後半のマーケティングから解く」のが望ましいことが分かります。
具体的にはハカセの図にもあった

といった順番ですね。この順番に解くことで、

  • 食後の午後一に眠くならないために、サクサク解ける問題から解いて、弾み/勢いをつける
  • 試験中に、経過時間と解いた問題数の関係を把握した際に安心でき、焦らずに済む

という効果も期待できますね。

 
次に、分野別に意識すべき項目を簡単にまとめておきましょう。

経営戦略は2次試験の事例1~4全てに絡む分野ですので、概念的な用語を身近な実社会上の例とリンクさせて深く理解しましょう。そのための方法として、

  • 自社の経営理念/経営ビジョン、企業戦略/事業戦略はどのようなものか調べて考察してみる。
  • 自社製品をPPMにあてはめてみて、問題点などについて考察する。
  • 競合と比較し、自社が展開している製品やサービスの位置づけと、その市場に対する競争戦略について考察してみる。

など、自社を例に様々な用語について考えてみたり、

  • 自分が高ロイヤリティを感じている製品やサービスを提供している企業のHPをチェックして、企業理念などを調べてみる。
  • 自分の興味のある製品分野について、製品/メーカのポジショニング分析をしてみる。
  • ニュースで話題になっているM&Aについて手法を調べてみたり、何故買収をしたのか?や自分が経営者ならどのようにシナジーを発揮していくか?…等を検討してみる。
  • 凄いと思う製品やサービスの競争優位性について分析してみる。
  • ネットワーク外部性で急激にシェアを伸ばしてデファクトスタンダードになった実例を探してみる。
  • 電気自動車でイノベーションのジレンマを説明してみる。

など、学習した用語を世の中の有名企業とリンクさせて理解してみてください。

 
組織論では、

  • 診断協会が発表する「一次試験案内」の出題範囲に具体的に掲載されている理論は、必ず覚える
  • 考える問題では、基礎知識を武器に頭をフル回転させ、国語の問題として処理する
  • 知識問題では、知っていなければいけない知識で選択肢を絞り、正答率を上げる。知らなくてもいい知識の深追いはしない

といったことを意識して学習を進めてみてください。

また、人的管理・労働法規では、費用対効果を考えてください。時には、捨てる勇気も必要な分野ですよね。

 
データ分析でも明らかになった、多くの受験生が最も取り組みやすいと感じているマーケティング。
では、ナゼ取り組みやすいと感じるのでしょうか?

それは、「マーケティング」なんて仰々しく改まって学習しなくても、身の回りのコンビニの様子や、新製品のCMなどの動向を通して、自然とマーケティングの考え方が身についているからです。

とはいえ、安定して得点を重ねるためには、耳慣れない用語などは、きちんと覚えておく必要がありますよね。

  • トヨタを例にブランドの機能についてまとめてみる
  • エステCM、マニュアル化、DVD講義、サービスタイムなどを例にサービスマーケティングの無形性、非均一性、不可分性、非貯蔵性と需要の変動性について理解する
  • 自分がナゼあの店で購入するのか…を通して、関係性マーケティングの本質を理解する

など、学習したマーケティング用語に身近な例を当てはめてみると、苦労せず記憶に定着することができると思います。また、

  • コトラーの4つのブランド戦略は「ラブマシーン(イン拡張・ランド拡張・ルチブランド・ブランド)」
  • 市場細分化の要件は「ソーセイジ(定可能性・近(=到達)可能性・持可能性・行可能性)」

など、語呂合わせも有効ですね。

 
最後に試験対策として、企業経営理論ならではの

  • 分かりにくい言い回し 対策
  • 労働関連法規 対策

について言及しました。

また、企業経営理論に限った話ではありませんが、今後はアウトプット中心の学習にシフトしていきますので、これからは過去問がバイブルになります。

特に企業経営理論では、同じテーマの問題が、表現を変えて、繰り返し出題されているので過去問への取り組みが非常に重要になります。

合格を確実なものにするためにも、A・Bランクの問題だけでなく、Cランクの問題とも上手に付き合っていきましょう

 
■+α■ 言い足りないことを寄せ書きコーナー

[JC]

みんなが力説していることですが、企業経営理論は1次だけじゃなく、2次にもとっても重要な科目です。ぜひ暗記に頼らず、理解を進めてください。理解することによって2次にも対応できる力がついてくると思いますよ。ハカセの言っている国語の問題というのも同感です。設問文の深い読み取り(それも短時間での)を繰り返すことは2次にも直結する勉強です。ぜひぜひ企業経営理論を得意分野にするように、しっかり取り組んでくださいね。

[ふうじん]

 皆が言うとおり、「企業経営理論」「運営管理」の2科目の知識は2次直結。
ここで講師の名セリフを引用。
「一次試験では知識が敵。二次試験はその敵(知識)が味方になる」
試験直前期の緊張を活かし、この2科目は隅から隅まで貪欲に知識を詰め込みましょう。この知識量が2次合否を分ける点差を作ります。

[ハカセ]

「組織論は国語の問題化している」という内容でエントリーを書きましたが、うっかり、「で、どうすればいいか」を書くのを忘れていましたので、後日加筆しました。結論は「そのためにはアウトプット!」です。改訂版を読んでいない方、是非もう一度ボクのエントリーを読んでくださいね!
僕の場合、正直、企業経営理論の勉強なんて殆どしませんでした。テキストは予習と講義で読んだだけ。組織論の分かりにくい論点だけは何度も読み返しましたが、企業戦略とマーケは殆どテキストに戻ることはありませんでした。
そのかわり、ひたすらアウトプットです。「スピード問題集」、「答練」、「過去問」、「模試」を、何度も何度も解きました。特に「完成答練」と「模試」は擦り切れほど解きました。「こねくり回した問題文・選択肢」から、出題者の真の意図を見つけ出すのは、これらのアウトプットを通してこそ可能になるのだと思います。人間、設問文を読んでいる時に、「きっとこういうことが言いたいんだろうな」と想像しながら読むのが常です。そういう「予見」を極力排除し、フラットな状態で問題文を読む訓練 をする必要があります。
そのためには、アウトプット、これしかありません。また、この科目は「過去問」の重要度が高い科目であるとも思います。過去問を重点的にやりましょう。頑張ってください!

[アックル]

本日は実務実習に行ってきましたが、やはり企業経営理論は重要だ!と実感しました。診断先の企業の事業環境分析(SWOT分析)、コアコンピタンス分析、マーケティングの4P、プロダクトライフサイクル、差別化戦略等々「企業経営理論」知識のフル活用でした。受験生の皆さんが今学習している内容は、資格取得後に大いに役立ちます!中小企業の社長さん達を助けるための武器になります!そう考えて勉強するとやる気が高まると思います!頑張ってください!!

[ZonE]

繰り返しになりますが、(1次・2次を通して)診断士試験に合格する上でも、また(資格取得後)診断士として活躍する上でも、企業経営理論は非常な大切な科目です。一生使える知識として、無意識でも知識の引き出しを開けられるようになるまで、深~く理解して、血肉としてください。頑張ってください!!

 
さて、明日からは「財務・会計」編に突入です。

7週連続で薄れかけた記憶を呼び起こすのは大変だと思いますが、強固な橋げたを構築してきた読者の皆さんなら大丈夫 happy02good

合格を左右すると言っても過言ではないこの大切な「怒涛の7週間」を力いっぱい走り抜けましょ~!!



こんばんは!アックルです。
先日の「一発道場オフ会」は大盛況でした!
受験生の皆さんは、志が高く、素晴らしい方ばかりでした。

道場の他のメンバーやゲストの合格者もそうですが、ホントに私なんかよりも遥かに優れている人ばかりだな~と話を聞いていて、つくづくそう思いました。
刺激を受けただけでなく、ちょっと焦りもしました。

ですが、私の場合は、この焦りがモチベーションの原動力です。
凄い人達に交じっても恥ずかしくない人間になれるようレベルアップしていきたいです。
ホントに道場メンバーに加わってよかったと思います。

さて、本日は怒涛の7週間の一発目「企業経営理論」 ウイークです。

昨日のハカセさんのデータ分析は凄すぎです!

本日は、「2次を見据えた企業経営理論の学習法」を お伝えします(私は図やグラフなどほとんど使わず申し訳ございません)。

以前もお伝えしたとおり、私は昨年のこの時期は1次学習に専念していました。

チェック模試が終了してから、1次試験が終わるまでは1次対策に専念するのがベストだと思います。
この時期に中途半端に2次対策をやってしまうと、1次対策が疎かになる恐れがあります。

「養成答練で成績が良かったから、1次は楽勝だ!だから2次を始めちゃおう!」なんて油断すると痛い目を見ますよsad
はっきり言って完成答練は難しいです。
そして、TAC1次模試やLEC1次模試は、さらに難しいです(少なくとも昨年はそうでした)。angry

模試で大失敗したら、精神的にかなり追いつめられ、後々響きますよ。本番でガチガチに緊張してしまうかも知れません。
完成答練や模試でしっかり良い点を取って、リラックスした気分で本番に臨むのが望ましいです。ですから、しっかり1次対策に専念しましょう

でも、どうしても2次対策を行いたいなら、養成答練で平均80点を超えた、もしくは完成答練で平均70点を超えるくらいの実力の持ち主なら、2次対策を
進めてもいいかもしれません。それでも、例えば平日は1次に専念し、土日のどちらかを2次対策にするというように、やはり中心は1次対策にすべきです。

話がそれてしまいましたので、そろそろ企業経営理論のお話をします。

■2次の学習はしなくていい!でも2次を意識せよ!!

先ほど一部の方を除いて2次対策はこの時期はしなくてもいい!と申しました。つまり、今の時期には事例演習や2次の過去問をする必要がないということです。
しかし、1次で学んだことが2次に直結する部分はかなり多くあります。ですから、2次のことを全く無視するのではなく、2次を意識しながら1次の学習を行うべきです。
特に「企業経営理論」は「財務・会計」と同じくらい2次を意識した学習が必要となります。
なぜなら「企業経営理論」の学習内容は、2次試験の出題内容と最も密接なかかわりがあるからです。
企業経営理論は、2次試験の事例I、事例IIと関連があるとよく言われますが、実際は全ての事例と関連します

というのは、経営戦略に関しては全ての事例に共通して問われるからです


ですから企業経営理論の中でも特に「経営戦略」の章は非常に重要なんです!

「経営戦略」は特に全体像や流れを抑えてください。

まずは「経営理念⇒企業戦略⇒事業戦略⇒機能戦略」の全体像をつかんで、いつでも引き出せるようにし、次に各戦略は具体的な内容を抑えてください。
例えば、企業戦略は全社的な戦略であるので、企業のドメインの 決定や、PPM分析で経営資源の配分を決定、成長戦略を策定する。機能戦略は企業の業務ごとの戦略(人事戦略、財務戦略、生産戦略、開発戦略等)など、どの戦略がどのようなことをするのかゴチャゴチャならず、頭の中で整理できるようにしてください。

マインドマップや体系図を作成して、流れを把握するのがベストですが、TACのテキストは各章のはじめに体系図が記載されているので

これをしっかりと目に焼き付けるのもいいかもしれません(手抜きな私も昨年は自分では作成せず、テキストの体系図を活用しました。)

次に、各章の体系図の下に「本章のポイント!」という欄があり、「経営戦略とは何か」「製品=市場マトリックスとは何か」など問題が記載されています。
これらの問いに、(頭の中で構わないので)答えられるようにして下さい。

これらを行っておくと1次対策だけでなく、2次試験でも大いに役立ちます。要するに一石二鳥ってことです!

■フレームワーク・切り口を頭に叩き込む

TACのテキストには2次試験に特に関連する章や項目には☆マークがついていると思います。
私は昨年の今の時期辺りから、2次を意識しながら、これらの☆マークが付いている章に出てくるフレームワークや切り口を頭に叩き込みました。
SWOT分析、3C、ドメイン・コンセプト、成長ベクトル、競走優位の戦略、5F、バリューチェーン等々。

2次試験は与件文を読み、事例企業の強みや問題点・課題を見つけ、論理的思考を駆使して解決策を導く試験です。
これらのフレームワークを暗記しパターンを覚えることで通用する試験ではありませんし、フレームワークをぴったり当てはめれば解けるような単純な試験ではないです。
また、無理やりフレームワークに押し込めた解答を作ってしまうことなどは論外です。

でも、私の考えでは引き出しとして多くのフレームワークや切り口を持っておくと、やっぱりプラスであることは間違いないと思います。
解答する際に抜けや漏れが少なくなったり、多面的な分析ができるようになるので、得点アップにつながる可能性が高まりますし、切り口が明確であれば、一貫性ある解答につながります。

平成20年度事例IIの第3問を例にとります。この年は老舗の温泉旅館の事例でした。第3問はB社の4代目経営者の拡大構想にマーケティング戦略上、どのような問題があるのか2つ答える問題でした。

ここで「マーケティングの4P」を瞬時に引き出せた人は、この問題ービス面、価格面、販売促進面など様々な視点から迅速に考えられたでしょう。しかし、「マーケティングの4P」を知らない人は、価格だけの視点から答えたり、あるいは「旅館拡大のための資金が不足している。」とか全くピントのずれた解答になるかもしれません(笑)。

私の場合、フレームワークの覚え方はごろ合わせなどではなく、自分の勤務先の会社にあてはめることで覚えました。

皆さんも自分の勤務先の会社を例に、SWOT分析、3C、5F、バリューチェーンなどを分析し問題点や課題を挙げてみてください。

それにこのやり方のもう一つの利点、それは勤務時間中に堂々と作業ができることですhappy01
勤務時間中に自社の分析をし会社に貢献しながら、実は診断士の勉強もできてしまう!素晴らしいです!
他にも日経新聞の記事に出てくる話題の企業(トヨタとホンダの比較やソニーとサムスンの比較等)をケーススタディとして分析するのも面白いと思います。
普通に用語を暗記するより、はるかに記憶に残ると思いますし、2次試験に直結した力をつけることができ、さらには合格後の実務補習や診断活動を行う上でも武器になります。
色々と試して、楽しみながら 勉強してください。

それでは、本日はここまで。

by アックル




こんばんは。ZonEです。

リレー方式でお届けしている「完成答練期の過ごし方」の第3弾。本日は私、ZonEが書かせていただきます。

改めて申し上げますが、この怒涛の7週間は診断士1次試験に合格する上で、非常に重要な時期であり、また大きなターニングポイントでもあります。

この時期が合格を決定づけるほど重要な7週間であることは、JCやふうじんに十分語っていただいたので、私からはこのターニングポイントを迎えるにあたっての「学習意識のギアチェンジ」についてお話しさせていただきます。

 
インプット学習期からアウトプット学習期へ

これまでは、試験に必要な知識を順次学習するインプット学習期でした。7科目の学習が一巡したことで、試験に臨むのに十分な知識をこれまでに学習したことになります。

では、今の状態で本試験に臨んだら、はたして合格できるでしょうか?

この問いに自信を持って「合格できる!!」と言い切れる方は、まだ少ないと思います。

自信をもって「合格できる!!」と言い切れる状態になるには、十分なアウトプット学習が必要です。アウトプット学習では、「インプット学習で身に付けた知識」を使って問題を解きまくることで「知識の使い方や応用力」を養い、試験できちんと得点できる状態を目指します。

このブログの読者の皆さんは、インプット学習期からスピード問題集を使ったアウトプット学習も実践されているので、それほど意識する必要はないかもしれませんが、これまで答練の得点が伸び悩んでいる方々もアウトプット学習にきちんと取り組み「知識の使い方や応用力」を養うことができれば、急激に得点力が上がります。

予備校の講師がよく「試験直前期に急激に受験生の実力が伸びる」という話をしますが、その理由は過去問を使ったアウトプット学習量の急増にある…と私は考えています。

そういった流れの中で、この7週間はテキスト中心のインプット学習から、過去問題集中心のアウトプット学習にシフトする変換期/移行期にあたります。つまり、学習意識をアウトプット学習中心へとシフトする非常に大切なターニングポイントです。

たしかに「1週間ごとに7科目連続で答練がある」と考えると大変に感じるかもしれません。しかし、本試験は2日で7科目を受験しなければなりません。そう考えると、科目ごとに1週間じっくりと取り組めるわけですから、科目ごとのアウトプット学習の進め方や試験対策についてじっくりと検討できる良いチャンスです。

 
科目ごとの試験対策についても考えておく

科目にもよりますが、アウトプット学習の進め方だけでなく、試験対策も意識しておくと「本試験に潜む悪魔」に絡まれた時などにも上手く対処できるようになります。

「試験対策って何さ?」という疑問を持たれた方も多いと思いますので、具体例(ほんの一部)を挙げて説明させていただきます。

例1)同じ正解に辿り着くにしても、
1.ミスをしにくい解き方を身につける
2.時間がかからない解き方を身につける(慣れる)
3.ミスをしたとしても気付く手段を身につける(検算方法)
ことで、得点力に差が出ます。1には「読み間違いしにくい数字を書く」なども広義で含まれます。3は特に2次の事例4で重要なのですが、1次でもある程度は身につけておきたいところです。

例2)問題を解く順番についても
・企業経営理論で先にマーケティング(後半)から解く
・中小企業経営・政策で政策(後半)から解く
・財務・会計や経済であれば、時間をかけずに得点できそうな問題から解く
ことで、ドツボにハマって大焦り…という事態を避けることができ、得点も安定します。特に時間制限が厳しい科目では、きちんと作戦を立てておいた方が、大怪我をせずに済みます。

要するに試験対策というのは、実力を発揮しやすい状態を意識的に作り上げ、得点のブレを小さくすることです。

何はともあれ、診断士試験は1年に1回しか受験できません合格するのに十分な力があっても、本番で実力を発揮できない(=得点できない)と1年を棒に振ることになります。そうなるとモチベーションの維持も難しくなり、どんどんと悪循環に陥る可能性が出てきます。

これまで順調に学習を進めてきた方も、最後まで油断することなく、万全な準備をして本試験に臨める状態を作っていきましょう。

 
最後に

もし、完成答練で何か失敗したら、ラッキーだと思ってください。

それは本試験で失敗しないために、気付かせてもらった大きなチャンスだからです。

その失敗を糧にして万全な対策を施し、模擬試験で検証し、さらに微修正を加えて、本試験で高笑いしてください。

1次試験の結果を全く心配することなく、2次試験対策に突入できるように、この大切な時期を乗り切ってください。

 
【お詫び】
シリーズ投稿を優先させていただきましたので、前回お約束した経営分析指標の続きは、次回投稿させていただきます。
2エントリー投稿すれば?…というツッコミが聞こえてきそうですが、ちょっと時間が取れなくて…。言い訳小僧でスミマセン。

 by ZonE



今週のテーマはずばり「完成答練期の過ごし方」。
5月~6月は講義&答練を7セット連続で繰り返し。この時期のことはどの先輩受験生に聞いても「いやー大変だったよ」と語り草。やはり気になりますか?でも大きな心配は不要。講義・答練を各科目1週間で確実に合格レベル(=70点)に仕上げれば良い話だから。
問題は、この時期の学習到達度が不十分だと、7月の「最直前期」にもっとつらい状態が待ち受けているということ。後の苦労は先にやる。では準備万端整えるための、些少なテクニック案をご提案。

今回は、さらっと5W1Hの切り口で行ってみましょう。

■Why ~なぜ完成答練?■
・3回転学習の2周目
・T○Cとしての本試験予想の出題
・基本講義内容の復習。
→ここで気をつけたいのは、完成講義&答練は「基本講義の復習ではない」こと。

■What ~何を目指すか?■
・基本講義論点をおさらいし、ホットスタンバイ状態に戻す
・完成講義レジュメを用い、本試験予想レベルの問題をカバー

■When ~いつやるか?■
・1週間で1科目、講義+答練
・ポイントは講義の内容が答練で出てくること。当日学習→出題だと記憶に残りづらい気がするので、講義と答練は別な日に受ける人が多い。
タイムシフト は重要。そして「先送りしない」こと。(後でわかることだけど)今できないことが7月に出来ると思ったら、結構ヤバいサイン。
・ストレート合格への1つのアプローチ方法は、「6/26、27一次公開模試の時点で一次に合格する実力をつけておく」こと。最低でも財務・経営・運営の3科目。

■Who ~誰がやるか?■
・当然自分が主人公。
・しかし、この時期は意外と「1次対策向けグループ学習」が効果的。

■Where ~どこでやるか?■
・当然教室、自習室、自宅、カフェ、etc.
・この時期、アウェーの雰囲気に慣れることも必要。模試の会場を変えてみる、別な校舎の授業に出てみる。

■How ~どうやるか?■
・ここが問題。前にも触れたとおり、「自分の現状」⇔「あるべき姿」でやり方は全く異なる
・アドバイスとしては1点だけ。「学習をオーバーフローさせない」こと。1週間の講義+答練×7セットは予想以上にハード。ちょっとでも不安を積み残すと、その不安は後で雪ダルマ式に膨らむ。
・そのためのベストな対策は「完成答練で高得点を取る(≧70点)」。高得点取れば復習時間少なくて済み、次の科目に素早く取り掛かれるでしょ?

すみません、今回はかなりシンプル。次回にこってり行きますので、今日はさらっと。

※今日は2テーマ更新。財務公式シリーズ(7/7)CVP分析 もご覧ください。

byふうじん



こんばんは。JCです。
以前GW前後の過ごし方についてかきましたが、今日からシリーズでGW後、いわゆる直前期の過ごし方について、それぞれの過ごした軌跡をおつたえしてゆきたいと考えます。みんな同じか、それぞれ違うか、トップバッターの僕自身全然わからないのですが、ぜひお楽しみに。

◆完成答練期の過ごし方◆
TACに通っている方はGWから1科目ずつ完成講義⇒完成答練という死のロードみたいな季節がやってきます。ほんとに大変でした。このタイミングではもう一度橋げたを堅牢にするすばらしいチャンスだと思います。
完成答練は養成答練に比べて、難易度が増します。問題数も本試験と同等か、少し多いくらいでとってもヘビー。僕は企業経営理論と財務・会計で痛い目cryingに会いました。スランプなのかと思っていたのですが、何のことはない、GW前後以降ずっと7科目同時をやっていて、完成答練の機関も7科目を回すことで、各科目に対する学習が浅くなっていただけだと気づき、次の運営管理からはまた、1科目集中!に切り替えたところ無事スランプを脱出しました。この7週間で各科目をきちんと深く復習する。これで橋げたは本試験に対応できるに強固さになります。ほんとの7科目を同時に回してゆくのは怒涛の7週間の後で十分のように思います。

◆完成答練◆
上にも書きましたが、完成答練は本試験並みに難しいです。ですので、答練はぜひ本試験だと思って受けてみてください。僕は養成答練の時には全科目で第1問から解答する・問題用紙を汚さない・自分の回答は一番最後のページに書くという自己満足的な方法をとっていて、企業経営理論と財務会計まではこの方式を踏襲してえらい目にあいました。本試験では各科目によって、対応策を事前に検討しておく必要があると思います。例えば僕の場合には企業経営理論は真ん中以降のマーケティングから解き始めて、第1問に戻り、最後に労働法関連の超難しい問題(もし間にあわなくても捨てて苦にならない)で締めくくるという順番を決めました。本試験でもこれを実践しました。運営管理も後半の店舗系から前半の運営管理系に戻る。財務・経済は計算やグラフの不要な理論問題を先にやっつける。そんな自分なりのお作法を決め、完成答練で試してみる んです。うまくいかなければ、違う方法を模試で試してみましょう。もうこの二つしか本試験と同じ感覚で試せる機会はありません

◆試験場の魔物◆
財務会計の完成答練ではほんとにすごい経験をしました。たまたま裏返しで配られた問題用紙の最終問題が損益分岐点計算だったんです。これは楽勝!とまず、解き始めたのですが、いくら計算しても、選択肢に答えがない…coldsweats02。焦りました。これが第一の原因。(計算間違いの原因は自分の字が汚くて、見間違えていただけでした。後から考えるとほんとにくだらない)あわてて、第1問をめくると昨年のテキストには載っていなかった本支店会計の問題。これは読めばわかるだろうとたかをくくって取りかかるも、全然できない。できない、できないとすごく熱くなっちゃって、3問目を終えたところでふと時計を見るとすでに30分経過済み
えっ!?」そこからは頭が真っ白になりました。ものすごい勢いで飛ばしながら時間ぎりぎりまでかけても過去最悪の点数でした。財務会計は得意科目と認識していたこと、それまでの答練で80点平均取れていたこと、答練だからほぼ満点をとらなきゃいけないと思ってたこと、等々が敗因でした。でもすごく幸いだったのは、これが答練で起こったことです。もし、本試験でこんな状態(僕らの間では「試験場の魔物」と言われています)になったら、これ以降の科目に与える影響もあるだろうし、その年の合格はあきらめなきゃいけなくなるでしょうね。実際ぼくの勉強仲間でもすごく優秀で絶対大丈夫と思ってた方たちも魔物に取りつかれて残念な結果を迎えました。財務会計で僕が採った戦略はまず計算不要の理論問題を先に解答し終えちゃう。その後たっぷり時間を使って計算問題を焦らず、きれいな字でさくさく進める。財務会計は時間との戦いかもしれません。時間配分をきちんとマネージできたらOKです。

◆1次もグループ学習のすすめ◆
なんで1次でグループ学習が必要なの?と思われる方も多いですよね。結構ためになるんですよ、これが。グループの勉強仲間は1次に関してはそれぞれ各自でやってたんですが、あるタイミングで7科目の皿回しは大変だからみんなでやらない?という提案がありました。当初は1次の科目でグループ学習は不要では?と思いながらも参加しました。1人1科目ずつここがポイントだ!というまとめを20分くらいでプレゼンしあうわけですが、意外にも自分の知識の漏れや理解の誤りもたくさん発見できたし、いいプレゼンをしなきゃいけないというプレッシャーが自分自身のまとめにとても良い作用をしました。また、ここでグループの結束がぐっと高まったのも事実です。
いい仲間に出会えたことが、診断士を受験した自分にとっての最大の収穫です。僕はこれまでは会社中心でばりばり働くサラリーマンで1日の時間のほとんどを会社及び会社の仲間と過ごす日々だったのですが、診断士受験で勉強したことにより、社外にこれほど素敵な多くの仲間と出会えたことは、今後の人生にもすばらしいものをもたらしてくれそうです。これからの長い辛い戦いを一緒に進んでゆく戦友を得ることは、一生ものですよ。だから戦友と呼べるような関係を構築するようなグループ学習は絶対的にお勧めです。



こんばんは!本日、証券アナリスト1次試験を受けてきたアックルです。

財務と経済の2科目を受験しましたが、結構難しかったです。
なお、この2科目は診断士試験とかなりの部分が被っています。被っていない領域の中でも、ひょっとしたらそのうち診断士試験でも出そうな部分もあるので、そのうち紹介しようかな?と思います。

さて、道場メンバーで勉強のスタイルが夜型 か朝型か?という特集がありましたが、出遅れながら私のスタイルを紹介します。

私は朝型でした

朝型のメリットは、以下のとおりです。

1.起きたばかりで頭がすっきりして勉強に集中できる。

2.夜はついダラダラとしがちですが、朝の場合は、時間に限りがあるので(会社に行くまで)、気合いが入り集中できる。
私の場合は特に2次対策のとき有効でした。出勤までに可能な勉強時間は90分だったので、起きてからすぐ、事例問題を緊張感を持って80分で解いてました。

3.必然的に夜、早寝するようになるので健康的。

4.夜型の場合、飲み会などで勉強できない日があるが、朝型の場合はそんな心配はない。

でも、早起きって辛いですよね~。
一ヶ月くらい頑張って早起きを継続できれば徐々に慣れてくるのですが、寒い季節になるとついつい二度寝をしてしまいそうですね。

私は、寒くなってきた秋頃から、朝布団から出られずに二度寝をしてしまい、何度も悔しい思いをしました。
朝型はもし起きれなかった場合、 その日の勉強時間が少なくなってしまうので、悔しさもひとしおです。

2次試験対策を行っていた昨年9月頃、何度も起きれず悔やんでいた私の間抜けな姿を見た嫁さんが、ある方法を提案しました。

それは罰金制度です。

つまり朝起きれなかったとき、嫁さんに100円払う というルールを設定したのです。

なけなしの小遣いが吸い取られる恐怖から、その制度を導入してからは朝、ばっちり起きれるようになりました。

朝起きるのが苦手な皆さんも、罰金制度を導入してはいかがでしょうか?独身の方は例えば罰金として貯金箱に100円入れるなんてのもいいと思います。

効果抜群ですよcoldsweats01

by アックル



こんばんは、ふうじんです。
今日は「10%試験の短期勝ち抜け法」の後編。前回(中編)から実に1ヶ月ぶりに迎える最終回。

<前編> 周囲が戸惑う問題もちゃっかり得点して差別化 (3/17公開済)
<中編> 講師に上手に質問して差別化 (3/21公開済)
<後編> 自分オリジナルの学習スタイルで差別化  ←今日はここ。

私、個人的には診断士試験とは「いかに他人と違うことをやって」「いかに他人と同じような解答を書くか」が重要と思ってます(みんなそうかな?)。
後半の「他人と同じ答案を書く」ことがなぜ効果的かの説明はまたの機会に譲るとして、なぜ「他人と違うことをやる」ことが有利なのかbottle
それは2次試験とは5人に1人(最近は6人に1人)しか合格させない試験だから。得点をバラけさせ、合格者1人を選ぶには「平均的な学習法をしてきた人」が敢えて間違うような問題を作らざるを得ない。
ではそれにどう対抗するか?
まずは「同質化」を避け、いかに自分の学習スタイルを「差別化」するか考えてみましょう。

■他人と違うこと1~自分オリジナルの学習方法■
10/24(日)、2次本試験当日の自分の「ありたい姿」とは何でしょう?答えは人それぞれですが(私のイメージはまた後日)、答えの1つは、聞きかじりでない「自分オリジナルの解答手順」が完成していることwrench
「わざと間違えさせる問題」が出てくる前提で上位20%以内に滑り込む解答スキルを持っていないと、2次試験通過は至難の業。で、その解答スキルを身に付けるには「PDSサイクル」の繰り返しが有効。そして「PDSサイクル」は自分の意思で主体的に繰り返して初めて役に立ちますよね?

これ↑はよく見かける「PDSサイクル」。では完成講義&答練期に、PDSでどう差別化が可能?

実際に学習する「Do」とは、テキスト・スピ問・過去問・完成レジュメぐらいで、やっていることにそう大差はつかない。

学習計画の「Plan」はやはり大事。これは次の章で細かく(→タイムシフト)。

振り返りの「See」はちゃんとやってますか?間違えた所はしっかり復習、なんて話じゃないですよ。答練で高得点取れば復習に費やす時間は減るでしょ?その浮いた時間でしっかり「今の自分の学習方法はこれで良いか?」、各科目ごとにしっかり再点検しておいてくださいね・・。

ところで、この道場はもともと「俺たちの学習方法ってなんとなく似てるね」からのスタートだけど、最近は「いやこんな学習方法もあるよ」といった「多様性」がキーワードclover。実はこのところ、自分と異なる学習方法や解法が出てくるほど嬉しくなります。それはそれだけ自分の学習方法が自分に適したオリジナルであった証しであり、なおかつさらにそれを改善する余地があるから。
診断士試験に合格するコツって、「他人の学習方法を決して否定しない」ことではないでしょうか?自分のオリジナリティを大切にしつつ、周囲の良い点をんどん吸収する。周囲の診断士試験合格者と接していると、つくづくそう感じます。

■他人と違うこと2~タイムシフト■
診断士学習に使える時間は有限。しかもGW明けの7週間は「各科目1週間」という時限タイマーつきsandclock。ところでこのタイマーって結構役立ちませんか?ダラダラせずキビキビ学習するから、4月までとくらべ学習効率は俄然高まる。
ではついでに「タイムシフト」をして、差別化できる学習時間を確保しましょう。

タイムシフト1(時間をずらす)clock
・正直1週間で十分な答練対策をする学習時間の確保は至難。しかしそれを乗り越えれば合格に近づくのも確かな話。それには「学習する時間」を他人と変えれば良い話。一般的には「朝型学習」が効果的。しかし朝が苦手だって別に良いわけで、スキマ時間使うなり、深夜学習するなりで、とにかく合格に必要な学習量からの逆算プル型で、学習時間は確保したいもの。

タイムシフト2(時期をずらす)yacht
・GWは苦手科目の復習をする。2次チェック模試を受ける・・。
はい、診断士試験は周囲ができる所は得点したいから、周囲のペースと足並み揃えたイベントは、きっちり消化したい。でもそれだけであなたの学習方法は平均レベルから差別化可能?周囲の受験生が1次7科目に集中する時期だからこそ、こそっとできる差別化手段はいくつかあります。ちょっと字数が増えてきたので、詳しくはまた後日!(ここまで書けばだいたい想像つきますね・・)

■他人と違うことをやる~期待効果■
なぜこんなにしつこく、「自分で考えろ」とか「合格体験談の模倣はしないで」と言うのか?答えは簡単、私が出会った合格者はみな「自力で考える力を持っていた」からchair。いかに優れた学習方法でも、自分で考えずにさらっと真似だけしたら、緊張する本試験の中で頼るべき「実力」になってくれるかは少々疑問(やってないのでわかりません)。
常に自力でベストの学習方法を探る=常に新しいことを考える。それが結果として「他人と違うオリジナリティ」になる。手段であって、目的ではないのであしからず。
ほとんどの人はそんなことはもう大丈夫。でも完成講義&答練7週間は自分を見失うほどつらい目にあうことだってある。そんな時は「自力で考える」習慣が必ず悩みを解決してくれるはず。

■おまけ:完成答練の達成目標■
まだちょっと早いけど、昨年講師から教わった「完成答練の達成目標」はずばり「70点」seven
完成答練は養成答練の延長ではなく、T○Cオリジナルの「1次本試験予想問題」。100点中20点は「そんなの聞いてねぇ!」という応用・初見問題で、事実上80点満点の試験eight。80点×8割で64点、残りでいくつかマークが当たって70点。ZonEの頻出論点理論をおさらいし、いざ完成答練に臨みましょう!
とりあえず名前付けておきますか。「スピ問80点学習法」に対抗し、「完成答練70点学習法」でどうでしょう?今ひとつパッとしないか・・。では学習法の
名前は公募!ぜひ良い知恵お貸しください。

※今日は2テーマ更新。 財務公式シリーズ(4/7) 分解タイプ もご覧ください。

byふうじん



皆さん、こんばんは。ZonEです。

診断士試験まで、あと110日。学習は順調に進んでいますか?

予備校の学習も、もうすぐ1順目の7科目が終わるようですね。いよいよ本試験に向けて、7科目分の学習を同時進行的に進めなければならない時期も迫って来た…といったところでしょうか。

でも、仕事が忙しいビジネスマンにとって、7科目を並行学習するのに十分な時間を確保することは非常に難しいと思います。

そこで、今回はスキマ時間の活用法についてお話させていただきます。

 
通勤にかかる時間は電車内だけにとどまらない

えー、いまさらスキマ時間の活用法?そんなの、とっくに取り組んでいるよ~」とがっかりする声が聞こえてきそうですが、さすがに私も「通勤電車の中でテキスト読みましょ~」といった、誰でもやっているようなことをお話するつもりは毛頭ございません。

自宅から職場への通勤時間に関して、電車内での時間は一部の要素にしか過ぎません

通勤時間には電車内での時間以外にも、自宅→駅や電車→電車の乗り換え、駅→会社などの徒歩移動時間が含まれています。この徒歩移動時間まで有効活用できている方は意外と少ないようですが、塵も積もれば…で無駄にするのは勿体ないです。

「でも、徒歩移動中に本とか読めないし…。読めたとしても他人とぶつかりそうで危ないし、そもそも恥ずかしいじゃん!!」はい。その通りです。たしかに、徒歩移動中に視覚による学習は適しません。でも、聴覚による学習ならどうですか?

例えば、Webダウンロードフォロー教材をiPodに入れて聴いたり、テキストの音読をボイスレコーダーで録音したものを聴く程度であれば、徒歩移動中でもスキマ時間を有効活用できます。(ただし、集中して聴き過ぎて他人にぶつかる…ようなことが無いようにご注意ください。)

また、通勤電車が激混みで本を開くスペースを確保できない…という方も、耳からの学習なら余計なスペースは不要です。

なお、蛇足ですが、電車内のスキマ時間に使用する学習教材についても

携帯性:すぐに取り出せる
検索性:すぐに前回の続きから始められる
記録性:再学習する必要があるものにすぐに印が付けられる

を満たすものをご用意することを、私はオススメします。

 
昼休みは弁当を食べ終わる前から

昼休みに弁当を早く食べて、残った時間で勉強する…といった方も多いかと思います。

では、弁当を食べている時間は…本当に有効活用できませんか?

「何かを読みながら弁当を食べるなんて、お行儀が悪い!!」と叱られてしまいそうですが、弁当を食べている間も耳からの学習なら違和感なくできるのではないでしょうか。

まぁ、「食事ぐらいはゆっくり味わいたいよ…」という方も多いでしょうから無理にとは言いません。

「やる時はやる」「休む時は休む」とメリハリを付けることも大事です。重要なのは、「耳からの学習も可能だけど、あえて休んでいるんだ」という意識を明確に持つことで、休みの質を向上することだと思います。

 
まとめ

…とまぁ、昨年たまたま運良く合格できただけなのに、またしても上から目線で記事を投稿してしまいました(いつも反省してます。スミません。)。

お伝えしたかったのは、スキマ時間を活用しているつもりでも、まだまだ改善の余地があるかもしれませんよ…ということです(私自身もまだまだ発展途上なので、偉そうなことは言えませんが…。)。

昨年は、我々も皆さんと同じように手探りで学習方法について試行錯誤を繰り返してきました。スキマ時間の活用法としては、トイレにトレーニング小冊子を持ち込んで妻に怒られたり…と色々ありましたが、今思い返せばそれも良い思い出です。

そんな経験から「こんなブログがあったら少しは楽だったのに…」という想いで本道場ブログを立ち上げたわけで、少しでも受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

その想いの延長として、学習方法などに関するお悩み相談や質問に直接対応できる場を設けたい…という話が道場メンバー内で沸き上がり、下記のように道場のオフ会を開催することになりました。まだ定員まで若干名空きがあるようなので、ご興味のある方はぜひぜひご参加ください

☆★☆★☆★ ☆★ ついに開催決定!! ☆★☆★☆★☆★
道場オフ会を開催いたします!
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by ZonE


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終了しました。参加いただいた方、ありがとうございました!!

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□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~

終了しました。参加いただいた方、ありがとうございました!!

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