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<注意>
今回の記事を真剣に読むとおそらく1時間以上の時間が必要になります。

 

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

3回シリーズでお届けした「【永久保存版】平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」の記事を読んだ読者の方から、「平成28年度もしくは平成27年度試験の事例Ⅲの解答・解説記事を読みたい」とのリクエストをいただきました。

 

そこで、今回は平成28年度試験の事例Ⅲを題材に、私なりの事例Ⅲに対するアプローチの仕方を解説していきたいと思います。

 

まず、初めに事例Ⅲを解く上で必要になる切り口イメージしておくべきことを整理しておきます。

 

①私の考える事例Ⅲの基本的なパターン/切り口
~きゃっしいが「実況解説@事例Ⅲ」で示したレイヤーに「現状把握」が乗っかったイメージです。

凄くシンプルですが、事例Ⅲはこの表(4つの切り口)に基づいて考えることが極めて大切です。後で解説を読んでもらえれば分かると思いますが、平成28年度試験では、この表の上から順番に第1問、第2問、第3問、第4問と出題されています。

 

②事例Ⅲを解く上での基本的な認識

 

C社は当たり前のことができていない。だから、当たり前を目指すための解答を書く

 

③事例Ⅲにおける目指すべき当たり前

 

✔全社的な生産計画を作成され、なおかつ適切な頻度で計画が見直さ
れた上で、計画に基づいた進捗、余力、現品管理が行われている

✔作業は標準化、マニュアル化され、教育が徹底されており、効率的
である

✔作業員は多能工化が図られ、多台持ちできるなど、業務の閑散に
応じてた柔軟な対応が出来る体制が構築されている

✔情報は、DB等を用いて一元的に管理され、そして共有化され、
すぐに引き出せるようになっている

 

 

④事例Ⅲ全体に対する認識(ポポさんの言葉)

 

事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけなのです。覚えることはかなり少ないし、解答の切り口も結構一緒のことが多いから、繰り返し練習していれば、解けるようになってきます。

 

事例Ⅲを解く上で必要になる切り口やイメージしておくべきことはこれくらいで十分です。

 

【永久保存版】シリーズのなかで何度も書きましたが、事例Ⅲで「難しく考えること」は、「絶対に禁止」です。「できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってください」と書くだけでOKです。

 

この①~④はめちゃくちゃ大切なことなので、今年の事例Ⅲで60点以上を狙いたいと思うのなら、①~④の内容をご自身のノートに転記して、事例Ⅲの過去問を解く前に「必ず見返す」ようにしてくださいね(解いた後も)。

 

事例を解くたびに思い出す、そして実感する、ということを繰り返すと、「知っている・理解している」という段階から、「使いこなして事例問題が解ける」という段階(自分のものにする)へと、ステップアップすることができます。

 

それでは、平成28年度試験問題(事例Ⅲ)を使って解説をしていきますが、ここから先は平成28年度事例Ⅲの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、効果はいつも通り10分の1以下ですからね!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 


 

第1問(配点20点)
カット野菜業界におけるC 社の(a) 強みと(b)弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
X農業法人時代の事業経過、およびC社の現在の事業内容を把握し、カット野菜業界におけるC社の強みと弱みを分析する能力を問う問題です。

 

(a)
解答例①だいまつ
X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。

解答例②後輩A
X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。

解答例③後輩B
規格外の野菜を有効活用できる加工技術力及びカット野菜の一貫生産体制の保有である。

 

与件文にヒントが少なくて、強みを非常に読み取りにくい問題です。

 

しかしながら、冒頭で示した「4つの切り口」のうち、現状把握系の問題は、必ずヒントが与件文に埋め込まれています

 

なぜなら、C社の「現状」は与件文に記載がなければ、「答案の作りよう」がないからです。

 

事例Ⅰなら、与件文から「類推」を求められるような現状把握(分析)系の問題が出される可能性もありますが、超シンプルな「事例Ⅲ」は、与件文の言葉を拾ってきて、整理し、答案を作るだけでOKです。

 

では、だいまつの解答例から見て行きましょう。

 

X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。

 

着目した与件文の記述は以下の通りです。

 

第4段落の「規格外野菜の有活用を目的として」、第7段落の「C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引要望がある」、「新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダや調理用のカット野菜パック事業であり・・・」

 

多くの説明は不要だと思います。なので、細かな解説は割愛しますが、「新鮮な」という言葉を入れた思考の流れだけ説明しておきます。C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引要望があり、そして提案をしてきたのが、「新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケット」ということであれば、X農業法人の野菜は「新鮮はなず」と類推し、盛込みました

 

ただし、「新鮮な」というワードは、書けても書けなくてもどちらでもいいと思います。

 

一方で、「X農業法人との関係に基づく、規格外野菜の仕入れ」という解答要素は、C社の唯一と言っても過言ではない長所なので、絶対に盛込みたいところですね。

 

次に、後輩Aの解答例です。

 

X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。

 

前半部分は ‘〇’ ですが、後半部分の記述が全てを台無しにしています。

 

与件文の着目すべき箇所はある程度分かっているにも関わらず、与件文から考えて明らかにおかしな後半部分の記述によって、0点にされかねない危険な答案を作ってしまっています。

 

これは、絶対に避けるべき過ちです。

 

与件文を確認すると、第5段落に「工場操業状況は、規格外野菜を主に原材料として利用してきた時には収穫時期から約半年間の季節創業となっていたが、市場規格品の使用や他山地からの仕入れによって向上総合期間は長くなったものの、C社に受け継がれた後でもまだ約3ヶ月の休業期間が例年生じている。販売先からは通年取引の要望がある」との記述があります。

 

X農業法人からの規格外野菜の仕入れだけでは、半年間しか操業できないのに、「安定的に仕入れることができること」というのは、与件文をちゃんと読めていないトンチンカンな解答です。

 

本試験で‘もしも’や‘仮に’はありませんが、後輩Aの答案から余計な4文字(安定的な)を取ればどうなるでしょうか。

 

X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を仕入れることができること。

 

見違えるような「イケてる」解答に変わりましたね。

 

【永久保存版】シリーズの中でも書きましたが、解答要素の抜出はできているのに、安易な修飾や余計な言葉を盛込んでしまい、開示得点がやたら低くなる「解答要素OK、開示得点低い」答案を作ってしまわないように注意しましょう

 

ちなみにですが、後輩Aに「安定的な」と書いた理由を問い詰めたところ、「通年創業できないことは把握していましたが、強みを聞かれていたので、なんとなく安定的というワードがあった方が、‘強みっぽい’記載内容になると思って入れました」との返答が帰ってきました。

 

・・・結構やってしまいがち、ですよね!

 

「ひらめき」「なんとなく」は、100%排除です。

 

これも、普段の練習から意識しておきたいところですね。

 

続いて、後輩Bの解答例です。

 

①規格外の野菜を有効活用できる加工技術力②カット野菜の一貫生産体制の保有である。

 

こちらもなかなかパンチの効いたダメ答案ですね・・・(私の教え方が悪いことが原因ですが)。

 

まずは、①の「規格外の野菜を有効活用できる加工技術力」という記述に関してです。規格外野菜を「有効活用」できているのは‘確か’ですが、「加工技術力」は言い過ぎです。特性要因図に目をやると「原材料(形状ふぞろい)」が、「加工不良が多い原因のひとつ」であると書かれています。「加工技術力」があるのなら、規格外野菜を上手く処理できるはずですから、「図1」のような特性要因図が示されるはずがありませんね。

 

平成28年度試験のC社は、事例Ⅲで登場する企業では本当に珍しい、「Q」の弱い会社でした。

 

 

続いて、②の「カット野菜の一貫生産体制の保有する」という記述に関してです。確かに事例Ⅲではたまに「一貫生産体制」が強みの企業が登場します。

 

ただし、今回は与件文を読む限り、C社が「一貫生産体制を有する」とは、書かれていません「なんとなく」ではだめなのです。

 

事例Ⅰは「行間を読ませる」ようなところもありますが(こうした掴みどころのなさが魅力なんですけどね)、事例Ⅲは素直なので、与件文に明確に「一貫生産体制を有する」と書いていない限りは、「強み」と認識しなくてもOKです。

 

今回の後輩Bの答案も、強みを見つけられず「苦し紛れに過去問の知識を引っ張り出して無理やり書いた」という対応の産物です。

 

読者の皆さんは、初めて本問を解いたときに、「X農業法人との関係を強み」とした答案がつくれましたか?

 

‘何度も解いて答えを憶えている’ 今は「X農業法人との関係」を強みとして書けるでしょう。でも、大切なのは「初見」で書けるか、どうかです。きゃっしいが、先日の記事(コチラ)でやや厳しめに「振り返りの仕方に対する問題提起」をしてくれています。自分自身の過ちはもちろんのこと、今回の後輩Aや後輩Bが犯してしまった過ちもちゃんと他山の石として、初見問題への対応力向上に役立ててくださいね。

 

続いて(b)の解答例を見て行きましょう。

 

(b)
解答例①だいまつ
①通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

解答例②後輩A
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。

解答例③後輩B
①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

 

本問についても、あまり多くを説明する必要はないと思いますので、さらっといきます。

 

の解答例からです。

 

①の「通年取引ができない野菜の調達力の低さ」は、第3段落の「カット野菜は、販売先から要望される通年納品に応えるため、常に一定量の野菜を確保する必要がある。そのため同業者の多くが野菜の調達能力が高い卸売業者や仲卸業者である」と、第5段落の「C社に受け継がれた後でもまだ約1カ月の休業期間が例年生じている。販売先からは通年取引の要望がある」を、根拠としています。

 

②の「生産管理が組織的にできず収益性が低い」は、第4段落の「効果的な生産管理が組織的に行われていない」や、表1、第2問の設問文「現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を述べよ」を踏まえたものです。

 

出題の趣旨に目を向けると、「X農業法人時代の事業経過、およびC社の現在の事業内容を把握し、カット野菜業界におけるC社の強みと弱みを分析する能力を問う問題」との記載がありますから、野菜の調達力の低さ生産管理力の低さはまず正解と考えて間違いなさそうです。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。

 

究極の詰込み答案ですね。正直、私にはここまでの「詰込み型の答案」を作る能力はありません。もちろん、間違っていないため、「点数」は得られるでしょう。

 

ただし、「望ましい対応」ではないと考えます。

 

なぜなら、設問要求は40 字以内で「述べよ」だからです。

 

「述べよ」を国語的に考えれば、「記述せよ」というニュアンスに近いでしょう。

 

仮に設問要求が「挙げよ」「列挙せよ」なら後輩Aの解答例のような答え方がぴったりだと思いますが、「述べよ」だとやや物足りない感じがしますね。

 

私と後輩Aの答案を並べておきます。設問要求の「述べよ」にしっくり来るのはどちらでしょうか。皆さん、評価してみてください。

 

解答例①だいまつ
①通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

解答例②後輩A
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力。
(せめて、最後に「低さ」という言葉があれば、一応述べていることにはなりますね)

 

続いて、後輩Bです。

 

①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

 

解答要素はほぼOKです。

 

本番でここまで書ければ十分でしょう。

 

細かい話をすれば、①に関しては「生産管理が組織的にできなかった」でどうなったかの記述(収益性が低い)が欲しいですね。また、字数が少なくて苦しいのは分かりますが、②に関しては、文頭に「野菜の」という言葉が欲しかったですね。

 


 

第2問(30 点)
現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を160 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社が収益改善を図るために必要な生産管理面での対応策を提案する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
対応策は、各製造グループをまたぐ全体生産計画を作成した上で、①管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らすとともに、同種の原材料は低単価品を共通して使うことで原材料費を削減する、②業務の閑散に応じて作業員を移動させ労務費を削減する、③出荷を共通化して輸送費ロスを減らす。以上で収益改善を実現する。

解答例②後輩A
対応策は、各製造グループがばらばらに行っている調達から出荷までの工程について、①原材料の仕入れを一元化することで単価差異を解消する、②共同出荷による出荷作業の共通化を行う、③作業の標準化・マニュアル化し、作業員に対する教育も行うことで生産効率を高める。以上により原材料費・輸送費を削減し、収益性を改善する。

解答例③後輩B
対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである。具体的には、①原材料の一括調達によって単価差異を解消することで、原材料費を削減する、②チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する。

 

さて、解説です。

 

本問の設問要求は、「生産管理面での対応策」「収益改善を図るための(C)」です。

 

【永久保存版】シリーズを読んでいただいた読者の皆さんは、このド真ん中の直球ストレートの‘絶好球’を見逃すことなく、フルスイングして答案を球場の外にまで運んで、いただけたでしょう。

 

第1問目が「現状把握」系の問題で、第2問目は「生産管理」系の問題ですね。冒頭に申し上げた通り、4つの切り口の‘順番’で出題されていますね。

 

 

生産管理が問われ、収益改善と設問文にある訳ですから、この時点で与件文に何が書いてあるかを大体予想することができます。

 

恐らく、C社は「全体生産計画を作っていないか」、もしくは「計画の見直しタイミングがおかしく」、そして「統制がグダグダ」で、「コスト高になってしまっている」、そんなところでしょう。

 

ちなみに、事例Ⅲの現場系の問題(生産管理、生産性向上・生産効率化)で「収益改善」を問われた場合には、「コスト削減」の視点で解答を組み立てて行かなければなりません。

 

なぜなら、製造現場の改善と「売上UP」は直接関係ないからです。

 

一方で、事例Ⅱならコスト削減ではなく「売上UP」ですね。

 

さて、今回はせっかくですから関連する与件文の記述を丁寧に確認していきましょう。

 

第4段落
C社の設立当時作成された社内コスト管理資料では、予想されていた以上の原材料費と労務費の上昇によって限界利益がマイナスとなっていることが判明し、この傾向は今でも改善されていない。これは、X農業法人から独立し改善に向けて努力しているものの、いまだに効果的な生産管理が組織的に行われていないことによる

 

最終行で「生産管理が組織的に行われていない」との記述があります。そして、それによって、「原材料費と労務費が上昇し限界利益がマイナス」になっていることが分かります。

 

そしてさらに、表1「C社作成の社内コスト管理資料」を見ると、変動費の中で「原材料費(66.8%)労務費(28.1%)」ぶっちぎって構成比が高くなっています。一方で、荷造運賃は9.0%と両項目に比べると、構成比がかなり控えめですね。


このため、出題者は間違いなく「原材料費と労務費」の削減に資する対応策(収益改善策)を書いてほしい、そう考えていたでしょう。【永久保存版シリーズ】にも書きましたが、診断士の2次試験で難解な表の読み取りは求められません誰が見てもちゃんと「図表が意味するところを読み取れる」ように工夫がしてあります。

 

第6段落
C社の組織は、X農業法人時代の加工部門責任者が社長となり、製造3グループと総務グループで構成されている。社長は、全体の経営管理のほかに営業活動も担っている。各製造グループには責任者として正社員の製造リーダー1名が配置され、合計25名のパート社員が3つの製造グループに配置されている。X農業法人時代から同じ製造グループに勤めているパート社員が多く、他の製造グループへの移動はない。

 

「X農業法人時代から同じ製造グループに勤めているパート社員が多く、他の製造グループへの移動はない。」という表現がなくても文章として成り立つのに、なぜこのような文章を、形式段落の「最後」に入れたのでしょうか

 

皆さんならお分かりですよね。

 

そうです。使って‘ほしい’ のです。

 

使って ‘ほしい’ のなら使って ‘あげましょう’

 

「移動がない」のなら、「移動させる」と、答案に書いて‘あげましょう’
(事例Ⅲではひねる必要は、全くありませんからね!)

 

第8段落
C社社長は、まず現状の生産管理を見直し、早急に収益改善を図ることを第1の目標としているが、それが達成された後には新事業に着手してさらなる収益拡大を目指すことを考えている。

 

これは、設問文の記述と符合する内容ですね。

 

第9段落
C社のカット野菜製造工程は、顧客別に編成・グループ化され、現在3つの製造グループで製造を行っている。各製造グループでは主に素材選別、皮むき、カット、洗浄、軽量・パック・検査、出荷の各工程を持っている。各製造グループは、生産高を日常の管理項目として管理してきた。

 

各製造グループは、生産高を日常の管理項目として管理してきた」どう考えてもおかしな記述ですよね。

 

でも、違和感を感じつつも、この与件文の記述が意味しているところを「理解しきれていない」受験生もいらっしゃるのではないでしょうか。
(私も勉強を始めた当初は全く理解できませんでした)

 

事例Ⅲは、「言葉通り読む」ことが大切です。あれこれ考えてはいけません

 

「言葉通り」読んでください。C社は「生産高を日常の管理項目として管理」してきたのです

 

原材料費と労務費がかかり過ぎて限界利益がマイナスで、作れば作るほど赤字が出る、そんな状態‘なのに’「生産高しか日常の管理項目として管理してこなかった」のです。

 

普通の企業ならあり得ないですよね。

 

でも、診断士試験では与件文の記述が全てなのです。

 

事例Ⅲでは、‘特に’なのですが、「そんなバカな」という言葉を飲み込んでください。

 

なにせ、冒頭で申し上げた通り、C社は「当たり前のことができていない」のです。

 

こんな、「生産高しか日常の管理項目として管理してこなかった」C社への助言は、「赤字を垂れ流さないように限界利益も日常の管理項目として管理してください」です。

 

「できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけ」、それが事例Ⅲなのです。

 

第10段落
C社の顧客からの注文は、各製造グループに直接入り、各製造グループで各々生産計画を立て、原材料調達から出荷まで行っている。製造グループごとの生産管理によって、同種類の原材料調達における単価の差異加工ロスによる歩留まりの低下出荷のための輸送費のロス製造グループ間での作業員の移動の制限などが見られる。

 

設問要求で想定した通り、「全体生産計画を作っていない(製造グループごとにバラバラに生産計画を立てている状況)」が、‘もろ’に書かれていますね。

 

そして、「製造グループごとの生産管理によって」単価差異、加工ロス、輸送費ロス、移動制限(2度目の登場)が発生している状況が記述されていますね。

 

ここまで、設問文と与件文をひも付けできれば、後は如何に答案として上手くまとめて行くかにかかっていますね。

 

それでは、解答例をみていきましょう。

 

解答例①だいまつ
対応策は、各製造グループをまたぐ全体生産計画を作成した上で、①管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らすとともに、同種の原材料は低単価品を共通して使うことで原材料費を削減する、②業務の閑散に応じて作業員を移動させ労務費を削減する、③出荷を共通化して輸送費ロスを減らす。以上で収益改善を実現する。

 

みなさんは、どのように評価されるでしょうか。

 

パッと見は、完璧ですね!

 

全体生産計画を作る、という計画の話を起点に、①管理項目への限界利益の追加と、低単価品の共通使用、②業務の閑散に応じた作業員の異動、③出荷の共通化、という統制内容が書けています。

 

本番でこの答案が書ければ御の字、本当に自分をほめてあげましょう。

 

しかしながら、以下の問題点もあります。
(注意:ここからの解説は、答案内容を突き詰めて考えた場合における問題点なので、こだわり過ぎないでください。参考程度でOKです)

 

①与件文上、明らかに出題者は「原材料費と労務費」の削減に資する対応策を書いてほしいのに、輸送費ロスを解答要素として盛り込んでいる

 

間違いではないため、「輸送費ロス」を解答要素として答案に盛込んでも点数はもらえると思います。ただし、「収益改善を早急に図ることが、最大の経営課題」であるC社にとっては、社内コスト資料で示されている構成比が高い項目(原材料費と労務費)を優先的に解消していくことが求められますね

 

「輸送費削減」は不適切とまでは言わないまでも、解答要素としての優先順位は低いと言えるでしょう。

 

②「製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生している」という問題点に対して、「管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす」という書き振りでは、言葉足らずで対応策に関する記述として不十分

 

ここは、ちょっと分かりにくいところなので、理解しきれないようなら飛ばしてください

 

→「製造グループごとに生産管理をしているから加工ロスが起きている」、さらに噛み砕いて言うと、「製造グループごとに‘バラバラに’生産管理をしているから加工ロスが起きている」のに、「管理項目に限界利益を追加する」という言葉(解答)だけでは、「ごとに(各チームバラバラ)」という与件分の記述への配慮が足りていません

 

例えばですが、「限界利益を各チーム共通の管理項目とし」という書き方にすれば、「製造グループごとの生産管理」という問題点への対応策として、(国語的に)ばっちりだと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。

 

[ before ]
製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生しているため、
管理項目に限界利益を追加し作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす

[ after ]
製造グループごとの生産管理によって加工ロスが発生しているため、
限界利益を各チーム共通の管理項目とし作業員のコスト意識を高め加工ロスを減らす

 

なお、「加工ロスの削減」については、後輩Bが別の観点から素晴らしい答案を作っているので後ほど解説します。

 

何度も言いますが、「深追いは禁物」です。あくまでも参考です。

 

解答例②後輩A
対応策は、各製造グループがばらばらに行っている調達から出荷までの工程について、①原材料の仕入れを一元化することで単価差異を解消する、②共同出荷による出荷作業の共通化を行う、③作業の標準化・マニュアル化し、作業員に対する教育も行うことで生産効率を高める。以上により原材料費・輸送費を削減し、収益性を改善する。

 

【永久保存版】シリーズを読んでいただいた皆さんならお分かりだと思いますが、後輩Aは、「生産管理」が「何者なのか」を理解していませんでした。

 

そのため、本問で2つもの事故が発生しています。本番でやってしまったなら、少なく見積もっても15点は吹き飛ばしてしまっているでしょう。240点付近には受験生が団子状態になっているのに、「生産管理系」のサービス問題で15点もライバルと差がついてしまう・・・、考えたくもありませんね。

 

【事故の内容】
①全体生産計画について触れられていない(生産管理は計画→統制なのに)
②生産効率化(標準化→マニュアル化→教育)のことを書いてしまっている

 

なお、後輩Aには、私が徹底的に「生産管理系の問題」に対する対応策を指導しておきましたので、今後は大丈夫でしょう。

 

解答例③後輩B
対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである。具体的には、①原材料の一括調達によって単価差異を解消することで、原材料費を削減する、②チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する。

 

なんだか、「し」がやたら多いですね。日本語としてどうなんだ、と思われる方もいらっしゃると思うのですが、道場9代目のリーダー、受験生支援業界で、「ゴッド(神)」のふたつ名を持つ きゃっしい様も、「し」を多用した答案を作っておられることから、全く問題ないでしょう。

 

しかし、後輩Bの答案は本当に素晴らしいですね。

 

詳しく解説します。

 

まず、最初の文章ですが、本当に「生産管理」という題意を捉えつつ、QCDの「C(コスト)」出口とした解答が書けていますね

 

ここで注目すべきは、冒頭の「対応策は、全社的な生産計画を策定し、統制活動を実施し、コストを削減し、収益性を改善することである」という文章の流れです。

 

「生産管理」の問題であること及び「助言」の問題であることを意識して、「計画→統制→効果」という流れで文章が作られています

 

分かりやすいように文中に‘( )’を追加してみました。

 

対応策は、(計画→)全社的な生産計画を策定し、(統制→)統制活動を実施し、(効果→)コストを削減し、収益性を改善することである。

 

素晴らしいですね。

 

加えて、「具体的に」以下の①~③の記述も本当に素晴らしいと思います。

 

何が素晴らしいかを解説します。

 

第4段落の「原材料費と労務費が上昇し限界利益がマイナス」という記述と、表1を踏まえて、ぶっちぎりでコストがかかっている上位2項目にターゲットを絞った答案になっています。

 

それと、さらに素晴らしいのが、②の「チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する」という記述です。

 

皆さんは、彼がなぜ「チーム間の業務の繁忙に応じて作業員を移動させ、稼働アンバランスを解消し、労務費を削減すると同時に加工ロスを減らし、原材料費も削減する」と、書いたと思いますか?分かりますか。

 

私も最初は彼がなぜそのような解答を書いたのかが分かりませんでした

 

しかし、「図1 C社作成の加工不良に関する特性要因図」を見て、ハッとしました。特性要因図の赤字で囲った部分を見てください。


「製造チームごとの加工」と「製造チーム間の作業員移動がない」ことにより発生する、「製造チーム間稼働アンバランス」が、「加工不良が多い(つまり加工ロスが多い)」の原因のひとつだ、と書かれているではありませんか。

 

特性要因図に基づけば、全体生産計画を立て、「製造チーム間で作業員を移動させ」、「製造チームごとの加工を辞め」、「製造チーム間の稼働アンバランスを解消」すれば、「加工不良が減る」のです

 

まさか第2問で特性要因図を使うとは夢にも思いませんでした。

 

しかし、診断士の2次試験、恐るべし、ですね。

 

本当に奥が深い。

 

ただし、私を含めてフツーの人は、気付かないので深入りはやめましょう

 

生産管理ときたら「計画→統制」という着眼点を持って与件文を読みに行く、それで十分です。60点は十分に取れます

 

ここまで細かく解説しておいて言うのもなんですが、診断士の2次試験は100点を狙いに行く試験ではありません80分で現実的な対応をして60点を取に行く試験です。

 


 

第3問(配点20 点)
C社では、クレームを削減する改善活動を計画している。このクレーム改善活動を最も効果的に実施するために、着目するクレーム内容、それを解決するための具体的対応策を120 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社の生産現場の課題を把握し、クレームを削減する改善活動を最も効果的に実施する方法として、着目するクレーム内容とその解決策を提案する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
全体の50%を占めるカット形状不均一というクレームに着目する。対応策は、標準作業不備や教育不足による加工スキル不足が原因のため、①作業を標準化し手順書化する、②優秀な作業員を他チームへ派遣し、手順書に基づくOJTで、クレームを解消する。

解答例②後輩A
着目するクレームは、構成比の合計が80%を超える①カット形状不均一、②鮮度劣化、③異物混入である。対応策は、①カット作業の標準化で形状不均一を解消、②仕掛品削減による長時間放置の解消、③衛生管理ルール作成と教育による異物混入解消である。

解答例③後輩B
着目するクレームは、構成比の半分以上を占めるカット形状不均一である。対応策は、①標準作業の不備により人によって作業方法が違うため、作業を標準化・マニュアル化し、加工スキル不足を補うためのOJTも実施することで、最も効果的にクレームを削減する。

 

解答例を見て行きましょう。

 

まずは、の解答例からです。

 

「最も効果的に実施する」という設問要求と、「表2 C社の年間クレーム件数」でぶっちぎりで構成比の高い「カット形状不均一」を着目すべきクレームとしています。

 

私の記事では何度も書いていますが、診断士の2次試験の図表の読み取りでは、「難しい読み取り」は求められません誰が見てもすぐに分かるようにできています(じゃないと受験生を想定する答案へ受験生を誘導できないし、診断協会が試したいのは高度な図表の読み取り能力ではないから、です)。

そして、特性要因図に目を向けると「カット形状不均一」という「同じ言葉」が載っています。さらにカット形状不均一の原因に目をやると、「標準作業の不備」と書いてあるではないですか。

設問要求の段階では分かりませんでしたが、この時点で本問は冒頭にお示しした4つの切り口の「生産性向上・生産効率化」の問題であることが分かります

 

そして、特性要因図でさらにヒントを探すと「製造チームによる加工スキルの差がある」、「教育不足」との記載があります。

 

ここまで与件分上のヒントが見つかれば(図表も与件)、もう大丈夫ですね。

 

本問は100%「生産性向上・生産効率化」の問題です

 

そして、「生産性向上・生産効率化」とくれば、「標準化→マニュアル化→教育(OJT)」ですから、後はいつものパターンで解答を書いて「いっちょあり」です。

 


 

平成28年度試験第2問生産管理で「全体生産計画作れ」第3問生産性改善「標準化→マニュアル化→OJT」です。

 

平成29年度試験第1問生産管理「全体生産計画作れ」第2問生産性改善「標準化→マニュアル化→OJT」でした。

 

ここまで来ると、(言葉は少し悪いですが)「解けない方がどうかしている・・・」そう言われても仕方ありませんね。

 

もし、私の記事に出会って、事例Ⅲに対する苦手意識を克服できた受験生の方がいらっしゃれば、本当に嬉しいですね。

 

事例Ⅲは、最初はマニアックで取っ付きにくいのですが、実は凄く素直で何度も同じことを聞いてくれる、受験生にとてもやさしい事例さん(Ⅲ)なのです。

 

ははは。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

解答例②後輩A
着目するクレームは、構成比の合計が80%を超える①カット形状不均一、②鮮度劣化、③異物混入である。対応策は、①カット作業の標準化で形状不均一を解消、②仕掛品削減による長時間放置の解消、③衛生管理ルール作成と教育による異物混入解消である。

 

完全に「やってはいけないパターン」ですね。

 

設問要求が「最も効果的に」であり、「表2 C社の年間クレーム件数」を見るとぶっちぎりで「カット形状不均一」の構成比が高いにも関わらず、上位3つのクレームを挙げています。

 

平成29年度の事例Ⅰの第1問における「最大の要因」は、やや解答要素を絞りにくかったこともあり、リスク分散を図るスタンスで臨むことは致し方ないと思います。ですが、本問は違います。ここまで明示的に根拠が示されているのに題意(最も効果的に)に反するような答案を作ってはいけません

 

何度も言いますが、診断士試験では高度な図表の読み取りは求められません

 

下手なリスク分散はしない。後輩A君の失敗から学び得ましょう。

続いて、後輩Bの解答例です。

 

解答例③後輩B
着目するクレームは、構成比の半分以上を占めるカット形状不均一である。対応策は、①標準作業の不備により人によって作業方法が違うため、作業を標準化・マニュアル化し、加工スキル不足を補うためのOJTも実施することで、最も効果的にクレームを削減する。

 

注目しているところは私と同じですね。

 

後輩Bの答案を見て素晴らしいと思うのは、下線を引いた部分、つまり「原因」に関する記述です。

 

特性要因図の言葉をそのまま抜き出して解答に埋め込んでいます。素晴らしい。


 

第4問(配点30 点)
C社社長は、経営体質の強化を目指し、今後カット野菜の新事業による収益拡大を狙っている。またその内容は、顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベルや経営資源などを勘案して計画しようとしている。この計画について、中小企業診断士としてどのような新事業を提案するか、その理由、その事業を成功に導くために必要な社内対応策とともに160 字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
C社の顧客動向など外部環境を把握し、今後野菜の加工事業を強化して収益拡大を図るために必要な戦略について、助言する能力を問う問題である。

 

解答例①だいまつ
提案は、ソース等の高付加価値製品事業を提案する。理由は、①保存がきくため野菜の通年仕入れができなくても対応でき、②高付加価値製品で高い収益性が期待できる、ためである。対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること。

解答例②後輩A
提案は、一般消費者向けカット野菜パック事業である。理由は、①カット野菜需要の割合が年々増えている、②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる、③現在の製造工程を利用できるから。対応策は、①仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす、②温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ、③X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である。

解答例③後輩B
短期的には、一般消費者向けのカット野菜パック事業を提案する。理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため。対応策は、衛生管理の徹底で鮮度を保つことである。長期的には、ソース等の高付加価値事業を提案する。理由は高い収益性が見込めるため。対応策は新設備を扱える作業員の育成を行うことである。

 

設問要求は、「新事業の提案」、「その理由」、「社内対応策」3つです。制約条件として、顧客からの新たな取引の要望、C社の生産管理レベル、経営資源を勘案して答えなければなりません。

 

そして、第7段落を見ると、「現在取引関係にある顧客や関連する業界から、C社とX農業法人との関係に注目した新たな取引の要望」に関する記述があります。

 

具体的には、

①カット野菜を原料としたソースや乾燥野菜などの高付加価値製品の事業であり、設備投資を必要とする事業
新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダ用や調理用のカット野菜パックの事業であり、現在の製造工程を利用できる事業

 

悩まれた方も多いと思うのですが、皆さんは、どちらの事業を選んだでしょうか?

 

いや、どちらの事業を「選ぶべき」だったでしょうか。



 

答えは、「どっちでもいい」です。

 

もう少し言えば、「与件分を根拠(因)にちゃんとした理屈付け、論理展開ができているのであれば‘どっちでもいい’」です。

 

【永久保存版】シリーズの中で述べましたが、診断士の2次試験における‘正解(得点が得られる項目)’は1つではありません。間違いなく複数あります。

 

診断士試験は「当てもの」ではありませんし、実際の診断現場においても「どちらの事業を選択することが正解か」は、‘投資判断の段階’では分かりません(両方やらない限りは投資後でも分かりませんね)。

 

しかしながら、どちらの事業を選ぶべきか、その理由や、事業を成功させるための対応策について助言することはできるでしょう。そして、診断士として助言をする場合には、ちゃんとした裏付けに基づいて、社長が納得できる論理展開でもって、説明をする必要があります

 

この「ちゃんとした裏付け」が、「与件分を根拠にする」ということにほかなりません

 

これから、私と後輩Aの解答例を用いて説明していきます。解説を読んでどちらを選んでも解答が作れるようにヒントが与件文に埋め込まれていることを、しっかりと理解(腹に落とす)してくださいね。

 

それと、第1問で「現状把握系」の問題が出た場合には、4つの切り口の表に従えば、「経営戦略」と「セットで考える(第1問をヒントにする)」ことが大切、でしたね。

 

ここも、重要ポイントなので忘れないようにしましょう。

 

それでは、私の解答例から見ていきましょう。

 

解答例①だいまつ

第1問
(a)
X農業法人との関係を有し、新鮮な規格外野菜の仕入れができること、である。
(b)
通年取引不可の野菜の調達力の低さと、②組織的に生産管理できず収益性が低いこと。

第4問
提案は、ソース等の高付加価値製品事業を提案する。理由は、①保存がきくため野菜の通年仕入れができなくても対応でき、②高付加価値製品で高い収益性が期待できる、ためである。対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること。

 

私は、「ソース等の高付加価値製品事業」提案しました。

 

カット野菜パック事業は、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望」によるものですから、中小地場スーパーとしては、当然「X農業法人から仕入れている野菜」を使った「新鮮さを売りにしたカット野菜パックを提供したい」と考えているでしょう。

 

しかし、現状は「販売先から通年取引の要望があるにも関わらず、他産地からの仕入れによって工場操業期間は長くなったとはいえ、C社に受け継がれた後でもまだ約3カ月の休業期間が例年生じている」という大変残念な状況です。

 

また、今回の新事業は「現在取引関係にある顧客」からの提案である訳ですから、もちろん新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーは現在のC社の販売先であり、通年取引を希望しているはずです。

 

足もとの野菜調達すらもままならないC社が、中小地場スーパーに期待されている通りに、ましてや他産地仕入れという選択肢なしで、X農業法人オンリーで通年取引ができるだけの野菜を確保することはできない、私はそう考えて(これを理由として)ソース等の高付加価値製品事業を提案しました。

 

また、当然に「高付加価値製品事業」なわけですから、「高い収益性が期待できる」というのも理由になるでしょう。第2問の生産管理面で対策により、投資時点においては収益性が改善されているでしょうが、収益性を上げることはC社の課題ですから、当然社長に刺さる「理由」です。ちなみに私は第1問(b)で、収益性の低さを弱みとして解答しています。

 

続いて、「対応策」について解説します。

 

第12段落には「また食品工場としての施設・設備面などの衛生管理作業方法などの衛生管理どちらの管理レベルにも課題があり、販売先からの改善要求もある」との記述があります。

 

販売先からの要望ですから、①施設・設備面などの衛生管理、②作業方法などの衛生管理の両方に対応せざるを得ない状況が見て取れます

 

そして、特性要因図を見ると、食品を扱っているにも関わらず、①温度管理設備がなくて加工場の温度管理ができていない(施設・設備面)②衛星管理ルールがない(作業方法)③作業員の衛生管理意識が低い(人)という、‘とてもよくない状況’が読み取れます。第12段落の記述から考えれば、①と②は絶対に盛り込まないといけませんし、③についても可能なら盛り込みたいところです。

 

そうした判断から私は、「対応策は、取引先からの改善要望に応えるため、温度管理設備を併せて導入しつつ、衛生管理ルールを策定し、従業員教育を徹底することで安全管理レベルを引上げること」と書きました。

 

与件分の記述に基づき、ちゃんとした論理展開ができている解答内容だと思っているのですが、皆さんの評価は如何でしょうか。

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

解答例②後輩A

第1問
(a)
X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができること。
(b)
①野菜の調達力、②生産管理力、③収益力、④衛生管理力、⑤営業力の低さ。

第4問
提案は、一般消費者向けカット野菜パック事業である。理由は、①カット野菜需要の割合が年々増えている、②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる、③現在の製造工程を利用できるから。対応策は、①仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす、②温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ、③X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である。

 

後輩Aは「一般消費者向けカット野菜パック事業」を提案していますね。

 

理由の「①カット野菜需要の割合が年々増えている」は、第2段落の記述に基づいています

 

「②X農業法人の新鮮な野菜が活用できる」は、「X農業法人との関係に注目した」という第7段落と、第1問(a)で答えた「X農業法人から市場に出荷できない規格外野菜を安定的に仕入れることができる」という強みを根拠としています。

 

「③現在の製造工程を利用できるから」は、「現在の製造工程を利用できる事業である」という第7段落の記述そのままですね。

 

ちゃんと与件文に基づいて書いていますから、いい感じですね。

 

続いて対応策です。こちらも素晴らしいですね。

 

①の「仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす」というのは、特性要因図の赤で囲った箇所の記述そのままですね。

 

カット野菜パック事業は、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望によるものである」わけですから、「仕掛品を減らし鮮度が下がる製品の長時間放置を無くす」ことは、当然に実施すべき対応策でしょう。

 

しかもこれは、第12段落に記述のある「作業方法の衛生管理」です。

 

②の「温度管理設備導入で鮮度低下を防ぐ」というのも、特性要因図の赤で囲った箇所の記述そのままですね。

 

しかもこれは、第12段落に記述のある「施設・設備面の衛生管理」です。

ここで、「ちょっとまて、設備投資するの?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、第7段落には、「現在の製造工程を利用できる事業である」しか書かれていません。どこにも「設備投資不要」とは書いていないのです。

 

そして、「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどから要望によるものである」わけですから、「温度管理設備がない」ために起きる鮮度劣化を許してくれるとは思えません。第12段落の「食品工場としての施設・設備面などの衛生管理、作業方法などの衛生管理、どちらの管理レベルにも課題があり、販売先からの改善要求もある」という記述から考えても、対応策として設備投資することを助言すべきでしょう。

 

③の「X農業法人からの仕入強化による通年取引対応である」に関しては、実際は無理そうな気がします。

 

ですが、カット野菜パック事業は「C社とX農業法人との関係に注目した、新鮮さを売りものにしている現在取引関係にある中小地場スーパーマーケットなどからの要望」によるものです。

 

さらに、「取引先からの通年取引要望がある(繰り返しになりますが、今回オファーした中小地場スーパーマーケットも要望していると考えるべきでしょう)」ことを考慮すれば、後輩Aが書いたように、「X農業法人からの仕入強化による通年取引対応」を対応策として‘書かない’という選択肢はありません

 

感覚的にできなさそうだから」と二の足を踏む方もいらっしゃるでしょうが、ポポさんの言葉を思い出してください。

 

「事例Ⅲは難しく考えないで、できていないこと、やらなきゃいけないことを、ただやってくださいと言うだけ」なのです。与件文に基づいてできていないこと、やらなきゃいけないこと、があれば、ひっくり返して「ただ、やってください」と書けばいいのです。

 

どうしても、「X農業法人からの仕入強化」を書きたくない、という方は、「新鮮な野菜を年間を通じて仕入れることができる仕入先の開拓」と書けばよいでしょう。そうすると「X農業法人との関係に着目した」という与件文の記述を無視することになりますが・・・。

 

さて、どうでしょうか。
(まあ、どちらも「通年取引を何とかする」という話なので、点数をもらえると思います。好きな方を選んでください。)

 

「一般消費者向けカット野菜パック事業」も与件文の記述に基づいて、ちゃんと答案が作れましたね。

 

今年度の試験でもし仮に選択を求められたら、「与件文の記述に基づいて書けばOK」そう ‘楽に’考えて 解答を作っていきましょう。

 

ちなみに、「いやいや限界利益がマイナスで、作れば作るだけ、赤字を垂れ流して、恐らく体力のないC社に設備投資しろなんて、そんな助言できるか。設問文にも‘経営資源などを勘案して’と書いてあるではないか。設備投資するなどありえない」と、お考えの方がいらっしゃるかもしれません。

 

ですが、現在の限界利益がマイナスの状況を考慮する必要はありません

 

第8段落の記述を見てみましょう。「C社社長は、まず現状の生産管理を見直し早急に収益改善を図ることを第1の目標としているが、それが達成されたには新事業に着手してさらなる収益拡大を目指すことを考えている」と、書いています。

 

C社社長は、最優先課題の現状の生産管理を見直し、早急に収益改善を図ることができた後に、つまり、第2問の対応が完了し、収益が改善した後に新事業に着手してさらなる収益拡大を目指そうと考えているのです。

 

そうすると、足もとの収益ダメダメ具合は関係なくなります。

 

「どちらでもいい」これが、私の第4問における結論です。

 

最後に、後輩Bの解答例を見ておきましょう。

 

解答例③後輩B
第1問
(a)
規格外の野菜を有効活用できる加工技術力及びカット野菜の一貫生産体制の保有である。
(b)
①生産管理が組織的にできていない②調達力が低く通年取引要望に応えられていない。

第2問
短期的には、一般消費者向けのカット野菜パック事業を提案する。理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため。対応策は、衛生管理の徹底で鮮度を保つことである。長期的には、ソース等の高付加価値事業を提案する。理由は高い収益性が見込めるため。対応策は新設備を扱える作業員の育成を行うことである。

 

どちらにすればよいか、判断が付かなかったのでしょう。短期的と長期的という切り口から、両方の事業を提案しています。

 

恐らく本試験会場で28年度試験を受けられた方の中には、後輩Aと同じように悩んだ末に、両方の事業を提案した方もおられるでしょう。

 

しかし、先ほどから申し上げている通り、診断士試験の「正解」は1つではありませんどちらを選んでも与件文に基づいて答えられていれば点数をもらえます

 

後輩Bの答案を見ていただくと分かる通り、無理やり2つの事業に関する提案を書いたばかりに、「提案する事業名」や「理由は」、「対応策は」、「短期的には・長期的には」といった言葉が重複し、肝心の理由や対応策をまともに書くことができていません

 

リスク分散する必要などないのに、リスク分散を試みた結果、書きたいことが書けなくなってしまうなんて、本当に悲しいですね。とにかく「どっちつかず」の解答を作るのはやめましょう
(設問の切り分けが出来ずに両方に要素を盛り込む、という対応とは別の話です)

 

それと私が気になったのが、「理由は現在の製造工程を利用でき、新たな設備投資が不要なため」という記述です。「新たな設備投資が不要」とは、与件文のどこにも書いていません思い込みで答案を作ってはいけませんね

 

もう一度与件文の記述を確認しておきましょう。

<ソースなどの高付加価値製品事業>
カット野菜を原料としたソースや乾燥野菜などの高付加価値製品の事業であり、設備投資を必要とする事業

 

<カット野菜パック事業>
新鮮さを売りものにしている中小地場スーパーマーケットなどから要望がある一般消費者向けのサラダ用や調理用のカット野菜パックの事業であり、現在の製造工程を利用できる事業

 

対比すると分かりやすいですね。「片方は設備投資を必要とする」と書いておきながら、「もう片方は設備投資不要ではなく、「現在の製造工程を利用できる」という表現に止めています。受験生に「カットパック野菜事業は設備投資不要」と書いてほしいのなら、素直な事例Ⅲなら「そう書いてある」はずですが、わざわざ書いていないのです。

 

思い込みは禁止です。本当に気をつけましょう。

 

ここからは第4問に対する私なりの「思うところ」です。

 

設問文には「顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベル経営資源などを勘案して計画しようとしている」との記述があります。

 

①顧客からの新たな取引の要望
与件文に記述がある通りですね。でも、わざわざ「顧客からの」と書いているのが気になりますね。「新たな取引の要望」でもいいのに‘わざわざ’「顧客からの」と書いているのです。

 

「これまでに取引のなかった企業」や「これまでに取引のなかったスーパー」では、「作問者が想定する受験生に答えさせたいこと」に誘導できなくなる恐れがあったのでしょうね

 

②生産管理レベル
生産管理と言えば、「計画→統制→実行」ですが、第8段落の「現状の生産管理を見直した後」という記述から、ここでいう生産管理レベルとは最終段落に記載がある「衛生管理」のことを言いたかったということでしょうか

 

③経営資源
ここは、まさに「第1問の強みと弱みを考慮しろ」ということだと思います。「X農業法人との関係が強み」で、「X農業法人との関係に着目した新たな取引要望」なのですから、X農業法人からの野菜をちゃんと使って新事業をしなければなりませんね。

 

④営業面
顧客から既に要望がある訳ですから、営業面の解答優先度は低いでしょう。

 

ちなみに、特性要因図は4M(man、machine、method、material)で作られています。皆さん、気付かれましたか?
解説は以上です。

 

平成28年度試験は、冒頭にお示しした、4つの切り口の順番通りに出題されていますね。ちなみに平成29年度試験は、現状把握系の問題がなく、第1問が生産管理系、第2問が生産性改善、そして経営戦略の問題が2問(第3問、第4問)出題されました。

事例Ⅲは、本当にパターンが決まっているので、今年は絶対に60点以上を目指してくださいね

 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

以上、だいまつでした。

 

 

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みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです。

 

いよいよ丁度一ヵ月後は1次試験日ですね。

 

皆さん、1次試験に合格するための準備、万全ですよね?

 

読者の方々の「万全デース」という、声が私にはいま聞こえました。

 

ありがとうございます。

 

では、もうひとつお伺いします。

 

2次試験に合格するための準備、万全ですよね?

 

・・・おっと、どうしたことでしょう。こちらは全く反応がありません

 

でも、実際そうですよね。この時期は1次試験対策優先の方が多く、2次試験対策が十分にできている人(特にストレート受験生)は多くないと思います。

 

・・・模試も終わり1次試験対策が佳境に入ってくるため、あとひと月間この状況(2次対策が不十分な受験生が多い状況)は変化しません。

 

そうすると来月の頭には2次試験対策が不十分な1次試験通過者が大量発生します。(ディスっているわけではないのであしからず)

 

そこで何が起きるでしょうか?

 

ちょっと想像してみましょう。

 

1次試験終了時点から2次筆記試験日までは約2ヶ月半しかありません(時間に余裕はありません)。その一方で、診断士を受験されている皆さんは「オトナ」であるため、比較的お金には余裕があります。しかも、1次試験を通過するために途方もない時間とお金をつぎ込んでいます(サンクコストが発生している)。その上、2次試験に受かれば、目指していた診断士になれるのです。

 

すると・・・、多くの受験生の方が1次試験後に大慌てで2次試験対策を開始し、評判の良さそうな本を買い漁ります

 

こうした中で、人気の2次試験対策教材は品切れ状態に陥ります。

 

もし、出遅れてほしかった教材が変えなければどうでしょうか。

 

考えてもみてください。2ヶ月半先の2次試験に受かれば診断士になれる。なのに、読者の皆さんの目の前には勉強するための材料がありません(もしくは不足している)。一方、オトナ買をしたライバル達は、せっせと買い集めた教材を使って学習を進め、着実に力を付けています

 

時間もある。やる気もある。なのに、教材がない

 

悪夢ですよね。

 

前置きがだいぶと長くなりましたが、道場読者の皆さんが、こうした事態に陥らないように、とりあえずだいまつが「これだけは買っておけ」という書籍(厳選書籍)をご紹介しておきます。

 

1次試験の追い込みに忙しい時期ではありますが、ネットでポチるくらいの時間は確保できるはずです。1次試験後にちゃんとスタートダッシュが切れるように、勉強道具を確保してしまいましょう!

 

1.テキスト系

(1)中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識
   独学生に特におすすめ)

実は2次試験で必要になる(使う)知識は、皆さんが思っている以上に少なく、事例Ⅰ~Ⅲはこの一冊に収録されている内容で十分です。本書は、結構コンパクトに2次試験対策に必要な知識をまとめてくれています。(それでも「情報量が多過ぎる」くらいで、だいまつ的にはもっと絞ってくれると「いいな」と思っていますが)。時間もないですし、余裕のないストレート生は、事例Ⅰ~Ⅲのインプットはこの一冊だけに絞ってしまって良いでしょう。
なお、「独学者の方に特におすすめ」と書いたのは、受験校に通われている方は、各学校のテキストがあると思いますので、本書に手を出す余裕がないかもしれないからです。
ちなみに、2018年版は7月17日発売予定のようです。

 

2.過去問解説

(1)ふぞろいな合格答案エピソード11答案分析4答案分析
   (通学生、通信生、独学生すべてにおすすめ)

現時点では知らない人が多いかもしれませんが、2次試験対策では有名な書籍です。ふぞろいの価値は、2次試験過去問の解答が公表されないなかで、膨大な再現答案の分析に基づく合格要素(キーワード)の抽出と、これに対する得点の割当によって自己採点を可能にしているところです。

なお、ふぞろい11には平成29年度試験の情報しか収録されていません。答案分析4(平成28・27年度)答案分析3(平成26・25年度)3冊(5年分)があればとりあえず安心でしょう。

ちなみにだいまつは、ふぞろい11の執筆メンバーの一人で、事例Ⅰを複数の仲間と担当していました。だから「買ってほしい」という訳ではありません。2次試験対策を進める上で恐らく多くの受験生が手に取ることになると思います。毎年結構品切れしているため、道場読者には早めに確保しておいてほしいと思っています。

 

(2)TAC 中小企業診断士 2018年版 第2次試験過去問題集
   (独学生に特におすすめ)

2次試験対策が初めての方からは内容が小難しくて・・・、という声もちらほら聴かれますが、診断士の2次試験をロジカルに解説してくれている良書です。「ふぞろい」は、順を追った丁寧な解説(設問要求→与件文→解答の組立て)という点で本書に劣ります。「設問文の考察」、「設問と与件文の紐つけ」、「優先度を付けた解答の組立て」等々、ロジカルに解答を組み立てる上で大変参考になります。確保しておいて損はない書籍でしょう。
ちなみに本書の活用上のポイントは「じっくり読むこと」です。順を追って丁寧(長々と)に解説されているため、飛ばしながら読むと「はてなマーク」が飛んでしまいます。

 

「たったこれだけ?」と思われるかもしれませんが、時間もない中で、そんなにたくさんの教材をやり切ることはできません。1次対策でも申し上げているように、2次対策もしっかりと教材は絞り込んで、深く、みっちりやることが大切です。

 

なお、事例Ⅳは、だいまつがTACの「事例Ⅳ集中特訓」というオプション講義の教材と過去問しかやっておらず、それ以外の教材に明るくないことから今回ご紹介ができません(すいません)。

 

事例Ⅳの教材ネタは、きっと道場メンバーの誰かが拾ってくれるでしょう。たぶん・・・(;一_一)

 

1次試験対策も大切ですが、2次試験を受からないと診断士にはなれません。今回の記事が、1次試験終了後のみなさんのスタートダッシュに繋がれば幸いです。

 

以上、だいまつでした。

 

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皆さん、おはこんばんちにちは、だいまつです。

 

いよいよ、1次試験まで2ヶ月を切りましたね

 

受験校に通われている方は、答練の真っ最中だと思いますし、独学の方は、それぞれのやり方でスパートをかけておられるタイミングではないかと思います。

 

ちなみに、試験直前期(現在)は、自分自身を追い込めば追い込むほど本試験での得点が上がるボーナスタイムです。

 

なぜ、そう思うかと言うと、私は昨年TACなんば校に通学していましたが、GWの模試や完成答練で「あ~、もうだめだ~点数が全然足りない~」と嘆いていた勉強仲間の多くが、この時期から・・・

ガッリガリの、ゴッリゴリの、バッキバキの、ボッコボコの、クッチャクチャに、自分自身を追い込み、そしてみんな’かなりの高得点で1次試験を通過しました。

 

いや、本当に凄かった(全員がひと月150~160時間は勉強していたと思います)。

 

一方で、同じTACの教室で勉強していた受験生の中には、1次試験で涙を飲んだ方も多くおられました

 

そこで今回は、だいまつが見てきた1次試験を通過した人と、惜しくも通過できなかった人「違い」から、「合否を分ける6つのポイント(得点が伸びない「原因」)」について、私なりに‘整理’してみた結果をお届けします。

 

今回の記事を読んで、私・・・「当てはまっているな」と思ったら要注意

 

試験まであと57日、まだ間に合います!すぐに軌道修正しましょう!

 

 

✓原因1 必要な勉強時間が確保できていない(勉強時間が少ない)

 

そもそもの勉強時間が足りない(少ない)のは超致命的です。

 

それぞれに理由はあるでしょう・・・。本当に仕事と家庭の関係から時間を確保できない人もおられると思います。

 

でも、本当に勉強時間が確保できないのは、仕事家庭原因でしょうか

 

もしかして、勉強時間が足りないのは、自分自身の覚悟の甘さに原因がありませんか?

 

勉強時間が足りないことを家族のせいや、仕事のせいにしていませんか?

 

奥さんやお子さんがおられるなら、自分自身の覚悟とともになぜ診断士試験にチャレンジするか(どうして必要か)を話して、ちゃんと協力してもらえるように(我慢してもらえるように)最大限の努力を払っているでしょうか?

 

仕事場に診断士試験へのチャレンジを話している人、いない人、両方おられると思いますが、一刻も早く帰って勉強できるよう全力で仕事をしていますか?試験のことを考えたりして仕事への取組みが疎かになっていませんか?

 

昼休みはどうしていますか?まさかコーヒーを飲んで休憩などしていないですよね?会社に話しているなら協力してもらえるように最大限の努力を払いましたか?

 

ほかにも・・・

 

ついつい空き時間にスマホを触ってしまっていませんか?

 

晩御飯のあと休憩し過ぎていませんか?

 

睡眠欲に負けていませんか?(朝早く起きて勉強する、夜遅くまで勉強するなどの努力をしていますか?)

 

通勤時間=勉強時間になっていますか?

 

もし、1次試験に受かりたいと思っているのに、「自分に甘さがある」と思ったなら、今すぐに悔い改めましょう

 

勉強をしているあなたに対して少なからず家族は我慢を強いられているはずですし、もしかしたら仕事場の仲間も同じかもしれません。なのに、自分が腹を括らず、中途半端な姿勢でいるなら・・・、協力してもらえるはずがありません

 

皆さんそれぞれに制約はあると思います。けれど、それは「跳ね除けることのできない制約」でしょうか?

 

制約の中には、自分自身の覚悟、姿勢、働きかけ次第で何とかなるものが、多くあります。

 

「無理だろう」と諦めるのではなく、診断士になりたいのなら覚悟を決めて、聖域なく時間確保に努めましょう

 

1次試験日まであと57日。

 

この記事を読んだ後から、すぐ動くか、動かないで1次を通過できるか、できないかがきっと変わるはずです。ボーナスタイムの直前期を無為に過ごさないためにも、「時間は徹底して確保」しましょう。

 

 

✓原因2 効率的な勉強の進め方を分析していない(効率が悪い)
~「やらないこと・諦めること」を決めていない。

 

テキストと問題集だけで書店の棚一段を占領しようかというボリュームの診断士1次試験。「どうすれば効率的に勉強が進められるか」を分析せずに、「なんとなく勉強している」のであれば、超致命的です。

 

仕事でお客さんに営業をかけるとき、意地悪な上司に決裁印をもらうとき、お祝い事で誰かを喜ばせようとするとき・・・、どんな時でも相手のある「何か」をするときには、「相手のことをよく知って(考えた上で)、その相手に合わせたアプローチの仕方をするはずですよね。

 

勉強も同じです。それぞれの試験に合わせたアプローチが必要です。

 

得意不得意はあると思いますが、診断士の1次試験は、ひと科目だけに集中できるなら60点を取ることは、それほど難しくありません

 

診断士の1次試験を難しくしているのは、「7科目のいずれの科目も40点を下回ることなく、合計420点を取る」という、試験基準です。

 

もちろん、科目合格制度はありますが、少なくて2~3科目、多いと7科目を平行学習しなければなりません。こ対応科目の多さ(試験範囲の広大さ)が、1次試験対応を難しくしています。

「相手(1次試験)」は、「試験範囲が極めて広い」のに、作戦もなしに「非効率に勉強」していては、通過(40点未満なく7科目合計420点を獲得)は難しいでしょう。

 

効率よく勉強するコツをいくつか紹介しておきます。

 

 

①過去問をABC問題に絞る(詳しくは過去記事を参照→コチラ
 ~だいまつ渾身の分析ネタです

 

②教材を絞る

受験校や出版社は1次試験をしっかりと研究しています。

スケベ心を出さずに、教材は極力絞って深くやるべきです。

ただでさえ試験範囲が広いのに、教材まで広げでしまうと、全部が中途半端になってしまいます。

だいまつは、1次対策では、TACのテキスト、トレーニング(スピ問みたいなもの)、過去問5年分、答練、模試しか使いませんでした。それでも1次試験7科目で540点を取ることができています。

教材は可能な限り絞り込みましょう。

 

あれもこれもやりたくなる気持ちは分かりますが、限られた時間(せっかく確保した時間)内で、合格するためには、「やらないこと・諦めること」を決めること‛こそ’が重要です。

 

ボーナスタイムの直前期、「捨てることを決めて」効率アゲアゲで得点力を高めましょう。

 

 

 

✓原因3 過去問を「実力試し」に使っている

 

過去問は、自分自身の弱点を効率的に補強していくために最高の教材です。

であるにも関わらず、直近の試験問題は「実力試しをするために取ってある(やってない)」とか、書込みをすると「次に解くときに答えが分かってしまい勉強にならないから、書込みしない(きれいな状態のまま)」という受験生の方が結構おられます。

 

効率にもつながる話ですが、広範囲な1次試験で、過去問を毎回まっさらな状態から解いていたらいくら時間があっても足りません実力試しに過去問を取っておくなんていうのは、言語道断です。

 

自分が完全に理解できているところはどこか、以前に間違えたところ(理解できていない弱いところ)はどこかをすぐに分かるようにしておくことが大切です。

 

もし、過去問が‘さらぴん’の状態なら、書込みでデロデロにしてやりましょう!

 

・・・問題ページを汚すのが嫌なら、せめて解説ページにしっかりと、「理解できている選択肢と、理解できていない選択肢」を書き込んでいきましょう。

 

 

✓原因4 1次試験対策(全科目)の基本が「憶えること」だと思っていない

よく経営情報、経営法務、中小企業政策を「暗記三兄弟」みたいに表現しますが、もしかして試験対策上、暗記が重要なのが、この3科目だと思っているなら間違いです。

 

企業経営理論なら、組織構造・行動、労働関連法令、マーケティング、財務・会計のファイナンスやアカウンティング(勘定科目や仕分け、計算手順を憶える)、経済学も価格=限界費用=限界収入だとか、三面等価の原則とか・・・、ぶっちゃけて言うと、1次試験7科目の基本は「記憶すること」、「憶えること」です。

 

企業経営理論なら「言い回しが独特で難解」、財務・会計は、「素早く正確な計算が必要」、経済学は、「グラフなどからポイントを読み取り、結論を導き出す」という対応のし辛さ(特徴)ばかりに目が行きがちですが、大切なことは「ベースになる知識が頭に入っていること」です。

 

インプットができていないのに、アウトプットをできるはずがありません

 

もし、ベース作りができていないなら・・・、まだ57日あります。間に合います!

 

きゃしいの記事も参考(コチラ)に、知識の定着化に取り組みましょう。

 

 

✓原因5 テキストによるインプットを軽視している

テキストには、体系的に整理された情報が載っています

 

原因4で、1次試験は「憶えること」がベースだと書きましたが、「テキストなんて各科目の勉強を始めた時に読んだきりで、試験対策はスピ問や過去問だけを一生懸命やっている」というテキスト軽視の人が意外に多いように思います。

 

過去問の出題傾向などから、1次試験で重要となる知識領域はかなり特定されており、そのほとんどがテキストに記載されています。

 

なのに、こんな重要な教材をインプットに使わない人が多いのです。
(「時間がないこと」を理由に挙げる人も多いと思いますが・・・)

 

騙されたと思って、過去問で何度となく目にした頻出論点のところだけでもテキストを読んでみてください。「めっちゃ書いてるやん」とか、「なるほど~、そういうことだったのか~」という新しい再発見がきっとありますよ!

 

勉強を始めた当初よりもずっと頭に入ってくるのが実感できるはずです。

 

ちなみに、テキストは「全部をのっぺり読んではだめ」ですよ。なぜなら、あまり出てこない・優先度の低い分野や、頻出論点の周辺分野のことも書かれていたりするからです。

テキストを読むときは、過去問でよく出てくる分野を意識しながら濃淡をつけて読んでくださいね(過去問であまり見たことがないところ(優先度の低い分野)は、「サラ読み」で飛ばしていきましょう)。

 

 

✓原因6 計画を立てていない

最後の原因です。

 

皆さん、今年の1次試験日に自分が合格レベルの実力を備えるために、逆算をして学習計画を立てていますか

 

グサッと、ギクッとしたアナタ

 

大まかな計画もなく、その日暮らし的に勉強をしているなら、致命的ですよ!

 

効率や時間確保にもつながる話ではありますが、ちゃんとした計画がなければ、せっかく確保した時間や、揃えた教材が、無駄になります。

 

冬山登山に例えるなら、とりあえず「山に登るための休み(時間)」と、「装備(勉強道具)」は揃えた。しかし、「山頂のまでのルートは決めず、入山後はとりあえずなんとなく標高が高そうな方へ、その時々の気分で歩く」というようなものです。

 

・・・遭難必至ですよね?

 

冬山登山で遭難するのも嫌ですが、診断士試験で遭難していつまでも山頂(合格)にたどり着けないのも嫌ですよね?

 

めちゃめちゃ精緻な計画を作れ、といっているのではありません。

 

せめて、現在の過去問でのアウトプット状況(出来なさ加減から)、直前模試まではこの科目とこの科目を中心に勉強する、じゃあ具体的には今週は、来週は、模試の1週間前は、というように大まかなイメージを持って勉強すべきです。

 

そして、自分自身の理解度(過去問を解いたときの手ごたえ、模試の結果)などを踏まえて、計画を組み替えましょう。

 

是非、PDCAをまわしながら、1次試験本番に向かってくださいね!
(たった2ヶ月くらいの簡単な計画なら、いけますよね・・・?)

 

ちなみに計画の組み方に関する過去記事も参考になると思います(コチラ)。(ただ、ここまでやるのは大変ですが)

 

かなり長くなってしまいました・・・。

 

<まとめ>

試験まで57日もあります。まだ間に合います。

 

本日紹介した下記の6つの原因で思い当たることがあるなら、今から軌道修正して、ガッリガリの、ゴッリゴリの、バッキバキの、ボッコボコの、クッチャクチャに、吐血寸前まで自分自身を追い込んで、そして1次試験を通過してくださいね!

 

原因1 必要な勉強時間が確保できていない

原因2 効率的な勉強の進め方を分析していない
    ~「やらないこと・諦めること」を決めていない

原因3 過去問を「実力試し」に使っている

原因4 1次試験のベースは「憶えること」だと思っていない

原因5 テキストによるインプットを軽視している

原因6 計画を立てていない

 

 

5,000文字を越えてしまいました・・・。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

1次試験を突破して、道場の夏セミに参加し、そして2次試験を受けましょう(*^Д^*)ノ

 

以上、だいまつでした。

 

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みなさん、こんにちは
この度5代目執筆メンバーとなりました、まさや~ん@道場5代目です

素晴らしい先代たちのブログ記事をみると最初は未熟な記事になるかと思いますが、一歩ずつ成長を心がけますので末永くよろしくお願いします

この記事がデビュー作となるわけですが何を書こうか凄い悩みましたが、やはり最初は個人的に思い入れのあることを書こうと決めました

それはなにかというと・・・

「中小企業診断士試験は

事例4に始まり、事例4に終わる」

どんなに苦手でも事例4を攻略しなければ合格は遠いです

ですので、デビュー記事はどうやって事例4の得点を積み上げていくのかを題材にしようと思います!

↑の図が事例4の出題内容の全てです。

1.経営分析は必ずでる(最近はBS/PLの変化も)
2.CF計算書、CVP、NPVのどれかは頻出論点
3.個別論点は何がでるかは宝くじ

ちなみに出題割合は
経営分析:頻出論点:個別論点=1:2:1
の場合が殆どです。

それを踏まえて今度は↓のグラフ見てください

これは得点と平均、合格見込を個人的な主観で表したものです。
以上を含めて合格圏に入るには何を重点的に対策する必要があると思いますか??

1.経営分析は必ずです(最近はBS/PLの変化も)
2.CF計算書、CVP、NPVのどれかは頻出論点

この2つをまず対策して得点を積み上げることが重要です。

まず経営分析についてはルーティン化するのが一番です。
最初に事例4をやるとルーティン??なんて感じると思いますが、
演習を続けると一か月かからずルーティン化されてくるはずです。

==経営分析のオススメ過去記事一例===
【事例Ⅳ】鉄板得点源―経営分析を攻略 by イラサム
徹底攻略!!経営分析 by wacky
==========================

この経営分析をこなせるようになれば無事平均点一歩手前までいきます

次に頻出論点です、平均点を超えて合格レベルに到達するには

  1. CF計算

    ex.間接法、穴抜き問題(支払利息不明など)、引っ掛け勘定科目問題 etc…

  2. CVP

    ex.連立方程式、固変分解、感度分析、高低点法、経常利益/営業利益引っ掛けetc…

  3. NPV

    ex.拡張投資、取替投資、増分投資、デシジョンツリーetc…

の3論点ができる必要がありますが、

半分程度こなせば無事平均点確保
半分以上なら普通に合格ライン

というわけです 。実にシンプルです
(↑は2年通じての感触です、勿論言うまでもないですが出題内容によりますよ )

上記を踏まえて言い換えれば、

事例Ⅳで重点的に練習する必要があるのは実は頻出論点のみという事実

==頻出論点のオススメ過去記事一例===
個別計算問題対策#1:CVP分析 by ふうじん
個別計算問題対策#3: キャッシュフロー計算書 by ふうじん
財務会計:意思決定会計を得点源にする! by ふうじん
【財務・会計】アカウンティングの論点整理-1 by こぐま
Output学習(2/3) 財務・会計計算問題集を3回転 by ふうじん
==========================

最後に個別論点ですが、
ex.原価計算、為替、株価、経済的発注量、リスク、EVA、財務レバレッジ効果、キャッシュサイクル、専門用語関連etc….
と多岐にわたる出題範囲の中から宝くじあてにいきますか

するしないは個人の自由ですが、自分なら頻出論点を完璧にしてから個別論点の出題確率高い分野から勉強していきます
(多年度の方が勘違いしないように念の為書くと、1次試験の財務対策している方が当然できる個別論点は完璧にしておく必要はあります)

◆まとめ◆

1.経営分析は演習通じて力はつく
2.個別論点に手を出す前に、頻出論点を完璧に

みなさま体調不良にはお気をつけください、今絶賛ノロ感染中ですがこんなのにかかったら勉強どころではなくなってしましますので^^;



こんにちは、マイスターです!
これから道場4代目の一員として執筆させて頂きます。どうぞ宜しくお願いします !

合格体験記プロフィールはこちら。

 

そんな私も受験生時代は毎日のように一発道場ブログを食い入るように見ていました。

・どんな勉強法がいいのかな?

・どんな風に覚えたらいいのかな?

・試験に向けての気持ちの持ち方、アクセルを踏み方など、参考になる情報はないかな?

とってもとってもお世話になった一発合格道場なので大変恐縮ですが、ハッキリ言います。

「道場に答えを求めにくる」
→残念ですが事例はあっても答えはない。探しても探してもあなたにとっての“合格への答え”は見つからないでしょう。

「道場にヒントを求めにくる」
→ OK。でもヒントを自分なりに活用できないなら見に来ている効果は薄い。

 あくまで道場は学習設計、学習ノウハウの調達、学習の進捗管理のベンチマークとするなど、答えでなく、ヒントを探しにくる所と考えたい。

今の時期に、みなさんに大切なのは、自分で能動的に学習計画を立てて、毎日実施をして日々新しい知識をインプットして、アウトプットすること。

自分のプロセスを繰り返すことで、強固な知識の橋げたを作り、その「知識の橋げたの作り方のヒント」道場に探しにくるイメージを持ってもらえるといいと思ってます。

-学習設計どうしてますか?-

さて、本題。今日は学習設計についてです。まずは下記の図を参照。

もちろん学習設計が大切なことはわかっているはず。そして学習設計の考え方もひとそれぞれ。

では、学習設計って何を元にしてやっていますか??

 

-意外な”アレ”が診断士の勉強に似ている?-

そろそろ今年の就職活動戦線も本格化してきました。就職氷河期と言われて就活で疲れはてている学生も多いと聞きますが、昨今の景気動向は回復基調にあります。内定率が上がらない大きな理由として
①大手企業の外国人採用の拡大
②安定志向の蔓延で中小企業とのマッチング機会の減少
等が叫ばれています。「優秀な人材の採用」。これも大きな中小企業の大きな課題ですよね。

 

さて、その話題はさておき、恐らく就職活動を経験されている方はわかると思いますが、あなたが就職活動をしていた頃、
どんなことをしていましたか?

 

・・・思いだせない・・・という方も多いはず。

おそらく多くの方にとって「企業研究」「職種研究」「自己分析」「エントリーシート」「面接(対策)」などが就職活動に際して必要な活動でした。

(私も当時は必死で就職活動に取り組んだ思い出があり・・・)

 

でもこうして見てみると・・・

アレレ、なんかとっても中小企業診断士の試験とそっくり。そうなんです。似てるんです。

 

-今こそ「自己分析」のススメ-

特に今回触れたいのが「自己分析」。図で見ても「全て活動の土台」であり、「一番最初にやるべきこと」に位置づけられ、個人的にも自己分析はとっても大切だと思います。

 

この道場では過去に何度も伝えられていますが、

・試験範囲は想定ができ、受講形態は違えど学習内容は殆どの受験生が類似
・効率的にインプットをし、正確にアウトプットできた方が有利
・特別な発想をする人を合格させるのではなく、あたり前の発想をできる人を合格させる

といった中小企業診断士の試験特性を考えれば、やることはこの3つだけ。

 

①「自分が質を高められる方法で」
②「必要と思われる量の勉強を」
③「とにかく続ける」

 しかし、ここが一番の難しい所。

①    質を高めるためには「自分に合った勉強方法」が必要
②    量をこなすには「自分なりの学習時間と学習環境の確保」が必要
③    とにかく続けるには「高いモチベーションと、強い意志」が必要

 

これは就職活動でも一緒。自分という人間の特性や、自分の本当にやりたいことと
会社の理念、ビジョン、業種、職種は合っているかどうか。ここがマッチしていないと、そもそも採用されないし、
運よく入社してもミスマッチが発生しやすい。
だから自分自身をきちんと分析する、「自己分析」が入口であり、一番大切でもある。

 

今のあなたの状態は?

・今の勉強方法はあなたに合ってますか?勉強していて違和感はないですか?
・量がこなせる学習環境を作れてますか?
・学習の負荷をどう捉えてますか?コントロールできていますか?
・自分にとって意味あるマイルストーンを設定していますか?
・この勉強をしているモチベーションの源泉を認識していますか?
・今、本当にやるべき勉強はやりきれていますか?

自分の学習設計自分のマインドがイマイチ認識できていないな~、と感じる人はもう一度時間を取って「自己分析」
してみてもいいと思います。人間、自分のことを分かっているようで、実は意外とわかっていないもの。
自分自身の生活環境、仕事とのバランス、学習に対するノウハウの有無、モチベーションの水準などなど・・・・
早い時期に自分の外部環境と内部環境を分析して、自分なりの取り組み方やプロセスを固めていきましょう。

大切なのは・・・

「自分を知り、自分にあった学習設計をして、決めたら迷わず突き進む」こと。

(でも、柔軟に新しい情報に触れて修正していくのも一方で大切ですけどね) 

自分を知った上で、どう学習設計をするのかは、道場の記事合格体験記・未合格体験記はとってもとっても参考になりますので、
ぜひ色々情報を探してみて頂き、ヒントを得てみてください。

 

 

では、「今日も1日コツコツと」

マイスターでした。



こんばんは。ZonEです。

本試験に向けて、時計の針は刻一刻と進んでおりますが、やるべきことリストは順調に消化できていますか?

逆にリストの項目が増加中…」という悲鳴も聞こえてきそうですが、きちんと優先順位を付けて取り組んでいるなら心配ご無用得点に結びつく時間対効果の高い項目から消化しているのですから、本試験までにリストの項目を消化できなくたって、いい~んですっ。

目的と手段を混同せずに、一歩ずつ前進していきましょ~。

さて、ブログを読む時間も惜しいでしょうから、今日は軽めの話題でいきます。
塵も積もれば、大きなタイムロス

この時期、バイブルとして一番活用されているのは過去問題集だと思います。

ただでさえ時間が足りない時期ですから、以前にご紹介した過去問題集へのマーク方法についても工夫していただき、時間を有効に活用していただきたいところですが、この前T○Cの自習室で「うわぁ、こりゃ時間がもったいない…」という付箋(ポストイット)の貼り方を目撃しました。

横書きのテキスト(問題集の解説ページ)なのに、付箋を縦に貼ってるぅぅぅぅぅ

皆さんお気付きの通り、これでは、付箋が貼ってあるページを開いて、どこがポイントだったか認識するまでに、時間がかかりますよね。1ページの情報把握に必要な時間分のタイムロスです。

ということで、横書きのテキストには最低限、横向きで付箋を貼ってくださいね。

「んっ?最低限ってどうゆうこと?」と思ったあなたに、この時期だからこそオススメな方法をご紹介させていただきます。

この時期なら、付箋を貼っているポイントも相当少なくなっているハズです。数ページに1箇所有るか無いか…といったところでしょうか?

であれば、思い切ってページの角を折っちゃいましょう

こうすることで、注目したい部分を行ではなく点でとらえることができます。横向きに付箋を貼っても発生する、1行の情報把握に必要な時間分のタイムロスすら防ぐことができます。さらに、付箋を持ち歩く必要がないので、通勤電車などでもマーク可能です。

もちろんデメリットとして、

  • 本が汚れる(折り目がついて汚い)
  • 1ページに2箇所以上ポイントがあると困る
  • ページの裏表で合計2箇所以上ポイントがあると困る

などがありますので、状況に応じて付箋を使うケースと使い分けていただきたいのですが、選択肢の1つに加えていただければ幸いです。
折り目を付けたり、マークをしたり…と問題集はどんどん汚していきましょう

それでは、今日はここまで。
by ZonE



皆さん、こんばんは。ZonEです。

診断士試験まで、あと110日。学習は順調に進んでいますか?

予備校の学習も、もうすぐ1順目の7科目が終わるようですね。いよいよ本試験に向けて、7科目分の学習を同時進行的に進めなければならない時期も迫って来た…といったところでしょうか。

でも、仕事が忙しいビジネスマンにとって、7科目を並行学習するのに十分な時間を確保することは非常に難しいと思います。

そこで、今回はスキマ時間の活用法についてお話させていただきます。

 
通勤にかかる時間は電車内だけにとどまらない

えー、いまさらスキマ時間の活用法?そんなの、とっくに取り組んでいるよ~」とがっかりする声が聞こえてきそうですが、さすがに私も「通勤電車の中でテキスト読みましょ~」といった、誰でもやっているようなことをお話するつもりは毛頭ございません。

自宅から職場への通勤時間に関して、電車内での時間は一部の要素にしか過ぎません

通勤時間には電車内での時間以外にも、自宅→駅や電車→電車の乗り換え、駅→会社などの徒歩移動時間が含まれています。この徒歩移動時間まで有効活用できている方は意外と少ないようですが、塵も積もれば…で無駄にするのは勿体ないです。

「でも、徒歩移動中に本とか読めないし…。読めたとしても他人とぶつかりそうで危ないし、そもそも恥ずかしいじゃん!!」はい。その通りです。たしかに、徒歩移動中に視覚による学習は適しません。でも、聴覚による学習ならどうですか?

例えば、Webダウンロードフォロー教材をiPodに入れて聴いたり、テキストの音読をボイスレコーダーで録音したものを聴く程度であれば、徒歩移動中でもスキマ時間を有効活用できます。(ただし、集中して聴き過ぎて他人にぶつかる…ようなことが無いようにご注意ください。)

また、通勤電車が激混みで本を開くスペースを確保できない…という方も、耳からの学習なら余計なスペースは不要です。

なお、蛇足ですが、電車内のスキマ時間に使用する学習教材についても

携帯性:すぐに取り出せる
検索性:すぐに前回の続きから始められる
記録性:再学習する必要があるものにすぐに印が付けられる

を満たすものをご用意することを、私はオススメします。

 
昼休みは弁当を食べ終わる前から

昼休みに弁当を早く食べて、残った時間で勉強する…といった方も多いかと思います。

では、弁当を食べている時間は…本当に有効活用できませんか?

「何かを読みながら弁当を食べるなんて、お行儀が悪い!!」と叱られてしまいそうですが、弁当を食べている間も耳からの学習なら違和感なくできるのではないでしょうか。

まぁ、「食事ぐらいはゆっくり味わいたいよ…」という方も多いでしょうから無理にとは言いません。

「やる時はやる」「休む時は休む」とメリハリを付けることも大事です。重要なのは、「耳からの学習も可能だけど、あえて休んでいるんだ」という意識を明確に持つことで、休みの質を向上することだと思います。

 
まとめ

…とまぁ、昨年たまたま運良く合格できただけなのに、またしても上から目線で記事を投稿してしまいました(いつも反省してます。スミません。)。

お伝えしたかったのは、スキマ時間を活用しているつもりでも、まだまだ改善の余地があるかもしれませんよ…ということです(私自身もまだまだ発展途上なので、偉そうなことは言えませんが…。)。

昨年は、我々も皆さんと同じように手探りで学習方法について試行錯誤を繰り返してきました。スキマ時間の活用法としては、トイレにトレーニング小冊子を持ち込んで妻に怒られたり…と色々ありましたが、今思い返せばそれも良い思い出です。

そんな経験から「こんなブログがあったら少しは楽だったのに…」という想いで本道場ブログを立ち上げたわけで、少しでも受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

その想いの延長として、学習方法などに関するお悩み相談や質問に直接対応できる場を設けたい…という話が道場メンバー内で沸き上がり、下記のように道場のオフ会を開催することになりました。まだ定員まで若干名空きがあるようなので、ご興味のある方はぜひぜひご参加ください

☆★☆★☆★ ☆★ ついに開催決定!! ☆★☆★☆★☆★
道場オフ会を開催いたします!
日時: 5月2日(日)18時開宴
場所: 東京駅八重洲口付近の居酒屋
会費: 実費 (4,000円程度を想定)
定員: 先着15名様 (定員になり次第締切)
申込: webmater@rmc-oden.com にエントリーして下さい
今年のTACの「合格体験談」の執筆メンバー多数来場!
ストレート合格の秘訣を盗んじゃってください!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

by ZonE



こんばんは。ZonEです。

昨日の投稿で、ハカセが自習室活用のススメについて触れていましたが、私も自習室にはよく通っていました(特に2次対策に入ってからの休日)。

緊張感もさることならが、他資格も含め一生懸命頑張っている受験生の方々から刺激を受けることができるので、活用できる方はぜひ一度足を運んでみてください。

 
■ 模擬試験をどこで受験するか? ■

ちょっと先の話になりますが、6月の中旬~7月上旬にかけて大手予備校では1次試験の模擬試験が実施されます。例えば、TACでは6/27(土),28(日)の2日間にわたり1次公開模試があります。

さて、この模擬試験、皆さんはどこで受験しますか?

この道場の読者であれば、さすがに自宅で受験…という方はいないとは思いますが、特に意識しないと普段通学している校舎で受験してしまいがちです。

別にそれでも構いませんが、逆算して考えた結果ですか?

ハカセも書いていたように合格するために何をしなければいけないのかから逆算して考える」ということは非常に重要です。

模擬試験の意義が、本試験の予行演習や課題発見にあるのなら、なぜ「自分のテリトリーで受験する」という結論を下すのですか?

慣れない場所で受験できるメリットを考えれば、他校舎への移動にかかるコストなんて安いものです(特に首都圏にお住まいの方)。ちなみに私はTAC校舎ではなく御茶ノ水のスター研修センターで受験しました。今年はフォーラム8(本試験でも使わる会場)でも受験できるようなので、こちらもオススメですね。

まぁ結果的には、そこまでする必要は無かったかも…という気持ちはあるのですが、模試を受ける場所を選ぶこと1つを取っても、「理論武装」を経た上で決めていただきたいと思います。

他にも、「試験直前の休憩時間に何をチェックするか?」とか「昼食には何をどれくらいの量食べるか?」などきちんと意識して模試に臨んでください。小さなことの積み重ねが、大きな差になりますので、模試を受ける前までに色々と考えてみてください。

 
■ オマケ ■

中小企業診断士に同期で合格した14人が「合格者が伝える中小企業診断士試験突破のノウハウ」というブログを立ち上げましたので、ご紹介させていただきます。

14人がそれぞれの受験経験をもとに各自のノウハウを受験生に提供する…とのことなので、ぜひ一度覗いてみてください。

また、4/29(祝)に無料セミナーも開催するようなので、ご興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか?

 
by ZonE



こんにちは。 ハカセです。

4月になりましたね。一次試験まであと124日。皆さん、勉強は順調に進んでいるでしょうか?

唐突ですが、皆さん、どこで勉強していらっしゃいますか?

  • 自宅
  • スタバなどのカフェ
  • 図書館
  • 会社
  • 自習室

様々だと思いますが、この中で受験勉強をするのに最適なところはどこだか分かりますか?

 「え? 勉強する場所に効率の良し悪しはないでしょ? 好みの問題では?」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、それはある意味当たっています。「自宅の自分の机じゃないと集中できない」という人もいれば、「スタバなど周囲のざわめきの中でこそ集中できる」という方もいらっしゃるでしょう。

でも、題意を取り違えないでください (二次試験で重要な論点です)。それはボクの問いの答えになっていません。僕は「集中できる場所」を聞いているのではありません。「勉強に最適なところ」、しかも「受験勉強に最適なところ」を聞いています。

答えは、ずばり。自習室です。

ボクは、心の底から自習室での勉強を勧めます。その理由(ワケ)をご説明。

  1. 目的に合致した選択肢かどうかを確認
    確かに、スタバなどのお気に入りのカフェで、好きな飲み物を飲みながら、好きな音楽を聴きながら勉強するのは確かに心地がいいかもしれません。でも、忘れないで下さい。何のために勉強しているのですか? 「心地いい感触を味わうため」ですか? 「合格するため」ですよね? であれば、「合格するための学習環境」を考えた上で、カフェでの勉強という選択肢を採っていますか?
    「カフェの方が集中できて効率が上がるからカフェでやっている」のなら、後述する理由で、それはアリだと思います。でも、それはあくまでも基礎学力養成過程、INPUTの段階だからこそ、アリだということは認識しておいてくださいね。
    一方、「何とかくカフェがいいと思ったから」「他に場所が無かったから」という理由ならば、もう一度「合格するための勉強場所」という観点から考え直してください。
  2. 緊張感を維持
    何故、数ある場所の中から敢えて「自習室」を勧めるかというと、周りが受験生ばかりだからです。一度自習室で勉強してみて下さい。周りが受験生ばかりなので、教室に緊張の糸がピーンと張っています。こんな中では、怠けて中途半端な勉強は出来なくなります。実は周りは他の資格の受験生だったりするのですが、そこを敢えて「みんな仮想ライバルだ!」と、気合を入れなおして勉強することが出来ます。こうすることによって、学習に対する姿勢も能動的になり、道場が提唱する ストイック学習法 が可能になるのです。図書館もアリかもしれません。でも、図書館に来る人は必ずしも受験生ではありません。周りが100%受験生という恵まれた環境は、自習室以外ないのです。
  3. アウェイな雰囲気に慣れる
    実際の試験会場では、何が起こるか分かりません。試験日は真夏なので室内が蒸し暑いかもしれません。逆に冷房が効きすぎて寒いかも。隣の人は貧乏ゆすりをする人かもしれません。消しゴムを派手に消す人かもしれません。自分のお気に入りの居心地のいいカフェでは味わえない、アウェイな雰囲気を、自習室では味わうことが出来ます。
    「そんなこと言って、勉強の効率が落ちてしまっては元も子もないじゃん」という方、確かにその通りです。ですからINPUT学習の時は、自分の気に入ったところで、集中できる環境で勉強してください。でも、OUTPUTは自習室で行うことをお薦めします。いくらホームで気分よく問題が解けても、それは結果にはつながりません。慣れないアウェイな環境で実力を発揮してこそ、本番で使える実力になるのです。しかも、自分で時間制限をつけてやるとより効果的だと思います。OUTPUTは時間を計りながら自習室で行う。忘れないでくださいね
  4. 「理論専用自習室」なら集中できる
    TACの自習室を利用された方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。ご存知の方も多いと思いますが、TACの自習室、結構混雑しています。特に土日は10時を過ぎると満席状態。特に公認会計士・税理士などの会計系資格の受験者が多いですよね。中小企業診断士というカテゴリの中ではTACは最大手ですが、TACの中では診断士は残念ながらマイナー資格です。そんな会計系資格受験生の特徴は電卓。ものすごく早く打ちますよね。ものすごくうるさいですよね。そこで重宝するのが「理論専用自習室」。ここでは電卓が使用禁止になっていますから、比較的静かな環境で自習に臨むことができます。
  5. モトを取る!
    そもそも、皆さんはTACに前金で受講料を払っているのです。TACが提供してくれる全てを余すところなく使わないとモッタイナイ! ボクはTACに支払った約25万円の内、講義と講師に10万円、テキスト・答練・模試などの印刷物に5万円、自習室に10万円の価値があると思っています。世の中で自習室を探すと、月8000円ぐらいかかるみたいですからね。朝7時から、夜22時まで居続けても追加料金が一切不要のTAC自習室、使わないと損以外の何物でもありません!

自習室の効用、ご理解いただけたでしょうか。

忘れないで頂きたいのは、「出来ることから手をつける」のではなく、「合格するために何をしなければいけないのかから逆算して考える」という考え方そのものの転換です。

目標は? → 今年必ず合格すること!! → そのためにどうする? → 自習する! → どこで? → 自宅では甘える → カフェでやる? → カフェでも甘える → じゃあTAC自習室? → ちょっと遠いけど? →  平日はカフェ。休日は合格のために多少遠くても TAC自習室に行くしかない!!

受験生の皆さんには、上記のような「理論武装」を経た上で、勉強場所を決めて頂きたいのです。たかが勉強場所、されど勉強場所です。ほんの些細なことかもしれませんが、そういうことにこそこだわって、合格に向けて一直線で突っ走って頂きたいと思います。理論武装の結果、近所のカフェでやることにしたのなら、何の文句もありません。でも、必ず上記の検討プロセスを経てください。それが ストイック学習法の第一歩です。

受験生の皆さんのご健闘をお祈りします。

by ハカセ



こんばんは。ZonEです。

昨日はアックルさんにゲスト出演していただきました。

合格してからアックルさんをはじめ、色々なストレート合格者とお話する機会があったのですが、どなたも自分で仮説を立ててそれを検証しつつ、自分に最適かつ効果的な勉強を探っている点は共通だなぁ…と感じました。

この仮説検証プロセスを経ているからこそ、自己暗示やプラシーボ(偽薬)効果も相まって、効率的な学習ができ、結果として合格という栄冠を勝ち取ったのだと思います。

ということで、今回は敢えて4人の相違点を探り、憧れつつも朝型になれなかった私の学習スタイルについて、ちょっとだけお話したいと思います。

 
■ 朝型=できるビジネスマン? ■

朝型…流行ってますよねぇ。出社前に勉強したり体を動かしたり…いかにもデキるビジネスマンといった感じです。格好良いです。憧れます。…できれば私も朝型人間になりたかったです。

でも、自分には合わなかったんです。そりゃ、2~3日なら朝早く起きることはできましたよ…。でも、ストレスが溜まるだけで、全然勉強効率上がらなかったんです。

なので、開き直って夜型を肯定することにしました。色々な理由をつけて。

 
1.記憶系勉強は寝る前が効果的

用語や数値などを記憶するには、寝る前に覚えるのが効果的…という説があります。夜型であれば、自然と寝る前に記憶することになるので、効率的に記憶することができます(…と自己暗示をかけていました)。

2.脳が疲れた状態で問題を解く練習を積む

実際の試験は、1日に4科目/4事例を解かなければなりません。つまり、ほとんどの科目/事例に、脳が疲れた状態で臨まなければならないのです。だったら、朝 頭がスッキリした状態で問題を解くより、仕事で頭を使って疲れ果てた状態で問題を解いた方が、ある意味トレーニングになる…と自分に言い聞かせてました。

 
■ 自分に合った学習スタイルが一番 ■

結局のところ私が思うのは、朝型と夜型どちらが良いか?…という話はどうでもよく自分にとって適している方法を見極めることが重要だということです。

その上で、何かしらの理由をつけて自分の勉強法を肯定することで、自己暗示をかけて、学習効果を高めることが大事だと思います。

自分なりの仮説検証を繰り返すことで、あなたに適した方法を模索しつつ、引き続き頑張ってください。

 
 by ZonE



皆さん、こんにちは。ハカセです。

この道場は、JC ・ふうじん ・ ハカセ ・ZonE の4人で輪番で執筆しています。

この4人は1次試験の頃から、あるいは2次試験の頃からの「戦友」ですが、それぞれの勉強方法についてお互いが熟知していたわけではありません。しかし、4人でTACに合格体験談を語りに行ったりしている間に

「あれ? その勉強方法、オレと一緒なんだけど?」eye

ということが、驚くぐらい符合したのです。そこで、

「初学者ストレート合格者4人が同じ勉強方法を取っていたのは
偶然ではないはず!」upwardright

「であれば、僕らの勉強方法はきっと受験生が
『なるほど』と思ってくれるはず!」punch

と思い、この道場を「開設」することになったのでしたflair
(我々の基本理論は こちら

ですから、4人で輪番でエントリーを書いていますが、実は打ち合わせを全くしていません。他の3人が何を書くか、その日まで知りません(笑)。にもかかわらず、4人が言っていることが何となく筋が通っているというところが不思議なところです。

しかし。この4人の勉強方法が、「合格するための唯一の勉強方法」というわけでは決してありません。他にも勉強法はあるはず。そこで、今回はゲストに登場してもらうことにしました。

有名ブログ「良いパパしながら中小企業診断士を1回で合格目指す」の著者・
アックルさん です。bell アックルさんは、2008年11月から学習を開始した「DVD講座」での受講生です。

我々と502のオフ会、TACの合格祝賀会などを通して知り合った アックル さんの「勉強方法」は、我々の理論とはちょっと違うものでした。まずはご覧あれ。

1.新科目&既習科目の「6:4ルール」

私の1次の勉強法をお伝えします。TACでは1次科目を4回転学習するやり方でしたが、私の勉強法は「6:4ルール」です。

基本講義のときは、新しい科目に進んだ場合、その科目ばかり勉強するのが通常のやり方だと思います。しかし、私の場合は、必ず既習科目の復習を毎日行ってました。つまり、1日の勉強のうち 6割は新科目の学習、4割は既習科目の復習 に充ててました。

具体的には、基本学習から試験直前まで私は1日に必ず3科目を学習していました。基本学習(tacでいう一回転目)のときは、1日の勉強時間のうち、新科目を1.5時間、他の2科目を30分ずつ、といった感じです。ですから「6:4ルール」です。ちなみに土日の場合は1日に4~5科目は勉強していました。

この勉強法は科目が進めば進むほど 正直辛いsweat02のですが、直前答練に入った頃に、大きな効果が発揮できました。常に復習をしているので、7科目全てが記憶に定着していますし、再度忘れてもすぐに覚え治せました。ですから実力完成答練では514点も取れました!

私は記憶力にあまり自信がないので、この勉強法を生み出しました。でも、財務が得意だったおかげで5月まで財務は答練以外はほとんど勉強せずに済んだから、できた勉強法なのかもしれません。(※ ちなみにアックルさんは簿記1級保持者です)

2.音声ダウンロードの1.5倍速活用

また、TACの講義は私は音声DLで学んでいましたが、1.5倍速で聴いていたので1コマ当たりの時間をかなり短縮できたので、効率的に学習できました。ただし、

  • やや早口の遠藤先生は1.5倍速でギリギリ聴き取れましたが
  • 超早口の高畑先生は1.5倍速では厳しかったので1.2倍速で設定しました

1.5倍速だと、「聞き漏らすまい」という意識が働き、通常速度より集中して聴くことができました。また、通常速度で1回講義を聴くより、1.5倍速で2回聴いた方が記憶に残りやすいと思います。もちろん全ての講義を2回も聴くことはしませんでしたが、理解できなかった回などは2回聴きました。

この勉強法はお勧めです!

うーむ。非常に深いですね。正直、我々の提唱する「橋げた勉強方法」とは対極の勉強方法だと思います。確かに、この時期からラストスパートで一発逆転baseballを狙う方は、アックルさんの勉強法を採らないと難しいかもしれませんね。

このように、同じストレート生でも勉強方法は様々です。皆さんそれぞれに合った勉強方法を早く確立してくださいねっ!delicious

ちなみに、アックルさんは今回はゲストとしての登場でしたが、今後は道場のコアメンバーとして参加していただく予定です。DVD生ならではの勉強方法やモチベーション向上策が聞けると思います。楽しみにしてくださいねup

by ハカセ



こんにちは。ZonEです。

中小企業診断士試験の受験生は、大多数が忙しいビジネスマンです。
必死の思いで確保した貴重な勉強時間をできるだけ効率的に使って、
費用(時間)対効果の高い学習ができるか」が合否の決め手になります。

そこで今回は、1次試験の過去問題集へのマーク方法
についてお話したいと思います。


過去問題集は汚してナンボ

皆さんは過去問題集に何か書き込みをしていますか?
・問題を解いて、正解/不正解だったらマークしている
・最後の2拓で迷って正解した問題を区別してマークいている
・問題を解いた回数を「正」の字で記録している
など問題(設問)単位でのマークについては、ほとんどの方がしています

しかし、問題を構成している選択肢については、
・過去問は繰り返し解くものだから
・次回解く際に邪魔になるから
などの理由でマークをしない方が多いようです。

また、せっかく選択肢にマークしていても、不正解の場合は次回解くために
選択肢に付けたマークを消してしまう方も多く見受けられます。

はっきり言って、もったいないです。

私は、「時間短縮/効率化」と「底力UP」の2つの観点から、
選択肢にマークを付けて残しておくことを強く推奨します。

選択肢につけるマーク自体は、極めてシンプルで
1.自信を持って正しい選択肢として判断できたもの
(例:○)
2.自信を持って間違った(正しくない)選択肢として判断できたもの
(例:×)
3.正しい選択肢か間違った選択肢かの判断に苦しんだもの
(例:△、何も書かない
が一目で分かるようにア~オの選択肢にマークしておくだけです。

私は、3について答練や模試、本試験では「△」でマークしていましたが、
過去問題集へは2回目以降に解くことを考えて
「何も書かない/無印」でマーク
(?)していました。

 
時間短縮/効率化

では、なぜ選択肢にマークしておくことが「時間短縮/効率化」
になるのでしょうか?

例えば、ある問題(正しいものを選択する5拓問題)を解いて
・アとエは明らかに間違っている選択肢として判断
→×をマーク
・イとウとオは正誤の判断がつかない
→何も書かない(無印マーク)
・イとウとオの中ではウが一番正しそう
という流れで、ウを解答したら答えはオで不正解だったとします。

不正解だった問題なので、後日再チャレンジすることになりますが、
選択肢にマークをしていた人はマークをしていない人に比べて
約40%の時間短縮が可能
です。

選択肢にマークをしていない人は、再チャレンジ時にもア~オの選択肢
を吟味する必要があります。今回も当然アとエの選択肢は明らかに
間違っている選択肢と判断するでしょうが、
この2つの選択肢を読んで判断する時間はハッキリ言って無駄です。

一方、選択肢にマークをしている人は、再チャレンジ時には何もマーク
が付いていないイとウとオの選択肢だけ吟味すれば良いので、
アとエの選択肢は読む必要がありません。
3つの選択肢だけ読んで判断すれば良いので、
時間短縮/効率化が図れる
わけです。

なお、再チャレンジ時にイとウとオの選択肢を吟味して
・イは明らかに間違っている選択肢として判断できるようになった
→×をマーク
・ウとオは正誤の判断がつかない
→何も書かない(無印マーク)
・ウとオではウの方が正しそう
という判断でウを解答して、また不正解だったとしても、イのマーク
が増えているので次回は2つの選択肢だけ吟味すれば良いわけです。
(△マークだとイの選択肢の△を消して×を付けなければいけない
ので、無印マークの方が若干効率的です。)

 
底力UP

過去問を解いていると、
・最後の2拓まで絞れたが決め手に欠け、一方を選んだら正解だった
・誤りを選ぶ問題で、明らかに間違っている選択肢が1つあり、
 それを答えたら正解だった
といったケース、言わば「出来ちゃった問題」が多々あります。

全ての選択肢にハッキリとした判断ができ(選択肢全てに○か×が付いて
いる状態で)正解したケースと「正解した」という点では同じなのですが、
過去問を骨の髄までしゃぶってやろう」と考えるなら、
この「出来ちゃった問題」にもきちんと向き合う必要があります。

この場合も過去問題集の選択肢にきちんとマークしておけば、
・結果として正解した問題でも、迷った選択肢のみを再度吟味できる
だけでなく、
・(誤りを選ぶ問題で)明らかに間違っている選択肢以外についても
 正しい選択肢として判断できるようになるまで、トレーニングできる
といった効果も期待できます。

本試験では、過去に出題された問題で正解として選ばれなかった選択肢
に関する論点
少し形を変えて再度出題されるケースも見受けられるので、
正解以外の選択肢についても
・「どうして正しいと言えるのか?」
(正しい選択肢:誤りを選ぶ問題)
・「どこが正しくないのか?」
(誤り選択肢:正しいものを選ぶ問題)
・「どこを変えると正しい選択肢になるのか?」
(誤り選択肢:正しいものを選ぶ問題)
といった観点から学習されることをおすすめします。

選択肢にきちんとマークを付けることで、底力UPを図ってください。

 
まとめ

たかが「過去問題集へのマークの付け方」と思う方もいらっしゃるとは思い
ますが、小さな効率化の積み重ねが大きな成果を生むのも事実です。

限られた学習時間でより高い効果を上げるためにも、
ぜひ一度お試しいただければ幸いです。

by ZonE


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