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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」の平成30年度事例Ⅲをお届けします。
本記事では、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。
この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、、、、、切り捨て御免! (^^;

尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅲ

平成30年度の事例Ⅲは第1問~第5問までの全5問。配点は各20点ですので、いつも通りに一つは大外ししてしまうと仮定して「15点×4問+5点=65点」くらいの得点イメージを持っておきます。

※本記事は、平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1問(配点20点)
顧客企業の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、C社の業績は維持されてきた。その理由を述べよ。
【出題の趣旨】
C社のこれまでの事業や立地環境の推移を把握し、顧客生産工場の海外移転などの経営環境にあっても業績が維持されてきた理由を説明する能力を問う問題である。

設問は「C社の業績が維持されてきた理由」を述べよ、とありますので、「理由は①~、②~である。」というフレームでわかりやすい解答を目指したいですね。
また、出題の趣旨には「これまでの事業や立地環境の推移を把握し」とありますので、「事業の推移」「立地環境の推移」の視点からの分析が求められています。 文字数も80字ですので、2つの解答要素から構成したいところです。
まずは10代目最高得点のぐっちです。

ぐっち(72点):
理由は、①金型設計・制作部門を持ち、資格取得者の養成とOJTによるスキルアップで技術力を強化、②工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発を実施したため。

①技術力強化に加えて②工業団地の活用にまで触れられています。ただ、残念なのは「金型設計・製作から成型加工までの一貫体制」について触れられていないことです。ここにも触れている第1問のベストアンサーがこちら。

かわとも(49点):
理由は①金型設計・製作・成型加工の一貫体制と高い加工技術力、高度な成型技術を活用し、顧客企業のコスト削減を実現し②工場団地の中小企業と助け合ってきたため。

総得点はちょっと心配な点数ながらも、第1問は抜群の編集能力で必要な要素を網羅しています。

先日行いました勉強会では、多年度受験生のお二人が「第1問ではC社の強味を聞かれ、第5問でC社の強味を活かした成長戦略について聞かれますので、第1問は解答要素だけを書き出したところで止めておき(解答用紙には記入せず)、第5問を終えてから(第5問との整合性を踏まえたうえで)第1問を解答するようにしています。」と言っていました。

なるほど、鋭いですね。勉強会の場でも共有しましたが、素晴らしい方法だと思いますので、こちらでも共有させていただきます。
確かに2つの解答要素を期待されている設問で、片方しか解答できないと半分を超える点は取れませんので、第1問で点数を伸ばす良い方法だと思います。

第2問(配点20点)
C社の成形加工課の成形加工にかかわる作業内容を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を述べよ。
【出題の趣旨】
C社成形加工作業者の一日の作業内容を分析し、作業方法に関する問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

第2問はマンマシンチャートの読み取りから解答させる問題です。この絵を見た瞬間、「わざわざ拡大してあるのだからこの中(段取り作業)にひとつ解答要素があるな」と思いましたし、120文字なので「拡大していない部分にも問題があるな。問題で30文字×2、改善策で30文字×2だな」と思いました。

さて、10代目のベストアンサーはこの方。

どいこう(53点):
①昼休みに2機とも待ちとなり非効率である。成形機2を先に稼働すれば午前中に2回目の加工を開始できる。② 段取り作業が非効率である。機械稼働中に次の製品の金型と材料を準備しておけば段取り作業を短縮できる。

難しい言葉は使っていませんが、「段取り時間の長さ→外段取化」「昼休みの不稼働→成型機の作業順の変更」という問題点を見事に指摘し、その改善策もビンゴです。素晴らしいですね。

第3問(配点20点)
C社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移を分析して、C社の生産計画上の問題点とその改善策を述べよ。
【出題の趣旨】
C社の生産計画策定方法と製品在庫量の推移を分析し、生産計画上の問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

第3問は在庫管理からの出題です。「生産計画策定方法(与件文9段落)と製品在庫数量の推移(図1)を分析して」、「生産計画上の問題点」を指摘します。第3問も120文字ですので、問題が2つ、改善策が2つになると思います。

なおさん(69点):
問題点は①生産間隔がバラバラで在庫があるのに生産し最大在庫量が多いこと②ロットサイズが5日分と大きいことである。改善策は①ロットサイズに合わせて生産間隔を一定にし最大在庫量を一定にすること②ロットサイズを小さくし在庫量を削減することである。

課題は「ロットサイズが大きいこと」(与件文に記載あり)と「生産間隔が定まっていないこと」(在庫数推移のグラフから読み取り)の2点だと思います。日本語はこなれていませんが、この課題2点に言及できていた解答は私だけでした。

ロットサイズを小さく:いよっち、ぐっち、かわとも、makino
生産サイクル:どいこう

わざわざ提示してあるグラフから課題(生産サイクルを整える)を読み取れたのは私とどいこうだけでしたね。例年よくあるパターンの「生産計画の短期化」に言及した人も3名いましたが、生産計画周期を短くしても「ロットサイズに合わせた生産サイクル」にしないと問題は解決しませんので「生産計画の短期化」は誤りだと思います。(補足:生産計画は週次のまま、ロットサイズは3,000のままでも5日置きに生産すれば最大在庫量は押さえられます)

勉強会の場では、「グラフには縦軸と横軸がありますよね。グラフ全体を見るのではなく、縦軸側で問題点はないか、横軸側で問題点はないか、という風に異なる二つの視点で見てみてください。横軸側の視点で見れば生産間隔が4日、7日、4日とバラバラになっていますので“生産計画時にあんまり考えてないな”ということが見えてくると思います。」とお話させていただきました。「グラフは縦軸、横軸で別々に検討する」は使えそうな気がします。

第4問(配点20点)
C社が検討している生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を述べよ。
【出題の趣旨】
C社の生産職場の状況を把握し、生産管理のコンピュータ化を進めるために必要な事前整備内容について、助言する能力を問う問題である。

設問は「事前に整備しておく内容を述べよ」とありますので、生産管理のコンピュータ化の前に行っておくべき課題を与件文から探します。14段落に「現在、生産管理のコンピュータ化を進めようとしているが、生産現場で効率的に運用するためには、成形加工課の作業者が効率よく金型、材料などを使用できるようにする必要があり、そのためにデータベース化などの社内標準を検討中である」とありますので、目的である「成形加工課の作業者が効率よく金型、材料などを使用できる」為の施策を提案する必要があります。こちらも「効率よく金型を使用」「効率よく材料を使用」の2つの要素から構成します。

なおさん(69 点):
成型加工課の作業者が効率よく金型・材料を使用できるように事前に①顧客支給品も含め全ての金型に社内統一した識別コードを付け置き場も定めること②仕入先に材料倉庫内の納入位置を指定すること。以上の情報を社内標準としてDBで一元化・共有化すること。

ぐっち(72 点):
事前の準備は、作業者が効率よく金型・材料を使用できるように、①金型の置き場を整理し統一した識別コードを付け、②材料の納品位置を固定し、③DB 化で情報を一元管理し、④従業員がリアルタイムで情報共有できるようにし て、生産管理に活用可能とする。

10代目のベストアンサーです。
二人とも「金型に統一した識別コード」「材料の納品位置を指定」と与件文の問題点を課題に転換し、鉄板のクロージングワードである「DB化」「共有化」で結んでいます。

いよっち(56点):
C社は①顧客支給を含む金型の社内統一した識別コード②設計情報や製品図面のライブラリ化③作業者の標準作業時間の測定④標準化・マニュアル化した段取り替えの作業方法、等を事前に整備し、生産計画・生産統制のコンピュータ化を進める。

モリモリ君のいよっちです。①で「統一識別コード」に触れられていますが、②、③、④は「成形加工課の作業者の効率」にはあまり関係ありませんので、加点はないかと思います。また「材料探し」の課題には触れられていません。

makino(40点):
整備すべき内容は①金型に社内統一コードを付与する事②金型の置き場を見える化する事③材料の納品情報と置き場の管理④段取り替え作業の所要時間とスケジュール⑤段取り替え作業のスケジュール。以上を準備する事で、コンピュータ化による効率的な運用を行う。

makinoもモリモリ君でした。①、②、③は問題ありませんが、④、⑤は段取り替えが気になっちゃったみたいですね。(^^;
あ、でもそこそこ点は入っていると思います。

第5問(配点20点)
わが国中小製造業の経営が厳しさを増す中で、C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、中小企業診断士として助言せよ。
【出題の趣旨】
C社の経営環境と事業内容の現状を把握し、立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、助言する能力を問う問題である。

設問要求は「今後の戦略について助言せよ」です。「立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための戦略」を問われていますので、「立地環境を生かした高付加価値戦略」、「経営資源を生かした高付加価値戦略」の2つの側面から回答を構成する必要があります。
最初に目につくのは8段落にある「インサート成形技術」でしょう。インサート成形技術は、まだ「古くから取引のある顧客企業の1社からの受注に成功」した段階ですが、「顧客企業の工程数の短縮や納期の短縮、そしてコスト削減も図られる」技術ですので、高付加価値での受注が可能であり、今後さらに多くの企業への導入が見込まれます。こちらはC社の経営資源(技術資産)に関する戦略になります。
次に立地環境ですが、C社が立地する工業団地は、3段落目に「金属プレス加工、プラスチック加工、コネクター加工、プリント基板製作などの電気・電子部品に関連する中小企業が多く立地」していますし、6段落目には、大手企業の海外進出に伴う経営難に遭遇した際には「工業団地組合が中心となり、技術交流会の定期開催、共同受注や共同開発の実施などお互いに助け合い、経営難を乗り越えてきた」とありますので、この工業団地組合活動は今後も引き続き高付加価値化戦略に活かしていけると思われます。

ぐっち(72点):
今後の戦略は、①工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発・受注を推進、②インサート成形の技術で顧客企業の納期短縮・コスト削減を訴求し、③生産管理のコンピュータ化でJIT化し短納期化・小ロット化の顧客要望に対応し、高付加価値化・販路開拓。

10代目のベストアンサーは、ぐっちです。「インサート成形」と「工業団地の立地」に加えて、第4問の「コンピューター化」まで要素にしています。いやぁ、さすがにそこまでは気が付かなかったな。(^^;
ぐっちの前ではややかすんでしまいますが、「インサート成形」と「工業団地の立地」を丁寧に解答に盛り込んだお二人がこちら。

なおさん(69点):
今後は①顧客企業の工程数削減や納期短縮、コスト削減を実現する高度なインサート成型技術で金属加工品を成型加工で組み込んで納品する②電気・電子部品に関連する企業が多い工業団地の立地を活かし、団地内で部品をユニット化することで付加価値を高める。(119 文字)

いよっち(56点):
C社は①インサート成形等の高度な成形技術や一貫体制等の経営資源②工業団地組合での共同開発等の立地環境を活かし、他社の金属加工品を組み合わせて提供し、顧客の工程数や納期の短縮により付加価値を高める戦略をとる。

受験生のみなさんは、こちらの二人の解答を目指しましょうね。あ、あとmakinoも2つの要素を盛り込んでいました。


いかがでしたでしょうか。

いよいよ季節は決戦の10月になってきます。まだまだ実力は伸びますので、残り3週間悔いのない時間を過ごしてください。
「勉強面積(時間×質)」を意識してくださいね。

以上、なおさんでした。(^^)/

 

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★もくじ★
1.2次試験に必要な1次知識の範囲とは?
2.抜き打ちテスト!
3.おみやげ&答え合わせ

文字数:約2000字(約3分で読めます)


 

 

こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!

2次本番まで1か月を切った今回は、即効性のあるカンフル剤的なトピックとして、「最低限押さえたい1次知識」をお送りします!

文字数的にも軽めになっておりますので、サクッと読みつつ、パクってカスタマイズしちゃってください!

 

*    *    *    *

 

1.2次試験に必要な1次知識の範囲とは?

2次試験の事例を解くにあたっては、1次試験で勉強した知識がある程度必要です。特に事例Ⅰと事例Ⅲでは、最低限知識を押さえておかないと解くことができない問題があります。

 

代表的な例が、平成30年度事例Ⅰの第4問。

A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。

 

この問題に答えるためには、与件文に解答要素が書かれていないため、自分の知識の引き出しの中から引っ張り出して解答を作る必要があります。

〇社員=技術者である特性を踏まえながら、
〇人的資源管理の切り口「サハホイヒ」(採用・配置・評価・育成・報酬)を意識して、
〇制約条件である「報酬」を除いたうえで、

実現可能な施策を、1次知識を踏まえて提案します。

 

ただし、2次試験で必要となる1次知識はそれほど多いわけではありません。ポイントを絞って押さえておきましょう。最低限押さえておきたい範囲は以下のとおり。

 

【事例Ⅰ】
〇競争戦略
・・・大手や競合他社とは異なるポジショニングとは?差別化集中戦略。
〇組織形態
・・・組織は戦略に従う。様々な組織形態の特徴と、組織を活性化するには?ケブカイネコ(9代目よこよこさんの記事に解説あり)
〇人的資源管理
・・・優秀な人材を確保し、育成し、モチベーションを高めるには?サハホイヒ(茶化)

【事例Ⅱ】

〇ターゲットマーケティング
・・・誰をターゲットにする?ジオ・デモ・サイコ
〇サービスマーケティング
・・・従業員がサービスを提供するときの工夫とは?エクスターナル・インターナル・インタラクティブ。
〇プロモーション戦略
・・・どうやって宣伝する?プッシュ・プル。
〇関係性マーケティング
・・・どうやってお客様との関係性を築く?LTV、ワントゥワンマーケティング。

【事例Ⅲ】

〇生産管理
・・・QCDの最適化を図るには?5S、ECRSなど。
〇生産計画・生産統制
・・・計画と生産活動を同期するには?大日程・中日程・小日程計画、進捗・現品・余力管理。
〇生産形態
・・・その製品にとって最適な生産形態とは?受注生産、見込生産、ロット生産。
〇在庫管理
・・・モノをため込まない最適な在庫管理とは?ABC分析による売れ筋・死に筋の把握、発注点管理。
〇生産情報システム
・・・ITの力で効率化するには?CAD,CAM,NC工作機械。

 

2.抜き打ちテスト!

ここで、いきなり抜き打ちテストです♪
今の時点で答えられなくても大丈夫!知識の復習ができてラッキーと前向きにとらえていただければと思います♪

 

★第1問★
組織論からの出題です。
事業部制組織のデメリットは何でしょうか?

 

★第2問★
人的資源管理(採用)からの出題です。
中途採用のメリットは何でしょうか?

 

★第3問★
人的資源管理(評価)からの出題です。
成果主義を導入する際の留意点は何でしょうか?

 

★第4問★
マーケティングからの出題です。
インターナルマーケティングにはどのような効果があるでしょうか?

 

★第5問★
在庫管理からの出題です。
発注精度向上のためには、どのような施策が考えられるでしょうか?

 

※解答は記事の最後に載っています!

 

3.おみやげ&答え合わせ

抜き打ちテストはいかがでしたか?
ここで、今回の記事のおみやげとして、去年のファイナルノートにまとめた1次知識の内容をご紹介しますので、よろしければご活用ください。

※「合格者の頭の中にあった全知識」「TAC2次テキスト」「きゃっしいの100字要約」等のエッセンスをまとめたものです。

↓↓おみやげは、こちらからダウンロードしていただけます↓↓

最低限押さえる1次知識(かわとも)

 

*    *    *    *

 

最後に、答え合わせです!
あくまでも解答例ですが、ご参考にしていただければと思います。

 

★第1問★

事業部制組織のデメリットは、
・機能重複によりコストが高くなる
・セクショナリズムに陥り全体最適が図りにくい
・短期的判断に陥りがちである

 

 

 

★第2問★

中途採用のメリットは、
・即戦力となる人材を確保できる
・育成コストを抑制できる
・自社にない知識やノウハウを導入できる

 

 

 

★第3問★

成果主義を導入する際の留意点は、
・評価の公平性・透明性を確保する
・評価者から非評価者に対して納得性の高い説明を行う
・評価基準を明確化する

 

 

 

★第4問★

インターナルマーケティングの効果は、
従業員満足が向上することで、サービス品質が向上し、顧客満足度の向上につながることである。

 

 

 

★第5問★

発注精度向上のための施策は、
・基準在庫量を設定
・発注点管理の強化
・発注基準の明確化

 

 

以上、かわともでした!
今日も明日も、あなたにとっていい一日となりますように!
一歩一歩、着実に合格に近づきますように、心よりお祈りしています!

 

 

 

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どーも、そーやです。

先日の9代目chikaの投稿を見て、すごく良い記事だな感心しました。コンサルティング提案では第三者として助言を行うことが一般的ですが、彼女のようにコンサルタントとしての助言を行いながら実行部隊として改善活動を行うことはそう簡単なことではないと思います。そのリアルが詰まった記事は二次試験への向き合い方でも非常に重要なヒントとなってくると思います。まだ見てない方はこちらからどうぞ。

さて、本日の主題は「80分の過ごし方」です。

受験生時代を振り返えると、みんなどんな時間配分で問題を解いているのか気になっていたことを思い出し、私のケースということで記載します。


【準備①】試験開始~1分
問題用紙のホチキスを外し、下書き用紙の確保。

【準備②】1分~2分
事例企業の概略の確認と段落番号の書き込みをして、精神を落ち着かせる

【準備③】2分~3分
設問文の俯瞰と解答字数のチェックをして、精神を落ち着かせる
あくまでざっと。競争戦略とか人事とかそんなワードだけマークするレベルです

【読む】3分~10分
与件文の読み込み。事例企業の世界に入り込む
自分は社長から経営診断の依頼を受けた中小企業診断士だ、と思い込ませる

【画像1】事例Ⅰでは、カラーペンで色付けしようとちょっと頑張ったけどペンの開け閉めが想定より面倒だったため、SWOTの頭文字だけ与件文の横に書いて当たりを付けやすくした

【画像2】事例Ⅱではカラーペンは断念。SWOTも関係なかったためキーワードだけ下線を引いた

【考える】10分~40分
解答骨子の作りこみ
テンプレ(理由は①~、②~など)に当てはまるものがあればさっさと着手する

【画像3】事例Ⅰの設問文はあまり分析できてないことが伺える

【書く&考える】40分~65分
自信がある設問は、解答用紙に清書して、精神を落ち着かせる
自信がない設問は、再度与件文の読み込みと骨子の推敲

【画像4】事例Ⅱの骨子作り。覚えたてのDNDK(誰が、何を、どのように、効果)に当てはめて頑張っていた

【書く】65分~75分
残りの設問も解答作成に清書
そこそこ読みやすい字になるよう意識して書き込み。時間との闘いのためキレイに書く必要はない、そこそこを意識

【レビュー】75分~80分
日本語のチェック(主述関係、助詞)
本番では事例Ⅱの設問4を日本語が不自然ということでこのタイミングで丸々書き直しました。逆に事例Ⅰの設問4は解答がいまいちイケてないけど、日本語としては不自然ではないと判断したためそのまま提出しています。ここでは採点者に意味が伝わるか、にだけ焦点を当ててレビューしています。


 

ポイントとしては、

与件文を読んでから設問をきちんと読み込む、ということです。

 

ちょっとまてよ、どこかで聞いた内容だな

 

ちょうど先週のたっつー記事「【劇薬注意】80分では時間が足りないあなたへ」と同じ内容と思った方、正解です。道場記事しっかりとチェックしてますね。コメント内容も含めて見てみると、もしかしたらマイナーな方法なのかもしれないなと思いました。でも単に一般的な方法ではなく異端な方法と捉えるだけでは勿体ないと思い、私も記事にさせていただきました。

そして私もたっつー同様、きゃっしいの解法実況は参考にしましたが実践はしませんでした。

理由は単純で、時間が足りなくなりそうだから。

 

だって失礼ですが、これは強者のやり方です。王道かもしれませんが、一次も最低限の点数しか取れない弱者だった私は同じやり方をしたら落ちると思いました。

過去問の傾向を踏まえる?いやいや、過去問やってないから傾向なんて分からんよ。HAHAHA

経営資源が重要そうだな?いやいや、経営資源ってなんだっけ。とりあえずそれっぽいもの全部マーカー引くか。HAHAHA

 

笑いごとではなく、中小企業診断士試験の知識ややり方が固まっていない人が同様の手法をとっても時間の無駄となる可能性が高いです。ましてや、きゃっしいだから設問分析が10分で終わるものの、それがもっとかかる人は取り返しのつかないことになる可能性だってある訳です。

試験時間は80分ですが、設問分析に10分だけ時間を掛けたら残り70分です。去年の私だったら与件文を読んでいる最中に、間違いなく設問の内容は飛んで行ってしまってまた改めて設問を読む羽目になります。

さて、実質70分で他の受験生と戦えますか?

 

ただしあくまでもこれは弱者として自覚した上で、どうやって中小企業診断士試験の合格ラインに滑り込めるかを考えた結果行った方法であり、設問分析をして与件文を読み解くは真っ当な正攻法であり、合格に近くなるやり方だと思います。感覚値で言えば、設問分析をしてから与件文を読む方法が100%の解答を作れるとしたら、与件文からいきなり読んで解答を作る方法は60%の解答が作れるイメージです。

でも時間が足りなくて空欄ないし、字数が圧倒的に足りない解答よりかは点数の期待値は上がると思います。

 

しっかりと二次対策を進めている方にとって今回の記事はほとんど参考にならないと思います。期待に応えられずすみません。

ですが、ふと後ろを振り返ると後方にいた受験生がすごいスピードで追い抜いていくことだってあり得る試験です。なぜか、それは診断士試験の母数の多くが社会人経験が豊富な方であって、試験対策に時間が取れてないだけでコツさえつかめばグッと伸びる方が多いからです。

残り3週間とちょっと。これからの勉強次第で、きちんと設問分析ができて与件文を効果的に読み進められる強者になることは可能だと思います。ぜひ頑張ってきゃっしいやなおさんのように時間内に分析ができる受験生になってください!

残念ながらその域に達することが出来なかった方、本番の立ち回り次第では合格ラインに滑り込むことができると思います。最後の一分まで諦めず、粘ってください!

 

以上、そーやでした。

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

先日の勉強会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。正直、手探りな中での開催ではありましたが、学びや気付きの機会として少しでもお役に立てたのであれば大変嬉しく思います。

さて、遂に二次筆記試験本番まで1ヶ月を切り、試験前の私の記事も残すところあと2回となりました。ということで、皆さんにお伝えしておきたいことをできるだけ盛り込む形になっており、若干統一感のない内容でつらつらとお伝えする感じになりますが、お付き合いいただければと思います。

 

昨年の道場ブログで私が直接的に影響を受けた記事

合格体験記にも書いていますが、昨年の道場の記事の中で特に役に立ったというか、その時の私の状況に非常にマッチした内容で、私の試験対策に直接的に影響を与えた記事が2つ(正確には3つですが)あります。1つは「復習方法」に関する記事、もう1つは「カラーペンの使い方」に関する記事です。

【復習方法】

・9代目きゃっしい:きゃっしいの解法実況@事例Ⅲ&復習の質を高めよう~その復習、本当に役に立っていますか?

【カラーペンの使い方】

・9代目きゃっしい:きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法

・9代目へんりー:【二次ノウハウ】もっと改善できる?あなたの勉強会&カラーペンの使い方

 

復習方法については以前の記事でもお伝えしておりますので、今回是非お伝えしたいのは、カラーペンの使い方についてです。このカラーペンの使い方ですが、内容としては上記の過去記事を読んでいただければその通りではあるのですが、私の昨年の試験対策において転機となった内容であり、敢えて記事にしてご紹介させていただきたいと思います(というか、道場10代目としてブログを書くことが決まった時に、この記事は必ず書こうと決めていました)。以下、私の合格体験記の引用となりますが、当時の私と同じような状況の方には参考になると思いますので、是非、読んでいただきたいと思います。

また、本番まで1か月を切った9月下旬の話ですが、解答時のメモの記載方法について大きく変更を行いました。この時期、解答の方向性は概ね見えてきたのですが、80分という制限時間内に解答を書き切るのが厳しいことが多い、という悩みを抱えていました。

なんとか時間短縮の方策はないかと思っていたところ、道場ブログできゃっしいさん・へんりーさんの「カラーペンの使い方」に関する記事を読み「これならいけるかも!」と直前期ではあるものの変更を決意しました。

元々カラーペンは、ほぼ使っていなかったので、急いでペンを揃えて過去問で試しましたが、いけそうな感触を掴み、そのまま本番まで突き進みました。メモの記載方法は十人十色かと思いますが、この方法は本当に皆さんにお勧めしたいと私も思いました。

 

カラーペンの使い方について

では、具体的なカラーペンの使い方ですが、当時の私の二次試験の問題用紙を使いながらご紹介させていただきます。まず用意するのは、設問数の分のカラーペンと蛍光ペン1本です。私の場合は、カラーペンを6本(多色ボールペン1本で3色+その他カラーペン3本)用意していました。稀に細分化すると7問出る場合(強みと弱みを書かせるとか)がありますが、その場合はどこかで色を重複して使っていました(その場合、片方を○、もう片方を□で数字で囲っていました)。

①蛍光ペンで重要そうな箇所にマーカーする

こんな感じで、重要そうな箇所に、黄色の蛍光ペンでマーカーします(黄色の蛍光ペンがかなり見づらいですが・・・)。ポイントは、重要「そう」なところとして、あまり深く考えず、また重要ワードの漏れが出ないよう、比較的気軽にマーカーを付けていきます。マーカーの役割としては、あとで見直したりする時に、重要ワードの使い漏れがないかを確認するための補助ですので、多少多めにマーカーを付けても気しません(実際かなりの箇所が黄色になっていました)。

 

②設問ごとに色を決め、各設問に関連しそうな与件文にカラーペンで下線と番号を付ける

設問ごとに、第1問は赤、第2問は青、第3問は緑、・・・という風に色を決めて、設問に関連しそうな与件文に下線を引いてナンバリングをします。ナンバリングに特に意味はなく、下線を引いた順に①、②と付けていきます。蛍光ペンとは違い、ある程度は吟味をして下線を引きますが、引いた箇所を絶対に解答に使うわけではなく、あくまでも解答に使う可能性のある箇所、というぐらいの意識で大丈夫です(下線を引くかどうかで悩んであまり時間をロスしないようにする)。

ちなみに、SWOTに関しては、実際に解答で使う箇所はそれほど多くないため、右端に「S」「W」「O」「T」を鉛筆で記載するにとどめています。

 

③カラーペンの下線(ナンバリング)を使って解答骨子を作成する

カラーペンで下線を引いた箇所(ナンバリング)を一つのまとまりとして、このナンバリングと簡易な文章を組み合わせることで解答骨子を作成します。字が汚いのはご容赦いただきたいですが、図の第3問を例に挙げると「①で意思決定迅速化と後継者育成、②でコミュニケーションと組織の活性化、(③に関しては)サポートを別部門で専門性専念」という解答骨子となります。ちなみに実際の再現答案としては「目的は、①役員を部門長とすることで環境変化に対応し意思決定の迅速化と後継者育成を図り、②各専門技術者を混成することでコミュニケーション・組織の活性化を図り、③サポートを別部門として開発に専念するため。」となっています。

 

④解答骨子に基づき解答用紙に解答を書く

あとは、解答骨子に基づき、実際の解答用紙に解答を記入していきます。この際に、ナンバリングの文章(与件文)は必要に応じて短縮化を行い、文字数に合わせて全体の文章を編集していきます。

 

カラーペン活用法のメリット

私は元々、持ち換えの手間を考えて、複数のペンを使うことには消極的(蛍光ペン1本のみを利用)でしたが、この方法に変更したことにより、以下のような効果を得ることができました。

・蛍光ペンのマーカーにより、重要なキーワードを漏らす可能性が低下

・解答骨子を簡単に作ることができ、メモの文字数も激減し、骨子作成までの時間が短縮

(問題用紙の表紙をホチキスから外してメモ用紙を作ることも止めました)

・解答骨子を見れば大まかな方向性がわかるため、再現答案の作成が容易化

昨年の私もギリギリのタイミングで変更しましたが、メモの作成について悩まれている方は、是非、参考にしていただければと思います。

 

ファイナルペーパーは作るべき?

冒頭で申し上げた通り詰め込みで恐縮ですが、タイトルの通り、もう1つのテーマであるファイナルペーパー(FP)についてお話しさせていただきます。恐らく、今ぐらいの時期になると、ファイナルペーパーを作った方がいいのか悩んでいる方はそれなりにいると思いますので、FPについてお伝えできればと思います。まず初めに、道場10代目のメンバーにアンケートを取りましたのでその結果についてご紹介します。

 

 

75%のメンバーがFPを作成していますね。また作成時間については、半分以上のメンバーが少しずつ蓄積したためよくわからない、という結果になっています。そもそもFPの形式自体、人によって様々なので、一律に比較するのは難しいとは思います。私は2年目ということも、ある程度時間をかけて整理して作成していますが、限られた時間の中でまとめるとなると、蓄積型で作成する方が現実的かもしれません。

ちなみに、昨年の9代目きゃずの記事にて、総論としてFPについて非常に詳しく記載されており、FP作成の必要性については以下の通り結論付けられています。

「ファイナルペーパーは作成を強くおすすめする。ただし、その目的と効果を意識したうえで、個々人の状況や課題と合致した内容を整理するときに限り有効である」

私の意見としても、上記とほぼ同じです。直前期における時間の捻出にはかなり苦労しましたが、一部断片的だった知識や観点等を再整理することができ、最後に見直すのにちょうど良いまとめ資料が出来上がったので、個人的には作成して良かったと思っています。ただし、(ストレート生か多年度生かも含め)人によって置かれている状況は異なりますので、一概にどちらが良いと言えるわけではない、とも思います。

 

私が参考にした道場のFP

最後に、私がFPを作成する際に、特に参考にさせていただいた道場のFPについてご紹介させていただきます。実際、これらのFPから色々とパクってカスタマイズさせていただきました。皆さんの参考になるFPもきっとあると思いますので、是非、ご参照いただければと思います。※9代目Chikaの記事はFPではないですが、FP作成の参考にさせていただきました。

・初代ハカセ;二次試験直前:ハカセのファイナルペーパー

・7代目たきも:たきものファイナルペーパー【事前準備編】【事例Ⅰ編】【事例Ⅱ編】【事例Ⅲ編】【事例Ⅳ編

・9代目Chika:【二次ノウハウ】キーワード解答法【事例Ⅰ】【事例Ⅱ】【事例Ⅲ】【事例Ⅳ

・9代目きゃず:一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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どうも、kskn(きしけん)です。

先日のmakinoさんの記事でも経営分析について書かれていましたが、あえて僕も同じく経営分析に触れようと思います。
自慢ではないですが、僕はmakinoさんとは逆で経営分析をほとんど外したことがありません。
なので、makinoさんとは違った角度でお話できたらいいなと思い、書こうと考えました。

 

最初に、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)を読むのが苦手な方へ

苦手な方は、まず下記の2つのリンク先記事を読んでみてください。特に損益計算書はかなり理解しやすいと思います。

貸借対照表の読み方

損益計算書の読み方

ちなみに、これは大手町のランダムウォーカー(Twitter:@OTE_WALK)という公認会計士の方が書かれた記事で、この方はTwitterとInstagramで毎週「会計クイズ」を出題されています。
すごく気軽に会計とビジネスの結び付きを学べるクイズなので、勉強の息抜きに解いてみることをオススメします!
(僕も受験生時代に会計クイズを知って、財務会計の面白さに気付きました)

 

財務諸表の読み方が分かったら

次は答案の作り方です。
経営指標は3つ問われることが多いので、基本的には収益性・安全性・効率性の3種類を網羅できるように検討しましょう。
とは言え、必ず上記3種類が答えになるとは限りません。限りませんが、そうなるケースが非常に多いです。
ですので、まずは3種類書けないかを検討し、どうしても難しそうであればいずれかの指標を重複させる、という方向で考えるようにしましょう。

どの経営指標を選ぶかは与件文とB/S、P/Lを見比べながら総合的に考えていくことになります。
ここから、どうやって選んでいくかのポイントを書いていきます。

 

収益性指標

収益性指標はいくつか種類がありますが、個人的には売上高総利益率か売上高営業利益率の2択でいいと思っています。
というのも、経常利益は基本的には営業利益から本業に関係のない収益・費用を差し引いたものなので経営課題と直結するケースが少ないからです。

また、回答の際には売上高総利益率や売上高営業利益率など利益の指標で答えるのが適切だと思いますが、指標を選ぶ際には、どの費用項目に特徴がありそうかを与件文とB/Sから想像するのが良いです。

例えば平成29年度では与件文を見ると、


と書いてありますので、売上原価が高いであろうことが読み取れ、売上高総利益率に課題があることが分かります。

また、平成27年度では与件文を見ると、

と書いてあり、技術が高い→価格が高くても許容されやすい→売上総利益が大きくなりやすいという判断ができます。

このように、与件文の記載から売上もしくは費用に影響を与えられそうな内容を抽出し、判断していくことが必要となります。
以下に僕の考える、それぞれの項目に影響を与えそうな要素を挙げました。全て指標を良くする視点で書いていますが、逆にすれば指標は悪くなります。

売上高が大きくなる(=売上総利益が大きくなる)要素→技術力が高い、希少性が高い、ブランド化している、特許を持っている(≒他の物で代替することが難しい)等

売上原価が小さくなる(=売上総利益が大きくなる)要素→調達力がある、品質が高い(不良が少なく歩留まりが良い)、作業が標準化されている(オペレーションの効率が良く、労務費が小さくなる)等

販管費が小さくなる(=営業利益が大きくなる)要素→設備投資をしていない(減価償却費が少ない)、作業が標準化されている(管理部門の人件費が小さくなる)、事業所が少ない(賃料や人件費が小さくなる)等

※追記:コメント欄にて「減価償却は原価にも含まれるので販管費抑制の要素ではない」とご指摘いただきましたが、確かにその通りだと思いますので売上原価抑制にも影響を与えるということでご理解ください!

と、ここまで書いてきましたが、実は売上高経常利益率が答えになることもあります。笑
平成28年度がそうなのかなと思うのですが、見てみると

前期に比べ当期で短期借入金が大幅に増加しており

それによって営業外費用(支払利息)が増加したことによって売上高経常利益率が低下しています。
なので、基本は売上高総利益率か売上高営業利益率の2択でいいと思いますが、B/Sの負債の部だけ確認しておくと間違いないかなと思います。
(完全に余談ですが、この会社は短期借入金318百万円に対し、現預金が195百万円しかないので大変そうですね。何で長期で借りなかったんだろう。。。)

なお、特別損失は一時的な損失なので無視して大丈夫です。

 

効率性指標

事例Ⅳの事例として出題される企業はこれまで、製造業とサービス業が交互に出題されているようです。
平成30年度がサービス業だったので今年は製造業の可能性が高いですが、万が一toCのサービス業であれば効率性指標はすごく簡単です。ほぼ有形固定資産回転率の一択です。
というのも、効率性指標は主に棚卸資産回転率、売上債権回転率、有形固定資産回転率の3つが候補となりますが、サービス業は在庫を持つことがないので棚卸資産が少なく、またtoCでは現金取引が多いので売上債権が少ないという特徴があります。
(キャッシュレスの導入が進んでクレジットカード決済が多いという記述があれば売上債権が多い可能性もありますが)
つまり、toCのサービス業では棚卸資産回転率、売上債権回転率はそもそも重要な経営指標ではないということが分かります。

次に製造業の場合ですが、こちらは総合的に考える必要があります。
基本的には棚卸資産回転率と有形固定資産回転率の両方を計算して、数値を確認してから与件文を読むのがいいでしょう。
考え得る記述例は下記のようなものが挙げられます。

棚卸資産回転率が優れている→生産計画や納品計画の精度が高い、小ロット生産が可能、生産LTが短い(よって在庫の滞留が少ない)等
棚卸資産回転率が課題→大ロット生産である、多品種少量生産で死に筋がある、生産LTが長い(よって在庫の滞留がある)等

有形固定資産回転率が優れている→受注が安定している(機械の手待ちが少ない)、技術力が高い(人的な付加価値が大きい)、設備更新を行った(生産効率の良い設備を使用している)等
有形固定資産回転率が課題→受注にバラつきがある、技術力が低い、設備が老朽化している等

また、売上債権回転率も見るべき指標ではあるのですが、仮にこの指標が悪いとして改善できる方法があまりない(支払サイト短縮の交渉をする、ファクタリングを利用するなど)ので個人的にはあまり重要な指標ではなく、棚卸資産回転率も有形固定資産回転率もどちらも適切でないと感じたときのみ、検討するくらいで良いのかなと思います。

最後に、過去5年はサービス業と製造業しか出題されていないのですが、小売業が出題される可能性もあると思っています。
小売も在庫を持つ業種なので、基本的には製造業と同じ見方で良いでしょう。(与件文の記述は異なるでしょうが)

 

安全性指標

安全性指標ではまず自己資本比率を検討しましょう。
多くの場合、無理な借入をして自己資本比率が悪くなっているか、利益剰余金が大きく自己資本比率が良いかのどちらかに当てはまるでしょう。
与件文の記述を見ると分かりやすいです。

例えば平成29年度。

新規事業を立ち上げる際に出資も受けていますが、それよりはるかに大きい借入をしていますので、結果として自己資本比率が低くなっています。

次に平成28年度。

積極的な出店をしていますが、出資を受けるような先もないでしょうから、おそらく借入によって出店費用をまかなっていることが推察できます。
そして結果、自己資本比率が低くなっています。

また、平成30年度や平成27年度にはこういった記述はなく、B/Sを見ると自己資本比率が優れているということが分かります。
つまり目立った投資をしていないので、大きな借入も必要ない→よって自己資本比率が優れている、ということですね。

このように、安全性指標は自己資本比率が取り上げられることが多いので、まず自己資本比率を計算することをオススメします。
そしてもし比較対象とほとんど差がないということが分かれば、そこから初めて固定比率や固定長期適合率を検討すればいいと思います。

 

まとめ

このように、数ある経営指標の中にも優先度の高い低いはありますし、また最終的にどの指標を選ぶかは与件文から導き出すことができます。
この記事を参考にしていただいて、経営指標は必ず満点を取れるように練習してください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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こんにちは、どいこうです。

今日は特に事例Ⅳで相棒となる「電卓」の利用法を確認します。

電卓に関するルール

2次の試験案内には、以下の記載があります。よく読んで違反をしないようにしてください。

1)使用できる電卓はいわゆる携帯用電卓で、右の図(省略)に例示する機能のような、四則計算(加減乗除)、√、%、数値メモリなどの単純な計算機能を持つものです(サイズはおおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度)。机上に1台だけ置くことができます。
2)次のような電卓の使用は禁止します。
a.関数電卓
b.プログラムの入力機能や記憶機能を持つもの。
c.電子手帳・携帯電話などに付属する電卓。
d.記録紙の出るもの。
e.他の受験者の妨げになるような音の出るもの。
f.電源コードを使用するもの。
3)上記基準に適合するかどうかは、監督員が試験室において判定し、適合しないものについては、その使用が禁止されます。使用を禁止した場合でも、電卓を貸与しません。

電卓「2個持参」のすすめ

万一の故障に備えて、試験会場には2個電卓を持参する方が多いようです。私も2個持参しました。

「まさか試験当日に電卓の故障なんて起きないだろう・・・」と思ったのですが、万一が起きて1年間を棒に振ることになってはイヤですよね?

キーの配列やピッチが変わると打ち間違いが生じうるので、同じ電卓を2個持参すると良いと思います。

2種類のメモリーを意識する

電卓には「GT(グランドトータル)メモリー」と「独立メモリー」の2種類の記憶領域(メモリー)があります。独立メモリーは、単に「メモリー」と呼ぶこともありますが、本稿では「独立メモリー」と記載します。

これらのメモリー機能を正しく理解することで、①「計算速度を速める」ことができ、また、②「計算ミス・転記ミスを減らす」ことができると思われます。

すでに確立された方は読み流していただければと思います。まだの方、一緒に確認しましょう!

GTメモリーの使い方

[GT]: グランドトータル
GTメモリー(グランドトータル:総計)の内容を表示します。
2回続けて押すと、GTメモリーの内容を消去します。

[=]: イコール
ご存知のイコールです。計算結果を表示します。同時に、GTメモリーに加算する役割もします。

《計算例》
問1) 100円3個、50円4個、10円15個で合計何円?

100 [×] 3 [=] → 300
50 [×] 4 [=] → 200
10 [×] 15 [=] → 150
[GT] → 650

※計算内容: (100×3)+(50×4)+(10×15) = 650

独立メモリーの使い方

[M+]: メモリープラス
入力数値や計算結果を独立メモリーに加算します。

[M-]: メモリーマイナス
入力数値や計算結果を独立メモリーから減算します。

[RM]: リコールメモリー
独立メモリーに記憶されている内容(数値)を呼び出します。

[CM]: クリアメモリー
独立メモリーに記憶されている内容(数値)を消去します。

《計算例》
問2) 100円3個、50円4個、10円15個入っていた財布から、500円の買い物をしたら残りは何円?

100 [×] 3 [M+] → 300
50 [×] 4 [M+] → 200
10 [×] 15 [M+] → 150
500[Mー]→500
[RM] → 150

※計算内容: (100×3) + (50×4) + (10×15) – 500 = 150

クリア関連

[CA]: クリアオール
表示数値、計算過程、GTメモリー、独立メモリーの内容を含めて、電卓内をすべて消去(ご破算)します。

[C]: クリア
GTメモリーと独立メモリー以外の数値が消去されます。
電卓内部の数値や計算命令を消去するときに押します。

[CE]: クリアエントリー
数字入力直後や独立メモリーの内容を呼び出したときなどに押すと、表示数値がクリア(消去)されます。
入力した数値全体を訂正するときに使います。

[→]: 桁下げ(右向き三角形の絵柄の機種もあります。)
最も右側に表示されている数字を一つ消します。 続けて押すと、押した数だけ数字が消されていきます。BackSpaceのような役割です。

定数計算

定数(同じ数)を足す/引く/掛ける場合や定数(同じ数)で割る場合に、特別の操作があります。定数計算の方法は、CASIOとCASIO以外(Sharp、Canon等)とで方法が異なります。

<CASIOの場合>
定数を先に入力して、四則演算と[=]を入力する(1回目)。2回目以降は[=]を入力する。

《計算例》

問3a-1)512に2を5回足す
2[+][=]512[=][=][=][=]→ 522

問3a-2)512から2を5回引く
2[-][=]512[=][=][=][=]→ 502

問3a-3)512に2を5回掛ける
2[×][=]512[=][=][=][=]→ 16,384

問3a-4)512を2で5回割る
2[÷][=]512[=][=][=][=]→ 16

 

<CASIO以外の場合>

計算対象(定数以外の数値)を先に入力した後に定数を入力して[=]を入力(1回目)し、2回目以降は[=]を入力する。
ただし、掛け算の場合は、先に定数を入力した後に計算対象(定数以外の数値)を入力する。

《計算例》

問3b-1)512に2を5回足す
512[+]2[=][=][=][=][=]→ 522

問3b-2)512から2を5回引く
512[-]2[=][=][=][=][=]→ 502

問3b-3)512に2を5回掛ける (注:掛け算の時だけ入力順序が違います
2[×]512[=][=][=][=][=]→ 16,384

問3b-4)512を2で5回割る
512[÷]2[=][=][=][=][=]→ 16

定数計算の例題(NPV計算)

《計算例》
問4) 各年度のキャッシュフロー(CF)と割引率(5%)を用いて正味現在価値(NPV)を計算しなさい
ただし、各年度のCFは以下のとおり。
CF(0)=-300, CF(1)=200, CF(2)=150, CF(3)=200

<CASIOの場合>
300[M-]→ 300
200[÷]1.05[M+]→ 190.476xxx
1.05[÷][=]150[=][M+]→ 136.054xxx
1.05[÷][=]200[=][=][M+]→ 172.767xxx
[RM] → 199.298xxx

<CASIO以外の場合>
300[M-]→ 300
200[÷]1.05[M+]→ 190.476xxx
150[÷]1.05 [=][=][M+]→ 136.054xxx
200[÷]1.05 [=][=][=][M+]→ 172.767xxx
[RM] → 199.298xxx

※独立メモリー計算内容: -300 + (200÷1.05) + (150÷1.05÷1.05) + (200÷1.05÷1.05÷1.05)= 199.298xxx

その他

[+/-]: プラス・マイナス
表示されている数値の「正(+)」と「負(-)」を入れ替えます。

[%]: パーセント
百分率(パーセント)の計算をします。

《計算例》
10000 [×] 10 [%]→  1000
3 [÷] 10 [%]→  30

まとめ

私自身は最初に手にとったのがSHARP電卓であったため、今でもSHARPを利用しています。

電卓は大切な相棒ですので、しっかり理解して生産性を高めたいものですね!


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こんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は18回目。過去記事はこちらから。今日の記事は少し短めで2,000文字。4分程度で読み終わります。

二次試験まであと1ヶ月を切りましたね。残されている時間は平等です。ぜひ自分ができることに集中して、合格を手にしていただきたいと思います。

診断士の試験は情報戦、というけれど

さて、模試もそろそろ返却の時期です。他にも様々な情報が皆さんの元には届いていると思います。道場ブログもその一つですね。今年はあれが出るんじゃないかとか、試験委員がどうとか、合格率は実務補習のキャパに関係しているとか。。去年の今頃は私もそれらの大量の情報の中で、何をどうしていくのがいいのやら、と迷ってしまったこともありました。特に去年は2度目の2次試験。不合格になれば、私の大嫌いな1次試験が全て復活する状況で、いやが応にも緊張感が高まっていました。試験は情報戦とはよく言われていて、だからこそ情報が錯綜するんですが、よくよく考えてみてください。残された時間は平等です。1点でも多く獲得するためにやりたいこと、やれることを見極めていく必要があります。残っている時間の100%を勉強に割くことは誰もできません。寝る、食べるは必要です。それに加えてほとんどの人は仕事もしていることと思いますので、休職して完全に仕事をせずに勉強、というわけにも行きません。であれば、優先順位をつけ、残っている時間の密度を濃くしていく必要が出てきます。

時間濃縮 シングルタスク

こんなに貴重な時期に、このブログを読んでくださるんですから、今日からすぐできる、合格に1歩でも近づけるための内容をお届けしたいと思います。今回お伝えするのは、集中力を高めるシングルタスクのススメ。シングルタスクとはなんぞや?どちらかというとマルチタスクの方がメジャーかもしれません。複数のタスクを同時並行で進めることです。シングルタスクは対局で、一つのタスクのみ進めること。マルチの方が複数こなせていいんじゃないか?と思うかもしれませんが、実はこれは良し悪しです。一つのタスクを行うとき、脳の司令塔とも言われる前頭葉が働きますが、マルチタスクとは実は、並行で処理しているのではなく、複数のタスクを頻繁に入れ替えることで進めているので、マルチタスクをやっているときは前頭葉がとても忙しく、負荷がかかります。マルチタスクをしているときは、目で見る情報や手足の挙動と意識の食い違いが起こるので、脳にとってはストレスです。この前頭葉、視覚や言語の情報統合、連想記憶などを司る、二次試験にはとても重要な部分。ここにストレスをかけて機能低下させるわけにはいかないのです。

シングルタスクにするために

じゃあどうすれば?と思われたあなたへ。それは今ここに集中することから始まります。目の前の与件文にしっかり集中するために、他に気になることは一旦忘れましょう。気になっているので本当に忘れたら困る!ということであれば、メモ帳や手帳に書き留めて、あとでしっかり考えるからね、と自分を安心させてください。思い残すことなく忘れましょう。

また、3分程度瞑想するのも効果的。特に試験直前の「初めてください」の声かけの前はどうせ何もできないので、目を閉じて今ここにしっかり集中しましょう。昨年マインドフルネスの研修を受けた時には、いろいろなことが浮かんでも深く考えることはせず、目の前に小川が流れているイメージを持って、思い浮かんだことは笹舟に乗っけて流しましょう、と言われました。イメージの力を借りるのもいいですね。マインドフルネスは今アメリカでも流行っているので、それこそ調べれば色々情報が出てくると思います。(が、優先順位はそこではないと思うのでほどほどに)

勉強スペースはきれいに

そんな働き者の前頭葉さんを過剰に酷使しないために、もう一つできることは余計な情報を入れないことです。私もついやってしまうんですが、勉強など集中してやりたいことをやるスペースにいろんなものが置いてあると、それだけで勝手に視覚から情報を拾ってしまうので、できる限り何もない状態を目指しましょう。勉強以外にもう何もできないじゃん!というところがいいですね。窓の外が気になるのであれば壁に向かって勉強するという方法もあります。私は子育てをしていたので、どうしても自宅でやる時間が多かったんですが、やっぱりいろんなものが机に乗ってると、集中しづらかったです。仕事のものや子供のもの、勉強以外のグッズは極力無くして、勉強ができるといいですね。図書館や自習室を活用される方は、今やる教科以外の参考書類は片付けておいたほうがいいでしょう。

おわりに

一つのことにしっかり集中して取り組むことができれば、少し合格に近づいた気持ちもするでしょう。冒頭にもお伝えしましたが、残された時間の長さは同じ。いかに濃くするかはあなた次第です。あー、もっとこうしたらよかった、ああすればよかったんじゃないか、と1ヶ月後に後悔しないように、残された時間の使い方をしっかりコントロールして、充実したラストスパートにしていきましょう!

以上、ちこまる(仮)でした(о´∀`о)今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

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お久しぶりです、9代目のchikaです!
そうです、平成生まれアラサー独身女子のchikaです。
平成生まれの私ですが先月ついに30歳になりました。
(もう時代は令和ですね・・・。)
でもまだ独身です。え?予定?まったくありません。
日々アンチエイジングにいそしんでおり、友人から「美容オバケ」と呼ばれるようになりました。
(そんな話はどうでもいいですね・・・。)
過去記事はコチラです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

試験テクニック、ノウハウ的な情報は10代目のみんなが届けてくれているので、今回私から皆様にお伝えしたいことはこちら。

中小企業の経営コンサルを実体験して気付いた、二次試験の本質

私は現在、旅館の経営コンサルタントを目指して修行中です。
とある温泉街の小規模の旅館にハンズオンで入りこみ、経営改善を行っています。
そんなコンサルの実体験から気づいた、二次試験の本質について書きたいと思います。

 

①事実を正しく把握することが重要

私がコンサルとして現場に入り、最初にぶつかった壁は「事実の認識」です。
私がみている旅館は、どこから手をつけていいか分からないほどたくさんの問題が起こっていました。。
多分、経営がうまくいっていない中小企業はどこもそうだと思います。
そこで、診断士試験で得た知識からたくさんの改善策が思い浮かびました。
(キーワード解答法として紹介したような改善策が思いつくわけです→事例Ⅰ事例Ⅱ事例Ⅲ事例Ⅳ

しかし!それはあくまでも、与件文に書いてあるヒントを元に立てられる改善策
リアルな現場では、当たり前ですが与件文がありません。
リアルな現場では、与件文に書かれるような情報(事実)を自分で把握することが第一歩だと気づいたのです。
この事実の正しい認識が本当に大事で、間違った認識(つまり妄想、安易な仮説)で改善策を立ててしまうと、それは間違った改善策なのでうまくいくわけがありません。てか、実行すらできません。
外部環境分析、内部環境分析、そもそもこれが間違ってたら全て崩れます。

そこでふと気づきました。
二次試験の掟として、”与件文から離れないこと”が重要というのはこういうことだったのか・・・!
そう、
与件文に書いてある情報を見落とさない。
与件文に書いていないことを勝手に妄想しない。
ということ。

与件文という「事実」がそこに書いてあるわけです。(これってすごく有難いことですよ!!)
その与件文(事実)を見逃すのはご法度!!
与件文(事実)から離れて、妄想するのはご法度!

いやー、二次試験ってほんとよくできてますよ。
与件文から離れた妄想解答に点数が入らないのは当たり前なのです。

 

②経営者の気持ちに寄り添うことが重要

二次試験のもう一つのポイントとして、経営者(社長)の気持ちに寄り添うこと、というのもご存じの通りだと思います。
与件文に書かれている「社長のビジョン」や「社長の想い」、そこに寄り添った解答を書く、ということです。
・・・・・・・・
コンサルの現場に入ってみて痛感したのは、全員の味方ができないということ。
全員、つまり、経営者にも、社員にも、パートさんにも。その企業にいる全員の気持ちに寄り添うことは本当に難しい。
「会社を良くしたい」という経営者の気持ちはもちろん分かる。
一方で、「変化を嫌う」「めんどくさいことはしたくない」という現場の従業員の気持ちも、分かる。
ただでさえよそ者扱いされて心を開いてくれない従業員。コンサルに入った当初、従業員に嫌われるのが怖くて、何も施策を実行できなくなってしまいました。”会社を良くしたい社長”と、”変化を嫌う従業員”の板挟み状態になっていました。
でも私のミッションはこの会社をよくすることだと考えたとき、やっと気づきました。
唯一、絶対に寄りそわないといけないのは、経営者の気持ちだということに

会社の舵を切るのは経営者。
経営者の気持ちに寄り添った提案(施策)じゃないと、経営者が本気で舵をきれない。
だから、コンサルタントの独りよがりな提案はNG。

逆に、コンサルタントが従業員には嫌われるのはしょうがない。
結果を出して会社が良い方向にいけば、従業員からもいつか信頼されるはず。
極論、結果を出して経営者に信頼してもらえれば、いくら従業員に嫌われてもOK。
(・・・だってコンサルフィーを払うのは経営者だしね。)

だから今は、従業員から嫌われ者になる覚悟をして、
経営者の気持ちに一番に寄り添うことを大事にしています。

長々書きましたが、結論、経営者の気持ちに寄り添った提案じゃないと点数が入りません!きっと!!

 

③実行可能性のある提案をすることが重要

これも、二次試験の掟の一つだと思います。
大がかりな投資はNG。
高度なスキルが必要な施策はNG。
だって中小企業だから。ヒト・モノ・カネ、ありません。
でも、大企業に勤めている方だとうっかり大企業目線になって実行可能性の低い施策を書いちゃう。
ありがちなのかな、と思います。

実際にコンサルの現場に入ると、実行フェーズが何より大変。。。
実行できる施策じゃないと、ただの机上の空論。
社長から「できるもんならやってみて」と何回言われたことか。
そして、自分でも実感しました。そんなに簡単に実行できない。
だってまず資金が潤沢にない。実行する従業員は現場で手一杯。
実行可能性はあるか?これ、重要。てか、当たり前っちゃ当たり前。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長々と偉そうに書きましたが、私もまだまだコンサルの卵。
ただ、独立して一年経ち、受験生時代には実感できなかった経営コンサルのリアルを知ることができたので、本日共有させていただきました。
いや~~~、二次試験ってほんとによくできてます。まじで実感しました。
二次試験を受験される方は、今日お伝えした3つのポイントを改めて意識してほしいなと思います!

そして、何より実感するのは、勉強した知識を活かして仕事ができること、これ、ほんとーーーに楽しい!診断士の勉強を始めてよかった。合格を諦めなくてよかった。診断士になって本当によかった。

合格した皆さんと、診断士仲間としてお会いできる日を楽しみにしています♪
以上、chikaでした★

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

さてさて、前回の記事(【H30年事例Ⅰ】75点超え答案をまとめてみたけど需要ある?)では、(意外にも?)反響をいただきましたので、今回も引き続き高得点答案のまとめを公開したいと思います!

事例Ⅰではふぞろい&道場の面々でも70点越えが多数いたため、75点を基準として掲載しました。(そんな中で40点台の私って・・

しかし、事例Ⅱ・Ⅲは難易度が高かったのか、70点をゲットした人がチラホラいるだけ。75点以上はほとんどいなかったんです。そこで事例Ⅱ・Ⅲについては70点を基準にまとめました

前回同様、ふぞろい12のメンバーにも協力してもらいました。快諾頂いたのはこちらの方々!

  • いとー:合格を経てコンサルに転身したふぞろい12の事務局長。
  • ぐっち:先日の2次勉強会でも大活躍。安定的ハイパフォーマー。
  • けーすけ:製造業の営業を本職とする事例Ⅲの申し子。
  • シュホンニ:文章での表現力No.1。合格の秘訣は「酒をやめない」。
  • かずま:インテルでもはいってるのか?独学スト合を果たす、ハイスペック搭載型SE。

今回も解説は一切ありません。再現答案と得点開示を掲載する、ただそれだけの記事です。復習のお供にご活用ください!


事例Ⅱ
第 1 問(配点 25 点)
B 社の現状について、 3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)B 社の顧客の状況、自社の強み・弱みと競合の状況について分析する能力を問う問題である。

(いとー72点)
顧客は、仕事・執筆等創作活動に訪れるビジネス客と観光目的のインバウンド客で、8割を占める既存のビジネス客は高齢化が進んでいる。競合は、距離の離れた駅前のチェーン系ホテルで、地域内の同タイプの旅館は閉鎖しており、少ない。自社は、大規模な投資は難しいが、歴代の社長が支援した芸術家の作品等、文化資産を多く有する。

(ぐっち74点)
現状、①顧客は仕事や執筆のために訪れるなじみの客が8割だが高齢化が進み減少傾向、2割のインバウンド客は2013年以降X市への観光として急増、②競合は駅前に2件あるチェーン系ビジネスホテルのみでX市中心部にはいない、③自社は和室で大浴場・夕食提供はないが文化の香りの雰囲気を提供、インバウンド需要を享受できず。

(いよっち75点)
現状は①顧客面で減少する昔なじみのビジネス客が8割、増加するインバウンド客が2割を占め②競合面でB社から離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒あるがX市街地中心部には競合がおらず③自社面で古風な和室や和の風情のある庭園を持つが、拡大する観光需要を享受できず収益性が低く、経営の先行きが不透明である。


第 2 問(配点 25 点)
B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームページや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

(出題の趣旨)現在のB 社に関するインターネット掲載情報の問題点を踏まえ、B 社の新規宿泊客を増加させるために必要な新たな掲載情報を提案する能力を問う問題である。

(いとー72点)
ターゲットは、日本の文化・芸術に興味のあるインバウンド客。情報は、①館内に展示している海外でも有名な芸術家の作品紹介、②日本の朝を感じられる朝食の写真と献立、③客室・庭園の写真、等の紹介を英語でも行う。

(ぐっち74点)
和の風情を求めるインバウンド客向けに、①苔むした庭園や古風な和室や海外でも名の知られた美術品、②英語に堪能な従業員がおりHPから外国語でも宿泊予約受付が可能なことを掲載し、顧客志向に合わせて顧客満足向上。

(いよっち75点)
B社は増加する和の風情を求めるインバウンド客に対し①海外でも有名な芸術家による美術品②和の風情がある庭園③日本の朝を感じられる朝食やこだわりの器④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子、等の情報を掲載する。


第 3 問(配点 25 点)
B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B 社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)B 社の宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策について、助言する能力を問う問題である。

(いとー72点)
①館内の美術品の説明をする、②X市内の名刹・銭湯等商業施設の情報を案内する、③折り紙・茶道等、日本文化の体験教室を開く、④宿泊お礼のDMを送る等、積極的に宿泊客にアプローチし、顧客満足度を向上する。

(ぐっち74点)
交流は、①従業員向けに外国語・接客の教育を行い育成し、インバウンド客にこだわりの朝食を説明、②X市の歴史ある街並みと食べ物を紹介して写真をとってもらいSNS投稿による口コミを誘発し、関係性強化を図る。

(いよっち75点)
B社は①英語が堪能な従業員による祭りや名刹・商業地域の英語でのガイド付きツアー②こだわりの朝食と器の積極的な説明や海外でも有名な芸術家の美術品の解説、により愛顧と顧客満足度を高め、口コミを得る。


第 4 問(配点 25 点)
B 社は、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B 社はどのような施策を行うべきか、100 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)X 市の状況を踏まえて、X 市と連携しながら B 社への宿泊需要を高める施策について、助言する能力を問う問題である。

(いとー 72点)
施策は、①料亭・割烹料理店等、X市内の飲食店と夕食でコラボした宿泊プランを提供する、②地域の祭りの時期に合わせて、過去の宿泊客にDMを送る、③夜間ライトアップとコラボする等で新規・リピート利用を促進する。

(ぐっち74点)
施策は、①地域の祭りの見物客向けの宿泊プランや山車を引く体験とセットのプランを用意しHPに掲載して予約受付を行う、②ライトアップされた名刹の通りを案内するサービスを実施し、関係性強化と来客数増加で売上向上。

(いよっち75点)
B社は①銭湯との協業による大浴場の提供②宿泊予約によるロスを抑えたこだわりの夕食の提供③地域ボランティアの協力による名刹の夜間ツアー④空港や都市圏への直通バスの運行、等により宿泊需要を生む。


事例Ⅲ
第 1 問(配点 20 点)
顧客企業の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、C 社の業績は維持されてきた。その理由を 80 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社のこれまでの事業や立地環境の推移を把握し、顧客生産工場の海外移転などの経営環境にあっても業績が維持されてきた理由を説明する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
理由は、金型の設計・製作から成形加工まで一貫生産体制を持ち、技術者の教育・OJTで技術力を高め、顧客企業の成形加工コスト低減技術を蓄積し、団地で共同受注も行った。

(シュホンニ71点)
理由は、①金型設計・製作・成形加工の対応体制を持ち、②資格取得者養成やOJTで加工技術力も強化し、成形加工品のコスト低減ノウハウを蓄積し顧客企業から継続受注した為。

(ぐっち72点)
理由は、①金型設計・制作部門を持ち、資格取得者の養成とOJTによるスキルアップで技術力を強化、②工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発を実施したため。

(かずま73点)
理由は、①金型設計製作の一貫体制構築、②OJT等による技術力向上、③歩留り改善や成形速度改善によるコスト削減、④工業団地組合での共同受注による助け合いのため。


第 2 問(配点 20 点)
C 社の成形加工課の成形加工にかかわる作業内容(図 2 )を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社成形加工作業者の一日の作業内容を分析し、作業方法に関する問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
問題点は、①成形機の段取り時間が長時間化し、②金型や使用材料置き場で5Sが実施されていない。改善策は、①金型や材料置き場は5Sを実施し、②段取り作業の約6割を占める「移動」を短縮し、③顧客の短納期化、多品種少量生産ニーズに応える。

(シュホンニ71点)
問題点は、作業者と成形機の両方に待ち時間が発生し、稼働率が低い点。改善策は、①昼休みの時間と成形機の稼動時間帯を同じにし、成形機の待ち時間を減らす、②作業者に3台以上の多台持ちをさせ、作業者の待ち時間を減らすとともに余力も生み出す。

(ぐっち72点)
問題点は①成形機の段取りタイミングが重なって待ち時間が長いこと、②金型・使用材料の準備が長時間。改善策は①作業者・機械の全体で生産計画を策定し統制、②5Sの徹底や標準化・マニュアル化で金型・材料を整理し段取り時間を短縮し生産リードタイムを短縮。

(かずま73点)
問題点は段取りの時間が長いこと、無駄な手待ちがある点。改善策は、①内段取りの外段取り化、②機器の稼働順を合理的に見直し、昼休憩中も機器を稼働させ、生産性を向上させる、③金型と使用材料の置き場のルールを定め、5Sを徹底すること。


第 3 問(配点 20 点)
C 社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移(図 1 )を分析して、C 社の生産計画上の問題点とその改善策を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社の生産計画策定方法と製品在庫量の推移を分析し、生産計画上の問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
問題点は、①生産ロッドサイズが成形機の段取り時間重視で受注量より大きなロッドで製品在庫拡大している。改善策は、①成形機の段取り時間を削減し、②生産ロットサイズを発注点管理し、小ロット化し、③製品在庫を低減し、管理コストを削減する。

(シュホンニ71点)
問題点は、成形機の段取り時間によって生産ロットサイズが決められており、ロットサイズが受注量より大きく在庫が過大な点。改善策は、繰り返し発注される部品のロットサイズは毎日指定の数量とし、細かい生産計画の見直しと進捗・現品管理で統制を強化する事。

(ぐっち72点)
問題点は、①週末に確定納品計画がきて翌週の生産計画を作っており、②製品在庫が過大。改善策は、①生産管理課と成形加工課で連携して生産計画を短サイクル化、②生産ロットサイズを見直し、③定量発注方式として、在庫コスト・管理の手間を低減し適正化。

(かずま73点)
問題点は、生産ロットサイズが段取り時間を考慮して決定するため、受注量より大きく計画され、製品在庫が過大である点。対応策は①ロットサイズを受注量に合わせて計画すること、②確定でなくてもよいので、生産計画策定の頻度を増加させること。


第 4 問(配点 20 点)
C 社が検討している生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社の生産職場の状況を把握し、生産管理のコンピュータ化を進めるために必要な事前整備内容について、助言する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
内容は、①主要取引先の繰り返し受注をDB化し、②受注予想に伴う金型・材料管理の標準化と5Sによる整理を実施し、③金型に社内で統一した識別コードを付与し、④段取り作業を含む準備工程を効率化し、⑤生産性を向上させる。

(シュホンニ71点)
事前に整備しておく内容は、①社内で統一した金型の識別コード、②全作業者共通の金型置き場、③仕入先に対して使用材料の納品位置、である。これらをコンピュータでデータベース化し成形加工課で共有し効率化を図る。

(ぐっち72点)
事前の準備は、作業者が効率よく金型・材料を使用できるように、①金型の置き場を整理し統一した識別コードを付け、②材料の納品位置を固定し、③DB化で情報を一元管理し、④従業員がリアルタイムで情報共有できるようにして、生産管理に活用可能とする。

(かずま73点)
事前に整備する内容は、①金型に対して、社内で統一した識別コードを策定すること、②金型と使用材料の置き場のルールを定め、5Sを徹底すること、③データベースやコンピュータ等を扱える人材を育成すること。


第 5 問(配点 20 点)
わが国中小製造業の経営が厳しさを増す中で、C 社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、中小企業診断士として 120 字以内で助言せよ。
(出題の趣旨)
C 社の経営環境と事業内容の現状を把握し、立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、助言する能力を問う問題である。
(けーすけ71点)
戦略は、①団地に集積する他業種の中小企業と連携し、②C社の強みである高度な成形加工技術を生かし、③共同受注し、団地内で組み込み工程まで行い、顧客の工程数削減や納期短縮、コスト削減を実現し④製品を高付加価値化させ、売上向上を図る。

(シュホンニ71点)
戦略は、①工業団地組合との連携を一層強化し、技術交流会による新製品開発や、共同受注・共同開発による受注量の全体的な増大を図る事、②インサート成形を活用した受注を増やしていき、顧客の工程数・納期の短縮やコスト削減の付加価値を提供していく事。

(ぐっち72点)
今後の戦略は、①工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発・受注を推進、②インサート成形の技術で顧客企業の納期短縮・コスト削減を訴求し、③生産管理のコンピュータ化でJIT化し短納期化・小ロット化の顧客要望に対応し、高付加価値化・販路開拓。

(かずま73点)
今後の戦略は、①工業団地である特性を活かし、周囲の企業と共同開発を実施することで、高付加価値の製品開発を実施すること、②インサート成形を活用することで、顧客企業の工程数の短縮や納期の短縮、コスト削減を実施すること。


本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

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おはようございます。makinoです。本日も、読んでくださってありがとうございます。

 

 

突然ですが、先日、生まれて初めて、大阪城ホールに行きました。

 

「おかあさんといっしょスペシャルステージ2019」というイベントを家族で楽しんできたのですが、どえらく混雑していて、本当に驚きました。そして、3月に卒業したブンバボーンの小林よしひさお兄さんが、実は歌もかなり上手だった事にも、驚いて帰ってきました。

 

「おかあさんといっしょ」は、みなさんご存知の番組かと思います。今年でなんと60周年だそうです。確かに、自分が子供のころから、やっている番組ですし、現役の子供時代に、見ていた覚えがあります。毎朝楽しんでご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。

 

記憶に残る、懐かしいキャラクターが、いますか?自分は、トラのキャラクターのシャツを持っていたと思うのですが、なにせ小さい頃なので、曖昧です。

 

おかあさんといっしょ歴代キャラクター一覧【写真付・年代別】

 

 

ちなみに、BSで放送している「おとうさんといっしょ」という姉妹番組の出演者も、イベントに参加されていました。その出演者のひとり、たいせい君が、幕をくぐってステージ裏に戻る際に、会場に一礼してから去っていく姿を見て、深く感動しました。テレビ番組を見ていても、好青年な人柄が伝わってくるのですが、実際の人物もその通りでした(そして、暑くて混んでいる事に疲れていた、自分の至らなさを恥じました)。

 

たいせい君は、こちらの方です。

 

いったい、何を書いているのでしょうか。誰かから怒られる前に、今日はこの辺で。

 

 

——
さて、ようやく本日の本題です。

 

事例Ⅳについて、書かせて頂きます。

事例Ⅳの記事を書くのは、だいたいがこの事例の高得点者であり、説得力があります。半面、私は決して、そうではありません。ですので、弱者の立場から「弱者の戦略」を書いてみたいと思います。

 

事例Ⅳの強者・黒帯の方、今回は申し訳ありません。

 

 

◆事例Ⅳ 弱者が必ずやるべきこと

はい、それは少なくとも1つあります。経営分析を15分以内に終わらせて、満点を取る事です。割り引いても20分以内です。

 

経営分析は、ご存知の通り、毎年必ず出ます。ここで失点をする人は、事例Ⅳで60点を超える事は、まずできません(断言します)。なぜなら、第一問は、受験者に等しく配られる基礎点だからです。

以下の事例Ⅳ出題論点の傾向からも、お分かりいただけると思います。

 

 

何やらずいぶんと偉そうに書いておりますが…、ちなみに、自分は「どの程度の弱者だったか」と言いますと、実は事例Ⅳに苦手意識はありませんでした(おい、偉そうだぞ)。

 

ただし、経営分析は、なかなか3つの指標全てでマルがもらえず、割と苦戦していました(営業利益率でも経常利益率でも、どちらでも良いじゃないか、と理屈をこねていた、点の取れない受験生でした)。

 

ちなみに、本試験の結果は、60点ちょうどで、高得点ではありませんが、最低限の仕事はできた、と思います。

 

◆経営分析は、横に計算する

さて、私のような弱者の皆様に、本日お勧めしたいのは、横計算です。

既に、ご存知の方もおられるとは思いますが、道場名古屋セミナーと、ゲスト参加させて頂いたタキプロ名古屋セミナーで、ご存じない方が過半数でしたので、ここで公開いたしたいと思います。そして、ご存知でなかった方の、お役に立てば、嬉しいです。

 

例示して、ご説明いたします。以下は平成30年事例Ⅳの第一問です。

 

 

はい、典型的な第一問ですね。何のひねりもありません。ど真ん中のストレートです。これをフルスイングでホームランにして、満点を頂きましょう。

 

 

それをするための「横に計算」です。こういう事ですね。

 

 

具体的に見ていきましょう。PLとBSで、D社と同業他社を「D社÷同業他社」で横に計算すると、こうなります。

 

 

D社の売上は、同業他社の0.82倍ですが、営業利益は0.30倍と、低い水準にとどまっています。さらに、売上総利益が、2.01倍ですから、販管費が大きく、営業利益が少ないことがわかります。

 

ですので、収益性は「売上高営業利益率 悪し」にメドがつきます。いきなり、D社と同業他社の、主要な経営指標を計算するよりも、電卓をたたく回数が少ないですよね(お分かりいただけますか?)

 

しかも、横計算なら、D社と同業他社の数値が真横に並んでいるので、電卓打ち間違いも起きにくいです。

 

次はBSです。

 

こちらも、青枠で囲んだ主要項目を、「D社÷同業他社」で横に計算します。

 

D社の負債・純資産(総資産額)は、同業他社の0.81倍でしたが、それに比べて、突出しているのが、純資産2.41倍と、固定資産1.79倍です。

 

ですので、安全性は自己資本比率(=純資産÷総資産)にメドが立ちます。

 

もう1つの固定資産ですが、3指標のうち残るは、効率性です。

 

固定資産を用いる経営指標のうち、効率性で用いられる代表選手は、有形固定資産回転率ですから、以下のような考察で、有形固定資産回転率に見当がつきます。

 

 

ここまでメドが立ったら、再び電卓登場。経営指標を計算します。選択した3指標が、適切な比較であることが確認できます。実際、与件文でも、吸収合併を繰り返すD社の記述があります(これで固定資産が膨らんだか、と推測がつきます)。

 

 

◆おまけ 電卓使用回数を極力減らす

いきなり指標を計算する場合に比べて、前述の「横に計算する場合」は、指標を導き出すまでの、電卓使用回数が少ない傾向にあります。これは、1つのメリットです。

 

どういう事かといいますと、電卓をたたく、というのは、作業工程です。そして、計算方法が頭に浮かんで、解答への筋道が見えた後、電卓の出番が来ます(いきなり電卓をたたき始める方、それは要注意ですよ)。

 

ここで考えたいのは、工程が増えるほど、歩留まりによる不良が発生する、という事です。

 

はい、そうです、運営管理で学びましたね。ECRSです。この視点から、工程は減らした方が良いのです(ECRSが分からない方はいないと思いますが、もし忘れていたら、2次試験本番までに、知識として使えるようにしましょうね)。

 

– – – – – – – –

そして、設問2の記述問題は、分析内容を、50字にまとめるだけです。さして難しい事ではないと思いますし、本日ご紹介したい内容では無いので、省略いたします。もし、ここの解説が欲しい方がおられましたら、コメントを頂ければ、と思います。

 

– – – – – – – –

2019/09/22 追記

設問2のポイントは、50字という限られた字数で、収益性・安全性・効率性の3指標を記載する事です。例年、字数が少ない記述を求められますので、文字数の要約がポイントになります。

 

一方で、記載する内容は、さほど難しくありません。なぜなら、設問1で解答した3指標の背景を記載するだけですから。

 

ですので、記載すべき要素、は設問1で、ほぼ出そろっています(与件文との整合性確認も含めて)。繰り返しますが、あとは文字数を合わせて記載する事に注力しましょう。

 

その際、自分の「解答の型」を持っていると、そこに当てはめるだけで済みます。経営分析の記載問題は、(私の場合)以下の「解答の型」を持っていました。

○○が高いが、△△と××は低い。

 

はい、なんて事はありません。みなさん、似たものを既にお持ちかと思います。
唯一ポイントとしてあげますと、「低い」指標は併記します。目的は、字数節約です。つまり…、

 

併記しない場合  △△が低く××も低い
併記する場合   △△と××は低い   <-2文字節約

 

 

という事ですね。文字数が50字と少ないので、こんな事に気を使っていました。
以下が、模範解答です(図らずも、ふぞろい12の解答とほぼ同じでした)。

 

はい、こんな感じで、追記終了いたします。

 

さて、3連休も2日目。自宅で予備校模試や、セルフ模試の方もいらっしゃるかと思います。ここでおおいに、勉強時間を確保して、ますます努力を積み上げましょう!

追記終わり

 

 

 

– – – – – – – –

最後に、御礼を。

2次試験対策動画をダウンロードしてくださいました皆様、ありがとうございました。多くの皆様にご活用いただいている事を、そして少しでも、お役に立っておりましたら、とても嬉しいです。

 

また、ダウンロードされていない皆様。

有料になってしまいますので、慎重にお勧め致します。2次試験まで、残り1か月。悔いの無い受験勉強をなさってください。まだ、2次対策に、迷いや上手くいかないお悩みがあるようでしたら、ご活用頂ければ、と思います。

 

解答の切り口が安定しない方、事例Ⅰ-Ⅲの解き方や設問の要求にお悩みの方、解答要素の抜け漏れがある方、80分で事例問題が解けない方には、ご自身のお悩み解決に、お役に立つと思います。また、テキストやブログの文書に比べて、動画は脳への負担が少ない事、通勤中のながら視聴もできる事を、今の時期のメリットとして感じて頂ける方は、どうぞご検討ください(無料のダイジェスト版はこちら)。

 

そして「セミナーには出られなかったけど、2次対策動画が、ほんの少しだけ役立ちました。そして、何よりも、合格しました。」という声を、12月に頂ける事があれば、この上ない喜びです(前回と同じ気持ちで、同じ事を書きました)。

– – – – – – – –

 

さてさて、本日の記事は以上です。私同様、事例Ⅳに苦労されている方にお役に立てば、とても嬉しいです。

 

他人のものさし
自分のものさし
それぞれ寸法がちがうんだな

 

そうですね。弱きものには、それに応じた戦い方があります。そんな事をお分かり頂ければ、と思います。

 

最後まで、読んでくださってありがとうございました。感謝いたします。

 

 

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みなさん、おはこんばちは。キャリコン診断士のブブです。
今回は事例Ⅱの攻略法についてご紹介したいと思います。

■中小企業とは
ところで、あらためてご質問があります。
少し想像してみてください。
みなさんが、これから支援(敢えて試験とはいいません)しようとしている企業はいったいどんな企業なのでしょうか?
経営資源が充実して(人・モノ・カネ)戦略が幾つも考えられる企業なのでしょうか?
例えば定期的に新卒採用者が補充され、専属の人事部がカリキュラム化した教育でしっかりと育成し、TVCM等の広告費を投下することでブランドは市場に幅広く認知され、自己資本が充実しているような、そんな企業。

そうではないですよね。

捻出した利益からコストを抑えて求人募集を行い、その人材を各現場の人間が実践を以って早期に戦力化し、かつマルチタスクな活躍を求める。
といった感じで限られた経営資源で何とかやり繰りしている。それが私たち中小企業診断士が支援するクライアントなのです。

その実情を理解しなければ、相手には響かない(試験ではドツボにハマる)結果となります。

■中小企業診断士の役割
では、そんな中小企業が経営資源の充実している企業と伍して勝ち残っていくためには、どういう考え(戦略)を取るべきなのでしょう。
私が2次試験対策について学んでいるなかで、ふとこんなフレーズが思い浮かびました
「弱者の戦略」
野球ファンならご存知の方も多いかもしれません。野村克也監督。通称ノムさんが書き上げた本です。
戦力の充実したチームに対して、戦力の劣るチームが勝つためには・・・?
欠点はあるけれども、磨けば他を圧倒できる強みを見つけ出し、戦力として機能させる。
入団当時、非力で打力に全く期待されなかったショート宮本は、日本一の守備の名手といわれる強みが発揮され、守備の生命線であるセンターラインをがっちり固めていきました。
相手が総力で上回るならば、個々で勝てるポイントを見つけ出し、その土俵で勝負する。
一塁ランナーがいかにも走るフリして、ピッチャーの神経を打者に集中させない。そして盗塁させないとするピッチャー心理を突き、打者には速球系を狙わせる。その勝てるポイントを作るために、走塁技術と心理戦を磨いたというのも野村さんならではだと思います。

細かな野球話で恐縮でした。_( )_

まさに、中小企業診断士は、この「弱者の戦略」を前提として診断、助言していく役割なのです。

■支援先を理解する
日々、いろいろな課題を抱えつつ経営している支援先となる中小企業の社長。
それでも、それらを乗り越えて事業をしたいという想いの根源は何処なのでしょう?
支援する企業の光る要素=強み、経営資源は何処にあるのでしょう?
それは、先代から受け継いできた「〇〇へのこだわり」なのかもしれません。
そして、従業員がお客様の笑顔を見たくて培ってきた「対面販売力」なのかもしれません。
そういった企業先の想いや強みをしっかりと私たちが把握する事がまず求められます。
(与件文をしっかりと読んでくださいね。)

■多くの中小企業が採用すべき基本戦略
そして、そこから導き出されるべき基本戦略は何か?
中小企業の多くが行うべき基本戦略は、何処にでもある商品やサービスではなくて、この事例企業だからこそできる「差別化」を特定の市場セグメントに対して「重点的に」行うことです。

 

 

 

※「弱者の戦略」に基づいた事例Ⅱに対する考え方を理解するには最適な本だと思います。休憩がてら、気分転換に斜め読みはいかがでしょうか??

■誰に
その「差別化」して「重点的に」提供する相手(お客様)は誰なのか?
「差別化重点戦略」ということは、つまり特定の市場セグメントを絞り、ターゲットを絞らなければなりません。
逆に言えば、戦わないフィールドを決めていくともいえます。
例えば
(ジオグラフィック観点では)地理的な切り口で考えれば、どの範囲までがお客さんなのか。関西圏なのか。或いは更に狭い〇〇駅から徒歩圏なのか。
(デモグラフィック観点では)年齢、世帯規模、所得層等で考えれば、インバウンドなのか。女性なのか、子ども連れの家族なのか、高所得層なのか、等。
(サイコグラフィック観点では)ライフスタイルやパーソナリティ等で考えれば、自然嗜好なのか、和の風情に惹かれているのか等。

■何を
そして、想定したお客様に対して、支援する企業は何を提供していくべきなのか?
その際の基本ポイントは、磨けば更に光る「差別化」できる要素≒強みと、外部環境で機会となっている要素を掛け合わせながら、拾い上げていく。
例えば、平成30年度の問題を例とすれば、(誰に=和の風情を好む市場が伸長しているインバウンド宿泊客に対して)、地域の名刹古刹巡りを伴うサービスを提供。
或いは、培ってきた芸術家、文化人との交流を深められるサービスを提供。
等が考えられます。

■どのように
それは、どのように行っていくのか?
例えば先の例では、
英語堪能なスタッフが案内。
或いは、地域文化に造詣が深いボランティアと連携し、十分に活用されていない大広間を活用。
等が考えられます。

■何のために
では、それによって何を狙うのか?
例えば先の例では、他にない芸術家文化人との交流体験による高付加価値化リピート率向上による収益性を向上
英語堪能なスタッフの案内により、インバウンド客にSNS投稿を依頼して新規顧客層の拡大による売上拡大

以上のように論理展開するロジックツリーを考えていくことで事例Ⅱを攻略していくのです。

因みに私が昨年、先人の資料を参考にカスタマイズした事例Ⅱのフレームワークがこちら(PDF版)です。
是非、自分流にパクッて、カスタマイズしてください。

 

 

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おはようございます、たっつーです。
(過去記事はこちら。うち、1次試験後の記事は以下のとおり)

【2次試験攻略の勘所】初見時の復習に全力をかけるべし!
2次攻略のための「具体的な」復習方法
マイベスト答案は作るべきか

先日の勉強会に来ていただいた方々、ありがとうございました!

私は所用があって午前中しか居れなかったのですが、皆様の答案に直接触れさせていただき、去年の自分を思い出して懐かしく思うと同時に、やはり、皆様の合格を心から願った次第です。

さて、その勉強会(事例Ⅰ~Ⅲ)では、「これは、もっと○○したほうがよかったですね」という指摘に対して、「分かってはいるのですが、時間が足りず…」「時間がなくて最後焦ってしまって…」「骨子の段階では気づいていたのですが、時間がなくて答案用紙に書ききれなくて…」というコメントが帰ってくる場面が多く見られました。

そうなんですよね、時間不足になると、物理的に書き切れないことはもちろん、精神的にも心が焦ってしまい、勉強している時には絶対に記載しないような、明らかに点数とならないような解答をしてしまうのですよね・・・。

ただ、普段の自分を出し切れずにイマイチな解答をしてしまい、ひいては不合格になってしまうのは、本当にもったいないと思います。

かくいう私も、昨年の10月初旬頃に、初めて80分時間を計って答案を書いたのですが、時間不足で全く満足のいく解答が書けず、大変焦りました。

そんな私も、事例Ⅰ~Ⅲについて、自分なりの「80分の過ごし方」を構築し、この時間不足を克服することができましたので、今日は、その具体的内容やメリデメをご紹介したいと思います。

最初に申しあげておきますが、私の「80分の過ごし方」は完全に自己流です。
正直リスクも高いですし、万人にお勧めする趣旨ではまったくありません。
(実際、下記の方法で私が高得点を取れていれば格好いいのですが、結局計242点で合格点ぎりぎりでした。)。
ただ、「普通の方法だと、どうしても80分じゃ時間が足りない。藁にもすがる思いで・・・」という方は、最後の「藁」として、一回活用してみていただければ!

 

◆通常のやり方が合わなかった理由

実は私も、一番最初は、多くの受験生が採用していると思われる下記の方法で、答案を書いてみました。
(当時はきゃっしいさんのこの記事を参考にしていました。今なら、なおさんのこの記事ですね。)

① 設問文を読んで、各設問の特徴をつかむ(~5分程度)
② (①で見た、各設問で問われていることを意識しながら)カラーペンを使って、重要なところ等をマークしながら与件文を読む(~15分 or 20分程度)
③ 各設問の解答骨子を作成する(~35分 or 40分程度)
④ 解答作成(~80分)

しかし、この方法で解いてみたところ、圧倒的に時間が足りませんでした…。
その理由をいくつか挙げてみたいと思います。

1 与件文を読んでいる間に設問文のことはすっかり忘れてる。

まずそもそも、①で最初に設問文を読んでも、上滑りしているような感覚で、全然頭に入って来ませんでした。
各設問の制約条件を何となくカラーペンでマークするものの、与件文を読んでいない段階では、なぜその制約条件が付いているのかもよく分かりません。。

また、与件文を読んでいる間は、4~5問ある各設問文の内容はすっかり忘れていました
むしろ、与件文を読んでいる間に、「あれ、これって第○問で問われている内容だっけ?」と考えてしまい、その都度設問文のページをめくって設問文を読み直してしまうなど、逆に集中力がそがれてしまう要因にもなりました。

2 カラーペンの持ち替えとマークする時間がかかる。

②で与件文を読む際、強み・弱み・重要ポイント・社長の思い等に分けて、カラーペンで色分けをしていたのですが、カラーペンの持ち替えとマークする時間が結構かかりました
また、「強み」なのか「社長の思い」なのか、「弱み」なのか「脅威」なのか、そんな風に、与件文を読みながらも、どのカラーペンでマークすればいいのかということばかり意識してしまい、やはり、これも集中力が阻害される要因になりました。

また、カラーペンを1本だけにして、重要と思った箇所のみをマークするだけのスタイルにしましたが、後からマーク部分だけを読むかというとそんなことはなく(人にもよると思いますが、私の場合は、結局、文章全体、段落全体を読み直していました。)、また、マークしていないところに重要ポイントがあったときなどには、逆に解答要素を落してしまう要因にもなりました

3 解答骨子で素晴らしいものを作っても、答案に反映できない。

じっくりと検討して解答骨子を作っても、所詮骨子ですので、文字数等を厳密に考慮していません。
また、解答骨子は、多少雑になっていても分からないので、後から見ると、因果の流れが適当だったり、日本語として破綻していたりしました。
したがって、いざ解答骨子に沿って答案を書こうとしても、結局、何度も答案用紙上で書き直すことになるなど、上手く解答骨子を活用することできませんでした。。
(このあたりは、私の解答骨子の精度の問題かもしれませんが・・・)

そもそも、私の中では、骨子は、分量の多い書面を作るときに全体像を把握する目的で作成するためのもの、という理解でしたので、たった100文字程度の文章を作成するのに本当に解答骨子は必要なのか?と思った次第です。
また、「採点者が見てくれるのは、当然解答用紙に記載された解答だけなので、解答骨子の作成には余り時間をかけたくない。」、ただ、そうすると、「解答骨子の精度が下がり、答案に上手く落とし込めず、結果解答骨子を活用できない。」というジレンマもありました。

念のためですが、上記は、私が通常の方法が合わなかった要因であり、万人にあてはまるものではありません。
また、私は、2回ほど通常の方法を試して、それでマッチしないと諦めてしまいましたが、おそらく何度か試せば上手く使えるようになるのだと思います。
そして、もちろん、通常の方法にも、上記のなおさんの記事やきゃっしいさんの記事に記載のとおり、色々なメリットがあります。

 

◆たっつーの「80分の過ごし方」

私の場合は、上記の要因によって、通常の「80分の過ごし方」がまったくマッチしませんでした。

「そもそも設問文を最初に読む作業って必要か?与件文にマークする作業は必要か?採点者は解答用紙しか見ないのに、解答骨子を作成する必要があるのか?」

そう思った私は、できる限り作業を削減した以下の方法を試してみることにしました。

①与件文を、約8分(試験時間の1割)で読む
②残りの約72分(試験時間の9割)で答案用紙に答案を書き込む
(8分と72分というのは目安です。何となく試験時間の90%を答案作成に充てることに安心感があったので。)

具体的には、初めの約8分で、集中して、最初から最後まで与件文を読みます(1文ずつ、頭の中に状況をイメージしながら読んでいく感じです。)。

与件文を読み終わったら、第1問を見て、「なるほどなるほど、えーっと解答要素がありそうな与件文は…」と考えながら、解答要素やヒントがありそうな与件文の該当箇所に戻ります
※ なお、このときあえて2問目以降は見ません。見ると、各設問ごとの解答要素の切り分けが気になってしまい、考えすぎてしまうからです。

そして、頭の中でなんとなくの答案構成を作ります。
イメージとしては、「これとこれとこれで、解答要素は3つだな。」という程度で、キーワードは頭の中でぼんやりと想像しますが、時間が勿体ないので、文章の形にはしません。
(ただ、備忘のため、ちょっとしたキーワード程度を紙にメモすることはあります。)

そして、いきなり答案用紙に解答を書き始めるという方法です。

【メリット】

この方法のメリットは以下の通りです。

1 圧倒的な精神的余裕

正直、これにつきます。
上記の方法でやれば、開始30分程度あれば2問は余裕で埋まります。
そうすると残りの50分で3問を記載すればいいということになり、1問につき20分弱はかけられることになりますので、落ち着いた気持ちで取り組むことができます

また、3問目に取りかかった時(場合によっては3問目が終わった時)でも、まだ周囲の受験生は白紙であることが多いので、(勝手な思い込みですが、)周囲の受験生に対して精神的に優位に立っている気がして、自分の安心感につながります。
(周囲の受験生に威圧感を与えることが目的では全くありません。)。

そうすると、「時間不足で焦っちゃって最後の設問の解答がグチャグチャになっちゃった」ということが起きにくいように思います。

2 手を動かしているので頭が急回転する。

私は、実際に手を動かさないと頭が回らないタイプで、普段の仕事でも、とりあえず準備書面(裁判所に出す書面)や意見書等を、一回最後まで書ききってから、何度も読み直して、不要な部分を削除したり、順番を入れ替えたり、加筆したりして、完成形に持っていきます。
人に説明する目的の文章を「書く」ためには、自分が真に理解している必要がありますので、「考える」だけではなく、手を動かして実際に「書く」ことで、自分が曖昧にしている部分に気付くことができるなど、頭を回すことができるのです。

診断士試験でも、とりあえず答案用紙に解答を書き始めると、頭がぐんぐん回転してきて、良い言葉使いやアイデアが出てきました。

3 解答骨子と解答用紙上の答案は、作成する上での真剣度が全く違う

解答骨子は誰にも見られないものなので、(人によっては、)「こんな感じの解答」というように論理、ワーディング、日本語としての大切さ等を雑にやってしまう人が多いと思います。
そうすると、解答に落とし込む段階で、「あれ、これって論理(因果)がつながってないな」とか「この言葉使いはイマイチだな」となって、その時点で再度検討し直す場面も結構あると思います。

解答用紙に直接答案を書いていくスタイルだと、まさに採点者が読むことになる答案を書いているという実感の中で、必然的に、「伝わるかな?論理がつながっているかな?日本語として変じゃないかな?」と真剣に自問自答しながら解答を書きますので、良い表現やアイデアが生み出されることもあります

4 途中で手間取ってもリカバリーが容易

70分以上答案作成に時間をかけるので、途中の問題で手間取ったりしても、その後の時間配分でリカバリーすることが容易です。
解答骨子を作成する等して、もし答案作成に40分しか時間をかけていない場合は、いざ解答骨子から答案に落とし込んでいる段階で、方向性や回答内容に迷いが出ても、今さらリカバリーすることは難しいように思います。

【デメリット】

解答骨子を作成しないので、もちろん、書き直しが多数発生する(=結局時間が足りなくなる)というリスク(デメリット)もあります。

つまり、次の設問に行って与件文を読んでいる時に「あ、こんなアイデアもあったな」と急に思いついたり、次の設問の解答を書いているときに、「あ、この解答要素はむしろ前の設問だな」となることもあります。
その場合は、一度作成した解答を書き直さざるを得ないので、その分、時間も無駄にかかってしまうのです。

ただ、そういった書き直しの時間も考慮した上で、70分以上の時間を解答作成に当てているので、私の場合は、実際のところは問題は生じませんでした。
むしろ、書き直しの際に「ついでに、こっちの文章も、もう少し分かりやすくしよう」というように、(採点者が唯一見るものである)答案用紙上の解答を何度も改善できるというメリットもありました。


いかがでしたでしょうか。
ちなみに事例Ⅳも基本的には同じ方法で、与件文を読む→上から順に設問を解いていくというものでした。

ここまで読んで、たっつーは普段から文章を書くことを仕事にしているからこその方法でしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはそうは思いません。

弁護士は、「(多少長くてもいいので)接続詞も使って、分かりやすい文章を丁寧に書く力」が求められていますが、それは、診断士試験に合格するために求められる、「短い言葉使いで解答要素を盛り込みつつ、何とか制限文字数に収まる文書を書く力」とは少し違います。

むしろ、会社員の皆様の多くが培っていると思われる、役員説明資料を作成する力(&役員に簡潔に説明する力)の方が近いような気がしています。
その意味で、皆様(のうちの一部)にもマッチする可能性があると思いますので、もし通常の方法ではどうしても合わない!という方は、一度試してみていただければと思います!

以上、たっつーでした!

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」の平成30年度事例Ⅱをお届けします。
本記事では、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。
この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、、、、、切り捨て御免! (^^;

平成30年度の事例Ⅱは第1問~第4問までの全4問。配点は各25点ですので大きく外してしまうと合格ラインが危なくなります。「15点×4問=60点」くらいの得点イメージが良いかもしれません。ですので、より一層設問要求に忠実に解答していくことを意識したいところです。(決して自由な発想で奇抜な提案をしてはいけません)
尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅱ

※本記事は、平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1問(配点25点)
B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から述べよ。
【出題の趣旨】
B社の顧客の状況、自社の強み・弱みと競合の状況について分析する能力を問う問題である。

設問は「B社の現状を述べよ」、制約条件は「3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から」になります。与件文からB社の現状の記述を抜き出し、3Cのそれぞれについて分類して解答すればよいですね。

いよっち(75点):
現状は①顧客面で減少する昔なじみのビジネス客が8割、増加するインバウンド客が2割を占め②競合面でB社から離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒あるがX市街地中心部には競合がおらず③自社面で古風な和室や和の風情のある庭園を持つが、拡大する観光需要を享受できず収益性が低く、経営の先行きが不透明である。

まずは10代目最高得点のいよっちです。「顧客面で~、競合面で~、自社面で~」と3C要素を分けながらわかりやすく書いています。
もう一人見てみましょう。

かわとも(64点):
顧客は昔なじみのビジネス客が8割で減少傾向、インバウンド客が2割。競合は駅前にチェーン系ビジネスホテルが2件あるが中心市街地にほかの宿泊施設はない。自社は小規模老舗日本旅館で、強みは芸術家による美術品による文化の香りや和の風情、商業地域の中心にあり観光に便利な事、弱みは最寄駅から距離がある事である。

かわともも「顧客は~、競合は~、自社は~」と3C要素を分けながらわかりやすく書いています。さらに驚くのは、出題の趣旨にある「自社の強み・弱み」を見たかのように、自社については「強みは~、弱みは~」と分けて書いています。
非の打ちどころがありません。完璧ですね。

他のメンバーも概ね該当箇所を抜き出していましたので、この問題は絶対に取っておきたい問題ですね。

第2問(配点25点)
B社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B社のホームページや旅行サイトにB社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして述べよ。
【出題の趣旨】
現在のB社に関するインターネット掲載情報の問題点を踏まえ、B社の新規宿泊客を増加させるために必要な新たな掲載情報を提案する能力を問う問題である。

設問は「どのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか」を述べよ、とあります。また、制約条件は「自社情報」、「(目的)新規宿泊客を増加させたい」、「今後のメインターゲット層を明確にして」ですので、「〇〇〇をメインターゲットにし、①~、②~といった自社情報を掲載する。」というフレームを使って解答するのが良いでしょう。

いよっち(75点):
B社は増加する和の風情を求めるインバウンド客に対し①海外でも有名な芸術家による美術品②和の風情がある庭園③日本の朝を感じられる朝食やこだわりの器④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子、等の情報を掲載する。

安定のいよっちです。ターゲットを冒頭で明確にした上で、掲載する要素をモリモリ盛り込んでいます。ただ一点残念なのは「④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子」は自社情報ではありませんので、この部分で失点があると思われます。

かわとも(64点):
急増するインバウンド客に対し①古風な和室、庭園、器にこだわった和朝食などの和の風情の情報②館内に配置された海外で有名な芸術家による美術品の情報③名刹や商業地域に近く観光に便利な立地情報を掲載する。

かわともは抜群の編集能力で、いよっちが書きたかった「④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子」を「③名刹や商業地域に近く観光に便利な立地情報」という自社情報に昇華させています。これは素晴らしいですね。
一方でターゲットを「急増するインバウンド客」と簡略化しすぎてしまいましたので、B社の強味が刺さるかどうかわからなくなってしまいました。
ここは「和の風情を求めるインバウンド客」としておかないと辻褄があいませんね。

一般的に事例Ⅱで「ターゲットを明確にして」と問われたら、「デモ、ジオ、サイコ」の3点から描写すると「明確にした」ことに繋がります。
・近隣のオフィス街に通う(ジオ)日本酒好きな(サイコ)50代男性(デモ)
・マンションに住む(ジオ)子供の健康に敏感な(サイコ)30代子育て世代(デモ)
という感じですね。この問題の場合は、
・X市を観光で訪れる(ジオ)和の風情を求める(サイコ)インバウンド客(デモ)
になります。

第3問(配点25点)
B社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか。
【出題の趣旨】
B社の宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策について、 助言する能力を問う問題である。

出題の趣旨にある通り、宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策を問われています。与件文の6段落目には「(老舗が)食べ歩きできるスイーツや地域の伝統を思わせる和菓子などを販売し、街のにぎわい創出に努めた。歴史ある街並みに加え、こうした食べ物などは写真映えし、SNS投稿に向く」とヒントがありますので、この部分は是非とも使いたいものですね。

どいこう(67点):
英語に堪能な従業員を活用して、歴史ある町並を歩きつつ、スイーツや伝統を思わせる和菓子などを食べ歩くツアーを企画する。これによりインバウンド客によるSNS投稿や好意的な口コミを促す。

与件文のヒントを素直に使った逸品です。どいこう素晴らしい。

他のメンバーの解答要素には「こだわりの朝食の説明」「海外でも有名な芸術家の美術品の解説」「和装店と協力した和装体験」「直筆手紙を客室に置く」などの様々な施策がありましたが、私はどいこうの解答が「受験生の皆さんが目指すべき解答」だと思います。

第4問(配点25点)
B社は、X市の夜の活気をとりこんで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか。
【出題の趣旨】
X市の状況を踏まえて、X市と連携しながらB社への宿泊需要を高める施策について、 助言する能力を問う問題である。

与件文には施策に関する具体的な記述はありませんので、夜の活気の背景にある状況を踏まえて施策を提案しなければいけません。5段落では、夜間の滞在人口が増加傾向となった背景として、「X市の名刹と商業地域が高視聴率の連続ドラマの舞台となったこと」、「名刹は通年で夜間ライトアップ」、「地域ボランティアによる観光案内や町の清掃活動」とありますので、連続ドラマのファンによる聖地巡礼と地域が「美しい街並みと活気の維持に熱心なこと」が夜間の滞在人口を押し上げているのだと思います。このように解答のポイントが絞り込めない設問に対しては、「施策は①~、②~、③~、である。」というスタイルで可能性のあるものを多く記載するのが良いと思います。

しかし、出題の趣旨にある「X市と連携しながら」という部分が嫌ですね。自社内だけの施策には点が入らない可能性があります。10代目で唯一、地域連携をしっかり打ち出していたのがこの解答です。

kskn(67点):
①他業種の人達が行っている地域振興に協力し、良好な関係を築くことで事前予約の無い観光客に対し、B社を紹介し誘導してもらう②B社が中心となり商業地域の各施設を回るツアーを実施する。

いいですね。地域連携・地域振興が出題者の欲しかった解答なのかもしれませんね。


いかがでしたでしょうか。
次回は事例Ⅲについて分析を進めます。
以上、なおさんでした。(^^)/

 

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一発合格道場10代目勉強会in東京にご参加いただいた方、ありがとうございました!無事勉強会が開催できた安堵感と、皆様と一緒に勉強会コンテンツを作れた達成感でいっぱいです。さて、今日はその東京勉強会のレポートをお送りいたします。

改めまして、どーも、そーやです。

一発合格道場の東京メンバーでは初めての勉強会ということもあり、どれだけ参加いただけるか不安な部分もありましたが告知からほぼ一日で満員御礼となりました!参加いただいた方は二次に対する意気込みが強く、欠席なし!遅刻なし!忘れ物なし!と素晴らしい方々ばかりでしたので、運営側もスムーズに進めることができました。本当にありがとうございます。

勉強会のスケジュール

9:30 – 9:40 勉強会開始!本日の説明
9:40 – 11:35 事例Ⅰ ポイント講義&グループディスカッション
11:35 – 12:05 休憩1
12:05 – 13:40 事例Ⅱ ポイント講義&グループディスカッション
13:40 – 14:05 休憩2
14:05 – 16:00 事例Ⅲ ポイント講義&グループディスカッション
16:00 – 16:15 休憩3
16:15 – 16:45 事例Ⅳ ポイント講義
16:45 – 17:00 勉強会終了!撤収

丸一日、密なスケジュールでの勉強会でした。試験本番でも9:40から17:20までの長丁場となるので、本番に向けた体力づくりにもひと役貢献できたのではないでしょうか。

ポイント講義

グループディスカッションを始める前にぐっちより、各事例のポイントについて説明してもらいました。ぐっちのポイントをまとめたファイナルペーパーに関する記事はこちらこちらから。各事例ごとにポイントを押さえたら、ディスカッションスタートです!

グループディスカッション

参加した受験生には、事前に平成30年度の事例Ⅰ~事例Ⅲまでを解いてもらってそれをベースに議論を交わしました。

各設問ごとに10分間ディスカッションをして解説、また10分間ディスカッションという流れで行いました。

グループディスカッションでは、各班に道場メンバーも参加させてもらって一緒に議論を交わしましたが、道場メンバーはおまけのような形で参加者主導で白熱した議論をしていました。参加者個々人が主体となって自分の解答の意図や、他の方の解答のいい着眼点などを議論し、自分になかった視点や解答の切り口などを吸収してもらったように感じます。

また今回が初めての二次試験受験という方も多かったため、去年の本試験を受けているときの体験談なども交えて設問への向き合い方について議論させてもらいました。

事例解説

グループディスカッションが終わってから、なおさんより設問の解説により各設問を締めてもらいました。
特に意識するのが、「出題の趣旨」のところです。二次試験では解答が発表されない代わりに、試験問題の趣旨が発表されます。その趣旨で、試験の作問者である試験委員の求める解答内容が推測できます。解答としては与件文からのキーワードや一次試験での知識で上手く構成されていても、試験委員の趣旨に沿った内容でなければ得点の伸びは期待できません。そのような試験委員の意図を上手く汲み取れた解答かどうかの視点も踏まえて解説をしてもらいました。

また特に印象に残った解説としては、平成30年事例Ⅲの第3問である、C社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移(図1)を分析して、C社の生産計画上の問題点と改善策を述べるところです。

さすが本業で製造管理に携わっていたこともあり、生産稼働日の横軸と在庫数量の縦軸の関係性を簡潔に説明する様は、受験生と一緒に聞き入ってしまいました。シンプルに在庫変動が大きいのであれば生産間隔を一定にして整えること、過剰在庫となっているのであれば生産ロットを見直すこと。

事例Ⅲは「当たり前のことができていないケースが多いので、当たり前のことをやるようにするのが大事」とよく言われますが、まさにその通りの解説でした。逆に難しく考えすぎたり、在庫のキーワードがでたから条件反射的に定期発注・定量発注の内容を書いてしまうと全くの的外れになってしまいます。参加者の解答の中にはそんな罠にハマった方も居たため、とても参考になったのではと思います。

事例Ⅲは思い入れも強かったせいか少しタイムオーバーにもなりましたが、そのおかげで午後の疲れる時間帯でも勉強会の熱気は高いまま維持されているように感じました。

 

最後は参加者と写真撮影で終了です!

 

最後に

今回の一発合格道場勉強会にご参加いただき、改めてお礼申し上げます。
道場の勉強会コンテンツというのはほとんど実例がないため手探りの状態で始めた部分も大きく、参加いただいた受験生の皆様が満足してもらえるような内容となるか不安の部分も大きかったです。他団体での勉強会や有志での勉強会と比べて何が差別化できるものなのか、一発合格道場として何が提供できるのか、メンバー同士でも色々な意見が出ました。

それでも勉強会を通して受験生に何か貢献したい!という思いから開催させていただきました。

勉強会について、こんなところが良かった、ここを改善してほしい、参加できなかったけどこんな勉強会だったら参加を検討したいかも、などご意見があればコメント欄に頂ければと思います。

私自身は去年一度も勉強会というものに参加したことがありませんでした。自分の解答を人に見てもらうのが恥ずかしかったり、自分の知識レベルでは他の人の足をひっぱってしまうのではないか、という不安が強かったからです。ですが、今回運営側となって初めて勉強会に参加しましたが、参加者同士でお互いを尊重しながら率直な意見を言い合い、自分になかった視点を共有してもらう場というのはとても良いものだなと感じました。もし去年の時点で勉強会がそんな場所だと知っていたのなら、一度くらいは参加したかったかもしれません。

今回の勉強会は道場メンバーだけでなく、勉強会参加者が一体となって作り上げることが出来た場だと思います。

本当にご参加いただきありがとうございました!

そして皆様が二次試験に合格することを切に願っています。特に勉強会に参加いただいた方はきちんと解答も作れていて、出題者の意図も理解され、中小企業診断士の視点から助言(解答)が出来ているハイレベルな方々ばっかりでした。絶対合格できると信じています!ぜひ二次試験後の事例Ⅴ、Ⅵ(と称した打ち上げ)や口述対策でもお会いしたいと思います!

 

以上、そーやでした。

 

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★もくじ★
1.骨子づくりの方法
2.練習してみましょう
3.骨子づくりが安定すれば、解答の質、再現性、読みやすさが高まる
4.与件文で「絶対に見逃してはいけない」3つのこと

文字数:約2300字(約4分で読めます)


※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!
皆さん、学習は順調ですか?PDCAをまわしながらアジャイルに進めていますか?

本日は、あえて試験1か月前のこの時期に「骨子づくり」について書きます♪

時はちょうど一年前。いつも通りTACの授業に行くと、担当の先生の都合が悪かったようで、急遽別の先生による代講となりました。

その先生が解説してくださった骨子づくりの方法がとっても分かりやすかったのです!

その方法を試してから解答の組み立てスキルがアップし、ワンステージ上がったような実感がありましたので、今回ご紹介させていただきます!

では早速レッツゴー!

 

 

1. 骨子づくりの方法

まず、骨子とは何かのおさらいです。
骨子とは、解答の構成(骨組み、設計図)のことで、下書きよりも文字を書き込まないイメージです。もちろん、骨子がそのまま下書きになる人もいます。

 

今回ご紹介する方法は、キーワードを矢印でつないでいき、論理構成を図解っぽく書きます。
9代目桃ちゃんの「ハコ法」や、ブブの「なぜなぜ因果骨子」に近いかもしれません。

 

ここからは、昨年度(2018年度)の過去問を例に解説しますね。

 

【2018年度事例Ⅰ 第1問】

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100字以内で答えよ。

 

★STEP1★設問解釈
設問文で問われていることを漏らさないように注意しながら、解答に盛り込む要素(キーワード)を考えていきます。

※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

★STEP2★骨子組み立て
キーワードとキーワードを矢印でつないでいきます。「因果関係」や「主語述語」を意識しながら、しっかりとした骨組みを作りましょう。

 

 

★STEP3★解答を書く
骨子を見ながら解答用紙に清書します。

理由は、
① ニッチ市場に経営資源を集中し、強みの技術力を活用して差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避して競争優位を築くため、
② 主力取引先への依存を避け、経営リスクを分散するため
である。

※この回答は、去年の自分が書いた本番の解答を、ふぞろい流模範解答を参考にしつつブラッシュアップしたものです。

 

2. 練習してみましょう
それでは、この骨子作成の方法を応用して、実際に解答を「キーワード+矢印」に分解してみましょう。去年の私の解答をタタキ台にします。

 

2018年度事例Ⅰ 第2問(設問2)

A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。

 

【解答】(かわとも)

特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

 

この解答を骨子に分解すると、以下のようになります。(実際の解答では、特注電子機器と新製品開発をまとめて書いてしまっています)

 

【骨子】

 

 

このように、ふぞろい流模範解答などをタタキ台にして「キーワード+矢印」の骨子に分解してみると、骨子作成の練習になりますよ。

 

 

3. 骨子づくりが安定すれば、答案の質と再現性、読みやすさが高まる

このように、骨子づくりの方法が安定することで、次のような効果が得られます。

〇答案の質が高くなる・・・論理的で読みやすい答案を作成できる。
〇再現性が高くなる・・・思考の流れを安定させることができる。

 

ちなみに、この骨子作成法を伝授してくださった先生は「骨子を作ることで、文字数も含めてほぼ答案の完成図がイメージできたので、試験本番はほとんど消しゴムを使わなかった。消しゴムをたくさん使ったときは再現性も低く出来が悪かった」とおっしゃっていました。この境地まで到達すれば合格にかなり近づくのでしょうが、私は直前期も本番もけっこう消しゴムは使っていました(汗)

 

4. 与件文で「これだけは見逃すな!」再確認

最後におまけの話題として、与件文で「これだけは絶対に押さえておくべし!!」という要素についてお伝えしたいと思います。

 

与件文で絶対に見逃してはいけないこと、それは・・・

 

自社の強み・課題・社長の想い

 

の3点セットです。

2次試験は、中小企業の社長さんを相手にヒアリングをして、解決策や今後の方向性を提案するというもの。
もしも実際にコンサルティングをするならば、

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

 

最低限、これは必ず押さえつつ、実現可能な提案をすると思います。
解答のテクニックを磨くことも大切ですが、基本の考え方に立ち返るならば、こちらの記事がおすすめです。

chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を意識する~
・・・9代目chikaさんの記事。

二次試験とは、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力。

与件文:ヒアリングをまとめたノートの様なもの
よって、内部環境(強み、弱み)や経営者の意思や想い等は、当日のヒアリングで伺う事になるので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高い提案を行う。
外部環境等の事前に調べられる内容は、自分たちで調べる事になる。

設問文:報告書を作成する事を意識した順になっている。
設問を1から順に解いていく中で、
現状把握➡課題抽出➡改善提案の流れができている。

・・・・・なんだ、そんなの当たり前じゃん!!
っていうことなんですが、これを意識することで私の中で何かが弾けました(大げさ)。

 

二次初学者だった自分がこの時期に意識するようになったこと
・・・10代目そーやの記事。

社長の思いファースト

これは単なる試験問題ではなくて、実際の企業が直面している問題なんだと。

他の資格試験は、解答がきちんと決まっていてそれが書ければ点数が入るようになっています。むしろこれが当たり前だと思います。しかし診断士試験は、「現実の世界は正しい答えなんてどこにもないよ、クライアント(社長)が納得するかどうかが答えなんだよ、だから試験でもきちんと社長が納得するような解答を作るんだよ」と私に囁いているように感じました。

 

最後にもう一度。

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

そのうえで、実現可能な提案をする。

 

です^^

 

以上、かわともでした!今日も明日も、皆さまにとって良い一日となりますように。
体調に気を付けて、勉強頑張ってください!

 

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

さて、明日は、遂に二次筆記試験対策勉強会ですね。少しでも皆さんのお役に立てるよう、全力でご支援させていただきますので、ご参加いただく方は、よろしくお願いいたします。

今回の記事では、タイトルの通り、事例Ⅲと事例Ⅳのポイントについて、私が受験生時代に作成したファイナルペーパー(FP)を使いながらご紹介させていただきます。前回同様となりますが、是非FPを見ながら記事を読んでいただければと思います。再掲になりますが、FPのリンクを以下に記載させていただきます。

ファイナルペーパー(ぐっち)

 

事例Ⅲのポイント

【基本】

事例Ⅲは、生産管理(生産計画・統制)が中心となります(+αとして営業もありますが)。生産管理に関して何かしらの問題点を抱えており、その問題を解決することでQCD(特にCD)の改善を図ることとなります。

 

【基礎知識】

直接的に知識を問われることはあまりないですが、基礎的な知識は押さえておいた方が安心です。どこまできっちり覚えるかは悩みどころですが、QC7つ道具ぐらいは、ぱっとイメージできるようにしておきたいかなと思います。ちなみに、見慣れない図表に試験で出くわしたとしても、しっかり読み解けば基本的に対応できますので、焦らずに冷静に対処することが重要です。

 

【生産管理】

生産管理は、計画→統制、を如何にしっかりやるかにかかっています。個別最適ではなく全体最適を見据えて生産計画を策定し、その計画に基づき生産統制(進捗管理、余力管理、現品管理)を図る、という形になります。また経営資源の限られている中小企業において多能工化は非常に有効であり、柔軟な体制が組めるようになることで、様々な課題に対応可能となります。

作業方法は、標準化→マニュアル化・OJTで教育、が特に鉄板のパターンかと思います。外注管理強化の施策や設備の予防保全についても押さえておきたいですね。

 

【情報システム】

情報システムといえばDRINKのフレームワークを活用しましょう。D:データベース化、R:リアルタイム共有、I:一元管理、N:ネットワーク、K:コミュニケーション、となりますが、これらの要素をうまく盛り込むことで、多面的な解答を作成することができます。

 

【生産方法・発注方式】

見込生産と受注生産の特徴については、しっかりと押さえておく必要があります。何がネックとなり、どんな対応策が考えられるのか、ということをイメージできるようにしておきたいです。また、定期発注方式と定量発注方式のメリット・デメリットも押さえておきましょう。

 

【よくあるパターン】

一部上記の記載と重複しますが、設計や作業の標準化・マニュアル化→教育・OJTDB化で一元管理→情報共有CAD/CAM化→データ共有と再利用で効率化、等は本当によく使われるフレーズですので、是非、うまく活用してもらえればと思います。また、事例Ⅲの最終問題のよくあるパターンとして、成長戦略に対して強みを活かして対応する、というものがあります。あくまで傾向ですが、意識しておくと対応しやすいかもしれません。

 

事例Ⅳのポイント

【心構え(超重要)】

事例Ⅳは、もちろん計算問題を解くためのスキルを身につけることは必須ですが、最終的にはタイムマネジメントが最重要だと思っています。財務・会計が得意な方は是非得点源にしてほしいですが(とはいえ直近の文章問題が多めの傾向を踏まえると、超高得点は中々難しいと思われますが)、一番重要なのは、みんなが解ける問題は絶対取る、ということです。逆に言うと、そこでミスを犯すことは致命傷となります。得点配分についてもかなり不明瞭なところもありますので(お時間のある方は興味深いこちらの記事もどうぞ)、初見の問題で安定して(事故を起こすことなく)6割近くを確保するためには、ここは本当に重要です。

 

【解答の優先順位】

上記の心構えを踏まえ、確実に得点できる問題から解く、という指針に基づき、初めに設問をざっと眺めた上で、解答の優先順位を検討します。私の場合は、基本的には、経営分析→NPV以外→NPV、という感じで決めていました。経営分析は効率的かつ確実に解くことが重要ですので、試験開始後20分までに完了させる検算も含めてしっかり確認する、ということを徹底していました。NPV以外については、設問を見ながら難易度を想定しざっくり決める感じですが、概ね、文章問題→CVP分析→その他、ということが多かったです。

ちなみに、少し余談にはなりますが、平成30年度の本試験において私が解いた順番は、第1問(経営分析)→第4問(文章問題)→第3問(CVP分析)→第2問(企業価値)、となります。設問の難易度を考えると順番としては良かったと思いますが、第3問までそれぞれの見直しを完了させてから第2問に突入した結果、第2問を解く時間は10分強しか残っていませんでした。その結果、焦ってしまい、設問理解で勘違いしてしまう失態を犯してしまいましたが、トータルで考えると、確実に得点しておきたかった第2問以外はそれなりの出来だったので、悪くはなかったかなと思っています(でも若干6割に届いていないですが・・・)

 

【経営分析】

大事なことなので繰り返しますが、経営分析は効率的かつ確実に解くことが重要です。効率的とは、全ての指標を計算するのではなく、与件文の内容や比率(例えば、売上が同じと仮定して他の要素を比較)からあたりをつけ、指標の選択に悩まない、ということになります。また、財務状況の説明は、パターン化しておいた方が、編集に時間もかからないのでお勧めです(例えば「○○なので収益性が高いが、△△で××なので効率性と安全性が低い」)。確実に、という観点では、如何にミスを撲滅するか、ということになります。過去問をやっていて、間違って同業他社の数値で計算していた、営業利益のつもりが経常利益で計算していた、電卓を押し間違っていた、なんてミスをしたことがある方はいると思います(私はありました)。もしこのミスを本番で犯してしまったら、それこそ悔やみ切れませんので、検算を含めた見直しは必ず行うべきです

ちなみに、FPには念のため覚えておくべき指標を一通り書いていますが、その中でも特に頻出の指標は、「売上高総利益率」「売上高営業利益率」「有形固定資産回転率」「棚卸資産回転率」「自己資本比率」「負債比率」あたりになりますので、その点も意識しておくと良い思います。

 

【CVP分析・意思決定会計・セールスミックス・企業価値】

どこが出るかはわかりませんが、この辺の分野は、しっかり公式を覚えて、解法を手に馴染ませておく必要があります(企業価値は、昨年久しぶりに出題されたので、今年は出題可能性は低いと思いますが)。特にNPVの問題で多いですが、基本的に問題の設定が複雑(かつ場合によっては理解しづらい)ですので、初見の問題において、しっかり読み解くことが重要となります。そして、ざっと設問を眺めることで難易度を想定し、優先順位を付けることも重要です。

 

【キャッシュフロー計算書】

キャッシュフロー計算書は、何も見なくても書けるようになる必要がありますが、なかなか覚えられないこともあり、FPにまとめて眺めていました。ちなみに、キャッシュフロー計算書の覚え方としては、こちらの記事もお勧めです。

 

【為替予約/オプション取引・リース取引・その他】

この辺の知識系は、何をどこまで覚えるか正直悩みますが、少なくとも過去問で問われたことのある領域は、しっかり対応できるようにしたいです。同じ問題が出るとは考えにくいですが、もし出題された場合、しっかり過去問を学習している方は解けるはずなので、結構な差がついてしまいます。

 

終わりに

事例Ⅲと事例Ⅳのポイントについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。事例Ⅲは、FPのボリュームからもわかるように、覚えるべきことは少なめです。頻出論点である生産管理を中心に確実に押さえて、対応してほしいと思います。事例Ⅳは、心構え的なお話が多くなってしまいましたが、ここが非常に重要だと思います(飛び抜けて財務・会計が得意な方は別ですが)。頻出分野の計算問題は繰り返し解いて手に馴染ませることは当然必須ですが、極度の緊張感に包まれ、疲れ切った状態で臨むことになる最後の事例Ⅳですので、是非、安定して6割確保を目指すために意識していただければと思います。

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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どうも、kskn(きしけん)です。

夏セミナーの時に少しお話したのですが、先月から転職をしてITベンチャーで働き始めました。
おそらく道場の読者でそのような会社で働かれている方はごく少数だと思うのですが、この界隈ってほんとに「横文字」が多いです。

新しくプロジェクトに割当てられたら「アサイン
そのプロジェクトに参加したら「ジョイン
見込み客のことを「リード
そのリードの購買意欲を高めていくことを「ナーチャリング
ナーチャリングして最終的に無事契約に至ることを「クロージング
クロージング後、システムを導入して使いこなせるようサポートすることを「オンボーディング
オンボーディングする部署のことを「カスタマーサクセス

めんどくさっ!!

全部日本語でいいですよね、、、
個人的にはこういう「一般的でない横文字」を使うことで言葉の定義が曖昧になって誤解を生む危険性ってけっこうあると思っていて、あまり良い文化ではないなぁと感じるわけです。

 


さて診断士二次試験の話へと移ります。

勉強会やセミナーでよく「解答欄に文字数が収まらなくて0から書き直すことがしばしばあります。どうしたらいいですか?」という質問をいただくことがあります。
80分しかない試験時間で、0からの書き直しが1問でも発生してしまうとかなり致命的ですから、書き直しは何としても避けたいですよね。
そうならないために僕なりにやってた対策法があるので、今日はその紹介をしていこうと思います。

 

対策-1.答案は箇条書きで書く

いきなり賛否あると思いますが、個人的には解答は文章でなく、箇条書きスタイルの方がいいと思っています。
文章で書く場合、複数の解答要素が1文にまとめられてしまいますので、100字の解答欄に対して90字書いた時点で「あ、字数オーバーする」となっても微調整をきかせ辛いわけです。
少し言葉を削ろうと思うと全体の構成がおかしくなって、また別の言葉を直して、そしたら結局全文を修正することになって、みたいなことってけっこうあると思います。

一方で箇条書きで解答を組み立てていくのはある種「モジュール型生産方式」と似たようなところがあって、それぞれの解答要素が項目として独立するので、解答要素間の調整がほとんど必要ありません。
よって、仮に100字の解答欄に3要素を90字ほど書いた時点で「字数オーバーする」と気付いたとしても、③の項目で字数を削って調整する、といったことが可能になるわけです。
もちろん修正がまったくゼロになるわけではないのですが、全文修正のリスクはかなり下げることができると思います。

 

対策-2.大事だ(点数になる)と思うことから書く

これは対策-1.と組み合わせてこそすごく威力があるのですが、文章では全体構成があるので重要なことが文末に来てしまうことがどうしてもあります。
しかし、一方で箇条書きはそれが全くありません。なので自分が書きたいことから書くことが可能です。

仮に文章で、自分が最も書きたいことが文末に来る場合、最後で言葉を削って微調整するといったことがしづらくなりますから、制限字数内に収めることの難易度が格段に上がります。
一方で箇条書きで自分が大事だと思う項目を①、次に大事と思う項目を②として箇条書きで書けば、制限字数あたりに来る③や④は必ず「そこまで重要ではない内容が来るハズ」です。
であるなら、多少乱暴に言葉を削っても影響は少ないですし、最悪その項目ごと無くしてしまってもいいでしょう。また、逆に③を終えて10字だけ余ったなら簡潔に④を書こうかといった発想も出てきますので、いろいろな選択肢を取ることができます。

 

対策-3.省略できる言葉は省略する

これまた賛否両論出そうな内容です。
僕はそもそも「与件文の言葉をなるべく使って解答を書きましょう」という考えですが、一部例外があります。それは「カタカナ言葉」です
カタカナ言葉は大抵文字数が多いので、もし適切な日本語で置き換えられるならぜひ置き換えたいです。

このことについてはタキプロのブログでTochiroさんが素晴らしいまとめを書いてくださっています。(コチラ
その一部を引用すると、

===============================================================================================

(2)語彙力を豊富にする、外来語(カタカナ語)を避ける

(中略)大部分はカタカナ語から漢字に置き換えることで文字数の節約にもなります(文字数を増やしたい場合はカタカナ語を使う)ので、最低下記くらいは覚えておきましょう。

モラール⇔士気
コミュニケーション⇔意思疎通
モチベーション⇔意欲、動機付け
デッドストック⇔死蔵在庫
コントロール⇔制御
アウトソーシング⇔委託
アクセス⇔接続
アミューズメント⇔娯楽
イノベーション⇔技術革新
インセンティブ⇔意欲刺激
インタラクティブ⇔双方向性
インターンシップ⇔就業体験
インパクト⇔衝撃
エンパワーメント⇔権限委譲
ガバナンス⇔統治
カスタマイズ⇔特注
コミュニティー⇔地域社会
コラボレーション⇔共同制作
コンセプト⇔概念
コンプライアンス⇔法令遵守
シェア⇔市場占有率
スキル⇔技能
シフト⇔移行
スケールメリット⇔規模効果
ステレオタイプ⇔紋切り型、画一的
セキュリティー⇔安全性
トレーサビリティ⇔履歴管理
トレンド⇔傾向
パートナーシップ⇔提携
ビジョン⇔展望
ミッション⇔使命
ポートフォリオ⇔投資配分
マーケティング⇔市場調査、市場戦略
マネジメント⇔経営管理
マンパワー⇔人的資源、労働力、人材
ミスマッチ⇔不適合
リアルタイム⇔即時

===============================================================================================

これら全てを覚える必要はないと思いますが、「リアルタイム⇔即時」や「モチベーション⇔意欲」、「アウトソーシング⇔委託」などは本番でも十分使うチャンスがありそうです。
これをご活用いただいて文字数削減に取組みましょう!!


それでは本日は以上です。
残り約1ヶ月、頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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こんにちは、どいこうです。

初年度の研究会体験

夏も終わっ・・・たかと思いましたが、昨日の東京はまた猛暑がきておりました。私は早く秋を満喫したいと願っているのですが。さて、そんな私は週末に、参加している研究会の合宿にいってきました!

この「研究会」という言葉、中小企業診断士になると頻繁に耳にするようになります。診断士たちは、概して「研究会」活動をさかんに行う人々なのです。テーマは様々です。特定の業界動向であったり、診断士としてのスキルであったり、稼ぎ方であったりします。活動方式も、講義形式だったり、実践形式であったり、様々です。

典型的なスケジュールですが、4月に中小企業診断協会が主催する歓迎会(例えば東京だと「スプリング・フォーラム」)等で募集活動をして、6~7月頃から活動を本格化させる会が多い印象です。

研究会に入るも入らないも各自の自由です。私の場合は、どうするか迷いましたが、たまたま関心あるテーマで、メンバーの相性も良い会に出会うことができ、今回の合宿にも参加することになりました。診断業務を事業化する際に、ベースとなる情報や知見を(できればプレゼン資料の形式にして)自分の「引き出し」にできるとスタートを切りやすいと思います。その過程を愉快な仲間たちと一緒に実行しており、非常に有意義だと思っています。

その一方、私が受けたある講座では、告知チラシを読んで私が想定していた内容が、実際の講座内容と大きく異なっていました。その結果、その講座では、期待していた効果を実現できませんでした。

診断士活動も意外と「情報戦」

ここまでの経緯を振り返ると、割と「情報戦」の要素があるなあと思います。

私は独学と予備校の通信演習とで試験勉強をしており、勉強用SNSなども利用しませんでした。このため、同期受験生や予備校の先生とのつながりがなく、2次筆記試験の合格が発表された12月上旬の段階で、情報を全く持っていませんでした。

そこで、口述準備期からビハインドを取り戻すべく、精力的に情報収集をスタートしました。幸い、この時期には各種の受験支援団体が、「口述対策セミナー」を主催していましたので、足繁く通いました。口述対策ももちろんでしたが、主に「合格後の行動指針を策定するにあたり、先輩方に体験談を聞かせてもらえる場」として意識していました。

合格発表後には、また各団体で、「スタートダッシュや登録までの実務補習等をどうするか」という趣旨のセミナーが開催されましたので、こちらにも精力的に参加しました。

そんな具合にセミナーおよび懇親会をはしごしていたら、いつの間にか道場の執筆メンバーになったり、別の受験支援団体である「タキプロ」のメンバーになったりしていました。

上記のように、それなりに懸命に情報収集をしたのですが、いかんせん短期間のリサーチでしたから、予備校など中長期的な関係性を作っていた方々ほど情報の精度は高くなかったかも知れません。結果的に、私はミスマッチを経験しました。一方、情報収集力にすぐれた方は、「地雷」を軽やかに回避されていたようです。羨ましい限りです。

事例Ⅴ・Ⅵと口述セミナー

2019年合格予定のみなさんは、今は2次筆記試験の準備に忙しいと思います。ぜひ合格していただきたいと思います。

ですが、合格したらそれで終わりではありません。合格後も面倒がらずに情報収集してミスマッチを回避し、時間とお金を有効利用してほしいと思います(独学や通信講座で勉強している方は特に!)。

さて、少し先の話になりますが、一発合格道場では、2次筆記試験の終了後(11月上旬頃)に「事例Ⅴ(in 東京)」と「事例Ⅵ(in 大阪)」という懇親会を、口述試験の直前(12月上旬頃)には、「口述試験対策セミナー」を開催予定です。試験後の方針を定める情報収集の面からも、役立てていただければ幸いです。時期が来れば、ブログで告知しますのでぜひご検討ください。


それでは、また!

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は17回目!およそ3,500文字です。7分ほどお付き合いください。

二次試験まであと1ヶ月と少し。早いものです。(過去記事はこちらから)2次試験に進まれる方は、早めの申し込みを!

今日は道場初の勉強会の直前ですので、勉強会歴が10代目の中で一番長いと思われる経験を活かして、勉強会の心技体を考えてみました。週末に参加してくださる方も、そうでない方ですでに勉強会を実施している方も、これから検討しようという方も、参考にしていただければと思います。

勉強会の心技体 「体」編

勉強会も種類がいくつかありますが、今回も含めてこれからの直前期に実施するものの多くが、長丁場になると思います。朝から夕方までもなかなかの長丁場でしたが、私の場合は21時が終了時刻だったので、さらに長いです。1日12時間は勉強仲間と一緒にいるという、家屋以上の付き合いになっていきます。もはや。仲も良くなりますよね笑。

で、それはいいのですが、いくら楽しいと言っても長丁場になると体力や集中力が低下するのが、如実にわかります。話していることがまとまらなくなったり、ディスカッション中の会話が耳に入ってこなくなったりするんですね。人間の脳が集中力を発揮できるのは、だいたい起きてから14時間程度(酒酔い運転と同程度まで下がる)だそうですので、まぁ最後の方は本当にフラフラです。でもそのフラフラの時にやる事例Ⅳは珍解答が続出しますので、それはそれでやっておいたほうがいいのですが笑。あぁこうなるんだな、というのがよくわかります。そして本番の最後に受ける事例Ⅳも、そんな感じです。

なのでまず必要なのは体力と集中力、また、切れた時のリブートの仕方です。ちなみに私が実施していた勉強会では、グループの中で役割をいくつか決めていて、おやつ係を設けていました。毎回全員がコンビニに寄るのは時間的にも無駄が多いので、あらかじめ幾らか集金して、おやつを買ってきてもらうのです。係を設けるほどでなくても、エネルギー補給を何らかの形で随時できるようにしておくといいと思います。あとは休憩時の程よいお散歩。コンビニまで行って帰ってくる間に、多少リフレッシュができます。

また、勉強に明け暮れる日々だと、運動量がどうしても減りますので、無理のない範囲で続けられる運動があるようでしたら、それも組み込んでおくといいですね。

勉強会の心技体 「技」編

技については2つあるかなと思っています。一つ目は自分が考えたプロセスを言語化する能力!これがとても大切だと思っています。勉強会にも様々あるかと思いますが、大事なのは10月の二次試験で妥当性の高い解答を書けるようになる、ということです。新しい問題しか出ないので、新しい問題にもびっくりせずに良質な解答を作るプロセスを身につけることが必要です。ディスカッションする場合は、どうしてこの解答になったのか、ということを「なんとなく」「覚えてたから(過去問の場合)」ということ以外の言葉で語る必要があります。

これまで10代目もいろいろな言葉で自分が得た知識やプロセスを言語化していますが、試験が日本語で行われる以上、適切な言語化の能力は必須です。

言語化能力が高まらないと、説明がとりとめもなく長いものになり、みんなの時間を奪います…直前期にみんなの時間を奪わないように、簡潔に、わかりやすく伝えるスキルを身につけていただきたいと思います。子育て中の方、子供との会話は簡潔でわかりやすくないとまず通じません笑。ここぞとばかりにたくさんトレーニングしていただければと思います。

もう一つは、質問力です。時々現れる、天才肌タイプの方は自分の能力を言語化することができないケースがあります。根拠はよくわかっていないけど、ここが解答ポイントだ、と思うことを外さないのです。その、根拠のよくわからない勘のようなものを言語化できれば、再現性は格段に高まります。どうしてこのキーワードにしたの?優先順位をこうしたのはなぜ?というオープンクエスチョン(はい・いいえで答えられない質問)では「なんとなく」で答えられてしまうことがあっても、めげずに「私は○○○という観点と、△△△という観点があると思っていて、△△△の方が優先順位が高いと思ったけれど、なぜあなたは○○○だと思ったの?」というように具体化したり、「与件本文のどの部分を読んでそう思ったの?」という論拠を尋ねる質問もいいと思います。天才の人にとっても言語化の助けとなりますのでウィンウィンです。こちらも、子供との会話で鍛えることができます笑。日常でもトレーニングできますね。

勉強会の心技体 「心」編

さて、心技体で一番大事なのは心なんですが、勉強会でも同じだと思っています。つまり、あり方のことですね。以前の記事でも同じ内容を書いたのですが、大事だと思っているのでもう一度。

同じ試験を受けて、受かる人と落ちる人がいる以上、一緒に勉強する仲間は、仲間でありライバルです。が、「ライバル」と思って自分の知識を出し惜しみしたり、間違ったことを教えて落としてやろうと思うことは絶対にやめてください。恨まれるという以上に自分にとって学びになりません。時間の無駄になってしまうでしょう。目の前の相手が受かるために、自分の言語化能力と知識を使って最大限の貢献をするというのがとても大切です。目指すは一緒に合格しよう、です。俺だけ受かろう、という精神は学びには結びつきません。

また、自分の方がよく知っていそう、模試の点数が高い、といった理由で教えてあげよう、というスタンスもやめた方がいいと思います。なんであなたに教わらにゃならんのだ、という気持ちになる人から、喧嘩を売られるかもしれません(ないと思うけど)笑。目的は合格ですから、お互いが合格のためにできることをやっていく、というスタンスでいると楽し組みのりある時間になるでしょう。勉強会の仲間はあくまでもフラットな関係であり、会社とは違って上下はないはずです。そのフラットな関係でたくさんの人と切磋琢磨しあえる環境は、実は社会人になってからはたいへん貴重なんですが、つい上下関係を持ち込んでしまう人もいます。。慣れていないから、ということだと思いますが、お互いにフラットで行きましょう、というのは確認した方がいいかもしれません。

フラットという前提条件の上で、手加減なしで思いっきり議論するのがコツです。丁寧な言葉で伝えつつ、こんなこと言ったら傷つくかな?と思わないことです。丁寧な、というのは相手の回答に対して根拠を示しながらダメ出ししたり、真似したいと伝えたりする、という感じでしょうか。相手ではなく相手の回答がコメントの対象であるということを忘れないようにしましょう。

そして、コメントをもらっても「いい解答のためであり自分がダメだからではない」という受け取り方をしていきましょう。こんな解答しか書けないなんてダメなんじゃないか、と思う必要はありません。勉強会でプロセスの穴に気づくことができれば、埋められるチャンスで、本番より前に見つかったのはむしろラッキーです。存分に活用しましょう。

終わりに

以上、勉強会の心技体、という形でまとめてみました。妥当性の高い解答を作るために、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する環境はとても貴重だと思います。勉強会に参加される方の参考になれば嬉しいですし、これから仲間を探してやってみようかな、という方も応援しています!一緒に合格を勝ち取れたときの喜びもひとしおですよ♪

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!以上、ちこまる(仮)でした*\(^o^)/*

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

いや~ この前の記事読みましたか?なおさん渾身の解説記事。お見事ですね。

恥ずかしながら事例Ⅰ49点(C評価)だった私は何度も登場してしまいました。悪い見本として、こうは絶対ならないぞ!と戒めの参考として、見てみてください。

 

さて、以前の記事でも書きましたが、かわとも、そして私は「ふぞろい」の執筆メンバーも兼ねています。

道場メンバーは合わせて12人、ふぞろいメンバーのうち合格者は20人。合計32人の合格者の中で、事例Ⅰで40点台を取ってしまったのは私だけ。私がダントツの最下位だったんです。

道場でブログを書き始めた頃は、協会採点の結果がまだ届いておらず、

「絶対に確実に合格するためには再現性が重要です」(キリッ)
「どんな問題でも確実に6割取る方法の確立が大事です」(どやっ)

と、偉そうになことを言ってましたが、事例Ⅰにおいては圧倒的最下位なわけです。むしろ、前年が47点、その後の49点ですから、低位安定もいいところ、全くもって進歩がないわけです。(再現性の無駄遣いよ・・)

 

そんな事例Ⅰダメダメな私としては、事例Ⅰで高得点を得た人が一体どんな答案を作ったのか気になって仕方がなかったんです。

そこで、今回はふぞろいメンバーにも協力してもらい、75点以上もの超ハイスコアを叩き出した合格者の再現答案を集めてみました!!

再現答案の掲載を快く受けてくれたのはこちらの方々です!

  • おかじ:海外出張過多気味なマーケッター。特技は飛行機の中での事例解き。
  • ブルーオーシャン:コーヒー大好き不動産屋さん。ハンドルネームの由来は誰にも分らない。
  • もってぃ:三重在住のエンジニア兼、地域の消防団員。講義動画を4つを同時に視聴することから”聖徳太子”の異名を持つ。
  • かわとも:もはや紹介不要、道場きってのガリ勉女子。

解説はなおさんの記事にお任せするとして、再現答案をただ掲載する、ただそれだけの記事です。他力本願もいいとこ

必要な要素・切り口の漏れを確認するもよし、回答構成の参考にするもよし、H30年事例Ⅰを解き終わった後の復習に(使えるようであれば)使ってみてください。


第 1 問(配点 20 点)
研究開発型企業である A 社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)研究開発型企業である A 社のターゲット市場が小規模市場である理由を、競争戦略の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
理由は①技術の急速な進歩に伴う事務機器市場の高度化・細分化に対し、強みの自社技術を活かし高付加価値化・差別化が図れる為②激しい環境変化の中、大規模市場では売上を主力取引先に依存し事業リスクが高い為。

(おかじ76点)
理由は①経営資源に富む大手企業との競合を避け、②自社コア技術を活用した優位性のある商品を投入し、③競合企業が多いことで価格競争になることを避けたかったから、ニッチ市場をターゲットに事業展開を行った。

(ブルーオーシャン78点)
理由は大手が参入しにくいニッチ市場で幅広い新製品開発を行い高付加価値製品で差別化を図る為。情報通信技術の急速な進歩に対応し、時流を先読みした先進的な技術で製品領域を拡大し、先行者利益を得る狙い。

(もってぃ78点)
ニッチ戦略をとることで、①少ない資源で集中して高精度製品の開発ができ、他社と差別化ができる。②平成不況、リーマンショックなどの不況による売り上げ不振の軽減。③他社との参入障壁を築くことができる。


第 2 問(配点 40 点)
A 社の事業展開について、以下の設問に答えよ。(設問 1 )
A 社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①生産と販売を外部委託し、創業以来社員の大半を技術者とし、人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた為②激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為

(おかじ76点)
理由は社員の9割を技術者が占め最終消費者向け製品開発で、①営業組織設置が必要で人事増となる上、ノウハウもなく、②経営資源が分散し、③BtoB商品開発に強みを持つ技術者の能力を発揮することができないから。

(ブルーオーシャン78点)
理由は社員50名の内9割が技術者で営業人員が少なく最終消費者への営業展開がしづらい為。強みの技術を応用しニッチ市場に向けて試行錯誤を重ね様々な高付加価値製品を生み出すことに経営資源を集中し効率性を求めた。

(もってぃ78点)
理由は①人員構成で技術者が9割のため、ニーズ対応できる人員が少ない事②生産を他社に委託し③販売は信頼できる複数のパートナー企業に委託している事。


(設問 2 )
A 社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

(おかじ76点)
違いは、従来の事業は主力取引先向け電子機器製造や、ニッチ市場向けの製品開発で売切り型事業であったが、複写機関連製品事業は複写機本体から消耗品までを取り扱い、継続的な収益を得られる点に違いがある。

(ブルーオーシャン78点)
経営危機以前は特注電子機器事業の様な売切り型で収益が顧客動向に左右される事業特性だが複写機関連製品事業は消耗品の継続取引により安定収益が見込め顧客との定期的な接触で製品開発に役立つニーズ取得もし易い。

(もってぃ78点)
①経営危機に直面する前の電子機器製品では、売り切り方の事業で開発が困難である。②複写機器関連製品は、複写機の再生品、部品、複写機用トナーなどの消耗品を取り扱い、比較的開発が容易である。


第 3 問(配点 20 点)
A 社の組織改編にはどのような目的があったか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社の組織改編が、どのような目的をもって実施されたかについて明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
目的は、専門知識別部門を製品別開発部門に集約し、異なる専門知識を持つ技術者の混成チームとする事で、技術・情報を共有し技術開発の促進と高度化を図り、時流を先読みした先進的な事業展開を進めるためである。

(おかじ76点)
目的は、複写機関連製品事業が先細り傾向で売上拡大を期待でないことから、①複数製品を平行で、自己完結的な開発体制を構築し、②開発から生産の工程別組織体制で迅速な製品化を行うために組織改変を行った。

(ブルーオーシャン78点)
情報通信技術の急速な進歩や安定収益を見込む事業が先細りになる中で、新しい技術を用いた製品開発をする必要性が高まり部門長と役員を兼任させ意思決定スピードを高め各技術者の混成チーム組成で開発力を強化した。

(もってぃ78点)
①技術間の交流が進む事でシナジー効果が得られ、製品開発、品質管理、生産技術に特化できる②部門間のセクショナリズムの撤廃③資源の重複なしで規模の経済を得ることができる。


第 4 問(配点 20 点)
A 社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

(出題の趣旨)従業員の大半を占める技術者のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、A 社は、どのような施策に取り組むべきか、助言する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①研修制度、学会参加の促進、CDPの導入により社員の独創性ある能力開発を行い②社内ベンチャーやMBOの導入によりチャレンジ精神を醸成し③評価項目に独創性・チャレンジ行動を加えることで適正な評価を行う。

(おかじ76点)
取り組みは①社員の能力開発を行い、②公正、透明な評価制度や業績に応じた表彰制度で士気を高め、③権限委譲や、④社外、社員間の連携を推奨して仕事をしやすい環境を整備することで社員の挑戦心や独創性を維持する。

(ブルーオーシャン78点)
取組は①社員への権限委譲②外部研修機会の提供③研究に専念しやすい施設の整備④チャレンジを奨励する評価基準策定⑤社内提案制度の創設⑥主力取引先以外との共同PJを推進し社員の士気を向上させ組織活性化を図る。

(もってぃ78点)
①展示会、セミナーに参加させる。共同プロジェクトの参画を継続的に行い、意欲向上を図る。②大学との産学連携で専門的な教育を行い、開発力の向上、モラール向上を図る。③提案制度の取組み、独創性を維持する。


さて、ここまで書いておきながら、正直なところ、高得点者の再現答案をまとめて掲載するのにどれだけのニーズがあるのか、受験生のためになるのか、今いち自信がないんです。。

事例Ⅱ、事例Ⅲでも同様の記事が欲しい!という要望があれば次の記事で纏めてみようと思いますので、要望お寄せ下さい!

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

 

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おはようございます、8代目のたっしーです。

先日、1次試験の合格発表がありましたね。自己採点である程度合否は把握しているとはいえ、改めて合格したことを確認でき嬉しく思ったことを懐かしく思い返します。

思い返せば1年半ぶりに、道場で執筆させて頂くことになりました。キッカケは大阪の診断協会で新入会員の方に向けて、今までの経験やこれからへのアドバイスなどを「診断士の歩き方」としてお話しさせて頂く機会があり、その内容を大阪春セミナーでも披露したことに端を発します

診断士の活動はなかなか見え辛いため、どんな活動が出来るのか?どんな活動をしているのか?診断士は儲かるのか?やりたいことはできるのか?など、不安や疑問が出ることもあると思います。

そこで、2次試験に向かう方も来年の1次試験を目指す方にも、診断士活動に楽しさを感じて頂ける、そんな記事にしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

====================

さて本題に。

皆さんは夢を語れますか?

私は・・・もう久しく出来ていないように感じます。
小さい頃の夢は、スポーツ選手とパン屋さんだったと記憶していますが、素直に夢を語れた時代もあったのだと、なつかしく思います。

とはいえ最近では、夢ほどではないですが「こうなりたい」と話ができるようになりました。小さい頃の夢よりも少し現実的な内容なのは、成長なのか老化なのか悩むところです。

そんな私が、今どんな思いでやっているのか、その背景にはどんな考え方があるのか、これからどうしていくのかなどを赤裸々にまとめていきます。

・背景と現状

私の背景を簡単に紹介すると、企業に勤めながら診断士資格を取得し、そのまま独立することなく活動を続けています。資格取得後に転職と個人開業をし、兼業診断士として活動を行っています。

・私にとっての診断士資格

私が診断士資格を取得した理由は、表向きは「エンプロイヤビリティの向上」としていますが、本当は「伸びきった上司の鼻をへし折るため」です。つまり、合格して鼻をへし折った時点で一回目標は達成されていますし、資格を取ったから転職、兼業を行っているわけではありません

では、私にとっての診断士資格とは何か?

元々やりたいことがあって、その幅や可能性を広げてくれるかもしれない、一つのキッカケとして捉えています。つまり私にとっては「運転免許」と同じ感覚で考えています。

・診断士になってからの活動

そんな私は、合格して目標を達成した私は、恩返しと自己研鑽のために道場の執筆メンバーとなったわけですが、ここでJCさんの「診断士として活躍し続けるための3つのポイント」のお話を聞いて、診断士の活動方針が決まりましたので、まずは紹介しておきます。

  • 自分の居場所を見つけて中心に立つ
  • 自ら動くことをためらわない
  • 常にポジティブに考えること

今から振り返っても「なるほど」と思えるいい言葉ですが、これを受けて私の1年目のモットーは「何でもやってみる」に決めました。頂いたお話はすべて「YES」で返し、なんでも経験してみるということです。

そんな1年目の活動は「2017年:診断士体験記(企業内)」で書いているので割愛しますが、感想としては「そんなに甘くない」と思いました。診断士の資格を取ったからといって、正直なにも変わりませんし、協会に入っても名刺やFacebookの友達が増えても、それだけで何かが大きく変わることはありませんでした。

・今の活動

そんな私でも、3年目となると何となく進みたい方向が見えてきました。診断士の資格と関係ある/ない混ざっていますが、今現在の活動内容をマッピングしてみました。

内容を簡単に紹介すると、有償/無償の軸と、主体的/能動的かで分かれています。それぞれの色分けは以下の意味を持っています。

赤色:勤め先での仕事
青色:兼業での仕事
緑色:協会での活動
黒色:協会以外での診断士関連
紫色:協会/診断士以外
青枠:年に1~数回の活動

見て頂くと気づくと思いますが、全体的にバランスよく振り分けられています。これは意図的にやっていて、主体的/能動的は活動時間に制約があるので、自分の手間を調整しています。有償/無償はお金を頂く「仕事」と、自己研鑽としての「投資」とのバランスをとっています。

・私の活動方針

1年目のモットーは「何でもやってみる」でしたが、2年目のモットーは「好きなことをすすんでやる」ことにし、3年目(今年)のモットーは「楽しむ」ことにしました。

私はサラリーマンをやっているので、嫌いな仕事もしますが、目先のお金に窮することはありません。ですので、兼業らしく自分の楽しいと思えること、つまり好きだと思えること、新しいこと、未経験のことに集中しようと考えています。
兼業では時間的な制約が大きなネックになるので、私はやりたいことと、出来るだけやらないことをある程度線引きしています。

<やりたいこと>

  • 「IT」と「営業」と「ミャンマー」に関連すること
  • 自分の可能性を広げられる活動
  • 前例がないこと/新しい取り組み
  • 人前で話す仕事

<出来るだけやらないこと>

  • 孫請け的な補助金申請
  • 収益のためだけの仕事(業務)
  • 会社様の顔が見えない仕事
  • 既存の枠組みのトレース

色々混ざっていますが、基準は私が「楽しい」と思えるかどうかになっています。理由を細かく書くと、ここだけでも1記事書けそうなのですが、私の過去の経験や知見を得意分野としつつも、それに縛られることなく、自分の可能性を広げられる活動を好んでいます。また常に変化が得られるようにもしています。

・仕事のもらい方

このようなお話しすると「どのように仕事をもらっているのか?」と聞かれることが多くあります。私自身、本業は営業マンなのですが、実際あまり営業活動を行っていません。

営業してお仕事を頂いても請けきれないという理由もありますが、特段前のめりで営業しなくても、嬉しいことにお話を頂く機会は多くあります。
私が意識していることは以下の2点です。

  • 狭くても深い関係性を作る
  • 頂いた仕事はキッチリやり切る

診断士になると、名刺交換をする機会がとても増えますが、時間が経つとお会いしない方、または忘れてしまう方が多くなります。ですので、私の人となりをしっかりと理解してくれる人との深い関係性を、意識的に作っています。これがJCさんの「居場所」に近いイメージです。

また頂いた仕事をキッチリこなしていけば、だんだんと口コミで評判が広がるので、無理に営業をかけなくてもお話を頂く機会が増えて行っているように思います。

・診断士にとって必要な能力

診断士になると必ずといっていい程、人脈、専門性、経験、知識が必要と言われます。これ自体を否定しませんし、あるに越したことは無いです。しかし診断士になっていきなりでは、なかなか難しい部分もあります。

私はそれよりも前に、是非とも意識して欲しい大事なことが2つあると思っています。

1つ目は、「誠実であること」

これは診断士になると理解できると思いますが、正直、誠実さに欠ける行動や言動をされる方が一定数いるように思います。また企業様からの評判や診断士同士での評判でも、実力が足りていなくて・・・という話はほとんど聞くことがなく、むしろ誠意のない行動で評判を落としている話がほとんどです。

つまり、企業様や一緒に仕事をする仲間、お話を頂いた先輩などへ誠意を尽くして行動をしていれば、自ずと評価は上がっているように感じていますし、実際、評判のいい診断士の方は誠実さを持たれています。

2つ目は、「意志を持つこと」

現在活躍されている診断士の方々が、ご自身の考えや思いをもって行動されているのはもちろんのこと、診断士の世界は「こんなことをやりたい」と言っていると、どこかで誰かが聞いて手を差し伸べてくれる、そんなことが多くあります。

また時にに困難な時でも、自分はこうありたいという意思があれば、乗り越えることができます。

・これからの診断士へ

私は診断士資格のことを「運転免許」と同じ感覚だとお伝えしました。この資格のことを色々と例えられていますが、免許を有効に使わなければ身分証明書程度にしかならなく、逆に有効に利用すればどこへでも行けて何でもできる可能性を秘めている点で、この例えが一番しっくりしています。

診断士も「診断士資格を保有している」旨を伝えることは許されていて、それ以外の独占業務などは与えられていません。しかし逆を言えば何も制限を受けていませんので、自分で意思をもって活動をしていけば、無限の可能性を秘めていると思います。

意志あるところに道は開ける

これはリンカーンの言葉で、原文では「Where there’s a will, there’s a way.」となります。私がとても好きな言葉で、道を開くのに重要なのは「意思」だと語った、強い言葉です。

意思があったから必ず道が開けるほど簡単ではないでしょうが、逆に言うと意思がなければ道が開けないとい意味でとらえています。皆さんにとって、今は試験合格が目先の目標になっていると思いますが、その先のやりたいことも見据えて、強い意志をもって試験勉強を頑張ってください。

一緒に楽しい診断士ライフを送れることを、お待ちしております。

たっしー

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おはようございます。makinoです。

本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

まず最初に御礼を。

2次試験対策動画をダウンロードしてくださいました皆様、ありがとうございました。少しでも、お役に立っておりましたら、とても嬉しいです。

 

今回は動画に関するアンケートを実施しておりませんが、夏セミナーで非常に満足度の高かったプレゼンテーションがコンテンツになっております。きっと少しでも、お役に立っているのでは、と期待しております。

 

また、ダウンロードされていない方。有料になってしまいますので、慎重にお勧め致します。そして、ブログ記事へのコメントを拝見していますと、「2次対策動画をみてもらえれば解決できるのでは」という内容があるなあ、という印象を持っております。

 

事例Ⅰ-Ⅲの解き方や設問の要求にお悩みの方、解答要素の抜け漏れがある方、80分で事例問題が解けない方、学習計画が定まらず、方向感を失いつつある方には、ご自身のお悩み解決に、お役に立つと思います。また、参考書やブログ記事に比べて、動画は脳への負担が少ない事、通勤中のながら視聴もできる事を、付け加えますね。

 

そして12月に、「セミナーには出られなかったけど、2次対策動画が、ほんの少しだけ役立ちました。そして、何よりも、合格しました。」という声を、いただける事があれば、この上ない喜びです。

 

 

———————————-

さてさて、本日の本題です。
いつもの余談は、本題の後に書かせて頂きますので、余力があれば、読んでいただければ、と思います。

 

 

土曜日もブログを読んでくださる読者の皆様に、今日は2次対策の小技を1つ、ご紹介したいと思います。

 

【最後の一文に要注意】
事例の与件文を読んでいると、段落の最後に、唐突に、文脈を遮る一文が入る事があります。これは要注意です。「解答に使う一文」と思って対応しましょう。

 

受験生時代、某予備校講師の方から、お話を伺う機会がありました。演習問題の作問をご担当されたこの方は、問題作成後、学校側から、このような指摘を受けたとの事です。

 

「難易度を上げるために、文章を入れ替えてください」

 

はい、お分かりになりましたね。
前述の、唐突な一文は、このような背景で、元々あった箇所から、移動してきた可能性が大きいのです。ただし、段落内の前後関係から、段落の最後につけるしかなかった、という事です。

 

具体例でみていきましょう。

 

平成30年 事例Ⅱ
第一、第二段落を抜粋しました。

 

 

赤線の一文、違和感がありませんか?
B社の概要を話す第一段落で、いきなり設備の話。おそらく、設備を説明する、第二段落からのお引越しです。もしくは、B社の立地条件を記述した第三段落(与件文省略)が、もともとの居場所だったのかもしれませんね。

 

つまり、この一文は、解答に使うが、第二段落(or第三段落)にあると、分かりやす過ぎるので、お引越しさせた、と考えることが出来ます。

 

そして、この駐車場の一文が、解答で使われる事になるのが、第4問です。

 

 

この第4問ですが、ふぞろい12で確認すると、施策の1つとして、この駐車スペースを活用したバスの送迎サービスに加点(3点)がされています。1点を争う試験で、この3点は、決して小さい加点ではありませんよね。

ちなみに、makinoは、本試験の事例Ⅱで、最後の5分で、この駐車場の抜け漏れに気が付き、5分で第4問の100字を書き直しました。

 

もう1つ、具体例を見ていきましょう。
平成29年 事例Ⅲ

 

第14段落

 

 

この具体例は、ちょっと変化球なのですが、ご説明します。

 

まず、この段落自体の居場所に違和感があります

 

与件文の小見出しにある、【新規事業の概要】の冒頭に置かれても良さそうなのですが、だいぶ後ろに置かれています。しかも、明らかに付け足したような赤線の一文。事例Ⅲの段落構成には、ありがちなのですが、これは、以下が推測されます。

 

①段落全体をお引越しさせて、難易度を上げている。
②わざわざ、段落の最後に、脈絡に乏しい一文を付け加えている。

 

つまり、「段落が丸々使う」、そして、「最後の一文は必ず使う」です。
案の定、第一問で、それがわかります。

 

 

この答えに、第14段落が丸々使われます。
しかも、設計担当者の最終検査体制の改善は、課題(3点)と対応策(3点)の加点要素になっています(ふぞろい11参照)。

 

 

さてさて、いかがでしたでしょうか?最後の最後で、例えあと3点の加点であっても、皆様のご参考になれば、大変嬉しいです。

 

「結構使えそうなのに、小技なの」と思って頂いた方。素敵な着眼点、ありがとうございます。

 

実は、この「最後の一文」は、各年度の本試験で、「1つあるか無いか」の頻度なのです。それだけ、本試験の与件文は、流れるように無駄がなく、良く出来ています(私などが、言うまでもありませんね)。

 

ですので、小技にはなりますが、必殺技にはなりません。その点は、よくよくご留意ください。そして、昨年の事例Ⅱで、私を救ってくれた懐刀が、今年の本試験で、あなたを救う事があれば、とても嬉しいです。

 

 

———————–
【おまけ】
さて、ここからが余談です。
みなさま、2次試験の学習の手ごたえは、いかがでしょうか?

 

成長してる手応えあり!」という方。
素晴らしいです。勉強の方法と方向性が、ご自身に合っている証拠ではないでしょうか。

 

まだまだ暗中模索」という方。
実は、私もそちら派でした。今日の余談で、そんなお話をさせて下さい。

 

以下の表は、私の、昨年の8-10月での、2次試験勉強時間です(『勉強管理2』というアプリを使用していました)。8月は1次試験の勉強時間を除いて、算出しました。

 

 

3か月で400時間と、ちょっとやり過ぎなくらい、勉強していました。これは、自分が「出来ない受験生」であり、試行錯誤と暗中模索をしていたからです。

 

ちなみに、とある9月の1週間の勉強時間はこんな感じでした。

 

 

特に、気になる平日に関しては…、

「朝晩の自宅学習」+「通勤時間往復」+「会社についてから始業まで」

みたいな感じですね。ちなみに、昼休みは体力回復のために、素早く社食でお昼を済ませて、寝ていました。

 

繰り返しますが、自分は「出来ない受験生」であった故に、やり過ぎでした。ですので、効率の悪さが目立ちます。ここまで、時間を費やさなくても、合格している人は、道場10代目にもたくさんいます。

 

自分が、お伝えしたかったのは、こんな時間の使い方をしながら、自分のやり方を創っていった、という事です。

 

偉そうですね。
でも、威張りたいわけではありません。出来ずに悩んでいる方に、エールを送りたいのです。

 

自分は、出来ずに悩んでいる中で、例えば以下のやり方を1つ1つ積み上げていった、という事です。

 

・設問の要求解釈が出来ない -> 設問分解が間違っている ->TACの講座を取ろう
(8/12の記事参照 【2次対策】題意を外さない「設問分解」とおすすめ教材&おまけ

・与件から拾い漏れがある -> 予備校の先生がこんな事を言っていた ->最後の一文要注意(本日の記事で記載)

 

きっと、もっと効率のいいやり方があるはずです。ですので、皆さんには「出来ない受験生」のやり方は、真似しないでください。

 

参考にして頂きたいのは、「出来ないなら、出来ないなりの事をやる」という点です。

 

それには、「何故できないのか」を考え、考え付いた、もしくは教えてもらった「新しい方法を試し」、「自分に合っているか確認する」ための、時間が必要です。私は、そんな事を、たくさんしなければなりませんでしたので、こんなに時間が必要だった、という事です。

 

おそらくは、いまこの記事を読んでくださっているあなたよりも、もっとずっと「出来なかった」makinoが、そんな事を愚直にやってきた点は、是非ともご参考になさってください。

 

現在、自分の「型」ができずに、試行錯誤をされている方、「こんなレベルで合格できるのか」と不安に思っている方、模試の模範解答と自分の答えがかけ離れている方。まだ大丈夫です。本試験まで、あと6週間あります。まだまだ、伸びますよ。自分を信じて、日々の道場記事も参考にされながら、情報収集をして、努力を積み上げてください。微力ながら、応援しています。

 

——————-

 

さてさて、本日は以上です。

 

あのときの あの苦しみも
あのときの あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じぶんが自分になるための
(相田みつを)

 

この言葉、何度かご紹介していると思います。きっと、私が深く共感しているからでしょうね。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。感謝いたします。

 

 

明日は日曜日ですが、一発合格道場の先代からの寄稿があります。更新をお楽しみになさってください。私も仲良くさせて頂いている、大好きな方です。きっと楽しんでお読みいただけると思います。

 

 

 

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みなさん。おはこんばちは。キャリコン診断士のブブです。
今、ブログを更新していましたら、優しい虫の音が聞こえてきました。
もぅ、秋ですね。
みなさんが受験した1次試験のあの熱い暑い夏はもう終わりました。
「1次合格」という熱狂を感じたのも束の間、今度は「思考の壁」・「時間の壁」が大きく眼前に立ちはだかったと感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時はこんな風に考えてください。

台風で穂が大きく揺らいだとしても、長雨で雨水に大きく浸かったとしても、それを経て実は熟すもの。
暗中模索のなかだとは思いますが、そう信じて今は進んでください。

さて、今回は、私が実践した2次の解法についてお話します。
事例Ⅰ~Ⅲ、特に事例Ⅰ~Ⅱにおいて意識すべき点について、の内容となります。

【図表1】

 

ポイント➀考える順序を間違えない事
事例Ⅰは、組織と人事、事例Ⅱはマーケティングについて問われます。
上記の図表1における機能戦略です。ここで重要なポイントは、この表を思い出して上位から考えることです。常に意識しておくことはこの事例企業の経営理念、ビジョンは何なのか?
これは与件文にそのまま、理念=〇〇とはっきり書いているケースもあれば、書いていないケースもあります。
なければ、文脈から社長の想いを類推していきます。
そして、次に内部分析[強み・弱み]×外部環境分析[機会・脅威]を把握します。
それをもとにした経営の方向性やドメイン等の経営戦略・基本戦略を意識します。
そこからスタートして事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにつながる機能戦略を考えなければなりません。
これを外すと大コケします。
あるあるですが、自分の得意な分野や経験値の高いものがあれば、ついついマーケティング等の保有知識ありき、となるのです。率直にいえば、経営者の想いを置いてけぼりにしてしまう。
例えば、ネット系広告会社に勤めている方が、(自身の培った経験と知識を活かして)ネットを最大限利用し広範なターゲットにリーチすべき、と考えたとします。
ところが、事例の経営者は”ネットをあまり使わない層である”高齢者に対して、生活の不便を解消することで地元顧客の生活度向上を叶えたいという想いがあったとします。
そういったケースに、前者の答えを作ってしまうとドツボにはまります
では、「地元地域の高齢者の生活向上を実現」そんな経営者の想いを実現するために、行うべき手法は?
この順番で考えると、取るべき手法はネットではなくて”ベタな”老人会でのチラシ配布や地域活動支援による関係性強化等が思いつきます。
ネットではなく、口コミ。そして顧客関係性の強化。となると人的資源が重要、人的資源の強化による顧客満足度向上といえばインターナルマーケティングという方向性(ロジック骨子)が見えてきます。

ポイント➁因果を考える
2次試験とは、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を判定するものであり、それは1次試験で学んだ基礎知識を活かして、事例にもとづき診断及び助言できる能力があるかどうかを紙上で判定してくるものです。
逆にいえば、①事例企業の状況をしっかりと与件文から読み取れること。➁適切な診断、助言を基礎知識から導き出して答えを作り出せること。➀➁が出来れば合格要件を満たすこととなります。
その対策として、私は設問に対して常に因果で成り立つ骨子をロジックツリーで作っていきました。

例えば、問題分析能力を問う問題では、その問いてきた問題点に対して「それはなぜか?」をまず、遡って考えます。そして、その「遡った原因」が起きるのはなぜか?と次の原因を深掘りしていきます。
その思考過程を「与件文に書いていること」と「1次の基礎知識」で組み立てます。

単純な設問で仮定しますが、「B販売部門の営業成績が落ちている」理由について問われれば、「(与件文より)モラールの低下」→(それはなぜか)→「(与件文より)B販売部門の部門長が変更し、方針変更が従業員に浸透していない」→(それはなぜか)→「(1次知識より)共通目的、貢献意識、コミュニケーション不足」といったカタチで骨子を組み立てます。

改善提案を問いてきた場合には、「(与件文より)方針変更が従業員に浸透していない」→(そのためには)→「(1次知識より)共通目的、貢献意欲、コミュニケーション不足の解消」→(そのためには)→「(具体的な提言内容として)➀会議等にて方針の浸透➁意思決定の判断基準を策定➂従業員も参画する目標管理制度の導入」→(その狙いは)→「組織の活性化とモラールアップを図る」として骨子を組み立てます。

ポイント➂与件文をしっかりと読み込む
合格のためには、前提として読解力。すなわち与件文をしっかりと読み込める技術が求められます。
その為のテクニックとして、いくつかの要素で与件文を切り分けていくことが有用となります。
その切り分け方の私流のテクニックは以下の4つ。
1.時系列/青蛍光ペン
2.社長の想い、経営理念、ビジョン/赤ペン
3.SWOT/プラス要素(強み、機会)=緑ペン、マイナス要素(弱み、脅威)=青ペン
4.設問に対応する関連内容/蛍光ペン※青色以外
【図表2】

(クリックすると拡大します)

 

上記のポイント➀で記載のとおり、「社長の想い・理念・ビジョン」そして「SWOT」は抑えるべき重要ポイントになります。その為にそれらの要素が与件文のどこにあり、何を書いているのかを色分けを利用することにより把握します。
そして、もう一つ大切な点は時間軸を理解しておくこと。与件文に書いていることはいつの時代のことなのか。そして、設問文で問われていることはいつの時代のことなのか。それを整理しておかないと大きく外してしまいます。
例えば、「A社の先代の社長はリーダーシップを強く発揮。現社長はタイプが異なり推進力が弱いことが課題。だが、メンバーの協調性は高い。」のようなケースにおいて、現在のA社の強みが問われたときに「社長のリーダーシップです!」と書くようなエラーです。当然、これを書くと大こけですよね。
(これは単純化したのでわかりやすいと思いますが、実際の問題でかつ本番になると混乱しがちです)
ですので、時代の切り分けも忘れずにしておく必要があります。

あとは、設問文に対応する因果を与件文の何処から拾ってくるのか。それを見分けるために蛍光ペンを多色使います。
なお、赤ペン、青ペン、緑ペンを使っている理由は、蛍光ペンの色数が設問数+時代の青色で使うため多色過ぎて対応できないからです。。。

まとめ
あらためて、本日の学びを最後に纏めておきます。
➀「考える順序」を意識すること
➁「因果」で考えること
➂「与件文」をしっかり読み込むこと
本日は以上です。

「試験ではなく、支援」
1次⇒2次筆記⇒2次口述⇒実務補習と進んでいく過程のなかで、「診断士に求められるものとは?」という本質に気付くことがあります。その本質とは「支援」。そう私は感じます。
支援を通じて見つかる新しい自分の未来。それを信じてがんばってください、ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」の平成30年度事例Ⅰをお届けします。
本記事では、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。
この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、、、、、切り捨て御免! (^^;

平成30年度の事例Ⅰは第1問~第4問までの全4問。第2問が設問2つに分かれていましたので、全部で5問が出題されました。配点は各20点ですので、70~80点クラスの解答は概ね15点くらいをマークしていると思われます。
私は2次試験の得点イメージを「15点×4問+10点×1問=70点」としていましたので、目標設定としても「15点答案」は妥当なラインだと思われます。(5問中1問は“やっちまう”ことを想定していたということです。これ、本番でのメンタルに結構有効だと思います。難問があっても「部分点狙い」に切り替えれば良く、難問に引きずられずに済みますので。)
尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ

※本記事は平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1 問(配点20 点)
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
研究開発型企業であるA社のターゲット市場が小規模市場である理由を、競争戦略の視点から分析する能力を問う問題である。

設問では、A社が相対的に規模の小さな市場をターゲットにする「理由」を問われていますので「理由は~」と書き出すのが良いですね。また、「競争戦略の視点から」という制約条件がついていますので、ポーターの競争戦略論にある、「差別化戦略」「コストリーダーシップ戦略」「集中戦略」の中から適切なキーワードを盛り込みます。これは「競争戦略の視点に立って回答していますよ」と明示的にするためです。

かわとも(76点):
理由は①技術の急速な進歩に伴う事務機器市場の高度化・細分化に対し、強みの自社技術を活かし高付加価値化・差別化が図れる為②激しい環境変化の中、大規模市場では売上を主力取引先に依存し事業リスクが高い為。

まずは事例Ⅰの10代目最高得点のかわともの解答です。なかなかの編集能力ですね。「理由は~」で書き出しつつ「自社技術を活かした高付加価値化・差別化」も盛り込まれています。加えて、以前に売り上げの8割を主力取引先に依存していた時代にバブル崩壊で経営危機に陥った経緯を踏まえて「事業リスク」にも言及しています。10代目で「事業リスク」に言及したのは、かわともだけでした。さすがです。

どいこう(63点):
小規模な市場には規模の経済が働きづらく大手メーカーが参入しにくいため、価格競争が激化せず、A社が技術力を活かした高付加価値品の開発によって適正利益を確保しやすいと考えられる。

kskn(61点):
理由は①小さい市場では大企業にとって採算が合いづらく、参入障壁が高いため競争が緩やかになりやすいから②A社の持つ技術を活用することができ、ニッチャーとしての地位を築くことが可能であったから

2人とも小さな市場ならではの「競争緩和」と技術活用による「適正利益」「ニッチャーとしての地位」に言及しています。こちらの解答の方が受験生の皆さんにはより”等身大”に近く感じられるのではないかと思います。ただ残念なのは「差別化戦略」のキーワードが入っていないことでしょうか。設問文にわざわざ「競争戦略の視点から」と書かれていますので「差別化戦略により」といったフレーズは入れておきたいですね。

いよっち(49点)
理由は①コアテクノロジーのセンサー技術が活用でき②外部との共同プロジェクトの参画による外部資源の活用が可能で③ニッチ市場向けの新製品開発による差別化で同業者の撤退時に売り上げを高められるため。

モリモリ盛り込みタイプの回答ですが、残念ながら細かく見ていくとあまりロジカルではありません。
「①センサー技術の活用」と「②外部資源の活用」は、小規模市場の特有のものではなく、大規模市場でもセンサー技術や外部資源を活用できますよね。「③ニッチ市場向けの新製品開発で差別化」の部分は良いですが、文章後半の「同業者の撤退時に売り上げを高められるため」とは因果がありません。
残念ながらあまり多くは得点できていないと思われます。

第2 問(配点40 点)
A社の事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1 )
A社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A社の人員構成から考えて、その理由を100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。

「最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった」理由を問われていますので、解答は「理由は、①~、②~である。」というスタイルにします。また、「人員構成から考えて」という制約条件がついていますので、A社の人員構成の特徴を記述するようにします。

かわとも(76点):
①生産と販売を外部委託し、創業以来社員の大半を技術者とし、人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた為②激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為。

こちらもさすがですね。「社員の大半が技術者」というA社の人員構成の特徴を記載しつつ、「人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた」と経営戦略のレイヤーで記述しています。また、本文に記載のある「売上が数十倍になった今日に至っても従業員数は倍増程度にとどまっている」に着目して、「激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為」と異なる視点でまとめています。2つの解答要素がうまく盛り込めていますので、結構な得点になっていると思われます。

どいこう(63点):
従業員の大半が技術者であり、また業務用製品の研究開発に特化して生産および販売は外部委託している事情から、最終消費者の需要を把握することが難しかったと考えられる。

ぐっち(67点):
理由は、①研究開発に特化し技術者が9割を占めており、②営業職や管理業務は兼務で実施しており、③ほとんどが正規社員であるため、最終消費者の多様なニーズの把握・対応ができなく、生産・販売を委託してるため。

仲良しさんですね。二人とも「社員の大半が技術者」という人員構成の特徴に触れながら、自社製品の開発に不可欠な「最終消費者の需要を把握することが難しかった」と帰着させています。このあたりが「等身大」の目安になると思います。

(設問2 )
A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。

「経営危機に直面する以前にA社が開発してきた製品の事業特性」と「複写機関連製品の事業特性」の違いを問われていますので、「違いは~」と書き出すことをお勧めします。また、「それまでとは異なる考え方に立って」とありますので、経営戦略面に関わる事業特性の違いが表現できると良いと思います。
この設問は、与件文にある「開発した製品すべてが市場で受け入れられるわけもなく、継続的に安定した収入源としてA社の事業の柱となる製品を生み出すこともかなわなかった。そうした危機的状況が、A社長の製品開発に対する考え方を一変させることになる。」という戦略変更に至った背景の部分を踏まえつつ、「開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業の限界を打ち破ることを目標にして、新規事業開発に取り組んだのである。それが、複写機関連製品事業である。」を編集していけばよいですね。「売り切り型」、「継続的に安定した収入源(事業の安定)」というキーワードから複写機の「サプライ品の販売(継続的な収入源)」を導き出せると良いですね。10代目の解答も結構似通っています。

なおさん(63点):
事業特性の違いは、以前は開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業であったのに対し、複写機関連製品事業は①複写機の再生②トナーなどの消耗品など継続的な取引が収入源になり収益が安定すること。

どいこう(63点):
従来の製品は販売時点で取引が終了する売切り型で収益が不安定であったが、複写機関連製品はトナーや消耗品が継続的売上をもたらし、収益が安定化する。

かわとも(76点):
特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

kskn(61点):
それまでの事業は売り切り型で、開発のムダもあり安定的に収入を得ることが難しかった。一方、複写機関連製品事業は消耗品が多く、リピート注文を得ることで安定的な収入を得ることが可能であった。

makino(71点):
以前の事業が①景気変動や大手取引先の動向で行政が左右される②売り切り型で安定収入が無い一方、複写機関連事業は①消耗品売上などのサービス・サポートでの継続的安定的収入が得られる特徴がある。

いずれも「売り切り型」vs「継続的に安定した収入源(事業の安定)」の視点で解答が構成されています。この問題は与件文にヒントが多いので確実にとっておきたい問題でしたね。

第3 問(配点20 点)
A社の組織改編にはどのような目的があったか。100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A社の組織改編が、どのような目的をもって実施されたかについて明らかにする能力を問う問題である。

「組織改編の目的」を問われていますので、「目的は~」という書き出しが良いですね。また、組織改編の目的に加えて「効果」も加えられると良いと思います。
以前の組織は「技術要素別」でしたが組織改編後は「機能別組織」になっています。また製品開発部門をみると、各開発グループに「電子回路技術者」「精密機械技術者」「ソフトウェア技術者」をほぼ同数配置したとあり、製品開発部門の中は事業部組織的な構造になっているところが着目点ですね。

ぐっち(67点):
目的は、①役員を部門長とすることで環境変化に対応し意思決定の迅速化と後継者育成を図り、②各専門技術者を混成することでコミュニケーション・組織の活性化を図り、③サポートを別部門として開発に専念するため。

ぐっちさん、的確ですね。役員を部門長に据え「意思決定の迅速化」と「後継者育成」の実現、技術者の混成チームによる「組織活性化」、サポートの分離による「開発への専念(業務効率化)」まで触れています。素晴らしいですね。

どいこう(63点):
製品開発の組織構成を技術領域別から製品別に再編することで、需要家のニーズに即応しやすくした。また、役員が部門長を担当することで、会社としての全体最適の実現を促進した。

どうこうの解答もなかなかです。「技術別領域→製品別」により「需要家のニーズに即応」と的確に捉えていますし、役員の配置による全体最適にも触れられています。

一方でちょっと残念な解答だったのがこのお二人。

いよっち(49点):
組織改編の目的は①製品毎の特性に合った権限移譲による意思決定迅速化②専門知識を有する技術者の混成チームへの配置による専門性の維持・向上③生産委託先との調整業務の一括化による効率性向上。

かわとも(76点):
目的は、専門知識別部門を製品別開発部門に集約し、異なる専門知識を持つ技術者の混成チームとする事で、技術・情報を共有し技術開発の促進と高度化を図り、時流を先読みした先進的な事業展開を進めるためである。

二人とも「技術者の混成チームへの配置による専門性の維持・向上」「技術者の混成チームとする事で技術開発の促進と高度化」に触れていますが、「専門性の向上」や「技術開発の促進と高度化」は、以前の「電子回路技術部門(基板設計技術)」「精密機械技術部門(メカ設計技術)」「ソフトウェア技術部門(ソフトウェア設計技術)」という技術要素別の組織の方が得られます。それを敢えてバラして「環境エネルギー事業開発G」「法人向け精密機械開発G」「LED照明関連製品G」の各製品開発グループに「電子回路技術者」「精密機械技術者」「ソフトウェア技術者」をほぼ同数配置したのですから、明らかに「製品開発の促進」を狙っていると思います。
いよっちは、①③で得点していると思いますが、かわともは論点が一つしかありませんので、この問題は大きく失点していると思われます。(ということは、他の設問でほとんど失点していないということか、すごいですね)

第4 問(配点20 点)
A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
【出題の趣旨】
従業員の大半を占める技術者のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、A社は、どのような施策に取り組むべきか、助言する能力を問う問題である。

A社が「時代を先読みし先進的な事業展開」を継続して進めていくために必要な、「社員のチャレンジ精神や独創性を維持していく」ための「助言」が問われています。また、「金銭的・物理的インセンティブの提供以外」という制約条件がついています。また、この様な「オープンクエスチョン系」の設問では、絶対的な正解はありませんので、制約条件を守ったうえで、「技術者のチャレンジ精神や独創性」に寄与するものであれば加点対象となると思いますので、できるだけ詰め込むスタイルが良いでしょう。

①、②、と詰め込みスタイルで3つ以上詰め込みながら、一般的な能力開発やモラール向上ではなく、あくまで「技術者のチャレンジ精神や独創性」に寄り添っている解答がこちら。

なおさん(63点):
施策は①グループ間異動により新しい製品分野にチャレンジする機会を与える②新しい技術を学ぶため大学院修士・博士課程への通学制度の設立③現業以外の技術研究・製品開発を行う「自由研究タイム」の設置である。

ぐっち(67点):
取り組みは、①実力主義が根付いていることを踏まえて独自アイデアの発表・表彰制度、②異業種交流で新技術に触れる機会の提供、③職場に家族を招待する制度を作り、従業員の能力向上とモラール向上を図る。

かわとも(76点):
①研修制度、学会参加の促進、CDPの導入により社員の独創性ある能力開発を行い②社内ベンチャーやMBOの導入によりチャレンジ精神を醸成し③評価項目に独創性・チャレンジ行動を加えることで適正な評価を行う。

他には「新技術開発や新規事業に関する権限移譲」「専門知識を高めるOJT等の研修」「新事業や製品開発の社内公募を実施する」というのもありました。
一方でちょっと残念だったのがこちら。

makino(71点):
人事面では①ジョブローテーションによるグループ間異動と最適配置②外部研修による人材育成。組織面ではプロジェクト制によるモラール向上。これによりやる気を引き出し、組織力を高める。

きれいにまとめていますが、これだと技術者以外の集団にも通用しますよね。例えば経理部、物流センターでこの施策を行ったらどうかと想像してみると、、、、まったく違和感がありません。makinoは71点も取っていますので全く点がもらえていないことはないと思いますが、「技術者のチャレンジ精神や独創性」という面からみると物足りなさを感じてしまいます。


いかがでしたでしょうか。
次回は事例Ⅱについて分析を進めます。
以上、なおさんでした。(^^)/

 

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2019年9月14日(土)9:30~

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おはようございます、たっつーです。
(その他過去記事はこちら

さて、昨日1次試験の合格発表がありましたね。

診断士試験のHPより:令和元年度中小企業診断士第1次試験の結果について(合格発表等)

残念ながら不合格だった方、大変お疲れ様でした。
自己採点していて結果は分かっていた方が多いと思いますが、実際に自分の番号がないと本当にショックだと思います。
でも、合格に向けて本気で努力していたのであれば、その努力は絶対無駄にはなりません(来年もう一度受験するにせよ、しないにせよ、です。)
掛け値無しにそう思います。

合格した方は、本当におめでとうございます!!
次は2次筆記試験に向けて一生懸命頑張るだけですね。

さて、今年の試験結果と、過去の統計データを見ると、今年は例年より合格者数が多かったみたいですね。
(両リンクとも、診断士試験のHPより。PDFが開きますのでご注意下さい。)
合格者数・合格率ともに、実質過去最高レベルです。

当然、2次試験の受験者数も増えると思いますが、その場合の影響はどうでしょうかね。

仮に中小企業庁が、「2次試験の合格者数は1000人弱」というように、「合格者数」を基準にしていれば、合格率的には、2次試験突破は例年より難しくなります

そうではなく、「2次試験の合格率は20%弱」というように、「合格率」を基準にしていれば、受験者数が増えようが、難易度は関係ない(例年通り)ということになります。

中小企業庁が合格者数と合格率のどっちを基準にしているかは、正直、過去の統計データを見てもよく分かりません

とはいえ、分からないことを考えても時間の無駄であり、受験生としてはやることは変わりません。

すなわち、「少しでも合格の可能性を高めるために、毎日頑張る!」ということは何ら変わりませんので、焦らずやっていきましょう!
(道場メンバー一同、ブログ記事やセミナー等を通じて、引き続き応援していきます!)


【目次】
◆マイベスト答案とは?
◆たっつーの場合
◆道場メンバーの場合
◆まとめ


◆マイベスト答案とは?

さて、前置きが長くなりましたが、8月の1次試験後に、私は以下の2つの記事を書きました。
【2次試験攻略の勘所】初見時の復習に全力をかけるべし!
2次攻略のための「具体的な」復習方法

その際に、当然のように「マイベスト答案」という言葉を使っていたのですが、マイベスト答案とは、(おそらく)造語で「自分の中で一番と思う、自分で作る模範解答」のことです。
(別に私の造語ということではないです。Google検索すると、いくつか同じ言葉を使っている人がいますね。)

2次試験の過去問を自分で解いた後に、自分の解答と、「ふぞろい」「全ノウハウ」「2次過去問問題集」(TAC)等に記載されている模範解答を見比べることは、当然どの受験生もやっていると思います。

ただ、参考書等に記載されている模範解答は、微妙に内容・表現が違います。
解答の基本的要素は合致していることが多いですが、たまに、解答の方向性すら違う場合もあります。

マイベスト答案は、上記参考書等に掲載されている模範解答を組み合わせたり取捨選択などをして、「自分の中では、これが一番の模範解答だ!」という答案を各事例ごと(各設問ごと)に作ってしまうのです。

このマイベスト答案を作るべきかどうか、というのが今日のブログのテーマです。

◆たっつーの場合

僕は、マイベスト答案を作っていました

作っていた理由(効果)は、以下の3つです。

①試験直前に過去問を振り返るときに、一々、各種書籍の模範解答を見直すのが面倒。
→マイベスト答案を作って、1つにまとめた方が後から振り返りやすい。また、人が作った答案よりも自分が作った答案の方が圧倒的に記憶・印象に残る

②マイベスト答案を作る過程で、各種書籍の模範解答の良い部分・悪い部分を取捨選択するので、「この解答要素は残すべき」「この解答要素には点は振られていないだろう(なので、マイベスト答案からは落そう)」「この表現はいいな」と深く頭の中で分析・検討することができる
その過程で新たな「気付き」が得られる
(「気付き」の詳細については前回記事をご参照下さい。)

③「気付き」と「マイベスト答案」を併記したものをファイナルペーパーとする。
→ファイナルペーパーを読んだ時に、マイベスト答案があると、「気付き」の意味内容をイメージ感をもって振り返ることができる。

といったところでしょうか。

逆にデメリットも当然ありまして、以下の2つでした。

とにかく時間がかかる
→「ふぞろい」、「全ノウハウ」、「2次試験過去問題集」(TAC)を見比べて、解答要素を取捨選択しつつ、表現を整えた上で、制限字数内に収めるのはとにかく時間がかかる(むろん、Wordで作成していましたが。)。

記憶に残りすぎてしまう
→模範解答を深く比較・分析することになるので、各事例の解答が、深く記憶されてしまう。なので、仮に過去問1周目でマイベスト答案を作ってしまうと、過去問2周目以降は、記憶に頼った解答をしてしまう。
(→ただし、これは、1周目はマイベスト答案までは作らないことで解決

私の場合は、メリット>デメリットと考えたので、マイベスト答案を作ることにした次第です。

◆道場メンバーの場合

一方、他の道場メンバー11名はどうでしょうか。
アンケート結果は以下のとおりです。

結果は、僕とかもよを除き、12名中10名は、マイベスト答案を作っていないor作ってたけど途中で止めていました!
(僕の思い込みで、他の受験生もやってるだろうと思ってたので、個人的には、正直意外な結果でした。)

以下、皆の意見を紹介していきたいと思います。

【作ってなかった派】
・時間は節約したかった。(makino)

・本番は常に初見なので、1次のようにQ&A式対応で回答を覚えるよりも、解法を覚える事がポイントだと考えたため。1次とは異なり、2次は基礎力+応用力を問う試験だと思いますので、(時間がない方は特に)思考力の回転を上げる事に注ぐべきだと思います。(ブブ)

・1つの事例の答案を丁寧に作れば作るほど、「何の回答をしたか」の印象が強くなりすぎてしまって答えを覚えちゃうから。(ちこまる)

・書けるようになるべき解答は、毎回のイメージ作りによって、意識・定着できていたので。マイベスト答案を作成しようとするとそれなりに時間もかかると思うし、結構復習に時間がかかっていたので、そこまでやる余裕はなかった。(ぐっち)

・同じ事例、同じ問題は2度と出題されないのに、100点を目指す答案を作っても意味がないかなと思っていました。100点を目指すのではなく、どんな問題が出ても6割ちょっとを安定的に取れる再現性を重視していました。また、足りない視点・要素はノートにまとめていたため、ベスト答案を作る必要がなかったとも言えます。(いよっち)

何をもってベストとするかの判断基準を持ってなかったからやる意味がない。(注:マイベスト答案を作っても)ほとんど自己満足で終わるんじゃないだろうか。(kskn)

【作ったけど途中で止めた派】

・8月中に直近3年分はつくった。これにより、解答の書き方、構成の仕方を大体掴むことができた。9月からは、時間内に解き終える練習のために骨子作成のみをたくさんやった。マイベストをつくると時間がかかり回転数こなせないので、やめた。ちなみに、骨子作り練習期でも「マイベスト骨子」は毎回簡単に作っていたと思う。(かわとも)

いかがですか?

上記のデメリット①・②を懸念して作らなかったメンバーもいますが、個人的には、ksknの「何をもってベストとするかの判断基準を持ってなかったからやる意味がない。」というのは、たしかにそうだよなーと思いました。

私も、マイベスト答案を作るのを目的としていたわけではなくて、むしろマイベスト答案を作る過程で、新たな気付きを得ること(本番でベスト答案を作るための判断基準を持つこと)を目的としていました。

単にマイベスト答案を作ることを目的としてしまうのは、絶対にまずいと思います。

◆まとめ

マイベスト答案を作るかどうかは、結局は、勉強時間がどれだけあるか、独学か多年度か等によってケースバイケースだと思います。

ただ、(N数は少ないものの)道場メンバー中、12人中2人しかマイベスト答案を作っていなかったことからすると、作るかどうか迷っているのであれば、作らなくていいのではないかなーと思います。
(やるとしても、かわともの言うとおり、「マイベスト骨子」くらいで十分かと。)

もし作る場合でも、マイベスト答案を作ることを目的とするのではなく、作る過程で何を得るかを意識して取り組むべきだと思います。


以上、たっつーでした。

明日は、大好評シリーズになることが予想される、なおさんの「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント」の「事例Ⅰ」です!「
お楽しみに!

 

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★もくじ★
【第1部】学習ツールからみた2次の学習
1.2次学習の基本セット(ファイル、ノート、参考書)
2.事例Ⅰ~Ⅲの学習ツール
3.事例Ⅳの学習ツール
4.まとめノートがそのままファイナルノートに

【第2部】みんなの勉強の時間割
1.平日がっつり(回転数重視):makino、かわとも、ブブ
2.平日がっつり(質重視):たっつー
3.平日さらっと:なおさん、ぐっち
4.スキマ時間を活用:かもよ、kskn

文字数:約3700字(写真や画像中心。リラックスしてお読みください♪)


※参考までに、私の2次本番までの記事投稿予定はこちら。内容は変更になる可能性があります。また、学習進捗イメージはあくまでイメージであり、実際には個人差があると思いますのでご了承ください。
(以下、図はクリックで拡大します)


こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!

今日は1次試験合格発表ですね。

10時ごろにj-smecaのサイトで発表される予定ですので、ぜひ結果をチェックしていただき、合否によって今後の戦略を立て直していただければと思います。
特に「落ちていると思っていたけど受かっていた!」という人は(去年のブブのパターン)、すぐにブーストをかけましょう。ブブの合格体験記はこちら。

 

また、「2次試験の解答プロセスを知りたい」「各事例の攻略法を確認したい」という方には、配信中の夏セミナー動画がおすすめです。
なおさんが懇切丁寧に解説した「80分の過ごし方」や、ぐっち、いよっち、ちこまる(仮)の渾身の事例Ⅰ~Ⅲ解説、ksknの事例Ⅳのバッサリ解説は参考になること間違いなし!

夏セミナー動画DLはこちらからどうぞ。

 

*   *   *   *

 

さて本日は、前回に続きまたまた2部構成です。
第1部では「学習ツール面」に着目して、2次試験の学習の取り組みかたについて、具体的に解説します。
第2部は、夏セミナーはみだし企画。「1日の勉強の時間割」について、10代目のアンケートをもとにご紹介したいと思います。

 

では、いってみましょ!

 

【第1部】 学習ツールから見た2次の学習

1次試験終了から、はや1か月。自分なりに学習のスタイルを確立して「この方法ならいける!」と突っ走っている方もいるでしょうし、「とりあえず過去問をこなしてはいるけれど、イマイチ自分の身になっているか不安」という方もいると思います。
このパートでは、主に「イマイチ自分の身になっているか不安」という方のために、「日々の学習を必ず自分の血肉にする」、つまり「日々の学習の記録を簡単に振り返ることができ、重要なポイントをいつでも確認できる学習ツール」を解説しますね。

 

1.2次学習の基本セット

私が使っていた基本セットは以下の通り。以下、全て図はクリックで拡大します。

 

【全事例共通】

〇A5・薄手のまとめノート
…1次知識や重要なポイントをメモ
〇B5方眼ルーズリーフ
…セルフ模試の時の解答用紙として使用

【事例Ⅰ~Ⅲ】
〇解いたものを全てまとめるファイル
〇ふぞろい(合格答案、10年データブック。分冊したもの)

〇過去問と答案用紙を2in1・両面印刷したもの
〇A4の白紙
…骨子作成に使用

【事例Ⅳ】
〇A4計算ノート
…計算過程を記録
〇『事例Ⅳの全知識・全ノウハウ』(分冊したもの)
…普段の学習はこれのみ。
〇過去問を両面印刷したもの
…全知全ノウでカバーしていない問題や、1年分まとめてチェックしたいときに使用
※このほかにも模試、TAC演習も活用しましたが割愛

 

 

2.事例Ⅰ~Ⅲ:ファイリング

事例Ⅰ~Ⅲは、2in1で印刷した問題用紙を使って、色ペンやマーカーで印を付けながら解いていきます。解答骨子(下書き)は、試験本番の表紙ウラへの下書きと全く同じように、A4白紙に書き出していました。
9月上旬までは、これに加えて「解答プロセスの記録」(前回のブログ参照)と「解答の清書」も行いました。
解いた後は、ふぞろいで振り返りを行い、自分へのダメ出しなどを問題用紙や解答骨子に書き込みました。重要なポイントはノートにメモしました。

振り返りまで終了したら、問題用紙とA4白紙(=解いた軌跡)を全てファイリングしていました。愛用していたファイルは「キングジム フェイバリッツZファイル」穴をあけずに簡単にまとめられて便利です。
このファイルを作っておくと、間違えたポイントなどを直前期に一気に見直すことができるほか、過去問2週目に入った時に、1週目で間違えたミスが克服できているかどうかも確認できます

 

3.事例Ⅳ:専用ノート

事例Ⅳは、全知全ノウを分冊したものを愛用していました。この参考書は出題分野ごとに問題がまとまっていますので、キリのいいところで破ります。破る方法は、こちらのブログが参考になります。アイロンなしでも、まあ破れます(私は力任せに破っていました)。糊の粘着力が強い場合は、清本テープは使わなくてもOKです。お好みでこちらのクリアーホルダーを使用しても。

分冊のメリットは、なんといっても重い本が軽くなること。また、直前期に「強化したい出題分野だけを持ち歩き、スキマ時間に何度も見直す」なんてこともやりやすいです。

解くときは、専用の計算用ノートを使いました。事例ⅣはNPVやディシジョンツリーなど、計算過程をきれいに書く練習が非常に重要です。日々の学習で、ノートに分かりやすく計算過程を書くことが本番の得点に直結します。
解いた後の振り返りは、計算用ノートに自分へのダメ出しを記録し、重要なポイントはまとめノートにメモ。計算用ノートをパラパラ眺めると、自分の間違えやすいポイントがわかり、ミス撲滅に役立ちます。

 

 

4.まとめノートがそのままファイナルノートに

まとめノートは、毎日気軽に持ち運べる「A5サイズ・薄手のノート」(seriaで購入)をセレクト。気になることを何でも記録するようにしました。
記録したことは、

〇絶対にミスしたくない重要なポイント
〇ブログで得た情報(だいまつさんの事例Ⅲの極意の内容など)
〇使えるフレーズ
〇一次知識
〇フレームワーク(茶化など)
〇本番の自分へのメッセージ

などなど…。

薄手のノートを、ざっくり5つに分けてラベルを貼ります。
「全体」「事例Ⅰ」「事例Ⅱ」「事例Ⅲ」「事例Ⅳ」
それぞれのテリトリーにどんどんメモしていきます。
きれいに整理して書く時間がなかったので、なんとなくの分類分けですね。
これを、スキマ時間や事例を解く前にざっと見直すようにします。すると、重要なポイントが効果的に身に着くようになります。また、試験当日のファイナルノートとしてそのまま使えて便利です。

ここまでが第1部、学習ツールパートをお届けしました♪

 

 

【第2部】みんなの勉強の時間割

続いて第2部は、10代目のみんなに去年の1日の勉強の時間割を教えてもらいましたので、ご紹介しますね。
第1部のツールといい第2部の時間割といい、がっつり解法というよりはHOWTOネタに興味が行っちゃうんですよね。。なんでだろ。
そんな話は置いといて。いってみましょ!

※以下、平日のみ円グラフを作成。時間帯は「大体こんなもんかな」と仮置きしたものです。

 

1.平日がっつり(回転数重視):makino、かわとも、ブブ
この3人は「骨子作成を中心に、とにかく量をこなすタイプ」。

 

◆makino◆

スキマ時間、刻んでますね~。夜に骨子作成して朝に解答記入以降をやっています。

 

◆かわとも◆

makinoと似ているのですが、行きの電車で骨子作成、帰りの電車で自己採点してます。10分程度の乗り換え時間でできる「きゃっしいの100字要約」はおすすめです。(リンク先の記事の一番下のほうにのっています)

◆ブブ◆

1次試験合格発表後からブーストをかけたブブさん。短期間で解答プロセスをモノにするべく、朝に骨子作成トレーニングをしています。グラフにはありませんが、休日の「6時~23時までフルに詰め込み」のあたりが壮絶です。。

 

2.平日がっつり(質重視):たっつー
たっつーは平日夜にがっつり時間を割いていましたが、1の人たちのようにスキマ時間を活用するというよりも、じっくり腰を据えて事例に取り組んでいた「質重視タイプ」です。

◆たっつー◆

通勤電車では道場ブログで情報収集。夜はじっくりと事例に向き合うか、事例Ⅳの計算をしていました。超多忙な彼、もっと遅い時間帯に勉強していたのかも。。

 

 

3.平日さらっと:なおさん、ぐっち
この2人は、平日よりも休日にじっくり取り組むタイプですね。

◆なおさん◆

なんと、平日は事例Ⅰ~Ⅲを勉強していません!これはこれですごい。その代わりに、通勤電車でまとめノートを繰り返し読んでいました。ここになおさんの事例攻略の秘訣がありそうですね。

◆ぐっち◆

2年目のぐっちは、9月後半からブーストをかけていました。平日は90分と軽めに取り組んでいますね。

 

 

4.スキマ時間を活用:かもよ、kskn
この2人は育児との両立のためにスキマ時間を上手に使っています。

◆かもよ◆

かもよは1問1問じっくりと納得しながら取り組むタイプ。解答と復習のプロセスを細かく分けて、数日間かけて事例を解いています。昼休みは事例Ⅳをコツコツと。

◆kskn◆

彼も育児中心の生活だったため、お昼寝の時間とか夜に勉強していたそうです。決まったスケジュールはなく、まとまった空き時間ができたら勉強していたとか。「手を動かせない時間でも、どうすれば良い答案が作れるか、改善策を考え続けていた」とのこと。

 

*   *   *   *

 

いかがでしたでしょうか? ツールや時間割など、ご自分のスタイルに合うエッセンスがあれば、ぜひ参考にしてくださいね。

Let’s パクってカスタマイズ♪

以上、かわともでした。今日も明日も、皆さんにとって良い一日となりますように!

 

 

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どーも、そーやです。

いつの間にか9月になっちゃいましたね。先日のTAC模試を受けられた方はお疲れ様でしたいよっちの記事でも取り上げられていましたが、二次試験初受験組の方は、この時期の模試について点数は気にしなくていいと思います。模試は模試なので出来がどんだけだろうが一旦忘れて二次の勉強を続けてください。

この時期の模試で大事なのは、一日を通して各事例を80分で解き切ることだと思います。模試で気づいた自分の弱点を今後の勉強で補完できれば十分本番に戦えると思いますので、頑張ってください。

 

ちなみに去年のTAC模試での私の場合は、
事例Ⅳ以外は40点にも届かず、結果として合計点でも平均点のはるか下でした。(2,500人中2,200位あたり)

事例Ⅰ~Ⅲは80分以内に、完成度はどうであれ、最低限のマス目を埋めることが出来ました。そのため解答スピードは問題ないと判断し、次のステップとして解答の精度を上げるために、与件文の抜き出しを限られた時間でできるよう意識して学習を進めました。

一方で事例Ⅳは60点届かないくらいだったのですが、時間内にすべての問題を解き切ることが出来ませんでした。そのため事例Ⅳについては、優先すべき問題と後回しにすべき問題の見極めをできるように意識し、得点しやすい問題は解き切り、他の受験生が苦戦しそうな問題は最後の残った時間でできる限り頑張る、という方針にしました。

このように模試で感じた自分の不足する部分を本番までに少しでも改善できれば、合格に近づくと思います。

 

とても当たり前のことなんだけど、これを意識してから二次試験に対する向き合い方が変わったこと

メインタイトル、サブタイトル共に微妙に長く分かりづらい文章ですみません。去年のこの時期に意識するようになった二次試験に対する自分の原点を、少しばかり書いていこうと思います。

 

去年のこの時期は、TBCの2次速修シリーズをテキストとYouTubeで見て学習していました。結果的に2次速修シリーズは完走することなく、途中で投げ出して別のものに浮気し、結果それと心中しましたが。。。(前回記事も参照)
しかしTBC2次速修シリーズの解説で出会ったある視点が私の二次試験の戦略に大きな影響を与えてくれました。

 

1.二次試験はモデルとなる企業が実在したこと

2.二次試験の採点は各事例一人で採点していること

 

上記の視点は、以下の通りに解釈して私の意識付けに役立ちました。

1.企業には社長の思いがあり、それをくみ取り社長の意向(作問者である試験委員の意向)に沿った形で解答を作ること

2.パッとみて何を主張しているのか分かりやすく、採点し易い解答を作ること

 

1番目のポイントとしては、与件文を読む際、設問に答える際に常に意識するようにしてました。

社長の思いファースト

これは単なる試験問題ではなくて、実際の企業が直面している問題なんだと。

他の資格試験は、解答がきちんと決まっていてそれが書ければ点数が入るようになっています。むしろこれが当たり前だと思います。しかし診断士試験は、「現実の世界は正しい答えなんてどこにもないよ、クライアント(社長)が納得するかどうかが答えなんだよ、だから試験でもきちんと社長が納得するような解答を作るんだよ」と私に囁いているように感じました。もしかしたらこれが開眼なのかもしれません。

アホみたいなことを言っていますが、この部分を意識付けするようになってから、“私は”与件文が読みやすく、解答を構成するイメトレも早くなりました。

 

2番目のポイントについては、現在も同じ方式でやっているのか、むしろ本当に一人で採点しているのか疑問な部分もありますが。それでも意識付けとしては良い方向に働きました

このように考える過程としては、以下のような構成です。

———————————————————-

去年は4,812人の方が二次試験をすべて受け抜きました。(申込者数が4,978人に対して、約4%近い166人が二次試験を受けなかった、全部受験しなかった事実も興味深いですが)

採点者は二次試験終了の10月下旬から、12月上旬の結果発表の間にすべて採点することになります。

例えば1解答あたり2分かけて採点をする場合でも、1時間で30解答の採点、一日10時間集中したと仮定しても300解答しか採点できません。4,800人分を終えるのに、実働16日かかります。
おそらく見直しは一回以上はやっているでしょうから、見直しは半分の時間でも実働8日かかる計算です。そしてバッファを含めると実働30日に迫るくらいギリギリのスケジュールです。

———————————————————-

すべては仮説に過ぎませんが、自分としてはこの「1解答あたり2分で採点しているだろう」ということが解答を作るうえで非常に重要なポイントだと感じました。

なんとなくですが勝手に国家試験なんだから丁寧に採点してくれているだろう、という元々の思い込みがありましたが、この仮説通りにいけばそんなことなく、結構ざっくりと採点されてしまう、と危機感が出てきました。

ポイントとしては、

⓪丁寧な文字を書くこと(字が上手い下手ではなく“丁寧”に読みやすい文字を書くことが大切)
主語を明確にすること
助詞を意識して
リズムよく読める、読みやすい解答にすること
③与件文の内容を優先
して使うこと
与件文が使えないときは一般的によく使っていると感じる言葉だけを使うこと(専門的な言葉は避けること

 

真偽はどうであれ、丁寧な文字で読みやすい文章にするのは当たり前の気遣いでもあります。

これで1点でも点数が変わるのであればやって損はありません。

 

余談ですが、転職後に出会った年間数億の売り上げを達成し続けたスーパービジネスマンが言っていた言葉も心に刺さってます。

「案件を取るためなら、考え付くことやれることはすべてやるべき。そのための努力はすべきだし、周りもサポートする。それでもなお失注したのなら仕方ない」

私は全部が全部できているわけではありませんが、こんなことを胸張って言えるような人間になりたいです。

 

■記事の補足

今回の記事は「TBC2次速修シリーズの解説」で出会った視点から意識付けられたポイントを記載しました。ですが、2番目のポイントがどの場所で聞いた若しくは見たものか、確認が取れてません。本当に聞いた内容なのか、自分で勝手に思い込んだ内容なのか不明確なままです。それでも試験に向き合う意識としては当たり前のことを結論として伝えたいと思ったため、採用しました。もし今回の記事で何かしら問題が発生する場合には早急に対応させて頂きます。

 

以上、そーやでした。

 

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みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

本日はダブル投稿(&昨日からの連投)となりますが、緊急告知で投稿させていただきました。今年の5月に大阪にて勉強会を実施しておりましたが、この度、東京でも勉強会を開催することが決定しました!!試験本番まで残り1ヶ月の時期となりますが、二次試験対策に苦労している方、何か新しい気付きを得たい方、とりあえず悩んでいる方など、様々な方のご支援になればと思い、急遽となりますが開催することにしました。以下詳細となります。

 

★★★お申し込みはこちらから。本日12時より受付開始です。★★★

 

【勉強会の概要】

日時:2019年9月14日(土)9:30~16:45(9:15開場)

場所:雑司が谷地域文化創造館 第1会議室A

定員:20名

参加費:2,000円

※少人数かつ朝~夕方の開催のため1人あたりの費用が高くなっておりますが、ご了承ください。

 

勉強会の概要:

・平成30年度二次筆記試験 事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを題材とします。
・事前に各自で問題を解き、解答用紙に記入します。
・当日は自分の解答用紙のコピーを6部持参していただきます。
・4~5人のグループ単位でお互いの解答を共有し、ディスカッションします。
・各設問ごとに道場メンバーが解説をします。
・最後に事例Ⅳのポイントも解説します。

 

持ち物:昼食、筆記用具、H30年問題、解答用紙のコピー6部

 

注意点:

※適度に休憩をはさみますが、長時間の昼休みはないため、昼食をご持参ください。
※当日中に復習してもらいたいため、懇親会は開催いたしません。
※解答用紙の指定は特にありませんが、できるだけ実際の解答用紙(マス目あり)をご使用することをお勧めいたします(受験対策校等のサイトで入手可能です)。

 

参加資格:

・事前に問題を解き、解答用紙を持参できる方。
・他の人の意見に素直に耳を傾けられる方。
・相手を尊重しつつ、率直な質問・意見ができる方。
・他者視点での相互評価を気づきと学びの機会にしたい方。
・自身の到達度を確認し、これからの学習に活かしたい方。

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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こんにちは!かわともです。
本日は「道場10周年企画」として、6代目なごさんが寄稿してくださいました!
めちゃくちゃアツい内容となっておりますので、ぜひ楽しみに読んでいただければと思います♪

 

*    *    *    *

 

「縦糸と横糸」

 

6代目のなご、です。お久しぶりです。

私が執筆していたころから4年ほどの年月が流れました。
今回は機会を頂き、私が診断士試験を合格してからの歩みを、簡単ではありますがお話したいと考えています。

 

なぜこの時期に、改めて執筆したかというと、3つの境遇にいる皆さんに、私からお伝えしたいことがあると考えたからです。

まず1つめの方は、
1次試験が通過し、今まさに2次試験の勉強に打ち込んでいる方。特に1次試験をストレートで通過したです。

この時期は、ほとんどの人が2次試験の過去問をうまく解くことができず、悩んでいる時期です。そんな人には、私のメッセージを糧に、2次試験合格に向け、前進してもらいたい

 

2つめの方は、
残念ながら1次試験に落ちてしまった方。
ここから来年の8月までモチベーションを維持することは容易ではありません。でもせっかく蓄積した知識を逃すのはもったいない。ぜひもう一度勉強するために立ち上がってほしい、そんな人へのエールになればと考えています。

 

そして最後は、
新たに勉強をスタートしようと考えている方。
正直、診断士試験は並大抵な努力では受かりません。でも受かった先には、とても素晴らしい世界が待ち受けています。その片鱗だけでも知ってもらいたいと思ったからです。

 

 

さて、私が診断士試験を目指したのは、39歳の時でした。

22歳で入社し、人事部や経営企画部を経験、また20代、30代で現業に近い会社にも出向し、マネジメント職として、経営の一端を担う気概で仕事をしていました。また相当量の仕事ももらい、残業もいとわず、全力で仕事に取り組んできました。数々のプロジェクトもこなし、達成感もそれなりに大きかったと感じています。

でも、ふと40歳の手前で、将来の自分を想像したとき、
「仕事で生きる“本当の武器”を何も持っていないのではないか」
と感じたのです。

確かに、社歴も20年近くになり、社内での人脈は広がっていました。人事部や経営企画として業務を回すノウハウは、それなりにはついているつもりです。でもそんな社内調整ばかりの小手先の能力が、40歳以降でも本当に役に立つのか、自分は本当に企業を動かすような仕事ができるのか、と考えたとき、「経営に対する武器を何も持っていない」という結論に達したのです。

そう思ったら居ても立っても居られなくなり、広くビジネスを学べそうな中小企業診断士の講座を申し込みに行きました。今、振り返っても、
あの時の行動力は私の人生において、とても大きかった
と思っています。

 

2年間の受験勉強の末、合格を手にしたものつかの間、私は関連会社に出向しました。業務内容は総務、今までとは全く違った分野です。

また歳も40歳を越え、責任のある立場になりました。自分自身の判断が会社の判断になります。

実務として使う「法務」は学びとは違う意味で正確性の求められる、大変スリリングなものでした。
受験当時は、単なる一つの科目の中での世界が、急に実世界のビジネスとして目の前に広がったのです。

知識と実務がつながる瞬間、これは実に面白いですね。逆に知識が無かったら、まったく太刀打ちができなかっただろうと思い、内心ほっとしている自分もいました。

また診断士になるための実務従事の際のご縁から、今でもつながっている社長がいます。今は少し離れたところに住んでいますが、遠方であるにもかかわらず、ことあるごとにビジネスの相談を受けています。
社長から頼りにされることはこの上ない喜びですし、私自身も一つの企業の経営を意識することで、大きな刺激を受けています。

 

さらに診断士の仲間も増えました。北海道、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡。様々な都市に診断士仲間がいます。地方でも会いたいと思う仲間がいます。
今の業務だけでは会うことのなかった出会い、これだけでも私には大きすぎるほどの財産です。
今はSNSもありますから、仲間の活躍を見るにつけ、常に多くの元気をもらっています。

 

これだけ多くのHAPPYを私にもたらしてくれた“中小企業診断士”
その礎となる診断士試験は、私に3つの大きな財産を与えてくれました。

 

まず一つ目として、これは受験しただれしもが感じることですが、
知識面での成長があったこと。

診断士試験は7科目という、様々な分野の知識を求められますよね。
診断士になり、多くの経営者とお会いする機会を持ちましたが、正直、ある程度の知識がないと、百戦錬磨の経営者には太刀打ちできません。というのも経営者は、こちらを瞬時に「値踏み」するからです。当たり前ですが、社長は自分たちが営んでいる業界に精通しています。そして診断士に対しても、ある程度の業界知識を、前提条件として求めてきます。長くて最初の30分くらいでしょうか、たわいもない会話のキャッチボールから、こちらの技量、特徴を見抜きます。

相手に信頼してもらうやり取りができれば、社長は徐々に企業の問題点や課題、悩みなどを語ってくれます。そこまで行くと相手との信頼関係を構築する糸口がつかめるのです。皆さんも経験があると思いますが、初対面の人にいきなり自分の弱音を話さないですよね。それと一緒で、社長は自ら会社の弱点を積極的に話そうとはしません。そのため、信頼を得るための、“ある程度の知識量”がどうしても必要なのです。

また2次試験では、経営コンサルティングの練習ともいうべき、筆記試験が実施されます。
私は、2次試験で最も大切なことは
「問題点の本質を端的に相手に伝えること」
それに尽きる
と感じています。なぜなら私たちが将来会うであろう経営者の多くは、常に業務多忙です。そのため診断士には、短い時間で、問題点と改善すべきポイントを簡潔に伝える能力が求められるからです。
これは私自身も2次の試験勉強を通じて相当に鍛えられたと感じています。

 

二つ目として、
診断士の仲間からの学びです。

診断士を志す人の出身業界は、商社、銀行、メーカー、サービス業など実に多岐にわたっています。企業規模も違えば、扱っている商材も違います。
その中で話すと、自分が会社の中で普段見ている“当社”という世界が、いかに小さく、均一で、独自基準に縛られているかが、実感として分かります。実際、自分が属している会社は、診断士の仲間の多様性と比較したら、まさに同じ考え方の社員が集まっている“金太郎飴”状態でした。
逆にその状況を認識できたからこそ、自分が所属する会社はどんな思考が欠けていて、どんな行動をとることが求められているのか、客観的に考えられる思考が身に着いたと考えています。

 

そして3つめ。
中小企業の社長との出会いによる経営マインドの醸成です。

私は今でも企業内診断士ですが、実務補習や、外部の診断士の出会いなどを通じて、中小企業の社長で出会う機会が何回かありました。また最初にも書きましたが、そのうちの一人の方に、気に入ってもらい、今でも定期的にお会いする間柄になっています。
中小企業の社長は、常に従業員の人生を背負って仕事をしています。人を雇うことの大切さ、費用に対する厳しい姿勢、一万円の重みのとらえ方、攻める判断の速さ、すべてが私には新鮮に映ります。
これは自分自身が持つ視野の角度を強制的に広げさせる効果があったと感じています。

 

会社の中での仕事での経験を横糸と考えれば、診断士での出会いや学びは人生の縦糸。
まったく違った経験が重なることで、今までとは違う自分が形成されていきます。

 

ちなみに診断士試験に合格しても、新卒学生と一緒で、すぐには使い物になりません。しかし知識や新たなヒトとの出会いによって、人生の厚みが相乗効果のように醸成されていくことでしょう。

 

多くの社長が、混とんとする世の中で苦しみながら経営を行っています。今度は皆さんが、社長に寄り添ってあげてほしいと思うのです。

診断士試験の合格、心から応援しています。今は苦しいときですが、頑張ってください。努力の先に、合格があります。

 

*    *    *    *

 

いかがでしたでしょうか?
中小企業診断士という資格の魅力にあらためて気づかされる内容だったと思います。また、資格の勉強自体も人生の糧になることがわかり、勇気づけられる記事でした。

以上、ブブさんの影響で文字サイズを大きくすることを覚え始めた(笑)かわともが代理投稿しました(^^)

 


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