» 2015 » 12月のブログ記事


みなさんこんにちは。

お久しぶりです。5代目執筆陣のOzでございます。

実は私、ようやく今年の春に診断士登録を行いました。それまで何をしていたかというと養成課程に通っていたんですね。「あれ!?二次試験合格したんじゃないの?」という読者の皆様もいらっしゃるとは思います。確かに二次試験も合格していたのですが、色々な考えもあり、養成課程にお世話になりました。が、面白いもので、私が当初思い描いていた姿とは全く別の姿を歩んでいます。そこに至る大きな要素として養成課程での時間があったことは間違いありません。私が養成課程で大きく影響を受けた要素は次の3点です。

自分のキャリアを見つめ直す時間が取れたこと
これまで経験のない分野を体験したこと
意外とやれば何でもできると思えたこと

本日はそんな私の養成課程体験談をお話したいと思います。

■ 養成課程??
まず始めに養成課程って何ぞやという方はコチラをご覧ください。ざっくり言ってしまうと「中小企業大学校or登録養成機関が実施する実務カリキュラムを受講すると診断士になれますよ」というものになります。詳細に関してはGoogle先生に聞いてみましょう。道場記事では下記2つがとても参考になると思います。

【合格発表待ち】養成過程座談会 (前編)
【合格発表待ち】養成過程座談会 (後編)

養成課程といっても様々な受講形式がありますが、ベースのカリキュラムは中小企業大学校のものになります。そのカリキュラムに準拠する形で各機関で学習期間や大学院通学などを組み合わせています。お値段はざっと200万円〜250万円くらいでしょうか。私はフルタイムの養成課程に通っていたので、学費+生活費でそれなりのお金が飛んでいきまいした

■自分のキャリアを見つめ直す時間が取れたこと
養成課程に入った途端、修了後どうやって飯を食っていこうということを考えなければなりません。10年後、自分がどのような姿になっていたいのかをたっぷり考えることが出来たのは有意義でした。また卒業生などのネットワークから独立診断士の方々がどのような仕事をされているかを間近に見ることができ、より診断士の仕事がリアルに見えてきました。だって会う人会う人独立診断士なんですもん。その結果、今の自分に必要なことはある経験が必要であると感じ、その経験が積める環境で就職することになりました。

■これまで経験のない分野を体験したこと
私が養成課程で考え続けたことは、「私が顧客からお金を払ってもらえる価値は何か」という点です。どんなに勉強をしたとしても実務ベースでの経験が0では信用を得ることは中々難しい。そう考えるとお金を払ってでも一通り経験させてもらえる実務実習は価値があったのかと思います。私の養成課程はフルタイムでしたので、ほぼ毎日缶詰になりながら一ヶ月間みっちりと報告書を作成します。 様々な分野の経営戦略、会計、法務、製造管理、情報システムについて提言する機会は貴重な経験でした。その経験があるからこそ、小売業出身の私でも製造業絡みの仕事も躊躇することなく受け入れることが出来ています。まぁ、本当は小売関係の仕事の方が得意なのですが…。

■意外とやれば何でもできると思えたこと
一番マインドが変わったのが「意外と世の中行動すればなんとかなる」ということです。調査でどうしてもある情報が欲しいとなった時、ダメもとで海外企業へ取材を申し込んでみると社長が直々に取材に応じてもらえたり、通販試作サイトをテスト運用したら、本当に受注してしまったりという経験がありました。これまで無意識に無難な道を選んでいたマインドからどうやったら自分のしたいことを実現させることが出来るのかをポジティブに考えるようになりました。これらは中小企業の社長さんや独立診断士の方々と接している内にきっとそのようなマインドになったのかと思います。

■養成課程を考えている方へ
こうやってつらつらと書き連ねてきましたが、上記メリットは人によって評価様々だと思います。今から考えれば、独立診断士の仕事ぶりをイメージするなら直接独立診断士の方々にコンタクトをとってヒアリングすれば良かったと思います。また「診断士」でなければ出来ない独占業務もないでしょうし、コンサルタントで食っていくのであれば、資格より実績・経験が重要でしょう。

結論としては、診断士資格にどのような価値を見出すかによって養成課程の価値もまたそれぞれかと思います。私自身は自身は人生の中で確実にターニングポイントになった一年間でしたし、かけがえのない友人達とのつながりもできたので良い経験だったかと思います。それは診断士の資格取得以上に得られたリターンでした。もし仮に養成課程に進むのであれば、資格取得目的ではなく、その後どのように活用するかを事前に考えられる限り想定することをおすすめします。なんだか歯切れの悪い結論ではありますが、本日はこの辺で筆を置きたいと思います。

本年も道場をご愛顧頂きまして誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。



突然ですが、この謎かけ知ってますか?

 

「足の裏についた米粒」とかけまして

「診断士」と解きます。

その心は、どちらも「取っても食えません」ψ(`∇´)ψ

 

先代の診断士活動報告が続いているので、私もゆるわだ(ゆるい話題)として、私の診断士1年目をお伝えします。

事前に言っておきますが、おそらく私の1年目は、他の診断士と比べても、かなりレアケースだと思います。それを割り引いてお読みください。

 

それでは始めます。

 

<1月>

◆診断士活動始動

口述試験も含めての合格発表があり、約2.5年の受験生生活が終わりました。

合格後は、この道場のキックオフミーティングや、タ◯◯ロの引き継ぎ、全◯識・全◯◯ハウの初回打ち合わせなど、多くの打ち合わせがあり、忙しくしてました。

この時の自分は、「診断士は人脈が大切」と先輩診断士から聞かされていたので、時間とお金が許す限りすべての会合に出席し、依頼されたことはすべて「YES」で答えていました。このことが、結果として今のスタイルにつながっていると思っています。今年合格した方は是非、いろんなところに顔を出してみてください。

 

<2月>

◆道場ブログ初投稿

この道場ブログを初投稿しました。初めてのブログがこれです。↓

財務で60点、事例ⅣでA評価をとるためには?~CVP~

http://rmc-oden.com/blog/archives/73175

実は、これを書くのには、かなりの時間がかかりました。でも、このブログの執筆を繰り返すことで、文書作成能力が上がった気がします。じゃぁ、どれくらい投稿しただろうと数えてみたら2月から12月までで、平均月に2回で、合計21回の記事を書いていました。

われながら、よくつづいたなぁとおもいます。

 

<3月>

◆診断士登録手手続き

同期の人たちが、実務補習で大変の中、私は全◯識・全◯◯ハウの執筆と、実務従事で4月1日に診断士登録するために忙しくしていました。

同期は、実務補習の先生から診断士登録の方法を教えてもらっていましたが、私は相談する相手がいないので、霞が関の経済産業庁に直接訪問して申込方法を詳しく聞きました。そのおかげで、3月末までに必要書類を全部郵送することができました。

◆ビジネススクール

以前通っていたビジネススクールでオンラインMBAを募集し始めたことを知り、入学を決意しました。

 

 

<4月>

◆添削講師になる

一通りの診断士活動が落ち着いたので、さらに新しいことをしたいと考え、某大手受験校の講師の面接を受けてみました。まぁ、講師と言っても、実際のクラスで教えるのは本業がありダメなので、添削やテキストの執筆、模試の添削等が主な仕事です。細々ではありますが、今でも定期的にお仕事を頂いています。

◆スプリングフォーラム不参加

東京の診断協会が主催するスプリングフォーラムに行った方がいいよと言われながらも、結局は参加しませんでした。なお、多くの診断士1年生はどこかの診断士協会に参加するのが普通です。これを読んでいる今年の合格者の皆さん。私の真似はしないでください。さらに、昨日のブログでうみのリーダーが「まずは参加して情報収集されてみると良いのではないかと思います。」と言ってます。やっぱり行った方がいいです(笑)。その流れで、多くに人が入っている診断協会にも結局は加入していません。

◆ビジネススクール入学

これらと並行して、ビジネススクールの授業が始まりました。ビジネススクールでの勉強は、予習・クラス・復習と勉強量がかなり多く、この時期の一番タイムマネジメントがきつかった。

 

 

<5月>

◆コンサル業開始

診断士活動とビジネススクールと本業の3足のわらじ生活が慣れてきたので、そろそろ、これまで診断士の受験で使ったお金ぐらいは回収したいと考えました。自分の強みが活かせるのはコンサル業だとおもい、いろいろと情報収集したことろ、あるコンサル業がありました。そこから定期的にコンサル業のお仕事を頂き、今では主要顧客になっています。ありがとございます。

 

 

<6月>

◆個人事業主開業届提出

ここから段々と今のスタイルが定着してきて、診断士活動、ビジネススクール、本業、コンサル業の4足のわらじ生活が始まりました。また、今後収入がそこそこありそうなので、税務署に個人事業の開業届を提出して、個人事業主となりました。

 

 

<7~12月>

◆4足のわらじ生活

6月から始めた4足のわらじ生活が続き、毎日時間に追われてる生活です。

でも、こうやって忙しくできるのも、診断士に合格したからだと前向きにとらえ、日々4足のわらじをはき続けています。

 

という感じで診断士1年目を過ごしています。

 

道場とタ◯◯ロは、来年3月までには終わってしまうので、今後は、ビジネススクール、本業、コンサル業の3足のわらじになります。そのため、一つ一つの質を上げていくつもりです。

 

 

<最後に>

おかげ様で、診断士仲間からいろいろな忘年会に呼ばれて、この1年間の振り返りをしています。

その中で、こんな発言をしてしまいました。生意気言ってすいません。年末最後の投稿なので許してください。

 

「診断士の人たちいって、いい人が多いんだけど、無償または安価で仕事をやるひとが多すぎる。この資格を取るまでに一体いくら使ったんですか?ボランティアでコンサル業をやるために診断士になったんじゃないでしょう。無償奉仕が美徳だっていう考え方はやめたほうがいいよ。無償でそこそこ価値がある成果を提供するのではなく、きちんと報酬をもらって、その金額以上に付加価値のあることを提供すればいいんだよ。そうすれば、自分もお金を払った人も両方ハッピーになる。「診断士に頼めば、きちんとした内容のコンサルをしてもらえる」という診断士の社会的地位を上げるためにも、金額以上の付加価値のある成果物を提供して、”取ったら食える診断士”を目指しましょう」

 

 

 

皆様、良い年をお迎えください。

 

以上、おとでした。

 

 



こんにちは。うみのです。
クリスマスとか心底どうでもいいんですが、2次筆記試験からもう2カ月が経ちましたね。

受験された皆様に、のっけからのお願いで恐縮ですが、ぜひ、再現答案を「ふぞろいな合格答案」にお寄せいただければと思います。
今回合格された方の再現答案は来年の受験生にとって大いに他山の石となりますし、不合格だった方にとって、いただいた再現答案に「ふぞろい流採点」を通してフィードバックさせていただく内容は、きっと来年の再チャレンジの一助となるのではないかと思います。
ご参考までに、平成26年度2次試験のフィードバックは、このような形でお送りしています。


A評価答案と比較してどのような切り口やキーワードが盛り込めていなかったのか、あるいは文章構成上のどこに改善点があるのか、など、設問ごとに詳細なコメントを付記していますので、参考にしていただきやすいのではないかと思います。

ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。

再現答案の入力フォームはこちらから

 

さて、一昨日は岡崎氏が年内で6代目の執筆は終わりと思っていてびっくりしました。(笑)
1月は合格体験記のご紹介が主になりますが、7代目に引き継ぐ2月までは引き続き、2016年合格目標の皆様をサポートしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。(笑)
また、年内の更新は明日のおと、明後日の先代枠(5代目・Oz)の記事で終了となります。
誰かがアドリブで何か書くかもしれませんが。
年明けは1月4日からの更新となる予定です。

 

ここからようやく本題です。

口述試験も終わり、年明けの正式な合格発表が待たれるこのタイミングで、「診断士一年目、何をするべきか?」について書いてみたいと思います。

すでに受験生のころから何をしたいか明確だった方も、診断士試験合格をきっかけに今後の可能性を模索したい方もいらっしゃると思います。
私は道場のほか、「ふぞろい」と「タキプロ」に参加しており、また実務や研究会などでは東京と大阪の両方で活動しているので、一年目にしては比較的、多くの診断士と出会った方だと思いますが、比率としては圧倒的に後者が多い印象を持っています。
その中でも、「自分自身の成長やキャリアにおいて新しい道を模索したいと思ってはいるが、企業勤めをしているとどうしてもその中でしか知見や経験を広げにくく、もっとさまざまな機会に触れたいと思い、診断士を受験した」という動機を持った方が多いように感じています。

前者の方はやるべきことが明確だと思いますが、後者、特に上記のような動機を持った方にとって、一年目に何をするかは悩ましいところではないかと思います。

個人的には、ありきたりですが、とりあえず興味を持った研究会(診断士が集まって行う勉強会。サークルのようなものです)やイベントには積極的に参加してみることをおすすめします。

東京であれば、診断士協会が主催する「スプリングフォーラム」という新人診断士歓迎イベントがあり、研究会やプロコン育成塾のガイダンスを受けることができます。
(私の知っている限りでは、神奈川や大阪でも同じようなイベントがあります。他の地域でも、それぞれの診断士協会が新人診断士向けに、さまざまなセミナーやイベントを企画しています。)

協会に所属するかどうかはその先の判断になりますので、まずは参加して情報収集されてみると良いのではないかと思います。
その理由は2つあります。

1つは、人との繋がりや信頼関係が、診断士としての活動における全てのベースとなるためです。
これは他の士業でも同じだと思いますが、診断士です、と名乗れば勝手に仕事が来るわけではないということはすでに皆さんもイメージされていると思います。
まずは地道に人間関係を広げていくことで、色々な活動にコミットするきっかけを得られるようになります。ですので、積極的に人との関わりを広げたり深めたりしていけばいくほど、活動は広がりやすくなると思います。そういう意味では、診断士になる前からの繋がりなどによる差こそ多少はあるかもしれませんが、チャンスは誰にも平等です。
私自身も、受験生支援の活動や、研究会への参加がきっかけで実務案件に関わることが増えてきています。

もう1つは、ちょっと抽象的になるのですが…まさに「自分の成したい(成すべき)ことを知る」ためです。

人生において何を成したいのか?
というテーマは生きる限りつきまとってくるものですが、なかなかこの手の疑問って、自分に問いかけてもすんなりとは答えが出てこないものです。
その結果、自分には何もない…と思ったり、仲間の活動がやけに立派に見えてコンプレックスを感じたり、というネガティブな感情にはまってしまいがちです。
これは診断士のみならず、どんな人生においても共通する思考の罠ではないかなと思います。
が、私自身は、これは全く順序が違う、と考えています。

仕事にせよ生き方にせよ、とりあえず何かに取り組んで経験してみたり、具体的なモデルケースを見つけることで、初めて自分の本当にやりたいことが明確になるものだからです。
自分の目から見える世界は自分以外の誰かのものではなく、自分自身の照射に他ならないんですよね。
特に経験は重要で、面白そうだと思っていたけど実際にやってみたら「なんか違う」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。(その逆もまた然りです)
とあるブログで、「キャリアには山登り型と筏下り型がある」ということを書いたのですが、人が何かを見出したいとき、つい知識をインプットしたり自己啓発的なことをやってみたり、が先に立ちがちですが、まずアウトプット視点で考えたほうが自らの腑に落ちやすいのではないかなぁ、と思っています。

初代・JCが先日、とある場で「診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない。」と言っていたのですが、本当にその通りだと私も思っています。
ぜひたくさんの人と出会って、色々なことを経験して、自らの診断士として、人としての血肉にしていきましょう。

さて、私の今年の記事はこれで最後です。
今年も一年、道場をご活用いただき、ありがとうございました。
個人的にも、東京と大阪のセミナーの運営を通してたくさんの受験生の方とつながれて、ありがたく嬉しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。



みなさん、こんにちは。和尚です。

今後合格体験記を山ほど掲載せねばならないので、この文章が和尚独自としては最後の文章になる、かと思われ・・・と思ってましたら、

岡崎氏が
この記事

和尚め!「イケカコ不要論は不要だ!」(笑)

みたいな、論陣を張っておられて、ああ、これは年越しで考えねばならんなぁ、とか、色々なことが多すぎて、また、TDLのカウントダウンのチケットが運悪く当選してしまいましたので、暦の上でタダでさえ短い正月休みがほぼ0という事態になりまして、心は千々に乱れる和尚でございました。

「イケカコ不要論は不要」論に回答も含めまして、
和尚の初投稿と同じタイトル
「中小企業診断士とは何か?」
というメインテーマで、議論のしどころについては、行きつ戻りつお送り致しま~す。

相変わらずの長文ご容赦。

では、本文。

和尚の世を忍ぶ仮の姿で一番よく絡む士業は
・司法書士
さんであり、これは診断士とのコラボも、法務関連くらいがリンクするところかな、と思われます。会社設立時の登記など、お世話になる部分が多く、これについては「書士」さんでもあり、正誤の判定はあきらかで、あまり摩擦も起きにくい士業さんではないか、とこう思うのであります。

さて、ここから某士業さんにケンカしないように注意をしながら書かねばならないのですが・・・。

その次に絡むのが
・税理士
そもそも、中小企業を経営していく上で、
「納税」
は欠かすことの出来ない必須の義務でもありますゆえ、財務に強い税理士にシャチョーさんが頼ってしまうという点があって、シャチョーさんにヒアリングすると
「私はね、こう思っているんだけど、税理士さんがこういうから。。。。」
とかの発言を聞いたのは枚挙にいとまがありません。

一般的に中小企業の社長が、経営上の相談で誰に一番相談しますか?という問いには
「税理士」
という、回答が多い、ということを聞いたことがあります。はい「中小企業診断士」ではなく。。。。

ここも診断士業界の人にも是非頑張ってほしいと思う。
なぜなら、
「税理士はそもそも『税務』のエキスパートであり、間違いなく税金を納めるために助力するのが一義であり、一方診断士の試験科目である企業経営理論や運営管理などの、経営に欠かすべからずの知識は問われない資格ではある」
からです。

ここで、
「イケカコ不要論は不要だ!」に対する私の反論(とまではいきませんが)意見をのべます。

・イケカコは税理士試験、公認会計士試験には必要であろう
・同じく、中小企業診断士の財務試験を「合格するためだけ」には、「かなりレベル的にはハイではあるけれど」一定の効果はあるだろう。苦手意識を払拭し、財務に慣れる、ということを考えれば非常に効果は出てくるであろう。

という点、特に後者については、岡崎氏と同じ意見です。

税理士、公認会計士には必要だと思うんですよね、イケカコ。
そもそも会計系試験対策問題集だから。

でもさ、こういう場面を想像してほしいのよ。
「設備投資の意思決定はIRR法とかありまして、それによりますと御社は○○で・・・」
とか、数字だけで分かりきったことを言って、そんなもんで社長の心の底からのコンセンサスが得られるか、というのが、私の意見。

またまた話は飛びますが、IRRだけではなく、DCF法もそうですが、いったい割引率になんの意味があるのでしょうかね、というのが大いなる和尚の疑問。

平成17~19年のITバブルに引きずられた不動産プチバブルで話題になったのがこの期待利回り≒割引率。当時六本木ヒルズの期待利回りは1%台だったことを和尚は記憶しております。となれば、インカムゲインによる資本回収に50~100年近くかかるという計算になる。。。。

この率が低くなればなるほど、不動産の価値(≒会社の価値)は高くなります。企業も同じですが、この割引率、現在の利率ではなく
「将来の利率(の見通し)」
であることから、当然投資家の、診断士的に言えば、設備投資をしたい社長さんの「思惑」が入るのは致し方なく、そこは主観の観察結果でしかあり得ない。

となれば、いくら精緻にDCFやらIRRなぞやったところで、結果は主観的なもの、でしかありえない。結論的に意思決定会計なぞ、極論すれば
「社長の勘」
でしかない代物になりかねません。(大分暴言吐いてます)

ただ診断士たるもの、その「勘」てものの補完、すなわちメリットデメリットを明確化してあげることが肝要で、そのデメリットを乗り越えてでもやるんですか?社長!ということしか言えないのではないか、と思うのです。

そもそも、ラジカルイノベーションとか経営分野で勉強してきている我々中小企業診断士が、無謀とも思える設備投資が必須であるベンチャー企業を後押しするのに、過去の財務指標や常識的な投資決定モデルで語れるか!んなもんで投資判断してたら、アップルや、ユニクロでさえミスリードしてしまうぞ!というのが私の意見でございます。

イケカコ=与えられた数値を使った難しい計算式、考え方による判断、が万能と思う危険性、これが一番私が危惧するところで。。。

税理士でも公認会計士でもなく、我々中小企業診断士が出来ることとは
①財務のエキスパートではなく、財務「も」分かる専門家として、「1次試験で得られた広くそこそこ深い知識」を駆使して「2次試験、企業への実習で鍛えられた思考力」をもって総合的な判断で、企業を正しい方向へ導くことが出来る
②その知識・経験でもって、中小企業の社長さんに寄り添い、その時々のメリットデメリットを指し示しながら、時には厳しいことも具申しながらも、常に伴走出来る

そのような役割を担うのが本筋ではないか、と思うのです。

だから、というかなんか論点はボケてしまいましたが、財務が得意と言われる和尚は、財務偏重は避けたい、と思うのです。

なぜなら、答えが出やすい科目だから。
これによる分析は絶対だと思いがちだから。
イケカコなんかをやってると、多分ですね、難しい数学の問題を解いた時のような爽快感が、企業を完全に分析した万能感に繋がってしまいがちではないのか、そう思うのであります。

和尚も難易度高い診断士事例Ⅳを解けた時の爽快感は、わかりますもん。

だけどね。

和尚の思いは、
診断士試験は単なる通過点であり、診断士になってから、会社、社会のためにどのようにその知識を役立てるか?
というところにあるの。だから、財務が得意と言われて天狗になりたくなく

物覚えのわるい頑固なシャチョーさんにも自分とこの決算くらいは分かるように
「噛み砕いて説明し、理解を得たい!」
という気持ちが大きいの。だからイケカコの解法だけを伝授するのではなく、その根底に潜む考え方の伝道師になりたく、とあるブログではほぼ一年間財務のイロハを書きつづけて参りました。

ただ、この試験受からねばならぬのも事実。とある勉強会に来られてた今回の試験で涙を飲んだ方から、
「和尚、この試験通ってなんぼですから、まずは通りたいっす」
のようなメールを先般いただいて、試験に通ることも大事という気持ちも持っております。
となれば岡崎氏のブログのように、手当たり次第、なんでも食べてやる!くらいの意気込みは絶対に必要だし、それについては大いに応援致します。

さて、他士業とのからみについてまとめ(になるのかな・・)。

この診断士試験、岡崎氏のような「弁護士」でさえ、試験の完全免除はなく、必ず1次試験のいくつかの科目は受験し、合格する必要があります。
他の国家資格は。。。みなまで言いますまい、ある仕事を何年かやったら自動的にもらえるのもあると聞きます。

難易度はともかく、そこいらに誇りを持ちましょうよ、診断士の方、合格者の方、また未合格者の方も。

また、話を飛ばしたくなったので遠慮なく飛ばします。

1級ファイナンシャル・プランニング技能士という国家資格があります。
道場の6代目のお仲間では和尚とmyaちゃんがホルダーです。
和尚がこれを取った時に思ったのが、つぎは診断士がほしい、何故ならこの資格は個人が主だけど、診断士は法人が主だから。。

まま、テイストは診断士ににております。例えば
・いろんな法律と資格試験が混じりあっている。例えば税理士試験、宅建試験、社労士試験の一部がよく似た格好で出題される
・2次試験には口述(面接)試験がある。
などがありますが、一番の共通点は
「広く、ある程度深くの知識を求められ、かつ他士業との連携が求められる」
点ではないでしょうか。

FP倫理では、税理士法や弁護士法への抵触に気を付けることが非常に強く言われます。
逆に言えば、それだけ他の士業との連携、が求められるということが言えるでしょう。

中小企業診断士もおなじことが言えるのではないだろうか、と思うのです。

ここは、名阪口述セミナーでなご氏が言っていたこととは少し違うのですが、
先生、と呼ばれるものにとって、「これはどういうことでしょうか」という質問をされ、分からないということは許されない。。

ここまでは一緒です。

そこからつけたし。
で、その質問に対して噛み砕いて説明しまた解説を行い、さらなる奥深い部分、例えば他の士業との連携が必要になる場合においては、スムーズな橋渡しの役割を行える立場たるべし。

というところでしょうか。

最後に。
一番この資格を維持する場合に、気を付けねばならないこと、それは

「知識の陳腐化」

です。FPにおいては一生もん、診断士においても、5年の更新はあれど、基本一生もんの資格ではあります。

でも、その知識を磨き続けていないと、資格を維持していくことは困難になろうかと思われます。

この診断士資格、合格者・登録者と同じ数だけ更新をしない人が多く、長らく2万人程度の資格保有者しかいないというデータをこの間よみました。

少し寂しいはなしですが、この資格に合格したときの喜びをいつまでも忘れず、

会社・社会のために少しでもこの努力を還元すべく、

合格、未合格の方もがんばっていきましょうよ。

てなわけで、今年最後のブログは、長々といつもどおり書かせていただきましたっ!

合掌。



こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
当職の実質的に最後の投稿(以後は、合格体験談などの御紹介になる予定)となります。
最後の締めくくりは、道場6代目の中でも当職にしか書けないことを書きたいと思います。

当職にしか書けないことといえば、やはり労働法務の最前線でしょうか。
でも、それは一発合格道場の読者の方々にはあまり響かないかとも思いますので、
やはり、難関国家試験2つを乗り越えたという経験を踏まえた、
試験に対する姿勢、気持ちなんだろうなと思います。

1 旧司法試験と中小企業診断士試験の共通点
(1)旧司法試験の概要
旧司法試験は、年に1回あり、
5月に択一試験(憲法、民法、刑法各20問を3時間30分)
7月に論文試験(憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法各2問を2時間ずつ)
10月に口述試験(憲法、民事系、刑事系を10分程度ずつ)
となっておりました。
そして、合格率は約3%(3万人のうち択一合格が6000人程度、論文合格が1100人程度、口述合格が1000二人程度)でした。
論文試験が一番の山場なのですが、論文試験に落ちると翌年はまた択一試験から始めなければなりません。

(2)中小企業診断士試験の概要
ここであえて触れる必要はないかもしれませんが、
8月に一次試験(7科目)
10月に二次筆記試験(4事例)
12月に二次口述試験
となっていますね。二次筆記試験が一番の山場で、不合格であったとしても翌年だけは一次試験免除となってますね。

(3)共通点
両者の共通点は、択一から始まり、山場の筆記があり、最後に口述という点です。

両方の試験似てますよね?
こういったことからも、当職としては、中小企業診断士試験は比較的スムーズに入れたのかなと思います。

(4)ちなみに
当職は、司法試験は合計4回受けました。
大学3年生のときに1回目を受けて、択一試験不合格
大学4年生のときに2回目を受けて、択一試験合格、論文試験不合格
大学院1年生のときに3回目を受けて、択一試験不合格
大学院2年生のときに4回目を受けて、最終合格
これをみていただければわかると思いますが、3回目の試験で不合格のときには、めっちゃ気持ちが落ち込みました。
なんせ、大学4年生のときに、あと少しで合格だったので、翌年は、岡崎は今年は受かるでしょ~と周りからは言われていたにも関わらず、不合格となってしまったからです。
2 司法試験のときの合格体験記
当職、司法試験に合格した平成13年当時、2カ所に合格体験記を掲載していただきました。
改めて、それを見てみると、こんなことが書かれてました(エール出版社 私の司法試験合格体験記2001年 受験新報2002年1月号)。

・問題演習をひたすら繰り返せ、弱音を吐いたら負けだ!
・問題演習が一番重要だと思います。問題を解いて、解説を読み、基本書にあたって、それから模範答案を読む、使えそうな論証にはチェックをして覚える。これをひたすら繰り返す
・本番でわからない問題が出題されたら、他のみんなはどういう答案を書くのだろう?ということを考えましょう
・答案の量は気にする必要はない
・私のスランプ脱出法は、ズバリ、合格体験記を貪るように読むこと
・答練は絶対に休まないこと
・継続は力なり
・暗記することも重要である。よく、現場思考さえできれば司法試験は受かるといわれるが、それは誤解であると思う。なんら基本的知識のない真っ白な状態から、現場思考とやらで、論文が書けるのであろうか。甚だ疑問である。
・試験本番は絶対に諦めないこと
・一般に受験友達は多いほうがいいと言われているが、私は必ずしもそうは思わない。人間が多数集まると馴れ合いになってしまうおそれがあるからだ。この間、友人が、「知り合いがいっぱいできてしまって困る。みんなで落ちれば怖くないというような雰囲気がある。負のパワーたまりまくり。だから最近ここに来ないんだ」と言っていた。予備校の自習室ではよくある光景だと思うので、みなさん注意しましょう。

これをみていただくと、そして、当職が当ブログで最初に3回で公開した合格体験記とも重ね合わせていただけると、だいたい言っていることが一貫していることが御理解いただけると思う。

3 試験をどう乗り越えるか
中小企業診断士の試験も司法試験も1年に1回だけ。不合格となればまた1年。
試験勉強をしていると、色んなアクシデントが起きます。アクシデントを乗り越えるためにはどうすべきか。

(1)合格への気持ち
合格するということの強い気持ちを持つことが大事だと思います。
当たり前ですけど、これって結構心に負担がかかることです。
当職の場合、司法試験のときは、合格しなかったら将来が見えないという不安感に苛まれていました。
すごく怖かった。自分は将来、どうなってしまうんだろうって。
中小企業診断士のときには、弁護士なんだから受かって当たり前という周りの士業の先生方からの黙示のプレッシャーがあって、
落ちられない!という気持ちでした。合格したいというのとは少し違くて、落ちられないという感じでした。
だから、どんなに時間がなくても、少しだけしか時間がとれなくても継続的に頑張りました。
中小企業診断士の場合、多くの受験生は他に仕事を持っている人だと思います。そうだとすると、落ちても特段問題ないという気持ちになってしまうこともあるように思えるのですが、そこを他の何らかの動機をもって奮い立たせるのが重要かと(モテたいというのでもOKかも(笑)モテるかどうかは別ですよ)。

(2)やっぱり問題演習
司法試験のときも、中小企業診断士のときもそうですが、資格試験全般にあてはまるのは、問題演習の重要性。
テキスト読んで、問題解いて、というのも良いのですが、時間がなければ、先に問題演習やって、それからテキスト読むのでも問題なし。
むしろ、社会人たるもの。仕事に追われ、あまり時間はないと思うので、問題演習先行型が良いのかなと思います。

(3)継続は力なり
司法試験のときからそうなのですが、1日少しだけでもいいので、勉強をするということを心掛けていました。
もちろん、司法試験のときは学生だったので、1日ずっと勉強していました。
診断士試験では、業務多忙につき、平日は殆ど勉強できませんでしたが、
朝に少し、夜にちょびっとだけでも勉強するようにしていました。

(4)合格させてくれるのは友達じゃなくて自分
中小企業診断士の場合、グループワークが有用だというのは理解しているのですが、勘違いをしてはいけないと思います。
合格させてくれるのは他人じゃなくて自分だけだということをしっかりと認識する必要があります。
最後に頼れるのは自分だけ!という意識は持っていたほうが良いかと思います。

(5)今年の不合格をカラダと心で受け止める
当職は、司法試験のときに合格間近と言われながら、3回目に択一試験で落ちてしまいました。
このときは、本当に辛かった。周りからは、岡崎択一落ちたよ~と言われるのが、ほんと情けなくて。
だから、がむしゃらに勉強しました。負けず嫌いだからという性格的なこともありますが、ほんと腹立たしかった。
あの人が受かって、なんで自分が?みたいなことを良く思ってました(笑)
今回の二次筆記試験で不合格だった方々は、あの悔しさを風化させないように意識したほうが良いと思います。
間違いなく、来年の8月頃には、不合格だった今の悔しさは風化しています。
その際に、また頑張れるように、あの悔しさを思い出せるように、何らかのことを考えておいたほうが良いと思います。

4 財務の取り扱いについて(所感)
前々からブログでも言っていますが、当職は、中小企業診断士試験の二次筆記試験は当日の出たとこ勝負の要素が結構あると思っています。
そうなると、事例Ⅳがやはり重点的に大事になるのではないか思っています。
当職がもし不合格であったら、間違いなく、1年間、事例Ⅳに注力していたと思います。
僕だったら、事例Ⅳの問題集を全てやって、イケカコも間違いなくやったと思います。
イケカコは意味がないという意見もあるようですが(和尚がそうだったと思います)、僕は、そうは思いません。
実際やったことがあるわけじゃないけど、注力するということは、試験に関連しそうなものであれば全てやるということと同義だと思っているからです。
もしかしたら、イケカコに似た問題が出るかもしれない、それならばやるべき。
今後、イケカコの必要性の有無について、和尚とも議論をしてみたいと思います(笑)

5 最後に
当職はこの1年弱、色々とご批判もうけながらも、当職が思っていることを正直に書き連ねてきました。
なぜなら、中小企業診断士試験は難関国家試験だから。
難関国家試験に簡単に受かるなんてことはなくて、みんな、いろんな犠牲を払った上で合格をもぎとっているんだと思っているからです。
だから、甘いことなんかは書けない。
合格は降って来るものではなくて、もぎとるもの。自分の力で、なんとかもぎとるもの。
がむしゃらにやって、来年こそはもぎとれるように!

 

 

 



 

こんにちは、 Xレイ です。

前々回、前回に引き続き、経済学です。

前々回は、平成25年度の第13問で異時点間の消費
前回は、平成26年度の第13問で労働需要曲線
ここ3年の出題から、正答率の低そうな設問の関連領域をみてきたつもりですが、今回で最終回。

平成27年度の第11問。
新古典派の経済成長理論、ソロー・モデルと呼ばれるものです。

平成25年度第11問
もほぼ同じような設問ですが、過去問題集でこれらを詳しく解説しているものはないと思います。別段、どういったものか知らなくてもいいので当然です。

にもかかわらずあえて題材として取り上げたのは、設問のグラフを導く際に、生産関数やその他若干のマクロ経済学知識を使うのですが、そこをみておくのはどうかと思ったからです。

特に生産関数
中小企業診断士テキストでは、費用最小化問題(等量曲線)、生産要素市場といった領域を詳しく扱っていないので、どうしても生産関数に対する理解が甘くなってしまいます。
主催者側はもちろんそれを承知で、平成27年度の第16問のような出題をしてきます。

前半、その生産関数に触れています。
中盤以降は数式も多く、少々ややこしくなりますが興味のある方は。この設問は、なかなか面白い結論を導き出しています。

 

平成27年度経済学 第11問

昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている。

2種類の生産要素、資本$K$ と労働$N$ を用いて、生産$Y$ が行われる。

資本と労働、そして生産との関係を、労働 1単位あたりの資本と労働 1単位あたりの生産との対応関係である、次の生産関数で表す。
$y=f(k)$
ここで$k=K/N$は資本・労働比率を、$y$ は労働 単位あたりの生産量を表している。

また、労働供給は一定率$n$で増加し、常に完全雇用が実現しているとする。また人々は、所得の一定割合 $s$  を常に貯蓄するとする。

新古典派の経済成長モデルの下図を参照した上で、外国人労働者の継続的な受け入れによる労働成長率の上昇が、定常状態における資本・労働比率と労働 1単位あたり生産量に与える影響に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ただし $k1$ は、定常状態の資本・労働比率を表している。

〔解答群〕
ア 資本・労働比率は上昇し、労働 単位あたり生産量は減少する。
イ 資本・労働比率は上昇し、労働 単位あたり生産量は増加する。
ウ 資本・労働比率は低下し、労働 単位あたり生産量は減少する。
エ 資本・労働比率は低下し、労働 単位あたり生産量は増加する。

————————————————————————

 

さて、これは一体何かと言いますと、
“長期的にみた一国の経済成長の問題” です。

この部分が問われているのですが、要するに、
『労働人口の増加率が、その国の労働者1人当りの資本ストックと生産量に、どのような影響を及ぼすのか考えてみましょう。』ということです。

補足して言い換えると
『一国の労働者1人当たりの生産量、すなわち、労働1単位当りのGDPは、その国の豊かさを表し、労働1単位当りの資本ストックによって決まるのも仮定する。その国の経済が成長し、それが年々増加していく方がもちろん望ましいが、労働人口の増加率が一体そこにどういった影響を及ぼすのか考えてみましょう。』
といった感じです。

すなわち根底にあるのは、
労働1単位当りのGDP(生産量)で経済成長を考えよう
ということです。

と言われても・・・ですね。

 

設問文の赤字部分

まず、
2種類の生産要素、資本$K$ と労働$N$ を用いて、生産$Y$ が行われる
と書いてあります。

これは
$Y=F(K,N)$ ・・・
という生産関数を仮定しているということです。

①ですが、$Y$、$K$、$N$はすべて一国全体の値で、マクロ生産関数と呼ばれます。この国の生産量が、国全体の資本ストックと労働量の2つの要素で決まるということです。(ちなみに資本ストックとは“設備の量”のこと)

次に、
資本と労働、そして生産との関係を、労働 1単位あたりの資本と労働 1単位あたりの生産との対応関係である、次の生産関数で表す。
と書いてあります。

これは、上の①式を基にして、
“労働1単位当り(労働者1人当り)の資本ストックと生産量の関係”
を導き、考えていきたい、ということです。

例えば、一国全体のGDPが2%増加したとしても、労働人口が3%増えたのなら、結果、労働1単位当りのGDPは減少してしまいます。そのような考察をするよりも、あらかじめ労働1単位当りで考えた方が話が早いということです。繰り返しますが、いま、労働1単位当りのGDP(生産量)で経済成長を考えようとしています。

それでは、やってみます。

設問文には書かれていないのですが、このモデルにおける生産関数は
1、規模に関して収穫一定
2、資本、労働の限界生産力逓減
という2つの性質を満たすと仮定しています。
要するに、①の生産関数がこの2つの性質を満たします。

ここでは、1、規模に関して収穫一定 という性質を使います。

これは、任意の$λ$($λ$>0)に対して
$λY=F(λK,λN)$
が成り立つということです。
(この条件を満たす関数を一次同次関数といいます)

要するに、資本$K$ と労働$N$をそれぞれ2倍にすると、生産量$Y$も2倍になる。例えると、設備の量とそれを使える労働者が共に2倍になると、生産量も2倍になる。これが、規模に関して収穫一定ということです。

そこで、$λ$($λ$>0)は任意、つまり、正の数なら何でもいいといっているので、$λ=1/N$として、①式を変形してみると
$Y/N=F(K/N,1)$
となります。この、
右辺の$K/N$が、資本・労働比率(労働1単位当りの資本)
左辺の$Y/N$が、労働1単位当りの生産量
を表しています。

そこで設問文に
$k=K/N$は資本・労働比率を、$y$ は労働 単位あたりの生産量を
と書いてあるので、その通り$k=K/N$、$y=Y/N$と置き換えると
$y=F(k,1)$

独立変数は$k$ひとつとなっているので関数自体を書き換えて
$y=f(k)$ ・・・

この②式が、設問文の生産関数で、当初の目的、労働1単位当り(労働者1人当り)の資本ストックと生産量の関係を表すことに成功しています。

②式を先の 2、資本、労働の限界生産力逓減 という性質を使って図示してみると

図1

このような形状となります。(前回を参考にして下さい)
これは、言うまでもなく設問のグラフの一つ $f(k)$ のことです。

まずはここまでが設問文の赤字部分です。

 

ちなみに、①のように資本と労働を2生産要素とする生産関数は、経済学では頻繁にでてきます。そして、コブダグラス型で表されることも多いのですが、そのコブダグラス型というのは
$Y=K^aN^b$
という型をしている関数です。

その関数式で、$a+b=1$(0<$a$<1,0<$b$<1)となっているとき
1、規模に関して収穫一定
2、資本、労働の限界生産力逓減
という2つの性質を同時に満たします。

冒頭で触れた、平成27年度 第16問 の生産関数がそれです。
その設問は、別段計算させたい訳ではなく、この知識を知っているかといっています。

 

設問文の青字部分

しつこく繰り返しますが、いま、労働1単位当りの生産量で経済成長を考えようとしています。
つまり、一定期間における労働1単位当りの生産量の増加量を経済成長として考えよういうことです。

前段の②式や図1で確認したように、労働1単位当りの生産量は資本・労働比率によって決まります。
ということは、いま考えるべき労働1単位当りの生産量の増加量も、資本・労働比率の増加量によって決まるということです。

ならば、その一定期間における資本・労働比率の増加量を考えてみましょう。

先ほどもみたように設問の赤字部分では、資本・労働比率を
$k=K/N$

と表していました。
これから以下の式が近似的に成り立ちます。
$Δk/k=ΔK/K-ΔN/N$ ・・・③ ($Δ$は変化量を表す)
(これは大変便利な公式のようなものです)

式の各項は変化率(増加率)を表しているのですが、
左辺の$Δk$が、一定期間における資本・労働比率の増加量を表しています。

なので、③を変形し最終的に$Δk=$・・・とすることができれば、
一定期間における資本・労働比率の増加量がどのように決まるのかが分かります。(いま、両辺に$k$をかけてもイマイチよく分かりません)

それでは、設問文の青字部分を使ってやってみます。

まず、
労働供給は一定率$n$で増加し
と書いてあります。
これは要するに、労働成長率が$n$だと言っています。

労働成長率とは労働人口の増加率、つまり、$ΔN/N$のこと。
これは、式の右辺第2項そのままです。
よって、式の右辺第2項は
$ΔN/N=n$ ・・・
と置き換えられます。

次は、③式の右辺第1項の変形です。
人々は、所得の一定割合 $s$  を常に貯蓄する
と書いてあります。
要するに貯蓄率が$s$だと言っています。

ならば、貯蓄を$S$とすると、
$S=sY$
また、財市場が均衡しているとき、貯蓄$S$と投資$I$は等しいとされるので
$S=I$
さらに、投資$I$は資本ストックの増加量$ΔK$と等しいとされるので
$I=ΔK$
以上より
$ΔK=sY$ ・・・
(ここは少々知識が必要ですが、中小企業診断士テキストでも所々で説明している範囲内だと思います)

このを使って、③式の右辺第1項$ΔK/K$を変形してみます。

まずは、$ΔK/K$に⑤をそのまま代入して
=$sY/K$
分子と分母を共に$N$で割ると
=$(sY/N)/(K/N)$
それに、$y=Y/N$、$k=K/N$
を代入して
=$sy/k$
さらに、②式$y=f(k)$を代入して
=$sf(k)/k$
よって、③式の右辺第1項は
$ΔK/K=sf(k)/k$ ・・・
と置き換えられます。

 

さてそれでは、今一度③式。
$Δk/k=ΔK/K-ΔN/N$ ・・・
これを変形します。

右辺に④、⑥を代入し
$Δk/k=sf(k)/k-n$

両辺に$k$を掛けて
$Δk=sf(k)-nk$ ・・・

当初の目的、$Δk=$・・・と表すことに成功しています。
つまりこの式が、一定期間における資本・労働比率の増加量を表していて、それは、共に$k$の関数である$sf(k)$$nk$の差に等しいといっています。

そしてこれから、一定期間における資本・労働比率の増加量が分かれば、②式や図1からそれに対応する労働1単位当りの生産量の増加量も分かる。それを経済成長として考えようということです。

 

それでは、一定期間における資本・労働比率の増加量、つまり、⑦式をグラフで考えてみましょう。

図2

これが、設問のグラフ$sf(k)$$nk$です。

図3

例えばいま、資本・労働比率がk’の状態にあったします。すると、次の期間までに赤線の分だけそれが増加するということになります。

図4

すると次の期間の資本・労働比率は、赤線の分だけ右に移動しk”となります。
そのまた次の期間はどうでしょうか。今度は図4の青線の分だけそれは増加し、さらに右へ移動します。

と進めていくと

図5

いずれ$sf(k)$$nk$の交点$k$1で資本・労働比率は変化しなくなります(定常状態)。

これが設問文の最後
$k1$ は、定常状態の資本・労働比率を表している。
の意味するところです。

 

そして、その定常状態のときの労働1単位当りの生産量も分かるように、図1と図5を併せて描いてみると

図6

設問のグラフそのものです。

すなわちこのグラフは、$sf(k)$$nk$が定常状態の資本・労働比率$k$1を決定し、その$k$1$f(k)$からそのときの労働1単位当りの生産量を読み取る、という図式となっています。
なので、縦軸の「労働1単位あたりの生産量」というのは$f(k)$のみに対応するもので、他の2曲線(直線)に関しては、強いて言うならば
「投資(量)」となるものと思います。($sf(k)$が労働1単位当りの投資、$nk$が現状の資本・労働比率を維持するのに必要な投資)

 

解答

以下は、文章のみで簡潔に。

結果このモデルは
“一国の経済は長期均衡する”
といっています。

先のように、この議論での経済成長とは、労働1単位当りのGDPの増加量のことで、それは資本・労働比率の増加量に依存する。その資本・労働比率は、いずれ定常状態から変化しなくなる。ならば、労働1単位当りのGDPも変化しなくなり、経済は均衡してしまう

よって、そこからさらに成長したいのであれば、技術進歩によって生産関数を上方にシフトさせるしかない。($f(k)$が上方シフトすると$sf(k)$も同じく上方シフト。よって$nk$との交点は右に移動。)

ということになるのです。

これが、新古典派の経済成長理論、ソロー・モデルです。
(一つ注意するのは、均衡するのは労働1単位当りのGDPです。国全体のGDPは、労働成長率に伴って増加していきます。)

ちなみに、「技術進歩がなくても永続的な成長を示せる」というのが、前回も触れた内生的成長モデル(AKモデル)。それは「資本の限界生産力を一定」と仮定することによって説明を可能としているのですが、それらの点がソロー・モデルと決定的に違うところなので、AKモデルではまずはそこを問われるはずだと指摘をしました。

 

ともかく、本設問では「労働成長率$n$の上昇によってどうなるか」というのですが。

あとは関数の問題です。
$nk$の傾きが急になるので、$k$1は左に移動。
よって$f(k)$の値は減少する。

すなわち、
【答え】ウ 資本・労働比率は低下し、労働 単位あたり生産量は減少する
ということになります。
結局、以上の知識を全く知らなくても解答は導けます。

さておきまして、これは、他の条件が同じならば定常状態では「労働成長率の高い国ほど豊かではない」といっています。

そして本設問は、
昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている』けれども、このモデルが正しいのならば『外国人労働者の継続的な受け入れによる労働成長率の上昇』は、いずれ日本国民一人当たりのGDPを減少させてしまうのではないですか?
と言いたいわけです。

 

最後は余談ですが、このモデルは、戦後の日本の高度経済成長を説明できる、とも言われています。

つまりこのモデルによると、戦争によって短期間に大量の資本ストックを失い資本・労働比率が一度大幅に低下すると、そこから再び定常状態に向かうとき、貯蓄率が高いほど瞬間的に大きな経済成長を経験できる、ということになります。

設問のグラフでいうと、仮に戦前は定常状態の$k1$だったとして、戦争で大量の資本ストックを失い資本・労働比率が一度大きく左に移動する。もちろんそこでは、一旦著しく生活水準が低下することは言うまでもありません。しかしその後、再び定常状態$k1$に向かうとき、途中非常に大きな資本・労働比率の増加すなわち単位当りGDPの増加を経験できる、ということになるのです。

要するに、高度経済成長は起こるべくして起こったものだと。

 

長くなりましたが、以上です。

それでは、また。  Xレイ

 



みなさまこんにちは、tomoです

 

昨日、口述試験を受けられた皆様、お疲れ様でした。

落ちない試験だと言われていても少し不安もあると思いますが

時間通りに試験会場にいければ、100%合格していると思います。

安心して、年末をゆっくりご自身をいたわりお過ごしくださいませ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、今年最後の記事ですが、口述試験を受けられた皆様、

今回残念ながら口述に進めなかった皆様にむけてお願いを含めた内容でお送りします。

 

 

~口述試験を受けられた皆様へ~

 

★診断士合格仲間とのネットワークを広げる。

 

この診断士試験は、独占資格ではないので診断士とったからすぐに何かの業務に活かせるとは限りません。

(独占資格であっても経験は必要だったりますが・・)

もちろん、診断士をとってコンサルとして独立する方も多くいらっしゃいますし、非常に有効な資格だと思いますが

個人的にこの資格の良さは『出会いの幅と質が格段に上がること』だと思っています。

特に、診断士に同年度に合格した仲間はおなじ苦労を乗り越えた同士として結束が非常に強くなります。

 

資格学校へ通っていた方はぜひ合格祝賀会に参加してください。

また、この道場でもイベントを開催していますし、診断士協会が開催している合格者を対象にしたイベントもあります。

もちろん実務補習がはじまったら仲間が出来ます。

そういう集まりがきっかけでたくさん開催されているオフ会などに参加してどんどんネットワークを広げていってください。

 

診断士には優秀な方が非常に多くいます。

そういう場で、バイタリティの高い方と接することで仕事へのモチベーションが高まります。

勉強の内容よりも個人的にはこういった合格者にしかできないネットワークが実務の質を高めることになるのではと思っています。

 

 

★一次二次のテキストや、まとめノートは捨てないでください!

 

合格したら気分すっきり全部捨ててしまいたい気分にもなりますが・・

ぜひ最小限でもいいのでぜひ勉強したテキスト類は置いておいてください。

そして、ときどきでいいので業務でちょっとでも診断士の科目に関連することがあった際はぱらぱらとめくって覗いてみてください。

一度しっかり勉強しているので記憶がいもづる式にでてくるかと思います。

 

例えば私は商業施設のコンサルをしているので施設のロゴの商標登録とかどうなっていたっけ・・というときとか、

(会議中に診断士だからわかるでしょ?とか無茶ぶりもされますし・・)

自分の会社の財務諸表を見てみて分析してみたりとかしていました。

 

 

★合格体験記を書く!(道場からのお願いです)

 

今回口述試験に進まれた皆様も、残念ながら進めなかった皆様も、二次試験にたどりつくまでには皆様それぞれの苦労がたくさんあったと思います

私も何度も数えきれないくらいあきらめようと思ったことがありましたし(実際昔一度あきらめました)

それでも最後まで合否関係なく二次試験までうけ切った自分を偉かったなあ・・と今でも思います

二次試験の日も口述試験の日も、ゆずの「栄光の架け橋」をきいて、ちょっと感動しながら試験会場に向かいました笑

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B07237(引用:うたまっぷ)

 

こういった何かにむけて全力で立ち向かって達成するというのはオトナになるとなかなか難しくなります。

ここで、ぜひ、ご自身の記録のため、そして今後の受験生のエールのため、合格体験記を書いて頂きたいと思います

もちろん匿名で結構ですし実名でも結構ですが、この道場のブログ上でご紹介させて下さい。

お送り頂く先は下記一番下部に記載しております、この冬休みに頭の中ででも考えて頂ければなあ・・と思います。

ぜひご検討のほどよろしくお願い致します。

 

 

~残念ながら口述に進めなかった皆様へ~

 

★二次で鍛えた論理的思考能力を実務で意識して行動する。

 

二次は今思えば本当によくできた‘試験’だと思います。

限られた与件の中で最適解を論理的に組み立てる。

普段の実務もそうではないでしょうか・・?

 

今回は残念な結果になったかもしれませんが、一次、二次の勉強をするまえのご自身とは各段に能力が高まっていると思います。

そのことをしっかり意識して、しっかり仕事に役立てるぞ!という『ただでは絶対転ばない』という気概を持っていただきたいと思います。

 

ただ、すぐにはそんな気持ちになれないとは思います。

でも、絶対にこの挑戦をしたことは尊く、絶対に意味のあったことなのでそこは自信を持ってください。

 

そしてぜひ来年も挑戦する決意をされた際は、全力で頑張ってくださいませ。

道場メンバー総力をあげて応援します!

 

 

★未合格体験記を書く。(同じく、道場からのお願いです)

 

いま、そんな気持ちにはなれないかもしれません。

それでも、次をがんばるぞという意気込みを含めて、道場上で宣言をして頂きたいと思います。

次を挑戦するにしても、〈現状分析〉〈未合格になった原因の把握〉〈次への課題〉〈今後の作戦をたてる〉が必要になってきます。

ぜひ、ご自身の整理も含めて体験記をお寄せください。

 

そしてまた道場のイベントにお越しください。

道場には、多年度合格の方もいらっしゃいます。

そこで次へのモチベーションを高めてもらえれば私たちも非常にうれしく思います。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

いろいろと書かせていただきましたが、まずは冬休みはゆっくりとお過ごしくださいませ。

きっと体は疲れているとおもいますのでご自身をいたわってあげてください。

 

そして、もしよろしければぜひ、合格体験記および未合格体験記をお寄せください。

(しつこくてごめんなさい

 

どうぞ、みなさま、よいお年をお過ごしくださいませ

 

 

■合格体験記・未合格体験記大募集!■

 

募集要項◆

 

対 象:H27年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者) –> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問 原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度 特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。 応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

 

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。 ※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

 



こんにちは、4代目お薬ハックです。
先日から日曜日に連載されている先代投稿シリーズとして、2年ぶりに記事を書きました

特にテーマは決まっていないのですが、らいじんひめも診断士になった振り返りをしてますし、読者の皆様も「ぶっちゃけ、合格した後はどうなのよ?」といった話に興味ないでしょうか?

なので私も出来るだけ生々しい話を。
地方企業で企業内診断士をしている面白さむなしさ楽しさ辛さ。清濁合わせてオープンにしたいと思います。

 

 ■夢に燃えた1年目、むなしさに苦しんだ2年目


今から2年前… 診断士を取って半年(つまり、合格から1年)の時に振り返りを記事にしています。記事を読むと分かりますが、診断士の知識を活用してキャリアアップする気マンマンでした。一方で診断士に対する理解が薄い業界であることにビハインドも感じています。とはいえ、全力で頑張れば何か変わるだろう、と業界に特化した経営知識(医療経営)をひたすら学んでいました。

しかし、どれだけ学んでアピールしても、会社や得意先は自分に診断士としての能力を求めてはきません。更に社内で最も重要な得意先の一つを担当しており業務量も責任も大きいため、石川県診断士協会の活動に参加する時間が作れません。ンプットをどれだけ頑張っても、アウトプットする場面が見つけられず、空回りし続けてだんだん辛くなってきました

そんな状態が1年続く頃には診断士である事に嫌気が差していました。

暴露しますと本気で診断士から遠ざかっていて、例えば理論政策研修を受講しなかったり、一発合格道場に一年以上アクセスしていなかったり。夢に燃えていた分、それが適わない反動に打ちのめされていました

 

■不貞腐っては駄目だと気づいた3年目


きっかけは春の転勤と昇格。
勤務地も立場もかわり、求められる仕事の成果も変わりました。

超重要先を担当していたプレッシャーから開放され心にゆとりが生まれると、新しい仕事をこなすため環境分析を行う自分がいました。

転勤前とは求められる仕事のスタイルや、得意先が求める話題も違います。すると、夢に燃えていた1年目の時に勉強し続けていた知識が役立つようになり、得意先に深く食い込めるようになりました。

やっぱり診断士として学んだ知識は活用できる!

嬉しくなってどんどん活用したり更に学んでゆくと、今まで当社の営業が行ったことがないやり方で、複数の得意先と深い関係を作れるようになり、成果が社内で目立つようになりました。新しいやり方が注目され、社内における自分の存在感も高まっています

現金なもので診断士はやっぱり良いなぁと思うと、道場にも再び顔を出すようになり、8月の東京セミナーにも参加したほどです。自分の行動が自然と変化しています。

何をきっかけに悪循環が反転して好循環に化けるか分かったもんじゃありません。

 

 ■諦めない、って大事だと思う

石川県診断士協会で出会った独立コンサルタントの方から、目から鱗が落ちる思いの言葉を聞いたことがあります。

企業にいれば不満はあるけど不安はない。
独立すれば不満はないけど不安がある。

企業内診断士は独立よりも収入、事業継続性のリスクが圧倒的に低い分、やりたいことが出来ない、やらせてもらえないフラストレーションがあります。ペーパー免許ではない本気の企業内診断士を目指したいなら、会社の外で副業として頑張るか、会社に自分が診断士を活用した業務を行う事を認めさせるしかありません

後者は文字通り会社を変える行為ですので、もしかすると独立するくらい困難な道かもしれません。しかし、それこそが自分がやりたい会社を元気にする事だと信じて私は頑張っています。

ここまで気持ちを整頓するのに2年かかりました。モラトリアムを抜けるのに結構な時間がかかりましたが、諦めなくて正解だと思っています。あと、諦めかけて不貞腐れていた事は大きな反省点ですね

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診断士になって世界が変わるんじゃない。
診断士になった事をきっかけに、世界を変えられるんだ。

たまには松岡修造ばりに暑苦しい記事を
お薬ハック



 

明日は口述試験本番ですね!

練習はしっかりしながらも、いつも通りに過ごして明日に備えて下さい。

大丈夫です、ここまで想定問答を繰り返した皆さんなら全く問題ありません。

注意するのはただ1点。

 

会場にたどり着くことです!

 

二次試験で残念な結果に終わった皆様、今はまだ放心状態なのではないでしょうか。

なかなかすぐには切り替えられないかもしれませんが、自ら切り替えて、前に向かっていくキッカケを作るということも一つかもしれません。

ということで、本日はそのキッカケの一つになるかもしれない、現在募集中の合格体験記・未合格体験記を書くことのメリットについてお伝えさせていただきます!

あ、先にデメリットをお伝えしますと、時間を使うということくらいでしょうか

それではしばしお付き合い下さい

 

合格体験記を書くメリット

今後の受験生達の役に立てる

個人的にはまずこれが一番の大きな理由でした。

合格体験記なんて自分勝手な妄言と言われればそれまでですし、あくまで「僕の」「私の」合格体験談で普遍的な真理じゃないと言われれば確かにそうなのかもしれません。

でも、それでも私が受験生だった昨年は道場に掲載されている合格体験記はほぼ全て読みましたし、とても得るものがありました。良さそうな勉強法はマネして取り入れましたし、反省されていた点は反面教師として参考にしていました。

私は先人達の合格体験記がなければ合格していなかったと思いますし、そう感じられる方は多いんじゃないかな、と思います。

確かに、合格体験記を一つしか読まないということであれば、いくらか弊害もあるのかもしれませんが、沢山の合格体験記を読む事でそういったものはある程度取り除くことができます。そこから何を感じ取るかは、読み手次第ですし、それで良いと思います。

このように私自身、合格体験記をとても参考にしたからこそ、合格後は「こんな私でも他山の石になれるかもしれない」と心から思えました。

 

他の受験生に教える道標になる

自分の事は、本当にあきれるほどすぐ忘れます。

結構、合格後はいろいろな場面で受験生の方に自分の受験体験談を語る機会があったりしますが、その際、「あれ?どの教材でどんな勉強してたっけ??」なんて忘れている事が多々あるんです、本当に…

合格体験記を書いていれば一度自分でまとめていますから、スラスラーっと語ることが出来たりしますし、 また、受験当時の気持ちを様々なフェーズ(模試前、一次試験、二次試験、口述試験、実務補習等)で記録しておくと、その時の受験生の気持ちも忘れずにいられますから、より相談に乗りやすくなりますので一石二鳥です!

 

執筆の練習になる

これから実務補習をしていくにあたり、文字をもうこれでもかってくらい打ちます。

意外と読んでもらう文章を書こうと思うと、言葉遣いから文章の構成誤字脱字のチェックなど、気にした方が良いところはたくさんあります。

体験記執筆で「読み手」を意識して情報を発信することは、実務補習で報告書を書き上げるための良い機会になると思います。

 

 

未合格体験記を書くメリット

決意表明として

未合格体験記を書くメリットはもちろん、これに尽きます!

今回残念な結果に終わってしまった方は、なかなかそんな気分にはなれないという方もお見えになられるかもしれません。

でも、それを乗り越え、また立ち上がり立ち向かうと決めた皆様!

私の大好きな漫画家の日本橋ヨヲコさんの作中で以下のようなセリフがあります。

 

==================================

(漫画家を目指す主人公の師匠が、以前、「漫画家に必要なものは人格である」と主人公に言った場面を振り返って…)

 

「人格」って、優れた人柄や品性とかの意味じゃないよ。

どんなに才能があっても色んな事情でそれを続けられない人は大勢いる。

でも運がいいのか悪いのか、町蔵君(主人公)はマンガをやめなかった。

―いや、やめられなかった。

選んだというよりはそう生きるしかなかった。

それこそが「人格」だよ。

町蔵君はこれでしか生きられないんでしょ?

 

G戦場ヘヴンズドアp184,185(小学館)( )内筆者加筆

==================================

 

私は診断士に限らず、専門的な何かに没頭しようとすることは、少なからずこういうことだと思うんです。

再度挑戦することを決められた皆様には、ハラオチしていただけると思います。

 

また来年も挑戦されることを決められた皆様、是非、未合格体験記をご自身の決意表明としてぶちあげましょう!!

そして掲載された暁には、周りの仲間に読んでもらうことでプレッシャーを自らにかけ、追い込む!!

さらに道場のブックマークをスマホのトップにおいて、臥薪嘗胆、勉強に励むための材料とする。
うーん、ストイックで良いです。

 

あと合格体験記・未合格体験記のどちらにも言えますが、単純に自分の書いた記事をたくさんの人に読んでもらえるってだけでもワクワクします!

ということで、みなさまからの熱い合格体験記・未合格体験記をお待ちしております!!

 

myaでした。

 

 

■合格体験記・未合格体験記大募集!■

募集要項◆

対 象:H27年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。



皆さん、こんにちは!Nicoです。

先日の口述セミナーにご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございました

いきなりの模擬面接に面喰った方もいらっしゃったかと思いますが、道場メンバが作成したイジワルな質問に対しても、皆さん、臆さずに良く答えられていたと思います

また、セミナーを通じて、人前で話すことの難しさ、2分間を意識して話すことの難しさを感じて頂けたかと思います。

実際の口述試験に向けて、勉強のギアを上げるきっかけになっていますと幸いです

 

さて、本日のテーマ「口述試験当日の過ごし方」に参ります。

 

既にご承知の通り、口述試験は99%以上が合格する試験であります。

昨年は筆記試験の合格者が例年に比べて多かったため、口述試験で落とすようにレギュレーションが変更になったのでは?とビクビクしていましたが、全く今年は問題ないですね

それでは簡単ですが、当日のタイムラインに沿って、チェックポイントを書かせていただきます。

 

<試験前>

当日は会場付近で数時間前には着いていること

昨日のまるの記事でも書いていますが、どんなことが起ころうとも、集合時間には遅れてはいけません。

今年の8月に山手線内でケーブル火災があり、電車が数時間止まってしまったことがありましたよね

試験当日も何が起きるかわかりません。電車での移動がある場合は、早めに会場到着するよう意識してください。

会場付近のカフェなどに数時間前に入り、最終チェック等で時間を潰せるようにしておいた方が無難かと思います。

 

<試験中>

これも昨日、まるが書いてくれているので、Nicoからは特にありません!

強いてあげるとすると…

・ゆっくり話すことを心がけて!

・試験管とのコミュニケーション第一!

・頭が真っ白になったとしても、沈黙せずに何か話せるようにしておきましょう。

 

<試験後>

飲み会に積極的に参加しよう

去年、NicoもFacebook上で飲み会があると知って、参戦しました。

今年も合格者だけの集まりがあるはず?なので、折角の機会ですので、同期に顔を知ってもらい、今から輪を広げておきましょう!

(Facebookは診断士の輪を広げる最強のツールですので、まだの方は登録しておきましょう)

 

<最後に>

合格発表は年明けの2016年1月5日(火)です。

口述試験で上手く話せずに終了してしまうと、年末年始をモヤモヤして過ごすことになります

これはこれでツライですよ

気持ち晴れやかに年を越すためにも、残りあと2日、しっかり準備していきましょう! 

 

■合格体験記・未合格体験記大募集!■

募集要項◆

対 象:H27年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

皆様からの熱い寄稿をお待ちしております!

 

以上、Nicoでした。

 



口述試験まであと3日。

本番に向けての対策、準備について、
やり残したことはないですか?

「もう完璧!」という方は、モレがないか確認するため、
「ちょっと不安・・・」という方は、 今から何ができるか?

チェックしておきましょう

↓↓↓↓↓↓

 

①試験対策

・事例Ⅰ~Ⅳの企業概要、事例与件文を再確認

昨年度の例では、事例Ⅰの企業が事例Ⅲのようだった・・・
ということもあり、
口述試験当日に
「あれ、これってどっちの企業だったっけ?」
と確認し合う姿がみられました。

「どの企業がどの事例か?」
改めて整理をしておきましょう。

面接官の質問の意図がわからなかったり、
緊張して頭がまっ白になってしまったとしても、
事例企業の概要をちゃんと把握していれば、
「黙ってしまう」ことも防げます。

 

・想定問題集の確認

各受験校や受験生支援機関から入手した想定問題集も、総見直し。
事例企業についての再確認、復習にも繋がります。

 

・セルフ模擬面接

想定問題集等を活用し、
誰かと模擬面接を行ったり、ひとりで自問自答。

実際に「声に出して対策する」回数を増やすと、
本番対応力もあがります

 

・詰まったときの打開策を考えておく

もう一度質問内容を確認し、頭を整理するのか?
問われた事例の概要から話をして本題に持っていくのか?

「詰まっても何かしら話す」という状況をつくるための
打開策を考えておくと、安心して本番に挑めます。


②マインド対策

 自分の試験時間が来るまでそわそわと落ち着かなかったり、
口述試験が終わった方の「こんな内容が出た!」という話や、
午後は問題が難しくなるらしい・・・という噂に
不安になることもあるかもしれません。

でも、ひとつ言えることは、

「会場受付の方や誘導担当の方、面接官の方は、
みなさんの”味方”である」、ということ。

礼儀をもって、

コミュニケーションがとれて、

常識の範囲で普通に対応できれば

合格する試験です。

「大丈夫!!」と思えるよう、
どんと構える心の準備をしておきましょう


③遅刻防止策→時間と会場をしっかり確認

 口述試験は、「遅刻」「黙る」が二大タブー。

「黙らない」ための対策は上記方法で取るとして、

ぜったいに「遅刻しない」ように、
本番会場と時間、ルート等はしっかり再確認を

 


長い受験生生活も、あと少しで終わり。

ラストまで気を抜かず、
「診断士として」 
口述試験に挑んでくださいね!

まるでした。



====名古屋セミナーのご案内====

本日開催!

【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)
※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

===================

 

もうこの時期にリベンジを決めた方、まずその意識の高さと意思の強さに敬服します。

そのような方々が「今からできること」って何だろう?という観点で今日は記事を書きます。

まずは、家族やパートナーなど周囲でこれまでの学習をサポート・協力していただいた方々に、また頑張るのでよろしく!」と宣言することではないかと思います。
先日Opendayのコメントの中で早速リベンジを宣言されておられた方が何人かいました。一緒に歩んできた我々道場メンバーに宣言いただくことで新たな一歩を踏み出します。

次に学習を今後どうやるかを模索することではないでしょうか。
2次再チャレンジを契機に独学・予備校の補完として勉強会への参加を新たな学習スタイルとして取り入れる方も多いと聞きます。勉強会は2次試験対策のグループ学習ですが、他人の答案を知ることで多面的な物の見方や多様な考え方を学べたり、議論を通じて事例への理解が深まるなど様々な効果が得られるといわれます。また、診断士と交流ができる勉強会では、自分の合格後の活動の姿もイメージできるかもしれません。

そして、やはり学習計画の作成が大事ですね。いつから学習をスタートし、いつまでにどうするのか。
まだこの先1年もあるでなく、今月でもう残り11か月しなかい。
今のうちに来年8月の時点では2次対策をスタートするストレート生がどうあがいても埋められない差をつけてしまいましょう。

ところで、リベンジしようと決めた方々はストレート生に比べて断然有利な点があります。
何が断然有利か?それは2次試験本番の経験があるということ。ここが大きいです。この貴重な経験をアドバンテージとして最大限に生かさない手はありません。
では、生かすにはどうするか。それは本番の試験を振り返ることだと思います。つまり、何ができて、何ができなかったのか、何故できなかったのか、ではどうすればできるようになるか?を考えることです。振返ることで反省点を浮かび上がらせ、反省点を踏まえた今後の対策と演習などの実行を通じて大きなレベルアップが期待できるのではないか。これは今からできることの中で特に大事なことだと思います。

そして振り返るには再現答案も欲しいところです。今なくても本番の問題の余白にメモが残っていれば、今からでも再現答案を作成してみてはどうでしょうか。今は2次試験のことを思い出すのはとてもつらいことだろうけど、リベンジを決めたなら鉄は熱い内に打てです。
その上で今後ふぞろいや再現答案としてアップされる合格答案との差は何か?その差を埋めるために、何をどのように勉強したらよいのか。80分の過ごし方をどう見直したらよいのか、などなどを自ら考えて仮説検証的に取り組むということがポイントではないかと考えます。

 

<おわりに>
自分は前に進んでいるから、何かにぶつかるんだ。停滞していたら何にもぶつからない。
ぶつかることを不運な事と思って嘆くだけなのか、あるいは気付きを与えてくれるありがたい事だいう見方も出来るのかどうか。今後の大きな分れ道のような気がします。

つらい事を経験した分だけ、そこには成長している自分がいるはず。
つらい思いをした分だけ、他人のつらさを理解できる深みのある人間になれるはず。

これからも一緒に学んでいきましょう!

ぽらーのでした。



なごです。

 

====名古屋セミナーのご案内====

【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)
※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

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さて。

2次筆記試験の結果が発表になりましたね。思った通りの結果になった方、予想外の結果だった方、良くも悪くもいろいろな感情が交差する時期です。良い結果だった人は素直に喜び、そして口述試験には万難を排して臨んでください。

 

口述試験対策はいろいろな方が語るでしょうし、当ブログをはじめ各所でも口述セミナーを開催しますので、そちらでどんな準備が必要なのか、きちんと確認してみてくださいね。あんまり口述試験を軽視すると良いことはありませんよ

 

さて本日は、残念ながら結果が思わしくなかった人へ、今後の過ごし方について書こうと思います

まず私の経歴から話しますと、1次試験は1回で受かったものの、2次試験は2年かかりました。その上で個人的な意見として、今の自分を振り返った率直な感想として「ストレートで合格しなくて本当に良かった」と言えます。なぜかと言いますと、私は診断士の試験が大きく分けて2つの学び、知識」と「思考」があると考えているのですが、その「知識」と「思考」を学ぶのに、ストレートの場合、知識は1年近く学ぶのに対して、「思考」についてはほんの2か月しか学びません。正直、元々それなりに国語力の素地があって、滑り込んで合格したとしても、本当の意味で「診断士としての思考力」が醸成されていないと思うのです
私の体験として、詳細は後述しますが、本当に2年目は2次試験のみ、相当に勉強をしました。その2年目の鍛練が無ければ、少なくともここで執筆する力は全くありませんでしたし、もし仮に私がストレート合格したとしたら、「思考」の能力が伴わず、日々の業務の中で説得力のある行動をとることも不可能であったと思います。それくらい2年目の成長は自分自身を高めることができたと、これは誇張でもなく実感として思うのです。

 

では具体的に私が2年目をどう過ごしてきたか書いてみたいと思います。
まず試験は落ちるべくして落ちました。2次の筆記試験では、「こんなんじゃ間違いなく落ちる」という手ごたえだけがありました(苦笑)。これは合否に関わらず共感していただけると思いますが、筆記試験が終わったら、2次の問題を全く見たくなくなりますよね。私の場合、それに2次試験に対する劣等感が輪をかけて自分自身に覆いかぶさりましたから、自分が受けた試験問題をずっと見ませんでした。
でも全力疾走した一年でしたから、自分自身にハードに勉強するための体力だけはあると思っていました。同時に、ここで手を抜いたら、ここまで頑張ってきた勉強するための筋力をみすみす落とすことになる、それは避けたいと考えていました。
そんな時、考えたのが診断士試験のデメリットです。
勉強(特に試験対策)に忙殺されると、実社会の経済が見えにくくなることがあります。9月頃から自分自身が近視眼的になっている実感もあり、勉強一辺倒になることの怖さも感じていました。
だからこそ、自分の枠を意図的に広げる作業をしよう、どうせ来年の試験が近くなると近視眼的にならざるを得ないため、今のうちに視野を広げる努力をしよう、そう考えました。試験対策としての「知識」がXとすれは、経済を見るための「思考」のY軸を徹底的に伸ばそう、そんな感覚を持っていました。
そのために何をするか、新聞を仮説を持って読み、様々なジャンルの本を読み、経済を心で感じる、そんなことを意識していました。たぶん仕事に打ち込むというのもあるかと思いますが、それをすると抜けられなくなると考え、必ず仕事は片手で(でも全力で)取り組みながら、別の脳を最大限に活用し続けることを意識していました。
ちなみに私は会社に内緒で受験していました。会社に黙っている必要は全くないのですが、勉強していることによって、周りから「あいつは勉強が大変だから、仕事量を軽減して配慮してやろう」と思われたくなかったため、ばれないようにやっていました。だからこそ、仕事は全力、でも絶対仕事オンリーにならず、常に片手は別の事に没頭する、そんなことを考えて仕事をしていました。
11月、12月、1月と時間が過ぎ、自分の中で事例が解きたくなってきた想いを心の中で感じながら、「さあここから勉強スタートするぞ」と始めたのが2月23日。バネが縮んで、縮んで、大きくはじける感覚がありました。それから徹底的に事例を解き、5年間分のテキストを最終的に13回まわり解きました。
正直、そこまでやる必要はないと思います。「答えを覚えちゃうよね」と何度も言われました。でも毎回、「初見問題」だと思い、読み飛ばすことなく一から何度も解きました。たぶん普通のヒトなら1回や2回解けば気が付くこと、それに私自身が気が付き始めたのは7回目からです。「この一文が試験問題に入っているのはこういう意図があったんだ」「あれ、こんなところにキーワードが隠れている」「作問者はここにこだわってほしかったんだ」7回目以降は、毎回問題を解くたびに気づきがあり、これは2次試験の1週間前までずっと続きました。
ほとんどの2次2回目の方はゴールデンウイーク(もしくは夏ごろ)まで勉強をしません。そしてストレート生より少し間から勉強を再開します。でもそれだとストレート生の力強い追い込みに負けてしまうのですよね。だからこそ2月からではありましたが最初から全力でした。正確に言えば、自分のベクトルを絶対値としては落とすことなく、Y軸を徹底的に鍛えました。そんなことが自分自身を大きくしたのだと思っています。
今、いろいろな社長の皆様とお会いします。性格は一様でなく様々でありますが、でも全員に共通して言えることは、強い意志と企業を良くしようと思う愛情を持っていること、そんな社長と対峙して自分なりの助言をしていくためには人間的な懐の広さが必要になります。そのためのベクトルを、来年の合格を目指す皆さんには持ってほしいと思うのです。

 

今年残念だった皆さんは正直、今は勉強を考える心の余裕が無いのかもしれません。それは裏を返せば、思いっきり全力疾走したからこそ、だと考えています。だからこそ、自分自身の学びの筋力を落とすことなく、自分自身の力を伸ばしてください。そして勉強に思いっきり打ち込みたくなったら、このサイトに戻ってきてください。一人でも多くの方が、将来合格し、中小企業の社長の右腕になって力発揮していただきたいと考えています。

 

なごでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【今週の予定】
12月15日(火)なご
来年のリベンジを決められた方へ、2次の反省点をどう生かすか
12月16日(水)ぽらーの
来年のリベンジを決められた方へ、今からできること
12月17日(木)まる   口述試験を受けられる方へ、対策アドバイス
12月18日(金)Nico   口述試験当日の過ごし方
12月19日(土)mya   合格体験記・未合格体験記を書くメリット
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ちわっす、和尚です。16日の名古屋口述セミナー来てください

・・・以下告知・・・
【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)
※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

・・・告知おわり・・・

さて。
2次試験の結果の挨拶はすっとばし(たぶん皆がおっしゃってるだろうから)、

今日は何の日だか知ってますか?

そうです、忠臣蔵の討ち入りの日ですね!

和尚だけに、この1年、花祭りの日に始まり、七夕、高橋是清の総理大臣就任日、そして本日、忠臣蔵!!!

これも、きっと御仏のお導きでございましょう。

 

さて、今日のテーマは「口述対策から試験当日までのドキュメント」

口述試験を受験する皆様は忠臣蔵のように徹底的にやっつけてきてください。

またリーダーにネタ決めていただきました。

これさあ、きっとリーダー、和尚のブログ盗み読み(てか、ぜんぜん消してないから)して、おお、書いてあるじゃん、みたいなこと思ってこのネタ振ってきたのではないかしらん?なんての邪推をしてみましたが、昔の恥も残っているのでリンクはここへは張りません。

もうこの1年、この道場とタキ●ロでネタ使い果たしているから、更新はしてませんけどね。
興味が有るかたは、ぐぐってみてくださいまし。
さて。

和尚は去年の口述試験の日、こう思いました。「普通の合格体験記ならほかの人も書くだろうけど、口述試験体験記(それも当日記載)ってのは価値が出るぞ!」みたいなことを。
試験が終わったあとに、金山のロッテリアでしこしことネットにアップしていたことが思い出されます。

ということで、その結果1年前に思ってたことをこうしてリーダーに搾取されるのでありました。受験者のみなさんがこんな程度でも受かるんだ!と安心していただければそれがいちばんいいんですけど。

でも、読み返してみると意外に面白い。文中に出てくるMさん、てのはMyaちゃんのことだし、Fさんてのはいわずと知れた大御所だし、口調もこの道場ブログとやや違ってるのもおもしろい。

では早速、和尚の当時のブログを一部改変してコピペでお送りいたしましょう。(括弧内は現在の和尚のつぶやきとして思っていただければ・・・)
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
★その1

そろそろ起きようと思うが、gdgdと蒲団のなか、
中小企業診断士試験支援サイト
タキプロ
とか
一発合格道場
とか
AAS名古屋鷺山先生
とかのブログを読んで過ごす。

役に立ったのはこの3つかな、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

タキプロはリアでも世話になったし感謝。実務補習の事前セミナーもやってくれるとの由。

道場はFさんという方の文章は結構トンガってて、反骨心を刺激させられ、結局勉強の原動力になった。ただ考え方はちゃうなあ、と思いつつ、感謝。これ以上書くと感謝ではなく喧嘩になりそうなので、やめる。ある意味、ここまでの感情を想起させるんだから凄い。(当時からそれとなく大御所には勝手なライバル心を燃やしていたらしい・・・)

鷺山さんは、逆に自分の考えに一番近いかなぁ。2次試験の出口で受験生に囲まれていたのが印象深いありがとうございます。

では起きて用意するわ。

★その2
日曜日の近鉄名古屋線はなかなか混んでいる。
立ちながらのレポートである。
昨日は雨だったが、今日は晴れ。ちょっと暖かい気温になりつつある、電車内のコートが少し暑い。
なかなか新鮮な感じになる。
戦略的基盤技術高度化支援事業とかオーバーエクステンションとか機能別レイアウトとか専門業務裁量労働制とかおもいだしながら、書いてます

さて、まだまだ時間があるから、今日は少し寄り道してから、試験に向かいます。

レポートは、後刻(といいながら、後日になってた。名古屋四観音のひとつ、荒子観音に行ってた。)

★その3
終わった~

噂では、1~4の事例で、点数の悪かったやつから2問出されるとの噂だったけど、万べなく全部から出された。

ヤマ張って行ったのが事例2で、PPMが間違えたのが凄い悔しかったから、覚えて行ったらドンピシャ。

逆に点数取れただろう事例4はあんまり勉強せんかったが、為替がキタ~!!

為替は、戦場カメラマンのように(この言い方、いま試験受けてるMさんのネタ)言いたいことはヤマほどあったが、言わせて貰えんくらい、喋ったった♪
まあ、一番最後に一番手応えあったから良かったです。詳細は後程

★その4

ようやく一息ついて、おしまいを実感しております。

忘れぬうちに今日の面談内容を記録。

以下、今後の受験者以外には面白くもなんともないような記録になりますので、お断りを。

まず、待ち合い室に呼びに来る人はおじさんではなく、お姉さま(といっておきましょう)。番号で呼び出しを受け、荷物を全部持ってくるように言われます。

あくまで名古屋の中京大学の場合です。
で、面接部屋まで連行されます。部屋の前までいくと

「もう入ってもいいですよ、30秒前ですけど」
なんてこと言われてしまいました。
この時点で前の面接の人は完全終了、退出済みです。
ノックをして入ると、面接官は2名、向かって右側がひげ面(後日、実務補習で診断協会のお偉いさんだと気がついた)、左側が普通のおじさん、年は50歳くらいかと思われます。

昨日の模擬面接では、面接官は表情を読み取られないように無表情でいますから気にしないでくださいね、なんてことを言われましたが、なんのことはない、終始にこやかな顔で接してもらえて、かつこちらの言ったことにも普通にうなずいてもらえました。

誰かがツイートしてましたが、「それは一般論で中小企業診断士としての解答を求めているんです」とか、「もっと他には?」ということは全く聞かれませんでした。

また、記述試験で悪かった問題2問から2問出されるとの噂もありましたが、全部1問づつでした。

ちなみに、私は自己採点でABCD判定で
事例ⅠBかAくらい?、
事例ⅡD!!(読み返してみると恥ずかしいのだが、D一つでもあったら不合格じゃん!)
事例ⅢBかAくらい、
事例ⅣAくらい

とヤマかけてましたので、事例Ⅱは完璧に押さえました。逆にⅣは全く手抜きでした。。。

事例ⅠとⅡが髭面、ⅢとⅣが普通のおじさんが発問します。以下、質問内容。

事例Ⅰ
A社のような企業が創業期に人的営業のみにたよって営業活動を行った場合の「デメリット」を答えてください。

面白い問題出すなあ、と感じました。向こうにとっては変化球かも知れなかったんですが、あまりびびらずにこういうことを話したような気がします。

「まずは、A社にとってタメにならないあまり旨味のない仕事を引き受けざるを得ない状況が発生する可能性があります。加えてせっかくの技術力があるのに、それを生かせない仕事ばかり引き受けることになってしまい、技術力を伸ばせる機会逸失を被る可能性があります」

ま、こんなことを。

追加質問で「では、そのようなデメリットをなくす方策を教えてください」

「営業活動時に、自社の得意分野をアピールすることが必要と考えられます。当然発注先のニーズとの擦り合わせを行うことが必要です」

で次、事例Ⅱ「当社の介護付きツアーのPPMについて、どのポジションに位置するか、その根拠と共に教えてください」

直球、ど真ん中、ストレート。

キタ~~~♪屈辱のPPMだあ!記述でまともに点がとれなかった問題!!!

「問題児に該当します。まず私もいろいろなホームページで検索しましたが、介護付きツアーは非常に多くの競合がいて、かつ成長市場だと考えられます。一方B社はこの業務を開始したばかりで、かつ介護系の資格取得者は社長ともう一人のみという、今後資金を投入して成長させなければならない事業だからです」

追加質問はなかったような。まあ、ある種完璧に準備した問題でもある、屈辱だっただけに。

質問者交代、
事例Ⅲ。
「C社の元請け先であるX社のような会社は、海外において「現地調達」ということを近年行っています。こうした動きに関してどういう理由が考えられますか」

「まず、海外の方が日本国内で部品を調達するよりも安価でコストダウンに直結するということがあります。これは原材料、人件費とも安いからです。次に現地で調達するほうが時間も短縮できるということがメリットとして考えられるために、海外現地調達が推進されていると思います」追加質問はなかったと思います。

では事例Ⅳです

「D社はコーヒー豆の輸入を行っていますが、為替の影響をできる限り小さくするためにはどのようなことを行うべきでしょうか」

キタ~!私の好きなクセ球!昔とったきねづか!

「まず、社内で為替の見通しを行い、これがリスクが高いのであれば為替予約の締結、もしくはオプションの購入等を考えるべきでしょう。またそれ以前に社内でどこまでの為替変化によるコストアップに耐えられるかを検討し、このラインを確定させることが大事かと思います」

「では、その見通しはどのようにすべきですか」
「まず、米ドルであれば米国の経済の状況、予測等をウォッチすべきと思います。それと国内との経済の状況についても、確認と予測をしっかりする、かつ社内で議論をする。大きくはずれたとしても、社内の同意ができておれば、またそれにたいして対応をとれるということで、傷を浅くすることができます」

もっと言いたかったんだけど、一息ついたら、
「これで終わりです」と言われてしまった。。。

他の人の情報からは、オプション、機能別組織(これでたらちょっと嫌だったかも)、事業承継、など。

あ、Mさんからは「6個も質問飛んできた」との話がいま入りました。

ま、私はしゃべりすぎだったのかなあ。ともかく、ひやひやしながらの正月を迎えなくて済みそうな感触です。ここ2日私の話にお付き合いいただきましてありがとうございました。実際の問題に興味もたれたかた、https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.htmlをどうぞ。
以上、再掲終わりです。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

これだけではなんだかつまらないので、和尚なりのウラ情報を。

①当日はフォーマルな服(スーツ)を着ていかねば合格できないのか?
合格できます。

名古屋会場では口述面接当日真っ赤なシャツを来て臨んだ猛者が約1名。
面接の待合室があるのですが、そこで彼が入ってきたとき、一瞬みんながどよめいた気がしたのは和尚だけではないはず。

で、このあいだその猛者を偶然にも和尚が発掘。
「いやあ、独学でしたから勝手がわかんなくて!」 だって!

でも合格してますから、お金がなくてスーツがどうしても買えない人、安心してください。

②和尚が口述合格から実際の日までに使った資料やセミナー一覧

・タキ○ロ口述セミナー・・・東京はまたあるようですが、名古屋はすでに終わってます、ごめんなさい。

でも名古屋の人、明後日西生涯学習センターで道場セミナーやりますので、ぜひお越しを!

・TAC動画チャンネル、口述試験なんたらかんたら・・・高久センセのご講義を通勤電車の中で見ていった記憶がある

・TAC口述想定問答集・・・TACのサイトにアップしてあります→これは後述TAC口述模擬試験には必須

・TAC口述模擬試験・・・3000円は正直高いが仕方がない、1000人の中の数人に入りたくなかったゆえ

・大原口述想定問答集・・・これも大原のサイトにアップしてあります。個人情報の拠出が必要です。

・「全知識」のテキスト・・・これは和尚のバイブルなので必死で読み返した記憶があります

・そして、実際の2次試験問題!・・・これは絶対必須ですね。すでに自分の書いた答えを忘れてたのでこれも必死でした。

以上、口述試験を受けられる方!健闘を祈ります!

合掌。

 

といいながら、またまた、追記です。

只今大阪から帰る近鉄の中から書いてます。

(なごさん隣で爆睡のため(笑))

大阪セミナーお越しを頂いたかた、ありがとうございました。

逆に私が刺激を受けさせてもらった面もあり、

ほんと、ありがたいなあ、と思ってます。

さて、

名古屋口述セミナー、今度の水曜ですが、まだ空席が沢山ございます。
遅れてもwelcomeですし、
懇親会だけでも、でもOKです。
なご&和尚としては最後のセミナーかと存じますので
下のリンクからお申し込み頂けたら幸いです。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

是非、リアでもお会いしましょう!



みなさんこんにちは!

きりです。

 

2次筆記試験の結果が昨日発表されました。

 

まず、合格された方、本当におめでとうございます。

 

一息つきたいところですが、12/20(日)の口述試験まで、あと少し頑張りましょう。

決して難しい試験ではないですが、せっかく受かったのですから、試験管の質問に胸を張って答えられるように対策をしましょう。

 

それから、今回残念な結果に終わってしまった方

 

様々な心境の方がいらっしゃるかと思いますが、私が初めての二次試験に落ちた時は悔しさというより、腹立たしい思いの方が強かったです。

「あんな試験問題で受験生の能力を本当に測れるのか?」といった苛立ちに近い疑問や、

「こんな試験やってられっか!」というような「ヤケクソ」気味の感情ばかりが湧いてきたいたように思います。

 

私はこの感情は非常に大事だったなぁ、と今思います。

試験に落ちて「あぁ、ダメだった。まぁ仕方ないか。」
とこんなにあっさり言ってしまうほど、安っぽい情熱を傾けていたわけではないですからね。こういう感情がでてくるというのは、あなたが診断士の資格取得に大きな情熱を傾けていたからに他なりません。

あなたがすごく頑張ってきたからに他なりません

本当にすごいことだと思います。

そしてこの感情は次の試験に向けてのエネルギーになりました。

 

 

■合格体験記・未合格体験記大募集!■

今年の試験は 一次試験が26% 二次試験が19.1% の合格率でした。

単純計算するとストレート合格は4.97% かなりの難易度だったことがわかります。

見事合格された方、今回は残念な結果に終わってしまった方、今回の戦いの軌跡を記事にしてみませんか?

「今後勉強される方のために」、「悔しい気持ちを忘れないために」…、色々な思いがあるかと思いますが、皆さんのお話をぜひ聞いてみたいですし、色々な人に聞いてもらいたいと思います。

 

それから、今年は成績開示元年。

再現答案を作成した皆様は是非自分の成績を開示してみてください。

どういう理由で受かったのか。はたまたどういう理由で落ちたのか。分析することはあなたの成長にきっとつながるはずです。

募集要項

対 象:H27年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

では、皆様からの熱い寄稿をお待ちしております!

■口述試験セミナーの御案内■

 

◆東京◆

【東京】

口述試験対策セミナー@東京

2次筆記試験合格者の方、おめでとうございます!
口述試験まで一週間と少しと非常に短期間ですが、必要なポイントをしっかり押さえてさえいれば、決して難しいものではありません。
一発合格道場・口述対策セミナー@東京では、主に以下のテーマで口述試験のポイントを伝授します。
万全の態勢で口述試験に臨みましょう!

<第一部:口述試験対策ガイダンス>
・口述試験では何が問われているの?
・「不合格」の条件とは?
・口述対策、これさえやっておけば安心!
・当日の心構え
<第二部:模擬面接>
・道場メンバによる模擬面接で実際の口述試験をシミュレーションし、本番に備える

※セミナーの後は、近隣にて懇親会を行います。(参加費:3500円)
ぜひこちらにもご参加いただき、合格者同士での交流を深めてくださいね。

日時:12月12日(土)18:30~
定員:20名(先着順)
参加費:500円

※定員に達しました。お申込みありがとうございます!

 

 

◆名古屋・大阪◆

「なご」「紫雲和尚」(もしかしてスペシャルゲストあるかも?)が大阪と名古屋で2次口述セミナーを開催致 します。 一年間この道場ブログを読んでいただいた方に感謝の気持ちをこめて 精一杯セミナーを行うつもりであります。 懇親会は、2次試験合格前祝いの意味合いもありますので、ぜひこの2名(スペシャルゲストも?)と懇親を深めていただければ、とおもっております。 みなさん、ふるってご参加いただきたく、お願い申し上げますよ! 同期の皆さんと懇親を深めるべく名刺などお忘れなく!肝心のセミナー内容ですが ①口述試験のアウトラインのガイダンス ②模擬面接 を主体として行いまーす!

【大阪】
日時   12月13日(日) 14:00~16:30
開催場所 大阪市立西成区民センター
(大阪市西成区岸里1-1-50)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)

http://kokucheese.com/event/index/356109/

 

【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)

※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

 



12月11日12時から16時半までの間、サーバエラーにより、コメントを入れていただくことができない状態になっておりました。申し訳ありません。現在は復旧し、コメントを入力できるようになっております。皆様のコメントをお待ち申し上げております!】

 

ご無沙汰しております

おとです。

本日はついに2次筆記試験合格発表日でしたね。以下のサイトに合格発表の結果が表示されています↓

一般社団法人 中小企業診断協会HP

http://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html

 

その内容は以下の通りでした。

申込者数:5,130人

筆記試験の受験者数(A):4,941人

口述試験を受験する資格を得た方の数(B):944人

(B)/(A):19.1%

合格率も合格者数も去年より厳しい結果となりました。

 

 

 

なお、昨年の私は、有給休暇をとって、銀座の診断士協会まで合格発表の掲示版を見にいきました。

その時の写真がこちらです↓。

 

■合格された方々へ■

2次筆記試験合格、本当に本当におめでとうございます

しかし、まだ試験は続いていります。次は9日後の12月20日(日)の口述試験です

本日は周囲へのお礼の挨拶、祝賀会などもあるかと思いますが。忘れずに口述試験の模擬面接の申し込みをしましょう。道場では、12月12日(土)に口述試験セミナーを開催します。詳しくはこの記事の一番下ををご覧ください。

 

 

■今回は残念な結果に終わった方々へ■

2次筆記試験本当にお疲れさまでした。長時間勉強されてきた分、抱いておられる悔しさは想像を絶するものかと思います。私の場合は「あの勉強ばかりの毎日をもう一年続けるのか・・・・」と落ち込んでしまい、暫くは立ち直れませんでした。

しかし落ちんでいても、なにも始まりません。次に向けたアクションを前向きに考えましょう。

「自分が、診断士の試験を受けようとおもった目的はそもそもなんだったのか?」

「それは診断士試験でしか成し得ないものなのか?」

「もう一度試験を受けるのか、試験は受けないのか?」

について、ゆっくりと検討しましょう。

その上で、再度受けるという意思決定をされた場合、

皆様の合格のために我々道場一同全力でサポートさせていただきます。

そして合格された皆様と、中小企業診断士として活動できる日を楽しみに待っています。

 

 【本日は道場OPEN DAY!】

本日は道場OPEN DAYです!

みなさんの本日の想いを、ぜひこちらのコメント欄に書き込んでください!

合格の喜び、喚起の雄叫び、診断士になってやりたい事、口述試験への意気込み、今までの苦労話、勉強仲間や家族への感謝、来年に向けた抱負、来年へのリベンジ宣言、しばらくお休み宣言、何でもOKです!

 

 

 

■口述試験セミナー■

 

◆東京◆

【東京】

口述試験対策セミナー@東京

2次筆記試験合格者の方、おめでとうございます!
口述試験まで一週間と少しと非常に短期間ですが、必要なポイントをしっかり押さえてさえいれば、決して難しいものではありません。
一発合格道場・口述対策セミナー@東京では、主に以下のテーマで口述試験のポイントを伝授します。
万全の態勢で口述試験に臨みましょう!

<第一部:口述試験対策ガイダンス>
・口述試験では何が問われているの?
・「不合格」の条件とは?
・口述対策、これさえやっておけば安心!
・当日の心構え
<第二部:模擬面接>
・道場メンバによる模擬面接で実際の口述試験をシミュレーションし、本番に備える

※セミナーの後は、近隣にて懇親会を行います。(参加費:3500円)
ぜひこちらにもご参加いただき、合格者同士での交流を深めてくださいね。

日時:12月12日(土)18:30~
定員:20名(先着順)
参加費:500円

 ※定員に達しました。お申込みありがとうございます!

 

 

◆名古屋・大阪◆

「なご」「紫雲和尚」(もしかしてスペシャルゲストあるかも?)が大阪と名古屋で2次口述セミナーを開催致 します。 一年間この道場ブログを読んでいただいた方に感謝の気持ちをこめて 精一杯セミナーを行うつもりであります。 懇親会は、2次試験合格前祝いの意味合いもありますので、ぜひこの2名(スペシャルゲストも?)と懇親を深めていただければ、とおもっております。 みなさん、ふるってご参加いただきたく、お願い申し上げますよ! 同期の皆さんと懇親を深めるべく名刺などお忘れなく!肝心のセミナー内容ですが ①口述試験のアウトラインのガイダンス ②模擬面接 を主体として行いまーす!

【大阪】
日時   12月13日(日) 14:00~16:30
開催場所 大阪市立西成区民センター
(大阪市西成区岸里1-1-50)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)

http://kokucheese.com/event/index/356109/

 

【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)

※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

 



≪口述セミナー開催のお知らせ≫

口述セミナー@東京
日時:2015年12月12日(土) 18:00~

口述セミナー@名古屋
日時:2015年12月16日(水) 夜

口述セミナー@大阪
日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込につきましては、12月11日(金)12時より当ブログにて。

 

———————————–

 

こんにちは、うみのです。

 

今年受験した皆様にとって、明日はいよいよ2次筆記試験の合格発表日。

ここまで長かったような短かったような、どちらとも言えない感覚や、何とも言えない重苦しい気持ちに包まれている方も多いと思います。

もし不安に飲み込まれてしまいそうであれば、無理やりにでも気持ちを切り替えてみることを意識してみましょう。

 

例えば、

 

・診断士の資格はあくまでもやりたいことを実現するためのひとつの手段に過ぎない、と敢えて合否に囚われすぎないようにする

・目の前のやるべきことややりたいことに集中する

・趣味に没頭したり体を動かしたり、無心になれることをやる

 

などは、気持ちをコントロールする手段として有効かと思います。

私も昨年のこの時期はとにかく仕事に打ち込んで、余計なことは考えないようにしていました。

何にせよ、明日を迎えてみないことには何も分かりません。

そうであれば、今日はとにかく、穏やかに過ごすことを心掛けましょう。

 

そして明日の合格発表日は、道場もOPEN DAY。

ぜひ、皆様の様々な想いをコメントにてお寄せください。

道場口述対策セミナーの募集も始まりますので、ぜひご参加くださいね。

 

明日以降の主なスケジュールも以下に再掲しておきます。

 

☆今後のスケジュール☆

12月

11日(金) 二次筆記試験 合格発表

11日(金) LEC 口述カウンセリング(模擬試験)受付開始(有料)

12日(土) LEC 口述対策セミナー(第二回・新宿エルタワー本校)

12日(土) 一発合格道場 口述対策セミナー(東京)

12日(土) タキプロ 口述対策セミナー(名古屋)

13日(日) 一発合格道場 口述対策セミナー(大阪)

13日(日) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) 一発合格道場 口述対策セミナー(名古屋)

16日(水) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) ふぞろい 口述対策セミナー(東京・大阪)

18日(金)・19日(土) TAC 2次口述試験対策模擬面接

19日(土) LEC 再現答案分析レポート(池袋本校)

20日(日) 2次口述試験(多分当日に口述試験問題収集イベントがある)

 

1月

5日(火) 2次試験(最終)  合格発表

 

 

合格された方は、特に以下についてはすぐに着手しましょう。

・予備校の模範解答、想定問答集の収集

・口述対策セミナー申込

・与件文や再現答案の読み返し(再現答案を作っていない人は、大まかでも良いのですぐに整理しておきましょう)

 

 

 

—————————————————

 

さて、ここからが今日の記事の本題です。

昨日のおはともに続き、2016年ストレート合格を目指す方に、2次試験対策のスタートアップについてお伝えしたいと思います。

具体的な対策については、こちらの記事でまとめていたり、こちらの記事に書いていたりするので、今日はもっと「そもそも論」な話をします。

いわゆる「最初のボタン」を掛け違えないための考え方、的なお話です。

 

 

2次試験対策を始めた時、ほとんどの人がこのようなショックを受けます。

 

「何を聞かれているのか分からない」

「何を書いていいのか分からない」

 

 

そしてその理由を、

 

「自分の国語力のなさ」

 

だと思ってしまう人の多いこと多いこと…。

 

でも、本当の理由はそこではない、と私は思っています。

 

そう、2次試験対策のスタートアップにおいて、本当に大事なことは

 

「自分は国語が苦手」「読み書きとは難しいものである」→「だから2次試験は難しい」という先入観を取り払うこと

 

にあると思います。

 

なぜなら、以前の記事でも書いたように、2次試験で真に求められているのは「国語力」ではなく、求められている読み書きのレベルは決して難しいものではないからです。

 

そして、2次試験の難しさとは

 

「正解の分からない中での戦い」

 

であると思われがちですが、本当はそこではないと思います。

 

実際に模範解答があるのか? はよく議論の種になりますが、

私は、模範解答があるかないかはどうでもいい(そんなことは本質ではない)と思っています。

 

仮に模範解答があったとしても、それを完璧に予測して書ける人などいません。

各予備校が発表している模範解答例を見ても、それはお分かりいただけると思います。

であれば、そこに拘ることには意味がありません。

 

あくまでも解答の「確からしさ」を高めていくことに拘るのであれば、

いかに正解予測不可能な問いがそこに提示されていようと、不条理な試験のように見えようと、

 

試験である以上、必ずそこには「ルール」がある

 

という理解こそが大事だと思っています。

つまり、唯一無二の正解を求めるのではなく、これは「一定のルールのなかでの戦い」である、という前提に立つということ。

 

そのルールを理解した者から“一抜け”できるゲーム、なのです。

 

 

「2次試験は難しい」と言ってしまうのは簡単だし、そう言ってしまえば気持ちの面では楽になります。

でもそれは、ただの思考停止でしかないんですよね。

 

「こんな試験方式は妥当ではない、間違っている」と批判するのは誰でもできるし、そう言ってしまえばプライドの面では救われます。

でもそれは、ただの自己保身でしかないんですよね。

 

 

勝負のリングに自ら望んで上がり、そこで勝ちたいのであれば、

 

「この戦場はどんなルールで勝敗が決まるんだろう?」

 

という謙虚な疑問から始めなければならない、と私は思います。

 

 

つまり、

 

それって結局どういうことなの?(本質を見つける)

望む方向に進むためには何が重要なの?(筋道を描く)

 

という視点を持つということ。

 

この考え方って、診断士になってからも重要だと私は思っています。

 

 

社長から受ける相談に対し、様々な因果が入り組む複雑な現状の中から課題解決思考で本質を見極め、成すべきことを論理的に提案できる姿勢。

法曹の世界で「リーガルマインド」と呼ばれる姿勢があるように、「コンサルマインド」のようなものがそこにはたしかに存在すると思います。

 

じゃあ、2次試験のルールって具体的になんなのよ?

ということについては、こことかこのあたりの記事で最低限のことは書いております。

 

でも、大切なのは、「これがルールだよ」と誰かに教えてもらうことではなく、他でもない自分の力で見抜くことだと思います。(よく「開眼する」という言葉を使いますが、まさにそのような感覚ですね)

何よりも、誰かから与えられるのではなく、自ら推理して仮説検証しながらルールを見つけていく作業は、なかなか楽しいものだと私は思います。

 

同じやるのなら、難しいと先入観を持ってやるより、楽しんでやるほうがずっと良い、と思いませんか?

ぜひ自分なりの楽しみ方を持って、「ルール」に近づいていきましょう。



≪口述セミナー開催のお知らせ≫

口述セミナー@東京
日時:2015年12月12日(土) 18:00~

口述セミナー@名古屋
日時:2015年12月16日(水) 夜

口述セミナー@大阪
日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込につきましては、12月11日(金)12時より当ブログにて。

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こんにちは。おはともです。

二次試験の合格発表を待っているみなさん。
いよいよあと2日ですね!!!
生殺しのようなこの状態からもあと2日で解放される。。。。
昨年の私は、「殺すならひと思いに殺せ~!」みたいなことを言いながら
発表の日までどっちつかずの宙ぶらりんな日々を過ごしておりました。

さて、今日は「12月からはじめるストレート合格戦略」と題してお送りします。

昨年診断士試験を受験した私は、結果としてストレート合格を達成しました。
私が行ったことをご紹介しつつ、まずは1次試験ストレート合格を果たすための戦略をお伝えします。

1.なぜストレート合格を目指すのか

そもそも、なぜストレート合格を目指すのでしょうか?
診断士試験は決して楽な試験ではありません。
受験のために何かしらの犠牲を払わなければならないでしょう。
また、この山を制するためには、自分を制御する精神力も必要になります。

そのような状況を経て診断士試験に合格するためには、
まずスト合格を狙う、ご自身なりの動機がはっきりしているとか、
あるいは高いモチベーションがなければならないでしょう。
まあ、ぶっちゃけ診断士試験の合格を目指す動機は人それぞれです。
要は、ご本人の気持ちがしっかり固まっているかどうかが大事なのです。
ちなみに私の動機といえば、以下のようなものでした。
①トータルでの学習量は最も少なくてすむ

診断士の一次試験は7科目あります。ご承知のとおり1年目は科目合格を狙うという手もありますね。
1年目に4科目合格し、2年目に残り3科目合格で、一次試験に合格するというストーリーです。
でもこれ、私はやりたくありませんでした。
なぜかというと、診断士試験は科目ごとの難易度が毎年乱高下するため、
4科目を必死に勉強して合格ライン(60点)を上回る実力があるにもかかわらず、
たまたまその年にすごく難易度が上がって50点しか取れなかった・・・なんてことが起こるからです。

それって、まるでばくちのようだと思いませんか?
たとえば来年の一次試験で、7科目のうち3科目がとても難易度が高いとしましょう。
その3科目が具体的にどの科目なのかは、試験当日まで分かりません。
それなのに、受験科目を最初から4科目に絞っていいのでしょうか?
確率からいえば、4科目のうち1~2科目は難易度が上がる。しかもどの科目だか分からない。

その状況下で4科目受験し、確実にすべての科目で「科目合格」を勝ち取るためには、
4科目とも80点、いや90点を取れるぐらいの実力を付けなければならないということです。
それって、相当難しいですよ。
ゼロからはじめて60点取れる実力をつけるよりも、60点を80点にする実力をつけるほうが3倍ぐらい努力が必要そうです・・。

でも、7科目同時に受験するならば、どの科目も65点取れる実力をつければ一次試験に合格できるんです。
なぜかというと、以下のようなことが起きるからです。

科目ごとの難易度と獲得点数(受験者の実力が7科目とも65点獲得できると仮定した場合)

科目① 難化  45点
科目② ふつう 65点
科目③ 易化  85点
科目④ ふつう 65点
科目⑤ 難化  45点
科目⑥ ふつう 65点
科目⑦ 易化  85点

総点数  455点で みごと合格!

そのようなわけで最小限の努力で合格したいと思うならば
一度にまとめて7科目勉強し、エイヤ!で一発合格を狙うのが最も効率的
だと思ったわけです。
②周囲の犠牲を最小限に抑える

これも私をスト合格狙いに向かわせた重要な要因でした。
受験勉強をするということは、少なからず家族や職場に迷惑をかけることです。
その迷惑を最小限に抑えるためには、やはり一時的には負担をかけたとしても
早く合格することが重要だと思ったわけです。

2.How to スト合格

ストレート合格するためには、「相場観」を持てるかどうかが非常に重要になります。
言い換えるならば、現在の自分の立ち位置と、ゴール地点(8月初旬の日曜日にトータル420点超を獲る)との差が
どこにどの程度あるのかがはっきり分かる
ということです。

スト合格狙いのスケジュールはおおよそ以下のようになります。

①ゴールデンウィークまでに7科目の基本学習を終える。
②5~6月は過去問・スピ問によるアウトプット重視
③6月~現状把握。科目別戦略の明確化
④7月~本試験までのタスクとスケジュール明確化

この4段階には、それぞれ通過しなければならない関門があります。

①ゴールデンウィークまでに7科目の基本学習を終える。

そもそも、ゴールデンウィークまでに7科目すべての基本的学習が終わらなかった、という人が実はたくさんいます。
受験予備校に通っている方であれば週5~6時間の講義と、それに対応する予習・復習・問題集を解く、と
やることは山のようにあります。
独学の方であればなおさら、途中で「ここ、よくわからないな・・・」とつまづいて
そのまま先に進めなくなってしまうこともあるでしょう。
あるいは体調を崩して勉強できないこともあるでしょう。
その遅れを取り戻しながら、当初の学習計画を崩さずゴールデンウィークまで突っ走ることは
決して簡単ではありません。

②5~6月は過去問・スピ問によるアウトプット重視

この時期に重要なのは、
「理解する」ことと「問題が解ける」ことは全く別のことであり、
問題が解ける状態に自分を持って行かなければならない、ということを認識することです。

その正しい認識が出来ないと、
やみくもにテキストを読み込んでフムフムなるほど!と理解ばかりを深めてしまうなど、
問題を解くためのトレーニングに重点を置くことなく、
的外れな勉強を繰り返してしまうことになります。

③6月~現状把握。科目別戦略の明確化

この時期になれば、自分の得意科目と苦手科目が明確になっていなければなりません。
そして、自分の実力がどのあたりに位置しているのかを知らなければなりません。
ベンチマークのひとつの方法としては、他の受験生の成績です。
予備校に通っている方であれば、中の上くらいのレベルに入っていなければなりません。
点数が予備校受験生の平均程度であれば、実力がやや不足していると認識し、
学習に巻きをかけていかなければなりません。
実はその認識が薄いために、なんとなく試験本番を迎えてしまう人も多いのです。

そして、どの科目で何点を取ってトータル420点以上を取るのか、
得点計画を立ててみてください。
そうすると、どの科目であとどれぐらい実力の底上げが必要なのかが見えてきます。

④7月~本試験までのタスクとスケジュール明確化

この時期は最後の追い込みです。
この時期に何をやるかを間違えるとそれは致命傷になります。

6月下旬頃には予備校の「公開模試」が実施されますので、
必ず受験しましょう。
ここで点数もさることながら、当日の過ごし方、食事、休憩の取り方など
シュミレーションを行い、その振り返りを行って本試験当日の行動を決めるのが重要です。

この「公開模試」を受験するまでに、本試験に必要な学習はすべて終えた状態で臨んでください。

実力もコンディションも万全という状態で模試を受けてみて、
何が自分に足りないかを把握するのです。
模試の結果、自分の課題が明らかになるでしょう。

・苦手科目の点数が40点を切ってしまった
・昼食を食べすぎて午後眠くなった
・緊張と焦りで頭が真っ白になった

上記のようなことは、本試験でおかしやすい失敗の例です。
もしも公開模試でこのようなことが起こってしまったら、
「どうすれば本試験で同じ過ちをしないで済むか」を考え、実行するのです。

上記のとおり、スト合格までの道のりはらくらく~ではありません。
そして必要なのは、スト合格への動機と強い意志、そして相場観です。

一次試験に向けた学習は、試験が近づくにつれてどんどんタイヤの回転速度が上がっていくようなイメージです。
はじめはコツコツですが、ラストスパートは髪を振り乱して全力疾走です。

診断士試験のストレート合格に最も必要なのは自己管理能力かもしれません。
全力疾走できるチャンスなんて人生にそう何度もあるものではありません。
あなたの前にいるチャンスの女神は、ものすごいスピードで走り去っていくのです。
さあ、あなたも全力疾走で女神を追いかけてその前髪を捕まえて!

では今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。



≪口述セミナー開催のお知らせ≫

口述セミナー@東京
日時:2015年12月12日(土) 18:15~

口述セミナー@名古屋
日時:2015年12月16日(水) 夜

口述セミナー@大阪
日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込につきましては、12月11日(金)12時より当ブログにて。

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こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
今日は、本業が忙しくて勉強できないよ~という方々に向けて、
当職の体験談を踏まえて、その悩みにお答えしたいと思います。
答えになるかはわかりませんが(笑)

当職の場合、2013年秋頃、中小企業診断士試験を受験しようと思い立ちました。
当職、形から入るのが信条なので(笑)、スピテキ、スピ問、過去問をとりあえず買いました。
最初は、10月は企業経営理論、11月は財務・会計、12月は運営管理を終わらそうと思いましたが、
結局、企業経営理論のスピテキを読むのに2ヶ月を要し、12月も財務・会計のスピテキを少しだけしか読めませんでした。
そして、これではまずいと思い始め、年が明けてから、スピテキを読み進めましたが、
思うように進まず、財務・会計は途中で投げ出し、
運営管理に入り、これも途中で終わってしまいました。
そして、2014年のゴールデンウイークに突入します。
司法試験のときから、インプットよりもアウトプットが大事だと思っていたので、すぐに、
TACの答練を申し込みました。
当職の場合、平日は、飲み会がない限りは、終電間際、あるいは終電後まで仕事をしていたので
平日に通うことは不可能。しかも、イソ弁たるもの、自分で時間をコントロールなんてできません。
そして、基本、土曜日も仕事。
ここで、大きな決断をしました。
平日はまとまった時間の勉強をするのは捨てました。
TACの答練は土曜日の午前中から夕方まで通うことにし、そのままTACの自習室で夜まで勉強。
場合によっては、それから事務所に行って仕事に戻る。
それまで土曜日、基本的には丸一日事務所で仕事をしていましたが、その後、約半年間は、土曜日は基本的に仕事をしない。
もちろん、ツケが回ってきます。その分、平日、それまで以上に残って仕事を回すことにしました。
なので、その半年間、平日に、夜中の2時、3時に帰るなんて当たり前でした。

そして、答練を重ねていくにつれて、毎回毎回、40点前後しかとれず、勉強も週に1回だけではなかなか進まない。
ということで、夜中に自宅に帰ってから、15分~30分、スピテキを読んだり、石川経済をYouTubeで聞いたりし、
朝も早起きをして、事務所近くのカフェドクリエで、15分~30分勉強しました。

なんだ、結局、時間を捻出するしかないんじゃん、気合いかよ、と思うかもしれません。
はい、そうです。当職は、何かを成し遂げるには、何かを犠牲にするしかないと思っています。
何を犠牲にするかは、個々人が考えるべきことで、他人がどうのこうの言う問題ではないと思います。
自分が犠牲にしたのは、睡眠時間、そして、酒を減らすということでした。
それまで金曜日は終電で帰って中野新橋の焼き鳥屋で一人で呑みながら、マンガを読んだり、ゲームしたりしていたのですが、
土曜日の朝が早いので、金曜日の夜は呑まないようにしました。
睡眠時間は、酒さえ飲まなければ、何とかなるもんですよ。
半年間、結構つらかったですが、何で頑張れたのか?
それはもちろん、楽しみもあったし、受かるかもしれないと思ったから。

それらがモチベーションとなり士気が上がっていたと思います。
楽しみは、土曜日の勉強終わってからの飲み会。これは楽しかった。
そして、自分が受かるかもしれないと思ったのはなぜか?
答練では1回も60点以上取ることができなかったけど、
本番で取れば良い、本番に標準をあわせればいい、自分は本番強い
と思い込んだことです。
あとは、一次試験さえ合格すれば、二次試験は運で合格する可能性があると思っていたので、
なんとしてでも、ぎりぎりでも一次試験を突破しないといけない、と必死になりました。
自分は合格する、大丈夫だと思い込むことで、折れそうな自分を支えていました。

あと、当職は、仕事は一切手を抜きませんでした。一次試験の初日が終わった後も事務所に戻り、夜まで仕事しましたよ。
試験前は仕事の手を抜いてとか、漏れ聞きますが、これは本末転倒な気がします。
試験よりも仕事のほうだ大事に決まってるじゃないですか。仕事で生活している、それが基盤。
それをないがしろにして試験勉強って、何だかなぁ~って感じがします
(もちろん、試験前に有給休暇使うのは良しですよ。時季変更権を行使されなければ(笑))

あれもこれもしたい、だけど犠牲は払いたくない、というのははっきり言って無理。
診断士の試験、そんな甘くありません。
でも、犠牲を払ってでも取って有意義な資格であることは間違いない。
人工知能にとって代わられない業種100の中に、中小企業診断士はあるんですよ(ちなみに弁護士はありませんでした(笑))。
何を犠牲にするか、よ~く考えて、合格まで突っ走ろう!

 

 

 



<今週の道場>

12/7 予備校の答練の活かし方

12/8 本業で忙しい方へ:仕事と診断士対策の両立について

12/9 【2016年合格目標】ストレート合格のための戦略の立て方

12/10 【2016年合格目標】二次試験のためのスタートアップ

12/11 【合格発表日!】道場OPENDAY

12/12 合格体験記募集のお知らせ 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

皆様こんにちはtomoです

 

今日は来年合格の方に向けた、答練の活かし方です。

もう予備校に通われている方は、授業が始まっていると思います。

 

ストレートコースなら今は財務のあたりでしょうか。

体制上、残念ながらこの位の時期にまず第一段階のリタイアされる方が多い時期になります。

 

診断士をとる、と決めた皆様はぜひ来年の秋まで踏ん張って合格を勝ち取っていただきたいと考えています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そこで表題の答練の活かし方ですが、答練の活用方法としてまずペースメーカーとして『答練はなにがなんでも絶対絶対絶対受ける』と、今、誓っていただきたいと思います。

 

その理由として・・

予備校に通う最大限のメリットは、学習スケジュールのペースメーカーになるということです。その節目節目にあたるのが、この答練です。

 

予備校のカリキュラムというのは、答練をすべて順調に7割をめどに得点できるように習得していくと、おおよそ合格できるように綿密に計画されています。

 

予備校も高い授業料をいただくため、また合格者を出さないと生徒も減っていくので今までの資格学校運営におけるノウハウをしっかり集約させたスケジュールを組んでいます。

 

そんなことわかっているよ、絶対答練は受けると今思っていても、仕事が忙しくなったり、家族行事が入ったりして後回しになることが多々出てきます。

 

現時点にこのブログを読んでいただいている皆様だから言いますが、長い受験生活をおくっていると必ずといっていいほどスランプも中だるみしてしまう時がきます。

でも、それでも答練はもし自信がなくても後回しにせずに確実に受けてください。

 

●というのも答練はいい点を取るためのものではなく、(いい点に越したことはありませんが・・)答案の練習です。練習なのでインプットツールとして最大限活用してください。

 

答練は他の模試や過去問・本試験とは全く異なりテキストの流れに沿って、この問題を解いて復習することで力がついて記憶が定着するように、テキストに忠実に作られています。

なので、まだ理解しきっていないから後回しにしよう、というのではなく、今の理解度を図るために受けてみようという気持ちで臨んでください。

 

●一次試験に関しては、今までなじみのない科目に関しては理解するまで非常に時間がかかる場合があります。

テキストの内容、講義の内容でどうしても頭に入ってこないこともあります。そういう場合でも、答練を使ってインプットすればいいのです。

答練はTACでいうと3回あります。

1回目はインプット、2・3回目は腕試し・インプットとして臨んでください。

(模試は本番のつもりで!!!!!!)

 

・・・というのも私が2013年に一次試験をおちた時の最大限の失敗の原因が答練をないがしろにして、スケジュールがどんどんずるずる延び延びになって、次の科目のカリキュラムの時にも前の前の科目をやっている・・というそうしようもない事態になり、最後かなり追い上げて詰め込みましたが数点たりず不合格になりました。

今の12月の時点でもっと全体のスケジュールを俯瞰して常にスケジュールを守っていくことを意識していれば合格していたかもしれません。数点で不合格になる人はかなりの人数いるので。。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●答練の受けた後の活用方法については、過去問と同様に、3回転は活用する問題集として活用してください。

 

①    まず、受けた後にその書き込んだもののコピーをとります。

②    次に書き込んでない状態に消しゴムで消すなり、友人にいただく・先生にお願いしコピーさせてもらうなどしてもう一度解ける状態にしておいてください。

③    しっかり解答を読んで、テキストに戻って確認して、理解する。

正解した問題も不正解だった問題もすべての選択肢について復習します。

おおよそ3時間から5時間程度かかる骨の折れる作業であるとは思いますが、ここは踏ん張りどころです。このハードルを乗り越えたら格段にレベルが上がっているので踏ん張って頑張ってください。

④    答練から一週間以内にもう一度解く(最低限もう一度見る。人の記憶は一週間後にもう一度見聞きすると定着力が非常にたかまります。)この過程をないがしろにせずに頑張ってください。

 

テーマからそれてしまうので詳細は割愛しますが、この流れは過去問もほぼ同じです。

過去問はDランクEランクをご自身の使用できる持ち時間が少ない方は最初から解かなくてもいいと思います。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

上記いろいろ書きましたが・・

 

今日お伝えしたいことはただひとつ。

『答練はできる限りの準備をして絶対絶対にうけること』

 

まずそれだけは絶対に守ると、講義スケジュールがある人は今手帳にすべて書き込んでください。

 

ちなみに・・独学の方ももちろん多くいらっしゃると思います。

その方は、過去問A~Cランクの問題を最低5年分いつまでにするかを今無理のないスケジュールを組み立て絶対に守るようにしてください。

 

まだ、本試験まで8か月もあると考えていても勉強していると一瞬で夏はきます。

 

今の時点でしっかり、全体を俯瞰した目をもって、確実にステップを踏んでいってください。

心より応援しております!



 

こんにちは、 Xレイ です。

今回は、マクロ経済学の労働市場です。

まだ経済学を学習されていないというストレート生の方。
今読んでも、さっぱり解らないと思います。
いずれ学習された際、お役に立てるものとなっていればいいのですが。

「来年こそは」と励まれている方。
ここは苦手という方が多いのではないでしょうか。
おそらく、ほとんどの中小企業診断士テキストでそれほど丁寧に扱っていない上、少々解りづらいところでもあるのでしょう。
しかし近年、この領域に関連した出題が続いていますので、確実に60点をと思うなら、おさえておくに越したことはありません。
(H25問5 H26問13設問2 H27問7設問1,2 問8)

 

さて、労働市場、つまり雇用の理論をみていくのですが

古典派の労働需要に対する考え方は『古典派の第一公準
古典派の労働供給に対する考え方は『古典派の第二公準

と呼ばれます。(公準とは、決まりごとみたいなものです)

それら公準とはどのようなものなのかをまずはみて、そのように呼んだ経済学者ケインズは、結果一方を否定するのですが、終盤その辺りにも触れてみます。

 

古典派の労働需要

労働需要、すなわち“企業がどれくらいの労働量を必要としているか”ということです。

企業が利潤最大化行動をとる結果、『古典派の第一公準』を満たすように労働需要は決まるというのですが、その公準というのが以下。

実質賃金は労働の限界生産物に等しい

 

まずは、実質賃金労働の限界生産物とは何なのかをみていきましょう。

実質賃金とは、“モノ”の単位で表した賃金です。
実際に貨幣で受け取る賃金は、名目賃金(貨幣賃金)と呼ばれます。
ここでは、その企業が生産している“モノ”で実質賃金を表します。

例えば、1個10000円の時計を生産している企業があります。
そこで働く労働者の給料を30万円とすると、

・名目賃金は 30万円
・実質賃金は 30個  となります。

 

労働の限界生産物とは、
“労働量が1単位増加したときに増える生産物の量”です。

例えば、先ほどの時計企業に労働者が10人居たとします。
“それを11人に増員したとき、新たに何個生産量が増えるのか”ということです。

仮に、10人→11人に労働者が増えたとき、
新たに50個生産量が増えるとします。
これは、“労働者10人のときの限界生産物は50個”ということです。

限界生産物についてもう少し考えてみます。

今度は、労働者があらかじめ60人も居て、
60人→61人 に増えたときはどうでしょう。

通常は、最初の 10人→11人 のときよりも
限界生産物は少なくなると考えられます。

10人→11人 のときは50個でしたが、
例えばそれが10個になってしまうということです。

イメージするならば、使える機械の数や能力にも限りがあります。
労働者が10人のときは、半分程度の機械しか使えていなかったとすると、11人目の加入は非常に大きなものでしょう。
しかし、60人ともなると機械もフルに活用できていて、そこから1人の増員でどれほどの生産量が増えるでしょうか。

このように、一般的には、労働者数(生産要素)が増えていくほど、その限界生産物は減っていきます。
これを、限界生産力逓減の法則といいます。

ちなみに、その法則を満たす生産関数(1生産要素)を図示すると

図1

グラフにおいて、限界生産力(物)は接線の傾きで表されます。
それが逓減していく(右に行くほど小さくなる)ということは、
$Y=\sqrt{L}$ のような形状のグラフとなります。

 

余談ですが、中小企業診断士試験に出てくる生産関数は、このように限界生産力(物)の逓減しているものがほとんどです。
平成24年問18 平成26年問13 平成27年問16 で実際にそのことを問われましたが、すべて逓減です。
例外があるとすれば、経済成長論の内生的成長モデル(AKモデル)。
この理論では、マクロの生産関数ですが、その資本の限界生産力を一定と仮定しています。このモデルが出題されたときには、その“限界生産力一定の仮定”と、それによって“技術進歩がなくても永続的に成長することを示せる”というところを、まずは問われるのではないでしょうか。

 

話を戻しまして、ここまで実質賃金労働の限界生産物についてでした。

ここで再び第一公準。『実質賃金が労働の限界生産物に等しい』とき企業の利益が最大となる。よって、そのように労働者を雇用する、というのです。

引き続き、上の時計企業でみていきますと、

労働者一人当たりの実質賃金は30個でした。
そして、労働者が10人居たとして、そこから10人→11人になると、新たに50個生産量が増えるとしました。

このとき、30個分の給料を払えば、50個生産量が増えるのですから、企業はその11人目を雇った方が20個分得をします。なので雇います。

次の12人目はどうでしょう。

限界生産物は逓減するとの仮定から、例えば、先ほどよりも1個少ない49個生産量が増えるとします。ならばこのときも、その12人目を雇った方が19個分とはなりましたが、得をするので雇います。

さらに、13人目は48個・・・14人目は47個・・・

と続けていくと、“もう一人雇うと実質賃金と同じ30個生産量が増える”というところで差分がゼロとなり、雇い止めとなります。

なぜなら、そこからさらにもう一人雇ってしまえば、30個分の給料を払っても、29個しか生産量が増えないため、1個分損をしてしまうからです。

よって、例の時計企業の場合は31人で雇い止め、つまり雇用量は31人に決まるのです。図示すると

図2

横軸に労働量、縦軸に実質賃金と限界生産物。
で表した限界生産物は、労働量が増えるほど少なくなるので右下がり。
で表した実質賃金は所与で一定(水平)。
その交点で雇用量(労働需要)が決まると。

 

このように、企業が利潤最大化行動をとる結果、実質賃金と労働の限界生産物が等しくなるように雇用量(労働需要)が決まる、ということになります。
(ただし、“生産物はすべて売れる”という仮定があります~セイの法則

これを基に、縦軸に実質賃金、横軸に労働量を取り労働需要曲線を描くと

図3

このように右下がりのグラフとなります。

縦軸に独立変数をとるこのようなグラフは大変扱いづらいのですが、経済学では慣例なので我慢しましょう。

さておき、このグラフが示すのは、
“実質賃金が下がると労働需要は増えていく”

ということです。上の話を整理すると、当然そうなります。

また図2は、一企業の労働需要曲線でしたが、市場全体を考えるときには、ミクロの完全競争市場の需要・供給曲線の場合と手法は同じです。
すべての企業のものを横方向に足し合わせて・・・といったように。
要するに、市場全体も図2の形状で考えるということです。
(この辺は仮定の域なので、あまり深く考えない方がいいです)

 

ちなみに以上が、平成26年度第13問の設問2で問われた全容です。
その正答率はおそらく50%を割っているでしょうが、この第一公準、労働需要といった辺りは、いずれまた出題されるのではないでしょうか。

 

古典派の労働供給

労働供給、今度は“家計がどのくらいの労働量を供給しようとしているか”ということです。

家計が効用最大化行動をとる結果、『古典派の第二公準』を満たすように労働供給は決まるというのですが、その公準というのが以下。

労働の一定量が雇用されている場合、
実質賃金の効用はその雇用量の限界不効用に等しい

 

実質賃金の効用とは
“実質賃金から得られる満足度”です。

その雇用量の限界不効用とは、
“労働量が1単位増加したときに増える不効用”です。
不効用とは、効用(満足度)の反対。
不満度、不快度、苦痛といったようなことです。

そこで、第一公準では、労働量を“人数”で考えましたが、第二公準では、“労働時間”で考えた方が分かりやすいでしょう。

つまり、実質賃金の効用を“時給から得られる満足度”
その雇用量の限界不効用を“もう1時間多く働いたときの苦痛の増加分”といった感じで捉えます。

そして、その雇用量の限界不効用は、一般的には、労働時間が多くなるほど大きくなります。
例えば、3時間働いた後のもう1時間と、12時間働いた後のもう1時間、通常は後者の方がきついです。

 

さて、第二公準ですが、考え方は第一公準と良く似ています。

要するに、
「さらにもう1時間多く働くのは大変苦痛だ。でも、それよりも時給から得られる満足度の方が高ければ働いてもいい。そうでなければもちろん働かない。」
というようなことです。つまり

・実質賃金の効用>限界不効用 のときは、もっと働く
・実質賃金の効用<限界不効用 のときは、働かない

そうすると、
【時給から得られる満足度=もう1時間多く働いたときの苦痛度】
となるところで“働き止め”となる。図示すると

図4

横軸に労働時間、縦軸に実質賃金の効用と限界不効用。
ピンクで表した限界不効用は、労働時間が多くなるほど大きくなるので右上がり。
水色で表した実質賃金の効用は、実質賃金が所与ならば一定(水平)。
その交点で労働時間(労働供給)が決まると。

 

確かに考え方は良く似ていますが、第一公準と比べても、少々感覚的で歯切れが悪いといいますか・・・ですよね。分かりづらい。

その理由は、基数的な実質賃金と序数的な効用(不効用)を同列に扱おうとしているからでしょうね、たぶん。

ちなみに基数とは“量を計る数”で、序数とは“順序付けを表す数”。
これが混ざると間違いも起こりやすくなります。

例えば、こんな問題。

1階から3階まで行くのに8秒かかるエレベーターがあります。
そのエレベーターで1階から6階まで行くのに何秒かかるでしょうか?

 

答えは、20秒。

とっさに 16秒 と答えた方。
この問題の、階数が序数、時間が基数なんですね。
そこで少々混乱してしまうのです。
日付で、12月7日から12月22日までは何日間?
というのも同じようなことで、一瞬考えてしまいます。

 

話を戻しまして、労働の一定量が雇用されている場合、実質賃金の効用はその雇用量の限界不効用に等しくなるなるように労働供給は決まる、と。

これを基に、縦軸に実質賃金、横軸に労働量を取り労働供給曲線を描くと

図5

このように右上がりのグラフとなります。

このグラフが示すのは、
“実質賃金が下がると労働供給は減っていく”
ということです。

また、市場全体のものは、労働需要曲線のときと同様です。

 

古典派の労働市場

労働需要曲線労働供給曲線を同時に描くと

図6

このようになります。

第一公準、第二公準が正しいとすると、労働市場において実質賃金は伸縮的であり、市場のメカニズムによって点Eで均衡する。
そして、常に完全雇用=働きたい人がすべて働いている状態)が実現している、ということになるのです。

なので、仮に失業者がいるとすれば、それは
① 企業と労働者のマッチングに時間を要するもの(摩擦的失業
② 何らかの理由で労働者に働く意思がないためのもの(自発的失業
であると。
(①は、労働者が自分に適合した職を見つけるのには時間がかかり、その職探しの間は失業状態もやむ得ない、といった感じです。例えば、転職の最中の働いていない期間など)

そして、もしこの均衡状態から労働量を増やしたいのであれば、
・組織を改善したりして摩擦的失業を減らす
・労働の苦痛をやわらげて自発的失業を減らす
などなどするしかないと。

さらに言うならば、世界恐慌期の多くの失業者についても、例えば、
「労働者側が、正当な名目賃金の引き下げを受け入れないからで、それは自発的失業だ」
などと解釈されるのです。

これが、古典派の雇用理論です。

 

ケインズの批判

以下は、簡潔に。

「実際には、現行の賃金水準で働きたいけど働けない人(非自発的失業)もいる。」

というのがケインズです。
よって、古典派の雇用理論はどこかに誤りがあるはずで、
それが第二公準だと言いました。(ちなみに第一公準は否定しません)

具体的には、
「第二公準では、労働者は実質賃金によって労働供給量を決めるとしているが、実際の雇用契約は名目賃金によって結ばれるのであって、そもそもそこが間違っている。例えば、物価が上昇すると実質賃金は下がるが、そこで労働者は労働供給量を減らすだろうか。あくまでも、労働者は名目賃金によって労働供給量を決めるはずだ。」
とこんな感じです。

第二公準、要するに、古典派の労働供給曲線が違うというのですが、ならばどのようなものかといえば

図7

このような感じで考えていたのではないかと。
(とあいまいに言うのは、当批判をしているケインズの著書にその考えを示すグラフは出てこないので、識者が文章を読み解くと・・・となってしまうためです)

先ほどの通り、縦軸には名目賃金。
現行の賃金水準 $W0$で働きたい労働者が $Lf$人いるとして、
それまでは水平で表される。
その後、つまり完全雇用を実現できた後は、
労働供給が一定となり垂直で表される。
(この垂直部分を右上がりとしているものも見ます。議論の中心はそれ以前になるでしょうからあまり気には、と)

 

そして、非自発的失業が発生しているということは

図8

労働需要曲線が、このような状態にあるのではないかと。
グラフの $(Lf-L1)$ が非自発的失業を表しています。

だとすると

図9

こうなれば、非自発的失業を無くし完全雇用を実現できる。

どうすればいいのか?

それは、“生産物への需要を増加させて生産量を増やせばいい”と。
つまり、非自発的失業の発生要因は、労働市場ではなく財市場にある。
そして、財市場においては生産物への需要量がその供給量を決定し、ひいては雇用量も決定するのだと。

これが『有効需要の原理』です。

 

ではその思想を基にして、どのように需要量が決定し、さらには、どうやってそれを増やしていけばいいのか、考えてみましょう。
というのが、中小企業診断士テキストでも丁寧に扱う、ケインズ型消費関数、45度線分析といった辺りです。
このように労働市場からみていくと、例えば、デフレギャップの説明もよく解るのではないでしょうか。

 

以上です。
中小企業診断士試験で出題される可能性が高いのは、第一公準です。
【利潤最大化行動: 実質賃金=労働の限界生産物】
最低限ここはおさえておきましょう。

それでは、また。  Xレイ

 



 

師走に入り、寒くなってくるとともに、周りは年末のあわただしさも加わってきましたね!

 

本日は、2016年合格を目指す孤高の戦士、独学者の皆様の、スケジュールの意味と立てかたについてご紹介いたします!!

 

 

スケジュールを立てる意義

早速ですが、独学の方には目からウロコの一言を、独断と偏見で書かせて頂きます。

独学と受験校利用では、インプット/アウトプットには実はそこまで大きく差はありません。

ああ、書いちゃいました…。

 

もちろん私は受験校に通ったことがありません(通信は利用経験あり)ので、正確に判断できるわけではありません。

ただ、一次試験は「覚えること」に主眼が置かれますので、TACの市販のテキスト/スピ問/過去問をしっかりやれば十分対応できると確信しています。

では、どこに大きな違いがあるのか?

それは「強制される環境にあるか」です。

 

これは本当に大きいです。

 

今日ちょっと勉強するの面倒だな、と思う日もありますよね?

そんな時、予備校に通っていると「高いお金払ったし…(友人とあの論点について議論したいし、帰り道に本屋よれるし、あのかわいい人見れるし…)」など、面倒くさいに打ち勝つ「理由」がそれなりにあったりします。

一方、独学だと、「今日は疲れたし…(○○をせなあかんし、眠たいし、風邪気味やし、昨日飲み会やったし…)」など、言い訳がどれだけでも思い浮かび、勉強しない自分を正当化しようと襲ってきます。

これに目を付けたのがライザップで、sunk costの効果を上手く生かしたシステムを構築しています。

極論すれば、独学か受験校か判断する際には、理由にお金を使えるか?というポイントが判断基準になるでしょう。

 

でも、あなた方は独学で合格すると決めたわけです。

独学で合格を勝ち取るには、これに打ち勝つ意思の力が絶対に必要です。

ただ、誰もが最初から強固な意志を持っているわけではありません。

 

ではどうすれば良いのか?

綿密なスケジュールを納得いくまで考え抜き、自らの手で作り上げるのです。

この意思を作り上げるための道しるべになるのが、スケジュールなのです。

 

 

 

スケジュールの立て方

①学習必要時間の把握

診断士試験の学習で必要な時間はよく1000時間前後と言われます。

1年間で達成しようと思うと、

1000時間÷52週=19.23時間/週

が必要な勉強時間です。

 

みなさんの学習進捗度にもよりますが、私は「平均が1000ならそれは超えよう」と思いました。そして自分が勉強できると思う一週間の時間を精査し、25時間/週(1300時間/年)を目標として決めました。

これは必ず超える。なぜなら合格するためには、〇〇することが必要で、△△という理由で時間が確保できるから。

皆さんも、自分なりの理由を作ってみてください。

尚、進捗管理を行うためにかならず勉強時間は記録してください。

ここは過去記事を参考にしていただければと思います。

 

②大まかな目標を立てる

漫然と勉強をしていくというのは、精神的にもかなりきついものがあります。

また目標を定めず勉強してしまうと、独学者の陥りやすい罠である「完璧主義」が顔を覗かせます。

受験校ではもっと効率良く、自分の知らない、とても素晴らしい勉強法をやってるんじゃないか?とどうしても思ってしまうからです。

私は一次すら通らなかった2年間そう思っていました。(そう思わないためにもTACに通うという選択肢はアリだと思います。)

どういう勉強をしていようが、学習範囲も受ける本試験も一緒です。

分からなくてもとりあえず7割理解してればOKくらいの気持ちで割り切って進めていくことも重要です。

 

そのため、大手予備校のスケジュールを参考に、「ここまでにどういう状態になっていなければならないのか」を考え、自身の学習予定を作成していきます。

一次試験までのスケジュールを大まかに区切れば、一般的には下のような形になるのではないのでしょうか?

 

導入期:スピ問を完璧に

中間期:過去問を完璧に

=一次模試=

完成期:過去問マスターを完璧に

=一次本試験=

 

もちろん大手予備校は、学習がより効果的になるようスケジュールを組んでいると思いますが、参考にするにしても、しないにしても、自分で「なぜここまでにこの科目がこの程度仕上がっている必要があるのか」、を真摯に考え、スケジュールを自分で作ることが大事です。

他人に決められたスケジュールに疑問を持ちながら学習するのではなく、何かを参考にすることはあっても「自分で考える」ことはやめない。

桜木花道の言葉を借りれば、独学者には「ダンコたる決意」が必要になりますが、それを少しでもぶれさせるような要素は全て取り除く必要があるのです。

 

また、二次試験に手を出すべきか、と言うのも一つの議論の対象となることがありますが、私は手を出さなくても良い、と思います。

一次試験に絶対落ちることはない、と自信があれば良いですが、明後日の準備をする余り、明日コケていては本末転倒です。

 

振り返ってみて、私がオススメするのは、正月休みに1日だけ、二次過去問を一年分一気通貫で4事例取り組むこと。

それも難しければ、解答は作らず、与件文と設問を読み、何を聞かれていて、どの辺にヒントが載ってそうかを考えるだけでも良いと思います。

勉強する必要はないと思いますが、どんな試験か知っていることに越したことはありません。

前者なら一日、後者なら5時間くらいで済むのではないでしょうか?

 

③教材とともに覚悟を決める

先ほどから何度も書いてきておりますが、独学者の悩みの最大のものは、周りがどんな勉強をしているかわからないので「教材(自分の勉強方法)を信じ切れない」ことだと思います。

私も特に一次試験対策では、自分の取り組んでいる教材に対して「本当にこれで合っているのだろうか」と不安になりました。

道場にもよく「答練は…」とか、「完成答練はこうすべし!」みたいなことが書かれているのを見て、「おいおい、TAC生は特別な対策をすることで一歩も二歩もリードしてるんじゃないの?」と疑心暗鬼になり、結果、現在取り組んでいる教材の学習に身が入らないという時期がありました。

でも、一次試験に関してはTAC市販の三種の神器「スピテキ・スピ問・過去問」同友館の過去問マスターシリーズをやることで、ほぼカバーできていると思います。

これを信じて、手を広げず、まずこの4つを3周回す。

これを短期目標としてやってみましょう。

 

スケジュールの立て方と銘打っておきながらこんなことを言って恐縮ですが、独学者に重要なことは「自分で考えること」です。

何をするにも自分で考え、行動することで、独学者にしか得られないものが必ずあると思います。

 

覚悟を決める!

 

 

myaでした。



皆さん、こんにちは!Nicoです。

12月に入りましたね。

今年の二次試験を受けられた方は、12月11日の発表までもう少しですね!

勉強に明け暮れていた日々から解放され、自分の好きなことができるようになり、二次試験で負った傷も癒えてきているのではないでしょうか。
合格発表の9日後には口述試験がやってきますので、心の準備はしておきましょうね

道場でも下記の日程で口述セミナーを実施しますので、是非ご参加いただければと思います。

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口述セミナー@東京

日時:2015年12月12日(土) 18:00~

 

口述セミナー@名古屋

日時:2015年12月16日(水) 夜

 

口述セミナー@大阪

日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込は、12月11日(金)12時よりお知らせ致します。

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さて、今回のテーマは「二次対策を見据えた企業経営理論攻略法」ということで、来年の試験にチャレンジされる方向けに、書きたいと思います。

 

<一次試験と二次試験の違い>

そもそも一次試験と二次試験の違いは何なのか?

マークシート式と記述式の違いがあるかと思います。

それだけではなく、診断士に必要な能力を養うという観点では、一次試験では、正確に知識を学んでいくアカデミック型であるのに対し、二次試験は、事例企業に沿って読む・考える・書く力を問われるケーススタディ型であると考えています。MBAのプログラムでも良くある形ですね。
そのため、一次で要求されるものと、二次で求められるものは、全く別軸のイメージであると考えています。

図で纏めてみるとこのような感じです。

一次、二次の勉強をして初めて、面になります。診断士としての価値の土台ができます。

余談ですが、さらに二次試験が終わり、実践を積み重ねていくことで、3軸として高さが出てきて、ようやく診断士としての価値の大きさが出てきます。
実践でも求められているものは違っていると考えます。

ここまで合わせて、ようやく一人前の診断士、という所でしょうか。(私も全然足りませんね

二次試験は一次試験の延長線上にあるものではなく、そもそも求められているものが違う(別軸である)ということをご理解いただければと思います。

 

<実際の試験問題>

例えば、今年の試験では、企業経営理論と事例Ⅱで「PB商品」に関連する問題があり、それぞれこのような問われ方をしていました。

 

○企業経営理論 第21問(1)

「PB」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア PB 商品は、その登場から現代に至るまで、一貫して劣等財として消費者の間で普及している。

イ PB 商品を販売することができるのは、小売業者に限られた特権である。

ウ PB は、パーソナル・ブランドの略称であり、ヨーロッパでは、オウン・ブランドと呼ばれることもある。

エ 品揃えにおける PB 商品の構成比が高まると、消費者の不満を招くことがある。

 

 

○事例Ⅱ 第2問※簡略化しています

B商店街の近くに総合スーパーが出店した。当初、「食品販売を提供する総合スーパー」と「飲食、非食品販売、サービスを提供する商店街」という補完関係を図るはずであったが、総合スーパーは低価格のNB商品やPB商品を品揃え、低価格志向にある周辺住民の非食品需要も吸収している。これによって、B商店街の多くの非食品小売店が廃業した。

B商店街は月1回、地元の農水産物や加工品を販売する物産市のイベントを開き、「対策を取った。食品小売業がほぼないB商店街の弱みを補いつつ、総合スーパーとの差別化しながら、周辺住民を呼び込むことを狙っている。しかし、イベント当日は飲食店、サービス業の売上は上がるが、非食品小売店の売上増加には繋がっていない。

物産市当日における非食品小売店の売上向上を実現するためには、非食品小売店の店主たちへどのような助言をすべきか。

 

それぞれ問われ方が全く違っていますよね。

企業経営理論では、「PB商品」についての正確な知識が問われているのに対し、事例Ⅱでは、PB商品などの低価格商品を販売する総合スーパーとの差別化をするために実施した、物産市のイベントの当日に、非食品小売店の売上向上を実現するためのどうするべきか、という風に、より中小企業目線での問題解決力が問われています。

 

<一次試験を勉強している最中に何ができるのか?>

まずは、一次の勉強に専念した方が良いです。それからでも二次の対策は十分取ることができますので。

一次の勉強をすることで、頭でっかちになりがちですが、全然OKです。ただし、その先があることを忘れないように。一次の知識を二次に応用させるために、少しでも自分の言葉でアウトプットできるようにしておくことが重要だと思います。そのためには、自分の勤めている企業でも良いですし、身近にイメージしやすいものと関連して覚えておくと良いですね。

「うちの組織は事業部制組織だな」⇒「確かに利益責任は明確化になってるけど、セクショナリズムが発生しているよな」

「近所のセブンイレブンでPB商品のお菓子売ってるけど、となりの和菓子屋さんのお菓子もめっちゃ売れてるな。何かこだわり(高付加価値)の商品が売っているのかな?」

のような感じですね。

 

<まとめ>

・一次試験は、正確な知識が問われるアカデミック型であるのに対し、二次試験は問題解決力が問われるケーススタディ型。問題の性質が本質的に違うことを理解すること。

・企業経営理論は、二次試験の事例Ⅰ・Ⅱを解くための基礎知識となるが、その延長線上には答えはない。

・一次試験の勉強で、頭でっかちになるのは全然OK。現段階で二次対策を見据えるならば、自分の言葉でアウトプットできるようにしておくこと。まずは自分が勤める会社や身近なものに置き換えてイメージしてみよう。

 

以上、Nicoでした。



本日は、
「2次対策を見据えた財務攻略法」。

1次試験の財務も、2次試験の事例Ⅳも、
問われるのは「財務会計」について。

「1次の財務会計と2次の事例Ⅳって、
何がちがうの?」

「財務会計は2次でも問われるけれど、
どんな対策をすればいいの?」

そんなギモンについて、お答えしていきます

 

■1次「財務会計」と2次「事例Ⅳ」の違い

1次の「財務会計」と2次の「事例Ⅳ」
その違いを確認していきます。

1次の財務会計は、マークシート試験

求められるのは「広く浅く」の知識

つまり、
(2次試験の事例Ⅳと比べると)
知識の深さは浅めでも一定ラインまでは対応できるし、
(難問奇問は除いて)通常レベルの問題であれば、
演習を積み重ねることで対策は可能。
(場合によっては、ある程度の「カン」でも解けてしまうことも・・・)

 

一方、
2次試験(事例Ⅳ)は、
電卓がOKであることからもわかるとおり、
求められていることの優先度が高いのは
「計算力」でないことが推測されますね

(間違わず正確に計算するのは必要ですが)

 

問われているのは、
大枠でいうと基礎理解に基づく分析・応用能力

つまり、
「基礎」がいかに固められているかで、
対応力に差がでます。

 何よりも
「基礎理解、土台がため」が大切なのです

 

 

■1次「財務会計」をどう攻略していくか

予備校のカリキュラム的には、
「財務会計」単元は終わっているかと思います。

1次試験も直前期(5月くらい)になると、
「7科目全体での復習フェーズ」に入ってくるので、
その時点で「基礎固めできてません・・・」という状態では、
1次試験クリア後の2次対策時にちょっと大変

1次財務会計を2次事例Ⅳ対応力に生かすために
どう攻略していくか?は、

前述のとおり
「基礎固めを意識すること」
他なりません 

例えば、
1次試験対応的には
「公式を暗記」すれば対応できてしまう問題も多いですが、

2次を見据えると、
公式があったとしても
「なぜその式になるのか?」を考えること、
理解するプロセスが「基礎がため」になります。

(効率化のため、最終的には暗記もOKです)

また、
用語を覚える場合、
「その用語は何を言っているのか?」を理解しておく。

例えば、
「ROE」という用語が出てきたとして、
「ROEの公式はこれ!」という覚えかたではなく、
「その用語がいったい何をあらわすか」を理解して、
人に説明できる状態にすることです。

 

そうやって「基礎固め」をコツコツしていくことが、
2次対応力を強くしていくのです



■最後に

1次試験の「財務会計」出題範囲は幅広いですが、
そのなかでも2次「事例Ⅳ」でよく問われる論点、
つまり「頻出論点」が存在します。

1次試験の出題範囲は網羅するにしても、
2次事例Ⅳの傾向を知り、
頻出の論点を押さえて、
メリハリをつけていくことも大切

事例Ⅳ頻出論点についても、
「自分で確認、分析」の手間は惜しまずに、
対策に生かしてくださいね

まるでした。



今日は経営戦略に関する文献紹介です。

経営戦略全史(以下、全史)は、およそ20世紀初頭から100年の間に出てきた90個余りの経営戦略論を紹介した本です。
全史の特徴点として、まず特筆すべきは社会の変化とともに経営戦略論がどのような変遷をたどってきたかを俯瞰できることです。この点が巷の難解な経営学の書籍と一線を画すと考えられます。また、物語風でありながら、各経営戦略に図解などの解説があり知識の習得にも役立つことや実際の事例も交えながら各経営戦略の有効性および限界も説明しており、具体的で分かり易く読みやすいことも特徴点です。

1、全史の概要

近代マネジメントの源流は1900年代初頭までさかのぼり、生産性など科学的管理法による定量的分析が大事とするテイラー主義と労働者の意欲やモチベーションなどの人間的側面がダイジとするメイヨー主義の二つの源流があった。

1930年代~60年代は近代マネジメントの創世期にあたり、アンゾフらが企業経営に対し戦略(strategy)という言葉を初めて用いて経営戦略を世に示した。

1960年~1980年代はポーターなどの「外部環境が大事で儲かる市場で儲かる立場を占めれば勝てる」とするポジショング派が圧倒的に支持されていた。

しかし、1980年代から1990年代にかけては、「内部環境が大事で自社の強みがあるところで戦えば勝てる」とするケイパビリティ派が優勢になった。

1990年代以降は「すべては状況次第であり、外部環境が大事な時はポジショニング派的に、内部環境が大事な時はケイパビリティ派的になれば良い」という両者の対立概念を融合させるような理論が出てきた。

そして、21世紀である2000年以降は経済・経営環境の変化、技術進化のスピードも劇的に上がるイノベーションの時代であり、ポジショニングもケイパビリティもあっという間に陳腐化して通用しなくなる。そんな時代に出てきたのがアダプティブ戦略でありやってみなくちゃわからない。どんなポジションでどのケイパビリティで戦うべきなのか、ちゃちゃっと試行錯誤して決めよう」というものである。

以上が全史の大まかな内容です。ポイントを正しくとらえ、正確にまとめる切れているかどうか不安ではありますが。。

2、予備校のテキストとの関連
ぽらーのが通っていた予備校のテキストでは経営戦略の重要論点が以下の順番に出てきます。

これを全史のカテゴリー・時系列で並びかえると、

全史を読んで根本的な考え方(ポジションなのか、ケイパビリティなのか)を把握してからテキストを振り返ると理解が深まるかもしれませんね。

3、所感およびまとめ
21世紀の今は高速試行錯誤型のアダプティブ戦略。
つまり不透明でイノベーションの早い世の中では、「やってみなくちゃわからない」ので、どう素早く「やってみるか」、そしてそこから素早く「学んで修正して方向転換するか」という力こそがすべてだ、ということを著者は述べております。
来年受験にのぞむ方々それぞれに戦略が必要であり、学習方法などを試行錯誤しながら診断士に必要な知識を自分のモノにしていくのだと思います。このアダプティブ戦略は、2015年道場のキーワードである「パクッてカスタマイズ」に何か通ずるものを感じます。
本日ご紹介した全史は来年の1次対策を勉強されている方にとって経営戦略の論点を補足的かつ横断的に楽しく学べるため、読んでおいても損はないのではないかと思います。
また、試験対策ということだけでなく、経営戦略に関する深い造詣は、中小企業を経営診断する診断士として必須であると考えます。
ぽらーのは経営戦略に少し苦手意識があったため、今では経営戦略に関する知識のブラッシュアップに役立っており、この全史を何度も読む中で色々な気づきがあってとても新鮮です。

以上、ぽらーのでした。


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