» 2015 » 11月のブログ記事

<今週の道場(予定)>

12月1日(火)  経営戦略全史ネタ
12月2日(水)  2時対策を見据えた財務攻略法
12月3日(木)  2次対策を見据えた企業経営理論攻略法
12月4日(金)  独学者のスケジュールの立て方
12月5日(土)  予備校の答練の生かし方

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なごです。
今、このブログを読んでいる人は2次試験を終え、ゆっくりとしている人でしょうか。それとも来年の試験に向け、努力を重ねている人でしょうか。
今日は診断士試験を通じて得る学びについて、実際の活用方法を交えながら学びの本質について考えてみたいと思います。

 

皆さんが試験合格後、出会うであろう経営者の多くは、その業界で長年努力を重ねてきた方ばかりです。日々、試行錯誤を重ね、部下と議論を交わしながら、業界の荒波の中で必死に努力しています。ヘッドハンティングや起業してその業界に現れた新参の方たちも、古参の企業たちと戦うため、生き残るために必死なのは変わりません。そのため当然ですが、私たちより自分たちの業界について精通しています。
でも相手はこちらをコンサルタントとして見ているため、自分たちの業界など知っていて当然というスタンスで接してきます。まあ当たり前ですよね。こちらも「当然精通しています」というスタンスで臨む必要がありますし、そうでなければアドバイスをするどころか、私たちの話を聞いてもらうこともままなりません。そんな時、相手を知るために役に立つのが“定石”です

 

例えば、ざっと相手の企業を知るための手段として外部環境分析がありますよね。例えばPEST分析5フォース分析などを用いて知りたい業界を取り巻く現状を知ることができます。内部環境にも目を向ければSWOT分析VRIO分析などで自社の立ち位置を知ることも出来ます。
経営理念経営ビジョンを聞いて企業の目指す位置を知り、組織構造組織文化を見て、企業の姿勢を把握する。真の企業ドメインは何か、PDCAは短期間で回転しているか、など企業を知る上で押さえるべき点を“あらかじめ把握しておく”ことで、経営者と相対した時に、早期に同じ目線で会話することができるわけです。

 

また経営者が将来についてアドバイスを求めてきたとしましょう。業界に精通している経営者から、「ビジネスとしての本質」を聞かれているわけですから、私たちがその場で、思い付きの回答したところで、簡単に力量を見透かされてしまうでしょう。そういう場合も考え方としての“定石”を使うわけです。アンゾフの成長ベクトルに当てはめてみながら、狙うべき市場と活用すべき商品特性を鑑み、効果の高い戦略を提案するのも一案でしょう。ポーターの競争戦略に当てはめながら自社の強化すべき差別化された戦略を指し示すことも有効かもしれません。各社それぞれに取り巻く現状は様々なですが、経営戦略を考えるうえで“定石”の視点から方向性を指し示すことは、社長と議論を交わす1投目としては有効であると考えています。そしてその後は、経営者と対話を交わしながら、これまで経営者が独自の嗅覚で道を切り拓いてきた道に対し、論理的に“寄り添いながら”次の道筋を示すことが診断士には必要であると考えています。2次試験で独創的な意見を書いても合格できない、とよく言われますが、私もそうだと思います。まず社長の話(与件文)を正確に聞き(読み)、それに対して的確な判断を行う(設問に答える)。社長の想いに寄り添いながら社長と信頼関係を築いたうえで、自分自身の経験を踏まえた助言をしていく。そんなことが診断士には求められているのでは、と思うのです。

 

でもここで間違えてはいけないことが一つ。経営者に対し、例えば「御社はコモディティ化した業界の中でイノベーションジレンマを脱し、ラディカルイノベーションを実現させましょう」などと横文字ばかりを並べて経営者を煙に巻くようなことをしてはいけません。セオリー通りだからと言って、単に知っている知識を並べ、自分自身の力を誇示しても意味がない。相手のレベル感に合わせ、分かりやすい言葉で、経営者に寄り添いながら、具体的な提案をすることが私たちの役目なのです。

 

そのためには、私たちがこれから学ぶ単語一つ一つに対し、「これはどんな時に使うんだろう」と頭の中でシミュレーションを行いながら学んでいくことが、実は結構将来に役立つと考えています。というのも私が診断士の試験を見る限り、毎年、難関試験と称しつつ診断士としての“定石”を受験生に問う試験問題ばかりであると思っているからです。
逆に診断士としての“定石”を徹底的に学ぶわけですから、経営者からどんな種類の投げかけがこようとも、最低でも定石通りに応えることができるよう、幅広い強固な知識の構築を行う必要があるわけです。

 

またビジネスとしての“定石”を知るようになると、企業が実施する施策の矛盾点がとてもたくさん見えてくるようになります。
衛生理論によると、自社が実施している従業員の不満を解決する施策は、もっとほかの方法が良いのでは?」
職務拡大ではなく、職務充実を目指そう」
内発的動機付けを仕掛けるために目標設定理論を使ってみよう」
「まずい、この状態はグループシンクだ!」
自分の職場ひとつ見渡しても、たくさん事例があるのではないでしょうか。学びはテキストにとどまる必要はありません。実社会の至る所で、良い事例、悪い事例が溢れています。例えば新聞一つとっても、企業が良かれと思って実施した施策実例の宝庫です。批評家になる必要はありませんが、「この新聞記事、自分だったら、○○のようにすると良いのでは」とシミュレーションするだけで勉強になります。皆さんはこれから様々な受験科目に取り組むわけですが、単に知識を丸呑みするのではなく、実社会に当てはめて考えてみることで、きちんと“噛みしめる”ことができ、自分自身の力となっていくと私は考えています。

 

また新聞等だけでなくもっと知識が欲しい、そういう人はJ-NET21という中小企業基盤整備機構が運営しているサイトを読むと良いですね。中小企業の実例がとてもたくさん紹介されています。特に2次試験のみを残している人は、2次の事例で取り上げてもよさそうな企業がたくさん紹介されていますので、読んでみる価値はあると思います。ちなみに執筆陣があまりこれまでJ-NET21に触れてこなかったのは、実は大きな理由があります。とても興味深いサイトのため、ネットサーフィンしていると時間があっという間に過ぎてしまうからです(笑)。勉強の合間にでも、時間を決めて読んでみながら、将来に希望を膨らませるのも良いのではないでしょうか。

 

最後に。
実社会から学ぶことはたくさんあると上記に記載しました。確かに成功事例は新聞や雑誌を読む限り無限にあります。でも日常生活を見渡してみたらいかがでしょう。むしろ失敗事例のほうが多いのではないでしょうか。その原因探究に、自称診断士として意識して取り組んでほしいのです。

多くの人が仕事に不満を持つ、原因はモチベーション管理にあるかもしれません。売れていない小売店がある、それは商品陳列や品ぞろえに問題があるかもしれません。対策が場当たり的であるがゆえに、現状としては問題が発生していないもののQCDを改善すれば劇的に作業効率が改善する職場も多いでしょう。皆さん自身が問題の本質を見極め、なぜそうするのか?(WHY?)を重ねて真の問題点を突き詰めるためには、診断士としての知識の習得は、将来大きな武器になります。
少なくともあなたが見つけることのできる「身近な問題点」はあなた自身が解決することのできる「チャンス」であると言えるのではないでしょうか。矛盾の数だけ、あなた自身を必要としている人たちがいます。その人のためにも、今は学びを深めてください。

これから長いようで短い道のり。試験はまだ来年、ずいぶんと先の話だと、ほとんどの人が感じていると思いますが、実は1次試験まであと260日程度です。1次試験は7科目あるので毎日1科目を、今後休まず勉強したとしても1科目あたり平均37日程度しか費やすことができません。意外に時間は短いですよね。そのため自分自身を取り巻く実社会も学びの一つとしてアンテナを張ると良いかと思うのです。

 

まだ見ぬ未来のパートナー(仕事仲間・経営者など)のために、皆さんの今の努力が、将来、大きな実を結ぶことを願っています。

なごでした。

 

こんにちは、三代目のひめです。寒くなってきましたね。東京も、もう一段階厚めのコートが必要かなあ、と思う今日この頃です。
さて今日は2週間前に投稿された二代目らいじんに続いて、先代投稿の日。ゆる~いよもやま話にお付き合いくださいませ。

●診断士になって世界が変わるっていうけど・・・
受験生の方からこんな質問を多く受けます。

「診断士になって世界が変わる」ってよく聞くんですけど、具体的に何が変わるんですか?もう少しリアルな話が聞きたいです。

・・・はい、わかりました。診断士になってからの4年間を超リアルに振り返ってみますね。

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<1年目:人脈が広がる!やみくもに走った時期>
 企業内で経営企画の仕事をしながらも、あれやこれやといろんな診断士活動に首を突っ込みました。「女性30代」「元気あるね」というだけでいろんなお仕事をもらえた、”ビギナーズラック”的な1年目。

●受験生支援の活動(ふぞろいな合格答案5の共同執筆 、一発合格道場、タキプロの3つをかけもち)。
TACでの合格体験記・セミナーのゲストなんかも適時。
●診断士受験予備校の講師(財務、経済学、2次対策などをピンチヒッター的に。2次答案の添削も)
●多数の診断士研究会に参加(最大10箇所くらい行ってたかも。勉強会に参加するだけでなく、何回か発表もしてました)
●実務従事(1年目だけで、更新に必要な30日分のポイントを獲得)
●診断士プロコン塾での活動(売れプロ、夢カナの2つ。どちらもすごくよかったです)
● 執筆(月刊誌「企業診断」、中小機構WEB「J-net21」)など 多数
●仕事では、経営企画室に異動(財務企画、IR・株主対応なんかを担当)

 

大失敗:診断士の仕事を受け過ぎてパンク
・・・みておわかりですね。やりすぎです。どれもこれも面白そうなお仕事だなあ、と興味のままにお受けしてしまいました。そして。1年目のちょうどこの時期にパンク。風邪で体調も崩してひどいことに・・・。本業での評価も↓(涙)。
そりゃそうです、経営企画のお仕事は、そんなに楽じゃありません。「自分のリソースを測って、時にはお断りする勇気も持とう」と反省。

 

プライベートでは、この頃から診断士の同期合格の人とお付き合い。独立志向の強い彼は、着々とその準備を始めていました。そんな彼に「私も独立しようかなあ、でもいまの会社も大好きだし。どう思う?」とつぶやいたところ、ぴしゃりと言われました。

「あえて俺の考えを言うけど・・・。独立しようかどうしようか、て悩んでいる時点で”その時”じゃないと思う。独立して成功してる人って、やりたいことががまんできなくて会社を飛び出してるんじゃない?少なくとも俺はそうだけど」

独立に関しては100人に100通りのストーリーがあると思いますが、私はこのコメントを聞いて納得。「いまは”その時”じゃないんだな」と。
将来、私も我慢できないくらいやりたいことが見つかったら。そしてそれが、どうしてもいまの会社に勤めながらでは実現できないものだったら。
・・・いつか、もしかしたら、私にも”その時”がくるのかもしれません。

 

<2年目:本業回帰&プライベート充実の時期>
1年目の反省を踏まえ、活動内容をグッと絞りました。まずは本業で信頼回復を、と。そしてプライベートの変化も楽しもうと。でも書き出してみるとなんだかんだやってますね(汗)。母校の大学で教壇に立てたのは嬉しかったです。

 

入籍~引越し~結婚式披露宴。
※旦那は会社を退社し、独立診断士に(自治体(振興財団)経営相談窓口と予備校講師でベースを稼ぎながら、いろんなお仕事を開拓)
早稲田大学診断士稲門会の理事(~現在)に就任。早稲田大学で1コマ講義を担当
●研究会は2つに絞って活動。 居心地のいいMPAと、大変勉強になる事業再生研究会の2つ。
●とある助成金の審査員も経験。
●診断士向けの執筆プロコン塾「取材の学校」事務局として、第1期の立上げに参画
●執筆(「企業診断」巻頭特集「クリエイティブ脳のつくりかた」の企画主宰、など多数)
●会社では、今期活躍した人(全社で10組くらい)に贈られるアワードを受賞

 

<3年目:好きなことを中心に、の時期>
だんだんと自分の好きなこと、得意なことが見えてきます。私にとってのそれは「人前で話すこと」「人とのコミュニケーション」「インタビュー記事を書くこと」でした。もっと聞く力をつけたいな、とコーチングスクールにがっつり通い始めることに。

 

●(一社)東京都中小企業診断士協会 中央支部 執行委員、ビジネス創造部副部長に就任(~現在)。 最近書いたコラム
「取材の学校」統括講師に就任(~現在)。
●執筆(「企業診断」巻頭特集「再発見!コーチングの可能性」の企画主宰、連載など多数)
コーチングの勉強を本格的に開始(診断士の受講料の3倍くらい投資しましたw。すんごくよかった!)
●会社では、新人研修の一部を担当(財務・株式 系)
●旦那は株式会社を設立 。資料作りや調べものなど、ちょいちょいお手伝い。

 

<4年目(いま):昨年同様、好きで得意なことをメインに、の時期>
プライベートでは出産・育児を経験中。このまとまった休み!?(実際は育児の忙しさに目が回ってますが・・・)に、やりたかったことをやろう、と思いたち「合格のためのメンタルビルディング」というDVD教材を作りました。合格できる実力がありながらも、本番でなかなか発揮できずに苦しんでいる仲間が近くにいたことがきっかけです。

私自身も受験生の1年目に頭が真っ白になる失敗をしたので、様々な本を読み漁り実践してきたメンタルトレーニングをノウハウとしてまとめたい!と思いました。ちょうど学んでいたコーチングの知識・経験が、「単なる自分の経験談」ではなく「科学的・体系的に整理されたノウハウ」へと昇華させてくれました。

診断士のコンサル業も一緒だなあと思います。知識(一般論)と経験(具体例)の両輪があると、深みが増しますよね。

 

●出産(会社は育休中)
●就任した上記の役員系は継続中
「合格のためのメンタルビルディング」(以下、合ビル)の講師
●執筆(「企業診断」、書籍の編集協力(※経営者へのインタビュー原稿を執筆。4社、6万字) など多数)
●とある私立大学の講義をお手伝い


「合格ビル」が役立った!の声に感動

昨日、「合ビル」を購入してくれた受験生とランチ会を開催。彼女とはこの1年間、月に1~2回の面談も交えながらメンタルコーチとしてもかかわらせてもらってました。そんな彼女が満面の笑みで「今年の2次試験は、初めておちついて受験できました!」と報告してくれました。

彼女は複数の予備校の模試で常に上位数%に入る実力を持ちながら、本番で「パニックになり自滅」を繰り返し・・・今年の2次試験は4度目の挑戦。なんとしてでも今年こそ合格を掴んで欲しい!と願いながら、共に走ってきました。

彼女は帰りに、溢れる涙をぬぐいながらこう言ってくれました「試験よりも・・・何よりも、この1年で自分に自信が持てるようになったのが嬉しいんです」「もしおまけで、合格もしてたら・・・」。
合格がおまけ、なんていう人、これまで聞いたことありません(笑。彼女は自分との闘いに勝ったんだなあ、とすごく嬉しくなりました。もうすぐ「おまけ」も届くことでしょう♪

こんなふうに目の前の人が涙を流して喜んでくれるようなことを、もっともっと増やせたらいいな、と思った出来事でした。

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●で!? 診断士になって変わったことは・・・

最初の質問「診断士になって具体的に何が変わるんですか」へのお返事をざっくりすると・・・あくまで私の例ですが、

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☆診断士の人と結婚→出産したので、プライベート(生活)はめちゃめちゃ変わりました
人とのネットワークが格段に広がって、たくさんの刺激をもらい、友人も増えました
☆独立という選択肢が広がった上で「いまの会社を選んでる」という意識が生まれたので、会社がもっと好きになりました
※具体的に、の部分は上記参照
=====

こんな感じでしょうかね。
この4年間でやってきたことは、診断士になったから得た機会、の部分もあれば、別に診断士にならなくったって経験できる、の部分もあります。
「変わった」のかそうでないのか、って何をパラメーターに取るかで評価が変わるかもなあ、と思いつつ。

”自己採点”するならば・・・。
はい。診断士になって世界が変わりました(笑)。

え?採点基準!?
二次試験と一緒で、公表しません。

ほんの少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

こんにちは、和尚です。晩秋と言うよりかは突然寒くなってきましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

今日のテーマは
「財務が好きになる方法&参考になる書籍や問題集があれば」
との指令がリーダーから出ております。
この文章、分解すれば&以前と以降とに分けられますが、
本日は
1.財務が好きになる方法
2.参考になる書籍や問題集
3.あとがき

ということで、いきなり本文行っちゃいますよ!とはいえかなり長文になることが予想されますが、そこはほら、お約束ってことでご容赦賜りたく存じまする。

 

1.財務が好きになる方法
・・・てか自分は財務がどうして好きになったのか?という視点からお送りいたします。

和尚はこの世を忍ぶ仮の姿の職業に就いてから、ベーシックな基礎知識として
・法務
・税務
・財務
というものがあるんだぁ、というのを初めて知りました。
(中小企業診断士試験は、なぜか税務という観点は少ないような気がするけど、それは税理士の領域を侵さないためなのか?)
だって、大学の専攻は虚学(と言えるのか?)だもーん、実学は社会人になってからということで、モラトリアムを気取っておりました。

実はこのモラトリアム、経済学では
「(手形などの)支払猶予」
という意味がありますが、心理学(特に青年心理学や発達心理学)では
「自分がなんたるかを決めていない状態」
と解釈されます。いまの和尚もそうだけど。

そして、この三種類の専門知識の中で一番興味が持てたのが、法務。例えば相続や差押の順番のルール、抵当権とは?など、この辺はキュンキュンしながらテキストとか読みまくったのもありますが、

財務だけは正直興味が持てなかった、

てか、

なにが面白いのか全く分からんかった。

というのが正直なところです。

今から思えば当たり前なんですが、

ルールをわかってない

という一番ダメなパターンで、それこそ一義的に
「流動比率が大きければよい会社」
いやいや、一番好きな財務指標が自己資本比率というのですから、これだけでなにをか語らんや、です。

では、財務の魅力はなんなのか?と申しますと

「数字は嘘つかない」(粉飾決算の場合を除く)

ということです。なんていいましょうか「数字から語りかけてくる感覚」とでも言いましょうか。

うーん、表現しにくいんだけど、たとえば中小企業において組織問題を考えてみます。正直A社の組織とB社の組織とで、どちらが構成員の満足度が高いか、達成意欲が高いか、とかを測定することは厳密には不可能です。これはマーケなんかにも言えます。A案とB案のどちらが有効だったか?

何でかって言うと、そもそも前提条件(人員構成が同一、顧客が同一、販売地域が同一、販売商品が同一など)を揃えての効果測定は出来ませんから。。。それにそれを測るアンケートなるものも厳密ではないですよね。

結局のところ大学のころ尺度設定の講義で(アンケートなどの)公正な測定尺度の答えなんてない、ただ出来る限り「公正に近づけるのが目標」であることが分かった時から人間の感情や気分なんて、測定すること自体が冒涜のような気がしたわけです、はい。

財務はここが違う。時系列でも同業他社比較でも、金という前提条件が一定の尺度を媒介としたものでその会社を表すんですから、当然ある程度厳密な比較も出来るというものです。
(運営管理もそういう部分は大いにありますが、いかんせん、和尚はその分野、経験不足であります)

まま、早く本題に入るとして、和尚が体得した方法は
「ゲ●吐きながら体で覚えた財務」
であり、皆さんにはマネできない、というかマネして欲しくない方法ですが、この中にもひとつの真実があると思い、少し語ってみます。

思えばもう13年前になりますか。和尚は西のほうの大都会へ転勤になります。
その当時のボスは企業調査20年(だったと思う)の財務大得意、会社を知るにはまず決算を知るべしの方で、非常に厳しいボスでありました。
そこにはひとつの掟がありました。
それは・・・
「取引先の決算書を入手したら、「決算報告書」としてまとめ、ボスの机の上に24時間以内に提出する」
というものでありました。この掟、慣例的には翌日の朝に提出であり、実質的に24時間ないことになります。

とにかくその時間内に、前年度とのPL対比を行った上で「資金運用表」と呼ばれるCF計算書の概念と良く似た分析表をまとめ、かつ分析結果のコメントを記した上で提出せねばならないという掟でございました。

診断士試験勉強のほうがどんなにかまし、と今になっては思います。

だってさ、それこそ寝る間も惜しんで作成するんだし、それがたたって、私出勤してすぐに●ロはいて、病院かつぎ込まれたこともありましたよ。それでも病院から会社へ帰ってきたら、即立たされて説教。曰く「健康管理がなってない!」いや、そうじゃなくってさぁ、。。

当然連結決算の会社は、連・単とも分析表を作成せねばならず作業量は倍になります。今であればCF計算書を見ながら、自分の分析結果の検証も行い、短信以上のコメントも記載してやろう!と思えるところですが、いかんせん、当時の和尚にそれほどのスキルはございません。

さらに、その分析が間違っているならば、それこそ火のような叱責が待っており、どうしてそないな分析になるんや?真剣味が足らんのちゃうか?やりなおしや、ええ加減にせい!と言われて
一切の解説は、なし
という、その当時の和尚にとってはまさしく「苦行」でございました。

ある日、分析を行っていて
「売掛債権回転期間※が0.1ヶ月悪化(伸びて)いる」
会社がありました。
(※和尚注 診断士試験では「回転率」を用いますが、この業界「期間」(回転率の逆数)の方が一般的なのです)
これについてノーコメントで通したら・・・それはもう烈火のごとくの怒りを発せられ
「お前はどうしてこの変化についてなにも感じないのだ!やりなおしだ!」
という状態に陥ってしまいました。

結果的には、決算日が休日でその日が期日の受取手形が会社に滞留していたことが原因だったのです。
それを教育してやろうとしているのは十分に分かっているのですが、
和尚の気持ちとしては
「んなもん、そんな細かいとこまで気にしとったら日がくれるわ!」
という悪態しかなかったことをここに告白します。

時は流れて。。。

そのボスも退職され、私もその後なんの因果か企業調査の部門に回されます。
来る日も来る日も決算書とにらめっこする日がベースでありました。
そこまで決算書漬けにされると習うより慣れよで、さすがに企業分析のなんたるか、というのは体に染み付いてきて、なんの苦もなく財務分析がひとおおり出来るようになったある日のことです。

借入金がじわじわと増加基調を示していた会社がありました。その要因はパッと見わからない。うーんと思いながら、とりあえず回転期間の推移を5期分ならべてみました。

すると・・・在庫回転期間がじわじわと増加しているのではないですか!
これは並べてみないと分からん水準でありました。これを主たる原因として調達原資としての借入金が増加しているのでありました。
とその時、そのボスが言いたかったことが、やっと心の底から理解できました。

すなわち「細部に魂が宿る」こと。小さな変化を逃すべからず。

そういうことが「気づき」として消化されたとたん、財務がこの上もなく楽しいものになりました。数字はウソはつかないことが、皮膚感覚で理解できました。

しかし、気づいたときにはもうボスはいない。。。

診断士試験の財務にここまでの水準は要求されないか、と思います。
が、「どうしてこの指標が必要なのか?」という本質が分かっていない限り、
財務の勉強は、苦行にしかなり得ないと感じます。

たしかに私の環境は財務を学ぶのには持ってこい(というか財務で金稼いどるので「あたりまえ」の感覚ですが)の環境ではありますし、
「ではどうしてそんな財務だらけの環境にすればええのや?」という疑問は
あす18時アップのここ
で「ほんまもんの決算書をひもといてみる」ことをひとつの回答としたいと思います。

「財務に対する向き合いかた」、要は本質を知る、みずから気づく。ということが一番大事なのかと、これが和尚のひとつの答えであります。財務だけに限りませんが。。。

(PS)となると、診断士試験はダミーの決算書だから、本物の決算書が醸し出す「息吹」みたいなのは感じられないのは寂しい限りですが、本物を知っていれば、ダミーの対処法など軽くなるだろうな・・・という想像はついていただけると思います。

 

2.和尚の書評(早口で3回言ってみましょう!)~参考になる書籍や問題集~

【その1】
財務に限定ではないのですが、こないだ和尚おもろい本を読んだので、この紹介を。

試験に受かる「技術」 吉田たかよし著
岩波文庫

です。

この著者、灘中学、高校からストレートで東大理Ⅰに行って、国家公務員Ⅰ種、アナウンサー、医者というわけわからん経歴の持ち主なんですが、

勉強のやり方自体に非常に合理的に考えておられます。

和尚も、ふむふむ、とうなづくこと多し。

特に「受験時代の恋愛論」については、和尚も浪人時代、かなーーーりヤバイところまで堕ちたことがあるので、この本の内容は身に沁みました。

中小企業診断士試験は、2次試験についても適用できるところもありますが、

特に1次試験でてこずっている方。

たぶん、勉強のやり方を考え直した方がよい。2次試験何度も受けた猛者を存じているが、2次複数年受験組はほぼストレートで1次は合格していることを鑑みれば

「知識勉強のコツ」

というものを体得しているのだと思われます。

【その2】
はい、前座の話は終わって財務の話です。特に2次試験ですが。
和尚が紹介する本、それは
「イケカコ」
なんては言いません。

なぜなら、和尚の自己責任で一言だけ(では終わりそうもないですが)イケカコ不要論を申しますと、
「入り口で財務が嫌いになる可能性大」
ということがいえましょうか。

公認会計士や税理士になりたいのであればイケカコを読むべきかとも思いますし、
そこに載っている例題をシコシコ解くことも有意義ではありましょう。
でもね、中小企業診断士の試験対策としてこのイケカコを一から十までやるのは、
「労多くして、益少なし」
の感じがあります。益はあるにはあるのですよ。
ただ入り口のハードル高いので、これを乗り越えるのにたいがいの努力が必要ではないか、そう思うのであります。それゆえ、入り口のハードルを低くして、かつどっぷりつかってみて
そこでのおもしろさをわかる。というのが和尚が目指す財務の理解の仕方です。

イケカコ不要論が本日の論点ではないのでこれは後日に譲るとして。

それからもうひとつ。診断士の試験での意思決定を最終的にはするものの、イケカコ水準までは求められない、という感じがします。てか、どちらかというと「財務分析スキル」に重きをおいている感じがするのは私だけでしょうか。(分析の解釈までつっこんだ問題を出してもらえると和尚的には嬉しいですが)
その面白さを教えてくれたのが下記本です。私が上記の回転期間の開眼と同時期に出会った本でもあります。
明解!経営分析バイブル―財務諸表をスラスラ読みとくための52章 /高田直芳

です。
アマゾンを覗いても新刊での案内は出ておらず、もう廃刊になってるのかな?
この著者の生講義、某団体の集合研修で和尚は11年ほど前に直接拝聴しました。
そのときは
「何いってんのやろ、このお人」
とか、わけわからんかったのですが、頭の中になぜか残る。
ほんでもって本屋で調べてみるとこの本があって、おもいっきりはまってしまった感があります。

この人にかかわらず、自分の頭の中がブレイクスルーする財務の本は必ずありますが、この本も含めて
「道草の重要性」
というのが非常に重要ではないか思うのであります。この本、見開きページでほとんどが解説、というかいらんことのお話、というページもあります。

 

3.あとがき

さてさて、財務についてどーっぷり浸かってお話をして参りましたが、
やはり、この年になると
人生の転機
っのが必ずあって、和尚にとってのひとつの転機はそのボスからの指導だったか、とそう思ってます。
和尚のボスの指導は、いつぞや私がここでで書いた大工の棟梁から教えを請う話に哲学は似ているかと。
中小企業診断士という困難な試験に挑戦しようと思う方は
それこそ自分から苦難を求める勉強をすることも必要かと、
と明後日のブログ当番のなご氏を見るにその思いを深くするのであります。

そのボスは「師を殺せ」という格言もよくおっしゃっておりました。
師を乗り越えて師の屍を乗り越えて高みへ行け!という意味ですが、
このブログにおいては先代の道場主の先例に囚われず、高みに昇ること、
(もしかしたらイケカコ不要論ののろしをあげることかもしれない・・・)
件のボスに対しては「後進への教育方法」「中小企業の社長への財務の理解促進」について、
「自分で悟れ」だけでは効果は出ない、

だから

診断士が対象とする「中小企業の社長のおっちゃんたち」にはやさしく財務を理解できる方法を考案すべし、
だからまずは、診断士受験生には「ヒント」を与えて「気づき」を得てもらう触媒になるべし、

というのが和尚にとっての「師(=ボス)を乗り越える」ことではないかと、
その頃のことを思い出しながらこれを書いてて、そう思うのでありました。

合掌

みなさんこんにちは

勉強頑張ってますか?燃えてますか?

 

きりです。

 

今回は「運営管理の一次知識は診断士になってからこう役に立つ!」

ということで、お送りしていきたいと思います。

前回の私の記事ではH27の事例Ⅲを解いてみました。

(あまり深堀りできずすみませんでした。)

改めてちょっとこちらに触れてみますが、

今回の事例Ⅲは、

①製造現場を知っているか

②運営管理の一次知識が腹落ちしているか

を例年に比べて特段問われているように感じました。

これはどういうことか。

「診断士になるには、やっぱり製造現場のこともわかってなくちゃいけないし、運営管理の一次知識くらいはきちんと理解して、使えるようになっておいてよね。」

という中小企業庁からのメッセージと捉えてよいでしょう。

実際もしあなたが製造業の診断をすることになって、机上の空論でしか話ができない、なんてことになってはいけないから、ですね。

本来この与件の部分、それからグラフや図等に関しては、診断士であるあなたが作成する必要が大いに考えられる部分です。

「あ~、グラフがでてきた!わかんな~い!」とか言ってる場合じゃないですね。

特に今回の場合は与件の内容を簡単に理解してもらうためのグラフだったので、目茶苦茶ありがたいグラフだったわけです。

もし全くグラフの理解ができなかった、という方はすぐに運営管理(一次)の勉強をやり直しましょう。

 

さて、まぁ前置きはこのあたりにして、本題に入っていきましょう。

~「運営管理の一次知識は診断士になってからこう役に立つ!」~

 

「診断士になってから」(資格を取得してから)という制約条件を考えるとすれば、役に立つシーンは

①実務補習

②実務従事

この二つのパターンに限られるでしょうか。

まだ独立したわけでもなく実務についたわけでもない私ですから、

お話できるのは実務補習のことではあるのですが、

既にこの記事でお話してしまいました。

ですが、せっかくなのでこの記事からさらに深堀りしてみるとしましょう。

 

今回の事例Ⅲと共通項が沢山あった私の診断先の企業様(製造業)。

特定されるとまずいので、大事な部分は前回同様ぼかしを入れております。

診断先の企業様は、今回の事例企業よりもさらに規模が小さく、製造を行っている方が3~5名ほど。

ちなみに生産の方式はこんな感じ(過去の私の記事

みてもらうと分かるかと思いますが・・・

結構今回の事例Ⅲに似てますよね?

ライン生産方式のようですが、多台もちの方がいらっしゃるなど、セル生産方式も一部組み込まれています。

それから前回の記事では書かなかったことですが、ここが非常に似ていました・・・。

5Sが徹底されていないがゆえに・・・

 

 

 

作業研究がまともにできねぇ。。。

 

そうなんです。

 

今回の事例Ⅲは作業改善チーム?みたいな方々が各工程のリードタイムを分析し、鋳造工程ではなく機械加工工程にボトルネックがあることを発見しました。

しかしよく考えてみてください。

①仕掛品置き場が散在し、(しかもフォークリフトの導線上)運搬時にはその部分をよけて通っている。

②また、作業者の移動にもロスがでている。

あまりまともな製造現場ではないようです。

まず①ですが、単純に危ない!事故の元です。

フォークリフトに乗る人間も、移動するのに時間がかかっている作業者も、気付いてくれ!

そして社長!現場をちゃんとみてください!と思ってしまいます。

 

ぶっちゃけこんな状態で行った作業研究は正確だとはいえません。

本来であれば、5Sがある程度なされている状態にしてから作業研究を行う必要があります。

つまり、よくよく考えたら、この改善チームの分析はいまいち正確ではない可能性が大いにあるということです。

5sの徹底を図ったら、多台持ち工程の作業スピードがグーんと上がり、工程間のバランスをとらずともボトルネックが解消された、なんてことが考えられるわけです。

正確なボトルネックはまだわかっていないんですね。

実際に製造業に従事されていて、現場のことをよくわかってある方、それから運営管理の一次知識が腹落ちしている方は与件文を読んで「おいおい・・・。」

と思われたことでしょう。

「5S」とか「作業研究」とか、運営管理の一次で習うような、本当に基本的な話なのですが、これを理解することが本当に必要だったわけです。

実務補習の際にも、この一次知識を理解していたおかげで、単純ではありますがもっとも「基本的」で「重要な」改善提案ができたと感じました

 

実務補習においても、実務においても、それから事例Ⅲで点数を取るためにも、運営管理の一次知識は「理解」して、「使える」ことが必要になりますので、「イメージ」をもって学習を進めてみてください。

 

そして今回の事例Ⅲで全く手ごたえがなく、点数があがる気がしない、と思っている方は冗談ではなく工場見学とかに気分転換がてら行ってみてはどうでしょうか。

今の時期は合否が分からず、勉強には全く手が付かない、という人も多いかと思います。

(昨年の自分もその年の事例の復習をするくらいで、試験終了からは殆ど勉強してませんでした。)

これは自論ですが、「これから学習を開始する」という方以外は、今の時期にガリガリ勉強することが得策だとは思っていません。

特に二次試験(事例Ⅰ~Ⅲ)に関しては、考え方、イメージなどが重要になりますから、実際の企業や製造現場、お店などをみてまわって、色々考えてみるのがいいんじゃないかな~と思います。

合格発表まであと少し。なんだかそわそわしてくる頃ですね。

みなさんの合格を祈ってます。

 

きりでした。

 

 

みなさん、こんにちは、おとです。

今回は来年の2016年合格目標の受験生への内容です。

 

財務で心が折れそうな人へ

 

大手受験校の1社であるT○Cでは、財務・会計の講義に入っているころでしょうか?財務・会計のテキストでは下記の章に分かれています。

第1章 財務・会計とは
第2章 財務諸表概論
第3章 経営分析
第4章 管理会計
第5章 意思決定会計(投資の経済性計算)
第6章 ファイナンスI(企業財務論)
第7章 ファイナンスII(証券投資論)
第8章 貸借対照表および損益計算書の作成プロセス
第9章 キャッシュフロー計算書の作成プロセス
第10章 原価計算
第11章 会計規則

これを見ただけで、心が折れそうになりませんか?
学生に時代に、数学が嫌いで文系の道を選んだのに、この年になって、また数字で引っかかるとは・・・
数字が無くたって、これまで十分に仕事はできて来たし、これからもできるはずだ。

その気持ちはよくわかります。

ただ、以前のブログ(http://rmc-oden.com/blog/archives/86887)で、myaが、財務会計は「無いと始まらないもの」と言っています。私もその通りだとおもいます。

この時期だからこそできる、財務で心が折れそうな人に向けての情報です。

 

 

数字は嘘をつかない。きっと帝国重工にも正しく数字を見れる人がいます

 

いやぁ、下町ロケット面白いですね。

ものづくりとか、町工場とか、特許とか、中小企業診断士のネタになるテーマが満載です。

今は、その時間帯に見逃してしまってもiphoenのTVerってアプリがあると、通勤中でもみれちゃうんですね。いい時代になりました。

 

さて、話はもどって、この「数字は嘘をつかない。きっと帝国重工にも正しく数字を見れる人がいます」って台詞は、銀行から佃製作所に出向になっている、殿村経理部長の言葉です。

また、佃製作所の財務状況を審査した結果は「財務は71点で優良だ。そもそも、財務なんて誰が評価しても大して変わらないんだ。数字は嘘をつかないからな」でした。

 

私が数字にこだわる理由はここにあります。

 

どの会社の自分の製品には自信があります。でも、それが本当にお客様にとって良いものかどうかは、受け取る側の主観です。でも、数字は、常に客観性があるので、良いものは良い悪いものは悪いと明確に判断できます。

 

例えば中小企業の社長が銀行に対して、「自分の会社の製品は、こんなに素晴らしいです。こんな技術をもっている会社は他にはありません。だから、お金を貸してください」というのと、

当社の自己資本比率は〇〇%であり、毎年の純利益は〇〇円です。この設備投資に投資できれば、さらに売上げが〇〇倍拡大するのでお金を貸してください」というのとどっちが説得力がありますか?

後者ですよね。

他人に説明するときは、数字の裏付けがあって説明したほうが、ずっと説得力が高まります。

やはり数字は、診断士にとって「無いと始まらないもの」だとおもいます。

 

 

おすすめ書籍

さて、いろいろと言いましたが、その数字の裏付けをできるようになるために役立つ書籍をいくつか紹介します。

 

第1位(財務・会計全般)

まずはこれが基本です。
財務というより、経営とお金のとの関係が、稲盛さんの経験ともに書かれている。まずは、これを読むことをおすすめします。
お金を語るうえでの必読書です。特に減価償却費の考え方などは非常に参考になります。

稲盛和夫の実学

 

 

第2位(ファイナンス)
その名前の通り、ファイナンスについて、ざっくり分かります。私もこれ読んでから、ファイナンスの全体像が理解できるようになりました。

ざっくり分かるファイナンス

 

 

第3位(アカウンティング)

国貞さんは、財務に関する書籍を多く執筆しています。いろいろと国貞さんの書籍を読みましたが、これが一番良かった本です。これまで損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)とキャッシュフロー精算書(CF)をバラバラに理解していましたが、これらはすべてつながっていることを理解できました。
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法

 

 

第4位(アカウンティング)

私が通っている、グロービスからでている本です。クラスで話している内容が講義形式でかかれています。読みやすいので一気に読むことができます。
グロービスMBA集中講義 [実況]アカウンティング教室

 

 

第5位(アカウンティング)

再度、国貞さんの登場です。この方の本は、本当に分かりやすい。ここで紹介した本以外にも、「國貞克則」で検索するといろいろな種類の本がでてきます。是非、自分にあった本を選んでください。

超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所

 

財務・会計で心を折らないで、数字を使える武器にしてください。

 

名経営者の言葉

 

最後に、私の好きな経営者の言葉を贈ります。

『数字なき物語も、物語なき数字も意味はない』
御手洗冨士夫(キヤノン会長)

以上、おとでした。

こんにちは、うみのです。

 

2016年のストレート合格を目指している方にとっては一次対策が次第に佳境に入ってくる時期ですが、そんななかでも頑張って二次試験対策も並行して進めている方もいらっしゃるかと思います。

 

今日はそんな皆様に向けて、「読む・考える・書く」の基礎中の基礎、についてお伝えしたいと思います。

 

なぜかというと、二次対策を進めている受験生のお悩みを聞くなかで非常に多いのが、

 

「読み書きが苦手なので、二次試験の攻略の仕方がよく分からないんです…」

「国語力がないので、何から始めていいのか不安で…」

 

といったものだからです。

 

以前の記事でも書きましたが、二次試験は一次試験と異なり、「何をどう書いたら合格水準に到達するのか」のつかみどころが難しく、予備校の模試で常に合格水準であったり全国レベルで良い成績を修めている人でさえ、なぜかB~D判定を食らってしまうことも珍しくない試験です。

 

それゆえに、今の段階から「二次試験って、何をどうしたら点が取れるようになるんだろう?」を考えておくことは、ストレート合格を目指すうえで大きなアドバンテージになると思います。

では、いってみましょう。

 

 

まず二次試験に対する漠然とした苦手意識から脱却するために、前提として理解しておかなければならないことは、

 

二次試験で問われる「読む・考える・書く」のスキルは、国語のスキルとは同一ではない。

 

ということです。

国語は、日本語の文法や文脈を正しく理解し、その法則に沿って与えられた選択肢の中からより妥当なものを選ぶ試験。

二次試験は、与件文に描かれたストーリーを正しく整理して事例企業の現状を理解し、診断士としての知識を用いて、問われていることに答える試験。

このように、試験のルールもそこで求められているものも、明確に異なります。

実際に、国語が大の苦手で書くことが決して上手くない人でも、合格している人はたくさんいます。

 

この前提からスタートすることが、二次試験における「考える」の第一歩だと私は思っています。

すなわち「考える」とは、高度な持論を展開する思考ではなく、二次試験において「何が求められているのか」を実情に沿って正しく理解することなのです。

 

 

また、「書く」ことも決して、高度な論述力のことではありません。

これは以前、予備校の先生とも意見の一致を見たことがあるのですが、二次試験において求められている論述スキルとは、研究者が書く論文のような高度なロジックでも、優れた文筆家が著すような美文でもありません。

新卒一年目から学ぶような、「ビジネスライティング」のスキルが最も近いと思っています。

 

私は長年、執筆そのものや、プロのライターさんの書いた原稿をチェックすることが仕事の一部になっていますが、いずれの場合でも「ビジネスライティング」として見るときに常に最重要事項として置いているのが、「そこで求められていることに答えている文章になっているか」「ターゲットとして想定している人が読めば、誰でも一読でその趣旨を理解できるか」です。

これらを外している文章は、どんなに文法が整っていようと、美しいレトリックが用いられていようと、「駄文」であり「没」です。

 

社会人の方であれば、報告書などの文書やプレゼン資料を上司にチェックしてもらったときに、「何が言いたいか分からない」「もっと簡潔に分かりやすく書きなさい」と言われた経験がある方も多いのではないかと思います。

 

二次試験のA評価答案をたくさん読むと分かるかと思いますが、そのほとんどが、「簡潔に分かりやすい文章で、聞かれたことに対して明確に答えている」文章です。

 

そして、この「簡潔に分かりやすい文章」で「明確に答える」やり方は、ある程度「解答フレーム」としてパターン化することが可能です。

(具体的にどんなパターンがあるのかについては、予備校や市販のテキスト、合格者の答案を分析すれば同じフレームが繰り返し出てくることに気付くかと思います)

 

文章を書くことが苦手な人でも、「解答フレーム=解答のルール、お作法」さえきちんと理解しておけば、あとは一次知識や与件文の内容を対応付けるだけの“穴埋め試験”にすることができるのです。

実際に、合格者で書くことが苦手だった人のほとんどが、「解答フレーム」をうまく活用しています。

 

二次試験を始められた方にとっては、まず、この「合格答案のレベル感」をつかむことが何よりも大事です。

私は「ふぞろいな合格答案」の制作を通してたくさんの再現答案を読んだことで、解答を見れば「これは合格レベルだな」「ここが足りないからちょっと厳しいな」というのが何となく分かるようになりました。

これは別に特別なスキルでもなんでもなく、予備校や勉強会で指導している人の多くが、そういう眼を持てるようになっています。

そして、これは受験生であってもできることだと思います。

A評価答案をなるべく数多く読んでそれらの共通項を考え、合格のレベル感を頭の中に叩き込むこと。

そして自分の解答と合格答案を比較して、それを書けるようになるために何が足りないかを考え、そのギャップを埋めるために必要な対策を考えること。

過去に何度か書いてきましたが、二次試験対策とは、この繰り返しに他なりません。

 

 

ここまで読んで、何を考えるべきなのかと書き方のパターンがあることは分かったけど、それでもやっぱり与件文に向き合うと、何をどう書いていいのかよくわからない…という方もいらっしゃると思います。

それはなぜでしょうか?

ひとつ、可能性の高い答えを提示するなら、私はこう考えています。

 

以前の記事でも書きましたが、合格答案のレベル感を掴んだうえで、それでも「何をどう書いていいか分からない」場合の多くは、そもそも与件文を正しく「読む」ことができていないパターンが非常に多いです。

読み返してみて、「チェックしたはずなのに読み落としていた・・・」「与件文にヒントがあったのに気づかなかった・・・」というケースが多い方にお勧めしたい対策は、「過去問の与件文を読んで、整理・要約するトレーニング」です。

 

新聞のコラム記事などの要約トレーニングを対策として取り入れていらっしゃる方も多いかと思いますが、私自身は、最も優れた要約教材は過去問の与件文だと思っています。

 

・事例企業の課題は何で、向かうべき方向は何か?

・SWOTはそれぞれ何か?

・創業から現在に至るまでの成長の経緯は何か?

・組織人事、マーケティング・流通、運営管理、財務の観点から、事例企業の現状に対応付けられる一次知識は何か?

 

これらの軸に沿って与件文を整理してみると、読めていないポイント、気づかなかったヒントが隠れていることに気付くのではないかと思います。

以前、「与件文は社長のとりとめのないヒアリングシート」とあるセミナーで説明したことがありますが、診断士として要約・整理する視点で与件文を読むと、読む精度は大きく上がるはずです。

 

「読む・書く・考える」の具体的な対策方法については、歴代道場メンバーもお答えしていますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

 

どんなに読み書きに苦手意識があっても、正しく試験のルールと合格レベルさえ理解し、求められているものに答えるべく思考錯誤できるならば、二次試験はとてもシンプルにできていることに気づかれるのではないかと思います。

こんにちは。おはともです。
来年の一次試験を目指している皆さん、勉強しっかり取り組んでいますか?

そして今年二次試験を受験された皆さん、お疲れ様でした。
といっても、試験疲れももう癒えてきたころですね。

合格発表まで、どっちつかずの宙ぶらりんな状態に置かれているのは
なんとも気持ちの悪いものかもしれません。

さて、そんな今の時期だからこそ、
「診断士になったらどうなるのか」ということに思いを馳せてみませんか。

さきにtomoこちらで書いているとおり、
診断士という肩書を得ることで、周囲の自分を見る目が変わります。
そして、自分の行動も変わります。
見える世界が変わります。

診断士1年生の私がいま感じていることをご紹介しますね。

診断士になってこれが変わった

①これまで見えなかったものが見えるようになった。

まず最も身近なところで、自分の部署、自分の会社、自分の身近なところで起きている問題の本質について考えるようになりました。
すると、おのずとその解決方法が頭に浮かぶようになりました。

②周囲の信頼と承認を得ることが出来るようになります。

これは、資格取得者という「肩書」の効果もあるかもしれませんが、それは本質ではありません。
むしろ、肩書を持っているという自覚が自分の自信になるということ。
また肩書ではない「実力」そのものを周囲が認めるようになるからでしょう。

実力なんていうのはおこがましいですね。
試験に合格した程度では、まだまだヒヨッコです。
しかし、周囲の人は、私の言動がこれまでとは違うということに気づいたようです。
これが、「周囲の人の見る目が変わる」理由だと思います。

③自分の価値観が変わる

これまでたくさんの診断士の方々とお会いしました。
そして、私が真に尊敬できる、見習いたいと感じた診断士の先生方に、
ある共通点があることに気づきました。

それは
人のために、人に与える

という精神で行動していることです。

診断士でも、いろんな人がいます。
得意分野・活動範囲・仕事の取り方・考え方・・・

でも、私の目に最も魅力的にうつった診断士とは、
人に与えること、人を育てること、謙遜であること、自分を捧げること
を、言葉だけでなく実践している人。

人に尽くし、経営者に尽くし、というスタンスで誠実に仕事をしているであろう先輩診断士の方々を見るにつけ、
自分はこれから何を目指すのだろう、私はこれからどこへ行くのだろう、と考えざるを得ません。

振り返れば、これまでどれほど人のお世話になってきたことでしょう。
私の診断士試験受験のために、どれほど多くの人が心を砕き、
犠牲を払い、応援してくれたことか。
その支えと犠牲の大きさを忘れてはいけない、忘れたくないと、自分に言い聞かせています。

診断士試験の受験を志す前の私は、そんなこと考えたこともありませんでした。
人のお世話になっているとも、人のお世話をしたいとも思わず、
また人のお役に立てるほどの何かが出来るとも思えない。
自分さえよければいいじゃん、というちっちゃな人間でした(はい、いまもちっちゃな人間です)。

でも私が診断士資格を取得できたのは、
私自身の努力はあったにしても、
結局のところ、「知識」「励まし」そのほか目に見えないいろいろなものを
誰かが私の上に注いでくれたからにほかなりません。
あたかも、小さな苗に毎日毎日じょうろで水をやりつづけることで
苗が大きく成長し、花を咲かせるように。

苗が育ったのは、苗自身の努力によるのでしょうか?
だれも水をやらなかったら、苗は大きくなれたでしょうか。
だれかが日当たりの良い場所を選んで、苗をそこに植えてくれたのではなかったでしょうか。

そのようにして先人が積み上げてきたものを日々受け取ってきた結果が、
診断士試験合格だったのだと思います。

そんなことを静かに考えるうち、「私は診断士資格を取りました!(すごいでしょ)」なんて自信満々に言うことがいかに恥ずかしいか、という気持ちになってきます。

だからこそ、
自分にも何かやらなければならないことがあるような気がする。
資格取得とはほんのスタートラインに過ぎないのだということ、
大事なのはこれからだ、ということ。

そんなことを考えながら診断士1年目を過ごしています。

「診断士になったら見える世界が変わる」とは、
実に奥深い言葉です。

いろんな意味で、違う世界を見ることが出来ます。

いままで点だったものが面になり立体になり、360度パノラマになり、
航空写真のように上空からも見える。

そして、そこで得た小さな気づきを大切にし、
誠実に、自分のしなければならないことを実践していくとき、
この手で、世界を変えることだってできるかもしれないのです。

あなたもぜひ、違う世界を見に行ってください。

では今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。

<今週の道場(予定)>

11月24日(火)  診断士になったら世界が変わる?
11月25日(水)  【2016年合格目標向け】「読む書く考える」の基礎を考える
11月26日(木)  【2016年合格目標向け】財務で心が折れそうな人のために
11月27日(金)  運営管理の知識って診断士になってからどう役立つの?
11月28日(土)  【2016年合格目標向け】財務を好きになる方法

 

こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
今日は、先週の他の道場仲間の記事に引き続き、合格後の世界、中小企業診断士の勉強をしていて良かったなぁ~、
助かったなぁ~と感じたことについて当職なりの経験をお話ししたいと思います。
ということで、「ゆるわだ」でございます。

まずは現在の当職の状況ですが、現時点でまだ実務補習は受けておりませんので(来年受ける予定ですが、まだ未定)、
中小企業診断士の登録はできておりません。
したがって、中小企業診断士となってみてよかったなぁ~ということは書けないため、標記の題名となっているわけでございます。

1 自分自身のマーケティングを考えるようになった
やはり、中小企業診断士の勉強をして一番良かったと思うのは、
マーケティングについて初級的なところではありますが、
勉強することができたということです。
そこでの勉強を踏まえて、自分診断を行う意識を持つことができました。
当職、弁護士登録から12年経ちますが、現在は、イソ弁(居候弁護士の略)という身であり、
事務所経営にタッチしておりませんが、将来、どのようにしなければいけないのか、どのようにブランド化を図っていくのか、
いろいろと考える視点を持つことができました。
昨今の弁護士業界は合格者が増加したことも一端となり、競争が激化しています。
当職が弁護士になった平成15年当時は、法律事務所に就職できないということは殆どなかったのですが、
今や、3割程度が就職できないという状況のようです。
また、当職が弁護士になった当時の初任給は600~700万円が多かったのですが、現在では、300万円にも届かないという声も聞こえてくる。
そうなると、飯を食っていくには、マーケティングの観点も必要だなと痛感したわけです。
うちの事務所の強みは何だろう?弱みは何だろう?とか。
マーケティングの観点からいうと、うちの事務所は、伝統のある労働法務専門事務所の1つであり、すでにブランド化は図られているなと。
じゃあ、事務所の肩書を取ったときに自分個人として、どのようにブランド化を図らなければならないのだろうとか、
色々と考える作業をするようになったわけです。思考が多面的になったなぁと自分自身実感しています。

2 お客様が教えてくれる業務の内容が理解しやすくなった
使用者側の労働弁護士の場合、多くの紛争が、解雇(雇止め含む)、未払い残業ですが、
例えば、解雇をする場合には、当該労働者のパフォーマンスが悪いということが争点になることが比較的多くあります。
パフォーマンスが悪いということを裁判所にも理解してもらうためには、
当然のことながら、当該労働者が従事していた業務の内容を理解してもらう必要があります。
例えば、一口に営業といっても、会社によって営業の内容は異なるものです。
裁判所に業務内容を理解してもらうためには、まず、我々弁護士がその内容を理解しなければなりません。
そして、それを文書で判りやすく説明する必要があります。
先日体験したのは、品質保証部の従業員の業務内容。
品質保証って、なんとなく業務のイメージはつくのですが、具体的に説明となるとなかなか難しいですよね。
その道のプロであるお客様から、手取り足取り教えてもらうのですが、
運営管理であったなぁ~と思い、スピードテキストの運営管理を片手に、その業務って、これですか?と聞きながら、理解をしていきました。
ほかにも、あるシステム関連の業務についても、スピードテキストの情報システムを片手に、説明を受け、準備書面に書きました。
このように、中小企業診断士の勉強をしていて、業務の内容の理解が促進したような気がします。

3 中小企業診断士の友人が増えた
当職の場合、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士の先生方の友人は数多くいるのですが、
中小企業診断士の先生で知り合いという方は正直いませんでした。
中小企業診断士の勉強をすることで、受験生でも友人ができ、一発合格道場に参加させていただいたことでも
中小企業診断士の先生方の友人が爆発的に増えました。
しかも、同じ試験を受けて合格した方々なので、話が妙に合うんですよね。

4 日本の企業のうち99.8%を中小企業が占めていることを初めて知った
世間知らずの弁護士だなと思われてしまうかもしれませんが、
中小企業診断士の勉強を始めるまで知りませんでした。
中小企業が日本を支えているということはよく新聞等で読んではいましたが、実感が沸いていませんでした。

5 日経新聞の「新興・中小企業」欄を読むようになったこと

日本経済新聞を読んでいるのですが、中小企業診断士の勉強をはじめるまでは、「新興・中小企業」欄は読み飛ばしていました。

しかし、中小企業診断士の勉強を始めてから、読むようになり、これが結構面白いことに気づかされました。

ほんと、中小企業診断士の勉強をはじめて視野が広くなりました。

以上が、中小企業診断士の勉強をしたことでよかったなぁと感じたことです。

 

で、最後に。。。ちょっとばかし宣伝を(笑)

11月20日、日本法令から、書籍を出させていただきました。
題名は、「使用者側弁護士からみた標準中小企業のモデル就業規則策定マニュアル」です。

当職のボスである寺前隆弁護士、妹弁である宮島朝子弁護士と一緒に書きました。

アマゾンはこちら(アマゾンは一時的に在庫がないようなので、日本法令からお申込みいただくと早いかもしれません)

日本法令はこちら

これは、就業規則の整備が進んでいない中小企業に焦点を当てて、どのような就業規則を策定するのが良いのか、
身の丈に合った就業規則を策定するために考えるべき点は何かを意識して書きました。
主なターゲットとしては、
中小企業の経営者、中小企業に関わる士業全般(もちろん中小企業診断士も含まれます)です。

中小企業診断士の勉強を始めたことによって、このような着眼点を持つことができたと感じています。

その思いについては、書籍の「はじめに」を読んでいただければと思います(はじめに①はこちらはじめに②はこちら)。
ご興味がありましたら、ご購入をご検討いただければと思います。
ちなみに、多くの友人からサインを(笑)なんて話もいただいてますが、サインは恥ずかしいので遠慮させてもらってます。。。

 

こんにちは、 Xレイ です。

今日は、2016年度一次試験に向けて経済学。

ストレート生は、「まだ経済学なんて学習していない」という方が多いのでしょうか。そのような方には、今後学習した際の参考になればと。

 

ミクロ経済学からスルツキー分解、そして、その応用として出題の可能性がある異時点間の消費
スルツキー分解については、以前にもこちらで扱いました。内容は重複しますが今一度それを確認した後、そこでは説明しなかった異時点間の消費(二期間消費モデル)に移っていきます。

前半のスルツキー分解のポイントは、以下の二つ。
 3つの変数を扱っている
② 補助線の引き方やその意図
ここに着目をします。

後半の異時点間の消費は少々難しいところでしょうが、来年こそは絶対に60点以上をという方は、知っておいた方がよろしいのではないでしょうか。

 

スルツキー分解

“スルツキー分解のグラフがイマイチ解りづらい”
それは『3次元を2次元で表しているから』です(たぶん)。

無差別曲線とは、

図1

例えば、図1の左のような縦・横・高さ軸を持つ3次元の効用関数を、あたかも上から見て投影したかのように2次元化したもの、と捉えることができるでしょう。

その2次元化したグラフに、予算制約線を書き加えてみると

図2

例えば、このように。
よく目にするスルツキー分解のグラフです。

そこで仮に、このグラフは最適消費点が点Lから点Nに移ったところを表しているとすると、このとき何の値が変化するのか分かりますか?

答えは、X財の消費量Y財の消費量効用の大きさ
3つの値が変化します。

つまり、スルツキー分解のグラフは2次元でありながら、3つの変数を扱っているということです。まずは、ここをしっかりとおさえておくことが重要です。

 

それでは、スルツキー分解です。

図3

いまX財の価格が低下して、最適消費点が点Lから点Nへ変化したところです。

もう少し詳しく言うと
「X財の価格低下によって、X財の最大消費量がBからCへと増加した。
それに伴って、予算制約線がから水色へ、また、最適消費点は点Lから点Nへと変化をし、効用がからピンクへ向上した。」
とこんな感じでしょうか。

このようにX財の『価格が変わったことによる消費量の変化』のことを
価格効果(全効果・全部効果)』といいます。

この価格効果、すなわち、点Lから点Nへの消費量の変化は、以下の2つの効果が合わさったものです。

まず、X財の価格が低下すると、2つの変化が起こります。
① Y財と比べて相対的にX財が安くなる(2財の価格比が変化する)
② 実質的な予算(所得)が増加する

すると、その各々の変化は、2つの効果を生み出します。
① X財とY財の消費の比率を変える
② X財とY財の消費の全体量を変える

そして
①の効果を『代替効果
②の効果を『所得効果
と呼ぶのです。

すなわち、価格効果代替効果所得効果分解され
価格効果』=『代替効果』+『所得効果
と表せます。
これが、スルツキー分解です。

そこで試験では、
代替効果による消費量の変化はどの程度?」
所得効果によってX財の消費量は増えたの、減ったの?」
などなどグラフを通して聞かれるのです。

それでは、図3の代替効果所得効果がどれ程か調べてみましょう。

いま価格効果は分かっているので、あとどちらかが分かれば引き算です。
そこで、代替効果を求めてみます。

代替効果』とは何なのか。先ほどよりも詳しく言うと、
『財の価格比が変化したとき、いまと同じ効用を得る
ための消費量の変化です。

それではもう一度図3を見てみます。

図3

X財の価格が低下したことによって、
確かに、2財の価格比は変化しています(予算制約線が水色へ)。
しかし、効用も変化してしまっています(無差別曲線ピンクへ)。

代替効果
は価格比が変化したときに同じ効用を得るための変化なので、
価格比(=予算制約線の傾き)は変化後のままにして、
効用(=無差別曲線)は変化前と同じ状態に戻してみましょう。
すると、代替効果が分かるはずです。

それをグラフで行うと、図4。

図4

変化後の予算制約線(水色)と平行な補助線
変化前の無差別曲線()と接するように引く
ということになり、そこで新たな消費点Mを得ます。

そして、最初の点Lからその新たな点Mへの変化こそが『代替効果』。
あとは 『価格効果』=『代替効果 』+『所得効果』なので、
残りの変化、すなわち、点Mから点Nへの変化が『所得効果』となるわけです。

グラフにまとめて、図5。

図5

 

以上は、X財の価格低下という局面でみてきました。
他にも、①X財の価格上昇 ②Y財の価格低下 ③Y財の価格上昇
のパターンがありますので、各々おさえておきましょう。

図6

 

以上がスルツキー分解です。

 

異時点間の消費

中小企業診断士試験では、平成19年度第16問のようにスルツキー分解の応用として出題される可能性があるほか、平成25年度第13問では単にグラフの傾きや切片が問われました。これらは正答率が低かったはずです。もちろん出題者はそのこと想定済みで、半分以上の受験生が間違えると踏んで出題しています。7、8割の受験生が正解できるような問題に、このような問題も織り交ぜながら全体の難易度を調整しているので、この辺りをしとめられれば自ずと得点上位となるはずです。

それでは。

図7

これは、ある消費者の生涯を2期間に分けて
各々の期間における所得と消費の関係を考えています。

横軸の第1期は若年期、縦軸の第2期は老年期を表していて、
第1期の所得をY1、第2期の所得をY2 とし、それを所与としています。
(定年前と定年後、Y2は年金といったイメージでしょうか)

第1期(横軸)はY1の所得に対して、C1の消費
第2期(縦軸)はY2の所得に対して、C2の消費
を行います。
(変数は実数値、要するに物価の変動は考えない。また、生涯所得はすべて消費に充てる、要するに子孫に財産を残さない。)←よく分からない場合、あまり気にしなくても大丈夫でしょう

そこで例えば、第1期に貯蓄も借入もできないとすると、この消費者は予算制約線上の点Aで消費をすることになります。つまり
第1期(横軸)の所得Y1を、すべて第1期の消費C1に充てる
第2期(縦軸)の所得Y2も、すべて第2期の消費C2に充てる
ということです。

まずここまでは、仮定と言いますか決め事です。グラフの意味(見方)をしっかりとおさえましょう。

 

それでは、第1期に利子率rで貯蓄・借入が自由にできるとき
どうなるか。

図8

予算制約線上のすべての点での消費スタイルが可能となります。

点Aより右側の消費点は、第1期に借入を行ってまで消費をする場合です。
このとき、第2期の消費C2は、所得Y2より少なくなります
それは、第1期での借入を第2期で返済しなければいけないからです。

また、点Aより左側の消費点は、第1期に貯蓄を行う場合です。
このときは逆に、第2期の消費C2は、所得Y2より多くなります
もちろん、第1期の貯蓄を第2期で使えるからです。

そして極端なケース、つまり第1期、第2期のいずれかの消費をゼロとした場合の消費点が、それぞれY切片X切片になります。

第1期の消費C1=0 の場合がY切片
このとき、第2期でできる消費C2は (1+r)Y1+Y2 となります。
第2期の全所得Y2に加え、貯蓄した第1期の全所得Y1に利息も付いてくる、ということです。

第2期の消費C2=0 の場合がX切片
このとき、第1期でできる消費C1は Y1+Y2/(1+r) となります。
第1期の全所得Y1に加え、借入れた第2期の全所得Y2から支払わなければいけない利息を除いた額、ということになります

ここで、“第1期の所得Y1の方が第2期の所得Y2よりも価値がある”
ということが分かりますか?
これが、財務会計でも出てくる現在価値の概念です。

グラフに戻りもう一つ。
予算制約線の傾きは -(1+r) となっていて、利子率rに依存しています。

 

そして、例えば

図9

のような無差別曲線を持つ消費者の場合。
最適消費点である点B(第1期の消費がC1’、第2期の消費がC2’)
で消費をします。この例では
“第1期に(Y1-C1’)の分だけ、第2期へ向けて貯蓄をした”
ということです。ちなみに、
(Y1-C1’)(1+r)=(C2’-Y2)
となるのですが大丈夫でしょうか。

 

さてここで、利子率rが上がるとどうなるでしょう。

図10

先ほどいったように、予算制約線の傾きは -(1+r) なので、
新たな予算制約線は、X軸に対して傾きが急になります。
また、その新たな予算制約線も必ず点Aを通ります
それは、利子率rが変わっても、所得Y1、Y2は変化しないからです。
よって図10のように、予算制約線は点Aを軸に回転したような変化となります。

すると図9の消費者は、例えばこのように消費を変化させます。

図11

これは、利子率rが大きくなったことによって、
『第1期の所得の価値(≒価格)が第2期と比べて相対的により高くなった。また、実質的な生涯所得も増加した。』
そのため、最適消費点が点Bから点Cへ変化したということです。
つまり、この変化を『価格効果』として捉えることができるのです。
すると、『代替効果』と『所得効果』にスルツキー分解が可能となり

図12

このように考えることができるので、スルツキー分解の応用として扱われ可能性があるのです。

しかし、このモデルの本当に重要なところはおそらくそこではなく、
合理的に将来のことを考える消費者”が将来のことを考慮して現在の消費を決める、と仮定しているところにあるのでしょう。
ここが、マクロ経済学のケインズの消費関数にはない考え方で、ライフサイクル仮説恒常所得仮説といった消費の理論の基礎になったということなので。

 

話を戻して、上では貯蓄・借入が自由にできる場合をみてきました。しかし現実には、貯蓄は無理をすれば誰でもできますが、借入はそうはいきません。
そこで、貯蓄はできるが借入が全くできない場合はどうなるか。

図13

このような予算制約となります。
つまり、点Aよりも右側の消費点を選択できなくなります。
すると、“第1期に借入してまで消費することが最適な消費者”は、やむなく効用を下げて点Aで消費をすることになり、図14。

図14

本当は借入をして、の無差別曲線との接点で消費をしたいのですが、無理なのでやむなくピンクで、ということになるのです。グラフから効用が下がっていることが確認できます。
この借入ができない制約のことを、流動性制約といいます。

以上が、異時点間の消費です。

 

余談ですが、前段で触れたように平成25年問13で、途中説明したY切片と傾きを問われましたが、問題はその設問のグラフ。
線分OB>線分OA
に見えますよね。
これ本来、利子率rは正でしょうから、縦軸と横軸の単位、縮尺といったものが等しければ必ず
線分OB<線分OA
となるんですね。
そのようにきちんと描く必要はないのですが、少々意地悪だなと。グラフの形状を信用して、傾きを間違った方もいらっしゃたのではないでしょうか。

 

さて今回は、スルツキー分解と異時点間の消費をみてきました。
前半のスルツキー分解は、本試験では頻出で、解ってしまえばそれほど難しくもないので、確実に得点したいところです。

それでは、また。  Xレイ

 

皆様こんにちは、tomoです

 

今、二次試験受けられた方は結果待ちまですっきりしない方もいらっしゃると思いますし、

これから一次試験を来年に向けて準備される方はエンジンをかけ始めている・・・

皆様にとって今はちょっとブレイク?期間かもしれません。

そんな時期である今日お送りするテーマは【企業内での診断士の活かし方】です。

企業内診断士は9割ともいわれていて、多くの方が選択する道だと思います。

私も診断士として独立するのではなく、今の商業コンサルに活かす道を選んでいます。

そんな中で仕事をするなかでの活かし方を挙げてみたいと思います。

 

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●まず、前提として、診断士資格保有を会社にアピールする!

 

これはそもそもですが、大切だと思います。

業界によっては周りの人は診断士の事を知らない方もいるかもしれませんが、

人事の部門や上層部の人は知っていますし、仕事をしながら難関資格を取得したことは必ず評価してもらえます。

(これを取得したといったら辞めるんしゃないかと思われるという方もいますが、そこは自己判断で・・・)

私も専務から直接お祝いをしていただきましたし注目度が格段に上がります。

そして人事に通して名刺に肩書きを書いてもらう。

客先に行ったときに先方が知らなかったとしても国家資格を持っている士業ということで信頼度は確実に増します。

診断士をきっかけに会話がつながることもありますし、今後会社としてどういうドメインを設定して進んでいくべきですかね・・と相談されることもあります。

無責任なことはいうべきではありませんが、そういう場面で考えて応えることは確実に力になりますし今までの知識をフル活用してご助言するものいいかもしれません。

 

●学んだ組織論などの知識を実務に活かす。そしてわからないことは業務に関連付けて深堀する。

 

今、実際に企業で働いていて一番診断士資格が役にたっているなと思うのは、一次試験の知識というよりも、二次試験で鍛えた、相手の意図をくみ取り、自分の意見なりを論理的にプレゼンテーションする力です。

上司がいう事、お客様がいう事を、整理して理解する。そしてそれに対してどのように論理的に伝えるかを‘考えて’表現します。

また、一次試験でも活かせることが多数あります。例えばリーダーシップ論。人によってどのようにレクチャーするのがいいのははタイプによって異なります。

それをまず知っている、知っていないには大きな差があります。後輩に教えるときもこの人はどういうタイプだろう?どうするのが効果的か?と考えます。

また体系的に組織論を学んでいると自分の会社の構造が客観的に見ることができたりします。

ウチの会社はここがいけていないなあとかいろいろ思う事もあるかもしれません。でもそういう時にではどうすればいいのか?それを自分の仕事に落とし込むとどのように自分は動けばいいのか?という考える連鎖が始まります。

診断士で学んだことをスタート地点にして、そこから日々の業務の中でも学びを加速させていく・・・

それが診断士という資格の企業での活かし方ではないかと考えるのです。

 

●社外のネットワークをどんどん広げていく!

これは診断士になったら確実に社外の出会いが増えます。

診断士仲間とも交流が増えるのはもちろんですが、今までイチ会社員ではつながることができなかった経営者などとも対等に(少なくとも気後れはしなくなります)会話ができます。

他の会社の頑張っている人たちのネットワークに入ったり、自分からどんどん学びのネットワークを自信をもって広げられるようにもなります。

私も今までは、一人の女性として色々な集まりに読んで頂いたりはしましたが、今では士業のtomoとして参加して、そこからいろいろ情報交換をしてどんどんネットワークを広げています。

ぜひ、診断士を取得の際は最大限、ご自身の世界を広げてみてください。

 

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以上、ゆるわだ的にかかせていただきましたが、一言でいうなら

『診断士はゴールではなく、スタートなのでそこからどんどん成長する土台にしてください』という事です。

よく、診断士になったら世界がかわるとか言われると思いますが、本当に自分自身の学びの姿勢も周りの環境も全く変わります。

ぜひ、今後受験される皆様にもこのような<変身体験>をしていただきたいと思ってやみません。

心より応援しております。

 

本日は、財務・会計の知識がどのように診断士になってから役立つか?というお話

 

いきなり逆説的なお話で恐縮ですが、極論を言いますと、財務分析ができない人は良い診断士にはなれない、と私は思います。

つまり「役立つ」というより、無いと始まらないもの、というのが私の財務・会計に対するイメージです 

 

 

企業診断における財務・会計

私は金融機関に勤務する企業内診断士ですが、専門的な部署に配置されてしまっているため、悲しいかな診断士としての活動は全くできておりません

独立して診断士として活動しているわけではありませんので大きな事はいえないのですが、少なくとも、実際の診断の手順をなぞらえていると思われる実務補習だけ見てもその重要性は見て取れます。

私の周りでは、以下のような流れが、診断の現場(少なくとも実務補習の現場)ではスタンダードでした

==================================

①最初決算書(及び確定申告書)が3期分程度渡される         (下手をすると勘定科目明細がないときも

②当社の財務状況を読み取り、課題の仮説をたてる

③公開情報から裏取り/仮説の補強

④現場で聞く質問を考え、質問の選定

⑤現場に行く

⑥ヒアリングと現場の目視で仮説の検証

⑦課題の特定

⑧助言の検討

==================================

最後の方は端折っている部分は大きいですが、大まかな流れはこれでハズレてはいないと思います。

これを見ていただいてもわかる通り、財務とは、全ての起点となる、まさに企業診断の導火線

これがスムーズにできなければ、闇雲に課題を探しに行くことになってしまいます。

 

また、よく「財務3表を読めば、社長の考えの半分くらいは理解できる」と言いますが、まさにその通りで、やはり決算書には会社がよく表れます

 

彼は、渡された決算書をぱらぱらとめくると、一言こういった。

「御社の問題点は、〇〇が〇〇なことですね」(ニヤリ)

「…な、なぜそんなことがわかるのですか!?」

 

これこそが私が企業診断(金融機関の仕事)で最も楽しい瞬間のひとつです笑

さながら中小企業の安楽椅子探偵!

特に独立を目指している方には必須の「ツカミ」の能力じゃないでしょうか?

 

財務「は」楽しい!

このように財務は楽しいんです

でも財務・会計に診断士試験対策で初めて触った方は、アレルギー、出ちゃいますよね?

 

私も金融機関に入社しておきながら、数字を見る事すら大嫌いだったので、

何をちまちまと計算ばかり…こんなものが何の役に立つんだ

そんな事よりも、営業は相談してもらってナンボ!

つまり話が面白くて、雑談で盛り上がって、なんでも最初に相談してもらえるよう仲良くなれば良いんだ!

…と、入社2年目にして本気で思っておりました

 

まぁはっきり言って、雑談ばっかりしに来て、肝心の商売の話をしたら全く分からない金融機関職員なんて、会社に来なくて良いですよね時間の無駄です(笑)

 

今振り返ってみれば、私が財務・会計が嫌いな一番の原因は「よく分からない」事でした。

 

「細かい事がいっぱい書いてあるし、何が書いてあるかよくわからないからキライ

 

そんな私でも、財務・会計が面白いと思いはじめることができたのは、國貞克則さんの財務3表シリーズを上司に勧められて読んだところからでした。

基本的には財務3表の繋がりがわかる本なのですが、実に財務の楽しいところ(安楽椅子探偵っぷり)が分かりやすく解説されています。

 

2016年合格目標の方で財務にしっくりきていない方、財務・会計は絶対に診断士として避けては通れないものです。

だからこそ、できる限り早い段階でこの「よくわからないからキライ」を、「よくわからないけど面白そう」に変える必要があります。

そのとっかかりとして、一度手に取ってみてはいかがでしょうか

 

きっと新たな発見があると思います

 

それではmyaでした。

 

皆さん、こんにちは!Nicoです。

 

先日の二次試験お疲れさま会にご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございました

試験のうっぷんが溜まっていた?人が多かったのか、特に事例Ⅱに関しては、様々な意見が出るわ出るわで、非常に盛り上がっていたかと思います

二次試験の合格発表まであと3週間、あともう少しの辛抱ですよ!

また皆さんと美味しいお酒が飲めることを楽しみにしています

 

 

今回のテーマは「診断士の知識はマーケティングの現場で役立つのか?」となります。(少しテーマを変更しています。)

このテーマで、つい最近思ったことがあるので、ゆるわだでつらつらと書いていきたいと思います。
皆さん、どうなんでしょうね。

「今まさに役立っている!」という方もいるでしょうが、「そこまで役立ってないじゃん…」という方もいるかと思います。

正直に言うと、今のところ、私はどちらかというと後者です。

 

私は現在、モバイルアプリのマーケティングに従事しており、具体的な業務は、プロジェクトにおける市場調査、売上予測、プロモーションプランの立案・実施、SNSの運用、WEB広告の運用等、多岐に渡って(何でも屋)担当しています。

頑張って診断士の資格を取得し、8ヶ月経過しますが、実は培った知識と実際の業務の間に距離感があることを感じていて、会社ではイマイチ活かしきれていないな~、とずっと悩んでいました。

確かに色々な知識を詰め込んだわけですから、視野は広がってはいるんです。ただ、実際の業務に活用するには、あまりにも遠い感覚。でも、折角頑張ったんだから、今の仕事でもしっかり活かしたい。

「やはり、現場中心のマーケターと診断士ではマッチングしないのか?」

「扱っている商材が特殊だからか?」

など色々と思いを張り巡らせていましたが、つい先日、通学しようとしている英語学校の説明会に行った際に、「なぜ日本人は英語を勉強しても、話すことができないのか?」という話があり、自分が悩んでいた「なぜ診断士の知識が活かせないのか?」ということと、非常に似ていることを発見し、目からウロコでした。

 

そこでは先生がこのように話していました。

英語を勉強しても話せないのは、「理論」にあたる単語や文法と、「実践」にあたるビジネスシーンでの会話では、脳の回路があまりにもかけ離れているから。大人の脳になってからは、「理論」と「実践」どちらかに偏ってはダメで、「理論」と「実践」の間には緩衝材が必要。その緩衝材となるのは、WritingReadingであり、日本人はそのトレーニングの量があまりにも足りない。書けないことは話せない。読めないことは聞けない。当たり前のことだ。

 

この話を聞いて、「診断士の知識が活用できていない」こともメカニズムは同じであると思いました。つまり、診断士で培った知識を実務で使えるようになるためには、緩衝材というトレーニングが必要だということです。しかも、尋常でないトレーニングの量が。

現状、効果的なトレーニングはわかってはおりませんが、中小企業でのマーケティング支援やマーケティングの勉強会に主体的に参加しつつ経験値を積み、また、様々な人との交流を通じて、「理論」と「実践」の穴埋めをしていければなと考えています。

結局は仕事に役立てようとするならば、それ相応の努力をしないといけないということですね。
記事を書きながら、よくよく考えてみると、「今」の知識でどうにか活用できるやろ、と思っている自分がいたわけですね。恥ずかしいことに

この資格は取ってからが勝負であって、受け身の姿勢では得られるものが少ないぞ!

この資格を仕事で役立てたけりゃ、もっと外に出なきゃ!

そう強く思う、今日この頃です。

 

以上、Nicoでした。

みなさまこんにちは。

 

今日のテーマは、

「この時期にやっておくべきこと」

 下記の3ポイントからお伝えします。

 

全体把握

計画立て

科目学習の前提見直し


■全体把握

予備校のカリキュラム的には、
企業経営理論を終え、
財務に差しかかったころでしょうか?

わたしの受験生時代、

こんな声が聞こえてくることがありました。

 

「・・・で、試験って、いつだっけ?」

「このあと、どんな流れで勉強していくんだっけ?」

意外と、
初期時点では「試験概要」だけでなく、
「どんな流れで学習を進めるのか」
「このあと、どんな科目を学習するのか」

わからない!知らない!という受講生もちらほら・・・

 

今後の学習を効率的にすすめ、

着実に合格への段取りを積んでいくためにも、

まずは「全体感の把握」を抜かりなく

 

■計画立て

「全体感」を把握したら、
個別対策&スケジュール
落とし込んでいきます。

これから4月頃にかけて
7科目を順次インプット⇔アウトプットし、
5月になればやや直前期。

 

そこからは、
7科目の復習→同時回しタームに入るので、
今の時点で
「大枠の全体計画はイメージしておきたい

 仕事やプライベートの予定も見据えて、
大枠の全体計画を立てておきます。

それを月ごと、週ごと、日ごとに細分化したのが
短期スパンの学習計画

 

あとから科目がどんどん積み重なってきます。

自身のペースをつかむためにも、
「大枠の全体計画」のイメージ&策定は有効

 

 

■科目学習の前提見直し

5月以降、
7科目の復習&同時回しタームでは、

各科目、
「理解していること」
「基本的な問題は解けること
」が前提

 

まだ時間があるようで、
実はそんなに余裕はないのです

その時点で「よくわからないな・・・」
という科目、論点を放置していると、
のちのちやってくる「同時平行期」
泣きをみます

 

各科目は、
各科目の学習ターム内
基本理解を済ませておくことが前提。

もし、いま学習を進めている
「企業経営理論」「財務」で、

「よく分からなくて放置」
「理解できない箇所」
残しているのだとしたら、
今のうちにクリアにしておいてください

そして、次の科目からは
「科目ごとの学習ターム内で基本理解」
意識してくださいね

 

まるでした。

<今週の道場>

11月17日(火) この時期にやっておくと良いこと
11月18日(水)  一次知識を診断士になってどう役立てるか~マーケティング編~
11月19日(木)  一次知識を診断士になってどう役立てるか~財務編~
11月20日(金)  一次知識を診断士になってどう役立てるか~人事・組織編~
11月21日(土)  2016年度合格目標:経済学特別講義~スルツキー分解と異時点間の消費

 

こんにちは、ぽらーのです。
題名に2次試験の事例Ⅲ(運営)・事例Ⅳ(財務)とありますが、本日の記事は主に2016年度合格目標の1次・2次初受験の方々向けに書いた記事です。
そのような方は1次試験対策の真っ最中と思いますが、T●C予備校生であれば未学習であろう運営管理の内容や先々2次試験の内容も絡めて書いております。「2次試験なんて先のこと今は考えられないよ~」という声も聞こえてきそうですが、診断士試験合格を目指すを上で1次試験と2次試験とのつながりを意識して学習することは重要であり、短期合格のポイントであるとも考えますので、ゆるい話題(ゆるわだ)だと思って少しお付き合い下さい。
なお、先月2次試験を終えられた方には、少々平易過ぎる内容かもしれないですが、ご了承下さい。

2次試験の事例Ⅳでは経営分析が良く出題されます。
経営分析とは貸借対照表や損益計算書から経営指標の数値を計算するものですね。
1次試験の財務でも各指標の計算結果を求められますが、1次試験では経営指標の計算式が分かること、問題にそって計算できること、その結果を元に劣っているか優れているかを判別できることなどの知識が問われます。
事例Ⅳにおいては、D社という主人公とD社とほぼ同規模で同じ業種・業態の同業他社が与えられ、与えられたD社の概要説明(=与件文)をもとに経営指標における数値を比較して、D社の優れているところ、劣っているところを分析させ、今後の課題を述べさせるような形式で出題されます。ここでは事例Ⅳの経営分析では1次知識で学んだ経営指標を用いた分析能力と助言能力が問われると言えます。

話の視点を少し変えます。
私たちは日常会話では「何と比較して」をあまり意識せず、大きい、小さい、長い、短い、易しい、難しい、早い、遅いなどの形容詞を使うことが多いと思います。
例えば、「私の通勤時間は30分と短い」と述べた場合、ここで言う「短い」とは、通勤時間の標準や平均との比較を暗黙の前提にしていると言えます。
首都圏の通勤者の平均的な通勤時間は分かりませんが、私には1時間半だと少し長いかな、45分を切ると割と短い方とではないかいう感覚があり、その感覚がここでいう「短い」の根拠です。
ぽらーのは、診断士の学習してから、形容詞を使う際は常に何との比較してそうなのかを意識するようになりました。この意識自体はとても単純なことですが、物事を論理的に考える上では大切なことかなって思ってます。
つまり、分析し評価するには比較対象が必要であり、当たり前ですが比較対象が無いと評価はできないということです。比較対象としては平均、理想標準、他社(者)、前年実績、計画など、その評価目的に応じて様々でしょう。

話を本題に戻し、次は2次試験の事例Ⅲです。
事例Ⅲにおいては、主人公のC社で製造において何らかの問題が発生してます。
そこで診断士としてC社で発生している事象を分析して問題点をあぶり出し、経営者にその問題点をを指摘して、改善策を提言するというのが典型的なパターンです。問題点をあぶり出し改善策を提言するためには、今後、学習するであろう運営管理の知識を応用が必要となります。

ここでいう問題点というのは、本来あるべき姿や理想標準に対して現状とギャップがある場合におけるそのギャップです。
在庫が多いとか、生産リードタイムが長く顧客の求める納期に間に合わないとか、ボトルネック工程があり稼働率が低いとか、歩留まりが低下しているとか・・・など、製造において様々なムリやムダの問題が生じている状況です。このように事例Ⅲでは主に製造現場における効率の悪化が問われますが、その理由として最初の頃はうまくいっていんだけど、顧客ニーズも含めた外部環境の変化によって既存設備や従前の生産方法ではうまく対応できず、不具合や効率の悪化が事象として発生しているというパターンです。

 

【本日のまとめ】

診断士には様々な能力が求められると思いますが、その中の重要ものの一つに分析能力があります。
2次試験において分析能力を問うような問題は4つの事例全てにあり、全てに共通していると言えます。
しかし、本来のあるべき姿や理想標準、あるいは同業他社との比較において、事例企業としての問題点や改善すべき点を問うような分析能力については、事例Ⅲと事例Ⅳにおいて特に問われる傾向があると考えます。これらの分析能力はマーケティングでの将来への提言のような華やかさはなく、どちらかというと地味で細かい改善指摘などになりがちなイメージですが、ぽらーのとしては事象や数字を基にした客観性の高い分析をもとに事例企業をより良い方向に導く点において大変有意義であると考えますし、事例Ⅲと事例Ⅳに共通する性格ではないかとも感じます。

T●Cでストレート生として受講されている方は、財務を終えると次は運営管理が待っていますね。
今の財務と12月からの運営管理が一つの学習のヤマだと思いますし、学習ペース確立の意味でもとても大切な時期とも言えます。
今日の話は少し先々の話も含めたゆるい話題ですが、「今、何を学んでいるのか」ということを2次試験とのつながりにおいて感じてもらえることで、今後の診断士学習がより楽しく充実したものになれば良いなぁとも思い、事例Ⅲ・Ⅳに共通する分析能力の所感からのとめない記事を書きました。

1次試験では覚えることも多く、とても大変かと思いますが、1次試験対策での鉄板な知識が2次試験でも大きな武器になることは間違いありません。運営管理において2次試験の事例Ⅲとのつながりで言えば生産管理が重要論点です。その中でも2次試験で問われる頻出・重要論点については特に意識して基礎的な知識固めを徹底することが、より短期での合格可能性を高めることにつながると考えます。

以上、ぽらーのでした。

こんにちは、二代目執筆陣のらいじんです。

さてさて、本日は二代目登板・診断士よもやま話の日。先代特権でゆる~い話題などつらつらと書こうと思っていましたが、昨日のなご診断士への熱い気持ちを読んで、なんかそんなこと書いてみようかなって気分。

とはいっても合格後の高揚感とか達成感とか、そういうものからは遠ざかってますのでね、まぁ先代ってことで、「診断士になって、実際どうなのよ」てなことを書いていきます。

は、早いもので来年3月には診断士になって丸5年。あっという間という気もしますが、それは歳のせいかな。まぁそれなりに変化のある5年でした。

巷では「資格を取れば世界が変わる」といった言葉を耳にすることがありますが、これは結構というか相当胡散臭い。資格を取れば、そこにはバラ色の世界が待っていて・・・なんて、フツーに考えたらあり得ないですよ、ハイ。

とはいえ、私の知る限りにおいて、診断士資格を持っている方々のほうが持っていない方々に比べ、転職や独立など自ら新たなステージに進んでいる人の割合が高いのは事実。もちろん、そのような希望があるから診断士を志すのでしょうから、当たり前の話なのかもしれません。しかし、総じて転職、独立した方々は苦労こそしてそうですが楽しそうです。

まぁ他人の心の中は見えないし、苦しくても決してそんなことは表に出さないでしょうから、他の診断士の方々が“診断士になってどうなのか”は私にもホントのところはわからないわけですが。

それでは・・ということで、この5年間で私にあった出来事で、診断士試験挑戦が関連したと思っているものを列挙していきます。それを「楽しそう、いいなぁ」と思うか、「へぇそんな程度か、つまらん」と思うかは皆さんの自由。
現在でも企業内診断士なので、あまり多くはありませんが・・ま、興味があれば続きをどうぞ。

ちなみに、診断士試験に挑戦を決めてから合格するまでの雑感は大昔にここにまとめているので、そちらも興味があればどうぞ。
ということで、以下は診断士になってからのことね。

 

・道場の執筆陣に加わった。ブログも書いたことなかったし、そもそも書き物嫌いだったけど、何とかなるものだと知った。

・診断士で組織する幾つかの研究会を覘いてみた。知的好奇心をくすぐるもの、コンサルとしてのスキルアップを図れそうなもの、サークル的で楽しそうなもの、様々な研究会があった。

・診断士の方の名刺が、あっという間に山のようになった。

・会社にて、他部署が主張するポイントを深く理解できるようになった。

・会社における自分の業務の位置づけが理解できるようになった。

・上司の求めることが理解できるようになった。

・知人の務める企業のスタッフ向けに単発ものの研修を実施した。

・自分の務める会社で研修を実施した。

・大学で1コマ出張授業を行った。

・資格学校の恩師を通じて多くの診断士を目指す方々と交流を持った。

・平日夜や週末を使って、企業のコンサル業務を行った。知らない業界を短期間でも深く勉強すると、自分の考えに広がりがでることを知った。

・経験のない部署への移動の打診があり即答で受けた。経験がなかったため不安だったが、知識はあったので期待のほうが大きかった。

・どこの部署でもやっていける自信を得た。

・名刺に中小企業診断士と入れた。以外と資格について知っている人が多く驚いた。

・身の回りの新たな商品やサービスを見つけると、背景や戦略などいろいろと調べることが好きになった。

・障害者雇用に積極的な会社を訪問し会社のあり方を考える機会をもった。

・様々な会社の経営者の話を聞けた。世の中には知らないことが多いことを実感した。

 

何のまとまりもなく、単なる列挙・・・。まだまだあるのですが、きりがないのでこの辺でやめときます。

ん、それで結局診断士になってどうなのよって?

 

「世界が変わった(笑)」

というか、自分が変わったから世界が違って見えてきた

社会人としての知識が豊富になったことで、わかることが増え、できることが増えてきたことによる変化は当然。

加えて診断士になり人間関係や活動範囲が広がったことで、「やる」ことの大事さと楽しさ、「やる」「やらない」を主体性を持って決めることの大切さ、を思い出したんですね。
その結果、自分の周りには楽しいことが沢山あるぞってわけ。

ということで、「診断士になって、実際どうなのよ」の私なりの結論。

 

この資格、なかなかいい感じ!

 

では、今日はこれまで。

 

by らいじん

 

なごです。

皆さん、二次試験お疲れ様でした。やり切った方、悔いの残る方、勉強時間が取れなかった方も見えれば、試験会場に向かうことができず悔しい思いをした方も見えるでしょう。いろいろな想い、喜怒哀楽こそが次へつながる力となります。まずはその想いを大切にしてほしい、私はそう考えています。

 

また、この時期だと診断士を目指そうと勉強をスタートされた方もお見えかもしれませんね。どんな資格かよく分からないけれども様々なことを学べそうだ、とか、自分の社会人生活の中で箔をつけたい、そんな方も見えるかもしれません。

 

そんな皆さんに共通するのは、これからの先、一年間の歩み方についてどうすべきかという疑問。初めて学ぶ方は自分自身の目標を見定めるために、そしてこれまで学んできた方は、どうしても試験勉強としての学びに偏りがちな二次試験を終えて、改めて自分の立ち位置を確認するために、今日は診断士のアンカー的なことについて触れていきたいと考えています。

 

中小企業診断士。士業と呼ばれる資格は様々ありますが、他の資格と比較するとちょっとした特徴が浮き出てきます。
まず他の士業と比べて同じ点。国家資格であること。当たり前ですがステータスはそれなりにあります。また表裏一体の関係でもありますが、試験の難易度もそれなりにあります。そのため、個人差は当然ありますが、だいたい1,000時間が合格するために必要な勉強時間の目安と言われることが多いです。

 

逆に他の士業と比べて違うこと。これは特定業務が無いことです。例えば宅建士だと重要事項説明という法定業務があり、これは無資格では実施することができません。特定業務があるために、資格取得者の業務が必ず発生するため、そこにビジネスが成立します。だから独立して生計を立てている方(法人)も多数あるというわけです。
対して中小企業診断士には特定業務がありません。企業にとって必ず必要である、という資格ではないわけです。そのため資格取得後も企業内で活躍する診断士(企業内診断士)が多い資格なのです。

 

では皆さん、なぜ特定業務の無い診断士を目指すのでしょうか

 

ここからは私見を挟みますが、多くの方が「自分自身のスキルアップ」「自分自身に自信をつけたい」など更なる高みを目指して受験されるケースが多いと考えています。また次へのキャリアアップを目的とされている方もお見えです。
そのため「仕事が暇になったから勉強しよう」という人よりも圧倒的に「忙しいけどなんとか時間を捻出して勉強しよう」という前向きな意識の方が多い気がします。会社でそれなりに活躍している人はすでに仕事を多く抱えており、業務が楽なはずがありません。でもさらに高みを目指すために受験する人が多いこの資格は、誰しもが時間を捻出する能力に長けており、おのずと周りの受験生からやる気という刺激を受けることも多数ある資格であると言えます。

 

また特定業務が無いため、特定の業界に縛られず、幅広い分野の方が受験しようと試みる資格でもあります。私の周りの合格者を見渡しても、独立している方のほか、弁護士、検事、税理士として活躍する人がいますし、メーカー、商社、金融、広告代理店などの企業で働く人もいます。また営業、企画はもとより、管理畑の方やSEも数多く見えますね。

 

そんないろいろな人たちが集まる診断士。逆に共通点と言ったらなんでしょう。

 

これは「ヒトが好き」ってことなんじゃないかと最近思っています。
診断士として活躍したいと考える人は、中小企業の社長さんたちと会話する中で経営指南をするわけなのですが、他人の会社を全力で支援するってことは、ヒトが好き、っていう大前提が無いと成り立たないと思うのです。
また自分自身で上を目指したい人にしても、学んだ知識を使って論理的に考え、知識をベースにした説明ができるようになりたい、誰かに対して影響力のある行動ができるようにという考えが根底にあると思うのです。

 

ヒトが好きっていう人物って、同じ匂いのする人を集めます。だから診断士の集まりって、「ほかの士業の集まりに比べて明るいね」ってよく言われるのですが、たぶん私以外の診断士の方もそう感じているのでは、と思っています。
一発道場でも過去に何度か勉強会などを実施しているので、初めての方はそういう場に参加されると私たちのような診断士の方たちの素顔が見えると思いますよ。

 

 

さて、では診断士に必要なこととはなんでしょうか。
私は「社長の想いに寄り添ってあげること」だと考えています。
社長は孤独な業務です。会社のことを考え、社員のことを考え、未来のことを考える。そんな社長と共に前を向く仕事、それが診断士にとってもっとも大切な生業だと考えています。でも決して迎合するわけでないのです。社長が考える想いを具現化するのです。

 

簡単な例をあげましょう。
先日の二次試験で出題された事例Ⅱのケースです。
組合の代表理事は、「セミナーをきっかけに」「商店街全体の活性化が必要である」と考えています。「志を同じくする若手」も賛同し、「協力的」な機運が高まっています。「低価格食品販売を主とする」「総合スーパーとのすみわけが重要である」ことにも気が付いており、「短期的」な「イベント」で「商店街と接点を持ってもらう」ような人を呼び込む施策が必要なことも分かっている。
でもやり方が分からないため、「非食品小売店の店主からは売上増加効果が現れていない」と言われてしまうわけです。

また商店街の皆さんも、近隣の工場が移転し、顧客層が変化したことには気が付いているため、店の雰囲気を「大人が落ち着いて食事ができる」場所へ趣を変えていっています。
でも商店街の人たちは大人だけでしか見えていませんので、高級マンションを購入した世代の子供に商機を見いだせないかと助言をします。
さらに店主たちは自分たちの物件しか見えていませんので、空き店舗を利用することでターゲットを呼び込むことができないかと助言をします。そんな社長の意に沿った想いを具現化するのが診断士の仕事であると考えています。

 

 

また事例Ⅲを見てみましょう。
社長は少しでも利益をあげようと必死に努力をしています。季節変動が激しい商材は会社の収益に影響を与えますから、余力のあるうちに見込み生産で規格品を作ろうとする。でもその想いが裏目に出て、仕掛品が邪魔になり機械加工工程に不具合が生じています。
収益は上げたいけれども、どうしていいのか分からない社長に対して、ボトルネックの元凶となる問題点を明確に指示し、改善方法を示すことで課題を解決する。寄り添いつつ、問題点の本質を見つけ、具体的な解決策を提示する。それが診断士であるのです。

 

そういう意味でいくと、診断士と対極にあるのは「アナリスト」「ジャーナリスト」かもしれません。(アナリスト、ジャーナリストの方、ごめんなさい)
「どうして出来ないのか」「なぜやらないのか」と詰問するのではなく
「一緒にすすめていきましょう」
みたいなスタンスが診断士には必要であると考えています。

 

ある本にこんなことが書かれていました。
「コンサルタント(診断士)はクライアントのことを「彼ら」という呼び名を使ってはいけない」
「「彼ら」という言い方には「自分のパートナーや仲間でない」というニュアンスがある」

 

私たちは診断士として、社長の想いを達成するため、寄り添い、ともに考え、そして行先を指南する役目がある。指南するためには多くのことを知り、様々な社長からの申し出に対して、的確に対応する必要があるのです。

「こんな会社にしたい」
「部下の有給をどうしたら良い?」
「社内のモチベーションが下がってきているが」
「大型機械を導入するか迷っている」
「仕掛品が多い」
「景表法にひっかかると聞いたが」
「クラウドってなんだ」
「助成金を使って事業拡大できないか」

多くの問いに対して、それなりの勘所を持って応える。そんなことを求められるのが診断士であると考えています。

 

そのためこれから一次試験を学ぶ人は、7科目が待ち構えると思いますが、どっぷりと学びの世界に身を置いて、知識を積み重ねてください。得意不得意があるので、基本的には苦手強化を重点的にやっていただく必要がありますが、予備校などが最初に授業を行う企業経営理論は、得意だと思っても全力で取り組んでください。理由は二つ。一つ目は診断士を受験する人は皆、そもそもこの科目が好き(得意)なため、試験のハードルは他の科目に比べ相当高いということ。二つ目は将来、診断業務を行う上で、企業経営指南の根幹としてずっと必要な知識であるということです。

 

また二次試験を残している人、また今年残念な結果で来年を目指している方は、視野を広げる意味でも、単なる勉強に縛られず、自分自身の勉強がどんな場面で役に立つのか、どんな学びをこれからする必要があるのか、客観的に見つめてみるのも良いと思います。私が一年目試験に落ちた時は、2月まで本を読みました。試験勉強という型にはまる勉強スタイルは、ややもすると視野が狭くなるというデメリットがあります。意図的に枠を広げるような行動をすることで、脳のメモリーが増やす、そんな感覚も将来には必要です。

 

最後に。
診断士は、大変魅力的な資格であると思っています。これは試験に合格してから再認識したというより、想像以上に魅力的な資格でした。知識が増え、仲間が増え、様々な機会が増える。受験に対する負荷は大きいですが、多くの人に目指してほしい資格です。

今日はここまで。なごでした。

こんにちは、和尚です。
秋も深まりかけてきまして、
皆さんお風邪などお召しになっておられませんか?

まる→mya→おと・・・と平成27年の事例Ⅳを解説したのなら、最後の四天王である、自称邪鬼であるこの和尚が華麗にオーラスを飾りたく〆ます・・・なーんてこと言わないですよね、この和尚が。。。

今日も通常運転で参りますよ。

おと記事の中にもありましたが、先日おと&和尚で平成27年事例Ⅳを語る「プレ」対談をSkypeで行っております。なぜ「プレ」となったのか深ーいワケがあるのですが、それはリーダーのみぞ知る、ってことで、お許しくださいませませ。

その対談中で和尚の事例Ⅳにかける愛情を語らせていただきます。近日中に本対談があり公開予定ですので、請う!ご期待、ですよ。
(それにしてもおと氏ですが、対談してみて私以上に財務を愛していらっしゃることがわかり、安心しました!(なにを?))

さて。

本日11月13日は、キムタクや倖田來未の誕生日ではありますが(フュージョンバンドのカシオペアの昔のベーシスト櫻井さんと今のベーシスト鳴瀬さんが同じ11月13日の誕生日だとは今ウィキって知った、ちなみにおと&和尚も同じ誕生日です)、歴史的に記念日的なものはないのかなーと探していたら、

1921年 – 日本で高橋是清(たかはしこれきよ)が第20代内閣総理大臣に就任し、高橋内閣が発足。

ですって。

この高橋是清、実は総理大臣としてよりも、大蔵大臣としての評価のほうが高かったりします。
調べてみたら、7回も大蔵大臣を務めております。
この人苦労人で

勝海舟の息子とともに米国へ留学しようと思って渡米したら騙されて奴隷として使われたとか、

17歳で英語の能力を買われて佐賀県の唐津藩の藩校の主任教授になったとか、
(きり追加記事を待ちましょう!(笑))

芸者の太鼓もちをしていたとか、

英字新聞を訳して毎日新聞へ持ち込むとか

学校の友人に騙されて借金を背負わされるとか、

若かりし頃、なかなかファンキーな生き方をされておられます。

さて、彼の大蔵大臣としての手腕が遺憾なく発揮された時期を順に示しますと・・・

1927年(昭和2年)に昭和金融恐慌の発生で、請われて田中内閣で大蔵大臣を努めて、モラトリアム(支払猶予制度)や紙幣の大量印刷によって当面の金融危機を回避しました。

1931年(昭和6年)には、政友会総裁の犬養毅内閣において4度目の大蔵大臣となります。犬養内閣では金輸出の再禁止(12月13日)をして『管理通貨制度』への移行を促しましたが、これは日本の通貨が兌換紙幣から不換紙幣へと切り替わる『金本位制度の放棄』を意味しておりイギリスに次ぐ移行の早さでした。

金本位制を放棄して管理通貨制度に移行したことで、『金の保有量』に制約されないフレキシブル(柔軟)な積極財政政策を行いやすくなり、大量の国公債発行による公共事業や軍事への投資が可能になりました。
(和尚注:結局のところ金本位制は原理原則から鑑みれば、その国が持っている金の量の範囲内しか紙幣を発行できないゆえ、貨幣流通量による経済操作はその金の価値の範囲内でしかできないことになるんですよね、多分)

高橋是清はケインズ政策の先駆けとも言える公共事業・軍事予算を活用した『積極財政政策』を実行して、大量の国際を日銀に引き受けさせることで財政規模を拡大しましたが、国債・通貨の大量発行によってインフレが発生してデフレスパイラルの大不況を離脱する原動力となりました。
(和尚注:この強調してある部分の流れ、理解してくださいね!)

国民経済を破綻させないレベルのマイルドなインフレを発生させることで、デフレスパイラルによる物価・労賃の下落や雇用の減少を堰き止めることができるのですが、これを『リフレーション政策・インフレターゲット』といいます。
(参考・引用:高橋是清の積極財政政策・管理通貨制度への移行、http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/history001/showa003.html)

アベノミクスもリフレーション政策とかインフレターゲットを2%にするとかやっておりましたが、すでに80年以上前の政策の焼き直しだったわけですわ。

この高橋の政策は、IS-LM曲線モデルで説明できると思われます。
昭和6年に高橋是清が大蔵大臣になるまでは、デフレ不況で国民所得は低下しておりました。

そこで、是清は

・赤字国債を辞さない財政投資により、IS曲線を右上方へシフトさせる

・さらに貨幣の大量発行により、「マネーサプライ増加」→「利子率低下」→「投資需要増加」→「国民所得増大」というケインズ・ルートを発生させ、LM曲線を右下方へシフトさせる。

の財政政策と金融政策のダブル施策でこの不況を救ったことになります。

この他、マンデル=フレミングモデルでも説明可能かと思われますが
(どうも固定相場制から変動相場制への移行も行ったようだ。高橋が蔵相になるまでは円高不況であったらしいです)ここは、どなたかのヘルプを期待したいところです(と逃げる)。

 

さて、この高橋是清の生涯は転職に転職を重ねた、まさしく波瀾万丈の人生でしたが、和尚が一番印象に残ったのは時代は少し遡るのですが「ペルーでの鉱山探し」でのエピソードであります。

最終的にこの鉱山は使い物にならなく、彼はこの事業に全財産を奪われ、非常に貧乏になったのですが、そこから上記のように総理大臣まで出世したのは凄いと思います。

この鉱山事業のあらましをかいつまんで申しますと・・・

ある人の協力な「推し」により、明治22年にペルーのカラワクラ銀山の鉱山採掘会社の新設に関わった高橋是清は、現地視察が必要であることから日本を出発、サンフランシスコを経て、ペルーのリマヘ。ここから高山鉄道でアンデス山脈の中程、チクラの街に到着します。

カラワクラはこれよりさらに山奥になるのですが、ここチクラは既に日本の富士山より高い4000mの高地。非常に寂しい街であり、高山病か、はたまたちょっとした失望からか、彼はめまいを感じながら宿に到着します。

あたりは既に暗くなっており、かつアンデスの夜は非常に寒い。

かれはブルブル震えながら、チェックインを済まそうとすると、宿の親父が見かねて、防寒服を差し出し、こう言いました。

「高橋、これ着よ!」

★★★★★★★★★

さーて今週の和尚さんは!
1.道草教養シリーズ
2.編集後記

でお送りいたしマース!

■■■ここから本文■■■

1.道草教養シリーズ~財務会計編

いつもいつも、タイトルを考えていただいて恐縮です、リーダー。
確かにね、私は財務得意だと公言してますが、こうもいつも「財務」「財務」「財務」「財務」・・・とせっつかれては、さらに「おと&和尚の朝まで生財務」なんてやらされたら、たまには財務以外の違うことを言いたくなるじゃないですか・・・

確かに財務以外に取り柄はない私ではありますけれども、プンプン!と思いながら、

もう一度タイトルを読み直してみると・・・道草!ってあるじゃないですか!

「道草」
(名)スル
①〔「道草を食う」から〕目的地へ行く途中で他の事に時間を使うこと。「-してはいけません」
②道端に生えている草。
③夏目漱石の小説。
(大辞林 第三版を一部改竄?)

そうですね、これを今日のテーマに租って申し上げるならば、
「目的地=合格」
もしくは財務のスキル獲得に向かう途中で他のことに時間を使うこと。

ありがとうございます。大いに道草ネタ語らせていただきます。

では、二つばかしの道草のお話を。もしかしたらどこかでお話ししたかもしれませんが。和尚の持ちネタ。

(1)減価償却のお話。
受験勉強で悩まされたであろう減価償却ですが、興味を持てると思われるお話をひとつ。

クイズです。
以下の資産の勘定科目はなんでしょう。
①乳牛
②肉牛
③柿の木


§
Ω



はい、時間です。
答えを言いますね!
①と③が有形固定資産、②が棚卸資産です。
②の肉牛が棚卸資産って、なんだかちょっとかわいそうと思うのは和尚だけでしょうか。当然売られていくんですから、スライスやミンチにされるんですから、
原材料→仕掛品→商品
の勘定科目の変遷をたどるんでしょうね、肉牛
ただし、後述しますが、種付けの肉牛は有形固定資産です。なんだかなぁ。。。

ちなみに、和尚の地元(と言い切れない・・・)の松阪牛は、子牛としてもらってきて牧場で育てて出荷するまで2年くらいかかりますが、これはワンイヤールールを適用せず、営業循環基準で「1年以上」在庫に計上されることを、蛇足として付け加えときます。

次に①ですが、なんだか乳牛が固定資産っておもろいでしょ?
で、当然固定資産だから、耐用年数ってのがありますが、何年だかご存じです?
これ、税法で決まってるんです。
くわしくはここ
(ちょっと長いページだけど)

これによると、乳牛は4年(下記コメントにて、「酪農に詳しい受験者」さまからお教えいただきました。ありがとうございます。)になるかと。上述した種付け用(くどいなー)の牛は5~6年と決まってます。
で、知り合いの酪農家から聞きましたが、乳が出ないようになった乳牛はミンチにされるらしいのです。
その場合、当然ながら
有形固定資産除却損の計上をする、
ということは、もう財務を勉強してきた方ならピンと来ますよね。

最後に③ですが、この表によれば
「桃栗3年、柿8年」というのは、償却年数表では役に立たない諺だということが知れます。

実際には
「桃20年、栗25年、柿35年」
(全然、語呂がよくない・・・)
が償却年数だと言うこととともに、柿の果実が採れる期間は桃栗より長いことを今知りました。

ということで、減価償却も意外なものにも適用される、ということがわかりましたね!

(2)社長のキ・モ・チ
今度は、決算書について。
ここでも問題です。
中小企業の社長は、決算書をつくる意義をどのように感じているでしょうか?


§
Ω




§
Ω




§
Ω



*・・・ちょっと長め?

はい、時間です。
教科書どうりの「決算書をつくる意義」は、決算期間における正確な損益状態を図るため、とか、BSを作成することにより、正確な財産状況を把握するため、とかが出てくるんでしょうが、

まず、決算書を作る意義は

・税金を払うため(仕方なく)

です。和尚は断言します。毎年毎年決算を楽しみにしている社長さんは、ホンの1割いるかどうか。

このニッポンの中小企業の多くの社長の気持ちは

めんどくせーーーーーーーーーーー

これに尽きます。
我々中小企業診断士(含む成りたいと思う人)は、こういう気持ちの理解とともに、

なぜ決算作業が必要なのか?

を税務処理だけでなく、管理会計の意義から、中小企業の社長のおっちゃんたちに分かりやすく説いていくことが、使命でないでしょうか。

最後の小ネタ。

この税の徴収方法、実は租庸調の時代から変わらないとおもいます。

自分で今年の作物の取れ高を計算し、そこから税率を掛け算して、その税金に相当する穀物を背負って奈良の都まで納めにいく・・・・

のが1300年前の日本の納税の姿であれば、

自分(税理士を使うことも可能)で今年の儲けを計算し、その儲けの額に応じた掛け目、控除額を控除し、それを「自分で」税務署に納めに(銀行振込に)行く・・・

「お前ら、日本国に住まわせてやってんだから、自分でもうけを計算して、申告して税金を納めやがれ!」

という政府の上から目線は1000年前も変わらぬようです。

 

2.編集後記
さて、和尚の道草財務、いかがでありましたでしょうか。

そもそも、財務って興味が持てないのよ!とおっしゃる方、このような

「よこしまなトリビア知識」

をテコに自分に興味を持たせていく、というのもよい手段かと思われます。

まずは、根元的な人間の欲求

「知りたい!」

と思う心を最大限に増幅して、勉強へのモチベーションアップに生かしていただきたい、ということで、本日は〆といたしましょう。

合掌。

 

3.補記

と、一旦終わっておいて、今回は補記もあるのよ。

前座の話で出てきた高橋是清ですが、前回の反省もあるし、前座の話で何しようなと考えてて、
ネタが詰まったときの

♪今日は何の日気になる日~

をやろうと思ったら、高橋是清さんが総理大臣になった日だとわかって、そしたら、オチはあれしかねーよな、ということでwikiで調べて、一旦は書き終えました。

しかし!この記事を書いてから、図書館で「もっと是清(なれなれしい)のこと知りたいなー」と思って蔵書検索かけたら、

天佑なり  高橋是清・百年前の日本国債(上)(下)/幸田真音 角川書店/平成25年

を発見、一気に読んでしまいました。
読んで、ちと目から鱗の部分があって、さらにこうして追記をしている次第。オチも元ネタは226事件の青年将校が射殺する前に、将校が云々というネタなのですが、これを読んで、最期の前の描写をそんなに軽く描くにはあまりにも立派すぎる人であろうと思い、和尚が改編しました。

もともと幸田真音は証券ディーラーでもあり、金融ものを得意とする作家で、以前から和尚蔵書には入っておりました。中日新聞で連載やってるころからなんとなーくは知っているものの、日経みたく最終面に掲載されてないので、ついつい読み飛ばしていたので、精読いたしました。

す、すると!この高橋是清、まさしく診断士試験のために歩んできた人生ではないのか?と思わせることしきり。繰り返しもありますが、
・初代特許局長で、特許法の礎となる「工業所有権保護条例」を発布
・上記の通り財政政策、金融政策を実施、ケインズより先んじてたとも言える経済政策を推進
・戦費調達のため国債発行に邁進
・実業家として商品取引会社や鉱山開発会社を運営

と、法務、経済、財務、経営、運営とかなり診断士試験と関わりをもったお方でございます。

この和尚、元来戌年生まれだけに、犬も当たればなんとやら、
棒に当たって楽しむような人生を送っておりますが、今回のこの高橋是清さんについては、この道場に関わりがなければ、ここまで深く知ることもなかっただろうと、改めてこのご縁に感謝する次第でございます。

それにしても、昭和初期の激動の時代に80代の老齢の彼しか大蔵大臣を務める人物がいなかったのか、とともに、そのような功績ある人物がテロに斃れてしまったことは、戦前日本の不幸でもあった、と和尚は感に入るのでありました。

合掌。

みなさんこんにちは
勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです。

今日は事例Ⅰ、Ⅱに引き続き、事例Ⅲを解いてみましたので、「俺の事例Ⅲ」、にはなりますが、参考程度にみて頂ければと思います。

ちなみに今回の事例、私の実務補習の診断先様の課題とかなり似ておりまして、解いていて非常に面白かったです。

また、事例Ⅲの問題としては、ここ数年の中で最も事例Ⅲらしいなぁ、と思いました。難易度は普通かな?
特に一次の知識をしっかり理解されている方、製造現場に精通されている方にとってはシンプルで比較的簡単な事例だったと思います。

では早速参ります。

 

第1問

(設問1)

強みを2つ列挙するということですね。
ちなみに大事なのは「自動車部品分野に参入する場合」の部分。

この問題は「落としてはいけない問題」だと思いますが、比較的みなさんできたのではないでしょうか?
(思い悩むほど色々書いてなかったし、書いてある場所もまとまっていたし。)

切り口として、
①生産面では~
②営業面では~、

と書いているとなおよさそうです。

内容としては、①高い鋳造生産能力、鋳造~塗装までを行う一貫生産体制を有すること
②鋳造技術に精通したエンジニアにより営業が行われており、高い提案力があること

こういった内容がロジカルに書かれていれば問題なさそうです。

(設問2)
自動車部品の受注獲得によるメリットですね。
この設問は与件に答えがあまりかかれていません。
類推する必要があります
あまり冒険せずに無難に言及できることを書くのがよさそうだなぁ、と思いました。

メリットは売上・費用の面では①売上向上が図れること
②設備稼働率の向上により、1生産単位あたりのコストが低減できること

生産・技術面では③顧客の要求への対応を行う事で、さらなる技術の向上とノウハウの蓄積ができ、さらなる受注獲得の機会がうまれること

この問題は割りと難しい・・・かな?

あ、そうそう、売上構成比において建設資材費が55%なので、この依存度(リスク)が低下する、という内容は書くべきと思います。(やはり完璧な解答はなかなかかけませんね。)

(設問3)
短納期のための改善策ですね。
ここに関しては与件に分かりやすくかいてあったので、わりと易しかったと思います。
必要な改善策は①5Sの徹底や、移動スペースの確保する事で、フォークリフトや人員の移動時間を減らすこと
②機械加工工程のネック解消のため、運搬や段取り作業を他工程の人員にさせ、工程間のバランスをとること

こんな感じになりますかね~。
あとは機械加工工程が多台もちなので、レイアウトの改善はいれたかったですね。
あくまでイメージですが、全体的にここの作業場はレイアウトがしっかりしてなさそう。
それからフォークリフトが通りづらくなる場所に仕掛品おいたらいかんでしょ笑
そもそも5Sが徹底されていない証拠ですよね~。
余談ですが、5Sの徹底なんかはトップが主体となってしっかり浸透させることが大事です。

第2問
第1問の(設問3)との切り分けがややこしい問題

問題点は、鋳造工程に着目しすぎあまり、機械加工工程がネックになっていることに気づかず、日常的な残業が生じている事
改善策は、機械加工工程の非稼働時間削減のため、運搬や段取り作業を改善すること

う~ん、書いていて微妙だなー、と思いました(^^;)
もうちょっと具体的に書きたかったな~という気もしますが、「具体的に書け」
の文言がないので、このくらいでしょうか。
ここも割りと難しい問題

第3問
この問題は書けること(選択肢)が少ないので、どう書くか、が重要でしょう。
うまいことキーワードを詰め込めば点数がもらえそうな問題。

情報系の問題は近年の事例ではもれなく出てきていますね。

どういう情報を活用するかは、事例Ⅲではほとんど決まっています。

資材、在庫、受注、進捗、余力、現品、生産計画、受注予測、等

この辺りが頭にあれば解けたのではないでしょうか。

みんなそこそこの点数はとってきそうですね。

納期遅延の解消には、全工程の生産計画の立案を図り、受注や製品に応じた細かい生産統制・納期管理を行う。
その際活用すべき情報は、製品・在庫情報、生産進捗・余力情報、過去の受注実績や顧客の話を基に算出した高精度の受注予測情報、である。

こんな感じでしょうか。

やっぱり解いたあとに、「もう少し上手くかけるよな~。」と思っちゃいますよね。

第4問

いよいよラストですね。
140字問題と非常に長いですが、あまり詰め込み過ぎないようにしましょう。

切り口としては、

①質について、②納期、費用について

で分けると分かりやすいでしょうかね?

強化すべき点は、①軽量化・複雑形状化要求に対応できるだけの高い鋳造技術②ITを使った効率的な生産体制
理由は、①農業機械部品と産業機械部品は受注が増加しており、要求に対応して技術向上できれば、
新たな受注拡大に繋がるから。②効率的な生産体制の構築により、短納期化、低コスト化が進み競争力強化に繋がるから。

こんな感じでしょうか。

今回の事例で課題としてチェックしていた作業環境の改善と若手人材の確保はこの設問の答えに使ってもよさそうですよね。

(どこかの予備校の模範解答につかってありました。)

でき感としては6~7割くらいかな?
大体こんな内容がロジカルに書けていれば問題ない気がします。

ちなみにすみません、今回は75分くらいで問題用紙に書いて、問題用紙に落とし込んでいないので、字数なんかは訂正していません。

1年のブランクがあるのでお許しください。すみません。

まぁやっぱり事例Ⅲに関しては、一次知識を腹落ちさせることと、現場のイメージをしっかりつかむことが大事だな~と改めて思いました。
ちょっと今回解いてからまとめるまでの時間があまりなかったので、これくらいの言及でしたが、気になることがあればコメントくださいね。

きりでした。

みなさんこんにちは、おとです。
先日、2次試験を受験した方とお疲れ様会をやりました。本試験の話もいろいろでて、非常に楽しい飲み会でした。

合格発表の12月11日まであと1か月です。合格発表後は、どちらの結果になっても忙しい日がまた始まります。残りの1か月を有意義に使ってください。

 

さて、本題に入ります。この道場ブログでは続々と、先日の2次試験の感想がアップされています。

事例Ⅳについてもmyaとまるが書いています。

myaの事例Ⅳを解いてみた(mya)
http://rmc-oden.com/blog/archives/86234

【平成27年度2次本試験】事例Ⅳ所感(まる)
http://rmc-oden.com/blog/archives/86139

事例Ⅳの全体像については、彼らとほぼ同じ意見なので、私は、別の視点から書きたいとおもいます。

 

今回のテーマは、「経営分析って結局なにを選べばいいの?」です。
まず、以前私が「10分でわかる「経営分析」で指摘した13の指標を単純に計算してみました。

 

D社

同業他社

良悪

収益性

売上高総利益率(%)

17.67

17.14

売上高営業利益率(%)

2.79

2.5

売上高経常利益率(%)

2.28

2.29

×

効率性

棚卸資産回転率(回)

19.55

20

×

有形固定資産回転率(回)

5

4.67

売上債権回転率(回)

4.89

6.22

×

総資本回転率(回)

1.9

2.2

×

安全性

当座比率(%)

113.46

244

×

流動比率(%)

115.38

248

×

固定長期適合率(%)

86.89

63.73

×

固定比率(%)

212

101.56

×

負債比率(%)

352

98.44

×

自己資本比率(%)

22.12

50.39

×

 

先日、「執筆引退」したふうじんの最後のメッセージで「人並みの答案を当たり前に書けば合格」とありますが、この経営分析選びも同じことが言えるとおもいます。

つまり、上の13野指標のうち、自分がどれが正解かと考えるのではなく、100人いたら、過半数が選ぶだろうという指標を書くことが大事です。

 

 

私の場合、経営分析を勉強した初期のころは、「インタレスト・カバレッジ・レシオ」とか、なんか難しい指標を選んで「俺って、こんな指標まで知っていんだぜ。すごいだろう」って思っていました。

はっきりいって、こんなマイナーな指標を選ぶ必要はありません。繰り返しますが、100人いたら、過半数が選ぶだろうという指標を書くことが大事です。
では具体的に、どんな指標が選ばれているのでしょうか?
現時点で模範解答を公開している、受験校の経営指標をまとめてみました。

 受験校

①長所

②課題

③課題

O社

売上高総利益率

売上債権回転率

自己資本比率

T社

売上高総利益率

売上債権回転率

負債比率

A社のT

有形固定資産回転率

売上高対利息比率

当座比率

A社K

売上高総利益率

売上債権回転率

負債比率

M社

売上高総利益率

売上債権回転率

自己資本比率

L社

有形固定資産回転率

当座比率

売上高営業利益率

 

これをまとめると、

<長所>
売上高総利益率       4票
有形固定資産回転率     2票

<課題>
売上債権回転率       4票
自己資本比率/負債比率   4票
当座比率          2票
売上高対利息比率      1票
売上高営業利益率      1票

 

となります。

 

はい、これで終わりです。

繰り返しになりますが、「自分はこれが正しいとおもう」とか、「この指標は間違っているなぜならば〇〇だから。」というのは、あまり建設的ではありません。

私が2次試験の勉強を始めるときに、「2次試験は、貴方がどう考えるのかを試す試験ではない、教科書的にはこう言うだろうなぁということを当てる試験です」と言われました。

繰り返しになりますが、ふうじんの「人並みの答案を当たり前に書けば合格」と、同じような意味です。

 

 

また、私がラストメッセージで書いた、「悪あがき5カ条は」お役にたちましたでしょうか?これについては、後日、財務四天王のひとりである、和尚と座談会を予定しています。お楽しみに。


悪あがきの5カ条

 

  1. みんなができる経営分析は確実に得点を積み上げる
  2. 記述問題の白紙は絶対にダメ。なにか書けば点数はもらえる
  3. 難しい問題は、他の受験生も難しい。諦める勇気も必要
  4. 損益分岐点分析(CVP)、キャッシュフロー(CF)、正味現在価値(NPV)で勝負が決まる
  5. あきらめたらそこで試合終了です。

こんにちは、うみのです。

先週から始まった「平成27年度2次試験分析シリーズ」、今日は「俺の事例I」ということで、考えてみました

事例を解くのは一年ぶりですが、楽しかったです。

2次試験の翌日にも書きましたが、今年の事例Ⅰはおおむねオーソドックスな問題構成だったかな、と思います。

 

※事例Iの与件文はこちら を参照

 

☆今年のA社の特徴をまとめてみると、

 

①創業期

いち早く流行の兆しをとらえてスポーツ市場に参入→コア技術で業容拡大→価格競争で経営危機

②第一の転換期

成形技術の高度化、特許取得で新規事業開拓→関連会会社化→経営安定

③成長期

・祖業であるスポーツ用品事業の拡大→自社ブランドで市場拡大→人気低迷で次なる事業を模索→シニア層向けグラウンドゴルフ市場参入、過半シェア獲得

・成形技術の高度化で売上安定

④第二の転換期

・自治体や大学と連携→福祉事業参入

・シニア向け事業で培ったノウハウ・ネットワークを活用→スポーツ関連分野事業を健康ソリューション事業としてサービス事業を拡大→グループ全体売上16%まで成長

 

…とまあ、たいそうアクティブな事業展開をしてきています。

事例企業は往々にして過去の失敗と成功に学ぶことで成長スタイルが決まるものですが、新社長になってからその傾向がはっきりしていますね。

もともとはスポーツ用品の製造に特化して技術を高度化したり、特許を取ったり、自社ブランドを展開したりすることで市場拡大を図ってきたA社ですが、そこには良い面も悪い面もあるようですね。

第1問はまさにその点について問うています。

「A社を支えてきた」と制約条件があるので、一般論で答えないように気をつけたいところです。

「市場特性」を外部環境と捉えるならば、「機会/脅威」の両面で解答できそうですね。

私が答えるとしたら、

 

機会:

・流行によって市場拡大しやすく、早期に参入できれば売上や市場シェアを大きく伸ばせる

・シニアなどターゲット層が明確であり、知識・経験・ネットワークを活用した関連多角化が図りやすい

脅威:

・参入が容易なため、輸入製品などにより価格競争にさらされやすい

・流行による需要変動が大きく市場が不安定なため、常に新規事業を模索する必要性がある

 

あたりかなあと思います。

100字と文字数が少ないので、与件文の表現をうまく引用しながら機会と脅威で1点ずつ盛り込めたらそれなりに点数が取れる問題かな、と思います。

与件文におおむね根拠があるので、いわゆる【みんなができた】問題ですかね。

 

☆上記を踏まえると、スポーツ用品市場は流行の流れをいち早く踏まえ、早期に参入して市場の優位性を確保して 売上を伸ばしつつ、需要動向に応じて撤退と新規市場参入のタイミングを常に見計らっていく「身軽さ」が求められる環境だと言えますね。

その迅速な判断力こそが当該市場における生命線であることは、A社が経営危機に陥った経緯を見ればよくわかります。

そうした外部環境の不安定さを乗り切ることができたのが、成形技術の高度化ですね。

しかしこの技術で得た新事業を、新社長はすぐ関連会社として独立させています。

なぜそのような組織変革を行ったかについて問うているのが第2問です。

組織は戦略に従う、で考えてみると、

 

事業の考え方が異なるため、既存の主力事業とのシナジーを起こしにくい

事業の考え方が異なるため、新規事業に合わせた組織文化を形成することでスムーズな成長を図る

・技術難度が異なるため、専門分化することでより効率的に技術の高度化を図る

・自社ブランド展開など従来の市場浸透戦略とは異なる戦略が求められるため、別会社化することで経営上のリスク分散を図る

・顧客が少なく市場規模が小さいため、意思決定を迅速化することで効率的に市場拡大を図る

 

あたりかなあと思います。

こちらも120字なので、与件文と一次知識をバランスよく盛り込みつつ、論点が2~3ほど書けていれば十分かなと思います。

こちらも比較的一次知識を対応させやすいと思うので、【みんなができた】問題の可能性が高い気がします。

 

☆さて社長の組織戦略が当たり、新規事業は順調に成長してA社は経営危機を乗り越えます。

そこで創業時からの主軸事業であるスポーツ用品事業で新たな事業(ゲートボール)に参入し、さらなる成長を目指します。

過去にバドミントン市場で成長した経験を踏まえ、工場の全面改装、自社ブランド展開で売上を伸ばしていきますが、ゲートボール自体の人気に陰りが出て市場縮小の脅威にさらされます。

せっかく投資したのに、需要変動が激しいためすぐにまた新たな事業を模索しないといけないという、なんともハイリスクな市場で頑張っていますね…。

この時点では、成型製品事業のほうが安定した売上を出せるようになっていて、経営を下支えしてくれるようになっていますね。社内の売上構成も60%を占め、数字だけ見ればむしろこちらの方が主力事業になっています。

なんとかグラウンドゴルフという次の流行市場にいち早く参入して市場シェアの過半数を獲得するようになりますが、多分A社社長は、「この市場もいつ需要変動の脅威にさらされるか分からない」と、このままのやり方では安定成長が図れないことを深刻に考えるようになったのではないでしょうか。

そこでスポーツ用品事業をもとに、安定成長できるような事業の関連多角化を図ろうと、福祉事業に参入したのではないかと思います。

ここで、創業以来ずっと製造業としての技術を磨いてきたA社に大きな転換期がやってきます。

スポーツ関連分野を健康ソリューション事業と位置づけ、ソフト開発などのサービス事業に参入。

従来のリソースや外部との連携が生かせるとは言え、思い切った多角化ですね。定款も変更したのでしょうねー。

これが恐らく、A社のこれから向かうべき方向性なのでしょう。

という、新たな方向性に応じた組織人事の変革について問うているのが第5問

サービス事業という、これまでの製造技術高度化や自社ブランド展開とは全く異なる戦略が求められるであろう戦場で、どのような「組織文化の変革」や「人材育成」が求められるかという問いです。

「組織人事の観点から」などと漠然とした制約条件ではなく、かなり具体的に絞られてますね。文字数も100字と少ないですし、助言系の問題の中では比較的答えやすかったのではないかと思います。

新たな市場で、既存の知識やノウハウ、ネットワークを活用して新たなソフト商品を開発していく必要性があるという点から

 

組織文化:

・アイデア創出やチャレンジを推奨する

・自治体や大学等外部機関とのネットワーク形成を重視する

人材育成:

・自治体や大学など外部機関との連携を通して学ぶ機会を充実させ、社員の企画・開発能力向上につなげる

・市場のニーズを幅広くとらえるための研修などを充実させ、高付加価値なサービスの開発・改善技術力向上につなげる

 

といったところを、私だったら答えたかと思います。

もう少し文字数があれば、さらに、「こうした組織文化改革や人材育成を通して、事業の高付加価値化を図り、A社を高利益体質へ成長させる」まで書いたと思いますが文字数が足りなさそうなので、せめて人材育成のところで「高付加価値」を入れる程度に留めたかもしれません。

これは【勝負の分かれ目】になった問題かな、と思います。事例I全体の中で相対的に位置づけるなら、【難し過ぎた】寄りな気もしますが…。

 

☆ところでA社は関連会社を含め、ほとんどが正規社員かつ年功ベースの人事制度を採っています。

ここまでA社の成長の軌跡を見てくるとだいたいその理由もつかめるかと思いますが、それを問うているのが第4問です。

さらに、ここでひとつヒントとして明確に与えられているのが、売上構成に対してアンバランスな従業員構成ですね。

まとめると、

 

・グループ全体で事業の考え方が異なるため、成果主義の基準を定めにくい

・コア技術の高度化や関連多角化により事業拡大してきた経緯があるため、短期的な業績のみでは評価できず、長期的に人材を育成していく必要性がある

・事業の需要変動が激しいため、成果重視型にすると事業転換の時期を見誤るリスクがある

・1人当たり売上高の高い製造事業と低い健康ソリューション事業との間で成果の水準が異なるため、成果主義導入により社員の士気が低下するリスクがある

 

私だったら、このあたりから3点ほど選んで答えたかなと思います。

ここも、多面的に解答できたかどうかが【勝負の分かれ目】になった問題ではないか、と予想されます。

 

俺の事例Ⅰ」はここまで。

私の解答も足りていない箇所は必ずあると思います。

どの事例も完璧に答えられる人などいませんし、そもそもそんなことは求められていません。

後から振り返ると、「書けていなかった」箇所ばかりが目についてしまうものですが、それは受験生のほとんどが同じです。

また、得点開示請求した人の多くが言いますが、自分の手応えと実際の点数はまったく相関性がありませんので、合格発表まではあまり思い悩まず、今できることをめいっぱい充実させて楽しみましょう

 

——-ここからは蛇足/来年の2次試験を受ける方向けです——-

 

 

最後に、今日のタイトルを「ストーリーを読み解く」にした理由について、簡単にお伝えしたいと思います。

私の「読む」解答プロセスは少し変わっていて、「ストーリー型読解」と勝手に呼んでいるのですが…具体的に説明しますと、

与件文を読みながら「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」で要点を書き出して整理する

という方法を採っていました。

下記は今年の事例Iの与件文を読みながら書き出したものです。(クリックで拡大)

(手書きで汚くてすみません…)

だいたい30分くらいかけて読みながら、これくらいのポイントを書き出します。

「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」とは、

 

①時系列

②因果

 

だと私は考えていました。

私の上記のメモで言えば、縦に書いた流れが時系列、横に書いた「→」が因果です。

 

そもそも与件文は、受験生の診断士としての読解力を問うために、一度組み立てたストーリーをわざとバラバラにし、一見してとりとめのない分かりにくい文脈にしています。

以前、「なぜ書けないのか?」というテーマで書いた通り、書けない理由の多くは「与件文や設問文の読み落とし」にあるものですが、ではなぜ「読み落とし」が生じるかというと、

 

与件文や設問文を、意図的にバラバラにされた状態のまま、“点”で拾おうとしている

 

可能性が高いと私は考えています。

 

「人の注意力の量には上限がある」と以前書きましたが、全ての‟点”にバランスよく注意を傾けることは非常に難しく、「ある点に注意を向けすぎた結果、別の点を見落としてしまった」という結果を引き起こしがちです。

与件文を読んだときはちゃんとマークしていたのに、解答に使ってなかった…」という経験をした受験生は多いのではないでしょうか。

 

要は、‟点”で拾おうとするから頭に残りにくいのだと思います。

事例企業のストーリーを

 

①時系列で、過去にどのような成長を遂げ、現在はどのような環境変化にさらされているのか? 

②因果関係で、どのような変革を行い、それによってどう成功/失敗したのか?

 

この2つの軸で整理すると、‟点”に見えていた与件文の要素が‟線”で捉えられるようになり、それぞれの要素がより頭に残るようになります。

私は、線=ストーリーで捉えるという読み方を取り入れるようになってからは、読み落としが減っただけではなく、出題の意図をより正しく理解できるようになり、「与件文の要素には実に無駄がない」ということがよくわかるようになりました。

整理しながら読んでみることで、 最初に作問者が描いたであろう、筋の通った構成が少しイメージできるようになるのかな、と思います。

そんなやり方もあるということで、来年受験される方のご参考になれば幸いです。

基本はいつでも「パクってカスタマイズ」ですからね

 

————————————————–

 

☆「ふぞろいな再現答案」再現答案募集☆

私も執筆メンバとして参加した「ふぞろいな合格答案」では、来年の「ふぞろいな合格答案 エピソード9」の制作に向けて、平成27年度受験生の皆様の再現答案を募集しています。

詳細な添削が返ってくる特典がありますよ。(特典についての詳細は下の画像をクリックしてください)

 

再現答案募集フォームはこちらから

ふぞろいブログはこちらから

《今週の道場》

10日(火) 平成27年度の事例Ⅰのストーリーをうみのが読み解く
11日(水) 財務四天王・おとが鋭く斬り込む平成27年度・事例Ⅳ
12日(木) 事例Ⅲの男・きりがC社を熱く語る
13日(金) 和尚の道草教養シリーズ~財務会計編
14日(土) 2016年合格を目指して勉強を始めたあなたへ~一年間の学びをどうすべきか
15日(日) 二代目登板・診断士よもやま話

 

 

 

こんにちは。
おはともです。

今日は、2016年の1次試験を目標に学習している受験生の皆さん向けにお届けします。

今皆さんは7科目の知識を頭にインプットしている時期ですね。
すなわち、道場理論でいうところの「強固な橋げた」を構築する時期。

当然ですが、いまこの時期の学習は8月の一次試験に合格することを目標にしているのであって、
それはすなわち「本試験で確実に点を取るため」の学習だということをよく覚えていてくださいね。

インプット期の学習において注意すべき点をいくつか挙げておきます。

1.全体をざっくり見渡す⇒強固な橋げたをつくる

テキストを読んでいて、「よく理解できない」というとき、どうしていますか?

残念解答①
⇒ 理解しようと努力しています。そのために他の書籍やテキストも読んでいろいろ調べています。
残念解答②
⇒ 理解しようと努力したんだけど、やっぱり無理ですよ。だから勉強はちょっとひとやすみしています。
模範解答①
⇒ 理解できないところには時間をかけていますが、それでもどうしても分からない部分は
内容を軽く把握する程度にとどめ、その次のページへと学習を進めています。
模範解答②
⇒ 理解できないところは、過去問の出題履歴を確認します。
出題されやすい箇所なら時間をとってしっかり学習をしますが、
過去問での出題歴がなければ理解できないままでも良いとある程度割り切っています。

 

2.過去問とテキストを照合する

インプット期は基本テキスト中心の学習になりますが、過去問はどのように使うのでしょうか?

残念解答①
⇒ いやいや、過去問学習なんてまだまだ先の話でしょ。
残念解答②
⇒ 過去問学習が試験の肝ですよ!だから過去問は何度も繰り返し学習が命!
何度も繰り返し説いて、答えを覚えるようにしています。

模範解答①
⇒ 一度テキストで学習したあとに、そのテーマが出題されている過去問を確認しています。
テキストの内容を覚えようとする前に、「その知識はどのような角度から出題されているのか」を過去問から知り、
その過去問に答えることをイメージしながらテキストの復習をします。

模範解答②
⇒ 過去問は、正解肢だけでなく、そのほかの選択肢もひとつひとつ理解しながら読み進めています。
また、過去問の学習をしながら「もしこんな問題が出たら、こう考えこう解答する」と頭の中で
模擬問題を作り、解答するシュミレーションをしています。

 

いかがでしたか?
診断士試験は学習範囲も量も膨大です。
最初からすべてを記憶しようとするのではなく
基礎学習のいまは「しっかり理解する」ことが重要です。
それこそが、橋げたにほかなりません。

単なる暗記だけで学習を進めると、いつか脳の容量が足りなくなります。
理解したものは暗記よりも記憶に定着しやすいのです。

また、各科目の論点をよく理解することで、科目をまたいだ横断的な理解もすすみます。

まだまだ一次試験まで先は長いように思えるかもしれませんが、
時はあっという間に過ぎ去り、GW以降は怒涛の答練期を迎えます。
春まで、確実に足場固めを進めましょう

それでは今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。

人並みの答案を当たり前に書けば合格

この試験、合格発表までが長いため再現答案で自己採点。そして不合格の理由は以下どちらか。

①人並みの答案が作れなかった
②当たり前に書けなかった

皆①を気にするが、本当に大事なのは②。それには「周到な事前準備」「失敗リスクの想定」の2つが必要。その視点で「今の自分が合格に値するか」のセルフ合格チェックリストを紹介。

■セルフ合格チェックリスト■

以下10項目にチェックを入れ、周囲の仲間と比べっこ。
①事例解説講義で講師が伝える意図を理解した
②事例Ⅰ~Ⅲ過去問分析を「自力で」行った
③80分間の解答プロセスを「自力で」用意した
④本試験当日の手順を事前に想定し、リスト化した
⑤本試験当日は、予定したことを予定通りに行った
⑥事例Ⅰ~Ⅲは難易度AB・CD・Eの差を意識し、時間配分した
⑦難易度ABを確実に取り、答が割れるCDでは安全策を選んだ
⑧難易度Eに執着せず、それらしくマス目を埋めた。または敢えて空欄
⑨再現答案を試験後一両日内に作成済
⑩今年の問題本文および問題文をすでに写経した

得点正規分布のボーダー1~2点内には相当な人数。なのに得点開示結果の通り、Ⅳの点数次第で合否が決まる昨年までのアバウトさ。従い合否結果が最重要ながら、

自分が合格に値するか自己判断するのも重要

初学スト生の目安は以下。ここに達したら「たまたま合格とは言わせない」と胸を張る。

セルフ合格の目安:やるだけのことはやった。自分の合否は半々。

あとおまけで合格発表までの時間つぶしを3つ紹介。

.
■おまけ~時間つぶし①:受験体験記執筆■

受験体験記で試験を振り返り。合格すればそのまま合格体験記。

合格の暁には自分の体験を活字にしたい。診断士受験生なら一度はそう考える。だが世のIT・情報・スピード化が進む中、活字になるのは狭き門。

合格後の声掛けを待たず、発表前に送り付ける積極性が有利。

大手校の体験記は必ずテンプレがあり、昨年のそれに倣って書けばOK。参考まで当ブログの体験記から最優秀作=理想標準を紹介。

北海道の玉ちゃん

選定理由は、「試験出題側の意図を正しく実現した」こと。具体的に以下。

①オーソドックスな1次対策を通じ、各科目60点前後で通過
②企業経営理論が弱い場合、保険受験を通じ「経営」知識を強化
③2次対策は受験校または参考書を使い、まず一通り自力で構築
④自分と周囲の生答案を比較し、自分の頑固さ・思い込みを捨てる
⑤出題側の意図=パターンやノウハウで合格させない現場対応力

他人と同じコト書くのはもう飽きた、キラリと光るオレ様体験記を書きたい。だが「書きやすく読みやすい」=比較可能性がテンプレの利点。Web先行の時代、合格者意見はあとから多様にいつでも発信可。キラリ光る文章はまだ我慢。

■おまけ~時間つぶし②:合格答案、模範回答分析■

人並み答案で良いのに、なぜ8割落ちるのか?

一言でいえば「現場対応力」。具体的には「自分で考えることを外注化しすぎ」→「試験のコアコンピタンス喪失」→「既存パターンに強いが変化に弱い」。

毎年3割起きる逆転スト合格の実現根拠は、逆算と逆張り。この試験は「8割を落とす」ため、ノウハウ合格層に狙いを定め、答が割れる仕掛けを用意。

「事例の本質」はWebのどこにもなく、「自力で」分析する過去問の中にある。そこで早速分析例。

仕掛け 対策
与える情報量を増やす 事前訓練で
解答処理時間短縮
与える根拠を減らす、
問い方に変化
事例の本質を考える

ヒトの脳の構造上、記憶が薄らぐ合格発表後では手遅れ。今すぐ問題本文・問題文の写経・分析を通じ、「試験出題側の意図」を掴む。それが「セルフ合格=NOTたまたま合格」の条件。

.
■おまけ~時間つぶし③:解答スタイルの見極め■

自分はなぜ合格したか。またはなぜ合格実力に達したか。

この試験は合格までの時間コストが高い。そこでその回収=認知的不協和解消のため自ノウハウを他人にオススメする姿を散見。だが「なぜ合格したか」の説明抜きにオススメされても迷惑。

そこで合格理由を単純化して3分類。

要求サイド ロジカルサイド 答案サイド
読む 考える 書く
3 1 6
地頭 センス たまたま

※どれか1つに偏らず、3つ全てこなすのがベスト。

合格者側は最低でも自分の合格理由をタイプ分け。そのタイプから読み手は取捨選択。初学スト生の逆張り=過年度ノウハウの180度逆。これで誤選択が起きるリスクを回避。

また合格ノウハウを「お伝えします」はOUT。「書き手が成長する」当ブログの特徴を図示。

図:ティーチング⇔コーチングの差

「道場の記事の質は高い」など恐れ多いが、「受験界で最も受け売り上手」なら確実。そして2次対策の流行はおよそ3年周期で変わり、その速度を左右するのは「情報の非対称性」。

①年5,000枚の答案を持つ出題側が年1回変化
②初学・上級生の再現答案を多数持つ大手校が新理論を提示
③2年目上級生、次いで初学スト生が最初に反応
④3年目以降受験生は、旧手法・新理論の選択に直面

合格解答スタイルは年1,000通りで人それぞれ。だが得点開示で変化が加速、かつ初学S=80%合格可能と示されつつある中、「解法フローを学ぶ」「勉強会を探す」「合格者のやり方を教わる」数年遅れの対策で合格率何%になるか判断するのも、人それぞれで自己責任。

.
■終わりに:2016年合格目標~初学+リスタート■

そうは言っても、合格実力者の5割以上が不合格。

当記事は2015年+2016年合格目標が両方対象。すると当記事読み手の5割以上は来年2次で再び雌雄を争う。

そのとき単独自力より、グループ学習で自分の実力以上の力を発揮可能。だがマイナスオーラ=互いの足を引っ張り合う学習グループが無数に存在。そこで失敗しない学習グループの選び方をこっそり紹介。

①相手の意見を否定しない
②ゴールをイメージする
③リーダーレスで全員対等(統制範囲の原則=7人まで)
④忙しい時は返答不要。自意見への反応を強制しない。
⑤先に言ったもの、やったもの勝ち

これ別に合格ノウハウではなく、単に組織学習の常識、かつ当たり前のビジネスマナー。変化する試験傾向を追いかけるのでなく、

ビジネスで求められることを当たり前にやる

ことが合格条件とする指摘は痛快。

ではまとめ。

・人並み答案を競うより、いかに当たり前に書くかが重要。
・セルフ合格の目安は、「やるだけはやった。自分の合否は半々」
・受験体験記は、理想標準と比較し違いに着目すると効果的
・再現答案だけでなく、今年の事例を自力で分析するのが実力差
・ノウハウを伝えるのでなく、書き手が成長するのが当ブログ。

byふうじん

道場執筆陣注:「ふうじん」はこの記事を以て、「執筆引退」いたしました。ご存じの通り ふうじん は時に説得力のある、時に快刀乱麻な、時に賛否両論の記事で様々なご評価をいただきましたが、実は、2010年の道場開講以来、「執筆」「断筆」「執筆再開」を小刻みに繰り返しておりました。今回また本人の希望により「執筆引退」に至った次第です。再び筆を執る日があるのか、それは ふうじん本人にも分からないのかもしれません。これまでのご愛顧とご厚誼(いや、ご抗議もかな?)ありがとうございました。本人に代わってご挨拶します。なお、ふうじんの過去の執筆記事の一覧は こちら でご確認いただけます。

こんにちは。牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

今日の夜は、道場オフ会ということで、受験生の方々と道場執筆陣が今年の二次試験を語り合う、なんとも楽しい会が催されます。

っていっても、当職は参加できませんが。。。

さて、リーダーうみのから割り当てられた今日のお題。まずは、自分自身のことを思い返してみると。

①試験が終わった直後は、少なくともミスはなかったので、受かっているかもしれないし、落ちているかもしれないという心境でした。また、やっぱり財務強化(というよりもっと勉強)せんといかんなぁというのが正直な感想。

②試験翌日に再現答案を作成しました。そして、TACとふぞろいと道場に再現答案送ったような記憶。

③1週間~2週間の間は、予備校の模範答案などを読み漁り、また、2ちゃんばかりを見まくる始末。それによって一喜一憂。

④そのうち、試験のことを忘れて合格発表直前になりドギマギ。

⑤そして、合格発表。

というのが大まかな感じです。

これをみていただければわかると思うのですが、はっきりいって、試験後、自らを振り返り、何か策を打ったということがありません

試験終了直後に、財務をもっとやらなきゃいけないなぁ~と思っただけで何の行動にも移していませんでした。

どうしてなのか、それを振り返ると、それは、受かっているかもしれないと本気で思っていたからだと思います。

もし、間違いなく落ちたと思っていれば、財務の勉強をしていたはずです。

今年、だめだったなぁ~と思っている方々の中には2種類あって、それを分類すると、

 

①受かっているかもしれないけど、落ちてるかもしれない、わからない

②間違いなく受かっていない

 

だと思います。

おそらくですが、比較的回答が明らかな事例Ⅳがそれなりに合っている方は①の人が多いのかと。

だって、今年の事例Ⅱなんてみても、「助言」「助言」「助言」、地図?みたいな感じで、できたのかできないのかわからないでしょ?

それから、①の人の殆どが、他の受験生仲間には、「絶対落ちたよ~」と言っていると思います。

正直に、どっちかわからないよ~と言えば良いのになと個人的には思っちゃう(これ、司法試験のときも同じでした。当職は、司法試験のときも診断士のときも、合格しているような気もするし、落ちていても不思議ではないと皆には言っておりました)。

事例Ⅳがほぼダメだった方は、②の人が多いのかなぁと思います。

自分がどちらなのかで、発表までにやるべきことは決まってくるのかなぁと。

 

①の方は、おそらく勉強するにしても間違いなく本気では取り組めないと思います。受かるかもしれないと思っているのに、この時期に事例なんてやる気起きないでしょ。

ならば、勉強しなきゃいい、結果を見て判断するということで良いのではないでしょうか(自分の昨年を正当化しているわけではありません(笑))。

中途半端に勉強したって意味ないでしょ。効率悪し。時間の無駄。好きなこと、これまで我慢していたことをやりましょうよ。

 

②の方については、①とはちょっと違います。②の方は、来年を考えると、せめて、来年までの勉強計画を立てて、今年の試験のために作成した資料、答練などを整理しておくべきではないでしょうか。

できれば、事例Ⅳの勉強をすればいいのかなぁと。本当に落ちたと思っている(②)人であれば、勉強にも身が入るはず(身が入らないということは①の人だと思います)。

 

 

 

さて、話は変わりますが、今年の道場は二次試験後、財務四天王、事例Ⅱエキスパートなどが、今年の本試験についての所感を書いております。更に、事例Ⅲなどについても記事が続く予定です。

本試験の感想って確か、今までなかったですよね?

受験生の立場からすると、いろんな見解を聞きたいと思っているこの時期、まさに魅力のある記事だなぁと感じていますが、いかがでしょうか?

ちなみに、自分も問題文をプリントアウトし、本試験問題に挑戦しようとしてみたのですが、実力不足でしたので・・・(後略)

それに代わって、今年の本試験を使って、何か有益な情報を提供できないか、現在、検討しております。受験生の方々のご協力もいただくかもしれませんが、その際は、どうぞよろしくご協力お願いいたします。

 

 

 

こんにちは、 Xレイ です。

二次試験に臨まれた方は、本当にお疲れ様でした。
その後、いかがお過ごしでしょうか。
受験校の模範解答を何度も見ながら、

「合格してないかな・・・」
「やっぱ無理か・・・」
「ちょっと待て、何とかなっているかも・・・」
「いや~厳しいかな・・・」
「う~ん・・・ひとまず合格ということでいかがでしょうか?」

とそんなことを思う日々。
このモヤモヤ感があと1ヶ月も続いてしまう。これがまたストレスですよね。「早く発表しろよ」と毎日思っていたものです。

 

さてこれまでは、二次試験を受験したほとんどの方々が、ひとまず“中小企業診断士試験合格”という共通の目標に向かって、日々励んできたものと思います。
しかし、これから合格発表まで、さらにはその後の過ごし方については、“合格を目指した動機”によってそれぞれ異なってくるのでしょう。

おおげさに言うと、資格取得が目的だったのなら、合格さえしてしまえば、この学習を通じてどの程度知識が身に付いたかなんて、どうでもいいわけですし、逆に知識習得が目的だったのなら、たとえ合格しなくても、納得できる知識量さえ身に付いていれば、それで十分なわけです。大半の方々はその両方を求めているが、各々比重が異なるといった感じでしょうか。

ちなみに私は、知識習得が主な目的でした。
もちろん合格もしたかったのですが、この資格を生かしてすぐに何かを、というようなことはありませんでした。

そんな私が二次試験終了後に思ったことが
「1年以上学習してきたけど、まだ全然だめ。」ということです。
例えば、「除却? なんだそれ。」でしたし。
これは先ほどの裏の話。知識習得が目的だったのなら、たとえ合格しても、納得できる知識量が身に付いていないのなら、それは十分ではない、ということになってしまうのです。
そこで、合否に関わらず学習しなければいけないという結論になってしまったので、試験後に抜けた魂をすぐに呼び戻し学習を継続。そして、もし合格していても、ひとまず直近の実務補習は受けないことに決めました。翌年2月という日程が、少々近くに感じたもので。

学習の継続まではいいとして、直近の実務補習についてはどういうことか。

私見ですが、実務に触れると本当に必要な知識は何かが分かり、そこだけを効率よく習得、強化できるようになっていくと考えていたからです。
「ん?それでいいでしょ。何がダメなの?」と思いますよね。
懸念したのは、“必要な知識”だけを求めるようになってしまって、“必要とまでは言えないけれど不要でない知識”のため、わざわざ辛い学習などしなくなるおそれがあるということです。いや、間違いなくしなくなるんです、私は。

例えば実務に触れた後、簿記でも取ろうかなと思っても、
「積送品に積送諸掛ですか・・・これ要るのかな? やっぱや~めた。」
となってしまうのですね、私の場合。

でもですね、“必要とまでは言えないけれど不要でない知識”というのは、いずれ役立つときが来るんですよ、たぶん。「いや~、これ知っててよかったな」という日が。根拠は勘ですがね。

まあ、そのように学習をしてきたことは、今となっては良かったなと無事に思えてます。

という、皆様には程よくどうでもいい話でしたが、さて、抜けた魂でも呼び戻し、そろそろ何かを始めてみるのも一考でしょうか。
きついですけどね。でも、今しかできないこともありますよ、きっと。

 

 

本題です。

2016年度一発ストレート合格を目指す方々は、まずは一次試験当日までどのようなスケジュールを描いて、日々の学習に励まれているのでしょうか。
「一次試験まで、まだ9ヶ月もあるのに何言ってるの?」
と思う方もいらっしゃるでしょうが、考えておくに越したことはありません。

その根拠は勘ではなく今度は経験で、この一次試験に対して残り9ヶ月という学習期間は、決して長くはないと思うからです。
具体的には、7科目の学習を、いつ頃までにどの程度どのような順番で済ましておけばいいのか、というようなことをおおよそ思い描いておかなければ、気付いたときには時間が・・・なんていうことにもなりかねません。

受験校で学習されている方は、その辺りも含めてプロの指導を受けているので大丈夫でしょう。しかし、独学の方はすべてを自分で決めなければいけません。

そこで、自らの経験から参考までに個人的見解を、と思った次第です。もちろん私は独学です。

以下は、【テキスト学習⇒過去問演習】という流れで考えてます。
テキスト学習とは、市販売上No.1、TAC社スピードテキスト、スピード問題集の使用を想定し、
スピードテキストでinputした知識等を、スピード問題集でoutputし定着させる
といったオーソドックスな学習法を指しています。

先々のことまで少々細かく説明しています。今時期まだ分かりづらいところは、適当に読み流してください。ひとまず大枠を捉えて評価していただければと。それでは。

 

(1)3月(遅くとも4月)までに7科目すべてのテキスト学習を終わらせる

達成度としては『スピード問題集をほとんど解けるレベル』です。

「あれ、これ何だっけ?」というような、暗記しきっていない状態は許容します。まだ3、4ヶ月前なので、完全に暗記している状態までは求めません。しかし、いずれ暗記しなければいけないのは確かです。そこで重要となるのは、その“試験当日までには暗記しなければいけないこと(以下、暗記事項)”をきちんと把握し、表を作るなどして覚えやすいよう自分なりに整理しておくということです。

また、このテキスト学習期間中、7科目もあるからといって、学習済みの科目を1ヶ月も2ヶ月も放っておいては、折角の『スピード問題集をほとんど解けるレベル』が退化してしまいます。そこで、空き時間を利用するなどして、既習のスピード問題集を繰り返し解いたり、整理した暗記事項を覚えようとするなど、平行した学習を行う工夫が必要です。

学習する科目の順序については、最初の方に学習した科目ほど、自ずと復習時間が多くなり習熟度が高くなるはずです。
その点から、財務会計経済学に早い段階で取り組む方がよいと考えます。

理由は、その2科目は暗記というより理解重視で、習熟度が高まるほど安定して得点できるからです。
理解重視の科目は、習熟度が高ければ多少難しくされても対応できる。しかし、暗記重視になればなるほど難しくされる、すなわちそれは、知らない知識を直接問われることを意味しますが、その時点で終了となってしまう。よって、後者は出題者の思惑に左右されやすい、ということです。

また、もう一つの理由として、その2科目でつまずいて学習を断念される方が、一定数いるということです。もし、そうなるならば早い方がいい。時間も費用ももったいないので。

ちなみに大手受験校TACは、スピードテキストの番号通りで講義を行っているようです。それは、二次試験を意識して関連の強い3科目から行っている、ということなのでしょう。
その点で経済学には賛否があるでしょうが、財務会計に関しては、いずれにしても早い段階で取り組む方が良いでしょう。

と、ここまで簡単に言いましたが、7科目すべて『スピード問題集をほとんど解けるレベル』というのは、なかなか大変です。しかし、確実に一次試験を突破するためには、なるべく早い段階でこの状態に達する必要があります。

 

(2)4月(5月)~6月は過去問に徹底的に取り組む

過去問を見ると分かるのですが、実際の試験問題はスピード問題集とは少々異なります。特に企業経営理論と経営法務には、当初戸惑うはずです。

“スピード問題集はドリル学習によって必要知識を定着させるための教材”と捉えるのが正しいでしょう。その点では大変素晴らしい問題集です。
しかし実際の試験問題では、科目によって、その問題集のように知識をそのまま答えるのではなく、知識を使って考えて解くといった対応を求められます。その要素の強いのが、先の企業経営理論と経営法務であるとの見解ですが、その辺り少々慣れが必要です。

そこを克服できれば、前段のテキスト学習によって、水準の難易度の問題であれば60点ほど取れるか、という実力になっているはずです。つまり、ボーダーライン付近というわけですが、一次試験3、4ヶ月前にそこに達していたいのです。言うまでもなく、確実に一次試験を突破するためには、もう1ランクレベルアップが必要だからです。

そのレベルアップの手法とは、過去問を解くという単純なことなのですが、ただ繰り返し解いて設問や答えを覚えるというのではなく、一つの問題に対して一度目は徹底的に取り組むというものです。もちろんその後、2度目、3度目と複数回解くことは理想です。

具体的には、解らないところがあれば解るまで徹底的に調べるのです。知識不足で解けなかった問題は当然ですが、一応は正解した問題でも、その選択肢の中に知らない用語等があったら、もちろん調べます。当然テキストには載っていないところでしょうが、過去問の解説で不十分ならば、納得いくまで調べ上げるのです。すると、その過程において様々な周辺事項に触れ、求めていた以上の知識の習得に成功するはずです。加えて、既習の関連事項も自ずと理解が深まっていくでしょう。

また、そのように取り組んでいくと、各科目の頻出領域、論点、用語というものも自ずと把握できます。逆に言うと、大して重要でないところも分かります。要するに、同一科目内での領域、論点毎へのウエイトのかけ方を、自身で判断できるようになるのです。

この一度目の過去問演習をできるだけしっかりと行いたいので、『スピード問題集をほとんど解けるレベル』にいち早く達したいのです。そのレベルでないと、徹底的に取り組んでも、解らないことだらけで大変なことになってしまいます。

また、このような過去問演習は、単元別に行う方が効果的でしょう。すなわち、一定期間ある科目に特化して複数年分に取り組んでいくということです。もちろんその期間中、他の科目を退化させてはいけません。先のテキスト学習と同様です。

以上の過去問演習に関しては、中小企業経営・中小企業政策(以下、中小)以外の6科目の話です。というのは、いずれ学習すると分かりますが、中小という科目は、ほぼ暗記の“時事”の問題といった趣で、他の6科目ほど過去問が役に立ちません。

 

(3)7月は暗記、中小仕上げ、二次関連科目の強化

上記の通り進むと、中小以外の6科目は、暗記事項さえ身に付いていれば、確実に一次試験を突破できるレベルになっているはずです。あとは、過去問を再度解くなどしてそのレベルを維持すると共に、暗記事項の不十分なところを、また、あえてこの時期まで覚えなかったところをしっかりと覚えていきます。

一方、中小はここでもう一仕上げが必要です。
中小に関しては、ほぼ暗記科目であることに加え、二次試験との関連も強くないため短期詰め込み学習で対応しようということです。上の“あえてこの時期まで覚えなかったところ”というのも同じような意図で、要するに、一次試験当日にだけ覚えていればいいので、寸前まで放置というわけです。
さておき、中小ですが、これまでのテキスト学習の内容では少々物足りません。そこで中小企業施策利用ガイドブック中小企業白書というものを使いますが、如何せん膨大な量なので、どの辺りをどの程度覚えるのか、その見当付けが重要となります。過去問の扱いも含め、中小は人それぞれ学習内容が異なってくるでしょう。

さらに、もし余裕があるならば、この時期から二次試験を意識します。
学習準備として集中特訓財務・会計全知識、過去問といった辺りを入手しておきます。そして、一次、二次の双方に有用な集中特訓財務・会計と全知識を、前者優先で学習することを推奨します。
二次試験の過去問に関しては、まだ真剣に取り組む必要はありません。なぜなら、それは片手間に取り組めるほど容易なものではなく、一次試験にとってはリスクとなるからです。一次試験が終了するまでは、二次試験とはどのようなものかを知るための参考資料程度の扱いで構わないでしょう。
たとえ余裕があっても、ここではまだ二次試験対策を始めるのではなく、二次試験を意識した一次試験対策を行うのです。すなわちそれは、二次試験と関連の強い一次試験科目(財務、経営、運営)を強化するということになるでしょう。

求められるのは7科目同時ゴールです。最後の最後まで、1科目として実力の退化することのないよう、それら平行して学習していくことが重要となります。

 

(4)8月の一次試験

高得点で合格できるはずです。
正答発表後、すぐに合格を確信し、まずは二次試験の過去問を1年分解いてみます。

 

以上です。

これはあくまでも一例です。この通り学習することが、多くの受験生にとって最善とも限りません。
もし、なかなか良いなと思うのであれば、大枠は真似をして、自分に合うよう改良していく。

基本はいつも『パクってカスタマイズ』です。

 

それでは、また。  Xレイ

 

みなさまこんにちは、tomoです

 

二次試験を受けられた皆様、本当におつかれさまでした。

よくできた!と思う方や、後悔がたくさん残る方もいらっしゃるといるかとは思います。

でも、どなたもこの試験のためにプライベートの時間をたくさん使い、努力を重ねてこられたことと思います。

ひとまず、ご自身をいたわり気持ちをリフレッシュする時間をお取りくださいませ。

合格すれば間髪入れず、口述試験があり、年末、発表、お祝い、実務補修・・と休む暇がなくなります。

勉強期間に我慢してきたことをやるのもいいですし、ひらすら何もしなくていい休日を満喫するのもいいかと思います。

ちなみに私は・・試験中会えなかった友達と会い、実家にのんびりかえり、ひらすらのんびりしたり・・

平日は勉強に使っていたチカラを仕事にかけようと上司に仕事を増やしてもらい勉強が終わった開放感を一か月満喫しました。

 

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今日は、表題『試験がおわった今やっておくといいこと』という、ゆるわだ的記事を書かせて頂きます。

 

●やはりなにより・・再現答案をつくることです。

もう終わったことは振り返っても結果はかわらないので見ることもしないという方がいます。

確かに、いまからどれだけ答え合わせしても結果は変わりません

でも、記憶はどんどん薄れてくるのでいまやるのが一番早いのです。

合格すれば今後受験生にむけて教える立場になるとき非常に役立ちますし、合格後すぐにはじまる口述試験は二次試験の事例をもとに行われるので

記憶を今呼び戻しておくのは全く無駄ではありません。

万が一来年再挑戦することになったときは、今回の課題を解決する勉強法を探す必要があり、その時にも今回の振り返りは必須です。

でも、再現答案は気力もいります。なので、最低限どういうときかたでどういうフレームで書いたかをメモでもいいのでしっかり残しておいてください。

 

●今後、合格しら場合、万が一のことがあった場合・・の2パタンのシミュレーションをする。

今は、できたと思う方もできなかったと思うかたもモヤモヤしていることと思います。

今は開放感で試験のことをわすれていても、発表直前はかならず受かるかな・・無理かな・・・とぐるぐる考えてしまうと思います。

そのモヤモヤをすこしすっきりさせるのにおすすめなのがシミュレーションをすることです。

合格した際は・・なんで診断士をとろうと思ったかの初心を思い出し、診断士登録後はどのように資格を活かしていくかを考え、すぐに行動に移せるようにしておきます。

資格をとったら独立する方、企業内診断士で希望部署異動を望む方、転職をする方。

直接ダイレクトには仕事に活かさなくても、この道場の執筆者になり受験生応援活動をしていく方、協会にはいり診断士ネットワークをひろげ今後の自分を高めていく方、

この資格をとるとぐっと人脈の幅が広がるのでそういった将来を具体的に創造するのもいいと思います。

なお、万が一不合格となった場合も考えておくのをお勧めします。

この今のモヤモヤは「いままでこれだけがんばってきたのに不合格だったらどうしよう」という気持ちが大きいので、それを具体的にシミュレーションすることでモヤモヤが少し軽減されると思います。

来年再受験するならどこの資格学校にいくのか独学でするのか、違う勉強会を今から探すのかを考える。(勉強会は入るなら早ければ早いほうがいいです。馴染めるし会の運営方法にも参画できます)

また来年、一次試験を受けるのなら年内から少しづつでも初めていかに確実に合格するかの作戦を立てられます。

ただ、再度、ご自身を見つめ直し、なぜ診断士をとろうとおもったか。もう一年やってまでほしいのかを考えてみる機会を持ってみてください。

私は二次試験は一回しかうけていませんでしたが、もう二回目は絶対受けなときめていて、不合格だったらもうきっぱり辞めようと。

余談ですが私は勉強期間に、大好きな祖母のお見舞いにいく回数も多く取れず、最期、祖母はもっとtomoちゃんに会いたかったといっていたときいた時にもう勉強は今年で終わりと決心していましたし、その分二次は一回で受かるつもりで勉強しました。

みなさんいろんなご事情があるかとは思うので、ご自身の気持ちを整理し、合格後、万が一の時、それぞれどのようにしていくかをぜひ‘シミュレーション’してみてください。

 

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今の開放感がある時期に、しっかりご自身とむきあい、充実した時間をお過ごしください。

試験を受けられた方全員の合格を心よりお祈りしております

 

みなさま、本当に二次試験お疲れ様でした。

極限状態の中での80分×4、死ぬ思いでしたよね
あの濃密な320分を経験してしまうと抜け殻状態になっちゃいますよね

 

ここは試験のことはぱーっと忘れて、といいながらも、実は気になって指のスキマからのぞいてしまう今日この頃。

本日はそんな皆様に息抜きとして、私、myaの事例Ⅳを解いてみたにお付き合いいただければと思います

事前に解答を見ず、一字一句書かないので45分間と時間を短くした上で、1p目から順に読んで解いていきました。

タイトルからお分かりになられるよう、実況中継風に解きながら考えたことをつらつら書いていきたいと思います。

解答も作成いたしましたが、自分の解答に自信がないのと(笑)、あらぬ誤解等あってはいけませんので、今回は細かい解答はご勘弁いただきたく。

 

趣旨は「みんなこんなものか」とか、「あぁ、ここ、私もこう思ったわー」いうところを感じていただくということで

 

また現在一次試験の勉強を始められた方も、「へー二次ってこんなこと考えながら解くのか。早くそっちの問題解きたい!」とか思って頂けると幸いです。
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まず与件文。

第1段落
会社の社歴が起承転結で書かれるパターンやな。
起:(1950年)創業時は農業用器具 ⇒ 鉄関連の扱いがうまそう

承:販売低迷、事業停止 ⇒ 中小企業で農機具は厳しいか…、大量生産も始まってくる頃だろうし

転:X社向けカーエアコン精密部品も作る ⇒ 鉄関連活かした!好転するのね

 

第2段落
結:X社以外も受注増加、金属加工技術(板金・切削) ⇒ 強みキタ!

 

第3段落
現在の状況
従来事業:X社向け製品 7割を占める ⇒ 中小で1社集中タイプは弱みのテンプレ
新規事業:①X社以外増加中。なぜならZ鋼板開発したから ⇒ 既に新商品開発している!しかも結果出てる!偉いね。
②「異なる需要動向」の新事業 ⇒ これまでの取扱い製品と異なる需要動向ってことはざっくりX社向け製品が売れる時に売れなくて、X社向け売れない時に売れるってことか。ポートフォリオ効果やな。

 

第4段落
課題①:製品ごとに需要変動・月次ベースの生産数量変動が大 ⇒ 変動を少なくしろって問題出るなそして解答は上記②の新事業をやること…。

課題②:X社の受注減少 ⇒ 新規事業の二つを選ばせる問題くるかな。それともX社取引の継続を判断させる問題か。

 

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第1問-1(落とせない問題)
優良な収益性と課題の安全性は分かるけど、もう一個ってなんや?
しかも理由の説明がないんで部分点狙いしにくい嫌な問題やなぁ…
とりあえず収益性・安全性入れたから、効率性で指標悪いヤツ見繕って放り込んどくか

 

第1問-2(落とせない問題)
財政状態と経営成績についてってことは、B/SとP/Lについて書けってことやな
利益率はいいけど、借入に頼ってて安全性はだめ。回転率も悪いので効率性も良くないってことを安全性・収益性・効率性の観点から、1-1の比率を絡めて書いておくか

 

第2問-1(落とせない問題)
これは考えるより、手を動かした方が早いパターンやな。とりあえず全部代入して計算しよう。

 

第2問-2(落とせない問題)
明らかとなる傾向ってことは、結果じゃなくて傾向に注目してかけってことやな。
傾向が生じる原因を書く、つまり損益構造の特徴を書けばOK?
まぁ読み取れること自体が、.売上高が10%減少すると経常赤字となってしまう体質と、固定費が高いため、売上が減少したときの効果大でBEP割っちゃうってとこでしょう。

 

第2問-3
(1) (落とせない問題)
BEP求める時に固定費に利益乗せるパターンやな。これは落とせない。

(2) (勝負の分かれ目か?)
「必要な固定費削減」ってなんや?なんか条件あったっけ?

(与件文に戻る)

ないな。ややこいな、トバすかな…。

(設問再度読む)

いや、経常利益100万円になるまで固定費削減して、その固定費でBEP求めたらどうなるかってことか。これも地道に計算やな。

 

第3問-1(勝負の分かれ目か?)
NPVきた!

思ったより今年はオーソドックスな感じの構成かな。

X社がこれから受注減少していくしかないから、新規事業やるしかないけど、どっちにしましょうってことで、与件の伏線回収ね。
あれ、これ単純な問題なんじゃない?なにこれ?(注:myaは間違えました)

しかし計算過程書くとこないがな。エグいなぁ。

 

第3問-2(勝負の分かれ目か?)
こりゃ減価係数とCFの感じ見てても明らかにZやけど、手順ミスはしちゃだめやね。うん。(注:myaは既に第3問-1を間違えているので問題外です)

 

第3問-3(できれば落としたくない)
プロジェクトの流動性?つまりプロジェクトを売却できるかどうかってこと??
…いや、「手が早く離れるプロジェクト」はどっちかってことか?
ってことは回収期間法しかないな。何か解答欄隙間多いけど…。まぁこれ以上思いつかんし、回収期間法を使うってことと、部分点くれるかもしれんし計算過程も一応書いて、結論もちゃんと書こう。

 

第4問(落とせない問題)
ストーリー(戦略)の問題きた。数字を計算した上で、D社社長への最後の一押しを理解しているかを聞いてきてるな。
(1)過去問で何度も見たパターンやな。一社集中ならそこから見放されれば終わり=リスク高い。
(2)需要変動が現在のものと逆だから、ポートフォリオ効果で売上・CF安定

 

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ストーリー
第1問 現状はこう
第2問 このままいったらこうなります
第3問 それを防ぐために新規事業どっちがいいかな
第4問 今リスクあるけど、新規事業したらこんな良いことありますよ
さぁ、やるかやらないか、やるならどっちをやるか、決めるのは社長、あなたですよ。

オーソドックスなストーリーでしたね。
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以上、myaの事例Ⅳ実況中継でした。

 

以下、所感を少し。
恥を忍んで私の結果をお伝えしますと、TAC・大原の解答速報で答え合わせしたところ、第3問-1と第3問-2以外はざっくり正解できましたが、NPVはガッツリ落としました(第3問-2の(b)で部分点くれないかなぁ…)

 

間違えておいてなんですが、疲れていない状態かつ落ち着いた状態で取り組めた方は、それなりに解答できた内容だったのではないでしょうか。 (まぁその「疲れていない」かつ「落ち着いた状態」で受験するのが難しいのは言うまでもないですが…)

 

第3問-1、2を取りこぼさなかったか、がポイントになると思います。個人的にはそれくらいハイレベルな戦いが要求されている問題ではないかな、と。

また第2問、第3問ともに最初の問題で計算間違いをしているとほぼ全滅状態になるので、疲労で集中力の途切れる中、厳しい問題だったとも言えます。

2次試験はご存知の通り、ある程度相対評価で合格者数が決まると噂されています。

ただ、私は実務補習で担当してくださった先生から、「合格者数が激増した年は実務補習の指導診断士の追加募集があった」(まゆつばですが…)という話を聞いてから、意外と絶対評価なのかも、と思っています。
絶対評価であれば、今回の多年度生有利になりそうな問題ではありながらも、それこそ皆さんに合格のチャンス(他事例の挽回につながる)を広げてくれる問題とも考えられるのではないでしょうか!

この事例Ⅳが皆さんの神風となることを祈っております。

 

それでは、myaでした。

 

 

皆さん、こんにちは!Nicoです。

 

遅くなりましたが二次試験、大変お疲れ様でした!

受験校の解答と自分の解答を見比べて、色々と反省や自責の念が出てきて、気分がドンヨリしている人もいるかと思いますが、モッタイナイですよ!結果が出るまでは何もわかりません。今は心と体をリフレッシュして、来る12月11日の合格発表まで待ちましょう。

それともう一つ、特に家庭を持たれている方は、この時期に家庭環境のメンテナンスをやっておくことをおススメします。

それは、「ここまで支えてきてくれてありがとう!」という側面もありますが、主には「来年もよろしくね!」という未来に向けたネマワシのためです

不合格の場合には、再チャレンジするためには、1年の期間とそれに付随するコストがかかってきますし、合格した場合には、その後の実務補習では2ヵ月くらい拘束されますし、受講代も約15万円かかります(高い!)ので、家族への負担は少ないものではありません。

来年より一層協力してもらうためにも、今はとことん家族サービスをやってやりましょう

 

 

というわけで、メインテーマに入り、事例Ⅱについての所感を書きたいと思います。

以下はあくまでNicoなりの推論になりますので答えではありませんので、その点はご了承ください。

多くの方のメンタルブレーカーとなったと思われる今回の事例Ⅱ。

「企業ではなく商店街」、「わけわからん地図と人口分布のグラフ」、「設問が全て助言形式」となっており、ほとんどの人が面食らったのではないでしょうか。完全に善良な受験生の動揺を誘っていますよね、コレ。

また、与件にヒントがない設問が多く、どこまでアクセルを踏んで助言するべきか躊躇したかと思いますが、基本的には与件から類推できる範囲に留めておく必要があるかと思います。(とはいっても、めっちゃ難しいですよね)

 

 

設問の大まかな流れは、

第1問:今後のターゲットの明確化とそれに対するマーケティング戦略

第2問:短期的な課題(イベント改善)

第3問 設問1:中期的な課題(食品小売店の誘致)

第3問 設問2:長期的な課題(顧客との関係性強化)

となっています。

特に第2問~第3問の流れは、与件の最終段落の「代表理事の思い」とリンクしており、思いに答えるように助言する、ということが重要だと思います。

 

 

第1問(設問1)

今後のB商店街のターゲットとする顧客層について聞かれています。

顧客「層」と聞かれていますので、ある程度幅を持って答えるべきです。

まずは、2000年以降に高層マンションの再開発によって、増えてきた住民について記述したい所です。

人口分布を見ると、2005年のグラフから2015年のグラフで、「25~40歳まで、0~5歳までの人口」が10年前から増加していて、「ファミリー層」であることが類推できるかと思います、この辺りも解答には触れておきたい部分です。

 

第1問(設問2)

設問1で設定したターゲットに向けて、どのような新しいサービス業を誘致するべきか、問われています。

要は、「ファミリー層+高層マンションを買えちゃう高所得者層」向けにできるサービスは何か、という所ですが、与件からはヒントがありませんので、類推するしかないですね。Nicoは「託児所のサービス」がパッと思い浮かびましたが、いかがでしょうか。これなら遅くまで営業しているB商店街の強みも生かせそうですね。

 

第1問(設問3)

設問2のサービス業と既存飲食店とのテナントミックスの効果を最大化するための、飲食店のマーケティング戦略について問われています。

これまでは周辺住宅街に住む住民を対象とした「大人が落ち着いて食事ができる食事処」でした。ここから、ターゲットがファミリー・高所得者層に変わっています。そのためには商品面では、子供向けのメニューの拡充、持ち帰りメニューの充実販促面ではVMDの強化等が挙げられるかと思います。

 

第2問

物産市における、非食品小売店の売上向上の実現について店主たちにどう助言すべきか問われています。家具店、食器店、スポーツ用品から業種を選択しますが、これは、どれでも良いかと思います。

物産市で売上が上がっていない理由が「集客が増加していない(認知されていない)から」なのか「集客はできているが購買に結び付いていないから」なのか不明です。ですので、両方に対応できるように書くことがベストかと思います。

集客⇒認知度を向上させたい。そのために、物産市に出展する、無料体験イベントを開く

購買⇒総合スーパーと差別化できるように高付加価値化したい。そのためにはこだわりの品を置く、顧客に合わせた提案型の販売をする、寝具店のようにアフターサービスの強化をする等々が考えられます。

また、食器店であれば、物産市に直接参加することで、食品との関連購買も期待できますね。

 

第3問(設問1)

B商店街の魅力向上するために、どのような食品小売店を誘致すべきかを、マーケティング戦略と合わせて問われています。

ここでは、代表理事の思いである、中期的な課題にあげている「総合スーパーとの棲み分け」というキーワードは入れたいですね。

食品小売店に関しては、与件にあった「物産市で人気を博した、こだわりの商品を販売している、県内の農水産物および加工品の小売店」で良いのではないかと思います。

こちらによって、低価格志向の総合スーパーと、こだわりのある高級志向のB商店街ということで棲み分けを図ることができます。また、B商店街の今後のターゲットである「高所得者層」にも合致しています。

 

第3問(設問2)

設問1の食品小売店が長期にわたって、商店街に定着するための誘致と連動した新規イベントについてどうするべきか、期待される効果と合わせて問われています。ここでは、代表理事の思いである、長期的な課題「顧客との関係性強化」をキーワードとして入れたい所です。

顧客との接点が増えるようなイベントを実施すれば、顧客との関係性が強化でき、その結果リピート客が増えて、売上も継続的に伸びていくということですね。

ここは色々なイベントが考えられますが、「食品小売店のこだわりの商品を活かす」「顧客との接点が増える」イベントであれば、何でも良いかと思います。

飲食店と共同開発したご当地グルメを味わうイベント、季節商品の開発を顧客から募集する顧客参加型のイベントなどが考えられます。

 

総評

こんなもん、80分で解けるかい!って感じですね

それでも何とかして、第1問の設問1・2、第3問の設問1で点数を取りたい所ですね。

あとは、力不足で恐縮ですが、商店街の概略図をどう解答に利用するかが全然わかりませんでした…これを解答の根拠にするには、情報が大雑把すぎるような気がします…。

わかる方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

 

☆☆一発合格道場 2次試験お疲れ様でした会☆☆

<開催概要>

日時 2015年11月07日(19:00開始)

開催場所 東京駅近郊の居酒屋(東京都中央区)

参加費 3,500円(税込)

http://kokucheese.com/event/index/348751/

皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

 

以上、Nicoでした。

【今週の道場】
11/2(月) 財務四天王・まるが読み解く今年の事例Ⅳ
11/3(火) 事例Ⅱの男、Nicoが「B商店街」を熱く語る
11/4(水) 財務四天王・myaが解析する今年の事例Ⅳ
11/5(木) 試験が終わった今この時期、やっておくと良いこと
11/6(金) 2016年度一発合格を目指す受験生へ:これからの学習スケジュール感
11/7(土) 「きっと今年は落ちた…」と思っている人へ:2次試験の反省をどう活かすべきか?

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みなさま、こんにちは!

2次本試験から約1週間、
再現答案もまとまったころでしょうか?

平成27年度2次本試験について、
道場メンバーからも所感をUPさせていただきます。

本日は「事例Ⅳ」について。

※本試験問題はコチラ(診断士協会リンク)

 


■全体所感

さて、今年の本試験問題事例Ⅳは、
全部で大問4問構成。

第1問:経営分析

第2問:予想損益計算書作成、CVP分析

第3問:キャッシュフロー、投資の経済性計算

第4問:独立問題

全体を通してみると、
事例Ⅳ的論点が万遍なく出題されており、
設問間のストーリー性もあるなど、

「診断士試験の事例Ⅳとして、
オーソドックスな問題構成」

になっています

 

税率や四捨五入単位が変則的なので、
解答する上で注意力は求められますが、

問われ方、与えられている情報も
比較的シンプルなので、

「点を取れる問題を選び、解答していく」

ことができれば、
十分合格ライン
達することができたと考えられます

ちなみに解答用紙は、
「書かせる」部分が極端に多くも少なくもなく、
こちらも「オーソドックス」な印象。

 

■設問別所感

第1問:

スタンダードな経営分析問題。
弱みではなく課題
そして「同業他社と比べた場合の特徴」が
問われており、
あとの問題とのストーリー性・連動性を意識すれば
「取りに行ける」問題

 

第2問:

損益分岐点分析
通常の公式、構造がわかれば、
難易度は然程高くなく、
また後の第3問が(他の設問に比べ)
「やや解答しにくい」ことから、

この第2問でどれだけ点を掴んだか?
事例Ⅳ全体の評価に
差が出ると考えられます。

 

第3問:

問われているのは
「キャッシュフロー」
「正味現在価値」
「プロジェクトの流動性」

計算がひとつ違ったり、
税金や減価償却の取り扱いが異なると
「出てくる答え」も変わってしまうので、
「正しい答え」を導き出すのが
他の設問に比べ難しい・・・

そして、設問3の
「適切なプロ ジェクトの評価指標を計算し、
両プロジェクトについて比較せよ」というのも
題意がやや分かり難い。

よくもわるくも差がつかない
になったと考えられます

 

第4問

計算のない、独立問題
全体のストーリーを読めれば方向性が掴め、
問われている論点自体も(事例Ⅰ~Ⅲにも出る)
一般知識と変わらないため、得点源

 

■まとめ

全体として、

・第1問&第4問を確実に解答し

・第2問をカタくおさえる戦略で、

合格点は獲得可能

 

そんな事例Ⅳでした

他事例の所感・講評もお楽しみに。

まるでした。

こんにちは。初代執筆陣の一人、ハカセです。

2010年1月に執筆を開始した「一発合格道場」も早いもので丸5年が経ちました。

ブログを書き始めた最初の頃は「一日100PV達成!」のニュースに「おーっ!」「やったね!」などと はしゃいでいたのですが、今や「一日平均5,000PV」、瞬間最大では「一日17,000PV」を誇る、中小企業診断士受験生向けのブログとしてはかなり大きい(ちょっと控えめに言ってみました)規模に成長しました。(下記グラフ、特別に公開します)

そもそも、診断士受験生は年間15,000人しかいない(2015年1次試験実績)のに、一日5,000PV、瞬間最大で17,000PVを稼いでいるのは、「全米が泣いた」・・・じゃなかった、「全受験生が見た」と言っても過言ではないレベルにまで到達したということになります。これもひとえに受験生の皆さんのご愛顧の賜物、そして(手前みそながら)歴代執筆陣の頑張りのお蔭です。感謝申し上げます。

■ なぜ初代が突然登場したか ■

2015年の二次試験も終了し、受験生と共に戦っているテンションで書き続けてきた6代目執筆陣も、受験生と同様に燃え尽きております(それぐらい気合を入れて投稿しているんですよ)。

もちろん、2016年合格目標の受験生向けに1次試験対策の記事を着々と準備しておりますが、この時期は「端境期」であること、否めません。

また、道場は基本的に月曜日から土曜日まで一日最低1記事を投稿することを自らに課しておりますが、日曜日は「オフまたは希望者が投稿」することにしております(ここに「機会」を見つけました)。

間もなく7年目を迎えようとしている道場。そのマンネリ化を打破するべく、有効活用されていない経営資源である日曜日枠を活用して、再活性化のアイデアを募った結果、

隔週の日曜日に【先代枠】を設け
先代執筆陣がリバイバル投稿を行う

ことにしたものです。

■ 道場セミナーの声のご紹介 ■

実は【先代枠】には布石があります。

今年の6代目執筆陣は、「道場史上最も多くのセミナーを開催した代」となりました。その背景には、5代目執筆陣の「道場の地方展開」という深謀遠慮に基づいた用意周到なスカウト作戦により、首都圏のみならず、地方にも執筆陣を配置した(正確には地方の合格者をスカウトした)ことです。それにより、首都圏のみならず、名古屋・大阪でも数多くのセミナーを開催することが出来ました。

セミナーの開催は、受験生の役に立つ(&執筆陣の承認欲求・自己実現欲求を満たす)のみならず、道場に正の影響をもたらしました。それはFace to Faceのフィードバックを得られる機会を多く持てたこと。

下記に、セミナー終了後の「今後の道場・執筆陣への期待と要望」に関する受験生へのアンケート結果の一部をお知らせします。

  • これからも長くこのブログが続くことを願っています。
  • いつもブログを拝見しております。とてもためになる記事ばかりで、最高の参考書です。
  • 充実した記事、細やかな運営に言葉では簡単には表現できないほど、感謝しております。ありがとうございます。
  • いつも貴重な情報をありがとうございます。メンバーのみなさんがとても個性的で、切り口が違うので独学の自分にはとても参考になります。
  • いつも参考になる内容が多く、重宝していますが、過去検索機能が今一つ使いずらいです。
  • 歴代のメンバーの投稿もたまにあると面白いと思います。
  • 過去問の解説をお願いしたいです。道場スタッフの方々の独自の視点で書いていただけると、参考書の解説と違って新たな気づきが得られるのではないかと思います。
  • 過去問の回答について、どのように解いたか、どのように解くべきだったか、を道場生同士もしくは受験生を交えた議論形式で載せて欲しい。その際に議論に過去記事の引用や勉強方法への対応付けがあるとなお嬉しい。
  • 得点開示の分析が欲しいです。

皆さんから一番多くいただくのは、お褒めの言葉、感謝の言葉。無償で奉仕している道場執筆陣にとって、こんなに嬉しいものはないのです。皆さん、ご両親やパートナー(夫や妻)に感謝の言葉を改まって伝えていますか? 当たり前と思っていませんか? そういう言葉があると、むっちゃ嬉しいんですよね。

また、「参考になります」という抽象表現のみならず、「どうして参考になるか」を具体的に伝えて頂けると、道場の今後の展開にとても役に立ちます。当方が仕掛けていることが無駄ではなく、受験生に響いていることが確認できれば、道場の方向性の軌道修正時に役に経ちますので。

よくいただくのが「過去問解説」、「知識の講義」。道場は(独学の皆さんはそうであって欲しい、と思っているかもしれませんが)資格学校が授ける知識・ノウハウを補完することはできても、その完全な代替とはなり得ません。商売としてカネをとっている資格学校と、あくまでもボランティアの一発合格道場には根本的な差があります。一部から「カネを払ってもいいから講義・勉強会をしてほしい」という声もありますが、有料セミナーを実施した場合、道場執筆陣は「労力の対価」としてセミナー費用を受け取りますが、受験生側は「労力対価+保障(少なくとも合格への接近への期待)」に対してカネを払うのは必定。そこに不均衡がある限り、なかなか難しいのではないかと考えています。無論、会場代や資料配布などの直接外部費用を回収することを目的としてワンコインを徴収するセミナーはあり得るかもしれませんし、これからも財務・経済の「分かりにくい論点の受験生側からひも解いた解説」などは道場記事で紹介していく予定ですが、資格学校の領域に踏み込んでの有料セミナー・有料講義は現実的ではないのではないか、と考えています。(※ これはあくまでも小職の個人的な意見であり、道場の意見を代表・集約したものではありません。道場執筆陣の中にも「有料セミナーをやってみたい」という声があるのも事実です)

また、「議論形式」の記事化や「得点開示分析」はなかなか面白そうな展開ですね。「過去問検索」は道場の永遠の課題です。誰か「せめてこんな風に表示されれば」というアイデア、ありませんでしょうか。

そして、これまた多く頂くリクエストが「歴代メンバーの再登板」です。

■ 道場の内情 ■

一発合格道場は、その創業当初、永続的な組織としては設計されていませんでした。経営理念は「受験生に役立ちたい」、ただそれだけ。しかしながら、どうしても陳腐化する創業者(初代執筆陣)の受験ノウハウや受験知識。そこで、次年度の合格者を道場の執筆陣に迎えることにしたわけです、それ(=新入社員募集)に対応した組織体制なんてできていないにもかかわらず。そしてそこに根本的な解決がなされないまま、それが繰り返されて今日に至っています。

一発合格道場は、(当初そのように設計されたわけではありませんが)、直近の合格者が「現役執筆陣」となり、道場記事の執筆やセミナー運営の主導権を握ってくれています。先代執筆陣は、ある人は引退、ある人は隠居(ご意見番)、ある人は現役世代への世代交代の波に乗らず(乗れず)にいる、など、道場へのかかわり方は様々になりました。

「道場の記事の質は高い」というお褒めの言葉もいただくことがありますが、実は道場では「記事の質を高める工夫」なんてものをほとんど行っておりません。(これ、現役世代にも聞いて見ないと分からないのですが) 具体的には、記事の方向性の統一もしてないし(記事の「お題」は与えられるが方向性はほとんど自由)、記事の相互レビューによる質の担保、なんてことも殆どしたことありません。(それでいて道場の品質を保てているとすると、それは道場の「ブランド」が読者にそういう風に思いこませているか、または執筆陣がブランド保持のために一生懸命書いているかのどちらかです。)

このような情勢下、全身全霊をかけて受験生支援を行う現役執筆陣と、それを卒業してしまった先代執筆陣の間に「温度差」が生まれてしまうのはやむを得ないことです。先代卒業生の中でも、引き続き受験生支援(と言う名前の放談?)を行うものもいれば、完全に卒業していくものもおり、一枚岩ではありません。それよりも問題なのは、(完全に温度差をゼロにできないまでも)そのギャップを埋めるような仕組み・体制が構築できずにいたこと。「道場執筆陣」がそのような状況に対応できる組織になっていない(行き当たりばったり)のですから、当然の帰結です。創業者の一人として、なんとかしなければなぁと気にかけていたところでした。

そこで、リーダのうみのをはじめとする6代目執筆陣は、このアンケート結果を活用して「先代も(たまーにでいいから)戻って執筆してください!」と呼びかけてくれたわけです。

すなわり、【先代枠】を設けて、

① 活用されていない経営資源(日曜日)を有効活用
② 各代に割り当てることによって先代にも道場への興味をリバイバルしてもらい、道場そのものを活性化する
③ 先代の記事を読みたいという読者の要望にも対応

と言ったところが狙い(一部後付けの期待効果)ではないかと考えています。

■ まとめ ■

久しぶりの投稿。とりとめのない「道場裏話」になってしまいましたが、道場の内情をちょっとご紹介するとともに、【先代枠】開始の経緯をご紹介しました。

受験生の皆さんから「どうして道場を書いているのですか」「無償の奉仕なのによくそこまで書けますね」という声も耳にします。僕ら(※個人差があります)の基本的な願いは「自分たちが得たノウハウを還元したい」「道場(などネット上の受験生支援機関)でお世話になったからその応援をしたい」、「受かった俺の超絶テクニックを披露してすごいと言ってほしい」などがありますが、それだけではなく、道場の運営を通して、セミナー立案を通して、セミナーで人前で話すことを通して、「コンサルタント修行」や、「仮想企業・仮想組織の運営修行」を行っているともいえます。大げさかもしれませんが、独立や会社経営の真似事なのかもしれません。企業経営理論で、企業の発展段階を学びましたが、「あぁ、それって企業だけじゃなくて、道場みたいな組織でも同じことが起こるんだなぁ」と実感している次第。読者の皆さんはその「仮想企業」のお客様でありお目付け役、ということなのかもしれませんね。(なんか、この記事も、もう少し化粧すれば事例が書けそうな気もします)

今後、【先代枠】にとらわれず、ちょくちょく道場に新記事を書いていこうと思っています。(うみのリーダーのもくろみ通りですね)。第一弾として「2015年の二次試験の事例を解いて見た!」を考えていますのでお楽しみに。

by ハカセ

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