» 2015 » 9月のブログ記事


こんにちは、「たまたまストレート合格者」の ぽらーのです(予備校通学生)。

ぽらーのが来月二次を受験するストレート生から「ストレート合格するには直前期に何をやっておくべきですか?」と尋ねられた場合、それについてどう答えるかを考えてみました。

「たまたまストレート合格」なので、あまり参考にならない可能性もありますが、とりあえず思うところを書きます。
まず、事例別に述べます。

1、事例Ⅳ
過去問や市販の問題集などで毎日練習して、平易レベルで頻出論点の計算問題を鉄板化する。過去問演習や模試などで間違えたところは再度解き直しする。

2、事例Ⅰ~Ⅲ
(1)本番までの間、過去演習を中心に以下を意識して取り組むこと。私は同じ過去問の2回転目、3回転目・・・もアリだと思います。

ア、過去問を説いた後は振返りを大切にし、振返りノートを作成することをオススメします(以下、記載例)

①引き出せなかった知識とその応用に関するメモ
②事故した内容とその原因分析(なぜなぜ分析で自分の足りないところや陥り易いクセを探り、以降改善する)
これを本番でやったらダメ!という内容を事例ごとにまとめておく

上記①~③のことは、

     次回の演習時の取り組み課題の設定

     事例別対策(事例のノウハウ集)の作成

     本番直前にみるファイナルノートの作成

などにも繋がりますね!

イ、80分のお作法(プロセス)は最後まで試行錯誤してみる。自分の型になるように問題の数をこなすことも意識する。
書くを省いた「読む⇒考える」というプロセスの練習なら約半分の時間で済むのでオススメです。

ウ、上記のように過去問を繰り返し解くことで、事例で繰り返し問われている内容や一次試験の知識との応用点などを自分なりに把握し、事例毎の本質とは何かを常に意識する。

過去問分析を通じて、

事例●とは一言でいうと「●○●○」

あるいは

事例●には、どんな企業が出てきて、どんなことが問われたり、テーマとして扱われるの? 
を自分の言葉で語れるようにするようなイメージですかね。

(2)道場ブログを検索し、過去の良記事からノウハウをゲットする(パクッてカスタマイズ!)

 

3、最後にストレート生の心構え(所感)
昨年の受験生支援セミナーで、ぽらーのが合格者からアドバイスを受けて取り入れたものとして、

「聞かれたことに素直に答える姿勢でした。

また、再受験者に比べてストレート生の精神的な強みは何かというのを今考えると、

「ダメ(=受からない)でもともと」の面もあり、その面では再受験者に比べてプレッシャーが一般的に少ないという点ではないかと思います。

以上の姿勢や精神状態から生み出された「素直で無難な人並み解答」がストレート生の強みというか差別化戦略と考えます。各事例ごとに平均点+αを積み重ねてトータルで合格点を超えるようなイメージです。

一般的にストレート生は、実力の面からすれば、時間をかけて、よく鍛錬を積んだ再受験者にはかなわないですよね。
つまり、知識の広さ、深さ、それら体系だった知識を用いた思考力、短時間で整理・まとめる力、80分のお作法の盤石さ、書く作業の巧妙さなど、二次試験で求められる様々な点において、ストレート生は実力のある再受験者にはかなわない傾向があると思います(当然個人差はありますが)。

ですが、再受験者は、プレッシャーのかかる中、奇をてらったり、策に溺れたり、または実務経験や過去の事例演習にとらわれてしまったりするなどによって、ストレート生に比べて地雷を踏む危険性が高く、本来の実力を充分に発揮できない可能性もあります。

そのため、素直なストレート生が実力のある再受験者を差し置いてスッと頭一つ出てしまうようなことも起こるのだと思います。

ぽらーの は冒頭で述べたとおり「たまたまストレート合格者」です。この道場ブログ執筆を通じて大した知識や能力もないことを冷静に再確認できたことにより、「たまたま合格」であったことを感じております。

たまたま合格できたのは何故か?ということを色々と考えた結果、ストレート生の「聞かれたことに素直に答える」という姿勢こそが、差別化戦略と言っては大げさですが、本番でとても力を発揮する可能性につながるのかなぁということを実体験をもとに考えた次第です。

 

最後に念のためですが「たまたま合格」であろうと立派な合格であり、この記事では卑屈な意味で使っておりません。

以上、ぽらーのでした。

 

 

 



 

企業を運営していくうえで大切なものはたくさんある。従業員のモチベーション、マーケティング、QCD。安全性や収益性、効率性も追求する必要があるだろう。その中であなたは目の前の社長に対して何を具体的に伝えていくのか

 

なごです。

 

そろそろ2次の学習も中盤を過ぎ、自分なりの解法が定着しつつある頃でしょうか。ほとんどの人が自分なりの回答手順は確立したものの、それが正しいかどうかも分からず不安な日々を過ごしていると思います。しっかりと納得した回答方法を確立できているのはほんの一握り。まだまだ実力差はほとんどなく、横一線の状態であると思います

でもここで頑張ることで、「何を聞かれているかを察し、必要な要素で解答を構成する」ことが可能になるちょうど端境期でもあります。
少し過去の記事も参考にしてみましょう。

 

目から鱗集

事例高得点の先にある罠

まっきーの事件簿file9

80分では間に合わないよ(泣)というあなたへ

 

 

多くの合格者がこの時期、苦しい時間を過ごしています。模試での点数は別にしても、誰しもが先の見えない中でもがいています。でもこの時期を抜けると、キーワードが目に飛び込んでくる実感を持つ人がでてきたり、周りの回答が想像でき、自分なりのA答案を作ることができるレベルまで達する人がいたりと、実力差が明確に表れ始める時期がやってきます。
まずは今の積み重ねが大切。頑張ってください。

 

さて、今日は各事例におけるキーワードを書き出してみました。

まず事例Ⅰです。
企業における収益向上を目指し、取り組むべき人事施策はたくさんあります。
1次試験で単語の意味は皆さん理解していると思いますが、その長所・短所、また使われるシチュエーションの違いなど細かな部分になるとあいまいな方もお見えかもしれません。2次ではこれらの言葉の違いをきちんと理解することも必要であるため、頭の中で構いませんので、おさらいをしてみてください。

 

機能別組織、ラインアンドスタッフ組織、事業部制組織、マトリックス組織

採用、配置、報酬、育成、評価茶化

職務充実と職務拡大

同族会社のメリット、デメリットは

組織のライフサイクルの各々の特徴(誕生期・成長期・成熟期・衰退期)

ダイバーシティ

 

 

では一つ例題を。

下記のようなモラールが低下しているときの対策を考えてください。
(1)仕事を任されていない
(2)コミュニケーションが円滑でない
(3)企業の目標が明確でない
(4)成果が評価に反映されない

 

事例Ⅰを紐解くキーワードはたくさんあります。でもそのキーワードを理解しておくことで、出題者が意図するレベル感に沿った回答が出来るのです。組織構造について聞かれているのか、組織風土を聞かれているのか、モチベーションについて聞かれているのか、問われているレベル感を的確に察することを意識してみてください。

 

次は事例Ⅱです。
今度は競合他社も登場しますね。自社がどのような戦略で戦っていくのかを強く意識することが大切になります。

 

外部環境と内部環境

成長戦略(市場浸透、新市場開拓、新商品開発、多角化)

競争戦略(コストリーダーシップ、差別化戦略、集中戦略)

価格戦略と非価格戦略

ブランディングとマーチャンダイジング

情報発信の方法(パブリシティ、口コミ)

インターナルマーケティング

インタラクティブマーケティング

コーズリレーテッドマーケティング

RFM分析

生涯顧客価値

 

ではこちらも例題を。

サービス財の3つの特徴に対する対応策をあげてください
(1)同時不可分性
(2)非均一性
(3)無形性

 

どうでしょう、さっとイメージが膨らみましたでしょうか。価格を繁閑に応じて変更したり、サービスマニュアルを作成して品質を一定にしたり、体験キャンペーンで見えづらい商品をPRしたりと、普段、日常生活の中で何気なく使っているサービスですら、設問形式になると戸惑うこともあるでしょう。このタイミングで一度頭を整理してみてください。

 

 

では事例Ⅲです。

問題点が山積みの事例Ⅲ。指示を守らず勝手なことをしている人たちがいます登場人物が多いのも特徴であるこの事例、QCDの視点で外注先も巻き込みながら改善をしていきましょう。

 

生産管理(計画・実行・統制)

3S(単純化、標準化、専門化)

5S

ないじゅか(ECRS)

見込み生産と受注生産の違い

個別生産、ロット生産、連続生産

生産リードタイムとレイアウト

セル生産方式のメリット・デメリット

内製化と外注化のメリット・デメリット

 

ではこちらも例題を。
製造工場で問題が発生しています。対応策をえて下さい
(1)工程ごとに製造時間のばらつきがある
(2)遅延が発生している
(3)不良品が多い
(4)モチベーションが低下している
(5)段取り時間が長い
(6)作業員に能力差がある
(7)滞留在庫が多い
(8)生産計画が硬直的

 

事例Ⅲは問題点が結構、明確に書かれています。そしてボトルネックとなっている真の問題点を見つけ、的確に指摘することが大切です。
ざっと書き出してみましたが、いかがだったでしょうか。事例を解いているともやもやした感覚が常にあると思います。でも実際、目指すべき回答は、これまで皆さんが学んできたことの積み上げでもあるのです。改めて知識を整理しながら、引き続き過去問に取り組んでみてくださいね。

 

なごでした。

 



こんばんは、ではないな、これアップするのは昼間だから・・・

こんにちは和尚です。
和尚の住む、何のランキングでも24位程度になる県では昨日

「F1グランプリ」

が開かれました。このグランプリは録画ですが全国ネットで放送もされ、モータースポーツファンにはたまらない年に一度の行事ではあるんです。
これで、町おこしをしようと思っている地元民はいぱーいいて、結構イベントやら、F1入場券を提示するだけでビール1杯無料とかそういうこともやっているのですが。

「いったい、F1をやっている鈴鹿サーキットって何県にあるの?」

という声を聞いたような気がします。そうなんです、世界的な知名度があるにもかかわらず、日本国民はその場所を知らない人が多い。

さ・ら・に

来年伊勢志摩サミットがわが県で開かれます。故山崎豊子の「華麗なる一族」の舞台にもなった国際ホテルで、これもまた世界のトップクラスの国の首脳が揃うなんていうのはもうほんますごいことだと思いますが、

「いったい、伊勢志摩って何県だったっけ?」

という声も聞いたことがあります。

鳥取県は「すなばコーヒー」とか、熊本県はくまもん(診断士には法務で必須のゆるキャラです)とか、香川県は「うどん県」とか、広島県はperfumeの出身地だとか(これはあまり関係ない)、みんな県を挙げての話題作りがうまいのに

わが県は、プロデュースが下手。

西野カナは表立ってあまり出身地は言わないし、民主党党首のお家は和尚の近所だし、だからイオン(=岡田屋)の発祥の地もうちの近所だし、新幹線は避けて通るのにもかかわらず空港はひとつもないし、渋谷のハチ公を飼っていた東大教授も、三島由紀夫の自決時に介錯した人も、この道場の3215さんもmyaちゃんもぜーんぶ、うちの県の出身なのに、

なぜか、知名度低し。

てか、マーケティングというか、そういうの和尚を含め、苦手なんでしょうね。

昔からお伊勢さんへお参りする折に、旅人がよくお金を落としてった(物を買っていった、の意味ね)から「伊勢乞食」という不名誉なあだ名も頂戴してます。
でもね、気候も良いし食べ物もおいしいの揃ってるから(だから乞食でも飢えない)、試験が終わったらいらっしゃーい!

ということで、今週のおしょうさんは・・・

 

1.財務について何か一つ

2.今週の財務ネタ!

3.編集後記

 

の3本立てでお送りします!また来週!

1.財務について何か一つ

先週の記事の中でリーダーが、
(いちおう、6代目の中ではリーダーという体になっておりますが、そんなに大した立場でもなく…他のメンバに無茶振りをするくらいのことしかしておりません)
というようなことを突然UPされておられました。これはまさしく今日のこの記事のために言っているのではないか?と下種の勘ぐりをしてしまった和尚でございましたが、そのリーダーからまたまた「アバウトなお題」をいただきました。はい「財務について何か一つ」。

普通のメンバなら「おいおい、リーダーもちっと具体的になにか指図をちょうだいよ!」と申すかもしれませんが、はい言いませんとも。私のことを信頼しているのと試しているのがわかっておりますので(笑)。財務のこと書かしたら止まんないというのが最近分かってきて、ちょっとヤバいのですが。

それを見越して無茶ぶりということを言いつつ、和尚のモチベーションを最大限に上げるようなお題を振るリーダー、まさにリーダーシップ発揮!ですなあ。

さて、もういらん話題はおいておいて、本題に入りましょう。もうここまででだいぶ紙面を費やしております。

正直申しあげて、財務しか出来ない和尚って言われていじけている部分も当然あるのですが、2次試験受ける前よりもその後の方が断然、財務のことを考える時間は多くなりました。そしてわかってきたこともたくさんあります。

今日のこの項で言いたいこと、それは

「相手が何を表現したいのか、期待しているか読み取れ!」

です。あれ?和尚が言いたいことは財務、すなわち事例Ⅳについてでしょ?それでいいの?、なーんて声も聞こえてきそうなのですが、そこはさておき、2次試験で共通すること、いや、中小企業診断士にとって一番大事なことはまさにこれでしょう。

和尚はどっかで書いたけど、中小企業のオヤジさんと接する機会は山ほどございます。そして、経営を「勘」でやってきて、それを言語化、数値化する能力に長けていないシャチョーさんも山ほどいるわけです。

そこをきちんと意図することを汲み取って、診断に生かす、いや和尚の世を忍ぶ仮の姿だとそこを汲み取って・・・することになりますが、私は仮の姿ではありますが、そういうことをした対価としておまんま食わせてもらっているという意識、プライドは十分に持っております。

そこから考えるに、相手の言わんとすることを汲み取り言語化すること、事例Ⅰ~Ⅲならば「・・・したのはどういう理由か。100文字以内で述べよ」というのと、事例Ⅳでいうところの財務の問題、すなわち「どっちがもうかるの?」というのは等価だなあ、と最近思うわけです。

結局は

「社長が話していること=問題文に書いてあることを、何を言いたいかを汲み取って、それを言語化して紙に落とす作業」

と言い換えることができると思うのです。当然受験生である当方には

「言語化能力」

というのが試されているな、と最近思うのです。その言語は事例Ⅰ~Ⅲであれば日本語であり、事例Ⅳ(ここ2年はⅡも)は数値でもあるわけですが。

要するに、診断協会は「これからあんたら中小企業を診断するんだから、その時の気分だけで何言ってっかわかんねーシャチョーの言いたいこと、その企業が置かれている環境を正確に捉えて、それをちゃんとあんたらなりに腹に落としたうえで言語化せにゃならんのよ!それを試してるのよ?」てことが言いたいんだろうなーなーんて。

むしろね、中小企業のシャチョーさんがだらだらと面談で話す内容から経営に関わる課題や問題を抽出する作業、はたまた決算書の内容を説明できずに、「いやあ、うちの売上が下がったのは、政府の施策が我々中小企業まで降りてこないからですよ(←これは8割がた的を得ていない、でも本当にこういこというしゃちょーさんいるんですよ!)」なんていう言葉から、原因を探る作業よりも

ロジカルに考える生活をしておられる大学の教授(であろう人)が作られる(であろう)2次試験の問題を解く方が簡単。

とはっきり言えます。だって場末のシャチョーさんみたいに気分で物を言ってんのじゃなくて、答えが想定されているんですもん、財務で言えば、答えは確実にあるんですもん。それも一番もうかるやり方でやったらどうなの?みたいなもう前提条件も提示されている問題なんですよー。

既に2次試験まで1か月を切ったこの状態で習得せよとは申しません。

ただね、ただね、一度は財務の問題(過去問)を

「この問題、いったい作問者はどのようなことを聞いてほしくて、知ってほしくて作ったんだろう?」

ということを考えてみることをお勧めします。今のあなたたちの状態はね

「問題を解く!!!!!」

という視点しか持ってない(人が大半だと思う)から、行き詰っている人、ぜひここいらで作問の意図というか、どういうことが言いたかったのだろうなということを考えてみること、これをお勧めします。

 

結局のところ、who仁さんがすでに5年前にも申しているように
作問者が用意した答えに近づけるゲーム
なんです。

問題を解くというのは、作問者とあなたとの関係性の上に成り立っている。

 

 

作問者との関係性を無視して問題を解いていませんか?

気分でモノ申すシャチョーさんと同じ言語能力の水準に甘んじますか?

 

その能力を試されている試験だと思って立ち向かえ!ということで和尚のエールとしたいと思います。

(ああ、またリーダーのお題からずれてしまった・・・)

 

2.今週の財務ネタ!
はい、ということでずれずれの第1章は放置しておいて、むしろこの章で「財務についてどっぷり」語ります。

そして前章で述べたことの具体的な利用方法を語っていきたいと思っております。すなわち「作問者の言いたいことを考えよ!」です。

いつものとおり
ここ
をご覧ください。ネタとしては、事例Ⅳにおける、財務指標のチョイスの仕方です。

この記事を書いてアップした2週間前にはちょっと頭の中でまとまってなかったところがありました。これを提示しながら、H25年の事例Ⅳを1週間前に某勉強会で受験生にあーでもない、こーでもない、ということを申していたのだけど、話しているうちにまとまってきた。

この財務指標のチョイスを勘考するとき、ドラスティックな解答法を編み出しつつ、うまく省エネで説明できるのではないか、なんて思っております。

とりあえず、まとめますね。言っておきますが、かなり「和尚、こんなんでいいのかよ?」って感じのもんですが、たぶんこれで行けると思います。

「Hey! you!! そんなもん、悩まず解いちゃいな!」

とヤングアメリカンのノリで答えちゃいますよ、はい、きっと大丈夫。

では。

 

事例Ⅳの財務指標の選び方

①収益性は、営業利益率を原則としてチョイスせよ

②安全性は、流動比率か自己資本比率をチョイスせよ

③効率性は、棚卸資産回転率か、有形固定回転率をチョイスせよ

 

ま、こんなところで。H25年度の問題を除く、とやりたいところですが、これも流動比率と自己資本比率をチョイスすれば2/3は当たりですよ。ですので、

ここんところは時間をかけずにやっちまう。いちいち試験中には考えない。試験中に考えないんですよ、代わりにいま考えておくのですよ!

「今このブログを読んで時間をかけてその意味を理解する」ということで、試験中の時間短縮に腐心しましょう。

さて、解説

①営業利益率

これさ、実際のところ万能の収益性を表す指標だと思うのよ。要は一番利益の状態を表すのに「キモ」となるところであって、変動費と固定費を除いたあとの利益を表しているんだよね。だからこれを選んで

「どこでコストが張ったのか」

を説明しておしまい。

当然、
・原価(≒変動費)が高騰したり他社比異様に高い(低い、はないと思う)場合には総利益率を

・借入金が他社比もしくは昨年対比多く、支払利息が張っている場合には経常利益率を

チョイスする例外さえ覚えておけばOK。ただしこういう場合でも営業利益率を選んでおけば無難、ということは間違いなく言えるでしょう。

作問者は問題点のない会社を事例Ⅳとして絶対に出すわけがない→その問題点はどっかのコスト構造が問題でなければおかしい、というか問題にできない(H25年以外)

から。でしょでしょでしょ?だってさ、収益性に問題がない会社だったら問題にしようがない。

逆に「優位性を説明せよ」でもこの法則は成り立つ。同業他社か昨年対比どうなったかを収益性で説明しない問題なぞ作り難い。

だからもう悩まず1つ目は営業利益率をチョイスして、その理由を探しに行きましょう(あーあ、言いきっちゃった)。

②流動比率と自己資本比率

棚卸資産回転率と有形固定資産回転率

えっとね、むしろ皆さんはBSが絡むと何を読んでよいかわからん、という人が多いと思う。ゆえに

(何千という決算書を見てきた)和尚が事例Ⅳを作るのなら、どのようなBSを用意するのか?

から語りますね。

むしろ、こう考えます。

BS面で問題がある会社=何らかの勘定科目が異常に「多いか少ない」会社。

和尚が試験作問者ならこの勘定科目の指摘をすること、それについてどんなことを言えるか、ということで作問したいと思います。

ただ診断士試験といういやしくも国家試験なのですから、やはり財務指標という物差しを知ってっか?的な問題を作らざるを得ないだけ、ということがいえそうです。

(和尚注:そもそも中小企業に財務指標で分析するのは間違い、とまでは言わないが「見誤る可能性大」と申し上げたい。なんとなればその勘定科目は特殊事例が多く、例えば今回和尚が実務補習でお邪魔した会社は流動比率は表面上は×だったが、これは短期借入金を長期的に借換えをおこなえていることによるもので、これを長期借入とみなせば、流動比率は○となる。このように中小企業は個々の事情を見た上で判断すべし、という信念を持っております)

さて、じゃ、和尚はどのような勘定科目が異常なBSを作るのか?

 

①在庫が重い

②有形固定資産が重い

③(そのために借入が重い)

④(過去からの利益の蓄積が小さく)(かつ③と逆の意味で)自己資本が薄い

 

たぶん、①と②です。で結果としての③と④がある。それだけを指摘できたら和尚としては合格を差し上げたいけど、それを許さないのが診断士試験。

では、どうする?

安全性と効率性でお互いが干渉しあわないような指標をチョイスする。

これです。だから、流動比率と棚卸資産回転率の組み合わせはちょっとイケてない。同じように有形固定資産回転率と固定費率のチョイスもイケていない。

となると、組み合わせとしては、

 

・流動比率と有形固定資産回転率

・棚卸資産回転率と自己資本比率

 

の組み合わせしかなくなってきたことに、このブログ書いてて気がつきました。

まま、ロジックの説明を端折ったところがありますが、ままこの辺選んでおけば、まずは大コケしないでありましょう。それよか、ほかの問題に時間をかけるべき、そう思います。

 

3.編集後記

 

端折ったところがありますが、今日和尚が言いたかったことは、この辺。

ただ、これを自分でよく考えてみて、応用してみてください。

あくまで自己責任=自分でよく考えて、判断してくださいね~

今日は非常にえらっそうなものいい!

 

合掌。

 



少なくとも、上位20%が順当に合格する試験ではない。
悪くとも、上位70%に入れば当日次第で逆転合格。

なぜそうなのか:「2次」学習が長期化すると、この問題はこう、あの問題はそう、と過去問解答パターンを覚える。それが模試や演習での得点差

するとどうなるか: 「今年の本試験」に限り、過去問の範囲を逸脱して出題する特権。見たこともない新傾向出題に、実力上位組がフリーズする傍ら、その場で素直に考えて通り過ぎるのが「たまたまスト合格」

   

従い来年の「2次」通過に向け、「今からでも間に合う」「最後まであきらめない」のは実は大事なアドバイス。むしろ実力下位ほど逆転合格の目が多い。

さらに、この試験の受験者・合格者を2分割して俯瞰。

合格することが目的(8割) 試験合格は手段(2割)
何かを使って→試験に合格 試験を通じ→何かを得る
合格率20%の試験を
2回通過(Pass) 
合格率5%の試験を一発合格
(Fruit, Achievement) 
ノウハウを集める 要らないモノを捨てる
重厚長大 △軽薄短小 リーン・シンキング
試験と戦う 試験と知識を味方につける
受験回数でリスク分散 全科目平均的にリスク分散

合格が目的化すると、通過(Pass)するための「上位20%に入る」ノウハウに目が向く。「2次」と戦い続け、不合格リスクを受験回数でヘッジ。

試験合格が手段なら、その達成(Achieve)要らないものはどんどん捨てる。試験と知識を味方につけ、全科目平均的にリスクをヘッジ。

どちらがいい悪いという話でなく。

試験合格が目的か手段かで、考え方(アプローチ)は真逆。

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■余談:2次元タテヨコ~全9講義→3×3■

2次元タテヨコ表を使うと、暗記減、使いやすさUPの一石二鳥。

真逆の考え方(アプローチ)の例として、「500点取る連中」の知識暗記量は驚くほど少ない。「経営」斜め読み#9回シリーズで説明。

経営戦略 組織論 マーケティング
重要度
H
#1
S
経営戦略全体像
#4
S
構造論
#7
S
マーケ・マネジメント
重要度
H
#2
S
成長・競争戦略
#5
S
行動論
#8
S
製品Product
重要度
M・L
#3
A
技術経営
#6
A
人的資源管理
#9
A
残り3P・関係性マーケ

一直線に全9回を並べるのでなく、タテヨコ3X3に並べるとこう気づく。

・「経営」はテキスト論点順通りに出題し、3領域の出題量も等分。
・知識をタテヨコ表に整理すると想起しやすく、「1次」問題を瞬殺。
・「2次」でも使うS論点は理解対応、そうでないA論点は暗記対応。
・「戦略」「組織論」「マーケ」を3分割すると、S論点は上の2つに集中。
・C論点は各領域・論点の最後に集中。深入りせず一般常識で。

複雑な情報を4マスポートフォリオや9マスタテヨコ表にプロット。するとマス内の類似性マスをまたぐ共通性

情報が正規化され、覚えやすく・使いやすい。

この考えを採用するかは人それぞれ。だが周囲が9つ考える隙に自分は6つ(3+3)で済ませ、求められた情報を素早く想起。それが来年の「2次」を80分以内で解き知識で勝ちあがる「500点組」がやらかすスト合格。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#6日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★☆☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★☆☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★☆☆
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★★
組織購買行動 ☆☆☆

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■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

 

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

.

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

.

.
■余談:初学スト生は、「経営」より「運営」に備える■

受験校講義(Off-JT)より、現実世界(OJT)の方が遥かに進んで刺激的。

今日の#9講義はさほど大事でない。だってAmazonは年々進化。たかた社長のテレビ通販は軽妙。マーケ知識は現実世界で知ってることばかり。ついでに診断士受験を「自分を経営するプロジェクト」として例解。

「経営」 「財務」 「運営」
全体戦略 学習時間 学習の質
自己成長に向け、
環境分析と目標立案
得手不得手で
合格所要時間が変動
得意なら学習プロセスを
自力改善PDCA

だが大手受験校セールストーク(診断士は1年で合格可能。予習も不要)を鵜呑みし、通学スト生の半数がこう↓。

「経営」で油断、「財務」で調子が狂い、「運営」で落ちこぼれ。

仕訳コツコツ、解法体得が前提の「財務」に徒手空拳で臨むと泥沼。慌てて「財務コツコツ」して「運営」理解が後手。すると「生産管理」理解が足りず2次「事例Ⅲ」で来年の今頃再び泥沼。それが嫌なら、

予習する。または講師の話を150分フルで傾聴。

この話の本質は、△予習する⇔しないでなく、○講師の話を150分集中して聴く。自信があれば予習不要、そうでなければ予習。初学スト生の「2次」合否に限ると、書き方コンクールでなく「相手の話の傾聴力」で得点差。

.
■当シリーズまとめ■

「経営」が終わる頃には「財務」の準備。「財務」が終わる頃には「運営」の支度。

資格試験は段取り八分。来年の「2次」は4事例がっぷり四つでなく「事例Ⅰ」で勝負が決まり、「事例Ⅰ」は要求解釈最初の「10分」で勝負が決まる。世を挙げ「情報化」「スピード勝負(速度の経済性)」の時代、

資格試験の合否は、試験中でなく試験当日朝にはもう確定。

そこから逆算し、10月からの「経営」対策はアクセル全開。さて当シリーズは今日で終了。そしていつものファイナルメッセージの真意は、

△運を天に任せるのでなく、
○運不運を管理できる実力を備えて臨む。

では、Good Luck

byふうじん



みなさんこんにちは

勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです

今回は解答プロセスの組み立て方に関してのお話です。

前回の記事で書いたように、解き方は人それぞれです。

おそらくみなさんもいろんな人の解答プロセスを参考にしながら自分なりの解答プロセスを構築したことでしょう。

ただ、解答プロセスの構築は非常に難しい

特にあなたが独学ストレート生ならなおさらです。

いくらパクってカスタマイズを活用したとしても、

本試験の前日まででも悩みの種になってしまうポイントだと思います。

これは時間がないんだから仕方がないと思います。

わたしもストレートの時は最後の最後まで悩んでいました。

解答プロセスの構築には以下のことに留意しましょう。

~最終的に何が足りないか~

これは具体的にどういうことか以下で説明します。

問題を解くということは、基本的には


①読む

②理解する(考える)

③書く

という流れになると思います。

あなたがこれまで事例を解いてきて、上記3項目の何が足りないと感じていますか?

①読む

読むのにそれなりに時間がかかってしまう。

けれども、時間をかけて読めば理解は早いし、書くのもそんなに遅くはない。
こんな方がいらっしゃれば、80分間の解答プロセスの「読む」の部分を他の人より時間をかけてみましょう。

②理解する

これが遅いと中々この試験に合格するのは難しいです。

ここを根本的に解決するのは時間をかけて勉強するしかありません。

もし付け焼刃的になんとかしたいと考えるならば、

「難しいことは考えず、あくまであなたが理解できる部分だけで頑張る」

という風に考えを変えてみたほうがいいかもしれません。

実際問題この試験は、試験中に

「わかるわかる~♪楽勝~♪」

と、解ける人はまずいません。

(試験が終わってからですら解答が割れるものですから。)

ということで、シンプルに考え、シンプルに書く。

本当に難しい設問は、字数が埋まらなくても気にしない。

これでいきましょう。

事実、空欄の設問があっても合格している人は何人もいますので。

③書く

読む、理解するは問題ないが、書くのが致命的に遅い。

もしかしたらこういう人は、理解⇒書く のプロセスに問題があるかもしれません

理解⇒考えを整理し⇒書く

「考えを整理する」、という部分ですね。

この部分に時間を少しもうけましょう。

80分間の時間の使い方は前回の記事に、私が実際にしていたことを書いておりますが、

苦手な部分には少し時間をかけるなど、バランスを独自のものに変えてみることで、

すごく解きやすくなります。

 

もし解答プロセスが構築されたら、自分でそれを行うためのマニュアルを作り、

必ずそれに則ったやり方ができるようにしましょう。

せっかく作っても、本番で使えなければ意味がありませんから。

 

また、どのやり方が解きやすいか、を判断するトレーニングですが、

「同じ事例を連続して解く」

これが私には最も有効でした。

 

実際にアウトプットされた自分の解答にも明確な変化がでますし、

解いている最中にも、「この部分の時間が足りない!」

と気づくことができると思います。

本試験まであと少し、スタミナ的にはかなり苦しくなってくるところですが、

あと少し、力を振り絞って頑張ってください。

合格はもうすぐそこまできています。

 

きりでした。



マーケティングは4Pで考える。
(製品・価格・チャネル・販促)

画像:雪印メグミルクHP

知ってるよ。当り前だよ。そんな声も聞こえる。だがその「知ってる」「当り前」の知識フレームを、誰よりも深く・体系的に使うのが診断士。「たまたまスト合格モデル」で復習。

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「1次」と「2次」は別物と考えるのが多数派。実務も「1次」も「2次」も使う知識は同じでしょ?と1年で駆け抜けるのが「たまたまスト合格」。

気をつけなきゃいけないのは、初学スト生⇔多年度・過年度では、使う知識は同じでも勝ち方が違う。4Pフレームを使って例解。
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□診断士試験の4P□

4PはProduct(製品=自分)が王様。Promotion(販促=顧客接点)が女王様。

Product
(王様)★★★ 
Promotion
(女王様)★★ 
  Price(王子)★  Place(王女)★   
ストレート合格
する自分
(1次)
どこまでスコアを
伸ばすか
(2次)
どの得点を目指すか
通学・通信・独学
の選択
定期行事
答練・模試
年末年始・GW
本試験

初学スト生は、△知識の量でなく、○優先順位・質・理解で戦う。理解がどう違うか、以下ドリルでチェック。

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■余談:カーナビNorth upドリル■

ドライブの時、カーナビを①Head up、②North upのいずれにするか?

①Head upとは進行方向向き、②North upとは北向き。某ネット調査によると①86% ②13%。現役診断士でアンケートを一度やってみたいが、「1次で500点取る連中」に限ると恐らく半々。そこで試しにNorth upドリル。

□カーナビNorth upドリル□

・ドライブの際、カーナビをNorth upに設定。
・固定された方向の中で、自分が東西南北どちらを向くかを意識。
・ドライブ中は、自分が中心で周囲が動くHead upの考え方を捨てる。
・1ヶ月やってみて気に入れば継続。合わなければHead upに戻す。
Head up学習 North up学習
テキスト内容に先に目が行く 知識の大枠を頭に描く
目次式 チャート式
1次元・テキスト記述順 2次元・タテヨコ平面上
テキスト書き込み中心 復習時に自力でまとめ
教わった順に並べる 大事な順に知識を詰め込む
線知識 面知識
△知識を引き出す速度に限界 ○使いやすいよう正規化
Head upでしか走れない Head upでも走行可

カーナビをHead up、North upいずれで使うかは好み。だがオールラウンド志向、短期決戦のスト合格狙いなら、

他人ができることを当り前にやり、他人が気付かないことも当り前にやる。

つまり上位互換の戦略を採る。かつ△知識を「2次」向けに組み替えるのでなく、○「1次」で荒稼ぎした知識をそのまま持ち込み「2次」で暴れる。だから初学スト生⇔多年度・過年度生では勝ち方が違う

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■本題:重要度ミシュラン評価~#8日目■

マーケティングの4Pは最重要Productを今日の#8、それ以外を明日#9で学ぶ。ではProduct論点を一挙掲載。

論点 評価 一言で
#8 5製品戦略 製品の概要 ★☆☆
プロダクトミックス ★☆☆
製品ライフサイクル ★★☆
ブランド ★★★
パッケージング ★☆☆
新製品開発のプロセス ☆☆☆
サービスマーケティング ★★★

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第5章 製品戦略  
①製品の概要  
1製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品) B
2製品の形態(実際的製品) B
3製品の付随機能(拡大的製品) B
2製品の分類
1経済的な財の分類 A
2有形財(製品)の特徴 A
表P.270 消費財の特徴  3消費財の分類
(1)最寄品 A
(2)買回品 A
(3)専門品 A
(4)非探索品 A
②プロダクトミックス
1製品ラインと製品アイテム
1製品ライン B
2製品アイテム B
2プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ B
③製品ライフサイクル  
1マーケティング戦略との関連 ★重要1 表P.272 マーケティングのポイント S
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
1計画的陳腐化政策 S
2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化) S
④ブランド
1ブランドの種類 ★重要2a
  1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者) S
(2)プライベートブランド(販売業者) S
図P.274 ブランド採用戦略  2ブランドの採用戦略
(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド S
(2)ダブルブランド S
(3)ブランド・プラス・グレード S
(4)個別ブランド S
(5)分割ファミリーブランド S
2ブランドの機能
1出所表示機能 A
2品質表示機能 A
3宣伝広告機能 A
4資産価値機能 A
3ブランド要素とブランドエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント) S
   2ブランドエクイティ S
(1)ブランド知名度 S
(2)ブランドロイヤルティ S
(3)知覚品質 S
(4)ブランド連想 S
4 4つのブランド戦略 ★重要2c
図P.277 4つのブランド戦略 (1)ライン拡張 S
(2)ブランド拡張 S
(3)マルチブランド S
(4)新ブランド S
⑤パッケージング
1パッケージの機能 B
2パッケージ(包装)の分類
1商業包装(消費者包装) B
2工業包装(輸送包装)
(1)内装 B
(2)外装 B
⑥新製品開発のプロセス
1新製品開発の全体像
2新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出 B
2スクリーニング B
3製品コンセプトの開発 B
4マーケティング戦略の検討 B
5経済性の評価 B
6試作モデルの開発 B
7テストマーケティング B
8市場導入 B
⑦サービスマーケティング
1サービス業の分類 B
2サービス(無形財)の5つの特性 ★重要3a
1無形性(非有形性) S
2品質の変動性(非均一性) S
3不可分性 S
4消滅性(非貯蔵性) S
5需要の変動性 S
3サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング S
2インタラクティブマーケティング S
3エクスターナルマーケティング S
4経験価値マーケティング ★重要3c  S

.

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■本題:一言メモ例~#8日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

製品ライフサイクル ★重要1
1マーケティング戦略との関連
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
・1計画的陳腐化政策
・2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化)
#2講義でスルーした製品ライフサイクルは、ここで覚え直す。試験上は△CFの出入りより、○製品のライフサイクルに応じ4Pマーケティングミックスを変える(スピテキP.272の表)。当り前のコトだが、ここで差がつく。

ブランド
ブランドの種類 ★重要2a

1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者)
(2)プライベートブランド(販売業者)
→元を辿ると中内氏率いるダイエー、今ならセブンプレミアムトップバリュ。製造業者が支配してきた価格体系を大手小売が突き崩し、製造業者が必至で防戦する姿は多数のビジネス書が描く。ブランドとはそれだけ重要。

2ブランドの採用戦略(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド
(2)ダブルブランド
(3)ブランド・プラス・グレード
(4)個別ブランド
(5)分割ファミリーブランド
→ここも重要。マーケティングが上手と言われる企業は、一般的にコーポレートブランドの価値を高める戦略を採用。

ブランド要素とエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント)

2ブランドエクイティ
(1)ブランド知名度
(2)ブランドロイヤルティ
(3)知覚品質
(4)ブランド連想
→マーケティングの最終目的である売れる仕組み作りの中で、自社ブランドを指名買いしてくれる顧客愛顧が最重要。だからブランド=製品=マーケティング上最優先。

4つのブランド戦略 ★重要2c
(1)ライン拡張
(2)ブランド拡張
(3)マルチブランド
(4)新ブランド
→ブランド価値を維持・向上する手段。試験対策上は、例えばビールのケースで②⇔③の違いを思い出せばOK。

①ライン拡張 →手を変え品を変え同一ブランドの新製品を投入
②ブランド拡張 →同ブランドorデザインを似せたノンアルコールビール
③マルチブランド →思い切って別のブランドを投入
④新ブランド →全く別なことを始める。

サービスマーケティング① ★重要3a
・2サービス(無形財)の5つの特性
→マーケティングの4Pでは製品が重要、そのうちブランドが最重要。つまりCoca-Colaなど自社製品を持つ製造業のイメージが強い。だが経済のサービス化に伴い、サービス(無形財)マーケティングの重要性UP。「2次」でも問われるので、表で理解と暗記。

無形財 有形財 ※在庫で説明
①無形性 有形性 →持てる
②品質の変動性 品質の均一性 →在庫の質は均一
③不可分性 可分性 →生産と消費は別時点
④消滅性 貯蔵性 →貯蔵可
⑤需要の変動性 需給調整 →生産調整可

①~⑤を一発で説明するキラーワードが「在庫」。例えばホテルの客室は在庫ができず、値段を変化させることで需要側を操作。

サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング
2インタラクティブマーケティング
3エクスターナルマーケティング
→この3つの用語で、サービスマーケティングの特性をズバリ説明。2次「事例Ⅱ」H20、H22、H23を眺めて納得。

4経験価値マーケティング ★重要3c
→4Pやブランドといった現在のマーケティングがある程度飽和状態に達したため、それと異なる概念として消費者の感情を重視する手法。切り口は違うが、マーケティング4.0もセットで押さえる。
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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

製品の分類
1経済的な財の分類
2有形財(製品)の特長
3消費財の分類
(1)最寄品
(2)買回品
(3)専門品
(4)非探索品
→マーケティングでは、無形財より有形財、産業財より消費財(B to C)を学ぶ。最寄品・買回品といった分類により4Pが変わる他(スピテキP.270の表)「運営」のISMでも応用。しっかり暗記。

ブランドの機能
1出所表示機能
2品質表示機能
3宣伝広告機能
4資産価値機能
→言われれば当り前。だが問われたらスッと答える様、正確に用語を暗記。

 

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品)
2製品の形態(実際的製品)
3製品の付随機能(拡大的製品)
→「経営」の3領域に共通し、Bランクは知って当り前の一般常識。点差にならないからテストに出ない。だが他論点と組み合わせて役立つ基本知識なので、講師の話をテキストに書き込むか、絵のイメージにして落書き。

ラインとアイテム
1製品ライン
2製品アイテム
→アイテムが複数集まるとライン。

プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ
→製品ラインごとに、アイテムをいくつ品揃えするか。

パッケージング
1パッケージの機能
1商業包装(消費者包装)
2工業包装(輸送包装)
(1)内装
(2)外装
→製品マーケティングの実務上は大事だが、診断士試験では問われない。「運営」の物流論点で押さえればOK。

新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出
2スクリーニング
3製品コンセプトの開発
4マーケティング戦略の検討
5経済性の評価
6試作モデルの開発
7テストマーケティング
8市場導入
→同じく実務で大事だが、新製品開発に診断士が関わる機会は少なく、試験にも出ない。

サービスマーケティング②
1サービス業の分類
→一般常識。
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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■今日のまとめ■

表や図になっている所が大事。

マーケは誰でも実務で知ってる知識を、コトラーのSTPを軸に並べ変えただけ。ではどこで点差がつくかというと、図表の覚え方と使い方。当#8講義では大事な表が2つ、図が2つある。

表P.270 消費財の特徴
表P.272 マーケティングのポイント
図P.274 ブランド採用戦略
図P.277 4つのブランド戦略

この時、ロシア風に笑い話。

・表をそのまま覚えようとするのが、初学者。
・問題集で間違えた所を覚え直すのが、スト合格者(差額原価)
・勝手に知識を足して表をデカくするのが、過年度生(総額原価)

誰でも知ってることを、どこで点差をつけるか。この試験、知識を増やすより、大事なこと(本質)に絞り込む力でニヤリと点数差。ではまとめ。

・1次と2次は別物とする多数派の裏をかくのが、知識の範囲経済性。
・スト合格者の上位互換戦略は、カーナビNorth upドリルで体感可。
・マーケティングは4P。その中で製品Productが最重要。
・さらに有形財=ブランド戦略、無形財=サービスマーケが最重要。

byふうじん



みなさんこんにちは、おとです。

前回のブログは、自分の予想に反していろいろなところで「参考になりました」とのコメントを頂きありがとうございます。

調子にのって、もうひとつ「難易度判別法」について書きたいとおもいます。

先日のおはとも氏のブログの「二次試験の80分間タイムマネジメント」の中で、

 

重要事項を優先してスケジューリングする

難易度A~Bランクを確実に取り、Cランクを半分取り、D~Eランクを捨てる

とありました。これはまったくその通りで間違いがないのですが、文書力のない私の場合は、「2次試験の長い設問文を読んで、どれが難しいのか簡単なのかさえも判別できない」と思ってしまいます。

簡単な問題だから、確実に得点を取ろうと思って時間をかけたが、よく考えると難しい問題であったため、結局は解答用紙を埋めることができずに、貴重な時間を浪費してしまった。

または、その逆で難しいとおもって後回しにして、終了直前に戻ってきたら、意外と簡単だったけど、時間がなくて終了などなど、

難易度判定が簡単にできない私にとって、「重要事項を優先してスケジューリングする」と言われても、「その重要事項が分かれば苦労しないよ」と思ってしまいます(泣)。

 

◆難易度判別方法◆

そんな私が考えた、難易度の判定方法は、時世と質問内容の2つで難易度を判定することです。

具体的には、時世で過去・現在・未来に3つに分けて、質問内容を分析と問題解決の2つに分けます。これらを組み合わせると、次の4つに分けることができました。それぞれについて、細かく説明します。

 

① 分析×過去

設問では、

  • 強みは?
  • その時のメリットは?
  • どんな改善活動を行ったのか?
  • 営業活動の違いは?
  • 原因を述べよ
などが、このカテゴリーに当てはまります。つまり、過去の事例企業についての状況をまとめる設問です。これは、与件分からの単純な抜き取りなので、難易度は低いと考えます。そのため得点目標は8割です。
難易度:【★☆☆ みんなができる】

②分析×現在

設問では、

  • この方策が適しているのはなぜか?
  • 差別化要因は?
  • 理由は何ですか?
などが、このカテゴリーにあたります。現在の事例企業の状況についてまとめる設問です。これも与件分からの単純な抜き取りなので、難易度は低く、得点目標は8割です。
難易度:【★☆☆ みんなができる】

③問題解決×現在

次に、問題解決型の設問です。この問題は、これまでの分析系の問題とは異なり、与件分の情報から自分で考察する必要があります。そのため、これまでの分析系よりやや難易度があがります。設問では、

  • とるべき施策は?
  • どのようなターゲットにすべきか?

などが、それにあたります。つまり、「事例企業は、今何をすべきか?」という問いです。ここは難易度がやや高いですが、ふぞろいで書かれている【★★☆ 勝負の分かれ目】にあたります。ここを取れれば、合格に近づくので、慎重に取り組みます。そのため、得点目標は6割です。

難易度:【★★☆ 勝負の分かれ目】

 

 

④問題解決×未来

最後に、将来の問題解決型の設問です。つまり、「事例企業の将来の方向性はどうしたらいいいですか?」という問いです。 ここは、与件分にヒントが非常に少なく、推察が多くなる問題です。そのため、時間をかけても正解に近づける可能性は低いため、最低限のキーワードだけ抑えて、大事故を起こさないことを優先します。設問では、

  • どのような戦略をとるべきか?
  • 実行するにあたり留意点は?
  • 課題と改善策は?
  • 助言せよ

などが、それにあたります。大事故を起こさないことが目標なので、得点目標は5割です、

難易度:【★★★ むずかしすぎる】

 

 

◆まとめ◆

上記のカテゴリーを分けると次の通りになります。

 

(※)クリックすると大きくなります。

過去の問題解決と将来の分析の設問は、これまで出題されていませんので、除外しました。

 

これらの4つの問題をカテゴリー分けてして、難易度の判定をすばやく行い。

重要事項を優先してスケジューリングする

難易度A~Bランクを確実に取り、Cランクを半分取り、D~Eランクを捨てる

の方針のもと、合格目指して頑張ってください。



こんにちは、うみのです。

(いちおう、6代目の中ではリーダーという体になっておりますが、そんなに大した立場でもなく…他のメンバに無茶振りをするくらいのことしかしておりません)

 

さて、今週は「80分の解答プロセスの確立」を主たるテーマとして記事を構成しております。

そして、解答プロセスの構成要素としてオーソドックスに用いられるのは

 

「読む」「考える」「書く」

 

の3つの要素なわけですが…

 

皆さんはどのプロセスに課題を感じておられるでしょうか?

 

恐らく、「解答がうまく書けない…」「どう書いていいか分からない…」と、「書く」プロセスに課題感を持っているケースが多いのではないかと思います。

文章力を高めようと、ロジカルライティング系の書籍を紐解く受験生も多いのではないでしょうか。

 

でも、本当に「書く」プロセスが課題なのでしょうか?

 

私は「ふぞろいな合格答案8」の執筆メンバの一人ですが、約184件の再現答案をもとに分析する過程で、「B/C評価の答案」によく見られるパターンと、80分プロセスのどのようなところに落とし穴が生じやすいのかについて色々と気付きを得ることがありました。

 

そこで、今日は上記の疑問を出発点に、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

 

 

課題を「なぜうまく解答を書けないのか?」とすると…

その原因の具体例として、B/C答案においてよく見られるものから6つ、以下に挙げてみます。

 

①    盛り込むべきキーワードが不足している

主に与件文の抜き出しのみで解答が構成されているパターンです。

この場合、80分の解答プロセスそのものではなく、与件文で述べられている事象に対して一次知識の対応付けが十分でない可能性があります。

対策としては、一次知識の体系化や、与件文・設問文への一次知識の対応付けが不足していないかを振り返ってみると良いかと思います。

 

②    問われたことに答えていない

岡崎氏の「あなたは問いに答えていますか?」にもありましたが、設問文で「〇〇について答えよ」とあるのに対し、「〇〇」についての解答になっていないパターンです。

岡崎氏が書かれているように「解答フレーム」を意識することもひとつの対策方法ですが、この場合において問題なのは、「なぜ題意を外してしまうのか?」ということです。

それぞれに理由はあるかと思いますが、「読む」プロセスにおいて、与件文と設問文をきちんと読めていない可能性を一度検討してみることをお勧めします。

与件文は、事例を問わず、基本的には

 

「創業から現在に至る成長の因果があり、今後の環境変化に応じた新たな成長に向けての課題がある」

 

というプロット(構成)で成り立っています。

設問文では、その構成に基づき、「現状及びそこに至る経緯の分析」「課題の抽出」「課題の解決方法」といった、与件文の核となるポイントについて問うています。

 

つまり、与件文の要点を洗い出すものとして設問文があり、設問文に照らし合わせることで与件文の因果が整理される。

そのように、与件文と設問文を対にしている軸こそが「題意」です。

 

与件文と設問文をぶつ切りで捉えていると、与件文に描かれていることをうまく整理できず、それによって設問文で問われている要点を見失う、という落とし穴に嵌りがちです。

以上が、「与件文と設問文をきちんと読解できているか?」を振り返ることをお勧めする理由です。

(2次試験においてよく言われる、「問われていることに素直に答える」のが難しいのは、そういう視点で読解するという認識を持ちにくいことにあるのではないかと私は思っています。)

 

 

③    制約条件を外している

これは単純に、「読む」プロセスにおいて、「設問文をきちんと読めていない」ことによるものだと思います。

(厳密に言えば、「読んだけどうっかり忘れた」ということかと思いますが、忘れてしまうということは、きちんと読めていないということです。)

 

単純なようですが、与件文や一次知識の対応付けに注意を向けすぎたがために、うっかり陥りやすいパターンです。

人の注意力の量は有限だと私は思っています。

一部分に注意力を向けすぎると、他の部分への注意が必ず疎かになります。

全体を通してバランスよく注意力を振り分けることは難しいですが、与件文と設問文をしっかりと読み取ることを意識して演習を重ねれば、バランス感覚は少しずつでも身に付いてくるはずです。

 

④    読みにくい文章になっている

B/C答案には、「何を言いたいのか」が一読して分かりにくい解答が多くあります。

特に多いのが、キーワードを詰め込むことに注意を向けすぎたがために、文章全体をわかりやすく整えることが疎かになり、主語と述語が対応できていないなど、日本語としての文法が成立していないパターンです。

文章力を高めるためのトレーニングを重点的に行う受験生もいるかと思いますが、2次試験は論述問題と言ってもたかだか多くて200字程度。その程度の文章量に対し、書く基礎力を鍛えることに重きを置きすぎるのは非効率であると私は思います。

効率性を意識すると、例として以下のような対策が挙げられるかと思います。

 

(1)一文を長くしすぎない(一文につき80文字程度を目安にする) 

(2)キーワードを盛り込むことよりも、結論とその結論に至る根拠や因果を明確にすることを意識する

(3)A評価答案の解答から、文章構成として分かりやすいと思えるものを取り入れる(=「パクッてカスタマイズ」)

 

セミナーで多かった質問に、歴代道場メンバがお答えします」の「Q2.文章の読み書きがとにかく苦手です。ただ、二次試験までの時間も短いので、読み書きについて個別に対策をするべきでしょうか。」に対する道場メンバの解答も参考にしてみると良いかと思います。

 

⑤    論点が不足している

B/C答案にとても多いのが、「ひとつの論点だけで解答を構成している」パターンです。

解答の文字数に論点の数を対応させる、ということはよく言われますが、この場合においての問題は、「考える」プロセスにおいて「論点には多面性がある」という原則に立てていないことにあるのではないかと思います。

例えば、事例Ⅰで「人事施策」に関する問いがあったとして、「報酬」という論点でしか解答できていないケースにおいては、そもそも人事施策には「採用」「配置」「評価(報酬)」「育成」という4つの論点がある、という視点が欠けている可能性があります。

この論点は「切り口」とも呼ばれます。

どのような問題に対してどのような切り口があるかについては、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」などによく整理されています。

このように切り口に沿って一次知識を整理することが「一次知識の体系化」において重要なポイントです。

解答用紙をどう埋めたら分からない…、マス目が大幅に余ってしまう…、という悩みを持つ方は、一度、「多面性」を意識して一次知識を再整理し、与件文の対応付けを行ってみると良いかと思います。

 

⑥    与件文から必要な要素を抜き出せていない

これは、「②問われたことに答えていない」とほぼ近しい原因である可能性が高いです。

つまり、「読む」プロセスにおいて題意を掴めていないため、重要なポイントを読み落としているパターンです。

与件文を読むうえで、キーワード(点)を拾う事ばかりに注意を向けていると、題意=全体のストーリー(線)を構成する「成長の因果」や「今後の課題」を把握しづらくなり、題意に沿って重要な記述を読み落としやすくなってしまいます。

題意に沿って与件文を整理することを意識してみると、全体のストーリーを理解しやすくなると思います。

 

 

上に述べた原因と対策はあくまでもひとつの例に過ぎませんが、「解答がうまく書けない」理由は、必ずしも「書く」プロセスのみにあるわけではないことはイメージできるのではないかと思います。

これらの例が、皆さんそれぞれの「書けない原因」にアプローチするための下敷きとなれば幸いです。



こんにちは!おはともです。
9月も下旬になりましたね。
夏が過ぎ、すっかり秋の気配。。

いよいよやってきますよ
そう、診断士二次試験(筆記)が!

 

8月にこの記事でお伝えしたように、いまは第2期の後半です。
二次試験初学の方は、手探りながらもご自分の勉強方法が固まりつつある時期でしょう。

でも、これから何をしたらいいの?
何をすれば合格できるの?
今の自分に足りないものって何?

そんな疑問とお悩みは尽きないですよね。
ここから本試験までは直前期。
ひとりひとり「自分に何が足りないか」を見極めて、
やるべきことに注力できるかどうかが試験の結果を左右します。

つまり、受験生のやるべきことはひとりひとりみな違うのです。

問題演習も、テキストも、受験校のカリキュラムも、講師のアドバイスも
すべてあなたがその中から取捨選択するための材料にすぎません。

今日私からお伝えするのは「80分間の時間管理」です。

みなさん、すでにお気づきだと思いますが
すべての問題をきちんと解くためには

80分ではやや時間が足りない

ということは、
・何をやるか
・何をやらないか
を取捨選択し、計画的に80分間をマネジメントできるかどうかが成果を左右するということです。

ちょっと話はそれますが、
「7つの習慣」
では「重要事項を優先してスケジューリングする」

ことを勧めています。
7つの習慣では1週間単位で計画を立てることを勧めていますが、
診断士試験では80分間を計画的に使うわけです。

限られた「80分間」という器の中に何を優先して入れるのか。
それを試験開始後、最初の10分で決定してから、処理を開始するのです。

では、具体的にはなにが最優先事項なのでしょうか。
それを判断するためには、皆さんが目指すゴールを確認する必要がありますね。
皆さんが目指すゴールとは、診断士二次試験に合格することです。
言い換えれば、4事例トータルで合格点を確保することです。
決して、満点を取ることではありません!
そもそも満点なんて取れません。取る必要もありません。

そうであるならば、トータルで合格点(60点)を取るために必要なことを最優先に行うべきです。

では合格点を取るために必要なこととは何でしょうか。
それは、一次試験と同様に
難易度A~Bランクを確実に取り、
Cランクを半分取り、
D~Eランクを捨てる

判断をすることです。
80分間で取れる問題を確実に取ることです。

本試験後、各受験校から模範解答が発表されますが、
比較してみると、各校とも解答がほぼ一致している設問と、解答の方向性が割れている設問があります。

つまり、そのような設問は受験指導のプロですら解答の方向性に迷うぐらいですから、受験生の大半が点を落としているはずなのです。

本試験会場では、そのような
「解答の方向性を定めづらい」問題を見分けて、
優先度を下げる
という対応が求められます。

では「解答の方向性を定めづらい」問題とはどんな問題でしょうか。

皆さんが過去問などを研究して発見するのも良いのですが、
それも途方もない時間がかかりますから、
一つ、私が分かっていることをお伝えしますね。

「将来に関し、提案助言させる問題」は難易度の高い問題
すなわち「〇社はこれから何をしたらいいか、提案せよ」系の問題です。
これ、私苦手でした。
おそらく設問と問題本文の中にヒントがあるはずなのですが、
それを見つけるのは容易ではない。

このような問題よりは、
「過去にやってきたことや事実を見つけて書きなさい」系の問題のほうが
解答を特定しやすい傾向にあると思います。

ただし上記どちらも例外はあります。
過去にやってきたことを聞かれているが、本文中に根拠がはっきり書かれていないケースだってあります。そのような場合には難易度が上がります。

でも、やっぱり提案系は総じて難しい問題が多いように感じます。
設問文を読んで、およそどんな解答になりそうか想定・予測が出来る問題のほうが点が取りやすいと思います。

例えば

【平成26年 事例Ⅲ 問2】
C社の切削工程で問題視されている加工不良率の増加について、
その改善を図るために必要な具体的対応策を100字以内で述べよ。

上記の問題であれば、
切削工程に関する記述の中で、
なにか「うまくいっていない」「管理されていない」等
Badなことが書かれているところを発見し、
それを改善する方法を書けばよい

想定できますね。

このような問題はABランクと位置付けて、
優先的かつ確実に片付けるべきでしょう。

これからの直前期
「より良い答案を書こう」「より高い点を取ろう」という気持ちが強くなっていく
と思いますが、
良い点を取るとは、すなわち難問に捕まって時間をロスしないことでもあります。

すべての設問にベストな解答を書こうという意識を捨て、
難易度の高い設問には力をかけすぎないという作戦を取ることで、
一日4事例という長丁場の試験でも、
最後までご自身のパフォーマンスを十分に発揮できるはずです。

それでは今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。



こんにちは。牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

さぁ、もう早いもので、二次試験まで1か月ですね。時が過ぎるのは早いですね。

今日は、先日の一発合格道場夏セミナー@東京で当職がプレゼンをしたことを踏まえ、問いに素直に答えるってどういうことかを意識してみたいと思います。

これは、はっきりいって当たり前のことなんですが、意識できていない人も結構いると思う(某書籍での合格者の答案や参考答案などを読んでいての個人的な感想)ので、頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。

今回の道場担当者の中で、理論的なことを唯一語れない私が、どうして合格ラインにぎりぎり滑り込めたかを考えるにあたっても重要な視点です(笑)

はい、ではちょっと過去問から。

【平成26年度事例Ⅰ第一問】

A社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。

【思考の流れ】

聞かれていることは、「研究開発型中小企業が増えている背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか」である。

⇒ とすると、回答は、

「(研究開発型中小企業が増えている背景には)~~という経営環境の変化があると考えられる」、もしくは、「経営環境の変化は~~であると考えられる」

になるはず。

はい、これ当たり前ですよね。

でもね、合格答案(再現答案)とか載っている書籍をみてください。結構、このように忠実に回答していないもの多いんですよね。

あとは、~~の部分に何を入れるか、これは日ごろの勉強の成果によりますね。私はその部分がだめだったので、点数低かったです。。。事例Ⅰは49点。

【岡崎再現答案】

技術革新のスピードが速いため、中小企業が自社のみで新しい技術や製品を研究開発することが困難になっているという経営環境の変化があると考えられる。また、公的助成金の充実という環境の変化もあると考えられる。

 

ところでね、これを自慢げに語ったのですが、これ回答フレームっていうんだよと教えてもらいました。が、どうしてそんな面倒なネーミングつけるんでしょうね(笑)

話は脱線しますが、個人的には、横ぐしって言葉と縦ぐしって言葉も好きじゃありません。年代別とか単元別って言葉使えばええやん!なんて一人心の中で突っ込んでます。

どうでもいいことは置いといて、次に参りましょう。

【平成26年度事例Ⅲ第三問】

C社では、主要取引先X社精密部品事業部の国内部品調達および物流の合理化計画に対応するための対策が検討されている。この課題について、以下の設問に答えよ。

(設問1)

C社がX社の唯一の国内調達先となり、部品在庫管理および受注・発送業務の移管が行われると、C社にはどのようなメリットがあるのか、100字以内で述べよ。

【思考の流れ】

聞かれていることは、「C社にはどのようなメリットがあるのか」である。

⇒ とすると、回答は、

「(C社には)~~というメリットがある」、もしくは、「C社のメリットは、~~である」

になるはず。

ほんと、簡単なことでしょ?こうすれば形式的に題意を外さないことができます。ちなみに、事例Ⅲは50点でした。

おいおい、岡崎点数悪いじゃんか、これ間違ってるんじゃないのか?という声も聞こえてきそうですが、そんなことはありません。中身が悪いんです。いわゆるキーワードが十分じゃないんでしょうね。でも、逆に言うと、形式だけはしっかりしてるから、この点数に収まったともいえそうです。

【岡崎再現答案】

X社の国内発注量が減少する中で、受注部品が増えることにより売上が増加し、また、受注がC社1社になることで経営が安定するメリットがある。また、業務委託料も受領でき売上が増加する。

はい、次に参ります。

【平成24年度事例Ⅱ第2問】

B 社は提携によって新たな販路を獲得し、経営再建を成し遂げた。一方、この提携は提携先の企業にとってもメリットがあったために成功したといえる。B 社の提携先の企業にとってのメリットについて次の設問に答えよ。

設問1 B 社が行った垂直的な提携は、提携先企業にとってどのようなメリットがあったと考えられるか。100字以内で答えよ。

【思考の流れ】

聞かれていることは、「提携先企業にはどのようなメリットがあったのか」である。

⇒とすると、回答は、

「(提携先企業には)~~というメリットがあった」、もしくは、「提携先企業のメリットは、~~であった」である。

になるはず。

ほれ、簡単でしょ?単純に言えば、質問のオウム返しをすれば、形式的な題意は外さないってことですね。

そうそう、それから、事例Ⅱの試験委員の岩崎邦彦先生が、「引き算する勇気~会社を強くする逆転発想」という書籍を9月17日に出版されたようです。

スモールビジネスマーケティング、小さな会社を強くするブランドづくりの教科書を書かれている先生です。いずれも必須ですね。岩崎先生の本は読みやすくて、面白いので個人的には大好きです。

今回の新刊も昨日購入し、これから勉強するところです。僕が受験生だったら、間違いなく、反復して読みますね。

この時期に出版するってところが、さすが、マーケティングの先生(笑)

あと1か月、悔いの残らないように勉強にまい進しましょう。



 

こんにちは、 Xレイ です。
二次試験まであと5週弱。いかがでしょうか。

今日は、珍しく6代目リーダーより特命を受けております。
それは
いまだに二次試験の“キモ”が掴めず心が折れそうな受験生を何とかして
というものなんですが。

事例Ⅰ~Ⅲ。
一向に合格できそうな解答を書けるようにならない
いまだ何をしていいかもよく分からない
とそんな方。
おそらく、解答パターン(思考パターン)ができていないのではないかと。
どんなことかと言いますと

第1問 C社の強みを述べよ

こんな設問があったとします。
なんとなく何をすればいいのか分かりますか。

①C社の強みを答えればいいんだな、と解答要求を把握する
②「C社の強みは、・・・である」といった感じで解答しよう、と解答フレームを決めておく。
③与件文から、他者と比較してC社の優れている点が書かれている記述を探してくる。
④無事見つかったら「C社の強みは、・・・である」とさっきの解答フレームに当てはめて記述をする。

おそらくこんな感じが多数派。
この通りやれということではありません。
このような解答パターン(思考パターン)を各々の設問に対して、ある程度確立しておく必要があるのではということです。
「80分のお作法」をパクってカスタマイズするのはその後です(同時進行もあり)。なので、そのパターンを確立せずに、80分の過去問演習を行っても、なかなかうまくいかないはずです。

それでは、どのようにそのパターンを確立するのか。
一つ例を挙げると、
“目指す解答”いわば“自分なりの正答”を決めて、そこから逆算
どうすればそこにたどり着けるのかを一度じっくりと考える。
こんな感じでやってみるのはいかがでしょうか。

 

今日はもう一つ、事例Ⅰについて思うところを。

二次試験対策を始めて早6週間。
形になってきたと感じるストレート生も、少なくないでしょう。
事例Ⅱは、正しい方向に発想力を生かせれば大丈夫そうだ。
事例Ⅲは、この過剰な情報量を処理するのは時間との戦いだ。
などなど思うことも。

事例Ⅰはどうですか。
何だかよく分からない
いまだ、こう感じる方も多いと思うのですが。

その事例Ⅰの与件文。どんな事に気を配って読み込めば、事例企業さらには解答要求をしっかりと把握できるのでしょうか。

時系列を意識する
私の中での二次マスターなごさんがこちらでおっしゃってました。もちろん重要です。
ちなみにそちらの記事。ストレート生の方は、今一度しっかりと読んでみてください。この時期になると、マスターの指南が、以前よりも分かると思います。

もう一つ、近年の事例Ⅰで重要なのは
戦略を意識する
これだと思います。

 

組織は戦略に従う

“近年の事例Ⅰ”といいましたが、平成21年以前とそれより後では、少々様子が異なります。

平成21年以前はA社の業績がイマイチというパターンが多いんです。
そこで最悪「これからどんな方向に進めばいいの?」となってしまって、今後の事業の方向性、それ自体を助言しなさいということに。
こうなると難しい事例Ⅰが、さらに難しくなってしまいます。

それに比べ、平成22年以降はA社の業績が割りといいんです。
経営環境の変化にうまく対応して、すでに正しい方向(=戦略)に向かって進んでいる。そんなシチュエーションで、それが与件文に描かれています。

よって、その描かれている戦略を読み取り、常に念頭に置くことで、いくつかの設問において解答要求を取り違えることなく、正しい方向性で解答できるのではないかと考えています。ちなみに、解答する内容はあくまでも組織・人事を意識します。

どういったことか具体的にいきます。

 

平成22年の事例Ⅰ。(以下は個人的見解です)

A社は砂糖を中心とした食品原材料を扱う商社。
与件文から
1.物流機能の強化と販売経路の維持・拡大
2.加工部門の強化
といったA社がすでに進めている戦略を読み取り、常に念頭に置きます
さらに、基本的にはその戦略に従った組織をデザインしていく、といった意識を持ちます。

第1問は、物流機能の強化という戦略に至った背景について聞かれていて
(設問1)では、その戦略をとる前はどのように事業を行っていたのか
(設問2)では、そこからどうしてその戦略をとることになったのか
それらを答えてほしいのではないか。

第2問は、販売経路の維持・拡大という戦略のための施策で、結果的には物流機能の強化にもつながる、M&Aについて聞かれていて
(設問1)で、まずはその戦略自体の概要を問われている
(設問2)で聞かれているメリットは、その戦略を推し進める上でプラスになることのはず。つまり、買収先の従業員が作り上げてきた顧客との信頼関係ごと顧客基盤として手に入れられる、といったような。ちなみにデメリットは、おそらく人事の観点から待遇面。

第3問はひとまず置いておいて、第4問。
物流機能の強化と販売経路の維持・拡大に加え、加工部門の強化という既存の戦略を推し進めていく前提で、さらに経営資源を分散させて専門外の領域で事業をするべきか、を聞かれていて
『加工部門の強化なんかより、仕入・販売・配送に専念し新たな領域を目指す組織作りを・・・』など、絶対に答えてはいけないはず。
ここは既存の戦略を肯定した上で適切な方向性を示し、それに即した組織のデザインを助言する。

このように考えていければと。
もちろん個人的見解なので、内容に異論はあると思います。
特に第2問の解釈は難しく、間違っているかもしれません。
言いたいのは、事例企業を「経営戦略」といったような大きな視点で捉えて、そこから設問によって組織・人事の問題に落とし込んでいければ、ということです。

ついでに、ひとまず置いておいた第3問。
どのように答えるべきか判断が難しいのですが、仮に、単純にメリット、デメリットを中心に答えるとすると
メリットは、普通に考えれば次世代を担う人材のモチベーションアップということになるのでしょうか。
さておき、少々話は逸れますが、ここではそのデメリットについて。
与件文の第1段落の最後の方。
「定年を目前にしたあるいは定年延長した社員の割合が高く・・・」
組織・人事の事例Ⅰなので当然目に留まるところですが、一歩踏み込んで考えて、そこから現状は離職率が低いということを連想できるかどうか。
聞かれてるのはA社にとってのデメリットです。
一般的に考えられるいくつかのデメリットの中から、離職率悪化の懸念を指摘するのは十分理にかなってると思います。
これは、事例Ⅰ~Ⅲ共通なのですが、ポイントで一歩踏み込んで考える
重要なことだと思います。

 

話を戻しまして、「戦略を意識する
上例は、戦略を読み取れた後の話ですが、まずはその読み取りが重要であることは言うまでもありません。今日は連休スペシャルということで、その辺りの話をもう少し。

 

平成23年の事例Ⅰ。(またまた、個人的見解です)

A社は、絆創膏を主力商品とした医療品メーカー。
近年推し進めている戦略は、新市場の開拓
具体的には
1.医家向け医療品市場
2.中高年向け製品市場(化粧品・健康食品)
と、ここまでは簡単。
もう一つ読み落としていけないのは、第1段落の最後。
「わが国とは法や規制の異なる欧州や米国、今度の成長が期待される中国などの海外の市場開発・・・」つまり、
3.海外市場
“法や規制の異なる”という記述から一歩踏み込んで考えて、展開する商品は医療品(中国へは化粧品・健康食品の可能性もあり)。
ついでに、2.はなぜ「中高年層をターゲット」にしたのか一歩踏み込んで考えてみる。
主力の絆創膏市場、その消費の中心はおそらく子供。
少子高齢化による、その市場規模の縮小を感じ取ったからかな。
と推測しておく。

こんな感じで戦略を読み取り、それを意識して各設問に取り組んでみると、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。しつこいようですが、解答する内容はあくまでも組織・人事です。

 

以上です。
大きな視点で事例企業をしっかりと捉えて、正しい方向性を言い当てる。
解答の根拠探しで行ったり来たりの受験生を尻目に、それができればと思うのですが。

それでは、また  Xレイ

 



合格、おめでとう。でも悪いが入学した約2000人がもう一度、東大受験をして合格するのは400人くらいだぞ。残りの1600人の点数はほんの紙一重でしかない。自分はどちらになるのか。よく考えてみなさい。

(私の履歴書)荒蒔康一郎(10)東大進学 2015/9/10 日経朝刊

東大入試と診断士試験を比べる意味はない。だが診断士試験に合格すると感じるのは、「まぁそんなトコかな」。それは診断士「2次」とは、実力上位20%が合格するのでなく、

上位70%から薄く広く合格するから
(仮説)

その時、たまたま合格をやらかす初学スト生の手口は、知識の範囲経済性

戦術の具体化~知識の範囲経済性
①「1次」学習を通じ、自分のビジネス知識を理論化・体系化。
②理論化・体系化した知識を、「1次」対策に転用して荒稼ぎ。
③1次高得点知識を、「2次」対策に転用して荒稼ぎ。

診断士試験の本質(相手が言いたいことを読み取る知識)に注目し、その範囲の経済性を活かすのが「たまたまスト合格モデル」。以下に図解。

.

.

では露払いを終え、マーケティング講義(#7~9)のコトラー先生登壇。

師は背中でこう語る。

マーケティングとは学問でなく、現実のビジネスそのもの。

だから「事例Ⅱ」は受験対策Off-JTより、実務OJT次第で点が跳ねる。ではその知識のベースが何かを、ミシュラン評価。

.
■本題:重要度ミシュラン評価~#7日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★★☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★★☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★★★
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★☆
組織購買行動 ☆☆☆

.

第1章 マーケティングの基礎概念  
①マーケティングコンセプト(基本理念)  
1マーケティングコンセプトの変遷
1生産志向 A
2製品志向 A
3販売志向 A
4顧客志向(マーケティング志向) A
5社会志向 A
2ソーシャルマーケティング
(1)非営利組織のマーケティング B
(2)アイデア・社会的主張を対象とするマーケティング B
(3)社会的利益を考慮したマーケティング B(S)
②マーケティングの定義
1AMAの定義  ★重要1 マーケティングの定義 S
第2章マーケティングマネジメント戦略の展開
①マーケティングマネジメントプロセス
1フィリップ・コトラーのマーケティングマネジメントプロセス  S
2マーケティングマネジメントプロセス ★重要2 全体像 S
②マーケティング環境の分析と目標設定
1外部環境分析
1マクロ外部環境
(1)経済的環境 A
(2)人口動態的環境 A
(3)社会文化的環境 A
(4)技術的環境 A
(5)政治・法律的環境 A
(6)自然的環境 A
2ミクロ的外部環境
(1)消費者 A
(2)競争企業 A
(3)利害関係集団 A
(4)産業状況 A
3機会と脅威の分析 ★重要3 SWOT分析 S
2内部資源分析
1内部資源
(1)人的資源 A
(2)財務資源 A
(3)物的資源 A
(4)その他 A
2強みと弱みの分析 ★重要3 SWOT分析 S
3マーケティング目標の設定
1売上高目標 A
2利益額・利益率目標 A
3市場占有率目標 A
4企業・製品イメージ目標 A
③ターゲットマーケティング
1ターゲットマーケティング ★重要4 STPマーケティング S
2市場細分化
1市場細分化の要件 S
2市場細分化の基準
(1)ジオグラフィック基準(地理的) A
(2)デモグラフィック基準(人口統計的) A
(3)サイコグラフィック基準(心理的基準) A
(4)行動変数基準 A
3標的市場の設定
1コトラーによる標的市場の捉え方
①無差別型 S
②差別型 S
③集中型 S
2エーベルの考え方 A
4市場ポジショニング
1市場ポジショニング
④マーケティングミックスの開発・実行
1マーケティングの4P S
2各マーケティング要素に関する意思決定事項 S
第3章マーケティングリサーチ
①マーケティングリサーチ
1マーケティングリサーチのプロセス  ★重要5 情報とデータ S
2マーケティング情報とデータ
1マーケティング情報とデータの種類
(1)データと情報 S
(2)マーケティングにおけるデータ
①1次データ S
②2次データ S
(3)マーケティング情報
①社内の記録情報 B
②マーケティング戦略情報 B
③マーケティングリサーチによる情報 B
2標本の抽出方法
(1)有意抽出法 B
(2)無作為抽出法 B
3データの収集方法
1質問法
(1)面接法 B
(2)電話法 B
(3)郵送法 B
(4)留置法 B
(5)インターネット調査 B
2観察法 B
3実験(計画)法 B
第4章 消費者購買行動と組織購買行動
①消費者購買行動
1消費者行動分析モデル
1刺激-反応モデル(S-Rモデル) B
2S-O-Rモデル B
3情報処理モデル B
4精緻化見込みモデル B
2購買意思決定プロセスの諸段階
1問題認知 A
2情報探索
(1)内部探索と外部探索 A
(2)関与と知識 A
(3)口コミと準拠集団 A
①口コミ
②準拠集団
(4)消費者の購買行動決定のタイプ A
①定型的問題解決(日常的反応行動)
②限定的問題解決
③拡大的問題解決(包括的、発展的)
3代替品評価 A
4購買決定 A
5購買後の行動 A
②組織購買行動
1組織購買行動の特徴
1集団による意思決定プロセス C
2長期的な取引関係 C
3取引の専門性 C
4低い価格弾力性 C
5合理的な意思決定 C

 

.
■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
.

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

マーケティングの定義 ★重要1 マーケティングの定義
1AMAの定義
→マーケティングの勉強は、AMAの定義から始まる。だが大事なのは定義そのものでなく、今から何を勉強するのかの目標選定(ターゲッティング)。テキストコピペで確認。

マーケティングは販売やプロモーションのことのみを示す概念ではなく、「売れる仕組みづくり」すなわち、消費者ニーズの認識、魅力的な商品開発、有効な価格設定、流通や店舗の構築、適切なプロモーションといった一連の領域を包括する概念である。

なお一般に、マーケティングが上手な企業=ブランド価値が高い。そこでブランド価値ランキング。

Forbes Brand Japan
総合 日本企業 B to C B to B
1 アップル TOYOTA 7-Eleven TOYOTA
2 Microsoft HONDA 日清食品 7-Eleven
3 Google Canon スタジオジブリ ANA
4 Coca-Cola NISSAN ディズニー パナソニック
5 IBM SONY キューピー ソフトバンク

世の一流企業が並ぶ。一方、わが診断士試験「事例Ⅱ」の出題業種を確認。

業種 論点
H26 旅行業者 ソーシャルマーケティング、需要創造
H25 水産練メーカー POSデータ
H24 芋焼酎メーカー コーズリレーテッドマーケティング
H23 眼鏡専門店 サービスマーケ、インターナルマーケ
H22 食品スーパー ターゲットマーケ、インターナルマーケ
H21 スポーツ用品店 商店街、町おこし

この差は何だ?と訝る時に目を通すのが、診断士受験生必携とされるスモールビジネスマーケティング

スモールビジネス・マーケティング 小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム

岩崎邦彦 2004年
中央経済社 税別2,000円 

いわゆる大企業のマーケティングと異なり、小規模小売業が勝ち上がるためのマーケティングの視点を明快に説くのがスモビ。だが

「事例Ⅱ」は、アップル⇔スモビのマーケの範囲のどこかから出題。

従いスモビに目を通すことで、大企業のマーケティングの対立極として距離感を掴む。2次「事例Ⅱ」でそれがそのまま出る訳ではないのは当り前。

マーケティングマネジメントプロセス ★重要2 全体像
1フィリップ・コトラーのマーケティングマネジメントプロセス
→コトラーのマーケティング理論の基本がSTPマーケティングスピテキは直接言及しないので、リンク先Web記事で学ぶ。

2マーケティングマネジメントプロセス
→コトラーのSTPを参考にし、スピテキは以下7段階で展開。

1)マーケティング環境の分析
2)マーケティング目標の設定
→SWOTから戦略目標を立てる。「財務」で既習だが、PDCA回すためには、目標を最初作る前提。

3)Segmentation:市場細分化
4)Targeting:標的市場の設定
5)Positioning:市場ポジショニング
→これがSTP。今日の#7講義はここが中心。

6) 7)マーケティングミックスの開発・実行
→いわゆる4P。次回#8~9で学ぶ。

参考まで当ブログ及びそのSランク説をSTP。Pに個人差があるが、S・Tを絞った複線展開が当ブログの優位性。

一発合格道場 Sランク説
Segmentation 合格所要年数 合格確実度
Targeting ストレート合格 「2次」2回以内で確実合格
Positioning 大手受験校カリキュラムに準拠
たまたまスト合格
競争を上から俯瞰
合格者の上位20%

.
環境分析と目標設定① ★重要3 SWOT分析
外部環境:3機会と脅威の分析
内部環境:2強みと弱みの分析
→SWOT分析。解答手順上の賛否は別とし、最良の環境分析フレーム。

ターゲットマーケティング★重要4 STPマーケティング
1ターゲットマーケティング
→作れば売れた高成長マスの時代から、消費者ニーズに合わせたターゲットマーケティングにシフト。コトラーのマーケティングコンセプトの基本。

1市場細分化の要件
→市場細分化を早速開始。5つの要件は暗記。

1コトラーによる標的市場の捉え方
→①無差別型 ②差別型 ③集中型。市場を細分化すると、市場全てを攻めるか(差別型)⇔特定市場を攻めるか(集中型)を選択可能。

1市場ポジショニング
→市場の中での自社の位置、または自社内でのその製品の立ち位置を決める。すると戦略目標を決定可能。

マーケティングミックスの開発・実行
1マーケティングの4P
2各マーケティング要素に関する意思決定事項
→4Pが基本。来週の#8~#9講義で学習。

マーケティング情報とデータ① ★重要5 情報とデータ
1マーケティングリサーチのプロセス
2マーケティング情報とデータ
(1)データと情報
(2)マーケティングにおけるデータ
①1次データ
②2次データ
→マーケティングの実行や周囲への説明にデータが不可欠。だからS。試験上は、1次データ2次データテレコにならないよう暗記すればOK。
.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

マーケティングコンセプトの変遷
5社会志向
4顧客志向(マーケティング志向)←今ここ
3販売志向
2製品志向
1生産志向
→歴史のおさらい。今の主流は「4顧客志向(マーケットイン)」だが、市場が更に成熟し「5社会志向(CSR)」にシフト中。テキスト掲載外のマーケティング4.0マズローの要求5段階説とセットで押さえると現役診断士っぽい。

環境分析と目標設定②
マクロ外部環境
(1)経済的環境
(2)人口動態的環境
(3)社会文化的環境
(4)技術的環境
(5)政治・法律的環境
(6)自然的環境
→取引先の社長と話す時の天下国家論。実はあまり大事でないが、話を合せるために入れておく。

ミクロ的外部環境
(1)消費者
(2)競争企業
(3)利害関係集団
(4)産業状況
→分析時にここが大事。ポーターの5フォース、または4C分析を使う。

内部資源
(1)人的資源
(2)財務資源
(3)物的資源
(4)その他
→4C分析の自社(Company)の要素。いわゆるヒト・モノ・カネ・情報。

マーケティング目標の設定
1売上高目標
2利益額・利益率目標
3市場占有率目標
4企業・製品イメージ目標
→目標がないと進捗管理が出来ない。「2次」で馬なり・行き当たりばったり経営は厳禁。

市場細分化②
(1)ジオグラフィック基準(地理的)
(2)デモグラフィック基準(人口統計的)
(3)サイコグラフィック基準(心理的基準)
(4)行動変数基準
→とりあえず暗記。

標的市場の設定②
2エーベルの考え方 (製品-市場細分化戦略)
→市場を細分化したコトラーに対し、市場×製品で細分化したのがエーベル。診断士試験上は重要でないが、実務で細かくやりたい方はこちら。

購買意思決定プロセスの諸段階
1問題認知
2情報探索
(1)内部探索と外部探索
(2)関与と知識
(3)口コミと準拠集団
①口コミ
②準拠集団
(4)消費者の購買行動決定のタイプ
①定型的問題解決(日常的反応行動)
②限定的問題解決
③拡大的問題解決(包括的、発展的)
3代替品評価
4購買決定
5購買後の行動
→「売れる仕組み」を作るには、「なぜ買ってくれるか」の消費者購買行動を知ることが大事。今はそのうち口コミが最重要。

なお「完全無料を前提とした、診断士受験上最大の口コミサイト」が当ブログの立ち位置。その特徴は、食べログの如く、執筆者を絞ることで記事の質が担保される安心感。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

ソーシャルマーケティング
(1)非営利組織のマーケティング
(2)アイデア・社会的主張を対象とするマーケティング
(3)社会的利益を考慮したマーケティング(→今後のS?)
→受験生を震え上がらせたコーズリレーテッドマーケティングの如く、今後の注目論点。だが求められないのに勝手にこれ書いたらOUT。

マーケティング情報とデータ②
(3)マーケティング情報
①社内の記録情報
②マーケティング戦略情報
③マーケティングリサーチによる情報
2標本の抽出方法
(1)有意抽出法
(2)無作為抽出法
→実務でやること。出題頻度低く、覚えるまでもないのでBランク。

データの収集方法
1質問法
(1)面接法
(2)電話法
(3)郵送法
(4)留置法
(5)インターネット調査
2観察法
3実験(計画)法
→同じくBランク。たまに出題されても、間違える方が難しい。

消費者行動分析モデル
1刺激-反応モデル(S-Rモデル)
2S-O-Rモデル
3情報処理モデル
4精緻化見込みモデル
→理論の話。人を相手にする研究は難しくなるので、深入り不要。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

組織購買行動
1集団による意思決定プロセス
2長期的な取引関係
3取引の専門性
4低い価格弾力性
5合理的な意思決定
→マメ知識。診断士試験ではBtoB営業は対象外なので、Cランク。

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■今日のまとめ■

知ってることばかり教わるマーケティングは、学んで楽しい。だが過去問を先に解きこのままじゃヤバいと気づくセンスが合格所要年数差。

かつ、「たまたま合格」と言われるのが嫌なら、座学Off-JTでなく実務OJTでセンスを磨く努力が必要。範囲経済性が利く知識水準とは、平均的受験生が想像するより遥か上。ではまとめ。

・診断士「2次」は上位70%から薄く広く合格。常に逆転チャンスあり。
・知識の範囲経済性=特にマーケは学問でなく、実務そのもの。
・この章では、マーケティング=売れる仕組み作りであるとまず理解。
・その軸はコトラーが唱えるSTP(市場細分化・標的市場・立ち位置)

byふうじん



みなさまこんにちは、tomoです

 

二次の勉強をしている皆様調子はいかがでしょうか。

予備校行っている方はそろそろ授業が終わり、そろそろラスト一か月のラストスパートに入る頃かと思います。

さて、本日は予備校メソッドの活用:二次は訓練と暗記~tomoのファイナルペーパー~というテーマでお送りします。

そもそも予備校メソッドとはなにか?ということですが、つまりは事例を解くにあたっての【根本となるお作法】です。

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各予備校にあるのだとおもいますが、私の通っていたTACでは下記のように記載があります。

『結果を安定させることを何よりも重視し、出題者の意図通りに問題を解釈・解答する“確立を高める”ことで、合格率を高める手法です』

二次解答の手順としては①~④に対して下記のメソッドを定義」しています。

①問題要求の解釈 →要求具体化メソッド

②問題本文の解釈 →大枠把握メソッド

③解答内容の検討 →ポイント解釈(対応付け)メソッド

④解答の編集 →編集メソッド

また『出題者の意図は必ずしも正確にわかるものではない、問題要求を特定できないこともあることを前提に、手堅く60点をとるメソッド』

ともあります。つまり、要求解釈の段階で大はずしをしない解答フレームを構築することに重点をおいています。

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以上はメソッドの概要でありますがこの手順はまもる必要があります。

それぞれの資格機関のメソッドの内容については皆様それぞれ信じるメソッドの内容においてご自身の解答手法と手順を確立して頂ければと思います。

(著作権などの関係でその内容をここでは解説できないのです。またメソッドの講義だけでも一日かかるので解説自体難しくもあります。。)

本日は、そのメソッドの流れに沿って『ひたすら事例で訓練』してしっかりそのお作法やキーワードを『暗記する』。

このPDCAを回してあるべき姿と自分の今の状況のギャップを埋めていく‘作業’が必要になってきます。

その暗記するキーワードを私のファイナルペーパーからご紹介いたいとおもいます。

二次は国語の問題のようだといわれますが違います。

国語は暗記の要素が薄いですが、二次はキーワードや設問でこのキーワードがでたらこのように答える(下記⇒のある項目をご参照)というセオリーを暗記しておく必要があります。

何をしていいかまよっている方はまずはテキストなどでこうしたセオリーの暗記をすることをおすすめします。

ただそういう私も勉強開始の時はこの、なんと聞かれたらなんと答えるかというキーワード暗記があいまいなために非常に苦労しましたのでその一助になればと思います。

下記、ノートのまとめた順ではありますが(一部大事だと思うものはダブりもありますし、細かい内容は割愛しています。また事例4はありません)記載します。

※あくまでもtomo個人の手法やキーワードなので取捨選択をお願いいたします。

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~tomoのファイナルペーパー~

※凡例:

⇒ 設問でこのキーワードが来るとこのフレームやキーワードを意識して書く。

→ このキーワードがでてきたら連想する言葉。

 

【ファイナルペーパー全事例共通】

★どの問題でも→結果、効果、結論を意識して書く。

手法⇒目的・効果 メリット⇒効果

★聞かれたことに素直に答える。(過去道場記事を参照)

★常に凝縮した表現を意識する。(冗長的な表現を少なくしてその分キーワードを盛り込んで得点アップ)

★常に比較、対比して考える。

★戦略⇒誰に何をどのように&効果のフレームで答える。

★経営資源⇒ヒト・モノ・カネ・情報、内外、有形無形

★要因⇒因果関係を意識してかく。

★効果、ねらい、メリット、目的、リスク、デメリット⇒経営課題

★変化⇒前後を意識したフレームで解答組み立て

★評価⇒メリットとデメリットも両方記載

★アドバイス⇒理由と提言を記載

★つねに、それで?ほかには?を意識

★経営⇒売上、利益、新規開拓という結論を意識してかく。

★変化、変革⇒前後どちらもの内容を書く。

★手法⇒目的と効果

★外部環境⇒市場、意識やニーズを解答に盛り込む。

★原因⇒対応策と効果

 

【ファイナルペーパー事例1】

★常に人事組織を意識する。

人事→茶化(サ:採用、ハ:配置、ホ:報酬、イ:委譲(権限の)、ヒ:評価の頭文字をカタカナにして組み合わせて暗記する)&モチベーション&モラールの向上をキーワードで盛り込む。

組織→組織構造、組織風土

★A社の強み⇒ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウ、ブランド、経営資源(内外)

★管理⇒ときたら・・計画⇒実行統制のフレームで書く。

★昔の成功事例は解答のヒントになることがおおい。(もう一度するなど)

★強みを活かす→競争力向上

★メリット⇒経営課題の解消、強みの強化

★デメリット⇒強みの喪失

★組織的⇒構造、管理体制、権限、責任関係を意識

★まよったら・・透明・納得・公平性のキーワードでまとめる

★組織構造→役割見直し。

★分権型→意識決定のスピード化、市場変化への対応力強化

★新商品→アイデア収集、部門や企業連携

★OEM→メリット:売上、安定、営業いらない デメリット:企画力ダウン、営業ダウン、ブランド力だせない

★社員の意欲向上→権限委譲、正規社員へ格上げ、チーム制の採用

★能力→人材育成力、マネジメントのコミュニケーション力

 

【ファイナルペーパー事例2】

★ニーズをチェックしておく!

★4Pブランド →product, place,price,promotion

★B社の戦略→ アンゾフ:市場浸透、市場開発、製品開発、多角化

ポーター:コストリーダーシップ、集中、差別化

★競合⇒しんたいばいばいきょうそうしゃ(しん:新規参入、たい:代替品、ばい:売り手、ばい:買い手、競争者)

★誰に何をどのように効果!を意識。

★売上⇒客数×単価

★競争構造→差別化・集中・コスト

★強みときかれたら何と比較して?を考える。

 

【ファイナルペーパー事例3】

★ダラリ をなくす (ムダ、ムラ、ムリ)

★営業、技術、生産 の3つの大きな視点を意識。

★改善⇒

ロット→適正化  段取り→標準化  計画→サイクルの短縮化、精度向上  情報→製販の情報共有  統制

★情報項目:営業→受注情報:納期、量、仕様、形式

生産→現品 余力 進捗 納期

★混乱している→生産計画みなおし→生産統制

★効果⇒売上拡大 収益改善 の2つの視点をどちらも盛り込む。

★在庫→少ロット、製販の情報交換、生産計画随時見直し、段取り改善

★戦略⇒誰に何をどの様に、効果!のフレームで

★見込み生産 (重視すること)需要予測・在庫数量 (課題)即納 (管理)生産計画 量と時期

⇔受注生産  (重視すること)余力・進度 (課題)納期 (管理)生産統制 計画の見直し、制御、余力や現品管理

★購買管理→必要な 量:いくつ? 時期:いつ?

★競争優位→市場、製品

★強み→営業・生産

★経営戦略⇒差別化

★生産形態→受注生産、見込み生産、個別生産、ロット生産

★生産:設計→調達→作業

 

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以上がこう聞かれたら答える、こう連想するの一例です。特に赤字はセオリーなのでご自身でテキストなどを使ってご確認くださいませ!

ぜひ事例を解くたびにご自身でひとつづつキーワードを暗記して、それを使って解いて・・・

とレベルアップをしていってくださいませ。

応援しております!



△どう暗記すれば良い?でなく、
○どこを暗記すれば良い?が正。

合格率20%(26%は恣意的に作られた偽りの値)の「1次」において、通学通信独学を問わず、合格する人はすべくして合格。彼らの手口をバラすと、

問題集ファースト、回転学習。

知識型マークシート試験対策は、一般に問題集回転学習(過去問・スピ問なら各3周回す)で鉄板。

なぜ鉄板か→3回連続正解なら体得。不正解が自分の苦手論点。
するとどうなるか→不正解箇所を重点的につぶし、知識を鉄の板状化。

だが「1次」出題は、回転学習で過去問の答えを覚えて鉄板化すると55点になる設定。残り5点をどこから持ってくるか勝負の本質

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■前置き:テキストINPUT⇔問題集OUTPUTの差■

過去問は、診断士講座の予習に最適。

世を挙げ「情報化」「スピード競争」の時代。昔ながらに、テキストで知識INPUT→過去問で定着OUTPUTの順で挑むと到底間に合わない。

試験学習で重要なのは、学習の①質×②量。今は加えて③順番。

約30万円を受験校に前納済の方に申し訳ないが。「1次」通学⇔独学での合格率に有意な差がない理由を図解。

独学者が問題集回転だけしても、通学生が講義知識ばかり詰め込んでも、本番60点には達しない。だから「1次」合格率は安定20%以下。そこで、

独学を選んだら、通学生のテキスト知識INPUTの仕方を観察。
通学を選んだら、予習替わりに過去問を先に解く。

今回#6講義(人的資源管理)の枕はこう始まった。その理由は、

「1次」で問われない所(人的資源管理)が、「2次」で超重要=理解論点
「1次」で問う所(労働関連法規)は、「2次」では不要=暗記論点

この「あべこべ」っぷりを今観察し、理解と暗記を使い分け。すると来年今頃の「2次」対策は意外と楽勝。では論点ミシュラン評価。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#5日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#6 3人的資源管理 人的資源管理の全体像 ★☆☆
雇用管理 ★★☆
人事評価(人事考課) ★☆☆
報酬制度 ★★☆
能力開発 ★☆☆
労働関連法規 ★★☆

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第3章 人的資源管理
①人的資源管理の全体像  
1人事制度
1人事制度の意義 B
2人的資源管理の基本構成 B
2職能資格制度と職務等級制度
★重要1 1日本的経営の三種の神器
 ストーリーで納得 ①終身雇用制 S
②年功序列制 S
③企業別労働組合 S
2日本型人事制度と欧米型人事制度の相違 A
3成果主義
1成果主義 A
2コンピテンシーモデル A
②雇用管理
1採用管理
★重要2  1要員計画 S
どの会社でも必ずある 2採用活動
(1)我が国の採用活動の特徴 B
(2)欧米の採用活動の特徴 B
(3)採用活動の変化 B
2配置・異動管理
1人事異動の内容
(1)垂直的移動 B
(2)水平的移動 B
2人事異動の目的 B
3適正配置・異動のための施策
(1)ジョブ・ローテ―ション制度 C
(2)社内公募制度 C
(3)キャリア開発制度(CDP) C
4複線型人事制度
(1)管理職と専門職/専任職 C
(2)総合職と一般職 C
(3)複線型人事制度導入にあたっての留意点 C
3退職管理
 1「退職」の種類 B
 2定年制と継続雇用制度
 (1)60歳定年制 A
 (2)実質的な定年延長 A
 (3)早期退職優遇制度と選択定年制度 A
 (4)役職定年制 A
 (5)出向 A
 3雇用調整 B
③人事評価(人事考課)
1人事考課の概要
1人事考課の意義 B
2人事考課の目的 B
3人事考課の体系 B
2人事考課の基準
1相対評価と絶対評価
(1)相対評価 B
(2)絶対評価 B
2加点主義人事考課 C
3人事考課の課題とその対応策
1人事考課の課題(心理的誤差傾向) A
2自己申告制度 B
3多面評価 B
4目標管理制度
(1)目標管理制度(MBO) A
(2)面接制度 A
④報酬制度
1賃金管理の内容 B
2賃金額管理
1総額賃金管理 B
2個別賃金管理
(1)個別賃金額の決定 C
(2)定期昇給とベースアップ C
3賃金制度管理
★重要3  1賃金体系管理
どの会社でも必ずある (1)賃金の構成要素 S
図P.198 賃金構成 (2)基本給の類型 S
2賃金形態管理
(1)時間・仕事量を基準とする B
(2)年俸制 B
4賞与・退職金の管理
1賞与の管理 C
2退職金の管理 C
5その他の報酬制度
1株式を使ったインセンティブ制度
(1)従業員持株制度 B
(2)ストックオプション制度 B
2福利厚生 C
⑤能力開発 
1能力開発の種類
1個人的教育訓練 B
2集団的教育訓練 B
2能力開発の方法
1OJT B
2Off-JT B
3自己啓発
(1)自己啓発の意義 B
(2)自己啓発プログラムの例 B
(3)自己啓発を促進する支援策 B
3我が国における能力開発の問題点 B
⑥労働関連法規  
1労働基準法(労働契約法を含む)
 ・1労働基準法の概要
(1)法の目的 A
(2)労働条件の原則 A
(3)労働条件の決定 A
 ・2労働契約
(1)労働契約とは B
(2)契約期間 B
(3)有期労働契約 B
 ・3就業規則
(1)記載事項
①絶対的必要記載事項 A
②相対的必要記載事項 A
③任意的記載事項 A
(2)作成手続 B
(3)効力 B
 ・4労働時間・休憩・休日 図P.208 法定・所定労働時間
★重要4 ここ重要  (1)法定労働時間 S
暗記に加えて実務で使う  (2)変形労働時間制 S
表P.209 変形労働時間制 ①1年単位の変形労働時間制 S
②1週間単位の   〃 S
③フレックスタイム制 S
④1ヶ月単位の変形労働時間制 S
(3)休憩
①休憩時間 A
②休憩の与え方 A
(4)休日 A
★重要5 ここ重要  (5)時間外労働・休日労働
暗記に加えて実務で使う  ①可能な場合 S
②36協定 S
(6)みなし労働時間制
①事業場外労働のみなし労働時間制 B
②専門業務型裁量労働制 B
③企画業務型裁量労働制 B
(7)年次有給休暇
①年次有給休暇とは A
②年次有給休暇の発生要件 A
③年次有給休暇の付与方法 A
④有給休暇を与える時期 A
⑤計画的付与 A
(8)適用除外 A
 ・5解雇
(1)解雇 A
(2)解雇制限 A
(3)解雇の予告 A
 ・6賃金
表P.215 賃金支払5原則 (1)賃金の支払 A
表P.215 割増賃金率  (2)割増賃金 A
 ・7時効 C
2労働組合法
1法の目的 C
2労働組合 C
3不当労働行為 C
表P.217 協定と協約 4労使協定と労働協約 A
3労働安全衛生法
1法の目的 B
図P.218 安全衛生管理体制 2安全衛生管理 B
4労働保険
1労働者災害補償保険法 C
2雇用保険法 C
5社会保険
1健康保険法 C
2厚生年金保険法 C
6その他の労働関連法規
図P.221 派遣事業の仕組み 1労働者派遣法 C
2職業安定法 C
3高年齢者等雇用安定法 C
4男女雇用機会均等法 C
5パートタイム労働法 C

相当長いが、理解Sは少なく、暗記Aも多くない。B・Cは一般常識対応で先送り。そう割り切ると「人的資源管理」はごく楽勝。では一言メモをつける。

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■本題:一言メモ例~#4日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

日本的経営の三種の神器 ★重要1 ストーリーで納得
①終身雇用制
②年功序列制
③企業別労働組合
→直接問われないが、日本の人事・雇用の現状説明に必要な情報。なお受験テクニックとして、終身雇用・年功序列など学説が肯定⇔否定で割れる論点は、国家試験の正解には絶対ならない。例えば「2次」であからさまな根拠があっても、「年功序列制を廃し、成果主義を導入」と書いたら即退場。

採用 ★重要2 どの会社でも必ずある
1要員計画
→当ブログで2次「事例Ⅰ」の切り口といえば、茶化。そのうち「採用」「報酬」はどの企業にも存在(=必ず問われるS論点)。逆に中小企業で「配置」「育成」「評価」など、ない方が多数。

茶化
サ:採用 S
ハ:配置 A
ホ:報酬 S
イ:育成 A
ヒ:評価 A

報酬制度①~賃金体系管理 ★重要3 どの会社でも必ずある
(1)賃金の構成要素 図P.198 賃金構成
(2)基本給の類型
→どんな会社でも賃金(労働の対価としての報酬)は存在。だからS。「賃金の定義」は労働基準法第11条がざっくり定めるだけなので、「賃金の種類と名称を答えよ」という問題は出ない。今自分が貰っている給料の構成要素と意味をおおまかに他人に説明できれば十分。

労働基準法~労働時間・休憩・休日① 
労働時間 ★重要4 →暗記&理解
(1)法定労働時間
 図P.208 法定・所定労働時間
(2)変形労働時間制 表P.209 変形労働時間制
①1年単位の変形労働時間制
②1週間単位の 〃
③フレックスタイム制
④1ヶ月単位の変形労働時間制
→ここから労働関連法規の論点。労働時間・休憩・休日は、「1次」で毎年出るとは言えないが、労働関連法規の最重要論点。試験対策上は、テキストで太字になっている用語を必ず暗記。なお法定労働時間=1日8時間、週40時間は世界共通ルール。昔はもっと長く年々短縮したのは「外圧」のお蔭。

時間外労働 ★重要5 →暗記&理解
(5)時間外労働・休日労働

①可能な場合
②36協定
→試験対策というより実務S知識。企業の管理職なら、①36協定とは何者で ②何のために ③どのような規制があるか、スラスラ暗記。

以上が理屈で覚えるS論点。テキストの一部に過ぎないのは、一目瞭然。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

2日本型人事制度と欧米型人事制度の相違
→人事制度を出題する時、基本になる考え方。内容は当り前なので、理屈と言うより用語を暗記。

成果主義
1成果主義
2コンピテンシーモデル
→用語レベル。外資企業は100%成果主義で良いが、評価基準があいまいな日本企業が成果主義を入れても成功しない。終身年功⇔成果主義の間の匙加減で勝負。

定年制と継続雇用制度
(1)60歳定年制
(2)実質的な定年延長
(3)早期退職優遇制度と選択定年制度
(4)役職定年制
(5)出向
→Aというほどではないが、日本の労働人口が減少に向かう中、シニアの活躍活用は国家的課題。診断士試験の高齢化とセットで理解。

1人事考課の課題(心理的誤差傾向)
→日本で成果主義が成功しない理由。実務でもここは大変高度な課題。

目標管理制度
(1)目標管理制度(MBO)
(2)面接制度
→俗に「大企業」なら普通にやってる。当り前に大事。

労働基準法の概要
(1)法の目的
(2)労働条件の原則
(3)労働条件の決定
→再び労働関連法規。その王様が労働基準法。太字の用語を確実暗記。

就業規則①
①絶対的必要記載事項
②相対的必要記載事項
③任意的記載事項
→1マーク出るのでここは暗記。①は必ず。②はできれば。残りが③。

労働基準法~労働時間・休憩・休日①
(3)休憩
①休憩時間
②休憩の与え方
(4)休日
→労働基準法の労働時間・休憩・休日のうち、「労働時間」は理屈で覚えないと苦しい(S)。「休憩」「休日」は単なる暗記でOK(A)。

(7)年次有給休暇
①年次有給休暇とは
②年次有給休暇の発生要件
③年次有給休暇の付与方法
④有給休暇を与える時期
⑤計画的付与
→診断士試験ではあまり出ないが、労務関連の資格では頻出。もし出たら当てなきゃいけないので、ここも太字の数字は暗記ルール。

(8)適用除外
→まず出ないが、単純暗記なので出たら当てる。理屈としては、①時間で管理できない ②自分で時間を管理できる人は適用除外。

解雇
(1)解雇
(2)解雇制限
(3)解雇の予告
→数字の単純暗記。まず出ないが出たら当てる。

賃金①
(1)賃金の支払 表P.215 賃金支払5原則
(2)割増賃金 表P.215 割増賃金率 
→賃金はどの会社にもある。覚えるのは面倒だが、実務で役立つ。

労働組合法①
4労使協定と労働協約 表P.217 労使協定と労働協約
→日本の労使関係の中で労働組合の力は低下し、今後さらに低下。だが労働者保護のため、ある一定の労働条件には労使協定締結を労働基準法で義務付け。だから試験上も労使協定は大事。一方、

労働協約>就業規則>労働契約

そんなこと言われても意味不明なので、ネット記事参照

暗記対象のA論点は以上。暗記は面倒だが、テキスト太字の数字を覚えればOK。出れば確実得点源だから、四の五の言わず覚える。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

人事制度
1人事制度の意義
2人的資源管理の基本構成
→B論点は暗記でなく、一般常識で対応可。なぜ一般常識かと言うと、企業に属していると、管理者教育として会社がOff-JTで教えてくれるから。だから力まずさらっと流す。

採用活動
(1)我が国の採用活動の特徴
(2)欧米の採用活動の特徴
(3)採用活動の変化
→採用はどの会社でもある。一般常識。

配置・異動管理
1人事異動の内容
(1)垂直的移動
(2)水平的移動
2人事異動の目的
→企業がある一定規模以上になると異動を行う。一般常識。

退職管理②
1「退職」の種類
3雇用調整
→会社都合と自己都合。一般常識=出題しても点差にならない。雇用調整の手口はさらっと知っておく。

人事考課の概要
1人事考課の意義
2人事考課の目的
3人事考課の体系
→人事考課が不十分な事例企業に対し、あるべき人事考課の導入提案をするのは2次「事例Ⅰ」の王道ストーリー。一般常識だから、2次「事例」を解き重ねてストーリー仕立てで再暗記。

人事考課の基準
(1)相対評価
(2)絶対評価
→半期ごとに実感する一般常識。

人事考課の課題と対応策
2自己申告制度
3多面評価
→一般常識。

報酬制度②~その他
1賃金管理の内容
2賃金額管理
・1総額賃金管理
3賃金制度管理
(1)時間・仕事量を基準とする
(2)年俸制
→全てまとめて報酬に関する一般常識。なお従業員を動機付けするには、×外発的⇔○内発的。従い、2次「事例Ⅰ」を解答する時、賃金を解答の柱にしたらOUT。例えばあからさまな根拠があっても、「評価制度を整備し、年俸制を導入する」と書いたら即退場。

株式を使ったインセンティブ
(1)従業員持株制度
(2)ストックオプション制度
→草創期の企業が経営幹部にストックオプションを与えると、会社は成長、幹部大儲けでWin-Win。 誰も損せず異論がないので、根拠があれば「2次」で使える。

能力開発の種類
1個人的教育訓練
2集団的教育訓練
→一般常識。

能力開発の方法
1OJT
2Off-JT
3自己啓発
(1)自己啓発の意義
(2)自己啓発プログラムの例
(3)自己啓発を促進する支援策
→一般常識だが、OJT・Off-JTのメリ・デメは正確に答えられるようにしておく。どちらが良いでなく、どちらもやるのが正。

労働契約
(1)労働契約とは
(2)契約期間
(3)有期労働契約
→ 真面目にやると大事だが、まず試験に出ないので覚えない。

就業規則②
(2)作成手続
(3)効力
→ 就業規則で出題できるポイントは限定的(10人・労基署に届出・絶対的/相対的必要記載事項)。だからそれ以外のB論点は暗記しない。

(6)みなし労働時間制
①事業場外労働のみなし労働時間制
②専門業務型裁量労働制
③企画業務型裁量労働制
→参院審議が間に合わず廃案になったが、いつか実現するのがホワイトカラーエグゼンプション。少し時代を先取りする気分で。

労働安全衛生法 図P.218 安全衛生管理体制
1法の目的
2安全衛生管理
→実務上は大事な法律。だが安全衛生管理体制の用語を覚え、会社が年1回やる健康診断の根拠がこの法律と知っておけば十分。

「人的資源管理」のB論点は誰でも解ける一般常識か、解かなくて良い末端知識。出題心理上、点差がつかない問題は出したくないし、暗記も不要。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

適正配置・異動のための施策
(1)ジョブ・ローテ―ション制度
(2)社内公募制度
(3)キャリア開発制度(CDP)
→知らない方がおかしい。

複線型人事制度
(1)管理職と専門職/専任職
(2)総合職と一般職
(3)複線型人事制度導入にあたっての留意点
→知識がなくても正答可能。

2加点主義人事考課
→日本企業は減点方式が主流。

個別賃金管理
(1)個別賃金額の決定
(2)定期昇給とベースアップ
→一般常識。ペースアップの意味位は知っておく。

賞与・退職金の管理
1賞与の管理
2退職金の管理
→出ない。「2次」では、賃金=△外発的動機づけを解答の柱にしたらOUT。

その他の報酬制度
2福利厚生
→ここも△外発的動機づけ。

7時効
→マメ知識だが、労働債権の時効は2年。だから4月にもらった有給休暇は翌年度末までに取らないと、流れて時効。退職手当=5年間を覚える。

労働組合法②
1法の目的
2労働組合
3不当労働行為
(1)不利益な取扱い
(2)黄犬契約の締結
(3)団体交渉拒否
(4)支配介入
(5)経理上の援助
→前述の通り、A論点で挙げた「労働協約」以外はまず出ない。もし出ても鉛筆転がし。

労働保険
1労働者災害補償保険法
2雇用保険法
→なんとなく聞いたことのある保険に関する法律。試験対策は後述。

社会保険
1健康保険法
2厚生年金法
→これも聞いたことある法律。試験対策上は、労働保険・社会保険ともに細かい数字の規程が多く、社労士でも難しいドクロ論点。年1マーク出るか出ないかの診断士受験でここに手を出したらOUT。

1労働者派遣法
労働基準法第6条は、中間搾取排除のため、有料職業紹介を原則禁じる。「派遣」が認められる起源はタイピング。昭和の昔は女性の結婚退職の慣習が強く、高度専門人材の需給ニーズのため例外的に設けられたのが労働者派遣法。改正論点なので、余裕あれば手を出すのもOK。

2職業安定法
→ 民間の職業紹介を認めない代わりに、国がやると決めたのがハローワーク(公共職業安定所)。本人達はもちろん一生懸命やってるが、国の独占=競争原理が働かない=非効率のイメージで見る。従い今後の改革対象。

3高年齢者等雇用安定法
→定年を定める法律。出ない。

4男女雇用機会均等法
→今は女性活躍推進法の時代。出ない。

5パートタイム労働法
→一度正規雇用を離れた者(主に女性)が短時間就労をする際の扱いを、「正規社員」並みにしなさいと定める法律。実務で使うが試験には出ない。

「人的資源管理」のC論点は、手を出してはいけない領域。高得点阻止のためのドクロ論点で、当るような問題は出さないし、やっても出ない。全てスルー。

.
■今日のまとめ■

通学を選ぶ利点は、授業の枕で「ここは大事、そこは捨てて良い」と指示されること。これはスピテキには書いてない。そしてその結果、

血に飢えた猟犬の如く、得点になる所、そうでない所を嗅ぎ分ける。

画像:どうぶつひろば

例えば「労働関連法規」なら、労働基準法(の数字)だけ押さえ、残り論点BCランクの暗記は試験直前7月に先送りしても合格ライン。

BC論点は今は暗記不要

と割り切り、当記事を読みなおす。すると長い文章が驚くほどスラスラ読める。ではまとめ。

・「1次」対策は過去問を先に解き、どこが出るかを知る。
・「1次」だけで使う知識は暗記。「2次」で使うものは理解。
・人的資源管理の知識は既に知ってる筈。サラリと流す。
・労働関連法規は、労働基準法の数字を必ず暗記。

byふうじん



 

本日は独学で二次試験に挑まれている方々に向けて、ご自身のお作法を作り上げるためのフィードバック(見直し)の方法をご紹介したいと思います。

私はほぼ独学に近い環境で二次試験対策を行いましたが、予備校に通っていないと二次対策として取り組むことができる練習問題は市販の問題集TAC等)か 過去問しかありません。私は数に当たるという意味では過去問と模試くらいで手いっぱいでした。そういう意味では練習量の確保はそこまで問題にはならないかと思います。

では独学者のぶつかる壁とはどのようなものでしょうか。

 

 

三つの壁

私がぶつかった壁は三つ。

一つは、解答作成方法が全く分からないこと。

 

解答を導き出すプロセス(問題への取り組み方)から全く分かりませんでした。

ただ、試験本番まで残り1ヶ月程度となった今では、ここにあたりがついていない受験生の方は少ないと思います。


もしあたりがついていない方がお見えになられたら、前回の記事にも書きましたが、80分間のお作法」で早急にググることをおすすめいたします

またお作法はふぞろいな合格答案にも記載がありますので、そちらを参考になさるのも良いかもしれません。

 

 

二つ目は、過去問に取り組んでも自分の解答が正しいかどうか、全く分からないこと。

 

それは予備校の出している解答に自分の解答が似ても似つかなかったことに起因しますが、これは深刻な問題でした。何せ採点ができなければ自分の力が分かりません

 

ただ、こちらも独学の皆さんは辿り着かれていると思いますが、ふぞろいな合格答案、ふぞろいな答案分析(複数年分掲載されてますのでこちらの方がコスパ的にはオススメです)できっちりカバーすることが可能です

 

三つ目は、これこそ私の前に立ちはだかる最大の壁だったのですが、フィードバックをしてくれる人がいないということです。

 

独学の皆様が自分で書いた答案の採点者はもちろん自分です。採点基準(キーワード等)はふぞろいが与えてくれますが、それを踏まえて「今後どうしていくべきか」を教えてくれる人がいないのです。

そこでの強い味方になってくれたのがwackyの振り返りシートです。

 

wackyの振返りシート

これは、過去問への取り組みを通じて、ひたすら自分なりのお作法を作り上げていくためのPDCAを回すために大活躍してくれました。これがなければ私は合格していなかったと自信を持って言えますし、これがあれば独学でも怖くない??とまで言い切りはできませんが、とにかくそれくらい活用させてもらいました。
使い方で意識したのは、「どう考えればふぞろいの回答に近づけたのか?」という観点から採点をすることと、ふぞろいの解答に近づくための思考のフレームワークを確立すること。

このwackyの振り返りシートは、特に説明もなく使えるというスグレモノですが、一例として私は次のように記入していました。

==================

2次演習振り返りシート】

・演習実施における目標と課題設定

お作法の核となる部分+特に気を付けなければならないこと(自分がミスしやすい点、意識したい点、前回の取組時に気づいた点)

・次回への改善ポイント

「過去問への取組み+振り返りシート記入」を通じて、うまくいかなかった点・うまくいった点・気づいた点

そしてこの次回への改善ポイントは、次回演習時の演習実施における目標と課題設定に記入。

==================

 

また、私は一つの過去問に対して振り返りは二回行うことにしていました。

==================

当日:普通に振り返りシートを全て記入

翌日:記入したシートを見直す

==================

二回目のチェックポイントは、設問と回答だけ見て意味が通じるか設問と解答だけ見て設問で聞かれた事に対してもれなく、だぶりなく回答できているかを中心に見直しました。

 

私は常にこの振り返りシートを10部、過去問を印刷したものと解答用紙を印刷したもの、該当のふぞろいをセットにして、持ち歩いて書き倒しておりましたし、最新の振り返りシートには自身の意識していくべき点が記入してありますので、これをスキマ時間に眺めたりもしておりました。

 

番外編:モチベーションの維持向上

studyplusで他の受験生の勉強への取組みを知る

私は勉強時間の記録にstudyplusというアプリを使用していました。

このアプリには、アプリ上で「友達」になった人たちの勉強記録が自分のタイムラインにリアルタイムでアップデートされる機能があります。

またその勉強記録には「いいね」したり、コメントを入れたりすることができるため、結構皆さん記録する際に現在の悩みであったり、自分の目標であったりを自身の備忘録としても入力されていました(私もそうしていました)。

これを見ることで、「○○さん、今日も勉強しているな。自分もしよう!」とか、「同じようなことで悩んでいるなぁ」とか、共感できることも多かったりで結構励みになります。また、メッセージ機能などもあるので勉強仲間とのつながりを作り、WEB勉強会なんてのもできる…かも?

 

それではあと一か月、駆け抜けましょう!!

 

myaでした。

 

 



皆さんこんにちは!Nicoです。

二次試験勉強もほぼ中間地点まで来ましたね
ここまで頑張っている自分に褒めてあげましょう!あと一息ですよ!!

さて、皆さんはそろそろ、自分にマッチした予備校や講師、さらにはメソッドや解答作成方法などのある程度の方向性は固まってきましたでしょうか?

岡崎先生この記事のように最初からブレずに勉強できている人は良いのですが、暗中模索の中、迷いながら勉強されている方もいるかと思います

しかし、そのような方もモラトリアムから脱却し、身を固めなければならない時期に来ています。それは方向性を決めてから習熟効果を得るためには一定の期間が必要だからです。

最後は「自分はこの方向性で二次試験を突破するんだ!」と信じる勇気や覚悟といったものが必要となってくるのではないかと思います。

==============

さて、前置きはこれくらいにしておきまして…
今回は予備校で受けられている方限定になってしまいますが、予備校の演習(答練)の活用方法について、ご紹介させて頂きます。

<活用法>
有効活用という点では、答練が終わった後にどのように振り返るか、ということが非常に重要です。
まずは自分の解答と模範解答の解説と照らし合わせて、「読む」「考える」「書く」の解答手順でどこで詰まってしまったのかを分析することです。

「考える」ことの前提として、単純に知識が不足しているというケースが往々にしてあります。
先日のセミナーでは、一次試験の知識を二次に適応させるということで、領域別で覚えている知識を分野軸、問題軸、打ち手軸のフレームワークで纏めていくことが有効だという話をさせて頂きました。
この分野軸、問題軸、打ち手軸はセットで覚えていくと知識が整理され、事例にも対応できるようになります。
(ここは5代目butaoさんのこの記事が非常に参考になります)

そして、答練の有効活用とはまさしくこの部分で、答練を使ってこのフレームワークをブラッシュアップさせることです。
答練で出てきた分野、問題、打ち手をこのフレームワークに落とし込んでいく形となります。
引き出しを増やし続けるイメージですね。Nicoは答練がある度にずっと続けていきました。
説明ではわかりにくいかと思いますので、参考までにNicoが事例Ⅲでブラッシュアップした資料を挙げさせて頂きます。
↓↓↓↓↓↓↓

事例Ⅲ

上記は主に9月中の答練で取り組んだ内容になります。

10月に入ってからの答練では、初見の問題に対してそのフレームワークを使用することができるかを意識して取り組み、対応力や瞬発力を鍛えました
事例に合った最適な引き出しを開けるトレーニングのイメージですね。

この方法が絶対!というわけではなく、このような方法もあるよということですので、方向性が合っていると感じた方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか

 

<まとめ>
○答練が終わった後にどのように振り返るかが重要
○模範解答の解説を読み、「読む」「考える」「書く」で詰まった部分を分析すること
○まだまだ知識が足りないことも多いので、フレームワークをブラッシュアップさせること
○9月までの答練はフレームワークのブラッシュアップに比重を置く(引き出しを増やす)こと
○10月以降の答練では対応力や瞬発力を鍛えていく(最適な引き出しを開ける)こと

以上、Nicoでした。



本日は、
1次知識の応用~事例Ⅱ

事例Ⅱはマーケティング事例です。

そして、
1次知識のなかで親和性が高いのは
「企業経営理論」

ここで、
「企業経営理論」の主な軸は、

下記3つ。

 

1.経営戦略論

2.組織論

3.マーケティング論

 

うち、
「2.組織論」は、
どちらかというと「事例Ⅰ」寄り。

 

よって、

「1.経営戦略論」
「3.マーケティング論」
をベースに
事例Ⅱをみると、

事例によってストーリーは違っても、

「問われること」

「答えるべきポイント」には、

ある程度一貫性がある

 

1j次で問われる
「経営戦略論」は、

企業戦略、成長戦略 、経営資源戦略 、競争戦略、
外部環境分析・内部環境分析、
事業領域、経営資源、
業界の競争構造、競争回避の戦略、
競争優位の戦略、競争地位別戦略・・・

(※以上すべて診断士試験募集要項より)

 

平たく言うと、

「3C分析」

・Customer (顧客)

・Competitor (競合)

・Company (自社)

をして、

「競争優位の戦略」(※差別化or集中)

をとっていくことが前提。

 

つまり、

・自社の資源(ヒトモノ情報ネットワーク)を生かして

・競合と差別化して優位性を高めつつ、

・顧客獲得(新規)、関係性維持強化(既存)を図って

成長、存続を図っていきます。

 

一方、

「マーケティング論」は、

標的市場の設定と接近、
マーケティング・ミックス、
市場調査、消費者行動・・・

 

ベースとなるのは、
マーケティングの4P、4C。

 

<マーケティングの4P>
Product(製品)
Price(価格)
Promotion(販売促進)
Place(販売ルート)

 

<マーケティングの4C>
Customer Value(顧客価値)
Cost to the Customer(顧客負担)
Convenience(入手容易性)
Communication(コミュニケーション)

 

例えば、

Product(製品)
→製品の高付加価値化etc

Price(価格)
→高付加価値な製品により高価格で販売する、
客単価を高めるetc

Promotion(販売促進)
→口コミやDM、POP等etc

Customer Value(顧客価値)
→高付加価値、経験価値etc

Communication(コミュニケーション)
→そのための顧客関係管理、データベース活用、
ロイヤルティ向上→固定客化etc

 

1次試験は「理解」を問われ、
2次試験では「理解の応用」を問われる。

 

・2次的な応用ができるよう、1次知識を理解

することも大切ですが、

 

どの事例も共通なのは

・1次知識(大前提)をベースに、

・2次事例をどう捉え、
どう戦略レベル&オペレーションレベルに
落とし込んでいくか?

 

ただ「なぞって覚えて」→解答欄に知識を突っ込むのではなく、

「知識をベースにどう大枠を捉えるか」

 

そこから意識してみてくださいね

 

まるでした。

 



こんにちは、ぽらーのです。

 

今日のお題は【事例Ⅲ】1次知識の応用です。H26の過去問を振り返りながら考えていきます。

 

ぽらーの が事例Ⅲの攻略として、知識活用のポイントと考えているのは以下の3つです。

1、与件の中にあるC社で実際に起きている問題への認識力(慣れるとそれらを表す隠語やフレーズに「ムムっ?」と反応できる)

 

2、1次試験知識の用語が出てきた時に、即座にC社の生産状況のイメージが思い浮かぶ。そして、起こりがちな問題や課題へ当たりがつけられることで与件からそれらを見つけやすくなる。

 

3、QCDの観点から、C社に起こっている問題に関して因果も含め適切に把握し、問題を解決する方策を考える。

 

まずは1、の問題や課題の認識力

 

これは慣れてくると全然難しいことではありません。
与件中に出てくる表現に「ムムっ?それって、本来のあるべき姿ではないのでは??」と食いつき、ツッコムという認識力です。

例えば、過去問H26の与件で言えば、

<過去問与件文>

主要取引先であるX社には、売上面ばかりでなく製品設計や工程設計などの生産技術や管理技術についても指導を受けるなど、経営のかなりの面で依存している。
===

 

かなりの面で依存って、一般的に従属関係になりがちなのでは?言いなりになることで負担を強いられたり、有利に取引できなかったり。

では次。

<過去問与件文>

生産計画は、X社から受注する精密部品約100品種の受注数量を基に、設備稼働状況や材料保有状況などC社社内の都合に合わせて1カ月ごとに前月末に作成される。
====

⇒Ⅽ社社内の都合って、顧客への価値提供の視点でのQCD管理や生産統制をしていなってことであり、今日の多様な顧客ニーズへの対応の観点から問題ないのかな?
<過去問与件文>

その他の熱処理工程、メッキ工程、検査工程については、切削工程の加工終了後に各工程担当者の判断で加工順を決めている。

===

各担当者の判断の加工順で全体最適になっているのかな?
<過去問与件文>

設備オペレーターが故障対応に主眼を置いて、それぞれの経験で行っている自動旋盤のメンテナンス

===
それぞれの経験って、バラバラにやっていて、ベストなメンテナンスが出来ているって言えるのかな?メンテナンスの統一的な基準が必要なのではないか?

 

 

次に2、用語に反応して生産概要をつかむことで課題や問題点の早期発見につなげる

 

 

C社をイメージし、課題点や問題点へあたりをつけるために知識を活用すようなイメージですが、近年の過去問における1次知識的な用語で言えば、

 

見込生産、受注生産、歩留、稼働率、連続生産、ロット生産、ロットサイズ、汎用機、専用機、量産体制、納品リードタイム、多品種少量生産、段取替え・・・材料在庫、標準化、多能工、短納期化、定期発注、CAD・・・・

これらの出てくる用語のうち生産管理に関する内容を中心に分類・整理した上で、事例Ⅲで問われやすい観点から特徴をあげ、表にしてみました。

※黄色塗りがⅭ社で問われやすい論点

例えば、過去問H26の与件でいえば

<過去問与件文>

C社の生産工程は、切削工程、熱処理工程、メッキ工程、検査工程の4工程から構成される。自動旋盤による切削工程では、材料供給を行う設備オペレーターの監視下で24 時間稼働による連続生産が行われ、その他の工程では、前日までに切削工程で加工された精密部品を昼間8時間稼働でロット処理している。X 社からの確定受注数量は、X 社顧客からの翌月1 カ月の受注予想数量であり、C社へは毎月前月の中旬にFAXで送られてくる。C社では、X社からの確定受注数量を基に、精密部品の各品種1 カ月確定受注分を切削工程の各自動旋盤に割り付け負荷調整し、生産計画がつくられている。
===

という内容から

●現在は受注生産の可能性が高い

Ⅹ社からの前月中旬の確定受注をもって翌月の生産計画を組んでいる点から受注生産と言えそう。ただし、明記されていないため完全な受注生産か受注生産と見込生産を組み合わせたパターンかは不明。

●切削工程は連続生産

連続生産の論点はいかに連続をとめずないか。故障を起こさないか、いかに原料を切らないか、需給精度を向上させて、製品を貯めないかが課題(この場合、熱処理工程への半製品在庫)。不良品が発生すると連続で不良品を出し続けるので損害が大きい。

 

原料を切らせないか?⇒安全在庫を多めにとって余裕をもつ。加工不良率を前提に(目標がない。だから在庫が余るような話があるのではないか)
故障を起こさせない⇒故障対応に主眼を置いて機械を止めないことが優先。加工精度は二の次。だから加工不良率が上昇するのではないか。

●切削工程以降の熱処理工程⇒メッキ工程⇒検査工程はロット生産と考えられる

ロット課題は段取り替え時間の短縮、段取回数の圧縮

※担当者の判断で加工順を決めている⇒それでは統制が取れてないのでは?
でも、何故、それが今まで何で通用してきたか?
それはⅩ社が各精密機器メーカーの需給変動を吸収するための在庫をもつ機能を果たすことでC社はシビアな対応を求められていなかったため。
しかし、顧客の海外移転等で取引規模が縮小する中、Ⅹ社事情で事業合理化策がねられ、Ⅹ社との力関係に劣るⅭ社に業務移管という形で対応を迫られているのが直面課題。


上記内容について、ぽらーのが試験当日にで全てできたわけではなく、あくまで1年後の振返りでの
考察や仮説です。
ここで言いたかったことは、出てくる用語とそれにまつわる状況について、知識の引き出しをすぐ引き出せる(迅速に正しく使えるようにしておく)ことで、事例ⅢのⅭ社の現状をより理解することにつながることです。

 

<補足>
なお、上記にあげた知識について「この知識自体の内容は知っていますか?」あるいは「正確に答えられますか?」っていう問題は過去にはほとんどないです。
ただし、例外として、平成21年度の事例Ⅲの最後に見込生産と受注生産に関する以下のような問題が出ました。印象に残る問題です。

第4問(10点)
C社の自社製品は見込生産であり、現在製品化を進めようとしているOEM製品は受注生産で対応する予定である。C社の見込生産と受注生産の違いを、重視すべき情報と管理のポイントの視点から80字以内で述べよ。

===

一見すると馴染みがある代表的な生産形態の名称なので書けそうですが、意外と書けないのではないでしょうか?
事例Ⅲにおいて、この論点は直接的にではないにしろ過去から問われ続けており、そしてこれからも問われ続けると思います。従って、この過去問については、初代JCさんのこの記事や過去問集の解答解説などを参考にしていただき、しっかり押さえて頂くことをオススメします。


最後に3、のQCDの観点で、

 

これは知識というよりは、いわゆる切り口をもとに因果を把握し、原因をつきとめ改善策を助言する流れ、あるいは課題を把握し、達成するための具体策を提言する流れですね。

 

例えばH26では、

Q(品質)

 

加工不良率の増加が問題になっている

 

因果でいえば、

 

自動旋盤の精度が落ちている⇒設備オペレーターが故障対応に主眼を置いて、それぞれの経験でメンテナンスを行っている⇒メンテナンスにバラツキが生じており、それにより自動旋盤の精度が落ちている可能性がある

 

C(コスト)

 

<過去問与件文>
納期は材料商社に発注後約2 週間であるが、月末の在庫数、翌月の生産計画数と翌々月前半の生産予測数を勘案してほぼ2 カ月分の必要量が確保できるよう毎月月末に定期発注していて、在庫量の増加傾向がみられる。

===

ここでは、特殊仕様品で高価な材料在庫が増加傾向により在庫費用が上昇していることが問題になっている。

 

因果でいえば、

 

最近増加する加工不良率を加味して生産計画を組んでいるため、多め材料を購入せざるを得ないというのが原因の一つ

 

次に資材発注方法には問題がないのか?

 

月末の定期発注では需要予測も含め、ほぼ2ケ月分を購入(納入リードタイム2週間なのに)⇒ムダが多いのではないかという視点

ここで1次知識を登場
定期発注の発注量=在庫調整期間の需要予測―現在の在庫量+安全在庫
在庫調整期間=発注サイクル+調達リードタイム

⇒材料は高価で特殊。納入リードタイムは2週間なのに1ケ月の発注サイクルで良いの?(サイクル長くない?)
⇒翌々月の前半の需要予測の精度に問題があるのでは?(ここでは翌々月前半の生産予測数)

 

D(納期)

X社業務移管により迫られる納入リードタイムの大幅短縮と多品種小ロット化。
これは問題点というよりは、X社移管を受け入れた場合の経営課題(クリアしなければならない、今のレベルよりも上の目標水準)を達成するためにはどうするかが論点(H26年度 第3問の設問2)

=================
ところで、事例Ⅲでは、問題と課題は使い分けすることがよく言われております。
念のため書いておきますね。

 

問題は、例えば標準的な日数が7日の仕事を10日もかかってしまうことであり、あるべき姿(標準)7日に対する現状10日とのギャップ
(この場合3日間も余計にかかるという問題の原因をつきとめ、問題解決するという流れ)。

 

一方で課題は、新規顧客を獲得するためには7日が標準のところを5日に短縮して仕上げなくてはならないという場合、目指すべき目標と現状(標準)とのギャップ
(この場合2日をどう短縮するかが課題で、課題をいかに達成するかという流れ)。

過去問H26の場合、

問題は、最近増加傾向にある切削工程の加工不良率や在庫量の増加傾向

課題は、X社から業務移管を受ける場合に必要な生産システムの大幅な見直し

と分けることになろうかと思います。

=================

 

4、まとめ

 

前回のブログで過去問にまずは体当たりの心構えを書きましたが、今回は事例Ⅲと一次知識の応用について直近の過去問を題材に考察してみました。
近年の過去問は体当たりするだけではなく、体当たり後はしやぶりつくすように吟味することをオススメします。そのことにより事例の根底に流れるものを意識していただき、ただ問題演習をこなすという量の学習ではなく、質の学習を心がけていただければと思います。

 

<中小企業製造業のC社の戦略の一般的特徴(仮説)>

 

大手企業の大量生産、販売網、プロモーションには正面から戦わない。
こだわりや、希少性、カスタマイズされた製品、あるいは大手では対応できない小回りの技術や比類なき特殊な技術で差別化・集中化戦略

⇒見込生産よりは受注生産、大量生産ではなく小ロット多品種少量生産で対応。


<そのようなC社にまつわる運営管理上の一般的課題とは何か>

Q 品質改善および向上
C コスト削減(多品種小ロット化で発生しがちなムリ、ムダの改善)
C 在庫問題への対処(原材料、製品の在庫過多あるいは欠品発生の問題を解決)
D 段取替えの改善(ロット生産)
D 生産・納入リードタイムの短縮(短納期化)

+生産計画の適正化(H26のように顧客対応の優先順位にもとづき計画的に加工順を組むなど)
+情報管理・情報共有のあり方(部分最適から全体最適へ)

<おまけ>
ぽらーの の事例Ⅲの再現答案および開示点数、直後の感想や所感・振返りを掲載します。
本日のこの記事は、ぽらーの の昨年事例Ⅲの1年後の振返りと反省でもあります。
内容的にツッコミどころ満載でお恥ずかしい限りですが、皆様のご参考になれば幸いです。

H26 事例Ⅲ 再現答案(ぽらーの)

 



2014年10月25日、土曜日の昼下がり。
ひとりの女が東京都文京区の跡見女子大学正門前に立っていた。

「ここか・・・。」

女は腕組みをし、唇を強く引き締めながら心の中でつぶやいた。
女は、ここが自分の戦場になるということを心の中に強く刻み付けていた。
ここで勝負するのだ。ここで私は勝ちを取りに行くのだ、と。

そのとき、中年男性の陽気な声が聞こえた。

「あした受験ですか? この1週間ぐらい、たくさん見に来たよ~!」
大学門前の警備員だった。

・・・・

こんにちは!おはともです。
本日はゆる~く、

昨年二次試験を受験した私の当日ドキュメントをお送りしたいと思います。

受験生の皆さんが試験当日をイメージするのに役にたてば幸いです。

なぜそんなことを言うか。
それは「イメージトレーニング」って大事だと思うからなのです。

ひめ が過去記事で言っているように、
心技体を整えることが試験突破の鉄則。
であれば、私の成功も失敗も糧にして
あらゆる想定外の事象にも平常心で臨めるように
心の準備をしておいてくださいね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二次試験前日の昼下がり、ようやく時間が取れた私は、
会場の場所を確認するため、跡見女子大学へ。
やっぱり前日に行っておいてよかった。
地図を見ながらでも、「本当にこの道でよいのだろうか」と脳のエネルギーを使っているのが分かる。
これを本試験当日の朝にやるとしたら非常な浪費だ。
場所を確認して、安心して帰宅。あとは落ち着いて明日を待つばかり。

不安だけれどこれ以上何をやっていいかなんてわからない。
さっさと夕食を済ませて布団にもぐった。

翌朝、会場近くの喫茶店でファイナルペーパーの最終確認。
過去問も持ってきているが、この超直前のタイミングではもはやどこを見たらいいのか分からない。
落ち着いて、会場に行こうということだけを考える。

会場に着いてみると、思いのほか落ち着いている自分がいた。
一次試験の会場でも見かけた受験生。
「ああ、あの人も一次に受かったのか。」

受験校の自習室での見慣れた顔もいる。
しかし、今日だけは何も話すまい。
二次試験はメンタルが結果に大きく影響する試験なのだ。
事例Ⅳ試験終了の鐘がなるまで、誰とも一言も口をきくまいと心に決めていた。

事例Ⅰの解答用紙が配られる。
何とも言えない緊張感。

つづいて問題用紙も。
当然だが表紙の下にどんなことが書かれているかは分からない。

机の上の消しゴムとシャープペンシルを確認し、
目を閉じて、額のあたりに意識を集中する。

机の上の道具をもう一度確認する。
いつもと変わらぬシャープペンシルと鉛筆3本。消しゴム2つ、
定規と電卓、マーカー。

「それでは開始してください」
試験官の掛け声とともに一斉に紙をめくる音。
しばらくして、ビーッ、ビーッと問題用紙を破る音が聞こえる。
私も、これまでさんざんリハーサルしてきたとおりシャープペンシルや定規の先端を使って問題用紙のホチキスを外し、
中央から慎重に切り取った。

そして上部に大きく「組織・人事」と書き、大きくページ番号を振る。

予定どおりだ。
はじめて見る問題。でもパターンはいままでと同じ。
最も点数の伸びない事例1だったが、いつもどおりの行動をいつもと同じように行おうとだけ心がけた。
決して動揺すまい。いつもどおりのありきたりな答えを書こう
そう自分に言い聞かせながら。

解答用紙はペラペラの黄ばんだわら半紙。
ああ、これがハーンの記事にあった解答用紙だ。
確かにこの用紙に消しゴムをかけたら普通に破れるだろう。
消しゴムをかけるときは、破かないように細心の注意を払わねば。

そして問題を解きすすみ、最後に残していた第5問に取り掛かった。
ふと、おかしな解答が脳裏に浮かぶ。
いやまてよ。
冷静に考えて、これまで診断士試験でこんな解答が求められたことはない
私の考えていることはおかしいのではないか。

そんな心の葛藤が続いた。
おかしいと思いながら、そのおかしな解答を書きたい!という強い欲求が心に湧きあがり、
最後まで止めることはできなかった。
自分の中から湧き上がる「これを書きたい!」という奇妙な衝動に打ち勝てなかった。

(後日談:これが災いし、事例Ⅰでは40点台の低得点を取ることになった。)

続いては事例Ⅱ
頭を切り替えて、「スモールビジネスマーケティング」の切り口を思い出す。
試験官の合図で、80分の闘いが開始された。

なんだこりゃ?やっぱりきたよ、電卓を使う問題が。
問題用紙のページ数もやたらと多い。

しかし、第1問を見ると、単純な知識問題じゃないか。
これは本文から情報を探して書くだけのサービス問題だ。
「これを取るか取らないかが私の合否を分けるな」と考えた。
簡単な問題だからこそ、絶対に落とせない
慎重に慎重を期し、問題文を3回読み直してから、解答用紙を埋めていく。

後半、問題用紙の多さに頭が混乱し、机上もごちゃごちゃになっていった。
私は前述のとおり試験開始と同時に問題冊子のホチキスを外し、中央から2枚に切り離す。

ところが、事例Ⅱでは問題用紙の枚数が多くなり扱いづらくなっていたのだ。
もともと、こんなに問題用紙の枚数が多いのは私は解いた経験がない。

混乱気味だがやはり
「落ち着いて。いつもどおりに。」
「いつものメソッドと違うことはやらない。」
「自分の感覚や思い付きに頼らない」
と自分に言い聞かせた。

試験終了の合図。
ペンを置き、解答用紙の回収を待っているあいだ、
あっ、と気付いた。
試験の途中で、間違った解答を書いたことに気づき
あとで書き直そうと思っていた
ところだ!
書き直すのを忘れた!ああ・・・・

時すでに遅し。

いやいや、これぐらい大丈夫!
気をとりなおして次の事例に行こう~!
すぐに気持ちを切り替えた。

トイレと軽い食事をすませて
次は事例Ⅲ。
これまたいつもどおりの問題。
まるで某受験校の答練みたいだ。

落ち着いて、いつもの論点を思い出し、
いつもどおりに埋めていく。

続いては事例Ⅳ。
疲れてはいたけれど、ぐったりするほどの疲労感はない
いつもどおり淡々とやるだけだ!

解答用紙を見ると、とても大きな解答欄がふたつ。
ああ、これは解答プロセスを書かせる問題か。

採点者が大変だろうから、こういうのはもう出題されないかと思ったのに、
よくこんな問題だすよな~。

私は財務会計が苦手だ。
時間をかけたところで正しい計算結果なんてどうせ出せないことを自分自身が一番よく知っている。

恩師の教えは、絶対に獲る問題と捨てる問題を見極めること。
捨てるべきところを勇気を持って捨てることだ。
それならば、私は正しい計算結果を出すことを捨てよう。
ただし、部分点ねらいで、解答プロセスの途中まででもいいから書こう

2か月前の一次試験も財務会計はぎりぎりで合格している。
問題を解くにも時間がかかる私だ。
とにかく、問題用紙をどんどん埋めていった。
下書きなんてしない。そんな時間ないから。
私の出来る限りの力で、精一杯、集中力の限りをつくして問題文を読み、慎重に調べた。

問2の設問2
「今年改装するか、来年改装するか」つまりどちらのほうが財務上有利になるか、という問題だ。

私にはどうせ正しい数値を出せるはずもない。
過去問の事例Ⅳを思い出した。
事例Ⅳの提案は、「こうあってほしい姿」に向かう傾向にあった。
今年の事例Ⅳもきっと、
「積極的」に「チャレンジ」することをよしとするはずだ。
そして、ストーリー性から考えるに、駅ビル全体の改装計画があるのに、
それを無視してD社が最初の計画にこだわり続けるなんて
なんだか診断士試験ぽくない。
きっと、外部環境に対応して、「今年改装する」という解答になるはずだ。

エイヤと心を決めて、「来年改装する」方向で解答欄を埋めていく。

そして、最後の終了の合図。
「筆記用具を置いてください!」

ああ、長い長い一日が終わった。
失敗もたくさんしたけれど、持てる限りの力は出した。
4事例すべてに、すべての問いに落ち着いていつもどおりの対応はできなかったけど、
これが今の私の実力。

そう思い、試験会場を後にすると
すぐ駅前の喫茶店に入り再現答案の作成を始めた。
さあ、これが終わったら打ち上げだ!!

・・・・・・・

それでは今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。



知識から逃げずに、戦え。

Joan Woodward
1916-1971 イギリスの社会学者
54歳、乳癌で早逝。

経営学者は長寿が多い。その中54歳で乳癌で世を去ったJ Woodward(組織のコンティンジェンシー理論)の思いに触れ涙した人は、合格センスあり。

知識は人を裏切らない。

1971年、20世紀のイギリスの仇は、21世紀の診断士試験の一発合格で取る。さて今日は#5講義(組織行動論)

.
■前置き:組織行動論で何を学ぶか■

組織行動論=モチベーション理論と捉えがち。だが本当にそうかな?

例えば診断士「2次」でのモチベーションと言えば、

最後まであきらめない!

が有名。以下に「2次」受験生5,000名の構成比を推定。「あきらめる事態を予想して回避」が一枚上手なのは明白。だがそれでも合格率50%。

 

そうなる理由を仮定↓。

仮説:不合格者は合格者より実力が上

上の波形は「2次」受験者5,000名の実力正規分布、
下の波形は「2次」合格者1,000名の実力分布(仮説)を示す。 

この乱暴な仮定が正しい訳ではないが、

「2次」合否結果の不思議さを示す、仮説としてはアリ。

従いスト合格ビギナーズラックを逃すと、自分より実力が下の者に1年間後押しされる羽目。「自分は既に合格実力」と感じた方ほど、この先注意深く10/25(日)を迎えていただきたい。

知識は人を裏切らない。だが試験に「たまたま」合格するか否かは別問題。では「組織行動論」でモチベーションでなく何を学ぶか、ミシュラン評価。

.
■本題:重要度ミシュラン評価~#5日目■

組織行動論では、まずモチベーション理論を学ぶ。

まず一挙掲載。

論点 評価 一言で
#5 2組織行動論 モチベーション理論 ★★★
集団のダイナミクス ★☆☆
リーダーシップ論 ★★☆
組織文化と戦略的な組織変革 ★★★

ここで既にニヤリ。

第2章 組織行動論  
①モチベーション理論  
1モチベーション理論の全体概要 表P.150 モチベーション理論対応表(重要) B
2内容理論
1マズローの欲求段階説 ★重要1 S
(1)生理的要求 S
(2)安全の要求 S
(3)所属と愛の要求 S
(4)尊重の要求 S
(5)自己実現の要求 S
2アルダファーのERG理論
(1)3つの要求 A
(2)マズローの要求段階説との違い A
3アージリスの未成熟=成熟理論 A
4マクレガーのX理論・Y理論 A
5ハーズバーグの動機づけ=衛生理論 A
6達成動機説 A
3過程理論
1強化説 B
2公平説 B
3期待理論
(1)ブルームの期待理論 B
(2)ローラーの期待理論 B
4目標設定理論 B
4内発的動機づけ理論
1内発的動機づけ要因と外発的動機づけ要因 B
2職務特性モデル
(1)技能多様性 B
(2)タスク完結性 B
(3)タスク重要性 B
(4)自律性 B
(5)フィードバック B
②集団のダイナミクス
1フォーマル組織とインフォーマル組織 A
2連結ピン・モデル 図P.159 連結ピン・モデル  A
3グループダイナミクス
1集団の凝集性 A
2集団浅慮(グループシンク) A
4コンフリクト
1コンフリクトの発生要因 B
2コンフリクトマネジメントの方向性 B
③リーダーシップ論
1リーダーシップの機能
1リーダーシップの定義
(1)バーナードによるリーダーシップの定義 A
(2)リーダーシップの2つの側面 A
2リーダーシップの源泉
(1)報酬勢力 A
(2)強制勢力 A
(3)正当勢力 A
(4)準拠勢力 A
(5)専門勢力 A
3制度的リーダーシップ
(1)組織の使命と役割の設定 A
(2)目的の制度的体現 A
(3)制度の一貫性の防衛 A
(4)コンフリクトの処理 A
4リーダーシップとマネジメント
(1)リーダーシップ A
(2)マネジメント A
2リーダーシップ論の変遷
1リーダーシップの資質特性論 A
2リーダーシップの源泉行動類型論
(1)レビンのリーダーシップ類型論(アイオワ研究) A
(2)オハイオ研究 A
(3)ミシガン研究 A
(4)PM理論 A
 図P.167マネジリアルグリッド (5)マネジリアルグリッド A
3リーダーシップのコンティンジェンシー理論
 図P.168状況適合論 (1)フィードラー理論 A
(2)パス・ゴール理論(ハウスの目標―経路理論) A
4カリスマ的リーダーシップ論と変革型リーダーシップ論 B
④組織文化と戦略的な組織変革
1組織文化 ★重要2a 組織成長3兄弟 S
2組織学習 ★重要2b 組織成長3兄弟
1組織の発展プロセス S
図P.172組織学習 2低次学習と高次学習 S
 図P.172 組織学習サイクル 3組織学習への制約 S
3戦略的組織変革 ★重要2c 組織成長3兄弟
1戦略的組織変革への抵抗 S
2戦略的組織変革の遂行
(1)変革の必要性の認識 S
(2)変革案の創造 S
(3)変革の実施・定着 S

ではどこでどうニヤリとするか?S論点に注目。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

モチベーション理論~内容説(ホワイトカラー向け)①
1マズローの欲求段階説 ★重要1


(5)自己実現の要求
(4)尊重の要求
(3)所属と愛の要求
(2)安全の要求
(1)生理的要求
→人間の要求(動機付け)を5段階に分け、一度上に行くと下がらないと説くのがマズロー。診断士試験上は、△モチベーション向上策を問うのでなく、○事例企業が何かヘマやらかしてる時の原因指摘に使う。 

Abraham Maslow
1908-1970
米国 心理学者 

モチベーション理論の暗記法~スピテキP.150「理論対応表」
マズローの欲求段階説を理解すれば、残りの理論はタテヨコ表の差分で暗記可能
.
・複雑な情報に直面したら、タテヨコ2軸の表を書く。
・基本となる理論を最優先で理解
・残りの理論をヨコに並べて串刺し比較。差分の理解を追加。
.
モチベーションならマズローの要求段階説、知的財産権なら特許法が基本。表は掲載しないので本屋で立ち読み、気に入ればスピテキ購入。

組織文化と戦略的な組織変革
1組織文化 ★重要2a 組織成長3兄弟
→環境変化に組織が対応し、成長するには「戦略的な組織変革」を絶えず行う。「どんな組織文化であるか」を観察するのが第一歩。

2組織学習 ★重要2b 組織成長3兄弟
・1組織の発展プロセス
・2低次学習と高次学習 図P.172組織学習
→組織は学習して進化。たまにイノベーション(スピテキP.70)で劇的進化。なお過去にイノベーションを起こした者が、既存の支持者のニーズに応えるため破壊的イノベーションに遅れをとるのが「イノベーション・ジレンマ」。

・3組織学習への制約 図P.172 組織学習サイクル
→組織で学習すると進化が早い。だがどこかで歯車狂うと進化が止まる。理屈は問われないので、「進化が止まる良くない状態」を軽くイメージ。

3戦略的組織変革 ★重要2c 組織成長3兄弟
・1戦略的組織変革への抵抗 
・2戦略的組織変革の遂行
(1)変革の必要性の認識
(2)変革案の創造
(3)変革の実施・定着
埋没コスト、既得権益、変革必要性を示す外部シグナルの排除、有能性のわな、追い銭心理。優良企業が思わぬ所でコケる失敗要因を、新聞やビジネス週刊誌も参考に、整理してストック。来年の今頃ここが超重要。

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

モチベーション理論~内容説(ホワイトカラー向け)②
2アルダファーのERG理論
(1)3つの要求
(2)マズローの要求段階説との違い
ERGとはExistence(存在)、Relatedness(人間関係)、Growth(成長)。マズロー5段階を3つに絞り、同時存在や並行があり可逆的。

3アージリスの未成熟=成熟理論
4マクレガーのX理論・Y理論
5ハーズバーグの動機づけ=衛生理論
6達成動機説
→未成熟⇔成熟の2段階がアージリス。怠け者⇔献身的がマグレガー。不満⇔満足がハーズバーク。他にマクレランド・アトキンソンが唱えたのが達成動機説。切り口違うが中身は同じ。外人の面構えとセットでとにかく暗記

集団のダイナミクス
1フォーマル組織とインフォーマル組織
2連結ピン・モデ
→会社における組織の構図の話。フォーマル=公の組織、インフォーマル=非公式なつながり。連結ピン・モデル=会社における課長の役割=上下左右の連絡係。

グループダイナミクス
1集団の凝集性
2集団浅慮(グループシンク)
→集団で行動する時、外部からの刺激は凝集性を高め成果を出すが、短絡的な意思決定に傾きがち。

リーダーシップの定義
(1)バーナードによるリーダーシップの定義
(2)リーダーシップの2つの側面
→集団がある一定数以上になるとリーダーの設置が必要。

リーダーシップの源泉
(1)報酬勢力
(2)強制勢力
(3)正当勢力
(4)準拠勢力
(5)専門勢力
→何か力があってこそリーダー。

制度的リーダーシップ
(1)組織の使命と役割の設定
(2)目的の制度的体現
(3)制度の一貫性の防衛
(4)コンフリクトの処理
→価値観を示し組織を率いるのがステーツマン(制度的リーダー)シップ。

リーダーシップとマネジメント
(1)リーダーシップ
(2)マネジメント
→変革するのがリーダー、運用するのがマネージャー。

リーダーシップ論の変遷
1リーダーシップの資質特性論
2リーダーシップの源泉行動類型論
(1)レビンのリーダーシップ類型論(アイオワ研究)
(2)オハイオ研究
(3)ミシガン研究
(4)PM理論
(5)マネジリアルグリッド 図P.167マネジリアルグリッド
→歴史の勉強。

コンティンジェンシー理論(状況適合論)
(1)フィードラー理論  図P.168状況適合論
(2)パス・ゴール理論(ハウスの目標―経路理論)
→状況に応じ、どうリーダーシップを発揮するかの判断もリーダーの仕事。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

過程理論
1強化説
2公平説
3期待理論
(1)ブルームの期待理論
(2)ローラーの期待理論
4目標設定理論
→内容理論(content theory)が成長・自己実現を求めるホワイトカラー向きとすれば、報酬が動機とするブルーカラー向けが過程理論(Process theory)

内発的動機付け理論
1内発的動機づけ要因と外発的動機づけ要因
2職務特性モデル
(1)技能多様性
(2)タスク間歇性
(3)タスク重要性
(4)自律性
(5)フィードバック
→成長でも報酬でもなく働いてくれる人の動機を説明するのが内発的動機づけ=仕事そのものの面白さ。

コンフリクト(葛藤)
1コンフリクトの発生要因
2コンフリクトマネジメントの方向性
→集団で行動すると、誰かが不満を言いだす理屈の説明。

コンティンジェンシー理論の比較(構造論⇔行動論)
4カリスマ的リーダーシップ論と変革型リーダーシップ論
→状況適合論は、構造論(バーンズ スピテキP.142)=変革型リーダーシップ、行動論(ハウス)=カリスマ的リーダーシップの2種。理解すると腑に落ちるが、試験上は理解は問われないのでスルー。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

.

■考察:行動論でモチベーション以外の何を学ぶか■

S論点は理解。A論点はまず暗記。

S論点を理解するのは、「2次」で使い方まで問われるから。A論点が暗記で良いのは「2次」で問われにくいから。だが知識に反した頓珍漢解答を回避するため、「1次」のマーク式選択なら当るレベルまで確実暗記。

H25年事例Ⅰで例解。

第2問(設問2)
A社のオペレーターの離職率は、同業他社と比べて低水準を保っている。今後、その水準を維持していくために、賃金制度以外に、どのような具体的施策を講じるべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。

→解答方向性は動機付け(モチベーション)。だが解答構成要素は△「モチベーションが上がる理由」でなく、○人事組織上の具体的施策。

第4問(配点15点)
A社では、ICTの専門業者に委託して構築した顧客データベースを活用している。しかし、そこで得られた情報は、必ずしも新商品開発に直接結びついていない。そうした状況が生じる理由について、80字以内で答えよ。

→環境変化に適応し、成長する為の組織変革(ここでは組織学習)に言及。

よって、組織行動論=オレのモチベーション!では理解甘々。モチベーションラブ組を尻目に、

組織3兄弟カード=「文化」「学習」「変革」をスッと差し出す。

.
■今日のまとめ■

モチベーション理論~リーダーシップ論までは皆が苦手論点。

それは自分の頭が悪いのでなく、知識を学ぶものの、実務で使う機会が少ないから。そこを突き、外人名カタカナ用語で嫌がらせするのが出題心理。

だがそこで、知識から逃げない。

理解できなきゃ暗記でOK(S論点=マズローと組織成長3兄弟(文化・学習・変革)を除く)。そう割り切ると、外人の面構えに妙に親近感。なお「組織論」における効率的な暗記法は来週紹介。ではまとめ。

・「1次」知識には得手不得手。だがそこで知識から逃げない。
・「2次」不合格者の実力>合格者実力と仮定すると、腑に落ちる。
・行動論知識は提案用でなく、事例企業がやらかすヘマの指摘に使う。
・行動論を学ぶ本質=組織成長3兄弟(文・学・変)と知るのが合格条件。

byふうじん



こんにちは、和尚です。
9月に入ってから嫌な天気が続きますよね~
なご&和尚が住むここ東海地方は今日は台風18号が直撃でえらいことなってます。
そんな日に最後の実務補習に備え、英気を養う時間を、こっそりこのブログをしたためる時間に充当する和尚。

お仲間同士の書き手の「競い合い」が、私の執筆原動力になっております。

ここで受験生に助言。
現在、一次試験終了後1ヶ月経過しました。この時点で自分の計画通りに勉強がはかどってないよーとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、ぜひタイトルの「鷹の目」を意識してください。自分の立ち位置がどこにあるのか大空から俯瞰してみるのはこの辺で必要になると思われます。。

勉強を継続することも大事ですが、10月25日の二次本試験に実力を十分に発揮できることが一番大事

そのために、いったん立てた計画を俯瞰して見下ろしてみて、もし計画履行(これはあくまで手段です)不可能なら、いや2次試験に合格でき(これが真の目的)そうもないなら

ばっさり計画を切り捨て、白紙に戻し、再計画を立ててみる

必要もあることを頭に入れてみてください。ほら、事例Ⅱ~ⅢくらいでPDCAサイクルをまわしましょう、みたいな話があるじゃない?

会社の社長さんに助言するのに自らができなくてどうするの?って言う気分で和尚は去年勉強にまい進してましたよ!

てな説教を垂れつつ、

さ~て、今週のおしょうさんは~

Ⅰ一次知識の活用法(について考えること)
Ⅱ時を駆ける現価係数(の解説)
Ⅲ編集後記

で、お送りいたしま~す。これこそパクってカスタマイズ(後述)の真骨頂(笑)。

 

Ⅰ一次知識の活用法(について考えること)

今回も実は内容について、お題をあたえられとります。タイトルのとおり「一次知識の活用法」でございます。

がしかしそんなに一次知識を活用して二次試験を解けなかった人間としてはここでえらっそうに語れることもそう多くはなく・・・。

ゆえに、前回と同じ逃げを打ち「について考えること」と題して思うところを述べたい、と思っとります。

このブログの合格体験記で述べてきたように、去年一次試験は経済、経営を受けるために、相当の勉強をしました。特に経営については二次試験でも必須の知識があふれておりますゆえ、これには相当力を入れて勉強をがんばったような記憶がございます。

だから特に事例Ⅱに関しては

PPM、

競合戦略、

4Pを主体としたマーケティング戦略、

ブランディング

など、1次試験で絶対覚えていたような知識を・・・・「全知識」で再度勉強しなおしました(がっくり)。

それにもかかわらず、PPMが昨年度出たときには完璧に答えることが出来ませんでした(これもがっくり)。

ただ、私が、なんとなーくこの試験のⅠ~Ⅲについて思うこと。それは

根底に流れる考え方を捉えましょう、ということ

そして、それを意識しましょう、ということ

が大事かなぁ。

H26年度のⅡで言えば根底に流れる考え方は、

顧客との関係性を強化する→B社が強くなるカギ

といえるのではないかと思います。いわゆる一次知識の

「関係性マーケティングとは?」

ですね。そしてそれをずっと「鷹の目」で意識していただいて、解答に一貫性を持つ、ということが大事かな。これがあるのとないのとでは

試験における余裕度

が、まったく違ってくるのでは?なーんて考えてみたりするのです。ただ和尚が勉強していく中のイメージとして強烈に意識していたのは

知識を頭の中に埋め込むのは当然ながら、その詰め込んだ知識を必要に応じて取り出し、それを下敷きにして解答を作成する。

これに尽きます。だから知識をストレートで問う(頭の中の引出しから出してそのまま置く)ようなPPMに関する問いが1問目で出題されてビビッてしまった、というのは否めません。

これからこのような問題もでる可能性はあるかと思います。何回も勉強会?セミナー?で私が申し上げたとおり、試験でビビッている 自分というのをイメージして、どのように「落ち着けるか」というところまで考えておけば、相当余裕をもって対処できるのではないか、と、一次知識の活用云々よりもそのほうを強調してこの項を終えたいと思います。(結局何が言いたいんじゃい、といことは聞かないでぇ!)

 

Ⅱ時を駆ける現価係数(の解説)

はい、和尚の本領発揮です。事例Ⅳです、テンションあがるなあ。前回に引き続き、

ここ

のブログをしっかり読んでいただいて、それについてこの場で解説を加える、という手抜きをやっていきたいと思っております。

さて。

この現価係数、一度よく考えてみることをお勧めします。まずはよく言われるように

今1万円もらうと、1年後に1万円もらうのとはどちらが得なのか?

ということから考えてみる。金利が1%とするならば、今1万円もらったら1年後には10,100円になるのだから、1年後の1万円よりは得するよね~とか

もっと単純なことをいうならば、この1年以内に1万円くれる相手が死んだり、自分が死んだりするリスクもあるのだから、今もらっておけ、とかそういう視点もあります。

だから、現在価値>未来価値という原理原則を徹底的に覚えておく。こうしておくと、

現価係数って、掛け算?割り算?

という迷いもなくなるのでは?

現価係数は、すべて1より小さいのだから、掛け算すると減るし、割り算すると増える。

いわゆる掛け算するときは未来→現在に引きなおす時(だって、減るんだからさ)、割り算するときは現在→未来価値に置き換えるとき(このときは一般的には終価係数ってのを使う。詳しくはここのブログ)これが大原則。

でも、ほんとこれ最初に考えた人はよく考えたよなーと思います。そもそも、なんでこういう考え方を苦手とする人が多いのかと考えるにそれは

時間概念

をしっかりと子供のころから教えていないから、だと和尚はこの話題で20分は話できます。 この「時間」を絡めた概念は2つあって

①タイムラグ(資金繰り)の問題

②タイムバリュー(時間経過による価値増加)の問題

の2つに分類出来ます。(自分の書いた文章を自分でコピペって楽しいなあ)

今回、ここで語ったのは②の問題で、診断士試験では「設備投資の経済性計算」の論点で出るのですが、もうひとつ①というのは、こういう質問で考えてみましょうか。

問)Aくんは本日9月12日に5,000円の当座預金残高があります。9月30日に仕入代金の手形決済が10,000円あります。売上代金は12,000円が10月31日に入金予定です。

設問①さていったいいくら利益が出るでしょうか?

(答)12,000-10,000=2,000

設問② では、預金残高は10月31日にはいくらになるでしょうか?

(答)5,000-10,000+12,000=7,000→間違い!

なんですが、子供のころから①の問題には接しているものの、②の問題は5,000-10,000の時点で不渡り、アウト!ですということを教えていない、ということが問題なのです。これも時間軸で考えねばならないのですが、このタイムラグを埋めるのが金融の役割、ということができます。(がここまで知っておく必要はないですよ、試験では)

この②の概念を簡潔に説明したのがCF計算書なのですが、これはまた項を改めて解説したいと考えております。

さささ、こういう基本的な知識が試験会場で身を助けるんですよ、数字なんて嫌いといわずに、どうです、この数字の海原に身を任せてみませんか?

 

Ⅲ編集後記

さて今日は自己満足のため受験生を応援するために、
一句腰折れを詠んでみました。
聞いてください。

試験をば
勝ち抜くために
やることは
パクってカスタム
心得るべし

失礼致しました。

パクってカスタマイズ、この言葉今月の流行語大賞とも言えるような勢いでこのブログを席巻しております。
はい、和尚も大いに同感でございます。

初受験の場合、和尚のように「自分で考えよ!」だけではやはり限界があるかと。和尚もそうでしたが、実際には勉強会で教わったテクニックや勉強のやり方などを「パクって」自分なりにアレンジ。

和尚は、

とにかく過去問やれ!→パクって、

毎日1問は自分に課そう→カスタマイズ

みたいな感じで進めていきました。

今月に入ってから、道場のお仲間は非常に気合入っている記事をアップされとります。やり方の解説も相応にありました。

みんなよく練られたテクニックで感心してます。そのなかでもおと記事は

「事前に答えを考えておく→この試験はそういうもん」

と常日頃申し上げているとおりの方策を先に言われてしまいました(泣)

ここのブログに限らず中小企業診断士の受験ノウハウには、いろんなモノが百貨騒乱であります。
中には和尚が心の底でこっそり罵倒するような「こんなもん使えねえ!」というようなのもあるかもしれません。
そこを取捨選択するのが合否の分かれ目、とも言いましょうか。

ただ、確実に言えるのは、中小企業の社長さんは毎日経営を運営していくにあたって

取捨選択=決定

を迫られております。企業Aと取引するしない、生産量を増やすか減らすか、パートBさんを雇用するか否か、最終決定権者としての取捨選択のプレッシャーはいかほどか、と想像にあまりあります。

その社長さんに助言を与える中小企業診断士たるもの、勉強法の取捨選択の決定を恐れていては何もできないか、と存じます。

ところで
時にこの歌というもの、三十一文字(ミソヒトモジ)で構成される、日本に千年以上伝わる文化遺産であります。
これ、診断士試験の文字制限に使えるのでは?と思ったのですが…
漢字交じりでは用を成さないことに今気がつきました。ごめんなさい。

でも、過去文字数については、こんなにも面々が書いておりますのでご参考まで。

最後に、模試の結果もそのうち出るかもしれませんが、その結果が出る間も精進してくださいね。

先日の岡崎記事で、去年の模試結果もD判定との話がありましたが、和尚もD判定!!!それでもここでこうしてえらっそうなことを書ける身分になっております。

来年、ここでこうしてブログを書いているのは自分だ!と思ってもらって、ぜひ中小企業診断士二次試験の台風の目とならんことを祈ります。

合掌。



思考の概念化能力
(コンセプチュアル・スキル)

「経営」斜め読み9回中#4~6は「組織論」。今日の#4講義(組織構造論)を始め、典型的な文系論点=理解至難。そこで文系⇔理系の違いから確認。

文系とは、主に人間の活動を研究の対象とする学問の系統とされており、理系とは、主に自然界を研究の対象とする学問の系統とされている。有意な成果や果実を得るためには総合的な知見や能力が重要である、社会における重要度に違いはないが、実際には社会でしばしば「文系」「理系」の区別は利用され、性向や思想信条の差、男女の差、年収の差に有意な違いがあるなどと論じられることがある。

文理の差を今更論じる意味はない。だが人間の活動を観察し、何考えているかを文章で示す力、つまり、

思考の概念化能力

を磨くには組織論(構造論+行動論)が絶好機。

.
■前置き1:難しいことを概念化■

受験校で聞けないことが、文章や図解でポンと置いてある。

通学通信独学問わず、当ブログについ目を通す利点がこれ。例えば「組織構造論」「行動論」ならこう↓。

組織論は古くからの観察・考察の積み重ね。だから多岐で難解。だがそれを自分なりの理解でスッと簡単に示せばSランク。

組織論 
構造論 行動論
2次「事例Ⅰ」 外人顔シリーズ
使えるかが鍵 覚えたかが鍵
理解 暗記
外部環境に適応 組織を変革
年3~5マーク 年5マーク

組織論:2次「事例Ⅰ」の中核知識。使える能力が問われるので理解する。組織は戦略に従う。外部環境に適した組織設計提案が軸だが、「1次」では3~5マークしか出ない。

行動論:覚えたか否かが問われるため、外人の面構え眺めて暗記。抵抗勢力を排し、組織を変革する提案が軸。「1次」でも年5マーク程度安定出題。

.
■前置き2:難しい文章の処理手順■

難しい文章の意図を掴むか、暗記で逃げるかは個人の力量差。だが、

「経営」は国語の試験である。

とする最近の出題傾向を真に受け、いちいちその場で考えていたら一生合格しない。そこで

「経営」の難しさを国語の試験のせいにして逃げない

ために過去問使って例解。

H25年「経営」第11問
企業組織を設計するには、市場環境の変化、技術革新の速度、生産システムや職務特性、部門間関係など様々な変数に配慮しなければならない。組織設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。

×ア 航空会社などのサービス技術は、顧客に対する無形のアウトプットを迅速に提供することが求められるため、×ルーティン化することは困難で、サービス現場での対人スキルが重視される。
×イ 自動車組立てラインのように、部門間を業務が一方向的に流れて行く関係にある場合には、手順の規則化や事前の計画が重要で、部門間調整は×上からのコミュニケーションが有効である。
×ウ 熟練技術を要する職務は、戦略立案ほど非ルーティン化の程度は高くないため、公式のトレーニングや文書化した×マニュアルが重視される
エ 新商品開発などの補完的相互作用が必要な部門では、機能横断的なチームや非公式の対面的コミュニケーションが重視される。
×オ 特定の注文品顧客を対象とした小バッチ生産システムでは、×機械的マネジメントシステムが適している。

ア~オの選択肢は全てもっともらしい。正面からまともに読んだら負け。つまり今の「1次」得点力の違いとは、処理する手順の差

△読んで→考える =文章次第で思考がブレる
○考えて→読む =違和感があるものに気づく

文章を読んで→考える=相手の思考の土俵に乗ると戦いにくい。そうでなく「考えて→読む」。つまり設問読んだら、自分の知識の土俵を先に用意し、5つの選択肢を順に呼び込んで面接。怪しい奴に×つける

文章を「読む力」でなく、読む前に勝負を付けるのが一枚上手の戦い方。

.

■本題:重要度ミシュラン~#4日目■

組織論の難解さから逃げず、「事例Ⅰ」を意識し理解で戦う。

従い校舎・曜日を選べる大手校通学クラス生なら、「組織論」では「2次」担当講師の講義と聞き比べ。すると納得度・理解度段違い。

さて前置き長くなったので、一挙掲載。

論点 評価 一言で
#4 1組織構造論 組織の概念と均衡条件 ★☆☆
組織構造の設計原理 ★★★
分業システムとしての組織 ☆☆☆
組織構造の形態 ☆☆☆
官僚制組織と組織構造の動態化 ★★☆
外部環境と組織 ★★★

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第1章 組織構造論  
❶組織の概念と均衡条件  
1組織の概念 B
2経営組織の成立条件
1共通目的 A
2貢献意欲 A
3コミュニケーション A
3組織均衡と組織の存続 ★重要1 S
4組織における意思決定
(1)意思決定の具体的プロセス B
(2)極大化基準と満足化基準 B
(3)制約された合理性に基づく人間行動 B
❷組織構造の設計原理
1専門化の原則 ★重要2a S
2権限責任一致の原則 S
3統制範囲の原則(Span of control) S
4命令統一性の原則 S
5例外の原則 S
1定型的意思決定
2非定型的意思決定
❸分業システムとしての組織
1機能(職能)分業 B
2階層分業
1管理行動と作業行動
(1)経営者行動 B
(2)管理者行動 B
2作業行動 B
❹組織構造の形態
1ラインとスタッフ
1ライン B
2スタッフ B
2組織構造の一般形態
1機能(職能)別組織 A
2事業部制組織
(1)事業部制組織の特徴 A
(2)事業部分割の基準 A
(3)移譲される権限の内容 A
3カンパニー制 A
4マトリックス組織 A
5国際経営組織 A
(1)製品の輸出による市場浸透戦略
(2)海外現地生産への移行
(3)国際事業部の設置
(4)世界的規模の事業部制組織への移行
(5)グローバル・マトリックスへの移行
❺官僚制組織と組織構造の動態化
1官僚制組織 A
2官僚制の逆機能 A
3組織構造の動態化 ★重要2b
1組織構造のフラット化 S
2プロジェクトチームやマトリックス組織 S
3情報活用の高度化による組織の動態化 S
4組織のライフサイクルモデル
1起業者段階 A
2共同体段階 A
3公式化段階 A
4精巧化段階 A
❻外部環境と組織
1戦略と組織構造との関係 ★重要3a
1組織形態の変遷 S
2チャンドラーの命題 S
2組織間関係論 ★重要3b 
1資源依存モデル
(1)資源依存度の決定要因 S
①資源の重要性
②外部組織が持つ、資源の配分と
使用法に対する自由裁量の程度
③資源コントロールの集中度
(2)資源依存関係のマネジメント S
①多角化・代替的取引関係の開発
②折衝を通じての協調
③第三者機関による間接的な操作
2取引コストアプローチ
(1)取引コストの内容 A
(2)取引コストが上昇する要因 A
(3)内部化と外部化の選択基準 A
3組織構造のコンティンジェンシー理論
1バーンズ&ストーカー A
2ウッドワード B
3ローレンス&ローシュ B
4環境の不確実性への対応
(1)スラック資源の創設 A
(2)事業部制組織やプロジェクトチーム
といった自己完結的組織単位の編成
A
(3)横断的組織や水平関係の設計 A
(4)組織の情報処理システムの改善 A

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■本題:一言メモ例~#4日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

3組織均衡と組織の存続  ★重要1
→なぜ世の中は組織で成り立つのか。試験に出る出ないは別として、必ず知っておき役立つ知識。大事な所はテキストコピペ。

均衡とは
組織がその参加者に対して、継続的な参加を動機づけるのに十分な支払いを整えることに成功していること、すなわち組織が生存に必要な経営資源の獲得・利用に成功していること。誘因≧貢献。

組織構造の設計原理 ★重要2a
1専門化の原則
2権限責任一致の原則
3統制範囲の原則(Span of control)
4命令統一性の原則
5例外の原則(定型的⇔非定型的)
→組織構造には設計「原理」がある。試験はこの「原理」に沿って出題するため、「原理」に反した解答はダメ。だから「原理」は最低覚える、できれば理解しないとダメ。

組織構造の動態化 ★重要2b
1組織構造のフラット化
2プロジェクトチームやマトリックス組織の導入
3情報活用の高度化による組織の動態化
→1次「経営」、また2次「事例Ⅰ」の出題では、問われる企業に何か組織上の問題。そこをズバリ解決提案するのが診断士。提案自体への配点は少ないが、少なくとも答えを知っておかないと現状分析も的外れ。

戦略と組織構造との関係 ★重要3a
1組織形態の変遷
2チャンドラーの命題
→「組織は戦略に従う」。だが組織が官僚化すると「戦略が組織に従い始める」。そこが解決提案チャンス。冒頭に挙げた通り、「組織構造論」は①前提(均衡)→②設計原理→③組織の動態化の3段階。それで水戸黄門の印籠の如く、周囲が平身低頭。

1資源依存モデル ★重要3b
(1)資源依存度の決定要因
(2)資源依存関係のマネジメント
→組織が継続成立するため、必要な外部資源をどう調達するかにより組織構造を決めるとする考え方。「1次」「2次」を通じ重要頻出。理屈というより過去問を通じケースで理解。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

経営組織の成立条件
1共通目的
2貢献意欲
3コミュニケーション
→バーナードによる組織成立の3要件。ここから外人顔シリーズ開始。

Levine-Irving.jpg

Chester Irving Barnard
1886-1961
米国電話会社の社長、経営学者

組織構造の一般形態
1機能(職能)別組織
→いわゆる普通の会社

2事業部制組織
(1)事業部制組織の特徴
(2)事業部分割の基準
(3)移譲される権限の内容
→会社が大きくなると分割して権限移譲。一般に投資権限を与えると「事業部」。「財務」知識でコンボ。

3カンパニー制
→一つの会社のまま、さらに権限移譲を進めた形。最近ではカンパニー制でなく分社化+持ち株会社。

4マトリックス組織
→機能別に人材育成しながら、事業変化に素早く対応しようとするとこうなる、良くある。キーワード「ワンマンツーボス」で完璧。

5国際経営組織
(1)製品の輸出による市場浸透戦略
(2)海外現地生産への移行
(3)国際事業部の設置
(4)世界的規模の事業部制組織への移行
(5)グローバル・マトリックスへの移行
→国際対応が進化する歴史。キーワード「グローバル・マトリックス」で完璧。これも「ワンマンツーボス」。

官僚制組織と組織構造の動態化
1官僚制組織
2官僚制の逆機能
→組織を作ると安定化が始まる。すると組織をぶっこわす。ただ壊す前にそのメリ・デメをちゃんと押さえてから。

組織のライフサイクルモデル
1起業者段階
2共同体段階
3公式化段階
4精巧化段階
→大事そうだがあまり出ない。念のため用語をしっかり暗記。

2取引コストアプローチ
(1)取引コストの内容
(2)取引コストが上昇する要因
(3)内部化と外部化の選択基準
→取引コストが低ければ外部化OKルール。あまり使わないが1マーク出た時慌てない様、しっかり暗記。

組織構造のコンティンジェンシー理論
1バーンズ&ストーカー
2ウッドワード
3ローレンス&ローシュ
→1960年代にイギリス、ついで米国で発展した環境と組織に関する研究。言ってる内容は今や当り前。面構えと名前が一致すればOK。

環境の不確実性への対応
(1)スラック資源の創設
(2)事業部制組織やプロジェクトチームといった自己完結的組織単位の編成
(3)横断的組織や水平関係の設計
(4)組織の情報処理システムの改善
→この先環境変化が予想されるときの事前準備。意外とストレートに聞かれることがあるので、この手の知識はネタ帳に整理しておく。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

1組織の概念
→テキストの最初の章は用語の定義になりがち。さらっと目を通す。

組織における意思決定
(1)意思決定の具体的プロセス
(2)極大化基準と満足化基準
(3)制約された合理性に基づく人間行動
→極大化基準=経済人モデル=理論上の理想を追求。満足化基準=経営人モデル=まぁそこそこ合理的。まず出ない。

分業システムとしての組織
1機能(職能)分業
(1)経営者行動
(2)管理者行動
2作業行動
1ライン
2スタッフ
→当り前の用語の定義。暗記すら不要。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■今日のまとめ■

組織構造論=何となく小難しい文系論点、と敬遠しがち。

だがそうでなく。深追いするとメンド臭いが、診断士「2次」でどこが問われるか(S論点)から逆算すると筋書きは単純・明快・不変。だからガッツリ理解し、構造論は「1次」も「2次」も荒稼ぎ。

Sランク=理解。
Aランク=用語を暗記。
B・Cランク=後回し。

そしてカタカナ攻撃に惑わされぬ様、外人の名前は面構えとセットで覚える。ではまとめ。

・組織構造論は文系知識で難解。それを自分の言葉で概念化。
・S論点は、①均衡→②設計原理→③組織動態化で100点満点。
・「組織論」を国語の試験にすり替えず、必要知識を枠で押さえる。
・J Woodwardは女性活躍の先駆け。54才で乳癌で死去と知って涙。

byふうじん



<経験則と仮説>
前年「1次」合格者の60%が翌年「2次」に再挑戦。

9/8(火)に発表された「1次」合格者数は3,426人。これに6割再挑戦仮説を足すと、以下の表が完成。

この表を観察すると、H27「2次」の合格率・合格者数を推定可能。

・「1次」合格者数から見ると、H24の史上最多1,220人合格に並ぶ。
・合格率22%なら→合格者1,200人。
・昨年並み合格率25%なら→合格者1,337人(史上最多)

H27「1次」の選抜結果は、「経済」「財務」易化の点でH21、合格者数史上最多が狙える点でH24と類似。残る数字をどう観察するかは人それぞれとし、

・初学スト生→近年最大の当り年。ビギナーズラックを狙う。
・2年目上級生→予定通りのことを予定通りにこなして確実合格。
・「1次」保険&再挑戦組→上級生の技+スト生の勢いのいい所取り。

それぞれの強みを活かし、ラッキーチャンスの今年で必ず決めに行く。

※「2次」合格枠は倍率で決まると仮定。すると「1次」合格者数増は、ピンチでなくチャンス⇒合格実力未到達者+合格枠増⇒実力者が合格しやすい。

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■分析:1次合格3,426名プロファイリング■

「2次」が周囲と似せた答案を書く力を競う=美人投票と仮定すると。

自分以外の受験生3,425名がどんな相手か知っておくと有利。そこでグラフを4つ紹介。だが1つ注意点。

数字は絶対かつ客観的。グラフは相対かつ恣意的。

それは「中小経営」で学んだ。数字は客観的だが、グラフには必ず書き手の恣意性(=恣意性・仮説のないグラフを分析とは呼ばない)。従い鵜呑みせず必ず自力で仮定、検定。イカサマ論で言えば、

騙される方が負け。騙されるのが嫌なら、自ら騙す手口を知っておく。

ではグラフ。
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□グラフ1:受験科目数別合格人数□

受験科目数から、「2次」受験者層をプロファイリングするのは定石。

□グラフ2:合格者・年齢別構成比□

受験校通学クラスや公開模試の雰囲気から、受験者の高齢化は推して知る。H27年は30代以下合格者の構成比が初めて50%を割った。
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□グラフ3:合格者・年齢別推移(H21を100として指数化)

母数が異なる層の傾向変化を見るには、基準年=100で置き換えて指数化。すると見え方が(恣意的に)変わる。ではなぜこんな変化が起きたのか。

□グラフ4:「1次」申込者数:年齢別申込者数推移□

知ってる人には当り前、初見の人には驚きなのがこのグラフ。20~30代の「1次」受験者数は年々減少の一途。そこで無理を承知で仮説を立てる。

なぜ減少したか→「1次」難化、難易度変化により「自己啓発」受験が減。
するとどうなるか→「1次」通過所要年数と平均年齢が上昇。

資格試験の出題⇔受験側は互いの手の内を観察しジャブの応酬。その時、

・診断士試験は、「2次」合格倍率維持のため「1次」合格者数を調整。
・「1次」合格者数調整+科目免除者への嫌がらせとして科目難易度を操作。
・「1次」難化+科目難易度操作で嫌気が差し、「自己啓発」目的の受験が減。

ここまで、出題側は恐らく「しめしめ」。だが受験料収入減、さらに20代・30代受験者数減に直面した時、出題側が来年どんな反応するか。それをニヤリと上から俯瞰し観察するため、

ラッキー当り年の今年の合格は必ず取りに行く。

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■当記事ここまで■

たかがブログが物騒な仮説。だが試験のミライは、1つの仮説と行動で変更可。この試験は、客観的に残された手がかりを辿り、名探偵の如く真犯人を言い当てる。そして、

公序良俗に反しない限り、試験当日以外はあらゆるイカサマ容認。

診断士試験で仮定・仮説が許されるのは「経済」で既習。一度合格実力に達すると、診断士試験はハラハラドキドキ愉しむスリルなゲーム。

byふうじん



みなさんこんにちは

勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです

ここ最近道場では「パクってカスタマイズ

が大流行です。

短期間で合格するために非常に大事な考え方だと思います。

今回の私の記事では、

「パクってカスタマイズ」の参考になるかもしれない

解答手順、です。(事例Ⅰ~Ⅲ)

参考までに、私の実際の問題用紙を見てみましょう。(字が汚くて大変恐縮ですが。)

以下が私の解答手順です。

①解答と同時に問題用紙の折り目から破いて、一枚一枚独立させ、与件の最初の段落と最後の部分を読む。(事例の流れをさらっと把握します)。-1分

②設問文のチェックを行う。
(その際重要そうに感じたところはグリグリと目立つようにチェックする。チェックの意味に応じてチェックの仕方を変える。
また、設問の中にあるフレーズ等で、一次知識から想起できそうなことがあれば、さっとメモを残す。
制約条件は絶対に忘れてはならないので、改めて書く「○○以外で!!!」とか。)

③解答のフレーム(骨子)を簡単に作る。
(例えば、H26事例Ⅰ第1問だと、経営環境の変化は、①~~~、②~~~、である。のような感じで。)

④これを最後の設問まで行う。-②~④で8分

 

⑤次に与件の段落打ちと段落ごとの線引きを行う。(見やすいように太ペンで)

⑥与件の内容をざっと確認するためにざーっと読む。(この時時系列を表す接続詞や展開がかわる部分は太ペンチェックをいれる。)-⑤~⑥で5分

 

⑦与件の内容を今度は詳しく読む。(この時、こまかくチェックをいれ、解答に必要になりそうなところはメモを必ず残す。
特に、強みや課題といった、解答にほぼ間違いなく活用するところに関しては赤ペンでチェックし、メモも強烈にとる。)-10分

 

⑧「事例テーマ」を考え、書く-3分

 

⑨解答骨子と事例テーマに沿って解答を固めていく-13分

 

ここまでで計40分

⑩残り40分をそれぞれ設問のボリュームにより按分し、ほぼほぼ固めた解答を、制限字数に落とし込んでいく

ここで私が特に気をつけていたことも列挙します。

①常に時間を気にする。

②「課題」「強み(S)」「機会(O)」などはチェックしても解答にもらすと意味がないので、分かるようにチェックし、

解答に使ったら消しこみをいれてもれがないようにする

切り口を多く出しすぎない

④解答はシンプルに分かりやすく。

⑤問われたことに素直に答える。

⑥与件の言葉を使い具体的に書く。

⑦解答が空いたとしても、適当なことは書かない。(解答骨子や事例テーマにそわないことをひらめきだけで書かない。)

上記の注意事項と、一次知識をまとめた紙(ファイナルペーパーのようなもの)

は問題を解く前に何度も読んで、イメージを固めていました。

今回はあくまで私の解答手順を紹介しましたので、

もしよさそうだな~と思われた方がいらっしゃれば

パクって「カスタマイズ」してみてください。

ちなみに私も過去には色々試行錯誤していて、

強みはピンクのマーカーでチェック

弱みは青のマーカーでチェック…とか

ペンの色を変えまくる作戦で色分けチェックをしたりしたこともありました。

このやり方はペンの持ち替えに時間がかかるし、それに気を取られて私にはあいませんでした。

しかし、マーカー作戦は結構一般的で、人によっては使いやすいようです。

試してみる価値はあると思います。

また、カスタマイズする場合はシンプルなやり方になるように考えたほうがいいでしょう。(複雑だと習得に時間がかかりますし、ミスする可能性も高い。)

それから事例ⅢのECRSの原則的な考え方でまとめていくのもありだと思います

私は与件をざっくりで読む、という工程を必要としていましたが、もしかしたらいらない人もいるかもしれません。

その際はEでなくしちゃうのも一つの手です。(ただでさえ時間がありませんから。)

それと解答手順を浸透させるトレーニングですが、

「同じ事例を連続して何度か解く」のがオススメです。

一度もミスせず自分できめた「型」を使えるように練習しましょう。

みなさんの合格を心よりお祈りしています。

きりでした。



さて、今回のテーマは時短文章作成法です。

これまで私は財務会計や事例Ⅳについての記事を多く書いていました。つまりそれが得意だったからです。それが得意ってことは、逆に言うと、事例Ⅰ~Ⅲは苦手ってことです。なぜ苦手かというと、文章を書くのが下手だったからです。

あの80分という短い時間の間に、3ページほどの与件分を読んで、それぞれの設問に対して、出題者の意図にあった解答を書くということは、私にとって、非常に難易度の高いことでした。

そんな文章力のない私が、考えた方法は「解答フレーム」最大活用です。

私は受験生時代に、解答フレームヲタクといっていいほど、解答フレームに凝っていました。ふぞろいはもちろんのこと、受験校の解答例を参考にしながら、独自の解答フレームを作っていました。

本試験での用紙を例にして、どうやって私が解答フレームを使ったのかをご説明します。

 

 

解答フレームの概要

まず解答フレームについて説明します。
解答フレームというのは、解答を作成する上での骨子のようなものです。
例えば以下のように使います。

 

設問 解答フレーム
その理由を述べよ 理由は、◯◯なので、◯◯することで、◯◯の効果があるから。

というように使います。

つまり、設問を読んで、与件分を読まないうちに、解答の骨子(フレーム)を事前に作ることです。

 

 

私は解答フレームをこうやって使った

それでは、実際の本試験で私が解答フレームをどう使ったのか説明します。

昨年の事例Ⅰの問題を例にして説明します。

(1)解答フレームの作成

H26年 事例Ⅰ 第1問(配点20点)
A社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。

この設問を読んで、下記のフレームを考えました。

①まず、基本の解答フレームは「変化は〇〇である。」だなぁ
②変化を聞いているから、変化前と変化後を書く必要があるなぁ。
③経営環境といったら「誰に・何を・どのように」が鉄板だ。
④文字数が120文字でそこそこ長いので、複数の論点を入れる必要があるなぁ。

 

というように、設問を読んで、下記の解答フレームにしました。

 


変化は

以前は 近年は① 近年は②
誰に
何を
どのように
効果は?

である。


なお、この時点ではまだ、与件文を読んでいません。このあと、この解答フレームの中に、与件文をキーワードを入れていきます。

 

 

(2)与件文からキーワードを入れる。

この解答フレームの中に、与件文を読んで、キーワードを入れていきます。


変化は

以前は 近年は① 近年は②
誰に 取引先に 取引先に 研究型中小企業に
何を アイディアを 新しい技術や新しい製品を 資金面を
どのように 要望をこえる提案 提案 公的助成金
効果は? 存続と成長ができた 取引継続できない 研究開発費を調達できる

である。


 

 

(3)解答を作成する。
(2)の解答フレームを見ながら、全体の文字数に注意しながら、文章にする。
その結果、下記の解答ができあがりました。

 

以前は取引先の要望をこえるアイディアを提案すれば存続と成長が実現できたが、近年は、①新しい技術や新しい製品を取引先に提案できなければ取引継続できない、②資金面で公的助成金により多額の研究開発費を調達する制度が整ってきたなどの変化のためである。

 

ここで言いたいことは、私の再現答案がいいということではなく、解答フレームを使えば、「解答を書いたけど、やっぱりしっくりしないから、やり直そう」とか、「因果関係がない文章になってしまった」ことを避けられるということです。

下記の画像は実際の本試験の用紙です。汚い字ですいません。

(クリックすると大きくなります。)

 

 

 

代表的な解答フレーム

受験生時代に、いろいろと解答フレームを考えましたが、代表的な解答フレームは次の通りです。

 

設問 解答フレーム
理由は? 理由は、◯◯の事実なので、◯◯の対策をすることで、◯◯の効果があるから。
事業の方向性は? 方向性は、◯◯(誰)に対して、◯◯(何)を、◯◯(どのように)することである。
助言せよ ◯◯(具体的内容)を行うことを助言する。その理由は◯◯を実施することにより、◯◯の強みを活かして◯◯の機会をとらえ、◯◯の効果があるから。
原因を述べよ 原因は、○○(誰)に対して、○○(何)を、○○(どのように)したために、◯◯の結果となった。
違いを述べよ 違いは、◯◯は、◯◯(誰)に対して、◯◯(何)を、◯◯したが、一方で△△は、△△(誰)に対して、△△(何)を、△△した違いがある。(※)違いなので、比較対象を必ず書く
差別化できた要因は? ◯◯は◯◯だが、△△は、△△であること。

(※)差別化なので、比較対象があるはず、それとの違い(差別)を書く。

 

 

 

 

 

2次試験はパズル

これまで話した、解答フレームの具体的な利点や効果はなんでしょうか?
私がイメージしている、解答フレームの利点や効果は、2次試験のパズル化です。これについて、詳しく説明します。

解答フレームが無い状態で解答を作るときは、白地のキャンバスにゼロから絵を書くようなイメージで、なかなか筆が進まず、書くのに時間がかかってしまいます。つまり、80分で解答を書き上げることができません。

でも解答フレームがあれば、枠(フレーム)の中に、与件文のキーワードをはめ込むパズルに変わるので、白地のキャンバスにゼロから解答を書くのと比較して、書く時間が短縮できます。つまり、80分で解答を書き上げることができやすくなります。

どっちが簡単?

 

2つめののメリットは、「聞かれている事に聞かれているように答えることができること」です。これは何度も聞いたことがあるとおもうのですが、2次試験の一番大事なことは、「聞かれていることに、聞かれているように答えること」です。

設問で「◯◯した理由を述べよ」と聞かれた時に、解答フレームを「理由は、△△をすることで、◯◯の効果を期待したためである。」とすれば、この時点ですでに聞かれたことには答えています。そのため、、解答の意図を外してしまう大事故を起こしにくいことです。つまり、解答の安定化です。

解答フレームを使いこなして、時間短縮と解答の安定化を実現してください。

 

 

 

 

パックってカスタマイズ

最近道場ブログで流行って(?)いる、パクってカスタマイズについても話します。

解答フレームについて、長々と書きましたが、これは私が個人的に「こうすれば合格に近づくんじゃないかなぁ?」と受験生時に考えた方法です。この考え方が、すべての受験生に当てはまるとは思っていません。ただ、悩める受験生のヒントにはなるんじゃないかなぁとは思っています。

私が書いたこの解答フレームのいいところだけを真似して(パクって)、自分なりにアレンジ(カスタマイズ)して、本試験当日に使える武器としてください。

 

 

 

まとめ

文章作成が苦手な人は、解答フレームがおすすめ。
2次試験はパズルと考える。
時間短縮と解答の安定化のメリットがある。
パックってカスタマイズ。

以上、おとでした。



こんにちは、うみのです。

今日は過去問の活用方法を出発点に、タイトルのテーマについて考えてみます。

 

以前、あるセミナーで受験生の方から、

 

「過去問を何度も解いていると答えを覚えてしまいます。それって意味はあるのでしょうか?」

 

という質問をいただいたことがあります。

 

皆さんはどう思われますか?

 

私自身の考えでは、「あまり意味はない」です。

以下、その理由について述べます。

 

試験というものはそもそも、「一定の能力があるかどうかという篩(ふるい)にかける」ためにつくられるものです。

では、2次試験ではどのような能力を問われているのでしょうか?

 

中小企業の診断及び助言に関する能力」ですよね。

 

では、「診断できる力」「助言できる力」とはどのような力でしょうか?

 

私はこう考えています。

 

診断できる力とは、

 

・企業の現状を正しく分析する力

・その企業の向かうべき方向性(社長の想い)を汲み取れる力

 

その企業の強みと弱みは何なのか。

機会と脅威はどこにあるのか。

向かうべき方向に進むために、どんな課題を解決する必要があるのか。

これらをきちんと整理して説明できる力が「診断力」だと思います。

 

助言できる力とは、

 

・目指す方向に従って課題を解決すべく、社長を論理的に説得できる力

 

どんなコンサル業でも、「社長を説得することが一番難しい」と言われます。

説得するためには、論理的に因果や根拠を示す必要があります。

社長を納得させ、課題解決に向けて決断させる力が「助言力」だと思います。

 

診断士を志すあなたにそのような力が備わっているか?を量るための試験が2次試験です。

 

そのような視点から過去問を読み解いてみると、

 

与件文は【とりとめのないヒアリングシートであり、

設問文は【①ヒアリングシートの内容から企業を正しく診断できるか ②理解した上で、その企業の課題解決に向けて適切な助言ができるか】である、

 

と見ることができます。

 

この「とりとめのなさ」がポイントです。

診断する力を量るためには、「企業の置かれた現状を正しく整理できるか」で篩にかける必要があるため、わざととりとめもなく書かれているのです。

これが、2次試験における第一の篩です。

 

整理した上で、診断士として求められる専門基礎知識(1次知識)をその現状に当てはめることで、「適切な助言」ができるかどうかが問われます。

これが、2次試験における第二の篩です。

ここでは、「診断士として基礎的な知識の対応付けができるかどうか」がポイントです。

素晴らしいアイデア(思い付き)や専門的な業界知識ではなく、1次試験で学んだ知識のフレーム(SWOT分析や3C、4P、QCDなど)に沿って、診断士としてより妥当性の高い(=共通認識として納得できる)知識を対応付ける必要があります。

これが「人並みベタな解答」ということです

 

ここで冒頭の質問に戻ると、「答えを暗記してしまう」の「答え」を、「ふぞろい」などに載っているA評価(=人並みベタ)な答案がどのような知識の対応付けを行っているかを知ることだとするならば、それなりの意味があると思います。

しかしそれよりも、「与件文と設問文のクセやパターンを知ること」にこそ過去問を解く意義がある、と私は思っています。

なぜか。

答えを覚えてしまったものは、似たようなパターンの設問が出てきた場合には対応しやすいかもしれません。

しかしそれ以上に、2次試験における「篩」がどのようにかけられているかを理解してなければ「単なる暗記問題の解法」になってしまい、事故を起こしてしまうリスクが高まるからです。

 

以下、「2次試験は暗記問題ではない」ということをもう少し掘り下げてみましょう。

 

よく、「2次試験は国語の試験」だと言われます。

「国語の試験」という解釈は、「とりとめなく書かれた文章を正しく整理する」という意味では正しいと思います。

しかし。

2次試験では出題者の意図を汲め、とよく言われますが、「この時の筆者の心情を述べよ」といったような「高度な国語力」だと考えてしまうと、少し趣が違ってきます。

 

そのような「間違い」を生んでしまうのは、予備校の模範解答の弊害のひとつではないかと私は思っています。

(模範解答だけにその原因を求めるものではありませんが)

 

皆さんの中に、予備校の模範解答を見て

こんなハイレベルな文章、どうやったら書けるようになるの?解説を読んでもさっぱり分からないんだけど…

と感じたことのある人はいませんか?

 

模範解答が作成される工程がブラックボックスに感じられるほど、「高度な国語力が必要なんだ!」「想像力を働かせないといけないんだ!」と考えるようになります。

その結果、解答には、このような事故パターンが並ぶことになります。

 

◆「自分もこの事例企業と同じ業界にいるからわかる!現場ではこうだ!」という【経験自慢】

◆「専門書で読んだけど最新の学説ではこうだ!」という【知識自慢】

◆「すっごく良いアイディアを閃いた!」という【思いつき自慢】

◆「絞り込めないから思いついた知識を全部入れておこう!」という【詰め込み自慢】

 

先に述べた、2次試験の篩は「現状を整理する力」であり、「ごく基礎的な知識の対応付けができる力」であるという前提に立つと、「高度な国語力」という解釈がいかに誤ったベクトルを生み出しかねないかがイメージできるのではないかと思います。

(この【自慢事故】は、「人並みベタ解答ではなく、他の受験生と差をつける素晴らしい解答を書こう!」と考える 時にも陥りがちです)

 

しかし2次試験においては、このような事故パターンは決して珍しいものではありません。

 

とりとめのない与件文、本試験でのプレッシャー、80分という時間制限。

これらがかけあわされた現場でいかに、「筆者の心情を答えよ的な、高度な国語力」という勘違いが生まれやすいか。

合格率約20%という数字がそれを示しています。

 

 

繰り返しになりますが、とりとめのないヒアリングシートである与件文を、診断士としての基礎的な知識(=人並みベタ)に照らして整理する。

「読む力」において求められているのは、その程度のことです。

 

整理することで導き出された現状分析や課題解決の具体的な内容を、設問文では問うているわけです。

問われていることに、誰が読んでも分かりやすく納得できる(=社長を説得できる)ように、論理的かつ平易な文章で答えることが、「篩にかけて残った解答」たりうるのです。

そこには高度な文章力は必要ありません。論述試験と言っても、たかだか200文字程度。

Nicoが「書くことに苦手意識を持っているアナタに」で書いているように、ビジネスライティング程度の文章力で十分対応できるレベルだと思います。

 

このような読み書きの力を「高度な国語力」と考えすぎると、【自慢事故】につながってしまう危険が高まるわけです。

 

そうならないためにも、過去問を通して「与件文と設問文のクセやパターンを知っておく」ことがとても重要になります。

(予備校の模試や演習の問題は、良くできているとは言っても作者が違います。本試験のレプリカのようなものに過ぎません)

先述の、2次試験で何が問われているのか?という視点から過去問を読んでみると、非常に練られて作文されていることに気付かれるのではないかと思います。

 

 

最後に。

2次試験に求められていることの一つとして「整理する力」と述べましたが、これは実際の診断活動でも非常に重要なスキルとして役立ちます。

実際に社長に会ってお話してみると実感されると思いますが、現実に与えられる情報も「とりとめのないヒアリングシート」そのものだからです。

現状を正しく整理し、社長を説得できる診断士になるために、2次試験から学べることは非常に多く、実によくできた試験だと私は思っています。

 

 



なごです。

 
9月に入り、一次試験から1か月が経過しました。皆さんの勉強は順調に進んでいますでしょうか。ではその勉強の進み具合を判断するために、下記に3問ほど例題を用意しましたので、皆さん解いてみてください。

 

(与件文省略)
事例Ⅰ
 設問5)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

事例Ⅱ
 設問2)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

事例Ⅲ
 設問4)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

 

さあ、解けましたでしょうか。

 

私もざっと書いてみます。

 

事例Ⅰ
売れ筋である上位品目を販売員に割り振り、個別に販売強化策を検討させる。管理職が販売強化後の売上上昇率を従業員に定期的にフィードバック内的動機づけを図と共に、上位販売者のノウハウを部署内で共有する。(100文字)

 

 

事例Ⅱ
売れ筋である上位2割の商材に注力し、競合と差別化された商材の魅力既存顧客に訴求することで、継続的な購入を促進する。また店頭でのイベント企画により口コミによる新規顧客の開拓を図る。(90文字)

 

 

 

事例Ⅲ
昨年実績と比較し需要予測の精度を上げる。販売実績の落ちている品目の品質管理を徹底する。外注先からの納期管理定期的に行うことで納期遅れを解消し、在庫切れを防ぐことで販売機会ロスをなくす。(93文字)

 

 

なんとなく私が言いたいことは分かりますでしょうか。

 

 

相手が求めている解答、それを意識して解くことは極めて重要なことです。よく「事例Ⅰなのにマーケティングの視点で書いてしまった」という言葉を聞くことがあります。自分の得意分野で解答したくなる気持ちは十分わかります。でも相手の求めていることとずれている提案をすることは、実際の診断実務に置き換えたとしても有用ではないですよね。
例えば社長が「部下のモチベーションが上がらず困っているんだ」との相談をあなたに対して発した場合に、診断士であるあなたが「御社の商品を他社と差別化して売りましょう」と答えても全く相手の心に響かないわけです。そのため事例ごとの特徴を頭に思い浮かべながら解答を構成する必要があります。

 

また1次試験を通過してきた優秀な人材ばかりが集う2次試験でもあります。解答根拠になるキーワードは強調されているわけでなく、結構さらっと書いてあります。落ち着いて読めば誰しもが気づくキーワードも、緊張する中でしかも短時間で処理しなくてはいけないため、どうしても見逃してしまうことも多数あります。そのため事前に2次で使いそうなキーワードを意識しておくことが合格への近道となります。昨年の事例Ⅰでも「近年昇進した中途採用者が」「工学博士号を持った社員を5年ほど前から採用し」などの言葉に反応するわけです。

 

 

少しキーワードを整理してみましょう。
●SL理論
指示的リーダーシップ(フォロワー能力低い・フォロワー意欲低い)
説得的リーダーシップ(フォロワー能力低い・フォロワー意欲高い)
参加的リーダーシップ(フォロワー能力高い・フォロワー意欲低い)
委任的リーダーシップ(フォロワー能力高い・フォロワー意欲高い)

 

 

●セクショナリズム
会社全体の利益より自部門の都合を優先してしまう。ライン組織や事業部制組織などの縦割り組織形態でありがち。社長自らが先頭に立って事業部間の情報交換の場を作ったり、事業部の人事交流を行うことで解消を図る

 

 

●組織変革への抵抗
変革の必要性をなかなか認識できなかった
・業績の低下が穏やかだった
・既存の業務運営でもそれなりの成果が得られていた
・経営幹部が適切な市場情報を入手できていなかった
・組織の認知的枠組みが固定化していた

変革の必要性は理解していたが何らかの事情により実行に移せなかった
・埋没コストの存在
・社内外の利害関係者の抵抗
・組織内スラックの不足
・リスク回避という心理的傾向の存在

●職務充実と職務拡大

●採用、配置、報酬、育成、評価(茶化で覚える)

●計画、実行、統制

 

 

まだまだ必要な一次知識はたくさんありますが、企業経営理論で学んだ範囲と比較すれば限られた内容であることも事実です。これらの言葉、これらが必要とされるシチュエーションを意識して理解することが大切になります。

 

これから時間が取れれば少しでも多くの過去問に挑戦してください。また過去問は複数回解くことも重要です。ただ答えを覚えるのではなく、初見の問題だと思って与件文をきちんと読む訓練を行ってください。そうすることで「あれ、こんなキーワード見つけた」という気づきが、これから何度もあるはずです。
また通勤電車で移動する時間など細切れの時間を利用し、キーワードを自分の言葉で説明できるように訓練してみることも大切です。「内発的動機付けと外発的動機付けの違い」「インターナルマーケティング」「グループシンク」いろいろな言葉をイメージしながら自分の言葉で説明できるように考えてみる、また自分自身が作問者になりきり、これらの言葉を与件文で使うとしたらどのように使うか想像してみるなど、2次試験対策についても細切れ時間は有効に利用できます。

 

これからが本当の勝負。限られた時間を有効に活用しながら、本番に備えてくださいね。

なごでした。

 



こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
昨日、一昨日とTACの模試だったようですね。
まだまだ本試験まで1か月以上ありますので、模試の成績で一喜一憂しないで行きましょう。
当職なんか、昨年の模試では、

 

事例Ⅰは32点(1981位/2757人)

事例Ⅱは29点(2189位/2757人)

事例Ⅲは27点(1899位/2756人)

事例Ⅳは6点(2697位/2737人)

総合は94点(2621位/2769人)

 

という極めて低劣な成績に終わりました。これでも受かるんですよ(笑)

さて近況ですが、先週水曜日からピロリ菌の除菌のために抗生物質を飲んでおり、絶賛、禁酒+禁煙中です。

まさか、禁煙まで厳命されるとは思ってなかったのでテンションガタ落ちでしたが、今のところ、なんとか我慢できてます。

これ吸ってしまったら負けだと負けず嫌い根性でなんとか頑張ってます(笑)

水曜日からは飲酒+喫煙の世界に舞い戻ります。

で、パクッてカスタマイズ!ですが、これ、道場六代目の中で流行語です。昨日のXレイさんの記事にもありましたね。
二次試験に合格するために何をするのが一番の近道かということを六代目で議論していた中で出てきた言葉でした。
仕事でも何でも、一から全てを独自にやっていくというのは難しく、先達の方々、先輩の方々の過去の方法をとりあえず真似てみて、それであとは自分用にカスタマイズするのが早いよね~って。
これは二次試験でも同様で、一次試験の知識をどううまく使うかが極めて重要になってくる。例えば、全知識、全ノウハウなどを利用して、ある程度の回答のパターン、視点を確かめ、自分の考えも入れてまとめて覚えておく(まさにパクッてカスタマイズ!)、それを基に問題を解くといのが一番なんだろうな~と。

ここで、基本に立ち返って二次試験ってどういうものだっけを確認します。

中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則

(第一次試験)
第四十条  第一次試験は、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし、次の各号に掲げる科目について、多肢選択式又は短答式による筆記の方法により行う。

(第二次試験)
第四十二条  第二次試験は、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行う。

となっています。やはり法律家なんで、法文にあたらないと気が済まないんですよね(というのは冗談です)。

 

一次試験は、「学識を有するかどうかを判定することを目的とし」、二次試験は、「応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし」ているんだ。

応用能力というのは、一次試験の「学識」をどう活かすかってことなんだな。

じゃあ、やっぱり一次試験の知識をどううまく応用できるかということか~と再確認できます。

 

で、実はこれ、先日の一発合格道場の東京セミナーで、受験生の方々、道場の先達、同期と話をしている中で、自分自身、なるほどな~と腹落ちしたんですよ。

自分は、勉強をはじめて日が浅く、しかも勉強時間も他の人に比べてもなかなか捻出できなかったため、二次試験には一次試験の知識という武器は持ち込めませんでしたし、やろうとも思ってませんでした。
けど、話を聞いていると、合格者の方々は、全知識、全ノウハウを使って、一次試験の知識を使うために自分なりに整理をしたりしていたようです。そして、この論点だったら、この方向のキーワードでかけばいいんだなって当てはめる。
これなんですよ!要するにパズル。何を当てはめるのかのパズルなんだと思いましたね。
これ司法試験も一緒で、問題の事例が与えられて、その事例だと、まずは、あれが問題になるな、そうすると、論理的に、次にこの論点が問題になるなって形で流れていくんですよね。要するにこれもパズル。

旧司法試験では、こんな問題が出てました(当職が合格した2001年の刑法の問題です)。

製薬会社の商品開発部長甲は、新薬に関する機密情報をライバル会社に売却して利益を得ようと企て、深夜残業中、自己が管理するロッカー内から新薬に関する自社のフロッピーディスク1枚を取り出した上、同じ部屋にあるパソコンを操作して同ディスク内の機密データを甲所有のフロッピーディスクに複写し、その複写ディスクを社外に持ち出した。その後、甲は、ライバル会社の乙にこの複写ディスクを売却することとし、夜間山中で乙と会ったが、乙は、金を惜しむ余り、「ディスクの中身を社内で確認してから金を渡す。」と告げて、甲からディスクを受け取って自己の車に戻り、すきを見て逃走しようとした。乙は、車内から甲の様子を数分間うかがっていたが、不審に思った甲が近づいてきたことから、この際甲を殺してしまおうと思い立ち、車で同人を跳ね飛ばし谷底に転落させた。その結果、甲は重傷を負った。
甲及び乙の罪責を論ぜよ(特別法違反の点は除く。)。

事例Ⅰ~Ⅲについて、当職は、わかりやすい日本語で言いたいことを分かってもらうということに主眼を置いて、何らキーワードの勉強はしませんでしたが、この間の東京セミナーに出席して、もっと知識の勉強していれば、たまたま合格じゃなかったのかな~と思いました(笑)。

ところで、漏れ聞いた話ですが、得点開示元年の今年、合格に向けた動きとして、予備校の先生(聞いたところによると数名)によっては、事例Ⅳに注力せよ!と厳命しているようです。まぁ、そりゃそうですよね。事例Ⅳが事前準備しやすいし。ということで、昨日のXレイさんも書いてましたが、今年は事例Ⅳで失敗すると致命傷になりかねないと思っています。逆にいうと大きな差がつかない?となると事例Ⅰ~Ⅲが勝負になる?まぁ、でも事例Ⅳで大きな差はつくんでしょうね、たぶん。

合格の合言葉は、

事例Ⅳに注力し、事例Ⅰ~Ⅲはパクッてカスタマイズ

次回以降は、問いに答える心構えについて、先日の東京セミナーで20分間お話した内容を踏まえて、いくつかご紹介していきたいと思っています。

 



こんにちは!おはともです。

去る8月30日

「2次試験、 学習の壁をどう乗り越え
学習計画をどう立てる?」

をテーマに東京某所で道場夏セミナーを開催しました!
当日は30名超の受験生にご参加いただき、
道場メンバーが二次対策について様々な視点からあつ~く語らせていただきました!

【セミナーメンバー】

初代  JC・ハカセ
4代目 お薬ハック
5代目 3215・まさや~ん
6代目 うみの・岡崎教行・Nico・おはとも
によりお届けしました~!

今日は、ブログ読者の皆さまへ
セミナーの様子をお伝えしたいと思います!

道場6代目が提唱する2時対策の基本戦略は
「パクってカスタマイズ」

二次試験の受かり方は人それぞれ。
しかし道場メンバー6代目で二次対策について様々な議論を交わすうちに
ある一つの共通点に辿り着いたのです。
それこそが「パクってカスタマイズ」。

合格者のノウハウをそのままパクることは出来ないけれど、
自分に合うところをパクって、それを自分流にカスタマイズして利用する。

これこそが合格への最短切符だということです。

それでは、セミナーレポートはじめますよ~。

第1部は道場メンバーによるプレゼンテーション。

まずはうみのから、
二次対策の基本戦略について。
課題の抽出と対策を繰り返すことが基本的な行動チャートです。
本日のセミナーは課題の整理と対策の立案に役立てていただくためのものであることをお伝えしました。

 

 

つづいてNicoから、
「ストレート生が合格答案を書けるようになるには」
と題して、昨年Nicoがどのように課題を把握し、対策してきたかをお伝えしました。

 

「重度の方眼紙アレルギー」だったNicoがいかにしてそれを克服し合格答案を書くに至ったか。

一次試験の知識を体系化し、二次試験用に整理するという対策を取っています。

また、「読む」「考える」「書く」それぞれに対し、課題を抽出してひとつひとつ地道に対策を取り、
弱点を克服
していった様子がうかがえます。

 

 

つづいては岡崎教行より、
「問いに答えるとはどういうことか」

日本語として正しく回答することの重要性についてお伝えしました。

 

問題文が「どのような経営環境の変化があると考えられるか」(平成26年度事例Ⅰ)であれば、
解答は「経営環境の変化は○○である」
あるいは
「○○という経営環境の変化があったと考えられる」
が日本語として正しい解答ですよね。
言われてみればなるほどそのとおりなのですが、

このような日本語としてのルールを守れていない、聞かれていることに応えていない解答を書いてしまうというのは
非常によくある話
です。
合格答案を書くにあたっては外せない視点ですね。

 

そして私おはともからは
「おはとも式 二次試験これで一発合格」

二次試験で「常識」と言われがちなもろもろのことについて、
私が受験勉強を通じてたどり着いた結論をお伝えしました。

診断士試験はコンサルタントの試験と思われがちですが、
本当にそうでしょうか。

私の結論はNOです。
なぜならば、現場で活躍するコンサルタントに求められる能力と
診断士試験で求められる能力は別物だからです。

二次試験で試されるのは、一次試験の知識を事例企業に適用できるかどうかであり、
決して素晴らしいひらめきやアイデアは求められていないということです。

——————————–

そして第2部は道場メンバーによるパネルディスカッション。
事前にセミナーご参加の皆さまからいただいた質問に
メンバーがさまざまな視点からお答えしました。

——————————–

その後は第3部グループディスカッション。
第1部と第2部から見えてきた各自の課題とその対策について、
道場メンバーを交えて活発な意見交換が行われたようです。

セミナーのあとは、懇親会へ。

セミナーの場では語られないような話もあり、大いに盛り上がりました!

セミナーご参加の皆さま、ありがとうございました!
皆さまの笑顔と受験への真剣な眼差しを励みに、
メンバ―一同これからも執筆に励みます!

読者の皆さまも、
今年は合格を勝ち取って、ぜひ来年は道場セミナー運営側として参加しましょう!!!

そして、受験生の皆さん、
二次試験の申込はくれぐれも忘れずにお願いしますね!

それでは今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。



Sの反対は何?

そう聞かれてMと答えるのが文系。Nと答えるのが理系。

#3講義(技術経営・外部組織連携)は、理系脳。世の物事は二律背反。文系知識(成長・競争戦略)と組み合わせ、バランス取るのが診断士。

.
■前置き:快走する自動車、苦悩する家電■

2008年リーマンショック以降の円高が、
日本の自動車・家電業界に与えた影響を説明せよ。(1,000字)

診断士試験でこんな問題は出ない。だがこの試験、

何かにつけ、モノ作りの話が大好き。

そしてモノ作り=製造業こそが日本のミライを支えると信じている雰囲気ありあり。上記の設問を今日の講義はこう説明。

自動車業界 家電業界
重たい 軽い
安全重視 機能重視
インテグラル型 モジュール型
参入障壁 移動障壁
貿易摩擦 一定規模の国内市場
海外現地化 ガラパゴス
為替リスクヘッジ 為替リスク直撃

次の競争=IoT(モノのインターネット)はすでに待ったなし。そして裾野産業である製造業は、中小企業の寄与度が高い。

文系脳が概念を広く捉える(フレームワーク≠切り口でなく、広い意味での枠組み)のに対し、理系脳は狭く緻密に定義(フレームワーク=切り口)

今日は、「事例Ⅲ」で具体策を考えるのに必要な知識を学ぶ。だが#2(成長戦略・競争戦略)に比べ知識の転用幅が狭く、☆一つ減の★★☆Aランク。

.
■本題:重要度ミシュラン~#3日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#3 5技術経営 研究開発 ★★☆
イノベーション ★★☆
製品アーキテクチャ ★★☆
デファクトスタンダードと知的財産戦略 ★★☆
ベンチャー企業のマネジメント ★★☆
6外部組織の連携と事業構造の再構築 企業間連携 ★★★
産学連携 ☆☆☆
産業クラスター ☆☆☆
事業構造の再構築 ★☆☆

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第5章 技術経営
❶研究開発
1研究開発の分類
1基礎研究 B
2応用研究 B
3開発研究(開発) B
2コア技術戦略 A
3製品開発のプロセス B
❷イノベーション
1イノベーションの定義 A
2イノベーションの累計 A
3イノベーションの進化と波及
1技術進歩のSカーブ A
2技術革新の非連続性 A
3革新者のジレンマ A
❸製品アーキテクチャ
1モジュール化(モジュール型アーキテクチャ) ★重要1 S
2オープンアーキテクチャ戦略 A
3インテグラル型アーキテクチャ A
4デジタル家電業界の動向
1製品アーキテクチャの
モジュール化と
システム統合技術の市場化
A
2顧客機能の頭打ち A
❹デファクトスタンダードと知的財産戦略
1知的財産戦略(特許戦略) B
2デファクトスタンダード競争
1デファクトスタンダード B
2ネットワーク外部性 B
❺ベンチャー企業のマネジメント
1ベンチャー企業の成長ステージと課題 B
2死の谷とダーウィンの海 A
3ベンチャー企業の資金調達 C
4社内ベンチャー C
第6章 外部組織との連携と事業構造の再構築
❶企業間連携
1垂直的統合と水平的統合 ★重要2
1垂直的統合 S
2水平的統合 S
2M&A
1M&Aの形態
(1)合併 B
(2)株式買収 B
(3)営業譲渡(事業譲渡) B
(4)合弁(ジョイントベンチャー) B
(5)戦略的提携(アライアンス) B
2M&Aの手法例
(1)TOB C
(2)LBO C
(3)MBO C
(4)MBI C
3M&Aの分類 C
4主な買収防止策
(1)ポイズンピル C
(2)クラウンジュエル C
(3)ゴールデンパラシュート C
(4)ホワイトナイト C
3プラットフォームビジネス C
❷産学連携
1TLO B
2産学連携によるメリット B
❸産業クラスター
1我が国における地域経済政策の変遷
1新産業都市・工業整備特別地域 B
2テクノポリス政策 B
2産業クラスター B
❹事業構造の再構築
1リストラクチャリング ★重要3 S
2アウトソーシング S

.

■本題:一言メモ例~#3日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
.

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

製品アーキテクチャ ★重要1
1モジュール化(モジュール型アーキテクチャ)
→モジュール化とは、一つの複雑なシステムを作る時、相互調整が不要なモジュールに分割して設計すること。そのありがたみは来年の今頃我が身を以て実感可能。ここではメリ・デメをテキストコピペ。

メリット
・構成要素間の調整等にかかるコストを削減。
・モジュールの独立性により、全体に対する変化を部分に集中。
・システムの多様性を容易に確保。
デメリット
・各モジュールを独立的に開発するため、インターフェースの固定化が求められ、進化が抑制。
・幅広いモジュールを扱うためインターフェースの汎用性が求められ、全体システムにムダが生じる。

統合 ★重要2
1垂直的統合
2水平的統合
→第6章で扱う連携のうち、互いがくっつき一緒にラブラブを目指すのが統合。サプライチェーンの中核企業が主にその上流下流企業を飲みこむのが「垂直」。対等合併、または事業拡大を目指し同業を買収するのが「水平」。

事業構造の再構築 ★重要3
1リストラクチャリング
2アウトソーシング
→社内の「ムダ」を無くすとリストラ。付加価値が低い所を外注、変動費化して固定費の「ムダ」を無くすとアウトソーシング。「ムダ」取りは頻出。

.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

2コア技術戦略
→診断士試験はモノ作りが好き。「コア技術」を上手に使うほど、嬉しくなって得点奮発。初見の知識を使いこなすため、ここもテキストコピペで理解。

コア技術戦略のメリット
・特定技術分野への集中によって技術優位性を獲得しつつ、そこから様々な製品を開発・輸入することによって、集中のリスクを分散。
・技術を多用な製品に応用することで技術的知識が深まり、それをフィードバックすることでコア技術が鍛えられる。つまりコア技術の体系の深さ・広さが増し、質的にも高度なものに進化する。
・多くの製品を開発・輸入することによって当該技術に関連する市場を自ら創造することができる。

イノベーション
1イノベーションの定義
2イノベーションの累計
1技術進歩のSカーブ
2技術革新の非連続性
3革新者のジレンマ
→イノベーションとは、狭義に技術革新。この波に乗り遅れない様にするには、常に自ら創造・挑戦。診断士試験で例解すると、「2次」の解答技術は2~3年で一新。新技術⇔旧技術のどちらを携え試験に臨むかも合否の差。

製品アーキテクチャ②
2オープンアーキテクチャ戦略
3インテグラル型アーキテクチャ
→モジュール化した部品をどう購買するかの思想の差。安ければウェルカムがオープン。あれこれ注文つけるのがインテグラル。

デジタル家電業界の動向
1製品アーキテクチャのモジュール化とシステム統合技術の市場化
2顧客機能の頭打ち
→読み物として。ほぼ毎年1マーク安定出題。

ベンチャー企業のマネジメント①
2死の谷とダーウィンの海
→ベンチャー創業の際、発売前の資金不足が死の谷、発売後に上手く行かないのがダーウィンの海。テレコで入れ替えてくるので、ここ暗記。
.

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

研究開発の分類
1基礎研究
2応用研究
3開発研究(開発)
→とりあえずそういうこと。

3製品開発のプロセス
→シーケンシャル(逐次)型は1つ1つ丁寧に。コンカレント(平行設計)型は多少工夫し短納期対応。

技術面での競争優位
1知的財産戦略(特許戦略)
1デファクトスタンダード
2ネットワーク外部性
→法的に保護してもらう知財戦略は「法務」で詳しく。デファクトスタンダードは、iPhoneの事例(オヤジ=VHSとβの争いで代替可)で理解。

1ベンチャー企業の成長ステージと課題
→出ない。こういう所の暗記に走らず、一般常識で対応。でないと暗記知識ばかり増えて動きが鈍る。

M&Aの形態①
(1)合併
(2)株式買収
(3)営業譲渡(事業譲渡)
(4)合弁(ジョイントベンチャー)
(5)戦略的提携(アライアンス)
→診断士試験のセオリー上、顧客企業が積極的にM&Aを仕掛けたり、買収の危機に瀕する設定は稀。一般常識で対応できるため、「法務」で出題される法的手続き、「財務」出題外であるが会計手続きの方が大事。

産学連携
1TLO
2産学連携によるメリット
→大学がアイデア、企業が資金を提供するのが産学連携。だが診断士試験での出題は少なく、今の実務は「大学発ベンチャー」。Bランク。

産業クラスター
1新産業都市・工業整備特別地域
2テクノポリス政策
2産業クラスター
→同種企業との水平的統合・提携をするには、同種企業が集積する立地を選ぶと良い(IT→渋谷、流行の最先端→六本木)。ただダイヤモンドモデル含め、ここは一般常識で対応可。丸呑み暗記は逆効果。
.

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

3ベンチャー企業の資金調達
4社内ベンチャー
→出ない。金融緩和の時代にそぐわない。中小企業を相手にする診断士試験が社内ベンチャーを問う訳がない。一般常識で対応。

M&Aの手法例②
(1)TOB
(2)LBO
(3)MBO
(4)MBI
→選択肢に出るので意味を知る。だが英語にすれば理解可能で暗記不要。

3M&Aの分類
→友好的⇔敵対的でメリ・デメが異なる。一般常識

主な買収防止策
(1)ポイズンピル
(2)クラウンジュエル
(3)ゴールデンパラシュート
(4)ホワイトナイト
→たまに選択肢に登場するが一般常識。それ以上でも以下でもない。

3プラットフォームビジネス
→ネットオークション始め、知らない者同士が出合うと何かイイコトがある。企業連携・統合も同じ。だが一般常識。

.
■おまけ:「経営」学習上の留意点■

「経営戦略」は何かを暗記する科目でなく、既存の知識を体系化し、その使い方の正しい基本を教わる。その得点差が付く理由が実務能力=センス。

講義後は復習そこそこに過去問。すると、

○試験に出る所から覚える(知識の優先順位)

クセがつく。逆に「過去問は力試し」=知識を完璧にして解こうとすると

×試験に出ない所を一杯覚えてしまう

クセがつく。当シリーズは「BCランクの暗記は後回し」と説く。この発想が来年の合否差。また数年単位の学習期間差。これを10月末「経営」養成答練でニヤリと観察。

.
■今日のまとめ■

#2講義(成長戦略・競争戦略)は広く応用が利く。#3講義(技術経営・外部提携)はイイコト言ってるが、知識の応用先が少なく使える範囲が限定。

文系知識⇔理系知識の違いを使い分けて一人前。

さらにボクは文系、ワタシは理系と決めつけず、両方200%当り前にこなして一人前。次回#4~5講義は極めつけの文系論点。今日の知識で頭の柔軟体操し、思考停止を回避。ではまとめ。

・世の物事は二律背反。どちらかに偏重せず両方こなす。
・自動車の快走⇔家電の苦悩の差が、モジュール化の違いだと学ぶ。
・モジュール発想に立つと、統合・変革・改革・提携が自由自在。
・試験に出る所から覚える。試験に出ないBCランクの暗記は後回し。

byふうじん



 

事例Ⅰ~Ⅲってこれ、80分で解けるの?

解けないと思うけど、独学ストレート生なら50~60点の答案を書くことはできると思うよ。

50~60点?

そう、安定して狙えるのは50~60点。あとは、当日出たとこ勝負で運よく得点を積み重ねられるか、事例Ⅳでどの程度カバーできるか、そんな勝負だと思うよ、独学ストレート生は。

最終的にはそれで仕方ないとして、今のところ80分じゃ満足に解答すらできない。50~60点というレベルにも程遠いと思う。80分で何をすればいいの?

俗に、解法、メソッド、ハウツーとかいわれる辺りの話だね。

たぶんそうだと思う。

そのやり方はね、人それぞれだよ。

・・・

それぞれ思考プロセスも違えば、持っている能力にも差がある。そして、“目指す答案”も違う。だから最終的には10人いれば10通りのやり方が出来上がると思うよ。

だから自分で考えろっていうこと?

そうなんだけど、何も一から考える必要はないよ。そんな時間もないし。市販の書籍やネット上で、いろいろな解法が紹介されているじゃない。その中から自分に合いそうなものみつけてきて、まずは真似てやってみる。

真似て・・・

そして良さそうなものがあったら、それを自分の能力に合わせて、使いやすいように改良していく。

改良・・・

要するに“パクってカスタマイズ”だよ。

何となく分かった。でも、いろいろあるけど、まずはどんなのがいいんだろう?

パクリの部分ね。市販の本だけじゃなく合格者の言い分も参考にするのなら、それこそ十人十色。全部試している時間もないから見極めも重要だね。個人的には、独学合格者の解法なんかより、受験校や通信で学ばれた合格者の解法の方が明らかにいいと思うよ。それらは、受験生を合格させるプロの考えた解法がベースとなっているはずだからね。

そして、良さそうなものを自分なりに改良していく。

カスタマイズね。これは試行錯誤。“なんか少しうまくいったかも”と思ったときがチャンスだと思うよ。そのときの作業をしっかりと分析すると、自分にとって重要なものが見えてくると思う。

 

こんにちは、 Xレイ です。

2次対策はいかがでしょうか。
過去問に取り組んでみて分かったと思います。その手強さが。
独学ストレート生が事例Ⅰ~Ⅲで安定して60点以上を取れるレベルになるのは、なかなか大変だと思います。
やはり事例Ⅳでしっかりと得点しないと、厳しい戦いになるのではないでしょうか。
いまだ、事例Ⅰ~Ⅲは先が見えない状態だと思うので、どうしても事例Ⅰ~Ⅲの対策を優先したくなるですが、事例Ⅳの対策を疎かにしてはいけません。
事例Ⅰ~Ⅲはあと7週で何とかなると割り切って、事例Ⅳ対策に一定の時間を割くのも一つの戦略だと思います。

80分で解答を書く。
当ブログで連日話題に上がっている「80分のお作法」とでもいいましょうか。
時間があるならば、一から自分で考えていきたいのですが、残り7週では時間が足りません。
ならば、自分に合いそうなものをどこかから見つけてきて、使いやすいように改良していく。執筆陣の多くが同じようなことを言っているのですが、私もこれでいいのかなと思います。

ただし、“目指す解答”はしっかりと自分で考えていかなければいけません。
今週末に大手受験校で模試があるようですが、そこでは俗に言うキーワード採点がなされるとか。
おそらく加点方式なのでしょうが、その観点から、“多方向性の解答”さらには“キーワード詰め込み”のような対策も時折目にします。この辺りも十分に考えた方がいいと思います。
もし、減点方式のような採点なら、その行為はリスクになると思うので。
実際はどんな採点方法が取られているのかは分かりませんが、内容が違うのに随分と同じ得点の答案があるな、といった印象です。
少なくとも2,3点単位の細かなキーワード採点を想定するのは、厳しいのではと思います。

それでは、また  Xレイ

 



「経営」は3人の師に学ぶ。

そんなこと、知ってる人には当り前。だが知らなければ目から鱗。本日の#2講義(成長戦略・競争戦略)担当はポーター先生。この知識、「経営」の中で最重要。「経営」は「1次」の中で最重要。だからこの講義、

診断士「1次」対策の中で最重要。

「経営戦略」は予め知ってる知識の整理。予習は不要だが、知的好奇心=学習熱意で得点差。つい居眠りなどせぬ様、上3人の面構えを思い浮かべて受講。すると一生忘れない

.

■前置き:知識の量よりフレームワーク■

診断士学習では、カタカナ用語を見たら漢字に置き換え。

なぜそうなのか→カタカナ用語は人により捉え方に差がある。
するとどうなるか→漢字に置き換え正しく理解。ついでにマス目節約。
ついでに→日本語を英語に訳すと理解が深まる(詳細別途)

【フレームワーク framework】 は誤用しやすい
①(広義に何かの)骨格、枠組み
②(システム用語として)構造、下部組織
③汎用的に用いられるMECEの切り口。3Cや4Pなど。

日本人が「あぁ、フレームワークなら知ってるよ」と軽く流すと、意思疎通に齟齬が生じ後で痛い目

今日は①の意味で大枠把握。「経営戦略」の第2~6章を大枠にすると以下。なお③切り口の意味で使うのはもっと後。

第2章
成長戦略 
第3章
競争戦略
(ポーター) 
第5、6章
技術経営
外部提携 
重要度 ★★★S ★★★S ★★☆A
使い道 大方針 本業 多角化・新規事業
対応 外すと致命的 ダメで元々

今日の#2講義は診断士「1次」対策の中で最重要。それは

ここを外すと致命的だから。

成長戦略間違えればドボン、競争に負けてもドボン。だから講師は万端の準備で臨み、受講生は全身全霊を傾けて聴く。

次回#3講義は更なる成長や強みを活かす話で、重要度は☆1つ減。茹でガエルのリスクはあるが、失敗しても本業には影響しない。

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■本題:重要度ミシュラン~#2日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
第1編 経営戦略
#2 2成長戦略 製品=市場マトリックス ★★☆
多角化戦略 ★☆☆
PPM ★★★
3競争戦略 ポーターの競争戦略論の概要 ★★☆
業界構造の分析 ★★☆
競争回避の戦略 ★★★
競争優位の戦略 ★★★

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第2章 成長戦略
❶製品=市場マトリクス
1経営戦略の4つの展開
1市場浸透戦略 A
2新市場開拓戦略 A
3新製品開発戦略 A
4多角化戦略 A
❷多角化戦略
1多角化戦略を展開する5つの理由
1組織スラックの活用 A
2新しい事業分野の認識 B
3主力事業の需要の停滞 B
4リスクの分散 B
5シナジーの追求 S
❸PPM
1PPMの前提
1SBU(戦略事業単位) A
2製品ライフサイクル
(1)製品ライフサイクルとは A
(2)各段階の内容 A
(3)PPMとの関係 A
3キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー A
(2)経験曲線効果 A
(3)PPMとの関係 A
 2PPMの理論 ★重要1
1PPMの概要 S
2各カテゴリーの内容
(1)問題児 Problem Child S
(2)花形 Star S
(3)金のなる木 Cash Cow S
(4)負け犬 Dog S
 3 PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ A
(2)望ましい移動の方向 A
(3)理想のPPM A
 第3章 競争戦略
❶ポーターの競争戦略論の概要
 ❷業界構造の分析
 1ポーターの5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係 S
2新規参入企業の脅威 S
3代替品の脅威 S
4売り手の交渉力 S
5買い手の交渉力 S
 ❸競争回避の戦略
 1参入障壁 ★重要3a
1規模の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2製品差別化 S
3巨額の投資 B
4流通チャネル B
5独占的な製品技術 S
6経験曲線 S
7政府の政策 B
 2戦略グループと移動障壁
1戦略グループ A
2移動障壁 A
 ❹競争優位の戦略
 1 3つの基本戦略 ★重要3b 
1差別化戦略 S
2コストリーダーシップ戦略(低コスト戦略) S
3集中戦略 S
 2価値連鎖(バリューチェーン)
1価値連鎖(バリューチェーン) A
2価値システム A
 3競争地位別戦略
表P.51 競争地位別戦略 1周辺需要拡大政策 A
2同質化政策 A
3非価格対応 A
4最適シェアの維持 A
 4速度の経済性・先発優位性と後発優位性 ★重要3c
1速度の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2先発の優位性と後発の優位性 S
(1)先発の優位性 A
(2)後発の優位性 A

.

■本題:一言メモ例~#2日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

多角化戦略の5理由①
5シナジーの追求
→第2章成長戦略は、企業経営の原理原則を学ぶ超重要論点。だがその中である程度覚えれば自然に使える→A、意識的に使いこなす→S論点。中小企業に必ずしも多角化は必要ないが、多角化すると起きるイイコト=範囲の経済性(経済性3兄弟)の理屈を説明。

PPMの4分類 ★重要1
(1)問題児 Problem Child
(2)花形 Star
(3)金のなる木 Cash Cow
(4)負け犬 Dog
→テキスト上ではPPMの前提から説明されるが、結論=PPMの4カテゴリーを先に知っておくと理解が早い。なおS論点は、用語暗記より問題集を先に解き、知識の使い方(ケース形式)とセットで覚える。

5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係
2新規参入企業の脅威
3代替品の脅威
4売り手の交渉力
5買い手の交渉力
→ここから第3章「競争戦略」の知識。つまり経営方針の一つ下=事業方針。その基本がポーターの5フォースモデル。テキストから引用。

競争状態は業界内の要因だけでなく、業界外の要因によっても影響を受けることがわかる。これらのの5つの競争要因の分析によって、自社の置かれている競争環境、つまり業界内の企業がどれくらいの収益を確保できるのかが明らかにされる。

参入障壁① ★重要3a
1規模の経済性
☆経済性3兄弟
2製品差別化
5独占的な製品技術
6経験曲線
→「範囲の経済性」が「ついでに作る」なら、「規模の経済性」は沢山作る。牧場が絞りたて牛乳とコーヒー牛乳を並べれば「範囲」。工場で大量生産始めると「規模」。その理屈が「経験曲線」。そば・うどん・ラーメンを一杯ずつ作るより、そばを3杯作れば効率的。最後に、製品技術の差別化で更に儲ける。

ポーター・競争の3つの戦略 ★重要3b
1差別化戦略
2コストリーダーシップ戦略

3集中戦略
→差別化がベスト。難しければ次善の手としてコスト競争(規模の経済)。どちらも難しければ集中戦略。P.51の競争地域別戦略とセットで理解。

速度の経済性と先発・後発の優位性 ★重要3c
1速度の経済性
☆経済性3兄弟
(1)先発の優位性
→世の中こぞって「スピード勝負」。診断士「2次」なら「スピード勝負」でイイコトだらけ。先発優位性を知っているから、口を揃えて「急げ、急げ」。

速度の経済性と診断士「2次」の関係

事例Ⅰ

事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ
スピード経営 新規市場を
素早くつかむ
短納期対応  処理できる問題数
が増える

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

製品=市場マトリクス(アンゾフの成長ベクトル)
1市場浸透戦略
2新市場開拓戦略
3新製品開発戦略
4多角化戦略
→なんとなく知識は知ってるが、A論点はSより過去問が少なく、普通にやっては理解が足りない。だからカード学習等できっちり暗記。

多角化戦略の5理由②
1組織スラックの活用
→企業のどこかにある「ムダ」や「遊び」。中小企業に多角化は必須でない。だが「ムダな経営資源はどこかに使う」と覚えると後で便利。

PPMの前提
1SBU(戦略事業単位)
(1)製品ライフサイクルとは
(2)各段階の内容
(3)PPMとの関係
→次節「PPM」で使う、市場占有率・成長率・収益性(資金の流出入)などの前提知識を学ぶ。後で戻ってくるので、初見時はスルーでOK。

キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー
(2)経験曲線効果
(3)PPMとの関係
→財布の中に1万円がある。飲み会でカネが減るのが資金流出(Cash out)、バイトしてカネが増えると資金流入(Cash in)。別に難しい話でなく、新商品発売にはコストが掛かり、売れたら儲かる理屈の説明。

PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ
(2)望ましい移動の方向
(3)理想のPPM
→PPMは1970年代に提案された手法でキャッシュフロー重視。日本でCF経営が流行したのは、もう10年以上昔。政策的な量的金融緩和=インフレ+低金利の時代では、今一つしっくりこなくてOK。

❶ポーターの競争戦略論の概要
→競争戦略の知識を丸暗記すると本一冊。だが診断士「1次」はマーク試験。完璧に暗記せずとも、ポーター先生はあの時あんなこと言ってたなと、なんとなく選択肢を選ぶと当たる。だから図にして大枠把握。

戦略グループと移動障壁
1戦略グループ
2移動障壁
→5フォースの一つ「既存業者間の敵対関係」が起きる理由。一般に産業界では、不毛な価格競争。

価値連鎖
1価値連鎖(バリューチェーン)
2価値システム
→3つの競争戦略に加え、競争優位のもう一つの側面が価値連鎖。ここも試験に出しにくい。

超重要【4】競争地位別戦略
1周辺需要拡大政策
2同質化政策
3非価格対応
4最適シェアの維持
→下4つはリーダー戦略の説明。知識としては超重要だが、皆が当り前にやってることばかり。だから理解Sでなく暗記A論点。

(2)後発の優位性
→物事には必ず二面性(一長一短)。だが先発の優位性>後発の優位性なので☆一つ下のA論点。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

多角化戦略の5理由③
2新しい事業分野の認識
3主力事業の需要の停滞
4リスクの分散
→5理由の下位3つ。主に大企業の戦略であり、中小企業が取る戦略になりにくい。なお、診断士試験において、

多角化戦略を展開する5つの理由を挙げよ

という問題は出ない。だからヘンに暗記しない。

参入障壁②
3巨額の投資
4流通チャネル
7政府の政策
→7つの参入障壁のうち、この3つは原則出ない。例えば企業診断実務で、

政府の許認可制度による参入制限を利し、収益を得る

というアドバイスはセオリー外。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

.

■今日のまとめ■

知識を体系化する快感に酔う。

診断士の仕事は、ボクの体験談や思い付きを周囲にオススメするのでなく、体系的な知識に基づく現状分析と助言。例えば先発の優位性を棚に上げ、

1次:今からでも間に合います!
2次:最後まであきらめない!

ではポーター先生からダメ出し。

ドラッカー、ポーター、コトラー。3人の名著を読破する(総額原価)より、問題解いて誤った理解を正す(差額原価)の方が理解が早い。だからマーク試験は教育効果が高い。ではまとめ。

・「経営」は3人の師に教わる。今日はポーター先生の競争戦略。
・最重要=成長/競争戦略は、万一外すと致命的。ここから差が付く。
・経済性3兄弟、PPM4分類、競争環境5 force。数え歌は暗記に強い
・ポーターの競争戦略を知ると、診断士試験の競争も外さない。

byふうじん



こんばんは、うみのです。

先週末の東京セミナーにご参加くださった方、ありがとうございました!

皆さんの真剣な眼差しに、道場メンバも熱のこもった語り口でお話しさせていただきました。

セミナーではパネルディスカッションのコーナーを設け、参加者の皆様からあらかじめいただいていた質問の中から多かったものや、この時期特に悩みがちなものをピックアップし、道場メンバからお答えさせていただきました。

あいにく時間の制約があり、すべてのテーマにメンバ全員がお答えすることができませんでした。

 

そこでこちらの記事にて、セミナーに登壇した道場メンバからのお答えを掲載させていただきます。

セミナーにご参加いただけなかった方にもご参考になれば幸いです。

 

◆◆◆

 

Q1.ゼロからの二次対策について、効率的に進めるための「選択と集中」のポイントを教えて下さい。

 

JC(初代)より

自分にとってのお作法を確立するためにまずはいろんなことにチャレンジしてみましょう。設問から読む。設問をあと5分多く読む。書く前に考える時間をもっと取る。などなど。

 

ハカセ(初代)より

選択するべき事項は以下の4つ。

(1)事例ごとの特徴の把握

(2)事例IVの基礎的な計算問題への注力

(3)PREP法に代表される文字数短縮術の習得

(4)フレームワークを含むロジカルシンキングの超基本

 

選択しないべき事項は以下の3つ。

(1)出題委員の書籍の読解

(2)講師の吟味

(3)何をしていいか分からないと逡巡することそのもの

 

◆お薬ハック(4代目)より

ポイントは2つあります。

1.二次試験がどのような試験であるか情報を集め、求められている事を理解すること

2.合格者がなぜ合格したかを分析し、真似できるものを取り込むこと

 

3215(5代目)より

事例ごとの知識(特徴とパターン)と一次試験の知識を活用した「それで?」の活用。

それを「過去問」でどのように使うかを確認していくと良いと思います。

 

◆まさや~ん(5代目)より

事例ⅣはCVP、NPV、CF計算書、財務分析に力を入れて、個別論点は捨てましょう。

事例Ⅰ~Ⅲは「読む」「考える」を重視して学習すること。

書き方は「主語、根拠・目的、述語」を意識して書けば、十分です。

 

◆岡崎教行(6代目)より

今振り返ると、事前準備である程度の対応ができるようになる事例Ⅳに集中すべきかなと思います。

 

Nico(6代目)より

予備校に通われている方は、「方針や進め方が自分に合っているかどうか」を早く見極めることが大事だと思います。そこでグダグダ時間をかけていたり、逆に、合ってもいないのに無理やり納得しようとしたりすると時間が勿体ないです。

自分にマッチする予備校や講師が見つかったのなら、後は信じて突き進むのみです。

効率的に進める方法はこれくらいかと思います。

 

◆おはとも(6代目)より

結果として、合格者でも何を選択し何に集中したかは個人差があります。

まずは、なるべく早い段階で「自分は何を選択し何に集中して取り組むべきか」を掴むことが重要だと思います。

9月初旬までは、過去問を知り、情報を集めて自分に何が足りないかを見極めることがとても大事です。

 

◆うみの(6代目)より

まず、「選択」するためには「判断基準」が必要ですよね。
2次試験対策において、実はこの「判断基準」を持つことこそが最も重要です。
判断基準を自分で持つためには、まず「自身の弱み」を明確にしなければなりません。
「自身の弱み」を明らかにするために、まずは事例を解き、何ができて何ができないのかを見極める必要があります。
何を選択すべきかで迷ったら、「演習⇒自己分析」のプロセスに立ち返るべきでしょう。

誰にも共通して言える「必ず選択すべきこと」は、以下の3点。

①過去問(5年分)を解き、自分の答案とA評価答案とを突き合せる
②一次知識の体系化と、対応付けのパターンの理解
③A評価答案の読み込みと、B・C評価答案との比較分析

 

 

Q2.文章の読み書きがとにかく苦手です。

ただ、二次試験までの時間も短いので、読み書きについて個別に対策をするべきでしょうか。

 

JCより

練習しかありません。

集中して読み込む練習を繰り返す。

書くことも練習だけど、考えが纏まる前に書き出してしまわないように。

考えが纏まれば、書く時間は格段に短縮されます。

 

◆ハカセより

正直言って、そこは「センス」の世界でもあります。

それを向上させるには「年」の単位の修行が必要(例えば「春秋要約」)なので、そこは割り切って、「事例でどんないい解答を書くか」に専念することをお勧めします。

 

◆お薬ハックより

読み方:場数を踏むことです。過去問の模範解答と自分の回答を比較する事で、読み取り足りていなかった部分に気づけるようにしましょう。

書き方:模範解答でよく使われている言い回しを覚えること。1論点につき30字~50字程度という目安を活用してみましょう。

 

◆3215より

時間がないので、過去問等を取り組みながらできることに制限することをお勧めします。(ということは、特に読み書き上達のために特別なことはしないということです)

 

◆まさや~んより

二次試験に書くという力は必要ありません。

主語と述語、それに与件の文章を根拠として埋めるだけで十分です。

それよりは、読む力を伸ばす方が良いです。具体的には、「設問に問われていることを間違いなく拾えてくる力」を養うことを重視した方が良いと思います。

 

◆岡崎教行より

読よみという点については、個別対応は不要かと思います。

書きという点については、他の人の答案と比べてみる、他の人の答案を「自分だったら日本語的にこうするなぁ」という視点で修正してみるのが良いかと思います。

 

◆Nicoより

私も読み書き、笑うほど苦手でした(^^;)

特に書く方はいまだに苦手です。でも二次試験の解答を書けと言われたら、普通に埋められる自信はあります。

書くためのコツは使える「キーワード」と「フレーズ」をしっかり覚えることではないでしょうか。

過去問や答練、模擬試験での予備校の模範回答から自分に足りない「キーワード」や「フレーズ」を盗みまくってました。それだけで書けるようになったので、読み書きだけの個別対策は要らないと思います。

 

◆おはともより

診断士の二次試験は一般的な文章を読む・書くとは違います。

二次試験まで5年かける計画で取り組むのであれば読み書きの練習も良いかもしれませんが、道場読者の皆さんはそうではありませんよね?

それでしたら、遠回りをせずに最初から診断士二次試験のための対策をするべきです。

 

◆うみのより 

「書くスキル」に関しては、実はそれほど必要ありません。

なぜなら、論述試験とは言ってもせいぜい200文字程度であり、その程度の文字数であれば、文章作成力の基礎を鍛えることよりも解答フレーム」をある程度パターン化して覚えることで十分に対応可能で、そのほうがはるかに効率的であるからです。

「読むスキル」については、2次試験においては非常に重要ではありますが、一般的な文章読解力と言うより、過去問を十分に読解し、A評価答案と突き合せて分析することで、「出題パターンと求める解答の方向性」をつかむことのほうが重要です。
無駄に遠回りな対策をするより、「2次試験において求められるレベル感」を正しく掴んでそれに合った対策を取る方が良いと考えます。

 

Q3. 過去問の有効な活用方法と、逆に、これはやってはいけない事について教えて下さい。

 

◆JCより

過去問は徹底的にやりこみました。

過去5年分を事例ごとにタテ解きはお勧めのような気がします。

過去問は傾向が異なっている場合も多々あるので、あんまり気にしすぎないように。

且つ予備校の模範解答がほんとに正解かどうかわからないという点も気を付けたいですね。

 

◆ハカセより

僕は「過去問にこだわらない派」である上に、「一度解いた問題は二度と解かない派」なのであまり参考になる話はありません・・・。

 

◆お薬ハックより

1.ふぞろいを徹底的に揃え(ふぞろいな答案分析1、2+ふぞろい7、8で8年分)、キーワード採点をして合格に必要な等身大の実力を知ること。

2.過去問を解くことを”目的”にしてしまうこと。あくまで過去問は自分に足りないことに気づき、学習の進捗を計るための”手段”でしかないため。 数を解いたからOK!と思わないこと。

 

◆3215より

模範解答や再現答案を使って、自分の解答を「合格できる解答」に収斂(同質化)させていくこと。間違っても同じ解答にしようとは思わない。

 

◆まさや~んより

模範解答はその予備校が出している“模範解答”であると理解すること。

大切なのはみんなが書ける論点(具体的には、ふぞろいや勉強会などを通して学びましょう)を逃さない読み方を学ぶこと。

事例Ⅳは平成13年度からやるといいが、事例Ⅰ~Ⅲは傾向が違いすぎるので、特に対策する必要はないと思います。

過去5年分くらいはマストだと思います。

 

◆岡崎教行より

過去問、事例Ⅳの経営分析5年分と事例Ⅰ~Ⅲの2年分程度しかやっていないので、わかりません。

 

◆Nicoより

特に事例Ⅰ~Ⅲは、過去5年分、パッと与件文と設問文を読んで、考えた自分の解答と予備校の模範解答との突合せをやっていました。

間違っていれば、解説があればですが、どこが足りなかったのかを見てみる。

事例Ⅳは気乗りせず一切触っていなかったのですが、もうちょっと本試験の難易度を知るためにもやっておけば良かったと思います…。

やってはいけないことは模範解答がないまま、取り組むことでしょうか(そんな人いないか…)。

 

◆おはともより

過去問と合格者答案を見比べて、「なぜこれが合格者答案なのか」「本文のどこからどのようにこの解答を導き出したのか」を考えるのは有効だと思います。

 

◆うみのより

過去問は、与件文や出題のパターンを分析する事。読み込めばある程度の「癖」は見えてきます。

やってはいけない事は、人の意見を鵜呑みにすること(=思考停止する事)
自らの頭で考えることで「試験と自分」を理解することなしには受からない試験。
たとえ大多数がやっている対策であろうと、自分に合わないと感じたら早々に捨てる。

 

 

Q4.模試に対してはどのような心構えでいけばよいか、教えてください。

 

◆JCより

模試はいつでもそうですが本番のつもりで。

解答を解くことだけでなく、どこで自分が疲れるか。糖分補給はどこでやるか、昼食は何がいいか、筆記用具は?こんな準備をしつつ、自分がこれまで培ったお作法が正しいかどうかの確認の場とすべきです。

ただストレート生の方はまだこの段階ではお作法が固まっていないと思うので、その場合は途中経過の確認とすること。

 

◆ハカセより

初めて二次模試を受けるという方は、「当たって砕けろ」でいい。

ただし、「誰も思いつかないようなアイデア解答」はせず、「誰もが書くような平凡な解答」を志すこと。

初めてではない方は、完成度合いの確認になりますので、「よい文章」ではなく「点になりそうな解答」にこだわるべきと思います。

 

◆お薬ハックより

試験当日のシミュレーションと考えて行動すること。例えば文房具の揃えや、お茶やお菓子の準備、お弁当のボリュームや調達先など、当日の行動を想定しながら模試を受ける

(あと、勉強会仲間を探すとか。笑)

 

◆3215より

「良い点をとってやろう」と思わないこと。

初学の人は、このタイミングで良い点をとっちゃったらちょっとヤバイ、と思うくらいのほうが良いくらいです。

まずは一日4事例を解くということがどんな感じなのか確認してみましょう。

 

◆まさや~んより

本試験と同様の心構え、食事トイレ時間配分などを意識。

事例Ⅲまで終えた後の事例Ⅳはとても経験になるので必ず最後まで経験すること。

あと得点が低くても、気にしなくて良いです。

 

◆岡崎教行より

一次試験と同様、どれだけ脳が疲れるかを実感して、事例Ⅳでケアレスミスをしないようにするにはどうするかを考える機会にするのが良いかと思います。

 

◆Nicoより

私は基本的には予備校の答練と同じようなスタンスで臨みました。

試行錯誤ができる良い場ですので、何かしらの目的を持って取り組むべきです。

タイムマネジメントだけでなく、色ペンの使い方、問題用紙を真ん中でちぎるのか否か、与件文から読むのか、設問文から読むのか、などなど色々試してください。

あとは初見の問題に対して、自分はどのように考え、解答を書くに至ったのかを振り返れるようにしておけばOKかと思います。

 

◆おはともより

一次試験と同じく、時間の感覚をつかむためのシミュレーションをするのは有効です。

一日で事例を4本解くとどれぐらい疲れるのかを体験したうえで、本試験での闘い方を考えましょう。

 

◆うみのより

当日のシミュレーションとしては「本番のつもり」で。
結果については「本試験で点を取れるようになるための教材」として。
点数に囚われる必要はありません。
(模試で良い点数を取って安心する人と、悪い点数を取って「なぜその点数なのか?どうやったら点数を上げられるか?」と徹底的に考え抜く人、どちらが合格可能性が高いか?で考えれば分かりますね。)

 

Q5. 二次試験合格に向けてどのような指標を目指せば良いでしょうか。他の人と差をつけるために何をしましたか?

 

◆JCより

まずは事例Ⅳの経営分析はほぼできるもんね!というレベルまで持っていく。

事例ⅠからⅢの明確な切り分けの理解。

 

◆ハカセより

残念ながら二次試験に「指標」はないのが実情です。そこが二次試験の難しいところです。

また、「他の人と同じような解答」を目指していたため、質問者の方が求めるような解答を提供することができません。あしからず・・・。

 

◆お薬ハックより

勉強を始める前に、合格者がなぜ合格したか十分に分析してから勉強方法を決めること。

勉強時間を確保するだけなら誰でもできます。

ポイントはモチベーションを高く持ち、勉強する時の集中力を高め、(他人の真似をするなど)工夫した勉強方法を使うこと。

 

◆3215より

差のついた解答である時点で合格答案でないので、この心配は杞憂です。(ノω`)

差をつけるのではなく合格答案に「同質化」させる訓練をするべきだと思います。

 

◆まさや~んより

差を付ける必要性はなく、どの設問も大多数の解答を書いておけば自ずと合格となります。また事例Ⅳは60点(素点ベースで)取れて合格している人はほとんどいないことを理解すると良いでしょう(論点が簡単だった年度は除いて)。

 

 ◆岡崎教行より

逆説的かもしれませんが、他の人と同じ答案を全て並べることができれば相対的に上に上がると思いますので、差をつけようと考える必要はないかと思います。(ただし事例Ⅳは除く)

 

◆Nicoより

私の通っていた予備校では、他人と差をつける為に、「切り口を明確に」して、「キーワードで書く」をテーマにしていたので、そちらを信じて突き進みました。

本番で、このテーマで学んだ解答方法で普通に書くことができれば、おそらく多くの受験生には勝てるだろう、と思い込んで勉強していました(笑)

 

◆おはともより

過去の合格者から話を聞き、評判のよい予備校講師の話を聞きに行く。

自分に合うと感じたら、そのやり方をマスターするように努力をする。

 

◆うみのより 

A評価答案を読みまくって、「2次試験において求められているのは具体的にどういうことで、どのレベルなのか?」を客観的に分析することが重要です。
間違っても、予備校の模範解答などを当てにしてはいけません。
正解が発表されない試験である以上、A評価解答こそが協会が考える「最も正解に近いもの」です。
「指標が分からない…」という場合、ここの分析がまず不足していることを自覚しましょう。
これは人から教えられて理解できるようなものではありません。自分の頭で分析し、自ら指標を見つけることが重要です。
また、これも勘違いしやすいのですが、2次試験において「他の人と差をつける」は正しい戦略ではありません。
むしろそう思った時点で、あなたが差をつけられていると思うべきです。
重要なのは、「与件文と設問文から出題の意図を正しく読み解き、“診断士なら大多数が連想するであろう一次知識”を当てはめながら、聞かれていることに素直に答える事」です。
それさえ地道に積み上げれば、自ずと合格ラインには届きます。

 

 

Q6. 一次では通勤時間などの細切れ時間を活用していましたが、二次試験ではなかなかうまく計画できません。

まとまった時間がとれない時どのように対策や計画をされていたか教えて下さい。

 

◆JCより

早起きして早朝の時間で80分の事例を1個解く。

電車の中では正解例と見比べながら自分の解答を磨く。

事例Ⅳのみ、昼休みの60分で解けるようになるので、ここを利用。

受験機関の答練や模試等の問題をできるだけたくさん取り寄せてやっていました。

 

◆ハカセより

「設問文解釈」が格好のトレーニングです。Zoneが推奨するこれです。

逆に、事例は必ず80分というまとまった時間を確保して、しかも本番のような緊張感を持って解くようにしていました。

 

 

◆お薬ハックより

一次試験と違って勉強時間が必ずしも成果と比例しないので、あまり思いつめないことです。

情報を集め、自分で決めた勉強方法に疑いを持たず、その決断を信じてひたすら頑張ること。

+αとしては、「まとめファイル」を作って(紙でもPDFファイルでも)空き時間にひたすら見ることをお勧めします。(私は、ファイナルペーパーをPDF化してiPhoneで見ていました)

 

◆まさや~んより

解答を書く時間が、私の場合、(たしか)40分を割り当てていたので、解答を書くまでのプロセスを40分とし、そこまでを朝のファミレスなどで解いていました。

昼休みには事例Ⅳの計算問題を必ず1問以上解いていました。こちらは30分くらいで取り組んでいました。

 

◆岡崎教行より

私は平日は殆ど勉強できなかったので、土曜日の朝に早起きし、予備校の講義が始まる時間まで集中して勉強していました。

 

◆Nicoより

事例別に問題軸、対策軸、効果軸に分けて知識を整理した「マトリクス集」や「メリットデメリット集」などを自作していましたので、それを暗記する時間として、細切れ時間を使っていました。

 

◆おはともより

問題要求の解釈をやっていました。

問題文で何を問われているか、どんな解答構成になるかを組み立てる作業です。

本文を読む前のこの作業が非常に大事。また、問題文から、想定すべき知識を思い浮かべられるよう、暗記する作業もやっていました(たとえば見込み生産と受注生産それぞれのメリット・デメリットをこたえられるようにするなど)。

 

◆うみのより

2次試験対策において「隙間時間の活用」は大いに有効です。
一次知識の補強、ミスした箇所の理由と対策を考える、A評価答案を読む、など、「自分の足りていないところ」を補強するインプットの時間と捉えて、教材を工夫してみることをおすすめします。
私の場合は、自分がミスした履歴や、使えていなかった一次知識、セミナーなどで合格者からいただいたアドバイスなどをA5サイズのノートに書き留め、電車待ちなどの隙間時間に何度も読み返してインプットしていました。

 

 

Q7. 時間内に解ききれないことが多々あります。80分の解答プロセスをどう確立すればよいでしょうか?

 

◆JCより

80分では間に合わないよ(泣)というあなたへ」という記事を書いています。

時間が足りないのは読む時間が長いから。与件読みながら、設問読んだりしているから。そういう意味を込めて、この記事を書きました。

時間が足りないという方にはおそらく参考になると思います。

 

◆ハカセより

「80分の解答プロセス」にこだわる方がときどきいますが、僕はその意見に与しません。80分の使い方は十人十色、人それぞれ。

最初に情報収集する目的ならよいですが、それ以降は試行錯誤で自分のスタイルを決めればそれでOK。

ちなみに僕は時間の使い方を特に決めておらず、最後まで自由に使わせてもらいました。間に合った(=時間が余った)ことは一度もありませんが、空欄を作ったことも一度もありません。最後の一秒までもがいて一点でも多くとるのが僕の「解答プロセス」です。

 

◆お薬ハックより

時間配分を決めておき、切捨てラインを決めておくこと(●分経過したら答えを答案用紙に書き始めるなど)。

場数を踏むこと。

合格者の工夫を集め、自分にフィットしそうなものを活用すること。

 

◆3215より

80分で解ききれないことを含めての「80分の解答プロセス」だと思います。

 

◆まさや~んより

まず、どのプロセスで時間がかかっているかを把握するべきです。

時間がかかっている箇所を効率化して再構築して解答プロセスを確立していきましょう。

 

◆岡崎教行より

私は、70分で解くようにしてました。

書くのは最後の20分として、分析と答案構成に50分~55分と割り振ってました。

 

◆Nicoより

私の場合、書きながら、あーでもないこーでもないと考えていたので、書いたり消したりが多く、時間が足りませんでした。よって、書く前にはある程度、「何を書くか」を決めておくことが重要だと気付きました。

このような形で、読む、考える、書くの解答作成プロセスの中で、自分がどこで詰まっているのか、詰まりやすいのかを把握すべきです。その気付きを基に、答練などで最適化していくことをお勧めします。

 

◆おはともより

まず最初に、各問題の優先順位を見極めましょう。

難易度ランクの見極め、と言ってもいいかもしれません。

次に難易度の低い問題からしっかり時間をかけて落ち着いて確実に解いていきます。もっとも難易度が高いと思われる問題は、がんばってもなかなか点数に結びつきにくいので、あまり時間をかけないようにします。

良くないのは、難しい問題だからと時間をかけて取り組んでしまい、もっと簡単な問題(絶対落としてはいけない問題)に時間をかけられなくなることです。

 

◆うみのより

80分で完璧に解き切ることははっきり言って不可能です。本試験では特に。
「80分で60点並みの解答」を書けるためにどう80分を使うかを考えてみましょう。
要は、優先順位を決める、ということです。
「何を選び、何を捨てるか」という視点で80分のトレーニングを何度も重ね、試行錯誤してみましょう。

 

 

Q7. 事例毎に参考となる資料・本などあれば教えてください。

また、『読む・考える・書く』の基礎部分に効果的な資料・本などはあるでしょうか?

 

◆JCより

正直なところ、本を読む時間は持てませんでした。

僕はやっていませんが、後から見てこれが良かったなと思うのは、簿記1級の意思決定会計が含まれる問題集。事例Ⅳの個別問題はなかなか受験校の問題しか見当たらないかと思っていたら、こんなところに良問集がありました。

 

◆ハカセより

今から事例ごとに本を読むなんて迂遠すぎます。

今から「来年の捲土重来」を期すつもりならばそれもいいかもしれませんが、今年の「たまたま合格」を目指すならば、「そんなものは読まない!」と開き直るのも一考でしょう。

ただ、「事例IV」に限れば、各社の計算問題集や「イケカコ」は今からでも役に立つでしょう。

また、「考える」であれば、ロジカルシンキングやクリティカルシンキング系の本は役に立つでしょうが、9月初旬までに読んでないとToo Lateです。事例を解く時間も必要だし、難しいところですね。

 

◆お薬ハックより

「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識」「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」。ふぞろいシリーズ。タキプロのe-book。

事例Ⅱ:「小が大を超えるマーケティングの法則」(岩崎 邦彦著)

事例Ⅲ:「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット著)

 

◆3215より

事例ごとと言うならば、過去問がこの質問に関する最も適当な回答。

このタイミングからわざわざ「読む書く考える」のファンデーションなところをやる時間はないと思います。

「やらないこと」を明確にしておくのは大事なことだと思います。

 

◆まさや~んより

時間があれば以下の2冊は読むと事例Ⅲを理解できるかもしれませんが、人によるかなぁ…と思います。

「生産管理の基本としくみ」(田島 悟著)

「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット著)

 

 ◆岡崎教行より

「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」と「スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム」(いずれも岩崎 邦彦著)は、何回も読みました。

 

◆Nicoより

「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識」でしょうか。

それ以外は特にありません。

「ブランドづくりの教科書」や「スモールビジネス・マーケティング」なども読んだことは読みましたが、読んだ気になっていただけで、いざ本試験の極限状態の場では一切役に立ちませんでした。

結局は自分の継続的に取り組んできたことしか頭には残っていません。

参考本を読めば合格するのではなく、合格するために参考本を読むような心構えが必要です。

 

◆おはともより

事例Ⅱは作問者の著作である「スモールビジネス・マーケティング」が必読書。

かなりこの本に沿って出題されています。

 

◆うみのより

事例について理解をしたいのであれば、過去問およびA評価答案を置いて他にはありません。
ロジカルシンキング系の参考書を読む人も多いですが、Q2でも書いた通り、2次試験はたかだか多くて200文字程度の論述試験。
そんな程度の文字数に対し、限られた時間を割いて論述力を磨く事は非効率であると私は思います。
そして「読む考える書く」力を鍛えるのに最も効率的な方法は、本を読むことではなく、「実際に与件文を読み、考え、解答を書き、自身の足りないところを分析する」ことです。
A評価答案の何が良いのか?を分析したり、A評価答案を参考に自身の解答を添削したり作り直してみるなどのトレーニングをしたほうがよほど実際的だと私は思います。

 

———————————————————————

質問とお答えはここまで。

読んでみるとお分かりになると思いますが、ひとつの問いに対して、合格者それぞれの取り組み方もあれば、共通して見えてくることもあるのですね。

これらのお答えをどう取り入れ、どう生かすかは、皆さん一人ひとり次第です。

以前の私の記事でも書いた「仮説検証思考」を意識しながら、ご自身に合った形で生かしていってくださいね。



皆様こんにちは、tomoです

 

皆様二次試験の勉強の進捗はいかがでしょうか?

 

まだうまくいっていない方も多いのではのと思います。

そんな中9月より始まる模試の活用方法、その当日何を確認して活かしてい

くためのヒントをお伝えしたいと思います。

 

 

その前にそもそも二次試験は、よく言われるとこですし他の道場メンバーの皆様も言ってはりますが自分なりの勉強方法、解答方法を確立する必要があります。

色んな資格学校、また色んな合格者の皆様が色んな勉強方法や解答方法を教えてくれますが、それらを学んだ上で何が自分にあっているか最後は自分なりのメソッドを確立して試験を突破する必要があります。

充分ご認識かとは思いますが‥ある程度勉強方法が決まっている一次試験とは全く違う試験です。
なので、今の時期は、二次試験初受験の方はこのギャップに戸惑い、何から始めていいのか迷っている方も多いと思うのです。

そんな時期にこれから色々な資格学校の模試が始まると思います。

私も去年のこの時期何から始めていいのやら‥という状態で今思えばムダな時間を過ごしてしまっていました。
いわゆる二次試験において当たり前にみんなが知っている『二次試験のお作法』もあやふやな状況で、「聞かれた事に素直に答える」事は出来ていたので大外しはしておらず判定もBでしたが、あとから見返しても文章にはムダなものが多くてその分得点入っていないしキーワードの盛り込みも甘すぎる状況でした。
本日は、模試当日に最低限確認して頂きたいことをお伝え致します。

 

①学んだ知識や『お作法』を最大限使ってみる

学んだ事はアウトプットしないと使えません。今まで学んだ事は全部出し切って下さい。使うことで覚えて定着もしていきます。

今時点であまり知識がない方は、少なくとも下記②の解答の流れは実践して見てください。
そして何より、国語の問題を解くように聞かれていることにしっかり答える事を目指してください。

それが木で例えると’根っこ’です。解答の大枠を抑えるのは‘幹’であり、しっかり対応づけさせるのが‘枝’であり
、キーワードを盛り込んで得点を積み上げるのは‘葉っぱ’です。
最終的には全部ないといけないのですが順番にレベルアップすればいいのだと思います。

ちなみに私は自分の勉強方法を「サンドイッチ勉強法」と言っていて(そんなたいしたものではありませんが^^;)事例を解くことで学んだお作法やキーワードはしっかり「暗記して記憶」して次に事例を解く時に必ず使ってみるのです。そしてまた記憶に定着させる。覚える。使う。また覚える。の繰り返しで確実にレベルアップして行きました。

模試ではぜひ今お持ちの知識を出し切って下さい◎

 

②時間配分と手順の確認

要求解釈→本文→対応付け→解答の構成作成→記述という一つのベーシックな80分の使い方があると思いますが、その中での時間の使い方は人によって差があると思います。

今は試行錯誤の時期かとは思うのですが、模試の時はそれぞれの目標時間を定め、試験当日の実際かかった時間を記録しておいてください。

今後変わっていくとは思いますが、この配分はそれぞれのフォームになりますので、ご自身の時間配分を確立するために模試でまずはしっかり把握して下さい。

 
③使用する筆記用具の確認

これに関しては個人差がかなりあると思います。何も書かない人もいれば、5色くらいにカラフルな方もいましたし、鉛筆でポイントだけマークする方も様々です。
先生や合格者によっては、ペンを使わない方がいいとか色分けはこうするのがいい!とかおっしゃいますが、ご自身がやりやすい方法がベストなのです。参考にするのはいいですがやりにくいなら途中で変える必要なんて全くありません。

ちなみに私は最終的には⚫︎解答に使いそうな強み(→太い赤蛍光ペン)⚫︎絶対解答の中で解決しないといけないんだろうなと思う課題(→太い青蛍光ペン)の2点は明記してましたが、後はここは突然こんな内容が出てるから怪しいな〜とか、ここはポイントかも?と思う箇所はライン引いたりしてました。
あとは時系列の年代を丸で囲う事と、色んな事業部が出てきてややこしい時はそこを四角で囲うなりしてたくらいです。
ただ、模試の時は4色位使っていて、事例を解くごとに少しづつ自分のやりやすいように改善していきました。

 

④自身のできた感、の把握。
そして振り返り。

これは難しいのですが、まず試験後自分がどれだけできたと思うかを答えを見る前に予想点数を出してみてください。
そして答えをみて自分なりに採点して(自己採点と結果はギャップがあることもあると思いますが)「自分のできた感」と「実際」の感覚を合わすことで、今後の学習計画も立てやすくなります。

そして、自分は何が出来て何ができなかったかの把握をしっかり行って下さい!

そして模試後からは学校の授業なり他の模試なり自分で解く過去問などで、順に実力をつけていって下さい。

 

まず今週末に模試がある方は、一次試験後あまりやる気出なかった方も含めて、この模試をスタート地点として二次試験最後の日まで悔いなく走り切って下さいませ!

 



そろそろストレート生のみなさんは、予備校講義も相応にこなれてきて、過去問もなんとなく3年分くらいはやってみて、予備校の模範解答を見て肩を落とし、「ふぞろい」を見て「そうやよな、アレは無理でもこれなら書けるかも…」などと思いを巡らせ始めたところではないでしょうか

私から、本日は二次模試の活用法について、ご提案を一つ(NICOさん、すみません…)

 

 

二次試験模試と一次試験模試の活用法の違い

==============================

・一次試験模試 → 力試し、知識の補完、本番のリハーサル

・二次試験模試 → 本番のリハーサル

 ==============================

二次試験模試は一次試験模試とは全く別のものです。

一次試験は知識を問う問題が主であり、一次模試では出題される文章に多少違いは見られるものの、解法や答えが本試験と違うということはありません。なので「あーここ覚えていなかったなぁ」などと振り返り、復習し、新しい知識を覚えていくプロセスも有効な勉強になりました

 

しかし二次模試は違います。二次試験自体、道場6代目メンバーがそれぞれ繰り返し伝えている「山登り」であり、それらは全て道なき道「のように見える道」をいく、サバイバルです

そしてなごがこの記事で言うように、二次模試は本試験とは似て非なるもの。

美しいまでに練り上げられた与件文、無駄のない設問は、予備校がおいそれと真似できるものではありません

さらに出題される問題も予備校独自のもの、採点基準や正解ですら予備校独自のもの

全く同じ解答が正解として本試験に出題される可能性は常識的に考えて、皆無でしょう。これでは自分の力試しに使おうと考えても、一次模試より精度は落ちるものとなってしまう可能性が高いです

 

じゃあ二次模試はどのように利用してやろうか?

二次模試が二次本試験と似ているところを考えてみると、

 

・与件文の大まかな構成・文字数

・設問構成・文字数

・解答用紙の作り

・解答時間

・使える筆記用具

・休憩時間

・受験地及びそこまでの経路(これは人によりますが)

・周りの雰囲気(今年の二次受験生)

 

…と、まだまだあるでしょうが、ソフトである試験内容以外は結構活用できそう

 

ということで、大前提として一次模試同様当日のリハーサル(動きのチェック)はするものの、何かかましてきたい

では、80分間のお作法」を複数試してくるってのはどうでしょうか?

 

 

80分間のお作法

何やら80分間のお作法…という聞きなれない言葉が聞こえてきましたが、皆様ご存知でしょうか?

二次試験においてかなり重要なキーワードながら、カテゴリにないので初めて聞いたなんて方もいらっしゃるかもしれません

80分間のお作法とは、ズバリ80分間で事例に向き合い、解答を作り上げる際の手順」のことです

 

これが本当に合格者全員違うから面白い!

マイお作法を作り上げて、精度を高めていく必要があるのですが、一から作っていては時間もありません。

ならどうするか?

 

そう、答えを見ればいいんです

 

「ふぞろい最高点の解答を自分でも作れる方法」を作り上げることを目標に、様々な先人(合格者)のお作法(≒テクニック)をたくさん見て、たくさん試して、自分に合うものは残して、合わないものは捨てればいいんです

それを繰り返していくうちに、「自分はこうする癖があるから、ああすべきだな」とか、自然と工夫するようになるはずです

(ただし、常にふぞろいの解答に近づくにはどうしたら良いかという視点から解答を振り返る作業は必要です)

 

そして、なんと、朗報です!

このお作法について、なんと道場の偉大な先人たちがヒントをたくさん残してくださっています

これは見るしかない!

 

くどいようですが、80分間のお作法は自分自身が作り上げるものです。ですが、ゼロから全部自分で作る必要はない、と私は思っています

まずは基本の型になるものを試してみる。

そして、それを何度も何度も使って回答していくうちに、自然と基本の型の応用(自分に合ったお作法)の必要性に気づきます。

基本の型を少し修正し、また使う。そしてまた修正する…と繰り返していくことで、お作法は洗練されていき、最後自分の手元に残っているものはオンリーワンのお作法です

 

ということで、こんな緊張感のあるところでいろいろなお作法を試せる場所は模試だけです!

まだお作法が完成していないという方や、自分のやり方がどうもしっくりこないという方、そして何か解法に不満や疑問をお持ちの方がお見えになるのであれば、いっそ色々なお作法を模試で試してみるというのも一興かもしれません

 

合うか合わないかは実際に使ってみて、初めて気付くものだと思います。そして、道場の先人の方々が示されているお作法は素晴らしいものばかりです

 

新しいお作法を模試で試すか、試さないか…は別として、模試では是非ご自身のお作法を試してきてみてください!

 

 



皆さん、こんにちは!道場メンバーからは「残念なイケメン」と呼ばれているNicoです

先日は夏セミナーに出席させて頂き、プレゼンまでさせて頂きました。

ご参加下さった皆様、誠にありがとうございました!

皆様にとって少しでも、有用なセミナーになっていますと幸いです。

ご参加できなかった皆様、夏セミナーのレポートはおはともが纏めてくれますので、お待ちください。

さて、そのセミナーですが、私自身が参加者の皆様と話をさせて頂いて、感じたことがありました。
それは、「読む」⇒「考える」⇒「書く」の解答作成フローで自分の躓いている所があやふやになっている方が多い、ということです。

まさしく「わからないことがわからない」状態で、このままだとなかなか改善策も立てられないですよね。実際Nicoもそうでした…

この「わからないことがわからないこと」の対策は、私は一つだけだと思っています。
それは、過去問や答練、模試を解いていく中で、自分の解答作成フローのどこに問題があったのか「気づき」を増やしていくことです。
「気づき」を増やすには、良質と思われる解答や解答までの導き方をとことん観察することです。ここでの「良質」は「自分がこれくらいだったらマネできそうだ!」と思えるもので良いと思います

良質と思われる解答を参考にすることで「書く」能力が鍛えられます。
良質と思われる解答への導き方を参考にすることで「読む」「考える」能力が鍛えられます。

是非、頑張ってトライして見てください

 

 

さて、今回のテーマは「学習スケジュールの立て方」だったのですが、そちらはmyaに振るとして(無茶ぶりですみません)、セミナーでお話させて頂いたプレゼンパートでかなり評判が良かった(と勝手に思っている)、「書く」テクニックについて、プレゼンの内容+αでお話をさせて頂きたいと思います。

「書く」ことが苦手な人、本当に多いですよね
前回の記事でも書かせて頂きましたが、私も超苦手でした
それでも何とか合格答案レベルまで、持ってくることができました。
何を意識したのか、という部分を具体的に述べたいと思います。

 

<書き出す前に意識したこと>

重度の方眼紙アレルギー持ちのNicoは、どんな問題でも書き始める前に2~3つの論点を持つことを心がけることを意識しました。
ここでは特に論点をイメージするだけであって、文章の長さなどは気にしません。

思い浮かぶ場合は、すぐに問題用紙に書き込みました。
逆に思い浮かばない場合は、与件から引っ張り出したり、フレームワークを使ったりしながら、無理やり捻り出し、とにかく言いたいことを2~3つ思い浮かべるようにしました。

あとはそれをマスに埋める様に文章化するだけですので、アレルギーが解消され、気持ちがスーッと楽になりました

 

<書き出す際に意識したこと>

書き出す前にイメージした後は「どのようにして制限字数内に文章を収めるか」ということが重要でした。
そこでNicoは下記のことをしました。

 

①名詞化する

これはグッと文章が引き締まるコツです。例を挙げて説明します。

A)失敗した要因はずさんな生産計画、進度管理を行っていた点であり、また、作業者が成り行きで管理をしていたことで、納期の遅延が発生したためである。(70文字)

B)失敗要因は①生産計画の不足、②進捗確認の不足、③作業者の成行管理による納期遅延である。(43文字)


AとBで言っていることはほぼ同じですよね?それでもAとBで27文字も差ができます。
例えば、この問題が「100字以内で要因と対策を求めよ」となっている場合、Bは対策を書くマスも多くなりますので、確実にBの方が多面的に盛り込めます。

また、名詞化して書く癖をつけておくと、空欄の調整がしやすくなります。
空欄調整は「短く⇒長く」は簡単ですが、「長く⇒短く」は意外と難しいものです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Yahooトップニュースのトピックスのテキストは最大13文字なのですが、こちらにも意味があって、短時間で情報を咀嚼しようとしたときに、一目でわかるという効果があるみたいです。(参考記事はこちら

診断士試験とはやや違う観点かもしれませんが、文章を短くしていくことで情報が伝わりやすくなることは間違いありませんね

 

 

②キーワードを使う

これも文章が引き締まるコツです。例を挙げて説明します。

A)複雑なデザインでもより縫製しやすい設計にすることで、設計しやすくなり、担当者の削減できる。

B)組立容易性の向上や設計業務の効率化が図れ、収益性が高まる

 

Bでは、「組立容易性」というキーワードを使用しています。
このキーワードを使うだけで、グッと引き締まりかつ「オレ一次試験の知識を使ってるぜ!」アピールができてますよね。
文章もスマートに見えませんか?

実際に診断士になって、中小企業の社長に診断報告書を見せる際はAとBでどちらの方が、聞いてくれそうでしょうか。(きりこの記事っぽいですね

事例別にキーワードをしっかり抑えることは二次試験では重要かと思います。
予備校での答練や模試、または「全知識」を参考にしてみてください。
以上が、「書く」テクニックとなります。

 

 

今後も二次試験のノウハウの部分を中心に私が取り組んできたことをお伝えできればと思っております。
乞うご期待!
Nicoでした。



二次試験の模試を、どう活用するか?

 

本試験さな(※)」の雰囲気のなか4事例連続解くことは
(自分でその機会をつくらなければ)
なかなかない機会。

 (※)受験校での模試の場合、「いつもと同じ教室」を選ぶと
「いつもの雰囲気」「いつものメンバー」→リラックスしてしまう・・・という理由で、
あえて「いつもと違う」教室を選択する受講生も複数。

 

■自分軸と他人軸

そして、

二次模試活用の前提

 

アウトプット(自分軸)

プロセス精査(自分軸)

自己を俯瞰&相対評価(自分軸&他人軸)

 

診断士2次試験においては、
自分軸」だけでなく「他人軸」を意識
相対試験だから

 

■自己プロセス

点数”ももちろん目安にはなるけれど、
自身の点数が(絶対値的に)高い」としても、
相対的に低かった」場合、
自身の「プロセス」について、
「どこにモンダイが?」→発見&見直しをかける

・読むプロセス

・書くプロセス

・思考プロセス

・作業プロセス

・時間配分

等の「大枠」から、

できたところ

できなかったところ

自分ができたところ

他の人がとれて自分がとれなかったところ

 という「個枠」まで、

 

アウトプットして→「次にいかす」

 

意識の軸は、もちろん本試験当日

だから、
二次模試は、
その後の受験校演習&過去問演習も含めて、
本試験までの道のり」中のピットストップ

プロセスを精査して

次にいかす

また見直して

本試験に向かう

 

4事例連続勝負
脳エネルギーの消耗対策
「意識切り替え」のシミュレーションも忘れずに

まるでした。


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