» 2015 » 5月のブログ記事


試験と戦うのでなく、
試験を味方に競争相手を蹴落とす。

やたら群れて傷を舐め合い、仲良し応援ごっこに夢中な診断士界では言い出しにくいが、競争試験の本質は相手を蹴落とすこと。

①周囲が出来ることを当り前にやる。
②周囲が苦手な所でこっそり加点。

②より、①をどう当り前にやるかが大事。合格者ブログがいつまで待っても垢抜けないのは、そこを飛ばして②のノウハウ自慢に夢中だから。また努力・工夫・実力より、合格するまで受け続ける方が確実に合格できるから。

一方、ABランクを当り前に解く(=答えを覚える)ことを前提に、合否を決める「最後の2択」Cランクを当てる工夫を促すのが、当シリーズ。

.
■前提1:競争試験の本質と最後の2択■

「いやー、最後の2択までは絞れたのに」「惜しい」

この時期良く聞くこの台詞↑を口にした瞬間。悪いけど、

競争試験の本質を理解していない=今年は負け戦

と覚悟が必要。「1次」合否を決めるのは、最後の2択を当てる力。2択を外すのは「惜しい」ではなく、「残念」。蹴落とす側でなく、蹴落とされる側。

.
■前提2:痛い目に遭って初めてわかる■

では、蹴落とす側は、何を考えているか?

診断士試験は、合格さえすれば後から不平申し立てができる。

<不平申し立て例>
「経済」「財務」の難易度操作で合格者数調整するのはイマイチ
「2次」が合格するまで受ければ誰でも合格なのはもっとイマイチ

不平申し立ての許可条件は、「合格させてもらう」でなく「合格してあげる」。その目安が「1次」500点Sランク。彼らに共通するのは、

どこかで一度痛い目に遭っていること。

例えば筆者は診断士受験の前年に、合格率10%のある試験を受けた。

・受験校(T○C)に1年通い、受け身的に週10~12時間学習。
・1か月前の公開模試に全く歯が立たず
・直前1ヶ月は具体策もなく、ひたすら問題集を解き直し
・不合格を覚悟。だがある問題で得点撥ねてたまたま合格

この痛い目は効いた。「たまたま」合格したから笑い話ですむが、競争試験は受け身じゃダメ中途半端な努力はもっとダメ

「1次」点数差=不合格リスクへの感度の差。つまり、自分が合格実力にないと知る=いつ痛い目に遭うかの時期の差。

<痛い目にあう時期リスト>
①診断士受験開始前
②~4月:養成答練
③~6月:完成答練 ←今ココ
④7/4~5:1次公開模試
⑤8/ 8~9:1次本試験

スト合格の目安は②までに痛い目に遭うこと。④⑤で気づいても手遅れだが、③で痛い目に遭い、かつ今までの学習が誤りと認めれば逆転合格の目はある。つまり、

<同額原価=差がつかない>
ABランク:確実に暗記するのは、テキストでなくポケテキレベル。
D’Eランク:今は深追いしない。つまりD’Eを見分ける眼を養う。
<差額原価>
CDランク=最後の2択。

CDランクを解く力は、過去問の回転、解説読み込みで得られる(注:鶏ガラ=誤答選択肢の解答を読み込むのは7月)。今更テキスト読んだりスピ問解く様では、この試験の本質をわかってない。

.
■本題:最後の2択がCランク~中間まとめ■

完成答練は適当に作っているのでなく、本試験を模している。

完成答練1周目で痛い目に十分遭ったら、2周目は出題予想をして受ける。大手校の答練はちゃんと考えて作ってある。だから過去問5年分を分析し、

完成答練②出題=過去問―(養成・完成①・公開模試出題分)

の公式を書けば、高い精度で予測可能。そこで使うツールが、過去問Cランクの捻り方。

①知識応用 ②苦手曖昧 ③金縛り ④戦意喪失
経営  3 34 8 9
財務  15 40 9 8
運営  1 42 11 1
経済  10 19 7 1
情報  1 27 2 3
法務  0 19 7 18
中小   分析対象外

.
■今日のまとめ■

複雑・困難な状況に直面したら、二律背反(トレードオフ)で処理。

よく勘違いされるが、当ブログ執筆陣は一枚岩でないし、一枚岩である必要もない。それぞれ自分の信じる「合格仮説」があり、それを実証するため、今年受験する方に提案する筆を競う。

合格プロセス年1,185通り全てを「人それぞれ」「マイベスト」で済ませた時代は終わり。今からのミライは、二律背反のどちらを採るかで勝ち負け明確。

多数派Aランク スト生逆張りSランク
答練は力試し 予想的中
本試験は出た所勝負 予定通り
努力・根性・精神論 定量、合理的推論
教えてもらう 自助努力
応援・支援・助け合い 仮説検証PDCA

Sランク説は、確実80%合格に向け100%右側を採用。ついでに誰を蹴落とすかの標的も明確。ではまとめ。

・競争相手を蹴落とすために、2択Cランクの正答率を上げる。
・「最後の2択まで絞れたのに」と思っているうちは、負け戦。
・どこかで一度痛い目に遭うことで、学習ペースの覚悟が決まる。
・Cランク2択の捻り方を科目毎に分析。出題予想して答練を受ける。

byふうじん



工場萌え

診断士短期合格のカギの一つが、

「運営」「事例Ⅲ」で生産現場をイメージすること

であるとする説がここ数年で定着。そして生産管理の本質をこっそり3つ。

決めたことを決められた通りにやる
何を決めるかは、自分達で工夫・改善・提案。
計画・実行したら予実管理と差異分析。

何となく試験勉強と似ている運営管理の知識暗記に萌えを感じたら、どこをどう捻るかCランクを分析し、工場萌えを極める。

.
■過去問Cランク分析■

設問数の多い「運営」は、出題傾向(題意)を分析しやすい。

以下にA~Eランクのグラフを示す。だが「運営」ではちょっぴり工夫を加え、どこがCランク出題になるかを深めに考察。

□年度別□

ABランク=過去問の答え覚えて正答。Cランクも毎年一定数出題。DEが少なく、やはり暗記で得点しやすい。

□出題領域別□

出題領域が細分化され、A~Cランクは満遍なく分布。

□出題マーク数・年度別□

各論点を満遍なく出題し、偏りは少ない。
新傾向を問い易い「情報システム(販売)」の出題が大好き。

□Cランク年度別□

Cランクの捻りも、どの領域からも満遍なく。

□おまけ:Eランク年度別□

簡単と思われるのも癪。難問Eだって出せるぜ 

「運営」は、安定・平準・満遍なくが大好き。変化より安定を好み、「簡単」「暗記ゲー」と呼ばれること意に介さず、高得点チャンスを提供するのが「運営」出題者の矜持

だが本当に「暗記ゲー」かな?

.
■「運営」Cランクの傾向と対策■

今回も分析のため、正答率Cランク55マークを以下に4分類して示す。また数の多い「2苦手曖昧」はさらに4細分。

<苦手曖昧4細分>
↑:ひとつ上 通常手を出しづらい詳細、派生知識。
入:入替 誤答選択肢。知ってる知識の用語をこっそり入替。
あ:あべこべ 誤答選択肢。結論や順序が逆。結論が曖昧。消去法で。
過:過不足 要素が足りなかったり、余計なものが混ぜてくる。

①知識応用(1):出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧(42):受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り(11):基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失(1):基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

「運営」はマーク数が多く、Cランク出題分析に好適。答えを先に書くと、

最後の2択Cランクは、正解選択肢でなく誤答選択肢を吟味。

○適切なものを選べ→×選択肢を3つ探す(主にあべこべ)
×不適切なものを選べ→×選択肢を1つ探す(主に入替)

.
■「運営」~最後の2択ドリル■

過去問の答えを覚えてからが勝負。

5月完成答練期以降、「過去問を何度も回すことがオススメです!」とあちこちで連呼。だがそれは本質をわかってない。

「運営」の立場上、生産工場には気合や根性を持ち込まない。品質不安定だし、余計なトコに触って事故でも起こされたら迷惑。

だから工程を分析し、決め事ルールを作り、一度決めたことは淡々と必ず守る。ついでに納期厳守で言い訳無用。要は全てが合理的。

・Cランク2択を当てるには、選択肢の間違いを指摘する。
・間違いを指摘するセンスは、過去問を回転して磨く。
・具体的には、正解した後に誤答選択肢の解説を吟味。
・だが不正解時に誤答選択肢の解説を読むと、頭が更に混乱。
・従い過去問は何度も回し、答えを覚えて少しずつ知識を増やす。

ただ過去問を回転するのでなく。「Cランク2択を当てるにはどうするか」の仮説を持って過去問を解く。するとそこで見える景色は別世界。

.
■今日のまとめ■

過去問の回し方は、科目別の「題意」により異なる。

工場で無計画にコツコツ作業したら、納期やコストで負けてつぶれる。だからQ(品質)・C(原価)・D(納期)を先に決め、手順を逆算してテキパキ作業。

単なる「暗記ゲー」高得点で油断させ、本質わかってない奴を「事例Ⅲ」で振り落すのも、「運営」出題者の矜持。そこに気づくセンスが合格所要年数の差。ではまとめ。

・工場萌えを感じたら、Cランク分析にも萌えるチャンス。
・「運営」は多くの論点を、難度の差がなく安定・平準・満遍なく出題。
・「運営」Cランクは、「あいまい」「入替」を根拠に誤答選択肢を看破。
・生産工場に気合や根性を持ち込まない。危なっかしくて立入禁止。

byふうじん



 

こんにちは、 Xレイ です。
今日は、経済学のグラフ対策part2
『消費者行動の理論』をみていきます。

 

消費者行動の理論

何らかの形で毎年1~3問出題されている、予算制約線・効用・無差別曲線関連、代替効果・所得効果等の領域です。

この領域は、例えば『2財の消費量(x,y)と効用(u)の関係』というような3次元関数を多く扱います。
数式があまり出てこないのは幸いですが、グラフにしても、3変数の扱いは通常慣れていないところです。
表現が難しいのですが、より幾何的にといいますか、ビジュアル的にといいますか、『右へ左へ』といったような捉え方が有効と感じています。

1.無差別曲線 予算制約線 最適消費点

2.代替効果 所得効果 (スルツキー分解)
3.上級財 中立財 下級財 ギッフェン財

まずは基本的な概念の確認です。
グラフ問題全般にいえるのですが、『基本的な知識を基に考えて解く
といった対応が求められるでしょう。
前向きに捉えると、『考える余地のある問題』ということです。
多少難しくされても、全く知らない知識を問われるよりはマシです。
その正答率を高めるために、基本的な知識をしっかりと身に付けて臨みたいところです。

4.特殊な無差別曲線
5.応用論点

後半は、この領域の難しそうなところをみていきます。
深入りしていますので、必要なければ軽く流してください。

 

1.無差別曲線 予算制約線 最適消費点

・一般的な無差別曲線
①右下がり(単調性の仮定)
②原点に凸(限界代替率逓減の仮定)
③交わらない(推移律の仮定)
④右上にあるほど効用が高い(不飽和の仮定)

・予算制約線
①傾きの絶対値=財の価格比
②所得が増加すると右上に移動する(切片の値が上昇する)

・最適消費点
①予算制約線と無差別曲線が接する点
②最適消費点では 限界代替率=財の価格比

まずは、基本事項の整理です。
一通りその意味するところを知った後は、すべての文言を覚えるのではなく、グラフでイメージできるようにすることが実践的といえるでしょう。

 

2.代替効果 所得効果 (スルツキー分解)

【出題~H26問16 H25問14 H24問17 H20問18 H19問16】

設問では、代替効果・所得効果の識別が繰り返し問われています。
スルツキー分解を以下の程度知っていれば、ほとんど対応できるはずです。

〔スルツキー分解〕

上はX財の価格の低下によって、予算制約線がABからACへ、
それに伴い、最適消費点が点Lから点Nへ変化したところです。
この変化は『価格効果』と呼ばれ、以下の2つの要素からなっています。
(価格効果は、全効果・全部効果とも呼ばれます)

X財の価格が低下したことによって

①Y財と比べて相対的にX財が安くになった
実質的な予算(所得)が増加した

①による変化が『代替効果』、②による変化が『所得効果』です。

つまり、価格効果は代替効果と所得効果に分解され
価格効果』=『代替効果』+『所得効果 と表せます。

これが、スルツキー分解です。

それでは、各々効果の程を調べてみましょう。

いま、価格効果は分かっているので、あと一つ分かれば引き算です。
そこで、代替効果を求めてみます。

代替効果』とは何なのか。先ほどよりも詳しく言うと、
『財の価格比が変化したときに、いまと同じ効用を得る』ための消費量の変化です。(少し難しく、補償需要を求める変化といえます)

さて上のグラフに戻って、
確かに価格比(予算制約線水色)は変化しています。
しかし、効用(無差別曲線ピンク)も変化してしまっています。
そこで、価格比(傾き)は変化後のままにして、効用は変化前と同じ状態に戻してみましょう。そうすると、代替効果が分かるはずです。

それをグラフで行うと、
変化後の予算制約線平行な直線を(価格比は変化後のまま)
変化前の無差別曲線と接するように引く(効用は変化前と同じ)
ということになります。
(設問では、およそこの状態のグラフから問いかけられます)

そして、当初の点Lから点Mへの変化こそが『代替効果』。
あとは 『価格効果』=『代替効果 』+『所得効果』なので、
効用の大きさを変化させている点Nへの残りの変化
すなわち、点Mから点Nへの変化が『所得効果』となるわけです。

そこから、必要に応じて2財各々の消費量の変化を
X財であれば横軸  Y財であれば縦軸 に着目し、
それぞれの点から読み取ります。

設問では、例えば
〔ア.代替効果によって点Lから点Mへ変化した〕
のように、2財同時の変化を表した選択肢と
〔イ.代替効果によってX財の消費量は増加した〕
のような、どちらか一方の変化を表した選択肢を混在させてきます。
各々選択肢に合わせてグラフから読み取り、正誤を判断します。

・・・・・・・

以上、X財の価格低下の局面でみてきました。
他にもX財の価格上昇、Y財の価格低下・価格上昇のパターンがあります。

各々に、多少は慣れておくことが望ましいでしょう。
そうでなければ、試験本番で混乱する恐れがあります。
例えば、以下の 3.で説明する『財の分類』を、価格上昇局面では
所得の減少による消費の変化で行わなければいけません。

①『価格効果』= 『代替効果』+『所得効果』
② 代替効果 価格比~変化 効用~不変
③ 所得効果 価格比~不変 効用~変化

 

3.上級財 中立財 下級財 ギッフェン財

【出題~H26問16 H24問17 H23問19】

〔ウ.X財は上級財の性質を示している〕
というように、これらも上記設問の選択肢に混ぜてきます。

上級財~所得の増加によって消費が増える
中立財~所得の変化によらず消費は一定
下級財~所得の増加によって消費が減る

これらは、所得の変化による消費の動向で分類されます。
よって、スルツキー分解のグラフでは『所得効果のみを考えます。
また、ここでの財の分類は、X財とY財の各々に与えられる性質なので、
必要などちらか一方に着目をします。

引き続き、X財の価格低下局面(実質所得増加の局面)でみてみましょう。

それでは、X財について調べてみます。
いま、代替効果によって点Lから点Mへ変化したところです。
ここから、『所得効果』によるX財の消費の増減(X軸の値の変化)
すなわち 『点Mから左右どっちの方へ行くのか』をみます。
移動する距離(高さ)は関係ありません。向かう方向が重要です。

その行く方向によって
ピンクの線上~上級財
境界の橙点 ~中立財
水色の線上 ~下級財
となります。そして
緑の線上
  ~ギッフェン財

ギッフェン財とは、価格の変化による消費の動向で分類される財です。
すなわち、『価格効果』による消費の増減をみます。
この例でいうと点Lよりもさらに左へ、つまり価格が低下すると消費が減少してしまう財のことです。そうなるためには

① 下級財
②『代替効果』<『所得効果』

以上、2つの条件を同時に満たさなければいけません。
平成23年問19では、そのことを直接問われました。

①上級財・中立財・下級財は、所得と消費の変化で分類
②ギッフェン財は、価格と消費の変化で分類

 

4.特殊な無差別曲線

【出題~H24問16 H23問16】

完全補完財(レオンチェフ型選好) と 完全代替財。

過去に一度ずつ出題されていますが、いずれまた出てくる気がします。
そのときは、最適消費点を問われるでしょうか。

可能性が高いのは、完全代替財の方(図右)。
予算制約線と無差別曲線(直線)の傾きが異なる場合、
最適消費点は、必ずX切片もしくはY切片に(端点解・コーナー解)、
また、傾きが同じ場合は、予算制約線上のすべての点が最適となります。

もう一つみておくとすれば

図左は、円の中心に効用を最大とする飽和点を持っています。
例えば、日々の晩酌での X財=ビール、Y財=日本酒 でどうでしょう。
各々適量が一番です。
そして設問では、図右のようにして最適消費点を問われるでしょうか。
答えは、点A。当然、飽和点の効用が最も高くなります。

 

5.応用論点

最後にこの分野の応用論点を簡単にみておきます。

(1)消費と余暇の選択モデル

【出題~H25問14 H20問18】

このモデルは、『賃金と労働供給の関係』を調べようとしています。

図左から代替効果や所得効果を問われるくらいなら、特別なことは何もありません。むしろ、余暇の時間は上級財の仮定でしょうし、制約線もY切片しか動かないため、パターンが狭まっているほどです。

代替効果と所得効果の大小比較から労働供給曲線の形状は・・・
となってくると少々難しくなるかもしれません。
そのときは、結論として中央の図(後方屈曲的労働供給曲線)の形状を答えさせるような設問となるでしょうか。
それとも、あらかじめ中央の図を示し、図に書き込んだような代替効果と所得効果の大小比較を問われるか。

一応、想定できる変化として図右をあげておきます。
Aという不労所得を得たときのものですが、余暇時間の最大値は増やせないため、途中で途切れたような制約線となっています。
設問では、不労所得を得ると労働供給は減少しますよ、と結論付けてくるでしょうか。平成20年問18設問2を単純にしたようなものです。

 

(2)二期間消費モデル

【出題~H25問13 H22問2 H19問16】

このモデルは、家計を二期間(若年期、老年期)に分けて考えています。
そして所与の利子率(r)において、各々の期間に得られる所得(Y1,Y2)をどのように分配し消費(C1,C2)するのが最も満足できるか、というようなことを調べています。

平成19年問16で、グラフ無しでこれをやるという暴挙に出ています。
平成25年問13も、制約線のY切片と傾きの数式を問うという、意図をはかりかねるような設問となっています。
要するに、これが絡むとろくな事にならないようです。

あまり関わらない方がよろしいのでしょうが、一応想定しているものを。
これに政府の行動を組み入れて『リカードの等価定理』というものを説明できるのですが、そこまではしなくても、何らかの形でその概念を選択肢に絡ませてくるようなことがあってもと。平成25年問8の雰囲気ですが、このあたりのお話がまたどこかで出てくるような・・・

 

今回は、以上です。
それでは、また。  Xレイ

 



「財務」難易度が年により変わる背景と対策を述べよ。
100字15点

<解答例>
背景は、①科目合格者が増え1次合格者を絞る為、②25マーク出題の財務を時々難しくする一方、③財務のみで合否が決まらない様40~60点の範囲に収めること。対策は、10マーク40点を確保し1マークずつ正答を積み増す。(100字)

<採点基準>
背景1:科目合格者が増え1次合格者を絞る必要がある。
背景2:25マーク出題で済む財務の難易度を時々上げる。
背景3:財務だけで合否が決まらない様、40~80点の範囲に収める。
対策:10マーク40点をまず確保し、1マークずつ正答を積み増す。

「財務」作問者には、素人~会計士まで多様な受験生20,000人を相手に、平均50点かつ40~80点(実際は35~75点)の範囲に正規分布させる出題調整能力が求められる。

かつ単に難しくするのでなく、定められた出題範囲から満遍なく出題する教育使命を帯びる。すると出題心理はこうなる。

10マーク40点=誰でも解ける様にしよう →ABランク
5マーク20点=当てさせない問題にしよう→Eランク
残る10マーク40点=正否半々になる様捻っちゃえ →CDランク

だが「財務」の捻り方は他科目とやや異なる。それを以下に示す。
.
■前提1:立ち位置と「財務」目標点■

CDランク正否半々を当てにいく。だが立ち位置により目標が変わる。

いつもながら、ABランクは答練・過去問・スピ問回して答えを覚えれば良く、Eランクは見極めて鉛筆転がせば良い。そしてCDランクが合否明暗、勝負を分ける。

Type 1 Type 2 Type 3
初学者
Beginner 
簿記既習者
Bookkeeper 
決算実務者
Accountant 
合格者構成比 約30~35% 約60% 約10~15%
「財務」目標点 40~60点 60~70点 70~90点

1 会計の「か」の字も知らない所から、財務諸表を読み解く診断士を目指す。高難易度の簿記系出題を避け、ファイナンス中心に10マーク40点を確保し、残り時間で解けそうなCランクに挑む。完答不要。

2 仕訳・精算表・個別原価計算・・と言われてピンとくるレベル。簿記の解法でType Ⅰより数マーク上積みできるので60点取れる。ファイナンスはしっかり得点。財務諸表規則・意思決定会計など上級論点のどこに手を出すかは人それぞれで、まず確実にCランクを当てる。

3 決算が出来るレベル。俗に会計士・税理士・簿記1級。財務諸表規則やファイナンスも苦にしない。DEランク知識問題はむしろ当たるので、Cランクの捻りを見極めて実力向上。

.
■過去問CDランク分析■

「財務」に限り、CランクでなくCDランクで分析。

自分で調べればわかるが、「財務」のCランクは簿記論点(会計規則含む)が多い=知ってる知らないで差が付く。そこでCだけでなく、対象をCDに増やして分析。

□年度別□

H24・H26は爆発的に難しい。会計規則で稼げる人以外は、10マーク40点を確実に取りに行く。

□出題領域別□

「財務」Cランクは他科目と異なり、簿記論点(知ってる知らない)が圧倒多数。知らなきゃ考えても解けないから、作戦を考える。

.
■「財務」Cランクの傾向と対策■

正答率CDランク72マークで4分類。「知識応用」「苦手曖昧」はさらに細分。

コンボ捻り:2論点をつなぎ、「Ⅳ」並みに考えて解かせる。要注目。
簿記:簿記論点。「Ⅳ」でも使う知識だけはここで理解しておく。
↑:ひとつ上の上級論点

①知識応用(15):出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧(40):受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り(9):基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失(8):基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

.
■今日のまとめ■

前述の通り、「財務」は自分の立ち位置により、どの論点を取りにいくか、何点狙うかの作戦が変わる。今日は中途半端だが、ここまでで一旦まとめ。

・「財務」難易度は、年により恣意的に変わる。
・「財務」目標得点は自分の立ち位置で変わる。まず10マーク。
・簿記既習、かつ会計規則を解ける人は「財務」で荒稼ぎ。
・簿記未習の人は無理せず、「Ⅳ」で使う知識を確実に理解。

byふうじん



皆様こんにちは、tomoです

今回はマイベスト記事ということで法務を担当させていただきます。

法務はいわゆる‘四点科目’ともいわれ、経済、財務と並んで対策が難しい科目でもあります。

※一問4点(一部3点、5点もあり)25問である場合が多く、配点が大きいため失点が大きいと足を切ってしまう可能性も高くなります

また、運営やシステムや中小のような暗記科目と比較して、勉強した分だけ点数が伸びにくい科目でもあります。

その理由としては・・・

単純な暗記で解答できる問題が少なく、覚えた知識を使って応用して解く問題が多い。

毎年傾向が変わりやすい。

そんなのテキストに載ってないよ!という問題が出ることがよくある。

などがあります

そんな対策がしにくい科目ですが、まず株式会社の機関、株式・社債、持分会社の種類、組織再編、知的財産権の特徴、

など必須の暗記項目は覚える必要がありますが、ひねった問題だと太刀打ちできない場合もあります。。

そんな中でもなんとか点数をかき集めて最低でも欠点をとらない、もちろん60点を目指す必要があります。

そこで、私が今年の道場メンバーおよび先輩方の記事の中から、参考にさせて頂いた内容を選ばせて頂きました。

ぜひ、お読み頂き法務で得点を積み上げて下さいませ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★科目の特徴★

ふうじんさんの記事ですが、法務の点数の取りにくさの要因分析が非常にまとまっていてわかりやすいです。

点は取りにくいが、意外にABランクの問題も多いので、取れる問題を確実に取る!という事が大事で苦手意識をもっている方も救われる気持ちになります。

★点数変移、傾向★

本年度のメンバーであるぽらーのさんの記事がわかりやすくまとめてくださっています。

経済、財務とあわせたここ数年の点数変移もわかりやすく、今年の試験の心づもりができます

★勉強ツール、タックのポケットテキスト★

myaさんの暗記ツールのひとつとしてお勧めしているポケテキによる暗記記事

要点がまとまっているので高速回転して記憶を定着させてくださいませ!

★暗記方法は表で★

ふうじんさんの記事は勉強方法も非常に適格で私もかなり参考にさせて頂いておりました。

今年にかかれている記事ですが、テキストに文章で書かれているのを表で覚えるのは法務では必須の勉強法だと思いますがその理由もわかりやすく記されています。

★テキスト以外を読む★

u-taさんの記事で、テキスト以外のおすすめ図書が三冊載せてはります。

同じ内容でも違う角度から記載された内容を併読することで理解が深まることはよくあります。

どうしても法務苦手!という方も、得意な方もぜひおためしくださいませ。

 

過去の先輩方のマイベスト記事法務もご参考に・・

2014年

2013年

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上tomoのマイベスト記事でした!

直前期の大切な時間、一時間でもできることはたくさんあります。

少しの時間を大切に大切に。

頑張ってください!

 

 



こんにちは、myaです

全国で真夏日が観測され、「勝負の夏」が迫ってきていることが実感できる今日この頃、みなさま勉強ははかどっていますでしょうか?
私は、油断して扇風機をつけっぱなしにして風邪を引くというテンプレをやってしまいましたが、みなさまはそのようなことで貴重な勉強時間(残り約70日×5時間/日=350時間)を無駄にしてしまわないよう、ご注意くださいね

 

振り返ってみれば
さて、TACでは完成答練が始まり、いよいよ一次の学習の天王山突入!といったところでしょうか

みなさま、完成答練を受けた後は、理解が不足していた設問についてのポイントを自分の言葉で解説し、情報集約を行っている媒体に記録、その後復習による再インプットはされていると思います
十分学習されている皆様に更なる負荷を!といっても無理な話・・・

そこで今回は、「もし今から私が完成答練を受けるのであれば、負荷のかからない範囲で次の事にもプラスして意識を向けたい」という点をご紹介したいと思います

 

それは次の二つです

 

==================================
① 各科目の理解している・していないを区別する
模試の模試として活用
==================================

 

① 各科目の理解している・していないを区別する
現在みなさまはいわゆる「怒涛の7週間」のまっただ中

完成答練に取組むことで、文字通り一次試験への対策を「ある程度完成させる」ことを目標に日々勉強されていることと思います

そしてこれを乗り切って模試を終えると、一次試験対策を「完全に完成させる」ことを目標に、ペンキ塗り学習法へと突入することと思います

 

過去記事にて分かりやすく解説されていますので、ペンキ塗りについての説明は割愛いたしますが、ペンキ塗り学習法は最終段階の最も重要な勉強法の一つです

そんなペンキ塗り学習をする時、私が最も困ったのが、「自分がどこを理解していて、理解していないかが分からない」ことでした

ペンキを塗ろうにもどこが塗れていて、どこが塗れていないのかが分からないのですから、塗りようがないですよね

 

それを踏まえ、私がこれから完成答練を受けるなら、復習と同時に「間違えた分野はどこなのか」、「理解できていない単語、概念は何なのか?」を徹底的に分類すると思います。

できれば養成答練の結果も併せて見てみると、自分の成長が見て取れるとともに苦手な分野にもあたりをつけることができるはず

この「不得意表」が用意できていれば、模試後のラスト1ヶ月、あとはそこを塗りつぶすだけ

私の二の舞を踏むということもなくなるものと思います

 

またペンキを塗りきれなかった部分、塗りが甘い部分がファイナルペーパーに記載すべき部分となるため、一石二鳥

 

② 模試の模試として活用
模試は本番のつもりで・・・

これは過去記事でも数多く触れられており、「模試を本番のつもり」で活用することで様々な効果があるというものです

これはもちろんですが、さらに貪欲に!ということで当日のシミュレートを行うことでコンディション調整にも使っちゃおうという考え方もあります。

これには猛烈に賛成です

というのも、私は「模試を本番のつもりで活用した」ことにより、ファイナルペーパーの有効性を腹の底から理解することができましたが、模試を一回しか受けなかったため実際に作ったファイナルペーパーを試すことができませんでした
もしもう一度試せていたら、もう少し良いものが作れたはずなのに!という思いが今でもあります

そこで私が完成答練を受けるなら、「模試の模試」として完成答練を利用したいと考えます。

 

たとえばみなさま、次のようなことは答練の時、意識して望んでいますでしょうか?

==================================

・直前の休憩時間をどう利用するか?(直前の知識は確認するのか?)
・科目ごとにどこから回答し始めるのが自分にはベストか?
・分からない問題を後回しと判断する時間は?(各科目ごと)
・分からなかった問題のマークはどれにするか?(「ア」に決め打ち等)
・マークシートを塗るのは鉛筆か?それとも1.3mmのシャーペンか?

細かいことで言えば・・・
・集中力が高まるのはお腹がいっぱいのときか、空いているときか?
・試験中トイレに行きたくなることはなかったか?
・時計は腕時計を利用するのか?置時計を持参するのか?
・直前に何か食べるのか(チョコレートやバナナ等)?
・さらに家を出る時、靴は右からはくのか、左からはくのか?

などなど・・・

==================================

挙げだせばきりがないのですが、これらは模試の際にチェックすることが示唆されることも多いです

しかし、どうせなら完成答練を受ける際についでに何回でも試してみて(最後の方は極端ですが)、最も自分に合ったスタイルを一足先に探ってみてはいかがでしょうか

何回もやるうちにうまくいかないことが必ずでてくるはずです

そういう想定通りにいかないイレギュラーを事前に経験することで、一次試験本番でイレギュラーなことが起きた時にも、落ち着いて対応することができるようになると思います!

 

ということで、利用できるものは何でも利用する!という貪欲な根性で、設問以外でも完成答練をしゃぶりつくしてやりましょう!

myaでした。



皆さん、こんにちは!Nicoです。
すっかり暑い季節になりましたね

最初にリマインドさせて頂きます。
一次試験の申込受付は6月2日(火)までです。
お忘れのないように!

さて【マイベスト記事】シリーズ、私からは経営情報システムの記事をご紹介させて頂きます。
過去記事未読の方や一次試験初受験者の方は必見です

はじめに

【情報】過去記事整理で少し広い視野で考えてみる by butao

経営情報システム関連の道場記事はわんさかありますよね。
まず、頭の中でどのプロセスが問題と認識しているのかを把握し、それから記事を探そう!というお話。
プロセス別で記事が整理されていて非常にわかりやすい内容になっていますので、まずはじめに目を通してみてください。

どの分野を暗記するか

【情報】ポートフォリオで論点ABCD by ふうじん
【情報】最後の2択がCランク by ふうじん

過去問を年度別、出題領域別に細かく分析されています。
今年、経営情報システムを受験される方は要チェックです!!

どうやって暗記するか

情報:串刺し&ストーリー記憶術 by ハカセ

苦手科目であった情報に対して、テキスト巻末の単語をすべて把握するというストイックさ。
また、似た用語を横串で暗記する、別分野でも関連させて暗記することをご紹介されています。

 

横文字の記憶法  by ZonE

略語や横文字がやたらと多い経営情報システム。
略語は省略しない形で理解する、声に出して「響き」で覚える、興味を持つことをご紹介。
情報が苦手な方はまずはここからでしょうか。

 

大人ならではの”忘れにくい”記憶法 by ZonE

記憶した知識を忘れにくくする勉強法をご紹介されています。
「記憶」について身近な例を交えつつ、体系的に書かれています。
情報だけでなく、全科目共通の内容となっています。

番外編:情報の科目免除

【情報】科目免除について考察してみました by aki

科目免除権限のある方の悩みで、一番多いのがコレですよね。
先日の東京セミナーでも質問で良く挙がっていましたので、この記事をご紹介させていただきました。
ちなみに、私の周りの診断士かつSEの方は一人もいらっしゃいません・・

 

マイベスト記事は以上となります。

 

「今日もやり切ったぞ!」と心から思えるように毎日を過ごすことができれば、合格は自ずと近づいてくるはずです。
いつだってやるのは「今」しかありません頑張っていきましょう

以上、Nicoでした。



■知識はあるけど、点とれない?

法務がニガテ。
法務がキライ。
知識はあるはずなのに、点数が伸びない。
どうすれば解けるようになるのか?

・・・というご質問を、ここ最近、何人かの方から頂きました。

法務は、どちらかというと「馴染みのない」受験生も存在し、
パッと見だけで食わず嫌いにもなりがちな部分もある

ただ、例えば
「法律系に詳しい(知識がある)」=「法務の点が取りやすい」
という因果が成り立つか?というと
そういう訳でもなく

受験生時代、法律系を専門とする職業に就く勉強仲間に
「もともと知っていることも多いし、(法務は)楽勝でしょ」と聞いても、
「そんなことはない。だからって、点を取れるわけじゃない」と
返されたこともしばしば。

 

ではどうやって対策する?
「とにかく覚える」?
「問題を解いて馴れる」?

それは、どの科目でも共通ですが、

「知ってるか」
→必要な知識があるか?

「知識を使えるか」
→知識として持ってるものを、(診断士特有の)本試験問題で問われたときに、対応できるか?

ということ。

つまり、
「知ってるか」「知識を使えるか」がひとつの段階。

そして、「知識はあるはずなのに、点数がとれない」場合。

ストレートな角度からの出題で
「知っていれば」⇒「点とれる」問題は別として、
長文モンダイ等も含め
(一見)オーソドックスではない(ように見える問題は、

「知ってる」と「点とれる」を結びつけるひと架けが必要。

 


■読む力

 「知ってる」と「点とれる」を結びつけるひと架けは、どう作る?

まず、「知識を使えるか」にも似ていますが、

一見)オーソドックスではない(ように見える)問題は、
「問われ方」を知る(問われる角度を知る)。

そして、

「読み取る力」。

 

「読み取る」って当たり前でしょう、読まなきゃ問題解けないんだから
・・・と思う人もいるかもしれません。
ただ、
「文章をなぞる」のと、「読み取る」のは別。

そして、それは2次試験にも通じる読み方。

1次と2次の相関を考えたとき、
「企業経営理論、財務、運営」は相関が高くて、
一見その他の科目は相関が低いようにも見える。
「出題される知識、内容」についてはそう言えなくもなく、
ある意味正しい。

ただ、例えば法務の(診断士試験での)問われ方が
「設問(文章)のポイント、要点を把握する力」
「ストーリーを読み取る力」が必要な科目、と考えれば、
その相関は高くなる。

必要な知識があるか

知識を応用できてるか
(知ってるはずの知識を、違う角度から問われても、発想を転換して対応できるか)

ちゃんと読み取れてるか

 ※某受験校の先生は、『法務は、診断士として、あるべき答え(方向性)が正答』と言ってましたが、そこは割愛。

 

どの段階にモンダイがあるのか?を突いて取り組み方を考える

 

まるでした。



こんにちは。ぽらーのです。
本日は「道場マイベスト記事 運営管理」。
過去の記事の中から、1次試験初受験の方に主に役立つと思われるマイベスト記事を以下ご紹介します。

1.運営管理とは何か

【くれよんさん 「2つの視点で運営管理が見えてくる」】

<ぽらーの 感想>
運営管理の本質を鋭く明快に述べられており、少し苦手を感じられている方への理解促進の手助けになる可能性を感じました。
また、その本質を学ぶことで、仕事上でも役立つという最後の方のまとめに強く共感します。
運営管理の学習内容には、ECRSの原則、5S、QCなど、それらを活用して日々の業務改善に結びつけられる実践的なものが多いと思います。

2.運営管理の戦略的学習法

【ふうじんさん 「俺様学習法【運営管理】」】

<ぽらーの 感想>
2次事例Ⅲに直結する生産管理の理解に重きをおいた学習の重要性に関して、1次試験学習時には中々気づけないものです(私も2次試験学習時に気づきました)。
診断士短期合格の秘訣は、戦略的な「急がば回れ」の学習にあるのではないかと思いました。

3.生産管理のイメージアップ


【JCさん 「運営管理:工場を持たない会社に勤める人のために」】

<ぽらーの 感想>
生産形態、流し方、レイアウトの違いや特徴を分かり易く理解するための参考になるのではないかと思います。
また財務との結びつきにも言及されており、このように横との関連を意識する姿勢は診断士学習における大切なポイントだと感じました。

4.用語・計算の得点アップ

【はかせさん 「運営管理で高得点するポイント:その①店舗管理の用語を攻略!】


【        ゞ             その②GMROI・基準在庫高で差をつける!】

<ぽらーの 感想>
運営管理の過去問傾向は比較的難易度が平易で安定していると言われているため、今年もできれば60点以上の貯金科目にしたいところですね。そのためには、生産管理以外の店舗管理の用語、計算などの毎年出題される論点のうち、正答率A~Bの内容を確実にゲットする必要があります。

はかせさんの記事では、用語の覚え方として出てきた用語をテキストに書き込み集約する方法を挙げられており、実践的と感じました。
GMROI・基準在庫高においては、図や式で丁寧にご説明されており、計算の意味するところや構造を理解することの手助けになると思われます。GMROIは投資(在庫投資)に対するリターン(利益)を表す指標ですが、財務の経営分析との相違点も合わせて、その意味するところを理解しておくことは重要でしょう。

==========================
道場の過去記事には上記以外にも良記事が盛りだくさんです。
カテゴリーの検索などにより、ご参考にしていただければ幸いです。

本日の記事は以上です。
日々の学習を楽しみましょう♪
ぽらーのでした。



センスを理屈で裏付ける。

スト合格の構成要素は、①たまたま ②地頭 ③センス(ビジネス感覚)の3つ。そして「経営」は、

適当にこれな?とセンスで選んで、たまたまる。

H26「経営」を筆者のセンスで適当にこれかな?と解いた正答率が以下。

※40分でギブアップし、23/40マーク=56点。普段訓練していないと80分考え続けるのは無理)

ABはなぜ当たるか→センス(ビジネス感覚)で当たる。
Dがなぜ当たるか→専門知識ヒットorたまたま。
Eはなぜ当たらないか→センスで解くと間違うひっかけ。

だがCの正答率が極端に低い。これを逆手に取れば、以下3つで最後の2択がスラスラ当たる。

・適当に選ぶのでなく、時間を確保し2択を吟味して当てる。
・そのために、長文選択肢を読みこなす読解判断力を磨く。
・何を聞かれたかを判断するため、センスを理屈で裏付ける。

「財務」「運営」と違い、既に知ってることを学ぶ「経営」は楽しい。だが単に「楽しい」でなく、既存知識をどう体系・理論と紐つけるかが得点差。つまり

センス(ビジネス感覚)を理屈で裏付け、使い易さと確度を上げる

これが「経営」の得点能力=合格所要年数の差。ではいつものCランク分析。

.
■過去問Cランク分析■

分析対象が複雑な時は、分析の軸を工夫する。

「経営」は①戦略論 ②組織論 ③マーケの3大領域があり、かつ出題マーク数も固定的で別科目と言える。3科目を同時で分析するため、いつものA~Eでなく、AB・C・DEの3つに単純化。

□年度別正答率ランク□

「経営」は約40マーク出題。H23、H25やや難化だが正答率は総じて安定。

□3大領域別□

「戦略論」「組織論」「マーケ」の出題マーク数を確認。これもやはり安定。

□3大領域×正答率ランク□

上2つのグラフを見て、「経営」の出題難易度=安定と判断するのは、センスが足りない。3大領域別に正答率ランクを以下に示す。

「マーケ」は安定的だが、H23「組織論」、H25「戦略論」は意識的に難しくして出題。つまり、

いくらでも難しくできるが、あえて手加減してもらっている。

従い、いつ難化しても良い様、「経営」はCランクだけでなくDEランクまでしっかり吟味。その捻り方を観察すると、以下の4類型。

①5択にする
②文章を捻る
③強いひっかけ
④ウルトラクイズ

①②は良くある。④は良く聞く。だが注目は③強いひっかけ。長文、大量の選択肢を処理するには、

選択肢は全て読まず、一目で瞬殺。

長文選択肢を読み脳が疲れた時、しれっと誤り用語が混ざるとキツイ。従い知ってる問題は瞬殺、長文選択肢は後回しが王道。「経営」の勝負所は、1周目の瞬殺で仮マークした後、2周目で見直す「最後の2択」。

その対応策、選択肢○×法を後で示す。

□出題領域別□

最後に出題領域別。Cランクはどの領域からも問われるが、DEランクは「組織論」に集中。前述の通り、「経営」はDEランクも当てに行く。

.
■「経営」Cランクの傾向と対策■

自分の知識の薄さを、長文・国語の試験のせいにしたら負け。

①知識応用(3):出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧(34):受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り(8):基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失(9):基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

「経営」Cランクは②苦手曖昧が中心。苦手な所をダラダラ長文読まされたら苦痛だから、長文選択肢を読み解く「国語の試験対策」に注目しがち

だがそうでなく。最後の2択の出題・ひっかけ・間違いパターンを見ると、

最後の2択が裏目に出るのは国語能力でなく、知識の薄さと曖昧さ。

そこで②苦手曖昧 ④戦意喪失のパターン別原因と対策を先に示す。

②苦手曖昧 ④戦意喪失
↑:一つ上 ひ:ひっかけ CS:ケース問題
原因 テキスト掲載外の上級知識 用語・因果の入れ替わりを見過ごし 問題文・選択肢が長く読む気が起きない
対策 試験中は消去法。過去問の解説を使ってINPUT 選択肢○×法。最後の2択の精度向上。 問題文から選択肢の内容を予想しておく

.
■選択肢○×法~長文対策■

なんとなく当たる→確実に当てる

「経営」はもっと難しくできる所を手加減して出題。従いABの答えを覚えた次に、C→DEの難問処理力を磨いて荒稼ぎ。

以下に原因と対策。

【原因】「経営」の難しさ
・どの論点を問われたか直観的に判断しにくい(複合出題もあり)
・問題文・選択肢が長い。
・長い選択肢を読むと脳が疲労し、判断能力が低下する。
・判断能力を低下させた上で、因果や用語入れ替えひっかけ出題。

【対策】選択肢○×法 +最後の2択
①試験開始後、全問題の頭に○×を書く(例:正しい物を選ぶ=○)
②選択肢を読む前に、問題文から選択肢の内容を予想しておく。
③選択肢○×記入
・正解1つを選ぶのでなく、4~5択全てに○×をつける。
・解答1周目は全選択肢の○×に拘らず、すぐ解る所だけ○×つける。
・解答2周目は残った選択肢に○×をつけ、正解を選ぶ。
④最後の2択
・「最後の2択」以外はふつう、明らかに×の根拠が見つかる。
・「最後の2択」は、両方正解っぽい⇔両方不正解っぽいのどちらか。
・解答3周目で最後に見直し、解答用紙に正解を一気にマーク。

簡単に解説。試験開始と同時に、適切なものはどれか=○、不適切なものはどれか=×を全問につけると、一旦全問題を概観したことになる。ついで問題文を先に読み、その内容を予想してから選択肢を読むと、誤り選択肢の×はすぐつく。怪しい2択は△をつけ、2周目・3周目で見直す。

また、選択肢はア→オの順に読む想定で作問するため、オ→アの順に読むとひっかけを見破りやすいとする説がある。H26第1問は、正解ウの表現があやふやなため、オの用語入れ替わりに気づかず飛びつきやすい。

.
■今日のまとめ■

過去問を素早く回したり、受験校に教わると、「1次」マーク出題はある程度テクニカルに解けることに気づく。

だがそこでニヤニヤ満足せず、適切不適切の○×を見極めたら、誤答選択肢の鶏ガラしゃぶって知識を増やす。この作業を続けると、

「経営」は、理屈で裏付けられたセンスで解ける。

ABランクは、3回当てて答えを覚える(4回目以降は不要)
Cランクは、なぜ間違えるかの捻り方を知る。
DEランクは、当てる必要があるか否かを見極める。

「1次」500点を狙う戦いは奥深い。「過去問の答えを覚えてしまう・・」と嘆く前に、やることは無数。ではまとめ。

・「経営」過去問は、何となくこれかな?と解くとたまたま当たる。
・つまり超難問ではなく、何となく当たる程度に手加減されている。
・本試験は手加減有の前提でまず○×。次に最後の2択を吟味し当てる
・マーク試験は受験テクニックが有効。だがテクニック高得点で満足せず、知識の先の裏付けを探るセンスが合格所要年数差。

byふうじん



先般から財務ばかりの記事の連続でそろそろ飽きがきている和尚ですこんにちは。

一次試験までもう3か月追い込みの日々いかがお過ごしでしょうか。
今日は重箱隅つつき論点パート2をお送りします。

考えてみればこの重箱隅つつき論点は、配点は少ないものの
「必ず毎年(少なくとも8割以上の確率で)出る」
という定義ができるかと思います。
前回の経営における労働法務、今回の経済における経済指標・統計、次回予定している法務における英文問題、そして情報の「統計学」(いや、これはただいま絶賛勉強中ですが・・・いまひとつ理解が薄い)
絶対に出るけど「他の部門とは関連性が薄い」のでしっかり勉強するくらいなら棄て問として扱い、時間を主要論点に費やした方が良い・・・・

はい、そう思う方を全く否定しません。

当然、この試験における戦略は去年の受験者ならば1185通りの正解があり、無論上記の論点を棄てて合格した方も大勢いらっしゃるかと思います。 (この一発合格道場でも論調の多数派はここに属する、と思います) しかしながら、非常に少数派とは思うものの、戦略的にレアな論点を押さえてみたい、押さえた方が「自分にとっては有利に働く」と思われた方はいらっしゃると思います。
また「和尚がそこまで言うなら読んでやってもいいかな」的なくらいで読み流していただければ幸いであります。

ただし、この記事を読むも読まないも、採択するもしないも
「自分で徹底的に考えて選択する」
ことが一番大事ということは、私の最初の初心表明で申し上げていることですので、ここらへんは冷たいようですが、自己責任でお願いしたい、そう思います。

とはいえ、今回の論点は他のものにくらべればあまり労力を使わずしてできるかな、という感じではありますが。

和尚はずっと経済なんて嫌いでした、というか興味がもてませんでした。思えば私が大学受験の頃は「経済学部は潰しが効く」ということで大人気な学部でもあり、元来あまのじゃくのところがある私にとっては、 「絶対経済学部なんか受けてやるもんか!」 という変な意気込みとともに教育学部へ。
さらに、 「大学というところは虚学を勉強するところであり、実学は社会人になってから」という、教育学と言うものも実学の一種であるのを省みず、そういう意気込みも口にし、教養で「経済学、経営学」などの単位を一切とらなかったつわもの、もとい馬鹿者でございます。

ゆ・え・に・・・ GDPの等価式も知らず、「限界」という概念もわからず、はたまた逓減、逓増なぞの考え方もちんぷんかんぷんなままで25年の経済学を受け、かさあげ前36点であったことは、合格体験記に書かせていただいた通りであります。

さて、またまた前置きが長くなりましたが。

こうした経済学、以前お話しした通り、経営以上の自分にとってはハードルHIな教科でありました。
ゆえに、というかそれだからこそ 「1問も落としたくない」という気持ちは経営以上に強いものがありました。

さて、実際の勉強法ですが、簡単ですが 「継続は力なり」 が要求される勉強法であります。
それは
「日経新聞の切りぬき」
であります。

まず、基本テキストとして 「日経新聞の数字がわかる本」(小宮一慶 著)を購入ください。そして読了してください。
私は東京から来た日経の営業マンに日経MJ契約(6ヶ月)の見返りにもらいました。
買わなくてもやれないこともないですが、さほど負担の重い内容でもないし「中小」でも指標は出てきますので、これの対策のためにも・・・思います。

次に、日経新聞を購読してください。購読が嫌な人は月曜日のみ朝刊だけでも購入ください。
その理由は上記の本に書いてありますが、毎週月曜日に「経済指標」なるものが掲載されます。
GDPの実際の額など国内系の指標は毎週、欧州、米国、中国の指標などは3週間で一回りして掲載されます。
これを切り抜いてスクラップ、というよりは紙面が大きいので取っておくだけでOK。
これを見返し、現在のGDP額や失業率などを記憶していけば、 「マクロ的な経済状況」 を把握するのが容易になってくるか、と思います。

話はそれますが、月曜日の日経は「法務特集」もあり、特に特許や知財などに関する特集記事も必見!
これで大方の知識の確認は役に立ちました。

経済・法務だけにとどまりませんが
「アンテナを高くして、試験内容と社会で起こっていることをリンクさせ、記憶を強化させる」
為には、毎日購読することをお勧めしたいところではあります。
日経新聞には財務、経営に有効な記事も多く記載されていますゆえ。

直前期に日経を使った知識のブラッシュアップ方法(知識の復習を兼ねて)を企画しておりますので、しばしお待ちを。

さらに、各省庁から経済統計が発表されるのは午前中ですから、日経夕刊をとればこの速報を読むことができます。
次の日の朝刊には詳細な数値とそれに関するコメントが掲載されます。
夕刊だけでも構いませんが、
「記憶強化は繰り返しが有効」
ということを考えれば、夕刊をじっくり読んで経済状況を把握した上で、次の日の朝刊で復習するくらいの気持ちがあれば、よいと思いますが、いかがでしょうか。

独学生時代に思っていたことのひとつに 「アンテナを高くする」 ことが試験に有効と思ってました。
結構診断士の試験は「フリ」が大きく、意外な視点からの変化球問題が多く、新聞記事から連想することによりいろんな時事問題に慣れておくことは有効だ!と考えていたからです。
あまり得意でない経済ニュースにも耳を傾け、自分の脳内の知識とリンクする、
この繰り返しが、一定の成果を挙げることができたと考えています。

ちなみに、この勉強の甲斐あってか、平成26年の経済統計の問題は3問中2問、正解しましたので、この分野での合格への貢献はできているか、と感じております。

みなさまにこの記事が少しでも役立つことを祈りまして・・・合掌。



ギリシャ財政はEUと有権者の間で迷走するが、
倹約への改革に賛同を得る指導力を期待する。

アリストテレス BC384-BC322 出典:Wikipedia

5/14付日経「春秋」を40字に約すとこうなった(この記事も参照)。そして紀元前4世紀、古代ギリシャの哲学者アリストテレスはこう説いた。

現在手にしているものに付け足しをすること
だけでなく、支出を削減すること

勉強もそんなものかな?という気がする。物事の表面は変われど、試験の本質はちっぽけで不変。余計なコトを遠回りにやるから時間がかかる。

さて2年前の古臭い統計を並べ補助金バラ撒き施策名を覚えさせる「中小」。例えるなら世の変化に取り残されたガラパゴス。「重要科目」でありながら、常に末っ子、継子扱い。だが年44マークをずらり並べ、

暗記努力に比例する得点をくれるサービス科目

であるのは不変。

「中小」及び白書は診断士にとり大事な教書であり、重要。だが施策名を覚えるなら勉強より実務で使えば済む話。それを敢えて試験で問うのは、合格者と受験者の人数の違い。

年1,000人じゃ白書に予算が付かないから、20,000人に出しちゃえ

これが真実とは言わないが、試験制度はその程度の思惑で左右されると割り切る。すると「なぜこんなこと覚えるのか・・」と悩むことなく、四の五の言わず暗記ゲー。

.
■「中小」Cランクの傾向と対策■

では恒例の正答率ランク。

①年度別

H23を底に易化が続く。A~Cを確実に覚え、DEランクの捻り方も見ておくと、万一難化しても安心。

②カテゴリー別

省略

「中小経営」の題意は白書を読ませること。「中小政策」の題意は政策名を覚えさせること。44マークもあれば1問2点だから、ヤマを張るより絨毯爆撃状にとにかく暗記。よってカテゴリー別分析は省略。

.
■今日のまとめ■

Sランク説は「中小」を冷遇し、他科目と異なり分析すら省略。しかし「題意」を忖度し、それに沿って行動・回答するのが診断士の合格条件。

「中小」の本質は、白書を買う買わない、読む読まないでなく、内容覚えて高得点荒稼ぎすること一択。覚えた後にどうするかは合格後に考えれば済む話。ではまとめ。

・「中小経営」「政策」とは、要は補助金バラ撒き施策の根拠づけ。
・「中小」は施策を増やすのに熱心だが、削減への関心は薄い。
・診断士受験者数と白書発行部数を比べれば、題意は明白。
・以上により、覚える事は多いが覚えた人ほど高得点。

by ふうじん



こんにちは!
みなさん、勉強頑張ってますか?
きりです

今日は私の実務補習のお話をしたいと思います。
※具体的な名前や内容を出しちゃうとまずいので、大分ボカして書いてます。あしからず。

今回のお話は、少しでも運営管理や事例Ⅲのイメージが掴めればいいな~ってことで書いたので
さらーっと見ていただければと思います。
途中途中に復習のために、おさらいを挟みつつ書いてます。
前回の私の記事tomoさんの記事に先に目を通していただけるとより分かりやすいかもしれません。

~ここから本文スタート~

私の診断士実務補習一発目の診断先はおもちゃのメーカーさん(以下C社)でした。

最初に診断先概要に目を通したときちょっと心が躍りました。(生産管理には自信があったので、役に立つ提案ができるんじゃないかと。)

私は班の役割分担時に「はい!」と進んで手をあげ、「生産管理」の担当になりました。

※実際はメーカーさんを診断する場合の肝はやはり「生産管理」なので、すごく大変だと思います。今後実務補習を受けられる方はご注意を(笑)。

診断報告書に目を通し、社長さんからのヒアリングも行った結果、

社長さんはすごくこだわりのある方で、生産した製品もすごくできがよく、また製品に対する市場の評価も上々ということでした。

(私も実務補習に入る前にC社製品を購入してみたのですが、とても綺麗な出来の製品で感動しました。)

しかーし!この会社には生産面で色々な問題がありました。。。

大きく分けるとこの会社ではA製品とB製品、2種類を生産していました。

A製品はそんなに高品質を要求されないけれども、利益率が低い。一定の受注があるが、古くからの付き合いがあるお客さんが相手なので、受注を断ることが出来ない。そんな製品でした。

B製品は高品質が要求されるが、かなり利益率が高い。しかも市場でのニーズもかなり高まっている。しかしA製品の受注を断れず、B製品を増産できない。

C社の生産は手作業と機械作業が交わり、セル生産とライン生産が合わさったような生産方法で行われていて、A製品もB製品も同じ人たちで作っていました。

しかしながら、各工程に1人1人常駐しているわけではなく、ある工程の生産が終われば別工程の生産を行う、といった感じで、
一人ひとりは多能工、さらにはU字生産ライン方式や1人生産方式を融合したような、複雑な生産方式をとっていました。

~ここでおさらい~



ライン生産方式はもう覚えてますよね。「生産ライン上の各作業ステーションに作業を割り付けておき、品物がラインを移動するにつれて加工が進んでいく方式 JIS Z 8141-3404)です。」

ではライン生産方式のメリット・デメリットを4つずつ考えて見ましょう。制限時間20秒です。

では答えです。

メリット
1.作業が単純なので単能工で作業が出来る
2.作業者の間接作業が少ないので、生産性が高まる
3.物の流れが簡単で工程管理がしやすい
4.製品の移動が機械化しやすい(コンベアなど)

デメリット
1.製品や生産量の変化に対応しにくい
2.レイアウト上の制約が多い
3.作業者が単能工化するので、負荷の急増や欠勤が出た場合の対応がしにくい
4.作業が単調で、創意工夫しにくい。またモチベーションが下がりやすい。
メリット・デメリットに関してはぱっと答えられるようにしておきましょうね。

ちなみにC社の生産方式を簡単に図にするとこんな感じでした。※実際はもっともっと複雑で工数も多いです。

 

~またまたここでおさらい~
上記の図を見てなんか思いませんでしたか?

このライン・・・なんか・・・バランス悪くね?

そう、思いませんでしたか?

思った方、いい調子です。生産のことが大分腹落ちしてます。

B工程は1時間に50個しか作れないので、この生産のボトルネック工程になってます。

こういう場合どうしましょうか。

まず思い出したいのは「ラインバランシング」ですよね。

この場合B工程が1時間に100個作れるように生産能力を増やすことが出来ればいいんです。

現状では2人しか作業者がいません。

ということは最短で4時間で完成品が50個作れる、ということになりますが、
B工程が100個作れれば、4時間で100個、倍の量生産できるということになりますね。

それから次に考えたいのは、アレです。

 

 

アルファベット4文字の原則です。

 

 

そう!それです!

 

 

E・・・なんちゃらかんちゃらを使いましょう。

EC・・・

ECR・・・S!の原則ですね。

覚え方は「ないじゅか」でしたよね。

E:Eliminate(なくせないか)
C:Combine(一緒に出来ないか)
R:Rearrange(順序の変更はできないか)
S:Simplify(簡素化できないか)
それぞれの日本語の頭文字をとって「ないじゅか」です。
英語が得意な方はそのまま英語で覚えたほうがいいと思います。※私も受験生時代は「ないじゅか」は使ってませんでした。

ちなみに実際の提案ではECRSのどれも結局使えませんでしたが、考えることは非常に大事ですよ!

・・・とまぁ話を戻しますね。

以上を踏まえると診断士としてはどういうことを提案するか。。。ですが。

①社長!思い切ってA製品の受注を断りましょう!

②社長!生産能力を強化し、B製品を増産しましょう!

まぁ、この二つを思いつきますよね。

・・・というか①は提案できるはずもないので、必然的に②の提案になるかと思うのです。

私も②の提案に行き着いたので、増産体制を整えるために、

Ⅰ.現状把握

Ⅱ.課題解決

というフローで、実務報告書の作成を行いました。

が、まず現状把握が非常に困難を極めました。。。

何しろ、生産工程ごとにかかる時間や生産数量など、リードタイムや生産能力を測る数値が殆ど管理できていなかった

ここでやっぱりIEが非常に大事だなぁと思いました

~さらにおさらい~

ちょっとIEのおさらいをしましょう。

 

 

という感じで、「こうどうかじ」で覚えるとよかったですよね。

「こうどうかじ」

「こうどうかじ」

こうどうかじ!

ちょっとその場で叫んで見ましょう。

こうどうかじーーー!!!!

もう覚えましたね。
ちょっと話がそれましたが、やはり時間や数量を管理・分析することは非常に大事でした。

これがないと、「こういうことをしたら○時間リードタイム短縮できます。」とか

「○個増産できます。」といった提案が全く出来ないから。

ちなみにこの提案に関連するのは

工程分析の中の「製品工程分析」

動作研究の中の「連合作業分析」先ほどでてきたECRSと連合作業分析は密接につながっています。人、機械、複数の人が作業をする時の分析手法が連合作業分析です。手待ちなどのロスを省くためにECRSを活用するので合わせて覚えておきましょう。)

時間研究の中の「標準時間設定」

実際に診断する場合はきちんと時間をとって私達診断士が工程分析や動作研究・時間研究を行い、把握することになるのですが、今回は時間やお客様の業務の関係上不可能でした。

実際の提案では数値や仮説を基に分析し、ある機械を導入することで、月あたり○個増産が可能になり、○○円コストは増加しますが、○○円売上が上がるので、

結果として利益が○○円でます。といった具体的な数値を示した提案が出来ました。

・・・という風に、運営管理の細かい論点や頻出の論点というのは、事例Ⅲにももちろん生きるのですが、実務でもかなーり重要なんです。

そしてただ暗記で覚えているだけでは、全く使えないものなんです。

ちょっとはイメージがわいたでしょうか。

実務補習で分析している最中は結構しんどい作業になるので、大変なんですが、やはりかなり説得力のある提案に繋がるので、報告を行うときの爽快感はハンパじゃありません。
もう自信をもって提案できますからね。この前の記事でも書きましたが、「未来のカネに一番近い」のはこの科目なので、「こうすればこうなる」のイメージを社長さんに簡単に持ってもらえるんですね。

やはりどうしてもマーケティングで「こういう宣伝をしたら売上あがりますよ。」とかいう提案ってイメージが湧きにくいですからね。

運営管理で点数が取れても事例Ⅲで点数がとれない人が多いのは、こういった実際のイメージをもたずに勉強していることが起因しているんじゃないかなーと思っているので、イメージをしっかり行って勉強してくださいね。

以上、きりでした。



 

なごです。

 

本日は、都市計画について。この分野は生産管理と店舗・運営管理のはざまで、比較的、毎年出題されるにもかかわらず、正答率が低い分野でもあります。丸暗記するには、奥が深くすぎること、労力の割には出ても1問程度しか出題されないため、予備校の授業等でも軽く扱われがちな分野です。
実際の出題傾向を見ると、難解な選択肢の中に、すごく分かりやすい誤答が混ぜてある場合が多く、知っていると即答できのですが、如何せんその他の選択肢が分かりづらく、すべてを深追いするべき内容でもないため、毎年切り捨てられているのが現状かと思っています。

そんな食わず嫌いが多い分野である都市計画について、今日は表面上だけの知識をさらっと学んでみましょう。

実はこの程度の知識だけで、さらっと解けるのが広く浅い知識を求められる診断士試験の魅力であり、こんなことまで聞かれるのが診断士試験の怖さであると感じています。
===ではスタート!!===
【都市計画法】
住みよい街づくりを行うための法律。そのための必要性のある場所を「都市計画区域」として、都市計画法で規制を行う。
規制するのは、街づくりを進めていく区域と抑制する区域。

 

 ⇒ 進めていくと抑制するがキーワード
市街化区域」…すでに市街地となっている区域、もしくはおおむね10年以内に優先的に市街化を図る区域
市街化調整区域」…市街化を抑制する区域

 

 

でも街以外の便利な場所(例えば郊外のインタチェンジ付近とか)もきちんと規制しないと、行政の目が届かない場所で、乱開発が進む可能性あり。そのため都市計画区域以外でも「準都市計画区域」を指定し、行政が規制をかけられるように指定。
要は県や国が、地域の開発を自分たちで規制したい。開発のハードルを事前に設けておけば、行政が知らないところで勝手に開発できない。市街化を進める」「抑制する」「インター付近を規制する」の3種類を頭の中でイメージできれば大丈夫。
ここで過去問を。

 

平成22年 第21問
都市計画法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街地を図るべき区域をいう。
イ 市街化調整区域とは、おおむね10年後から段階的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいう。
ウ 都市計画区域は、一体の都市として総合的に整備し、開発し、及び保全する必要がある区域として、原則として都道府県が指定する。
エ 都市計画法は、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的としている。

 

上記の内容が分かっていれば、即決で誤答はイ。ちなみにウの設問はいやらしい。地域のことなので国がいちいち判断するのは広すぎる。そのため原則は都道府県が指定するが、県をまたがっているときは国土交通大臣。このレベルでひっかけるとDEレベル。このレベルではひっかけてこないのが浅く広くの診断士試験。もし出てきたらこんなのは誰も解けないので笑ってスルー。

 

===ふたつめの話題===

 

【用途地域】
これは皆が毛嫌いする項目。知っていればびっくりするくらい簡単な設問でも、はなから毛嫌いしていると、DEレベルに早変わり。

 

上記の「市街化区域」(街づくりを進めていく場所)は、市街化を進めていくための規制。

さらに市街化区域を細分化しておけば、各々の条件に合った適切に規制がかけられるため個々にルールを設定。

それが「用途地域」。その「用途地域」には12種類あり、すべて暗記が必要。その用途をすべて丸暗記、、、、する?

… ほとんどの人がここでフリーズ。12種類も丸暗記出来ない、よね …

 

 

というわけで、丸暗記するための脳の空き容量は他の科目に使いましょう。ではここではポイントだけ、さらっと行きますよ。

 

 

用途地域は3種類。住宅系、商業系、工業系。基準は二つ。

 

住宅系…人が住むための規制をかける、基準は閑静かどうか。

商業系…ルールは緩い。

工業系…工場を作るための規制をかける、基準は危なくないかどうか

 

これだけ知っておけば、解ける問題があります。びっくりするくらい実は簡単だったり。

 

あとは「住宅系」「商業系」「工業系」の≪閑静度≫と≪危険度≫の程度によって分類分けがされているだけ。さらっと分類分けのレベル感を把握する。

 

●住宅系
第一種低層住居専用地域」…“第1種”、“低層”と言う通り、一番基準が厳しい。低い家じゃないといけないし、うるさくてもいけない。閑静な高級住宅街みたいな。
第二種低層住居専用地域」…第1種と違うのは、150㎡までの店舗が設置可能。コンビニとか喫茶店とかなら、そんなにうるさくないし建設可。

⇒ ここまでがひとくくり「低層」「専用」がキーワード

 

 

第一種中高層住居専用地域」…低層じゃなくても良くなった。さらに大学や病院なら、賑やかさも許容範囲。多くの人が使うし、少しばかりはうるさくなるけど建設可。
第二種中高層住居専用地域」…1,500㎡までの店舗や事務所を建てても可

⇒ ここまでがひとくくり。「中高層」「専用」がキーワード

 

 

第一種住居地域」…専用という言葉も無くなった。3,000㎡までの店舗も可
第二種住居地域」…パチンコ店も可、カラオケボックスも可。もはや基準はだいぶ緩め。
準住居地域」…道路沿いのイメージ。それなりにうるさくても平気

⇒ ここまでがひとくくり。「住居」だけど「専用」の文字が“無い”

 

 

たくさんあるように見えるけど、「低層・専用」「中高層・専用」「それ以外」の3種類がある、のレベル感でおおむね理解。順番に規制が緩くなる。

 

 

●商業系
近隣商業地域」…商店街のイメージ。映画館や小規模工場も建築可
商業地域」…駅前繁華街のイメージ。デパートや風俗店も可、一番基準が緩くて何でもアリ

 

⇒ 下記の「準工業」とあわせて3つが最も規制の緩い部類と記憶。
●工業系
準工業地域」…下町の町工場のイメージ。生活もするし、工場もあるし。
工業地域」…工場を推進するということは、人が住みにくくなるということ。住居はいいけど、学校やホテルが立てられなくなる
工業専用地域」…コンビナートのイメージ。もはや人が住むとトラック等の出入りで危ない。そのため住宅や店舗も建てられない。安全性が必要なものは規制をかける。

 

住宅系から商業系に近づくにつれて閑静度合いが低下し規制が緩くなる。逆に工業系に入ってくると、危なくなるため、住居関連の規制がきつくなる。

 

そんなイメージをおぼろげながら持てれば十分。

 

では、上記のイメージを頭に思い浮かべながら、どの用途地域に何が建てられて、何が建てられないか、具体的な事例で例題を。

 

住宅…住まいは必要だから、ほとんどの用途地域で建築可。だけど、プラントがある「工業専用地域」だけはトラックの出入りで危ないからダメ。大規模工場を推進するには人の出入りを制限する。
小学校…人が住んでいる場所には基本的に必要だから、ほとんどの用途地域で建築可。でもトラックが行きかう「工業地域」「工業専用地域」はトラックが通るため危ないからダメ。「工業地域」は生活するための住宅は良いけど、人が集まる学校は危ないから建築不可。
大学・病院…大学生や救急車はうるさいから(?)「工業地域」「工業専用地域」のほか、閑静な「第1・2種低層住居専用」もダメ。
診療所…病院だと救急車の出入りなどうるさいだろうけど、小さい診療所程度ならうるさくないし生活に必要だろうからどこでも建築可。
神社・教会・派出所…うるさくないし、みんなが必要(?)だから、どこでも建築可。

 

…。

 

そろそろ苦しくなってきましたね。知識はこの程度で十分でしょう。ではこのあたりで知識の深堀りはやめて、実際の試験問題を見てみましょう。

 

平成25年 22問
都市計画法に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 映画館やアミューズメント施設などにも、大規模集客施設として、大規模小売店舗と同様の出店制限がある
イ 商業地域とは、商業その他の業務の利便性を増進するために定められた地域であるが、住宅や小規模の工場も建てられる
ウ 店舗の床面積が150㎡以下の小規模店舗であれば、第1種低層住居専用地域へ出店することができる
エ 床面積が1万㎡を越える店舗の出店が可能な地域は、原則として近隣商業地域、商業地域、準工業地域の3地域である

 

どうです、難しいですか?

(ア)賑やかな施設は住居系で規制を受けそう。

(イ・エ)商業地域は規制が緩そう。

(ウ)第1種低層住居専用地域は、たしか基準が最も厳しいはず。

で何となくでもあたりがつけられれば、ゴール(正解はウ)にたどり着けると思います。ちなみに専門的な試験だと、床面積が1万㎡まで平気か超えたら建てられないかなど、具体的な数値まで覚える必要がありますが、診断士試験だとまずそこまで聞かれません、聞かれたら、その時は、ほかの選択肢が簡単か、誰にもこたえられないレベルなので、笑ってほかの設問をきちんと確認しましょう。
===説明はここまで===
まったく食べずに過ごすか(食わず嫌い)が、少しだけかじってみるかで大きく違う診断士試験。深追いは禁物の世界ですが、上記の内容くらい頭に入れておくと、もしかしたら簡単にワンマークが取れるかも。そんな気付きになればと思い、若干重箱の隅をつつく話題でしたが掲載させていただきました。

 

 

この時期の努力は、1か月後に大きな成果となりますよ。今はまず、答練や過去問で前進してくださいね。

 

なごでした。

 

 



全国の道場読者の皆様。

こんにちは、おとです。

今日は、5月20日です。1次試験まであと80日ですね。勉強は進んでいますか?

 

1日に勉強できる時間が3時間だとすると、これまではその3時間は「勉強する必要がある努力目標」でした。でも、直前期になると、その3時間は「勉強のできる時間(制約条件)」に変わってしまいます。

努力目標 ⇒ 制約条件

つまり、直前期は勉強したくても、気持ばかり焦って、なかなか自分の思い通りに勉強が進まないことが多いです。

 

そんな時は、新しことを覚えるのではなく、頻出論点を繰り返し解くことで、確実に本試験の得点をアップさせることが大切です。

さて、本題に入ります。
これまでの【渾身シリーズ】が終了し、今は、【マイベスト記事】のシリーズが始まっています。

私は財務会計担当です。私が選んだマイベスト記事です。

全体

もう一度、財務・会計の全体像を振返ってみましょう。

【財務・会計】全体像を掴んでみよう
http://rmc-oden.com/blog/archives/33671

【財務・会計】過去記事使って論点整理
http://rmc-oden.com/blog/archives/33693

確かに財務・会計は難しいですが、数字は友達になることが大切です。
まずは、毛嫌いせずに、数字に対して心を開いてみてください。

 

 

60点を狙う人は、どこを勉強すればいいのか?

【渾身】財務・会計~答練で40点でも本試験で60点とるには?~
http://rmc-oden.com/blog/archives/78051

財務・会計の全範囲をすべて勉強するのは時間の無駄です。自分の記事で恐縮ですが、T○Cの参考書に記載されてき11テーマの中で、やるテーマ・やらないテーマを分けました。

 

テーマ 対策
(1)財務・会計とは
(2)財務諸表概論
(3)経営分析 ◯2次にもつながるので、確実に得点したい。
(4)管理会計 ◯CVP、貢献利益は頻出テーマ
(5)意思決定会計 ◯正味現在価値は2次にもつながる。但し、複雑な計算は不要。
(6)ファイナンスⅠ企業財務論 ◎25問中ファイナンスの問題は10問前後 ここをとれれば40点は確保できる。また、難易度がA~Bの易しい問題が多い
(7)ファイナンスⅡ証券投資論
(8)貸借対照表および損益計算書の作成プロセス X簿記の範囲。出題範囲が広く、難易度が高いので、深入りしない。
(9)キャッシュフロー計算書の作成プロセス △計算が複雑なので深入りしない。
(10)原価計算 ◯ここまでできると60点に近づく。60に到達できるかどうかの分かれ目
(11)会計規則 X出題範囲が広く難易度が高いので深入りしない。

△と×は除いて、○と◎のマイベスト記事を集めました。

 

 

経営分析

財務公式シリーズ(5/7-1) 経営分析の指標 その1
http://rmc-oden.com/blog/archives/1532

徹底攻略!!経営分析
http://rmc-oden.com/blog/archives/11774

二次試験向けの内容ですが、1次試験でも必要な知識です。

経営分析の基本は、①収益性②効率性③安全性の3つの視点です。これらの3つの視点を、個々の経営指標の意味をしっかりと理解してください。

管理会計

ここの分野では、損益分岐点分析(CVP)が重要テーマです。

財務公式シリーズ(7/7) CVP分析

http://rmc-oden.com/blog/archives/1575

財務で60点、事例ⅣでA評価をとるためには?~CVP~
http://rmc-oden.com/blog/archives/73175

 

損益分岐点分析の公式である、

損益分岐点売上高(BEP) = 固定費(FC) ÷ (1-変動費(α))

を基本として、グラフが書けるようになるまで繰り返し身につけることが必要です。

意思決定会計

ここでは、減価償却やキャッシュフロー、正味現在価値が重要テーマです。

10分で分かる「キャッシュフロー」
http://rmc-oden.com/blog/archives/76507

【渾身・財務】NPVを得点する~脱ケアレスミスを目指す~
http://rmc-oden.com/blog/archives/54034

財務・会計が苦手な方は、まず、キャッシュフローをBOX図で計算できるようになってから、正味現在価値(NPV)を勉強してください。キャッシュフローがわからないまま、正味現在価値(NPV)にいっても、基礎を理解していないので、時間の無駄になります。

 

ファイナンスⅠ・Ⅱ

ファイナンスは、本試験の後半部分に出題される最重要論点です。
まずは、ファイナンスを全体像を下記の記事で確認してください。

【1次財務】つまみ食いファイナンス。目指せ合格60点
http://rmc-oden.com/blog/archives/71437

ファイナンスの表裏~投資視点/経営視点
http://rmc-oden.com/blog/archives/5234

 

原価計算

有利差異・不利差異
http://rmc-oden.com/blog/archives/5204

【財務・会計】原価計算のおさらい
http://rmc-oden.com/blog/archives/33958

ここの分野まで理解できていれば、60点は確実でしょう。

 

最後に

私の場合、この時期の勉強は精神的に非常につらかったです。

いくら勉強を重ねても、当たり前ですが、合格する保証はどこにもなく、「もし落ちたら、この生活をもう一年続けるのか・・・」と思うと、気持が落ち込んでしまいました。

でも、逆のいい方をすれば、「今、がんばれば、来年はこの生活から抜け出せる。」と思いながら、自分に気合を入れていました。

財務・会計で不明な点があれば、いつでもコメントしてください。

以上、おとでした。


P.S 紫雲和尚と私は、今日が誕生日



理解しながら暗記する。

工場

 

こんにちは、うみのです。

写真は工場萌えが高じて、四日市まで撮影に行ったときのものです。

 

さてそんなわけで(?)、今回は運営管理についてです。

工場を持たない企業に勤める人にとっては、今ひとつとっつきにくく感じるこの科目。

出題範囲も膨大で覚えることが多く、「運営管理は理解か暗記か?」というところも今ひとつつかみにくい。

そんな「とっつきにくい」「つかみにくい」性質を持つものの、二次試験の事例Ⅲに直結する重要科目のひとつです。

 

そこで今回は、二次試験につなげつつ、理解と暗記をスムーズにする知識の整理方法についてお伝えします。

 

方法1:常に頭の中に全体の流れ図を描く。

 生産フロー図

上記は、生産のフロー図です。(クリックすると拡大)

生産管理の知識は全て、このフローの中のいずれかに属します。

範囲が膨大で、どこから覚えていったものか…知識を定着させるのが大変…とお悩みの方は、一旦、「それぞれの知識が上記の図のどこに位置しているのか?」を整理してみると、暗記もスムーズになるかと思います。

頭の中に全体像をマッピングして個々の用語をプロットすることで、対比や関連づけをしやすくなるからですね。

 

方法2:最頻出ワードは、メリット/デメリットでヨコ串比較する。

生産管理において重要なワードは、メリットとデメリットでヨコ串比較すると覚えやすいですし、問われる論点に直結します。

特にほぼ毎年問われる最重要ワードは、「どこで/いつ/どう生産するか」の3つのポイントで整理できます。

以下の「」で対比されているワードについて、それぞれのメリットとデメリットが言えるか?をチェックしてみてくださいね。

①  どこで生産するか?

内製(OEMも含む)アウトソーシング(ファブレスも含む)

※内製の場合は仕入方法発注方式もポイント。

<仕入>

-大量仕入

-集中仕入分散仕入

-本部集中仕入(セントラルバイイング方式)店舗分散仕入

-共同仕入単独仕入

-委託仕入買取仕入売上(消化)仕入

<発注>

定量定期

②  いつ生産するか?

受注生産見込生産

③  どう生産するか?

個別生産ロット生産連続生産

このあたりの区別がスラスラと言えるようになったら、2次試験にもばっちり応用が効きます

 

方法3:生産管理の知識は、「企業が抱える課題の解決方法」として捉える。

なぜ、これらの流れを理解して覚えることが大事なのか? メリットデメリットを覚える意味は何か? というと、すべて、「中小企業が生産において抱える課題を解決するための提案に必要」だからです。

そして、企業が抱える課題は、主に以下の2つのいずれかの視点で発見できます。

視点1:

製品開発→受注→発注・仕入→在庫管理→生産→納品・販売の流れのどこに課題があるのか?

視点2:

QCD(品質・価格・納期)のどこに課題があるのか?

今のやり方ではどこかにムリやムダがある」「今はうまくいっているが、これから先さらに企業が成長するためには今までのやり方ではダメだ」という状況に直面した企業にアドバイスするためには、「どんな方法があるのか?」「それぞれの方法にどんなメリットやデメリットがあるのか?」を理解していなければ、適切な助言はできませんよね。

生産フローにおける、QCDが主に関わってくる部分はこのようになっています。(クリックで拡大)

 生産の流れとQCDの関係

次回は、ここについてもう少し具体的に深堀りしてみます。

分厚いテキストの前で途方に暮れてしまった時は、このように「いったん全体の流れを整理してプロットしてみる」ことで、今どこで迷っているのか? が見えてくるのではないかと思います。

そしてこの、「全体の流れを俯瞰して理解した上で、どこに問題があるのかを明らかにする」という思考プロセスは、二次試験の事例Ⅲにおける解答プロセスに直結します!

こうしたプロセスを有効に活用し、一次での理解と暗記、二次試験での応用につなげていきましょう 

 

———————————————————————————————

※満員御礼です! お申込みありがとうございました。

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。



こんにちは!おはともです。

本日は道場マイベスト記事シリーズをお届けします!
お題は経済学・経済政策。

過去記事から、学習に役立つ記事をピックアップしてご紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そもそも経済学・経済政策って
どんなスタンスで取り組んでいけばいいの?

ということで、経済との基本的な闘い方を示してくれたのが

katsu の 泥沼学習法

「経済学は理解が大事」ってよく聞きますよね。

でも診断士の試験で求められているのは、

限られた時間で問題を解けるようになること。

決して学者になることでも研究を深めることでもありませんよね。

道場読者の皆さんはぜひとも泥沼にはまらない学習法を押さえてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

で、泥沼学習法とは対極的なのが、

理解していないけどとにかく図を丸暗記しちゃえ!

で、1マーク獲得という点の取り方。

ZonE超超直前スペシャルウィーク:経済学・経済政策

暗記は図をビジュアルで覚えるのがお勧め。

本試験までに、理屈で覚えられない図は
ビジュアルで覚えたあと白紙に書けるよう練習するといいですよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして、グラフとか数式とか見たくない!

ちょっと別の観点から取り組みたいよ。という方にはこちら。

【渾身・経済学】読むだけ行動経済学 byマイスター

心理学とも通じるところがありそうですね。

 

ただし、筆者も言っているとおり、

診断士試験の基本論点ではないので、あくまでさらっとね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、経済は本試験では最初の科目。

ここで精神的に動揺すると

その後の科目までずっとその動揺を引きずってしまい、

実力を発揮できなくなります。

それについてはうちあーの【経済】最初の1マーク

が必読です!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、1科目目、最初の1マークで動揺せず自分のペースをつかむ秀逸な技を

同じくうちあーのが以下記事に「解答プロセスのルール化」として紹介しています。

実はこの解答プロセスルール化が秀逸

一次試験受験者には7科目共通のスキル必読です!

【運営管理】データで見る運営管理 byうちあーの

 

では今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。

 

お申込みはこちらから

 

ご参加、お待ちしております!



深い所は海より深く、浅い所はそれなりに。

完成答練に向け、過去問解説を読む度に次の不安が頭をよぎる。

いったいどこまで覚えればいいんだろう・・。

その不安を一発解消するのが過去問タテ解き

繰り返し何度も問われる論点→深く。
5年に1度の一発屋論点→浅く。

ABランク(4) CDランク(4) D’Eランク(2)
正答率
60~80%以上

正答率
50%前後 

正答率
40~20%以下
繰り返し毎年問われる 今年は違う形で問われる 今年は別の問題が出る
過去問の答えを覚える 過去問の問い方を覚える 正解だけ覚えておく
皆知ってるAB論点は今年も出る。だが皆当てるから点差にならない
誰も解けない D’E論点は今年出ない。だから覚えても点差にならない
正否が割れるCD論点の問い方を知る。これが今年の点差になる

.
■前提1:点差の付け方■ 

この試験のゴールは 420点獲得でなく、皆が苦手とするCランクを自分はこっそり当てる。「1次」「2次」を通じこの本質に気づくと、過去合格者の平均的な言い分と戦略が180度変わる。

答練・模試の得点は一喜一憂するもの
曖昧あやふや知識で答練・模試に臨む時点で敗色濃厚。

悪いけど、合格者の平均的主張から想像するほど、10%試験は甘くない

.
■前提2:知識レバレッジ~今は「1次」専念■

△「2次」は「1次」より奥が深い。
○「1次」は「2次」より奥が深い。

古い受験常識を蹴散らし、一発逆転たまたまを狙うのがスト合格。「2次」くじ引きを当てる方法を1年探せば奥深いのは当り前。だが学問としてなら「1次」の方が奥深いのも当り前。

1次 2次
↑収穫逓増↑ ↓収穫逓減↓
養成80→完成70→模試420点の様に、早めに合格実力に達する
合格実力到達後、奥深いことに手を出すことで収穫逓増↑。
「2次」は勘違いせず普通にやれば合格実力=人並み答案が書ける。
合格実力到達が早すぎると、奥深いことに手を出して収穫逓減↓。

何気なくズバリいいこと言った気がする。「1次」「2次」は奥深さの質が異なり、「2次」は他人力で安易に合格実力に届くと暇を持て余し迷いが生じる。「1次」はあらゆるイカサマ使えど工夫の余地は∞

そこで今は「1次」専念でCランク2択力を磨き、その反動で8月スタートダッシュで「2次」合格実力を一気に越える。それが知識レバレッジ。

.
■過去問Cランク分析■

Cランク2択・知識レバレッジ→平均的2次合格者と逆張りたまたまスト合格

そう思うと今からワクワク。特に「法務」2択には、後の「2次」対策に通じるものが盛り沢山。

□年度別□

H26は異分野(民法)出題によりCランク増。事前準備、得手不得手で点差が開いた。

.

□出題領域別□

 

「経済」同様、「法務」はどの論点からも漏れなく最後の2択Cランクを出題。「最後の2択」の理由を忖度して答練に備えることが得点差。

.
■「法務」 Cランクの傾向と対策■

今回も分析のため、正答率Cランク44マークを以下に4分類して示す。

①知識応用(0):出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧(19):受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り(7):基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失(18):基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

「法務」Cランクは、②皆の準備が及ばない苦手曖昧派生論点 ④ケース/ロールプレイ問題で頭を捻らせ戦意喪失、の2パターンが主流。以下を参考に自分で解き直すと、何かに気づく。

CS:ケース問題
RP:ロールプレイ問題 

.
■今日のまとめ■

完成答練はボケっと受けるのでなく、出題予想し狙った点を当てに行く。その材料はテキストでもスピ問でもなく、過去問Cランクの捻り方。

Cランクを一気に解くと何かに気づく・・という話は後の楽しみにとっておき、ではまとめ。

・過去問AB⇔CD⇔D’Eランクの出題頻度、傾向に注意し解き直し。
・完成答練は、得点で一喜一憂できるレベルの準備をして臨む。
・Cランク2択力には、2次スタートダッシュの知識レバレッジ効果有。
・「法務」の2択は、②苦手曖昧 ④戦意喪失ケース/ロールプレイの2種。

byふうじん



 

こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

昨日をもって【渾身】シリーズは一応終了となりました(なごさんがまだ渾身書いてないので、書くかもしれませんが)。

いかがでしたでしょうか。道場担当者それぞれが得意分野について大いに語ったものですので、きっと参考になったのではないかと思っています。

だんだんと一次試験が近づいてますね。今日は、企業経営理論の中でもいわゆる捨て問といわれている労働法規について書いてみます。
まぁ、みんなが取れない問題ということなので、皆さんも特に取れなくても問題なのですが、取れればラッキーなのではないかと思います。
そこで、当職が、過去6年間の出題傾向を分析し、また、当職の専門分野ですので、最近のトレンドをも踏まえて、今年何が出ると思われるのか、ヤマ当てをしてみます。
まずは、最近6年間に何が出たかを纏めてみました。

平成26年
D 23問 就業規則の記載事項
E 24問 労災保険
B 25問 合同労組

平成25年
E 20問 労働時間(裁量労働、フレックス、事業場外みなし)
C 21問 育児介護休業法
E 22問 労働契約(就業規則、有期雇用、高年齢者雇用)
D 23問 賃金

平成24年
B 20問 最低賃金法
B 21問 海外出張・赴任
B 22問 人事異動(配転、転籍、出向)
D 23問 募集・採用と雇用
C 24問 試用期間と解雇

平成23年
E 21問 時間外・休日労働
E 22問 退職金・退職年金
C 23問 労働安全衛生法
D 24問 解雇・雇止め
D 25問 割増賃金(算定基礎)

平成22年
C 18問 外国人の労働・社会保険
C 19問 割増賃金
B 20問 雇用調整
B 21問 団体交渉
C 22問 就業規則

平成21年
C 18問 解雇
D 19問 健康診断
A 20問 人事考課
D 21問 労働者派遣法

こうみてみると、万遍なく出てますね。。。ちょっと的を絞りずらい。
ただ、企業秩序を守るために極めて重要な懲戒が出てませんね。ということでまずは、懲戒を取り上げます。

【懲戒】

懲戒ってなんだろう。なんかの罰なんだろうなというのは察しがつくと思いますが、正確には、懲戒とは「従業員の企業秩序違反行為に対する制裁罰であることが明確な、労働関係上の不利益措置」といわれています。

例えば、従業員が会社の金を横領したとかで懲戒解雇されたとか、そういった報道に接することもあると思いますが、それがこの懲戒です。

多くの場合、就業規則に懲戒についての定めがあり、懲戒の種別としては、軽いものから、

譴責(又は戒告):口頭又は文書で反省を求め、将来を戒めるもの
減給:賃金を一方的に減額するもの
出勤停止:就労を一定期間禁止するもので、通常はその間の賃金も支払わない
降格:職位又は資格制度上の等級、格付けを下げるもの
諭旨解雇:退職願を出すよう勧告し、提出がなければ懲戒解雇とするもの
懲戒解雇:解雇とするもの。退職金が支払われないケースが多い。

というのが一般的です。

そして、懲戒事由として、以下のようなものが就業規則に書かれているのが一般的です。

第●条 次の各号の一に該当する場合は、第●条に定める懲戒処分を行う。
① 重要な経歴をいつわり、その他不正の手段を用いて雇用されたとき
② 正当な理由なく無断欠勤したとき
③ 正当な理由なく遅刻、早退、欠勤し、あるいは職場離脱したとき
④ 職務に不熱心で誠実に勤務しないとき
⑤ 会社の諸規程、通達等により遵守すべき事項に違反したとき
⑥ 本規定に違反し、または社命もしくは上長の指揮命令に従わないとき
⑦ 素行不良で会社の秩序・規律を乱し、または、そのおそれのあったとき
⑧ 故意または過失により、業務または就業に関して、会社に虚偽の事項を述べたとき
⑨ 第●条に定める服務規律に違反したとき
⑩ 会社の業務を妨害し、または妨害しようとしたとき
⑪ 火気を粗略に扱い、または所定の場所以外で焚火もしくは喫煙したとき
⑫ 性的な言動により、他の従業員に不快な思いをさせ、職場環境を悪化させたとき
⑬ 性的な言動に起因する問題により、会社の秩序・規律を乱し、または、そのおそれのあったとき
⑭ 職務中の他の従業員の業務に支障を与えるような性的関心を示したり、交際や性的関係を要求したとき
⑮ 職務上の地位を利用して、他の従業員に性的な不快感を与え、または性的な強要を行ったとき
⑯ 会社内で暴行、脅迫、傷害、暴言またはこれに類する行為をなしたとき
⑰ 故意または過失により、会社の秘密をもらし、またはもらそうとしたとき
⑱ 故意または過失により、会社に損害を与え、または会社の信用を失墜させたとき
⑲ 会社の金品を盗み、または横領するなど不正行為に及んだとき
⑳ 正当な手段によらず私品を修理または作成したとき
㉑ 故意または過失により、会社の施設もしくは金品を毀損滅失し、生産の低下もしくは業務の渋滞を惹起し、または労働災害その他の人身事故を発生させたとき
㉒ 職務を利用して私利を図ったとき
㉓ 取引先に対し、金品等の利益を要求し、または受領するなど職務上の不正行為をなしたとき
㉔ 承認を得ないで在籍のまま他に雇用されたとき
㉕ 正当な理由なく、異動を拒否したとき
㉖ 会社の敷地内で、許可なく集会を行い、または文書の配布、掲示、演説、放送を行ったとき
㉗ 飲酒運転(酒気帯び運転を含む)、ひき逃げ、その他刑罰法規に違反したとき
㉘ 会社外において、会社または役員、従業員の名誉・信用を毀損したとき
㉙ 部下の管理監督、業務上の指導、または必要な指示注意を怠ったとき
㉚ 前各号に準ずる行為があったとき

じゃ、ここから、試験に出そうなところを少しピックアップ。

問題です。

就業規則に懲戒の定めがなくても懲戒をすることができる。○か✕か。

答えは✕。懲戒って、いわば刑罰なんですね。いわゆる刑法と同じ。どういったことをやったら刑罰に処しますよと予め書いてないといけないんですね。

フジ興産事件(最高裁二小 平成15年10月10日判決・労判861号5頁以下)というのがあるのですが、この最高裁判決は、

使用者が労働者を懲戒するには、あらかじめ就業規則において懲戒の種別及び事由を定めておくことを要する

としています。

では次の問題です。

月給20万円の社員に対して、減給処分をしたいが、その金額を5万円とすることができるか。○か✕か。

答えは✕。減給って実は制限があるの知ってますか?労基法91条で「1回の額が平均賃金の1日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の10分の1を超えてはならない」と定められているんです。1回あたりの懲戒対象行為については、1日の平均賃金の半分が上限ってことなんです。そうすると、殆どの場合、数千円なんですね。それくらいしか減額できないので、あまり大きなインパクトはないんです。

じゃ、もう一丁参りましょう。

懲戒解雇された場合には退職金は支払われないが、諭旨解雇の場合には退職金は支払われる。○か✕か。

答えは✕。退職金を支払うかどうかは就業規則(あるいは退職金規程)に企業が自由に定めることができるものであり、一般的に懲戒解雇の場合に退職金を支払わないケースが多いのですが、当然、支払うこともできます。

【ハラスメント】

過去問を見ていくと、ハラスメント、いわゆるセクハラ、パワハラについては出ていないようですね。労働局の調査によると、一番多い相談が、いじめ、パワハラだそうなので、これは今年出るかもしれない。併せて、最近タイムリーなのが、いわゆるマタハラですね。
これも、出るかもしれない。

セクハラってなんだかわかりますか?そんなのわかるよって声が聞こえてきそうですね。忘年会の後に上司がタクシーの中で部下の手を握ったとか、抱きついたとか、そういったことがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

セクハラって、概念としては2つあると言われています。

1つが、対価型セクシャルハラスメントと言われるもので、職場において行われる労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応により、当該労働者が解雇、降格、減給等の不利益を受けることとされています。これ、上司が部下の女性にご飯行こうよ、いかなかったら出世はないよ、みたいな感じですね。

もう1つが、環境型セクシャルハラスメントと言われるもので、職場において行われる労働者の意に反する性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じる等当該労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることとされています。これ、ヌードポスターを職場の机に貼るようなものですね。

ここで問題です。

男性から女性のセクハラって、イメージしやすいんですが、女性から男性へのセクハラも認めれる。○か✕か。

答えは○。実はそうなんですね。女性上司の男性部下に対するセクハラもありうるんです。ちょっとイメージつかないですけど(笑)

じゃ、次の問題です。

男性から男性へのセクハラも認められる。女性から女性へのセクハラも認められる。○か✕か。

答えは○。これも以外ですね。男性間でのいわゆる下ネタ話もやばいのかもしれません(笑)

次に、パワハラに行きますが、実は、パワハラって、定まった定義がありません。これ知ってました?

現段階で有力なのは、厚生労働省が設置した「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議 ワーキング・グループ」が、パワーハラスメントについて、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう」と定義づけているもので、

① 暴行・傷害(身体的な攻撃)
② 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
③ 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
④ 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
⑤ 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
⑥ 私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)

の類型があると言っております。

ここで問題です。

上司が仕事中、指示に反発した部下を殴って怪我させてしまった。上司は損害賠償しなければならないが、企業は損害賠償しなくて良い。○か✕か。

答えは、✕。上司は、民法709条に基づき損害賠償義務を負担するが、同時に企業も民法715条(使用者責任)に基づき損害賠償義務を負うことになります。

さて、最後は、マタハラです。これは、昨年、最高裁判決が出まして、その後、行政当局が通達等を出しており、実務的には注目されています。厚生労働省のまとめたもの(こちらです)を見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。

私も、主として企業の人事担当者や社会保険労務士の先生向けの雑誌であるビジネスガイドに、最高裁判決の解説通達の解説Q&Aの解説を寄稿させていただいておりますので、もし興味があればお時間のあるときにでも一読いただければと思います。

ではでは~。

つべこべ言わずに、本試験まで突っ走ろうぜ!勉強はやったもん勝ち!

 

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。

 

お申込みはこちらから

 

ご参加、お待ちしております!



古典用語の暗記ゲー。

「財務」「経済」「法務」の対策を急ぎ、直前暗記で対応できる「運営」「情報」「中小」対策は後回しOKとするのが、最新の大手校受験セオリー。だが、

安易な先送りにはご用心。

脳の構造上、知識は間を空け繰り返し使い、海馬に重要と認識させて長期記憶化。するとすぐ思い出せて使い易い。

師が言っている「先送り」とは「SEでも解けないようなD’Eランク」。A~Cランクは完成答練時に暗記バッチリが理想標準。デシジョンツリーを使い、これを示す。

本試験70点を目指すクリティカルパスは①。これを受験校カリキュラムの時間内に達成するとSランク。①③は表面上同じ70点。だが長期記憶⇔短期詰め込み記憶で比べると、いざという時知識をスッと取り出せるのは①。

「明日できることは明日やる」延期の原理は一理ある。だが長期記憶⇔短期記憶の違いを意識すると、「今日できることは今日やる」投機の原理の方が意思決定として妥当。

 だからこの試験は、知識量よりスピード勝負。

.
■過去問Cランク分析■

記憶の仕組みと、早くやる優位性は解った。では何を覚えるか?

テキスト見て、スピ問解いて覚えるのがAB。では「情報」のCランクはどこから出るか?

□年度別□

Cランクは一定数を安定出題。つまり出題者はここで点差をつけたい。

□出題領域別□

古典知識を問う前半「基礎的知識(1A~I)」は、答えを覚えて皆が正答。「ソフトウェア開発」以下でCランクの出番。

.
■「法務」 Cランクの傾向と対策■

今回も分析のため、正答率Cランク44マークを以下に4分類して示す。

①知識応用(1):出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧(27):受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り(2):基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失(3):基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

.
■今日のまとめ■

難解な「財務」「経済」、理屈っぽい「法務」、デタラメ暗記の「中小」の後に、「情報」の素直な暗記出題に再会。すると砂漠の中で水を得た魚の如く、暗記が楽しい。ではまとめ。

・DEランク暗記は先送りだが、A~Cランクは今すぐ暗記。
・「情報」のCランク出題=点数差は、「ソフトウェア開発」以降が勝負。
・「情報」出題は、「これ知ってますか?」知識暗記の繰り返し。
・「情報」で磨いた暗記技術が、他科目で高得点を取る武器になる。

byふうじん



 

こんにちは、 Xレイ です。

今日は、経済学のグラフ対策part1です。
需要曲線・供給曲線(完全競争市場)、不完全競争、市場の失敗、自由貿易の理論を見ていきます。

先週から続く 【渾身】シリーズby6代目 いかかでしたでしょうか。
得意分野からの執筆ということで、力の入った迫力のある文面が多かったように感じます。私も渾身の力を込めて書き上げたつもりです。
所々PDFによる 【渾身の解説】付きver. でどうぞ。

 

1.需要曲線・供給曲線(完全競争市場)

完全競争市場における需要曲線・供給曲線からの出題。
ここでは
(1)需要の価格弾力性
(2)課税・価格規制が消費・生産に与える影響
をおさえておきます。

(1)需要の価格弾力性

【出題~H25問15、H23問12(グラフ無)】
juyou1改

①需要曲線が上のような線分で表されるとき、中点の価格弾力性ε=1
②X軸に対する傾きが緩やかな程、価格弾力性は大きくなる
また、同一線分上では、左へいくほど価格弾力性が大きくなる

過去2回の出題では、①を知っていればほぼ即答です。
今年はどうかとは思いますが、いずれまた問われるでしょう。
②に関しては、そのことを直接問われる可能性は極めて低いと考えます。
しかし知っていると、関連の問題で解答しやすくなるはずです。

 

(2)課税・価格規制が消費・生産に与える影響

【出題~H26問14、H24問13・14、H23問11、H22問10】
※H23問11は違和感を持つでしょうが、以下の課税の論点と同一です。

まずは課税(従量税=財1単位につき課税)。

①財1単位につきt課税されると、消費量・生産量はQ0→Q1となる

これは、消費者・生産者のどちらに課税しても同じです。(PDF

そして、そのときの余剰が以下。

②消費者余剰=水色 生産者余剰=ピンク 政府税収=緑
死重損失は△ABF
③課税によって、消費者=台形ABCD 生産者=台形ADEF だけ
余剰が減少する。
よって、価格弾力性が小さい程、課税による影響が大きくなる。
(X軸に対する傾きの絶対値の大きい程、台形の面積が大きくなる)

上の例では消費者の方が、より課税による影響が大きくなっています。

つまり、課税による消費者・生産者各々の負担割合は
どちらに課税するかではなく、価格弾力性の大小で決まる
ということです。
このあたりが問われやすいのではないでしょうか。

また同じ税率のとき、死重損失の大きさを決めるのも価格弾力性です。

図の灰色部分が死重損失です。
例では供給曲線を固定して、需要の価格弾力性の大小で比較をしています。
価格弾力性の小さい右図の方が、死重損失は小さくなっています。そこで、
『より価格弾力性の小さい財に高い税率を課せ』
というのが、平成23年問13のラムゼイルールです。

 

次に価格規制(P0→Pcへ価格の下限規制)。

④Pcに価格を規制されると、消費量・生産量は共にQ0→Q1となる。
⑤余剰は“課税”のときの政府税収部分も生産者余剰となる
(価格の上限規制でP0>Pcの場合は消費者余剰)。

消費量・生産量の考え方や死重損失は“課税”のときと似ています。
余剰のとり方が違うのですが、これも何かに似ています。

独占企業です。
どちらも結果として一方の都合よく価格が決定されることで、生産量が社会全体として最も効率的な量よりも少なくなってしまいます。
そのため、このような余剰となり損失を生むのです。

 

2.独占企業・独占的競争(不完全競争)

【出題~H26問19 H22問12】

独占企業・独占的競争からの出題です。
まずは『独占的競争』について、しっかりとおさえておきます。(PDF

上で余剰について触れましたが、過去にグラフから問われているのは利潤です。

D=需要曲線 MR=限界収入曲線 AC=平均費用曲線 MC=限界費用曲線

①生産者からみた最適な生産量はWで価格はAとなる。
そのときの利潤は□ALMB。
②独占的競争では、長期的には需要曲線Dが左にシフトし利潤はゼロに。
(DとACが接する点まで新規参入が続いていく)

このグラフは曲線(直線)が入り乱れているため、一見難しく感じます。
しかし、すべてを同時に考察することはありません。
ほとんどの場合、必要な2つをみるだけです。
一つ一つの曲線の持つ意味を理解し、題意により適切なものを選択する。
例えば、利潤を求めるのであれば必要な曲線は DAC のみ。
最適な生産量を知りたければ、MCMR のみ。
さらに、消費者価格までを知りたければ、その生産量WとD
といった具合です。
すべてを同時に見渡さなければ、それほど複雑ではありません。
そして、いま例にあげた辺りが解れば対応できるでしょう。

 

3.費用逓減産業(自然独占)

【出題~H25問17 H23問22】

費用逓減産業(自然独占)からの出題です。
このグラフの示す内容は、独占企業のものと同じです。
そのため一見複雑に見えますが、対処法も同じです。

D=需要曲線 MR=限界収入曲線 AC=平均費用曲線 MC=限界費用曲線

①生産量は、独占企業として振舞うときQ0 平均費用価格形成原理でQ1 限界費用価格形成原理でQ2 となる。
②生産量Q1のとき利潤ゼロ、Q2のとき□JIGP2の赤字となる。
③生産量Q2のときの赤字額□JIGP2は固定費用に相当する。

まずは、①の価格設定に関する事項を知っておく。
そして、グラフからDACに着目し、各々利潤の考察をできるようにする。
といったところでしょうか。
設問では、規模の経済二部料金制等の用語を使って惑わしてくることが予想されるので、あらかじめそれらを把握しておく方がいいでしょう。

 

4.負の外部性

【出題~H26問20、H24問21、H23問24、H22問15】

負の外部性からの出題です。
ポイントは、死重損失コースの定理ピグー税。(PDF

①外部性を考慮しないとき、生産量はQ0となる。
このとき、負の外部性がB+C+D 社会的余剰はA-D 死重損失はD。
②ピグー税tを課すと社会的に最適な生産量Q1となる。
このとき、社会的余剰は最適でA、税収=負の外部性=B。
③コースの定理によっても、社会的に最適な生産量Q1が実現する。

①~③、すなわち死重損失とその是正方法が繰り返し問われています。
ただし、上のグラフを仮に基本型とするとそこから以下のように
グラフの形状を変えて惑わしてきます。

H26とH24は一企業のモデル。
H23は消費側の外部不経済。
H22は従価制的な外部性。

基本的な考え方は同じなので、基本事項をおさえた上でじっくり考えればできるはずです。
しかし本試験では、そう時間をかけてもいられません。
そこで各々の型を一度は考察しておくことで既出のものならば問題なく、また新たなパターンの出題にも比較的短時間で対応できるようにしておきましょう。

 

5.自由貿易の理論

【出題~H26問21、H24問15、H21問10、H20問8】

自由貿易の理論からの出題です。
いずれも輸入国側のグラフから、余剰等を問われています。

①世界市場での価格をP0とすると、自由貿易下では
国内消費量はQ1、国内生産量はQ2、輸入量がQ1-Q2。
②関税tを課したとき価格はP1、
国内消費量はQ3、国内生産量はQ4、輸入量がQ3-Q4 となり
経済余剰の損失はb+d 税収はc。

①、②を理解していれば、過去の出題レベルなら対応できるはずです。
しかし、この領域からの出題は問題文がややこしい(H26年を除く)。
題意・条件といったものを読み解くことが、非常に面倒です。
本試験では時間的な観点で、他の問題に影響の出ない範囲での取り組みが求められます。

もし、輸出国側のグラフが出てきても慌てないでください。

上下反転しているので、消費者余剰と生産者余剰の大きさが入れ替わりますが、基本的な考え方は同じです。

 

今回は以上です。
それでは、また。  Xレイ

 



皆様こんにちは、tomoです

今回は渾身シリーズという事で、私は運営管理を担当させて頂きます。

このシリーズは各人の得意科目を書くのですが、私は仕事柄(商業コンサルタント)マーケティング分野は既に知識もあるため得意でしたが、

生産管理は馴染みのない工場の言葉がなかなか頭に入らず当初はかなり苦労しました。。

ただ、この生産管理の分野の知識は二次試験の事例3に直結しますのでぜひここで踏ん張って頑張ってください

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(皆様ご存知かとは思いますが、本文の言葉の整理上、診断協会から発表されている運営管理の出題範囲を記載しておきます。)

4.運営管理(オペレーション・マネジメント) (科目設置の目的)

中小企業の経営において、工場や店舗における生産や販売に係る運営管理は大きな位置を占めており、また、 近年の情報通信技術の進展により情報システムを活用した効率的な事業運営に係るコンサルティングニーズも 高まっている。このため、生産に関わるオペレーションの管理や小売業・卸売業・サービス業のオペレーショ ンの管理に関する全般的な知識について、以下の内容を中心に判定する。

Ⅰ 生産管理 ⇒①生産管理概論. ②生産のプラニング. ③生産のオペレーション. ④その他生産管理に関する事項

Ⅱ 店舗・販売管理⇒ ①店舗・商業集積. ②商品仕入・販売(マーチャンダイジング) ③商品補充・物流. ④流通情報システム.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前置きとなりますが、この科目の特徴は・・・

平均点の大きな上下が少なく、比較的計画を立てやすい。

⇒下記が近年5年の点数推移ですがおおよそ60点前後をキープしています。

(あくまで過去5年の実績で、今年の点数を保障するものではありません。)

H22 H23 H24 H25 H26
運営 60.0 58.8 61.9 56.1 59.4

出典:TACデータリサーチより引用

 

覚えるべき事項のボリュームは多いが、ひねった問題が比較的少なく暗記した分点数が伸びる科目。

また、マーケティング分野については身近な事項(商品や店舗等)が多く、比較的親しみやすい。

⇒今までの過去問をご覧になった方はお分かりかと思いますが、一度授業を受けて解いてみると全く歯が立たない、という事は少ないかと思います。

 

二次試験の事例Ⅲに直結する!!(特に生産管理分野)

⇒皆様おそらく、店舗・販売管理よりも生産管理の方が苦手な方が多いのではと思います。私もそうでした。

工場のレイアウト?作業や流れ分析?何の事?と中々頭に入りにくいかと思います。。

でも、ここの理解が二次の事例Ⅲにつながる!と思って、『イメージしながら』覚えてみてください。

※くわしくは2015/05/07きりさんの記事ご参照・・(勝手に引用してゴメンナサイ!)

 

という特徴もありますので、他の暗記科目システム、中小(法務は暗記科目とは言い切れないと個人的には考えています)と合わせてぜひ高得点を目指してください。

運営では最低でも70点を目指すのが良いかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、前置きがかなり長くなってしまいましたが・・

ここでは、ゴロでも単語帳でも計算の理解でも、、なかなか覚えにくい項目をイメージと図を使って覚えるご提案をいたします。

今回はこの項目は、あれ?どっちだったかな?と私もよく迷った項目に絞り、皆様の暗記のヒントになるように一例を図示してみました。

 

保全活動

保全活動。これはどの単語も似ていて、ごちゃごちゃになったりしてしまいがちです。

ここでオススメなのはツリー図の位置で覚えることと、人の体に例えておぼえる事です。

赤字で書いていますが、このような状態をイメージしながら単語の意味を覚えると少しは頭に入りやすいのではと思います。

保全活動

※図はクリック頂くと拡大します。

 

作業と余裕

これも作業や余裕が色々出てきます。

なので実際の作業する方をイメージして、その方の行動の情景と共に図の位置や色も合わせて覚えてみてください。

作業と余裕

標準時間計算(外掛け法・内掛け法)

これはなかなか理解しても覚えにくいのではと思います。

理解するのが一番なのですが、それがどうしても難しい方はぜひ下記の図を参考にして丸暗記してみてください!

まず枠組みを覚え、中身の位置と図の配置で覚える・・ややこしい箇所は思い切って丸暗記して、

他のGMROIなど超頻出の計算問題の理解と繰り返し練習に励んでくださいませ★

標準時間

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記は一例ではありましたが、他にも(他の科目でも)ご自身で書いてみてイメージで覚える、図を描いて覚える。などいろんな覚え方を‘楽しみながら’覚えてみてくだい!

きっと集中力が非常に高まっている、試験中に記憶を引っ張り出すとりかかりになるのではないかと思います。

いよいよ直前期に突入しました!

今から全力で、後悔のないように試験日まで走り抜けて下さい!

こころより応援しております。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。

 

お申込みはこちらから

 

ご参加、お待ちしております!



みなさん、こんにちは。myaです

 

先週より引き続きの 【渾身】シリーズ

メンバーの熱のこもった記事がつづいていて、読んでいる私も元気をもらっております
私は財務・会計担当ということで、今回は基礎的論点ではあるものの、「避けて通りたい!」と考える方が多いであろう、「税効果会計」について書きたいと思います。

 

税効果会計は 基礎的論点の一つですが、苦手な方が多い論点の一つでもあると思います。私も大分悩まされましたが、その原因はズバリややこしいから

 

減算・加算、資産・負債等、出てくる言葉が一般的なイメージとズレていると感じる方は私だけではないはずです。モヤモヤっとしたまま問題にぶち当たると解けなくて、さらに食わず嫌いになっていく…というループからこれを機会に抜け出しましょう!
 

 

税効果会計とは?
まずは税効果会計の定義を確認しましょう。TACの解説等を参考にすると

税効果会計は、企業会計上の資産又は負債の額と課税所得計算上の資産又は負債の額に相違がある場合において、法人税その他利益に関連する金額を課税標準とする税金(「法人税額等」)の額を適切に期間配分することにより、法人税等を控除する前の当期純利益と法人税等を合理的に対応させることを目的とする手続である。

とのこと。

 

これを私なりに日本語訳すると…

企業会計上「利益」法人税を計算する基礎となる「所得」は計算方法が違うので、B/SとP/Lのつながりの中で、企業会計上の資産・負債の額と法人税を計算するための税務会計上の資産・負債の額が違う場合があります。
そんなとき、企業会計上の立場から法人税等の金額をうまく期間配分し、それを分かりやすく表示する(手段)ことで、企業会計上の「税引前当期純利益」と法人税計算用の「所得」とを一致させる(効果)ことで、投資家のみなさまに分かりやすい決算書とします。

となります。

ここで重要な考え方は、

会計上の利益(当期純利益)と法人税等を計算するための基礎となる所得は違う!

ということです

 

税効果会計上の差異について
税効果会計はこのように企業会計上の利益と税務会計上の所得のズレ(差異)を埋めるためにありますが、その差異は次のように分類することが出来ます。

 

永久差異と一時差異
永久差異:税効果会計の対象外

企業会計上の費用と税務会計上の損金で考え方そのものが違うズレ(差異)の事で、永久にそのズレが埋まらないもの。

 

税効果会計の定義にもありましたが、「税金(「法人税額等」)の額を適切に期間配分する」ことが目的の税効果会計。

 

永久に「利益と所得のズレ」が解消しないものは期間配分しようがありませんので、対象外です。
たとえば交際費は、企業会計上いくらまででも費用として計上できますが、税務会計上はその上限額が政策的に決まっています(平成26年の税制改正時には一つの大きなトピックとして扱われました)。このようなズレは埋まることはないため、対象外です

永久差異の具体例:

寄付金や交際費の損金算入限度額超過
受取配当金の益金不算入額

 

一時差異:税効果会計の対象
企業会計と税務会計の認識のタイミングが違うことで一時的に企業会計と税務会計にズレ(差異)が出てしまった場合、そのズレを企業会計が税務会計に一時的に合わせてあげることが可能なもの

「会計上費用に計上したが、税務上損金算入が認められなかった不良在庫の評価損」があった場合、「不良在庫の認識時点では損金算入が認められなかったが、その不良在庫を廃棄した時点で損金として計上される」というようなズレがある場合に適用されます。

一時差異の具体例:

棚卸資産評価損(税務上費用とならない評価損)
貸倒引当金の繰入限度額超過
減価償却費の損金算入限度額超過

この一時差異がまたややこしいので、ここから一時差異について、ちょっと詳しく見ていきます。

 

減算・加算、資産・負債 ~ボックス図で考える~
一時差異は、将来減算一時差異将来加算一時差異に分かれます。この二つの「企業会計と税務会計のズレ」は、それが解消されるときに備えて繰延税金資産又は繰延税金負債としてB/Sに計上することになります。ここがかなり厄介なのですが、私はB/SとP/Lを合体した図で考えることでミスを防いでいました。

 

将来減算一時差異の場合
将来減算一時差異は、認識時点の違いにより会計上の費用>税務上の損金というズレが一時的に発生した状態を指します。

この場合、税務上の損金に算入できなかった会計上の費用の分だけ、税務上の所得が増加することになるため、会計上の利益<税務上の所得となります(収入が同じなら、会計上の費用>税務上の損金だから当たり前ですね)。
つまり会計の立場から見ると、

会計上では費用やのに、今期に税務上の損金にならんかったから、税引前当期純利益の額と税務上の課税所得が一致してないやん!

予想より多く納めることになった税金は納めるけど、それに合わせて会計上の税引前当期純利益がブレると海外の投資家さんたちから分かりにくいって怒られるん

だから税引前当期純利益は変えれやんから、今回は利益大きいままで、法人税を先払いしたってことで、よろぴく。

将来、今回の費用が税務上の損金に認められた時、税務上所得が少なくなるから、今回先払いした分の税金は差し引くからね!」

ということですね。まさに、天真爛漫!

 

で、この会計上の費用と税務上の損金の差額分先払いした税金を将来の法人税等から減算するときのために、どこかにとっておかなきゃ!

ということで、P/Lから出してとっておける場所は、そう、B/Sです

 

そして「先払いしたもの」は・・・資産計上ですよね。
つまり将来減算一時差異は「繰延税金資産」として計上されるということです

 

myaの文章が下手やから覚えられーん!という方は、

「将来の税金が安くなるものだから資産計上」

と覚えていただいても結構ですし、

「P/Lの借方(左側)にあるものをB/Sの貸方(右側)に持っていくと左右バランスしなくなってしまう」
と覚えていただくのも、シンプルで良いかもしれません。

 

私は試験中考えるのが嫌だったので、今までの関係を表すためにB/SとP/Lを合体した次の図を用いて覚えていました。

もちろんこれは次の将来加算一時差異でも使えます!

 

将来加算一時差異
将来減算一時差異は、認識時点の違いにより会計上の費用<税務上の損金というズレが一時的に発生した状態を指します。
この場合、会計上の費用を税務上の損金が上回った分だけ、税務上の所得が減少することになるため、会計上の利益>税務上の所得となります(収入が同じかつ税務上の損金>会計上の費用のため)。

つまり会計の立場から見ると、

会計上はまだ費用じゃないと思ってたのに、税務上はもう損金になるの?ほな、その分の税金はとりあえずまだ払わんでもええってことやね?(ラッキー)。

でも税引前当期純利益の額と税務上の課税所得が一致しやんことになるねー。

いずれきっちり税金は納めるけど、それに合わせて会計上の税引前当期純利益がブレると海外の投資家さんたちから分かりにくいって怒られるん

だから税引前当期純利益は変えれやんから、今回は利益は少ないままで、法人税を未払いとして先送りにしたってことで、よろぴく。

将来、今回の損金を会計上でも費用に計上した時、会計上利益が大きくなるから、そのとき今回未払いの分の税金は支払うことにするよ!」

 

で、この会計上の利益と税務上の所得の差額分未払いとなっている税金を、将来の法人税等に加算するときのために、どこかにとっておかなきゃ!ということで、またまたB/Sが登場します。
こちらも「未払い」になっているものですから・・・計上は「負債」ですよね。
つまり将来加算一時差異は「繰延税金負債」として計上されるということです。

重箱の隅
ただし貸倒引当金には注意が必要!
よく問題になる例は、

貸倒引当金が増加したが、損金算入限度額超過 → 会計上の費用>税務上の費用 → 将来減算一時差異 → 繰延税金資産

と問題ありませんが、

連結会社相互の債権・債務を消去したため、連結財務諸表において貸倒引当金が減少した場合
連結財務諸表で貸倒引当金が減少しても、個別財務諸表ではそのまま残っている → 連結財務諸表の貸倒引当金<個別財務諸表の貸倒引当金 → 会計上の費用<税務上の損金 → 将来加算一時差異 → 繰延税金負債

というかなり論理展開の厳しい問題も出題されています(平成23年度第8問)。

 

まずはきっちり基礎を固め、選択肢を絞れる体制を作れるよう着実に自分の弱点をつぶしていきましょう!

myaでした。

==================================

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。

 

お申込みはこちらから

==================================



みなさん、こんにちは。和尚です。

先日の名古屋、東京セミナー開催の際にお寄せいただきました、「関西での開催はないのでしょうか?」というお問い合わせにお応えし、

緊急企画!道場初夏大阪セミナー!
を開催いたします。

場所は大阪・なんば駅近辺にて。

主催者はなご、うみの、そして紫雲和尚。

開催にあたって、それぞれからのメッセージを以下にお伝えさせていただきます。

 

なごからのメッセージ:

「診断士に合格してから全国の同期の仲間ができました。そこで改めて気が付いたことは、全国で将来の診断士を目指す仲間がたくさんいること。そのため道場のセミナーとしては初となる名古屋セミナーを先日開催しました。

セミナーでは、私の内容はともかく(苦笑)、皆さんが苦しみながらも努力している姿が垣間見れ、少しでも心理的な負荷を取り除くことができればと思いました。今回、大阪での開催を希望してくれる方がいるのであれば、少しでも皆さんの後押しをしたい、そんな想いで大阪に伺います。

私の内容は、”学びの原点”。日常にある事例を基に、普段紙面上で”丸暗記”している内容を、”理解”に変える気づきについてお話しできればと思っています。」

 

うみのからのメッセージ:

「私からは主に1次試験対策として、6月~7月の直前期にやるべきことについてお話したいと思います。この直前期に戦略的に追い込みをかけることで、1次試験突破の可能性は大きく高まります。

モチベーションの保ち方や模試の活用法なども含めて、皆さんの1次試験突破に向けて有益な情報をお伝えできればと思います。」

 

私、紫雲和尚からのメッセージ:

「私からは

・CF計算書特講をやる!
というテーマでお話を差し上げたいと思います。
そもそも、どうしてCF計算書というものが作成されるようになったのか、はたまたどのように使うものなのか、作成する「のみ」だけではない、CF計算書を「ハンドメイドで作成でき、それを鑑賞できる」水準になるための、「初めの一歩」をお伝えしたい、と考えています。内容は30分くらいとなりますが、CFにおける「気づき」を得るための「勘所」を持って帰っていってもらいたい、そう思っております。

また、新企画でもある「ティータイム懇親会」、名古屋セミナーでの終了後のロビー談話が盛り上がったのを見て考えました。
和尚のようにお酒が苦手な方、お酒を飲んでしまうと真面目な話ができかねる方、「ディスカッション」という固い場ではどうも発言が苦手な方、に是非道場メンバを捕まえて、いろいろ聞いていただきたい、そう思っております。

是非、お時間に余裕があれば参加いただきますよう、そしてコメント欄に書けぬようなコメントも直接賜れば有りがたき幸せでございます。

合掌」

 

以下、セミナー概要です。

関西圏にお住いの皆様、ぜひふるってご参加くださいますようお願いします。

====

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。

 

お申込みはこちらから

 

ご参加、お待ちしております!

 

 



皆さん、こんにちは!Nicoです。

怒涛の渾身シリーズが続いていますね!
私からは「経営情報システム」をお届けします。

経営情報システムは、ご承知の通り、略語のオンパレードですよね
全ての略語をゼロベースで丸暗記するのはなかなか厳しいものがありますが、Zoneの横文字記憶法やU2の一点突破法で挙げられている通り、略さないで覚えていくことが秘訣です。

そして、先代執筆陣のまっすーの記事に倣って、平成20年度~平成26年度までの7年間分、過去に出題された略語を纏めてみました。

 

○7年間で7回出題
・DNS(Domain Name System)
・LAN(Local Area Network)

DNSは相変わらずの皆勤賞で、7年連続で出ていますね。
直接解答の選択肢にはないかもしれませんが、DNSの関連分野は出題されやすいことは言えるかと思います。
「インターネットの概要」は抑えておくべきですね。

 

○急上昇ワード
・XML (Extensible Markup Language)
・HTML (Hyper Text Markup Language)
・DHTML (Dynamic HTML)
・XBRL (eXtensible Business Reporting Language)
・PHP (Hypertext Preprocessor)
・SSID (Service Set IDentifier)
・TCP/IP (Transmission Control Protocol Internet Protocol)
・FTP (File Transfer Protocol)
・NFS (Network File System)
・BYOD (Bring your own device)
・MDM (Master Data Management)
・SATA (Serial AT Attachment)

 

直近2年連続で出題されている略語のうち、要チェックのモノを「急上昇ワード」としてセレクトしてみました。
特に、マークアップ言語(XML、HTML、DHTML)の論点は整理しておきたいところですね。

また、XBRLは略語では覚えにくいですが、正式名称だと

eXtensible Business Reporting Landguage
⇒ビジネスレポートの言語
⇒企業の財務諸表などを記述するためのXMLベースの言語

と繋がりやすいですよね。
こういった形で少しでも具体化し、イメージ化して覚えていくことが重要ですね

さらに、過去7年間で出題された略語を頻出度順でまとめたエクセル表を作成しました
略語の意味も追記しておりますので、上記略語で気になったものは、チェックしてみてください。

エクセル表を全てを覚える必要はありませんが、重要な略語の出題傾向が見られるとは間違いありませんので、上手く使って頂き、少しでも勉強に役立てて頂ければと思います

それでは簡単ですが、Nicoでした!



年によって難易度高低に差が出る経済
科目合格率約2%のH25は、平均点も41.9点
(※TACリサーチより。合格基準弾力化のため、一律 4 点加点措置あり)。

 

仮に、全体的に難易度が高い問題になったとしても、
当然、40点以上(足切り回避)は死守、必須。

 

40点以上をクリアし足切りにならないためには、↓を回避

・最初の設問で難易度「高」の問題が続き、心を折られる。
・長文問題でパニック。
・焦りから、解けるはずの問題も中途半端にしか解けない。
・解くべき問題、捨てるべき問題を見誤る。

そのためには、

得点できる問題」を見極め、いかにピックアップするか?
基本知識(+αの平均的応用力)」に立ち返ってどれだけ考えるか?
考えなくても解ける問題」を、どう効率的にこなすか?
(他設問の解答に使える時間余裕を確保。)

以下、

「基本知識(+αの平均的応用力)」に立ち返ってどれだけ考えるか?」
「考えなくても解ける問題」を、どう効率的にこなすか?

について。

■「基本知識(+αの平均的応用力)」に立ち返って
どれだけ考えるか?

例)見かけ複雑でも実は「易」問題。
”見かけカンタンでも実は「難」”タイプは、
「もう少しで、解けそうだから!!」意地で時間ロスをしないよう、
自身の時間配分と実力を踏まえて、本試験対応を決めておく。

一方、”見かけ複雑でも実は「易」”タイプは、
基本知識(+αの平均的応用力)で解ける⇒狙って得点可能。

 とすると、
過去問でどういうポイントを確認すべきか?見えてきますね

 

例えば、長文問題や、「見たことない式」が登場する問題。
一見「うぅ・・・」と唸ってしまいそうな長文も、
「短文の組み合わせ」と思えばシンプル

すなわち、

・基本知識で解く、
・式は素直に代入する、
・言葉の意味(貯蓄、均衡予算編成・・etc)を解釈していく。

(経済学 平成22年 第6問 一部改)

下記の正誤を判定せよ。

a.均衡GDPは500兆円である。
b.均衡時における消費は330兆円、貯蓄は170兆円である。
c.均衡予算を編成した上で政府支出を5兆円増加させた場合、均衡GDPは5兆円増加する。

 

a 定番の式展開。

Y=C+I+Gより、Y=C+120+50・・・①
C=C0+cY-cTより、C=60+0.6(Y-50)

これを解くと、C=30+0.6Y・・・②
②を①に代入すると、Y=30+0.6Y+170
これをYについて解くと、Y=500
よって、均衡GDPは500兆円。(aは正)

b「均衡時における消費」と「均衡時における貯蓄」に分け、判断。

《均衡時における消費》
「均衡時における消費」は、「C=60+0.6(Y-50)」に
Y=500を代入すれば算出できる。

C=60+0.6(500-50)
=330
よって「均衡時における消費は330兆円」となり、正しい。

《均衡時における貯蓄》
「貯蓄」とは?を判断するのが第一段階。

「貯蓄」と出た時点で、
「貯蓄=可処分所得(Y-T)-消費(C)」と読み解く。

 「均衡時における貯蓄」=Y-T-C
=120
よって「均衡時における貯蓄は120兆円」となる為、これは誤り。

c「均衡予算を編成」という前提を確認する。

《均衡予算を編成」すると?》
⇒均衡予算乗数は1。

つまり「5兆円×均衡財政乗数1」と同じだけ、GDPも増加。
よってcは正しい。

※ちなみに、均衡予算を編成した場合、政府支出の増加(△G)と、増税(△T)を同時に行うので、GもTも動く。

 

■「考えなくても解ける問題」を、
どう効率的にこなすか?

「考えないポイント」を決める。
先述の「長文問題」の例でいうと、
「貯蓄」「均衡予算編成」等のワードは割り切って覚える
⇒知識は即召喚。

その他、「基本の式」も、最終的には公式的に覚えることで、
「すぐ使える⇒解答時間短縮」。

それら「割り切る部分」を見極めて『事前準備』しておくことで、
本試験での思考・解答プロセスを効率化する。

例)基本式、グラフ

例)乗数式
政府支出乗数⇒1/1-c
投資乗数⇒1/1-c
租税乗数⇒▲c/1-c

 ※cは限界消費性向

例)その他過去問論点
DEランク論点は避けつつ、難しい思考いらず&覚えてれば何かに使える、
「覚えるべき論点は何か?」アンテナを張って過去問を見る

■供給の価格弾力性

①設備がフル稼働のとき
→供給量を増やすには、新たな設備投資が必要
→つまり、お金がかかってしまうので、
価格が上昇しても供給量の増加は少ない
⇒供給の価格弾力性は小さい。

 ②遊休状態の設備がたくさんあるとき

→新たな設備投資の必要はなく、供給量が増やしやすい
⇒供給の価格弾力性は大きい。

■2国しかない状態での輸入・輸出

①自国の政府支出が増加したとき
⇒自国のGDP増加
⇒自国の輸入増加
⇒外国の輸出増加
⇒外国のGDP増加

②自国の政府支出が増加したとき
⇒外国のGDPは必ず増加

⇒外国の経常収支は必ず改善
⇒自国の経常収支は悪化

 ※逆に考えれば、外国の政府支出が増加すると自国の経常収支は改善する
※投資の増加も政府支出の増加と同じ効果をもたらす。
つまり均衡GDPは増加するが、経常収支は悪化。
※輸出の増加は、均衡GDPの増加と経常収支の改善をもたらす。

 

繰り返しですが、

「得点できる問題」を見極め、ピックアップ
「基本知識(+αの平均的応用力)に立ち返って考える
「考えなくても解ける問題」を、効率的にこなして時間余裕確保

 

そのヒントは過去問から得る

 直前期、スパートかけていきましょう

 

まるでした。



みなさんこんにちは。和尚です。
さて、いま道場の「はやり」は
「成績開示!」
ですね。道場6代目お仲間の岡崎氏がコロンブスの卵でもって開示請求をしたところ、
なんとベールに包まれていた成績が明らかに!
そこでミーハー(死語)な私も真似してやってみました。
が。。。燦燦たる結果が!!!!!
Ⅰ53点B
Ⅱ55点B
Ⅲ50点B
ううう、人事組織マーケ生産管理・・・ことごとく合格点をはずしております。
ここで教訓として申し上げられることは
「試験中のこの時点で和尚は、この試験調子いいと思っていた」
ことです。事例Ⅲまで終了して、試験の内容をいちいち振り返らず、俺はできる!みたいな気持ちでいたことを覚えております。

で。
事例Ⅳ。
確かに、私は財務は得意技だと公言しております。
が、自分では「オールマイティ」「ゼネラリスト」な人間だと思っておりますので、こういういびつな得点は・・・な気分なんです。
ここまで書いてきて、かなりこの得点を開示するのに嫌がっている自分がいるのに気がつきました。
はい、事例Ⅳ90点Aでした。
あ、あ、某ブログ(下のほうで入り口あり)で私よりいい成績の人がいるので(たぶん明日アプされます)・・・。

そこから、岡崎氏の「はよ実録Ⅳアップせんかい!」の声に背中を押されて、事例Ⅳの再現答案、読み返して朱を入れたものが
これです。
和尚のH26Ⅳ再現答案(添削つき)
内容は見ていただければ、わかるのですが。

ここから実録です。
まず、さらーっとみて、第1問が経営分析の鉄板ネタ、第4問が外為の鉄板、これで40点かあ、と思いました。
見ていただいたらわかるとおり、第1問は言葉は悪いですがテキトーに書いても点はもらえる、和尚の解答、後から見れば舌足らずや「言いすぎ」ということがわかります。指標ははずしてなければOKということができるでしょう。

第4問は、問題用紙を見ていただきたいのですが、和尚はバカみたいに「1$100円-120円円安、80円円高」と一旦書き出しております。外為業務にも5年ほど関わっておりましたので、得意といえば得意なんですが、これは精神的に落ち着かせるために書いてる要素が大きいです。そこから「ドル買、円売」というメモを導き出しています。
すなわち、
数字が出る問題は精神的な安定が一番
と考えており、これは前回書かせていただいた小学校の先生の言葉がトラウマ、というより憎しみになっており、自分のミスはある程度税金みたいなもんなので、とにかく問題のスタート時点でミスしないようにこのような安定策をとってます。
ただし、三つ子の魂百までということわざどおり、第2問と第3問でつまらんミスをしておりますが、後述します。

さて、第2問。
時間が少ないだろう、と予想したのもあり、最終答えだけは写し取ってきたので、間違いはないかと。
(設問1)
問題用紙はなにも書いてなく、いきなり解答用紙に書いていった模様です。皆さんにはあまりこの方法はお勧めしません。
が。ここのポイントは、「うち減価償却費」、「単位千円」だと思います。ここは仕事上のアドバンスがあったのかな、よく単位漏れということを若い衆に指摘したりするゆえ。100万、とか書いてもわかんねーよ、なんていうことを言います。
この問題は易と感じました。
(設問2)
ああ、これは重い問題だな、ということを感じました。すなわちいわゆる「意思決定」の問題ですか?
ただ前回記事で書いたとおり、私はそんな言葉使いません。
「どっちが儲かるの?」
という概念だけが大事であって、ほかは瑣末事であると考えてます。
じゃ、目処、というか問題を解いてからの振り返りは行ってます。すなわち、
26年に改装すると、1年目からCF↑になる
→だから割引は少なくてすむ
→ばくっと考えて26年が得するであろう
という、「勘」というのは大事にしてます。だから結論は合ってることになりました。
ただし、つまらんミスで割引がどっか行ってしまってます、だからこの問題で▲5点かな?

第3問
こういうと、反感をもたれる方もおられるかもしれませんが、あえて言います。
「あれ?難関中学の算数の入学試験みたいだ!」
だから、セールスミックスという言葉も、この試験中は一切頭に浮かんでいません。
これも、「カネ」の問題で
「いったい、どういう風に生産したら一番儲かるの?」
という問題にすり替えしてしまっております。はっきり言います、この水準でも(「だから」かもしれませんが)合格できます。
実は、私この問題添削しながら、過去問見ていたのですが、H23?にも同じような問題が出ているんですね。
だから、やっぱり過去問の確認は大事でしょう。
事例Ⅳ 表紙のウラというページをご覧ください。
黒字が実際のメモ、赤字があとから私が付け加えたメモです。
自分の思考を後からたどる、というのも初体験で面白かったのですが、結構冴えてるなあ、というのが私の感想。
(設問1)はともかく、
(設問2)の「各製品の1時間当たりの限界利益」を求めるところ、これは単純に
「どの製品を動かせれば一番儲かるのか?」
というのが常に頭にあります。ゆえに、この数値が多いほうから生産すればよい、という結論を導き出し、生産順を①②③と番号つけてあります。
だから、XとZはマックスまで稼動させて、残りをYとすると考えています。
そこで、もうひとつ落とし穴があって、「生産量」ではなくて「生産時間」の比率なんですよね、これ。
これも、Yを減らすことによって(6千ロットまで)、そこで比率をはじいてます。

ここでひとつ皆さんに財務を解く上での概念で、私と皆さんとの間に齟齬がありそうなところを。
時速40㎞
1ℓあたり20Km
時給700円
上記のような「単位あたり」の概念、大丈夫でしょうか。
いったい何を意味しているのか、たぶん「40キロ以上出すと、警察につかまるよ」とかの省略形で会話などをしているがゆえに、スピードというものは、「km」単位で計るもんだと思ってません?
時速なのか、分速なのか、はたまた秒速、日速かもしれないじゃないですか?
その「単位あたり」という概念を暗記物として覚えている方、ちょっと注意してください。
面倒くさいのですが、1時間当たり40㎞進むスピード、であり、問題文で言えば、生産すれば1時間当たり9500円の限界利益が出せる商品X、なのです。

(設問3)
これは、aの部分は省略。(設問2)と同じようにYが生産効率が悪いのでこれを一番後回しで生産する、とだけ考えておりました。
その後b。受入前の営業利益と受入後の営業利益を比較しておりますが。とほほ、広告宣伝費の「各々」をすっとばして、固定費の計算を間違っております。
みなさんは、このようなミスをせぬように!

さて、実録の〆としてTACと大原の模範解答の違いについて和尚なりの考察を。
私、試験中には一切「製品のどれかを生産量を0にした場合の個別固定費の削減」(TAC解答)について考慮しておりませんでした。
知らぬが仏ということわざは、こういうとき使うもんだな、と。すなわちこれに終了5分前に気がついたら、消しゴムで消して、結局点をもらえた解答を白紙で出さざるを得なくなる、などの事故を引き起こしていたと思います。
以上の解答、和尚は5分前に完了していたのですが、前回のブログで検算の大事さを述べましたが
「試験終了間際の検算は、ロジックそのものは見直しNG!単なる計算チェックだけ行う」
これは精神安定のために励行しております。5分前からは第1問から4問まで3回検算をした覚えがあります。
TACがよいか大原がよいか、という考えについては、私自身では出題者がTAC解答を意図していたとは思っております。
ただ、こうして大原解答「でも」点数が付加されることを考えるならば、
「人並みの答えでよい」と思います。
ただ、それでもとおっしゃる方、
ここ↓(他ブログですが。。。)
http://www.takipro.com/2jishiken/18375/
の議論、特にコメント欄は秀逸だと思います。興味のあるかたはご覧ください。

最後に。
私、2次一回でポット出で受かってしまった人間の一人だと思います。図らずも不合格だった方でもたぶん事例Ⅰ~Ⅲで私より高得点の方もいらっしゃるはずです(Aがついていたら必ず上)。こう申し上げるのもなんですが、2次を1度で受かった岡崎氏と私の得点の仕方は似ているか、と感じます。(事例Ⅰ~Ⅲ<事例Ⅳ)
ただ、2次を2回以上受験しリベンジされている方で合格されている6代目の仲間は、知る限りは
Ⅰ~Ⅲの成績は安定している
ことが多いと感じます。これはすなわち
一年間、「正しい」地道な努力をされてきた所以
だということができると感じます。

当然、私はⅠ~Ⅲの合格ラインスキルを得ることができたかわからぬまま合格した人間です。これからの精進は人一倍せねばならぬか、と感じております。ただ上記のようにⅠ~Ⅲについては「正しい努力」をされれば、合格は近くなるでしょう。「正しい努力」については、この道場でもしっかりノウハウをお伝えすることとなると思います。
またⅣに関しては、おと&和尚がその時期になればポイント等をガリガリ伝授させていただくことになろうかと思います。

このブログが合格の一助となりますよう祈りまして、筆をおきます。

合掌。



こんにちは、ぽらーのです!
8月の1次試験に向けてT○C予備校生の場合は、これから完成答練期に入り、科目毎のローリングに突入しますね。
今は一番しんどい時期です。1次試験合格を山頂とした登山に例えるなら、今は5合目から7合目の間といったところでしょうか。
このローリングの時期をご自分の納得いく学習によって登り切ってしまえば、雲の合間から澄み切った青空に浮かぶ山頂が見えてくるはず。
がんばりましょう♪

さて、5月3日より6代目道場メンバーによる【渾身シリーズ】のリレーがスタートしておりますが、本日は「経営法務」ということで、ぽらーのが担当させていただきます。
内容は前回記事の続きになります。⇒こちら

以下の記事は個人的な見解であり、かつ、法律解釈や法務面において正確かどうかの検証はしておりません。よって、正確な情報については市販の専門書や概説書等でご確認いただければ幸いです。
また、かなり重箱の隅のような要素も含まれておりますが、ご了承ください。

今月5月1日に改正会社法が施行されましたが、診断士試験における影響度はそんなに大きくないと思われます。
理由は、今回の改正が上場会社などの大企業に対する規律の見直しが中心であり、中小企業との関連が基本となる診断士試験に与える影響度はあまり大きくないと考えられるためです。
では、「出そうもないか?」 というと、「そうとも言えないなぁ」というのが正直な所感です。
見ていきましょう。

1、会社法改正の理由(法務省HPより

=================================================
株式会社をめぐる最近の社会経済情勢に鑑み、社外取締役等による株式会社の経営に対する監査等の強化並びに株式会社及びその属する企業集団の運営の一層の適正化等を図るため、監査等委員会設置会社制度を創設するとともに、社外取締役等の要件等を改めるほか、株式会社の完全親会社の株主による代表訴訟の制度の創設、株主による組織再編等の差止請求制度の拡充等の措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
=================================================

難しい日本語です。弱りました。
国語力にあまり自信がないですが解釈に挑戦です。

2.解釈(分解)

「株式会社をめぐる最近の社会経済情勢に鑑み」
⇒近年の上場会社をめぐる不祥事と株価低下、海外投資機関からのガバナンス強化の要請を言っているのかな。
「社外取締役等による株式会社の経営に対する監査等の強化のために」

⇒上記目的の手段として、次の二つを主に整備

「監査等委員会設置会社制度を創出」
「社外取締役等の要件等を改める」

「株式会社及びその企業集団の運営の一層の適正化等を図るために」

⇒上記目的の手段として、次の二つを主に整備

「株式会社の完全親会社の株主による代表訴訟の制度の創設」
「株主による組織再編等の差止請求制度の拡充」

「・・・等の措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。」

⇒ふむふむ。
対象はおそらく主に大会社・公開会社や大きな企業グループであり、それらのガバナンス強化とグループ運営の適正化について主に言っているのだな。
で、中小企業や過去問傾向等との関連も合わせて、どんな改正概要なの?改正の狙いは何だったの?をまとめたものが下記別表です。ご参考になさってください↓

3.まとめ

昨年、他の受験生支援ブログにおいて、弁護士の方が「弁護士の領域であって診断士の領域ではないが・・・」という前提を述べつつ、中小企業との関連において重要な論点として挙げられていたのが、

キャッシュアウト制度」

「多重代表訴訟」(中小企業が持株会社となってその子会社で実質的に事業を行う場合)

「詐害的な会社分割における債権者保護」

「監査役の監査の範囲に関する登記」

などです。

ぽらーのとしては、上記に加え、前回記事での分析のとおり過去問分析では事業譲渡も頻出論点であることもふまえれば、子会社等の株式譲渡で一定要件を満たす場合には、事業譲渡と同様に主総会の特別決議が必要となった点も案外重要なのではないかと思います。

また、改正の目玉(インパクト大)であり、知識問題として問われるとすれば・・・

「監査等委員設置会社制度の創設」や「社外取締役等の要件」

このあたりもあり得るでしょうか・・・

本日の記事は以上です。

日々の学習を楽しみましょう♪
ぽらーの でした。

<参考文献>
‪●平成26年度 改正会社法(有斐閣)
●改正会社法の要点がわかる本(SE)
●中小企業診断士2015 スピードテキスト(TAC出版)

【おまけ】
協会から27年度の1次試験案内が5月7日に発表されております!

⇒診断士協会1次案内へのリンク

申込期日は6月2日とまだ先のような気にもなりますが、これから先、公私において突発的な事がないとも限りません。
「試験に受かるぞ!」という気持ちを高める上でも、どうか手続きは余裕をもってお早めに。



あれ、どっちだったかな?

答練・模試なら笑い話で済むが、僅か1マークの差で泣く本試験で、ど忘れ・勘違いのCランク誤答は許されない

☆ABランク=覚えて当てる。
★CDランク=考えて当てる、迷って当たる「最後の2択」
☆D’Eランク=高得点阻止嫌がらせ

完成答練が「急に難しくなる」のは、ABでなくCDランクを問うから。つまり「覚えたかどうか」でなく、「覚えて使えるか」「最悪消去法で選べるか」が問われる。だがその対応は簡単。

・基本講義テキストを見直し、重要論点をリストアップ。
・そのうち養成答練出題分を「出題候補」から外す。
過去問CDランクを解き、捻り方を見ながら「出題候補」に加える
・過去問D’Eランクやポケテキ掲載外の論点は後回し。

「答練でヤマ張って高得点など意味ない」とする声が聞こえてきたら、何かの遠吠え。

出題予想→正答→自ずと記憶の長期化・定着

その優位性は脳の構造から明らか。そして「最後の2択」、皆が悩む所をたまたま当てると得点撥ねて「2次」スト合格。

完成答練は過去問の答えを覚えて臨む。そして正否半々、あれどっちだったかな最後の2択Cランクの正答力を磨く。

.
■過去問Cランク分析■

T○Cデータリサーチ正答率分析は毎年恒例。今回はCランクの傾向と対策。

□年度別□

「経済」難易度は毎年恣意的に操作。だがCランクは必ず一定数出題。

.

□出題領域別□

出題領域別にも、Cランクは一定数存在。Cランクを作問するのが腕の見せ所。かつAB・DEだけ出したら点差がつかずに作問者失格。従い、

最後の2択Cランクの得点力で合否が決まる。

そんなの知ってるぜと言う方向けに。ではなぜCランクか、どう対応するかを次に紹介。

.
■「経済」Cランクの傾向と対策■

今回分析のため、正答率Cランク37マークをを以下4つに分類。

①知識応用:出題形式を工夫し、基本知識を応用して考えさせる。
②苦手曖昧:受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち。
③金縛り:基本を問いつつ、数式等で目を眩ませて時間切れ狙い。
④戦意喪失:基本を問いつつ、やたら長文にして時間切れ狙い。

その傾向は科目により異なるが、「経済」は②曖昧苦手狙い撃ちが主流。また①知識応用が性悪だとDEランクだから、Cランクなら確実に当てたい。以下に明細を示す。

.

■今日のまとめ■

完成答練をただ難しいと思うか、難しさを予期して受けるかで、成果は段違い。当シリーズはややヒント出し過ぎの傾向はあるが、診断士「1次」対策はまだ改善の余地が多数。ではまとめ。

・答練は「あれ、どっちだったかな?」でなく、事前に予想して当てる。
・「経済」難易度は年で変われど、Cランクは必ず一定数出題。
・Cランク4分類のうち、「経済」は苦手曖昧知識狙い撃ちが主流。
・過去問Cランクの傾向・要因を知り、完成答練で対応を確認。

byふうじん



戦いの火蓋は切られた。

スト合格を目指す戦いの火蓋が切られるのは、①5月GW明け ②6月末模試終了後8月「2次」スタートダッシュの3回。

火蓋を切る:火蓋を開いて点火の準備をする。転じて、戦いや競争を開始する。出典:コトバンク

初学スト・速習・通信・独学生が横一線で知力を競う「怒涛の7週間」。その火蓋は、毎年必ず(8月本試験→6月末公開模試から逆算した)5月GW明け。この時役立つ仮説が7つ。

怒涛の7週間・7仮説
①「1次」対策は収穫逓増、雪だるま(←早く+速くやったもの勝ち)
②但し知識の借金も雪だるま
③問題集の答えを覚えてからが勝負。
④戦いや競争は段取り八分。
⑤答練は出題を予想してから受ける。
⑥「1次」合否を決めるのは、最後の2択Cランク
⑦「2次は1次より難しい」は俗説。1次難易度>2次。

「最後の2択」とは?
この連載の意図は?
上記仮説の根拠は?
戦い・競争に向けどんな段取りが必要?

謎掛け全開の書き出し。その答えは以下のWeb動画が全て解決。

.
■T○C 動画チャンネル~1次直前期の効果的な学習法■

5月からは完成演習(怒涛の7週間)がスタート。周囲の状況はどうかな?

「1次」の役目は知識教育+「2次」受験者数調整。従い420点合格と公言しつつ、科目難易度調整で実質競争試験周囲と自分の立ち位置比較が重要だから、受験校Webセミナーを通じ、周囲の準備状況を偵察。

1次直前期の効果的な学習法―資格の学校T○C

この講義で、師はこう語る。

【1】完成答練期の心構え

  • 試験対策は直前期で伸びる。養成答練不調でも、ここでやり方を変え460~480点に届くケースは多い。
  • 養成答練では、答えを覚えることで「わかったつもり」。
  • 完成答練では、答練反復により、「わかったつもり」→「わかる」→「できる」へと、得点獲得力向上を図る。単なるテストでなく、その解説講義の中に大きく伸びる契機がよくある。
  • テキスト主体の学習では、完成答練で点が伸びないショックで、「覚えていることを覚え直す」「解っていることを理解しなおす」など時間のロスをしがち。
  • 過去問「Cランク」は仮にテキストを持ち込んでも解けないレベル。ここの得点力が400~450点の合否を分ける。
  • 「DEランク」は超直前期まで先送り。
  • 時間ロスを避け得点獲得力を上げるため、ここで学習のやり方を修正。また年による変わる科目難易度を予想して対策。

【2】科目別難易度予想と対策

難易度 傾向 目安 短評
(1日目)「経済」「財務」が難。「運営」で稼ぎ初日をEVENで乗り切る
経済 難化 50 難化した時、50点を確実に取れる様に準備
財務 横ばい 50 まず40点未満を回避し、1マークずつ正解を積み上げる
経営 横ばい 65 設問・選択肢の独特な言い回しに慣れる
運営 横ばい 70 知識のぶつ切り。「つもり」でなく確実に覚える
(2日目)「法務」難化の恐れはあるが、暗記知識で稼ぎ、420点超えへ。
法務 難化 50 言い回しの難しさもあるが、法律用語に慣れて解決
情報 横ばい 70 運営と同じく、「つもり」でなく確実に覚える。
中小 横ばい 65 経営より政策で稼ぐ。初学者は慣れが必要。

.

【3】模試・本試験への心構え

  • 診断士対策で得た知識やプロセスは、その後の人生を変える。
  • 直前期では、難しい「経済」「財務」「法務」対策を優先。「運営」「情報」は後回しで直前の暗記で稼ぐ。
  • 暗記対策が甘い受験生は「最後の2択が裏目に出て」点を取りこぼす。だが1マークの差で泣く試験で取りこぼす、あいまいな知識で臨むことが間違い。
  • 1次は20,000人申込→15,000人受験。だがその半数は準備不足で、真剣に準備した残る7,500人の約40%が合格。その位の厳しさと覚悟し、「一度落ちたつもり」で、気合を入れ直すこと。
  • 模試は会場で受験。いつもの校舎と違う一般会場が望ましい。

.

■本題:最後の2択がCランク■

いつもの動画と雰囲気違うな。

その根拠は、動画中の受験者数・合格率をグラフ化すると明らか。

 

・申込20,000人→受験15,000人→本気7,500人→その半分が合格。
・正規分布の前提で60点合格=20%なら、平均=50点で設定(青線)
・データリサーチ入力者の約半数が合格→母集団平均60点(赤線)
・データリサーチ入力者の正答率=50%=Cランク問題が合否の鍵

養成答練⇔完成答練のレベル差に戸惑うのは、試験の本質を理解していないのが原因。完成答練は単なる暗記やボケーっと試験を受けるのでなく、

周囲が悩む最後の2択を、自分は確実に当てに行く。

「最後の2択がCランク」連載は、受験校完成答練に合わせ、7科目の2択Cランクを分析。どんな結果があるかの今後に期待。

連載スケジュール

科目 連載日 答練日
経済 5/10 5/16
情報 5/16 5/23
法務 5/17 5/23
中小 5/23 5/30
経営 5/24 5/30
財務 5/30 6/6
運営 5/31 6/6

なお合格率20%=科目受験者を含む。7科目受験合格率=10%強と覚悟しないと完成答練は乗り切れない。乗り切れないなら早めに損切りする方が得。

以下2つは、もし当連載を読む際の注意事項。

.
■注意事項①:出題4:4:2の法則■

AB(誰でも正答)=40%、CD(悩んで2択)=40%、E(正答至難)=20%

正規分布を前提に、60点で合格、40点で足切りの試験を作ると、その出題構成は自然とこうなる。これは「1次」「2次」に共通。

そして資格受験の原則は、答え(解法)を覚える。資格試験の合否は、覚えた後に何やるかで決まる。

「1次」は受験生が過去問の答えを覚えた前提で、仮にテキストを持ち込んでも解けない「最後の2択」=捻り・複合・新作問題を出題。そこが解ると、5~6月完成答練期の学習は以下3点。

☆ABランク=覚えた答えを思い出して定着(スピ問レベル)
★CDランク=捻り問題のパターンを知り、得点力UP(過去問レベル)
☆D’Eランク=当てさせたくないor新作予想問題の作問傾向を見極め。

今最優先するのは、CDランク(最後の2択)の正答力向上。

。.
■注意事項②:「1次」Sランク説の立ち位置■

試験に合格する方法は人それぞれ。だがSランク説の立ち位置は明確。

 

要するに、

合格者平均の言い分―(努力・根性・精神論)=1次Sランク。

当ブログ含め、合格者ブログの議論はどうもパッとしない。詳細は機会を改めるとして、その原因は立ち位置の違う合格者が好き勝手に自分のやり方・ノウハウをオススメする応援ごっこ

「1次」Sランク説は、定量・計画的前倒しの立場。だがそれが全員に当てはまる訳でなく、やはり合格スタイルは人それぞれ=二律背反。どう二律背反なのかを身近なグラフで紹介。

費用やリスクは、正常域内において一般に逓増または逓減。二律背反トレードオフにある時、コスト最小を狙うか、コスト増を許容し一定品質を狙うかの意思決定が起きる。

グラフA(2次受験者):不合格リスクを下げよう↓と目標点数・解答品質を上げると、差別化答案として×になる採点リスクが高まる↑。

グラフB(診断協会の合格者ミックス):診断協会費を払わない離脱リスクは過年度生の方が低いが↓、他者追従思考停止リスクが高まる↑。

自分の意思決定に他人の口出しは不要。だが答案品質が安定しないスト生(A)は、書き方コンクールに加わるより「どの程度まで手加減して答案書くか」。診断協会(B)は出題傾向を調整しながら2年度上級合格を増やし、スト合格・過年度合格の増加を防ぐ意思決定を選ぶのが妥当。

二律背反を前提に、合格者意見の50%を切り捨てできるか?

合格ノウハウを切り捨てる代わりに自力で不合格リスクを想定し、1~2年以内の確実合格を目指すのがSランク。

.
■序論まとめ■

完成答練期に「最後の2択」=Cランクの正答率を意識すると、模試420点、本試験500点が射程内。連載開始にあたり、まとめに代えて、冒頭疑問の答えを示す。

・最後の2択:あれ、何だったっけ?外した者から負け。
・連載意図:過去問の答えを覚えた上で、Cランク正答率で勝負。
・7仮説の根拠:受験の常識を常に疑う。1次難易度>2次
・段取り:完成答練は出題予想して受け、得点に一喜一憂する

byふうじん



 

なごです。

 

5月から当サイトでは【渾身】シリーズと称し、各執筆陣が思い思いの角度から1次試験の各科目について、解説を行っています。ちょうど1次試験まで100日を切り、皆さんの学びも本格化するこの時期、少しでも“気づき”はありますでしょうか。

 

そんな中、この時期は大手予備校の2次模試が実施される時期でもあります。実は2次試験本番まであと半年。意外に時間はありません。皆さん、模試は受験はされましたか?受験された方は、どんな印象を受けたでしょうか?それなりの手ごたえを持った方、まったく分からなかった方、様々な印象だったのではないでしょうか。

 

今日は、連日続く1次試験向けの渾身シリーズを一旦お休みして、2次対策の話題に触れたいと思います。実際の模試を受けられた人はその内容をイメージして、受けていない方は、過去問を、どの年度でも構いませんので一度解いてみてから、読んでいただければ幸いです。

 

===

 

まず今回の2次模試、実際に受けてみた感想はいかがだったでしょうか。特に本年度から診断士試験の勉強を始めている初学者の方は「本番さながらの2次試験は今回が初めて」という方も多いのではないでしょうか。

時間が足りない、文字が書けない、そもそも何をしていいのか分からないまま終わってしまった…等、人により感想は様々です。また模範解答と見比べながら、解答とは内容が若干違うような気がするが、自分なりの理論でマス目はきちんと埋めることができた、そんな人もいるかもしれませんね。

 

まず今の段階として、2次試験の大まかな全体像をつかむことができれば、第一段階はおおむねクリアしていると考えられます。

文字量が多い文章を短時間で読み、なんとなく苦労の跡が垣間見える企業の問題点や解決策を考える。制限時間の短さや慣れない直筆での疲れ具合などをまずは経験してみてください。また、周りにいる慣れた雰囲気の方々が、マーカーを何本も駆使したり、試験開始とともに問題冊子を破っていたりと、テクニック的なヒントも発見できたのなら上出来です。まずは結構、ハードルの高そうな試験であることを肌で感じることが大切です。
実際、1次試験が終わった後、達成感というか脱力感で8月を棒に振ってしまい、10月の2次本試験に準備が間に合わない人を何人も知っています。そのため、1次終了後、すぐにロケットスタートを切れるように、2次試験に対する危機感だけは持っていてほしいと思います。

 

さて、ここまでが試験の一つ目の活用方法です。ほとんどの人がここまでで満足するでしょう。今日は、さらに少しだけ踏み込んだ模試活用方法です。

 

 

実際の模試終了後、試験問題を持ち帰っていると思います。その試験問題をもう一度見直し、時間をかけて構いませんので、与件文(2ページ強の問題本文のこと)を一度、下記の要素に分解してみましょう。

 

・ 過去の(成功した)事実
・ 創業時より変化する外部(内部)環境
・ 現在の企業が抱える問題点
・ 今後成長できる自社の強み

 

具体的に上記に該当する箇所(キーワード)を見つけてみてください。実際、予備校によってはSWOT分析を実際の試験時間内の中で実施するよう指導するところもあるようですね。私はそこまでは(試験時間が限られているため)必要ないと思っていますが、上記のキーワードは常に意識するようにしていました。

またそのキーワードが抽出できたのなら、問題文(設問のこと)のどこの部分でそのキーワードを使うのが適切なのか考えてみてください。
特によくあるミスとして、時間軸がずれた回答をしているケースがあります。問題文の中で過去の事実について聞いているのに、回答で使用したキーワードは現在の事象だった、そんなつまらないミスが、特に初学者に多く見受けられます。

 

なぜこのような要素の抽出を提案したかというと、実は、どんな2次試験の問題でも基本的には与件文の構成が同じだからです。

 

1 企業が創業し成功する(規模が拡大する)
2 外部(内部)環境の変化により、今まで機能していたことに不具合が出る

 

あとは改善したかどうかなど、結果だけ書かれていたり、具体的には明記されず問題になっていたりと事例ごとの違いや年度により様々ですが、基本的は与件文の中盤あたりまで1と2の内容が何かしら書かれています。
そしてその1と2の文章の合間に、自社の強みがさらっと書かれている。全体的にはそんなストーリーで構成されています。そんな与件文の“型”を意識してほしいのです。予備校の模試は、実は少し分かりづらいのですが、実際の過去問を見ると如実にその文章構成の“型”が分かります。
その“型”を知る練習をしてみてください。少しでも「なるほど」と思う部分があれば、十分模試に行った甲斐があるというものです。

 

もう一つの模試活用方法、これはもう少しあとの時期になります。
たぶんご自身が想像する点数とかけ離れた得点が、結果とともに後日郵送されてくるはずです。点数の高低は、現時点では全く関係なく、落ち込む必要はないです。私も2年間、一度も平均点以上あったことがありませんし、2次模試の結果が上位常連者で、2回とも2次試験を落ちて三回目の挑戦をしている人を知っています。

 

私がここで提案するのは、一つだけ。それは自分の国語力の客観的な分析です。
自分が書いた文章を久しぶりに読むと結構、第三者的に読むことができます。

一文一文の主語と述語が適切に呼応しているか。キーワードを織り込みすぎて、文章として適切な言い回しになっているか。文章が長すぎないか。そもそも分かりやすい(読みやすい)文章になっているか、など自分の書いた答案を客観的にみてほしいと思います。

 

その時、文章が読みやすいかどうかの判断は、素人の人が読んでもわかる内容であることが基準です。

なぜなら、診断士試験は、将来の診断士を育成するための試験。私たちは、将来の企業診断報告書を書く訓練をしていると言えるからです。
経営を担う社長でも文章を読むことは得意でないかもしれません。ましてや診断報告書であれば、社長以外の人たちも読むことがあるでしょう。社長に対してプレゼンしながら説明するのなら、分からない部分について質問を受けながら対応できますが、すべての診断報告書の閲覧者に対して口頭での説明を付属するわけにはいきません。

そのため前提となる知識が乏しくても読むことができる文章にする必要があり、そのためには当たり前のことをきちんと書くことが大切なのです。

 

あなたの書いた答案の中で、文字数制限の関係で主語を安易に抜いている箇所はありませんか。内容や因果関係に飛躍はありませんか。そもそも他人が読むのですから読みやすい丁寧な字でマス目を埋めていますか。

 
もし自分の解答用紙を久しぶりに眺めてみて、不安が感じられるのなら、文章の要約などにも取り組んでみるのもいいかもしれません。人によっては日経新聞の春秋を要約して文章作成能力を養っている人(多年度生ですが)もいるようです。
私は新聞の要約まではやりませんでしたが、会社で業務を行う中、どんな書類でも文章の起承転結を意識し、第三者が見ても内容が理解できるような、主語述語を省略しない文章作成を心がけるようにしていました。初学者は、新聞要約などまで踏み込むことは一次対策との兼ね合いもあるため推奨できませんが、日常業務の中で主語述語を意識することくらいなら出来ると思います。
また、過去問等に取り組む時、文章を書く際は必ず20文字で改行することを意識し、毎回数えながら書く練習をしました。そうすることで本番、文章を毎回数えなくても、だいたい指定した文字数に収まる文章を書くことができるようになりました。

 
そんな風に模試を徹底的に活用することで、皆さんの実力が少しずつ養われていくわけです。初学者の方にとっては、これから一次に向けて集中する時期ですし、二次は合格してからでも十分間に合うと私は思っていますので、二次の勉強に深入りする必要はありません。

でも、模試という皆に与えられたチャンスに対し、周りよりも少しだけ有意義に活用するヒントとなれば幸いです。
どれだけ長くても、今年度はあと半年が勝負。明日の結果は今日のあなたにかかっています。

 

なごでした。



難問の後は、普通の問題が超簡単。

イケカコが難しいのは、実務レベルの国語の試験Lecture 6(差額原価)8~10(投資経済性計算、経済的効果CIF、資本コスト)の存在。

さらに総合問題として差額原価収益、税引後CIFといった、1次「財務」が手薄な所を狙い撃ち。だから診断士受験生は初見で手に負えない

初見でダメなら、解き直し。

診断士学習の強みは、解き直し・回転学習で理解が自ずと身に付くこと。以下の記事をさらっと通読し、2周目に挑戦。

序論:「事例Ⅳ」 チョロッとやれば A評価
意思決定会計:論点ミシュラン
リスク許諾書:7つの効果と4つのコスト
Lecture 1~2:「事例Ⅳ」の歴史を塗り替え開始
Lecture 3~5:繰り返し 解いた数だけ 実力UP
Lecture 6~7:「事例Ⅳ」は国語の試験
Lecture 8~10:そうだ、エクセル使おう
Lectuer 9~10:難問の後は、普通の問題が超簡単

イケカコ2、3周目は1周目と比べ、驚速。答えを知って解く、他論点の知識とつなげて解く。するといつしか「Ⅳ」はスラスラ。また全論点をつなぐ鍵=原価計算だと解ると、イケカコは免許皆伝。

.
■【1】2時間使って自分で解く■

あれ、こんな簡単に解けて良いのかな?

Lecture6、8~10の超難問に比べ、11,12の問題は超簡単。それは「国語の試験」への慣れ、つまり問題文→解法検討でなく、解法を先に浮かべて問題文の計算条件を探すクセがついたから。ではいつもの手順で。

①まず2周回す。1周目→解説と例題、2周目→例題と問題。
②例題・問題を解き、わからない時は答え(解説)をすぐ見る。
③これを何度も繰り返し。解法を覚え、かつ理解も備える。

さて、今日扱うLecture 11,12は重要度C。1周目を解く制限時間は2h。

イケカコもくじ イケカコ「要点整理」
11 原価計算の新領域 C
★☆☆
★★☆
.
ライフサイクル・コスティング
品質原価計算
12 不確実性と情報 C
★☆☆
★☆☆
★☆☆
.
意思決定と不確実性
期待値最大化による決定
完全情報の期待価値

.
.
.
<2時間経過>

.
■【2】必要知識の整理■

Lectue 11, 12は、CVP分析・NPVと組み合わせて問うおまけ論点。

従い知識は既習で、知ってる知識は簡すぐ解ける。その要点は以下。

①原価計算
②品質原価計算
③不確実性

上記3つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。

①原価計算 ②品質原価計算 ③不確実性
§11
例題1
○LCC
○標準原価計算
例題2 ○コスト紐つけ
例題3 ○標準原価計算 ○コスト紐つけ
問題1 ○LCC
○時間価値PV
問題2 ○コスト紐つけ
○トレードオフ
§12
例題1
○ペイオフマトリクス
○完全情報
例題2 ○ペイオフマトリクス
○デシジョンツリー
問題1 ○ペイオフマトリクス
○完全情報
問題2 ○ペイオフマトリクス
○デシジョンツリー

①原価計算

ライフサイクルコストは、ここ5年の1次「財務」で未出題であり、「Ⅳ」で問われる可能性はまずない。要するに標準原価計算の変形=出題するならCVP分析と絡めて、と予想しておくと万全。

②品質原価計算

品質原価計算はH25「事例Ⅳ」で唐突に出題され不興を買った。だが「品質原価計算」の知識を前提に問題読み直すと、解けない方が不思議。その論点は以下2つ。

1)コストを紐つけ
(品質適合コスト)予防原価・評価原価
(品質不適合コスト)内部失敗原価・外部失敗原価

2)トレードオフ
品質適合コスト⇔不適合コストは、相反トレードオフの関係。経済的発注量EOQと同じ理屈で、コスト最小にしたければ、適合コスト=不適合コストとなる点を選ぶ。だが設計品質(クレームの発生許容度)は企業により異なり、コスト最小=最良ではない。

③不確実性

「Ⅳ」対策で必須。受験校テキストでしっかり理解。

.
■【3】知識を備えて解き直し■

念のため、解き直してみるか。

<Lecture 11>

例題1:ライフサイクルコスト(LCC)の予想PLは標準原価計算をちょこっと変えるだけ。不明なら標準原価計算に戻ってやり直し。

例題2:発生費用を、予防・評価・内部失敗・外部失敗に紐つける練習。暗記でなく意味で理解しないと応用が利かない。

例題3:費用額でなく「単位当たり」と言われたら標準原価計算を思い出す。CVP分析の問題と何か似てると気づくと有利。

問題1:ライフサイクル=長期なので、時間価値PVと組み合わせ出題可能。収益がなく戸惑うが、解き方はNPVと同じ。

問題2:発生費用を4費用に紐つけて集計。なおトレードオフ→予防+評価=内部+外部失敗コストになると、総コスト最小。EOQとセットで理解。

<Lecture 12>

例題1:「経済」ゲーム理論のペイオフマトリクスに発生確率を加えると、期待値計算可能。外れなくピタリと当てる占い師がいたら、期待値の差額分までカネ払って良い。

例題2:ペイオフマトリクスの情報をデシジョンツリーで書いてみる。答えは同じ期待値計算。

問題1:注文数→需要数→発生確率の順でペイオフマトリクスを正しく作る。確率通りなら期待値計算で判断、完全情報があればカネで買いその数量で確実に儲ける。

問題2:デシジョンツリーを使うと、将来やる・やらないの段階的投資。柔軟性があるとNPVが上がり投資しやすいとするのがリアル・オプション。

.
■イケカコ5週で80点まとめ■

巷で噂される通り、「Ⅳ」80点とは素点でなく、平均的な合格者(Aランク=素点40点?)より個別計算問題を2つ3つ当てること。

受験生は今年誰もがそう気づき、「Ⅳ」の歴史が塗り替わる。その塗り替えは、論点輪切りでなく実務能力を問い、努力実力通りに「2次」合否を決める第一歩として実に痛快。ではまとめ。

・イケカコを解くと、「Ⅳ」の問題が超簡単に思える効果。
・ライフサイクルコストは直接原価計算の一種。前に戻って解き直し。
・品質原価計算は費用紐つけ・トレードオフ。EOQに戻って解き直し。
・不確実性は「Ⅳ」の大好き論点。リスク減らしてリターンを増やす。

byふうじん

お断り:当イケカコ5週で80点連載は、意思決定会計講義ノート(2001 大塚宗春、税務経理協会)の解説・感想に過ぎず独創性はありません。また完全性もないことから著作権は放棄し、引用・改善・改良フリーとします。



こんにちは。和尚です。先般の名古屋セミナー参加された皆々様ありがとうございました。静岡県や、なんと富山県から来られた方もおられまして、背筋が伸びる思いでした。
またセミナー後もロビーで我々を捕まえて質問攻めになるなど、熱心さにタジタジでございました。
もし質問足りない方などいらっしゃいましたら、参加したしない別として、なんなりと、なご&和尚の記事にコメントくださいますようお願いします。

さてそんな中、和尚は財務のキモということをお話しさせていただきました。
本当はむさ苦しい和尚のライブで味わっていただきたかったのですが、前回の宿題の答え、ここで全世界に向けて発信したいと思います。

財務の本質は「カネ」である。
ついでに財務分析の(究極の)目的は「倒産する会社を知るため」である。

1番目については絶対合っている自信ありです。如何にカネが儲かるかを、一定のルールにのっとり、あーでもないこーでもないという議論を重ねてきた結果が、財務である、こう和尚はとらえております。
2番目については、非常にディフェンシブな表記なので、「設備投資」などオフェンシブな投資判断を主とするの診断士試験にはそぐわない感もありますが、倒産の匂いをかぎ分けられるようになれば、財務分析スキルは一流ではないかと。
和尚の世を忍ぶ仮の姿の職業柄、先輩には「粉飾決算を見抜くため」とおっしゃった方もおられましたが、これはこれで正解かと思います。
オフェンシブな答えとしては、企業が永続的に存続するための糧とする、ステークホルダーの評価を得る、などがあるでしょうが、
和尚に染み付いているのは「倒産」の二文字です(泣)

そんななか、今回はあまり倒産とは関係ないCVP分析をやります。

今週は【渾身】シリーズで道場のお仲間は、自分の得意技の教科を張り切って執筆されておられると思いますが、和尚は前回に引き続き、財務。
前回の記事が財務と言えるのか?というのはさておき、
さらに今週日曜日フリー投稿の日には 、
「実録、H26年の2次試験事例Ⅳを和尚はこう解いた!!」
というのを掲載しようと考えております。
ここまで財務を書けば、しばらく財務から離れても大丈夫なような気もするし、
財務に特化している●●●●の方に書くネタがなくなるという危機感もありますゆえ。

さて、またもや前座の話が長くなりましたが、ここから本題。
CVP分析やります。
水曜日には「おと」より【渾身】財務ということで投稿ありましたが、今日はふかーく一分野を掘り下げます。
【渾身】ということでしたので、和尚なりの汚いノートを作成してみました。できればプリントアウトしてご覧ください。

この情報化時代に敢えて、自分の汚いノートを晒す・・・これは、決して和尚が図表をブログ上で表示することが出来ないのではなく(いや、自信ないけど)、
読者が「ああ、和尚のクッソ汚ねえ字で損益分岐点やら書いてあったなあ」と思い出していただければ幸いと思い、渾身、書かせていただきました。

以下、プリントアウトしていただいたノート見ながらブログ読んでいただければ幸いです。

まず、前回のセミナーで申し上げたとおり財務は
「正確な言葉をきちんと理解し、正確に使う」
旨の説明を申し上げたかと思います。
このCVP分野も同じで、変動比率ではなく変動「費」率であることや、限界利益が経済学でいうところの限界利益とはやや違う概念(というか違う変化球を投げてくる)であることを、しっかり理解していただきたい。
またその概念がすぐ頭の中の引き出しから出せるように準備していただきたい。
そうしないと、例えば同じ「切る」という概念でも、紙を切る場合にノコギリを出してくるとNGなように、間違った方向へ向かってしまいます。
その上で、どのような技術を使って問題を解くか、繰り返し過去問、練習問題などで、トレーニングを積んでいただきたい、そう思います。

和尚もこの分野、あまり実務で使うことがないため、頭のなかの古い引き出しから出してくるイメージがありますが、
基本を間違いなく理解している自信はあるので、「中学数学の技術を使ってそこからの応用を効かせればOK」という感覚はあります。
(ちなみに、この「イヤミ」な言い方は、あくまで事実です。数学もそうですが、基本をきっちり押さえておかないと、どんなに技術があっても「無謀」というものでしょう。その辺を肝に銘じていただきたく)

ゆえに、基本をまとめますと
①テクニカルターム(語句)を正確に理解し、またどういう風に利用するのかを理解する。
②中学数学の「移項」、1次関数の知識をbrush upしておく。
③繰り返し解く(①と②が完璧でないと③は苦しい)

中学数学とかの基本がないと、このCVPだけではないですが、「マゾ的学習法」は辛いかもしれませんので、
財務の勉強においては、0段階のアウトプットを短めにしてインプットをしっかりやる、ということも考えてもよいかもしれません。

では、ノートの解説、というより「勘所」を説明したいと思います。上記①と②を意識してくださいね。

1.損益の構造
ここは、売上→営業利益までの費用&利益段階を正確に覚えることを重点とします。
ただ、簿記上で覚えてきた損益計算書上での利益概念とは全く違います。限界利益、貢献利益とは何を意味するか、どのように算出するか、を確実に理解してください。
で、損益計算書とは営業利益で合流(=一致)する、と覚えてください。
なお、H26年度の2次試験を意識して、貢献利益を算出できるよう、固定費を個別と共通に分解しておりますが、CVP分析においてはあまり考慮しなくてもよいかと考えております。

はい、大事なことをすっとばすところでした。
変動費、固定費の意味をここで書いておかねば。
我々が「たまに」損益分岐点分析をするばあい、決算書の費用項目を「固変分解」するところから始めます。
すなわち、営業利益までの各費用項目を
・売上高に比例して増える費用か?
・売上高と関係なく、一定にかかる費用か?

ということを、仕訳します。当然前者が変動費、後者が固定費ですよね。
変動費は、材料費、運搬費、直接労務費など、
(おおざっぱに言うと、原価項目が多い)
固定費は、地代、減価償却費、租税公課など
(おおざっぱに言うと、一般販売管理費が多い)
となります。
こういう、細かいところまで覚えておくと、財務を勉強するのにイメージが沸くのではないでしょうか。
いや、試験中に「身を助ける」ことになること必至です。

2.では損益分岐点売上高はどう求めるの?
はい、ここで国語の問題です。損益分岐点を求めよ、という問題は、
「損益が一致する、すなわち収支トントンとなる場合の売上はナンボになるでしょうか」
というのが、本質です。「売上」という概念を無視するからこの問題を困難にさせているわけで。

さらに。
和尚は、ここらへんの概念、損益分岐点売上高の公式、全く覚えておりません。
なぜか?

「公式は忘れるから」

だって、診断士の試験って、財務以外にも暗記するしかない部分ありますやん、
あまりそうした暗記物で脳細胞を消費するのが好きではないのです。それに暗記はパソコンのHDを使うように脳の上限があるような気がして。。。

で、和尚は損益分岐点売上高については
「売上-固定費-変動費=0」
の式しか覚えておりません。このある種当たり前の式ですが、便利なのが目標利益を算出する場合。
上記0を目標利益額に置き換えればいいだけですもん。

で、こっから中学数学です。
ノートに書いたように、移項と置き換えのオンパレードで攻めます。詳細はノート①~⑥までご覧いただきたい。
和尚は試験中も基本これ、書いてます。
後述4.で張り付けてある回答ご覧ください。

その上で、間違いなく「検算」を行う。
もともと、小学生のころは先生に「これだけ間違いが多いと大学に、いや高校にも行けませんなあ」と言われておったので、
この辺は慎重です。次回も申し上げますが「検算」大事ですよ。

3. ではグラフが出たらどうするの?
この表は頭の中でも再生できるようにしておいてほしいなあ、と思います。
どこのテキストでも載っている式ですが、
Y=ax+b
の意味は「(中小企業診断士を目指す人間たるもの)わかっているものとして」説明していないと思われるので、簡単に。
でもわからない人、必見です。

上の式、xは与えられた売上高、yはそれにより導き出された費用、ということになるでしょう。
加えてbは固定費を(売上が0でも固定費は発生)、aは売上が1増えた時の費用の増える割合、すなわち変動費率を表します。
当然、x、yの値が正ですし(費用や売上がマイナスはあり得なくあたりまえ)、
固定費が全くない企業はまずないですので、
0(角度0°)<a<1(角度45°)までの値をとる
ことは、たぶん中学数学の教科書に載っているのではないかと。

さて、このグラフが意味するところは、
赤い線(この企業が実際に使う費用)が黒い45°線(=売上=費用の線)を下回れば利益が出る
ですので、右にいけばいくほど、すなわち売上が上がれば上がるほど、利益は増えます。

4.その他小ワザ。
下記にてH25、H26の一次試験の問題、実際に解いてみたのでご覧ください。

はい、和尚渾身でやりました。ここまでの執筆時間、ノート加えて2時間30分!!!
皆様の時間短縮に貢献できますよう祈ります。

いつでも質問くださいねー!

合掌。



みなさんこんにちは!
勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです

今日は【渾身】ネタとして私の唯一の得意科目である【運営管理】(事例Ⅲに即したもの)について
書いていきたいと思います。

運営管理という科目は、他の科目に比べてやや・・・というか結構簡単です。(苦手な方すみません。ちゃんと理由があります。)
理由として、まず一つ目には暗記科目であること(時間を掛ければ点数が取れる。)
それから二つ目には「問われ方がひねくれていないこと」←これ結構重要です。
企業経営理論や経営法務は書いてある日本語を理解することが難しかったりしますが、
運営管理に関しては、基本的に問題に書いてある日本語を素直に理解すれば解けます。

なのでここでばっちり点数を稼いで他の苦手科目を補填しましょう。

さて今日のテーマですが、

【運営管理の勉強の心得】~事例Ⅲで高得点を取るための~

です。

【運営管理(事例Ⅲ)は頭にイメージがしっかり浮かんだもの勝ち】

皆さんの中で一次試験の勉強中に二次まで意識されている方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、

私は運営管理の勉強の仕方によって、二次の事例Ⅲが解けるかどうかが変わってくると思っています。

ただの暗記科目として、知識をインプットするだけの勉強をされているのであれば、

すぐにやめたほうがいいでしょう。

特に!「生産管理」の話の中では「実際の作業現場をイメージして勉強する」ことが非常に重要です。

これがイメージできるかできないかで、事例Ⅲで点数が取れるか取れないかが決まると思います。

【事例Ⅲの出題のされ方から、科目として、どういう風に捉えればいいか(どういう位置づけにある科目なのか)を考えよう】
みなさん、事例Ⅲの特徴って分かりますか?

特徴というとちょっとぼんやりしてますね。
「他の事例との違い」というとどうでしょう。

ちょっと出題のされかたから考えてみますね。
まずこちらの図をご覧ください。

H26 論述120字以下 論述(140字以上) 知識問題
事例Ⅰ × ×
事例Ⅱ ×
事例Ⅲ ×
H25 論述120字以下 論述(140字以上) 知識問題
事例Ⅰ × ×
事例Ⅱ × ×
事例Ⅲ ×
H24 論述120字以下 論述(140字以上) 知識問題
事例Ⅰ × ×
事例Ⅱ ×
事例Ⅲ ×
H23 論述120字以下 論述(140字以上) 知識問題
事例Ⅰ × ×
事例Ⅱ ×
事例Ⅲ ×

過去4年分の事例Ⅰ~Ⅲまでの出題のされ方を簡易的にまとめたものです。

各事例、問われ方に特徴があるのがわかりますね。

事例Ⅰ-基本的には変則的な問われ方がなく、80~120字程度の論述が多い。
問われる内容としては、マクロ、ミクロ両面から問われるが、事例Ⅱ、Ⅲに比べると抽象的な言及しかできない場合が多い。
なので、解答には一番悩む事例である。

事例Ⅱ-知識問題が問われることが多く、また、ここ最近ではデシルや売上データなどを利用して分析する問題も出ている
問われる内容としては、具体的に述べる必要がある場合が多く、事例Ⅰに比べるとミクロ寄り。
また、設問の最後では今後の事業の提案をさせる傾向がある。

事例Ⅲ-最初の設問ではマクロの観点から「強み」「弱み」を答えさせる。それからどんどんミクロに寄っていき具体的改善策などを述べさせる設問が出ることが多い。
特徴的なのは140字以上の解答があるのは事例Ⅲのみである。

※事例Ⅳは出題の形式がそもそも違うので割愛します。

・・・とこういう風に、簡単に書くと上記のような傾向があることが分かります。

特に私が事例Ⅲで着目したのは「140字以上の解答がある」ということ。

この設問で結構悩まれる方は多いと思います。

「こんなに沢山書けない。」

「字数が多いので編集するのに時間がかかる。」etc・・・

しかし、なぜ事例Ⅲだけでこのような設問がでてくるのでしょうか。

何か理由があるはずだと思いませんか?

【事例Ⅲは一番「未来のカネ」に直結している】

診断士の二次試験はいわば、「診断報告書」

事例Ⅰで組織・人事に関して、

事例Ⅱで流通・マーケティングに関して

事例Ⅲで生産管理・オペレーションマネジメントに関して
会社の現状分析を行い、今後ゴーイングコンサーンに向けてどういうことを行っていけばよいかを提案するものですよね。

事例Ⅰの提案は、すぐに売上に影響しますか?

事例Ⅱの提案は、すぐに売上に影響しますか?

事例Ⅲの提案は、すぐに売上に影響しますか?

イメージしてください。

事例Ⅰの提案で、足りない営業部の人間を増やした後、どのくらいで影響がでるか

事例Ⅱの提案で、介護付きの海外ツアーを新たに始めてどのくらいで影響がでるか

事例Ⅲの提案で、資材の発注計画を変更した後、どのくらいで影響がでるか

そう、「未来のカネ」(売上アップや費用削減など)に一番近いのは事例Ⅲ(運営管理)の部分です。

この場合でいくと、提案を採用すれば、翌月から・・・といわず、明日にでも影響が出てきますね。

提案⇒成果までの期間が非常に短いということです。

・・・ということは、です。

【提案の内容は、より具体的でなければならない】

ということですよね。

すぐに会社の利益向上に繋がることなのに、抽象的な提案をしても意味がありません。

つまり、こういう風に字数の多い解答のコツは

「より具体的に詳しく書け!」です。

なんにも難しくないです。要は

「与件の具体的な言葉を盛り込めばいい」んです。

そして、解答の内容がすぐに頭にイメージできるような、そんな中身になるとなおいいですね

やりがちな失敗としては、沢山書けるというところから

「4つとか5つ切り口を出して書いてしまう」というのがあるでしょう。

沢山切り口を出せばそれだけ難しくなるので注意しましょう。

ちょっと2次試験にばかり話がいってしましましたが、まとめると

「事例Ⅲ(運営管理)はより具体的なことがわからないとダメ」

「そのために、運営管理の勉強の段階で実際の現場をイメージしよう」

ということです。

具体的な運営管理の勉強方法ですが、もう運営管理の学習は一通り終わっていることかと思います。

これからは過去問解きと、運営管理においては最も大事な「ファイナルペーパー作成」をすることになるでしょう。

(ファイナルペーパーは必ず作成してください。そして模試などでも試運転して、精錬していってください。)

二次試験の時にもこのファイナルペーパーは活用しますので、絶対絶対作ってくださいね!

その「ファイナルペーパー作成」の時に必ず「イメージ図」を描いてください。※レイアウトや生産方式の部分は特に

個別生産、ロット生産、連続生産・・・

固定式レイアウト、機能別レイアウト、製品別レイアウト・・・

ちゃんとイメージできますか?

(テキストに書いてある図を丸写しするのではなく、自分で書くのがいいです。)

頭の中に、「文字」でなく「図」で記憶しておく、ということですね。

それと作業現場などをしっかりイメージしましょう。

汗の匂いまでイメージできれば占めたものです。

イメージしながら学習すると記憶に残りやすいので、勉強時間も少なくすみます。

個別論点に関しては役立つ過去記事をいくつかあげておきますので、こちらを是非参考にしてみてください。

•【運営】物流・輸配送管理
•【運営】そういえば店舗管理
•【運営】まるかじり生産管理
•【渾身】運営~新旧QC7つ道具
•渾身 運営管理 ~まちづくり三法~
•渾身 運営管理 ~ラインバランシング~
•【運営】発注方式総まとめ!
•【運営】店舗はテンポよく
•パタ解き~GMROIを解く魔法の箱

以上、きりでした。



財務・会計が苦手の読者の皆様

世の中はGW真最中ですが、どんなGWを過ごしていますか?
GWは、本試験前でじっくりと時間が取れる最後のチャンスです。ここで苦手科目を克服して、残りの3ヶ月を戦略的に使えるようにスケジューリングしましょう。

さて、いつもは過去問の解説を書いているんですが、今回は渾身シリーズということで、いつもとは、違った視点で書きます。

今回の渾身シリーズで、私がお伝えしたいことは、次の4つです。

◆何が分からないのかを理解する
◆やらない事を決める。
◆それって本試験で使えますか?
◆試験は後半のファイナンスから解く

 

順番に説明していきます。

何が分からないのかを理解する

最近、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本が売れているようですね。その内容には賛否があるようですが、少なくても成績が上がったことは事実です。

財務・会計が苦手な方は、60点なんて絶対に無理と思っていませんか?足切りしないように40点以上あればいいと同じ思っていませんか?

私は、財務・会計のスキルは診断士として必須のスキルだと信じているので、本試験で60点をとることにこだわり続けたいとおもっています。

では、なんで財務・会計って点数がとれないのでしょう?
私は、数多くの財務・会計が苦手な方にお会いして、いくつかのパターンがあることに気づきました。

①そもそも数字が嫌い
学生の時に数学の授業で、Y=aX+bなどの方程式が出てから数字に対して拒否反応がでるようになり、文系の道を歩んだパターン

②何を言っているんだか分からない
他の科目は解答解説をよめばわかるのに、財務・会計だけは、解説を読んでも全くわからない。また、その時はわかっても、しばらくたつと、同じ問題で間違えてしまう。

③途中の計算で計算間違えしてしまう。
計算機を使えない1次試験では、焦って計算してしまって、途中の計算を間違えてしまう。

これらに当てはまる方には、下記のチェックリストに従って、何がわからなかったのかを、きちんと整理することをおすすめします。

 

【レベル1】この問題で出された単語の意味が分からない。
<対策>
受験校のテキストってよくできていますが、やはり万人向けの内容になっています。またページ数の関係上、内容を省略していることもあります。
でも、この道場ブログは、違います。受験生の立場で詳細に書いていますし、ページ数の制限もありません。また、道場のブログって、カテゴリーで分けられているのをご存じでしょうか?下記のURLでは財務・会計の記事だけを抽出できます。ここをクリックしてみてください。
http://rmc-oden.com/blog/archives/category/02-%E8%B2%A1%E5%8B%99%E4%BC%9A%E8%A8%88

きっと単語の意味を詳しく解説している記事が見つかるはずです。

 

【レベル2】この問題でつかう方程式が思い出せなかった。
<対策>
このような方は、下記の方法をおすすめします。
(1)手書きの暗記ノート(サブノート)を作る
一回使った公式を暗記ノート(サブノート)に書く。これを常に携帯してください。ポイントはパソコンで書くのではなく、“手書き”ということです。手で書くとことで、記憶の残りやすくなります。
(2)余白に公式を書く
問題を解くときは、必ず余白に公式を書く
公式は暗記しただけでは、不十分です。問題が出てきたら、反射神経的に公式が余白に書けるようになるまで繰り返すことが必要です。

 

【レベル3】途中の計算でいつもミスしてしまう。
<対策>
財務・会計の問題は全部で25問(1問あたり4点)ですが、計算問題は全体の4割~5割程度です。その他は計算が不要な知識問題です。計算に時間がかかりそうな問題は後回しにして、時間がかからない知識問題から解くことも対策の一つです。
また、計算機を使えないということは、出題者も綺麗に割り切れるように問題を作っていることが多いです。途中で中途半端な数字になったときは、「間違えているかも?」とおもって、計算をやり直してください。

このように、まずは、なにが分からないかを理解し、それに対して、適切な対策をとることが重要です。

 

 

やらない事を決める。

財務・会計の出題範囲は、T○Cの参考書によると11のテーマに分かれています。診断士の試験は全部で7科目もあり大変なのに、財務・会計の11テーマをすべてやるのは時間のムダです。効率性を考えて、やらないテーマを決めるべきです。私がおすすめする、やるテーマ・やらないテーマとその理由は下記の通りです。

 

テーマ 対策
(1)財務・会計とは
(2)財務諸表概論
(3)経営分析 ◯2次にもつながるので、確実に得点したい。
(4)管理会計 ◯CVP、貢献利益は頻出テーマ
(5)意思決定会計 ◯正味現在価値は2次にもつながる。但し、複雑な計算は不要。
(6)ファイナンスⅠ企業財務論 ◎25問中ファイナンスの問題は10問前後 ここをとれれば40点は確保できる。また、難易度がA~Bの易しい問題が多い
(7)ファイナンスⅡ証券投資論
(8)貸借対照表および損益計算書の作成プロセス X簿記の範囲。出題範囲が広く、難易度が高いので、深入りしない。
(9)キャッシュフロー計算書の作成プロセス △計算が複雑なので深入りしない。
(10)原価計算 ◯ここまでできると60点に近づく。60に到達できるかどうかの分かれ目
(11)会計規則 X出題範囲が広く難易度が高いので深入りしない。

また、過去の道場のブログで、暗記と理解の分かりやすい表があったので、ここでも紹介します

財務会計:「公式」暗記対策ヒント集

 

 

それって本試験で使えますか?

ここが一番重要です。
一生懸命暗記しても、本試験で使えなかったら、それを知らなかったということと同じ意味です。
ここって分かっているだけど、どうだったけなぁ?」ということは、本試験では一切考慮されません。

つまり、”知っている”と”使える”は、一見、似ていますが、ここに大きな隔たりがあります。

問題を解くときは、それって本当に本試験でも使えるのか?を自問自答してください。
自問自答の中で、これってムリだなと思ったら、捨てるのも方法の一つです。

 

 

解答する順番

問題を解く順番って考えていますか?
もしかして、第1問から解いていませんか?

企業経営理論の場合は、難易度が低い順に、①マーケティング、②経営戦略、③組織論、④人的管理の順に解くといいと道場でも進めています。

 

財務・会計の場合は、第1問~第5問までは簿記や制度会計の難易度が高い問題が多く、それらを最初に解くのはダメです。

私のおすすめは、後ろから解くことです。

問題の後半は難易度が低いファイナンスの問題が多くあります。また、途中で計算量の多い問題があったらそれも飛ばしましょう。計算量の多い問題にはまっていしまい、それに10分を費やして、結局Xだったといことはそれだけで致命傷です。

 

まとめ

今日まとめは下記の通りです。

◆何が分からないのかを理解する
何か分からないかを理解しないと、対策が立てられない。まずは、自分の分からない点を理解する。

◆やらない事を決める
主題範囲の全部をやる必要はない。頻出論点を重点的に効率的な学習を

◆それって本試験で使えますか?
本試験で使えない勉強は無意味です。常に本試験で使えるかどうかをしてください。

◆試験は後半のファイナンスから解く
本試験での60分の使い方は重要です。後ろのファイナンスの分野から解くことを進めます。

以上、おとでした。

60点目指して頑張ってください。



 

日本語

そうは言っても、日本語である。

 

こんにちは、うみのです。

岡崎さんの中小企業経営・政策おはともさんの経済学・経済政策の記事がすでに上がっておりますが、5月3日~15日の期間は休みなく、渾身シリーズをお届けしていきます

6代目メンバの得意科目を中心に、それぞれの科目の攻略のキモをお伝えしますので、ぜひ1次試験突破の参考にしていただければと思います。

 

さて、私が担当するのは企業経営理論です。

多くの受験生が伸び悩むこの科目について、私が思う「攻略のキモ」を3つのポイントでお伝えしたいと思います。

 

1.「難解な日本語」という漠然とした苦手意識を、課題解決思考で分解してみる。

 

企業経営理論と言えば、苦手理由として真っ先に挙がるのが「あの難解で独特な日本語」。

問題文や選択肢を読んでも、何を言っているのかよくわからない…といモヤモヤ感に悩まされている受験生は多いのではないかと思います。

 

しかし、そうは言っても、日本語です。

 

外国語のように、徹頭徹尾わからない、というわけではなく、

実はそこには、「わかった部分」と「わからなかった部分」があるのではないでしょうか?

平成25年度 第1問の選択肢(ウ)の文章を例に挙げて考えてみます。

 

「経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。」

 

文章全体を見ると、モヤモヤ感の強い文章ですね。

これをたとえば、

 

①    経営計画に盛り込まれた戦略ビジョン

②    予算計画や下位レベルのアクション・プラン

③    コントロール指針として機能する

④    戦略行動の柔軟性

 

このように分解をしてみると、「わかった部分」「わからなかった部分」が明確になるのではないかと思います。

 

漠然と「難解な日本語」と捉えてしまうと、攻略のとっかかりがなかなか見えてきませんが、このように「難解と感じた原因」を具体化していくことで、「なぜ間違えたのか?」「どこの理解が足りなかったのか?」が見えてくるようになるのではないかと思います。

原因が明確になったら、その原因ごとに、足りなかった知識を補強したり、難解な表現を分かりやすく言い換えてみるなどの対策を考えてみましょう。

時間はかかりますが、こうした復習方法を取ることで、「難解な日本語」への苦手意識は確実に薄れていくはずです。

 

間違えた原因を明確にし、「問題が解けなかった自分」と「問題が解ける自分」との間にあるギャップを解消していく。

こうした課題解決思考を通して、コツコツと着実に、得点アップにつなげていきましょう。

 

 

2.企業経営理論は、過去問に始まり、過去問に終わる。

 

現在、スピ問や様々な予備校の問題集、答練を通して演習をしていらっしゃるかと思いますが、企業経営理論に関しては、「過去問」が何より重要な教材であると思います。

(過去問が重要なのはどの科目でも同じですが、特に企業経営理論においては重要度が高いです)

その理由は、「文章の癖」に正しく慣れる事が必要だからです。

 

「難解な日本語」と前述したように、企業経営理論には、「独特の言い回し=文章の癖」があります。

その文章の癖に慣れ、独特の言い回しから「つまり何を言っているのか」を汲み取れるかどうかが、まず問われる科目です。

 

この文章の癖は「出題者」によるもの、独特の言い回しは「出題の意図」による部分が非常に大きいと思います。

 

予備校の問題集や答練、模試なども、よく練られてはいるものの、出題者が異なる以上、そこに何かしらのズレが生じている可能性があります。

私自身も、「予備校では点が取れず、過去問では点が取れるという不思議な成績を持っていたが、実際の本試験では過去問と同じ感覚で解けた」という経験がありました。

「難解な日本語」を攻略していく上では、過去問を参考にしてその癖に慣れておくことが、本試験での感覚のズレを最小限に抑える方法だと私は思います。

 

 

3.優先順位をつけて解く。

 

解答に熟考を要されることの多い企業経営理論。時間内に全ての問題を解ききれない…という悩みの処方箋として、「マーケティング分野は組織論や戦略論と比較して簡単な問題が多いため、まずマーケティングの問題から解いて手堅く得点する」ということがよく言われていました。

しかし、平成24年度試験後の時点で「マーケティングは難化している」というひろいんさんの指摘もあったように、その手法が通用しなくなってきているとも見られています。

 

さらに、ここ近年の分野別難易度を見てみると、下記のような傾向になっています。

 

平成25年度 分野別難易度(TACデータリサーチ)

平成25年度分野別難易度

 

平成26年度 分野別難易度(TACデータリサーチ)

平成26年度分野別難易度

 

平成26年度は、TACデータリサーチ上の平均点が前年比4.4点上昇したり、Eランク問題がなくなったりと全体的にやや易化した傾向があり、特にマーケティングでのABランクの問題の比率が上がっています

それは裏を返せば、マーケティングは年度によって難易度の変動が大きい科目ということでもあります。

やはり「マーケティングから解く」という戦略が一概に通用するとは言いにくい状況なのではないかと思います。

 

そこでおすすめしたいのは、「分野ではなく、問題の性質として解きやすいものから回答していく」という方法です。

 

他の科目もそうですが、「時間をかけなくても解ける問題」「時間をかければ正答を導ける問題」を見極め、前者から優先順位をつけて解答していくことで、分野ごとの難易度に振り回されることなく、確実にABランクの問題を潰していくことができます

具体的な解く順番の参考としておすすめしたいのは、以下の通りです。

 

①知識だけで解ける問題 

②考えれば解ける問題 

③知らない用語が出てきた問題 

④何を言っているか一読しただけではわからない問題

 

ここで注目したいのは、3つ目の「知らない用語が出てきた問題」です。

過去に出題例の少ない用語が出てきた問題は、単純に知識を問う問題として扱われることが多いためか、選択肢の文章は比較的素直な表現のものが多く、じっくり読めば正解を選べる可能性が高いです。

平成26年度の第30問・設問2を例に挙げてみます。

 

問題:文中の下線部①に示す「ライフサイクル・アプローチ、ライフスタイル・アプローチ」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 近年の家計調査によれば、家族ライフサイクルの終点近くに位置する後期高齢者による耐久消費財支出の増加傾向が読み取れる。

イ  ライフサイクル・アプローチに示されるフルネスト(full nest)段階におかれた家計の消費支出をみると、医療、外食、ファッションといった項目の構成比が高まることが分かる。

ウ  ライフサイクル・アプローチは、家族という集団を人の一生に例え、「家族のライフサイクル」の普遍的な共通性に着目したアプローチである。個別の家族に固有な出来事の影響を反映した分析を行う点に最も大きな特徴がある。

エ  ライフスタイル・アプローチは、モチベーション・リサーチやパーソナリティ研究から発展したサイコグラフィクスを源流とするとされる。

 

ここで「ライフサイクル・アプローチ」という用語自体を初めて目にする人もいたかと思いますが、じっくり選択肢の文章を読解してみましょう。

以下は、私が実際に本試験で解釈した内容です。

 

ア⇒「後期高齢者」が「耐久消費財」(多分、車とか家具とか?)の支出を増やすかなあ。そんなイメージはないな…。

イ⇒「フルネスト(full nest)段階」が「医療、外食、ファッション」の購入傾向を高めるかどうか…そもそも「フルネスト段階」が何の事か分からないので判断できないな。

ウ⇒「個別の家族に固有な出来事の影響を反映した分析」って、現実問題として難しそう。

エ⇒「モチベーション・リサーチやパーソナリティ研究」は「サイコグラフィクス」の一環っぽいニュアンスを感じる。「ライフスタイル・アプローチ」もデモ、ジオ、サイコの中のどれかで言えば「サイコ」っぽいな。

 

ここで、選択肢がイかエに絞られます。

「知識がなく全く判断できない」イか、「間違った箇所がなさそう」なエを比較してみて、最終的には「より妥当そうな可能性の高い」エを選択しました。(正解はエ)

 

何をどこまで読み取れるかは状況によりそれぞれですが、未知の用語が入っていても、じっくり読むことである程度正解まで近づける問題もありますので、時間のある限り諦めずに粘って解釈してみることも有効ではないかと思います。

 

そしてこの、「文章をじっくり読み、正しく解釈しようとする」プロセスは、そのまま2次試験で求められる「国語力」につながります

「難解な日本語」にくじけずに企業経営理論を攻略していくことは、ストレート合格の強い味方になってくれるはずです。

「国語力」の話は、また1次試験の終わった8月以降にじっくりお伝えしたいと思います。

 

他の科目に比較して、成果が出てくるまで時間がかかるかと思いますが、地道にコツコツ努力を重ねていけば、モヤモヤ感や苦手意識は確実に減少していきます。

焦らず少しずつ、実力をアップしていきましょう!



皆さん、こんにちは!Nicoです。

GWも後半に突入しました!
8月8日の一次試験本番まで、大型の連休はこの時期しかありません!
後悔の無いように、お過ごしくださいね。

さて、今回は先月の4月29日(水)に開催しました、一発合格道場の春セミナー@東京会場のレポートをさせて頂きます。

当日は快晴、予定通り14時より開始しました。
会場はおかげさまで満員御礼、30数名もの方にご参加頂きました。

当日のプログラムは4部構成

①基調プレゼン
②グループワーク
③フリーディスカッション
④スペシャルコンテンツ

の順番で実施しました。

 

①基調プレゼン

まずは、6代目執筆陣による基調プレゼン。

オープニングプレゼンターはうみの
「本セミナーのイントロダクション」を担当しました。

本セミナーのテーマは「現状の自分」と「合格できる自分」のギャップを見極め、課題解決の戦略を描くこと。

参加者には自身の戦略をもとに、「迷いなくGWに臨むこと」、「セミナー後も切磋琢磨できる仲間を作ること」の二つを持って頂くことを当日のゴールイメージとしました。

 

次はまるより、「診断士試験の概要」について説明。
試験スケジュールや1次試験や2次試験の概要、科目別の合格率の推移などを中心に話をしました。

 

再びうみのにバトンタッチし、「GW~直前期までの過ごし方」についてプレゼン。
スタートラインとして、自分を知ること②試験を知ることの2つの重要性を説きました

①自分を知るためには、トレーニング(過去問・答練・スピ問など)とシミュレーション(模試)を活用し、自分の現在地を把握すること
②試験を知るためには、 過去問を最大活用し、問われ方やひっかけパターン、合格ラインを把握することを挙げています。

 

自分を知り、試験を知ることで、自分に合った勉強方法を確立し、答練や模試の結果に振り回されず、本試験に向けてブレない戦略を取りやすくなるとのこと。

また、スケジュールの立て方についてはマイルストーン(いつまでに)PDCAのターム(どのくらいの期間で)の設定をおススメしました。

そして、重要なことは、心が折れてしまわないために、「目標が達成できなくても何度でもスケジュールを立て直せばよい」ということです。(企業経営理論で言うところのローリングプランですね)。

この言葉は受験生にとっては心強いメッセージになったのではないでしょうか

 

前半の最後は、おはともより「直前期の過ごし方」について。
まずは診断士ならマストのツールである、SWOT分析を用いて戦略を立てることについて説明しました。

つまり、自身の強みを機会にぶつけることができれば、得点荒稼ぎで優位になる可能性があり、弱みと脅威が重なる場合は、足切り(40点未満)となる懸念があるため、リスクヘッジが必要ということ。

 

その後は、おはともの実体験に基づいた直前1ヶ月、直前1週間についての勉強方法について。

見事ストレート合格を果たしているおはともですが、過去問のランク別に取り組み方を分けており、戦略的に勉強していたことが良く分かります。こちらも受験生には非常に参考になったのではないでしょうか。

 

②グループワーク

上記のプレゼンを参考に、SWOT分析を参加者各自で行って頂き、各グループ内で発表して頂きました。
ファシリテーターとして、6代目執筆陣に加え、3代目執筆陣のひめと5代目執筆陣の3215にも入ってもらいました。

普段は頭で考えていることでも、あえて書き出してみることで、改めて現状の立ち位置や課題が明確になった方も多かったのではないでしょうか。

また、グループ内で共有し合うことで、メンバーから思いがけない別視点からの意見がもらえたり、共感を得たりすることができたのではないでしょうか。

診断士の試験勉強には孤独感がつきもの。
「悩んでいるのは自分だけじゃない」とわかるだけでも、意外と心強かったりするものですよね。
そういう意味でも、このワークで素晴らしい受験仲間に巡り合える良い機会になったと思います。

30分間のワークでしたが、徐々に緊張が解け始め、どのグループも話が尽きることがなく、非常に盛り上がりを見せていました
(読者の皆様に向けて、当日使用したSWOT分析のシートを参考に貼っておきますので、是非、ご自身のSWOT分析をしてみてください!)

 

 

③フリーディスカッション

グループワークの後は、フリーディスカッションへ。
参加者の皆様からのお悩み相談タイムとなりました。
執筆陣からのアドバイスが少しでも皆様の課題解決の糸口になっていれば幸いです

 

④スペシャルプレゼン

最後に3代目執筆陣のひめより、
「メンタルと体調管理」についてプレゼンを行いました。
合否判定の分かれ目は、技だけではなく、心と体も重要な要素になるとのこと。
どうすれば本番に100%の力を出せるのか、そのためには「ピーキング」という方法があり、その詳細説明(以下に全て掲載)がありました。
また、「想定外のことも事前に想定できていれば、それは想定内になる」という言葉が印象的でした。
「心」と「体」という全く別角度からの切り口でのプレゼンであり、参加者にとっては目からウロコだったのではないでしょうか。 (私自身も参考になりました)


 

三度うみのにバトンタッチし、エンディング。その後は懇親会

初代執筆陣のJC、5代目執筆陣のハーンも懇親会から駆けつけ、参加者の皆様との交流を大いに深めることができました
ブログではなかなか伝えきれないぶっちゃけトークなども飛び出したりと、非常に盛り上がったかと思います。

私自身も受験生の皆様の生の声を聞くことができ、今後の執筆の参考となる良い機会となりました。ありがとうございます。今後もこのようなセミナーを開催し、受験生の皆様との双方向のコミュニケーションを図っていければと考えております。

 

セミナーを通じて感じたことは、参加者の皆様のセミナー終了後や懇親会後の顔付きを拝見し、晴れやかで、かつ覚悟を決めたような表情をされている方が多かった(ように見受けられた)ことです。
本セミナーのゴールイメージであった、「迷いなくGWに臨むこと」、「セミナー後も切磋琢磨できる仲間を作ること」が少しは達成できたのかな、と勝手ながら思いました。
最後になりますが、
ご参加頂いた皆様。お忙しい中、お越し頂きまして本当にありがとうございました!
ご参加できなかった(されなかった)皆様。本記事が少しでも皆様に向けてのフォローアップになっていますと幸いです。

以上、Nicoでした!



こんにちは!おはともです。

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
昨年の私は、通信講座の未受講講義10コマ
(1コマ2.5時間×10)を消化するため、
受験校の自習室にこもり苦行に励んでいました。

気候の良い時期ですから遊びの誘惑も多いですが
受験生にとってはじっくり勉強できる最後のチャンスになります。

苦手科目の克服・実力の底上げにしっかりと時間を使いましょう!

 

さて、今日のテーマは経済学

みなさん、経済は苦手ですか?
なかなか得点が上がらす苦労していますか?

そんなあなたのために!
私が恩師から紹介していただいたテキスト
道場読者の皆さまにも紹介します。

公務員テキスト スーパートレーニング (TAC出版)


ミクロ経済学とマクロ経済学の2冊に分かれています。
実は診断士試験には必須の、
恩師一押し(というかマスト)アイテムなのです。

昨年の6月、私は師の教えどおり
この本を使ったところ、経済学の成績が急上昇。
そして診断士試験の問題が簡単に見えるようになったから不思議なものです。

学習内容は診断士試験の難易度と比較して難しいですが、
解説が非常に丁寧で分かりやすいです。

分かりそうなところだけ読み、分からないところはとばして1回転すると
経済学が得意科目になるかもしれませんよ。

「へぇ~」という気づきを得るだけで、経済学の点数は伸びていきますので
ぜひともトライしてみてくださいね!

本日取り上げるのは、
スルツキー分解による所得効果と代替効果

診断士試験では鉄板です。
マクロ経済学にも通じる基本的な考え方ですので
しっかり押さえておきましょう。

まず基本のきを確認。

以下、
は「下がる」、は「上がる」を意味します。
は因果関係、つまり「○○⇒△△」は「○○になると△△になる」を意味します。

① 価格↓⇒たくさんの人が買いたがる(つまり需要↑)

これは大丈夫ですね。
安売り・セールを行うとお店にお客さんが殺到して、商品がどんどん売れていくイメージです。
小売店では在庫一掃するためにバーゲンセールをしますよね。

② 価格↓⇒お金の実質価値↑

これは分かりますか?

つまりこういうことです。
あなたがお財布に10,000円持っていたとします。
価格10,000円の洋服であれば、1着買うことが出来ます
ね。

しかし、もし洋服の価格が暴落して、
同じ商品を1,000円で買えるようになったと仮定します。
すると、お財布にある
10,000円で、洋服を10着買えるようになります

これが、「お金の実質価値が上がる」という意味です。
お財布の中の10,000円は、今日は洋服1着分の価値しか持たなかったのに、
明日は洋服10着分の価値を持つようになるということ。

経済学の言葉に置き換えると、
「貨幣の実質価値が上昇」したわけですね。

(厳密にいうと、洋服以外の価格はどうなの?という論点はありますが、
今回は分かりやすくするために単純化しています。)

【スルツキー分解】
平成24年 問17 を例に見てみましょう。
所得効果と代替効果を判別できるかどうかが問われています。

スルツキー分解のときは必ず、

1.代替効果 → 予算制約線の傾きが変わる
2.所得効果 → 1.で傾きの変わった予算制約線が右上に平行移動する

の順で考えます。
これを逆の順序で考えると間違えますので注意。

まず問題本文の設定を確認すると、
「X財の価格が低下」
とあります。
さらに、それにともないX財の消費量がBからCへと増加していることを確認します。
(なるほど、安くなったからたくさん買えるようになったんだな)

そして次に、上記1.に書いたとおり、代替効果によって傾きの変化した予算制約線を見つけます。
今回の問題では代替効果によって変化した予算制約線が破線で示されています。
親切な出題ですね。
本試験ではこの変化した予算制約線が書かれていないケースも考えられますので、
その場合にはグラフに自分で書き込むことが大切です。
また、無差別曲線U1との接点がどこなのかも確認します。

次に上記2.のとおり所得効果で右上に平行移動した予算制約線を確認。
右上にある無差別曲線U2との接点も確認します。
ここまでを確認したら、
各選択肢の正誤をチェックしていきます。

正解肢であるエを見てみましょう。

Y財の所得効果とY財の代替効果、どっちが大きい?

さて、先ほどのとおり、まず代替効果を先に確認します。
代替効果により、Y財の消費量はEからFに変化しました。
つまり、代替効果はグラフ上のEFの長さに相当します。

次に所得効果
所得効果によりY財の消費量はFからDに変化しました。
つまり、所得効果はグラフ上のFDの長さです。

EFの長さと、FDの長さ、どちらがより大きいか?
もちろんFDですね。
つまり、所得効果>代替効果 ということ。

よって、エは○。

価格↓⇒貨幣の実質価値↑

この考え方はマクロ経済学の土台にもなる、超基本論点です。
もう一度しっかり、この基本論点を腹に入れましょう。

それから最後に
(もしかしたら)受験校やテキストは教えてくれない大事なこと。

本試験でグラフが示されていたら、
大事な情報がグラフから抜け落ちていると思え。
大事な情報はグラフ上に自分で書き込む。

では今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。



ある人に痛快なことが、他の人には不快。

(^_^)  (>_<)

痛快:胸がすくようで、非常に気持ちが良いこと。出典:コトバンク

痛快は一般に、何かの工夫で弱者が強者を一発逆転する時に起きる。難しい問題が手品の様に解けると痛快。受験校が秘蔵してきた合格者答案ABCD評価の全国無料一般開放も痛快

点数付再現答案を見て合格した人は、翌年必ず自分も公開し、覆水は盆に返らない。従い、この環境変化にどうしなやかに対応するかが、受験校・受験生を問わず今後の実力差。

一方、今回の一連の記事は悪乗りの気があり、余計な所で賛否両論を招いた。つまり、座談会参加者くれよん曰く、

正は義にある。ただ面白おかしくやるのは義でない。

この制約条件、一見もっともらしいが難しい。なぜなら、

痛快:たまらなく愉快なこと。exciting. 出典:Weblio英和辞典

だが不可能を可能に、二律背反なら落とし所を見出すのが診断士。当記事「得点開示の経緯と展望(下)」はそんな課題を抱えつつ、座談会を受け今後の展望を示す。

.
■前提:得点開示の賛否両論(ポジ⇔ネガ)■

受験生は得点・再現答案開示の進展を当然期待。だが合格者は案外否定的。

前述の通り、面白おかしさ=悪乗りのため今回の開示請求は賛否両論を招いた。だがこの「悪乗り要素」をなくすとこうなる。

受験生応援型 自立PDCA型
_環境変化を好まない_ __環境変化を好む__
現状維持 未来志向
開示消極 開示積極

合格定員一定⇒ゼロサムゲーム⇒幸福量一定の前提では、一人が痛快ならもう一人は不快。変化に反対するのは簡単で、出来ない理由を並べる。

でもね。診断協会が決める合格定員は操作できないが、合格者の質と満足度を上げ、幸福量を増やす操作は可能。つまり、

本人の努力・実力通りに合否が決まるべく、合格者の入れ替えを起こす。

今回の得点開示は受験校の技術競争を促し、試験は再び技巧化に向かうが、

2015年度「2次」に限れば、変化に対応する実力順に合格。

「2次」得点開示で、歴史は既に動いた。ここが診断士試験の競争の質を抜本的に塗り替える千載一遇チャンス。

.
■座談会:得点開示の経緯と展望(下)■

当座談会はたまたまスト合格者でなく、2年目Sランク合格者(高得点でなく、狙った答案を狙い通りに書く)3名を招いて実施。

「2次」を極めた彼らの目に今回の得点開示はどう映ったか

を、以下に再掲。

.

【1】得点開示の経緯

・「2次」得点が未だ非開示であること、また受験校模範解答が割れることを訝った受験生が、個人情報保護法に基づき得点開示を請求した。
・「試験運営上の都合」により非開示との予想を裏切り、事例得点・成績区分(A~D)が開示。かつ4/1に診断協会HPが請求手順を示し、公式に対応。
・受験校が積極的に得点開示請求をする兆候はない。
・当ブログでは、70点以上=S再現答案を順次公開中。

【2】合否基準について

・点数は年によりバラけるが、事例ごと・受験回数で傾向が異なる。

2年目上級生 _A_ _A_ _B_ A~S
初学者 B A B A~S
得られた事実+最新合格仮説
・合否は総得点で判定。A~C評価は無関係だが、Dがあると不合格。
・60点以上(A評価)≠人並みA答案の意味では、AAAA合格仮説もアリ。
・「Ⅳ」は素点より開示点が高く、底上げ調整実施でほぼ確定。
   →合格者の「Ⅳ」は(ほぼ)全員60点以上。
・「Ⅲ」60点以上が稀で、「Ⅳ」以外は素点からの調整なしが濃厚。
・「Ⅳ」のみ調整で、合格=(例年の)上位20%=240点ピタリが濃厚。
・正規分布の仮定では、平均219点~239点に受験生の30%が密集。

<参考1>当記事での受験回数の定義
①過年度生:2次受験3回以上 
②2年目上級生:2次受験2回まで
③初学者:1次1回かつ2次1回合格
※①②を区別するため、「多年度生」は用いない。
※合格パターンが多岐に渡る過年度生は、今回の分析対象から除く。 

<参考2>最新合格仮説の妥当性
・2年目上級生は周囲の答案を知悉、つまり答案⇔点数を予めイメージしている。今回の得点開示でその精度が大きく向上。
・診断士合格そのものが、仮説検証PDCAの結果。仮説とは、誤っている都度修正するもので、最初から精度を追う必要はない。
・つまり、試験の「本質」を理解した人に読み手を限ることで、仮説精度にこだわらない迅速な仮説検証PDCAが実行可能。

.

【3】「Ⅰ~Ⅲ」と「Ⅳ」の対応

・従来の受験校の指摘通り、上級生=「Ⅰ~Ⅲ」初学者=「Ⅱ」「Ⅳ」で稼ぐ傾向が、今回の得点開示で改めて確認された。

解答要求 ×掴みづらい ○掴みやすい △たまに難 ×国語の試験
与件根拠 薄い 多く散在 存在するが
因果関係不明
解決策は
予め指定済
解答記述 書きやすい 編集力重視 原因・因果記述 記述問題あり
60~100字 30~40字あり 150字あり 過程記述あり
H高得点 △たまに ○しばしば △総じて低め ↑60→80位?
L低得点 ×多発 ×しばしば ×総じて低め ↑40→60位?
有利不利 上級生有利 個人の資質 上級生有利 個人の資質

・「Ⅳ」個別計算問題が正答しづらく、従来は素点40点程度→A評価の傾向にあったため、「Ⅳは経営分析を当て、個別計算問題は周囲が当てる所だけ当てれば良い」と指導されてきた。
・だが「Ⅳ」80~90点が散見され、Ⅳ荒稼ぎ合格(Ⅰ~Ⅲ低得点でも合格)が露見した。これが今回の得点開示における最大インパクト。

.

【4】合格A答案の作り方

A評価(60点以上)でなく、人並みA答案を書く方針は何ら変わらない。具体的には以下の手順。

①Sランク生の合格A答案
・「Ⅰ~Ⅲ」は高得点狙いでなく、安定合格点=A答案を狙う。
・具体的には、設問・配点を4:4:2の法則(AB4=皆当てる、CD4=解答が割れる、E2=正答困難)で配分。

AB(4):確実に当てる。
CD(4):熟考し、確信できたらそれを書く。不確かなら「切り分けない」「わざと重複」「周囲の答案を想像」し、失点回避優先。
E(2):捨て問。時間ロス防止。

「4:4:2の法則」「周囲が書く答案を想像」が2年目上級生⇔初学者の実力差。また、上級生は「良答案を見せっこ」する時間を十分確保できるため、解答記述・編集力に隙がない。

②初学者の合格A答案
・人それぞれ、たまたま。出合い頭OK。
・本試験を受けながら成長。

③「Ⅳ」A答案 (素点40→補正後60点)
・受験校指導の通り。経営分析を当て、周囲が出来る個別計算問題を取る。
・品質原価計算など穴論点に目が向きがちだが、費用対効果は低い。

④「Ⅳ」S答案 (平均点+15~30点程度)
・経営分析を当り前に当てる。
・個別計算問題は解法・計算要素・手順・所要時間を想起し、電卓計算1回でピタリと当てる。
・難問高得点狙いより、検算、安定点重視(計算ミス=大失点リスク)
・「Ⅳ」高得点が固い人は、「Ⅰ~Ⅲ」で安定低め点で良い。逆に「Ⅰ~Ⅲ」で失敗しても、「Ⅳ」で一発逆転の目があると判明。

.

【5】今後の動向

「今後の動向」を非限定列挙する。少ない情報であれこれ決めるより、今はアイデアを出し合う段階。

①診断協会
・「2次」合否通知時に点数併記 (開示請求都度の対応では面倒)
・得点調整の精度向上(「Ⅳ」偏重の改善)
・そろそろ次の試験制度改革(今の事例Ⅰ~Ⅳの形は限界?)
・高齢化・過年度化対策(若年者・女性が合格しやすい試験改革?)

②受験校
・表向き静観(←いずれ近い将来に点数開示)
・「Ⅰ」「Ⅱ」対策→概ね従来通り。
・「Ⅲ」対策→改善(高得点再現答案に基づき、指導方針修正)
・「Ⅳ」対策→抜本改革。

③受験生
・受験校の対応を見守る
点数付S答案(またはCD答案)を入手し、自分で分析。

.
■座談会まとめ■

以上が座談会まとめ。得られた情報を整理するとたたき台になり、そこから次の変化が起きる。なお冒頭に挙げた通り、「おかしくやる」のは好ましくないが、「面白くやる」のはOK。

ただし、冒頭の痛快⇔不快の議論はセンスがない。「見掛け上の倍率維持のため、合格実力者をあえて不合格」にしていることが今の問題点。

受験生視点で痛快=努力・実力通りに合格する試験に変える

ここを外さなければこんな議論は起きない。受験校も合格者も、受験生を応援するはずが、自分達が心地良い=従来のやり方を守ることを重視していないか?と疑念を呈し、ではまとめ。

・協会の公式対応を受け、水面下での開示請求が進展中。
・合否判定は調整後総得点で確定。ただ「Ⅲ」「Ⅳ」の点の動きが怪しげ。
・「Ⅳ」荒稼ぎ合格者が実在するが、今後どうなるかは予測不能。
・A評価60点の基準は変わるが、合格人並みA答案の作り方は不変。
・今後の動向は今決めない。まず互いのアイデアを出し合う事から。

byふうじん



こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

4月26日に38歳になりました。ってどうでもいいですね(笑)

そんなことはさておき、昨日は某予備校の二次模試だったようですね。出来は満足いくものでしたでしょうか。出来た場合には、このまま本試験突っ込むぞ~という思いで、できなかった場合は、本試験じゃなくてよかったという気持ちで前向きにいきましょ。

ただ、特に事例Ⅳは存分に復習していただいたほうがよいのではないかと思います。

なお、道場まとめでは、情報開示を受けて、過去問におけるSランク答案(70点以上)をどんどん更新してまとめておりますので、こちらもご参考にしていただければと思います。

さて、今回は、渾身シリーズということで、第一弾!中小企業経営・政策について、記事を書きます。
中小企業経営・政策というとどういうイメージをお持ちでしょうか。
最近では、比較的皆が点数を取れる科目だとか、時間をかければ点数が取れる科目だと言われますよね。
今年、難化するかもしれないとも言われていますが、準備することはこれまでと同じで良いかと思います。
そして、ポイントとしては、暗記するってことですね。愚直に暗記する。
暗記が大事だということは、前の記事でも書きましたが(私の周りでは、結構好評の記事でした)、もう気合をいれて、何回もやるしかないです。電車の中でも、歩きながらでも、お風呂の中でも、トイレの中でも、何回も繰り返す、それしかありません。
しかも、この科目、これまでは、あまりひねりがない出題ばかりでしたので、やればやるだけ高得点が望める科目です。

で、この科目、どうやって勉強すればいいの?って点ですが、多くの方は、予備校のテキストを使われるのではないでしょうか。それも良いと思います。
ただ、私はインプットは独学でしたので、どのテキストを使おうかとても悩みましたが、リサーチをした結果、一番効率的に(頁数が少ない(笑))勉強するには、これだと思い、以下のものにテキストを絞りました。

① 中小企業白書の概要(経営)←今年の試験では、2014年版のもの
② 中小企業施策利用ガイドブック(政策)←最新は平成27年度版

で、これを使って、本試験では何点だったかといいますと、72点でした。それほどよくないですね(笑)

試験が終わった瞬間は、90点も夢ではないと思ったのですが、政策の部分で十分に暗記出来ていなかった部分があって、取りこぼしてました。

じゃあ、岡崎は、この2つの教材を使って、どうやって勉強したのかという点についてご説明いたします。

①の中小企業白書の概要ですが、これは、オレンジのマーカーをつけながら、何回も電車の中で読んでました。予備校の直前答練の中小企業経営・政策の3日前あたりからは集中的に数回読み、移動中の電車の中でも軽く読んだりしてました。
そして、答練や模試で出てきたグラフ、統計資料で、これに載っていない部分を裏面に貼ったり、白い紙を別に用意して貼って、概要の後ろに差し込んで、一元化し、マーカーを引きながら読んでいました。

最初は通して読むのに2時間程度かかったのですが、何回も読んでいくうちに最終的には80分で一通り読めるようになりました。たぶん、何回もやれば、30分でいけそうな気がしますが、そこまで反復できる時間がありませんでした。

②の中小企業施策利用ガイドブックですが、これ、分厚いですよね(笑)。でも、自分はこれを全部は読まず、不要なものは抜いて、覚えるものを絞りました。
どうやって絞ったかというと、過去5年分の過去問で出たものに付箋を貼って覚える、TACのスピード問題集で出てたものに付箋を貼って覚える、答練で出たものも付箋を貼って覚える、公開模試で出たものも付箋を貼って覚える、そして、最終的には、付箋がない部分は捨てる。
これによって、過去問、問題集、答練、公開模試で出たものだけに絞ることができ、これを直前はひたすら暗記しました。
これで絞ると、当初の量の3分の1くらいまで減りますよ。ぶ厚いと覚えるのも躊躇しますが、薄いとやる気が出てきますよね。
これも一回し、最終的には80分程度でできるようになりました。

暗記の仕方は人それぞれですが、蛍光マーカーが好きな人は、僕と同じようにひたすらマーカー引きまくるのお勧めですよ。何回も引いているとそこが分厚くなってきて、もっこりするんです。それが嬉しくて、何回も読みながら引いていました。

それから、絶対にやっちゃいけないことは、情報を複数に跨らせること

例えば、予備校のテキストを使用する場合には、覚える情報はテキストに集約する。答練で出てきたものであれば、解説部分を縮小コピーして、テキストに張り付けたりでも何でもいいので、それに集約する。情報の一元化はとっても大事です。

今日のところは、自分がどうやって勉強したかにとどめ、また別途、一次試験前に、中小企業経営・政策について、具体的な部分を書きたいと思います。

もうGWも中盤、予定どおりに勉強進んでいる方は、そのまま持続して頑張っていただき、仮に、何らかの都合で、進まなくたって大丈夫、過去は振り返らず、睡眠時間を削って勉強し続ければいいだけ、諦めないことが大事です。最後まで自分を信じて、泥臭く、しぶとくしがみつきましょう!

人事労務屋なだけに、根性論、結構好きな岡崎でした。

それから忘れちゃいけないのが、受験の申請ですが、今年は、平成27年5月7日(木)~6月2日(火)が、申込み期間のようなので、忘れずに!!



 

 

なごです。

ゴールデンウィークに入りましたね。今年は例年より休日の並びが良く、若干なりとも長いため、勉強にはうってつけな期間となりますね。

「あれ?あっという間に終わってしまったよ」

とならないように、ここから勉強のギアをあげて、精一杯頑張ってみましょうか。

 

 

 

そんな皆さんに、本日は今後の勉強方法について簡単に書いてみたいと思います。
大手予備校ではそろそろ「怒涛の7週間」と呼ばれる時期がやってきます。これまで予備校では一科目を3週間から長いと1か月以上をかけて、同じ科目を単元ごとに学び、そしてひとつの科目の勉強がすべて終わってから試験形式の答練を行ってきました。そのため数週間で限られた範囲の勉強を丁寧に少しずつ進めればよかったわけです。
でもこれからは企業経営理論、財務、運営と週に2科目ずつ、試験形式の授業が始まります。ひねりのある問題も含んだ試験形式の「完成答練」は、これまでと違い比較的難易度も本番に近く、これまでの勉強スタイルでは対応できないケースが多いのです。
これは独学生にも言えることだと考えています。今まで、知識のインプットに時間をかけていたと思われます。ひと科目ずつ順番に知識を構築する(橋げた構築)作業は、比較的科目ごとに集中して勉強を行っていたかと思います。
でも実際の試験は2日間の間に7科目をこなします。勉強も一科目ばかり集中して対応しているとほかが疎かになるため、試験の直前期は一日で複数科目を勉強するスタイルになっていきます。
その過渡期として、今後は比較的短いタームで勉強をしていく形に移行していきます。イメージとしては、人にもよりますが1週間に1~2科目くらいでしょうか。もしまだ手が付けられていない科目があるなら、まずはそちらを攻略してください。一番いけないのは、法務を勉強しながら「企業経営理論が不安なんだよな~」と一つの科目に集中せず、気がそぞろの状態で勉強を進めること。勉強のつまみ食いでは、何を食べてもあとに記憶が残りません。まずはきちんとした橋げたを構築することです。
そして、その次のステップとして、少しずつ学びのスパンを短くする勉強のスタイルへ移行していただければと思います。

 

 

 

でも正直、なかなか思うように勉強がはかどらない、そんな方も多く見えるでしょう。結論から言うと今の勉強の積み重ねが、近い将来、多くの人が経験できる大幅な実力アップの礎になるのですが、その成長直前期は、夜明け前の暗さのように一番自分の実力が把握しづらい時期でもあります。

 

そのため道場では、明日から【渾身シリーズ】と題し、各執筆陣が各々の得意分野等で皆さんに1次試験の学びを提供できるよう、科目ごとに記事を書いてまいります。また【マイベスト記事】と銘打ち、過去に掲載された秀逸な記事や執筆陣が実際に影響を受けた過去記事などをチョイスしつつ、これも皆さんに学びを提供できればと考えています。

 

 

これまでも過去問やスピ問など、皆さんは各種参考書などを駆使しながら勉強に取り組んでいただいていますね。今はまだ、問題を解いては、その答えがあっているかでどうかで一喜一憂する日々だと思います。でも複数回解いていると、だんだん知識が蓄積され、過去問もある程度までは正解できるようになってきます。
そうなってきたら、今度は「鶏がら勉強法」と言われる勉強方法を意識していただきたいです。鶏がら勉強法とは、過去問などを解いた場合、正解に該当する知識だけなく、不正解であるほかの選択肢、そこがなぜ間違っているのか、また実際の正解はどういう答えなのか、周辺知識も過去問を解きながら考えてほしい、そんな概念です。過去問を単なる力試しだけに使うのではなく、何度も解きなおすことによって、様々な知識を重ねていく、そうすることで実際の試験当日、ひねりが入っている癖のある難問に対しても、臆することなく対応できる知識の厚みを醸成することができるのです。

 

 

 

また1次試験まですでに100日を切りましたが、まだまだ勉強の本番はこれからと思っている人も多いかと思います。でも実は、今後、1次試験が近づくにつれ、少しずつ勉強の質を変えていく必要があります。例えば1科目集中で勉強した場合、どうしてもほかの科目の知識があいまいになったり、しっかり暗記した部分すらおぼろげになったりする経験はありませんか。そのため試験直前期は複数科目の勉強を短いタームでこなしながら、知識の忘却を防ぐ守りの勉強体制になります。知識の大幅な上昇は見込めませんが、取りこぼしの無い知識の定着を図る、そんなイメージです。
そのため時間のある今の時期に橋げたをきちんと構築し、とりがら勉強法で知識の定着を図ってほしいのです。その目安ですが、特に怒涛の7週間が終わる6月中旬が一つの目安かな、と個人的には思いますが、そのあたりまでに知識の定着を図り、7月初旬の予備校模試が受けられるのなら、そこまでに一旦、勉強を仕上げてほしいのです。
予備校模試は、ある意味、予備校の実力を判断される試験でもありますので、各校、全力をもって実際の試験レベルに準じた模試を作成しています。そのためこの模試を活用して自分の力を客観的に測ることがおおむね可能です。できれば予備校模試までに、自分自身を一旦仕上げることで自分の実力を測れる体制を整える。そうすることで模試の結果を踏まえ、そのあとの1次試験までの直前期の自分の勉強方法を再構築することも可能となるのです。
ちなみに試験直前は、これは模試受験直前も同様と考えていますが、頭の中で7科目をまんべんなく整理することに努めることが大切です。Eランクの問題を深追いするのではなく、自分がすでに構築し終わっている知識をもう一度見直し、Cランクまでの問題を確実に得点する体制を整えるのです。逆に言えば、この時期に新たな知識を詰め込むのは中小企業の丸暗記部分など最小限にとどめる必要があります。
そのためにはどっぷりと一科目に集中できるのはこの怒涛の7週間が最後であり、7週間で7科目ということは、1科目1週間程度の時間しか残されていないと考えることも出来ます。

 

 

そんなの大変、思われる方も多いかと思います。でもこの時期に知識を固めることは将来への試験対策としては、極めて重要です。まずは今、自分に出来ること、勉強可能な時間を再度チェックしながら、今後の勉強の計画を練っていただきたいと思います。

 

重ねて申し上げますが、今後、このサイトでは渾身シリーズやマイベスト記事などを掲載しながら、皆さんに学びを提供していきます。またそれ以外にも、勉強に向けたちょっとしたコツなど各執筆陣が思い思いの内容を掲載していきますので、楽しみにしていただければと思います。

 

今日という日を大切に。

 

なごでした。

 

 

 

 

 

 

 



そうだ、エクセル使おう。

イケカコは難しい・・。そんな呻きが漏れ聞こえる中、

酸っぱいブドウだから要らないや、で済んだのが過去
そのうち+20点=甘い可食部分と判明したのが現在
じゃあどうすればいいんだい?を今から考えるのがミライ

イケカコ=実務レベル=実はエクセル使用可。実務とは意思決定会計=「儲かる仕組み」。そこを問う根拠は、財務諸表しか知らない会計士、経営分析しかできない診断士では、経営者と話が通じないから。

「Ⅳ」の点差≒実務経験差。実務経験とは例えば以下。

ねぇ、今度受けた特別注文は採算が合うかしら?
ちょっと、この部品在庫の経済的発注量はいくらかな?
おい、この投資案A⇔Bで、どちらが儲かるか計算しといて。

普通の人生で、こんなことを聞かれることはまずないから、意思決定会計は皆苦手。生涯一度の好機を、単に酸っぱいブドウにするか、エクセル使ってでもモノにするかの積極性の違いが、合格所要年数の差。

.
■【1】5時間使って自分で解く■

あんな難しい問題、解ける訳ないや。

「Ⅳ」個別計算問題は、H24もH26も難しく、80分ではとても解けない。さらにLecture8, 9, 10は例題=「Ⅳ」レベル、問題=会計士レベルで5時間ではとても解けない

だが制限時間を決めてスピードを意識し、再挑戦2周・3周目で時短効果を実感してこそイケカコドリル。今週も慌てず、挑戦手順はいつもと同じ(ただ今週からエクセル解禁)

①まず2周回す。1周目→解説と例題、2周目→例題と問題。
②例題・問題を解き、わからない時は答え(解説)をすぐ見る。
③これを何度も繰り返し。解法を覚え、かつ理解も備える。

さて、今日扱うテーマはLecture8, 9, 10。

イケカコもくじ イケカコ「要点整理」
8 戦略的意思決定(1)
投資評価基準 
S
★★☆
★★☆
★★★
.
戦略的意思決定(構造的意思決定)
貨幣の時間価値
投資案の評価基準
9 戦略的意思決定(2)
経済的効果 
S
★★☆
★★★
★★☆
★★☆
★★☆
.
投資額
経済的効果の測定
経済的耐用年数
処分価額
減価償却費の税効果
10 戦略的意思決定(3)
資本コスト 
S
★★☆
☆☆☆
★★☆
☆☆☆
★★★
.
感度分析
インフレと設備投資決定
資本コスト
源泉別資本コスト
加重平均資本コスト 





<5時間経過>

.
■【2】必要知識の整理■

イケカコは解説も例題も難しい。だから事前知識の有無が大切。

解説→例題(できれば問題)まで一周したら知識を再確認。Lecture 8, 9, 10の要点は以下。

①時間価値
②投資評価基準
③経済的効果(正味CF、税引後CIF)
④おまけパーツ
⑤資本コスト

上記5つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。

☆=良問。△=難問、先送りでOK。


時間価値

投資評価基準

経済的効果
正味CF
税引後CIF

おまけ
パーツ

資本コスト
§8
例題1
年金現価
例題2☆ 会計的利益率
回収期間
NPV
PI
IRR
問題1 理論
問題2 回収期間
NPV
PI
IRR
§9
例題1☆
年金現価 NPV 税引後CIF
例題2☆ 年金現価 NPV 税引後CIF 投資額
処分価額
例題3△ 複利原価 △IRR 税引後CIF 埋没コスト
処分価額
問題1 年金現価 NPV 税引後CIF
問題2△ 複利原価 NPV 税引後CIF △総合問題
問題3☆ 複利原価 NPV 税引後CIF 運転資本
問題4△ △回収期間 △税引後CIF △運転資本 資本コスト 
§10
例題1
年金現価 NPV 税引後CIF △CVP分析
例題2△ ×インフレ率
例題3☆ 配当割引M
WACC
△社債コスト
問題1 年金現価 NPV 税引後CIF △CVP分析
感度分析
問題2 会計的利益率 CVP分析
RI、EVA
WACC
問題3☆ 複利原価 NPV 税引後CIF △反復投資
処分価額
WACC

①時間価値

ここは頻出。理屈も大事ではあるが、複利現価係数表・年金現価係数表を手順通りに使えればまずOK。

②投資評価基準

「財務」で教わる通り、診断士では1)NPV法 2)IRR法 3)PI法の順に大事(※ 4)回収期間法、5)会計的投資利益率法、「Ⅳ」ではまず出ない)

上記の様な表を自作すると、NPV法=最重要だと明確。もし他の方法で揺さぶられても冷静に対処可能。そして今まで小難しく感じたネット記事がスラスラ読める効果を実感。

③経済的効果(正味CF、税引後CIF)

受験校は、経済的効果(税引後CIF)の考え方をきちんと教えない。そこでイケカコ解説を写経し、大事な所を自分でマークする。

第一に、経済的効果はキャッシュ・フローによって測定されるということである。制度的な会計による収益と費用の差額たる利益は投資決定においては、経済的効果の適切な概念ではない。経営活動の結果としてのキャッシュ・フローの変動を示すキャッシュ・フロー計算書においてはキャッシュ・フローが営業活動、投資活動、財務活動に分けて示される。投資案からもたらされる将来のキャッシュ・フローは投資案を採用することによってもたらされる現金流入額と現金流出額の差額である。キャッシュ・フローは、しばしば、税引後利益に減価償却費を戻し加えた値として求められる。減価償却費は現金流出を伴わない費用(非現金費用)であるため、キャッシュ・フローを求めるため利益に戻し加えられるが、非現金費用であれば減価償却費以外の費用であっても同様に処理される。

※利子の扱いについて・・実は大事なコト言ってるが、ここでは一旦省略。

耐用年数が経過した後で、投資案が処分価額をもつと予想される場合には、その額は耐用年数終了時の現金流入額として計算に入れなければならない。
第二に、経済的効果は増分で表されなければならない(←差額原価収益)。投資を行わなかった場合と行った場合とで変化する部分にのみ注目することが重要である。

④おまけパーツ

意思決定会計の最重要得点源、NPVは必ず以下の手順が出題される。

1)基本パーツ →投資評価基準(§8)経済的効果(§9)資本コスト(§10)
2)おまけパーツ →処分価額、運転資本変化、ダミー条件(埋没コスト等)

NPVの問題には必ず3つの基本パーツ。だがそれだけでは点差がつかないから、各種おまけパーツの出番。

※このオプションパーツを事前にリスト化するのが「簿記」演繹型。実務勘や数学センスでパズルの様に解くのが帰納型。今年はこの2本立てで「Ⅳ」を攻略。

⑤資本コスト

資本コストは加重平均でWACを計算するだけ(※最適資本構成はまだ難しすぎて、NPVとは絡めない)

.
■【3】知識を備えて解き直し■

知識は解った。じゃ、解き直してみるか。

戦略的意思決定会計、つまりNPVの問題は、一見受験校から教わった通りにやれば解ける。だが思いもよらないオプションパーツの新作問題で、毎年受験生を失望の底に貶めるのが「Ⅳ」。

どこが基本で何がオプションパーツか。問題集を回転させつつ、そこを自分で整理するのが「Ⅳ」得点差=合格所要年数の差。

<Lecture 8>

例題1:年金現価係数表の使い方。X円の5年均等払いで300万円→X円×年金現価係数=300万円→X円=300万円/年金現価係数。解く時に理屈は不要だが、肝心の時に迷わない様、必ず理屈で理解する。

例題2☆:実際に投資評価基準ごとに計算。解説見ながらで良いので、体で覚えるまでしつこく何度も計算しなおす。IRR法のみ別途説明。

問題1:深入り不要。ただしIRR法の計算は1次未出題のため出題できず、問われるとしたら理論(1次財務H25 問17)。そこだけきちんと理解。

問題2:4基準の計算結果を比較。IRR法のみ計算はやらなくて良い。選ぶ基準により採否の結果が異なることに納得。

<Lecture 9>

例題1☆:問1:正味CF=税引後CIFボックスを書いて求める基本。問2:正味CFに現価係数をかけ、投資額を引いてNPVを求める基本。

例題2☆:「Ⅳ」がこのレベル。取替投資の税引後CIF計算は差額CFを使う(売上収入は新旧同じ=無視して良い)。期首期末に処分がある時は、売却損益TS(タックスシールド)が必ず絡む。

例題3△:会計士・簿記1級で担当者の誤りを指摘する「誤文訂正」は、診断士では問われない。税引後CIF(差額)のBOXの書き方だけは習得したい。

問題1:取替投資と来たら、代替案のNPVをそれぞれ計算し、有利な方を取る。あえてエクセルを使い、タイムテーブルの書き方を習得しておく。

問題2△:問1~5→業務的意思決定・CVPの問題、問6→差額原価収益、問7→NPVの問題。やらなくて良いが、エクセル使って題意を整理しておくと、総合問題への対応力UP。

問題3☆:税引後CIF・NPVの基本問題で、運転資金の変動を毎年のCIFに加える。良問。

2015/6/10 エクセル解法を追加しました。

イケカコ解説のさらに解説・・以下4点がポイント
①限界利益=CIFを自力で計算(売上収入-製造費用支出)
※限界利益(会計用語)=CIF(キャッシュ)となっていることに注意。
②新規設備は最終年に簿価で売却すると「みなす」。
※問題文には書いてない。

③税引後CIFの計算がポイント。イケカコ解説とは異なるが、税引後CIFボックスを自分で書く方が良い。
④運転資金増減の影響は、解説の値を自分エクセルに記入して納得。

設問1つの正答に、4つも5つも知識を動員して解かせるのがイケカコ。だから問題集ではなく、エクセル使って実務知識をINPUTするツールとして使うのが正しい。

問題4△:一見儲かっているが、資本コスト(§10)を考慮するとそうでもないと指摘する問題。これもやらなくて良いが、エクセル使って題意を整理しておくと、NPV法の利点に納得。

<Lecture 10>

例題1:問1はNPV計算のごく基本。問2は解説が不親切だが、NPVを5年分のCIFに割り戻して、それが損益分岐点売上高を超えた分とする考え方。解らなければ飛ばしてOK。

例題2×:NPV計算に使う割引率に、名目利率(インフレ加味)を使うとどうなるかの話。出ない。

例題3△:問1配当割引モデルは必須。問2はパスして、4.3%の答えを使い、問3WACCが計算できればOK。社債資本コストを配当割引モデルで求めるやり方は筆者も初見。なるほど・・レベル。

問題1:投資意思決定の基本パターンに、CVP分析・感度分析を加えて応用。このレベルの問題は解ける(はず)

問題2:簿記1級の典型的な出題。CVP分析を経て儲かると次に投資したくなる。利益率が下がるのを嫌がる店長をEVAで説得。EVAにはWACCが必要。簿記論点をつなげて出すのが総合問題。

問題3☆:☆耐用年数の異なる投資=最小公倍数まで反復投資と知っておくだけで心強い。後は普通の投資2案代替比較。

※お詫び:今回、時間の都合でLecture 10 問題1~3は解いていません。可能な限り追って修正しますが、もし誤り・気になる点がありましたらご指摘お願いいたします。

.
■今日のまとめ■

Lecture 9の問題は至難。それは論点が後になるほど、既出論点と組み合わせた総合問題=実務レベルに近づくから。「Ⅳ」は従来、この個別計算問題の処理で最低10点、平均15~20点の点差がついた。

「Ⅳ」で80点取れることが判明した今。受験校の「Ⅳ」対策が、重要論点輪切り後追い指導のままか、論点をまたいだ解き方の共通点へとシフトするかに注目。ではまとめ。

・イケカコは問題集ではない。難問はエクセル使って理屈を理解。
・投資評価基準はNPV。PI収益性指数で補完。IRRは理論を押さえる。
・経済的効果(正味CF)の把握で正否が決まる。税引後CIFBOXで解く。
・診断士のWACCは単に加重平均で求まる。あんまり慌てない。



こんにちは、 Xレイ です。

5月に入りました。
これから一次試験まで、私は経済学を中心にお話をしようと考えています。
まず今回は 1.出題領域とグラフの性質 です。

 

・出題領域

中小企業診断協会のHPには、過去8年分の問題が掲載されてます。
経済学に関して出題領域をまとめてみました。(PDF)
(領域区分・論点等は個人的見解です。使用に関しましては自己責任でお願い致します。※H27.10.1 H28年度版に改訂

改めて解いてみたところ、
最も易しい年=26年度
最も難しい年=25年度
との所感です。

それでは、今年27年度はどうなるか。
『昨年よりは難化する』との予測が適当でしょうか。

ならば、対策は?

頻出領域・論点をしっかりおさえておく
そのうえで、時間に余裕があるならば
①頻出領域からの出題を確実にしとめるため、さらに理解を深める
②他に出題されそうな領域を予測し、手広く構える
といった選択に迫られるのでしょうか。

いずれにしても、まずは『頻出領域・論点をしっかりおさえておく』ことは重要でしょう。
そこで、領域毎におさえるべきポイント等をまとめいこうと考えています。
1回では収まらないので、数回に分けて行うことになりそうです。

その前に今回は、経済学のグラフの整理

『経済学では、性質の違うグラフが混在している。
よって、すべてを一つのアプローチで理解するのは難しい。』
このように考えております。
まずは、そこを確認しておくのはいかがでしょうか。

 

・グラフの性質

さて、中小企業診断士試験経済学で扱う主なグラフ等を、4つに分類してみます(名称・区分等は独自のもの)。

1.数学型関数グラフ
2.縦軸独立変数型グラフ
3.3次元→2次元化グラフ
4.その他ダイアグラム

 

【1.数学型関数グラフ】

図1

横軸の値が決まると縦軸の値も決まる』といったグラフ。
数学的には、横軸が独立変数、縦軸が従属変数となっています。
学生時分より慣れ親しんだ、スタンダードな型といえるかと。

数学が得意という方は、大歓迎の型でしょう。
まずは、グラフから直感的に情報を得やすい。
そして、直線や曲線を一般形に表せれば、水準の経済学的知識をもって、
数学の問題化しやすい。
一般形とは、例えばIS-LM分析においては
IS曲線 $i=-\frac{1-c}{b}Y+\frac{-cT+A+I+G}{b}$
LM曲線 $i=\frac{a}{b}Y+\frac{c}{b}-\frac{M}{bP}$
というように。
(数式表記にmathjax使用。環境により表示に不具合あり)

過去8年の出題では
(ミクロ) 費用関数・収入関数・生産関数・期待効用仮説
(マクロ) 45度線分析・IS-LM分析・マンデルフレミングモデル
といったところです。

 

【2.縦軸独立変数型グラフ】

図2

需要曲線・供給曲線やその延長線上にあるグラフ。
価格が数量を決めるという前提で扱うとき(完全競争市場)
縦軸が独立変数 横軸が従属変数 となっています。
つまり『縦軸の値が決まると横軸の値が決まる』といったグラフで、
1.数学型 とは縦・横逆です。

数学では慣例で、定義域と値域を入れ替えるところです。
要するに、縦軸と横軸を書き替えてしまいます。【逆関数の概念】
しかし、経済学ではこのまま考察します
そのため、価格弾力性といったような概念をグラフからイメージしづらいのです。(私だけかもしれませんが)

そして、余剰という概念で見たときには縦・横一転します。
そうなると、1.数学型 と同様に横軸を独立変数として捉えられます。
例えば、『自由貿易の理論』のグラフ(図2右)の考察では、頻繁にその余剰を問われます。
また、不完全競争におけるプライスメイカー(独占企業等)も、横軸(生産量)を独立変数として捉えることができるでしょう。

過去8年の出題では、
需要曲線・供給曲線 自由貿易の理論 独占市場 独占的競争
負の外部性 費用逓減産業  (いずれもミクロ)
といったところです。

 

【3.3次元→2次元化グラフ】

図3

無差別曲線と予算制約線等のグラフ。
(厳密に言うとダイアグラムなのでしょうが以降もグラフと称します)

これは、上記1.2.とは別物です。
その成り立ちは以下。

まず『2財の数量が効用を決める』という効用関数は、3次元関数です。
それは『横軸・縦軸が共に決まると高さ軸が決まる』といったグラフ。
しかし、3次元のまま、様々な分析を行うのは大変です。
そこで、2次元化するのに無差別曲線という概念を使います。
その無差別曲線とは、同じ効用水準を2次元で表したもの。
すなわち、3次元効用関数のグラフをX-Y平面と平行な面で切り取って得られる曲線、それを上から見て2次元に投影させたもの、と捉えることができるでしょう。


その無差別曲線と、通常それと接するような予算制約線をもって、先のグラフ(図3左)の完成です。
ちなみに、時折見かける図3右のグラフ(顕示選好理論)は、いくつかの効用を点で表したもの。3次元に変わりはありません。

重要なのは、3次元を2次元化して分析しているというところ。
つまり、この種のグラフは3つの変数を持っています
例えば、X財の消費量:x Y財の消費量:y 効用:uといったように。

この予算制約線・効用・無差別曲線関連の問題は、毎年出題されています。

 

【4.その他ダイアグラム】

ダイアグラムとは『ある情報を2次元に可視化したもの』。
よって、3.のグラフも厳密にはダイアグラムというわけです。

過去に問われたものは
・エッジワースのボックスダイアグラム
 ~H25年の第20問 H26年の第17問 の2回
・寡占モデル(没問) ~H22年の第18問
・労働移動の効果を示したという ~H23年の第10問

いずれも、2つのグラフを合体させた型といえるかと。

出題頻度から考えても、あまり深入りなさらない方がよいのでは
と考えています。

 

このように経済学では、性質の違うグラフが混在しています。
そのため、同一のアプローチでは、理解し難いかもしれません。
次回から、各々グラフにおいて実際に問われた論点を基に、最低限おさえておきたいポイントをまとめまていきます。

それでは、また。  Xレイ

 


累計

本日

アクセスしていただき
ありがとうございます。

↓診断士情報が満載!↓


合格体験談の読み漁りは
最短合格への第一歩!
↓合格体験談の一覧↓


↓二次試験関連記事はココ!↓

カレンダー

2015年5月
« 4月   6月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

月別アーカイブ

一発合格道場主催イベント

春セミナー@東京&大阪
終了しました

大阪セミナーレポートはこちら
東京セミナーレポートはこちら

道場について

↓ 今、何位? ↓
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ





まずはご覧あれ
↓道場の基本理論↓


↓事例Ⅳ対策本↓


Amazonでランキング一位!
道場のノウハウも満載!
↓合格の秘訣88↓



Naverまとめで
↓主要記事をチェック!↓

FX比較

サルでもわかるFX