» 2014 » 11月のブログ記事


1次総得点=知識スコア説。

倍率設定上、難関と思われている診断士試験。だが本当の難関(学習目安=800時間)は「1次合格」であり、2次筆記(学習目安=200時間)は「合格するまで受ければ誰でも合格」であるのは、誰もが黙して語らない公然の事実。

1次が難関であるのは、420点=合格と思わせつつ、科目難易度を恣意的に操作し、不合格リスクを上げて合格人数を絞り込むから。最低平均65=計455点を狙うリスク感覚がないと、初年度2次はまともに戦えない。従い、

■1・2次スト合格を狙う最低ライン=1次455点、理想=530点■
■1次総得点は、その人のリスク感覚を示す「知識スコア」■

とするのが、最新合格仮説(短期合格アプローチ)

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■知識のしまい方:点記憶→線記憶→面記憶■

7枚の知識のカベを塗りつぶすペンキ塗り

受験校受け売りながら、当ブログでは1次対策をこう例えることが多い。知識のしまい方に注目して詳しく見ると、点記憶→線記憶→面記憶の違い。

点記憶 線記憶 面記憶
覚える 繰り返し解く 実務で使う
知識がつながる 知識の使い方を知る
インプット アウトプット アウトプット
四苦八苦 合格ライン 点数荒稼ぎ

点記憶とは、学習初期に重要用語を丹念に暗記する作業。楽ではないが、講義で何を言ってるか理解するには、ここが不可欠。ここで四苦八苦する人が受験校1クラス100人中の3割30人。

線記憶とは、問題集を繰り返し解き、1科目分の知識がうっすら線状につながった状態。手順体得したり知識の共通点を見つけると、暗記箇所が減る。暗記を減らし、知識が使い易くなった状態が1次合格420点ライン。

面記憶とは、他科目の関連論点と紐つけたり、試しに実務で使える状態。さらに体系化した知識の枠組みの隙間に、直前知識を詰め込む。すると1次本試験で何が問われてもスラスラ解答し、530点まで得点荒稼ぎ。

2次合格者1,000人中、1・2次ストレート合格は300人と少数派。「彼らは地頭が良いから」「しょせんたまたま合格」と片づけられがちだから、やり方(ノウハウ)自慢でなく、なぜそう行動したのか(know why)の補足が不可欠。

530点=面記憶、420点=線記憶の差。2次スト合格は理屈で説明可。

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■学習方法:インプット⇔アウトプット学習■

高校大学入試はインプット。難関資格試験はアウトプット重視

資格試験対策におけるアウトプット重視とは、要は問題集を繰り返し解く回転式学習

インプット学習 アウトプット学習
覚える 問題を解く
聴講~教わる 仲間に教える
知識を増やす 知識を使う
テキスト構成順
×優先順位
出る順
○優先順位
高校大学入試 資格試験

※なおアウトプット学習=知識の出し入れ=記憶定着効果が高い。

インプット・知識量重視は高校大学入試まで。知識の使い方を教えるのは大学の役割だから、学問をどれだけ修めてきたかを測ることが目的。

アウトプット・知識の優先度重視が、資格試験には必須。実務に役立つ手順を教えることが資格試験の役割だから、知識量より知識をどれだけ使えるかを測ることが目的。

ここまで2章の説明をまとめると、診断士1次対策は、

①重要用語の暗記
→②問題集を解いて理解
→③回転式学習で知識追加と体系化
→④試験直前の追加知識詰め込み

の順。この順番と、高校大学入試=インプット重視、資格試験=アウトプット重視の違いを外さなければ、

養成答練連続80点、模試420点、本試験530点を意識的に狙える。

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■選択と集中:パレート分析■

1次本試験530点は、地頭の差・知識量の差では決してない。

当ブログが想定するスト合格=養成答練80点=受講生の上位5%。容易ではないが無理な水準ではない。スト合格者⇔それ以外の違いは、地頭の差でなく発想差。具体的には足し算発想⇔引き算発想(+ゴール逆算)。

1次本試験は700点満点。だが2割の意地悪問題があり、実質560点満点。1次530点なら30点ミス、420点なら140点ミス。だから420点合格者は4倍以上のミスを犯した計算。

1次530点の強みとは、他人が取る所は100%当てること。

これをパレート分析手法を使い、1次本試験出題マーク数の傾向で示す。

【仮定】
☆1次は誰でも正解AB:半々CD:意地悪D’E=4:4:2で出題。
★各論点の出題頻度をAB、CD、D’E=80%、50%、20%とする。
★すると必要出題マーク数に対する論点数は、25、40、50となる。

ABランク CDランク D’Eランク
☆①出題マーク数 20 20 10
正答率 誰でも正解
自信満々
80%
正誤半々
2択に絞り
50%
意地悪問題
鉛筆ころがし
20%
②★出題頻度 ベタ問
80%
頻出論点
50% 
稀出領域
20%
必要論点数=①/② 25論点 40論点 50論点

 

グラフを使いパレート分析ABCランクで見ると、A)総知識の5割があれば70%、B)総知識の75%があれば90%を得点できることが解る。だが得点80%以上を狙うと、必要知識量がどんどん増える。

従い荒っぽいながら、養成答練で80点を目指すことはごく妥当。また80点到達には、知識を増やすより頻出論点を必ず当てることを選ぶ。周囲が当てることを必ず当てることの重要性は、

来年の今頃、身を以て痛感することが可能。

もっともそれでは手遅れだけど。

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■今日のまとめ■

当ブログの特徴は、1・2次ストレート合格に狙いを定め、1次重視で2次たまたま合格。「上から目線」の誹りをモノともせず、「地頭が良い」でも片づけず、その行動の理由と効果を理屈で説明

診断士試験の現状や合格者の言動には甚だ疑問。そこで試験制度の在り方そのものを根底から覆す意欲が今から満々。ではまとめ。

・最新合格仮説では1次総得点=知識スコア。高い方が○。
・点知識→線知識→面知識の違い。面知識ならスト合格圏内。
・高校大学入試はインプット、資格試験対策はアウトプット重視。
・パレート分析で知識の重要度を意識。重要論点は必ず当てる。

byふうじん



養成過程で学ぶメリット・デメリットは何か?

では診断士1・2次の実態を振り返った前編に続き、後編開始。

【参加者プロフィール】
I:1次3回、2次1回受験、H大養成過程修了。2013年診断士登録
M:1次2回、2次1回受験、H大養成過程修了。2013年診断士登録
N:1次1回、2次2回受験、T大養成過程修了。2013年診断士登録
F(司会):ふうじん

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◇座談会トピックス◇

【前編】
①自己紹介、1次・2次受験回数、養成過程を選んだ理由等
②診断士試験1次合格まで
③診断士試験2次受験まで
④2次受験後、合格発表までの過ごし方
⑤2次試験の合否をどう考えるか

【後編】
①養成過程の応募・選考方法・費用・カリキュラム
②受講から卒業までのエピソード
③養成過程⇔MBA大学院等⇔2次筆記試験合格に違いはあるか
④診断士受験生へのアドバイス

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【後編①~④】

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■①養成過程の応募・選考方法・費用・カリキュラム■

F:養成過程と一口に言っても、様々な形があると聞きます。修了された養成過程の応募・選考方法を教えていただけますか?

IH大大学院は、15~20分の面接をするAO入試であり、応募動機や資格取得後の事業計画を詳しく聞かれる。選考は2次合格発表前から3~4回行われ、定員に達すると締切となる。合格発表後の3回目、4回目は応募倍率が高くなる

NT大大学院でも、やはり志望動機を面接で詳しく聞かれる。経営学部の中小企業経営論の教授が創設したMBAコースであり、資格取得目的では選考に通りにくいだろう。

F:なるほど。費用・学習期間はどのような感じでしょう?

I:H大大学院は、MBA+養成過程を全日制1年で修了するカリキュラムであり、既に独立した方向け。月~土の週6日通い、費用は260万円。

N:T大大学院は、MBA+養成過程を土日フル+平日夜1日の2年で修了するカリキュラムであり、社会人向け。費用は2年間で250万円

F大学院MBAコースの費用は何か相場がある様ですね。指導教授の人件費などを積み上げるとそうなるのでしょうか?

M:コスト積み上げというより、この価値ならこれくらいの価格という相場観。当然大学側にも収益が残る形。日本生産性本部日本マンパワーは履修時間(拘束時間)は短いが、MBAは履修できない。中小企業大学校は費用118万円と格安であるが、これは公的機関などの要員養成向け。一般向けは210万円。つまりニーズに応じた履修方法が用意されている。

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■②受講から卒業までのエピソード■

F:1年コースなら週6日、2年コースなら土日フルとかなりの学習量ですね。MBA併設の養成課程ということは、診断士2次対策と比べると、より実務的なケーススタディが増えるイメージでしょうか?

I毎日睡眠不足が続くほどハード。MBAで経営理論を学び、経営診断実習を同時並行で進める。レポート提出が課され、D評価だと単位が出ない。

M:グループワーク中心のため、対人性や協調性が付く。頑張る人⇔そうでない人が分かれるが、取組み態度が周囲からの信頼につながるため、手抜きは出来ない。単に資格が欲しいだけでは通用しないレベル。

N:卒業までのエピソードとして3点。①仲間との関係 ②講師との関係 ③キャンパスライフ。①仲間との関係として、どうしても受講意識によりグループが分かれる。2年間たくさんの講義やディスカッションを共にすることで、その先もいっしょに仕事をしていきたいかけがえの無い仲間ができる。逆に人によっては離れてしまうこともあるかもしれない。

I:Nさんは武闘派で物言いがはっきりしているから……

N:それもあるかな・・。②講師との関係としては、様々な講師が登壇するため、実務肌・学究肌など様々なスタイルの違いを実感できる。③キャンパスライフとしては、充実した学究設備の中でキャンパスライフを送れる。例えば、MBA大学院生と学部生が合同で1泊2日でビジネスゲーム合宿(経営戦略の立案と検証)を行った。MBA大学院生は当然負けられない。

M:うん、やはりNさんは勝ち負けはっきりさせるから、武闘派の名に恥じないね。

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■③養成過程+MBA⇔2次筆記試験合格の違いは何か■

F:養成課程のエピソードをもっとお聞きしたい所ですが、受験生の関心に一旦戻ります。ズバリ、養成課程と試験合格の違いは何でしょうか?

M:受験当時の2次筆記は与件を抜書きする「国語の試験」とも言われ、仲間との学習こそ楽しかったが、事例の点数を競う事の意味は感じにくかった。MBA養成課程コースは、約1ヶ月の実践的な経営診断実習を5回行う形になり、診断実務の手順をより具体的に学ぶことができる。

N自分が何をするか、誰に価値を提供するかの違い。例えばFさんは、何のために診断士を合格したの?

F:それは自分の成長のため。診断士試験の本来の趣旨と外れるのは承知しているが、試験問題をスラスラ解くのは楽しく、どこまで高得点が取れるか試してみたくなったのが本音。

N:私はコンサルタントとして周囲に価値を提供することを考えた。MBA大学院の良さは、理論的に学術を追求し、その知識を使った企業の問題点解決と両立させる点にある。診断士1次で学ぶ知識をより理論的に深く掘り下げる。

I:MBAコースではプロジェクトに加わり、プレゼン技術を磨ける。イノベーションマネジメント(起業/変革管理)にコースの主眼が置かれ、中には経営塾的に参加する次世代の経営者もいる。企業経営とは「ES(従業員満足)とCS(顧客満足)の両立」とする考え方がある。これを教科書的でなく、1か月半集中して討議するとまさに身に着く感じがする。

M:実務補習との違いで言えば、長期間取り組めるメリットが大きい。実務補習では自分の得意分野ばかり担当してしまうケースもあるが、MBAでは数多くのケースに取り組み役割がローテーションされるため、過不足ない実力が備わる

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■④診断士受験生へのアドバイス■

F:養成課程の話を聞いていくと、診断士試験の良い点・悪い点が見えてくる。では最後に現役診断士の立場から、診断士受験生へのアドバイスをお願いします。

M:2次筆記試験合格は難関であるが、診断士として活躍することが目的なら養成課程が選択肢になる。選択肢を増やし、2次筆記に合格しなければという重圧を軽くすれば気持ちの持ちようが変わる。

N:資格を取る狙いなのか、コンサルタントとして活躍するのが狙いなのかの違いは明確。また逆に試験合格=コンサルタントとして活躍する能力の保証でもない。養成課程修了者として、今日の様に体験談を伝える機会は多い。養成課程を考えるなら、各校が開く説明会・交流会に参加し、教授の話を身近に聞くことが第一歩。是非、遠慮なく近くの卒業生に聞いてみて欲しい。最近は養成課程の横のつながりも増えてきているので、自分にあった学校を見つけるためにも事前の情報収集をしっかりやって欲しい。

I:「試験に受かるまでの時間」と「診断士登録後に使う時間」のバランスをどう考えるかが大事では。診断士登録後にやりたいことが決まっていれば、養成課程を選ぶことで合格までの時間を短縮し、そのコストも回収できる。やりたいことがなく養成課程を選ぶことは、時間面・費用面でももったいないという話。

M:診断士試験合格者の多くが、プロコン塾に通うという話がある。この話の続きはまた機会を改めて。

F:ありがとうございます。既に結論ははっきりしているが、改めてまとめれば、目的が違えば手段が異なるということ。当ブログの性質上、養成過程より試験合格中心の表現になってしまうが、養成過程のメリット・デメリットを知ることが、多様な意味で選択の幅を広げる役に立つ。

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■後編まとめ■

座談会はここで終了。前編で挙げた4択から、当記事の執筆意図を探る。

ア. 診断士養成過程の実態を紹介する。
イ. 診断士になる為に、試験合格でなく、養成過程の選択肢を提示。
ウ. 養成過程のカリキュラムの充実さを示し、受講をオススメする。
エ. 2次合否は水物。試験合格が目的化している実態を指摘する。

少々ずるいが正解は1つではない。前編の目的はエ、後編ならア、イ。

正解が1つしかない時の選択肢は少ない方が良いが、
答えが複数あり得るなら選択肢は多ければ多いほど良い。 

今自分がやりたいことの、ゴールの選択肢は1つか複数か?そのルールを確認した時にゲームが始まる。なおウは不正解。当ブログでは何かを「オススメ」するのはNGワード。見つけた瞬間に×をつけることがオススメ

byふうじん



診断士試験合格と、養成過程修了の違いは何か?

中小企業診断士の特徴は、「試験合格」「養成過程修了」の複数路線型資格であること。だが受験校は「試験に合格する方法」の指導には熱心でも、養成過程を修了する方法には、当然無関心。

そこで養成過程を修了した現役診断士3名の見解を、座談会形式で紹介。一言で言えば、

目的が違えば、手段が異なる。

コンサルタント発想の基本は「なぜ?」「それで?」 知識を動員して現状分析し、選択肢を複数挙げて妥当な一つを選ぶ。では「養成過程」は自分にとって選択肢の一つになるか?さっそく座談会スタート。

【参加者プロフィール】
I:1次3回、2次1回受験、H大養成過程修了。2013年診断士登録
M:1次2回、2次1回受験、H大養成過程修了。2013年診断士登録
N:1次1回、2次2回受験、T大養成過程修了。2013年診断士登録
F(司会):ふうじん

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◇座談会トピックス◇

【前編】
①自己紹介、1次・2次受験回数、養成過程を選んだ理由等
②診断士試験1次合格まで
③診断士試験2次受験まで
④2次受験後、合格発表までの過ごし方
⑤2次試験の合否をどう考えるか~5,000人受験、1,000人合格

【後編】
①養成過程の応募・選考方法・費用・カリキュラム
②受講から卒業までのエピソード
③養成過程⇔MBA大学院等⇔2次筆記試験合格に違いはあるか
④診断士受験生へのアドバイス

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【前編①~⑤】

■①自己紹介、受験回数、養成過程を選んだ理由■

2次筆記を終え、試験を受け続けるより、養成過程を選択。

F:それでは簡単な自己紹介から。

M:既に独立開業しており、コンサルタントとして活躍するため診断士資格取得を志した。1次2回、2次1回を受験し、2次を受け続けるのでなく短期間で確実に資格を取るため、養成過程を選んだ。

N:コンサルタントになるキャリアを描き、そのために診断士を受験。現在は大手監査法人に転職し、診断士・大学院MBAの知見から公認会計士と異なる視点でのコンサルタント業務に従事。診断士協会支部の活動が営業受注になるメリットもある。1次を1回、2次を2回受験したが、受験2年目までのサンクコストの回収には、1次対策からやり直すのでなく養成過程に進む方が確実と考えた。

I:診断士資格を120%活用している。商店街活性化にもともと興味があり、資格取得後に独立し、公的支援機関関連業務や商店街よろず相談アドバイザーとして活動している。1次を3回、2次を1回受けた時点で、女性ならではの体力的な不安や家族の勧めがあり、「先の見えない1年間」でなく「先の見える1年間」にするため、養成過程を選んだ。

F:ありがとうございます。独立したり、業務と密接に活用しているのが3人の共通点。その点は後半に譲り、前半では診断士試験との関わりからお伺いします。

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■②診断士試験1次合格まで■

どちらかといえば、1次は苦戦、冷や汗モノでの合格。

M:独立後、40過ぎでの1次受験であり、記憶力低下を感じていた。そこで時間を使える強みを活かし、1次試験直前は8時間/h×週6日の48時間/週のペースで勉強した。1年目は「経営」「運営」「情報」を科目合格し、2年目は「経済」「財務」「法務」「中小」を合格。だが「経済」が難化した年であり、4科目計でギリギリの通過だった。

N:T○Cの1・2次ストレート講座に通学。やはり記憶力の低下を感じ、理解を中心の学習にした。試験前1週間は休暇をフルに取り、420点ギリギリではあるが7科目一発合格した。診断士試験は出題範囲が広いため、頻出点を効率良く教えてくれる講師を選んで通った。出題領域の8割を80%当てるイメージだが、そこに絞ったことで60点ギリギリでの合格になった。効率良い受験と自負。

I:自分の実力では2年で1次合格すれば良いと考えたが、2年目の「経営」で見直した2択を全て外すミスを犯し、再挑戦となった。3年目は「法務」「経営」の2科目受験で120点ギリギリ、冷や汗モノの1次合格だった。1年目の7科目受験は体力的にキツイが、受験科目が減る2年目・3年目は精神的な重圧で苦しんだ。

F:興味深いと言っては失礼だが、3人とも実務で活躍する診断士である一方、1次試験は皆ギリギリでの合格。これが試験と実務が違うと言われる一因なのかも。

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■③診断士試験2次受験まで■

2次の学習は楽しい。だが試験では手応えナシ。

M:T○C1・2次上級本科生コースに通ったが、事例演習得点は安定せず、また受験校模範解答にも納得いかなかった。上級生クラスは約70人おり、講師の指導も納得いくものであったが、演習では自信があった事例Ⅳを含め、1回目の2次受験は全く手応えなしに終わった。

N:1年目の2次対策開始は、1次本試験終了後。模試や追加のオプション事例をフルに受けたが、事例Ⅲに苦手感があり、合格手応えなくBBCAの結果に終わった。2年目は講師の指導を信じ、十分な対策・勉強会などの工夫を重ねたが、本番直前に行ったセルフ模試でなぜか「周囲が当てる所を外す」スランプ状態になった。様々なメンタルコントロールを試みたが、2次の評価は前年より悪化し、CACA。

I:診断士になりたい思いが強く、T○Cの他にいくつか2次専門校の指導も仰いだ。3年越しの2次対策を経て臨んだ本試験当日は80分4セットに全身全霊を傾け、試験後は席から立ち上がれないほど。だが結果はB評価(BACBだった…?)

F:2年目以降の2次挑戦は、1年以上十分な対策をして臨むが、1年の努力に足りる手応えを得る人の方が少ないのが現実。ではこの「2次試験対策とは一体何なのか?」という疑問が出てくる。

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■④2次受験後、合格発表までの過ごし方■

合格発表まで7週間。ただ発表を待つのでなく、自分のキャリアを考える。

F:さて、2次本試験日から合格発表まで7週間待たされます。この期間をどう過ごしましたか?

N:答案分析会など、受験校のイベントに参加することが多かった。

M:2次対策の学習自体は楽しかったが、2次筆記は手応えもなく合否への関心は低かった。学習仲間の勧めもあり、養成課程のチラシに目を通すことが多くなっていた。

I:2次受験後すぐ養成過程MBAコースの選択を考えた。念願の2次初受験であったが、体力的に厳しく、またこの試験の合格は水物との感が強まった。家庭・仕事のとのバランスを考え、また大学母校に養成過程MBAがある親近感から、養成過程に進むことを2次合格発表前に決めた

F:なるほど、資格取得狙いでなく、診断士として活動することが目的なら、試験合格発表を待たず、養成過程を積極的に選ぶことが現実的な選択肢になる。

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■⑤2次試験の合否をどう考えるか■

2次合否は努力・実力を反映しない水物。その結果、試験合格が目的化。

F:3人とも、2次合格発表前に養成過程受験を決めています。とはいえ2次筆記の合否についてどう考えますか?

M努力が結果に反映しづらい、水物に思える。2次対策として、解答ノウハウ型の指導もあれば、聞かれたことにシンプルに答えろと指導する講師もおり、その方法が自分に合えば合格に近づくのだろう。

N努力したり、優秀な仲間が不合格になるのを2年間見てきた。一方、合格者がそれより努力したか、優秀かといえば、その限りとは思えない。

I試験に合格することが目的化している傾向は感じる。合格することが目的の人と、診断士として活動することが目的の人で、2次筆記合否に対する考え方は違ってよい。

F名ばかり診断士の立場としては、実務家の指摘は耳が痛い。スト合格者は一般的に、独立するより企業内でそのまま活躍する傾向が強い。試験に合格するテクニック磨きと、それを上回る出題傾向変化のいたちごっこが続くから、試験のあり方に疑問を持つ方は今後増える一方かも知れない。

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■前編まとめ■ 

2次筆記合格発表まであと13日。このタイミングでこの記事が執筆された意図は何か?4択で提示。

ア. 診断士養成過程の実態を紹介する。
イ. 診断士になる為に、試験合格でなく、養成過程の選択肢を提示。
ウ. 養成過程のカリキュラムの充実さを示し、受講をオススメする。
エ. 2次合否は水物。試験合格が目的化している実態を指摘する。

診断士1次を突破した実力者なら、4択見た瞬間に「明らかに間違っている2択を落とす」のは常套手段。ではその答えは?後編に続く。

byふうじん



こんにちは!

フォルゴーレです

季節の変わり目、雨も多く急な気温低下で体調を崩さないように気をつけて下さいね

 

本日の記事は前回の記事に引き続き、今年度の二次試験を受験する際に必要な一次試験の知識について考えてみたいと思います今回は事例Ⅲ、つまり一次試験の運営管理です

 

今年の事例Ⅲを解く際に必要だと思われる運営管理の知識を下記に纏めてみました

 

・生産計画の管理目標やQCDについての理解

・生産活動に関する、設計・調達・作業の流れの理解

・受注生産におけるプロセスや課題の理解

・設備保全に関する基礎的な知識

・定期発注方式におけるメリットや特徴などの基本的な知識

 

他にもあるかも知れませんが、これらの論点を理解していることが必要です。

 

以前に別の記事で書かせて頂きましたが、私の個人的な見解としてこの運営管理という科目は暗記科目としての性質を持っています。その為、正確にJIS等の用語を覚える事や、定義づけされている事を覚える事が必要になります。当たり前の話ですが、運営管理の頻出箇所を暗記する工程は一次試験を合格する為には必須です。

しかしながら、二次試験の事例Ⅲを解く際には単純な暗記をしただけでは少々力不足になってしまいます

 

それはなぜか?

 

一次試験は知っている事を正確に答える試験ですが、二次試験は聞かれた事に答える試験ですこれは事例Ⅲに限った事ではありませんけどね

 

事例Ⅲの予件文を読む時はQCD(品質、原価、納期)の観点や切り口で考えていく事がセオリーです

 

事例企業はこれらの3つのうちの1つか2つの問題を抱えています今回の事例Ⅲでも例外にもれず、歩留りの低下(Qの観点)、在庫増によるコストの増加(Cの観点)等が見受けられます

 

二次試験はこれらの問題を解決する能力を試されます

 

つまり、品質を上げる為にはどうすれば良いか?原価を下げる為にはどうすれば良いか?納期を短縮する為にはどうすれば良いか?

 

これらの問題点にたいする改善策を複数思い浮かべることが出来なければなりません一次試験では問題点に対する解決策はどれですか?のような問いはあまりなく、運営管理のテキストに記載のある用語の意味や特徴を問われる事が多いです。

 

本当の意味で一次試験の学習を二次試験に活かすためには、問題点から改善策を考える思考プロセスを鍛える事が役立つと思います設問文には「生産面で」や「在庫の観点で」などの制約条件を課す事で回答の方向性を意図的に限定させていますので、より多面的な改善策がの提示が出来る方が有利だと言えます。

 

満員電車の中でもできると思いますので、一次知識を問題点から逆算するトレーニングやってみて下さいね

 

それではまた



ご無沙汰してます。U2です。

早いものでもう今年もあと1ヶ月余りとなりましたね。
合格発表も近づく中、U2が昨年の今頃ずーっと考えていたことがあります。それは、「結局診断士って何やってんの??」という素朴な疑問。

通信生だったため、周りに合格者が皆無だったこともあり、診断士の仕事ということがよくわかっていなかったのです

そこで、今回は「診断士合格後1年目の世界」について、U2個人における今年の活動を振り返りつつ、その一端を御紹介できればと思います。

あくまで、診断士ってこんなことをやってたりするんだなぁ、ということを、個人的経験に基づく内容で記載していますので、何卒ご了承ください

診断士の仕事は、よく次の3つに分けて説明されることが多いです。
それは、診る、書く、話す、です。
では、具体的にいってみましょう

◆診る◆

これは、いわゆる企業診断業務。つまりコンサルティングですね。二次試験合格後、初めて行ったのが実務補習
この内容については、ハーンのこの記事やひろいんのこの記事にもをご参照ください。

このような企業向けの診断実務での経験は貴重なことばかりでしたが、さらにもう一歩つっこんだ支援の一端にも携わらせていただきました。

それは、商店街の支援(イベントの運営・企画など)や、地方都市の町興し(地域ブランドの創造や居住者・観光客をどう増やすかなど)といった、もう少し大きなカテゴリーでも、先輩診断士の方が支援に積極的に関わられていたのです。これは、想像をしていなかったため、大変興味深くとても勉強になりました。

また、先日東北の被災地に伺い、現地で実際に復興支援をされている診断士の方や地元商工会議所の方のお話を伺うなど、震災後約3年と8ヶ月後の現在を、実際に肌で感じてきた経験は、改めて様々考えるきっかけにもなりました。

改めて、診断士の活躍のフィールドの広さを実感した次第です。

◆書く◆

これは、主に執筆です。
U2は、ありがたくも素晴らしいご縁をいただき、ふぞろいな合格答案7からはじまり、月刊誌や雑誌などへの寄稿記事の執筆、尊敬する経営者の方へのインタビュー記事などに携わらせていただきました。

自分の名前が掲載され、紙媒体のものが世の人の手に取り、また新たなご縁を結ぶという経験は、責任の重さとともに、充実感が比例する仕事だと感じました。

道場の諸先輩方も、ハカセが携わったこの本をはじめ、月刊誌である企業診断など、あちらこちらでご活躍の足跡を拝見することが多いです。

また、このように一発合格道場での記事も、新たなご縁を結ぶ大きなきっかけでもあり、文章力構成・企画力などを培う上で大いに勉強になったことは言うまでもありません

◆話す◆

これは、主に企業研修やセミナーなどの講師ですね。
U2は、診断士としての登壇はまだそこまで多くはなく、来年の目標の一つとしているところです。
もともと税理士試験講師をしていた経験があるため、人前で話をすることは苦手ではありませんが、しっかりと勉強して取り組んでいきたいと密かに決意しています。

また、少しだけ拡大解釈をすれば「話す」ということは、最初の「診る」を行う際など、良好なコミュニケーションをとるための必須の力でもあります。
つまり、難しいことや複雑なことを、いかに相手(立場に応じて)に分かりやすく伝えるために必要なことと言えます。

この点、二次試験で事例企業に対する答案作成までの解答プロセスで、鍛えられたように感じます。

◆そして感じること◆

こうして書いてみて、診断士1年目について再認識したことは、

・まず自分でゴールを設定してはじめてスタートする仕事が多いこと
与えられるのはチャンスであり、果たすのは責任

・様々な方とのご縁で次なるお話へと繋がること
(目の前の仕事にベストを尽くすことがすべて)

・とはいえ、自ら手を挙げ、腹を決めなければ何もはじまらないこと
リスクを取らない選択はない

合格後は、あっという間に色んなことが怒涛のごとく目の前を通り過ぎていきます。

今だからこそ、事前の準備を可能な限りしておきたいものですね

今日の四字熟語:光陰流水(こういんりゅうすい)
意味:月日の過ぎ去るさまは、水の流れの速いのと同じということ。

今日も元気で
U2でした。



みなさん、こんにちはu-taです。

少しずつ寒くなってきましたね。私が住む関西地方では紅葉を楽しむ季節です

関西では京都の嵐山が有名ですね。さて、先日の3連休、皆様どのようにお過ごしになられましたか?

勉強時間に充てられた方、或いは家族サービスをこの機会にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。

今日はお子様をお持ちの方に向けて、勉強と家族サービスの両立をテーマにした記事です。

家庭との両立でお悩みのパパさんに一つでも参考になることがあればと思います

 

さて、プロフィールにも簡単に記載をしていますが、私は受験生時代に子どもが1歳~2歳でした。

その上、診断士合格前はMBA取得の為、大学院に通っており、子どもの出産時は院生、出産後も診断士の勉強と

家族には大きな負担をかけていました。その為、妻には今も頭があがりません

 

診断士の勉強を開始した当初は受験予備校に通学していましたが、家族との時間が少なくなり、自分自身が育児に関与出来ないフラストレーションが溜まっていきました。

私にとって、仕事よりも、勉強よりも、家族が大事なのです。特に子どもと一緒の時間を過ごすことは自分自身の最大の喜びでもあり、かけがえのない時間です。

ただ、育児ばかりに専念して、自身の夢や目標がない父親もちょっとカッコ悪い

全てに対してバランスよく時間を使いながらも、育児への優先度が高いこと、それが私の理想なのです

 

ということで、通学は最初の1ヶ月で終了。9月中旬からは全てWEBでの受講に切り替えました。(元々WEBフォローなるシステムを申し込んでいました)

一次模試のみ、予備校で受験しましたが、その他は2次対策含めてWEBの授業を受講しました。受験生仲間が出来なかったのは少し残念ですが、その分、家族との時間を確保できたと考えれば後悔はありません。

基本的は、仕事終わりの平日夜と休日の日中は家族との時間です。勉強はしません。

 

勉強したのは早朝です。

 

診断士受験前は完全に夜型人間でした。

元々朝はあまり強くないです。そんな人間でも朝型に変われます

 

基本的な1週間のスケジュールは以下の通りです。

月・木   5:00起床→WEB講義視聴→音声をスマホに落とす

火・水・金 5;00起床→該当箇所のスピ問解き

土・日   4:00起床→1週間分のスピ問復習&予備日

 

月~金は早朝だけで2:30程度の勉強時間を確保し、土日は9:00過ぎまで勉強したため、それぞれ5時間ほどの勉強を行っていました。

これだけでも、22時間程度の勉強時間が確保できます。その他にも徒歩の移動時間にはスマホに入れた講義音声を常に聞いたり、電車の中でもスピ問を解いたりすれば、

週25時間の勉強時間の確保が可能になります。

また、夜に急な仕事が入った場合でも、朝型の勉強スタイルの場合、リズムが崩れません。

 

結果的に、一次試験の直前以外の休日は仕事が入らない限り、家族と過ごす時間に充てることが出来ました。

(最後の1ヶ月だけは勉強させてもらいましたが・・・)

もし、家庭との両立で悩んでおられる方は是非、朝型の勉強を取り入れてみてください。

 

具体的なご質問があればお気軽にコメントくださいね。

by u-ta

 

 

 

 

 



こんにちは。3215です。
二次試験が終わってから、早1か月。
モヤモヤした気分にも、そろそろ飽きてきてるのではないでしょうか?
それでも、まだ二次筆記試験の結果発表まであと2週間強あります。
モヤモヤはまだもう少し続くわけですが、この”執行猶予期間”も、これまで頑張って二次試験に行きついた者にしかわからない「醍醐味」として味わってもらえればいいなーと思います。

今日は先日の.NAP.さんに続き、受験生の方からお寄せいただいた「合格”前”受験体験記」をご紹介いたします。
今回は昨年の12月末から診断士の学習を始められたママさん受験生”おはとも”さんの体験記です。
お仕事と家庭と育児をこなしながらの受験生生活はとてもストイックなものでした。
当初、A4用紙10枚強に及ぶ大作を僕のほうで泣く泣く凝縮させていただいてます。
それでは、どうぞー。

寄稿 ここから

[おはとも;自己紹介]
30代女性、5歳の娘あり。
2004年 社会保険労務士試験にストレート合格。
2008年 出産・育児休業取得
現在、保険業界で事務系専門職に従事。

[受験を決断した理由]
・社労士試験合格からのステップアップ
いまから10年前、TACに通学し社労士試験に合格した後、診断士の受験を勧められたのがこの資格との最初の出会いでした。
しかし当時の私はまったく興味を持てず。そのまま10年の歳月が過ぎてました。

・ビジネススキル獲得と提案力強化
2013年、管理職に昇進。ただでさえ育児と仕事を両立しながらの生活で大変なのに、実務経験のない部署での仕事。
定時で帰らなければならないのに帰れない壮絶な日々
業務改善をして皆が定時で帰れるようにしたい。
しかしそこで気づいたのは、業務改善に必要な知識も提案するノウハウも自身に不足していることでした。
そこで、私自身が理論武装すること・社内での信頼を得るためのわかりやすい肩書=「中小企業診断士」を得ようと受験を決めました。

・目標設定
学習開始を決意したのが、2013年12月27日。
ゼロからのスタートで7科目受験するにはぎりぎりのタイミング。
しかし情報収集したところでは、診断士の一次試験は7科目同時受験することで科目間のバラつきを平準化することができトータル学習時間は最も少なくて済むらしい。
そこで、最短コースで合格を手にしたかった私は今年7科目学習に食らいつく、と決めました。

・学習時間確保
一次試験合格までに必要な最低学習時間は800~1000時間。
学習開始から8月の本試験日まで週25時間の学習を続けたとして、ジャスト800時間
しかし娘にこれ以上の負担は無理だと判断したため、Web通信講座により

  • 平日の昼休憩時
  • 移動時間
  • 子供の睡眠中
  • 休日の子供を習い事に預けている間

のみを勉強時間に充てました。

・学習方法
10年前の社労士受験の経験から、診断士試験1次までの勉強についてどの程度ストイックにやらなければならないかというイメージは掴めていました。
が、完璧な状態まで仕上げて本試験に臨むというスタイルは今の私には難しい。
そこで、やるべきことの取捨選択が今後重要になってくると認識しました。

[基本講義インプット期の学習]
年末~GW終了までに7科目のインプットを終了すること、それ自体が最大の目標でした。
そこで、「学習の完成度は低くても、講義日程に遅れることなくどんどん進める」を基本方針とし、理解が不十分でも全体像をざっくりと把握することを優先しました。

この時期にしていた学習は次のとおりです。

  • 移動中・食事中・入浴中・家事をしながらWeb通信で講義を聴く。
  • 可能な限りテキストを開きチラチラ見ながら。
  • 手足を使っていても頭を使っていない時間は勉強(講義を聞く)に充てる。

    講義に対応する部分のトレーニング(問題集教材)を1回解く

この時期の学習時間は週10~20時間と目標である25時間に届かず。しかもそのほとんどが「ながら学習」
テキストの予習は一切せず(予習する時間があったら次の講義を聴くことに充てる)・復習はトレーニング(基礎的な問題集)を1回解く。
GW直前、休日の7日間で受験予備校の講義×10コマと対応する答練を消化しました。
とても短い期間での詰め込みになってしまいましたが、「GWまでに7科目の基本講義をすべて終える」という目的を執念でどうにか達成しました。

[基本講義終了時(GW直後)までの学習時間]
約250時間+α(細切れ時間)
当初目標ではこの時期までに470時間学習の予定でしたが、結果は目標を大幅に下回っています。

そして、GWまではまずまずだった答練の成績(7科目合計476点)も、GW以降は問題の難易度が上がってきて急降下
ここで、私より早く学習を開始したライバルたちとの実力差を初めて感じました

  • これから何をやったらいいのか?
  • どこから学習に手を付けるべきか?

を知りたくなり、TACの教室講義に参加するようになりました。
そこで教室受講生たちが話す会話のレベルが高いことに驚き、養成答練の点数だけを見て安心している自分の甘さに気づいたのです。
当時、周囲に受験仲間がいなかったため、「私は相当がんばっている。育児・家事・仕事・勉強を両立なんて神業はなかなか出来ない」ぐらいに内心思っていました。
しかし、教室講義に出てみれば私以上に忙しい人や育児と仕事、海外出張と学習を両立している女性がいることを知りました。
その日、涙とともに
「なんだかんだと合格できない理由をつけて逃げようとするのはもうやめよう。試験翌日に道で倒れて死んでもいいから、死ぬ気で勉強して絶対に今年合格する」
と決めました。

この時期やりはじめたこと
・インターネットによる受験情報収集
学習方法や本試験に関する情報収集のため、インターネット検索をして一発合格道場にたどり着きました。
社労士受験の経験上、本試験は勉強した知識そのものより、

  • どれだけ情報やテクニックを的確に利用できたか
  • 当日までのコンディション調整に成功したか

にかかっていることを知っていたので、道場ブログを発見してからは、勉強と同様にブログからの情報収集を重視しました。
道場で紹介されていた「橋げた理論」を知ったのも6月…。
すでに完成答練も終盤でした。

6月後半から本試験直前期までは、毎週平日に1日休みを取り、勉強時間に充てることで、40~45時間/週を確保しました。
平日の朝・昼・夜で4時間×4日=16時間
休日(2.5日)24時間

答練期に点数が下降した経済学・企業経営理論については勉強方法を変えたことで点数が上がり危機を脱出。
公開模試のレベルは本試験より少し高いと聞いていましたので、いまの実力からすると400点が目標、とにかく1点でも多く稼ぐことのみを目標にすると決め、万全のコンディションで臨みました。

[TAC公開模試の成績]
7科目合計 427点

総合得点で420点越えを達成。
少し前までは厳しいと思っていた一次試験突破が一気に射程圏内に入ってきました。

[公開模試後~超直前期]
今後の課題は努力したけれどやっぱり足切りになった財務会計と、得意だと自負していたのに予想外に足切りをくらった経営法務の得点の積み上げでした。

【財務会計】
最も困ったのは、過去問や答練の解説を読んでも、言っている意味がさっぱり分からないこと。
自分が前に進んでいる実感が全く得られないのではいくら問題を解いても無意味であって、やり方を変えない限り一切実力は伸びないと悟ったのです。
「直前期に新しい教材に手を付けるな」という通説がありますが、私は公開模試での財務敗退を経て、通説をあえて無視して自分の信じたやり方を選び取ることを決心しました。
7月初旬の1週間、新たな教材に取り組みはじめました。

【財務の新しい取り組み】

  1. 日商簿記3級のテキスト  3日間かけて1回読む
  2. TAC財務会計オプション講座(基礎的なもの)を通信受講、4日間で消化

その結果、「なあんだ!そんなことでよかったの?」というほど理解がすすみ、ようやく過去問の解き方・解説の理解ができるようになりました。

【経営法務】
法務は守備範囲が広いうえに丸暗記では対処できない理解を問う問題が多い。
そこで学習範囲を絞って得点可能性の高いところを重点的に補強する手段をとりました。
道場の出題領域表とTACからの情報を参考に、会社法と知財の暗記強化と過去問攻略に集中しました。
両者では特に知財のほうが難易度が低くなる傾向があるため知財の基本的暗記事項を優先しました。

【超直前期のピーキング】
会社は火曜から休みを取り、勉強とコンディション調整に充てました。
迫りくるプレッシャーの中で道場のひめさんのピーキング記事を参考にしました。
前日の夜にはやることが何もなくなってしまったので8時ごろにはさっさと布団に入ってしまいました。

[本試験成績]

  • 企業経営理論   76点
  • 財務会計       56点
  • 運営管理       69点
  • 経済学          80点
  • 情報システム   52点
  • 経営法務     48点
  • 中小経営政策   74点  7科目合計 455点

[一次試験成功の要因]
学習期間中、2度の方向転換を行っていることがその要因と思います。
現在の自分の勉強の仕方で、ゴールに到達できる見込みがあるのかをつねに分析する。
到達できる見込みが薄ければ学習方法を変えるという意思決定をできたことが成功要因だと思います。

【二次試験対策】
一次試験が終わるまで、TACのカリキュラムにあった「二次スタートアップ講義」というのをちょっと聞いた程度でそれ以外何もしていませんでした。
速習で一次の合格すら怪しいのに二次にまで手を広げる余裕がなかったというのが正直なところです。
最も困ったのは、

  • 何をどのように学習したらよいのか?
  • どこが合格基準なのか?
  • 何を目標とすればよいのか?

が分かりづらいことでした。
そこで情報収集のためふぞろいや全知識等の書籍を使い、どんな解答が合格・不合格なのかを知ろうとしました。
またタキプロの勉強会に参加することで、多年度受験生と接する機会もありその人たちがどんな解答を書いているのか見ることもできました。
また、講師から「スモールビジネスマーケティング」と「ブランドづくりの教科書」を読むことをすすめられました。
講師や受験仲間から「一次試験で学んだ知識を使った解答になっていないので、一次試験の復習をしたほうがいい」とアドバイスを受け、それ以降は「全知識」を読むようにしました。
一次試験の財務会計をぎりぎり実力で突破した私としては事例Ⅳが最も心配だったのですが「事例Ⅳ単独で落ちる人はほとんどいない」「事例Ⅳ合格のハードルは思っているほど高くない」という話を真に受けて「ああ、そんなにやらなくていいんだ」と思ってしまいました。
今思えば、ほかの一般的受験生はそうであっても財務会計の実力が弱い私はもっと早い段階から力を入れて取り組むほうがよかったんじゃないか、と思ってしまいます

寄稿 ここまで

いやー。前半の一次試験対策への取り組みには圧倒されますね。感服です。
今秋から学習を始めた方の中にはひょっとしたら「え?この試験ってここまでしないと合格できないの?」とか思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまでストイックに取り組める方はそうそういらっしゃらないと思います
その中でも、おはともさんは社労士試験学習の経験を活かしつつ、学習目標の設定をしたり、主体的かつ柔軟的に学習の仕方を修正されています。
こうした「学習のPDCAサイクル」をキチンと廻すというところは、これから学習を進める皆さんにも参考になるかと…。
本文中にもありますが、6月までの「時間」と「学習進度」の管理に橋げた理論”に基づく「学習の習熟度(理解)」の管理が加わっていれば、より効率的だったのかもしれません。
(ちなみに”橋げた理論”とはこちらのページをご参照ください。)

それに比べて二次試験対策は「対策期間の短さ」「捉えどころのなさ」にずいぶんと迷いと苦労をされた感が読み取れます。
ここが「合格前体験記」で如実になるところですね。
きっと合否が判明してからだと、いろんなところが「英雄譚」や「敗将の弁」みたいに変換されちゃう。
これが初学の方の二次対策について「リアルなところ」なんだろうなぁと。

…なんて、ずいぶんと上から目線で物申しておりますが、結果が出る前にここまで振り返ることができるのはすごい!
おはともさん、どうもありがとうございました!

3215



「簿記コツコツ」の大事さは解った。でもやるのは嫌。

という方はスト合格向き。スト合格とは自ら考え行動して実現。よって何かをオススメしたり・されたりは一切ない。

なお診断士「財務」対策を独断で格付けすると、

ベスト:「簿記コツコツ」+「財務スラスラ」
セカンドベスト:診断士「財務」専念
ワースト:「財務をコツコツ」

「簿記3級」は正直面白くないし、時間もない。だが大手受験校の講義では、予習しないと復習量が増える。するとスト生の多くは「財務」をコツコツ復習開始。「運営」「経済」の先取り学習がおろそかになり、スト合格望み薄

怖っ。

大手受験校通学クラスに100人生徒がいると、スト合格するのは最大6人。周囲の学習ペースを見て安心するタイプは、少なくともスト合格には不向き。そこで今日は「簿記」未習タイプのスト合格者の行動に注目。

ファイナンスをつまみ食いし、合格60点突破

の考え方を探る(注:オススメする意図はない)

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■診断士「ファイナンス」~期待値とリスクリターン■

診断士の「ファイナンス」は超簡単。だって簡単な所だけ当てれば良い。

診断士試験が問う「ファイナンス」の基本は、

期待値計算
リスク・リターン概念の理解

の2つに集約。①期待値計算とは、要は加重平均(Weighted average)。診断士試験ではあちこち頻出するから、見掛ける度についニヤリ。

<身近なケースで学ぶ期待値計算>
・診断士「1次」60点とは、全問を60%の確率で当てることではない。
・25問中、当り前AB=10、勝負所C=10、捨て問DE=5マーク。
ABを9割、Cを5割強当て、DEを適当にマーク。15問○で60点。
・60点狙いならDEランクは学習不要。学習範囲が減って超楽勝。

.

②リスク・リターン概念とは、ハイリスクで良いならハイリターンを狙える理屈の説明。そしてポートフォリオ効果により、ローリスクでもハイリターンが狙えると知れば完璧。

<身近なケースで学ぶリスク・リターン>
・診断士試験は、難関ながら毎年20,000人が受験する人気資格。
・人気の理由は、ローリスク・ハイリターン。
・例えば「簿記」「情報処理」「ビジネス法務」等を一つずつ受ける。すると時間とカネがかかり、かつ意外と合格できないハイリスク
・診断士「1次」7科目の同時受験は、科目間の学習相乗効果や得点補完効果によりローリスク
・診断士「2次」は傍目で見ると難関。たまたま合格でハイリターン

おちゃらけた合格体験記から想像するほどスト合格とは甘くない。だが、

ファイナンス理論を使うと、診断士試験のリスク・リターンを説明可能。

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■さっさと過去問~診断士「財務」専念セカンドベスト■

スト合格者の多くは、1次過去問5年分を真っ先に解く。○か×か?

答えが○×どちらかはどうでも良いが、「財務」をコツコツ復習するより、過去問5年分を一回転させ出題傾向を知る方がゴールに近い。

<表「財務」テキストの章立てと、出題マーク数>

制度会計 管理会計 ファイナンス 簿記知識
1.財務会計とは
2.財務諸表概論
3.経営分析
4.管理会計
5・意思決定会計
6.Ⅰ企業財務論
7.Ⅱ証券投資論
8.BS・PLの作成
9.CF計算書の作成
10.原価計算
11.会計規則
★★経営分析 ★CVP分析
★☆利益差異分析
☆構造的意思決定
★★株価の計算
★☆DCF法
☆☆資金調達
☆リターン・リスク
☆CAPM
★☆デリバティブ
★☆BS・PL作成
☆CF計算書
☆☆☆☆会計規則等
★☆原価計算

上段(テキスト章立て)は、TACスピテキスト・ポケテキに準拠。一目で解る通り、受験校「財務」講義は、過去問で問われる点を先に押さえ、「簿記」論点を後回し。「簿記」抜きで合格60点を取らせる気満々。

下段(本試験出題マーク数)は、過去問5年分の出題傾向。☆は全25マークの出題論点を示し、うち★は必ず出題されるベタ問10マーク
うち、簿記不要=★8マーク、簿記論点=★2マークだから、「簿記」抜きスラスラ学習で40点+鉛筆ころがし4マーク16点が十分狙える。

要するに、「簿記をコツコツ」やるのが嫌なら、診断士「財務」講義を使いこなせば、1次60点が取れる。

「簿記」「財務」の違いを区別せず、毎日コツコツ解くのがワースト

の選択であることはもう説明不要。では次の章で「財務」をスラスラ解くポイントを確認。

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■ファイナンスⅠ(企業財務論)~期待値計算■

企業財務論とは、BSを巡る三角関係。期待値計算WACCが主役。

企業財務論(コーポレート・ファイナンス)とは、資本コストを巡る様々な冒険談。そして企業BSを舞台に、経営者(資産)⇔銀行(負債)+株主(純資産)の3者が何を企んでいるかを知る。

要するに診断士のファイナンス(企業財務論)は、

期待値計算でWACCを求めれば良いから、超簡単。

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■ファイナンスⅡ(証券投資論)~リスク・リターン■

証券投資論とはリターンが好物、リスクが苦手。値付け基準CAPMが主役。

証券投資論(Portfolio theory)とは、「株価」「投資構成の割合」を巡る様々な冒険談。個別証券/ポートフォリオのリターンとリスクを頭に叩き込んだら、CAPMの一次方程式をグラフで描いてパタ解き。

要するに診断士のファイナンス(証券投資論)は、

リスクとリターン、CAPMで株価が決まれば良いから、超簡単。

なお、配当割引モデル(株価=配当D/期待収益率r)で企業財務論⇔証券投資論の理解をつないでおくと万全。

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■今日のまとめ■

今日の特集はつまみ食いファイナンス。ファイナンスの薄い参考書を一冊買い求め、当記事が示すキーワードを赤で先にマークしてから読み通す。

なんだ、ファイナンスの重要論点とは、たったこれだけ。

そこに気づくと診断士「ファイナンス」は荒稼ぎ。期待値計算ができれば「簿記」抜きで60点を取るセカンドベスト策が実現可能。ではまとめ。

・「財務」コツコツは「運営」「経済」対策を手薄にし、スト合格望み薄。
・期待値計算とは、要は加重平均。診断士試験のあちこちで頻出。
・ハイリターン→ハイリスク。ポートフォリオを使えばローリスク。
・過去問解いて出題傾向を知ると、自分に適した学習法を選択可。

byふうじん

※次回は「CF計算書」を予定。他にリクエストあればお受けいたします。



藁の山の中に私の大事な針を落としたの。
探してくれるかしら?

昔々、気難しいことで有名な美しいお姫様がいました。そして毎年5,000人の若者が10月下旬に求婚に訪れるたび、こう宿題を出していたのです。

ある若者がさっそく探したところ、本当に針が落ちていました。喜んでお姫様の所に戻り、こう言います。

「お姫様、針が見つかりました!」

だが姫は悲しそうに首を横に振り、こう言います。

「違うの、私の探している針はこれとは違うの。」

さて、このお伽話の続きは以下のどれが正しいか?

.
■合格仮説とその結果~結果的に合格することが正■

若者A

ある若者は、どうしてもお姫様と結婚したかった。そこで何度も藁の山に挑むと、やはり針が落ちている。何度かお姫様の下にそれを届けると、お姫様は最後にこう言う。「そう、これが私の探していた針なの。」

若者B

ある若者はこう言った。「私の知っている先生に、針の探し方を教わってきます。」1年後に再挑戦すると、針が何本か見つかる。「姫が落とした針はこれだな。」選んだその針は、確かに姫が落とした針そのものだった。

若者C

ある若者はふと仮説が浮かぶ。「姫は無くした針を探したいのでなく、今すぐ針を使いたいのでは?」そこで近くの裁縫室に行き1本の針を選ぶ。すると姫はこう答えた。「そう、今すぐ針が使いたかったの。ありがとう。」

  

このお伽噺を「不謹慎だ」と憤るか、「意外とそんなものかも」とさらっと流せるか。その違いは合格タイプの差に依拠。

A多年度合格 B短期合格 Cスト合格
2次受験3回以上 2次受験2回まで 1・2次同時合格
ノウハウ
+たまたまA合格
ノウハウ
+Sランク合格
聞かれたことに答える
+たまたまA合格
400人 300人 300人
合格確率50% 合格確率80% 合格確率20%

Sランク合格300人を除き、

2次筆記合否は「たまたま」「運の良しあし」に過ぎない。

「たまたま合格者」700人によるボクの合格ノウハウ!自慢は無意味で無価値。結果的に合格した方法全てがマイベスト。お伽噺の答は1つではない。

.
■合格仮説その2~記述試験→論述試験■

2次筆記とは、記述試験?論述試験?

数年前の2次筆記は、与件の根拠をそれらしく因果で並べてA答案。つまり私見を挟まず抜書きをする記述試験

一方、与件の抽象化を受け一次知識を自力で補うことで論述試験化したか・・、というとそうでもない。

例えばWeb上の受験校模範解答を並べ、センテンス数と箇条書き採否を比較(H26 事例Ⅰ)

TAC 大原 TBC AAS
 関西 
AAS
関東 
第1問(120字) 1 2 2☆ 1☆ 1☆
第2問(100字) 1 1☆ 2☆ 2☆ 1☆
第3問(100字) 1 1☆ 2☆ 1☆ 1☆
第4問(100字) 1 1☆ 2☆ 1☆ 1☆
第5問(100字) 1 1☆ 2☆ 2☆ 1☆

☆=①②・・の箇条書き

TAC模範解答について。100字1センテンスの文章は読みづらく、制限時間80分でここまで論理立てて文章考える時間はない。却下。

TAC以外の事例Ⅰは全面的に箇条書き。要求解釈の精度が問われる事例Ⅰでは、解答要素を2つ並べ、どちらか1つが当たれば御の字か。

100字制限で箇条書きを2つ入れたら、1センテンス50字。50字に私見を挟む余地はなく、いかに与件が抽象化すれど与件に沿った表現で加点

だから「論述試験」でなく「記述試験」に過ぎないでしょ?

とするのが今日の仮説。これは要検証。

.
■合格仮説その3~合格手順は3パターン?■

2次合格者の言動を観察すると、発想パターンはおよそ3通り。

①事例解説手順
タイプ
②解法フロー
タイプ
③答案金型
タイプ
自力で思考 ノウハウ志向 ノウハウ志向
TAC模範解答に代表される、実際の企業診断実務に沿った発想手順。 2次専門校(プロセス重視型)に代表される、①の思考を手順化し、手とり足とり教えてくれる。 2次専門校(添削答案重視型)に代表される。解答手順でなく、答案を金型化。
良く読むとその通りだが、素人目にはやたら難解。 やたら細かいが、その通りやれば確かに合格A答案。 答案志向だから、最初から合格A答案レベル

全く仮説に過ぎないが、今後の2次合否は「③答案金型タイプ」有利と予想。

「何を聞かれたかの要求不明」のみならず、「どこを使えばいいか根拠さえ不明」なのが今後の2次筆記。

であれば書く答案パターンを予め複数用意し、書く手間と時間を節約。捻出した時間で、複数解答候補を考え、最も安全妥当な解を選ぶことができたか?

最新合格体験談を待ち、これも要検証。

.
■今日のまとめ■

2次筆記とは自ら合格仮説を立て、その仮説が当たった順に1,000人合格。

今日立てた仮説は3つ。その仮説の正否も12/12の合格発表結果待ち。

仮説1:2次合格枠の7割は「たまたま」「運の良しあし」に過ぎない。
仮説2:2次筆記は「論述試験」でなく「記述試験」に過ぎない。
仮説3:2次の抽象度・難易度が上がり、今後は答案金型派が有利。

byふうじん



こんにちは。ハーンです。

二次試験が終わり、2015年度の一次試験向けの記事が増えてきましたね。

一方で、二次試験を振り返るといった記事も、引き続き掲載されています。

二次試験が終わってから、もうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、合格発表はこれから20日程度先になります。本当に長いですね・・・

 

ということで、悶々としている方も多い中、今回は趣向を変えて、気が早いと言われそうですが、実務補習について記したいと思います。

今年、二次試験を受験された方。二次試験に合格していれば、すぐさま口述試験があり、年明けには合格発表。1月末には実務補習と、この間はあっという間に過ぎていく感じです。私の経験上もあっという間でした。

二次試験ができなかったと思っている方。みんなそうです。もし合格したら?口述対策もさることながら、仕事と実務補習をどうやって折り合いをつけるのか、休暇の申請は?などスケジュールを今のうちにシミュレーションしておく方が良いと思います。

 

他方、来年度の試験を受けるべくこれから学習を始める方。診断士の「資格取得」ということを仮にゴールと置いた場合、最後の関門(今の制度では試験ではありません)が「実務補習」となります。(今回の記事では実務従事で申請要件を満たす方は置いといて)

ゴールから現在地まで遡ってくると、全体が良く見える事があります。そうした観点で気軽に読んでいただければと思います。

 

◆診断士としての登録に至るまで◆

こちらの中小企業診断協会のホームページに、登録までのフローが掲載されています。既に二次試験まで受験された方は、熟知されていると思います。

(よく二次試験って言われているのは、二次試験の筆記試験を差します。口述試験は、ほぼ合格しますので)

この中にある実務補習(15日間以上)というのが、今回の記事の内容です。

診断士に合格して最初の実務補習は1月末にスタートします。合格してすぐ受けることが必須ではありません。ただし、二次試験(口述試験)合格後3年以内に受講する必要があります。

 

◆15日間コースと5日間コースの選択は◆

そして、15日間コースと5日間コースがあります。

 

よく聞かれる話として、15日と5日、どちらを選択したほうがいいのか?ってのがありますが、メリット、デメリットありますので一概には言えません。

何より早く診断士登録したいなら15日間コースです。その年の4月に登録可能です。ただ、仕事で都合がつかないなどの場合は、必然的に5日間コースになると思います。

その場合、次に実務補習を受けられる機会は、その年の7~9月になるかと思います。

ここで計10日間、実務補習を受ければ、秋に診断士登録が可能となります。

 

なお、15日間コースでよく言われるのが体力面の問題です。はっきり言って、15日間コースは、一段とハードです。私自身、15日間コースを選択しましたが、かなりしんどかったです。とはいえ、みなさん脱落せず15日間コースを無事修了していましたので、最後は「気力でカバー」ってことですね!(笑)

一方、合格した勢いで一気に頑張れるメリットもあります。同じメンバーでチームを組むので、結束が固くなる、メンバーの性格が分かるため調整がしやすいなどのメリットもあります。置かれた環境を考慮して、ご自身に合った選択をしてください。

個人的には環境が許すなら、合格した勢いで頑張れる15日間コースをお勧めしたいですね。

 

◆具体的にどんなことをやるの◆

今回は概要なので、詳細は平平の過去記事を参照願います。詳細は1月に機会があれば書くかもしれません。なお、私の時のスケジュールも過去記事と似たような感じでした。

まずは、「5日間」といっても最初に2日(木・金あるいは金・土)、そして1週間程度の自習期間があって、後半3日(土・日・月)って感じです。なので、5日間コースは実質11・12日とかいう感じです。15日間コースは1ヶ月以上に及びます。

 

大まかなイメージは、以下のとおりです。

・5~6名のグループで班を構成。経営・財務・人事・営業・生産・販売等に分担する。
・指導員の先生がついてもらえてアドバイス(時にはシビアな要求?)をもらえる。
・最初の2日で診断先企業へヒアリングをして、その後提案の方向性を決める。
・自習期間の1週間程度で、担当分野の資料を作成。(A4で10枚程度)
・後半2日で、資料の追加・修正など。そして資料を完成・製本。
・最終日は診断先へ行って報告会。(+打ち上げ!)

 

まず、いきなり初日から診断先へヒアリングに行くケースが多いです。私も初めて会った他のメンバー5名とその日にいきなり診断先へ行ってヒアリングをしたのには面食らいました。(一応、事前に情報はもらえたので少しは予習をしていましたが)

チームでの議論は夜に及びますし、自習期間のレポート作成は平日のため仕事が終わってから。なので深夜までおよぶことも多々あります。自分だけ遅れるとみんなに迷惑がかかりますから。

そうして作成した資料で3日目に指導員の先生から大幅なダメ出しがあると、4日目までには修正してFIXしなければいけない。ホントきついです。診断協会のホームページにあるスケジュール表をみていただければわかるように、15日間コースだと月曜に報告会が終わったら、その週の木曜か金曜には次の診断先の1日目がスタートします。ホント体力勝負です。

 

◆貴重な経験◆

個人的には、以下の理由から非常に素晴らしい制度だと思います。

・知らない企業にいきなり訪問してヒアリングをさせてもらい、提案を作り上げるというのは、なかなかできない貴重な経験。
・メンバーは診断士合格者のみ。高いレベルでいろんな経験を持ったさまざまな世代のメンバーと切磋琢磨するのは刺激的。
・指導員の先生から、ものの見方や提案を通じて一次試験で学んだ本当に基礎的な知識の使い方などを学ぶことができる。

 

あと完全な余談ですが、実務補習の指導員ができるのは、独立診断士で経験何年といったようなハードルがあると聞いたことがあります。

とすると、指導員の数が限られる→実務補習の受け入れ人数が決まってくる→合格者数が決まってくるということになります。それが毎年1,000人程度ということになるわけじゃないですかね。

 

この制度が、指導員のレベル・チーム構成の人数というのも含めて維持されるなら、他の資格あったような合格者が何倍にもなるといったことがない、ある意味で資格取得の参入障壁になっているかと。裏を返せば、毎年一定数は合格者がでるわけですので、読者のみなさまには、ぜひとも合格してほしいです

 

実務補習は正直大変ですが、得られるものも多いです。こうした情報が、みなさまの今後のモチベーション向上に少しでもつながるといいなぁと思います。

 

◆今日の要旨◆

・二次試験(筆記)に合格したら、口述試験、実務補習はあっという間。休暇取得も含めて仕事との調整を考えておいた方が良い。

・15日間コースと5日間コースはそれぞれメリット・デメリットがある。置かれた環境を考慮して、ご自身に合った選択をしてください。

・睡眠不足などで大変だけど、実務補習は自分を高めてくれる非常に貴重な体験。この制度は本当にありがたいと感じている。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。ハーンでした。



こんにちは、まさや~んです。

本日の記事は、二次の解答が伸び悩んでる方と二次を取り組もうとしている方向けの記事です。
なぜこの記事にしようかと思ったのが、オフ会でお話した際に(当然みなさま受かってると思いますが)二次の勉強方法などの質問をされる方がいたからです。ですので、試験前のブログで書くといっていた「読む力」の重要性ではなく、逆に「書く力」なんてそんないらないという視点で書いてみました。

== ここから

☆解答は誰に対して書いていますか?

私の答えは【各事例の社長や出題者に向けて】解答するということです。
もっと詳しく書くと、「限られた条件(試験でいうと、与件、設問、時間など)を基に、その条件下で適切な状況分析やアドバイスを、【各事例の社長や出題者に向けて】、わかりやすく報告・提案すること」が求められています。

当たり前の答えなのですが、実はそれができている人は限られています。
なぜかというと、限られた条件(試験でいうと、与件、設問、時間など)を基にせず、独自の解釈やファンタジーを作り解答するひとが多いのです。なまじ経験がある人が受かりにくいという諸説はここからくるのではないかと思います。

以下の図は、私が考える合否ピラミッド
(評価は一つの事例で大多数その方針で答えた場合の参考程度のものです)

☆ファンタジーって何?

与件の設定+独自解釈の設定
独自解釈の設定のみ
与件の設定は正しくもユーモラスあふれる解答
独自解釈の設定と解答で終始
などなど

つまりは自分の主観(独自解釈)が少なからず入っているものである。

もし主観をいれたいならば、その理由も解答に盛り込まなければ伝わらない。でも本試験の100字そこそこでそんな理由を書くスペースはない、よってその答えは出題者が想定していないであろうと結論付けることができる。

☆知識と独自解釈の違い

知識は、二次受験者が当然知っている一次試験範囲の内容、過去の二次試験から導かれるもののことである。対して、独自解釈とは、現場での経験や個人主観、有名コンサルなどのテクニックから導かれるもののことである。

相対評価で合格基準に入るのに、有名コンサルや著名人のテクニックは必要ない(試験委員書籍は除く)。もしテクニックを重視する場合は他の人と離れるマイノリティーな解答となり、いくら正しくても、その解答が出題者が想定していないものの場合加点は望めないと思われる。その場合は、そもそもが設定を無視して独自解釈したファンタジー解答がほとんどだとは思います。

☆合格レベルの答案とは

二次試験で合格するレベルとは「与件に基づいて書く」という意味が、「与件のコピペ」でもないし「与件+独自解釈設定」でもないと理解していることが大前提。もし、この違いが分からず受かっている合格者がいたら「たまたま」の合格者です、ナイスラッキーといってあげましょう(笑

では、それを理解した上で、二次試験の解答骨子の理想形とはどうなるか

・基本パターン
「主語、目的、与件根拠1、与件根拠2、・・・、効果や帰結(述語)。」
・基本パターン派生(事例Ⅱなどの戦略問題の場合)
「主語、だれに(与件根拠1)、何を(与件根拠2)、いつ(与件根拠3)、どこで(与件根拠4)、どのように(与件根拠5)、効果や帰結(述語)」
などなど

で、終始解答をかいていることだと思います(設問内容によっては例外あり)

☆見えてくる事実

二次試験(筆記)では、【診る(読む)、考える、書く】、が必要ですが、書く力は本当に必要でしょうか?

先述の解答骨子の理想形、をベースに解答する場合、主語、目的、効果・帰結などは設問を読んだ時点でほぼ確定しますよね。あとは根拠として、与件を埋め込むという作業が必要になるだけです。もし書く力が必要だとすると、与件を埋め込む際の圧縮力(?)のみということなんでしょうか?でも、圧縮して与件をリフレーズ(置き換えること)したら採点者に正しく伝わらない可能性がたかまります、だったら根拠の一つを捨てでもわかりやすく書いた方がいいような気がします。(圧縮しても、第三者が見て、意味が正しく伝わるなら圧縮でも構いませんが、それでも「~が○のため△」くらいは必須であろうと思います。)

で、投げかけた疑問、「書く力は本当に必要でしょうか?」に辿り着く。

私が思う鍛えるべき力は、根拠とする箇所を見つける力、想定される解答の帰結を導く力、です。
前者は診る(読む)であり、与件から正確に読み取る力があること。後者は考える力であり、知識を使いこなせる力があることである。

☆個人的に二次合格レベルに達していると思う解答

・解答を読んだだけで、設問で何を聞かれているかわかること
・与件+知識に基づいて書かれていること
・設問での問われ方(帰結)の違いに意識がいっていること
・体言止めされず、一般的な文章の形になっていること

☆以上を(多分)意識した私の今年度本試験解答

まさや~ん2014二次試験解答_20141028 (再掲載)

徹底できてるかというと、そんなことはないし実力低下が否めないです(;^ω^)
特に事例Ⅲはやばいです、、

=== ここまで
11月8日、18日と一発合格道場のオフ会が開催されました。来年ストレートを目指す方はもちろん、二次の結果を待つメンバーなど多彩なメンバーの参加で受験生同士の交流はもちろん、私達道場メンバーも色々な刺激をうけとても楽しい会となりました。(私信:プチセミナー参加者には二次向け質問に対する私個人の解答を送付しましたが届いてない方いれば別途連絡くださいませ_(._.)_ )

もし直近の診断士試験合格者と話してノウハウを得たいという方は、一発合格道場のオフ会は終了しましたが今週末にタキプロさんの方でも行いますので興味ある方は参加するのもいいかと思います。詳細はコチラから。

以上、まさや~んでした(*´▽`*)



8月なんてあっという間!

 

皆さん、こんにちは。11月も半ばを過ぎると、空気の冷え込みが一層厳しくなってきましたね。冬物コートにマフラー、手袋、ヒートテックシャツにホッカイロの完全防備までもうすぐだなぁと感じる今日この頃です。真冬の寒さが来る前にも関わらず、冒頭から夏真っ盛りな写真を載せています。そう、8月には一次試験があるんですね。

2015年のストレート合格を目指す皆様にとって、来年の一次試験まで約9ヶ月。ずいぶん先の話だなぁなんて感じる暇はありません。本日は来年8月に実施される一次試験までの大まかな日程をご紹介したいと思います。タイトルに「距離感」と表現しているとおり、一次試験までの「道程」を意識してみましょう。なお、スケジュールの目安としてT◯Cのカリキュラムを参考に組み立てていることをご了承ください。

■正味勉強時間は?
ところで、残り9ヶ月ありますが、実際に勉強に費やせる日数はどれくらいあるのでしょうか。簡便な方法ですが、計算してみました。

便宜上、「1日」という単位を「勉強時間8時間」で換算して計算します。完全週休2日制、祝日・年末年始・GWは休み、休日は8時間勉強、平日の勉強は2.5時間という条件にしています。

【12月1日から7月31日まで】
土日=68日
祝日=15日
平日=160日 (平日160日×2.5時間÷8=勉強単位50日)

ざっくりとした計算ですが、およそ133日分。あれ、結構あるじゃないかと思ったあなた!更に細分化してみましょう。下記に大まかなロードマップを作成してみました。

カリキュラム イベント 学習スタイル
11 財務

・理論の理解重視

・目的:インプット

・1ヶ月で1科目のペース

・1日で1科目勉強

12 運営 年末休暇
1 経済 年始休暇
2 情報
3 法務
4 中小
5  完成答練① GW ・知識を使う訓練重視・手段:アウトプット・1ヶ月で7科目を復習・1日で複数科目勉強
6 完成答練② 6月下旬模試
7 完成答練③
8 一次試験 1,2?8.9?

大きく分けて、4月までは基礎を固める橋げた構築期間5月以降は知識を自らの血肉と変える実践期間となっています。そこで月の割合を元に、基礎6:実践3で先ほどの勉強時間を振り分けを行ってみました。

4月まで 5月以降
全科目配分 約90日 約42日
一科目当たり 約13日 約6日

おぉ…こうしてみると1科目につき2週間で基礎を固めて、1週間で実践力を身に付けるというイメージになりました。さらに、この計算では、1日も休みなく勉強し続けると仮定しております。実際には、公私ともに何らかのイベントが発生することが避けられないのではないでしょうか。であれば、条件的にますます厳しくなると推定されます。

■前半と後半で何が違うの?
スト生の方にとって、4月末までの橋げた構築期間と5月の実践力構築期間は勉強方法が大きく違います。4月までは当道場お馴染みの橋げた理論に則り、目の前の科目に全力を尽くす。これを約1ヶ月みっちり行い橋げたを構築した後に、新しい科目に全力で取り組むという繰り返しが続きます。

一方、ゴールデンウィーク(GW)明けからの学習は、ガラリと変わります。各人の得意・不得意を考慮しながら、重要論点の整理を行いつつ、アウトプット中心の勉強を行っていきます。過去問・完成答練・スピ問と、とにかく各科目を回転させる。当然1科目当たりの勉強時間は少なくなります。時間という希少資源を最大限活用するために、戦略的に自身の勉強計画を策定することが求められます。道場ではこの期間を「怒涛の7週間」と表現しております。

■3つのマイルストーン
一次試験までの道程には3つのマイルストーンがあります。一つは年末年始、もう一つはゴールデンウェーク、そして6月末に行われる模試の3つです。

1.年末年始
スト生の方にとって初めての長期休暇になります。今年の仕事納めは26日(金)。そこから1月4日(日)までの9日間が年末年始休暇になることが予想されます。イベントも多く、勉強確保の時間が難しい年末年始ですが、是非この期間で勉強時間を確保したいところ。この機会を逃すと、次の長期休暇は5ヶ月後のGW。年末年始の過ごし方ですが、個人的なおすすめは経営・財務の過去問着手。本番で求められているレベルがどの程度なのかを早い段階から意識することができます。すると、合格に必要なレベルと現時点での実力レベルのギャップが理解できます。この時点で初めてご自身の取り組むべき課題が見えてくるはずです。

2.GW
中小企業経営・中小企業政策も終えた4月末。2015年のGWは4月29日(水)と5月2日(土)~5月6日(水)の6日間。普段と変わらず勉強を進める方もいれば、苦手科目を鍛えあげたり、更には二次試験の模試を受験したりと人それぞれ。この時点で今後の学習計画の見直しも必要となると思います。

3.一次模試
「怒涛の7週間」、ちょっと違和感を覚えませんか?あれ、GW明けから7週間だって?そう、この7週間という期間は、6月末に行われる模試までの期間です。ストレート合格を目指すのであれば、6月末の模試を本番と捉え、実力を合格レベルに持っていかなければなりません。スト生の方にとって、6月の模試を本番と見なすことにより、最後の一ヶ月間でもう一伸びをする時間を得ることが出来ます。PDCAサイクルで表せば一目瞭然。学習計画を立て(Plan)、6月末まで勉強を行い(Do)、模試を受験し(Check)、足りない部分を強化する(Action)となります。これが8月を本番とみなすと…恐ろしい…。

模試目標 本試験目標
P 計画立てる 計画立てる
D 6月末まで 7月末まで
C 模試 一次試験
A 7月~本番 試験後~翌年まで

■目線を上げてみる
さて、ここまで8月一次試験までの道程を見てきました。重要な点は予め計画を立てておくということです。計画を立てることにより、修正が可能となります。不測の自体が起こった場合、計画を立てていなければ「不測」と認識すらできないでしょう。これまで漠然とし過ぎていて計画が立てられてないよーという方に向けて、道場記事もまとめてみました。これらを参考にぜひ計画を立ててみましょう。

ストレート合格に必要なスケジューリング 
学習計画立ててますか?
1次試験通過するための戦略

それでは本日はこの辺で失礼します。
Oz



ご無沙汰しております

butaoです

今回記事では前回記事と同様に、予備校の模範解答の回答をベースとし、
2014年度試験の事例Ⅰについて私なりの分析結果をお送りします

本記事の受験生にとっての価値は、
受験生の今の関心ごとである “俺の回答って合格レベルにあるのか?早く結果が知りたい”
ということにヒントを与えられることです

今回の記事は前回の記事同様、次の図の流れ(イメージ)で進めます。

なお、著作権の問題などリスクは避けたいので、本記事内での予備校模範解答の転用転載はいたしかねますので、お手元に各社予備校の模範解答をご用意頂けますと幸いです
ちなみにリンク先は以下の通りです
ネット上で公開されている模範解答のみ分析対象とすることをご了承頂けますと幸いです。

●TAC
http://www.tac-school.co.jp/file/tac/sokuhou/chusho/pdf/jirei3_1410a.pdf

●大原
http://www.o-hara.ac.jp/best/chusho/sokuhou2/pdf/kaito_03.pdf

●TBC
http://www.tbcg.co.jp/images/pdf/h26_2ji_sokuhou_3_20141030.pdf

■第1問(配点20点)

A 社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。
わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。
120 字以内で答えよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

TACとTBCの共通点は、公的支援の充実を挙げている点です。また、大原とTBCの共通点は差別化・高付加価値化の必要性を挙げている点です。
この表には現れませんがTACが他の予備校と異なる点として、公的支援の充実と、研究開発型企業が増えることの因果の説明にセルを消費している点が挙げられます。
また、同様にこの表には現れませんが、差別化・高付加価値化が必要となる背景について具体的な記述があるという点で大原とTBCは共通です。
しかし、記述内容が異なっています。
具体的には大原では、 差別化・高付加価値化が必要となる背景を、技術革新スピードの高まり、製品ライフサイクルの短縮化、製品の陳腐化としています。一方で、TBCでは、 差別化・高付加価値化が必要となる背景を、海外への生産拠点の移転としています。

以上の話をまとめると、以下の基準を満たすことがおおよその合格基準である答案ではないでしょうか。

・公的支援の充実、差別化・高付加価値化のどちらかの方向性(もしくは両方)で回答すること
・差別化・高付加価値化を選んだ場合
‐その背景として、技術革新スピードの高まり、製品ライフサイクルの短縮化、製品の陳腐化、コモディティ製品の生産拠点の海外移転のうち2つを記述

2.butaoの回答

私の解答内容を上記の予備校の模範解答と比較してみましょう。

市場面では、製品のコモデティ化による価格競争が激化し、それを避けるためには製品の高付加価値化・差別化が求められる点。法制度面では、助成金制度の整備が進んだことで研究開発資金を獲得しやすくなった点。

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、”そうした企業”なので与件分にこだわりすぎない点です。少々一般論で答えることで時間のロスを抑えました。

■第2問(配点20点)

A 社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。
しかし、当時の製品の多くが A 社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、どのような理由が考えられるか。100 字以内で答えよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

3社に共通して挙げられている点は顧客の要望に答えるだけで、技術を活かした差別化ができていなかった点です。
その理由は顧客の要望に答えるだけであった、という点は3社共通ですが、大原は異なります。
大原は研究開発体制に着目し、そこが6名であり未成熟であったと指摘しています。

TBCは他の予備校と異なり、継続的な製品開発・改良の不足を理由の1つに挙げています。

以上の話をまとめると、以下の基準を満たすことがおおよその合格基準である答案ではないでしょうか。

・技術を活かした製品開発・差別化ができていなかった点を挙げている。
・” 研究開発体制の不備”、”継続的な製品開発・改良の不足”のどちらかについて挙げている

2.butaoの回答

①企画面では、顧客要望に応じるのみで高付加価値製品の企画・開発を計画的に行わなかった点②開発面では、新製品・新技術が継続的に開発できる体制が不十分であった点。

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、人事の事例ということで、②に開発体制の視点を含めたことです。

■第3問(配点20点)

2 度のターニング・ポイントを経て、A 社は安定的成長を確保することができるようになった。
新しい事業の柱ができた結果、A 社にとって組織管理上の新たな課題が生じた。
それは、どのような課題であると考えられるか。100 字以内で答えよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

人材育成についてはTACと大原で共通に取り挙げています。しかし両社で育てたい人材は異なるようです。
大原は営業強化の観点で”企画開発力”を重視している一方で、TACは”資金調達”を重要視し、公的な研究開発資金を調達管理できる人を重視しています。

専門部署の設置・強化を挙げている点は、全社共通な点です。
しかし、大原とTBCは新しい事業の売り込みを営業1名で行う点について部署強化を提言している一方で、TACは”資金調達”を重要視し、公的な研究開発資金を調達管理できる部署の設置・強化を重視しています。

権限移譲については、TBCのみ挙げています。

以上の話をまとめると、以下の基準を満たすことがおおよその合格基準である答案ではないでしょうか。

・人材育成もしくは、部署の設置・強化について挙げている
・営業機能の強化について、もしくは資金調達機能の強化について述べている

2.butaoの回答

部門の面では、①営業部門を設置し新たな人材を採用するなど営業機能を強化する②顧客ニーズに沿った製品企画が出来る人材の採用など。権限の面では、研究開発者、事業部長への権限移譲など。

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、企業の成長ステージを考えたことです。今後、安定成長に入ってくる組織に必要となる要素が何なのか考えました。
結局それは管理になると思ったのですが、この組織は専門性がコアの強みですので、管理は合わないと考えなおしました。
そうすると、部下に権限を分割して裁量を大きくするという流れになると思います。
そうした場合、次の課題はいかにしてその個人の業績をはかるかということになりますが、そこは踏み込み過ぎかなと思い記述しませんでした。

■第4問(配点20点)

A 社の主力製品である試験管の良品率は、製造設備を内製化した後、60 %まで改善したが、その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移した。
ところが近年、良品率が 60 %から 90 %へと大幅に改善している。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

工学博士を持つ人材については、大原のみ触れています。

生産部門における近年課長に昇進した中途採用者については全社共通で触れています。
しかし、”その中途採用者の何が改善の要因か?”については見解がわかれています。

生産部門の技術知識や技能が高度化・熟練化については、TBCのみ述べています。

以上の話をまとめると、以下の基準を満たすことが最低限の合格基準である答案ではないでしょうか。

・生産部門における近年課長に昇進した中途採用者については触れること

プラスポイントとして以下のどちらかが述べられていると合格基準である答案ではないでしょうか。

・工学博士を持つ人材による製造設備改良
・ 生産量の累積による熟練化・高度化を原因とする学習効果

2.butaoの回答

人材面では①工学博士号を保有する人材による製造設備の改善②課長に最近昇進した中途採用者による現場改善活動など。
組織の面では、生産量の増加によるスキルの蓄積を活かした生産活動など。

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、一般論になりそうな部分をおさえてなるべく事例の情報を活かすことです。

■第5問(配点20点)
A 社は、若干名の博士号取得者や博士号取得見込者を採用している。採用した高度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させていくためには、どのような管理施策をとるべきか。中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

モチベーションの向上を行うという点では、全社共通です。しかし、その手段は会社で異なります。
” 最新知識取得の機会提供”は大原とTBCで共通です。
”研究に関する自由裁量を高める”はTACとTBCで共通です。

大原、TBCが内発的動機づけなど組織のソフトの面に偏った解答を掲載している一方で、
TACは人事評価の面に着目するなど組織のハード面にも着目しており、より多面的と捉えることが出来ます。

以上の話をまとめると、以下の基準を満たすことが最低限の合格基準である答案ではないでしょうか。

・内発的動機づけについて触れている
‐その中で、知識習得の機会など育成面について触れている
‐ 自由裁量度を高めることについて触れている

2.butaoの回答

①育成の面で自己啓発などを充実させ自身の研究内容の高度化を支援する②評価の面で学会での発表数などを評価の指標に加える③権限の面で職務充実を行い、自由裁量の幅を広げる、などで内発的動機づけを向上させる。

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。

若干気になる点は、研究者を長期的に働かせるという視点で書く際に組織の継続性について意識できなかったことです。
研究者にとって居心地のいい環境が必ずしも 業績向上につながるとは限りません。私の上記の施策は、研究者の興味をどのように全社戦略に結びつけるのか?という視点が弱すぎます。

******

いかがでしたでしょうか。自身の回答を振り返る参考にしていただけますと幸いです。

本日のブログは以上です

butaoでした



「財務」は毎日コツコツやりましょう。

「大手」受験校講師にとり、これほど便利なマジカルワードは他にない。

<実力向上面>
・「財務」(というか簿記)は、確かに毎日コツコツで実力向上。
・自分が「コツコツ」やった経験を、受験生に手早く伝えられる。
・毎日コツコツやることで、学習習慣が自然と身に付く。

<企業収益面>
・毎日コツコツを前提に「予習不要」と謳えば、生徒を集めやすい。
・コツコツタイプ学習者は長期受験化しやすく、受験校収益に貢献。
・「財務」「事例Ⅳ」の出題傾向変化全てに事前対応は困難。不合格者に対し「毎日コツコツやりましたか?」との一言で、責任回避可能。

面白い数字を示す。通学1クラスに100名の受講生が今いると、

1次受験60名→2次受験30名→2次合格6名がせいぜい。

大手受験校の1・2次ストレート講座には、ストレート合格に必要なものは全て揃っている。だが本当にストレート合格するとは想定していない。だから「財務」コツコツ発言が出てくる

.
■予習vs.積み残し■

受験校カリキュラムは使い倒すものであり、依存するものではない。

もう1点。

1年1,000時間の学習で合格可能です。予習も要りません。
(でも合格するのは100人中6人だけどね)

と説明されて受講開始した方はきっと今頃後悔中。予習要否の議論は別機会として、講義復習は翌日朝までに終え、週末土日は問題集を解くペースでないと、橋げた構築スト合格は至難。

養成答練80点 貯金ペース
養成答練70点 トントンペース
養成答練60点 借金ペース ←受験校が想定する平均得点

問題が露呈するのは5月以降の完成答練期。養成答練80点⇔60点では、失点は2倍(20点⇔40点)だが、5月の復習は幾何級数的に4倍の労力がかかる。

従い予習必須とは言わないが、Webで予習、通学講義で復習するなど、独自の工夫をするのがスト合格者。

.
■提案:「簿記3級」⇔診断士「財務」の同時学習■

おちゃらけた合格体験記から想像するほど、診断士合格は甘くない。

悪いけど、「合格するまで受け続ければ誰でも合格」の3年目以降多年度合格とスト合格は、全く別物。ではどれくらい別物?「簿記」初学者が今から「簿記3級」⇔診断士「財務」の同時学習をやると、以下のスケジュール。

同時学習スケジュール:11月中は25h/週、10月以降は20h/週ペース

□「財務」~「経済」までの週別スケジュール□

 週 日付  受験校講義   週あたり学習時間
 財務 簿記3級 運営  経済 
#1 11/3~ 財務①② 15 10
#2 11/10~ 財務③④ 15 10
#3 11/17~ 財務⑤⑥ 15 10
#4 11/24~ 財務⑦⑧ 15 10
#5 12/1~ 財務⑨⑩ 15 10
#6 12/8~ 財務養成答練 運営① 10 10
#7 12/15~ 運営②③④ 20
#8 12/22~ 10
#9 12/29~ 簿記3級セルフ模試 10
#10 1/5~ 運営⑤⑥ 1 20
#11 1/12~ 運営⑦ 養成答練 1 20
#12 1/19~ 経済①② 1 20
#13 1/26~ 経済③④ 1 20
#14 2/2~ 経済⑤解法講義① 1 20
#15 2/9~ 経済⑥解法講義② 1 20
#16 2/17(火) 経済養成答練 1 10
2/22(日) 簿記3級試験日 10

<「財務」⇔「簿記3級」同時学習の進め方(例)>
・「財務」「簿記3級」同時学習は、11~2月の16週間が対象。
・「財務」対策5.5週は、「財務」15h、「簿記」10hペースで学習。
・「運営」講義週は「財務」はやらず、養成答練80点を目指す。
・年末年始の2週はFreeの週。学習予定は入れず予備に使う。
・「簿記3級」が順調なら過去問を解き、70点以上でセルフ合格。
・年明け以降「財務」過去問・スピ問をたまにポツポツ。記憶再生。
・「経済」はスト合格への勝負所。答練に全力。余力あれば簿記3級。

なお学習目安を時間で示すと、必ず「ボクのやり方と違う!」とコメントが付くが、相手にしない。違うと思うなら自分のやり方を示せば済む話で、他人の話にケチをつけるのは筋違い。詳しくは後日。

.

□11月「財務」期間の曜日別スケジュール□

週25時間ぐらい楽勝じゃね?と思うなかれ。「簿記」は小時間・忘れては覚えるの繰り返しで解法を覚える作業が軸であり、週末で1日長時間勉強することの効果は薄い。ベスト日程を組むと以下の例。

自習室 自宅他
朝:電車 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
朝:カフェ 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
昼:会社 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 2.5
夜:受験校 1.0 予習0.5
講義2.5
復習2.0
1.0 1.0 予習0.5
講義2.5
復習2.0

・黄色が「簿記3級」、青が診断士「財務」対策。
「簿記」対策は単調作業で飽きる。1日長時間より短時間コツコツ
・平日昼1h、夜1h×3日+土日1hで「3級」ノルマの10h到達。
「財務」対策は新知識の吸収が主。翌日朝までに復習済ませ、問題集早期着手で知識を定着。「財務」はスラスラ
・平日講義後必ず復習2h。 講義日5h+朝カフェ+土日で15h到達。
・「簿記」⇔「財務」を一旦別物とし、時間を区切ってやるのがコツ。

スト合格に向け「簿記コツコツ80h」+「財務」同時学習を本気でやると、相当な負荷。だが11月中に週25hの学習ペースを掴むと、「運営」以降は週20hで養成答練80点だから、来年の1次7科目一発合格はもう射程内

また「簿記3級」「簿記2級」取得済なら、診断士「財務」専念が吉。「公認会計士」「税理士(科目合格含む)」「簿記1級」「証券アナリスト」取得済なら、診断士「財務」は既にほぼ修了。来年の2次ストレート合格を視野に入れる。

.
■後半のまとめ■

10月時点の「財務」力は、素人~公認会計士まで千差万別。かつ「会計士」「税理士」「簿記1級」「証アナ」がスト合格しやすいのは、「財務」で時間をロスせず「運営」「経済」「経営」に十分な時間を掛けているから。

「合格に必要なもの」は受験校カリキュラムに全て揃っている。だがそれを120%使い倒すレベルがスト合格。「簿記3級」未習の場合、今すぐかなりの努力をしないと、スト合格ペースには追い付かない。では後半まとめ。

・「財務はコツコツ」は受験校に都合の良いマジカルワード。
・診断士講座は「予習不要」前提だが、橋げた構築には予習が必要。
・「簿記3級」⇔診断士「財務」の同時学習は、週25hあれば実行可能。
・すると「運営」以降の週20h学習は容易で、養成答練80点を実現可。
・スト合格は「財務」次第。その分他科目の学習時間を取れるから。

byふうじん



簿記3級だけでホントに良いでしょうか?

その答えはYes。ただ1次合格済の方ならNo。こう断言する根拠は、数値に基づく意思決定

<意思決定の前提材料>
・診断士初学者は1年1,000h学習。うち「財務」で300~350h。
・簿記の学習時間は3級=2ヶ月80h、2級=4ヶ月200h。
・診断士「財務」は「簿記3級」で補える。2級ならその2倍の効果あり。

簿記学習は診断士「財務」の弱点である、簿記の考え方、仕訳の基礎、コツコツ学習の進め方を体得して補うのに最適。だから簿記3級80時間でコツコツ学習を卒業し、残りは診断士「財務」をスラスラ解き進めるのがBEST

スト生の診断士試験対策では、学習時間が最大の「制約条件」。つまり最高で350時間しか使えない「財務」対策で、コツコツ無為に過ごす期間をいかに短縮するかがスト合格の鍵。だから、

簿記3級は不可欠。簿記2級経験済ならより有利

と判断するのが意思決定会計(制約条件(学習時間)を最大活用できるから)

では「簿記3級」を使って診断士「財務」をどう補うのか、テキストより過去問の出題傾向を見て、その全体像を把握。使うのはこの本↓。

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■簿記3級出題論点 5問で100点■

商業簿記の基本は3級で学ぶ。2級よりどこが簡単かを知ると時間節約。

簿記2級 簿記3級
【問1】仕訳 【問1】仕訳
【問2】試算表 【問2】総勘定元帳
【問3】精算表 【問3】試算表
【問4】工業簿記 【問4】仕訳
【問5】原価計算 【問5】精算表

簿記初学者は大手受験校3級Web講義10回(9,800円)をまず視聴し、仕訳問題・過去問をどんどん解く。基本問題集の1~2回転を終えたら直前問題集に切り替え、問われる順に力を付ける。

大枠を掴んだら「簿記3級」の出題箇所を、全体図の中で確認。

 

□第1問:仕訳 20点□
重要性★★☆ 診断士「財務」との相関性★★✩

簿記3級の仕訳は、売上・売掛金、仕入と返品、固定資産や有価証券の購入売却、借入金・利払等、基本すぎて診断士「財務」では問われないレベル。ここで仕訳を体得すると、診断士「財務」の教え方のどこが問題かが良く解る。

手形・当座借越・商品券など診断士で問われない仕訳は、軽くスルー。

□第2問:総勘定元帳・勘定記入 10点□
重要性★✩✩ 診断士「財務」との相関性✩✩✩

第2問の補助簿・勘定記入とは、実務なら会計ソフトがこなす各種帳簿の作り方。診断士「財務」と無関係かつ配点10点だからこれも軽くスルー。この種の問題を考えさせず手を動かして体得させるのが、簿記学習の強み。

□第3問:残高試算表 30点□
重要性★★★ 診断士「財務」との相関性★★☆

第3問は、期首の試算表に期中取引を加え、期末試算表を作成させる総合問題。診断士「財務」では直接問われないが、この種の総合問題を何問も解き重ねて仕訳を体得し、コツを覚えて計算スピードUP

「二重取引」を見抜く識別眼も磨かれるから、配点30点は伊達じゃない。

□第4問:伝票・勘定記入 10点□
重要性★✩✩ 診断士「財務」との相関性★✩✩

第4問は、診断士「財務」でたまに問われる伝票会計。重要性はなく、パズルみたいで面白いと思えばそれで良し、時間かかって面倒臭いと思うのもそれはそれで良し。

□第5問:精算表 30点□
重要性★★★ 診断士「財務」との相関性★★★

第5問は、決算に関する情報が文章で与えられ、その仕訳を修正記入して精算表を作る総合問題。診断士受験生は皆苦手とするから、ここも理屈でなく手を動かして体得。

なお第5問では総合計を当てる必要はなく、仕訳の部分点を取れば良い。合格点を取るために、どこを取りどこを捨てるかの感覚を掴むのも、「簿記」学習の一大メリット。

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■「簿記3級」講義⇔診断士「財務」講義の違い■

「簿記3級」講義の特長とは、予習が不要。

先週・今週で「簿記2級」「簿記3級」の全体像を把握。では一旦診断士「財務」との違いを確認。

「簿記」講座の特長は、予習が要らないこと。150分の講義は予習なしの前提で組み立てられ、講義中に問題を解く時間が与えられる。

診断士講座の特徴は、予習が要らないと言われること。だが150分の「財務」講義は理解度の差を無視して組み立てられ、立て板に水で説明された挙句、「『財務』は毎日コツコツやってくださいね」で締めくくられる

丸一年分の授業料を先払いさせる講座で、本当にそれでいいのか?

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■前編のまとめ■ 

学習論点が多く多少の手際良さを求められる「簿記2級」に比べると、「簿記3級」合格に必要なのは仕訳・試算表・精算表の3論点のみ。低配点の第2問・第4問は目先を変えて難易度を上げる役割。

「簿記3級」では、手を変え品を変え仕訳を学ぶ。だから「仕訳に始まり仕訳に終わる」。後編では、この仕訳コツコツ80時間学習が診断士「財務」にどうプラスに働くかを見ていく。では前編まとめ。

・「簿記3級」は不可欠で、「簿記2級」経験済ならより有利。
・初学者は「3級Web講義」を使い、仕訳や過去問をどんどん解く。
・「簿記3級」とは、手を変え品を変え仕訳を学ぶと割り切れば楽勝。
・仕訳を解くには時間が必要。だが「財務」講義でその時間はない。

byふうじん



おはようございます、ふうじんです。世の期待を上回り、周囲が気づかぬことを何かやらかすのが身上の当ブログ。

今年の新たな挑戦は、合格「前」体験記。

「この人は合格者」「この人は不合格者」との先入観のない体験記を、フラットな視点で読み取る機会は貴重。筆者の無理とわがままに応えてくれたのは.NAP.さん。では合格「前」体験記をどうぞ。

 寄稿ここから 

 ◆自己紹介◆

.NAP.と申します。

1976年6月20日生まれ(O型)38歳。妻1、子供2。メーカー系SEで、会計を中心とした基幹システムの企画・提案や開発PJマネジメントを担当。

<取得資格>
情報系:プロジェクトマネージャ試験、アプリケーションエンジニア試験等
その他:日商簿記2級、話力検定?など

.
◆受験歴◆

受験年度 回数   勉強時間 点数など
—————————————————————-
【一次試験】
2009年 (一回目)200時間 404点 <科目合格>運営、法務
2010年  未受験
2011年  未受験
2012年  未受験
2013年 (二回目)100時間 390点 <科目合格>財務、情報
2014年 (三回目)700時間 526点 経済 84 財務 72 経営 66 運営 71 法務 78 情報 80 中小 75

【二次試験】
2014年 (一回目)200時間 合否:? ←合格祈願合格祈願合格祈願合格祈願合格祈願

.
◆受験動機と歩み◆

お客様の業務を理解しより良い提案を行う事でお客様の力にもっとなりたい、という想いで幅広く体系的に学べる中小企業診断士の取得を決意。

2009年に、TACの直前パック(5月開講の直前講義)から学習を開始し、答練では40点未満を連発。学習友達もおらず、遅れすぎた学習に気づくこともなく、ただただ難易度の高いものだと驚嘆。

何とかなるだろうという超☆楽天家発想

により、モチベーションを維持。

初の一次試験は自信があった「情報」であえなく44点。夢に見た一発合格はあえなく消沈。

反省点は、ザ☆無計画。

点数が伸びないのは基本知識の暗記が足りないと思いこみ、テキストの熟読に力を注ぎ過去問をほとんどやっていなかった。今思えば、これは大失敗の思考。その後、業務多忙を理由に、数年間の学習回避を経験。

2013年5月にふと再受験を思い立ち、「経済」を中心に学習するも、「経済」で見事に足切り、沈没。1次試験不合格後に妙にモチベーションが最高潮に。来年こそはと決意し、2013年10月からのTACスト生講座を受講。

仲間がいないと寂しいので、会社の後輩を無理やり誘い込み、臨戦態勢を整える。スト生講座は担当講師基準で選択。2009年に一度だけ受けた講師の授業に涙した感動が5年経っても色褪せず。

.
◆勉強スタイル◆

平均すると、20時間/週程度の学習時間を確保。

平日:①昼休み、②通勤時間、③深夜勉

①12:00に一発道場を見ながら昼食を10分で流し込み、残り50分を学習時間に充当(途中での寝落ちも多々経験)
②通勤時間は、Web講義を倍速で聞き、講義予習にあてる
③日付変わりの帰宅が多かったが、終電やタクシー帰りとなっても1~2時間はなんとか学習
※早く帰宅の際は、貯金時間と思いどっぷり学習。(とはいえ、多くは飲み会に充当)

休日:土曜の講義の前後でたっぷり学習。

日曜日:家族サービス or 仕事。(ワイフの機嫌に依存し柔軟に計画変更)

.
◆エピソードやアクシデントなど◆

① 前年度(科目合格)財務・情報、でも全科目受験

2013年に「財務」を科目合格していたが、仲間と同じ想いで戦うために全科目受験。1日目の「財務」の出来なさ感に消沈、パスすれば良かったとショックを引きずり2日目へ。「情報」免除も考慮せず。2日目、「情報」の出来ばえの悪さにやや凹み気味で戦いを終える。

② 家庭崩壊を乗り越える

一次試験が迫る6月に業務多忙で家にほとんど帰らぬ生活にワイフの怒りはMAXピーク。故に家族崩壊状態。ワイフからの誕生日プレゼント、離婚届を100歳まで待てと突き返す(内情は穏便に和解)。波乱万丈を乗り越え、一次試験に何とかたどり着き、念願の突破を果たす。

③ 2次試験当日 女子高生見つめる中年男性

跡見女子大での受験。事例Ⅱの出来ないもやもや感で、昼休憩は沈黙を増す。隣のテニスコートでクラブ活動をする女子高生を見つめる中年男性がずらり。皆、放心状態で立っていただけなのだが、周りからみると明らかに怪しい男性群。そこに紛れていた自分も心ここにあらず。

.
◆一次試験の学習◆

選択肢の文言の正誤を深く考え、「経営」「法務」で得点UP。

2013年10月からは、道場基本理論をもとに実行。養成答練80点以上、完成答練70点以上を目標にモチベーションを保つ。過去問を特に重視し、年度ごとではなく、論点タテ解きA~Cランクを優先的に実施、DEランクは後回し。

特に選択肢レベルで文言の正誤を深く考える鶏ガラ学習を重視、どの知識を使ってどう判断したかの思考を意識(特にこの考えが、企業経営理論、経営法務で大きく活きたと実感)

6月は仕事・家庭都合で学習を一旦停止したが、それまでに橋げたを構築できたことで、7月の超直前期にリカバリできたと感じる。

.
◆二次試験の学習◆

過去問を使い、成功体験より失敗撲滅を重視。

過去問は、以下の年度を一通り実施し、直近5年分については複数回実施。意識したポイントは、80分間の解答プロセスを意識し実行した後、気づいた課題を解決していくこと。

事例Ⅰ:H13~H25(13年分)
事例Ⅱ:H16~H25(10年分)
事例Ⅲ:H21~H25(5年分)
事例Ⅳ:H13~H25(13年分)

他は、受験機関の講義答練・模試と意思決定会計講義ノート一通り。学習仲間とのグループ学習セルフ模試も実施。

.
◆その他(やって良かったこと)◆

①自己学習:過去問は講師のモノマネしながら解く

過去問を解く際は、講師だったらどう説明するかを想像し、時に声に出しながら解く。声に出すことで自分の理解度も把握でき、ぼんやりしている論点が明確になる。

②グループ学習:経済や財務は仲間で教えあい

学習仲間で説明しあうことで、その難しさと自分の理解度の低さを実感。説明できれば自信になるし、説明できなくても不明点が発見できる。不思議なことに説明している間に気づく発見も多々。

説明している本人が、「えっ!、そういうことだったのか~?!」と。人が躓きやすい論点も把握でき、問題対応能力が向上。これらは、「経済」「財務」で特に有効と実感。

.
◆最後に◆

合格「前」体験記ということで、合格の自信がないと書けないなと思い、かなり気持ちは引き気味でした。

ですが、いつもお世話になっている一発道場の執筆陣の素敵な皆様への感謝をこめて、閲覧する同志の皆様や学習仲間への愛をこめて、書いてみたいなと思いましたあとほんの少し、頑張った努力を残してみたいなと。

二次試験は、自信がありません。
再現解答を作ることで傷心、模範解答を見て深傷。

というのが本音です。けれども、最後まであきらめず、与件と設問に素直に解答しようと、やろうと思ったことは出来た。と思えます。(結果はどうあれ)一瞬で過ぎ去った時間ですが、苦しいかった時間ですが、楽しかったと思えます。

合格可能性は0%じゃないとは思いますが、
もはや、願望・妄想・神様お願い状態です。

今は自分にできることを、当たり前に、ばか正直に、ちゃんとやるだけです。尚、現在の家庭事情は、平和すぎて逆に不安。

by .NAP.

 寄稿ここまで 

.NAP.さん、体験談作成ありがとうございました。合格「前」体験記なんて書きたくないけど、講師・仲間・自分のためを想い、今の気持ちを文章化。

そしてこの体験記は、

2次受験者5,000人中わずか1人の感想に過ぎない。

.NAP.さんが書く通り、やるだけのことはやった合否は半々。だが文中リンクで示した「合格プラス行動」や、526点という1次高得点が示す通り、.NAP.さんが合格実力到達者であることは明確。

合格実力者の多数が不合格に終わる、「2次筆記」の本質とは何か。

その本質をつかむ第一歩とは、自分はあくまでたまたま合格と割り切る、素直さ・正直さなのかも知れない。

byふうじん



こんにちは!

フォルゴーレです

今月は11月、私の身の回りはボジョレヌーボー解禁で来週まではバタバタしそうな予感がしております

お祭り大好きな日本人らしいイベントに振り回されておりますが、何事も楽しむ事は良いことですよね

 

 

二次試験を受験された方は勉強ロスみたいな感覚を持ってらっしゃるかと思いますボーッとするのも良いと思います。ただ、何もしていないと時間がモッタイナイと感じてしまうのも良くわかります

 

時間を大切にするという癖が付いているのは良いことですよね周りからは生き急いでるとか言われる事もありますが 笑

 

さて、本日は今年の二次試験の事例Ⅳについて考えながら、二次試験未体験の方向けの記事になれば良いなと思っております

 

 

なぜこのようなテーマにしたか?

 

 

理由は、①今年の二次試験を受験された方向けの記事は他の道場メンバーが書いているので内容が被る可能性がある為、②学習初期の方や二次試験未体験の方は二次向けの記事が多いこの時期の道場記事は読んでいない方がいらっしゃるのではないかと思った為です。(なんとなく二次試験の記述風に書いてみました

 

因みに、私が受験生だった時には一次試験を突破する事に必死になっており、二次試験向けの記事にはあまり興味を示していませんでした。実際にストレートで合格する方もいらっしゃるので、一次試験に合格してから二次試験対策をしても十分カバーできる内容だとは言われています。

 

しかしながら、事例Ⅳに関しては「一通り財務会計の学習が終わっている方」、「一次試験を受験したがまだ突破できていない方」は一度解いてみるのも良いのではないかと思います!

 

「んな事言ったってレベル高いでしょ?一次試験も通ってないのに無理だよ。」

 

と、思いますよね?私も同じように思っていました。

 

しかし、どうせ1年後にはこのような問題がある程度解けるようになっていないといけないのです。自分が到達する目的地を知っておくのも大事だと思います。二次試験レベルに到達するまでにどれだけ距離があるのか、雰囲気はどうか、これだけで十分です。

 

わからない問題は予備校の解説等を利用しながら確認するだけでも効果があると思います

 

私が受験したH25年の事例Ⅳはかなり変則的でしたのであまりお勧めはできませんが、今年の事例Ⅳの論点に関しては繰り返されている標準的な設問が多かったので、論点だけでも確認してみてください。

 

第1問、BS及びPLの読み方、財務指標の計算方法、財務指標の数値の優劣、

第2問、減価償却の処理、キャッシュフロー計算、原価係数表の見方、正味現在価値の計算

第3問、限界利益及び貢献利益の意味と計算方法、プロダクトミックス

第4問、オプション及び為替予約の意味

 

上記した論点だけ見てみると、どれもそれほど複雑そうには見えないはずです。特に第3問の設問1と第4問は知っていれば取れるというような問題です。

 

 

・安全性、効率性、収益性、と聞いて思い浮かぶ財務指標がありますか?

・限界利益と貢献利益の違いがわかりますか?

・オプションや為替予約の説明ができますか?

 

 

これらは一次試験の学習内容で知っていなくてはならない分野です逆にこれさえ知っていれば、今年の二次試験で少しの点数は取れたはずです

 

因みに私もザッと解いてみました。お恥ずかしい話ですが、事例Ⅳに関しては良くて40~50点という内容だと思います第1問、第3問の設問1、第4問、これは確実に出来ていると思います。残りは部分点かなと言った所です。

 

まさや~んの様な素晴らしい回答は出来てないです^^;

しかし、この位のレベルでも、事例Ⅰ~Ⅲまでで勝負にはなるのではないかなとも思います

 

 

と言うわけで、一通り財務会計の学習が終わっている方は一度でも良いので二次試験の事例Ⅳに触れてみましょうという内容でした

それではまた



2次試験が終わり、はや3週間ほど過ぎようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
めっきり季節も深秋を迎え、風も冷たくなってきています。
どうかお身体ご自愛ください

また、先日行われたオフ会では、大変多くの皆様にご参加いただき本当にありがとうございました!
(といってもU2は参加できず…申し訳ございませんでした。)

次回オフ会について まだ受付を行っておりますので、前回参加できなかった方も、参加された方も是非お越しいただき、様々情報交換しましょう!

【日時】

11月18日(火) 19:30-

【会場】
東京 八重洲周辺 (参加リクエストを頂いた方に別途ご連絡致します)

【募集人数】
各回 定員は25名(お申し込み先着順)とさせていただきます。

【参加費】
参加費は1人4,000円程度を予定

お申し込みはこちらから

 

前置きが長くなりましたが、
「一発合格道場 完全合格 口述試験対策セミナー」を行います!!

口述試験は会場に行きさえすれば大丈夫等、諸説話ありますが、備えあれば憂いなしです。
1次試験や2次試験に比べ、口述試験対策に関する情報が極端に欠落していて、U2はなんともいえない不安を抱いていました。

しかし、昨年道場の口述セミナーに参加し、様々なことに気付かせていただきました(^^)
そして、合格後の診断士としての活動を開始するキッカケを作らせていただいた会でもありました

是非本セミナーを受講して、完全合格を勝ち取りましょう!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
開催日時:2014年12月18日(木)19時~
場所  :東京駅付近(参加者の方に追ってご連絡します。)
定員  :15名(先着順となります。)
対象者 :筆記試験合格者(座席数に限りがあるため、何卒ご了承ください)
参加費 :無料

セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。
(予算:お一人様4,000円前後)

参加ご希望の方は、下記URLよりお申込みください。
(お申込みは12月12日12時より受付開始となります)

参加希望はこちら
↑ ぽちっと押してください。

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またお会いできるのを楽しみにしています

今日の四字熟語:用意周到(よういしゅうとう)
意味:手段と方法と段取りの準備が十分に行き届いて、手抜かりがないこと。「用意」は準備する、「周到」はあまねくいきわたるの意。

今日も元気で
U2でした。



みなさん、こんにちは。u-taです。

少しずつ寒くなってきましたね。先日、娘と一緒にインフルエンザの予防接種をしてきました

合格を志す皆様も体調管理は何より大事です。事前に防げること、軽減できることはしておいた方が良いですよ

 

さて、先日、娘と妻と一緒にショッピングに行き、大きな本屋に立ち寄りました。

私は本屋に立ち寄ると、自然と診断士の参考書コーナーを探してしまいます。

最近は受験生増加の傾向からか、参考書数が増えていますね。

私は道場執筆陣で唯一の関西在住者ですが、関西の小さな本屋さんでも診断士の本が置いてある店舗が増えてきました。

それだけ診断士資格への注目や関心が増えているのだと思います。

そして、我らがハカセが執筆に参加したこの本もしっかり置いてありました。改めて、診断士の活躍するフィールドの大きさ、可能性を感じましたね。

私自身もこの道場や自分一人で別の受験生支援を行っています。出会いもあり、自分自身のスキルも伸びる。自信も出てくる。

診断士になるメリットって大きいですよ。そして、合格の為の大事なのは諦めないこと。諦めないことが何より大事。

 

今日は2015年度合格を目指して一次試験に向けて学習をされている方向けの記事です。

前置きが長くなりましたが、今日は“諦めないこと”をテーマにしたいと思います。

 

2015年合格を目指す方、勉強の方法は様々だと思います。

通学・通信・独学 スタイルも色々ですし、使っているテキストも色々だと思います。

今の勉強の進捗度はいかがですか?順調な方は是非、その調子で頑張ってください。

逆に調子が出ない方、少しづつ勉強時間が少なくなっている方はいらっしゃいませんか??

 

調子が出ない、中々モチベーションが上がらない方、もしかしたら完璧主義になっていませんか?

そりゃ完璧に予習・復習が出来れば問題ないです。でも、診断士の受験範囲は広く、中々完璧には出来ません。

完璧を目指して、出来ない自分に落ち込み、モチベーションが下がる。そんな状態になっている方いませんか??

 

今日のテーマは諦めないことです。仮に通学されている方で中々授業についていけなくても諦めてはいけません。

独学の方でテキストを読んでも中々頭に入らない方、諦めてはいけません。

診断士試験の合格の為には不完全でも全体を繰り返すことが大事です。

大事なことなのでもう1回言いますね。不完全でも全体を繰り返すことが大事なんです。

 

完全で全体を繰り返すことが出来たら最高ですが、それを出来る人はわずかです。

私もそんなことは全く出来ていませんでした。

これから勉強される方が多いかと思いますが、私にとって経済は鬼門でした。勉強の継続すら困難だと思いました。

でも、合格できます。ポイントはあきらめないこと。完璧主義を目指しすぎない事。

良くペンキ塗りに例えられますが、診断士試験はまさにそれです。

薄いペンキを何重にも塗っていく。結果として何度も塗り重ねると合格基準の色合いに落ち着きます。

そして、ポイントは1回目よりも2回目、2回目よりも3回目、3回目よりも4回目、

ペンキ塗りをすればするほど、楽に学習できるようになります。

一番しんどいのは1回目です。

 

もし、診断士の勉強がしんどくて、つらくて、挫折しそうな方は敢えて完璧主義を目指さない。

ペンキ塗りの感覚で勉強が出来るようになると、診断士の勉強はペースが掴めてきます。

決して諦めず、挫折せず、初志貫徹、合格を目指してください。

 

今日は2年前の私自身の日記(ブログ)を読み返して記事を書きました。

ちなみに2年前(2012年11月12日)の記事タイトルは『もう無理かも・・・』でした。

そんな人でも考え方の変化と勉強法の変化で合格することができます。諦めないことが大事。具体論が知りたい方はお気軽にコメントください。

 

by u-ta

 

 

 

 

 

 



ご無沙汰しております。マイマイです。

二次試験、お疲れ様でした。

今は一息ついている方もいらっしゃると思います。ゆっくり休んでください。

また、来年の試験に向けて頑張って勉強中の方も・・・今回もゆるっと記事。力を抜いてお楽しみください。

 

先日、とある企画で女性診断士座談会のファシリテーターをさせていただきました。

平成24年度、25年度試験に合格した女性診断士6名で集まり、

  • 診断士を目指したきっかけ
  • オススメ勉強方法
  • 受験時代のリフレッシュの仕方
  • 私の受験テクニック
  • 診断士に合格前と合格後の変化

 

などなど盛りだくさんの話しをしました。

その中で出たおもしろいネタをいくつか紹介いたします。

 

オススメ勉強方法~解答解説を人に説明をする~

この方法はすでに知っている、あるいは行っている方もいらっしゃるかもしれませんが、集まった人達、皆が行っている勉強方法でした。

いわゆる、「分かったつもりでいる」を撲滅する方法です。

解説を読んだり、人の話しを聞いている時はわかったつもりでいても、いざ解答をしてみると解けない

問題の出し方を少しひねられると解答できなくなる。

それを克服できると、皆さんオススメの勉強方法でした。

そういえば3215さんもよく似たようなことを言っていたような…。

説明する相手がいなくても、部屋にこもってノートに書きながら「これがこうなって、こうでしょ・・・」みたいにエアー説明をするという方もいました。

当たり前であったり、よく聞く勉強方法ではありますが、「この方法は侮れない勉強方法だ」と満場一致でした。

 

受験時代は、小さな楽しみ・リフレッシュ方法をうまく取り入れる

 受験中は勉強一色になり、趣味などにまとまっと時間を取る事が難しい状況です。

そんな中、独自のプチお楽しみを上手く取り入れられるかがモチベーションを低下させずに、大変な受験時代を乗り越えるポイントのようでした。

女性診断士の方々が集まったので、女性ならではのリフレッシュ方法でしたが、ネイルサロンにいってネイルを楽しむという意見がありました。

  • 自分のお気に入りのネイルをするだけで気持ちがアップ
  • 勉強しているときも必ず指先が目に入るのでキラキラ綺麗だとテンションアップ
  • ネイルサロンにいくのは3週間から1ヶ月に1回2時間程度それだけでストレス解消になる
  • それから、夜遅くまで営業している駅ビルで、年に数回、日曜日18時~22時閉店までがっつり買い物
  • 普段買い物の時間も惜しんで勉強をしているので、その反動で今までにない大人買いをしてみる

そんなことで・・・と思えることで自分なりにストレス解消リフレッシュできることは受験時代を乗り切るうえで非常に重要だと思いました。

 

ちょっぴり受験テクニック       

ちょっとした解答テクニックもユニークなものがありました。

  • 「ペンの両刀使い」
  • 一次試験のときは、計算やメモをする専用シャープペンマークシートを塗る専用鉛筆と両方を使い分ける。
  • 計算やメモは見やすく書きやすいように普段使い慣れているシャープペンを、マークシートは手早く塗れるように芯の太い鉛筆を使う。

ちょっとした工夫で効率を考える。

なんだか、「主婦の知恵から生まれた便利グッズ」みたいな印象でした。(笑)

紹介したことは、インパクトのある内容ではないかもしれません。

あっと驚くような斬新なことではないかもしれません。

しかし、こういったちょっとしたことを上手く取り入れるということが、根気のいる診断士受験勉強では、後で大きな差を生みだすかもしれない…と考えさせられました。

座談会に出席していただいた女性診断士の皆さんは多年度受験生でした。

受験の間に転職をしたり結婚をしたりご主人が転勤になったりと、プライベートも大きな変化があったようです。

「受験時代は大変でしたよ~」と言っていましたが、皆、明るく楽しそうに語ってくれました。

そんな受験時代をポジティブに楽しんでいる姿勢が合格に繋がり、今は診断士として活躍されているのかな。と思った今日この頃でした。

 

皆さんもポジティブに楽しむ気持ちを忘れないでくださいね!

マイマイでした。



こんにちは。3215です。

二次試験の結果待ちの方は絶賛「気の抜けたコーラ感」ですかね。(笑)

来年の一発合格を目指す方も今の時期に来年の8月や10月のことはちょっと想像しにくい今日この頃。

そこで、一発合格道場では11/8(土)に中小企業診断士の資格取得という共通の目的を持った方々がこのブログを通じて参集したノーサイドの会(オフ会) を開催いたしました。

今回は土曜開催ということで遠くは新潟、仙台、長野、兵庫などからもお越しいただき道場メンバー一同感激!

皆さんが今のステータスに関係なく、中小企業診断士というネタを肴にして、時には楽しく時には熱く話す場がとても愛おしかったです。

ノーサイドの会は11/18(火)にも開催予定です。人数にはまだ若干の余裕がありますので、ご都合がつくような方はご検討くださいな → 申し込みはこちらから)

その会の前にはプチセミナーと題して、口述試験のことや3代目ひめによる企業内診断士的生き方などについてお話をさせてもらいました。

そこで参加者の皆さんからの質問に道場メンバーがみんなで答える「質問お答えコーナー」というパートを設けたのですが、そこでちょっと気になったことがあったので、今回はこのことについて、こちらでも少し考えてみようと思います。

【質問】
試験当日は、時間配分や事例Ⅰの解答候補が特定できず対応に苦慮した反省点があるため、そのような場合の本番対応について、ご教示をいただければ幸いです。

この質問に直接答えるものではないのですが、本番で柔軟に対応するために、これから改めて2次試験についてトライする方は改めて「80分の試験に持っていくもの」の再検討をしてみると良いと思います。

その際の考え方として大事なのは

  • 「何をしなくていいか?」
  • 「何を捨てるか?」

など引き算の発想からスタートさせること。

運営管理の基本中の基本、「ECRSの原則」です。

もしくは、事例Ⅱで少し前によく出題されていた「品揃え問題」の定番対応法

「何を入れて、何を除くかはセット」なのです。

皆さん、2次の演習や模試、ましてや今回の本試験にて80分という時間の「短さ」は痛感されていると思います。

80分と言ったって、設問・与件文を読む時間、解答を書く時間などを除いていくと純粋に「考えられる」時間というのは40-50分くらいではないでしょうか。

今、ご自身が使っているツール思考法などをもう一度改めて「本当に必要か?」と検討してみてください。

本当に蛍光ペンが3色必要なのか?

自分が設問解釈や解答の作成をする上で、必ず行うと決めているルール(時制の確認、項番(①,②…など)を振って根拠を列挙する解答法)はどうだろうか?

本当は自分をラクにするために使うツールや作ったルールが、逆に自分の首を絞めている可能性もあります。

ツールに関して言えば、短い時間の中で対応するには少なければ少ないほど良いと思います。

僕は蛍光マーカー3色色鉛筆などのツールを試行錯誤しながら使っていき、最終的にはシャーペン一本+ホントに大事なところ用の蛍光マーカー1本に落ち着きました。

ホントはその蛍光ペンもなくしたかったけれど、僕は最後までこの一本は残りました。

それは人それぞれなんだと思います。

特に一次試験合格後に二次試験対策を本格的に始めた方は、2カ月半ほどの間でこういったことまで検討する余地はなかったでしょう。

二次試験の結果が出るまでのこの時期。

もう事例問題を解くことはないかもしれないけれど、この「何を捨てるか?を優先的に考える」というのは、今後のお仕事や生活のことを考える上でもちょっぴりアタマに隅っこに置いといてもいいんじゃないかなーと思っています。

3215



簿記2級はやった方が良いでしょうか?

その答えはNo。ただ1次合格済の方ならYes。こう断言する根拠は、数値に基づく意思決定

<意思決定の前提材料>
・診断士初学者は1年1,000h学習。うち「財務」で300~350h。
・簿記の学習時間は3級=2ヶ月80h、2級=4ヶ月200h。
・診断士「財務」は「簿記3級」で補える。2級ならその2倍の効果あり。

簿記学習は診断士「財務」の弱点である、簿記の考え方、仕訳の基礎、コツコツ学習の進め方を体得して補うのに最適。だが300時間強しか割けない初年度「財務」対策で、200時間を簿記2級に費やしたらOUT

スト生の診断士試験対策では、学習時間が最大の「制約条件」。つまり週20h年1,000h確保した学習時間を何に使うかが鍵。簿記2級は3級の2倍の学習効果があるが、2.5倍(200h/80h)の時間がかかる。このとき、

簿記3級に着手し、簿記2級着手は先送り

と判断するのが意思決定会計(制約条件(学習時間)を最大活用できるから)

ではなぜ、簿記2級学習効果=簿記3級効果×2と言えるのか?そこで今日と来週の記事は、簿記特集として【簿記2級論】【簿記3級論】。
ただし「意思決定会計」を教わるのは「簿記1級」。

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■簿記特集~テキストより過去問を先に見る■

「簿記」はどうやって勉強したら良いでしょうか?

その疑問なら、迷わずこちら。

日商簿記2級おすすめ勉強法
日商簿記3級おすすめ勉強法

資格試験対策は普通テキスト学習から始めるが、概要を掴むだけなら過去問でどんな論点が問われるかを見る方が早い。そこで今回の特集はこの2冊を使い、「簿記2級」「簿記3級」の学習内容をスラスラ把握。

診断士の強みは、専門知識を相手にわかりやすく伝える能力。では「商業簿記」を誰にもわかりやすく説明できるか?

①商業簿記の目的は、貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)の作成。
②会社が行う取引を、「仕訳にして記録」することが簿記の基本。
③1年間の仕訳の結果を、帳簿を通じて合計するのが「試算表」。
④経理が腕まくりし、4月にごそごそ何かやっているのが決算整理。
⑤「試算表」を決算整理すると「精算表」。これを2分割したのが「BS・PL」。

簿記は俗に仕訳に始まり仕訳に終わると言われる。「商業簿記」とは仕訳を集計したり手直しする作業に過ぎず、実務上は会計ソフト使用。だから「①会社の取引を仕訳にする」力が重要で、手を動かしてコツコツ体得

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■簿記2級・3級出題論点 5問×20点=100点■

商業簿記の基本は3級で学べる。2級は中級商業簿記+初級工業簿記。

簿記2級 簿記3級
【問1】仕訳 【問1】仕訳
【問2】試算表 【問2】総勘定元帳
【問3】精算表 【問3】試算表
【問4】工業簿記 【問4】仕訳
【問5】原価計算 【問5】精算表

簿記初学者は大手受験校3級Web講義10回(9,800円)をまず視聴し、仕訳問題・過去問をどんどん解く。基本問題集の1~2回転を終えたら直前問題集に切り替え、問われる順に力を付ける。

簿記対策はこんなもの。大枠掴んだら「簿記2級」⇔「財務」の関連性を確認。

□第1問:仕訳 20点□
重要性★★☆ 診断士「財務」との相関性★★☆

簿記2級の仕訳は、売上値引・割引・割戻の「売上3兄弟」、貸倒引当金、固定資産の修理改善や期中売却、売買目的有価証券、社債の発行・償還、株式発行・増資や配当・利益処分など、「財務」で問われる仕訳が目白押し。

ただし特殊商品販売は不要。必要な仕訳は診断士「財務」で教えてもらえるから、必ずしも簿記2級に手を出す必要はない

□第2問:試算表 20点□
重要性★★✩ 診断士「財務」との相関性✩✩✩

第2問が問うのは、各種の帳簿を転記し、試算表を作る手順。診断士「財務」では問われないし、実務は会計ソフトに任せて良いので、手出し不要。

□第3問:精算表・本支店会計 20点□
重要性★★★ 診断士「財務」との相関性★★✩

第3問は診断士受験生が苦手とする精算表、つまり決算整理の問題。「財務」本試験では捨てて良いが、重要論点なので毎日コツコツで体得。本支店会計は慣れると得点源だが、内部利益消去は不要なので☆一つ減。

□第4問 工業簿記:仕訳・勘定連絡図 20点□
重要性★★✩ 診断士「財務」との相関性★★✩

診断士「財務」では直接問われないが、原価の分類や勘定連絡図は、「事例Ⅳ」で問われる意思決定会計の基礎となる重要知識。ここを習得する余裕があると、「財務」「事例Ⅳ」を通じ、常に有利に戦える。

□第5問 工業簿記:標準/総合原価計算 20点□
重要性★★★ 診断士「財務」との相関性★★★

「事例Ⅳ」王様論点CVP分析の基本となる直接原価計算も理屈でしっかり。やるとわかるが、2級工業簿記とはBOX図を書き頭を使わずひたすら計算する作業が中心。この「ひたすら計算トレーニング」が実は後から効いてくる。

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■今日のまとめ■

合格仮説:簿記2級の効果は3級の2倍で、所要時間は2.5倍。

「簿記2級」は、来週紹介する「3級」に比べ、仕訳の練習量で+0.5倍、初級工業簿記の理解で+0.5倍、計2倍の効果がある。だが所要時間が2.5倍なので、時間のないスト生なら「簿記3級」一択。ではまとめ。

・スト合格狙いには、「簿記3級」に着手し「簿記2級」を先送り。
・「商業簿記」を簡単に説明できるのが、診断士になる達成目安。
・初学者は「3級Web講義」を使い、仕訳や過去問をどんどん解く。
・「簿記」の力が付いたら、診断士「財務」との関係を整理しておく。

なおスト生に「簿記2級」に手を出す時間はない。従い、「簿記3級」「簿記2級」を既習の方がそれだけ有利なのは、改めて書くまでもなく当り前。

byふうじん



やるだけのことはやった。自分の合否は半々。

2次筆記で模範解答を書く必要はないが、周囲と違う答案を書くと負け。そして「やるだけのことはやった」=人事を尽くしたら、「自分のミスが他人より少ないことを願う」=天命を待つのが基本。

だが本当にそうかな?

「スト合格」目線で、古い受験常識を絶えず上書きするのが当ブログ。「たまたま合格」スト生が事例の本質に迫る秘訣とは、

試験だという邪念なしに、事例(の本質)と向き合う機会を作ること。

超高速で1年を駆け抜けたスト生は、2次筆記を終えるとぽっかり心の穴。この穴はあらぬ遊びを尽くせど埋まらないが、今年の事例にふと目が留まってつい写経。すると心の穴を何かが満たす。

本試験事例って、こんなにイイコト書いてあるんだ。

「選抜試験」の仮の鎧を脱ぐと、本試験事例に教わることは実に多い。写経を通じ作問者の思いに心打たれる。すると合格ノウハウで事例を解く行為が非礼に思えて「解脱」。

スト生にとっての本試験事例は、打ち負かす相手でなく素直に教わる対象。この相手を敬う気持ちで「本質」に迫り、それを後進に文章で伝えて、試験のレベル自体の向上に貢献。

一発合格道場って、こんなにイイコト書いてあるんだ。

では受験生が気になることを3点、当ブログ独自の視点で確認。

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■気になる①:合格条件とは■

心静かに合格発表日を迎えるためには、合格条件を知る。

だが合否に不安があると心の眼がどうしても曇る。だから自分の合格可能性は予め見極めたい。複雑な状況を整理するには、いつものように仕訳の形

(借) Sランク確実合格 300   (貸) 多年度合格 400
Aたまたま合格 700 2年目短期合格 300
スト合格 300

さらにSランク=2年目短期合格説によれば、

(借) Sランク確実合格 300   (貸) 2年目短期合格 300
 
(借) Aたまたま合格    700   (貸) 多年度合格      400
スト合格 300

Sランク合格とたまたまA合格の違いとは、「合否半々」の精度の差

やるだけのことはやった=周囲が当てた所は自分も当てた
自分の合否は半々=周囲より+αをどれだけ当てたか

周囲+αの加点を狙って取るのは、2年目Sランク生300名にほぼ限定。スト生には無理だし、悪いが既に2回落ちた多年度生にもそのセンスは期待薄。

そこまで見極めがつくと、後は本当に天命を待つだけ。

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■気になる②:再現答案とは■

目をつむっても再現答案を書くのが、Sランク

多少の見解の相違はあれど、再現性の高い安定答案を書くのがSランク。彼ら300人は決して口外しないが、今頃自分の再現答案を眺めてニヤニヤ

・徹底した過去問分析の知見を踏まえ、
・書く答案パターンを予め用意した上で、
・制限時間80分で予定したことを予定通りに作業完了

するのがSランク。診断士試験に限らず、Sランク再現答案を欲しがる人は無数にいるから、どこに出すかの主導権は自分で握る。

一方、再現答案を作らない→自分の合格理由が不明→合格ノウハウ頼みの体験談。当ブログを「上から目線」と批判するのは自由だが、自分と違う意見を否定したいなら再現答案4セットをWeb上で公開するのが最低条件。

再現答案作成は任意だが、作らない=100%たまたま合格宣言。

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■気になる③:口述試験とは■

ほぼ全員100%が合格する試験を、なぜ毎年わざわざ実施するのか?

口頭試問形式とはいえ、2次口述試験の設置意図の察し方は意外に重要。

<口述試験の設置意図仮説>
2次筆記試験の正解発表の場
②口述準備を通じ、事例の知識・本質を理解させる
聞かれたことに答える訓練説

本命は②だが、①③も捨てがたい。特に③は重要。2次口述や実務補習を一度経験すると2次筆記対策はごく容易とする主張の根拠はここにある。

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■今日のまとめ~スト生が掴む本質■

当ブログの立ち位置上、1次試験対策が本命で2次対策はおまけ。なぜならスト合格=「たまたま合格」であって、語るほどのノウハウはない。

だが合格ノウハウ満載の多年度生体験記を尻目に、当ブログが毎年受験常識を塗り替え中。その力の源泉は、この合格発表前~2次口述試験までの過ごし方の違いにある。スト生に限ると、

本試験当日に伸びた実力を、今からまだまだ伸ばせる。

そう考えると。今のモヤモヤ感はさておき、診断士試験に挑んだこの1年はやはりお買い得。ではまとめ。

・今の心境が「やるだけのことはやった」ならベスト。
・今もし可能なら、合格条件を見極め。見極めた後は天命を待つ。
・再現答案を書くのが大事ではなく、書けることが合格条件。
・口述試験で教わるのは、聞かれたことに答える大事さ。
・スト生⇔多年度生の体験記は似て非。「本質」に近いのはスト生。

byふうじん



こんにちは。ハーンです。

二次試験が終わって、10日ほど経ちましたね。

一次試験が終わった後は、二次試験対策の記事が必然的に多くなったと思います。その二次試験も終わり、試験が終わった後にやることとして、「再現答案の作成」「家族との時間を大切に」といった記事も最近は多かったですね。

一方、口述試験までは少し時間があります。

受験生のみなさまが、一息ついたこの時期は執筆者も最もフリーに記事が書きやすい状況ではないかと思います。

前から二次試験が終わった後に、自分なりに二次試験について思うことを記したいと考えていましたので、今回はつらつらと思うことを記させていただきます。(ゴメンナサイ、役に立たない記事かもしれません)

 

◆二次試験の勉強は楽しい?役に立つ?◆

私の場合ですが、一次試験の勉強と比べて、二次試験の勉強は正直楽しく感じました。もともと座って講義を聞くことや反復継続して暗記するというのが苦手だったため、一次試験の勉強は、それなりにきつく感じたこともあったと思います。

もう一つは、一次試験に対して、所詮は理論。という思いこみがあり、実践的でない=結局役に立たないという思いからモチベーションを維持するのが大変でした。

それに比べて、二次試験の学習を始めた当初は、開放感を感じました。与件という枠はあるものの、企業の経営課題についてアドバイスをしているんだという感覚があったためです。

うん、一次試験と比べて、二次試験はさすがに実践的、こっちの方が先々役に立つんじゃないか、そんな感じを持っていました。

 

◆二次試験の学習、そして実務補習を経て◆

スト生でも二次試験の学習が進んで、試験直前になってくると、聞かれたことに答える、自分なりの型ができてきたりします。それは人並み答案というものに近い(リスク回避して人並みにダウングレードするレベルには達しておらず、自然に一定レベルの答案が作れるレベル)ものが作れる状況になっているんだと思います。

ただし、これってコンサル能力が向上しているわけではないんですよね。

その当時、そんな風にも思うようになってました。

向上したのは与件を読んで、きっちり設問を理解する能力、そしてそれをアウトプットする能力ということですね。

これって合格要件そのもの、診断士試験が、コンサル能力でなく診断士としての基礎能力を図る選考ってことそのものだと考えます。

 

話は変わりますが、診断士試験に合格すると、多くの人が合計15日間の実務補習を受けられると思います。私も、実務補習を受けました。その実務補習ですら二次試験の学習成果を使ったかというと・・・正直??って感じでした。

課題解決に当たって、人の話を聞いて状況をきっちり把握する(自分の想いを書く前に与件をしっかり読む)という姿勢を作るには役に立ちましたが。

 

逆に一次試験で学んだ知識のうち、本当に基本的な事項の方が役立ちました。例えば経営戦略ならアンゾフの成長ベクトルとか人事ならマズローの欲求段階説といった話の方が、報告書の一部資料くらいにはなるし、進むべき方向性を導く出発点になった気がします。会社の仕事においても、こうした知識は、頭の整理をする、あるいは社内説明のバックグランドになっている気がします。

 

こういう比較に意味があるのかわかりませんが、実務補習あるいは社内診断士としての会社の仕事において、一次試験で得た知識の方が二次試験の学習より役に立っている感じがしています。

 

◆二次試験は理不尽な役に立たない試験?◆

二次試験は、合格の基準は分からないし、受からないとなれば実力はあるのに何年やっても合格しなかったりします。ここまで書いたように、二次試験は合格の基準が分からない理不尽な、加えて先々にあまり役に立たない試験なんでしょうか?

私は批判覚悟で申し上げると、ある意味ではそのとおりだと思っています。ただし、

試験の目的はあくまで選考。受験者の役に立つ、立たないは二の次。

本来は活かし方があるのかもしれないが、それを私が知らないだけ

ってこともありますから。

 

そうは言っても、私と同じように思っている方もみえると思います。そういう方に敢えてお話ししたいのは、「そういう試験ならなおさら、早く合格する!」ということ、今日のお話の本旨です。

 

◆真の実力者とは◆

こちらの記事は、二次試験の合格者別の階層をうまく表しているなと思っています。私自身が「たまたま合格組」の最たるものだったからこそ思うのですが、一次試験の自己採点で合格点があってから二次対策を始めたスト生は、二次試験の対策を完璧にするには時間が無い。一方、二度目の挑戦となる多年度生にとっては、合格実力というレベルに達するだけなら時間が十分すぎると思います。

時間があると、どうしても細部・各論・テクニックという部分に入り込みやすいのは、日ごろの仕事でもよくある話。時間があって完璧を狙うがゆえに、費用対効果を考えれば割に合わないこともやってしまい、一方で本当に大事なことが欠落してしまうということもあるかと思います。

もし、今回、二次試験に残念ながら不合格となられた方は、ぜひともここにある「真の実力者」を目指して、来年こそは合格していただきたいと思います。

 

◆自分なりのプランづくりを◆

私は昨年、二次試験が終わった後、不合格を想定して次回は確実に通るためにどうすれば良いかを考えていました。仮に二次試験が残念な結果となった場合、これからの1年弱をどこに力点を置いて勉強するのか、戦略というかビジョンを作ることが必要だと思います。私の場合、詳細を詰めて実行することはありませんでしたが、自分なりに以下のようなことを今の時期は考えていました。

 

最も手応えが分かるのは事例Ⅳ。よって、頻出論点をきっちり押さえて、ケアレスミスが出ない水準の実力をつける。(仮に難問でできなかった場合でも致命傷は絶対ないレベル)

事例Ⅳを得意にしたうえで、事例Ⅳに頼らないプランニングをする。事例Ⅰ~Ⅲは、完璧を目指して本質を忘れて細部、テクニックに走ることの無いよう、マクロ視点を大切にして学習する。

・上記のプランに合致した受験校を選択する。

 

以上、言いたい放題の記事でゴメンナサイ。

今回で二次試験の記事はおそらく最後になると思います。いずれにせよ、合格発表の後は、合否にかかわらず診断士を目指す以上、それぞれ新たな戦いが始まります。

それまでの時間を有意義に過ごしてください

 

◆今日の要旨◆

・合格基準がわからない、実力通り?の結果にならない、ある意味理不尽な?二次試験を早く通過するためには、真の実力者になるよう努めること。あと1年近くあれば十分可能。そこへどう到達するかを、いろんな情報をとって戦略・ビジョンを考えることが大事。

・今後も診断士を目指す以上、合格発表の後は、その結果に応じた新たな戦いが始まることとなる。それまでの貴重な時間を有意義にすごしてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。ハーンでした。



こんにちは、まさや~んです

二次試験本当にお疲れ様でした。
この一週間で大手各社の模範解答が出揃い、一喜一憂になってるかと思います。
自分も去年は事例Ⅳでポエム(根拠なくただ思うままに解答を書くこと)を書いたこともあり、「やれることはやった」→「でもみんなできてるんでは?」→「いやあの問題は解ける人が少ないはず」→「だから大丈夫(最初にもどる」の精神状態を合格発表くらいまで4回転くらいしましたw
ですので、「終わったことだからあまり気にしないで大丈夫だよ」などと格好良くは言えませんが、この時期だからできることを思う存分楽しんでリフレッシュしてください。

関東在住の方はもちろん関東在住以外の方も道場のイベントに来られて色々な情報収集するのも手ですよ。
土曜日の飲み会前のプチセミナーも3215さんが関東在住以外の方が来られた時に飲み会だけというのも寂しいからと発案してくださったんです、そしてプチセミナーも開催が決まりましたよ!(これリークしても大丈夫かな(;^ω^))私も聞きたい内容で先代の方々がプレゼンしてくれるようです(*´▽`*)
さて、今日は二次受験組向けと二次未受験組(2015年目標スト生含む)の2部構成です。

☆二次受験組向け☆

知っての通り一発合格道場では口述試験対策セミナーと称しまして模擬面接を行います。
その過程で口述試験想定問題を作成する必要があり、今年度の事例を解いてみました。
今回の事例は根拠が薄いので何を解答として想定しているのか掴み辛く大変疲れる事例でしたね。
そして事例Ⅳ、、これは難易度は易化してますが大変怖いですね。
計算ミスを犯すと転げ落ちてしまいそうですが、練習や疲れた状態での処理を多く積んできた人が報われるという意味では本来あるべき試験の姿なのかもですね。

==以下は、個人的な感想です==

【事例Ⅰ】
根拠が薄く何を正解と想定しているか難しかったです、各設問で0点にならないように積み上げていくのがいいのかなぁと思いました。

【事例Ⅱ】
問3は数字を絡ませれば何とでも結論付けはできると思うので、各社模擬解答と違っても気にする必要ないと思います。あと個人的に気になったのはいつも通りのプロモーション戦略ではなく、コミュニケーション戦略と問うてきたところ。あと周りとも話しましたが岩崎先生の出題ではなくなったんですかね、、、

【事例Ⅲ】
なんといっても160字の連荘はきつい。。しかも問3-2は自分が苦手な分野の出題であり上手く文章で表現できなかったです。あと与件で拾えてないところを無理やり繋ぎ合わせて問4を解答したけど、下手したら全く違う想定解答になってるかも。怖い事例ですね

【事例Ⅳ】
難易度は易化してます、ただ事例Ⅰ~Ⅲをこなして疲労した頭でどこまで正確に解けるかがポイントですね。いたるところで引っ掛けみたいなのが盛り込まれてましたので。でも問1と問4が出来て、問2or問3ができてれば平均以上ではないかと思います。

自分が解いてみた解答は↓になります。
まさや~ん2014二次試験解答_20141028
※word用いてますので70分制限、コピペ禁止でやりました。事例Ⅰ~Ⅲは続けて、事例Ⅳは本来やる予定ではなかったので後日追加で解いた感じとなります。
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☆二次未受験組向け☆

2015年目標のストレート生の方は、そろそろ企業経営理論の講義が終了するころでしょうか?
企業経営理論のあとは財務ですが、是非とも時間をつくって二次試験の過去問(事例Ⅰ、Ⅱ)にふれてみてください。財務がおわったら事例Ⅳもできますし、運営管理が終わったら事例Ⅲもできます。
中小企業診断士試験は一次試験を合格しても診断士を名乗ることはできず、二次試験を通過して診断士試験合格となります(養成課程は除く)。

この2ヵ月間の道場の記事をみればわかりますが、二次試験は一次合格者からさらに、いち早く事例を解くコツを掴んで、20%弱に入らないと合格できない試験です。しかも「いち早く事例を解くコツを掴んで」というのが肝なのですが、全ての人が一次試験終了後から二次試験までに掴めるかという微妙なところです、しかも掴んだから合格というわけではなく掴んでからが本当のスタートという側面があります。

つまり何が言いたいかというと、
「二次経験者組と対等に勝負できるように二次試験の勉強を今のうちから始めちゃおうよ!」
ということです。

この時期(もうちょい後かな年末くらい?)から春先までは、レアな問題集や参考書も夏場に比べると安く手に入りやすいです。
ですので、直近のふぞろい(総集編の方が安く手に入るかも)とかは価格を見ながら入手してください、どうせ二次試験受験する際には間違いなく使用するはずです。ふぞろいって何?って方はコチラを参照ください。

この時期はまだ今年度のオフシーズンですので各勉強会も動いてませんが、年明けくらいから勉強会が動き始めますのでこの時期から色々ネットなどで情報収集して興味あればコンタクトとっておくのもいいかもですよ。勉強会は二次試験のディスカッションをすることで色々な気づきを得ることができると思います。

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もし試験ノウハウなど情報を得たいという方はどしどしオフ会に参加してくださいませ。
二次結果待ちの方はもちろん2015年合格目標の方もウエルカムです(*´▽`*)

私が絡んでいる診断士試験支援有志でやってる11月のオフ会
・11/8(土) プチセミナー+道場オフ会
・11/18(火) 道場オフ会
・11/22(土) タキプロ大交流会

ではでは、今日はこの辺まで



2015年合格目標の皆様、こんにちは
一発合格道場5代目のOzと申します。詳しいプロフィールはこちらをご覧下さい。当ブログでは1ヶ月に2回の頻度で登場しております。以後宜しくお願いします。

8月から10月中旬までは、2次試験向け記事が多数を占める当ブログ。連日2次試験向け記事が投稿されるこの時期、決意を胸に診断士受験を始めた方も多くいらっしゃるのではと思います。TACに通われている方でしたら、企業経営理論の科目が一通り終了した時期になりましたね。

さて、1科目の企業経営理論はいかがでしたか。覚えることが一杯ありましたか?成長の実感が得られましたか?会社員の方でしたら、自分の会社の戦略ってこうだったんだと新たな発見をされているかもしれませんね。楽しかった企業経営理論とは一旦お別れです今後は財務、運営と主要科目が続いて行くので頭を切り替えていきましょう

ご存知の通り、診断士一次試験は7科目。予備校カリキュラムでは1科目を約1ヶ月で回転させます。ですので、目の前にある1科目に全力投球しつつ、新しい科目に入ったらすっきり切り替えられるかがポイントです。重要行動は頭の中で確かな土台を作ること。ストレート合格を目指す受験生にとって、時間があるように見えて実は全然時間がありません予備校のカリキュラムでは、次に経営理論が出てくるのは半年後。だからこそ、各科目を行っている最中は、脇目も振らずがっつり対象科目を消化し、知識の土台を固める必要があります。財務をやりつつ、企業経営理論もちょこっと復習しておこうなんて思わず、財務にどっぷり浸かっていくことをお勧めします。

というわけで、今週から財務が始まるストレート生にとっては企業経営理論のもやもやを払拭するために残された時間は多くありません。本日は企業経営理論のおすすめ記事をまとめています。気になる点があれば、ぜひ確認してみて下さい。

それでは今日はこの辺で失礼します。

Oz

【勉強方法】
【一次】知識がスラスラ出てくる覚え方
 ここで提唱されている目次学習法は他の科目でも使えます。
【企業経営理論】スッキリ感を味わおう!
企業経営理論に苦手意識がある方は必読!
【2012年目標】企業経営理論とは友達になっとこう!
 企業経営理論を身近な問題に例えて分かりやすく説明しています。
企業経営理論:組織論は「アウトプット」で!
 企業経営理論を「国語の問題」と「知識の問題」に分けるとすっきり。
問題集を解いた後,解説を読む前に。
 どうやって問題に取り組むべきかに悩んでいる方へ。

【分野別】
企業経営理論:「理解して記憶」実例で学ぶ経営戦略
 現実と知識をリンクさせる経営戦略の覚え方は効果大。
【企業経営理論】「組織論」はチャレンジング!
 組織論を体系的にまとめてあります。
「理解して記憶」実例で学ぶマーケティング用語
 こちらはマーケティングの主要ポイントを解説しています。
【経営理論】覚えにくいポイントのチェック
 この問題集が解けるようになれば一人前!
【渾身・経営】労働法規のこれだけは押さえよう
 地味だけど押さえておきたい部分をチェック。

***以降は、オフ会の告知となります。*********************

一発合格道場 ノーサイドの会(オフ会)のお知らせ

 

【日時】

11月 8日(土) 17:30-

11月18日(火) 19:30-

【会場】

東京 八重洲周辺 (参加リクエストを頂いた方に別途ご連絡致します)

【募集人数】

各回 定員は25名(お申し込み先着順)とさせていただきます。

【参加費】

参加費は1人4,000円程度を予定

 

内容の詳細およびお申込みは、道場ホームページの右側サイドバー最上段(サイト内検索の下)にある「一発合格道場主催イベント」

あるいは3215のこちら記事をご覧ください。

 

皆さんのご参加をお待ちしております



ご無沙汰しております

butaoです

各予備校で2次試験の模範解答が発表されています
そこで本日のブログは以下の予備校の模範解答の回答をベースとし、2014年度試験の事例Ⅲについて私なりに考えた内容を述べたいと思います

具体的には、事例Ⅲの模範解答のどこの内容は予備校共通で、どこの内容は予備校で意見が分かれているのか、仕分けします
その上で、意見が分かれている部分について分析します

本記事の受験生にとっての価値は何?という話をします
受験生の今の関心ごとは “俺の回答って合格レベルにあるのか?早く結果が知りたい”ということだと思います
それがなぜわからないのかというと、各社予備校の回答が異なるためという話をよく聞きます。
しかし、“回答が異なる“にも様々なレベルの”異なる”があります。
具体的には、表現が違うだけで回答の内容は各予備校で一緒なのか?書いている内容は各予備校で一緒だが、その順序は因果関係か?並列関係か?そもそも設問の捉え方からして各予備校で異なるのか?などです。

そして、各予備校で言っている内容は実は表現が異なるだけで共通している部分がかなりあるのではないか?という考えを私は持っています。
そうした場合、“俺の回答って合格レベルにあるのか?”という問いに対して、少しは参考になる情報を提供できる面があるのではないかと考えました。

しかし、この話には2つの留意点があります
1点目は、各予備校が共通的に掲載している内容=診断士協会の保有する正解という前提があること
2点目は、各社予備校の模範解答は時間をかけて作成したものなので、各予備校の回答内容が共通していたとしても、それが試験時間内で到達できる内容であるとは限らないことです

そこで、2点目の問題を解決するために私も今年度の事例Ⅲを解いてみました
自身の思考の流れをPCで打ち込みながら解いてみたので少しは皆さまの当日の視点に立って考えられているのではないかな、と思っています。

そこで今回の記事は次の図の流れ(イメージ)で進めます。

  

なお、著作権の問題などリスクは避けたいので、本記事内での予備校模範解答の転用転載はいたしかねますので、お手元に各社予備校の模範解答をご用意頂けますと幸いです
ちなみにリンク先は以下の通りです
ネット上で公開されている模範解答のみ分析対象とすることをご了承頂けますと幸いです。

●TAC
http://www.tac-school.co.jp/file/tac/sokuhou/chusho/pdf/jirei3_1410a.pdf

●大原
http://www.o-hara.ac.jp/best/chusho/sokuhou2/pdf/kaito_03.pdf

●TBC
http://www.tbcg.co.jp/images/pdf/h26_2ji_sokuhou_3_20141030.pdf 

■第1問(配点10点)

C社の創業からの事業変遷を理解した上で、精密小型部品加工業界におけるC社の強みと弱みを60字以内で述べよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

強みについて各社の共通点は、加工技術に関しての強みと、生産能力についての強みを述べている点です。
相違点としては、評価が高いことを強みとするのか?特化したという事実を強みとするのか?という点です。
この点は、どちらにしても試験上は大きな問題は無いと思います。

弱みについてTBCのみ見解が異なります。
他2社が“弱みはX社への依存度が高いこと”と述べているのに対し、TBCは売上依存度が高いことはあくまで事実であり、真の弱みは高依存から生み出される“販路開拓力が弱い”ことであると述べています。

これは、販路開拓力が弱いとは与件には書かれていませんし、受験生の当日の力加減からすると試験上はここまで書かなくて良いと考えます。 

2.butaoの回答

上でも書きましたが、実は私も問題を解いてみました。もちろん模範解答を見る前に、です。
そこで、その私の内容を上記の予備校の模範解答と比較してみましょう。 

強みは①超精密加工や超小型加工など高い加工技術②一貫生産体制など高い生産能力。
弱みは生産技術、管理技術、売上面のX社依存。 

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、“超精密加工や超小型加工“、”一貫した生産体制“とは、要するにどういう強みなのか?ということをそれぞれ一言でまとめたことです。
また、X社への依存は売上面だけではないので、その点を記載したことです。

上記の解答に至った、私の思考プロセスを参考までに以下に掲載しておきます。

・”創業からの事業変遷を理解した上で”って何だろう?他社の模倣困難性を意識すればよいのだろうか?
・”精密小型部品加工業界における”なので、一般的な精密小型部品加工業界の傾向と比べて、異なる点を述べればよいのだろうか?
・60字なので、強み1つ、弱み1つだろうか?いや、与件分を見ると2つかな・・・。 

■第2問(配点20点)

C社の切削工程で問題視されている加工不良率の増加について、その改善を図るために必要な具体的対応策を100字以内で述べよ。

 1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

 

各社でかなりバラつきが出ました。最も大きなバラつきは左側の列です。
“butao的解釈”とは、予備校の解答には書かれていないがおそらくこういう切り口で考えたのだろうな、ということを意味しています。
例えば、TACは短期的対策と長期的対策という視点で解答を切り分けています。
大原は短期的対策という視点でのみ解答を書いています。
一方で、TBCは計画と運用という切り口で解答を書いています。

次の相違点ですが、何を手段とし、何を結果とするか?で各社に相違があります。
TACは対策の効果を明確に記述しているのに対して、大原とTBCは具体的対策をより丁寧に記述することに主眼を置いています。

各社の共通点としては、経験にバラつきがあるので標準化を行うという点が全社共通しています。
したがって、ここを外すことは大きな失点に繋がる恐れがあります。

また、TACとTBCに共通しているのは予防保全を行うという内容です。
これは与件分に、“故障対応に主眼を置いて”という記述があるからでしょう。
故障原因がわかれば、その予防を行うことで不良率を減少させることが出来ます。
平成25年度の事例Ⅳで品質原価計算に関する問題が出ました。
この問題でも、予防段階が前半になるに従ってコストは小さくなるという話でしたね。

したがって、今までの話をまとめると標準化は外せないポイント、予防保全まで書けているかどうかが勝負の分かれ目といったところでしょうか。

2.butaoの回答

①IEを活用したメンテナンス方法の標準化・マニュアル化、勉強会開催を通じた自動旋盤の精度向上②連関図法の活用など故障原因の分析、定期診断を用いた予防対応の強化、により加工不良率を減少させる。 

この解答は概ね予備校解答とズレはないものと思われます。
意識した点は、①対策の効果まで記述する点(TAC、の方針と同様です)②具体的なキーワード(IE、連関図法、定期診断など)を散りばめたこと、です。

上記の解答に至った、私の思考プロセスを参考までに以下に掲載しておきます。
あえて汚く書いていますので、必要ない方は飛ばして下さい。

○加工不良率の増加の原因は何か?
 ・自動旋盤の精度
  ‐故障対応に主眼
   ‐故障する前に対処する予防という視点が必要なのでは?
    ‐しかしその実現可能性は?
    ‐いまなぜ事後対応をしているかというと”更新計画がないから”と書いている 
    ‐つまり、更新しない限り事前対応はできないという意味では?
     ‐本当か?”ため”という表現は文章のどこまでかかっている?
     ‐実はそうではなくて、”ため”は必要となっているにかかっているのでは?
     ‐そうだとすると、予防という視点もありうると思う
    ‐そうだとすると、事後対応をいかに行うかという主眼で提案を書くべきでは? 
  ‐それぞれの経験でのメンテナンス
   ‐これを標準化し、マニュアル化すると言う流れはあるだろう
○”具体的対応策”なので、事例から抜き出すだけでは対応できない?
○100字なので、
 ・原因→打ち手、原因→打ち手というパターンか?
 ・原因→打ち手→改善の効果、というパターンか?
○もしかしたら、ここの部分だけでなくてその前の記述である、組織体制などを視野にいれて提案した方がいい?
 ・設備オペレーターを組織化し・・、ノウ・ハウの蓄積・・など
 ・それはなさそう・・・明示的に組織が1つであることの問題点をここで述べているわけではないし・・・
 ・そもそも設備オペレータって人が少なそうだし(全社員で48名しかいないのだから) 

■第3問(配点40点)

C社では、主要取引先X社精密部品事業部の国内部品調達および物流の合理化計画に対応するための対策が検討されている。この課題について、以下の設問に答えよ。

■第3問(設問1)

 C社がX社の唯一の国内調達先となり、部品在庫管理および受注・発送業務の移管が行われると、C社にはどのようなメリットがあるのか、100字以内で述べよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

  

大きく分けて、3つの方向性があります。

1点目は、コスト削減です。
TACと大原が共通して在庫の削減をメリットとして挙げています。
その背景として精度向上という点が2社で共通しているのでキーワードとして重要そうです。

2点目は、経営資源の強化です。
TACとTBCが共通して顧客との直接取引による効果をメリットとして挙げています。
しかし、その効果(効果)の内容は2社で記述がバラバラです。

3点目は、売上高の向上です。
大原とTBCが共通して業務移管費用の獲得と、生産量増加をメリットとして挙げています。効果(結果)にもバラつきはあまり見られません。

この結果から言えるのは、“精度向上→在庫削減”、“顧客との直接取引→何らかの効果“、”業務移管費獲得(受注増加)→収益増加“、の3つのうち、どれか2つが書けていれば、合格レベルなのではないでしょうか。

2.butaoの回答 

①部品在庫管理の面では生産リードタイムの短縮、生産計画の精度向上による在庫量削減②受注発送業務の面では受注発送量が増えることによる積載効率の向上、の結果コスト競争力が向上する。

この解答は予備校解答と比べると一面的な回答になってしまっています。
最終結果がコスト競争力の向上に終始しているためです。
合格点に及ばずといったところでしょうか。
心残りなのは、業務委託費の獲得を書けなかった点です。
与件分には“検討中”と書かれていたため、明確なメリットではないとして書くことをためらいました。

上記の解答に至った、私の思考プロセスを参考までに以下に掲載しておきます。
あえて汚く書いていますので、必要ない方は飛ばして下さい。

○唯一の国内調達先、部品在庫管理、受注発送業務、それぞれの結果でてくるメリットを述べるのか?
 ・それとも、部品在庫管理、受注発送業務、それぞれの結果でてくるメリットを述べればいいか?それとも別の切り口?
  ‐おそらく部品在庫管理、受注発送業務の2つの切り口でいいだろう
  ‐なぜならそれぞれのメリットが書いてあるから
   ‐部品在庫管理は、在庫量の削減
   ‐受注発送業務は、業務委託費の獲得(でも検討中なのでもらえるとは限らない?)

■第3問(設問2)

 X社からの業務の移管に対応するためにはC社の生産計画や資材調達計画を今後どのように改革していくことが必要となるのか、160字以内で述べよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

共通の内容を同じ色フォントにしています。
生産計画と資材調達計画の2つの切り口で分けている点は各社共通です。

次に、“何に対応するのか?”という点については、TACと大原が共通です。
オレンジ色のフォントの部分です。TBCにはその記述はありません。

次に緑色のフォントの部分ですが、顧客の生産計画期間へ合わせるという点は手段として3社共通に記述しています。
ただしその表現の粒度は異なります。
TACは“週次の計画を立案”と記述し、大原は“短縮化”と書いていて期間には触れていません。
TBCは“顧客要望へ合わせる“と書いていて短くするのか長くするのかなど具体的な対応は書いていません。

次に赤色のフォントの部分ですが、“切削工程以外の加工順に工夫を施す”という点でTACと大原が共通していました。
ただ工夫の施し方の表現は2社で異なります。
TACは“納期順”と明示していますが、大原は“加工順を生産計画に反映させる”と書いているのみです。

次に青色フォントの部分ですが、“資材手配の頻度を上げる”という点は3社で共通でした。
ただし、その表現の粒度は各社で異なります。

以上をまとめると、3社共通で記述されている点を外してはいけない部分と考えると、以下の点を最低限MUSTで抑えておく必要がありそうです。

切り口としては、生産計画と資材調達計画についてそれぞれ答えること。
生産計画の面では“顧客の生産計画期間へ合わせる”という視点を含むこと。
資材調達計画の面では“資材手配の頻度を上げる”という視点を含むこと。
プラスポイントとして、“切削工程以外の加工順に工夫を施す”という点に触れられていれば合格レベルなのではないでしょうか。

2.butaoの回答

生産計画の面ではリードタイム短縮化に対応するため、①生産計画立案の頻度を1ヶ月単位から1週間単位へ変更②切削工程以外の工程の加工順についての負荷調整、が必要となる。資材調達計画の面では受発注業務の集約化に対応するため、①C社以外の国内協力企業との受発注体制の構築②在庫の品種別管理の導入、が必要となる。

この解答は予備校解答と比べると一面的な回答になってしまっています。
まず生産計画の面では、目的がリードタイム短縮のみ記述しており、品種増・小ロット化について触れられておりません。
資材調達計画の面では、発注間隔の短縮化についての視点が欠落しています。
合格点に及ばずといったところでしょうか。

上記の解答に至った、私の思考プロセスを参考までに以下に掲載しておきます。
あえて汚く書いていますので、必要ない方は飛ばして下さい。 

○”生産計画”の面で80文字、”資材調達計画”の面で80文字
 ・生産能力の拡大などについて述べてはいけないということ?
 ・でもそうすると、ロットサイズの縮小などの課題についてはどこで述べる?
○それぞれについて、
 ・業務移管の内容は?(20文字)
 ・その際のどういう問題点が発生するか?(30文字)
 ・その問題点にどう対応するか?(30文字)
生産計画の面では、リードタイム短縮化に対応するために、
①生産計画立案の頻度を1ヶ月単位から1週間単位へ増加させる
②各工程担当者の判断で行っている切削工程以外の工程の加工順について負荷調整を行う
③顧客別管理が必要になる・・・?
→そのために、生産計画をたてる専門部隊を作成する?
→セル生産方式に対応できるように、多能工化を進める?(これは生産計画ではなく、生産方式に関する方針なので却下)
→多品種少量生産に対応できるように機能別レイアウトを採用する?(これは生産計画ではなく、生産方式に関する方針なので却下)
資材調達計画の面では、リードタイム短縮化に対応するために、
①材料商社からの納期短縮を図る・・・?
②品種別管理を導入すること・・・?
在庫量増大を防ぐために、
①ABC分析などを行ない、定期発注方式から一部定量発注方式などに転換し在庫削減を図る
③現在のX社顧客と取引のある他社からの外注ルートを構築する・・・?
④それが無理ならば、現在のX社顧客と取引のある他社の製造ノウ・ハウと生産能力を獲得する・・・?
③顧客別管理が必要になる・・・?
部品の共通化、GTの活用?
少量多品種生産になるから・・・
あと、
全部まとめるということは最大で残り100種類の精密部品の製造方法を獲得し、
それに併せて生産能力を拡大し、X社顧客の要望に対応できるようにするということ
そのためには自社の生産能力を拡大するか、
他の会社からの外注ルートを構築するということが必要になるのではないか? 

■第4問(配点30点)

C社社長は、主要取引先X社で進められている国内部品調達先の集約化の動きに対応して、X社との取引を高める一方で、X社以外の販路開拓を行う方針である。この方針を実現するためには、中小企業診断士としてどのような提案を行うか、C社の経営資源に注目して160字以内で述べよ。

1.予備校の回答の比較

こちらの問題は整理すると以下の図となります。

 
共通の内容を同じ色フォントにしています。
赤文字の部分は営業体制が弱いという点です。
TACと大原に共通して記述されています。

次に青文字フォントの部分ですが、 “営業を強化する”という点で3社に共通しています。
しかしその粒度は違います。
TACと大原は人材を育成すると述べており、TBCは“営業部門を設置すると述べています。

次に緑文字の部分ですが、“X社からの技術指導”について触れている点は大原とTBCで同じです。
しかし、これを経営資源ととらえた時にその評価が異なります。
大原はX社に指導を受けることをC社に資源がないこととして捉えていますが、TBCはX社による指導をプラスに捉えています。

次にピンク文字の部分ですが、大原とTBCで“製品開発体制を確立する”という点で共通しています。

以上をまとめますと、経営資源としては、“営業体制が弱いこと”、“X社との依存関係”のどちらかには触れておくことが最低限必要ではないでしょうか。方針の実現内容としては、“営業体制の強化”に触れておくことが最低限必要であり、“設計・開発機能の強化”について触れられるとなお良い、といったところでしょうか。

2.butaoの回答

①X社の顧客に対しては、超精密加工と超小型加工技術というC社の経営資源を活かし、他の品種についてもC社へ製造依頼するように売り込む②X社の国内協力企業に対しては、一貫生産体制というC社の経営資源を活かし、他社が保有していない加工工程についての製造引受を売り込む。 

この解答は予備校解答と比べると合格基準を満たしていない回答になっています。
まず“営業体制の強化“について触れられていません。
経営資源は基本、強みを活かして機会を狙うのが定石だろう、とそこで思考を停止させたことが原因です。
限られた時間の中で思考を深めるべき箇所についてリソース配分を誤りました。
意識したことは、”誰に対して“、という部分と”活かす経営資源を明確にする“という部分です。
予備校の解答を正とすれば、合格点に及ばずといったところでしょうか。

上記の解答に至った、私の思考プロセスを参考までに以下に掲載しておきます。
あえて汚く書いていますので、必要ない方は飛ばして下さい。 

○”販路開拓”とは既存の商品を、新しい顧客に販売すること
○”集約化の動きに対応して”ということはこの動きを活かした提案を行えという制約条件
 ・集約化の動きとは、部品在庫管理の一元化、受注発送業務の一元化
 ・それにともなって、X社顧客、現在のX社顧客と取引のある他社との取引が拡大
  ‐この両者に対する販売を行う(?)
○この方針を実現するため・・・?
・手段に踏み込むのか?(営業部門の新設など)→しかしこれは経営資源に“着目して”という意味では営業は2名しか確保できないという制約条件なので却下では?
・それとも、今のように誰に何を?レベルの回答でいいのか?
○”C社の経営資源に着目して”とは、どのような経営資源が残っていただろうか?
 ・もしくは経営資源が足かせになるということ?
  ‐強味を活かして機会を活かすという流れが定石なので、いったんこっちで考えてみよう
  ‐営業体制は2名
  ‐強みは高い加工技術と、一貫した生産体制
 ・この両者に異なる経営資源を活かしてアプローチを行う(?)
 ・X社との取引関係も経営資源と考えると、そこはX社とはことなる価値を提案しなければ険悪なムードになるであろう。 

******

事例Ⅲについての内容は以上です
希望があれば、次回は事例Ⅰについても記述してみたいと思います

以上、butoでした

***以降は、オフ会の告知となります。*********************

一発合格道場 ノーサイドの会(オフ会)のお知らせ

 

【日時】

11月 8日(土) 17:30-

11月18日(火) 19:30-

【会場】

東京 八重洲周辺 (参加リクエストを頂いた方に別途ご連絡致します)

【募集人数】

各回 定員は25名(お申し込み先着順)とさせていただきます。

【参加費】

参加費は1人4,000円程度を予定

 

内容の詳細およびお申込みは、道場ホームページの右側サイドバー最上段(サイト内検索の下)にある「一発合格道場主催イベント」

あるいは3215のこちら記事をご覧ください。

 

皆さんのご参加をお待ちしております



(借) 当座預金 40,000 (貸) 売上 100,000
売掛金   60,000

この仕訳↑を見たら、「商品100,000円を売上げ、40,000円が銀行に振り込まれたが、残り60,000円は後日受け取ることにした」と瞬間的に脳内で読み替えるのが簿記のルール。

簿記は俗に仕訳に始まり仕訳に終わると言われる。そのココロは出来事を数字にしたり、数字を見て出来事を読み取ったりと、数字を自由自在に操ること。この手順に慣れると、次の仕訳も切れる。

(借) Sランク確実合格 300   (貸) 1次免除 1,800
Aたまたま合格 700 1次再挑戦 1,700
Aたまたま不合格 2,000 スト生 1,500
Bランク不合格 2,000

 

診断士2次筆記に年5,000人が臨む中、300人は確実に合格するが、合格手応えはなくても700人は合格。これを仕訳で書くとイメージしやすい

.
■簿記はコツコツ■

「財務コツコツ」は不正確だが、「簿記コツコツ」なら正しい表現。

さて数字に強くなるために、「簿記コツコツ」のやり方と効果をおさらい。

<コツコツ学習>
・簿記の目的は学問でなく、取引を仕訳にする実務手順の体得。
・簿記学習は、手を動かし頭で計算するから時間がかかり、疲れる。
・従い1回長時間より、日々短時間のコツコツ学習で手順を体得。

<問題集回転学習>
・そこで問題集を1冊選び、毎日少しずつ解き進める。
・1冊解いたら解き直し。4回目以降は×問題だけ解き直し。
・苦手論点はテキストに戻り、知識を再確認。

<両者の効果>
・何度も解き直すと、手順が身に付き、考えずに早く解ける。
・問題見てすぐ解法が浮かぶ様になると、その知識が定着。
・またショートカットして早く解く改善力が付く。
・長い問題文から、必要要素だけ読み取る速読力が付く。

「簿記コツコツ学習」とは、簿記の苦手感解消だけでなく、学習習慣の定着、問題集回転学習の効果実感などの効果が大

褒めるのはここまで。忙しい1次対策で「財務」でのタイムロスは他科目に悪影響。また「コツコツ学習」は答を覚える学習法であって、実践・応用には向かない。そもそも「財務(ファイナンス)」は理解重視だからコツコツ不要。

.
■簿記3級は格好悪い?■

でも簿記3級なんて格好悪いし、必要ないし。

スト合格のためには、そんな心理障壁を数字の力で乗り越える。簿記3級学習はWeb受講料キャンペーン価格9,800円所要80時間

この80時間の「簿記コツコツ」で、今後の診断士「財務コツコツ」を省略できる時間コスト削減効果は多大。なお当ブログらしく辛口表現をすると、受験校講師が未だに「財務はコツコツ・・」と言う方が余程恥ずかしい。

.
■ストレート合格に使える数字■

簿記3級学習を終え、取引を仕訳にする習慣がつくと、いろんなコトを数字に置き換えてみたくなる。今日はその例を3つ紹介。

□使える数字① 養成答練80点⇔60点□

<合格仮説>
養成答練80点=本試験60点相当。基本講義終了時点で合格実力。

受験校答練・模試・本試験を問わず、1次合格60点とは全ての問を確率60%で当てるのでなく、易問(出題構成4割)当てて難問(2割)を捨て、合否分かれ目Cランク問題(4割)を1つずつ当てることで到達。

つまり難問(2割)以外を全て当てる80点なら、本試験実力突破済。後は来年8月までその実力を維持するだけ

□使える数字② 学習20時間/週⇔15時間/週□

<合格仮説>
20時間/週の学習をすれば、養成答練80点を狙える

週2コマ講義の日は予習復習含め5時間学習で計10時間。残る10時間を、細切れ暗記学習過去問スピ問、次科目予習に使っていくのがスト合格ペース。

学習初期は「週20時間学習すること」が目標でOK。隙間時間も貯金する感覚で学習グセをつけると、周囲から二歩も三歩もリード。

□使える数字③ 1次試験500点超 ⇔420点合格□

<合格仮説>
1次試験500~530点の知識力なら、2次スト合格を狙える。

420点(平均60点)で合格する試験で、500点以上を目指す必要はあるか?一言で言うなら、1次530点なら2次受験者中の知識力は上位5%。今の2次なら事前知識力で勝てるから、2015年スト合格が今から射程内。

.
■今日のまとめ■

10月、11月・・と月を追うにつれ、受験校通学クラスは大賑わい。だがどの受験校でも学習時間目安は20時間/週。今そのペースに達していない人は、スト合格ペースからその分遅れている覚悟が必要。ではまとめ。

・簿記で仕訳を学ぶと、物事を数字にしたり読み取る力が付く。
・「簿記コツコツ」には、苦手解消や学習習慣定着の効果アリ。
・簿記3級は恥ずかしいが、「財務コツコツ」はもっと恥ずかしい。
・答練80点、週20h学習なら、1次530点+2次スト合格が狙える。

byふうじん



アイツは数字に強い。

診断士学習のメリットとは、資格の箔がつく他に、数字に強いと様々な交渉事が有利に進むこと。しかも診断士「財務・会計」に必要なのは原則+-×÷の四則演算に過ぎないから、

数字に強くなれば良く、数学に強い必要はない。

時に日本版MBAとも言われる診断士試験。1年間の学習で得られる効果は意外にお買い得。

.
■数字に強くなるには~数字の5段階説■

ではどうすれば数字に強くなるんだい?

診断士学習で「数字」といえば「財務・会計」。手ごわい科目だが、「数字を使いこなす」視点で見ると、やってることは以下の5つ。

数字の
5段階 
学習ステップ
「☆簿記」
「★財務・会計」
狙い
①数字にする ☆仕訳 出来事や取引をルールに従い数値化
②数字を修正 ☆決算整理 仕訳の合計額を本来の姿に修正
③数字で分析 ★経営分析 財務諸表から企業の強み・弱みを指摘
④効果をUP ★管理会計 複数案から最も儲かる方法を選ぶ
⑤効率をUP ★ファイナンス 同じ成果を得る最も安価な方法を選ぶ

診断士「財務」では★経営分析~★ファイナンスを効率良く教わる。だが☆仕訳、☆決算整理といった「簿記」の基本を後回しにするため、

▲ものごとを数値化する習慣が弱い
▲与えられた問題は解けるが応用が利かない
▲応用実務で使わないから、覚えてもすぐ忘れる

・・ことが問題点。そこで診断士「財務」の足りない点は「簿記」学習で補う。

診断士「財務」の主目的は数字を使った利益UP。だから複雑な数字をスラスラ整理して答えを導くスピード勝負。

一方、「簿記」の目的は記帳のルールを学ぶこと。このとき頭で考えるより、仕訳書いたり計算解いたりを何度も繰り返し、ミスを重ねて知識や解き方をコツコツ体得。だから、

「簿記コツコツ」+診断士「財務スラスラ」を組み合わせると理想的。

では次章で、診断士「財務」対策を「簿記」学習でどう補うかを検討。


■着眼点を変える~「簿記」「財務」の関連性■

簿記2級をやった方が良いでしょうか?

この質問は愚問。簿記2級をやるに越したことはないが、スト生が今から着手する時間はない。そして200時間もかかる割には、診断士試験が求めるスキルとかなりズレがある。

簿記3級 簿記2級 簿記1級 診断士1次
「財務・会計」 
診断士2次
「事例Ⅳ」 
商業簿記 商業簿記
.
工業簿記
商業簿記
会計学
工業簿記
原価計算
制度会計
.
管理会計
.
ファイナンス
経営分析
.
管理会計
.
ファイナンス
所要60~80h 150~200h 500~600h 300~400h
所要2ヶ月 4ヶ月 1年 1年
 ☆8 財務諸表作成
 ☆9 CF計算書作成
 ☆11 会計規則
★3 経営分析
 ☆10 原価計算
★4 管理会計
★5 意思決定会計
★6 企業財務論
★7 証券投資論

表中の★は診断士「財務」「事例Ⅳ」が問う論点、☆はその基礎となる「簿記」で学べる論点。表を眺めると、診断士「財務・会計」とは、

簿記1級をつまみ食いし、ファイナンスを少々足しただけ。

従い、何すれば良い?と言えば簿記1級が最も有効。だが1年600時間も簿記に使えないし。簿記2級でさえスト生が今から手を出すのは時間的に無理。

ではどうする?と悩むなら、「財務」過去問5年分を一度試しに解いてみる。

.
■スト合格にはゴール逆算~過去問を先に解く■

過去問って、講義受ける前に解いてもいいの?

答えはYes。合格点取る必要はないが、どの難易度の問題がどれ位当たるかを数字で把握可能。

表1は、1次「財務・会計」年25マークの出題を、簿記3級・2級・・といった出題階層別に分類。この表を見ると、「簿記1級」論点の出題マーク数の多さが気になる。

表2は、同じ出題を過去問正答率別に分類。A~Bが当てる論点、C~Dが迷わせる論点だから、簿記1級やFinanceの出題には、当てさせないための出題マーク数が多いと解る。

過去問を解き、全体感を数字で掴むと、この先勝負がしやすい。

診断士レベルの難関資格になると、受験校講義が始まる前の準備で既に差がつく。このことへの覚悟は必要。

.
■今日のまとめ■

今から簿記2級はやらなくて良いが、3級ならまだ間に合う。

この【1次財務】は今日から4回シリーズで掲載予定。少々気を持たせるが、今日はここまで。ではまとめ。

・診断士「財務」は数字に強ければ良く、数学に強い必要はない。
・「財務コツコツ」では不正確。簿記コツコツ+財務スラスラが正解。
・簿記2級をやるか否かで悩む前に、「財務」過去問5年分を先に解く。
・簿記2級は無理でも、簿記3級で簿記のルールを学んでおくと有利。
・スト生は簿記3級+診断士「財務」のセットで、今年十分戦える。

 byふうじん


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