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みなさんこんにちは、コニケンです
まだ信じられませんが今日でいよいよ一月が終わりですね!2013年、みなさんいいスタートが切れていますか??
このブログでは、一月は合格体験記をメインでお届けしてきました。勉強法はもちろん、受験した人でないと分からない試験本番での様々なエピソードなど、色々とヒントがあったと思います。

後は、これらをどのように自分の学習に取り込むか
ストレート生はまずは半年後に一次試験がありますが、一通り一周目が終わるGWまでにやるべきこと・目標を、もう一回整理して、自分なりに工夫して取り組んでみたらいかがでしょう。
また、受験経験者も、必死で取り組み始める時期だと思います。
今日は、特にそんな受験経験者に是非お届けしたい体験記です。
一次、二次ともに二回ずつ受験され、数々の障壁を乗り越えて見事合格を勝ち取ったHARUTOさんの寄稿です
大作を書きあげて頂きましたが、是非最後まで読んでみてください!

***ここから寄稿***
1.はじめに
HARUTOと申します。
今回二回目の二次試験で合格しました。
二回目の二次筆記試験直前期に本ブログを愛読させていただき、一番苦労した時期に頼りにさせていただきました
また、筆記試験合格後は口述対策セミナーでこぐまさんをはじめ、道場の皆様に大変お世話になりました。
これも何かのご縁かと思い、合格体験記を執筆させていただくことにしました。

2.基礎情報
年齢:40代前半
職業:SE
取得済資格:情報処理技術者試験5区分(ITストラテジスト・プロジェクトマネージャ等)、簿記三級

3.受験動機
30代後半頃から3年間ほど情報処理の資格取得に取り組んでいましたが、2009年にITストラテジストを取得したとき、これと比較的学習の方向性が近い診断士試験を知りました。
「取ったら終わり」という側面が強い情報処理試験では満足できなくなったし、
なんかかっこよさそうだし、
それなりに試験なれしているからいけるかも・・・
何より、経営情報システムが免除になるし・・と、軽い気持ちで取り組むことを決意しました。

4.受験歴
(一次試験)
2010年:全科目不合格(情報免除)
2011年:合格(平均62点、情報免除)

(二次試験)
2011年:不合格(BCAC=B)
2012年:合格

5.利用した受験機関
TAC

6.学習内容と合否結果
(一次試験一回目)
2010年1月頃TACの通信講座を申し込み、ドカッと届く通信教材に唖然。
ただしまだ学習に着手せず。
理由は、情報処理試験の最後の目標としてプロジェクトマネージャ試験を残していたためで、こちらは2010年4月に受験しなんとか合格しました。
その後連休などをはさみ、2010年5月後半頃から診断士一次試験の学習を開始。
2ヶ月半しか学習期間がないため、作戦を一考。
テキストは一切読まずにいきなり演習問題を解いて解答解説を熟読することを繰り返す。
→実は情報処理試験の学習であみ出した邪道?とも言うべき学習方法。
現に情報処理試験で午前マークシートだけは100%の合格率を達成。
が・・同じマークシートでも診断士一次試験にはまったく通用せず、全科目敗退しました。

まとめると、
一次は2ヵ月半じゃ無理(少なくとも私には)。
テキスト読まず演習だけやる裏技でも(たぶん)無理。
ということでした。

(一次試験二回目)
前回一次試験で敗退してから、2010年中は診断士の学習も情報収集もしていませんでしたが、年明け2011年1月から、今度はきちんと通学コースでテキストをベースとした学習をスタート。
が、その後すぐに・・

2月・・痔の手術で数日間自宅療養、あまり出歩けず、財務会計の講義の一部の講義が受けられず
3月・・東日本大震災で家族の不安が強くなり週末の通学を中断。経済の講義がすべて受けられず
4月・・2人目の子供が生まれてやはり週末の通学ができずに経営法務の講義がすべて受けられず
という事態になりました。

しかたなく、この期間は、音声で講義を聴きながらテキストを読み込むということをしました。
5月から本格的に通学して学習を再開し、カリキュラムは演習に突入しましたが、学習の遅れを感じつつもあせらずにテキストの重要箇所を何度も読み、演習問題を繰り返し解き、重要な論点や用語はノートにまとめて暗記するということを地道に繰り返しました。
今から思えば当ブログでも推奨されているスピ問に取り組んだり、他社模試をいくつか受けてみるということをやればよかったかもしれません。(他社模試はLECのみ)
が、あせって色々手を出しても混乱するリスクがありますので、結果的にはこれでよかったかも。
ただし、学習量としては明らかに不足しており、模試でもC判定でした。
それなりに学習してきたが、どうも合格レベルに達しているか怪しいし、何よりいつも時間が不足がちになるのが悩みでした。

そこで、試験当日とっさに編み出したのが、
後ろの設問から逆にやってみる
でした。

最初の経済で時間不足になり後半がイマイチだったため、「このままではダメだ」と思い、2科目目の財務会計より、後ろからやってみることにしたのです。
これが、「後半が間に合わなくなるかもしれない」「他の人はもっと先に進んでいるかもしれない」という心理的プレッシャーがいくらか軽減されるという効果を生み、財務会計やいくつかの科目は普段よりうまくいきました。
結果として一科目あたり平均62点でなんとか合格しました。
が、これは心理的な錯覚をたまたまうまく利用できただけで、あまりお勧めはできません。

ちなみに、比較的得意な経営情報システムを得点源にする考えは全くありませんでした。
他の科目で学べることがたくさんあるのに、免除できる科目に少しでも時間を投下するのはもったいなかったし、何より試験当日に、中小企業経営・政策の前に自由時間を取れるため、暗記等の最後の追込みができるからです。

(二次試験一回目)
ほとんど勢い現場対応で乗り切ってしまった感がある一次試験。
二次試験対策などまったくやっていない状態にも関わらず、自己採点結果を見ながら達成感にひたり、ニヤニヤしながら一週間を無駄に過ごしてしまいました。
翌週から始まるガラッと180度?変わった二次試験対策の学習
そこからは天国から地獄でした。

何を書いていいかわからず、演習でほとんど点が伸びず、9月の模試でもかなり下の順位。
今から思えば、復習をほとんど行わなかったことが最大の原因ですが、当時はとにかく時間がない状況であせり、復習することよりなるべく多くの事例を解くことを選択しました。

TACの演習問題のほか、他校の通信添削や模試を手当たりしだいにやりました。
が、復習や振り返りを行わなかったために、「できたこと」も「できなかったこと」も次につなげることができずに、分析力や論述力が伸びませんでした。
また、様々な解法の流儀に触れることでかえって混乱し、自身の解答プロセスがなかなか固まらない状態でした。

まったく自信がない状態で本番にのぞみ、結果は惨敗。

事例Ⅰ・Ⅱはほとんどの問題で何を書いたらいいのかわからない状態。
事例Ⅲは開き直って解いた結果、そこそこでしたが、
事例Ⅳは形式の変化に戸惑い、大崩れしました。

結果として二次試験も、少なくとも私には、2ヵ月半では無理でした。

(二次試験二回目)
もう前年のような失敗はできない
一次試験は受けなくていいので、時間は十分ある

捲土重来を期して2012年2月から再び二次試験対策の学習を始め、以下を必ず行うことにしました。

・演習後に学習仲間と勉強会を行い、「できるべきなのにできなかったこと」をきちんとおさえる
・演習問題の「事例企業の概要」、「解いた設問の順番」、「できなかった部分とその原因」と「今後の対策」を紙にまとめる
・まっさらな状態から少なくとももう一回は解き直す。

ですが、点は思うように伸びず、良かったり悪かったりと波がありました。
それでも2月からずっと勉強しているのだから何とかなるだろうと楽観的に構えていましたが、9月の直前模試の結果を見て、愕然としました。
TAC、大原、LECと受けましたが、いずれも真ん中くらいの順位で、C~D判定だったのです。
このままではほぼ合格可能性がない状況でした。

もう、本試験まで3週間くらいしかありません。
直近の演習ではそれなりの手応えと良い結果が出ていましたので、望みは失っていませんでしたが、このままでは「後一歩で不合格」になると思い、以下の作戦を立ててペースアップを図ることにしました。

・色々な受験機関の演習問題に手を出して失敗した昨年の反省を踏まえ、TACの演習問題のみに絞り込む
・ただし事例ⅣだけはTAC以外の演習問題にも取り組み、数をこなすことで徹底的に鍛えて得点源とする
・事例問題の数の確保のため、TACの2010年・2011年の演習問題も活用する

他社の模試や演習は、それぞれの流儀やくせがあるため、解いても、解答・解説を読んでも、あまり頭に入って来ずにストレスだけがたまることが多くありました。
そこで、もっともやりなれているTACの事例問題を信じて、それに絞り込むことにしました。
ただ、そうすると、取り組む事例問題の数が不足します。
そこで私は、複数年受験の強みで、大事にとってあったTACの2010年・2011年の二次演習問題を引っ張りだしてきて、最大限に活用しました。

結果として、本番直前の約3週間で、過去問や演習解きなおしを含めて、約60~70事例を解きました。
※勤め先に無理を言って週1~2日程度の平日休みも取得し活用。

割合としては、事例Ⅳの強化を最優先としつつ、一番苦手な事例Ⅰにも重点を置き、割と得意な事例Ⅲは思い切って減らして、以下のようにしました。

事例Ⅰ 2割強
事例Ⅱ 2割弱
事例Ⅲ 1割程度
事例Ⅳ 5割弱

こうして、事例Ⅳを中心として演習問題を相当数やり込んだうえで、本番では、
「事例Ⅳで取り返すから事例Ⅰ~Ⅲは半分くらいできれば良い」
と強く念じ、なるべくリラックスして受験することを心がけました。

こうして、それなりの緊張や、事例Ⅲ初のグラフに戸惑うことはあったものの、事例Ⅳの自信が精神安定剤となり、事例Ⅰ~Ⅲはそれなりにできました。
そして肝心の事例Ⅳは、あまりの形式変化に目の前が真っ暗になり、心が折れそうになりましたが・・・何とかやり切り、結果的には高得点を確保できました。
結果は、なんとか合格超直前期の追い込みがなければ、危ないところでした。

7.まとめ
「模擬試験で上位だったのに落ちた」という話を良く聞きます。
が、やはり模擬試験や演習で手堅く上位をキープしながら本試験でしっかりと合格する方もいますし、それが理想だと思います。
一方で、私のように、実力不足にも関わらず直前期に相当な追い込みをかけて、一瞬だけ合格レベルに達する人もそれなりにいるのも確かです。
再現解答は、LECのABCD講評でBAAAでしたし、他の受験機関の講師に見ていただいた結果もほぼ同じ評価でしたので、本試験直前に当ブログでいうAランクになっていたことはほぼ間違いありません。
急ごしらえの分、試験後の知識・スキルの忘却スピードも速いような気がしますが・・・

やはり、よく言われることですが、「模試の結果は良くても悪くても気にしない」ということに尽きると思います。
やりようによっては多少の実力不足でも超直前期に追いつく可能性がありますし、逆に十分実力がある方でも、追いつかれる可能性があるということです。

学習が順調な方でも油断せずに、
そうでない方でもあきらめずに、

本番直前までいつもの学習を続ければ、必ず希望はあります
また、最後の二次試験を終えるまで、診断士関係のブログなどは一切見ないようにしていましたが、唯一こちらの道場ブログだけは、二回目の二次試験の直前期から読ませていただき、技術面でも精神面でも頼りにさせていただきました

どんなにやりこんでもなかなか合格レベルに達する手応えが得にくい二次試験では、自分なりの戦い方を構築して、それを信じなければなりません。
当ブログにはそのためのヒントがたくさん書かれています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当ブログの読者の皆さんが合格の栄冠を勝ち取ることをお祈りしております。

***寄稿はここまで***

いかがだったでしょう?
この試験は、最初から最後まで常に順調な受験生はなかなかいないと思います。これから先、たとえ壁にぶち当たったとしても、最後の最後まで諦めなければ、合格のチャンスはきっとあることを感じ取って頂けたのではないでしょうか??
HARUTOさんの場合、二次での学習配分にメリハリをつけて最後の追い込みをかけたのが、合格へ大きく近づけたポイントの一つだと私は思います。
みなさんも、自分がいま一生懸命取り組んでいることに自信を持ちましょう!
まだまだ寒い日が続きますが頑張ってください!

byコニケン

こんにちは。とってもお久しぶりのJCです。
僕は今、中国の北京に駐在しているんですが、先月の半ばに突然すごくうれしいメールが届きました。
差出人は本日の体験記を書いて下さったひろいんさん。
ひろいんさんは2011年に渋谷で開催した道場のオフ会に参加してくれた時からのお友達です。道場ではセミナー等、みんなに集まってもらった後には、必ず懇親会もセットで開きます。懇親会場へは道場執筆陣が先導して、会場に向かうのがいつものパターンです。
でも、あの時はなぜか、ひろいんさんが執筆陣に代わってみんなを先導して仕切ってくださっていたんですよね。関西の方ということもあり、お話もとても楽しくて深い。すごく魅力的な方です。

それではひろいんさんの合格体験記をお楽しみください。

     寄稿ここから     

◆はじめに◆ 
こんにちは。ひろいんと申します。 昨年9月で50歳になりました。JCさんやこぐまさんの言うところの「おっさん」です。 1次試験合格に3年掛かり、2次試験にはなんとか一発合格できました。 広告会社勤務で営業を24年、そして4年ほど前に経理部門へ転属となりました。経理といっても、ずーっと広告営業をやってきた人間に、いわゆる経理業務などできるわけもなく、どのようにしてクライアントからフィー(お金)をいただくのかを提案するファイナンス寄りの業務に従事しています。

◆とんだ勘違い◆
受験の契機は、ファイナンス部門に転属となり、以前から興味のあった診断士に、必須の財務会計が身近になったこと。また、自分の将来を鑑みて、コンサルティング業を生業としていこうと考えたこと。さらに、自宅近所の自営業の方々の経営に少しでもお手伝いができれば…などと考えたことです。
とりあえず、2010年の春に大手通信教育の講座に申し込みました。送られてきたテキストを見て、「えらいたくさんあるなぁ」と思ったことを覚えています。 ところが、忙しさにかまけてテキストを開くことはなく数ヶ月が経ち、気がつけば季節は夏になっていました。

「どんな試験なのかだけでも体験して、来年に一発合格すればエエやろ」と思い、1次試験を受験することにしました。
申し込んではみたものの、そんな心構えなので勉強することもなく、7月に受験票が送られてきて初めて、「お、これはいかん。体験受験とはいえ、受験料も払ったんだし、単なる記念受験にしてはいかん!」と思い、1ヶ月で何ができるかを考えました。 結論は、とにかくできる限り過去問をやることでした。しかし、1ヶ月では7科目すべての過去問を1年分1回転するのが精一杯でした。 そして臨んだ1次試験。とにかく全ての問題に解答することを目標にしました。

結果は、「企業経営理論」「運営管理」「経営情報システム」「中小企業経営/政策」に合格。

ここで、私はとんだ勘違いをしてしまうのです。
なーんや、たいして勉強せーへんでも、なんとかなるな」と。なにせ、難化したといわれる経済学についても、難しいかどうかさえわからない状態だったのですから、勘違い以外の何者でもありません。

◆2次対策開始◆
とんだ勘違いをしたまま、2011年の合格を目指して2次対策を開始しました。 実際に始動したのは2011年1月。1次試験は独学で何とかなると判断し、TAC2次本科講座への申込みをしたのです。過去問をパラパラと見て、「これは受験指導校の持つノウハウを活用したほうが早いな」と考えたからです。 1月からTACに通い始めたものの、2次試験についての知識はほとんどないため演習問題にほとんど対応できず、おまけに財務会計の知識はほとんどない状態だったので、特に事例Ⅳの演習の得点は惨憺たるものでした。経理部門に所属するとはいえ、「簿記って何?」という状態でしたから、当然のことです。 簿記の基礎知識(簿記3級レベルで十分)は必ず習得してください。実際の企業診断にも、これなしでは話になりません。

◆2度目の1次試験◆
このように始めた2次対策も、事例Ⅳを除いては徐々にコツをつかんでいき、少しずつ得点は伸びていきました。ただし、週1回の通学以外にはほとんど勉強していなかったので、仕事に深く関係のある事例Ⅱ以外は、平均的なものでしかありませんでしたけど。 そうこうするうちに1次試験の申込み時期になり、「残り3科目の勉強もしなくてはならんな」と思いつつ、悠長に構えていました。

に「2次対策ばっかりやっているけど、1次を通過しなければ2次を受けることはできないのよ」と言われても、「この俺が落ちるわけないやろ」と、今思えば根拠のない自信を持っていたことを恥じ入るばかりです。 6月から「経済学」「財務会計」「経営法務」の過去問を中心にした勉強を始め、改めてその範囲の広さに危機感を覚えました。
が、とにかくやるしかありません。結局、中途半端な対策しかできず、本番に臨むことになりました。

結果は、「経営法務」のみ科目合格。「経済学」は56点、「財務会計」は52点。 特に「財務会計」は2次に直結するにもかかわらず、まったくもって準備不足でした。 自己採点で2科目持ち越しが判明した時の
「ほら見たことか」という嫁の冷たい視線が忘れられません。

◆正しい情報で ◆
1次試験の広範囲であるが故の難しさを身に沁みて感じたこの頃に、一発合格道場のブログに巡り会い、よくまとめられた情報には大いに助けられ、本当に感謝しています。

「1次の残り2科目は余裕でクリアしてやるぞ」という強い思い(勝手なリベンジ)で勉強再開です。「経済学」は大学時代以来30年振りに、マクロミクロを一通り学習しました。使ったのは「速習!マクロ/ミクロ経済学」です。無料動画での講義を視聴しながら学習することもできるので、診断士試験対策はこれで十分カバーできると思います。さらに補強するのであれば、公務員試験の問題集を1冊やってみてはいかがでしょうか。 「財務会計」に関しては、法令や制度の変更に伴う対策は独学では難しいと考え、TACの単科コースで勉強しました。簿記の基礎知識を持った上で講義を聞くことで、アカウンティング分野だけでなく、それまでかなり朧げだったファイナンスの分野まで体系立てて理解できたので、大変役に立ちました。答練と過去問、スピ問をある程度こなせば、合格レベルに到達できるのではないでしょうか。 ただし、繰り返しになりますが、簿記の基礎知識は必須です。

◆3度目の正直◆
過去問をきちんとこなせば、やるべきことは自ずと見えてきます。よく言われるように、合格するためには100点は必要なく60点あれば良いのですから、本当は高すぎるハードルではないはずです。とはいえ、私のようになめて掛かってはダメダメです。 3度目の1次試験は、「経済学」と「財務会計」の2科目。「経済学」は易化したこともあり80点、「財務会計」は68点でした。これでやっと、2次試験に挑むことができます。

◆2次は高い壁?◆


2次試験は正解も発表されず、受験指導校の模範解答もバラツキがあることから、過去問に関してふぞろいやAASで公開されている合格者の答案を比較することで、「こういう問題ではこの程度解答できれば良いのだな」という感覚を得ようと考えました。最終的に「これだ!」というものは掴めませんでしたが、多くの答案を比較することで、自身の解答の精度を求めすぎることなく、ある意味適当なところでまとめることを意識できるようになったと思います。 変にこだわって時間不足に陥っていた最初に比べて、タイムマネジメントも上手くなったと思います。すべての問題に対して、模範解答並みに書こうとすると、いくら時間があっても足りませんし、その努力は不毛です。 確かに2次の問題は、決して易しくはありません。でも、所詮はテストです。あえて言いますが、上位20%の得点を取ればよいだけなのです。私自身、そう考えるようにしていました。そのために何をすればよいのか?

私が考えたのは、「人並みでいること」でした。

◆2次試験を終えて◆
2012年の2次は、見た目の変化がいくつかありましたが、問われている中身が変わったのではないと、試験中に思っていました(事例Ⅳの計算は何度も見直して大変でしたし、解答欄を間違えて丸々書き直した問題もありました)。もちろん、会心の答案ができた訳ではなく、家路に着きながら「もう1年かぁ、きっついなぁー」とご多分に漏れず絶望の淵にいました。 帰宅してすぐ、一気に再現答案を作成し、さらに絶望のどん底へと沈んでいきました。

その後の各校の解答解説会やセミナーにはできる限り参加しました。今しかできないことだし、参加することで少しは気が晴れるかも、と思ったからです。

◆最後に◆
様々な偶然や幸運もあって合格することができました。しかし、診断士と呼んでもらうためには、これからが本当の勉強だと思っています。 先にも述べましたが、所詮はテストです。もちろん、これを乗り越えなければ診断士にはなれないのも事実です。事例企業の課題に対して、ごく当たり前のこと、人並みの答案を作成すればよいのです。実際のコンサルティングは、試験問題以上に大変なのですから。 決して驕らず謙虚な気持ちで解答すればOKだと考えることで、私の場合は、合格に繋がったのだと思います。

道場の皆さんには、記事やセミナーで大いに助けられました。精神的にもやる気と余裕を与えていただきました。

本当にありがとうございます。

     寄稿ここまで     

ひろいんというと映画のヒロインとか美しい女性を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、体験記の冒頭で本人がカミングアウトしている通り、僕と同世代の関西のおっちゃんです。常に明るく前向きで自分のことより周囲の人のことを心配するような方です。僕と出会ったのは2度目の1次試験を失敗しちゃった直後の時、それでもこの人は来年必ず合格するな、と僕に直感を感じさせてくれた方でした。

でも僕の直感はこれまでも必ずしも当たってきたわけではなく、必ず合格!と思っていた方の涙もたくさん見てきました。そんななかで必ず通ると思ってた方がきちんと合格されると本当に心からほっとします。
ひろいんさん、本当におめでとう!これからもよろしくお願いしますね。

by  JC

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。

2月が近づき、道場では平成24年度診断士試験合格者から4代目メンバーを迎え、着々と代替わりの準備中。
ふと、本ページ右手の「執筆メンバー」に目をやると多才な面々の多彩なプロフィールがひっそりとアップ。
舞台袖にて、今や遅しとデビューを待ちわびています。
ますます進化する一発合格道場に、今後とも乞うご期待!!

さて、今日は一発合格を目指し、合格に足る十分な実力をお持ちになりながら惜しくも栄冠を逃したねじさんから貴重な未合格体験を頂きました。
合格体験記と比較して、未合格体験記は希少。去年同じように涙を飲んだ方にとってはもちろんのこと、今年初めて診断士試験に挑戦する方にとっても参考になると思いますので、是非じっくりとお読みください。

===寄稿ここから===

はじめまして、ねじと申します。

地方住TACストレート本科。31歳独身です。
2012年は初受験ADAA総合Bで不合格でした。

試験が終わったときはぎりぎり合格ラインに滑り込めている感触はあったのですが、事例ⅡでXとYを逆にしたことがどう結果に響くか、と微妙な感じで、悪い意味で予想通りというか判定Dで足きりという状態です。

私のSWOTです。
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強み
・直近3年間1800冊の読書による読解力
・2次を意識した勉強

弱み
・未婚であること
・地方在住による必然的なDVD生であること

脅威
・突然の出張
・業務の繁忙期における連続的な残業

機会
・スクーリングによる生講義
・ネットで知り合う地元の診断士受験生との交流
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私が資格を目指したのは、2011年5月にどこかのHPの占いで、中小企業診断士が一番向いていると判定されたことがきっかけです。
それまでは読書をしていて知らない知識があると読んでも理解できないことが少なくなく、(競争の戦略やマーケティングマネジメントも買って読みましたが理解できなかった^^)体系的に知識習得ができそうだなということが大きかったです。

10月までどうしていいのかわからずもんもんとしていたところ、ネットで知り合った同じ歳の人がTACに通い始め、講義がとても良いと話して、早速次の日にTACへ体験入学し、翌日正式に晴れてTACストレート本科生となりました。
それからは週25時間を2次試験が終わるまで続けました。
(講義一つ一つが面白く、苦しかった記憶が無いのがびっくりです^^)

 

◆1次試験の勉強法◆

1次試験は446点程度なので参考にならないと思います。
DVDの講義の開始日にできる限り聴講する

講義の区切り毎にまとめノートを作成する

養成答練まで過去問・スピ問を解かない
こうすることで、地頭としての力と平均的に受験生が取る点数のギャップを知り、自身の弱みを抽出することができる。

完成答練では過去問をしっかり行う
養成答練や過去問で抽出した弱みの克服ができているか測定できる。

公開模試を本番とし1ヶ月前倒しのスケジュールを組む
(判定はボーダーラインちょい上程度でしたが^^)

財務対策の期間を設ける
TACの財務集中特訓で診断士対策としての財務を得意と思えるようになりました。

本試験直前3日間はどうしても休みたいことを上司や周りの人に事前に伝える
試験当日は出張のため休みは取得不可という状況でしたが、運良く?プロジェクトが中止となり直前1週間休めました。

 

◆2次試験の勉強法◆

2次試験に必要な資料を1次試験勉強開始直後に入手。
自分は躓くことで学習するという傾向があるので、いかに躓くことができるかを考慮して学習の計画を立てました。
躓くことで現実と感触のギャップが図れます。
また躓くことで初めて自分の血となり肉となると思います。
解いた過去問を紙という媒体に残すことで、自分のクセが分析できるようになります。
(昨年の2月ごろに解いたH23とH22の自分の解答は今でも宝物です^^)

72事例を解く
本試験の前日に72事例解き終わりました。
(過去問8年32事例+TAC演習16事例+公開模試(TAC,LEC,大原,MMC)16事例+村井問題集8事例)

勉強会で学んだ知識を聞く&話す
2次初学者ばかりだったので最初は再現答案のレベルも高くなかったですが、回を重ねるごとに話すレベルも驚くほどに向上し、最終的に大変有意義な勉強会だったと感じます。
個人的には、自分が拾えなかったキーワードをどのようにして拾ったかを教わることが勉強になりました。

スクーリングを活用し生の講義を受講する
2次試験に関しては、DVDは危険だと思いました。
理由は、会社という枠組みの中で製作されたDVDには話してはいけないことが話せないため、受講する側としては、どうしても模範解答という枠組みに縛られてしまいます。
模範解答は残念ながら数ある解答プロセスの一例にしか過ぎません。
2次試験に関しては、自分の解答プロセスを確立することが必須です。
よって、模範解答が重視され、それによる採点が行われた単なる結果である点数等に振り回されてしまう点が、特にDVDでは危ういと感じました。

スクーリングでは、「この模範解答はいまいち」と明確に話してくれたことが、学習していて自信につながりました。
この点が非常に良かったと感じます。

 

◆今後◆

・一次試験を受験する
免除されていますが、駆け込んで詰め込んだ知識を定着させる意味でも、再度勉強を行い、合格ラインの420点を目指します。
(昨日H24年度の試験を再TRYしたところ367点(53点不足)という散々なものでした)

・面白かった経済学を勉強する
石川秀樹先生のWEB講義を通しマクロ・ミクロ経済学を自分のモノとする

・2次試験対策
12年分の過去問分析
未消化の計40事例で解答プロセスをチェックする

 

◆最後に◆

今年の不合格の要因としては、自身の確立した解答プロセスが、(例年当たり前のようにあるであろう)不確実な風にゆさぶられて大きく軌道がずれてしまったこと。
決して、コーズを知らなかったという知識的な面ではない。

今年得られたものは、誰でも必ず合格できる試験ではあるが、原因を内とするか外とするかで、合格までにかかる期間が変わってくるという点。
原因を自分の内に見出せるかどうかがこの試験の鍵だと感じました。
(2012年は様々な”合格までの因”を積んだという単なる要因で勝手に合格するだろうと考えていたことが敗因と思ってます)

ストレート生は勢いで合格可能だと思います。
2次試験で問われていることは非常にシンプルです。
2ヵ月半勢いを保ち続け到達するレベルが合格基準だと思いました。

つまり、今年は2012年の勢いでの合格は不可能。
自分のベーススキルでの合格しかできないと思います。
よって、自分のスキルが増す分、多様な判断ができる中で、唯一ある要求を正しく捉えることの重要性が増し、多年度というプレッシャーも相まって、自分が目指す合格への難易度は上がるだろうと考えています。

勉強以外でも遊びや独立に向けての経験を積み、1年遅れというビハインドを引きづらないようがんばる次第です。

長々とありがとうございました。

===寄稿ここまで===

いかがでしたでしょうか?

私はこの体験記を読んだ時、合格体験記を読んでいるものと錯覚してしまいました。
文章の端々から垣間見える高い分析力ストイックさ。そして何より密度の濃い試験対策
ねじさんは、早期から2次試験を見据えた学習を行い、72事例を解き、地元勉強会でDVD生のハンディをカバーしつつ、スクーリングにも目的意識をしっかり持って遠路参加していました。
ねじさんが1年間やってきた試験対策は、合格者のそれと比較してなんら遜色がない。
「ここまでやってもダメなのか」という読者のため息が聞こえてきそうです。

ADAA

この結果が、ねじさんの実力の高さ2次試験の恐ろしさを如実に示しています。

ねじさんは、躓くことで学習し自分の血肉をなして初挑戦ながらAを3つ獲得しました。
そして、本試験で躓いたことで自らの不合格の要因を、

「自身の確立した解答プロセスが、(例年当たり前のようにあるであろう)不確実な風にゆさぶられて大きく軌道がずれてしまったこと。
決して、コーズを知らなかったという知識的な面ではない。」

と冷静に分析し、腐ることなく、ぶれない解答プロセスを確立するために走り始めています。

躓くことで人は成長する。
大事なのは躓いた時に下を向くか、前を向くか。

試験である以上、差し当たりの目標は合格。
それを逃したのは残念なことだけども、未合格体験の中にも合格に匹敵する価値があることを教えてくれる貴重な体験記だなぁと思いました。
そんな未合格体験記を寄稿してくれたねじさんの勇気に感謝です。

そして、今年の試験では積み上げたベーススキルをいかんなく解答用紙に反映し、その暁に合格体験記をこの道場に寄稿頂けるよう心から願っております。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

俺様というか、むしろイカサマ。

.

■答練80点~なぜ簡単か■

既に何度も全国公開済ながら、養成答練80点クリアx7科目は至極簡単。

・頻出用語はまず暗記
過去問5年分を1回解く
スピード問題集を2回解く
・(可能なら)過去問5年分を論点別にタテ解き

これで養成答練80点はごく簡単。あえて誤解を招く表現をすると、重要頻出A・Bランク論点対策とは、

答を覚えてしまうこと。

ちなみに診断士1次合格率が20%どまりになる理由の一つは、1次対策の良い問題集がなく、みんな過去問題集ばっかり解くから。

過去問題集が難しいのは当り前。従い養成答練準備とは、

スピ問なら2回目解き直し
過去問なら論点タテ解き

で主要論点の答を覚えることなのか、と自分で気が付くのがイカサマ師。

.

■答練80点~ではどうするか■

さて本当のイカサマ勝負とは、答練80点を取ることではなく、80点取った後に何やるかの違い。例えば、

△覚える知識を増やすのでなく、
覚えることをいかに減らすかの工夫

①後の記憶蘇生用に、重要知識を自作学習ツールにまとめ。
基本論点をマスターしたら、もう余計なコトはやらない。
(Cランク論点以下の丸暗記作業は、5月以降に先送り)
③他科目・他論点との関連を見つけ、知識をヨコ串で紐つけ

③について補足。診断士試験に限らず、本当に重要な論点は、同科目内・あるいは科目をまたいであちこちで登場。そして受験校テキストは、構成上これを都度繰り返して説明

従い、②基本論点マスター以後は、これらの繰り返し項目自分で見つけ、関連づけて記憶を鮮明にしたり、覚える量を減らす工夫をする(その手段として、①学習ツールの自作が有効)。概念的に言うと

必要知識のデータベースを、
使い易いよう正規化すること

これじゃわからない↑から図解↓。

当ブログが、答練・模試・1次本試験⇒人目をはばからず高得点狙いと説くのは、それが2次スト合格に有利だから。なお大変失礼ながら、

1次420点ギリギリタイプは、知識が毛糸玉のように乱雑
1次500点超タイプは、知識が引出の中ですっきり整理済

である傾向が顕著。しつこいけど、1次合格がまず目標の人と、2次合格から逆算して1次対策を進める人では、答練の受け方一つとってもやってることが全然違うからね。

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■やっと本題 ~「経済」でのイカサマ可否■

ここからやっと「経済」の話。さて、前章で述べたイカサマ学習法(=問題集を解いて答を覚える)は、「経済」に通用するか?

では最新合格者に意見を聞いてみる。

※該当記事に行ったら、Ctrl+Fで「経済」を検索推奨。

□サブ教材型(主に「石川の経済」)□

常に高みを目指してストレート合格!~ほいほいさん~
独学にもかかわらずストレート合格!!〜平平さん〜
50歳からの挑戦で得た心震える経験~北海道の玉ちゃんさん~
長年の苦闘の末のさとり~mishikonaさん~ (H23年)
独立自尊の精神で~うちあーのさん~ (H23年)

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□苦手なので重点対策派□

卓越したセルフPDCA管理で速修ストレート合格~せんせいっさん~
Web講座で遊ぶ時間も作りながら勉強~katsuさん~

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□5月の「オプションゼミ」追加受講□

目的意識を明確にしてストレート合格~アンドロメダさん~ (H23年)

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□もともと得意型□

「を~」さんの「完全独学合格」の道 (H23年)

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結論言うと、▲答を覚えるより、○受験校テキスト+サブ教材(石川の経済学)を組み合わせ、きちんと理解するのが正。なぜなら「経済」とは、

答そのものより、答を導く理屈・過程の方が重要だから

ご存知の通り、近年の「経済」は難易度・出題範囲の変動が激しいため、きっちり理屈で理解する方が結果的に早道。

恥ずかしながら、筆者は受験当時「石川の経済学」の存在に気づかず、これ反省。この試験の本質は競争試験だから、

他人が知ってて自分だけ知らない状態は、競争上非常に不利。

周囲の手の内は知り尽くし、かつ自力でこっそり差別化するのが俺様学習法。

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■そこで、「経済」をこっそり差別化■

前掲の通り、スト合格者でも苦手感を持ちやすい「経済」。それなら、

「経済」を得意にすれば2次スト合格が射程内?

とスッと仮定するのが合格センス。だがご存知の通り「経済」は2次合否に無関係だから、例えば「財務」との共通点を無理矢理探す。

①数式を使う。ただ原則として四則演算のみ。
②四則演算以外は各1個だけ。「経済」→微分、「財務」→√ (EOQ)
③多次元のことを2次元で説明(※)。
④現在の事象を分析し、将来の出来事を予想。

その気になって探すと、科目をまたいだ共通点は意外なほど見つかる。

「経済」を得意化→ついでに「財務」も得意化→今年でスト合格?

そんな仮説を立て、自らその仮説を実証して見せるのも、この試験勉強を面白くする一つの方法。

※③について。人間の脳は物事を3次元では説明できないため、物事を他人に伝えるには必ず2次元(タテヨコ)にする必要がある。そのため、「経済」ではグラフのX軸・Y軸がくるくる変わる。一方「財務」で扱う時間価値に至っては、ドラえもん4次元!の世界。従いどう2次元に直すかの工夫がポイント。

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■今日のまとめ■

相も変わらず、記事の難解さが特徴の俺様学習法。そんな時は迷わず答から先に読む。ではまとめ。

・1次本試験では、学習の工夫(イカサマ)次第で高得点可能。
・1次高得点狙いは、知識のスッキリ整理を通じ、2次対策上有利。
・現在最強の「経済」対策は、受験校テキスト+「石川の経済」。
・履修科目が増えた時、科目間の論点つながりを探すと合格力UP。

 byふうじん

こんにちは。こぐまです。

今日は、ブロガーとしても有名なほいほいさんの合格体験記をお送りします。

ブログからも誠実なお人柄がうかがえる方ですが、真摯にかつ冷静に、しかし熱い情熱を持って試験に挑まれたことがよくわかる体験記です。
1次試験は圧倒的な努力で当然のハイスコアでクリア。一方、2次試験対策は綿密に計算したうえで、あえてダブルスクールを選択。

超多忙な中を走り抜けた、ほいほいさんの激闘の1年、じっくりとお読みください。

 

=========寄稿ここから=========

1.はじめに

ほいほいと申します。中小企業に勤務している45歳で、2012年度にストレート合格することができました。二次筆記合格に関しては、全く合格の感触が無かったのですが、運良く今年度の合格率の高さに助けられたと思っております。

診断士受験を決めたきっかけは道場HP記事であり、受験時代は毎日道場記事をむさぼり読んでおりました。
その道場の教え通り悩まずにやった結果が、合格につながったと思います。その恩返しをかねて、つたない文章ではありますが体験記を書かせていただきます。

2.診断士受験の動機・きっかけ

私は大学(工学部)を卒業の後、大企業に5年勤務ののちに現在の中小製造業に転職しました。同族経営の会社で、私の叔父が社長です。
近い将来、事業承継により私が経営陣となるため、そのときが来る前に、経営の体系的な学習をしておきたい、と常々考えておりました。10年以上前にも診断士受験を目指しましたが業務多忙で挫折。

2年前にTACで、簿記2級・3級の初回無料体験講座を受講したことがきっかけで、簿記学習にはまり、そのままTACで学習を進め、無事簿記2級を取得しました。そして、受験校の戦術にもまんまとひっかかり、そのまま10月からの診断士通学講座の受講を決めたわけです。

3.勉強開始にあたって

簿記2級取得後に、診断士の情報を集めているときに、この一発合格道場のHPに巡り会いました。ここでの多くの刺激的な記事にふれ、「世の中には、これほど真摯に学習に取り組んでいる人たちがいる。私もやらねば」という強い思いが生まれ、学習を開始しました。妻も以前学習を断念したことを気にしていたようで、背中を押してくれたので助かりました。

仕事は、営業・製造・品質管理など工場全般にわたる仕事をやっております。毎日最低12時間は働き、休みは日曜日のみという仕事中心の生活をしておりました。
よって学習は、平日の早朝・夜と日曜日を効率良く使うしかありませんでした

 

4.一次試験の学習

最初に道場の一次対策記事を残らず読んで、学習の全体感をイメージしました。そんな中で、自分なりに試行錯誤している時間もないので、「道場の基本理論」の通りにやってみました。

養成答練までの基礎の橋げた構築時。今から思えば、この期間は新しい知識を吸収できる一番楽しい時間でした。

① WEB講義事前予習、
② インプット学習(カードまたはチャート作成、トレーニング(TACの一問一答の基本問題集)、スピード問題集該当部位確認)を行って、不明点があれば質問事項を作って講義にのぞむ
③ 通学講義受講と質問、(講義自体を復習と位置づけして受講)
④ 講義終了後その講義内容を復習(昼休み、授業終了後)
⑤ インプット学習(養成答練対策)カード暗記・トレーニング・スピ問をぐるぐる回す。

道場では養成答練80点目標と言われておりましたが、毎回満点めざして、あきらめる論点をなくそうとしていました。ブログにも答練結果をUPして、高得点でないと気まずい状況を無理矢理作りました。
この時期、過去問まで手を出す時間がなく焦りましたが、過去問は完成答練時にまわしました。

経済学だけは、講義だけでは本質理解できず気持ちが悪かったので、石川秀樹さん速習マクロ経済学ミクロ経済学を読み込み、それでも不明な箇所はネット上の無料動画講義を見て理解しました。

養成答練は、無事平均85点でクリア。(法務のみ80点とれなかった)

養成答練終了後、完成答練から一次模擬試験までが一次対策としては一番きつい時期でした。
完成答練の2回転目に突入すると、あれだけバリバリ覚えていたカードやスピ問が、すっかり抜け落ちていました。「橋げたは、強固なものをつくれていなかったんだ」と焦り、そこからギヤをあげて学習し、完成答練でも高得点を目標としました。

週の前半は、再インプット。完全に忘却しているので、泣きながらカードやチャート、トレーニング、スピ問、養成答練を回す。
そこでスピ問の解説理解が、養成答練の時期に読んで理解していたレベルから、より深いレベルでの理解に変わりました。これがスピ問の鶏ガラ学習のレベル感か、と実感しました。

答練直前の2~3日で、過去問5年分を年度ごとに1回、分野ごとに1回の2回とく過去問タテヨコ解きを実施。
スピ問を深く理解して基礎学力がついたうえで、過去問で問われ方の対応を行ったことで、学習してきた内容を本試験レベルでどう対応するかが身についた実感がわきました。

スピ問+過去問タテヨコ解きは、私にとって最強のアウトプット学習でした。

また、怒濤の7週間の過去問トライで間違えた問題を「間違いノート」に書き込みして、完成答練受験前ギリギリまでそのノートを見直していました。
この「間違いノート」を一次試験のファイナルペーパーとすべく、完成答練でも間違えた論点や理解あいまいだった論点をどんどん書き加えていきました。

完成答練は平均79点。経済55点と法務64点と悪く、再び焦りました。

一次模試が本番と思っていたので、完成答練終了後の1週間、必死で7科目回しました。
一次模試は非常に有益で、テスト1科目目のあせり具合や、午後の試験が眠くてレベルが落ちること、休憩時間に勉強できるレベル感、1日目終了後の疲労具合などを確認。
これで試験時は昼おにぎり1個のみ+栄養ドリンクで対応することも決めました。

一次模試結果は平均69点。企業経営理論で59点の科目合格ライン割り込み、一次試験への対応方法を見直す機会となりました。

一次模試終了後は、養成答練・完成答練・模試・過去問(中小除く)を解き直し実施、それぞれ間違いノートへ追記実施。暗記項目は、カードやチャートを寝る前と起きた後にブツブツ声に出してすり込んだり、白紙に書き出したりしました。

一次本試験前日はホテル宿泊し、今までに使った教材やツールをすべてホテルに持ち込んで、それぞれ最後の最後まで追い込みをかけていました。
一次本試験当日も、教材をしまってください、と言われるまで「間違いノート」を見続けていました。本試験は、TAC模試よりも簡単だったので、落ち着いて対応できました。

5.二次試験の学習

一次本試験の翌日、ドキドキしながら自己採点し合格を確信(合計531点)。二次試験の学習方法を模索しはじめました。

一次試験終了までに行った二次対策は、道場のおすすめ通り、GWの二次チェック模試受験と、7月に昨年度の本試験問題を解く通信添削を受けただけ。
本当にこんな問題が解けるようになるのか、不安だけがひろがりました。中学時代から国語のテストは悪く、「筆者の思い」が分からなかった苦い思い出がよみがえる。

当時と同じように、模範解答の内容はとても自分で考えつかない、と焦りましたが、一次試験まではそれ以上二次試験対策は行いませんでした

一次終了後、すがる思いで二次向け道場記事を確認。二次の処方箋は人によって違うので自分にあう講師をさがし、自分にあった解法パターンを、短期間で見つけよ、という記事を確認。
ネットで調べ、AASの二次通信講座の追加受講を決意。TACの二次通学演習との二重受講を行いました。

 

二次講座では、①事例企業のテーマや与件にそった考え方の重要性、②設問で問われたことを問われたように答える素直さ、③因果をふまえた解答骨子の作り方、④二次に必要な一次知識の暗記、⑤自分の解法プロセスの確立、⑥日経 春秋要約での要約方法、 ⑦受験テクニックではない事例企業を診断士として分析・助言する心構えなど、二次試験のツボと思えることを学ぶことができました。

結局、道場で推奨(?)されていた72事例の実践は行えず、結局44事例しか解けませんでした。
TACの演習や模試は、あまり復習せずに自分の解法プロセスの確認という位置づけとして、過去問を重視しました。昨年の過去問は、何度も解いて過去問の構造分析やや解き方の練習に使いました。
さらに、「ふぞろい」や合格者の生の答案(AASのHPに掲載)を見くらべ、受験校の模範解答とは異なるが、合格者の答案にはあるレベル感があることもが分かりました。

その中で、自分が好きな合格者答案をお手本に決めて、その答案を書くために、どうやって与件や設問にとりくむべきか、を分析しました。

また、過去問5年分を使って、設問分解→ラフ解答骨子作成→事例企業テーマ推測→与件読み→テーマ修正→解答骨子立案までを何度も繰り返し、自分の解法プロセスの確立とスピードアップ練習を行いました。

二次の事例学習はまとまった時間が必要であったため、早朝と昼休みは財務の集中特訓問題集をこなし、夜に事例1~3の学習を実施。
二次学習後半は、妻に許可をもらい(というか半ば強引に宣言して)頭がまわらなくなるまで勉強してから家に帰るようにして、学習時間を増やしました。
隙間時間には、二次で使う一次知識キーワードをカードで繰り返しインプット。与件や設問でキーワードを見た瞬間に切り口が出るよう訓練しました。

しかし、TACの二次模試はC判定、事例演習ではずっと成績上位にはのらず、道場でいわれるBランクレベルのまま、本試験を迎えました。
本試験では、自分の解法プロセスが守れず、50分たっても解答が書き出せずにあせって手が震えました。何回書き直しても解読不明な文字となっていました。

道場の記事を思い起こしながら、途中であきらめずに4つの事例をやり終えましたが、手応え感は全くなかったです。

本試験終了後は、再現答案を作成して各受験校の模範解答と比べましたが、全く違い意気消沈
さらにLECの合格判定に出すと、CBCB判定。不合格を確信して、次年度の学習方法検討を行っていました。

二次筆記合格発表当日、会社のPCで確認。番号が目に入りびっくりしました。あれで合格したのか。放心して、その日は全く仕事が手につきませんでした。

 

そこからあわてて口述試験準備。事例4企業の与件と設問をほとんど覚えるまで毎日音読。何も見ないでも、事例企業のSWOT分析や全体戦略・各機能別戦略を書けるようにしました。
さらに、与件や設問にあるキーワードをいろんな切り口で語れるようにカード暗記しました。

ここで、本試験問題のすばらしさを実感。与件や設問などの細かい表現にはすべて意味があり、ムダなくよく練り込まれた文章であることが分かりました。

口述試験当日は、面接官もウェルカムムードで和やかに進み、無事口述合格となりました。

6.ふりかえって

一次試験対策は、道場にかいてある橋げた学習法をそのままやっただけです。40代半ばに入り、理解力や暗記力が衰える中、時間はかかりましたが、学習の方向性が明確であったおかげで無事合格しました。一次試験に向けた学習時間は約1000時間でした。

二次筆記対策は、合格者答案のレベル感を目標にすえて、問われたことを問われたように与件を活用しながら解答してなんとか合格ラインをギリギリ超えた、Bランクのたまたま合格レベルだと思います。
二次向けの学習時間は、約250時間です(二次は勉強時間に意味がないので記録していませんでした)。

学習期間全体を通して、結構勉強したなと思っていても道場の諸先輩方はもっとやっており、毎度毎度、道場記事に「お前のがんばりは、まだまだやで」と言われ続けていたように思えます。

おかげで、受験勉強期間はもちろんのこと、試験中にいたるまで、背中をおされ、力を抜くことなく、全力で戦い抜けました。道場執筆者の皆様には本当に感謝しております。
また、各ステージでの結果に対する「焦り」が、さらに自分を奮い立たせる力になっていたと思います。

人生の中でこれだけ集中して勉強したことは初めてでした。今後、実務補習を経験して診断士登録をすませ、自分の目標に向けて有意義な人生を一生懸命、歩み続けたいです。
長文、失礼いたしました。

=========寄稿ここまで===========

 

謙遜されていますが、養成答練の時期から妥協することなく常に自己ベストを目指し、結果を出してもそれに満足することなく、さらなる高みに挑んでいらっしゃることがよくわかりますね。

かといってガムシャラなだけではなく、弱点を克服するためにはいわゆる「定石」とはされないことにも取り組まれています。

1次の経済学では、受験校の教材以外に(定評あるとはいえ)石川先生の本と動画での学習を取り入れ、2次では「TAC+AAS」という、スト生としては下手をすれば虻蜂取らずになりかねないような積極策を採用。

冷静な計算と、いざ決断した後の果敢な攻めの戦略。なんとしてもストレート合格するんだ、という強固な意志を貫き通されています。そして見事達成。

謙虚な学習姿勢とストイックさをベースに、あれこれ惑わされずに独自の戦略を突き進む。
真剣にストレート合格を目指している方には、ほいほいさんの体験記は大きな参考になるのではないでしょうか?

 

by こぐま

 

こんにちはZonEです。

ありがたいことに多くの合格者から道場に合格体験記をご寄稿いただいております。

読者の皆さまの中には、最近の記事は合格体験記ばかりでちょっと食傷気味…という方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら道場ブログの原点が、複数の合格者の勉強法から共通点や重要要素を抽出して、(仕事や家庭で忙しい中時間を捻出して努力している)受験生に伝えたい…という想いにあるので、合格体験記は非常に重要だと個人的には考えています。

同じものを読んでも、そこから何を感じ取り、自分の学習に活かしていくか…はあなた次第です。

おっと、前置きが長くなりましたね。

本日は、独学にもかかわらずストレート合格を成し遂げたツワモノ、「平平さん」の登場です。

それでは、平平さん。よろしくお願いします。

寄稿ここから

初めまして。平平と申します。
30代前半、既婚、男で(主に)IT系の自営業をやっています。

私は2012年の中小企業診断士試験にストレートで合格することが出来ました。
学習スタイルは、模試を除けば独学です。
誰かの参考になればと思い、合格体験記を書いてみることにしました。

○受験動機
受験動機としては、以下の3点です。

  1. 自分でビジネスをやる際に必要な経営全般の知識を広く身につけたい
  2. 1を保証する資格が欲しい
  3. 試験に合格することで自分自身に自信をつけたい

○一次試験
主な学習内容です。

ベースとしては、合格テキスト(DAI-X)、過去問3年分を2、3回転しました。
これに加えて、当初全く歯が立たなかった経済学は、経済学入門塾(石川秀樹)を最初に読むことで基礎からの理解に努めました。
中小企業経営・政策については、試験直前期に、TACのスピード問題集や、模試の問題を3回転くらいやりました。
また、細切れ時間で中小企業白書を読んだりしました。

模試については、TACの公開模試と、書店で売っていた成美堂出版のものを受けました。
そういえば、TACの模試の結果が403点で合格点に満たなかったのはショックでした。
そのころは、自分の中ではもう1次試験に合格できる力は身についていると思っていたので、ちょっと気が緩んでいた気がします。

あのタイミングで気合を入れなおすことが出来たのは幸いだったかもしれません。
そのおかげか、本試験では545点という高得点で突破することが出来ました。

○二次試験
二次試験については、「中小企業診断士 2次試験 事例攻略のセオリー」を過去6年分、事例攻略のセオリーに則った問題集2回分の合計32事例を用意し、これを2回転しました。
これに加えて、事例Ⅳ用にTACが出版している財務会計の問題集も用意しました。

ただ、最初はなかなかまともな解答が書けずに苦労しました。
迫りくる本試験日を前に、本当に試験日までに合格レベルの実力を身につけることは出来るのだろうかと、不安を持ちながら勉強していました。

苦悩

また、途中で知識やノウハウを補強する必要があることに気付き、「ふぞろいの合格答案」や、「合格者の頭の中にあった全知識」や「合格者の頭の中にあった全ノウハウ」を追加で用意しました。
これらの本は二次試験の事例演習を本格的に取り組む前に読んでおきたかったなと思っています。
事例演習に追われながらも、追加で知識を入れていくのは時間的にはなかなか大変でした。
それでも、これらの本を読んだ後の事例演習では、いくらかまともな答案が書けるようになりつつあるという実感を得られました。

そんなこんなで、試験直前には、「多少なりとも合格目指して戦えるレベル」には達することができたのではないかと自分では思っています。

一筋の光明

試験当日はとにかく無我夢中で解答を埋めていました。
それなりに答案用紙を埋めることが出来たこともあり、試験終了後は出来不出来はともかくやり切った感がありました。

そして運命の合格発表日。職場のパソコンのモニターで自分の受験番号を発見した時は思わず「よっしゃあ!」と口に出してしまいました。

○ブログを書くことについて
ブログを書いた主な目的は以下の2点です。

  1. 日々の勉強開始宣言や、週ノルマ、模試の点数などを公開することで、適度なプレッシャーを自分に与える
  2. 同じ勉強仲間とのブログを通じたコミュニケーションにより、勉強へのモチベーションを維持する

結果としては、当初の想定以上に、ブログを書いていて良かったと思いました。
ブログ上でコメントのやり取りをしている中で、たとえ顔は知らなくとも、同じ目標に向かって頑張っている人や、自分を応援してくれている人の思いを感じることが出来ました。
独学でやっている者にとっては本当にありがたいことでした。心から感謝しています。

○最後に
私の場合、特に卓越した能力を持っているわけでもなく、勉強方法としてもいたってオーソドックスな内容だと思います。
それでも合格出来たのは、しっかりとした目的意識を持ち、自分が持つリソース(時間や元々持つ知識など)を把握しこれを的確に生かした形で、当たり前のことをやり続けることが出来たからだと思っています。

振り返れば一本の道

実務補習のことや、今後、診断士として活動していく上で、まだまだわからないことだらけですが、私のストレート合格は、「さっさと世のため、人のために貢献せい!」という天からの声だと思って、今後も色々頑張っていこうと思います。

長文お読み頂きありがとうございました!

寄稿ここまで

平平さん、ありがとうございました。

(平平さんも書いているように)「いたってオーソドックスな」勉強方法を淡々とこなしてきた…ようにも読めますが、はたしてそうでしょうか

その時その時の自分の状況を冷静に分析して、数ある選択肢の中から目的意識をもって「やるべきこと」を判断し、随時軌道修正してきたからこそ、「独学にもかかわらずストレート合格」という素晴らしい結果に繋がった…そう思えてなりません。

「何事にも能動的に取り組まざるをえない」という独学の強みを活かしてPDSeeを回し、ブログを書くことで「勉強仲間を作りにくい」「モチベーションの維持が難しい」という独学の弱みを補っている点も参考になりますよね。

個人的な話で申し訳ありませんが、ちょうど「当たり前のことをやり続けることの難しさ」を痛感していたタイミングだったので、良い刺激になりました。

それでは、今日はここまで。

みなさまこんにちは、コニケンです
うっかり、私にとって今年初の投稿です。まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか??
会社でもまだまだカゼやインフルエンザが流行ってますが、この時期にダウンしてしまうと、色々な意味でもったいないので、くれぐれも身体にはお気をつけください。。
さて、ストレート生の中には、診断士の学習を始められてからもうすぐ半年経つという方も出始めてきたと思います。あっという間ではないですか??つまり、1次試験まで残り約半年です!
今まで主要3科目(企業経営・財務会計・運営管理)を中心に、とにかく我武者羅に突き進んできたも多いと思います。ここで、もう一度「自分は○○のために、この資格にチャンレンジしてるんだ!」と改めて気を引き締めたいところで、、今日は、そんなあなたにピッタリな合格体験記です。
見事ストレート合格を果たされたSPCPさん。ストレート生だけでなく、2次試験攻略のエッセンスもたくさん含まれていますので、受験経験者の方も含めてぜひ参考にしてみてください

***ここから寄稿***
SPCPと申します。2次試験当日が30代最後の日曜日で微妙な感じの40歳、技術系サラリーマンです。道場ブログはROMってばっかりで、イベントに参加させて頂いたのは、2次試験のお疲れ会が初めて。その後、口述セミナーでも指導して頂き、お世話になりました。
おかげさまで、幸運にも2次試験に合格してしまいましたので、何かの参考になればと思い、投稿します。

1.中小企業診断士取得の動機
私自身(技術者)に財務・経営知識が全くなく、公共施設の建設にも昨今は民間資本活用の動きの中で、金融、経営コンサル、デベロッパー関係者と接する中で、自分も経営センスを理解したうえで計画・設計する必要性がある、と考えたのが当初の動機でした。
しかし、受験生活を続ける中で、中小企業の抱える姿を垣間見て、環境の不確実性が高い中、小回りの利く中小企業の発展は、実は日本経済の再興のカギではないか、微力ながらそのお役にたちたい、という強い思い、これが大きな動機に変わっていきました。

2.学習スタイル
1次は独学、2次は、予備校(TAC通学)でした。
教材は、1次:スピテキ、スピ問、過去問で、2次は予備校の直前テキスト、過去問(過去5年分)とふぞろいを使いました。事例ⅣはTACの2次問題集を使っています。これはⅣの苦手意識克服に大いに役に立ちました

3.1次試験の勉強
勉強方法は、スピテキ、スピ問1回目をGW前までに終わらせて、それ以降はその2回転目と過去問、7月はスピテキ、過去問の高速回転です。
過去問は、「解説」に書いてあることの理解と周辺知識のストックに時間をかけました。スピテキにない論点や未記載の周辺知識が過去問にあれば、もれなくスピテキに直接書き込み、それを繰り返し読み込み、模試で知識補充、またスピテキ書き込み、覚えこみ、を繰り返しました。
元の出来が悪かったのか、7月のTAC1次模試では、情報以外の6教科は60点に届かず、財務・会計に至っては40点を切る有様。しかし、それが財務・会計の危機感を醸成し、7月中は必死になったお蔭で、何とか1次を乗り切ることができました。

4.2次試験の勉強
1次試験の翌日から予備校のガイダンスや勉強会のセミナーで、「2次試験とは何なのか」「何をすればいいのか」の情報収集を行いました。その結果、1次試験終了から2次試験まで12週しか時間がないことから、予備校が近道かな?と、TACの某先生の2次無料ガイダンスを聞いた当日に、騙されたように先生の講義を申し込み、支払を済ませています。
ちなみに、その先生には今でも「あの時、先生に騙されたおかげで、受かりました。騙してくれて本当にありがとうございます」と話して、苦笑いさせています。
「騙された」の本質的意味ですが、とにかく先生のいう80分プロセスを、「積極的に」「徹底的に」体に「騙された様に」覚えさせた、という意味です。頭で考えなくても、80分のプロセスを使えるようになっていることで、少なくとも二次試験本番の戦いの土俵には立てるのでは、ということです。
そんな「積極的に」「徹底的に」騙される過程でも、自分のプロセス指針を決め、実行しました。

指針1)2次試験勉強の目標を「合格」「80分プロセス完全習得と本番での完全出し切り」の2本柱に設定しました。選抜型の試験である以上、「合格」は他の受験生の出来など、自分が制御できない条件が絡むこともあり、「本試験までに80分プロセスを完成させて、事例企業と向き合い、真剣にアドバイスを書く」という自分の努力で達成できる事を加えることで、日々の勉強のモチベーション向上につながるかな、と考えたのです。合格は後で勝手に付いてくる、と勝手に思うようにしていました。
指針2)演習や勉強会で、他の受験生の答案を見せてもらい、記述内容自体より、なぜ、その解答を書いたのか、与件のどの部分を根拠にしたのかを聞きました。そして、プ使える様なら、真似しました。同時に、自分のプロセスを振り返り、なぜ、その解答を書かなかったのかを検討しました。その結果、自分も、勉強仲間も、80分のプロセスの微調整を繰り返し、完成度を高めていったという訳です。
指針3)また「80分」という時間の重要性を感じ、2)で修正を試みたプロセスは80分間で可能か、常に考えていました。80分間で可能であって、体に染み付いた、そんなプロセスを持って五反田TOCに行かなければ、見たこともない四事例の社長に80分ではまともなアドバイスはできない、と考えたのでした。
このように「積極的に」「徹底的に」騙され、ちょっとだけ自分の指針を持った事で、試験本番の4日前、2つの大きな変化に気づきました。

変化1)環境分析時に、人・モノ・金+情報・ノウハウといった静的な経営資源だけでなく、「創業から現在までの問題解決と成長過程(で得られた資源)」という動的な経営資源を強烈に意識する様になりました。
この事で、環境分析(事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの第1問)の解答精度が格段に上がりました。加えて、事例企業の今後の方向性を、企業の成長過程から関連付けて考える様になりました。その結果、戦略問題の解答精度も向上した、と感じております。
変化2)「事例企業の向こう側」が見えたのです。「向こう側」とは、事例企業の強み弱みや外部環境変化、社長の考え、問題点、課題が、明確に、①与件文②設問文③自分の解答、の中からハイライトで浮かび上がり、それぞれが事例企業のテーマに結び付いていく、という意味です。
この事で、事例企業の本質的テーマを解答するときに、意識でき、そのテーマに適合し、事例全体として整合性のある解答を構築することが少しはできたかな、と感じでいます。

5.2次試験本番
本試験を終え、五反田TOCを出た時、まわりの受験生はゾンビでした。そんな中、私は、清々しい気持ちでした。体に染みついた80分間プロセスを出し切って、自分なりに四社長にアドバイスした事で、今年ダメだとしても、しゃあないな、とちょっと割り切った感じで、当日、お疲れ飲み会に参加した覚えがあります。当初の目的の一つ「本試験までに80分プロセスを完成させて、事例企業と向き合い、真剣にアドバイスを書く」を、十分達成したから50%は目標達成、自分の頭をヨシヨシと撫でてあげたい、そんな気持ちでした。
とはいいつつ、実際には、各事例でミスがあり、Ⅳは取り処のCVPをミスったことを再現答案時に気づき、口述に進めるイメージは全く持っていませんでした。なので、合格した事が今でも不思議です。改めて、今年の合格率アップで救われたクチなのだなと思います。
2次試験の事例問題は、本当に奥が深い。口述試験の時に、感じました。2次試験を受けることは今後ないですが、事例問題は、短時間に事例企業を理解しアドバイスするエッセンスが詰まったようなもので、今後も定期的に解いてみよう、と思っております。

6.今、考えている事
不確実性、不透明性の度合いが増し、社会ニーズの多様化が進展し続ける今だからこそ、一つでも多くの中小企業が成長する事で、経済活性化につながる、それを中小企業診断士という立場で今後少しでも支えることができるなら、自分としてこの資格に挑戦した本当の意味があるのかなと考えています。
最後に。皆様にとって2013年が幸多き一年になりますように。

***寄稿はここまで***

いかがでしたか??診断士試験は、テキストの主要論点をしっかりと覚えることももちろん大切ですが、やはり「気持ち」も同じくらい重要であることを感じ取れたのではないでしょうか。
また、寄稿の2次試験のパートで、解答プロセスが「体に染み付いた」と書いてありましたが、時間があまりない中で、そこまで自信を持って言えるのは素晴らしいことだと思います。
みなさんはいかがでしょう??
7科目もある1次試験も含めて、どこまで妥協せず、そして自分に言い訳をせず、目標に向かって突き進めるか。是非この機会にもう一度振り返ってみてください。SPCPさんの「変化」のようなに、みなさんにはまだまだBreakthroughのチャンスがあります!
最後に、SPCPさん、素晴らしい投稿ありがとうございました!これからは診断士として、様々な場でご活躍されることをお祈りしています

byコニケン

みなさん、こんにちはうちあーのです。

今日の体験記は、道場の2次試験後オフ会と口述対策セミナーに参加頂いたまっきーさんです。
まっきーさんは、とてもバイタリティに満ち溢れる方で、並み居る道場愛飲家の面々を引き連れ、2次会から3次会と軽快にはしご。
ふと気付けば日付は疾っくの疾うに更新されているけど、まっきーさんは真剣な眼差しでまだまだ語り続ける。
そしてうちあーの、遂に陥落し爆睡@27時。

そんなまっきーさんの痛快合格体験記をとくとお楽しみくださいませ!

===寄稿ここから===

はじめまして、まっきーと申します。
TAC1・2次ストレート総合本科生(通学)を受講し、おかげ様で何とか合格する事が出来ました。この一年間、何度も何度も訪れた道場への感謝(と、2回ほど参加した飲み会での罪ほろぼし)を込めて寄稿させて頂きます。

 

【診断士を目指したきっかけ】
20代は遊びの延長の様な仕事で楽しくのん気に暮らしていました。
色々な事情から当時の上司が会社を立ち上げ、そこに仲の良かった愉快な仲間達が集合。
しかし、皆経営に関して素人のため一年目からいきなり会社倒産のピンチを迎えてしまいます。(まぁ、当然といえば当然)
あせってビジネス書なるものに手をつけるも知識がなさ過ぎて意味が解からない。
こうなったら誰かに教えてもらうしかない…そうだ!学校へ行こう。どうせなら資格もとれたらお得かも。
こうして出会った診断士試験、真剣なのかふざけているのか、よくわからない理由で学習をスタート。

 

【一次試験対策】

①講義前にWebフォローで予習しつつスキマ時間にTACでもらったトレーニングで意味のわからない言葉達を自分に馴染ませる。
②講義後にスピード問題集と過去問題集で復習する。
(…王道すぎて申し訳ないです)

講義なりテキストなりでぼんやりと頭に入ってきた知識を問題集でひたすら間違い、解説読んだりネットで調べたりを繰り返していくうちに用語や論点のイメージをちょっとずつ固めてゆく感じ。だから何回も解きました。あとは試験のためという訳ではないですが、いちいち「これ、会社で使えるかな」とか思いながら勉強していました。
ノートは基本的には作らず、直前期になって間違いやすい所などを少しまとめた程度です。

 

【二次対策】
一次試験終了後まで全く手をつけず、何をやっていいのかもよくわかっていない状態でしたが、とりあえず72事例を解く事前提にざっくりと2ヶ月半の学習スケジュールを作成しました。
そうこうしている内に迎えたTACの2次模試では周りがAランクを目指しつつ一喜一憂している最中、E判定を叩き出しました(笑) 。

最初はある程度事例を解いてゆけば何か掴めると思っていましたが、このままよくわかっていない状態でやみくもに数をこなしても出来る様にならないかも・・と作戦変更。9月の初旬から中旬くらいだったと思います。

 

【二次対策・改】

道場記事で情報収集しなおし二次試験を理解する。
②「ふぞろいな合格答案」等を活用し合格した方々の答案を見てレベル感を把握する。
③一番解答例が揃いやすく自己採点が行いやすい5年分の過去問を時間内で納得できるレベルまで何度も解く。

自分の答案をちょっとでも合格レベルに近づける為、赤ペンでツッコミを入れては間をおいて解きなおす、を繰り返しているうちに合格答案のイメージがやっと少しだけ見えてくる様になりました。
プロセスも多少は固まってきたか?・・・とはいえこの時すでに9月下旬

本番まで一ヶ月を切ってもこんな事をのん気にやってきたおかげで、(全然良い事ではありませんが)試験直前でも手の回らなかった初見の問題(TAC2次本科完成演習8事例)はたっぷり残っていました。
10月に入っても訳のわからない設問に遭遇し、ありとあらゆる大事故を起こしまくり、事例で起きるパニックに対する免疫だけはしっかりついてました。

 

【最後に】
振り返るとひたすら過去問を繰り返していたに尽きます(苦笑)。
読んでおわかり頂けるとは思いますが、私には元々合格に必要な能力やスキルがあったとは考えにくいですし、二次に至っては周りの人達と同じ土俵に上がるどころか国技館にようやく到着したくらいの状態で試験を迎えました。
ただどれだけ可能性が低くてもゼロじゃない。勝因があるとすれば諦めが悪くしぶとくこなしていただけです。
もしこの先の受験勉強で何か壁にぶつかった時、そういや落ちこぼれでも努力次第では受かってたなと思い出して、もう少しがんばってみようと思って頂けたら幸いです。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。

===寄稿ここまで===

どうでしたか?
何ともドラマティックなサクセスストーリーですよね。

一次対策においては、予習→講義→アウトプットの繰り返し。これはご本人も言っている通り王道そのものであり、道場理論で言うところの、
予習重視
アウトプット重視
ひたすら繰り返し

特別なことをやっているわけではない。
けれど、間違いを繰り返しながらも王道を最後までやり遂げることは生半可ではできないし、それをやり切った先にこそ栄冠が待っていることを改めて教えてくれています。

さらに二次対策においては、当初、二次試験がどんなものか分からずに、一次試験対策同様にとにかく数をこなそうと計画するも模試でE判定。
誰しも失意を感じる状況でしょうが、ここでの作戦変更がストレート合格へのターニングポイントだったと思います。

まず、まっきーさんは失敗後すぐさま合格のレベル感を探しに行きます。
そして自分の解答とのギャップを把握し、そのギャップを埋めるための練習を繰り返す。
繰り返しの内容が、「過去問」を使い「時間内で」というのも深く共感しました。さらっと書いていますが、時間内というのは本試験への対策上非常に効果的です。

くれよんも書いている通り、PDCAのC→Aに至る思考プロセスが肝要。
まっきーさんもCの質が高く、改善点を自分のものにするためのAの量が十分であったことがぎりぎりの国技館入りでも勝ち名乗りを得ることができたのでしょう。

では、どうしてそれを実現できたのでしょうか?

振り返ってみると、オフ会深夜、睡魔で意識が遠のく中、まっきーさんが

「仲間と立ち上げた会社を危機からどうしても救いたい!」

と思いの丈を語ってくれていた記憶が蘇ってきました。

受験勉強を始めた時の熱き初志があったからこそ、苦境に直面しても諦めずにしぶとく切り抜けられたんじゃないかなぁ、って思います。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

こんにちは。こぐまです。

幅広い範囲から角度を変えながら出題され、毎年、受験生を悩ませる、1次試験の「財務・会計」と2次試験の「事例Ⅳ」。

得意としている方でも「罠」にはまることがある、怖い科目です。

今日はシーナカリンさんから寄稿いただいたストレート合格体験記をご紹介しますが、財務・会計を苦手としている方はもちろん、得意な方も必読です。

 

==========寄稿ここから=========

◯自己紹介

・ シーナカリンと申します。2011年8月に人生初の緊急入院・手術を経験し、「今後の人生、何があるかわからない」と痛感し、将来何が起きても自分の力で社会を生き抜けるだけの「武器」を身につけたいと思い、中小企業診断士の資格取得を目指しました。

・同年10月からTAC の 1・2次ストレート本科生コースに通い始め、自習時には道場の記事を進度のベンチマークにして勉強を進めた結果、何とか合格できました。

◯1次試験に向けた準備 (勉強時間:TAC授業200時間、自習380時間 合計580時間)

全教科を通じて心がけたのは、とにかくTACの「答練」でよい成績をとり、モチベーションを維持することです。「今、自分は合格圏内にいるはずだからもう少し頑張ろう!」と考えることで、これまで長期間の受験勉強経験のなかった自分を騙し騙し、約1年間モチベーションを維持し続けることができたと考えています。

・ TACの答練でよい成績をとるのはそんなに難しいことではありません。答練のほとんどの問題はTACの「スピード問題集」から出題されるので、スピード問題集を試験前に1-2周やれば、ある程度の高得点はとれてしまいます。
当然、その高得点は「まやかし」なのですが、モチベーション維持効果に加え、基礎力がつくという一石二鳥の勉強方法だと思います。

◯1次試験本番 (自己採点結果:495点

・ 初日の2教科目、財務会計が終わった瞬間、「やらかした!」と思いました。基本は同じでも、TACの出題の仕方と少し視点を変えた問題が多かったような気がします。

・ 元来、数学が得意でない私は、本番という緊張感から問題の出方が変わっただけで焦ってしまい、焦れば焦るほどドツボに嵌るという魔物」に取り憑かれてしまったわけです。学生時代のテストで何度も経験した事をまたやってしまいました。

・ 結果的には、まぐれ当たりの問題もあり52点で何とか足切りを回避。他の科目で財務の凹みをカバーし、無事突破に至りました。

◯2次試験に向けた準備 (勉強時間:TAC授業 60時間、自習20時間  合計80時間)

・ 事例Ⅰ~Ⅲは最低限しか勉強をしませんでした。TACの模試は合格判定だったのですが、その後、点数は伸び悩み、やればやるほど深みに嵌ってしまうと感じたため、過去問は一部をさっと見通すだけにし、TACの事例を中心に与件を無心で拾うこと」と「言い回しを固めること」に集中しました。
ちなみに、事例「開眼」の瞬間は結局、訪れなかったと思います。

・ 事例Ⅳについては、1次試験の結果からも財務を集中的にやるべきと感じたので、問題集・過去問をやりこみました(これで下手に自信がついてしまったのが、本番で裏目に出ました)。

◯2次試験本番 (2次試験自己採点結果:AAAC)

・ TAC最後の授業の時に「本番では逃げの回答をせず、勝負をしてくるように!」という先生の言葉を繰り返しながら受験しました。

事例Ⅰ~Ⅲではそれが実践できたと思います。回答が難しいと感じた問題は曖昧にして保険をかけながら、ある程度自信を持てるところは逃げずにストレートな回答で勝負しました。

・ ところが最後の事例Ⅳで「勝負」が裏目に出ます。事例Ⅰ~Ⅲで体力・気力を奪われていたためか、全ての問題を解こうと、身の程を知らず全問全力勝負を挑んでしまいました。

・ 結果、すべての問題で計算ミスを連発。特に痛かったのが、1問目の予想損益計算書を作る問題で変動費の計算を間違い、その後の問題をすべてドミノ式に間違ったことです。

・ 試験会場からの帰り道は失意のどん底で、家までの記憶がほとんどありません。。。今年の高合格率に助けられたのと、恐らく事例Ⅳは足切りラインのギリギリで踏みとどまり、その他でカバーできたのだと思われます。

◯最後に

1次、2次ともに財務(事例Ⅳ)で大失敗しながら、今年の高い合格率にも助けられてギリギリで足切りを回避し、薄氷を踏む思いで何とか合格しました。

・ TACの答練、模試ともに財務は一定以上の点数をとれていたのですが、結局、土壇場では数学・算数のテストに必要な「最低限の応用力」の不足により、大苦戦を強いられました。

・ 私は恐らく、合格者の中で1次の財務、2次の事例Ⅳの合計点数が最も低い合格者に近いと思います。
当初から「財務を捨てて他でカバーしよう」と考えていたわけではなくあわよくば得点源に・・・と考えていた結果が、これです。

・ 私と同じく「算数、数学」が昔からあまり得意でない方へ。
もし私が再度受験するとしたら、「勉強段階ではテキスト、模試レベルの問題は100点を目指して完璧にやり込み、本番では60点(2次試験では、難易度から判断して合格レベルと思われる最低限の点数)の得点を目指し、解けそうな問題を絶対に間違えないよう、徹底的に時間をかけて完璧に解く」ことを目指すと思います。
志の低いことを言うようですが、そういう「戦術」もあるということを参考にして頂ければと思います。

==========寄稿ここまで==============

 

同じ論点が繰り返し出題されている「財務・会計」ですが、瞬殺できる問題から「これは無理でしょー」的なヒネリ問題までが混在し、60分という短い時間で解き切ることは至難。
しかし絶対評価の試験ですから、60点を確保することが至上命題です。

事例Ⅳに至っては、難易度、出題形式とも毎年のように急変。合格のカギとなる事例と言われながらも、出題者はいつも裏をかいてきます。

この記事でも書きましたが、スト生でも多年度生であっても、事例Ⅰ~Ⅲで一定レベル以上を確保できないと「合格の確実性」を高めることは難しそうです。
つい「結果がわかりやすい」事例Ⅳにばかり目が向いてしまいがちですが・・・。

シーナカリンさんは、決して財務を苦手とされていたわけではありませんが、(特にスト生にとっての)本試験の怖さと、確実に合格点を確保するためのひとつの考え方を示しておられます。

特に2次試験への取り組み姿勢は、戦略として大いに学べる含蓄深いものと思いました。

シーナカリンさん、貴重な合格体験記を寄稿いただきありがとうございました。

 

by こぐま

 診断士試験を公営ギャンブルとするなら、
短期合格者はイカサマ上手。

合格実力を持ちつつ何度も涙を飲まれた方に失礼とわきまえつつ、診断士2次試験を例えるなら、年1回の官製博打。

合格実力・努力と無関係に4~5人中1人しか合格させない
2次試験の合否とは、極めて運次第。

なおかつ、

受験年による合格難易度・倍率の差が顕著

であり、特に2次試験は「管理不可能なリスク」だらけ。従い一発合格には、努力家タイプより狙いを絞ったギャンブラー型有利。
(ただ運次第である以上、「努力し続ければいつか報われる」のも事実)

しかも資格試験では、学習方法の工夫・改善(イカサマ)が公認。例えば、

・1次暗記が苦手→試験当日確認用のカンニングペーパーを用意。
・脳の処理速度を上げたい→Webフォローの2倍速再生
・2次合格答案を作りたい→答案の見せあい・真似っこ

それは卑怯!などと思ったら負け。この試験、一年のうちわずか3日の本試験日以外は、あらゆるイカサマ公認、やりたい放題。

しかし胴元(試験主催者)は毎年入念にイカサマ対策を講じるから、公開済のモノを真似ても遅い。従い、

イカサマ効果とは、他人が気づかないことを、
自力で見つけてこっそりやること。

 と気づいた人が勝ち。

.

■俺様学習法~合格体験記で間違い探し■

さてそこで。
資格試験の合格体験記とは、いちいち感心・驚く対象ではなく、

合格者の平均レベルや学習量を知るために使う。

なぜなら、資格試験では受験校・受験生⇔出題側が工夫を競い、その難易度は年々向上。つまり、前年度合格者の言い分を100%模倣したって、今年合格する保証は全くない。

従い、役立ちそうな情報を一通り揃えたら、後は自分にはイラナイやり方・主張を探し、それをどんどん切り捨て。例えば、いかにも親切そうで最も役に立たない助言の代表例が、「財務はコツコツ」。

この試験で不合格になりたければ、「財務をコツコツ」やり続けること。
(理由後述)

 

■「財務コツコツ」は実は有効■

でも実は。1次「財務」対策上、

△1週間で1日だけ3.5時間より、
○1日30分×7日の方が効果的。

ではその理屈。
資格試験学習時の脳の動きをコンピュータになぞらえ、3つに分解。

来月2/16の「情報①」講義で教わるけど、コンピュータの情報処理とは、

CPU⇔主記憶装置(メインメモリ)⇔補助記憶装置

の3層構造。普段使わない情報は補助記憶にしまっておき、使う時に主記憶装置に引き出す。そして資格試験学習とは、

①講義・テキストで、必要知識を補助記憶装置にINPUT
②問題集を解き、必要知識を引き出すOUTPUT訓練

とイメージするとわかりやすい。この②知識OUTPUT力は、頭が真っさらな状態で細切れ・短時間・何度も反復すると効率よく鍛錬可能。

かつ「財務」初学時は、理屈で考えるより手を動かして解法を習得するのが先決。以上により、

「毎日コツコツ」やることは、「財務」の学習/指導法として実に的確。

.

■「財務はサクサク」の方が妥当■

しかし短期合格狙いなら、学習方法を集団平均と意識的に差別化。つまり他人が「コツコツ」やっている隙に「サクサク」。まず過去の名記事リンク。

財務はどっぷり、こつこつ、そしてさくさく

その効果項目を並べると、

1) 解答速度を上げ、60分で解ける問題数を増やして、得点UP。
2) 早解きをしてあえて間違えることで、弱点の発見・克服。
3) 短時間で大量の問題を解き、論点のつながり見つけて理解度UP。

2)  3)は後回し。JCが言ってる通り、「財務」得点力を左右するのは、知識の多寡より1) 60分間の処理速度の差。コンピュータで言えば、

△補助記憶⇔主記憶でのコツコツOUTPUT練習をさっさと済ませ、
○主記憶⇔CPU間の処理速度をサクサク高める ←③主記憶型処理

方が大事といつ気付くかの違い。しつこいけど、平均的受験生⇔短期合格者では、同じ1時間でやってるコトが全然違うからね。

一旦まとめ。

.

参考として、コツコツ→サクサクへの切り替えメドは以下。

・会計や経理のルール・掟をおよそ理解した。
・決算整理・原価計算(初級)ができる。
・問題を見たら、解法がすぐ頭に浮かぶ。

これは1次「財務」60点レベルor簿記2級相当。そしてその後のサクサク学習は1次「財務」高得点+2次「事例Ⅳ」対策の一石二鳥。言い換えると、コツコツ⇔サクサクの違いとは、

1次合格がまず目標の人と、2次を見据えて1次対策する人の違い

ってこと。後でわかるけど、この差は大きいよ。

.

■今日のまとめ■

合格体験記とは、内容そのものより、その人がなぜそうしたか、その結果なぜ合格したかの見極めに使う方が面白い。その意味で今年の体験記の多種多様さ・イカサマっぷりには学ぶものが多い。ではまとめ。

・今の診断士試験合否は官製博打。ギャンブルにはイカサマで対抗。
・「財務」初学時は、毎日30分のコツコツ学習が有効。
・「財務」を60点→80点に伸ばすには、解答処理のスピード勝負。
・1次にメドがついたらサクサク学習。それが「事例Ⅳ」の実力差。

byふうじん

こんにちは。くれよんです。

連日たくさんの合格体験記、未合格体験記を頂いています。本当に嬉しいhappy01
さて、受験校の合格体験記と一味違う道場の合格体験記、未合格体験記。大切なのは、合格への山の上り方は一つではないことを確認すると共に合格者に共通するKey Success Factorを見抜くこと。

そんな観点から、本日のせんせいっさんの合格体験記を読んでみると非常に面白い。
一見すると、法務、財務、情報にベース知識を持っていたことが速修ストレート合格に繋がったKey Success Factorと思いがちですが、私の感触は違いました。

それは最後にコメントするとして、まずはぜひご覧下さいっsign01

========寄稿ここから=======

1.序
皆様はじめまして。ハンドルネーム「せんせいっ」と申します。
43歳の初冬、2011年12月からT○Cストレート速修クラスに通い、幸運にも2012年度、ストレート合格を果たすことができました。
当道場をはじめ勉強方法等がたくさん紹介されている中、一例として少しでも参考になれば幸いです。

2.自己紹介
・法学部卒(民法&会社法の学習経験あり)
・電機メーカー勤務:数年の情報システム部門勤務を経て、財務部門に勤務中。(財務諸表作成や業績報告経験あり)
・試験関連資格は、簿記3級と情報処理Ⅱ種(15年以上前)のみ

診断士試験を目指した動機(順不同)は、

・所謂ゼネラリストとしての能力を見える化したかった
・試験科目が職歴とある程度マッチしていた
・学習経験のない経済理論を短期間で学びたかった
・活かし方次第で道が広がるかも!?と思った
・時間の融通が利く職務になった、等です。。

3.1次試験
私が実際に行ったことは、
1)5月上旬(GW)まで
・週末のT○C講義に合わせて、基本テキストの予習・復習
・復習はスキマ時間活用も考慮して単語カード作成

この時期は理解が重要になると考えて、講義前に内容を理解するつもりで予習を行い、単語カードで記憶の定着に努めました。
ただ2月末までは学習ペースがつかめず、準備が整うまで過去問に挑戦するのを躊躇ったため、到達すべき水準がわからず苦しみました。問題を解いてはじめてわかる視点や理解が促進される面もあります。従って問題集・過去問と併せて復習することを推奨します。私の場合、結局5、6月に負荷がかかることになりました。

2)6月末まで
・T○C完成答練に合わせてテキストの復習と過去問タテ解き
6月末のT○C模試までにある程度仕上がっていないと合格も覚束ないとの思いで、この時期の学習時間が最も多くなりました。
過去問は選択肢ごとに復習し、不足していた知識は基本テキストに書き込みまくりました(復習用に一冊に集約)。

3)8月上旬本番まで
・ひたすら過去問ヨコ解き(年度別)
・理解が遅れていた「経済」のみ「スピ問」一冊

この時期は予備日を設けつつ、一日単位で学習予定を事前に計画して実行しました。ただ、成績ソコソコの「運営」「情報」と学習効果の感じにくかった「経営」は意欲がわかず、後々痛い目を見る羽目になりました。過去問は「経営」「中小」を除き、最大3回実施。模試でメドがついたと感じ、「一発合格道場」の2次に関する記事もかなり読み漁っていました。

4)当日
試験会場近くに連泊、前日は基本テキストをローラーをかけるように読み込んで臨みました。恐れていたのは「経済」「財務」の難問に動揺して崩れてしまうことでした。実際結構バタバタした感じで、自己採点では大丈夫だと思いながらも、初日午前中の2科目のみ名前を書いた記憶がなく、発表まで気を揉みました。

5)1次関連の成績

・養成答練:525点(速修クラスのため自宅で実施)
<経営67/財務81/運営83/経済67/法務68/情報92/中小67>
・完成答練:489点(経済はマズイ)
<経営68/財務62/運営87/経済45/法務68/情報93/中小66>
・T○C模試:469点(財務で3問マークズレ)
<経営64/財務52/運営74/経済60/法務68/情報76/中小75>
・本番:494点
<経営67/財務60/運営63/経済68/法務84/情報68/中小84>
→直前に力を入れた科目と気が抜けた科目の明暗クッキリ

4.2次試験
1)8、9月 ~悪戦苦闘、もがきの時期~
1次試験の翌日から2次試験の対策を開始しました。まずは2次試験の何たるかを知るため、T○C2次演習前に「道場セミナー」とDVD「H23年度過去問ゼミ」を受講しました。そのうえで演習1周目に臨みましたが、案の定もう一つの成績でした。
<合計155点:事例Ⅰ20(46%)/Ⅱ45(12%)/Ⅲ26(83%)/Ⅳ64(14%)>
(注)%はT○C初学者・経験者込みで抽出した上位からの概算値

復習はかなり時間をかけて実施、設問ごとに反省点・気づき点をA4ノートに纏めていきました。
この段階では、1次学習時点で2次を意識した学習ができていなかったことによる知識不足を痛感するとともに、所謂解答の作法をわかっていませんでした

そこで「ふぞろい5(H23年度版)」を購入し、合格+A答案のイメージを掴んで9月のT○C模試に臨みました。当日は演習時よりも手応えがあり、成績上位者に名前が載ったらどうしようとすら思っていましたが、結果は合格水準には程遠いものでした。
演習2、3週目に入ると慣れては来たものの、伸び悩みました。演習の性質上、得点ポイントが絞られている等の事情はあるものの、並行して取り組んだ過去問でも、相変わらず同じようなミスを重ね、特に事例ⅡとⅢは危機感でいっぱいでしたshock

・T○C模試:121点(1159/2583位、上位45%、C判定)
<事例Ⅰ17(83%)/Ⅱ21(38%)/Ⅲ30(44%)/Ⅳ53(30%)>
・演習2週目:157点
<事例Ⅰ45(4%)/Ⅱ25(54%)/Ⅲ45(31%)/Ⅳ42(48%)>
・演習3週目:160点
<事例Ⅰ45(4%)/Ⅱ37(31%)/Ⅲ34(89%)/Ⅳ44(27%)>
・M○C模試:224点(平均221.6点)

自分で抽出した主な課題は以下の通りでした。
・得点にならない記述で字数を費やし、肝心な部分の記述が薄い
・アタマでわかっていることを表現できていない
・本文の特徴的な記述、効果的なキーワードを使えない
・設問の制約を離れてしまう 他多数。。。

2)10月~本番まで

・T○Cオプションゼミ:193点
<事例Ⅰ55(5%)/Ⅱ31(61%)/Ⅲ48(74%)/Ⅳ59(42%)>

課題をクリアするためにオプションゼミからマーカーを3色使い始めました。このことによってモレを防ぐとともに本文を見返す際の時間も短縮できました。さらに従来は因果関係を重視するあまり書き出しや背景に記述を費やしていたため、結論は結局何なのかを強く意識し、様々な観点から考え抜いたうえで、帰納的?な解答作成を意識しました。演習で平均点を大きく下回っていた事例Ⅲは「全知識」で知識を整理、事例Ⅱは「スモール・ビジネス・マーケティング」に目を通し、苦手意識もだいぶ払拭されていきました。財務は毎日やりました。

3)本番当日~筆記試験合格発表まで
前日は1次同様試験会場近くに宿泊。22時にベッドに入ったものの2時半頃目が覚めて朝まで眠れませんでしたshock。。。
・事例Ⅰ:後日振り返ってみれば反省点も多いですが、感触は出来た!と思いました。
・事例Ⅱ:第3問「コーズ」がわからず、第4問もどこまで書いて良いのか不確かで、失敗したら事例Ⅱのせいだと確信しました。「コーズ」がH21年1次「経営」に出題されていたと知り、「経営」過去問を疎かにしたことを強く後悔しました。
・事例Ⅲ:グラフがあり、問題文も長く感じて時間に追われました。手応えは正直よくわかりませんでしたが、模範解答を見ると、最もはずしていなかったようです。
・事例Ⅳ:P/Lの登場は驚きませんでしたが、疲労したアタマではミスしてしまいそうな仕掛けをそこかしこに感じました。もっと詰めて理解しておけば心配しないで筆記試験の発表を待てたのに・・との思いは残りました。
いくつか後悔も残りましたが、最後まで粘り抜き、当日持っていた力は出せました。合否は半々かなと思いました。

4)参考 解いた事例数:59題
採点付き T○C演習:16題、模試:8題
自己採点 過去問:31題(事例Ⅰ~Ⅲ7年分、事例Ⅳ10年分)
T○C問題集1回分:4題

5.まとめ
1)1次 
・基本テキストと過去問+弱点克服用問題集で60点は十分可能
・直前1か月は1次対策に集中(気を抜くとてきめんに出る)
・絶対評価の試験、最後は「やる」のみ!苦しくても暗記は不可欠、覚えられなければ繰り返す!

2)2次
・与件本文、設問要求から、結論は何なのかを強く意識する
・複数の要素を多面的な視点からコンパクトに盛り込む
・採点者にとって読みやすく流れのある文章を心がける(与件のキーワードを使う方が読みやすいハズ)
・相対評価の試験、勢いも大切。最後まで粘るのみ!

学習開始時の自分に今アドバイスできるとしたら、

・財務は徹底的にやれ(2次も1次対策でほぼ大丈夫)
・2次の過去問ゼミはGW前に受けておけ
・2次の過去問研究を徹底的にやれ
(近年の合格者の再現答案をたくさん見れればかなり有利)
・中小企業の成功例、マーケティングの成功事例も見ておけ。

といったところでしょうか。

6.最後に
過去記事含めて道場の記事は大変参考になります。但し、各人の進捗によって心に響く記事・タイミングは異なってくると思います。試行錯誤して、工夫して、粘り抜いて合格を手にする方が多いのではないでしょうか。あと、運もやはり必要です。ストレート生の方、必ず最後の最後まで諦めないでください。

再挑戦の方、モチベーションを再び上げていくのがキツイと思います。モチベーションを上げられないと、本番では不利です。
ゴルフの宮里藍選手も大きな期待を受けて米ツアーに参戦し、なかなか1勝目があげられませんでした。ようやく初勝利をあげたときのインタビューで「これが私なりの優勝までの時間のかかり方でした」と言っていました。私は少しもらい泣きしました。そのような挑戦している方々を見て立ち直ろうと、筆記試験の発表前は考えていました。それを乗り越えることができれば、ストレートで合格した場合より多くのものを手に入れられるかも知れません。やはり最後の最後まで粘ってください。私も皆様に必要な人材となれるように精進していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

========寄稿ここまで=======

いかがでしたでしょうか?
速修でストレート合格というのも本当に凄いことですよね。

私がせんせいっさんの一番卓越していると思ったことは、PDCAのC⇒Aに係る部分。当然初めての受験なので、当初は色々と試行錯誤しているのですが、そのやり方が秀逸。この思考プロセスこそ真似する価値ありです。

まず、当初にやる勉強でも自分なりの仮説(例えば、「GW時期は理解が重要になるのではないか」)を立てた上でトライしています。その結果、途中で想定と結果にGAPがあることに気付くことができます。更に、そのGAPを修正するために別のやり方に手早く移行して修正をしています。これが、せんせいっさんのKey Success Factorになったのではないでしょうか。

振り返った時に、「何をしていれば良かったか」 を明確に答えられているのもその結果でしょう。

素晴らしい合格体験記をありがとうございましたsign01

by くれよん

 

こんにちは。ハカセ@海外駐在中です。

海外駐在中の小職に、突然見知らぬアドレスから一通のメール  がありました。

それは、「僕もハカセと同じところに駐在している者ですが、今年の診断士試験に合格しました!診断士仲間になってください!」という嬉しいもの

海外駐在中にもかかわらず診断士試験に合格してしまったKTさん。なんということでしょう。(ビフォーアフター風)

診断士仲間になることはもちろん快諾しましたが、「そんな状況でどうやって合格したの?と、合格体験談もちゃっかり頼んでしまいました

診断士の学習期間のまっただ中、一次試験直前に海外転勤になってしまった KT さんの合格までの軌跡、まずはご一読ください。

    寄稿ここから   

1.はじめに

はじめまして、KTと申します。今回、合格体験記を書かせて頂くことになりました。試験に臨むに当たりこれといって特別なことはしておりませんが、自分なりに上手く準備できた点や精神的に支えになった考え方などを紹介させて頂くことで、今回の寄稿が受験者の皆様の一助となれば幸いです。

2.プロフィール

30歳(男)。商社勤務、新卒入社6年目。経済学部卒。一次試験直前の2012年6月に海外転勤。現在も海外駐在中。日商簿記2級を入社前に取得。

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3.診断士を目指すきっかけ

私の入社後の初期配属は人事部で新卒採用を担当。会社説明会や選考会の運営等の業務に日々追われながらも会社の顔として働くことにやりがいを感じていましたが、入社4年目に営業部署への異動希望が叶い、食料分野の事業投資を行うチームへ配属となりました。

そこに居たのは事業について毎日のように激論を交わす経験豊富な上司たち。ほぼ学生相手に仕事をこなしビジネスマンとしての基礎知識・スキルが蓄積されていなかった私は無力感で新人に戻った気分でした。

「このままではいかん・・・」 

・・・と悩んでいた頃、診断士試験に合格した同期入社の友人から資格内容について話を聞き、事業経営に関する知識や経営者の視点で物事を見る能力が身に付き、更に担当業務に直結する診断士資格の取得へチャレンジすることにしました。

4.1.5ヶ年計画で合格する

診断士試験は出来れば最短の1年間でストレート合格したいものですよね

しかし

私は1年半での合格を目指す計画も良いのではと考えます。理由は、一次試験二日目の3科目(法務・情報・中小)は二次試験との関連が薄く、予め科目合格しておけば翌年の一次試験対策において時間的余裕が生まれるからです。

私の場合、2011年4月下旬にその友人が通学していたTACに訪れ、講義や試験の要領を聞いたところ、タイミング的にH23年度のストレート合格は難しいので、先に2~3科目を学習して科目合格をし、翌年のH24年度試験で一次二次合格を目指してはというアドバイスを受けました。1年での試験対策カリキュラムはかなり詰め込まれている印象を受けたので、やや期間が長くなるものの寧ろ余裕を持って取り組めるのではと考え、そのアドバイスに従い、即座に3科目(法務・情報・中小)の受講を開始しました。

実際、初年度であるH23年度の試験では、一日目は割り切って受験せず、二日目のみの受験としました(結果は法務・情報が合格、中小は再受験)。

1.5ヶ年計画の効果が表れたのは翌年。周りの受験生が法務・情報の暗記科目と格闘される中、私は既に講義を終えている科目の復習にじっくりと取り組むことができました。この期間で経営・財務・運営・経済学の知識不足・理解不足をかなり埋められたと思います。

因みに恥ずかしながら答練では60点を超えたことは一度もなかったため、私にとっては法務・情報の期間は、追い上げのためのボーナス期間のようなものでした。

法務・情報・中小の暗記系3科目は3~4ヶ月集中して勉強すれば合格できるレベルに達すると思いますし、一次試験後から翌年度の講義開始までの1か月半は充電期間に充てられ心身共に小休止できます。

このように、1年半の学習計画は、試験対策をじっくり取り組みたいという方には向いている計画だと思います

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5.一次試験対策

一次試験はご存じの通り7科目と科目数が多い上に1科目にあたり学習すべき内容も広範囲に亘ります。従い、あまり手を広げ過ぎると理解を深めるための反復練習の時間が不足し、結果的に合格レベルに達しないまま本番を迎えることになりかねません。そこで私が気を付けていたのは以下。

①     限定された教材しか使わない

TAC講義にて手渡される基本テキスト・過去問題集・答練・補足テキストの他、スピード問題集で学習を進めました。私の場合、これらのみを 徹底的にやる ことで十分合格圏内に入る力をつけることができたと思います。

②     サブノートは作らない

上記①のテキストや問題集が既に多数ある中、更に自分でサブノートを作成する気にはなれませんでした。メモは全てテキストに書き込み、どうしても自分で纏めたいサマリーはテキスト最後尾にある空ページに纏め、学習において触るモノの数をできる限り減らしました。

③     難問はスルー

過去問や答練の中には難問が散見されますが、解けなくともEランクだからと完璧な理解を諦める一方で、A~Dランクは解ける問題と解けなかった問題に分け、3~4回転させて全て解ける問題に移していくような勉強法をしました。A~Dランクが解ける力がつけば60点突破は難しくありません

④     余計な情報収集はしない

私はTACの教室講義に通っていたものの特に勉強仲間は作らず、インターネットでの情報収集も行いませんでした。あえてそうしなかったというよりは、上記1の教材と講義内容で情報は十分手元にありこれ以上手を広げると混乱しそうだと不安に思ったからです。そんなことをしている暇があったら帰宅して机に向かおうという考え方で復習に取り組んでいました。

勉強で不安になった時は合格者の同期友人に相談していました。ちょっとひねくれ者に映るかもしれませんが、周囲に惑わされることなく自分のペースで勉強を進めるためには有効だったと振り返ります。

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6.二次試験対策

一次は問題集や答練等のアウトプットを繰り返すことを通じて、自分の実力が徐々に伸びていくのを感じながらその力が合格圏内にあるかどうか都度測ることができますが、二次はそうではありません。私の場合正直申し上げて、試験の2週間前までは全く手応えがなく、TACの演習の採点は最後まで20~30点台でした。周囲にも「落ちるかも」と漏らして不合格した際の伏線を張っていた自分がいた程です。そんな私でも合格できた訳ですが、二次対策に取り組む中で気が付いた点を下記します。

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①     ストレート生は一気に伸びる

私は一次試験を終えるまで二次対策はほとんどしませんでした(正確に言うとそんな余裕はなく一次対策で精一杯でした)。講義を受けても分かったような分からないような…、そして演習では全く点が取れず悶々とした日々。しかし試験まで残り2週間を迎えた頃、突如模範解答にあるポイントを押さえた解答が書けるようになりました

解き方が分かったというのでしょうか、バラバラだったものが頭の中で繋がった感覚を覚えました。一次対策で培った知識(マーケティング論や生産方式etc)は十分備えていたものの、与件文と設問要求に対する適用方法が分からないという状態が続いていたところから脱したのだと分析します。次年度に試験に臨まれるストレート生で私と同じ状態に陥る方は多いと思いますが、直前で大きく伸びる可能性が十分あります

②     試験の知識を身に付ける

上記①の適用方法を身に付けるには、「二次試験の知識」が必要です。これは二次対策用テキストにも多少書かれていますが、実際に問題を何度も解いて自分の頭で気づかないと身にならないと思います。

例えば、「考えなさい」という要求があった場合、単に考えるのではなく比較すること、設問文にある「情報項目」と「データ項目」の違い、問題点・原因・解決策のセットで考える、等々。

これらはこの一発合格道場の記事に多数掲載されており、私の場合は二次対策でどうしようもなくなった頃、初めて道場の記事を読み、参考になった記事を自分の知識として実践で活用し身に付けていきました。

一次対策と異なりサブノートを作って事例毎にポイントを書き出し、過去問や演習実施前に読み返して実践で用いるようにしていました。

一方、時間配分についても細かく指示する方(作法など)もいるようですが、何度も過去問や演習を制限時間内で解いていれば、自分にあった時間の使い方が勝手に身に付きますので、私は特に気にしませんでした

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③     文章力が大きな支えに

私の仕事柄、社内で申請書を書く機会が多くあります。内容は主に設備投資や与信ですので、決裁者を納得させる文章を書かねばならず、おのずと因果関係で繋がった文章を書く訓練になっており、二次試験においてはその成果が発揮できたのではと自己分析しています。

新聞の社説等を短く纏めたりするエクササイズが効果的と聞いたことがありますが、二次試験では類推を文章化することも求められるため、元々ある文章を纏めるよりも、バラバラの情報を纏めて因果関係で繋ぎ、自分が主張したいことが読み手に分かるような文章を書く訓練を積んだ方が、より実践的で効果があるのではないかと思います。

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④     事例Ⅳの頻出計算をマスターする

事例Ⅳは計算ミスが命取りです。「正味現在価値」や「損益分岐点売上高」等の頻出論点の計算は完璧にマスターしなければなりません。頭では分かっていてもいざ模範解答を見ると間違えているということが演習では頻発しました。私が取り組んだのはTACの「事例Ⅳ特訓」というオプション講義で、頻出論点の計算を何パターンもやりまくるという内容なのですが、この問題集を3回繰り返したことで直前期の正答率が急激に上がりました

今年度は特に計算問題が多い年でしたので、本番で計算ミスをせず且つスピーディーに取り組めたことが良い結果に繋がった要因の一つだと思います。地味な訓練なのですが、合格されている方の大半は同じようなことをされて事例Ⅳに臨まれたのではと想像します。

7.本番への臨み方

本番で実力を発揮できるのか不安になりますよね。年に一度の試験ですから尚更です。ただ、自分で言うのも変なのですが、私は実力を発揮できたと振り返ります。なぜ良い精神状態にできたのか、私なりの臨み方を2点下記します。

①     解ける喜びを楽しむ

勉強を始めた当初は答練も過去問もまともに解けない状態です。しかし、徐々に力がつき直前期には昔解けなかった問題が今は解けるという状態になっています。「解けた!」という感覚がどんどん増えていくわけですね私はこの感覚を楽しんでいました。直前期になると過去問・スピ問・答練の同じ問題を繰り返し解いていますので、ちょっと飽きを感じたりもします。

しかし、本番では当然初見の問題です。「しっかり準備してきた自分だから大丈夫、あの感覚を楽しもう」という気持ちで臨み、実際に解く度に「よっしゃ」と心の中で叫んで解ける喜びを楽しんでいました。当然、緊張はあり汗はびっしょりでしたが、実力を出せない不安はありませんでした。

 ②     本番で自己ベストを出す

これは二次試験での私の臨み方です。前述したように、試験まで残り2週間という時期から実力が付き始めたことを感じており、もっと時間があればもっと伸びるのではという感覚でした。よって、本番で自己ベストを出せるのではという考え方に落ち着き、本番を楽しみにして迎えることができました。私はポジティブな性格では決してないのですが、ストレート生で私と同じ考え方で臨まれた人も多いのでは思います。

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8.積み重ねが結果に繋がることを意識する

私が通っていた講義の講師がよく話していた「ヘッドスライディングで小指だけベースに触って滑り込みセーフでいいんです!」という言葉を受験勉強中によく思い出しました。平均60点さえ超えれば合格な訳ですから余裕であろうがギリギリであろうが同じ合格です。私は受験勉強を「今日じゃなくて明日でいいかな」or「今夜はこのくらいにしとこうかな」と思った時に、この言葉を思い出し「今日or今夜頑張ればギリギリ小指がホームベースに届くかもしれない」という気持ちにさせ、奮起させていました。

一次合格が判明した際、あの積み重ねがこの結果を生んだのだと確信しました。二次対策においても悶々とした日々が続いていましたがこのマインドで学習を積み重ねていった結果、最後に解答力が開花したのではと思っています。

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9.最後まで絶対にあきらめない

プロフィールにも書きましたが、2012年6月より社内異動で海外転勤となりました。6月以降は教室講座をWEB講座に切り替えて貰い、通信教育で学習を続け、受験の度に1日かけて飛行機で東京へ飛びました。合格したからこそ聞こえが良いですが、これで落ちていたら「一体自分は何をやってたんだ・・・」と虚しい気持ちになっていたはずです。

ただ、「そこまでやるからには最後まで絶対にあきらめない」という言葉で受験生の自分を常に戒めました。

この1年半近く、多くのことを犠牲にし家族にも迷惑を掛けながら取り組んできたわけですから、中途半端には終わらせられないと。試験直前期の時期には誰もが不安になり「合格できないかも…」と感じ始めるはずです。

私もそうでした。しかしそのタイミングで何か言い訳を作り力を緩めるのと、逆に追い込むのとでは、とてつもなく大きな差を生むことになると思います。合格される方のほとんどは直前期で後者の取組みをされたのではないでしょうか。

診断士試験に向けた学習は長期に亘りますが、直前期は自分の実力が現実的に合格レベルに到達しているかどうかが分かる時期ですので精神的に弱くなりがちです。そこで気を奮い立たせられるか否かが合格の分かれ道になると思います。

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以上です。

精神論的な内容がほとんど且つ長文となり申し訳ありません。しかしながらこの記事が少しでも皆様のお役に立てば幸甚です。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

   寄稿ここまで   

 ・・・あいやー。

この体験談を読んで、ぼくは感嘆してしまいました。

なぜならば、僕がやっていたこと、道場で話していたことのエッセンスを全て網羅しているからです。

たとえば、「限定した教材しか使用しない」という点について、僕は この記事 で、「定められた範囲をキッチリやることに神経を集中させました」と明言しています。

それから、「サブノートは作らず、テキストに書き込む」という点についても、この記事 にあるように、全く同じことをしていました。

「難問はスルー」に関しても、ZonEの この名作記事 でも紹介していますし、ふうじんも この記事 で力説しています。小職も この記事 で「難しい問題にひっかかることの愚」を説いています。

二次試験におけるストレート生の「急上昇」についても、道場では Sカーブとして何度も言及しています(例えば この記事)。

そして、最後の「ギリギリセーフ」、「最後まで諦めない」のお話。とっても分かりやすいですね。

「ギリギリセーフでいいんです」と講師に言われた時、多くの受験生は、「じゃあ、最後にラストスパートすればいいってことだな 」と都合よく解釈する受験生が多いのではないかと思います。

そうではなくて、「何十日も先の試験日にギリギリセーフで滑り込むために、今、やらなきゃいけないんだ」と思える受験生って多くないのではないかと思います。ここが、合否の分かれ道  なのかもしれませんね。この考え方は、道場基本理論で「ストイック学習法」として採用されています。

合格体験談を集めてみて、思うこと。

「合格者は、みんな似たようなことをしているんだなぁ」 ということ。

海外転勤直後でも、合格出来ちゃうヒトがいるんですね。皆さんの中にも、資格試験勉強中に、転勤・転居・転職などのイベントに遭遇した人がいらっしゃるかもしれません。どんな時もそれを乗り越えようとする意思が、大事なんでしょうね。

もちろん「意思があればなんでも出来る」とか、「出来ない人が意思がないんだ」というわけではありませんが、意思がないと何も始まらない。そういうことなんだと思います。

KTさん、貴重な体験談、ありがとうございました。<(_ _)>。

by ハカセ

みなさん、こんにちはうちあーのです。

平成25年合格目標の受験対策を進めている方々。TACスト本科生のスケジュールだとそろそろ運営管理の養成答練ですね。
みなさんの「俺様学習法」は見つかりましたか?暗記と理解を自分なりに仕分けしてみると学習に弾みがつきそうですね。
2次試験にも繋がるこの大物科目を積み残しなく、無借金で次に進めると今後の展開がかなり優位に進められますのでがんばってください。

平成24年合格を果たされた方々。次なるステージ、中小企業診断士登録に向けてのプランは決まりましたでしょうか?
今月末(東京以外の地区は2/1)からスタートする実務補習に申込み済みの方も多いかと思われます。

そこで今日の本題はそんな「もうすぐ診断士」の方々向けに実務補習のお話しです。
はじめて受講する実務補習のイメージや目的意識を持って頂ければと思います。

 

◆実務補習って面白い◆

実務補習に対する評価はポジティブ派とネガティブ派の双方あるようですが、私は圧倒的にポジティブ派です。
その主な理由は次の3つ。

①企業診断・コンサルティングの流れが分かった

過去記事で使ったチャートですが、再掲します。

私自身、企業コンサルティングは全くの未経験だったので、実務補習を通じて実企業の貴重な情報とお時間を頂き、企業診断・コンサルティングの流れを一から実践的に学ぶことができたのでとても有意義な体験でした。
偶然の組み合わせで集まった6人あるいは5人がチームワークを発揮しながら、「診断先の役に立つ診断報告」というゴールに向かって作業することは貴重な機会と言えます。
また、診断士試験が1次、2次筆記・口述、実務補習と段階を追ってスキルと姿勢を学ばせるプロセスであることを実感し、なんとも言えない達成感を得ることもできました。

②プロコン指導員直伝の指導を受けられた

私は2人の指導員先生に師事しました。いずれも先生も前評判では「めちゃくちゃ厳しい先生」とのことでしたが、心配するに及ばず。
お二方とも、人間味溢れる個性的な先生で楽しい時間を過ごさせてもらったと感謝しています。
1人目の先生は営業が上手で、我々の提言を気に入ってくれた経営者に対して売り込みを行い、継続支援のお仕事を取り付けてくれました。
また2人目の先生からは、診断士として、あるいは実務補習指導員として長年のご経験で培われた「企業診断メモ」を実務補習期間中の要所要所で頂きました。診断士としてのエッセンスが詰まった数々のメモは今でも私の大切な宝物になっています。

③良き仲間と巡り合えた

私にとっては、これが何よりも大きな収穫でした。
こぐまもこの記事で指摘している通り、実務補習で同じ班になった人たちは苦労しながら同じ釜の飯を食った仲間。
私の場合、2月実施の実務補習メンバーとは、今でも診断士活動を継続しています。
上記の実務補習延長戦のみならず、チームメンバーが関与している企業の研修業務なども受託するようになりました。
このチームは、実務補習で凝縮した時間を過ごした結果、お互いの良さを理解し、気心が知れるようになり、チームとしてうまく機能していることが大きな強みに繋がっているのだと感じており、今後も一緒に診断士業務を行っていくつもりです。

 

◆データで見る実務補習◆

今年の実務補習案内に記載されている募集定員を合格者数との比較、さらに去年の募集定員との比較をしてみました。
東京・名古屋・大阪以外の地区については、定員不定なので、ここでの考察データからは除外します。


東名阪3地区での募集定員合計(15日間+5日間)は755名で、昨年の595名と比較すると160名増となりました。
(ご参考まで、去年の東京地区は募集定員420名に対し、班別名簿の記載された実際の受講者数は430名でした)
ただ同地区の合格者数は平成23年度719名に対して、平成24年度1,084名と365名の大幅増ですから、募集定員増分は合格者数増分を十分にカバーしたとは言えません。
2月実施の15日間コース受講者の大多数が当年合格者(つまり過年度合格者は少数派)と仮定すると、去年は当年合格者の約4割が4月登録をしたのに対して、今年はそれが約3割になります。
そうすると必然的に以降の実務補習での需給バランスにおいて、供給不足の懸念が出てきますよね。

 

◆ちょっとした裏技◆

上記データからの懸念を少しでも解消するために、私が実際に行ったちょっとした裏技を披露致します。

私の場合、当初2月実施で5日間コースを選択しましたが、同じ班の私以外のメンバーはみんな15日間コースでした。
メンバーはみんなとてもいい人たちで、またバックグランドも多様性に富んでいるため刺激的で、楽しく実務補習に取り組んでいました。
そんな中で、メンバーから「15日間コースに変更して一緒に続けましょうよ」と誘ってくれました。
2月下旬にどうしても休みが取れない環境でしたが、3月にある15日間コースの3社目ならスケジュール的にも可能だったので、「2社目パスで3社目に復帰させてもらえるならば」と身勝手なことを言っていたら、指導員先生が診断協会と話を付けてくれちゃいました。
つまり、変則10日間コース。これに加えて9月に5日間コースを修了して、10月登録することができました。
診断協会って融通が利かなそうな感じがあるけど、結構フレキシブルに対応してくれます。

今回5日間コースを選択している方、もし条件が揃えばこういうネゴも通じるかも、ということを頭に入れておくとよいですよ。
うまくいけば受講者は登録要件の自由度が増し、他のメンバーは負担増を回避でき、協会は潤う。 これぞまさしく三方よし(企業経営理論H21第9問参照)

 

◆まとめ◆

診断協会の宣伝をするつもりは毛頭ありませんが、上記でも述べた通り、実務補習ってうまくできた制度だなぁって思います。
実務補習の受講料は決して安くはないので実務従事って方法もあるし、また、メンバーや指導員を選べないので中には合わない人もいるかもしれません。

でも自分の取り組み如何では、診断士試験制度の一貫性を踏まえながらのよい勉強の機会になるし、場合によっては今後の診断士活動の基盤になる体験や出会いがあるかもしれません。
是非とも積極的にチャレンジしてみてください。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

こんにちは。こぐまです。

本日は、強烈な集中力で見事ストレート合格を果たされた猪鹿さんの合格体験記をご紹介します。

ストレート合格の確実性を高めるための、まさにお手本のような学習方法や取り組み姿勢には、強者揃いの道場執筆陣もたじたじ
そこまでやるか すごいです(゜o゜)

真剣にスト合格を狙っている方には参考になる情報がてんこ盛り
猪鹿さんの迫力溢れる貴重な体験記、とくとお読みください。

 

========寄稿ここから=======

1 はじめに
猪鹿と申します。法学部出身で40代半ばの公務員です。
このたび、平成24年度中小企業診断士試験にストレートで合格することができました。「一発合格道場」の皆様には、掲載記事やセミナーを通じて、大変お世話になりました。ご恩に報いるために、拙文ながら合格体験記をお送りします。

2 受験の動機
震災の後、我が国の復興のためには、民間企業の復興が必要だという思いを強く抱きました。しかし、私は、企業活動についてほとんど知らないということに気づきました。
そこで、企業活動の真の姿を知るためにはどうすべきかと考えたところ、企業活動に関する知識を網羅的、体系的に得られるのではないかと思い、中小企業診断士の学習をしてみようと思い付きました。

3 利用した講座・答練(すべてT○C)
1次・2次ストレート本科
2次本科養成編のばら売り
事例4特訓
2次本科実力完成答練のばら売り
2次オプション

4 一発合格道場を知ったきっかけ
必ずしも試験に合格することが目標ではないし、新しい知識を得られているという楽しさがあったので、年内の企業経営理論と財務会計の講義期間中は、特に予習もせずに生講義に出て、配布教材であるトレーニング問題集と計算問題集を2回くらいやっただけで、過去問は眺めただけでした。

上記2科目の養成答練でそこそこの成績だったことに満足していました。
しかしながら、年末ころ、運営管理の講義の際に、講師が、ふと、元教え子の合格者がブログをやっていていると漏らしました。そのブログが、「一発合格道場」だったのです。

そして、ストイックに試験に立ち向かいストレート合格を達成した先達者がいたことを知り、貴重なノウハウを無償で提供して受験生の能力向上を図られている方々に対し、生半可な気持ちで学習を続けていては失礼になると自分の甘さを反省しました。
試験合格は途中経過にすぎず、その先に本来の目標が広がっているのであるから、むしろ試験はストレートで突破しなければいけないと発破をかけられた思いがしました。

5 1次試験対策(基本講義期間中)
そこで、年明けから、「道場」の掲載記事を参考にしながら、本格的に試験対策を開始しました。最も留意したのは、隙間時間を効率的に使うことです。

○予習→生講義→スピード問題集のサイクルの確立
このサイクルの中でも、特に、隙間時間を使い短時間で予習をする方法を考えました。

①補助レジュメに記載されている重要度と出題頻度(ABC、高中低)をテキストの該当箇所に書き込み
テキスト全体について、ざっと一通り目を通すことができ全体像を把握することができる効果がありました。
講義前にその講義の該当部分に相当するトレーニング問題集を解く。当然正解できないが、テキストを読むよりも記憶に残りやすいと思いました。
そして、音声ダウンロードをスマホに落とし、生講義の前後を通じて、予習復習として通勤時に早回しで聴くとともに、養成答練までにスピード問題集を2回転しました。

○既習科目の復習
生講義のスケジュールと並行して既習科目の復習として、企業経営から順番に音声ダウンロードの早聴きとスピード問題集をやりました。
上記サイクルを始めたのが年明けからで、企業経営と財務会計のスピード問題集をやっていなかったからです。

○過去問題集
基礎講義の期間中は、並行復習の時間を捻出するために、過去問は見るのが精一杯で解くまではできませんでした。
過去問は怒濤の7週間から本試験までの間に2回解きました。

○暗記メモ
なかなか覚えられない知識、例えば、IEの体系図(「放水作業講堂火事」は、まだ知りませんでした。)などは、使い捨ての暗記メモを作成しました。
10センチメートル四方くらいの大きさのメモ用紙に書き込んで、朝出かけるとき、勤務先に着いたとき、トイレ時、昼食時、帰宅前、帰宅時など、一日6、7回くらいポケットから出して見返して覚えるようにしていました。これは欲張らずに、1日1枚に絞るのがポイントです。

6 2次試験対策その1
2月から2次本科の養成編のバラ売り講座などに通学しました。
ただし、その目的は、1次試験後直ちに2次試験に向けて学習方法を切り替えるために、2次試験とはどのようなものなのかを知るのが目的であり、予習・復習の時間はとれませんでした。

2月下旬に、池袋の懇親会で、らいじん様、うちあーの様からお話を聞かせてもらえる機会を得ました。
合格者と対面すると、「道場」の記事を読んでいても、その後ろに具体的な姿をイメージしやすくなり、記事の現実感が増した感覚がしました。

4月から、昼休みに、2次本科の配布教材である財務会計計算問題集を解きました。筆記試験までに3回転しました。

そして、4月下旬、2次試験経験者向けの内容でしたが、「道場」のセミナーに参加させていただきました。実際に、うちあーの様、ひめ様の事例問題の解法手順を映像で見せてもらい、自分が試験を受けるときのイメージが具体的になりました。

お二人に共通していたことは、本試験の開始5分前から既に頭の中で準備を始めておくということであり、これは1次試験でも非常に役立ちました。

7 怒濤の7週間から1次試験にかけて
怒濤の7週間の基本的な週間スケジュールは、月曜の夜に生講義に出席、平日は、通勤時にスマホで音声ダウンロードを1.7倍速で聞き、隙間時間にスピード問題集の間違えたところを重点的に見直し、土曜日と日曜の午前中に過去問題集を解く、日曜の午後に完成答練を受ける、というものでした。

1次公開模試では、合格基準を超えることができました。ただし、学習が遅れていた中小の点数が伸びず、最悪足切りの危険があったので、直前1か月間、中小以外は答練や過去問の復習にとどめ、学習時間の8割は中小の詰め込みに当てました。NANA様のブログこぐま様の白書90連発が非常に役立ちました。

1次試験の結果は、直前期に中小に時間をかけた一方、情報と法務の最後の詰めが甘くなってしまいましたが、合格することができました。

8 2次試験対策その2
8月の1次試験直後の「道場」のセミナーに参加させていただきました。アンドロメダ様のプレゼンで、ストレート生の強みは素直さだという点に深く共感しました。
事例問題を解く回数を確保するために、ストレートの2次対策講義、答練に加えて2次本科の実力完成答練のバラ売りも受けました。

1次試験後に2次試験対策として主にしたことは、カード作りでした。答練の問題文をコピーし、設問ごとに切り離して、B6版のカードに貼り付け、要求解釈として思い浮かぶことを書き込むというものです。

解説講義で講師が挙げたことと、その他にも自分で思いつくだけのことを書き込み、隙間時間にそのカードを見返すようにしました。カード作成をしたのは、ふうじん様の記事を参考にして、2次対策として隙間時間を最も有効に使える方法だと判断したからです。

また、答練の解説の音声ダウンロードをスマホに落として聴くことを続け、T○CのHPに掲載される優秀答案を見て、合格レベルのイメージをつかむようにしていました。

過去問については、こぐま様が説明されていた「解いたふり」だけしかしていません。
結局、私が解いた事例問題は、答練、模試などばかりで合計48件(ストレート講座の自宅学習課題を含む。)です。

9 筆記試験
さすがに本試験は答練や模擬試験とは一味も二味も違いました。

事例2の「コーズリレーテッド・マーケティング」は、1次試験の過去問で出題済みという情報を後で知り、私もその過去問を見ているはずですが、試験場ではすっかり忘れていました。

私は、「自分が知らないのだから、ほとんどの受験生も知らないはずだ。知っている人はせいぜい受験生の1%、50人程度だ。この人たちはそもそもどんな問題が出ても合格レベルに達しているSクラスだから、初めから競争相手ではない。自分の競争相手は当落線上にある人たちだ。2次試験に必要とされるのは単なる知識ではない、分析力だ。問題文から解きほぐせ。」と必死に自分に言い聞かせました
後でTACの模範解答集を見たところ、試験場で考えたことは大きくは外れていませんでした

事例4でも、出題形式が大幅に変わり、計算問題が増えました。こぐま様の予想に従い、予想P/Lの問題に備えてはいましたが、ここまで変わるとは想像していませんでした。
しかしながら、これまで受けた模試や答練の結果から推測される受験生のレベルから判断して、第1問の設問1、第2問、第3問の設問1ができれば、十分に勝負になると思い、それぞれ3回計算をやり直しました。第1問の設問2は指標が2つしか埋まらず、第1問の設問3(計算が複雑で、設問1でミスしていると設問3も連動してミスとなる)、第3問の設問2(何を書くべきか全く思い浮かばず)は捨てました。答案用紙には何か書きましたが、何を書いたか記憶が曖昧です。

10 口述試験
筆記試験に合格できて喜びましたが、筆記試験後は何もしていなかったため、事例企業の概要さえもすっかり忘れていることに愕然としました。

「道場」の模擬口述には参加できませんでしたが、10日の間に慌ただしく、T○Cと中小企業政策研究会の模擬口述、T○CのHPで口述セミナーと筆記試験の解説を視聴、筆記試験の模範解答を閲読、T○Cと大○の口述想定問答集を入手、4事例の与件文と問題文を朗読してスマホに録音し、通勤時間に繰り返し聞くSWOT分析を書き出す、などの準備をしました。本試験では、こぐま様の予想問題にも助けられて、沈黙に陥らずに何とか切り抜けられました。

11 学習時間(T○Cの生講義、答練を含む)
学習時間は、1次:約750時間、2次(筆記):約330時間、2次(口述):約20時間、合計:約1100時間という結果になりました。
ただし、生講義、答練を含めて机に向かっていた時間は半分程度だと思います。通勤、出張等の移動時間に、音声ダウンロードを聞いたり、問題集を解いていたりという時間の方が多かったと思います。

12 最後に
ここまでお読みになってお気付きだと思いますが、私のやったことは、効率的な隙間時間の利用を優先して、「道場」のいいとこ取りをして、自分の出来る範囲で活用したことであり、独自に開発したものではありません。

「道場」によって、通常であれば自分で時間をかけなければ得られない貴重なノウハウを即時に獲得でき、効率的に学習を進めることができました。もっとも、「道場」の根底にあるのは、単なるノウハウにとどまらず、当たり前のことを愚直にストイックに繰り返し継続することの重要性にある、と理解しています。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。拙文がお役に立つことがあれば幸いです。

=======寄稿ここまで=========

 

いかがでしたでしょうか?
スト合格にしかと狙いを定めて、ご自分の学習方法と日常習慣を確立、隙間時間も最大限に利用しながらストイックに高峰に挑み、登頂した猪鹿さん。

この一発合格道場を記事、セミナーとも存分に利用いただきましたが、編み出したその方法は、猪鹿さんのオリジナルに他なりません
スト生にもかかわらず、自分の判断2月から2次試験対策にも着手したのは、さすがのひとこと。生半可では真似できるものではありません。

多くの情報を参考にしながらも、取捨選択して早い段階でゴールへの道筋を固めて、自分を信じてあとは愚直に突き詰めていく。
猪鹿さんのまっすぐな体験記は、その重要性を改めて示してくれていると思います。

 

by こぐま

 

こんばんは。こぐまです。

今日はなんと、5月から学習開始という超々ロケット速習でストレート合格された、まっすーさんの合格体験記をお送りします。

難関資格の複数ホルダーで、絶対の自信を持つ科目があったとはいえ、絶句しちゃうスピードです。
診断士試験って難しいんですけど・・・。

会計、法律、ITという幅広い分野の難関試験を突破してきたノウハウがわかるかも。

それではお願いします。

 

===寄稿ここから=======

まっすーと申します。とあるメーカーの経営企画部で勤務しております。

中小企業診断士の勉強は、1次試験は独学で受験し、2次試験はMMCの通信直前対策講座を活用し、1次・2次ストレート合格することができました。

 

【受験の経緯】

診断士を取得しようと真剣に考えるようになったのは、応用情報技術者資格の勉強をして、IT系の知識について自信を持てるようになったためです。社会人になってから十数年、経理・経営企画系の業務を行ってきた、集大成としてこの資格を取りたいと思いました。

 

【1次試験対策】

1次試験の勉強を開始したのは、4月の応用情報技術者受験後、GW明けの5月中旬頃でした。当初は1次試験まで3ヶ月もないことを考慮すると、目指せるのは科目合格までだと思っていましたが、私は日商簿記1級行政書士ビジ法1級の資格を有していたため、財務・会計、経営法務、経営情報システムは、何とか勝負になるのではないかと考えていました。

 

1次試験の勉強法は徹底的なアウトプット学習でした。初学となる科目は4科目と少なかったものの、通常に比べれば短期間であったため、テキストを1から読んでいたのでは間に合わない。勝負できるレベルにするためには、問題を徹底的に解いて、できないところから覚えていくアウトプット→インプットの流れでないと他の受験生に太刀打ちできるレベルまで到達しないと考えました。通勤時間中にTACの過去問集やスピード問題集を解き、会社の昼休みにはポケットテキストを読んで暗記するなど、使えるスキマ時間は徹底的に活用しました。

 

1次試験で私が最も苦労したのは、中小企業経営・中小企業政策でした。TACのスピードテキスト、平成23年版中小企業白書を活用して学習しましたが、ほぼ100%が初見の論点、かつ純粋な暗記科目であり本当に苦痛でした。白書は入手が7月と遅れたこともあり、道場の「白書図表90連発」に完全にお任せしました。これは大変助かりました。

 

結果的に1次試験は得意科目の財務・会計で80点、経営情報システムで84点を獲得することができ、他の5科目もすべて60点を超えることができました。合格率の上昇にも助けられたと思いますが、自分の勉強方法を貫いたこと、そして絶対的な得意科目を持って試験に望めたことが大きかったと思います。

 

【2次試験-勉強法】

2次試験ではMMCの直前対策講座を受講しました。MMC選択の理由は、各受験対策校の平成23年の本試験模範解答を読んでみて、最も自分が書けそうに思える解答だったからです(実際にやってみると全然書けませんでしたが)。

 

私の2次試験勉強法は、とにかく初見の問題を80分間で数多く解くことでした。平成13~23年の11年分の過去問(44事例)+MMC通信講座(12事例)+模試(TAC、LEC、MMC×2、計16事例)+企業診断(12事例)+TAC2次集中特訓(8事例)をやりました。合計すると92事例になります。

ただ、受験対策校に添削を受けられるものを除けば、自己採点するしかなく、客観的評価ができなかったため、これだけの数をやった効果があったかは今でも自信がありません。
なお勉強時間は、通勤時間に事例解答のシミュレーションを行う他、朝5時に起きて事例を解いたり昼休みには会社近くの図書館へ行き事例の解説を読んだりする等して確保していました。

 

本試験2週間前からは、事例Ⅳの対策中心にシフトし、ある程度の難易度の問題が出ても、対応できるような対策を行いました。事例Ⅰ~Ⅲについて他の受験生に差をつけられる自信が持てず、事例Ⅳである程度点数を稼がなければいけないと考えていたためです。

この対策は、傾向が大幅に変わった今回の本試験事例Ⅳで動じることがなかったという意味では、結果的に有効だったと思います。

 

事例を解く際の私の解答プロセスは下記の通りざっくりしたものでした。

・0分~約40分 問題用紙切り離し、問題解釈、各問題に対する回答案作成

・約40分~80分 答案用紙への記入

 

タイムマネジメントは重要ですが、あまり時間にこだわり過ぎて、それを守れないことによる焦りを避けたかったため、問題や解答文字数を見てから大まかな時間配分を決め、解答の進捗に応じて、目標時間を修正していました。

本試験ではこれが幸いし、事例Ⅱでコーズリレーテッドマーケティングについて最初大間違いの解答を書いていたのを、間違いに気づいてから咄嗟の機転で80字×2問を全部消して書き直すという荒業を成し遂げることができました。

元々そんなことがないように解答を構成しなければならないのは言うまでもありませんが、本試験では様々なイレギュラーがあるので、それに対応できる態勢を取ることは重要だと思います。

 

【最後に】

スキマ時間の勉強が多く、勉強時間について把握していないため、確かなことは言えないのですが、診断士試験対策のみについて言えば、おそらくは1次試験よりも2次試験に費やした時間の方が長かったような気がします。2次試験は本当にどうすればいいのかわからず、試行錯誤のままがむしゃらに進んでいった印象です。

 

私の診断士試験受験期間は5ヶ月程度のものでしたが、中身は非常に濃いものだったと思います。

今まで色々な資格試験を受けてきましたが、受験勉強の密度や、特に本試験の最中(事例Ⅱや事例Ⅳ)にも自分の土壇場での対応力の成長を感じることのできる試験というのは初めてでした。

 

最後に、道場の執筆陣のみなさまへ感謝するとともに、今年受験される方々の成功を心から祈っております。

 

===寄稿ここまで=======

 

何事もなかったかのようにさらっと書かれていますが、1次、2次対策とも、徹底的なアウトプット学習で急激に実力をつけられたことがよくわかりますね。

こなした2次の事例演習、「92事例」ですよ!! しかも過去問11年分すべて。スト生では通常、考えられない荒業。

これまでの難関資格の勉強方法から得られたことを、診断士試験にも適用されているんですね。「こんなレベルの高い人、参考にならないもーん」と読み飛ばさないでくださいね。

虚心坦懐に読むと、やはり短期で合格される方々と共通の特徴が浮かび上がります。
発射台の高さは違うとしても、5か月間という超短期に濃縮されている勉強方法は普遍的なものだと私は感じました。

・他の受験生との客観的比較による、ゴールのレベル感を持っていること。
・ゴールに短期間で到達するため、時間的制約の克服の手法としてアウトプット優先主義を徹底したこと。
・事例Ⅳの学習にみられるような、時間配分の柔軟な変更。
・(特に2次) 割り切るところはばっさり割り切って、世に出回っているテクニックにこだわっていないこと。

一気呵成に走り抜けたように見えますが、足を地につけて着実に地固めをされているんですね。

まっすーさん、貴重な合格体験記、本当にありがとうございました。

 

by こぐま

こんにちは、らいじんです。

本日は通信講座をうまく利用しながら見事一発合格を達成されたkatsuさんから寄稿いただきましたので、ご紹介します。

診断士試験挑戦にあたり、受験指導校に通学するか通信とするかを迷われる方は多いのではないかと思います。
物理的に通えるなら通学の方がメリットが多いといわれることが多い中、katsuさんは、より積極的な理由で通信を選ばれています。

通信という方法を、どのように上手に利用したか、一読の価値ありです。

では、早速・・・。

 

   寄稿ここから   

はじめまして「katsu」と申します。

昨年の8月よりTACの1・2次ストレート総合本科生をWeb通信で受講し、運の要素も大きかったと思いますが、なんとか1次・2次を一発で合格することができました。

皆様(特に通信生)のお役に立てればと合格体験記を書くことに致しました。

1.プロフィール

30歳(男) 既婚 今年2月に長男誕生
中堅くらい?の大学の経済学部経営学科卒

現在の仕事:
地元の土建屋(実家)の経理・税務申告・申請など事務全般、
官公庁への名刺配りなど

資格:
日商簿記1級、建設業経理士1級、
税理士(簿・財)科目合格(税法科目は挫折)
※1年半ほど公認会計士試験の勉強経験あり(挫折)

2.診断士受験のきっかけ

・当面の目標を失っていたこと。
・これまでの会計関連の勉強が活かせると思ったこと。
経営に関連する幅広い知識を得られる勉強をしたかったこと。
・コンサルティングに興味あったこと。

3.毎日のスケジュール等

月~土 1日3.5~4.5時間くらい
(内訳:朝 1.5時間  昼休み 1時間  帰宅後 1~2時

+α 移動中の車での講義聴講 週1~3回(不定期) 各3時間程度

4.通信生としてのメリット

私は、過去の資格においても通信でしか勉強をしたことがありません。なぜかというと通信が自分にあっていると思っているからです。

(メリット1) 遊んじゃうから通学じゃなくて、遊びたいから通信!
通信は、計画たてるのが面倒だとか、意志がないとできないとかネガティブなイメージをお持ちの方が多いと感じがしますが、人によってはメリットも多いと思います。

私の場合、残業が少ない代わりに土曜日が出勤です。日曜日が唯一の休日のため平日講座が良いのですが、一番近い学校でも1時間以上かかってしまい平日通学も難しいです。

いつでも講義が受けられて急な予定にも大体対応できるため、Webはとても便利です。ポジティブに考えれば遊ぶ時間もつくりながら勉強ができる」といえると思います。

あとは、イヤでも計画を自分でたてなければならないので、効率的な計画や方法を考え自立的な学習を促進させる効果もあると思います。

(メリット2) 通信は基本的に人気講師が担当!
これは、診断士講座に限ってではなく、学校にもよるとは思いますが、少なくとも私が過去受けた感じでは教え方がうまい人や看板講師が多かったと感じております。

5.通信生としてのデメリットとそれへの対策

通信生のデメリットは受験仲間がいなくて孤独であり、かつ得られる情報が少ないことであると思います。

2次試験はマークシートではなく絶対的な解答がない試験のため、特に情報量が大事ではないかと感じていました。

そこで、私は以下のような対策をしました。

(対策1)スクーリング

TACの講座の良いところはスクーリングという制度があることです。

私の場合は25回教室の講義を受けられる権利がありました。私は、Webで気に入った講師のいる校舎のクラスの二次対策の講義に4回ほど行きました。

学校に行くことによって、通学生がどういった状態かを観察できます。

私が行ったところは、グループ学習仲間みたいな人が楽しそうに話していて正直かなり疎外感は感じました。(笑)

それでも、同じ勉強をしている人がいるだけでうれしいものでした。

ただ、通学生への対抗心もフツフツと湧いてきましたが・・・。(笑)

受講したい講師の講座を受講したり、質問をするのも良いと思います。

ちなみに、普段Webで見ている講師を初めて目の前で見ると生で芸能人に会うような緊張感があります。

私は二次試験の解き方の基礎はスクーリングで教えてもらったものの方が通信で教えてもらったものよりしっくりきたのでこれを活用しました。

生の講義でしかいえない情報もあるようなので利用してよかったです。

(対策2)ネットでの情報収集(一発合格道場!!他)

一発合格道場様の情報はすごく重要でした。様々な角度からの意見があるし、また毎日チェックすることで受験生としてのモチベーション維持にもつながりました。

他には、二次の過去問題集の解答がしっくりこないと感じたときに10年分の解答を作成されている方のサイトを見つけました。そのサイトには過去問を解くたびに拝見させて頂きました。TACとは違った角度からの解答の作成が多く、多面的に解答を考えるヒントになりました。

6.ストレート合格のためにしたこと

(1)一次試験

・講義は2回以上聴講

→ 経営・法務科目は車中を利用し、5回以上聴講。

・インプットよりアウトプット重視

→ サブノートをつくるより問題解く!

復習科目の少ないうちに(12月までに)関連資格の取得

→ 販売士2級、ITパスポート、BATIC合格

苦手科目重視!得意科目はほどほど。

→ 経済学は財務会計の2倍以上勉強。

・答練と模試を活用し、直前一か月くらいは2日ごとに全教科をまわす!

→ 科目内全体の回転数の重視

税理士試験で感じた私の暗記力のなさと会計士試験での科目の多さへの対応への苦労から、耳からのインプットと苦手科目の克服、科目内の回転数の増加を意識しました。

結果

経済学・経営政策(苦手)   64点
財務会計(得意)       64点
企業経営理論(普通)     67点
運営管理(やや得意)     62点
経営法務(普通)       60点
経営情報システム(やや得意) 56点
中小企業経営・政策(苦手)  61点

合計 434点

→ 財務会計でこれまでにないミスを繰り返したおかげで、ほとんど60点前後でギリギリ合格しました!!

(2)二次試験

解いた事例 計44事例

  • TAC 直前演習8事例、公開模試4事例、最終集中特訓4事例
  • オプションゼミ4事例
  • 2次事例Ⅳ特訓講座(3回)
  • 過去問 事例Ⅰ7年分、事例Ⅱ 7年分、事例Ⅲ 3年分、事例Ⅳ 7年分
    (2010年版TAC2次過去問題集をブックオフで購入。)
  • 問題集 事例Ⅳ計算問題集(TAC二次本科生用)

やったこと

・TAC演習→ 設問の意図、解答の根拠を与件文から探す練習

・過去問

事例Ⅰ~Ⅲ→ それぞれの特徴の分析(設問パターン) →  書くためのキーワードをまとめる

事例Ⅳ  → 過去問は個別問題の演習

経営分析の解き方の確立

二次試験は 自分なりに各事例への対応のスタイルを確立させられたこと が最終的に合格へつながったと思います。

試験前の粘りによってピークを本試験へもっていくことができました。

できばえはどうであれ事例Ⅰ~Ⅲに関しては、私の中では過去最高の出来だったと思います。

7.おわりに

情報社会の中で診断士試験に関しても様々な情報が流れています。

ただ言われたとおり盲目的に学習するのではなく、自分から情報を探索し、試行錯誤していく中で自分の学習スタイルを確立していくことが合格につながると私は考えております。

もちろん失敗することも多々ありますが、それも無駄ではなく経験値になるとポジティブに捉えて最後まであきらめずにガンバって欲しいと思います。 

   寄稿ここまで   

「情報を探索し、試行錯誤していく中で自分の学習スタイルを確立」

この言葉こそがkatsuさんの学習への取り組みの本質を表しています。

当道場のみならず数多くの合格体験記や学習方法を目にすることと思いますが、あくまでも自分とは違う他人にとって良い学習方法であることや、同じ方法で学習してもうまくいかなかった人もいるという至極当たり前のことを忘れずに、自分の学習方法は自分で確立しないといけませんね。

では、今日はこれまで。

by らいじん

やらなくて良いことが明確。

合格に至る方法は人それぞれ、新作が年1,250通りでよりどりみどり。そこで優れた合格体験記を目にしたら、

△合格のために何やるかではなく、
○何をやらないことで合格したのか

の発想で読み直してみてはいかがでしょう?だってこの試験、

20~25時間/週の学習時間を確保。
②他人より1か月早く、一次模試が本番と思ってスケジューリング。
③養成答練80点×7科目を取り続ける。

これで一次試験突破は確実。さらに事例を72本解けば、今年の秋には二次試験合格実力に十分到達可(ただし、合格実力と合格は別物)

合格する方法はこんなにシンプルなのに、ではなぜ毎年多数の不合格者が出るのか?その理由は、

合格に足る学習努力をしているにも関わらず、
余計な・遠回りなことやって全体の学習効率を下げてしまう

ことでしょうね。

. .

■余計な・遠回り ~合格者意見で右往左往■

極端な話、当ブログの学習方法を漏れなく全て実行すると、確実に不合格。予め脅かしておくと、

1次:7科目受験の必要知識量は大。記憶効率UPの工夫が不可欠。
2次:受験機会が年1回限定。学習を間延びさせない工夫が不可欠。

要は試験制度自体が、学習方法を自分で工夫・改善する力を求めている。言い換えると、他人の意見に左右されるタイプは、この試験に不向き。

一方、当ブログが「そこまでやるか」のハイペース学習を紹介するのは、

自分がやった工夫を文章化して書面に残しておくと、
後に続く人達がそれを工夫・改善して更にパワーアップしてくれる

魅力があるから。そこで今日は今が旬の「運営管理」をネタに、

①やらない方が良いこと
②そこまでやるのか

の2つをご提案。これを題して「俺様学習法」。

.

■やらない方が良い~発想の転換例■

この問題は、力試し用に後にとっておこう!

お金,コイン,ビジネス,人,宝,宝物,男,男性,硬貨,箱,貨幣,金

ブー、不正解。「力試し」という古い固定観念はこの試験にはイラナイ。そもそも診断士試験=教育機関説に拠れば、この試験の趣旨は○必要知識を教えることにあり、×受験生の能力そのものの高低を判定する気はさらさらない。

よって過去問であれ問題集であれ、さっさと繰り返し解き直す。極端な話、答を覚えりゃ7科目計420点なら到達可。

では次。

Q:わからない論点の学習を先送りにして良いか?
A:量的な先送りはNG。ただし質的な先送りはOK。

×量的な先送りはNG

十分な学習努力もせず今はわからないから後回し。この量的先送りは不合格行動の典型例。このタイプの人は、本試験直前の5月以降に何が起きるか、この記事読んで早めに悔い改めるコトを強く推奨。

○質的な先送りはOK

いくら考えてもわからない論点はあえて後回し。今30分かかる問題が、別科目で学んだ知識で一瞬で解けることは良くある。これが「質的な先送り」。

両者は一見同じ先送り。でも平均的受験生⇔短期合格タイプではその発想が全く違うからね。

 

■そこまでやるか ~暗記⇔理解の使い分け■

理解することで暗記を減らしましょう!

ピンポン、正解。詳しくは別機会に譲るとして、理屈や理解で暗記量は減らせる。かつ短期合格者のコンピテンシーを眺めると、この暗記⇔理解の使い分けが上手。具体的には、暗記⇔理解⇔丸暗記のサンドイッチ構造。

 サンドイッチで一番おいしいのは中身の具材(理解)。でも挟むパンが粗末じゃおいしくないから暗記も大事。真面目に言い直すと、

①講義受講後、重要ABランク論点をまず暗記。
②暗記した後に問題集を解き、重要論点を理屈で理解。
③すると基本講義期で暗記必要なものは、実は少ない。

ちなみに、②問題演習量不足→重要知識を①暗記状態で放置→5月になって慌てふためく、のが従来よくある負けパターン。そうならないよう御用心。

.

■暗記と理解~運営管理 学習での応用■

 さて最後に、「運営管理」は覚えるコト多くて大変と思っている方に朗報。

暗記する方が、理解するよりラク。

「運営管理」で60点取りたけりゃ、普通にテキスト読み、普通に過去問解けば到達可能。しかし「運営管理」の恐ろしい点は、

理解すべき点を暗記で済ませると、2次対策で苦労する

ことにある。では「運営管理」の主要論点を表にして眺める。

このうち2次事例Ⅲで特に使う知識だけ残すとこうなる。はい、ドン。

 

すると1次「運営管理」学習を進める際、すべての論点を理解しようとするor暗記で済ませるのでなく、

こっちは理解が必要、
そっちは暗記でOK。

とウェイト付けして学習するのが効率的。少し先の話をすると、2次対策で上級生に対しスト本科生が不利なのは事例Ⅲだけ(Ⅰは互角、Ⅱ・Ⅳはスト本科生有利)。そうとわかれば、

単に養成答練80点を目指すのでなく、
生産管理(プランニング)論点に圧倒的な時間を割き、
理解中心型学習をするのが短期合格発想

という気がしてきたでしょ?ではまとめ代わりに3論点の厳選過去記事リンク。

生産管理(プランニング)
重要論点はあれこれ興味を持って、しっかり理解。

生産管理(オペレーション、IE)
IEは体系が大事。覚えにくけりゃごろ合わせ。

 店舗・販売管理
店舗はテンポよく。

講義で教わる以外に、自分なりにどう工夫するかの好例。

.

■今日のまとめ■

この試験を短期間で卒業するには、「自分の学習方法が一番!」と信じる「俺様学習法」が意外に有効。そして他に何か良いやり方を見聞きしたら、良さそうな所だけつまみ食い。

・短期合格者の学習方法は、やらなくて良いことが明確。
・学習先送りは質的⇔量的の2通り。量的先送りは不合格サイン。
・生産管理(プランニング)は暗記の後、必ず理解型の学習まで着手。

by ふうじん

明けましておめでとうございます!うちあーのです。
今年も何卒もよろしくお願い致します。

 

一年の計は元旦にあり

みなさんは今年一年間の計画を立てられましたか?
一発合格道場の読者の多くが挑戦されるであろう中小企業診断士試験。例年通りだと、下記のスケジュールになります。

5月15日
第1次試験案内公開 & 受験申込受付開始

8月3日・4日
第1次試験

8月23日
第2次試験案内公開 & 受験申込受付開始(第1次試験免除者のみ)

9月3日
第1次試験合格発表 & 第2次試験受験申込受付開始(当年度合格者)

10月20日
第2次筆記試験

12月6日
口述試験を受ける方の発表

12月15日
口述試験

12月25日
合格発表

※あくまでも例年ベースの予想です。正式には5月中旬ごろ中小企業診断協会のHPにてアップされますので必ずそちらをご確認ください。

 

元旦はそもそも1月1日の朝を指しますが、今からでも遅いことは全くありません。上記にご自身が利用されている受験校のカリキュラム模擬試験(他校含む)の予定を加えて、今年の診断士試験挑戦の骨格を真新しい手帳に書き込んで、一年の計を立ててみては如何でしょうか?

さて、昨年末からこの道場に続々と合格体験記・未合格体験記が寄せられています。本日の合格体験記は、2012年度に見事ストレート合格を果たされた現代のサムライさんです。
早速ですが、まずはお楽しみください。

 

===寄稿ここから===

1、      はじめに

はじめまして、「現代のサムライ」と申します。TACの1・2次ストレート本科生に12月から途中合流をし、そのまま平成24年度中小企業診断士試験に合格しました。さて私の勉強方法は他の方と比べとても変わっていると思います。なのでこんな勉強法もあるんだという意識で眺めていただければと思います。

ではこれから実践していたことをいくつか紹介していきますが、全部に共通した課題がありました。それは「理解する」ということです。これから紹介する方法はそのためのツールという位置づけでお読みいただけると幸いです。

 

2、      私の勉強法 ― 1次試験 ―

Ⅰ、予習は色分けの時間

予習は気合をいれて行っていました。予習の内容は一言で言ってしまうと次の講義で扱うテキストの該当部分を読み込むことをしてました。しかしその読み方は普通ではありません。テキストの文章構成を意識したかったので、まず全体を見てから部分を読み込むということをしていました。具体的に申しますと、例えば企業経営理論の目次を見ていただくと、大きく「戦略・組織・マーケティング」と3編に分かれており、各々の編は4~9程の章からできています。さらに各章もいくつかの要素から、そしてさらに細かい要素というように構成されています。なのでまず同じレベルの要素を確認してから1段小さい要素を確認し、この文章は全体から見てどんな位置づけあるのかを考えるようにしていました。

また文章の読み込みでもメリハリをつけていました。イメージとしては骨組みを確認して、その後に肉部分を見ていくことをしていました。骨組みとはその文章の最も言いたいこと、肉部分は骨組みを説明している箇所です。例をあげると、「デファクトスタンダードとは○○のことである。その例として~」という文章のとき句点までが骨組み、「その例として~」以降が肉部分です。

そして要素をピンク、骨組みをオレンジ、肉部分を黄色というようにそれぞれを色分けしていました。

その後、予習時に理解できなかった部分を理解することが講義での目的でした。

Ⅱ、答練では語尾を予想する

特に経営・法務での話になりますが、問題をスピーディーに解くために、一つ一つの肢を読むときには語尾が何だったら正しい肢になるかを予想するようにしていました。具体的には、「語尾が肯定なら正しい肢だな」と予想しながら読んでいきました。そうすることで①スピーディーな判断の練習②予測することができるレベルの知識が身についているかの確認をしていました。

 

3、      私の勉強法 ― 2次試験 ―

2次試験の準備としては、問題を解くことを重視し、その中でプロセスの確認を行っていました。およそ3ヶ月の期間でしたがその中で2つやり方を修正して本番に臨みましたので、そのうち1つをご紹介したいと思います。

Ⅰ、「与件文からメモ書きに転記」→「転記するのを止める」

回答案を考える際に与件文からキーワードを抜き出し、矢印でつなげ因果関係を視認できるようにしようと試みていましたが、メモ書きの作成に時間が想像以上にかかっていたため、回答時間を80分に収めるためにメモ書きを作るのを止めました。その代わりに与件文に直接に書き込むようにしました。例えば、問題点と対応策を聞かれていたら、与件文の問題と思われる箇所に直接「問題」と書き込み、その原因部分に「改善」と書くなどしていました。

 

4、      試験直前期、意識的にオン状態にする

これは1次にも2次にも共通して言えることですが、文章の理解力にギャップが生じた経験はないですか?調子がいい時は文章が頭の中にスーと入ってくるが、一方で何度も読んでも理解できない時もあるなどです。私の場合そのときの時間効率の差が顕著でした。なので、どうしたら本番で調子がいい状態、いわゆるオン状態にできるかを考え実行しました。それは“本番前にある動作をする習慣”を作ることでした。具体的には「開始時刻の前に30秒目をつぶる」というものです。これを過去問を解く前に必ず行っていました。おかげで答練時と普段とでメリハリをつけることに成功しました。

 

5、      終わりに

私がストレート合格できた1番のポイントは、“腹を据えた”ことだと思います。昨年の今頃を振り返ってみると目の前の科目を理解することに一生懸命でした。そしてこの1年間は空いている時間のほぼ全てを勉強に費やしていたと自信を持って唱えることができます。その積み重ねが合格に結びついたと思います。

いま勉強をされている皆様へ、最後までお読みいただきどうもありがとうございます。1年は決して長くないです。合格を勝ち取るためにはいかに効率良く勉強するかにかかっていると思います。是非頑張ってください。

 

===寄稿ここまで===

 いかがでしたでしょうか?

こぐまがこちらの記事で指摘している通り、お寄せ頂いた合格体験記を読んでいると合格者に共通したコンピテンシーが見えてきます。現代のサムライさんの場合、ご自身が言っている通り勉強法については独自の方法かもしれませんが、

・何のための予習か、講義に出席する目的は何か、を明確にした。
・選択肢を見分けるための仮説を立て、愚直に実行した。
・2次試験の解答プロセスを見直し、80分を最大限活用できるように修正した。
・1年間空いている時間を地道に勉強に費やし続けた。

などは、ある意味合格者特有の行動パターンでしょう。

加えて、現代のサムライさんが語ってくれたのは「本番力」いかに本試験で自分の持てる力を最大限に発揮できるか。私もこれは本当に本当に大事だと思います。みなさんも過去問や答練に臨む際に、どういう準備をすればオン状態になるのか、ならないのか、を今から色々と試して、ご自身なりの「本番力」を研鑽していくとよいでしょう。

現代のサムライさん、成功への示唆に富んだ貴重な体験談を寄稿頂き、本当にありがとうございました。

 

Ciao!
by うちあーの

 

 

こんにちは。こぐまです。

本日は50歳で診断士の学習を始め、2次試験を2回目で突破された北海道の玉ちゃんさんの合格体験記をお送りします。
札幌地区合格者20名のお一人でもいらっしゃいます。

初代のJC、2代目のきょくしん(猫おじさん)、3代目の私の3人は40歳代後半での挑戦でしたが、(少なくとも私は)気力・体力・記憶力の減退で、それはそれは辛かった・・・

北海道の玉ちゃんさんの不屈のチャレンジ精神と柔軟な考え方、同年代の方のみならず若い世代の方々にも勇気を与えてくれると思います。

 

========寄稿ここから========

【はじめに】

3年間、一発合格道場にお世話になり、幸いにも2回目の筆記試験をクリアすることができた高齢者(笑)の体験記です。SランクどころかAランクにも達しない状況で、平成24年の二次試験に挑戦した経験を赤裸々に綴り、この道場を卒業したいと思います。

 

【自己紹介】

一浪一留して昭和60年に現在の会社に入社(勤続27年)。28歳の頃宅建主任者に合格、35歳の頃簿記2級合格、続けて1級もチャレンジしましたが、長続きせずあえなく断念。その後、どんどん仕事が忙しくなり、平日は飲み屋通い、休日はゴルフやパチンコにハマり怠惰な生活にどっぷり。正直なところ、その生活からの脱却を第一の目的として、50歳の年末に診断士受験を思い立ちストイックな生活が始まり現在に至っております。

 

【一次試験について】

初年度(平成22年)は、準備不足であった上、初日1科目目の経済学の問題を見た途端に天を仰ぎ、しばし呆然、後の科目のことは覚えていません(科目合格ゼロ)。
二年目は、屈辱を味わった経済学の復讐を最優先とし、良かれと思う参考書を読みまくり(らくらく入門塾がベース)。他の科目はスピードテキスト、スピード問題集、過去問のオーソドックスな勉強で、ほぼ各科目60点前後で何とかクリア。
三年目は、二次筆記の模試の成績が低迷、自信喪失の中、二次専念の方針を急遽変更。翌年の試験負担を軽減する目的で、連休から試験直前まで一次対策に没頭。総得点は480点(因みに経済学は80点)だったものの、企業経営理論が47点で、自己採点している時は、心臓バクバク、右手は思いっきり震えていました。

 

【初回の二次試験について】

初めての挑戦は、(今となって振り返れば)二次試験の何たるかも理解していない状況、かつ二次試験の受験資格を得たことで十分満足だったのかも知れません。
「与件に忠実に」というアドバイスを誤解し、与件文をコピペしてつなぎ合わせたような解答を作成していました。試験終了後は、事例Ⅰと事例Ⅱはそれなりの手ごたえを感じていたのですからお笑いです(結果はDDBC)。

 

【今年の二次試験について】

一年間時間をかけて準備できるのだから、今年は確実に受かるような準備をしようと、道場やタキプロの過去記事を参考に、「自分の解答パターン」を固めるべく試行錯誤しました。また、初見問題に取り組むためMMCの通信講座を受講、自身の実力が向上していくのをひたすらひたすら待ち続けました。

ところが、模試等の成績は振るわず(各事例とも60点越えは一度も無く、仏の採点にもかかわらず40~55点の間をうろうろ)、どうしたら良いのか途方に暮れていました(4月の中旬だったと思います。この時点で一次試験の再受験を決意)。一次試験終了後も成績は低迷し、八方塞がりの状態が続きました

転機が訪れたのは試験も間近に迫った9月下旬。上半期の一番多忙な時期で、会社のみんなに迷惑をかけてしまうという後ろめたい思いを胸に、上京し二次対策向けの研修(1.5日)に参加させてもらいました。

そこで受講者の生の解答を多数見させていただく機会を得て、まさに目から鱗でした(ふぞろいは読んでいましたが、やはり活字と生の文字は違います)。
合格のためには「模範解答に近い答案を作成しなければならない」との思い込みが強く、事例企業の立場に立って真剣に考えるという姿勢が欠けていた自分に、漸く気付くことができたような気がしました。

研修で他の受講者の答案をたくさん見る機会を得たことで、
合格答案は唯一のものではなく、合格水準に達している答案は多数あるのだと得心できたこと、
②(不遜な言い方ですが)自分が想像しているよりも合格答案の下限の水準はそんなに高くはなく
頑固な自分が変わることができれば、目の前に立ちはだかっている壁を避けて、壁の向こう側に行けるのではないかと思えるようになったことが最大の収穫でした。

模試の成績優秀者の方が分大きなプレッシャーがかかるはずだから本試験では何が起こるかわからない、自分も決してノーチャンスではないと言い聞かせ気持ちを奮い立たせて続けました。

残された時間はわずかでしたが、
①過去問の読み込みを主体に、作問者はどんな思いを持って問題を作成しているのだろうかということを考え抜く、
②CVPや意思決定会計は日商簿記1級のテキストをベースに、また苦手なファイナンスは集中特訓を何度も繰り返し事例Ⅳの不安をなくす、
③一次試験で47点しか取れなかった企業経営理論の勉強を徹底的にやり直す
以上3点を試験直前まで精一杯続けました

 

【結果の振り返り】

特に二次試験は困難な試験だと思います。自分の場合、来年の受験資格を得ていたことに加え、「一次試験は連休以降それなりの準備をすれば何とかなる」という妙な自信がありましたので、何回か受験していればいつかは上位20%に入れるだろうと、「自分を追い込まず二次試験の勉強を楽しむ」という開き直りにも近いスタンスで受験できたのがラッキーを呼び込んでくれたのではないかと思います。

年に1回のチャンスに、極度の緊張の中、80分間であれだけの文章を読み、考え、600文字前後の答案を書くことは至難の業です。「パターン」で対応できるようなものではないと思いますし、その「パターン」を前提とした受験準備をしている受験生を容易に合格させないという作問者の意図を、今は感じています。求められているのは、地に足のついた知識に裏打ちされた「現場対応力」ではないでしょうか(受験の際に、決して自分に備わっていたとは思ってはいませんが)。

自分の場合、
初年度は、一次試験に合格し二次試験に進めたものの、主要3科目の実力が全く伴っておらず、テクニック的なことに気持ちが移ってしまっていたことが敗因だったと思います。
二年目は、遅ればせながらこのことに気付き、基礎知識を固めて真摯に誠実に事例各社の経営課題に社長と一緒に取り組むのだという意識を持ち続けて答案を作成できたことに加え、いろいろなラッキーも重なって「もう卒業していいよ」という朗報をいただけたのだと信じています。

 

【最後に】

口述試験対策はとても勉強になりました。二次筆記合格者が例年より多かったことから、本当に何割かの受験生を落とすのではないか という不安にかられ、必死に事例企業のことを考え続けました。過去問をこれ位じっくり勉強していれば、もっと早い時期に何か違った気付きを得られたのではないかと今は強く思います。

道場執筆陣の方にはひとかならぬお世話になりました。ふうじんさんの記事はいつも興味を持って読ませていただきました。ただバリバリBランクの私には、正直、最後まで真意は分からずじまいでした(ただ、何となく事例文の最後の段落から遡って読むことがクセになっていました)。

また、これが人生最後の試験勉強と思ってやってきましたが、JCさんの記事に触発されてCIAの試験にも挑戦してみようかと思っています。

50歳を過ぎて、本当に心震える良い経験をすることができました。道場執筆陣の皆さま、本当にありがとうございました。

========寄稿ここまで=======

 

私など改めて自戒しないといけないなと思いましたが、長い社会人生活で立場や地位が上がって行く中、北海道の玉ちゃんさんの謙虚な取り組み姿勢と内省はなかなかできるものではないと感じます。

思ったように成績が振るわずに心折れそうになるときもありますが、冷静に自分に足りないものを分析し、徹底的につぶす努力を怠らないこと、真摯に事例に向き合うこと、そして「自分を追い込まず二次試験の勉強を楽しむ」というご自分なりの「学習哲学」を持たれていたことが、目標の成就に繋がったんですね。

同じ中高年(?)として、深く共感するところがあります。
次の新しい目標を設定されているのも頭が下がります。私も頑張らにゃ、と奮い立たせていただきました。

心震える経験、残る人生でどれだけ持つことができるか、私も挑戦し続けたいと思います。

北海道の玉ちゃん様、貴重なご経験をお寄せいただき、本当にありがとうございました。

(補足)
経済学の勉強では、寄稿文中にある「らくらくミクロ経済学入門」と「らくらくマクロ経済学入門」を読まれると同時に、それらと併売されているDVDも購入して視聴されたそうです。
特に独学の方には参考になるかもしれませんので、補足させていただきます。

 

by こぐま

 

皆さま、新年あけましておめでとうございます
こぐまです。

今日から2013年の道場ブログがスタートです。4年目に突入
執筆陣一同、受験生の皆さまに少しでも役に立つ記事を書いていきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

年末年始がお休みだった方、復習に絶好の機会でしたが、計画通りの勉強ができましたでしょうか?

大物3科目(企業経営理論、財務・会計、運営管理)を抱えて苦労されている方も多いと思いますが、いずれも2次試験に直結する重要科目、そろそろ苦手意識は払しょくしておきたいです。

昨年末、寄稿いただいた2012年度合格体験記を連続して掲載しましたが、勉強方法、計画と目標の立て方、苦手科目への取り組み方法など、たくさんのヒントが具体的に示されていました。皆さん、凄い方ばかりです。
ビビッと感じた方法や考え方はぜひ参考にしてみてください。

これからも合格体験記を続々とアップしていきますが、まだ公開前の体験記も読ませていただいて感じた、合格者に共通するコンピテンシーは次のようなことが挙げられるのかなあと考えています。

・まず全体を見渡して、自分なりにゴールを明確にする力。
・ゴールを設定したら、そこに至る道筋をおおまかに描く力。
氾濫する情報(道場ブログも含む)に溺れず、講師や合格者の助言、そして自分の目利き力を信じて取捨選択できる力。
自分の仮説として立てた道筋を愚直にストイックに登って行く力。
・答練等をマイルストーンとし自分の学習方法を検証して、やり方をすぐに修正できる力。
・地道に繰り返す力。特に暗記作業を厭わずに諦めずに工夫する力。

 

◆60点で合格、とは?◆

1次試験は絶対評価の試験です。足切りは別として、この合格基準、どう捉えていますか?
まあ、何とか届きそうな感じ?」。
これが70点だったら、相当印象が異なるはず(挑戦しようと思う人が減るはず)。

ところがここ数年の1次試験合格率は、17~25%の範囲に収まっています。
概ね20%前後。決して高い合格率とはいえません。

では60点をクリアできる確実性をどのように高めるか?
3年近く前の記事ですが、ZonEこの名記事を参照してみてください。
頻出領域と稀出領域の割合(8:2)は仮定ですが、どの科目もおおよそこんなもんだろうと思います。

頻出領域で確実に8割稀出領域で何とか1/4を正解できれば、期待値69点
仮に難化して7:3になったとしても、頻出領域だけで56点となり60点越えは可能です。

仮に仮に超難化して6:4になっても、頻出領域だけで48点、足切りは免れ、他科目でカバー可能。

養成答練で80点を目指しましょうと言っている理由は、こういうことなんですね。

合格者のコンピテンシーで挙げた「ゴールを明確にし、設定する」力には、こういった(ざっくりでも)相場観を持つこと、冷静な計算をしておくことも含まれるんでしょうね。

その上で、頻出領域(=重要論点)を徹底的に自分のものとし、稀出領域にはあまりこだわり過ぎず時間をかけないという基本戦略を、自分の状況に応じて具体化する(仮説としての道筋=学習計画・方法)。

すごいな。こんなこと、考えてなかったな

 

◆暗記は基本◆

誤解を恐れずに申し上げると、暗記を厭うていては、長い目で見て実力はつかない。すべての学習は暗記から、とは極論かもしれませんが・・・。

ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線」、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、記憶したことは24時間以内に急激に忘却することを示している理論です(学問的にどこまで正しいのかはよくわかりませんけど)。

そして、記憶し直すにはあまり時間がたたないうちに復習した方が効率いいということも言えるようです。まあ、感覚的にもそうですけどね。

1次の7科目、濃淡はあれども暗記しなければならない事項は山ほどあります。
特にこれから始まる2日目の3科目は別名「暗記3兄弟」とも呼ばれ、財務・会計とはまた違った難しさを持っています。

怪しげな速読術とか記憶術には全然興味はありませんが、人間の脳のつくりに適した記憶法は昔から普遍的なものだろうと思います。

例えば、100年以上前に書かれ、今でも読み継がれている、ウィリアム・W・アトキンソンの「記憶力」という本があります。
道場で以前から申し上げている「ペンキ塗り学習」の有効性を補強してくれます。

ある意味、ごく当たり前のことを言っているのですが、忘却曲線の理論とアトキンソンのメソッドを組み合わせれば、「ペンキ塗り学習」プラスアルファ。

1.その日に習ったことはその日のうちに復習する。
2.講義が終わって1時間以内に今日習ったことを確認する(ざっと復習)。
3.2は帰りの電車の中などで行うので、帰宅してじっくり復習する際は、前回の講義範囲分から始める
4.これを繰り返すことで、同じ部分を何回も学習することになり、だんだんと確実な知識が身についていく。最初は少しずつ覚え、回を追うごとに覚える対象を増やしていく。

昨年、ある資格試験を受験したのですが、やはりペンキを塗るような暗記に始まり、それを経てある程度の「知識の塊り(細切れの集合)」ができた段階から「串刺し暗記法」が効いてきました(何とか合格)。

加えてアトキンソンの本では、聴覚の重要性も述べられていて、耳からの学習も高い効果があるとのこと。
今は反復して聴く機器が充実しているので、隙間時間を活用してできることですね。

合格体験記を寄稿いただいたマイスターさんも、i-Podを存分に活用されていますね。

 

◆まとめ◆

中世ヨーロッパの神学校では、学生に本を貸し与えると、それを完全に暗唱できるまで次の本を与えなかったとか。
中国・秦王朝の焚書坑儒で儒教の経典が焼かれてしまったが、全部覚えていた人が口で伝えていって、漢の時代に「五経」として復活したとか。
ヒンズー教の聖典や哲学書を覚える方法が上記4だったとか。
・・・だそうです(出典さまざま)。

ちょっと話がデカすぎますが、人間にとって暗記することは勉強の基本なんでしょうね。改めて反省。

蛇足ですが、決して理解なき「丸暗記」をお勧めするものではありませんので、念のため
戦略、戦術に、「暗記」への取り組み方も組み入れておきたいということです。

寄稿いただいた合格体験記からも、皆さんが地道に暗記作業をこなしつつも、個々に工夫を凝らしていたことがわかります。

 

by こぐま

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