» 2012 » 5月のブログ記事

こんにちは。こぐまです。

再度の確認です。

1次試験の申込受付は6月4日(月)までです。
どうかお忘れなく!

 

さて「経営情報システム」、最も苦戦し、足切りを恐れていた科目です。
講義自体は、業務上の経験からも「そういうことだったのか!」という発見も多く、実は興味深く面白かったのですが・・・。

が、試験は別物。ITリテラシーが低く、専門用語の羅列仕組みの捉えどころのなさから学習意欲がなかなか湧かない、引っ掛け問題には必ず引っ掛かる、などなど、ずっと低空飛行。
私にとってこの科目は、100億光年の彼方にありました。

今は「完成答練70点!」とか偉そうなことを言っていますが、この科目は答練、模試を通じて60点を超えたのはたったの1回だけ(まぐれ当たりを除いたらそれも60点未満)。

全科目60点以上を目指してはいましたが、この科目に限ってはとにかく「守り」に徹して足切り回避を真の目標とし、できそうな問題を探しまくって自信を持てる10マークをまず確保することに努めた結果、易化に助けられまさかの7割超え。

平成21年度並みに超絶難化しても最低10マークを確保できるよう最後の1ヶ月で猛烈に追い込みをかけ、受験校の先生にアドバイスをもらいつつ、次のような対策(とも言えない弥縫策)をしていました。

ひめのデータに基づくと、私の成績はAB論点+C論点半分をゲットしたということになり、これを平成21年度にあてはめると40点強に相当

ダメダメのやり方ですが、最低40点を取るための一時しのぎの参考、または反面教師としてください。

 

◆典型的な計算問題◆

受験校の講師からは、「情報の計算問題はパターンが決まっていて簡単なので必ず取ること」と言われていたため、以下の5つはきっちり押さえるようにしました。
統計問題は当然のように「捨て」ました。

1.RAS

情報システムの信頼性(Reliability)保守性(Serviceability)可用性(Availability)を表す指標ですね。
下記のMTBFとMTTRも含め、ちょっと覚えにくいので、それぞれの英語を記憶しておきたいところ。

R : MTBF = 稼働時間合計÷故障回数 (が良)
S : MTTR = 修理時間合計÷故障回数 (が良)

Aの評価指標としては稼働率が使われます。


2.複合系システムの稼働率

当然のことながら「稼働率+故障率=1」が前提です。

直列系システム

どちらか1つでも故障するとシステムダウンするため、すべてのシステムが同時に稼働していないとシステムとして機能しないので、個々を掛け算

       システム稼働率=A1 × A2

 

並列系システム

どちらか1つが稼働していればシステムとして機能するので、すべてのシステムが同時に故障する確率を1から引く。

       システム稼働率=1-(1-A1) × (1-A2)

 

ハードディスクなどの記憶媒体の信頼性を高める方法にRAIDがありますが、その信頼性を計る場合も考え方は同じです。
この場合は「故障率」のほうが問われやすいと思いますので、計算にはご注意を。

RAID0(ストライピング)
複数ディスクに複数データを分散記憶させる方法。
処理は高速化しますが、1つのディスクが壊れるとデータの復旧はできないため、信頼性は向上しません。
従い、確率の考え方は上記の直列系システムと同じ。

RAID1(ミラーリング)

複数ディスクに同一データを記憶させる方法。
従い、1つのディスクが壊れても他のディスクにデータが存在するので、信頼性が向上します。
よって、上記の並列系システムと同じ考え方。


3.平均読み出し(アクセス)時間

データを読み出すための平均時間を求めるもの。
ヒット率が与えられますが、これはキャッシュメモリに当該データが存在する確率に相当します。

キャッシュへのアクセス時間×ヒット率+主記憶へのアクセス時間×(1-ヒット率)

キャッシュとメインを逆にしないよう気をつけてくださいね。


4.データの伝送時間

あるまとまったデータ(ファイル等)を、Webサーバからインターネット、インターネットから利用者等へ伝送するのに要する時間の計算です。



bps(bit per second)は1秒あたりの情報伝送量。
注意すべき点は、分母の単位がビットなので、分子のデータ容量(伝送量)の単位もビットに換算する必要があること。

通常、伝送するデータは「バイト」で示されていることが多いため、「1バイト=8ビット」で換算して、データ容量・伝送速度の補助単位(メガやギガ等)とともに分母と分子の単位を合わせることを忘れずに。


5.VRAMの容量

画像データを蓄積するメモリで、この大きさでディスプレイに表示できる解像度と色数が決まります。

解像度=画面の横ドット数×縦ドット数
色数=1ドット当たりビット数(例:8ビット→2の8乗=256色)

∴VRAM必要容量=解像度×色数

ビットはデータ量の単位としては小さすぎるため、容量をメガバイト(MB)等の補助単位に換算する場合は、上記の必要容量を、換算補助単位に相当するビット数で割ればいいわけです。

2の20乗(または10の6乗)に8ビットを掛けた数値で割れば、容量単位はMBとなります。

 

◆混同しやすい用語◆

まあ呆れるほど、知らない言葉、似たような言葉が次から次に出てきます。
テキストや答練、スピ問などで出てきた用語を片っ端からメモして、対比させながら整理しましたが、いまだに区別がつかないものもありますね。

(例)敢えて羅列してしまいます(試験用ファイナルメモから抜き出し)。

キャッシュメモリとディスクキャッシュ
ホットプラグとプラグアンドプレイ
デフラグメンテーションとガーベジコレクション
シークとサーチ
パラレルATAとシリアルATA
スワッピングとスラッシング
インタプリタとコンパイラ
テキストファイルとバイナリファイル
概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマ
差分バックアップと増分バックアップ
DHCPとDNS
NATとIPマスカレード
SMTPとPOP3
ホスティングとハウジング
IPアドレスとMACアドレス
ホットスタンバイとコールドスタンバイ
デュプレックスシステムとデュアルシステム
フェールセーフとフェールソフト
スタブとドライバ
HIDSとNIDS
PMBOKとBABOK
CMMIとCOBIT
ISO10006、ISO/IEC20000、ISO/IEC12207、ISO27001
ITIL、ISMS、ITSS、UISS 

つ、疲れる・・・

 

◆プログラム言語◆

汎用スクリプトマークアップでの分類と、汎用言語は手続き型と非手続き型に分けて、何度も表に書いて覚えるようにしていました。

◆プロトコル◆

これはとにかく、テキスト、答練、模試などに登場するすべての横文字を、最初は片っ端から書き出しておいて、可能な限りでその役割をメモして直前まで見直していました。

選択肢としてずらずら並べられた場合、正しいものを当てるより、誤りと判断するほうが簡単と思ったため、数撃ちゃ当たる型の学習です。

◆LAN接続装置◆
リピータ、ブリッジ、ルータ、ゲートウェイの特徴、役割などを比較できるような図を作り、適宜、過去問等で出てきた論点を追加しイメージを定着させるようにしていました。

◆その他◆

頻出のSQLDFDやERDの図UMLのダイアグラムについては、それほど難しくないため、確実にカバー
正規化は練習してある程度までは理解しておき、難しくなければ解けるかも、という程度です。

◆6~7月の詰め込み◆

直前期は、験校の答練、模試を繰り返し解くことで、重要範囲を押さえ、あとは過去問5年分を2回転、隙間時間や出張の新幹線の中でスピ問を解き続けることで、消えゆく記憶を修復する作業に集中。

テキストや答練、模試等に出ている用語は誤選択肢も含め書き留めて調べるようにし、意味や内容をあまり理解できていなくても、出題された場合に何かしら引っ掛かる程度までにはしておこうと考えていました。

要は、試験の際、見たこともない用語ができるだけ少なくなるようにしようと思ったわけです。
用語が頭の片隅にあるだけでも、何とか正誤を判断できる問題もたまにあります

問題を繰り返し解いているうちに似たようなものや同じカテゴリーに属するものをまとめて覚えることができるようになると思います。
どの科目にも言えることですが、特に苦手科目は「受験校の各答練や模試を最後まで何度もやり込むこと 」が非常に有効です。

◆最後に◆

診断士試験を受けなければ、一生、ITは勉強することなく避け続けていたでしょう。
私程度の付け焼き刃的学習でも、社内の情報システム部門の人たちと業務の話をするときに格段に理解が進むようになり、まともな質問ができるようになったのは事実です。

今は、1万光年くらいの距離になりました。

私にとってITの勉強はこれからの大きな課題のひとつ!
勉強することで新しいフレームワークを知ることができるのは、本当に楽しいことですね。
お互い、頑張りましょう。

by こぐま

もう怒7も情報ですか。早いですね。

私事で恐縮ですが、情報といえば最近家のPCにUSB 3.0ポートやHDD、Blue-ray Driveを増設してアップグレードをはかりました。USB 3.0は快適。USB 2.0に対して最大データ転送速度が約10倍というのは伊達じゃないなと実感してます。

でもこの速度に慣れてくると、3.0が快適というよりも2.0の速度に耐えられなくなってくるんですよね、きっと。

こんにちは、らいじんです。

 

世の中の変化のスピードがどんどん加速しているというこは良く耳にしますけど、本当にそうですよね。しかも今まででは想像もできなかったことが平気で起きたりするわけで、まさに変化の時代なんですね。 

 

ところで、よく診断士になって何が良かったですか?という質問を受けることがあります。それに対する答えはいろいろとあるのですが、よく答えることの一つとして、変化への対応力がついたということをお話ししています。

この対応力というのは、何も幅広い知識がついたから出来る業務の範囲が広がったということだけではありません。

というか私のような企業内診断士にとっては身に着けた知識をフルに活用するということは稀でしょう。むしろ変化に対する気持ちの部分での対応力がついたように思います。

診断士資格を取った直後に、たまたまですが今まで全く経験の無い部門への移動を打診された時も、未経験からくる不安が全く無かったわけではありませんが、それでも二つ返事で受け入れることができました。

それは、その部門が会社運営の上でどのような役割を担っているか、そこに必要な知識は何かということを学んでいたことが大きかったように思います。

また新たな業務への不安といった余計な感情に苛まれずに済んだことは、現在その部門でそれなりの結果を残せているということにもつながっているのかなと感じます。

変化は多くの人にとって、できれば避けて通りたいものではないかと思います。

その一方で、変化に飛び込んでしまえば、それほど恐れることではないと多くの人が感じるのではないでしょうか。

 

「転職いうのは、プールに飛び込むようなもの」という話を、とある人から聞いたことがあります。つまり「水に入る前はとても冷たそうで不快に思えても、入ってしまえばなんてことはない」ということですが、確かにそうかもしれません。変化を受け入れる決断さえできれば大したことではないのかもしれませんね。

変化を受け入れて新たな領域に自分を置くと、以前の自分には戻ろうと思わない人が多いようです。

理由は人それぞれでしょうが、広い世界が見えてしまったのに、また狭い世界には戻る気はしない、というのが私にとっての理由です。

 

前回も書きましたが、診断士の学習って知識以上に得られることが多いです。

だから繰り返しになりますが、今の努力は必ず自分の役に立つということを忘れずに頑張ってほしいなぁと思います。

 

では、今日はこれまで。

 

by らいじん

0.はじめに
みなさんこんにちは、コニケンです。怒7もあっという間にラス3週ですね。
T○Cストレート生は完成答練が着々と進んでいると思いますが、結果はどんな感じですか?順調ですか??きっと、養成答練とのレベル差を実感していることだと思います。
ストレート生の中には、80点を普通に超えていたのに、「なんで60点を切っちゃうんだろう。。」「こんなんで本番大丈夫かな。。」なんて悩んでいる方もいると思います。実際、自分もそんなときはありました。
ただ、言えるのは二つ。

・完成答練も模試も、当然本番も、全問題解けるはずはない!(解ける必要がない!)
・いま60点切っていたとしても、あと二ヶ月強あれば、やり方次第でいくらでも合格圏内に食い込める!

決してここで諦めずに、日々やれることを着実にこなして、本番まで是非ラストスパートをかけて頂きたいです。

さて、今週は経営情報システム。きっと好き嫌い、得意不得意が二分する科目でしょう。好きな方は是非稼げるだけ点を稼いで頂きたいですが、苦手な方も、上に書いたような観点で、あと二ヶ月でこの科目を「稼ぎ科目」にすることを目指しましょう!苦手意識を持っている方はいますぐにでもそのマインドを捨ててください。この科目に限りませんが、そういう意識では、取れる点も取れなくなってしまいます。

そういう前提の中、今日の狙いは3つです
①ITの基本であるインターネットと電子メールの仕組みを再確認して、周辺知識を拡げるための土台を強化する
②計算問題の解き方を再確認して、出題されたときは確実に得点できるようにする
③この科目頻出の三文字用語をおさえる

深堀すれば正直キリが無い科目ですが、いわゆるマニアックなことを覚える必要はないです。昨日ひめが分析してくれたように、あくまで「基本論点」、つまり取るべきところを確実に取って行けば、それだけでも十分に稼ぎ科目になります。
1.ITのキホン
昨日の分析でもありましたが、ITは相変わらず全体の中で占める得点の割合は高いですし、かつ難易度としては比較的取りやすいものになっています。逆に言えば、ここでしっかりと取らないと、60点を超えるのは厳しいでしょう。
上にも書きましたが、キホンであるインターネット電子メール周辺の論点をおさえて頂いて、これをベースに周辺知識を拡げていってください
決してそれぞれの論点が独立しているわけではなく、何かしらの形で関連しているので、自分の中でどう体系的に整理できるかが勝負の分かれ目になると思います。
以下、ポイントを箇条書きで挙げていくので一つずつチェックしてみてください

<インターネット編>

TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
・両方とも最後のPはProtocolです。ネットワーク上では共通のプロトコル、つまり「約束事」を使うことが必要。もう少し言えば、「ネットワーク上のコンピュータ間でデータをやり取りするための手順やしくみを定めた規約」です。

・我々は日々当たり前のようにインターネットを使っていますが、それができるのもこの共通の規約があるおかげであり、逆に異なる規約では当然通信することができません。

・TCP/IPを用いて全世界のネットワークと接続されています。ネットワーク間接続で最小限必要とされる機能が単純明快に提供されています。

・TCP/IPは、OSI基本参照モデルの第3層:ネットワークに相当するインターネット層(IP)、第4層:トランスポート層(TCP)を指します。簡単に言うと、はがきで宛先(住所)に相当するものがIP、実際に配達するのがTCPの役割です。

・TCPはコネクション型通信でデータが送信されます。コネクション型通信では、データが送り出された順序でロスなく送信され、仮にロスがあった場合でも再送等の手順を行い、速度は相対的に低下してしまいますが、信頼性を保証しています。電子メール等に使われます。

・TCPと対比されるのが、UDP(User Datagram Protocol)。送信元と送信先の間で接続を保証せず、それぞれのデータをパケットとして単独に送ります。誤り再送制御の機能を省略することで、効率的にデータ転送を行っています(=つまり、一般的にTCPと比較して高速)。動画のストリーミング配信等に使われます。

・IPはコネクションレス型のプロトコルであり、信頼性を確保するための制御を、トランスポート層のプロトコルに任せています

・IPの基本となるIPアドレスは、世界中にあるコンピュータを一意に決めるための住所のようなものであり、通信を行う相手を識別するために用いられます。192.168.0.1のように、32ビットの整数値により表現されます。
LAN(Local Area Network)
・LANとは、限られた組織内にあるコンピュータ同士をつないだネットワークのことを指します。多くの企業・大学・今では家庭でも整備されているところは多いと思います。

・メリットはデータの共有、機器の共有、インターネットの共有等があります。

・通信方式にイーサネット、アクセス制御方式にCSMA/CDを用いています。CSMA/CD方式:データの衝突(C:Collision)を監視し、衝突が起きた場合には再送信するアクセス制御方式。これと対比されるものがトークンパッシング方式。

・LAN間接続機器にはリピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイがあります(それぞれの内容が不安な方、すぐにテキストを開きましょう!)

・ネットワーク形態は2つ。Peer to Peer型:サーバ専用機を必要とせず、接続されたすべてのコンピュータは対等の関係にある。導入や運用が簡単だが、高速な処理には向かないという特徴があります。クライアントサーバ型サーバ専用機によって細かい制御を行っています。

・接続媒体は、ネットワークの種類によって異なります。代表的なものは、ツイストペアケーブおよび同軸ケーブル。10BASE5・10BASE2は同軸であり、一方で最後にTがつく10BASE-Tはツイストペアケーブルを用います。

・トポロジ(接続形態)はスター型・リング型・バス型の3つあります

<電子メール編>
SMTP/POP3(Simple Mail Transfer Protocol/Post Office Protocol)
・電子メールの送受信にはSMTP(送信)およびPOP3(受信)というプロトコルが使われます。(また出てきましたね「プロトコル」)電子メールをやり取りするための「規約」です。

・SMTPサーバでは、クライアントから電子メールを受け取り、宛先のメールサーバーに送信します。送信できなかった場合、そのメールを一時的に保管し、何度か再送を実行する。

・POPは着信した電子メールを各利用者のメールボックスで管理します。クライアントからの要求に応じて、その人のメールボックスに届いているメールを渡します。

・補足ですが、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)と呼ばれる拡張機能を使えば、メール本文に文字だけでなく、画像・音声・プログラム等も送受信できます。さらに、S/MIMEを用いてメッセージを暗号化できます。

全体の流れとしては以下の通りです。図を見ながら整理してみてください。

1.電子メールを自分が接続しているネットワーク(プロバイダ)のSMTPサーバーに送信する。
2.ネットワークのDNSサーバが外部のDNSサーバに問い合わせを行う
3.IPアドレスの判明した宛先のメールサーバー(同じくSMTPサーバー)へメールを送信する
4.受信者はPOPサーバーに接続して、自分のメールボックスから電子メールを受信する。

 

2.計算問題対策
情報システムで計算問題が出るとしたら、
①通信に関するもの
②データベースに関するもの
③統計に関するもの
が考えられます。その中でも、もし出題されたら確実に点を取りたいのが①の通信に関するものです。
選択肢の一部として出題される可能性もありますが、計算自体は決して難しくないので、しっかりと解き方をおさえておきましょう。②と③については今日は触れませんが、少なくとも②の基本的なところ(SQL構文によってデータの平均を計算する等)は練習を積んでおいてください。内容が曖昧な正誤問題で悩むよりも、計算でズバッと4点取った方が確実ですよね。

以下、見たことがあるとは思いますが、解いてみて確実に3問正解してください。(答えは後日この記事のコメントに載せます)

・384KBのデータを伝送速度256Kbpsの回線を使って送るのに何秒かかるか?

・あるデータをインターネットからダウンロードしたときに、パソコンの画面上に転送速度が15Kバイト/秒と表示されていた。インターネットとの接続速度が128Kビット/秒とすると、このときの通信回線の利用率はいくらか計算せよ。

・CPUが主記憶装置およびキャッシュメモリにアクセスする場合、それぞれのアクセス時間は、256ナノ秒および32ナノ秒である。このCPUの平均アクセス時間を88ナノ秒とした場合、キャッシュメモリのヒット率はいくつか?

~番外編~
・(例えば)本社と支社の端末がインターネットで結ばれていて、インターネットへの接続回線が本社:4Mbps、支社:2Mbpsのとき、支社で本社のサーバーからデータをダウンロードする場合、結局接続速度が遅い支社の方がボトルネックとなり、本社の接続速度は関係ない(注意!)

・MTTRとMTBFがそれぞれ2倍になったとき、稼働率は変わる?変わらない??

3. 3文字用語7番勝負!
先々週、ひめが運営管理で3文字用語特集を組みましたが、この科目はご存じの通り、もっとたくさん出てきます。しかも3文字だけでなく、4文字・5文字のものもゴロゴロでてきます。そういう中、私がお伝えしたいのは、「頑張って3単語分の英語を覚えましょう!」つまり、アルファベット3文字として漠然と覚えるのではなく、VPNだったら’Virtual Private Network’という単語のところまでおさえるということです。
ここまで覚えていれば、どういう内容かさすがに分かりますよね?いざ本番で選択肢迷ったときに大いに役立ちます。
まずは以下の7つから、英語まで含めて、改めておさえていきましょう(順番には特に優先順位はありません)

①IDS(Intrusion Detection System)
不正アクセス監視システム、または侵入検知システム。ネットワークを流れるパケットを監視して、不正アクセスと思われるパケットを発見したときにアラームを表示するとともに、当該通信記録を収集し保存する仕組み。タイプとして、ネットワーク型とホスト型がある。

②FTP(File Transfer Protocol)
インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークでファイルを転送するときに使われるプロトコル。 データのダウンロード・アップロードの両方に使用される。

③NAT(Network Address Translation)
インターネットに接続された企業などで、一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術。組織内でのみ通用するIPアドレス(ローカルアドレス)と、インターネット上のアドレス(グローバルアドレス)を相互変換することにより実現される。一時点では、1つのグローバルアドレスに対して、1つのプライベートアドレスが割り当てられる。
④URL(Uniform Resource Locator)
インターネット上に存在する情報資源(文書や画像など)の場所を指し示す記述方式。インターネットにおける情報の「住所」にあたる。情報の種類やサーバ名、ポート番号、フォルダ名、ファイル名などで構成される。

⑤VPN(Virtual Private Network)
仮想私設網。公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用できるサービス。企業内ネットワークの拠点間接続などに使われ、専用回線を導入するよりコストを抑えられる。通信内容を暗号化したり、ユーザ認証を行うことでセキュリティを確保している。

⑥SSL(Secure Socket Layer)
Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。SSL上でHTTPを利用することをHTTPSという(インターネットバンキングとかにHTTPSになりますよね)

⑦DNS(Domain Name System)
インターネット上のホスト名とIPアドレスを対応させるシステム。全世界のDNSサーバが協調して動作する分散型データベースである。IPアドレスをもとにホスト名を求めたり、その逆を求めたりすることができる。
4.おわりに
いかがでしたか?情報システムは稼ぎ科目になりそうですか?冒頭に言ったように、ここからの2か月強は本当に大事です。ストレート生は2次試験のことも気になると思いますが、まずは1次試験で確実に420点取れる実力をつけることが何よりも大事です。模試までのラスト3周、是非頑張ってください。それでは次回は経営法務のときに会いましょう!

byコニケン

<参考文献>
・IT用語辞典:e-words.jp
・総務省HP
・岡村友之著「図解雑学インターネット」ナツメ社

こんにちは、ひめです。
週末はお天気もよく暑かったですね!家族とおでかけ、と束の間のリフレッシュに時間を使われた方も多かったかもしれません。

あくまで自分の経験ですが、この時期はガンガン攻めて勉強することと同じくらい、心と体のバランスを取ることも大事なように思います。焦りや不安は多かれ少なかれ受験生全員の方が持ってます。「ちょっとモヤモヤ気味だな」と感じている方は、今の気持ちを信頼できる人に素直に話すだけでも、楽になるかもしれません

自分に厳しくする時、甘やかしてみる時と、意識してアメとムチを使い分けながら、長距離走を走るつもりで走り続けてみてくださいね

 

さて今日からは情報WEEK。私自身、情報は苦手だなーという意識がありました。診断士の受験生にはSE等のシステム系の仕事をしている人が多く、また比較的男性はデジタル機器への関心の高い人が多いです。なので私のまわりには、感覚的に正答に辿りついている人もいました。知識も関心もほぼゼロベースの私としては、「わかったような、わかんないような・・・」ということだらけで、正直最初はとまどいました。

1年目の1次試験で情報56点・・・という結果になり、2年目に再トライ。2年目の勉強では、ITパスポートのテキストや、情報処理系試験の午前中の過去問&解説をペラペラと読んでました。診断士試験と被っている領域も多く、理解を深めることができて良かったです。1次試験の直前、7月に受けたITパスポート試験は85点。このおかげで苦手意識の呪縛も解かれて(笑)、当日を迎えることができました。

さて、では毎年恒例のデータ分析から。

1.データ分析

平均点はV字回復
下図をTACデータリサーチによるH23の平均点は64.5点と、7科目中で最高点でした。去年H23はアタリの科目だったと言えます。過去7年間の平均点・科目合格率の推移をみると、H21を底にしてV字回復してますね。試験委員の方は、昨年H23は少し簡単すぎたかな、と思ってるかもしれません。今年H24は難化傾向と考えて取り組むのが良いかなと思います。

 

 *****

続いて、ランク別の傾向です。

H23はABCランクで8割越え
TACリサーチによる正答率では、正答率のランクをAからEに分類しています。
A(80%以上)、B(60~80%未満)、C(40~60%未満)、
D(20~40%未満)、E(20%未満)。

過去7年間のランク別分布を見てみると、平均点の近いH23(平均点64.5)と、 H19(平均点65.1)は同じような分布を示してます。H23はABランクだけで60点分、ABCランクを全部足すと8割を超えていました。H21,H22のそれと比べると、直近3年は易化傾向だったことがわかります。

 

*****

次に、領域別の出題割合です。

IT領域から5~6割が出題される
過去7年分のデータをもとに領域を大きく4つに分類しています。
IT(情報技術)、開発(システム開発)、経営(経営情報管理)、統計(統計解析)
統計は毎年一番最後に2題と、すっかり指定席。開発が2~3割、管理が1~2割といった感じで、残りの5~6割はITが占めています。

H23は、ITでは「仮想記憶装置」「プログラム言語(SQL)」「暗号化・セキュリティ」などのよく出るテーマが出されました。開発ではよく出題に出ていた「開発モデル」「モデリング技法」などがなく、外注時の注意点といった変化球が出題されました。経営は、「電子記録債権法」などと聞きなれない法律が出てきましたが、Bランクだったので、大方の方は解答を絞れたようです。

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最後に、領域別の難易度です。

(難)統計>>経営>開発>>IT(易)
こちらも過去7年のデータをもとに分類してます。領域別の難易度は、難易度の高い順から 統計>>経営>開発>>ITといった感じですね
データで見ると、統計解析の難易度はダントツ。Eランク(正答率20%未満)だけで4割を越えており、Dランク(正答率20~40%)を加えると7割弱。
情報の問題の選択肢はアイウエの4択が多いので、鉛筆を転がしても正答率25%(=Dランク)を稼げるはず。なのに、Eランクが4割超ということは、統計は鉛筆ころがしよりも酷い結果が待っている、ということ(涙)。H23も 2題出題されていますが、ランクはDとEでした。
毎年8点分が出題される統計への対策は、ちょっと悩ましいところ。このデータ分析から言えることは「やっても点に結びつく確率は低そうだ」ということ。

統計解析とあまり縁のない生活をしている方は、最低限の知識を効率よくインプットして、当日は選択肢を2つに絞った上で鉛筆ころがし!というのがいいかも。出題される2問のうち1問あたれば大成功

一方、IT領域については①難易度が相対的に低いこと、②毎年のように出題される頻出論点が多いこと、③出題割合が5割を越えること、を考えるとガツンと力を注ぐ領域といえそうです。

 

2.まとめ

分析データから言えること。昨年、情報のデータ分析をしたWackyのコメントと被りますが、情報が得意科目ではない方の攻略は以下のとおり。

【経営情報システムの攻略 まとめ】
●難易度が相対的に低いIT領域を中心に、頻出論点を確実におさえた学習を土台として得点を積み上げる。
●統計は、うまくいけば選択肢が2つに絞れそう、というポイントを押さえた効率的なインプットを目指す。

 確実にみんなが点を獲ってくる問題を逃さない。当たり前の話に帰結しましたが、過去のデータからも裏づけられた、ということでした

今週も一週間、がんばっていきましょう
by ひめ

こんにちは、ふうじんです。
本日の「運営」完成答練お疲れ様でした。そろそろ、

答練点数の取り方のコツが掴めてきた

頃でしょうか。実際、答練60点タイプ⇔70~80点タイプで知識量の違いは大差ない。で、違いがあるのは以下3点。

①知識を点に換える「得点変換能力
②相手(試験委員)が問いたいことを「察する能力
③次に起きることを予測し先に手を打つ「予知能力

この3つの能力の関係を難しく書くとこう↓。

①の為には②が不可欠。またスト合格狙いの場合、2次は高得点を狙う試験じゃないから①を一旦無視し、②にいつ気がつくかがスト合格の分け目。それと1次対策は②→③の順で良いけど、2次対策の②を知るのは難しいから③→②の順に入れ替え必要。

これじゃワケ解らないから、図解を使ってやさしく書き直すとこう↓。

 

・1次高得点者がスト合格しやすい理由は、1次・2次スキルの共通化
・そのスキルのうち、1次対策では「得点変換能力」が最重要。
・2次対策では「察知能力」が最重要。

・・・だからじゃないですかねぇ、という(まだ)仮説。

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■「経済」過去記事~より正しく使うには?■

では「運営」の復習はささっと済ませ、「経済」にコマを進める。
まずは過去名言を参照

「経済」は暗記に走って点取れればOK。
詳しく知りたきゃ後で(合格後に)やればOK。

昔の簡単な時代ですら、合格者からさえ「特殊」「苦手」と思われていた「経済」。この科目の最大の特徴は、

一度理解したつもりでも、解き方をすぐ忘れてしまうこと。

しかし「だから理解することが大事!」と考えたら試験委員の術中。だって、理論・理解を追いすぎると苦手科目はますます苦手に。そもそも「経済学」とははじめに結論ありきで、

①今起きていることを ②理屈で説明する工夫
よって思考の優先順位はあくまで
①今起きていること(結果)>>>②理屈

すると「経済」過去記事に限り、その記事を頭の中で以下3つのいずれかに分類しながら読み進めると効果的。

結果・結論の話(主要論点)
②結果・結論を導くための理屈の話(主要論点)
③その他論点の話

「経済」学習の特徴は①②だけど、③の学習法は他科目と全く同じ。ただし②の理屈でワケわからなくなったら、一旦①の結論を「覚えてから」また理解に戻る。まとめると、

「結果」が主役で「理解」は手段・脇役。答練点数伸びない時は、
理屈先行ではなく「答えを覚えてから」理解、の順で。

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■過去記事勝手にベスト3■

「経済」はハマリ科目候補の筆頭だから、ハマった時の切り抜け方も大切。よってベスト3で上記①②③のバランス感覚をつかんでおく。

【1位】

「経済」は、理解するより先に結論覚える。ただこれだけじゃ苦戦必至?
【経済】経済学は習うより慣れろ

【2位】

答え覚えたら、自分の理屈で理解(←ココ大事)。これでようやく卒業可?
【経済】GWで苦手つぶし~暗記より理屈

【3位】

仮に理屈がチンプンカンプンでも、これらの論点は暗記で得点可
【経済】出題可能性Bの論点総まとめ!

.

■過去記事論点別整理■

過去記事活用法をベスト3でおさらいしたら、個別論点を「重要な順」から記憶再生して完成講義に臨む。

※ただ、H21年以前の「経済」が楽勝だった時期の記事が多数含まれるので、そこは気を付けて見分けましょう。

□ミクロ経済学□

□企業行動の分析□

【経済学】落ちこぼれからの復活の理由(ワケ) (企業/消費者行動)
【経済学】「経済苦手…」という方に贈るグラフ攻略法 (費用曲線)

.

□消費者行動の分析□

【経済】ミクロ経済~消費者行動の基本整理 (無差別曲線・予算制約)
経済:色々なグラフ・理論の「ショートカット」記憶法 (需要弾力性)
経済:第一印象は生理的に嫌い!その後は… (所得/代替効果)
【経済学】シンプルな整理でまず「理解」 (所得/代替効果)

.

□市場均衡と厚生分析□

【経済】理屈を理解して、グラフを書いて・・・ (市場均衡、余剰)

.

□不完全競争□

経済:苦手意識は真面目/完璧主義の証? (寡占モデル)

.

□市場の失敗と政府の役割□

経済学:合否に無関係な「経済学」 (市場の失敗)

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□マクロ経済学□

□国民経済計算と物価指数□

【経済】最初の1マーク (GDPとGNP)

.

□財市場の分析□

庶民の味方 (均衡国民所得)
【経済】 ハイブリッド型? (均衡国民所得)
【経済】GWで苦手つぶし~暗記より理屈  (IS曲線)

.

□貨幣市場の分析と財政・金融政策□

【経済】オヤジのマクロ経済学 (IS-LM)
超超直前スペシャルウィーク:経済学・経済政策 (IS-LM)
経済:AD-AS分析のときの経済政策の効果 (AD-AS)

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□物価水準と失業□

該当記事なし

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□その他のマクロ経済学のトピック□

【経済】出題可能性Bの論点総まとめ!
きちんと理解するマンデル=フレミングその1
理解を深めるための論点整理術 (国際収支と為替レート)

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□データ分析・攻略法□

【経済】データでみる経済学
【経済】データ分析+今年の難易度予想
【経済学】経済学は診断士試験に必要?
経済:まとめ+α
経済学・経済政策:データによる傾向と対策

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■今日のまとめ■

・解き方は忘れて当たり前。結論から素早く思い出せばOK。
結論思い出したら自分の理屈でミクロ・マクロを一気につなげる。
・一通り理解が済めば、その他周辺論点を個別に潰して得点UP。
・すると「経済」といえども今後の対応は他科目と何ら変わらない
・「経済」論点を理屈で他人に説明できるレベルが、この試験の短期卒業に求められる目安。

byふうじん

暗記より理解が大切(重要度)
でも理解より答え覚える方が先(優先度)

さて、過去記事に目を通し終えたら「得点変換」に向け行動開始。で、その行動は自分で考え試行錯誤が基本(※)。ただ試行錯誤する時間すら惜しい方に限り、デメリット覚悟であれば(※※)、以下の得点UPドリルをご紹介。

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■得点UPドリル~同じ努力で高得点■

Step 1:スピ問・養成答練は「答え」をまず読む

基本講義時記憶の最速蘇生法は、これらの解答解説を読むこと。 基本的知識が論点別に網羅されているから、この解説が何を言っているか、またテキストのどこに載っているかを押さえるだけで、記憶蘇生が速やかに完了。

言い換えると、スピ問・養成答練を解き直す時間がもったいない。

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Step 2過去問年度別ヨコ解き

知識の得点変換能力を磨く第一歩は過去問。 今の自分は60分で何点取れるのか。現在の自分の得点能力を数字で評価することがスタート地点。どの年度から解くかより具体的にどうするかはリンク先参照。

 

 

Step 3過去問論点別タテ解き

知識の得点変換能力を実際に高めるのは論点タテ解き。 今の自分はどこで何点取れるのか。まず取れる所を見極め、次いで弱点を個々に潰していくと、特に意識せずとも60点突破はごく容易。

 

 

※試験学習は、自ら試行錯誤することで「察知能力」が高まるから。
※※ よって、手軽な学習法を真似したり、教えたりすることはこの試験ではむしろ逆効果になるから。

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■まとめ、というほどでもないけど■

「怒涛の7週間」とはいえ、「経済」までがヤマで残り3科目は覚えりゃいいだけ。そろそろこの試験の先行き感も見えてきた頃。そしてこの試験学習の頂は来る8/4~5の2日間で、残る2次対策はダラダラ続く下り坂。よって、今週1週間に限り

寝食忘れて「経済」に専念するのはいかがでしょう?

坂を下る練習しても筋肉はあまりつかない。よってこの試験学習を通じ自己成長を狙うなら、今この時登り坂が踏ん張り時。ただし。筆者の主張は無暗な「努力」「禁欲」とは一線を画す。だって、

試験で高得点取る工夫を重ねて学習効率を高め
そこで一気に学習努力を傾けることで飛躍的に収穫逓増

するからね。1次本試験までまだまだ残り2か月以上。自分でも驚くほど実力がメキメキ伸びる感覚を楽しむ時間がたっぷりあります。

予告:ということで、筆者のブログ卒業予定も収穫逓増期の終わる7月末に決定(これで3回目sweat01)。

byふうじん

 

 

こんにちは、を~です。
来週はいよいよ5月の最終週です。
ついこの前まで、「GWの勉強どうしよっかな~」と悩んでいたアナタ、残り2ヶ月の学習計画は立っていますか??

さて、今週は「怒涛の7週間」と題して記事を載せていますが、本日で「経済学・経済政策」も締めくくりです。
今回は、2つの頻出論点(+オマケ)について採り上げてみます。

完成答練70点を目指してしっかり準備してくださいね!

 

■ 均衡国民所得
コレは毎年出てますので、「見たことない」・「できない」という方は少数派かもしれませんね。

平成22年、23年の難度が継続するかもしれないと思うと、難しい設問がいっぱい並ぶ中で、落ち着いて順番を追って情報を整理さえできれば解けるこの種の問題は「落とせません」。

均衡国民所得の値ならなんとか計算できるけど、ナントカ直線がどう動くかなんて想像がつかないぞ~、という人にはぜひ見て頂きたいです。

というわけで均衡の問題ですが、まず最初に。瞬殺はムリです
が、チマチマと式を変形していけば活路が見出せます。

どこを目指して式を変形していくのかというと、

 

 

です。
ここでいう y はグラフの縦軸、x は横軸です。

さて、例えば平成19年第4問を見ると、グラフの縦軸は 「X-M」 と 「(S+T)-(I+G)」、横軸は「Y」です。

 

 

とか Iとかの定数には悩まず、ひたすら 「y=」で式を作ることを考えます。

この問題の設問1ですが、ここで選択肢a 「(S+T)-(I+G)線の縦軸の切片は、投資の水準が大きいほど上方に位置する」について考えてみます。

yに(S+T)-(I+G)を置いてみます。
T と I と Gは、文中でT、I、Gという定数として与えられています。

 

 

この時点でSが Iの関数になっているか否かはわかりません。
文中には、 Y=C+S+T という式があるので、これを変形すると

 

となります。
CはC+c(Y-T)、TはTなので、

 

 

この「S=~~」を、上の式(1)に当てはめてあげるとこう(↓)なります。

 

 

全部書くと長くなるのではしょってしまいましたが、この式の「(1-c)」が y=ax+b の「 a 」に相当し、「-I+(~~~)」が「 b 」に相当します。
投資の水準、すなわち Iが大きくなるほど、b が小さくなることがわかりますか?
つまり、この選択肢は誤りです。

ちなみに、この a が乗数と言われる物体ですね。

 

ここでは式を丁寧に書いていきましたが、慣れてくると式(1)を作った後はアタマの中でこなせます。
少なくとも、Sが Iの関数になっていないことが判明した時点でエンピツは止めていいですよね。

難問に悩むくらいなら、コツコツと均衡式をやっつけてみてはどうでしょうか?

 

 

■ マンデルフレミング
経済学を勉強した人で、何がわからないかと聞いて、マンデルフレミングを挙げる人は多いと思います。
なんというか、すごく印象に残るんですよね。
わけのわかんなさが

ぼくは、診断士の勉強を始める1年半前に、証券アナリストの1次対策で経済学を勉強しました。
診断士の1次と違って合計点での合格というのが無いので、全科目で合格点をクリアしなければならず、経済学も必死に勉強した覚えがあります。

しかし、1年半経つと、先日のこぐまが先日の記事で冒頭に書いたごとく、多くの論点はまるまる忘れてしまっていました。ものの見事に。Gone with the wind。
ただ、マンデルフレミングという呪文と、ヤツに苦戦したという記憶だけは、なぜかクッキリと頭に残っています。

道場の過去記事の中には、表を覚えてしまおう!という紹介がありました。

理解する必要がないというとその通りかもしれません。
が、資本移動のアリ・ナシ、固定相場・変動相場、金融政策・財政政策を並べるときにどっちが右だ?上だ?なんて所まで覚えるのもなかなかタイヘンです。

 

というわけで、ぼくは理屈を思い出すためのポイントとして下の3点を覚えました。

 

①資本移動が完全の場合でもゼロの場合でも、最後は通貨高/安(為替固定の場合は通貨高/安の圧力)からIS/LM曲線のシフトへの共通ルート。

②資本移動完全の場合であれば、資本移動が起こる要因は何かを考える。(→金利)

③資本移動ゼロの場合には、通貨高/安(為替固定の 以下略)の要因を考える。(→経常収支の赤字化/黒字化による信用リスクの変動)

 

この3点を覚えることで、↓のチャートを辿れるようになりました。
このチャートは自作なので、ところどころ正しくないロジックがあるかもしれません。。。

 

 

平成22年、23年と続けて結論だけではなく経過が問われる出題が続いています。
つまり、表のマル暗記だけでは対応しきれなくなっているわけです。

もちろん試験当日であれば惜しみなく捨てる覚悟も必要ですが、今の時点で捨てるのはちょっともったいない。

政策からその結論までを全て覚えるのではなく、いくつかの分岐点を設定してあげると、途中の経路はIS曲線やLM曲線のシフト要因などすでに覚えている要素ばかりです。

 

ついでにBP曲線の補足。
↓のグラフに示していますが、右上がりBP曲線の右下がBP赤字、左上がBP黒字です。

 

 

こんなもんでいかがでしょうか。

 

 

 

■ 無差別曲線(オマケ)
無差別曲線についてネタを整理していたんですが、こぐまが丁寧な記事を上げてくれたので、オマケだけアッサリと。
先の記事でスッキリ理解できている方は、混乱のモトになりかねないので、読まずとも結構です

①無差別曲線の根幹には、「選好」という概念があります。
平たく言えば「どっちがスキか」です。
Aという財とBという財を同じくらいスキだ、というときに(スキ度が同じ→AとBを差別しない→)「AとBは無差別」といいます。

 

②右上がりの無差別曲線もあることはある。
比較する財の一方が単調整を示さない(例えばキライなもの)場合には、無差別曲線は右上がりになります。
たとえば科目は変わりますが財務会計ファイナンス分野の「リターン」と「リスク」がいい例です。

これが右下がりだと、「リスクが増えるのにリターンが減るなんて」という状況ですね。
ただ、経済学の範囲で通常出題されるのは、間違いなく右下がりの無差別曲線です。

ちなみに、ある投資家のリスク・リターンに関する無差別曲線が、上に凸であれば「リスク選好的」、下に凸であれば「リスク回避的」であるということがわかります。

 

③交わる・・・だと?
一人の消費者の無差別曲線は交わりません。絶対に
複数の消費者が登場すると、交わることがあります。

 

 

■ 最後に
ぼくは、以前にも書きましたが、経済学が得意ではなかったです。
テキストや、問題集の解説を読んでいてもなかなか腑落ちしない期間がありました。
ただ、最初のうちは少なかった得意論点が、時を経るごとに増えていったのを良く覚えています。
収益逓増型で

今回採り上げた2つの論点ですが、共通するのは暗記のボリュームを減らすための工夫ということです。
オマケについては、例外を挙げてみました。
例外をキチンと例外として認識できれば、原理原則のイメージも固まるのではと思った次第です。

といったところでまとめ。
半分理解+半分暗記のハイブリッド型学習、取り入れてみませんか?

 

以上、を~でした。

 

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。

今週は金環日食あり、スカイツリー開業あり、何かと上を見上げることが多いですよね。

受験生のみなさんは、足元もしっかりと見つめながら現時点で自らが持っている力を見極め、8月4日・5日までにどんな状態になっているべきか、そのために今、何をすべきかをはっきりしておきたいですね。

さて、連日道場を賑わせている「怒7」も4科目目の経済学に入っています。
この科目は、2次試験との直接的な関連もなく以前は1次試験において完全な脇役でしたが、ここ2年間はアンドロメダの記事が示す通り難易度がぐっと上がり、すっかり主役級の存在感を示しています。
何と言っても、1次試験1日目1番目の科目。多くの受験生、特に初めて1次試験を受ける受験生にとって、経済学の「始め!」の合図の瞬間は緊張感マックスの状態になるはずです。
今日は来たるべき「その瞬間」についてお話したいと思います。

◆まずは最初の1マーク◆
「始め良ければ全て良し」という言葉があります。
経済学の試験が始まって、最初に取り組む問題を想定時間内に自信を持ってグリグリとマーク!これができれば、本試験独特の緊張感に包まれた会場の雰囲気に入り込むことができます。それは、その後2日間にわたる長丁場の1次試験の出来を大きく左右する要素ともなり得ます。
私は経済学をH22及びH23の2回受けましたが、ここで述べる「最初の1マーク」への対応がまさに合否に直結したと言っても過言ではないと今でも思っています。

まずはH22の体験談。ご存知の通り、この年の経済学は史上最凶の問題でした。
私は第1問から取りかかったのですが、緊張していたのか、慎重に対応しようとの意識が強かったのか、なかなかマークができずに時間が経過しました。
しばらく経ってから、第1問は後回しにする判断を下し、第2問、第3問・・・と見にいくけどどれもとっつきにくい感じ。
結局あきらめて、また第1問に戻り、意を決してマークした時には試験開始からすでに5分くらいが経っていました。この時に感じた「時間をかけた挙句、自信をもった解答ができていない」という感覚は今でも鮮明に覚えています。
その後に着手する問題もことごとく難しく感じ、確信のないマークが続く。時間の経過とともに焦り、その焦りが更なる焦りを呼ぶ。「こんなはずじゃ。。。」と思いつつ湧き出る脂汗。顔面から血の気が引き、指先に生まれてこの方感じたことのない痺れを感じる。
そして残り3分。まだマークしていない問題が7つもあるではないか!
そこからはさらに冷静さを失い、設問や選択肢を読めば読むほど訳が分からなくなる。残り数秒で残っていた4マーク、全部「ウ」を塗りつぶす。当然全部適当。
そんなこんなで初めての経済学が終了。とんでもない洗礼を受けた精神的ダメージはあまりにも大きく、得意なはずの財務にも影響を及ぼした。出鼻をボキボキッとくじかれたH22は、そのまま失意のうちに敗戦となりました。

そして1年後のH23。3科目受験となった2回目の1次試験。前回の記事でご紹介した解答プロセスに沿って、全問ざっと目を通して各設問の難易度判定から解答順を決めていく作業を半ば機械的に行いました。
その結果、◎をつけた第15問「逆選択」の問題から着手し、2分以内に自信を持ってマーク。上々のスタートをきれたことでスッと肩の力が抜け、○を付けた設問から順次冷静に解き続けることができました。
これにより経済学はもとより、続く財務にも精神的な余裕を持って対峙でき、1次突破への階段を一歩一歩登っていくイメージを描きながら試験を楽しむことができました。

H22の敗北とH23の勝利その明暗は経済学の「始めの一歩」で決まったと言っても決して大袈裟ではないと思います。

◆GDPとGNP◆
ところでH23の第1問はマクロ経済の基本中の基本、GDPとGNPの関係式の穴埋め問題。しかしながら、TACのデータリサーチによるとこの問題はCランク、つまり正答率が40~60%に留まった。実はこれにはからくりがあり、一般的なテキストに掲載されている関係式が

GNP = GDP + 海外からの所得 – 海外への所得
あるいは
GNP = GDP + 海外からの要素所得受取 – 海外への要素所得支払

となっていることが多いのに対して、この問題は

GDP = GNP + □

と入れ替えているところにあります。
これにより、これらの関係を理屈で理解するのではなく、単に関係式を棒暗記していた受験生がわなに引っ掛かってしまったため正答率が伸びなかったと考えられます。
一概には言えませんが、診断士1次試験において各科目の第1問というのは一見簡単そうに見えるけれども実はひねった問題だったり、時間を取るような問題を置くことが往々にしてあります。過去問を見ていても、これはもはや出題者の常套手段ですので、安易に第1問に飛びつかず、全体を俯瞰・把握した上で敢えて他の設問から解答する、というルールを決めてもいいくらいだと思います。

因みに、GDPとGNPの関係は図解するとこのようになります。

Aは日本人が日本で稼いだ所得
Bは外国人が日本で稼いだ所得(海外への所得)
Cは日本人が海外で稼いだ所得(海外からの所得)
Dは外国人が海外で稼いだ所得
であり赤枠で囲んだ部分がGDP緑枠で囲んだ部分がGNPです。

ここで、GDPおよびGNPはそれぞれ
GDP = A + B — (a)
GNP = A + C — (b)

(b)をAについて解き、(a)に代入すると、

GDP = GNP + B – C
つまり
GDP = GNP + 海外への所得 – 海外からの所得

このように理解しておけば、変化球が来てもササッと図を書いてクリーンヒットすることが出来ますよね!

◆おまけ◆
今回は消費の理論に関する語呂合わせ。
三大仮説のうち、恒常所得仮説とライフサイクル仮説についてよく混同していたので、こんな風に覚えました。

恒常所得仮説は「フコウヘイ」
ライフサイクル仮説は「モライソウ」

若干力技ですが。。。
=====

それでは、今日はここまで。

Ciao!
By うちあーの

 

 

 

こんにちは。wackyです。

いよいよ怒涛の7週間ですね。この7週間を乗り切ればゴールは目の前。頭によぎる不安を振り払うべく必死に勉強頑張ってください。

さて怒涛の7週間ですが、自分が受験生時代だった2年前を振り返ると、「こんなに勉強したのは人生で初めて」と思うほど本当によく勉強したと思います。当時は、とにかくやることが多くて…といった部分もありましたが、「ここを乗り切ればゴールが見える」と自分を奮い立たせながら頑張ったものです。

頑張ったとは言ったものの、「何か自分が特別なことをやっている」という意識はありませんでした。特別も何も、「これをやるのが当たり前だ」と思っていました。おそらくみなさんも同じなのではないでしょうか? 努力することを「当たり前」と思う気持ちが非常に大事だと思います。

 

それでは本題に入ります。TACのカリキュラムでは、財務・会計の答練が終わり今週は運営管理の答練がある頃ですね。そろそろ息切れしていたりしませんか?

今回は怒涛の7週間の乗り切り方などを、私の経験や過去の記事の引用を基に説明したいと思います。

 

1.答練期間中のスケジュール

この「怒涛の7週間」では毎週答練があるので、準備期間は正味1週間しかないわけです。この1週間をどのように過ごすかは本当に大事。みなさんはちゃんとスケジュール立てて行動していますよね?

 

私の場合はこうでした。(※答練は日曜に受ける前提)

日曜:答練受講~結果の分析
月曜~水曜:基礎知識の復活(スピ問等)
木曜:薄れている領域をテキストで確認
金曜~土曜:過去問5年分
日曜:答練受講~結果の分析

 

とにかく1週間しかないので、その間に基礎知識の復活と過去問を使った応用力の養成をやらなければならない。そうすると1日単位でやることを明確にしておかないととてもじゃないけどやるべきことを終えられないまま答練当日を迎えてしまうことになります。だから1日単位そして、できれば時間単位でやるべきことを明確にしてどんどんこなしていきましょう。

 

2.答練期間にやることやらないこと

まずやること。当たり前ですが基礎知識の復活。ここがしっかりしていないと後が大変です。私の場合はスピード問題集をさっと流して知識を思い出すようにしていました。基本講義の時に、しゃぶりつくすほどスピード問題集をやっていたので、さっと流すだけであの時の苦労が昨日のことのようによみがえるわけです。スピード問題集の活用方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

 

そして基礎知識が復活したら今度は過去問にチャレンジ。過去問はスピ問と違いひねった問題も多いです。この問題にとにかく慣れる事。どのように正解を導くのか、どの知識を使うのかこの訓練を積むことで過去問レベルの問題も解けるようになっていきます。そして基礎知識が不安な領域はテキストを辞書代わりに改めて整理すること。

 

次にやってはいけないこと。それは終わった答練の復習。意外かもしれませんがこれは結構大事だと思います。答練の結果が思わしくなかった時ほど、じっくりと復習したい気持ちがうまれるかもしれませんが、残念ながらそんな時間はないです。先にも書いた通り次の科目の対策でも時間が足りないのに復習に時間を使ってしまったらなおさらです。

復習は不要ですが答練の結果の分析は絶対に必要。答練が終わった日くらいゆっくりしたいかもしれません。疲れがピークかもしれません。でも敢えて当日中に分析しておくことで復習に匹敵する効果があります。

私は、結果の分析としてミスノートを作成しておきました。以前も掲載しましたが再度掲載します。

 

 

自分が間違えた問題の領域、誤答した理由、自分がわかる/わからないと判断した結果など。これらの情報を整理して残しておきます。この情報が役に立つのは完成答練後模試の前、そして本番直前です。自分が自信を持って解答し正解した問題はおそらく大丈夫です。でも自分が自信がなかったり、間違った問題はどこかで修正しないと次回も同じ結果となってしまいます。模試を含めた超・直前期はこういった自分の弱点つぶしが主な作業になるので、答練結果の分析が必ず役に立ちます。弱点つぶしを行う中で改めて復習すればよいのです。だから答練期間中は復習は不要。終わったらさっとまとめて、次の科目に目を向けましょう。

 

3.目標設定

以前こちらの記事にも書きましたが、本番の目標設定はどの科目も70点とおいてほしいものです。ということは、答練の目標設定も70点を目指してください。あともう一つ。自分の得意科目と苦手科目ははっきりと意識してみて下さい。得意科目は好成績を収めることができるか、苦手科目は確実に40点、できるだけ60点に近い点を取れるか。このあたりの自己分析ができていないと、本番の得点シミュレーションの精度が下がってしまいます。是非自分の実力を正確に測れるように意識してみてください。

 

4.最後に

冒頭に努力することを「当たり前」に思うと書きました。メジャーリーガーとして安定的に活躍するかのイチローのすごいところは、努力することを当たり前のように実行しそしてそれを継続することだと思います。努力は目標とする成果をあげるために必要なことだから当たり前のようにやる。言うは易しですが…というのは皆さんもわかるはず。

イチローのように…とはいいませんが、せめてあと2か月ちょっとは努力をしてみませんか?そうすればきっと成果が出るはずです。

 

by wacky

こんにちは。こぐまです。

まず、念のために。

1次試験の申込受付は6月4日(月)までです。
絶対にお忘れなく!
特に郵送で試験案内を請求される方請求は5月28日(月)必着です。遠隔地の方はご注意ください
詳しくはこちらをお読みください。

 

さて今週は経済ウィーク。
経済は、財務・会計と似ているところがあって、しばらく離れてしまうと途端に解けなくなってしまう科目です。
理解したつもりなのに・・・という現象が起こりやすいですね。

しかしここまで来ると、この完成答練期の1週間以外に集中して取り組める時期はもうありません。

目安としては、この時期に平成19年度23年度の本試験問題を60点以上完成答練で70点以上を取れる実力をつけておけば、完成答練終了~模試までの1週間、模試~本試験の1ヶ月間の学習方法を工夫すること(←これはいずれまた)で、模試や本試験をクリアできるだけの力を保持することができると思います。

過去の多くの記事にもあるように、各理論の結果を覚えつつも、そこに至るプロセスを理屈で理解することなしには得点獲得力の確実性を高めることはできません。

上記に示した2つの過去問は、そのことを示す問題が揃っていますので、比較的難易度の低かった、平成20年度と21年度の問題を消化した上で取り組んでみるとよいと思います。

 

◆消費者行動の基本論点◆

ミクロ経済の入り口である「消費者行動」で登場する理論や論点は、結構、知ってるつもり、わかっているつもりでいても、ちょっと応用されると対応が難しい問題が出ることがあります。
改めて、それぞれの意味を理屈で理解しておきましょう。

大前提として「個人は予算の制約のもとで効用を最大化する存在」であると仮定し、経済学の性質上、2つの財・サービスを消費する消費者(家計)をモデル化することで原理を単純化しています。

「効用」を一般的な言葉にすると、「満足度」といったところでしょうか。

 

予算線と無差別曲線

(出典: Wikipedia)

◆予算線◆

上記のとおり、消費する財・サービスは2種類のみ、財の価格は所与であること(プライステーカー)を仮定しています。

財をX1とX2(りんごとみかんでもいいです)、家計所得(=予算)は一定とすると、横軸X1の消費量、縦軸X2の消費量のグラフは右下がりの直線となります。
これが予算線(上図の赤線グラフ)で、傾きは「-ΔX1/ΔX2」(2財の価格比)です。

この理屈は簡単ですよね。
当然のことですが、この予算線より上は購入不可能な領域です。

 

◆無差別曲線◆

基本中の基本ですが、これが何を表しているものなのか、ご自分で説明できるでしょうか?
いかにも経済学的用語で日本語としてどうかと思いますが、学問でそう決まっているのでしょうがない。
ミクロ経済の中で非常に重要な基本論点です。

無差別曲線とは、家計が同じ効用(満足度)を得られるX1財とX2財の消費量の組み合わせ(消費点)をプロットしたものですね。
同じことを繰り返しますが、同じ無差別曲線上にあるどの点においても家計にとって同じ効用水準を得られる消費点の集合、要は「どこでもいい」ということです。

効用水準(満足度)は何で決まるのか?
経済学では、財の消費量が多いほど、また2財の消費バランスがとれているほど、効用が高いと仮定しています。

同一線上にある限り、効用水準は同じなので、効用「無差別」ということなのでしょうかね。

無差別曲線の性質は次の4つです。重要です。

①右下がりの曲線
②原点に対して凸型
③原点から遠い無差別曲線ほど効用水準が高い
④個々の無差別曲線は交わらない

これらの性質・特徴については、感覚的な理解でも十分だと思いますので、ややこしい計算式で考えるより、なぜそのような形を描くのかを理解しておきたいです。

それが本番での現場対応力をアップさせる力になります。

X2財の消費を減らしたら、効用水準を維持するためにX1財の消費を増やす必要があるので、自然に右下がりとなります。
消費者行動としてこれは当然かと。

②上記①から、X1財(たとえばりんご)の消費が増えるほど、もう一方のX2財(みかん)の消費が減りますね。
感覚的に考えても、同じものに偏って消費するのは飽きがきます

ですから、りんごの消費が増えて行くにつれ、代替財であるみかんの消費の減り方が緩やかになり、効用水準を同じに保とうとするわけです。

要は、りんごばかり食べるより、少しはみかんも食べたいよね、ということを表しているのですね。

その結果、無差別曲線は右下がりの性質に加え、形状として原点に向かって凸の形をとることとなります。

これは「限界代替率逓減の法則」という、これまたわかりにくい日本語の法則が関わっています(後述)。

③これは前提としている、「財の消費量が多いほど効用が高い」ということそのままで、無差別曲線は無数に存在します。

そして、原点から遠い無差別曲線ほど2財の消費量は多くなります。
つまり、無差別曲線がグラフの右上にあるほど効用が高いということです。

④仮に効用水準が10と20の2つの無差別曲線を考えてみます(ここでいう10、20は数学的な数値ではないです)。

もしこれらが交わったとしたら、交点においては同じ数のりんごとみかんの消費の組み合わせであるにもかかわらず、異なる効用を与えるということになり、矛盾を起こしてしまいます。

 

◆限界代替率◆

どこかでも出てきた「限界」。直観的にわかりにくい言葉ですね。
英語ではmarginalで、りんごを1個(単位)減らした時に、代替財であるみかんを何個(単位)増やせば同じ効用が維持できるのか、を表す比率です。

グラフでいえば、無差別曲線のある一点における接線の傾きです(数学的には無差別曲線を微分したもの)。

上記②のとおり、無差別曲線は限界代替率が逓減することにより、原点に対して凸型の形状を示すこととなります。

 

◆最適消費点◆

消費者の効用(満足度)が最大になる2財の組み合わせの一点を「最適消費点」といいます。

・右上にある無差別曲線ほど効用が高い。
・消費者は、所得(予算)の範囲でしか消費できない。

という条件を考えれば、最適消費点はどこか、自ずと答えは出てきます。

上図の、予算線と無差別曲線の接点であるX*です。

 

◆代替効果と所得効果◆

これは多くを語る必要もない、定番中の定番論点。
この記事も参考にしてください。

ただ、この応用論点として、「労働供給曲線(バックワード・ベンディング)」と「異時点間の消費」があります。
過去問は、前者が平成18年第12問20年第18問、後者が平成19年第16問22年第2問(設問2)です。

いずれも難問の部類に入り、後回しにすべき問題だろうと考えます

そもそもこのモデルは、2つの財の消費を前提としたものです。

上記の2論点も、財ではないにしろ、所得と労働時間消費と余暇(時間)現在の消費と将来の消費など、2つの要素を財に見立てて関連付けたものであり、診断士試験の範囲における消費者行動の最深論点ともいえます。

逆に言えば、上記に述べた基本論点を丸ごとすべて積み上げたような応用論点であり、一度は解いておいてはいかがでしょうか?

最深の論点をときほぐし分解することで、逆に基本論点が身に染みるように理解できるのではないかと思います。

無責任なことを言ってしまいますが、過去の出題傾向から見ても、今年はどちらかの論点が出題されそうな気がしています。
でも、キリがないのでこの応用論点を完璧に解けるようにしておく必要はないです(もっと基本的な論点を優先すること)。

ただ、上記に挙げた過去問を、消費者行動の基本論点を身に付ける 「材料」としてみてはどうでしょうか、ということですので、誤解なきよう。

 

◆最後に◆

経済もやはりスピ問が良問揃いで、これを完璧にやっておけば本試験も十分な点数が取れるのではないかと思います。

私は、受験校の経済学の講義と教材が非常に良かったため、(また時間もなく)この科目についてはスピ問はやりませんでしたが、立ち読みした感じでは、やはり優れモノですね。

by こぐま

【経済】データでみる経済学

こんにちは。アンドロメダです。

怒涛の7週間シリーズもすでに4週目に入りました。去年の今頃を思い浮かべてみると、色々な科目をチャンポンしすぎて「もう7科目で1科目なんじゃないか??」というくらい頭の中でごちゃごちゃになっていました。
この7週間でしっかり橋げたを構築し、最後の1ヵ月は橋げたの修復だけで済むようにピッチを上げていきましょう!!

1.データ分析


大方の予想では、得点調整が入るほどH22が難化したため、H23は易化すると思われていました。事実私もそう思っていました。しかし、その期待はあっさり裏切られることになります。結果として、平均点の順位は7科目中6位(最下位は中小)で、決して易しい科目ではありませんでした。

科目合格率(1次試験合格者を除く)が8.6%というのは、超難化したH22の6.1%と比較しても決して高くなったとは言えないのではないでしょうか。

次に(それを踏まえて)、ランク別の傾向を見てみましょう。
※ H23のデータは入手できておりませんが、結論は変わりません。

合格率から鑑みてH23は、H22ほどではないにしろそれに準ずる結果であったと思われます。
しかし、H22からの傾向が続いているとしても、だいたいA,Bランクの問題が30~40%出題されています。それを確実に確保すれば足切りは回避できるレベルであると推測されます。後はCランクの問題を50%取れれば、おのずと50点以上が見えてきます。
そう考えると、やはり如何に基本が大事かということが痛いほど分かりますよね。

次は、領域ごとのランク別傾向です。

財政(その他)では一般的な知識で解ける問題も多いと思いますが、私の経験から言うと「そこまで出すのか??」という問題もあると思います。(H23の地方税の問題とかがそうだと思っています。)なので、とてもではないですが全部の領域を押さえるのは不可能だとして、最低限過去問や答練・模試で問われている論点くらいはキッチリ復習して押さえておきたいところです。
また、ミクロもマクロも難易度には大差ありません。全領域をまんべんなく押さえるのがセオリーではないでしょうか。マクロに関する例としては、何がどうなってIS-LM曲線がシフトしていくのか等、理屈(数式)からしっかり押さえていけばある程度は対応できるレベルだと思います。
最終的に、理屈を押さえるのが厳しい方もいらっしゃると思うので、その場合は暗記になりますが、この時期に暗記に走るのはまだ早いと思います。本番での対応力を向上させるためにも、最後まで粘ってみてもいいのでは??

最後はご自身の戦略によりますが・・・

最後に、領域別出題数の割合です。

ミクロとマクロがほぼ同数で出題されています。H23のデータは入手できていませんが、H23のデータ如何によらず受験生がやることは、毎年ほぼ変わりないと思っています。

2.今年の難易度は?
2年続けて科目合格率が10%を切っています。この傾向が2年続いてしまったため、科目合格率が10%弱で推移していくのではないかと、個人的には思っています。ただ、以前出しつくされた議論ではありますが、今年の試験がどうなるかは関係者しか分かりません。ですので、「今年の難易度を予想する」という行為は受験生が考えてもムダと言っても過言ではないでしょう。

少なくとも、H23年の試験で50点~60点を確保できるレベルには高めておきたいところです。

ちなみに私はH23の試験で60点オーバーでした。やはり基本(=橋げた)をしっかりモノにすることで、今後続くであろう高難易度の試験でも足切りは回避できると考えます。

各論点に関しては、過去記事やあす以降の執筆陣の記事を参考にしていただくとして、データから分かることをつらづらと書いてみました。

 

by アンドロメダ

知識を知らずに損することはあるが、
知ってて損することはない。

 

こんにちは、ふうじんです。努力が必ず報われる(=合格)とは限らないこの試験、自主的に撤退判断する好機は以下4回。

①基本講義期間中  (講義に追いつけない)
「財務・会計」完成答練直後 (記憶が思い出せない)
③1次本試験受験直前 (どうも合格しそうにない)
④1次本試験中 (やはりダメだから途中で帰る)

今日の②自力で乗り越えていただくとして、③④に関しこの資料の数字をグラフ化すると以下。

診断士1次とその直前1ヶ月とは、合格者の自慢話から思い浮かべるほど生易しいものじゃないことは、

1次試験申込者の1/4が③当日会場に来ないか④途中リタイア

している事実から明白。従い②「財務・会計」完成答練を終えた時点で撤退することは、極めて妥当かつ胸を張れる判断。でも、

知識→点数への変換訓練をする「完成答練期」は、
「知識の収穫逓増期(※)

診断士試験の合否は一旦ヨコに置き、8/4(土)を目指し無心に学習継続することは、知識を培う意味で大いに意義あり。

※「知識の収穫逓減期」がいつのことを指すかはまだ内緒。
.

■過去記事勝手にベスト3■

前置きはさておき。「運営」はしっかり勉強してきっちり得点。
つまり努力と得点が比例する科目。 

【1位】
店舗管理は数少ない「楽しみながら解ける」論点。
ここは楽しくテンポよく。
【運営】店舗はテンポよく

【2位】
一見苦手な論点ほど、突き詰めて理解すると得点荒稼ぎ。
【運営】発注方式総まとめ! 

【3位】
「生産管理」は素人であればあるほど高得点。
運営管理:工場を持たない会社に勤める人のために。

【番外】
自薦なので番外。GMROIは必ず満点狙い。
パタ解き~GMROIを解く魔法の箱
運営管理で高得点:その②GMROI・基準在庫高で差をつける!

 

■過去記事論点整理■

では本題。体系的・合理性では「財務」に肩を並べる「運営」。過去記事もキレイに正規分布してるから、記憶を素早く蘇生し得点UP。

 1-1 生産管理概論

【運営管理】生産管理のキホン
理解で攻略!運営管理
【運営】おもしろすぎる運営管理!
運営管理もやっぱり理解が大事!
運営管理:工場を持たない会社に勤める人のために。

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1-2 生産のプランニング

改善力の向上(運営管理)
【運営】発注方式総まとめ!
運営管理を捨てる勇気 (EOQ)
運営管理:合否を分ける「設計・調達」

.

1-3 生産のオペレーション(IE)

【運営管理】 広く広く広く
【運営管理】データで見る運営管理 
運営管理:「IE」は狙い目?捨て?

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1-4 生産情報システム

【運営】2つの視点で運営管理が見えてくる

.

2-1 店舗・商業集積

取り組みやすいのは店舗管理だけど…
【運営】皿回し・飽きない工夫で・手を抜かず

.

2-2 店舗施設

【運営】最終チェック
店舗管理は店主になりきる!
運営管理で高得点するポイント:その①店舗管理の用語を攻略!

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3 商品仕入・販売

パタ解き~GMROIを解く魔法の箱
運営管理で高得点:その②GMROI・基準在庫高で差をつける!

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4 物流・輸配送管理

該当記事なし

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5 販売流通情報システム

 【運営管理】2次試験でも使いそうな3文字英語
運営管理:学習の費用対効果が高い「販売流通情報システム」

.

 □得点UP・解答テクニック□

【運営】データ分析で傾向を知る 
超超直前スペシャルウィーク:運営管理
運営管理:まとめ+α
運営管理:データによる傾向と対策

.

■おまけ:「運営管理」で高得点トレーニング■

この先は余談。上記で確認した通り、「運営管理」は貯金の源泉。で、貯金ついでにさらに考えを巡らせるのも一手。まず次の文章を一読。

科目設置の目的
 中小企業の経営において、工場や店舗における生産や販売に係る運営管理は大きな位置を占めており、また、近年の情報通信技術の進展により情報システムを活用した効率的な事業運営に係るコンサルティングニーズも高まっている。
このため、生産に関わるオペレーションの管理小売業・卸売業・サービス業のオペレーションの管理に関する全般的な知識について、以下の内容を中心に判定する。

 

□解説□

「運営管理」をごく大まかに眺めると、

製造業のコストダウン小売業の売上UPという異なる取り組みが、
オペレーション・マネジメント(プロセス管理)という名目で一括り。

そして「製造現場を知らない素人でも、製造業の経営診断が可能になるよう育成」することが科目設置の目的と仮定すると、

この科目では毎年、基本的な知識が大事な順に出題

されていることの説明がつく。つまりこの科目は常に「広く浅く」、言い直すと「全般的な知識」を「効率的に」学習すると必ず高得点(但し例外注意)

.

□高得点トレーニングの期待効果□

次に「知識→得点変換効率」の観点で、「店舗」より「生産管理」に注目。繰り返すけど、生産管理のキホン は効率化とコストダウン。

「プロセス管理によるコストダウン」を試験学習に応用すると、
学習コストの低下→同じ点を取るのに必要な学習時間の減

という理屈。そういえば当ブログが基本講義時に口酸っぱく

養成答練は、高得点目指す
問題集は、繰り返し 素早く解く

と説いてきた理屈が、

①学習コストが低下↓した(学習効率↑)状態で、
②他人並み以上の学習量を投入↑すると、
③この試験の短期卒業に必要な実力にいち早く到達可能↑

であると言われると何やらそれっぽい。完成答練70点(上位5%)がその標準ペース。でも今仮に遅れていても、ここに気づけばあと2ヵ月半で十分挽回可能

.

■今日のまとめ■

・完成答練期は収穫逓増。「財務」今一つでも気を新たに「運営」へ。
・「生産管理」は、苦手論点ほど時間使って得点荒稼ぎ論点に。
・「店舗管理」は、テンポ良く解く。
・「運営」高得点を通じ学習効率を上げる。するとスト合格が射程内。

byふうじん

 

こんにちは&こんばんは、ひめです

一発合格道場の執筆陣から連日「怒涛の7週間」の声が続いてますね
T○Cストレート生の受講カリキュラムでは、GW以降は毎週、答練(本番形式のテスト)が続きます。7週間で7科目を1回転させるというスケジュールですので、結構しんどい!

現在、このブログではそのT○Cカリキュラムに合わせた形で(答練よりも少し早めに)、毎週1つの科目について1次対策・勉強法をお届けしてます。

さてさて。
・・・ストレート生の皆さま、そろそろお疲れじゃないですか?
2次に専念して勉強されている方にとっては最近の道場の記事は退屈?

今日は2次試験にも使えそうなネタをちょっとゆるめに書いてみますので、少しリラックスしてお読みくださいませ。

運営管理

うちあーのが分析したとおり、運営管理は7科目のうちでは比較的点数を貯金しやすい科目。もちろん過去の傾向なので今年どうなるかは不明
馴染みのない人にとっては、キテレツな3文字英語がたくさん出てくるので「運営管理はわけがわからん!」という印象を持っている人もいそう。

3文字英語の意味、それぞれ説明できそう?

私にとって運営管理は「なんとなく答練の点数はいいけど、いまいちよく分ってないかも・・・」という印象でした。

なぜそう感じるのかを考えてみると、やたら出てくる3文字英語のそれぞれの意味を自分の言葉で説明できないからかも、と気づきました。

 

3文字英語は、JISの定義を丸暗記するより、
・どういう問題がある時に活用して
・どういう期待効果が得られるのか
・自分の言葉を使って説明できるか
という視点で見直しをしてみることで、理解が深まったように思います。苦手意識のある方はお試しのほど

 

【2次試験でも使いそうな3文字英語】
以下、2次試験でも出てきそうなキーワードを並べてみました。実は、私の2次試験のファイナルペーパーの一部です(一部修正)。ふーんと眺めていただければ

●SFA(sales force automation) 
意味:営業支援のために使うシステム。またはそのシステムを使い企業の営業活動を効率化すること(WEB検索から要約)
<例えばこんな時に活用>
問題点:製造余力を無視したムリな受注をしている。残業も発生。
改善策:SFAで生産余力を把握して交渉→残業解消。営業力も↑

 

●POP(Point Of Production)
意味:生産時点情報管理。生産活動において発生する情報を、その発生場所(機械、作業者、ジョブ)で即時に収集し必要な指示(情報)を提供する情報管理システム(JISより)
<例えばこんな時に活用>
問題点:変更履歴が製造と情報共有できていない
改善策:POPで生産情報を一元化して生産性↑

 

●CAD(Computer-Aided Design)
意味:製品の形状その他の属性データからなるモデルをコンピューターの内部に作成し、解析・処理することによって進める設計(JISより)
<例えばこんな時に活用>
問題点:受注の度に1から設計をしているので非効率
改善策:CADでデータで設計パターンを蓄積・共有して効率化

 

●MRP(Material Requirement Planning)
意味:生産計画情報、部品校正表情報および在庫情報に基づいて、資材の必要量と時期を求める生産管理体系(JISより)
<例えばこんな時に活用>
問題点:生産計画と実売が乖離していて在庫過多
改善策:MRPで所要量を把握して在庫過多・過少を解消

 

●ABC分析
意味:「重点分析」とも呼ばれる。在庫の資産としての価値などの評価(重要度)別にプライオリティをつけて管理していく、原材料や製品の管理手法の1つ。(WEB検索から要約)
<例えばこんな時に活用>
問題点:資材調達管理ができてない
改善点:ABC分析で原料を重点管理することで発注ミスを防ぐ
※同じABCでも活動基準原価計算(Activity Based Costing)とは全く別物なので注意

 

●EDI(Electronic Data Interchange)
意味:商取引に関する情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的にデータ交換する仕組み。
<例えばこんな時に活用>
問題点:顧客・外注との受発注が非効率
改善策:EDIで簡素化して効率性↑

 

●SCM(Supply Chain Management)

意味:資材調達から製造、流通、販売(消費)に至る、物又はサービスの供給連鎖をネットワークで結び、販売情報、需要情報、などを部門間又は企業間でリアルタイムで共有することによって、ビジネスプロセスの全体最適を目指す戦略的な経営手法、もしくはそのための情報システム。(WEB検索から要約)
<例えばこんな時に活用>
問題点:部門間・各工場(拠点)でバラバラ
改善策:SCMで業務が全体最適化され生産性↑

ストレート生の方は、答練の直前にスマホからでも、ふーんと眺めてみてくださいませ。
2次専念の方&運営管理を科目合格の方は、自分の言葉にしてつぶやいて説明してみてくださいませ。

 

GWから飛ばしてきた方は、このあたりでちょっと息切れしてるかもしれませんが、気分転換もしながら走っていきましょうね!

by ひめ

●はじめに(私も申し込みを済ませました)
みなさんこんにちは、コニケンです。おとといのをーさんの記事の通り、1次試験申し込みが始まりましたね。何事も先延ばしにせず、まだの方はさっさと申込みを済ませて、いよいよやってくる本番に向けて気持ちを高めて行きましょう!ちなみに、私にとっては、おとといが今年度夏の実務補習の申込み開始日でした。
そう、もうみなさんご存じだと思いますが、2次試験合格後、3年以内に15日間の実務経験を積んで、初めて正式に「中小企業診断士」として登録されます。昨年、私にとって初めての実務補習は横浜にある小型スーパーでした。今週は「怒7・運営管理週間」ですが、この科目の後半に登場する「店舗管理」で学んだこと:商圏、売場レイアウト、陳列等がまさに直で活きました
最終的には、POPや売場レイアウトの改善案を具体的に提示し、社長さんへの提案が終わって一か月後、横浜に用があったついでに寄ってみたら、実際にレイアウトが変わっていたのです!
売場レイアウト設計の基本である、「顧客の店内の回遊性を高めて、購入機会を増加させること」に実際に繋がっていました。補習初日に視察したときに、ベビーカーを押しながら買い物している主婦の方が多かったのが、提案のきっかけの一つでもありました。提案したことが実際に受け入れられて、実際にアクションを取ってもらえたら、やっぱり嬉しいですよね!この夏、どのような企業に行くことになるのか、すでに楽しみしています
さて、店舗管理に絡めて、思わず導入が少し長くなってしまいましたが、今日の本題は、この科目の前半に登場する生産管理です。もちろん、この分野は2次試験の事例Ⅲにも大いに関わっていくので、ストレート合格を目指すのであれば、この怒7・完成答練の機会に論点を自分の中で整理して、確実に自分のものにしていきましょう。実際、私もこの科目に力を入れたことがストレート合格に繋がったと思っています
今日の記事は、早くも講義から4~5か月も経ってしまった今、生産管理の基本論点を改めて確認するのが目的です。これをベースにして、他の細かい論点まで深堀りして行ってみると良いと思います
●生産管理の定義
まずは、ここで定義を改めて確認してみましょう。生産管理とは、4M (Man,Material,Machine,Method)を駆使して、Q(品質)、C(原価)、D(数量および納期)を効果的・効率的に達成する活動です。

QCDについてもう少し補足すると、
Q:お客さまが要求する品質を作りこむこと
C:お客さまに対価を頂けないムダを排除すること
D:お客さまが要望する期日に、必要な数の商品をお届けすること
この基本を押さえた上で、「自分がもし現場にいたら、どのように改善していくか?」を意識しながら学習を進めてみると、学習自体もより楽しくなってくると思います。
●サイクルタイム生産
サイクルタイムは製品1個をつくるための時間、ピッチタイムとも言います。いきなりですが、こんな問題、みなさんパッと解けますか?

<問題>
以下の条件のとき、サイクルタイムを計算せよ
稼働時間:8時間
計画停止時間:45分
稼働率:90%
不良率:5%
必要数:1000個

(ヒント)
以下のステップで解いてみてください
1.一日に稼働できる時間を算出する
2.必要数を確保するべき生産数を算出する
3.サイクルタイムを算出する

そう、究極の姿は「稼働時間/必要数」になりますが、一般的には稼働率は決して100%ではありませんし、不良率も0%ではありません。つまり、必要数以上の生産が必須です。実際に現場では、上の究極の姿に少しでも近づけるために
「計画停止時間は本当に適正?稼働率をどうやったら上げられる?不良率をどのように下げられるか?不良の基準ははっきりしているか?」等を日々考えることになるでしょう!
●標準時間
IE(作業研究)-作業測定-時間研究の部分です。(みなさん、例の“こうどうかじ:講堂火事”、しっかりと頭の中で思い浮かべられますか?)ちなみに時間研究の定義は「作業を要素作業または単位作業に分割し、その分割した作業を遂行するのに要する時間を測定する手法」です。一方、標準時間は「標準の作業者が、標準条件のもとで、標準の努力によって作業を行うのに必要な時間」、つまり生産計画の大前提となる“あるべき時間”であり、遅れても早くても生産計画が崩れてしまいます。。

少し補足すると、
標準作業者⇒その仕事への熟練度と適性を持っている作業者
標準条件⇒決められた設備、治工具を用いて、定められた作業方法によって行うこと
標準努力⇒やる気を持っての作業の速さ。
上記の通り、標準時間の設定自体が目的ではなく、QCDの効率的な達成に向けて、あくまでそれを現場で活用していくことが目的であることをお忘れなく。
●余裕率
上に関連して、標準時間に占める余裕時間の割合が「余裕率」です。算出法が2つありましたよね?ここで改めておさらいしましょう

<外掛け法>
余裕率=余裕時間/正味時間
標準時間=正味時間×(1+余裕率)

<内掛け法>
余裕率=余裕時間/(余裕時間+正味時間)
標準時間=正味時間/(1-余裕率)

以下のような図をイメージしておけば間違えないでしょう

●生産性向上

ここで着目して頂きたいのは、生産性向上は生産高を増やすだけではありません。上の図を見てください。同じアウトプットを、少ない投入高で達成することももちろん「生産性向上」ですし、たとえ生産高が減った場合でも、生産性を高い水準で保っておく必要があります。あくまで、QCDの「D」に相当する、お客様が要求する数をアウトプットすることが重要なのです。必要以上に作ると、ただ在庫が増えるだけです。そのためにも、作業の平準化、標準作業化、管理の見える化、整流化が重要となります。
●平準化生産
ひとことで言うと、生産頻度を上げていくこと、つまりどの期間をとっても、同じ量が生産されることに近いです。もちろん、生産する製品の種類・段取り替えの頻度との兼ね合いはありますが、この体制を築いておけば、生産の変動時にも強いというメリットがあります。
対象となるのは、PQ分析(ここでおさらいしておきましょう)の左上にある「量産品」の製品群です。

現状実現できていない場合は、以下のようなステップを踏みます
まず月に1回生産⇒次に月2回生産⇒週に1回生産⇒週に2回生産⇒日別の生産
また、完成車メーカーでは、平準化生産を行うためにも、部品を納入している部品メーカーと生産計画をしっかりと共有した上で、お互い在庫を極力少なく保ちつつ、必要なものが必要なときに納入される体制を築いています。
●おまけ
最後におまけです。私が勤めている完成車メーカーでは(うちだけではありませんが)、こんなことをやっているという紹介です
車両順序時間確定生産:車両メインラインの各工程(車体溶接~車体塗装~車両組立等)が、車両の生産「順序」および「時間」を確定させた上で生産すること。当たり前のように思えるかもしれませんが、同じラインに複数車種(例えば5、6車種)流れている状態では、決して簡単なことではありません。
しかし、これを遵守することで、メインラインとして存在するムダを徹底的に排除し、各工程の効率を高めるとともに、完成直後の工程である車両輸送も効率的に行えます。自動車の生産に興味がある方は、様々な本が出されているので、学習したことの具体的事例として是非読んでみてください。
●おわりに
いかがでしょう?少しは生産管理の論点が見えてきたでしょうか?忘れていた方は、思い出してきたでしょうか??
最後にオススメとして、最近本屋でよく見かける、「ものづくり本」に目を通してみるのはいかがでしょう。一例が、「モノができる仕組み辞典」:成美堂出版です。
たとえ日頃の仕事が製造業とは無縁でも、工場の内部で起きていることが、実例としてイメージが膨らむと思います。テキストの内容を頭に入れることだけが学習ではありませんよね!もちろん、試験がひと段落したら、今後の診断業務のためにも、休日とかにご家族と工場見学をしてみるのもオススメです。
それでは、また情報システム週のときにお会いしましょう!
byコニケン
●参考文献
・日本能率協会マネジメントセンター「図解でわかる生産の実務・生産管理」加藤晴彦著
・日刊工業新聞社「実践「日産生産方式」キーワード25」日産自動車(株)編
・日刊工業新聞社「コストダウンの本」岡田貞夫著
・おもしろがり http://www.omoshirogari.com/glossary_H.htm
・実務に役立つ生産管理http://www.sk-seisan.com/seikeikaku/ske03_heijyunka.html

こんばんは。くれよんです。

私事ですが、今年度から震災復興に関わる仕事を担当するようになり、被災地に足を運ぶようになりました。震災から1年強が過ぎているのですが、やはりまだまだ復興には時間が必要だと感じます。

これだけの震災に巻き込まれてしまうと、勉強がしたくてもなかなかできなくなってしまった方もいるのではないかな、と思います。「健康と同じく、普段は当然と思っていることが実は幸せであることってあるよな~」と改めて思ったところです。

GWが終わり、少々気持ちが緩んだかも知れませんが、診断士の勉強に打ち込める今も、実は幸せな状況shine思って、心新たに頑張っていきましょうsign01

さて、今はちょうど完成答練に入ったころですね。養成答練については採点された答案がかえってきた頃でしょうか。
本日は、自分の答案についてのチェックのお話。
自分ではなかなか気付きづらいですが、心当たるケースであったら、ドキッとして、こっそり修正していきましょうcoldsweats01

◆危険度A
一番危険な兆候。それは、

「聞いていることにストレートに答えていない」こと。

これに当てはまる方、意外にも「優秀で切れる方」が多かったりもするんです。頭の回転が速くて途中のプロセスを飛ばしてしまうことで相手に会話をしている時には、受け答えの中でフォローできていることが多いのですが、2次試験のように一方通行の答案のやりとりにおいては、これが致命傷になってしまうのが恐ろしい。

多いパターンとしては以下の2つ。

①聞かれていることを勝手に解釈してしまっている。
②聞かれていることと答えていることの間に飛躍がある。

①は知識豊富なゆえに、別の可能性を考えずに一つの考えに飛びついてしまうパターン。いわゆる「キラキラ回答」になりがちなパターンです。②は頭の回転が速すぎて途中を飛ばしてしまっていて起こるパターン。「優秀なんだからいいじゃないか」と思うでしょうが、それは大きな間違い。診断士は、難しいことを相手(経営者)に対して分かりやすく話ができることが大事なスキル。自分勝手に突き進む診断士ではいくら優秀でもお客様からはノーサンキューと言われてしまいますよね。

対処としては、一番最初に行う「設問分析」のやり方にメスを入れるのをオススメ。具体的には個人個人で対処が異なるので一概に言いづらいですが、このパターンでは回答のフレーム作成が緩いことが多い印象があります。講師等と相談して、早急な対処が得策です。

 ◆危険度B
続いて、なかなか一歩突き抜けられない方に多い症状。それは、

「編集での失点」

多いパターンとしては以下の2つ。
①キーワードを崩してしまっている。
②点の取りやすいポイントにマス目を割いていない。

このパターンの危険なところは、「本人は模範解答とだいたい同じ」と思っているところ。実際は、0点ではなく、平均点程度は取れていることもあるものの、他の人に比べてリードが稼げないことが多い。

対処としては、書き始めてからではなく、“書き始める前に”このチェックをしてから書くようにすることをオススメ。書き始めてからだとどうしても「書くこと」に意識が集中して同じ失敗を繰り返しがち。例えば、ひめが提唱していた「ゆたかもチェック」に倣って、自分なりのチェックスタイルを構築しておくのも一つの手。このケースでも講師との対話はとっても重要。できれば採点した講師に点数をつけなかった理由を確認した上で対処をすると効果的なのは言うまでもなし。

さて、いかがでしたでしょうか?「な~んだ、大したことじゃないな」と思えていて、結果がついてきているのであれば順調な証。
ただし、ちょっと心当たりのあった方は早速次回の講義で講師を捕まえてみましょう

完成答練は大切な疑似本番の場。ひとつひとつの答練からどれだけの改善点を絞り出して、自分のプロセスに反映するかが勝負の分かれ道です。ご自分の答案を確認して、ぜひ対処をしてみて下さいねsign01

by くれよん

 

 

約1ヶ月ぶりのこんにちは お久しぶりです。を~です。

事情がありまして1ヶ月ほどお休みさせていただいていました。
その間に第2回道場セミナーも終わり、GWも終わってもう5月も半ば。

5月半ばといえば。そう!

明日(5月16日)から試験申し込みの受付が始まりますよ~
締切は6月4日

案内の入手方法は決めていますか?
協会を訪問して直接入手することが可能ならいいですが、郵送で請求する場合には5月28日協会必着ですからね。
お忘れのなきよう。

いくら一生懸命に勉強していても、試験を受けなければ合格可能性はゼロですから、受ける方は申し込みを忘れずに。
ちなみに去年は5月6日受付開始、5月31日締切でした。
ちょっとだけ後ろ倒しになったんですね。期間は短くなったけど。

7科目全て受ける方は単純に全て申し込むだけですが、1次試験突破を複数年で計画されている方は、受験科目の選択にもアタマを悩ませていることと思います。
後悔の無いよう、しっかりと判断してくださいね。

さて、3代目の今週のテーマは「怒涛の7週間シリーズ・運営管理」となっています。

過去の記事でも、運営管理は努力が得点に結びつき易い科目だと何度も述べられています。
昨日はうちあーのがデータを分析してくれました。

データ分析を見て、ソコソコ点数が取れそうな気がしてきましたか?

 
 
■ 運営管理とは・・・ちょっと確認 ■

運営管理の講義を受講したのは、年末年始を挟んだあたり。
5ヶ月も経つと全部忘れてる

運営管理ってどんな科目だったでしょうか。

大きくわけて「生産管理」と「店舗・販売管理」の分野に分かれていました。
それぞれ、製造業と販売業(卸売+小売)の日ごろのオペレーションがテーマですね。

生産管理で学ぶことは、

①管理手法の基本的な概念
②生産に必要な各種要素、生産計画立案に有効な切り口
③生産活動の評価・改善手法と、活動に制約を与える外部要因
④生産管理の為のツール(情報システム)

一方で店舗・販売管理は、

①店舗・商業施設とはどんなものか&関連法規
②店舗から下流の活動:販売活動
③店舗から上流の活動:仕入れ+在庫管理・物流
④流通に関する情報システム

ざっくりと括ると、こんな感じでしょうか。
(テキスト等とは括り方が異なるかもしれませんが、ぼくが過去問を見て勝手にまとめたものですので、大目に見てください)

テキストや問題集の目次を眺めていたり、大項目のさらに1段上の層で纏めるとどんなふうに括れるかなーと考えてみたりしていると、ある論点と他の論点との関連がなんとな~くイメージできたりします。

ぼくは行き詰ったときにボンヤリとこれをやって、勝手に「フィロゾフィー把握」と呼んでいました。

最初は「うっわ、メンドクサ」と思った論点も、それが何に繋がるのかわかったら捗るという経験をしたことは数知れず。
復習の最初にやってみるのも面白いかも知れませんよ。

 
 
■ 専門用語を抑えこもう ■

ぼくが勉強していて感じたこと。
とにかく専門用語が多い。
企業経営理論は正直いって何を聞かれてるか理解するのに一苦労でしたが、此方運営管理は専門用語の意味さえわかれば、問題文は日本語としては比較的平易。

店舗・販売分野ならとっつきやすいという意見は良く聞きますが、生産管理分野でも決して逃げ腰になる必要はありません。
抑えておくべきポイントとしては、

①用語は正確に
②モノの名前は画像イメージと共に
③アルファベット略語は元となる単語を

①では、たとえば昨日のうちあーのの「おまけ」に登場した「こうどうかじ」があります。
工程、動作、稼動、時間の頭文字を繋げたものですが、このうちの「時間」は正確には何か、言えますか?
「時間分析」か「時間研究」か、それとも「時間測定」か。
こういうのって作問しやすい所です。

②では、QC7つ道具や新QC7つ道具だったり、工作機械の名前だったり。
ググってみれば画像や動画がいっぱい見つかります。
平成23年の第6問で選択肢になった「ピニオンとラック」なんて(初めて見たけど)、画像を見たことあれば回転運動と往復運動の変換機構だとピンと来ます。
工作機械は動画を一回でも見ておけば、どんな事ができる機械なのか一発です。
技能オリンピックの動画や工作機械メーカーの製品紹介がオススメです

③は元の単語を覚えるのが目的ではありませんが、どんな内容なのか思い出しやすくなります。
簡単なところではIEを始めとしてCAD・CAM・CAEやVA・VE。
他にもいっぱいありますが、

MRP(Material Requirements Planning)
CIM(Computer Integrated Manufacturing)
PDPC(Process Decision Program Chart)
PERT(Program Evaluation and Review Technique)

なんかは関連する用語と合わせると、ぼんやりしていた論点がくっきりと理解できる・・・かもしれません。

 
 
■ オマケ ■

工程図の記号がなかなか覚えられませんでした。
ムリヤリ覚えたときはこんなイメージ。

 

少しでも参考になれば・・・

 
 
■ 最後に ■

ぼくが1次試験の勉強をしていたときには、5月というと運営管理の1巡め詰め込み真っ最中でした。
茨城まで電車でゴルフに行って(会社のコンペの幹事~前回BB~だったのでしかたなく)往復の車中でずっと勉強してたり。

運営管理ではとにかく専門用語に苦戦しました。
とはいえ 知ってれば勝ち
ドンピシャではなくても記憶に掠ってれば解ける問題も多いです。
勉強の効果を答練という形で可視化することはできませんでしたが、いくつかのヤマを乗り越えるととても面白い科目だと感じたのを覚えています。

「怒涛の7週間」と言っても自分に経験がないのでピンと来てないのですが、直前期への切り替えトリガーとして完成答練の重要性には異議なしです。
というわけで、他の執筆陣の切迫感と温度差があるかもしれないと思いつつも、このシリーズに乗ってみます。

冒頭にも書いていますが、受験申し込みはくれぐれもお忘れなく

以上、を~でした。
 

 

「成功者はその対価をすでに払った人で、失敗した人はその対価を後から払う人」

 

 

最近読んだ著書で心に残った言葉。この著書で「成功」とは「何かを成し遂げること」であり、「対価」とは「苦しみや絶望に打ち勝つこと」を指している。
こと診断士試験に限って言えば「成功」と「合格」はほぼ同義であり、その「対価」には時間労力、あるいは周囲(家族・恋人・同僚など)に対する犠牲も含まれるだろう。先でも後でも、どのみち払うのなら先に払っちゃおうぜ

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。

怒涛の7週間から始まった直前期。今こそしまずに対価の払うべき時です。苦しさを感じている方もいらっしゃるかと思いますが、がんばりましょうね!
その「怒7」も3週間目。企業経営理論、財務・会計に続き、今週は運営管理に入ります。

・運営管理だけを
・みっちり集中して
・完成答練というゴールを目指して
・自分で自分を追い込んで

取り組むことにより、得点獲得能力を高めていきましょう

初日の今日は例によって過去問データの分析を行い、その結果から「いかに運営管理で得点獲得能力を高めるか」、そのヒントを探っていきたいと思います。

 

◆データで見る運営管理◆
まず、TACデータリサーチをもとに過去5年間の本試験を科目別に難易度順に並べてみました。青いセルは平均点60点以上、赤いセルは平均点60点未満を表しています。(表をクリックすると拡大できます。後出のグラフも同じ)

~運営管理は安定的な貯金科目~

1週目で見た企業経営理論が中位安定(5年連続4位)に対して、運営管理は難易度の低い方から数えて2位か3位をキープ。しかもH23を除くと青いセル、つまり貯金科目となっています。H23の平均点は58.8点となり60点を割ってしまいましたが、それでも他の科目と比べて得点をしやすい科目と言えます。ご参考までに、過去7年間の運営管理の平均点と科目合格率の推移もまとめておきます。(科目合格率の算出に合格者は含まれず。H17年度は科目合格制度なし)

<ここでの気付き>
同じ論点が手を変え品を変え出題される運営管理は、過去の傾向が踏襲されれば貯金可能性の高い科目この怒7ではテキストレベルの基本論点をしっかり理解し、基本知識を覚えこむことが重要。

例えば、次の質問に自分の言葉で説明ができるか、チェックしてみてください。

・PQCDSMEとは?
・受注生産と見込生産、個別生産・ロット生産・連続生産の特徴は?
・需要予測にはどのようなものがあるか?
・発注方式にはどのようなものがあるか?そのメリット・デメリットは?
・IEの体系はどのようなものか?
・QC7つ道具とは?新QC7つ道具とは?
・売り場レイアウトはどのような点を考慮すべきか?
・GMROIとは?交差比率とは?
・カテゴリーマネジメントとは?
・一括物流とは?
・バーコードにはどのうようなものがあるか?
・POSのハード面およびソフト面のメリットは?

いずれも基本かつ頻出論点ですが、いざ説明せよと言われると結構難しいですよね。逆にサラッと説明できたものはかなり理解と知識が定着していて、貯金の源泉になるはずです。

では、お次に運営管理の年別難易度を分析。(元データはTAC過去問題集の正答率)

~半分以上はABランク~

H18以降は、ABランクが50%強~70%弱で推移しています。つまり60%以上の受験生が正解するレベルの問題を確実に獲っていくだけでほぼ合格ラインを確保できてしまう美味しい科目ということが言えます。さらにAB+Cランクで見ると軒並み80%前後まで到達しています。これは過去6年間は運営管理が紛れもない貯金科目であったことを証明しています。
ただし、H17はABランクがわずか約30%、AB+Cランクが60%弱と診断士1次試験史上でも有数の高難易度でした。よってH24に運営管理が爆弾科目に豹変する可能性は否定できず、油断の余地はありません。
また、直近3年間に絞って見ると企業経営理論、財務・会計と全く同様、ABランクが漸減傾向にあることが分かります。

<ここでの気付き>
運営管理は基本的に貯金科目ではあるものの、年々貯金しにくくなってきている。過去に爆弾科目となった実績があり、その後低難易度が続いているため、今年爆弾となる可能性は想定しておくべき。

続いて、カテゴリー別難易度(過去7年分の集計)を分析。

~店舗の方が比較的獲りやすい~

ABランクで見ると生産が50%強に対して、店舗は約60%と店舗の方が獲りやすくなっています。一方、AB+Cランクまで見ると生産・店舗ともに約80%とほぼ同等の難易度になります。

同じグラフをH23単年バージョンで見ると、

~生産と店舗の難易度に大差は無い~

店舗のABランクが約55%となっており、上記の過去7年分の集計約60%から5ポイント程度抑えられた結果、ABランクおよびAB+Cランクとも生産とほとんど変わらない難易度でした。

<ここでの気付き>
店舗が獲りやすいことには変わらないが、以前ほどの差は無くなってきている。「獲れるとこから獲る」の鉄則に従えば、「運営管理は店舗から解く」が正解。
ただし、H23ではカテゴリー別難易度の調整があったことから「生産にも獲り易い問題が同じくらいある」という意識を持つことも大事。

 

◆解答プロセスのルール化◆

・いきなり問題を解き始めない。
・まずは全体を俯瞰して大枠把握を行う。
・難易度に応じて解答順、タイムマネジメントを決定する。

えっ、2次試験の話?いや、あくまでも1次試験の話です。
私以外にも道場で何度も書かれている通り、「獲れるところから獲る」は自分の持てる力を無駄なく効率的に点数に繋げるための有効手段
一番もったいないのは、難しい問題に時間をかけ過ぎて、ABランクの問題を時間切れで解けない、あるいは焦ってケアレスミスをしてしまう、ということです。
そうならないために、私は試験開始後まず全問をざーっと通して眺め、問題の横に「◎、○、△、×、?」をつけていきました。

:時間をかけずに正答できそうな問題
:多少時間をかければ正答できそうな問題
:時間はかかりそう and/or 難しそうな問題
×:明らかに時間がかかる and/or 難しい問題
:瞬発的に難易度判定しにくい問題

難易度判定は、

・問題文や選択肢の記述量
・問題形式(穴埋め、計算問題など)
・使われている用語になじみのあるか否か

などを基準として、60分問題(25問前後)であれば2~3分90分問題(43問前後)であれば3~4分を目安に行います。

難易度判定が終わると、実際に解答に着手するのですが、手順としては下記のイメージです。

1. まず真っ先に◎、その次に○を解答する。
2. ◎や○を解答中、想定通りに解答できなければ、○→△などと修正。
3. 残された問題数と時間を勘案しながら、?の難易度を再判定する。
4. 上記3.及び△の解答順を決定する。
5. 最後に×を解く。

始めのうちは「?」が多いと思いますが、答練や模試などで今から練習すれば本番までには精度が上がってきますので試してみてください。

 

◆おまけ◆
基本かつ頻出論点の一つで、上記でも取り上げたIEの体系について。

これ、漢字4文字ばっかりで覚えづらいですよね。覚え方としては、右側の頭文字(工、動、稼、時)を取って、「こうどうかじ」→「講堂火事」

安田講堂を想起した語呂合わせでした。

=====

お後がよろしいようで。
それでは、今日はここまで。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

他の科目と違い、

「財務会計」は100点取ることが可能。

こんにちは、ふうじんです。「財務」は難、と常識的に思われがちな中、

①手計算の制約上、複雑な計算が出題できず
知識問題(企業会計原則)の出題にも限度があり
出題数上限が25

である以上、結果的に最も高得点を狙いやすい「収穫逓増科目」。例えば「財務」で満点近く取る人の行動を観察すると、以下の通り。

①解答のスピード感
・問題文見た瞬間に論点・解法を思い浮かべ、
・瞬間的に判断・計算し正解を選ぶ(見直しは後回し)
ABランクで時間短縮し、CDランク問題に使う時間を増やす。

②解答順の選択眼
・25問全体をまず眺め渡し、ますABランク10問40点確保。
CDランク(計算orひっかけor知識問題)で得点積み上げ60~70点。
・残り時間で最後にエイヤ(DEランク)。あたれば儲けもの。

③知識の全体感
・講義や問題演習を通じ知識を体系化。論点のヨコつながり理解
・問題見た瞬間に論点紐つけと、解答難易度判断。
・自分の知らないDEランク問題を後回し

「財務」得点UPに最も寄与するのは、①早解きスピード感。でも早解き実現には、②簡単な問題を見抜く選択眼が必要。さらにその選択眼を磨くには③全体感の存在が不可欠。

とはいえ別に難しいことはやってないし、

100点取れる出題で確実に60点取れば良い

から、「財務」は決して難しくない。

注:この先必要なのは、
「財務会計」得意タイプ
→事例Ⅳを意識し、①解答スピード感(論点紐つけ力)をさらに磨く
「財務会計」不得意タイプ
→60点取れば良いと割り切り、②解答順選択眼を磨く   

得意・不得意を通じ
③知識の全体感を常に・必ず意識。これを1年繰り返す効果は大。

.

■過去記事勝手にベスト3■

絞り切る力が欠かせないこの試験。しかし同着でベスト3が4つも5つもあるのはご愛嬌。

【1位(同着)】

「財務」実力UPには、全体感と論点をヨコにつなぐ力が不可欠。
【財務・会計】全体像を掴んでみよう
理解を深めるための論点整理術

【3位(同着)】

1次試験の本質は「いかに効率よく得点するか」。ではどうするか。
【財務】要領のよさで財務の点数アップ
財務会計:伸び悩みの人・中位成績者向け勉強法

【番外(個別論点)】

「効率よい得点」には、個別論点の理屈+理解が有効。
標準原価計算(予定原価計算)
財務会計の復習 時間を有効に使って得意科目に変身させる

 

■過去記事論点整理■

①スピード感 ②選択眼 ③全体感 にまず注目し、各論点は必要に応じ後で読めばOK。また★マーク(得点UPに直結する記事)以外は一旦スルーで可。

.

□①解答のスピード感□

確かに財務会計は難しいけれど・・・
【寄稿】ストレート合格者が語る! 財務会計の攻略のポイント!
財務はどっぷり、こつこつ、そしてさくさく

Output学習(2/3) 財務・会計計算問題集を3回転
【財務・会計】早解きドリルで10点UP

.

□②解答順の選択眼□

「財務会計」養成答練上位20%
【財務】初日2科目目を意識して
【財務】1次試験と2次試験、各論点の違いを意識してますか?
【財務】要領のよさで財務の点数アップ
超超直前スペシャルウィーク:財務・会計
今から間に合う!「財務で足切りにならない方法」(財務は苦手?)
財務会計:伸び悩みの人・中位成績者向け勉強法

.

□③知識の全体感□

【財務・会計】全体像を掴んでみよう
会計なんてできなくてOK
財務会計を得意にしてストレート合格を狙う
★ 理解を深めるための論点整理術
2011年合格目標 財務会計の勉強法
【2011年合格目標】サイコロ理論・後編
[2011年合格目標]手段を目的化する
財務会計:まとめ+α
学習タイプ別:今できる財務会計対策

.

□アカウンティング(簿記2級範囲内)□

【財務・会計】橋げたの構築・会計編
財務会計を攻略することの意味
標準原価計算(予定原価計算)
【財務・会計】原価計算のおさらい
学校では(多分)教えてくれない公式2
「営業レバレッジと安全余裕率」

有利差異・不利差異

.

□アカウンティング(簿記2級範囲外)□

のれんのゲンソンソンシツ
【財務】間接法克服でキャッシュフローの得点固め取り!

財務会計:キャッシュフロー計算書を得点源にする
【財務・会計】アカウンティングの論点整理-2(企業会計原則)
【財務・会計】アカウンティングの論点整理-1 (CVP分析)

.

□意思決定会計□

【財務・会計】橋げたの構築・財務編(上)
財務会計:意思決定会計を得点源にする!

.

□ファイナンス(資本コスト~企業価値)□

【企業経営理論+財務】アップルが配当再開!?
【財務・会計】橋げたの構築・財務編(下)
財務会計の復習 時間を有効に使って得意科目に変身させる
キリンビールvs.アサヒビール(財務レバレッジ)
ファイナンスの表裏~投資視点/経営視点
【財務】配当割引モデル~期待収益率の持つ意味~

.

□ファイナンス(その他)□

小さな小さな強み
【財務】デリバティブで確実に・・・
財務・会計 学校では(多分)教えてくれない公式その1

.

□公式シリーズ□

財務会計:「公式」暗記対策ヒント集
財務公式シリーズ(1/6) 相関係数・共分散
財務公式シリーズ(2/6) 一生忘れないコール・プット
財務公式シリーズ(3/7)FCF
財務公式シリーズ(4/7) 分解タイプ
財務公式シリーズ(5/7-1) 経営分析の指標 その1
財務公式シリーズ(7/7) CVP分析
財務公式シリーズ・総まとめ

.

□試験場の魔物シリーズ□

【財務】魔物出現率最大科目!

.

□事例Ⅳ対策□

【数の力】四
シリーズGWの過ごし方 そのIII
一粒で2次までおいしい勉強法.

 

 ■今日のまとめ■

「どうやれば得点安定するか?」さえ知っておけば「財務」本試験は怖くない。また主要個別論点を「他人に説明できるレベル」で理解しておけば、2次対策も心配不要。

そして数多い過去記事、論点別に眺めればその多くは同じことを繰り返し言ってるだけ。あぁやっぱり「財務」は難しくない。ではまとめ。

・100点取れる試験ながら、あえて確実にまず40~60点を確保。
・60点確保後の、「財務」残り時間は得点荒稼ぎボーナスタイム。
・「財務」得点力は、何マーク確実に解くかの「スピード感」で左右。
・でもその前に「全体感」に基づきどれから解くかの「選択眼」必須。

byふうじん

当ブログ 読めど読めども 財務記事

おはようございます、ふうじんです。「財務の記事はもううんざり・・」なのは解ってますが、

ある一定時期に、ガツンとやればやるほど実力伸びる「収穫逓増科目」

である「財務・会計」。この一週間の行動は1次どころか2次スト合否を大きく左右するので(後述)、スト合格狙いなら今週に限り、寝食忘れて計算問題解く判断がより適切。

.

■前提:収穫逓増科目■

まずは軽く前提おさらい。

「経営」が収穫逓減=「いくらやってもキリがない」科目の代表例なら、
「財務」「中小」は努力と点数が比例する「収穫逓増」科目の筆頭。

ただその理由は全く異なり、

中小:特定範囲内の「重箱の隅」知識を拾い、次々加点。
財務:早解き効果により、同じ60分で解ける問題数が増加

することが主因。

.

■本題:早解きドリルで10点UP■

では本題。5/14~5/20の間、「財務」の最大学習可能時間=30hと仮定。完成講義・答練+復習で10時間使い、残り20時間を何に使うか

例えば、1次「財務」過去問5年分を2周解き直してみてはいかがでしょう?

①解き直し1周目 (年度別ヨコ解き)
・必ず60分で解く (※手計算苦手なら電卓使用可)
30分だけ復習。
・ミスノート作成 (各問の正答率ランクを転記し、間違えた問題の論点名を書き添える)
・これを5回繰り返し。
理解できない点はどんどん飛ばす。これで1.5h×5年分=7.5h

②解き直し2周目 (論点別タテ解き)
・問題集巻末の「出題領域表」を使い、論点別に解く。
・正答率D・Eランク問題は事前に×をつけ、解かないor後回し。
・目標解答時間は1マークあたり1分半。
1マーク2分を上限に復習、時間の許す限り不明点の理解に努める。
どこで確実に正解できるかを知る。25マークx3.5分x5年=7.5h

.

これで残り学習可能時間は5時間。するともう他人から言われずとも、

完成答練高得点(70点以上)に向け、残り時間で何ができるか

を自力で判断可能。

.

■理屈と解説:早解きドリルの期待効果■

財務で60点取るのは簡単。簡単な10マーク40点さえ選べれば、あとは鉛筆ころがし(確率25%=15点)でも55点。言い換えると、

.

診断士で「財務」を必死に勉強するのは、1次60点確保のためではない。

.

では何のため?

早解き期待効果① ミス出し効果
・早く解くことで、ひっかけ箇所でわざと間違える。
・これをミスノートに書き溜めると、次に同じミスをしなくなる。
・つまりわざと間違えれば間違えるほど、得点能力向上。

早解き期待効果② スピード感
・60分で25マーク解くから、1マークに使える時間は2分強。
・正答率ABランク秒殺で時間を稼ぎ、「簡単だけど時間かかる」CDランクを当てる。
・つまり早く解けば解くほど、得点期待値向上。

早解き期待効果③ 事例Ⅳ対策
・「経営分析」は満点取って当然。A⇔B答案の違いは計算問題正答数。
・計算問題(初中級)を当てるには、問題文→論点→解法をスッと思い浮かべる「パタ解き発想」が重要。
・この「パタ解き発想」には、1次良問を繰り返し解くことが効果的。
・つまり考えなければ考えないほど、事例ⅣでA答案。

多少極端に書いてるので誤解招くと申し訳ないのですが、

計算問題集の反復解き直しは、合格者レベルは皆やってる。
でも「なぜ解き直すか」「解き直すとどうなるか」の意識の違いが実力差

になるのも事実。そしてこの早解きドリルの効果は、ただ言われたからやるのでなく、「なぜ」「それで」を常に意識して初めて実感可能。

.

■今日のまとめ■

いつもの通り荒っぽいけど、当記事は「誰でもやってる当り前のこと」に、理由と期待効果を追加しただけ。「財務」の点差が開くのはタネも仕掛けもあるから、そのタネと仕掛けを知った者が有利。ではまとめ。

・「財務」の得点力向上には、早解き+時間配分が効果的。
・「事例Ⅳ」A答案獲得には、計算問題をいくつか当てる。
・「財務」「事例Ⅳ」を通じ、出題→論点→解法をスッと思い浮かべる力が実力差。

byふうじん

 

こんにちは。こぐまです。

一昨日の1に続き、今回は最近、出題が増えている会計基準等に関する内容です。
毎年、「知らなきゃできない」と言われる、得点調整のためのような会計理論の問題が出題されています。

特に平成23年は、25マーク中、7マーク(28点分)が、それに該当すると言われていますが、本当に知らないと解けない問題だったのかどうか、検証してみようと思います。

 

◆出題内容◆

平成23年の第2問から第8問の7マークが会計基準ほかに関連する問題です。

第2問: 引当金の計上
第3問: 減損会計
第4問: 退職給付会計
第5問: 企業結合会計(のれん)
第6問: 連結会計
第7問: 定時株主総会の招集通知
第8問: 税効果会計

こうやって名前だけ並べてみると、確かにビビりますね。
本試験の時、次から次に会計基準の知識問題が続いてかなり焦ったのを覚えています。

 

◆取りたい問題◆

では問題をひとつずつ見ていきましょう。
上記の中で、純粋な知識問題(知らなければ正解を選べない)は、第3問、第4問、第7問、第8問の4つではないかと思います。

第2問(引当金の繰入れ)
診断士1次テキストで習う内容からも推測は可能な問題ですし、平成20年第5問がほぼ同じ内容

まず、引当金を計上できる条件のうち2つは、発生可能性が高いこと金額を合理的に見積もれることですね。
ですから、まずアの偶発事象発生可能性の点で除外と判断できないといけません。
選択肢アについては、偶発事象であっても発生可能性が高く、合理的に金額を見積もることができれば引当金を計上できます(注:2013年7月8日 下記コメント欄のあっきー様のご指摘により修正しました)。

選択肢のイ、ウ、エとも文章の作りは同じで、引当対象として、特定の「損失」か「費用」か「費用または損失」か、の違いだけです。
例えば、「貸倒引当金」は売掛金等の貸倒損失の見積り、「賞与引当金」は人件費である賞与の見積り等、引当金の基本的な種類を思い浮かべれば、正解を選ぶのは比較的容易です。

第5問(企業結合)
平成20年第7問を理解していれば、のれんの算出は難しくないと思います。
これはゲットすべき問題

第6問(親会社の定義)
問題文、設問とも長くてわかりにくく、パッと見、飛ばしたくなりますね。
まずはスルーして、他の解ける問題を解いてから最後に取り掛かるのが常道と思います。

親会社とならないものを選ぶ必要がありますが、これは正確な知識がなくても、イの支配力が一番小さいと推測可能です。

エは直接議決権の過半数を所有しているので、支配関係は明らか。

アは、結果としての議決権所有割合がイ・ウと同等のため迷うかもしれませんが、他の企業の意思決定を支配していることが推測される事実があるとの記述から、イ・ウより支配力が高いと判断可能。

そして、イとウを比較すると、支配力が弱いのは所有議決権40%未満のイの方だと絞り込めるのではないでしょうか。

 

◆純粋知識問題◆

第3問(固定資産の減損損失)
減損処理まで教えている受験校はあるんでしょうか?
株式の時価評価や棚卸資産の期末評価とは別物で、簿価を直接減額する会計処理です。

まず、アは最初に除外できないといけませんね。
損失額は、簿価との差額として計上されることは基本中の基本。

では、簿価と何との差額か?
イ「回収可能価額」、ウ「時価」、エ「割引前将来キャッシュフロー」の3つが残っています。

会計は保守主義で、数値の合理性や客観性を重視することを理解していれば、まずウの「時価」は除外できないといけませんね。
時価で売れるかどうかはわからないからです(「土地」を思い浮かべてください)。

そして残るはイかエ。
エの「割引前将来キャッシュフロー」は、減損損失を認識する際の判定指標であり、ある意味では引っ掛け選択肢
でも、診断士試験で問われるレベルではないですね。

素直に考えれば、イの「回収可能価額」の方が広い概念であり、新しい簿価になるだろうことは推測できますが、時間に追われている本試験で判断できるかどうか?
やはり2択の鉛筆転がしになりそう。

なお、減損損失の関連論点が大原の一次模試で出題されており、復習していれば正解できた可能性大(私もそうでした)。

第4問(退職給付会計)
これは退職給付会計の用語がわからないと正解を選ぶのは困難。

しかしながら、この論点の問題がTACの一次模試で出題されていました。
模試の復習をきちんとしていれば、恐らく正解に辿り着いたはずです(私もそうでした)。

第7問(株主総会の招集通知)
これは経営法務で習う開示書類ですが、作成義務のある計算書類等は覚えていても、招集通知に際して株主に提供しなければならない書類(直接開示書類)を選び出すのは非常に困難。

キャッシュフロー計算書の作成は義務付けられていないことは経営法務で学習しているので、ウとエは除外できます。

アとイを比較すると、株主に提供しなくてもよいのが附属明細書連結計算書類のどちらか。マニアック過ぎてわかりません
よって2択の鉛筆転がし問題。

第8問(税効果会計)
23年度は、計算問題ではなく知識問題でした。
税効果会計はもともと頻出論点ですので、まず、基本である「将来減算一時差異」と「将来加算一時差異」が理解できていれば、イとウは除外できます。

ウは連結手続上で生じた一時差異の問題で、設問文としては言葉足らずでわかりにくいですが、会計上、貸倒引当金の減額=利益の増加になるので、少なくとも「減算差異」ではないことだけはわかるかと。

アとエは迷います。というか知らないと鉛筆転がしですね。
でも2択まで絞れました。

あえて言えば、ある程度会計に馴染みがある人(簿記2級程度)は、アがいかにも会計原則っぽい香り(「重要性の原則」)がするので正解できたかもしれない、という程度でしょうか。

 

◆まとめ◆

こう見てくると、会計の理論・知識だからといってむやみに恐れる必要はないと思います。
基礎知識や常識、推測、選択肢の作りなどから正解を導き出したり、何とか2択までは絞ることができそうな気がしませんか。

対応しにくかったといわれる23年度でも、7マーク中、3~4マークは比較的高い確率で取れそうな問題です。

恐らく各受験校とも、会計理論問題の増加を受けて何らかの対策をしてくれていると思いますので、その範囲はきっちりと学習しておくのが先決。

本番では目利きは必要ですが、初めから捨てるのではなく、少し粘って自分の引き出しから関連しそうな論点を探してみる努力も大事になると思います。

それから繰り返しになりますが、上記の第3問や第4問のようなこともありえるので、答練や模試の復習は怠りなく、解説までじっくり読み込むことが重要であると思います(特に直前期)。

それから、当然、過去問の研究は必須

3に続くかどうかは未定です。

by こぐま

みなさんこんにちは。アンドロメダです。

学習の進捗はいかがでしょうか?ご自身で学習を進めていきながら、公開模試までの学習計画を常に見直していきましょう!
さて今週は財務・会計Weekということですが、正直私は大の苦手で毎日の継続学習の甲斐もなく、最後まで「苦手じゃない科目」止まりでした。(1次試験では大事なことだとは思いますが・・・)

昨日のひめさんも仰っていましたが、道場執筆陣には財務・会計が得意な方々が多くいらっしゃるが故、過去の名記事が生み出されてきました。
そんな中で記事を書かせていただくのは大変恐縮ですが、息抜き程度にご覧いただければと思います。

今回のメインテーマは「原価計算」です。原価計算とは、材料を仕入れて加工し製品を作ってそれを販売する企業が、製造原価報告書を作成して社外に提示したり、製品を製造するために発生したムダを分析するために行います。

(試験に出る)原価計算には、以下の4種類があります。

1.個別原価計算
受注生産を行っている企業が、製造指図書(No.101とか)ごとに製品原価を計算するための手続きのことを指します。
主な論点としては、「製造間接費の配賦」「各製造指図書の状態(完成・引渡済とか)による売上原価の算定や月末仕掛品原価や月末完成品原価への振分け」などがあります。

製造間接費の金額と配賦方法は必ず問題文中に与えられるので心配はいりません。配賦方法に従って金額を割り振るだけです。

あとは各項目の算定ですが、前月以前に着手しているもので、前月に完成していてまだ引き渡していないものは「月初製品」になりますね。一方、前月に完成していないものは「月初仕掛品」となります。また、当月引き渡したものは「売上原価」、当月に完成したがまだ引き渡していないものは「月末製品」、当月未完成のものは「月末仕掛品」になります。
これらの区別をしっかりできるようにしましょう!!

 

2.標準原価計算
企業がなるべく費用を抑えて効率的に製品を製造するために、あらかじめ目標となる原価(標準原価)を設定し、それと実際にかかった費用(実際原価)との差異を計算して、どこにムダがあるのかを分析するための手続きのことを指します。
主な論点としては、「直接材料費の差異分析(価格差異と数量差異)」「直接労務費の差異分析(賃率差異と時間差異)」などがあります。

分析には以下のようなボックス図を使用しますが、必ずT時になることを覚えておきましょう。そして、必ず「標準を内側に」記述します。

そして、(標準-実際)を計算した結果がプラスであれば有利差異、マイナスなら不利差異です。

 

3.総合原価計算
見込生産など、同じ製品を大量に製造している企業が、製品1個当たりの原価を計算するための手続きのことを指します。
主な論点としては、「直接材料費と加工費の取り扱いの違い」などがあります。

直接材料費と加工費に分解して分析します。加工費を計算する際には加工進捗度の考慮を忘れないように。こちらに関しては過去問の解説等を見ていただいた方が分かりやすいボックス図が描かれているので、把握しやすいと思います。(例:H18 第8問)
4.直接原価計算
製造原価を変動費と固定費に分けることで、損益分岐点分析等の利益計画を立てるための手続きのことです。

このように、どういった場面で使用される原価計算かイメージすることが大事です。単純に計算方法を覚えていれば対応できるような問題は、ここ最近の試験傾向から鑑みてあまり出そうにありませんので、理屈を分かった上で、問題文からきちんと情報整理ができるように練習しましょう。

by アンドロメダ

こんにちは。こぐまです。

1次試験7科目の中で、最も時間に追われる財務・会計

平成20年度あたりから問題数が増え、ここ3年ほどは20~21問で25マークと、カバーする論点の範囲も広がっています。

本日は、アカウンティング分野の中でも、繰り返し出題されている経営分析に関する論点です。
一見、簡単そうですが、案外、パニックに陥りやすい問題が出ることがあります。

 

◆CVP分析◆

いきなりですが、次の問題にトライしてみてください。選択肢をあてはめてみるのではなく、計算式を書いて解いてください。

公表されているY社の経営指標は、損益分岐点比率が75%、売上高営業利益率が10%、営業利益が1,600万円である。変動費率として最も適切なものはどれか。
ア 25%   イ 40%   ウ 60%   エ 90%

 

定番のCVPの問題ですが、いかがですか?

①パッと解法が見えて、すぐに計算式を立てられた方
②パッと手を動かしたが、途中ではたと考え込み、最終的には解法が見えて解けた方
③手を動かしたが、途中で止まってしまった方(式で解けなかった方)

①の方
2分以内に解けた方、素晴らしいです。アカウンティング分野はほぼ理解できているはずです。

②の方
どこで引っ掛かりましたか? 解けたということは公式の意味は理解できているということですが、解法をパッと引き出せる訓練がもう少し必要ということです。

③の方
最初は、解けると思いましたよね。でも計算式を立てることができませんでした。公式と理屈をセットで理解できていない状態です。

文章も短く、単純なCVP分析に見え、すぐに取り掛かりたくなる問題です。
しかし、正攻法の解法で正解を2分以内に出すのはそれほど簡単ではなく、理解が曖昧だと迷路に入りやすい、1次試験としては実は難問の部類に入るのではないかと思います。

この問題を解くには、次のような論点を引き出して、すぐに連立方程式を作れることが必要です。

・損益分岐点(BEP)売上高の算出
・BEP売上高では営業利益はゼロ
・つまり、限界利益=固定費
・限界利益=売上高×(1-変動費率)

ひとつひとつはごく当たり前ですが、これらを同時に引き出し有機的に結合しないと時間を浪費してしまいます。
これは平成23年度の第11問ですので、解法を確認してみてください。

上記③のタイプだと、頭が真っ白になり、解けるはず!と焦ってあれこれやっているうちに時間が過ぎてしまいかねない、やや怖い問題。
ちなみに本試験の時、この問題、私は②のタイプでした(危ない、危ない)。

①のタイプのように、問題を読んで、迷わず上記論点が出てきてパッと結び付くようになっていれば、アカウンティング分野の理解度は高いと言えると思います。

 

◆増減分析◆

平成21年第9問
次の資料に基づく販売数量の変化による売上高の増減額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:円)。

あああああああ前 期     当 期        増 減
売上高    288,000円   301,000円     13,000円
販売数量     400kg           430kg           30kg
販売価格        720円          700円    -20円
[解答群]
ア -8,600   イ  600   ウ 15,000   エ 21,600

 

これは比較的簡単な問題ですが、売上高や売上原価、利益の増減分析はよく問われる論点です。

理屈で理解していれば計算でも解けますが、下記の図がすぐに書け、価格要因と数量要因の領域外側(当期)から内側(前期)を引くこと(標準原価計算の逆!を押さえておけば、少々複雑な条件でも簡単に答えが出ます(図はクリックで拡大します)。

重なる部分は「価格要因」に含めるため、常に「」になることを覚えていれば間違わないと思います。

予算と実績の差異分析の場合も考え方は同じです。
予算が内側、実績が外側で、外から内を引いてそれぞれの差異を分析します(平成23年第12問)。

 

◆最後に◆

一つの例ですが、上記論点は、事例Ⅳでも応用問題が出題される可能性も十分にありますので、2次のみの上級生の方も1次試験問題を見直しておくと新たな発見があるのではないかと思います。

ふうじんによる2次試験のコツを無断借用すると、1次試験の「財務・会計」も、

・ざっと全問眺めて
・パッと論点・解法を思い浮かべて
・解けるところからパッパッと解いていく

のが、高得点のコツ。

特に2番目の「パッと論点・解法を思い浮かべ」ることができるまで繰り返し訓練するのが、まさに今の時期に必要なことだと考えます。

一昨日のひめの記事でも、論点を拡大して理解を深め、応用力を養うヒントが示されていますね。
Dをフリーキャッシュフローに代えれば、企業の継続価値の計算です。

事例Ⅳで問われる、FCF予測可能期間以降の成長率を一定と仮定して現在価値を計算する論点に繋がります。

この記事、1としましたが、2はいつ頃になるやら・・・。頑張ります。

by こぐま

GWが明けた水曜日。仕事のエンジンもかかってきた頃でしょうか。

と、書いていて思ったのは、GWに仕事が休みでない人も大勢いるんだよなぁということ。そういう方々にとってのGWって、どんな感覚なんだろうか。「書き入れ時」・「大忙し」・「世間が楽しそうで・・」いろいろあるんでしょうね。

こんにちは、らいじんです。

最近の道場は3代目執筆陣の力の入った記事が続いているので、たまには横道にそれた話を。

ダイバーシティ(多様性)という言葉を知らない人はあまりいないと思いますが、実際の職場で実感している人はどれくらいいるのでしょう

私は幸運(?)なことに、10年近く国籍やジェンダーの異なる上司・同僚と仕事をしてきたのでダイバーシティは“隣にある”ものでした。

当然最初の頃はとまどうことが多かったですよ。

仕事の優先順位の付け方や報告の仕方、そもそも仕事の進め方などお互いに理解しあえない。上司への報告書が「自分が要求したのは、こんな内容ではない」と突き返される。語学力にも問題があるかもしれないけれど、相手の意図がわからなかったり、こちらの意図が正しく伝わらなかったり。

今では何てことないんですけどね。ダイバーシティの本来の意味するところであるDiversity & InclusionのInclusion(受容)ができてきたのかなと、少し感じます。

話は飛びますが、診断士の勉強をしている間に同じような感覚:考え方や方向性の異なる部署・人を受容できるようになっている感覚を持ったことを覚えています。

これまでのキャリアパスが特定部門に偏っていたこともありますが、7科目の学習によって経営者や他部署の役割や目標を知り、また考え方を学んだことは本当に大きかったですね。

特に、企業経営理論財務会計運営管理で学んだことは、毎日の業務にガッツリ役立っていることを実感しています。

また2次試験の学習において、相手の考え方を同意はせずとも受け入れること、相手の意図を正確に読み、適切に答えることの訓練をしたことも、より良い成果を得るためのノウハウとして業務にとても役立ってますね。

おお、こう考えると診断士の勉強って素晴らしい

怒涛の7週間が始まっています。

これからは、いかに得点に結びつけるかという観点での学習にウエイトが移っていくことになるでしょうが、ここで得た知識は必ず自分の役に立つということを忘れずに頑張ってほしいなぁと思います。

では、今日はこれまで。

by らいじん

こんにちは、ひめです

GWおわりましたねー。模試の復習に励まれた方、答練準備に燃えた方、弱点強化に費やした方、さまざまなGWだったろうと思います。
「いまいち勉強がはかどらなかったなー」と、がっかりされている方もいるかもしれません。

でもダイジョウブです。
一次試験までまだ3か月ありますからいくらでも挽回可能です!
調子の良い方も今後過ごす3か月が重要ですので、このまま気を引き締めてインプット・アウトプットに励んでくださいね

 

さて 、今週は財務WEEK。道場執筆陣にも財務が得意な人が多いので、すでに主要論点は当ブログで語り尽くされてる感もあり
そんな中、今日は期待収益率についてイメージを膨らませてみます

 

期待収益率の示す意味

さっそくですが、皆さまも馴染みのある公式

それぞれの文字が何を現しているか、そらんじて言える頃でしょうか。

配当割引モデル(一定成長)を使用した、株式価値を算定する式でしたよね。

PV:(理論上の)株式価値
D:1年目に受取る配当 (株主にとってのCF期待値)
r:(株主の)期待収益率 (=企業側から見れば資本コスト)
g:受取る配当の増加(成長)率 (「永久にg%の割合で増加する」)

この公式を書き換えると、以下になります。

上記の式を見ただけだと「ふーん」という感じだと思いますが、
この式がどういう意味かというと、こんな感じです。

(出典:井出正介・高橋文郎著「ビジネスゼミナール経営財務入門」日本経済新聞社  より(アレンジあり))

 

税引後当期純利益が、配当内部留保に分けられます。

配当はそのまま株主へ還元されるお金です。
その割合は (D/PV)=配当利回り ですよね。

内部留保は再投資として、B/Sの左側(資産)の企業活動に回ります。
これが新たな成長を生み出して g=株価成長率(株価上昇)となります。

よって、株主にとっての期待収益率は、下記のとおり

配当利回り(インカムゲイン)と、
株価上昇(キャピタルゲイン)の合算として
とらえることができます。

 

いかがでしょう。公式だけ見ているとなかなかイメージが沸きませんが、
お金の流れをイメージすることで理解が深まればいいなと思います。

私がそうだったのですが、 会計・財務は公式をこねくりまわしていると、変化球が来た時に太刀打ちできないことがあります。

「あれー、公式は書けるんだけど、これってどういうことだっけ?」と。
Howのみに目がいって、WhyやWhatの理解が不足していたんだと思います。

そんな時に、勉強仲間に教えてもらった参考書「財務/会計 精選問題集(日本マンパワー)」は大変役立ちました。解説が丁寧なのと、普段見慣れているT○Cの解説とは少し違った切り口・言い回しなので、理解が深まりました。上記の話も、この参考書に掲載されてます。

 

初学の方は、基本的には多くの参考書を解くよりも目の前の参考書を何回も解いて理解を深めた方が良いと思います。
ただ私の経験では、ほんの少しだけ他の参考書等を加えることで「あぁそういうことだったのね」と点と点が線になることもありました。
なので、どうしても苦手感が払しょくできない領域については、理解を助けるために他の参考書を”つまみ食い(いいとこ取り)”しても良いかもしれません。

私にとって財務は、ゼロからのスタートでしたので、「むちゃくちゃ得意」という科目ではなかったのですが、平均以上を確実に取ることに主眼を置いて理解を深めていました。

財務があんまり得意じゃないなー、という方、安心してください。確かに財務という科目は肝ですが、得意でなくても不得意でなければ充分合格できます!

落ち込んだり不安になることも多い時期ですが、淡々と目の前のタスクをこなしていけば、一歩一歩合格が近づいてきます♪
がんばってくださいね。

 

by ひめ

みなさまこんにちは、コニケンです。ついに昨日でGWも終わりましたが、みなさん学習は順調に進みましたか?当初の計画に対してどうでしたか??いよいよ1次試験まで残り3か月です。計画に対して遅れてしまった方、なるべく早いうちに挽回できるように、再度計画を練り直してみませんか?今こそ頑張り時ですよ!
さて、怒涛の7週間は無事(?)1科目の企業経営理論が終わり、今日から2科目目の財務・会計が始まります。この科目は、今さら言うまでもありませんが、1次試験の7科目の中でも特に得意/苦手がはっきりとした科目であり、1次の合否での大きなポイントとなるとともに、2次(事例Ⅳ)にも直結する科目です。特に「経営分析」に関しては、2次でも30~40点と大きなウェイトを占めます。苦手のままにしておいたら、合格は無いと言っても間違いないでしょう。それに、将来的に企業を診る上では、財務指標を的確に「読む」ことが、その企業を知る上では最も重要なことの一つになります。
今回、財務・会計の1回目として、3部構成でお届けします:
①1次試験の過去データで傾向を改めて確認する
②3つの財務諸表(B/S,P/L,C/S)の繋がりを確認する
③勉強法ワンポイントアドバイス

この「避けて通れない」科目に対して、みなさんすでに大いに力を入れていると思いますが、これからの1週間:全4回に渡る記事を参考に、是非自分の得意・不得意項目を確認しながら更なるステップアップのための学習を実践してみてください。

●データでみる財務・会計1次試験
初学生の方も、学習テキストですでに基本講義を一通り終えられているとは思いますが、まずは、試験範囲を改めて確認しましょう。昨秋の講義以降、なかなかこの科目に手を付けられていない方は「何だっけこれ…」と思うものもあるかもしれませんが、もしそう感じてしまった場合、ここでは各項目の詳細については触れないので、今すぐにでもテキストを開いて、キーワードだけでも拾ってみましょう!

<試験範囲>
【会計分野】
①簿記の基礎 ②企業会計の基礎 ③原価計算 ④経営分析 ⑤利益と資金の管理 ⑥キャッシュフロー
【財務分野】
⑦資金調達と配当政策 ⑧投資決定 ⑨証券投資論 ⑩企業価値 ⑪デリバティブとリスク管理
(⑫その他財務・会計に関する事項)

さて、この科目の場合、1次試験は一部例外を除いて、毎年キレイに25問×4点となっています。財務・会計の分野別での出題数はどうなっているのでしょう?

<分野別出題数>

これを見れば分かる通り、ここ数年は財務(⑦~⑪)が11~12問、会計(①~⑥)が13~14問に落ち着いていますね。要するに、出題範囲の項目が万遍なく出題されています。ただし、この出題範囲の12項目の中でも、企業会計の基礎に関する出題が特に多く、昨年H23の場合は第2問~第8問の計7問出題されています(第2問から順に、引当金の会計処理、減損会計、退職給付会計、企業結合会計、連結決算、会計ディスクロージャー、税効果会計)。このうち、第5問の企業結合会計を除いたら、すべて計算を不要とする出題形式です。たしかにこの科目は、他科目と比較して圧倒的に計算が必要な場面がありますが、決して公式に単純に当てはめてオシマイ、というわけではありません。講義での先生の説明、そしてテキストに丁寧に文章として書かれている一つ一つの本質をしっかりと理解して、こういう問題に対応していくことが重要です。
ちなみに、TACデータリサーチによると、この7問はすべてCもしくはD、つまり正答率60%以下になっていますが、万が一ここで28点も落としてしまったら、相当厳しいことになりますよね。。最低でも、過去問でCランクになっているものは、どういう形でテキストにも記載されているのか(全く記載されていないものはもちろん仕方ないですが…)しっかりと押さえておいた方がいいかもしれません。

次に、分野別詳細難易度に入る前に、ここで年度別の全体平均点の傾向および難易度をご紹介しておきます。

<年度別平均点・合格率>
 

<年度別難易度>

一言で言うと、決して点が稼ぎやすい科目にはなっていません!ここ最近でみると、比較的易しかったH21を除いて、平均点は50点半ば、科目合格率10%前後で推移しています。D~Eランクの問題も約30点分混ざっていることも分かります。特に計算が得意の方や簿記を持っている方で「この科目で貯金を作るぞ」と意気込んでいる方も、いざ本番で思うように取れないこともあるかもしれません。(何を隠そう、自分自身がそうでした)
しかし、2次を見据えても、やはりこの科目で確実に6割を超えていきたいですよね。冒頭でも触れましたが、「万遍なく論点を押さえて、不得意分野を徹底的に無くすこと」そして、これから触れていく「本番で問題の難易度を見極める感覚を身に付けること」に向けて、各自しっかりと準備を進めることが必要です。

さて、ここから分野別の難易度で詳細を見ていきましょう。以下過去7年分のデータです

<分野別難易度>
 

やはりA~Bランクの割合は会計の方が大きいですね。しかし、財務の方もAランクが約2割、Bランクが約3割、計5割あることも見逃さないでください。決して財務・会計のどちらかに偏りがあるわけではなく、両分野とも、「絶対に落としたくない基本問題」と「解けなくても仕方ない(応用?知識?)問題」がミックスされているのが分かります。結局、このグラフも、万遍なくやらなければいけないという根拠ですね。
改めて確認ですが、問題の難易度に関係なく、すべて同じ4点です。1次試験60分という限られた時間の中、本番でしっかりと難易度を見分けて、確実に取るべきところに戦略的に時間を割いて6割以上を取っていくことが重要です。間違ってもD~Eランク(もちろんその場では分かりませんが)に時間をかけ過ぎて結局落としてしまった、ということが無いようにしましょう。実際、H23は最後の方にA~Cが集中していますし、バカ正直に出題順にやることが得策でないことも分かると思います。
A~Cランクの問題数を数えてみると、17~18問、つまりこれで約7割です。6割を取るためにも、A~Bランクは確実に押さえた上で、「Cランクも落とせて2問」ということを意識しながら過去問を学習してみてください。比較的時間に余裕が無いこの科目だからこそ、しっかりと練習を積んで、取るべきところを見分けるこの感覚を、予め身に付けておくことが極めて重要です。

●財務3表:B/S, P/L, C/Sの繋がり
さて、ここまでで「出題範囲を万遍なく押さえましょう」ということを強調していきました。資金を調達する⇒投資する⇒利益をあげる⇒・・・という企業の活動に対して、その成果を表した財務3表:貸借対照表B/S、損益計算者P/L、キャッシュフロー計算書C/Sの繋がりを1次の時点でしっかりと理解しておくことが、全体を押させていく上では有効です。簡単な図によっておさらいしてみましょう

<財務3表の繋がり>
 

※参考文献:國貞克則著「財務3表一体分析法」朝日新書
(⇒私が2次試験に向けて参考にしていた本です)

内容については、上から時計回りに
・P/Lの「税引前当期純利益」が、C/S(間接法)の営業C/Fの「ベース」となる
・P/Lの「当期純利益」がB/Sの「繰越利益剰余金」に積み上がる
・B/Sの「資産合計」と「負債・純資産合計」は一致する(大原則!)
・C/Sの「現金の期末残高」とB/S資産の部の「現金」は一致する

この繋がり、この全体像が理解できると、今まで個別でモヤモヤしていたことが晴れてきて、学習が楽しくなってきませんか?不安な方は、詳細についてテキストおよび参考文献で復習することを強くオススメします!

●最後に:勉強法ワンポイントアドバイス
今回は怒7財務・会計トップバッターとして、試験範囲から始まり、過去データおよび財務3表の繋がりまで見てきました。最後に、私が実践していた勉強法に関するちょっとしたアドバイスで記事を締めくくりたいと思います

・経営指標単語カードを作る
テキストには、収益性/安全性/効率性/生産性に関して、様々な経営指標が登場しますが、本番で緊張している中、それぞれの中身について悩んでいるようではうっかり間違える可能性があります。2次試験の経営分析は、自分で3つ重要な指標を選ぶわけですし、今のうちにスラスラと中身が言えるようにしておきたいですね。そのためにも、私は単語カードを作って、通勤中のスキマ時間に日頃から触れておきました。

・様々な業界の決算報告に目を向ける
この時期は、11年度の決算報告が集中する時期ですね。日経新聞や雑誌等も大部分がこれに割かれます。こういうときこそ、成長を実感し、今後に向けてさらにモチベーションを上げていきましょう!私自身、診断士の学習を始める前は、自分の会社の財務諸表の内容さえまともに理解できませんでした。それが、他業界も含めて見えてくるこの喜び!是非みなさんも目を向けてみてください。当然、ここで疑問に感じたことはテキスト等で確認すると、より実践的に知識が身に付きますよ。

・解けない問題を徹底的に無くす!という気持ちで学習する
今回の記事でも分かって頂けたと思いますが、過去問A~Bランクは本番絶対に落としたくないです。過去問を含めて、T〇Cの養成答練および演習問題は端から端まですべて本番までに「自信を持って」答えられるようにしておきました。そのベースがあった上で、Cランク以上がどこまで取れるかで1次および2次の合否が決まります。目標は高く持てば持つに越したことがないですよ。

それでは明日以降の記事もお楽しみに!
byコニケン

いよいよ明日から「経営」を皮切りに「怒涛の7週間」がスタート。では

ストレート合格目指し、予定した計画を実行開始。

なぜ「ストレート合格」?
講師・生徒を通じ「合格には2年以上かかる・・」が半ば常識化したこの試験。でもこの試験、

あえて常識を疑ってみたり
他人と違う行動をあえて選択する

タイプの方が短期卒業しやすいので、目標設定するなら「1次合格」「科目合格」より「あくまでストレート合格」の方がより適切。

.

■余談:得点変換効率仮説~Score Transfer Efficiency■

こんにちは、ふうじんです。突然ですが命題。

命題1:スト合格者(A)には、答練・1次本試験高得点者が多い(B)
命題2:答練・1次本試験高得点者(B)は、スト合格しやすい(C)

命題1はサンプル調べりゃわかるから、A→Bは事実と思ってOK。
でも命題2は根拠・因果が説明できないから、B→Cは必ずしも真でない。    ・・・のが過去の常識。

で、当ブログ執筆の面白さは、「周囲がこれまで思っていた常識」を次々あっさり書き換えちゃうことにある。例えば

養成答練80点完成答練70点→スト合格
養成答練70点→完成答練70点スト合格

できることを実証する人が1人でも増えると、その仮説は事実・新しい常識になり得る。そして当記事は、

①「企業経営理論」完成答練の高得点(70点)達成に加え
②完成答練高得点を通じ、スト合格を実現

するために、「知識を効率的に得点に変換しちゃわね?」がテーマ。順番は①が最初で、②は最後。

.

■過去記事勝手にベスト3■

では本題①。明日の仕事に備え就寝前の方、あるいは月曜朝に会社のPCで当記事覗いちゃった人はまずこちらから。

【1位】

難解な組織論を説明しつつ、解答手順・解法・語呂合わせまで 。
この記事一つで60点は手堅く稼げる珠宝の1記事。

 企業経営理論: 組織論は「アウトプット」で!

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【2位(同着)】

この2つの記事は、「知識の使い方」を別な角度から説明。

【企業経営理論】知識を引っ張り出す練習を
【経営】相手を知る

この記事を読み比べて執筆者の意図が分かれば、本試験70点確保。
また2次卒業にはこの記事のように「他人に説明する能力」が不可欠。

 

■過去記事論点整理■

この時期、過去記事を使った論点整理の目的と効果は以下3点。

① 各論点の知識がどう問われるかを知る
② 短期合格者がどの論点にどう注目したかを知る
③ ①②を通じ、得点に必要な知識を効率よく思い出し、かつその知識を効率的に得点に変換

□第1編:経営戦略□

【2012年目標】企業経営理論とは友達になっとこう!
【企業経営理論】怒涛の7週間スタート
【企業経営理論+財務】アップルが配当再開!?
【経営】経営戦略の難しさを見極めて攻略
【2011年合格目標】サイコロ理論・前編
企業経営理論:「理解して記憶」実例で学ぶ経営戦略
企業経営理論:2次を意識した学習法

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□第2編:組織論□

【企業経営理論】「組織論」はチャレンジング!
「あっ、わかった!」と「気持ちいい」の関係
企業経営理論: 組織論は「アウトプット」で!
一粒で2次までおいしい勉強法
企業経営理論の推薦図書!?

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□第3編:マーケティング□

「理解して記憶」実例で学ぶマーケティング 用語

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□効率よく得点 ~正答率ABランク問題□

【企業経営理論】データで見る企業経営理論
超超直前ウイークスペシャル:企業経営理論
企業経営理論:データによる傾向と対策

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□効果的に加点 ~正答率CDランク問題□

【企業経営理論】知識を引っ張り出す練習を
【経営】相手を知る
企業経営理論:分かりにくい言い回し対策

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□捨てる割り切り ~正答率DEランク問題□

企業経営理論:まとめ+α

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軽くまとめ。効率良い得点には、以下3点が有効。

①知識だけで解ける問題、つまりマーケから先に解く。
※ただし難問に直面した時の切り替え力が前提。
②経営戦略・マーケは「知識の使い方」、組織論は「知識の覚え方」を、過去問を通じ習得 (←これが2次対策)。
③ CDランク得点能力を磨き、DEランク論点を安心して捨てる。

 

■仮説:1次本試験高得点→スト合格 (得点効率)■

では本題②は、

答練・1次本試験高得点者(B)は、ストレート合格しやすい(C)

といえるか否の仮説検証。 ただし以下のもっともらしい仮説、あくまで仮説に過ぎないしかつ1次合否に全く無関係。では以下の図を参照。

 

ごく簡単に書きます。診断士2次筆記は、

①サッと読み
②スッと考え
③パパッと書く

と、あっさり合格可能。このとき、

正答率ABランク問題 (知識を試す)
解法:出題を事前予想し、問題読んだら正解選択肢を秒殺で選ぶ。
期待効果(1次):いちいち考えず解答時間短縮・頭脳消耗防止
期待効果(2次):スピード感(解答要求を瞬時に理解)

正答率CDランク問題 (知識を使う)
解法:まず2択に絞り、どちらが「より適切か」をじっくり判断。
期待効果(1次):正答率UPと同時に、論理的な文章構成力UP
期待効果(2次):反復記憶で知識を定着。根拠+因果でAランク

正答率DEランク問題 (知らない割り切り)
解法: 解答要求が自分の知識内かを判断し、知識外なら鉛筆転がし。
期待効果(1次): A~Cランク問題の正答率向上
期待効果(2次):難問奇問は根拠で適当に埋め、解答時間節約

 1次⇔2次では、解答要求の性質こそ異なれど、「点数を取るための」考え方はかなり共通。いつも書く通り、

周囲が出来る点(ABランク)を当り前に得点し、
周囲が悩む点(Cランク)で確実に加点する

ことが知識+競争試験に共通する勝ち抜け方。そして

周囲もどうせできない点(Eランク)で時間をムダ使いしない

ことを条件に追加。いかがでしょう?まだ中途半端とはいえ、当記事が

1次高得点通過→2次ストレート合格

のイメージ作りに役立つ点があれば幸い。

.

■今日のまとめ■

・1次は知識試験。知識覚えりゃ合格可。
・2次は競争試験。合否を分けるのは「知識の使い方」の上手下手。
・2次を意識した1次対策より、1次高得点狙いのおまけで2次合格する方がシンプル。

byふうじん

けてよぅ、ドラえもんー。
どうしたの、のび太君?

老若男女に愛される国民的漫画ドラえもん、「アンキパン(暗記パン)」エピソードの初出は1972年5月。当時の小学生も、そこから40年未来のビジネスパーソンも暗記に悩むのは一緒、という皮肉はさておき。

.

■アンキパン不要論■

さて、あれば便利なアンキパン。でもアンキパン抜きで診断士試験合格は可能(当然)。ではその検証のために、命題を2つ挙げる。

命題1:知識試験対策は、暗記に始まり暗記に終わる
命題2:知識試験対策は、暗記より理解が大事

この2命題、一見すると相反。でも少々工夫を凝らすと両立可能

.

■命題1:暗記に始まり暗記に終わる~スマイルカーブ■

 スマイルカーブ理論とは、電子機器などの垂直型産業において、

・川上・川下部分の利益率が高く、
・中間に位置する製造メーカーの利益率が下がる

とする理論。これを試験学習暗記論に応用すると以下。

 

確かに、知識試験学習は「暗記に始まり暗記に終わって」いる。
(ただし正確には、記憶に始まり丸暗記に終わる)

例えば診断士前半3科目の冒頭で、以下の知識を「覚えなさい」と教わったはず。その知識がその後の各種知識を理解する基礎になるから。

競争優位の戦略:差別化・コストリーダーシップ・集中
簿記の5要素    :資産・負債・純資産・収益・費用
生産の3S        :標準化・単純化・専門化

また「中小」weekで述べてきた通り、1次本試験最直前期では、周囲が呆れる・心配するほど暗記学習に没頭するのが吉(後日後述)

 

■命題2:暗記より理解が大事■

この試験、言われるまでもなく暗記学習が大事。
でも中盤戦(怒涛の7週間)では、理解力+知識引出し力の方がもっと大事。
言い換えると、今この時期暗記学習してるようでは、この試験に何年かけようと合格期待値は20%未満/年。一応理由を挙げると、出題側が予め設定した要求(=ここでは日程感)を理解できないようでは、2次通過は至難

では一旦素直に、ストレート合格者の行動パターンに倣う。「怒涛の7週間」に彼らが取った行動とは、

知識を引っ張り出す
・問われたことを記億の中から再生し、いつ聞かれても即答可能に。
知識の整理・体系化・優先順位づけ

②直前対策論点の追加
・直前レジュメを使い、
1)あえて後回しにされた論点
2)受験校オリジナル予想問題
の知識を追加。ただし重要なのは1)。

③知識→得点変換効率のUP
・知識試験で点差が開く理由とは、頭の良し悪しや知識量の大小以外の何か。例えば日程的には答練日の振替、解答手順としてはマーケから先に解く

まとめると、完成答練期に求められるのは、知識を増やすことではなく、得点能力を高めること(別記事で後述)

..

■今日のまとめ■

・古今東西老若男女、暗記に悩むのは誰しも同じ。
・1次対策では、暗記→記憶→理解→丸暗記の使い分けが有効。
・2次で問われるのは「知識量」ではなく、「知識の使い方」。
・従い1次学習でも、暗記重視<理解重視 がお買い得。
・理解重視のキーワードは「知識の得点変換効率」(別記事で後述)

最後に再びアンキパンの話。実はアンキパン、食べることこそできないけど、自作して会場に持ち込むまでは可能。

byふうじん

おはようございます。こぐまです。
この科目、初日に続き、とりあえずの〆も務めさせていただきます。

読んでいただいている多くの皆さんは、会社や役所をはじめ、様々な形の「組織」に所属されている(いたことがある)と思います。

4月は多いと思いますが組織変更や人事異動、昇進等で悲喜こもごも。
また、上司や同僚、部下との関係に悩んだり、人事考課に納得いかなかったり、やたらと重い目標を課されたり、云々と、組織特有の出来事が人生の節々でやって来ます。

業績が伸び悩み始めると組織変革が叫ばれ、それに抵抗する勢力もあってコンフリクトが起きたり、部門間のコミュニケーションをもっと円滑に!と社長からお達しがあったりもするし、今こそ能力開発!のお題目のもと、様々な研修メニューが押し寄せたりもします。

「ヒトゴト」というくらい、人事の話はあちこちで持ちきり。夜は同期や仲間と飲みながら「やっぱりあの上司、リーダーシップないなあ、アホやな」とか「最近、モチベーション上がらんなあ」、「なんでころころ組織が変わるんや!」みたいな会話は日常茶飯事、ですよね?

このように、日常的過ぎて意識しないくらい、切っても切れない関係にある会社(に代表される組織)のことなのに、いざ試験となると「組織論」を苦手とする人は多い(らしい)。私も苦手意識がありました。

確かにこの科目の中では覚えることが多い分野であることに加え、問題文がやたらといかめしくてわかりにくいのが、今ひとつ不人気な理由でしょうかね。

昨日のうちあーのの記事の分析でも、この分野は過去6年でABランクの割合が45%程度しかなく、難易度が高いという傾向が出ていました。

前置きが長くなりましたが、その「組織」の謎を解き明かし、理論化して現実の仕組みに活かしていこうというのが、「企業経営理論」の中の「組織論・人的資源管理」の分野です。

会社や上司・部下に対して不平不満を持つのが世の常ですが、一歩引いてみて「なぜそうなるのか、どうすれば改善できるのか」を考える視点を与えてくれるという意味で、経営戦略やマーケティングに劣らず、勉強しがいのある分野だと思っています。

2次試験の事例Ⅰは、「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」と題されていますしね。

 

◆組織の形態・構造◆

テキストでは、次の3つが組織形態の代表として挙げられています。

・職能別組織
・事業部制組織
・マトリックス組織

皆さんの勤めている組織はどれにあてはまりますか?
私のいる会社は職能別(管理部門)と事業部制(営業部門)の併合型で、私も数ある中の一事業部に所属していますが、それなりに長く働いていると組織運営上の長所も短所も見えてきますよね。

組織の切り口は、「部門」「階層」「権限」「コミュニケーション」などに分けられますが、それぞれの切り口において、上記の組織形態の持つ特質は異なり、長所になったり短所になったりします。

チャンドラーの「組織は戦略に従う」という命題がすべてを物語っていると思いますが、それぞれの組織のライフサイクルの中での位置づけや事業の幅、業界や商品の特性、対象とする顧客や地域など、様々な要因により、組織形態や構造は固有のものとして決定されるべきものです。

そうしないと、部門や階層の過不足、つまり重複や空白が生じ、その結果として適切な権限関係の設定や円滑なコミュニケーション(部門間連携等)ができず、会社の成長を阻害しかねないからです。

この論点をカバーする過去問としては、平成18年第10問平成19年第19問平成20年第11問が挙げられます。
解きながら自分の会社と照らし合わせると身につまされます

また、平成13年と14年の事例Ⅰ事業構造と組織構造の整合性の問題を取り上げています。

1次試験で必要な知識、論点が、応用問題として2次試験でも問われるひとつの典型と思いますので、組織形態の相違点、メリットとデメリットは、自分の会社と結び付けて、組織論の入口の基本論点として説明ができるくらいまで深く理解しておきたいところです。

最近の事例Ⅰは、直接的に組織構造を問う問題より経営・事業戦略系の出題が多いので、そろそろ先祖返りもありえるかも?
あ、信じないでくださいね。鬼に笑われそうですし

 

◆組織の動態化◆
上記が組織の基本モデルですが、組織の拡大や環境の不確実性に対応して、組織を効果的・効率的に動かし目的を達成するために、様々な試みがなされていきます。
これも皆さん、実際に経験されていることが多いのではないでしょうか。

事業が伸長し多角化もしていくと、部門の増加、人数の増加、階層の増加など、組織の発展が進み、組織運営を効率化するための規則や手続きなどが整備されていきます。
「稟議制度」や「職務分掌規定」などがそれに当たりますね。

これが官僚制組織で、一般的な使われ方と異なり、組織の分業や公式化を進めるうえで組織論ではプラスの意味を持っています。

これが進み過ぎると、手段であるはずの手続き遵守を自己目的化してしまう組織の硬直化や、思考様式の均質化などを招き、かえって組織が非効率で非人間的になるマイナス面が現れてきます(「官僚制の逆機能」)。

長く同じ組織で仕事をしていると、無意識のうちにその組織や業界特有の考え方やものの見方、価値観などに執着してしまって、そこからはみ出ることができなくなっていると感じることはありませんか(「出る杭は打たれる」)。
抽象的には、組織の「パラダイム」や「行動規範」といわれるものですね。それが組織文化です。

それに気付いて、このままではまずいと診断士を目指すきっかけになった方もいるのでは?

この流れは組織のライフサイクルでもあり、現状を打破するために、活性化、動態化、柔軟化などを目的とした試みが導入されることとなります。
組織論では次のような手法が挙げられています。

・プロジェクトチーム、タスクフォース
・マトリックス組織
・プロダクト・マネージャー制組織
・社内ベンチャー
・スピンアウト(分社化)
・社内カンパニー制 → 持ち株会社
・ネットワーク組織 → 戦略的連携(アライアンス)
・ナレッジ・マネジメント

これらに関連する過去問としては、平成18年第11問平成19年第19問平成20年第16問平成21年第11問、第17問平成22年第15問などがあり、周辺領域も絡めて多くの出題がなされています。

平成18年第11問は経営戦略論との折衷のような問題ですし、平成21年第11問(ミンツバーグの5つの組織形態←こんなの知らない!)は組織論の基本論点の深い理解と思考力が試される応用問題と思います。

また、戦略的連携(アライアンス)は、中小との関連も深い項目です。

 

◆外部環境と組織の関係◆
外部環境が組織に与える影響を分析し、組織としての対応策を考える重要論点です。
また、外部組織との組織間関係のモデル化も頻出論点。

考え方の観点からみて、2次試験にも出題されうる重要な論点と考えます。
外部環境の不確実性増大に対し、上述したような部門や階層の増加での対応、それでも対応しきれない場合の方策等、理解しておく必要があると思います。

この考え方では、組織を情報システムとみなして外部環境の変化による情報処理の負荷増大への対処という視点で分析を行っています。
まずは、その対処の方策(「処理すべき情報量の軽減策」と「より多くの情報を処理する能力の拡大策」)を整理しておけばよいと思います。平成19年第12問が基本論点です。

一方、組織間関係のモデルは、
取引コスト・アプローチ
資源依存モデル
の2つが代表的なものです。

前者は、取引コストを最も低くできる組織間関係内部取引か市場取引かの二者択一)を選択するというもので、組織の情報処理能力の限界や取引上の駆け引きを考え方の前提としています。

例えば、特殊な部品の調達は、部品メーカーがこの時とばかりに高い価格で取引をしようとする(「機会主義的」な行動をする)ことがあるため、市場メカニズムを通して購入するより、自社の系列下に置くなど、内部取引にする方が取引コストを低くできるだろうということです。

アメリカの自動車産業が典型例(完成車メーカーと部品メーカーの垂直統合)。

後者は、商品やサービスのもととなる資源の外部組織への依存度と、その結果として外部組織が及ぼすパワーに着目する考え方で、外部の資源に依存しつつ外部組織のパワーからどのようにして自立を保つかなどの組織間関係を考察するもの。

ちょっとわかりにくいので、私は、原油やレアメタルのような天然資源、銀行からの融資などを外部資源と考えて、それを提供する外部組織の自社への影響力がどういうものか、という視点で考えていました(たまたま23年度は出題あり)。

過去問では、平成19年第14問第16問平成20年第18問平成23年第19問などが組織間関係に関する問題です。

 

◆その他重要論点◆
モチベーションやリーダーシップの各理論はもう言うまでもないので省略。基準となる過去問がたくさんあります。
モチベーション理論の覚え方で傑作はハカセのこの記事の一番最後。
一発で覚えることができました(感謝)。

昨年の1次試験試験案内では、出題内容としてモチベーション理論は、「マズローの欲求段階説」「ハーズバーグ(←「職務充実」のおじさん)の2要因理論」「ヴルームの期待理論」(注:()内は私が加えた)の3つだけがわざわざ記載されています。
これ以外も出るんですけどね。特に重要ということなんでしょう。

組織分野のこの5年の過去問で、上記以外で個人的に重要と思う問題を抽出してみました。

・平成19年第18問: 組織の持つ2つのコアと変革へのアプローチ方法(トップダウンとボトムアップ
・平成20年第13問: 「管理の幅」を左右する要因
・平成21年第12問: 情報の「粘着性」と「吸収能力
・平成22年第13問: ミニ事例。2次試験では与件文と設問から、ここにあるような選択肢を自分で書かなければなりません。そのような観点でこの問題を解いてみると、正解を選ぶだけではなく選択肢をすべて理解することの重要性がわかると思います。

いずれも応用が利く内容で、少し視点を変えた出題がされてもおかしくない論点と思いましたので、挙げておきました。

また、「エンパワーメント(権限移譲)」もいろいろ形を変えながら出題されたり、選択肢に入っていたりします。
試験委員がお好きなようです。
口述試験でも、なぜか事例に関して「Bメガネでエンパワーメントを有効に実行する方法にはどんなものがあるかい?」と聞かれ、「はぁ?」と聞き返したことを思い出します。

 

◆最後に◆
本当は身近な組織論。いくらでも例が周りに転がっていますよね。
リーダーシップ論などは、実際の上司(または自分)をあてはめてみるとしっくりくる理論もありますし、モチベーション理論では、「あ~、いるいるこんな人」「あ~、俺、このタイプ」と何度も思いました。

本当は得意にしておきたい組織論
事例Ⅰでは、この分野で学習するキーワードが満載です(「ゆでガエル」とか)。

論点とキーワード把握のために、過去問5年分の組織分野だけをまとめて「縦解き」してみるのも効果大かと思っております。
ここまでくれば、過去問を1問でも多く、何度も噛みしめ味わい尽くすことが特にこの科目では重要です。

朝っぱらから硬い話ばかりで失礼しました。。

来週は、「財務・会計」の週です。

by こぐま

みなさん、こんにちはうちあーのです。

GW後半戦、いかがお過ごしでしょうか?

7科目の総復習や積み残し科目の強化、1次模試や2次模試の受験と振り返りなど各々やるべきことは色々あると思いますが、課題・目標設定に基づき学習計画を遂行していきたいですよね。

本題に入る前に、ひとつ情報を。4/30付日経新聞朝刊キャリア面にみなさんが目指している中小企業診断士の記事が載っていました。既に読まれた方も多いかと思いますが、「中小企業診断士の資格取得が人気だ。」との導入から最近10年間で受験者数が8割増加していること、またビール会社や金融機関の企業内診断士の受験動機や資格取得後の活用事例などをかなり大きく取り上げています。
去年12月にはNHK Eテレ「資格☆はばたく」(今年3月で番組終了)で中小企業診断士の特集があったし、近頃脚光を浴びることが増えてきています。
ますます人気上昇が期待される診断士。来年はもっと競争率が上がるかもしれないから、その前に今年受かってしまいましょう!

 

◆「怒涛の7週間」の意義◆
テレビや雑誌で触発された大衆が大挙して押し寄せてくる前に今年合格するためには、これからの「怒涛の7週間」確実に「橋げた完成」の状態に持っていきたいですね。
ところで「怒涛の7週間ってなんだよ」、と思われる方のためにご説明すると、

TACストレート生の完成答練時期にあたるこれからの7週間のことで、その週の完成答練科目に合わせて我々一発合格道場がお送りする記事シリーズのことです。

あくまでも「道場語」であり、TACの講師などに質問しても「なにそれ?」って言われるだけなのであしからず。

なぜ取り立ててシリーズにするかというと、この7週間が

・その科目だけを
・みっちり集中して
・答練というゴールを目指して
・自分で自分を追い込んで

取り組める最初にして本番前最後のチャンスだからです。→

因みに私うちあーのの学習記録を振り返ると、必ずしも「その科目だけを」「みっちりと集中して」やっていたとは言えないことが今になって判明しました。これまで「経済学が超難しかったから」というのを1年目の1次試験敗退の原因に帰結していましたが、もしや「怒7」での積み上げが足りなかったのもかなりの要因だったかも、なんて思ったりもします。

それでは、「怒7」がいかに重要か分かったところで今週のテーマ「企業経営理論」の話。

 

◆データで見る企業経営理論◆
まず、TACデータリサーチをもとに過去5年間の本試験を科目別に難易度順に並べてみました。

~企業経営理論は常に真ん中~


 これを見ると一目瞭然ですが、驚くべきことに企業経営理論は過去5年間、例外なく4番目、つまり真ん中であったことが分かります。しかも過去5年間の平均点が55.9点(H23)~60.1点(H21)でその差わずかに4.2点バラツキが非常に小さく安定した難易度を保っています。
よく1次試験は、「難しかった科目は翌年易しくなり、易しかった科目は翌年難しくなる」と言われますが、こと企業経営理論に関してはその傾向が当てはまらないと言えます。穿った見方をすれば、あたかも試験委員が企業経営理論を軸に他の6科目を難⇔易とスウィングさせているのでは、と勘繰りたくもなるようなデータですね。

また、青いセルは60点以上、赤いセルは60点未満を表しています。H21に企業経営論を含む4科目が60点以上、つまり貯金科目であったのに対し、H22は同3科目、H23は同2科目と順次減っています。これがまさに近年の1次試験が難化したことを如実に表しています。

<ここでの気付き>
「企業経営理論で大幅に貯金を稼ごう」という戦略は無理があるということ。ほぼ試験委員の思惑通りに制御できる科目。ということは「ここは取ってね」というABランクの問題は絶対に落とせないということで、そのためには基本論点を確実におさえることが重要となる。

 

では、お次に企業経営理論の年別難易度を分析。(元データはTAC過去問題集の正答率)

~ABランクが減少傾向~

上述の通り、万年4位の安定科目でありながらここ3年間の診断士試験難化を象徴するような企業経営理論の難化が見て取れます。
H23に着目すると、
ABランク = 40%強 = 足切りライン越え
AB+Cランク = 60%強 = 合格ライン越え
と巧みな構造になっています。

<ここでの気付き>
ABランクは100%正解できるレベルとし、さらにCランクも高率で獲っていかないと企業経営理論でわずかばかりの貯金もおぼつかない。Cランクとは正答率40~60%の問題、つまり2択まで絞り込んだ上でそこから悩む問題。まさに、このような問題を獲れるようにすることが怒7のゴール。

 

さらに、過去7年間の企業経営理論全問を戦略・組織・労働法規・マーケティングの4つに分類し、カテゴリー別難易度を分析。

~マーケと戦略は獲りやすい~

Aランクのみに着目すると、やはりマーケが一番。またABランクで見ると戦略も60%を超えています。さらにAB+Cランクで見るとマーケ、戦略とも80%超です。それに対して、組織と労働法規はかなり厳しいですね。

同じグラフをH23単年バージョンで見ると、

~労働法規で狙って獲るのは無理~

AB+Cランクの内訳に多少の違いはあるにせよマーケと戦略はやっぱり得点源。それに対して労働法規は5問中4問がDEランク。こうなったらもうお手上げですね。Eランクは正答率20%未満であり、(恐らくは)意図的に獲らせないように仕組まれた問題。であるならば逆に意図的に獲らせる問題がどこかに紛れているはず(と信じる)。前者はみんな獲れないから悪くて引き分け、でも後者はみんな獲るから外すと超痛い、という構造になっていると言えます。そして、H23のデータはこの傾向の典型的なパターンで、DEランクが労働法規に、ABランクがマーケと戦略に組み込まれていたということを示しています。当然、この傾向が未来永劫続くかは分からずH24には変わるかもしれませんが、少なくとも過去はこうだったということは知っていて損ではないですよね。

<ここでの気付き>
得点しやすい順番は、マーケ→戦略→組織→人的資源管理(労働法規含む)はここ数年鉄板。マーケ及び戦略でしっかりと点数を固めて、組織で粘って、人的資源管理は残り時間で鉛筆を転がす。(笑)

 

◆獲れるとこから獲る◆
さて、ここでH24本試験を妄想してみてください。(むちゃブリ
時は平成24年8月4日土曜日、場所は○○大学△△キャンパス3階。13:30ちょうどに、「チーン!」というチャイムと共に試験監督から「それでは始めてください!」という声が張りつめた雰囲気の教室に響き渡る。節電でうだるような暑さ、午前中の経済学・財務を全力で解いた後の疲労感、多少慣れてはきたものの朝から続く緊張感、、、食後の睡魔?それはさすがにないかな。
そんな悪コンディションの中、企業経営理論の戦略論に関する問題から入るとどうなるか。

「日本語なのに意味が分からん!」(汗)

時間が刻々と経過していく(汗汗汗)

・・・

こんなことになったら怖いですよね。こうならないための対策として、私は「企業経営理論は必ずマーケから始める」というルールを決めておきました。戦略が経営レベルのどちらかというと抽象的な記述が多いのに対して、マーケは
・具体的な個別戦略であるため意味が捉えやすい
・戦略などと比べて文章が短い
・穴埋めなど解答しやすい問題が多い
などの理由から上述のような劣悪なコンディションでも比較的入りやすいからです。
また、1問あたりの解答時間も短くて済み、マークシートが埋まっていくことから精神的な余裕も生まれてきます。

やったことがない方は今度の完成答練で試してみては如何でしょうか。
マークミスさえ慎重に気をつければ、意外と効果あるかもしれませんよ。

それでは、今日はここまで!

Ciao!
By うちあーの

 

みなさんこんにちは。アンドロメダです。

昨日のこぐまさんの記事から始まりました「怒涛の7週間」シリーズ。今回は2回目です。今回も「企業経営理論」について取り上げます。

さて、TACの講義では最初に扱ったため学習した内容が抜けている方も多いのではないでしょうか?
しかし、イメージできればなんとかなる論点も多く、(財務・会計等に比べれば)テキストを読み返してみれば「こんなこと確かにやったなぁ。意外と覚えてるじゃん。」と思える科目であることは間違いありません。

2次にも関わってくる上に、90分科目であるため論点は多岐にわたりますが、GWの終盤までには過去問やスピ問を使って一通りの論点を復習しておいて頂きたいですね。(これが無借金学習に繋がります。)その上で完成答練に臨んでいただきたいと思います。

<実際にどのくらいの点数が望めるの?>
労働法規の問題が4~5問出題され、実質88~90点満点と言っても過言ではないでしょう。他の執筆陣も述べている通り、労働法規関連問題の深追いは絶対NG。なぜなら「費用対効果が悪すぎるから」です。ここ最近ではかなり突っ込んだ問題が出題されているため、診断士レベルではほぼ得点は望めないと考えていいでしょう。
かく言う私も、本番では5問中1問だけラッキーパンチが当たりました。ただ、パンチを繰り出すために予備校テキストレベルの基本的な知識は必要です。最低限で十分なので、完全に捨てずに基礎的な事項は押さえておきましょう。

高得点は望めませんが、逆に言うと50点を切るような科目でもありません。私の点数を例に挙げると、

完成答練: 58点
公開模試: 59点
本試験 : 66点

70点取れるイメージは全くありませんでしたが、65点なら取れそうだなという感覚でした。

<過去問、答練を解く目的は?>

これからものすごいスピードで迫ってくる完成答練。では、みなさんは完成答練で何を意識して問題を解きますか?(余裕がないことを理由に、間違っても無目的で受験しないようにしましょうね…)

  • 本番の予行演習?
  • 学習進捗の確認?
  • 最新論点の吸収?

どれも正解だと思います。ですが、具体的にどうなっていればOKでしょうか?
私が考える一つの答えとして、「自分の習得した各論点が『生きた』知識であるか?」を是非チェックしていただきたいです。

どんなに頑張って覚えた知識も、実際に試験問題に対峙した時に使えなければ意味がありません。「生きた知識」=「本番で使える知識」とするならば、

「本番で使える知識」=「自分で説明できる知識」=「理解している知識」

となります。講師の方々や過去の偉大なる先人たちが仰っていた「自分で説明できるようになってください。」というのは、すなわち「本番で使える知識を養ってください。」と同義です。
自分で説明ができなければ、違った角度から記述された問題文を見たときに「果たして何のことについて言っているんだろう?」という状態に陥りかねません。

自分で各論点を一通り復習しなおしたら、過去問等を使って、問題を見たときに何のことについて聞かれているか分かる状態になっているかチェックしてみてください。完成答練でも同様です。果たして初めて見る問題を目の前にしたとき、どの論点についての問題かまず考えてみる。それで分からなければあなたの知識は

「生きた知識」=「本番で使える知識」

ではありません。
過去問にしろ答練にしろ、必ず目的意識を持って解くように心がけてください。現段階では、当記事のタイトルである「問題を見て知識を引っ張り出す練習」をした成果を試すために使っていただきたいと思います。

<実際にどうする?>
各論点を勉強する際に、キーワードを見ただけでその説明が浮かんでくるように練習しましょう。覚え方は人それぞれ。この記事のように単語帳を使うもよし。ノートにまとめるもよし。テキストを使うもよし。

ご自身に合ったやり方を採用して下さい。どのようなやり方でも、最終的に生きた知識を習得できれば勝ちです。

細かい論点を挙げればかなりの量になってしまいますが、試しに戦略論について主な論点を列挙しておきましょう。(もちろんこれがすべてではありませんので、あしからず。)

  • ドメインの物理的定義・機能的定義(関連:マーケティングマイオピア)
  • コアコンピタンスとは?何のために必要?(関連:組織能力)
  • なぜ企業は多角化戦略を採るの?(関連多角化・無関連多角化はどう違うの?)
  • PPMの限界と問題点は?
  • ポーターの5フォースモデルにおける5つの脅威とは?それぞれに対する対策は?(関連:競争戦略、参入障壁、移動障壁etc)
  • 価値連鎖(バリューチェーン)とは?
  • 先発・後発の優位性とは?
  • 分析型アプローチとプロセス型アプローチの違いは?
  • イノベーションジレンマとは?
  • 製品アーキテクチャのモジュール型・インテグラル型のメリット・デメリットは?
  • ネットワーク組織とは?(関連:アライアンス、バーチャル組織)
  • 産業クラスタとはどういう状態?メリットは?
  • 経営と所有の分離、所有と支配の分離とは?(関連:経営者革命)

分からない(=説明できない)論点があったとしても大丈夫。まだ時間はあります。じっくり時間をかけて本番で使える知識をしみこませましょう!

<これからのスケジュール感>
予備校に通っている方は、今まではある程度カリキュラムに乗っかっておけば問題はありませんでしたが、ここからはそうはいきません。ご自身で明確な学習計画を立てる必要があります。

道場の基本方針としても何度も述べられてきていますが、あくまでも目標は本番1ヵ月前の「公開模試」にセッティングすること。スポーツ選手は本番にピークを持ってきますが、こと試験に関しては1ヵ月前にピークを持っていっても、その後キープすることができるので、自分のお尻をしっかり叩いて1ヵ月前にピークを持ってくるスケジュールを立てましょう。
そこから逆算して、完成答練のスケジュールも加味した上で「どの科目を、どのタイミングで、どれだけやるか」を決めると、「今」自分が何をしなければならないのかが見えてくるはず。苦手な科目は、得意な科目の何倍も時間がかかります。7科目終えた皆さんであればご自身の得手不得手が把握できているはずです。
苦手科目にじっくり時間を割き、本番での不安要素をできるだけ排除できるように7週間を有効に使ってください。

by アンドロメダ

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