» 2012 » 3月のブログ記事


こんにちは。こぐまです。

TACストレート本科生の方は、間もなく経営法務の養成答練ですね。
法務Week最後の今日は、答練直前用のチェック問題特集としました。

これは、昨年の一次模試や本試験の際、最終見直し用としてノートに書き留めておいたメモから抜き出して加工したものです。

覚えては忘れ、覚えてはまた忘れの連続で、間違えやすい論点をつぎはぎながらノートにどんどん書き込んで、これらを何度も見返し、忘れていた場合はテキストやスピ問に戻り理解し直すようにしていました。

特に法務のスピ問は、汲んでも尽きぬ泉のように解説が深く、どれだけ読み込んだかわかりません。
また、組織再編などは絵を描きながら頭に焼き付けていった感じです。

その結果、徐々にですが、各論点が頭の中で体系化され始め、模試の頃には安定して得点できるようになり、本試験では1マークミスの96点を取ることができました。

カッコ内の言葉がすぐに出てくるかどうか試してみて、もし曖昧な点があった場合は、大急ぎで答練前に周辺知識も含め再確認してください。
カッコをドラッグすると解答が出てきます(ふうじんスタイル)


◆民法◆

1.債務不履行の態様は、履行(遅滞  )、履行(不能  )、(不完全  )履行の3つに分けられる。
2.金銭消費貸借契約は、当事者一方のみが債務を負担する(片務 )契約であり、金銭の受け取りで成立する(要物 )契約であるとともに、利息が発生する(有償 )契約でもある。
→典型契約の中で特殊な位置づけ
3.双務契約の危険負担には(①債権者 )主義と(②債務者 )主義があり、民法では特定物売買の場合は(①債権者 )主義が採られているが、特約により(②債務者 )主義を適用することが可能である。
→売買の場合、債権者は売主か買主か?
4.物権の代表的な権利は(所有権 )である。
→担保物権も重要論点
5.民法では相続人の生活安定や平等を確保するために、被相続人の遺言にかかわらず相続財産の一定部分を、兄弟姉妹を除く法定相続人に留保する制度を(①遺留分 )という。例えば配偶者や子の(①遺留分)は相続財産の(2分の1  )である。
→民法の特例「中小企業経営承継円滑化法」に留意(中小企業政策)

講義ではあまり時間をかけない分野ですが、債権と物権の比較、瑕疵担保責任、保証と連帯保証、不法行為、各種契約の種類なども重要な論点ですし、生活にも密着しているので、どこかで時間を取って集中的に学習しておくとよいと思います。


◆会社法◆

1.会社法上の大会社とは、(資本金    )5億円以上または(負債        )200億円以上の株式会社である。
2.大会社は、(会計監査人)の設置が必須である。
→「債権者」の視点
3.公開会社は、(取締役会 )の設置が必須である。
→「株主」の視点
4.大会社かつ公開会社は、取締役会とともに(監査役会     )または(委員会       )の設置が必須である。
→社会的存在が大きいため、機関重装備
5.取締役会設置会社(委員会非設置)は、(①監査役      )の設置が必須である。ただし、非大会社かつ株式譲渡制限会社の場合は、①に代えて(会計参与      )を置くことができる。
→後半は例外規定
6.会計監査人設置会社(委員会非設置)は、(監査役      )の設置が必須である。
7.監査役会設置会社は、(取締役会     )の設置が必須である。
8.監査役の任期は原則(4     )年であり、解任するには株主総会の(特別    )決議が必要である。
→監査役の独立性重視
9.取締役の利益相反取引には(①直接取引 )と(②間接取引 )があり、自己のための(①直接取引 )の場合は(無過失 )責任である。
10.会社法上の計算書類とは、貸借対照表、損益計算書、(株主資本等変動計算書)、(個別注記表 )のことである。
→計算書類「等」の場合は、あと二つあり
11.取締役会設置会社は、計算書類を株主総会の日の(2週間 )前から本店に備え置く必要がある。

JCこの記事のように、「経営者」、「株主」、「債権者」それぞれの視点から会社機関のあるべき姿をイメージして、覚えるようにしていました。

委員会設置会社は別物として考え、会計監査人、監査役の設置を中心に機関設計を覚えると案外、理解しやすいです。

過去問では、H18-2、H19-4等を繰り返し解いて読むことで、機関設計の大枠を捉えられるようになると思います。

 

◆組織再編◆

1.対価の柔軟化により、親会社の株式を消滅会社の株主に交付することで当該会社を吸収合併する手法を(三角合併 )という。
→H19-5を使って理解を深めてください
2.純粋持株会社など、完全親子会社の関係を作るための組織再編の手法としては、(①株式交換 )と(②株式移転 )がある。(②株式移転 )の場合、完全親会社自体を新たに設立することになり、新設会社は(③株式 )会社に限られる。また(①株式交換 )では、(③株式  )会社だけでなく(合同  )会社も完全親会社になることができる。
→H19-16の事例問題が基本論点です

下記の表をご参照。
過去問では、上記以外にも、H20-4、H21-1・2などの良問があります。
株式交換や株式移転は図を書きながらスキームを理解してください。


◆内部統制◆

1.金融商品取引法により、上場会社は有価証券報告書、半期報告書、四半期報告書等と併せて(確認書           )を(内閣総理大臣   )に提出することが義務付けられている。
2.内部統制の4つの目的とは、業務の(有効 )性・効率性向上、(財務報告  )の信頼性確保、事業活動に関わる法令等の遵守、(資産の保全 )である。
→「6つの基本的要素」もお忘れなく

今後、資本市場関連は出題が増えそうな分野ではないかと思います。
東証マザーズや大証・新JASDAQ(スタンダード、グロース)の上場審査基準の比較、ディスクロージャー関連法制、公開買付(TOB)なども押さえておく必要がありそうです。


◆持分会社等◆

1.合資会社の社員の数は(2        )人以上であり、(直接無限 )責任を負う社員と(①直接有限 )責任を負う社員がいる。出資形態には合名会社と同様、(②財産 )出資、(労務 )出資、(信用 )出資があるが、(①直接有限 )責任社員は(②財産 )出資のみが認められている。
2.有限責任事業組合(LLP     )の設立に必要な出資者の数は(2       )人以上であり、最低出資金は(2         )円である。法人格は(ない       )。
→合同会社(LLC)は頻出、対比して覚えること(H21-16等)

組合制度は、中小企業経営・政策で最重要の論点のひとつです。


◆倒産法制◆

1.民事再生法における会社の資産評価の方法は当該企業の(清算   )価値、会社更生法では(継続企業 )価値による。
→この違いが何に由来するのか、破産法とも比較して理解してください
2.会社更生法では、抵当権付き債権と質権付き債権は(更生担保 )権になり、担保実行が制約され減免対象にもなるが、民事再生法では(別除     )権として扱われ、担保権者は自由に権利を行使できる。
→会社更生法のほうが強力な手続きだが、費用面と迅速さにおいて民事再生法が中小企業向き

近年、倒産法制は頻出論点になっています。かなり特殊な問われ方もしますが、「再建型」「清算型」に大別し、3つの特別法(民事再生法、会社更生法、破産法)と会社法上の特別清算のそれぞれの特徴を比較して表にまとめてみると頭に入りやすいと思います。


◆知的財産権◆

1.特許の要件は、(産業  )上の利用可能性、(新規   )性、(進歩   )性である。
2.特許権者が特許を保持し続けながら、他人にその実施権を与えるライセンス契約には、(専用実施  )権と(通常実施 )権とがある。
3.特許権の法定通常実施権には、(職務  )発明のケースと、(先使用  )による通常実施権などがある。
4.会社の業務範囲に属するが従業員の職務に属さない発明を(業務  )発明という。
5.秘密意匠制度とは、登録日から最長(3    )年を限度として意匠を秘密とすることができる制度である。なお、秘密にする期間は意匠権の存続期間である(20    )年に含まれ(る      )。
6.商標の先使用権が認められるためには、他人の商標(①登録出願  )以前から、不正競争の目的ではなく、当該商標の(①登録出願  )の際にその商標が自己の商品や役務を表示するものとして(需要者 )の間に広く認識されていることなどが必要である。
7.地域ブランドの保護のために導入された(地域団体    )商標の登録要件のひとつとして、複数都道府県で知られている程度の(周知性 )の要件がある。
8.産業財産権のうち、実体審査を行わない無審査主義を採っているのは(実用新案権   )である。
9.不正競争防止法に基づく営業秘密の要件として、(秘密管理性  )、(有用性        )、(非公知性     )の3つがある。
10.著作権には、(①著作財産 )権と(②著作者人格 )権があり、(②著作者人格 )権には(公表        )権、(氏名表示     )権、(同一性保持 )権の3つの権利がある。
11.コンピュータープログラムは、知的財産権として、(特許       )法、(著作権         )法、(不正競争防止 )法の保護の対象となる。


◆その他◆

1.国際取引において、海上輸送の場合の船舶手配、海上運賃、保険料を買主が負担する場合、インコタームズでは(FOB  )条件という。

 

いかがでしたでしょうか?
簡単過ぎて役に立たねーな、くらいに思っていただければいいのですが。

串刺しタテヨコ・マトリクスでまとめて記憶した方がよい論点が多いですが、出題内容によっては、その中のパーツだけを取り出して正誤を判断しなければならないような問題もあり、知識の正確な出し入れが要求される科目だと思います。

とにかく、忘れても繰り返し覚え直すことにより、会社機関設計や知財等は長期記憶化が可能になるはずです。
47歳のおっさんでも何とかなったんですから、大丈夫

私の場合は、組織再編がどうしても混同し易かったため、受験生時代、wackyこの記事に載っていた表を拝借し、下記のように自分でアレンジして、上述のノートに貼り付けて本試験10分前まで見返していました(表はクリックで拡大します)。

また産業財産権についても、下記のような比較表を作って頻出論点を目に入れるようにしていました。

 

【組織再編】

 【産業財産権】

 

おおもとは手書きでぐちゃぐちゃになっていたので、エクセルで打ち直しました。 →  組織再編・産業財産権
自分にわかるように作っていたので見にくいとは思いますが、役に立ちそうであればこれに加筆修正しながらお使いください。

それでは、養成答練、自分の目標を定めて、頑張ってください!

by こぐま



こんにちは、ひめです

少しずつ春めいてきましたね♪4月から新年度を迎える会社も多いと思います。
私の方は先日、来期部署の内示を受けました。希望が通り、半分お仕事内容が変わることに。社長や人事役員も、「診断士の資格を取ったこと」を勘案して希望を叶えてくれたので、資格を取ってよかったなと思いました

さて、法務WEEKのお題に合わせて。私は法務は2年間お勉強しました。 苦手意識はなかったのですが(不合格だったH21は58点)、理解が深まればまた違うポイントで選択肢に悩むので、なかなかやっかいな科目だなーという印象です。

初学者の方向けと、上級者の方向けに分けて、自分がやってみて効果が高かったと感じたことを書かせていただきます。

■初学者向け:過去問の回し方

毎回の講義の復習時に、テキスト脇に書かれている過去問を解く。(年度ごとに解くのではなく、テーマ・領域ごとに解く)

本番でどんな問われ方をするのか、早いうちに感覚(シズル感)を身につけるため

☆解いた際、過去問題集の各問の左上に以下をメモしておく。
●T○Cリサーチによる回答率を示すランク
 (A=正解率80%以上 ~ E=正解率20%未満)
どの程度自信を持って解答できたか
◎=自信をもって正解
○ =ちょっと迷った(二択まで絞れた)けど正解
△=たまたま当たった感じ
× =不正解

養成答練の前に、直近5年分をひととおり解きなおす。
・上記☆印と同様、メモを残す。(時間がない時は、ランクABCのみ。年度ごとに解く)

完成答練の前に、直近5年分を解きなおす。
・上記☆印と同様、メモを残す。

3回過去問を解くと、自分の弱点が見えてきます。基本的にはこんな感じで、今後の対応を分類しました。
<マーク別:今後の対応>
◎◎◎
・・・ばっちり覚えている論点だから、もう解かなくてOK

×××かつD・Eランク
・・・頻出出題領域だったら、がんばって理解する。たまたま出た論点だったら思い切って捨てる

×××かつA・B・Cランク
・・・まわりの受験生が比較的解ける問題。特にA・Bランクは悩まずに解けるまで理解する

○や△が並んでいる
・・・要注意。本番で一番失点しやすいパターン。まず全ての選択肢を文節ごとに区切って、どこが迷うポイントだったのか犯人を追及。その論点を表にまとめる等で、自分の言葉で再整理する
その次に、自分が作問者のつもりになって「この選択肢を○→×にしたかったらこう書き換える」ということを考える。

試験前に、上記をもとに優先順位の高いものから解きなおす。

T○Cの答練・模試の復習よりも過去問に触れることを優先
答練の問題は本試験問題の「レプリカ」であり、「本物」ではありません。本試験でどういう論点が良くでて、どういう問われ方をするのか、どういう間違い選択肢の作り方をするのか(ひっかけてこようとするのか)、を知るのは本物(過去問)に触れるのが一番良いと考えたからです。

【まとめ】初学者の過去問の使い方
・最初:領域毎に解いて、本番での問われ方を知る
・解く際に、回答率のランク、自分の理解度のログをつけておく
・直前期:論点の出題頻度、回答率のランク、自分の理解度の傾向を踏まえ、
優先順位をつけて解きなおす



■上級者向け:本試験をにらんだ理解の広げ方・深め方

正直に言うと、去年の今頃は震災直後で公私ともにいろいろありまして、正直1か月ほどあまり勉強できていませんでした・・。
GWまでにやったこととしては以下です。

完成答練の前に、基本テキストを読み直す。
T○Cでは、上級生にも基本テキストが配布されるのですが、講義で触れることはありません。なので、これをひととおり読み返しました。昨年のテキストと比較して抜けた論点、加わった論点を眺めることで、T○Cが今年の本試験でどこが出ると予想しているのか(*)を把握しました。

*プロの講師の集まる予備校の予想なので、これはこれで貴重な情報。でもそこに頁を割くことで抜いた論点から出題されるかもしれないので、抜けた論点の出題可能性を自分なりに予想し、必要だと思ったら個別ケアしました。

単語帳(8cm×15cm位)を作る
きっかけは、渋谷校の御大M先生の上級講義を受けた際に、「春くらいまでに、試験前日に見直せるような1,2時間でその科目の論点を振り返れるツールを作りましょう。」と言われたからです。1年目は「一次完成講義レジュメに全部書き込む&付箋を貼りつける」というスタイルでしたが、2年目で時間にもゆとりがあるのでツールでも作ってみるか、と。

表面に自分で作問し、裏面に解答とポイントを書きました。二度とテキストを読まなくても80点取れる良いように、という意識を持って、基本&上級テキストの主論点を全部単語帳に落とし込みました。GW前の完成度は、正直5割程度(40枚くらい。超頻出論点はほぼカバーされている状態)

答練や模試が終わる毎に、少しずつ肉付けしていきました。自分でまとめると、理解が深まるなというのを改めて感じました。2次対策も平行学習している中で、すき間時間に見直せるツールがあると効率良く暗記できて便利でした。

ビジネス実務法務2級(以下、ビジ法)の勉強をする
上級クラスのスタートした頃の12月に、ビジ法の資格を取りました。その理由は①関連資格の勉強をすることで、理解を深める、②難易度の低めの資格を取って勝ち癖を取り戻す(笑)、③試験慣れをする、ためです。

私は、やってみてよかったです!ビジ法は大会社向けの論点が多いかな、という印象でしたが、経営法務と被っている論点は感覚的に6~7割。ビジ法では特に「倒産・債権回収」と「国際紛争」の論点が充実していたように思います。この2つの論点は、今後出題されてもおかしくないな、と自分では思っていたので、理解を深められてよかったです。

ただ、次回のビジ法の試験は7月と、1次試験の直前なので、ここにリソースをかけるのは得策ではないかも。もし受けてみようかな、という方はGW前までに「過去問2回分+下記の一問一答」を解くだけにとどめておき、その後はビジ法の勉強は特段せずに7月の試験を受ける、という程度が良いように思います。

ビジ法のテキストを辞書代わりに使う
単語の意味がイマイチわからないな、と思った時にはビジネス実務法務検定試験2級公式テキストを辞書代わりに使ってました。WEBで検索すると、私はあちこち探してあっという間時間を浪費してしまうので、この公式テキストに書いてある範囲に制限して理解を広めました。上級生のワナとしては、知識を無用に広げてしまうことなので、広げすぎないように要注意。

■過去問も見飽きたし良い問題ないかな、と思っている方
とても役立った問題集はビジネス実務法務検定試験2級「一問一答エクスプレス」(TAC出版)です(※私が購入したのは2011年度版)。よかったら手に取ってみてくださいね。私は、ビジ法の勉強をした際に「経営法務の試験前に見直したい論点」に印をつけておいて、一次試験の直前に印の部分を中心にパラパラ読み返しました。

【まとめ】上級者の本試験をにらんだ理解の広げ方・深め方
・TACの出題予想を把握した上で、自分でも出題予想をする(=主要論点を把握)
・効率よく全体俯瞰&暗記できるツールを用意する
・関連資格の問題集・テキストを活用。その範囲に限って理解を広げる&深める
(※無用に広めすぎない)

ではまた来週♪

by ひめ

 

 



みなさんこんにちは、コニケンです。
いよいよ三月最終週ですね!職場で部署の異動が発表された方もいらっしゃると思います。私の職場でも、来週から大幅な組織変更があり、フロアも移ることになりました。引っ越し隊長に任命されたので、何とか無事終わらせないと思っているところです。。
さて、前置きはそんなところにしておいて、「法務強化週間」の一環で、今日は「身近なところから特許を理解しよう!」というテーマで書いてみます。二週間前に、 「経営法務の3×3」のタイトルで、初学生向けの導入編として、この科目の特徴や心掛けたいポイントについて書いてみました。今回は角度を変えてみて、特許を「より身近なものに感じる」ことで、理解度を上げることを主眼に置いてみます
おそらく読者の大半の方は特許を「身近なもの」とは感じていないと思います。しかし、そうでないとテキストに記載されている内容や、授業で先生が説明して下さっていることにも興味が湧いてこないですし、理解度もなかなか上がりませんよね?これはどの科目のどの分野にも共通することです。裏を返せば、今まで縁が無かったものに興味を持ち、自ら深く掘り下げていくことで、自分の視野が広がっていくと同時に、試験対策で問題を解くことなんか全く苦で無くなります
初めに言っておきますが、私は製造業でエンジニアをやっている関係で、今回のテーマである特許に関しては、実は元々身近なものではありました。入社してからも、合計三件出願しています(残念ながら、まだ採用されたものはありませんが…)
しかし、逆に私にとっては、同じ経営法務でも、会社法や民法などは、基本的なところを除いて無縁でしたし、診断士試験の柱でもある財務・会計も、実務で自分で手を動かしたことなど一度もなく、正直最初は気持ち的にもハードルが高かったです。(工学部出身のくせに、情報システムだってそうでした)
今回伝えたいのは、最初はそういう状態でも、見方や意識の持ち方を少し変えるだけで、理解度がグンと上がり、試験においても目に見える形で成果が表れるということです。以下、具体例として特許に関するトピックスを書きますので、何かのきっかけになって頂ければ嬉しいです。

まずは特許について簡単におさらい
過去の記事や、テキストにも書いてあるので詳細については触れませんが、ここで改めて簡単におさらいしましょう。
特許を上手く活用して、企業(特に製造業)として競争力を保っていくには、一言で言うと
「創る⇒守る⇒活かす⇒創る⇒…」
のサイクルを回すことが大事になります。研究開発を行った成果を、しっかりと権利として保護し、それを戦略的に活用することで、投資を回収する。この環境をしっかりと整えていくことは、大企業にとっても中小企業にとっても共通して言えます。逆に、これができないと一瞬にして競争力を失って、事業から撤退せざるを得ないこともあるのは言うまでもありません。もちろん、時には日本国内だけでなく、国際的に押さえることも重要になります。
特許になる要件(大前提)として以下が挙げられます
①自然的法則を利用した技術的思想の創作で高度なものであること
②産業上利用できること
③新規性があること
④進歩性があること
⑤明細書の記載が規定通りであること

それぞれ、どういう場合に当てはまらないか(例えば、どのようなものが「新規性が認められない」か)については、同じく詳細について触れないので、各自しっかりと押さえておいてください。間違いなく試験に出るポイントにもなります。補足ですが、特許に関しては審査主義であること、先願主義であること(先発明主義ではありません)を併せて押さえるとともに、実用新案との比較も確実に頭に入れておいてください。

さて、今回の本題である<身近な>事例およびそこでのポイントを5つ挙げます。以下、「さらに知りたい!」という方は是非気分転換や通勤中にでもネットで調べてみてください。しつこいようですが、テキストを丸暗記するのではなく、好奇心を持ち、このような実例にも興味を持って、理解度を上げていくことが何よりも大事ですし、合格への近道でもあります!

●地下鉄マップ
まずは手ごろなところから。地下鉄の駅のホームで、「あの駅は何号車に乗れば出口が近い/乗り換えが楽」ということがビジュアル的に一目瞭然になっているポスターが貼ってありますよね。あれはお子さんがいらっしゃる主婦のアイディアから生まれました。荷物を持ち、お子さんをベビーカーに乗せている中、運悪く、エレベーターに乗るためにホームの端から端まで歩かなければいけなかったそうです。その際、「予め出口が分かっていればどれほど楽だろう」という発想から、ご自身で全駅を調査して(!)、ポスターの原案を作成して売り込んだ結果、今では無くてはならないあのポスターが誕生しました

<ポイント>
日常的に困っているところに特許のヒントがあること。企業だけではなく、一個人からもこのように特許が生まれる可能性があるくらい身近なものであること。

●雪見大福
長年の大ヒット商品である「雪見大福」。パッケージをじっくり見たことありますか?実は上に「特許第○○号」と小さな文字で書かれています。今では当たり前のように親しまれていますが、よく考えてみたら、低温でもいつもモチが硬くならず、ふんわりモチモチしているというのは、そう簡単に実現できたことではないと思います。これを実現できたからこそ、特許になり、同業を寄せ付けないユニークな商品になったわけです。実際、最初の特許が1981年(私が生まれた年!)に登録されました。その後、20年が経って権利が切れた際(←テスト頻出!)、メーカーは、改良特許としてすぐに出願しました。今日はその新しい特許が登録されていますが、それが登録されるまでは、数年間「特許出願中」と書いてあったため、ちょっとした話題にもなりました。

<ポイント>
一見不可能と思われることを実現できたら、そこにヒット商品が生まれるということ。20年で権利が切れたら、改良特許で押さえ続けることも可能だということ。

●コダックvsポラロイド
今ではデジカメに押され気味ですが、もう30年前にもなるインスタントカメラに関する訴訟です。コダック社が、ポラロイド社の特許を侵害したとして訴訟が起き、敗れたコダック社は、賠償金として約1000億円と工場の閉鎖と事業の撤退を余儀なくされました。特許の効力の強さ、それを何がなんでも守ろうとする企業の姿勢(もちろんものすごくだいじですが)は本当に恐るべきものがありますね。万が一、主力製品でこのようなことが起きたら、このように企業存命の危機に立たされます。診断士としても、この分野の基本的知識をしっかり理解した上で、クライアントの競合他社の関連しそうな特許もしっかり見ていかなければいけません。

<ポイント>
侵害訴訟の結果次第で、工場閉鎖・事業から完全撤退せざるを得ないくらいの事態に追い込まれる可能性があること。権利取得の際、どこまでの範囲を押さえるかがポイントとなること。

●コカコーラ
世界中どこに言っても飲めるあのコカコーラ。しかし、そのレシピが金庫に保管され、社内の本当にごく一部の人にしか公開されていないことも結構有名な話です(どうやら解明を挑戦しようとしている人は多いみたいですが、完全に解けた人はきっといないでしょう)特許は出願すると公開されますが(←ポイント)、模倣回避のため敢えて出願せず、ノウハウとして持っておくことでも、このように他を寄せ付けない大ヒット商品で世界のトップブランドの一つとして君臨し続けれるケースがあるのです。
出願して、登録後維持するのも当然お金がかかるわけですし、本当に出願すべきかどうかは長期的な視点を持って戦略を立てなければいけませんね。

<ポイント>
必ずしも特許として技術をすべて公開することが成功に繋がるわけではないこと。ノウハウとして秘匿にしておいた方がむしろ良い場合もあること。

●ファストパス
最後に、Dランドに行かれたことがある方は、必ず使っているはずのあの便利なファストパス。これも実は特許なんです。(実は、私は40回近くDランドに行ってますが、これに関しては今回色々と調べていたのをきっかけに初めて知りました…)これは、実際本文を読んでみると、「従来の技術の項目」より引用:「客は並んで待つが、これを好む客はいない。後になって列ができていないときに戻ってくるほうがようほどよいと思っている」と書かれています。本文は大抵堅苦しい文章ですが、とても感情的で思わず納得してしまいました。でも、これがあるからこそ来園者は満足度がアップし、自分みたいな(?)リピーターが増えて、毎年のように最高益を叩き出しています。さすがDですよね。余談ですが、僕が大好きな別の某遊園地は、優先権を単純にお金で買い取るシステムになっています。さすがにこれは特許にはなっていない!?

<ポイント>
顧客目線で、解決すべき課題に特許のヒントがあること。大成功を収めている夢と魔法の国も実は特許で溢れていること!

いかがだったでしょう?少しは興味が湧いてきたでしょうか?試験の頻出ポイントも点在しているんが分かりましたか?どの科目もこんな視点で学習できたら、楽しいと思いませんか??たとえば経済学とかでも、このような視点を持って是非見直してみてください。
最後にクイズですが、特許出願件数で、日本は世界で何番目かご存じですか??(答えはまた今度!)
次はいよいよ中小企業・政策ですね。学習一巡目の終わりが見えてきました。桜の開花を楽しみつつ、今週も残り頑張っていきましょう

byコニケン



こんにちは、を~です。
3月ももはや今週で終わりですね。

今年は春一番は吹かなかったようですが、そろそろ春本番! 受験勉強にも一層の気合を入れたいところです
ということで、今週から始まった経営法務WEEKです。

ふうじんが過去記事を論点別にリストアップしているので、詳しくはそちらをご参照ください。

ちなみに、ぼくの好みの記事はコチラ
さて、いきますか。

 

■ まずは知財 ■
経営法務を不得意にしている人!
不安になる必要はまったくありません。

平成18年から23年までの6年間の過去問をチマチマと見て、出題論点を整理してみたのがコチラです。

 

 

毎年20問以下のうち、知財関係の出題が非常に多いことがわかります。

さすがに平成19年の8問というのはヤリ過ぎだったのかもしれませんが、一番少なかった平成22年でも4問。
とはいえ配点は全て5点で合計20点。

知財関係をカンペキにしちゃえば、足切りまでの半分以上は稼げるという事です

 

こんなに重点テーマとして扱われている背景は、みなさんご存知のとおり。

昨日のうちあーののエントリにもあったので繰り返しになりますが、要は、IPは中小企業にとって貴重かつ強力な武器の一つだということ。

特に、小資本の中小企業にとって商標権の重要性が高いと考えられている、というのは想像に難しくないですね。

逆に、他社の強力な武器は自社にとっては脅威であり、被害を事前に食い止めることが重要なのは言うまでもありません。

 

■ ちょっとは英語の勉強も ■
そして、この6年間、毎年出題されているのが英文契約書

英語にアレルギーのある人にとっては効率が良くないかもしれませんが、問われるポイントは限られているので稼ぎやすいです。
先週のアンドロメダのエントリで採り上げられていましたが、受験校で「捨て問」と扱われることがあるとは驚きの情報でした。

 

いまどき、中小企業であっても、海外企業との取引は特殊なことではないです。

特に、平成19年に出題されたような海外企業とのライセンス契約は、中小企業にとっての起死回生の武器になることも少なくありません。

一方で、国際取引でトラブルが起こると、時間・手間・金銭等の面での負担は、国内取引とは比べ物にならないことが多いことはカンタンに想像にできると思います。

当然、資本の少ない中小企業にとっては命取りになる危険性があるので、英文契約や国際取引に関する論点はとても重要になってきます。

 

実態としては、もしかしたら中国語ベースの契約の方が数が多いかもしれませんが、中国との取引でも英文契約が併用されるのはよくあることです。

 

最後に ■
各論点のポイントやテクニックは過去記事や明日以降のメンバーに任せるとして、今回はIPや英文契約書の出題が多いことの背景についてまとめてみました。

診断士を目指そうという人たちが戦略を語るのがキライなわけないですよね。
その戦略の基盤となる「強み」を形成するのが経営法務だと思えば、勉強にも取り組みやすい、、、かな?

 

のっけから過去6年の出題傾向なんぞを掲載しておいてこんなことを言うのもなんなのですが、出題論点を分析しまくるのは感心できることではありません
実際に過去問に触れてみて、会社法と知財関連が中心であることを肌で感じることができればそれで充分。

当然、ヤマを張ることを推奨しているわけでもありません

なぜかというと。

 

経営法務という科目で問われるのは、中小企業がその活動において当たり前に生じる法的な問題について、当たり前に答えるための知識だからです。
1次試験の案内を見ると、科目の設置目的として以下のように書かれています。

「創業者、中小企業経営者に助言を行う際に、企業経営に関係する法律、諸制度、手続等に関する実務的な知識を身につける必要がある。
(中略)  有資格者に橋渡しするための最低限の実務知識を有していることが求められる。 (以下略)」

法務の専門部署を設置できる中小企業は少ないであろう事を考えると、弁護士に相談する前の段階での相談相手が中小企業診断士になります。

試験範囲の知識はぜ~んぶ必要なんです

その中で、インパクトの大きい問題については、専門家(つまり弁護士や弁理士)に相談するまでもなくその影響を指摘する、もしくは専門家への相談を促す為の警告をすることが、診断士に求められるんですね。

 

■ ついでに ■
最後じゃなかったの?って感じですが、ついでということでご勘弁
過去6年のいずれの年も、時事問題が取り上げられていることに気がつきました。

H18 ライブドアのニッポン放送買収騒動 H18 第15問
H19/5 三角合併解禁 H19 第5問
H20/3 日本版SOX法(H18金商法の一部)が
本格稼動
H20 第17問
H20 上場企業倒産が過去最多 H21 第4問
H21~22 職務発明訴訟の大型判決多数:
キヤノン、ブラザー工業、
ソニー、日立製作所
H22 第8問
H22/10 ジャスダックとヘラクレスの統合 H23 第16問

 

ここはホントは読み飛ばして欲しいのですが(じゃぁ書くなよという声が聞こえてきそう)、このような話は、後から見返しているからこそ気づくものです。

むしろ後付け・こじつけと言ってもいいです。

くれぐれも、今ヤマを張るなんてことだけはしないでくださいね!

 

さて、今年はどんな時事問題が出題されるでしょうか。それは、受験後のお楽しみに取っておきましょう

 

以上、を~でした。



みなさん、こんにちはうちあーのです。

期末などでお忙しい日々をお過ごしかと思いますが、現在中小企業診断士試験の学習に取り組まれているみなさんにとって興味深い判決が先週3/22にありました。
包装餅業界で売上トップの「サトウの切り餅」に入れられた切り込みが特許を侵害しているとして、業界2位の越後製菓がサトウ食品工業を相手に製造差し止めと損害賠償を求めた訴訟の控訴審判が行われたのですが、知財高裁は一審の判決を取り消して、特許権侵害を認める判決を出したのです。
特許の内容はここでは割愛しますので、興味のある方は調べてみてください。ここで着目したいのは、越後製菓の特許戦略です。越後製菓は、資本金3億円以下の製造業者で中小企業にあたります。(この定義は次の中小企業経営・中小企業政策で習います。)今回の事例は中小企業である越後製菓が、知的財産権を活用することで業界トップの大企業であるサトウ食品工業に対抗し、自社の防衛シェアの確保・拡大を図っていることを如実に示してくれているのです。
越後製菓は、今回の切り込みを含めて実に40件近い特許登録を行っているそうです。対するサトウ食品工業は3件。経営資源が相対的に乏しい中小企業が、知的財産権を上手に活用することで、たとえ大手企業が相手でも有利に事業展開できる好例ですよね。

さて、スト生の方々にとっては、まさに法務の基本講義まっただ中!ということで今週の道場は法務WEEKとなります。
昨日のエントリーふうじんが過去記事をビシビシビシ!っと纏めてくれていますので是非とも参考にしてください。こうして見ると歴代執筆陣が様々な視点から攻略法を寄稿していて壮観ですね!

◆経営法務という科目を大枠で捉える◆

TACのカリキュラムでいくと現在は1回転目、つまり「橋げた構築期」ですね。この時期は細かい知識を追いかけ回すのは得策ではありません。それよりも優先的にやるべきことは診断士試験における経営法務という科目の骨格をしっかりと理解することです。逆に言うと、骨格を理解することで、橋げたの骨組みをがっちりと築き上げれば、今後問題集を使ったアウト&インプット学習、そして2回転目、3回転目と突き進む際に、高い効果を引き出すことが出来ます。

では、具体的にどうすればよいか。
前回のエントリーで、スキーの例を挙げて「広い視野を持ってそれぞれの用語(論点)が法体系の中でどのような位置づけにあるかを大局的に俯瞰する」ことを説明しました。
足元ばかり見ている状態のイメージは、こんな感じ。(イメージチャートをクリックすると拡大します。以下同じ)

このイメージで言うと、著作権を学ぶ際に、テキストで該当部分をじーっと見つめ、目の前にある枝葉の論点を一所懸命読んでいる状態です。もちろん、初めて触れる用語(論点)の内容をインプットする際に、その内容を理解するためにテキストをじっくり読むことは悪いことではありません。

ただ、一度読みこんだらそこでとどまらずに、ふっと視線を遠くにやってみる癖をつけるようにすると良いと思います。つまり、経営法務の全体像をざっくりと思い浮かべ、その中のどこにいるかを意識する癖をつける。
イメージ的にはこんな感じ。

そうすることで、著作権は
・知的財産権の一つであり、他の知的財産権との横串で見ると理解しやすい。
・産業財産権ではないため、特許権、実用新案権、意匠権、商標権との相違点も多い。
・同じ産業財産権以外の知的財産権に関する法律には不正競争防止法がある。
・知的財産権に関する法律は特別法であり、一般法である民法に優先する。
・知的財産権に関する法律は、全般的に「所有権絶対の原則」に準ずることが多い。
など、細部の知識よりも上位概念で各論点を捉えることできるようになります。

これが出来てしまえばしめたもの。あとは、繰り返し学習することで、骨組みの中に筋肉を詰めていき、そして筋トレで強化をしていけばよいのです。骨組み無しに筋肉を鍛えるのと比べたら、今後の筋肉の付き方がまるっきり違ってきますよ。

◆全体像イメージが入ったら◆

このように、経営法務という科目を大枠で捉えた上で、全体像と各論点、または各論点間を縦横無尽に往来することで強固な橋げたが出来上がっていくでしょう。
で、せっかくだからもう一歩先に行ってみましょう。過去記事で強調されている通り、経営法務は学習範囲が膨大であり濃淡をつけた学習をしていかないと時間がいくらあっても足りません。
では、どこを濃く学習するか。というわけで、直近の平成23年度本試験問題を先ほどの全体像イメージチャートに埋め込んでみました。

全24マーク中、会社法から10マーク、次いで知的財産権から7マークと実に7割がこの2つの領域から出ています。一昨年、平成22年度は事業終了・倒産関連が5マーク出題され、この2領域が減少していましたが、それ以前はやはり会社法と知財が中心でした。(もし学習の余力があるようでしたら、平成22年度以前の過去問について、全体像イメージチャートを使って分布を確認してみてください。)

平成24年度本試験がこの通りになるかどうかはGod konws!(神のみぞ知る)であり、悩んでみても、山を張ってみても仕方がありませんが、少なくとも骨組みの中でも最重要パーツであることは確かなだけに骨太にしておきたいですよね。

=====

今回は、経営法務の学習における正攻法をお話ししました。他の科目もそうですが、経営法務は特に要領が大事になります。
なので、2回転目、3回転目と進むにつれて、テクニック的な話が増えていくと思いますが、まずこの時期はしっかりとした骨組みを構築することに注力し、養成答練に臨むようにしてください。

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



いつも似たような記事ばっかで、つまらね。

こんにちは、ふうじんです。基本講義6科目目「法務」もあと2コマ+答練を残すばかりのこの時期、当ブログ記事読んでこう思えたらしめたもの

そもそも診断士1次は4択知識のマーク式試験。いくら難化したとはいえ、受験校講師の指導に正しく従い、「余計なことさえしなければ」1年で必ず合格させる設計(辛口御免)

かつ今年の2次筆記通過を視野に入れるなら、同じ1コマ150分講義の受講効果を自分だけ答練80点(=平均60点+5マーク)に変換する学習スキルを既に体得済のはず。言い直すと、診断士1次の実力差とは、

同じ内容の講義受講後、自分の得点能力を何点に持っていくか

の違い。その際、「1次対策に限り」過去の合格者が思い至った内容は、自分の得点能力到達度とその方向性の測定指標として最適。よって過去記事をさらさら眺め、

まぁだいだいそんなモノだろ

と合点がいけば、合格実力は十分。納得いかない点あれば新旧構わずツッコミコメント入れて更に実力UP。

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■過去記事論点整理 ~経営法務■

ということで、過去30本ある過去記事へのリンクを論点別に並べ替え。
(古い記事・情報への誤りご指摘、最新情報のご提供お待ちしております)

□1. 民法・商法(商行為)
□ 出題頻度:△
ケース問題:あり

経営法務:試験の費用対効果は低いが、色々と知っておきたい民法
【法務】原理原則の理解で法務を攻略
【法務】身近な話題で独特の言い回しを学ぶ
【法務】最終チェック&応援メッセージ

 □2. 会社法□
出題頻度:○
ケース問題:あり

【法務】会社法攻略に近道なし
資本金1億円以下?それとも5億円未満? – 中小企業の定義
経営法務:機関設計・役割は書いて覚える&勤務先を調べてみる
会社法機関設計覚えちゃいましたか?
経営法務:組織再編は「出尽くし感」 

□3. 資本市場(金融商品取引法)□
出題頻度:×
ケース問題:なし

□4. 倒産法制□
出題頻度:×
ケース問題:なし

超超直前スペシャルウィーク:経営法務

□5. 産業財産権(知的財産権)□
出題頻度:○
ケース問題:あり

産業財産権から法務全体を俯瞰する

□6. その他(独占禁止法、製造物責任法など)□
出題頻度:△
ケース問題:なし

.【法務】英文契約問題を取りに行く

■過去記事解法整理 ~経営法務■

□本試験で起きること□

ドキュメント2009/8/9法務+α
【法務】データ分析
経営法務:データ分析による傾向と対策
【数の力】四択vs二択

□暗記対策□

経営法務テキストの出来が良い理由
串刺し暗記術:経営法務編
経営法務:暗記方法を使い分ける!
法務は基軸とストーリーで戦う
ミニテストbyJC 

□ケース問題対策□

 【法務】ケース問題を打破する図解術
経営法務は難しくない! むしろ安定科目!

□得点向上策□

春はあけぼの
経営法務の3×3(初学生向け)
経営法務:緊急得点UP策(初・中級)
経営法務:緊急得点UP策(上級)
禁じられていない裏技 ~半信半疑の思考術(中) 

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■今日のまとめ■

いかがでしたでしょう?冒頭表現が挑発的だっとはいえ、基本講義もまだ半ばだから、案外役に立つ記事あったかも。であれば、その疑問は基本講義期間内に講師に質問済ませ、まず答練を高得点で通過。

で、次は中小、その次は怒涛の7週間。1次対策は今が底で一番楽な時期。そしてこの時期に「他の余計なこと 2次対策とか他科目の復習」に手を出さず、 1科目1科目を本試験合格(=60点レベル)まで仕上げることが、1次7科目一発合格に最も有利な選択(←よく考えると、ごく当然の話)

では、受験校講師は多分こう説明しただろな・・と思いつつ今日のまとめ。

・特定論点が反復出題されるため、論点別に学習濃淡をつける。
覚えるべきものは覚える
・ケース問題が出る論点は理解する
・「法務」はテキストを辞書替わりに使う問題集INPUT型学習有利。
・稀出論点の暗記は先送りし、試験直前に一気に詰め込む
・そのために頻出論点は早めに押さえ、直前期の時間の余裕を作る。

 byふうじん

 

 



突然ですが、この記事は痛快。

何が痛快かって、基本的に「従業員数300人以下または資本金3億円以下」の中小企業を支援するための資格の保有者が、営業利益338億ドル・営業利益率31.2%・自己資本比率65.8%国際優良企業の財務戦略・配当政策を堂々と語ることができること。

なぜそんなことが可能か。その理由は、

中小企業でも国際企業でも、「経営」の理論は共通点が多いから。

試験学習が続いたりブログばかり見ているとつい視野が狭くなるけど、診断士の活躍機会は「中小」に限られてるわけじゃないことは、忘れないようにしなくっちゃ。

.

■事例Ⅳから学ぶこと■

おはようございます、ふうじんです。さて、診断士受験の「四」といえば事例Ⅳ。得手不得手に関わらず、これだけの過去記事があるから心配不要。で今日はこれに2つ要素をプラス。

□要素1 ~四事例の並び順は意味アリ□

2次筆記試験が今の4事例制度になったのは2001年(H13年)だから、もう10年以上昔の話。で、それからずっと以下の出題順に固定。ではなぜ「財務・会計」の事例は一番最後にあるのか?

事例Ⅰ 組織
事例Ⅱ マーケティング・流通
事例Ⅲ 生産・技術
事例Ⅳ 財務・会計
(※本物はその後に「~を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」がつく。)

一つの解答案は「経営管理(PDCA)サイクル」。例えば自分の脳内でこっそり以下に置き換えて眺めてみる。そう、物事を総括し、次ステップに進むために周囲の理解・合意を取り付けるには 数字の利用が最も有効

事例Ⅰ P (組織)
事例Ⅱ D (マーケティング・流通)
事例Ⅲ D (生産・技術)
事例Ⅳ C+A(またはS) (財務・会計)

 .

□要素2 ~過去と将来□

要素1から続きます。細かくは書きませんが、数字を使うと、

過去の検証に基づき、将来を合理的に見積ることが可能

になる。診断士試験でいえば、これは「経済」「財務」だけに与えられた特性かつ特権。言い換えると事例Ⅳは、

経営分析 を通じた過去の総括検証(ゴール)であり、
設備投資(or意思決定) を通じた将来へのスタートでもある結節点

そんな大風呂敷を聞くと、単に試験合格や高得点獲得のために試験勉強なんて、もったいない気がしてきません?

結節点 (nord)
つなぎ合わされた部分。つなぎめ。むすびめ。
転じて、必ず通らなければいけない地点。

 

■出題傾向と罠■

手短に行きます。ここ3年の事例Ⅳ計算問題出題傾向を見ると、以下3点に気が付く。

・意思決定会計の出題が増加
・ファイナンスに関する出題(黄色セル)が減少
・時間価値に関する出題はH22年のみ

「なぜそうなるか」の理由は、「事例は時事問題だから」といったん軽く片付けるとして、「ではどうするか」の視点で、「意思決定会計」の問題集を一所懸命解いている人も多い筈。ご安心ください。そのやり方は間違ってます

・過去問出題傾向から、来年の出題予測はある程度可能。
・でも、その予測を裏切るように出題するのが事例Ⅳ。
・であればヤマを張らず、出題論点を網羅的にカバーするのが吉。

キツイ表現を使うと、診断士受験生(特に上級生)は過去問出題傾向や受験情報(当ブログ含む)に振り回され過ぎ。ま、そういう人を落とすための試験、と思えば納得はいくけど。

.

■ファイナンスの見切り・割り切り■

では今年狙い目論点といえるファイナンスを手短に検証。診断士試験で出題されるファイナンス論点は、ごく入門的なものばかり。そもそもファイナンスは「投資の理論」。これを中小企業経営者の視点で見た時に、

投資家の考え方が分かれば、より安く借りられるんじゃね?

という程度+αの出題可能性に過ぎない。よって診断士試験においては、

①1次出題論点は必ず理解で押さえ、
②2次過去出題パターンを眺めて整理し、体系化
③それ以上の深入りは不要。

と割り切ると話が早い。で、①が最重要だけど、ファイナンスへの苦手意識は不要。だって①を超える難問が仮に2次で出題されても、ほとんど誰も解けないから差がつかない(=気にしなくて良い)でしょ?

.

■事例Ⅳ対策~自分の成長手応えを確かめる■

ではファイナンスの苦手意識を払拭したら、事例Ⅳ対策視点から以下の視点で自分の実力度(主にアカウンティング)をチェック

<例題>以下の用語について、40字以内で他人に説明せよ。
※これ、グループ学習の際に仲間内でぜひやってみてくださいね。
 .
(1) 仕訳
(2) BS
(3) CF計算書
(4) 差額原価法
(
5) FCF

解答例は当記事の一番下。で、なぜこんな実力チェック?実は既に何人かの執筆者による指摘の通り、資格試験制度の趣旨とは、

×本人能力の高低を判定・選抜する手段ではなく
○試験学習を通じ、必要知識を学ばせる教育制度

と考えるといろいろ説明つきやすい。するとわずか1年前の「仕訳って何それおいしいの?」状態が、

試験対策という形を通じることで
ごく短期間に、体系的に、実務で使いこなせる状態

に向上する仕掛け。繰り返し述べると、合格ばかり意識して試験学習を続けるのはかなりもったいない。だって

一兎を追うと二兎も三兎もついてくるのが診断士試験

なのだから。

.

■今日のまとめ■

・4事例の並び順を意識し、事例Ⅳ=結節点と意識づけ。
・事例Ⅳ過去問傾向ばかりに縛られず、必要知識を幅広くカバー。
・H24年出題は予測できるが、予測を裏切り出題するのが事例Ⅳ。
・ファイナンス論点の最良の教材は、1次試験過去問。
・アカウンティング論点の実力は段階的に向上。他人への説明を通じ、要所要所で自分の理解度を確認しておくと安心感○。

by ふうじん

 

用語説明解答例 (※別解募集中)
(1) 仕訳
簿記上の取引を2つの要素に分解して、その勘定科目と金額を決定すること。(35字)
(2) BS
財政状態を利害関係者に伝える財務諸表であり、資産、負債、純資産で構成する。(38字)
(3) CF計算書
1会計期間の現金の増減を伝える財務諸表であり、営業、投資、財務CFで構成する。(39字)
(4) 差額原価法
意思決定の際、(埋没原価を無視し)追加発生する費用と収益から差額収益を求め、迅速に決定する手法。(38字)
(5) FCF
会社が稼いだ額から事業活動に必要な額を引いた余剰資金。営業CF+投資CF。(37字)



こんにちは。くれよんです。

TACのカリキュラムでは、2次実力養成演習がいよいよ始まりますね。

不安ですか?shock
いやいやきっと「腕が鳴るぜぃpunch」ってところですよね?(と早速煽ってみる)

今年のカリキュラムを見ると、通常コースで提供されている分で全6回転。チェック模試と2次公開模試を加えて全8回転分になりますね。自分の頃よりちょっと増えたかな。これを多いと見るか、少ないと見るかはそれぞれですが、言うまでもなく大事なのは1回1回にどのように取り組んだかの「内容」の部分。

2次試験に集中していく方は、演習の第1回目を「何となく」で迎えることなく、昨年の失敗分析を踏まえて、第1回目の演習の課題を何にするかをきちんと定めて臨みましょうsign01

と言うわけで、本日の記事では、あらためて「2次試験に求められるスキル全体像のおさらい」を。

■2次試験に求められるスキルの全体像
うちあーの指摘の通り、最近の2次試験では、1次を彷彿とさせる知識に関する内容を問われることがあるのも事実。
しかしながら、診断士試験全体における2次試験の位置づけは当然変わらないので、本質的に2次試験で求められている部分は変わっていないこともまた事実。

じゃあ、「本質的に2次試験で求められていることって何よ?」ってことになりますが、要は、「社長さんの相談をきちんと聞いて、適切な知識でもって分析・整理をして、分かり易く伝えられるか?」ってことですよ。

まぁ、文章で表現すると分かりづらいので1枚の図にするとこんな感じです。

 

 

■個別の解説
個別の説明がいるかな~と思っていたんですが、よく確認するとこれまでに都度色々と書いているんですね。
せっかくなので、くどくど繰り返すよりもここにまとめておきますね。

・スケジュールはコレ
・モニタリングはコレ
・メンタルについては、色んな記事
・コアスキルはコレ(全般受け止めるスキル伝えるスキル
・コアスキル(財務)はコレ
・80分間のお作法はコレ(全般JC版ふうじん版アックル版ZonE版

 

ここからは、演習に対して、「漫然と臨んだ人」「とことんしゃぶり尽くすつもりで臨んだ人」の差が格段に開いていくところです。
一度2次試験に求められるスキルの全体像を振り返ってみて、いい準備をして演習に臨んで下さいねsign01

次回は、要望の多い財務個別問題の底上げ対策(若干howto気味)を予定しています。では、今日はこの辺で。

by くれよん



こんにちは、こぐまです。

今週、アップルが17年ぶりの配当再開と自社株買いの実施を発表しました。故スティーブ・ジョブス氏がCEOであった期間は、研究開発、製品開発へ資金を投入することを優先し、無配を続けていましたが、大きな方針転換が行われました。

このニュースを診断士試験の観点から見て、アップルの置かれている状況を「妄想」してみました。

 

◆ファイナンス理論◆

 □過去問から

まず、先週の「財務・会計 橋げたの構築・財務編(下)」のMM理論で言及した平成23年度第17問の設問2をご覧いただけますか?

要約すると、

完全市場であり、税金や取引コストが存在しないという前提で、保有している現金全額を配当した場合と当該現金で自社株買いを行った場合、それぞれにおいて既存株主が得る価値に与える影響はどう異なるか

を問う問題です。

問題の条件は、現金1,000万円、固定資産9,000万円、全額自己資本(1億円)、現在の株価は100円、発行済み株式数は100万株です。

 

 

現金配当の場合
1株当たり配当金は1,000万円÷100万株=10円で、株価は100円から90円に下がります(設問1)。いわゆる「配当落ち」です。
結局は配当金10円が株主の手元に入るため、株主にとってのトータルの価値は90+10=100円で、配当前の株価100円と同じです。

自社株買いの場合
1株100円で自己株式を買い戻すという前提ですので、1,000万円÷100円=10万株を取得することになり、発行済み株式数は90万株に減ります。
自社株買いにより自己資本が1億円から9,000万円へ減少しますが、株式数も減っているので、株価は9,000万円÷90万株=100円で変化ありません。
よって、株主にとっての価値は自社株買い前と同じです。

つまり、現金配当の場合も自社株買いの場合も、株主が得る価値に変化はないということになります。
これは、「資本構成に変化がない限り、配当政策は株主価値に影響しない」というMM理論のひとつです。

 □配当は必要?

この問題をベースにして、MM理論を逆用しながら今回のアップルの配当政策変更について考えてみましょう。

現実には受取配当金には所得税がかかりますね。ですから、上記のMM理論は厳密には成立しません(株主価値は下がります)。
つまり株主から見れば、成長を続けている(株主価値が増大している)会社から配当をもらっても、税金やその他関連費用分だけ損ということになりますね。

配当せずにその分、内部で研究開発などに投資して成長に結びつけ、利益を出して株主価値をさらに上げて欲しい、ひいては株価を上げて欲しいというのがファイナンス理論では合理的な考え方です。

アップルが長期間、無配であったのはそういう背景があったためと考えられ、現実に新規投資を続けることで新製品やサービスを開発し急成長を遂げました。
そして株主は、アップルへ資金を提供したことの見返りとして、株価の上昇益(キャピタル・ゲイン)を得たわけです。

マイクロソフトやグーグルも同様で、成長段階にある企業は配当等で社外流出させることなく、獲得したキャッシュを投資に回し、さらなる成長を実現することにより株主価値を向上させるというのがファイナンス理論の定石です。

配当を重視する日本の伝統的な経営や株主の考え方とは相当、違いますね。

 

そのアップルが配当を再開するということは、何を意味しているのか?

 

報道によれば、手元現預金が8兆円と大幅に積み上がっているため、株主還元にも応じていくとのことです。株主還元策は短期的には歓迎され、株価も上がるでしょうが、敢えて意地悪い見方をすれば、成長の源泉となるべき投資先が見出しにくくなってきているのではないか、とも捉えられます(そういう指摘をしている報道もあります)。

新規の投資先が減って現預金を貯め込むなら、そのお金を還元してほしいという声なき声(株主の圧力)がかかってきているという事情もあるのかもしれません(邪推です、念のため)。

今日の記事のテーマは企業経営理論ですが、たまたまアップルのニュースに接し興味が湧き、過去問から関連するファイナンス理論を引いてみました。
企業価値や資本構成など、今年の二次試験で問われてもおかしくない論点でもあると考えたためでもあります。

こういう見方をしてみると、現実にはありえないモデルですが、財務政策を検討するための基礎理論として、MM理論も役に立つのかもしれません(先週の前言撤回)。
だから、診断士試験でも繰り返し出題されるのかも?

 

◆企業経営理論◆

では、企業経営理論の見地では、このアップルの決断はどう考えられるでしょうか?

今までは、スティーブ・ジョブス前CEOのもと、投資に次ぐ投資を行い、ご存じのような革新的な製品やサービスを世に送り続け、右肩上がりの急成長を実現してきました。

しかしながら、製品開発に鎬を削り、研究開発に巨額の資金を投じて、激しい競争を繰り広げている世界です。
消費者のニーズや技術革新に対応して、自社の製品・サービス群も短期間のうちにめまぐるしく変化していきます。

 □製品ライフサイクル

企業経営理論の重要な論点の一つに「製品ライフサイクル」がありますね。
製品は、「導入期→成長期→成熟期→衰退期」という各段階を経て最終的に市場から消えていくというものです。

 

アップルの製品・サービス群は成長期にあると多くの人が考えていると思います。
しかしながら、上述のように意地悪い見方をすると、徐々に成長が鈍化し、成熟期にさしかかっていて次の成長のための投資先がなかなか定めにくくなっているのかもしれません。

 □PPMで考えると

製品ライフサイクルと経験曲線の理論を基礎にしているのが、「PPM(Product Portfolio Management)」です。

ご理解されていると思いますが、PPMのマトリクスでは、
問題児→花形→金のなる木
へと、事業や製品の位置づけが動いていくのが理想です。

PPMは、多角化した事業や製品の管理に使用され、特にキャッシュの出入りに着目し、最も有効と思われる資金配分を行う目的で開発されたものです。

 

「花形」の製品については、市場シェアも高いですが、成長率も高く、必要とする投資や販売費用も多額に上り、キャッシュの流入も多い代わりに流出も多いとされます。

「金のなる木」の製品は、市場シェアは高いですが、成長率が頭打ちとなっているという位置づけですね。シェアが高いのでキャッシュの流入は大きいです。一方、市場が成熟段階にあるため、投資などのためのキャッシュはそれほど多くを必要としないと考えられます。

「問題児」の製品は、成長率が高く多額の投資を必要とします。一方、市場シェアはまだ低いため、流入するキャッシュはどうしても少ないです。将来、「花形」にするべく、「金のなる木」から得た資金を投じて育成していくという位置づけです。

 

アップルは「花形」の製品を多く持っていると同時に、将来を担うであろう「問題児」も育成しているはずです。

少なくとも今まではそうだったはずで、だからこそ敢えて無配を続け、ライバルを圧倒するために新事業や新製品開発のための莫大な投資を行っていたわけです。また、そのような企業戦略が株主に支持されていたと思います。

しかしながら、花形製品が徐々に「金のなる木」へ移り始め、「花形」や花形候補の「問題児」がなかなか増えないのかもしれませんね。

その結果、現預金がこれだけ膨らみ、企業としては、配当や自社株買いなど株主への還元策へキャッシュを振り向け始めざるを得なくなっているという見方もできなくはないです。
アップルにも転換期が訪れているのかもしれませんね。

天下のアップルを材料に、ただの一診断士の卵がこんなことを言うのも噴飯ものですが、せっかく習った理論や知識を使って「妄想」を羽ばたかせてみるのもこれまた自由。

 

◆GWへ向けて◆

さて、TACストレート本科生の方は、来月には全7科目の基本講義を終了することになりますね。
ここまでくると、企業経営理論と他科目とが有機的に関連していることが実感できていると思います。

今回は、脱線気味でしたが、企業の成長戦略と配当政策とを結び付け企業経営理論と財務・会計を合わせた記事としてみました。

また、経済や運営管理、中小などとの関連も深い科目です。
例えば、次の過去問は別科目のような問題です。

H18-8   →   中小(産業集積)
H19-3 → 経済(生産数量や費用構造の変動が企業の競争状況に与える影響)
H20-1   →   運営管理、財務・会計(ガントチャート、線形計画法、待ち行列理論、DCF法等)

 

現在は、講義中の科目に集中するのがベストですが、もし自信がまだないのであれば、来るGWを有効に使うためにも、財務・会計に加え、企業経営理論の主要論点を自分の言葉で理解し説明できるレベルになっているかどうか、再確認してみてください。

GW前までに、あやふやな論点は、テキスト、スピ問等を使って攻略しておき、GWは運営管理や経済、情報、法務など、もう忘れかかっている科目にも集中して取り組みたいところです。

 

◆収穫逓減?◆

重要科目と申し上げるわりには矛盾したことを言いますが、試験テクニック的には、企業経営理論は投入したリソース(時間)とリターン(点数)の効率があまり高くない科目だと思います。
どんなに頑張っても80点以上は非常に困難50点台からせいぜい75点くらいまでの範囲に収まってくるのではないでしょうか?

この科目を苦手としていた私の負け惜しみかもしれませんが、やればやるほど点数が上がる他の6科目と異なり「収穫逓減」の性格を持った科目のように思います。

従って、基本的な論点をカバーしたら、過去問でこの科目独特の言い回しや用語選択肢の消去法などに慣れることを中心とし、むやみに時間をかけることなく、その分は他の科目へ投入した方がよいと個人的には考えています。

さて、来週は1週間、各執筆陣による「経営法務」シリーズをお届けする予定です。

by こぐま



みなさん初めまして。アンドロメダです。

以前、合格体験記を書かせていただいたご縁もあって、今回から記事を書かせていただくことになりました。合格体験記をご覧いただければ分かっていただけるかと思いますが、「『なぜ』これをやるのか?」ということを主眼に置いて勉強し、なんとかストレート合格することができました。そんな私の経験が少しでも皆さんにお役に立てることができれば幸いです。

 

さて、今回のテーマは「経営法務」。暗記色100%のこの科目。しかも1問5点の問題が存在しており、1問のウェイトが大きくなりがちです。

今回私が扱う「英文契約」の問題ですが、私が受験した2011年でも1問出題されました。毎年出題される問題なのですが、受験校では「捨て問」として扱われることが多いようです。

しかし、2011年は5点の問題でした。これを「捨て問」とするのはもったいない気がしませんか?しかも、文法は中学レベルの知識しか要らないことが多いです。かく言う私も英語は得意ではありませんが、英文契約に関する問題は2分かけてでも「取れたらいいなぁ」という問題でした。

 

試しに、2011年の問題を見てみましょう。(ちなみに私はこの問題を取りました。)
<第15問>

ソフトウェアプログラムのライセンスに関する英文契約(License Agreement)において、「ライセンサーは、当該プログラム(“the Program”)が許諾地域において保護される第三者の知的財産権を侵害しないという保証をしない」旨を定めている条項として最も適切なものはどれか。

ア Licensor hereby represents and warrants that it is the sole owner of the proprietary rights to the Program or has sufficient rights in the Program to enter into and grant the rights set forth in this Agreement in the licensed territory.

イ Licensor in no way warrants that the Program does not infringe any patent, trademark, trade name, copyright, trade secret right or other proprietary rights protected in the licensed territory.

ウ Licensor makes no warranties that the Program shall satisfactorily function so as to fit for any particular purposes or uses required by the purchasers or users of end products in the licensed territory.

エ Licensor shall have the sole right to take any action against infringement of all intellectual property right it has, or defend any action by third parties for infringement of any other proprietary right with respect to the Program.

 

いかがでしょうか?英語が嫌いな方にとっては、「もう勘弁してくれ」というくらいの英単語の量ですが、そこを何とかもう少しお付き合いください。

まず、問題文を見て分かることは(二重否定になっているので分かりずらいですが)大きく分けて2つあります。

1. ライセンサーは保証(warrant)しない

2. 「知的財産権」という権利(right)に関すること

 

1. に関して言えば、この時点で「ア」と「エ」は誤りだということが分かります。なぜなら、「ア」も「エ」も”否定”を表す単語が1つも入っていません。

ちなみに、「ア」では「Licensor hereby represents and warrants (ライセンサーはこれによって保証します)」と言っており、「エ」では「Licensor shall have the sole right(ライセンサーは権利を持っている)」と言っています。

 

次に2. に関して言えば、「ウ」が誤りです。「ウ」では「function(機能)」だとか「purpose(目的)」だとか言っていますが、肝心の「right(権利)」の事については一切触れていません。

 

いかがでしょうか?この程度の知識で取れる問題なら、誰でも取れる気になってきませんか?ここで私の経営法務のファイナルペーパーに書いてあった英単語を掲載しておきます。

  • 裁判(Adjudication, Judgement)
  • 国際裁判管轄の合意(Jurisdiction)
  • 準拠法(Governing Low)
  • 仲裁(Arbitration)
  • 調停(Mediation)
  • 抵触法(国際私法)(conflicts of  laws)
  • 優先的交渉権(First refusal right)
  • 商業上の、商習慣上の(Commercially)
  • ~に合わせて(in accordance with~)
  • 紛争(Dispute)
  • これに関して(hereto)、これによって(hereby)
  • 解釈する、翻訳する(construe)
  • ~の範囲を超えて(exceed~)
  • ~に代わる、~を無効にする(supersede)
  • 不可抗力の事由(Force Majeure)
  • 製品仕様(Specifications)

単語の意味さえ知っていれば分かる問題もあります。例えば「何か紛争があった場合は仲裁によって・・・」という問題で、選択肢に「Adjudication」とか「Mediation」とか出てきたら(前後の単語次第ですが)誤りだと一発で分かります。

たとえ全部の選択肢が分からなくても、候補を絞り込むことは可能となります。私がこの問題を「捨て問」として処理しなかった理由は、「4~5点を取りに行く費用対効果が相対的に高く、合格の確率が上げられると感じたため」でした。

1点を争う1次試験において、この「英文契約」問題を「捨て問」として95点満点の科目として取り組むか、100点満点の科目とするか。。。もちろん「会社法」や「知的財産権」が最重要であることには変わりありません。

ですが、私が「英文契約」に割いた学習期間はトータルで1時間くらいです。各々の学習の進度に合わせて検討してみて損はないと思いますよ。

 

by アンドロメダ



こんにちは、を~です。

ちょっと前から電車でもマスクの人を多くみかけると思っていましたが、カゼが流行っているのではなく、先週から関東でもスギ花粉がピークみたいです。
花粉症のみなさんはしばらく厳しい季節ですね

季節といえば、10日もすれば桜の開花で賑わう季節です。
今年の冬は寒かったですが、そのおかげで東京では4月6日頃に満開と予想されています。
ちょうど入学式のころに満開なんて、今年の新入学生達にとっては嬉しい年になりそうですね。

さて、今回はデリバティブの話です。
1次試験財務・会計の過去問をザザザっと見てみたのですが、デリバティブが論点となっている問題って実はあまり出てないですね。
だいたい1問。

サブプライム以降、リーマン、ドバイと続き、最近ではギリシャに始まるヨーロッパ不況。
とてつもなく強い向かい風が吹いていて、一時は肩で風を切っていた金融工学も肩身が狭い状況が続いている事を考えると、デリバティブからの出題が少ないという傾向はしばらく変わらないでしょう。

ということで、今回の記事は(も?)、試験への貢献度は低いです

けれども、少なくとも「他の受験生より詳しいぜ」と精神的に優位に立てる効果はご提供します

 

■ デリバティブとは ■

意味:金融派生商品
derive (引き出す、由来する)の名詞化されたもの

机の引き出しと語源は一緒なんですね。デリバリーとは全く違う言葉です。

デリバティブには、先物取引スワップ取引オプション取引があります。

が、試験対策という面では、オプションだけ抑えれば十分。
先物もスワップも、予約の考え方がわかって居れば応用できます。

オプションにはコール(買う権利)とプット(売る権利)がありますが、コール(Call)は呼ぶから“買う”権利、プット(Put)は置いていくから“売る”権利です。
本来の語源は知りませんが、もしこんな所で悩むなんてムダ極まりないので、直観的にわかるようなイメージを持てれば十分。

もっと言えば、売る権利とか買う権利とか、一切気にする必要なし。
プットという商品と、コールという商品がある。これでOK

このプットとコール、どんな価値があるのかと言えば、こちらの記事で一目瞭然です。

 

ここで過去問。平成21年第19問です。

設問は、①と②がそれぞれ何の損益を示しているのか、①の最大損失はいくらか、というものでした。
それぞれの価値を示すグラフの形を見たことがあれば一発、まさに瞬殺です。

現物を持っている場合、価格変動があった場合に利益も損失も際限がありません。
そこで、オプション取引を使えば、最大損失を固定できる。
後者の設問、つまりリスクコントロールがデリバティブの本質です。

 

■ ちょいと深掘り ■

上のようなグラフを、オプションの「ペイオフ図」と呼ぶわけですが、原資産の価格が変動したら、それに基づいてオプションの価格も変動するということを示しています。

このペイオフ図、個別のオプションの損益だけでなく、組み合わせの損益を表すことができます。

上で気にしないと言いましたが、ここでは(ちょいと)深掘りするので、「買い・売り・何を」も絡めて考えてみます。
テキストに載っている話かもしれませんが、おさらいついでにちょっとお付き合いください。(なにぶん、テキストを持ってないもので・・・)

 

いま、価格K円で購入した証券Xを持っています。
証券Xには値下がりしてほしくありません。
証券Xには、オプション市場があって、コールもプットも買えます。
どういう取引をしますか?

はい、プットを買います。

 

 

では前提をちょっとだけ変えて

市場では証券XがK円で、手元には現金があります。
値上がりしそうな証券Xを買おうと思っていましたが、値下がりは怖いです。
どういう取引をしますか?

今度はコールを買いたいです。

 

でも上の例から考えて、「現物とプットを買う」と言いたくなった人はいませんか?

それも正解   下の図で、同じということがわかるでしょうか?

 

コールのペイオフ図

 

プットと現物の合成ペイオフ図

 

コール+現金=証券現物+プット

となるのですが、この関係に気づくと、「プット・コール・パリティ(put call parity)」を自分で導くことができますよ

 

とりあえず、オプションを語る場合、次の4要素が全てです。

①原資産
②権利行使価格(“義務”ではないですよ)
③満期
④オプションの種類(プット/コール、買/売、アメリカン/ヨーロピアン)

 

平成18年第12問、平成19年第15問と続けてオプションが出題されていますが、これだけで対応できます。

 

■ 財務諸表上は? ■

脱線ついでにさらに脱線してみます
リスクヘッジのための企業が取得したデリバティブ資産は、財務諸表上でどのように現れてくるでしょうか。

前々回に引き続き、会計基準の登場です。「金融商品に関する会計基準」という基準があります。
この基準の中で、「デリバティブ取引により生じる正味の債権および債務は時価をもって貸借対照表価額とし、評価差額は原則として当期の損益として処理する」ことが定められています。

「正味の債権および債務」と書いてあります。
なにかというと、例えばオプション取引であればオプションそれ自体の価値を示す、ということです。
行使価格がいくらであっても知ったこっちゃありません

通常、デリバティブ取引は、満期になると反対売買をして差額を精算します。
この精算される(べき)差額だけを財務諸表上で認識しておこうというものです。

 

■ 最後に ■

今回はデリバティブを題材にしてみましたが、診断士試験の財務・会計の大きな出題分野の中ではハエやカのごとく小さな論点です。
が、小さい論点であっても他の受験生を圧倒できるポイントを持つことは有効です。

一度他人を凌駕すると、その地位を維持したくなるのは人の常。
そして次はその領域を広げていきたくなるのは受験生のサガです

直前期になると焦ってくるし、今を逃したらこんな論点を抑えるなんてチャンスはないですよ。
各科目に1つずつ、小さくても圧倒的な強みを身に着けてみませんか?

以上、を~でした。

 



やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。(清少納言著「枕草子」より)

 

みなさん、こんにちは!スキー大好きなうちあーのです。
明日は春分の日。まだまだ寒い日が続きますが、遠くからだんだんと春めいてくる季節ですね。また、春分の日は昼夜の時間がほぼ同じになり、これから日の出の時刻が日に日に早くなってきます。東京地方の日の出時刻は5時45分頃。GW明けの5月5日は4時45分頃。夏至の6月22日は4時25分頃が一年で最も日の出が早くなります。

今まで朝型に切り替えようと思っていながら、「寒い」だの「暗い」だので実行できなかった方にとってはあけぼのを活用するいいチャンスかもしれないですね
因みに、診断士試験のスケジュールと照らし合わせてみると、

1次試験(8月4日・5日) 4時50分頃
2次試験(10月21日)   5時50分頃

そう、2次試験の時期はちょうど今くらいに陽が昇るのです。特に上級生の方は、2次試験超直前期や試験当日の朝の過ごし方をシミュレーションしてみるのものよいかも。

閑話休題。

この週末はかぐらで久しぶりのスキーを満喫してきました。こちらは上記の春めいた話と裏腹にまだまだ冬真っ盛り
冒頭の枕詞の通り、私うちあーのはスキーが大好きで、学生時代は志賀高原をホームゲレンデとしてインストラクターのアルバイトをしておりました。教える対象は修学旅行生、しかも「生まれて初めてスキーに来ました」みたいな初心者が主でした。初日はそれこそ雪上の歩き方やブーツの履き方から教えるレベルですが、3日目の最終日にはボーゲンで林間コースを降りられるレベルまで到達します。
指導のポイントは色々あるのですが、教えていて一番効果があったアドバイスは、

「もっと遠くを見て~!!」

滑走中に板の向きがどうなっているか気になってしまい、どうしても足もとばかりに視線が行ってしまうのですが、そうするとどんどん姿勢が悪くなりうまく滑れないのです。ちょっと勇気を出して、視点を「10メートル先の友達の背中」や「向こうに見える山」に持っていく。それだけのことなのですが、広い視野を持つことで格段に改善されることが多かったです。そんなことを回想しながらスキーを楽しんでいたのですが、ふと考えてみると苦手科目を学習する際の初期段階と共通点があるように感じてきました

TACカリキュラムでは今、経営法務の真っ最中ですよね。聞きなれないお堅い言葉がたくさん出てきて、苦手意識を持たれている方も少なからずいらっしゃると思います。「詐害行為取消権」、「取得請求権付株式」、「周知表示混同惹起行為」。。。用語の言葉尻だけを凝視し、執着してしまうとなかなか前に進めませんよね。
そんな時、視野を広げて「この用語(論点)は、法体系全体の中でどのような位置づけなのか」ということを俯瞰してみると理解しやすくなります。例えば、詐害行為取消権であれば、「一般法である民法の条項で、契約不履行に対して債権者を保護する手段の一つ」といった感じ。
テキストの目次各章の見出し文などを読むことで全体を眺めて、その用語(論点)がどこに位置しているか何のためにあるのか、を大局的に把握するとよいでしょう。
そうすることで、うまく滑れ・・・いや前に進むことができるでしょう!

=====

徒然なるままに、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。(兼好法師著「徒然草」より)

来週は、経営法務を掘り下げてお話ししたいと思います。
ではでは、今週も一週間がんばりましょう!!

Ciao!
By うちあーの

 

 



恐ろしく精緻かつ巧妙な間違い(0点)答案

 

おはようございます、ふうじんです。今日は予告通り【数の力】2次上級生編。「時間が制約条件」の初学者と異なり、上級生の合格制約条件は「(解答の)方向性」。つまり、

理屈上正しくても、出題者の期待と異なる答案は、不正解。

言い換えれば2次筆記の勝利条件とは、正しいこと(理想・アイデア)を書くのではなく、

出題者の期待に近いことを書く(or近づいたフリをして書く)こと。

※これは筆者オリジナルでなく、受験校有名講師解説からの受け売り。

■2次筆記の骨組みとパーツ■

少々話変えますが、寄せ書きブログを活用しつつ2次合格目指すなら、その際の基本姿勢は、

合格者の話は、読まない・信じない・真似しない

こと。まず以下の図表をご覧あれ。

・現在の2次筆記は、主に「解答記述力」で点差がつく(理由省略)。
・その結果、2次合格体験記は「どう書いたか」の書く力に主眼。でもそれって、Aランク入りした後の話
・誰もが知りたい「どうAランク入り(開眼)するか」の理屈は未解明。

ここから何が言えるか。

・合格Aランク入り(開眼)のきっかけは自力で掴む必要がある。
・Aランク入り前に解答記述力ばかり磨くと、確実に不合格方向。
・Aランク入り後に解答記述力を磨くと、堅実に合格方向に接近。

この説に拠ると、寄せ書きブログの2次ネタが本当に役に立つのは、「合格実力を備えた後」でしかない。で、なぜ事例開眼前は合格者意見があまり役立たないか。それは情報が氾濫するあまり、

どれが2次筆記の骨組みで、どれが2次筆記のパーツか

の区別ができないから。

一方この寄せ書きブログ2次記事、今は読み飛ばして後日改めて読み返すと、改めて手に取るようにその真意が伝わってくる。

<おまけ>
よって書き手側は、読み手意見ばかりに束縛されず、思いのまま好き勝手なことを書いて良い。だって、読み手側の2次対策レベルは今は極めてバラバラだから。
Sランク(解脱)の話は今日は割愛。 

 

.

■骨組みとパーツ(事例Ⅳの例)■

ここから本題。ではわかりやすい事例Ⅳ(設備投資意思決定)の例で、2次筆記の「骨組み」「パーツ」の分解実験。

設備投資意思決定(構造的意思決定=時間価値含む)の「骨組み」は以下3点。

①(設備投資実行後の)FCF算出
②資本コストで割引いて
③現在価値PV算出

 

この3論点は、「使わないと作問できない」から、どんな問題でも必ず問われる骨組み。では以下に4つ論点を足す。

この4論点は、「使わなくても良いけど」解答難易度を上げる追加パーツ。するとほら、意思決定計算問題は急に難しく「見える」。で、事例Ⅳ得点力の差とは、この骨組み⇔パーツの切り分け力。平均点45点の事例Ⅳで会計系資格保有者が堅実に70点以上稼げていた理由はここ(※来週書きますが、この作戦は今後通用しなくなると予想)

.

■骨組みとパーツ(事例Ⅰ~Ⅲ)■

本題の事例Ⅰ~Ⅲの話に戻る。寄せ書きブログにある2次関連情報はほとんど全て「パーツ」の話。つまりあってもなくても合格Aランク入りには全く無関係。なら「骨組み書けよ」と思うけど、コレかなり難しい。(なぜ難しいかの話は別として)「骨組み」の解明に挑んだ過去記事の例は以下。

1. 二次対策でやるべきことの「まとめ」
2. 敢えて「模範解答を目指さない」選択肢
3. 最後は「お団子一個」の「もう一点」で合否は決まる

でもこの記事、かなり核心に迫りながらも、何を伝えたいのか極めてわかりにくい(←ゴメン!)。つまり余計なコト書いてあるから、読み手に伝わらない。

これはT○Cロー○スクメソッドが「最大の不合格者数を産んでいる指導法」である理由の一つ。詳しい理由は別として、今年合格したいなら「余計なことを書かない」ことが一つの有力選択肢。

そして余計なコト書かずに本試験で合格A答案を4つ並べる方法を察すれば、Sランク堅実合格は容易に達成可能。

■数の力~まとめ■

ここまで読み進むと、結論はもう予想可能な範囲内。寄せ書きブログに利点はあれど、その最大制約条件は

一人のアイデアでできる表現には限界がある

こと。でもブログで書き溜めたアイデアを皆で持ち寄る機会を作る、例えば受験生を応援するフリをして定期的に受験対策セミナーを行うことで、2次試験の最新「骨組み」にググィッと迫れる可能性アリ。次回道場セミナー(5月?)に要注目。

受講生側にとっても同じ。一人では難しくても、世の中結構多くのことが数の力であっさり解決可能。診断士講座上級生がグループ学習を上手に使うと、なぜ堅実Sランク合格が可能か?その理由は相互刺激や議論効果ばかりでなく、自分がベストと思う答案を互いに見比べる

答案の数の力

これは直前2~3週間でないと合格レベル答案が揃わない初学者に対し、上級生が決定的に有利な点。

.

■今日のまとめ■

今日のこの記事、「余計なコト書かない」ことを試す意図で書いてるので、ほとんどの方が理解不能と予測。で、後日戻ってくる時のために、話の結論だけ頭の片隅にメモ。

・ブログ2次ネタは、今読むより「事例開眼後」の読み直しが有効。
・記事再読を通じ、安定解答A答案×4=Sランク合格が実現可能。
・2次論点の「骨組み」「パーツ」切り分け整理により、得点能力安定。
・過去記事のだらしなさに触れ、「俺の方がいいこと書ける」と思えたら、恐らく今年で合格可能。

byふうじん



こんにちは。こぐまです。

先々週に引き続き、財務編(下)です。
橋げたの早期構築を目指して、今回も基本論点に絞りたいと思います。また、少し古いものもありますが、当該論点に関係する過去問を参考として示すようにします。

財務編(上)は、会計と財務の間に位置する重要論点でしたが、今回はMBAのファイナンス理論をベースにした論点が多くなります。
一次、二次とも重視されている分野ですので、二次試験も少し念頭に置いて理屈中心の説明をしたいと思います。

◆資本コスト(資金調達)◆(H19-14、H20-14・16、H22-17)

前回、財務・会計はカネという観点で経営者の意思決定を助けるためにあると申し上げました。
営業活動や投資を行うために必要な資金をどのように調達すべきか、という意思決定に重要な考え方が「資本コスト」です。

資金調達の方法には、
①借入金や社債等の有利子負債
②株式発行による株主資本
の2通りの調達源泉があります。

企業側から見た調達コストは、それぞれ
①支払利息の負債コスト
②配当等の株主資本コスト
に分けられ、資本コストはこの組み合わせで構成されます。

一方、このコストを資金提供側から見ると、
債権者が求めるリターン
株主が求めるリターン
ということができます。

 

 

これらの資本コストの計算方法が、出題される基本的な論点です。

負債コスト
これはわかりやすいですね。有利子負債の利子率です。あらかじめ利子率は定められ、債権者に対してその支払いが約束されているものです。

株主資本コスト
上記で「配当」と書きました。目に見えるコストは、獲得した利益から株主に分配される配当金ですが、実はそれ以外のコストに株式価値の変動があります。つまり、株価の上昇による差益ですね。株主側から見た場合、前者をインカム・ゲイン、後者をキャピタル・ゲインといいます。
ここで、株価が上がってもコストとして会社から資金が流出するわけではないんじゃ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

逆に株価が下がった場合のことを考えてみましょう。株主が期待していたリターンを得られないと判断した場合、より高いリターン(期待収益率)を求めて、その会社の株式を売り、他の会社の株式へ乗り換えるという行動を取ります。そうすると株価は下落し、既存株主の資産価値を落としてしまいます

また、企業側から見ても、株価の下落により、株式での資金調達が難しくなるほか、調達コストも上がることとなります(株価が半分になったら、同額を調達するためには2倍の株数を発行しなければなりません→将来の配当金負担が増えることになります)。

つまり、株主は投資する見返りとして、配当金以外に株価の上昇によるキャピタル・ゲインを求めており企業側から見ると、株価を上昇させるための不断の努力が必要ということであり、本質的にはコストに他ならないということができます。

このあたりが、経常利益や税引後当期利益で会社数値を判断する「会計」と大きく異なる点であり、なかなか腑に落ちにくい点ですが、ファイナンス理論の起点となる論点です。

では、どうやってこのように曖昧な株主資本コストを数値として算出するのか?
診断士試験で出題される手法は、次の2つです。計算式はテキストで確認してください。

  • 「資本資産評価モデル(CAPM)」
  • 「配当割引モデル(DDM)」「ゼロ成長モデル」「定率成長モデル」があります。

(*)CAPMのベータ値は、上場会社であればブルームバーグのサイトで調べられますので、自社のベータ値がいくらかを調べてみるのも一興です。

 

前置きが長くなりましたが・・・
「資本コスト」とは、負債と株主資本、それぞれの調達源泉によるコストを加重平均して算出したものです。
これがWACC(Weighted Average Cost of Capital)ですね。

負債コストと株主資本コスト、どちらが高くつくか、もうお分かりですね。
資金提供者として、受け取れる将来の収益の不確実性(リスク)は株主のほうが高いですよね。配当は約束されていませんし増減もします。何より将来の株価がどれくらい変動するか、まったくわかりません。
株主としては、一定の利息支払いを約束されている債権者より高いリターンを要求するのは当然のことです。

負債コストである支払利息には法人税の節税効果(タックス・シールド)もあります。
つまり企業側から見れば、本質的には株主資本コストのほうが高いということになります。会計の考え方ではなかなか馴染めない結論ですが、これがファイナンスの考え方の根本です。

◆資本構成◆(H19-17、H20-18、H21-15)
資本構成とは、負債と株主資本の割合のことを指します。二次試験で必ず出題される経営指標分析の問題において、安全性を説明する際に「資本構成が脆弱」とか「資本構成が不安定」というように使います。端的には自己資本比率で表されます。
資金調達における負債の利用のことを「財務レバレッジ」と呼び、負債比率で表されます。
株主資本が小さくても負債を利用することにより、新たな事業ができるというような意味合いでレバレッジ(てこ)と呼んでいます。

財務レバレッジが大きいほど(負債の利用度が高いほど)、損益のバラつき(リスク)が大きくなります。
財務レバレッジの計算式を見ればわかるとおり、財務レバレッジが大きいほど、ROAの変化がROEの振幅幅に与える影響が大きくなり、これを「財務リスク」と呼んでいます。

経営者への助言という観点で考えた場合、「最適な資本構成はどういう比率か」ということになります。
伝統的な考え方では「最適資本構成は存在する」です。負債の利用が財務リスクに影響するため、平均資本コストを最低にする負債の比率があるはず、という考え方です。しかしながら、現実には様々な外的・内的要因が複雑に絡み、「これ」というひとつの解を示すことは困難です。

一方、診断士試験でよく出題されるのが、経済学者のモジリアーニとミラーによる「MM理論」、ある一定条件のもと、負債の利用は平均資本コストには影響せず、平均資本コストは常に一定であり、「最適資本構成は存在しない」というものです。
株式の完全取引市場が前提で、法人税を無視していますので、現実的に適用できる理論といえるかどうか? また、負債を極端に増やせば、倒産するリスクも高くなると考えるのが普通です。

一次試験ではH23-17で配当政策による株式価値への影響が問われ、MM理論は出尽くし感もありますが、診断士試験では好まれているようですので、過去問を使って命題と論点を理解しておいてください。

◆投資評価(資金運用)◆(H18-13・15、H19-16、H20-23、H21-16)
一次試験でも二次試験でも頻出の、ファイナンスとしては最重要の論点です。次の企業価値の論点にも繋がっていきます。
設備投資、企業買収など、投資を行うことは企業の事業拡大と成長のために不可欠な手段です。その意思決定をどういう手法で行い、何を実行可否の判断基準とするか、が重要なポイントです。

投資評価の方法には次のようなものがあります。テキストには必ず載っていますよね。

  • ・回収期間法
  • ・会計的投資利益率法
  • 正味現在価値法(NPV法)
  • 内部収益率法(IRR法)
  • ・収益性指数

それぞれに長所、短所があり、時間価値を考慮しているという点で、試験ではNPV法とIRR法が重要です。収益性指数はNPV法の変形で、出題されたことがありますので、算出式は覚えておいたほうがよいと思います。

一番優れていると言われるのはNPV法ですが、現実の世界では、将来のキャッシュフローを現在価値(PV)に割り引くための割引率を決めることが難しいという欠点があります。
ここで、上述の資本コストを思い出してください。
資金提供者である債権者と株主が企業に求める収益率は何だったでしょうか?
WACCですね。

あくまでWACCは、資金提供者側から見れば、このハードルは超えて欲しいと考える収益率です。
ということは、新しい投資を行う際、企業としてはこの収益率以上のリターンが必要となりますね。
よって、投資評価の際、将来CFをPVに割り引くための割引率は、WACC以上であるべきです。将来CFのPVから投資額のPVを引いた正味現在価値(NPV)がプラスであれば、その投資は実行という判断をします。

実際の試験問題では割引率は設定されていますが、本質的な考え方を理解しておくと二次試験にも役立つと思います。

IRR法は、NPV=0となる割引率(内部収益率)が高い方の投資を選択するというものですが、投資規模を考慮しない、複数の相互排他的投資案において優先順位が付けられない場合がある(「価値加法性」の問題)、将来CFに正と負の数値が含まれる場合にIRRが複数存在することがある、実数にならない場合がある、等の問題点を含んでいます。
上記のNPV法と同様、IRRがWACCより大きいか小さいかが投資の判断基準です。

IRRを算出させる問題が出た場合、毎年のCFが同額であれば、そのPV合計額を毎年のCFで割って年金現価係数を算出し、補間法でIRRを求めることができます。上記グラフでは、IRRは6%と9%との間のどこかにあることがわかります。

一方、毎年のCFが同額ではない場合は、試行錯誤してIRRを算出せざるを得ませんが、手計算では面倒なので出題はされないと思います。
古い過去問ですが、H15-16が典型的なIRR法の問題です。ご参考までに。

将来CFを年度ごとに算出しなければならないような問題の場合、与えられた条件で簡便的なCF計算書をさっと作ったほうがベターと思います。
この計算は二次試験でも超重要ですが、これまた案外、間違えます。
将来CFの計算さえ正しく行えば、ほぼできたも同然
特に、取替投資では、旧設備の売却損による法人税の節税効果がプラスCFとなるので、織り込むことをお忘れなく。

T○Cでは、CIF、COFという言葉を使って、CFの図を使う解法が用いられていますね。面倒でも図に書いてみる、これはわかりやすく間違いにくい方法だと思います。

◆企業価値◆(H17-12、H19-17、H22-12・14)
企業が生み出すキャッシュフローの現在価値の合計が企業価値であり、債権者にとっての価値である「負債価値」と株主にとっての価値である「株主資本価値」の合計です。

「企業価値=負債価値+株主資本価値」

企業価値の算出方法で出題頻度が高いものには、DCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法を使った次の2つの方法があります。

負債価値と株主資本価値を別々に算出し合計する
債権者の収益は利息、株主の収益は配当金です。上述の配当割引モデルを使ってそれぞれの価値を算出します。

負債価値=支払利息÷負債コスト(利子率)
・株主資本価値=配当金÷株主資本コスト

FCF(フリー・キャッシュフロー)を資本コスト(WACC)で割り引く
フリー・キャッシュフローの概念は理解しておられますか? いろいろな説明の仕方が存在しますが、ここでは、資金提供者にとっての企業価値という観点から、「債権者と株主が自由に使えるキャッシュである」と定義しておきます。「債権者と株主に自由に配分できるキャッシュである」と言い換えることもできますね。利息支払いや借入返済、配当金支払の原資となるものです。
また、FCFは調達方法には左右されません。
FCFは下記計算式で導き出されますね。重要な式です。一方、この記事のようにP/Lから導き出すことも可能です。

「FCF=税引後営業利益(NOPAT)×(1-法人税率)+減価償却費-設備投資額-運転資金増加額」

そして企業価値を算出する式は、
「企業価値=FCF÷WACC」
ですね。

なぜWACCで割り引くのか?
それは、上記の資金調達と運用で書いたように、債権者と株主が企業に要求する最低限の収益率(ハードルレート)だからです。

経営者は、企業価値を上げるために、FCFをできるだけ大きくすること、または/かつ、WACCをできるだけ小さくすることが求められることになります。

 

さて、FCFの計算式でNOPATという会計にはない利益概念が出てきました。なぜ経常利益ではないのでしょうか?
それは、経常利益だと、債権者に支払う支払利息が差し引かれてしまっているからです。しかし、支払利息は債権者の収益となるキャッシュフローでしたね。

企業価値の計算式をご覧ください。分母のWACCは、負債コストと株主資本コストの加重平均です。つまり、分母には利子率が含まれているということです。
従い、分子であるFCFにも債権者の収益である利息が含まれていないと、分母と分子が対応しません
そのため、FCF計算には営業利益を使い、それに法人税がかかるとみなしているわけです。

 

上記どちらの方法で算出された企業価値も「時価」です。企業買収を検討する場合に、被買収企業の値段がいくらか、提示された買収価格は高いのか安いのか、などの意思決定を行うために必要な考え方であることを付け加えておきます。

◆ポートフォリオ理論(投資リスク)◆(H20-19・20、H21-17・18、H22-16)
ハイリスク・ハイリターンという言葉があるように、リターンにはリスクが必ず付きまといます。
投資対象によって、リスクとリターンの関係は異なります。診断士試験では株式等の証券投資に関する問題として出題されることが多いようです。

リターン
投資の予想収益率は、将来起きる事象によって変化し、問題ではその確率が示されています(確率の合計は当然100%)。
提示されている予想収益率と確率をかけたものの加重平均値が、その投資に関する「期待収益率」と呼ばれるもので、二次試験でも問われる重要な考え方です。
数学の期待値の考え方と同じですね。

リスク
自分の予想からどれだけぶれるか、の変動がリスクです。
つまり、期待収益率からのバラツキの度合いでリスクの大小を測るものです。
このバラツキを数値としてあらわすのが、「分散」「標準偏差」です。

一次試験で出題されることが多いのは、異なる2つの証券を組み合わせて投資し、個別証券の価格変動が異なることを利用してリスクを低減する効果を狙うポートフォリオの考え方です。
標準偏差(x軸)と期待収益率(y軸)のグラフで、2つの証券の組み合わせによるリスクとリターンの遷移が表されています。

複雑な計算も含まれるため、上記に示した過去問以外では、スピード問題集」の第27問(これは非常に良い問題)の解説をよく読み込んでみてください。共分散や相関係数まで一連のポートフォリオ理論に関する基本を学ぶことができます。

 

3回に渡り、「財務・会計」の基本論点をまとめてみました。どちらかというと基本的な考え方を中心に説明したつもりです。これは、二次試験にも通じる考え方だからです。ただ、今回は長すぎましたね・・・

道場メンバーも昔から口を酸っぱくして繰り返していますが、この科目の重要度と難しさは年々増しています。ガツン!とやって一通り基本論点を理解できたら、あとは練習あるのみです。私は得意にしていたほうですが、それでも2週間も離れると、がくっと目に見えて力が落ちていました。わかってるつもりなのに、「手が動かない」のです。

二次試験に向けての勉強では、隙間時間には財務・会計のスピ問を読み直していました。
実務補習中も、一次テキストを参照していました。そして、今まで書いてきたような内容がいかに現場で重要か、改めて痛感しています。そういう論点を中心に書かせていただきました。

現時点で、すでに過去問をコンスタントに6~70点以上、取れる方は、余裕があれば事例Ⅳだけは少しずつ手をつけ始めてみてもいいかもしれません。
つまり財務・会計が得意な人は、この段階からライバルに差をつけやすい、というのが結論です。

By こぐま



こんにちは、ひめです

3/12に中小企業診断協会から、今年の試験日程が発表されましたね。
口述試験の日程まで、カレンダーに書き込みましょう♪

さて。前々回前回、につづき、今日はメンタル力↑・体力↑の最終回。ふうじんの記事を始め、道場執筆陣からも「読んでみたい」と気にかけてもらっていたテーマ「ピーキング」についてご紹介します。

私の合格体験記のコメント欄でも触れましたが、「ピーキング」とは主に運動選手が使っている用語のようで、辞書には以下のように記載されていました。

●ピーキング【peaking】
運動選手などが、大切な大会へ向けてコンディションを最高の状態にもっていくように調整すること。また、その調整法。
「出典:デジタル大辞泉」

大まかなイメージは下図のとおり

①2週間前から徐々に高める

②試験当日に100~120%レベルまでピークに持っていく

③試験後1週間は疲れで40~50%に低下する

===

●2週間前~:
本試験と同じ生活リズムに。規則正しい生活を

睡眠時間を確保起床時間を一定にする。
(6時間は睡眠確保。朝6時頃の起床を心がけました)

・必ず朝食を食べる。かつ朝食の量と質を同一にする。
(ゼリー飲料かバナナ。+カフェオレでした)

空腹状態を作らないようにする(ゼリー飲料とかGood)

・水分補給は、一度に大量飲まずに、少しずつ分けて飲む
(その方が集中力が高まりやすいそう)

試験時間と同じ時間に2時間、おもいっきり集中して勉強する
(朝10~12時に設定してました。平日はその時間に集中して仕事!
一日のピークをここに持ってくる感覚。)

昼食はバランス良く食べて栄養を取る。食べ過ぎず、よくかんで。

・帰宅手段などで30分位歩く時間をつくり、有酸素運動をする。

・ご飯を食べる前、外出から戻ってきたらうがい・手洗いをする。

・帰宅後「合格のお守り」CDを聞く。

・夕食は寝る3時間前には終える
(胃に負担をかけない)

・夕食後はなるべく頭を使わない。
夕食後はできれば頭を使わないような作業を。例えばテキストや教材の
整理、今後の勉強スケジュールの見直し、試験当日のシミュレーション等を
する時間にしてました)

寝る前に30分程度、勉強のことをまったく考えない、好きな時間を作る

・ なるべく風呂につかり、セルフマッサージをして疲れを取る
入浴後ストレッチを多めに。(血行良くする)

朝(起きたあと)と、晩(寝る前)にメンタルトレーニング
 (※腹式呼吸自律訓練法 、ポジティブな思考・つぶやきなど)をする。

ヒーリング音楽を聞きながら眠りにつく。

—-

どうでしょう。人によっては「なんだ、当たり前なことばかりじゃないか」と思うかもしれません。。私は日頃からこんなふうに毎日生活できていなかったので、”毎日を意識的に丁寧に過ごす”ことをこころがけていました。1週間前からは、上記の生活をキープしながら、下記のことを実行していきます。

—-

●1週間前~4日前:
勉強時間(量)のピークをここに持ってくる

・勉強は、重要な論点を中心に一回転、試験の全範囲に触れる。
最終負荷はこの時期にかける。

新しいもの(勉強)に手をつけない

—-

●3日前~:
勉強時間を徐々に減らしていく。

・勉強は時間(量)よりも質を重視

・マッサージにいったり、ジムで軽く運動したりして、心と体の疲れをとる。
それにより頭の疲れが取れて、頭の「キレ」が出てくる。

—-

●試験前日:
当日の行動をシミュレーションする。

・朝起きてから試験終わりの合図まで、どういう風に自分が感じて行動するのか
(起きて、顔洗って、着替えて・・)丁寧に想像する。
一日をコマ送り(倍速)で追っかけるイメージ。天気、服装、持ち物、昼食、
交通手段などを想像してみる。

・当日すごく困りそうなことをたくさん想像してみて
(例えば、うろ覚えだった範囲が出題される、隣の席の人の計算機を
叩く音がうるさい、当日お腹が痛くなる等)
ハプニングにうまく対処している自分を想像する

—-

●試験当日:
いままで過ごした2週間と同様の動作をして本番に臨む。

====

以上を、T○C2次チェック模試(4月)、T○C1次模試(6月)、1次試験(8月)、T○C2次公開模試(9月)、2次試験(10月)でやっていました。もちろん残業でタクシー帰り、なんて日もあったので、完璧にできたわけではないです。7割くらい守れればいいかな、という程度です。

ピーキングが成功したな、と強く感じたのは、一次試験です。一次試験後の2,3日は脳みその動きが鈍っているのを実感しました。

結果感じたこと・得たもの

1.【安定】生活が規則正しくなると、体調・精神も安定しやすい

2.【備え】当日困りそうなこととその対処を予め想定していたので、
   たいていのハプニングは想定内

3.【自信】模試等での小さな成功体験が積みあがり、
  当日、自信をもって迎えられる

4.【健康】風邪をひきにくくなる

====
よくイチローの話で聞きますが、彼は朝ご飯のメニューに始まり、練習メニュー、バッターボックスに入ってからの動き、と、いつも同じ動きをするそうです。チーム仲間からも「時計のようだ」と言われたとか。イチローを想像しながら2週間過ごしてました。

本日でメンタルシリーズ3回は終了です。こういう記事は、試験直前によく投稿されると思いますが、自分に合う方法かどうか試してから本番に臨みたいですよね。

効果・実感は、個人差があると思いますが、もし「ちょっと真似てみようかな」と思った方は、模試などで試してみてくださいね。
また、ピーキングを試す際は模試当日が本番のつもりで過ごしてください

今日もお読みいただいてありがとうございます。

by ひめ




みなさんこんにちは、コニケンです。
もう三月中旬と言うのに、まだまだ寒い日が続きますね。年度末で仕事も忙しい時期だとは思いますが、体調を崩して授業に出られなかったり、思うように勉強に集中できなかったりと本当にもったいないことになるので、是非体調にだけは気を付けて下さい
さて、前回は情報システムのポイントについて簡単にまとめてみましたが、今回は経営法務のポイントについて書いてみます。一次試験二日目の朝一に受ける科目ですね。いよいよ一次試験の一周目の勉強も大詰めになってきましたが頑張っていきましょう

○はじめに
最初に言っておきますが、実は私にとっては一次試験最大の山場でした…結果的には本番で問題無く60点を超えましたが、模試や授業で受けた練習問題等で7科目中唯一40点台を叩き出し、不安要素が完全に取っ払えなかったのは事実です。それでも総合合格の足を引っ張らなかったのは、本番に臨むときまでには、当初持っていた苦手意識を相当克服したからだと思っています。そう、文理出身問わず「何となく難しそう…」「面白く無さそう…」という負の先入観を持っているみなさん、まずはその意識を少しでも取っ払えるようにしましょう!
間違っても時間切れ等で40点を切らないこと!ここで足きりをくらったら本当に本当にもったいないです。2次試験にも大々的には登場しないため、いわゆる重要3科目ではないですが、決して油断することなく、万全の状態で本番に臨めるように準備を進めていきましょう。また、万万が一のことを考えて、法務での失点を、例えば情報システムで補えるようにしておくという安心感が、結果的には本番で平常心を保つポイントでもあると思います。
初学生に取ってみたら視野を大きく拡げるチャンスです!特に私のように製造業の場合、知的財産での知識は直接的に仕事にも結び付きます。(余談ですが、入社してから何度か特許を出したものの、その裏にある知的財産法自体をあまり理解していなかったのがある意味恥ずかしいです。もちろん、今はもう違いますが!)また、これは誰にとっても共通ですが、会社法を学べば、基本中の基本である「自分の会社はどう成り立っているの?」ということも分かり、今までと違った形で自分が所属している組織が見えてくるはずです。ワクワクしてきませんか?

さて、導入が少し長くなってしまいましたが、前回同様「3×3」として、試験傾向3つ、それぞれに対する対策3つ、そして、最後おまけとして、これだけはマスターしたいトピックスを3つ掲げます。まだ学習がこれからと言う方も多いかもしれませんが、今後の予告と言う意味も込めて、気軽に確認してみてください。本格的に始まった頃に、またこの記事へのリンクを張っておきます。

○試験傾向・対策
1.問題文・選択肢が長く、時間切れを起こす可能性がある
まだ学習を始めていないみなさんも過去問をパラパラとめくって頂くと分かると思いますが、比較的一問一答的性格が強い情報システムや中小企業経営・政策に対して、60分という試験時間を考えても、問題文も選択肢の文も一つ一つが長いです。丸々一ページ文字で埋め尽くされているものもあれば、場合によっては一問が3ページにまたがっていることがあります。選択肢の差も曖昧で判断に迷うため、財務会計と並んで、きっと時間的にはカツカツになる科目となるでしょう(私自身、最後の最後までそうでした)。問題数は少ないのですが、一問あたりの配点が大きい分、一問落とすとダメージも大きいですよ。。

⇒対策1
日頃から、問題を解くときのスピードを意識する!もちろん、独特の言い回しに慣れるまでは多少時間がかかるのは仕方ないですが、ある時点からは必要以上に慎重になり過ぎず、 問題を解くときも(例えば)「3分で解く」と目標を定めて解いてみましょう。この科目は、深入りし始めたら正直キリがないので、特にその意識が重要だと思います。
この科目の代表的出題パターンとして、 a) 単純な穴埋め / b) ある事例に対して、適切・不適切の選択肢が与えられる /c)ある共通テーマに沿って、4つの全く異なる事例に対して適切・不適切の選択肢が与えられるがあります。いざ本番を迎えた時、もはや言うまでもないですが、問題順に解く必要は全くありません。時間がかからないa)から潰していき、あとは残りの時間でb)・c)をどう潰していくか。詳細はまた別の機会に触れることにしますが、自分の得意・不得意も考慮しつつ、戦略的に取り組んでください。しつこいですが、「終わってみたら時間切れ」ということだけは絶対避けるように!

2. 問題文のイメージが捉えづらい
「X社の代表取締役甲の母親乙は不動産等の資産を有しており…X社のY銀行からの11億円の借入について…」(2010年度第16問より抜粋)甲?乙?X?Y?独特の言い回しである上に、登場人物等の関係がとても複雑で、パッと読んだだけでは何を言っているのかイメージが捉えづらい問題が多々あります。とは言え、やはり1問あたり平均3分で解くことが求められており、じっくり読んでいる時間もありません。。

⇒対策2
文章として関係を追うのではなく、簡単な図を描いて関係を整理する!例えばお金の流れがどうなっているのか、誰が誰に対して損害賠償を請求しているのか等、文字だけでは分かりにくいことが、矢印を含めた図を描くことで一気に分かりやすくなります。もちろん、人に説明するパワポを作るわけではないので、精緻可憐である必要はありません。あくまで、自分が分かれば良いのです。とは言え、最初はそう簡単にはいかないと思います。1で言ったように、時間を意識しつつ、日頃から訓練を積み重ねることで、どのような図が有効かが見えてきますし、これは他の科目や、普段の業務においても間違いなく活かされてきます。

3. 覚えるべき内容の差が紙一重
何を言っているかと言うと、例えば会社法の冒頭に登場する、株式会社の種類(機関設計)。「公開会社にとって、監査役は必須なの?任意なの?え、大会社かどうかでも変わる!?」前提条件によってコロっと答えが変わり、その差は本当に紙一重です。曖昧な定着度のまま本番に臨んだら、緊張していることも考慮すると、間違いなく焦って正解に辿りつけないでしょう。。

⇒対策3
表の中身を漠然と覚えるのではなく、色やパターンで覚える!たとえば、上にも登場した機関設計において、表の中で「必須」の箇所を黄色の蛍光ペンで塗る。そうすると、画像パターンとして捉えることができ、頭の中に定着しやすいでしょう。もちろん、テキストの表をそのまま覚えるのではなく、自分が覚えやすいようにアレンジするのもオススメです。そして、いざ本番でそのテーマが登場したら、たとえ30秒かかったとしても、必要部分の自分流の表を、問題用紙に描き出す!私自身そうしましたし、冷静に判断ができます。単品ずつの記憶勝負で臨んでもおそらく失敗します。何度も練習して、表やその覚え方に改良を加えつつ、スラスラと描き出せるように今から訓練を積んでいきましょう。

○絶対にマスターしたいトピックス
先週同様、詳細は抜きにして、上の3)に関連して、最重要の3つのテーマを挙げておきます。本番までに何度も何度も確認することになるでしょう。とにかく最低限この3つだけはスラスラとアウトプットできるように準備をしておいてください
①株式会社機関
⇒株式譲渡制限会社・公開会社・大会社・委員会設置会社に対して、株主総会、取締役会、監査役の有無等
②組織再編
⇒事業譲渡/授受・合併・株式交換/移転・会社分割に対して、債権者保護手続きの有無、効力発生の時期等
③産業財産権
⇒特許権・実用新案権・意匠権・商標権に対して、保護対象、審査方法、出願公開制度の違い等

どういう形で出題されても、8月時点では、自信を持って人に説明できるようになっていましょう

○おわりに
いかがでしょう?何となくイメージが湧いてきましたか??冒頭にも言いましたが、(特に理系のみなさん?)絶対に苦手科目のままにしておかないこと!しばらくはなかなか結果が出ないかもしれませんが、粘り強く取り組みつつ、あくまで自分の世界を拡げる良いチャンスだと捉えて、法律の世界を楽しみながら学習してみてください。そうすれば、自ずと最後は良い結果に結び付くはずです。一人で悩んでしまったときは、過去問を題材に学習仲間や先生と語ってみるのもオススメです。是非頑張ってください!
<予告>4月に中小企業経営・政策もまとめますのでお楽しみに!
byコニケン



こんにちは、を~です。
いきなりですが、先週発表された1月の経常収支、覚えてますか?

受験生とはいえ診断士たるもの、、、、いやいや覚えていなくて全く問題ないのですが、経常収支がどういうものか、ということくらいは理解していたいですよね。

経済学の勉強をした人は、新聞やテレビでニュースを見る度に、用語や関連知識を軽く思い出してみましょう。
日常の中で復習できるなんて、経済ってばオトクです(ちょっとチガウな)
これからの人は、しっかり頑張る

おっと、忘れるところでしたが、庶民のことがわからない大金持ちさんたちは、帰っていただいても結構です

 

■ まずは小手調べ ■
需要の均衡式はマクロ経済の初歩中の初歩ですよね。

このYdはつまりGDPなわけですが、GDPがこんな推移をしているとします。

 

 

このとき、上の式の右辺、CとIとGはどんなふうに動いていると思いますか?
それぞれ、Yの動きに合わせて独特の動き方をします。

 

ざっくり言って、この図の中の、①②③のいずれかです。かなりデフォルメしているという事は言わずもがなですが。

 

 

 

正解は、①がG(政府支出)、②がI(投資)、③がC(消費)です。

 

■ イメージの掴み方 ■
はConsumption、つまり消費です。もっと言えば家計消費
家計消費の中で最大の要素って何か知ってますか?

自分の家計を考えてみて、何の支出がもっとも大きいでしょうか。大部分の人は住居費だと思います。住居費とか食費は景気が悪くてもそんなに切り詰められませんよね。
でも外食・衣服・嗜好品なんかは景気に影響をうけます。庶民的でしょ?

ちなみに、景気の動きに比べて消費が安定することを「ラチェット効果」と言いますが、ラチェットという単語は「歯止め」という意味です。ラチェットって工具を知っているとイメージ湧きます・・・かね。

 

次にですが、これはInvestment、つまり投資(民間投資)です。主体は企業です。

最大の投資は設備投資です。企業って、景気が悪くなると、設備投資を控えてコスト削減・リストラって騒ぎ出しますし、景気が良くなると節税対策とか気にしますよね。

つまり、企業の支出は景気に敏感に反応します。
そういえば、機械受注高って、景気先行指数でしたよね。

 

最後のはgovernment spending、つまり政府支出です。

説明は不要と思いますが、政府は景気が悪くなると持ちなおそうとします。というわけで、政府支出は景気とは逆の動きを示します。

その手段はたいてい公共投資です。「投資」と言いますが、公共なのでIには含みません。

景気の悪化があったときに、ほっとく、もしくはそれを助長する政府は、政府ではありません。すくなくとも経済学の枠組みの中では

まさに庶民の味方!

 

均衡は庶民の感覚 ■
需要の均衡とくれば、次に何をイメージしますか?

国民所得は、需要に限らず、供給の均衡、3面等価いずれも均衡が論点となっています。IS曲線は財市場における利子率と国民所得の均衡ですし、LM曲線は貨幣市場における均衡です。AD-AS曲線は、需要と供給が均衡する物価(と、その結果として実質国民所得)を示すものです。

均衡という概念ですが、ムリヤリ庶民と関連づけると、「他人がトクする・自分がソンするのは許せない」という庶民的な感覚がベースにある、と言えます。(言い過ぎかな)

なので、「○○が××すると、△△な状態がオトクになるので、みんなが△△になろうとする」と考えればカンタンです。
たとえば、今、金融緩和で貨幣の供給を増やしました。どうするのがオトクですか?

・金利が下がるので、借金してでもモノを買うのがオトク

なので、r-Y均衡上でLM曲線が右シフトするだけでなく、実はP-Y均衡上でAD曲線も右シフトします。金融引き締めは、逆にAD曲線が左シフトします。

財政拡大で公共投資が増えたとき・・・・・  まぁ、この場合は、余計なことを考えるよりも財政拡大で総需要が拡大するからAD右シフトを連想するのが早いですよね。

 

■ 庶民の味方といえば ■
忘れちゃいけないのが、デフレです。(いや、別にいけなくはないが) 庶民としては、物価が下がってくれると嬉しい

最近でこそ、石油価格の高止まりなどもあってモノによっては値上がりしつつあるためか、ニュースなどではあまり聞かなくなりましたが、しばらくデフレスパイラルはニュースの主役でした。

このデフレスパイラルですが、発生のメカニズムを簡単に整理したのが下の図です。

 

はしょってたり、強引に書いてたりするので表現が苦しい部分もありますが、この中で経済学的にポイントなのは「実質金利上昇」です。まさしく上で書いたとおりです。

買いたいものの値段がさがるのはいいけど、給料も下がるんでは嬉しくないですね。

 

■ 最後に ■
本筋から脱線しますが(何を本筋と言ってよいのか、じつは自分でもさっぱり・・・)、経済の勉強開始当初、ぼくはIS-LMどっちがどっちか混乱しまくりました。

その時の覚え方が、「右下がり」。migISagariのISと覚えました。これくらいくだらない方が忘れにくいでしょ。(あ、左下がり?それは言っちゃダメだ!!

今回の記事は、こじつけている部分もありますが、経済学の基本的な考え方っていうのは庶民の視点だと思うんです。
リスク回避型の投資家を前提としていたり、取引コストなんて無視したモデルで考えるとか。
失業率を研究してみたり、モラルハザードを意識したり。

いかにも庶民的だと思いませんか?まぁ思わなくてもいいんですが。

ぼく自身もそうでしたが、経済学を得意にできない人って多いように思います。
そんな受験生の皆さん、少しでも経済学に親近感を持ってみませんか?

 

以上、を~でした。



みなさん、こんにちは!うちあーのです。

昨日は3月11日。あの悪夢から丸1年が経ちました。
東日本大震災で被災された方々に、改めて心よりお見舞いを申し上げます。
また、約34万人の方々が未だ避難生活を強いられ、東北沿岸部では未だ推定2100万トン以上もの瓦礫が残り、市街地でも電柱が傾いたままになっている等、大震災の被害は終わっていないのだとの認識を新たにしております。

私は現在実務補習で中小企業の経営者の方々から直接経営に関するお話を伺う機会を得ていますが、やはり大震災が中小企業経営に与えた影響は甚大であることを肌で感じています。日本の企業数の99.7%、雇用の約70%を占める中小企業の復興・発展は、まさに日本の経済成長を支えるソリューションであり、悩める経営者をサポートする中小企業診断士の活躍の場は無限大と考えます。
今みなさんは目の前にある診断士試験を突破することが先決ですが、合格の先には日本経済復興のためにより直接的に貢献できる資格が待っているのだ、と考えると沸々とした闘志が湧いてくるのではないでしょうか?

さて今回は、前回のこの時期の悩み(初学生編)の続編、上級生のこの時期のお悩みについてです。
ここでいう上級生とは複数年受験生、つまり平成23年度以前に本試験を受験された経験がある受験生と定義します。
また、上級生の中で今年1次試験免除で2次試験集中型の方をAタイプ、1次試験科目を残している方をBタイプと呼ぶことにします。

◆悩み1 足すべきか足さざるべきか◆
1次試験の受験申込受付期間は例年5月初旬から5月末です。(そろそろ平成24年度の日程が発表される頃ですので診断協会のHPをチェックするようにしてくださいね)
Bタイプの方は基本的に未合格科目を受験することになりますが、中には既に合格している免除科目を敢えて加える作戦を取ろうとしている方もいますよね。得意科目を受験科目として足すことで不得意科目を補完したい、というのがその狙いだということは分かりますが、もし3科目以上残っているのであれば、私はあまりおススメはしません。理由は、どんなに得意科目であろうと試験対策にはそれなりの時間的、労力的な負担が生じるからです。不得意科目の補完を目的とするのであれば、60点ラインから大幅な上積みを確実にできるようでなければあまり意味がありません。どっちみち時間をかけるのであれば、足さなくてもよいものは足さずに、その分の時間と労力を集中的に不得意科目に充てて何とか60点ラインに持っていく方が効率的だと考えます。
そもそも診断士は幅広い分野で見識が求められる資格でもあるので、もし現時点で不得意科目と思われる科目がある場合、その弱みを克服するのが理にかなっているとも思います。
「仕事で専門分野だから学習時間をかけなくても確実に高得点が取れるよ」という科目がある方に対しては止めはしません。ただし、ご存知の通り1次試験に爆弾科目はつきもの。自信を持って足した科目に爆弾科目に当たってしまうリスクは含んでおかなければなりません。

よって、基本的には「足さざるべき」がここでの結論となります。が、例外があります。未合格科目が1科目あるいは2科目の方です。どうしましょう?悩ましいですよね。受験科目がたまたま爆弾科目に当たってしまったら相当きつい。この場合であれば、ご自身の最も得意とする科目(2次関連科目であれば理想的)を足して3科目受験とするのがよいのではと思います。
なぜ3科目か?答えは、「3科目中1科目が爆弾だったとしても残り2科目で挽回可能だから」です。
TACで出しているデータリサーチによると、平成22年の経済学は例外として、過去5年間で平均点が50点を下回った科目はありません。つまり爆弾科目がきても何とか平均点レベルを獲得できれば、単純に残り2科目で65点ずつ取ればよいということになります。平均点で考えるのが妥当かという議論もあります。また、最終的にはみなさんそれぞれの状況に応じた判断にはなりますが、一つの考え方として参考になればと思います。

Aタイプの方は基本的に1次試験には目もくれず、ひたすら2次試験対策となると思います。ただ本試験の空気を味わう、あるいは1次試験の傾向を把握する、等の目的で1次試験対策にはほとんど時間をかけずに受験だけしてみる、という作戦を取った人も実際いました。もし、5月の時点で2次試験対策に一定の目途がたっていれば、そういう選択肢を検討してみるのもよいと思います。

◆悩み2 1次と2次の学習バランス◆
私が所属していた勉強会はBタイプの集まりで、メンバーには1科目残しから7科目再受験までいましたが、コンセンサスとしては「4月末のTAC2次チェック模試までは2次中心の学習」でした。私の場合は3科目受験組でしたが、3月のこの時期は2次:1次 = 9:1くらいだったでしょうか。ほぼどっぷり2次試験対策に没頭していました。何をやっていたかというと、3月は過去問分析、4月は事例作成です。これらをグループ学習で徹底的に行うことで「2次試験とは何たるか」の研究を進めました。すっごく役に立ちましたよ。
今の時期に2次試験対策に集中した理由は、ゴールデンウィークを過ぎると1次試験対策の直前期に入り、2次試験対策に時間がかけれらなくなる、つまり、この時期に目いっぱい2次のスキルアップを図る必要があったからです。

メンバーの中で1次受験科目が5科目以上の人は、この時期でも1次試験対策の比重が多かったようですが、それでも2次チェック模試を前半戦最大のマイルストンとして最重要視する、という点は共通していました。Bタイプにとっては、5月以降8月の1次試験終了までは2次試験対策を休止せざるを得ません。よって、2次チェック模試での仕上がり具合はその後の展望や心持ちにかなりの影響を与えます。私は、この2次チェック模試で上位5%以内を目標に取り組んだ結果、目標達成できました(上位1.5%)。これは、前年の敗北感を一掃し「1次試験さえ通れば合格できる」という自信に繋がり、その後の学習にも弾みがつきました。
この時点では、AタイプもBタイプとほぼ一緒ですね。Aタイプは1次の学習が不要な分、より腰を据えて2次試験対策ができるでしょう。一つ質問ですが、本番までの受験校の2次模試のスケジュールはチェック済みでしょうか?10月はまだまだ先のようですが、実は80分x4事例ガチンコでやれるチャンスってそう多くは無いんですよね。2014年ワールドカップまでに代表選手が集まれる機会があまり多く無いのと同じ、みたいな。(え、例えが分かりづらい?笑)
というわけで、Aタイプは当然ですが、Bタイプの上級生もやはり3月上旬のこの時期は、2次試験対策を徹底的にやるに尽きます。

◆悩み3 2次試験における知識系問題への対応◆
去年の2次試験では1次試験の知識がズバっと問われました。
①事例Ⅰ 第2問 特許をあえて出願しない理由
②事例Ⅰ 第3問 所有と経営の分離のプラス面とマイナス面
③事例Ⅱ 第5問 インターナル・マーケティングの具体的手段
④事例Ⅲ 第4問 CAD/CAMの導入メリット

上記のうち、③は事例Ⅱの定番なので、2次試験対策の範疇で対応可能でしたが、それ以外の3問については本試験会場でドキッとした人も多かったと思います。1次試験の学習を積んできたストレート生であれば、スッと書けそうですが、Aタイプや当該関連科目が免除科目となっていたBタイプの受験生にとってはちょっと不利だったか。私自身、企業経営理論と運営管理は一年間学習から離れていたので②と④は少し困りました。
今年、この傾向が続くかどうかは分かりませんが、2次で問われそうな1次の知識については、受験の有無を問わず整理・補充は必要かと思われます。かと言っても1次試験の科目を丸々やるわけではなく、特に中小企業経営に関係する経営用語の定義を確認し、そのメリット、デメリット複数挙げられるようになっているとよいですね。

=====

道場は基本的にストレート合格者が主なので、ストレート生向けのエントリーが多いですが、今後上級生向けエントリーも発信していきたいと思います。
今年こそは!と燃えるリベンジ組のご期待に沿えるような情報提供を考えています。
道場は双方向のブログでありたいと思っていますので、みなさまからのご意見や質問等何なりと頂ければと思っています!

では今回はここまで。

Ciao.
By うちあーの

 

 



78.6%。
このえらく中途半端な数字でらいじんが何を伝えたかったかと言うと、

・今この時期は、スト本科生が2次対策のことを考えるのに最適。
・ただしそれは深入りではなく、体験しておく程度で十分。
・よって体験済んだら、さっさと1次対策に戻って専念。

ということ。間違っても、「ボクの言う通り今から2次対策やればスト合格!」なんて意図はないから十分ご注意あれ。

おはようございます、ふうじんです。ここ数回は【数の力】と題し、数字に注目した記事構成。そして今日は1年生(初学者)⇔2年生(上級生)の話から。

.

■サンプル数字■

20%=1次試験合格率 ←ただし7科目同時受験者の合格率は   %
20%=2次試験合格率 ←これはガチ
3:7=2次試験における初学者:経験者比率
2:6:2=2次初回受験後の結果(合格:来年再挑戦:今年で断念)

①②は通説OKとして、③④は筆者の仮説だから、信じる信じないは自由。ただ後述するけど、周囲がぼんやり考えていることを自分だけこっそり数値に置き換え、そのイメージに基づき切れ味鋭く先手を打つことは、ビジネスにも試験対策にも共通して有利な手段。

ちょいと話をヨコに逸らすと、「一般常識と異なる考え方をあえて試す」ことも時に有効。例えば上記④「今年1次合格したけど、来年の2次はもう受けない」20%に注目。これは主に、

1次試験7科目は無事合格
不合格とはいえ2次筆記を経験
2次筆記を経験した結果、来年再挑戦は不要と判断
(→投資効果は既に回収し、これ以上の追加投資は不要と判断した)

という理由と推定可能。コレある意味妥当な判断で、診断士試験とは

合格(しちゃった)者が語るほど、メリットもなければ、挑戦価値も少ない

という可能性がある。ただ一方、2次対策は1年じっくり取り組む価値アリと筆者は考えるので、

他人並みに無闇なストレート合格狙いより
自分の立ち位置に応じ、意識的な複数年計画で合格

する作戦、例えば1.5年本科生コース のウェイトが今後増えていくと願望的に予測。

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■本題スタート、1年生(初学者)vs. 2年生(上級生)■

ここから本題。以前から「寄せ書きブログは参考になるけど、情報多すぎて逆に消化不良」という見方がある。その対策は簡単。

読み手:記事が1年生⇔2年生のどちら向けかをまず読み取る。
書き手:1年生⇔2年生のどちら対象の記事かをまず明示する。

これでOK。かつ、初学者が上級生対象の記事を読む(※決して真似しない)ことは意外と効果アリ。だって、2次総受験者の7割が何考えているか知っておく方が、最終的に上位20%以内に滑りこむのに有利だから(※ただし決して真似しない)

ということで、今日の記事は1年生(スト本科生)対象で【数の力】のお話。2年生(上級生)対象のお話は来週。

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■「4」の力 ~1次対策■

結論から言うと数字の使い方とは①定量評価 ②分類やフレーム化 の2通り。
①は当然として、今日の注目は②。つまり、頭の中の情報を整理・分類に数字を使ってみる提案。では数字の「4」を使って以下を確認。

□「4」の力その一:四則演算のみ
診断士試験に必要な数学は+-×÷の四則演算のみ、高等数学は不要。で、四則演算以外を使う2つの例外だけ押さえて安心。
例外1:経済学の微分(平均費用関数)
例外2:経済的発注数量(EOQ、財務・運営論点。事例Ⅳでは√を使う)

□「4」の力その二:問題集の使い道×4
4択知識試験は、問題集活用法次第で数ランク簡単になることは指摘済。つまり「実力試しツール」一辺倒でなく、意識的に使途を使い分けることが実力差。

4つの使い方→①INPUT ②OUTPUT ③傾向分析 ④問題自作

□「4」の力その三:4択力
これも先の記事で指摘済。ここは後述します。

□「4」の力その四:4月までに何やるか
キツい言い方をすると、今年スト合格を狙うかどうかは4月末までに判断可能、というか必要。勝てると思えばこの先ペース上げれば良いし、難しそうなら別の手を考える。一つはっきりしているのは、今もし「学習が苦しい」と感じているなら、5月から先はその数倍苦しくなること。その場合の対策はまた後日。

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■1次対策~時間の制約条件■

制約条件に対し、経営資源を最適配分する。

突然余談ですが、診断士になるメリットの一つは、こんな当たり前のこと↑を言うだけで、周囲が「もっともらしい・・」と賛同してくれること。

つまらぬ余談はさておき、経営資源配分(=今後の学習計画)を考える際、診断士1次対策の2つの「制約条件」、つまり

制約条件1:8月本試験までの学習可能時間
制約条件2:60分or90分の解答制限時間

の2つは意識したい。説明都合上因果すっ飛ばして結論に行くと、

命題1:診断士1次は暗記で勝てる試験(知識量勝負) である一方、
命題2:知識量そのものより、得点能力で勝負が可能

つまり、知識を問う試験に知識量(や暗記)で真っ向勝負を挑むより、

①頻出知識(A~Cランク)を最低限INPUT
②解答制限時間内での得点スキル向上(含OUTPUT)
③稀出知識(D・Eランク)のINPUT量追加

の順に着手すれば1次合格しやすくね?と気付くことが実力差。言い換えると、診断士1次は

△知識量で勝負する試験
○知識のしまい方・出し方で勝負する試験 ←ここが②

じゃね?ということ。では次の章で②を検証。

 

■1次対策~問題集活用で得点能力UP■

手短に行きます。4択マーク試験の得点能力UPには、

答を覚える

ことが最有力。これで正答率ABランク問題40点を確保。次に、(合否を分ける)CDランク問題40点を5割以上正答するために、

問題/知識の問われ方を覚える

とこの試験は勝てる。ここも答えから先に言うと、本試験・答練の高得点者(70~80点)は、

①問題を読んだら
②答えを予想して
③それから4択選択肢を読みに行く

行動を取っている。そもそも②をせずに選択肢4つをいちいち読んでたら60分じゃ時間足りないし。一例として、暗記3科目の4択出題パターンを分析。で、これ知っておくと、問題読んだ瞬間に正解選択肢をある程度予測可能。


選択肢が数字・単語・短文のケースの対応は簡単。覚えることあるのみ。一方、長短文章選択肢のケースでは、

B:不適切なものを選べ →正解知識を3つ教えてくれる親切問題
A:適切なものを選べ →あえて2択で間違わせる意地悪問題

予想して選択肢を吟味すると、面白いように得点能力向上。だってA×長文のケースはある程度の思考時間さえかければ確実に正解できるから(←ココが合否分け目Cランク)。で、そのためにはそれ以外の瞬殺問題での時間節約が大事。

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■まとめの前に ~最適構成の仮定■

以上の内容は「ごく当たり前」のことばかり。でも「当り前のこと」を、

ぼんやり意識するか⇔明確に意識するか

の違いが得点差、ということは何度もしつこく指摘済。そして後者の場合は、暗記3科目学習を今春容易に乗り越え、今年のストレート合格が射程距離内に入ってくる。

で、今日のまとめに行く前に。

ではなぜ、このような分析・割り切りで高得点が実現可能?

それは「最適構成の仮定」。診断士試験日程(1次1年+2次11週間)や試験問題・受験校カリキュラムが、診断士試験合格者選抜のために「最適に構成されている」と仮定。すると、

・受験校カリキュラムが合格実力達成への最短近道 である一方、
・本試験問題は合格実力者の間で点差が開くように作られる

はず(←ココ後日重要)。この「どう点差をつける」かは、その年の平均的受験者を想定して設定されるから、自分の立ち位置を常に合格者平均の少し上に保つように意識すると、資格試験対策は断然ラクになる。そしてここ2年難化したとはいえ、診断士1次は今ならまだ過去問分析+割り切りでのラクラク高得点通過が十分可能。

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■今日のまとめ■

全く余計なお世話だけど、寄せ書きブログの効用とは、

この程度で合格可能というレベル感であり、
合格者が何か言ってる(=自慢している)ことの、その一歩先を行く

ことで、自分の実力向上にかかる時間を短縮することにある。よって寄せ書きブログに書いてあることは「余裕でスルー」が基本、いちいち信じてたら短期合格など望み薄。これは次回詳しく書きます。ではまとめ。

<今日のまとめ>
・無闇なスト合格狙いでなく、計画的複数年合格が一つの選択肢
・数字の使い方は ①定量評価 ②分類やフレーム化力、の2点
・知識量で勝負 < 知識のしまい方・出し方で勝負
・4択マーク問題は、答えを先に予想することで解答時間短縮
・「不適切なものを選べ」は、正解知識を3つ教えてくれる親切問題

byふうじん



3月に入ってようやく寒かった冬の終わりが見えてきましたね。

とにかく寒いのが嫌いなので春の訪れは嬉しい一方、ひどい花粉症でもあるので少々憂鬱でもあったりして、毎年この時期はモヤモヤした気分です。
こんにちは、らいじんです。

気が付けば1次本試験まであと5か月。

もう5か月しかない?
あと5か月もある?

感じかたは人それぞれでしょうが、大部分の人は後者なのかな。

もう8割終了

TACのストレート生向け講座では、既に5科目が終了し、あとは法務と中小を残すのみ。7科目(+2次導入)を一通り学ぶ基礎編の授業56回のうち44回が終了なんですね。これを数字であらわすと基礎編の78.6%が終了となります。

つまり学ぶべき知識の約8割を既に学習したということ。

あと残り2割を新たに学んで、全体を仕上げるのに5か月もあるんですから、楽勝!・・・・・ですよね。

貴重な週

ところで、TACのスト本科生のみなさんは2次スタートアップ演習を受ける週かと思いますが、この週がとても貴重な週であったことは意識されていましたか?

今更言うなよ!というお叱りを承知の上で言うならば、この週こそ過去に習った科目を復習できる本当に貴重な週だったんですよね。

本試験を見据えたスケジュールをしっかりと立てて学習している人にとっては、至極当たり前の話ですし、これまで繰り返し伝えてきたつもりなので、

「不安だった財務会計をガッツリ復習できた
とか
「しっかりと学習しきれなかった運営をなんとか挽回できた

といった成果を得られた人が多くいることを信じたい。

もし・・・もし、「えっ、復習なんてしなかった・・・」と焦りを感じたなら、本試験までに集中して(時間をかけて)復習をできる時期がいつなのか、スケジュールを眺めて確認して欲しい。そうすれば、次に復習をできるタイミングであるゴールデンウィークが、どれだけ大事かわかるはずだから。

過ぎてしまったことを取り戻すことはできないけれど、次に生かさないと。

2次実力チェック模試

さて、ゴールデンウィークの話が出たので、この時期によく質問される2次実力チェック模試について少々触れてみたい。

ご存じない方のために。チェック模試とはTACがGWに開催する2次試験の公開模試です。例年1600~2000人程度の受験者数だから、この時期の2次模試としては多くの受験者数を集めている模試と言えるでしょう。

ですから多年度受験生にとっては、現時点での実力を確認する機会として有効に活用すべきものであることは間違いないのでしょうが、悩ましいのがストレート生が受けるべきかどうかについて。

実際「チェック模試は受けた方がいいですか?」という質問は多いですからね。

得られるもの・得られないもの

これに対して、道場執筆陣でも意見は分かれますが「受けた方がいい」というのが多数派

以下はその主な理由。

・2次試験のイメージを体感する貴重な機会

・上級生とのプロセスの差を実感できる

・GW後は完全に1次に集中する必要がある

2次試験というのは、確かにかなり特殊な試験であることは間違いなく、知識的にも技能的にも、はたまた体力的にも模擬を体験しておくことは良い経験となります。

実際私も受験しましたが、とにかく1次との違いや体力・考える力の消耗など、大変な試験だなと実感したことは強く記憶に残っています。その体験が1次終了後すぐに2次に向け猛ダッシュで学習を開始できた原動力となったことも間違いない。

一方で「受ける必要はない」理由は大体こんな感じ。

・雰囲気を知るだけなら1次試験当日のセミナーや書籍、ブログ等で情報は得られる

・この時期の時間とお金は1次に向けるべき

確かにいろいろと情報を集めてみても、チェック模試の段階でスト生が「自分の答案作成手順の確認ができた」とか「これから伸ばすべきポイントが確認できた」といった学習の中身についての検証として、チェック模試が有効といった話はほとんど(というかほぼゼロ)聞かない

主催者ですら、本試験と同じ体験を積むことをメリットとして挙げているくらいだから。

受けるか・受けないか

当たり前の話をすると、チェック模試を受ける・受けないの判断は、GWという貴重な時期に丸1日かけて2次試験を体験する価値があるかにつきるわけで、自分の仕上がり具合とにらめっこしながら決めれば良い。

「でも、事前準備も必要でしょ?」と思うかもしれないけれど、これは全く必要なし。だってそもそも体験が成果なんだから。それにちょっとぐらい2次の勉強をしたところで、おそらく全く歯が立ちません

ですから試験を受けた結果、ボロボロの成績でも全く落ち込む必要はありませんからね。

チェック模試の利用の仕方等については、こちらも参照してくださいな。

蛇足ですが、既に1次と2次を並行させて学習している人は、現在の仕上がり具合を確認する機会として利用し、チェック模試を一つの区切りとして1次に注力するのが良いかと思います。2次試験への対応能力は、少しくらい空白期間を設けてもあまり低下しませんから。

 

では、今日はこれまで。

by らいじん



あれっ!?卒業したんじゃね~の?

だから「ぷち」ってつけたじゃないですかぁ。

こんにちはJCです。
診断士受験じゃないんですが、小学校6年生の息子が中学受験をしました。

◆甘かったかも・・・◆
受験生の家族の気持ちが痛いほどわかりました。僕らは道場でも家族や恋人やパートナーに感謝をといつも言っていたつもりでしたが、それは僕の場合にはあくまで僕が受験生で家族はそれを見守る人という構図でした。これまで言ってきたことは、すごく自分勝手であったかもとものすごく反省しています

◆うちの子のケース◆
うちの子は僕に似て、とても楽観的。第一志望校は受験の時も僕が付き添ったんですが、試験が終わったら、スキップしながら会場から出てきました。
診断士試験的に言うと、2次試験で「出来た!」と思う人の大半は落ちている、という図式が頭に浮かび、これはまずいかも…という第一印象。息子にそれを伝えると「じゃあ、ダメだったと思うことにする!」と殊勝な態度。

中一日空いて、合格発表も一緒に見に行きました。僕もかみさんも子供の様子を見ていて、たぶん大丈夫じゃないかな?と思うお気楽♪家族だったのですが、常にContingency Planを検討しようという親の影響を受けて、息子は朝からド緊張。昼飯ものどを通らずに見に行った掲示板には

うちの子の受験番号がない・・・。

◆悲しい結果◆
「ない・・・」と涙目で振り返る息子の落胆した顔は、一生わすれられないでしょう。がんばったのにね。ほんとにがんばってたのにね。報われない苦労を12歳にして知ってしまったことはいいことなんだろうか?自分でもやらなかった中学受験をやらせたこと、そして結果がでなかったことは良いことだったんだろうか?すごく悩んでしまいました。

◆悪いことでもないかも◆
でも、父的にはいいじゃないか!とも思います。12歳にして挫折を味わうなんてなかなかできる経験じゃない。きっと、この子は人の痛みのわかる優しい奴に育ってくれると期待するんですよね。先日僕は高校時代の同級生との飲み会に参加しました。けっこう進学校なんです。こぐまさんの高校の先輩だと発覚しました。集まった同級生は、高校生当時には人を寄せ付けないくらいとんがってたやつもいたと思うんだけど、50才前後になるとみんなとっても穏やかで他人の気持ちを慮る優しいおやじになってて、ある意味すごいうれしさを感じました。

多分、カミソリのように切れていた人も、いろんな挫折を味わいながら、他人の痛みのわかる優しいおやじに変化?進化?していったんだと思うんです。うちの子供にも、少し早すぎたかもしれませんが、そういう自分の思う通りにはいかないこともある、ということがわかることを経験したことって実は悪いことじゃないように思います。

◆自分の時には◆
僕が診断士の2次試験を終えて、「あ”-ダメだ、絶対ダメだぁー」とへこんでいる時に、うちのかみさんは「大丈夫じゃないの?頑張ったんだから・・・」と言っていました。その時には「大丈夫じゃないの?」というのはとても遠い言葉で、試験の中身がわからないのに大丈夫なんて言えるわけないじゃんと斜めな気持ちでいた自分がいました。
でも今はとても理解できる。かみさんは、家族は、僕といっしょに受験してたんですよ。僕も息子と一緒に受験していた気持ちになっていたから。だからこそ、掲示板に自分の受験番号がないという落胆はものすごく共有できるような気がする。僕も実は合格してるって思ってたから。

◆受験生の気持ちと家族の気持ち◆
背中を丸めて帰路につく息子の気持ちはすごく理解できるような気がする。自分の期待と家族の期待を裏切ったことに対するなんとも言えないさいなまれるような気持ちになっていたんでしょう。でも、家族はそんな受験生を全然責めているわけじゃない。早く立ち直って、まっすぐな気持ちを取り戻してほしいとか、頑張ったんだからいいじゃない!そんなことを考えているはずです。
っていうか僕はそう思った。そもそも、中学受験なんて、ダメだったら公立にいけばいいじゃーんって思ってんだから。とはいえ、Noという結果が実際に出ると辛いよね・・・。

そんなこともありますよ。それより、学習をした!というプロセスの方がよっぽど大事だし、学んだことで得た素晴らしいプロセスは永遠に自分のものなんだよ。合否発表で否をくらった息子にはそんなことはまだ、今の時点では響かないようです。でも、もうちょっとしたら、もう一度きちんと話してあげようと思います。結果はあるにこしたことはない。でも、結果そのものよりも、結果を作り出すプロセスの方が100倍大事だと。もっと言うと、結果そのものは、単に一時点のSuccessにすぎなくて、そこで得た結果をその次の結果に結び付けないことには、何にも意味がないということも伝えなくてはと思っています。

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そう、今日のテーマは家族の気持ちでした。あなたの家族はあなた以上にあなたのことを見守っています。「なんで勉強しねーんだよー!」ということも、心配すればこそ。

実際に勉強するのはあなたでも、家族はあなたと同じだけの精神的負担を負っているいるかもしれません。
だから頑張ろう!なんて軽く言うつもりもありません。だって、そうは言っても試験は運に左右されちゃうこともありますから。
そこでうまく結果を出せないかもしれないあなたのことをあなた以上にせつない気持ちで見守っている家族もいるんです。その存在に気づいてね。
僕は受験時代には気づいていませんでした。

道場読者のみなさん的には、もう一度、自分は応援してくれている家族にきちんと答えるだけのことをしているか、考えてみましょう。自信をもってできている!という方はOKです。このまま進みましょう。
少しだけ心のひだが広がった人は素直に彼らの思いを受け止めましょう。実は僕らにはものすごい応援団がいる。

by JC

 

 

 

 



こんにちは、ひめです
なでしこジャパン、惜しかったですね~ドイツに敗れて準優勝でしたが、最後まで粘り強く追いつく姿勢が素晴らしかったです。私もいろいろあきらめずにがんばろうっと

さて先週の続きですが、今日は私が日常に取り入れていたメンタルトレーニングの一部をご紹介します。

私がメンタルトレーニングを取り入れた目的は

1.日々の勉強の質のベースアップを図る
いくら勉強時間を確保して、質の高い勉強方法を確立しても、「頭に入らなかった」では勿体ないから。

2.本番も普段と変わらない力を発揮する
いくら実力があっても、当日「答案用紙にアウトプットできなかった」では勿体ないから。

です。

まずはじめに、以下のお話から。

●潜在意識の重要性

「意識全体(顕在意識+潜在意識)のうち、90~95%は潜在意識である」といわれます。気持ちは頑張ろう、と思っていても、潜在意識でそれを拒んでいると、心底から頑張れない、ということがあるようです。私は1年目の1次試験当日に動揺した自分の気持ちをコントロールしきれなかった、という反省から、2年目は絶対に同じ失敗を繰り返さないと誓いました。気持ちをコントロールする術を追及していく中で、潜在意識に注目するようになりました。

エミール・クーエの努力逆転の法則

みなさんはプラシーボ効果(偽薬効果)という言葉をご存じでしょうか。例えば医師が偽薬を処方しても、患者が薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言います。「夜寝られない」という患者さんに「良く眠れる睡眠薬ですよ」といってビタミン剤を飲ませると、ぐっすり眠る、ということがあります。

薬剤師だったエミール・クーエ氏(1857~1926 仏)はこういった現象を研究し、「自己暗示は、潜在意識にアクセスするための鍵になる」という考え方のもと、自己暗示療法を確立したそうです。

エミール・クーエの努力逆転の法則では、以下のように述べています(※噛み砕いて書いているため正確な表現ではありません。ご容赦のほど…)

1.顕在意識と潜在意識が相反した場合、潜在意識が必ず勝つ。
(例:緊張しないように、と思えば思うほど、緊張が増す)

2.顕在意識と潜在意識が相反した場合、潜在意識の強さは顕在意識の二乗に正比例する。
(逆に同調した場合、その力は和ではなく積であらわされる)

上記2つから「潜在意識を顕在意識と同じ方向にコントロールできれば、パフォーマンスは大きく向上する」と私は理解しました。

 

●脳が発する電気信号(脳波)と心理の関係

みなさんもよく聞く話かもしれませんが、一般的に、リラックスしていたり集中力高く取り組んでいる時には、脳波はアルファ波が優勢になっているそうです。

θ(シータ)波[4~6Hz]  …浅い眠り、集中力は欠如
α(アルファ)波[7~13Hz]…リラックスした状態、集中力は高い
β(ベータ)波[14~25Hz] …緊張した状態、集中力は低下

アルファ波が一定のレベルで継続して出ている状態では、潜在意識と顕在意識との連携が密になり、同じ方向に向くと言われています。

 

以上の情報を集めた結果、私の考えたことは

メンタルトレーニングによって
①アルファ波が出ている状態を継続
②顕在意識と潜在意識が同じ方向を向いている状態を作る

効果1:集中力が高まり、その結果勉強の質が高まる

効果2:潜在意識をコントロールできる状態にしておけば、本番も普段と変わらない力を発揮でき、その結果合格する確率が高まる

というものです。

前置きが長かったですが、そんなわけで私が実際にやっていたことをいくつかご紹介しますね。

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<α波の出やすい状態にするために>

●腹式呼吸

勉強前(集中したい時)、寝る前(リラックスしたい時)に腹式呼吸をしていました。勉強を始める前の”儀式”のようなものです。らいじんは勉強前に必ずスニッカーズを食べていた、と言ってましたね♪

<腹式呼吸>
身体をリラックスした状態にして、どこか1点をぼんやりとみつめる
鼻から2秒ほど、勢いよく「ふっ」と息を吸って、一瞬とめる
腹部(丹田)を意識しながら15秒位でゆっくり「ふぅぅ~」と息を吐く
この呼吸を3~5回繰り返す。

●リラクゼーション音楽

自律神経にやさしい音楽 (広橋真紀子)

何か心地よい音楽ないかなーと、検索していてレビューが良かったので買いました。よく寝る前に聴いてました。うまくいえませんが優しいきもちになります(笑) 。

私の読んだメンタルトレーニングの本で勧めていたのは「リラックスする音楽と、やる気になる音楽の2つの曲をもっておいて、その曲をかけるとそういう気分になるように普段から意識しておくとよい」というものでした。自分のテーマ曲を予め持っておいて”スイッチ”を入りやすくしておく、ということなのだと思います。

<潜在意識をコントロールする状態をつくるために>

●自律訓練法

もとは精神科の催眠療法から生まれた治療法だそうで、日本の心身医療機関の9割で実施されているとのこと。効果としては「蓄積された疲労の回復が得られる」「仕事や勉強の能率があがる」「身体的な痛みや精神的な苦痛が緩和される」などが言われています。

具体的な方法は、全国生活協同組合連合会のHPにわかりやすく掲載されていたのでご参照くださいませ。

私は自律訓練法を寝る前にやっていました。厳密に毎日やっていたわけではないですが、夜中まで勉強して覚醒してなかなか寝られない時に自律訓練法をやっていると10分もせずに寝てしまっていました。

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上記でご紹介した方法はいずれもプラシーボ効果かもしれませんが(笑)、メンタルトレーニングを毎日意識的に取り組んだおかげで集中力を高める”癖”がついたと思います。また、ポジティブな気持ちも高まりやる気UPにも貢献したと感じています。

 

GW以降は、受験生のギアも一段階上がるので、勉強時間ではライバルと差がつけづらい状況になります。よって、比較的時間に余裕のある今の時期に勉強の質のベースアップを図っておくと、のちのちボディーブローのように効果が出て、ライバルと差がついていくだろう、と考えていました。

以上、

どんな方法でも構わないので、「勉強の質が高まり」「当日緊張せずに実力を発揮する」ための”自分のスイッチ(自己暗示)”を、この時期から確立しておくとよいかもしれませんというお話でした。

次回の3/15木では、試験当日に実力を出し切る「ピーキング」の考え方についてご紹介したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

by ひめ

 




みなさんこんにちは、コニケンです。
昨日は中国地方で春一番が吹き、もうちょっとで桜の季節になりますね!一方、報道も増えてきましたが、今度の日曜で震災からちょうど一年になります。私は昨年夏に石巻にボランティア活動に行って被災地を間の当たりにしてきましたが、あれからまた少しでも街が活気を取り戻してればいいなとつくづく思います。
さて、前置きはこの辺にしておいて、今回は、1次試験2日目の3科目のうち、情報システムのポイントについて書いてみます。みなさん情報システムはきっと学習を始められていると思いますが、まだの方は雰囲気を掴んでみてください。本格的に学習を開始される際に、この記事をまた読み返して頂ければ幸いです。いつかまたリンクを張っておきます。
今回は、タイトルに書いた「3×3」として、試験傾向3つ、それぞれに対する対策3つ、そして、最後おまけとして、これだけはマスターしたいトピックスを3つ掲げます。難しいことは書かず、シンプルにまとめすので、気軽に確認してみてください。

○はじめに
まず、これはふうじんさんもまとめていましたが、要するに「知っているか・知らないか」の世界。つまり、知っていればすぐに分かるし、知らなかったらいくら考えても正解に辿りつけない。だからこそ、是非得意にして得点を稼ぎたい科目であることは間違いありません。「何となくパソコンは苦手」という意識がある方、たしかに覚えることは多いですが、後述することを意識しながらテキストを読んでコツコツと一つずつ重要事項を潰していけば、いつの間にか得意科目になっているでしょう。本番はきっと時間的余裕ができるはずですし(上記の通り、大半は知ってるか・知らないかの世界なので考えることがあまり無い)、計算問題自体も決してバリエーション・計算量ともに多いわけでもないので、「捨てる」なんて考えず、1問=4点を一つ一つ確実に取っていきましょう

○試験傾向・対策
1.アルファベットの略語が多い
FTP,IDS,EPROM…等、初学者にとっては意味不明(?)の用語が頻出するのが、この科目の大きな特徴です。中には、ROM⇔RAM, SRAM⇔DRAM等、とても似たものも同士が登場して、きっと覚えるのに苦労しているのではないでしょうか?ただ漠然と覚えようとしても定着しません

⇒対策1
略語ではなく、英語として覚えましょう!そのためにも、単語帳を作りましょう!3文字だと意味不明だったのが、例えばFTPではFile Transfer Protocolとして覚えれば、少なくとも’Transfer’というキーワードによって、ファイルを「転送」するときに使われるプロトコルだということがすぐに分かります。スペルま含めて全部正確に覚えてくださいとは言っていません。要するに、このようにキーワードさえピックアップできればいいのです。SRAM⇔DRAMでは冒頭のStaticとDynamicさえ覚えておけば、イメージが掴めるはずです。英語の苦手意識からこれを敬遠しているのであれば、かえって遠回りをしていますよ。上記の通り、「単語帳」を作って、それこそ電車に乗っている30分、昼休みの10分等のスキマ時間を有効活用すれば、十分に覚えられます。あくまで、地道な努力が必要です。

2.論点がシステム・階層構造になっている
例えばインターネットや認証の仕組みのように「フロー」があるものは、部分的・断片的に覚えても、なかなか効率的に頭に入ってこないですよね。OSI基本参照モデルは、文字通り7つの「階層」構造になっていますが、これもバラバラに覚えると、正誤問題の場面で混乱してしまいます

⇒対策2
自分の手で、各論点ごとにノートに纏めてみてください。当然、図表を自分で書いてみて、流れを掴んでみてください。まずは最初はテキストの丸写しでも構いませんが、何も見ずに自分の言葉でスラスラと書き出せることが試験までの目標です。それを実践する上で、私は「はじめてのインターネット」のような初心者向けの図解が豊富な本を一冊買ってみて、テキストとは違った視点で「気軽に」理解を深めました。OSI基本参照モデル等も、見えないものなので概念は少し取っつきにくいですが、自分の手で纏めればきっと見えてくると思います。それでも分からないことは、徹底的に先生に聞いてみてください。

3.「分かっている気になっている?」ものが登場する
みなさんはインターネットや電子メールを日々当然のように使っているはずですし、パソコンのスペック:CPU○○GHz, メモリ○○GB等ももちろん聞いたことはあるとは思います。少し前にやった経済学に比べて、この科目はそういうものがゴロゴロ登場します。ただし、改めて振り返ってみて、人にきちんと説明できるものは果たしてどれだけありますか??

⇒対策3
ズバリ、もっとパソコンを「好き」になりましょう!もちろん、オタクになってくださいとは言っていません。家電量販店に行き、実際にパソコンを見たり、カタログをもらって比較してみて、今までよりは触れる機会を作る。自分自身、工学部出身とは言え、恥ずかしながら各スペックについて細かく気にしたこともありませんでした。他の科目も共通して言えることですが、少しでも身近なものに感じられれば、頭の中の定着度合いも全然変わってきます。それが人に説明できるようにでもなったら、確実に自信にも繋がります。将来的に企業の診断をする際に、この自信というのは大事なことですよね?間違っても、何となく「分かった気」になったまま、落とし穴にハマらないでください。やるのなら、多少時間がある今が良い機会です。

○絶対にマスターしたいトピックス
詳しいことは書きませんが、以下の3つ、しっかりと押さえていますか??
1.正規化
ほぼ間違いなく毎年出ます。そして落とせません。過去問を題材に、色々なパターンを繰り返し練習してみてください

2.SQL
複雑そうに見えて、極めて論理的(というか論理そのもの)です。自分自身で問題を作ってみて解いてみたらいかがでしょう?

3.インターネット/電子メールの仕組み
しつこいようですが、診断士になるのであればしっかりと説明できるようになりましょう!

○おわりに
いかがでしょう?少しはやることが見えてきましたか??他の科目もそうですが、絶対に難しく考えてはいけません。何度も言いますが、大事なところをコツコツと地道に潰していけばいいのです。そして、この情報システムこそ、万が一他の科目で予定より点を落としてしまった場合(私が受けた2010年経済学のように…)、挽回を図る良い科目になるでしょう。是非頑張ってください!
次回は、経営法務の3×3について書きますのでお楽しみに!

byコニケン



こんにちは、を~です。

3月に入って、ようやく「暖かい」と言える日がチラホラやってきました。三寒四温とは言いますが、三寒二温二中くらいな感じでしょうか。
ぼくはベランダでメダカを飼っているのですが、つい先日までは水槽の下のほうでじぃっと固まっていたのが、最近は朝でも元気に泳いでいる日があります

ちょっと前になりますが2月3日付で、パナソニックが三洋電機買収に係るのれんについて2500億円の減損損失を計上するという報道がありました。
金額のケタ違いな大きさにどんなものなのか想像がつきませんが、「のれん」と「減損損失」、説明するとしたらどのように説明しますか?

あ、ちなみに今回のエントリは、会計基準に触れていることもあって診断士試験にMUSTな内容ではないので自分の勉強を優先してください。

ただ、1次試験の財務・会計でも、H22年度第2問/工事進行基準や、H23年度/引当金(こちらは会計基準ではなく「企業会計原則」ですが)のように、基準の超定番フレーズの出題が続いています。

大きな配点ではないので捨てて問題ないのですが、余裕があれば理論を理解するためにも会計基準を知っておいて損はないですよ

 
■ のれん ■
のれんが何かを知らない人はまさかいないとは思いますが、会計基準でどのように定義されているかを見たことがある人は少ないかもしれません。

「企業結合に関する会計基準」という会計基準があります。

その中で、用語としては定義されていませんが、のれんについて下のように記述されています。

 

取得原価が、受け入れた資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回る場合には、その超過額はのれんとして次項に従い会計処理し~~」

 

ちょっとというか、だいぶわかり難い文ですが、のれんは取得原価として扱われます。何を取得したのかというと買収企業なわけです。

A社がB社を買収する場合、Bが持つ資産はそのままA社が資産計上するので、「買収によって期待している価値増加分」をのれんとして取得し、それを資産計上すると考える方がわかりやすいかもしれません

 

 

のれんは、

将来のある期間にわたって、買収によってA社・B社が単独で得られるであろう利益の合計を上回る部分(各期の超過利益)を、

現在価値に割り引いた価額

として説明されることになります。

(もちろんこれは後付けの理屈で、実際にはA社は○○円以下で買いたい、B社は△△円以上で売りたい、という双方の思惑があって交渉で買収金額が決まります

資産の取得は、収益を得るための行為にその資産を用いることを目的としています。そのため、資産を用いてその資産の価値が目減りした部分は、収益に対応する費用となります。このことを、費用の期間配分といいます。

有形固定資産であれば、減価償却という方法によって取得原価を期間配分します。

棚卸資産であれば、期末の在庫は当期の収益に寄与しないため、売上原価の計算において取得原価を次期(以降)に繰り越します。

のれんの場合、決算整理の中で償却し、販売費および一般管理費として期間配分していきます。

これがのれんに関する会計処理の流れですが、のれんの減損損失とはどんなものなのでしょうか。

 

■ 減損損失 ■
減損損失は、ご存知の通り、次のステップによって減損の有無について判定した結果、減損がある場合に認められる損失です。

 

細かい論点は端折りますが、これは「固定資産の減損に係る会計基準」に定められた減損の判定方法です。

減損が認められた場合、その資産(又は資産グループ)の帳簿価額を「回収可能価額」まで減らしますね。

この減額分が減損損失として会計処理されて、減額後の価額をもとにして翌期以降の償却が行われていきます。

ちなみに。
減損の判定の中に出てくる「割引前将来キャッシュ・フロー」はどうやって決められるか知ってますか?

会計基準では、「企業に固有の事情を反映した合理的で説明可能仮定及び予測に基づいて見積る」とされているんです

乱暴に言うと、事情を説明さえできれば好きなように将来キャッシュ・フローを見積もることができるんですね。

 

さて、この会計基準ですが、「固定資産の」と書いてあるように、有形固定資産に限ったものではなく、のれんを含む無形固定資産にも適用されます。

ちゃんと、「のれんの取り扱い」という項がつくられているんですよ。

ついでに触れておくと、金融資産、繰延税金資産、および無形固定資産ですがソフトウエア(市場販売目的)はこの基準の適用対象外です。

先ののれんの項では、将来の超過利益の現在割引価値がのれんの価額になると説明しました。

のれんを減損処理するということは、

「今の割引前将来キャッシュ・フロー」が「(買収時の)割引現在価値」を下回っているということです。

割引前なのに下回るって、よっぽどの事がないと起こりませんよね

 

■ 最後に ■
冒頭で揚げたニュースですが、減損処理の理由は韓国メーカーとの競争が激化している民生用リチウムイオン電池の収益悪化を織り込んだ結果であるとされています。それにしても2500億円とは、とっっっっても激しい環境の変化があったんですね。

というわけで、ニュースをきっかけにしてのれんと減損損失に関する会計基準を見てみたわけですが、財務・会計には将来キャッシュ・フローが関与する論点がいっぱいあります。
貸倒引当金(キャッシュフロー見積法)、退職給付債務、資産除去債務、理論株価、企業価値、DCFなど。
それぞれの計算方法や理屈、ちゃんとアタマに入ってますか?

以上、を~でした。

 



こんにちは、うちあーのです。

3月に入り、TACストレート本科生は経営情報システムの仕上げに入っていることと思います。全カリキュラムのちょうど折り返し地点ですね。
最近、受験生(特に初学生)の方々と話していて、共通の悩みが見受けられましたので、今回はその代表的なものを3つ取り上げ、検証してみたいと思います。

◆モチベーションの維持が難しい◆
既に暗記三兄弟の一発目、経営情報システムを通してお気付きの通り、覚えるべき学習内容がぐっと増えましたね。ここから更に、経営法務、中小企業経営・政策と続き、覚えるべき学習内容が容赦なく雪だるま式に増えていきます。これまで積み上げてきた幅広い学習範囲に追い打ちをかけられ、無造作に取り組んでいるとそのヴォリュームに埋没しそうになりますよね
一方、この3月から4月にかけては決算人事異動等で何かと仕事が忙しくなりがちで、精神的にも厳しい時期となる傾向にあります。更に、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあり、また人によっては花粉がつらい季節でもあります。
そんなこんなで、やるべきことは増えているのに必要な時間が確保できない状況に陥りやすい。そうすると時間に追われるようになり、楽しかったはずの学習がだんだんと苦痛や重荷になってきている人が多いのではないかと思います。それがモチベーションを維持しにくくしている原因となっています。
でも、受験生に課せられた試験範囲は変えられないし、決算や人事異動も気候も花粉も自分でコントロールすることはできないですよね。

このように外部環境が移ろいやすい時こそ、みなさん自身がぶれないように今一度軸をしっかりと構築する必要があります
では具体的にどうすればよいか?ここでは3つの対処法を列挙させて頂きます。

と、ここまで読んで「モチベーションの低下なんでありえないでしょ」と思われている方。素晴らしいです。ここは読む必要がありませんので、華麗にスルーしてください。

対処法その1 目的意識の再確認
究極の質問ですが、みなさんは何のために診断士試験に挑もうとしているのでしょうか?
試験合格自体が目的の人もいるでしょう。合格後のプランを既に描いている人もいるでしょう。
いずれにせよ、なんらかの目的があって勉強をしているわけですよね。診断士試験挑戦を決意した頃に考えていたことを今一度思い出してみると良いと思います。

対処法その2 目標管理・進捗管理
マグレガーのY理論にある通り、目標を主体的に設定し、自己統制によってその実現を図ろうとすることで高次の欲求を満たそうとするモチベーションが働きます。
「今週はスピ問(トレーニング・過去問)を○○問解く。」
「今週は○○時間勉強する」
「この科目の答練は○○点取る」
などの数値化すると、目標が明確になります。そして目標と合わせてその結果のログを取るようにすると次の目標が設定しやすくなります
2/13のエントリーで資料提供しましたが、私の1年目及び2年目の学習記録を再掲します。

H22record
H23record

対処法その3 学習仲間
先週2/27のエントリーでこってり書いていますのでご参照頂ければと思います。学習仲間と共に、楽しみ(Enjoy)、競い合い(Compete)、利用し合い(Utilize)、支え合う(Support)。。。お、ECRSの原則(改善の原則)ならぬ「ECUSの原則(仲間の原則)」ですな!

なんとか踏ん張ってモチベーションを高く維持し、残り3本の橋げたをがっちりと築きあげましょう!

◆最初の頃にやった科目を忘れかけている◆
結論から申し上げると、

1.財務・会計は毎日やってください。
2.それ以外は、今は気にしないでいいです。

こぐまこのエントリーこのエントリーの通り、財務・会計はとても重要です。2次試験事例Ⅳとの関連も大きく「財務・会計を制する者は診断士試験を制する」と言っても過言ではありません。
財務・会計攻略のカギは反復練習です。なぜなら解答プロセスがパターン化できる科目だからです。最初は苦手意識があっても、何度も何度も反復練習しているうちに解答プロセスが体に染みついてきます。なので、財務・会計は毎日やってください。
それ以外の科目(TACのカリキュラムでいうと企業経営理論、運営管理、経済学)は、今は忘れていても気にする必要はありません。なぜなら理論系の科目・論点は長期記憶に入りやすく、GW明けから始まる2回転目、そして超直前期の3回転目で再起動→肉付け→仕上げが可能だからです。それより、目の前にある科目に全力を尽くしてください。もし、時間的に余裕があるのであれば、一定間隔をおいて定期的にトレーニングやスピ問等でアウトプットを行い、どのような論点がご自身にとって忘れやすい(覚えにくい)のか、チェックしても良いです。ただし、それは繰り返しになりますが時間的に余裕がある場合に限ります。1回転目のこの時期は、目の前にある受講中科目に馴染む、そして苦手科目にしない、というのが大事です。

◆2次試験対策に不安を感じる◆
もし、この不安が「2次試験ってどんなことやるんだろう?」と思っている方。一度でいいので過去問で事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳをそれぞれ見てください。見るだけでいいです。少し余裕がある方は、解いてみてください。
そうではなく、「2次試験の内容はわかっているんだけど、どうしていいのか分からず不安」と思っている方。問題ありません。初学生であれば、「2次試験がどんな形式の試験か知っている」という状態であれば十分であり、基本的にこの時期、2次試験対策は不要だと思います。
理由はいたってシンプル。ワールドカップ本大会(2次試験)の前に、アジア予選(1次試験)があり、まずは厳しいアジア予選を勝ち抜かなければ本大会には出場できないからです。
私の場合、この時期スタートアップを除けば特別な2次試験対策をやっていたわけではなく、どちらかと言うと1次集中型の学習をしていました。
結構しっかりと1次試験対策を行ったつもりではいましたが、それでも経済学の超難化により足切りを食らい、予選落ちしてしまいました。
本大会への出場権を得られなかったのですが、そこからめげずに(いや、結構めげていたが)2次試験対策を行い、TAC公開模試で上位者ランクインのA判定を獲得出来ました。
模試と本試験の違いは当然ありますが、実質1次試験終了後からの準備でも合格レベルに上げていくことは十分可能と言えます。
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今回は、スト生(初学生)のお悩み相談から感じたこと、考えたことを書かせて頂きました。
次回は、上級生向けのお悩みを書く予定です。

では、今回はここまで。

Ciao!
By うちあーの



こんにちは。くれよんです。

今年もたくさんの方に合格体験記・未合格体験記を寄稿頂きました。本当に嬉しいですhappy02

そんな寄稿もいよいよ終盤。本日は、mishikonaさんの合格体験記をご紹介します。
mishikonaさんは6年の歳月を費やし、念願の合格を果たされた方です。

苦闘の末にたどり着いたさとり、長期の闘いにおけるモチベーションコントロール、一味違った気付きになるのではないでしょうか。
それでは、mishikonaさん、お願いしますsign01

 

=====寄稿ここから=====

mishikonaと申します。平成23年度の中小企業診断士試験に合格致しました。長い期間を要した合格体験記をご報告いたします。

1.学習目的
生まれ来る娘と共に私も親として成長したいと考えたため。
・ビジネスで通用する技(わざ)を習得し、世のため、人のために今まで以上にお役に立ちたいため。

2.結果、学習ツール等
1年目:1次試験不合格(1科目合格、大手通信教育会社で全科目の教材学習)
2年目:同上(1科目合格、同上)
3年目:1次試験合格(大手予備校で5科目受講)、2次試験不合格(結果BBCC、同予備校で直前対策を受講)
4年目:1次試験免除、2次試験不合格(結果AACC、診断士育成・指導の専門学校MMCで通年コースを受講)
5年目:1次試験不合格(2科目合格、同予備校で2科目受講)
6年目:1次試験合格(同予備校で1科目受講)、2次試験合格(MMCで直前対策を受講)

3.学習内容
(1)1~3年目:経営の基本知識を学ぶ。
(2)4~6年目:企業診断の実践的なスキルを学ぶ。

4.私が行った合格するための学習方法
(1)1次試験について
・各科目の出題範囲はかなり広いため、効率的な学習をおこなうこと。
・具体的には、出題頻度が高い分野を中心にインプット学習をおこない、演習問題などで高いアウトプットを出すことを重点に置いている大手予備校の教材を中心に学習すること。
・経済全般と財務・会計(仕訳、原価計算)については、得点が伸び悩んでいたため、この2科目だけは基本知識・問題※を中心に取り組みました。

※経済:らくらくマクロ/ミクロ経済学入門(週間住宅新聞社)
※財務・会計:サクットとうかる日商2級商業/工業簿記(ネットスクール社)

(2)2次試験について
・MMCでご指導いただいたMMC独自ツールを中心に武器の一つ一つを磨く。

①各事例毎に専門用語集を作る。
(例)事例Ⅰ
・「事業構造」:儲けの仕組み、売上構成比、等。

②各事例の出題論点毎にキーワードマトリックス(MMC用語)を作る。
(例)事例Ⅱ、機能別戦略>プロモーション>宣伝・広告>ホームページ
・問題のキーワード:現在は更新が途絶えがちである。
・改善のキーワード:○○※等の告知を徹底し、定期的な情報更新を行う。
※○○:各事例文に記載されている用語を記入する。

③頻出論点に対する「解答の金型」を作る。
(例)事例Ⅲ、戦略的方向性の決定
・解答の骨子:【外部環境の変化】+【市場機会(の発見)】+【経営資源(強み)】+【強化する点】+【展開のキーワード】
・解答の金型:(例)事例Ⅲ、戦略の方向性
「○○が進む中、○○等の顧客要請が増加しているため、○○による製品拡大/売上拡大/継続的な取引の機会と捉え、C社は、○○等の〔技術/開発/人材/製品のブランド力〕を活かして〔競争優位性の構築/自立した経営/成長・維持の向上〕を目指す。」

④各事例の解答手順(事例文へのメモ書きのルール化も含む)を作る。(独自ツール)

(例)
・0~5分:与件の斜め読み
・6~25分:設問読解(解答骨子のメモ書きも含む)
・26分~50分:与件(本文)の読解
・51分~75分:解答編集作業
・76分~80分:解答の誤字脱字、句読点、文字の見づらさ等のチェック

⑤試験当日の基本戦略と個別戦略を立てる。
(例)基本戦略(各事例共通)
・解答作業:丁寧な字で主語と述語を明確に。
・緊急対応:何を書いていいか分からない設問に対しては、(この程度しか分かりません等の解答は書かないこと)自信を持っていつもの切り口とキーワードで対応する、等。

(例)個別戦略(事例Ⅳ)
・得点目標:全体で5割の得点を目指す。
・得点構成:経営分析の設問で落ち着いた対応でがっつり点を稼ぐ。
・時間配分:経営分析の配分は最大で30分とする。
・計算結果は、メモ帳にきれいな字で残すこと。(検算のため)
・緊急対応:行き詰ったら周囲の競争相手を観察すること。(競争相手を見て平常心を保つこと)

⑥事例Ⅳ(財務・会計)では最低1日・1問※を取り組む。
※MMCの事例問題(過去の事例演習、模試を含む)を繰り返し演習。
※苦手分野の「意思決定会計」は、「日商簿記1級 とおるゼミ/テキスト工簿・原計(3)【直接原価計算、意思決定会計編】(ネットスクール社)」で対策。

(3)私が2次試験の試験本番で目指したものは
MMCでは、「2次試験での事例企業に関する業種・業態は毎年異なるものの、各事例で問われている論点は基本的に毎年同じである」と教えていただいておりましたが、学習を始めて6年目にしてようやくそれを信じることができ、2次試験の対策では「解答の標準化」を目指しました。

【理由】
①各事例に与えられた解答時間は80分しか与えられていない。
⇒出題者は、各事例の環境分析、戦略の方向性、機能別戦略上の課題等の対策を中心とした大局を捉えた答案(与件文から推測できる範囲内でのごく普通の内容)を期待しており、「個性的であったり、キラリと光る優れた答案を期待されていない」と考えました。

②(解答時間は80分と短いながらも)解答字数は合計で500字を超える。
⇒一つの設問に対して解答欄が200字もある場合があります。出題者は、一つの切り口で与件文から逸脱した提案や、ビジネス専門書に書かれている難しい提案などではなく、(例えば、解答欄が200字の場合、4つ相当の切り口で)多面的な提案(解答)を期待していると考えました。

③(私の場合)各事例に場当たり的な対応で脳をフル回転された場合、私の脳体力は試練の320分間を戦い続けることができなかった。
⇒私は4年目の2次試験では午後の事例Ⅲからは脳体力が急激に低下し、考えることに疲れたり、計算ミス等のポカミスが発生しました。

5.最後にお伝えしたいこと
①合格への最短コース。
それは、私の場合はMMCの学習方法を信じることでした。6年目に受験した2次試験での学習時間は、わずか2ヶ月程度でした。その中でも「解答の金型(試験前に解答の骨子ができている)」を中心に「解答の標準化」を磨きをかけたことが私が合格した最大の要因と考えております。

②ビジネス社会での成果。
合格までに6年もの時間が経過しましたが、学習期間中の辛く、悲しい話ばかりではなく、診断士学習を通じて実際のビジネスで通用する技(わざ)が身についていることを実感できました。
(例)成果
学習4年目:全社施策のタスクフォースメンバーに選抜。
学習5年目:社長への企画書提案制度で採用決定。

③診断士学習のさとり。
学習5年目には、暫くの間、診断士の学習を中断しました。何のために勉強しているのか、自分は本当に何がしたいのか、等の目的の再確認や、5年間の診断士学習で何が身に付いたのか不安になりビジネス会計2級、ビジネス法務2級、簿記2級等の取得により精神の安定を図りました。(診断士学習の長期戦でつらいなと思いましたら少しお休みいただくことをお勧めいたします。)
終わりになりますが、私のような多年受講生が一発合格道場さんで合格体験記を寄稿させていただきたいと思いました理由は、

◆一発合格道場さんの高品質で効率的な学習方法は、ストレート合格志望者だけではなく、私のような多年受験生にも大変役に立つ情報をご提供くださっていることをお伝えしたい。
◆「解答を予め予想して問題本文を探し読みを行う(上記では解答の金型」と記載いたしましたが)」、私は診断士の学習を始めて6年目にしてそれが試験当日に有効な対策(私にとっては目から鱗が落ちる思いでした)あることに気付いた一方で、一発合格道場の執筆者メンバーには1年目の学習でその対策を使いこなしているお方が多くいらっしゃること。
◆希望者が多い中、口述試験対策の機会を私にも与えてくださり、また、フィードバックが試験本番で一番役に立ったためです。

=====寄稿ここまで=====

mishikonaさん、ありがとうございましたnote

長年の苦闘の末にたどりついた合格の対策(特に2次試験)が、道場メンバーの使っていた手法と類似していたこと、そして、道場の記事にお墨付きを頂けたことは、私たちにとってもとても心強い限りです。また、そのフィードバックとして、こうして記事を寄稿頂いて、本当に嬉しいです。

この記事に気付きを得て、また新たな寄稿が生まれるようなサイクルができたら素敵ですねhappy02
道場がそんな役割の一助となれば幸いです。

by くれよん



診断士とは、選択肢を作るビジネス

  
 

は?何言ってるの?今は一次対策の四択・五択で忙しいから、そんな話は後にして。

まぁそう怒らずに。上の発言は二次対策講師アドバイスからの引用(←最後にココ大事)。でもいつもの通り、寄せ書きブログ記事はまず疑ってかかるのが基本。だって

同じことやってるように見えて、実は何か違ってる

のが資格試験合否を分ける一因だから、何かやる時には、なぜそうなのか」「ではどうするか」を自問自答するクセをつけるのが診断士への近道(というのは信用に値する有名な助言)でしたっけ。そこをクリアすれば、ここに書いてある通り、一次対策でも自分で選択肢を作る工夫が有用。
 

■数の力 ~マーク式択一問題の得点UP策■

おはようございます、ふうじんです。「診断士試験は実はカンタン」シリーズが先日終了。で、今日からは「数の力」と題した記事をいくつか予定。では今回はこの先気になる、

情報・法務・中小の暗記科目対策
マーク式択一問題の正答力向上策

 について検証。
 

■二択の視点からA ~正答率別出題構成比と対応策■

いきなりキツいことから。養成答練や直前答練(含む上級答練)を受けた後、

いつも最後の2択までは絞れるから、俺の学習方法は間違ってない

と思っている方へ。ご安心ください、そのやり方は間違ってます。




あー、書いちゃった。でも単に間違ってるなら、修正すれば済む話。ではその論拠として、診断士1次試験における正答率ランクの分布と対策を表形式にまとめ。

 

 
まず最初に把握したいのは、②正答率別出題構成比。マーク式択一試験において、出題者側に「平均点は60点以下」「極端な高得点・低得点を取らせない」意図がある場合、出題構成比を確実に正解する問題(A~B):そこそこ間違える問題(C~D):当てさせない問題(D’~E)=4:4:2にするのが最も堅実。

次いで、③対応指針+④得点力UP策。

誰でも当たるABランクは、瞬殺で正解選択肢を選ぶ。
大事なことは:いかに時間を節約するか
具体的には:問題チラ見した瞬間に論点を見抜き、該当ワードを選ぶ

まず当たらないD’~Eランクは、不正解っぽい選択肢を敢えて選ぶ。
大事なことは:Eランク捨て問だと判断できるかどうか
具体的には:自分が知らない=捨て問、と即断すべく鍛錬を積む

AB+D’~Eランクが全体の6割あるけど、ABを解き終えD’~Eに検討つけるまで(※まだ解かない)に20分あれば十分。ではあと30分で残す4割CDランクをじっくり解く。ココで点差が開いていることは、もう書かずともわかるでしょ?で、

点差が開くCDランクは、最後の二択を意識し、ガッチリ正解。
大事なことは:
具体的には:

 

あ、最後の2行の隠し文字はフェイクで、実は何も書いてない。答えは次の章に埋め込んであるから、各自で拾って自力で埋めるとしっくり納得可能。

ちなみになぜ紛らわしい選択肢は三択でなく常に二択?その真相はいくつかあれど考えても仕方ないから、「出題側としては、正解に近い巧妙な選択肢を3つも4つを用意するのは面倒」という程度に割り切っておけばOK(※もしお詳しい方あればご意見大歓迎です)
 

■二択の視点からB ~問題集活用で実力UP■

ではCDランク問題の二択正答力をどう高めるか?それは5月直前講義時の講師説明を聴けば基本的にOK。でも気が早い人は、

問題集を使ったINPUT学習

 

の優位性にもう気付いている。まず理解+理屈の前半3科目&経済と異なり、後半3科目は知識(暗記)勝負の「知っているか・知らないか」。この時、

①テキスト読みの時間を節約し、問題集にある知識から順に覚える。
②知識と同時に問われ方(=出題パターン、ひっかけ選択肢の作り方)を知る。
③自分の弱点論点を特定し、直前期に個別・集中的に弱点つぶし。

そう、問題集INPUT学習 の効果とは、

①限られた学習時間の制約下でテキスト読みの時間ロスを避け、
②点差が開く「二択正答力」強化にいち早く着手できる ため
③特に後半暗記3科目で顕著。

そこまで自力で気づくのは大変だから、効率的学習法を都度教えてくれる診断士講師の存在は、大変ありがたい。

一方で診断士試験特有の知識科目対策の難点を以下に3つ挙げます。嫌なこと言うな、と思われる可能性はあるけど、何か対策を講じるには、その問題点の原因を知っている方が有利だから、ここは我慢。

弱点① 問題集OUTPUT学習の呪縛
内容はご想像通りなので省略。要は(経済までの)OUTPUT思想から、(情報・法務・中小で)INPUT志向にどう切り替えるか。またその方法を助言できる講師に出会うかどうか。

弱点② 問題集INPUT学習の方法を知らない
ここも詳しくは講師からの助言頼み。手短に書くと、テキスト順番通りに知識を記憶・暗記するのでなく、
 1)本試験に出るものから重要度順に押さえる
 2)知識→使うではなく、使いたい知識→テキストに探しにいく
よく言われる「テキストを辞書代わりに使う」とはこのこと。コレ、かなり効きます。

弱点③ そもそも良い問題集が少ない
ここが最大難所。診断士試験は「広く浅い」一方、本試験出題数の上限が1科目1年あたり25~30マーク程度しかないため、良質な過去問の数が不足している。
 
しかも過去問は論点別に並んでないし、更にその20%が得点調整(高得点阻止)用の「悪問」。よって過去問重視は良いとして「過去問ばかり重視学習」には、本来カンタンな試験が周囲より2~3ランク難しくなる副作用があることは、早めに知っておいて損はない。

あ、でもこの弱点の克服はカンタン。あの問題集を2~3周回せば済む話。 
  

■二択の視点からC ~暗記三科目の対応と活用■

前2つの章では過去問・問題集重視のメリットを確認。でも良い問題(集)が足りない弱点を補うため、テキスト活用で知識量を蓄えておく工夫も不可欠。その際、同じ知識(暗記)科目でも、知識の入れ方・使い方に多少の違いがあることを知っておくと有利。

 

 
今この表見て「?」でも、各科目初回講義での講師説明を聞いた後、ここに戻って「ははーん」と思っていただければ幸い。

最後にもう一声。上記A・Cの表を見て、診断士1次の7科目同時合格には、

△知識の量よりも
○本試験で問われる知識の「ヒット率」向上

の方が早そう、と気づいた方は鋭い。そう、診断士7科目の知識全てを暗記すると脳が悲鳴を上げるから、1次一発勝ち抜けの王道は、

・四択問題を瞬殺する「CPU」の処理能力を高めつつ、
・使いたい知識を「外部記憶装置」に整理して貯めておき、
・本試験までに知識を「主記憶装置」に素早く引き出す訓練を積む

こと。ほらこう読んでみると、「情報」の知識ってすぐ実用しやすいし、かつ自分で意欲的に使っていくと忘れないっぽい。
 

■今日のまとめ■

さて、新たに始めた「数の力」シリーズ。この先の暗記科目学習は単調だけど、問題集をただ解くばかりでなく、①何周も解き直すことを自ら意味づけしたり、②選択肢を自作してみたりの工夫が「面白そう」、と感じていただければ幸い。

一次で選択肢慣れし、二次では選択肢を自力で作る素養を体得。すると診断士合格後は、既存の価値観・固定観念に縛られない選択肢を自由自在に作り提案できるし、かつそれは自分自身のみならず周囲のためになる。

そう見通しが立てば、今この週20~25時間の学習が俄然楽しくなる・・・、かも?では今日のまとめ。

<今日のまとめ>
・1次試験対策は、四択を絞った後の二択正答力が勝負の分かれ目
・二択正答力向上には、問題集OUTPUT/INPUT学習が有効
・1次試験短期通過のポイントは、知識の量よりも知識のヒット率

byふうじん



こんにちは。こぐまです。

雛祭りの日に無粋ですが、前回の会計編に引き続き、今回は財務編(上)です。

今のところ当道場では禁断の二次試験対策ですが、気にされている方も多いですよね。先日のセミナーでもいろんなご質問をいただきました。

H20、21、22年度の事例Ⅳは難易度が高く、一次の財務・会計のレベルから相当ジャンプアップした出題が多かったです。簿記1級保持者であれば、それほど難しくはない内容だと思いますが、診断士試験の平均レベルから見ればハードルの高い問題が多々含まれていました。特にH21年度は無茶もいいところ。

その3年間はファイナンス論点が中心でしたが、試験委員の交代が影響したのか、一転、H23年度の事例Ⅳは会計的な論点が増え、実務に近い出題がされたように思います。
一次試験とのギャップがそれほど大きくなく、簡単だったという人が多かったです。一方でやっぱりできなかったという人もそれなりにいて、そういう人は知る限り合格していません。

ということは、やはり財務・会計も一次試験を徹底して攻略しておくこと、そしてできるだけなぜそうなるのか?という各論点の理屈を理解しておくことが、現時点でできる最大の二次試験対策ではないかと思います。企業経営理論と通じるところがありますね。

診断士は、中小企業の経営者に対して、いろんな観点(切り口)から会社を分析・診断し、助言することが求められます。つまり、経営者がより正しい「意思決定」を行うために、専門家としてあらゆる観点から根拠を示しながら助言することが任務であると言っても過言ではありません。

財務・会計(事例Ⅳ)は、会社の資源のうち、「カネ」の観点・切り口から、経営者の意思決定を助けるための道具
であり、公的機関や金融機関から資金調達するために説明を求められる将来の数値計画等の根拠を理論的に明らかにし、説得力のあるものに仕上げる道具でもあります。

何度も申し上げますが、それだけ重要な科目であり、また追い込みが利かない内容であるからこそ、現時点で基本論点をガッツリつぶしておきましょうという提案をさせていただいているわけです。一次本試験では、基本論点を理解していないと悩み込んでしまう変化球が飛んでくることも多いので、そういう時にぶれずに冷静に対応できるよう、各論点を理解しておきましょう。

今回はどの論点もひとつの記事になるほどの内容がありますので、二次試験の事例Ⅳも意識しつつも、現時点で最低限、押さえておきたい点に集中します。

また、現時点での弱みを発見できる一助になればと思い、各論点に関係する過去問を記載しておきますので、解いてみてください。

◆キャッシュフロー計算書◆(H18-6、H19-13、H22-6)
実務の現場ではB/SやP/Lほど利用する機会は少ないように思いますが、中小企業診断士試験では超重要視されています。
P/Lはお化粧しようと思えばできないことはないので、会社の問題点や本当の実力を分析する上ではCF計算書が優れており、診断士にとって必須のテーマです。

H23年度の事例Ⅳでは、計算過程まで書かせる問題が出題されました。実務補習でも、必ず報告書への添付が求められる書類です。
二次試験では、計算書全体を自分で作成できるようになっておくことが必要ですが、現段階では次のような点を確実に押さえるようにしておいてください。

①直接法と間接法の違い
営業CF小計欄の上が異なりますね。どう違うかおおよそでも思い出せるでしょうか? できない場合はテキストへ。
H20年度の第6問(1)では、間接法で秒殺できる問題が出てました。+か-かを間違いなくパッと思い浮かべられるようにしましょう。

②間接法での小計欄上の営業資産・負債増減
資産が増えたら、負債が増えたら・・・キャッシュ増減はどうなるか、すぐわかるかどうかがポイント。会計編で、勘定科目の本籍地が曖昧になったら、現金が増えるか減るかを考えるとわかりやすいと書きましたが、この部分でも応用できます。

③直接法での営業収入・仕入による支出の計算方法
営業収入は、P/Lの売上高にB/Sの売上債権増減を調整して算出すること、当期貸倒があれば減算することなど、計算式を覚えてますでしょうか?

④小計欄下の営業CF
ここで何をどのように調整するか、正確に計算できるでしょうか? 未払利息や未収利息がある場合、小計欄の上で加減したP/Lベースの利息をキャッシュベースに直して調整する部分です。

案外、忘れやすいのは、ここに法人税等支払額が含まれることで、未払法人税等がある場合は同様にキャッシュベースでの支払額を算出しなければなりません。老婆心ながら、配当金の「支払」は財務CFであることにご注意!

⑤投資CFの有形固定資産取得・売却
H22年度の第6問で問われました。期中取得、期中売却、除却、減価償却累計額を考慮した、やや複雑な計算をマスターしておいてください。

◆直接原価計算◆
全部原価計算と対になる計算方法で、二次試験でもこの考え方は重要です。H23年度の事例Ⅳ第2問が典型例。
財務諸表作成で使われる全部原価計算で十分じゃないか? なぜ財務諸表には使えない直接原価計算が大切なのか? 全部じゃないということは部分だけを計算するということ? それはどの部分?
このような疑問を持たれた方は、鋭いです。

製造原価の分類法で、直接費と間接費に分ける方法の他に、「変動費」と「固定費」に分ける方法がありますが、その変動費のみで原価計算するのが直接原価計算です。固定費は製造原価に含めません。
では、なぜ変動製造原価のみで計算するのでしょうか?

これは、制度会計である全部原価計算に不備があるためです(不備は言い過ぎ? 場合によっては問題があるという意味です)。
製造業の売上原価の算出方法を覚えておられますでしょうか?

「売上原価=期首製品棚卸額(在庫)+当期製品製造原価-期末製品棚卸額(在庫)」

この期首と期末、当期の完成品製造原価には、全部の原価(変動費と固定費)が含まれていますね。
つまり、生産量の多寡に関係なく一定に発生する固定製造原価が、製造間接費として製品在庫に配賦されているということです。

ということは、期末の製品在庫にも当期に発生した固定製造原価が含まれ、上記算出式をみればわかるように、その分だけ費用が少なくなって、結果として総費用を引いた後の営業利益がかさ上げされることになります。作れば作るほどその金額は大きくなります。
当期だけを見れば、「在庫が利益を生む」という皮肉な結果になるわけです。

当期に山ほど製品を作っておけば、売上原価に配賦される固定費が薄まるため、販売できずに過大な製品在庫が残っても、とりあえず当期の営業利益を大きく見せかけることができてしまうという問題点が全部原価計算には本質的に含まれているのですね。
私も過去、取引先の現場がそのような手段で利益水増しをしているのに何度か遭遇したことがあります。

このことは言い換えると、全部原価計算では売上高の変化と営業利益の変化が連動しないということです。
会社の利益構造を把握し、利益計画を立てる上において、全部原価計算のみでは間違った意思決定をしかねず、その欠点を補うために直接原価計算という手法が存在するわけです。

会社として経営計画を立てるためには、モノをいくつ作って販売すればいくらの原価が発生し、利益がいくらになるのか、という利益構造を知っておく必要がありますね。

変動製造原価だけで原価計算を行い、固定製造原価は全て当期の費用として計上すれば(製品に配賦しなければ)、製造による原価(Cost)の発生、販売量(Volume)、利益額(Profit)が比例的に動くことになり、利益構造を捉えやすくなるという効果が出てきます。
その結果、どういう施策を打てばよいかの経営の意思決定が可能になるわけです。

この直接原価計算は、次に述べる「損益分岐点分析(CVP分析)」に繋がっていく重要論点です。二次試験でよく問われる「意思決定会計」の最も基本となる考え方ですので、是非とも今のうちに本質を理解して問題を解いてみてください。
変動費、限界利益、固定費、営業利益の関係を押さえておくことがポイントです。

◆損益分岐点分析◆(H19-10、H20-12、H22-9)
一次でも二次でも頻出の最重要論点のひとつです。
診断実務でも必須のテーマです。

損益分岐点(BEP:Break Even Point)とは何か?ということについては説明不要と思います。
BEP売上高の計算方法もすぐ出てきますよね? 一次試験では固変分解された上で出題されることが多いのですが、余裕があれば高低点法でも解けるようにしておいてください。高低点法は特に二次試験で出題されます。
安全余裕率も説明可能な状態でしょうか? BEP比率との関係なども、図を書いてパッと計算式が思い浮かぶ状態になるよう、何度も練習を繰り返してください。

ポイントは、変動費率が変化したら、または固定費額が変化したら、BEPはどう動くかを図表で理解し、計算できるようにしておくことです。
それから、目標利益を達成するための目標売上高がいくらか算出できるようにしておくことも必要です。
通常は営業利益ベースでのBEPが問われますが、経常利益ベースでのBEP分析が出た場合の営業外損益の取扱い(固定費)には要注意です。

また、二次試験では、BEPを改善するための方法について問われることがあります。

◆セグメント別の損益計算◆(H18-10、H21-10)
直接原価計算に関連する論点として、近年、特に頻出論点ではないかと思います。
二次試験では、H23年度の事例Ⅳ第3問で出題されました。

製品別、事業部別の利益分析で使われますが、限界利益と貢献利益の概念を把握して計算できることが必要です。
なお、この二つは、一般的に会計で用いられる概念と診断士試験とでは相違がありますので、ご注意ください。

また、固定費が、特定セグメント特有か複数セグメントに共通するものかの性格の違いにより、個別固定費と共通固定費に分けられて貢献利益が算出されますが、案外これも曖昧になりがちです。

当該セグメントを存続するか廃止するかは営業利益で決めるのではないということを、しっかりと認識しておくことがここでは重要です。

 

財務については、基本論点だけでも長くなってしまうので、上下2回に分けてお伝えすることに予定を変更させていただきます

すでに3月です。財務・会計をガッツリやって貯め込む最後のチャンスです。スピ問でも何でもお気に入りの基本問題集解きをどんどん進めてください。
ここでおおよその論点を制覇しておけば無借金の状態になり、完成答練までは日々の練習を続けるだけです。

苦手意識がある方は、とにかく、とにかく、財務・会計だけは、只今、現在、集中して理解度を上げておくことを強くお勧めします。

論点を理解して得意とされている方も、腕が鈍らないよう、定期的に練習することを心がけてくださいね。

by こぐま



こんばんは、ひめです

3代目執筆陣のキャラクターが少しずつ出てきたエントリーが続いてますが、読者のみなさまいかがでしょうか。

もっとこんな情報が欲しい!」というリクエストがありましたら、どしどしお寄せくださいませ。

さて、私の苦い経験から、診断士受験生の方々に何か言えるとすれば、1つだけ。「心技体」を整えて本番に臨んで頂きたい、ということです。

ペーパーテストに合格するための
メンタル力↑・体力↑は、個別対策が必要

私の合格体験記でも少し触れましたが、診断士試験の合否には、

①実力(技)だけではなく、
②体力(体)、
③メンタル力(心)も大きく影響する

と思っています。コニケンの昨日のエントリーでも、体力・メンタル力の重要性に触れていますね♪

ですが、予備校の指導では、たいてい①に95%が割かれ、②は講師から「風邪に気を付けてくださいね!」と言われる位、③は講師によってはサポートして下さる方もいるかもしれませんが、詳細までは特に話されないのではないでしょうか。

予備校が①のみの指導になるのは当たり前なのですが、受験生の方々の当座の目的は「試験に合格すること」です。であれば、②③の力も日頃から高めておくことが必要だと考えています。

「合格答案(アウトプット)」を作る要素

・・・と、ここまで力説してきましたが、私は②メンタル力や③体力の重要性を、受験生1年目の頃はよくわかっていませんでした。(わかったつもりでした)

私は診断士試験を受けるまで、比較的「緊張」とは縁もなく、大学受験や、スポーツの大会でも、実力とほぼ同じ位の結果を残してきていたので、「今までの経験を活かして”いつもどおりで”臨めば大丈夫だろう」と思ってました。

でも、今振替ってみると、、、大学受験以来10年以上もペーパーテストと縁のない生活を送ってきていたこと、スポーツの大会は相手の動きも見えますが、試験は答案用紙と自分との戦いであること・・・など、今までの経験をそのままスライドして活かせるわけではなかったようです。「今までの経験を過信して当日に臨んでしまった」と反省しました。「ペーパーテストに合格するために効果的なメンタル力作り、体力作りをするために、個別対策が必要」という結論に至りました。

今回を含めこれから3回に分けて、②メンタル力と③体力の高め方の体験談を記載していきますので、ご参考頂ければ幸いです。

心に刺さった棘(とげ)をとるために

今日のご紹介は、どちらかというと受験経験者向けです。

去年の今頃、私はまだまだ不合格というショックから立ち直り切れていませんでした

心のどこかに影のある感覚です。そんな時に読んだ本のおかげで、少しずつ気持ちを上向きに持っていけたので、以下2冊をご紹介します。

試験資格のカリスマが教える「夢をかなえる」心の習慣 「合格のお守り」(伊藤真 著/日本実業出版社)

帯に書いてある「きみの心は、決して折れない!」って、いいですよね(笑)。わたし、当時はすっかり折れてましたから
長くにわたり司法試験の受験指導をしている、伊藤真氏の書いた本です。受験生の沢山の「スランプ」や「不安」を見てきた分、説得力があるなーと思いました。本の中身も良いのですが、付属のCDが私にとっては良かったです。「朝聞くメッセージ」「夜聞くメッセージ」「勉強を始める時に聴くメッセージ」「スランプに陥った時に聴くメッセージ」etcといったメッセージが収録されています。帰宅後にお風呂で再生したり、朝起きてすぐ聴いてみたり、と、気軽に再生できる環境を作って聴いてました(ちょっとだけTACのH口講師の声に似ています。)

もう一冊はこちら

自分を変える気づきの瞑想法(A・スマナサーラ 著/サンガ)

ヴィパッサナー瞑想法という、ブッダが実際に悟りを開いた瞑想法です。他にもブッタの瞑想法など数冊読んだのですが、この本の方が絵も多くて読みやすかったです。瞑想、というと「なんと大仰な!」「ちょっと怪しいかも・・・」と思うかもしれませんが、要は「自分にとってなにか心地よくないことが起きた時に動じないための備え・対処法」です。

1年目の1次試験の直前、私はとても嫌な気持ちになる出来事がありました。試験当日もその気分を少しひきずったまま会場に向かってしまったのです。試験直前というのは、知らず知らずナーバスになってますので、ほんの些細なことで家族と喧嘩したり、会社でのトラブルを大きく受け止めてしまったりします。

そんなことを試験当日に会場に持ち込まないためにも、また当日起こる予期せぬトラブルへの対応のためにも、いまからちょっとだけ意識して毎日を過ごすことで変えられることもあるかと思うので、もしよかったら参考にしてみてくださいね。

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次回以降の予告
●3/8木:日々の勉強を気持ちよく進めるために(やる気↑に貢献)
自律神経訓練法・リラクゼーション音楽 のご紹介【メンタル力↑】

●3/15木:試験当日に実力を出し切るために
ピーキングの考え方 のご紹介【メンタル力↑・体力↑】

=====

最後までお読みいただきありがとうございます。

by ひめ



みなさんこんにちは、コニケンです。
昨日はまさかの大雪でしたが、今日からいよいよ三月ですね。花粉症の方(私も若干抱えていますが)は少し厳しい時期になるでしょうが、負けずに頑張っていきましょう!
二週間前、「自分のスタイルを貫き通す」という内容で記事を書きました。今回は、その実践を支えていた「もう一つの柱」を紹介します。いわゆる‘直接的な’勉強法ではありませんが、自分にとってはストレート合格の大きな要因になっていたことは間違いありません。
それは、ズバリ「診断士の学習を続けながら、運動を続ける習慣も持つこと!」です。「え、ただでさえ時間が無いのに運動?」「忙しいからそんな時間を取れないよ。一時間運動するくらいだったら、過去問を一年分解いた方がいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、見落としているポイントがある方もいると思って、今回あえて取り上げてみました。
もちろん、まずは「日々の健康維持」という点は誰もが思いつくと思いますが、単にカゼをひかないということだけでなく、みなさんは以下に挙げる視点で考えてみたことはありますか?

1.本番で戦える体力が養える
2.ストレスが和らぐ、気分転換できる
3.あえて学習時間を削ることで、密度が濃くなる
4.あえて苦しい状況を経験することで、メンタル面でタフになれる
5.成長の場がもう一つできる

本題に入る前に、「結局コニケンは何やってたの?」と聞かれそうなので、私が学生時代から社会人にかけて(もちろん受験期も)今も続けているスポーツを一言ずつ紹介しておきます
ラクロス:大学一年から体育会に所属していました。今は社会人チームの一員です。ラクロス自体はご存知ですか?そう、棒に網がついていてボールを投げたり捕ったりするスポーツです
マラソン:普段は近所をジョギングし、定期的にフルやハーフの大会に出て毎回自己ベスト更新を狙っています。先週末は東京マラソンで盛り上がりましたね
筋トレ:近所のジムに通っています。後述しますが、要するにすべての土台であり、成長を実感しやすいものでもあります。
テニス:社会人になってから始めました。職場近くのスクールに二週間に一回通っています。
ゴルフ(おまけ):社会人にになって、年に6~10回くらい回っています。人脈づくりには間違いなく有効!
私は、上に挙げた内容を試験勉強中も必ず平日一回、週末一回(できれば土日両方)は続けていました。平日は主に仕事帰り、週末は日曜が二コマ授業だったので、主に土曜日の日中自習の合間もしくは日曜の授業後です。余談になりますが、似たような状況として、大学受験のときも、直前期まで部活をやめませんでした。病気も全く無く6年間無遅刻無欠席でしたし、振り返ってみると、どうやら自分の中では前から思いがあったみたいです。

それでは、話題を戻して、ポイントの詳細に移りたいと思います

1.本番で戦える体力が養える
まずは第一にこれを挙げたいです。 過去に大学受験等で経験されてるとは思いますが、トータル丸三日試験を受ける診断士試験も正直甘いものではありません。ただでさえ緊張感が漂っている中、一次試験は二日間で7科目、二次試験は一日で4科目、体力的にも精神的にもとにかく疲れます。特に、一次試験では初日の午後、二次試験は最後の事例Ⅳ(財務)は誰もが相当しんどい状態になっていると思います。ただし、それを乗り越えなければ合格はありません。いくら勉強している人でも、普段過去問をスラスラ解ける人でも、本番実力を発揮しきれないこともあるでしょう。そのためにも、土台としての体力は必須なのです。みなさんはいかがでしょう?是非振り返ってみて、必要だと思ったらすぐに行動に移してみてください

2.ストレスが和らぐ、気分転換できる
いくら勉強が好きな人でも、平日は仕事終了後、週末も一日部屋に籠って机に向かいっぱないしだったらストレスがたまりますよね??久しぶりにこのような机に向かう勉強を始めている方は、なおさらだと思います。しつこいようですが、それを発散させる素晴らしい手段が運動です。走って軽く汗をかいて、いったん嫌なことを忘れて、リフレッシュできるはずです。溜め込んでしまうと、悪循環に陥ってしまいすし、絶対にNGです!発散させてください。

3.あえて学習時間を削ることで、密度が濃くなる
「なぜわざわざそんなことを?」と思われるかもしれませんが、要するにメリハリのためです。例えば週末に自習室で勉強するとき、他の予定もなくダラダラとやるのと(もちろん、ダラダラとやらないと思いますが、一日集中し続けるのは大変ですよね)、「何時から何時は運動しよう」と決めて、一日の中で一つの区切りを設けるのとでは、気持ち的にも、学習の質的にも全く変わるはずです。騙されたと思ってやってみてください。

4.あえて苦しい状況を経験することで、メンタル面でタフになれる
これはどちらかと言うと、より本格的にやりたい人向けですが、筋トレやマラソンで追い込んで一時的に苦しい状況を経験することで、普段ちょっとしたことでは動じなくなります。自分の中のキャパが増大して、メンタル面でタフになれます。それこそ、本番を迎えた時、「あの走ってるときよりは楽だな」なんて思えたらこちらのものです。私自身、フルマラソンの30~40kmほどキツイことはなかなか無いと思っていますし(その分達成感もものすごいですが)、それが自分の中にあるからこそ色々と乗り越えてきました。

5.成長の場がもう一つできる
見落としがちですが、スポーツを継続していると、誰もが必ず何らかの形で成長が見えるようになるはずです。一番分かりやすいのは、同じ距離をより短い時間で走れるようなること、もしくは以前より疲れずに長く走れるようになること。目標を立てて達成できたら、嬉しくないわけがありません。ここでの喜びはきっと学習にもプラスに働くはずです。目標を立てる⇒それに向けて努力する⇒達成する⇒更にレベルアップした目標を立てる⇒… の好循環をここで回してあげて、これが学習への原動力になってくれたら言うことなしです。

今までスポーツを続けている習慣があったのに、学習を開始したのをきっかけに止めてしまった方、是非昔の習慣を復活させてください!何か身体の調子が悪くなっていませんか?前に書いた通り、物理的に時間は少なくなっていますが、目先のことだけでなく、長期的な視点を持ってみてください。前にやっていたこと(=きっとやっていて楽しいものでしょう)を復活させるのもヨシ、これを機にもう少し気軽な全く新しいことを始めるのもヨシです。

では、今までスポーツなんか全くやったこと無い人はどうするか?言っておきますが、ハードルは決して高くありません。まず一番気軽に一人で始められるものはマラソンです。最初は走ってる自分自身が理解できないと思われるかもしれませんが、ちょっと慣れてくれば、その良さが分かると思います。近所を走っていると新たな発見があったりもして、体調的にも気分的にも本当に良い状態になります。この状態が継続できれば学習にもきっとプラス要素が働きますよ。自分のお気に入りのウェアでシューズでも買ったら、さらにモチベーションが上がるはずです。もちろん、いくら受験生と言っても、ジムに通うことも全く止めません。朝起きたらストレッチして、「社内は全部階段で!」くらいの発想が生まれて実践すれば、これからやってくる診断士試験に立ち向かう上でも、取得後のさらにステップアップした生活を迎える上でも、カラダもココロも良好な状態になっているはず!

どうでしょう、職場を見渡して、前向きにバリバリ働いて、周りからの信頼を得ている人でそんな状態になっている方はご存じないですか?診断士試験ストレート合格者も、アンケートを取ったらきっと多いのでは?と思っています。私自身は、今はもちろん受験生という立場ではありませんが、今後さらに色々とチャレンジしていくためにも、カラダが動く限りスポーツは続けて、良い状態を保つようにしたいと強く思っています

これから徐々に暖かくなってきて、走るのが気持ち良くなってきます。前回も言いましたが、もう一度自分のスタイルを振り返ってみてください。その中で、今回取り上げたことができたら是非実践してみてください。平日がどうしても難しかったら、まずは週末にほんの20分でも30分でも良いです。間違いなく自分の中の何かが変わるでしょう。「あ、今週末久々に運動してみようかな」と思って頂ければこれ以上嬉しいことはないです!
Byコニケン


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