» 2011 » 9月のブログ記事


こんにちは。ハカセです。

明日から10月。いよいよ二次試験本番も近づいてきましたね。今日は「二次対策でやるべきこと」に漏れがないかのチェックを各自でするための TIP をお話したいと思います。

■ まずは全体像を把握 ■

二次対策でやるべきことは、この3つです。

  1. 基礎知識の確実な消化
  2. 選択肢を自分で作成・表現する能力
  3. 題意把握・文字制限管理能力

実は、このこと、3月30日の段階で僕が 記事 にしています。この頃からこれを意識していた方は余りいらっしゃらなかったと思いますが。

残り23日。10月の対策は「自分には何が足りないのか」をしっかり認識することから始めてみましょう。二次試験の処方箋は十人十色。だからこそ、自分でしっかり PDCA をまわすことが重要です!

■ まずは基礎知識 ■

念のため確認しますが、1 の「基礎知識の確実な消化」は、もういいですよね。

事例 I や 事例 III で点が伸びない人事例IVの経営分析で点が取れない人は、この「基礎知識」が危うい可能性があります。

具体的には、

  • 「受注生産とは?」
  • 「見込み生産とは?」
  • 「機能別組織とは?」
  • 「マトリックス型組織とは?」
  • 「マーケティングの4Pとは?」

こんなことがスラスラ答えられるようにしておきたいですね。「なんとなく答えられる」じゃだめですよ。文字にできるようにすることです。

まさか、

  • 「営業利益率」と「経常利益率」の違いがあいまい
  • 「当座比率」でどの資産を足せばいいか分からない

という人はいませんよね。もしもこういうところで曖昧な方、10月になる前に(=今日中に)しっかり確実に自分のものにしておきましょう!

二次試験は相対試験です。他の人ができないところはできなくてもいいのです。他の人が確実に点が取れるところで、自分も確実に点を取らなければいけないのです。

↑ ここ、多くの方が誤解していますので、しっかり基礎知識を確認しておきましょう。基礎知識が危ういと「事故の素」です

■ 次は選択肢を自分で作成する能力 ■

一次試験では、問題文に選択肢が与えてありました。だから、「4つのうち、どれかが必ず正解(または誤り)である」ことは確実です。

でも、二次試験ではそうはいきません。1の「基礎知識」に加え、「選択肢を作成する能力」が求められています。

具体的にはこういうことです。

問題: A社が現在抱えている課題を解決するために、どのような人事施策をアドバイスするべきか。

こういう問題が与えられた場合、皆さんは、まず何をしますか?

「人事施策」と言われたら、どんな「選択肢」があなたの頭の中に用意されていますか?

  • 採用
  • 育成
  • 配置
  • 評価
  • 意欲(ES)

とりあえず、こんな要素が頭に浮かぶでしょうか。

「採用とは何か」、「育成とは何か」などの単体要素知識を持っていることも重要ですが、「他にないのか」という幅をしっかり持っている、そして「それらがヒトに言われなくても自分で出すことができる」ことが重要です。

次に、「課題を解決するために」は、どういう対応をすればいいでしょうか?

  • 採用には、 こういうメリットデメリットがある
  • 育成には、こういうメリットデメリットがある
  • などなど

こういう風に、それぞれに『期待効果』や『留意点』の対応付けができているでしょうか。

一次試験では、

ア 社内育成制度によって、短期に事業活動のノウハウ習得が期待できる
イ 中途社員の採用によって、短期に事業活動のノウハウ習得が期待できる
ウ ・・・・(以下略)

と、このように、選択肢として与えられていたのです。これらの選択肢を自分で作成することができることが二次試験対策の第二段階です。

受験生時代、僕はココでつまづいていました。

例えば上記の問題であれば、「人事施策」と言われると、すぐに「評価!」と飛びついて、「どう評価するか」、「どういう効果を期待するか」を滔々と述べておりました。

こういう「飛びつき」は、いわゆる事故の素です。なまじっか知識がしっかりしている人は、ここで事故を起こしがちです。

  • 自力で複数選択肢を用意し、その取捨選択をすること。(横の幅)
  • そしてそのメリットデメリットを、きちんと説明できること。(因果の幅)
  • ここまでが第二段階のアクションです。これがAランク入りの必須条件になるでしょうね。

    僕の3/30段階での 記事 では、「ここまでを一次試験段階で完了しておきましょう」、「そうすると二次試験対策で優位になります」と伝えています。

    よって、残りの一カ月に最後の第三段階の能力研鑽に集中するためにも、ここまでを確実に9月末までに終わらせておくこと。そうでなければ合格は覚束ません。

    ■ 選択肢作成能力を鍛えるには ■

    選択肢作成能力を鍛える対策をご紹介しましょう。

    それは、Zone がこの記事で紹介していた 「問題解釈トレーニング」です。

    この記事を読んだ時、「あぁ、ZonEさま・・・。このトレーニング、受験生時代に教えて欲しかった・・・」と心の底から思いました (^^ゞ。

    与件を読まずに問題文(=設問文)だけを読んで、「どんなアドバイスが考えられるかな」と妄想するのです。

    え? 問題解釈? 選択肢作成能力と関係なくない?

    いえいえ、そんなことはありません。

    このトレーニングでまず問われるのは、「選択肢作成能力(横幅の広がり)」です。

    与件文を読まずに「妄想」することで、与件に制約されずに「関係ありそうなこと」を知識の引き出しから出しておくトレーニングが可能です。

    いま、手元に ZonEが使っていた資料がありますが、この中に、「経営安定化の要因について答えよ」という問題があります。

    皆さんならどう答えますか? どういう選択肢を用意しますか?

    僕なら、事例ごとに考えてみると思います。

    例えば、事例Iなら、

    人材確保、組織体制、ノウハウ蓄積と伝承、リーダーシップ、経営理念、権限委譲、評価制度、資源の有効配分、リスク分散、変化への対応・・・

    という具合に。

    現段階で、「選択肢作成能力」が十分じゃないかもしれない、と思われる方、いますぐ対策を立ててみてくださいね!

    ちなみに、『企業診断10月号』では、ZonE が上記の学習方法を分かりやすく説明しています。是非お手に取ってみてください!

    ■ でもそろそろ「題意把握・文字制限管理能力」育成に ■

    もう10月目前。そろそろ第二段階は卒業して最終の第三段階に昇格しなければいけません。

    ここで問われるのは、「題意把握・文字制限管理能力」。これについてはまた次回お話したいと思います。

    ハカセの宿題は、下記2点。

    本試験日までに間に合うかな。(増えてるし・・・)

    by ハカセ



    こんにちは。wackyです。

    ようやく秋らしい気候になってきてだいぶ過ごしやすくなってきましたね。昨年は猛暑sunでしたから今頃もまだまだ暑い時期が続いていました。2次試験にむけてこれから追い込みになりますので、過ごしやすい季節を味方にしてください。くれぐれも風邪ひいたりしないようにしてくださいね。

    さて、今日のテーマは「学習方法の切り替え」です。

    TACの2次対策スケジュールで言うと、残りはオプションゼミのみですね。最後の2週間は自分自身で追い込まなければならないのですが、この時期どういう学習が効果的なのかという点について記事にしてみたいと思います。

    学習方法を切り替える

    よく言われることではありますが、10月に入ると今までとは学習方法を切り替える必要があります。ストレート生の場合、1次終了後から9月いっぱいまでは「事例を解くスキルを身につける・スキルを高める」ことを主目的として学習してきたと思います。たとえば、事例の演習と振り返りのPDCAを通して解答プロセスを確立し、解答精度を高めたり、または事例に必要とされる知識を確認したりということです。特に意識はしていなかったかもしれませんが、1次終了後の2次演習で事例を解く基礎スキルはそれなりに身についていると思います。

    この1か月半みっちりと基礎スキルを磨いてきた方は、おそらく事例に開眼し実力の急上昇を実感したのではないかと思いますが、いつまでも基礎スキル「だけ」を磨いていてもなかなか合格確率は上がらないのではないでしょうか。

    では、次は何をするかですが、それは「事例を解きまくる」ではないかと思います。

    事例を解くスキルを身につけたのであれば、あとは事例を解きまくって「たくさんの知識」を引き出しにしまいこみ、「たくさんの事故」を経験して危機回避能力を高める、これに尽きるのではないかと思います。

    これってよ~く考えると、1次試験対策と同じだと思いませんか?

    基本講義で橋げた(基礎)をつくって、直前期は過去問や模試などを解きまくって得点能力を高める・・・同じですねbleah

    そうです、残り1か月はOUTPUT重視です。

    ちなみに昨年の私の事例演習実績を紹介します。

    棒グラフは週ごとの演習消化数、折れ線は演習消化数の累積です。ちなみに演習の中には一部2回転目を含んでいます。

    自分の場合はある程度自分の課題が見えてきた10月初旬から、学習方法を切り替えてペースをあげました。どのように切り替えたかというと、「復習中心から演習中心」です。

    それまでは、自分の解答プロセスの不具合を抽出し改善することを主目的としていたため、80分で演習を解いたら3時間以上復習に時間をあてていました。自分の思考プロセスや問題点を丁寧に分析・抽出して改善案を検討していたため非常に復習に時間がかかっていました。しかし10月からは数をこなすことを主目的とし、平日1事例、土日は4事例ずつをノルマとしていたため、復習は1時間程度で終えられるように簡略化した手順としました。

    またペースを上げた理由はもう一つあります。

    それは「思考力のスタミナをつける」です。

    事例を解くスキルを身につけたとしても、本番では1日4事例こなさないといけないわけです。そのすさまじいまでの疲労感shockは、チェック模試や2次模試で体験済みだったので、思考力のスタミナをつけることが課題だと思っていました。ですので、10月に多くの事例を解くことは当初からの想定でした。(どちらかというとOUTPUT中心が後付でした)

    それでは、10月の学習方法はどのようなものだったか以降で簡単に紹介したいと思います。

    ①振り返る目的を変える

    事例を解くスキルを身につける際には、先ほども書いた通り「自分の解答プロセスの不具合を抽出し改善する」ために振り返りを行っていました。その目的を「どんな事故を起こしたか?を確認する」と変更しました。自分の解答プロセスはある程度固まりつつあったので、あとは自分の解答プロセスで問題(=事故)を起こすポイントをできる限り見つけるのです。そしてそれを解答プロセスに盛り込みます。改善というよりは、あくまでも微調整です。

    ですので、設問単位で得点率が4割未満となってしまった設問を重点的にチェックしていました。これなら1時間程度で振り返りを終えることができます。

    ②セルフ模試

    これは有名は方法ですね。とにかく1日4事例を解きまくる。私は10月だけで4回セルフ模試を行いました。

    セルフ模試はスタミナをつけるのも目的ですが、本番の予行演習として休み時間の使い方や昼食の調整なども合わせてやりました。もちろん本番と同じ時間割りでやるのが効果的だと思いますよ。

    そういえば勉強仲間とTACの自習室に集まってセルフ模試をしたときは、別の団体も同様にセルフ模試をしていたようです。

    最初のころは4事例をやるのが苦しかったのですが、慣れてくるとペース配分がわかりうまく力を抜きながら事例に対峙することができるようになりましたので、ある程度余力を残しながら4事例をこなすことができるようになっていたと思います。

    ③ファイナルペーパーづくり

    これも10月に入って学習計画に取り入れました。私のファイナルペーパーは「心構え」に関するもののみ記入していました。事例の知識や方法論については、オプションゼミの時にT先生にもらったメモが素晴らしかったのでこれをそのまま活用しました。自分が作成したファイナルペーパーは「とにかく自分を落ち着かせる」ための言葉を書いておきました。

    ファイナルペーパーを作成する際には、試験を受けている自分を想像し「どんな失敗がおきるか?」を考えていました。あらかじめ失敗しそうなポイントに予防策を準備することができたのがとても大きかったと思います。

    さて、10月の学習方法について記事にしてみました。ある程度自分なりの感触をつかんでいる方は、それを確実とするためにも10月は多くの事例を解いてみてください。その中でわかる新たな課題もあるかもしれません。一つでも多くの課題を見つけ、クリアにすることで合格が近づいてくると思いますよ。

    1点注意してほしいのは、もし事例を解く基礎スキルがまだ身についていないと思っているのなら、まずは基礎スキルを身につけることに専念したほうがよいということ。基礎をすっ飛ばして応用力が身につかないのは、1次試験対策でわかっていますよねbleah

    by wacky



    こんにちは、らいじんthunderです。

    もう9月も終わりですが、Aランク入りの実感goodは持てていますか?

    「う~ん、なんとなく解答プロセスは確立できた感があるし、それなりの解答も書けるようになったけど、安定しないんだよなぁsad」という人が多いかも。

    今回は、そんな方々に向けた、ちょっとしたヒント。といっても何も特別なことはありません。当たり前のことですが、ふとしたことから霧が晴れるが如く気付きを得られるのも2次試験の特徴ですからね。さらっと読んで、「なるほど!」になるか「だから?」になるか、お試しあれ。

    事例IとIIはトレードオフ?

    これは学習中から思っていたことだけど、事例Iと事例IIの結果はトレードオフの関係になり易いんじゃないかと。つまりIの点数が良くなってくると、IIの成績が下がってくるというように。Wackyこの記事で事例毎の成績の移り変わりを書いていたけど、やっぱり事例IとIIの成績が反対方向にある。

    自分の成績を見直してみたら、もっと明確。
    まさにひっくり返したようなM型のグラフとW型のグラフ。sweat01


    だから組み合わせると良いポートフォリオ・・・なんておふざけはいいとして、同じような人は意外と多いんじゃないかな。

    この現象は昨年の学習中、自分自身でも不思議で面白くて、何故なんだろうか?と結構考えました。事例IIにおいて、与件文からの「抜出しで点数が取れると、事例Iにおいても、与件文内の言葉を使って点を確実に取りに行きたい気持ちが強くなる・・なんていうのが、それらしい理由だけど、ホントのところは?

    ま、理由はともかくとして、それを解消するにはどうするかというと、これがなかなかね。sad

    どこまで掘り下げるか

    そこで、演習の時に意識したのが、どこまで掘り下げて解答を作成するかということ。下の図は、当時私が頭に描いていた事例問題のイメージ。

    まず、各設問とそれに対応する与件文の段落(または文)が正しく紐付されるのは大前提。そして、それぞれの設問に対して与件文の状態から、どこまで深く掘り下げていくか、どこまで因果をつないだところが得点の核となるポイントになっているのかを推定するゲームgameということ。

    得点ポイントが明確ならば、そのポイントをしっかりと書き、判断に迷うことがあれば、迷うポイントを包括した解答にして少しでも点数を取りに行く。

    あくまで作問者の敷いた論理構成のレールに乗った上で、どこまで進んだところがポイントかを見つけ、それを外さないように前後まで少し広げて解答を作成する。これが私のローリスクメソッドの解釈。

    疑わしいキーワードを、下手な鉄砲も・・・とばかりにとにかく入れ込んで点数を取りに行くなんてことでは決して無いし、そんなことしたってね・・・。

    この視点で、演習の振り返りをすると、模範解答と自分の解答の違いや、事例毎の違いなんかも結構明確になって面白い。

    ハカセこの記事で書いていることも表現は違えど似たようなことなのかな。ハカセは記事の中で、「最大の不合格者を生んでいる」という表現で誤った「ローリスク」「複数解釈」に対して注意を喚起しているけれど、私は誤ったローリスクメソッドは、「考えることを放棄するデキナイ人を生んでいる」メソッドになる大変ハイリスクなものと考えます。

    使い方にはご注意dangerを。

    では、今日はこれまで。motorsports

    by らいじんthunder



    こんにちは。くれよんです。

    2次試験の勉強もいよいよ佳境ですね。
    何度かの演習を経験されたところかと思いますが、演習を終えてこんなこと一度は思いませんでしたか?

    • 「どこが得点に繋がる要素なのかわからないっ!」
    • 「この要素が得点になって、この要素が得点にならないなんておかしいっ! 」

    あげくの果てには、「作問者がおかしい。自分の解答の方が良いはずannoy。」なんて考えたり、「あぁ、結局何が得点になるか分からないんだから、自分の思うとおりに書こうpencil。」

    な~んて方向にいってしまっていたら、黄信号danger

    私も当時何度もそう考えたので、そう思う気持ちはよ~く分かります。
    でもそれでは、合格から遠ざかってしまうんです。

    そういう方は、まずはハカセ提唱の事例のルール・事例のゴール(この記事等参照)をご一読アレ。万人向けの原理原則論になります。

    一方、本日の私の記事は、要求に沿って解答を作成できる実力が既についている方向けに、得点を安定させる+αを狙う考え方(少し“劇薬”気味)
    勝手に「ストラックアウト戦術」としてみました。
    繰り返しますが、少々劇薬気味ですので、服用には十分ご注意下さいdanger

    ■ストラックアウト戦術
    「ストラックアウト」ってご存じでしょうか?
    テレビの筋肉番付という番組でやっていた企画のひとつで、ホームベース上に置かれた図1のような3×3配置の9枚のパネルをマウンドからボールを投げて打ち抜く競技です。

    「ストラックアウト戦術」では、2次試験をこれになぞらえた考え方をしています。
    (※あくまでなぞらえているだけなので、本当のストラックアウトとは少しルールが違います。)
    その考え方は以下。

    • 1つ1つのパネルを、設問において答案に盛り込む1つ1つの要素と見立てる。
      例えば20点配点の問題で1要素5点とすると、得点につながる要素が4つあることになります。(※実際は、配点差などありますが、単純化しています。)
    • パネルには図2のようにどこかに配点がされている。(この例では、1、3、5、7が得点に繋がる要素)
      しかし、どのパネルに配点されているかは投球者側からは見えない。
    • 投げられる球数には人それぞれのスキルに応じた制限がある。

    以上の条件下で、「配点されたパネルを打ち抜いてできるだけ多くの得点を取ること」を、「2次試験の答案において、配点された要素を盛り込んでできるだけ多くの得点を取ること」になぞらえています。

    さて、このように1、3、5、7への配点だった場合、模範解答は当然ながら図3のような構成で作成されています。
    無駄なく、得点要素(=得点につながる要素)を網羅して満点になっている答案です。

    しかし、「こんなの無理じゃね?」というのが素直な感想ではないでしょうか。私もある意味それは正しいと思っています。
    実際、TAC等の模範解答を見ても、「全ての要素が得点要素として妥当であるか」と言えば疑問なことありますよね。他にも同じくらい採点されてもいいはずの要素だってあります。

    その上、ある時には、同じ問題だったとしても図4のように配点されていることもあります。
    (※過去問に対する各予備校の模範解答を比較してみればよくわかると思います。)

    もし図3ではなく図4のように配点されていたら、上のパターンでは満点だった模範解答も半分しか得点できないことになりますよね。

    前振りが長くなりましたが、要は、

    「同じ問題で図3のようにも図4のようにもにも配点される可能性がある」
    かつ
    「どう配点されるかを完全に当てることができない」

    という条件においても場合でも安定した得点をするための考え方が今回オススメする「ストラックアウト戦術」という考え方です。

    そのココロは、ひと言で言えば、「微妙な要素はどっちにころんでも得点できるように両方盛り込んでしまえ! 」
    という身も蓋もない考え方。
    あ、誤解の無いように申し添えると、考え無しに何でもかんでも盛り込むということではないですよ。
    ちゃんとメリハリつける必要があります。イメージは図5です。

    じゃあ、具体的にはどうするのか?

    <前提>
    得点要素には少なくとも2種類あると分解して考える。

    A要素:得点になる妥当性が高い要素(外すと事故と言える要素)
    B要素:得点になってもおかしくないが、作問者のさじ加減次第で得点になるかどうかがグレーな要素
    (「Aランク下位」と「合格ライン以上」を分ける要素)

    <方針>
    A要素を確実に取りつつ、B要素を幅広く盛り込むことで、配点のゆらぎがあったとしても安定して得点する。
    「満点 or 5割」となるよりは「どの場合でも7~8割」となることを狙う。

    あ、これって実は、ついこの前にふうじんこの記事で言っていた考え方に繋がるものかもしれない。。。

    周囲ができる所をソツなく得点し、
    ⇒A要素をしっかり入れる
    周囲ができない所でコッソリ得点する
    ⇒B要素を幅広く入れる

    <具体的な手順>
    ①字数制限を踏まえて、盛り込む要素を削減する。
    (1~9まで全部盛り込めればいいのですが、字数制限があるので通常は不可能。)
    ②優先要素(A要素)の1、5は重点的に盛り込む。
    ③2、3、4、7、8のB要素を最大限盛り込む。

    つまり、A要素を着実に盛り込みつつ、B要素を幅広く盛り込むことがこの戦術のキモです。
    お気づきの方もいると思いますが、この戦術の③の実践には、投げられる球数を増やすこと、すなわち、漢字の多用や短い言葉への置き換え(重要なワードは除く)で、日本語を崩さずにたくさんの要素を盛り込むスキルが必要になります。
    これにはトレーニングが必要ですが、その意識を持って練習することで力は付いてきます。
    トレーニング手法としては、上手な方の答案を見て学ぶのがやはりオススメです。

    ————————————

    確かに、このやり方は、王道の美しいやり方では無いかもしれませんが、診断士の試験では、キラリと光る答案よりも、安定感の高い答案が求められているのは事実。
    合格しやすい答案は当たれば70~80点だけど外れると40点の「1、3、5、7だけを書いた模範解答的な答案」よりも、安定的に60点+αを狙える「意識して1、2、3、4、5、7、8を盛り込んだ答案」だと思います。好き嫌いはあると思いますが、ひとつの考え方としていかがでしょうか?

    もちろんこれは、狙ったパネル(=要素)を打ち抜く投球ができる力があることが前提ですが、狙いどおりの投球ができるのに得点に波がある方にとっては、ひとつのきっかけになるのではないでしょうか?

    お役に立てば幸いです。
    ぜひ感想お聞かせ下さい。

    by くれよん



    みなさまお久しぶりです。ねこおじさんです。

    今日も頂戴した質問をテーマに記事を書きます。

    点数が伸びないんだけど・・・?、いつになったら高得点がとれるのか?
    いつ開眼するのか? どうやって点数が安定したのか?

    ・・・あとたったの1カ月・・・・・。

    こんな懸念や不安があるようです。かくいう私もそうでした。

    本日申し上げたいことは、ただ1つ!

    「1回目の処方箋の効果を測定しましょう」

     8月上旬の1次試験から1カ月以上経っています。予備校の演習もオプションを含め残すところ数回。おそらく順調に演習の2サイクル目に突入している人が多いとは思っています。

    2サイクル目には、間違えたところが出来るようになったか、対策が間違ってなかったか、など確認してみましょう。1か月前に解いた問題の答えはもう忘れていると思いますので、確認にはちょうど良いですね。 

    もし停滞しているなら要注意。改善点が見いだせていない、処方箋が間違っていたor無理だったということになります。なるべく早くチェックしたいですね。

    参考になるかどうかわかりませんが、どのように改善されて点数が伸びたか、あくまで私のケースを晒したいと思います。

    私が「いけるかも」と思えたのは、カイゼン成果を確認できたことに起因していた感じがします。

     

    「2次いけるかも感」

     ゆるぎない自信に至らないので、私の場合は「開眼」とは呼べませんので、その程度であることを、お断りしてから。

     ・いつ  : 9月下旬

    ・どこで : 以下の21年度事例Iで

    ・どのように : 
    自分の場合は、やっていて「これだ!」という明確な感覚はありませんでした。しかし、この事例の得点が伸びていて、その理由として以下のカイゼンが確認できたことです。 その後に「いけるかも」という感じがだんだん出てきました。実際その後は事例ⅠからⅢでは平均点+αがキープできて、後付けで意識した感じもあります。

    ★解答に入れるキーワードがほとんど発見出来た。
    ★自分の答案中のキーワードの密度が高くなっている(間違っていてもとりあえず多くを盛り込めた)。
    解答構成が出来ている。どう書くかわからない事がなくなった。
    結果としてキーワードの正答率が高くなっった。

      

    1回目 受験前年12月上旬

    予備校の過去問対策講座を申し込んで初めて2次試験問題をやりました。予備校で採点してもらった解答が以下です。

     

    結果は47点でした。第1問2問は大体できていますが、3問目4問目は大きく間違え、第5問は0点でした。全然2次試験のことを知らずに取り組んだので、こんな程度かも知れません。

    2回目 受験年の9月中旬

    2次対策開始後すでに1カ月以上、解答プロセスと時間配分、キーワード抽出、解答の構造の推定は出来ている頃です。過去問や演習問題を多くやっている段階です。

    結果は66~71点(自己採点なので幅あり)で20点近く伸びました。

     

    どこが改善されたのか?

    ①対応するキーワードをほぼ漏れなくチェックできたこと

    キーワードのマーカーが問題文中に漏れていない。また、解答のキーワードの取り残しが1―2個くらい。私はキーワード漏れの確認がしやすいように消せるマーカーを使っていました。

     

    ②キーワードを数多く盛り込めた

    (解答を外したものもあるが、ともかく多くのキーワードは盛り込んでいる)

     →キーワードを全て決め切って文字数をカウントして文章を書きだす方法を実施して、その効果が出てきた。私の場合、文書中キーワードまたは文書から想起されるキーワードを、解答文字数の目安4/5程度まで入れるように文字数をカウントして作文するようにしました。その後は書き直しもほとんどなく時間のロスも少なくなっってきました。

    ただし、あまり多く入れ過ぎても解答の構成が崩れる(反省点)なので注意です。

    ③解答の論理構成ができた

    問題解釈のときに解答案の構成を考えているので、与件中の事実のキーワードも盛り込めている。

    例えば、第5問150字で助言を聞かれているので、「与件の~の事実をふまえ、~を目指して(ために)、~に対して、~をするという助言(SWOTを踏まえた対応を想定)」というように、設問解釈時点で解答に要求される構成を推定してメモしている。

    ~には本文のまたは本文から類推されるキーワードをあてはめるので、文中の似たキーワードの繰り返しの回避、キーワードがない時のキーワード類推の判断につながっている。

    ④解答根拠が少ない問題も、状況から推測される方向性を前提にして解答できた

    特に第5問は助言であり、ダイレクトなキーワードは見当たらない。助言はSWOTor与件の明らかな課題基づいてされるので、現在の施策や状況を踏まえている。

    具体的には、店舗再編、売り場整理統合、売れ筋商品絞り込み、工場閉鎖、モラール低下、食の安全意識や自然志向マッチ、ネット通販の反響大きいなどのキーワードが、外部と内部の環境変化として与件中に書かれているので、それをSWOTでまとめて③の解答フレームにあてはめて助言を書くことが出来た。また、与件に明らかに課題があれば、それも反映させることが重要ですが、明確な課題が書かれていないことが多いです。ただし、助言の問題は1/2くらいの得点がとれれば良いのではないかと思っています。

    ⑥できなかったところ&残った改善点もいくつもありました

    ・キーワードの抽出漏れがある。特に第2問の商品の違いは抽出できなかった
    ・キーワードをつないだ文章を作る意識が強く、非常に読みづらい文章になってしまっている。特に第4問。これでちゃんと点数が入るか・採点者が読んでくれるかは疑問。→ キーワードが占める量を減らしてもよい。文章の構成が大切。採点者にわかる文章に。

     

     いけるかも!感までの反省項目

    9月下旬になってようやく点数も上昇&安定てきました。上述のように振り返りシートの反省点が実際に出来るようになったと感じた頃からです。私の場合はだいたい、いつも以下の4点を反省していました。上述とも重複しますが。

    ★キーワードの抽出がきちんとできているか(漏れはないか)

    ★解答文の構成がきちんとできているか(論理的な解答の文章を構成するには、キーワードをまとめた類推キーワードを使っう必要もある)

    ★時間通りの処理プロセスか?→焦って解答の精度が落ちていないか?時間管理は正確か?時計を見ていたか?

     写真はいやでも秒単位の時刻が目に入るような大きな電波時計(幅12cmくらい)、これを本番でもつかいました。

    ★読みやすい文章か?→ 解答の論理構成とキーワードの密度が適度であれば、読みやすいはず。

    繰り返しますが、私の場合は、正直なところSクラスの成績ではないので、「開眼」ではなく、「いけるかも感」程度です。ですから、あくまで参考ケースの提示です。

     私の場合は、PDCAで改善を図って効果を測定し、カイゼン効果で点数が伸びてきてから、ようやく「いけるかも感」が持てました。

    反省や対策は「振り返りシート」に書くと頭に残るので、自然と改善されていくように感じます。
    2回目もちゃんとカルテを作って、1回目の処方箋の効果測定してみましょう。出来ていないところは、具体的対策にして(たとえば大時計を使う)工夫することが必要になってきます。

    (問題点と処方箋はみなさん違うと思いますが、きょうの記事はあくまで、ねこおじさんのケースです)

    さて、あと1カ月、みなさんぜひもう少し頑張っていきましょう。

    by ねこおじさん



    art2次直前の時期なので、どうしても道場執筆陣も2次試験のための対策の記事になりがちなんだけど、各受験機関ではすでに2012年目標の講義が始まっているんですよね。
    そんなわけで、道場全体の話題はどうしても2次筆記の話題が中心になってしまいますので、意識的に2012年目標の記事も織り込んでゆきたいと考えています。こんにちはJCです。
    診断士の受験科目の中で企業経営理論はぜひともしっかり勉強して、安定的な得点源にしておくことは重要です。
    なぜならば、1次試験だけじゃなくて、2次試験でも大いに活躍する知識がたくさんちりばめられているからです。
    2次試験の事例Ⅰは「組織・人事に関する事例」だし、事例Ⅱは「マーケティングに関する事例」ですもんね。

    企業経営理論のテキストをざっくり俯瞰すると戦略に関するもの・組織の作り建てと組織における人の行動に関するもの・人的資源管理と言う名の労働法規及びマーケティングと分類できるかと思います。

    ◆導入としての戦略論◆
    企業の生存領域という意味でドメインという用語が出てくるでしょう。ドメインってホームページのアドレスで 「.com」の前の会社名だったりする部分じゃないの?
    ということで企業経営理論を学ぶ上での最初に出会う新たな知識かもしれませんね。
    企業を成長させるための戦略・事業を成功させるための戦略・部署等の小さな単位の作業効率やプロジェクトの成功確率を高めて行くための戦略等々、戦略というのは大きなものから小さなものまでいろいろとありますよね。
    ここで学ぶのはSWOT分析であったり、アンゾフの製品・市場マトリックスであったり、PPMであったり、マイケルポーターの5フォースモデルであったり、どれも有名どころな考え方で、企業に努めている方だったら、研修とかでも出てくるようなオーソドックスな戦略論です。
    これから勉強を進めて行く方々にとって、極めて大事なことはこれらの理論の名前を覚えることではなく、それをどう使える知識にしてゆくかということです
    どの考え方も特殊な環境でしか効果を得られないものではなく、実は皆さんのお仕事の中でも使えるような一般的な理論です。
    企業経営理論に限らず、診断士7科目を深く勉強してゆく際にとっても助けになることは、自分の身近な例に置き換えてみるという行動です。

    ◆組織論と組織行動論◆
    とりあえず、覚えることがいっぱいある。
    たとえば、組織の定義は分業と調整。組織設計の5原則(分業・権限責任一致・統制範囲・命令統一性・例外)。これらの言葉を言葉として覚えることはあんまり意味がない。5択の1次試験には対応できるかもしれないけど、単に覚えていても2次試験で使える知識にはならないよね。分業が行われるので専門性がとぎすまされるし、部長と平社員の権限が一緒だったら、責任の重い部長はやってられない。一人の課長がコントロールできる範囲(人数)には限界がある。部長と課長が違う事を言ったら、部下はどっちの言うことを聞いたらいいかわからなくなっちゃう。部長が課長や平社員がやるような仕事まで自分で抱え込んでしまったら、本来部長がやらなきゃいけない判断する仕事ができなくなっちゃう。こう書くと当たり前のことなんですが、そんな基本原則に沿ってない組織は皆さんの会社にもありませんか?仕事を抱え込んで回らなくなっている上司とかいたりしませんか?一人でなしうる統制範囲=スパンオブコントロールは7人が限度とかいわれたりするけれど、僕の下には20人もいるし…。
    そんなふうにして言葉と中身を一緒に把握するような癖をつけるといいですよ。

    ◆マーケティング◆
    マーケティングも用語的には新たに覚えるものも少なくないですが、自分自身の購買行動とかに照らし合わせてゆけるので、戦略論とか組織論に比べて、より身近な例を持ってきやすいパートかなと思います。Product/Price/Place/Promotionの4Pとか、コトラーの4つのブランド戦略とか、モノという形のないサービスの特徴と対応策とか、なんだか当たり前に考えていたことを論理的にまとめたような感じがします。例えば、サービスマーケティングの特徴の一つに需要の変動性というものがあります。例えば、昼ごはんは並ぶほどにお客が集まるけど、1時を過ぎたら閑散としちゃって、夕方7時まではお客がほとんど来ないと言うようなケースには、どう対応するか。需要が変動するから、供給も変動させるというのもひとつの手ですよね。つまり、2時から5時まではお店の昼休みにしてしまう。アルバイトは11時から2時までの人と5時から23時までの人にわけて、不要な時間の人件費を削減する。あるいはi-phoneとかケータイとかによくある「今なら割引クーポンサイト」みたいなものを使って、2時から5時までは特別な割引をして、閑散期に逆に需要を喚起すると言う手だってあるわけです。
    自分がお店を開くことをイメージしやすいので、企業経営理論の中ではマーケティングが一番楽しい!という人も少なくないですよね。

    ◆試験科目としての企業経営理論◆
    戦略論と組織論の前半約20問とマーケティングの後半約20問の間に労働法規中心の人的資源管理が約5問挟まれることが過去一般的。
    前半の問題は↓のような感じで文章が長く、しっかり読みこんで正否を決めるあるいは、ダメなものを消去して最終的に選ぶ選択肢を決めなきゃいけない

    【前半の例】
    技術開発に必要な経営資源を「技術革新において中核となる技術上のノウハウ」とその「補完資産」とに分けて考えた場合、ハイテク・ベンチャー企業に関する記述とし
    て、最も不適切なものはどれか。

    ア 多くの顧客に対して販売促進活動を行い、顧客からの注文を受けて製品を届け、対価を受け取っている企業は、補完資産としての販売力を自社で保有している。

    イ 技術革新を商業化して経営成果として結実させるために必要なマーケティングやアフターサービスの活動に関する能力は補完資産として重要である。

    ウ 少数の特定の顧客企業が自社の大部分の製品を購入している場合、補完資産としての販売力を自社で保有している。

    エ ハイテク・ベンチャー企業の「技術革新において中核となる技術上のノウハウ」は中核能力として位置づけられ、その獲得は技術革新実現の必要条件である。

    オ ハイテク・ベンチャー企業の「技術革新において中核となる技術上のノウハウ」は価値連鎖として完結するために、補完資産の外部への依存を考慮することは重要で
    ある。
     H22 第9問

    一方後半のマーケティングのパートでは

    【品揃えの中心がAであるスーパーマーケットでの購買行動の多くはBのCであるため、消費者が購買するブランドの決定にインストア・マーチャンダイジングが大きな影響
    を及ぼす。(略)
     H22第31問

    二つ比べると良く分かりますが、後半のマーケティングでは答えを知っていれば、問題文を途中で略しても答えられる問題が少なくない。一方、前半の戦略・組織論では問題文と選択肢の全てを熟読してゆく必要があるケースが多い。つまりじっくり時間をかける必要があるということ。

    だから、僕の場合には答練や模試、本試験では後半のマーケティングから解答し始めて、その後第1問の戦略・組織の問題をこなすようにしていました。そうすると必然的に労働法規を解くのが一番最後になります。問題の並び順は①戦略・組織②労働法規③マーケティングですが、③⇒①⇒②の順で解いていったわけです。これには明確な理由があって、マーケティングをできるだけ短時間でやっつけておいて、戦略・組織にはじっくり時間をかける。労働法規は超難問が頻出なので、そもそもできなくてもいいや的な位置づけにしておいたんです。時間が足りなくて間に合わない!という時もできるはずのマーケティングだったら泣くに泣けないけど、労働法規だったら、まあいいやという作戦です。

    T○Cに通う人にとっては、企業経営理論の講義の最後には初めての答練が待っているはずです。ぜひ、全力でトライしてみて下さい。
    道場では繰り返しお伝えしていますが、答練や模試を本試験のつもりで受けることは非常に大事です。特に最初の答練に向けて全力で勉強して、高得点の結果を出すと、その後の科目の進捗にも良い影響が出てきます。

    【おまけ】
    お勧めの勉強法のひとつですが、マズローの…とか、ハーズバーグの・・・とか、いろんな先生のいろんな理論を学んでゆくかと思います。この時、Webの画像検索で顔写真を入手するのはしっかり頭に焼き付けるときに助けになりますよ。マイケルポーターって気難しそうとか、ヘンリーミンツバーグはいたずら好きそうな顔をしているとか、覚えにくい理論がちょっと身近になりますよ。

    この1年超の勉強期間をより充実したものにするためにも、幸先のよいスタートを切って良いペースを早めにつかんでくださいね。

    by JC 



    約1年間の長い受験対策講座も、あと残すは「2次オプションゼミ」のみ。
    この解説講義でいつもとちょっと違うな?と感じるのは、講師が解答解説ばかりでなく、本試験前後における「心の持ち方」を教えてくれること。

    こんにちは、ふうじんです。今日は「本試験日前後までの心の持ち方」のお話。一般的に「心理的緩和(メンタルケア)」と聞くと、「あぁ、不合格になりそうな場合にどう気晴らしするかの話ね」と捉えられがちですが、実は決してそればかりではありません。
     

    負の心理的緩和
    これは良く耳にします。「診断士受験は合格が全てじゃないから、不合格でもがっかりしないでね」というメッセージ。後述しますが、このメッセージはとても大切。

    正の心理的緩和
    本試験当日の「緊張感を取り除く」ためのアドバイス。これは無意識のうちに自然とこなしているものですが、折角だから「意識的」「体系的」に実行する方がいろいろ役に立ちます。

    ※残念ながら筆者は医学・精神管理に関する専門的知識を持ち合わせていないので、詳しい方から誤り指摘・補足などいただけると大変助かります。
     

    ■80%の不合格■

    ではここから検証スタート、まず負の心理的緩和の話から。「診断士受験は合格が全てじゃないから、不合格でもがっかりしないでね」という前述のアドバイスはとても正当。年4,000人が受験し、800人しか合格しない2次筆記。誰しも「自分が上位20%に入りたい」と願望を持つ一方、

    100人中80人が不合格になる試験

    である現実はやや軽視されがち。日本の天気予報で「降水確率80%」といえばほぼ間違いなく雨が降るから、ウキウキと外出仕度をするだけでなく、予め傘か雨合羽を用意しておく(=自分が不合格になる事態を想定しておく)選択肢は必要。

    そして試験が終わってから分かる話ですが、80%の不合格者の内訳とは

    40%の合格実力者(A・B答案中心)
    40%の非実力者(C・D答案が混在)

    の2通り(※数字はイメージ)。ここで40%の「合格実力者」は「何らかの理由でたまたま不合格」なのだから、来年再挑戦すると高確率で2次筆記を通過可能。仮に受け取った通知が不合格であったとしても、2次筆記のABCD判定評価を見詰め直すと

    自分のやり方が間違っていた訳ではない

    と強い自信が持てます。さらに講師の名言から引用を許していただくと

    今後の診断士生活を考えた場合、
    合格する年が1年違うかどうかに重要な意味はない

    のですね(←受け売り失礼!)。一方、C・D答案が混在している場合は、来年の再受験を考える前に改めて「今までの自分のやり方が正しかったのか」再考する必要があります(←わざわざABCD評価をフィードバックする意味は主にここ)。

    以上2点を前提にすると、「不合格であることにがっかりする」必要は皆無。それは例え結果が凶であったとしても、

    自分の現状とその原因の把握により、来年合格に向けた対策を開始

     できるからです。
     

    ■予定外と書き過ぎ■

    とはいえ、金銭・時間コストを考慮すると、「合格実力を既に備えた」ならば「今年で勝負を決めてしまいたい」のはごく自然。ここからが「正の心理的緩和」論点です。以前の記事で

    Aランク実力者の不合格理由は、予定外行動or書き過ぎ

    と指摘しましたが、今日はこれをさらに細かく分解します。

    A:予定外行動
     A1:初見問題への対応不足
     A2:緊張により、既存問題でいつもの処理ができない
     
    B:書き過ぎ
     B1:要求されたことを上回る回答 by ER先生
     B2:点の来ない不要な根拠を「盛り込む

    個人的には実力差の最大要因=「A1:初見問題への対応能力」だと考えますが、今日はその話ではないので、「A2:緊張」論点=「実力があるのにミスを犯す」に注目してみましょう。
      

    ■緊張とは■

    実は世の中で「緊張」「あがり症」という研究はかなり進んでいて、一般的に試験や受験においては「緊張することで、普段の実力を出せない、いつもと違うことをしてしまう」という問題と捉えられています。この場合、緊張する理由とは、

    この試験に合格したい、という気持ちが先行する
    自分の実力以上に自分を高く評価してもらおうとする

    ことが主。言い換えれば「邪念」。

    そしてこれに対する診断士受験生の対応策は明確で、

    自分の実力に自信を持つ
    場馴れをする
    試験当日にやることを予め決めておく

    などが効果的な「あがり対策」。また加えて診断士試験の選考基準が

    本人の能力・才能を評価しているのではなく
    企業診断の手順をどれだけ学んできたか

    にありそうだと睨んでおくと、周囲にこっそり差がついてさらに有利。具体的に言い換えると

    診断士受験対策を通じ必要な手順を十分学んできたなら、
    自分の実力以上に相手から高い評価をもらう必要は皆無

    よって緊張は不要、ということ。そして以上の点を踏まえ、

    「当日の緊張」という不合格要因は、実は合理的に排除可能

    という結論を、当記事の最後で示します。
     

    ■Aランクな方たち■

    ここで少々話を変えて、不合格原因の一つである「緊張」はどうやらこれで回避可能といったん仮定したら、自分の実力でより確実に2次筆記を通過するために、

    Aランク実力者がどんな答案を書くか
    Aランク実力者が何を考えているか

    を詳しく知っておきたい所。その際、残るあと4コマの「2次オプションゼミ」を、あえていつもと違う校舎で受けてみる手があります。

    そして折角「道場破り」に他校舎を訪れるなら、遠慮なく朝イチに出かけて最前列付近「アリーナ席」をキープ。どの校舎でも最前列付近は「常連さん」で埋まっていますが、T○C講義に「席指定」は皆無だから遠慮なく堂々と座ってOK。で、常連さんの典型2タイプ「合格しそう」「ダメっぽい」のうち、前者がどんな行動をとっているか観察しておく。

    答案はさすがに見せてもらえませんがvirgo、これはかなり効きます。

    ※(講義内容の是非を問う意図ではありませんが)受講生の質まで考慮して聴き比べた経験上は、首都圏なら「港の見える高層ビル校舎」が最も「合格者の主流」っぽい感じ。定員締切でなければ、一聴の価値あり。

     
    ■Aランクの差別化■

    さて、受験校講師の指導を受けるラストチャンス「2次オプションゼミ」までに試してみたいネタはこれで出尽くし。残る10月の2次筆記対策(ラストスパート)は、

    自分がこれまで教わってきた内容をフル活用し
    合格に足る答案を作る段取りを自力で考える

    ことあるのみ。ここから先の戦いは、他人から吸収できることはあっても、「教えてもらえる」ことなどもう皆無。でも当一発合格道場執筆陣による「解答プロセスは差別化OK、解答記述は差別化NG」論に疑問を持たれた方はいるでしょう。つまり

    周囲の答案が非差別化なら、俺だけこっそり差別化するのが良くね?

    という疑問。この考えは非常に正しいです。競争試験を勝ち抜く一つのコツは、周囲が気付かないことをいち早く試し、周囲に真似されたらまた新しいことを考えること。2次筆記において「非差別化答案が有利」という考えは今後数年間は有利に働きつづけると予想しますが(理由省略)、後日ハカセが投稿する

    プラスα な解答を書くには

    には、期待を胸に膨らませて楽しみにしておきたいですね!

     
    ■AとBからCを作る~高い目標と緻密な実行■

    さて、ここで心理的緩和(メンタルケア)論に戻り、本日の結論。実力Aランクを自負する方(※これからAランク入りを含む)であれば、

    必ずしも今年合格しなくても良い(負の心理的緩和)
    実力があれば、当日緊張する心配はない(正の心理的緩和 )

    ことにはもうご納得いただけましたね?そう、「2次オプションゼミ」における講師発言を正しく理解すると、「緊張」は極めて合理的に回避可能。そしてAランク実力があれば、当日ヘンな行動さえしなければ2次筆記の突破可能性は大。

    でも一方、診断士試験の難易度は年々上昇(理由省略)するから、やはり今年で確実に勝負を決めたい、という願いも捨てがたい。であれば!ということでタイトルだけ示して次回に続く。

     
    ■今日のまとめ■

    ・講師の優しいアドバイスは、慰め⇔緊張緩和の2効果が狙い
    ・アドバイスを+に受け止め、本試験日にAランク実力が発揮可能
    ・「2次オプションゼミ」は合格レベル感を掴む貴重な機会。その際いつもの校舎に行くか、「他流試合」に挑むかは自己判断。

     by ふうじん



    こんにちはJCです。
    皆さんに質問があります。
    道場をご覧の皆さんはなんで診断士の受験をしようと思ったんですか?

    僕の場合は動機が全然希薄です。
    以前も書いたことがあるかもしれませんが、診断士の勉強を始める前に公認内部監査人CIAの試験を受けました。これにはキチンとした動機のようなものがあったんです。海外にいた頃に、とんでもない失敗をやらかした同僚がいたんですが、もし僕が監査の考え方を少しでも知っていたら、ずいぶん違ったかな?と考えたものです。
    たまたま会社の監査部長をやっていた昔の上司が日本のCIAの黎明期に資格を取得した人で、彼に進められたこともあり、46歳にして、当時そこしかなかったUS Education(現在は名前が変わってアビタス)という受験機関に半年通って、結構真面目に勉強したら、意外とあっけなく取れちゃった、というものです。

    ■なんだやればできるじゃん感■
    CIAの合格通知の封筒を開いた時はもちろん嬉しかったです。
    自分が一生懸命勉強したという気持ちも持っていましたし、それが成果として目に見える形で届いたことは嬉しかった。でも半年くらいの勉強期間だったので、もうちょっと他の資格とかもやればできるかもしれないな、と感じたのが僕の全然希薄な動機です。かなり不純ですね…。
    僕の勉強仲間はもっとしっかりしていて、シャッターの閉じた地元の商店街に活気を与えたい!とか素晴らしい目標を持っている人もいましたし、彼らに比べて僕の動機ってどうよ?というものがあるのは事実ですねぇ。

    ■診断士になって何をするの?■
    僕の場合には動機がそんなふうに希薄なものだから、実は診断士になったら何ができるとか、何をやろうとか、そんなこともあまり考えていませんでした。2009年の今頃だって、独立診断士がどうやって収入を得て行っているかなんて、全然知らなかった。
    まあ、独占業務はほとんどない代わりに何をやってもいいんでしょ?くらいのイメージでした。診断士になってからのことは、とりあえず合格してから考えよっと、そんな感じです。

    僕と同期でストレート合格したふうじんもハカセZonEも同じようなもんじゃないのかな?だって、合格したから何やろう!という勢いででいきなり、この道場始めちゃったわけだし。

    ■診断士の前はド会社人間■
    それまでの僕の時間の大半は会社に注がれていたように思います。毎晩遅くまで仕事をしていてすごく忙しいつもりでいたし、たまたま忙しくないときだって、上の人が退社しないと席を立ちにくいなぁという普通のサラリーマンの気持ちもあったし、飲みに行くのもたいていは会社の同僚だったし、休日のゴルフだって会社の人達と一緒でした。海外で駐在したりすると日本人社会が狭いもんだから、この傾向は更に拍車をかけていたように思います。その頃の僕の中では家族よりも会社の方を優先したりすることも少なくなかったように思います。今から考えるとすごく変なのですが…。

     

    ■診断士になったら世界が変わるか?■
    そんなふうに、不純で希薄な動機しかなく、会社への打ち込み度が高かった僕ですが、診断士になったら、世界が変わったかというと、確かに変わったと言う自信があります。診断士になったら、と言うよりも診断士の勉強を始めた時から実は変わっていたということかもしれません。

    まず、勉強のために仕事が終わったら、周囲を気にせずさくっと「お疲れ様~」と言えるようになった。次に社外の友人・知り合いがものすごく増えた。これに伴って飲みに行くのも会社関係が激減し、社外の人達がものすごく増えました。家族と過ごす時間そのものは変化ないか、少し減少くらいかもしれませんが、家族との関係はより濃いものになっているように思います。会社の仕事はもちろん変わらずしっかりやっているつもりではありますが、オンとオフをきっちり切り分けるようになって、会社がオフになったら、僕の診断士としてのオンが始まるようなそんな気持ちでやってます。僕としてはすごくやりがいがあるし、人生はとても楽しく前向きに変化したように思います。

    =================

    このエントリーは、なんで僕は診断士の勉強を始めたんだろう??と思い起こしながら書き進んでいます。
    その当時の思いにはやはり会社にべったりの自分とは違う存在になりたいな、という気持ちもあっただろうし、単に難しい試験をクリアしたらちょっとかっこいい、なんて気持ちも絶対あったように思います。そんな希薄で不純な動機でも、長い勉強期間をモチベーションを維持し続けられたのは、やはり家族の応援と勉強仲間への信頼、それから診断士の受験勉強がとても面白かったからかな?と思います。

    2次試験を前にして、しゃかりきになっている皆さんに怒られちゃうかもしれませんが、ぜひこの必死の状況を楽しんでもらいたいんですよね

    こんなに勉強したことは大学受験の時にもなかった。

    そんなすごいことを今の自分はやっているんだとわくわくしながら取り組んでほしい。

    1回毎にトライアンドエラーを繰り返して、自分に一番合ったプロセスとかお作法とかを見つけ出す喜びを感じてほしいと思います。
    そろそろ成績もがーんと伸び始めて行く頃かと思います。

    僕らはそんな皆さんを心から応援しています。



    当記事は、「実力Aランク」を自認する方が対象。極端な表現・誤解を招く表現を多く含みますから、自分の実力がまだ伸びるとお考えの方は読まない方が良いです。またいつもの理由でネガティブコメントはお断り。

     

     

    毎朝1日1事例、順調に進んでいますか?
    (夜でもいいです)

    こんにちは、ふうじんです。「事例本数を数多くこなす」ことは多くのストレート合格者の共通点。そして著作権的に合法に72事例を入手できることが明らかになった以上、このスタイルが今後のストレート合格法の主流を占めていく可能性があります(←せっかく合格実力がついたのに腕試しをする機会と時間がない、という従来のスト本科生の弱点を克服できるからです)

    しかし恒例により、合格者ブログ情報をそのまま鵜呑みにするのはとてもキケン。そこで今日は、

    手持ち事例のうち、4本だけ最後までとっておくpresent

    というご提案です。

    ■採点者に伝わる答案を書く■

    ところで、事例演習の解説講義で講師から

    採点者に伝わる答案を書きましょう

    と教わった覚えは受験生なら誰しもあるはず。しかしこれは「言うは易く、行うは難く」。受験生の大多数は「自分の答案しか採点したことがない」から、自分の答案が他人に伝わるかどうかなんて、知っている方が不思議

    で、自分の答案と受験校の模範解答を見比べてなんとか伝わる答案を作る努力をするのだけど、受験校の模範解答自体かなり突き抜けている(←意図的です)から、なんだか嫌気がさして、

    俺の解答の方が正解らしくね?

    などとつい妄想してしまうのが昨年までのBランクpig。実はこの解決法は非常にシンプル。本試験で現実的に書けるレベルの答案を目指すなら、

    自分の答案と比べる対象は「突き抜け模範解答」ではなく、
    周囲の学習仲間が書いた現実的な答案

    です。その際、ただ見比べるのではなく、

    自己採点・他己採点をしながら見比べる

    と、「採点者に伝わる答案とは何か」を自力で体感可能(理由とその後の対策は省略)。

    ■思い込み答案を実感する瞬間■

    他人の採点をしてみる。自分の答案を他人に採点してもらう。

    自分勝手な思い込み答案は、他人(採点者)には全く伝わりません。よってたったこれだけのことで「採点者に伝わる答案を書く」能力が飛躍的に向上。

    ※2年も昔の話をすると、当時のT○Cでは「講義の均質性を保つ」という理由で、このような「他人の答案を採点させる」ことは公認されていなかった記憶があります。最近はどうなのでしょうね?

    ■1日4事例を解く■

    しかし次なる問題は、「他人が書いた現実的な答案をどう入手するか」。これも答えは簡単、

    事例演習後にコピーを3枚取る or
    学習仲間同士で1日4事例を解く「セルフ模試」を行う

    だけの話。ここで後者の作戦効果を高めるポイントは、

    ①抜け駆け禁止(必ず初見の事例を使う)
    ②力の接近した者同士で行う
    ③なるべく本試験日に近い日に行う

    です。そしてその際、「著作権法的に合法に入手した」72事例は貴重。よって学習グループ内で「4事例を最後までとっておく」計画性の有無が、意外に合否を左右。

    ※恐らく「事例問題をコピーして使う」ことになるので厳密には合法と言い難いのですが、それはそれ、魚心あれば水心。「診断士になって社会貢献して恩返しをする」と約束して大目に見ていただければ・・。

    なお、この「1日4事例セルフ模試」が時間的にも体力的にも相当しんどいとしても、この時の相互採点は必ず翌日まで期限厳守で。数日後にやっても効果は半減以下。4事例解くだけでも大変なのに採点までできるかっannoy、という疑問こそあれど、結論から言うと可能。というか不可能を可能にしてやっとゴールに届くのが診断士試験。

    ■考えずに書く■

    では、「1日に4事例解いて」かつ「採点までする」ことは可能か。再びここで話題を転じ、

    本試験日までに事例マシーン(事例処理マシーン)を目指す

    という逸話(by某カリスマ講師)の効力を受験生視点で検証してみましょう。実は、

    ①事例上級者は、事例を処理する際「いちいち考えて」などいない。
    ②既視感のある定型的出題は、頭を使わず眼と手で反射的に書く。
    ③であれば「頭を使わない」から1日何事例解こうが全く疲れない。
    ④よって、4事例セルフ模試の後に採点・復習の余地は十分あり。
    以上、証明終わり(Q.E.D.)

    そういえば、1周目(直前演習①~④)では1問解くのも大変だった事例演習も、最近ではかなり処理速度が速くなってきた手応えがあるでしょ?そういえば①②って1次対策で経験済。

    さて、この話にはまだ続き(疑問)あり。

    「頭を使わずに書く」なら、どこで頭(と時間)を使っているの?

    その答えは「初めて見るような想定外問題」への対応。受験指導校の「事例演習」はあくまで過去問の模倣(イミテーション)であり、「過去に例を見ないような斬新な出題切り口」は原則として出題できません(←当然)。しかしホンモノの2次事例だけは、「過去に例を見ないような斬新な出題が可能」という特権を持っています(←落ち着いて考えれば当然)。

    本試験では必ず何かが起きる

    言い古された言葉ですが、この事態は来たる10月の2次筆記でも必ず再来します。であれば、見たことも聞いたこともないような事態に備え、知恵を絞る時間と気力の余裕を予め用意しておく方が有利、という判断が浮上。

    毎朝1日1事例、計72事例。意図的・偶然を問わず、短期合格者の行動パターンには共通点あり。そしてAランク実力者の合否明暗を分ける最大要因は、前に触れた通り「当日の行動/予定外行動」です。はてさて、本試験当日に出会う解答要求が

    「過去にあったパターン」なのか「全く目新しいものであるか」?

    「過去問の模倣」である事例演習本数を数多くこなすことには、その判断能力を磨く絶大な効果がありますscissors

    ※Aランク限定記事なので言及不要ですが、他人が言うから「72事例」解いたって、何の足しにもなりませんのであしからず。

    ※使用上の注意※

    当記事の内容は、昨年であれば本試験1~2週間前に書くような内容です。よって、上記に書いたような手応えが自分にまだないとしても、焦る必要は全くありません。

    また上記のような高いペースで2次筆記対策を進めた場合、2次筆記終了後に反動で「燃え尽き症候群」になる可能性が濃厚です。この点は受験指導校がいろいろケアしてくれるのでさほど心配不要ですが、念のためチラッと意識しておくと便利です。

    ■今日のまとめ■

    では恒例のまとめ。もし俺の切り口の方が優れているぜscorpius、というご意見あれば、それはそれで好意的に募集。

    ・採点者に伝わる答案を書くには、受験生同士の相互採点が効果的
    ・相互採点には「セルフ模試」が有効。但し予定を組む計画性が必要
    ・事例処理マシーンとは、定型処理能力を高めることを通じ例外的な対応を可能にする、意外に高尚な技法

    byふうじん



    こんにちは。ハカセです。

    今回は某大手予備校の「ローリスクメソッド」や「複数解釈」について考えたいと思います。

    この話題について、実は道場で何回も取り上げています。

    ふうじんは この記事 で「『複数解釈』『ローリスク』は(・・・わざと中略・・・)最大の不合格者数を生んでいる指導法」と 断言punch しています。

    実は私ハカセも、この記事「事例のルールが甘い時」 と、 この記事「キーワードやフレームワークに頼らない!」 で、「大きな間違いです」と 喝破annoy しています。

    大手予備校が言っていることは誤っているのでしょうか? wobbly

    ■ 事例の「ルール」や「要求」を再確認 ■

    「事例のルールを守るということ」という記事 や、「事例のルール。事例のゴール。」の記事 でも解説したように、事例を解くうえで一番大事なことは、

    『 事例のルールを守って愚直にゴールを目指すこと。 』

    です。

    個人的には、「愚直に」の言葉に注目してほしいのです。

    奇をてらうことなく、愚直にルールを守って、愚直にゴールを目指す。これが大事なポイントです。

    また、ふうじんは この記事 で、

    「事例の本質とは
    要求に沿って解答することに尽きる」

    という講師の言葉を引用しています。

    両者の言い分は、ほぼ重複していると言っていいでしょう。

    そして、ルールを守ると、この図が示すように、自然にゴールに導かれていきます。

    だって、「進入禁止」のマーク(=事例のルール)がついているんですもの。

    出題者にしてみれば、「どうしてゴールにたどり着けないか、不思議でしょうがない」のだと思います(罪なセリフですね)。

    ■ ルール違反の複数解釈はダメ ■

    多くの迷える受験生が「複数解釈」を活用するシーンというのは、「何を書いていいか分からない時」です。

    「分からないから、『複数解釈』と称して、思いついたこと・関係ありそうなことを列挙する」

    というパターンです。

    確かにそういうシチュエーションもあります。ルールが余りにも曖昧だった場合、そういう対応をせざるを得ないでしょう。

    でもそれは、最後の最後の最後の最後の 手段です。

    必ずルールがある。必ず要求がある。

    そして必ずゴールがある。

    そして、必ずそれを(またはそれに近い記述を)書ける受験生がいる。

    (あ、ここ ↑ が ふうじん が言っていた 非差別化戦略 ですね)

    それを意識して、ルールを読み込むべきです。

    ■ 要求解釈ならやってるよ ■

    「知ってるよ、設問文要求解釈でしょ? やってるよ」という受験生もいます。

    違うんです。

    「ルール」というのは、設問文にのみあるわけではありません。

    「事例本文」と「設問文」、「欄外の注記」や、「事例Iであること」も含めて、全てがルールです。

    ■ 正しい複数解釈とは ■

    図を再掲します。しつこいですか? でも重要なんです。

    ゴールが実践ではなく「点線」で囲われていることに注目してください。

    そう。いくらルールを正しく読み込んだとしても、出題者側の意図は完璧には見えないのです。

    だって試験なんですもの。そのものズバリを一字一句再現できるようなルールを提供したら、みんな書けちゃうじゃないですか。

    だから、間接的に、やんわりとしたルールで伝えているんのです。

    つまり、ルールにいくら厳格に従ったとしても、出題者側が示す「模範解答」を必ずしも当てることはできないのです。

    ここで初めて、複数解釈が活躍するのです。つまり、

    複数解釈は
    点線で囲われた範囲でのみ検討されるべき

    なのです。

    例えば、

    「いま、あなたは大阪にいます。これから、ヒッチハイクで移動してください。ゴールは東京です」

    と言われても、東京のどこがゴールなのか、よくわかりませんよね。

    東京に到着しても、「ゴールテープ」は見当たらない。そこで、皇居や、雷門や、お台場に行ってみるのは、正しい「複数解釈」です。

    でも、「東京のように都会のイメージのある横浜」にいってみたり、「東京ディズニーランド(ひっかけ問題としてはアリ?)」にいったりはしないでしょう。これは誤った「複数解釈」です。

    ■ 「点線の中」の複数解釈とは ■

    事例でいえば、こういうことです。

    【例題】事例Iにおいて。

    「変化に対応する必要に迫られている小売A社に診断士としてアドバイスせよ」

    そして、解答としてあなたが「ローテーションを導入する」という「ゴール」たどりついたとしましょう。

    でも、字数がだいぶ余っています。こんな時、どうしますか?

    「ルール違反の複数解釈」とは:

    • (すでに行われているけど)「社内研修の強化」にも言及する
    • (たまたま思いついた)「社長のリーダーシップ」を追加する
    • (事例Iなのに)「広告宣伝やダイレクトメール」をやってみる

    「望ましい複数解釈」とは、

    • ローテーションが「現在行われていない」ことに言及(要因サイド)
    • ローテーションが「これまで行われていなかった理由」に言及(要因サイド)
    • ローテーションで「どんな人材が育つか」に言及(結果サイド)
    • ローテーションによって「変化に対応できるようになる」ことに言及(結果サイド)
    • ローテーションでは極端すぎるかもしれないので、「情報やノウハウの共有」「部門間交流」という柔和な表現も盛り込む(点線内でのニュアンス補足)
    • ローテーションの具体的なルール(定期的、希望に沿った、トップダウンで)について言及してみる(提案の補足)
    • ローテーションによる弊害(士気低下、情報散逸)への対策(必要性の説明、納得性の確保)に言及する(提案の納得性強化)

    こういう検討ができることが、僕が信じる「複数解釈」です。

    つまり、複数解釈とは、

    1. ルールに「愚直に」従ったとしても、たどりついたゴールの範囲内で、何が聞かれているかはよく分からない
    2. だから、ゴールと思しき範囲内で、タテ(因果)とヨコ(フレームワーク)で解答要素を類推する
    3. 字数制限が許す範囲で、それらの解答要素をできる限り多く盛り込む

    ということだと、僕は思うのです。

    ——————

    「最大の不合格者を生んでいる」複数解釈ですが、正しく使えばこんなに素敵なメソッドはありません。

    かくいうハカセも、最初は「典型的な勘違い受験生」でした。

    それもこれも、「事例のルール」と「事例のゴール」を意識できたからこそ生きる「複数解釈」だということを認識することができたことは、ラッキーだったと思います。

    今後は、

    を取り上げたいと思います。本試験日までに間に合うかな。

    by ハカセ



    こんにちは。wackyです。

    2次試験まであと1か月となりましたが、みなさん2次対策の進捗状況はいかがでしょうか?ほとんどの受験生が2次試験当日になっても「これでバッチリhappy01」と思うことはないという、不思議で大変な試験だということはすでに体感済みだと思いますcoldsweats01

    さて、以前より道場では「事例に開眼するポイントが訪れる」と言っています。人によってタイミングは異なりますが、対策を積み重ねるうちにある日「ふーん、そういうことか(人によって効果は違います)」と思うことがあります。これを事例に開眼すると言っていました。

    もちろん自分にもそういう時期(この辺は後述)は訪れましたが、「開眼する」ということがどういうことかは正直よくわかっていませんでした。まぁ何となくそう思ったのですが。

    先日ふうじんの記事を読んでいて思ったのは、

    事例に開眼してからが本当の勝負

    だということ。

    そうまさに「開眼=合格」ではないということですね。

    事例の開眼にこだわる必要はないし、事例に開眼したという瞬間が訪れなくても2次試験に合格する人はいる。ただし本人が気づいていないだけで開眼はしているんだけど。

    というわけで、本日は事例の開眼についてちょっとした話をしてみようと思います。

    1.事例開眼の瞬間(wackyの場合)

    私が昨年「事例に開眼した」と認識した時期は、確かTAC模試の前日の9月4日(土)でした。

    TACの自習室に1日こもって、2次実力完成演習(Web通信で受講)の⑥と⑦、⑧をやろうと思っていました。いつものように振り返りシートに、目標や気を付けることを記入しているときにふと「試してみたいこと」が頭に浮かび、それを実行してみたところ今までとは違った感触があり結果も上々でした。翌日の模試もそれなりの結果でした。

    ここで自分なりに「開眼した」という意識がありました

    さて、何を試してみたのかというと…「事例を解くイメージを持つ」ということです。つまり、事例Ⅱなら事例Ⅱを解いている自分をイメージして、手順を思い浮かべるということです。

    ポイントは2つあって、

    ①あらかじめ手順を明確にする
    ②事例ごとの解答手順を意識する

    ということです。

    ①についてですが、もちろん解答プロセスはあるんですが、それまでを振り返るとどうしても「いきあたりばったり感」があってしっくりきていなかったんですよね。根拠がみつからないとか、要求解釈ができないとか、解答候補が絞りきれないとか色々なアクシデントがあって一貫した対応ができていなかった。それを戒めるために、事前にイメージを持つことでアクシデントがあっても「とりあえず後にしよう」と冷静に対処できるようになりました。

    ②についてですが、お恥ずかしい話coldsweats01ですが、この頃まで事例ごとに注力するポイントが違うことに気づいていませんでした。くれよんの記事の横串比較、これは本当に受験生時代に知りたかった。

    事例ごとの特徴を思い浮かべる事で、事例の特徴を意識することができるようになったというのは皮肉なものです。

    本当にふとしたきっかけで事例に対する取り組みが変わるものです。もしこのきっかけがなければ、いつまでも事例対策を誤解したまま努力を重ねていたのかもしれません。

    2.事例に開眼するとは

    さて、昨年の私の例を紹介しました。

    みなさんもすでに「開眼した」という感触がある人もいれば、「まだ」と思っている人もいるかも知れません。では事例に開眼することって一体なんなのでしょうか?

    先日のふうじんの記事によると「要求に沿って解答する」ことが開眼のポイントなのだと思います。またハカセの記事によると「ルールを守ること」とあります。

    実は開眼といっても大したことではなく「素直に聞かれたことに答える姿勢」をもっているかどうかなのです。

    要求に沿ってというのも、ルールを守るというのもひとえに「素直になる」ということです。相手が求めている答えを見つけ出して答えることが求められている中で、自分勝手な持論を振りかざして解答するのは残念ながら「素直」とは対極にあるといっても過言ではないでしょう。

    これは私の経験なのですが、昨年の教室講義で演習終了後「この模範解答はおかしい」とか「私の答えのほうがより成果を上げることができる」と言っている人を見かけました。またこれは知り合いから聞いた話ですが、勉強会のディスカッションでとにかく大きな声で持論を振りかざし、如何に自分の解答が優れているかを切々と語る人がいたそうです。

    おそらくこの人たちはBランクです。

    ここまでひどい例はないかもしれませんが、もしかしたら事例のルールを無視することありませんか?どの根拠使えばこんな解答になるんだannoy、とか思うことありませんか?

    もちろん思うことは自由ですが、それではいつまでたっても合格が見えてきません。

    試験ですからルールに沿わない以上合格点はもらえないと思ったほうがいいです。

    それよりも、「なぜ自分はそうできなかったのか?」を反省して改善し、少しでも近づけようとする謙虚で素直な気持ちが2次試験合格には必要なのかもしれません。

    そんな気持ちを持っているあなたはすでにAランクです

    3.事例に開眼したからこそのワナ

    さて、以前掲載した私の昨年の演習の結果をここで再掲します。

    先ほども書いた通り、自分が事例に開眼したタイミングは模試の直前でした。事例Ⅱ、Ⅲの成績はそのタイミングを挟んで急上昇upしています。それではその後成績は上昇または安定したのかというと…その後急降下downです。最後の演習であるオプションゼミの頃は、絶不調のどん底shockでした。

    なぜこんなことになったかというと、

    ①こう解答すべきと決めつけていた
    ②見つけた根拠はすべて盛り込む
    ③過去にやった事例を引きずる

    という原因があったのです。

    みなさんに同じ症状があるかはわかりませんが、もし同じ悩みを持っている方がいればその方の処方箋となればと思います。

    まず①ですが、これが最も大きな要因でした。

    ちょうど事例に開眼した頃、フレームワークやテンプレートの使い方が理解できたころで、何となく設問を読んで「これを解答すればいいんだな」という気持ちがありました。そしていつのまにか、要求に合わせて解答するのではなく、解答(フレームワークやテンプレート)に合わせて要求を解釈し解答するという手順になっていました。こうなると本来あるべき「要求に沿って解答する」わけではないのですが、方向性や盛り込むポイントも入っているため設問丸ごと0点というよりは、部分点満載で取り切れていないというのが多かったです。だからなかなか問題に気づきにくい

    気づいたのは本当に10月に入ってからで、再度要求を重視して解釈し、「フレームワークありき」の考え方をいったん置くことで素直な解答が作れるようになりました。解答作成技術自体はだいぶレベルが上がっていたのが幸いでした。

    次に②です。2次対策も慣れてくると与件文から根拠を拾ってくるスキルも高まってきます。またさまざまな経験や知識の蓄積により今まではヒットしなかった根拠がヒットするようになります。そうするとより多くの根拠が解答候補に挙がるようになるのですが、どう考えても全部盛り込んでは字数に収まらないので、根拠の取捨選択をする必要があるのですが、私がとった方策は「圧縮してすべて盛り込む」でした。

    根拠を取捨選択するにあたり、「捨てた根拠が正解だったらどうしよう?」という不安shockが大きくなり、結局捨てきれずに全て盛り込むことにしたのです。そして圧縮するにあたり一番やってはいけない「論理構成を崩して列挙し圧縮」を取り入れたのです。結果、大きく失点したことは言うまでもありません。

    ここが難しい点なのですが、根拠を取捨選択するには勇気が必要です。どうしてもどちらも盛り込みたくなる気持ちはわかるのですが、どちらも盛り込むということはそれだけ得点可能性を下げる可能性もあることを知ったほうがいいですね。そしてこれは先日ふうじんが言っていた「ローリスクの誤解」によるものです。

    事例対策を始めた当初であれば、根拠を選択するよりも両方盛り込むほうがよいと思いますが、それなりに事例対策をしてきた今の時期なら、全体を俯瞰して「この根拠はここで使うべきか」、「どちらの根拠のほうがより適切か」判断できるのではないかと思います。どうしても判断がつかない場合は、失点覚悟で両方盛り込むのはありだと思いますが、それを全ての設問でやるのは適切ではありません。またそもそも判断がつかないことが問題で、判断力を上げるための策を検討したほうがよいです。

    私の場合は、「なぜそう判断できるのか?」逆に「なぜこの根拠ではないのか?」を徹底的に考えるようにしました。そうすることで判断力の精度が上がり、判断力が上がれば自分の判断に自信をもち決断する勇気が身に付きました。結果、とにかく盛り込むということはなくなりました。

    最後に③です。

    これは結構ありがちかもしれませんが、過去にやった事例で「こんな考え方もあるんだ」と気づいたことを、次以降似たようなシチュエーションで使いたくなるものです。でも、同じようなシチュエーションだからといって同じような解答構成になるとは限らないわけです。いや、同じ解答構成になることはないといっても過言ではないでしょう。

    特に多くの事例を積み重ねた本試験直前にこのワナが訪れるといってもいいでしょう。また似た事象ですが、自分が詳しい業界の事例になるととたんにいつもの自分ではなくなるというのもあります。つい、自分の過去の経験や業界の動向から解答を作成してしまいがちですが、もちろんそんな解答が求められていないことはみなさん承知していますよね。

    ただ、本番で来られると思わずやってしまうんですよね…。みなさん本当に気を付けてくださいね。

    事例に開眼するのは意外と簡単なきっかけだと思うのですが、開眼したからといって安心・油断することないようにしてください。昨年の私のように様々なワナに陥らないよう…bleah

    by wacky



    こんにちは、らいじんthunderです。

    もう9月も下旬に突入。TACのスト生であれば、診断士講座のカリキュラムが終了し、いよいよ本番を迎えるだけの状態になりますね。10月になれば一気に試験直前という感じになってくることでしょう。

    この時期、ほとんどの人、というかほぼ全ての受験生の目標は「合格pass」の一点に集約されていますよね。当たり前ですが。

    同じ努力を続けた結果、同程度の実力者が「合格」「不合格」に“たまたま”分かれてしまったにしても、結果に対して両者の受ける感情面での影響は雲泥の差だから、なんとしても合格を勝ち取ってもらいたいと願います。

    でも、受験校のカリキュラムが終了するなど生活のリズムが変わるこの時期は、習慣化によって粛々と進められていた学習が、新しい習慣化が完成するまでモチベーションに支配されやすくなる時期なんですよね。

    特に2次の学習は達成感を得ることが極めて難しいでしょうから、明確な目標などの意識づけがないと、つい学習の進みが悪くなる恐れがあります。

    モチベーションの有無は学習を進めるに際して大したことではないと私thunderは考えますが、知識習得のための1次と違って、知識の使い方を学ぶのが2次対策だから、どこまで深く考えることができるかという点では、やる気の部分で違いが出てしまうのは否定できません。

    だから、この辺りでもう一度何のために学習しているのかを思い返すことは意外と重要かもしれませんね。

    そして、その目的の中の一つがスキルアップであるならば、2次対策は外せない学習です。物事を理解するためには、その基礎となる知識を覚えたあとで、実際にそれを動かしてみることが必要ですから。

    できる社会人とは

    これは、人それぞれ定義は異なるでしょうけど、仕事が速く意思決定に誤りがない、斬新なアイデアを持っている、視野が広い、などがあてはまるのでしょうか。

    で、これらのスキルが本当に診断士試験の学習で向上するのかというと、私の答えはYES。明確にYES

    もちろん2次事例の解答は、実社会での正しい解答とは異なるものである可能性は高いけれど、解答作成の過程において、基礎知識を使いながら多くの意思決定を行う経験が、検討のプロセスを迅速かつ大外れしない方向性に導いてくれる。

    特に2次対策として必要とされる以下の3つの要素が、今後の成長に役立つことでしょう。

    ①多様な施策の方向性を検討する

    ②原因と効果を論理的に検討する

    ③経営者の視点で物事を検討する

    え、そんなことで斬新なアイデアを持った人や視野が広い人になれると思えないという方も多いかもしれません。でもそんなことは決してありません。

    もちろん診断士の学習をしたからといって、皆がスティーブジョブスになれるわけもありませんが、日々の会社業務において自分たちにとって斬新なことでも他業界の人から見れば常識なんてことは沢山ありますし、それこそ新聞紙上にだって溢れています。

    でもそれらを、他業界のことだからとか文化が違う世界のことだからなどといって深く考えてみようとしない。仮想としての体験すらしないから知恵として残らない。

    だからアイデア自体は昔から知られている斬新でないものでも、その肝となる部分を理解して選択のオプションとして持っているだけで、他人からはアイデア満載の人に見えてしまうんです。

    これから1ヶ月、どのようにして得点に結びつけるかという点に意識が向かいがちですが、得点要素を盛り込むための様々なテクニックの習得やに走るだけではなく、このケーススタディ(事例)を通じて自分の頭の中に思考のカードを一枚増やすという意図を持って学習を進めてもらいたいなぁと思います。

    では、今日はこれまで。motorsports

    by らいじんthunder



    こんにちは、ふうじんです。

    10月の声が聞こえると、大手受験校の【2012年合格目標】コースがほぼ出そろい、「企業経営理論」「財務・会計」といった週2コマペースの本格的な1次試験対策がスタートしますrun

    「2012年合格目標」で今このブログ記事をご覧の方は、「既に学習開始or受講申込み済」の方が約8割、「これから申し込むことを考え中」の方が約2割程度でしょう。

    では今日は、高倍率の診断士試験突破に向け、学習ペースを早めに固めることに役立つ過去記事リンクをまとめてご紹介します。
     

    ■過去記事リンク■

    道場基本理論(1次対策)

    橋げた論            基礎問題&予習重視 (JC) 
    答練重視論         答練重視(ZonE)
    スピ問・過去問重視論  アウトプット重視(ふうじん)
    ストイック勉強論  それらを可能にする取組み姿勢(ハカセ)
     

    TAC動画チャンネルフォローUP

    8/30 月 全体概要
    8/31 火 勉強時間の確保
    9/1 水  予習中心の能動学習 
    9/2 木  アウトプット学習
    9/3 金  合格への熱い思い
    9/4 土  ストレート生の一次対策
    9/5 日  スト レート生の二次対策 

    ※日付は全て2010年
     

    企業診断連載「受験校は教えてくれない!」

     
    初めて当ブログに来られた方はまず ここ を読むと納得できますが、当ブログの執筆陣は全員某大手受験校の受講経験があり、書かれている内容の基本は「講師からの受け売り」です。よって受験校講師の説明と、当ブログでの記述内容の方向性は、ほとんど同じです(=受け売りだから当然ですね)。

    しかし過去記事を読み進んでいくと、どうやら

    短期合格者には共通する行動特性(コンピテンシー)があり、
    合格後に振り返ると、受講当時とはまた違った見方をしている

    ことがかなりビシビシと伝わってきます。さらに同じ「短期合格者」でも少しずつその主張内容に違いがあり、その辺りの独自性・多様性が当「一発合格道場」ブログの特徴になっています。
     

    ■学習本格開始にあたり、目標を見定める■

    さて、大手受験校のガイダンスや初回講義の際、

    自分が資格試験受験を志した動機を3つメモしましょう。
    学習所要時間=1,000時間とし、計画的に学習しましょう。

    と言われた方も多いですよね?これは受験校の長年の指導ノウハウに基づく助言であり、とても役立つ内容です。試しに計算すると、

    学習時間1,000時間/年=20時間/週=2.5~3時間/日

    ですから、学生・社会人を通じ相当な学習負担になります。しかし逆に、

    この資格を志す明確な動機さえあれば
    1日平均3時間学習を、1年間継続する

    ことで、今の自分を変える・変わる、自分の能力を磨くことができますよ、と約束してもらっているという見方ができます。

    また経営全般に渡る広範な知識を得ようとした場合、中小企業診断士受験という選択はとても割安で、かつ「国家試験」という緊張感と明確な終了期限(←本試験は年1回)があることから、知識の吸収効率が非常に高いことも魅力です。

    <およその取得費用>
    中小企業診断士 30~40万円 
    中小企業診断士 一発合格道場 管理人さん
    こんな意見だってアリです。
     
    社会人大学院 80~180万円
    海外MBA 1,000万円以上(2年間)
        
     

     
    ■合格を目標にすることは危険■

    しかし、支払う費用こそ割安な診断士試験ですが、「かけた時間のコスト(※)」と効果が見合うとは限らない、つまり他の2つの学習が「卒業すれば必ず証明書をくれる」一方、診断士試験は「時間をかけても合格するかどうかは別」ということに気を付けておく必要があります。
    (※学術的には 機会費用 と呼びます)

    例えば(正確ではなくおおまかなイメージですが)T○Cストレート本科生100名が受講開始すると、1次試験(約10か月後)・2次試験(約12か月後)の結果は以下のような感じです。

    そしてさらに、2次筆記を1回で通過するのは、そのうち2割程度。

    一般的に診断士試験の合格率は20%(1次)×20%(2次)=4~5%と理解されていますが(←受験校がそう説明していますね)、単に数字で聞き流さずグラフで眺めると、「ちょっと話が違うかも?」という気がしてきます。さらにこの合格率には複数年かけて1次・2次を合格していく方を含んでいますから、

    大手受験校のガイダンスで聞いた話より、現実はもっと厳しい

    と割り引いて考えておく方が安全でしょう。例えば、合格者の体験記の中にでさえ、「心が折れる」というやや凡庸な表現が散見されることに気が付きます。これはこの試験の難しさを伝えてくれる大切な情報ですが、きつい言い方を許していただくと、

    このことは「自分が何を目指すかが曖昧」になり
    「合格することが目標になった」ことが原因であり、
    目標の設定方法に弱さがあったということ

    を示しています。わかりやすく言い直すと「資格を取りたいから受験する」という動機だけでは、なかなかゴールに届かないということです。

    ちなみに、この問題点への対策を手短に触れておくと、
    ・高い最終目標(ゴール)を意識した上で
    ・手近な達成目標(ハードル)を作り、徐々にハードルを上げていく
    ことが効果的です。ここが今日の本題ではないので、詳しい方からご意見いただけると幸いです。

     
    ■でも合格■

    いきなり厳しい話になり、申し訳ありません。よく言われることですが、「一発合格道場の記事は難しい」「そこまでやらなくても合格は可能」という意見があり、それは確かに正しい指摘です。しかし道場執筆陣が決して合格者の中でズバ抜けているという訳ではなく、

    ストレート合格者としてはごく平均的
    全合格者の中でも平均のちょっと上くらい

    と考えていただいて間違いありません。そう、たとえば「でも合格」という言葉があります。 

    短期間でも合格できます。
    財務・会計が不得意でも合格できます。
    独学でも合格できます(※)。

    ※ただし独学については、「他人に頼らず自分で考えて合格」という意味で、むしろ通学よりも有利な点があります。

    これらは、受験校による勧誘や、その方法で合格された方が自分のやり方の正当性を主張するためによく使う表現ですが、上の合格者分布図を見るとわかる通り、

    ○○でも合格した人より、
    ○○で不合格に終わった人の方がよっぽど多い

    のが実態です。よってこの先の診断士学習を通じ、「ついラクをしようとする自分を戒める」気持ちは常に持っておく方が良いですね。その意味で当ブログを上手に使っている方もいらっしゃいますcoldsweats01
     

    【2012年合格目標
    ■行動してみる、質問してみる■

    さて、ここまで読み進んでいただくと、

    【2012年合格】とは「目標」ではなく、
    自分の目標を達成するための、通過手段である

    気がしてきた筈です。そしてこの思いをこの先1年間維持し続けると、年間20,000人の1次試験受験者の中でかなり上位に入り、かつ1次試験上位通過=2次筆記試験合格の可能性向上、という好結果に結び付きます。

    これらの動画の中のどこかでハカセが発言していますが、

    自分を変えたかった、自分はもっとできる筈だと思っていた

    ことは立派な資格試験受験動機です。そして「誰かが自分を変えてくれる訳ではない」ですから、

    自分を変えたければ、自力で行動することあるのみ

    ということになりますね。

    とはいえ、合格への原動力になるのは自力だけではありません。例えば教室講座受講の方に限れば、講師に質問・相談すると必ずその場面に応じた最適なアドバイスが貰えます。「こんな質問は恥ずかしい・・」などと引っ込み思案にならず、

    「周囲は全員自分の味方であるbar

    くらい図々しい態度だって、時には必要です!
     

    ■今日のまとめ■

    ちなみに文章を読み書きする時は、自分で簡単に要約する習慣をつけておくと、ビジネス上いろいろ役に立ちますよね?では今日のまとめ。

    ・本格学習開始にあたり、自分なりの目標を決めることが重要。
    ・合格率を考慮すると、最初から合格ばかり考えることは危険。
    ・自力で考え・行動する癖をつけると、より高い目標が見えてくる。

     
    byふうじん



    こんにちは、ふうじんです。

    当記事は B→Aランク の続編。例え事例に開眼しても合格はそのまた先、って話。

    くだけた文体からお察しの通り、恒例の「合格実力Aランク以上限定記事」であり、誤解を招きかねない表現や極論を含みます。よっていつもの前提に基づき、ネガティブコメントと「自分ならこうするけど?」という主張は丁重にお断り(※削除します)。

    もしまだ「自分の実力はこれから伸びる」とお考えの方は、「俺、事例に開眼!」とお考えの時によろしければお目通しください。タイミング的にはそれで十分間に合います。

    では以上にご同意いただけた方に限り、以下お目通しくださいませ。

    出口はこちら










    ■達磨の両眼■

    さて、なぜこんな際どい記事かというと、巷に良くある2次合格体験記を読んでも、ありきたりの内容(=受験校授業の受け売りレベル)ばかりでちっとも面白くなかったから。2次総受験者5,000人中約2,500人~3,000人は先ほどの達磨の片目に墨が入った(=事例に開眼)状態で2次筆記当日に臨み、そのうち1,000人が何かの理由で合格してるってこと。

    T○Cを信じて合格しました!派でも合格できるのが2次筆記。

    でもね。

    他人並みに武運頼みで当日試験会場に赴くのはいささか心もとない。おまけに「合格するかどうか不安」な状態で当日に臨む→緊張する→ミスがでやすい、と考えれば、

    予め必要な準備・努力は済ませた上で、
    達磨の両眼に墨を予め入れてから本試験に向かう

    位の意気込みがあって良い。当道場オリジナル Sランク 特集が示す通り、他人の受け売りばかりでなく自力で考え、2次筆記を通過していく人が増えることは、価値観を多様化させ、過去になかった新しい価値を生み出す可能性があるわけです。

    またいつもの主張ですが、

    事例解答プロセスは人それぞれで、毎年新作が1,000件登場

    なのだから、Aランク実力を手にした以降は合格者解答プロセスの模倣や比較は無駄かつ無意味。あえて意義を探すなら、

    2次筆記とはこの程度で合格可能なのか

    とレベル感を掴めることでしょうね。あ、でもこれ結構大事。
     

    ■Aランク入りの先の景色■

    ではここから本題。「事例に開眼した」後のAランク受験生がどのような行動をとるか?答えは一般的に

    自力で見つけたゴールに向け、猛然とダッシュ

    です。これをA→Sランク行動、とします。

    ややイメージしにくいでしょうから、サイクルロードレースに例えてみましょう。

    2次筆記とは、5,000人中先着1,000人を表彰する自転車山登り、と想像。

    この場合、

    Bランク(解答手順を教わる)=前の人の背中を見ながら走る
    Aランク(自分の解答手順を固める)=ゴールへの道が見える

    になる。なおAランク入り後に自分の合格可能性を高める(←Sランクに近づく)のは他人には頼れず、また1,000位以内にとにかくゴールインすれば良いのだから、

    互いに競争して腕を磨くことに意味があっても、
    方法の優劣比較は意味がない

    ことにもご納得いただけるはず。であれば一発合格道場程度の記事にいちいち感心などせず、

    俺の方がもっとましな記事を書けるぜscorpius

    ぐらいの意気込みがある方が確実な合格を果たせる計算ね。とはいえ。Aランク入り後の山道が心地よい下り坂などでは決してなく、

    ふわふわした手応えと、げんなりするような模範解答の斜め上っぷり

    に悩まされる、緩い登り坂であることはもう実感としてお気づきですね?
    でもこの緩やかな登坂訓練期間が長いほど、ペダルを漕ぐ筋肉が鋼のごとく鍛えられます。言い換えれば、Aランク実力到達後の2次対策とは、

    試験合格目的のみならず、
    自分の知識・スキルを高める絶好機

    になる。そもそも早い時期にSランク・Aランク実力入りするような人は、最初から診断士合格のその先に目標を置いている訳で、「その結果として2次筆記をラクラク通過していく説」には、説得力あり。
     

    ■後ろを振り返る■

    しかし、いくら高い能力があろうと「合格しなければ」その力は認めてもらえないのが世の常。であれば、確実に合格したいなら前や上ばかり見つめるのではなく、標準的な合格者がどの程度の答案を書くか、つまり後ろを振り返って間合いを測っておくさじ加減が有効。

    しつこく書きますが

    解答プロセスは差別化OKだが、事例答案は差別化NG

    であると仮定します(←合格者平均以上の高得点を狙いにいくと、ミスが出やすくなるからです)。 後ろを振り返ることで、差別化しない答案を書く差別化した解答プロセスがより強固になる。では今日はささっと3点ご紹介。

    <解答プロセスの差別化例>
    1. 考えて書く→考えずに書く
    2. 根拠を盛り込む→根拠以外書かない
    3. 正解を書く→正解らしく書く

    通常であれば相当誤解を招く表現だけど、Aランク実力者に限定すればこの程度は許容範囲。念のため制約条件を置いておくと、「差別化」しているのだから、「それは違う」という批判は的外れ。
     

    ■Bランク受験生から学ぶこと■

    少々余計なお世話ですが、今は実力Bランクの受験生達が、本試験直前1~2週前には続々と実力Aランクに到達します。であれば、自分の実力=Aランクを自認するなら、彼らがBランク実力の今のうちに、こっそり差をつけておく努力を済ませておくのが得策。

    ①答案
    自分のベストを書く→狙ったレベルを書く
     
    ②解説授業
    自分の答案と模範解答を比較→他人が書けるレベルと比較
    講師の話は上の空→講師の話に全力集中
     
    ③復習
    翌日以降→当日中

    他にもいろいろありますが、ポイントとして、

    自分が正しく要求解釈できるとは限らない
    根拠は「盛り込む」より、「捨てる」割り切りが有効
    自分の意見が周囲より優れているとは限らない

    あたりのリスクを前もって意識しておくことで、彼らが続々Aランク実力入りを果たしても、十分逃げ切れるでしょうね(少なくとも2年前なら)。

    ■誤解・誤った理解をなくす■

    申し訳ありません、手短に書きます。
    十分な努力を経て実力があるのに不合格になるリスクとは、

    誤解・誤った理解
    2次筆記当日の思わぬ予定外行動

    のいずれかです。後者の対策は別の機会に譲るとして、前者については、

    自分の答案を
    模範解答と比べるのではなく、
    学習仲間が書いた解答と比べる

    ことでかなり解消可能。もし可能であれば、今後の事例演習解説には、自分の答案を3枚コピーして臨む、ことを試していただけると少しだけ嬉しいです。あ、もう実行済でした?
     

    ■上位20%に足る努力■

    今日はいろいろ書きました。かなり乱暴ですが、字面でなく内容(と行間)を読み取ることができる前提で、確実な合格(=Sランク合格)に近づくプラス材料を精選してあります。

    まとめとして一言。既にAランク実力を持っている受験生であれば、2次筆記合格に必要なのは、

    上位20%に入る答案を当日書くことでなく、
    当日までに上位20%に入る実力を備える努力をすること

    であると認識している筈。努力をしているのに自分の実力が下位80%に留まる理由とは、努力が、

    足りない
    時期が悪い
    (遅い)
    方向性が誤り

    のいずれか。以前述べましたが、診断士2次筆記とは、

    試験と考えると極めて不公平であるが
    診断手順学習の卒業検定と考えると極めて公平

    な制度であると考えます。今日はあえて極論ばかり並べましたが、周囲の余計な意見に惑わされず、確固たる自分の意見を持ちつつ周囲と協働する能力を持った人が、一人でも多く2次筆記を通過することを願っています。

    ■今日のまとめ■

    では、Aランクの方には必要ないけどまとめ

    ・2次筆記の合否は、Aランク入り後の努力により左右される
    ・Aランク入り後の実力向上策は、自力で考えることが必要
    ・Aランク入り後に後ろを振り返る余裕は、何かの役に立つ

    byふうじん



    俺、事例に開眼したよ。

    自分の学習仲間がヨコでボソっとこうつぶやく瞬間がいつか訪れます。

    ただし達磨に例えればこれはまだ「片目に墨が入った状態」。「開眼」と「合格」は全く別レベルの話(後日後述)ですから、仲間が自分より先に先に気づいたことが多少悔しくっても、ここは遠慮なく、

    え、何に気が付いたの?

    と素直に尋ねてみましょう。そこが自分の実力をBランク→Aランクに高める絶好機であり、自分の属する学習グループが、「単なる勉強会」から「合格者を出せるグループ学習」に進化する瞬間です。

    chickchickchickchickchick

    前置きが長くなりました。こんにちは、ふうじんです。

    1次試験→2次筆記までの11週間の折り返し点になるこの時期、周囲が実力をつけている(→合格実力Aランク)のに自分の力が劣る(→実力不足Bランク)と感じることは非常につらい感覚です。しかしこの「Bランク」は誰でも一度は必ず通るステップですから、大事なのはここから先、どのきっかけで「合格Aランク」に昇級するか、になります。

    よって今日はやや丁寧に、

    Bランク→Aランクに上がる手応え(=事例の開眼)とは何か
    Bランクを脱する方法はあるか

    を検証してみましょう。

    ■前提~○○に沿って解答することに尽きる■

    当一発合格道場を含め、合格体験記や合格者ブログ上で、「ある瞬間から急激に実力が伸びる」という記述に良く出会います。まずこの状態をBランク→Aランクへの転換点と仮定します。図にすると以下。

    多くの受験生は、この転換点を「事例演習の解説講義中」に迎えます。つまり事例演習の得点が伸びずにいろいろ悩んだ末、講師が口にする何かの助言がそのきっかけになります。例えば、

    事例の本質とは、○○に沿って解答することに尽きる

    というある作問担当講師の名言を以前紹介しました。この○○が何かわかれば、Aランク入りはもう目前です。時間を節約するため、もったいぶらずに○○に「要求」の2文字を埋めて話を進めます。

    事例の本質とは、要求に沿って解答することに尽きる

    いかがでしょう、しっくりいきますか?そしてこの発言の真意を正しく捉えた人には、2次筆記は数ランク簡単な試験になります。しかし恐らく半数位の方は、「え、俺『要求解釈』なら言われた通りしっかりやってるよ」と違和感を覚えたでしょう。そこがまさにポイントで、2次筆記対策の(伝え方の)難しさは、

    同じことを言っても、相手により受け止め方が異なる

    所にあるわけです。

    ■本題~BランクとAランクの差■

    では次に本題として、2次筆記試験当日におけるBランク⇔Aランクの差を考えてみましょう。まず前提として、大手受験校のカリキュラムを一通り受けて解答手順をマスターすると、合格可能な実力(=Aランク)に達することは可能です。しかし本試験当日までの努力量が不足していると、

    他人から教わった解答手順で(非差別化)、
    上位20%に入る差別化した答案

    を作ろうとします。文章で読むだけでもこれはかなり無理を感じますから、わざわざ図でまとめなくても、Bランク実力者=ほぼ合格不可能、であることはご納得いただけますね?

    やや厳しい言い方を許していただくと、2次筆記試験当日をBランク実力で迎えてしまう方(5,000人中で推定約2,000人)は、

    2次筆記とは競争試験だから、
    高得点や他人より少しでも高い点を取ることが目標であり、
    そのための手段は受験指導校や先輩合格者から教えてもらえる

    と考えている傾向を感じます。しかし、受験指導校にせよ合格者にせよ、「解答手順を教える」ことはできても、「2次筆記の解答要求が何であるか」を全員に正しく伝えることはできません。それは受験指導校に非があるのではなく、聞いている側(=受講生)が自分に都合よい好き勝手な受け止め方をするからです。

    以上の「前提」「本題」から簡潔に結論を導くと、「事例に開眼する瞬間」とは、

    事例の解答要求が何か=どのような解答が期待されているかを
    自分なりに正しく理解した瞬間

    であり、その理解が合っていれば正しい開眼である、ということになります。

    ※蛇足を承知で補足すると、Aランク実力者は、
    ①教わった手順を自分用に最適化(カスタマイズ)しながら、
    ②出題者が期待している解答が何かを最優先し、
    ③採点者に伝わりやすい文章構成で記述する、
    ことを2次筆記当日までに何度も繰り返し鍛錬しているのですね。

       

     ■Bランクの罠■

    以上が、ここまでの「前提」「本題」「結論」です。しかし、文章の意図は正しく伝わらないことを前提とした場合、「合格に近づく方法」の説明は、「結局自分に都合よく解釈してしまう」偏向力(バイアス)により高確率で誤解を生みます。この場合、

    Aランクになる方法を知る、よりも
    なぜBランクを脱することができないか

    を知る方が、正しい理解につながる訳です。よって大変失礼ながら、「こんな人はBランク」というケースを紹介してみましょう。

    <良くある誤解>
    ・自分は解答要求を理解でき、他人より正しい答案が書ける。
    ・「根拠」をできるだけ「盛り込む」ことで、良い点数がもらえる。
    ・自分の意見は正しく、周囲より優れている。

    以上が「誤解」であることの根拠は、解答技術をいくら磨いても、相手の期待と違う解答を書いたらほとんど点数にならないから、です。よって、事例演習の点数が伸びないケース・高低の変動が激しいケースにおいては、解答技術を磨く(=自分の意見を述べる)よりも解答要求を知る(=相手の話をもっと聴く)ことを重視することで、安定したAランク実力者入りができる可能性があります。

    ※余談をすると、T○Cメソッドによる「複数解釈」「ローリスク」とは、正しく理解すれば役に立ちますが、誤って理解(=誤解)されることにより、最大の不合格者数を生んでいる指導法ともいえます。

    ■傾聴~講師の話に耳を傾ける■

    最後に。

    相手の話を聴くこと
    相手が何を伝えたいか理解すること

    2次筆記対策のみならず、社会人として活躍するためにこの2つがいかに重要であるかは、ほとんどの人は頭の中で理解はしています。ただし、ある受験校講師が嘆いていわく、

    事例演習解説で、講師の説明を聞いていない受講生が多い

    ことは、興味深い事実です。不慣れな80分の事例演習は疲れますし、演習の模範解答がとんでもない斜め上っぷりであったりすることから、腕組み・目をつぶる・自分の解答の方が正しいと考えたい気持ちは共感できます。しかし、復習が重要とされる2次筆記対策の中でも、最も実力差が開くのは「解説講義」の受け方です。例えばAランク受験生の受講法を観察すると、

    ・演習前に、当日試したいテーマを3~4つ選ぶ。
    ・演習自体より、解説講義を重視。
    ・解説講義中は雑念を捨て、講師の解説に集中。

    する傾向に気が付きます。なぜ講師の解説を重視するかというと、思い込み(←自分や受験生仲間からの偏った情報)でなく、最も合格に近づく「発見」を多く得られる機会だからです。不慣れなうちはキツいですが、例えば

    演習解説の60分間、余計なことを考えず必死にメモを取る

    姿勢は必ずプラス効果があります。ここに注目する人があまりいないのはやや残念ですが、演習解説の60分間とは、

    相手の話を聴く
    相手が何を伝えたいか理解する

    能力を磨くために恰好の訓練機会でもあります。

    ■今日のまとめ■

    ではいつもの通り、さらっと今日のまとめ。

    ・実力BランクとAランクの間には、明確な違いがある。
    ・「事例に開眼」とは、事例の解答要求の本質を理解した瞬間。
    ・事例の本質とは、要求に沿って解答することに尽きる。
    ・事例演習解説の受講姿勢により、実力の伸びが大きく異なる。

    結論っぽく書いてしまいましたが、以上はあくまで一合格者の単なる見解に過ぎません。よって異論反論アドバイス幅広くお待ちしております。

    byふうじん



    こんにちは。くれよんです。

    2次試験までおよそあとひと月。いよいよ2次試験が近づいてきましたね。演習に2次模試。「急上昇の処方箋」は見つかりましたか?

    まだまだ不安despair? そりゃそうですよね。特に初学者はいまだに得点が伸びずに悩んでいる方が多いのではないでしょうか?

    そんな受験生の「悩み」や「不安」を少しでも取り除いて頂くため・・・

    一発合格道場では「第3回道場セミナー」を開催しますsign03

    今回のセミナーは2次筆記試験前の最後のセミナーです。

    道場の記事でお伝えしているとおり、この時期になると各自に必要な対策は異なってきています

    よって、今回のセミナーは、前回のセミナーのように、こちらから「●●をしましょう」と一律に伝えるスタイルではなく、「参加者側が作る質問形式セミナー」のスタイルで実施を予定しています!

    皆さんの個別の悩みに道場執筆陣が「誠心誠意」対応させて頂きたいと思っています。

    前回同様、先着早いもの勝ちですので是非お早目のお申込みをお願いしますsign01

    詳細は、下記を参照下さい。

    *********************************************

    ◆日程 : 2011年10月4日(火) 19時~21時終了予定
    (途中入退場自由。終了後、希望者で「決起大会(懇親会)」予定beer

    ◆場所: 田町駅近辺の会議室 (別途申込者に連絡)

    ◆内容:「参加者側が作る質問形式セミナー」がコンセプト。
    → 参加者の個別の悩み・質問等に道場執筆陣がお答えします。
    → 受験生どうしの「座談会」も実施します。

    ◆対象: 中小企業診断士試験受験者
    (※ 10月の二次試験を受験予定の方を想定していますが、
    来年度に向けて意欲がある方、積極的な方ももちろん大歓迎 ♪ )

    ◆先着30名までです。

    ◆費用: 無料 (懇親会参加者は実費)

    ◆申込み方法:webmaster@rmc-oden.com までお申込み下さい。
    (※ 個人情報は、道場関連イベント以外には使用致しません)

    *********************************************

    (セミナー申込フォーム)
    -----------------------
    第3回道場セミナーに参加を希望します。
    ・ 氏名(ふりがな):
    ・ メールアドレス:
    ・ 受験経験  :1次試験 X 回 / 2次試験 X 回
    ※(今年受験予定の回数を含む)
    ・ 終了後の懇親会に: (懇親会も参加)/(懇親会は不参加)
    -----------------------

    また、基本的にはセミナーを中心としていますが、「仕事の都合などでセミナーには参加できないけれども、決起大会・懇親会だけは参加したい!」、喝を入れてください!」という方。大歓迎です♪

    懇親会のみ参加の方は以下のフォームでご連絡下さい。

    (懇親会の申込フォーム)
    -----------------------
    第3回道場セミナーの懇親会だけに参加します。
    ・ 氏名(ふりがな):
    ・ メールアドレス:
    ・ 受験経験  :1次試験 X 回 / 2次試験 X 回
    ※(今年受験予定の回数を含む)
    -----------------------

    皆さんのご応募をお待ちしておりますhappy01

    by くれよん



    皆さん、こんにちは。ハカセです。

    本日は、2010年度の合格者・奥泉徹さんより、彼の「個人セミナー」開催のご紹介です。

    奥泉さんは、我々道場メンバーの一期生の受験仲間でもあります。貴重な体験をしている(そして相当キャラの立つsmile)方ですので、興味のある方はセミナーに参加してみてください!

    では、奥泉さん、お願いします! wink

    ※※※※※※※引用ここから※※※※※※※

    一発合格道場の読者の皆様こんにちは。

    私は、2010年の2次試験に3年目で合格。今年4月に登録をしました、中小企業診断士の 奥泉徹 ですangry

    今回は、一発合格道場の執筆メンバーの皆さんの御厚意により、私が2011年9月23日に開催する「中小企業診断士 2次筆記試験」のセミナーを紹介させて 頂きます。

    その名も、

    「超リアル!中小企業診断士2次筆記試験 合格疑似体験セミナー」!

    詳細はこちら → http://www.to-kou.com/contents/archives/882

    今回のセミナーのテーマは 「疑似体験」 です。

    こんな人におすすめです。


    ・「いつも時間が足りなくなってしまう・・・。」wobbly

    → 本セミナーで合格者の時間配分、さらに「見切りの決断」を疑似体験!
       
    ・「問題要求から外れて知識で書いてしまう・・・。」sad
    → 「みんなが何を書いてくるか?」という戦略的視点をどのように本試験で使うかを疑似体験!
      
    ・「解答プロセスがいつも安定しない・・・。」wobbly
    → どのように「いつも通り」に近づけるか?というマネジメントの視点を疑似体験
      

    中小企業診断士試験は、難関国家資格と言われています。言わずもがな、その理由は「2次筆記試験」の難解さにあります。think

    1次試験の合格率が例年ざっくり20%。そして、2次試験もざっくり20%

    あの凄まじく広い範囲を網羅する1次試験に合格した人の2割程度しか、2次筆記試験は受からない。

    しかも、2次筆記試験の競争相手は初めて2次筆記試験を受ける連中だけではありません。2年目、3年目・・・の猛者連中がうようよいるわけです。think

    そのような状況の中でも、道場執筆メンバーの皆さんのように、一発合格する方もいらっしゃいます。

    とはいえ、やはり「本番を経験したことが無い」というのは、ストレート合格を目指す人達にとっては、弱み・不安ではありますよね

    私は

    一年目(H20)、1次試験7科目合格、2次試験不合格。
    二年目(H21)、1次試験は免除、2次試験不合格。
    三年目(H22)、再度1次試験に7科目合格し、2次試験も合格しました。

    つまり、直近3年間の2次試験を受験したのです

    そこで、昨年の2次試験当日と翌日に起こした草案をもとに、平成22年度 事例Ⅰ(砂糖の一次問屋の事例)にフォカースして、

    • 私が本番当日80分 で何をしたか?
    • 何を考えたか?
    • 何に迷ったか?
    • またどのような「ミス」を犯したか?

    を、時間軸に沿って、詳細に紹介しながら皆さんに本番さながらの 「疑似体験」をして頂くセミナーを作りました。

    約3時間びっしり、合格した年の私の解答プロセスや悩んだところ、ミスしたところ、パニック寸前shock までいったところを「疑似体験」して頂きます。

    バーチャルではあるが、「疑似体験」しておくことで「ストレート生の弱み」を少しでも克服しておこうというわけです。

    席数に限りがありますので、ご希望の方はぜひお早めにお申し込み下さい。

    ◇中小企業診断士2次筆記試験◇
    「超リアル!合格疑似体験セミナー開催」
    日時:2011年9月23日(金)祝日 14:20~
    場所:墨田区女性センター第2会議室
    ※スカイツリーのすぐ近く
    詳細: http://www.to-kou.com/contents/archives/882

    ※※※※※※※引用ここまで※※※※※※※

    奥泉さんのセミナーの案内、いかがだったでしょうか。

    興味のある方は是非、セミナーに足を運んでみてくださいね。日時・場所・費用などについては上記URLをご参照ください♪

    なお、一発合格道場主催による「2次試験対策セミナー」も近日中に開催の予定です! wink

    詳細は決まり次第、道場にて告知いたします!

    こちらも是非お楽しみになさってくださいね! wink

    ではまた!

    by ハカセ



    こんにちは、JCです。

    2次試験は正解は発表されませんので、本当の答えは何なのか
    結局わかりません。
    受験機関が発表する模範解答も学校によって大きく
    異なっていることも少なくありません。
    極めて都市伝説が発生しやすい環境にあるようです。

    採点のプロセスなんかも謎に包まれていてほんとにわかりません
    自分が受験生の時には受験機関以外からいろんな情報を集めるような余裕がなかったのですが、むしろ道場を開いてから、いろんな意見を目にすることが多くなりました。

    なかにはまことしやかに語り継がれているものもあって、
    まるで都市伝説みたいです。
    本当だと思うものもあれば、
    これはちゃうやろ~!というものもあります。
    僕の勝手な意見も交えながら、今日はちょっと見てみることにしましょう。

    ■都市伝説1■
    白紙の解答欄を残すことは、経営者の質問に答えると
    言う診断士としての姿勢に反するから不合格になる。

    JCの考え⇒これは違うと思う。
    もっとも大問まるまる1個白紙だと、その部分が0点になっちゃうので、結果として合格に至らない確率が高まるということはあるかとは思う。
    でも、合否だけじゃなくて、ABCDの判定もつけなきゃいけない採点者が
    設問白紙即不合格!な~んていうやり方は、どー考えてもできないよね。
    そんなことしたら採点者の方が姿勢を問われるような気がする。
    そもそもひとりの採点者が全問遠しで採点してるかどうかもわかんないし。
    (分担して設問①だけの担当を作った方が効率はよさそう)

    更に言えば、国家試験なんだから、診断士としての姿勢なんていうあいまいなものを問うのはかなり難しいと思うし、もし本当にそういう姿勢の部分をしっかり問う機会を求めているのであれば、口述試験こそ、その最大のチャンスなんだから、927人中925人合格!なんてことにはならないはず。

    ■都市伝説2■
    各設問の解答は明確で論理的につながった解答でなければならない。

    JCの考え⇒これは半分ほんとだと思います。
    だって、採点者だけが見ることのできる本物の模範解答は絶対そうなってるはずだから。
    それに近い解答が書けたとすると、各設問が論理的につながっていて、最終問題まで明確な流れの中で解答が作成できているということになる。

    でも、逆に最終問題まで論理的に結びついた解答ができていなければ、事例全体が×になるかというとそんなことはないよね。
    なんか、「でなければならない!」と言われると、そうでないと絶対合格できない…みたいに読めちゃうんだけど、満点をとらなきゃいけない試験でないのは2次も1次と同様なので、すべての設問をきれいにとれるとは限らないし、その結果、論理的につながってない解答になったとしても、それで全体が×なんてありえないと思う。
    それだったら設問毎に配点を公開している意味がないから。
    というわけで半分ほんとというのが僕の考えなんだけど、「明確で論理的につながった解答が書けたら、かなりの合格に近い!」という言い方だったら、ほんとです!と言いたくなっちゃいますね。

    ■都市伝説3■
    模範解答とは異なっていても、良い解答なら合格点がつく。

    JCの考え⇒うそだと思う
    この場合の模範解答とは、試験委員が作った、採点者だけが見ることのできる本物の模範解答のことですよ。
    試験委員から与えられている模範解答と全く異なっているのに○を付けられる採点者って、
    相当レアでオレ様なやつだと思います。

    だって国家試験ですから、合格者の一定の品質が求められているはず。
    各採点者が勝手に自分の感覚で○×を付けていることって、
    非常に考えにくい
    「そう言っている採点者の話を聞いた人の話を聞いたことがある…」
    というような人もいるというのが、ものすごく都市伝説っぽい。

    国家試験の品質を保つためには、平等かつ透明な(少なくとも主催者側にとって)判定が求められなければおかしい。
    なので、本物の模範解答はかならず存在すると思うし、ここまで書けたら部分点の明確な基準もきっとあると信じています。
    だからこそ、「ふぞろいな合格答案」にみんなが納得してるんだろうとも思っています。

    ■都市伝説4■
    ロイヤルティは愛顧と和訳して使ってよい。

    JCの考え⇒これは超危険だと思います。
    長い用語が与件文に出てきた際に、限られた字数で論述しなきゃいけないから、短い言葉で書き換えたくなるのは良くわかります。
    僕も2次の勉強を始めた頃には良くやっていました。でも、これってめちゃくちゃ危険だと思うんですよね。

    採点する方も限られた時間の中でたくさんの答案の採点をしているわけで、ロイヤルティ=愛顧とピンと来てくれるかどうかわからないよね。
    この「採点者もきっとわかるよね!」という思い込みリスク、相手の理解力を期待するリスクはできるだけ避けた方がいい。
    もちろんH21年事例Ⅱのように設問文中にロイヤルティ(愛顧)と書かれている場合は別ですよ。

    でも、H21年で書いてあったからH23年でも愛顧でいいか?というと
    僕は疑問です。
    たまたま自分の答案を採点してくれる人がH21年も採点者として働いていたら、ピンとくるかもしれませんが、今年初めてで、過去の問題なんて、
    全然見てましぇーんというような方が採点者だったらたぶんアウトだと思う。

    H20年の事例Ⅰでも「アントレー」という用語が出て来て、僕は過去問の演習をするときに、「機内食」と2文字稼いだ積りでいたんですが、「アントレーというピンポイントの商品」と「機内食という商品」は違うものであると採点者に思われちゃったら、その問題すべてが×になりかねないですよね。
    ですので、リスクはできるだけ排除する意味からも与件で出てきた単語は言い換え・置き換えせずにそのまま使う方が良いと思いますね。

    ■都市伝説5■
    受験番号は若い方が合格率が高い
    JCの考え⇒これは嘘くさいけど、どうも本当です。
    この記事とか、あの記事とかでハカセが分析してくれた結果です。500番ごとに集計してみると結構あてはまる傾向のようです。
    まあ、単に2年分だけの分析なので、たまたま偶然なのかもしれませんが、そんな結果がでています。
    僕が思うにやはり、合格したい!という強い気持ちがある人は出来るだけ早く申込を行うものっていうことじゃないかしら?

    実際に同じ年度に受験したふうじんとハカセと僕では、申込順の受験番号は500番も変わりませんでした。
    別に申し合わせたわけではないんだけど、申込用紙が届いたら3人とも当たり前のように即、申込みをしてたんでしょうね。
    この点は上記記事の中でハカセがそれなりに分析してくれているので、そちらにお任せしましょう。

    ===========================

    まあ、そもそもどれも都市伝説ですし、
    本当の正解や採点のプロセスは診断士になってもわからないですから。

    国家試験なので、わかっちゃうことはとてもマズイわけだし。それが当たり前ですよね。

    あまりつまんないことは気にせずに、がしがし事例を解きまくった方が良さそうですね。 

    by JC



    こんにちは。ZonEです。

    2次試験対策というと「いかにまとまった時間を確保して、できるだけ数多くの事例を解けるか?」が焦点になりがちです。もちろん、一定数以上の事例数をこなさないと2次試験合格は難しいでしょうから、それも大切です。

    しかし、受験生の大半が「多忙な社会人」であることを考えると、確保できる「まとまった時間」には限界があります。他の受験生と差別化を図れるほどの機会に恵まれている方はほとんどいないでしょう。特にストレート生はなおさらです。

    もちろん、せっかく確保した「まとまった時間」を使って解いた事例から得られる気付きなどの収穫を最大化する努力は欠かせませんが、隙間時間を使ってできるトレーニングの質を高めることも非常に重要です。

    そこで、参考までに私が隙間時間を使っておこなっていた2次対策トレーニングをシリーズものとしてご紹介させていただきます。

    1回目の今回は、「設問文解釈トレーニング」についてです。

    「設問文解釈」がきちんとできれば大怪我を予防できる

    道場ブログ読者の皆さんに「設問文解釈の重要性」について、今さらご説明するのは恐縮ですが、ちょっと挙げるだけでも、

    • 聞かれていることをきちんと答えないと得点に結びつかない。
    • 答案のブレを抑えるためのヒント(制約)が盛り込まれている。
    • 設問毎の難易度を把握することで、時間配分や強弱の付け方など全体最適を図りやすい。
    • 与件文に書かれているであろうことを予測して、情報収集効率を高める(アンテナを張る)。

    など、様々な効果を期待できます。

    ちょっと乱暴ですが、「『設問文解釈』がきちんとできれば、大怪我をする可能性を大幅に減らすことができる」と言っても過言ではないと思います。

    ひたすら妄想

    そこで、隙間時間でできるトレーニングとして私は、過去問や演習問題/模試などの設問文をコピペした資料を作成して、移動時間に取り出してひたすら妄想していました。


    ↑こんな感じで、A4サイズに印刷したものを半分に折って持ち歩き、

    • どんな制約の下で、何を聞かれているのかを考える。
    • 設問の難易度や与件文に書いてあるであろう要素を予想する。
    • 答案の構成要素や文章の展開を頭の中で組み立てる。
    • 特定のキーワードに対する反射神経(例:フレームワークを思い浮かべる)を鍛える。
    • 設問文へのマーク方法などを頭の中でイメージする。

    など色々な課題を課しながら、ひたすら妄想していたのを覚えています。

    なお、上記写真の矢印型のクリップは「BOOK DARTS」という商品で、資料を取りだした際にどの行からスタートすればよいかを瞬時に把握できるので便利です。

    隙間時間をより効率的に使うには、反復動作1回あたりの無駄な動きを削ぎ落とすことも重要です。資料を取りだすたびに、毎回「どこからスタートするんだっけ…?」などと前回の続きを探していては効率的とは言えませんよね。

    まとまった時間に限らず「勉強時間を確保する」ことは色々と大変だと思いますが、2次試験まで引き続き頑張っていきましょう!!

    それでは、今日はここまで。

    by ZonE



    こんにちは。ハカセですhappy01

    TAC二次対策模試が終わり、「やばい、本当にどうしていいか分からなくなってきた・・・bearing 」という方も多いのではないでしょうか。

    特に「書いているのに点にならない(加点されない)bearingという悩みの方も多いと思います。今日はそんな方のための処方箋

    ■ 加点が回答の後半に固まっている ■

    添削されて戻ってきた答案が、こんな感じ↓ になっている受験生の方、いらっしゃいませんか?smile

    そう。解答用紙の後半ばかりに点数が入っていて、前半の記述がほとんど点になっていない答案です。

    今年も何人か受験生の答案を見させていただいておりますが、「伸び悩みの方」の多くがこういう答案です。

    ■ 理想的な答案は冒頭から加点がある ■

    TACでは、「お知らせ掲示板 ⇒ その他」のページで、TAC の答案演習の成績優秀者の「参考答案」を掲載しています。

    ⇒ http://shindan.tac-school.co.jp/forum/pages/sonota/index.php

    ここに掲載されている答案を読むと、軒並み、解答の冒頭から下線が引かれている(=加点されている)のが分かりますよね。

    参考答案の画像

    二次試験が「制限文字数の中で点を稼ぐゲーム」であれば、冒頭から最後まで加点要素があった方がいいに決まってますよね。

    ■ そこで PREP 法 ■

    そこで PREP法を紹介します。ご存知の方も多いと思いますが、PREP法とは、説得力のある文章を構成する際の基準になるものです。

    「PREP」とは、Point、Reason、Example、Point の頭文字をとったものです。

    Point (結論)
    → Reason (理由・根拠)
    → Example (実例・具体例)
    → Point (結論)

    なぜこの PREP法をご紹介するかというと、「この順に説明すれば、説明やプレゼンテーションが、分かりやすく、説得力があるものになりますよ」という一つの指針になるからです。

    具体的には、「忙しくて時間が取れない上司に、自分が考えた営業拡販の方針を説明する」というシチュエーションを想定してみてください。

    この際に、P → R → E → P の順で説明すると、忙しい上司も「なるほど」と耳を傾けてくれるに違いありません。逆に言えば、これ以外のことに言及すると、「前置きが長いな」とか、「細かすぎるな」などと思われてしまい、上司から「ちょっと忙しいからもう少し意見を整理して来い」と言われかねません。

    ですから、この PREP 法は、「要素が過不足なく適切に用意されている」という点(1)と、「この順番で説明されるとスッと入ってくる」という点(2)の両面で、「説得力ある文章構成」の模範 として使われているわけです。

    (ここまで、PREP法で説明してみました)

    ■ ステップ1「因果関係」は絶対条件 ■

    これを二次試験に活用するにはどうすればいいでしょうか。

    まず、「P」、「R」、「E」、「P」のうち、どれが重要かを考えてみましょう。

    まず、「P (Point)」が重複していることが分かりますね。

    そして、この中で削ることができるとしたら「E(Example)」になるでしょう。

    このようにPREP法をさらに絞り込んでいくと、「Reason」と「Point」が残ることになります。

    つまり、PREP法において最も重要なものは「結論と理由」ということになります。

    説得力を出す回答にするためには、この「結論と理由」を疎かにすることはできないのです。

    まず、ステップ1 として、ご自身の回答が「PとRが盛り込まれているかどうか」、つまり「因果関係を踏襲しているかどうか」を確認してみましょうhappy01

    この二つの柱がグラグラしていると、どのようにその他の体裁を繕っても説得力がない文章になってしまいます。down

    ■ ステップ2 「結論先出し」を試してみる ■

    話を元に戻しましょう。

    PREP法は「P」が重複しているので、少なくとも、「PRE法」または「REP法」のどちらかにする必要がありそうですよね。

    つまり、

    PRE法:
    Point (結論)
    → Reason (理由・根拠)
    → Example (実例・具体例)

    または、

    REP法:
    Reason (理由・根拠)
    → Example (実例・具体例)
    → Point (結論)

    のどちらかということになるのですが、どちらがよいのでしょうか。 think

    これは「結論を先出しの方がいいのか、結論を最後に持ってきた方がいいのか」という悩みと同一ですね。

    冒頭でご紹介した「前半に加点されない答案の方」にとっては、「結論先出し」つまり、「P・R・E法」で書くのは一つの処方箋になるかもしれません。

    前半に加点されない方は、前半の部分が長々と書かれていて、ようやく結論部分に来たかなと思ったらマス目が終わっていた、というパターンかもしれません。そういう方にとっては、PRE法(結論先出)を試してみるのは有意義だと思います。happy01

    ■ ステップ3 Point / Reason / Example のどれかかどうかを確認 ■

    とはいえ、結論を先出しにする(PRE法)か、後出しにするか(REP法)は、本質的な問題ではありませんpunch。なぜならば、適切に回答要素さえ盛り込むことが出来れば、順番が先だろうと後だろうと加点されるはずだからです。(※注 「加点されやすさ」という意味では、もしかしたら REP よりも PRE の方が同じ解答要素で構成しているのに加点されやすいかもしれませんが、それも採点者との相性次第なので、一概には言えません)

    それよりも重要なことは、「あなたが書いたものは Reason、Example、Point のどれかになっているかどうか」ということです。

    忙しい社長にアドバイスしなければいけないのですから、長々と「プロローグ」とか「序文」を話していたら飽きられてしまいます。

    例えば、アドバイスをするときに、「最近暑い日が続きますね。夏と言えば甲子園。でもね、甲子園で高校野球が行われるのは痛しかゆしなんですよ。なにせ僕は阪神ファンでして、死のロードが・・・」と前置きの話をダラダラしていたら、社長は話を聞いてくれないでしょう。

    また、あなたが「A社の歴史的経緯」を語ったとします。それが「結論の根拠になっている」、または「設問文で『A社の歴史的な経緯を踏まえて』と書いてあった」ならよいかもしれませんが、そうでないならば加点されないでしょう。なぜならば、「甲子園にまつわる長話」も、「根拠にならないA社の歴史的経緯」も、Reason にも Example にも Point にも当てはまっていないからです。

    よって、ステップ3 は、加点されるのは、Reason、Example、Point のどれかしかないことを理解 し、自分が書いた解答の構成要素がこれらに当てはまるかを意識しながら記述(あるいは反省)してみましょうthink

    あなたの「加点されていない前半」は、「Point が最後に来ているから」なのか、それとも 「無駄口をたたいているから」なのか、のどちらかです。恐らく後者でしょう think。Reason にも Example にも Point にもなっていないその解答要素は、無駄口と一緒です。必ずどれかになるよう意識して解答要素を考えましょう。

    ■ よって結論 ■

    基本的に日本語は「Reason → Example → Point」という「結論後出し」がしっくりくる言語です。だからこのエントリーも「結論」が最後に来ています(笑)。

    今回のエントリーのポイントは、

    0. PREP法を理解しましょう。

    1. その中で大事なのは Reason と Point のいわゆる因果。因果を含まない解答は論外である。

    2. PREP法では、結論の先出しも後出しもアリ。気になる人は「結論先出し」を試してみましょう

    3. 重要なのは、解答要素が Reason、Example、Point のどれかに当てはまっているかどうか。これを必ず確認しましょう。

    今回のエントリーが、悩める受験生の処方箋flairになることを祈っております。happy01

    by ハカセ



    こんにちはJCです。
    先日この記事にコメントを頂いたジュノ様から、これから診断士の学習を始める方にとっての素晴らしいご質問を頂きました。まだ本格的な講義が始まっていない方もいらっしゃると思いますが、とても参考になるのではないかと思いましたので、ジュノ様にご了解を頂いた上で今日のエントリーにさせてもらうこととしました。

    こんにちは、ジュノです。今日は今後の勉強方法についてご相談させて下さい。
       
    〇1つ目は、企業経営の勉強の仕方です。
    今週末からTACの授業が始まります。
    今後の勉強の流れとしては、
    WEB受講で予習→授業受講→まとめる→
    トレーニング→スピ問→過去問を繰り返すイメージでおります。
    企業経営の場合、なかなか点数に結びつきにくい科目で過去問重視だということを伺っております。過去問は「10年分」は分析しておいた方がよいものなのでしょうか。
      
    〇2つ目は、スピ-ド問題集についてです。
    いろんな方にお伺いしましたが、
    「スピ問は必ず全科目やったほうがいい」・「苦手な科目だけでいい」・「過去問だけでいい」と、それぞれに意見が違います。実際はどうなのでしょうか。科目によっても違うのでしょうか。
      
    〇最後は、経済学のテキストについてです。
    TACの経済学のテキストよりも、石川秀樹先生の「経済学入門塾ミクロ・マクロ」の2冊、上級編2冊(計4冊)を中心に勉強した方がいいという噂を聞きました。
    一発道場でご紹介がありましたので、読んでみようと購入予定ではあります。噂はあくまでも噂、だと思うのですがそのようなことを聞くと、TACのテキストだけを信じて頑張ろうと思っていただけに、すこし動揺しました。

    そうですよね。僕も勉強するのなんて大学受験以来でした。何をどれだけどのように勉強してゆくのか、最初はわからず、トライ&エラーのようにいろんなことを試しながら徐々に自分のペースを作っていったように思います。それに僕の場合は47歳の頃にTACに通い始めたんですが、当然ながら周囲を見渡すとひとまわりふた回り若い人がほとんどで、1年以上も続けられるかなぁ…と最初は不安でした。当たり前ですが、知り合いは一人もいませんし。診断士を勉強するひとって、そういうふうに一人で決断してひとりで飛び込んで勉強を始めるひとって少なくないですよね、年齢はともかくとして。
    ある程度の社会人生活を経験してなんとなく、今のままの自分じゃいけないんじゃないか?と疑問を感じて、よしやってみるかと一歩踏み出す方々ですよね。7科目をざざっと眺めてみて、なんだか役に立ちそう!とわくわくする気持ちと不安な気持ちをないまぜにしながら、踏み出したんだと思うんです。

    ◆予習がとっても大事です◆
    頂いたジュノさんのご質問をみて、まず最初に素晴らしい!と感じたことはきちんと「予習」を学習のサイクルに入れていることです。「TACの講義は予習を前提としていません」というのがTACのうたい文句です。言いかえると予習しなくてもわかる講義をしますと宣言しているわけですが、そういう状況で更にきちんと予習をしてから講義を受けたら、自分に対する効果は倍増、いや無限大増!だと思いませんか。
    まず、予習をして内容を自分なりに理解してから講義に臨む。そうすると、講師の先生の説明はするすると理解できる、もしくは自分の理解が違っていたことで「あぁ。そうなんだ」とより鮮明な記憶に残る。予習をしてから講義を受けることは本当に大事だと思いますし、ストレートで合格している人たちで、何も準備をせずに講義に臨んでいたという人はすごく少ないように感じます。

    ◆復習は記憶の新しいうちに◆
    「授業受講⇒まとめる」この作業もとっても大事です。授業を受けたら、その記憶の鮮明なうちにまとめを行う。これはサブノートでもいいし、チャートでもいいし、自分なりのアイデアで自分として振り返りやすい資料を作ってみることです。テキストや問題集に書き込みを行うでもいいと思います。大事なことは目で見て、頭で考えて、手を動かして、時には口も動かして、何かに残すという作業を行うことで、よりしっかりとした記憶の定着を行うものなのではないかと思っています。それから、何らかの記録に残すという作業を今の段階からやっておくと、直前期にはアウトプットに集中できるので、とても有利になります。本試験の休憩時間は30分。トイレもいかなきゃいけないし、試験監督は15分前くらいから試験の注意事項のアナウンスを始めるし、10分前くらいには筆記用具以外片づけろという指示も出ます。この時にちょっとぺらぺらめくって試験前最後の記憶を呼び起こすための自分なりのツールを作る時間は、おそらく直前期にはもうありません。作っていたら、重要なアウトプットの時間がそがれます。だから今、その準備を進めておくことはとっても有効であろうかと思うのです。

    ◆橋げたの作り方 JCの場合◆
    僕の場合はWEBフォローの申込をしなかったことは今でも失敗だったかも、と思っています。申込時点ではPCも古いし、申し込むと講義をさぼっちゃうかもと思って申し込まなかったんですが、予習にも使えるんだよね。申し込めばよかった…。今頃言っても遅いけど。
    で、WEBフォローのない僕の勉強の進め方は↓こんな感じ。

    通勤電車でテキストをマークしながら、読みこんで理解を進める。
    進めるだけどんどん進んでしまう。
    で、講義のある日の朝の通勤電車では講義の範囲のみ読み返して、記憶を新たにして講義に臨む。
    企業経営理論が終わったら財務・運営とどんどん先取りしてゆきました。
    テキストが広げられない混雑の場合はトレーニングに切り替えて練習する。
    講義を受けたら、帰りの電車の中でテキストの重要事項をマークしておいて、帰宅後まとめの資料をその日のうちに作成する。(これは上述の部分です。)

    講義が半分くらい終わったところ(この段階でテキストは自分なりに読み終えてるスピード感)で過去問にトライ。
    答練の前には過去問はやり終えて、トレーニングも何周か回して、
    スピ問もよどみなく答えがでてくるという万全の準備で答練を受けました。
    これはとても大事です

    本番と同様の準備をして本番と同じ気持ちで答練を受けることを繰り返すとものすごく力がつきます。
    僕らが「橋げた」と繰り返し言っていることはそういうことなんです。
     
    過去問は10年は不要で、過去問集にある5年程度で十分かと思います。
    あまり遡ると傾向も大きく違っていたりするので。
    企業経営理論は得点に結びつきにくいというのは誤解です。
    きっちり理解をして、正確な記憶にとどめることができたら逆に安定して得点できる科目になってゆくと思います。

    ◆スピード問題集の使い方◆
    必ずしも全部やらなきゃいけないわけではないと思いますね。僕の場合にはBookoffで安く売っていた1-2年前のスピ問を買ってきてやってたのですが、全部持っていたわけではなく、経済と財務と企業経営理論だけでした。その後中小は過去問が半分使えない(白書の部分は毎年変わるから)ことで新品を買い、次いでになんとなく情報も買いました。やってみると使える!ということで最終的に運営と法務も買い増して、直前期には繰り返しやりましたね。なお、自分への反省をこめてですが、テキストや問題集を古本屋で買うのはあんまりお勧めしません。法改正があったりすると正解がちがってたりしますので。

    講義についてゆくのがやっと、というレベルだったらスピ問まで回らないかな?と思いますし、スピ問だけを何周もまわしたとしても全然だめだとも思いますが、テキストもやり、トレーニングもやり、過去問もやっちゃったけど、もっと確実に合格点を取りたいという時にはとてもよい参考書です。解説もしっかりしていますしね。
    でも優先順位としてはテキスト>過去問>スピ問という順番になるだろうなと思います。僕の周囲でも1次試験をなんなく突破している人たちはやはりスピ問までくまなくやっている人が多いのも事実です。1次を余裕で突破する力がついてくると2次試験の準備にも気が配れますし、何より1次試験が単なる中間目標でしかないという気持ちになるので、1次試験終了後燃え尽きちゃったりせずに、すぐに2次へのロケットスタートが切れるということもとても大きな意味があるんじゃないかなと思います。

    ◆経済のテキスト◆
    2012年版の経済のテキストはまだ出来上がってないのではないかと思いますが、経済のテキストを最初に見るときには確かに誰もが戸惑いがちです。

    僕の予習スタイルは↑に書いた通り、マーカー片手に電車の中でテキストを熟読するところから各科目スタートしていたんですが、経済ではつまづきました。これはテキストのレベルが低いのではなく、講義をするための手元資料の形式になっているからなんだろうと思います。他のテキストはテキストだけ読んでいてもスラスラ理解してゆけるのに、経済だけは講義とテキストがセットでなければ有効に働かないシステムとなっているような気がします。
    テキストだけ読んでもさっぱりわからなかったので、石川秀樹さんの入門塾ミクロ・マクロは予習としてやりました。日経文庫のミクロ経済学入門というのも読んだりしました。
    そういう予習をした上で講義を受けると、あんなにわかりにくいと思っていた経済学が、なんだそういうことなのかと理解できるようになりましたし、予習の段階でも腹に入っていなかったギッフェン財なんて講義を聞いて目からうろこが落ちるかと思うように腹落ちしました。
    そういう意味ではTACのテキストそのものというよりも、TACを信じて突き進むことはなんら問題ないのでご心配はいらないと思います。

    ところで、石川秀樹さんの本もとても良いのですが、必ずしも診断士試験にターゲットを絞っているわけでもないので、テキストや講義を放置してそちらを中心にというやり方は賛成できません。テキスト・講義がわかりにくいときの副読本的に使われるのがよいだろうと思っています。
    また経済学に限らずですが、講義で理解しにくかった場合には重複受講でほかの教室を訪ねてみたり、Webフォローで再確認したりすることもとても有効だろうと思います。僕自身当初申し込んでいたクラスから1か月ほどで別のクラスに鞍替えしました。自分にとって最良の場所・方法・先生を見つければよいと思います。ひとそれぞれで先生との相性等もありますから、噂や他人の感想ではなく、一度実際に見てみることが大事かなと思います。

    ==========================

    ジュノさんに頂いた質問は、これから勉強を始める方にとっては共通の悩みではないでしょうか。

    大事なことは苦手な科目を作らないということではないかと考えています。

    もちろん1次は40点をきらずに合計420点とればよい試験なので、最終的な戦略として財務のへこみを法務・情報・中小で埋めるということもありだとは思います。でもそれは来年の7月くらいに考えればよいことです。

    今はまだまだたっぷりと時間のある2012年目標の皆さんですから、すべての科目を深く理解して、どの科目でも上位を狙うという姿勢をもってほしいと思います。それだけ深く勉強することが1次試験だけじゃなくて、2次試験、ひいては診断士になった後からもちゃんと役に立つからなんです。

    また、1次試験は毎年科目間の難易度が変わります。H21は中小と情報が難しかったし、H22は経済が極端な地雷でした。今年は中小と経済が難しかったようですね。それ以前はずっと財務会計が高い難度を示していました。ここ数年は財務がそれほど難易度が高くない傾向があります。でも、どの科目もそうなんですが、出題者からすると難しくするのはとても簡単なこと。だから、A科目は40点でもB科目とC科目で挽回するからという我々の作戦は往々にして裏切られます。だから、どんなに傾向が変わっても対応できる対策として、苦手な科目を作らないということはとっても重要なんです。

    これから1年以上にわたる長い長い勉強期間がそろそろ始まろうとしています。
    ぜひ、皆さんがモチベーションを落とすことなく、この1年を有意義に走りきってくださいね。
    それから、もしも、心が折れそうになったら、いつでも道場に遊びに来てください。

    これからもよろしくお願いいたします。

    by JC



    こんにちは。wackyです。

    今日は前回の記事の続きで、経営分析の攻略について記事にしてみました。

    前回も書いた通り、事例Ⅳは計算問題で戦うのではなく記述で勝負だと思うのですが、その最たる例が経営分析です。

    経営分析は、財務諸表と与件文をもとに財務的な観点で分析します。財務的な分析とは簡単にいうと「財務上の収益性・効率性・安全性」を分析するということです。だから問題点を指摘するのならこの3つの観点で分析する必要があります。これが大きな制約事項

    明確にこの3つの観点で分析すべしとは明記されていませんが、過去の問題を見る限りだとこの3つの観点で分析することを求めているように思えます。

    ちなみに経営指標には厳密な定義はないそうですが、よく取り上げられる指標がありますので、その辺は予備校の財務・会計のテキストなどを確認しておいてください。

    1.経営分析のセオリー

    では、まず経営分析をどのように攻略していくかについてです。

    ①与件文を効果的に使う

    経営分析では与件文が非常に大事です。与件文の中に事例企業が過去どうだったか、どのような施策をおこなってきたか、近年の状況が書かれており、これが経営分析を行う上でヒントになります。財務諸表から問題点を見つけて指標の選択を行っても悪くはないのですが、まずは与件文と照らし合わせて指標を選択するほうがよいと思います。

    それにそもそも事例Ⅳの与件文は経営分析のためにあるといっても過言ではないので、しっかりと意味を吟味して使い切りましょう。短い与件文ではありますが、無駄なところはありませんよbleah

    ②記述は問題点と原因、結論をワンセットで

    経営分析の記述は問題により要求事項(問題点なのか、長所・短所なのか、問題点の原因なのか)が異なりますが、基本は表題の通り「問題点、原因、結論」をワンセットで考えることが重要です。

    それぞれの内容を例を挙げてみると、

    ※収益性の場合
    問題点:売上高減少や利益減少(経費増加)
    原因:受注減(売上高減少)、(老朽化による故障続発による)残業対応で労務費増(経費増加)
    結論:収益性が低い

    こんな感じです。

    あらかじめ下記のようなロジックツリーを用意しておいて、あとは与件文から問題点を拾いあてはめれば記述の完成。

    原因は一つとは限らないからその辺は臨機応変に対応するとして、このようなツリー構造で問題点とその原因を与件文に探しに行けばおのずと答えは見つかるはず。そしてそれを裏付ける最も適切な指標を選択すればよいというわけ。

    ③勘定科目は与件文の科目名を使う

    分析を行う際には、なるべく与件文の勘定科目を用いたほうが無難です。

    たとえば、H20年の事例Ⅳ。設備の老朽化によるメンテナンス費用が増加とあります。設備のメンテナンス費用は一般的には「修繕費用」という勘定科目を使用すると思うのですが、ここは敢えて「メンテナンス費用」と書くほうが無難ですね。

    またよくあるのが人件費。「残業対応で人件費が増加」という状況をよく見かけますが、製造原価の問題点を指摘するなら「労務費」、販管費の問題点を指摘するなら「(製造間接費という意味で)人件費」と使い分けしたいです。

    まとめて「人件費」としても間違いではないですが、減点となる可能性があります。

    ④問題点の原因は指標の計算式から考える

    ロジックツリーを活用することで問題点とその原因を抽出しやすくなりますが、原因を拾いにいくにあたり経営指標の計算式は意識したほうがよいでしょう。

    たとえば、

    収益性=利益/売上高
    効率性=売上高/資産
    安全性=資産と負債、自己資本の比率

    この式と指標の大小による良し悪しを踏まえれば、なぜ指標が悪化するかの原因がわかりやすくなります。その辺の詳細は次項にて解説します。

    それでは収益性・効率性・安全性のそれぞれについて解説していきます。

    2.収益性

    収益性の計算式はご存じのとおり利益を売上高で割ることで求められます。収益性の指標は大きいほどよい(利益率が高い=収益性が高い)ということは、「収益性が悪化している」場合は、

    ①利益が減少している
    ②売上高が増加している(が利益がさほど増えていない)

    が原因と考えられます。

    そこで、与件文から上記原因に当てはまりそうな記述を見つけて、先ほどのロジックツリーに当てはめれば記述の論理構造が完成です。

    【ありがちな費用増加の要因】
    設備が老朽化:故障がちでメンテナンス費用(管理費)がかかる
    人件費が固定化:(小売店などで)客が減少しているがアルバイト・パート従業員が一定
    過大な設備投資:長期借入金でまかっていれば支払利息の負担増
    材料の高騰:製造原価上昇

    などなど。こういった記述に敏感になるのも経営分析の訓練の一つです

    そして指標の選択ですが、収益性の場合は「利益が少ない=費用が多い」という構図から、どの費用に問題があるかを見に行けばそんなに難しくはありません。製造原価に問題があれば総利益率、販管費なら営業利益率、特別損失(支払利息)に問題があれば経常利益率が候補となります。収益性は慣れると高い確率で正解できるようになります。

    3.効率性

    次に効率性ですが効率性の計算式は、売上高を資産で割ることで求められます。効率性の指標は大きいほどよいということは、「効率性が悪化している」場合は、

    ①売上高が減少している
    ②資産が増加している(が売上高が変わらないか減少)

    が原因と考えられます。

    収益性と同様に、効率性でも上記原因に当てはまる記述を見つけに行き記述の完成です。

    指標の選択は、分母の資産をどうとらえるかにより決まってきます。オーソドックスなのは、

    ・有形固定資産(生産設備や土地、自社ビルなど)
    ・棚卸資産(製品在庫、原材料など)

    の2つおよび両方(つまり総資産)です。与件文からいずれかを判断したいところですね。財務諸表の数値から判断するのは非常に危険です。たとえば、H20年の事例Ⅳでは、財務諸表上は棚卸資産が他社に比べて多くなっていますが、与件文からは棚卸資産の増加はうかがえないので、記述が非常に難しくなることから棚卸資産回転率は指摘できないと判断します。

    他にも売上債権回転率なんかも考えられますが、与件文から得意先からの債権回収の問題などの記述が読み取れない限りは、財務諸表の数値だけで判断するのは厳しいですね。

    【ありがちな資産効率低下の要因】
    設備が老朽化:非効率的な生産方式、稼働率の低下
    広大な敷地:有効活用されていないと売上高増加につながらない
    設備の歩留まり低下:原材料の保管増→棚卸増加
    製品ライフサイクルの短縮:売れ残り増加→棚卸資産増加

    4.安全性

    最後に安全性です。安全性では資産と負債と自己資本のバランスをみて短期的・長期的な安全性をみようとするものです。また返済義務がない自己資本と負債のバランスをみて、資本調達の観点から安全性を見ることもできます。

    まずは短期安全性。これは目先の支払い能力の高さを見るもので流動資産を流動負債で割ることで求められます。つまり1年以内に支払う負債を支払うための、現金と同等(短期換金可能)の資産があるかどうかがわかります。短期安全性が悪化している場合は、

    ①流動資産が減少
    ②流動負債が増加

    が原因と考えられます。

    与件文から短期借り入れが増加する要因や、多くの現金を必要とする記述があれば短期安全性を疑ってもよいでしょう。

    指標の選択ですが、短期安全性の悪化の要因が現金相当資産の減少か短期借入金の増加なら流動比率、棚卸資産の増加なら当座比率でいいと思います。棚卸資産が増加するまたは過大な状況で、流動比率が100%以上で当座比率が100%未満なら当座比率でいいと思います。

    【ありがちな短期安全性低下の要因】
    運転資金の増加:運転資金の不足を短期借入金でまかなう
    原材料費の高騰(価格転嫁できず):原材料の購入により多くの現金が必要
    当期純損失を計上:不足分を短期借入でまかなう

    次に長期安全性です。

    長期安全性は資産と負債と自己資本のバランスをみて、長期的な安全性をみるものです。

    長期安全性が低下する要因としては、

    ①固定資産の増加:固定比率か固定長期適合比率
    ②負債の増加:負債比率
    ③自己資本の減少:自己資本比率

    が挙げられるのですが、要因と指標がセットになっているので、与件文から要因をみつけて指標を選択すればよいと思います。

    【ありがちな長期安全性低下の要因】
    設備導入の費用を内部留保ではなく長期借入で賄う:負債の増加、相対的な自己資本の低下

    5.おまけ

    最後のおまけですが、昨年の私の経営分析の再現答案を公開します。

    ①収益性
    売上高経常利益率
    積極的な技術開発と設備投資で安定的な受注を獲得し、大規模なリストラ実施で費用圧縮し収益性が高いことが長所である。
    ②安全性
    負債比率
    安定的な受注で内部留保を蓄え、設備投資を借入金で調達せず内部留保で賄い借入依存度が低下し安全性が高まった事が長所である。
    ③効率性
    有形固定資産回転率
    生産設備の生産能力余裕があるが、大規模なリストラクチャリングにより遊休資産の処分を行い資産効率性が高いことが長所である。

    ※指標の数値はあっていたので省略します。

    うーん微妙ですcoldsweats01

    以前JCがこの記事で言っていましたが、本試験の経営分析は曖昧で根拠が見えにくいのでまぁこんなもんかなと思います。要求は「長所または短所」となるのに全部長所を指摘するのは非常に勇気がいりました。収益性と安全性が長所はすぐわかりましたが、最後まで悩んだsweat01のは効率性。与件文からは短所、財務諸表からは長所が読み取れるのですが、数値が同業他社に比べてよいのに短所とは指摘しづらく結局長所にしました。

    見て分かるように、記述のフレームを作ってそこにキーワードを当てはめていました。このフレームをいくつか持っておくことで経営分析の記述は安定しましたし、時間も安定(私の場合は15分から20分)して、計算問題に集中することができました。

    何かの参考になれば幸いです。

    6.おまけ(その2)

    spy-game様からいただいたコメントが非常に興味深かったので、おまけで記事を追加したいと思います。

    事例Ⅰ~Ⅲでは要求解釈が重要と言われますが、事例Ⅳでは言われませんね。それは比較的要求がわかりやすいからですが、それでも改めて経営分析の設問分を読むと意外と小難しい日本語になっていますね。

    それではH22年事例Ⅳを題材に簡単に解説してみます。

    H22年度事例Ⅳ 第1問
    D社の平成21年度の財務諸表を用いて経営分析を行い、同業他社と比べたこの企業の財務上の長所または短所のうち、重要と思われるものを3つ取り上げよ。その各々について、長所または短所の根拠を最も的確に示す経営指標1つあげて、その名称を(a)欄に示し、経営指標値を計算して(b)欄に示した上で、その長所または短所について、D社のこれまでの経営状況に照らして(c)欄に60字以内で説明せよ。

    まず前半の文では、「経営分析を行い」「同業他社と比べた」「長所または短所」「重要と思われるもの3つ」がキラーワードでしょうか。経営分析を行うことが制約なので、マーケティングや経営戦略の観点で記述してはいけません。また同業他社と比べることも制約になるので、単に長所・短所を取り上げるのではなく、比較して良い・悪いを記述することが大事です。最後は3つとあるので数は守りましょう。

    次に後半の文章。「長所または短所の根拠を最も的確に示す経営指標を1つ」「D社のこれまでの経営状況に照らして」「長所または短所について~説明せよ」この辺がキラーワードですね。

    前半の文章に出てきた長所・短所について、これまでの経営状況(つまり過去なので与件文に記載がある)に要因を求めながら説明することが必要です。

    では要求の分析ですが、まず前半の文章から長所・短所を取り上げなければならないことがわかります。ここでいう長所・短所とは、

    ・収益性が高いor低い
    ・効率性が高いor低い
    ・安全性が高いor低い

    となります。

    そして後半の文章で説明せよとなっているので記述の結論は、
    「○○性が高い(低い)ことが長所(短所)である」となりそうです。
    また「経営状況に照らして」が制約なので、
    「(今までやってきたこと)により(長所・短所を引き起こす要因)が生じ~」
    という論理構成が適切と思われます。

    つまり1.②で挙げた「原因・問題点・結論のワンセット」でいうと、

    原因:(今までやってきたこと)
    問題点:(長所・短所を引き起こす要因)
    結論:○○性が高い(低い)ことが長所(短所)である

    となりますね。

    ここまでが要求解釈。そして与件文を読んで、長所・短所にあたりをつけてから、経営指標を実際に計算して裏付けとなるかどうかを確認して終了です。
    つまり、記述ありきの指標で、指標ありきの記述ではないのです。

    とにかく事例Ⅳはまずは経営分析。多くの問題を研究してどう記述するか自分なりの引き出しを持っていてください。

    長文の記事を最後まで読んでいただきありがとうございましたhappy01

    by wacky



    ということで、昨日のくれよん記事に引き続き、Sランクインタビュー後編をお送りします。
    こんにちは、らいじんthunderです。

    さて、前編ではふんわり名人さんの受験生時代の紹介と、くれよんの注目ポイントがまとめられていました。で、後編では、お待ちかね、リアルなやりとりを書いちゃいます。でも3時間にも渡ったインタビューは1回の記事では書ききれないから、分割して書いていきます。今回は診断士学習の開始から2次に取り組み始めたころまでのお話。

    始めに注意。dangerくれよんも言ってますが、ふんわり名人さんに伺った内容は、普段道場ではおススメしないようなことも含まれています。意味を咀嚼せず、そのまま真似てもプラスどころか大きくマイナスに働くようなことがあるかもしれません。これはもちろん、ふんわり名人さんのやり方に疑問があるのではなく、むしろレベルが高すぎて突き抜けているから。

    ですから、この記事を参考にして自分のやり方を変えたことで調子を崩しても責任はとれませんので、その点覚悟の上で、読んでください。

    以下、ふ)ふんわり名人さん、L)lac_coさん、く)くれよん、ら)らいじんの発言です。ではお楽しみください。

    diamonddiamonddiamond

    学習を始めるまで

    ら)本日はお忙しいところありがとうございます。よろしくお願いします。

    ふ)よろしくお願いします。

    ら)早速ですが、ふんわり名人さんは今は経営企画室で働かれているんでしたよね?

    ふ)そうです。経営企画といっても経営計画をつくったりとか、部門間調整をしたり、あと法務とIRですね。最初保険会社に数年勤めて、そのあと営業をやって、1年間海外勤務、帰国後は情報システムを担当、その後あるプロジェクトの担当になったあと経営企画がもう10年になります。

    ら)これまで何か資格はとられているんですか?

    ふ)TOEICくらいであとは独学です。マネジメントは大好きheart02で、本をいっぱい読んでました。でも、中小企業診断士の資格は知らなかったんですよね。

    ら)何で(診断士を)受けようと思ったんですか?

    ふ)奥さんがTACに通っているんですけど、何かの手続きにつきあったときにテキストをパラパラっと見ていたんですよ。そうしたら、企業経営理論とか運営管理だとか法務とか、経済学は全然わからなかったですけど、情報システムとか、業務とかぶってるなぁと思って、これはできるんじゃないかと。2次のことは知らなかったので、勘違いして、面白そうだなぁと思ったんです。happy01

    く)勘違いして1位取っちゃうから困ったもんですよ。sweat02

    ら)全く・・。coldsweats01 で、それですぐ(申し込んだんですか)?

    ふ)いえ、まず家の近くの書店で販売していた診断士のスピードテキストを3冊くらい買いました。それが8月で、10月まで毎日電車の中で読んでました。本の虫なものですから。そして10月の体験授業に参加して、そのまま申し込みました。

    得意科目と不得意科目について

    く)1次、2次について、それぞれ得意科目と不得意科目は何でしたか?

    ふ)1次は苦手だったのは経済学ですね。学習したことがなかったので。でも最後は好きになってましたね。

    く)得意科目は?

    ふ)運営管理です。以前業務プロセス改革プロジェクトのプロジェクトマネージャーをしたことがあって、そうするとチームが生産もいるし会計もいるし営業もいるし全部に関わっていたんですよね。そう意味で、初めて(運営管理の学習によって)全てがつながっていく感じがして面白かったですね。店舗はちょっと分からないところがありますけど。ファサードって何とかね(笑)。

    ら)診断士の勉強は面白く学べるから、パッとできるようになる人が多いですよね。

    ふ)勘違いして覚えていることもあるし。あれそうだったの恥ずかしい、みたいな(笑)

    く)2次試験は?

    ふ)財務会計(事例IV)がいちばん苦手意識がないですね。できないながらも点数がばらつかないから。あとは全部同じ。マーケティング(事例II)は好きなんだけど点数が伸びない。運営管理(事例III)は得意なんですけど、すごくいい時とそうでない時が・・。組織人事(事例I)はいつも低空飛行coldsweats01。0点にはならないけど、20点と60点の間って感じ。

    ら)じゃあ、事例IVは別として、最初やった感覚としてIからIIIは、変わらなかったですか?この事例はいいけど、これはいやだとか、無かったですか?

    ふ)それでもやっぱり事例Iが苦手でしたね。何聞かれているかわからないし。IIは好きだったので、わかって答えたつもりになっているんですけど全然聞かれていないことを答えているので点数が低いんですよね。事例IIIは、なんていうんですかね、ああいう積木細工みたいなのが、好きなもんですから、うまくはまった時はすごく良かったですし、そうでない時でもそこそこでした。

    く)事例IIを積木細工というかパズルのイメージでとらえる人は多いですけど、事例IIIをパズルのイメージでとらえているんですね。

    ふ)なんとなくそうなんですね。工程とかそういうものを。あんまり覚えていないけど。(笑)

    目標設定について

    く)先日お話を伺ったとき、2次の勉強している時、知ってか知らずか合格基準は6割だと思っていたと聞きましたが、上位何パーセント(相対評価)というのは意識しなかったんですか?

    ふ)一つ一つの演習とかでは意識していませんでした。

    く)というと何点取るのが目標だったんですか?

    ふ)だから60点取ることが目標でした。だって・・・coldsweats01

    く)となると知ってかしらずか、もの凄く高い目標fujiを立てていたってことですよね。いくら行っても仙人のように、まだ先がある。勝手に無茶苦茶ストイックに学習を進めていたんですね。

    ふ)だから2次模試も終わった時は、出来がよくなかったと思ってました。それで嫁さんと一緒に成績が送られてきたときに、「できなかったけど挫けず頑張るpunch」みたいに言って開けてみたら成績が良かったじゃないですか。「何これっ」て我が家は大爆笑happy02でした。

    く)でも、それまでも演習とかで順位とか出るじゃないですか。そこでレベル感とか順位とか意識しなかったんですか

    ふ)えっ、そんなのわかるんですかwobbly

    ら)TACのHPで公開されるのでわかりますよ。coldsweats01 でも(スト生は)演習一回転したら模試ですからね。(くれよんに向かって)演習1回転の人に負けたんだぞー。delicious

    ふ)いや、ちょっと違うんですよ。TACではストレート生のカリキュラムの中で、1月から4月の間に2次事例の通信添削のカリキュラムがあるじゃないですか。あれを解いたら、20点台とかで、これはダメだと思いTACに相談したんですよ。それで4月から通信の2次演習パックを申し込んだんです。既にカリキュラムは進んでしまっていたので追いつくのが大変だったんですけど、1次の学習は大丈夫だと思ったので、2次の勉強をそれからスタートして週末は2次対策にあてていました。だから演習の数だけはストレート生よりも、ずっと多くこなしていました

    ら)ふうじん系だな。道場の執筆陣なんですが、同じように1次学習をがっちり固めた上で、2次カリキュラムをとって合格したっていう人がいるんです。

    ふ)ああ、同じですね。

    く)2次スタートアップ演習の結果を受けて、即PDCAを回してrecycle行動しているところが速いね。軌道修正が速い。やっぱり事例数をそれなりにこなしているというのはあるんですね。

    ら)1次はGWくらいには大丈夫だと思っていたんですか?

    ふ)中小以外は6月終わりの1次模試前から大丈夫だと思っていました。模試も結果は良かったので、大丈夫かなって。(lac_coさんに向かって)思ってましたよね?

    L)いえいえ、私は(笑)

    2次対策での学習時間

    く)まずは2次対策として最初に何をやりましたどんなことを考え、計画しましたか

    ふ)多分、皆さん同じだと思うんですけど1次の勉強はほとんど通勤時間にできたんですよ。片道40分、本を開いて。だから机に向かうのが少しで済んだんですね。でも2次って最低事例を解くのに80分、あれこれ考えると1時間半から2時間は必要ですよね。時間が取れなかったわけですよ。で、時間配分を変えたんです。1次の時は朝勉と通勤時間と決めていたんですが足りないので、かといって朝事例をやってしまうと仕事に差し支えるので、夜型に変えたんです。仕事を終えてカフェに行って80分で事例を解いて、翌朝振り返りをごく短時間だけやるという形に。

    く)それは多くの人から聞かれる質問なんですよ。2次の勉強の時間の使い方はどうしたらいいですかって。

    ふ)時間が無いんですよね。80分まとめて時間がとれない

    く)細切れ時間で何をしますかっていう質問も多いんですよ。ちなみに細切れ時間には何をしていましたか?

    ふ)え~っと、本を読んでました。happy01

    ら)また、参考にならない回答を。coldsweats01

    ふ)あー、いやいや、事例IVの計算問題集を解いていました。電車の中で2007年Good Design賞の小さい電卓を使って事例を解いていました。

    く)個別問題ですね。私も同じでしたね。

    ふ)細切れで出来るのは事例IVだから。IからIIIはできないですよね。

    ら)そうか、(事例IVが苦手な)私にはそれが足らなかったんだ。

    く)やる気がなかった(突っ込み)

    L)ふふふ・・。(微笑)

    ら)うるさい!pout(笑)

    2次対策の学習方針について

    ふ)事例I~IIIは80分まとめた時間をとってやらないと意味がないじゃないですか。だから必ず80分時間を確保して解いていたんですね。で、毎回カフェにいって解いてたんですけど、たまに敢えて女子高生が一杯いて騒がしいマックとかに行ってやったりもしました。女子高生に負けない集中力secret、これがあれば本番で貧乏ゆすりをする人や体臭のキツイ人が周りにいても大丈夫じゃないですか。

    く)ことごとく本番を意識していますね。

    ふ)私は大宮校だったじゃないですか。だからやっぱり情報とか少ないし、学習仲間とかも作らなかったですから。

    く)勉強会はやらなかったんですか。

    ふ)やってる時間がないじゃないですか。

    ら)でも迷いませんでしたか?大宮校でいいのかなって。

    ふ)(きっぱり)全然sign01 だって、テキスト同じだし。

    く)信じきってやれるってところがスゴイ。TACの模範生みたいな感じですね。

    ふ)いろいろ教えてもらったと思いますよ。勉強の仕方から何から。耳栓買えって言われれば、その場で買ったし。

    ら)アドバイスに対しては、まずはそれを体験してみて合うか合わないかで判断されている感じですね。

    く)理屈を先行させないで、まずやってみるタイプですか?例えば耳栓の例でいけば、よく「耳栓なんていらねーよ。俺合わないし。」とか言ってやらないng人って多いじゃないですか。また、やるにしても、その目的とかも考えずにとりあえず言われたからやる人もいますよね。

    ふ)やってみて効果がなければ止めてしまうんですけどね。

    ら)やっぱり意識してることのレベルに違いがあるんだなぁ。

    L)そうですね。

    ふ)もちろん私もどうしても合わないなって先生は正直いましたよ。なんていうのかな、私の求めているのと少し違うというか。やっぱり先生には完璧を求めたいんですね。そのために予習penもして真剣に授業に臨んでいるわけですよね。そんな時に例えば言い間違えがあったりだとか、説明が曖昧だったりするとちょっとね。そんな場合はWebで講義を受けてましたね。

    く)う~ん、ハッキリしてるね。

    ふ)Web講義も凄く集中できるし良かったですから。

    ら)それにしても素晴らしい。ストレート生の間で今(8月中旬)飛び交っている話題でとても多いのが、「何処に授業を受けに行くか」「誰の授業を受けるか」「誰の授業なら受かるのか」ってことなんです。そうじゃない「お前だぞsign01」って言いたくなっちゃう。気持ちはとってもわかるんだけど。

    く)それなら、とりあえず一通り受けてみて判断すればいいのに、聞く前から「誰がいいか」を延々と議論ngしてる。
    ふんわり名人さんの場合は、まずやってみているんですよね。さっきの気に入らない講義の話でも一旦は聞いてみる、聞いた上で、ダメだと判断したら次の行動に移る。すごく素直でドライな感じですよね。

    どうやって急上昇をつかんだか

    ら)(2次)パック講座を始めた時、最初はどのようにしましたか?答えを書くにも、何をどう書いたらいいかよくわからないですよね。困らなかったですか?

    ふ)困りました。本当に聞く人もいないし、だからWebの先生の言うままですよ。やってみて、できていない、できていない理由もわからないので、写経じゃないですけど模範解答として出てるものを、「これ、どういう組立てでこう書いたのかなぁ」とか「こう書いてあるけど、どうしてこうなるんだろう」とか考えてみたりして。でも上手くいかない。しばらくは上手くいかないままで、正直1次試験が終わるくらいまではダメだったですね。それでってところが知りたいわけですよね。

    く)そう、どうやって殻をやぶったか

    ら)今の時期、何をやったらいいかが分からないんですよね。

    ふ)2次対策ってことですね。まず事例IVの対策ですね。パック講座についている事例IVの問題を解いたり、過去問を事例IVだけ切り離して何回も何回も解いてました
    でもI~IIIがなかなかできるようになりませんでした。100点でもおかしくないと思って解答を書いているのに、20点台から良い時でも50点台しかとれなかったんですね。それで何で取れないんだろうかと思って、出来ていることと出来ていないことを分けて考えたんです。
    問題文の解釈は早合点しなければ大丈夫でした。与件と問題文の紐付は、みなさんどうしてました?私は色ペンを使ってたんですが。

    L)私はシャーペン1本です。

    ら)私もシャーペンだけですね。

    く)私は赤ペン一本派。

    ふ)わぁ、みんな違う。まぁ、それでいいと思うんですけど、いずれにせよ私の場合は紐付けはうまくいっていることが多かったんです。
    解答要素の抽出では、なぜか与件に書かれていないことが自分の解答に紛れ込んでしまうクセがあったので出来ていませんでした。あと因果関係とういうのも結論はいいんだけど、書くことに一生懸命だから、結論に至る論理構成がハチャメチャでした。解答を書くテクニックについては、演習の数だけは沢山こなしてたし模範解答も沢山みてきたので、それっぽい解答は書けるようになってました。
    ということで、この時期は要素の抽出と論理構成を誰かが教えてくれれば得点を取れる実力・・・それじゃダメじゃん、試験では横で教えてくれる人もいないし、ってことでこれらの点について改善recycleしていこうと思いました。

    く)どうやって。

    ふ)それから演習をまた積み重ねていくんですけど、解答要素を与件から素直に抽出するということ、よっぽどの根拠がない限り与件に書いていないことは書かないということと、ちゃんと因果関係を頭の中でしっかりと考えてから書くようにするということを気を付けてやりました。

    く)ちなみに過去問はどのくらいやりましたか?

    ふ)事例I~IIIは1回転。IVは5回転くらいですね。

    ら)I~IIIでは、本当の解答がないじゃないですか。どのように振り返りをしたんですか。

    ふ)その点は、どうせわからないんだからTACの答えを信じました。少なくとも自分の書いた解答よりは「なるほど」と思うし、しかも書いてない要素でもそれらしいことはTACの解答は入れ込むじゃないですか。「あ、なるほどそういう考えもあるな」ということで、それも織り込んだ解答にできたらいいなぁと。自分の解答の方が良いなんて一度も思わなかったですね。

    ら)受験予備校が発表する模範解答というのは、絶対に80分では書けない回答だから、あんなの目指しても仕方がないと言われるケースが多いんですよ。

    ふ)初めて聞く話ですね。

    ら)だから違う次元で取り組んでいたんじゃないかと思いますね。不揃いの合格答案とかご存じですか?

    ふ)知ってます。でも使い方がよく分からなかった。欄外が面白かったですけど。happy01

    L)参考書とかは使われましたか?

    ふ)参考書は、役に立ったかは別にして村井さんの本を読みました。電車の中で読みやすかったので。一つ一つの解答要素をクオリティーの低いまま盛り込んでも得点につながらないですよね。この参考書では要素をつきつめて入れ込むということを書いているので、その点では参考になりました。

    diamonddiamonddiamond

    さて、いかがでしょうか。あれ、意外と自分と変わらないなぁという部分も沢山ありますよね。考えてみれば当然なことだけど、ふんわり名人さんでも2次試験においては初期段階でとても苦労していますよね。

    一方で、かなり浮世離れしているというか、突き抜けている部分も散見されます。特に、判断と行動の速さ確固たる自分の判断基準を持っている点が参考にすべき点shineとして非常に印象に残っています。

    この続きは後編2をお楽しみに。では、今日はこれまで。motorsports

    by らいじんthunder



    こんにちは。くれよんです。

    早いもので、もう1次試験の合格発表がありましたね。
    合格の方、本当におめでとうございますhappy01。ぜひこの勢いに乗って2次の合格まで突っ走りましょう!
    残念ながら合格に届かなかった方despair、今、確かに気持ち的に辛いものがあると思います。が、ここで2次の勉強を諦めてしまっては本当にもったいない。来年の大きなアドバンテージとするため、ぜひ2次試験の勉強を続けてもらえたら嬉しいです。



    では、本日の記事。
    今回はいつもの記事と毛色を変えて、らいじんthunder&くれよんの合同企画。

    題して「Sランクインタビュー」

    道場で何かと出てくる“Sランク”という単語。(コレコレコレコレなんかに出てきます)

    「合格ほぼ確実の実力者」を指している道場用語ですが、「ストレートでもSランクになる方法は無いだろうか?」というテーマで盛り上がってしまった、らいじん&くれよんが、「Sランクの人に色々聞いたら何か見えるかもflair。。。」という至極シンプルな発想で企画したもの。

    ストレート生ながらTAC2次模試全国1位を獲得し、ストレート合格を果たした正真正銘Sランクの「ふんわり名人」さんをゲストに、現役受験生代表として「lac_co」さん、そして、らいじんthunder&くれよんのWインタビュアーが会したのは8月のとある夜のことでした。

    色んな意味で我々の想像を超える内容に、驚き・納得・感心などなど、ちょっと一筋縄ではいかない感想を持ったところです。
    ボリュームたっぷりでとても一度にお伝えできないので、前編後編の2本仕立てでお伝えしますね。

    今回の前編では、メインの内容である後編のインタビューを楽しんでもらえるよう、ふんわり名人さんの受験生時代を合格体験記風にご紹介しつつ、くれよん的に注目したポイントをまとめていきます。次回の後編では、らいじんから、インタビューでのリアルなやりとりの紹介&らいじん視点のまとめをしてくれる予定です。

    さんざん前振りをしましたが、それでは早速前編の本題へ。

    ———————————————————————-
    ◆経歴

    金融からメーカーに転職後、「営業⇒情報システム⇒業務プロセス改革プロジェクト」を経て、現在は経営企画部門にて経営計画や重点施策の部門間調整の他、法務・IR等を担当。
    上司である素敵な社長・役員とかわいい4人の部下に囲まれた中間管理職として、日々奮闘中。
    目標は「最高の経営者になる」こと(赤面)!

    ◆受験のきっかけ

    2009年8月
    社労士の勉強をしている妻の付き添いでTAC大宮校に同行。
    暇なので本棚の出版物を立ち読みしていると、企業経営理論、財務会計、情報システムなどのタイトルが並んだ「中小企業診断士」に興味を引かれる。本をパラパラめくるうちに、「これはやるしかない!」と決意。

    ◆1次試験まで

    2009年8月
    会社帰りに行きつけの本屋にて、1年前のスピードテキストを3冊程購入。通勤電車やカフェで楽しみながら読書。(2時間/日ほど)
    このとき、経済学がチンプンカンプンで戸惑う。

    2009年9月
    TAC大宮校にて体験クラス参加。すぐに「1・2次ストレート本科生(10月開講)」に申込み。
    体験クラスにて1次試験の合格率20%、2次試験も20%と聞き、ということは・・・4%しか最終合格できない試験なのだと知る。
    絶対合格してやる、とメラメラ燃える。
    情報システム、中小以外のスピードテキストを買い足し。開講前に予習を終えるべく、引き続き読書。

    2009年10月
    1・2次ストレート本科生講座開講
    事前にテキストを読み込んでいたため、授業は復習の位置づけ。先生の勧めに従い、過去問題集を毎朝3科目各5問ずつこなすことを日課とした。

    2010年1~4月
    「1・2次ストレート本科」に添付されていた2次演習を提出。採点の結果、20点~50点!こりゃイカンとびっくり!
    同時期、1次についてはテキストの読み込みと過去問への取組みが進んでいたこともあり、一部科目を除き自信を深める。

    2010年4月
    2次に自信が持てない点につき、大宮校の先生とスタッフさんに相談。Webの「2次演習パック生」に申込み。既にコースがスタートして4ヶ月以上経過していたため、遅れを取り戻すため週末を中心にWebにて集中して演習をこなす。

    2010年5月~8月
    平日は朝勉強と通勤電車を中心に1次対策(テキストと過去問)。土曜日はTACおよび一次対策、日曜日は2次のWeb学習を中心とした。1次模試の結果が良く、一次については「このままでよい」と自信を深めた。一方、2次対策としては、事例4を除き演習の点数が安定せず、焦りが募る。

    2010年8月
    1次試験本番。自己採点の結果合格に達していることが分かり、気持を切り替えて2次対策に集中することに。

    さて、ここからが大事な2次対策のお話。

    ◆2次対策

    2次試験はまとまった時間が必要になるため、細切れ時間中心の学習スタイルから、会社帰りにカフェで事例1~3の演習を解き、翌朝振り返るスタイルに変更。毎日少なくとも1事例をこなしました。
    さらに、自宅では事例4対策として、パックの演習、模試、過去問に繰り返し取組みました。(この頃の私は通勤電車の中でもおもむろに電卓を叩く迷惑な人だったと思います。)

    私の悩みは、事例1~3の点数が事例4に比べ安定しないことでした。
    そこで、なぜ事例1~3の点数がイマイチ伸びないのか、出来ていること、出来ていない
    ことに分けて考えてみることにしました。

    1)○問題文の解釈
    ⇒落ち着けば大丈夫なはず。
    2)○与件と問題文との紐付け
    ⇒5色のこすると消えるペンを使っていました。
    3)×解答要素の抽出
    ⇒与件に書いていないことがなぜか自分の解答に紛れ込むクセがありました。
    4)×解答要素の因果関係を意識しながら解答を組み立て
    ⇒毎回、どこかで論理の飛躍をさせていました。
    5)○模範解答っぽい構成のスッキリした解答を書くテクニック
    ⇒演習を数多くこなしていたこともあり、「てにをは」や接続詞など、2次特有の記述に慣れ、間延びしない書き方が身についていたように思います。

    以上をまとめると、この時点での私には、誰かが私に解答の「要素」を教えてくれ、それらを論理構成に従って矢印でつないでくれさえすれば、得点に繋がる
    解答が書けるというレベルの実力が備わっていたことになります

    それじゃダメじゃん(T_T)ということで、
    ★解答要素を与件から「素直に」抽出すること
    ★各要素につき、各要素間の因果関係の矢印を意識しながら丁寧に解答に盛込むこと
    の2点を意識して事例に取り組むように心がけました。

    2次本番直前までがむしゃらに過去問5年分を含む数多くの事例に取り組みましたが、上記2点を意識して学習を進めたことが、二次模試や本番での結果に繋がったんじゃないかな~と思います。

    そして、2011年1月 2次試験合格!(筆記・口述)

    ———————————————————————-

    いかがでしたでしょうか。
    私なりに注目したい点をインタビューでの話も交えて挙げてみます。

    ■急上昇の処方箋
    意外なことに、Sランク筆頭のふんわり名人さんでも、2次試験の事例が最初から上手く解けたわけではないことが分かりました。
    確かに、他の大多数のストレート生よりは若干早いスタートを切っているものの、受験経験者よりは遙かに短い期間で一気にSランクに駆け上がったことになります。

    道場では何度もおなじみの上の図。この急上昇の処方箋は、人それぞれなのですが、それを見つけ出す過程において、ふんわり名人さんが凄いのは、以下の部分。

    「なぜ事例1~3の点数がイマイチ伸びないのか、出来ていること、出来ていないことに分けて考えてみることにしました」

    つまり、自分の解答作成作業を「分解」して問題点を見つけ出していたこと。
    この「分解して洗い出す」考え方はとても有効。ぜひ盗むことをオススメ。

    ■Sランクへのヒント
    この合格体験記の内容だけでは、Sランクへはまだ遠いはず。。。と、訝っていたワタシ。しかし、これについては、色々とお話をさせて頂いた中で、「なるほど!」と思うヒントがいくつかがありました。
    あくまで私的にピンと来た点ですが、それは、以下3点が飛び抜けて高いupこと。

    ①素直さ!
    私よりも年上な方に対していささか失礼な表現ですが、いやはや、本当に素直な方なのです。
    非常に知識も豊富な方なのですが、講師に敬意を払い、アドバイスに素直に耳を傾け、必ずまず実践してから可否を判断しているんですね。
    「そんなこと言ったって、○○だよね~」と、何かと理由をつけてやらずじまいにしてしまうのとは対極的です。
    まずは素直に耳を傾けて実践してみるというのは、簡単なようで大事なヒントかもしれません。

    ②「やらないこと」の選択眼
    勉強自体は、事例演習中心に「質×量」を最大化する王道の勉強法でしたが、ふんわり名人さんは、限られた時間で質を維持ししつつ、量をこなすために、「やらないこと」を選択する意識が大変高く、自分の時間という資源を何に集中投下していくかの選別が徹底していました。
    普通は、どうしても「アレもやろう、コレもやろう」という気持ちになりがちなところですが、敢えて「やらないこと」を意識するのは大切かもしれません。

    ③診断士の“先”にある目標設定
    ふんわり名人さんは、「最高の経営者になること」を目標においているため、診断士の勉強もその過程にある勉強と捉えているので診断士の勉強を楽しみながらやっている印象が大変強かったです。
    試験勉強だと、つい合格・不合格に目が行きがちになりますが、フッと一度肩の力を抜いて、「本当は何のために勉強してるんだっけ?」と心の持ち方を変えるとメンタルの安定感がぐっと変わるかもしれませんね。

    これらは、診断士を志す方々であれば、当然に持っているスキル(あ、自分は①が欠けてるかcoldsweats01。。。)ですが、ふんわり名人さんはそれが飛び抜けて高く、それでいて、本人はそれを自覚していない(=それが普通だと心底思っている)のが印象的でした。

    そういえば、ふんわり名人さんが受講していた某講師も、ふんわり名人さんを「とても素直」と評していたっけ。と思い出しました。

    ———————————————————————-
    さて、序章はこれにて終了。次回はいよいよ、メインのインタビュー内容に突入です。
    受験生が気になる色々なトピックについて、具体的に聞いていますので、乞うご期待sign01
    (と、らいじんthunderのハードルを上げてみる。。。)

    超多忙の中、お時間を割いて頂いたふんわり名人さん、試験勉強の時間を割いて参加してくれたlac_coさんに感謝です。
    ありがとうございましたsign03

    by くれよん



    こんにちはJCです。

    まだ2011年の2次試験も終わってないのに【2012年合格目標】の記事ですかぁ…、と思われる方も多数いらっしゃるかもしれませんね。

    1次試験も終わったので、そろそろ2012年目標の記事も書かねばと思ってTACのHPを見たら、既に6月から始まっている講座もあるじゃないですか。慌ててLECを見たら4月に開講しているクラスもあるようで、

    • さっそく来年の1次・2次を目指す方
    • 道場を初めてご訪問頂いた方

    向けに、道場ってこんなふうに歩き回ると便利ですよ というガイダンスみたいな記事を書かせて頂きたいと思います。

    初めての方もこれで道場が10倍使えることうけあいです。

    ■一発合格道場とは■

    一発合格道場はH21年の診断士試験をストレートで合格した

    ふうじん・ハカセ・ZonEと、わたくしJC

    の4人で始めたブログです。

    そもそも、2010年1月の合格発表後、一緒に勉強した仲間で何かやりたいね、と話していたところ、我々が習っていた講師の先生から合格体験談を話してくれないかとご依頼されたのをきっかけに、一気に盛り上がっちゃって、数日後にはブログを開設していたというものなんです。その後、アックル、Watataという強力執筆陣も加入しました。

    H22の試験ではたくさんの読者の方が合格され、その中から新しい執筆陣として、

    Wacky、きょくしん、aki、くれよん、らいじん

    という、これまた強力な執筆陣に集まってもらって、今に至っています。

    「道場の記事は厳しくて…」、という声もよく聞きます。

    でも、「大丈夫ですよ。まだまだ間に合います」という 「本当ではないこと」は、 我々は言いたくないと考えています。

    診断士の試験勉強は大変です。

    でもそれを乗り越えることの意味とか意義は必ずある、と考えています。

    ですので、時に上から目線の厳しい記事もあるかと思いますが、そこは気合で乗り越えちゃって下さいね。

    ■道場お勧めの1次学習法■

    特に2012年目標でご覧になっている方は、まずは1次試験の学習にのめり込んでほしいと思っています。

    もちろん2次まで合格しなきゃ意味ないじゃん、ということも良く理解した上で申し上げるのですが、やはり1次をクリアしなければ2次に進めないという事実もありますし、1次7科目はそれはそれで、結構高いハードルであることも事実ですから。

    道場の右側上の方のアイコンに「道場基本理論のご紹介」というリンクがあります。

    ここに僕らのおすすめの 学習法の本質論 が記載されています。

    ぽちぽちやってゆくと 4つの記事 にまとめられています。これから学習を始めるという方に、まずぜひお読み頂きたい学習の指針です。

    読んで頂く前に簡単に説明すると、7科目はとても幅広いです。SEの人でも企業情報システムで絶対に合格点を得られるかというとそうでもないし、僕は会社に入ってずっーと財務関連の仕事をしてきたのですが、それでも財務・会計で満点なんてまず無理。そんな試験なんですよね。

    だから、どの科目もどっぷりと深く入り込んでゆくことが大事。やりすぎるくらい勉強していいと思っています。

    「420点とればいいのに、500点取るのは無駄じゃない?」 という意見もあるでしょうが、1次で学んだ深い知識の連鎖は必ず2次の学習でも役に立ちます。この記事 でも、あの記事 でも書いています。

    ■道場のいろいろな機能■

    さて、道場の使い方はいろんなところをぽちぽち押してみて、実際に試して頂きたいのですが、まずは上の「この記事」や「あの記事」の部分の色が薄青く変わっていますよね? こういうところを押すと、そこで示した過去の記事にリンクで飛んでゆくようになっています。

    また、左のコラムの「カテゴリー」や「タグクラウド」をぽちっとすると、そのテーマの記事がずらっと並びますので、例えば「財務・会計のことを知りたい!」というピンポイントな疑問には有効です。

    左側のコラムには「サイト内検索の窓」も空けていますので、知りたいピンポイント情報がカテゴリーやタグで見つからない時にも結構使えます。

    また、記事とは関係ないんだけど、「質問があるんだけど…」という方は、毎回の記事の上に質問募集のコーナーに飛ぶリンクもありますので、どしどしご質問下さい。道場メンバーが手分けしてお答えしますし、ナイスなご質問で、他の読者の方々もきっと知りたいよなぁ…と感じちゃったら、記事としてご説明することもあります。

    ■道場からのお願い■

    ぜひ、たくさんの方からコメントを頂きたいと思っています。皆さんのコメントで道場がより良いブログに育てられているんだと感じています。コメント欄はこんなふうになっています。

    特にメールアドレスはぜひご記入下さい非公開設定になっているので、ブログ上では公開されません

    ご記入頂いた投稿者の方には、記事を書いたメンバーから直接メールでの応援やより細かなアドバイスが届く仕組みになっています。なかなかWEB上ではお答えしにくいようなご質問でも1対1ならお答えできますしね。

    ==========================

    というわけで本日は、道場初心者向けの記事で、こんなふうに道場を10倍便利に使って欲しいという我々道場メンバーの思いをお伝えしました。

    2012年の合格までにはまだ1年以上、地道に学習を続けて行く必要があります。とても長い時間です。こんなに長い時間をコンスタントにモチベーションを高く維持しながら勉強を続けるなんて、僕がT○Cに申し込んだ時には、とても無理かもと感じました。でも、いい仲間にめぐりあえて、本当に楽しく、一度も嫌になることなく勉強を続け、ストレートで合格することができました。

    ぜひ、道場を活用して、どしどしコメントを入れて、道場をあなたにとってのいい仲間にして下さい

    これからもぜひ宜しくお願い致します。

    by JC



    こんにちは、ふうじんです。

    2次公開模試受験の皆様、大変お疲れさまでした。80分×4本勝負の手応えはいかがでしたか?順調な方はあと7週49日間ペースを維持して突っ走る。手応え今一つであれば反省・対策をして巻き返し。

    模試は失敗するためにある

    これはらいじんによる1次公開模試向けメッセージ。いい言葉ですね。そして明日からの中盤戦事例12本(直前演習⑤~⑧・最終集中・2次オプションゼミ)は、「それなりに」重要。

    ではご参考として、昨年同時期の道場ブログ「模試特集」&「失敗の類型化」への引用リンク貼っておきますね。

    模試特集:合格確率UP策<前編>
    模試特集:合格確率UP策<後編>

    失敗の類型化:ZonEがよく陥った失敗 (ZonE)
    キーワードやフレームワークに頼らない! (ハカセ)
    失敗の類型化:失敗の好例 (ふうじん)
    私の失敗と対策 (アックル)
    失敗の類型化~開眼のきっかけ (JC)

     

    ■手順と基準■

    さて、今日は別な話題で小ネタを一つ。初学者にとりとてつもなく難解に思える2次筆記ですが、

    合格さえしてしまえばとても簡単な試験

    であるのは多くの合格者が語る通り。
    ではなぜ初挑戦者にとり、2次筆記試験は難解なのか?一つの解は、

    解答手順は教えてもらえるが、合格基準は誰も教えてくれない

    から。ではなぜ合格者にとり2次筆記は簡単か?一つの解は、合格してしまうと「合格基準ってなんだそんなものか」とあっさり割り切れるから。ではちょっとまとめます。

    Q:2次筆記に短期間で合格するために必要なものを2つ挙げよ
    A:1. 合格手順(解答手順)の体得
        2. 合格基準の見定め

    8月に2次対策を開始して1か月。多くのスト本科生は合格手順=解答プロセスの習得中であり、とても合格基準を知ろうなんて余裕はない。でも、合格基準(=ゴール)が不明確なまま努力するって、言われてみればなにか非効率な気がしてきません?

    ※注:「合格基準を教えてください」という質問はナシです。参考で申し上げますと、合格基準を最も詳しく知っているのは、自分で事例答案採点指導をしている講師でしょうね。どの答案が合格、どの答案が不合格になるかを知っているのは、彼らをおいて他に居ませんから。

    ■推定と仮定■

    少しはっきりしてきました。初学者にとり2次筆記対策が難しく、きつく苦しいのは、

    ゴール(合格基準)が見えないまま、競争させられているから

    である可能性が大。であれば合格基準は実質非公開ながら、自分なりに合格基準を推定・仮定して2次対策をしていく人の方がストレート合格に近づいていくのは、ある程度納得ですね。

    ということで本日のまとめとして、(診断士合否とは無関係ながら)診断士学習を通じて得られる特典として、

    shine推定力・仮定力の向上search

    を挙げておきます。経済学で学んだ通り、ノーベル経済学賞はさすがに無理としても、新しい発想・価値を生み出すには、ある程度思い切った推定・仮定が必要だったでしょ?

    あ、でも診断士試験においては「推定」まではいいけど、「仮定」は厳禁。仮定を許したら選抜試験が成立しないからね。仮定力を磨くのは、診断士合格後にいくらでもチャンスあり。

    byふうじん



    こんにちは、ふうじんです。

    本日2つ目の記事(←裏記事って言います)は、合格実力(Aランク)と合格とは別物、つまり合否は運次第?という命題の探究。
    かなりややこしく書いてるし合否に直接無関係だから、時間がない方はここでブラウザを閉じ、模試の復習に戻りましょう!(←だから裏なの。)

    はてさて。

    知力・体力・時の運

    この言葉↑と↓の画像が脳内で結びつきニヤッとした人はオヤジ道場入門有資格者・・、という古い冗談はさておき。

    近頃評判のS・A・Bランク理論は(手前味噌ながら)秀逸。そもそも2次筆記受験者の数%に過ぎない「Sランク」だけを相手にしても大手受験校は採算が合わないわけで、これは一発合格道場ならでは完全オリジナル

     

    ■Sランク作戦の採否■

    さて問題は、

    受験校の指導に従えばAランクまでは到達可能だけど、
    それと合格できるかどうかは別問題
    (=時の運?)

    という現実。であれば自分の合格戦略を今選ぶなら、妥当解候補は

    選択肢α:俺はSランクで確実に合格するぜ!
    選択肢β:まずAランク入りを目指し、合格機会を窺う

    のどちらかでしょうね。

    しかし見聞きする限り、Sランクとは「診断士対策を通じて到達した」よりも、「もともと素養ある人がついでに診断士合格」している傾向は感じる。事実「1年間2次対策に専念した上級生」ですらSランク入りはごく一握り。

    では凡人でもSランク合格に近づくために、「費用曲線」(←経済学覚えてますか?)の概念を使い、

    S・A・Bランクとは次のような費用カーブを描き、
    自分が今どこにいて、
    2次筆記試験当日にどこにいることを目指すか、

    ってイメージしてみましょう。こう眺めると、Sランク・Aランクって意外と手の届く範囲じゃね?って気がしてくる。

    ※最適解候補として、補助線を一本入れておきますね。

    個人的には1年ストレートSランク合格者の増加を希望しますが、そんな素養のある人なら診断士以外の職業の方が向いているから、痛し痒しってところか・・。
     

    ■Aランクの明暗と、時の運■

    では、「1年でAランク入りは可能」「でもSランク入り(=確実な合格)には、天賦の才または高コストが必要」という前提で話を進めます。かつ、Sランクはほっといても合格するので、合格者の多数を占めるAランク合格にいったん話を絞ります。この場合、一般的な合格者像とは

    条件1:まずAランク入り
    条件2:時の運を味方につけて、2次筆記合格

    に落ち着く。しかし気を付けたいのは「Aランクの明」。世間によくある「合格体験記」「解法プロセス」「合格のコツ」は主に条件1のみ満たした結果に過ぎない。

    一方、同じAランクの実力で不合格になる「Aランクの暗」についての情報は極めて限定的。だって誰だって「自分は偶然合格しました!」「自分はダメでした・・」なんて書きたくないしね。

    え、前置きはいいから「条件2はどうするンだ」って?
    ではお待たせしました。ここで本日の本題、Aランク実力で時の運をどう乗り越えるか

    ただし誤解を招くリスクを避けるため、対象読者を「既にAランク実力の保有者」限定とします。「自分の実力はまだまだこれから伸びる!」と思っている方は、2次最終集中特訓(9/17~25)の復習が完全に終わった頃にぜひもう一度お越しください。

    では条件を満たす自信がある方からこちらへどうぞ。

    Aランク実力での合格策(候補)
    「Aランクの明暗」を隔てる理由と処方箋

    そして、まだ覗き見る勇気がなくてもOK!

    来たる10/23(日)までに、Aランクの実力を備えれば

    合格できないわけじゃないから。・・とここまで読むと、多くの合格体験記が「スタートダッシュが重要」と説いていた理由が、実感できました?彼らの勝ち上がり方を改めて言い換えると、ストレート合格とは

    Aランクの実力をいち早く体得した上で、
    Sランクに近づく工夫と訓練をいかに重ねるか

    のタイムレースでしたよね。いつまでもBランクに甘んじていると、この先もっとキツくなります。でも大丈夫。仮にいままだBランク実力であっても、以下3つの小ネタが示すような「Aランクへの入り口」を知っておきさえすれば、後から追いつける勝ち目が十分残っています。
     

    ■小ネタ1:時間がない■

    時間がありません!ハカセを筆頭に、合格者の多くがこう説きます。
    これは事実。とはいえ「上級生=必ず合格」ではないことが示す通り、

    時間があれば合格するワケでもない

    ことを、ついでに知っておくと更に有利。
    ではなぜ、時間のないスト本科生が上級生を追い抜いて合格していくのか?一つの答えは今日の冒頭テーマで挙げた

    Aランク内でたまたま合格&不合格が起きる

    ということ。そしてもう一つの解答候補が、

    2次筆記Aランク入りへの所要時間・時期の個人差が大きい

    ということ。

    具体例を挙げて恐縮ながら、ハカセの2次対策学習時間はごく平均的な200時間(失礼!)。でもその彼が僅か200時間で用意したファイナルペーパーには、誰もが頷く説得力あり。少し優しく言い換えると、2次筆記の要求能力とは、決して難解・不可解なものじゃないってこと。

    ここであえて蛇足。2次対策における「時間がない」とは、時間の絶対量を指すのではなく、2次筆記本試験までの残り時間(タイムリミット)を指すのでしょうね。

    ※時間節約策として、両刃の剣のリスクを負う覚悟があれば、
    ファイナルペーパー特集 が役立つ可能性はあります。
     

    ■小ネタ2:72事例考■

    2次本試験までに数多くの事例を解きました。

    これは結構耳にするネタ。著作権的に合法な方法で72事例入手は不可能と個人的に思っていたので公言は従来控えてきましたが、猫兄さんによる合法的な入手策が示された以上、この学習スタイルはストレート合格の今後の主流を占めていく可能性を持つ。ただ誤解しちゃいけないのは、決して

    72事例解いたから、合格

    ではないこと。でも72って4の倍数だし、なんとなく語感の良い数字。もっとも(細かくは書きませんが)道場執筆陣の事例本数が70本以上に集中しているのは、れっきとした理由アリです。
     

    ■小ネタ3:マス目の空転をなくす■

    道場には珍しく、たまには姑息な解答テクニックネタがあって良い。今自分が採用する・しないの話じゃなく、上級生が作る「安定した解答」が、この種のテクニックの裏付けあってのことだと知っておく意味で。では一例として、「1センテンス5点法」(先輩合格者からの受け売り)をご紹介。

    ・解答構成センテンス数を、制限文字数でなく配点から決める。
    ・1センテンス=5点と仮定し、配点20点→4、15点→3センテンスと割り切る。
    ・解答に必要な根拠を、なるべく言い換えずに素直に並べる。

    例として、配点15点・制限字数80文字のケースで考えてみましょう。

    <一般的な解答構成>

    ・制限字数80字→1行20字として4センテンス記入可能。

    ・15点×6割で9点くらいは得点可能。だいたいこんな感じ。

    ・ということは、一生懸命あれこれ書いたけど、全く点数が入っていないマス目が結構ある。これが「マス目の空転」

    <1センテンス5点法>

    ・15点÷5だから、解答を3センテンスで構成すると決める。

    ・だいたいこんな感じで6割くらい取れる。

     真似してほしい訳ではないので、なぜそうするのか(原因)とか、するとどうなるか(期待効果)という説明は省略。質問もお受けしません。1点だけ補足を許していただくと、

    大手受験校などが指導する解答テクニックとは、平均的受験生=ボーダーライン前後で1点を争いたい人が対象

    ということ(←商売上、当然)。別に1点・2点を争わずに2次筆記を通過する方法は他にあるわけですけどね。従い、良く言われる「マス目の『空白』をなくす」、とは180度方向が異なるのでくれぐれもご用心。
     

    ■さらっと今日のまとめ■

    本日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。いやいや、一発合格道場2次対策記事が昨年より段違いに充実・成長していて、今後がますます楽しみ。でもここまでやらなきゃダメかというと、決してそんなことないから。

    簡単なことを難しく見せるのは容易。一見難しいことを簡単に見せるのが診断士。ではささっと当記事のまとめ。

    ・診断士合格は、確実合格S・たまたま合格Aの2通り
    ・たまたま合格Aを狙う場合、「時の運」と向き合う覚悟が必要
    ・時の運を乗り越えSに近づくために、早めにAランク入りすることが有効

    byふうじん



    こんにちは、ふうじんです。
    当記事は、前編「Aランクの明暗」に続く後編「を隔てる理由と処方箋」。

    ★ご利用上のお願い★
    ・スト本科生の標準的進捗で言えば、2次最終集中特訓(9/17~25)終了後辺りに読めば良い内容です。
    ・既に合格する実力を備えた「Aランク」の方が対象であり、もし興味があっても「合格の手応えを得るまで」は読まないことを強く推奨します。
    ・一部に極論を含みますが、当記事に限りネガティブコメント・批判は固くお断りします(あっても削除します)。理由は、Aランクの方であれば「合格プロセスは人それぞれ」であり、何を主張しても互いに尊重されることを理解している筈だから。

    以上にご同意いただけた方に限り、以下お目通しくださいませ。

    出口はこちら










     

    さて脅かしてしまって申し訳ありません。
    でもAランクの方なら頷けるレベルの話ばかり。そう大したこと書いてないから、コーヒー飲んでくつろぎながら以下ご覧くださいcafe
     

    ■Aランクの明と暗を隔てる理由■

    Aランクの明暗とは
    → 同じ実力であっても、本試験の結果(=当日の対応)次第で、2次筆記合否が分かれること。

     
    知ってか知らずか、2次筆記は「試験」と考えると、国家資格試験にあるまじき不公平な制度

    「診断士の質を維持する」=競争倍率を保つ

    の名のもとに、当人の能力・努力とは全く別の尺度で合格者が選別されている。裏には××で△△な大人の事情も見え隠れするし、その意味で「努力が報われない試験」。

    だがしかし。もしそれが事実としても、試験実施者(診断協会や試験委員)への批判はお門違い。日本人は親子代々、「試験」と言われると、「高得点をとる子」が良い子と教わってきたよね?でも(理由説明は省くけど)見方を少々変えれば2次筆記試験は「診断コンテスト」ではなく、かつ「試験」ですらない

    では「試験」でも「コンテスト」でもなく、5,000人から1,000人を選抜することが可能か?答えは簡単、

    自分が気に入った答案を書く人

    を選ぶだけの話。あえて例えるなら「オーディション」?そして選定基準を勝手に推察すると「診断協会が想定する経営相談手順を習得しているかどうか」あたり。そしてその見方に拠ると、「中小企業診断士2次筆記試験」とは実は「卒業検定」であり、手順を身に着け手順通りに解答すれば良い、極めて公平な制度言える(可能性がある)。
     

    でもね。

    単に手順習熟度だけで選ぶと、手順だけどこかで誰かに教わってきたような「想定とはちょっと違う人」が合格しちゃうかも?であれば出題側としては「コイツ本当に分かってる?実務やってイケるの?」って意地悪質問したくなる。これが毎年繰り返される「出題傾向の変化」の正体(の可能性がある)。

    以上を手短にまとめると、診断士合格=ゴールをイメージしてみたいなら、akiの記事による

    診断士は、究極のキャバ嬢である

    が最適。自分の話をいつもウンウン聞いてくれ、かつちょっと機転の利くキャバ嬢がいたら・・、あぁ俺も行ってみたい。
     

    ■Aランクの明と暗を隔てる理由2■

    おっと失礼、「Aランク限定」の気安さからつい不謹慎にwine。ここでスイッチを元に戻して仕切り直し。
    「Aランク受験生」は既に合格実力を備えているから、その明と暗(合否)を隔てるものは、

    2次筆記試験当日に、どのような対応したか

    の違いが主。ではここで、Aランクの合否が分かれる理由に迫るため、2つ仮定を置きます。

    <仮定1:合否基準=「ABCD判定」説>
    ・事例Ⅰ~Ⅳそれぞれにつき相対評価でABCD判定を行い、
    ・4つ全てAなら無条件合格(KO勝ち)
    ・1つでもBがあれば得点判定
    ・D以下があれば失格(KO負け)
    (ただし合否判定基準は完全非公開であり、この説が正しいか否かの議論は無意味。あくまで試験対応上の「イメージ」「仮定」の話。)

    <仮定2:「Aランク受験生」の不合格理由>
    ・B判定以下があり、かつ総得点が不足
    ・D判定があった

    ここで、
    仮定1および仮定2より仮説Aを導くと

    仮説A
    ・Aランク実力者でも、当日B答案が1つ混じると、不合格候補者の仲間入り
    ・D答案が混じるとと不合格確定

     

    む、意外ともっともらしい。ではさらに2つ仮定を追加。

    <仮定3:B判定の定義>
    ☆要求解釈・記述はA答案並み
    ★大問5問中の1~2問程度を外した
    ★解答記述構成要素の半数以上を外した小問がある
    ・合計で、ミス★が3つ以上

    <仮定4:配点基準>
    採点基準はマス目に応じ適切に配点されている

    仮説Aおよび仮定3・4から仮説Bを導く

    仮説B
    B答案とは、
    ・解答マス目に何か書いたけど、点数が来ない状態
    ・配点対象外のことを書けば書くほど、失点増

    ここはやや文章の因果が苦しいので、上手に行間を読んでください。では、この仮説Bの事態を「マス目の空転(浪費)」と定義します。
    端的に言うと、Aランク実力者がマス目を空転させてB答案を作ってしまうケースとは、

    α:緊張のあまり、解答要求とは全く違う解釈・記述をした
    β:高得点を取ろうとするあまり、不必要な根拠・記述を「盛り込もう」とした

    のいずれかでしょうね。αは周囲もミスっている可能性が高いからまだマシとして、βはかなりヤバい。で、結論となる仮説C。

    《仮説C》
    ・ミスが3つ重なると「あなたの力はまだB答案レベルだね」になり、ミスが少ない人から順に「A答案おめでとう!」になる。

     

    ■競争戦略の誤解と悲劇■

    ここで前段落の2次筆記ネタから一転し、ごく一般的な難関資格試験(競争試験)の突破方法を引用。競争試験の合格イメージとは、一般に

    周囲ができる所をソツなく得点し、
    周囲ができない所でコッソリ得点する

    になる(受け売り)。このコッソリ得点動機に基づき、記述構成事例Ⅳで差別化したり、はたまた試験委員分析筆記用具に凝ってみたりする受験生側の工夫が、診断士試験の競争の質を毎年高めて行くわけね。で、そこまでは良いとして、

    上位20%に入るべく、本試験当日に「差別化した答案を書こう」とする人が結構いる

    ことがどんな結果を招いているかは、ぜひ知っておきたい。確かに「企業経営理論」で教わったポーターの競争戦略の基本は「差別化」。しかし診断士2次筆記は、

    答案で差別化しようとすると、ミスが出やすい

    仕掛け。ここにいつ気付くかが、結構大事な合否の分け目。他事例でいくら高得点取ろうと、1つの事例でミスを出してB判定貰うと、得点判定団子レース強制参加だからね。さらに万一D判定など貰うと一発退場。このことを荒っぽくまとめると、

    学習方法・解法プロセスはいくら差別化しても良いが、
    本試験答案では差別化厳禁

    と考える人の方が合格しやすいのは当然でしょ。

    俗っぽい表現を引用すると、

    放っておけば周囲がミスしてどんどん脱落するのだから、
    何が起きても慌てずとことん解答要求にしがみつくのが吉。
    (「ぶらさがり競争」説)

    って、あまり同意したくはないけど、結構説得力はある。
     

    ■解答プロセスと本試験答案■

    さて長文が続いたので、ここからは手短に。
    一発合格道場執筆陣に共通し、2次筆記試験への対応策、解答プロセスは「人それぞれ」という立場を採用。合格者が1,000人/年いれば、1,000通りの差別化された解答プロセスが存在。また毎年毎年、新作が1,000通り登場。かつその間には優劣などなく、年1,000通りの解法全てが「最強の合格プロセス」です。従って、

    このプロセスが良い、とか
    このプロセスは良くない

    という議論は全く無意味。さらに、2次筆記をS・A・Bランクのいずれで通過するかも全く無意味。だって自分の人生にとり大切なことって、

    診断士試験をどう合格するか、ではなく
    診断士資格を取得してから、どう行動するか

    でしょ?

    おや、ちょいと話がそれました。この2つの章で伝えたかったことは、ありたい差別化とは何?って話。例を挙げると、

    ハカセとふうじんの解答スタイルは180度違うけど(=差別化)、
    出来上がった解答は似たりよったり(=非差別化)

    ということ。これをよくある「登山理論」を使って確認してみましょう。

    ・目指すべき山頂(目標)はひとつ。
    ・山頂に到達するルートは複数。
    →直線や回り道。場合によってはケーブルカーやバスを使用可。
    ・結果的に山頂に届くことが大事。方法の選択は人それぞれで、その優劣はない。

    ほらね。大事なのは結果を出すことで、「自分のやり方は正しい」と主張したり固執することは無意味でしょ?またその意味で「2次試験の必勝解答プロセス」は絶対存在しません。仮にそんなものが作れたとしても、互いに差別化するためそこからまた工夫・改善競争が始まるからですね。

    とはいえ合格までの所要時間を短くするか、長くするかの話は少し気になる。合格方法は人それぞれだから強制はしませんが、Aランク入り所要時間の期待値は以下に挙げる5つの2択問題の右側にスイッチを入れる数が多いほど短くなります(※他にも募集中)。

     

    ■処方箋シリーズ■

    以上、前編・後編に渡り、Aランクの合否を分ける理由を「たまたま」で放置せず、理屈っぽい解明努力をしてみましたが、いかがでしたでしょう?

    年間20,000人が挑み5%しか合格しない難関試験。自分たちはその本質にもしかしたら最接近しているかも?というスリルは結構ドキドキして胸熱。でも2次筆記の解答要求は毎年少しずつ変化するから、「過去の合格者の言い分」などもう古臭くって、実はこれまた無意味でしょ?

    であれば。

    当記事の趣旨にもし賛同される方があれば、2次筆記などささっと一発で通過し、この試験の本質に更に鋭く迫っていただけると大変ありがたい。ということで余計なお世話ですが、当記事の主張方向性に基づき今やりたい行動手順を、これまたささっと書いて今日はおしまい。

    え?不合格理由と処方箋の文字配分バランスが悪すぎるって?いいじゃない、筆記試験じゃなくブログなんだから。ルールの制約などなく、何を書こうと全て自由。
     

    処方箋1:自分の立ち位置の確認
    ・本試験日までの残り時間と、自分の解答手順習得度(S・A・Bランク)を比較
     

    処方箋2:目標レベルの設定
    ・解答要求および合格判定基準を自分なりに想定し、当日の事例解答方針(=どのレベルの答案を書きたいか)を決める。
     

    処方箋3:残り学習時間配分と実行
    ・本日から2次筆記試験当日までの日数をカウントし、自分が書きたいレベルの答案を作るために何をするかを決める。
    ・(ネタバレ)あまり参考になりませんが、道場執筆陣がなぜ「72事例」解くかというと、Aランク=合格レベルに達した後は、①事例を解く ②過去問分析、くらいしかすることがないから。言い換えれば、それだけ「周囲と比較して早い時期に」「Aランクに到達している」ということ。
     

    処方箋4:変化に対応する・予想する
    ・それでも時間に余裕があれば、本試験でどのような変化が起きるか予想し、対応策をシミュレートしてみる。もしどこかの事例で見たこともないような解答要求が出た時、

    上級生  →勝ちパターンが崩れる
    Bランク実力者 →とんでもない解答を作る

    ですからね。Aランク実力を自認するあなたなら、この時こそ得点(=こっそり差別化)チャンス到来。
     

    ■さらっとまとめ■

    ではここでも簡単にまとめ。

    ・2次筆記の合格基準は非公開だが、推定は可能。
    ・2次筆記B答案の主因は、要求変化への対応ミスか、書き過ぎ。
    ・解答記述は人並み(非差別化)。解答手順は人それぞれ(差別化)。
    ・合格実力への到達手順は共通。ただし到達時期は人それぞれ。

    本日はこれこれとあわせて豪華3本立て。意図的に離して配置された根拠と根拠をつなげると、何か面白いことが見つかるかも?既にAランク実力を備えもし時間に余裕があれば、Tryする価値あり。

    byふうじん



    以前の記事で紹介した 事例逆さスキャン読み法ざあらし様よりご質問いただきました。
    その回答は以下の通りとなります。

    ■ご質問■

    以前記載のあった、「逆さスキャン読み」を続けています。①一般に問題本文の最後の方の段落の記載に、設問要求が多く記載されているので、効率良く読めて、効率的に時間が使えているような気がします。問題本文の最初の方の段落のキーワードも最初に読むより、最後に読む方がひっかかる気がします。
     
    ただ、ひとつ問題があります。それは、「逆さスキャン読み」が「逆さ詳細読み」になってしまい、1回目が読み終わる頃には、結構いい時間になってしまい、考える時間が取れないことです。一般に、読みに15分、考えるのに20分から25分、書くのに40分から45分と言われていますが、②「逆さ詳細読み」をすると、それだけで、30分くらい経ってしまい、考える時間が10分程度しか取れずに、(特に類推が必要な難問の場合)回答の深さが浅すぎて、得点が取れない傾向にあります。「逆さ詳細読み」を「逆さスキャン読み」にするには、読みの深さを浅くすればよいのは、頭では分かっているのですが、なかなか実行できません。③1回目の「逆さスキャン読み」で、キーワードを拾って、2回目の「順序読み」で、設問とキーワードの結びつけをやる感じでしょうか。
     
    ふうじんさんの気が向いたらで良いので、「逆さスキャン読み」の極意も解説してください。

    ■ふうじん解答■

    ポイント③1回目の「逆さスキャン読み」で、キーワードを拾って、2回目の「順序読み」で、設問とキーワードの結びつけをやる感じ  について

    おっしゃる通りです。さすがのご推察ですね。
    1回目はスキャン読みでキーワードを「探し」、使いたい根拠として「マーク」だけします。2回目以降は順序通りに読みます。

    ポイント②「逆さ詳細読み」をすると、それだけで、30分くらい経ってしまい

    おっしゃる通りで、初学者は上級者に比べ圧倒的に「事例に不慣れ」であり、問題本文(与件分)を読むのに時間がかかるのは止む無しですね。

    >読みに15分、考えるのに20分から25分、書くのに40分から45分
    ほぼその通りであり、多くの受験生が「読む」「考える」「書く」のそれぞれに予め時間を割り当てていますね。→ふうじんのケース

    しかし15分で問題本文全体の隅々まで読み込むのはかなり困難。初学者と上級者のどこが違うかというと、

    初学者→問題本文を一通り読んでから、各設問の解答に進む
    上級者→解答を予め予想してから、問題本文で根拠を探す

    ということです。また後述の「設問ナンバーメソッド」を使い、「解答を考えながら読む」ことで、問題本文全体を通読する時間を切り詰めることが可能です。T○Cの事例演習もあと3周(12事例)ですから、そろそろ「時間配分を決めて読む」形に意識的に切り替えていきたいですね。

    ポイント①一般に問題本文の最後の方の段落の記載に、設問要求が多く記載されている

    ここにいち早く気付いたのは大きいですね。補足すると、各段落の中でも、段落の最後のセンテンスが最重要になっていることがほとんどです。
     

    ■手順紹介:事例逆さスキャン読み法■

    用意するもの:蛍光ペン(赤・黄)
                              シャープペン

    手順①問題文を読み、要求解釈 (10分)

    手順②問題本文(与件分)に段落番号を振る

    手順③逆さスキャン読み(10分)

    ・手順①で要求解釈する際、予め大まかな解答フレームを作り、問題本文に書かれていそうな根拠を予想しておく。

    ・スキャン読みを開始し、問題本文最後部および各段落の最後の文を中心に、以下のものを探してマーク。
    赤マーク(最重要根拠) 経営課題・社長の思い・診断士への相談内容
    黄マーク(記述に使えそうな根拠)

    ・各段落や行が大まかにどの設問に対応しているかを考え、段落・行の横に設問番号を□で囲ってメモ(←設問ナンバーメソッド)。

    手順④解答要求の複数解釈および設問⇔根拠の紐つけに進む。

    試しにやってみると→平成22年事例Ⅰ

    設問ナンバーメソッドは、比較的最近考案された手法で、平成21年当時はまだあまりメジャーではありませんでした。最近ではどうなのでしょうね?一発合格道場ブログ内では、この記事で少し言及されています。
     

    ■おまけ:2次対策ご質問&回答についての私見■

    道場執筆陣に共通し、「解答プロセス」自体はあまり重視していない気がします。だって「人それぞれ」ですし、他人の解答プロセスをただ真似したって、実力なんて伸びませんからね。おまけに文章とは書けば書くほど誤解を招き、むしろ不合格リスクを招くわけです。例えば「逆さスキャン読み」なんて、うかつに採用したらもの凄いハイリスクです。

    ただその一方、書かれた記事に質問コメントをつけること・それに解答することは思考の整理に大変有効ですよね?おまけに、質問&回答によって記事に深みが出ますから、周囲にも好影響を与えるわけです。よって気になる記事に積極的にご質問をつけていただくことは、道場執筆陣一同大歓迎です。

    byふうじん



    こんにちは。ZonEです。気づいたら、いつの間にかもう9月。皆さん、2次対策の手応えはいかがでしょうか?

    この時点で「手応えバッチリ!!」という方は素晴らしいですが、まぁ希有でしょうcoldsweats01

    受験生時代を振り返ると、私はこの時期「80分じゃ、watch時間足んねー!!pout」と嘆いていました。

    時間不足を補うために、本来削ってはいけない解答プロセスを端折って非常に低い点数(13点とか)を取ってしまったり…と もがき苦しんでいました。

    そこで、今日はその失敗を教訓も踏まえて「80分では時間が足りない」からといって「やってはいけない」ことについて述べさせていただきます。

    「やってはいけないこと」というとちょっとおこがましいですが、「やってしまう」と遠回りだったり、とても非効率だったりするのは確かなので、参考にしていただければ幸いです。

    制限時間を設けずに事例を解く

    まず、やりがちだけど「やってはいけない」のは、「制限時間を設けずに事例を解く」ことです。

    「時間さえあれば、自分はきちんと点数を取れた/答案を作成できた」と自己満足に浸りたい(というよりも慰め?)気持ちは分からなくもないですが、ハッキリ言わせていただいて「時間をかけて答案を作成する訓練をしても無駄が多い」です。

    そもそも2次試験は各事例80分で答案を作成しなければならないので、制限時間でできる範囲でどうやって得点を確保する(低い得点を取らない)かが大切です。

    たっぷり時間をかけて納得いく答案が作成できるようになってから時間を短縮していく…という作戦は、短期決戦には適さないといえるでしょう。「制限時間を設けないと与件文を読むスピードや答案を書くスピードが鍛えられない」という理由もありますが、「制限時間を設けて解くからこそ得られる反省点や気付きがある」というのが大きいと思います。

    反省点や気付きは人それぞれですが、例えば「配点による強弱をつけた答案作成ができない(全体最適を図らなければならないのに、全問部分最適を図ろうとしてしまう)」などは、時間を測って初めて痛感するのではないでしょうか?

    最初はしんどいでしょうが、きちんと時間を測って事例を解いていただきたいと思います。

    削ってはいけない時間を削ろうとしてしまう

    事例を解く時間をざっくり分割すると

    1. 問題要求を解釈する(設問文を読む)時間
    2. 与件文を読む時間
    3. 答案構成要素を抽出し各設問に対応づける時間
    4. 文章を記述する(答案を書く)時間

    などから成り立っているといえます。

    時間が足りないと、ついつい1〜4全ての時間をそれぞれ同じように短縮しようとしてしまいがちですが、ここに大きな罠があります。

    前述した1〜4のうち、
    1と3は時間をかけるべき部分
    2と4は慣れれば時間がかからなくなる部分
    です。

    ここで、時間が足りないからといって1と3の時間を削ったり、プロセスを端折ったりしてしまうと大きな失点に繋がって、なかなか点数が伸びない…という泥沼にハマってしまいがちです。

    1の問題要求を解釈する時間を無理に短縮しようとすると、聞かれていないことを解答してしまったり、答えなければいけない要素を忘れてしまったり…と大きくハズす可能性が高まってしまいます。設問文には答案のブレを抑制するための重要なヒント(制約)も書かれていますが、これを無視してしまうリスクも高まります。

    3の与件文から各設問の構成要素を抽出する時間を十分に取らないのも、大きなミスに繋がります。設問3に使うべき要素を設問2に使ってしまったり、後半の答案との論理性や整合性が取れなくなってしまったり…と手戻りが発生してかえって時間がかかるのがオチです。

    時間が足りないという意識が強いと、焦ってすぐに答案を書き出したくなりますが、グッとこらえて「かけるべき時間」は省略せずにしっかりと取っていただきたいと思います。

    制限時間をきちんと測って事例を繰り返し解いていれば、制限文字数通りに文章が書けるようになったり、与件文へのマーク方法によって何度も与件文を読み返さなくなったり…と不要な時間は徐々に減りますので、焦らずに一歩一歩前進していただければ幸いです。
    (私の場合は、3歩shoe進んで2歩shoe下がる…感じでしたが…coldsweats01

    それでは、今日はここまで。

    by ZonE



    こんにちは。ハカセです。

    早いものでもう TAC 二次試験対策模試が今週末に迫っています。wobbly

    二次対策が順調な方、やや出遅れた方。色々な進捗度合いの方がいらっしゃると思います。今日の話題も、誰か一人の受験生の「処方箋」になれば幸いです。confident

    ————————–

    一発合格道場は同友館さんの月刊誌『企業診断』で連載を持たせて頂いております。

    8月号は小職の担当で「オンリーワンではなくプラスワンを目指せ」という題名で執筆させていただきました。

    今日はその中から「事例のルール」の話をしたいと思います。

    ■ 「記述式」ではあるが「論述式」ではない ■

    二次試験の各事例で「模範回答」あるいは「採点基準」があることは、改めて確認するまでもないでしょう。

    二次試験は「記述式」ではありますが「論述式」ではありませんpunch

    ここでいう「論述式」とは、「自分の意見を論理だてて述懐すること」を指します。

    確かに、二次試験は字数制限の中で何を書こうと自由です。でも、多くの受験生が誤解していますが、二次試験は「自分の意見」は問われていません。

    二次試験では与件文と設問文に様々な「ルール」が与えられています。その与えられたルールに従って、回答を淡々と「記述する」ことが求められています。

    誰かが「二次試験で大事なことは、【事例マシーン】になりきって、設問を【処理】することだ」と言っていました。

    僕はこの「マシーン」とか「処理」という言葉には違和感を感じるものの、あながち外れてもいないと思います。

    そう。「あなたの意見」は全く聞かれていないのですpunch

    受験生の主観をさしはさむ必要はないのです。

    事例が与えたルールに従って、淡々とゴールを目指す。

    二次試験はそういう試験なのです。

    ■ Aランクと Bランクの違い ■

    「でも、模範回答があって、それを目指さなきゃいけないんでしょ? 自分の意思がないと、そこにたどり着けないのでは?」

    という受験生の質問が聞こえてきそうです。

    その通り。確かに事例には模範回答があります。一方で、事例にはたくさんのルールが設定されています。

    そのルールに愚直に従うと、あら不思議happy01、模範回答に近いところまで自然と連れて来られるのです。

    道場のエントリーで何度も登場するこの図。

    「ルールに素直に則って、模範回答に近いところまで来れる人」、これがAランクの人flair。これが出来ない人が Bランクの人thinkです。

    模範回答とは似ても似つかない答えを書いてしまうことを、一般的に「事故」と呼びます。この「事故」が多い人は、残念ながらAランクに達していないと言ってよいでしょう。

    「事故」を起こすのは、どこかで「ルール違反」をしているからです。

    ■ ルールを守るということ ■

    例を挙げましょう。

    「経営環境の変化が激しい中にあって、C社が好業績をあげている理由を2つあげよ」(平成18年事例III)。

    という問題があったとします。

    Bランクの人は、「C社が好業績をあげている理由」をいくつも見つけて、それを二つにまとめあげようとします。

    でも、それは「ルール違反」なのですpunch。正確には「ルール無視」ですかね。

    いくつかのC社の強みの中から、「経営環境の変化に対応できるもの」に絞って探し出して、それを2つ書く必要があるのです。

    「なんだ、当たり前じゃないか」と思われる方。そう。その通り、当たり前です。僕もそれは「頭では」分かっていました。でも、いざ問題を目の前にすると、それがスパっと消えてしまって、多くの事故を起こしていました。これを「体得」するのに相当の時間を費やしました

    与件文も、設問文も、一字一句、無駄なものは一つもありません。「それが書かれている理由」が必ずあります。「経営環境の変化が激しい中にあって」は、「ちょっと設問文が短すぎて寂しいな、何か書いておこうか」と思って追加された枕詞ではないのです厳然たる「ルール」なのですpunch

    【ところで】、【なお】、【ちなみに】などの接頭辞が出てきたら要注意ですよ」という指導をしている予備校もあるかもしれません。またそれに気付いている受験生も多いことでしょう。

    これを突き詰めて考えていると、これらの接頭辞の後に「ルール」があからさまに表現されているからに他なりません。

    こういう「あからさまなルール」だけではなく、「さりげないルール」も含めてしっかり把握し、それらへの「ルール違反」をしないことが、「事故回避」のポイントであり、BランクからAランクへの上昇の必須条件となります。

    ———————————

    今後は、

    というテーマを取り上げてみたいと思います。

    by ハカセ


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