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2011年合格目標の方、こんにちは。ふうじんです。

2010年2次筆記試験が先週終了。諸先輩が高い壁に挑んだ感想を聞き、これからの学習への思いに武者震いした方も多いことでしょう。そう、2011年合格目標生のうち、10月スタートまでの方には漏れなく一つの特典。それは「1年後の自分の姿をイメージできる」こと。
(もっとも【2011年合格目標】シリーズ記事にある通り、スタートが早ければ早いほど有利な点が多い)
 

■2011年で一発合格は可能?■

そう言えばこのブログのタイトル、誰が名付けたか「中小企業診断士試験 一発合格道場」。そう、確かに事実として「ストレート合格者」は存在。ただし一部例外を除き、2次筆記は「自分がなぜ合格したか明確に説明しづらい」と言われることが多い。より具体的に言えば、

「自分の答案」と「不合格者の答案」のどこが違うのかがわかりづらい

ということ。
しかしこの問に対し、一つの解を出すことは容易。「一つ一つの事例答案の出来不出来を見比べる」から答が出ない。4つの事例答案を総合し、「誰から順に診断士資格を与えるべきか」を考えれば、必ずしも総得点ばかりではなく、

4つの答案を通じ致命的なミスの少ない人

が合格していくであろうと考えることが可能。

そもそも、「他人よりいい答案を書いてやろう」と思って力むからミスが出る。よって2次筆記終了後、ミスなく素直に「自分の力を出し切った」と感じた人は恐らく合格。そして例え「しまった・・」と思った箇所があっても、周囲も皆ミスしているのだから、ミスの数が少なければ合格している可能性は高い、と言うことはできそう(=3ストライクアウト理論)。
 

■サイコロ理論■

上記の考え方をよりイメージしやすく説明するのが「サイコロ理論」。

つまり事例I~IVのそれぞれに「合格」「不合格」を描き分けたサイコロを4つ用意し、事例Iから順にそれぞれ振る。そして「事例合格」が4つ揃えば「合格」とする考え方。

問題はこの4つのサイコロの「合格」の出目の確率には、各個人が持つ2次事例処理スキルに応じて明確な差があるということ。当たる確率の低いサイコロを4回振れば、アタリが4つ揃う確率は極めて低い。しかしアタリ確率の高いサイコロを4つ用意すれば、一発合格は決して難しくない

2009年に私が自分のために用意したサイコロには6面中5面に「合格」と書いておいた。そしてリバティータワーでそのサイコロを振ったら予定通り4つともアタリが出た。合格・不合格とはその程度の違い。実力差などほとんどなく、やはり運不運の要素は否定できないわけです。
 

■ストレート合格戦略上、経営・財務・運営重視■

なぜ診断士学習を始めたばかりのこの時期に2次のこんな話?と感じたあなたは鋭い。そしてひょっとしたら大チャンス。なぜなら「ストレート合格者」を見ると、ちょうどこの時期の「企業経営理論」「財務会計」の養成答練高得点者が多いことに気づく。そして自分の学習ペースをいち早く掴み、「経営」「財務」「運営」の3科目(つまり10月~1月中旬)を乗り切ると、一発合格が射程距離に入ってくる!・・という仮説が成り立つ。

本当にそう?ではその理由を、良く見かける1次⇔2次の科目相関性を使って検証してみましょう。

<図1>

<図1>は既にどこかで必ず見ている筈。経営・財務・運営の各科目の学習内容は、それぞれ事例I~IVの出題範囲と関連。ただしこの見方は、例えるなら

運営管理で学んだ知識を事例IIIでも使いましょう、という「プッシュ型

<図2>

<図2>は<図1>とどこが違うか。「1次で学んだ知識を2次で使う」か、「2次で使うために1次知識を学んでおく」か。一見同じことだけど、

事例IIIを解く視点で「運営管理」のポイントを早めに整理しておきましょう、という「プル型

この違いは学習効率上極めて大きい。もっとも基本講義時は2次対策なんて意識せずテキストに集中してOK。違いは2周目の「直前講義時」に生じる。

Type A: 「基本講義」時にしっかり理解  
→「直前講義」時は2次事例を意識して知識を再整理。

Type B: 「基本講義」時の理解があやふや
→「直前講義」時は思い出すのに精いっぱいで無我夢中の一週間。

「一発合格」を戦略として選択した場合、Type A⇔Bのどちらが合格に近いか、などという問いかけはクイズにもならないほど答が明らか。
このことは、JC昨日説明してくれた「橋げた理論」と同じ方向を示唆します。よりくどい表現をするなら、

2次試験対策まで考慮した場合、
・「経営」「財務」「運営」の3科目に限り、
・「基本講義」時に十分な理解をしておくと
・「直前講義」時の効率的学習で大きくリードを稼ぎ
・2次筆記合格レベルの実力にいち早く到達する可能性が高い

ということ。
参考まで、体系化のツールとしてはチャートの自作が一手。
ただし他人が作ったツールの使用は学習効果を削ぐので推奨しません。自分で作らなきゃダメ(※最直前期を除く)。
 

■ランチェスター戦略~学習戦略の差別化■

ちなみに昨年、上記「十分な理解」のために、

週20時間学習=養成答練60点
週25時間学習=養成答練80点

とする スピ問活用80点学習法 を提唱しました。しかし今年はこのキーワードは封印。なぜなら他人から言われて25時間/週の学習をして答練で80点取っても、1次はともかく2次対策上はむしろマイナス効果になるから。学習方法は自分で考え、自分で確立しないと意味がない(少なくとも自分で考える力がないと、2次は合格しにくい)。 しかも週25時間を学習に費やし、成果を出せなかったら洒落にならない。

そもそも。
「診断士試験は1年で合格できます」という表現は嘘ではないけど、不動産屋も尻尾を巻いて逃げ出す位の誇張表現でもある。今ここで言ってしまうのも申し訳ないのですが、人並みのペースで学習しても、「一発合格」は実はちょっと難しい。 

しかし良く知られている経営戦略の一つに「ランチェスターの法則」なるものがあります。
簡単に言うと、戦略の差別化。海戦における砲撃戦の戦闘モデルに学び、

強者の戦略は、広い戦場に対し力を総動員して圧勝する
弱者の戦略は、一つずつの個別分野に力を集中し個別撃破する

「一発合格」をすると心に決めたのであれば、自分の持てるあらゆる経営資源を投入し、1年で勝ち逃げする方が良い。
この場合、人により多少異なりますが、最大の経営資源とは「学習時間」。自分はどれだけ学習時間を確保可能で、どのタイミングでいつ資源投入するか。10月今この時期で、この判断能力の個人差は大きく開いています。

「いやー、自分には25時間/週の学習なんてムリ、ムリ」
はい、それは全くOK!
「診断士試験は1年で合格しなければならない」なんて規則はどこにもないから、自分が確保できるだけの時間を使い、複数年計画で受験するのだって有効な戦略の一つ。

そして一番避けて欲しいのが、
「周囲がみんなそうするから、自分もストレート合格を目指すpig。」
一つはっきりしている法則があります。

戦略資源の逐次投入は、効果を生まず被害を広げる

2011年合格目標の方が、この言葉の重みを来年5月に実感することがないことを、真摯に願っています。
診断士試験を1年で合格する戦略を取るかどうか。それは他人に決めてもらうのではなく、自分自身で判断しなければいけない選択です。
 

■前編まとめ■

ちょっと脅かしてしまってごめんなさいchick。本日はここまで。次回「サイコロ理論・後編」では「財務会計」ネタと「エンプロイアビリティ」を取り上げます。では今日のまとめ。

<前編まとめ>
1. 診断士試験2次筆記の合否には、運不運の影響は排除しきれない(サイコロ理論)
2. 基本講義時に「経営」「財務」「運営」の3科目を確実に仕上げることは、合格確率向上にプラス効果がある
3. 診断士試験を何年かけて合格するかは、自分自身で選択できる
4. 「経営」「財務」答練の成績は、自分が「1年で合格可能か」の判断材料にできる

byふうじん

さて、2次筆記試験も終わり、2010年目標の方は一段落。とりあえず12月の発表までの間、ゆっくり過ごして下さいね。
2011年目標の皆様、こんばんはJCです。
これから本格的に診断士受験の勉強が始まりますね。僕が通ってたT○Cも、近くにあったL○Cも、今頃から4月くらいまで1次試験7科目の基本講義が行われているようです。

◆橋げた理論◆
1次試験は7科目もあって、どんなにスーパーなサラリーマンでも全ての科目に精通しているなんて人はほとんどいないと思います。また、僕は会社で財務関連の仕事をしているのですが、それでも聞いたことのない論点が出てきたりすることも良くありま
す。ですので、どんな方でもこつこつと一つ一つの科目を深く理解してゆくことが1次突破のカギとなります。企業経営理論・財務会計・…と7科目が続いてゆくのですが、僕らのお勧めは一つの科目を学習している時には、その科目に集中typhoonするということ。財務会計に入ったら、既に学習の終わった企業経営理論は一旦忘れて、どっぷり財務会計に浸りきって見て下さい。そんなことしたら忘れちゃう…?
はい、忘れます。でもいいんです。なぜならば1度、きっちりと深く理解したものは、一旦忘れても、すぐに回復するんです橋は橋げたとその上に架かる橋板で構成されていますよね。診断士の1次の学習はこの橋を作るようなもので、しっかりとした強固な橋げたが構築されていれば、橋板がばらばらと落ちて行っても、かけ直すことはすぐにできるんです。橋板の修復(各科目の復習)に時間をとられてしまうと大事な橋げたがもろいものになってしまいます。

◆スキマ時間◆
忙しい会社員はなかなかまとまった時間がとれないですよね。もちろん、この1年間はご自分を律して、だらだらした残業を止めてさくっと帰宅したり、早起きして時間を作ったり、いろんな工夫が必要です。仕事が忙しいから…というのは、誰もが使いやすい言葉だし、自分も逃げ込みやすいものなんですが、よく考えて時間をなんとか作ることが大事です。道場の執筆陣もみんな忙しい。その中で時間を作って勉強してきました。ひとつお勧めなのが、通勤時間の利用です。僕の通勤の電車は日本で一番混む路線らしいのですが、少しラッシュの時間をずらすことで、座席の前に立てばテキストも開けました。片手にマーカー・片手にテキストというのは、おやじ的にはちょっと恥ずかしかったりもしたのですが、すぐに慣れちゃって、周囲の目線は気にならなくなりましたよ。電車の中って意外に集中できちゃって、ふと気付くと乗り過ごしてたりしたこともあって、これはいかんですね。

◆予習は大事◆
独学の方にはあてはまらないのですが、受験機関に通っていらっしゃる方には予習がとても大切だと感じます。僕が電車の中で読んでいたテキストは全て予習です。予習をしておいて、一応の自分なりの理解を進めておくと、講義にとても集中できます。一回理解していることですが、講師の先生の言っていることで、更に開眼したりすると、ものすごく深く記憶に残ります。予習の上、講義を聞き、さらに出来るだけ早い段階で(僕の場合は当日中)復習をしてしまう。これによって、既に自分の中では3回転していて、深い理解と記憶が得られるというわけです。

今日、語らせていただいたもっと詳しい内容は道場の基本理論(←クリックすると飛びます)というページの中で橋げた理論として書いています。強固な橋げたをつくって、答練を重視し、アウトプットを重ねて、ストイックに頑張るという基本理論もぜひ読んでみてくださいね。

◆サブノート作り◆
僕はサブノートのようなものを作っていましたが、ふうじんはチャートの形式でまとめを作っていました。形式はなんでもいいんです大事なことは記録に残して、いつでも読み返せる形を作っておくということです。冒頭の橋げた理論で、過去の科目は忘れると書きました。その際に記憶を呼び戻すためのツールを作っておいてほしいんです。これは記憶を呼び戻すためでもあれば、橋げたを強固にするためでもあります。ぜひ皆さんも自分自身で一番合っているやり方を編み出して1年間の長い戦いを順調に勝ち抜いて下さいね。

こんばんは!アックルです。

2次試験が終わって数日経ちましたね。

これまで勉強漬けだった受験生の皆さんは急にやることがなくなって、心にポカーンと穴が開いた気分になっているんじゃないでしょうか?

試験勉強中はほとんど見なかったバラエティ番組を見てもツマラナイ?と感じませんか?

「これからしばらくは自由だ~!」と喜んでいたのに、何をしていいのか分からないと思っている人いませんか?

昨年の私も実はそうでした。
2次試験終了後、ドラゴンクエスト9sagittariusを購入したものの、プレイしていても何故か虚しい。

「俺はこんなことをやっていていいのか?」

と罪悪感にさいなまれました。

そしてプレイ開始から一週間後、セーブを消して嫁さんにあげましたcoldsweats01。その後は、TOEICや証券アナリストのテキストを購入し勉強を再開しました。

すると妙に落ち着くんですよね。

おそらく勉強する習慣が体にしみついているからそうなってしまうのでしょう。

私と同じようにテキストに触れると落ち着く方(笑)は、無理してテレビを見たり、何か勉強以外のことをしようとは思わず、素直に勉強をすればいいと思います。

例えば財務会計が苦手だった方は、これを機に簿記の勉強をするとか。

ファイナンスを強化したい方は、私と同様に証券アナリストの財務分析のテキストを購入するとか、ファイナンスの本を読むとか。

2次試験の直前まで文章を書くのが苦手だった方は、ロジカルシンキングを学習するとか。

これらの学習はたとえ12月に合格していようが、落ちていようが 必ず役立ちます。

でも、これまで勉強し過ぎて恋人や嫁さんに迷惑をかけていた方はほどほどにcoldsweats02
私は昨年、試験が終わってしばらくしてから、息子の念願のディズニーランドに家族で行きました。
息子に「試験が終わってから行こうね」とず~っと前から約束していたので、息子は大喜びでした。

やはり自分を支えてくれた人達のおかげで試験を受けられたということは忘れてはいけませんね。

今日はユルワダ系のお話でした。それでは。

BY  アックル

こんばんは!JCです。

2次試験を受験された方、本当にお疲れさまでした。
思い起こせば1年まえ、僕もものすごーく暗い気持ちで勉強仲間との打ち上げに向かっていました。「あー、もうあかん。絶対落ちた!」という悲しい気持ちでした。事例Ⅰはなんとかできたような気もしたが、うまく書ききれなかった設問を事例Ⅱまでひきずったし、事例Ⅱでは普段はずっと「シャープペン1本」で対応していたのに、読んでも読んでも与件文が頭に入ってこず、やったこともない4色ボールペンでの色分けをしてみたり、事例Ⅲはあまりに根拠が多すぎてまとめきれず、気づいたら各設問でほとんど同じようなことを書いてるし、最後に巻き返しだ!と挑んだ事例Ⅳでは経営分析で長所を問われて戸惑い、営業レバレッジという聞いたこともない単語に翻弄され、挙句の果てに損益分岐点の問題も計算間違いし、
これはだめだ!
「あ゛-、俺って何やってたんだろう…」というとても情けない週末を迎えていたんです。

◆打ち上げ◆
勉強仲間は東京駅近辺の八重洲にある坐○○というT○C御用達の居酒屋へ集合。いつもに増して部屋の暗さに気がめいる。乾杯!まではまだしも、各所で事例Ⅳの答え合わせが始まる。えっ!?CVPの計算違ってる…。経営分析も1個違う…。事例Ⅳは得意だと思ってたのに…。その後、他の事例もなに書いた?と始まったのだが、みんなと顔を突き合わせる気力もなく、ただただ疲れ切っている僕であった。勉強仲間で最年少のE口さんに
「JCさん、いつもはすんごく頼りがいがあるのに、今日はちっちぇ」
と言われたのはこの時である。

◆再現答案◆
翌月曜日は会社に有休を届けていて、久しぶりに朝寝坊をした。ほんとに疲れが貯まっていたので、ありがたい休みだ。ちょうど雨も降っていて、遠出する気にもなれないので、ぼさぼさに伸びていた髪を散髪し、その後1年ぶりにジムに行って、3時間くらい運動した。その日はまだ再現答案なんて作る気力もでなくて、だらだらと過ごしたことを記憶している。その後、1日1事例くらいのペースで再現答案を作り、翌週の終わりにようやく全事例が完成した。再現答案が完成するまでは模範解答は見ないようにした。

◆答案提出◆
昨年もT○Cでは受験生の再現答案を募集していた。公式に提出するのでなくても、なじみの講師の先生に見せれば採点してくれるとも聞いていた。でも、この自信のない答案を提出する気にはなれない。僕にとって絶大な信頼を感じているT○Cの先生に見せて、「だめですね、こりゃ」と言われるのはとても辛いから。でも自分のレベルがどの程度にあるかはものすごく気になって気になって仕方がない。僕はそれまで、模試も含めて他の受験機関に行ったことは一度もなかったんだけど、L○CがWebでABCD採点をしてくれるというので、そっちに提出した。やはり不安なりにも何かよりどころが欲しかったんだろう

◆検討会◆
ようやく再現答案もできたので、T○C八重洲の2次試験フィードバックに参加した。事例Ⅰ~Ⅲについては、当たり前だけどT○Cの模範解答とは全然違う。なんかそれらしいことを書けてるような気もするが、これでは全然だめという気にもなる。事例Ⅳについては経営分析は1個違っている。計算問題はみんなができたCVPは間違え、できなかった人の多かった期待値計算と為替損益はできていた。ちょっとは希望がよみがえるが、できてないだろうなという悲観的な気持ちは結局、12月の発表日まで引きずることとなった

◆合格発表までの間◆
やったことは休むこと家族とのふれあい勉強仲間とのお疲れ様会とゴルフおもいっきり本を読む。どれもこの1年間ずっーと我慢してきたことばかりだ。何度もふうじんから口述対策やろうよと声はかかるものの、全然やる気がでない。発表までの間に各受験機関で行われていた口述対策セミナーは一つも出なかった。LECのABCD採点が返却されたが、結果もBBBAという微妙なレンジ。結局不安は払しょくされず、なんとも嫌な気分で発表日となる。

◆合格発表◆
昨年の合格発表は12月11日。この日は朝からものすごくそわそわしてしまう。午前10時頃診断協会で発表されたというふうじんの第1報に続き、続々と「アウト」「残念」「ダメでした」というメールが勉強仲間から届く。慌てて診断協会のHPを開き、受験番号を確認すると…。あった
体中の血液が逆流しているような気分になった。うれしい気持ちとともに、勉強仲間たちが残念な結果を迎えている中で、通過したことの心苦しさのようなものがないまぜになる。

◆結論◆
こんなにだらだら何が言いたいのかというと、筆記試験は落ち込む人が大多数だということなんです。できたのか、できなかったのかの区別は本来、周囲の受験生との比較であるべきなのですが、僕も含めて、誰しもが普段の自分と本試験での自分を比較してしまうようです本試験で100%普段の自分を出し切れる人なんてほとんどいないと思いますので、大多数の人ができなかったと落ち込んでしまいます。でも、こんなこと言われても去年の僕の心には全然響かなかっただろうな。とりあえず、今は疲れた体をゆっくり休めて、犠牲になってくれた家族へのサービス、これまで我慢していたいろんなことを思いっきり楽しんで下さい。その後のことは12月にまた語らせて下さいね。

こんにちは!WATATAです。

いきなりですが質問です。

皆さんはどんな診断士になりたいですか?

診断士試験受験生の皆様、合格の為には、この質問にハッキリ応えることができると強いですよ。モチベーションに大きく影響します。

→地球の裏側に行きたいと思ったら、成田空港は近く感じます!(どこで聞いた話か、忘れてしまいましたが勝手に引用です)

元受験生の皆様、長い期間頑張って戦い切ったこと、本当におめでとうございます!その頑張りが、皆様の今後の人生に良い結果をもたらすことを確信しております。受験後の時間のあるうちに、しっかり考えておきましょう! 診断士活動が始まると忙しくなります。忙しくなる前に、この質問の答えを用意しておくと、活動がより有意義になるかと思います!

ちなみに私の希望は、
「生産管理のスペシャリスト。どんな工場もたちどころに生産性を改善してしまうゴッドハンド。改善して確保した時間を新技術や新製品の開発に向け、経営革新を進める。それらのモチベーションとなる人事評価制度構築も出来る診断士。」
ハッキリ言って思い上がりも甚だしいですが、夢があると思いませんか?

「あるべき姿」が明確であることは、「自分という会社の経営管理」をする上で結構なことかと思います。せっかく経営を学んだのですから、自分の事業計画を立ててみるのはどうでしょうか?(私はそれが全然出来ていなくて、悩む所です。)

こんな感じで、これからさらに大きな夢を作ってみてはどうでしょうか?

診断士に関する書籍も沢山あります。参考になりますよ。

診断士を志したのですから、そのチャレンジングスピリットのままに色々なことに挑戦してみる事が楽しいですよ!

では!

こんばんは!アックルです。

昨日は2次試験お疲れさまでした。あの緊張感の中で320分闘うのは肉体的にも精神的にも本当に大変だったと思います。

やはり例年通り難しい内容だったようですね。おそらく大半の人が「落ちた~。」と思っているでしょう。
昨年の私もそうでした。いつもどおりの力が出せず、全ての事例で失敗したと思い放心状態のまま、DQ9を買って 帰りましたcoldsweats01

この試験ははっきり言って合格を確信できる人はほとんどいないはず、希望を持って12月の発表を待ちましょう!good

さて、「一発合格道場」では受験生への感謝と慰労の気持ちをこめてささやかな慰労会wineを企画しました。

一発合格道場オフ会!
二次試験打ち上げ&慰労会happy01

道場の「オフ会」としては、2010年のGWに行われて以来です。GWのオフ会の様子は → こちら

試験のことは忘れてワイワイ盛り上がるのもよし、
皆さんで熱く語って再びモチベーションを上げるもよしです。

なお、2次試験の受験生だけでなく、1次試験で涙を飲んだ方も大歓迎です。

日程等は下記のとおりとなっています。皆さまのご参加、お待ちしております!

**************************************

日にち : 2010年11月2日(火曜日)(翌日はお休みです!)

時間: 19時半~21時半beer

場所: 渋谷 (別途申込者に連絡)

人数:30名程度(会場の都合上、30名を超えた時点で締め切らせて頂きます。お早めにお申し込み下さい)

費用: 実費 (4,000円程度を想定)

申込み:webmaster@rmc-oden.com までお申込みください。

(※ ご応募の際の個人情報は、道場関連イベント以外には使用いたしません)

**************************************

(申込フォーム)

・ 氏名:

・ メールアドレス:

**************************************

<ハカセより>

 二次試験を受けた皆さま、本当にお疲れ様でした! 終わりましたね! 飲みましょう!!

・ 二次試験を受けた方
・ 惜しくも二次試験を受けられなかった方
・ これから診断士試験に挑戦・再挑戦しようと思う方
・ 診断士を目指す志高い仲間を持ちたい方
・ 診断士ってどうなのよ、と資格そのものに興味ある方
・ 道場執筆者ってどんな顔してるのよ、と気になる方・笑

どんな方も歓迎します!

道場をご愛読いただいく皆様との貴重な交流の機会を楽しみにしております!

by ハカセ

本当に長い間、お疲れさまでした!

2次試験終了、ご健闘おめでとうございます!

「2次試験直後の感想」「試験の感触コメント」ぜひお寄せください!
http://rmc-oden.com/blog/archives/4809#comments

さて、皆様どうでしたでしょうか?自分の時は本当に自身が無くてガッカリ、でも気分はスッキリしていました。皆様も本当に大変だったと思います。長い期間、本当に頑張ってきた自分に、自信を持って頂いて良いと思います。

勉強を始めたのはもうかなり前のことだったと思います。今日まで、何日間頑張ってきたのでしょうか?その間、何時間ぐらい勉強したのでしょうか?今までの人生において、トップレベルの努力が詰まった日々だったと思います!

この努力の日々が、皆様一人一人の人生を変えているはずです。もう、勉強を始める前の自分ではありません。既に今、新しい人生の中を生きているのだと思います。これから、どんな日々が待っているのでしょうか?

いつも当ブログを読んで頂いた皆様、本当にありがとうございます。これからもぜひ皆様に有益な情報をご提供できるよう、執筆陣も頑張って参ります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

そして、今回は2次試験を受験されなかった皆様、これからもサポートさせて頂きたいと思います!改めて、一緒に頑張りましょう!

こんにちは。JCです。

さあ、いよいよ明日は本試験。
今日はゆっくり休んで、明日の戦いに備えましょう。
普段通りのプロセスで進めば、きっと大丈夫。
でも本試験は普段通りのプロセスが出来ない不思議な雰囲気があります。
だから、普段通りの7-8割を目指しましょう
それでも、大丈夫。

忘れ物のないように。
写真票の写真は貼りましたか?なじんだ鉛筆・シャープペンは準備できていますか?使い慣れた電卓は鞄に入っていますか?
なんだかドリフの加藤茶みたいですね。僕が落ち着かないのはなぜなんだろう。

明日は持てる力を全て出し切って、最後の最後まで戦い抜いて下さい。
ほんとにほんとに心から応援しています

今日まで道場をご愛読頂き、本当にありがとうございました

僕には皆さんがとても近くにいるような気がします。

それでは、道場メンバー全員からの応援メッセージをどうぞ!!

◆ZonE◆
どんなに準備をしていても不測の事態は起こるものです。

特に2次試験に初めて挑戦する方は、何だかよく分からないうちに舞い上がってしまうかもしれません(昨年の私もそうでした…)。

たしかに、1年に1度しか受験できない本試験は特別なものかもしれませんが、特別なことをする必要はありません

たとえ気持ちが舞い上がってしまっても、
それはこれまで一生懸命に努力してきた証拠だと評価し、
いつもと同じプロセスで愚直に事例に対峙してみてください。

これまで努力を積み重ねてきたあなたなら、自然と気持ちが落ち着いていくハズです。

もし難しい事例が出題されたら、
その事例を難しいと判断することができた自分を評価し、
休み時間を使って次の事例へ頭を切り替えてください。

とにかく集中して、1つ1つの事例をいつも通り処理する。
その先に、合格という結果がついてくることを祈っております。

頑張ってきた方に、あえて「頑張ってください」とは言いません。
goodGood Luck !!

◆WATATA◆
執筆準備中

◆ハカセ◆
ボクからのメッセージは「全力で当たってきてください」です。
「全力」とは。自分の力を出し切ることです。
120%の力を出す必要はありません。
決して背伸びをせず、等身大で当たってきて下さい。
また、「全力」とは。完走することです。
最後の5分、最後の1分、最後の1マスまで、決して気を抜くことなく、
80分間妥協せずに、真剣に向き合うことです。
そして、「全力」とは。真面目に取り組むことです。
◇ 真摯に聞き ◇ 愚直に考え ◇ 丁寧に書く。
それさえ出来れば、後は運を天に任せましょう。

2010年10月24日の17時に、
「モヤモヤはしてるけど、やりきった!」と思えていることをお祈りします。
頑張らずに頑張ってください。これまでご愛読いただき、ありがとうございました。

◆ふうじん◆
2次筆記とは決して難しい試験ではありませんが、「難関資格」と呼ばれるだけあって「競争倍率」が高いことがネック。しかしこの「競争」にひっかかったら思うツボ。
合格とは「他人より良い答案を書くこと?」 ・・明日玄関を出る前に、ヒトコトだけ自問自答してみてはいかがでしょう。

明鏡止水。心穏やかに作問者の呼びかけに応える。
迷いなく4つの門を通り終えた時。その先に待っているのは「確実な合格」です。

◆アックル◆
受験生の皆さん、明日は最後の最後まで絶対に諦めずに戦ってください。

勝利の後は素晴らしい世界が待ってます。

頑張ってください!

◆JC◆
どれだけ長い時間を歩いてきたのだろう
長い長い道のりの途中で
重い荷物を肩に背負いながら歩き続ける君に出会い
今日までともに歩んできた

迷うべき道の多さに、途方に暮れながら
一歩一歩進めた足は
いつか力強い足取りで最後の扉を今
開けようとしている

扉の向こうには深い森が待ち受けているが
もう君は
森の木々のひとつひとつのささやきすら聞きわける力と
森全体の深みを見極める力の二つを
既に持ち合わせている

これまで歩んできた道の長さを振り返ると
恐れと不安にさいなまれるから
前を向いて行こう
すでに恐れるものは何一つなく
その先にある友の待つ暖かな場所へ
辿り着くための道すじは
君の心の地図に示されているから

こんばんは!アックルです。

明後日はいよいよ2次試験。ホントに超直前ですね。

◇ファイナルペーパー◇

今週はファイナルペーパー特集。JC、ハカセ、ふうじんそれぞれの昨年のファイナルペーパーはご覧頂いたでしょうか?

「合格者はこんなに凄いファイナルペーパーを作成していたのか・・・。」

「もう試験まで二日しかないのに、いまからこんなペーパー作れない。」

など愕然とした方も多いのではないでしょうか(私も今週彼らのファイナルペーパーを見てビビリました。
では、合格者は皆彼らのようなファイナルペーパーを作成したのでしょうか?

答えは否。

実は私は昨年ファイナルペーパーを作成しませんでした。でも合格できました。
なぜ作成しなかったか?
それは私の前年に合格した友人にファイナルペーパーを活用したから。
当初は自分で作成することも検討していたのですが、友人のがあまりに素晴らしかったのでそのまま使わせて頂きました。
ラーメンの隣に映っているのが友人Nのファイナルペーパーです。ブログでも公開したいのですが、友人の許可を得ていないため申し訳ございませんng

私は友人Nのファイナルペーパーを試験直前の最終確認だけでなく、お守り代わりにしました。
「このファイナルペーパーを使えば、きっと合格できる。だって、Nも昨年これらを会場に持ち込んだのだから。」
このように自分をマインドコントロールしたことで、会場入りしたときには不思議と力が湧いてきました。

合格者のファイナルペーパーはお守りとしてだけでなく試験開始直前の最終確認に非常に役立ちます。
だって結果的に合格者が試験直前に必要だと判断した知恵と知識を集めたものだから

ですから現時点で作成していない人は道場メンバーや過去の合格者が作成したファイナルペーパーを会場に持っていくことをお勧めします。

きっと助けになると思います。今、読んでもピンと来ない部分が、試験直前の緊張した精神状態で読むと、大きなヒントflairになる部分があるかもしれません。

◇試験前日の過ごし方◇

明日は無理して勉強し過ぎずに、なるべく早く寝て体をゆっくり休めて明後日に備えて下さい。
昨年の私は前日は事例問題は解かずに、これまで解いた事例を眺めたり、失敗ノートを読んだり、フレームワークの確認などを行いました。
前日に事例を解かなかった理由は、もしも前日の事例の出来が悪かった場合、精神的に悪影響を受け、翌日に引きずってしまうかもしれないと思ったからです。
ですから前日は体と心の両方をリラックスさせることを意識しました(実は前日に実家の親父と電話で大ゲンカしてメンタル面は最悪な状況になったのですが、何とか自分を取り戻せました)

2次試験はホントに緊張します。おそらく1次試験の比じゃないです。
試験中は普通の精神状態じゃなくなるし、「普段どおり受けなさい」とか「模試のつもりで受けましょう」など分かっちゃいるけど、なかなかそのとおりにはできないです。
でも体と心のコンディションを万全にしておけば、闘えます。

◇最後に◇

本試験は何が起こるか分かりません。予想に反して難しかったり、事例Ⅳで今まで見たこともない問題や用語が出てくるかもしれません。
途中何度も挫けそうになったり、家に帰りたくなるかもしれません。
でも何があっても絶対に諦めず、最後まで全力で戦ってください。
そして「 絶対に合格したい!」という強い思いを持って受けて下さい。ひょっとしたら火事場の馬鹿力が出るかもしれません。

一発合格道場一同は皆さんの合格を心よりお祈りします。

それでは。

BY アックル

明鏡止水
意 味: 一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境を指す。
用 例: ただただ一切の思慮を捨ててしまって妄想や邪念が、霊智をくもらすことのないようにしておくばかりだ。すなわちいわゆる明鏡止水のように、心を磨き澄ましておくばかりだ。 (勝海舟『氷川清話』)
出典:四字熟語データバンク http://www.sanabo.com/words/ より

こんにちは、ふうじんです。
本試験を間近に控えたこの時期。特にやることがなければ、本試験過去問の解き直しや写経に時間を使う、という手があります。写経の期待効果とは、明鏡止水。

本試験に向けて鍛え上げた実力のもと
本試験過去問題に再び向き合うと
「作問者が伝えたかったこと」が自分でも驚くほど手に取るように伝わってくる

・・・可能性があります。
確かに後付けで言われてみれば、

合格してやろうと意気込んで試験に臨む、よりも
心静かに相手の話に耳を傾ける

ほうが、題意を正しく理解して合格に近づくでしょうね。
ホント難しいや、この試験。
 

■Final Paper■

そして今週は満を持した Final Paper特集。Final Paperとはいわば、「診断手順のカンニングペーパー」。もっとも当然試験時間中に見ることはできないから、当日の活躍の場は残念ながら試験開始前と休憩時間のみ。

でもね。
これって、自分の全力を挙げた努力が、1枚の紙の上に凝縮して可視化されているわけで。2次筆記対策というばかりでなく、今の自分から将来の自分に宛てた応援メッセージ、くらいの気持ちで作っておいて損はない。

Final Paper ふうじん事例I~III)

Final Paper(ふうじん事例IV)

自分の解答手順を事例I~IIIのマトリクス上に並べてヨコ比較し、あとは当日起きるリスクを想定した「べからず集」を並べていました。あとは特に説明不要でしょう。

だが2次筆記試験受験経験者が口を揃えて言うとおり、どれだけ準備万端に本試験に臨もうとも、環境変化やミス発生は当日必ず何かしら起きる。そしてそこにどう備えるか。

その答えとは私たちがあえて取り上げなかった「現場での対応能力」。
だが私たちがそれを事前に伝えることは意味をなさない。なぜなら10/24(日)の80分×4本勝負を通じ、自分で実感して初めてそれは身につくことだから。
 

■Final message■

さて、いよいよラストメッセージ。

本試験当日を迎えた受験生の間に明確な実力差はなく、2次筆記の合否はある意味クジ引きのようなもの。
ただ抽選箱の中に入っている「アタリ」の本数は、これまでの学習努力に応じ個人別に異なって用意されており、もう既に会場に置いてある。
しかし「アタリクジ」を引けるかどうかは、当日17:00まで誰にもわからない仕組み。

であれば、選択可能なラストメッセージはただ一つ。先日初めてZonEが当ブログ上で使ったこの言葉には、大きく頷かされた次第。では行きますよっ!

Good Luckgood

byふうじん

こんにちは。ハカセです。

今日は2010年10月20日。いよいよ、今週末、2010年10月24日が二次試験です。

◇ 気持ちの持ち方 ◇

準備は良いですか?

ご安心ください。「準備万全!」の人なんていません。全ての受験生が、それぞれに不安を抱えて受験することと思います。あなただけではありません。

だから、「どれだけ平常心を保てたか」が合格のポイントになります。浮つかないこと、舞い上がらないこと。コツは、「あ、オレ、舞い上がってるな~」と思ってしまうことです。そして「苦笑い」をしましょう。それだけで随分違います。そして、周りを見渡してみましょう。「俺だけじゃないよな~」と気付きましょう。大丈夫。みんな同じです。

◇ 二次試験の会場 ◇

二次試験会場の雰囲気は、一次試験とは大きく異なります。一次試験は暗記が多かったので、最後の五分でどれだけ詰めこめられるかは決定的に重要でした。だから、テキストやサブノートに見入って、張り詰めた雰囲気だった気がします。ちなみに今年の一次試験ではふうじんのサブノートを見入っている人がいたと聞きました。嬉しい限りです。

でも、二次試験はそうではありません。論述式ではないけど記述式なので、そこまで張り詰めた雰囲気はありません。正直言えば、ゆるーいです(笑)。あまりにも緩いので、なんだか気が抜けてしまいました。皆さんもリラックスしましょう。自分が自分でいられるようにすることが大事だと思います。そうして初めて、いつもの通り解くことが出来ます。

◇ 中小企業診断士試験とは ◇

そもそも、中小企業診断士試験って、何を測る試験なのでしょう? どうやったら受かるのでしょう?

国家試験は全てそうなのかも知れませんが、中小企業診断士試験は「飛びぬけて素敵なコンサルタントを選りすぐる試験」ではありません。

みんなが出来ることが確実に出来ることを証明する試験

だと思います。

こんなこと言うと、「合格しない人は、みんなが出来ることすら出来なかったことが証明されたのか」とお叱りを受けるかも知れません。そうではありません。

例えば、一次試験は7科目あります。

企業経営理論なら「企業経営を志す人なら、誰もが分かることが確実に分かることを証明する試験」です。
経営情報システムであれば「IT系の仕事をする人なら、誰もが分かることが確実に分かることを証明する試験」です。

よく考えてみれば、一次試験の合格ラインは6割。難易度にもよりますが、小学校・中学校時代の60点って、決してすごい点じゃないですよね。その道に通じた人ならば、ハードルは決して高くない。

しかし、その「そこそこ出来る」を7つ積み重ねなければいけないところに難しさがある のです。そこが「誰でも出来るわけではない」ため、結果として合格率が2割そこそこになるのです。

二次試験に当てはめて考えてみましょう。

事例 I ならば「組織人事のケーススタディで、誰もが答えられることが確実に答えられることを証明する」ことが出来ればよいのです。

事例 II ならば「マーケティングのケーススタディで・・・」
事例 III ならば「生産管理のケーススタディで・・・」
事例 IV ならば「財務会計のケーススタディで・・・」

と、なるわけです。そして、その4つを満遍なくこなし積み重ねるところに難しさがあるのです。

つまり、一つ一つの事例では、特別なことを思いついたり、キラリと光ることを書いたりする必要はないのです。みんなが思いつくことを、みんなが書くことを、確実に・丹念に・愚直に、表現すればそれでよいのです。重要なことは、それを4つ並べることです。各事例で、なるべく事故を起こさず、確実な解答を積み重ねれば、自然と相対成績は上位に浮上すると思います。

◇ ハカセの場合 ◇

昨年の僕は、模試・演習の成績が振るわず、このままでは不合格だと思っていました。ちなみに、僕の成績は:

総合成績(含む単純平均)で上位20%を確保したことが一度もなく(涙)、しかも、直前のオプションゼミでも「上位81%」「平均以下」を出しています。これで受かったのだから不思議です。こんなので受かった人もいるのです。ほらね? 勇気出たでしょ? (相当自虐的ですが・・・)

◇ 各事例について ◇

そもそも僕らはたかだか一年前に合格しただけで、受験生の皆さんとは「合格したタイミングが違うだけ」です。しかも僕の成績は上記のとおり惨憺たるものでした。そんな僕らがアドバイスなんておこがましいけど、でも、それを承知で敢えて一言。

事例 I
「それでも人事、それでも組織」と、自分を引き戻す。あとは「要は何なのよ」をちょっとだけ考えてみる。

事例 II
モレなくダブリあり。使い分けや切り分けに迷ったら、どっちにも使っちゃいましょう。対応しやすい事例だけに、事故を起こすと重大事故になることを忘れない。

事例 III
徹底的に成果を強調。根拠と期待効果で確実に加点。「どうしてそれをやらなきゃいけないのか」、「それをやるとどうなるのか」は、聞かれてなくても考え、そして出来れば回答に使いたい。事例から絶対に離れない。一般知識で回答しない。必ず事例の根拠を基に回答する。また、本文の表現を極力そのまま使うようにして、余り加工し過ぎないように努める。

事例 IV
みんなが出来る問題を確実にこなす。まずは経営分析を確実に。次は文章問題を確実に。文章問題の白紙は絶対にNG。計算問題は「固きを避け、柔らかきを攻める」。難しい問題はみんな難しい。そこは諦める勇気も必要。その分他のところに注力して。ちなみに僕は昨年の「営業レバレッジ」の問題、殆ど手を付けていません。代わりに経営分析とCVPと為替損益に全神経を集中しました。

◇ ハカセのファイナルペーパー ◇

他人のファイナルペーパーほど当てにならないものはありません。だって、その人のための「only for me」なんですから、他人の役に立つとは限らない。むしろ自分のやり方を強要する結果になってしまったら、受験生の処理の迷いが生じてしまいかねないのではないかと思っていました。だからファイナルペーパーを提供することには抵抗がありました。でも、道場読者からのメールも含め、多くの方から問い合わせをいただくため、自分の拙いファイナルペーパーを提供させて頂くことにしました こちら )。

ダウンロードされた方は、こちら に「もらっていくよ」と一言コメントを残して頂けると嬉しいです。また、恥ずかしいので二次使用(転載・転送・加工使用)はご遠慮ください。<(_ _)>

ファイナルペーパーをご自身にどう活用するかは全くの自由ですが、今更ご自分の処理手順を抜本的に変えることはお勧めしません。このファイナルペーパーのコンテンツの一部を、事例を解く際の「留意事項」として使うなど、皆さんの処理手順の補強程度に使われることをお勧めいたします。

◇ 最後に ◇

僕らもこの道場執筆にあたり、TACの事例演習や今年度の模擬試験の問題を解くなど、受験生の皆さんとなるべく同じ目線で戦ってきたつもりです。(それでも「上から目線」とのご批判があることは承知しておりますが・・)

僕らにとっても大団円です。緊張の試験当日を迎えることになります。昨年の受験仲間の挑戦、そして道場読者の皆さんの挑戦。どれも応援したい気持ちでいっぱいです。

今當遠離、臨表涕泣 不知所云

楽しみに受験しに行く方もいらっしゃるでしょう。
不安いっぱいの方もいらっしゃるでしょう。
最後のチャンスと、決死の覚悟の方もいらっしゃるでしょう。

確実に
丹念に
愚直に

解いて来てください。

全ての受験生が試験後に「自分で自分を褒めてあげたい」という気持ちになるように、お祈りしております。

では。事故なく、ご安全に。

by ハカセ

こんにちは。ハカセです。

僕がたどり着いた二次試験の「究極の結論」をシリーズでご紹介しています。

第一回は: 二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(1)フレームワークを使った修飾語

第二回は: 二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(2)因果を使った修飾語

今回は最終回は。二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(3)フレームワークを因果でつなぐ です。

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繰り返しになりますが、僕は「二次試験はルールに従ってゴールにたどり着く試験」だと思っています(こちら)。

ルールとは。事例本文と設問文にある「制約条件」です。

ちなみに、そのルールが「問題用紙の表書き」に書いてある場合もある、という話もしました。それは「受けている事例が 事例 何 なのかによって書くことも変わってくる」という意味でした。

ゴールとは。解答用紙に書くべき結論とその修飾語のことです。

僕の趣旨はこうです。一次試験に通った受験生が必死になって考えているんだから、「結論」は似たようなものになる。また、出題者が「風変りな結論」を模範解答に据えていたとして、みんなが書く「結論」が間違えだとしても、みんなで間違うのなら特に問題はない。むしろ差が出るのは「修飾語」である。つまり、正しい修飾語をルールに従って記述することが出来れば、合格にグッと近づく。これがハカセの考え方です。

では、修飾語とは何なのか。いろいろな修飾語がある中、僕は二つのカタチを提唱します。

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第一回で、MECE(モレなくダブりなく)を実現するために便利なツールとしてフレームワークを紹介しました。

フレームワークは、二次試験では「モレなく」を確認するために使います、というお話です。

たとえば、「売上向上にはどうすればいいか」という設問があったとします。

あなたが「売上を伸ばすためには新規顧客開拓です!」と提案したとします。

でも、社長は「・・・?」という顔をしています。何故でしょうか? どうして社長を説得できなかったのでしょうか?

売上を伸ばすためには色々な「攻めどころ」があるはずです。「新規顧客」もそうでしょうが、「既存顧客の掘り起こし」もあるかもしれません。「売上点数の向上」でも売上は上昇するし、「売上単価の引き上げ」でもよいでしょう。こんなに選択肢があるのに、あなたが「新規顧客開拓」に絞って提案してしまったので、納得感が得られなかった可能性があります。

このように、「モレ」があると説得力を失う可能性があるのです。その「モレ」を防止し、説得力を出すための手助けになるのがフレームワークということになります。

実際に二次試験で「売上向上策を述べよ」と聞かれたら、上記の①~⑤のうちどれかを使うことになるのでしょう。そして、どれを使うと正解なのかは与件文の「制約(ルール)」の中に書いてあることでしょう。

また、「売上低下に悩むB社にアドバイスせよ」という設問なら、簡単に①にパクっとすることなく、上記①~⑤のどれを使うべきかを慎重に検討することになるのでしょう。それが事故防止にもつながります。

もちろん、フレームワークなんて使わなくても助言は出来ます。また、フレームワークを使わなくても二次試験は合格します。また、すべての答えがフレームワークで考えられるものではありません。

でも、「他にないかな」とか、「どんな構成で書けば納得感が得られるだろう」という際のヒントにはなるはずです。これを僕は「思考のフレームワーク」と定義づけました。一つの事象を「並列」に分解することで、モレを防止したり思考を整理する時に活用すると効果的ではないかと考えています。

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第二回では、因果で書くことの重要性を説きました。

何故因果で解くことが重要かというと、その目的はやはり説得力を出すためです。

どんな答案でも、それは社長に対するアドバイスです。百戦錬磨の社長にせっかくお伝えするのですから、社長の心に響くものでなければなりません。

どうしたら社長の心に響くか。それは提案に説得力があればこそです。

説得力を出すにはどうすればいいか。それは因果で結ぶことです。

「どうしてそうなのか?」
「なぜそれをやらなければいけないのか?」
「それをやったらどうなるのか?」
「どんな効果が得られるのか?」

そういう疑問をつぶしてこそ、社長の納得が得られるのです。

既述の「フレームワークが」並列なものであったのに対し、この「因果」は「直列」な関係にあります。これを僕は「記述のフレームワーク」と定義づけました。

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今回はそのまとめです。

二次試験での究極の答案作成は、ずばり、上記の二つを組み合わせることです。

すなわち。

フレームワーク思考で得られた要素を因果でつないで説得力ある提案をすること

です。

もう少し詳しく言うと、

事例のルールに従って、
フレームワーク思考でMECEを実現した要素を
カプセル化してオブジェクトを形成し、
そのオブジェクトを因果で直列接続することによって、
説得力のある提案をすること


です。

こんなゴテゴテした考え方を80分で行うのは困難でしょう。実際、こんなことやっている人はいないのではないかと推察します。ボクもこんなことはやっていませんでした(笑)。

でも、中小企業診断士に合格して、ペパチェさん の研究会(コラムも執筆中)でロジカルシンキングを学び(目から鱗が落ちました)、先輩診断士 のプレゼンを聞き、そしてグロービスの「クリティカルシンキング」を読んでから、ようやく二次試験で何を問われていたのか (=本当は何を書かなければいけなかったのか)がなんとなく分かってきた気がします。合格した後ではありますが・・。

その後、診断実務で「診断書」を作成したり、今年のTACの模試を解く際に、これらの考え方を実践してみると、「こりゃー便利だ」と重宝することになりました。

二次試験の答案作成のプロセスはひとそれぞれです。僕が本番で出来なかったことを皆さんに強要するつもりは毛頭ありません。でも、考え方を整理するヒントになれば、幸いです。

by ハカセ

WATATAです。
2次試験を受験される方、いよいよですね!

■「焦り」対策をとる

私は直前期にはかなり「焦り」を感じていました。「こんな状態で合格できるのか?」「もっとたくさん勉強しなきゃダメだったかも・・・」とか、不安だらけでした。

でも、なんとか当日までにはあんまり「焦り」を感じない状態になることが出来ました。その方法は、「もし合格しなかった場合、どんな活動をするか?」を考えていたことです。不合格だったら、発表翌日から受験生ブログを立上げる予定でした。毎日過去問の設問1問ずつにフォーカスし、深く分析するブログをやるつもりでした。

はっきり言って「逃げ」ではありますが、それでも開き直ってリラックスした状態で受験する事が出来ました。まあ、そのリラックスも事例Ⅳで大パニック状態に変わってしまいましたけど・・・shock

「焦り」は良い結果を生まない事が多いとは、皆様良く知っているかと思います。であれば、何か「焦り」を防ぐ具体的な対策をとっておくべきかと思います。私の場合は上記の開き直りの他、「前日はゆっくりリラックスして街を歩く」「ちょっと奇抜な服装で受験する」「終了後、試験会場最寄の美術館に行くことにしていた」等の手段をとってみたりしました。

■受験してみないと分からないこともある

実際に受験してみて、やっぱり「受験してみないと分からないこともある」と感じました。私の場合は、事例Ⅳで「自分は、『やるべき問題を選び、集中して解くこと』が出来ていない」と知りました。そんなこと本番になってから分かっても遅いのですが・・・ まあ、万全の状態で受験出来る人は非常に少ないと思うので、そんなもんなのかもしれません。

本番では、出来ると思っていたことも出来なくなったり、何か想定外の事態に遭遇するはずです。その時「そっか、これについては今日学ぶ運命だったんだ!」とか、前向きにとらえる事でパニックを防ぐと良いかと思います。

本試験は今までの長い努力の成果を発揮する場であると同時に、楽しい学びの場でもあります。大変な努力家であるこのブログをお読みの受験生の皆様、

皆様の大成功shineと、試験当日が実り多き”成長の一日”であることをお祈りしております。

それでは!

こんばんは。ZonEです。

今週末はいよいよ二次試験ですね。
 
私が緊張しても仕方ないのですが、なんだかソワソワしている今日この頃です。
 
さて、昨年私が二次試験直前の一週間やっていたことに想いを巡らせてみると、 
  • ものぐさ勉強法で効率を上げて事例問題を消化
  • 過去書き溜めた反省ノートbookを振り返り、よく陥るミスの洗い出し、体系化して整理
といった感じで、総仕上げに勤しんでおりました。
 
ただ、最終週の最重要事項を一つだけ挙げろ言われれば、私は迷い無く
 ★☆★☆★☆★☆★☆
体調管理
 ★☆★☆★☆★☆★☆
とお答えします。とにかく、うがい薬は必需品です。
 
 
試験前夜までに即答できるようになっておいて欲しい7つの質問
 
さて、本日が私にとって2010年合格目標の受験生に対する最後のエントリー(記事)ということで、何を書こうかと色々と迷ったのですが、試験前夜までに即答できるようになっておいて欲しい質問を7つほど挙げさせていただきたいと思います。 
  1. 試験当日はclock何時に起きますか?
  2. 朝食は何を食べますか?
  3. 試験会場の最寄駅には何時に到着しますか?
  4. 事例1が始まるまで何をして過ごしますか?
  5. 昼食は何を食べますか?
  6. 事例2と3の間、何をして過ごしますか?
  7. ソワソワしている自分を平常心に戻すには、どうしたらよいですか?
どうでしょうか?既に全ての質問に即答できる方は、かなり余裕があり、準備万端な方ですね。2次試験の結果が楽しみです。
 
一方、「何だよっっ!もっと技術的で試験に直結する質問じゃないのかよぉぉ!!pout」とご立腹な方も多数いらっしゃると思います。
 
しかし、よく考えてみてください。
 
どんな達人でも、心技体が揃わないと、実力を十分に発揮することはできません
 
資格試験も同様で、いくら技術があっても、心と体を軽視しては思わぬ遠回りをするハメになる可能性もあると思います。
 
そういった意味で、先述した体調管理も非常に重要ですし、上記7つの質問にも答えられるようになっておいて欲しいのです。
 
 
読者の皆さんへの感謝
 
これまで約7ヶ月間、色々と記事を書かせていただきましたが、自分の頭の中を整理する上でも、とても有意義な経験でした。
 
ここまで続けてこられたのも、読者の皆さんが貴重な時間を使って記事を読み、アクセス数という形で評価して下さったお陰です。
 
本当にありがとうございました。
 
読者の中から1人でも多くの合格者が出ることを心よりお祈りしております。
 
また、読者のみなさんと合格後に一緒に活動できる事を楽しみにしています。
goodgoodgoodgoodgoodgoodgoodgoodgood 
Good Luck
goodgoodgoodgoodgoodgoodgoodgoodgood
by ZonE

<図1>

こんにちは、ふうじんです。
今日はいきなり図形から。この図形、「どこかで見たような・・」と思い出したあなたは鋭い。そう、8/9(月)二次対策セミナーで、あのハカセが唯一説明に窮したあの図形。
私の2次対策記事は先日の「作問者の要求に応える」で既に完結宣言済なんだけど、

まだ説明してなかったことをふと思い出した。
そういえば時期的にもちょうど良い。

ので追加で1記事投下。もしこの記事があなたの「合格可能性の向上」に少しでも寄与することがあれば、幸いですっ。

ではまずは今日の結論。

<最後のとっておき>
作問者の要求に応える (本命)
変化に対応する (本日追加)
ないものに気づく (本日追加)

そしていつもの注意書き。このブログ上の私の2次対策は基本的に「合格する実力のある方」が「合格可能性を高めること」を意識して書いています。もっともみんな好き勝手なことを書いてるし、よくある一般的な2次対策ネタはほとんど無視される運命。まぁそんなこともうわかってるでしょ、というスタンス。 
よって、「キラリと光る個性的な切り口」の文章化に挑むフロンティア精神あふれた執筆陣が多い。試験前のこの大事な時期、余計な話を聞いて迷いが生じれば一大事。この先の記事は「自分は合格圏内にある」自信のある方のみを対象としていますので、予めご了承ください。

 
■作問者の要求に応える■

これは先日説明済。しかし今週の記事、お題「作問者の要求に応える」の提示にもかかわらず、誰一人書いてないっ。まぁそれくらい個性・自立精神豊かな執筆陣、ということか・・。ふぅ。
ではちょっとだけ復習。

事例とは「要求に沿って解答する」の一言に尽きる

8/12の記事で紹介した講師の名言。あの時聞くより今聞く方がなんとなく心に響いてきませんか?
またこれに近い表現で、

2次筆記とは、出題者の意図を解き方の知識を駆使して当てに行くテスト

という名台詞も過去に紹介済。さすが有名講師・人気講師と言われる方は、比喩の作り方が大変上手・・。
 

■変化に対応する■

まずは冒頭の<図1>を参照。
1次試験の例を振り返るまでもなく、出題傾向は毎年必ず変化。これを、

合格者選抜のために、あえて考えさせる問題を出す

と考えることは納得。しかし「複数解釈」を得意とする人なら、

診断実務で起きるあらゆることへの対応力を養う好機

とプラス思考で考えているはず。2次筆記対策を「試験」⇔「診断手法の習得訓練」のいずれと捉えるか。合格可能性の差とは実はこんな所でも開くような気がします。
(※無責任に予想すると、今年はスト本科生有利)

さて、8月セミナーのレジュメで紹介した、

1. 「絶対合格するスキル」はありえない
2. 「ルール依存」は合格確率を下げる
3. 「ルールを考える力」は合格確率を上げる

について簡単に解説。

1. はもう納得のはず。いかに優れたスキル・指導者であろうと「全員合格」はあり得ない。そんなスキルが仮に存在したとして、それを知った人の中から更に選抜を行なうのが国家試験たる所以。「5倍」という倍率は難敵。

2. はちょっと説明必要。2次筆記対策はある程度の時間をかけ、様々な問題点に対する解決策のネタをストックすることが効果的。ただし時間制約上、ありとあらゆるフレームワーク・切り口のストックを揃えるのは至難だし、そもそも必ず「出題傾向は変化する」から、いくらストックしても万全ではなく、むしろ知識のストックがリスクになる恐れもある。

そこで3.。与件文(主に現状 As Is)と解答要求(主に解決方向性 To Be)をそれぞれ自在に変化させれば、解答要求の構成要素である「その両者をつなぐ解決策(What & How to)」の組み合わせは莫大な数になる(興味ある方は 暗号理論 を参照)。
学習時間制約上、全てのHow toをマスターするなんて無理(そもそも非効率)なんだから、How toを他人から教わる(青の実線)より、自分で構築する(赤の点線)力を持つ人の方が合格に数歩近いことは納得できるはず。

実はあのセミナー映像、今でも再生可能。ハカセが2.を読んでムッとし、3. を読んでフム、と納得している姿は全世界に向けて公開中。今更ながら謝っておくと、あの表現順は意図的。
 

■ないものに気づく■

このこと、実は結構自然と実践している人が多い。ただしはっきり明文化された合格体験記にあまりお目にかからないから、明確に意識している人は少ないと想像。しかし「無意識でもできることを常に明確に意識・手順化して実行することが、合格確率を上げる」と考える人は合格者の中でも多数派じゃないから、これは止むなし。
何のことかって、ごく単純。問題本文(与件文)にいれば必ず根拠として使える、

社長の思い
経営課題
中小企業診断士への依頼内容

これを想定してから問題本文を読みにいくかどうかの違い。なんだ、あの話ね。確かに長い問題本文をダラダラ読んだら作問者の術中。そして事例処理手順としてよく言われる、

A: 書いてある内容を想定して読みに行く
B: 想定した内容がなければ代替情報を探す

Aの効果はもちろん大だが、今から強く意識したいのはBの効果。特に事例Iは根拠が薄くて当たり前。であればどうするか。このことを意識すれば、試験時間の2~3分は儲かる気がしませんか?

とはいえ、この効果には「ある前提」の表現が「なかったことに気づき」ましたよね?そう、「ないことに気づく」ためには予め予想をしておくことが必要。Final Paperの第一義とは、本試験の手順の確認書。しかし、

A: 自分の手順を書きだした紙
B: 本試験で起きることを想定して対応策を書いた紙


来る10/26(日)朝9:00。あなたの手元にはA・Bどちらの紙がスタンバイしていますか?

byふうじん

<予告!合格体験記募集>
本試験で起きることを予想したついでに。道場読者各位の中には、すでに「合格体験記をどう書くか」まで思案中の方も少なくない筈。
 
大丈夫。私達はそこまできちんと想定済。なぜなら自分がそうだったから。実際の告知は合格発表後になりますが、皆様の「受験体験記」「合格体験記」を幅広く募集予定。ではまず「再現答案」。しっかり作っておいてくださいね! 

こんばんはJCです。

来週は道場メンバー各人のFinal Paperをご覧いただきながら、本試験前の最後1週間を道場メンバーそれぞれの熱っーいのメッセージをお届けしようと思っているのですが、土曜日担当としては、来週は本試験前日でもあり、他に書きたいことがあるので、ちょっとフライングしてしまいます。

◆Final Paperって何?◆
ところで僕はFinal Paperというものの存在を昨年の本試験直前まで知りませんでした。去年の試験は10月25日だったのですが、直前の21日に最後に開いた勉強会がFinal Paper発表会でみんなで気合を注入しあおうというもの。たしか、ふうじんのアイデアでした。それに対してFinal Paperって何?と聞き返したメールが残っています。
僕の質問に対するふうじんの返答は以下の通り

「ファイナルペーパー→試験当日の覚書メモみたいなもので良いと思います。自分はこうする!と口で説明することで決意を固め、ついでに他の方のヒントになるようなイメージでどうでしょう。」

口で説明することで決意を固めるってのがいいですね。他の方のヒントになるというのもとてもいい。
僕はほんとに素晴らしい勉強会のメンバーに恵まれたんです。苦しい時を仲間と共有することで、いつも笑顔で過ごすことができました。

ということで、FPaper20091021JC  ←(クリックでPDFへ)僕のファイナルペーパーはこんな感じ。

勉強会MLに一番でUPしたハカセのFinal Paperの出来が素晴らしくて、なるほどとヒントをもらい、勉強仲間に読んでほしいという僕なりのFinal Paperを半日で作りました。書き始めると書きたいことがいっぱい出てきちゃって…。

◆Final Paper◆
当時の僕は47歳。この年までの一生のうちで一番勉強した1年間だったと思います。僕のようないーかげんな人間がこんな辛い勉強に1年もの間、没頭できたことは本当に奇跡的。一緒に苦労をともにしてくれた勉強仲間の戦友たちに心からお礼が言いたかったんです。それから、全員が本当に合格できる能力を既に持ち合わせていることもみんなと確認しあいたかった。
1年間しっかり勉強してきた結果は合格というプラスしかあり得ない。仮に試験は残念な結果だったとしても、これまで日常の生活は何も変わらず、何らマイナスがないどころか、これまでの勉強で培った幅広い知識や論理的な考え方は既に大きくプラスに働いているんです。

試験を目前に控えると誰もが不安にさいなまれます。それはおそらく受験生全員に同じように襲いかかっているはずです。
Final Paperを作って、誰かに口で説明することで、これまで皆さんが長い時間をかけて勉強してきた軌跡が見えてくるはずです。
そしてその軌跡は必ず皆さんの中に大きな自信をもたらしてくれるであろうと思います。

あと残すところ1週間、体調を整えて、十分な気合とともに、強い気持ちで、困難な戦いに全力で立ち向かって下さい。

by JC@明日から1週間中国出張でコメントへのお返事が遅くなります。
m(_ _)m

こんにちは。ハカセです。

今日は、TAC渋谷校でストレート生の皆さんに自分の「合格体験談」を話させて頂きました。与えられたのは5分だったにもかかわらず、大幅にオーバーして10分以上話してしまいました。これでは診断士として失格ですね。反省していますsweat01。H講師にはご迷惑をお掛けしました。wobbly

受講生は30人ぐらいいらっしゃったでしょうか。皆さん、目が「やる気」に満ちていらっしゃいました。自分の拙い体験談を熱心に聴いて頂きました。ありがとうございました。

今日お話したポイントは、

勉強時間の確保 ⇒ それを前提にしてライフスタイルを変更
能動学習 ⇒ そのための予習のススメ
各個撃破 ⇒ 講義の科目に集中し、強固な橋げたを。並行学習は不要
アウトプット学習 ⇒ スピード問題集は必須
肝は財務会計 ⇒ 苦手な人は簿記三級から
最後は気合い ⇒ 「合格したい気持ち」が強い人が勝つ

こんな感じのことをお話しさせて頂きました。

実は、今日紹介した内容は道場基本理論として、こちら にまとめてあります。

第一回: 橋げた論 by JC
第二回: 答練重視論 by ZonE
第三回: アウトプット・スピ問重視論 by ふうじん
第四回: ストイック学習法 by ハカセ

また、今日お話した内容は、TAC動画チャンネルでお話した内容とほぼ同一でもあります。
http://www.tac-school.co.jp/tacchannel/kouza3020.html

また、その内容は、以下のページにまとめてあります。

TAC動画チャンネル開設記念のまとめ記事:

全体概要
勉強時間の確保
予習中心の能動学習
アウトプット学習 
合格への熱い思い
ストレート生の一次対策
◆ ストレート生の二次対策

————–

それにしても、久しぶりにフレッシュな受験生の前に立たせて頂き、緊張しましたcoldsweats01。皆さんの熱いまなざしに圧倒されそうになる一方で、自分がやって来たことを再整理する事が出来て、とても新鮮な気分になりました。忘れかけていたものを思い出させて頂く、得がたい機会となりました。

今日話を聞いていただいた方、是非頑張って下さい! 合格に向けて邁進して下さい! そして、近い将来、一緒に診断士活動が出来る日を楽しみにしております!happy01

by ハカセ 

PS 時間があれば、こちらの記事 もオススメですsmile、ご覧下さい。

こんばんは!アックルです。

2次試験まであと9日、いよいよ近づいてきましたね。

受験生の皆さんはおそらく1次試験の直前期以上に落ち着かない日々を過ごしていると思います。

体調に気をつけつつ、悔いのないようにたっぷり勉強してくださいimpact

さて、本日は事例Ⅳについてお話します。

「これから試験までの学習」「本試験での対応」についてお話をしたいと思います。

■事例Ⅳを中心に!

残り9日は事例Ⅳの学習に重点を置くことをお勧めします。なぜなら、①2次試験は事例Ⅳの出来が合格に大きく左右する、②他の事例とは異なりやった分だけ伸びる、
からです。
①についてですが、おそらく受験生の中で出来不出来に最も差がつくのが事例Ⅳです(事例Ⅰ、Ⅱは差がつきにくいし、事例Ⅲは多年度受験者が比較的有利)。私も昨年合格できた最大の要因は間違いなく事例Ⅳです。合格者の多くも同様の意見をお持ちです。

②についてですが他の事例もやればやるほど伸びるのですが、その伸び方がバラバラです。全く出来なかったのがある日突然開眼し、グーンと実力が伸びる方もいるでしょうし、逆に最後まで苦手意識が抜けないまま本試験に臨む方も多いでしょう。しかし、事例Ⅳは間違いなく勉強量に比例します。また会計やファイナンスは慣れの要素が強く、スポーツのように間隔が開いてしまうと解けなくなってしまうことも多いです。ですから、直前期は慣れ+間隔を維持するためにも事例Ⅳに集中して取り組むことをお勧めします。

特に事例Ⅳが苦手な方は勉強時間の半分以上を事例Ⅳに費やしてもいいと思います。

今の時期のお勧めの勉強法は、やはりこれまで解いてきた過去問や演習を繰り返し何度も解くことです
とにかく反復です! 理解しながら公式や解法を徹底的に覚えてしまいましょう。
また試験に出そうな公式をファイナルペーパーmemoにまとめて隙間時間などに読むこともお勧めします

■本試験での事例Ⅳの対応

事例Ⅳは2次試験最後の科目です。既に朝から4時間かけて3科目を終えた後で心身ともに疲労困憊の状況になると思います。
疲れによる集中力低下の影響で計算ミスや公式の度忘れなどの失敗は絶対に避けたいものです。
疲労対策としては、昼休みか事例Ⅲ終了後に「メガシャキ」「眠眠打破」を飲むことをお勧めしますflair
昨年の私は使用しませんでしたが、最近受験したTOEICや証券アナリストで効果抜群でした。
飲むとホントに集中力アップしますよ。私には「メガシャキ」の方があってました。値段もこっちの方が安いし。
皆さんも本試験前に試して飲んで自分に合っている方を本試験に持ち込んでください。特にこれから事例問題を解こうとしているのに疲れている状態のときに試してみるのがいいですよ。

また、チョコレートなど甘いものを食べることも脳の疲労が取れます。
ちなみに昨年の私は事例Ⅲの直前にマーブルチョコを口の中に流し込みました(笑)。

さてメガシャキなどで脳が活性化したとしても、緊張は取れないと思います。最後の試験なので一層緊張感が高まると思います。
緊張すると簡単な問題が難しく思えることがあると思いますが、とにかく落ち着いてじっくり問題を読んで解いて下さい。

また、緊張による公式の度忘れなども起こりうると思います。どうしても公式を思いだせない場合はどうすればいいでしょうか??

さてここで問題です。
損益分岐点売上高の算出方法を忘れてしまった場合、思い出すには次のどちらの問題の方が容易に思い出せるでしょうか?

A:売上高5,611、売上原価4,204(売上原価に占める固定費1,598)、販売費・一般管理費(全て固定費)931、営業外費用208、営業外収益3

B:売上高100、変動費20、固定費50円

明らかにBの方が単純なので公式を思い出しやすいし、仮に公式を思い出せなかったとしても計算してなんとか算出できますよね。
自分で数字をあてはめて計算することで、短時間で「損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動比率)」という公式に辿りつけると思います。

一方でAはややこしい数字が羅列しているので、計算するのに時間がかかる上に余計パニックになってしまうかもしれません。(実はAの方は昨年の第3問(設問1)の数値です。)

つまり公式を忘れてしまった場合は、単純な数値を使って思いだすことがポイントです。

本日はここまでです。試験直前に再度本試験での注意点についてお話します。

ラストスパート頑張ってください!

BY アックル

こんにちは、ふうじんです。
本試験をあと10日後に控えた今週の「一発合格道場」のお題は「作問者の要求に応える」。ではなぜこの時期このテーマかの確認から。

■作問者の要求に応える■

いつもながらの予言(=昨年起きた事実の説明)になりますが、10/25(月)以降、2次筆記試験受験者のほとんどは、事例再現答案を作る気さえ起きないほど、嫌ーな気分に陥ります。それは本試験において「自分の犯したミスの場所ばかり気になって仕方がない」から。

しかも12/10(金)の筆記合格発表当日までその気分は続き、実にその日数たるや、7週間弱、47日。しかしこの日数を無為に過ごしてしまうのはあまりに勿体ない。で、その事態を避ける手段の一つが、

2次筆記試験を確実に通過する答案を4つ作る

ことですよね?えっ、それができたら苦労しないって??
はい、確かにそれはその通り。だけど意外と不可能ではないもの。「自分の犯したミス」の原因の多くが「作問者の要求に応えていない答案」であったことに気づきさえすれば。
 

■10/24(日)時点での実力は大差がつかない■

いきなり極論で言い切ると、「合格者」と「(合格する実力を持った)不合格者」の間に大きな実力差はない(カッコ書きの中の条件を読めば納得でしょ?)。では「合格」と「不合格」の違いが何かというと、「当日犯したミスの数の大小」に尽きる。

昨年の2次筆記再現答案を見ればわかる通り、私の答案は「ごく平凡で当たり前」な表現ばかり。しかし題意を大きく外したミスは、事例I=0、事例II=2、事例III=2、にとどまった。

周囲の学習仲間から聞く限りこのミスの数は少ない方。よって1事例あたり2個程度までのミスは許容範囲(=3ストライクアウト理論)であり、ミスをこの範囲に収めれば、「自分は確実に合格」と合格発表まで枕を高くして過ごすことが可能と考えても良さそう。

ではなぜ多くの合格者ですら、「合格発表までを不安に過ごさねばならなかった」のか。

一言でいえば、その原因は「本試験の緊張」と「合格しようとする重圧感」。試験開始前までは確かに「いつもの手順通りに」「作問者の要求に応えた解答を作ろう」としている。しかし蓋を開けてみると何かの理由で作問者の要求を外すミス」をいくつも犯してしまう。

このギャップに対する自分なりの処理方針を既に持っている方は、ほぼ確実に合格可能。まだ答えが見つかっていない方もご安心、先日のセミナーで「8割スイング」という方法論を提案しています。
 

■作問者の要求に応える~事例別対応■

実は今日この記事を書くにあたり、自分の過去記事を一通りさっと眺めてみた次第。で、その感想を一言、

同じようなことの繰り返しばかりで、よく11週間もネタが続くな・・。

そう、2次事例の処理手順とはごく当たり前のことばかり。そしてそれに気づきさえすれば、2次筆記試験を2度・3度合格することは別に難しい話ではない(もちろんそんなことはしませんが)。ではなぜ11週間もネタが続くかというと、私達が常に「ゴールから逆引きで発想して」記事を投下しているから。

わずか11週間しか本格的な2次対策をやっていないのだから、事例の解答テクニックなんてそう大したものは持っていない。しかし2次筆記合格に向けた望ましい時間軸(=マイルストーン)で計画的にネタを小出し(※)にすれば、11週間記事を書き続けることは全く困難ではない。
(※あくまで自力で考えることが大切だから、という趣旨で)

そして私達が提示した考え方(=マイルストーン)を、そのタイミングで都度都度クリアしてきた方は、既に十分な合格に足る実力を持っている筈(=ここが狙い)。でも、もしそこに追いついていない(=何を言っているかわからない)方でも、自分に今何が足りないかを周囲に聞けば合格ペースに追い付けるという仕組み。


※写真は正しくは「マイルストーン」ではなく「ハロン棒」sweat01

そして私達がここ4週間にわたり展開してきたことは、事例別の解答要求・対応方針の分析
一言で例えるなら、

A社社長:僕の言っているコトが分かるかね?
B社社長:今後何やったらいいかしら?
C社社長:私達のどこが問題点ですかね・・?

といった感じ。
そう、

・事例別の特徴を知り尽くし、4つの事例の作問者が私達にそれぞれどのような解答を期待しているのか
・その違いを知っておけば合格答案を作る精度が格段に高まる

というのがここ5週間の記事のコンセプトであり、今週がその総まとめ。
このこと、もう気づいていました・・、よね?
 

■今日のまとめ■

今年の1月末からスタートしたこのブログ。私たちが伝えたかったことはほぼすべて今週でおしまい。来週は2次筆記最直前用に「ある企画」を用意しています。10/16(土)、JCの記事からスタートしますので、どうぞお楽しみに!

そして私ふうじんからのラスト1回前メッセージはこちら。「事例A~D社の並び順って、意識したことありますか?

A社:組織・人事
B社:マーケティング
C社:生産・技術
D社:財務・会計

これって、実在の企業の活動サイクルそのものじゃない?企業の全体戦略を構築し、次いで売上を拡大。生産性を高めて販売を実現したら、収益の予実を管理して次の拡大投資を考える。
2次事例対策とは、確かに中小企業診断士としての診断手法を教わる機会なのかも知れない。しかしこれだけの考え方のフレームを学び、かつ「相手の言いたいことを確実に理解する」ことの重要さを知るチャンスは世の中そうない。

逆説的ですが、診断士試験の合格を目的化していない人の方が、この試験は確実に通過可能。なぜなら目的意識がはっきりした人であれば、診断士試験とはあくまで通過点(手段)に過ぎず、2次本試験の「緊張」や「重圧感」に巻き込まれる必要がないから。

今後の自分の成長のために自分はこれから何をすべきか。あなたの持つ目標が高ければ高いほど、2次筆記試験合格は極めて容易なことです(ただし答案記述はあくまで謙虚に丁寧に!)。

byふうじん

 こんにちは。ハカセです。

今回は、二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(1)フレームワークを使った修飾語 の続編をお伝えします。

「二次試験ではフレームワークが大事です」と、講師、または勉強仲間に教えられた経験はないでしょうか。僕はこれを言われて逆に悩んでしまいました。

◇ フレームワークの限界 ◇

前回 は、「フレームワークで修飾語を探す」ということを説明しました。正確にはMECE(漏れなくダブりなく)を探すことを目的としていますが、二次試験対策では「他に書くことはないかな?」ということを探すためにはフレームワークを使うのが有効だというご紹介です。一方で、このフレームワークで考える際には限界もあります。

例えば、事例IIIにおいて、「生産管理上の課題を挙げよ」という問題があったとします。

生産管理のフレームワーク Q・C・D だ!その中でDが問題だ!

・・・と思いつくところまではいいのですが、このままでは納期に関する記述を、ダラダラと箇条書きで書くことになってしまいます。箇条書きが悪いとは言いません。でも、まとまりのない文章になる可能性が高いです。

また、上記のように「生産管理のフレームワーク」などとすぐに思いつく場合はいいのですが、「B社の強みは何か」と聞かれた場合、どういうフレームワークを使えばいいのでしょうか。「小売業の強みの5原則」、「製造業の強みの3要素」・・・なんてのがあるのかどうかわかりませんが、フレームワークで回答を満たそうとした場合、無限にフレームワークを用意しなければいけなくなります。これは現実的ではありません。

つまり、一般的に言われている「フレームワーク」に頼って回答を構成するのは限界があります

◇ 他に「修飾語」はないのか ◇

ところで、他の「修飾語」は見つからないでしょうか。漏れているかもしれません。フレームワークで探してみましょう(苦笑)。

これまで考えてきた「フレームワーク」は主に「並列」を問うものでした。つまり、「生産管理と言えば、Qだけに注目せず、C も D もあるよね」と、ほかの要素をリマインドしてくれるのがフレームワークの強みです。

ここでもフレームワークを用いて考えてみると、「並列」に対して「直列」の修飾語があるはずです。因果関係という修飾語です。

この「直列の修飾語」は、主に因果関係を中心に記述することにより、文章自体に説得力が出てくるようになります。

前回使った例を見てみましょう。

例題: B社のトマトについて40文字以内で述べよ。

前回は、五感というフレームワークを使って、トマトに関する修飾語を色々と探しました。様々な要素を並列に検討したわけです。

これに対し、これを 直列関係つまり因果の修飾語で40字を満たすとしたらどうなるでしょう。

「今年は天候に恵まれたためB社のトマトも色づきや味が良い」
「B社のトマトは色と形が素晴らしいため他社と差別化できている」

などと説明してくれる人がいるかも知れません。これも立派な「修飾語」です。

◇ 悟りの瞬間 ◇

僕が当初、講師陣や周囲から「フレームワークを使いましょう」と言われた時に、表現できない違和感を感じていたのはココに原因があったように思います。上記の考えに思い至った時に、僕の頭はようやくスッキリしました。「思考のフレームワーク」と「記述のフレームワーク」があったのです。

思考のフレームワーク : QCD や 4P など MECE の「並列の枠」 
記述のフレームワーク因果や時系列の「直列の枠」

この二つを「フレームワーク」という括りで同一視するのはやや問題があるかもしれません。「もともと違うものじゃないか」、「そこに悩んでいたことがオカシイ」、そういう指摘があるかもしれません。

でも、僕の中で、この二つの「フレームワーク」を意識出来た瞬間、急に、二次試験対策への取り組み方が整理された気がしたのです。二次試験というよりは、「分かってもらう文章を書くコツ」というべきなのかもしれません。どうしたら相手に伝わるか、説得力を持つことが出来るのか。それを知ることが出来たのかもしれません。

これを体得したあと、僕の事例問題への対応は変わりました。その話は 「二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(3)」をお楽しみに。

by ハカセ

WATATAです。

先日のセミナーに来場された方には重複になりますが、今回は「知行合一」の話を。
よく、「知っていることと出来ることは違う」と言いますが、それを「知っているし、出来る」という状態にすると「知行合一」です。どんなことにも言える話ではありますが、自分は事例Ⅳの計算問題において、これが出来ていなかったと思っています。

 事例Ⅳについては、今まで執筆陣が色々とこだわりを持って書いていたと思います。私も財務会計が苦手だったので、その視点からのエントリもさせて頂きました
そちらにも書いた通り、去年の本試験では経営分析は良かったけれど他がひどい状態でした。なぜそうだったか、理由の一つは「練習不足」だと思います。初めて見るような問題は無理にしても、CVPの問題ぐらいは取れて当たり前だったはず。その、「取れてあたり前」と言える状態まで練習を積んでいなかったということです。

計算問題を「必ず取る」為に、どこまでの訓練が必要でしょうか?例えば、1次試験の財務会計であれば、1箇所のミスの影響は700点中の4点程度の影響です。しかし2次試験の計算問題では、1箇所のミスの影響は400点中の15点とか20点にまでなったりします。しかも、おそらく平均点は2次試験の方が低そうですから、さらに影響は大きいでしょう。

このような重要なポイントに対しては、 「出来ることもあるけど間違うこともある」という状態で臨むのは危険ではないでしょうか?すべての問題に対し、「必ず取れる状態」にすることは無理かと思います。ですから、ポイントをある程度絞り「○○の問題が出たら必ず取る!」というものを何個も作っておくのが良いと思います。自分の場合は色々なところを勉強しましたが、結局経営分析以外はそこま自信のあるものは作れずに本番を迎えてしまいました。結果、計算問題全滅という惨事になり「200%不合格だ・・・」と思ってました。

他の事例もあるので、どこまでこれに時間を使えるかは人それぞれです。しかし、計算問題に自信があると、気持ちに余裕が出来るのではないかと思います。そーゆー人を見ると正直うらやましかったですよ!

さあ、もう少しの辛抱です!試験が終わったらどんな楽しいことやりますか?それを考えるのもモチベーションになりますよ~

では!

こんばんは。ZonEです。

いよいよ本試験までsandclock2週間を切りましたね。

今回は、この時期だからご紹介できる時間短縮clock学習法についてご紹介したいと思います。

 
これまで数々の事例問題を解いてきた成果の1つとして、解答に盛り込む要素をピックアップしておいて、それらを150文字でまとめるにはどうすればよいか、80文字でまとめるには優先順位的に何を削るか(削らずにまとめられるか)…など、文字数感覚が身に付いている方も多いかと思います。

これからご紹介する時間短縮学習法の効果を上げるには、「文字数感覚が身に付いている」ことが前提条件になります。

事例を解くにあたり、人によって多少やり方は異なるにせよ、大筋としては

  1. 設問文を読む(問題要求の解釈)
  2. 与件文を読む(解答要素候補の抽出)
  3. 抽出した解答要素を各設問に割り当てる
  4. 答案を解答用紙に書く

といったプロセスを踏んでいるかと思います。

私は昨年のこの時期、文字数感覚が十分に身に付いたという自己認識のもと、実際に文字を書く4のプロセスを省略して1事例あたりの時間watchを短縮していました。

もちろん、デメリットもありますが、時間を節約した分振り返りに時間を割くことができる事例をこなす回転数を上げることができる…といった効果がありました。

また、80分間というまとまった時間が取れなくても1事例解くことができるので、昼休みにも1事例解けるという点も社会人にとっては大きなメリットだと思います。

また、試験結果とは直接関係ないかもしれませんが、再現答案を作成する際にあまり苦労しなくて済むようになる…という点も隠れたメリットかもしれません。

逆にデメリットsweat02としては、実際に答案を書いていないので、(性格にもよりますが)模範解答を読んで解けていた気になってしまう可能性があるという点が挙げられます。この対応策としては、

  • 解いた後できるだけ早く(少なくともその日のうちに)振り返りをする
  • 解答要素に対応する設問のマーク方法を工夫し、文字数制限のために削った要素を明確にしておく

などが有効かと思います。

文字数感覚が身についており、本試験までに解いておきたい事例数を少しでも増やしたい…といった方は、ぜひ一度お試しいただければ幸いです。

 
寒暖の変化が激しい今日この頃ですが、体調に気を付けつつ、ラストスパートdash頑張ってくださいsign03

by ZonE

こんにちは、ふうじんです。

試験まであと2週間。計画通り着々と学習進行中の方、事例に開眼したばかりの方、まだ五里霧中の方、それぞれ多様と思いますが、2次筆記試験日10/24(日)はあと14日後に確実にやってくる。

正直言って、ここまで来ると私たちが何かお役に立てるか、というとほとんど何もありません。とはいえ今日のテーマは恐れ多くも

 事例I  難易度勝手に 大予想 (五・七・五)

この予想、決して冗談で言っているわけではないが、かといって大真面目でもない。なぜなら、素人の予想など当たるわけがないし、当てることに意味はない。しかし「本試験で何が起きるか?」をあれこれ予想してから本試験会場に向かう人と、ただひたすら必死に問題に立ち向かう人で、合格可能性に天地ほどの開きがあるのは恐らく事実。

他人の意見に左右されるタイプの方は、ブラウザを閉じ、この先の記事は読まないことを強く推奨します。このあと何が起きても、私たちは責任取ることができませんから。ただ他人の多様な意見を呻吟し自分の見識の幅を拡げる力を備えた人であれば、この記事には「合格可能性の向上」に役立つ情報を含めてあります。
  

■事例Iはなぜ難しい?■
世に言い尽くされたことですが、事例Iは難しい。その理由は、「解答要求がわかりにくい」「学術用語がわかりにくい」「制約条件を見過ごして大幅減点」など多々あるけれど、とにかく難しい。事実、私たちが受験時に読んだ合格体験記や受験対策本では、

事例Iが終わるなり周囲に空席が目立ったchair
難問にぶつかるあまり、感極まって泣き出した人がいたsad

などというエピソードに事欠かなかったほど。

しかし昨年H21年の筆記試験会場では、別に泣き喚く人が出るわけでもなく、退席者もおらず、淡々と事例II・IIIへと試験時間は過ぎていった(事例IVで地獄を見た人は多かったが)。そう、明らかに昨年の事例Iは簡単になっていた
 

■過去のA社の特徴■
ではいつもの通り、過去問からA社の特徴をざっと掴んでおきましょう。

H16年A社
印刷業A社の近年の業績不振に対し、業界構造・組織行動・賃金管理の視点から問題点を指摘し、既存事業の変革と新規事業開拓への留意点をアドバイス。
 
H17年A社★難
携帯電話Webコンテンツ開発を得意とするITベンチャーA社の従業員のモラール低下に対し、組織行動・組織構造の両面から原因と対策を指摘。さらに賃金制度や今後の事業展開上の留意点をアドバイス。
 
H18年A社★難
中堅化学メーカーの子会社である販売商社A社に対し、親会社との関係(組織構造)に留意しつつ海外や新規事業展開の可能性をアドバイス。さらに縦割り組織や再雇用制度のマイナス点に注目しつつあるべき戦略を描く。
 
H19年A社★難
宝飾品販売業A社に対し、既存の店舗展開戦略の検証を経て、旗艦店重視の具体的戦略をアドバイス。さらにモラルサーベイの結果を踏まえ従業員の意識向上を図りつつ、収益構造改善も提案。
 
H20年A社
機内食ケータリング業A社に対し、自社の強みの形成要因を確認したうえで、コスト削減の必要性に対し、組織構造・人事面から現社長の施策を評価し達成策をアドバイス。さらに新規事業進出の成否についてもコメント。
 
H21年A社
和菓子メーカーA社の洋菓子メーカーF社買収につき、組織構造・行動上の問題点の存在を再確認。しかし人材起用を初めとする経営資源の活用により今後の成長戦略の可能性を助言。

む、何か一目ではまとまり・共通性を見つけにくいな・・。

<過去問分析(サンプル)>
・第1問は何かの知識っぽい問題、第2~4問で現状の課題発見と解決策提示、第5問で将来戦略の提示、というパターンが主流。
・一言でいえば企業戦略全般。テーマとして扱う範囲が広大なうえ、解答要求を読む限りでは、どうにでも書けてしまう出題が多い。
・急にマーケ(事例II)・生産(事例III)っぽい記述が出てくることがある。
・一方、出題意図が組織・人事上のどの論点であるかは、暗示であることが多い。

つまり、一見すると多種多様な企業への戦略助言であるが、

既存戦略の(どちらかといえば)問題点を、組織構造・行動の両面から理屈っぽく指摘した上で、今後の成長・改善戦略を何かしらアドバイス

という筋書き自体はおおよそ共通。
そして点差がつくのは、決して「アドバイス」部分ではなく、相手(A社社長)が提示した材料の中からその戦略評価問題点指摘を、作問者の意図した通りに記述できたかどうか。
 

■事例Iの難易度は変化?■
筋書き自体はおよそ共通として、H18年・H19年事例I(の解答要求)が恐ろしいほど難解であるのに対し、H20年・H21年はその道の専門家でなくても日本語として理解可能なレベル。この難易度変化の理由を勝手ながら想像すると、以下の通り。

想像①最終作成者変更説
事例問題の作成が、「試験委員数人で骨子を作成」→「そのうちの誰かが最終決定」の手順で行われているとして、「最後の担当者」がH20年は交代したのでは、という説。

想像②やりすぎて点数低すぎたので反省説
H17・H18・H19年の事例Iはどう答えていいやら判定不能な出題が必ず1問は存在。一方、H20・H21年は全く歯が立たないというほどではない。出題方針そのものがH20から軟化した、とする説。

想像③ネタギレ説
さすがの事例I出題委員も、個人の力では突き抜けたアイデアはいずれ枯渇する、という説(収穫逓減)。この場合、組織の事例Iなだけに、組織力を活かして急激に難化、という恐ろしいシナリオがあり得る。

以上はあくまで全く根拠のない想像。でもいろんな可能性を文章化してみると、なんとなくそうかな?という気もしてくるから不思議。もちろん他の想像も広く募集いたします!
 

■それでは事例I 難易度予想!(道場執筆者編)■

(解答要求):H22年事例Iの出題傾向が易化・難化のいずれであるかの立場を明らかにし、その理由と受験生としてのあるべき対応策を述べよ(字数制限なし)。

○易化派

・H20年・H21年事例Iの再現答案を見ても受験生の答案がある程度バラけており、H21年事例I出題は予定通りの収穫。また出題傾向変化が「最後の担当者の交代」や「出題方針の変化」などそれなりの背景があって起きること。以上の2点からH22年もH21年と同レベルで出題されるとする予想が最も妥当と考えます。つまり「解答要求に沿って、要求された通りに根拠を因果でつなぐ」ことでOK。しかし予想するのは勝手だから「難化する」ことにも十分な備えをしておく方が安全です。つまり「何を聞かれているかわからない場合でも、与件文の根拠を使って何か書く」。これで少なくとも0点答案を回避することが可能です。 (ふうじん)

・易化というか、20年度21年度近い方向ではないかと。18年度19年度の過去問に完全敗北した私ですが、21年度はなんとか受験機関の模範解答とそう大きく違わない方向性の解答を作ることが出来ました。やっぱ18年度みたいなのはあいまいすぎて試験としてどーなの?と思うのです。でも、試験勉強で一番時間を使って深堀したのは18年度事例Ⅰです。問題文の一言一句までこだわって要求解釈を深堀し、それに相当する本文中の根拠をリストアップ、さらにそれらの妥当性を評価して取捨選択、それを勉強仲間と議論、というような勉強をやってました。思えばそれが一番自分の力になったことだったかも。(WATATA)

×難化派

・根拠など特にございませんが、心構え的には難化する覚悟で臨む方が「想定の範囲内」として様々な物事に対処できそうなので、立場的には「難化する」と予想します。あなたにとって「難しいwobbly」と感じる問題は、他の多くの受験生にとっても「難しいwobbly」問題でしょうから、難化を予想している心構えがある分だけ有利なハズです。せっかく身に付けた実力ですが、もし年1回の機会に発揮できない可能性があるのなら、それを未然に防ぐ準備をしておくべきだと思います。「難化予想」はその準備の一環にもなろうかと思います。Good Luckgood(ZonE)

・ ハカセです。根拠はありませんが、2009年(平成21年)の事例Iは取り組みやすかったことは事実(簡単かどうかは別問題だけど)。よって、今年の事例Iは、どんな事例が出ても、どんな設問が出ても、2009年よりは取り組みにくいと感じるのではないかと予想します。でもね。ふうじんも言っていますが、難しかろうと簡単だろうと、「聞かれたことに愚直に答える」。もうこれに尽きる。気の利いた単語を使ったり、余った字数で「お団子一つ」ってのはいいけど、自分だけキラリと光る内容を追求しない。こんなに単純な答えでいいんだろうか・・。そんな不安になる答案を作ること。そして事例IVでしっかり得点を取ること。これを目指して頑張ってください! Good Luck ! good(ハカセ)
<追伸:「お団子」ってのは、「最適な」とか「早急な」という気の利いた修飾語の場合もあるけど、「要因の要因」や「効果が生む効果」への言及、という場合もありますね!>

■その他派

・出題担当者の変更により、問題の傾向に変化が起きることはよくあることだと思います。易化するにせよ、難化するにせよ、高い得点レベルでのレースになるか、低い得点でのレースになるかの違いです。また、本試験を受けている最中にはそれが簡単なのか難しいのかは自分の主観で感じるしかありません。でも、言えることはあなたが難しいと感じたら、受験生の誰もが難しいと感じているはずです。だから難しいことを恐れる必要はありません
あなたが、簡単だと感じたら、ほかの受験生も皆、簡単だと感じているはずです。こっちのほうが厄介ですよね。だから、きわめて慎重に根拠を選び、論理に矛盾がないか、すなわちミスがないか、十分な確認が必要です。(JC)

by道場執筆陣一同

 こんばんは。JCです。

事例Ⅲの特徴は【すみつきカッコ】で区切られた与件文。事例Ⅰみたいに過去・現在・将来というほどの幅広い時間軸での対応というよりも、現状のオペレーションのボトルネックを発見し、そこをどのようにカイゼンすれば、現在の苦境を抜け出せるかがテーマとなっていますよね。

批判を恐れず、ものすごく単純化してよかですか?
事例ⅢはQCDのC以外(Costは事例Ⅳで問われる)の4Mのどこかにボトルネックがあり、それをECRSで解決する作業だと。

【生産体制のボトルネック】
C社の場合、必ずといっていいと思うんですが、工場を持っているメーカーです。このオペレーションのどこかに、なくせる・いっしょにできる・順番を入れ替える・簡単にできないか等々の基本的な穴が空いているボトルネックを探すことが、事例Ⅲ攻略の王だと僕は思います。C社は時々聞いたこともない製品を作っているメーカーだったりすることもありますが、製品を知っているか否かは全く関係なく、各工程の名称も知っているか否かは全く関係ありません。H21のように家具メーカーだったりすると、製品も工程もイメージしやすいので有利かというと、全くそうでなく、
ぐずぐずな生産体制のここを何とかするべきだ!というポイントを押さえることだけが目的です。

【営業・製造間の情報のボトルネック】
C社は往々にして、社内の連絡が悪く、顧客―営業―管理部―製造部等々の横の連絡がなっていないために、在庫がたまったり、納期が長かったり、製造部があたふたしたりしています。彼らの連絡をスムーズにさせるためにはどんな情報をどのようにやりとりすればよいのか、 「情報項目」という観点での出題が頻出なのも事例Ⅲの特徴と言えます。短納期がテーマであれば、どことどこのやり取りがボトルネックになって余計な時間がかかっているか、在庫過多がテーマであれば、どこの指示、連絡がうまくいっていないために、在庫を抱えなきゃいけないのか、在庫は短納期にはプラスに対応してゆくため、納期に好影響を与え、財務的には悪影響をもたらさないレベルの在庫保有が必要なはずです。これを実現するには誰を、あるいは何を、どう変えなきゃいけないのかを特定することが必要です。

【2工場体制のボトルネック】
C社が工場を二つ持っている場合には、この2工場の運営体制にボトルネックがあると思っていいんじゃないかと思います。問題がなければ、わざわざ工場を二つという場面設定をする必要がないし、どちらかがうまく稼働していないとか、都市部の工場は夜間の生産ができないとか、事例Ⅲでは工場をひとつ潰して1工場に集中しろ、というよりも、うまく使うことによって2工場ともハッピーにしろという命題が多いかと感じています。

【人員配置のボトルネック】
C社の概要の部分で詳細に部署名、配置人数、担当役割が記載されていることも良くあります。これも何らかのボトルネックが隠されていると考えて良いのではないかと思います。例えばH21「従業員は…なお、営業部門は販売業務のほか、製品在庫管理、製品出荷業務を担当している」なんで営業が在庫管理してんの?やはり「なお」の後には大きな?がつきもののようですよね。設問文で問われている在庫に何らかの関係はありそうです。
事例Ⅲで人や配置を解決すべき問題とする場合には、
組織・人事がテーマではないことを強く意識してみて下さいね。あくまで円滑な生産を行うために、短納期の実現のために、あるいは技術を継承するために、何をすれば良いかが問われているはずです。

残すところあと2週間!力いっぱい頑張って下さい。

こんばんは!アックルです。

久々の更新です。実は証券アナリスト1次試験の勉強のため、しばらくの間一発合格道場を休ませて頂いてました。

ちょっと証券アナリストについてお話をさせて頂きます。
証券アナリストは経済・財務分析・証券分析の3科目で、経済と財務分析は診断士と被っています。
ですから診断士の1次試験を突破された方でしたら、比較的攻略するのは楽だと思います。
ただし、経済は国際経済色が強く、また財務分析は簿記1級で学ぶ理論が多く出題されるという点で、診断士試験と若干傾向が異なっています。

学習内容は診断士試験もそうですが、非常に面白かったです。特に証券分析がとても楽しかったです。診断士の財務・会計に出てくるポートフォリオ理論やファイナンスをより深く学べますので、興味のある方は診断士合格後に目指してみるのもいかがでしょうか?

ちなみに自己採点では8割以上取れていたのでおそらく合格ですhappy01。今後は来年6月の2次試験に向けて頑張ります。

さて、本題に入ります。今週は事例Ⅲ特集。

私は4つの事例の中で事例Ⅲが最も苦手でした。事例Ⅰの方が難しいと思うのですが、なぜか事例Ⅰの方が先に開眼し、事例Ⅲはなかなか点数が伸びませんでした。
私はメーカー勤務なのに事例Ⅲが苦手だったので非常に悔しい思いをしました。

「現場のことを全く知らない経営企画部」と言われても仕方がない状況でした。

ずっと点数が伸びなかったのですが、試行錯誤して10月に入ってからあることを試みたことがきっかけで目覚めて、
オプションで高得点を取ることができ、そのまま勢いに乗って本試験に臨むことができたような気がします。

あることとは?

それは、「裏紙のフル活用」です。

点数が伸び悩んでいたときは、私はあまり余白にはキーワードをちょこちょこ書く程度で、どちらかといえば頭の中で整理してから答案用紙に書いていましたが、
そのやり方を改め、裏紙に気になるキーワードを書いたり、因果関係を整理するようにしました

事例Ⅲはふうじんさんも言うように因果関係の把握が大切です。

頭の中で整理するより、書いて整理することで問題点の見える化ができますし、因果関係の把握が容易になりました。

下図は昨年、私がある事例を解く際に書いた内容です。

ちなみにこの裏紙のフル活用は事例Ⅲのみならず、他の事例でも同様に行いました。

伸び悩んでいる受験生の皆さん、1度この方法を試してみてはいかがでしょうか?

こんにちは。ハカセです。

二次試験まであと2週間ちょっと。予備校の演習も間もなく終わり、「超直前期」と言えるでしょう。ラストスパート、頑張ってください。

これからは、自分の「キャパシティを伸ばす」ことを指向するのではなく、むしろ、これまで学んだことの「整理と定着」に充てるのもよいかもしれません。昨年のボクが何をしていたかというと、

  • 自分が起こした「事例事故」メモの作成
  • 自分に言い聞かせる「金言集」の作成

を行っていました。

事例をやっていた際の「事故」ってありませんか? イタイ思い出ですよね・・・(^_^;)。「二度とこの事故を繰り返すまい」と、事例の「事故特集」をまとめ、毎日のように通勤電車で読んでいました。毎回、「イタイ・・・」と思いながら(苦笑)。まさに臥薪嘗胆ですよね。今でもバイブルです。

今日は、「金言集」の話をしたいと思います。これは最終的に事例ごとにまとめ、自分の「ファイナルペーパー」となりました。

その中で、僕が全事例を通じて気をつけたのが、

「社長はみんな天然系」

という金言です。その心は・・・。

1. 本文に書いてあるのに、説明してあげないとわからない

本文に書いてあるからと言って、それを「既知の事実」として扱って、それらを「知っている前提」で話を進めると、意外な落とし穴に陥ります。意外なことに、社長さんはその事実に気づいていないかもしれないのです。本文に書いてあるのに!(笑) だから、本文に書いてあるからと安心せず、それを丁寧に社長に説明してあげる。本文をそのまま「抜く」と長文になってしまう場合は、それを要約してポイントを押さえて書く。これを心がけました。その際の工夫として、たとえば、

現状、xxxという過程にyyyという問題が起こっている。この問題を解決するために、zzzをやる。

という具合に、本文に述べられている事実を先出しにしてしまうと、つなぎの部分で「この問題を解決するために」などというつなぎの文が必要になり、字数をロスしてしまいます。そのため、

zzzを行い、現状のxxxという過程のyyyという問題を解決する。

という具合に、本文に述べられている事実を「期待効果」や「結果」として使うと、天然社長に課題を指摘すると同時にその解決策を示すこととなり、字数のロスが少なくなります

2. まさかの初歩的な解決策も思いついていない

何せ天然ボケ社長ですから、「まさかこれはやってるよね?」という初歩的な解決策にも気づいていない可能性があります。経営コンサルタントに助言を求めているわけですから、診断士としては「カッコいいことを言って驚かせてやろう!」という気持ちになるのは分かります。

でも、その前に、まずはセオリーの解決策を指摘してあげる。もしも、さらにレベルの高い「ウルトラC」を思いついたら、それを指摘してもいいけど、それはセオリーの後に書く。まずはセオリーがメイン。さらなるナイスアイデアは二の次。

何せ天然系の社長ですから、どちらがセオリーでどちらがウルトラC(劇薬)なのかも気づきません。順々に、順序立てて説明してあげるのが親切ってもんです。

3. 一石二鳥が大好き

天然ボケ社長は、一石二鳥が大好きです。そりゃーそうですよね。どんな社長も好きでしょう。ここで言う「一石二鳥」とは、

「カラスを捕ろうと思ったら、カモメも捕れた」

という 並列の「二鳥」の場合もありますが、この場合は、

「害鳥であるカラスを駆除したら、長年の課題だった周辺住民間の関係まで良好に転じた」

という、延長線にある 直列の「二鳥」 を指します。

天然社長はそういうのが大好きなんです。だって、中小企業は経営資源が限られているんです。ひとつの施策でいくつもの問題が解決されるなら、こんなにすごいことはない。ムッチャ喜びます。どうせアドバイスするなら、喜ばれるようなアイデアを出しましょうよ! だから、僕は事例で「アドバイス」を求められたら、どこかにこういう「一石二鳥」がないかなぁと探していました。(というか、必ず一石二鳥になっているという前提で読んでいました)

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事例に出てくるA社・B社・C社・D社。社長はみんな天然系なんです。

うっかり八兵衛の様な憎めないキャラの社長さんなんですよ。こんな人だからこそ、大いに喜んでもらえるように、親身になって懇切丁寧に、接してあげてください。

でもね。あまり話が長いと、「うーん、そんな長くて難しい話、分かんないんだよね・・・」って言われちゃいます(苦笑)。だから、なるべく短い言葉で、ポイントを押さえて、説明してあげましょう

こういう おおらかな気持ちで事例を解くと、自然と言葉が湧いてきます。診断士合格後、実務補習をやっている際も、同じような気分を味わいました。

あくまでも僕の場合は、こんな気持ちで解いていました、というお話です。ご参考になれば。

by ハカセ

事例I   :気難しい主演男優
事例II  :発想豊かな主演女優
事例III :規定演技の工場長  ←今日はココ
事例IV :数字が読めない経理部長 (※未解説)

こんにちは、ふうじんです。
今週は事例III特集。で、いきなり冒頭の4行↑はなんだこれ?
うん、常にスポットライトを浴び華やかな事例I・IIに比べ、事例IIIはやや地味な存在

それは、

そもそも「生産」とは、基本的に地味で、真面目
誰が書いても同じような答案になり、大きな点差もつかないから
(ただしこれは合格者レベルの話。ある一定ラインを越えないと、事例IIIは大幅失点)

よって、事例Iとは異なる理由で、「私この事例得意です!」と語る人は少ない。だって誰でも知ってることを自慢げに書いても気恥ずかしいだけじゃない?
 

■事例IIIの解答要求■

ではいつもの通り、事例ごとの「解答要求」の違いから検討スタート!いつもの表は各自確認いただくとして、その違いを一言で表現するなら、

<解答要求ハイライト・事例別>
事例I       複数解釈  ←挑戦的に難しい
事例II      機会発見  ←未来志向で気宇壮大
事例III     因果関係  ←今日はココ
事例IV     条件選択 (※未解説)

でしたよね?
そう、事例IIIの難しさとは、

事例IIと同じノリで解答しても全く点数にならないこと。

これが事例IIIを初学者が最も苦手にし、上級生が最も得意にする一因。なぜなら上級生は過去問分析や事例演習を重ね、

事例IIIでは何が要求されているか
事例IIIの長マス目の解答をどう構成すれば良いか

を知りつくしているから。
 

■事例III処理スタイル:因果関係で並べる■

であれば話は簡単。今すぐにでも自分の事例演習答案を見直し、

現状問題点を因果関係で指摘・解決しているか
長文マス目を所定の記述要素で構成しているか

をチェックするだけで上級生との差はすぐ埋まる。なぜなら事例IIIの点差とは

解決策そのものよりも、現状の問題点を因果関係で指摘できたかどうか(なぜそうなるのか、それでどうなるか)

に過ぎないから。しかしここに気付くかどうかは決定的にデカい
具体策についてはハカセが触れてくれるはずなので、そちらをご覧あれ。
 

■事例III処理スタイル:現状問題点の指摘・解決■

現状問題点・・、えっと何のことだっけ?それでは過去6年間のC社の特徴から確認!

H16年C社
品機械製造業C社の受注プロセス・内外作区分の問題点を指摘しつつ、短納期対応と受注事務の効率化をアドバイス。
 
H17年C社
公共遊戯具製造業C社のクレーム対応と工場改革の必要性を指摘しつつ、業務効率化と自社の強みを活かした新規事業強化をアドバイス。
 
H18年C社
金属メッキ業C社が親受業者から求められた海外進出への是非を示しつつ、更なる技術開発と生産平準化をアドバイス。
 
H19年C社
印刷業C社の受注形態変化と社内情報伝達上の問題点を指摘しつつ、追加設備投資の是非と新規事業への取り組み方をアドバイス。
 
H20年C社
金型製造業C社が現在不得意とする大型金型受注に向けた課題を整理しつつ、更なる短納期対応と今後のグローバル対応に備えた人材育成をアドバイス。
 
H21年C社
木製家具製造業C社の見込生産における過大在庫・欠品の問題点を指摘しつつ、今後の新規OEM事業推進上の具体的対応策をアドバイス。

<過去問分析(サンプル)>
■解答要求はほぼ毎年お約束。だが毎年必ず(表面上だけちょっと)変化する
■第1問はC社の強み、第2~3問がC社の現在の問題点
■第4~5問にかけアドバイスを求めてくる。しかしこのアドバイスは必ず的中するとは限らない。
■必ずストーリーがある。しかし必ずしも現実性(リアリティ)があるとは限らない。
 
※H21年事例IIIの木製家具製造業者のグダグダぶりを読み、「こんな製造現場あるわけない!」などと思ったら負け。あくまで架空の企業なんだから、現実性ではなく、「作問者はこの設定を通じ、何を問おうとしているか」に思考のスイッチを入れ続けた人が勝ち。

そうか、事例の第2・3問はほぼ必ず何か現在の問題点ネタなのか。しかも喫緊だし。
そして合格レベルの実力を備える受験生はこう考える。

              過去・現在の根拠は必ず問題本文(与件文)の中にある
              根拠を因果関係で正しく並べれば事例IIIは確実に得点できる

冒頭述べた「ある一定ライン」とは、実はたったこれだけの話。

しかしちょっと気を付けておきたいのが、事例IIIが規定演技であるにもかかわらず、解答要求が毎年表面上少しずつだけ変化すること(H21年事例III第3問設問(2)参照)。ループジャンプを跳ぶつもりでいたら、突然トリプルアクセルジャンプを跳ぶことを要求された位、ショックに思える。本番の極度のプレッシャーの中、これをやられると少々キツイので、十分ご用心あられたい。
 

■事例III対応ドリル■

では恒例の「今から起死回生ドリル」をどうぞ。
繰り返しですが、以下のことは「もう終わっていて当たり前」ですからね!

起死回生ドリル1:設問文の写経
今からでも遅くない。事例IIIの解答要求とは何か。
ちなみに自力で考えないと意味ないから!けど時間もないのでこちらがサンプル
 
起死回生ドリル2: T○C事例III模範解答の写経
解答構成要素を分析し、自分なりに標準化してネタ帳作る。特に「最終集中」「2次オプション」の模範解答は、「受験生でも十分作れるレベル」に手加減してある(はず)。本試験で解答構成要素をどう並べれば良いか、ここから学ぶ。
 
起死回生ドリル3:問題本文(与件文)の写経
もしまだ未着手なら、改善ビッグチャンス。事例IIと異なり、事例IIIの根拠⇔設問文の対応はごく大まかな段落レベルであることに気付く。
であれば(いつもらしからぬテクニック的な話だけど)、いかなる難問が出現しようとも、
  1.  問題本文(与件文)にしがみつき、
  2. いつもの解答フレームを用意して、
  3. 「経営課題」と使いたい「根拠」を順に並べれば、
事例IIIの合格答案が作れてしまう可能性がある。

■事例IIIから学ぶこと■

事例IIIは生産の事例。そもそも日本の製造業の強みの由来が何かを考えれば、その対応策が「自由気ままに思いつくことをアドバイスする」であるハズがない。もう時間がないから「出し惜しみ」抜きで語ることを許していただくと、事例IIIのありたい対応プロセスとは、

              解答プロセスの徹底した標準化(3Sの基本!)
              問題点があれば原因追究し、地道にカイゼン(ECRS)
              突然変化が起きても、柔軟に対応(flexibility)

の3点に集約できるのじゃないかしら?そう、生産現場に通じたコンサルタントたるには、まず

              自分自身の事例解答プロセスぐらい、
              自力で確立(3S)・改善(ECRS)できてしかるべき。

事例IIIからはそんなメッセージを教わった気がしています。

byふうじん

こんにちは。ハカセです。今日は事例IIIについて少しお話を。

◇ 事例IIIは取り組みやすい? ◇

事例 III は、生産管理が中心です。初学者にとって取っつきにくい話題ではありますが、実は、何かのきっかけで急激に得点が伸びる事例でもあります。もしかしたら、すでにこれを実感している初学者の方もいるかもしれません。また、経験者の皆さんにとっては「安定科目」として確実に得点したいところです。

何故事例IIIが得点しやすいかというと、中小企業診断士は「その道の専門家」ではなく、「幅広い知識を持ったゼネラリスト」であるというところに尽きます。もちろん、生産管理や効率化・最適化を専門にする診断士の諸先輩もいらっしゃると思いますが、診断士私見では主にゼネラリストとしての資質が問われることになります。そうなると「知らないと書けない」という設問にはしにくい。これが理由の第一。

もう一つの理由は、そもそも生産管理という壮大なテーマを、文字だけでしかもたった2-3ページで説明することには限界があります。だから、受験者は、所詮、「その2-3ページの事例」と、「生産管理のセオリー」を突き合わせることになります。だから事例から離れないこと逆にそこに執着すること。ここに気付くと、急激に得点しやすくなります。

ちなみにボクは、建設系の会社で外注契約や購買関係の仕事をしています。よって、自ら生産管理を行っているわけではありませんが、発注側として生産管理が適切に行われているかどうかをマネジメントする立場にいます。だから、当初は「事例IIIは比較的得意かな」と思っていたのですが、思わぬ苦戦を強いられました。全然得点できなかった。その経験を踏まえて、自分が事例IIIにどう取り組んだかを紹介します。

◇ 「雇われ」工場長というキャラ ◇

ボクは、事例を解く際、自分のキャラ(立ち位置)を決めて取り組みました。以前紹介した 事例 I では「経営企画室のペェペェ社員」というキャラ でした。事例IIIは「雇われの素人工場長」というキャラ で解きました。

  • あなたは突然、B社工場長に任命された。 
     
  • 「素人」なので、「QCD」「QCD」とつぶやきながら歩いている。
     
  • 「素人」なので、「全体最適」「全体最適」とつぶやきながら歩く。
     
  • 「雇われ」工場長なので、常に経営課題を意識する。経営者の目を常に意識する。自分の手法を「だって経営課題のためには」と正当化することに固執する。
     
  • 「雇われ」なので、常に自分の成果をアピールしなければいけない。たとえ小手先の改善でも、それを、オーバーに「全社的な成果」や「経営課題の解決」に常に結びつける。「すごいでしょ?」をアピールすることを忘れない。だって「雇われ」なんだもん。首になっちゃう。
    例えば・・・
    ◇ コスト削減 → 収益の改善に寄与 (大げさな!)
    ◇ 取引先の拡大 → 経営基盤の安定化 → 環境変化への対応力強化 (ここまで言う?!)
     
  • とはいえ、所詮、「素人」の「雇われ」工場長。知識はたかが知れている。工場のことについて何も知らない。工場中駆けずり回って、ようやくその問題用紙3枚の知識を得た。
     
  • 致し方ない、それを基に改革を断行するしかない。社長もそれでいいと言ってくれている。だから気が楽といえば楽。「だってこれしか知らされてないもん」とむしろ開き直って、その紙に書いてある範囲で最大効果を得るように頑張る。
     
  • 書いてないことを「想像」して実行すると、現場から総スカンを食らう。それはルール違反。「雇われ」の「素人」工場長であることを忘れない事例から絶対に離れない。知ったかぶりをすると(事例から離れると)すぐに上げ足を取られる(事故を起こす)。

◇ ハカセの悩み ◇

どうして僕がこういうキャラを作り上げたかというと、いくつかの悩みがあったから。

  1. 事例IIIが最も事故が多かった : 事例IIIが、事例本文の根拠の使い分けミスがものすごく多かったのです。また、事例本文との「喧嘩」が多かった。経験者の方は覚えておられる方がいらっしゃるかもしれません。昨年2009年のTAC二次公開模試の事例IIIは、「静音技術」を他分野に応用しようというものでした。事例をそのまま素直に読めば「他分野応用」はスっと出てくるのですが、その時のボクは「静音技術なんて、簡単に他分野に応用できない。ましてや鍛冶屋の静音と家電の静音?全く別物!これは罠だ!」と、その根拠を使わなかったのです。その他、色々と事例と「喧嘩」した結果、上位92.5%という結果をとりました(笑)。はい。下位7.5%です。これはヒドい (T_T)。なまじっか「生産現場を知っている」という自分の誇りが、事例に対する素直さ、愚直さを失わせていたのです。どうすればよいか。「素人になろう」。そう決めたのです。素人はどうする? 素直になります。信じます。だから、そのまま書く。必要であれば「抜く」。
     
  2. 因果が甘い: 事例IIIの点が伸びない原因を、ボクは自己分析(事故分析ともいう)をしました。こちらの記事 (http://rmc-oden.com/blog/archives/4076)にも書きましたが、失敗を類型化することは非常に大事です。僕の場合は因果が甘い ことに気付きました。「AだからB。」これは書けているのです。でも、「AだからB。それによってCという経営課題まで解決しちゃう。」ここまで書くことで、さらに加点され、合格答案に近付くことが出来ると考えたのです。特に事例IIIは、慣れてくると「抜き」で加点されます。経験者は「抜き」を多用して安定科目にしています。それに対抗するにはどうすればいいか。「雇われになろう」。そして「小さな成果も大げさにアピールしよう」。そう決めたのです。

以前ご紹介したように、二次試験対策はある程度のレベルに達すると急激に得点が伸びます。

ボクの場合は、事例IIIが一番最初に「伸び」が訪れた科目です。受験生の皆さんもあきらめずに、愚直に、取り組まれることを願っております。

by ハカセ

WATATAです。

私はずっと工場勤務なので、人からは事例Ⅲが得意だと思われがちです。でも、最初はかなり苦手でした。まあ、単にヘタだったわけですけど。中途半端に工場の事を知っているだけに、自分の知識とか常識に頼って解答してたんです。結果、しばしば「模範解答と全然違う解答」になりました。

これって、「出題者と受験生の意見の相違」だと思うわけです。出題者より自分の方が現場を良く知っている可能性が高いわけですから。

事例Ⅲに限らず、企業に対するどんなアドバイスにも正解ってのは無くて、ただ意見だけがあるんじゃないかと思ってます。だから、中小企業診断士が2人以上いると、必ず何らかの意見の相違が発生してもおかしく無いと思います。それは「出題者」と「受験生」という2人の経営コンサルタントの間にも起こり得ることです。

これは別に事例にも診断士にも限ったことじゃなくて、人間同士のコミュニケーション全般に言えることですね。一人一人の人間はそれぞれ違う世界に住んでいて、違う世界を見て生きているから、世界に対してそれぞれ違う意見を持っているのだと思います。だから人の意見は魅力が無く聞こえるし、人は自分の意見を否定してばっかりだと思ってしまうんでしょう。
昔、ある人から「あなたとは使っているプロトコルが違う!」と言われたことがあります。その人は外資系の世界的に超有名な企業でコンサル的な仕事をしている人で、自分は日本の中小企業に勤務するただの品質保証課員だったので、非常に悔しく思いました。でも、考えてみたらそんなの当たり前ですよね。すべての人間が違うプロトコルを持って生きていると思います。それが、コミュニケーションの結果が自分の望んでいないものになる原因だと思うのです。

余談っぽくなってしまいましたが、事例を解くのもコミュニケーションです。出題者の質問に対し、解答する行為です。出題者と受験生は違う人間ですから、世界に対し違う意見を持っています。事例企業に対するアドバイスでも、違う意見を持っているはずです。

中小企業診断士試験はその差異を認める試験なのか、それとも認めない試験なのか、真相は藪の中ですよね。ただ、受験指導上は「出題者の想定する解答を書く」ということにしないと、採点も指導も難しいです。

「出題者の想定する解答を書く」為に、自分の今までの知識や経験が邪魔になることがあります。製造業の経験者にとって、事例Ⅲはそんな事故が起こりやすい事例かと思います。それを防ぐためには、 「出題者の意見を採用する」必要があるかと思います。

 例えば納期を短縮したい場合、対策は何十通りもあります。しかし、出題者は「この工程にムダがある。このムダを取ればよい」と事例本文に書いています。他にも意見はありますが、ここはひとつ出題者の意見を尊重し、その対策を採用してあげましょう!

製造業の話に限らす、事例Ⅱや事例Ⅲで「模範解答と全然違う解答になってしまう・・・」という悩みをお持ちの方は、この「出題者の意見を採用する」という考え方で戦ってみてください。

最後にもう一つ。
事例Ⅲのシチュレーションは「製造業の社長が、生産管理の専門家である中小企業診断士の○○さんを呼んだ」という場面です。
○○にはあなたの名前を入れて下さい。そして、このシチュレーションに沿った解答を心がけてください!

過日10/3(日)二次対策第3回セミナーにご参加の皆様、大変お疲れさまでした。「一発合格道場」としてご一緒できる本試験前のセミナー企画はこれで最終回です。あとは各位の実力を4枚の解答用紙にしっかり書き残してくるだけ。ご健闘お祈りしております!

さて、当日は全ての方が各自今最も疑問に思っていたことを質問され、それぞれ納得いかれたことと思います。でも言葉で聞いているだけでは、聞き逃しや表現不足・思い込みがあったかも知れません。「合格可能性を少しでも向上させること」を期し、下記Q&A集としてまとめました。どこで異なった解釈や見方ができるか、よろしければお目通しください!

※以下のQ&A集は、10/3(日)セミナー出席者の事後フォロー用です。文章とは必ず誤解を伴うものですから、当文章のみを読んで手順を変えることは全くおすすめしません。あしからずご了承ください。
※いただいた質問を事例の解答処理手順「読む」「考える」「書く」の順にグルーピングしています。

■手順1 読む■
Q:作問者の意図に沿った答案を作れるようになってきたが、やはり時間が足りない。どう対応すれば良いか?

A:時間が足りないのは全ての受験生に共通の悩み。その原因により対応策が異なりますが、「事例の処理手順ごとの時間配分を考える」ことが一つの対策です。ストレート本科生は、一般的に「書く」ことに時間がかかる意識が強いですが、実は「読む」ことに無意識に時間をかけているケースも多いのです。自分の「書く」「考える」に必要な時間を決め、そこから逆算で「読む」ことの時間を短縮していくと、80分内にきっちり収まることがあります。

Q:与件文を読んでも、模範解答にあるようなキーワード(例:統制管理)がすぐ思い浮かばないが、合格者レベルであればすぐ思い浮かぶのか?

A:診断士学習とは別に普段から実務で使っていたり、一次対策の知識を予め体系化しておくことで、必要なキーワードがスッとでてくるケースはあるようです。残り3週間でどこまでできるかは約束できませんが、「小ネタ集」のようなものを自分で作ることで、様々な切り口・グルーピングワードを予め手元にストックしておくことは可能でしょう。

■手順2 考える■
Q:与件の根拠⇔設問を対応づけるのに時間がかかり、かつせっかく使った根拠が行ズレして全く点にならないことがある。どう対応すれば良いか?

A:根拠の対応付け、根拠行ズレの問題は、事例II⇔事例I・IIIを切り分けて考えることが必要でしょう。特に事例IIはわざと根拠がばら撒かれていたり、根拠が行ズレするように作問しているわけですから、これは重要な問題です。「モレなくダブりあり」「怪しい根拠は必ず使う」など様々な対応策が指導されていますから、自分なりの対応方針を本試験までに選んでおけば不安はなくなります。

Q:根拠を全て使って書くには時間が足りない。どう対応すれば良いか?

A:このご質問は、考える要素(=使う根拠を選ぶ)と、書く要素(=解答をまとめる)の両方を含んでいます。まず最初の対応策は、「考えながら書く」ではなく、「考えてから書く」ことです。次いで「根拠を選ぶ」視点では、必ずしも全ての根拠を解答に使う必要はないと開き直ればほぼOKです(※満点の答案を作る必要はないからです)。過去問ではなく、事例演習の解答解説を使うと、このコツは呑み込めます。最後に「解答をまとめる」について悩むことは不要です。書くことは必ず一定の時間がかかりますから、最初からその時間を確保しておくことです。あとは「消しゴムを使うか使わないか」の論点になります。人それぞれですが、消しゴムを使わないようにすれば、時間不足も解消しますよね?

■手順3 書く■
Q:模範解答に沿った解答方向性は思い当っているが、いざ文章にしようとすると表現がずれて全く点にならない。この対策を知りたい。

A:これも非常に重要な質問です。今できることとして、「その模範解答が現実的に解答可能かどうか」を切り分けてみましょう。事実上解答不可能な文章が正解になっていることがありますから、それを当てに行くことは無駄な努力です。効果的な方法として、学習仲間の答案と見比べ、「他人ができているのに自分ができていない発想」を一つでも多くメモしましょう。この点がこの先3週間で大きく実力が伸びる点です。
■その他■
Q:2次対策上、細切れ時間を上手に使う工夫はあるか?

A:特に電車の中での時間は有効に使いたいですね。過去問の解説や間違いノート類を持ち運び、常に眺めておく方法があるようです。一方、事例を解くのに「大きな時間」を使って集中するわけですから、細切れ時間は音楽を聴いてリラックスしたり、気分を盛り上げることを中心にする考え方もあります。

Q:受験校の事例演習に比べ、2次本試験の過去問は格段に難しいと感じる。何か事前に対策できることはあるか?

A:はい、難しいです。受験校の事例演習は過去問の出題範囲から逸脱できませんが、本試験はそれを堂々と超越することが可能だからです。とはいえ本質が変わるわけではないので、合格する実力がある方は全く心配不要ですね。「本試験は難しい」「何かが起こる」。予めそう考えておくだけで、本試験当日でパニックになることは確実に回避可能です。

A2:もう一つの理由は、受験校の演習は「模範解答」を示す必要があるのに対し、本試験ではそれを示す必要がないことにも留意する必要があります。模範解答を示す以上、事例本文にその根拠がちりばめられている必要があります。そうじゃないと、「この事例本文から、どうやったらこの模範解答を書けって言うんだ?!」と、受験生の反乱がおきますから。結果的に、受験校の演習は「ルール」や「制約」が多くなります。その結果、受験生は「簡単だ」とか「コピペで用が足りる」と考えるようになり、解答には個性がなくなります。ただ、ここで思考を停止すると、本試験に対応できなくなる可能性があるので注意が必要ですね。

Q:事例IVである程度点数を稼ぐ計画を立てている。事前に学習していない範囲の論点(例:H21年負債レバレッジ・営業レバレッジ)を、どの程度押さえておくのが良いか?

A:事例IVでどの程度点数を稼ぐかを計画しておくことは重要です。ただし、事例I~IIIを確実に得点する前提で。事例I~IIIでの失敗を取り戻そう、と意気込んで事例IVに進むと恐ろしい目に合う可能性があります。一方、事前にカバーしておく範囲は、受験校の事例IV対策の範囲から大きく逸脱しない方がこの時期妥当でしょう。事例IVの新規出題論点は、「診断士として今後知っておいて欲しい」というメッセージと考えることもできます。もともと「どうせ解けないだろう」と思って出題している可能性があり、周囲もみなできないわけですから、そこに貴重な学習時間を配分することは、空振りに終わる確率の方が高いですね。あとは自己判断です。

■まとめ■
・「読む」プロセス、は今後さらに時間短縮可能
・「考える」プロセスは重要。根拠⇔設問対応づけをいかに正確に行うか
・「書く」プロセスは精度向上が可能。自分なりの必要時間を見定めれば、逆算で80分の時間配分が決まる。
・本試験直前3週間、ストレート本科生の実力は急速に高まる。答案の相互採点や意見交換を通じ、自分の解答処理スキルをどう固めていくか、この時期が本当の勝負になる。

by道場執筆者一同

こんばんは。ZonEです。

 
今週は、事例Ⅲ特集です。この事例も事例Ⅱ同様、対応力がつきやすい(トレーニングすれば点数が取れるようになりやすい)事例と言われていますが、皆さんはいかがですか?
 
他の事例と異なり、3部構成になっていたり、時系列を把握するのが難しかったり…と、初めは取っつきにくいかもしれませんが、慣れと共に徐々に得点が伸びやすい科目と言えるかもしれません。
 
さて本日は、今さら感は否めませんが、私の事例3に関する得点浮上(安定)のきっかけになったポイントをご紹介させていただきたいと思います。
 
時期も時期ですので、すでに事例Ⅲのコツを掴んでいる方には読み飛ばしてくださいませ。
 
まだ事例Ⅲで点数が伸び悩んでいる方にとって何かしらのヒントになれば幸いです。
 
 
さて、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々は、最初から事例Ⅲが得意な方が多いようです。
 
「そんなの当たり前じゃん…」と思われた方も多いかもしれませんが、ではその差はナゼ生じているのでしょうか?
 
その差が分かれば、事例Ⅲで点数を取るヒントになる気がしませんか?
 
 
理由は色々と考えられますが、私は事例企業を具体的にイメージできるかどうかが1つの大きなポイント(違いを産む違い)だと私は思っています。
 
事例の与件文は文章でつらつらと書き綴られていますが、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々は、実務経験等から文章で書かれている与件文を読んで、具体的な企業や工場のイメージを何となく(無意識に/自然体で)思い描いているのではないでしょうか?
 
一方、私を含め他業種の人間はどうしても、1次試験の運営管理等で学習した知識を使って、文字ベースでC社の状況を把握しようとする傾向にあります。しかし、言葉尻を捉えようとするだけでは、行間を読むことは難しく、出題者の意図を汲むことも困難だと思います。
 
出題者の頭の中には、C社の具体的なイメージがあるハズなので、難易度の高い問題に対処するためには、出題者と同じように、頭の中にC社を具体的にイメージしてみることが効果的だと思います(少なくとも私にとっては、非常に効果的でした)。
 
 
なお、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々と一般人の間には、企業や工場を具体的にイメージできるかどうか以外にも、専門知識の深さや周辺知識の豊富さ等にも大きな差異があります。しかし、実務とは異なり、試験問題に対してはあまり気にする必要はないかと思います。逆にそのような知識を付け焼刃的に補強すると、素直な発想や愚直な答案作成の妨げになる可能性もありますし、気を付けないと専門用語に頼ったダメダメ答案を作成してしまう可能性すらあります。
 
事例Ⅲのよくあるパターンとして、C社の社長が自社の強みを消したり、弱みに拍車をかけるような舵取りをしようとするケースが多々あります。工場や生産管理に関する素人がゆえに、玄人からは絵空事や机上の空論に見えてしまうような事例にもくだをまくことなく(気付いてないだけ?)素直に対処できる…という強みを殺さないように気をつけつつ、弱みを補っていただければ幸いです。
 
by ZonE

2011年合格目標の方、こんばんは。
ストレート本科生10月スタートコースは、中小企業診断士受験の最も標準的な日程。11月以降のスタートは日程的に少々苦しくなりますから、10月学習開始を選択された方は、ある程度有利な時期にスタートを切ったことになります。
 

■一発合格道場の使い方■

このブログの特徴を一言でいえば

診断士1次試験をラクラク通過したT○Cストレート本科生6名が、
苦しみながらも2次試験を一回で合格した体験記

となります。
記事内容はよりどり多種多様で、ひとまとめにこうとは言えませんが、2010年合格目標の受験生の感想によれば、

  1.  学習計画のマイルストーンになった
  2. 答練点数や学習方法を読み、モチベーション維持に役立った
  3. 様々な意見を知り、切り口や視野を広げる参考になった

という使い方が多かったようです。
また、当ブログは毎日更新されていますので、ブログをチェックする時間帯は、

毎晩、学習前か就寝前
毎朝、勤務開始前

のどちらかが多かったようですね!
 

■今日の本題:診断士試験合格に何年かける?■

さて、10月開始(6~9月開始を含む)ストレート本科生コースを選択したとして、以下の点が気になるかも知れません。

Q1 中小企業診断士試験は1年で合格可能か?
Q2 中小企業診断士試験は何年かければ合格可能か?

受験校のガイダンス等に出席した方であれば、この問いの答えが

A1 1年で合格することは可能
A2 2~3年かけて合格する方が多い

であることはご存じですよね?しかし経営者のよき相談相手になるべき中小企業診断士を目指す以上、他人の言うことを額面通りに受け取らず、多面的に解釈の可能性を考える能力も今後求められます。例えばこの場合、

A1 1年で合格可能⇔1年での合格は至難
A2 2~3年での合格者が多い⇔2~3年かけて合格しない人も多い

左側のことを言われた時、右側の解釈可能性まで思いを巡らせることができるか。ここでまず最初の実力差が生じます。
ただこんなことを言われて、怯む必要はまったくありません。このことは同時に、

何年かけて合格するかの選択権は、自分の手中にある

ことを意味するわけですから。
 

■ストレート合格を目指す学習計画■

とはいえ、「ストレート合格」。この言葉はちょっと耳に心地良いものです。そして市販の受験ガイド本によれば、診断士試験合格の学習時間目安=約1,000時間と言われることが多いようです。仮にこれを1次⇔2次に分けると、

1次対策=800時間
2次対策=200時間

という目安が浮かびあがってきますね!さらにこれを1週あたりに換算すると20時間/週になります。一言で20時間/週と言っても、仕事や家庭を持ち多忙なビジネスパーソンにとり、これはかなりの負担となる学習量です。なおかつこれはあくまで目安であり、実際の合格者にはこれより遥かに多い時間をかけて合格する方もいる位ですから、

診断士試験を1年で合格する決断をするかどうか。
目標達成のために、必要な学習時間を確保できるかどうか。

は学習開始後なるべく早めの時期、遅くとも12月までには決めておく必要があるでしょう。そして仮に「1年で取得する」決意をしたのであれば、自分の責任において「必要な学習時間を確保する」覚悟が必要になります。
 

■1次対策と2次対策■

ではなぜ12月まで?その理由も確認しておきましょう。
それは、受験校の2次対策講義が12月にスタートするからです(過去問分析演習)。しかし1次試験7科目を1年で合格することは決して簡単ではありませんから、多くの受験校が指導する通り、

1次試験7科目をまず確実に合格し、次いで2次対策に進む

ことを優先する方が多いでしょう。
ただし1次対策を順調にこなせる方(=養成答練80点レベル)であれば、

2次対策を早めにスタートし、同時に1次対策も確実に仕上げる

戦略が選択可能になります(こう指導している受験校もありますね)。確かに2次対策を10か月以上使って仕上げる(⇔わずか11週間ちょっとで仕上げる)ことが2次対策上どれだけ有利であるかは、説明するまでもないことです。
(あくまで1次試験を確実に通過できる場合、という前提ですが)
 

■ストレート合格を目指す方へ~時間を味方にする■

以上、今日は2011年合格目標に向け既に学習を開始された方に対し、

診断士資格を何年かけて取得するかを戦略的に決める

という提案をしました。そしてこのブログが「一発合格道場」というタイトルである以上、私たちが提供する考え方は常に「ストレート合格」を意識しています。それは

診断士試験が1年で合格可能である、ことに加え
タイムベース競争

という考え方にも基づいています。産業構造の転換や失業率改善の足踏みなども背景に、中小企業診断士試験の難易度は今後も年を追って上昇するでしょう。そして同じ学習時間をかけて合格する人も不合格になる人もいます。

受験校が提供する学習ノウハウは、誰に対しても等しく提供されます。であれば「時間の使い方」が、この選抜試験を勝ち抜くコツの一つであることに異論は出ないはずです。時間を敵に回すか味方につけるか。今後1年近くにわたり、私たちはその「マイルストーン」を提供すること(※)をお約束します!

※結論だけ一言で先にお伝えすると「他人より早く(速く)やる」、ですね。

byふうじん

こんばんはJCです。
今週はみんなで事例Ⅱを特集してきました!

事例Ⅰは難解、それに続く事例Ⅱは忙しいとにかく根拠らしきものがたくさんあって、どれを使ってどれを削るか、もちろん全部使ってたら時数が足りないなんてことも。それもそのはず、先週ふうじんが各事例の出題の意図をまとめてくれていましたが、事例Ⅱでは問題整理能力というのも問われています

◆事例Ⅱは得意な人が多い?◆
そうなんでしょうね?watataも得意といってます。確かに題材となっている中小企業B社はスポーツ用品店とか旅館とかテニススクール、美容院、ペットショップ等、身近によくあるお店であることが多いです。だから、与件文に書かれていることは比較的わかりやすい。書かれ方も創業の経緯から現在に至る状況という過去うまくいってたという説明に始まり、「数年前」から大手が参入してきたり、環境が変わったりして、競争環境が激化している現在があり、その中で大手やチェーン店にはできないサービスで将来を乗り切るためのアドバイスを求められることが多い。よく「事例Ⅰはみんなできないけど、事例Ⅱはみんなができる」とか言われる方もいますが、僕にはなかなか手ごわい相手でした。

◆陥りやすい失敗◆
僕が何度もはまった失敗は、お粗末なアイデア解答でした。どのような新規事業が考えられるか?という問いに対して、与件文がわかりやすいだけに、変に発想が広がり、与件や設問が求めている解答ではなく、ほんのちょっとの与件の根拠(と思った点)を使って、どんどん違う方向へアイデアがでまくってしまうということ。事例Ⅱで陥りやすい失敗は題材がきわめて身近な店舗・会社であるために、我々の想像力がみごとに広がって自分ちの近くの実在のお店と勘違いしてしまうこと。もう、繰り返し言ってきていますが、国家試験ですので、筆記試験には必ず解答があるはずであり、その解答は絶対にぼくんちの近くのスポーツ用品店の品ぞろえの問題であるはずはなく、必ず与件文の中の根拠に従って存在しているはずです。

◆多すぎる根拠たち◆
30字以内で二つ答えよ、という問題なのに、根拠が5つも6つもある。この場合には5つを2つにまとめられないか、いわゆる「主体」と「付随」のようなまとめ方ができないか、あるいは1つ答えよ、というときに二つ書きたいことがある場合もなにかでまとめられないか。そんなくくり方にできる言葉を普段から探しておくことは重要かもしれません。先週の記事でも書きましたが、1次試験の知識を簡単にまとめた小ネタ集を作っておくと、こういうときに便利です。

◆サービスと顧客関係性◆
当たり前ですが、事例ⅡのB社も、必ず中小企業です。この場合に地域に参入してきたチェーン店や大手に勝てる要因って、なんでしょう?
やはり、きめ細かなサービスお店が顧客である私のことをよく知ってるかゆいところに手が届く、という顧客との関係性のが求められるんじゃないでしょうか?
そういう意味でも小ネタとしてサービスの基本的な特性、見えない、残せない…とそれに対する対応をもう一度、考えておくことはとっても大事ですよね。
また、中小では広告は費用の面からも限界があるので、口コミやWebを利用することで、費用をかけることなく、双方向のコミュニケーションを構築できれば関係性はぐっと緊密になりますよね。(どーでもいいことですが、ちなみに僕は「インターネット」と書かずに「Web」と書くことで字数を稼いでいました。)

◆2009年本試験事例ⅡJCの場合◆
解答用紙が裏返しで配られた時に配点が透けて見えちゃいました。
第4問30点!これは、正直しびれました。「この問題でおおはずししたら、今年の合格はない!」と。この思いが80分間ずっと頭の中を駆け巡った感じで、第1問・第2問にかける時間を極力短縮して、第3・4問に集中する作戦をとりました。うむむ、事例Ⅱは失敗した感が非常に強かったです。
でも、自分が失敗しているかも?ということは試験が終わって、受験機関の模範解答を見るまで気づいていなかったんです。後から模範解答を見てみると配点の大きい第3問・第4問に目が行き過ぎ、確実にとりたい第1・2問で設問要求とはずれた解答をしてしまったし、第3・4問だって、目が行き過ぎたわりには大した内容がかけていない。イケてないなぁーという印象。発表を見るまではほんとドキドキでした。
でも、試験中には書けるだけ書いた!という気持ちで盛り上がっていて、あとの科目に失敗を引きずらずに済んだことがとてもラッキーに作用したようです。できてないにも関わらず、達成感を感じながら午後の事例Ⅲを迎えることができましたから。
お気楽な性格が幸いしたのかもしれません

累計

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