» 2010 » 9月のブログ記事


こんにちは、ふうじんです。

今週は事例II特集。事例IIは事例Iと双璧をなす2次筆記試験の花形、例えるならば華やかな主演女優。「さぁ、私の出したヒントから、真っ白なキャンパスにあなたらしく素敵な絵を描いてみせてね!」というリクエスト。

■気宇壮大な事例II■
さてこのブログの2次対策、基本的には「2次筆記試験の合格確率を高める」考え方のご提案。よってキッツキツに「要求解釈」やら「因果関係」やらをとことん自力で考えるための提案が多いのだけど、事例IIだけはちょっとスタンスを変えたい。

それは事例IIが あまりに

気宇壮大

であり、試験問題としてコツコツ点数を稼ぐ対象と捉えるだけでは、あまりにもったいないから。

気宇壮大
<意味>
心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま
▽「気宇」は心の持ち方、度量。「壮大」は非常に大きくて立派なさま。
<用例>
酒が入ればただちに気宇壮大となる気質は父親から受けついだものであろう。(宮尾登美子・楊梅の熟れる頃)
出典:三省堂「新明解四字熟語辞典」

ではどれだけ気宇壮大?H16年~H21年の事例II B社の特徴表現でチェック!

H16年 B社
ペットショップのオーナー夫婦に対し、品揃え戦略と会員カードによる顧客関係性構築を提案
 
H17年B社
地元美容院の成長過程を分析し、業態戦略と顧客・従業員満足を追求
 
H18年B社
地元テニススクールの大手対抗戦略と、学習塾を始めとする今後の新規事業を提案
 
H19年B社
地場ホームセンターが大手に対抗して売上増加を図る戦略と、インターナルマーケティングによる従業員のヤル気強化
 
H20年B社
高級温泉旅館の4代目女将の新事業計画を諌めつつ、温泉組合にも協業をベースにした集客強化を提案
 
H21年B社
元スポーツ用品店の他社協働による新規事業立案と、ネットを活用して地域の町おこしに協力

なにやら年を重ねるごとに「気宇壮大指数」が加速度的に急上昇中up
H21年B社 地元スポーツ用品店 はとりわけスゴかった。もはや「企業診断」の枠を大きくはみ出し、すぐにでもマラソンsportsとフットサルsoccerに飛び入り参加したくなるワクワク感さえ漂わせていた

■解いて楽しい事例II■
感心してばかりもいられないので、多少は受験生の視点からも記述。はっきり言って、事例IIは楽しい。いつもの「要求能力マトリクス」で考えれば、

分析能力
分析整理能力
→第(1)問

問題解決能力 →第(2)問

創造力
企画提案能力
→第(3)(4)問

ポイントは第(3)(4)問。なんと「創造」することが認められ、「提案」しても良い!これはほぼ事例IIのみに許された特典。

相手の意図の「想像」を要求される主演男優(事例I)と比べ、主演女優(事例II)の心優しさたるや涙が出るほどありがたい。しかも「創造」「提案」と言ったって、問題本文(与件文)に散りばめられた根拠を用い、市場機会×B社の強み で容易に導ける。これで得点を稼がない方がおかしい。

■事例II処理スタイル:難しさ&解答順■
とはいえ。
それなりに点差がつかないと試験にならないから、それなりの工夫はこらしてある。気宇壮大な事例IIに失礼にあたらないようそそくさと指摘すると、以下の2点。

分析整理能力
問題解決能力

「分析整理能力」はもう今更説明不要でしょ?
そして「問題解決能力」要求の恐ろしさとは、「根拠の行ズレ」。

細かい説明は省くけど、このミスを犯すと、得点スキルが高ければ高いほど「素晴らしく完成度が高く精緻な、誤った解決策」答案が出来上がり!
おぉ恐ろしい・・。ちなみにこの対策も面倒なので割愛。この話は講師の受け売りだから、誰かが書くでしょ。

あと「解答順」の話を一応。事例IIの問題設計上、第(1)問を真っ先に解答し、そこで特定したB社の強みをその後の第(2)問・第(3)問で使うパターンが多い。でも散らばった根拠を確実に整理するのって、時間ロスしやすいんだよな・・。

私個人はこの問題に対する答を探しあぐねたまま2次筆記を終えてしまいました。よってどなたかお詳しい方、ぜひ見解お願いします!

■事例IIを得点源にして合格?■
高得点が稼げる事例II。確かに「事例IIで大きく稼いで合格しました!」という体験談を見掛ける機会が多い。しかし不合格者数>>>合格者数であるこの試験。体験談は事実の半分しか語っていない可能性がある。それは何?

事例IIが高得点しやすいのは、ネタにシンクロすればスッと配点がくるから。
しかし要求される能力、解答構成要素は事例I、事例IIIと明らかに異なる。

つまりスト本科生が事例I・IIIで得点が伸び悩む一因は、

事例IIの成功経験(=解答スキル)を事例I・IIIに持ち込んでしまうこと。

そう、事例Iのハイライトは「要求解釈」。IIIのそれは「因果関係」。後は想像すればすぐわかる話。事例IIを得意とするのはOK。しかし事例I・IIIが不得意なままなら、合格可能性は大きく後退。

そして「最終集中特訓」が終わると、後は第三者から公正に自分の解答スキルを評価してもらえる機会は「2次オプションゼミ」のみ。それまでに、

事例I・II・IIIそれぞれの要求の違いを理解
その期待に正しく応える解答編集スキルを自分で考え出す

ことが不可欠。脅かしてばかりで恐縮ですが、残された3週間という時間はあっという間。

■+α  ・・実は大丈夫!理論■
しかしご安心。この記事のタイトルの「+α」が何を意味するか気になっていた人は鋭い。それは、

問題点さえわかれば対策は容易

という応援メッセージ。そして「合格倍率実質3倍理論」を信じるなら、無理に出来の良い答案を書かずとも、実はストレート合格可能

これまで何度も指摘してきた通り、スト本科生の実力が急に伸びるのはこの先3週間。そしてこのブログでは、「一次試験を余裕で通過してきた」昨年のT○Cスト本科生6名が、

・2次筆記対策11週間でいかに思い悩み
・最後に気づきを得て2次筆記本試験に臨んだか

までのコンテンツをこの先豊富に用意済み。
実は、今までの「出し惜しみ」はこの先3週間でのロケット加速のためこれまで思い悩み、深い霧の中にいたほど、視界が拓けた時の空は冴え冴えと澄み渡っているはず。

では残り3週間。悔いを残さないよう、全力で行きますよ!

byふうじん



こんにちは。ハカセ です。

今週は事例 II 特集ですが、すみません、今日はちょっと毛並みの変わった話題を。

話の「主旨」は、「二次試験の考え方は、必ずしも試験対策のみの机上の空論ではないですよ」ということであり、「二次試験がいかに診断実務に役立つか」ということをご説明したいと思います。まずはその前提となる「診断士登録までの流れ」をご説明します。

◇ 合格から登録までの道のり ◇

僕らの二次試験合格発表は、2010年1月6日でした。

診断士試験に合格したからと言って、すぐに診断士登録が出来るわけではありません。「試験に合格したといっても、所詮素人でしょ? コンサルタントやったことないよね? 一応コンサルタントの経験を積んでから、登録申請してね。経験としては、そうねぇ、15日を目途にしましょう」というのが診断協会の言い分です。まぁ、分からなくはない。

でも、日常業務としてコンサルタントや助言活動をしている人はともかく、コンサルタント経験を積むのは難しいですよね。これは、「コックになりたい人はコックの経験を積んでからにしてください!」と言っているようなものです。卵がないとニワトリが生まれないですよね。

◇ 実務補習 ◇

そこで、診断士協会は、「コンサルタント実務を積めない人のために、その機会を提供しますよ」と、「実務補習」というプログラムを用意してくれています。

5-7人ぐらいで一つの班を形成し、先輩診断士の指導のもと、対象となる中小企業の「診断」を行います。10-12日間の中で、土日を中心に5日間、班で集合してグループワークを行います。会合がない日も各自で色々な調査やレポート作成などを行います。そして、「診断報告書」というのをまとめあげ、最終日に対象企業に提出し報告します。この実務補習をワンセットこなすと、5ポイントの実務ポイントを獲得することが出来ます。

受講料は5日間(5ポイント)で5万円です。カレンダー上では10-12日を費やしますが、集合して作業するのは5日間ですから、認定されるのは5ポイントです。詳細は こちら

ワンセットの実務補習で実務ポイント5ポイントを獲得、すなわち、5日間のコンサルタント業務をこなしたと認定されます。登録に必要な経験は15日間ですから、実務補習を3セット受けると15ポイント獲得することが出来、登録の要件を満たしたことになり、晴れて診断士登録を申請することが出来ます

合格後3年以内に15ポイントを獲得して登録申請する必要があります。逆に言うと、3年間の猶予期間があります。ただし、登録しないと「中小企業診断士」を名乗ることは出来ません。登録申請そのものは無料です。

◇ ハカセの場合 ◇

二次試験合格発表(1月6日)の2日前、1月4日に、ハカセ家に待望の第一子が誕生しました。

嫁さんの妊娠期間は、ほとんど一次試験対策や二次試験対策と重複してました。出産前の様々な準備を一人でこなし、色々な不安を一人で抱え込んでいたであろう嫁さんには本当に申し訳なく、そして試験終了までサポートしてくれたことにとても感謝しています。

二次試験合格発表直後の2月~3月には、実務補習(5ポイントコース、15ポイントコース)が用意されていました。もちろん、合格したからには早く診断士を名乗りたいのはヤマヤマですが、出産直後の嫁さんをサポートするために、2月・3月の実務補習受講は断念することにしました。

ちなみに、実務補習は2月・3月に3セット、7月・8月・9月に3セット用意されています。2月・3月は、5日間コースか15日間コースのいずれか。7月・8月・9月は、3セットをバラ売りしてくれています。詳細は こちら

◇ 実務従事という選択肢 ◇

ところで、診断士登録をする正確な要件は、「中小企業診断士第2次試験に合格後、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事すること」です。冒頭にも記したように、実務補習は15日間の実務を積めない人の代替措置であって、15日間の経験が自力で積めるのなら、実務補習は必ずしも必須ではありません

僕の場合は、5ポイントを8月の「実務補習」を受講して獲得し、それ以外の10ポイントを「実務従事」で獲得することにしました。

「実務従事」とは、実際のコンサルタントとしての実績を指します。ありがたいことに、道場メンバーであるJCが自らの人脈を駆使して診断案件を2社獲得して来てくれて、道場の執筆メンバーで2社の診断を行うことにしました。我々道場メンバーは、道場執筆やセミナー開催をする傍ら、診断実務にも携わっていました。

こうして、僕は「実務補習」で5ポイント「実務従事」で10ポイントを獲得することができ、晴れて、診断士登録の申請を行う要件を満たすことが出来ました。今、登録手続きをしている真っ最中です (*^_^*)

◇ 診断実務と二次試験 ◇

診断実務に従事する過程で、意外なことに気付きました。それは、「二次試験でのロジックがそのまま診断実務(少なくとも診断報告書作成過程)に直結している」ということです。二次試験での「プロセス」なんてただの試験対策だと割り切っていた自分にとって、それは意外でした。その辺の話を、続編でお話ししたいと思います。

by ハカセ



WATATAです。

さて、今週は事例Ⅱですね。私は事例Ⅱが一番得意でした。多くの初学者もそう思うのではないかと思います。事例Ⅳや事例Ⅰのような難問が少なく、素直に本文中の根拠を拾っていけばなんとか点になる事例だと思います。

で、その「素直に」がポイントだと思います。事例Ⅱは他の受験生もおそらく点を取ってくるので、なるべくミス無く得点を重ねたい所です。その為に必要なのは、特別なスキルでは無く、ごく基本的な事だと思っています。

①問題文の一言一句を漏らさず確認し、問われていることに素直に答える
②本文中の根拠をしっかり押さえ、素直に解答を組み立てる
③マーケティングについての基礎知識をしっかり押さえておく

自分が事例Ⅱの過去問や答錬で点が伸びなかった時、一番出来ていなかったことは、「問題要求事項の読み飛ばし」です。2番目は「本文中にある根拠の放置」でした。合格するレベルにある受験生は、概ねしっかりこれらのポイントを押さえてきます。そこでミスをしてしまうと、思わぬ差がつく原因になるかと思います。とにかく、試験当日にこの様なミスが発生しない様、「マニュアル通りに動ける自分を作っておく」と良いでしょう。それにより成果が安定します。

あえてヒネった解答をする必要が無いのはもちろん、迷ったら「どっちが事例に対して素直か?」で判断するのも良いと思います。

マーケティングの知識に関しては、面倒がらずにしっかり復習すべきでしょう。ISPやサービスマーケティング、価格戦略等、知識があれば書くネタが増えます。注意点としては、中途半端にうろ覚えの専門用語を使うと、正確ではない使い方をしてしまう危険性があります。実際にクライアント様に対して売上向上策をアドバイス出来るくらいの自信を身につけましょう!

診断士に合格した後も、マーケティングについては必ずと言っていいほど必要となってきます。受験勉強を、自身の「マーケティング助言能力」向上の良い機会だと捉えてみてはどうでしょうか?

あと、私も「スモールビジネスマーケティング」は熟読しました。なるべく出題者の目線で考えられるようになると、出題者の求める解答になりやすいのではないかと思います。(もし、出題者の変更があったら無意味ですけれど)白書を読むのも一つの手段ですね。

さあ、いよいよ10月も近付いて来ました。残りの貴重な日数を、ぜひ悔いのないように過ごしましょう!scissors



こんばんは。ZonEです。

先週の事例Ⅰ特集に引き続き、今週は事例Ⅱ特集です。
事例Ⅱは4事例の中では「比較的点数が取りやすい」とか「初学者でも点数が伸びやすい」とか言われていますが、皆さんはいかがですか?

私の場合は、なかなか得点が安定せず、正直苦しみました。

解答解説を読めば「この解答書けるよな~」と思えるし、模範解答の解答要素を与件文の中から抽出(マーク)はできているのですが、80分という時間制限に焦ってしまい、設問との対応がズレたりイマイチだったり…と歯がゆいケースが多かったです。

ただ、「あること」に気づいてからは、得点がそれなりに安定するようになりました
(と言っても、気付いたのは10月初旬だったので、本当にギリギリ間に合った感じですね…。)

昨年私が掴んだ「きっかけ」が皆さんの処方箋になるかは不明ですが、事例Ⅱで時間不足に陥るケースが多い方には多少参考になると思いますので、ご紹介させていただきます。

 
「あること」って何?

まずは、この図をご覧ください

クリックして拡大)

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、上図は本試験過去5年分の事例Ⅱにおける設問と配点(ゲージ面積で表現)の関係を表したものです。参考として制限文字数も記載してあります。

設問によって面積(=配点)にかなりバラツキがあることがよく分かりますよね。

特に、平成21年の第2問や平成20年の第1問など、配点が極端に少ない問題(図の青色でマークをつけた問題)が毎年混在していることに気付くと思います。(平成18年はちょっと微妙ですが…)。

 
その分制限文字数が少ないんだから、配点が少なくても当たり前じゃん…

そう思った方もいらっしゃるかと思いますが、事例問題をある程度こなしてきた皆さんならお気付きのように、制限文字数と答案作成にかかる時間は全然比例しません(少なくとも私の場合はそうでした。)

確かに文字を書く時間だけは文字数に比例しますが、何を書くかを与件文から抽出したり文章を組み立てたりするプロセスは、(制限文字数が少なければ盛り込む要素も少なくはなりますが)制限文字数が少なくてもある程度の時間を使ってしまいます

特に「出題者の意図を完璧に把握してやろう」「8~10割の答案を作成してやろう」と、ちょっと気合を入れると、なおさら時間がかかってしまいます。

 
…そうなんです。私が事例Ⅱで苦しんでいた根本的な原因は、配点の低い問題に時間をかけ過ぎて、本来時間をかけるべき配点の高い問題に十分な時間を確保できなかったことだったのです。

もちろん、配点の低い問題にばかり時間をかけていたわけではなく、意識としては「全ての問題に均等に時間をかけていた」と言った方が正確かもしれません。しかし、それは配点から考えると、相対的に配点の低い問題に時間をかけ過ぎていたことになるのだと思います。

 
配点が少ないのは簡単だからなのでは?…だとしたら解答作成にかかる時間も少なくて済むはずじゃん…

そう不思議に思った方も少なくないでしょうが、配点の低い問題は取り組みやすく「8~9割の答案が作成できそう」からこそ、ついつい完璧な答案を求めて時間をかけ過ぎてしまう…という見方もできるかと思います。

とにかく私の場合は、配点に応じて設問毎の時間配分にメリハリを付けるようになってから、配点の大きい問題で部分点を拾えるようになり、結果として得点が安定するようになりました。

注意していただきたのは、私は別に配点の低い問題を捨ててしまおう…と言っているわけではありません。

配点5点×2=10点で時間をかけて10割を目指しても10点。
時間をかけずに(1)4割と(2)6割の部分点しかもらえなくても2+3=5点。
その差はたった5点です。
…であれば、節約した時間を配点の高い問題に充てて、じっくり考えることがてきれば、5点分どころかそれ以上のリターンが見込めるハズです。

 
まとめ

事例Ⅱは、4事例の中で一番時間制限が厳しい事例だと思います。

もし、「事例Ⅱはいつも制限時間ギリギリで焦る」という症状が出ているようでしたら、

費用(かけた時間)対効果(得点)を考えて、配点の低い問題で完璧を追求せずに時間を節約し、その分配点の高い問題に時間をかける

という処方箋を一度お試しいただければ幸いです。

 
「自分は時間制限には苦しんでない!!」という方も、事例Ⅱに関するシリーズ投稿は明日以降も続きますので、ぜひお楽しみに。

by ZonE



こんにちはアックルです。

最近急激に寒くなってきましたが、いよいよ2次試験が近づいてきましたね。
受験生の皆さんはそろそろ自分なりの解法プロセスが身についたでしょうか?
まだまだ不安?そりゃそうですよね。特に初学者はいまだに得点が伸びずに悩んでいる方が多いのではないでしょうか?

そんな受験生の悩みや不安を少しでも取り除いて頂くため・・・

一発合格道場では「第3回2次試験対策セミナー」を開催します!happy01

今回のセミナーは2次筆記試験前の最後のセミナーです。
そしてこれまでの平日夜の開催とは異なり、今回は日曜日の14時からの開催です。
前回同様、先着早いもの勝ちですので是非是非お早目のお申込みをお願いします。

詳細は、下記を参照下さい。

**************************************

日にち : 2010年10月3日(日曜日)

時間: 14時開始、16時半終了予定
(その後、希望者だけで軽く一杯beer

場所: 新橋駅近辺の会議室 (別途申込者に連絡)

内容: 道場執筆陣(昨年度ストレート合格者bullettrain)の
・ 2次試験本番の教訓、注意点等
・ あと5点取る為には? (予定)
・ 本試験当日、力を発揮できるようになる為のワーク (予定)
& 質疑応答

対象: 中小企業診断士を目指す人 (参加意欲がある方、積極的な方、歓迎です)
先着30名までです。

費用: 無料 (飲み会参加者は実費)

申込み:webmaster@rmc-oden.com までお申込みください。

(※ ご応募の際の個人情報は、道場関連イベント以外には使用いたしません)

**************************************

(申込フォーム)

・ 氏名:

・ メールアドレス:

・ 受験経験 (今度の10月の受験も含めて) : 1次試験 X 回、2次試験 X 回

・ 一発合格道場 第3回2次セミナーに : (参加を希望する) / (参加を希望しない)

・ セミナー終了後の懇親会に: (懇親会も参加する) / (懇親会には参加し

ない)



こんばんはJCです。

事例Ⅰのややこしー話題が続いてきたので、また
ゆるい話題、ゆるわだを書きたくなってしまいました。
以前も書いたことがあるのですが、僕は基本的には甘いものcakeが嫌いangryです。
家族にケーキを買って帰ったりするのは大好きなんですが、自分自身はほとんど食べません。そんな僕に2次試験前の直前期には大きな変化が訪れました。

◆異常なコリ◆
前回のゆるわだでも書いた異常な肩こりtyphoonと右ひじの激痛impactは2次試験後に整形外科に行ったところ、根本的な問題は首だと言われました。長時間同じ姿勢をとっていたことから、本来緩やかなS字カーブであるはずの首の骨がまっすぐupwardrightになってしまっていると。
ひじの痛みは本試験前1カ月半くらいから徐々に悪化したのですが、結局本試験後に何も勉強しない、だらっとした生活を続けたところ徐々に痛みはひきはじめ、1カ月半くらいかけて普通の状態に戻りました。ですので、同じ症状の方がいらっしゃったら、時間が経過すると治るみたいですから、心配しないでねwink

◆甘いものが欲しい!◆
冒頭にも書いたように、僕は甘いものが嫌い。お酒wineをとるか、甘いものをとるかと言われたら、何の躊躇もなくお酒を選択します。
ところが、昨年のちょうど今頃くらいからですかね、急激に
甘いものが欲しいと感じるようになってしまいました。特に和菓子系が食べたいと感じるようになって、うちのかみさんはほんとに驚いていました。結婚して10数年、僕が「甘いものを買ってきて」と頼むことは一度もなかったからです。

◆意外に歓迎された変化◆
僕と違って甘いものが大好きなうちのかみさんはこの急激な変化をとらえてJC家のおやつ事情にラディカルなイノベーションをひき起こしました。それまで、僕が食べないので、あまり積極的に買ってこなかった、いろんな老舗の和菓子を研究し、もともと保有している甘いものに関する情報という強みの経営資源を大いに活かして、僕という従業員がモチベーションを維持・向上させられるような人材活用戦略を構築しました。まさに2009年の白書みたいな感じです。
そんなおおげさなものじゃないけど。

◆プロダクトライフサイクルの終焉◆
このように導入期からあっというまに急成長した甘いものライフサイクルでしたが、2次筆記試験という成熟期を過ぎると、あっというまに衰退期にはいってしまい、僕は以前と同じように、甘いものが全然欲しくない状態に戻ってしまいました。肩こりよりも早いスピードでの衰退です。成熟期後に仕入れた甘いもの在庫は死蔵在庫になるかとおもいきや、うちのかみさんという甘いもの好きの新規顧客を開拓し、JC家が在庫ロスゼロという画期的な再生をとげたことは…予想通りではありました。
衰退期後、甘いものを探す楽しみがなくなったかみさんはちょぴり、
つまんなそうです



こんにちは。ハカセです。

今回は、ハカセがよく使う「修飾語」という言葉について、ちょっと自分の思いを語りたいと思います。

「修飾語」って、皆さんにとってどんな響きですか? 「形容詞」とか「副詞」とかが思い浮かぶでしょうか。それとも、「主語と述語」との対極、つまり省略することのできる言葉、という印象でしょうか。

そこで、いきなり問題です。

例題: B社のトマトについて40文字以内で述べよ。

何の材料もなく、トマトを語るのに40文字もかかるはずがありません。でも、何かをひねり出さなければいけません。そう。修飾語をつけなければいけないのです。

ある人は、「B社のトマトは非常に赤い」と、色に注目するかも知れません。
ある人は、「B社のトマトは形がそろっている」と、形に注目するかも。
ある人は、「B社のトマトは甘みがある」と、味に言及する可能性だってあります。

このように修飾語は無限に見つかります。

◇ フレームワークとは ◇

問題です。僕は今、まず「色」と「形」、そして「味」に言及しました。どうして僕はそれを思いついたのでしょう?

「ハカセがどうしてそう思いついたかなんて、俺はハカセじゃないから分からないよ」とおっしゃる方がいるかもしれません。

・・・ そうでしょうか?

恐らく、僕は消費者目線でこのトマトを判断したと思います。皆さんがトマトなどの野菜や果物を選ぶ際、どのような観点から選びますか?

  • カタチ
  • 大きさ
  • ツヤ
  • 弾力性 (桃とか反則と分かっていて押しません?)
  • 音(スイカとか叩きません?)
  • 香り (桃とか、クンクンしちゃいません?)

こんな感じでしょうか?

また、購入したトマトの評価をする際、どのような観点から評価しますか?

  • 甘さ
  • 酸味
  • 歯ごたえ

などがあると思います。

何かにお気づきになるでしょうか。

そう、意識しないままに僕は「五感」をベースにした修飾語 を選んでいたのです。

何の制約も与えられていない状態では、何を書いていいか分かりません。そこで、色々な「修飾語」を考えるわけですが、その修飾語の候補の一つとして、フレームワークが登場します

この場合であれば、まずは「視覚」から入りました(色・カタチ・ツヤ)。それからそこから想像できる「味覚」でしたね。叩いたら「聴覚」、匂ったら「嗅覚」。そして購入後に食べてみて初めて「味覚」にたどり着くわけです。

今回の例題では、非常に甘い制約条件だったため、どのような記述でも可能だったはず。でも、いざ、何か答えるとなると自然にフレームワークを使うようになるのです。今回は「五感」というフレームワークを使っていたのですね。

つまり、フレームワークを活用することにより、何かを漠然とダラダラと書くことを避けることができます。そして、「何を書いたら有効なのか」を示してくれる強力な武器になるのです。

上記例題でのフレームワークを使った模範解答は、「B社のトマトは色や形、香り、歯ごたえが素晴らしく、味も甘みと酸味ともに申し分ない。」ということになるでしょうか(禁則含んで40文字)。まぁ今回はトマトだったので音(聴覚)は含めませんでした。ご容赦ください。

◇ フレームワークをどう使うか ◇

このように便利なフレームワーク。これをどう使えばいいでしょうか。

その 最大の利点は「MECE」を実現できること です。

MECE = Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive

MECEとは、簡単にいえば「モレなく、ダブリなく」という意味です。二次試験では「ダブりなく」は重要ではなく、「漏れなく」を探す材料として使うことがお勧めです

その例を、二次試験に即して見ていきましょう。

例題:B社は新規事業を考えている。100字以内で答えよ。

何の前提なしに、いきなりこんなことを聞かれたらどうしましょう。こういう時にフレームワークを使うのが有効です。

新規事業で使えるのが 「ターゲット+4P」の「マーケティングミックス」のフレームワーク でしょうか。

このフレームワークに従えば、

「 20歳代前半の独自性が強いデザインを好む顧客層に、新たな自主企画製品を売り込む。価格は従来品よりも抑える。販売は若者の往来が多い既存路面店舗の店頭で行う。若者が読むファッション誌で新商品を告知する。」(99文字)

こんな感じになるでしょうか。問題本文にどんなことが書いてあるか分かりませんが、「ターゲット・製品・価格・場所・宣伝」が漏れなく表現されており、こういう内容のことを書いておけば「漏れ」は防げるということになります。

◇ フレームワークの限界 ◇

このように、フレームワークは二次試験攻略にとって大きな武器になるでしょう。そして、どれだけ多くのフレームワークを知っているかが合否を分ける可能性もあります。

では、フレームワークを駆使すれば二次試験の合格答案が書けるのでしょうか。

答えはノーです

フレームワークの役目はあくまでも MECE を実現すること。上記の解答例でも「漏れ」を防いではくれていますが、それ以上でも以下でもありません

では、合格答案に近付くにはどうすればいいか。

二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(2) 「因果」を使った修飾語 と

二次試験はロジカルシンキングが試される試験である:その(3) フレームワークを因果でつなぐ

に続きます。

by ハカセ



こんばんは。JCです。
事例Ⅰは難しいですよね。経済学にしろ、事例Ⅰにしろ、なんで最初の科目って難しいんでしょうね、この試験。
特にこれらの第1問って、びっくりするほどわけわからない問題が出題されがちです。
この1週間は事例Ⅰ特集で、メンバー各人が事例Ⅰに関する思いをぶちまけまいりました。

◆組織・人事がテーマ◆
事例の特徴をつかむ という記事の中でも、少し触れましたが、事例Ⅰは組織・人事をテーマとする事例です。わかっちゃいるけど、やってしまうのは…なぜかマーケティング的な解答に走ってしまうこと。なぜでしょう?これは設問文の読み込み・要求解釈が足りないからじゃないでしょうか?

◆設問文の読み込み◆
例えば

H20事例Ⅰ第1問 A社の事業の歴史的展開を踏まえた上で、現在のA社の強みは、どのような点にあると考えられるか。A社の強みとそれを形成してきた要因について、100字以内で述べよ。

 読み飛ばしてしまいがちなのは「歴史的展開を踏まえ」「A社…とそれを形成してきた要因」じゃないかな、と思います。2次試験は1科目80分しかない。それに読まなきゃいけない与件文は2-3ページ、さらには700字くらいの書きこみの時間も必要…。陥りがちなのは設問文をささっと読んで、あまり頭に焼き付けもせずに、与件文に入ってしまうこと。その結果、設問文の中身をよく検分せずに、この場合には解答として「強み」だけを書いて終わってしまうこと。求められていることは「強みがどのような点にあるか」「強みとそれを形成してきた要因」です。

◆要求解釈の重要性◆
Zone ふうじん 各メンバーがいろんな角度から要求解釈の重要性を語っているので、あまりにしつこいような気もしますが、敢えてここはしつこく行きたい。「歴史的展開」って何?単なるA社の強みじゃないってわけ?形成した要因って?結局答えのキモはここ?
この解答で歴史的展開を踏まえていない強みを列挙したら、やっぱりはずしてしまうことになると思いますし、強みを形成した要因が書かれてなければ、ほんの部分点くらいしかもらえないだろうと思います。

◆じゃ、どうすりゃいいの?◆
僕のお作法はまず与件文の「頭出しだけを読」んで、何をやってる会社かを知ったところで、「設問文をよみ」、その後、「与件文を読む」というやり方でした。自分の失敗が設問文の読み込みと要求解釈が甘いことが原因かも?と思った際に採ったやり方は、この「設問文を読む」作業に倍の時間をかけてみるということでした。僕にはとても合っていたようで、その後は、大はずしが随分少なくなったように思いますよ。

◆もひとつ、やったこと◆
これは事例Ⅰに限らないのですが、一次試験で学んだ知識のそうざらえ的小ネタ集をつくりました。人事・組織で問われる論点をエクセルでまとめていったんです。事例Ⅱはマーケティング・店舗管理、事例Ⅲは運営管理と続けてゆきました。でも、こうやってまとめる作業を自分でこなすことによって、既に遠い昔に感じてしまう1次試験の知識を洗い出すことができ、要求解釈の時点で、どんなキーワードの問題点が予想されるかが、山のように浮かぶ状態にすることができました。2次試験ですから、単に「○○○」という言葉が解答用紙に記載されていても点数にはならないでしょう、でも「○○○」を念頭に置いて事例の根拠を押さえた解答は必ず、良い点がついているはずです。

道場ファンの方々はお気づきかと思いますが、僕らはそれぞれ勝手な発言をしています。それはそれぞれの各人には、そのやり方が合っていたから、 です。
僕のやり方とふうじんのやり方は異なりますし、ハカセのそれとも違う。ZonE、あっくる、Watataもみんなそれぞれ違っています。
ですので、道場はぜひ参考にはしてほしいとは思いますが、なによりも自分に合ってるやり方をご自身で体得することです。



こんにちは、ふうじんです。
今週は事例I特集。うぅむ、事例Iはやはり2次筆記試験の花形、堂々たる主演男優(社長)。「さぁ、男らしく堂々と80分一本勝負だ!解けるものなら解いて見ろ!」と叩きつけられた挑戦状。

 

■事例Iは挑戦状■
受験校の指導を仰ぐまでもなく、事例Iは難。しかも事例Iで心残りに解答作ると、後の事例II、IIIの解答方針に微妙な心理的影響を残すからやっかい。だから受験校は事例I対策を最重視しているわけね。

そこで先ほど試験委員から叩きつけられた挑戦状。
挑戦状を堂々受けて立ち、快刀乱麻で男らしくズバっと経営指導方針をマス目に書き上げ・・、たら気持ちいいだろな。どうだ、まいったかっ・・。

・・という作戦を採用して合格した人がいたらぜひお目にかかりたいdash
みなひたすら逃げ回り、

受験生:「あなた様の仰っているのはこのことでしょうか?」と差し出し、
試験委員:「うむ、貴様は俺の言うことわかってるな、よしA答案!

というのが毎年事例Iで繰り返される光景。だから事例Iについて積極的に語りたがる人は、事例IIに比べ極端に少ない。
 

■事例Iは安定得点可能■
しかし、主演男優恐るるに足りず。
予め難しいとわかっていれば、実は事例IでA答案を作るのは極めて容易。周囲もみんなできてないから、平凡な根拠抜き答案が上位に来る。そんな環境下、事例Iで確実に点を稼ぐコツとは、「要求解釈」と「解答順の判断」の2つに他ならない。
では今日もちょっとドキュメンタリータッチの寸劇を。
 

■寸劇:解答要求から連想ゲーム■

2009年9月26日(土)。秋分が過ぎたとはいえ、まだ日中の陽射しは汗ばむほど力強い。そしてその日の午前中、緑色の新幹線の止まるターミナル駅の西口にそびえるビルの一室。事例Iを得意とするその講師は受講生にこんな疑問を投げかけた。
 
事例Iの設問文を読み、解答の候補案を自力で10個作りましょう
例えば「今後の事業を拡大するに当たっての留意点」と聞かれら、10個答えられますか?

ううむ、3つ、4つなら答えられるかな・・。

間髪をおかず、講師はこう続けた。
①担当者育成
②マネージャーの計画的な採用、育成
③組織体制、部門化、役割分担の明確化
④権限委譲

よし、この辺までなら大丈夫、俺もついていってる・・。
だがさらに続けて曰く、

⑤業績評価制度
⑥経営資源配分
⑦コア強化
⑧組織学習・全社最適化・シナジー
⑨リスクの分散
⑩¤ÆŽv‚¢‚Ü‚·‚Ì‚Å‚²“s   (←すみません、聞き逃しました)

この講義は、頭を棒でガンと殴られた感の2回目(1回目はこちら)。そりゃ、確かにここまで解答候補案作ってから問題本文(与件文)読みにいけば、そりゃ何かしらカスるだろ・・。
 

■事例I処理スタイル:知識で解く■
この解説講義を終えた瞬間、「事例Iは知識で解く」と決心。もちろん、好き勝手に知識を書いて点がくるわけはなし、また「事例は国語の試験である」という指導だって正解。ただし事例Iに限っては、問題本文から「根拠を抜き出し」、マス目に「並べる」前に、「知識で方向性を味付け」すると上手な解答出来上がり、という意味で。
 

■事例I処理スタイル:解答順■
そう、実は事例Iの勝敗は「要求解釈」の時点で決着済。これは予備校の指導通り。でもあと、事例I第(1)問は普通後回しにするでしょ?あと第(5)問も。それは第(1)問、第(5)問は「どの解答が要求されているか、判断しづらいから」でしたよね?

一方、第(2)問・第(3)問は現状分析(過去)の要求が多く、根拠抜きで得点しやすい。そして結果的に、第(2)~(3)問で、解答要求通りに根拠を抜き出しさえすれば、A答案への仲間入りに限りなく近づく。
逆にこれができないと、事例I A答案が絶望的=合格確率が極端に下がる、という仕組み。・・と言い切っても大丈夫かしら?
 

■事例Iの要求能力・解答要求パターンを知る■
記述スキルは別として、事例IにおけるA答案作成スキルとは結局「相手が何を言っているか理解(想像)できるか」につきる(と思う)。ここをクリアすれば点をもらえる根拠を問題本文から選び出すことは極めて容易(⇔事例IIと好対照)。

事例Iにおける要求能力 (中小企業診断協会HP「出題の意図」より抜粋)
基礎的理解・基礎的知識 →主に第(1)問
分析能力 →主に第(2)~(3)問
助言能力 →主に第(4)~(5)問

これ↑は、私が勝手に「過去問分析」の結果から得た思い込み。決して信用せず、もし採用したいなら必ず自分自身で「過去問分析」を実践願います!

なおお気づきの通り、「助言能力」とは、あなたの素敵でオリジナルな助言そのものよりも、「助言するふり」をして「抜き出した根拠」で点数がもらえることが多かったでしょ?
 

■事例I対応力UPドリル■
分析の話ばかりしても何の役にも立たないので、今からできる即効ドリルを3つご提案。そんなことこの時期もう既に終わってるよ、が理想。でもまだ未着手なら、これをやるだけで大きく一歩前進。

ドリル①問題本文の写経
もし未着手なら、だまされたと思ってやってみる。事例一つの入力に15分もあれば足りる。事例I~IIIまで5年分やっても3事例×5年×15min=4時間足らず。
 
ドリル②問題本文⇔設問別解答根拠の対応づけ
ドリル①で入力した問題本文に対し、設問(1)~(5)においてそれぞれどの箇所が根拠として使われたかマークする。これを必ず過去問で(できれば5年分)やる。※予備校の事例演習は過去問の模倣に過ぎないから後回しでOK。
 
ドリル③出題の意図を写経
意外と活用されていないが、これも写経。あぁなるほど、事例Iの各設問って、こんな能力を養うことが狙いだったのか。

■余談~ドリル結果からオリジナル解答方針を作る■
事例の解答方針に「絶対解」はありえない。なぜありえないかは既に何度も説明済なのでもう言わないけど、やさしく言い換えれば「人それぞれ」だから。そして他人の真似したってムダ、自分で考えなきゃダメ。なぜなら、出題要求は毎年必ず変化するから。

つまりストレート合格の確率を少しでも上げたいなら、これからの勝負は「自分で考える時間をどれだけ確保するか」。よって全く余計なお世話なので、昨年自分が作った「事例I解答方針」は小さーな字でこそっとメモ書き。

  1. 相手の話の煙に巻かれない。前半分はほとんど現状ムダ話。解答要求と文末から経営課題を探しにいく。
  2. 解答要求の時点で、事例Ⅰ視点で解答候補作成。相手のとりとめの無い話から、根拠に気づくHIT率↑
  3. 折角予想しても、それを上回って根拠すら言ってこない恐れ。ぐっとこらえて相手が口にした言葉(根拠)をつなぎ、組織・人事・経営管理論点に持ち込む。
  4. 「僕が相談してるのは組織の話だよ、わかってる?」要求すら言わないクライアント。にこっと笑って、生産・マーケっぽい話は受け流す。
  5. 守る・闘わない・こらえる。あくまで相手の解答要求をつかむ、向き合う、外さない。精神修養。

以上はあくまで私見なので内容解説はしませんし、質問もお受けしません。ただ方針1だけちょっと面白いでしょ?これに気づいて自分オリジナルで作った事例処理スキルが「問題本文逆さスキャン読み法」。

H22年は確実にH21年を上回る激戦の2次筆記試験。道場読者各位が自らのオリジナルスキルを考案し、ラクラクと事例IA答案を作ることを真摯に願っています!

byふうじん



こんにちは。ハカセ です。

事例 I は、僕にとっては点数が伸びにくい試験です。一番苦労しました。

下記に、お恥ずかしながら、僕の受験生時代の事例 I の模試・演習の結果を公開します。

平均点を上回ったことは2回しかなく、しかも最後のオプションゼミの時は上位80%(・・・って、下位20%ですけどw)でした。お分かりのように、僕も必ずしも事例 I が得意というわけではありません。「こんな体たらくのヤツが助言だなんて片腹痛い」とは思いますが、まぁ、たわ言だと思ってお聞きください。

◇ 事例 I であることを忘れない ◇

僕は「事例にはルールがあり、ゴールがある」と思い続けている人間です。なるほど、事例本文、設問文、それぞれにルールがあり、ゴールに導いてくれると思います。でも、一番重要なルールがあります。それは、問題本文には書かれていません。問題用紙の表紙に書かれています。そう。

「今やっているのは事例 I である」という厳然たる事実こそ
最大のルール、最大の制約条件なのです。

「その時間にその事例を解いているんだから当たり前じゃないか」と言われるかも知れません。でも、全く同じ問題が事例 I で出ていた場合と、事例 II で出てきた場合、答えるべき解答が異なるはずですよね。例えば。

例題:
事例本文: 2009年(平成21年)の事例 III の問題本文 の内容
設問文: 第3問、設問2 と全く同じ。
「C社のOEM事業推進において考えられる課題とその対応策について、120字以内で述べよ」
もしもこれを  事例 I  で問われていたら、あなたならどう答えますか?
  
⇒ 正解なんてないわけですが、僕ならこんな感じで答えます →  こちら
  

◇ 事例 I 病 ◇

事例Iは試験当日取り組む最初の事例です。少なからず舞い上がっています。そして、事例本文はアドバイスしたいことのオンパレードです。特にマーケティング視点でのアドバイスがすぐに思いついてしまいます。

事例Iの過去問の模範解答や、予備校の演習の模範解答を見て、

「え? 人材育成? そっちかよ?」
「そんなの露ほども制約条件になかったじゃないか?!」

半分あきれ、半分怒りの気持ちを覚えたことはありませんか?

  • 「そんなのこの演習、この年の過去問での特有の事象だよ」
  • 「その模範解答の作成者の個人的な感覚で、自分とは相容れないな」
  • 「次、いってみよー! つぎ!」

これは、僕が昨年の今頃に取りつかれた「事例I病」、そのものです。本当に納得感が得られませんでした。

◇ 「組織・人事。組織・人事。」と口ずさみながら ◇

でも、こういう「納得いかなさ」こそ、次に生かさなければいけません。

  • 自分はなぜ「事故」を起こしたのか。
  • なぜ「人材育成」や「社内風土」を思いつかなかったのか。
  • どの「ルール」を見逃したのか。

これらをしっかり見極めなければいけません。ボクの場合は、意外にシンプルでした。「事例 I である」という最重要ルールに違反していた ことが多かった。

だから、僕は、事例 I 開始直後に、すべてのページに「組織・人事」とぐるりと大書しました。事例 I を解いている間は、自分で自分に「組織・人事・組織・人事」とつぶやきながら解いていました。どんなことを思いついた時も、「それって組織? それって人事?」と自問自答しながら解くようにしました。

◇ 事例 I はペェペェ 経営企画室のヒラ社員 ◇

もうひとつ、事例を解くに当たってやったことは、事例ごとのキャラ を決めることです。

事例 I での僕のキャラ は ⇒ 経営企画室のペェペェ平社員

どうしてそういう位置づけにしたのかは、受験当時の 自分のファイナルペーパー にまとめてありました。自分のファイナルペーパーの内容を転載します。

  • あなたは間接部門の統括部門 兼 経営企画室 「ペーペー社員」です。
     
  • 経営陣が夢を描きます。希望を述べます。まずはそれを一緒に享有し、一緒にその夢に浸りましょう。事例 I の第一問はそんな気持ちで解く。
     
  • でも、いつまでもその夢に浸っていてはいけません。浸りすぎると、いつの間にか事例IIになります。さっさと現実に戻って、それを実現するための「尻拭い」「泥臭い仕事」をするのが、あなたの仕事です。
     
  • 経営陣は勝手なやつで、夢を描くだけで、具体的に何をすればその夢が実現できるのか分かってないし、仮に知っていてもやろうとしない。ペーペー社員のあなたが、それを見つけて、実行しなければならない。
     
  • 新規事業をやりたいと言われたら
    ⇒ 具体的にどうやってマーケティングするかは間接部門の平社員たるアナタは考えない。そのための経営資源があるのか、人材がいるのか、組織は最適か、継続するには何が必要なのか、などを、間接部門の立場で地道に考える。
     
  • あそこの業績がよくないと言われたら
    ⇒ アナタは経営企画室所属なので自分で営業を強化できない。経営企画室として間接的に側面支援出来ることを考える。新規採用するとか、配置転換をするとか、評価制度を改めるとか
     
  • 経営企画室にいるからと言って、経営陣と一緒の気分で指示しない。
    ⇒ お前がやらなくて誰がやる。お前はそんなに偉くない!
    ⇒ お前は大将じゃなく、あくまで参謀! 支える立場。夢を実現する方策を地道に考える。

◇ 事例 I が苦手な方へ ◇

事例Iが苦手な方。どの事例も同じように解いていませんか?

一度、騙されたと思って、上記「ペェペェ社員」に成りきって、事例 I を解いてみてください。

社長の夢を、泥臭く、愚直に、実現する手助けをしてあげてください

「ジミーだなぁ・・・」、「遠回りだなぁ・・・」と思いながら、敢えて地味な提案をしてみてください。

どうやったら社員がついてきてくれるかをよく考えてサポートしてあげてください。

「カッコいいこと」ではなく、「誰かがやらなければいけない大事なこと」をやるようにしてみてください。

目の前の問題点よりも、その先にある問題点を見据えてください。

また、問題点があったら、その問題点への対処のみならず、その問題点の根本的な要因をつぶす努力をしてみてください。

視点が変われば、答案は変わってきます。上位80%だった僕が合格ラインに転じたのは、「愚直さの追求」と「視点の転換」が大きかったと思います。

◇ 事例 I とは ◇

事例 I って、非常につかみどころがない試験です。点数が伸びにくい試験です。よって、ちょっとした表現の差、使う単語の差によって、大きく点差が分かれてしまいます。

事例 I のルールに従って
みんなと同じ内容を
みんなよりも 少しだけわかりやすく。

これが、事例 I で必要なテクニックだと思います。まぁどの事例も同じかも知れませんが。

どうすれば分かりやすく書けるのか。それは事例 II でお話したいと思います。

by ハカセ



こんにちは!WATATAです。

事例Ⅰ・・・ん~、難しい事例の代名詞ですよね。私も非常に苦戦しました。

■昨夏の思い出

1次試験合格後、最初の受験機関の答錬で15点も取れませんでした。勉強仲間のふうじんが良い点数で、凹みました。焦って過去問を解き始めたのですが、平成18年の事例Ⅰに完敗でした・・・8月のある日、受験機関の事例Ⅰ作問講師の講義を聴くために、2時間かけて遠い校舎に行った時の事です。朝一で解き始めたのですが、80分経過後に解答用紙は真っ白!手も足も出ませんでした・・・そのまま2時間近く考え、なんとかマスを埋めたものの、受験機関の模範解答とは全然違う解答でした。

当時はあまりの難しさに自信を失い、しかもちょうど目の調子が悪化して毎日頭痛がする様になり、しばらく苦しみました。

そこで私が取った行動は、「とにかく聞く」ことでした。前述の作問講師の先生には、その日の講義終了後1時間半近く質問を続けました。忙しい中丁寧に付き合って頂いた先生には本当に感謝しています。 他にも多くの先生に事例Ⅰ攻略法を聞きまくりました。

事例Ⅰの難しさは、「間接的にしか示されていない解答根拠を見つけ、それを加工して解答を作る必要がある」ことだと思いました。だから、埋もれた根拠を発見するための知識とか、パターンを蓄積していく必要があるのかと思いました。

それで、以下のアドバイスを実施する事にしました。

■対策①

解答するコンテンツを増やすこと。ZonEの「連想トレーニング」も講師に進められましたが、時間も気力も無かったので自分なりの方法を考えました。それは、 「ただ入力するだけ」です。過去問や受験機関の答錬で問われたことと、それに対する模範解答を、ただ簡潔化しエクセルに入力していくだけです。それを論点別に整理し、時々見返したりしてました。「考える」作業から解放され、無心に出来るので楽でした。

これをやることで、「問題文から解答案を想定する」際に選択肢が増えます。増えた選択肢の中から事例本文を探すと、婉曲な解答根拠に気が付きやすくなります。また、出題傾向の分析にもなります。

■対策②

もうひとつは、「経営課題が書かれている場所にマークし、解答根拠の候補とする」という対策です。昨日と同じ話ですね・・・coldsweats01

経営課題には何を含めるでしょうか?単純に「~が課題である」と書かれていればよいのですが、そうとも限りません。私は、例えば以下の様に考えました。

・社長の思い ⇒ それを実現することが課題
・目標           ⇒ それを達成することが課題
・問題点       ⇒ それを克服することが課題

こんな感じでマークをしていくと、課題だらけになってしまうこともあります。でも、「何を書いて良いのかサッパリ分からない」という状態から「どれを選べばいいのか分からない」という状態になるだけでも、大きな前進だと思います。より「事例本文に素直で、違和感が無い解答」を作っていけばよいかと思います。

■最後に

昨年の事例Ⅰは、平成18年や19年に比べると楽だった気がします。受験機関の答錬よりも楽だったかもしれません。やっぱり日頃から難問を解いている事で、慣れて来るのでしょうね。過去問や受験機関の答錬が「難しい・・・」と感じたら、ラッキーかもしれませんよ!



こんにちは。ZonEです。

今週は事例ⅠWeekということで、事例Ⅰに関するポイントを各執筆陣が順番に投稿する予定です。

というわけで、私ZonEがトップバッターを務めさせていただくわけですが、私の場合は昨年(受験生時代)を振り返ってみても、事例Ⅰについては結局最後まで「できるようになった」手応えを感じないまま本試験を迎えてしまいました。

ですので、正直なところ偉そうなことは何一つ言えません。事例Ⅱや事例Ⅲではアックルさんの言うところの「開眼」のような瞬間があったのですが、事例Ⅰについてはその瞬間は訪れず、今でも「難しい」という印象を払拭できていません。

ただ、予備校の先生からは「事例Ⅰは2年目・3年目の受験生でも、なかなか高得点を取れない」ということは聞いていたので、昨年の私は以下のように考えていました。

事例Ⅰは皆が出来ないので、得点差はつきにくい
↓↓
合格するためには、事例Ⅰで高得点を取る必要はない
(もちろん取れるに越したことはないけど)
↓↓
自分の目標としては、とにかく大コケしないこと

といった感じで、「2次試験は相対評価なので、事例Ⅰでは低過ぎる点を取らなければ合格できる」という信念のもと、設問1つ分まるまる0点で大コケ…等を防ぐことを優先して、そのための対策をしていきました。

具体的に気をつけたポイントとしては、

  1. 組織・人事に関する解答でないと得点は望めない
     問題によっては、マーケティングや生産寄りな解答を書きたくなってしまうケースが多々あります。しかし、試験に模範解答があり、その模範解答が組織・人事というテーマに沿ったものであるのなら、マーケティングや生産寄りな解答では得点は望めません。いくら書きやすかったり、書いていて気持ちが良くても、得点に繋がらないのであれば時間のムダ。どうせなら、事例の制約を上手に活用して、得点に繋がる解答を書こう…そのように考えました。
     具体的な対策としては、マーケティングや生産寄りな解答になりそうな設問に「組織・人事」とマークを付け、自分への注意を促しました。
     
  2. モレなくダブりあり…を目指す
     一般的には「モレなくダブりなく」のMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)を目指すべきなのでしょうが、抽出した要素をどの設問の解答に盛り込めば良いのか分からなくなってしまった場合は、両方に盛り込むようし、部分点だけでももらおう…と考えました。多少のダブりには目をつぶってでも、モレを防ぐことを優先しました。
     これは事例Ⅰに限らず、事例Ⅱなどでも有効な考え方ですが、難しい事例Ⅰだからこそローリスクメソッドで守るべきなのでは…と意識付けしていました。
     具体的な対策としては、設問への対応付けの際に切り分けが難しいのであれば、「なぜその要素を盛り込まないのか?」の根拠を第三者にきちんと説明できない限りは、複数の設問に同じ要素を盛り込んでしまいました。また、制限文字数内に模範解答より多くの要素を盛り込むために、同じ事柄を短い文字数で表現するトレーニングを行っていました。
     
  3. 与件文に唐突に出てくる一般論や経営課題には要注意
     これも事例Ⅰ~Ⅲまで通して使える考え方ですが、事例Ⅰは難しい(=解答がブレやすい)からこそ、それを軌道修正するための一般論などが、ヒントとして盛り込まれている可能性があります。このようなヒントを絶対に見逃さないことが、低~い得点を取らないための第1歩だと思います。
     具体的な対策としては、印を付けるマーカー(蛍光ペン)の色です(←地味~っ)。私はマーカー(蛍光ペン)を2色しか使わなかったのですが、そのうち目立つ方の色を一般論や経営課題、社長の想い(企業理念など)に充てていました。地味な対策ではありますが、一般論だからこそ、意識しないと読み流しやすいというのも事実ですので、本試験の緊張感の中でも実践できるように、自分のプロセスにしっかりと盛り込んでおいた次第です。

といったところでしょうか…。

事例Ⅰは2次試験の最初の科目(事例)です。ただでさえ難しいのに、本試験の緊張感から「いつもと同じように問題を解く」ことすらままならない…そんな状況に陥る可能性も大いにあります。

ですので、事例Ⅰでは大コケしないで無難なスタートが切れれば、まずはそれで十分なハズです。

高い点を取る対策も大切ですが、事例Ⅰの場合は低い点を取らない対策の方がより重要だと思います。

事例Ⅰで低い点数を取らないために、どんな準備ができるのか?」を色々と考えて、対策をしておいていただければ幸いです。

 
オマケ(連想トレーニング)

設問文のキーワードから、与件文にちりばめられているであろう「解答に盛り込むべき要素」を予想してから与件文を読み始める…といったことを実践されているかと思いますが、下記のキーワードだったら、どのような要素を連想しますか?

  1. (後継者に)「事業継承」を行う際の留意点
     → ・後継者の育成(精神面+能力面)
       ・社員や役員、取引先からの理解
       ・段階的な権限委譲
       ・バックアップ体制の構築(会長としてフォロー)
     
  2. 再雇用契約のデメリット
     → ・高齢者の割合が増加
       ・人材の長期的な育成は困難
       ・既存業務には精通しているものの、今後の技術動向等の変化への対応力に欠ける傾向にある
     
  3. 人的資源管理
     → ・評価(透明性、納得性、公平性)
       ・採用・配置(計画的に)
       ・報酬(明確に)
       ・能力開発(支援体制)
     

要素例は「→」の右側を選択反転(左クリックしながらカーソルを動かす)すると表示されます。なお、連想要素に正解があるわけではないので、上記連想要素はあくまでも例です。

 
by ZonE



久々登場のWATATAです。

最近道場のブログも事例Ⅳの話ばかりで、うんざりしてる方もいらっしゃるかもしれません。道場の執筆陣は財務会計得意な人が多いんですよね!

よく、「財務会計が得意だと一発合格しやすい」と聞きます。そりゃそうだとは思います。でも、私は財務会計が一番苦手でした。出来なくてイライラして頭痛かったです。

財務会計が苦手な私が、どんなことをやってきたのか説明したいと思います。

■勉強量と勉強内容■

過去問5年分× 3周、受験機関の答錬10回×2周、模擬試験問題2回×2周。程度でした。結構やってますね・・・勉強時間の確保が一つのポイントだったと思います。

経営分析に関しては出題傾向の分析をやりました。名付けて経営分析分析

こちら に「経営分析分析」の表 を用意しました ← 一応クリックすると開くと思います・・・

 過去問や受験機関の答錬を使って、指標・数値・根拠・改善策などの出題傾向をまとめました。これをやると、出題傾向が頭に入るだけでなく、記述内容のネタにもなります。

勉強内容としてはこんなもんでした。他の教材には手を出しませんでした。

■本試験当日■

経営分析はいきなり長所と短所が聞かれて戸惑いました。しかし、毎年必ず「収益性」は問われている様なので「今回に限り収益性が良い→これが長所?」と、判断できました!結果的に経営分析で良い点を取れたことが勝因です。

経営分析以外がボロボロで第2問・第3問・第4問で記述部分以外は0点でした。よくこんな結果で合格したものです・・・「ダメだ、200%絶対不合格だ・・・」と思ってました。

受験機関の答錬でやってきたことはかなり的外れだったと思います。ただ、それを言ってもしょうがないので、反省点は「いろんな所に手を出し過ぎた」ことかと思います。CVPの簡単な問題すら外しているのは、「選択と集中」が出来ていなかったからです。難しいのは誰にとっても一緒です。 「出来るところで確実に点を取り、ダメな所は捨てる」という当たり前の対応が、分かっていても出来ませんでした。

もし、「受験機関の答錬が過去問より簡単だ」と思う人がいたら、要注意です。本試験当日にギャップを感じて自分を見失う事が無い様、何か事前の対策を取った方がよいでしょう。例えば、「本試験事例Ⅳ開始前に見るメモに目立つように書いておく」、等。こんな感じで、「試験当日の行動」を今の内から想定しておくとよいと思います。一年に一度ですもんね!

出来る問題は必ずあります。それを確実に取る癖が身につけば、財務会計でもなんとかなると思います。

少なくとも、経営分析は裏切りません!経営分析分析、やっておいて損は無いと思います。



こんばんは。ZonEです。

あっという間に9月も半ばを過ぎてしまいましたが、皆さん2次試験への手応えはいかがでしょうか?
 
私も昨年そうでしたが、多くのストレート生にとっては、勉強してもなかなか成果が現れない、苦しい闘いが続いているかと思います。
 
ご存知の通り、診断士2次試験は、1次試験とは異なり、何かを憶えたらすぐに得点に結びつく…といった類のテストではありません。得点という目に見える成果に辿り着くためには、様々な課題をクリアしなければならないのです
 
さらに、問題によって難易度も取っ付きやすさも異なるので、得点も安定せず、自分が本当に力を付けたことを実感するのは非常に困難です。
 
でも、忙しい生活の中、必死の想いで時間を捻出し、一つでも多くの事例問題を解いて、きちんと反省をし、次回の課題を明確化する…というPDSeeを回している皆さんなら、必ず徐々に成果が現れているハズです。
 
得点という目に見える成果に結びつくにはもう少しだけ時間がかかるかもしれませんが、できるようになったことをきちんと評価して、自分を褒めてあげてください
 
自分の解答プロセスのどこでどんなミスをしてきたのか?今回も同様なミスを犯してしまったのか?それとも、そのレベルはクリアして、より高レベルの課題に直面しているのか?…
 
自分のレベルが上がると、今までミスだと気付かなかったミスに気付くことができるようになります。それはそれで素晴らしいことですが、どうしてもミスしたという事実に目がいってしまう…。
 
出来なかったことだけに目を向けるだけでなく、できるようになったことにもぜひ注目してください
 
小さな成功体験を繰り返すことは、モチベーションを維持する上でも、非常に重要です。
 
 
残された時間は1ヶ月強しかありませんが、ストレート生にとっては、最後の1ヶ月間は急激に力がつく時期でもあります。
 
これからのラストスパートの掛け方が合否を分けると言っても過言ではありません。
 
自分を信じて、突き進んでください。心より応援しております。
 
  
オマケ
 
2010.9.20号の日経ビジネスの特集で(すき家でお馴染みの)ゼンショーを取り上げているのですが、創業者の小川賢太郎社長は起業前に「中小企業診断士の通信教育を受け、財務管理からマーケティング、法律まで資本主義の基礎を叩き込んでいった(p.35)」そうです。意外な記事に中小企業診断士の文字があり、ビックリしたのと同時にちょっと親近感が湧きました。サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で主審を務めた方(日本人)が中小企業診断士だったのにも驚きましたが…。
 
もし、皆さんも「あの有名人も診断士」情報をお持ちなら、ぜひぜひ教えて下さいませ。
 
それでは、今日はここまで。
 
by ZonE
 


2010年9月17日(金)深夜(時差あり)。私はパソコンの画面とにらめっこしながら立ちすくんでいた。調子に乗って「個別計算問題対策シリーズ全5回」をJCと企画したのはいいけど、今日の執筆お題は「企業価値」。俺、簿記・会計こそ強いけど、ファイナンスはただの初学者なんだよな・・。しかしテキストをパラパラめくると、わりと簡単に思い出す。でも今日はいつもよりトーンはちょっと低めに。

そうか、そういうこと、かな?

こんにちは、ふうじんです。今日は、
個別計算問題対策シリーズ全5回の最終回。

9/14(火) CVP分析
9/15(水) 商品別限界・貢献利益率とプロダクトミックス
9/16(木) CF計算書
9/17(金) DCFに基づく投資判断
9/18(土) 企業価値算定 ←今日はここ

■企業価値とは?■
さてお立会い。「企業価値」論点の理解とは、あら不思議。論点の詳細はT○C「事例直前講義テキスト」を改めて参照いただくとして、事例IVで出題されれば配点20点。しかも難易度はかなり高めに設定されているから、ここで得点稼げば周囲に点差をつけ、2次筆記試験合格の可能性が高まるのは確実。

■企業価値とは(2) ・・企業を「時価評価」する■
この論点のツボは、企業の「時価評価」。それは財務諸表で示された「簿価」とは異なる、誰でも納得できる「何らかの値付け」
実はこのことは、講師が口を酸っぱくして必ず説明済み。でも案外記憶に残りづらいから、用途×立場の2マスマトリックスで、この論点の狙いを自分なりに整理!

うん、なるほど。
経営側⇔投資・貸付側が互いに納得できる値付けをするために、僕たちはファイナンスを学んでいるのか。
あえて一言付け加えると、投資・貸付側はプロ。経営側はどちらかといえば素人。その素人の味方として颯爽と馳せ参じるのが、中小企業診断士たる務め。

え、そんなことわかってるって?はい、すみません。
受験生の視点で考えると、経済先行きが不透明な今のご時世、「積極的買収に打って出よ」と試験委員がメッセージを発するとは考えづらい。「投資・買収側」の出題可能性は低いから、出題ローテーション的には、利益配当・分配可能額・配当割引モデルあたりが出る気はするけど・・。

この辺りは私より詳しい人が出題予想してくれると嬉しいです。いずれにせよ昨年H21年が「負債レバレッジ」だったので、今年は「企業価値」論点をしっかり予想して押さえておきたい。

■ファイナンス論点の学習~1次過去問の良問に学ぶ■
ではここでワンポイント。ファイナンス初学の私たち。そこそこの問題でもなぜ正答できるのか?

それは1次「財務会計」対策の知識のおかげ。

そう、1次試験に居並ぶあの難問たち。彼らは自分を正解してもらうかどうかなど、全く意に介していない。彼らが言いたいのは、「この問題を通じ、ファイナンスの知識を学んでね」。あぁ、ありがたいメッセージ。1次試験の財務会計対策でのあの苦労は、2次事例IVで花開くのか。

それなら別にファイナンスの専門家でなくても大丈夫。1次試験の過去問良題を「今からもう一度だけ」解き直す。そして予備校事例演習の事例IV対策問題・予想問題を解いてみる。そこで何か気づくことがあれば、今年の2次受験者の集団におけるあなたの立ち位置はかなり有利に。

では、近年での最も良問(MM理論)にチャレンジあれ。
こちらのサイト様よりコピペさせていただきました。受験生の立場にたった親身な情報ご提供、大変頭が下がります。

第17問(H19)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。ただし、文中の(   )については解答する必要はない。

1,000万円の資金を必要とするS株式会社を設立するにあたり、発起人は資金調達について検討に入った。なお、発起人の間では次の点について意見が一致している。
(合意事項)
1.会社設立後、会社は毎年100万円の営業キャッシュ・フローを確実にもたらす。
2.毎年の減価償却費は40万円で、これと同金額が経営能力の維持のために毎年投資される。減価償却費以外の費用、収益はすべてキャッシュ・フローである。
3.株式発行する場合の発行価格は1株10万円とする。
4.市場利子率は4%で、この率で自由に借り入れ・貸し付けできる。
5.資本構成については、必要資金1,000万円を全額株式で調達する案(以下「株式調達案」という。)と、500万円を株式で調達し残りを借り入れとする案(以下「借入調達案」という。)の2つについて検討する。
6.利益はすべて現金配当する。

発起人Pは、「税金を考えないものとすると、①貸借対照表に基づく自己資本利益率は負債の利用度が高いほど高くなるので、自己資本利益率重視の経営を考えるなら、借入調達案の方がよい。」と主張した。
発起人Qは、「税金を考えないものとしても、われわれも投資家であるので、簿価ではなく時価で自己資本利益率を考えるべきではないか。利益、したがって配当総額は、株式調達案の場合は毎年(   )万円、借入調達案の場合は毎年(  )万円である。その結果、自己資本の価値が、株式調達案では□ A □万円、借入調達案では□ B □万円となる。そして、②時価に基づく自己資本利益率は、株式調達案で(   )%、借入調達案で(   )%となる。」と述べた。
発起人Rは、「前記合意事項に加えて、法人税率を40%と仮定するとき、企業価値は、株式調達案では□ C □万円、借入調達案では□ D □万円となる。」と述べた。
(設問1)
文中の下線部①について、簿価による自己資本利益率の説明として最も適切なものはどれか。

ア 自己資本利益率は、株式調達案では6%、借入調達案では4%である。
イ 自己資本利益率は、株式調達案では6%、借入調達案では8%である。
ウ 自己資本利益率は、株式調達案では6%、借入調達案では12%である。
エ 自己資本利益率は、株式調達案では10%、借入調達案では8%である。

(設問2)
文中の空欄AおよびBに入る最も適切な数値の組み合わせはどれか。

ア A:1,000  B:500     イ A:1,000  B:1,000
ウ A:1,500  B:500     エ A:1,500  B:1,000

(設問3)
文中の下線部②について、時価による自己資本利益率の説明として最も適切なものはどれか。

ア 時価による自己資本利益率は、株式調達案と借入調達案とでは同じである。
イ 時価による自己資本利益率は、株式調達案の方が借入調達案より大きい。
ウ 時価による自己資本利益率は、株式調達案の方が借入調達案より小さい。
エ 時価による自己資本利益率は、簿価による自己資本利益率と同じである。

(設問4)
文中の空欄CおよびDに入る最も適切な数値の組み合わせはどれか。

ア C:600  D:300     イ C:600  D:600
ウ C:900  D:600     エ C:900  D:1,100

この問題の素晴らしい点は、設問(1)~(4)の順に従い、必要知識が身に付くこと。

設問(1) 配当割引モデル
設問(2) 割引率の適用(=市場利子率)
設問(3) MM理論
設問(4) 企業価値・負債の節税効果・最適資本構成

ううむ、すごい。ただすみません、先に一言だけ謝ると、いつもの通り全く解答解説見ずにこの記事作ってます。当問題の解答解説は1次過去問題集に記載されているはずなので、何か誤りあればご指摘いただけると幸いです。

■出題論点を自分で勝手に整理■
さて、過去問にやられっぱなしなのも悔しいので、負けず嫌いに一言だけ言い返してやるっ。
ファイナンス、企業価値の論点でどこを出題してくるか。

そういえば、

企業価値(DCF法)=将来FCFの現在価値の合計 または
企業価値(配当割引モデル)=負債価値+株式価値

だったでしょ。
ここで、「FCFを向上する」ことは事例IV「企業価値」の主論点ではない。それは(一部を除き)事例IIか事例IIIの話。であるなら出題論点を分類し、

時価で評価する(DCF法・FCFの計算・配当割引モデル)
調達コストを下げる(最適資本構成・負債の節税効果・WACC・CAPM)
投資のタイミングを変える(リアルオプション・デシジョンツリー)

といった感じに自分で勝手に予想するのも悪くない。
テキストに従うばかりでなく、各論点を自分なりに意味づけすると、ファイナンスって俄然面白いのかも?

ちなみに配当割引モデル「企業価値=負債価値+株式価値」において、なぜ企業価値(買収価額?)に「負債価値」が含まれるのかが一見わかりづらかったでしょ?株式だけ100%買えばいいじゃん、ってつい思いたくなる。でも、BSのハコを書けばこれはすぐ納得。

企業を買収した後、100%自分のものにする為には、株式だけ買っても足りない。資産取得時には債権者も一緒についてくるから、負債価値の分も見込んでおく。
ここを理解して、「ああそうか!また一歩リードしちゃったよ・・」なんてね。

■最後におまけ■
個別計算問題シリーズ全5回、最後までお付き合いいただきありがとうございました。本日で当シリーズは完結。

ではおまけで事例IV出題論点を勝手に予想!根拠は全くないけど。ポイントは当たる⇔当たらないでなく、自分なりの仮説を持って事例IV学習に臨むかどうか。だって、他人に言われてやるより、自分で好き勝手予想する方が面白いでしょ?あくまでまず当たらない、という前提でどうぞ。

<ふうじん予想~これが出たら点差がつく論点>
第1問 経営分析(30点)
第2問 CF計算書(20点)
第3問 業務的意思決定・線形計画法(20点)
第4問 企業価値(20点)
第5問 文章題(10点)

byふうじん



こんばんは!アックルです。

今週と来週は私の試験が近いことなどを理由に道場を休ませて頂いております。

休みを与えて下さったメンバーの皆さんには感謝です。

さて、お休みだったのですが、ちょっと面白いモノを見つけたのでご紹介します。

なんと!ついにNINTENDO DSに中小企業診断士の学習ソフトがでました!!!!
通勤電車で楽しみながら学習できそうですし、模擬試験や厳選過去問9年分が収録されており結構本格的なソフトかもhappy01
値段が5,800円(Amazonなら4,885円)で決して安くはないけどスクールに通うよりは遥かに安いので、本格的に勉強を始めようか悩んでいる人が試しに購入してみるのもいいかもしれません。
それでは、おやすみなさい。
by アックル


事例Ⅳが大好きなふうじんと僕が舞い上がっている感がありますが…。
こんにちはJCです。今日は個別計算問題対策の5回目、DCFに基づく投資判断です。
 ハムレットくんは生きるべきか、死ぬべきかsign01で悩みましたが、経営者も投資すべきか、やめとくべきか相当悩んでるってことですよね。

9/14(火) CVP分析 
9/15(水) 商品別限界・貢献利益率とプロダクトミックス
9/16(木) CF計算書
9/17(金) DCFに基づく投資判断←今日はここ
9/18(土) 企業価値算定

水曜日のプロダクトミックスの例題が一部の方から、うれしい反響を頂き、好評だったようなので、調子に乗って、もう1個作ってしまいました。

◆例題◆

ふうじんが経営する中小企業D社はリーマンショック以来、売上が落ちている。自社の将来を分析したところ、平成22年末の予想EBITDA15百万円は5年間にわたり毎年1百万円ずつ減少してゆく見通しである。
この状況を打開するために、5千万円の設備投資を検討している。設備投資は平成22年の期初に実施し、減価償却は残存価値10%で5年で償却するが、5年目の期末には残存価値で売却できることとする。
・現在D社は設備の償却は完了しており、減価償却はない。
・設備投資を行うことで平成22年期末より向こう5年にわたり安定的に30百万円のEBITDAが得られる。
・法人税率は40%とする。
・全てのキャッシュアウトは期初、キャッシュインは期末に発生するものとする。
・また、運転資本の増減等、上記に記載のない要因は無視できるものとする。
・資本コストは5%とする。

設問
設備投資を行う場合と行わない場合、それぞれの場合の平成22年期初における期待正味現在価値を求め、設備投資を実行すべきかどうかを判断せよ。

◆EBITDA◆
今年の1次でEBITという言葉が出ていましたよね。問題文中に税前・金利支払前営業利益という注釈も書いてあったので、驚くほどのものじゃなかったかとは思いますが、EBITというのはEarnings Before Interest and Taxの略です。同様にEBITDA
というのはEarnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortizationの略。
直訳すれば順に、金利・税・減価償却・その他の償却前の利益です。上の例題で驚いてしまった方も、なんだ、そんなもんかというぐらいに頭の隅に置いといて下さい。2次試験の事例Ⅳでは毎年、毎年聞いたことのないような用語が問題文中に出現しています。知ってれば、そんなもんか、ぐらいのものですので、聞いたことのない単語が出てきたら、相当焦ります。でも、あきらめないで知っている知識の中から類推してみるようにして下さいね。

◆解答と解説◆
最初から表で示されれば、全然簡単なんですが、だらーっと文章で書いて、わかりにくくする、これも事例Ⅳの常とう手段です。
1)まず、設備投資を行わないケースと行うケースの二つに分けて将来のCFを作りましょう。ぼくは公式を使うのは苦手でいつもP/Lを作って減価償却を振り戻すようにしています。その方がミスを回避できるような気もしています。
2)資本コストは5%なので、1)で算出したCFを年度ごとに5%で割り戻してゆきます。通常は複利原価係数とか年金原価係数とかが与えられていますが、自分で複利原価係数を計算してみる(算出の仕方を把握する)ことも大事かと思って、敢えて係数の表は例題には載せませんでした。
また、係数の変わりにシグマで記載されることもよくあります。Σで表現されている場合にはそれが何年目から何年目の数値なのかをしっかり確認することも忘れないでね
3)算出した投資する・しないのNPVでどちらが多いかを見比べて、多い方を採択する。
DCF(2)  ←解答例はココ(計算式がわかるように、下記のように展開できるように、Excelに飛ぶようにしときました)

◆もっとバリエーション◆
上の例題は比較的制約条件を少なめにしました。例えば、50百万円の設備投資を借入で賄い、金利支払い、元本返済を組み込むと、計算はもっとややこしくなりますし、1年目にまず少額のマーケティングを実施し、その成否で設備投資を延期化すると、リアルオプションの考え方も入ってきます。いけてる時、いけてない時を一定の確率で分配し、期待値を求めさせるのであれば、デシジョンツリーの問題に展開してゆくことも可能です。
余裕があれば、一度こんなふうに問題を作ってバラエティを広げてみると、事例Ⅳはどんどん得意になってゆくと思いますよ。

ところで、1年ぶりに真面目に事例Ⅳに取り組みました。最初はいきおいで個別問題の論点ごとの解説をしよう!と提案したものの、結構忘れてるしなぁ…という弱気な気持ちもありましたが、やればできるもんですね。僕にモチベーションを与えてくれた読者の方々にほんとに厚く御礼を申し上げます。ちなみに解答例がDCF(2)となっているのは、最初に作った解答例で間違いがあったからです。正直、僕もえらそーに例題とか作りながらも、結構ひやひやしています。受験生も合格者もほんとに全然差はありませんよ!後1か月ちょっとです。
ぜひぜひ頑張ってくださいね。心から応援しています。



こんにちは、ふうじんです。
昨日のハカセの記事は、事例IV苦手でも、「経営分析」で確実に得点可能、と見事に指摘。
そうか、とても苦手な様には見受けられなかったけど・・。でも 「経営分析」に対する考え方 につき、全く同じ認識を持っているのには驚き。

そう、「経営分析」とは、素直に・簡単に考えれば考えるほど、得点伸びる
なのになぜわざわざ難しく難しく考えてしまうか?これは診断士受験界の大きな謎。

■「経営分析」重視の理由■
そして過去問解いて気づいた方が多いと思いますが、実は事例IV個別問題は恐ろしいほど難しい(H17年を除く)。

なぜこんなに難しいかの議論は別の機会に譲るとして、H21年に限れば、第1問「経営分析」さえそこそこ書けばB答案以上はもらえていた。その理由を一言でいうと、「個別問題」が難しすぎた場合、「経営分析」の採点を甘くして点数底上げせざるを得ないから。

□その結果、合格者レベルで比較すると、「経営分析」はみなほぼ満点近く取ってくる。
□裏を返すと、周囲がみなできる「経営分析」を大きく外すと、とんでもない苦戦を強いられる。
□よって、「経営分析」を人並みに出来ることが2次筆記合格に不可欠。


■経営分析を
ショートカット■
そこで「経営分析」がどうしても苦手!という方のための一発逆転発想法が以下。

ショートカット1 問題本文&財務諸表を読む前に指標を予想
ショートカット2 記述する根拠から指標を決める
ショートカット3 記述のお約束(お作法)を遠慮なく真似する

※とはいえ予備校の教え方とはかなり異なる逆転発想を含むので、服用するかどうかはあくまで自己責任でお願いしますね!


■そもそもなぜ「経営分析」?■

だがなぜ毎年、判で押したように(ちょっとずつ変化させながらも)「経営分析」が出題されるのか。
誰かが教えてくれる訳でもないので、類推で決め付けると、

実際の企業診断に不可欠の手順だから

どんな中小企業でも、納税都合上、財務諸表(BS・PL)は必ず作っている。そして財務諸表を読む力があれば、経営者の持つ財務会計上の悩みを何も聞かずとも一つ二つはズバリ言い当てることが可能。

もともと2次事例の出題趣旨とは、「知識・能力を測る」のではなく、「企業診断の実務手順を学ばせる」ことであると考えることが可能。だって、知識・能力なら1次試験で測定済み。であれば、「経営分析」が毎年出題されるのは、「この診断手法を確実に学んでおくこと」という試験委員からのありがたいメッセージとプラス思考で受け取りたいもの。
(でも少しだけ意地悪なので、出題の手口がちょっとずつ変化する)

・・という主張に、すこしでもうんうん頷いていただけました?

もし頷けていただけたら、この後に続く「ショートカット法」にもう少しだけお付き合いください!

■ショートカット1: 問題本文&財務諸表を読む前に指標を予想■
恐ろしく刺激的なタイトルですが、もう少し丁寧に書くと、

予め3つの指標を選ぶつもりで問題本文(与件文)を読み、
問題本文の根拠が予想と違っていれば、別な指標に選びなおす

ということ。だって、「経営分析」の問題的指摘の基本は、

収益性分析   ~収益性が低下している。
効率性分析   ~効率性が低下している。
安全性分析   ~安全性が低下している。

だったでしょ?であれば、余計なこと考えずに、

収益性指標   売上高経常利益率
効率性指標   棚卸資産回転率 or 有形固定資産回転率
安全性指標   当座比率

を初めから指摘するつもりで問題本文を読み(=根拠を探しに)行き、予想通りの根拠がいればそのまま選択いなければ別な指標を選べば良いだけの話。

■ショートカット2: 記述する根拠から指標を決める■
時間ないのでずばり言いますが、「指標決めてから、問題本文中の解答根拠を探して」いませんかpig
もしそれが今の悩みなら、今日すぐにでも「経営分析」上級者の仲間入りが可能。
そもそも指標に合う根拠を探そうとするから根拠が見つからない。なら使いたい根拠を見つけてから、指標を選べばよくね?・・ああ、言われてみればそうかもね。

■ショートカット3: 記述のお約束を遠慮なく真似する■
「経営分析」をあまり深く考えないこと。あと、「経営分析」で他人と差をつけようなどとは、露とも思わないこと!・・と言い切ってしまえばスカッと気持ちよいのだけど。

でもこれは誤解を招くリスクが高いので、「予備校による模範解答の書き方からじっくり学ぼう」くらいにとどめておくか・・。そう、「経営分析」記述の王道パターンとは、

AがBであり、かつCであるので○○性が低下している(60字)。

これだけ?はい、これだけ。
いかにも使って欲しそうな顔をして問題本文(与件文)中にいる根拠を3つほど選び、あとは因果関係でそれらしくつないで、文末をお約束表現で締めるだけ。
あくまで平凡に、他人並み答案。それで満点近くもらえるのが昨年までの「経営分析」。

2010/10/18追加
上記の文章構成につき、H21年事例IV第1問を使って説明します。
文中に書いたとおり、
・経営分析は点差をつける箇所ではない。従って狙いすぎず当たり前の文章を書く。
・指標を選んで根拠を探すのは危険、根拠を選んで指標を決める、が安全。
・配点がきそうな根拠を3つ選び、60字マス目に順序良く押し込んで、定型表現で締める。
以上に留意すれば得点が安定します。今手元に模範解答がないので、私の再現答案を使うと、
 
有形固定資産回転率 2.62回
A:売上高は他社以上であるが、
B:本社不動産保有や中古不動産の買増しによる非効率な保有があり、
C:同業他社に比し
資産の効率性が低い為。
 
この解答は残念ながら多分満点ではないです。
ただし「根拠を必ず3つ入れる」と自分の手順を固めておけば、根拠の候補が必ず与件文の中に見つかります。そうすれば3つの根拠のうち2つくらいは得点可能。
もし逆に指標を選んでから根拠を探しにいくことを考えてみてください。この場合「根拠が見つからない」=0点答案というリスクがあります。このリスクは必ず避けるようお願いいたします。

 ※注 「経営分析」の指標選択、解答作成方針には様々な見解があり、毎年必ず議論が起こります。上記の解答作成方針はあくまで一つの解釈であり、他の意見の否定や妥当性を主張するものではありません。かつ、私は「経営分析の解答方針」の議論に加わるつもりは全くありません。それは「経営分析は当たり前の文章を書けばほぼ満点いただける」のが現状。このことを必要以上に議論しても、合格可能性の向上にはほぼ全く寄与しないからです。よって申し訳ありませんが異論反論は固くお断りします。

■ではなぜ今、ショートカット法?■
普段、「自分で考えて」やら「他人の真似はしないで」といっているコイツがなぜ今こんなこと言うの?と訝しがるのもムリはない。

しかし事例IVとは、昨年までの出題傾向で見る限り、「そこに注いだ努力は、おおむね裏切られる」ことが多い(これは予告です)。
事例IV個別問題は、ある一定以上の努力をすれば確かに面白いように点が取れる。だが中途半端に努力しても、点数にならないことが多い(理由は後日)。で、もし今事例IVに不得意感があるなら、周囲に流されて惰性的に事例IV学習など続けずに、

経営分析だけ点を取り、個別問題は思い切って捨てる

逆張り戦略だって十分妥当性があるわけ。そして「経営分析」は確実に点数くれる仕組みだし、小難しくやっても手抜きをしても、点数はそう変わらない可能性が高い。とはいえこの戦法は単に一つの選択肢に過ぎないし、本音をいえば「経営分析」も「個別計算問題」もじっくり理論的に身につけていただきたい。

だがしかし診断士試験とは合格してナンボの世界であるのもまた事実。その意味で今日思い切って書いた「ショートカット得点法」がなにがしかの一助になれば、とっても嬉しいです。

byふうじん



今をさかのぼること1年と1ヶ月前。診断士講座としては少人数で受講できる○袋校平日夜クラスでの事例直前講義第④回。そこで講師が紹介したH18年事例IV第2問の解答解説は秀逸。そうか、キャッシュフロー計算書の出題意図とはこれだったのか・・。
(以下、キャッシュフロー=CFと略す)

こんばんは、ふうじんです。
出題論点ローテーション上、H22年事例IVでの「CF計算書」出題を予想する声は多い。しかしCF計算書は重要論点。予備校講義でもしっかり対策しているし、得意感を持っている人も少なくない。

だが診断士になってみると使いこなせない方が意外と多いのがやや残念。それはちょいともったいないので、「CF計算書」って面白い!と捉えてもらえないかなと思って、今日は記事を一ひねり。

■CF計算書はなぜ重要?■
「CF計算書」を、事例IV個別計算問題の1つの論点、と思っている方は多い。事実、当記事の括りも「個別計算問題」対策。だがしかし。診断士受験界で良問と言われる、H18年事例IV第2問をもう一度じっくりご覧あれ!

第2問 (キャッシュフロー計算書)
D社のキャッシュフローについて、以下の設問に答えよ。
(設問1)
 平成16年度および平成17年度の貸借対照表および損益計算書を用いて、平成17年度の(a)営業活動によるキャッシュフロー、(b)投資活動によるキャッシュフロー、(c)財務活動によるキャッシュフローを計算せよ。
 
(設問2)
 (設問1)の計算結果に基づいて、D社のキャッシュフローの状況を60字以内で説明せよ。
 

さて、この出題内容から私たちは何を学ぶべきか。

□2期BSと当期PLがあれば、CF計算書は自力で作成可能
□1組の財務諸表から、「経営分析」と「CF計算書作成」が同時に可能
□「CF計算書」から過去1年間の経営活動を分析することが可能

・・こんな所かな。そう、今後に向けた「意思決定系」の問題が居並ぶ事例IV個別計算問題の中、毛並みがやや異なるのが「CF計算書」。「CF計算書」は原則として過去のことを扱う(※例外(=予想CF計算書)を除く)。
つまり「経営分析」の一種であり、実際の企業診断の手順において、財務諸表を入手したら必ず「経営分析」と「CF計算書作成」をやりなさいね、という試験委員からの心優しいメッセージ、と考えたい。

他に言いたいことは山ほどあるけど、手短に1メッセージ。

CF計算書を読み取る力は、手段ではなく達成目標(=ありたい姿)の一つ。
なぜなら、CF計算書を読めば、その企業の姿を丸裸にできるから。
そして、CF計算書の読解力をつけるには診断士受験は格好の機会(手段)。

別に目的⇔手段は人それぞれだし、どちらが先でも全く構いませんが、

A: 診断士合格のために勉強する
B: 自分の達成目標のために診断士の学習をする

のどちらが診断士試験にストレート合格しやすいと思います?

■CF計算書の難しさ?■
さて、話がついヨコにそれたので元に戻し、「なぜCF計算書が難しいか」を考えましょう。結論から言います。

CF計算書は難。
それはBS・PLの構造理解が必要だし、
プラスマイナスこんがらがって、ワケわかんなくなるから。

しかし診断士対策のCF計算書は易
それは必ず答えが導けるレベルで出題されるから。

<難しさ1>BS・PLの構造理解が前提
<難しさ2>プラスマイナスがこんがらがる
 
<簡単さ1>計算さえ合えば、正解がビシッと求まる
<簡単さ2>絶対解けない問題・論点は出題されない

では難しさ、簡単さ、それぞれ<2>についてのみささっとコメント!

<難しさ2>
CF計算書の何が難しいって、プラスマイナスの取扱い。人間の頭はプラスマイナスが2回以上積み重なると理解不能になる(私の経験上・・)。やや舞台裏ネタに走ると、会計士と一緒に四半期決算CF計算書を作る際、毎回必ず2~3度は「ええと、これってプラスマイナスどっちでしたっけ?」ということが起きるsweat01

<簡単さ2>
事例IVの設定都合上、CF計算書は必ず正答可能。なぜならCF計算書の答えが合わないとその先の話(問題点指摘)が続かないから。それとみんな0点じゃ試験に出す意味がないでしょ?従って、一見複雑に見えるCF計算問題の各論点は必ず自分が知っている出題パターンの中に集約されるbook

■CF計算書問題への対策■
これは簡単。どれが基本論点で、なにが応用論点であるかを見極める。

1.  H18年事例IV第2問をやってみる。
2. 他のCF計算書問題を解き、 H18年第2問と
     共通する出題論点を探す(←これが基本論点)。
     共通しない     〃                (←これが応用論点)。
3. 基本論点を確実にマスターし、応用論点をネタ帳にストック。
4. BS・PL・CFのどこがどうつながるか、自作で整理する。

以下はH18年第2問からいま自作した「論点つながり表」。あ、この表作るとき正解は全く見ていないので、もし間違いがあったらご指摘くださいね!


エクセル版

ちなみにいちいち書かないけど、結論逆引きで考えるとこの第2問がいかにラクラク解けるか、に気づくでしょ?

実際どうなるかは別として、CF計算書が今年出題される可能性は高い。そしてCF計算書問題は、平均的な受験生に対し10点以上の点差が確実に稼げる。この競争試験における「10点差」がどの程度の重要さを持つか、もう想像つきますよね?それでは、「CF計算書で得点を稼ぐ戦略を採用するか、しないか。」 あなたならどう判断しますか?

byふうじん



こんにちは。ハカセです。

以前カミングアウトしたように、事例IVは、結果からみると不得意ではありませんでした。むしろ唯一の「安定科目」であり、計算できる「貯金科目」でした。

「いいよなー」という人がいます。「自慢かよ」と思うかもしれません。

でもね。僕は事例IVなんて「だいっきらいpoutです。

そもそも、診断士資格に挑戦しようかなと思いつつ逡巡していた最大の原因が「財務会計」。いまさら簿記なんて出来るわけない。むっちゃアレルギー! punch と思っていたほど。

だから、財務会計も嫌いだし、事例IVも嫌いです。

でも、事例IVは最初から得意でした。

なぜでしょう。

答えは簡単。

「固きを避け、柔らかきを責める」

これです。

◇ いきなり電卓をたたかない ◇

事例IVの試験が始まると、「ビリビリッ」と試験用紙を切り裂く音が教室に鳴り響きます。そして、すぐさま、「タンタンタンッ」と、計算機をたたく音が聞こえてきます。

人それぞれだから、ヒトのやり方に文句を言う筋合いはないのは分かっています。

でも、事例IVの財務諸表を見ていきなり電卓をたたき始めるのは効率面を考えてどうなのかなぁ、と首をかしげてしまいます。

ひとそれぞれ、理由はあるでしょう。「とにかく安心したい」とか「先に悪いところを見つけて事例本文に根拠を探しに行く」とか。

でもね。その数字が良いか悪いかは、絶対的に決まるものではありません。必ず相対的に決まるものです。相対の比較対象は、D社の財務諸表の隣に載っている同業他社かもしれませんが、「他の要素」との相対比較ということもあり得ます。つまり、自己資本比率が競合他社比でむっちゃ悪いけど、今回のD社の指摘するべき点は収益性と効率性のオンパレードだった、ということだってないとは言えません。

だから、僕の場合は、財務諸表に一瞥もくれずに、まず事例本文を熟読しました。そして、事例本文の中から D社の悪いところ(良いところ)を探す。そしてそれを確認するた(裏付ける)ために財務諸表を覗きに行く。こういうステップを踏んで読んでいました。

受験生は須らく、「経済人モデル」ではなく「経営人モデル」で80分間を過ごさなければいけないと思います。

◇ 経営分析で稼ぐ ◇

上述のように、僕は事例IVが嫌いでしたし、財務会計も得意ではありません

そんな僕の事例IVが貯金科目になったのは、経営分析を確実に行うことが出来たからに他なりません。

経営分析にはコツがあります。当たり前のようなコツです。

一つは、上述のように財務諸表からではなく必ず事例本文から拾うこと。事例のルールは、財務諸表ではなく、事例本文または設問文に隠れています。必ずルールに従ってゴールを見つけなければいけません。

2つめは、もう型を決めてしまうこと。基本的に下記の「収益性」「効率性」「安全性」から一つずつ案出してみる。違和感があれば出し入れしてみる。例えば効率性で二つ見つかってしまったら、ナイジュカ です。一緒に出来ないかを、文章テクニック(圧縮)で盛り込めないか、などを検討しました。

このフレームに自信を持てたのは、今でも忘れない、受験生時代に東京駅近くで勉強会をした後、JC と渋谷までの山手線を約半周した際に、トコトン話を聞いてもらったおかげで、一種の達観が得られたのが大きいです。財務が得意なJCに自分の考え方・取り組み方を説明し、納得しもらえたことで、「あ、自分の方法でよかったんだ」と思えるようになった。おかげで、以降の経営分析では全く迷うことなく自信を持って書くことが出来るようになりました

あの「JCとゆく山手線半周・経営分析の旅」がなかったら、僕の合格はなかったかもしれません。JCには感謝しています。(*^^)v

◇ 事例I・事例II・事例IIIで経営分析の訓練をする ◇

3つめは、日頃からあらゆる機会に経営分析を行って、見る目(経営分析センスといってもいいかもしれない)を養っておくことです。身近の会社を分析してみるのもいいでしょう。でも、僕は、事例企業を分析していました。え? 当たり前だろって? 違うんです。事例IのA社、事例IIのB社、事例IIIのC社を、機会あるごとに分析するのです。

例えば、2009年(平成21年)の事例IIIのC社。この会社の経営分析を課された際、どんな指標を使うかを想像してみるのです。

  • 他社と差別化できてるから粗利益率は高いかな?
  • 販売店と直接取引しているから支払いサイトは短く、売掛債権回転率はよさそう?
  • 製品ラインナップが豊富だから在庫が重く、棚卸資産回転率は悪い?
  • 見込み違いもあるみたいだから、この点からも棚卸資産回転率は悪い?
  • 営業担当者の人数は少ないみたいだから販管費は薄い? それとも非効率だから実は高い?
  • OEM受諾するために生産管理を強化すると原価率が上昇して粗利益率に影響しちゃうかな?

財務諸表がありませんので、正解なんてありません。時間のない受験生にしてみれば、無駄な作業かも知れません。でも、こういう地道な作業で経営分析のセンスを研ぎ澄ますことによって、事例IVの本番で「ピンと来る」確率を向上させることが出来る思います。

この「訓練」のもう一つのメリットは、必ずしも紙や電卓を使わないところです。電車の中はもちろん、コンビニで並んでいる時、トイレで用を足している時に、ふと「想像」することができます。ただでさえ解ける事例は限られているのですから、こういうところで「訓練」するのも手です。

おかげで、僕は指標で迷ったことはありませんし、大きく外したこともありません(別解を含めれば、ですが)。事例文から指標を拾えるのはこういう訓練の賜物でもあります。そういう意味で、ここにあげた3つの理由は切っても切り離せないものなのかもしれません。

◇ 文章問題で稼ぐ ◇

ここで改めて言うまでもありませんが、試験合格の要諦は「稼げるところで稼ぐ」です。事例IVで稼げるところと言えば、経営分析文章問題でしょう。例年、文章問題は20点ぐらいは出題されます。経営分析も文章問題の一部と考えることが出来るかも知れません。決してここを軽視することは出来ません。

事例IVの文章問題を、他の事例I、事例II、事例IIIとは違う対応をして、軽く考えている方はいらっしゃらないでしょうか?

ボクの場合は、「事例IVの文章問題は合否の分水嶺」ぐらいのつもりで、真剣に考え、きっちり「因果」で結び、事例I、事例II、事例IIIと同じぐらいの真剣度合いで、ひたすら推敲に推敲を重ねました。

◇ 難しい計算問題は基本的に捨てる ◇

計算問題は苦手なので、一生懸命計算問題の練習をしました。具体的には、TACのストレート本科生の教材の一部である「財務会計計算問題集」を解きました。また、過去問は事例IVだけは全て解きました。(逆に言うと、過去問は事例IV以外は1-2年分しか解いていません) その他、予備校の過去の事例演習を存在する限り全て解きました。そこそこの実力はついたと思っています。

でも。計算問題は基本的に捨てていました。

もちろん最初から捨てていた訳ではありません。2009年の難しい営業レバレッジの問題も、「一応」解きました。一応は。そして解答となる数値も出しました。

でも、それで終わりです。一生懸命検算してみたりとか、そんなことは一切していません。だって、「どうせみんな解けないんだもん (^_^;) 」。

それよりも、

  • 比較的対応しやすい CVP の計算問題の検算
  • 合否の分かれ目になりそうなオプションの損益の検算
  • 文章問題に「お団子一個」入れられないかの推敲
  • 経営分析に万一計算ミス・選択ミスがないかの確認

こっちに注力しました。

◇ 診断士試験の真髄 ◇

診断士試験の真髄は、何度も話していますが、

みんなが出来る問題をソツなくこなすこと

です。

特別なことが出来れば、それに越したことはない。でも、特別なことができなくても合格するチャンスがある仕組みになっています。僕の事例IVの対策は、それを端的に示していると思います。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです!

by ハカセ



こんにちは!JCです。
今週はかなり贅沢crownなラインナップでメンバーの夜更新の記事とともに個別問題対策の昼更新記事(僕らは裏記事と呼んでます)もあって盛りだくさんでお送りしています。

9/14(火) CVP分析
9/15(水) 商品別限界・貢献利益率とプロダクトミックス  ←今日はここ
9/16(木) CF計算書
9/17(金) DCFに基づく投資判断
9/18(土) 企業価値算定
月曜日の記事で個別問題として、気をつけておいてほしいポイントをいくつか挙げて、簡単な説明を記載したのですが、プロダクトミックスを書き忘れたことに気付きました。プロダクトミックスもしくはセールスミックスというのは、複数のアイテムを生産している場合に、それぞれの限界利益・貢献利益を算出してどの組み合わせが最も効率的かを検討する考え方です。
書き忘れたお詫びにひとつ例題を考えてみました。

 ◆例題◆

D社では、製品Acar、製品Brvcar、製品Cbusの3種類の製品を製造している。
販売価格はそれぞれ¥3500、¥4000、¥7000(いずれも1製品当たりの単価)である。
製品1個当たりの変動費はそれぞれ¥500、¥3000、¥3500
1個当たりの生産に要する所要時間はそれぞれ1時間、2時間、5時間である。
個別の製品に関わる固定費は存在せず、全ての生産に共通する固定費は500万円である。
工場としての最大の稼働時間は15000時間であり、販売先との都合で売ることのできる最大の製品数量は製品A 6000個、製品B 3000個、製品C 2000個であり、販売できない製品は製造できない。
 
上記の条件に基づいて、
設問1)
D社として最も利益の高くなるのは製品A、B、Cをそれぞれ何個製造すればよいか
設問2)
設問1)で解答した組み合わせによるD社の営業利益はいくらになるか。

◆限界利益(率)と貢献利益(率)◆
製品は売上が高いから利益が高いとは限らない。そこに効率的な生産がなされているかが問題です。
1次をクリアした皆さんに敢えて語るほどのことじゃないけど、製品(商品)別の利益構造を見る際には限界利益・貢献利益という観点がよく問われます。
P/Lで考えると
売上…………①
個別変動費…② 
限界利益・…①-②=③
個別固定費…④
貢献利益・…③-④=⑤
共通固定費…⑥
営業利益・…⑤-⑥
上の例題では個別固定費は存在しないので、限界利益でみたいのですが、もう一歩効率性の考え方を進めて時間当たりの限界利益がいくらになるかで比較したい。

◆解答と解説◆
実際に例題を考えて計算してみて下さい。一度、やり方を理解すれば全然へっちゃですよ。
事例Ⅳではわざわざ、円単位の数値と万円単位の数値を混在させることで、ミスを誘発するという作問も結構あります。上の例題もそのように作ってみました。落ち着いている時には引っかかりませんが、慌てると間違えたりするので要注意です。
PrdctMx解答はココ

◆注意事項◆
限界利益・貢献利益の定義は会計の世界と診断士試験の世界では異なると聞いています。ここらへんはきっと簿記1級のふうじんかアックルが解説してくれると期待しています。
よろしくね。



2009年10月25日(日)、17:00。診断士2次筆記試験の4つの全ての試験時間を終えたとき、会場の出口を通りすぎる受験生の顔はほぼ皆引きつっていた。この年の事例I~IIIは比較的平易。「ひょっとしたら俺、合格?」の手応えを持った受験生に立ちはだかったのは「事例IVの厚いカベ」。
そう、事例IVはほぼ毎年、受験生の想像をはるかに超越したレベルで出題。天国の後の地獄。「あぁ、来年もまたここに試験受けに来るのか・・。」

こんにちは、ふうじんです。
今日もドキュメンタリータッチの書き出しから。
昨年の事例IVでつらい思いをされた方には申し訳ないのですが、事例IVは難しくなればなるほど、得意な人にとっては得点荒稼ぎの金城湯池。

そこで今週は通常の事例IV対策記事に加え、「私、事例IVは得意!」という方向けに、周囲より数歩先を行く事例IV個別計算問題対策の考え方をシリーズで提案。

■個別計算問題対策シリーズ全5回(予定)■

9/14(火) CVP分析  ←今日はここ
9/15(水) 商品別限界・貢献利益率とプロダクトミックス
9/16(木) CF計算書
9/17(金) DCFに基づく投資判断
9/18(土) 企業価値算定

■事例IVで点差がつく理由■
既にうすうす気づかれている通り、事例IVは難しい。
それは合格者レベルならほぼ満点を取ってくる「経営分析」を除き、必ず点差がつく、あるいは全く解き様がない(見たこともないような)問題を出題してくるから。
すみません、気を持たせてしまいましたが、詳細は後日また。

■CVP分析■
H21年事例IV第3問はCVP分析の問題。ただし、容易に点を取れるのは小問(1)のみ。小問(2)は固定費処理がコンボで加わり、小問(3)はかなり複雑な条件変化(感度分析)。さらに小問(4)は「営業レバレッジ」などという、一見聞いたこともないような問題。
うぅむ、実によく出来た出題。それは「点数をバラけさせる」、という意味で

よって、当然ながら、H22年にCVP分析がそのまま出題される可能性はかなり低い。というかまずない。でも、万一出題されると、周囲ができる論点で得点できないのはストレート合格戦略上、致命的。
よって、標準レベルの問題は必ず解けるよう、ここにある記事 を参考にみてみるか、どれどれ・・。

そうか、事例IVで問われるCVP分析なんて、必要知識は全て1次財務会計対策で学習済みか・・。

■業務的意思決定■
では、1次財務会計と2次事例IVで何が違うか?それは出題意図をわかっているかどうかの違い(=設問文から、何が解答要求かを読み取る力)。
後日また触れますが、事例IVの出題とは、

経営分析
業務的意思決定
構造的意思決定
資金調達

の4つの論点の中から、どれかを選んで出題するしかない。
(ここでニヤリとしたあなたは事例IV上級者)

で、どこで点差がつくかといえば、経営分析以外の下3つ(=個別計算問題)。特に昨年「業務的意志決定」は「CVP分析」の出題だったから、今年何が出るかはかなりの確度で予測可能。

そこで今日は、「制約条件」=「単位あたり限界利益」の切り口からご提案

CVP分析:制約条件ゼロ。作れば作るほど儲かる。
プロダクトミックス:制約条件=1つ。ある一定条件下で最も儲かる「生産量の組み合わせ」を考える。
線形計画法(LP):制約条件=2つ。ある2つの制約条件の下、最も儲かる~(以下同文)。

さて、今年は何が出ますかね。
玄人受けする見方をすると、「定規持って来い」という要求が、線形計画法(Linear Planning)の出題を予告するものであったとしたら面白い。
そんなことはまずないと思うけど。
(※9/15訂正 ・申し訳ありません。H22年財務会計第10問で「線形計画法」あからさまに出題されていますsweat01。今年or来年での出題可能性濃厚といえそうです。詳しくは受験校の最新情報に従ってください。情報不足バレバレですみません。解き方を簡単に言うと、最も出っ張っている角の販売数量組み合わせにつき、全て手計算で限界利益を求め、最も限界利益が大きくなる数量組み合わせを採用します。)

さて明日はJCが「プロダクトミックス」を例題入りで解説してくれます!
ご期待ください!

byふうじん (執筆所要時間20分)



今日から4週間にわたり、各事例ごとで道場執筆陣が思うところを書いていこうとおもっています。こんばんはJCです。
今週1週間は事例Ⅳ。なんで、事例Ⅳから始まるの?という疑問もあるでしょうが、事例Ⅰ~Ⅲに比べて苦手shock意識を持っている人が多いのも事例Ⅳだし、開眼したら、結構点数を取りやすくなるのも事例Ⅳじゃないかな?と道場執筆陣で話したんです。だから早いほうがいいだろうと。
今日は「経営分析」とそれ以外の「個別問題」および「おまけ問題」というくくりでお話しします。

◆経営分析◆
事例Ⅳは手を変え品を変え、初めて見たような、受験生の頭を悩ませる問題が多いですよね。でも経営分析だけは僕の知るかぎり、ずっーとほぼ形を変えずに出題されています。経営分析は与件文の中に答えもしくはヒントが隠されていると考えて差し支えないと思います。だって、個別問題には与件文は必要ないもん。与件を読む際にはD社の問題点(H21のみ長所も問われたけど)の本質がどこにあるかを、きちんと読み取るようにしたいです。たいていのケースでは何等かの要因で売り上げもしくは利益が減少しているはずです。その原因はどこにあるのか?です。設備が古くてよい製品がつくれないのか、在庫の負担が重いのか、人件費か、あるいは借入金利か、与件で問題とされていることに合致するような経営指標を導き出すことです。ちょうど去年の今頃の勉強会で財務分析虎の巻(ぽちっとしてみてくださいPDFに飛びます)というのを作成しました。基本的にいいたいことはこの中に網羅されているのですが、もう少し負債比率とかも深堀しておけばよかったかと思いますので、みなさんはぜひ続きを作ってみなさん自身の虎の巻を完成してみてくださいね。個別問題で難問が出たら得点は非常にとりにくくなるので、経営分析で安定的に得点するように鍛えてゆくのが事例Ⅳ攻略の早道だと思います。

◆個別問題◆
個別問題はいろんなパターンがありますが、ぜひとも抑えておきたいのはDCF等の設備投資の経済性計算、Descision Tree、企業価値算出、プロダクトミックスあたりかな?と思います。CVPはH21年に出題されているので、2年続けてはないだろうなとは思いますが、期待を裏切るのが2次試験なので、一応は押さえておくべきではありますね.

●設備投資の経済性計算
古い設備に甘んじていた経営者が設備の取り換えを検討する。投資額に対して将来各年度の利益を現在価値に割り戻してNPVが正であるか負であるか、もしくは取り換え前と取り換え後ではどちらがNPVが大であるかというような問題です。傾向としては、制約条件がたくさんあって、ややこしい。だからこそ、設問文をきっちり読み込み条件をとりこぼさないようにすることは極めて重要です。(例H20 第2問)

●Descision Tree
たとえば①初年度に研究開発をする・しない、②研究開発した場合に、次の投資はするしない、というような問題です。 何段階かのする・しないを一定の発生確率の前提の上で、CF/ NPVを算出するものです。何段階が多くなればなるほど、ややこしくなるのは火を見るよりも明らかですが、落ち着いてきっちりと場合分けを行えば、それほどびびることはないと思います。。(例H19 第3問)

●企業価値算出
将来のCFを現在価値になおしたり、配当割引モデルと使ったり、いろいろです。ずいぶん前の記事ですが、ふうじん発案で「財務の公式シリーズ」として、こんなことも書いていました。
リーマンショック以来、日本の景気は悪く、特に中小企業にとっては生死をかける厳しい状況が続いています。こういうときには、買収の誘いもあるんじゃない?事例Ⅳ的にいうと、「売上・利益の減少したD社社長に、取引先X社から●●億円だったら、株式を買い取ってもよいという申し入れがあった…」って感じ。結局企業価値を算定してみたら、●●億円じゃ割安ジャンと社長が気づく、新たな設備投資に踏み切れば再生は可能だということに気付く。そんな問題がでたらいいな。

◆おまけ問題◆
おまけ問題はあきらかなおまけとして、一次の知識で答えられるものというのが僕の定義です。H20 の議決権制限株式とかH19の個人情報管理 、H18のPOSシステムみたいな問題です。H21の為替予約・オプションの問題1次の知識で答えられるのでおまけと言えると思います。過去は最終問題を定位置としています。配点もそれほど小さくないのも特徴です。ここが取れるのであれば、きっちりとってゆきましょうね。個別問題で超難問がでて、誰も解けなかった場合には、おまけ問題で差がつくことになるかもしれませんよ

◆今日のおまけ・リアルオプション◆
おまけ問題の続きじゃありません。「リアル・オプション」という考え方を少し覚えておいてほしいと思います。投資の一部を先延ばしすることで確実に儲けてゆこうというアイデアです。
設備投資を検討する際に、種々の前提条件を設定しますが、それはどれも設備投資を計画している段階で考えた不確実性を伴うものですよね。
なので、まずは最小限の投資にとどめて、ダメとなったらやめるし、いけるとなったら追加投資をして打って出る! 「オプション」と聞くと、どーしてもプット・コールのグラフを思い出しちゃって…という方もいるでしょうが、リアル・オプションは「ダメとなったらやめるし」、「いけるとなったら打って出る」という追加投資をする・しないの権利を留保していて、やめる(権利放棄)打って出る(権利行使)するため、こんな名前がついているのでしょう。 

りあるおぷ  ←リアルオプションのイメージ図です。最初から10億投資しちゃうといけてないときには9億の損失がでますが、当初2億の投資にとどめて、いけてる場合にのみ追加投資を実施することにより、(投資判断の延期化)損失額は小さいままにとどめられるというような考え方です。なんで覚えておいてほしいかというと、試験委員で事例Ⅳを担当していると噂されている先生の専門分野らしいんですよね。学問的にはこんな簡単なもんじゃないんでしょうけど。



 首が回らなくなるのは一般に「借金で」と相場が決まっていますが、去年の今頃、僕はものすごい肩こりに悩んでいました。ほんと、首がまわらない感じ。おはようございますJCです。

◆当時の僕のスケジュール◆
4:45起床
5:00事例Ⅰ~Ⅲpencil
6:20解答解説をざっくりよみながら自己採点eye
7:00ひげそり・朝食・出社準備
7:40通勤電車で解答解説を熟読
会社で仕事coldsweats02
12:00昼休みはタリーズcafeで事例Ⅳ~採点までsandclock
会社で仕事coldsweats02
18:00終業run
TACの講義か、勉強会か、自宅に帰る(以下は自宅に帰るパターン)
19:00帰宅、入浴、食事
20:00事例Ⅰ~Ⅳpencil
21:20採点及び解答解説熟読eyeglass
22:30~23:00就寝sleepy

こんな生活が2カ月続いた頃に僕の超肩こりは発生しました。

◆肩こりの原因◆
僕はちょっと猫背ぎみ。かつ字を書く筆圧が結構強い。さらに両ひじをつくえにつけて上半身の体重が両ひじ・両肩にかかる体制をとる癖があり、80分間ずっと同じ姿勢で固まっている。こんなことから、肩こりは徐々に悪化して、9月後半ごろには首・肩・背中にこりの塊みたいなものを発見し、すごくびっくりしてしまいました。
その後も、ほっておいたら右ひじに激痛thunder。バンテリンとかサロンパス系をいろいろ試してみるものの、一向に痛みは引かない。
結局どうなったかというと…、いろいろ試したものの、抜本的解決に至らないまま、ウエスタンラリアート(古くて知らない?)ができそうなサポーターを右ひじに巻いて本試験に臨むことになってしまいました。

◆試したもの その1◆
介の字貼りの右半分。いろんな種類の貼り薬及び塗り薬をとっかえひっかえ試してみました。塗り薬ではインドメタシン系が僕には効いたような気がします。貼り薬では、磁石系のやつも試してみました。きっとガウス数が多い方が良く効くんだろうと考え、安くてたくさん入っているものを購入し、こりのツボみたいな部分に集中して大量に貼ったら、かぶれちゃってえらいことになりました。やはり貼り薬とはいえ、安物はだめね

◆試したもの その2◆
こってる部分にドライヤーで温風をあてて温める。意外に効果がありました。ホントはゆっくり入浴とかが望ましいんでしょうけどね。直前期はその時間が惜しいから。
ドライヤーはなかなか良し!と調子に乗ってたら、熱くなったドライヤーの吹き出し口が肩にあたり、「あちっ」あやうくやけどしそうになりました。
なんかイケてない。

◆試したもの その3◆
ゴルフボールを床において、それがコリに当たるように寝てぐりぐりする。「あ゛-」と声が出るほど気持ちいい。時間も手間もかからないし、これが一番有効だったかな。
会社では隣の席の仲良しの女の子から↓を借りて、席でぐりぐりしていました。

会社ではさすがに「あ゛-」という声は出せないのが残念…。
彼女は彼をハッピー君と呼んでいますが、彼女の命名なのか、商品名なのかは謎のままです。



こんにちは。ハカセです。

先日、ふうじんが 一次試験の受験番号と合格率に関する分析をしてくれました。

今日は、二次試験の受験番号と合格率に関してお話したいと思います。まずは、2009年度の中小企業診断士 二次試験の東京地区の受験番号と合格者数の相関関係を見てみましょう。

さて、これが何を意味するのかを考えてみましょう。

◇ なぜ二次試験に限って受験番号が気になるのか ◇

一次試験はマークシート型なので、自分の実力さえあれば、どんな受験番号であれ、合否には全く影響しません。そういう意味で、ふうじんの  一次試験の受験番号と合格率に関する分析 はいわば「ゆるわだ」と言えます(本来は)。え? 「ゆるわだってなんだ?」って? そんな道場初心者の方は こちら でご確認ください。

先ほど、「本来は」と注記しました。そして、この「ゆるわだ」に少なからず反応したかたがいらっしゃいました。

そう。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、二次試験に関しては、「本来全く無関係なはずの受験番号と合格率が多少は関係しているのではないか?」という小さな疑問 が、受験生の中にあるからです。

二次試験は記述式です。論述式ではありませんが。色々な解答を書く人がいるでしょう。計算問題を除いては、同じ答案は二つとないはず。その「ふぞろいの答案」を 5,000枚(しかも4事例だから、合計20,000枚)も採点するのは結構骨が折れる作業だと思います。

既に道場でも強調しているように、おそらく、いや、必ず「正解」が存在し、「採点基準」が存在していることでしょう。「これを書いてれば何点」とか。そうじゃないと、合否を判別できません。

採点基準さえあれば、受験番号に関係なく合否が判明するでしょうか?

ここですよね。受験生の心配は「採点者によってブレがあるのではないだろうか」ということだと思います。

◇ 採点には必ずブレがある ◇

先日行われた「道場第二回セミナー」では、前日までに行われていたTACの公開模試の再現答案を持参してもらい、グループ内で交換してもらいました。セミナー参加者にとっては相当大変な作業だったと思いますが、他人の答案をじっくり見ることで多くの気付きが得られる場合があり、非常に重要なことだと思っています。

そういう「能力向上」に役立つ一方で、もう一つ気づくことがあります。それは、「自分が採点したら55点だったのに、他人が採点したら42点だった」という場合があることです。採点者によって点が変わる。これは由々しき事態です。

模試では、採点基準が明快に示されています。「これを書いたら4点」という具合に。あんなに明快になっているにもかかわらず、自分が自己採点した点数と、他の人が採点してくれた点数に、必ず数点のブレが発生します。極端な話、同一人物が採点しても、もしかしたら数点ぐらいはブレが出る可能性があります(いや、出る可能性の方が高い)。

◇ 片思いのラブレター ◇

どうして採点結果にブレが生じるのでしょう。

一つは、「伝えたいと思っている気持ちはなかなか伝わらない」ということです。自己採点している時は、模範解答や採点基準を読んで、「あぁ、そうそう。俺が書きたかったことは、コレコレ」と、自分の答案に次々に加点しがちです。しかし、他人が採点するときは、そういう「途中経過」は一切考慮せず文字になっているものだけを頼りに採点します。ニュアンスとしてそのようなことが書いてあっても、採点基準から外れていれば、加点されない可能性があります。

つまり、二次試験の答案は片思いのラブレターのようなものなのです

相手が「この手紙の主は自分に恋しているかもしれないな」と思って読めば通じるかも知れない「奥ゆかしいラブレター」は、微笑ましいものです。でも、現実はそうではありません。片思いなのです。あなたはその人に恋をしているかも知れませんが、相手はそのことを知りません。自分の思いを伝えたいならば、伝えたいことをそのままズバリ書かないと、何の手紙か分かってもらえない可能性が高いのです。

だから、「言いたいことがストレートに伝わる文章にする必要がある」のです。そして「これは事例本文に書いてあるんだから分かるだろう」という考えも通用しません。当たり前と言えば当たり前ですが、これを字数制限の中、しかも80分という時間制限付きで行うのは容易じゃないです。

◇ 採点者も人間 ◇

採点のブレが生じるもう一つの理由は、結局人間が採点する、ということです。

機械ならば、その日の感情に左右されることなく粛々と採点してくれるでしょう。でも、二次試験の答案は人間が採点します。どんな人が採点するか、分かりません。診断士の先輩諸氏かもしれない、診断協会の職員の皆さんかもしれない、出題した大学教授の教授・講師集団なのかもしれない、教授のゼミ生なのかもしれない。いずれにしろ人間だということです

確か、答案用紙の表(おもて)の部分には、受験生の名前を書く欄はありませんでした。これは、万一、採点者が知人の答案を採点するようなことがあっても恣意が入らないようにとの配慮と思われます。

とはいえ。やはり人間。辛口の人もいるでしょう、甘口の人もいるでしょう。採点前日に恋が成就してウキウキの採点者がいる一方で、前日にフラれてグダグダな気分の人もいるかもしれない。

採点者を選べない以上、そういう Uncontrol な要因はしょうがないとして、これならどうでしょう。

  • 「出来の良い答案群」に、身を置く方がいいのか
  • 「出来の悪い答案群」に、身を置く方がいいのか

多少 Controlable だと思うのですが、どうでしょう。

◇ 受験番号と合格率の相関 ◇

もう一度、受験番号と合格率の相関を整理しましょう。前掲のグラフは100番単位なので少々分かりにくい。傾向を出すために、500人ずつで集計しなおしてみると以下のようになります。

いくつか特徴を指摘できそうです。

1.出願が早い方が合格率が高い

1次試験同様、出願の速さはやる気の強さにある程度関連していると思われます。実力がある受験生は出願が早いならば、0-500番台の合格率が高いのはそのためと思われます。というよりも、この層の受験生はほとんどが「経験者」であると思われます。二次試験の受付期間は「8月27日~9月17日」。一次試験の合格発表は9月7日。一次試験を受験した人は一次試験合格発表を待ってからでないと申し込みが出来ません。よって、初期の申込者は必ず多年度受験生です。

2.一次試験通過者は1000台以降か

ふうじん・JC・ハカセの昨年の受験番号は3人とも 1000-1500番台でした。我々は全員一次試験合格判明直後に申し込みました。1000-1500番台が500-1000番台よりもやや合格率が高いのは、一次試験通過組で即座に申し込んだ受験者層がここに集中しているためと思われます。ここでも、「出願の速さ」と「やる気の強さ」は相関していると思われます。

3.敢えてゆっくり申し込む?

では、結局いつ申し込めばいいのでしょうか? 応募開始直後なのか、締切直前なのか。僕らの共通の友人である I氏 はこんなことを言っていました。

確かに、みんな高い合格率を求めて初期段階で申し込む心理は分かる。でも、僕は敢て逆を行く。つまり、合格率が低そうな母集団に身を置くことが出来るように、最後の方にギリギリに申し込む。それによって、「バツ、バツ、あぁー、こいつら全然分かってないな~」と採点官が嘆く状況の中で、ちょっとだけまともな解答をすることが出来れば、「あ!こいつだけちょっとは分かってるジャン!」と加点してくれることを狙うんだ。

す、すごい。ツワモノだ。この戦略にはもちろんリスクがあります。「バツ、バツ、これもバツ!」と、勢いで片付けられてしまうリスクが(笑)。でも、この I 氏は、見事合格しました。いや、実はこの人は合格するべくして合格した人ですけどね。「ちょっとまとも」な答案を書く人じゃなくて、バツグンの答案を書く人でしたけどね。だから、この成功事例を以て、締切直前をヨシとすることは出来ません。

◇ 地区別合格率 ◇

ちなみに、地区別合格率を確認しておきましょう。

ちなみに、全体平均は 17.8% です。結構違うもんですね。でもねぇ・・・。

◇ よって結論 ◇

ふうじんの ゆるわだ に反応してくれた方もいらっしゃいましたが、ふうじんのエントリー同様、ここには結論なんてありません(笑)。ここまで一生懸命読んで頂いた方、本当に申し訳ありません。(僕はふうじんとは違って、謎掛けでエントリーを終える高等技術を持ち合わせておりませんので・・汗)

だって、実は採点方法によって、大きく変わることもお気づきですか?

上記は、「受験番号順に採点する」とか、「同じ答案を上から下まで同じ人が採点する」という前提にたった上での話です。

もしも、受験番号順に採点しないのであれば、こんな分析は全くの無意味です。でもまぁ、事務手続きの効率性を考えれば、受験番号「順」とは言わないまでも、近似の受験番号集団ごとに採点はしていると思いますが。

また、たとえば「事例IIの第二問の設問1だけを担当する採点官」という方が存在するなら、懸念するような採点者ごとのブレは相当減少します。設問ごとに別の採点者が存在するなら、辛口・甘口の採点者に当たる確率やリスクはかなり軽減(分散)しますよね。

受験地にしても、確かに看過できない有意な差異があると言わざるを得ません。でも、よく見てみると、受験生の母数が極端に異なります。東京は3,000人以上。広島は170人です。同じ東京でも、0-500番台と、2001-2500番台では、大きく合格率が異なりますよね。それと同じです。それに、名古屋の答案が名古屋で採点されているとは限りません。東京に集められて一極集中で採点されているならば、受験地なんて関係ない と言えるでしょう。関係あるとすれば、「どういう層に身を置くか」ということには多少あるかもしれませんが。

つまり、考えてもしょーがないってことです(汗)。

恐らく、大多数の受験生の方はすでに申し込みを終了していると思います。受験番号のマジック(流言?)に惑わされることなく、伝えたいことをストレートに伝える答案作成 に全力を注いでくださいね。

僕はそれを「愚直さ」という言葉で発信し続けています。ふうじんも言っていますが、「聞かれたことに答える」。それだけです。

ま、どうしても気になる方は、受験表が届いて受験番号を確認したら、「自分はどんな層にいるんだろうか」を思いめぐらす際の参考にして頂けたら幸いです。

・・・いや、でもあまり考えすぎないでくださいね・・・(^_^;)。

by ハカセ



こんにちは!JCです。
2次試験の勉強はきっついwobblyですよね。80分間集中力を持続させることって、それだけでも相当な負担です。試験勉強中は80分が終わったら、自分の解答内容が記憶に新しいうちに解答・解説を読み込んだりもするわけで、1科目で集中する時間はミニマム2時間近くになるわけですよね
道場は超ストイックにがんばれ的な記事も多いですので、勉強の疲れにさらに追い打ちをかけるようなこともあるのかな?と思ったりもしてます。なので、時折ゆるい話題、略して「ゆるわだ」も織り込んで、頭の休憩時間になってくれればいいなと思いました。(そーゆー記事も大好きなので)

◆2次試験受験案内◆
診断協会のHPでは、合格発表に続きH22年度の試験日程についてというアイコンで2次試験の受験案内 が閲覧できるようになりました。基本H21年と同じものなんでしょう…と思いながら読んでいたら、あれっと思う点がありました。

◆変更点その1◆
3ページ。写真票の写真欄の絵がきしょくわるく変わっていました
昨年は1次も2次も、今年の1次試験案内と同じかわいらしい、さわやかな男性の一筆書きっぽいマンガ絵でしたが、今年の2次は妙に少女漫画チックで目が顔の半分を占めるような絵に変わっていました。
一目でわかる大きな変化です。
診断協会が女性の診断士を増やしたいという意図の表れかもしれません
でも女性なのか、長髪の男性なのか、にわかには判別toiletできません。
診断協会よ、変えたかったのは、そこか…。
うーむ、謎だ!

◆変更点その2◆
東京会場は明治のリバティタワーと日本大学経済学部(水道橋の神保町より)の2か所となりました。去年はリバティと渋谷のフォーラム8だったんですが、渋谷は途中で右翼の街宣車がかなりうるさかったらしく、相当なクレームが出たんでしょうね。今回は場所的にはどちらも近くて、条件的にはあまり変わらないようですね。ほかにも北海道・仙台・広島で受験会場が昨年とは違う場所に変更されていますが、住所を見る限り、そんなに不便はなさそうに思いますが、詳しくないので僕には詳細はわかりません。

◆変更点その3◆
4ページ。9.当日持参するものは
①黒鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB程度)
②消しゴム
③鉛筆削り
④時計(通信機能・計算機能のないもの)
⑤電卓…その後、詳細な電卓のスペック指示
ここまでは変化なしなのですが、H21は持ち物についてはここでおしまい。
ところがH22年度では
⑥定規(30センチ以内の透明なもの)
定規が追加されています

◆変更点その3っていったい?◆
何を意味しているんでしょう?
です。
定規を使わなきゃ対応できないような問題が出るのでしょうか
定規を使って悪さした人が去年もしくは
今年の1次でいたのでしょうか
一つ心配なのは、昨年までは字消し板は何か言われたとしても、定規だと言えば(言い張れば)持ち込みOKだったのですが今年はどうかな?せっかくいいものをお勧めしたと思ってたんですが…透明なものもしくはメッシュで透けて見える(それは透明と言い張れるかも?)ものなら大丈夫かも。あるいは消しゴムセットです!と言えばいいのかな?
なぜ、定規を持参するものにわざわざ追記されたのか、
すごく気になります…。
考えすぎでしょうか?



こんばんはJCです。

僕は会社で財務関連の仕事をしています。うちの会社では財務と経理は別なので、いわゆる財務・会計と切り分ける場合には財務は比較的得意、会計は勉強して得意になった、と言えるかと思います。1次試験的には財務・会計は60点は当たり前で、どちらかというと上乗せを狙う科目という位置づけにしていました。10年ほど前には国際金融部という部署で、プロジェクトのキャッシュフローを作ってIRRを算出して、うちの会社がこの事業に投資すべきかどうかという判断材料を作ったりもしていましたので、事例Ⅳは較的得意…であるはずなんだけど、2次試験ではなかなか事例Ⅳの点数が思ったように伸びて来ない。下のグラフは昨年僕がT◎Cのストレート本科及び追加で参加した全事例演習の事例Ⅳの点数とTAC平均点のグラフです。

◆最初は30点台◆
財務が得意と思っているにしては、全然点数が取れてない。
どこがいけないんだろう?と失敗する際の分析をやってみました。いわゆる「ふりかえり」というやつかもしれません。どこをどうすれば、間違えないのか。この「自分の解答を分析する」ことは、点数を伸ばしてゆくためにはとっても重要です。事例Ⅳに限らず、大切だとは思いますが、とてもわかりやすい例になるかと思うので、今回は僕の事例Ⅳをテーマに話してゆきたいと思います。

◆失敗の原因◆
失敗の原因は、一つ大きく分けて二つ。一つ目は経営分析が当たらない。最初のうちは財務諸表を手当たり次第、計算して◎とか×とか付けて、どれを解答に採用しようというような、行きあたりばったり的な解答の仕方をしていました。その結果、二つ目は時間が不足し、個別問題では大いに焦り、設問文をしっかり読みこむよりも先に、減価償却費というような個々の条件の計算をしたあげくに、制約条件を読み飛ばし、結果、正解が出ないという状況でした。

◆失敗の分析Ⅰ◆
まずは経営分析。当たらない…それは的外れだから、という結論に達しました。なんで事例Ⅳに与件文があるのか?。それは経営分析のヒントというか正解への誘導が必要だから。財務諸表だけを提示すれば、解答例は無数に出てきちゃうでしょう。これも正解では?という疑問はみんな感じたことがあるんじゃないでしょうか。それでも正解は決められていて、時々別解が掲載されているだけ。それは先に正解が存在して、それを導かせるような与件文の内容になっているから、と考えられないでしょうか。
今日はここまでにしておきますが、来週はもう少し、経営分析に踏み込んでみたいと考えています。

◆失敗の分析Ⅱ◆
個別問題は
①文章が長くて読みにくい 
②制約条件がいっぱいある 
③知らない用語が頻出する
というような特徴がありますよね。
もう少し明確な出題の仕方はできないのか?」、と文句を言うこともできるけど、
そのぐらい読みとれなきゃだめなのよね」ということが問われていると考えれば気が楽ですよね。知らない用語を出題している時には作問者も「受験生が知らないことを前提」に作問していると思うのです。そこできちんとした類推ができるやつなのかどうなのかを試されているのかもしれません。

◆失敗の分析Ⅲ◆
文章が長くて、制約条件がいっぱいある。これをきちんと切り分けて、自分なりの見やすい表にできれば、8割方こっちのもんだという気持ちになります。自分なりの見やすい表というのは、僕の場合にはデシジョンツリーであれば樹形図、現在価値関連の問題であれば、年次のP/Lに基づくキャッシュフローです。時系列もきちんと押さえて、今の自分はどこにいるのかを確認できれば、勝ったも同然という感じです。

◆失敗の分析Ⅳ◆
ここまで書いて、気付かれた方も少なくないと思うのですが、事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳとは異種の格闘技ではないということ。確かに電卓が必須となる事例Ⅳは若干特殊のように思えたりもするのですが、実は問われていることは他の事例と全く変わらず
1)要求解釈<何を問われているか>
2)問題文の制約条件の整理
3)要求の複数解釈<あいまいな設問、あるいは知らない用語>
に他ならない。なんとなく事例Ⅳだけは苦手と感じているあなた!あなたが事例Ⅰ~Ⅲを得意としているのであれば、事例Ⅳもあなたの得意なやり方で得点をあげてゆくことができるはずです。

◆失敗の分析の効果◆
冒頭に載せた僕の得点推移のグラフをもう一度見直してみて下さい。これはストレート本科生の成績の伸びのグラフ(ハカセのこの記事の3/4くらいのところにあるグラフです)と面白いように合致しています。当初は全然太刀打ちできないけれど、ある時点をすぎたところで開眼し、最終的には突き抜けてゆくイメージです。開眼するタイミングときっかけは人によって相当異なります。開眼しないまま本試験を迎える人もきっといるとは思いますし、すごく早い段階で開眼しちゃった!という人もいると思います。まずは、自分の失敗を分析しましょう。そうすれば、対応策がきっと見えてくるはずですし、それが開眼のきっかけになるかもしれませんよ!



こんばんは!アックルです。

先週はT○C模試お疲れさまでした。多くの受験生が2次試験の学習を初めて1カ月弱の状態で挑んだ模試はとても難しかったと思います。

はっきり言えるのは、模試の成績を全く気にすることはないこと。
ここから死に物狂いで頑張り、開眼すれば一気に得点が伸びます。
人によって開眼するタイミングはことなると思いますが、「努力は実る」という言葉を信じましょう。

昨年の私も模試の頃は皆さんと同じように全くできませんでした(下図参照)。模試で平均点を超えたのは事例Ⅳと、かろうじて事例Ⅰの2科目だけでした。
しかし、その後の最終集中特訓辺りから事例Ⅲを除いた科目の実力が付き始め、ついにはオプションゼミで最も苦手な事例Ⅲで高得点を取ることができました。

開眼したきっかけは正直よく分かりません。
ただ言えるのはストイックに事例問題を毎日解き続けたこと、そして解きっぱなしにはせず、しっかり復習しEXCELでまとめたことです

さて、今週は「失敗の類型化」ということですが、私が多くやらかした失敗は大きく分けて3つです。

1.時間が足りない

2.マスが埋まらない。もしくは足りない。

3.日本語がおかしい。文章がまとまらない。

皆さんも心当たりがありませんか?

では、一つずつよくやらかした失敗とその対策。

1.時間が足りない

私の場合は特に事例ⅠとⅢでいつも時間が足りずに、ひどいときには設問一つが全くの空欄のまま時間終了となってしまいました。
実はT○C模試のときも事例Ⅲでやってしまいました!
これって凄く悔しかったですよ。「あと、20分あればもっと点数が取れたのに!」なんて考えてしまいましたが、そんなこと言っても無駄。
以前にも似たようなことを言ったかもしれないですが、どんなに素晴らしい解答を書ける実力を持っていたとしても、それを80分以内にまとめる力がなければ
合格はできません。

では、どうすれば80分以内で解けるのか?私のとった対策は2つ。

(1)設問を解く順番を決める。

(2)難しい問題は部分点だけ狙う。

(1)については、問題1から順番に解くのではなく、簡単そうな問題からドンドン解いていく。
これをすることで、時間は増えます。
なぜなら順番に解くと、いきなり第1問から難問だった場合、その問題に時間を取られて先に進めず、結局他の簡単だったかもしれない問題を解く時間がなくなってしまいますが、
問題の難易度を判断し、簡単そうな問題から解いていくと難問にかける時間が多く増えるからです。

(2)についてですが、(1)で難問にかける時間が十分に取れたとしても、難しい問題はやっぱり難しい。
そういう問題は誰も解けないから捨ててしまってもOKかもしれません。
実は本試験でも全くの空欄のまま提出した設問が多少あったとしても合格している人は結構いるそうです。簡単もしくは標準的な問題に十分時間をかけるというのも一つの手です。
でも、捨てるのはちょっと怖いですね。
私も完全に捨てるということはしませんでした。

私の取った対策は部分点狙いです。 これは皆さんもよくやっていると思うので当たり前のことかもしれません。
でも、具体的にどう狙うのかよく分からない人が多いかもしれません。
例えば、私はT○Cの講師からこういう作戦を教えて頂きました。

しばしば事例問題、特に事例Ⅲの工程の問題などで「~の原因とその改善策を150字で述べよ。」というのが出ると思います。
こういう問題って、原因は与件文に書いてあるから分かるけど、改善策は難しいって感じません。答えを見ても、「そんなの分かるか!!」と言いたくなるような
問題も多くないですか?
特に難問だった場合は、改善策を一生懸命考えても時間がかかるだけで、 さっきも言ったとおり他の問題に使う時間が足りなくなる恐れがあります。
このような問題(あくまで難問だった場合ですよ)文字数のうち7~8割は原因を記入しちゃいましょう。残り2~3割で何らかの改善策を書き、あまり時間を使わないようにしましょう。
改善策はズレテいても、原因さえ抑えていれば、意外と部分点はもらえるはずです。
是非試してみて下さい。

う!やばい!もう深夜の1時前だ!というわけでごめんなさい。2と3はまとめちゃいます。

2.マスが埋まらない、もしくは足りない。
3.日本語がおかしい。文章がまとまらない。

これは最初の方はホントに苦労しました。特に慣れないうちは字数の感覚がつかめないから、自分では100字位だろうと思っても、実際に書いてみたら70字位しか埋まらなくて「残り30字何を書こう?」とか逆に字数が足りなくて肝心の結論が書けないとか。
また、書いてみたら日本語が変で、消しゴムで全て消して書きなおすなどの失敗もたくさんやりました。
消しゴムを使うというのはダブルでタイムロスです。書いた時間とそれを消す時間。
80分の短い時間では消しゴムは極力使わないようにしなければなりません。

では、これらのことについて私はどのような対策をとったか?

模範解答や成績優秀者の答案を見て、カタを学ぶ

え?別に驚くような対策じゃない?ごめんなさい。でも、魔法の杖なんてありませんよ。
優秀な答案を見て、それを真似る。それを繰り返すことが効果的です。
成績優秀者の解答は学ぶべき点が多いです。論理的だし、だらだらと書かずに分かりやすく、短いワンセンテンスに多くのキーワードが含まれている。

私はこれらの優秀な答案を徹底的に研究し、文章の書き方を学びました。

また、自分なりにアレンジして問題文を読んだ段階で、解答文の型を決める手法を身につけました。(えっ?大したことない。そんなのやってるよ?)

具体的には例えば「C社のOEM供給体制の特徴を戦略的な観点から120字以内で説明せよ。」という問題があるとします。
私は問題文を読んだ時点で、解答文の型をこのように決めて、問題の余白などに書いておきます。

「C社はOEM供給体制の特徴は~である。C社は~の戦略を行った。」

あとは具体的な内容を埋めるだけ。型を決めることで文章を書くのがかなり楽になります。試してみて下さい。

最後に写経をすべきか?やっても意味がないのか?など賛否両論があります。

私は写経をやりました。

たま~に頭を使いすぎて疲れているときなどに、模範解答や成績優秀者の答案をそのまま写してました。

効果は少しはあったと思います。見るだけよりも、手を動かすなど五感を使うことで、優秀者の型を吸収できたのではないかと思います。

さて、本日の私のブログは文章が上手くまとまってないですね(笑)。

では、ここまで。



こんばんは、ふうじんです。

道場執筆陣に与えられた今週のお題は「失敗の類型化」。
うん、確かにこれは時期も内容も素晴らしいテーマ設定。ヤバ、模試で思いっきり恥かしい解答書いちゃった・・、なんて時にも「あぁみんなそうなんだ」と思えばちょっと救われる気がするかも!

■ではさっそく失敗要因を列挙!■
確かに失敗要因の分析は大事っぽい。そういえば昨年の本試験最直前期、ファイナルペーパーに書き綴ったのは、

 これやったら不合格になる、「べからず」集

だったっけ・・。
ではいつもの通りマトリクス表でまずまとめ!

あ、ちなみにこの表は、以前指摘した 不合格を生む3つの「違い」 のうち、
「勘違い」をクリアした前提の「間違い」レベルが対象ですからねっ!
お間違いなきよう。

■フェーズ1 「要求解釈」での失敗■

×解答要求がワカラナイ

これは最もありがち。設問文読んだ第一印象が、「は?」。

確かに要求がわからないと根拠も探せないし、解答もつくれない。でももっとヤバかったミスとは、「解答要求がわからない」「根拠が見当たらない」設問が事実として存在するのに、「全ての問題に正答しようとしていたこと」。

このミスを犯すと、ただでさえ短い80分の制限時間がさらに短く感じられることこの上なかった・・。

×解答優先順ミス

これも初学時によくやったミス。何が辛かったかって、どうでもいい問題に時間使いすぎて、根拠を抜書きすれば点数くれる問題がおざなりになってしまったこと。

×解釈しすぎ

難しくない問題を、ヘンに解釈しすぎちゃうことがあったりして・・。

<対応策ひと言>
事例の解答手順が「設計・調達・作業」なら、次に来るのはこれしかない「Q・C・D」。
どの設問で何点稼ぎにいくかの解答品質(Quality)をまず決めれば、根拠探しに使う労力(Cost)、解答編集に使う時間・優先順位(Delivery)は自ずと決まるのにね。

■フェーズ2「根拠探し」での失敗■

×初めてのお使い(思いつき解答)

これは説明すら不要。誰もが一度は通る道。そして何度反省してもまたやらかしてしまう事態。俺ってこんなに学習能力なかったかな・・。

×根拠見過ごし

問題本文(与件上)の根拠マーク漏れや、使い残し。言われてみればそうなんだけど、なぜ試験中は気づかないんだろ・・。

<対応策ひと言>
この対応は簡単。問題本文を「読み」にいかず、設問文から根拠を予想して「探し」にいけばすぐ解決。

■フェーズ3「複数解釈」での失敗■

×思い込み解答

「初めてのお使い(思い込み解答)」の仲間。
頭に閃いてしまったナイスなアイデア。根拠に気づかないだけならまだ救いがあるけど、自分の素敵でオリジナルなナイスな解答をマス目に書き込みきった瞬間、不合格答案の仲間入りでした。

<対応策ひと言>
これも簡単。要求解釈も出来たし、使えそうな根拠も見つかった。で、解答構成・記述に入る前に「でもちょっと待てよ」と自分にブレーキを書ける冷静さを、保てるかどうか。

■フェーズ4「根拠⇔設問対応付け」での失敗■

×根拠見過ごし

要求解釈さえしっかりできていれば、事例I、IIIならあまり心配いらなかった。ヤバかったのは事例IIか・・。

×根拠行ズレ

他の設問に使いたい根拠を、つい別の設問で一度使って満足し、ハイそのまま。このミスの何が恐ろしいかって、およそ解答要求までは理解できているのに、いざ採点すると得点にカスリもしなかったこと。

<対応策ひと言>
合否を分ける最大ポイントはここ。人それぞれノウハウがあるので、特に説明せずとも大丈夫でしょう。
ではT○C○浜校有名講師の金言からありがたく引用させていただき、ひと言だけ。
    
      モレなくダブリあり

■フェーズ5「解答構成・記述」での失敗■

×構成アイデア不足

マス目と配点を見て何を思うか。合格実力レベルの上級生は即座に解答構成要素とセンテンス数が頭に浮かび、ヒトマス残らず解答欄を埋めるなんて朝飯前。でもそれは「各事例ごとの解答パターン」を予め何通りもストックしているから。
初学者であれば、まずここで何度も痛い目にあっておきたいところ。だって痛い目に遭わないと身につかないでしょ?

×書き直し

うーん、思い切って消しゴムを持っていかない位の勇気で一度答練受けると、覚悟が身につくかも(注、実際やったことはないです)。

×根拠社外調達

これも「思いつき解答」「思い込み解答」の仲間。時間に追われ、自分のアイデアに従うがまま、問題本文(与件文)にないことをつらつら書き連ねる。まぁまず点数もらえることはなかった。

<対応策ひと言>
これは簡単。
 ×考えながら書く。
 ○考えてから書く。

■失敗の好例■
うぅむ、失敗を類型化したつもりが、単なる事実(ミス)の羅列に終わってしまった。
そうか!因果関係(なぜ⇔そして)を含まない文章って、面白みがないのか!!
事例IIIで例えれば、「問題点と対策」を要求する設問に対し、箇条書きで「問題点」だけ書いちゃった感じ。そう、実は今日のこのブログ記事こそ「失敗の好例」・・。身を以って説明してしまい、大変お恥かしい限り。

では今日はこの辺で、そそくさと・・。

byふうじん



こんばんは、本日2投目のふうじんです。

先ほどのお題「失敗の類型化」でどうも題意を外したっぽいので、お詫びに隠し持っていたネタを1つ追加!
そりゃもうキッツキツに、合理的・論理的に行きますよっ!

■2次筆記を簡単に通過する■
実は私、以前の記事で、

 「ゴールを知り尽くした者」にとり、2次筆記試験通過は朝飯前
簡単な試験をわざわざ難しくしている人が多い

と恐れ多くも言い放った上で、その理由の説明を手抜きしてました。失礼!
でもなぜこんなことが言えたのか?それは、

不合格になる最大の理由とは、いい点数を取ろうとするプレッシャーに他ならないから。

合格率=約20%と言われる2次筆記試験。そこで昨年私が犯していた最大の反省点は「上位20%に入る差別化した答案」を作ろうとしていたこと。
ちょっと考えればこれは誤りとすぐ分かる。
かなり粗っぽく計算すると、もし事例I~IVまで全て上位20%に入る答案を書けば、

0.2×0.2×0.2×0.2=上位1.6%。

別に上位1.6%ではなく、最終的に上位20%に入ればいいんでしょ?なら、

0.5×0.5×0.5×0.5=上位6.25%だって十分すぎじゃない?
(実際そんな単純計算ではないのは明らかとして)

そこで各事例で「上位20%に入る」のではなく、全ての事例で「上位50%に入る平凡な答案」を書くことに決めてました。しかしそれは昨年10月の「2次オプションゼミ」でのこと。ふぅ、危なかった、ギリギリセーフだったか・・。

そして、もしこの「上位50%答案」を書く決心をすると、2次筆記試験は飛躍的に簡単な試験になる。なぜなら、

事例とは「要求に沿って解答する」の一言に尽きる

ことに過ぎなかったはず。そして

解答要求=「作問者が答案に期待していること」さえ察すれば、あとは
「お作法」に沿って根拠をマス目に埋めてくれば、
合格に必要な「Aランク答案」を作ることなど朝飯前、っぽいです。

以上、証明終わり(Q.E.D.)。

■彼を知り、己を知る■
さて、上に挙げたキツーい話をやさしく言い換えると、

高い点数を取るより、悪い点数を取らない

方がストレート合格によほど近いってこと。ほっ、これなら受験校の指導で聞いたことある気がするな・・。
だがこの「高い点数を取らなくて良い」という決心はかなり難しい。だって、競争試験において競争相手がどんな人かなんて、普通なかなか想像できないし。

そこで今日の本題、

彼(てき)を知り、己を知れば、百戦危うからず (孫子)

実は中小企業診断協会ホームページの合格者番号リストを見れば、どんな人が受験しているか、また合格しているか想像可能(※ここに気づいている人はかなり多い)。

■H22年度1次試験、受験科目別合格者数/合格率■

以下のグラフは、H21~H22年度1次試験、受験科目数別の合格者数(東京地区)。
薄い水色がH21年、濃い青がH22年。

読み取れる情報としては、

・7科目受験での合格者数は、1,128人→709人に減少(△37%減)
・1~3科目受験での合格者数は、430人→409人と横ばい(△5%減)
・6~7科目での合格者(≒受験1年目+3年目)比率=803人/1,567人=51.2%

<受験科目数別合格率>
0~1科目    40人   66%
2科目          148人  91%
3科目          223人  30%
4科目          226人  26%
5科目          127人  13%
6科目           94人     8%
7科目          709人 14%

といったところでしょう。

あなたが今年のあの難関の1次試験7科目を一発で合格した優れた頭脳の持ち主だとして。約1,000個の2次筆記合格のイスを争う競争相手は、

2,500人 ←2年生:H21年2次筆記不合格→再挑戦者
1,250人  ←2年生:H22年1次0~5科目受験合格者
1,250人  ←1年生:H22年1次6~7科目受験合格者

程度のイメージ(すみません、概数です)。
1年以上の時間をかけ、虎視眈々と2次筆記通過を狙う上級生を相手に真っ向勝負!と思うと身震いするほど楽しくなるでしょ

■H22年度1次試験、7科目受験者の申込順合格率■

ではもう一つ、これは前回も紹介した有名な階段状のグラフ。

これが何かって言うと、7科目受験者のうち、受験番号順1,000人あたりの合格者数。
一般に、受験番号=申込先着順だから、

申込の早い受験生ほど、合格率は高い

の法則は毎年当てはまっている(但し欠席者の考慮が必要)。しかしH21年(水色)とH22年(青色)を比べると、先着1~1,000番台の早期申込者層でも合格者数282人→188人(△33%減)だから、やはりH22年1次試験は高難易度だったということか・・。

とは言え、1次はもう終わった話なので、この情報が役立つとすれば、2次筆記試験をどのタイミングで申し込むか
申し込むタイミング次第で、周囲の受験生の雰囲気は変わってきそうだから、ちょっと気をつけておくのも良いかも!

■まとめ■

では長文になったので、最後にささっとまとめ。

<Executive sumary>
・高得点を狙わずに合格する戦略がありうる。
・作成答案の目標レベル設定次第で、合格確率が変わってくる。
・作成答案の目標レベルは、競争相手となる受験者の情報から設定可能。
・2次受験者層の詳細は不明だが、様々な情報から推定可能。

今日の2投目はかなり極端な説明になり、申し訳ありません。
でも内容と因果関係の妥当性はともかく、最後の結論だけ見ちゃうと確かにその通り・・、という気もするから不思議でしょ?

byふうじん



こんにちは。ハカセです。

先日のセミナーに参加頂いた方、ありがとうございました。また残念ながらご参加いただけなかった方、ぜひ次回を楽しみにしております。

さて、今週のお題は「失敗の類型化」。

実は先日の第二回セミナーで ZonE が発表した内容でもあります。ZonE の発表内容で僕が白眉だと思ったのは「PDSのSを大事にしましょう」という件(くだり)「なぜ点が取れなかったのか」という振り返りのみならず、「どうして点が取れたのか」を振り返りましょう、というもの。なるほど、そのとおりだよな、と。

今回、僕がお話しするのは、「なぜ点が取れなかったか」という方。これで悩んでいる方、特にストレート生で多いんじゃないでしょうか。

◇ 伸び悩みの人の典型パターン ◇

二次試験には必ず正解があります。これは受験生に「合」か「否」のマークを付けなければならない以上、そして、とても一人では採点できない規模である以上、やむを得ないし、ゼッタイに「模範解答」や「採点基準」があることは間違いありません。

多くの受験生は、「じゃあその採点基準となる単語や修飾句を探しに行こう!」と躍起になるわけです。点が伸び悩んでいる人、特にストレート生が特にこの傾向が顕著。確かに最終的にはそこに行きつくのですが、それがために、誤ったローリスクメソッド を行い、「何でもいいから材料やキーワードを盛り込め!」みたいな感じになってしまいます。

点数が伸び悩んだ受験生が次にすることは、「フレームワーク」や「型」と呼ばれるものを探し始めます。解答にはパターンがある。理由を聞かれたら「・・・ため」で閉じるとか。こういう簡単な「型」なら使いやすいし、型を使うこと自体は否定しないのですが、慣れずに使うと、そればかりが先行してしまい、肝心の「編集」の過程がおろそかになってしまい、後から読み返して意味不明な窮屈な文章になっている 恐れがあります。

偉そうに言っていますが、何を隠そう、昨年の今ごろ、僕自身がこのスパイラルに陥っていました。

 
模範解答や採点ポイントに近いことは思いついている

でも、点にならない

採点にならなかったことを
その演習特有のものとして放置する

解決策を持たないまま、次の演習に臨む

やっぱり点にならない
 

典型的な悪循環です。

◇ 大事なことは失敗の類型化 ◇

ZonEが言っていたように、大事なことは、Plan – Do – See の S です。

これをもう少し発展させ、僕は、「失敗の類型化」を提案します。つまり、「失敗を抽象的に説明すること」です。

具体的には、

「この問題は、『競合他社との差別化 』というキーワードを盛り込めなかったから点が取れなかった」 ではなく、

「この問題は、競合のポイントを含めることが出来なかった」
「それは3C のフレームワークで考えれば出てきたはず
「つまり、フレームワークで漏れを探す作業を怠ったのが失点原因

という説明です。

抽象的に説明する とは、事例本文を読んでいない人にも分かるようにする ことです。

色々な抽象化の方法があると思いますが、僕は最終的に、自分の失敗を下記の二つに類型化しました。

僕の失敗は、「ルール違反」、および「幅」か「深み」のどれかに集約されたのです。

例えば、先日行われた2010年TAC二次試験対策公開模試のとある問題。僕の再現答案はこちら。

【事例 I の第二問】
管理担当役員と業務分掌して事業計画策定や
資金調達・人事体制整備を委任したことで、
社長が企画・運営に専念でき豊富な情報発信
による他社と差別化と、社会的信用力の向上
による資金調達や人材確保を両立させたため。

自分では悪くない回答だと思うんですが(やや文章が分かりにくい? まぁそこはご容赦・・)、模範解答と比較すると、「不安定な急成長期を乗り越えた」という更なるもう一歩が足りない

確かに、設問文の中に「ベンチャー企業として」とあるんだから、ほかのベンチャー企業が一般的にどうであるところを、A社はどうしたのか、という指摘が欲しかったところ。

これは「深みの不足」という類型になるでしょうね。とはいえ、その前に「両立させた」という一歩があるので、そこはよしとしなきゃいけないな、という気持ちもあるのですが。

——————

このように、得点出来ない原因を、その演習特有の問題として片付けずに、なるべく抽象化してとらえることが重要だと思います。

自分が出来なかった問題の解説を読むのは苦痛なものです。でも、解答解説には(上記の例でいえば)、「なぜそこまで踏み込んで書かなければいけないのか」を説明してくれています。

それらを一つ一つ積み重ねていけば、自然と「フレームワーク」が出来てくるようになるのです。この「自然と」というのが、僕は大事だと思います。輸入したフレームワークは、どうも窮屈で使いにくいのが実情です。

フレームワークについては、また次の機会に。まずは解答解説をしっかり読み、失敗を類型化してみましょう。新しい何かが見えてくるかも知れません。

by ハカセ @ 解答解説を読まない派 でした



本日午前10時、診断協会から合格発表がありました!
http://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html

一次試験の合格率は、15.9%

ここ 6年間で最低 の合格率です。wobbly

しかーし! 今回は 史上初! 下記のような措置が取られました!

ただし、「経済学・経済政策」については、
本年度の得点水準を勘案し、
受験者の得点に 4点 を加算 しました。
happy02

これで救われた方も大勢いらっしゃるのではないかと思います!

とはいえ、科目合格率は、

経済 6.1% wobbly
財務 11.3%
経営 19.9%
運営 18.2%
法務 12.7%
情報 25.8%
中小 24.2%

け、経済・・・ろくパーセント! coldsweats02 ここ最近で最低レベルの科目合格率ですね・・・。今年の経済の難しさが裏付けられた形となりました。

財務・法務も低いですね・・。

そして、見事に「簡単なものは難しく、難しいものは簡単に」という交差が出来上がっています。

合格された方、おめでとうございます <(_ _)>。

残念ながら不合格だった方、診断士試験には再チャレンジの門戸が開かれています。しばらくの充電の後、科目合格制度などを活用して、再び挑戦される日が来ることをお祈りしております!

by ハカセ



昨日2010年9月6日(月)、第二回道場二次試験対策セミナーが総勢30名弱にて、熱く、プレゼンやグループワークを行いました。

このセミナーは、1次試験合格発表日の前日というタイミングにもかかわらず、定員オーバーの大盛況

前半は ZonE より、「二次試験のコツ」についてプレゼンテーション。

引き続き、アックルから事例IV攻略のコツについて。

さらに、JCから事例IVの個別問題についてのプレゼン。

その後、グループワークに突入。

当日は、

昨日行われたばかりの模試の再現答案を
全事例持ってきてください!

という無茶な要求をしたにもかかわらず、皆さんがそれを実践していただきました。

グループワークでも活発な議論が展開され、道場執筆陣一同、参加者の皆さんの熱意に圧倒されました

「やっぱり型が大事ですかね?」
「問題解釈にはどれぐらい時間を?」
「どういう手順で取り組んでいますか?」
「事例ごとに手順を変えていますか?」

参加者から出される質問に、同じグループの皆さんがそれぞれ意見を出し合い、非常によい刺激になったのではないかと思います。

また、グループワークでは、各グループで再現答案の交換も行いました。他人の答案ほど素敵なテキストはありません。しかも「優秀者じゃないかもしれない」人の答案は、格好の研究材料のはず(失礼!)。

最後は、懇親会を行って2次試験合格を誓い合いました。

—*—*—*—*—

参加者の方に少しでもお役に立ったセミナーだったことと、参加者全員の2次試験合格を願うばかりです。

道場は、これからも意義あるコンテンツを発信して参ります。どうぞお楽しみに!

by 道場執筆陣一同

PS お申し込みを頂いたにもかかわらず詳細案内メールが到達しなかったと思われるN様、大変残念でした。また次回お会いするのを楽しみにしております。(当方より、都合3度、メールをしております)



こんばんは。ZonEです。

皆さん、2次試験対策の事例演習での手応えはいかがですか?

色々と克服しなればならない課題が多く、特にストレート生はなかなか得点に結びつかずにイライラすることも多いでしょうが、演習を重ねることで確実に「(得点にはまだ結びついていなくても)できるようになったこと」が増えつつあるハズです。

そういった小さな成果をきちんと評価しモチベーションを維持しつつ、本試験までに開眼することを信じて努力を続けていただきたいと思います。

 
さて、今週は「失敗の類型化」という共通テーマで執筆させていただきます。

トップバッターということもございますので、まず、なぜ「失敗の類型化」をする必要があるのか簡単にご説明させていただき、その後で私がよく犯したミスについてご紹介させていただきたいと思います。

 
同じ問題は2度と出題されないが、同じ失敗は繰り返される

当然と言えば当然のことではありますが、診断士の2次試験で過去の本試験問題と全く同じ事例は出題されません

しかし、ケースに出てくる企業や解答に盛り込まなければならない要素は違えど、パターンとして似たような内容が問われることはあります。

また、事例演習を繰り返していると、各自が洗練させている解法プロセス内で同じような原因で処理が漏れたり、抽出しなければならない根拠を見逃したり…という似たようなミスが少なからず発生します

同じような原因で同じようなミスを犯す機会はそれほど多くないため、事例演習を解いた後でしっかり復習をしておかないと、次回同じミスをしたときに「同じミスをしたことに気付けない」という怖さはあります。

しかし、同じミスをしたことに気付き、その対策をきちんと取っておけば、確実に2次試験の対応力が向上し得点も安定していきます。

ですので、ミスを犯したら「どのプロセスでそのミスを犯したのか?」と「なぜそのミスを犯したのか?」をきちんと分析・反省し、同様なミスを犯した際にそのことをきちんと認識し、2度と同じ過ちを繰り返さないために「失敗を類型化」しておきましょう。

 
それでは、恥ずかしながら、私がよく犯したミスについて何点かご紹介させていただきたいと思います。

今読んでもピンとこないものをあるかもしれませんが、ご自身が同様なミスを犯した際に、そういえばZonEが似たようなこと言っていたなぁ…と思いだしていただければ本望です。

 
「一読して意味が分からないフレーズ」にご用心

人間は理解できないことや意味不明なことに直面すると、ついつい見なかったことにしてしまうものです。

しかも、80分という時間制限に追われて与件文を読んでいるときに、一読して意味不明な文章が出現すると、意外と平気でスルーしてしまいます。

特に私は面倒くさがり屋なのでその傾向が強く、その一見意味不明な文章をじっくり噛みしめて読むと、実は重要な根拠やヒントが含まれていた…といったミスをよく犯していました。

作問者の立場に立って考えてみると、一読して意味が分からない文章は、日常生活で使わない/自然の流れで出てこないフレーズなので、何かしらの意味を持たせて与件文に盛り込んでいるハズです。

それなのに、そんな重要な要素を平気でスルーしていては、ダメダメ…ですよね。

ということで、「一読して意味が分からないフレーズ」が出てきたときには、気軽にスルーしないようにご用心くださいませ。

 
「強い根拠を見つけた直後」にご用心

与件文を読んでいると、唐突な接続詞唐突なフレーズが出てくることって結構ありますよね?

たいていその手の文章は、解答に盛り込むべき要素だったり、解答が割れそうな時に予防線を張るための制約だったり…と強い根拠である可能性が高いです。

…とここまでは良いのですが、そういった強い根拠の直後に別の解答に使うべき根拠や制約がサラっと書かれていると、気付かずにスルーしてしまうことが多々ありました。

さらに、強い根拠の直後に一読して分からないフレーズが出てくると、そのワナに着実にハマっていました…。

また、ミスが発生するプロセスは異なりますが、解答に盛り込むべき強い根拠が見つかった時に、そこで満足してしまい、それを解答に記述したら…実はもっと深いことまで聞かれていた…というケースもよくありました。

良い解答が思いついた時こそ、それが本当の探しモノかどうか再度疑ってみる…ということも大切ですよね。

 
「一つの文章に複数根拠」にご用心

多くの方が、与件文に下線やマーカーを引いて、どの設問の根拠として使うか対応付けを行っているかと思います。

1つの文章が1つの設問に対応していればよいのですが、1つの文章に複数の設問で使う根拠が盛り込まれていて、例えば前半部分は第2問で使用し、後半部分は第3問で使用する…なんてパターンもけっこうあります。

私は大雑把な性格なので、このようなパターンで、片方の設問の根拠としてしか使用できない…というミスをよく犯していました。

一昨日、道場セミナーの準備のために、久しぶりに事例問題を解いたのですが、見事にこの手のミスを犯してしまいました…。

昨年の本試験前は、よく陥りがちなミスをまとめたノートを隙間時間に読んでいたので、本試験直前にはこの手のミスをしないようになっていたつもりですが、油断すると今でも同様のミスをするもんだなぁ…とちょっと複雑な心境です。

 
他にも、「文字ベースでしか事例企業をイメージできていないため、無理なアドバイスを提言」してしまった…など色々ありますが、シリーズ企画なので今日はこれくらいにしておきます。

まだまだ残暑が厳しいですが、体調に気を付けつつ引き続き頑張ってください。

それでは、今日はここまで。

by ZonE



こんにちは。ハカセ です。

恥ずかしながら、一発合格道場の執筆メンバーで、「TAC動画チャンネル」に出演させて頂きました。

合格体験談の動画は → こちら (動画)
動画の補足資料は   → こちら (PDF)

さて、今日はTAC動画チャンネル「中小企業診断士 合格者座談会」のフォロー企画全7回中の最終回、「ストレート生の二次対策」を補足説明!

8/30 月 全体概要
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習 
9/2 木  アウトプット学習
9/3 金  合格への熱い思い
9/4 土  ストレート生の一次対策
9/5 日  ストレート生の二次対策  ←今日はココ

◇ ストレート合格とは ◇

当道場で執筆している5人は、全員、「ストレート合格」を果たしました。ご存じの方も多いと思いますが、中小企業診断士試験は、「一次試験」と「二次試験」を両方とも合格しなければいけません。

ストレート合格とは、広義には「一次試験と二次試験を同じ年に合格する」ことを指し、狭義には「初めての受験で一次試験と二次試験を同じ年に一発で合格する」ことを指します。我々5人は「初学者・一発・ストレート合格」を果たしています。

◇ ストレート生にとって二次試験は壁 ◇

初学者ストレート合格を目指す皆さん。脅かすわけではありませんが、ストレート生にとって二次試験は非常に高い壁です。

「一次試験」は、マークシートの選択式試験(四択、または五択)です。基本的に選択肢のどれかが正解ということになります。よって、一次試験は「知識の試験」という意味合いが強いのが特徴です。

一方で「二次試験」はつかみどころがなく、ストレート生にはやや対応が難しいというのが実感です。

◇ Sカーブを信じる ◇

上の図をご覧ください。赤色の曲線が初学者の習熟度合いを、青色の直線が経験者の習熟度合いを表しています。このグラフが表すように、一次試験が終わった直後の段階では、ストレート生と経験者に比べると知識・筆記のレベルが違うのが分かります。これが、一次試験終了直後、われわれストレート生が感じた実感です。

しかし、自分の力を信じてある程度勉強すると、経験効果も手伝って、実力がググっと上がって来て、Sカーブを描くようになります。このSカーブの急上昇を10月末までに実現出来るかどうか、経験者に追いつくことができるかどうかが、ストレート合格出来るかどうかの岐路になります。

よって、なるべく早い段階でこのS字カーブの急上昇を発生させることが大事です。そのために僕らが実践したことを申し上げます。

1.必ず正解がある前提で解く

二次試験というのは、ある企業に関する説明が2-3ページにわたって記載され、それを踏まえて、たとえば「改善提案を150字以内で述べよ」などという設問が出ます。

「経営コンサルタントとしてアドバイスをするのだから、何を書いてもいいんじゃないか」という錯覚に陥りますが、実はこれがストレート生が陥る最大の罠です。

二次試験が「試験」である以上、そして「採点」がある以上、「必ず出題者が用意した解答というものがあるはずだ」 という前提で解かなければいけないのです。ストレート生はこれに気付くのに少々時間がかかるかもしれません。

2.ゴールとルールを意識する

その正解を「ゴール」とするならば、その正解に導いてくれる「ルール」、つまり「制約」があるはず。それらの存在に気づくことによって、実力がググっとUPしたという実感があります。

ですから、この「ゴール」と「ルール」の存在をしっかり把握することが、二次試験合格へのカギとなる点だと僕らは思っています。

3.愚直さ

そこで大事なのが「愚直さ」です。事例のゴールをルールを意識すると、「なんだか代り映えのない、平凡な答えになってしまったなぁ」とか、「これでいいのかなぁ、もう少し気の利いた答えの方がいいんじゃなかろうか」という下心(笑)が生じます。

しかし、前項で確認したように、設問者側は「キラリと光る世界で一つだけの答え」を期待しているのではなく、この課題の中でのセオリーは何ですか、と聞かれていると考えるべきなのです。ですから、至ってノーマルに、至ってシンプルに、回答を書くように心がけました。

4.グループ学習

その過程で役に立ったのがグループ学習でした。

通学講座での仲間とグループ学習を実施し、そこで答案を交換し合うことで、受験仲間の思考方法や表現の工夫などを取り入れることが出来ました。「あ、この回答なら自分でも書けそうかな」という気付きを大事にして、みんなで高めあうことで、合格への階段を一つずつ登って行きました。

なお、グループ学習というのはストレート合格に必ずしも必須というわけではありません。僕は JC や ふうじん たちとグループ学習をしていましたが、通信制の アックル はグループ学習をしていませんでした。

アックルはそこを自分で工夫して、(1) 一度解いた事例を時間をおいて解いてみて、前回の自分の答案と今回のものを比べてみる、(2) TAC の HP で掲載される模範答案を参考にした、などの手法で、グループ学習と同様の効果を得られるようにしたとのことです。

ですから、グループ学習しないと合格できないということはなさそうですが、でも、他人の答案を見てみることの効用は大きそうですね。

——

2次試験については、まだまだ沢山話したいことがあったのですが、時間制限があることと、この動画は2011年合格目標の方が診断士講座を受講するにあたって視聴するものなので、2次対策はここまで。

これ以降の2次試験対策については、一発合格道場二次試験対策のカテゴリー をご覧くださいね。

by ハカセ 

 



こんばんは、ふうじんです。
2次公開模試受験お疲れさまでした。手応えいかがでしたでしょうか?
今日は模試特集第2弾。前日の「合格確率UP策<前編>」に引き続き<後編>をどうぞ!

■事例演習答案を3枚コピーする■
まず結論から。合格確率を最も高める学習方法は、

事例演習終了直後、答案を3枚コピーする

・・少なくとも私にとっては。

この先、どこの校舎でも事例演習直後のコピー機は大混雑。でも実は合格可能性を大きく左右するのは「そこで何枚コピーを取るか」。
折角順番待ちで得たコピーの権利。コピーを3部取り、学習仲間と互いに交換。事例解説講義時には手元に3枚の答案を揃え、それをささっと採点してから(しながら)講師の解説を聞く。説明せずとも効果は想像いただけるでしょうが、この訓練は、合格可能性を飛躍的に高める事例得点能力獲得が期待できます。

あえてこれ以上は書かないけど、もし周囲に自分とレベルの近い学習仲間がいれば、ぜひお試しあれ。

■模試/事例解説冊子の活用~解答を型で考える■
実は先日ある講師の話を伺いながらふと気づいたことは、

 受講生は講師の話を聞いていない
 事例演習の解説は活用されていない

ものだということ。確かに昨年そういう方を少なからず見かけたから、恐らく今年もそうなのでしょう。
そもそも「合格確率」という視点で見た場合、グループ学習<独学、と私は考えます。なぜなら、

事例解答に必要な解答の型は、事例演習解説冊子の中で明示だから

あえて(その講師に代わって)苦言を呈させていただくと、勘違いしたままグループ学習するくらいなら、独学でDVDと解説冊子を熟読する方がよっぽど合格可能性は高まるのに。あとWATATAがバッサリと切り捨ててくれましたが、講義後に「先生!私の考えたこの解答ではダメですか?」などというふざけた質問は控えたほうが、お互い時間の節約。

おっと、つい横道に。本題に戻すと、T○Cの模試/事例演習の解説は、必ず以下の内容で構成されています(事例IVを除く)。

1. 事例の特徴と取り組み方
2. (1)問題要求の確認
    (2)事例の大枠の把握(問題本文を読んで理解する)
    (3)解答作成

 うぅむ、これって「80分間のお作法」そのもの。別に私たちが先週ブログ記事など作らずとも、実は正解は用意されていたワケ。き、気づいてましたよね・・?

■残り7週間で何ができるか?■
さて、この先7週間に起きることのうち、合格可能性を最も左右するのは以下の2点。

最も得点可能性の高い解答構成要素を自分で考える
自分の考えた解答手順を、事例演習で試し、修正する
(Try & Error)

もう細かなことは省きますが、上級生に比しスト本科生の最も不利な点は、自分で考えた事例処理スキルを、実際に試す機会が圧倒的に少ない こと。
具体的には、残り7週間もあるのに、事例演習はあと2周(2次最終集中特訓・2次オプションゼミ)しかない。

今日で2次公開模試は終了。この先は、「作問者が何を要求しているか」に加え「どのような構成要素が最も得点を期待できるか」に誰がいち早く気づくかどうかのタイムレース。
模試が終わって疲れたー!などと言ってビール飲んでる余裕はないですよ!

■ちょっとだけお役立ち情報■
脅かしてばかりでは申し訳なく、少しだけお役に立てそうな情報を。
よく言われる通り、実は2次公開模試の点数と2次筆記合格の相関係数はかなり低い。その理由を私が考えると、以下の3点。

  1. 2次筆記合格に高得点は必ずしも不要
  2. 上級生(≒模試の高得点者)は変化球が苦手
  3. スト本科生はこれからの7週間で急激に実力が伸びる

今日は、上記「1. 高得点は不要」にだけコメント。
事例に対する考え方・解答姿勢は人それぞれで構いませんが、傍目から見ると「みんな難しく考えすぎ」。そもそも大して難しいこと聞いているわけでもないのに、なぜ皆でよってたかってわざわざ難しい試験にしちゃうのか?一言でいえば「上位20%に入ろうとする」=「高い点を取ろうとする」、妙なプレッシャーからでしょうね。

先日の講師の言葉を引用すると、

事例とは「要求に沿って解答する」の一言に尽きる

ことに過ぎなかったっけ。これを具体的手順に落とし込むと、事例の解答編集とは、

  1. 解答要求に沿って
  2. 根拠を拾って
  3.  因果関係を示して差し出す

だけの話。以前添付したとおり、私の再現答案はどう見ても大した答案ではない(むしろ事例II第4問と事例III第2問が赤面モノ)。でもこの程度で合格できるのだし、事実2次筆記合格発表まで、寝る時の私の枕は人一倍高かった。
合格に必要な答案とはこの程度」。スト本科生が2次筆記を一発で通過する最大のコツとは、「その感覚を掴むこと」である可能性は、大いに有り。

byふうじん



こんばんは!JCです。

TAC動画チャンネルフォローアップシリーズ4回目は「アウトプット学習」についてです。

8/30 月 全体概要 
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習
9/2 木  アウトプット学習  
9/3 金  合格への熱い思い 
9/4 土  ストレート生の一次対策 ←今日はココ
9/5 日  ストレート生の二次対策 

「ストレート生の」と前置きしてるのは、一次試験を7科目も一気に勉強しなきゃいけないことが途方もなく長い道のりに感じるだろうからということでの前置きです。すでに科目合格している方にも、残りの科目を次回にすべてクリアしちゃうためには、きっと有効な方法だと考えていますhappy01
全体概要でも書いたように、1次は7科目もあります。一般の会社員だと、どんなにベテランであっても、経済学からシステム・法務まで押さえている人なんて、ほんとに稀でしょう。だから、誰もがそれなりにきちんと勉強しないと、なかなか合格ラインには達しないという結構大変な試験です。
なんとなく、選択マークシート方式の1次と全て筆記方式の2次では全然結び付きがないように感じるかもしれません し、法務とか経済なんて1次が終わっちゃったら関係ないもんねーという見方もあるけど、僕はちょっと違うように思います

◆1次7科目◆
1次の7科目は確かにそれぞれ独立した科目ではあるんですが、実はそれぞれが重なり合っているようにも思ってしまうんです。財務で問われそうなことが経済で問われたり、システムかと思ったら法務だったり、企業経営理論で出題されたりすることも良くあるように思います。僕の考えは1次試験7科目は2次試験4科目につながっている、長ーい橋のようなものなんじゃないかな?ということです。

◆1次試験までの長い道のり◆
今、この記事を読んでいらっしゃる方は来年の8月初旬くらいに1次試験を受けることになるんだろうと思います。1年近くの長ーい道のりです。僕は先日TACの講座説明無料ガイダンスで合格者の体験談を10分ほど語らせてもらう機会がありました。その際にも、分厚いテキスト7冊を目の当たりにして、これをやりきれるんだろうか、という不安を聞かせてくれた方がいらっしゃいました。確かに続けられるんだろうか、受講料もそれなりのお値段ですから、躊躇しちゃいますよね。僕自身もほんとに不安でした。

◆橋げた理論◆
さて、この道場では基本理論として、僕らストレート合格者が共通にやっていたことを述べています。いつでも見て頂けるように右端にアイコンも埋め込んでいます。 5エントリーに亘る長めの記事ですが、ぜひ、お読み頂きたのです。ちょっと、さわりだけをお伝えするとこんな感じです。

1次試験の勉強は7つの橋げたをもつ長ーい橋をかけてゆくようなもの。順々に学習してゆく1科目1科目がその橋げたを意味しています。橋が完成する、即ち合格レベルの使える知識を手にするには、橋げたと橋板をしっかり整えなきゃいけないわけですが、一気に建築しようとしてもそれは無理

では、どうするか?
橋げたの一つ一つをしっかりと強固に作り上げてゆくことが大事です。橋げたさえしっかりしていれば、後から橋板を渡してゆく作業は極めて容易です。ですので、企業経営理論の科目を勉強している時には、集中して、取りこぼしのないようにしっかりと深い理解をすることです。深い理解をしていれば、多少忘れた項目があったとしても、すぐに思い出せます。

◆予習とアウトプット◆
今週、道場メンバー各人が唱えてきた予習の重要性・アウトプットの必要性は、ひとつひとつの科目をしっかりと深い理解のレベルに到達させ、ひとつひとつしっかりとした強固な橋げたを作ることを意味しています。これを行うことで、1次試験は必ず突破できると確信しています。その際に、いかに強固な橋げたを自分自身で構築するかがポイントです。テキストでは見たことのないような問題も良く出されます。その際に、「知らないからわからない」のと「知らないけど、理解したポイントで類推できる」とでは大違いです。暗記科目と呼ばれる科目も少なくないのですが、僕の周りで合格した人たちは暗記対応という方は意外なほど少ないと感じています。

◆1次と2次は別物?◆
別物といえば、別物です。でも1次の学習で培った豊富な知識が2次の解答のベースを構成していることも事実であると思います。単純な知識があるかないかの問題ではなく、企業の再生のためにどんな対応策が必要なのか、1次の知識を組み合わせて論理的に解答を組み立ててゆく必要があると思っています。

この辺のことは、実務補習明けでへろへろ状態のハカセが明日、みっちり熱く語ってくれると思いますよ。お楽しみに。



こんばんは、ふうじんです。
今週末はいよいよ「2次公開模試」。1次試験→2次筆記試験までの全11週間のうち4週間(36.4%)が経過、そろそろヤバ・・sweat02、という焦りが出てくる頃?
そこで今日明日は、今年で一発合格する「可能性を高める」考え方を、<前編><後編>の2回に分けていくつかご紹介!

■合格する実力=再現答案を作れるレベル■
ではまず質問!

2次公開模試の再現答案は自力で作れますか?

なぜこんな質問?それは「合格する実力」の目安とは、「再現答案を容易に作れるレベル」だから。もちろん今日この時点ではムリで構わないけど、10月24日(日)にはそのレベルに達していて欲しいもの。
なぜなら、

再現答案作成可能=自分なりの処理手順で解答編集している証し

であり、再現答案を作れないような解答=行き当たりばったり答案である可能性が濃厚だから。ま、別に行き当たりばったり答案で合格できないわけじゃないから、採用するしないはお任せしますが。

模試が終われば再現答案を作る。
再現答案作れないなら、なぜ作れないか胸に手を当てて1分考える。

それだけで今後「成長のきっかけ」を掴めるかどうかの可能性が、段違いに変わります。

■成長(=合格の手応えをつかむ)機会は全部で4回■
以下の図をご覧あれ。スト本科生が「合格への手応えを掴む」タイミングは、大まかにわけて以下の4回。

そして「2次筆記試験の合格確率」とは、この「合格への手応え感」を早く掴むかどうかの違いでしょうね。
だって、全員1次試験を通過したそれなりの猛者揃い。知識や理解力・思考力で大した差がつくワケがない。しかも大半のストレート合格者が「合格の手応え」を掴むのは、成長機会④。つまり全ての事例演習が終わった後に、なにかのきっかけで閃き。ついでに言うと、閃かないまま合格してしまう人もいないわけじゃない。

以上が、良く言われる「2次試験は合格した理由がわかりにくい」原因の一つ。
であれば話は簡単。差がつくのは頭の良し悪しじゃないから、合格したけりゃ周囲より先にやるだけ。

つまり、模試がイマイチでもOK、「最終集中特訓(機会②)」「2次オプションゼミ(機会③)」で何か閃きを得るべく、寝る間を惜しんで人より多く努力する。
そして上級生は確実に合格する答案を作ってきますが(※しかしその人数は少数ではないが多数でもない)、事実としてスト本科生はそのレベルに十分追いつけます(※追い越せます)。

■80分間の設計・調達・作業■
さて、事例の処理手順=「80分間のお作法」は先週特集済み。さらに明日の<後編>でもうちょっと補足予定。で、もしよろしければ、あなた自身の解答手順を 設計・調達・作業 の視点で分析してみませんか?そう、つまり、

設計=要求解釈
調達=解答の根拠探し
作業=解答編集

 

んー、まだちょっとわかったようなわからないような。
ではこう描き直したらいかが?

そう、これならわかる(かも)!

  1. 設問文の要求解釈により、解答構成と根拠を予想(設計)
  2. 問題本文(与件文)で、根拠を探す(調達)
  3. 問題本文の根拠に基づき、設問文を複数解釈
  4. 使いたい根拠と設問を対応づけ(再設計&再調達)
  5. 設計図に基づき、根拠を入れて解答編集(作業)

ポイントは複数解釈はもちろんのこと、

与件文以外から勝手に根拠を調達しない(×思いつき解答)。
相手が要求している解答構成要素を想定(設計)して、記述(作業)。

そして設計図が悪けりゃ調達も作業も上手くいくはずがないことは、言うまでもない。受験校の講師が口をすっぱく「要求解釈の大切さ」を指導するのは、この辺りが背景でしょうかね?

■スト本科生の難しさ~3つを同時に高める?■
以上、事例処理手順を設計⇔調達→作業の切り口に分解することに、ある程度合理性を感じていただけたでしょうか?そう、

要求解釈を確実に、
根拠と設問の対応づけを明確にして、
求められている構成要素どおりに」解答記述

していけば、本来必ず合格答案出来上がり。しかし11週間で促成栽培するスト本科生にとり、ゆっくり順番に着手する余裕などなし。今更言っちゃいますが、今週の模試の時点で「要求解釈」が不十分なら、2次筆記通過はまず絶望的(でもあきらめずに!)。

そして設計・調達・作業の3つのスキルを同時進行的に高めていかなければならないことが、ストレート合格の難しさ。しかも自分がなぜ低得点なのかさえわからないのが普通だから、この克服はかなり困難。

■自分が今何をしているか、を強烈に意識■
でも大丈夫、予備校はちゃーんと考えてくれています。
T○Cの有名講師いわく、

事例を解くとき、今自分が何をしているかを明確に意識せよ

確かこんな言い方でしたっけ?まさにその通り↑。スト本科生によくある事例処理ミスは「初めてのお使い」。あれ、複数解釈していたつもりだったけど、根拠に気を取られて今は思いつき解答考え中pig!なんてことは日常茶飯事。
ま、ここに気づけば数歩リード。ただわかってるのに、ついつい思いついちゃうから事例って厄介なんだよな・・。

今日はここまで。
明日の<後編>は、模試解説のしゃぶりつくし方のご紹介。

byふうじん



2011年合格目標の方、こんばんは。

今日はTAC動画チャンネル平成21年度 中小企業診断士 合格者座談会」のフォロー企画全7回中の第5回。「合格への熱い思い」を補足説明!

8/30 月 全体概要 
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習
9/2 木  アウトプット学習  
9/3 金  合格への熱い思い ← 今日はココ
9/4 土  ストレート生の一次対策
9/5 日  ストレート生の二次対策 

先輩合格者の体験談を読むと、「合格への熱い思いが大切」「あきらめないことでついに合格」という表現に良く出会います。
そう、昨日までの3日間で述べてきた、

勉強時間の確保
予習中心の能動学習
アウトプット学習

とは、実は口で言うほど簡単なことではないのです。合格するためになぜ「熱い気持ち」が必要なのか、そしてストレート合格者はどのようにその「気持ち」を維持したのか、クールに論理的に考えてみましょうeyeglass

■熱い気持ち(気合い)が必要な理由■
そもそも「熱い気持ち(気合い)」とは何?一言でいえば、

前向きに学習のPDCAサイクルを回す原動力(モチベーション)

ではなぜ「モチベーション」が必要か?
それは先ほどの「勉強時間の確保」「予習中心の能動学習」「アウトプット学習」に共通する「前向き学習」、具体的に言えば

20時間/週以上の学習時間を確保する

ためには、何かの推進力が必要だからship
仕事や家族、仲間と過ごす時間を犠牲にして勉強に打ち込む。これは事前に想像している以上に大変。そしてその大変さを乗り切ってストレート合格を掴み取ることの達成感。だから多くの方が口を揃えて「合格への熱い思いが大切」と語ってくれる訳です。

ちなみに「企業経営理論」の「組織論」において学ぶ「モチベーション理論」。この時ボケーッとして講義を聞き流さず、「なぜ自分が診断士を志したのか」にちょっと想いを巡らせてみましょう。この先の診断士学習が俄然面白くなってきますよ!

■モチベーションの作り方、維持の仕方■
ここまで説明した「学習へのモチベーション」。もっと具体的に言いかえれば、

様々な誘惑を断ち切って、自分を机に向かわせる力

そしてこれには人それぞれに様々な手段があります。

自分を支えてくれる家族・周囲への感謝
学習仲間による支え、競争心
数値目標の設定(答練点数など)

ポイントは、ボヤーッと頭で考えているだけでは、この手段はなかなか明確になってこないこと。そしてその解決方法は簡単、「考えていることを紙に書き出す」ことpencil!(ブログを書くのも一手)

そういえば、診断士講座の受講開始の際、多くの講師が

診断士を志した理由を、今のうちにメモしてください

とアドバイスしてくれましたよね?この先1年の診断士学習はつらくなる場面も少なくありません。その時、学習を惰性で続けるのではなく、「自分は今何をやっているか」「なぜこの作業(学習)をしているか」を自問自答できる人は、立ち直りが早い傾向にあるようです。

ちょっと話がそれましたが、もっと具体的な「モチベーションの作り方」をもう一つ。それは

勉強せざるを得ない環境に自分を追い込む

自宅で学習が捗らない人は、予備校の自習室に行く。学習時間が確保しづらい人は、受験を職場に公言し、残業時間を減らしてみる(と同時に背水の陣を敷く)。熱い思い(目的)があれば、学習時間の確保(手段)は、そう難しいことではない気がしてきませんかpresent

ちなみに、「学習に入る前の定型動作(ルーチン)」を持っている方も多いようです。私の場合自宅ではなかなか学習に取り掛かれないタイプなので、気乗りしない時はまず机の周りを掃除。机の上がキレイになって他にすることがなくなると、「仕方ない、学習始めるか・・」という感じで。

■気合いで合格できるか?■

答えはNO。

そう、気合いで合格できるほど甘くはないのです。

えっ、じゃあこれまでの話はなんだったの??
大丈夫、まぁまぁ落ち着いて。そもそも診断士試験とは、

合格者数<不合格者数、であり
気合いで合格した人数<<<気合いがあったけど不合格の人数。

最初に説明した通り、私たちは「前向きに学習のPDCAサイクルを回す」ことがストレート合格への最短距離だと考えています。そして今日お伝えしたかったのは、その最短距離のコースを選ぶために「合格への熱い思い」が不可欠だったということです。

ではいよいよ今週土日から9月開講クラスが本格スタートrun。「熱い気持ち」で、スタートからライバルにこそっと差をつけちゃいますよ!

byふうじん



こんばんは!アックルです。

TAC動画チャンネルフォローアップシリーズ4回目は「アウトプット学習」についてです。

8/30 月 全体概要 
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習
9/2 木  アウトプット学習  ← 今日はココ
9/3 金  合格への熱い思い
9/4 土  ストレート生の一次対策
9/5 日  ストレート生の二次対策 

■知識の定着レベル

表に基づいて説明しますと、知識には「吸収」「理解」「体得」の3段階があります。
診断士学習を例に取りますと、「吸収」はテキストを読んだり、講義を聞くことで知識を得ることです。
「理解」は文字どおり、講義内容やテキストを理解すること。このレベルまで問題を見て正解が分かったり、間違えている選択肢が分かるようになります。
よって、1次試験は理解までで何とか通用します。
一方、「体得」は完全に自分のモノにして、知識を瞬時に引き出すことが できるようになるレベルです。

2次試験に合格するには、この体得レベルが必要です。なぜなら二次試験では一次の知識が必要ですし、80分という短い時間で瞬時に1次知識を引き出せないと時間が足りなくなる
可能性があるからです。
この体得レベルまで辿り着くには、アウトプット学習が必要です。

■アウトプット学習

アウトプット学習とは、覚えた知識、理解した知識をドンドン引き出す訓練です。
代表的な方法としては、スピード問題集や過去問を次々に解いていくことです。
しかもただ単に解くだけではなく、例えば間違えている選択肢について、「なぜ間違っているのか?どうすればいいのか?」などとことん追求していくことです。
いわば問題集・過去問を「骨の髄までしゃぶり尽くす」ことです。

これが「鶏ガラ学習法」です。

また、答練を目標にして、答練での「高得点&全力投球戦略」も非常に重要です。
我々道場メンバー全員が1次試験で500点前後の点数が取れましたが、多くのストレート合格者は1次の養成答練・直前答練なども全力投球で高い得点を取ることを一つの目標にしています。
この時期に高得点を取るには、やはり早い時期からの「体得」が必要です。

さらに1次学習の頃から2次試験を見据えるには「知っているから説明できる」レベルにまで自分を高めることが非常に重要です。先ほども説明したとおり、二次試験では一次知識が武器になります。この武器が使えないと重要な切り口が抜けてしまったり、 答案に抜け・漏れが多くなってしまいます。
そこで、重要となるのがやはりアウトプット学習です。
問題集・過去問を骨の髄までしゃぶり尽くし、自分のモノにすること。また、文字どおり一次知識を説明できるレベルにまで引き上げること。私の場合は、「企業経営理論」については、
各章の「本章のポイント」の下に書いている「製品=市場マトリックスとは何か?」や「差別化の方法にはどのようなものがあるか?」などを何も見ずに説明できるように訓練しました。
それも1次学習を初めて間もないころからやってました。

とにかく早い時期からアウトプット学習は始めて下さい。テキストばかり読んで理解したつもりでも、実践問題はなかなか解けません。
覚えた知識をどんどんアウトプットし自分のモノにすることが合格への近道です。



こんばんは、ZonEです。

先週、他の道場メンバーが「80分のお作法」という統一テーマで記事を投稿していたのに、KYな私は一人だけ普通の記事をアップしてしまいましたcoldsweats01

ということで、遅ればせながら、本日は1週遅れの共通テーマにて投稿させていただきます。

 
…とは言うものの、他のメンバーが言いたいことをほとんど書いてくれたので、

  • 業種(イメージのし易さ)も難易度も与件文/答案の文字数も違うのだから、「開始◯分間は××をする」ということを最初から決めて問題に取りかかるのはナンセンスです(デットラインの目安を軽く決めておく程度が無難かと…)。
  • 設問の配点もキチンと確認しましょう。大きな設問で、25点×2小問などがあれば、重点的に時間と労力を配分した方が合計点は良いかもしれません。
  • 今週末の模試を通しで受験してみれば分かりますが、2次試験4事例を一日で受験するのは非常に疲れます。私の感覚では、1次試験を2日間で7科目よりもずっと大変です。一日フルに勉強に充てられる日があるなら、できるだけ4事例分まとめて解くという荒業を課して、頭と体を慣れさせておくことも大事です。

など小さなテーマが何点か残っているだけです。

そこで、私からは事例4に関する80分のお作法についてお話させていただきたいと思います。

 
「えぇー。事例4は普通に解けば時間内に解けるからそんな話いらないよーー。」と思ったそこのアナタ。そうなんです、事例1~3は80分で解くのは結構時間が足りなくて大変なのですが、事例4だけは普通に解けば時間が余るんです。

ここで「普通に解けば」というのがミソで、昨年(平成21年)の事例4のように難しい問題が含まれていると、制限時間一杯までうんうん唸って解けない問題と格闘するので、時間は余りませんよね。

そこで、私がお話したい「80分のお作法」は、問題が難しい事例4での時間の使い方についてです。

 
事例4の問題を大別すると、

  1. 与件文から企業の長所/短所を表す指標を指摘/計算し、説明する問題
  2. CF計算書やCVP分析、設備投資の経済性計算など定期的に出題される頻出問題
  3. 初めて聞く用語を含むなど難易度のやたら高い「何それ?」と思わず口走りたくなる問題

に分類できるかと思います(異論はありそうですが…)。

まず、1に関しては、財務会計が不得意でも、トレーニングを積めば確実に得点できるようになる問題なので、少なくとも3問中2問は解けるようになってほしいです。ここで得点が取れないと、本当にお話になりません。努力が得点に直結し、パターンもそれほど多くはないので、説明文も時間をかけずにスラスラと書けるようになるまで、訓練を積んでおいてくださいね。

次に、2に関してですが、普通に解けるだけでなく計算ミスをしてもキチンと気付けるように、検算方法もマスターしておいてほしいと思います。検算と聞くと、同じ計算をなぞる…ことをイメージする方が多いようですが、それだとあまり意味がありませんよね。

例えばCF決算書であれば、B/Sの現金・預金の増減額が、CF計算書の現金及び現金同等物の増減額(=営業CF+投資CF+財務CF)と一致するか?をチェックするなど、違う切り口で検算する方法をマスターして、計算を間違えても気付けるようになっておいてくださいませ。

そして、3についてですが…対策立てようがありません。皆ができない問題ができないことを嘆くよりも、皆ができる問題で点を取りこぼさないように時間を振り分けましょう。

つまり、事例4の80分のお作法としては、問題を一通り解いてみて、3以外の答えが埋まってから、制限時間一杯まで3の問題と格闘する…のではなく、計算ミスがあっても気付けるように、まず1と2についてきちんと検算するのが先決ということですね。解ける問題できちんと得点を固めてから、最後まであきらめることなく粘り強く難問に立ち向かっていきましょう。

 
アンケートご協力のお願い

私事で大変申し訳ないのですが、ZonEは資格試験受験者のモチベーションをテーマにしたインターネットサービスを展開している企業の診断案件にご協力させていただいております。

現在、診断士受験者/合格者を対象にアンケートを実施いているのですが、ぜひ道場をご覧いただいている皆さまにもアンケートにご協力いただきたいと考えております。

個人情報を入力する必要もなく、5~10分程度で回答できるものですので、お忙しいところ大変恐縮ですが、ぜひぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。<m(_ _)m>

http://www.efeel.to/survey/yaruki/

なお、このアンケートは一発合格道場に関するアンケートではございませんので、その点だけはご認識おきください。

何卒、よろしくお願いいたします。

 
それでは、今日はここまで。

by ZonE

 
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一発合格道場「第2回2次試験対策セミナー」のお知らせ

日にち : 2010年9月6日(月曜日)

時間: 19時開始、21時半終了予定

場所: 新橋駅近辺の会議室 (別途申込者に連絡)

詳しくは、こちらをご覧ください。

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2011年合格目標の方、こんばんは。

今日は9月1日。まだまだ酷暑が続きますが、それでも朝晩ちょっと涼しくなってくると「勉強しよう!」気分が盛り上がってくるから不思議なもの。
さて、今日はTAC動画チャンネル「平成21年度 中小企業診断士 合格者座談会」のフォロー企画全7回中の第3回。「予習中心の能動学習」を補足説明!

8/30 月 全体概要 
8/31 火 勉強時間の確保
9/1 水  予習中心の能動学習  ← 今日はココ
9/2 木  アウトプット学習
9/3 金  合格への熱い思い
9/4 土  ストレート生の一次対策
9/5 日  ストレート生の二次対策 

 ← 今日はココ

<Executive Summary ~この章のポイント>
・診断士試験(1次7科目)の知識は、受け身学習では消化しきれない
・TACの講義は「予習不要」が前提だが、「予習してはいけない」ではない
・講義前に自主的に予習すると、学習効果に違いが出てくる。

■受け身では学習しきれない■
中小企業診断士試験は、経営コンサルタントを養成する試験。そして経営コンサルタントに必要と思われる知識を体系的に網羅したのが1次試験の7科目。今更各科目の説明をするまでもなく、企業活動上考慮すべき知識を広範に学ぶことができるわけですから、別に試験に合格しなくとも学習するだけで十分な価値がありますapple
しかし企業の経営者に助言できるだけの知識を学ぼうというわけですから、その知識量は膨大。少しでも油断しようものなら、

知識のシャワーを浴びたのは良いが、ただ浴びただけ、

という事態が懸念されます。

ここで意識したいのは、知識のシャワーを浴びるだけではなく、そこから何かを掴もうという能動的な姿勢。なぜなら、知識の分量が膨大なだけに、片っぱしから理解・暗記する、などどいうことはまず不可能な訳ですから。

予習を通じてあらかじめ知識の重要度を意識しておく。
そして優先度の高い論点から順番に知識を頭の中にインプットしていく。

1次試験をラクラク通過して行く人、1次試験対策に苦労する人の違いは、まずここ(予習)にあります。

■TACの講義は「予習不要」が前提だけど・・■
TACに限らず、どこの受験予備校でも、講義のほとんどは「予習不要」を前提として構成されているそうです。そう、確かに予習をしないでも理解できるペースで講義は進んでいきます。

しかし誰も「予習してはいけない」とは言ってはいない訳です。そもそも診断士1次試験合格に必要な標準的な学習量の目安はおよそ20時間/週ですが、(TACの講義2.5h+復習2.5h)×週2コマとしても10時間/週にしかなりません。では残り10時間を何に使いますかclock

予習・復習への時間配分は人それぞれの学習スタイルによって変わってきますが、先ほどの前提「受け身では学習しきれない」を考慮すれば、残り10時間のうちいくらかを予習に使うことは、決して不利な判断ではない、と言うことができそうですね!

セミナー動画の中で、ハカセが自分の体験談を話しています。

TACのテキストはわかりやすく作られているので、予習時でも自力で十分理解できましたshine

なんとも心強いメッセージじゃないですか!

■能動的な学習で受講効果に差が出る■
では、予習の効果とは何でしょう?一言でいえば、それは「同じ講義を受けていても、理解度に差がある」ということです。たとえば、

1. 今日の学習範囲の確認
2. どこが大事であるかを予想
3. 一読してわからなかった点をリストアップ

しておくだけで、手ぶらで講義を受けるより断然効果がありそうな気がしてきませんか?別に予習は長時間しなくてもOK。たとえば朝の通勤電車busの中でテキストをさらさら眺めておくだけでも、予習効果は実感できたそうですよ!

■では予習は不可欠?■
いえいえ、決してそんなことはありません。ここまでの話はあくまで「予習をしたらこんな成果の手ごたえがあった」ということ。何か手ごたえを得られるなら、別に何をやろうが人それぞれな訳です。

しかも「予習をした方が良いといわれたから予習をしました」という考えではNG。人から言われて何かやる。それは「受動」であって、「能動」ではありません。だって「受動的」に「予習する」って何かヘンじゃないですかpig

今日この話を聞き、

自分にとり予習が必要かどうか、自力でじっくり考える

それこそがストレート合格に一歩近づくための「能動学習」なのです!

byふうじん



こんにちは。 ハカセ です。

この記事は 事例のゴール。事例のルール。の続きです。

事例にはゴールがあり、それに導くルールがあると申し上げました。
ゴールとは。それは「書くべきこと」。書くべき結論とその修飾語群を意味します。
正しいゴールを導くために、必ずルールが用意されています。
よってルールを正しく把握することが、正しいゴールにたどり着くための条件になります。

一方で、時々「ルール(制約)が曖昧な場合」が存在します。

ルールが曖昧だと、正しいゴールにたどり着けません。
でも、何か書かなければいけないのです。
そこで、某予備校の「複数解釈メソッド」なんてものが出てくるわけです。

多くの方が、この「複数解釈メソッド」を間違えてとらえています。
「とにかく書いとけ!」みたいに考えていませんか?

大きな間違いです。

確かにそれは一つの方法です。
でも、それ以外にも方法はあります。

(※ ちなみに、この「他にないかな?」を探すことが二次試験で最も大事な作業の一つです。これを見つけるためにフレームワークを使うのです。フレームワークについては後日。)

ルールが甘い場合の対処法。僕は、下記のようなものがあると思います。

僕は、多くの場合、「逃げ」ました。そのものを書くことを放棄したのです。

その代り、

ゴールを抽象化する
ゴールの力点を修飾語に置く

などの方法を取りました。

「抽象化」は簡単ではありません。「要は何なのか」が分かってないと、なかなか書けません。

また、抽象化は加点されないリスクを伴います。例えば「答えは『山に行く』とか『海に行く』とか、そういうことだろう」と思った際、「じゃあ、抽象化して『レジャーに行く』と答えよう」とした時、「山」とか「海」などのキーワードが入っていないために加点してくれない可能性があります。だから抽象化すればいいってもんじゃないのは自明ですよね。

抽象化するプロセスで、必ず「なぜそれが必要なのか」と、「それをやったらどうなるのか」を検討することになります。
すなわち、適切な修飾語が見えてくるわけです。

よって、「抽象化すること」と「修飾語をひねり出すこと」は、一心同体なのかも知れません。

–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*

今日のエントリーの最後に。

上から目線のようで申し訳ないけど、こればっかりは、どんなに説明してももしかしたら伝わらないかもしれません。僕が説明しても、ふうじんが説明しても、分かって頂けないかもしれません。だって、僕らも TAC の E藤先生や、M好先生に、口酸っぱく言われたんだもん。そして、今読み返してみると、「事前テキスト」に書いてあるんだもん。確かに文字では理解していたつもり。でも、当時はやっぱり分かってなかった。

結局、自分で気づくしかないのです。

おそらく、僕らのエントリーで気づいてくれる人は少数派。分かった時に読み返して頂ければ納得していただけると思います。僕らが事前テキストを今読んで「なるほどなぁ」と思うように。

でも、「もしかしたら僕らの下手な説明でもご理解いただけるだろうか・・・」と願って、エントリーを投下し続けています。

なるべく多くの方が、なるべく早いタイミングで、「何か」をつかんでくれることを願っています。

by ハカセ



こんにちはJCです。

一発合格道場では「第2回2次試験対策セミナー」を開催します!happy01

今週末はTACの模擬試験ですね。去年は3000人くらいが受験していたそうです。
2次試験自体の受験者が5000人強だから6割の受験生が受けているという計算になります。自分の今の立ち位置がどこにあるかを知るのはほんとに大切だと思います。ただし、当たり前ですが、模試での立ち位置はあくまで模試、本試験までにはまだまだ伸びしろがありますからね。直前まで申し込み受付してたと思いますので、ぜひこの機会に受けてみてはいかがでしょうか。

さて、2次セミナーですが、日程は、TAC模擬試験の翌週月曜日!  good
初学者も経験者もどこの受験機関生でも独学者でもまったく不問です。
前回の反省を含めて、早いもの勝ちにしました。
ぜひお申込み下さいね。一緒に楽しく2次対策やりましょう!!

 詳細は、下記を参照下さい。

**************************************

日にち : 2010年9月6日(月曜日)

時間: 19時開始、21時半終了予定
         (その後、希望者だけで軽く一杯beer

場所: 新橋駅近辺の会議室 (別途申込者に連絡)

内容: 道場執筆陣(昨年度ストレート合格者bullettrain)の
・ 道場メンバーの二次対策のご紹介
・ 道場メンバーが実際にどう解いたかケーススタディ (予定)
・ 読み込み・解釈・記述のグループワーク (予定)
 & 質疑応答

対象: 2次試験受験予定者先着20名さま(初学者・経験者不問)

事前課題:TAC模擬試験再現解答を持参すること。

費用: 無料 (飲み会参加者は実費)

申込み:webmaster@rmc-oden.com までお申込みください

※ おかげさまで募集からわずか1日で予定の20名を超えてしまったため、
  募集を締め切らせて頂きます。ご応募ありがとうございました <(_ _)>

注意点: おもに直前に行われたTAC二次公開模試を題材にする予定です。再現答案を持参することを強く推薦します。なお、道場の全ての行事はTACとは一切関係ありません。

(※ ご応募の際の個人情報は、道場関連イベント以外には使用いたしません)

**************************************

(申込フォーム)

・ 氏名:

・ メールアドレス:

・ 受験経験 (今度の10月の受験も含めて) : 1次試験 X 回、2次試験 X 回

・ 一発合格道場 第二回二次セミナーに : (参加を希望する) / (参加を希望しない)

・ セミナー終了後の懇親会に: (懇親会も参加する) / (懇親会には参加し

ない)

・ TAC 二次公開模試を : (受験する予定) / (受験する予定はない)


累計

本日

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