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こんにちは。ハカセです。

今週からは「情報」の完成答練週間。いよいよ「暗記3兄弟」の登場ですね。中小企業診断士を目指す人はSEが意外に多いため「何とかなるだろう」という全体の雰囲気もあります。一方、経営コンサルタントを目指す文系出身のビジネスマンにとっては、「完全アウェー科目」。よって、注力の度合いが人によって大きく異なる科目 でもあります。

そんな中、昨年の出題傾向が一変。大変なことになりましたね。SEも安穏としていられなくなったという状況でした。

◇ 合格率・クリア率 ◇

まずは科目合格率。

(データ出典:中小企業診断協会)

傾向は一目瞭然。科目合格率は年々低下。昨年は遂に5%未満です (>_<)。これは、

「経営情報システムを受けた受験生のうち、総合成績で不合格になったけど、科目合格を果たした人(=60点取った人)が3.8%しか居なかった」ということになります。

科目合格率は、「総合成績で不合格になったけどその科目が60点を超えた人の確率」なので、実は余り意味を成しません。そのため、道場では「科目クリア率」を算出しています。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者

(データ出典:中小企業診断協会)

繰返しになりますが、「科目クリア率」とは、上記計算式で算出する、「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、こちらも 一昨年以来、一貫して下落傾向。でも、「60点取れたかどうかはともかく、試験には合格できた(=他の科目でカバーできる範囲だった)」という人が30%程度いた、ということですね。この30%というのがどれぐらい高い数字かというと・・

↑ 上記から分かるように、例年の情報の「科目クリア率」は50%を超えていますから、今回の科目クリア率が極端に低いのが分かります。昨年のほかの科目の科目クリア率と比べても、かなり低いですよね。

◇ 出題のバランス ◇

まず、「IT基礎知識」「ソフトウェア開発」「その他」という具合に大枠での分野別出題数を見てみましょう。

このように、分野別出題数のバランスは大きな変化がないことが分かります。満遍なく出際されているということですね。

◇ 分野別の出題数推移 ◇

まずは分野別の出題傾向の確認。

このように、「IT基礎知識」の分野はバランスよく出題されているのに対し、「IT基礎知識以外」の分野は出題数に若干の増減があります。

具体的には、「IT基礎知識」の分野では、PC関連知識の出題が安定的に多く、「IT基礎知識以外」の分野ではプログラム言語の出題が減少する(ネタ切れでしょう)一方で、ガイドラインその他(含む新用語)の出題が増加傾向です。

◇ 難易度 ◇

では、それらのうち、どこに注力すればいいのか!

まず全体のABCDE難易度の分布を見てみると・・・

(データ出典:TACLEC )

このように↑、AB難易度の減少傾向が顕著です。そして、2009年度はD難易度の問題数が最も多い! これじゃあ、科目合格率も平均点も高くならないはずですよね (>_<)

これを細かく分野別に分解すると、

このように、IT基礎知識の分野の正答率が相対的に高いです。「その他」の分野の正答率も上昇しましたが、実情として対策するのが難しいですよね。

◇ 分野別の難易度比較 ◇

具体的に、さらに詳しく分野別の難易度も見てみましょう。

非常に「分かり易い」傾向ですね。

「ITの基礎知識」の分野はバランスよく出題され、かつ、AB難易度が安定的に存在します。一方で、昨年はD難易度の問題が数多くありました。これは「TACテキスト」でカバーしてない用語が出題されたためと思われます。

一方で、「ITの基礎知識以外」の分野は、出題数もムラがあるし、難易度もばらつきがある(むしろ難易度が高い問題が多い)ことが一目瞭然です。その中でも、「ソフトウェア」の分野が出題数も多く、難易度も比較的低いかな。

◇ 傾向と対策 ◇

上記からわかったことは、

  • 情報は難しくなっている。
  • SEといえど、油断は禁物。「科目免除も可能だけど貯金科目に・・」と目論んでいる方。慎重に対応を。
  • 完全アウェイの方、メリハリをつけた学習が必要になりますぞよ。

しかし、一方で、

  • 「IT基礎知識」の分野はバランスよく出題され、かつ、相対的に難易度が低い。
  • 「IT基礎知識以外」の分野では、「ソフトウェア」の出題が多く、難易度もやや低い。

よって結論。

  • 「IT基礎知識」に注力せよ。
  • 「IT基礎知識以外」の分野では、「ソフトウェア開発」に注力。
  • とにかく AB難易度 + C難易度までをしっかり自分のものにする。

ということが言えるかもしれません。

◇ おまけ ◇

最後に、道場執筆メンバーの昨年の答練成績を大公開。皆さんの「目標得点」を設定する際の参考にしてください!

SEのZonEはさすがの高得点。それ以外の4人の「超文系」は、一部乱高下があるものの、答練期は概ね「貯金科目」にしていました。その貯金がものをいって、本番では幸いにも40点を割り込まずに済んだ、という状況ですね。

ではまた!

by  ハカセ



こんにちは。ハカセです。

今週は、「経済学・経済政策」の対策を特集しました。

ポイントをまとめると、

  1. 経済の位置・扱い方
    ・ 経済は、基本的に「対応しやすい科目」。是非貯金科目にしたい。
    ・ 経済は、同時に「重点科目」ではない。費用対効果を考えて効率的に学習する
    基本事項はしっかり理解で覚える by JC
    ⇒ たとえば、「雑学」だと思って新しい用語を楽しむ by ふうじん
    ⇒ たとえば、肩の力を抜いて「遊び心」で覚えてみる by ZonE
    ⇒ たとえば、簡単に覚える工夫(ショートカット)を自分なりに考えてみる by ハカセ
  2. 経済の得効率的点方法
    ・ データ分析により、出題傾向に波がある (市場の失敗注意)
    ・ 難易度が高い問題は捨てる
    ・ AB難易度の問題を中心に得点を重ねる

などが大事なところでした。

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最後に執筆陣から一言:

JC

所得効果と代替効果について書いたJCです。一点だけ言い忘れたことがあります。所得効果と代替効果はグラフを示してくれるような心優しい問題は稀です。H19 第16問のような問題も出題されます。

平成19年 第16問
現在、日本経済では、金利が非常に低い水準にあるが、今後は金利の上昇が見込まれている。その金利上昇の消費への影響を、所得効果と代替効果から分析を行う。下記の設問に答えよ。

(設問1)
多くの金融資産を持っている高齢者について、金利上昇の所得効果と代替効果による現時点での消費への影響に関して、最も適切なものの組み合わせはどれか。

ア 所得効果:減少  代替効果:減少
イ 所得効果:減少  代替効果:増加
ウ 所得効果:増加  代替効果:減少
エ 所得効果:増加  代替効果:増加
オ 所得効果:増加  代替効果:なし

どうでしょう?正直「グラフを自分で書いて考えると相当時間がかかる!」あるいは「どんなグラフをかけばいいかわからない!」という問題じゃないかな?と思います。グラフが示されていたとしても、そこから合理的に考えをまとめてゆくために、膨大な時間を費やさなければならない問題が特に多い論点のように思います。だから、所得効果と代替効果の問題は「即答できないと思ったら、まず飛ばす」が原則かもしれません。他に秒殺で解答できる問題は多々あるはず。まずはそっちから片付けましょう。これは他科目でも一緒です。出来る問題をまず片付けちゃう。時間がかかるものは後からじっくり考える。必ず模試までには自分の戦略を立てて攻略して下さいね。

ふうじん

昨年の易化の反動で、難易度UPが予想される「経済学・経済政策」。受験生心理として当然しっかり対策講じておきたい。しかし「理屈っぽさ」「合理性」を重視する「経済」が、昨年の「情報」のように理不尽に難化することは考えづらい。
よって既に得意な方はがっちり学習進めて「貯金科目」に。不得意な方は「過去問ABランク」+「養成答練」レベルの基礎をまずしっかり復習するのがオススメ。これで本試験50点が確保できます。
「完成答練」「1次公開模試」に出てくる難問は、予備校講師陣が1年分の思いを振り絞って作った「C・Dランク予想問題」。そもそも出題確率低いし、出ても正答率Cランク以下なのだから、理詰めでいけば「捨て」ても1次試験通過可能。「経済」で学習ペース崩すと他の科目に大きく影響します。試験委員が繰り出してくる魔術にハマらないよう、どうぞご用心!

ハカセ

「経済」に苦手意識を持っている方へ。ボクは診断士試験の勉強を始めるとき、「財務会計」と「経済」が敵になると思っていました。「情報」ももちろん分からなかったけど、とにかく、この二つの科目に「拒否反応」があったのです。でも、大事なことは、それを克服しようと努力すること。拒否反応があるのは仕方がない、苦手科目があるのは仕方がない。そこから逃げるのではなく、「ではどうすれば合格ラインに到達できるか」から逆算して考えることが大事。苦手なら苦手の対策方法があるはず。参考書や関連文献を読んでみるとか、その科目に詳しい(またはその科目が得意な)受験仲間(情報ならSEを職業にしているヒト)にコツを聞いてみるとか、他の受験生の取り組み方を聞いてみるとか。そういう一つ一つの積み重ねが、苦手科目を克服するコツだと思います。特に経済は、一度分かると芋づる式に分かります。僕の場合、苦手意識を持っていたけど、結果的には本試験では92点と稼ぎ頭に育ちました。そこまでする必要はないけど、でも、そこまで育つ科目でもあります。苦手な方は、是非メリハリをつけて(=AB問題や頻出論点を中心に)、取り組んでください! ちなみに、ふうじんは「易化の反動で難化が予想される」とのことでしたが、ボクは個人的には、このまま易化の傾向が続くのではないかと思います。いずれ経済の科目を廃止する布石として。まぁそんな無責任なこと言っちゃダメですかね (^_^;)。そんな淡い期待をせずに、しっかりベースを作ってくださいね!

ZonE

経済学・経済政策は、1次試験初日の最初の科目。納得のいくスタートが切れるように、緊張した状態でもきちんと得点できるように準備をしておいてくださいね。
もし難易度が上がって、試験の手応えが悪くても、後ろの科目にズルズルと気持ちをひきずるのはNG。特に経済を得意科目だと思っている人ほど要注意。気持ちを切り替えて、1科目ずつ集中できるように、心の準備もお願いします。
怒涛の7週間も、残すは記憶3兄弟。引き続き、頑張ってください。

アックル

久々の登場です!先ほど「AD-AS分析のときの経済政策の効果」をアップしましたので、時間があればご覧ください!
経済学って毛嫌いする人が多いですが、面白いです。時間があるときは学習で学んだことを意識しながら日経新聞を読んでください。
経済学の理解が深まりますし、日経新聞が面白くなります!

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ではでは!

by ハカセ



こんばんは。アックルです。

先週の運営管理は実務実習で多忙のため欠席、そして今週の経済は香港出張だったので久々のエントリーです。

さて、経済についてですが、私は経済学部経済学科出身ですが、診断士試験における経済学は他の4人と比較して、あまり答練や模試の成績は
良くなかったです。恥ずかしい話ですが。
理由は、大学時代 に学んだときも理論を理解していたのではなく、暗記に走っていただけだからです。
つまり大学時代に学んだことをすっかり忘れていたので、なんの優位性もなかったということです。

経済学って本当は非常に面白い学問だと思うのですが社会経験がなく日経新聞やビジネス誌を読まない学生には、そもそも理解しようにも無理がありました。

大学時代の教授(I田先生)がこう仰ってました。「学生に経済学を教えても意味がない。一度社会に出て色んな経験を積んだ人たちに教えたい。」

この言葉が頭に残っていたので、診断士で経済を学ぶときは楽しみでした。10年ほど社会経験も積んでたし!
でも、結局、TACの先生が「1次試験だけなんだから割り切って考えてください。理解ではなく暗記で結構です。」と仰っていたことや、経済に割ける時間があまりなかったので、またもや暗記に走ってしまいましたcoldsweats01

皆さんも診断士試験の経済は暗記に走っちゃって構わないですから。本当に理解するなら、診断士のテキストでは無理ですから。
どうしても経済を理解したいなら、診断士合格後にビジネス書や専門書を読んで下さい
私も合格後に10冊近くの経済本を読んだことで、最近になってようやく経済というものが少し理解できるようになりました。

さて、本題。

■AD-AS分析のときの経済政策の効果

マクロ経済の学習は財市場の45度線分析から始まり、IS-LM分析と続き、最後にAD-AS分析を学ぶと思いますが、ここまでたどり着いたときは、もう疲れちゃってますよね。
おまけにテキストはIS-LM分析重視なので、AD-AS分析はついつい放置しがちだと思います。

今回は、AD-AS分析の中でも重要かつライバルに差をつけられると思われる、経済政策 の効果のIS-LM分析との違いについて説明します。

まずはIS-LM分析とAD-AS分析のそれぞれの整理を行います。

IS-LM分析:財市場と貨幣市場の同時均衡をもたらす利子率と国民所得水準の分析

AD-AS分析:財市場、貨幣市場、労働市場の均衡をもたらす物価水準と国民所得水準の分析

それと以下をしっかり暗記してください。

IS-LM分析は物価が一定。

AD-AS分析は物価変動を考慮する。

IS-LM分析は労働市場は分析しないので、労働市場との関係で決まる物価は一定と仮定しているんです。

このことが経済政策の効果にどのような影響をもたらすのか図で説明します。

まずは金融政策の効果について。

金融緩和政策を行った場合、IS-LM曲線はマネーサプライ(貨幣供給)が増加することで、下図のとおりLM曲線が右にシフトし、
国民所得が増加、利子率が低下します。

では、次に物価変動を考慮したAD-AS分析の場合はどうなるでしょう。
同じように金融緩和政策を実施しても、AD-AS分析の場合は国民所得の増加に伴い物価が上昇してしまいます(P0⇒P1)。
物価上昇により実質貨幣供給量(M/P)が減少し、LM曲線が左にシフトする効果が生じてしまうため、IS-LM分析に比べ
金融政策の効果は小さくなってしまいます。クラウディングアウトみたいですね。

次に財政政策です。
財政政策を行った場合、IS曲線が右にシフト(IS⇒IS´)し、国民所得が上昇、利子率が上昇します。

物価変動を考慮したAD-AS曲線の場合は、やはり国民所得の上昇により物価も上昇し、結果実質貨幣供給量(M/P)が減少し、LM曲線が左に
シフトする効果が生じてしまうため、IS-LM分析に比べて財政政策の効果は小さくなってしまいます。

だらだらと長い説明となってしまいますが、一言でまとめるとこういうことです。

物価変動を考慮したAD-AS分析は、考慮しないIS-LM分析と比べて、金融政策・財政政策の効果は小さくなります。

↑これを覚えてください。

うわ!他のメンバーと違ってかなり固い内容でした。
今回は時間の関係でここまでとしますが、 今度は「IS-LM分析を使った忘れないマンデルフレミング」「国際収支」についても触れたいと思います。



こんにちは。ハカセです。

我々5人の診断士試験合格者は、当然ですが、すでに診断士としての活動を開始しています。

「で、診断士活動っていったい何?」と思われる方、スルドいです!(笑)。弁護士活動なら弁護するんだろうなぁとイメージがわきやすいですが、診断士活動ってわかりにくいですよね。ここでは、具体的には「研究会に参加すること」です。診断士のギョーカイには、様々な分野の研究会があります。それらに任意かつ自主的に参加し、自己研鑽と人脈形成に勤しむわけです。ムッチャ楽しいです! 皆さん、早く仲間に加わりましょう!

そんな研究会に参加していると、毎回毎回、「す、すげぇ、このヒト・・・」と感嘆する人に出会います。この瞬間が、最もエキサイティングです。羨ましいっていうか、ダメだこりゃっていうか、悔しいっていうか。ヒジョーに複雑かつビミョーな心境です(笑)。今日ご紹介するER先生もその一人。診断士受験生には「ペパチェさん」とお呼びしたほうが分かる方が多いかもしれませんね。今回、ご縁あって(=無理にお願いして)ER先生に道場に「寄稿」して頂きました。執筆者一同、「はぁーっ」と感嘆し、「ははーっ」と恐れ入った名文を、まずはゆっくり「噛みしめて」お読みください。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

はじめまして。中小企業診断士(2007年登録)のER先生(元ペパチェ)と申します。現在、独立診断士として活動しています。このたび、縁あって一発合格道場のハカセ様にゲストとして召喚していただきました。

一発合格道場の考え方に当てはまるものかどうかは分かりませんが、今回は私から受験ノウハウを1つ紹介させていただきます。それは「1次試験の知識は、企業経営のソリューション(問題の解決策)として理解していくというものです。

診断士1次試験で学ぶ知識の多くは「経営上の課題に対する解決策」です。たとえば「マトリックス組織」は(簡単に言えば)「部門間の連携を強化したい」という課題に対しての解決策です。「SEO」は「HPへのアクセスを高めたい」という課題に対しての解決策です。このように、多くの1次試験知識には「それが生まれた背景・理由」「それが解決してくれる課題」というものがあります。

診断士としてコンサルティングの仕事をしていくにあたっては、試験勉強において学んだ内容を実際に活用していくことになります。ですから、単に用語の意味を知っているというレベルではなく「どのような経営課題に利用できるのか」を同時に理解しておいていただきたいのです。

具体的には、このようなイメージになります(実際には科目名や分類などの列が入りますが)。

 

「用語」「意味」だけでなく、「どのような経営課題を解決するか」という列を追加するわけです。ちなみに、この内容は受験校の教材だけでは埋めることは難しいと思います。ネットや文献にあたったり、自分で推察してみたりする必要があると思います。

用語と意味だけを覚えていく方法に対して、このように学習していくことはやや面倒です。しかし、こうすることで実務において使える「生きた知識」を身につけることができますし、なにより次に控えている2次試験の対策にもなります

1次試験は選択式なので、用語をうろ覚えでも正解を選ぶことができます。しかし、2次試験は記述式であり、与えられた企業情報をもとに、あてはまる経営知識を自分の頭の中から引っぱり出してこなければなりません。

2次試験の過去問をお持ちの方は、たとえば平成15年度の財務事例の第3問や、平成20年度の財務事例の第4問を確認してみてください。未経験の方にとってはネタバレになりますのでここでは詳しく書きませんが、企業のおかれた状況をふまえて、その状況で使える1次知識を解答するタイプの設問になっていることが分かると思います。

このタイプの問題が出る度に、キーワードを想起できる人とできない人とに分かれます。そして、その差は「用語を暗記しているだけか、本質的な使い方も理解しているか」の差であり、「合格者とそれ以外の方」との差でもあるのです。全員とは言いませんが、合格するような方はこのタイプの設問は着実に得点してきます。

用語や意味だけでなくさらに理解すべき内容も増えて大変だとは思いますが、少しずつでも結構です。1次試験で学んだ内容を2次試験に、そして生きた知識として実際のコンサルティングにつなげていくために、ぜひ「1次知識=ソリューション」という考え方を採り入れてみてください。本質的な理解が深まれば記憶定着度も高まりますし、合格後にも必ず役に立ってきます。

なお、今回の記事は私のブログで以前書いたものをもとに作成しています(書き下ろしではなくてスミマセン)。また、同様に拙著「受験生最後の日」(今年度版は7月初旬発売予定)にも、その他のノウハウがたっぷり掲載されています。ぜひこれらも合わせてご参考いただければ幸いです(宣伝でスミマセン汗)。

 参考リンク:

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ヒジョーに参考になります。何がすごいって、文章が分かりやすい。コンパクトな中に「言いたいこと」が分かりやすくまとめてある。「文章って、ダラダラ書いてもダメなんだよ、道場執筆者の諸君」と、暗に教えてもらっているような衝撃を受けました。

でも、受験生の皆さんの「すごい」と思うポイントはそこじゃないですよね(汗)。

道場でも、「知識を、暗記ではなく、理屈で、内容で理解しましょう!」ということは、様々なシーンで申し上げてきました(たとえば ここ )。ER先生は、もう一歩踏み込んで、「理屈で理解するってことはどういうことなのか」ということを具体的に示してくれました。それは、「理屈で理解するってことは、それをソリューションとして提供出来るようになること」だったんですね。

ふ、深いっ!  説得力ありますね。「この知識ってどう使うんだろう?」ということをイメージしながら頭に叩き込むと、知識の定着レベルが違いますね。

もちろん、すべての知識をソリューション提供レベルまで深化させる必要はないかもしれません。ある程度のメリハリは必要でしょう。でも、ここぞという知識、具体的には2次試験に必要な知識には、ぜひ活用したい考え方ですね。

今後も、先輩・同輩診断士の皆さんの「寄稿」をご紹介して行きたいと思います。受験生の皆さんのために、そして道場執筆者に刺激を与えるために(汗)。

by ハカセ
<追伸>
深いです。すごいです。こういうふうに考えてゆける人になりたいと本当に思わせてくれます。僕自身はまだ、お目にかかったことがないので、お会いできる日をすごく楽しみにさせてしまう方ですね

by JC



こんにちは。ハカセです。

今日はいきなり本題。ズバリ、経済は「組し易い」科目です!good 確かに、JCが「生理的に嫌い!」と指摘しているのと同様、ボクも最初は拒否反応がありました。なんなんでしょうね。文系の哀しい性でしょうね(^_^;)。でも、一度頓悟してしまえば、ヒジョーに楽な科目です。

■ 石川秀樹にすがる ■

経済が「苦手」だと思っている人は、「数式アレルギー」だったりするかもしれません。以前にもご紹介しましたが、石川秀樹の「新・経済学入門塾」は、お薦めの書籍です。

数式アレルギーの方に、「理解で学ぶ」ことを目指して解説してくれています。もしも「とにかくダメなの・・・。どうにかしたいの・・・」という方がいらっしゃれば、今から駆け込みで読むのは一案です。good

■ 難しい問題は捨てる  ■

経済が「苦手」だと思っている人は、「難しい問題に全く歯が立たない経験」が記憶に焼きついているのではないかと思います。

でも、忘れないで下さい。中小企業診断士試験は、6割取れれば合格なんです。しかも、他の科目と助け合って6割でいいんです。

ZonEが 1次試験対策の完成度の目安 で指摘しているように、問題数の8割を占める頻出論点で80%の正答率、残り2割の稀出領域で25%の正答率を実現できれば、70点(も)確保できるのです。good

また、ふうじんが Cランク論点の上手な捨て方 で指摘しているように、AB難易度の問題を中心にやっていけば、十分合格圏に入るのです!good

平成20年の第7問、第18問。平成19年の第4問、第16問など、いわゆる「大問」に挑んで、「む、むずかしい・・・(T_T)」と敗北感を味わった方。それって、完全に出題者の術中にはまっています。今すぐ忘れてください

そんな問題は本番でも「解かない」ことを選択し、四択問題だったことに喜びを感じ、25%の運に賭けるのが正解です。一生懸命やっても解けないような問題は、「・・・これかなぁ」と自信なく選択したものが正答する確率と、テキトーに選んだ選択肢が正答する確率は恐らく変わりません。なら、やらない方がいいです。大丈夫。他の受験生も出来ないですから(笑)。(無論、これは違う!という選択肢が除外できれば正答率はぐっと上がります!)

財務会計で僕が説明した 財務会計:伸び悩みの人・中位成績者向け勉強法 の記事にある「解かない問題を瞬時に判断する」も参考にしてくださいね good

■ ショートカット記憶法 ■

経済は基本的に暗記科目ではありません。なるべく「理屈」「理解」で覚えましょう。そうじゃないと、文章問題に対応できなくなります。

とはいえpaper、全部が全部、理屈で覚えようとすると膨大な量だし、本番でイチから理屈をこねくり回しているヒマはない。実務でもエクセル・ワードの効率的な使い方は、「ショートカットキー」を把握する事。「Ctrl + C」でコピーして「Ctrl + V」でペーストするのを始め、数多く知っていれば効率は上がりますよね。よって、理屈は理解しつつ、「結論へのショートカット」も準備しておくことが大事。scissors

弾力性とは?

「弾力性」はぜひとも理屈で覚えましょう。でも、弾力性って、いつも混乱します。僕の場合の混乱は「需要の価格弾力性」って、「価格が変動したことによる需要の変化?」それとも「需要が変化したことによる価格の変化?」ということが、毎回毎回腑に落ちなかったのです。これって、

「中国の日本大使館」と「日本の中国大使館」。中国にあるのはどっち?

というのと同じですよね (^_^;)。そこで、こう覚えました。

日本語の文法的に、「による」を挿入できる箇所は、ココしかない。つまり、間違えようがないのです。混乱した時の整理に使ってくださいね。

「弾力性のグラフ問題」

何度も言いますが、「弾力性」は理解で覚えてください。でも、理解で覚えた後、実際に出題されたら「秒殺punch」したい問題です。そこで、ボクはこのように覚えました。

繰り返しますが、「必ず理解で覚えてください」ね! その上で、手早く答えを見つけるショートカットとして、上記を思い出していただくと、手っ取り早いと思います。

「超過需要と超過供給」

IS/LMにおける「超過需要」と「超過供給」は、こう覚えましょう!

財市場であれば左側が超過需要、貨幣市場は右側が超過需要ですが、本番のパニック時に、さらっとこれが出てくるかどうか分からない! よって、ひとつだけ覚えることにしたのです。

「真ん中下の部分は常に「超過需要」になる」

という具合に。これさえ出てくれば、ISならば左側、LMなら右側が超過需要ということが自明で分かるというわけgood。まぁ「真ん中上の部分が超過供給」で覚えても一緒ですが(笑)。

マンデルフレミング

冒頭でもお話したように、「Noisy Minority」、つまり、少数の難問に惑わされてはいけませんpaper。難しい問題は基本的に捨てる。じゃあマンデルフレミングを丸ごと捨てて良いかというと、そういうわけにいかない。そこで、「最低限これだけは」というポイントが下記。

「変動相場制で資本移動が自由のとき、財政政策は結局有効なの? 無効なの?」というポイントは、多くの受験生が把握していると思われるため、これだけはしっかり抑えておきたいgood。逆に、どんなに難しい問題でも、この点を足掛かりにして正答を導き出せないか模索することが出来ると思います。

出来れば、「変動相場制で資本移動が自由のとき、金融政策は有効だけど、財政政策が無効な理由」も説明できるようになりたいところ。(考えればそんなに難しくないので)。でも、そこまで追及する問題は正答率が高くないだろう(=他の受験生もどうせ分からない)から(笑)、そこまで余裕がない人は、上記マトリックスだけで十分かも。

マーシャル・ラーナー

マーシャルラナーをきちっと理解している受験生は少ないはず。でも、下記を覚える受験生は少なくない。

よって、「輸出の価格弾力性」の意味が分からなくてもいいから、とにかく上記だけは覚えておくのが得策ですよ!good

■ まとめ ■

では、今日のおさらい。

  1. 経済は対応し易い! だから必要以上に恐れる必要はないっすpaper
     
  2. 時々出題される「大問」「難問」に惑わされないこと。解く問題と解かない問題。メリハリつけて対応。scissors
     
  3. 諸理論は、なるべく理解で覚えたい。でも、ショートカットできるワザを持つことも大事。語呂あわせでも、イメージ戦略でもいいから、自分なりのショートカットを身につけましょうー!good

ではまた!

by ハカセ



こんばんは、ふうじんです。
今週は経済Week。いつも通り論点別に分担して書いてますが、今週のタイトルはみんなちょっと変わってる。

火曜:第一印象は生理的に嫌い!その後は・・ (JC)
水曜:もっと気楽に広く浅く (ZonE)
木曜:合否に無関係な「経済学」 (ふうじん)
金曜:(お楽しみ!)
土曜:(お楽しみ!)

実はこれネタ(論点)的には

火曜:ミクロ(消費者行動(価格弾力性ほか))
水曜:ミクロ(市場均衡・不完全競争))
木曜:ミクロ(市場の失敗と政府の役割)
金曜:マクロ(IS/LM分析他)
土曜:マクロ(AD/AS分析他)

ときっちり分担済み(ネタバレ御免!)。きっとこれは経済学を苦手とする方にも記事読んで欲しい!という配慮の表れに違いない!と都合良く解釈したら、今日の話題へGo。

■合否に無関係な「経済学」とは?■
経済学は得手不得手が分かれやすい科目。とにかく一度悩もうものならとことん最後まで悩むhospital。でも皆言うとおり、決して「落とす」科目ではないのも事実。最近やけに易化傾向が続いているのが気になるけれど、もし悩んでも一般常識で適当にマークしとけば40点を切る心配は不要(なほど近年易しい)。そもそも2次には全く無関係だし、仮に答練ダメダメでも、予備校講師は直前期にはしっかり点数取れる秘伝のノウハウを用意済み。あまり悩まず割り切って進みましょう。

では今日のテーマは「市場の失敗と政府の役割」。しっかりとした理解が必要な応用問題が出題される本筋論点と異なり、ミクロはこの第5章、マクロは最後の第10章「その他の理論」が、「知っていれば解けるサービス問題」。過去問・スピ問・答練・模試の問題をしっかり解いておけば得点源dollar

■市場の失敗と政府の役割■
この論点、一見学習範囲が広く見えるけど、落ち着いて考えれば「外部効果」「情報の非対称性」の2つに大別。
まずはH16~H20までの出題論点と正答率をチェック!

H21は出題0だったけど、出題されたら60%近くは点数くれるABランク。一方絶望的に難しいDランクも混在。よってDランクは意識せず、過去問ABランクの基礎をしっかり固めておくことが最も効率的!(この時期、経済に学習時間使いたくないでしょ?clock)

■外部効果で得点! ~ピグー税vs.コースの定理■
外部効果って何だっけ?ごめんなさい、わからなければテキストなりネットで調べてください。ポイントは、「外部不経済への対応策をみんながいろいろ考えた」ということ。ピグー(Pigoe)さんとコース(Coase)さんがこんなこと言いました。

つまり「Pigoeさんの定説にCoaseさんがケチつけたdanger」程度のイメージがあればもう正答間近。ちなみにコースの定理(Coase Theory、正確にはThe Problem of Social Cost)は1991年のノーベル経済学賞。深入りして太刀打ちできるわけなし。過去問・スピ問始め、講師の言うことだけキッチリやって、さっさと通り過ぎましょう。それで得点できます。
※すみません、上記の絵は浅学の私なりにネットで調べて描いただけのものです。詳しい方から補足・指摘・アドバイスいただければ幸いです。

■情報の不完全性で得点!■
逆選択、モラルハザード。もう説明不要かと。スピ問やっときゃ得点可能。それ以上なら誰も解けないし、出題する方が悪い。

■苦手論点の学習ヒント■
経済学についての苦手克服法は世の中にあまたある。それは予備校講義に譲るとして、今回のような「知ってるだけで解ける」サービス論点の得点可能性を高めるひとつの方法が、「自分の言葉で説明する」トレーニング。つまりサブノート作りが効きますjapanesetea、というご提案。ワタクシの場合、昨日までまったく覚えてなかったけど、自分のサブノート見て即座に記憶回復♪ 明日1次本番でも大丈夫(ちょっと誇張)。

■経済学にどう向き合うか?■
好き嫌いが分かれる「経済学・経済政策」。果たしてどう対応するのが良いか。禅問答みたいだけど、

経済学は試験であるが、試験と思わないdash

ことでいかがでしょう?
試験と思って一所懸命勉強すると、知識が身につく。経済学の新書版テキストなら2日ですらすら読める。学生時代には絶対できなかったことだから不思議なもの。
一方試験と思わず「雑学」「自己啓発」と思って貪欲に知識を吸収するのも悪くないbook。逆選択・モラルハザード・フリーライド・ジニ係数。居酒屋で平気でそんな単語が飛び交うのが診断士(&受験生)。この資格を志さなければ一生出会うことのなかった用語たちと真摯に向き合うのも悪くないでしょ?気楽に行きましょー!

今回はかなり乱暴な記事でごめんなさい。特に経済学専門の方は気を悪くされるかも?経済学はやれば面白い(事実、大好き)。でも合否に関係ないから必要以上に悩まない、時間を使わない。そんな割り切りを感じ取っていただければ嬉しいです!

byふうじん



こんばんは。ZonEです。今週は経済学・経済政策Weekですね。

ハカセのデータ分析にもあるように、近年この科目は易化傾向にあります。

しかし、2次試験には直結しない科目ということもあり、「経済学なんて机上の空論だ」と唾を吐いて投げ出してしまう方も少なくありません。あ~あ、勿体無い

苦手意識を持つことは自由ですが、百害あって一利なしです。うっかり苦手意識を持ってしまうと、負のスパイラルにハマり、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

皆さんには、そのような悪循環に陥っていただきたくはありません。

 
苦手意識は真面目/完璧主義の証?

経済学・経済政策の場合、苦手意識を持ってしまう要因として

  • 微分積分やグラフなど出てくるので、何だか難しそうな気がする
  • 解けなくても合格に影響の少ない難しい問題でも、解けないと気が済まない
  • 用語が横文字だったり、聞き慣れない言い回しだったりして、頭に入りにくい

などが挙げられるかと思います。

皮肉なことに、真面目過ぎたり完璧主義過ぎることがマイナスに作用して

  • しっかり理解しなければ…coldsweats02
  • 出題された問題には、全問答えなければ…coldsweats02
  • 用語をきちんと暗記しなければ…coldsweats02

等と自分を追い込み、苦手意識に発展してしまうことが多いようです。

自分は飽きっぽい性格なので、完璧主義ってスゲーッ!!lovely…とは思いますが、こと診断士試験の経済学・経済政策に関しては、費用対効果(かけた時間対得点)の観点から、私はオススメしません

むしろ、広く浅く勉強した上で、解けそうな問題を拾って得点を積み上げていくスタイルの方が、効率的かつ苦手意識も発生しにくいかと思います。

  
比較優位の理論(リカードの比較生産費説)

経済学・経済政策というとグラフや数式に意識が奪われがちですが、問題の中にはクイズ感覚やパズル感覚で解ける問題も多々あります。

例えば、リカードの比較生産費説などはパターンと気を付けるべきポイントさえ覚えてしまえば、サービス問題ですよね。

各産業財を1単位生産するのに必要な労働投入量が上表のように与えられている場合、

  1. X産業財とY産業財の値をA・B国間で比較し不等号の向きを比べ、不等号の向きが揃っていれば絶対優位
      →上表の場合、X・YともにA>Bなので、B国はA国に対し両財について絶対優位を持つ
  2. A・B国についてそれぞれX財を1としたときのY財の値を算出し、比較する
      →上表の場合、0.6>0.5でA国の方が値が大きい(=コストがかかる)ため、B国はY財に比較優位を持つ
  3. 全ての財について比較優位を持つということは有り得ない
      →B国がY財に比較優位を持つということは、A国はX財に比較優位を持つ

というパターンで瞬殺できますね。なお、気を付けるべきポイントとしては、表に与えられている数値が大きい方が有利なのか、大きい方が不利なのかをきちんと確認することです。

例えば上表の値が労働投入量1単位あたりの各産業財の生産高であれば、数値が大きい方が有利となるので、

  1. X・YともにA>Bなので、A国はB国に対し両財について絶対優位を持つ
  2. 0.6>0.5でA国の方が値が大きい(=高い生産性)ため、A国はY財に比較優位を持つ
  3. A国がY財に比較優位を持つということは、B国はX財に比較優位を持つ

答えが逆転してしまいます。問題をしっかり読んで、ケアレスミスをしないように気を付けてくださいね。

ゲーム理論の中の非協調的行動に基づくナッシュ均衡やミニマックス原理などもクイズ/パズル感覚で解けるので、そのような正答率の高い問題できちんと得点できるように訓練しておいてください。

 
イメージで覚える寡占モデル

経済学・経済政策では、クイズ感覚やパズル感覚で解ける問題以外にも、基本的な用語と意味を抑えておくだけで得点できる問題もけっこう出題されます。

用語の中には、横文字や聞き慣れない言い回しが多いのも事実ですが、工夫して記憶していただきたいところです。

工夫と言えば、色々な用語や数字を語呂合わせで覚えている方も多数いらっしゃると思いますが、私はどちらかというとイメージで覚える派でした。

例えば代表的な寡占モデル

ベルトランモデル
戦略変数:価格
他企業の価格を所与として自社の価格を最適化

クールノーモデル
戦略変数:生産量
他企業の生産量を所与として自社の生産量を最適化

シュタッケルベルクモデル
戦略変数:生産量
(独占に近い状況)大企業の生産量を所与として受動的に自社の生産量を決める

の記憶方法として、下図のようなイメージで覚えてしまえばもう忘れませんね。

シュタッケルベルクとフランケンシュタインの連想には多少無理がある気はしますが…coldsweats01

皆さんも自分に合った記憶法を駆使して、経済学・経済政策を貯金科目にしちゃいましょう。

 
by ZonE



JCです。
基本講義を受講し始めた頃の第一印象…さっぱりわからん。僕は基本的に予習派でした。基本講義の最中は通勤電車の中ではひたすらテキストを読みまくり、各科目で半分位終えた頃にはその科目のテキストを読み終わって、次の科目の予習に入るという行動をとっていました。経営・財務・運営と順調に予習の貯金がたまっていってたのですが、経済でつまずきました。所得効果と代替効果の項目に至ったところで、うむむ、なんじゃこりゃ?という状態になり、ギッフェン財に至っては19世紀のヨーロッパの牛肉とジャガイモの例を出されても全然理解できない。財務は仕事で経験してるし、経営・運営はそれなりに実例を考えて理解を進めることができたんですが、牛肉とジャガイモは実例としても全然分かんない…。ちょっと悩みましたね。

◆式で理解する~需要の価格弾力性◆
47年間(当時)も生きているのに、聞いたこともない言葉がたくさん出てきたのが経済でした。 『「なんとか」の「かんとか」弾力性』という言い方は経済学の論点では色んなところで出てきますよね。 
「かんとか」が1%変化するときに「なんとか」が何%変化
するかということを言いたいわけですが、それにしても「弾力性」という日本語はどうよpout、という腹立ちはいまだに鮮明に記憶しています。どうやら「Elasticity」という英語の訳ということのようですね。子供にせがまれて一緒に見たミスターインクレディブルという映画で、手足が自由に伸び縮みするチャーミングな奥さんはElasti-girlというヒーロー名でした。そうか、それがElasticity=弾力性なんだ!。価格が1%伸びると需要が何%伸び縮みするかみたいなイメージなんだ!!。でもそれを弾力性と訳した学者のセンスはどうも好きじゃないなぁ。訳語を決めた昔の経済学者に文句言いたい。dash
需要の価格弾力性は式で考えてみましょう。価格の変化に対する需要の変化ですので、式としては
-⊿D/D÷⊿P/Pとなります。これを展開すると-⊿D/⊿P×P/D さて、式の意味をじっくり考える癖をつけることは経済攻略の決め手です。まず、この式は需要曲線を表しているのではなく、あくまで需要曲線上の1点における需要の価格弾力性を示しているのだ、ということを明確に押さえることです。
下のグラフを見てみて下さい。普通は価格(P)が上昇すると需要は減りますよね。キャベツ1個が400円だったら買わないけど、100円だったら買いたくなる。下のグラフでは傾きの異なる2つの需要曲線があります。価格がPからP’に上昇することでもともとDに位置していた需要はD’1とD’2にそれぞれ動きますよね。この時に需要の減少幅はD’2の方が大きい。なので、傾きの緩やかな需要曲線の方が需要の価格弾力性は大きいことがわかるかと思います。

次にひとつの需要曲線上で需要の価格弾力性がどう変化するかを見てみましょう。
式は-⊿D/⊿P×P/Dでした。一本の同じ需要曲線上(曲線っていうのに直線なのはどうよ、という意見もあるでしょうけど、弾力性と同様に昔の経済学者に文句いいましょうね)にあるので、-⊿D/⊿Pという変化率は同じ直線上なので、常に一定です。だとすると残りのP/Dが位置によってどう変化するかを見てみましょう。ここでは下のグラフのP/DとP’/D’1を比較してみます。分母であるDはD’1より大きい分子であるPはP’より小さい。分母が大きく、分子が小さいということは絶対値としては必ず小さくなりますよね。
-⊿D/⊿Pは両者に共通ですので、
(-⊿D/⊿P)×P/D  (-⊿D/⊿P)×P’/D’1という関係が成立します。

一回腹に入れてしまえば、後は
複数の需要曲線の比較では「緩やかな方が需要の価格弾力性は大きく」
ひとつの需要曲線上での比較であれば、「左上が大きい」と瞬殺できるのではないでしょうか。

  ◆所得効果と代替効果~グラフで理解する◆

経済学って、そもそも普通に発生する物事をわざわざ理論的に説明する学問のようです
たとえば、物の価格が下がれば、みんなが買おうとする。ごくごく当たり前の事象です。これをわざわざ、価格が下がったために所得が上がったのと同等の効果だとする「所得効果」とY財に比べて、価格が下がったX財がより魅力的だから、そっちに乗り換えようとする「代替効果」に分けて分析する、そんなふうに当たり前と思っていることがなんで起こるかを突き詰めてゆくことが経済学の考え方なのかもしれません。
さて、下記のグラフは、もともと傾きの急な方の線でX財・Y財の需要曲線が成り立っていて点Rで無差別曲線と接している、すなわちXとYはR点の割合で買うことが一番ありがたいと考えていたものです。ところがX財の価格が下がったことで需要曲線は緩やかな方へ変わってしまいました。この際の無差別曲線は点Tで接しています。R点での割合よりも価格が変動したことで、T点の方がうれしくなっちゃったんです。このR⇒Tの価格効果を代替効果と所得効果に分解する方法はもう押さえていますでしょうか。簡単におさらいすると、新たな需要曲線に並行でもとの無差別曲線に接するような補助線(下記グラフの赤の点線)を引き、接点を点Sと名付けておきましょう。この時R~Sが代替効果、S~Tが所得効果です。なぜ?うーん難しいですね。僕は経済学者じゃないから。でも間違いを恐れずに僕なりにどう理解したかを説明すると、もとの無差別曲線がX財とY財のほしい割合をまとめていった軌跡です。そのほしい割合に合致する軌跡のどこかの点で、X財の価格が下落したことによる需要曲線の傾きの変化を勘案する(補助線と無差別曲線が接する)点はYからXに乗り換えちゃおうという気持ちの動きを示しています。残りの部分が価格の下落により、使えるお金が増えた(実質的な所得が増加した)所得効果を示しているというわけです。という風に僕は理解しました。

◆上級財・中級財・下級財◆
上級財と中級財、下級財の違いもηが0より大きい・イコール・小さいといわれてもピンときませんでした。下の3種類のグラフをちょっと見比べてみてください。

 

うえの種類のグラフは最初の需要曲線と無差別曲線およびX財の価格下落後の需要曲線はなんら変わりありません。ですので、赤の点線の補助線も3つのグラフともに同一です。なにが異なることによって上級財と中級財・下級財の違いが出てくるかというと、X財の価格下落後の無差別曲線です。X財の価格が下落したという事実によって、X財に対する欲しいという気持ちにどのような変化が生じる財なのか、です。上級財は代替効果だけでなく、実質的に所得が増えた所得効果も影響します。ちょっと余裕ができたから、よりX財が欲しいよねという性質を持っています。下級財はY財の変わりとしてX財を選ぶ代替効果が大きく、所得が増えた効果は逆にマイナスに働いてます。中級財は代替効果のみ影響し、所得効果の影響は見られない(η=0)という特殊な事例です。

◆ところでギッフェン財◆
冒頭の部分でギッフェン財って、さっぱりわからん!と思っていたと書きましたが、グラフで見ると目からうろこの定義付けだったんです。なんだそうだったんだ。

上で上・中・下級財の違いをグラフで見てみました。じゃあ、ギッフェン財をグラフにするとどんななのか、というと。
X財の価格下落による代替効果を代替で伸びた部分を超えて所得効果のマイナスが打ち消すことで価格が下落するにも関わらず、価格効果が発生しない、これまた特殊な財であるということができます。なので、代替効果を所得効果が打ち消す方向に働く下級財のさらに打ち消しが100%以上ということです。

◆予習の貯金◆

ということで、経済は他の科目に比べて時間をかけて理解してゆきました。そのためにそれまで貯まっていた予習の貯金は全て使い果たしてしまい、とりあえず経済の養成答練に向けて、全力を注いだんですよね。結果としてはすごく良かった。さっぱりわからん状態だったのが、経済は何とかなるという自信が生まれたんです。経済だけはテキストだけでは理解しにくかったので、新書bookのミクロ経済学・マクロ経済学を通勤時間で読むことで、相当理解は深まったと思います。当然ながら、これらの本は診断士の試験範囲を網羅したものではありませんので、過去問やスピ問も相当利用しました。経済はとにかく式とグラフで理解すること。これが大切ですね。世の中の森羅万象を式とグラフで説明するのが経済学なのかもしれないという禅の境地みたいな気持になりましたよ。



こんにちは。ハカセです。

今週からは「経済」の完成答練週間ですね。得意な人と苦手な人、両方ともまんべんなく居るってのが、「経済」の特徴かもしれません。今回のデータ分析を踏まえて、「メリハリをつけた対策」をしてくださいね。

◇ データ分析 ◇

まずは科目合格率。

(データ出典:中小企業診断協会)

傾向は一目瞭然。科目合格率がぐんぐん上昇しています。つまり、易化しているということですね。2008年の科目合格率が平均より高かったため、難化に転じるかと思いきや、さらに易しくなりました。

次に科目「クリア」率を見てみましょう。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者 

(データ出典:中小企業診断協会)

繰返しになりますが、、「科目クリア率」とは、上記計算式で算出する、「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、一昨年以来、急上昇していますね。試験を受けたヒトの7割近くが何らかの形で「クリア」したことになります。

さて、さらに詳細に、「分野別出題数」及び「分野別正答率」分解して分析しましょう。

まず、マクロ・ミクロという具合に大枠での分野別出題数を見てみましょう。

このように、平成18年(2006年)の例外を除き、マクロ経済とミクロ経済から同数の問題が出ていたのですが、昨年2009年は一転、マクロ分野からの出題が増えました。・・・というか、マクロにもミクロにも分類できない問題が多かったことが原因ですが。

分野別正答率を見てみると・・・

 

(データ出典:TAC / LEC )

このように、「ミクロ経済」「マクロ経済」、どちらも大きな違いはありません。出題数はマクロやや増加、難易度はほぼ同じ、という印象ですね。 

◇ 分野別の詳細検討 ◇

まずは分野別の出題傾向の確認。

このように、どの分野もバランスよく出題されていますが、出題数が急減した分野は翌年に出題数が増えている と言えるかもしれません。例えば、ミクロの「市場均衡・不完全競争」は、H20で減りましたが、H21で増えてますね。「市場の失敗」は、H18から、多め・少なめ・多め・少なめ、と続いていますから、H22は「市場の失敗」の出題が増加する可能性がありますね。

具体的に、さらに詳しく分野別の難易度も見てみましょう。

非常に面白い傾向ですね。つまり、全体としてはどちらも似たような正答率のはずなのですが、ミクロは「易しい問題も難しい問題も満遍なく出題される」のに対し、マクロは「分野ごとに難易度にバラつきがある」ことが分かります。ここ、重要です

◇ 傾向と対策 ◇

上記からわかったことは、

  • 基本的に易化傾向にある。
  • マクロとミクロという分類では、難易度差は有意な差はなかった。
  • 一方、出題数は、マクロ(またはその他の分野)が増加傾向。
  • 前年に極端に減った分野の出題が増加する可能性がある。
    「市場の失敗」は昨年出題少なかったので増加の可能性あり。

しかし、一方で、

  1. ミクロは各分野、難しい問題から易しい問題までバランスよく出題されている。
  2. マクロでは、分野ごとの難易度の差が大きい。難しいばかり出る分野と易しい問題が比較的多い分野が存在する。
    • 難しい分野 → 貨幣市場・物価・AD/ASの分野
    • 易しい分野 → 国民経済計算、財市場・IS/LMの分野

よって結論。

  • 経済は「貯金科目」にするべし!
  • ミクロは、満遍なく、広く浅く学習するのが得策!
  • 特に「市場の失敗」要注意!
  • マクロは、国民経済計算と財市場(IS/LM)に注力するのが基本!
  • 貯金を狙いたい人は、貨幣市場・物価・AD/ASや諸理論もしっかりやりたい!

ということが言えるかもしれません。

◇ おまけ ◇

最後に、道場執筆メンバーの昨年の答練成績を大公開。皆さんの「目標得点」を設定する際の参考にしてください!

アックルとボクの得点は激しく上下していてあまりほめられた成績ではありませんね。JCやZonEにように、安定した成績をとりたい科目です。今週の完成答練では、7割越えを狙って一気に貯金科目にしたいですね!

by  ハカセ



こんばんは、ふうじんです。
今週は「怒涛の7週間」の第3弾「運営管理Week」…ということで、

といった内容で、運営管理に関する学習法や試験対策をお届けしました。
日曜日の今日は、運営管理について理屈っぽくまとめlibra

■運営管理:まとめ■
この科目「運営管理」の特徴は、私たち全員「まったく不得意感を持たなかった」ということ。

・確かに月曜日の記事 データによる傾向と対策 が示すように、H21の本試験はかなり易化し、科目合格者も多数。確かに店舗管理あたりはイメージも沸きやすいし、問題の作りも簡単。

・さらに工場を持たない会社に勤める人のために でのアドバイス通り、ちょっと不慣れな生産管理も身近なイメージに置き換えれば十分攻略可能。

合否を分ける「設計・調達」 では2次試験を意識してしっかり知識を体系化、「IE」は狙い目?捨て? と悩んでも1次対策onlyと割り切ればOK。

店舗管理の用語を攻略 するのは簡単でしたね。テキスト書き込みやネット検索等でイメージと知識量を膨らませれば○。また計算問題はすべてサービス問題。GMROI・基準在庫で差をつける ことが十分可能!

・流通情報システムは得手不得手がちょっと分かれるけれど、学習の費用対効果を考えれば、ここは外さずに数マークおいしくいただいておく。しかも事例IIマーケ・事例III生産での関連知識になるから、ITって大切。

このように、「運営管理」は理詰めと優先順位で考えれば自然と高得点になる作り。学習の質×量の積算で確実に実力UP(⇔中小とは大違い)。
しかし「運営管理」は重点科目、ここで手を抜くことが許されると思ったら甘いchick

・「昨年の科目合格者が多い」ということは、H22年は難易度大幅UPの可能性あり(←クレームつきにくいでしょ?)
・1次で点差のつかない所が2次の合否を分ける(←2次事例III対策知識)
優先順位付け・体系化が甘いと学習時間ばかり増加

問題の易化傾向に惑わされず、「重点科目」にふさわしい敬意を払ってしっかり学習しましょう!まずT○C完成答練・一次模試レベルをきっちり得点(>70点)すれば、1次も2次も余裕を持って本番に臨むことができます!

■熱く語れ!応援メッセージ■
では、いつもの通り、各メンバーからの応援メッセージ!

<JC>

運営管理は与しやすいというのが道場主太宗の意見ですね。私もそう思います。本試験での目標は70点でしたが、実際にほぼ達成できましたし。
本試験(あるいは模擬試験)における「運営のわな」は初日の最終科目という点でしょうか。疲れています。頭も使い切っています。自分なりの体力回復のお守り的なもの、チョコとか甘いもの系を経営の後の休憩時間に採るのが良いように思います。ちなみに僕は後半の店舗から回答しはじめ、前半の生産に戻るという対応をしていました。
どの科目もそうですが、科目ごとの攻略戦術はそろそろ考えながら進めましょうね。完成答練はそのお作法の実験の場でもあることを忘れないでくださいね。

<ふうじん>

「運営管理」は、早め・深めに知識を押さえるのがお買い得。高得点が計算できる上、早め・繰り返し学習により「長期記憶化」された知識は、事例III対策のこの上ない武器に。
でももし不得意でも大丈夫。それだけ「カイゼン」の余地があるということ。「運営管理」は自分の学習方法の効率を検証する絶好のチェックポイント。ここで自信をつけ、次の経済に堂々とコマを進めましょう。

<アックル>

今週は実務実習で多忙なためお休みを頂いておりました。
運営管理は特に生産管理が二次試験(事例III)と関連します。 事例IIIは一昨年まで経営戦略レベルの問題が多かったのですが、昨年は試験委員が変わったためかオペレーションレベル(改善)やマネジメントレベル(管理)中心の問題となり、より1次の運営管理の知識が重要となりました。今年も昨年と同じ試験委員の可能性が高いので、IEや外注管理、生産工程、「設計、調達、作業」「QCD」など全て暗記ではなく、理解を意識して学習してください

<ハカセ>

「運営管理」は、余り苦手意識を持っていない上に「やや易化」の方向にあるので、軽視しがち。でも、この科目は「楽勝科目」ではなく、「貯金科目」にするのが得策。

「生産管理」では、限られた範囲の問題が集中的に出題されます。この頻出出題範囲を重点的にしっかりやりましょう。具体的には、「生産方式」と「調達」でしょうね。「JISの定義」もしっかり覚えたい。例えば「製品設計」と「機能設計」の違い、分かりますか? だらだらと説明するだけではなく、JIS定義で説明してくださいね。
「店舗管理」では、「売り方」や「物流」の分野は理解で覚える。一方、「バーコード」や「IT」は短期記憶で覚えるのが得策です。
「都市計画や環境などの関連法規」も確かに出題されますが、この分野は「捨て」ましょう。建築基準法と大店法についてテキストに書いてあることや、答練で出てくる程度のレベルの問題をサラっとやっておけばOK。いくら「貯金科目」にすると言っても、この分野に注力するのは費用対効果が悪いです。

最後に、ここまで丹念に読んで頂いた方にボクの「各種記号の覚え方」をご紹介。ここも出題者側からすれば作問しやすい分野ですから、しっかり覚えましょう。そんなに難しいことではないですからっ! (*^_^*)

<ZonE>

運営管理に苦手意識をお持ちの方は少ないと思いますが、この科目は2次試験の事例3にも直結する大切な科目。せっかくなので貯金科目/得意科目にしてしまいましょう。
怒涛の7週間も次の経済でようやく折り返し地点。多くの受験生にとって、仕事と勉強の両立は色々と大変かと思いますが、引き続き頑張ってください。

来週は経済。ここを乗り切ればあとは下り坂downwardright。もう一息がんばるぞー!

by ふうじん



こんばんは。ZonEです。

ハカセのデータ分析からも分かるように運営管理は比較的対応しやすい科目です。

とはいえ、油断して手を抜くと、思わぬしっぺ返しをくらう可能性もあります。私の友人に418点(自己採点)で1次試験不合格になってしまった方がいるのですが、運営管理で3マークも正解できる問題を落としてしまった…と嘆いていました。

運営管理は一日目の4科目目ということで、脳がかなり疲れた状態で受験しなければなりません。そのような状態でも、きちんと貯金ができる科目になるように、皆さんにはきちんと準備をしておいていただきたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は運営管理の販売流通情報システムに絞って、お話しさせていただきます。

 
テキストの最後の方に書いてあるから…といって流しちゃダメ

自分で言うのも何ですが、私は結構飽きっぽい性格です。ですので、どの科目もテキストの最初の方に書いてある分野についてはきちんと集中して学習を進められるのですが、後半に書かれている内容については惰性で勉強してしまうことが多々ありました

販売流通情報システムも、運営管理のテキストの最後の方に記載されている分野だったので、最初はあまりきちんと勉強していませんでした。

しかし、過去問を解いてみると、毎年4~6問程度は販売流通情報システムから出題されており、店舗・販売管理の中でも出題数が最多であることに気付きビックリ!!

また(後から気付いたのですが)2次試験でも、情報システムの一環として問われることもあるので、きちんと学習すべき分野だと思います。

特に私と同様、飽きっぽい性格の方はご注意ください。

 
繰り返し同じような論点が問われている

さて、出題数の多い販売流通情報システムですが、毎年新しいシステムや規格などが問われているか?というと、そんなことは無く、同じような論点が繰り返し問われています

出題数が多く、同じような論点が繰り返し問われているということは、過去問対策が非常に有効な分野とも言えます。つまり、学習の費用対効果が高い、言い換えれば「学習時間あたりの獲得見込み得点が高い」分野です。

また、正答率が高く差がつきにくい分野という見方もあるかもしれませんが、逆に手を抜くと差がついてしまう分野でもあるので、きちんと対策して確実に得点していただきたいと思います。

 
用語を覚えるだけでは得点できない

販売流通情報システムの分野では、頭文字をとった略語が数多く登場します(覚えるべき用語を1つずつ解説するようなことは予備校テキストにお任せしますが、参考として以前のエントリ「略語は省略しない形で理解」も併せてお読みください)。

しかし、この分野で得点を確保するためには、こうした用語を覚えるだけでは不十分です(当たり前ですよね…)。

過去問をチェックすれば分かるように、用語が示しているシステムや規格について、概要や特徴、類似システム/規格との相違点などを整理して理解していないと、なかなか点数に結びつきません。

そこで、同じジャンルや関連する用語について、特徴や相違点などを表などにまとめて、複数の用語を関連させて記憶しておく必要あります。

また、串刺し暗記術(例1例2)を使うのも効果的です。

例えば、国際標準に関して「何を標準化するか?」という串で考えると

  • 商品(情報) → GDS
  • 事業所   → GLN
  • バーコード → GTIN

といった感じでしょうか。

今のうちに、資料としてまとめておいて、試験1週間前~直前に確認するためのツールとして活用することをオススメします。

 
2次試験まで見据えた学習

1次試験だけなら用語(システムや規格)の名前や特徴を記憶すればOKかもしれませんが、ストレート合格を目指すなら、もう一歩踏み込んでみても面白いかと思います。

例えばPOSシステムであれば、

  • ハードメリットとソフトメリットとしてそれぞれどんなことが挙げられるか?
  • なぜ売れ筋商品を発見するのに他店舗のPOSデータが必要なのか?
  • 売れ筋商品を誤って死に筋商品と誤認識してしまうケースとは?
  • POSデータだけで分析できることってどんなこと?
  • POSデータと顧客データと組み合わせることで分析できるようになることって何?
  • POSデータとコーザルデータを組み合わせると分析の幅がどのように広がる?

などについて考えて、頭の中で整理しておくのも非常に大切だと思います。

POSを活用したプラノグラム(棚割)やFSP、RFM分析についても関連させて整理しておくことも有効ですね。

 
また、試験とは直接関係ないかもしれませんが、各種システムについて

  • どういった背景で
  • どういったメリットを享受するために

誕生したものなのかを想像することも面白いかと思います。

例えば、ベンダー在庫管理手法(VMI)において、発注作業が軽減される等の小売店側のメリットは容易に想像できますが、ベンダー側のメリットは何でしょう?

もちろん商品を買ってもらうというメリット(?)はありますが、

  • 小売店のPOSデータや在庫データを入手できると…?
  • ノウハウを蓄積して需要予測の精度を上げると…?
  • SCMが構築できていて、生産工程まで管理できるとすると…?

など色々な角度から深読み(それほど深くない?)してみてください。

これまで学習してきた点と点が線で繋がり、知識のネットワークが活性化した方は、より強固な記憶として定着したハズです。

 
最後に

本試験まで時計の針は刻一刻と進んでいます。

これから模擬試験を受けたり、分野別にではなく年度別に過去問を解いたりすると、稀出題領域の問題に目がいってしまい、学習範囲を拡げたくなる誘惑に駆られることもあろうかと思います。

そんな時には、ぜひ「この1時間の勉強で何点分の得点アップが(期待値として)見込まれるか?」ということを強く意識して学習を進めていただきたいと思います。

少なくとも、運営管理の販売流通情報システムは、費用対効果が高い、言い換えれば「学習時間あたりの獲得見込み得点が高い」分野ですので、迷わずに優先して学習を進めていただければ幸いです。

それでは、引き続き頑張ってください。

 
by ZonE



こんにちは。ハカセ です。今回の運営管理特集。「店舗管理」の第一弾「用語を攻略せよ」に続く第二弾です。

2. 計算問題を確実にクリアする!

もう一つ、店舗管理(前半部分)で忘れてならないのは、計算問題です。運営管理を久しぶりにやってみる方、「そうだ、そんなのがあった・・・」とふにゃふにゃしてしまいませんでしたか? (^_^;)  ボクもそうでした。そこで、簡単な覚え方。いや、「頭に残る覚え方」。

2-1 GMROI と 交叉比率

GMROIは、計算方法さえ覚えれば簡単ですよね。

 

これ以外の数式は暗記する必要ありません。テキストには、やれ「在庫投資回転率」だとか「値入率」とか書いてありますが、それらは全てここから計算していけばわかるもの。それらを全部暗記するぐらいなら、別記事に書いたように新しい用語を一つでも多く覚えましょう。

ただし、GMROIや交差比率を引き上げる方策「理屈で」覚えておいた方がいいです。

GMROIを上昇させるには:

<分子を増やす>
粗利を上昇させる = 粗利率を上昇させる

<分母を減らす>
・ 仕入れ単価を下げる or 利幅の多い商品を増やす = 値入率を上昇させる
・ 在庫量を少なくする = 商品回転率を上昇させる

ただし! 売上を上昇させることは、必ずしも GMROI 上昇につながりません。それは、下記の分解が物語ってますよね。

もう一つ。覚えておいて損がないのが、どんなとき GMORI を使って、どんなとき 交差比率を使うか、です。

GMROI は、「いかに少ない仕入、いかに少ない在庫で、いかに多くの利益を出すか」に焦点があります。皆さんが行くファッションショップ。無限の商品陳列台があるわけではないですよね。その限られたスペースに、いかに儲かる商品を取り揃えるか、仕入れ担当者の腕の見せどころを示す指標が GMROI ということになります。仕入担当者だから、当然「仕入値」、すなわち「原価」で見てますよね

GMORI ⇒ 仕入担当者 ⇒ 原価で計算 (GMROI だから GENKA) ということになります。

一方、いかに儲かる商品を陳列するかは、販売担当者の腕の見せ所でもあります。その指標が交差比率。販売担当者だから、値札の価格しか知りませんよね。

交差比率 ⇒ 販売担当者 ⇒ 売価 で計算 (販だから価)です。

 

2-2.在庫高予算

在庫高予算も、かなり難しく覚えている方が多いようです。

まずは基準在庫法。TACのテキストにはこう↓書いてあります。

しかし、こう↓覚えた方が百倍覚えやすい

そう。入れ替えただけです。すなわち:

  • 基準在庫高は、基本的に「年間在庫高」と同じである。
  • ただし、月々の売上見込みによって若干微調整する。
  • 月平均売上高予算より多い(少ない)月は、その絶対額の差の分、多め(少なめ)に在庫する

ということです。やや邪道なのは承知していますが、コッチの方がすっきり覚えられるはず。

「基準在庫法」は、「絶対額」で微調整を行いました。すなわち、「普段より100円多めに売れる月なら、100円分多く在庫を持とう」という発想です。

この微調整に「絶対額」ではなく「割合」を使ったもの、すなわち、「普段より10%多めに売れる月だから、まぁその半分ぐらい、5%ぐらい多めに在庫を持ちますかね」ってのが「百分率変異法」です。つまり、こういうこと↓です。

これで、GMROI、交差比率、在庫高予算 はバッチリですね!!!

by ハカセ

(本日は2記事投稿。第一弾「店舗管理の用語を攻略せよ」もご覧下さい!)



こんにちは。ハカセです。

すでにデータ分析のところで述べたように、運営管理は比較的対応し易い! そこで、

  • じゃあ、手を抜いて少し楽しよう!と考えるヒトと、
  • では、貯金科目にしよう!と考えるヒト

両者では、当然、対応の仕方が変わってきますよね。

今日は、「貯金科目にしよう!」と思っている方向けに、「店舗管理」の話をしたいと思います!

■ どうやったら「貯金科目」に出来るか ■

今日取り上げる「店舗管理」。難易度は高くない。ということで、「確実に正答」したい分野です。今日は前半部分の「店舗施設・マーチャンダイジング」をいかに得点源にするか、ということに重点を置いてご説明します。 第一弾は「用語攻略」、第二弾は「GMROIなどの計算問題対策」です。

1-1. とにかく用語をかき集める

店舗管理のテキストの内容を眺めてください。恐らく診断士を志すヒトじゃなくても、容易に理解できる内容ですよね。殆ど全て、「うんうん」「そうだよね」と思うことばかり。つまり、参入障壁が低い

そんな参入障壁の低い店舗管理でどうやって難しい問題を作るか。作問者側の事情から考えると答えは簡単。知らない用語を散りばめる」ことです。

よって、通常セブンイレブンで歩いているだけでは出てこない単語、つまり「診断士試験の勉強をしないと出会わなかったであろう用語」を見つけたら、片っ端からメモしましょう、そして覚えましょう。

店舗管理系なら・・・

・ パラペット
・ ファッサード
・ 開放感と開放度
・ 犬走り
・ リーチインとウォークイン
・ トルソー
・ ジャンブル陳列
・ エンド陳列
・ 前進立体陳列
・ 前方立体陳列
・ エクステンド陳列
・ 圧縮陳列
・ スロット陳列
・ マグネット
・ フェイス
・ プラノグラム
・ ルーメン・カンデラ・ルクス・スチルブ
・ 暖色と寒色
・ VMD
・ スクランブルMD・カテゴリマネジメントの類似性
・ 特売と値下げの違い
・ ISMとISP
・ 機能割引と販促割引の違い
・ 委託仕入・買取仕入・消化仕入の違い
・ コックス購買方式

こんなところですかね。どれも「単語そのもの」は知らないかもしれませんが、聞けば「なんだ」とイメージしやすいものばかり。一度覚えれば大丈夫。一方で、「知っていること」が「得点」に直結します。ここが「店舗管理」が対応しやすい所以ですよね。

1-2. どうやって用語を拾うか

テキストに載っている用語だけではなく、幅広く情報収集することが大切ですが、とはいえ、関連図書を読みあさるのは費用対効果でよくない。関連図書に「逃げる」ことへの警告は、502 で netplus さんがご指摘したことでもあります。

そこで、まずは、身近なところから拾いましょう。すなわち:

・ 答練で出てきた用語 ⇒ 自宅練習用も含む!
・ 答練の「解説」に出てきた用語
・ スピード問題集に出てきた用語
・ スピード問題集の「解説」に出てきた用語
・ 模試に出てきた用語
・ 模試の「解説」に出てきた用語

こういった実際に解いた問題からなるべく「広く浅く」拾うことが大切です。理由は簡単。そういう用語は受験生が知っている可能性が高いから。ほかの受験生が知っている単語は「必ず」押さえないと、貯金科目にはできませんよね。そういったところから地道にやりましょう。

え? 「実際に解いた問題から拾っても、他の受験生との差別化につながらないじゃないか」ですって?

違うんだな(笑)。忘れないで下さい。診断士試験は100点を目指す試験ではありません。60点で合格。80点取れれば万々歳なんです。そしてそもそも「運営管理は簡単」なんです。ですから、みんなが知っている単語・知識を問題なく知っていて、60点。もう少し+αがあって、70-80点。それで十分じゃないですか! 間違えても「店舗管理を強化しなきゃ」とか言って、店舗管理関連本とか、販売士のテキストを読まないでくださいね (^_^;)

1-3. どうやって覚えるか

一番大事なことですが、単語を拾って終わりではありません。答練の解説の端っこに出てきた用語について、「あれ、この単語、どこかで出てきたなぁ・・」と探すのは手間です。それをどこかに集めておくことが大事!

僕の場合、知らない単語が出てきたら、全てテキストの関連ページに書き込みました。「関連ページに」書き込むってのがミソですよ。「おい、TAC、どうしてこの単語テキストに入れておかないんだよ! 書いておいてあげたぜ!」と、TACテキストをより充実してあげるつもりで、ガンガン書き込みました。その際、その「出典」も書き込みました。「養成答練 5」とか、簡単でOKです。万一迷ったら、その解説を読みに行けば容易に再INPUTできますよね。お陰でボクのテキストは受け取った当初よりかなりパワーアップしています(笑)。

次は、以前 ZonE が指摘していたように、関連用語をググることです。たとえば、GMROI をググると、こんなサイトがトップに出てきます。

http://www1.sphere.ne.jp/logistics/dict/GMROI.htm

このサイトは別に診断士向けに書いているものではなく、販売管理一般の知識を説明してくれています。診断士の勉強をする以前は、こんなの読んでも「チンプンカンプン」でしたよね。でも、いま読めばわかるじゃないですか! しかも ROA との関連なんて、いい論点!(*^^)v こういう風に知識を水平展開していくと、自然に身に付くものです。

初登場の単語があれば、とりあえず調べてみて、「へぇ~」という感覚を持つと、効果絶大ですよ!

by ハカセ

(本日は2記事投稿。「GMROIと基準在庫高」もご覧下さい!)



こんばんは、ふうじんです。

今日の運営管理の論点は「IE」。専門家の方には恐縮ですが、受験テクニックを駆使すると必ず高得点が狙えるサービス論点
しかし但し書き「受験テクニックを・・」がポイント。記号や計算式など妙に覚えることが多いし、なんか理屈っぽくて苦手意識を持つ方も少なくない。そこで今日は「IE」で点を取りに行くべきか、思い切って捨てるべきかを慎重に吟味。

■「IE」は狙い目?捨て?■
T○Cテキストでの「IE」に関する記述はあのボリューム。一方H21本試験ではたった2マーク、5点のみ出題。「苦手だし、5点なら捨てるか・・」と考えるも一手。しかしテキストがあのボリュームなら、完成答練は4マーク約10点は出ると考えて不思議はない(ちなみに昨年は5マーク)。
ではなぜ受験予備校は「IE」を重点的に教えるのか?

・・答えは点差がつきやすい論点だから。

そもそもH21本試験運営管理における正答率ABランク問題の構成比は68%(出典:T○C「1次直前期の効率的な学習法」レジュメ。例年は60%前後)。
ABランク=過去問・スピ問やってるだけでで70点近くに達する問題は明らかに「易しすぎ」。試験委員も今頃「やべ、昨年は簡単にし過ぎたかな・・sweat01」くらいは思ってるかも(※想像)。

であれば、ある程度の難化を予想して準備したい。(理由は別として)IEは得手不得手がわかれやすい狙い目論点。とすると、昨年の本試験問題だけ見て「IEは捨てでいいや・・」と判断するのはちょっと早計かも。
(※この判断の正否は、完成答練の出題数・解説で判断できますね!結果コメントお待ちしています。ドキドキ・・)

■では「IE」をどう学習すべき?■
しかし「IE」は学習すべき論点が多い。工程図記号・台記号・空運搬係数・サーブリッグ分析・ワークサンプリング・レイティング・・eyeglass。いったいどうやって学習するのが良いか?
ひとつのヒントがT○C養成答練、IEについての最初の出題の選択肢ア.に示されています。

2009年基礎答練 第14問選択肢ア.
×IEは工程研究として発展し、作業方法や製造工程を改善する作業測定と作業や製造方法の標準を設定する方法研究からなる。
2010年養成答練 第13問 選択肢ア.
×IEの体系は、工程や動作を分析して改善する方法研究と稼動状況や標準時間の設定を研究する作業研究からなる。

この選択肢ア.は両方とも「不適切」。
「2年連続でつまらないひっかけ問題出しやがって」・・と考えてはイケマセン。診断士を志す者、作問者の意図は海よりも深く読み取り、決して逆らってはイ・ケ・ナ・イ(2次対策で嫌というほど味わうけど・・)。この選択肢は、「IEは体系を重視し、しっかり理論づけて学習してねspade」という暖かい応援メッセージとして理解したい。事実、昨年の答練の解説にはこんな表現↓。

IEについては、基本テキストにも書いてある次の体系に従って理解することが重要である。

このメッセージ↑、ちゃんと覚えてますか?実際にテキストか答練の解説参照のこと。あぁあれね。実は私、昨年この選択肢ア.に食いつき、思いっきり間違えました。でも一度間違えればきっちり記憶できるはず!ちょっと改造して以下のチャートにして記憶・・と。

<IE体系図(オリジナル加筆)>

<自作チャート(IE部分)

うん、この位リストアップしておけば満足(※マインドマップも効果的と思います)。

■「IE」は必ず高得点 ~ヤマかけ学習法■
単なる自慢で申し訳ありませんが、私が昨年のあの小難しい直前答練で86点(約1,000人中2位、偏差値78)を取ったのは「ヤマかけ学習法」によります。
「ヤマかけ学習法」とは?

・過去問・スピ問を一通り解く。
・完成レジュメを一通りマスターする。
答練に出る問題を予想する(運営の場合、43マーク前後)
・予想問題に対し、出題傾向を分析する(例:不適切選択肢の作り方)

既に「スピ問活用80点学習法」を実行されてきた方は、ごく自然にやってることですね。「そこまでして高得点とって、どうしたいの?」と思っちゃうのはごく当然。しかしこの学習法には、

・問題予想を通じた、学習論点の優先順位付け
・予想が当たった時の反復記憶効果(ほら、やっぱり!)
・予想が外れた時の記憶鮮明化効果(そっちかよ・・)
・正答率UPによる復習時間短縮効果

など、メリット多数。特に

1. 理屈っぽい
2.  「JIS定義」により出題可能範囲に制約
3. 優先順位度順に出題

の三拍子が揃った 「運営管理」において最も効果を発揮cake。当然のごとく、昨年答練のIE5マークはすべて正答。ごちそうさまでした(逆にこの学習法が通用しないのが「中小企業経営・政策」)。

とはいっても難しいことやってるわけじゃない。簡単に言えば、

完成答練の出題予想=補助レジュメAランク論点-養成答練出題済み論点完成レジュメ論点

でしかない。IEで言えば、「養成答練で工程分析・稼動分析・時間研究は出題済みだから、動作研究は必ず出るだろ・・」程度。
大変お粗末様です・・。

■余談:2次対策の観点から■
8月の「事例直前講義」テキストを見ればわかる話だけど、2次事例IIIで問われる知識は主に「1.生産管理概論」「2.生産のプランニング」まで。IEの知識は「店舗管理」と同じく、2次事例IIIで問われることはまずない。だから1次で4マークは出ると予想するんだけど・・。
実際どんなものでしょう?私たち、最新の受験情報には詳しくないので、情報・意見コメント投稿切にお待ち申し上げます

byふうじん



こんばんは、ふうじんです。
今回は最初にお詫び。前回 意思決定会計を得点源に! の記事で、FCFから支払利息を引いて計算してました。ファイナンスの学習上は支払利息を引かない営業利益ベースで計算するのが正。わかりにくい記事を書いて申し訳ありません。ご指摘いただいたきょんさん、wakururuさん、大変ありがとうございました。

さて気を取り直して、今週は「運営管理」week

JC :生産形態・レイアウト・生産方式
ふうじん :設計・調達(スケジューリング・MRP・発注方式) ←今日はここ
アックル :IE
ハカセ :店舗施設、商品仕入・販売
ZonE :販売流通情報システム

で分担して記事投稿します。

■初めに~設計・調達がテーマ?■
本日のテーマは設計・調達。え、それテキストの何ページ?と焦らなくてもOK。T○Cテキストの第2章「生産のプランニング」のうち、第3節 製品開発 ~ 第7節 在庫管理・購買管理 までを私が勝手にそう括っただけだからdash(※すみません、テキストは2009年度版)。

そもそも「生産管理」は重要論点や計算問題の繰り返し出題が多く、1次合格者レベルではほぼみな高得点を取るためか、話題になることが少ない。しかしこの「設計・調達」の論点は、少なくとも私にとって合格確率を高める重大ポイントbar。で、今回の記事分担を決める際、真っ先にここを取らせていただきました♪

もともと第2章 生産のプランニングのうち§1工場の設備配置(レイアウト)と§2生産方式 は、第1章の生産形態(多種少量・中種中量・少種多量)と結び付け、タテヨコマトリクスでまとめてしまえば、難なく体系的に整理可能。残りは「設計・調達・作業」の切り口を活かし、§3~5を「設計§6~7が「調達。残る「作業」は第3章 生産のオペレーション と考えてしまえば、スッキリ納まる。ま、文章読むよりチャートで見る方が早い↓。

■なぜ設計・調達が合否を分けるか?■
すみません、実は合否を分けるのは2次事例IIIでの話。1次対策としてのこの論点は、PERTやMRP(部品表)、発注方式・外注管理など見慣れた問題ばかりで皆きっちり正解するからあまり話題にならないし、点差もつかない。

運営の本試験はこのABランク問題で常に60%得点可能なように作られている。後は企業経営理論同様、ちょっと難しい言い回しや語句入れ替えのCランクが残り20%、材料などの「知らんがな」Dランクが20%で、2択まで絞ってサイコロ振れば80%得点できちゃう。
※ちなみに運営はEランク問題がほぼ皆無。4択ばかりで5択がないからかな?(誰か教えてください!)

しかし私はこの「運営管理」の「設計・調達」パートは、H21年の2次試験合否を分けるポイントの一つだったと考えます。それは、

根拠1 :「設計・調達」は事例III 生産管理(オペレーション)に直結する知識
根拠2 学習方法の違い(体系化・優先順位付け)が知識量の差を生む

・・から。

では「根拠1」について。H21事例IIIの出題傾向は、従来の生産管理(マネジメント)重視から生産管理(オペレーション)重視に劇的に変化。そのため作問者の意図をつかみ損ね、不本意な解答を作った受験生が少なくないrain(あくまで推測)。しかしこの論点(オペレーション)の出題は、下記の通り「設計・調達・作業」×Q・C・Dのマトリクスのどこかに必ず紐付け可能。

2次試験は知識を直接書く場ではないけど、「設計・調達・作業」の十分な1次知識があればH21事例IIIは合格答案を作れた可能性が高い(あくまで推測)。しかもこの知識は、過去問・答練でのABランク、完成答練・模試でのCランクで十分カバーできる範囲。つまり、この範囲の知識を1次直前の付け焼刃でなく、基本講義時から積み重ねて長期記憶化したかどうかが事例IIIの点差になったともいえそう(←ここはかなり強引)。

次いで「根拠2」について。「運営管理」対策は一見知識量・暗記量勝負に思えるけど、「運営管理」の高得点者は実はさほど苦労せずに点数重ねてますsnowboard。それは出題範囲があらかじめ決まっていて、同じ論点が繰り返し出題されていたり、計算問題は必ず正解できる作りになっているから。よってT○Cの答練も、過去問とスピ問をやっておけば必ず60%正解可能な作り。60%を押さえたうえで、完成レジュメを使ってCランクを得点すべく少しずつ知識を広げていけば、1次は高得点確実。ついでに2次事例IIIでどこが問われても対応できる幅広い長期記憶を獲得できるというタネ明かし。

※この主張↑はこのブログ記事を書きながら考えついたこと。あくまで思いつきなので、異論反論お待ちしております。ぜひ一緒にマル秘合格テクニックを作りましょう。

■論点別対策~作問者の意図する正答率を意識!■
すみません、ここでやっと1次対策の本題。
運営管理の1次対策は、作問者の意図する正答率順にやりましょう、というご提案。

ABランク ~必ず取れる
→知っていれば解ける単なる知識・用語問題。VEの定義、スケジューリング、生産統制、購買管理、外注管理等。
→計算問題(PERT、MRP(部品表)、発注方式、需要予測)。運営管理で計算問題が出たら、それは必ず正解させるABランク

Cランク ~ちょっと点差がつく
→企業経営理論同様、やや難しめの言い回しやこそっとした用語入れ替え等。高得点防止のためににある程度やむなし。

Dランク ~「知らんがな」問題
→生産技術・加工技術など。どこから出てきたの?という不思議な問題たち。正解させない、が作問者の意図なので、作問者の意図通り間違えてあげるのが正しい対応。僕らは「知らんがな」問題と呼んでました。

ここでのポイントは、養成答練・完成答練・一次模試を通じ、A~Cランク問題をしっかり正解しておくこと。どの科目でもそうだけど、Dランク以下の問題を正解しようとすると、必要知識が爆発的に増えるので要注意wave。2次に無関係、しかも1次に出るかどうかすら怪しい知識を覚えるのは非効率でしょ?

■具体的学習策 ~もしヒントになれば・・■
先に述べた通り、「運営管理」はここ数年易化・出題傾向安定が続いており、さほど不安に思う方は少ないはず。テキスト・スピ問・過去問・答練・模試をひたすら繰り返すだけで良いかと・・。
とはいえ、何かヒントになるかも知れないので、いくつか昨年の工夫点をメモしておきます。

1. ひたすら問題を解く
~答覚えちゃうくらい何度も解く。タテ解き、ヨコ解き。3周目以降は、知識を体系化したり、自分ならこう選択肢作るなーとかいろいろ工夫しながら。で、最後に覚えきれなかった知識で必要と思うものは、ごろ合わせ。

2. JIS定義を活用
~昨年、講師に質問しました。そのままずばり「生産管理はどう勉強するのが良いですか?」  講師の答えもこれまたずばり「生産管理は難しくないですよ。JIS定義以上のことは出題できませんからshine」おぉなるほど。で、テキストのJIS定義をエクセルに写経しました。2時間くらいあればできるかな。別に見直すわけでもなく暗記効果もありませんが、これで「俺の知らない問題は出す方が悪い」くらいの妙な自信と開き直りで1次本試験に臨みました。

3. 思い切りよく捨てる
~Dランク問題(材料・生産技術)は捨てる。テキストすら読まない。

4. 完成講義・まとめ講義の活用
~この時期、講師が新しい具体例を説明することがある。わかるようにメモしておいて、完成答練・模試・本試験の直前5分前に見直す。結構そこから出題されたりして・・。
※昨年のサブノート添付します。青地セル部分がそれ。ネタばれ注意。

5. 他科目・2次との関わり
~JCが前言った通り、ある科目を学習する際、他科目とのつながりを見つけると一気に理解が深まる経験ってありませんか?実はこの「設計・調達」パートには、2次事例IVの今後の有力出題候補が多数。事例IVでこそっと高得点取りたい人だけ必要な知識だけど、経済的発注量(EOQ)・需要予測・線形計画法(LP)など。まぁ業務的意思決定とは、そもそも原価計算の論点だからつながりがあるのは当然か・・。もっとも最近の事例IVはファイナンス色が強いので、あくまで大穴狙い程度の意味で。

■最後に■
「運営管理」は重点科目。「財務会計」の後でちょっとつらいけど、学習の上手さ(質)と学習量に比例して必ず高得点可能!特にストレート本科生が事例IIIを苦手にする傾向が強いのは、(解答構成要素の問題もあるけど)この「生産形態~レイアウト~生産方式、設計・調達」の知識不足が原因。
今週の運営シリーズ記事を読み、「俺は運営管理&事例IIIが得意だ」という方が一人でも増えていただけると、とっても嬉しいです!

※今回はいつにも増して、文中にさまざまなおまけやリンクを仕込んであります。いろいろ触ってお楽しみくださいませ。あ、ここにもか・・、なんてね。

byふうじん



 こんばんは。JCです。

運営管理は勤務先がメーカーの方は自社の工場の流れに置き換えてみるとわかりやすいんだろうなぁ…といつも思っていたJCです。僕の勤務先は商社なので工場がありません。なので、イメージできる範囲もテレビで見たものやお取引先での工場見学などを思い浮かべながら、実例に近いであろう状況を想像しながら理解するようにしていました。

◆受注生産と見込み生産◆
定義としての違いは注文と生産のタイミングです。受注生産は注文を受けてから生産に取りかかるし、見込み生産は先に生産をしつつ受注を獲得します。僕がイメージした受注生産は発電所flairのガスタービンです。10年以上前にアルゼンチンで火力発電所を建設するためのファイナンスを手掛けたことがあって、M重工さんの工場を見せて頂いたことがありました。工場の真ん中にどでかいタービンが据え付けられていて、作業をされる方は工具をもってタービンの回りに集まります。一方見込み生産でイメージしたのはラインに乗って次々と生産されるビールbeerでした。工場見学したことないけど、テレビのCMでよく見ますよね。ガスタービンは1個がでかいし、発電所によっても仕様が違うだろうから、注文を受けてからしか生産できない。だから在庫発生の無駄はない。一方で工場を寝かさずに運営するためには、計画的に次々と受注を決める必要がある。ビールは大量に同じものを生産しておいて、注文が来たらすぐに配送できるようにしておかなきゃいけない。大事なことは自社のビールにどれだけの需要があるかをしっかり予測しておかないと売れない在庫の山ができる可能性がある。また、需要が減退した!という場合には、これまでよりも生産のスピードを押さえるような柔軟な生産体制の確立も重要。需要予測の精度を高めるためには、①なるべく頻繁に予測する。②なるべく予測時期を販売時期に近づける延期化を行う。最近は消費者のニーズも多様化しているし、Product Life Cycleもどんどん短くなっています。昔はビールはキリン、アサヒ、サッポロと言えば良かったけれど、今は一番搾りなのか、発泡酒なのか、とにかく種類が多くなっていて、売れ行きの悪いものはあっという間に市場から消えてゆきますよね。こんなイメージです。

◆個別生産、ロット生産、連続生産◆
生産の効率から言えば連続生産が一番良いと思います。何と言ってもスイッチだけ入れときゃ全部つぎつぎと生産されてゆくイメージです。でも、現実には受注した個数はA製品1万個とB製品7千個とC製品が9千個なんてことはよくありますよね。だとすれば、どこかで段取りを変えて、AとBとCを効率的に作ってゆく配分をしなきゃいけません。もちろんガスタービンのような製品であれば、個別生産でいいんですけどね。
ということでここで僕がイメージしたのは子供にリクエストされてつれて行かされる土日の昼のマクドナルドfastfoodビッグマックはなかなかでないので、注文を受けてから個別生産。えびフィレオは売れ筋なので5個ずつのロット生産。ポテトはずっーと揚げ続ける連続生産。ほんとのマックさんがどうしているかは知りませんよ。あくまで僕のイメージです。
◆個別生産と連続生産◆
ところで個別生産と連続生産のあり姿ってどっかで見たことないですか?そうそう、財務会計個別原価計算と総合原価計算ってやりましたよね。ガスタービンだったら、同じ工場で2つ作っていたところで、この部品はアルゼンチン向けの注文の部品で、こっちはインドネシア向けの部品というふうに明確に分けることができるので、個別原価計算が可能になります。でも作り続けるビールの原価ってどこで切っていいかわからない。その時の原材料の原価はなんらかのルール付をしないと算出できない。在庫にしても、日々作り続けている電子部品はどこまでが仕掛品でどこまでが製品になっているか、先入先出法とか、平均法とかルール付が必要というところにも関連してくると思います。運営管理を勉強しているのに財務会計と絡んできたannoyこういう発見はこれから1次試験までに何度も何度も経験されてゆくと思います。つながってくると楽しいですよ。

◆生産方式~セル生産◆
ジョブショップ機能別レイアウトの僕のイメージは中小の町工場。職人さんが作業しやすいように機械設備が職人さんの好みで並べているイメージ。一方フローショップ製品別レイアウトは大企業で上のビール工場のイメージ。作業効率としては圧倒的にビールの勝ちのイメージです。小さい工場だと少種多量生産はできないので、どうしても多種少量生産になってしまう。だから効率の良い、製品別レイアウトは採れない。製品が多品種におよんじゃうから。でも何とかして中小でも製品別レイアウトに近いようなレイアウトはできないか?グループテクノロジーで分析して、作る製品や使う部品の類似性で機械の置き場所をまとめて生産リードタイムを短くする、これがセル生産方式ではないかと。機能別レイアウトしかできない規模の会社なんだけど、頭を使って、製品別に限りなく近づけてゆく。そんなことをイメージしています。繰り返しますが、僕は工場を持っていない会社に勤めていますし、実際の工場を見た経験も数えるほどしかないので、ほんとに合っているかどうかについての自信はありません。上のマクドナルドの生産方式でも同様です。しかし、自分の腹に入るような理解の仕方をするのは勝手ですし、そういう理解をすると忘れないというのも事実です。皆さんもぜひ、自分の身近な事例を見つけて運営管理にあてはめてみて下さい。必ず、頭じゃなくて心に残る理解impactができると思いますよ。

◆おまけのミニテスト◆
運営管理もミニテスト配布します。持ってゆく方はコメント書いてくださいね。よろしくです。
運営管理生産①
運営管理生産②
運営管理店舗①
運営管理店舗②

それから、ふうじんが運営は全員得意なんだから、なぜ得意なのかを書けってうるさいんです。日曜日にまとめの記事を彼が書きますが、なにかたくらんでいるようです。ぜひ楽しみにしておいてくださいね。
僕はそれほど得意とも思っていませんでした。でも本試験でも60点切るとは考えてなかったですかね。なんでだろ?おそらく昨日の記事ハカセが分析してくれてる通りに、比較的対応しやすい問題が6割程度占めているからではないでしょうか。だから、きっちりと基本を押さえる努力をしておけば、安定的にとれる科目なのだと思います。だから運営はやればやるほど点数は伸びるup科目だと言えると思います。



こんにちは。ハカセです。

今週からは「運営管理」の完成答練週間ですね。データが証明してくれますが、運営管理は非常に安定して得点できる科目です。

◇ データ分析 ◇

まずは科目合格率。

(データ出典:中小企業診断協会)

ここ数年科目合格率が20%を超えていましたが、2008年はやや難しかったのか、18%台でした。しかし、2009年はなんと30%近くに跳ね上がっています。

次に科目「クリア」率を見てみましょう。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者

(データ出典:中小企業診断協会)

繰返しになりますが、、「科目クリア率」とは、上記計算式で算出する、「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、昨年はやはり急上昇していますね。試験を受けたヒトの半分以上は何らかの形で「クリア」したことになります。

ここで、気になるのが2008年の「科目クリア率」ですね。「科目合格率」は下がったのに、「科目クリア率」はあまり下がっていませんね。これは、「2008年は確かに運営管理そのものの難易度が上昇し、一次試験を通過できなかった人のうち運営管理単独で60点を超えた受験生は少なかったものの、合格者は他の科目でカバー出来る範囲だった」ということが言えるのだと思います。

さて、その原因を財務会計の時と同じように「分野別出題数」及び「分野別正答率」分解して分析しましょう。

まず、分野別出題数を見てみましょう。

このように、基本的に「生産管理」と「店舗管理」がほぼ同数出ています。ここ数年、店舗管理が多かったのですが、2009年は同数に戻りました。

そして、分野別正答率を見てみると・・・

(データ出典:TAC / LEC)

このように、どちらも大きな違いはありません。出題数も同じ、難易度も同じ、という印象ですね。下記のグラフでも、生産管理・店舗管理、どちらもAB難易度の問題が6割ぐらいを安定的に占めています。


◇2009年の傾向 ◇

これまで対応しやすかった運営管理。2009年はその傾向が顕著になりました。

「科目合格率」について、ここ4年間の平均値と昨年の科目クリア率比べてみると、

このように、運営管理の昨年の科目クリア率は例年を上回っていることがわかります。

また、TACデータリサーチに基づいて運営管理の平均点を他の科目と比較してみると、

(データ出典:TAC )

ご覧のように、運営管理の平均点は、ここ4年間、常に全科目平均点を上回っています。合格率の観点からのみならず、平均点の観点からも、運営管理が対応しやすいことが裏付けられています。

また「店舗管理」とひとことに言っても、2009年は【店舗】というよりは【物流】に重点が置かれた内容でしたね。試験委員の異動によるものと思われるため、この傾向はまだ続くかもしれません。

◇ 傾向と対策 ◇

上記から、

  • 生産管理・店舗管理、どちらからもほぼ同数の出題
  • 難易度はどちらも同程度。親しみ易い分、店舗管理が対応し易いか。
  • 店舗管理では、今後も物流系の問題に注意したい
  • AB難易度が多く、解ける問題があからさまに分かる。(クイズみたいな印象)。この手の問題をしっかり正答する事が大事。

と、こういったことがいえるのではないでしょうか。

◇ おまけ ◇

最後に、道場執筆メンバーの昨年の答練成績を大公開。

 

直前答練(=完成答練)のふうじんの得点以外は、道場の5人、結構似たり寄ったりの得点を取っていたんだなぁと思います。あまり差が出ない科目というか、「上値がきつい」のかもしれません。JCとボクの得点がほぼ同じですね。

皆さんの「目標得点」を設定する際の参考にしてください!

by  ハカセ



こんばんは。アックルです。

今週は「怒涛の7週間」の第2弾「財務・会計WEEK」ということで、

・月曜日:データ分析(ハカセ)

・火曜日 :今から2次に通用する力をつける(アックル)

・水曜日:伸び悩みの人・中位成績者向けの勉強法(ハカセ)

・木曜日:今から間に合う!財務で足切りにならない方法(JC)

・金曜日:キャッシュフロー計算書を得点源にする(ZonE)

・土曜日:意思決定会計を得点源にする(ふうじん)

といった内容でお届けしました。

■まとめ■

まずは、月曜日にハカセさんが行ったデータ分析を簡単にまとめましょう。

・昨年は易化したため、今年は難易度が上昇することが予想される。

・特にファイナンス問題が増えるのではないか(実際TACのテキストもファイナンスのページが増量したようですし)

・しかし、過去問を見るとA・B難易度の問題が安定的に40-50%存在している。

・よって、財務会計を難しいと恐れすぎる必要はない。

要は、今年は多少難易度が上がったとしてもA・B難易度の問題をしっかり押さえることができれば、合格に近づくということ!

火曜日から木曜日までは、財務会計が得意・普通・不得意の方別の対策をお伝えしました。

とにかく財務会計は2次に直結するので、絶対に苦手にしてはならない科目です。

得意な方は2次を見据えてさらに強化し、普通の方はハカセさんがいうように、理屈やイメージで覚え、体で覚えるなどして、一段とレベルアップして下さい。

理解は後から付いてくるものです。

さらに簿記3級テキストなどで理解を深めるのも重要です。

苦手な方はとにかく現時点では足切り回避を目指すのが大切です。JCさんが言うようにA・B難易度の問題を反復し、力をつけるのが足切り回避の近道かもしれません。
ハカセさんの分析と同様ですね!

さらに金曜日はキャッシュフロー計算書、土曜日は意思決定会計を得点源にするという内容でした。

この2つは1次のみならず2次で非常に重要となる分野です。

特に意思決定会計は、設備投資の経済性計算(正味現在価値)や企業価値を算出する複合的な問題が多く、過去の2次試験でも多く出題されており、しかも難易度が高いので非常に差がつく分野です。

昨年も意思決定会計は出る!と考えていた受験生が多かったですが、出ませんでした。よって、今年は出題される確率は高いと予想されます。

ちなみにふうじんさんもハカセさんも今の時期の計算機の使用を推奨してました。
実際、私も6月中は計算機を使用してました。
7月頃から、そろそろ慣れないとと考え、手計算に切り替えましたが、二人がおっしゃるように、今の時期は多くの問題を解き、慣れることが重要です。

■+α■ 言い足りないこと寄せ書きコーナー

[JC]
診断士試験では、財務会計はやはり得意!と言える方が圧倒的に有利です。地道な財務活動はぜひ継続して続けてくださいね。アックルPENKOさん もおっしゃっているように事例Ⅳだけは今やることも1次試験の邪魔には決してなりません。できるかぎり良問をたくさんやってみること、これにつきるように思います。やればやるほど自信がついてきますよ。財務を敵にしないことも合格への近道のひとつだと感じます。それから時間を計って、本試験と同等以上の負荷をかけてアウトプットに取り込むこと。これもとても重要です。財務の本試験での失敗は「頭が真っ白になった」というケースが多いんです。だから普段の練習の時から真っ白になるような状況を自分で作り出してみる、例えば「半分の時間で過去問に取り組む」を自分に課してみること、これもすごく良い練習になりますよ。

[ふうじん]
本気でストレート合格を目指す方であれば、この時期は財務会計対策でなく事例IV対策をやっていただきたい所。なぜなら合格者の事例IV得点は45~75点程度まで幅広くバラけます。よって事例IVの得点可能性次第で事例I~IIIの答案の作り方が変わってくるからです。確かに事例IVは人並みの45点でも合格は可能。でもその場合、事例I~IIIで何点上積みが必要か。おぉ恐ろしい・・。

[ハカセ]
ボクは文学部出身なので、財務会計に対する(というか数字に対する)アレルギーがありました。それが「アラフォー」になるまで自己啓発を遅らせた要因でもあります。同じような方、いらっしゃるんじゃないでしょうか? ボクは結果的に克服できました。財務会計の得点は道場師範では最低だったけど(← 意外と気にしてる)上位20%には入っているし、事例IVは答練・模試を通じてずーっと上位20%をキープしました (道場でも後日詳述しますが、とりあえず先に結論を知りたい方は、受験生時代のブログをご覧下さい →  こちら)。

こんな「数字アレルギー」のボクでも克服できたんだから、皆さんも大丈夫です!

ただし! ボクは努力をしましたよ。「道場師範はみんな500点を取ってるんだから、自分とはレベルが違う」と思って読んでいるアナタ。それは違います。ボクは財務会計を克服し、少なくとも苦手科目にしないために、相応の時間をかけ、相応の努力をしました。この年になってお恥ずかしいことですが、今さら「簿記3級」の勉強もしました。毎日毎日、あのジミーな計算問題集をやりました。「分かった」と思い込んだ仕訳の問題、何度も解きました。「シークリクリシー」とか、呪文のように唱えました。ワケの分からない偏差や共分散、穴が開くほど読みました。タクシーの取替投資、擦り切れるほど解きました。そんな努力を地味に続けた結果、一次試験では貯金科目にもなったし、二次試験では唯一の貯金科目(多分)にもなったのです。逆に言うと、二次試験で貯金科目に出来た裏には(=ストレート合格できた裏には)、そういうジミーな努力があるのです

こんなこと、聞き方によっては、嫌味に聞こえるかもしれませんね。自慢話? 勝てば官軍? そうかもしれません。でも、企業経営理論と異なり、財務会計は「努力を裏切らない科目」でもあるのです。むしろ、努力でしか積みあがらない科目、なのかもしれません。財務会計は一日してならず。苦手な方は必ず克服を。急行や特急に乗らず、必ず「各駅停車」で克服してください。というか、財務会計には、急行も特急もありません。仮にあっても、それに乗っても二次試験はクリアできません。でも、「各駅停車」で得たゆるぎない基礎知識は、アナタを知らぬ間に急行・特急に乗せてくれます。地味に、地道に、ストイックに、頑張ってください!

[アックル]
財務が苦手な方は、1次の足切りを 逃れたとしても、じゃ~2次はどうなんだ?と疑問をお持ちかもしれません。
結論は努力次第でそのまま2次も突破できます!
私の前職の同期のN(平成20年度合格)は財務会計が苦手で、1次は足切りぎりぎりの44点でした。
1次終了後も苦手な事例IVに力を入れ、とにかく問題を解きまくることで、次第に苦手意識を克服し、何とかストレートで合格できました
最後は、得意だ苦手だ関係なく、「合格への強い思いと根性」=「ストイックさ」だと思います。
頑張ってください!

[ZonE]
何度も同じことを繰り返し述べてしまい申し訳ありませんが、2次試験まで考えると財務会計を得意科目にするメリットは甚大ですので、労力を惜しまずに注力していただきたいと思います。

今は怒涛の7週間をクリアするだけで手一杯…という気持はごもっともですが、現時点で財務会計に苦手意識を持っている方は、1日15分だけでもよいので、ぜひ時間を確保していただきたいです。

まだまだ先は長いと思っていたのに、怒涛の7週間が終わると本試験はもう目前に迫っています。

本試験までに自分がなっていたい理想像から逆算して、自分に何が足りなくて、今何に注力しなければいけないのかをよく考えて、1日1日を大切に過ごしていただきたいと思います。

引き続き頑張ってください。



こんばんは、ふうじんです。
今日は点差がつきやすい「意思決定会計」のお話。
「意思決定会計?何それおいしいの?cherry」そう思ったあなたはごく常識人。なぜなら通常の診断士講座では「制度会計」「管理会計」「ファイナンス」までは区別しても「意思決定会計」なんて用語は一言も出てこないから。

■意思決定会計とは■
そもそも意思決定会計とは何か。簡単にいうと
経営判断上、A・B2つの選択肢がある時に、どちらが儲かるかを数値で説得する」ということ(※詳しい方、よろしければ補足お願いします!)。
CVP分析設備投資意思決定の2つが良く挙がる例。ところが、診断士の財務会計学習上はこの2つは異なる論点として扱われ、共通性を考える人って恐らく少数派。
事例IV対策チャートで見るとこんな感じ。


見づらいので表に整理しなおすと、

つまり、「意思決定会計」のうち、時間価値を考慮するものは「ファイナンス」に属する、と考えると最も明快。

■意思決定会計の解法~正味現在価値計算の例■
正味現在価値(NPV)計算は、得意不得意がはっきり分かれる。つまり初めはわけわからんが、コツをつかめば常に正解可能ribbon。しかもT○C事例直前講義テキスト(2009年版)によれば、そのコツとはたった3つのポイントに過ぎない。

手順1:各年のFCFを求める
手順2:FCFを資本コストで現在価値に割り引く
手順3:割引後の現在価値を合計し、NPVを求める。

これだけ?そう、これだけ。
ではなぜあんな一見難しく思える問題を作れるのか。前回使った例題を用い、その舞台裏を眺めてみましょう。

<問題>
C社では、工場拡張投資を計画中である。この投資案の初期投資額は、4,000万円である。
計画では、この投資により今後毎年売上高が2,400万円増加し、現金支出費用が1,200万円増加する。この投資物件の耐用年数は5年であり、残存価額はゼロである。減価償却法としては定額法を用いており、実行税率は50%であるとする。なお、運転資金の額は変化しないものとする。
資本コストが10%であるとき、この投資案の正味現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:万円)。
なお、現価係数は下記の通りである。
複利現価係数(10%、5年)0.62
年金現価係数(10%、5年)3.79
解答群 ア548 イ-210 ウ-280 エ-900

この問題は「瞬殺(または秒殺)」sandclock。わざわざ複利現価係数が示してあるから、1年ごとのFCFを求め、あとは現価係数を掛けるだけの処理。つまりこの問題の題意は「FCFをどう求めるか
ではまず、ちょっと前に 財務公式シリーズ(FCF)で学んだ公式を使ってみましょう。

FCF=営業利益×(1-t)+減価償却費-運転資本増加額-設備投資額
この問題の場合、(差額原価となりちょっとややこしいのですが、)
各年のFCF=税引後CIF=(売上増2,400-現金支出費用増1,200-減価償却費800)×(1-0.5)+減価償却費800=1,000
で、正味現在価値は1,000×3.79-4,000=-210。 よってイが正解。

■意思決定会計は解法パターンで解く■
ところが電卓が使える二次試験ではこんな簡単な問題では点差がつかないから、話がややこしくなるart。例えば、前回きょんさんから「営業外収支がある場合はどうなるの」と質問いただきました。

<きょんさんの質問>
営業外収支が出てきても、普通に公式は使えるでしょうか?
仮に記事中にある問題の企業で、負債1000を利子率4%で借りてるという状況を設定すると、営業外費用(支払利息)=40となり、P/Lは、
売上    2,400
費用    1,200
減価償却   800
営業利益   400 ※ここまで同じ
営業外費用 40
税前利益   360
税金     180
税後利益   220
このときFCFは税引後利益+減価償却費
220+800=1,020
にはならなくて
FCF=税引後営業利益+減価償却費
=(1-0.5)×400+800=1,000
で、営業外収支があろうが無かろうが公式を使ってFCFが求まると思います。

ん?一見これで合っているような・・。
でもこの場合の正解はFCF=980。
なぜそうなるのかわけわからなくなるのが普通。この場合、解法を知っている人(=上級者)は「税引後CIFボックス」という図を描いて考えます。

※2014/12/21訂正:この図に「支払利息40の増加」が含まれているのは誤りです。詳細は下部コメント欄ご参照ください。ktr様、ご指摘ありがとうございました。

長くなるので説明省きますが、赤の部分が税金青の部分がFCF(税引後CIF)。ここで言いたいのは、FCFやNPVがどうと言った話ではなく、意思決定会計の問題には必ずそれなりの解法がある ということkey
この先どこかで必ずこの図に出会うはず。不明点あれば講師にかじりついて質問し、解法としてマスターすればとっても有利。

※この記事書いてから気づいたのですが、FCFは「利払い前」のものを用いる方が普通ですね。今回の例はあえて「利払い後」(=経常利益)のFCFを求めたケースなのでちょっと特殊とお考えください。でも税引後CIFボックスの作り方は同じ。詳しくはコメント欄参照。

■ではなぜ意思決定会計?■
なぜこの完成答練直前期にこんな小難しい話をダラダラ続けるか?それは、2次事例IVの高得点者は、1次財務会計対策の時点ですでに事例IVを意識した学習をしているから(で、1次も高得点)。
そもそも事例IVの構成とは、

はじめに:経営分析で事例企業の問題点を把握
次に:意思決定会計で何か経営アドバイス
最後に:ファイナンス論点で財務アドバイス

といった作りが王道(過去問眺めてみてくださいね)。つまり意思決定会計は必ず出題あり、と考えて良いcrown。後はそれがCVP分析になるか、設備投資経済性計算になるか、はたまた・・、と考えれば今年の本試験の出題すらほぼ予測可能。
問題は(合否当落線上の受験者間では)「経営分析は点差がつかない」「個別計算問題で点差がつく」ということ。1次対策のこの時期から2次で点差をつける戦略を取ることができれば、ストレート合格可能性がそれなりに高まることも納得。
ね、財務会計って知れば知るほど簡単でしょ?
あと計算問題解くときに手計算・電卓どちらでやりますか?手計算はもちろん大事。でも2次事例IVを意識している人は、この時期からガンガン電卓を使い、サクサクっと大量の問題を解いてますよ(と、ちょっと焦らせたりして)。

すみません、今日はちょっと脅かしすぎましたshock。でもこの先起きることを今知れば、多少なりとも有利かなと思って・・。まずは目の前の完成答練に注力。さっさと復習仕上げたら、2次を意識した財務会計対策スタートをぜひご検討ください!

※すみません、外出先なもので資料まったく見ずに書いており、誤り・補足等あればぜひご指摘お願いします。
なお、私の事例IVの当日の処理手順、得点などは後日紹介予定です。

byふうじん



こんばんは。ZonEです。

財務・会計の特訓Week第5日目の今日は、キャッシュフロー計算書についてです。

キャッシュフロー計算書は、

  • 自分で作成できるようになるまで、訓練が必要
  • 気を付けなければいけない細かい点が多く、1つでもミスすると正解に辿りつかない

などの理由により、苦手にしている受験生も多いかと思います。

しかしながら、

  • 2次試験では非常に重要(特に間接法)
  • 慣れれば、得点しやすい(特に2次試験)
  • 合格後など、実務上でも非常に重要

といったことから、苦手のまま放置せず、訓練を積んで得意にしてしまうのが合格への近道だと思います。

ぜひ得意分野/得点源に変えていただきたいと思います。

ちなみに、私が受験した2次の面接試験でも「キャッシュフロー計算書の直接法と間接法について、それぞれのメリットとデメリットを説明してください。」という質問を受けました(皆さんならどのような解答をするか、考えてみてください)。

お察しの通り、私は即答できずに、シドロモドロになってしまいました…sad

 
しっかりマスターすべきは間接法

さて、キャッシュフロー計算書には、直接法と間接法がありますが、診断士試験では、言うまでもなく間接法の方が重要度が高いです。

間接法でキャッシュフロー計算書を作成する方法を体得するには、理解して解ける気になっても無意味で、実際に手を動かすことが大切です。

また、過去に投稿した記事「苦手科目の克服方法 – 財務会計編その2」でも少し触れましたが、特にキャッシュフロー計算書作成に関しては、

色々な問題を次々と解くのではなく、基本的な問題を1つ選び、「できるようになった部分」を確認しながら繰り返し解くことが効率的です。

そうすることで、徐々に進歩していることが実感でき、苦手意識を感じにくくなるハズです。確実に得点できるようになってから、他の問題に挑戦しましょう。

基本をしっかりと固めた上で、応用問題を解くことで、

  • 営業CF部分で「減価償却費」に製造原価報告書(C/R)分を加算するのを忘れてしまった。
  • 余計な記述に惑わされて、商品減耗損や商品評価損、貸倒損失を加算してしまった。

などの新たに注意しなければならない論点に気付き、その論点に集中することができます。

 
また、2次試験のことを考えると、解けるようになるのはもちろんですが、検算方法も身に付けておいた方が良いでしょう。

CF計算書の場合は、 B/Sの現金・預金の増減額が、
CF計算書の現金及び現金同等物の増減額
(=営業CF+投資CF+財務CF)と一致するか?
をチェックすればOKでしたよね。

 
そうは言っても、まずは目前の1次試験対策

とはいえ、今は怒涛の7週間の真っ只中。2次試験までには上記のように万全な準備をする予定でも、今はそれどころではない…という方も多いかと思います。

そこで、本日はキャッシュフロー計算書に関して、1次試験対策として抑えておいていただきたいポイントについても軽く触れておきたいと思います。

過去に投稿した記事「苦手科目の克服方法 – 財務会計編その1」でもお伝えした通り、1次試験では費用対効果の高い(=短時間で確実に得点できる)問題を嗅ぎ分ける嗅覚が必要です。

60分で20~25問(マーク)解くことを考えると、1次試験ではキャッシュフロー計算書を一から作成するような問題の出題可能性は低く、もし出題されたとしても、時間がかかりそうなら優先して解くべき問題ではありません

キャッシュフロー計算書に関する問題は、表を含め問題文のボリュームが多いので、一見時間がかかりそうな印象を受けてしまい、思わず敬遠したくなる気持ちもよ~く分かります。

しかし、その一方で、多少の知識があり、気を付けなければいけないポイントさえ知っていれば、得点できてしまう問題が多いのも事実です。中には、単なる足し算・引き算で解けてしまう問題すらあります。

例えば、平成20年の問6の設問1は、間接法で

  • 「貸倒引当金の増加額」がキャッシュに対してプラス
  • 「有形固定資産売却益」が逆算過程でマイナス

になることを知っていれば、瞬殺出来る問題です。
しかし、もし知識が無くても、足し算と引き算さえできれば、空欄Aと空欄Bの値を合計すると「-1400」になることが計算でき、その組み合わせの選択肢は1つしかないので、正解に辿り着くことができます。
1次試験では電卓が使えないとはいえ、それほど複雑な計算ではないので、解きやすい他の問題を解き終わってから着手して、確実に得点したいところです。

逆に、平成19年の問13は、ちょっとした「ひっかけ」問題

  • +営業収入 = +売上高 – 売上債権↑ + 前受金↑ – 当期貸倒額
  • -商品の仕入による支出 = -売上原価 – 棚卸資産↑ + 仕入債務↑ – 前払金↑

という知識があっても(せっかく覚えていても)、

  • -売上原価 – 棚卸資産↑ = -当期仕入高

ということに気付かないと、ダミーで与えられている商品(棚卸資産)の増減に惑わされてしまいます。とは言え、その点だけ気をつければ、この問題も単なる足し算引き算の問題です。

気を付けなければいけないポイントを抑えてしまえば、キャッシュフロー計算書の問題は得点源になり得る分野です。

抑えるべきポイントもそれほど多くないので、本試験までには、ぜひとも得意分野にして、「出題されたらラッキー」と思える状態になってください。

 
最後に

よく、「財務・会計」は理系が有利とか聞きますが、私は決してそんなことは無いと思っています。だって、自然対数の底や虚数などを知らなくても、四則演算で解けちゃう問題ばかりですもの…。

もし、「自分は文系だから財務・会計が不得意で当然だ」と決めつけて思い込んでしまっている方がいるなら、その考え方は払拭してください。苦手意識を持ってしまうと悪循環に陥るだけで、1つも良いことありません。

苦手意識を持たずに訓練を続ければ、財務・会計や事例4は必ず得意科目/得点源になります。特に事例4が得意だと(自分で思えるくらいのレベルになれば)、2次試験で大きなアドバンテージになります。

事例1~3では差がつきにくく、得点のブレも大きいので、2次試験をギャンブルにしたくないなら、合格に直結する努力だと自分に言いきかせつつ、事例4の得点が安定するまで訓練を続けてください。

応援しております。

 
by ZonE



こんばんはJCです。

財務が苦手という方は少なくないですよね。でも得意になったら財務ほど得点源になる科目も他にないように思います。二次試験でも事例Ⅳはまるまる財務だし、この科目は避けては通れない!ですよね。

思うに苦手な方にはどうもパターンがあるような気がします。例えば ・・・

①時間をかければできるんだけど、60分では間に合わない
②毎日1問ずつやっているが、しばらくすると忘れちゃう
③めんどくさいからどうしても後回しにしてしまう

…財務が苦手を標榜している方で、「あっ、それ俺!」っていう方いませんか?

◆今日のテーマは足切られない財務会計◆

財務会計は今年も60分100点の科目です。オーソドックスに考えると25問x4点です。足切りラインが40点、ということは10問正解すればいい。まずはここから考えましょう。

今日は計算問題集でもなく、スピ問でもなく、過去問題集を開いて見て下さい。何年度でも構いません。5分程度で25問を眺めてみて下さい。足切りを逃れるためには、まず出来る問題を10問探す、ということが重要です。どの年度を見てみてもA・Bランク問題が10問を切るという年度はないんじゃないでしょうか?

◆10問できる体力をつける◆

試験の範囲は診断協会のHPあるいは申込書である試験案内に詳しく記載されていますが、基本はテキストの内容と重複しています。この中で、点数をとれる論点を10個以上作りましょう。精算表は解くのに時間がかかるので、もっと点数を取りたい方にはお勧めしないのですが、時間をかけてでも40点以上を目指す方のためには持ちネタになると思います。

25問を60分で解くためには平均2分半弱で1問解く必要がありますが、最初から10問だと考えると1問あたり6分かけられますよね。

◆狙い目は会計関連?◆

原価計算・精算表・試算表・決算仕訳・BS・PL・経営分析・限界利益・貢献利益・CVP ここだけでも10個でてきました。これら会計系は練習を重ねることで絶対獲れる対応が可能になると思います。他にもCAPMとかWACCの計算は、基本的にはほぼ当てはめれば答えが出るパターンが多い。

頭をひねらないと答えにたどり着けないC・D・Eランクの問題は後に回して、やればできるA・Bランクの問題をできるだけ短時間でさくさく解くような練習をしましょう。

◆10問できたら、上乗せを狙う◆

まず10問解答できたら、検算しましょう。狙いは足切り回避ですから。検算して、時間が余っているのであれば、次にできそうな5問を探しましょう。ここまでできたら、なんと60点!です。足切りどころか合格ラインに到達しています。

最初に10問探すと書きましたが、3問でもいいんです3問できたら、次の3問を探す。あと2回3問を探せれば足切りは十分回避。更にもう3問探せば合格ライン到達です。最初から25問に取り組むよりずっと着実で現実的だと思いませんか?

◆苦手なパターンの克服◆

冒頭で財務会計の苦手な方のパターンとして①時間をかければできるんだけど、60分では間に合わない。②毎日1問ずつやっているが、しばらくすると忘れちゃう。③めんどくさいからどうしても後回しにしてしまう。を挙げました。

①に関しては、出来る問題だけを最初の5分で厳選し、時間をかけて取り組めばいい。
②については1問ずつやるから忘れちゃう。1論点をまとめて計算問題集やスピ問、特訓問題集等を解いてゆく練習をすると忘れなくなります。
③めんどくさいと言っても2次にも大きく影響する科目です。そろそろやらねば。ということでちびちび練習するのではなく、どこかのタイミングでどっぷりやること。各論点を一論点ずつきっちり押さえてゆくこと。これで苦手な方のパターンは完全に克服できますよ。

◆足切り回避で大事なこと◆

本試験は40点を切らずに平均60点合計420点とればクリアできます。だから財務が苦手な人は40点を目指すことでOKです。でも忘れちゃいけないのは他の科目でその分を挽回しなきゃいけないことです。戦略をしっかり立てましょう

財務が苦手だったら、運営とか情報で70点ずつ取るという作戦が並行してうまく作用しなければ、今年の試験は涙を飲みます。ほんとは苦手科目を作らないことをお勧めすべきではありますが、後90日前後の段階ですからね。苦手があれば、苦手があっても合格できる戦略をたてればいいんです。

ところで、道場の師範代達は僕も含めて500点くらい獲っています。全員ストレートなので、こうすれば失敗したという経験もありませんし、特段の苦手科目もなかっただろうとおもいます。だから、我々のアドバイスは時にはやりすぎである可能性も否定できず、1次に関しては、これだけやったら絶対らくらく合格!というレベルの勉強法を公開してしまっているかもしれません。

ですので、戦略を立てる際には、自分の目標をどこに置くのか、冷静に考えてみることも大切だと思います。自分のポジションを冷静に分析して、40点切らずに420点を獲得する。皆さんなりの目標と戦略を立ててみることを是非お勧めしたいです。

もちろん既にらくらく合格!レベルに達している人はぜひ、その好調なペースを維持して下さいね。1次と2次はやはり相当大きな関連があるというのも事実だと思います。

by JC



こんにちは、ハカセです。

財務会計、悩ましいですよね。アックルが言うように、財務会計は通過科目ではありません。一次試験を突破した際に「突破するべき目標」だった財務会計は、二次試験では一転して「基礎知識」として活用しなければいけません。理屈を理解しているのは当然。それに立脚してさらに難しい問題を解くことが求められる、というわけです。

よって、データ分析のところでも述べましたが、二次試験を視野に入れれば、財務会計をゼッタイに苦手科目としてはいけない。好きな科目・得意科目とは言わないまでも、怖くない科目にはしていなければいけません。

本日は、財務会計を得意科目にし切れていない「アナタ」に、同じような立場だった僕の勉強方法・コツをご紹介。

◇ 簿記3級のテキストをやる ◇

そもそも財務会計に自信のない方は、簿記知識が不十分な可能性があります。簿記知識が確立していないと、そこにどんな難しい情報を詰め込んでも、いわゆる「ヌカに釘」の状態です。

財務が苦手な方は、今からでも遅くないので、簿記3級をやることをお薦めします。なに、Book Offで100円のテキストを買ってきて読めばOK。一日で読めます。

◇ 理屈で覚える ◇

すでに何度もお伝えしています し、財務公式シリーズでもお伝えしたように、財務は暗記科目ではありません。確かに覚えたほうが手っ取り早い点もあります。でも、暗記に頼っていると、どれだけHD容量があっても足りなくなってしまいます。

では、「理屈で覚える」とはどういうことなのか。それは「なぜ?」を追求することにほかなりません。

  • その経営指標、なぜそういう公式になるのか。(why)
  • その公式でどういうことが分かるのか。(so what)
  • 原価計算はどうして直接費用と間接費用の按分方法が違うのか
  • どうしてそういう計算をしたら損益分岐点が出てくるのか (CVP)

「理解で解く」という点では、平成21年の第17問が良問でした。

第17問
リスク資産に加え、リスクフリーレートで自由に借り入れと貸し出しができる場合、投資機会集合の効率的フロンティアを表す曲線として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
第17問の図
[解答群]
ア 曲線ABC  イ 曲線ABE  ウ 曲線DBC  エ 曲線DBE

「効率的フロンティア」の意味が理解できていれば、「秒殺」の問題です。A点とD点を比べてみる。D点はA点よりリスクが高いのにリターンが低い。こんな点は「効率的フロンティア」とは呼ばない。グラフの形で覚えるのではなく、あくまでも「内容で覚える」、「理屈で覚える」ことの重要性を示してくれた問題でした。

◇ イメージで覚える ◇

それでも「どうしても経営指標が覚えられない」という方のために、一つヒント。経営指標の分母分子には「ある傾向が」あります。それは、下記のようなものです。

つまり、P/L(具体的には「売上高」ですが)が最も「分子」に近く、「資産」「負債」と続き、「純資産」は通常「分母」で使うことになります。

それぞれの経営指標に当てはめてチェックしてみてください!

  • 「流動比率」。公式は「流動資産 ÷ 流動負債」ですよね。どうでしょう。図の中でイメージしてみてください。
  • 「負債比率」。間違えやすいですよね。一瞬、「負債÷総資本(=資産)」で計算してみたくなりますが、そうすると図のイメージと合致しなくなります。正確には「負債÷純資産」。どうでしょう。この考え方さえ把握していれば、スっと出てきますよね。
  • 「有形固定資産回転率」はどうでしょう。「売上高÷有形固定資産」。図のイメージと合致できますか?

もちろん例外もあります。インタレストカバレッジレシオ など、ちょいとひねった回転率系や、「回転期間」などはこの図のイメージでは説明できないかもしれません。

本当は「なんでそういう計算式になるの?」を考えてほしいのですが、 財務会計の60分は意外に短く、時間が足りない! 一瞬で判断がつくように自分なりの判断スタイル・パターンを確立しておくのも重要です!

◇ 計算機を使う ◇

「え?」と思った方、はい、そのとおりです。1次試験では計算機は使用禁止です。よって、計算機に頼らずに計算問題が解けるように慣れておくことは確かに必要です。

でも! いくら計算機に頼らない計算に慣れても、解法そのものがあやふやだったら、折角の手計算も無駄になってしまいます。

CVP、原価計算、現在価値計算など、「解法の正確性」が求められる分野の完成度がいまひとつだと思っている人は、まずは計算機を使ってもいいから解法を確立しましょう。まだ5月。「慣れる」にはまだもう少し時間があります。今は「考え方」を確実に自分のものにしましょう。そして、模試以降は計算機ナシの対応に慣れていけばOKです。

ただし! どんなものでも使っていいわけじゃないですよ。「経営分析」、「簿記仕訳」、「CF計算書」などの問題は、計算機に頼らずにやりましょうね。

◇ 秒殺テクニックを作る ◇

先ほども言ったように、財務会計は「とにかく時間が足りない」のが悩みの種です。難易度が上昇する完成答練を受けると、直後に疲労困憊になるほど、60分間、頭がフルスピードで回転します。それでも、時間が足りないのですっ!

そこで、時間を有効に使う戦略が必要。それが「秒殺テクニック」です。それには二つあります。

1. 瞬時に答えを見つける

文字通り、「見ただけ」で、計算することなく解答してしまう問題があります。答練や試験では、何も考えずに計算に取り掛かってしまいそうになるけど、「よく考えるとこの選択肢しか正答はありえない」という問題が時々存在します。そういうのをしっかり見極められれば、時間が格段に有効活用出来るようになります!

平成21年もそういう問題がたくさんありました。例えば、第13問は秒殺です。

平成21年 第13問
A社の普通株式の次期の配当は、1株当たり50円と予想されている。配当の成長率が今後8%で永久に継続すると期待されている。A社の現在の株価が1,000円であるとき、A社の普通株式の資本コストとして、最も適切なものはどれか。

ア 5%  イ 5.4%  ウ 8%  エ 13%

V = D ÷ ( r – g ) の公式さえ出てくれば、g が 8% と言っているんだから、求める r は 8% より高くなければいけない。8% より高いのは エ だけです。これは秒殺です。

平成21年第18問もそうです。

TACの過去問の解説にもありますが、株式Gは市場よりも標準偏差が高いわけです。偏差が高いということは、散らばりが大きいということ。つまり、「株式Gは市場全体よりもリスクが高い」ということです。β値はリスクが高まると1を超えます。つまり「株式Gのβ値は1を必ず超える」、ということになります。1を超えている選択肢は一つしかない。よって、エ が正解になります。「偏差とは何か」、「β値とは何か」をちゃんと把握していれば、計算を始めるまでもない。本当に「秒殺」です。

ところで、過去問・答練を解くときは、「この問題をもっと難しくするとしたらどうなるかな」とか、「どうして出題者は選択肢の一つとして 0.15 を設定したんだろう、適当かなぁ?」、「もしも選択肢 オ として、2.0というのがあったらもっと悩むかな」、などと、考えていく必要があります。それが「鶏がら学習法」です。

2.解かない問題を瞬時に判断する

そして、時間を大事にする究極の方法は「解かない問題」を作ることです。特に計算問題に手間がかかって時間を要してしまいそうな問題には、「手をつける前に見切る」ことも大事です。

ボクは平成21年の第6問の原価計算の問題を一切解きませんでした。だって、1ページもあって長ったらしくて、解くのに時間がかかりそうだったんですもん。

難しい問題も4点、易しい問題も4点です。今回の場合、結果的に正答率は低くなかったようですが、ここで4点を失うより、この問題の手計算に時間を要してしまって他の問題に手をつけられなくなるのが怖かったのです。

-*—-*—-*—-*—-*-

いかがだったでしょうか。とにかく、財務会計は「時間がない」。だから、各問に時間をかけずに済むように、「解き方」をしっかり身につけておく必要があります。それには、「理解で覚える」「フレームで知っておく」などの対策が有効。今回はそれらを紹介したつもりです。

ちなみに、ボクのお薦め図書はすでに こちら でご紹介しました。まぁ受かってから読んでください (^_^;)

では、引き続き頑張ってください!

by ハカセ



こんばんは!アックルです。

財務会計ウィークの二日目は、「今から2次に通用する力をつける」をお伝えします。

あくまで財務・会計が得意な方を対象としていますが、どのくらい得意かって言うと、

「養成答練で80点以上の方」

「既に過去問に挑戦し、過去5年分で平均70点以上取れた方」

「簿記1級や証券アナリストを持っている方」

「会社で財務部もしくは経理部に所属しており、実務に比べて答練は簡単だと感じる方」

「事例IVで稼いで合格したい方」

です。

(なお、明日以降は苦手な方向けの「財務で足切りにならない方法」や普通の方向けの「財務で合格点を獲得する方法」なども特集します。)

■事例IVで差をつける

1次の財務会計と2次の事例IVはかなりレベルに差があります。当然、後者の方が遥かに難しいのですが、特にここ2年は事例IVの難易度がかなり高くなっています。

私も大苦戦しました。本当に難しかったし、時間が足りませんでした。
汚い字で何度も書き直し、最後はしわくちゃな答案になってしまいました。
試験が終わった瞬間は絶望的な気分でした。

私の場合は、事例Iから事例IIIの出来も自信がなかったので、得意な事例IVで失敗したことは致命的だと思いました。

間違いなく「落ちたな」と。

でも、合格できましたgood

結果的に事例IVは自己採点で60点位でしたが、実は過去2年の事例IVは40点越えればA判定だったという噂があるほどです。

ということは私は間違いなく、事例IVで他の受験生に差をつけて合格できたと言えます。

平均点が公表されないので分かりませんが、おそらく事例IIや事例IIIはあまり差がつかないので、事例IVで稼いで他の受験生に差をつけることで合格は確実に近づきます。

ですから、財務が得意な方は今からさらに磨きをかけて、2次試験に通用する力をつけましょう。

ちなみにここ2年間の2次試験の難問は管理会計・ファイナンスです。

平成20年度は「設備投資の意思決定」、平成21年度は「財務レバレッジ」「営業レバレッジ」

TACのある先生が言ってたのですが、
出題者は平成20年度、21年度は同じ人で、「受験生ならこのくらいの問題は解けるだろう!」という前提で作成したつもりなのに、あれだけの難問になったのではないかと。
なぜなら、その出題者は普段は管理会計・ファイナンスに関しては非常にレベルが高い学生を教えており、中小企業診断士受験生のファイナンスレベルをよく知らないからだと。

だから、もし今年も同じ出題者だった場合、ある程度易しくなるかもしれないが、それでもやっぱり難しい可能性が高いことが予想されます。

それでは、私の昨年の今の時期の勉強法を含め、2次に通用する勉強法をお伝えします。

■勉強法

1.私の勉強法

私は中小企業診断士を学習する前は、簿記1級を勉強していたので、財務会計にはかなりの自信がありました。

2008年11月に簿記1級に3度目の挑戦をし、その翌日から診断士の学習を始めました(1級は1月に合格通知が来ました!)。
簿記1級の学習内容と財務・会計が重複している部分が多いのと、ファイナンスに関するある程度の知識があったこともあり、
実は私はGW明けまで財務・会計の学習はほとんどしませんでした。
TACの講義も財務・会計だけは聴かなかったし(音声DL)、12月に養成答練(当時は基礎答練)を受けて以降は、他の科目に集中していました。

GWが明けてからは、財務・会計の学習を再開しました。

長い自慢話で申し訳ございませんでしたが、GW以降に私が行ったことは、以下の4つです。

①TACの計算問題集を全て解く

②1次の過去問5年分を解く

③TAC「集中特訓」を全て解く

④養成答練の復習

これらを徹底的に繰り返すだけで1次だけでなく、2次に通用する力を十分養成できたと思います。
ごくありふれた勉強法で面白みがなくすみませんが、重要なのは良問を繰り返し、たくさん解くことですこの中でも特にお勧めが「集中特訓」です。

2.「集中特訓」をマスターする

TAC出版の「集中特訓」はお勧めです。
この問題集は過去の答練や模試を収録したものだけあって、良問がたっぷり入っており、実力をつけるには最適です。各問題に「難易度」の表示を行っていますが、得意な方はレベルC(中級レベル)とレベルD(上級レベル) を中心に解きまくりましょう!

特に「経営分析」「意思決定会計」「キャッシュフロー計算書」「事例演習計算編」などは2次でも重要な論点は徹底的に復習しましょう。

ただし、「事例演習計算編」は、ただ機械的に計算機を叩いて問題を解くだけでなく、時間を気にすることなく事例問題の財務諸表をじっくり読み、事例企業の長所や短所などの分析を行いましょう。

3.文字通り事例IVの過去問を始める

すみませんcoldsweats01。私はちょっと前のブログで「今は2次対策は必要ない」と伝えました。
でも、最近になって事例IV は、今からでも過去問を始めるのはアリかな?と思うようになりました。

というのは、先日のオフ会でpenkoさんとお話をしたときに、penkoさんは「1次のときから事例IVをやっていたのが良かった」とおっしゃったのを聞いて「なるほど~」と納得したからです。
たしかに他の事例は、1次学習に集中すべきこの時期にやってしまうと、1次がおろそかになる恐れがある理由などから今はやる必要がないという考えは変わりませんが、事例IVは1次の財務・会計と直結しているので、今始めることで、2次でも差をつけられるし、1次もより高得点が狙えるようになり、補完科目にすることができます。

■その他お勧め問題集・参考書

以下で紹介する本は、別に怒涛の答練ウィークに読む必要はないですが、空いた時間や通勤電車などで読むのをお勧めします。

「企業ファイナンス入門講座」(保田隆明)

M&Aの実務や企業価値算出方法を学べます。非常に読みやすいし、ファイナンスの理解が高まります。

「デューデリジェンスのプロが教える企業分析力養成講座」(山口揚平)

企業分析の視点を身につける上では素晴らしい1冊。事例企業の収益構造などをロジカルに分解した図は目から鱗です。

「ほんとうにわかる管理会計・戦略会計」(高田尚芳)

意思決定会計を身につける上では最強の本です。分厚いですが、作者の毒舌口調による文章が面白く、あっという間に読めます。

いずれの本も2次で必要な分析的思考力が身に付きます。

それでは、本日はここまで。

BY アックル



こんにちは。ハカセです。

今週からは「財務・会計」の完成答練週間ですね。

「財務・会計」と聞いて、「うえーんっsad」と思う方も多いのではないかと想像します。特にストレート生にとって、財務会計はアレルギー科目downという人が多いかもしれません。一方、「財務会計で引っかかった!」というリベンジ組の皆さんもいらっしゃるかもしれませんね。今年に限ってはそんなに数は多くないかもしれませんが。

今週は、道場でも「財務・会計」特集を組みます。苦手な方の「挽回策flair」、得意な方の「伸ばし方upwardright」などもお伝えして行こうと思いますのでどうぞお楽しみに。

さて、今日はデータ分析です。

◇ 分析 ◇

まずは科目合格率

(データ出典:中小企業診断協会)

ご存知のように、これまで一桁台だった科目合格率が昨年は20%近くに急上昇しました。20%近くって、他の科目ではフツーの科目合格率なのですが(笑)、財務会計に限っては、非常に例外的な数字になっています。

次に科目「クリア」率を見てみましょう。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者

(データ出典:中小企業診断協会)

繰返しになりますが、、「科目クリア率」とは、上記計算式で算出する、「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、昨年はやはり急上昇していますね。試験を受けたヒトの内4割は何らかの形で「クリア」したことになります。

この易化の原因は何なんでしょう。それを解く鍵は「分野別出題数」及び「分野別正答率」にあります。こうやって分解して分析するところが診断士っぽいですか?bleah

まず、分野別出題数を見てみましょう。

これまで一般的に「難しい」と見られてきた「ファイナンス分野」の出題がほぼ横ばいだった一方、「経営分析・原価計算・cvp」の分野の出題数が大幅に増えたのが昨年の特徴でした。

そして、分野別正答率を見てみると・・・

(データ出典:TAC / LEC)

このように、どれも正答率が上昇していますが、中でも「経営分析・原価計算・CVP」の分野の正答率が極端に上昇しています。

◇ 昨年の傾向 ◇

上記からお分かりのように、昨年の傾向は、

  • 経営分析・原価計算・CVP」の出題数が大幅に上昇
  • しかもその問題がかなり簡単だった
  • 「財務諸表」「ファイナンス」分野の正答率もそれなりに回復した
  • よって、平均点がかなり上昇したbell

ということがいえると思います。

◇ 今年の傾向 ◇

ふうじんが「どうしてもやれ」というので(笑)、「今年の傾向」というタイトルをつけてみましたが、そんなの分かったら僕が予備校を経営していますっ!(笑) でも、誰もが言えることとしては、

  • 易化しすぎた反動で、全体的な難易度が上昇する可能性あり?
  • 経営分析・原価計算・CVPの分野の問題数は減少する?
  • IFRSを睨み、簿記系の問題は出しにくい?
  • ということは、やはり、ファイナンスが増えるか?

という感じでしょうか。dash

◇ 傾向と対策 ◇

昨年易化したとはいえ、財務会計は still 苦手意識が強い受験生が少なくないのは確かです。では、財務会計は本当に難しいのでしょうか

下記は、TACの一次試験過去問題集が示す「難易度」を集計したものです。

(データ出典:「最短合格のための第一次試験過去問題集・
財務会計」TAC出版)

このように、よく見ると、

A・B難易度の問題が安定的に40-50%存在しているflair

ことが分かります。これを、皆さんが「苦手」とするファイナンス分野だけを集計しなおしてみると、

(データ出典:「最短合格のための第一次試験過去問題集・
財務会計」TAC出版)

このように、やはり同じように、A・B難易度の問題が安定的に40-50%存在しています。C難度を含めると70-80%に上昇しますupwardright。意外に多くないですか?

つまり、

財務会計(ファイナンスも含む)を難しいと
恐れ過ぎる必要はないshine

ということです。

Silent Majority という言葉をご存知ですか? 「静かなる多数派」という意味です。この逆の言葉で Noisy Minority という言葉もあります。「物事を決める際、声が大きい人に影響されがちだが、実は彼らは少数派だったりする」ということです。日本の政治の縮図みたいですね。 w

財務会計が難しいと考える方、「Noisy Minority」に惑わされていませんか? 複雑なNPVやデシジョンツリー、取替え投資計算が出来なくて、それを躍起になってやっつけようとしてませんか? 一度立ち止まって考えてみましょう。それらが出来ないと、一次試験に合格できないでしょうか? それがために、もっと簡単な問題の扱いが疎かになっていませんか?

一方で、財務会計は「通過科目」として扱えないのが難しいところですdespair。二次試験で財務会計はもはや「基礎知識」として使います。特に経営分析のところは「知ってて当たり前」。

二次試験も見据えると、

この段階から財務会計が「得意科目」にしておきたいし、
少なくとも「苦手科目」にはしたくない
ところです。

◇ おまけ ◇

最後に、道場執筆メンバーの昨年の答練成績を大公開。昨年は養成答練(基礎答練)が2度ありました。

点数だと分かりにくいかもしれませんが、昨年の上位20%の点数は、それぞれこんな感じ。

  • 基礎答練1 : 79点
  • 基礎答練2 : 70点
  • 直前答練1 : 64点
  • 公開模試  : 51点
  • 本試験: 不明なるも、恐らく74点ぐらい。

大体、各答練・試験のメンバーの最下位が上位20%のラインを形成しているという感じでしょうか。

ちなみに、ふうじん と アックル は簿記一級保持者です。JCは仕事で財務・資金管理をやっています。この3人は財務のプロフェッショナルといっても過言ではない。ZonE は理系出身のSEで数字にやや強いかもしれないけど、財務のプロというわけではない。残るハカセ(私)は、文学部出身。大学も英国社の学科しか受けなかったほど、大の数字嫌い。それでも、ボクも財務会計は苦手ではなかったし、二次試験で事例IVは得意でした。(ちなみに、ハカセ は、昨年の受験生時代、自分のブログで「答練成績」を大公開しています。よろしければ⇒こちらの「成績」というブログテーマにまとまっています)

自分は誰タイプなのか、どのラインを目指すのか、を検討する際の参考にしてくださいね。

こんな多彩な執筆メンバーが財務・会計にどういうアドバイスをするか、今週の道場のエントリーを楽しみにしてくださいね (*^_^*)
(・・・って、自分でハードル上げてどうする・・・sweat01

by  ハカセ



こんにちは。ZonEです。

今週は「怒涛の7週間」の第1弾「企業経営理論Week」…ということで、

といった内容で、企業経営理論に関する学習法や試験対策をお届けしてまいりました。

日曜日の今日は、企業経営理論について、簡単にまとめておきたいと思います。

 
このように、「怒涛の7週間」の期間中は、毎週1科目ずつ

  • 月曜日:該当科目の傾向をデータ分析
  • 火~土曜日:メンバが1人ずつ該当科目の学習法などについてアドバイス
  • 日曜日:該当科目の学習法などについて簡単なまとめ+α

といった流れで、各科目の学習法や試験対策について、じっくりと取り組んでいく予定です。

 
■まとめ■ 企業経営理論への取り組み方

それでは、この1週間に5人のメンバが企業経営理論について語ったことを簡単にまとめたいと思います。

まず、ハカセのデータ分析から

  1. 企業経営理論は難しい科目とは言えない
  2. 各分野の中では、マーケティングが一番正答率が高い

などの傾向が見受けられました。

1については、診断士を受験しようという気持ちを持っている方々が

  • 企業と経営というテーマに対して興味を持っている
  • 志すくらいだから、もともと好き
  • 自分の仕事の中、生活の中で実例を見つけやすい

などが大きく作用していると考えられます。

そんな取り組みやすい企業経営理論ではありますが、2次試験に直結した内容を多く含む科目ですので、

  • 表面的な知識としてではなく、実例などを通して「腑に落ちて身に付く」まで深く理解する
  • 暗記科目ではないが、2次試験でも使えるフレームワークや切り口を記憶しておく
  • 自分から知識の引き出しを開けられるように記憶を能動的に呼び出すための訓練をしておく

など、今から2次を意識した学習を心がけておくと、ライバルと差がつきます。
余力のある方は、ぜひ実践していただきたいと思います。

また、2から問題を解く順番を考えると、「後半のマーケティングから解く」のが望ましいことが分かります。
具体的にはハカセの図にもあった

といった順番ですね。この順番に解くことで、

  • 食後の午後一に眠くならないために、サクサク解ける問題から解いて、弾み/勢いをつける
  • 試験中に、経過時間と解いた問題数の関係を把握した際に安心でき、焦らずに済む

という効果も期待できますね。

 
次に、分野別に意識すべき項目を簡単にまとめておきましょう。

経営戦略は2次試験の事例1~4全てに絡む分野ですので、概念的な用語を身近な実社会上の例とリンクさせて深く理解しましょう。そのための方法として、

  • 自社の経営理念/経営ビジョン、企業戦略/事業戦略はどのようなものか調べて考察してみる。
  • 自社製品をPPMにあてはめてみて、問題点などについて考察する。
  • 競合と比較し、自社が展開している製品やサービスの位置づけと、その市場に対する競争戦略について考察してみる。

など、自社を例に様々な用語について考えてみたり、

  • 自分が高ロイヤリティを感じている製品やサービスを提供している企業のHPをチェックして、企業理念などを調べてみる。
  • 自分の興味のある製品分野について、製品/メーカのポジショニング分析をしてみる。
  • ニュースで話題になっているM&Aについて手法を調べてみたり、何故買収をしたのか?や自分が経営者ならどのようにシナジーを発揮していくか?…等を検討してみる。
  • 凄いと思う製品やサービスの競争優位性について分析してみる。
  • ネットワーク外部性で急激にシェアを伸ばしてデファクトスタンダードになった実例を探してみる。
  • 電気自動車でイノベーションのジレンマを説明してみる。

など、学習した用語を世の中の有名企業とリンクさせて理解してみてください。

 
組織論では、

  • 診断協会が発表する「一次試験案内」の出題範囲に具体的に掲載されている理論は、必ず覚える
  • 考える問題では、基礎知識を武器に頭をフル回転させ、国語の問題として処理する
  • 知識問題では、知っていなければいけない知識で選択肢を絞り、正答率を上げる。知らなくてもいい知識の深追いはしない

といったことを意識して学習を進めてみてください。

また、人的管理・労働法規では、費用対効果を考えてください。時には、捨てる勇気も必要な分野ですよね。

 
データ分析でも明らかになった、多くの受験生が最も取り組みやすいと感じているマーケティング。
では、ナゼ取り組みやすいと感じるのでしょうか?

それは、「マーケティング」なんて仰々しく改まって学習しなくても、身の回りのコンビニの様子や、新製品のCMなどの動向を通して、自然とマーケティングの考え方が身についているからです。

とはいえ、安定して得点を重ねるためには、耳慣れない用語などは、きちんと覚えておく必要がありますよね。

  • トヨタを例にブランドの機能についてまとめてみる
  • エステCM、マニュアル化、DVD講義、サービスタイムなどを例にサービスマーケティングの無形性、非均一性、不可分性、非貯蔵性と需要の変動性について理解する
  • 自分がナゼあの店で購入するのか…を通して、関係性マーケティングの本質を理解する

など、学習したマーケティング用語に身近な例を当てはめてみると、苦労せず記憶に定着することができると思います。また、

  • コトラーの4つのブランド戦略は「ラブマシーン(イン拡張・ランド拡張・ルチブランド・ブランド)」
  • 市場細分化の要件は「ソーセイジ(定可能性・近(=到達)可能性・持可能性・行可能性)」

など、語呂合わせも有効ですね。

 
最後に試験対策として、企業経営理論ならではの

  • 分かりにくい言い回し 対策
  • 労働関連法規 対策

について言及しました。

また、企業経営理論に限った話ではありませんが、今後はアウトプット中心の学習にシフトしていきますので、これからは過去問がバイブルになります。

特に企業経営理論では、同じテーマの問題が、表現を変えて、繰り返し出題されているので過去問への取り組みが非常に重要になります。

合格を確実なものにするためにも、A・Bランクの問題だけでなく、Cランクの問題とも上手に付き合っていきましょう

 
■+α■ 言い足りないことを寄せ書きコーナー

[JC]

みんなが力説していることですが、企業経営理論は1次だけじゃなく、2次にもとっても重要な科目です。ぜひ暗記に頼らず、理解を進めてください。理解することによって2次にも対応できる力がついてくると思いますよ。ハカセの言っている国語の問題というのも同感です。設問文の深い読み取り(それも短時間での)を繰り返すことは2次にも直結する勉強です。ぜひぜひ企業経営理論を得意分野にするように、しっかり取り組んでくださいね。

[ふうじん]

 皆が言うとおり、「企業経営理論」「運営管理」の2科目の知識は2次直結。
ここで講師の名セリフを引用。
「一次試験では知識が敵。二次試験はその敵(知識)が味方になる」
試験直前期の緊張を活かし、この2科目は隅から隅まで貪欲に知識を詰め込みましょう。この知識量が2次合否を分ける点差を作ります。

[ハカセ]

「組織論は国語の問題化している」という内容でエントリーを書きましたが、うっかり、「で、どうすればいいか」を書くのを忘れていましたので、後日加筆しました。結論は「そのためにはアウトプット!」です。改訂版を読んでいない方、是非もう一度ボクのエントリーを読んでくださいね!
僕の場合、正直、企業経営理論の勉強なんて殆どしませんでした。テキストは予習と講義で読んだだけ。組織論の分かりにくい論点だけは何度も読み返しましたが、企業戦略とマーケは殆どテキストに戻ることはありませんでした。
そのかわり、ひたすらアウトプットです。「スピード問題集」、「答練」、「過去問」、「模試」を、何度も何度も解きました。特に「完成答練」と「模試」は擦り切れほど解きました。「こねくり回した問題文・選択肢」から、出題者の真の意図を見つけ出すのは、これらのアウトプットを通してこそ可能になるのだと思います。人間、設問文を読んでいる時に、「きっとこういうことが言いたいんだろうな」と想像しながら読むのが常です。そういう「予見」を極力排除し、フラットな状態で問題文を読む訓練 をする必要があります。
そのためには、アウトプット、これしかありません。また、この科目は「過去問」の重要度が高い科目であるとも思います。過去問を重点的にやりましょう。頑張ってください!

[アックル]

本日は実務実習に行ってきましたが、やはり企業経営理論は重要だ!と実感しました。診断先の企業の事業環境分析(SWOT分析)、コアコンピタンス分析、マーケティングの4P、プロダクトライフサイクル、差別化戦略等々「企業経営理論」知識のフル活用でした。受験生の皆さんが今学習している内容は、資格取得後に大いに役立ちます!中小企業の社長さん達を助けるための武器になります!そう考えて勉強するとやる気が高まると思います!頑張ってください!!

[ZonE]

繰り返しになりますが、(1次・2次を通して)診断士試験に合格する上でも、また(資格取得後)診断士として活躍する上でも、企業経営理論は非常な大切な科目です。一生使える知識として、無意識でも知識の引き出しを開けられるようになるまで、深~く理解して、血肉としてください。頑張ってください!!

 
さて、明日からは「財務・会計」編に突入です。

7週連続で薄れかけた記憶を呼び起こすのは大変だと思いますが、強固な橋げたを構築してきた読者の皆さんなら大丈夫 happy02good

合格を左右すると言っても過言ではないこの大切な「怒涛の7週間」を力いっぱい走り抜けましょ~!!



こんばんは、ふうじんです。
いよいよ完成答練がスタートしたこの時期、つい気になるのが「2次対策は不要?」という不安
確信を持って断言します。不要ですnotes

合格者誰しもが言うとおり、5~7月の完成答練期、最直前期は1次に集中。2次対策はお休みして、8月再開がベストプラン。
でもT○Cでは「実力完成演習(10回)」「個別スキルアップ(4回)」という上級生クラス講座がばら売りで受講可能。受講検討している方のご参考、またとてもそんな時間がない方には「あぁ、それなら受講不要ね」と安心いただくため、簡単に説明します。

■実力完成演習とは?■
2次事例演習8回+ディスカッション2回の計10回の上級クラス講義を40,000円(本科生割引30,000円)でばら売り受講可能。模試を除き、ストレート本科生なら通常4事例×3周=12回しかできない事例演習を、2周×4=8回も多く、しかも3ヶ月も早く体験できるのだから、効果があるのは当たり前。私が受講した感想は過去ログ「2次対策を先行逃げ切り」をご覧ください。
しかし悩ましいのは、5~7月という1次対策に専念すべき時期に開講されること。なので、「受けたい、でも1次もやらなきゃ」という不安が起きる。そこで今日はちょっと感想追加。

・実力完成演習の早期受講は、合格確率を上げる効果あり
・しかし、受講しないで合格するストレート本科生の方が多数
・受講したストレート本科生でも、合格者数<不合格者数

つまり効果はあるけど、合格必勝法ではないし、必須でもないsnail。よって「俺の実力はもう1次合格確実だぜ」という方を除き、受講を考える必要はまったくなし。安心して1次対策に専念しましょう。

■使い方・スケジュール■
○○校日曜日クラスを例にとると、開講スケジュールは下記。

すべて受けると日曜日がかなり潰れる。今この時期は「怒涛の7週間」。とても2次対策などすべきではないことは明らか。
よって受講するには、それなりのスケジューリングと覚悟が必要。

■ストレート本科生・速習生は受講可能か?■
物理的には受講可能。T○Cでの受講が週2コマ→週3~4コマになるだけだから。会計士・税理士はじめ週4コマの講義をする講座は他にいくらでもあるschool
私の場合、前年12月の時点で自分の答練点数等を講師に伝えて相談し、下記アドバイスをもらってから受講しました。

・受講2.5h以外の予習・復習は一切不要
・解説講義の講師説明内容で、気づいた点をひたすらメモせよ
・6~7月最直前期で不安になったら、迷わず1次に注力せよ

個人的には昨年のこの時期、そう苦労せずに楽しみながら事例演習を受けていた覚えがありますが、今こうやって書いてみると結構時間的に無理がありますね。それだけ気合が入っていたのかも知れません(笑)。
今日お伝えしたいことは1点だけ。この時期は2次対策不要。では何をすべきか?
そう!2次対策は1次本試験終了後すぐさま開始bullettrain。そのために今は1次に集中し、1次本試験を軽々通過する実力はつけておきたい。

※ブログ上での2次対策情報はこの程度で。より詳しい情報必要な方はその旨コメントください。個別メールにて返信いたします。

byふうじん



こんばんは、ふうじんです。
今週は「企業経営理論」特集。
今回の特徴は、ZonEハカセも口を揃えて「マーケティングから解き始めました」と言ってること。私も全く同感。
良く言われる、

マーケは易しい
経営戦略・組織論は小難しい
労働関連法規はワケわかんない

実はこの傾向、過去問正答率A~Eランクの構成比を眺めてみれば、一目瞭然eye


※今回は詳細説明は省略。最直前期に再掲します。

■企業経営理論の難しさ3点を知る■
上記のA~Eランク分析を元に、過去問正答率の傾向を論点別にチャート化。

 

みんな得意科目だからこそ、あの手この手で、高得点を取らせない工夫をしていることがこの科目の特徴wrench
注目すべきは赤抜き・赤字の3箇所。これを作問者から見た「難易度UP術」と呼びましょう。

難易度UP術1. 経営戦略・組織論で、わかりにくい選択肢の2択で迷わせる
難易度UP術2. 労働関連法規で、いやに細かな知識や改正論点を出題
難易度UP術3. 経営戦略やマーケで、目新しい問題を出題

完成答練は一次本試験レベルを強く意識した出題だから、養成答練とは様々な点で難易度UP。これからの怒涛の7週間、出足の企業経営理論でつまずいてしまうことは避けたい。そこで今日は「難易度UP術1」「術2」 への対応策をちょこっと解説。

■難易度UP術1~分かりにくい言い回し 対策■
経営戦略や組織論の選択肢がなぜわかりにくいか?それはこれら完成度の高い学問では、新規の目新しい問題を作ることが困難だから(と教わりました)。だから用語を入れ替えたり、選択肢をわざとわかりにくくして正答率を下げてくるpig
では対策!と行きたいところですが、私などが受け売りで言及するのは恐れ多い話。

T○C動画チャンネルにて、S先生の「1次直前期の効率的な学習法」の27:15~38:20(11分)をご視聴ください。
その中でとても丁寧に解説されています。
ここではこのWeb動画を見た、私の感想だけ書きます。

・経営戦略・組織論では、難易度調整のための「しい言い回し」が多い。
・難しい言い回しの問題は処理に時間がかかり、かつ最後の2択で悩む。
・企業経営理論は90分で45マーク前後出題。1問に使える時間は2分。
・よって、知識だけで短時間で正答に至るマーケから解くのが有利

ちなみにここで一つマメ知識クイズ。
ア~エの四択問題で、解答に時間がかかるのはどちらでしょう?

A:正しい選択肢を1つ選べ
B:間違った選択肢を1つ選べ

・・答えは「A:正しい選択肢を1つ」。それは解答処理上、「正しいものを1つ選ぶ」のではなく、「選択肢の間違いを3つ指摘する」必要があるから。文章ではちょっと伝わりづらいかな?では完成答練復習の際、ちょっと意識してみるとすぐ実感。

■難易度UP術2~労働関連法規 対策■
労働関連法規は一見悩ましい。法律や数字を暗記しなければならないし、しかも毎年目新しい問題がでてくる。しかし考えようによっては、これほど対策しやすい出題論点も他にあまりないtulip
それは、

ABランク=周囲が出来る所だけ正解する
DEランク=周囲も出来ない所は捨てる

だけで良い話だから。
ちょっと難しいのがCランク=改正論点等。でもこれは完成レジュメ・完成答練・1次公開模試の中に出てくる予備校の予想問題だけやっておけば一通りカバー可能。労働関連法規はあまり難しく考えず、「中小」と同様に先送りにし、本試験直前の緊張感を活かし、短期記憶で乗り切ることでいかがでしょうship

とはいえ、これだけではかなり無責任なので、昨年最直前期にテキストから抜き書きして作ったチャートの一部を掲載。この辺りの用語・数字だけは一通り押さえて本試験に臨みました。

 

■企業経営理論の難易度調整術を知る■
企業経営理論の正答率分布を見ると、難易度はとても安定的

・A+Bランクで構成比50~60%
・Cランクで構成比20%前後。またA+B+Cランクで、構成比80%
・D+Eランクで構成比20%

この構成比で見る限り、出題者側は得点を50~70点の範囲に納めようとしている意図を感じるshadow(←誰でも知ってることだけど)。
つまり、

・過去出題済みの論点で、50点程度まで取らせる。  ←これがABランク
・応用・新規問題で、50~70点までの点数をバラけさせる。←ここがCランク
・正答困難な出題をして、80点以上は取らせない。    ←ここがDEランク

確実な根拠はないけど、皆さんうんうん、うなずける話でしょ?

■最後に:完成答練ではCランク問題を意識して準備■
初めての完成答練受講お疲れさまでした。「90分」は意外と大変だったでしょ?(さらに本試験と来たら、経済・財務の緊張後+昼食後、という最悪の環境!)しかも養成答練とは歯ごたえが相当違ったはず。それは、

・完成答練は、1次本試験レベルを意識
・完成答練には、T○Cとしての本試験予想問題を出題

するため、平均50~55点前後になるように作ってあるから。
そして、完成答練で高得点を取り続けるポイントは、1次過去問の「Cランク問題」を意識することlibra

※ワンポイント解説:「Cランク問題」
T○C「1次過去問題集」の解答欄には正答率がA~Eランクで示してある。簡単に言うと、ABランクはみんなが正答、DEランクはみんな間違う。つまりCランク=正答率40~60%の問題を何問正解するかが1次の合否を分ける。

よって完成答練期は、「スピ問」を使った基礎学習ではなく、「過去問」「完成レジュメ」を使ったCランク対策が点差になる。
しかし良くあるミスが、基礎学習が不十分なままCランク=応用問題ばかりを追っかけてしまうこと。・・診断士試験に限った話じゃないけど。
厳しい言い方になりますが、基本講義時の学習が不十分だった方は、ABランク+Cランク対策を平行して進めなければならないから大変。では覚悟を決めて怒涛の7週間を乗り切りましょう!

byふうじん



 

こんばんはJCです。ハカセ月曜日にデータ分析してくれているように、診断士を受験する皆さんにとって、企業経営理論という科目は科目合格率も高いくて、比較的点数がとりやすい科目なのではないでしょうか。これは診断士を受験しようという気持ちを持っている方々が①企業と経営というテーマに対して興味を持っている。②志すくらいだから、もともと好き。③自分の仕事の中、生活の中で実例を見つけやすい!ということも大きく作用しているのではないでしょうか。単なる丸暗記に頼るのではなく、ZonEも言っているように自分で自分の腹に入る実例を考えてみる。これにより、理解の度合いが大きく深まると思います。なので、けして簡単な科目とは思いませんが、深い理解を心がけて、安定して点数がとれる科目に育ててゆきましょうね。

◆ブランドの機能◆
ブランドの機能には①出所表示②品質表示③宣伝広告④資産価値の機能があるとされています。というとなんかしちめんどくさい気がしますが、身近な実例で考えてみましょう。
アメリカでのリコール問題等で多少の動揺はあったかもしれませんが、やっぱりトヨタはいい車だと思います。
出所表示機能:トヨタに限らずですが、車の前面にはトヨタのマーク(エンブレム)がつけられています。「トヨタなんだ」と気付かせてくれる。
品質表示機能:「トヨタだから大丈夫」品質の良い車だと思わせる、米国の意図的にも感じられる攻撃はここを崩すことを狙っているようにも思えます。
広告宣伝機能:走っている車をみて「あっ、プリウス」と気づくことは、それ自体が宣伝広告です。
資産価値機能:「プリウス、いいな。えっ!?買ったの?すごーい!」と言われること、言われたいと思うのはそこに資産価値を感じているから。

◆コトラーの4つのブランド戦略◆
マーケティングを勉強しているとフィリップコトラーの名前はいろんなところで出てきますよね。4つのブランド戦略というのもありました。downwardleftこんなやつ。

イン拡張:ガリガリ君ソーダ味からチョコチョコチップまでの幅広い拡張やうす塩でブランド化したポテチのコンソメパンチなどの次々に出る味違い
ランド拡張:YAMAHAは楽器生産で得た良いブランドイメージをスキーやボートなどの趣味全般に拡大
ルチブランド:すかいらーくのHPを見るとガスト・バーミヤン・夢庵・藍屋などなど・・・どれにする?って全部結局すかいらーくじゃん。
ブランド:レクサスの評判がすごく良いのでトヨタから切り離して独自のブランド化を進めている。

ところでオフ会の直前に時間があったので、この記事の骨子をまとめていたら、次の会話。
ハカセ「あー、ラブマシーンね」
JC「へっ!?モー娘?」
そうなんです。上の図の赤字をつなげると「ラブマ新」…うーんそんな覚え方があったのか。
昨日の記事でもハカセが紹介してくれていますね。

◆サービスマーケティング◆
世の中にはサービス業って多いですよね。サービス業の特徴はサービスという形のないものを商品とすることが特徴ですよね。サービスは形・実体がないのですが、サービスのむずかしい性格に対する対策は案外身近によくある実例が探せるものばかりです。
無形性(形がない):エステのCMで ぽちゃっとしたBeforeとエステ後のスリムなAfterの比較で可視化(見える化)する。
非均一性(品質が一定でない):マニュアルの整備で誰がやっても同じサービスを提供できるように教育する。
不可分性(サービスの生産と消費が同時で分けられない):教室講義をDVD化する。1対1の家庭教師を、教室講義にする。
非貯蔵性と需要の変動性(需要がぶれるが在庫できない):
  a)需要管理:Happy Hourはビールが安い…非ピークの需要を活性化 
  b)供給管理:混んでるランチタイムにはパートさん増員。
企業経営理論に限らずどの科目もではありますが、ご自身の仕事とか生活の中で具体的な例を思い浮かべると理解が進みますよ。

◆関係性マーケティング◆
関係性マーケティングは2次試験にも重要なテーマになっていると思います。大きなスーパーは便利ですよね。行けば商品がならんでるし。では小さいお店は絶対に勝てないものなんでしょうか?そんなことはありませんよね。小さなお店でもこだわりの商品ラインナップがあったり、店主が商品にものすごく詳しくていろんな情報を教えてくれたり、お店のお客様同士が仲良くなれるようにお店自体がコミュニティになってたりと、お客としての僕らのお店選びはいろんな要素に魅かれています。関係性マーケティングとはそのようなお客様とお店の関係を良好に増幅してゆくことを目指そうというものです。新規開拓で来客数を上げることも大切ですが、固定客・常連客を大事に維持してゆくこと、あるいは常連客に育ててゆくことはより一層大切なことだと思うのです。そのためにお店側としては、ポイントカードを作ったり、RFM分析を行ったりして、顧客の好みや買いたいものの嗜好を分析することによって、購買頻度や購買点数を増やしてもらうことで結果として売上を伸ばしてゆこうとするものです。この方法であれば、小さなお店も大規模店舗に負けない利益を上げることができるのではないか、そんな考えかたです。ざっくりでいいから、本質を理解することは2次試験でも有効な知識の積み上げになります。

◆おまけ◆
たくさんの方に法務のミニテストを喜んで頂けたのがうれしかったので、
企業経営理論①
企業経営理論②マーケ
上記で掲示しておきますね。使って頂ける方はコメント書いてくださいね。ついでに下のアイコンもぽちっとしてくださいね。皆さんの応援が僕らのモチベーションです。 では。



こんにちは。ハカセです。いよいよ今日5月6日から受験申込が開始されましたね。5月31日までですから、忘れずに申し込みましょう。

さて、今週は企業経営理論の「完成答練週間」です。道場ではそれに合わせて、一週間にわたり「ボクは企業経営理論を攻略した」をお送りしています。企業経営理論の攻略方法を、道場執筆メンバーがリレーします。

◇ 必ず「マーケティング」から解く! ◇

一般的に「取り組み易い科目」と言われている企業経営理論ですが、データ分析で指摘したとおり、マーケティングが最も取り組みやすいです。それは、「マーケティング」なんて仰々しく改まって学習しなくても、身の回りのコンビニの様子や、新製品のCMなどの動向を通して、自然とマーケティングの考え方が身についているから。確かに

  • プル戦略とプッシュ戦略
  • 認知的不協和
  • AIDMA
  • 顧客生涯価値 (LTV)

など、知らないと解けない問題も散見されますが、これらも説明されれば「あぁ、なんだ、そんなことか」と思うものばかり。逆にそこだけ覚えれば問題なし。

よって、答練・模試・本番、いずれの時も必ずマーケティングから解くことをお薦めします! 具体的には、

という順番がよろしいかと。

◇ 組織論の出題範囲 ◇

本日のお題は「組織論」です。

まず、「組織論」として出題される範囲を確認しましょう。「そんなのTACなど受験校のテキストに書いてある・・・」と考えたアナタ。考えが甘い。「組織論」とひとことで言っても、世の中には吐いて捨てるほどの「組織論」が存在します。ボクも自分の会社の「組織論」を語らせれば長いです。では、TACはどういう基準でテキストに載せる載せないの取捨選択をしたのでしょう。実は、診断協会から出題範囲が明示されているのです。

診断協会が発表する「出題範囲」は、一次試験案内 に載っています。企業経営理論は P13 から P16 ですね。

診断協会の「試験案内」にリンクします

組織論についても、一部具体的な理論名が掲載されています。これら具体的に掲載されている理論は、必ず覚えましょう。なに、そんなにたくさんありません。具体名では、「マズローの欲求段階説、ハーズバーグの2要因理論、ヴルームの期待理論」程度です。

ちなみに、ボクはこの「出題範囲」を超直前期の「単語帳」として使いました。たとえば、財務会計には「MM理論」なんてのが出てきます。聞けば「なんだ、それか」ですが、知らないとびっくりしそうですもんね。

その中で、「組織論」は、H21年度(2009年)の出題範囲「一字一句」違わず同一です。だから、特段テキスト外のことを勉強する必要はありません。・・・とはいえ、最後に「その他組織論に関する事項」って書いてあって、全ての新規範囲はここで吸収されてしまうのでしょうが。

いずれにしろ、月曜日のデータ分析で示したとおり、組織論の難易度は易化しています。

よって、恐れるに足らないはずなのですが、「組織論」と言われると身構えてしまうのは何故でしょうか・・(?_?)

◇ 組織論の「考える」問題 ◇

組織論には二つの種類があると思います。一つが「考える問題」です。それは、「ある程度の(常識的な)基礎知識に立脚し、その先は考えれば分かる(はずの)問題」ということです。この手の問題は、むしろ「国語の問題」と考えていいでしょう。平成21年(2009年)の第12問がその手の問題でした。

2009年度 第12問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
高度な技術が複雑にかかわる現代のイノベーションにおいて、外部からイノベー
ションに必要な知識や情報を獲得することが不可欠である。しかし、イノベーショ
ンに有用な情報を、リードユーザーと呼ばれる顧客がもっている場合、そのような
情報はしばしば粘着性(stickiness)が高く、入手することが困難である。このよう
な外部からの知識や情報を理解し活用するためには、高い
吸収能力(absorptive
capacity)
が必要である。

(設問2)
文中の下線部に関して、外部からの知識や情報を理解し活用するために必要
な吸収能力を獲得するために、有効な手段として最も適切なものはどれか。

 ア 広告宣伝活動
 イ サプライチェーンマネジメント
 ウ 自社の研究開発投資
 エ 市場調査
 オ 従業員満足度の向上

この問題の難しさ(というかトリッキーさ)は、設問文だけを読んで答えを出そうとするような慌てモノは正解できない、ということです。

何が言いたいかというと、設問文では「外部からの知識や情報を理解し活用する為に必要な吸収能力を獲得するために有効な手段」という風に、あたかも一般論を聞いているような問いになっています。一般論では、「エ」を選択したくなりますよね。

でも、実際には違うのです。問題本文をよく読むと、「外部からの知識や情報」というのは、正確には「イノベーションに有用な情報」であり、それは「リードユーザーと呼ばれる顧客が持っている」というわけです。つまり、「リードユーザーと呼ばれる顧客が持っているイノベーションに有用な情報を、外部から理解・活用するために必要な吸収能力はどうやったら育成できるか」を問うているわけです。フツーの外部情報は市場調査で手に入るかもしれないけど、「リードユーザーの情報を理解し活用するために必要な吸収能力を養うのに有効な手段」となると話は別だよね、ということが言いたいようです。・・・設問文だけからは、ここまで読み取れません。

つまり、「設問文だけを読んで答えようとすると、答えが導けない。問題本文もよーく読まないといけない、そんな国語の試験でした」、というわけです。「なんだ、そんなの当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、本試験の緊張した状態で、ここまで読むのはナカナカ難しいことです。データ分析でも指摘しましたが、とにかく難しくしないと差別化できない、という背景もあって、この手の問題が必ず存在します。

逆に、国語の問題と化していますから、簡単な問題はムッチャ簡単です。上掲の第12問の設問1は、「は?」と思うような簡単な問題でした(各自調べてくださいね)。こういう平易な問題で変な勘違い・勘繰りを起こさず、確実に正答できることが、合格ライン達成の条件となります。

◇ 「考える問題」はアウトプットで! ◇

本試験では、

組織の三要素とは、「共通目的」、「 ① 」、「コミュニケーション」である。

なんて問題、出ませんよね。「企業経営理論」の通常難易度以上のものは「国語の問題」と化しており、知識だけでは対応できません。知識を持っているのは「当たり前」。知識があることを前提に、それをひねって出題してくるのです。

それらの「国語の問題」あるいは[文章問題」への対応は、

ひたすらアウトプット

これしかありません。「スピード問題集」、「答練」、「模試」などの問題形式のものを、ひたすら解くことです。

そして、忘れないで頂きたいのは、アウトプットをする事の最大の目的は、「正答の選択肢を見つけること」ではありません。もちろん正答を導き出すことも大事ですが、ボクは、

誤答の選択肢こそ重要

と考えています。

  • 誤答選択肢の、どの部分が誤りなのか
  • 誤答選択肢の、どの部分がどう置き換われば正答になるのか

ということを、「骨の髄までしゃぶるように」検討し尽くすのです。

そして、解答解説をしっかり読込みましょう。解答解説は、重要な論点をコンパクトにまとめてくれています。これをしっかり頭に叩き込んでおけば、類似問題が出たときにきっと役に立ちます!

◇ 組織論の「知識」問題 ◇

組織論のもう一つは「知識問題」です。これは「知っていれば正答できる、知らなければ正答できない」というもの。平成21年(2009年)の第16問がその手の問題でした。

2009年 第16問
リーダーシップに関する学説の多くは、「人間もしくは人間関係指向」と「課業指
向」という指向性の区別に言及している。このことに関する記述として最も適切な
ものはどれか。

ア アージリスは、職務拡大を通じて、課業指向的なリーダーシップを、人間関係
  指向的なリーダーシップにかえていくことができると主張した。
イ ハーシーとブランチャードは、高課業指向、高関係性指向のリーダーシップ
  が、最も説得的で生産的であると主張した。
ウ フィードラーは、低いLPCリーダーは課業指向で、高いLPCリーダーは人間
  関係指向であると主張した。
エ ブルームは、民主的・参加型リーダーシップが高い生産性を生むと主張した。

まず、ア と エ が「誤り」であることは、「知っていなければいけない」点です。アージリスは「職務拡大」、ブルームは「期待理論」なので、この二つは「秒殺」しなければなりません。つまり、「知識」でもって、四択を二択に持っていく必要があります。残る イ と ウ は、恐らく大部分の受験生が「知らない知識」です。そして、「知らなくていい知識」です。だって大部分の受験生が知らないんだから、ここで点差はつかない。(とはいえ、LECの正答率が高いので、LECテキストには載っている論点だったのかも?)

この問題のポイントは「二択まで絞ること」であって、「プラスアルファの知識が身についているかどうか試すこと」ではありません。この問題の正答率は恐らくそんなに高くないはず。でも、二択まで絞れれば、可能性が増えますよね。

◇ 人的管理・労働法規は「捨て」問題 ◇

人的管理の評価・能力開発などは、皆さん(または皆さんの会社)が常にやっている(少なくともやろうとしている)ことそのものであり、特に対策は必要ないと思います。

一方で、労働法規関係は辛いですよね ・・ (T_T)。
労働法規関連は、テキスト・答練・模試で出た論点だけをやりましょう。過去問もプライオリティ下げてもOK。ここは、「差がつかない」分野です。みんなが出来る論点(=テキスト・答練・模試で出た論点)だけは固めてくださいね(ここは出来ないと差がつきます!)。そして、それ以外はきれいさっぱり捨てると割り切りましょう。

◇ 組織論は二次でも活用 ◇

一方で、組織論は「二次試験」の重要な論点でもあります。そのため、この分野を「全部捨てる」というのは乱暴です。基礎知識はきっちり「理屈」で語れるようになっておきましょう!

◇ 組織論・まとめ ◇

相変わらず長いですね。よって、結論。

  1. 組織論は国語の問題。基礎知識を武器に頭をフル回転させよ。
    → 逆にサービス問題でチョンボをしないように!
     
  2. 「国語の問題」の対策はひたすら「アウトプット」!
    → 正答を見つけるだけじゃなく、「誤答選択肢」にこそ注目!
     
  3. 「知識問題」は、粘って二択にせよ!
    → 難しい問題はみんな同じ。必要以上に悩まない。
     
  4. 「人的管理・労働法規」は、捨て問題
    → テキストに載っている論点以外はスッパリ諦めよ。差はつかない

◇ 最後に語呂合わせ・・・ ◇

最後に、企業経営理論の語呂合わせをご紹介。

市場細分化の要件: ソーセイジ
→ 定可能性・近(=到達)可能性・持可能性・行可能性

ブランド戦略: ラブマシーン
イン拡張・ランド拡張・ルチブランド・ブランド

マズロー: せい・あん・しゃ・そん・じつ
理的・全・会的・厳・自己

味はマックのハンバーグ。
(店舗)拡大目標に! 衛生面は拡充を! (5・7・5で!)

—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*—-*

では、この辺で!

by ハカセ



こんばんは。ZonEです。

始まる前は長いように感じられたGWも、気付いたらもう最終日…。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

満足&納得いく勉強ができた方も、思うように勉強が捗らなかった方も、GWより重要な怒涛の7週間を後悔無きように突っ走っていただきたいと思います。

 
2次試験を考える上でも最重要科目

本ブログを立ち上げたのは2月で、ストレート本科生/速修生のカリキュラムでは企業経営理論の講義が終わっていたので、この科目についてきちんとお話させていただくのは、今シリーズが初めて…かもしれませんね。

今さら改めてお話する議題ではないかもしれませんが、敢えて言わせていただきます。

企業経営理論は、診断士7科目中一番大切で重要視すべき科目です。

診断士試験の最大の山場は2次試験…ということは繰り返し述べてきた通りです。昨日アックルさんも書いていたように、企業経営理論の経営戦略は2次試験の事例1~4全てに絡む分野でもあります。

また、経営戦略、組織・人事、マーケティング…と試験に合格して中小企業診断士になってからも、実務の上で中核をなす知識です。

それほど重要な科目ですから、一次試験で得点を取ることが目的となるような勉強(表面的な理解や記憶)では不十分です。

企業経営理論では「理解の深さ」が重要だと私は思います。腑に落ちて身に付くまで、きちんと理解してください。

 
実例とリンクさせてで学ぶ

そこで、オススメの勉強方法が世の中の実例とリンクさせて学ぶという方法です。

基本テキストに概念として記載されている様々な用語を、身近な実社会上の例とリンクさせて、理解し自然と記憶していただきたいのです。

受験生の多くは社会人(もしくは社会人経験アリ)だと思います。まず、手始めに自社を例に様々な用語について考えてみてください。

例えば、

  • 自社の経営理念/経営ビジョン企業戦略/事業戦略はどのようなものか調べて考察してみる。
  • 自社製品をPPMにあてはめてみて、問題点などについて考察する。
  • 競合と比較し、自社が展開している製品やサービスの位置づけと、その市場に対する競争戦略について考察してみる。

など、工夫すれば色々とできるハズです。自分の会社とリンクさせて理解するだけで、概念的な知識が具体性を帯びて、ストンと腑に落ちやすくなったのではないでしょうか?

「自分の会社は小さすぎて…」という方は、世の中の有名企業とリンクさせて理解してみてください。

例えば、

  • 自分が高ロイヤリティを感じている製品やサービスを提供している企業のHPをチェックして、企業理念などを調べてみる。
  • 自分の興味のある製品分野について、製品/メーカのポジショニング分析をしてみる。
  • ニュースで話題になっているM&Aについて手法を調べてみたり、何故買収をしたのか?や自分が経営者ならどのようにシナジーを発揮していくか?…等を検討してみる。
  • 凄いと思う製品やサービスの競争優位性について分析してみる。
  • ネットワーク外部性で急激にシェアを伸ばしてデファクトスタンダードになった実例を探してみる。
  • 電気自動車でイノベーションのジレンマを説明してみる。

など、新聞やビジネス雑誌、ニュース、ビジネス番組(ガイアの夜明け、カンブリア紀、がっちりマンデー等)と絡めて理解することで、机上の知識が具体化され、理解の深さに大きな差が出るハズです。

参考記事として、過去投稿「ITサービスを有効活用して、記憶を定着させる方法」もご覧ください。

 
記憶科目ではないけれど、敢えて能動的な記憶を

企業経営理論は記憶科目では無いとはいえ、理解するだけでは不十分なのも事実です。もちろん、実例とリンクさせて理解すると、特に意識しなくても自然と記憶に定着していくとは思います。

しかし、無意識に定着する記憶は、言わば「受け身の記憶」であり、何か刺激を与えられたときに反応できる記憶でしかありません。
1次試験ではそれで十分かもしれませんが、2次試験のことまで考えると、受動的な記憶だけでは不十分で、能動的な記憶も必要だと思います。

つまり、自分から知識の引き出しを開けられるように「記憶を能動的に呼び出すための訓練」をしておくことをオススメします。

私の場合は、大きめの単語帳に

[例1]
(表)リーダー企業の4つの戦略定石
(裏)1.周辺需要拡大政策 2.同質化政策(差別化を無効)
   3.非価格対応 4.最適シェアの維持(独禁対策)

[例2]
(表)競争の3つの基本戦略(M.E.ポーター)
(裏)1.差別化 2.コストリーダシップ 
   3.集中(差別化集中、コスト集中)

[例3]
(表)コアコンピタンスの要件(3つ)
(裏)1.模倣困難性 2.市場アクセス性 3.利益貢献性

のように書き込んで暗記する…という訓練をしてました(例がベタでスミません…)。

この訓練は、無駄に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、今振り返ると、2次試験で解答を導く過程で使えるフレームワークにもなったので、効果的であったと自負しています。

もちろん2次試験では、与件文に忠実に解答しなければならないので、フレームワークの通りに解答してもダメですが、MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)で言うところの「漏れなく」とか、設問文を読んで与件文に何が書いてあるかを予め想像しておく…といったプロセスで有効活用することができます(詳しくは、2次の学習に入った際に改めて書かせていただきます)。

 
そうは言っても、まずは目前の1次試験

…といった感じで、特に2次試験まで通して考えると企業経営理論に関する話題は尽きないのですが、まずは目前に迫った完成答練に向けて、即効性の高いアドバイスを求めている方もいらっしゃるかと思います。

1次試験に絞って考えると、特に企業経営理論では、過去問(スピ問ではなく本試験の過去問)への取り組み方がキーになります。

前回の投稿でもちょっと触れましたが、今後はインプット中心の学習からアウトプット中心の学習に切り替えるべきです。学習意識のギアチェンジにより、今後は基本テキストに立ち戻ることはほとんど無くなり、問題集がバイブルとなるハズです。

全科目に共通して言えることですが、同じ問題数を解くにしても

  • 出題領域表を上手に活用しながら、同じテーマの問題をまとめて解く
  • 誤った選択肢についても、文章のどの部分をどう直せば正しい選択肢になるのか?
  • 正しい選択肢についても、誤った選択肢に変えるとしたらどう変更するか?

などを意識することで、学習効率を上げることは可能だと思います。

特に企業経営理論は、7科目の中でも、一番過去問が大切な科目と言っても過言ではありません。

もちろん「文章の言い回しが独特だから」ということもありますが、最大の理由は、何と言っても「同じテーマの問題が、表現を変えて、繰り返し出題されているから」です。過去問を骨の髄までしゃぶりつくしましょう!!

 
あと、試験対策という観点から企業経営理論を考える上で意識していただきたいこととしては、問題を解く順番についてです。

私は、後半のマーケティングに関する問題から先に着手する方法をオススメします。

ハカセのデータ分析でも正解率の高いとされているマーケティングに関する問題を先に解いてしまうことで、

  • 食後の午後一に眠くならないために、サクサク解ける問題から解いて、弾み/勢いをつける
  • 試験中に、経過時間と解いた問題数の関係を把握した際に安心でき、焦らずに済む

などの効果が期待できます。

その他、効果のありそうな試験対策(仮説)について、ご自身でも色々と考えてみてください。

完成答練や公開模試を受ける際に、その対策(仮説)を検証して、効果が高いと感じたものを本試験で実践していただければ幸いです。

 
by ZonE



こんばんは!アックルです。
先日の「一発道場オフ会」は大盛況でした!
受験生の皆さんは、志が高く、素晴らしい方ばかりでした。

道場の他のメンバーやゲストの合格者もそうですが、ホントに私なんかよりも遥かに優れている人ばかりだな~と話を聞いていて、つくづくそう思いました。
刺激を受けただけでなく、ちょっと焦りもしました。

ですが、私の場合は、この焦りがモチベーションの原動力です。
凄い人達に交じっても恥ずかしくない人間になれるようレベルアップしていきたいです。
ホントに道場メンバーに加わってよかったと思います。

さて、本日は怒涛の7週間の一発目「企業経営理論」 ウイークです。

昨日のハカセさんのデータ分析は凄すぎです!

本日は、「2次を見据えた企業経営理論の学習法」を お伝えします(私は図やグラフなどほとんど使わず申し訳ございません)。

以前もお伝えしたとおり、私は昨年のこの時期は1次学習に専念していました。

チェック模試が終了してから、1次試験が終わるまでは1次対策に専念するのがベストだと思います。
この時期に中途半端に2次対策をやってしまうと、1次対策が疎かになる恐れがあります。

「養成答練で成績が良かったから、1次は楽勝だ!だから2次を始めちゃおう!」なんて油断すると痛い目を見ますよsad
はっきり言って完成答練は難しいです。
そして、TAC1次模試やLEC1次模試は、さらに難しいです(少なくとも昨年はそうでした)。angry

模試で大失敗したら、精神的にかなり追いつめられ、後々響きますよ。本番でガチガチに緊張してしまうかも知れません。
完成答練や模試でしっかり良い点を取って、リラックスした気分で本番に臨むのが望ましいです。ですから、しっかり1次対策に専念しましょう

でも、どうしても2次対策を行いたいなら、養成答練で平均80点を超えた、もしくは完成答練で平均70点を超えるくらいの実力の持ち主なら、2次対策を
進めてもいいかもしれません。それでも、例えば平日は1次に専念し、土日のどちらかを2次対策にするというように、やはり中心は1次対策にすべきです。

話がそれてしまいましたので、そろそろ企業経営理論のお話をします。

■2次の学習はしなくていい!でも2次を意識せよ!!

先ほど一部の方を除いて2次対策はこの時期はしなくてもいい!と申しました。つまり、今の時期には事例演習や2次の過去問をする必要がないということです。
しかし、1次で学んだことが2次に直結する部分はかなり多くあります。ですから、2次のことを全く無視するのではなく、2次を意識しながら1次の学習を行うべきです。
特に「企業経営理論」は「財務・会計」と同じくらい2次を意識した学習が必要となります。
なぜなら「企業経営理論」の学習内容は、2次試験の出題内容と最も密接なかかわりがあるからです。
企業経営理論は、2次試験の事例I、事例IIと関連があるとよく言われますが、実際は全ての事例と関連します

というのは、経営戦略に関しては全ての事例に共通して問われるからです


ですから企業経営理論の中でも特に「経営戦略」の章は非常に重要なんです!

「経営戦略」は特に全体像や流れを抑えてください。

まずは「経営理念⇒企業戦略⇒事業戦略⇒機能戦略」の全体像をつかんで、いつでも引き出せるようにし、次に各戦略は具体的な内容を抑えてください。
例えば、企業戦略は全社的な戦略であるので、企業のドメインの 決定や、PPM分析で経営資源の配分を決定、成長戦略を策定する。機能戦略は企業の業務ごとの戦略(人事戦略、財務戦略、生産戦略、開発戦略等)など、どの戦略がどのようなことをするのかゴチャゴチャならず、頭の中で整理できるようにしてください。

マインドマップや体系図を作成して、流れを把握するのがベストですが、TACのテキストは各章のはじめに体系図が記載されているので

これをしっかりと目に焼き付けるのもいいかもしれません(手抜きな私も昨年は自分では作成せず、テキストの体系図を活用しました。)

次に、各章の体系図の下に「本章のポイント!」という欄があり、「経営戦略とは何か」「製品=市場マトリックスとは何か」など問題が記載されています。
これらの問いに、(頭の中で構わないので)答えられるようにして下さい。

これらを行っておくと1次対策だけでなく、2次試験でも大いに役立ちます。要するに一石二鳥ってことです!

■フレームワーク・切り口を頭に叩き込む

TACのテキストには2次試験に特に関連する章や項目には☆マークがついていると思います。
私は昨年の今の時期辺りから、2次を意識しながら、これらの☆マークが付いている章に出てくるフレームワークや切り口を頭に叩き込みました。
SWOT分析、3C、ドメイン・コンセプト、成長ベクトル、競走優位の戦略、5F、バリューチェーン等々。

2次試験は与件文を読み、事例企業の強みや問題点・課題を見つけ、論理的思考を駆使して解決策を導く試験です。
これらのフレームワークを暗記しパターンを覚えることで通用する試験ではありませんし、フレームワークをぴったり当てはめれば解けるような単純な試験ではないです。
また、無理やりフレームワークに押し込めた解答を作ってしまうことなどは論外です。

でも、私の考えでは引き出しとして多くのフレームワークや切り口を持っておくと、やっぱりプラスであることは間違いないと思います。
解答する際に抜けや漏れが少なくなったり、多面的な分析ができるようになるので、得点アップにつながる可能性が高まりますし、切り口が明確であれば、一貫性ある解答につながります。

平成20年度事例IIの第3問を例にとります。この年は老舗の温泉旅館の事例でした。第3問はB社の4代目経営者の拡大構想にマーケティング戦略上、どのような問題があるのか2つ答える問題でした。

ここで「マーケティングの4P」を瞬時に引き出せた人は、この問題ービス面、価格面、販売促進面など様々な視点から迅速に考えられたでしょう。しかし、「マーケティングの4P」を知らない人は、価格だけの視点から答えたり、あるいは「旅館拡大のための資金が不足している。」とか全くピントのずれた解答になるかもしれません(笑)。

私の場合、フレームワークの覚え方はごろ合わせなどではなく、自分の勤務先の会社にあてはめることで覚えました。

皆さんも自分の勤務先の会社を例に、SWOT分析、3C、5F、バリューチェーンなどを分析し問題点や課題を挙げてみてください。

それにこのやり方のもう一つの利点、それは勤務時間中に堂々と作業ができることですhappy01
勤務時間中に自社の分析をし会社に貢献しながら、実は診断士の勉強もできてしまう!素晴らしいです!
他にも日経新聞の記事に出てくる話題の企業(トヨタとホンダの比較やソニーとサムスンの比較等)をケーススタディとして分析するのも面白いと思います。
普通に用語を暗記するより、はるかに記憶に残ると思いますし、2次試験に直結した力をつけることができ、さらには合格後の実務補習や診断活動を行う上でも武器になります。
色々と試して、楽しみながら 勉強してください。

それでは、本日はここまで。

by アックル




こんにちは。ハカセです。

いよいよ、今週から「怒涛の7週間」が始まります。

この「完成答練」の7週間を「怒涛の・・・」などと騒ぎ立てているのは道場だけかもしれませんsweat01 しかも、執筆メンバーの一人であるアックルに至っては「怒涛7週間という意識はなかった」とのことですから・・・coldsweats01  それでもアックルはストレート合格shineできたわけです。これが示すように、ストレート合格には「これじゃなきゃダメ!」という方法なんてない のです。皆さんの信じる道を進んで頂ければいいと思います。

でも。この時期が重要な時期であることには変わりありません。

「この時期」の定義とは:
 = すべての学習範囲を一巡した直後、かつ、本試験まで一番遠い時期

ZonE が言うように、まさに「INPUT と OUTPUT のギアチェンジ期」です。(←このエントリー、僕が最近の道場のエントリーで一番気に入っています wink) しっかりギアチェンジして頑張りましょう!

さて本題。今日から一週間にわたって「企業経営理論」特集です。月曜日の今日は、企業経営理論のデータ分析の話を少し。

■ 科目合格率 ■

各科目の難易度を図る指標の一つに「科目合格率」があります。これを見ると、毎年概ね15-20%の「科目合格率」を保っています。

ただし、「科目合格率」には、「試験合格者」が含まれていません。つまり、「当該科目を受験した人のうち、一次試験不合格になった人の中で当該科目を科目合格した人の割合」であり、実はあまり意味をなしません。

そこで、道場では「科目クリア率」というのを算出してみました。

「科目クリア率」= (試験合格者+科目合格者) ÷ 科目受験者

つまり、「科目クリア率」とは「当該科目を60点以上取れた人、または他の科目でカバーできた人」の割合です。正確な数字ではありませんのであくまでも参考値ですが、これを見ると、概ね40%。受験生の4割は何らかの形で「通過」出来ていることになります。過去4年間の7科目の「科目クリア率」の平均値が41.8%ですから、これと比較しても、

企業経営理論は難しい科目とはいえない

ということが言えると思います。

(データ出典:中小企業診断協会)

■ 平均点 ■

 診断協会は「平均点」を発表しておりませんので、受験校のデータに頼ることになります。ここは我々道場メンバーもお世話になったTACのデータ、及びLECのデータに依拠します。

各受験校が発表する平成21年 (2009年)の企業経営理論の平均点は以下。

TAC : 60.1点
LEC : 60.2点

そもそも、各受験校の得点データは、一次試験直後に受験生が各受験校のHPで自分の解答選択肢を入力して算出するものです。よほど自信がある人じゃないとそんなところに入力しないだろう、という「集合の偏り」があることは否めません。つまり、実際に協会が把握出来る平均点よりも高めに出ていることが考えられます。よって、上記が「真の平均点かどうか」という議論はあり得ますが、でも、6割前後はとれているということになります。

TACは過去4年の平均点を このような形 で紹介してくれています(さすがTAC!)。具体的な数字の転載は控えますが、注目したいことは、「全体の平均点との差がほとんど生じない」ことです。つまり、企業経営理論という科目はその年の7科目の難易度を代表する科目である ということが言えるかもしれません。

(データ出典:TAC / LEC)

■ 分野別難易度 ■

企業経営理論は大きく分けて3分野に分かれます。TAC出版の「第一次試験過去問題集」のデータによると、下記のような傾向があるようです。

このように、

  • 元々対応しやすかった「マーケティング」はさらに対応しやすく
  • 難しいといわれていた「組織論・人的管理」の正答率が回復傾向
  • 一方、「経営戦略」については難しい論点が増えた

ということが傾向として言えるのではないでしょうか。

(データ出典:「最短合格のための第一次試験過去問題集・
企業経営理論」TAC出版)

■ 道場メンバーの成績 ■

道場執筆メンバーの答練・模試・本試験の成績の推移は以下の通り。

JC の得点が右往左往しているのがちょっと意外(笑)。そして、ふうじん と ZonE は、点数があまりにも近接していて殆どグラフが重なっています。執筆者の各試験での平均点は下記。

各試験の平均点
養成答練 78.2点
完成答練 67.2点
公開模試 69.8点
本試験  69.8点

今年の完成答練の難易度にもよりますが、やはり、完成答練70点を目指して頑張って頂きたいと思います!

■ 特徴と総括 ■

「企業経営理論」は、診断士活動のアイデンティティであり、最も重要な科目であると言えるでしょう。そもそも診断士を目指す人は「企業経営理論」に興味がある人ばかりなはずで、「苦手意識」を持つ人は少ないと思われます。一方で、理論・知識を「試験化」するにあたり、「敢えて難しくしなければならない」事情もあり、問題が複雑化、国語の問題と化している傾向もあるようです。そのため、「嫌いじゃないけど点が取れない」と思う人も少なくないかもしれません。

上記の分析から、「マーケティング」は比較的対応しやすいことは明らか。ここに橋頭保を固め、そこから他の分野に展開していく対策もあり得るでしょうね。

さて、道場執筆メンバーがどのようにアドバイス・分析してくれるのかをお楽しみに。

by ハカセ



こんにちは。ハカセ です。

昨日、5月2日(日)に道場オフ会が開催されました。

受験生の皆さんを、道場執筆者5名と、我々の受験仲間&同期合格者で昨年の1次公開模試で全国1位をとった watata さん、有名ブロガーの同期合格者 penko さん、という昨季合格者7人が迎え、総勢二十数名で盛大に催されました notes

「絶対にストレートで合格したいんです」punch

科目合格を無駄にしないために、ゼッタイ今年合格したいんです!」

「合格して、地元茨城の役に立ちたいんです!」

など、受験生の熱い思いに、執筆者一同、胸にぐっと来るものがありました。

そうです。合格に大事なのは「ストイックさ」。どれだけ「入れ込む」ことができたか、が勝負の分かれ目です。そしてその「ストイックさ」の源泉になるのが、受験生個人個人の「資格に対する思い」であり「合格に対する気持ち」です。そういう強い気持ちは、最強の武器です。

オフ会参加者からは、

「内容の濃い道場の記事を毎日楽しみに見ています」

「道場が僕のモチベーションです」

との温かいお言葉。執筆者一同、「書いててよかった」と感激です。weep

「二次試験に合格する秘訣は何ですか?」という質問に、watataさんのアドバイスがコレ。

I heart01 事例 Tシャツ(笑)

watataさんは、これを二次試験会場に来て行ったそうです。そして隣の受験生に「くすっ」と笑われ、「いいTシャツですね」と声をかけられたことで、緊張が解けたとか happy02

でも、よく考えてみると、watataさんも「合格への思い」が昂じてこのTシャツを作ってしまったのでしょうね。Tシャツという「もの」だけではなく、そういう「気持ち」とか「心構え」に、是非着目して頂きたいと思います。

オフ会参加の皆さんからは、

「今日はオフ会に参加してよかった」

「いろいろ有意義な話が聞けたear

「これまでの迷いが吹っ飛びましたdash

「勉強もオフ会も楽しくてしょうがない!」

との感想を頂き、執筆者一同、「オフ会を開催してよかった」と胸をなでおろしました。scissors

今回のオフ会で実感したのは、参加者は皆さんモチベーションが高かった こと。

僕らはたまたま彼らより一年早く勉強を始めただけ。僕らはたまたま一年早く合格しただけ。集まってくれた皆さんは、去年の僕らと同等かそれ以上の強いモチベーションと能力の持ち主ばかりでした。「導いてあげよう」といつの間にか「上から見線」で受験生を見ていた自分が恥ずかしくなりました。

そして、最後は


pass「2011年1月の合格祝賀会でお会いしましょう!」pass

と固い約束をして解散しました。皆さんの「サクラサクcherryblossom」の朗報を、心からお待ちしております。

オフ会に参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。happy02
そして、残念ながらオフ会にご参加いただけなかった皆さん、今回は残念でしたがまた次回、チャンスを作りたいと思います。その際はぜひご参加ください。

by 中小企業診断士試験 一発合格道場 執筆者一同watata penko

———————–
追伸
———————–

JCです。いやーオフ会、楽しかった!!GWのまっただ中のお忙しい時に集まっていただいた皆さん、ほんとにありがとうございました。皆さんのモチベーションの高さには本当に頭が下がる思いです。皆さんと双方向のコミュニケーションができ、我々もまたアツい気持ちを高めることができました。今回参加できなかった方もぜひ次の機会に遊びに来て下さいませ。皆さんの合格を首をながーくしてお待ちしています。



こんばんは、ふうじんです。
今日はGW特別3本立てエントリー。まずは第1投目。

明日5/3(月)は、いよいよ完成講義のスタート日。
このブログを始めた2月からずっ~と、5月の完成講義&答練スタートまでの準備(基礎)が重要!と耳タコで言ってきました。それは直前期(完成答練期)は最も受験生間の実力差が開く時期だからleftright
では今日は、この時期気になる3つの点(学習の量・学習の質・学習ツール)を最終チェック!

■学習の量:残り学習可能時間は30h×14週=420h■

わずか1週間で1科目総ざらいが必要なこの時期、基礎力がしっかりしている方が学習スムーズなのは当然。でもあきらめなくてOK!それはこの先、14週間(完成答練7w+1次模試1w+最直前期6w)×30h/週=420時間の学習が可能だから。
よくお尋ねいただくので、私の昨年の学習記録から完成+最直前14wの学習時間グラフを作成。

本試験間近で集中力が高まるこの時期、受験生の平均学習時間は25~30h/週に高まる(と思う)。
予備校が言う診断士合格への学習時間1,000時間のうち1次対策は700~800時間。30h×14w=420hなら残りまだ半分もあるclockこれからでも十分1次試験通過に向け挽回可能。

もっともこれからの時期、学習時間を目標にする人はあまりいないはず。

完成答練での高得点(=70点)が目標       (ありたい姿)
目標達成に必要な学習をリストアップ          (課題)
・それを実行するには、30h/週程度は必要 (手段)

なので。あくまで、「まだ挽回可能」「でも30h/週程度が上限」というニュアンス。

■学習の質:完成答練期・最直前期の学習スタイル■
T○Cストレート本科生なら、既に講師から

・1次公開模試までの完成答練期7週間は1週間1科目に集中
・公開模試後、1次本試験までの最直前期は1日複数科目を平行学習

と既に口をすっぱくして言われてませんか?昨年の受講体験からすると、この教え方・カリキュラムは非常に高い完成度bar。講師を信じ、周囲のペースに遅れを取らなければ、1次試験通過はそう難しくない。
ご参考として、学習時間記録(詳細版)を添付。

学習時間記録 ~6月
学習時間記録 7月

しかし、上のグラフを描きながら、以下の3点に気づきました。

<今気づいたこと1>
・5月からの完成答練期・最直前期だけで420hの学習が可能(1次に必要な学習量の半分以上)
<今気づいたこと2>
・完成答練期怒涛の7週間は、前半よりも後半がしんどい(暗記科目が多い、他科目の復習量も増)。
・模試の復習もしんどい(しかも間違い箇所が多いほど大変)。
<今気づいたこと3>
・7月の最直前期の過ごし方は人それぞれ(私、ダレてますね・・)。

機会を改めて詳しく説明しますが、ストレート合格には「1次公開模試までに1次合格レベルの実力確保」が重要と今でも思ってます。だがしかし1次試験合格目標であれば、別に無理せずとも今からでも十分挽回可能、ということも言えそう。

■学習の備え:学習ツールの再点検■

誰しも気づいている通り、「完成答練怒涛の7週間」の時期には、答練1科目が終わった直後、次の科目の記憶を素早く呼び出すことが大切shadow。そしてそのためには基本講義時に作りためた自作の学習ツールが有効。「自分で作ったもの」であることがポイント。ちょっと目を通せば、あんなこと・こんなこと・・。記憶が鮮明に蘇ります。
では学習ツールについてさらっとおさらい。

ツール1:カード学習
自作の重要キーワード集。作ることで記憶効果、何度も繰り返し見直すことで暗記効果。ハカセのメモリボ もこの一種ですね。

ツール2:サブノート
自作の講義要点のまとめ。間違いメモと兼用することも可能。JCのミニテストはこの発展形と言えそう。私もサブノート派ですが、学習論点が幅広い診断士試験の場合、読み返してもあまり意味ないので、テキスト書き込みで十分代替が可能。私がサブノートを好んだ理由は、「作成時のメモリ効果」「答練復習時の間違いメモ」「最直前期の講師秘伝アドバイスのこそっと追加用」でした。

サブノート経営
サブノート財務
↑クリックでPDFが立ち上がります

ツール3:チャート
作成は大変ですが、記憶の体系化」には大変有効。論点のヨコのつながりを出したり、重要度に応じてスペース配分変えてみたり。答練の出題箇所をマークし、本試験出題予想もしました。細部にこだわらず、テキスト冒頭の体系図を真似てごくさらっと作ることも可能。

自作チャート1日目4科目
自作チャート2日目3科目
↑クリックでPDFが立ち上がります

「本試験5分前に見直す」ことをテーマにどんどん書き込んだ結果、とんでもなく情報量が増加。初めはもっとシンプルでした・・。

ツール4:マインドマップ
私は着手できなかったのですが、素早く」「自分の考えを体系化」するのに最適なツールでしょう。T○Cで1コマぐらいガイダンスできないものでしょうか(無理かな)?詳しい方ぜひアドバイス・情報よろしくお願いします。
ちょっと前の記事に関連し、kengineerさんからサンプルいただいたので、コメントそのまま転載します。kengineerさん情報ご提供ありがとうございました!

 道場のGW過ごし方の記事、読ませていただきました。
道場の受験生リンクに、ちゃんと勉強されたマインドマッパーの方がいらっしゃるようなのでお恥ずかしいのですが、以前作成したマインドマップ風メモを送付します。


PDFでダウンロード

注意点
1 正式な書き方に従ったソフトウェアではないので、マインドマップではなくマインドマップ風です。
2 現在、復習で作成したマインドマップは、(手書きだし)ごく個人的なものなので、送付するのは初学の頃に全体像をつかむために作成したものです。
3 一般的に、他人が作ったマインドマップを読むと、分かりにくいし、効果なんかあるの?と思います(笑

 マインドマップはその人の頭の中の地図なので、他人が見ると違和感があります。
一方、会議などで、その場でマインドマップ(あるいは、マインドマップ風メモ)を書きながら情報を共有すると非常に効果的なことを考えると、どうもマインドマップは、作製プロセスに有益な何かが含まれている気がします。マインドマップを書くだけで頭がスッキリするという経験は、私だけではなくて多くの人にあるようです。
 
マインドマップの弱点(私のスキル不足だと思います)
縦横で関連する項目を網羅出来るチャートをマインドマップに落とし込むのは、結構難しいです。本職の人がどのように作っているのかが、気になるところです。
 
結論
チャートは人に見てもらっても効果があるが、他人が作成したマインドマップを見ても効果が薄い

(けれども自分で書くと効果大)

うーん、私もマインドマップ作ればよかったcloud。 

■これで最終チェック完了!■ 
いよいよ完成講義&答練期。準備は十分ですか?十分なら良し、不十分ならここから挽回すれば良し。明日5/3(月)からは1・2次上級本科生・ストレート本科生・速修生ヨコ一線スタートhorse!集団の中での自分の立ち位置の確認も怠らず、ゴール目指して一直線。互いに励ましあい、助け合って、1次試験通過目指しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。今回、わざと目立たないように、大量の学習ツールリンクを埋め込んであります。気づいた人だけへのちっちゃな特典。

今日はGW特別3本立てエントリー。
一次試験対策:完成講義&答練前最終チェック!準備はOK? ↑この記事
二次試験対策:2次対策も先行逃げ切り
財務会計対策:財務公式シリーズ・総まとめ
よろしければご覧ください。

byふうじん



今日はGW特別3本立てエントリー。では2本目をどうぞ。

しかし昨日のハカセの記事「先行逃げ切り」は圧巻の説得力。

・完成答練期怒涛の7週間は1次各7科目に全力で集中
知識を自分のもの(血・骨)にする
・自分のものとした知識を活かし、2次合格確率を高める

え、そんな大事な話先に言ってよ!sweat01・・と思うのはごもっとも。でも私たちが昨年の今頃そこまで理論的に考えていたわけではなく、ただ何となく「先行逃げ切りが有利」と考え「目の前の目標クリアに一所懸命」でした。それを1年経ってから振り返るとこうでした、ということが実態。まずはご安心を。

とはいえ、あまりの記事の素晴らしさfujiに「よし、明日からは完成答練に向けすぐ全力投球だ!」と思った素直なあなた。それは危険(笑)。
人間の頭とは文章を自分に都合の良い方向に解釈するクセがある(らしい)から、「合格体験談」は鵜呑みにしないことが原則。思わぬ勘違いをされ、万一試験の結果が不本意なものであっても、私たちは何の手出しもできません。
では「自分の都合良い方向に解釈する」リスクを減らすため、2次対策の視点を追加して検討してみましょう。

■2次筆記は国語の試験?知識試験?■
あれ、ハカセこないだ「2次は国語の試験」って言ってたよな、と気づいた方は鋭い。で、今度は「知識が必要」?
では早速命題として検証。

<命題>
1. 2次筆記試験は国語の試験である
2. 2次筆記試験は知識の試験である

<命題1の解釈>
・2次筆記試験は国語の試験。それは問題文・与件文に基づき、作問者の意図を把握し、与件等に置かれた根拠を使って抜書き解答をすることで、部分点を積み上げ、合格ラインに達するから。
<命題2の解釈>
・2次筆記試験は知識の試験。それは作問者の意図は必ず何らかの知識に基づいているから。かつ80分という限られた時間でその意図を正しく指摘するためには、与件文を読みに行く前に、書かれている根拠をあらかじめ予想する知識が必要だから。

よって命題1、命題2はともに正。つまり2次筆記試験は知識試験であり国語の試験でもあるdash(詳しくは後日)。1次に比べ必要となる知識が格段に少ないことから誤解されがちだけど、「知識」は2次の合否を分けるポイントの一つschool
で、そこに必要な知識とはズバリ「企業経営理論」「運営管理。この重点2科目は、完成答練期・1次最直前期に全力を挙げ、スミからスミまで学習しておくと今後の2次対策に有利。たとえばそもそも「企業経営理論」の「人事・評価制度」なんて簡単過ぎて1次本試験に出題されることなんてまずありえないが、テキストにはしっかり収録。なぜ収録?それは「2次で使う知識だから」。

■1次本試験直後の2次対策スタートダッシュの重要性■
ストレート合格者の体験談には、口を揃えて「1次試験終了直後に2次対策をスタートしました」と書いてある。(あえて皮肉っぽい表現を許していただくと)それは半分真実で、半分は願望xmas

・ストレート本科生の2次対策力は2次本試験直前に急激に伸びる(詳細後日)。
・それなら、1日でも早く2次対策をスタートすれば、もっと実力が伸びるはず

ですからね。合格者のそのアドバイスは実体験に基づいた非常に的確な助言。では図で簡単にイメージ。

どこかで見たような曲線・・。そう「信頼度成長曲線(ゴンペルツ曲線)」!最も力が伸びる時期を9月・10月のいつに設定するかが、かなり合否を分ける気が・・。

ところが「2次対策のスタートダッシュ」って、そう簡単な話ではない。なぜなら「2次対策をどこから始めれば良いか見当もつかない」ことが普通だからchick
学習記録で見ると、私も確かに1次翌日の月曜日から学習始めたことになってるけど、やはり疲労があり、あまり大したことやってない。その代わり「事例直前講義」は万全の準備をして受講。(詳しくは機会改めますが)この時点で「合格する実力に届くイメージ」を描き、「本試験までの11週間にやるべきこと」のリストアップを終えています。

■2次対策の先行逃げ切り策(上級)■
もう今更「先行逃げ切りが有利」の説明は不要だけど、上記「スタートダッシュ」の他に「上級生クラスばら売り講座の受講」も選択肢。完成答練期・最直前期は1次対策最優先だから、2次対策なんてやってる時間は普通ない。だからこそ、のかなりの上級テクニックcrown

問題は、1コマ4時間(受講2.5h+最低限の復習1.5h)×(10+4コマ)=56時間を2次対策に使ってしまうこと。この時期の1時間は非常に貴重sandclock。バラ売り講義を受講する前には、必ず講師に可否相談する方が良いと思います。

以上、この時期不安になりがちな「2次対策」の視点を加えてみました。昨年講師に何度も質問重ねて得た答えなので、ほぼこの程度が準備できる上限かなと思います。そう大したことしてるわけでもないでしょ?
では不安を拭い去り、明日からの完成講義&答練に全力を挙げて臨みましょう!特に「経営」「運営」、重要ですよ!

では、本日の第3投、財務公式シリーズ・総まとめ もどうぞ。

byふうじん



今日はGW特別3本立てエントリー。では3本目もどうぞ。

財務公式シリーズ全7回(4/17~27)はもうご覧いただけましたか?
今日は総まとめに代わり御礼の一言+α。
downwardleft過去ログはこの辺の「カテゴリ」で「財務会計」を選ぶと再チェックできます)

■公式シリーズまとめにあたり~御礼■
実は私、ちょっと焦ってました。それはGWまでに公式シリーズの解説は終えたいけれど、一人では間に合わないから(記事1つ作るのに結構時間かかる)。そこで道場メンバーに相談した所、快く分担を引き受けていただき、なんとか期日までに完了scissors
実は診断士試験グループ学習の効果ってこういうことなのでは?時間が迫り、苦しい時には仲間が助けてくれる。自分以外の力で知識を増やせる、実力が伸びる資格試験ってあまり無いような気がします。

さて、なぜこの時期に「財務公式シリーズ」だったのか?

・財務会計は難しくない。
・財務会計は難しくない問題を、難しく見せている。
・財務会計は難しく考えると、学習所要時間が増大
・そして、完成講義&答練期に財務公式の不得意論点を残すと不利

よって、どうしても不得意になりがちな所は4月末までに一通りコメントしておきたかったのですhorse
我々、1次試験から既に8ヶ月以上が経ち、財務会計の細かい解法など殆ど忘却の彼方。でもメンバー皆が言うとおり、「繰り返し学習で」「理論的に」「長期記憶化」していれば、記憶はすぐ蘇ります。

財務会計はコツをつかめば難しくない。
むしろ心強い味方。

そんなメッセージをもし受け止めていただければ、非常に嬉しいです。

■得意になった後の財務会計対策■
財務会計に不得意感がなくなった後の財務会計対策は2通り考えられます。

パターンA  1次財務会計の論点を手広く学習
パターンB  2次事例IVの出題論点を意識して学習

すみません、現時点でどちらが良いともコメントできません(=正直わかりません)。「パターンAを必須、可能ならパターンB」が答えになるのでしょうが、2次事例IVとは「1年間学習した人が束になってかかって平均45点になる」試験ですから、「財務会計にどれ位時間を使うべきか」の答えは非常に難しいと思いますpig。ぶっちゃけ言うと、人それぞれで、自己責任(←あー、言っちゃった)。

言い訳ばかりしてもしょうがないので、私が昨年作った事例IV出題論点整理表 をとりあえず貼っておきます。まぁ結論から言えば難しくないのですけどね。ご興味ある方あれば、ブログ外で意見交換しましょう(コメント欄にアドレス記入ください)。

byふうじん



こんばんは。JCです。
ストレートの受験生の方は、今は一次の科目に集中して勉強しつつ、1次の後に控えてる2次ってどんなんだろうという漠然とした不安を抱えている方も少なくないでしょう。僕自身そうでしたから。

◆1次の後の過ごし方◆
本日は、じゃあ一次の後はどうなことしてたの?というお話をします。二次本番までは、大学受験でもやったことないくらい、集中して勉強しました。アックルもやってたようですが、私も朝5時から事例を80分で解答し、ざざっと模範解答に目を通した後、朝食をとり通勤途中で解説を馬鹿読み。昼休みは会社近くのタリーズで事例Ⅳに取り組みました。事例Ⅳなら経営分析とそれ以外で分けて解くこともできるから。最初のうちは経営分析(第一問のみ)とか第二問以降とかで3-40分で解くようにしていました。慣れてくると事例Ⅳ全部を40-50分くらいを目安で練習しました。事例Ⅰ~Ⅲについては最後まで80分使わないと終えることはできませんでしたが、事例Ⅳについては慣れてくるに従い、60分で終えることを目標に練習を重ねました。だからと言って、本試験で同じことができるわけではありませんでしたけど。crying夜は出来るだけ早く帰宅し、できれば事例を1個を自分に課していましたが、朝早く起き続けることを重視していたので、遅くとも11時には寝るという生活でした。

◆辛党の私が…◆
僕は基本的には甘いものをほとんど食べません。会社で旅行のおみやげとかもらっても、たいてい家に持って帰って、かみさんや子供におやつに献上します。お酒wineはよく飲むので、自分でも辛党だと認識していました。ところが、この二次試験の勉強中には自分でも驚くような変化が現れました。甘いものcakeが食べたくなるのです。砂糖は脳に栄養を与えるようなことを書いたものを読んだことがありましたが、どうも本当のようです。二次試験終了後、緊張が解けた後はもう甘いものは全然欲しくない以前の状態に戻りましたから。先日、受験生の方にどのくらい勉強すればいいんですか?と聞かれて、うまくお答えできなかったんですが、「甘いものが食べたくなるくらい」というのはどうでしょう!?すみません…もともと甘いものが好きな人には全く目安にならんですね。catface

◆2次本番とだめだめ感◆
そんなふうに極度に緊張しながらも、手ごたえらしきものも徐々に感じつつ二次試験本番を迎えたのですが、いざ本試験に向かうと怒涛のように80分x4が進んでゆき、事例Ⅳを終えた時にはもう全然ダメみたいという負けた気まんまんでした。試験後、勉強仲間と打ち上げをしようと八重洲の居酒屋に集合したのですが、全然意気が上がらず、全身の力が抜けた感じで、勉強仲間から「JCさん、いつもは頼りになるのに、今日はすんげえ、ちっちぇー」とからかわれつつ、すんごく疲れた1日でした。

◆2次試験後は…◆
翌日は、休暇をとっていたので、気を取り直して再現答案の作成。はやく作らないと忘れちゃうから。一両日で再現答案を作った後で、各受験校の模範解答と見比べてみましたが、「うーん、合ってるところもあれば、そうでないところもたくさんある」と全然不安はぬぐえず。再現答案検討会には一度行きましたが、その後は対策もせず。そういえば僕はT◎C以外の受験校は模試も含めて全く行ったことがなかったのですが、L◎Cで再現答案を送るとABCD判定を無料でやってくれるというので、Webで申し込みました。T◎Cでお世話になった先生にみてもらって、全然だめですねと言われるのも辛いし。L◎Cから返信されてきた結果もBBBAととっても微妙。とりあえず疲れを取ろうと、それまで会っていなかった友人と飲んだりbottle、勉強仲間とゴルフgolfにいったりして、筆記発表の12月11日を迎えました。

◆筆記試験発表◆
その日のメーリングリストのやり取りを見ると9:57にふうじんから「診断協会では発表されたみたい。というメールに続いて、その後続々と友人達から「合格!pass」とか「残念!来年も頑張る!」というメールが飛び交いはじめ、…。僕はどうだったかというと、2次の受験票を家に置いてきてしまい、診断協会のHPで発見した自分の記憶する番号が本当にあっているか、自信が持てなくて、かみさんに電話してました。でも、こういう時に限って外出中で携帯も出ないsad…。30分後にようやく買い物から帰ってきたかみさんに、「受験票…」と切り出すと、「なんか届いてるよ」と、その場で開けてみてもらうと口述試験の案内でした。

◆口述対策◆
口述試験は約1週間後の12月20日。慌ててT○Cの口述セミナー(無料)を申込、帰宅後WEBセミナーを観賞し、合格した勉強仲間と口述対策を検討しました。まずは本試験問題と模範解答、再現答案の見直し。2か月くらい触れてなかったけど、それなりに覚えてるのにびっくり。勉強仲間と集まって、交互に試験委員役をやる、勝手に模擬面接を開催。(これは今年の12月には道場でも開催したいと思っています。good)口述試験は例年1-2名しか落ちない試験ではあるものの、自分がその伝説の受験生になったらどうしよう!という気持ちもないこともなく、一抹の不安は隠せず、まじめに対策したとおもいます。ひとつの質問で語り続ける2分間は意外と長いんですよ。

◆口述本番◆
口述試験本番は口述試験の案内に記載されている午後の指定時間(すごく中途半端な集合時間)に合わせて、明治大学のリバティータワーに到着。1Fロビーには午前に受験した人たちのどんなことを聞かれたかのアンケートメモを見ながら、集合場所へ向かう。大教室で待っていると、試験官の方が呼びに来られ、2-3階エスカレーターで上る途中に、携帯電話は切ってあるよねと再確認される。小教室では3名の試験委員の方が並んでいて、右端の試験委員の方から事例Ⅰについて、真ん中の試験委員から事例Ⅲについて質問がありました。最初の質問ではものの30秒で答え終わってしまいちょっと焦りましたが、試験委員の方はとっても親切で、追加の質問を引き出してくれたり、ここまできたんだから合格させてやりたいというような思いやりを感じましたよ。

◆最終合格発表◆
口述はまあ大丈夫だろうと思いながらも、やはりいらいらした正月を過ごした後、1月6日には、今回はちゃんと2次試験の受験票も控えたうえでWebで発表された合格者の番号を落ち着いて確認し、夕刻には1次試験前から約束していた勉強仲間と赤坂での大宴会に突入したのでした。いっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱいわらったところで、今回惜しくも残念だった仲間から、合格した仲間に、すごくきれいな花束をプレゼントしてもらうというサプライズをよろこび、素晴らしい仲間たちと深夜まで飲んだくれてしまったのでした。その後、実務補習スプリングフォーラム等々色んな出会いがあるのですが、これはまた、別の機会にお話しすることにしましょう。


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