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こんにちは。ハカセ@海外駐在中です。

海外駐在中の小職に、突然見知らぬアドレスから一通のメール  がありました。

それは、「僕もハカセと同じところに駐在している者ですが、今年の診断士試験に合格しました!診断士仲間になってください!」という嬉しいもの

海外駐在中にもかかわらず診断士試験に合格してしまったKTさん。なんということでしょう。(ビフォーアフター風)

診断士仲間になることはもちろん快諾しましたが、「そんな状況でどうやって合格したの?と、合格体験談もちゃっかり頼んでしまいました

診断士の学習期間のまっただ中、一次試験直前に海外転勤になってしまった KT さんの合格までの軌跡、まずはご一読ください。

    寄稿ここから   

1.はじめに

はじめまして、KTと申します。今回、合格体験記を書かせて頂くことになりました。試験に臨むに当たりこれといって特別なことはしておりませんが、自分なりに上手く準備できた点や精神的に支えになった考え方などを紹介させて頂くことで、今回の寄稿が受験者の皆様の一助となれば幸いです。

2.プロフィール

30歳(男)。商社勤務、新卒入社6年目。経済学部卒。一次試験直前の2012年6月に海外転勤。現在も海外駐在中。日商簿記2級を入社前に取得。

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3.診断士を目指すきっかけ

私の入社後の初期配属は人事部で新卒採用を担当。会社説明会や選考会の運営等の業務に日々追われながらも会社の顔として働くことにやりがいを感じていましたが、入社4年目に営業部署への異動希望が叶い、食料分野の事業投資を行うチームへ配属となりました。

そこに居たのは事業について毎日のように激論を交わす経験豊富な上司たち。ほぼ学生相手に仕事をこなしビジネスマンとしての基礎知識・スキルが蓄積されていなかった私は無力感で新人に戻った気分でした。

「このままではいかん・・・」 

・・・と悩んでいた頃、診断士試験に合格した同期入社の友人から資格内容について話を聞き、事業経営に関する知識や経営者の視点で物事を見る能力が身に付き、更に担当業務に直結する診断士資格の取得へチャレンジすることにしました。

4.1.5ヶ年計画で合格する

診断士試験は出来れば最短の1年間でストレート合格したいものですよね

しかし

私は1年半での合格を目指す計画も良いのではと考えます。理由は、一次試験二日目の3科目(法務・情報・中小)は二次試験との関連が薄く、予め科目合格しておけば翌年の一次試験対策において時間的余裕が生まれるからです。

私の場合、2011年4月下旬にその友人が通学していたTACに訪れ、講義や試験の要領を聞いたところ、タイミング的にH23年度のストレート合格は難しいので、先に2~3科目を学習して科目合格をし、翌年のH24年度試験で一次二次合格を目指してはというアドバイスを受けました。1年での試験対策カリキュラムはかなり詰め込まれている印象を受けたので、やや期間が長くなるものの寧ろ余裕を持って取り組めるのではと考え、そのアドバイスに従い、即座に3科目(法務・情報・中小)の受講を開始しました。

実際、初年度であるH23年度の試験では、一日目は割り切って受験せず、二日目のみの受験としました(結果は法務・情報が合格、中小は再受験)。

1.5ヶ年計画の効果が表れたのは翌年。周りの受験生が法務・情報の暗記科目と格闘される中、私は既に講義を終えている科目の復習にじっくりと取り組むことができました。この期間で経営・財務・運営・経済学の知識不足・理解不足をかなり埋められたと思います。

因みに恥ずかしながら答練では60点を超えたことは一度もなかったため、私にとっては法務・情報の期間は、追い上げのためのボーナス期間のようなものでした。

法務・情報・中小の暗記系3科目は3~4ヶ月集中して勉強すれば合格できるレベルに達すると思いますし、一次試験後から翌年度の講義開始までの1か月半は充電期間に充てられ心身共に小休止できます。

このように、1年半の学習計画は、試験対策をじっくり取り組みたいという方には向いている計画だと思います

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5.一次試験対策

一次試験はご存じの通り7科目と科目数が多い上に1科目にあたり学習すべき内容も広範囲に亘ります。従い、あまり手を広げ過ぎると理解を深めるための反復練習の時間が不足し、結果的に合格レベルに達しないまま本番を迎えることになりかねません。そこで私が気を付けていたのは以下。

①     限定された教材しか使わない

TAC講義にて手渡される基本テキスト・過去問題集・答練・補足テキストの他、スピード問題集で学習を進めました。私の場合、これらのみを 徹底的にやる ことで十分合格圏内に入る力をつけることができたと思います。

②     サブノートは作らない

上記①のテキストや問題集が既に多数ある中、更に自分でサブノートを作成する気にはなれませんでした。メモは全てテキストに書き込み、どうしても自分で纏めたいサマリーはテキスト最後尾にある空ページに纏め、学習において触るモノの数をできる限り減らしました。

③     難問はスルー

過去問や答練の中には難問が散見されますが、解けなくともEランクだからと完璧な理解を諦める一方で、A~Dランクは解ける問題と解けなかった問題に分け、3~4回転させて全て解ける問題に移していくような勉強法をしました。A~Dランクが解ける力がつけば60点突破は難しくありません

④     余計な情報収集はしない

私はTACの教室講義に通っていたものの特に勉強仲間は作らず、インターネットでの情報収集も行いませんでした。あえてそうしなかったというよりは、上記1の教材と講義内容で情報は十分手元にありこれ以上手を広げると混乱しそうだと不安に思ったからです。そんなことをしている暇があったら帰宅して机に向かおうという考え方で復習に取り組んでいました。

勉強で不安になった時は合格者の同期友人に相談していました。ちょっとひねくれ者に映るかもしれませんが、周囲に惑わされることなく自分のペースで勉強を進めるためには有効だったと振り返ります。

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6.二次試験対策

一次は問題集や答練等のアウトプットを繰り返すことを通じて、自分の実力が徐々に伸びていくのを感じながらその力が合格圏内にあるかどうか都度測ることができますが、二次はそうではありません。私の場合正直申し上げて、試験の2週間前までは全く手応えがなく、TACの演習の採点は最後まで20~30点台でした。周囲にも「落ちるかも」と漏らして不合格した際の伏線を張っていた自分がいた程です。そんな私でも合格できた訳ですが、二次対策に取り組む中で気が付いた点を下記します。

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①     ストレート生は一気に伸びる

私は一次試験を終えるまで二次対策はほとんどしませんでした(正確に言うとそんな余裕はなく一次対策で精一杯でした)。講義を受けても分かったような分からないような…、そして演習では全く点が取れず悶々とした日々。しかし試験まで残り2週間を迎えた頃、突如模範解答にあるポイントを押さえた解答が書けるようになりました

解き方が分かったというのでしょうか、バラバラだったものが頭の中で繋がった感覚を覚えました。一次対策で培った知識(マーケティング論や生産方式etc)は十分備えていたものの、与件文と設問要求に対する適用方法が分からないという状態が続いていたところから脱したのだと分析します。次年度に試験に臨まれるストレート生で私と同じ状態に陥る方は多いと思いますが、直前で大きく伸びる可能性が十分あります

②     試験の知識を身に付ける

上記①の適用方法を身に付けるには、「二次試験の知識」が必要です。これは二次対策用テキストにも多少書かれていますが、実際に問題を何度も解いて自分の頭で気づかないと身にならないと思います。

例えば、「考えなさい」という要求があった場合、単に考えるのではなく比較すること、設問文にある「情報項目」と「データ項目」の違い、問題点・原因・解決策のセットで考える、等々。

これらはこの一発合格道場の記事に多数掲載されており、私の場合は二次対策でどうしようもなくなった頃、初めて道場の記事を読み、参考になった記事を自分の知識として実践で活用し身に付けていきました。

一次対策と異なりサブノートを作って事例毎にポイントを書き出し、過去問や演習実施前に読み返して実践で用いるようにしていました。

一方、時間配分についても細かく指示する方(作法など)もいるようですが、何度も過去問や演習を制限時間内で解いていれば、自分にあった時間の使い方が勝手に身に付きますので、私は特に気にしませんでした

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③     文章力が大きな支えに

私の仕事柄、社内で申請書を書く機会が多くあります。内容は主に設備投資や与信ですので、決裁者を納得させる文章を書かねばならず、おのずと因果関係で繋がった文章を書く訓練になっており、二次試験においてはその成果が発揮できたのではと自己分析しています。

新聞の社説等を短く纏めたりするエクササイズが効果的と聞いたことがありますが、二次試験では類推を文章化することも求められるため、元々ある文章を纏めるよりも、バラバラの情報を纏めて因果関係で繋ぎ、自分が主張したいことが読み手に分かるような文章を書く訓練を積んだ方が、より実践的で効果があるのではないかと思います。

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④     事例Ⅳの頻出計算をマスターする

事例Ⅳは計算ミスが命取りです。「正味現在価値」や「損益分岐点売上高」等の頻出論点の計算は完璧にマスターしなければなりません。頭では分かっていてもいざ模範解答を見ると間違えているということが演習では頻発しました。私が取り組んだのはTACの「事例Ⅳ特訓」というオプション講義で、頻出論点の計算を何パターンもやりまくるという内容なのですが、この問題集を3回繰り返したことで直前期の正答率が急激に上がりました

今年度は特に計算問題が多い年でしたので、本番で計算ミスをせず且つスピーディーに取り組めたことが良い結果に繋がった要因の一つだと思います。地味な訓練なのですが、合格されている方の大半は同じようなことをされて事例Ⅳに臨まれたのではと想像します。

7.本番への臨み方

本番で実力を発揮できるのか不安になりますよね。年に一度の試験ですから尚更です。ただ、自分で言うのも変なのですが、私は実力を発揮できたと振り返ります。なぜ良い精神状態にできたのか、私なりの臨み方を2点下記します。

①     解ける喜びを楽しむ

勉強を始めた当初は答練も過去問もまともに解けない状態です。しかし、徐々に力がつき直前期には昔解けなかった問題が今は解けるという状態になっています。「解けた!」という感覚がどんどん増えていくわけですね私はこの感覚を楽しんでいました。直前期になると過去問・スピ問・答練の同じ問題を繰り返し解いていますので、ちょっと飽きを感じたりもします。

しかし、本番では当然初見の問題です。「しっかり準備してきた自分だから大丈夫、あの感覚を楽しもう」という気持ちで臨み、実際に解く度に「よっしゃ」と心の中で叫んで解ける喜びを楽しんでいました。当然、緊張はあり汗はびっしょりでしたが、実力を出せない不安はありませんでした。

 ②     本番で自己ベストを出す

これは二次試験での私の臨み方です。前述したように、試験まで残り2週間という時期から実力が付き始めたことを感じており、もっと時間があればもっと伸びるのではという感覚でした。よって、本番で自己ベストを出せるのではという考え方に落ち着き、本番を楽しみにして迎えることができました。私はポジティブな性格では決してないのですが、ストレート生で私と同じ考え方で臨まれた人も多いのでは思います。

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8.積み重ねが結果に繋がることを意識する

私が通っていた講義の講師がよく話していた「ヘッドスライディングで小指だけベースに触って滑り込みセーフでいいんです!」という言葉を受験勉強中によく思い出しました。平均60点さえ超えれば合格な訳ですから余裕であろうがギリギリであろうが同じ合格です。私は受験勉強を「今日じゃなくて明日でいいかな」or「今夜はこのくらいにしとこうかな」と思った時に、この言葉を思い出し「今日or今夜頑張ればギリギリ小指がホームベースに届くかもしれない」という気持ちにさせ、奮起させていました。

一次合格が判明した際、あの積み重ねがこの結果を生んだのだと確信しました。二次対策においても悶々とした日々が続いていましたがこのマインドで学習を積み重ねていった結果、最後に解答力が開花したのではと思っています。

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9.最後まで絶対にあきらめない

プロフィールにも書きましたが、2012年6月より社内異動で海外転勤となりました。6月以降は教室講座をWEB講座に切り替えて貰い、通信教育で学習を続け、受験の度に1日かけて飛行機で東京へ飛びました。合格したからこそ聞こえが良いですが、これで落ちていたら「一体自分は何をやってたんだ・・・」と虚しい気持ちになっていたはずです。

ただ、「そこまでやるからには最後まで絶対にあきらめない」という言葉で受験生の自分を常に戒めました。

この1年半近く、多くのことを犠牲にし家族にも迷惑を掛けながら取り組んできたわけですから、中途半端には終わらせられないと。試験直前期の時期には誰もが不安になり「合格できないかも…」と感じ始めるはずです。

私もそうでした。しかしそのタイミングで何か言い訳を作り力を緩めるのと、逆に追い込むのとでは、とてつもなく大きな差を生むことになると思います。合格される方のほとんどは直前期で後者の取組みをされたのではないでしょうか。

診断士試験に向けた学習は長期に亘りますが、直前期は自分の実力が現実的に合格レベルに到達しているかどうかが分かる時期ですので精神的に弱くなりがちです。そこで気を奮い立たせられるか否かが合格の分かれ道になると思います。

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以上です。

精神論的な内容がほとんど且つ長文となり申し訳ありません。しかしながらこの記事が少しでも皆様のお役に立てば幸甚です。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

   寄稿ここまで   

 ・・・あいやー。

この体験談を読んで、ぼくは感嘆してしまいました。

なぜならば、僕がやっていたこと、道場で話していたことのエッセンスを全て網羅しているからです。

たとえば、「限定した教材しか使用しない」という点について、僕は この記事 で、「定められた範囲をキッチリやることに神経を集中させました」と明言しています。

それから、「サブノートは作らず、テキストに書き込む」という点についても、この記事 にあるように、全く同じことをしていました。

「難問はスルー」に関しても、ZonEの この名作記事 でも紹介していますし、ふうじんも この記事 で力説しています。小職も この記事 で「難しい問題にひっかかることの愚」を説いています。

二次試験におけるストレート生の「急上昇」についても、道場では Sカーブとして何度も言及しています(例えば この記事)。

そして、最後の「ギリギリセーフ」、「最後まで諦めない」のお話。とっても分かりやすいですね。

「ギリギリセーフでいいんです」と講師に言われた時、多くの受験生は、「じゃあ、最後にラストスパートすればいいってことだな 」と都合よく解釈する受験生が多いのではないかと思います。

そうではなくて、「何十日も先の試験日にギリギリセーフで滑り込むために、今、やらなきゃいけないんだ」と思える受験生って多くないのではないかと思います。ここが、合否の分かれ道  なのかもしれませんね。この考え方は、道場基本理論で「ストイック学習法」として採用されています。

合格体験談を集めてみて、思うこと。

「合格者は、みんな似たようなことをしているんだなぁ」 ということ。

海外転勤直後でも、合格出来ちゃうヒトがいるんですね。皆さんの中にも、資格試験勉強中に、転勤・転居・転職などのイベントに遭遇した人がいらっしゃるかもしれません。どんな時もそれを乗り越えようとする意思が、大事なんでしょうね。

もちろん「意思があればなんでも出来る」とか、「出来ない人が意思がないんだ」というわけではありませんが、意思がないと何も始まらない。そういうことなんだと思います。

KTさん、貴重な体験談、ありがとうございました。<(_ _)>。

by ハカセ



こんにちは。ハカセです、お久しぶりです。

本日、2012年12月26日は、平成24年度中小企業診断士試験最終合格発表の日ですね

合格発表は、診断協会の このページ で閲覧できます。

二次試験の受験者数、合格者数、合格率の推移をグラフにしてみると、こんな感じですね。

今回、平成24年度の試験は、いくつかのサプライズがありました。

  • 合格率が25.0%と、過去数年では最高でした!
  • 合格者数も 1,220人と、過去数年で群を抜いて最高でした! 
  • しかも、口述試験の合格率は、100% と、全員合格なりました!

さぁ、今日は道場OPEN DAY!

皆さんの声をお聞かせください!

  • 見事二次試験に合格し、【仮免】診断士になられた方 道場コメント欄に喜びの声をお届けください。
  • 残念ながら二次試験に合格できなかった方 も、是非、道場コメント欄に悔しさをぶつけてください。
  • 来年の合格を目指して一次試験対策中の方も、「来年の今日、道場に合格の報告をするぞ!」 という決意表明を 道場コメント欄に残して頂いて構いません!

道場執筆陣にとって、受験生の皆さんからの 激励、お叱り、感謝、など、あらゆるコメントが励みになるのです。

皆さんがご自身を奮い立たせるためにも、そして道場執筆陣のモチベーションをちょっとだけUPさせるためにも、道場コメント欄に是非コメントをお願いします!

合格体験談、「未」合格体験談も、引き続き募集しております。

すでに、自薦・他薦を問わず、多くの方から体験談を頂いております。

「道場はROMってただけでしたが、勇気を振り絞って書いてみました!」という方もいらっしゃいました。嬉しい限りです

合格の記念に、そして来年の捲土重来のためにも、是非ご検討ください。

一発合格道場は、引き続き受験生を応援し続けます。

今後のご愛顧・ご愛読、引き続き、よろしくお願いいたします。<(_ _)>。

一発合格道場執筆陣一同



みなさん、こんにちはうちあーのです。

昨日2012年12月16日は、中小企業診断士2次試験「口述試験」が行われました。
改めて考えてみると、診断士試験って本当に過酷ですよね。

ストレート生の場合、8月の1次試験までがマラソンのような長丁場。
そして、マラソンのゴールを見事切ったと思ったら、間髪入れずに10月の2次筆記試験への対策。これはマラソンの後に1万メートルを走るようなもの。
そしてそして、1万メートル走で歓喜のゴールに辿り着いたと思ったら、あと100メートルダッシュだぁ~!みたいな。
何しろ「1ヶ月半も前に受けた4事例の与件を全て頭に叩き込み、関連知識を整理して、口頭の質問に即興で2分間話し続けなさい。準備期間は1週間です。」って結構な無茶ブリですよね。

受験された方、本当にお疲れ様でした。これで受験生として試験突破のためにやるべきことはすべて終了。あとは12月26日の2次試験合格発表を待つのみ。
合格発表で無事合格を確認したら、その後は祝賀会だ、実務補習だ、研究会だ、と楽しく刺激的な世界が広がっていきます。(もちろんご本人の優先順位や積極性によるところが大きいですが)

そんなパラダイムシフトが起こる前に、これまでの受験生生活の集大成として「合格体験記」を書いてみませんか?

 

◆「合格体験記」大募集!◆
今年の診断士試験の合格率は1次試験23.5%、2次筆記試験25.0%。単純計算で100人中6人も受からない難関試験を突破した合格者のみなさんの体験談は非常に貴重です。
道場では毎年この時期に読者の皆様の「合格体験記」を募り、記事化して投稿させて頂いております。
今年合格されたみなさんの中にも、道場読者の先人たちの成功体験、失敗談、考え方や学習方法、モチベーションの保ち方などを自らの血肉にしていったという方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。

去年のハカセが言っているように、合格体験記はみなさんの体験を形式知化するものであり、
そのメリットは、

1.自分の成功体験を他資格・他試験など次なるステップへ応用できる。
2.他人に分かるように説明する能力を鍛えることができる。

であり、それが道場という媒体に寄稿することで、

1.自分の足跡を広く後進に伝えることができる。
2.生まれたてのフレッシュ診断士として執筆活動体験ができる。
3.自分の名前を世の診断士業界に知らしめることができる?!

ご自身のために、そして後に続く同志のために是非とも一肌脱いで頂ければ幸いです。皆様のご協力をお待ち致します!

 

◆「未合格体験記」も大募集!◆
また、同様の趣旨で「未合格体験記」も募集しています。
誤解のないようにして頂きたいのですが、募集するのは「不合格体験記」ではなく、「未合格体験記」です。
これは、今年ではない来年以降合格するけど、「未合格」な受験生の「途中経過」を寄稿頂くものです。

「2次試験の結果に納得していない」、あるいは「自分がどうして不合格になったか今一つ整理できない」、そんな未合格な受験生の皆様。
自分のこれまでの取組を整理するためにも、未合格体験記を寄稿してみませんか?

診断士2次筆記試験は個別の合格基準が公開されない試験。
口述試験を受ける資格を得なかった人のもとには暗号のような4つのアルファベットが届くのみ。

どうすれば「未」の字を取り除くことができるのか。
傷口に塩を擦り込むようなお願いであることは重々承知の上ですが、ある意味、未合格体験記は合格体験記よりも意義深いものです。
だからこそ、未合格の皆様の貴重な体験をこの道場にて共有頂けるよう、ご協力のほどお願い申し上げます。

 

◆募集要項◆

対 象:H24年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

 

では、皆様からの熱い寄稿をお待ちしております!

 

 

by うちあーの

 

 



こんにちは。こぐまです。

口述対策も後半戦へ入ってきました。
2次試験は筆記、口述を通じて、「与件に始まり、与件に終わる」ということができると思っています。
身体に染みわたり、愛着を感じるくらい事例を読み込んで、出題されたときに瞬時に与件情報を引出し、整理できることを目標にしてください。

それから、「2分間」の感覚を身体でつかめてきたでしょうか?

あれ、3分も話しちゃった!?」、ということも増えてきていませんか?
それは、事例を読み込んで情報の引き出しが増えてきたからだと思います。いい傾向です(そう思い込みましょう)。

次は、膨らんだ内容を削ぎ落として、2分以内に収める練習です。自宅でも歩いているときでも、時間を計りながら何度も繰り返してみてください。
明日までには1分半超えでアラームが鳴り始めるような身体に持って行きましょう。

 

 

さて、ひめの記事らいじんの記事、これ以上加えることはありませんが、試験当日、面接官の前で「あぁ、しまった・・・」と頭が真っ白にならないために、聴かれたら嫌な知識問題も念のために準備しておきたいです。

恐らく、忘れているとどうにも対応しがたいのが事例Ⅳ

今年の事例Ⅳの事例文を読み込んで、設問はすらすら答えられるようにしておくのは当然ですが、設問のテーマとなっている理論や公式を、素のまま問われても対応できるくらいの準備は必要かと。

過去には、いきなり「営業レバレッジとは何か説明してください」と問われた例もあります。はっきり言ってメロメロです。

 

◆第1問◆

旧館を改修した後の予想損益計算書作成と財務指標の問題。
関連しそうなテーマは・・・。

①固定資産の減価償却方法の種類と特徴。
安全性の変化を指標で説明。
設備投資案の評価方法の種類と特徴。
④借入、株式発行それぞれの資金調達方法のメリット、デメリット。

 

◆第2問◆

旧館を閉鎖し、新館のみで営業した場合の収益性の問題。

CVPに関連する公式(損益分岐点売上高、損益分岐点比率、安全余裕率、限界利益など)。
②CVP計算を行う目的と利用方法。
固変分解の手法。

 

◆第3問◆

旅館売却による事業承継の問題。

WACCの意味。会社の視点と投資家の視点から
フリーキャッシュフローの算出方法。
企業価値の算定方法の種類。
株主資本コストの算出方法。

 

◆最後に◆

質問されたくないことばかりですね
図や式などを紙に書きながらであれば人に説明できても、頭の中で思い浮かべながら口頭で意味を持たせて話すのはなかなか難しいことです。

事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと比較すると、数字が絡む事例Ⅳは何ともお茶を濁しにくい(?)。

受験校の想定問題集に掲載されている問題はもちろん、1次試験の「財務・会計」のテキストで確認して、一度、紙に書き出してメモしておくと精神的にも安心できます。

診断士試験の長旅も間もなく終了です
師走で忙しい時期ですが、仕事などで「明日でもいいこと」は来週に回して、最後の関門、口述試験準備に集中してください。

繰り返しになりますが、純粋知識問題は別として、とにかく与件に寄り添い、しがみついて回答すること、そのために事例を、設問含め覚え込んでおくことが合格の鍵です。
答えに詰まりそうになった時の最後の拠りどころは、皆さんが必死の思いで受けた4つの事例「そのもの」

診断士の卵として最初に提出した報告書、提案書です。それだけはお忘れなきよう。

 

私の「2012年度合格目標記事」はこれにて終了です。
長らくボケこぐまにお付き合いいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>

晴れ晴れとした気持ちで口述試験を迎え、そして終えられることを心からお祈りしています

 

by こぐま



みなさんこんにちは、コニケンです。
今日は、前半は2次試験を受験されたみなさんへ、後半は財務の一周目の学習をちょうど終えた頃であろうストレート生に向けたメッセージを書きます

【2次試験を受験されたみなさんへ】
まずは、見事2次試験を突破されたみなさん、本当におめでとうございます!OPEN DAYの多数の喜びのコメントを読んで、私自身も本当に嬉しくなりました。「何で自分の番号があるんだろう?」と思われた方も多いみたいですが、実際私自身も二年前はそうでした。でも、この試験は、100%自信を持って合格発表を迎えられる受験生もほぼいないと思いますし、合格するっていうのは、案外そういうものなのかもしれません。。
残念ながら不合格だったみなさん、とにかくここで言いたいのは、ここで諦めないで絶対に来年もう一度チャレンジしてください!多くの方は、本当にあと一歩のところまで来ていると思います。もちろん、学習の過程自体で身に付いていることもたくさんあります。しかし、自分の視野・スキルを拡げるという言う意味では、やはり合格し切って、実務補習や実際の企業診断で学べることは、机上で学べることとは比べ物になりません
一度気持ちの整理を付けた上で、極力早く、来年度に向けたスタートを切って頂きたいと思います。この道場でも、二次試験に向けた記事を今後も多数用意していく予定ですので、是非ご覧になってくださいね。

さて、今週末に口述試験を控えている方、メッセージを一言で言うと、「決して甘くみないこと!」です。決してバンバン落とされる試験ではないですが、私自身の反省から書いています。。正直、私自身の受験生当時は若干甘く見ていて、セミナーも受けず、事例の深堀りも、喋る練習もろくにせず、本番も集合時間の15分くらい前に会場入りしました。
結局、会場の異様な雰囲気に飲みこまれて、想定以上の緊張をしてしまったこと、そして事例の深堀りが足りなかったせいで、残念ながら一問目冒頭から解答に詰まり、ほとんど何も口から出ませんでした
結果的には、面接官が割とやさしい方で、助け舟(ほぼ答えのようなヒント)を出してもらったおかげで、何とか切り抜けることができましたが、あのままヒントももらえなかったら、結局トンチンカンな答えしかできず、本当に危なかったと思います。(ただし、面接官全員から必ずこのような助け舟を出してもらえるとは限らないので、誤解しないように!)
すでに先週・先々週の記事でも登場していますが、やはりこの一週間で、以下の3つをしっかりとやることが必要でしょう
①模擬面接官に向かって、「喋る」練習をする
②事例の与件文を覚えこむくらい読み込む
③2次試験で問われていることを軸に、改めて事例企業の過去・現在・未来を整理・深堀りしておく

特に①に関して、普段の業務でプレゼンが多くて喋り慣れている方でも、あのような一問一答の面接試験では、なかなか言葉が出ないものです(私自身のパターン…)
本日道場の口述セミナーを受講される方、もしくは予備校のセミナーを受講される方は、是非その場で体感してみてください。意外と自分でも気づいていない喋り方の「クセ」のようなものも指摘されるかもしれません。
セミナーの受講予定がない方は、是非ご家族・ご友人・受験生仲間に面接官になってもらって、予備校の想定問題集等を題材に練習することを強くオススメします。一度やるかやらないかで、心の余裕は全然違うはずです。

そして、口述試験前にあえて言いますが、この試験を突破すること自体がゴールではありません!むしろここからが診断士としてのスタートです。口述試験を終えて、気が抜けると同時に今まで学んできたこともそのまま自分からスッポリ離れてしまうと、あまりにももったいないですし、いきなり実務補習でも大変なことになりますよ。
机上(理論)と実践は全然違いますが、それでも今まで試験勉強を通じて身に付けてきた知識・考え方があってこそ、実務補習等の実践編に取り組めるのだと思います。当然、実際の企業を相手にするわけなので、責任も重大です。今週末が終わったら、ひと段落するのはもちろんWelcomeですし、ここまで頑張ってきたみなさんはその資格もありますが、その先自分が実際にどうしていきたいのも含めて、じっくりと考える場を持たれてはいかがでしょうか?それによって、今後読んでいく書物とかも変わっていくと思います。常に先を見ていきましょう

【ストレート生のみなさんへ】
ストレート生のみなさんにまず言いたいのは、一年後には、みなさんは最後の関門である口述試験を受けているわけです!一年は長いようで、本当にあっという間ですし、その間にやることも盛りだくさんなのは言うまでもありません。この道場の記事を参考にして頂き、是非計画的に学習を進めてください。年末年始は、長期休暇がある方も、色々と忙しい時期ではありますが、少しでも意識的に時間を作っていかないと、ステップアップするどころか、正月ボケで退化するだけです。(決してそんなもったいないことになりませんように…)
さて、時期的にはちょうど財務・会計の学習が終わりそうな頃だと思います。いかがだったでしょうか?何度も強調しますが、財務が苦手のままでは、この試験(2次も含めて)の合格は相当厳しいです
今回の答練で予定通りの点数が取れた方、まずは第一ステップとしてはもちろんそれで良いですが、1次や2次試験の過去問を見れば、それだけでは不十分だということにお気づきになると思います。
私は理系出身で計算が得意だったということもあり、(自分の中では)財務は得意分野の一つでした。最初の養成答練も92点だったのを鮮明に覚えています。しかし、そのまま順調だったかというと、、決してそうではありません。。その後、何度も波がありました。
やはり、この時期は良いとしても、本試験レベルだと、少しでも知識があやふやだと、複数ステップのどこかで詰まってしまうことに気付くと思います。そこをクリアすることが、合格できるかどうかの分かれ道となるでしょう。
また私の体験談になりますが、なかなかここが突破できず、イライラしていた時期があったのも事実です。しかし、ここで気付いたのは、
「やはり財務・会計をもっと好きになるのが1番良い!」ということです。実際、他の科目に比べて、最後の数字が解答と合ったときの喜びは、何倍も大きかったように思えます。実際、この知識を身に付けて日経新聞が楽しくなったのも事実ですし、社内の決算発表で言っていることは、財務・会計の知識があってこそ、初めて社長のメッセージが汲み取れるということを体感しました。まさに自分の成長が実感できる瞬間。素晴らしくないですか??
最終的には、自然とこの科目が好きになっていましたし、みなさんも是非一日でも早くそのフェーズになれば、学習自体がはずむだけでなく、結果としてそのまま点数に現れてくると思います。決して、「ムリヤリ」好きになるというわけではないので、誤解がないように。。あくまで、「ありたい自分」をイメージできて、自然とそうなればベストなのでは、という意図で書いています。
また、たまには気分転換に、テキストばかりではなく、財務・会計に関連する市販の新書等に目を通すと、また違った視点が得られるはずです。
私のオススメはこちら:「財務3表一体分析法」國貞克則著、朝日新書 

最後に、前回の私の記事と同様、財務・会計チェックリストを載せておきますので、きちんと内容を人に説明できるか、改めて確認してみてください!
(ノートにアウトプットしてみることをオススメします)

1.NPV法
2.配当割引モデル
3.企業価値
4.WACC
5.FCF
6.財務レバレッジ
7.CAPM
8.精算表
9.間接法CF計算書
10.CVP分析

今日はここまで。。今週末受験される方は、GOOD LUCK!ストレート生の方も、年内にできる限りステップアップしておきましょう!!

byコニケン



こんにちは。こぐまです。

筆記試験の結果発表まであと2日となりました。
お伝えしていました通り、口述対策セミナー&模擬面接の告知です!

ひめの記事にあるように、発表日翌日の12月8日から続々と各受験校、団体の模擬面接が行われます。

当道場の開催日は12月10日(月)

現場対応力の大切さを身体で理解していただくために、他ではなかなか見られないスタイルで、緊張感溢れる模擬面接をみっちりと実施します。

オーソドックスな問題、応用問題、知識問題、はては無茶ぶり(?)的な問題など、自分がどれに当たるかは神(面接官)のみぞ知る。

面接官に逆らうのは論外ですが、頭が真っ白になり喋れなくなるのは誰にでも起こり得ること。

どんな応用でも知識系でも無茶ぶりでも、何かしら回答しなければなりません。
その力をつけるには「模擬面接」がいちばん。

でも、4つの事例を、与件文、設問、解答例まで頭に叩き込んでおくことが大前提です。

筆記通過が判明したら、できるだけ早く模擬面接の申し込みをして(TACの土曜日、タキプロさんは早々に満員になってしまいます)、その日から事例文を読み込んだり、受験校の想定問題集を勉強したり、準備を開始してください。

さて、前置きが長くなりましたが、道場セミナー告知です!

お申し込み、お待ちしております!

(12月7日12時18分現在、満席となりました。お申込みいただきました方、ありがとうございました)

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日時:12月10日(月)19時~21時20分(予定)
場所:港区立生涯学習センター(新橋駅近く)
定員:15名(申し込み先着順)
対象者:筆記試験合格者に限らせていただきます
参加費:無料

セミナー終了後、懇親会を行います(実費負担、3,500円程度を予定)。

参加ご希望の方は、下記URLからお申し込みください
12/7午前10時から申し込みが可能となります)。

http://kokucheese.com/event/index/64854/

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by こぐま



こんにちは、ひめです。

師走。バタバタしますよね・・・。そんな中12/7(金)は2次試験の合格発表日。
先日のこぐまの記事でも取上げられていた口述対策について私からもコメントしようと思います。

いま敢えて口述の準備をするなら、以下2点でしょうか。

 

<2次試験発表までにやっておく準備>
①2次試験の問題用紙&再現答案を手元に用意しておく。
(開放感いっぱいのあまり、どこかに埋もれてませんか?)
②予備校等の主催する口述対策セミナーの情報をチェックする。

私は、口述対策は2次試験の発表後で充分、だと考えてます。

ただし。1週間しか準備時間がないので、
最小の労力で最大の効果を出すためには情報の量と質が鍵カナと。

ヨーイドン!となってからバタバタしないように、上記①②だけでも準備しておきましょう。
私の考える口述対策のポイントは、以下のとおり。

<口述対策のポイント>
1)セミナー主催者の作成する想定問答集をゲット
 ※1から自分で作ってる時間はありません。
  アリモノを活用してトレーニングしましょう。
2)模擬面接の場数を多く踏む
 ※面接力UPのためには、慣れ・場数も重要です。
3)ナマの情報をゲット
 ※セミナー後の懇親会にもなるべく参加して、
 先輩診断士や同期合格者からナマの情報を多く仕入れましょう。
 「そういうお作法なのね」という”腹落ち”感があると対策しやすいです。
 ※たまに都市伝説が含まれるので、情報の真偽を判断し
 取捨選択するセンスも必要!?

 

●口述対策セミナー・模擬面接情報
一発合格道場でもセミナー&模擬面接やりますただいま絶賛準備中(笑)

【一発合格道場】2次口述対策セミナー&模擬面接
会場 :東京都港区内の公共施設(予定)
日程:2012 年12月10日(月)
時間帯:19:00~21:30(予定)
参加費:無料
申込みはこちら
※おかげさまで満員御礼です。ありがとうございます!

以下、WEBサイトに掲載されている口述対策情報をザザっと集めてみました。
間違いもあるかもしれませんので(汗)、詳細はご自身でご確認くださいませ。

【TAC】2次口述試験対策模擬面接
会場:札幌校/仙台校/池袋校/渋谷校/八重洲校/横浜校/
名古屋校/梅田校/なんば校/広島校/福岡校
日程:2012年12月14日(金)、15日(土)
時間帯:
①10:00~11:00 ②11:00~12:00 ③12:00~13:00
④13:00~14:00 ⑤15:00~16:00 ⑥16:00~17:00
⑦17:00~18:00 ⑧18:00~19:00
参加費:TACの診断士講座受講生以外は2,000円、TAC生は無料のようです
12月7日 12:00よりTACホームページの「口述対策模擬面接」予約専用ページから予約可能
詳細はこちら

 

【LEC】口述試験個別カウンセリング
会場:中野本校(東京)、梅田駅前本校(大阪)
日程:2012年12月9日(日)~12月15日(土)
時間帯:後日発表 (1人当たり20分)
参加費:LECの診断士講座受講生以外は2,000円、LEC生は無料のようです
詳細はこちら

 

【MMC】2次口述試験対策講座(※MMC受講生限定のようです)
会場:東京・ちよだプラットフォームスクエア本館
日程:2012年12月11日(火)
時間帯:18:30~21:30
参加費:4,200円
詳細はこちら

 

【大原】2次口述試験対策セミナー
セミナーは既に終了。合格発表後の予定は特に見つけられず・・。

 

【中小企業政策研究会※】中小企業診断士2次口述試験対策セミナー
※中小企業診断士が約300人登録する大手研究会です
会場:東京都品川区立中小企業センター
日程:2012年12月9日(日)
時間帯:第1部 13:00~14:30 / 第2部 14:50~16:30
参加費:無料
詳細はこちら 第1部 第2部

 

【タキプロ※】タキプロ絶対合格口述対策セミナー2012
※診断士受験生向けの勉強会・セミナーを実施している団体です
会場:東京①日本橋公会堂②文京区シビックセンター 5階会議室A
名古屋③名古屋市短歌会館 第二集会室④名古屋市短歌会館 地下展示室
日時&時間帯:
2012年12月8日(土)14:00~17:00(東京)
2012年12月12日(水)19:00~21:30(東京)
2012年12月8日(土) 9:30~12:00(名古屋)
2012年12月9日(日) 9:30~12:00(名古屋)
参加費:無料
詳細はこちら 東京12/8 東京12/12  名古屋12/8 名古屋12/9

***

 

無事に、合格を確認したあとは、上記のサイトからちゃちゃっとセミナー申込をして
スマートなスタートダッシュをきってくださいね!

 

by ひめ

 



こんにちは。こぐまです。

寒くなってきましたね
こぐまのくせに南国生まれの南国育ち、一番つらい季節がやってきました。
会社に冬眠休暇を申請できないものかと毎年つらつら考えますが、まだ実行できてません。

呑気なボケこぐまのことはさておき・・・
2次筆記試験を受験された方、いかがお過ごしでしょうか?
疲れも癒された頃とは思いますが、風邪などひかれないよう体調管理にご留意くださいね。

さて、筆記の次は口述試験です。
「試験できなかったし、関係ないもんね~」と思っているそこのあなた!

去年の私と同じですね

明日(11/23)から、TACで「口述試験対策セミナー」(←PDF)が各地で開かれます。

これは、口述試験がどのように実施されるのか、その概要を知るためのセミナーで、「想定問題集」ももらえます(模擬面接は筆記試験結果の発表後に実施)。

 

 

この記事でも書きましたが、今の時期しか聴くことができない内容です。
仮に(仮にですよ)、今年は口述試験受験の資格が得られなかったとしても、来年があります。

1年早く知っておくことになるとしても、マイナスにはなりません。
予約不要、無料ですから、TAC生でなくても、可能な方はぜひ出席してみてください

私は他校生だったのですが、身体に鞭打ち、痛む傷にハバネロをすり込む気持ちで参加しました。当日の実施要領、面接の形式、回答の仕方などを知ることができ、筆記通過がわかったときもそんなに焦らずにすみました。

・面接官はどんな人たち? 何人いるの?
・いわゆる「ドナドナ」とはなに?
・どういう部屋でどんな形で行われるの?
・何問くらいで、どんな質問が来るのか、答えられそうになかったらどうするか?
・ 1問あたり2分間も喋らないといけないようだ

もちろん、口述試験の準備(=面接への対応準備)は筆記通過が判明してから始めても十分、間に合います。
でも、知識として口述の実施内容を知っておくと、発表後に続々と行われる模擬面接を有効に生かすことができます。

当道場も例年通り、口述対策のセミナー(模擬面接)を実施します
詳細は別途告知・募集しますが、実施日だけこそっとお知らせ。

12月10日(月)19時(予定)

現在、執筆陣を総動員して、4つの事例問題を解いて読み込みながら、想定問題を作成中です(←道場のみんな、早く作るよーに)。
内容も工夫を凝らして、お役に立てるセミナーとするべく、鋭意準備中。

知る限り、日程的に受験校等の模擬面接とはバッティングしていませんし、その後に行われる各受験校での本格的模擬面接を最大限に生かしていただくために、「道場は口述セミナーもあるんかい」と覚えておいてくださいね。

筆記試験合格の後は、怒涛の日々が続きます。
まず口述対策。緊張の本試験。2次試験合格発表、そして合格祝賀会。

特に、実務補習を2~3月の「5日コース×3」で一挙に受ける方は、本当に時間がなくなります(私もそうでした)。

発表まであと15日、何かと気忙しくお忙しい時期ではありますが、合格後は体力勝負ですので、美味しいもの食べて、体調に気をつけてご自分のペースでお過ごしください。

 

◆まとめ◆

・明日からTACの口述対策セミナー開催。可能な限り出席しておく。
・一発合格道場は口述模擬面接もやるらしい(その後は飲み会)。

by こぐま



こんにちは。こぐまです。

筆記試験終了後、多くの方々から「闘い抜いた気持ち」をお寄せいただきました。
受験直後の、皆さんの気持ちが手に取るように伝わってきて、おひとりおひとりの状況を感じながら返信をしたためさせていただいたつもりです。
ありがとうございました。

また、10月30日(火)には道場オフ会を開催し、多くの方にご参加いただきました。
狭い会場でご迷惑をおかけしましたが、押し合いへし合いしながらお互いに密なコミュニケーションが繰り広げられていたように思います。

コメントを頂戴した方で初めてお会いできた方もいらっしゃって、本当に有難く、嬉しかったです。私たちも大きな刺激をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

しかし・・・
2次試験を受験された方にとっては、何とももやもやして落ち着かない時期ですよね。
ただ、最終的な結果はどうであれ、この時期の過ごし方は結構、重要だと考えています(後述)。

もちろん、診断士以外の資格や検定試験へ向けての勉強をされている方もいらっしゃるでしょうし、診断士試験からは暫し離れてゆっくりされる方もおられるでしょう。
そこは人それぞれですが、ここでは診断士試験に関するお話しをいたします。

◆この時期しかできないこと◆

当然のことながら、1年に1回の試験ですので、出来事に季節性があります。
これからの時期は、2次筆記試験の振り返りに関するイベントやセミナー、事例分析、飲み会などが中心になるかと思います。

ある意味、この試験の1年のサイクルの中ではいちばん落ち着いて静かな時期ではあるのかと。

ただ、この時期にしか聞けない話、できないことがいろいろとあります
すでに終了したところが多いとは思いますが、各受験校が実施している「2次試験解答説明会」がそのひとつです。

それからTACでは次のようなセミナーも実施されます。

2次試験フィードバック(再現答案検討会)・・・11月4日以降、各校で
2次口述試験対策セミナー・・・11月23日以降(詳細未定)

他校生でしたが、私は上記の両方とも出席しました。

手応えのあった方はもちろん、「だめだった~」と感じている方も、この時期しか経験できないイベントばかりです。

 

何度も書いているように、私は「不合格完全確定」確信組でしたが、傷に塩とタバスコ、ついでにハバネロも擦り込む気持ちで、「来年もあるし、今しか聞けないし、学校変えるかもしれんし、何か得るところもきっとあるけんね」と重~い足取りで参加しました。

口述セミナーは「今年は受けられないけど、今しかないし、どんなものか話だけ聞いてみっか」くらいの気持ちでした。
イケメンH講師の話を「よかね~、俺も受けてみたか~」と指をくわえて聞いていたものです。

どちらも、得るところ大でしたよ。フィードバックでは「ダメ押し」された感がありましたが、その際に事例Ⅲについて「私はこう書いたんですけど、同じ方はいますか?」と質問した女性の受験生に、E先生を介して答えることになってしまったのが私。

もちろん面識はありませんでしたが、その人がひめだったんですね。同じブログに書く仲間になるとはその時は夢にも思わず
そういうこともあります。

◆答案分析◆

自分が受験した4事例、もうしばらく見たくもないという方もおられるとは思いますが、再現答案作成の次に、できれば作成だけでなく分析もしておけるといいですね。

・80分間、どういう手順で、何を考え、どこで迷い、何を見落とし、書けなかったか?
・各受験校の解答例と再現答案との比較と事例の読み込み

私は上記のようなことを今の時期にちょろちょろとやっていました。
その結果は7ページのWordになり、来年への反省材料としようと思っていました。
参考までにアップしようかとも思いましたが、内容のあまりの迷走ぶりが恥ずかしいのでやめておきます。

自分の闘いの記録になるとともに、受験校の解答例を読んで新しい発見もあるはずです。
この解答例、おかしくないか?と思う部分もあるはず。

それを行うことで、自ずと事例を何度も読み込むこととなり、試験中には気づかなかった各事例の深さや面白さ、難しさが新たに見えてきます

悪戦苦闘した相手ではありますが、「何を聞いてるんだ?」と思いながら読み返すと、だんだん愛着みたいなものが湧いてくるかもしれません。

合格していれば口述試験の事前準備となるし、残念な結果だとしても来年へ向けての学習のヒントになると思います。

◆他にもいろいろ◆

せっかく診断士を目指すなら、多くの未知の人との出会いも楽しみましょう

当道場の「お疲れさまオフ会」は終了しましたが、たとえばタキプロさんも11月にイベントを企画されるようです。

勉強中にはなかなか行けなかった方も、思い切って、そういった機会に参加してみるのもこの時期ならでは。
「知らない人ばかりだし・・・」と躊躇される方も多いと思いますが、人見知りで引込み思案の私でも大丈夫でしたよ。

合格すれば一緒に活動する人もいるでしょうし、もし再挑戦となっても志を同じくする戦友が新しくできるかもしれません。

どちらに転んでも、少なくとも「損はしない」はず。
何よりもその積極性が診断士の持ち味です(自戒を込めて)。

次回の投稿からは、2013年度に向けた内容を中心にしていきたいと考えています。

by こぐま



こんにちは、ひめです。

①先日の2次試験を終えられた方、本当におつかれさまでした。
②1次の科目合格者で、来年に向けて歩き始めた方、素敵です☆
③診断士試験の勉強を始めたばかりの方、いらっしゃい!

この時期は、それぞれの立場で、ちょっとだけエンジンを緩ませるころではないでしょうか。
私は①~③の立場を1回ずつ味わったので^^、それぞれの時期をどんな風に過ごしていたかご紹介してみますね。
※以下、ゆるーい話が続きます。

①先日の2次試験を終えられた方

12/7(金)まで、そわそわしますよね。「その日」までの過ごし方は、以下の3タイプに分類されるように思います。

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A)情報収集・口述対策型

特徴:再現答案を書く。各予備校の解説会に足を運ぶ。

B)ゼロリセット型

特徴:試験のことを思いっきり忘れて好きなことをして過ごす。 バリバリ仕事する。

C)次へのステップ型

特徴:新しい資格の勉強をする。診断士系・自己啓発系の本を読む。

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私はどのタイプだったかと言うと・・・AとBのブレンド型でした。
最初の1,2週間で再現答案作成と予備校の解説講義を受けたのですが、その後は演劇やコンサートを観にいったり、友達と飲みに行ったり、ゆっくり買い物をしたり、いい意味で贅沢な時間の過ごし方をしてました。仕事がめちゃめちゃ忙しくなってたので仕事もしてました。

せっかくなので、おもいっきり贅沢な時間の過ごし方もしてみてくださいね。

 

②今年の1次の科目合格で、来年に向けて歩き始めた方

ちょっと羨ましい気持ちで2次試験を受けた勉強仲間を横目に見ながら、黙々と来年の1次試験に備えている頃でしょうか。
でも、テキストも見飽きてる感があるし、なかなか気合も入りづらいし・・・、と、中だるみしている方もいたりして。
私はこの時期に、ビジネス実務法務2級の試験を受けました。11/13から勉強を始めて、試験日が12/13だったので、1ヶ月間・100時間の勉強量で合格できました。この資格と、1次試験の法務は、6割くらい範囲が被ってるような印象を持ちました。
「勝ち癖」をつけたい方は、残っている科目に近い資格の勉強にトライしてもいいかもしれません。

 

③診断士試験の勉強を始めたばかりの方

こんにちは。段々と講義やテキストにも慣れて、ペースを掴み始めている頃でしょうか。受験経験者が「財務はいまからコツコツと」と言っているのを耳にして財務への不安がつのる人もいそうです。私はこの時期に簿記3級の資格の勉強をしました。ほんの少しだけアドバンテージを持って、財務の講義に入ったおかげで、あまり抵抗なく財務と出会うことができたので、精神安定剤と言う意味でもよかったかなぁ、と思っています。年末まで少し財務に多めに時間を割いて、心身ともに楽になっておくといいかもしれません。

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さて、今日は一発合格道場のオフ会です。
楽しんでまいります!

 

by ひめ



みなさんこんにちは、コニケンです。

<先週二次試験を受験されたみなさん>
まずは、先週二次試験を受験されたみなさん、本当におつかれさまでした!
私も、今年に入ってから、みなさんのカリキュラムに合わせながら記事を書き続けてきたわけですが、OPEN DAYでのみなさんの決意・想いを読むと、大いにグッとくるものありました。本当に刺激を受けましたし、私からもみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです

さて、色々な思いがある中、迎えた最初の解放された(?)週末でしたが、どのように過ごされましたか??
今まで頑張ってきた自分へのご褒美としても、今まで抑えてきたこと、我慢してきたことを是非この機会に(少なくとも合格発表までは)思う存分やって頂きたいです!先週をーさんも言っていましたが、今後に向けて新たなスタートを切る意味でも、やはりここで一気に想いを出し尽くして、緊張を解きほぐすことは私も大事だと思います。
ちなみに、私は社会人ラクロスのクラブチームに所属していて、今でも毎週のように試合や練習をしてストレス発散をしていますが、受験生時代は一年間覚悟を決めて休部し、プレーできないことがどうしてもストレスになっていました。最初にチームに復帰したときは、本当に嬉しかった記憶があります・・・
また、みなさんも、きっと色々な誘いを断らざるを得ない状況が続いたと思います。今こそ、そういう人たちと会って、この一年間(もしくはそれ以上)取り組んできたこととはまた違った視点を自分の中に取り入れるのはいかがでしょうか。

話を二次試験に戻しましょう。たしかに今から頑張っても二次試験自体の点数は上がらないかもしれません。ただ、だからと言って、本当に何もしないと、口述試験のときに少し困ったことになりますし、やはりここまで一年間打ち込んできたこの試験の記録をしっかり残すのがいいと思います。冷静になれる今、深堀りできるところは深堀りしておくべきです。
そういう自分はどうかと言うと、、T○C生だったにも関わらず、再現答案を残そうという発想に至りませんでした。。残念ながら道場読者でもなかったので。。
でも、今思えば、ちゃんとやるべきでした・・・理由は上に述べた通りです。
合格発表後、必死で見直しましたが、少なくとも自分が書いたことはさっぱり忘れているし、落とす試験ではないと分かりつつも、口述対策も一週間でギリギリのところだったと思います。
つまり、言いたいのは、しっかりと見直して記録を残しておくことは、決して損ではないということ。(先週からこのブログでも、しつこく書かれているので、すでに取り組まれている方も多いとは思いますが)。私みたいに、合格発表まで再現答案を作るどころか、問題も予備校の模範答案も一切見ずに過ごすのは、、いま振り返ればちょっともったいないことをしたと思っています。
もちろん、2年前の私みたいに合格発表までは、「一切見るつもりがない!」と強く思っている方は、それはそれでよく気持ちが分かりますし、決して否定はしません。。
ちなみに、自分は、試験が終わったとき「85%落ちた」と思いました。たしかに終わったときは、とても合格レベルまでは達していないなと思いつつ、、一つ言えるのは、ストレート生として、やれることはやったという気持ちはあったということです。そんな気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まぁ結局水道橋の日大で事例Ⅳが終わった帰りに、新宿の某旅行会社にその足で行って、中国一週間一人旅を勢いで予約しました(笑)落ちていたら、残念会&次年に向けた気持ちの切り替えと思っていましたし、合格したら、それこそ自分へのご褒美ということで。。そんなのもアリですよ。

結果的には12月の合格発表には、合格していたことが分かりましたが、言いたいのは、8割方落ちていると思いつつも、本当に最後まで何があるか分かりません!まだ引きずられている方がいるとしたら、是非とも前向きに考えて、この試験にとっては最後の節目である合格発表&口述試験まで、有意義な時間を過ごして頂ければなと思っています。
生活リズムが変わってしまったのは当然ですが、、これからの1か月の過ごし方をここでもう一度見直してみるのはいかがでしょうか

<今年から学習を始められた方へ>
さて、今年から学習を始められている読者のみなさま。ようこそ一発合格道場へ!これから、徐々にみなさまに向けた記事が中心となってきます。今後もこの場で色々と参考にして頂きたいですが、今日は簡単に3つのメッセージ。

1.疑問を感じたら、年内に潰しておく!
7科目もある一次試験、とにかく覚えることは多いです。一周目がようやく終わるのは、本番約三か月前です。例えば財務会計のようなものに初めて触れる方(3年前の自分がそうでした)は、最初はチンプンカンプンかもしれませんが、着実に前に進むためにも、是非ともいま感じている疑問は、例えば予備校の先生に質問するなりして、いまこのタイミングで確実に潰しておくことをオススメします。「後からやろう」というマインドだと、新しいことをどんどん覚えなければいけない中、キャッチアップするのが非常に苦しくなります!

2.一日でも早く、自分の学習ペースを作る!
これはきっと多くの方が意識されているのではないでしょうか。朝早く起きてやるのか、通勤時間をうまく使うのか、土日には自習室に行って籠るのか。当然やり方は色々とありますし、自分の中で一番しっくりくる環境を整え、ペースを作ることが大事です。驚くほどあっという間に一次試験が来ますし、一日一日を是非大切にしてください。

3.いつも初心を忘れない!
学習を続けていて、例えば演習や模試でなかなか点が伸びないときなど、シンドイ時期があるかもしれません。そのときに、「なんでわざわざ休日にこんなことやってるんだろう・・・」とネガティブ思考になるのではなく、やはり、「私は○○なるために、私はこの資格にチャレンジしているんだ!」ポジティブに考えてください。最初にこの資格に飛び込んだときの気持ち=「ありたい姿」を意識しておくことが、モチベーションアップに繋がります。

これから、こんなことを色々と発信していきたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。

<明日が道場オフ会です>
最後に。いよいよ明日がオフ会ですね!多くのみなさまとお会いできることを本当に楽しみにしています。そして、色々な意味でお互い(もちろん、我々執筆陣が、読者のみなさまからも)刺激し合えたら、最高ですよね。参加をお待ちしております。

今日は、受験生時代の自分を振り返りつつ、久々にちょっとゆるりとした記事となりました(笑)二次試験を終えられた方も、これから口述試験までは読んで頂ければ幸いです。
それではまた!

byコニケン



みなさん、こんにちはうちあーのです。

日曜日に2次筆記試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。
今年も想定通り想定外の問題がいくつか出されましたね。

事例Ⅰは第1問から40字ダブルのちょい変化球。これくらいは序の口。「昔の過去問への回帰」で想定済みだぜぃ。
事例Ⅱサービス業か小売業、、と思っていたら製造業かい。う~ん、H13のアパレル製造小売業(SPA)、H15のせんべい製造卸売業はあったが。。
事例Ⅲはグラフ登場!これは史上初の出来事。しかも3つも。「ふーん、そうきたのね」ここまで変えてきたら事例Ⅳは直球だろう。
っと思ったら、がーん。経営分析の論述がない!あ、でも予想財務諸表だ。こぐまさん、ありがとう!それにしてもマス目なしの解答欄が続き、、どっひゃー、最後に200字かよ

もし、自分が今年受験してたらきっとこんなドキュメンタリーを書いていたことでしょう。

「撃沈」「凹んだ」「ボロボロ」「来年がんばる」
試験後の道場OpenDayに寄せられたコメント、受験生ブログ、そして友人たちの話でも悲観的な感想が並びます。
でもご安心を。今、経営者のため、ひいては日本経済のために第一線で活躍している中小企業診断士でも、そのほとんどが受験生時代の2次筆記試験直後には、同様に心折れていたのですから。

再現答案をささっと書いたら、あとは今までできなかったことを楽しみ、また今まで犠牲にしてきた周りの人たちに感謝の気持ちで恩返しをしながら、心穏やかに12月7日の天命を待つのが吉。

 

◆再現答案の作り方◆
再現答案は出来るだけ早く。当然のことながら日曜日に書いた内容の記憶は日に日に薄れていきます。
さらに各受験校の解答例がアップされたり、他の受験生と試験の振り返りをしたりしていると、ノイズが発生しますます実際の自身の解答のシズル感がなくなってきます。
手順としては、問題用紙に残されたメモを頼りにしながら、

①与件文のどの段落を使い、どのように論述したのか(例えば「3列挙した」とか「どこどこを因果関係で繋いだ」とか)」の大筋で思い出す。
②どのワードやどのセンテンスを使ったか、あるいは使わなかったか、を整理する。
③そのまま抜き出した部分、圧縮した部分など細部の表現を振り返りながら、実際記述した字数に合わせていく。
④解答プロセスやタイムマネジメントなどをメモしておく。悩んだこと、困ったこと、迷ったこと、感想なども書いておくとよい。 

と進めることで、出来るだけ高い再現性を目指しましょう。

因みに私うちあーのは、試験翌日の月曜日に再現答案を作成しました。当時のブログで晒してますのでお時間のある方は覗いてみてくださいね。

 

◆再現答案作成後のお楽しみ◆
ところで、2次筆記試験に登場する事例企業って実在する企業なんですよね。
例えば去年H23事例Ⅰの医療品メーカーは熊本県のリバテープ製薬株式会社であったことは有名な話。

では今年は?ということで調べてみたところ、1つ発見

※注意※
ここから先は、今年の本試験(事例Ⅱ)の与件文にあること、ないことがふんだんに含まれています。再現答案をこれから作成される方にとっては上記の通り、ノイズになる可能性がありますので、作成後にお読み頂くことをおススメします。
また、この事例を解いておらず、今後所見問題としてガチで解いてようと思っている方にとってもネタバレ情報となりますので、解答後にお読み頂くようお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事例ⅡのB酒造(B社)は1899年創業で現在5代目社長が経営する鹿児島県の「大石酒造株式会社」という会社みたいです。
HPには「こだわりの味を守りながら伝統の技に新しい技術を加え、未来へ続く焼酎をじっくりと作り続けています。まずは、一杯。」とあります。
そして5代目大石啓元社長はこんな人。
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平成五年から蔵を継ぐこととなった五代目啓元は、元エンジニア。 元来の研究熱心で物づくりが好きな性格を生かし、自らが杜氏となって、初代長治郎からの銘柄「鶴見」を守りつつ、たくさんの新しくユニークなブランドを立ち上げてきました。
その五代目のこだわりは、作る側の思い入れを飲む側が認識できるような、差がわかる焼酎。ブランドごとに、原料、製法それぞれに個性をもたせ、バラエティーのある商品をたくさん作り出してきました。
読書家でも知られている五代目は、常に国内外の焼酎の製造に関するあらゆる文献を研究しています。古式かぶと釜蒸留の再現も、その研究と試行錯誤の成果の一例です。自らの手で、古い文献から学んだ製法を再現し、そこに新しいアイデアを加え、満足のいく味が仕上るまで何度も挑戦します。
大石酒造の蔵には、そんな五代目の話を聞こうと訪ねる人が後を絶ちません。
======
経営再建のため製造方法の見直しを行った新たな杜氏とは5代目社長自身だったんですね。

第10段落に「B社のこだわりを、製品ラベルや広告、店頭販促において前面に出したことが双方の製品の重要な成功要因」とありますが、例えばメインブランド「鶴見」の原酒、「鶴見・原酒」は林商店という販売店での限定品で、「そのつど度数が違う為、アルコール度数は手書きで書かれています。」とのこと。


う~ん、まさにこだわりの一品。
で、この林商店が垂直的な提携先かな、と思ったのですが、この会社は鹿児島県姶良市というところに1店舗のみなのでZ社ではないようです。
Z社、Y社は未だ特定できず。。

それとこの大石酒造さん、FacebookTwitterでもイベント情報や地域密着型の情報発信を行っています。

X市は鹿児島県阿久根市ですね。
阿久根市のHPにもしっかり芋焼酎載ってます!
鹿児島だから黒豚・黒牛などの畜産品が前面に出てくるのかと思いきやどちらかというと水産加工品が主な産業としてフォーカスされている感じ。
陶芸に関しては、体験型観光で陶芸体験ができたりするようです。

第13段落に「2000年代中ごろに洪水により大規模な被害を受けたある商店街」とありますが、これは「平成18年7月豪雨」による被害のようです。この豪雨は長野、島根、鹿児島など広範囲で土砂災害や浸水の被害が発生しましたが、この阿久根市では7/15~24の10日間の総雨量が866ミリに達し、特に7/22は一日で509ミリの降雨量を記録したそうです。<気象庁公開情報より>

とめどもなく事例企業と戯れていますが、こうやって調べてみると「やられた感」のある事例でも何となく親近感が湧いてきませんか?こうやって楽しみながらも、合格した暁には最後の砦である口述試験対策になりますよ。
時間と興味のある方は、他の事例も含めて調べてみて、発見などがあればお気軽にコメント頂きたいと思います。

最後に、既に告知の通り来週火曜日道場オフ会を開催します!
どなたでも参加可能ですので、是非遊びに来てくださいね~。楽しく飲みましょう!

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



筆記試験終了!!
本当にお疲れさまでした!

 

 

昨日の決意表明に続き、本日も道場OpenDay

肩の荷を下ろした、とまでは言えないかもしれないけれど、ここまでの行程を振り返ってご自身の今の率直な気持ちを、ぜひコメント欄に書き込んでください!

今晩こそは、本当に思うがままの時間を過ごしてください。
あ、でもこの記事にあるように、「再現答案」はできるだけ早く作成されることをお勧めしておきます。

必ず自分にも後進にも役に立つ貴重な資料となりますよ。

なお、いただいたコメントには、数日以内に執筆陣から必ずお返事いたします

手応えがなかった、間違えた、空欄残した等々、「失敗した!」と思っている皆さん12月7日の発表の瞬間まで、本当に、本当にわかりませんよ

合格者の多くが、私も含め、「まさか自分が合格しているとはこれっぽっちも思ってなかった~」と言っている現実があります。
診断士になってから多くの方にお会いしましたが、これはホントにホント。

ボケこぐまもたまには正しいことを言いますので、発表までの1か月半は長いけど、ゆるりと待ちましょう。

道場執筆陣一同、皆さまのご努力に心からの拍手を送りたいと思います。

 

by こぐま



こんにちは。くれよんです。

2012年度2次試験がいよいよ明日に迫りました。あと20数時間後には決戦が始まりますね。

不安sad、期待confident、緊張wobbly・・・色々な気持ちが湧き上がっていることと思います。でも思い出してみて下さい。多くの受験生にとって診断士の勉強はきっと「好きで」始めたのではないでしょうか?

「好きなことに自分の意思でチャレンジしたんだ。」

そう考えるとこの挑戦は凄く意味がある素敵なことだったと思います。

そして、挑戦の環境は自分の努力だけではなく、家族の支え、恋人の支え、職場の支え、等々多くの人によって支えられていたことも思い出してみて下さい。挑戦に立ち向かう温かい気持ちが湧いてきませんか?

さて、今日は道場OpenDayです。
そんな感謝の思いや明日への意気込みをぜひ言葉にしてみませんか?

・「勝負してきます! 」
・「忘れものに気をつけるぞ~。」
・「○○、ありがとう!」
・「受験生が多すぎる~(T_T)」。

などなど、「気持ちを高めるもよし!」、「不安を吐き出すもよし!」です。何でも結構ですので、こちらのコメント欄にどんどんコメント下さい!

明日の決戦では自分の普段の力を出せるように今日はゆっくり睡眠を。
GoodLuckgood



こんにちは、ひめです。
今日は、一発合格道場の執筆陣から、あつ~い応援メッセージをお届けします!・・・とその前に、私から2つだけ^^。

●想定外も想定内
試験当日、朝起きてから試験終了の合図まで、どういう風に過ごすか、よかったら想像してみてください。「朝起きて、顔洗って、着替えて・・」と。天気はどうですか? 服装は何を着ます? 持ち物は? 昼食は?・・・予め準備できそうなことを考えて対策しておきましょう。
また、当日すごく困りそうなことをたくさん想像してみてくださいね。例えば、うろ覚えだった範囲が出題されるとか、隣の席の人の計算機を叩く音がうるさい、当日お腹が痛くなる等・・。で、ここからが大事なのですが、そんなハプニングに「うまく対処している自分を想像」してみてください。
試験当日は、予想しなかったことが必ず起こります。「うわ~どうしよう!」と焦る瞬間が出てきます。そんな瞬間こそ、想定通り!と気持ちを切り替えて冷静に対処しましょう!

●再現答案の作成にTRY
試験終了後、できれば翌朝までに(遅くとも2日以内に)、再現答案を作成することをおすすめします。もちろん再現答案を作っても、得点は1点もあがりません(笑)。ですが、合格した場合は、”合格答案”として来年の受験生のお役に立てるシーンがでてきます。そうでない場合も、来年ご自身が学習する際に、貴重な振り返り資料として役立ちます。そうそう、「ふぞろい」に提出すれば名前も掲載されますし。よかったら再現答案の作成にTRYしてみてくださいね。
では、1代目からどうぞ!!

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【1代目】
◆JC

すっかりご無沙汰しちゃっています。初代メンバー在北京のJCです。昨年の今頃、受験生だったひめに応援メールを出したところ、いつも通りの答案をかけるよう心技体を整えて臨みますとの返事でした。僕の動物的感覚では、あぁ、ひめはきっと合格するなと確信したことを思い出しました。

これまでの長い道のりで学んだことは、皆さんひとりひとりにものすごく大きな力を与えてくれています。合否とは関係なくいつでもすばらしいアドバイスを経営者に与えられる力です。

この勉強を始める前の自分と比較するとものすごく大きなプラスが皆さんの中に培われている。もちろん試験だから合否はあるんだけど、仮に否であったとしても、既に培った力は強烈なアドバンテージで皆さんのこれからを強くバックアップしてくれることは間違いない。
そう考えると、この試験には合格というプラスはあってもマイナスはない。否に対する不安なんかを試験場に持ち込まずに、いつも通りの心技体で力を出し切ってくれることを心から祈ります。

◆ふうじん

年1回、一発勝負試験の大敵はやはり緊張。でも「自分の実力以下のことを」「いつもの手順通りに」やるだけなら、緊張したって余裕の合格A答案。

今年の4つの事例は妙に簡単だったな。

後日振り返ってそうニヤリとできることを願って。では、

 Good Luck

◆ハカセ

大丈夫。

よくここまで来ました。

よくこんなにやりました。

「時間がまだ足りない」、「もっと出来た」、「もっとやるべきだった」と感じるかもしれません。

でも、仕事とプライベートの合間を縫って、

皆さんなりの尺度で、一生懸命やってきたんですから。

そこの部分、他の人と比べても、どうしようもありません。あくまでも、Only You なものですから。

「自分なりに」ここまで努力してきたこと。これを「幸い」としようじゃありませんか。

であればこそ、ここは実力の120%を発揮しようと背伸びするのではなく、

100%に近いものを発揮してください。自分の実力を試験会場に「置いて」きてください。

あわてず、あせらず、あきらめず、あなどらず、あてにせず。

5つの「あ」で、いきましょう。

では、

 Good Luck

◆ZonE

いよいよ…ですね。

言わずもなが…ですが、本試験は「難しい」です、きっと。
しかも、一年に一度しか受けられない試験。「緊張」して当たり前です。

でも、安心してください。

「難しい」と感じることができるのは、あなたがこの試験の本質をしっかりと掴んでいる証拠です。
「緊張」するのは、あなたが真摯に試験対策をしてきた証拠です。

「難しい」と感じることができる自分と「緊張」している自分に自信を持って、冷静に試験に対峙してください。

皆さんのご健闘を心よりお祈りしております。

Good Luck !!

 

【2代目】

◆くれよん

本番では2つ3つの「ギョッとすること」があるはず。でもそれは皆一緒。
ひとつ深呼吸をして、惑わされずにいつもの自分の答案を作りましょ。それだけでも一歩リード
大丈夫。やれるはず。

Good lucksign03

◆らいじん

2次試験は相対試験。でも他人の答案をどうこすることができないのだから、やることは一緒。

その時にやれることを精一杯やる。これに尽きますよね。

試験後「最後までやりきった!」と思えるように・・・。

いってらっしゃい。

by らいじん

【3代目】
◆うちあーの

明日の試験は誰もが受けられる試験ではありません。選ばれた人のみが、しかも年に1度だけ受けられる試験です。
こんなチャンス、人生でもなかなかないですよね。だから明日は誇りを持ちつつも、悔いの残らないように思いっきり楽しんでくださいね。

「いつもよりうまくやろう 」なんて思う必要はありません。

いつも通り、落ち着いて。

来年、同じ中小企業診断士としてみなさんと一緒に活動できることを心待ちにしております

Buona fortuna

◆コニケン
いよいよですね!もうあとは、今までやってきたことを信じて、力を出し切るだけです。どんな事例が出るか楽しみにするくらい、心の余裕を持って、とにかくリラックスして臨んでください。
解答するときは、「あと一歩」のその一歩先まで積極的に狙いにいきましょう。これが終われば、みなさん一人一人にとって、きっと新たな世界が待っています。。
心から応援していますので頑張ってきてください!

◆ひめ

「まだまだ足りないことはあるけど、やれるだけのことはやってきたつもり」今、そういう気持ちではないでしょうか。あとは発揮してくるだけです。

これまで努力してきたあなたを、そっと応援してくれている人がいます。その中でも、あなたの一番近くで応援してくれている人、あなたと一緒に喜怒哀楽をともにしてきた仲間のこと、思い出してみてください。そんな大事な人と一緒に合格を喜んでいる姿を思い浮かべてみて・・・。

当日のパフォーマンスを大きく左右するのは、最後は、気持ちだと思います。気を引き締めていきましょう!

◆こぐま

事例ⅠとⅡともに大きく空欄を残してしまい、昼休みは「ああだった、こうだった」と声高らかに話をする集団にめげそうになった昨年。

それでも合格できました。最後の最後の最後まで、17時9分59秒まで、空欄があろうが諦めずに考え、書き続けてください。

日曜日に提出する4つの答案が、中小企業診断士の卵として記念すべき最初の「診断報告書」となりますように

 ◆を〜

やるべき事はできましたか?

不安や緊張は、これまで頑張ってきた証拠です。
頑張らなかった人は緊張なんてしません。

ファイナルペーパーや参考書などは試験に持ち込めませんが、これまでの努力と思いを持ち込みましょう。

ミスは誰にでもあります。
空欄を残しても合格した人はいっぱいいます。
ミスや心残りがあっても、最後までしがみついて下さい。

家族や友人達の応援を思い出せば頑張れます。
帰ってからみんなに思い切り感謝をつたえましょう。

Go for it!!

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また会いましょう

笑顔、お待ちしてます!

by ひめ



みなさんこんにちは、コニケンです。
最近このブログでもカウントダウンが行われていますが、あと3日です。
過ごし方については、昨日もらいじんが書いていますが、私からも言いたいのは、絶対に最後の最後まであきらめないでください!ここまで来たら、今まで自分がやってきたことを信じて、本番ではいつも通り自分の解答パターンで4事例に取り組めば良いと思います。

さて、みなさんあまりのんびりとしてられないと思うので、早速ですが本題。今日は「あと一歩」シリーズの第4弾、事例Ⅱを紹介します。「3日前に何を今さら」と思う方、全然結構です。本番では焦らずしっかりと解答に盛り込んでください。逆に、一つでも二つでも気づきがあった方は、解答するとき頭の片隅に入れておくと、勝負を左右する+2~4点がゲットできるかもしれません。是非確認してみてください。

例によって、以下順不同で10項目挙げてみます。すべて私自身の過去の解答例を元にしています。

①「~のアドバイスを行う・・・」
決して不正解ではありませんが、‘~教室を開催する’とか‘~セミナーを開催する’のように、事例Ⅱでは同じサービスでもより具体的な表現を取った方が、よりしっくりします。要するに、「どのように」サービスを提供するか、という部分ですね。(もちろん、~教室と言い切るのが危険そうだったら、上の表現で逃げるという対応も考えられますので臨機応変に対応を!)

②「○○店において、来店客数増による売上げ増が期待できる・・・」
この店はある商店街の中の店舗でしたが、実は、商店街のことに触れなければいけなかった事例です。「商店街全体が伸び悩んでいる」「B社の経営者は商店街振興組合の役員である」と明記されています。単にこの店のことだけを考えるのではなく、商店街とどのようにWIN-WINに繋がるコラボするか、まで、時には視点を広く持って対応することも必要です。

③「大げさな結婚式を好まず、多くの友人や同僚に参列してもらいたい」と思う会社員に対して・・・」
長いですね。実際このように解答していました。具体的なのは良いですが、サービスを提供する相手をこのようにダラダラと書くよりは、ここはシンプルにまとめて、「どのように提供するか」、「その根拠は何か」の方に字数を割いた方が良いです。この部分は‘手軽なパーティ形式の結婚式を求める会社員に対して’のように工夫して切り抜けましょう。

④「自社の施設を活用でき、独自性が出せるため・・・」
新たなサービスを行う根拠の部分ですが、独自性を出すことで終わってしまったら物足りないというか、不自然です。これが最終ゴールではありません。この試験では、大抵の場合、‘高い収益を確保できるため’と言い切ることが大事です(だって、売上が伸び悩んでいることに対する対応なので・・・)

⑤「ホームページで、予約状況を掲載する・・・」
これこそ「あと一歩」。ホームページを活用するところまでは正解でしたが、予約状況(いわゆる空き状況)だけでなく、‘料金’まで載せる必要がありました。日頃ホテルとか航空券を予約するとき、当然書いてありますよね。思いついた自体に満足せず、しっかりとどうあるべきか冷静になって考えてみましょう。

⑥「野菜に関する知識や調理方法を提供する・・・」
①と同じです。こんな回りくどい言い回しよりも、ズバリ‘料理教室を開催する’と言い切る方が、このケースでは確実にBetterな対応でした。もちろん、講師となる人がいること、場所が空いていること等々、根拠は必要です。そこまで盛り込めればBestですね。

⑦「各店舗において、効率的な商品納入量を決定する・・・」
これは、②と若干似ていますが、視点を広く取らなければいけないケースです。ある地域に数店舗構えるチェーン店(食品スーパー)において、最終的には各店舗で何が・どれくらい売れるかを算出するのですが、それをベースに‘売れ残りそうな商品を、柔軟に店舗間で移動する’という発想が必要ですが。これにより、廃棄ロスも少なくなり、全体としては売上げ増に繋がりますよね。もちろん、なかなか思い浮かばなければいけませんが、言いたいのは、先ほどの商店街や、チェーン店の場合は、全体を巻き込んで何かあるかもしれないな、と準備しておくことです。

⑧「○○品を拡充する・・・」
すでに散々言われているかもしれませんが、何かを拡充する場合は、スペースの都合できっと何かラインアップを縮小する必要が出てきます。また、このケースでは、拡充・縮小する商品を、誰が選ぶのか(B社が保有する○○の知識を持った社員)のところまで書けば、十分な根拠になりました。さらに、競合他社と比較しての価格設定までできればベスト。時間が許す限り、より具体的に(もちろん、あくまで与件文から逸脱しない範囲で方策を充実させましょう!

⑨「積極的な商品提案により、売上増が期待できる・・・」
一見正解っぽく見えますが、これだとやはり「どのように」の部分が甘いです。どのようにというのは、例えば‘メールを活用して’とか‘ホームページを活用して’と言った内容です。しつこいですが、事例Ⅱではそこを重視してみてください。きっと与件文にヒントが隠されているはずです。このケースもしっかりと書かれていました。本番でも、そういう細かくサラッと書かれているところを見落さないようにしましょう!

⑩「紳士服ブランドを新たに立ち上げる・・・」
最後のケース。これもあと一歩でした。与件文を元に、紳士服ブランドを立ち上げるところまでは正解でしたが、やはりどう売るのかが書けていない。既存の店舗で売るのか、別の専門店舗網を構築するのか、あくまで顧客に対してどのように提供するかを重視しなければいけません。ブランドを立ち上げること自体で解答が終わってしまうことはまずないでしょう。そんな視点で今まで模試や答練が解答できているか、もう一度確認してみてください。

以上事例Ⅱからの10項目でした。共通する部分が見えてきますよね。何度も言うように、決してぶっ飛んだ発想を求められているわけではありません。あくまで、与件文に書いてあることをベースに、サービス内容や商品を:誰が・誰に対して・いつ・どこで・何を・どのように提供するか丁寧に書いてあげればOKです。もちろん、すべてのケースで全部書けるわけではありませんが、制限字数内に極力多くの要素を盛り込んであげましょう。事例Ⅱならではですよね。
本番では、決して朝一番の事例Ⅰを引きずらないようにフレッシュな気持ちで、、みなさんならきっとできるはずです。
GOOD LUCK!!

byコニケン



こんにちは、を~です。

寒かったり暖かかったり、体調を崩しやすそうな気候の続く東京ですが、全国的にはどんな感じでしょうか?
一次試験の1ヶ月前にはこんなコトを書きましたが、それは一次対策として知識のインプット量が何よりもモノを言うから。
二次試験では「知識をどう活用して課題にフィットさせていくか」が問われるので、一次直前に比べると遥かに体調管理の重要性は高いです。

あと数日間、体調には気をつけましょう。
もし体調を崩しても、それに気づかないようにしましょう(笑)

というわけでこの超直前期には、事例に取り組む姿勢や根本的なスタンスよりも即効性。
今回はワンポイントをいくつかご紹介します。
とりとめもなくLet’s go!

 

■ 特性
問題によって事業特性だったり商品特性だったりしますが、事例Ⅰでおなじみフレーズです。
過去問や演習で引き出しを作っているでしょうが、まだの人はこんな切り口で考えてみると「○○特性を踏まえて回答せよ」に対応しやすくなると思います。

 

■ M&A
事例企業のM&Aが問われたときに忘れてはいけないのは組織風土ですが、もう一つ外さないでおきたいのは「手っ取り早く」何かを解決するという視点。
人材や商圏、ノウハウ(製造や販売の)などをお金で解決しちゃった、という意識は持っておきたいです。

 

■ 差別化
事例Ⅱの超重要論点ですね。
「自社の強み」から思考がスタートするとうまく纏まらないことが多いと思います(少なくともぼくはそうでした)。まずは競合についての記述を丁寧に抑えて、「競合が手がけておらず、自社がやっている(もしくは、リソースを考えて可能なことをする)」が最大の差別化。顧客・市場が抱える不満についての記述があれば、競合が提供できていないから不満につながっているわけで、差別化ポイントです。
競合が複数登場している場合、設問で問われているのが「どの競合」なのかは忘れずにチェックです。

 

■ インターナルマーケティング
ここ数年続けて出題されている事例Ⅱの最重要論点なので、捨てているという人はまさか居ないでしょう。
インターナルマーケティングの本質は顧客関係性強化です。
と言い切ると語弊があるかもしれませんが。
顧客のロイヤルティ向上およびその結果としての顧客生涯価値向上を目的として、企業が用いる手段がインターナルマーケティングです。
インターナルマーケティングが頻出論点ということは即ち、こぐまも言うように顧客関係性強化が事例Ⅱの根幹ということでしょう。

 

■ クチコミ
伝えやすい(伝わりやすい)こと、伝えたくなること。
この2点がクチコミの全てです。

 

■ ターゲット顧客の属性
与件文に年齢や男女など記載がある場合、絶対に忘れてはいけないポイントです。
(にも関わらず、ぼくは解答から漏らしていました・・・

 

■ 規格等
事例Ⅲや事例Ⅰで出てくることがあります。与件文中にISOやHACCPなどの記述がある場合には、強みとして使うか、活用可能なリソースとして留意しましょう。

 

■ 情報
事例Ⅲのオハナシです。
情報は、「共有する」場合、「伝達する」場合、「管理する」場合があります。
共有については、「誰と誰が」「何の」情報を共有するのか明確にしましょう。一方が最初からその情報を持っている場合、持っているハズだけど注意していない場合、どこかから取って来る場合など、色々な場合が考えられます。また、共有した結果として「何に活かせるのか」が問われているケースがある点に注意です。
伝達は、「誰が誰に」「何の」情報を伝達するかという点は明白だと思います。伝達された人がその情報に基づいて何をすることができるのかに注意するべきでしょう。
管理ですが、具体的には「収集して蓄積して共有して活用する」一連の流れを意識するべきでしょう。誰かが自分の(もしくは他の誰かの)業務に活用するために管理するわけですが、どんな情報が必要なのかイメージすることがキモです。

 

■ 現在価値計算
企業価値でも事業価値でも、定率成長とかでてくると急に複雑に思う人は多いと思います。
手抜きせずに年度毎のキャッシュイン・キャッシュアウトを整理しましょう。
計算はできるだけ最後にします。1.08の5乗とか、ややこしい数字に限って計算過程で消えちゃうこともあります。
また、公式はマル暗記では落とし穴にハマこともあります。各年度のキャッシュフローを割引率rや成長率gを使った算式で表して、公式を導きましょう。
慣れてくれば30秒です。

 

■ キャッシュフロー計算書
本業で稼ぐお金の範囲で投資して、余れば借入返済・不足は追加借入というのがキャッシュの基本的なオペレーションです。
本業で稼ぐお金の源泉の一つとして利益や減価償却があり、さらに運転資金のコントロールがあります。
運転資金負担の増減で混乱する人は多いと思いますが、前期末の売掛金は今期のキャッシュインであることがイメージできれば整理しやすいでしょう。

 

■ 便利な言い回し
これは解答の作成スキルというわけではありません。
過去問(や演習)での解答例(や模範解答)を一覧にしてみると、「こんな問いにはこんな答え方」をスキマ時間に確認することができます。
ぼくは、下図のように設問の要旨も併せてギュっと詰めて、通勤時間中に見ていました。
自作してみると、言い回しが結構アタマに残ってくれます。

 

■ 最も重要な休み時間
事例Ⅲの前は昼休みですし、事例Ⅳは最後の科目ですので、シフトチェンジは比較的容易でしょう。
事例Ⅰを引きずらずに事例Ⅱにスムーズにシフトチェンジすることはとても大事なことです。
事例ⅠとⅡの間の休み時間をどう過ごすのか、模試等でシミュレーション済みとは思いますがおさらいしておきましょう。

 

■ 最後に
というわけで2次試験前最後の記事でしたが、そこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ
少しでも参考になれば・・・と思います。

 

以上、を~でした。

 

 



勝利を信じて試合に臨むことと、無敵だと思い込むことはまったく違う。
(フランク・ランパード)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

いよいよ今週末が2次本試験となりました。みなさんの心中やいかに。
言いようのない不安に駆られている方も多いかと思いますが心配なく。ほぼ全受験生が不安を抱えているのだから。
でも不安ばかりに心が支配されると大概いいことはないんですよね。無為に時間を過ごしたり、睡眠不足でコンディションを落としたり。

ここはひとつ、自己暗示でも構わないのでポジティブに「自分は今まで十分準備を重ねたから必ず合格する」と言い聞かせてみるのも手ですよ。
今年2次試験に挑戦される道場読者のみなさんは、忙しい仕事や学業の合間でも不断の努力の末に合格率20%前後の1次試験を見事突破し、そして悩み苦しみながらも今日まで2次対策を重ねてきました。それは並大抵のことではなく、みなさんご自身が思っている以上にすごいことなのです。是非とも自信を持ち、自分の力と勝利を信じて本番に臨みましょう。
一方で、冒頭のプレミアリーグ・チェルシーの鉄人も言っているように油断や過信は禁物です。自信と過信の間で自分をうまくコントロールしながら不安を排除していけば、きっとプラスのスパイラルに乗っていますよ。

 

◆ファイナルペーパー◆
みなさんのファイナルペーパーは完成しましたか?
私は受験生時代に何度も何度も修正・追加を重ねて、本試験会場に持ち込み、各事例前にじっくりと見直していました。
ファイナルペーパーは2次試験対策の結晶のようなものなので、事例ごとの特徴や注意点を確認するという本来の目的はもちろんですが、まさに「ここまでやったから大丈夫」という自信と安心感から妙な落ち着きを得られたという副次効果が大きかったです。
いわばメンタルサプリみたいなものですね。
今回は2次本試験前最後のエントリとなりますので、私うちあーののファイナルペーパーを公開します。
といっても事例ごとの詳細については「過去問から学ぶ」シリーズを中心にこれまでのエントリでエッセンスを書いてますので割愛し、ここでは全事例共通の基本7カ条を掲載します。(一般公開用に一部改修してあります)

1) 高得点ではなく、安定得点を目指した対応をする。そのための練習を最後まで怠らず、試験ではそれを普段通りに行う。

これが一番こだわったポイントです。解答プロセスやタイムマネジメント、そしてあらゆるテクニックは全てこれを実現するための手段。
こぐまもこちらの記事で書いていますが「大勝ちする必要はない 。大勝ちは大負けとウラオモテ」。全く同感です。

2) パターン化と柔軟性。パターン化した部分は機械のように作業・処理する。柔軟性は、パターンから外れた事象に直面した際、やるorやらないを含めて現場対応する。

パターン化とは「こう問われたら、こう考え、こう書く」ということを事前に決めておくこと。
くれよんのこちらの記事はその好例。新規事業を問われたら、設問の制約条件に従って、与件文ワードを使ってフレームに埋め込みながら書く。
パターンで対応できれば、時間短縮+精度向上+体力温存の一石三鳥。さらにもうひとつ、稼いだ余剰の時間と体力を現場対応に充てることができるので一石四鳥となりますね。

3) 83分のプロセスを基本にタイムマネジメントを行う。特に試験前の3分間と、開始後32分は最重要。

試験試験開始3分前からそれぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱え事例脳を準備する習慣を身に付け、全事例欠かさず繰り返しました。簡単なことですが、これをやるのとやらないのでは80分の闘い方に雲泥の差があったというのが実感です。
2次試験80分間で行う作業のうち「読む」「書く」は制限時間内でしかできませんが、「考える」は外段取り化できますからね。
また私の場合、設問解釈・与件文大枠把握・対応付けまでの作業を終える目安を試験開始後32分で設定し、難易度により調整していました。
80分の使い方はみなさん自身が確立するものであり、絶対的な正解などありません。ここで重要なのは、
80分の使い方を確立していること
それを本試験で愚直に実行すること
この2点です。

4) 全段落活用、全センテンス活用。与件を設問に貼り付けていくイメージ。大枠把握でチェックしたものを全て使い切る。

与件文に意味のない段落、センテンスはひとつもない、との前提で解答の際に必ず全段落、全センテンスをどこかの設問で使うよう心がけました。全段落はマスト。全センテンスは必ずしも使い切れたとは限りませんが少なくとも意気込みは全センテンスでした。
どうしてもやってしまいがちなのが「大枠把握でチェックしたのに使えなかった」。使うことを検討したが使えなかった、もしくは使わなかったはOKだけど、使い忘れたのであれば悔いは残る。あとで悔やまないために80分内で必ず使い切るように心掛けました。

5) 外部環境(ニーズ)と、内部環境・強み(シーズ)のマッチングが重要。

SWOT→クロスSWOTは戦略立案の基本中の基本。その中でもプラス同士の掛け合わせである「機会 x 強み」は第一プライオリティ。

6) 判断基準は常に客観的に。解答要素の選択も客観的に抽出し、選択する力が大事。

アイディア解答はマス目と時間と体力を浪費するだけでいくら書いても点数にならない。
設問で問われているポイントと制約条件に従い「ここにこう書いてあるからこう解答した」と論理的に説明できるようでなければならない。
論述しようとしている内容を反芻し「そんなこと与件に書いてありますか?」と言われる内容になっていないかを常に確認する。

7) 人と比べ頭ひとつ抜け出す。周りが獲るところを落とさない。「寄らば大樹の陰」=多くの人が書きそうな解答であれば、悪くても引き分け。

2次試験は多数決みたいなもの。相対試験である以上、他の受験生が外さないところを自分も外さなければ合格ラインにぐっと近づくし、自分だけ外したら合格ラインは遠のく。
では、頭ひとつ抜け出すためには?心がけたのは解答要素の数。圧縮編集技術を使って、人が3要素書くところを4要素書く。決して人が考えないような解答を意味しているわけではありません。
出題委員はそのラインが60点になるように作問しているけど、現実的には80分という時間の制約や本試験独特の緊張感、体力・集中力の消耗など様々な要因からそんなに高いレベルの争いにはなってないはずです。例えば、去年の事例Ⅱなどは合格ラインは30点程度だったと見られています。

 

◆今年は事例Ⅰに波乱???◆
ここからはうちあーのの全くの妄想ですので話半分で読んでほしいのですが。。。

H23は事例Ⅱが難しく、また事例Ⅳに形式上の変化がありました。H22は事例Ⅲが高難易度でした。
ってことは、今年H24は事例Ⅰが難しくなる!?
難易度は受験生がコントロールできる範囲外なので予想したところであまり意味がないのですが、怖いのは事例Ⅰが10/21試験当日の最初の事例であるという点です。
最初の事例は良くも悪くもそれ以降の事例に精神的な影響を及ぼしがちです。1次と2次の違いこそありますが、私が敗退したH22の1次試験では1科目目の経済学での大ゴケが原因で、続く財務・会計も大きく凹みました。
2次は1次以上にメンタルが重要だと思います。事例Ⅰが難しく「絶対Aは取れてない。事例Ⅱ以降オールAでいかなければ」なんて思ってしまうと余計なプレッシャーがかかりますよね。
仮にそのような状況に直面したら「どうせみんなできていないからむしろチャンス!」ぐらい思ってニヤリとしてみてください。多分その瞬間、大きな精神的アドバンテージが得られるはずです。
あと6日。日曜日は曇りのち晴れの予報です。
本試験前に「やるべきことは全てやった」という状態にあり、本試験終了後には「全てを出し切った」という状態になることを祈ってます!

Coraggio e forza!(勇気を出して、がんばって!)

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

ここ最近の気温の急激な変化で、完全に体調を崩してしまいました。受験生の皆さんは、そのようなことがないように最後まで気を張って生活していただきたいと思います。お住まいの地域によるかと思いますが、寒暖の差が激しい季節になってまいりました。油断すると一発でカゼひきますので(私だけ??)。

さて、私個人の記事としては本日が二次試験前最後の担当となります。ですので、個別の事例のお話ではなく、応援メッセージ的なことを書こうと思います。
まず、あと1週間の過ごし方についてです。あくまでも持論的な要素が強いので、「そんなことない!」という方はスルー推奨。
正直、最後の1週間は今までご自身がやってきたことを確認し、再び実践し、(昨日のくれよんの記事にもありましたが)本試験で使えるレベルまで高めることに注力するしかないかなと。
今から新しいことをやろうとしても、「使えるレベル」まで到達しない可能性がありますので、ご自身が自信を持って使える武器のみを持ち込んで試験会場に入りましょう。中途半端なものを持ち込んでも、迷いの素にしかならない可能性が大きいです。
あと、最後の土日はセルフ模試を1回でもやっていただきたいですね。過去の論点チェックの範囲が広いスト生にとっては、「いかに自分の武器が実践できるレベルにあるか」を1日でチェックできる最後の機会となるでしょう。

さて、ここからが本題。

1次試験が終わってから早2ヶ月。あなたは二次対策を始めて以来、色々なことを学習してきたと思います。
二次試験の問題を初めて見たときの衝撃は忘れられないでしょう。「何これ??」「どうやって解くの??」「とても太刀打ちできそうにないわ~」という状態。それでもコツコツ学習を続けてきて、もはや解き方も大体把握して「何とか戦えそうだぞ?」「あとは自分の実力を出せれば!」という状態に近づいているのではないでしょうか?

どれだけ遠く果てしない道のりだとしても、この2ヶ月の歩みのように1つ1つクリアし、一歩一歩前進してきたみなさん。

ようやくここまでたどり着きました。あと少しで栄冠はあなたに輝きます。

ただ、中には2ヶ月の間に息切れしてしまい、二次試験の突破に疑問を感じていらっしゃる方もいるでしょう。

「ここまで学習してきて色々なことを学んだし、考え方も学べたから結構満足したかも。」

いやいや、ここまで来たらそこで満足せずに貪欲に取りに行くべし!やっぱりせっかくの資格試験なのですから、取って(それを使って)ナンボです。

「中小企業診断士」という肩書きがある自分とない自分。

どちらの姿を望みますか?合格したら何がしたいですか?合格した時とできなかった時。その後の1年にどれだけの差があると思いますか?

学習を始めたときのあなたは、決して「学習して色々学べたから満足だわ」なんて意識すらしていなかったはず。

私が合格してからの1年は、劇的に環境が変わりました。診断士試験に合格していたからこそ出会えた方々も沢山いらっしゃいますし、そこから頂いたお話も多々あり、そのような縁もあって選択肢が増えたからこそ独立もできました(独立が正否は人それぞれ。ですから、あくまでも選択肢の1つだとお考えください)。独立して様々な企業を見ることで、再びどこかの企業に入社した時に、その経験を生かすこともできます。
資格を取ったからと言って、急に何か特別なことができるようになるわけではありません。ですが、できるようになるための階段を上ることができるようになります。よりチャレンジングな選択肢を得ることができます。
この資格は、自分を何段階も上に引き上げてくれるためのツールになりうると、私は本気で思います。独立しているが故に、より多くの仲間と出会い、協力して多様な仕事をしたいと心から思います。

合格すれば、今の生活とはまた一味違った広大な世界があなたを待っています。

最後まで強い意志を持って栄冠を勝ち取ってください。心から応援しています。

By アンドロメダ



こんにちは。くれよんです。

しつこい残暑もさすがに終わり、一気に涼しくなりましたね。
私の2年前のこの時期の話をすると、試験の準備としては万全で進めていたものの、2次試験直前2~3週間が業務のピークと重なり、睡眠時間が激減して非常にコンディション調整に苦しんだ記憶coldsweats01があります。そんな中、功を奏したのは「体調管理>勉強」を実践したことだったと思います。猛勉強のさなかだとは思いますが、お仕事も含めて、体調管理にはくれぐれもご注意ください。

実は今、風邪をひいてしまっており、体調不良によるパフォーマンス低下sweat01を身にしみて実感しています。皆さんはぜひ気をつけて下さいね。

さて、前置きが長くなりましたが、本日の記事は事例Ⅱ。
とは言え、この直前期なので、飲んでよく効く風邪薬のように即効性のある内容にフォーカスしたいと思います。

■事例Ⅱで点差が開く設問は?
私の経験から考えると、事例Ⅱで点差が開く可能性が最も高い設問は、「新規事業」を問われる設問。実際、演習問題をやっていても解答の精度、安定感にばらつきが出ることが多く、他の受験生の答案を見ても点差が最も開く結果他となった設問だったという実感アリ。

前回この記事で書いたとおり、今年の2次試験の合格ボーダーライン上の争いは極めて熾烈と予想。よって、もしも今年出題されたとしたら、(捨て問とするような悪問でなければ)、 新規事業の問題は勝負の分かれ目となる可能性大なのでは?というのが私の仮説。

■新規事業の解答フレーム
では、どうやったら、新規事業の設問での勝ち組になれるのか?
特に2次試験では、「あれがいい、これがいい」と具体的なやり方を言うのは実はあまり好きではないけれども今日のテーマは「即効性」ということで、私の持ちネタをひとつご紹介。

安定して質の高い対応をする上では、フレームワークが威力を発揮。新規事業においても「誰に・何を・どのように」という定番フレームワークがあるものの、「これだけだとフレームワークとして実際不十分ではないか?」という疑問から改良を加えて作成したのが以下のフレームワーク。(文字が小さい場合はクリックして拡大して見て下さい。)

私の受験時は残念ながら本試験で「新規事業」はではなかったものの、演習においては効果は実証済み。

美しいゴロができなかったので覚え方は力技ですが、「誰に何をどのように」を崩して、「誰誰・何何・どのようニーズ」フレームワークと勝手に呼んでいます。20~30回程お経のように唱えてもらえれば覚えられ・・・ませんか?

Pointは、「上記のフレームの上から順に内容を書いていくだけで解答が書きあげられる」ということ。
つまり、色々編集に悩まずにフレームの順に文章を書けば、きれいな解答になるという代物。この点は結構大事で、フレームの活用で時間にして5分は稼げる実感アリ。
具体的に書くと以下のような感じ。

<解答骨子イメージ>
○○に対して、○○と一緒に、○○という事業を行う。○○(協業者)の○○という強みと、B社の○○という強みを活用して、○○のように実現し、○○というニーズに応える。結果、○○という目標・課題解決に繋げる。

<上記例を使った解答例>
自宅で演奏会をしたい中高年等に対し、内装業者と共に防音工事施行事業を行う。B社のライブハウス運営で培った防音効果ノウハウと内装業者の施行作業ノウハウを活かす。楽器特性に合わせた設計を安価に提供し、顧客情報を活かした販促を行う。低予算と音響効果にこだわるニーズに応え、新規顧客を獲得し、業績向上させる。(150字)

 

言わずもがなですが、フレームワークは使いこなせてこそ、役立つもの。
時間にしてほんの数時間程度clockだと思いますので、過去の新規事業を問う設問を2~3問やってみることを強くオススメsign03
効果があったら、ぜひコメントを頂けると嬉しいです。

———————————–

新規事業の設問が出た時に「ニヤリ」としてもらえたら幸いです。

by くれよん 

 

 

 

 

 

 



こんにちは。こぐまです。

コニケンの「あと一歩」シリーズ、読んでおられますか?

【事例Ⅲ】「あと一歩」の答案
【事例Ⅳ】「あと一歩の答案」Part2
【事例Ⅰ】「あと一歩」の答案 Part3

特にスト生にとって薬となる考え方が満載です。
誰しも自信なぞ持てるはずのないこの時期、ぜひ上記の記事を熟読して、ご自分の答案に足りないものがないかどうか、最終検証してみてはいかがでしょう?

「設問要求解釈」の力を研ぎ澄ませることにもつながると思いますよ。

さて、今回は2次試験前、最後のエントリーとなります。
私がもっとも苦手としていた事例Ⅱについて、本番での失敗も踏まえ、普遍的に使える考え方をまとめておきたいと思います。

とはいっても、ベースは「スモールビジネス・マーケティング」ですけど

極めて基本的な論点ですが、緊張した本試験会場ではそれが頭からすっ飛ぶこともありえます。
苦手としている方は考え方の復習として読んでいただき、もう一歩踏み込むための一助となれば幸いです。

◆規模では勝てない◆

規模の大小に左右されない勝負に持ち込むのが、中小企業の基本的な経営戦略ですね。

事例に出てくるB社は、大手全国チェーン店にシェアを食われつつある状態であることが多く、それにどのように対抗して売上と利益を高めていくかが大きなテーマとなっています。

大手と競合したら泥沼の価格競争で消耗するのみ。
つまり、不特定多数の顧客を対象とする大手マス・マーケティングの模倣(同質化)では絶対に勝てない
差別化することが勝ち抜く鍵。

そのためにはできるだけ「リレーションシップ・マーケティング」「ワン・トゥ・ワン・マーケティング」の発想で顧客のニーズに応えて、顧客満足度を高めていく

ではどうするか?

◆B社の顧客を見出す◆

まず、「誰が自社の顧客となり得るのか」を明確にする必要があります。
つまりターゲットをセグメントしないと、効果的で個別的なプロモーション施策を立案できません。

ターゲットセグメントの変数は念のため最終確認しておいてください
4Pは、どの層を攻めるのかのターゲットが定まって初めて立案できる戦略の切り口です。

◆儲けは信者と書く◆

これは完全な受け売りです。でも聞いたとき、あ~なるほどと合点がいきました。

購入金額上位20%の顧客で80%の売上を構成するという「20:80の法則」はご存知の方も多いと思います。
ターゲットが決まったら、

・新規顧客を獲得する
・顧客シェア(自社でどれだけ多く買ってもらうか)を上げる
・既存顧客を維持する(特に上得意客)

ことを目的とした施策を打っていく必要があります。
これは優良顧客育成のプロセスでもあります。

顧客になり得る人たちをどうやって呼び込むかのプロモーション施策(チラシ、広告など)、新規来店客をリピート客にするための再来店促進策ポイントカード導入、クーポン券発行、商品・サービスを知ってもらうためのDM送付など)、再来店客の来店頻度を上げ固定客となってもらうための提案販売など、ステップを踏んで自社のファンを増やしていくことで売上と利益の向上を図ります

 

 

 

さらに常連客の嗜好やこだわりを反映したきめ細かな品揃えや、ライフスタイルや年齢等に応じた商品・サービスの提案を行うことで、最終的に自社へのロイヤリティが高い「信者客」「伝道者」まで引き上げていき、囲い込みに努める必要があります。

ここまでの優良顧客であれば、口コミでの客数拡大を期待できる段階です。

また、優良顧客の情報を蓄積して分析(後述)することで、4Pをより効果的に組み合わせた販売戦略の再構築も可能となってくるわけです。

競争戦略としては、差別化と集中がキーワードですね。
自社の持つ強みで大手競合との差別化ができれば、規模の大小に左右されない競争力が確立でき、競合関係の激化を回避することにつながります。

◆顧客との関係を強化する◆

上記のプロセスを効果的に回すためには、顧客関係管理が重要です。いわゆるCRMですね。

「企業経営理論」で学習した内容をもう一度思い出しておいてください。

顧客生涯価値(LTV)」を高めることにより売上と利益の向上を目指すという、ごく当たり前のようなことで読み流してしまうところですが、ここに事例Ⅱの本質がひとつあるような気がします。

事例Ⅱにおいて、「誰に、何を、どのように」という事業ドメインを決定するためのポイントのひとつとなる考え方ではないでしょうか。

 

 

CRMの手法として取り上げられる、RFM分析やデシル分析、ポイントカードや会員制の導入FSPの実施会員コミュニティの構築等は、それ自体をやることが目的ではなく、そこから得られた情報やデータを蓄積して分析し、自社ターゲット層が求める商品・サービスを適切に提供できるよう、4P戦略を構築するためのツールです。

優良顧客が自社から離れて行かないよう、これらのツールを使って情報を適切に4Pに反映させることで、囲い込みを図ることが重要です。

2次試験的に言えば、「期待する効果」を狙うための施策・手段です。

◆まとめ◆

事例Ⅱは、以上のような考え方を理解しているかどうかが問われる、診断士試験のコアとなる事例であると思います。

キーワードも散りばめたつもりですが、今ひとつ事例Ⅱに苦手感を拭えない方はあまり難しく考えずに、何をしてもらったら客として嬉しくて、また行きたくなるか、友達にも教えたくなるか、基本に立ち戻ってもう一度、答練や過去問を見直してみてください。

問われているパターンはそんなに多くはないはずです。

逆にどういうお店や対応だと「もう行かね」と思いますか?
ポイントカードを持って買い物しているにもかかわらず、自分にまったく関心のない(過去の買い物の傾向と関連性のない)商品のDMを「何回も」送りつけてくる店はどうでしょう?(まあ、データマイニングのひとつの結果かもしれませんけどね)

・自社の顧客は誰なのか明確化する(ターゲットセグメント)
・新規顧客の獲得と既存顧客の維持・深耕は常に重要
・優良顧客育成にはCRMが必須→ロイヤリティ向上→囲い込み
・CRMの手法の基本と期待効果を押さえておく
・顧客満足により顧客シェアが拡大→LTV向上→売上・利益の向上
・顧客満足は従業員満足から生まれる(インターナル・マーケティング)
・大前提は明確な経営理念・信条・行動規範の存在
・優良顧客育成の結果として、口コミ発生も期待可能

by こぐま



みなさんこんにちは、コニケンです。
いよいよ本番まで二週間を切りましたね。段々と涼しくなってきましたが、体調を崩したりしていませんか?いつもしつこいように言いますが、くれぐれも体調管理だけには気を付けてください。ただ、今日が休みの方も多いかもしれませんが、まさにラストスパートの時です!
さて、今日は「あと一歩」シリーズの第三弾、事例Ⅰを取り上げます。事例Ⅰは、以前も書いた通り、私が最も不得意としていた科目であり、実際に配点20点中0~5点しか取れなかった問題(つまり完全な的外れ)も答練で何回か経験しています。これはこれで、根本的に着目ポイントを見直して、せめて半分は獲得していく対応を取らなければいけません。
一方で、12点前後取れている問題ももちろんあり、今回もここであと4~8点獲得することを主眼に置いています。是非一つでも二つでもヒントを掴んでみてください!

①「タイムリーに成果を出せている・・・」
‘成果を出せている’の部分、少しでも具体的にしておきたいです。このときは製造業だったので、タイムリーに‘製品化が実現できている’の方がbetterです。ほんのちょっとしたことのように思えますが、これでもし2点違うのであれば、もったいないですよね。自分の中では分かっていることでも、しっかりと文章化することが大事です。

②「事業部門ごとに管理している協力業者を全社的な一元管理に改める・・・」
一元管理に改めても、それだけではまだ半分しか解決していません。ここから、さらに‘品質やコストの面から評価・選別する’という具体的な実行フェーズのところまで方策を落とし込む必要があります。自分の解答に対して、「これで十分かな?」という視点を常に持ってみてください。

③「事業部門ごとに管理している協力業者を全社的な一元管理に改める・・・」Part2
実は、この問題にはさらに先がありました。‘新たな業者の開拓をする’です。まぁ気付かなかったら仕方ないですが(実際、自分も当時思いつかなかったですし)、言いたいのは、「視野をあまり狭めないこと」です。このときも、既存業者の管理のことばかり頭にあり、それに留まっていました。②でも「さらに先を」と言いましたが、さらにさらに先を見越せればBestです。もちろん、余裕があればですけどね。

④「集中的に育成を行う時間を設ける・・・」
一見良さそうですが、事例Ⅰはやはり組織・人事に関わることなので、具体的に書けるべきところは書くべきです:‘育成者を選抜し、育成に専念させる’。ここまで書き切るときの注意点としては、実際に育成する人が社内にいることを確認することです。いれば、ここまで書かないときっと満点にはならないでしょう。逆にいない場合は、育成を外部に委託するなんて発想にもなりますが、外部の人からのノウハウの伝授は考えにくいですよね。そのときは、解答の軸自体を変えてみてください。

⑤「過剰在庫が生じているのは、適切な生産量の設定が難しい商品を主力としているため・・・」
いま自分の解答を見てみると、安易ですね笑。もちろん、与件文に書いてあったからこのように書きましたが、事例Ⅰがこれで終わるはずがありません。しっかり「組織面」に着目すれば、‘営業部門と製造部門が個別に計画を作成して、実施しているため’というところまで行き着くはずです。こういうことももちろん与件文に書いてあります。この組織をどう変えるかについては、当然別の問題で問われますよね。緊張感のある本番でも、落ち着いて全体を広く見渡すことも当然大事です。

⑥「通常業務から離れた場で、プロジェクト組織を新たに形成する・・・」
限りなく正解に近いですが、さらに、‘プロジェクト責任者に十分な権限と責任を与える’まで書く必要なケースもあります。プロジェクト組織が成功する一つの要素として、一次試験で使った教科書にも載っていますよね。字数を捻出して、この約20字(=1要素)を入れ込みましょう。

⑦「最新情報を仕入れつつ、投資先を判断していく・・・」
内容は間違ってはいませんが、実行フェーズとしては弱いケース。②と同じですね。‘投資の成果を継続的に評価し、投資先の選別を行っていく’。やはり評価・選別というプロセス/サイクルを回すところまで発想を膨らまし、しっかりと要素として加えたいです。

⑧「大手企業との関係強化により、安定受注に繋げる・・・」
このときは、実は‘異業種’の大手企業だったのですが、関係強化・共同研究を行うことのメリットとして、‘大手’であることよりも、‘異業種’であることに着目しなければいけませんでした。‘大手’に着目すれば上みたいな解答になりますが、‘異業種’に着目した瞬間、‘異なる製造のノウハウを入手する’みたいな解答が書けます。他のケースでも言いましたが、とにかく、着目点およびそれに対する根拠・方策を決めつけないことです。思い込みは禁物です。与件文で書かれていることを前提に、極力発想を膨らませて、妥当なものをギュッと織り込むことが、どの事例にも共通して言えるポイントです。時間をかけすぎない範囲で(大事!)、色々な可能性を考えるようにしたいですよね。

⑨「市場調査を専門に行う部署を新設する・・・」
事例Ⅰならではですね。間違っていませんが、これも部署の新設だけで満足せず、②⑦で書いたように、‘販売実績を継続的に評価し、ラインアップを見直す体制を築く’まで触れたいです。さらに、新しい部署を新設するとき、従業員の新規雇用もこの試験としては考えにくいので、どこから引っ張ってくるかは、与件文中で判断し、解答に盛り込みましょう。

⑩「各社が設備投資を行って、激しい価格競争が繰り広げられる・・・」
この事例で取り上げられた業界では、市況価格が大きく変動することの構造的背景を聞かれている問題ですが、着目点は悪くないものの、これもまさに「あと一歩」ですね。間のロジックが抜けています。ここでは、‘各社が設備投資する結果⇒大量生産が始まり⇒供給過剰となり⇒価格が下落する’のような流れをしっかりと書きたいところです。ちょっと考えれば、教科書レベルの知識で常識的に分かる内容の場合は、しっかりとこういう流れまで書きましょう!

いかがだったでしょうか?何か自分の答案で思い当たることはありましたが??要するに、事例Ⅰでは、
・あくまで大半の問題で「組織・人事」に関することが問われていること
・頭の中で何となく分かっている「流れ」を、字数が許す限り、しっかりと順を追って丁寧に書けば、間違いなく+αの点に繋がるということ
です。なかなか点が伸びていない方も、最後まで決してあきらめないでください。まさに私が経験者ですので。
次回は、「あと一歩」シリーズの最終回、事例Ⅱをお送りする予定ですのでお楽しみに!

byコニケン



こんにちは、を~です。

もうそろそろ2次試験本番までの日数を指で数えられる時期となります。
週末にまとめて学習している方!週末はあと2回しかありませんよう。
平日にも学習できるツールは用意してありますか?

前回は、「結論への帰結」というサジェスチョンをご紹介しました。
今回は、「比べてみよう」つまりが「何かの他との違い」をどのように解答するのかについてヒントを得てもらいたいというのがテーマです。

■ チガイが直接問われるパターン
まずは導入。
設問でズバリ「チガイ」と明示されている場合です。
過去数年の事例Ⅰだけを振り返ってみても、

17年 事例Ⅰ 第一問 webビジネスと製造業のビジネスモデルの違い
21年 事例Ⅰ 第一問 A社とF社の強みの違い
23年 事例Ⅰ 第一問 一般家庭向けと医家向け医療品の営業活動の違い

なんという頻出論点でしょうか。
たまたまかも知れませんが、いずれも第一問で「違い」が問われていますね。

「違いは××だ」と言い切るのがカッコいい感じがしますが、これはなかなかに難しいもの。
ただ、せめて「アッチはア~だけどコッチはコ~だ」という答えを作りたいです。
ここで気をつけたいのは、「ア~」の部分と「コ~」の部分を同じレイヤーで対比させること
この事を、ぼくは次元を揃えると呼んでいます。

たとえば、
アッチは赤いけどコッチは青い
アッチは硬いけどコッチは柔らかい
というような対比が、次元がそろった対比。

ここで、
アッチは硬いけどコッチは熱い
アッチは嬉しいけどコッチは四角い

なんていうのは、次元がそろっていません。
乱暴な意見ですが、このような解答を作ってしまうくらいなら”コッチは硬くない”、”コッチは嬉しくない” の方がましだと個人的には思います。
要はApple to apple で比べてみましょうという、至極当たり前の事なんですが、コレが試験本番の切羽詰った状況では難しいものですね。

比較に限らず箇条書きなんかでも同じようなことが言えるのですが、できるだけ次元を揃えるように意識してみると、答案がグっとソレっぽくなってきますよ!

■ チガイをヒントに
さて、今回の本題はコチラ。
競合であれ方法論であれ、何を何と比較するのか明示されていれば与件文中にいろいろ書いてあることを見つけるのは容易。
見つけようと思って与件文に臨みますからね。

一方で、一見しただけでは何かと比較しようというスタンスではなく真正面から解答したくなるような問いでも、何かと比較するというワンクッションを置いてあげることで考えを整理しやすくなる場合があります。

場合によりますが、例えば次のような設問。

○○をやる(やった)効果は?
○○をやった背景は?

上の例とは異なり、第一問で問われるようなものではありません。
このような場合、ぼくはどうも○○に関する知識(一次知識&一般論)オリエンテッドな解答を作ってしまいがちでした。
面白みのない答案だよなーと思っていたところで考えたのが、「○○をやっていなければどうなったであろうか?」ということ。
つまり、「やった場合」と「やらない場合」を比較するわけ。

ほっといたら前から抱えている問題が残る・深刻化するのであれば、それを解決できるというのが解答の軸になります。知識からスタートしても、事例企業の問題として与件に現れているものをさがすことができればOKです。

市場環境が変化しているのに仕事のやり方や体制を変えなかったらジリ貧になりかねません。
極端な場合、企業の存続を脅かす事態につながるかもしれません。

設問で問われているのとは逆の状態を想像することで、事例企業の抱えていた問題にまで踏み込んだ解答を作れるようになりました(な気がします)。

■ 最後に
事例企業の抱えていた問題というのは、こと2次試験の設問に挙がっているという時点で、とりもなおさず経営課題に直結するものです。
前回エントリで紹介した定番結論も、代表的な経営課題(を解決した姿)です。

経営課題に注目するのが大事という指導を受けることも多いかと思いますが、大上段に構えて経営課題を探してみても良く分らないものです。
ですが、2次試験では設問を通して経営課題を解決していくことになるので心配無用。答案ネタを俯瞰したときに、「あ~、コレが経営課題よね」と指摘できれば、A答案は目前です

あと2週間、答案作成におけるフェーズゲートを固めておきましょうね
以上、を~でした。



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2次本試験まであと17日セルフ模試やっていますか?
本試験スケジュール通りにガチで80分x4本勝負を実行することは極めて効果的な準備と言えます。
週末はあと2回のみで、実施できるチャンスは限られていますが、何とか時間と環境を工面して挑戦してみてくださいね。

このセルフ模試の大きなメリットの一つが、1日4事例の過酷さを体感できるということ。
これについては、ほとんどの読者の方が模擬試験等で既に経験済みのはずですが、主な受験校の模試が全て終了しているこの超直前期だからこそ一層貴重な練習となります。

どんな事例でもまさにマシンのように処理できる境地に達した一部の上級生を除くと、ほとんどの受験生は事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの激戦をくぐり抜けた後、事例Ⅳを迎えた時点で疲労がピークに達しています。
昨日のアンドロメダも書いている通り、脳ミソがクチャクチャ、ウニだかカニ味噌だか分からない状態。
そのような状態になるのは極めて当たり前、それだけ集中して3事例に立ち向かった訳だからある意味「あるべき姿」とも言えます。
大事なのは、そのような朦朧状態がどのような状態かを知り、そしてそのコンディションの中でいかに「普通のこと」ができるか。これを疑似体験し本番で最大限の力を発揮する、これこそがセルフ模試の最大の狙いなのです。

ここでは、事例Ⅳと対峙する際に「普通のこと」ができるためのヒントをいくつか挙げておきます。

 

◆経営分析の論述パターン化◆
H22まで第1問・経営分析は「問題点」あるいは「長所・短所」の内容もしくは原因を3つの経営指標を使って説明する出題形式でした。
私うちあーのがパターンとしていたのは下記の通り。

a)3つの指標は、収益性・安全性・効率性から1つずつ選ぶ。
b)論述の締めは「~で収益性(安全性、効率性)が低い(高い)。」など結論を挙げることで固定化。
c)指標の公式の分母・分子に必ず触れる。
d)事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ同様、与件の言葉を使い切る。

c)について、例えば有形固定資産回転率の論述の場合、分母の有形固定資産だけでなく分子の売上高にも必ず触れる。
論述例を挙げると「短所は○○を機会と捉え設備拡充したものの○○で売上が伸びず資産過大で効率が悪い点である。」みたいな書き方を基本パターンにしていました。
分母・分子に触れた上で「~ものの」とか「~一方」で繋ぐと展開しやすいですよ。

H23のような変化球が来た場合には、練習したパターンが使えないので朦朧状態に鞭打って現場対応しなければならないのですが、d)はどんな事例でも変わらぬ鉄板ルール。
逆に変化球だからこそ、与件から離れないようにいつも以上に注意を払いました。そうすることで相対的に負けない解答に近づくはずだからです。

 

◆サービス問題を見抜く◆
経営分析で点数をある程度固めたら、A判定まであと一息。
過去問から判断して、事例Ⅳでは第2問以降の問題のうち少なくとも1問はサービス問題が含まれると考えてよいでしょう。
H22では第4問設問1が良い例。「金利が上昇した場合の影響」が問われていますが、設問2を見ると「設問1の影響を軽減するための方策」を聞いているわけだから理論的に「良い影響」にはならないですよね。よって「市場価値は下がる」みたいなことを書けばもれなく点が入ってくるはず。
H23では、第1問が変化球だったことから第2問、第3問、第4問設問1が1次試験レベルの出題。
ここで最もやってはいけないことは折角の獲りどころなのに「いやいや、こんな簡単なはずはない」と変に勘繰って、余計な時間をかけ過ぎたり、挙句の果てには無理矢理こねくり回した解答を書いてみたり。
そうすると「みんなが正解する問題を大外しする」という悲惨なパターンでB判定以下が確定してしまいます。
事例Ⅳはどこかにサービス問題が潜んでいることを心にしっかりと留めておくと、判断力が鈍った状態でも誤った方向に行かないよう歯止めがかかります。

 

◆検算、検算、検算◆
残り時間10分を切っていて、ある設問がまるまる白紙だったら、あなたならどうしますか?
この場合は迷わずその設問を捨て、既に解答済みの計算問題の検算をしてください。
検算は最低3回。できれば異なる計算方法での検算が望ましいです。疲労度が極限レベルですから結構計算ミスはやっているものです。
未解答の問題に慌てて取り組んで外した挙句、計算ミスを見過ごしてしまったら目も当てられないですよね。
約310分闘い抜いた自分を労い、残り時間は得点アップを目指すのではなく、失点を減らすことに注力するのが合格確率アップに直結します。

 

◆まとめ◆
事例Ⅳは、実力の差がつきやすい事例であることは事実ですが、実力を額面通り発揮するのが難しい事例でもあります。
得意な人でも思わぬミスをしがちだし、逆に苦手な人でもサービス問題をきちっと獲ればかなりいい線に行ける。
今から本試験でのご自身の状態を想定しながら、安定的に点数を重ねるための準備ができれば有終の美を飾れるはずです。

残りわずか、体調にはくれぐれも注意して最高のコンディション作りをされることを祈っています。
がんばってください!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

昨日のこぐまの記事にもあるように、2013年の合格を目指す方にとってはそろそろスタートですね!1年間の長丁場を乗り切るためには、最初にリズムを作ってしまうことが何より大事ですので、うまく生活の一部に学習時間を組み込んでいきましょう。

一方、2012年目標の方は最後の追い込みの時期に入ってまいりました。本日のテーマは事例Ⅳ。80分×3事例を戦い抜いた後に相対する事例Ⅳは、普段の実力の8割出せればいいくらいの気持ちで臨んだ方が気がラクになるかと。過去の先人たち曰く、「本試験中はめちゃくちゃ難しく感じたんだけど、1日たって冷静に考えたらめちゃくちゃ簡単だった」というのはよく聞く話。なので、自分も例にもれず脳ミソがクチャクチャになってると心得るべし。

で、そんな中でも落ち着いて事例Ⅳに臨めるように、最初に事例の全体像を把握する方法を、財務会計のど素人の私なりにまとめてみました。
もうすでに自分でプロセスが確立してる方や、やり方が合わない方はスルー推奨です。

0.前提
個別問題もさることながら、事例Ⅳの最重要ポイントはやはり「第1問:経営分析」です。H23年の問題は個別計算問題が易化しましたが、それまでは80分で解くにはボリュームがかなりある計算問題が出題されていて、なかなか点が取れないものでした。よって、採点側からしたら比較的自由度の高い経営分析で点数を拾ってあげないと平均点が散々なものになってしまいます。というわけで、事例の全体把握も経営分析の回答根拠となりそうな材料を集めることに注力します。

1.第1問の確認
まず他の事例と同じように本文で「何をしている、どのくらいの規模の企業なのか」を把握します。その後にすぐやることは、「第1問の経営分析で聞かれている内容の確認」です。事例Ⅳの第1問では大方、問題点とそれが最もよく表れている経営指標を答えさせる問題が出題されますね。
このとき、「第1問の時点で解決策まで求められているか?」というのは重要な要素であると考えていました。なぜなら、解決策まで求められていない場合、第2問以降の個別問題が事例企業の問題点を解決するための施策を打っていくというストーリーが見えてきたためです。個別問題を見たときに、「なぜこんな問題が設定されているの?」ということを考えると、本文に埋め込まれている問題点の根拠を見つけやすくなると思います。

2.個別問題の確認
先述の通り、第1問で解決策まで求められていない場合は、個別問題が事例企業の問題点に対する改善策となっていると考え、個別問題をしっかり確認します。(仮に第1問で、解決策まで求められていた場合でも、事例企業が進む方向異性を示していると考えられますので、確認は怠らないようにします。)

例えば、個別問題で設備投資(取替投資)に関する問題が出題されていたとき、

設備に問題がある

取替の必要がある

古い設備を使ってる

メンテナンス費(修繕費)が高い、もしくは労務費が高い

売上原価が高い

売上総利益率が低い、もしくは有形固定資産回転率が低い

というような仮定を「問題を見た段階で」立てることができます。また、営業利益ベースのCVP分析が出題された場合は売上高営業利益率に問題があるのかな?という仮定が立てられます。

このように、問題を見に行った段階で事例企業が置かれている状況がなんとなく見えてきますね。

3.本文の確認
経営分析の根拠を探しに、本文を確認します。事例Ⅳが財務会計の事例であることから、どうしても指標の選定に意識が行きがちですが、あくまでも他の事例と同じように本文に根拠を求めて問題点を回答する必要があります。「指標はオマケみたいなもん」という意識で事例に取り組んでいました。

4.財務諸表の確認
根拠を見つけたら、その根拠がどの財務諸表の項目に影響を与えるかを考えます。そしてその項目を中心に財務諸表を確認し、比較対象と比べて差があるものをチェックします。ここで、この順番を逆にしてしまうと(つまり、財務諸表を見に行って指標中心に問題点を見出してしまうと)本文からは読み取れない問題点を回答してしまうリスクが高まります。
例えば、比較対象と比べて短期借入金が異常に多かったとしましょう。ですが、本文を確認した際に借入金が多い要因がどうがんばっても見つからない・・・ その場合は「短期借入金に関する問題点は、(本文からは)読み取れない」という判断もでてきますよね?財務諸表を中心に考えて「借入金が大きいからこれが問題点だ!!」と決めつけてしまうのが、本番で一番やってはいけないことでしょう。

以上が事例Ⅳの全体像を把握するために、事例Ⅳ開始5~10分で行っていた作業です。個別問題の解法ももちろん大事ですが、事例Ⅳの肝は経営分析だということを意識して、残りの見直し時間を使ってみてはいかがでしょうか?

この時期は一番苦しい時期だと思いますが、ここまで頑張ってきた自分を信じてあと2週間走り切りましょう!

by アンドロメダ



みなさんこんにちは、コニケンです。
前回、事例Ⅲを題材に、実際に私自身の経験から「あと一歩の答案」を集めてご紹介しました。ストレート生としては、短期間でひたすら事例を解きながら前に突き進むしかない中、ちょっと自分の答案を振り返ってみれば、+2点、+4点に繋がる可能性がありますよ、ということがポイントでした。
この道場でも何度か記事になっていますが、2次経験者も含めて、(一部の超高得点者を除いて)ダンゴ状態が予想される中で、この+2点、+4点は本当に大きく、合否が分かれると言っても過言ではありません。あえて書きますが、決して甘く見ないでください
さて、今回は、第二弾ということで、事例Ⅳの第一問からご紹介したいと思います。みなさんすでにご存じの通り、事例Ⅳの第一問は配点が30~40点、まずは問題文にあった指標を2~3つ選ぶところから始まります。
正しい指標が選べているのであれば、さすがにそれを選んだ根拠もある程度は見えているはずなので、うまく盛り込めればまずは5~6割は取れるはずです。実際、私の演習の答案も、30点問題で16点とか18点というのがいくつかあります。
ここで、(さすがに満点は欲張り過ぎだとしても)安定的に20点(7割)を超えていけたら大きいですよね。そのためにも、事例Ⅲのときは少し性格が異なりますが、また10項目ご紹介します。予め言っておきますが、これをそのまま丸暗記するのではなく、これをヒントに、いま自分の答案がどういう状態か:「何が書けていて、何が書けていないか」もしくは、「自分の答案のクセ」を改めて振り返って欲しいと思っています。
一部、「当たり前じゃん!」という内容も含まれていますが、本番の緊張感に包まれると、意外と書けなかったりします。ぜひ確認してみてください。

①「原因は・・・」
「長所・短所が生じた原因を答えよ」という問題です。セオリー通り、解答の冒頭は上記の通り始めましたが、長所・短所のどちらについて書いているか、分かっているにも関わらず明記していませんでした。このような出題パターンの場合、事例によって、長所:短所が2:1もしくは1:2になりますが(3:0、0:3だったらちょっとイジメですね笑)、どちらについて書いているか、「短所の原因は・・・」としっかりと明記しましょう。これだけで+2点になれば儲けもの!

②「収益性に問題がある。」
事例Ⅳの第一問は、多くの場合、安全性・収益性・効率性の3つの視点で見ることが多いですが、よく最後の結論で上のように書きがちです。一見良さそうですが、同業他社と比べて収益性が「低い」もしくは効率性が「高い」としっかりと言い切ることです。数字の比較をしているわけだから当然ですよね。こういうところにも気を遣っていきましょう。

③「設備の維持・管理にかかる費用が・・・」
丁寧に説明しているつもりでも、字数を食う上に、逆にボヤけてしまいます。この場合、「労務費と修繕費がかかる」と言うように、具体的な費用項目を書きましょう!

④「同業他社に比べて資産が多いため・・・」
これも一見良さそうですが、明らかに多いのであれば、与件文のどこかに「何の」資産が多いのかきっと書かれているはずです。ちなみに、このときは同業他社と同等の売上高に対して、「生産拠点を2か所も保有している」がポイントでした。それをしっかりと解答に盛り込むことが大事です。

⑤「歩留りが低い・・・」
③と似た内容ですが、やはりここでも具体的にB/S・P/L上でどこに響いているのかを具体的に指摘する必要があります。このときは、「廃棄損の負担が大きい」が一つの指摘事項でした。

⑥「歩留りが低い・・・」Part2
⑤と同じ文言ですが、P/Lの指摘だけで満足せず、B/Sも見てみましょう。このときは、歩留りが低い⇒多くの原材料を保有する必要がある⇒棚卸資産の効率性を悪化させているというところまで気付ければ、間違いなく+4点に繋がりますよね。

⑦「費用を借り入れている・・・」
2次試験は、「どう(how)書くか」よりも「何を(what)書くか」の方が重要と言うことは散々強調されていますが、、やはり診断士を目指すものとしてはもう一歩上のレベルで書きたいところです。どのように借り入れているのかを具体的に明示して、「短期借入金で補填している」のように書ければ模範解答レベルですね。(もちろん、ここで重要なのは文章のカッコ良さではなく、「短期」ということを指摘することです)

⑧「労務費が多い・・・」
これも私が△だった問題です。指摘している項目は間違っていませんが、ここでは「売上高の減少に対して、“固定的な”労務費がかかっている」、つまり固定費としての労務費が強調できればベストでした。頭の中では分かっているはずなのに、書けていないパターンです。この事例Ⅳ第一問は決して難しいことは要求されていませんし、基本的には与件文+B/S+P/Lから読み取れることしか書けないはずなので、①の長所・短所のように、気づいていることは極力盛り込んで、解答を充実させましょう!

⑨「必要資金を借入金で補填している・・・」
このときも、「必要資金って何?」がポイントでした。ボヤかす必要は全くありません。⑦も踏まえて、例えば、「“労務費の”必要資金を“短期”借入金で補填している」と書けば、+6字で+4点に繋がったりもします。大きいですよね!

⑩「設備の稼働率が低下している・・・」
ラストです。稼働率が低下しているということは、生産量が減少しているのが起因しているのはある意味明白ですが、「生産量が減少して」を冒頭に書きたいですね。日頃から字数に余裕が無い場合は、解答のどこかしらにムダがあるかもしれません。そんな視点でも是非自分の答案を振り返ってみてください。私も自分の答案を見れば見るほど、ダラダラと1要素を書いているものが多いです。事例Ⅳ第一問は使える字数が比較的少ないので、書くべきことはきちんと盛り込みつつ、文章自体はキュッと引き締める必要がありますね!(もちろん、日本語にこだわりすぎて時間が無くなった、なんてことが無いように注意してくださいね)

以上、今回も10項目ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?冒頭にも書いたように、もう一度自分の答案を振り返ってみて、足りないところを見つけてみてください。
一次試験が終わったころ、ブログでもセミナーでもストレート生向けに「きっとどこかのタイミングでググッと伸びるはずだ」と言いましたが、それが今です!(某予備校のCMみたいですが・・・)
本番まであと三週間、いまは苦しいときかもしれませんが、是非ここで踏ん張って、最高の形で10/21を迎えましょう!
応援しています

byコニケン



こんにちは、を~です。

なんだか急に「過ぎ去り行く夏」を意識させられる週末だった関東地方でしたが、まだしばらくの間は平年よりも暑い日が多くなりそう、、、

 

なはずなのに、とんでもない雨
雨のおかげで気温は下がりますが・・・

 

あと1ヶ月を切った2次試験本番ですが、当日は過ごしやすい気候だといいですね。
ぼくが最初に受けた一昨年はけっこうな土砂降りで、試験後のいや~な思いを引きずりながら足取り重く帰宅したものでした
リベンジを果たした去年は、天気は良かったんですが、疲れ果ててやはり足取りは重かったです。
さて今年はどうなるでしょうか。

 

さてこのタイミング。
つまり1次試験終了から1ヵ月半の間に、みなさんは何事例くらい解きましたか?
数をこなせばいいってもんでもないですが、一方である程度は数を重ねないと、やるべきこと・気をつけるべきことがわからないというのも事実です。

去年の今頃(たぶん)、ぼくが解答例を見ては気をつけようと思い、にも関わらず次の答案でも忘れていて愕然として、、、を繰り返したものの一つが「結論への帰結」です。

ぼくは事例Ⅰ~Ⅲ全てで意識していたのですが、受験校では重視していないかもしれません。

 

■ 結論ってなんだ?
2次試験で伝えることが多い結論は、何かを実現する、達成する、獲得する、といった類いのものです。

結論を意識すると、解答は


「~~して○○を実現した」

もしくは


「○○のために~~を実施した」

という文章になります。
結論には、いくつかのパターンがあります。
まず設問文に結論があるパターン。


○○を実現するためになにをするか?

というような設問では、この部分がそのまま結論になりますね。

 

また、

××のような現象があった。この原因は何か?

という設問では、「××のような現象が発生した」ことが結論なので、


「~~の原因で××のような現象が発生した。」

という解答になります。

 

 

もう一つは、設問文に結論がないパターン。


△△をした狙いは何か?

というような設問では、結論そのものが問われているのがわかるでしょうか。
こちらは、与件文を読み解く必要が出てくるので対応がちょっと難しくなります。

 

ちょっと見方を変えると、

△△を行うメリットは何か?
 A社の強みは何か?

という設問も、

「△△を行うことによって●●が得られることがメリット」
「○○を持っているので××できることが強み」

という結論を問う問題だとも言えます。

 

■ よくある結論
過去問を解いていると(おそらく受験校の演習問題でも同様、かな)、よく見かける結論があります。
自分で気付けばより強く印象に残ると思うのですが、いくつか紹介すると、

 

「経営基盤を強化できる」
「顧客の信頼を獲得できる」
「差別化できる」
「顧客との関係性を強化できる」
「収益性が向上する」
「生産が安定する」
「品質が安定する」

 

こんなところが定番ですね。

 

 

■ 結論を意識すると?
いきなり脱力系ですが、結論を記述することによって得点が上がるかどうかは、残念ながらわかりません。
というのは、ぼくが独学だったので、この前後での得点の比較ができないから。

もちろん、結論が不要と思われる設問もあります。
もしかすると、結論を書いたから字数が足りなくなって、要因を一つ削ってしまって低得点というケースもあるかもしれません。

 

しかし、結論を意識することで、自分で作った答案の意味が通るか否かを判断しやすくなり、答案に対する納得度合いは大きく変わりました。
また、答案に入れたい「要因」がいくつもあってどれかを削るときに、「結論」から最も遠い「要因」を選ぶという使い方もできます。
答案を作るうえでぼくなりの軸として機能したのは間違いないです。

答案だけ読めば設問が無くても何について述べているのかわかるという面では、チマタで見かける、2次の答案を診断レポートと位置づける考え方(が良いかどうかはわかりませんが)にも通じる部分があるのかも。

ごくごく荒っぽい分解ですが、2次試験で問われる問題を下図のボックスのどこかブランクになっている部分のことだと考えるとしましょう。
アタマとオシリさえちゃんと抑えておけば、途中の経路のブレは一定の範囲内に収められるってもんです。

 

 

というわけで、

実際に答案で書かないにしても、解答の結論は決めときましょ

っていうのをこの記事の結論にしときましょうか。

 

 

以上、を~でした。



こんにちは。こぐまです。

本日は事例Ⅳについてです。

昨年の出題を踏まえ、受験校でキャッシュフロー計算書の作成をいやというほどやらされているのでは?

超重要論点ですから絶対に外すことはできませんが、今回はその一歩手前、貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書の作成について、過去問を踏まえてリマインドできればと考えています。

 

◆予想財務諸表の作成◆

直近の過去問や、それを反映した受験校の答練をやっていると、やたらと複雑なNPV計算とか損益分岐点計算財務レバレッジ企業価値計算、デシジョンツリーなどに目が行ってしまいがちです。

それはもちろん習熟しておく必要がありますが、まずは財務・会計の基本である、財務諸表のつくりとその活用方法を理解しておくことが真の実力に繋がるのではないかという意見を持っています。

ここでの論点は、ざっくり言ってしまえば次の通り。

投資(設備等)を行ったら、会社の財務状態にどういう影響を与えるか

 

 

1次試験で学んだ会計の基礎知識ですが、そこは2次試験、その基礎知識をややこしく組み合わせた問題が出ることがあります。
最近では平成17年度

ファイナンス理論も重要ですが、このようなある意味ベタな会計問題は忘れがちなので、一度、財務諸表の作り方について基本を復習しておいてみてはいかがでしょうか。
同じような問題が出るとは思えませんが、必要とされる知識やスキルは普遍的なものです。

第1問の経営分析問題でも役に立つことがあると思います。
結構、落とし穴がありますよ。

 

◆迷う社長◆

ここでは、起死回生というか乾坤一擲の設備投資を行うべきか否か、迷っている社長が登場します。そして中小企業診断士であるあなたに、この投資を行った場合に財務状態がどのように変化するか助言してほしいと依頼してきます。

現在の財務状態を示す財務諸表は第1問で分析したものです。これをベースにして、問題文や設問文で示されているいろいろな条件に沿って、投資後の財務諸表(当期末)を作成します。

そして、作成した予想財務諸表から、設備投資計画のメリットとデメリットなどを記述させることが定番です。
その際、第1問の経営分析の回答と関連付けることがポイントになるかと思います。

 

◆さまざまな条件◆

かなり長い文章で多くの条件が詳細まで指定されます。これを読み解いていくだけで時間がかかり、見落としやポカミスが発生しやすいです。
条件を確実につぶしていくための自分なりのポカよけを準備しておきたいところ。

条件で示される会計の基礎に関連して、次のような点を復習しておきましょう。

1.設備投資(減価償却費)
・投資時期・・・通常は期初が指定される
・償却年数と残存価額の有無
・既存設備の簿価と償却費
・減価償却費の計上項目・・・製造原価か販管費か

2.資金調達(借入金)
・借入金の返済条件・・・元本据え置き期間
・借入利率・・・支払利息は営業外費用に計上

3.販売数量と単価の変化
・新数量×新単価=新売上高

4.費用の変化
・条件に書かれている通りに、増減を計算。原価項目か販管費かに注意。

5.売上債権、仕入債務
回転率から金額を逆算できるようになっているはず。

6.棚卸資産
与えられている条件が仕掛品や製品・商品の在庫金額に影響する場合、期首(前期末)と期末の残高に注意。
おわかりのとおり売上原価の算定に影響しますが、案外、見逃しやすい点です。

7.法人税
・法人税の支払い時期の指定に注意。翌期に支払う場合は未払法人税(その他流動負債)に計上。
・前期末未払法人税は当期に支払われるとして当期末の未払法人税勘定残高を加減すること。

8.配当金
・利益剰余金の残高へ影響することに注意。

9.現預金
・すべてのB/S項目が埋まったら、差し引き計算で最後に算出。

 

◆落ち着いて計算する◆

この手の問題はとにかくやたらと条件が多いので、どの勘定科目に影響するのかをひとつひとつ注意しながら、問題用紙にある財務諸表に増減と結果を書き込んでいくとモレが防げます。

仕訳を起こす必要はなく、着実に電卓に入れていけば空欄が埋まっていきます。

考えられるのは、ひとひねりして、でき上がった財務諸表からさらにキャッシュフローを計算させることです。
ひと手間増えますね。

そのためにも、財務諸表の基礎とお互いの関連性をもう一度、確実に理解しておきたいところです。

 

◆まとめ◆

今年は2次試験受験者数が増加する見込みから、事例Ⅳは難化するだろうと多くの人が予測しているようです。

たぶんそうなんだろうなと思いますが、一方で、あまりにキワモノ的な出題をするとほとんどの人が解けない(たとえば平成21年度)はず。
それは試験委員もすでに認識しているでしょう。

事例Ⅳで求められているレベルは、会計であれファイナンスであれ、基礎知識を正確に引き出して組み合わせることであり、曖昧な理解の状態では解けない(ミスを誘発する、解法が思いつかない)問題を出すことによって篩にかけていると思います。

さすがに昨年度は易しすぎたかもしれませんが、受験校の答練、問題集や定評ある市販の問題集などを着実に何度も解いて理解を深めれば、少々難化しても決して恐れることはないと考えています。

そして、事例Ⅳに頼りすぎることなく、事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲも一定以上のレベルを確保することが合格に繋がるのではないでしょうか。

 

by こぐま



人間の視覚からの情報処理能力はスゴイ!

こんにちは。くれよんです。

既に何度か演習の結果が返ってきていることでしょう。実際解いてみて、模範解答を見て、どう思いましたか?

A.「全く歯が立たない(+o+)」
B.「あ~、わかってたのに~!!!」

「余裕だったぜhappy01」という猛者は置いといて、皆さんはA or Bのどちらでしたか?
Aの方はまだBランクの可能性大なので、一度講師に相談して早急な対策をすることをオススメ。Bの方にはまだ続きが。

B-1.「あ~わかってたのに~!!! だから次は大丈夫だろう(^^)。」
B-2.「あ~わかってたのに~!!! なぜ間違えたのだろう?」

言うまでもなく大事なのは「B-2」。落ち着いて時間をかければ2次試験の問題は決して難しいものではない。でも、毎年毎年優秀な方が失敗する理由の一つはやはり「時間」。試験の緊張感の中、短時間で、正確に処理をすることがこの記事この記事で、「事例マシーン/ロボットとなろう」と言っていることの真の目的は「(正確な)処理スピードUP」

そこで、今日の記事は事例Ⅲを題材に「人間の視覚を活用した処理力UP法」について。

■ビジュアル化の力
説明するより体験するのが早いのでまずは以下を見て下さい。あるクラスの事例Ⅲの演習結果としましょう。
この表からメッセージをすぐに紡ぎだせますか?

「素早く」、「妥当な」メッセージを出すのは難しくないですか?

では、次はこれ。

「概ね結果は正規分布」、「平均は50点強位」、「上位2割だとすると70点弱位」、「50点台だとわずかな差で順位が大きく下がる」などなど色々とメッセージが出てきませんでしたか?

お気づきだと思いますが、これは先ほどの表をグラフ(ヒストグラム)にしたもの。ビジュアルに表現するだけで短時間に多くの情報を正確に処理していたことが実感できましたでしょうか?

■事例Ⅲへの応用
「で、事例にどう利用できるのさ」ということですが、例えば事例Ⅲでは、C社の内部でも営業部門や設計部門、製造部門があり、その他に顧客、外注会社などがありますが、これらをビジュアル化して、情報の流れ、問題の発生ポイント、現在の状況を書きこんでいくことで、改善点が浮かび上がりやすくなります。例えば以下のような感じ。

「DBで部門間の情報共有をしたらよさそう」、「外注の進捗管理が必要そうだ」、「製造はロット毎から注文毎にした方がよさそう」等の改善点が浮かんできませんか?

事例を読みながら、ビジュアルにメモを取っていくだけで、出来あがった全体像を見た時の情報処理量&質が格段に上がります。やってみれば分かりますが、メモの時間は通常のメモとそんなに変わりませんよ。

これ、もちろん事例Ⅲ以外にも応用可。次の演習では、「わかってたのに~!!!」撲滅と行きましょう。

それでは皆様、有意義な追い込みをsign01

by くれよん



みなさんこんにちは、コニケンです。
二次試験までいよいよあと一カ月です。今日仕事が休みで、一日勉強されている方も多いと思います。まだ暑い日々が続きますが、くれぐれもあるレベル以上の「無理」はせず、体調には十分に気を付けてくださいね。

さて、ストレート生のみなさんも、演習を積み重ねることで、ある程度は二次の試験形式に慣れてきたと思いますが、演習でなかなか思うように点が伸びない方もいるかもしれません。実際私も受験生時代、その一人でした。
答案が返されて、模範解答と比較すると、「書けそうなのに書けてない…」と感じたことが何度あるか…
特に、事例Ⅰは点が大幅に伸びることがあまり期待できず、ⅡとⅣはそこそこ取れていた中、事例Ⅲをもっと伸ばしたいとどれだけ思っていたことか!
まず一つ言えるのは、「与件文に書いてあること(C社の強み・弱み・経営課題等)を、適切な問題にきちんと盛り込んであげれば、それだけも十分に得点になる!
だから模範解答を見たとき、決してぶっ飛んだ発想ではなく、「書けそう」と思えるのですよね。当時は、それをきちんと盛り込むことをサボって、色々と想像で書いたり、同じエッセンスの繰り返しを書いたりして、字数を損していました。他の執筆陣もしつこく書いていますが、あくまで出題者の要求に従って、与件文に点在する根拠と、丁寧にリンクさせて解答していくことが大事ですよね。

いま私の手元には、ちょうど二年前、ストレート生としての事例Ⅲの演習や過去問の解答がありますが、大体40点前後です。何でイマイチ点が伸びなかったのか、「あと一歩」のところが書けなかったのかを10事例ほどご紹介をします。
みなさんも是非自分の解答と照らし合わせてみてください。一つでも二つでも、参考になれば幸いです。それを掴んで頂き、ここで+10点稼げれば大きいです!また、同じような視点で、自分の解答を分析してみると、さらに見つかるはずです。
まさにこれがストレート生のBreakthroughに繋がるきっかけですね。
*以下、自分の受験生時代の実際の解答(抜粋のため、多少アレンジしているものあります)と、それのあるべき姿を、10事例順不同で挙げます

①「独自のノウハウを持っているのが強みである・・・」
書きがちですね。ただ、具体的にはどのようなノウハウ?なぜそれが競合他社と比べて、強みとなっているか?まで、しっかりと根拠を書かないと、満点の解答にはなりません。第1問で必ずと言っていいほど出題される強み・弱みの列挙、せっかくだから、安易な列挙ではなく、その周辺のところまで盛り込みましょう。

②「顧客ニーズに対応しやすいのが強みである・・・」
①と同じです。なぜ顧客ニーズに対応しやすいのか?当社の何が活かせるのか?さらに、字数さえ許せば、ニーズに対応できる結果、何に繋がるのか(ex:競合他社との低価格競争を回避できる)まで書ければ満点です。たとえ書けなくても、もしかしたら他の設問で盛り込むことも考えられます。

③「新市場に事業を拡大することで、現主力製品の製造への影響が懸念される・・・」
苦し紛れの解答ですが、影響って具体的にはどのような影響?「稼働率が落ちる」というところまで書きたいですね。なぜそれが起きてしまう?それに対してどう対応する?がきっとそのあとに続くでしょう。それを予め整理した上で書きたいです。

④「顧客からの、品質要求レベルが高まることが考えられる・・・」
ネガティブ(脅威的)なニュアンスで書きたかったのですが、やはり明記しないから、そのあとに繋がりません。C社はそれに対応できるのか、できないのか?対応するとしたら、どのように対応できるのか(もしかしたら、機会になるかもしれません)?対応しないと何が起きてしまうのか?等まで考えていきたいです。

⑤「若手従業員の教育が経営課題である。なぜなら、高齢化が進んでいるからである・・・」
仮に視点はあっていたとしても、もう一歩踏み込んで、例えばC社の保有技術は「機械化が難しい」「マニュアル化が難しい」から、熟練作業者によるOJTが必要である、等まで盛り込む必要があります。100字以上があった場合は絶対にそこまで考えなければいけません。そして、根拠は必ずと言っていいほど、与件文に書かれています!

⑥「強みは、特殊加工ができることである・・・」
単にこれで終わらせるのではなく、その特殊加工ができることで、「対象市場が拡大できる」とか、「作れる製品の幅が拡げられる可能性を持っている」まで書きたいです。まさに「あと一歩」の解答。。

⑦「ボトルネックとなっている○○工程の人員を増やす・・・」
人を増やすことは、結果としては間違っていなかったのですが、「どのように」増やすのかが大事ですよね。純増は考えにくいです。他の○○工程からの配置転換をする、その埋め合わせとして、さらに○○のような対策を取る、そしてそれはきちんと成立する根拠、、まで書く必要があります。

⑧「生産を、受注順ではなく、似た素材ごとにまとめて・・・」
これも、結果としては間違っていませんでしたが、受注順(before)で作ると○○のような問題が起きている、それを似た素材ごとにまとめる(after)でそれが○○のように解決する。その理由は○○。まで書ければ満点です。

⑨「強みは、検査体制を保有していることである・・・」
一見良さそうですが、ほんのちょっとした言葉の差です。これを、与件文そのままではなく、「厳しい品質管理ノウハウを保有している」のように言い換えられれば、より一層強みが引き立ちます。(もちろん、ストレート生的にはここまでなかなか要求できませんが、ちょっとした発想の転換です)

⑩「段取り替えのタイミングを柔軟に行う・・・」
これも、一見ありがちな解答ですが、やはり設備の稼働率を上げるには、やはり段取り替え自体を「減らしたい」ですよね。その方策がないかをまずは考えるべきです(実際、模範解答は「減らす」方でした)

みなさんいかがだったでしょうか?「あと一歩」というところを感じて頂けたでしょうか?ストレート生はなかなか難しいですが、他の事例も含めて、本当にこれが一つでも二つでも+αで書けるかが勝負です。
我武者羅に過去問を解くのもいいですが、是非この機会に、自分の返却答案や、過去問ノートを見て、何が足りないか分析してみてください!応援しています!!

byコニケン



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第3弾です。
第1弾で書いていますが、本シリーズの目的事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴や着眼点を掴むこと。なので事例Ⅳの過去問分析はなく今回の事例Ⅲが最終回となります。
3回の記事を通して、それぞれの違いを理解しながら、本試験までにどのような準備を行い、また本試験でどのような対応をすればよいか、そのヒントとなればと思います。

では、早速事例Ⅲに迫ってみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
これまで見てきた事例Ⅰが20点x5設問「均等型」、事例Ⅱが「ばらつき型」とすると、事例Ⅲは年によりどちらも見受けられます。
H23、H22、H19と近年は均等型が主流ですが、H21、H20はばらつき型でした。今年どちらになるかは分かりませんが、いずれにせよ配点に配慮したタイムマネジメントが肝要になります。

2.字数制限
事例Ⅰは100~150字の論述中心、事例Ⅱは15~200字、更には字数制限なしの何でもアリでした。
この点では事例Ⅲは事例Ⅱと同じ傾向です。全てではありませんが、C社の強み・弱み・特徴みたいなものが少数字数制限で複数問われ、課題や対応策などを多数字数制限で論述するケースが多いようです。
字数制限と配点との関連において、H21第1問で120字10点の出題があった一方、H22第3問では40字20点(20字10点)の出題があり、設問間でばらつきが大きい傾向があるので事例Ⅲでは字数制限に応じたタイムマネジメントにも注意する必要があります。

3.時系列
事例Ⅲでは、第1問で「現状」、つまり現時点での強み・弱み・特徴・経営資源や安定業績の理由などを問い、第2問以降は「未来」、つまり現在起こっている問題点・課題を解決するための対応策・助言を問うのが一つのパターンとなっています。
これまで事例Ⅰ・Ⅱと見てきていずれも「過去若しくは現在」から「未来」の順で問われる流れは共通していますね。
とすると考え方も同じで、前半は抜き出しで対応できる問題 = 低難易度の問題が多い、つまりみんな獲りやすいところなのでしっかりと獲る必要あり、ということになります。
更に事例Ⅲで特徴的なのは、現在の強み・特徴・経営資源を課題解決に活用するストーリーが典型的です。その意味では、第1問は解きっぱなしではなく「第2問以降に連動するかも」と想定するとよいでしょう。
そう考えると第1問は配点以上のウエイトを占めるという考え方もできますね。だからと言って慎重になり過ぎる必要はありません。
例えばH22第1問。「強みと弱みを2つずつ述べよ」ですが、強みは多くの候補から絞り込まなければならないし、弱みはそれらしきものはあるけど「これだ!」とはっきり判断できるものが少ない。
このような場合、限られた時間の中では強みの選択に注力して優先順位の高いものから入れ、弱みはどちらか一つ獲れれば御の字、という対応で十分です。現実的に当時の本試験で弱みについてはかなり解答はバラバラ、つまり勝負どころではなかったようです。

4.問題要求
上記の通り、第1問は「現状」を問いますが、第2問以降について事例Ⅲでは大きく分けて「現場系」の問題と「戦略系」の問題に分かれます。
現場系の場合、生産や営業の現場で何らかの問題が発生している、という設定で、それを解決若しくは回避するにはどうしたらよいか、といった問題要求が典型的です。
当然、まず今起きている問題について与件文で探しに行くスイッチを入れますよね。
戦略系の場合、グローバル化への対応や技術継承、設備投資判断など経営上の何らかの課題があり、それらに対する具体的施策は何か、といった問題要求になります。
この場合は設問文にかなり具体的なキーワードがあるので、そこからリンクで対応付けしていくプロセスが有効でしょう。
そしてここが味噌。戦略系問題の課題解決は自社の強みや経営資源をぶつけるのがセオリー。よって第1問でそれらを問われているのであれば素直に使う。逆に課題解決に充てる強みや経営資源が第1問の解答と違う場合、第1問の解答を疑ってみるという視点も必要
最後に情報系の問題はH23では出題されませんでした。(事例Ⅱにそれらしき問題が出たけど
H22以前は続けて出ていたので、きちんと対応できるようにしておいた方がよいと思います。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は64行(2ページ半弱)と標準的な長さ。ただ形式的にはこれまであった小見出し付きのブロックがなくなったという変化がありました。
「小見出しチェック」などをプロセスに組み込んでいた受験生にとっては相当面食らったでしょうし、気にしてなかった受験生にとっては「そういえばなかったね」って終わってから気付く。そんな出来事でした。
ここから学ぶことは「未来永劫変わらないものはない」。かと言って、いきなり700字一本、配点100点の論述問題なんて極端な変化もないでしょうけど。

どんな変化であればあり得るのか?
その際にどう対応するのか?

例えば250字問題だったらあるかも?与件文が3ページ20段落くらいあったらどうする?事例Ⅲで知財絡みの出題がされたら?計算問題が出ることはないのか?
そんなことを日頃から考える癖をつけると、本番ですごい変化球が来た時でも「ふーん、そうきたのね」と流せる図太さが身に付きますよ。きっと。

2.ストーリー展開
H22以前の小見出しを纏めてみると以下の通り。
H22 【C社の概要】→【取引先からの協力要請による事業計画】
H21 【C社の概要】→【新製品開発と製品アイテム】→【生産の状況】
H20 【C社の概要】→【取引先からの大型金型の生産要請】→【短納期化と社内体制の整備】
H19 【C社の概要】→【受注から生産までの現状と課題】→【新規事業について】
H18 【概要】→【めっき加工と塗装加工の特徴と課題】→【受注から納品までの流れ】

概要については、業種、規模、業績、変遷、製造品、部門構成などが書かれています。
日本の製造業がどこも受注減で苦しんでいる状況から、事例Ⅲに出てくる企業も概ね、
・以前は業績好調だったのが受注減で昨今苦しんでいる
ムリ、ムラ、ムダなど何らかの問題を抱えている
下請けで特定の取引先に依存していることも多い
新たな製品、新たな市場が登場している

そこでまたまた中小企業診断士のあなたが救世主のように現れ、一つ一つ問題を片づけていく!
といった展開が主流です。

3.文章の構成
部門構成や工程などが文字でズラズラと出てきます。OEMと自社ブランド比率、売上の客先別比率、生産ロットなど具体的な数字も多く出てきます。
その際には簡単で構わないので図式化しておくと分析が捗ります。図を書くのと書かないのとではスピードも正確性も全く異なるので必ず書くようにしてください。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
出題委員が問いたい能力をH18~H23で纏めると以下の通り。

「分析能力」が1番多いというのは、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ共通でした。2番目は事例Ⅰ・Ⅱが共に「助言能力」であったのに対して事例Ⅲでは「問題解決能力」となっています。
逆に事例Ⅲで「助言能力」との記述が「出題の趣旨」には出てきません。ただ設問文を見ていくと「アドバイス」を求める問題も多々あるので、「助言能力」と「問題解決能力」の違いを突き詰める必要性はあまりないような気がします。
「設問に従って与件文の内容を分析し、そこにある問題を解決し助言する能力が問われる。」ある意味非常にシンプルでごくごく当たり前のことが問われていると考えればよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
今回は情報系問題に関する語呂合わせを一つ。これはうちあーのオリジナルではなく既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、とても使い勝手が良いのでご紹介します。
事例Ⅲで情報(データ)のやり取りに何らかの問題が生じている場合、それを解決する具体策のキーワードが「DRINK」です。

D = データベースの活用
R = リアルタイム
I = 一元管理
N = ネットワーク
K = 共有化

H23では使いませんでしたが、情報系問題はいつ復活してもおかしくないのでよろしければファイナルペーパーの隅っこにでもこっそり載せてください。

 

◆まとめ◆
事例Ⅲは生産管理の事例であり、苦手意識を持つ受験生も結構いますが、その必要は全くありません。
なぜなら経営者が我々診断士に求めているのは、経営のプロとしての視点からマネジメント上・オペレーション上の問題(課題)解決能力であり、特定業界のスペシャリストとしての知識やノウハウではないからです。
診断士試験においても同様で、解答の根拠は与件文と一次試験の基本的な知識になります。事例Ⅲは、Ⅰ・Ⅱと比べても比較的定型的とも言え、コツを掴むと点数がググッと伸びて安定しやすい事例です。
4つの事例のうちの1つが苦手か得意か。これは非常に大きな違いですよね。みなさんも事例Ⅲの特徴をいち早く習得し、パターンをストックすることで、安定的にA判定が獲れるようにしちゃいましょう!

気がつけば事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、すべてA判定本番での理想の状態はこれです。ここまで来ればほぼ「合格」は手中にしたも同然。事例Ⅳは経営分析だけがっちりやれば栄冠はあなたのものです。

3回にわたる過去問分析シリーズは今回で完結となります。長々と書きましたが要は各事例ごとの特徴を理解し、それに応じた対応ができれば事例Ⅳに依存しない受かり方が出来るようになるということ。
本番までやるべきことはたくさんありますが、そのための準備時間は十分あります。
焦らず、少しずつ合格への階段を踏み上がってください!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

今日のテーマは事例Ⅱについて書きたいと思います。

私は事例Ⅱに関しては安定して得点できていた科目なのですが、事例Ⅰや事例Ⅲが得意な人は事例Ⅱが苦手と言われています。

逆に事例Ⅱが得意な人は事例Ⅰや事例Ⅲが苦手という傾向にあるようです。例にもれず私は事例Ⅰや事例Ⅲが苦手でした。
では、事例Ⅱと事例Ⅰ・Ⅲとの違いはどこにあるのでしょうか?
明快な分析は他の執筆陣に任せるとして、私としては「類推」の量が事例Ⅱは圧倒的に少ないという感覚でした。ここでいう「類推」とは、「与件に書かれている内容から発生しうる状況を察して、回答に盛り込む」ということです。この「類推」を駆使する場面が事例Ⅱは比較的少ないです。

具体的な設問でいうとH22の問1、「具体的にどのようなことをしたと考えられるか。」のような類の設問ですね。
まぁこの「類推」が苦手な人と得意な人がいて、どちらが優れているか?という議論は不毛です。これは優劣の問題ではなく、完全に相性の問題ですね。

事例Ⅰ・Ⅲが得意な人は、事例Ⅱでもこの「類推」を駆使しすぎてしまうと、回答があらぬ方向へ飛躍してしまうので、事例Ⅱでは他の事例以上に「与件に根拠を求めてそのまま書く」という傾向が強いことを意識してほしいです。「こんなんでいいの??」と思うくらいでちょうどいいのかもしれません。
次に具体例を挙げながら、大まかに事例Ⅱの基本的な取り組み方を考えてみたいと思います。

<競合他社の進出>
突然ですが、以下の質問に答えてみてください。

「競合他社が商圏内に進出してきてB社の売り上げが落ちている場合、B社の問題点は?」

この質問に対し、2次試験の学習を始めた当初の私が答えた内容は次のようなものでした。

「競合他社が商圏内に進出してきたこと」

ん~、、、今考えてもコレはショボイですね。。。
皆さんはこの回答のどこがまずいかお判りでしょうか?

結論から言うと「競合他社が進出してきたところで、負けなきゃいい」んですよね。。。なので、競合他社の特徴を見たときに、どこかB社より顧客に受け入れられているポイントがあるはずです。

そしてその結果、既存顧客が競合他社に流出しているのが問題なんです。

というわけで回答としては
「○○という特徴を持つ競合他社の進出により、既存顧客が流出したため」となります。

上記のように、常に競合他社の特徴を探しに行って、顧客の支持を得ているポイントを分析する必要があります。
また、競合他社との差別化を考える場合も同様です。「差別化」というくらいですから、まず比較相手が必要になります。相手の特徴を見極め、顧客のニーズと照らし合わせながら差別化戦略の方向性を模索していきましょう。

<新規事業について>
新規事業を考えるとき、「誰に、何を、どのように、その効果は?」という基本的な枠組みにのっとることは皆さんもう大丈夫ですよね??

私が事例対応をする中で新規事業を考えるとき、顧客のニーズを最優先していました。H23の与件にも「LOHAS」とかいろいろ出てきますよね?

では、なぜそんなことが書いてあるのかを考えたとき、「顧客に関する環境変化だからちゃんと使えよ~」と言われてるようにしか思えなかったのは個人的な感覚でしょうか・・・
ともあれ、与件に上記のような顧客のニーズが書いてある以上、それを最優先にすべきなのかなと思っています。なので、強みを活かすことに必要以上にこだわらなくても、それが「収益を上げられる事業」であれば問題ないと思います。
<対応付け??>
昨年までの事例対策で「対応付けをしっかりしなさい!」と口酸っぱく言われていたのは記憶に新しいですが、昨年の本試験と対峙した時「対応付けにこだわりすぎると事故起こすかも。。」と感じました。。

とはいえ、事例Ⅱで対応付けは基本路線。もし対応付けをする場合は「売れ残っているもので回答することをやめて」みましょう。

例えば、与件の中で問1に使った要素と問2に使った要素があったとします。そのあと問3の根拠を与件に探しに行ったとき、その根拠が見つからなかったらどうしますか?その場合は問1と問2の対応付けでミスっている可能性があるのですが、そこを見直す余裕はおそらく本試験ではないでしょう。なので、必要があれば根拠を重複して使うことも必要になってくるかもしれません。
本試験でうまく立ち回れるように、普段の答練から対応力を高めていってほしいと思います。

<最後に>
以前のうちあーののコメントにもありましたが、そろそろサービス業が出題されてもいい時期ですね。サービス業の典型問題としては、「サービスの無形性の特徴とその対応策」ですよね。その点についてはしっかりと確認しておきましょう!

繰り返しになりますが、

「事例から離れない!!」

ことを強く意識して、事例に対応していきましょう!!

By アンドロメダ

 



こんにちは。こぐまです。

正式な事例名は、「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」。

うちあーの
この記事で過去問を分析しているように、毎年、背景に何らかのテーマが通奏低音のように流れていますが、経営戦略そのものより、戦略をベースとした「事業構造」や「事業展開」が問われていることが多い事例です。

事例Ⅰの過去問をぱらぱらと見ていただけるとわかりますが、このふたつのワードが頻出しています。

この記事で、2つの視点・切り口のひとつとして「事業構造」と「事業展開」を挙げました。
これについて、読者の方から「どういうことを指しているのか、具体的には何か」というご質問をいただきました。

事例Ⅰは、「事業構造と組織構造の整合性の問題」について記事を書くつもりでしたので、いただいたご質問を踏まえて、この問題に加え、「事業展開」まで含めて考察してみます。

 

◆組織図◆

経営戦略を円滑に実行するために、経営の組織が形成されます。組織は部門の関係・組み合わせであり、形式的には「組織図」で表されます。
これを「組織構造」と呼ぶことができると思います。

チャンドラーの「組織の構造は戦略に従う」という有名な命題のとおり、組織ありきではなく、戦略が最初にあるべきものです(現実は逆のことが多いですね)。

事例Ⅰは上記のとおり組織事例であり、独断ですが、バーナードの組織の基本要素と並び、このチャンドラーの命題も、この事例が問うている本質のひとつではないかと考えます。
つまり、経営戦略と整合した組織構造になっているか?ということです。

裏返せば、試験では戦略に適合していない組織構造を持つA社が出題されます。

典型的な問題が、「組織図」を示してその問題点や改善策を問うもの
平成13年、14年、18年に出題されています(近年はなし)。
端的に言えば、「経営戦略」と「組織」の関係を読み解く問題です。

 

◆事業構造◆

何の気なしに使ってしまい、深く考えずに読み飛ばしそうな用語ですが、「事業構造」は事例Ⅰでは非常に重要な意味を持っています。

その意味するところについて、いろいろな説明の方法があると思いますが、少なくとも上記に挙げた過去問では次のような意味合いで使われています。

・現在までの経営戦略の結果としての事業の構成。
・事業別の売上高構成。

例えば平成14年は、組織図とともに「A社の事業別売上構成比」の図表が事例文に挙げられています。


事業構造とは経営戦略の結果としての事業構成を静的に捉えたもの
であるともいえ、事例Ⅰでは事業構造と組織構造の整合性が問われることがあります。

先ほど、「経営戦略」と「組織構造」の関係と書きましたが、抽象的すぎて適合性を直接的に分析することは難しい。
そこで、前者を反映している「事業構造」と後者を具体化した「組織図」との比較により、問題点と改善策を考えさせるのではないでしょうか?

その論点としては例えば次の通り。

・顧客ニーズに対応した製品開発が可能な組織かどうか。
・部門間の連携や調整が円滑にできる組織かどうか。
・迅速な意思決定ができる組織かどうか。
業務の重複や空白が生じていないかどうか。
・経営戦略上、部門が不足していないかどうか。
・能力開発等の人的資源管理上の問題を解決できる体制かどうか。

当然ながら、出題される事例では上記の各点において問題があるA社が出題されます。
与件と組織図を読み込んで、上記のような観点で問題点を抽出し、それに対する解決策を提言することになります。

 

◆事業展開◆

毎年のように登場するワードです。
これは読んで字のごとく、事業の具体的な進め方・方法を表していると考えます。
「戦略的事業展開」、「多角的な事業展開」といった使い方からも、そう推測できます。

「事業構造」が現時点の状態を輪切りにして示しているのに対し、「事業展開」はこれからの具体的な事業活動という動的なイメージですね。

 

事業展開についても、組織構造が与える影響を問う問題が出ています(平成18年)。
現在の組織構造が新しい事業展開を阻害しているというパターンですね。

これについても、上記で述べた問題点が共通して適用できます。

また、事業展開の方向性によっては、事業構造へ影響します。

不採算事業を縮小する、新規事業を立ち上げる、などにより、各事業の売上構成比が動く、つまり事業構造が変化していくこととなります。
収益を改善するために事業構造を変化させるともいえます。

事例Ⅰで「事業構造」、「事業展開」という言葉が出てきたら、以上のような相違点を意識して切り分ける必要があると思います。

 

◆まとめ◆

事例Ⅰでもまず環境分析の設問が最初に来ることが多いです。
そこから先の設問については、最近は割とテーマがばらけているように感じますが、先に述べたように過去には組織そのものを直球で問う問題も出題されています。しかも組織図を使って。

これは本当に個人的な感覚にすぎませんが、事業構造と組織構造事業展開と組織構造の不整合を問う問題がいつ出てもおかしくないと思います。

上記に挙げた3つの過去問、古いですが一度は目を通してみてはいかがでしょうか?
いずれも難問揃いで、事例Ⅰの本質を示している過去問ではないかと思います。

余談ですが、平成15年の事例Ⅰは「右往左往する社長」というフレーズで有名な事例です。
マーケティング寄りに引っ張られそうな設問あり、設問要求が曖昧な設問あり、大変な難問かつ非常にユニークな事例といえ、こういう事例が出題されることもあるんだな、ということを知るのに有効です。

by こぐま

 



みなさんこんにちは、コニケンです。一次試験からちょうど一カ月が経ちましたね!本当に早いですね。。二次セミナーから一カ月経ったこともまだ信じられません。。
調子はいかがでしょうか?TAC二次公開模試も終わり、ストレート生でもそろそろ80分の使い方が見え始めたころだと思います。ただ、まだなかなか点数に結び付かないという方、、決して焦らないでください!
しっかりと復習にも時間をかけ、以前ご紹介した視点で自分の解答を分析することで、着実にレベルアップはしているはずです。そして、九月後半をメドに、一気にBreakthrough(=色々と見えてくるタイミング)を起こしちゃいましょう!そのままの勢いで、ラストスパートをかけて、10/21が迎えられれば最高です。

さて、今日は事例Ⅲにフォーカスして書きます。事例Ⅲの題材としては、「生産財を受注生産で製造する中小製造業」であることがほとんどですが、「製造業なんか普段関わらないし分からないよ!」と思われて、苦手意識を持っている方も多いかもしれません。
まず言いたいのは、自社の強み・弱み、経営上の問題点とその原因までしっかりと押さえられれば、たとえ具体的な改善方策まで行き着かなかったとしても、約半分は点数が取れるはずです。
アンドロメダさんも書いていましたが、特に事例Ⅲでは、ほぼすべての設問で「問題点(課題)-原因-改善策」をセットで考えます。設問が仮に「改善策を挙げよ」とだけ書かれていたとしても、その根拠としての問題点・原因等を解答に盛り込むことを暗に求められていると考えても良いです。「やけに字数が多いな…」という場合は間違いなくそうですね。
つまり、その設問に関連した問題点・原因まで書けていれば、ほぼ間違いなく中間点はもらえますし、与件文【C社の概要】【生産の現状】等の項目に、はっきりと記載されていることも少なくありません。
これができた上で、具体的改善策まで1問でも2問でも行き着けば、合格レベルに十分入り込めるでしょう。
さて、以下に私が事例Ⅲを解く上で採っていた7つのSTEPをご紹介します。決して特別なことではありませんが、試験が始まり、与件文・設問を読んだ後の20~30分でこの7つが押さえられれば、自ずと解答が書き出せていけるでしょう。

1.C社の経営課題は?
多くの場合、QCDのCDに相当する「コストダウン」とか「短納期要請への対応」ですよね。もちろん、Qに関して「不良率の削減」等も考えられます。
「与件文の必ずどこかに書かれていますし、設問で必ず問われるので、逆にそこで確認していくのでもいいです(どの事例にも共通して言えること!当たり前ですが、作問者が聞きたいこと・我々にフォーカスしてほしいと思っていることは、そのまま設問に書かれていますよね。それを忘れないでください。)

2.自社の強み・弱み、外部環境の状況は?(SWOT分析)
事例Ⅲの定番ですね。特に自社の強みは第一問で問われることがほとんどです。必ずC社には何かしら強みがあるはずです。「強み」とは「他社との差別化要因」のことであり、さすがに何も持っていないと、変化する外部環境に対して、競合他社と勝負できません。。
以下、代表的な「強み」を挙げます。与件文に書かれている強みは、漏れなく押さえてください。
「短納期要請への対応力」「企画営業力」「デザイン力」「特殊技術の保有」「熟練作業者の保有」「得意先からの安定的な受注」「大学との共同研究」etc・・・

3.生産プロセスは?
C社は製造業なので、必ず何らかの生産プロセスを持っているはずです。言葉で書かれていることを、簡単な図に表しましょう何工程あるのか?どれくらい時間がかかっているか?特殊技術が使われているのはどこか?等を把握します。

4.業務プロセスは?
受注~納品までの流れを把握しましょう。これも簡単な図で表します。問われるのは、生産そのものだけでなく、営業活動(受注時点)のところかもしれません。外注先を活用しているとしたら、それもきっとポイントとなるはずなので盛り込みます。また、必ずと言っていいほど問われる「情報のやり取り」についても、この場で現状を把握しておきます

5.人員配置は?
3.と4.に関連して、どこにどれくらい人がかけられているかを確認します。ここでも、生産の各工程の人数だけでなく、営業・事務等の間接業務に何人配置されているか、C社の規模をできるだけ具体的に押さえておきます。

6.結局のところ、ムダはどこ?
3~5がしっかりと整理できれば、問題となる箇所を、自分が作った図中に〇で囲めるはずです。与件分内のキーワードは「仕掛品が滞留している」「手待ちが発生している」「捨てている」「やり直しが発生している」「・・・等です。
まずは、ECRSのE:Eliminateが基本となるので、どこの作業が省けるか、それをどのように実現できるかから考えてみてください。それがそのまま改善策に繋がります

7.改めて、克服すべき主要課題と、活用できる自社の強みは?
1と2ですでに挙げていますが、3~6で全体像が把握できたところで、設問文を踏まえた上で、「改めて、克服すべき主要課題と、活用できる自社の強みは?」を確認します。これがそのまま解答の骨子になるはずです。

以上7つのSTEPを30分以内目安で押さえられれば、あとはどの問題にどれを使うかを考えて、解答を作成するだけです!(と言っても、実際はそうすんなりは行きませんが。。)
各問題、最後の方策まで行き着かなかったとしても、7つのSTEPが踏めていれば、冒頭に話したように、問題点(課題)と原因と方策の導入部のところまでは、きっと書けるのではないでしょうか?
他の事例にも言えることですが、最初に整理した根拠等をどこの設問に使うか迷うことがあるはずです。うまく切り分けられればもちろんベストですが、なかなかうまくいかない場合は、一番ポイントとなりそうなものを、迷った各設問の解答に少なからず盛り込みましょう。間違った問題に根拠を入れてしまって、0点になるよりは、どこかでしっかりと拾うことが重要です。

【補足】
「やるべきか否か」が問われていたら、否になる可能性もしっかり意識して根拠を探す。単に「やるべき」だけだと、そもそも問題になっている意味がなくなることが多いです。そして、「否」と答えた場合は、その根拠と併せて、必ず代替案を提示します

「外注先の活用」には要注意です。有効に活用できれば別ですが、QCD目標を達成する上で、何かしらネックになっている事例が多いです。特に、外注に「依存している」という場合は必ず何かしら問題点が潜んでいます。意識しながら与件文を読んでみてください。

・アドバイスを求められたとき、単に「作業者を増やす」は優先順位としては間違いなく後の方です。そんな金銭的な余裕があったら、きっとすでにそうしていますしね。まずはムダを省くことが先決です。もちろん、人員を増やさずに、「社内での役割分担を見直す」ことは大いに考えられます。(事例Ⅲだと、営業と現場との行き来は簡単にできるものではありませんが)

以上、事例Ⅲを解くときのポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか?いつも言っていることですが、決して苦手意識を持たないでください!その時点ですべてが止まってしまいます。
7科目あった一次試験と違って、一つ一つの事例でしっかりと稼いでいかないと、間違いなく合格ゾーンまで辿りつかないでしょう。
また、二次の勉強を是非いま以上に楽しんでください。しっかりと分析をして、改善策まで辿りつけたら、純粋にワクワクしませんか?私はいつも閃いたときワクワクしていました。
みなさんが合格されて、実務補習を受けるときも、きっとここでの学習は役に立ちますし、日頃の業務でも活かせるものは多いと思います。
是非これから先も、経営者の視点で・全体を見渡しつつ・柔軟な発想で、一つ一つの事例に取り組んでみてください。応援しています!

byコニケン



こんにちは。ハカセです。記事を書くのは久しぶりです。

本日は『国家資格』であるところの中小企業診断士の、『国家試験』の一次試験の合格発表日、ですね。

合格された皆さん、合格おめでとうございます

特に、没問で救われた方、マークミスで意外な合格を拾った方、これ奇貨として二次試験も突破できるよう頑張ってくださいね。

残念ながら不合格となった皆さん、本当に残念でした。でも、これまでの皆さんの努力は血となり骨となってこれからの社会人生活の役に立つと思います。再度挑戦するもよし、これを機に別の道を探すもよし。まずはゆっくり休息して、そして、充電が済んだら、皆さんが信じる道を再度まい進してください。

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ところで、今回の一次試験の統計資料を見ていて、「うーん、やっぱりなぁ」と唸ってしまいました。順にみてみましょう。

まず、申込者数と合格率

うん、なるほど、ここ二年間のブームがひと段落し、申込者数は減少に転じたようですね。一次試験が難しかったですからね。それで諦めてしまった人もいるのかもしれません・・・。

そして、(多くの受験生が感じていたように)、今年は全体的に難易度が低下し、合格率は向上したようです。

あんまり重要ではありませんが、ついでに、科目合格率もみておきましょう。

最近は、基幹科目が難しく、暗記科目がやや易化傾向にあるんですかね。

このように、「申込者数が減少して合格率が上昇した」という平成24年度の一次試験は、比較的恵まれていたという見方も出来るかも知れません。(おっと、合格者にも未合格者にも怒られそうな過激な発言。お怒りはごもっとも。種明かしは下方で・・)

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でもね  

この状況、喜んでばかりはいられません。

上記とはちょっと視点を変えて、「合格率と合格者数」というグラフを見てみましょう。

合格率の上昇に伴い、合格者数も増えていますね。

よく見ると、今年の数値は、我々道場の初代執筆陣が合格した平成21年度と酷似しているのです。(つまり、僕らも「恵まれた年度」の一次試験を通過したメンツなのです  )

どうして喜んでいられないのか。

それは、二次試験の合格率が低下することが予想されるからです

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一次試験は、問題を一旦リリースしてしまった以上、難易度を上下に動かして調整することは難しいものです。確かに難しすぎるときには、平成23年度のように「下駄を履かせる」ことができますが、簡単すぎた時には、「やっぱり平均62点以上を合格にします」とは後からは言えないわけです。90分科目の配点で多少調整できるかもしれませんが、まぁ難しいでしょう。

でも、二次試験の難易度を調整することは「いとたやすき」ことなのです。

なぜならば、二次試験は「相対試験」だから。「今年は上位●●を合格にしましょう」という鶴の一声で合否ラインを設定することが出来るのです。

その合否ラインはどこにあるのか。ここ5年間の「合否ライン」は

『上位20%』 または『 950人』

であると思われます。これは過去数年の実績から言っているだけであり、どこかに規定があるわけではありません。

今年は一次試験合格者が多い(3,519人)。そうすると、二次試験申込者は5,000人を超えると思われます。

ここに「上位20%」を適用すると、1,000人以上の合格者が出てしまいます。

(そうすると、来年の2月から3月に行われる、二次試験合格者を対象にした「診断実務補習」への申込者が多くなり、指導員が足りなくなり、診断協会が対応できなくなってしまうのです)

よって、今年のように一次試験合格者数が多い年は、「上位20%」ではなく、「上位950人」が合否ラインとなる可能性があります。

すると、平成24年度の二次試験の合格率は17-18%となる可能性 があります。

「だから何なんだ?」

確かに、その通り

狭き門になろうと、広き門が開いていようと、受験生のやることは変わらないはず。

でも、プロダクトアウトの考え方ではもはやモノが売れない時代。マーケットインを考慮することも重要でしょう。

敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

脅すつもりはありませんが、気を引き締めて二次試験対策をとるに越したことはないように思います。

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ちょっとだけ、私論を申し上げますと、「合格率の低下」は、「不思議な勝ちの減少」に結びつきやすいのではないかと危惧しています。

この図は、僕が考える「合格者の分布図」です。


合格率が低下すると、この虫食いの「合格者の分布」が小さくなります。どういう風に小さくなるかと言うと、当然、「上の方に移動」、つまり「番狂わせが少なくなる」方向に狭まると思われます。そうすると、「不思議な勝ち」をする人が少なくなるんじゃないかなぁと予想するのです。

よって、「順当勝ち」が多くなるのかなと。

そうすると、「経験者有利、初学者不利ですね?」と考える人も多いかもしれません。そうとも言えるかもしれません。でも、僕の本音はそうじゃありませんが・・・。

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一発合格道場は、これからも受験生を応援してまいります。

合格者が「得た気づき」、「ハマった罠」を分かりやすく紹介することによって、受験生へのショートカットやベストプラクティスを提供するのが道場の使命です。

(でも、ショートカットを多用しすぎると、全体を見誤りますので、ご注意ください)

道場執筆陣は、少しでも受験生の役に立とうと、日夜執筆に勤しんでおります。

今後ともご愛読頂きますよう、そして「どしどし」コメントを寄せて頂きますよう、お願いいたします。

by ハカセ

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追伸:

主に週末に執筆している初代執筆陣の ふうじん が この記事 で、「ハカセの登場を期待」てなことを書いてくれています。「呼ばれて飛び出て・・・(古い?)」と登場しようかとも思ったのですが、残念ながら二次試験対策については、2010年、2011年で書きつくしてしまいました (^_^;)。よって、残念ながら今後「気合の入った」記事を書く予定はありません。・・・だって、書こうと思っても、過去の自分の記事 と論点が重複してしまうので・・・(+o+)。もしよければ、小職の過去記事 も参考になさってください <(_ _)>。



 

こんにちは、を~です。

あれれ、という間に9月になってしまいました
T社の模試を教室受験された方はどんな感触だったでしょうか?

模範解答を読む前に一回、読んだ後にもう一回、得点を予想してみてはいかがでしょう。
実際に答案が返却されたときに自分の理解度をよ~く認識できるチャンスですよ。

(もしかして、T生にとってはジョーシキだったりする?)

 

前2回の不合格体験記事(?)で紹介したとおり、ぼくの2次演習事例はほとんどが過去問でした。
だからといって過去問をやることだけを賞賛するわけではありませんが、どんな勉強でも基本は過去問とする考え方があるのは事実です。

一方で、過去問中心の演習というのに異論があることも確かです。

というわけで、今回は過去問やる・やらないについて考えてみたいと思います。

 

■ 過去問ネガティブ派

①模範解答がない!

過去問を一生懸命に解いたところで、模範解答や採点基準がありません
受験校は解答例を出しますが、それは100点の解答ではありません(補足を後述)。
つまり、自己採点が極めて困難ということです。

過去問に限らず、演習を振り返ることはとても重要、ということは説明の必要もないことと思います。
過去問を使った演習では、模範解答や公式な採点基準がない(公表されない)ことで、振り返りの質を高める行為は限定的とならざるを得ません。

 

②同じ問題は出ない!

当然といえば当然ではありますが、同じ事例企業が取り上げられることはありません。
ということは、例え過去の設問と同じ事を問われても(実際に、「頻出論点」といえる論点はあります)、答えを作る根拠や、理由・目的の優先順位は異なってきます。

過去問を使った力試しや試験対応力養成は効果が低く、時間のムダである、というような考え方があったりもします。

(ぼくはこの考え方を否定はしません。かといって積極的に支持もしないけど。)

 

③受験校の作る演習問題で十分

受験校は過去問を徹底的に分析します。
その分析結果に基づいて問題を作成するので、設問の傾向や過去問事例企業の業種などを踏まえた事例演習が可能となります。

金型製造ってどんなことするの?
自動車部品メーカーが置かれている環境は?

なんてことも、受験校の演習をやっていればきっと出てきますね。
当然、頻出論点についても、巧妙な手口でその問い方を踏襲したり、根拠を埋め込んだりします。
設問文中における制約条件の付け方も、もしかしたら本試験よりも絶妙かもしれません。

なにより受験校が出題者なので、模範解答も採点基準もあるし、復習でも採点が可能ですよね

 

④絶対数が限定的

当然過去問ですから、実施された回数分だけの問題があるはずです。
「制度が改正されてから」という条件を考慮すると、平成18年度以降となります。
それに、今から市販の過去問集を買おうとしても、だいたい過去5年分しか収録されていません。

つまりそもそも絶対数が少ない。

2次試験向けの学習をしていると、過去問に対する対応方法や解答例をいろいろなところ(ブログ、書籍、ガイダンス等)で目にします。
ということは、「初見の問題」に立ち向かう機会がさらに減ってしまうということです。

本番直前に力試しをしたい場合、どうしても初見の問題が欲しくなります。

上級者の中には「どんな問題でも自分のプロセスの確認をするだけ」と考える人もいて、そんな人は初見でなくても気にしないようですが・・・

 

 

■ 過去問ポジティブ派

①バイアス排除

受験校が作る演習問題は確かに良質だと思いますが(イメージ)、その設問は過去問での出題がベースとなっています。全部とは言いませんが、模試などで「こんな設定どこかで見たことあるな」ということがあります。
当然ながらこのような演習問題の模範解答は、ベースとなった過去問の解答例における思考プロセスを踏襲したものになります。

逆に言うと、演習や模試では、ベースにしたい過去問の1設問があり、その解答プロセスに必要となる根拠を与件文や設問の条件に混ぜ込んでいるはずです。

こういった事をぼくはバイアスと呼んでいるのですが、過去問の真の出題意図と受験校の作問スタイルに乖離があるのであれば、他人のバイアスがかかっていない根拠・制約を検討できるという面では、過去問演習の方が質が高いと言えるかもしれません。

 

②傾向の把握

あまりクドクド書きません。
受験校の演習問題は、もちろん受験校が傾向を踏まえて作問しているのだとは思いますが、事例Ⅰ→事例Ⅱ→・・・の順番で演習を進めていくと受講生自身が出題傾向を肌身で感じることはちょっと難しいのではないでしょうか。

過去問を事例Ⅰばっかり6年分続けて解くと、なんとなく流れを感じることができます。
問われ方が少々変わっていても頻出論点は明らかにわかります。
問題を見てわからなくても、受験校の解答例を見ると、同じような結論に帰結させたりしていて一目瞭然です。

 

③能動的な分析の余地

受験校の演習の場合は、模範解答も採点基準もしっかりと決まっていて、なぜそうなるのかという解説を聞く・読むことになります。つまり受身になりやすい

一方で過去問には、前に書いたとおり模範解答がありません。
あるのはいくつかの受験校が出している解答例や、合格者の再現答案だけ。

受験校が出版している過去問集では解説まで載っていることもありますが、そうでない場合には「なぜそのような解答になるのか」を能動的に分析せざるをえません。

この分析という行為がチカラになるのではないかなーと思います。

 

■ まとめ

つらつらと並べてみましたが、強引にかつ華麗に脈絡なく結論。

 

過去問やる・やらないは状況次第。
受験校に通っているならば、そこの演習に浸かってみたら。
独学だったら過去問で工夫してみよう。

 

なんというか、言うまでもない感じですが。
道場的脱力系のぼくとしては、「絶対コレ」ってのがあるわけではないし、自分の状況・得手不得手を踏まえて自分で考えるのがいいんじゃねってのが結論です。

 

■ 解答例

上でもそうですが、ぼくの記事では過去からずっと「受験校の解答例」という表現を使ってきました。

TACも大原もMMCもAASも、公表しているのはみんな「解答例」であって模範解答と銘打ったものではありません。(ぼくが覚えている限りでは、「模範解答」を謳っていたのはLECくらいです。なるほどLECの解答はトンガってました

 

このことに気がついたとき、ぼくの過去問への取り組み方は変わりました。
「模範解答」なら、頭から尻尾までその姿をまるごと目指すべきだけど、単なる「例」なんだから「ふぅーん」でいいじゃん。いっぱい見て、気に入ったとこだけ掻き集めてマネしよう、てな具合です。

現役受験生の皆さんも、過去問を解くときには受験校の解答例をシャカリキに追求するのではなく、ちょっと脱力してみではいかがでしょうか。

 

というわけで、以上、を~でした。

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第2弾です。
この過去問分析、実は私が通っていたTAC2次上級生コースI校の勉強会で去年2月ごろに行った過去問分析をベースとし、それにH23の私なりの分析をトッピングしたものです。
当時、過去問分析がいかに重要かを身をもって経験し、「へぇ、2次本試験ってこうなっているんだぁ」と感じました。同時に事例ごとの違いを発見して「行けるかも」って感覚も持てるようになりました。

ただ、本試験まであと7週間に迫ったこの時期にフルスペックの過去問分析をご自身でやることは決しておススメしません。
それよりも1事例でも多くアウトプット&レビューのサイクルを回すことが優先だからです。
このシリーズの意図は、本来みなさんご自身がやった方がよい(であろう)過去問分析をショートカット的に活用してもらえればというところにあります。

では、事例Ⅱの世界を覗いてみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
事例Ⅰは前回記事の通り「設問あたりの配点が均等割り」が定番でしたが、事例Ⅱは設問間で配点のばらつきがあります。よって、時間配分には十分注意する必要があります。
例えば10点問題はどんなに時間をかけて取り組んでも当然マックス10点。そこに時間をかけ過ぎてより高配点の問題への分析や記述時間が足りず取りこぼすとかなり痛いです。
これって案外「言うは易し、行うは難し」。特に80分間でのアウトプット量が少ないストレート生などはかなり気を付ける必要があります。
昨年度H23本試験でも「第1問で慎重になり過ぎて10点問題に10分かけてしまった」といった声が聞かれました。仮に試験時間80分のうち記述にかける時間がトータル50分としたら、残り90点分にかけられる時間が40分のみです。狙ってそうしているのであれば問題はないですが、そうでなければ明らかにタイムマネジメントミスですよね。
設問ごとの難易度にもよりますが、特定の設問で高得点を狙うよりも各設問でそこそこの点数を積み上げていった方が全体の得点は伸びると考えた方がよいでしょう。
そのためには目安として「20点問題にかける時間を10分」といったルールを決めてしまうのも手です。その上で、難易度に応じて設問間のバランスを調整していくとよいと思います。

2.字数制限
事例Ⅰが100字・150字、120字の定型タイプに対して、事例Ⅱは15、20、25、30、50、60、80、100、120、150、200字、更にH13には字数制限の指定なしの出題もありました。要は何でもアリの世界です。
このうち25字と200字はH23に初登場でした。25字の議論は置いといて、200字は解答用紙を見た瞬間ギョギョッとした人も多かったのではないでしょうか。
人によっては「字数制限が多いと大変!」と思うかもしれませんが、実際には字数制限が多い方が対応しやすいです。なぜなら字数制限が多ければ、
①その分多くの解答要素を突っ込める。(得点確率アップ
②解答候補を絞り込む必要がない。(選択する時間・労力軽減
③圧縮解答の必要がない。(編集スキルで差がつかない
から。

少し話はそれますが設問文の長さについては「短い方が楽!」と考える人もいますが、これは逆に短い方が大変です。なぜなら設問文はそのものが解答への制約条件であり、それが短ければ短いほど「制約条件が少ない」 = 「書こうと思えば色々と書けてしまう」ということになるからです。
その意味でH23第5問は、非常に差がつく問題であったと推測できます。論点としてはH22やH19でも問われた事例Ⅱのド定番、インターナル・マーケティング。設問文の数少ない制約条件を絡めて、
「従業員満足度向上」→「顧客満足度向上」→「持続的競争優位性の確立」が解答の柱(ロジック)になるだろうと思いつくのは決して難しいことではないでしょう。あとは与件文をヒントに具体的手段をできるだけ数多く発想し、その効果と共にガシガシと書いていけば得点可能性が高まったはずです。
このようにしてガッツリと点数を稼いでいる受験生がいた一方、200字問題という見せかけの変化球に焦ってしまい、第5問のみならず全体のバランスを崩した受験生がいた。真相は分かりませんが、H23における合否の分岐点の一つであったのではないかと、勝手に思っています。

3.時系列
事例Ⅰは前半で「これまでやってきたこと」、後半で「今後すべきこと」が問われ、その境界線が難易度判定の肝だというお話を前回しました。事例Ⅱも過去→未来の流れは同じですが、より未来志向です。
ただ事例Ⅰと異なり、事例Ⅱの場合は「今後すべきこと」つまり「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」を解答するにあたり、潜在顧客・市場や活用できる経営資源が与件文に具体的に書いてあることがほとんどです。
つまり、未来のことでも抜き出しで対応可能なケースが多く、必ずしも時系列だけで難易度判定はしにくいという側面があります。

4.問題要求
事例Ⅰで見られたような形式上のパターンはあまり感じられませんが、基本的にはB社の戦略に焦点が当たります。
特に、上記3に記した「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」はよく問われます。

これらに問うことによって、
「誰に」 ターゲット、既存・潜在顧客
「何を」 B社の強み経営資源
「どのように」 具体的手段
「効果」 メリット(デメリットとセットで)
を直接的・間接的に要求している、というイメージを持っておくと輪郭が掴みやすいのではないでしょうか。
逆から考えると、設問文の要求を解釈する際、常にwhom、what、how、effectを意識することをパターン化しておくと分析や解答要素の想定をする際にスピードと精度がアップが期待できる、と言えそうです。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は79行とH18以降ででした。H23事例Ⅰは51行だったので実に1.5倍強の長さです。H22も事例Ⅰ:事例Ⅱ=64行:76行と事例Ⅱの方が長文でした。
逆にH20は事例Ⅰ:事例Ⅱ=76行:66行、H19は事例Ⅰ:事例Ⅱ=74行:62行で事例Ⅰの方が長文でした。近年のトレンドから「事例Ⅱの方が与件文は長い」との印象がありますが、少し前の本試験においては必ずしもそうではなかったことに着目したいですね。
与件文の長さは、タイムマネジメント上大きな影響を受けます。個人差こそあれ人間「読む」速度は同じ精度で読むのであれば、そんなに速くはできませんのである程度時間をかけざるを得ません。となると、その前段の「設問要求解釈」か後に続く「考える」「書く」のいずれかの時間を削らなければいけませんよね。
ただ「書く」速度もそんなに速くはできませんので解答字数次第で決まってきます。よって、対応策としては
①80分のタイムマネジメント上、各プロセスの標準時間を決めておく。
②与件文のボリュームと解答字数により、標準時間を調整する。

大事なことは、1事例ごとに適切なリズムに切り替えること。これは80分で事例を解かないとなかなか身につかないスキルなので、アウトプットの際に十分注意しながら磨くようにしてください。

2.ストーリー展開
事例Ⅱの特徴としては、

・B社の概要(業種、規模、業績、変遷、経営理念など)
・B社の具体的事業内容(過去、現在)
・B社の強み、経営資源(有形・無形)
・外部環境とその変化
・顧客(既存、新規、潜在)
・競合(主に大手企業)
・直面する課題

などで与件文が組み立てられています。
これらは与件文全体に散りばめられていて、基本的には現状の記述なので事例Ⅰと比べて現在時制で書かれている部分が多くなっています。

またストーリーを単純化すると、

①(S)創業以来、B社の強みや特徴を活かして何とか業績を伸ばしてきた。
②(T)外部環境変化や大手競合の出現で雲行きが怪しくなってきている。
③(O) 新たなニーズや顧客層が現れてきている。
④業績が停滞してきている。

といった展開が主流です。

もう少し細かく見ると、
①の強みはだいたい地域密着性顧客関係性特定分野での門性きめ細かい対応、などが代表的です。
②の外部環境変化は少子高齢化域内の顧客減少、大手競合は低価格幅広い品揃えを武器にしています。

これらを踏まえて、「事例Ⅱとは何ぞや」という問いに答えるとしたら、

④を憂う経営者に対して、中小企業診断士であるあなたが颯爽と現れ、
・③に対して①をぶつけることで新たな収益を確保する。
・外部環境変化には対応し、大手競合はかわす。

てな感じでしょう。
(事例Ⅱのバイブルとも言うべき「スモール・ビジネス・マーケティング」もつまるところ大凡上記2点に収斂されますよね。)

3.文章の構成
前回の記事で書いた通り、
段落ごとに与件文の大枠を把握する。
取って付けたような文章は要注意。
は事例Ⅱでも全く同じです。

加えて言うなら「与件文において無駄なセンテンスは1つたりとも無い」ということも強く意識したいところです。
事例を作成してみると分かるのですが、上記2でまとめたような内容を約2ページ半の与件文に収めるのって実はかなり大変です。
解答の根拠に無関係なことを書いている余裕はありません。例えば、H23の「LOHASやスローフードから派生したスローライフというライフスタイルも登場」なんかは必ずいずれかの設問の解答根拠となっているはずです。わざわざ、「さらには」という接続詞で3行も費やしているセンテンスには何らかの存在意義があるはずですよね。
H23は解答用紙の総字数が540字と少なく難しい対応となりましたが、基本的な考え方としては「全センテンスを解答に活用するつもり」で事例に対峙するとよいでしょう。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
事例Ⅱの「出題の趣旨」を見ると出題委員が問いたい能力をH18~H22でまとめると下記の通り「分析能力」が突出していました。

一方、H23は「分析力」3つ以外に、「基本的理解力」「構想力」「提案力」といった今までになかった能力が明記されています。
それぞれの定義がはっきりとは分かりませんが、言葉尻をとらえると、
①「基本的理解力」= B社の置かれた状況やB社社長の言っていることが基本的に理解できるか
②「構想力」= 基本的理解に基づいたB社のマーケティング上の戦略を構想できるか
③「提案力」= 構想した戦略をB社社長に説得力をもって提案できるか
そして①→②→③を繋ぐのに必要な「分析力」があるか
そんなふうに読むこともできますね。

元来「出題の趣旨」は「設問文抜粋+○○能力」といった形で記述されることが多くヒントが少ないのですが、H23事例Ⅱではもっと踏み込んだ記述が見られます。
(例)
第1問  「競争戦略のパターンと内容」、「専門店の戦略構築」
第2問設1 「市場細分化理論を理解し」
第2問設2 「整合性の観点から」
など

時間をかける必要は全くありませんが、一度サラッと見ておくと出題者の考えていることがなんとなく分かった気になるかも知れませんよ。

第3問、第5問でそれぞれ「ミックス」と記載があることは興味深いです。
文脈から判断して、複数の具体案が得点要素になっていたと考えられます。つまり1本のプロモーション戦略やインターナル・マーケティング戦略を深掘りするより複数列挙の方が得点可能性が高い問題だったと言えます。
このことは、
「戦略は①~、②~、③~、である。」
といった解答パターンが0点を避けるための守備的な「ローリスク解答」ではなく、時として得点を積み上げるための攻撃的な「ハイリターン解答」となることもある、ということを意識しておくとよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅱの与件文を読む際、特に気をつけてチェックしていたワードが3つあります。
1つ目は「最近」。「近年」でも「現在」でも同じです。新たなニーズ、顧客、競合の出現など最近起こった変化は解答要素として期待されることが多々ありますのでしっかりマークしておきます。
2つ目は「地域」。「地元」など地域密着性を表す内容はおさえます。大手競合に対抗するB社の強みにできます。
3つ目は「個別」。「顧客一人一人」とか「顧客との絆づくり」とかがこの類に入ります。1-to-1マーケティングなど顧客関係性として解答要素に使えます。
これらが登場した時には絶対に逃さないようにするため、3つの頭文字を集めて「さちこ」と名付け、事例Ⅱ開始時に問題用紙に書くようにしていました。
H23はB社の「専門性」もかなりキーワードになっていたので、今年受けるとしたら「さちこせんせい」をおまじないにしようかな。

 

◆まとめ◆
事例Ⅱは小売業若しくはサービス業のマーケティング事例なので初学でもなじみやすく、また解答に際しても素直に抜き出せばある程度得点が固められる事例が多いため、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの中ではストレート生が比較的早く伸びやすい事例と言えます。
H23で問われた「基本的理解力」は1次試験の知識とも考えるのでストレート生にとっては更に追い風とも捉えられます。
だからこそ事例Ⅱで注意したい点は

「与件文から絶対に離れない」

事例Ⅱは何でも書けてしまうだけに、他の事例以上に要注意。
同様に1次知識についても、マーケティング用語の定義・メリデメ・注意点などをきちんと整理するとともに、何でもかんでも書くのではなくあくまでも与件文と関係することを書く。
主観や思い込みは禁物。とことん客観的論理的に設問文と与件文に接しましょう。

これって「当たり前じゃん」と思うでしょうけど、実際やってみるとなかなかできないんですよね。
演習や模試などで80分終わった後に見た自分の解答がアイディア解答だらけだった経験のある方も多いのではないでしょうか?

「当たり前のことを80分でシンプルにやる」

これで事例Ⅰに続いて事例ⅡもA判定を獲っちゃいましょう!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

前回の私の記事では、「模試までにやっておきたいこと」というテーマで私なりの意見を述べさせていただきました。その中で、「各事例のルールを理解しましょう!!」ということを申し上げましたが、もし各事例の全体像を把握できていない方がいらっしゃいましたら、こちらの記事でイメージをつかんでください(私もこの記事には本当にお世話になりました)。
まずここを押さえることがスタートだと思います。

そして、今週末はいよいよTACの模試がありますね!準備はきちんとできていますか??
準備ができていないという方でも、絶対に「なんとなく」模試を受けるのだけはNGです。普段の学習から習慣づいている方は問題ないと思いますが、1か月学習してきて、自分が80分の使い方や各事例で意識すべきことを試す機会はそう多くありません。ご自身で「テーマ」を必ず設定して臨んでくださいね。

そこで、明日が模試ということを踏まえて、私個人が考える「各事例を回答するうえでこれだけは忘れてはいけないポイント」と思われることを挙げていきたいと思います。
※ もちろんこれが全てではありませんが、私が受験生の時に、「最低限頭に入れて試験に臨みたい」と思っていたことを列挙します。

全事例共通
・事例企業の強みは?
まず、経営資源が限られている中小企業にとっては弱点を補うことよりも、強みを生かした戦略を優先的に採っていく方が現実的である。したがって、戦略は事例企業の強みありきで考えること。

・企業の方向性は?
与件に、「社長は○○にしたいと考えている」とか「○○を目標に掲げている」とか出てきたら、それは「会社の方向性」として捉える。それを前提として回答するべし。

・思い込みは悪だ。
まず自分が思いついた回答を疑う。他にいい回答がないか模索する。

 

事例Ⅰ
・あくまでも「組織・人事」の事例であること。
事例企業が小売業なら解答がマーケティング(事例Ⅱ)に寄りがちになるし、製造業なら生産体制(事例Ⅲ)に寄りがちになる。自分が回答するときには
そういった方向性で解答を構成してしまう危険性があることを理解する。

・「組織」に含まれる要素として、「組織構造」と「組織行動」に分けられること。
「組織構造」には、純粋に”◎◎制組織などの組織構造の形態”や”各組織形態の外部環境への対応”とかが含まれる。一方「組織行動」には”組織学習” や ”リーダーシップ”、”モチベーション”、”人事考課” などが挙げられる。
ただ、構造を変える(機能別組織をマトリックス組織へ変更する等)のはよほどのことがない限りあり得ない。もし構造を変える方向で回答を組み立てるときは、明確な根拠を与件に求めるべし。

 

事例Ⅱ
・まずニーズありき。
与件には、必ずニーズが埋め込まれている。自社の強みを生かして、そのニーズに応えられるような(品揃えやマーケティング)戦略を展開していく。

・差別化は競合があってこそ。
差別化を図ろうとするときは、必ず相手がいることを忘れないこと。相手の特徴を列挙し、回答内容がそれと差別化されているか必ずチェックすべし。
その時の回答の方向性は、必ず上記のニーズに沿ったものであること。

 

事例Ⅲ
・情報連携の回答内容に気を付ける。
回答で情報連携に問題点を見出した時は、「どの部署とどの部署の間で」「どんな情報を」「どのタイミングで」を回答内容の候補とする。

・問題点、原因、対策はセットで。
問題点を聞かれたときは、原因も答える。
問題点が与えられて原因を答える設問は、原因が与件に書かれていることが多く、”なぜ?”というアプローチになるためで易しい。
だが、”今後発生しうる問題は?”という設問は、原因が与件に書かれていて”それでどうなる?”を考えなくてはいけないため難しい。
多くの場面で「問題点」「原因」「対策」はセットで回答することを念頭に置く。

 

事例Ⅳ
・経営分析が命
一応主要指標を計算してから回答の候補を探すが、与件から読み取れないものに関しては回答候補には入れない。
”自己資本比率が低いこと”と”負債比率が高いこと”はイコールではない。
要求解釈の段階で、経営分析で”対応策”まで聞かれていないときは、第2問以降がヒントになっていることが多い。
(たとえば、NPVの計算問題が出てる場合は固定資産に問題あり? CVPの問題が出ていて、その基準が営業利益の場合は収益性のうち営業利益に問題がある?など)
逆に、”対応策”まで聞かれた場合は、その後の問題は完全に独立している傾向にある。

 

ここまでつらつらとまとまりもなく述べて参りましたが、試験前に自分の精神安定剤として「最低限これだけは頭に入れときたい」ということを列挙してみましょう。事故を起こさないように、頭に思い描けることがあればいいでしょう。

最後に、80分×4事例を1日で解く機会はそう多くありません。1日ぶっ通しで解く中で気付くこともあるでしょう。「後で疲れていない時に解いたら何でもなかったのに、試験中には冷静な判断ができず思うように解けなかった」なんてことはよく聞く話です。特に3事例解いた後、脳ミソがクチャクチャになっている中で解く事例Ⅳは、想像を絶するものがあります。それでも「経験がある」ということが自分の自信にもなり、本番で事例Ⅳを迎える際の心構えにも繋がってきます。

模試は決して途中で退出することのないよう、最後まで疲れ切って下さい。その経験が必ず皆さんの血肉になるはずです。

By アンドロメダ



こんにちは。こぐまです。

巷では得意にしている人が多いと言われている「事例Ⅱ」。
プロフィールにもあるように私はどうしても苦手で、答練、模試では常に低空飛行、本試験では時間配分を誤り、大きく空欄を残してしまいました

ただ、診断士にとって「マーケティング・流通」は武器とすべき専門分野です。
弁護士にとっての法律、公認会計士にとっての会計理論にも相当するくらい、診断士の誰もが身に付けなければならない知識、理論かと(とは言い過ぎか?)。

事例Ⅱの特徴はこれらの記事に端的に書かれていますのでご参考としてください。

また、うちあーの事例Ⅰに引き続き、Ⅱの過去問分析もしてくれる予定。

私からは、苦手派の代表選手として、苦手なりの事例Ⅱへの考え方を書いてみようと思います。

 

◆環境分析と経営戦略◆

まずは、外部環境(顧客、競合)内部環境(強み、弱み)の分析ですね。
次のような問われ方が多いです、

①生かすべき経営資源は何か?
②これまでの戦略
③売上減少、顧客減少の要因
④採るべき戦略の方向性

戦略のレベルとしては、経営戦略または事業戦略です(中小企業ではそのふたつが一致していることが多い)。

必要な知識は、事業ドメインSWOT分析の他に、

アンゾフの成長マトリックス
ポーターの競争優位戦略
ファイブ・フォース
・ブランド戦略 

などが基本的なところです。これらの内容はすらすらと出てきますよね?

上記の②、③は、これまでの経営戦略の失敗とその結果としての売上・顧客減少を問う問題。
④は、①の経営資源(強み)を事業機会に生かす将来戦略を問う問題。

例外もありますが、このあたりのことが最初に問われることが多いようです。

これまで(過去)の戦略=失敗の戦略
採るべき(将来)戦略=本来あるべき戦略
と捉えることもできます(平成20年度は逆っぽい)。

つまり、事例でまず示される「B社」は、
外部環境の変化(新規参入や価格競争による競合激化、顧客ニーズの多様化、商圏人口動態の変化など)に対して、内部環境の対応が十分にできていない(またはそうなりつつある)会社(=戦略▲
と考えれば、少しは与件を迅速に整理できるでしょうか?


内部環境である経営資源
には有形と無形のものがあります。例えば以下。

有形: 人的資源、品揃え、店舗、売り場・陳列
無形: 接客、提案力、ブランド力、プロモーション力、知識・ノウハウ

つまり、④の採るべきこれからの経営戦略の方向性は、これらの経営資源を、顧客や競合の変化に適合させ、競合との差別化を図って、競争優位性を高め、売上高向上を目指すこと、が典型的な王道パターンです。

従来の戦略▲との違いを明確化することがポイントです。

 

◆マーケティング戦略◆

経営戦略を具体化するのが機能戦略で、事例Ⅱではマーケティング戦略となります。
ターゲットと4Pですね。

上記で採用した経営戦略の方向性と整合性の取れたマーケティング戦略を立案し、実行する段階です。

まずターゲットですが、重要なのはターゲット・セグメント

 

市場細分化基準を「企業経営理論」で復習し、基準や変数の意味はもちろん、名称も念のため正確に覚えておきましょう。

ターゲット・セグメントにより、経営資源の効率的投入が可能となり、顧客ニーズへの対応が強化できます。
一方、セグメントの方法を間違えると、製品・サービス同士でターゲットが重複する等、非効率なマーケティングとなってしまいかねないということも思い出しておくと役に立つかもしれません。

ターゲットをセグメントしたら、次は4Pの組み合わせです。
実際の問題では、ProductとPromotionの出題が多いように思います。

この問題に対しては、上記の経営資源の中から、B社として強みを発揮できるものを選択し答えなければなりません。
そして、競合と対比させて述べることが効果的です。

例えば、「品揃え」「サービス」であれば、競合の幅広い品揃えやマニュアル的なサービスに対して

・専門性の高い品揃え(サービス)
・オリジナル商品(サービス)
・独自のコーディネート
・関連商品(サービス)

といったキーワードが考えられます(もちろん、与件から読み取れる範囲において)。

プロモーションは典型的販促策に加え、応用マーケティングを背景とした方策(例:顧客関係性の強化)を問われることが多いです。

・インターネット活用(HP、掲示板、ブログ、メルマガなど)
・インストアプロモーション強化
・イベント開催
・口コミ
・FSP実施

などが、これまでの定番ですね。

プロモーションの目的は、それをやること自体ではなく、双方向コミュニケーションの強化、客数増加、客単価向上による売上高の向上にあることをお忘れなく!

重要なので繰り返しますが、マーケティング戦略の設問に関しては、先に問われた経営戦略と整合性のある(設問間で一貫性のある)、与件を使ったキーワードでの解答に留意することが重要です。

そして、「競合の△△に対して、○○である」という答え方がロジカルで診断士らしい解答となります。

 

◆新規事業の提言◆

最終設問で、新規事業を提言させることがあります。
これは難しいことが多い。アイディア回答をしてしまいがちなんだと思います。

苦手な私には対応しきれない過去問が多かったですが、事例問題はきちんとした流れでできているので、やはり環境分析で導き出したB社の経営資源を投入できる事業であり、ターゲットを明確にすることが求められているんだろうと思います。

つまり、新規事業提言であっても、必ず与件にヒントがあると考えるべきではないかと考えます。

 

◆サービスの特性◆

ここ3年連続、事例Ⅱでは小売業が出題されています。
サービス業にも目を配っておきたいところですね。平成20年度の温泉旅館以来、そろそろ出番かもしれません。

 

「企業経営理論」で学習したサービスの種類と特性はすらすら言えるよう、理解しておきたいです。
知識をそのまま使うというより、無形商品であるサービスの特性は、解答の切り口やヒントになりえるからです。

例えばですが、営業時間帯や曜日による繁閑の違いへの対応なども論点になりえます。

 

◆まとめ◆

日頃、「BtoB」の仕事を中心にしている方(私もそうです)は、焦ると基本論点を忘れ、設問要求から大きく外れた突拍子もないことを書いてしまうことがあります。

私はいつも事例Ⅱの問題用紙に、目立つよう(忘れないよう)、最初に書いていました。
問題に夢中になると、案外忘れてしまうんですよ・・・。

・「誰に、何を、どのように
・「顧客増、単価増、そして売上拡大!
・「徹底的に顧客志向!

4つの事例の中では、事例Ⅱはとにかく前向きな事例です。

PS.
早くも明日から3日間、TACの2次模試ですね。 初学者は、本試験並みの事例を1日で4つ解く最初の経験になる方が多いと思います。
ご自分なりの解答プロセスを不十分でもいいですから試してみて、9月からの学習の基点としてください。

他校に通っていた私も、先日の「2次スタートダッシュセミナー」でもお話しさせていただきましたが、この模試が大きな転機となりました
これ以降、取り組む事例の数をさらに増やしつつ質を上げるために、自分として空前の勉強量をこなしましたとあえて言い切っておきます(超不健康生活でお勧めできませんが)。

結果はすぐには分からないので、自分の手応えをベースにして残りの約1ヶ月半で急上昇のカーブを描けるよう、模試が終わったら自分の具体的な目標を定めて計画を立て直してみてはいかがでしょうか。

 

by こぐま



「前回はこれで大丈夫だったから今回もこれで大丈夫」   という考え方で大丈夫?

ふうじん風の書き出しで始めてみました(笑)、くれよんです。

本題の前にまずはお知らせ。没問でましたsign03運営と中小で一つずつです。(詳しくはこちらを参照)

では、本題へ。冒頭の言葉、例えば、「前回の提案はこれで勝てたから大丈夫。」 といった感じで、仕事でも診断士試験でも思った以上に飛び交っている考え方。 確かに参考にはなるかもしれないが根拠とするには薄いのは自明。なぜなら、前回と今回では環境が 異なっているから。(・・・ちょっと事例っぽいと思えた人は学習の進捗良好です)

前置きが長くなりましたが、本日の記事は、今年の2次試験と事例Ⅳについてです。

■今年の2次試験はどうなる?
予備校講師の発言や受験生の感触を拾っていくと今年の1次試験は例年よりはかなり易化した様子。ご存じの通り1次試験は420点突破の絶対値試験である一方、2次試験はこちらの記事にも あるとおり、900名程度の枠を争う相対試験。 仮に今年の1次試験合格者数が例年によりも多かったとすると2次試験の競争率が厳しく なることが予想される。

さて、それを踏まえて今年の2次試験はどうなるか?
①問題の難易度は変わらないが合格に必要な得点水準が上がる。
②合格者の得点水準が変わらない程度に問題の難易度が上がる。

まず①の場合、合格ライン付近での山が高くなり、例年よりも1点の重みがUPする。したがって、出来る人・出来ない人に大差がつく事例Ⅳの重みが増すことが考えられる。
次に②の場合に考えてみる。2次試験は診断士としてあるべきスキルの教育の場という昨今の道場の考え方(全員が同意しているわけではないと思うが、私は肯定派)に基づいてみると、作問者として、合理的に合格ライン付近の山を後方に崩すために難易度を操作する対象として選ぶのは事例Ⅳではないだろうか?事例Ⅰ~Ⅲのスキルは基本的にオーソドックスな「聞く・考える・伝える」のスキルに力点が置かれているのに対して、財務のスキルは本来、「6割できます」じゃあ不十分だろ?というスキル。よって、難易度を上げることの抵抗感が小さい上に、財務の問題であれば変更しやすく、変更による影響が想定しやすいという特徴もある。

つまり、何が言いたいかというと、「今年の試験でストレート合格を狙うのであれば、例年以上に事例Ⅳのスキルが重要になってくる」可能性が高いということ。冒頭の言葉のように、「前回はこうだったから」と安直に考えておかない方がいいのではないかというのが私の印象。もちろん、信じるのも、くれよんの戯言としてスルーするのも全く自由。ただし、相対試験である以上、こうした思考は試験当日まで持っておくとイイことあるはず。

■事例Ⅳの強化方法
あおるだけあおって、HOWを入れないのも 不親切なので、事例Ⅳの強化方法についてひとつの考え方を。以前に【2次道場】でこんな記事を書いているように、 私は「財務コツコツ」に否定的。 苦手なままコツコツやるよりも、「分野毎に理解できるまで”ガツンと”やりこんでから、 忘れないためにコツコツ続けておく方法」を事例Ⅳの勉強の考え方としてはオススメ。


「改善による得点アップ期待度(=自分の苦手度)×出題可能性」の掛け算で最も期待値の高い領域から、順次、得意領域に持っていけるようストイックに特訓して下さい。

 

では、今日はこのへんで。

by くれよん



みなさんこんにちは、コニケンです。
まだまだ暑い日々が続きますね。クーラーのかけ過ぎで体調を崩したりしていませんか?2次に向けて突っ走るのも大事ですが、体調管理が大前提となりますので、あまりにも無茶なこと(毎日3時間睡眠など…)はやめて、是非日頃から万全の状態で取り組んでください
何より、マークの一次と違って、2次では、しっかりと与件文を分析して、改善策・提案まで考えなければいけないので、ボーっとした状態だと絶対に点に結び付く解答は書けません
これは、毎週の演習にも言えることですよ。金曜遅くまで飲み過ぎて、土曜朝一の演習が全然ダメだったなんてことは、二カ月しかない学習期間の中ではあまりにももったいないです
*実は、私が受験生時代、一回だけやってしまいました。。金曜あまりにも調子に乗って会社同期と飲み過ぎて(少しだけストレスが溜まっていた?)、翌日の演習はボロボロでした。。その反省を踏まえて言っています。

さて、今回もストレート2次受験生に向けて、3つお伝えします
・2次学習計画の重要性
・演習の復習:「何が足りなかった?」編
・ワンポイントアドバイス

○2次学習計画の重要性
予備校に通っている方は、一周目として事例Ⅰ~Ⅳまで一通り終わった方が多いと思います。それぞれの事例の違いは実感できましたか?一見同じように見えても、実は意外と各事例にはちゃんとした特徴があることが、何となく分かったかと思います。これを踏まえて、今後しっかりそれぞれの事例に対して、きちんとした対策を立てていくことが大事です
さて、本題の学習計画に関して。今日まず言いたいのは、「演習の復習だけで一週間が終わらせないこと!」です。
たしかに復習は大事です。そして、2次に取り組んだばかりで、復習に時間がかかることも事実です。ですが、しっかりと計画的に取り組まないと、本当に目先のこと:演習の復習でいっぱいいっぱいになり、あっという間に翌週の演習になってしまいます。
以前も書いたかもしれませんが、私は2か月で合計48事例解きました(ある意味最低限の数かもしれません。。)
予備校で採点付きで解いたのが20事例(直前演習、最終集中特訓、模試、直前セミナー)、自己採点で解いたのが28事例(過去問5年分、TAC問題集)です。誰もに共通することですが、自己採点で解いた方が多いです。
実際、仕事がある日は、一日一事例解くのがやっとでした。ほとんどの方もそうだと思います。そうすると、1週間で1年分・4事例解くのがやっとです。
これが意味することはお分かりですよね。。
まずは、①2次までの2か月スケジュール(どの年度をいつ解くのか)を立てて、全体感を掴んでください。改めてヤバさが分かると思います。
そして、それを②1週間のスケジュールに落とし込んで(仕事の予定が見えると思うので)、
さらに③1日のスケジュールまで落とし込む。
これを見ると、当然のことだと思いますが、最初の時期はなかなか学習方法がつかめない中、意外とできないものです。
日頃使っている手帳でも、新しく買ったノートでも、何でもいいので、学習計画・スケジュール管理(予定vs実績)がまだの方は、早速今日から初めてください

○演習の復習:「何が足りなかった?」編
いま私の手元には、おととしの演習の問題・答案・解説があります。事例Ⅲで、35点です。40点突破がまだ遠く(?)感じていた時期です。
当然製造業に関する問題ですが、第2問を例にとってみましょう。
「(一部省略)C社は作業内容をどのように改善すべきか、120字以内で述べよ。」事例Ⅲでよくありがちな問題ですね。
私はこれが20点中4点でした。

改善策をひたすら挙げていけば何か当たるだろう」と思い、実際それが全面に出た解答になっています。
しかし、大事なのは、ただ思いつきで解答を複数挙げるのではなく、なぜそれが有効なのかを答えてあげることです。
実際、採点基準としても、その「根拠」のところで8点分(2要素)取られています。また、改善策についても、全く独立したものが12点分(3要素)あるわけではなく、しっかりとロジックが組まれたものになっています。

これが最初は分かっていませんでしたし、ストレート生のみなさんも最初は抜けてしまうところだと思います。よって、言いたいのは、改善策を聞かれていたとしても、その背景・根拠も挙げることで、しっかりと説得力のある提案に仕立てることです。
逆に、そのロジックが組めなかった場合、合っている可能性は低いですよね。。(もちろん、1か月半後にこのレベルになっていればいいです!)
この問題のポイントは製品が「滞留」していること、「手作業」であること、2部品を「ロット単位」でまとめて次工程に送っていることでした。
さすがに滞留していることが問題点であることには気づきましたが、これに対して、「アルバイトを雇って滞留をなくすこと」と解答しています。資金繰りに苦戦している企業はこんなことはできませんよね。。
ましてや、「手作業」に対して「ロボットを導入すること」なんてもちろん書けません(稀にそんなことを求められるかもしれませんが)
本当は、「ロット単位」のところに注目して、現状はまとめて次工程に送っているところを、「できたものから順次次工程に送る」のが正解でした。そして、それが「なぜ有効なのか?」「なぜそれが実現できるのか?」まで書ければ満点の解答でした。
なかなか最初はこのレベルまで行き着きませんよね。でも、復習のときに解説を読みながら、こういうところを確認して、改めて自分で解答を作成してみるのです。
そうすると、しっかりと5要素を織り込んだ上で、120字に収まることが分かります。最初はちょっと感動してしまいまいた。と同時に、当然自分の力でこれを書けるようになりたいと強く思いました。みなさんもそう思って頂ければ嬉しいです。

○ワンポイントアドバイス
どの事例にも共通して有効なのがSWOT分析
分析の詳細内容は言うまでもありませんが、やはり与件文を読んだ時点で、問題の隅に簡単にまとめることをオススメします。
実際、与件文としても、あからさまにSWOTの各要素が何かか見えるように書かれているものも多いです(そうじゃないと解けませんよね!)
必ずどこかの問題には使います。いきなり解答を書き出すのではなく、どの問題にどの要素を使うのかを考える意味でも、日頃から習慣にしてみてください。

○最後に
実は、私は今日が実務補習最終日です。今からクライアント先に行って、最終報告をしてきます。
昨年は小売でしたが、今回は製造業です。正直、ここ一週間ほとんど寝ていませんが、最後はいい提案内容がまとまりました(と信じています…)。
一つでも二つでも社長さんに響いてくれたらと思っています
是非みなさんも一日も早くこれを体験して頂きたいです!まずは10月にしっかりと2次を突破して、笑顔で年末を迎えられるように、これからも頑張っていきましょう!
byコニケン

P.S 昨日の日経の一面に中小支援に関する記事が載っていましたね。2次の学習をしている今、是非こういう記事も日頃からチェックしてみてください!



8月ももう残り1週間、夏の甲子園も終わり、海に行ってもクラゲに刺されるだけとなり、無常にも模擬試験は近づいてきました。

お子さんをお持ちの受験生の皆様。
試練の日々もあと少し、夏休みが終われば勉強時間がつくれる・・・・なんて考えるのは大マチガイ。

夏休み中にお子さん達の相手をしなくてはいけない時期でも、勉強している人たちはチャッカリ時間を作って勉強しているんです。だいたい「忙しいから勉強できない」なんて言ってるうちは、忙しくない時期でも勉強しません。

でもまだ8月中。夏休み期間中にこのことに気づければマダマダ挽回可能ですよ

というわけでこんにちは、を~です。
さっそく前回のナゾ掛け(というほどでもない)について、ぼく自身の独学的point of viewからの分析をいくつかご紹介します。
もちろん、この分析が全員に当てはまると言えないのがもどかしいところですが、参考になれば嬉しいです。

 

■ 問題点と改善内容
挙げていけばキリがないですが、ここでは以下3点をご紹介。

翌年度のリベンジでどう対応したのかもアッサリと補足しておきます。
こちらはNG行為以上に人それぞれだと思いますので、参考にするというよりもチラっと見て通り過ぎてしまってOKです。
みんな自分の信じる道をGO

 

①最初の問題点、こちらは詳しい説明不要ですね。
1次試験ギリギリアウト=没問や加点があれば合格の可能性もある、というのに2次試験向けの勉強や情報収集を始めていなかった事。
だって、同じ年に1次を受験した2代目でも、きょくしんなんかは自己採点の結果に関わらず2次の勉強をして見事に合格してるし(“だって”ではない・・・)。

ただし、②③に挙げるような理由で、早く始動したとしても2次合格にまで持っていけたかというと大いにギモンが残るところではあります。

【2年目】
事情があって8月1週目までは2次の勉強に取り掛かれませんでした。
始動がゼンゼン早まってないようにも思えますが、前年よりもほぼ1ヶ月も早めたんです。
ストレート受験生とほぼ同じタイミングで学習を開始することにしました。

 

②次は参考書選択です。
知識インプット・整理系の参考書は良いのですが、問題は過去問集です。
ぼくが使った過去問集が悪いというわけではありません。
ぼくのような薄っぺらな勉強しかしていない独学受験生には単純に合わないのです。

なぜかというとぼくの中に軸がない。道場風に言ってみれば「橋げた」がなかったからです。
過去問集を選んだ基準は、「いろんな視点(=解法)を知る」でした。
各年度で1つだけのバラバラな視点では、橋げたではなく飛び石みたいなものです。

 

 

もちろん、手順や切り口の選択などの2次試験の対策ノウハウを体系だって習得(ただ漫然と学校に行っているだけでは習得はとても覚束ないと思いますが・・・)して、軸を持っている受験生であれば、いろいろな視点を知ることで得られるものは大きいと思います。

【2年目】
翌年はどうだったかというと。
過去問中心の勉強は変わらずですが、解答例を複数集めました。
もちろん、前年の過去問集も活用してます。数年分に遡って同じ学校の解答例をできるだけ揃える、コレを複数の学校分TRYすることで、細~~い軸を数本作れることを期待したのでした。
少なくとも、飛び石を敷き詰めて石畳チックにしてみようとしたわけです。

 

③3つめは事例演習の復習をしなかったこと。
80分という時間制限の中で実際に答案を作ったのは、O校の模試とT社の単発講座の2回、計8事例だけでした。
いずれも、模範解答と自分の得点しか確認しておらず振り返ることをロクにしていません。
得点が伸びなかったのはなぜか、得点に繋がったのは何を捉えられたからなのか、という分析をしていませんでした。

特に、自分の感覚と得点が乖離している部分を放置したのは致命的だったと思います。
なんとなくできたつもりで模範解答と似ていると思っても、得点に繋がらなかったのには何か理由があるはずです。
似たようなフレーズを使っていても、クリティカルなキーワードが抜けてしまったとか、模範解答では「目的や期待効果となっている事象」を「原因」にしてしまったとか。
そのような答案分析までやって腑落ちさせるという手順が必要でした。

ぼくは独学だったので、普段は客観評価を得ることができません。(普段どころか、ぼくの勉強の仕方では客観評価を得るための素材は他に全くないわけですが・・・
数少ないチャンスだったのに、客観評価を自分のモノにする機会を特に理由もなく自ら棒に振ってしまったのでした。惜しげもなく・・・

【2年目】
さて翌年ですが、模試では上に書いたような答案分析を絶対にやると決めていました。
(解きなおしまではしていませんが)

過去問では、全事例で解答例を3つは確保していたので、まず共通するフレーズを見つけ出してキーワード認定しました。そのキーワードがキーワードたる理由を考えながら、与件文・設問文をどう解釈するべきなのか、問われている本質は何かを考えることに時間をかけていました。

 

■ 最後に
今回はぼくのストレート時代の勉強方法について問題点を3つ挙げてみました。
個別具体的にはいろいろな問題点がありますが、ヒトコトで言うと2次試験に立ち向かう姿勢がナッテいなかったというのが結論です。
1次試験の自己採点結果を見て緊張の糸が切れてしまった側面はあるものの、そこからの建て直しができず、インスタントな対応に終始してしまいました。

即席の学習ではなかなか歯が立たない試験ですから、1次試験の自己採点ギリアウトな受験生の皆様には、他山の石として2次試験の準備を進めておいてもらいたいなーと思います。

最後に付け足しですが、今日から2次試験の申込みが始まっています。
今年の1次試験合格者には、合格通知とともに申込書類が送られてくるので、9月4日以降でないと申し込みできません。

昨年の1次試験合格者は今日から申込み可能ですよ~。迷っているヒトにはこの記事をプレゼント。
ちなみに去年のぼくは、申込み締め切りの前日に申し込んで、900番台(東京の受験者は2600人程度)でした。
2回目組には、事前に受験番号の枠が確保されているようです。

 

以上、を~でした。

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2次対策の進捗状況は如何でしょうか?
講義や演習などの学習を積み上げている中で、2次試験とはどんなものかが何となく分かってきたぞ~、という方もいらっしゃるかと思います。
演習に臨む際には、演習開始前の3分間それぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱えることで事例脳を作る習慣を今から付けておくといいですよ。

ここで質問。みなさんは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴、着眼点を説明できますか?
自信のある方もない方も、くれよんこちらの記事を是非一度参照アレ。各事例の着眼点がきれいに整理されていて秀逸

さて、各事例の本質を横串にした上で、ここからは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのそれぞれの本質についてググッ!と掘り下げてみたいと思います。
どんな試験でも本質に迫ろうと思ったら過去問分析が王道。というわけで、今回からのうちあーのの記事は3回に分けて本試験の過去問分析を行います。
事例ごとの特徴を理解することでH24の本試験までに何をすればよいか、また本試験会場で困った時にどうすればよいか、を掴んで頂ければと考えます。

では、今回はその1回目、事例Ⅰ編です。

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
昨年度H23は5設問x20点、これはH21、H20と同じで近年の定番パターンと言えます。このような均等配点の場合、1設問にかける時間も基本的に均等割りで考えてよいでしょう。例えば、設問文および与件文の読解と対応付けに30分、設問ごとの解答方針決定から記述に50分かける受験生であれば、差し当たりの時間配分は各設問10分と想定できます。(字数や難易度に応じて後で修正は当然ありですが)
ただしH15は8設問、しかもそのうち2設問で「2つ述べよ」なので解答箇所としては10という事例でした。まるで事例Ⅱみたいですよね。
H23では事例Ⅱ、Ⅲでの200字問題や事例Ⅳでの経営分析で「昔の過去問への回帰」が見られました。
H24本試験に向けては、近年パターンの5×20を基本線に置きつつ、そうならないことも想定内としておく必要があります。

2.字数制限
H18~H22までは全て100字もしくは150字でした。これって、考えてみればアバウトな字数制限で、事例Ⅱ・Ⅲには見られない特徴ですが、いったい何を意味するのでしょうね。
一つの仮説としては「出題委員が用意した模範解答は字数制限に対してかなり緩いものではないか」ということが考えられます。
それに対してH23では120字の設問が5設問中4つを占めました。裏を返せば「出題委員が用意した模範解答は100字以上120字以下できっちりとしたものではないか」ということが言えます。
だとすると、H23においては「何を書くか」と同時に「何を書かないか」という発想も得点を積み上げるためには有効だったのではないかと考えます。
因みに、H17では「30字で3つ」、H15では50字や80字の設問もありました。ここでも上記の「昔の過去問への回帰」は想定されます。

3.時系列
事例Ⅰは、与件文の性質(後で触れます)に合わせる形で設問の順番も時系列で問われます。第1問でいきなり未来のことを聞かれて、続く問題で過去のことを問われる、みたいな意地悪なパターンはこれまでありません。
また、過去から現在にかけての問いに対しては与件文に書かれていることも多く抜き出しでの対応が可能ですが、未来のことは普通はあまり書いていないので与件文をもとに類推することになります。
これら2つの特徴を知っていると、事例Ⅰの設問は第1問から最終問までの間のどこかで「過去から現在」問題と「現在から未来」問題に大別される構造であり、かつ抜き出し対応可能な前半部分が得点の固めどころということになります。
H23では第4問までが「過去から現在」問題で、第5問が「3年以内に売上目標を達成するためのアドバイス」、つまり「現在から未来」問題です。このケースだと結構点数は取りやすいですよね。
一方、現行の診断士2次試験史上最高難易度とも言われるH18の事例では、第2問以降が全て「今後」、つまり「現在から未来」問題であり、その評価を見事に証明しています。
試験開始後、設問を読み終えるまでの早い時間帯に大凡の難易度を把握することでその後の対応を変化させられれば、戦術的にも精神的にも相当有利になるはずです。

4.問題要求
過去問を大局的に見ると、事例Ⅰの問題要求には一定のパターンが認められます。
そのパターンとは、

①第1問で現状分析、最終問でアドバイスを行う。
②その間にはその年のメインテーマを挟んでいる。

第1問は、H18~H22で主にSWOT分析、特に「強み」について問われるのが主流でした。H23ではSWOT分析ではありませんが「A社が扱う2つの異なる商品・市場に関する分析」なので現状分析であることには違いがありません。また、最終問題は必ずアドバイス問題です。
②のメインテーマについて、詳細は割愛しますが、H22とH21なら「買収」、H20なら「コスト削減」、H19なら「従業員満足度」、H18なら「子会社」がそれにあたります。
H23は第2問「特許」、第3問「所有と経営の分離」と特定のテーマは認められませんでしたが、「1次試験の知識からの展開」といった切り口において出題者の意図が見られるような気もします。
②についてはH24にどちらのパターンで来るか分かりせんが、①のような基本形は念頭に置いておくとよいでしょう。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は2ページ弱、51行と例年で最短でした。H20は76行、H19は74行だったことを鑑みると、H23の短さは群を抜いてます。実は記述量のボリュームでも、H19の750字、H18の700字と比べH23は580字とかなり少なくなっています。
2次試験80分の主要作業は「読む」「考える」「書く」ですが、この中で「考える」作業に着目したい、という出題者の意図が表れているのかもしれませんね。

2.ストーリー展開
これにも過去問を見ることで大体のパターンが読み取れます。

・(起)A社の概要(業種、規模、業績、組織など)
・(承)A社経営者に関する記述
・(承)A社の成長していく歴史的展開
・(転)競合出現や外部環境変化
・直面する課題

「起・承・承・転」と来て、「ではこれからどうしよう」みたいな流れは毎年ほぼ一緒です。何か出題委員の中でフォーマットでもあるんでしょうかね。
設問と与件文がともに時系列となっていることから、対応付けも素直に「上から順に」をベースにすればよいと思います。(当然そうならない場合も多くありますが)
事例はストーリーですから「転」で終わってはいけません。必ず「結」が必要です。その「結」が受験生に求められる課題解決であり、多くの場合は最終問題でアドバイスする内容になります。言い換えると、出題者が提示する「起・承・承・転」に対して、受験生が「結」、つまり課題解決することで、初めてそのストーリーが完結することになります。なので、課題を放ったらかしにしないようにしてくださいね。

3.文章の構成
事例Ⅰに限りませんが、国家試験らしく、至って常識的な日本語で書かれています。
上記2のストーリー展開の中で、細分化された事実やテーマごとに段落分けがされています。なので、与件文を読む際には「段落ごとに何が書いてあるか」を把握することで大きな流れを早く、正確に理解しやすくなります。
その際、各段落最後の文章には要注意。よく「取って付けたような文章」がありますが、それには出題者の何らかの意図、つまり解答の根拠となっていることが多いです。
例えば、H23で言えば、第2段落最後の文中の「わが国とは法や規制の異なる」なんかはその典型例。法や規制なんて前後の文章から何の脈絡もないですよね。
こういう記述を見つけたら必ずいずれかの設問に貼り付ける。特にはっきりとした根拠がない事例Ⅰにおいては、出題者の意図に近づける有効な術だと考えます。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
ご存知の通り、診断士2次試験は正解や模範解答が発表されませんが、診断協会は毎年度2次試験終了後「出題の趣旨」なるものを公表しており、診断協会HPではH16以降の「出題の趣旨」を見ることができます。
H18~H23についてまとめると「分析能力」が最多、次いで「助言能力」「基本的理解、知識」「課題発見能力」の順で4つに集約されています。

事例Ⅱ、Ⅲでは異なる特徴がありますので、次回以降で触れたいと思います。
組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する実際の診断業務において、出題者側(診断協会)が診断士の卵たちに求める能力がこれらの4つであることを理解しておくと、事例Ⅰの輪郭がなんとなく見えてくるのではないでしょうか?

H23の「出題の趣旨」はこちら
第1問設問1では「一般家庭用医療品の営業活動と医家向け医療品の営業活動の違いを問うことによって、顧客に対するA社の組織的対応の違いについて基本的理解力を問う問題である。」と趣旨を明示しています。
それぞれの商品の営業活動が「誰に対して」「どのような組織的対応」を書いて欲しかった、という解釈が成り立ちますね。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅰは、「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」であるため、分析においても助言においても人的資源管理は切り口として非常に効果的。
よって、私は事例Ⅰが始まると必ず問題用紙に「茶化」と書くようにしていましたという字は上から「サ」「ハ」「ホ」に、は左から「イ」「ヒ」に分解でき、それぞれが、

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬
イ 育成
ヒ 評価

を表しています。どう?結構覚えやすくないですか?
「なんだよ、また語呂合わせかよ」と茶化すことなかれ!

 

◆まとめ◆
よく事例Ⅰは難しいと言われます。
マーケティング、生産管理、財務には普遍的なソリューションがありイメージもしやすいのに対して、事例Ⅰは組織・人事の事例のため、A社社内の固有の問題や課題を分析・助言しなければならない。また解答となるべき記述が与件文に見当たらないことも多々ある。
こんなところに事例Ⅰの難しさがあると考えられます。
でも、この難しさって現実的にはどの受験生にも言えること。プラス思考で考えれば、難しいからこそ普通にやればA判定がもらえる、ということです。

誰にとっても与件文に書いていないことは当てにくい。なのでそこは勝負所ではないのです。
勝負所は多くの受験生が記述するであろう共通解の部分。ここで取りこぼしなく確実に獲っていけばOK。
だからこそ、事例Ⅰは奇を衒わずに。うまく切り分けができない場合にはあえて重複も辞さず。とにかく大ゴケしないよう慎重に対応する戦略で攻略しちゃいましょう!

 

Ciao!
By うちあーの

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

一次試験終了から早2週間。勉強の進み具合はいかがでしょうか?ストレート生にとってはスタートダッシュが肝心!!と耳タコなくらい言われ続けてかなり肉体的にも精神的にも疲れてくるころでしょうか。。
疲れて集中力が低い状態でいくら勉強しても非効率ですので、たまにはゆっくり休む日も作りましょうね!!

さて、今日のテーマは「2週間後の公開模試までにやっておきたいこと」です。

常々言われていることですが、「ストレート生は圧倒的に不利!!」というのは紛れもない事実。ですがそれで、「1次試験が終わってたった1か月で何ができるっていうのさ~。。。模試になんてとても間に合わないから、それはそれで仕方ないよね~」とか考えている方がいらっしゃったとしたら・・・

2か月後に涙を呑むことになる確率が相当高いと認識すべき。

なぜなら、「ストレート生でも勝負できる!!」というのも紛れもない事実であるから。要は自分でそこまで登ろうとするか否かが勝負。

<公開模試までに何ができるか?>

1.Bランク脱出

道場の記事で散々出てきた図。

ストレート生は最低でもAランクにいることが必要。「Aランク=Bランクでない」ということなので、Bランクの特徴を見に行くと・・・

  • 「事例のルールを理解していない」

だそう。すなわち、各事例に関して最低限前提となるものを理解しているか?それを自分なりにきちんと解釈し、試験前に頭で思い描くことができ、実行できるか?ということ。
私の場合、事例Ⅰでは「あくまでも組織・人事の事例であり、事例企業が小売の場合は解答がマーケティングに寄りがちになり、事例企業が製造業の場合は生産体制に解答が寄りそうになるから気をつけないと!!」とか考えていました。

あと2週間でAランクに食い込むべく、徹底的に事例の特徴を頭に叩き込んで、アウトプットする練習をしましょう!
絶対的に注意すべきは、模範解答を見て「なんだこの解答は!!自分の方がもっといいこと書けるじゃん!」とか思わないようにすること。求められているのは、あなたの優れたアイデアでもなければ、オンリーワンの解答でもありません。求められているのは、「与件から読み取れることから事実を書くこと。未来の事に関しては、与件を元にその企業が実際に実行できるような内容を書くこと。」
それができるようになれば、Aランクはすぐそこです!!!

2.比べるスキルを磨く

昨日のこぐまの記事にもあった通り(出典:「2次スキルまとめ(くれよん)」)、2次試験で大事なスキルは

  • 読むスキル
  • 考えるスキル
  • 伝えるスキル

に加えて

  • 財務スキル

であるというのは間違いないでしょう。
そこからさらに、私が個人的に重要だと思っているスキルは、「比べるスキル」です。

これはすなわち、「この問題は何を答えればいいのか?何を書けばいいのか?」という「要求の解釈力」に他なりません。また、他の事例と比較してどんな特徴があるのか?と考えて各事例の特徴を捉えることにより、「Bランク脱出」にも役に立ちます。

問題文を見た段階で、与件を読みに行くときに何を探せばいいのか?という「回答の想定を複数行って、それらに対する根拠を与件に求めて、それらを比較した結果で最も妥当なものを選択する」という処理を行う必要があると思います。その時に、事例企業の状況を鑑みてそれらを比較する力が必要になります。

この比較の視点を取り入れるだけで、圧倒的に解答する内容が増えるでしょう。

ちなみに、私は自分が解いた事例の「要求解釈」の振り返りに学習時間の8割を費やしました。ストレート生(自分)にはそこが勝負だと思ったからです。
時間がないストレート生にとっては、いろんなことをやる時間はありませんので、時にはポイントを絞って学習することも必要になるということは、有効に時間を使うために覚えておいても損はないでしょう。

 

さて今回は、「公開模試までにやっておきたいこと」というテーマでお話をさせていただきました。オリンピックも終わり甲子園も佳境に入ってきましたが、皆さんの戦いはまだまだこれからです。
最後まで走りきれるように体調管理には気を遣って下さいね!!

 

by アンドロメダ



こんにちは。こぐまです。

2次試験に向け、受験校の講義、演習も始まりましたね。

できるだけ早く事例に開眼し、Aランク入りを果たしてTAC等の各模試を迎えたいところですが・・・まだまだ先が見えないスト生の方がほとんどではないかと思います。

今回、2次関連記事を書いていくに当たり、答練や模試の自分の答案、講師の添削、自分で書き留めた反省事項などをいくつか見返してみました。

事例開眼かどうかは別として、与件の読み方の精度が少し上がって答練の点数が伸び始めた(ような気がした)ときの気付きについて、書いてみたいと思います。

ごく当たり前のことで、実は記事にするかどうか迷ったのですが、私のように事例の本質をなかなか掴めないと感じている方々の参考に少しでもなれば幸いです。

 

◆診断士に求められるスキル◆

まずは、くれよんのこの2次スキルまとめ表から。

診断士に求められる(=2次試験で必要とされる)スキルが非常に端的にまとめられていますので、学習中に道に迷ったらここに戻れば、自分に何が不足しているのかを考える助けになると思います。

 

学習が進むほど、この表の深みがより理解できるはず

 

◆診断士試験とは・・・◆

本題に入る前に。

ふうじんの記事この記事でも述べられているように、この試験は、1次試験、2次試験(筆記・口述)、実務補習の各プロセスを経ながら、中小企業診断士としての知識、姿勢、スキルなどを学ばせ、資質を計るものであると考えています。

特に2次試験(筆記・口述)で資質が試されます。「問われたことに対して素直に答えることができるかどうか」が最も重要なポイントです。

実務を深く知っている人、経験を積んでいる人ほど気をつけないといけませんが、与件から外れた自分の「アイディア」「論理展開」等は不合格答案へまっしぐら

模範解答や成績上位者の答案を見て、「こんな程度でいいの?」、「自分ならもっと立派な提言ができるぞ」と思ったら、危険信号

私は大前提として、この試験が求めていることをこう理解していました。

中小企業診断士として、基礎的な型を身に付けること(型にはめること)

抵抗を覚えるかもしれませんが、「自分の思考を、求められている型にはめこむこと」を意識して受験校の講師のノウハウを吸収していけば、2次試験合格は自然に近づいてくると思いますよ。

 

◆整理・分析する◆

上の表でいえば、「読むスキル」「考えるスキル」の両方に関係しますが、どちらかというと後者について。

事例Ⅱで特に多いと思いますが、「戦略」「問題点」「方策」「メリット」「デメリット」「狙い」「理由」などについて「2つ答えよ」(場合によっては3つ以上)という典型的な設問があります。

初学者にとり、2つの「○○」を入り組んだ「与件」から導き出し、整理し、区分することは簡単なことではないと思います。
少なくとも私はそうでした。

実は、「2つ」という条件が、与件を読み解くヒントそのものなのですが、最初のうちは引き出しが少ない(または忘れている)ため、要求から遠く外れた解答をしたり、何度も読み直さないと根拠をきちんと切り分け、整理することができなかったりします。

2つと問われたら、明確に2つに区分して設問要求に答えないといけません。しかし、最初はこれがなかなかできない。

一例として次の問題を挙げます。

平成22年度事例Ⅱ 第5問
B社の現社長がエコ活動を続けようとしているのは、B社の経営上、どのような効果を狙っているのか。2つの視点から具体的にそれぞれ100字以内で説明せよ。

この設問で問われているのは、「エコ活動により得られる経営上の効果2つ」です。
答えるべきことを自分なりに整理してみると、次のようになります。

1.「2つの視点から」という条件なので、異なる2つの種類の効果を挙げる必要があるな
2.「経営上」とあるので、経営戦略レベルの効果が求められているんだろうな
3.「具体的に説明せよ」なので、与件にある根拠を探し出し、それを使って因果関係でロジカルにそれぞれの効果を説明すればいいかな

以上が設問要求です(「読むスキル」)。

この事例はB社の状況がかなり詳細に記載され、また事実関係が入り組んで、同じような記述が繰り返されているため、限られた時間で整理し答えることはかなり難しいと思います。

「経営上の効果」にどんなものがあるか、引き出しから異なる切り口・視点を2つ、さっと取り出せないと、根拠の切り分け・整理が間に合いません。

逆に言えば、2つの視点を引き出せれば、あとは実務的な処理でかなり対応可能とも言えますね。

明らかに言える経営上の普遍的な効果は「売上高拡大」の視点です。
では具体的にどう説明するのか? 売上高拡大の方策にはさまざまありますが、基本は、
「客数の増加」and/or「客単価の向上」
ですね。その知識に基づいて事例文に根拠を探しに行くと、この事例では手法として前者が該当しそうです。

もうひとつは・・・異なる視点での効果ですから、事例文に散りばめられたヒントから、数字では表せない効果(例:企業イメージ向上などの視点)とするのが妥当だろうと私は考えました(受験校等の模範解答を参照してみてください)。

繰り返しになりますが、この視点・切り口は無理やりあてはめるものではなく、あくまで「与件から読み取れるもの」であることが絶対的条件です。

 

◆2つの視点・切り口◆

典型的な「2つの視点・切り口」は、過去問や答練などから自分でまとめておき、頭に入れておくことが効果的です。
1次試験の知識が活きる部分ですね。

いくつかの例を以下に挙げてみますので、上記のような問題が出た時は、こういった切り口で多面的に与件を読み解き整理する工夫をしてみてください

「外部」と「内部」
「短期」と「長期」
「組織」と「人事」
「顧客」と「競合」
「自社」と「協力者」
「事業機会」と「脅威」
「事業構造」と「事業展開」
「良い影響」と「悪い影響」
「有形」と「無形」
「商品」と「サービス」
「特注品」と「一般品」
「不特定多数」と「地域密着」
「低価格」と「高付加価値」
「新規」と「既存」(顧客など)
「直接」と「間接」
「客数」と「客単価」
「規模」と「効率」
「ロイヤルティ」と「顧客関係性」
「売上拡大」と「社会貢献」

 

◆まとめ◆

ただし、こういった「切り口」「視点」は、設問要求から仮説を立てて、多面的に与件へ根拠を探しに行くためのひとつのツールです。
従い、事例内容が変化する以上、絶対的なものではなく、思い込みもまずい

重要なのは、あくまでも「設問が何を要求しているのか?」を正確に捉え、それに沿った切り口で整理すること
です。

今日は、Aランク入りするためのひとつの要件ではないか?と考えていることを、自分の経験に基づき書いてみました。

上記が腑に落ちてから、与件から根拠やヒントを拾い出す作業が少しスムーズになり、結果として80分のタイムマネジメントもだんだん安定してきたように思います。

根拠は「見つける」のではなく、「探しに行く」ものと理解できれば実力急上昇は間近です。

by こぐま



みなさんこんにちは、コニケンです
1次試験から間もなく2週間が経とうとしています。OPEN DAYでもみなさんから本当にたくさんのコメントを頂きましたが、時間が経つのもあっという間ですね!
2次を初めて受ける方にとっては、新たなチャレンジが始まっていると思います。3代目執筆陣がお送りしている、2次スタートダッシュ特集は今のところいかがでしょう?徐々にイメージが湧いてきましたか?
何度か記事でも書きましたが、私も1次が終わるまで、2次の勉強は一切取り組みませんでした。最初は全く何が何だか分からず2次の学習を始めましたが、それでも2か月半という短い期間、やるべきことを明確にした上で、あきらめず最後まで突き進んだからストレート合格が手に入れられたと思っています。
まだ2週間ですが、「ああ何だかヤバそうだな・・・どうせ一発で受かりっこないよな」なんてモヤモヤ思っているあなた、改めて強調したいのは、絶対にここで諦めないでください!
たしかに2次経験者と比べると、最初の実力差が大きいのはたしかです。模試でボロボロになることだってあり得ます(実際私がそうでした)。それでもある時点でコツがつかめれば、一気に道が拓けてくるはずです!そのある時点が10/21の本番前に来ればいいのです
「余裕」のレベルに持っていくことは、普通に考えたらとても難しいことなので、とにかくそのギリギリのところで合格レベルを超えられるように、みんなで頑張っていきましょう!
本道場でも、来週から各事例に関する具体的なポイントについて書いていきますので、是非参考にしてみてください。

さて、予備校の講義を受けている方(週末生の場合)は、明日からいよいよ第一回目の演習(事例Ⅰ&Ⅱ)が始まると思います。今日の記事は、先日のスタートダッシュセミナーで私が言ったことも散りばめつつ、初めて演習を受ける方にとって①受講前 ②受講中 ③受講後という各フェーズで簡単にポイントをご紹介していきます

①受講前
みなさん、さすがに過去問一年分は解きましたか?各事例の出題形式、主要論点など、何となくはイメージ湧きましたか??
まだ過去問を解いていない方。厳しいですが、早くも少し遅れていますよ!是非これから挽回していきましょう。
とは言えもちろん過去には戻れないので、せめて与件文と問題文を一回読むだけでも今夜中に済ませておきましょう。やはり、どんな出題形式か分からずいきなり立ち向かうのは厳しいですよ。
あとは、少しバカバカしく思われるかもしれませんが、鉛筆で文字を書くことに慣れておきましょう。普段パソコン・携帯での文字入力がほとんである我々にとって、最初は意外と手が動かないものです。明日までに問題を解く時間がない方は、各与件文の最初の段落を書き写すあたりから準備を初めてください。「100字の長さ」というものを体感して頂きたいです。

すでに過去問を一度解いた方。本当におつかれさまでした。最初は本当に疲れたと思います。今夜は、もう一度各事例が何を主要論点にしてくるかをテキスト等で確認して(事例Ⅰ:組織・人事、事例Ⅱ:流通・マーケティングetc)、T〇Cであれば先週使った直前講義テキスト一次テキスト該当部分を改めて読むことをオススメします。
決して知識重視の試験ではありませんが、やはり最低限の引き出しがないと、与件文に対する解釈の幅、そして問題文に対する解答の幅が残念ながらその時点で狭まります。
その際、単にテキストを読んでフムフムと納得するだけでなく、2次だからこそ、自分の言葉で実際に書けるレベルまでになっておく必要がありますよ。なるべく早い段階で押さえておけば、きっと後が楽になるはずです。
あとは、一度解いたのであれば、初めての80分間を振り返った上で、「次は80分をどう過ごすか?」という作戦を立ててみてください。アンドロメダさんの記事も参考になります。
本番までに平均して12~15周(48~60事例)解くことになると思いますが、毎回これをブラッシュアップして、問題文にどのように線を引くか等も含めて、自分の解き方を確立していくことになります。それを確立するためにも、毎回良かったこと・悪かったことを自ら振り返ることが大切です。最初の演習に向けて、初めての「振り返り」を行ってみることをオススメします。

②受講中
さて、いざ演習本番。自分の机で解くのと違って、教室だとある程度緊張感に包まれていて、隣の人が自分より早く解答を書き出したら、多少焦ることもあるかもしれません。
まず言いたいのは、マス目をしっかり埋めるところから始めましょう。当然、マス目を埋めないと点数に繋がりませんし、せっかく先生に添削してもらえるのに、何も書いてなかったら見てもらうことすらできません。
80分間という時間はたしかに短いですし、「こんな解答でいいのだろうか・・・ハズカシイ・・・」と不安に思ってしまうかもしれませんが(最初から完ペキな解答を書ける人なんていません!)、まず初めのうちは埋め切ること・書き切ることを意識しながら取り組むといいと思います。

もちろん、ただ埋めるだけでなく、今のうちから是非意識したい解答の基本方針としては、
・約20字で1エッセンス
⇒100文字の解答なら4~5要素は盛り込む必要アリ。カッコいい(まわりくどい?)日本語を目指すのではなく、シンプルかつ端的に!

・問題文に沿って答えればきっと大幅に外れることは無い
⇒「問題点と解決策を100字で述べよ」と聞かれたら、「問題点は~と~(40字)。解決策は~と~(60字)」のようなイメージで書けば良い

・並列列挙ももちろん可
⇒日本語的になかなか繋げにくかったら「問題点は①~②~③」といわゆる箇条書き風にするのもアリ。ただし、列挙するもののレベル感をある程度合わせることも大事。

③受講後
一週間後に添削されて返却されますが、まず言えるのは、点数に一喜一憂しないこと!(さすがに分かっていると思いますが…)
最初のうち、特に事例Ⅰは点数が絶望的に低いのは仕方がないことです。「こんな点数、人生でも取ったことがない・・・」なんてことがあるかもしれませんが、ここでくじけないことが、ある意味ストレート生にとっては一つの分かれ道です。2か月後に50~60点レベルまで持っていければいいのです。
逆に、予想より点数が高かった方。事例Ⅱだとあり得るかもしれません。前に進むモチベーションにして頂くのはもちろん良いことだと思いますが、1次と違って、最初のうちは点数がなかなか安定しないのも2次の特徴です。もしかしたら、2周目は一気に点数が落ちるかもしれません(実際私もそうでした)
「高得点だから復習は程々でいいや」なんて決して思わず、振り返り分析はしっかりとやりましょう
以下、セミナーで言ったことですが、答案返却後、自分の解答と模範解答との差を確認するとき、ただ何となくその「差」を見るのではなく、しっかりとチェックすべきポイントに従って見ていくのがいいでしょう。
その「ポイント」というのは、演習直後の解説講義や模範解答の解説にも散りばめられていますが、その一部はこんな感じです:
・要素として何が足りなかったか?
⇒解答に書けたことよりも、しっかりと解説を読んで、書けなかったことに着目しましょう(もちろん、この時点でしっかりと書けた点は自分を誉めて良いです)

・なぜ見つけられなかったか?
⇒大事なポイントだと見破れなかったか??鉛筆で問題文中にマークできているのにもかかわらず、解答作成のときにうっかり見落としていたなんてことも。。

・なぜ思い浮かばなかったか?
⇒冒頭にも言ったように、解答の幅を広げるためにも、最低限の知識はしっかりと押さえましょう

・なぜ要素を当てはめる問題を間違えてしまったか?
⇒2次で最もありがちなことです。正直、色々と見えてくるようになればなるほど、どの問題にそれを使うか迷うようになります。しかし、基本的に使う問題は一つです。それを間違えてしまうと、2問分落とすことになり、モッタイないですよね。「自分がなぜこの問題にその要素を使ったのか、なぜこちらの問題の方がより相応しいのか・・・」など、解説を参考にしながら自問自答してみてください。

これを毎回やっていくと時間がかかりますよね!でも、2次の学習というのはそういうものなのです。これを12~15周やるためには、本気で時間を確保して、休みなく全力で取り組む必要があることがよく分かると思います。
実際、最初で最後の2次模試まであと2週間。いきなり良い結果はなかなか望めませんが(私はD判定でボロボロでした。仕方ない、と言ったらそれまでですが…)あと2週間でもやれることはしっかりとやっておきたいですよね。
次週からは、事例Ⅳの財務・会計を中心に、第一問の経営分析対策および具体的な勉強法等について記事をお送りしますので、お楽しみに!

~最後にご連絡~
先日のセミナーにご参加されたみなさん、貴重なコメント・フィードバックを多数頂きありがとうございました!自分もプレゼンターだったので、本当にありがたく思っています。必ず次回以降に活かします。
さて、アンケートをご回答頂いたにも関わらず、まだプレゼン資料のPDFが届いていない方は、同じ連絡先にご一報頂けないでしょうか?(何名の方で送信エラーが発生しております)。ご協力よろしくお願いいたします

ちなみに、私は本日から2回目の実務補習です。前回は小売でしたが、今回はガラっと変わって製造業なので、また色々と学べることにとてもワクワクしています。
まだまだ暑い日が続きますが、お互い頑張っていきましょう!

byコニケン



こんにちは、ひめです。
昨日のらいじんの記事にある「2次試験で求められるスキル(※くれよん作)」、秀逸ですね~!

特筆すべきは、「書くスキル」ではなく「伝えるスキル」と表現している所。採点者を意識して編集することの重要性を端的に指摘しています。

 

●採点現場を妄想してみる
採点者はどんな風に採点しているのだろう、とは受験生であれば一度は想像したことがあるのではないでしょうか。
今日は自分の想像(妄想)を晒してみようと思います。「ふーん、そんな考え方もあるのね」と、ナナメ読みしてもらえれば幸いです。

 

<採点にかける工数>
合否結果通知&口述試験案内の発送等、スケジュールを勘案すると、遅くとも11月末には採点が完了しているはず。受験生5,000人×4事例=20,000枚の答案を採点するためには、1事例12分(休憩含む)で見積もると1時間あたり5枚、よって合計4,000時間が必要です。
1日8時間フル稼働したとして、500人日必要。40日で採点完了させるためには、毎日12.5人をフル稼働させなければ終わりません。現実的には、作問した先生の研究室生を中心に、各事例別で10人×フル稼働12.5日間で採点している、といったところかな・・。こんな感じで想像しました。

 

●上記の妄想から考えたこと

①1事例あたりに使う採点時間は10分程度
→そんなに丁寧に読んでもらえないだろうなぁ

②複数人で採点
→国家資格試験としての公正を担保するために、
きっちりした採点マニュアルがありそう。
※「先生、これは何点にしましょうか」なんて
都度確認する時間はなさそう(あっても最初だけ)
採点者各々の心象・理解によって、
部分点のブレは多少出る
かもなぁ。

●妄想から導き出した採点基準

・採点マニュアルは、例えばこんな感じかと考えました。「原因の意味合いで、“段取り替えが多い”のキーワードが含まれている・・・3点」(※“段取り替えが多い”は与件に記載あり)。
設問要求をふまえると、「配点全体の6割が与件キーワード。残り4割は与件にない助言や、与件から想起される1次知識」かな~とも。(このあたりで妄想MAX(笑))

 

●2次解答の戦略
上記のもと、私の2次解答は、加点可能性の高い与件キーワードを中心に多面的にコンパクトに盛込む戦略を採用しました。『ふぞろいな合格答案』を読んだ際に、合格者の書いている与件キーワードが似通っているなぁ、と思ったこともその理由の1つです。

 

●解答編集のスタイル
先日、Pilotfish様からいただいた貴重なコメントから、受験生の解答編集スタイルを敢えて分類してみました。

 スタイル1.ロジカル重視・きれいな日本語派
 スタイル2.与件キーワード重視・ガシガシ盛込み派
 スタイル3.一貫性重視・コンサルレポート派

私は、自分の選択した戦略を直球で表現できる「スタイル2」を軸にしつつ採点者を不快にさせない程度の文章を(※多少スタイル1を意識して)編集するようにしていました。また事例を大局で掴むことも意識していたので、スタイル3もソコソコついてきたと思います。

スタイル2を過度にやりすぎると、助詞が極端に抜けて中国語のような文章になってしまいます。これは上記のとおり「採点者の心象によって部分点のブレが多少出る」リスクになると思いました。採点者が、自分の解答をストレスなく読み進めることができるような文章に、と心がけました。

またスタイル3の一貫性は、当然一貫している「べき」だと思いますが、例えば採点基準で「設問1と3で、一貫性に相反していたら△5点」ということは採点時間の制約・オペレーションの簡便を考えると、していないだろうな、と考えました。

これまで100以上の再現答案を見比べた雑感ですが、上記のどのスタイルでも合格者はいます。一方で合格者は、上記3つのどれかに軸を置きつつも、3つのバランスが取れているようにも思います。
ただ、個人的な見解としては、上記の想像から、加点に直接効くのは「2」ではないかと考えました。

 

●80分で何を優先させるのか
上記の1~3、全部バランスよくかければ、それに越したことはありません。ですが、80分の制約時間の中で、何を優先するか・・。私は、合格可能性・実現可能性の両面から「スタイル2」を軸に解答編集することにしました。多年度受験生としては、「1点でも多くもぎ取る解答を書いて、確実に点を積み上げ、安心して合格発表を迎えたい」と思ったからです。
また「スタイル1」は自分の経験上では、考えすぎてうっかり時間をロスすることがありました。

例えば平成23年 事例1 第2問「特許をあえて取得しない理由」の問題
最初はロジックで正しく繋ごうとして
「(A)特許をあえて取得しないことで」→「(B)▲▲し」→「(C)競合と差別化・継続的な競争優位を確保する」と考えたのですが、この「(B)▲▲」を考える時間を割り切って捨てて、(A)→(C)で繋ぎました(汗)。

ロジックをキレイに繋ぐことに数分費やしても、自分の実力では確実に加点できる可能性は高くないと、当日試験場で判断したからです。
問題によっては、(A)と(C)のサンドイッチから、自然と(B)が想起できる問題もあるので、この話はケースバイケースです。

・・・とまあこんな感じで、本番でも終始、スタイル1よりもスタイル2を優先させて書いていました。

 

●妄想から感じ取っていただければ
ここまで妄想にお付き合いいただき、ありがとうございます(笑)。
この妄想から感じとっていただければ・・・、というポイントは

・2次解答の戦略を能動的に立てて、自分が心から納得できていること
・戦略に基づいた戦術(解答編集スタイル)を設定し、
  自分の中で優先順位を持っていること
本番でも迷わずに実行する勇気を持つこと

が、大事なんじゃないかなぁ、ということです。

うーん、伝えるって難しい(汗)!!まだまだ伝えるスキル、発展途上です・・・。 今日は長々と失礼しました!

by ひめ

 

 

 



こんにちは、を~です。
ロンドンオリンピックも終わり、日本はお盆マッタダナカに突入しました。
オツトメによってはお盆休みなんか関係なく通常業務が続いている人もいらっしゃることと思います。暑い中お疲れさまです。

さて、1次試験が終わってホッとしたのも束の間、ふと日程を考えてみると2次試験本番まであと10週間たらず。
勉強の方法に悩んでいたストレート受験生も、手探りでソロソロと走り始めたころでしょうか。
先週は道場はじめ、いろいろなセミナーがありましたから、その話を参考にして信じる道を見つけた方もいるかもしれません。
とはいえ、どのような勉強をするべきなのか確信が持てず、とまどっている受験生も多いと思います。

というわけで、今回は、1次試験には通ったものの2次筆記試験で不合格となったある受験生の勉強を振り返ってみます。
合格するために何が足りなかったのか、不合格ではあっても参考にできる部分はあるか、ちょっと考えてみてください。
ちなみに、ぼくの分析は次回にご紹介したいと思っています。

 

■ 1次試験直後
1次試験を受けたのは平成22年8月。
試験が終わって次の月曜日に、協会が発表した正答と配点を見て自己採点しました。
結果、足切り科目はなかったもののトータル416点と、1マークに泣きました

道場のブログを見てみると、チョー難しい科目があって泣きの声が多いことや、例年没問があるよというメッセージが載っていました(今年もおんなじ!!)し、某メルマガでは過去の得点嵩上げの例を紹介してあきらめてはいけないという暑いもとい熱いメッセージがありました。

とはいえ、8月の後半は業務多忙となるのが毎年恒例であったことから、わずかな可能性にすがって2次試験の勉強を始めよう・・・とは思えませんでした
また、1次試験は独学でも2次対策には学校を考えていた彼ですが、当然のように申込みもせず、業務に邁進する毎日でした。
そんな中、忘れもしない8月31日(いや、本当は忘れてた)に、なんと経済学の没問得点調整(4点加算)の発表が。
幸運にも両方の恩恵にあずかることができて8点が加算され、一気に合格ラインを超えたのでした。

 

■ 2次試験の勉強開始
というわけで当然ながら慌てます。
学校のガイダンスにも全く出ていなかったため、何をしたら良いのかさっぱりわかりません
学校に入るか?と思っても今更感満載。
最大の受験者数を誇る某T社の模試を検討するも、教室受験の申し込み期日を過ぎていたため、電話でのネゴもむなしく敢え無く断念。

幸いにして行動圏に大きな書店があったため、2次試験対策用の書籍を購入。
知識の整理・インプット用にいわゆる「全●識」、学習の基本は過去問というスタンスだったので過去問集、合格者2人の2次試験対応が詳しく紹介されていた「80分●●法」、とりあえず手に取った「ふぞろい」の4冊です。

模試も、学校法人の[本気になったら]某O校で開催されるものに申し込むことができました。
模試までおよそ10日間、かつその間に会社の合宿研修に送り込まれることが決まっていたので、1週間足らずです。1次試験と同じように通勤中に本を読んで、どんなコトをするのかだけ把握して受験しました。

模試の結果は置いておくとして。直前になって過去問以外にも演習をしたいと考え、某T社の単発講座を受講しました。提出した答案に付けられた点数は予想から乖離していたのですが、解説や模範解答を見て自分の解答と方向性が近いと感じたので、復習には特に力を入れませんでした。
それにしても、この単発講座の事例Ⅱは、平均点が76点もあったんです。
今の時期のストレート生はピンと来ないでしょうが、平均76点の事例演習ってスゴイですよね、いろんな意味で。

 

■ 事例演習(過去問)への取組
さてこの受験生、独学だったので基本的に演習の材料がありません。
往復の通勤時間だけが勉強時間に充てていたので、購入した過去問集(電車の中で開きやすい)が唯一の演習材料です。

電車の中での過去問演習。当然、短時間です。
与件文と各設問を読んでいたらあっというまに降車駅に到着します。
そこで、与件文をざっと読んだら、設問1つだけピックアップして、与件文を読み返しながら解答を構成する要素をたくさん考えることにしました。
要素をどうつなげて最終的な文章に仕上げるかは後回しです。

 

 

過去問集(どれを買ったとはココでは言いません)を購入したときの選択基準は1点。
いろんな学校の講師が解答・解説を担当している」に尽きました。
先週の道場セミナーでくれよんが披露したプレゼンにもありましたが(セミナーに出ていない人ゴメンナサイ)、各校が発表する解答例はバラつきます。
彼はこの事は知っていたので、いろいろな視点に触れてみようと考えたのでした。

ちなみに、財務・会計に自信を持っていた彼は、事例Ⅳをじっくり解いたことがほとんどありませんでした。まるまる一つの事例Ⅳを解いたのは、模試と単発講座だけです。

 

■ 最後に
みなさんどう感じましたか?
ここで紹介した「ある受験生」というのは、おわかりとは思いますがぼくのことです。
果たして、2次試験本番では、【ACBB 総合B】という評価で不合格。
独学ストレート受験生だった当事のぼくに、「コレが良くなかったんだろ」「こうしてみたら?」というアドバイスがあれば、ぜひコメント下さいね。

何が足りなかったのか
自分の持っている知識や能力(スキルと言ったほうがいいかも?)によって自ずと変わってくるはずです。
他の受験生にとっては上記の勉強方法でも充分に合格できたかもしれません。
でも、ぼくには足りなかったようです。

どう勉強するべきか
基本的な考えとしては、足りないモノを埋めることを目的として勉強するということ。
足りないモノが人それぞれ、埋める方法と自分との相性も考えると、万人に共通する絶対的な答えはないと思います。正解が無いという意味では、2次試験そのものと似ていると言えなくもないかもしれないように思ってたりします

今回は、失敗を模擬体験してもらおう、という記事でした。
冒頭で書いたように、ぼくがどう対応した(何にダメ出しして、何を継続し、何を新たに導入したか)のかは、次回の記事でご紹介したいと思います。

以上、を~でした。

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

花火大会、お盆の帰省ラッシュ、高校野球、、、まさに夏真っ盛りですね。

ちょうど一週間前の月曜日、道場2次スタートダッシュセミナーを開催致しました。
1次試験翌日にもかかわらずたくさんの読者の方々がお集まり頂きました。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
参加して頂いた方々にはスタートダッシュの重要性を認識して頂き、「翌日開催」の意義をご理解頂けたと思います。
また懇親会も非常に高い参加率で大いに盛り上がりました。道場メンバーやセミナーで知り合った受験生同士で、1次試験勉強の労をねぎらったり、2次試験の情報交換したり、合格後のプランを語り合ったり。結果はともあれ、診断士試験合格という目標に向かって、1年間必死に走り続け、それをやり遂げたみなさんの表情がとても晴れやかだったのが印象的でした。

試験とは非情なもので、その結果は「合格」と「不合格」のどちらかに分かれます。
私はH22年1次試験「不合格」、H23年1次・2次試験「合格」でした。
なので今回は、その両方の経験を踏まえて、1次試験から1週間が経過した今何をすべきかについてエントリさせて頂きます。


・ 

◆1次試験「不合格見込み」の方へ◆
根本的なことですが、本当に不合格ですか?
この試験において、過去に「不合格」と思っていたら実は「合格」だった!というケースが少なからずあります。そんな逆転合格のケースを挙げておきます。

①合格基準の読み違い
合格基準は下記の通りです。

(1) 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ 1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(2) 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

稀に「、、、かつ1科目でも満点の60%未満のないこと、、、」と読み違えている方がいらっしゃいます。
例えば5科目受験で総点数300点以上であって、かつ1科目でも40点未満がなければ、60点未満の科目があっても合格です。

②自己採点の間違い
1次試験は7科目で225問前後にも上る問題に解答していきます。全ての問題に対して100%正確な自己採点が出来ていますか?
合格基準を満たしているにもかかわらず自己採点の不備(採点ミス、マークミス、転記ミス、配点の計算違い等)で「不合格」と判断している方がいないとも限りません。特に合格基準まであとわずかの方、二重三重に慎重なチェックを
その意味では、TACデータリサーチが役に立ちます。
こちらは正確な自己採点もそうですが、今年の試験の難易度がどうだったのか等、得られるメリットは非常に大きいのでご活用をお勧めします。

上記①②に該当し、もしも9月4日以降にいきなり合格通知が届いたら、、、嬉しい!!ことに違いありませんが、それからの2次試験対策では致命的に遅いです。心当たりのある方は、今一度ご確認ください。

③診断協会からの「正解の訂正」、「没問」
診断士1次試験ではほぼ毎年「正解の訂正」や「没問」が発生しています。今年も中小で怪しい問題があるようです。
ハカセがこちらの記事で詳しく纏めていますのでご覧ください。
訂正があるとすれば、例年だと試験終了から3週間以内にこちらに発表されます。因みに点数が増えることはあっても減ることは決してありませんので既に合格点に達している方はご安心ください。
「あと1マークあれば、、、」というような方はまだまだ諦めるのは早いですので、「合格見込み」として2次対策を進めてください

上記①②③を検証した上で「不合格見込み」の方は今、精神的に非常に辛い立場かと思います。心中を察して余りあります。
でも、診断士になることを諦めず、来年の診断士試験合格を目指すのであれば、今やるべきことは合格者と同じです。
それは「2次試験に特化した学習」です。

私の場合、上記②による逆転合格に一縷の望みを託しつつ、この時期に2次試験対策を始めていました。
その時の想いは、
「万が一繰り上げ合格になった場合、今のうちから始めておかないと中途半端に2次試験を受けることになり2回しかないチャンスの1回分損する」
であり、また、
「繰り上げ合格にならなかった場合でも、来年の1次・2次合格を目指すなら、今年の1次合格者と一緒に、今2次対策をやっておくのがベター」
でした。
「既にTACに払い終えている1次・2次本科生コース受講料をサンクコストにしたくない」
という現実的な部分も大きかったのですが。

ただ、やはりモチベーションを保つのは難しかった。気が乗らない日もありました。
そんな状況を打破するために、ある目標を掲げました。それは「公開模試上位20%以内」です。
きちんとした2次対策を始めたばかりの自分にとっては非常に高い目標設定でしたが、その目標達成のために、

・2次試験とはどのようなものか
・どんなことを書けば点数になるのか(ならないのか)
・80分の時間制限内にどう行動すればよいのか
・最終的に、どうすれば20%以内に入れるか

を強く意識しながら、毎週土曜日の講義にコツコツと出席し、その予習・復習に力を入れました
そして、その結果上位7%以内に入り、成績上位者ランキングにも掲載されました。成績表が送られてきたときには既に繰り上げ合格の望みも潰えて1次敗退が確定していましたが、「来年はSランク突破」も夢ではないことを証明した気持ちになりました。
この成果が、続く2年目の2次対策で終始、心の支えとなり、折れずにそのまま2次突破に繋がったと今でも信じています。

手前味噌で大変恐縮ですが、決して自慢話をしたいわけではありません。お伝えしたかったのは、
「ロケットスタートは合格者だけのものではない」
ということです。
合格者は今から10週間後の2次試験に標準を合わせた短距離ロケットを飛ばしていますが、来年の1次・2次試験合格を目指すならば、気持ちを切り替えて長距離ロケットを打ち上げ欲しいのです。
1次試験については、来年に残した科目について本試験でなぜ60点取れなかったかを振り返り、反省を終えたら、しばらく放置して構いません。
学習モードは2次試験に特化してください。そして残りの時間は、1次試験まで負担をかけてきた家族や同僚等周りの方々への罪滅ぼしに充ててくださいね。


・ 

◆1次試験「合格見込み」の方へ◆
1次試験突破、本当におめでとうございます!
1次合格の歓喜から早1週間経過、残り11週間から残り10週間となりましたが、順調にロケットスタートは切れましたか?

診断士試験って、マラソンを走り終えた後に1万メートル走を走るようなものなんですよね。何ヶ月もかけて1次試験対策を行い、やっと乗り切ったと思ったら「いやいや、ゴールはまだ先だから。あと11週間全力で」みたいな。どんだけサディスティックでも苦しいのはみんな一緒。だったらこの過酷さを楽しんじゃいましょう

2次試験初学者の方は、
マス目ノートは買いましたか?
過去問最低1年分(4事例)を80分ずつ時間を計って解きましたか?
受験校や師事する講師は決まりましたか?

まだの方は急ぎましょう。厳しい言い方をするようですが、本質的に短期決戦である2次試験対策においては1次試験突破の喜びに浸っている暇も、燃え尽きている暇もありません。
意識するポイントは上記したのとなんら変わりません。

・2次試験とはどのようなものか
・どんなことを書けば点数になるのか(ならないのか)
・80分の時間制限内にどう行動すればよいのか
・最終的に、どうすれば20%以内に入れるか

ただし「不合格見込み」の受験生との最大の違いは、10週間後に2次試験本番が待っていることです。
10月21日にピークを合わせて確実に、そして急速に上昇カーブを描きながら上位20%に食い込む実力を身に付けることがミッションとなります。
どうすればそんなことができるのか?最も手っ取り早く、かつ効果的なのは事例Ⅳ経営分析の強化です。
2次試験全体を通して、唯一事例Ⅳ経営分析だけは毎年出題されており、今年も確実に出題されます。配点も例年35~40点あります。
経営分析をがっちりと固めた上で、個別問題で少しずつでも点数を拾っていけば、事例ⅣはA判定の可能性がぐっと高まります。

事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが団子レースで点差がつかず事例Ⅳ勝負となった場合、経営分析が安定していれば相当有利になります。
逆に事例ⅣでA判定を獲れる自信がつけば、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで精神的にある程度余裕を持って臨むことができます。

多年度・科目受験で1次突破の方は、1次対策のため数ヶ月は2次試験対策から離れていた方が大半だと思います。
このブランクの影響はかなり大きく、恐らく先週の演習等で頭や体が思うように動かず愕然としたのではないでしょうか。
でも安心してください。多年度・科目受験組は多かれ少なかれ、ほとんどみんな同じ状態なのです。

ここでやってはいけないこと。それは大幅なプロセス変更です。ブランク前の状態に戻るまでに数週間はかかるでしょうが、ここはぐっと我慢の時期です。
ブランク前に築き上げたプロセスを呼び起こすように事例に対峙してください。
恐らくは設問要求や与件の解釈が甘かったり、対応付けに手間取ったり、うまく編集に落とし込めなかったりと、色々なプロセスエラーが生じて、時間も足りなくなるでしょう。
でも時間が足りないからと言ってそれまでと異なるやり方をしてしまうと余計な混乱を引き起こします。解答に至っても無理矢理字数を埋めにかかるよりは、白紙を作った方がまだまし。
大事なのは「プロセスの再起動」です。
もちろん、ブランク前のプロセスに不備または改善の余地がある場合もあり得ます。その場合でも一度元の場所に立ち返り、そこから明確な意図をもって修正していくのがよいでしょう。

=====

1次試験が終わり、その結果に従って受験生それぞれが新たな道へと走り出しています。ある受験生にとっては望んでいた道へ。ある受験生にとっては望まざる道へ。
望んでいた道に足を踏み入れることができた方はそのまま次なる岐路へと突き進み、再び栄冠を勝ち取って欲しいです。
望まざる道へと押しやられた方の中には、「不合格」を「未合格」に変えて新たな挑戦をリスタートする方もいるでしょうし、周りの環境が許してくれず再挑戦を断念せざるを得ない方もいることでしょう。
「これからどうすればいいんだろう。。。」 判断に迷った時には一度立ち止まり、診断士試験受験を決意した日を思い出してみてください。もしかしたら、そこに答えがあるかもしれません。
ちょっと大袈裟な言い方かも知れないけど、みなさんそれぞれの人生にとって最良の選択をされるよう願っております。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさんこんにちは。アンドロメダです。

まずは厳しい一次試験を戦い抜かれたみなさま、本当にお疲れさまでした。結果はどうあれ、何かの目標に向かって長い期間をかけて準備して、とてつもなく張りつめた緊張感の中で2日間戦った経験は、必ずやみなさんの今後の糧になるはずです。

たとえ結果が思わしくなかった方がいらっしゃったとしても、1年前の自分と比較したらとてつもなく大きな自分がいるはずですし、それゆえに選択できる「次なる挑戦」あると、私は思います。

その「次なる挑戦」は、もしかしたら診断士試験の再挑戦でないかもしれません。ですが、1年前には思いつかなかったり手が届かなかったりしたしたことを今は「やってみたい!」と思っているかもしれません。選択肢は1つではないですし、1年前の自分より確実に選択肢の幅は広がっていると思います。当然、「診断士試験」もその選択肢のうちの1つに入れて頂ければ、執筆陣としてこんなにうれしいことはありません。1度乗りかかった船です。ぜひ最後までやりぬいてほしいと思います!

 

話は変わりまして、先日はたくさんの方々に当道場のセミナーにご参加頂き、誠にありがとうございました。一次試験の激闘の余韻さめやらぬ中で足を運んで頂いた方には頭が下がるばかりです。何せ昨年の私は一次試験の翌日は疲れ果てて1日中寝ていましたし、その上軽く燃え尽き症候群にかかって、そこから1週間は何もできませんでしたから・・・

そのセミナーの中で私もプレゼンをさせて頂きました。やはり「相手に自分の考えや思いを正確に伝える」ということは難しいですね。。。

二次試験で必要な「書く力」に相当するなぁと勝手にプレゼン後に感じていました。

 

さて、今週末から各受験期間の二次対策講義がスタートするかと思います。その次は怒涛の演習ラッシュに入っていきますので、本日は「演習までにやっておきたいこと」をテーマにお話ししようと思います。

私が思う「演習までにやっておきたいこと」は大きく2つあります。

1.各事例の特徴をつかもう!!

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という有名な言葉が示している通り、これから皆さんが挑もうとしている「敵」を知ることはとても重要です。昨日のこぐまの記事にもありましたが、まず過去問を読むなり解くなりして、各事例の全体像をつかんでおくことは非常に重要です。それに加えて、受験校の最初の講義で各事例の特徴を伝えられると思いますので、その講義の内容を踏まえてもう一度過去問を見に行けば、最初とはまた違った見方ができると思います。

理想は「各事例がどういったものかを自分の言葉で説明すること」ができることです。

  • 各事例のテーマは何?
  • 各事例の登場人物と、その関連は?(競合や自社の部署等)
  • 主にどんなことを聞かれる?
  • 解答する際に意識しなければならないことは?

講義が終わったら上記のようなことをまとめて、自分の言葉で説明してみましょう。そして、講師にそれをぶつけてみると誤りがあるところや不足しているところを指摘してくれるはずです。

 

2.80分間の使い方を決めておこう!!

本番までの時間があまりない中で、演習は1回たりとも無駄にはできません。ストレート生の方々は特に、8月中には解答プロセスをほぼ固めなくてはなりません(なぜ解答プロセスを固めなくてはならないか?ということについてはこの記事が秀逸)。

問題を解くのにどのようなプロセスが必要なのか?を要素に分解します。参考までに、私の80分の使い方を記載しておきます。

  • 問題用紙を破る(1分)
  • 要求解釈(5~7分)
  • 与件を読む(5分)
  • 再・要求解釈(5分)
  • 再・与件を読む(15~20分)
  • 解答を構成する+書く(35~40分)

<問題用紙を破る>

まず、自分の気持ちを落ち着かせるため+問題を見やすくするために、与件と設問を別々に分けることからスタートします。私の中では、いきなり問題にかぶりつくのはやめて、ゆっくり頭の中を整理しながら問題用紙を破るところから事例をスタートさせていました。

<要求解釈>

次に、与件の最初の1文を読んで「題材になっている企業は何をやっている企業なのか?規模はだいたいどのくらいか?」を把握します。その次に設問を読みに行きます。設問を読んで、「どんなことを聞かれているのか?本文にどんなことが書かれていそうか?何を解答要素として含めるべきか?」を考えます。ここである程度与件の内容を想起することで、与件を読みに行ったときに与件に埋め込まれている根拠と設問との対応をしやすくします。

<与件を読む>

だいたい聞かれていることを把握したら、与件を一旦サラ読みします。サラ読みする際には「どこにどんなことが書かれているか?」に注目して読みます。某受験校のメソッドでは「大枠把握」と言われているパートですね。この時点でだいたい対応付けができそうな部分には下線を引いて問題番号を記載しておきます。

<再・要求解釈>

与件本文に書かれていたことを踏まえて、最初の要求解釈で想起した内容を修正します。解答の方向性や内容を再検討するパートです。

<再・与件を読む>

今度はしっかりと与件を読みに行きます。この企業の進みたい方向性や、それに向かっていくにあたっての強み弱み等を事細かに拾っていきます。

<解答を構成する+書く>

与件を読んだ上で拾った要素を、各設問に振り分けていきます。要求解釈で行っていた書く設問に必要な解答要素を考え、解答を構成していきます。各設問ごとに、解答構成→記述を繰り返していきます。

 

以上のプロセスはあくまでも「私の」プロセスですが、参考になれば幸いです。初回の演習の前にこのくらいまで決めておきたいですね。最初に自分はこう解く!というものを持って演習に臨みましょう。

 

今回は、「初回の演習までにやっておきたいこと」をテーマにお送りしました。

オリンピックの熱い戦い同様、みなさんの熱い戦いはまだまだ続きます。体調に留意されて、本番まで一気に突っ走りましょう!!

 

By アンドロメダ


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