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こんにちは、ますけんです。

新年度が始まって2週間余り。年度始めということで繁忙期を迎えていた企業もそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。

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大手受験機関TACの1次ストレート通学生は1次試験最後の科目「中小企業経営・政策」の講義が終わりに差し掛かっているところかと思います。

これが終わると、いよいよ完成答練ですね!GWの連休を活用して、自分の苦手科目の克服に努めたいところです!

特に、今年難化が予想される「財務」や「経済」に苦手意識がある方は、この連休がラストチャンス!計画的に勉強をしましょうね!

 

ちなみに、道場春セミナーではここから1次試験までの過ごし方、学習計画の建て方などを8代目メンバーが詳しく説明します!

私もセミナーに参加予定です。聞きたいことや気になることがあれば、何でもきいてくださいね!


 

さて、2次試験対策についても今回4回目が最後!今回は「計算能力強化編」です!

(1回目「編集能力強化編」、2回目「知識活用能力強化編」、3回目「情報整理能力強化編」を閲覧したい方はそれぞれのリンクから確認してみてください。)

 

<事例Ⅳと計算能力>

事例Ⅳは第1問が経営分析(例年25点〜30点)、第2問以降がCVPやNPVなどの計算問題(一部記述問題あり)で構成されています。

複雑な計算問題(特にファイナンス系の問題)が多く、1問1問の配点が高いため、大きな得点差が開きやすいのが特徴です。

実際に、昨年の事例Ⅳを振り返ると、第2問以降がかつてのように難問奇問のオンパレードではなく、標準レベルの問題が多かったため、しっかり対策してきた人とそうでない人で大きな差が出ました。

つまり、計算問題(第2問以降)の対策を十分に行うこと=2次試験攻略への近道と言えるでしょう!

そして、計算能力の強化こそが計算問題攻略にとって不可欠と言えるでしょう!

では、この強化のためにすべきこととは?

個人的な意見ですが、これには「量」的なアプローチと「質」的なアプローチがある!と考えます!

 

<「量」的なアプローチとは!?>

「量」的なアプローチと書きましたが、これは端的に言えばとにかく「演習量を積むこと」です。

事例Ⅳの計算問題は、1次試験の財務とは異なり理論を聞いただけですぐ答えれるかというとそんなに甘くないです。。。

複雑ゆえにプロセスを理解しながら繰り返し繰り返し演習を積むことで徐々に

できるようになります!

ストレート合格を狙いたい方は最低でも週1回1時間程度の演習を、1次免除の方は2日に1回30分程度の演習を積みたいところです!

ところで、具体的に何をやればいいの?と悩まれる方も多いと思います。

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そんな方向けに以下をオススメさせていただきます!

①1次試験の財務会計に対して苦手意識のある方

問題集『集中特訓 財務会計計算問題集』(TAC出版)

1次試験向きの問題集ですが、計算問題の難易度は高めです。1次試験の対策が不十分な方には1次対策としてもオススメです!

全て客観式の問題ですが、あえて選択肢を見ずに記述式で解く練習をすれば、2次対策にもつながります!

②1次の計算問題はイケそうだが、2次試験の対策をまだしていない方

TACオプション講座『2次事例Ⅳ特訓』

事例Ⅳの頻出論点を文字通り特訓する講座。演習と講義がセットになっているため、2次の対策を1度もしたことない方でも理解が進みやすいです!WEB受講も可能のため近くにTACがない方でも受講できます。唯一ネックなのは受講料が安くはないことです(涙)。

③2次対策がある程度進み時間的にも余裕がある方

問題集『意思決定会計講義ノート』(税務経理協会)

当ブログでもたびたび取り上げられている通称イケカコ。そもそも公認会計士用に作られたこともありオーバーワークに見えますが、一冊仕上げることでかなり複雑な問題にも対応できる力がつきます!

(ただし、難易度は非常に高いため、安易に手を出すと痛い目に遭います。)

①〜③全てやれれば良いのですが、時間がない方は①と②、余裕がある方は③も進めれると良いでしょう。

何と言ってもこれらはコツコツと継続することが大切です。その結果、1次試験が終わった頃には、抵抗感なく事例Ⅳの問題に取り組めるようになるでしょう!

 

<「質」的なアプローチとは!?>

続いて「質」的なアプローチです。「質」的なアプローチとは、丁寧に問題を解くことで「計算ミス」を減らすことを表しています。

例えば、CVPの問題だと固定費を限界利益率で割り引くことで、損益分岐点が導けますが、つい変動費率で割り引いてしまった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

また、NPVの問題でも減価償却費を足し忘れたり、税率を見間違えたりしたことはどんな受験生でも1回ぐらいあるでしょう。

演習時から「計算ミス」の削減に徹底的に取り組まないと、絶対に本番で失敗してしまいます。

では具体的にやるべきことについてです。事例Ⅳの問題演習をする際、以下の3点を必ずやるようにしましょう!

①図や表を描く

初めて事例Ⅳについての講義を受けた際、分からない設問もその図や表を見ていると自然と理解が進んでいき、あっという間に分かるようになりました。

結局、事例Ⅳも他の事例同様、与件と設問に書かれている情報を整理し、正しく解釈することが求められます。そのためにも、図や表をフル活用しましょう!

受験生時代殆どの設問で図や表を描くように意識していました。

②途中式も書く
2次試験の演習が始まった当初、計算ミスを連発していました。これは、途中式を飛ばすクセがあったため、数字の見間違えや電卓の打ち間違えを頻繁に起こしていたからです。
途中式を書くことで、計算プロセスが明確になり、間違えにくくなりました。

③検算を忘れずに
簡単な問題こそ、落とした瞬間差がつきます。検算することで、ミスは減ります。(その際、途中式が丁寧に書けているとやりやすいですね!)
また、検算は逆からやりましょう。売上高から費用引いて利益出す問題ならば、利益に費用足して売上求めるみたいな!ミスに気づきやすいです。

 

言われてみれば当然のことかと思うこれらのこと、実際に出来ているかは別問題です。
本番では「無意識的に出来ている状態」まで持っていくことで、計算ミスを激減することができるでしょう!

 


2次試験対策ということで、4回に分けたシリーズ。少しでも参考になりましたでしょうか?

昔、1次試験が終わったタイミングで、TACの先生より「1次は富士山、2次はエベレスト」と言われたことが今でも記憶に残っています。

1次も2次も合格率は2割程度。ただし、2次試験は1次をくぐり抜けた猛者たち同士での戦いです。

8月から一気にスパートをかけても、周りも強者。そう簡単に勝てません。もし、本気でストレート合格を目指すのならば、このタイミングから「少しでも2次対策!」が合言葉だと思います。

みなさまお忙しい中だと思いますが、今年の年末に笑うためにも、今からちょっと頑張ってみませんか?

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こんにちは、ますけんです。

やっと春らしい陽気になってきましたね!都心ではが満開になりました。

大手予備校に通っている方だと、1次ストレート生ならちょうど中小企業政策の講義に入るところ、2次本科生ならちょうど2次演習が始まったところかと思います。勉強に行き詰まってきたら、その息抜きにお花見に行かれてはいかがでしょうか?

さて、今回は2次試験対策の第3回目。「情報整理能力」編です。(第1回目の「編集能力」編はこちら、第2回目の「知識活用能力」編はこちらです。)

 

<中小企業診断士試験における情報整理とは?>

合格に必要な3つ目の能力として「情報整理能力」を挙げました。ここでいう情報整理とは解答を書くために必要な情報を正しくまとめることです。

一般的に2次試験の「情報」と聞くと事例企業の状況や状態が書かれている与件本文のことを思い浮かべますが、1次試験で使われた知識も「情報」に含まれます。

さて、診断士試験で重要なのはこうした「情報」をいかに見つけ出してくるかということです。与件本文の情報量自体が膨大でどこを活用すれば良いか分かりづらく、また1次試験知識だけでも幅が広いためどれを使えば良いか分からなくなってしまいます。さらに、80分という制限時間のため、1問あたりにかけられる時間は限られており、じっくり考えているヒマはありません。

設問を見て与件本文を読んだはいいけど、膨大な情報量に困惑し時間もなくなり「ええいっ」と書いてしまった経験がある方は多いと思います。私の場合は初めての2次試験本番でそれをしてしまったがゆえに不合格となってしまいました(涙)。

そして、翌年に2次試験を再チャレンジする訳ですが、その時思ったのです。「何書くか最初に決められれば、情報整理の手間が減る」と。

最初の設問分析の段階で、解答の方向性を定めるだけではなく、記述に必要な「テンプレート」を作ってしまえば、あとは与件本文と1次試験知識で、解答に必要な「要素」を引っ張ってくるだけで済みます。そうすれば、膨大の情報に惑わされることなく、短時間で解答することができるのです。

こうして、私は1年間解答のテンプレート作りを徹底的にトレーニングすることにしました。

 

<解答記述のためのテンプレート作り>

さて、そうした「テンプレート」をつくり方ですが、設問分析のなかで行います。平成27年の事例Ⅰの第2問を例にしながら、説明します。

 

(H27 事例Ⅰ 第2問)

A社は、当初、新しい分野のプラスチック成形事業を社内で行っていたが、その後、関連会社を設立し移管している。 その理由として、どのようなことが考えられるか。120字以内で述べよ。

 

①設問の具体化

社内で行っていたが、〜関連会社を設立し移管」と書かれています。

ということは、社内でやっていたら何らかの不都合が発生したため、うまくいかなくなったということが考えられます。「不都合の原因」が解答要素として考えられそうです。

また、メリットがあったからこそ関連会社化に踏み切ったと考えられるので、「関連会社化のメリット」も解答要素として必要です。

字数制限が120字ということで少し余裕があります。なので、「関連会社化のメリット」を享受した結果、A社が抱えていた課題解決に「どう寄与したのか」も解答要素として入れてみても良いでしょう。

 

②具体化内容の整理

上の内容をまとめます。

1.社内で行っていたことによる不都合の原因

与件本文に書いているはずのため、そのまま引っ張ってきましょう。

2.関連会社化のメリット

1次試験知識より、意思決定の迅速化が図れることが挙げられます(企業経営理論平成27年-第10問)。前回の投稿でお伝えしたように、頻出となる1次試験知識は大きめの「単語帳」などにまとめ覚えておくことが必要です。
3.結果、A社の課題解決にどのように寄与したのか

与件本文に書かれているはずのため、これもその箇所からそのまま引っ張ってきましょう。

 

③テンプレートの作成

以下のようなボックス図をテンプレートとして作成します。このボックスの中を埋める要素を記述することで、効果的な解答が書けるのです。

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もちろん、こうしたテンプレートはすぐに作れるようにはなりません。私個人的な意見では3ヶ月以上かかるのではないかと思います。

ただし、2次試験本番まで、半年以上あります!なので毎日毎日コツコツ練習しましょう!「情報整理能力」が高まり、膨大な情報を正しく整理できるはずです!

 

今回はここまでです。次回は「計算能力」強化編です。お楽しみに!

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<4/29は道場春セミナーの日>です!

日程開けておいてくださいね(詳細は後日)

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こんにちは、ますけんです!3月下旬になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
仕事が繁忙期に突入し、学習のリズムが崩れている方も多いと思います。しかし、忙しい時こそ踏ん張りどきです!1日30分でもいいので、毎日必ず勉強するようにしましょうね!
後になって必ず今の努力は報われます^^

さて、4/29は道場セミナーの日!!!合格者から直接、勉強法などを聞けるチャンスです。GW中ですが是非是非スケジュールを空けといてください!!!

今回も前回の投稿の続きで、2次対策のお話。知識活用能力の強化についてです。

2次試験で測りたい力は「分析能力」と「提案能力」である!と前回お伝えし、分析能力と編集能力のつながりのお話をしました。なので、今回は「提案能力」とつながりのある話となります。

<診断士試験における「提案」の難しさ>
実務補習の報告書は①現状分析→②課題→③提言(提案)の順でまとめていくということは前回お伝えした通りです。ここでの提言(提案)とは、診断先企業の「あるべき姿」や「なりたい姿」を目指すために、具体的に実行する「施策」を指します。

まあ、当たり前といえば当たり前ですね。問題点や課題に対して、ソリューションを「提案」しなければ、コンサルタントとして失格ですもんね。笑

ところがこの提案、2次試験においてはとっても難しいのです。。。実際の本試験問題をみると実感できるでしょう!下記に昨年度の本試験問題を載せました。

(平成28年 事例Ⅰ 第3問)
業績低迷が続く A 社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策を導入することが有効であると 考えれるか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

一言でいえば、人材確保のための人事施策を提案する訳ですが、 何とも幅広い・・・
人事施策って言っても、「採用・配置・能力開発・評価」のどれを提案すればいいのかさえもよく分からない・・・
もちろん与件の現状分析によってある程度絞られてはいきますが、それでも1つにスパッと絞ることは中々出来ないでしょう。

つまり、複数の選択肢が想定されてしまい、何をどのように提案すればいいか分からなくなってしまうのが2次試験の特徴であり、これが難易度を高めている要因なのです!

<提案に使うのは1次知識!>
中小企業診断士試験は「国家試験」なので、答えは間違いなく存在します。
同じ解答は書けないにしても、それに近いものを書かないと点数が入りません。

じゃあ、どうすれば「出題者の意図に近い解答」が書けるのかという話ですが、2次試験の試験案内にヒントが隠されています。
これの中の「1.試験の目的及び方法」の項目を見ると、「〜、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、〜」と書かれていることに気づきます。
(最近、能力ばっかり書いてますが笑、)2次試験では応用能力を見るわけです。ただし、応用というのは基礎がないと成り立ちませんよね!?
この基礎にあたるものが、1次試験知識というわけです!
つまり、1次試験で問われた「知識」を「活用」して応用する「能力」こそが、メインテーマの「知識活用能力」であり、出題者の意図にあった提案を解答する礎となるのです!
そして、正しい一次試験知識を活用することで、提案の方向性を絞ることができ、合格答案に近づくことができるのです!

<「知識活用能力」を強化するためには>
知識活用能力を高めるには、まずは知識のインプット!予備校生であれば講義テキストを、独学生であれば「全知識」などの市販テキストを買い、ひたすら覚えればいいのですが、いざ問われた時にちゃんと知識が使えなければ意味がありません!
そのために、「1次知識まとめ単語帳」を私は作っていました。これは、ある1次試験知識を大きめの単語帳にまとめ、空いている時間に確認するというものです。これだけ聞くとすっごくスタンダード(笑)なのですが、ポイントは「知識の前後のつながりや因果関係も一緒に覚える」ことです。

ちょっとイメージしづらいので、具体例を提示しながら説明します。例えば、機能別組織。これについてはメリットとデメリットと一緒にまとめていました。つまり、単語帳のオモテ面に「機能別組織のメリット・デメリットとは?」と書き、まとめた内容をウラ面に書くイメージです。(以下がその写真です。)

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仮に解答で「機能別組織」を提案する場合、上記のようなメリット・デメリットとのつながりが与件や設問文にあるかを考えるため、解答の方向性を大きくずらすリスクが減ります
加えて、提案ではなく「機能別組織」を採用している「理由」を問われた場合は、メリットをそのまま当てはめれば対応できるでしょう。

知識の活用こそが2次試験突破のカギになります!この時期から徐々に2次試験に対応できる応用能力を身につけましょう!

今回はこれでおしまい。次回は情報整理能力編です。お楽しみに!



皆さん、おはようございます。本日を入れて2次筆記試験合格発表まで32日、口述試験まで残り41日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先週の道場オフ会にご参加いただいた皆様、ご参加有難うございました。私も2次試験直後は不安と期待の入り混じった状態で過ごしていましたが、あっという間の1年で自分を含めて、周りがどんどん変化していくことをとても楽しんでいます。

本日は今年の事例Ⅰを、簡単に振り返ってい見たいと思います。
こちらに事例を簡単にまとめましたので、よろしければお使いください。

第1問
問題のレイヤーとしては、内外環境分析です。主にA社の今までの経緯と市場環境から、分析を中心とした記述が求められます。

設問1
与件中には、A社の競争優位の源泉として「ヒト」「教育」というキーワードが何度も登場しますので、これを中心とした記述の方向性があります。もちろん、次問以降にも、この視点は関わってきます。

設問2
3代目社長はかなりイケイケであるので、うまくいっているように見える事業もありますが、「いろいろ手を出し過ぎて経営資源が分散してしまった」という方向性が、王道の考え方と思われます。

第2問
ここから、現在以降の話になりますので、第1問の分析を踏まえて答えていく必要があります。

設問1
「事業拡大の留意点」を、学校アルバム事業の展開と比較して答えさせているので、問題のレイヤーは戦略です。
比較して一方には書かれているが、他方には書かれていない内容を類推して答えることが求められています。

設問2
「組織」について答えさせていますので、問題のレイヤーはオペレーションであり、コミュニケーション、リーダーシップ、権限委譲、組織構造等の切口から答える可能性があります。
次の第3問で述べている人事面の切口を使うのも悪くありませんが、その際は各設問でどのように切り分けているのか、採点者に分かりやすい解答を書く必要があります(もちろん、意識して重複して解答する戦略なら、それもアリです)。
複数の要素を入れて出題者の意図を外さないようにする必要がありますが、やはり優先度としては「組織面」ですね。

第3問
「人材確保」ですから、問題のレイヤーはオペレーションであり、採用、配置、能力開発、評価・報酬制度等の切口から答える可能性があります。ここでも複数の要素を入れて、出題者の意図を外さないようにする必要があります。

本日はここまで。以上、細川でした。



平成28年度の診断士試験も一休み

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おはようございます。こばです。
二次筆記試験が先週終わり、さらに、プロ野球も終了したことで虚無感に襲われている今日この頃。
これからはじまるのはストーブリーグ。チームの補強を進める時期。
まず、第一の補強であるドラフトが終了。
これからFA補強が始まる。FA補強の面白い点は選手の年俸によって、リスクが生じること。
診断士受験においてFA制度はないものの、これからの身の振り方を考える時期はプロ野球と同じ。

身の振り方を考えることも大事であるが、
試験について分析し、あの問題が意図していたことが何だったのかを考えるのも興味深いものである。

ということで、TACTBC大原の3社分の模範解答を比較します。
模範解答は各自確認。

□解答比較□

問題1:業績が好調であった A 社の代目社長の時代に進められた事業展開について、以 下の設問に答えよ。
設問1:当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によって A 社は成長を遂げること ができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。

この第1問の時制は過去であり、与件分にヒントが明示されているため、回答しやすい。
1970 年代半ばに3代目社長が、から始まる段落をまとめれば良さそうである。

ここは事例のテーマでもある強みが関連してくる。
シンプルに成長した要因は、強みを生かすことができたからと考えられる。

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類推する必要もないため、3社ともほぼ同じ回答になっている。

設問2:1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A 社の 代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であ った。その要因として、どのようなことが考えられるか。

設問2は失敗した要因である。
失敗する要因は、強みを生かすことができなかったからと考えるのがシンプルである。
設問1でまとめた強みを生かすことができなかった。
また、さらに、2008 年のリーマンショック、
から始まる段落で経営改革で着手したことが書かれている。
経営資源を集中さえたとあるので、裏返しで、1990年代後半では経営資源が分散していたと考えられる。

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3社でTBCが多くの切り口で回答しているが、全てを盛り込む必要はないと思われる。
ここでは、1.無関連な多角化⇒2.シナジー効果が発揮できない、3.経営資源の分散⇒強みを生かすことができなかった。
この3つの論点は盛り込みたい。

問2:A 社の現社長5代目の経営改革に関連して、以下の設問に答えよ。
設問3: A 社が、新規のアルバム事業を拡大していく際に留意すべき点について、これ までの学校アルバム事業の展開との違いを考慮しながら、中小企業診断士として、 どのような助言をするか。

既存のアルバム事業との違いと新規事業の拡大に対する留意点が問われている。
私の場合は
違いは○○である。
新規事業を拡大するためには、販路を拡大する必要がある。その際の留意点は①組織面で○○②人事面で○○である。とまとめる。

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既存の事業との違いを明確にしているのは、TACのみである。
その他の2社に関しては留意点を中心に回答をしている。
考慮しながらをどう捉えるかではあるが、考慮したかどうかを明確化するためには、記述するしかない。

さらに、戦略に対して組織と人事を対応させる必要があるため、その留意点を記述する。
留意点と改善点の違いが何かは不明。
27年度の設問5でも留意点が問われていたが、私は改善点をそれとなく書いている。

設問4: A 社では、これまで、学校アルバム事業を中核に据えた機能別組織体制を採用 していたが、複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織に改変した理由 を、100 字以内で述べよ。

組織は戦略に従う。
戦略の変化があったことに起因して、組織を改変したと考えられる。
戦略の変化として既存の学校アルバム事業と新規のアルバム事業の違いは設問3で検討している。
営業力強化の体制作りに取り組んだ。と記載されている。
また、生産現場から営業に配置転換も行っている。
このことから、営業力の強化のために営業に配置転換したが、生産現場の人員が不足することを懸念しているのではないかと考えられる。横断的な組織にすることで、生産現場への応援体制を柔軟に行えると考えられる。

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私の考え方と近いのはTACのようですね。
この問題では3社ともばらけています。どれが正解ということはありません。あくまで、予備校の模範解答です。
組織は戦略に従うという切り口で回答すればいいのではないか。

設問5:業績低迷が続く A 社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策 を導入することが有効であると考えられるか。中小企業診断士として、100 字以内で 助言せよ。

経営変革が求められているため、既存の人事戦略から変革をしなければならないのではないかと思われる。
新卒社員や女性社員の採用を 積極的に進め、と最初に記載されているので、それ以外の人事戦略を助言する必要があるだろう。

逆の切り口となると
新卒⇒中途
女性⇒男性?
育成⇒即戦力
男性の社員の強化と助言するのは考えにくいため、即戦力の中途採用を強化しましょうとなるのかと思われる。

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この設問も3社ばらけている。比較的、TACが私の考えと近いが、再雇用や現地採用は私の中ではない視点であった。
この問題は知識を並べればいいダメでA社に対する助言になっているかが求められる。
一般的な知識だけでなく、A社、社長の想いに寄り添っているかが重要となる。

ではまとめ。

・これからプロ野球はストーブリーグ。身の振り方を考える時期。
・設問1,2は比較的、回答しやすい。ABランク。
・設問4,5は予備校も答えが割れるDEランク。

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【事例Ⅴ】道場オフ会! 2016 2次試験打ち上げ&慰労会
<開催概要>
日時;2016年11月3日(祝) 17:00~
場所:漁十八番
東京都渋谷区道玄坂2-6-12 道玄坂トロワービル 2F
※渋谷駅徒歩3分
定員:20名程度
会費:4320円(当日現金払い)
申し込み方法:peatixにて申込み
http://ptix.co/2exjnNt
【申し込み締め切り】10/30 23:00 ※定員になり次第終了

2次試験を受験されただけでなく、これから診断士試験を目指される方も大歓迎です!
道場メンバーが心よりお待ちしております♪


 

みなさん、こんにちは!

碧です。

2次試験を終えて最初の週末が目の前に来ていますがいかがお過ごしでしょうか?

 

去年の今頃の私は各受験校の模範解答と、自分の再現答案と照らし合わせては一喜一憂していました

ご存じの方も多いかとは思いますが、受験校の模範解答はプロの講師が複数人で何時間も掛けて作り上げます。

受験生は80分という時間制限がある中で答案を作るので、随分条件が違いますね。

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今の時期の受験生のみなさんは、自分がどれくらい点数が取れたのか、と同時に、他の受験生はどれくらいできたのかが気になる頃ではないでしょうか。

どのくらい点数が取れたかの参考にするなら、昨日のフェイマオの記事や細川泰志のオイラ式で関連の記事がupされると思いますので、そちらを読んで頂くと良いと思います。

私は他の受験生がどれくらい出来たのかの参考になればと思い、受験生のみなさんと同じ立場で、設問分析にチャレンジしてみたいと思います。

与件の最初の1文と設問文のみを読んで10分間でどう設問分析するかという視点で書いていきます。

事例から離れて早1年、2次対策のコツや勘を忘れていそうですが・・・

あくまでもチャレンジするということで、「これが正解だ!」という気は全くありません。

私が受験生だったらという視点でお読み頂ければと思います。


 

【もし私が受験生だったら「私の事例」設問分析】

ルール

・与件の最初の1文と設問文のみ読む(与件は一切読んでません)

・10分間で分析したもののみ書く

 

与件1行目

大正時代、現社長の祖父創業→同族経営か?

与件2行目

老舗→古い体質がネック?、伝統あり(強みあり?)、長いつきあいの顧客がいるかも

印刷業者→プリンター・スマホの登場で経営やばいかも!?

 

第1問

リード文

好調→売上げ高い、社内のモチベーションが高いかも、上手く組織が回ってるかも

3代目社長→事例Ⅰにありがちな「先見の明」がある社長か!?同族?外部から登用?

進められた事業展開→与件チェック、事業がいくつあるかチェック、各事業の力のいれ具合をチェック

(設問1)

一般印刷事業→なんのことか与件チェック

などの→他にもありそう

成長を遂げる→全社では売上拡大している。(すべての事業が上がっているorどれかの事業が下がっていてもそれ以上に伸びている事業があるorどれかの事業が横ばいで他に伸びている事業がある)他社に対する強みがあるのかも。機会(チャンス)を掴んだのかも。何かしらやったこと(対社内or対社外)が良かったのかも。

要因→与件チェック

(設問2)

1990年後半→バブルはとっくにはじけた後。家庭にもパソコンが入り始める頃かな。

売上の大半を学校アルバムが占めている→一つの事業が売上の大半を支えているのはマズイ。学校アルバムということは少子化の影響を受けそう。

新規事業→何をやったのか与件チェック

大きな成果を上げたとはいえない→売上げがイマイチなのかな。競争が激しい事業?他社の後追い?外部環境の変化?ノウハウがないことをやった?社内に余力(人、モノ、金)がなかった?そもそも社員にやる気がなかった?社員が事業の重要性を理解してなかった?3代目社長だけが張り切ってやった?新規事業を引っ張っていく人材がいなかった?

要因→与件チェック

第2問

現社長5代目→創業者は祖父なので、直系だけで経営者を継いでいるわけではない。

経営改革→改革なので、何か大きいことをやろうとしている。改革しなきゃ行けないということは売上が落ちている可能性がありそう。

(設問1)

新規のアルバム事業→古くからのアルバム事業があるのかも

拡大→売上げを上げていくかな?事業所を増やすかな?

留意点→気をつけること(〇〇しないと△△になっちゃうよパターンか?)

学校アルバム事業の展開との違い→与件チェック

(設問2)

複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織→プロジェクト制?マトリックス組織?の良いところを挙げる

改変した理由→改革の目的の為に組織を改変したっぽい

第3問

業績低迷が続く→経営的にマズイ。続くって更にマズイ。

有能な人材→どういう観点で有能なのかな?どういうことが目的?

確保→有能な人材が応募してくれないと話にならないな・・・

人事施策→配置、評価、報酬あたりかな?もし同族でずっと経営していたのなら、有能な人からしたら、結果を出したら役員くらいは成れる希望がほしいかも。

有効であると考えられるか→与件にははっきり書かれてなさそう。

以上です。

 

 

後で、読み返したら、きっと色んなことの「抜け」や「モレ」がありそうですが・・・

とりあえずこんなことを思い浮かべてみました。

受験生の中に同じように考える人もいるかもしれないということで、ご参考程度にどうぞ。

実際はこの後に与件を読んでみないとなんとも言えないので、これを真に受けて一喜一憂だけはしないで下さいね。

ではでは

今日もいい1日を!

碧でした。



こんにちは、とりです。

2次試験まで、あと5日となりました。

「もうやるだけのことはやった!あとは本試験を待つのみ!!」
「1次受かると思ってなかったから全然時間足りない、今年は…」
「どんなに勉強しても受かる気がしない、あと何をしたら…」
「1次で燃え尽きかけた、でももうここまで来てしまった…」

今年2次試験を受験されるみなさまは、環境や学習スタイルは違えど、それぞれ真剣に勉強を重ねて来られたはず。いろいろな想いか交錯するのは、それだけ頑張ってきた証です。ここまで来たら、残りの日々は心穏やかに過ごして、23日当日は身も心もベストなコンディションで臨んでいただきたいです。

さて、今回の記事が2次本試験前のラストメッセージです。直前期の過ごし方は、前回記事でご紹介しました。そこには、まさに今の「超直前期」の取り組みも含まれていますが、その中で特に私がこだわっていたことをご紹介します。前回記事との重複もありますがご容赦下さい。また、今回記事に限り、文字の装飾は少なめにさせていただきます。


 

直近3日間は仕事を休んで、それもただ休むだけではなくて、あらゆる仕事上の連絡(ノイズ)を遮断しました。1次試験の時も同じでしたが、とにかく「心穏やかに」過ごしたかったのです。
木金土の3日間、当然木金は平日で会社は営業していますし、私の場合オンラインでいつでも仕事ができる環境を与えられています。電話も普通にかかってきます。いくら事前に調整しても、突発的な仕事が降ってくることもあります。そんなことに惑わされず仕事も試験勉強も最後まで両立させる、という考えも成立はするでしょう。でも、「なぜ診断士を目指してここまで頑張ってきたのか」と自問したら、自ずと答えは出ました。「2日連絡を断ったって命まで取られることないし、むしろ休暇は2日だけにしてやったんだ、それでダメになる仕事はその程度の価値しかない」と、心の底から割り切ることができました。
ということで、木金は休暇をとって、会社のPC、スマホは電源OFFして完全封印しました。家族もそんな私の想いを察してくれたのか、子供が幼稚園に登園した後は、いつもなら買い物やら家事の手伝いなんかを言いつけるところを「(子供が帰ってくるまでの間)静かなカフェで勉強してくれば?」といって、いい意味で追い出してくれました。私は田舎住まいなので、広くて平日はすごく空いているカフェまでちょっとドライブして、そこでがっつり、でも穏やかな心で勉強することができました。このことで、知識や解答プロセスを盤石にすることに繋がったと思います。

そして、前日の土曜はわずかな勉強と、家族との時間を過ごしました。体の負担になることは避けて、食事も質素なものを食べた気がします(すみません、前日の食事はあまり覚えていません…)。当日の出発時間を考えて、普段より1時間程度早めに寝ようとしましたが、わずかに違和感を抱いていました

とにかく本試験が終わるまで集中しようとSNSもほとんど見ないようにしてきたものの、これまで参加していた勉強会のことがどうしても気になってしまいました。そこには、お世話になった先輩や勉強仲間がいて、当初は試験が終わったらお礼のメッセージを送ろうと考えていましたが、どうにも気持ちが収まりませんでした。「こんなわだかまりが残ってはダメだ」と自然と手が動いて、お世話になった方にお礼メッセージを書いていました。そして、そこには最後に心に刻んだ信条を書いていました。

 

それは、

「平常心」「執念」

です。

 

すごくありふれた言葉で、精神論極まりないのですが、、これを頭で思い描くだけでなく、メッセージに添えて形にしたことで、試験中たびたび思い起こすことができました。
思えば2次試験は一発合格したものの、やはり試験対策としては道半ばだったと思っています。知識の定着、アウトプット、文章力、分析力…どれをとっても不十分でした。でも、320分、いかなる時も「平常心」を保つように努め、それでいて合格への「執念」1秒たりとも忘れずに試験に臨み合格できたのは、前夜のこの行動があったからだと確信しています。サプライズ問題にも怯まず、事例Ⅱの残り5分で50字×2問を全部書き直し、隣席からちょっとした邪魔が入って集中力がプツンと途切れてもしがみつく、こんな行動を診断士を志す前の自分からは想像もつきません。

事例Ⅳが終わって帰路につくも、やっぱりどの事例も手応えを感じられなくて、「また来年も同じ生活を繰り返すのか…」と思うと、久しく感じていなかったとてつもない悔しさが込み上げてきました。こんな悔しく思えたのも、やはり合格への「執念」が人一倍強かったからこそだと思います。

 

つれづれなるままに書きましたが、決して私のやってきたことを押し付けるつもりはありません。しかしながら、「平常心」と「執念」の2つは、やはり受験されるみなさま全員に貫いていただきたいですし、「合格したい」ではなく、「絶対合格するんだ」という強い執念が不可欠だと私は思います。これまでみなさまを支えてきた方への感謝を胸に、最後まで自分を信じて諦めないで、これまでの集大成を解答用紙にぶつけてきて下さい。
そして、2次試験が終わった後は、たとえ手応えがどうであっても、ここまでのありのままをぶつけ、やるだけのことはやった決して後悔しない、そんな潔い心持ちでいていただけたらと思います。

 

最後に、心の底からみなさまの健闘と、合格をお祈りしております!!!

 

祈願だるま

 

以上、とりのラストメッセージでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

いよいよ今年の2次試験(論述)まで、あと8日ですね。
初年度の方は直前まで、いやテストの最中も実力は伸びます。最後まであきらめずに(体調を万全にして)走り切ってください。
複数回目のチャレンジの方は、今度こそ大丈夫。ご自身を信じて、実力を出し切れるよう最後まで調整してくださいね。

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さて、今日は「相手に伝わる言葉で書く方法」について書きます。

ポイントは、「相手が普段使っている言葉で書く」こと。
専門が異なる・業界が異なると同じ話でも表現が異なりますよね。

極端な例ですが、たとえばコンサル気取ったおばちゃんが「そのイシューはアジャイルでESサーベイやってアセスメントしましょう」とか言っても、製造業現場バリバリのベテラン社長は「はぁ???」ってなる。(哀しい実話)

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「その問題は、従業員向けにカンタンな満足度調査をやって、評価しましょう」って言えば伝わる。

二次試験は、誰にでも伝わる平易な言葉で(専門キーワード以外は小学生でも読んでわかるくらい!)&平易な構成で文章が書ければ得点しやすいはず。超短時間に大量の答案を採点しなくてはならない(はず)の採点者にとって、「一読して何が書いてあるかわからない答案」など、丸を付けたいはずがない。

しかし、私は圧倒的に日本語に自信がないので、「平易な言葉でちゃんと書く」ことに不安がありました。そこで思い付いたのが、「相手が普段使っている言葉なら伝わりやすいんじゃね?」でした。

つまり、二次試験の採点をする人が使っている言葉で書けば、伝えたいことは最も伝わりやすい・・・のではないか?ということ。

・・・で、この時期私は、事例Ⅰ対策で「新経営戦略論 (21世紀経営学シリーズ3)」という岩崎尚人さん共著の本をぺらぺらめくってました。(証拠写真・笑)岩崎さんが書かれた1章と最終章のみぺらぺらめくっただけですが・・・

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その中で、自分の語彙に入れておきたいものを単語帳にピックアップしていました。

例えば、
表:「企業の競争優位を成す3つ」
裏:自社の持つ経営資源やケイパビリティを活用できるもの
(1)公式の命令・報告系統
(2)マネジメントコントロールシステム
(3)報酬体系

みたいな感じ。

ホンマはこの時期に新しいことに手を出すのはご法度やと思います。でも、何をやっていいかわからずそわそわするくらいなら・・・と思って私は「語彙を出題者(おそらく採点者)にあわせる」ことをやっていました。結果的に、不足していた知識を補うことができたのだと思います。


合格までの道のりも、きっと合格した後に進む道も、人それぞれ。

今日ご紹介したことも、「あくまで私にとってよかった(だろう)こと」です。ご自身の合格までの道のり、見失わないようにしっかり踏みしめて合格に辿りついてください。

今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!
かおりん

 



皆さん、おはようございます。最近ダイエットにちょっぴり成功してご機嫌の細川です。本日を入れて2次試験まで残り11日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日は「今からでも間に合う!ちょびっとの工夫で解答の質を上げろ!」をテーマにお送りします。ご存知のように2次試験は相対評価。わずか1点の得点差で、順位が大きく変わり明暗を分けると考えられますので、まずは他人と同じ内容の解答を作成することを心がけて、「自滅」を回避しましょう。その上で、最後の詰めとして出来ることは何かを考えたいと思います。

その前にお知らせ。私が取材・執筆した記事が公開されました(こちらの記事の第3章です。その他の記事も読んでくださいね!)。診断士になったら、診断・助言活動以外にもできることがたくさんあります。このような活動の方向性もあることを知っていただいて、皆さんのモチベーション向上に貢献することができれば幸いです。

1.解答プロセスの微調整
いまからやるべきことを大幅に変えるのはハイリスクです。現在のご自身の解答プロセスは基本的に守り、少しだけ修正することで対応しましょう。

いつも時間が足りなくなる人は、開始30分までに設問ごとの難易度評価を確定させ、得点が見込める設問に注力しましょう。受験生の多くの人が得点するであろうと考えられる設問で、自分も同じような得点を目指せば「足切り」を回避できます。

得点や内容が安定しない人は、予め切口を設定しておき多面的に記述することで、ローリスクな解答を目指しましょう。「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」ではありませんが、少なくとも出題者の意図を外す可能性は下げられます。

そもそも、何を書けばよいのかわからない人は、設問中の言葉を使ってオウム返しで書き出してみましょう。採点者には、少なくとも「私はあなたに聞かれたことは理解している」ということをアピールでき、心証を損ねることを回避できます。

2.一言だけ付け加える

そうはいっても国家試験。与件からのただ単なる抜き出しや引用だけでは、受験生の大多数が出来てしまうため差が付きません。
そこで「自滅」を回避した上でライバルに「頭ひとつだけ」差をつけるために、「自分の考え」を書き加える必要があります。

「自分の考え」とは、今まで述べてきたことの繰り返しになりますが、

・設問の制約条件から外れていない(題意に応える)
・与件に根拠がある(思いつきや斬新なアイデアではない)
・たった一言だけ述べる(言い過ぎない)

ことを守った上で、与件から抜き出してきたことをまとめたり抽象化した部分(つまり~ということ)や、前後の記述の内容の間を埋める因果の部分にあたります。

たとえば、事例Ⅳの経営分析ならば「安全性が低い」などという結論・まとめにあたる言葉です。

「最後の一押し」ですから、二押し以上して蛇足とならないよう、くれぐれも注意してください。

3.相手は人間であることを忘れない
これも以前触れましたが、解答する相手は採点者(読み手)であり、助言する相手は経営者(聞き手)であり、そしてそれ以前に一人の人間です。解答内容の妥当性はもちろん重要ですが、読み手や聞き手にとって「不快な響き」になっていないか点検してみましょう。

点検項目は、

・句読点は適切に使えているか(句点を列先頭に持ってくる、読点を全く使わない、等に注意)
・同じ接続助詞(の、で、が、等)の重複で、不自然で読みにくくなっていないか
・全否定の表現(出来ない、していない、無い、等)の表現を使っていないか
・漢字は正しいか
体言止めになっていないか

です。

特に「全否定」の表現は、一生懸命会社を運営している経営者を思いっきり不快にするので、「不足する」「留まる」「困難である」などという柔軟な表現に置き換え、自分の提言が少しでも受け入れてもらいやすい(=実行可能性の高い)ものになるように工夫しましょう。

その他、不安なことがある人は、ここに来ると細川に直接質問できますから、お気軽にご参加ください(飛込み参加ウェルカムです)。

残された時間はあと少しですが、できることはあります!貪欲に合格をもぎ取りに行きましょう。

本日はここまで。以上、細川でした。



おはようございます。フェイマオです

本日は2次試験前の最後の祝日という方が多いかと思います。今日を入れて2次本試験日まで残すところ 14日!
ご自身の解答プロセスや、ファイナルペーパーの仕上げにかかっている頃かと思います。
最後の追い込み時期ではありますが、ここまで来たら当日に万全な体調で迎えれるよう、体調管理を徹底してくださいね
※かおりんのこちらの記事も参考に

さて私フェイマオは、先週の土日に某資格学校にて今年度最後の2次模試の採点講師をして参りました。
5月頃から受験生の方々の答案を採点させて頂く機会を頂きましたが、この時期になると「設問が空白となっている答案」は見られず、時間内にしっかりと解答を作成できている受験生の方が殆どで、受験生の皆さんがしっかりと実力をつけている様子が良く分かりました

しかし、採点をしているなかで『良い解答書いてるんだけど、〇をあげられないなぁ・・・』と言った“残念な”答案も多く散見されました。

2次試験を突破する最大のコツは、 “ミスを無くす” 事です。
診断士の2次試験では満点を狙うのではなく、『×のつかない解答を作る』 事が重要です。

今回私フェイマオの記事は、採点講師で気付いた点や自身の受験生時代の経験を踏まえて、「本試験で×がつかない(大きく外さない)答案を作成するうえでのTIPS(コツ)」 について書かせて頂きます


2次試験のTIPS~フェイマオ流~】
■ 設問の制約条件・要求事項の漏れを無くす
与件を十分に活用する
解答要素を詰め過ぎないこと

■ 設問の制約条件・要求事項の漏れを防ぐ

何を当たり前のことを・・・。と思われるかもしれませんが、実は模試の採点をしていると、設問の要求事項を全て満たしていない答案 が散見されます
“ミスを失くす”ための第1歩は、設問の制約条件や要求事項をしっかりと解答に埋め込む事
これは他の事例でも同じですが、特に事例Ⅰは要注意 1つの設問で要求される内容は複数ある場合もあります。
例えば、平成22年度の事例Ⅰの第3問などは良い例です
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さて、この設問の要求事項は幾つあると思いますか???

 

正解が発表されていない2次試験ではありますが、私フェイマオは以下のように解釈します。
要求事項赤字で記載したところ。青字制約条件としてます。

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上記設問の要求事項は3つ。

① 成果主義的要素を強化した際のメリットは
② 成果主義的要素を強化した際のデメリットは
③ ①と②と踏まえ、成果主義的要素を強化した人事制度にすべきか否か

このように、よく読むと設問で要求されている内容が3つあることが分かります。
“ミスを失くす”ためにも、『設問は1つの内容で2つ以上の事を尋ねてくるはずだ!』 という視点で、設問の制約条件や要求事項の抜け漏れを防いでくださいね。

 

■ 与件を十分に活用する

こちらも至極当然な内容ではありますが、出来ていない方も多いので書かせて頂きます。
特に与件を活用せずとも、『一般知識』で答えられてしまうような問題は要注意!実はこのパターンも事例Ⅰにありがちな内容です。

例えば、平成23年度の事例Ⅰの第3問などはどうでしょうか?

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設問を見ると、「所有と経営の分離のプラス面とマイナス面」とあります。
1次知識を活用すると、以下のような内容が思い出されるのではないでしょうか?
※以下は、私フェイマオのファイナルペーパーより抜粋してます

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確かにこの手の問題は、1次試験の知識だけで解答を埋める事も出来ます。
が、あくまでも“A社にとって”のプラス面とマイナス面がどうなのか? が求められていますので、与件からメリット・デメリットとなる根拠を踏まえて解答を作る必要があります。
※一般論でも×にはならないかもしれませんが、A社の状況を外してしまうと点数が低くなると思われます。特に、事例Ⅰは与件から根拠が探しにくい問題もありますが、あくまでも 『与件に拘って解答を作る』 事を意識してくださいね。

 

■ 解答要素を詰め過ぎない

こちらは、設問で要求される解答字数が多い問題などで注意して頂きたい点です。
近年は150字を越える字数で解答する問題は少なくなりました(昨年度は120字が解答の要求字数で最大)が、求められる字数が多いと、それだけ詰めて書きたくなる方もいらっしゃるようで・・・

たとえは、200字の要求字数が求められた平成23年事例Ⅲの第2問があります。

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事例Ⅲでは、平成14年と平成15年に200字問題が出題されていますが、平成23年の第2問で久しぶりに?出題されました。
2次試験経験者の方は、ストレート生の方に比べ1次知識が十分に整理されていらっしゃるかと思いますので、上記のような生産計画の見直しにあたって思いつく改善の方法が沢山出てくるかと思います。

ちなみに、私のファイナルペーパーでは生産計画における改善方法として以下のようにまとめました。

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解答で使えそうなキーワードが沢山思いついた場合、色々と詰め込みたくなる気持ちは分かります(笑)

しかし、詰めすぎた答案は、『キーワードの羅列となっており、文章としての体をなしていない』ケースが多く、採点をしていて非常に読みにくい文章となってしまいます。

難しいキーワードを羅列する事は、合格するのに必要な要素ではありません。
『ふぞろい』等で合格答案をご覧になると、合格されている方の答案は1読して書いてある内容が理解できる平易な文章です。

こうした問題の場合、対策を打つには、それなりの原因(根拠)があるはずですので、対策(キーワード)の根拠を事例文から見つけて、因果関係がはっきりとわかる文章構成を作らなければなりません
これは2次試験だけに限ったことではなく、皆さんが診断士となってから支援する中小企業に対して助言活動をする際に求められる事です。
1読して分かりやすいい文章構成にするためにも、『解答要素を詰め過ぎず、因(与件)果(キーワード)関係が明確な文章構成を心がける』 ようにしてくださいね。

 

さぁ、2次試験まであと少し。皆さんのラストスパートを応援しています

To be continued・・・

 



皆さん、おはようございます。最近、「壁ドンしてもトキメカナイ」と嫁に言われてちょっと凹んでいる細川です。本日を入れて2次試験まで残り20日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日のお題はズバリ「難問対策」です。このような問題に出会ってしまったら、どのように対応するか、あらかじめ決めておき、平常心を保って解答しましょう。
但し「難問」ですから高得点は期待せず、「0点にするよりはマシ」という考えで、部分点を採りに行く心構えで取り組んでください。

その前に、直前期の総点検。次の点に気を付けて学習していますか?インプット学習とアウトプット学習については、こちらで、ノートづくりや復習方法については、こちらこちらの記事で既に述べていますので、もう一度読み返してください。

1.与件との対応付けがほとんどできない設問
全体戦略までの段階で、与件から設問に使えそうな部分を見つけられなかった、またはほとんど見つけられなかった場合の対応法です。

①重複工程
与件の中から、他の設問で使用した部分を再利用し解答する方法です。結果的に、同じような内容の解答を複数記述することになります(=切り分けができない)。
例:事例Ⅲ…平成27年第1問設問1と第2問

②1次知識の活用
与件内に根拠がない場合は、設問に登場する言葉の1次知識を活用し、事例企業に当てはめる形で解答します。特に与件内に根拠を見つけにくい事例Ⅰや、公式を知っていることを前提に出題される事例Ⅳで行います。
例;事例Ⅰ…平成23年第2問「特許」
例:事例Ⅳ…平成27年第3問設問3「流動性」

③過去問の解答の利用
過去問で出題されたものと同じような傾向や言葉を使用した設問なら、過去問の模範解答をアレンジして事例企業に当てはめることで解答できます。このような文脈で、模範解答の丸暗記や写経は、一定の効果が期待できます。
例:事例Ⅰ…平成24年第5問と平成22年第3問

④言葉からの類推
それでも解答の直接的な根拠が見つからなければ、与件や設問に登場する言葉を根拠にして、自分で類推するしかありません。その際にも、競合会社との比較や、当該企業の沿革をなぞるなどして(歴史は繰り返す)、何としても与件と設問にかじりつき解答する姿勢は決して忘れないでください。
例:事例Ⅰ…平成24年第2問と2008年頃のA社の状況

2.記述の方法
記述の際にも、難問なりの記述の工夫が考えられます。
①全部載せ
ヒズミや他の設問で使わなかった与件の部分を根拠に記述する方法です。そのような部分を全て解答に突っ込み記述するので、このような設問をバッファ、またはゴミ箱問題とも言います。

②設問の構造に合わせる
解答内容と設問の要素を対応させて記述します。要素だけでなく要素毎のボリュームのバランスも、設問に合わせます。
例:事例Ⅱ…平成25年第4問設問2「X市地域外の消費者」「オフラインの施策(コミュニケーション戦略・セールス・プロモーション戦略)」「オンラインの売上拡大」←それぞれの要素を、文字数の割合に比例させて記述する。

③結論後回し
解答の記述は、結論をはじめに書くことで採点者に「自分は分かっていますよ」ということをアピールするのが基本戦略ですが、そもそも結論の方向性が分からないのに答えさせる問題があります。そのような場合は、結論に至る理由(できればどのような結論の理由にも使えるもの)を並べ、最後に結論を述べることでリスク分散をを図ります。こうすれば、たとえ結論の方向性が間違っていても、理由の部分で得点が期待できます。
例:事例Ⅰ…平成22年第4問

3.白紙を作る勇気
前回も言いましたが、解答用紙は全て埋めるのが基本戦略です。しかし難問に注力しすぎて、他の簡単な設問に対する解答がなおざりになってしまっては本末転倒です。
そこで、以上の手段を取っても空欄を埋めることがかなり難しいと判断した設問に対しては、あえて解答しないという戦略を採ります。
ただし、「白紙を作る」というのは例外であって、原則ではありませんので、常套手段とはしないでください。全体戦略が完了した段階で、どうしても解答できないほど難易度が高い、または作業量が多くて時間が足りないと判断した場合のみ、白紙=0点となることを覚悟の上で決定してください。特に難易度が高く、かつ計算作業量が多い事例Ⅳの第3問設問2あたりでは、この「切り捨てる」判断が重要になってきます。難易度の割には得点がそれほど高くないのであれば、第1問の経営分析の解答に注力し、検算をもう1度繰り返すべきです。私は昨年の事例Ⅳで白紙を作りましたが、他の設問の解答に注力できたために57点と、合否を分けるような得点には成りませんでした。
白紙を作る際の注意点は、一旦白紙にすると決めた問題は、最後まで絶対に手を付けないことです。人は弱い生き物。せっかく最初に「やらない」と決めたのに、自分の判断に自信が持てず難問を解き始めてしまいます。すると、「これって実は意外と簡単に(時間をそれほどかけずに)できるんじゃね?」と思ってしまいますが、それが自らはまり込む落とし穴。やっぱり難しくて中途半端な解答になってしまい、得点も期待出来ないばかりか、他の設問に解答する時間も足りなくなってしまいます。解答戦略を混乱させないためにも、難易度を見極める能力を高めましょう。

本日はここまで。以上、細川でした。



おはようございます。フェイマオです
今日は9月最終日。2次本試験まで残すところあと3週間
『もう3週間しかない』  と思うのか、それとも 『まだ3週間も・・・』  と思うのか、同じ時間でも受け取り方は人それぞれです。
さて、2次試験を迎える皆さんの今の心境はどちらでしょうか?

私は最初の年に2次試験を迎えたこの時期、気持ち的には前者(まだ3週間も・・・)の心境でした
当時は自身の解答プロセスも固まっておらず、また80分で事例を解く事もままならない状態でしたので、当然だと思います。
まぁ、さすがに2年目の今頃は後者でしたが・・・

 

さて今回の記事、何を書こうかと思い悩みましたが、昨年に私なりに試行錯誤して作り上げた“解答プロセス”をご紹介させて頂きます

と、言うのも私フェイマオは資格学校に通ってはいたのですが、受験生時代は友達がいませんでした・・・
別段友達が欲しくなかったわけでは無いのですが、見た目が損をし周囲の受験生は誰も声をかけてくれませんでした(笑)
従って、他の受験生がどのようなプロセスで2次試験を解いているのか分からなかったのです。

恐らく独学で勉強されている方も同じような感じだと思い、今回は私が80分の中でどのように事例と向き合ったかをご紹介させて頂ければと思います。
手前味噌な記事になりますが、もし使えそうな方法があれば試してみて頂ければと思います


【1】段落毎に線を引く:試験開始~30秒
まずは、気持ちを落ち着けるために、無心で出来る作業として段落毎に線を引いていきました。
※実はこの作業はやって良かったと思ってます。詳細は後程

【2】事例企業の概要把握:30秒~1分
事例文の1段落目をざっと読んで、事例企業の業種組織構成主要取扱品目等を把握します。
どんな会社かが把握できれば正直これで十分でした。
※ちなみに、1年目は事例文を切り離していたのですが、2年目は事例文のページを切り離さなくても事例文を読むのに支障が出なかったため切り離すことが面倒になりそのまま使用していました。

【3】設問分析:1分~10分
設問分析でやった事は以下の通り
題意の確認:設問で聞いているレイヤーを把握→設問の左側に記載
※レイヤーとは?・・・環境分析→経営目標→経営戦略→事業戦略→機能戦略 の階層
制約条件・解答の要求事項(設問で問われている事)の確認→制約条件を波線、要求事項を囲む
→特に事例Ⅰの場合、問われていることが抽象的でわかりにくいうえ、制約条件も他の事例に比べて多い(と感じてました)ため、丁寧にやっていました。
下地(=解答骨子)の下地の作成→②を踏まえて、下地のベースとなるものを作成
→この時に、解答の下地となる“切り口”も考えていました。
解答に使えそうなキーワードの記載
設問の再読→全ての設問に対して②を行った後に、再度設問を読み直し問われてる内容の再確認を行う
設問間の繋がりの確認各設問間で関連する内容が無いか確認し、関連する場合には矢印等で分かるように記載
※設問にかかれている目的については、解答を作る際の帰結部分に使うため黄色のマーカーを引いてました。
※ちなみに、当時解いていた過去問に書き込んでいたのはこちらです。字が汚い点を除いて赤字や青字は見直しをした際に書き込んだ内容ですので、分かりづらいかも知れませんがご容赦ください

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【4】事例文の読解:10分~20分
基本的に事例を通して読むのは1回のみ。読みながら以下のように書き込みをしていました。
SWOT分析 → 私の場合は色々と試行錯誤しましたが、マーカー3色で落ち着きました。
環境変化(機会・脅威)→緑
強み→青
弱みや問題点→赤
1段落毎にその段落に書いている内容の概略を左側に記載
→これはやってみて事例の流れ掴みやすくなったため、事例を何度も読み直す必要がなくなり、また設問の根拠を探すうえでもかなり役に立ちました。
時制のキーワードのマーキング
過去現在今後 などを目立つように鉛筆で囲む
1段落毎に、どの設問で使えそうか確認し、使えそうなパートに設問の番号を記載
→ 特に赤でマーカーをつけた部分は設問で必ず問われるため、該当箇所に設問の番号がかかれているかを最後にざっと確認しました。

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【5】設問と事例の紐づけの確認:20分~25分
【2】④にあるように、1読して直ぐに設問と結び付けられる箇所は事例を読みながら書き込んでいきましたが、設問と結び付けられない箇所については、事例を一通り読んだ後で再度設問を眺めてから、各段落毎に見落としがないかを再確認していました。

【6】下地(=解答骨子)の作成:25分~45分
【3】③で書いた下地の下地と④の記載したキーワード、及び【5】で紐づけた事例文から、下地(=解答骨子)を作っていきます。
この下地(=解答骨子)を見れば、あとは考えずに手を動かすだけの作業とするため、この部分に一番注力しました。
※私の場合は、この骨子の精度を高めるためにファイナルペーパーを作りました。従って、もともとワードでまとめていた内容にこのように後から手書きで書きこんだものになっていきました
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【7】解答の作成と見直し:45分~80分
【6】で書いたものを見ながら、後はできるだけ丁寧な字で解答を書いていきます。ここはどちらかと言うと頭を使わない作業になります。

以上が、私フェイマオの80分の時間の使い方になります。

昨年のこの時期は、普段の勉強は【1】~【6】までを繰り返しやっていました以前の記事でも書かせて頂きましたが、私の場合仕事が忙しく平日は23時前後にならないと勉強ができなかったため、1日あたり1時間半を確保するのがやっとでした
そこで45分で事例を解いて、15分で見直しをしつつ、抜け漏れていた部分はファイナルペーパーに記載するようにしていました。
その後の30分で事例Ⅳの過去問から大問を1つ解くようにしていました。
※普段から頭が疲れた状態で臨む事で、2次試験最後の事例Ⅳ対策と考えていました

事例の解き方は人それぞれ、まさに十人十色です 
必ずしも私の方法をおススメするわけではありませんが、解答プロセスが悩まれている読者の方にとって、少しでもヒントになればと思い書かせて頂きました。
もし参考になるものがあれば、パクってカスタマイズしてみてください

では、本日はここまで

To be continued・・・



こんにちは、とりです。

2次試験まで、あと23日です。そろそろ解答プロセスができ上がって、解答の精度を高めるトレーニングをしつつ、毎日事例Ⅳ対策をこなしている頃でしょうか?
「ぜんぜん80分で書き上げられないよ」
「力がついているのかいないのか、よくわからん…」
焦りますよね。。でも大丈夫、まだ23日もあります。やれることはあります。ほんとにクドいですが、PDCAです。前日までこれを怠ることなく回し続けるのです。手応えは感じられないかもしれませんが、みなさまは日々間違いなく成長しています。とっても苦しい時期ですが、乗り越えていきましょう!

あと、一昨日かおりんの記事「ボディメンテナンス法」がありました。本試験を前に何が怖かったって、体調を崩すことが一番怖かったです。私も振り返ると、遠い昔ですが大学の期末試験とか、自分の結婚披露パーティー前日に風邪を引いたことがありました。特に大学では、同期が悠々と単位を取っているのを尻目に惨めな思いをしたことが今でも思い出されます。体調を崩して本番で力を出しきれないのは本当に悔しいです。昨年の2次試験会場でもかなり体調悪そうな受験生が数名いましたが、体調を崩しやすい時期ですので、体に鞭打って勉強するのもほどほどに、しっかりボディメンテナンスをしましょう。


さて、今回タイトルにした「出題者の意図」について、みなさまはどのくらい意識しているでしょうか?フェイマオと同じく、私も某受験校で採点講師の機会をいただいていますが、たくさんの答案を拝見する中で、題意を外している、もしくは設問文の断片しか読み取れていない解答が思いのほか散見されました。
80分の中で焦って読み飛ばしてしまったとか、解答を書いていていつの間にか題意の認識がズレてしまったとか、いろいろシチュエーションはあるかと思います。それでもよく言われているように、「聞かれていることに答える」ことができていないと得点は覚束ないのです。試験なので至極当然、なのかもしれませんが、ここが論述試験の難しいところかと思います。

では、出題者の意図を「正しく」捉えるには、しかも80分の制約下でも確実にするにはどうしたらよいか、簡単に言ってしまうとトレーニングを重ねることでしかありません。。
って言ってしまうと終わってしまうので、、そのトレーニングの仕方が大事で、このやり方を間違ってしまうといつまでたっても同じミスを繰り返すなど安定しません

このトレーニングの仕方は、私は2パターンあると思っています。1つは1,000本ノック方式で、とにかく事例の数をこなします。よく「100事例解いた」なんて話も聞きますが、要は体得するまで多くのパターンに触れるやり方です。この場合は、解いた後の復習には時間をかけません。ひたすら解いて体で覚えます。
昨年の私はこの方法に共感できませんでしたが、この方法で合格した方も多数いらっしゃるので有効な方法であることは間違いないです。
もう1つは、事例の数はこなさず、解いた後の復習をじっくりやるパターンです。私はこっちでした。
受験生時代に先輩からいただいた、「1つの事例をしゃぶりつくすというアドバイスが腹落ちしたこともあって、時間の許す限り復習には力を入れていました。復習のプロセスは長いので割愛しますが、特に過去問であれば「出題趣旨」をノートに書き出して、自分の解答プロセスから導出したものが出題趣旨に合っていたか、違っていたらどんな思考プロセスを踏んで違ってしまったか、出題趣旨の通りに捉えるにはどんな思考プロセスを辿ったらよいか、できるだけノートに書き記しながら手を動かして、丁寧に復習しました。あとは前々回記事にも書いた模範解答の写経ですが、これも復習の一環と言えます。

この「出題趣旨(意図)」をどんな設問でも正しく捉えること、趣旨に沿った解答を効率よく書き上げること、これができるようになると合格にかなり近づけるような気がします。

それと、試験中のテクニックとして、これも以前の記事になりますが、解答骨子の外枠として設問文要約を書き記していました。実はこの設問文要約の前には、問題用紙の設問文に、制約条件を示す、設問要求を示す語句には蛍光ペンでマークしています。これをすることで、かなり安定して制約条件や設問要求を外さないようになりました。


 

抽象的な表現の記事になっていますが、これは2次試験の学習や解き方が、やっぱり十人十色だからです。私の解答プロセスや学習方法を事細かに示すより抽象的な表現でお伝えして、みなさまご自身で試行錯誤していただきたいと考えております。ぜひ、私の経験はほんの些細な道標として一瞥し、ご自身の最適解を見出していただきたいです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

 



こんにちは、nori です。 

精神科医の和田秀樹さん原作の『受験のシンデレラ』というドラマの中で、人生を諦めかけ、どん底から這い上がり東大を目指そうとする女子高生に、カリスマ予備校講師が「カンニングペーパー」を作れと言います。

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「合格にはカンニングだ!」ではなく、目的は「試験の出題予想」「苦手分野」のあぶり出し。

これって、診断士試験の「ファイナルペーパー」にも似ている

■合格年にとうとう作ったファイナルペーパー。

実は私は1回目も、2回目も、3回目の2次試験もファイナルペーパーを作りませんでした

だって、時間もないし、余裕もないし、必要性を感じないし

詳細なファイナルペーパーを作成する受験生仲間を見て、「わざわざ作成して偉いなー」くらいしか考えていませんでした。

道場の中でもたくさんファイナルペーパーが紹介されていますね。

JCのファイナルペーパー

ふうじんのファイナルペーパー

ハカセのファイナルペーパー

くれよんのファイナルペーパー

butaoのファイナルペーパー

tomoのファイナルペーパー

ぼらーののファイナルペーパー

なごのファイナルペーパー

きりのファイナルペーパー

たきものファイナルペーパー

その理由もあまり考えていませんでした。

■作る過程に意味がある


で、作成しました。2次試験、4回目で。
なぜか。

自分を客観視して、当日やることを「見える化」するためです。

毎度毎度パニックになる私には「当日何をするのか」見えるようにしておく必要がありました。

作成するキッカケは、実は二日酔いで模試を受けに行ったことメンタルがめちゃくちゃ弱くて、ストレス耐性が無かった私は断れない飲み会で酔い潰れるという人間としての失態…(内緒です)。模試当日の朝、神奈川県民の私は穴守稲荷という駅の同僚の家にいました…。

…ここはどこ?穴守稲荷??!東京???

朝5時の同僚宅で「模試があるんです」と言い残し、脱兎のごとく帰宅。受験票と筆記用具と電卓を持って、御茶ノ水の模試会場へ向かいました。

4事例解く体力なんてないので、事例1〜3は全力で解いたら仮眠を取って、体力温存というのを繰り返していました。

で、成績は!?上位×位という自分史上、最高得点。めちゃくちゃ良かったんです

これはアルコール飲んで、本試験に臨まなきゃ!!…と一瞬血迷ったものの、酒に頼っている場合じゃないだろうと我にかえり気づきました。

やることは決まっている。無駄なことをする必要はないんだ

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そして、まとめておけば、当日は何かあっても、「当日何をするのか」という自分のルールに立ち戻れば大丈夫

また、私は熱くなり過ぎて、前のめりで倒れるタイプだったので、少し自分を引いてみる必要があると感じていました。

周囲にも多かったんです。何であんなに勉強したのに合格できないんだという過年度生。

もちろん私もその一人でした。

「勉強しなきゃ、勉強しなきゃ」と勉強し過ぎて自分が見えなくなる。

そういう人たちは大抵、合格年は今まで我慢していた旅行や、趣味を復活させたり、行き苦しいほど勉強をしていたのに、「合格年が一番勉強していなかったよ」と言っていました。根つめすぎて自分が見えていなかったんですね。

ストレート生がファイナルペーパーの中に「合格に必要なものはなんだろう」と自分なりのノウハウを積み上げていくとすれば、過年度生のファイナルペーパー作成は「自分の持っているノウハウ・知識の中で、合格に本当に必要なものは何だろうと整理していく」過程です。

■自分の解答プロセスを確認する。

で何をファイナルペーパーに書こうかなと悩む。

私は当日何をするのか、まずは解答手順を書くことにしました。

そのためにやったのが過去問読んで解いたふり

 過去問3年分の事例1〜3を読んで、ひたすら自分が何をするのか書き出していました。

無意識でも事例が解けるくらい慣れてしまっていた私にとって自分を客観視するための大切なステップでした。

結果、ファイナルペーパーに書いた手順がこちら。

《解答手順》
1.第一段落と最終段落で「事業内容」と課題を確認。
2.設問分析:単語単位で時制や設問要求を確認。 
3.解答の型を作成する。
4.事例文を1行単位で読み込み、キーワード化して、設問との対応付けを行う。
5.設問を再度読んで事例文との対応付けを確認
 6.切り口+与件+分析/改善のキーワード+効果(括りの言葉)で書く

そっかー、やっているのってこれだけだったと再度確認をすることができました。

■結局書いたのは各事例、A4一枚

緑色のカラーペーパーに手書きで4つのテーマにわけて書きました。

①コンパス(どこへ向かうのか)、

②地図(どうやって解くのかの解法手順)、

③A~D社の特徴、

④避難経路(難しい問題やパニックになったらどうするのか)

①のどこへ向かうのかというポイントはMMC のホームページで紹介されているMMCの事例解法の鉄則を書いていました。

・題意に忠実に

・因果関係で書く

・切り口を明確に

・キーワードで書く

④の避難経路とはわからない、解けない、難しい問題と遭遇したら、自分だったらどうするのか。あらかじめ決めておいた自分のルール。

あとは松岡修造さんの日めくりカレンダー付属の「諦めるな!」「すごいぞ!」というシールをペタペタ貼ったり、自分への励ましのメッセージを書いていました。

・シンプルに考え、シンプルに解く。

・自分の実力を信じる。大丈夫だ。問題ない!

・相手の立場に立って落ち着いて考える。

・叶姉妹より優香がモテる!(ゴージャス美人な解答より万人受けする美人な解答が合格答案だという受験校の先生の教え)

あとは、「白黒つけるぜ!」というパンダのシールを貼ったり、、、と当日自分が見て、明るい気分になれるようにしていました。

合格に必要なものは、人によって少しずつ違います。人に見せるものでも無いので何を書いてもOK。

直前期のこの時期、周囲の人に流されず、「合格のために自分には何が必要か」の視点を大切にしてくださいね。

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!

nori でした。



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り30日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

最近、関東は雨が続き、肌寒い日が続いています。受験生の皆さんは油断して風邪などひかれないように、体調管理には細心の注意を払ってくださいね。っと、薄着で寝て風邪をひいてしまった本人は戒めます…

本日も前回に引き続き、設問をより詳細に分析し解答を組み立てていく工夫についてお話しします。

1.Can Cannot分析
Can Cannot分析とは、発生している事象が、そもそも企業側の努力などにより回避できるのか(Can)出来ないのか(Cannot)の視点で、対応策や解答の方向性を考える分析方法です。

例えば平成27年事例Ⅲの第2段落。「一般に3K職場といわれる作業環境が影響して若手人材確保が難しく、高齢化が進んでいる。」とありますが、これらの事象に働きかけて回避できる問題であるかを考えます。

「3K」のうち、「きたない」部分は5Sである程度改善できるかもしれませんが、「きつい」「きけん」な作業環境は、鋳物製品を製造する性格上、大規模な機械化でもしない限り難しそうです。

また、「若手人材を確保するのが難しい」ならば、評価報酬制度を改善するなどして「若手人材を確保する」という提言をしてしまうと「事例Ⅰ」となってしまうので、「若手人材を確保する」というのも難しそうです。

そして「高齢化が進んでいる」ことも、若手の人材採用について助言を求められていないのならば、やはり解決は難しそうです。

以上の分析から「多少は作業環境を改善できる余地はあるかもしれないが、若手の採用による高齢化阻止は難しい」という結論になり、その他の施策でC社の問題を解決する方向性が定まります。

2.解答文字数制限の意味

以前にも述べましたが、実務に照らし合わせると、設問は社長への診断・助言希望項目のヒアリングと同じです。ですから、設問=経営者の求めに必要十分に応じ、得点機会を逃さないにしなければなりません。つまり、

・解答文字数の制限は、経営者が求めている内容の量
・80分という時間制限は、診断レポートの提出期限

ですから、記述した文字数が解答文字数と比べて過不足であることや、解答時間が足りなくなって白紙があるということは、「仕事の納期遅延を起こした上、社長の質問には何も答えずただ黙っているだけ」と自ら宣言することになってしまします。

そのような方にお国がお墨付きを与えるとは考えにくいですし、そもそも白紙があるということは、それだけ得点機会を自ら放棄しているのと同義です。

普段から、解答用紙は(答えが合っているかどうか分からなくても)すべて埋める癖をつけておきましょう。

3.解答の編集方法のパターン
これも以前、述べさせていただきましたが、編集パターンには

①因果、②列挙、③抽象化、④具体化
と、これらを組み合わせたものがあります。
最も多用するのが、①と②を組合わせた「因果列挙」、つまり因果でつなげた文章を複数解答欄に記入する方法です。因果関係にこだわるのは当然ですが、それを「複数」列挙しておくことでリスク分散が図られ、「0点」という事態は避けやすくなります。

また、③抽象化ですが、これは事例Ⅲで特に使える方法です。
例えば平成27年事例Ⅲの第1問設問1。「強みとなる点を2つ」と言っているのに、①、②、③…と記述してしまうと、採点者が「3つ以上述べている」と判断し、バツをもらう可能性が高くなります。

ですから、この場合は③抽象化という編集方法を使います。

そこで、与件内で使えそうなワードを探して引用し抽象化してみると、『「鋳造工程の生産性向上」や、「新設した塗装工程の」等による一貫生産体制が強み」とまとめることで、抽象化ができます。

以上、細川でした。



『診断士の2次試験は“80分”で解かせる問題である』
この事を本当の意味で理解できるか否かが、2次試験攻略の大きな“鍵”となる

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おはようございます。フェイマオです
冒頭からこのような事を書かせて頂きましたが、この言葉は私が2年前の自分にアドバイスとして問いかけたい言葉です

2次試験本番まで残すところあと1ヶ月(と ちょっと)。
今年初めて2次試験を迎えられる方にとっては、試行錯誤しながら解答プロセスを構築されていらっしゃる頃でしょうか。過去問を解いてみて、80分という時間内で答案を仕上げることが難しいと感じている方も多いかと思います。

初年度の2次試験で不合格になった当時の私は、冒頭で書いた“80分で解かせる問題”という事の本当の意味が理解できてませんでした。
今振り返ってみると、この点が自分にとって合否を分ける「ターニングポイント」だったのかと思っています。

前回前々回「80分で合格答案を書くためになにをするか?」 をテーマに、解答の『下地』(=解答骨子)の有用性について書かせて頂きました

合格答案に必要な要素として、私フェイマオは以下の2点が重要な要素だと考えてます

【1】 設問の制約条件や要求事項を踏まえて解答が書けている

このことは、前回の記事でも事例を出して書かせて頂きましたが、下地(=解答骨子)を作る過程で、「制約条件」や「要求事項」を入れてますので、題意を大きく外す事にはならない(=つまり、“聞かれた事に答えてる”ように見える文章は作れる)はずです。

私が某予備校にて2次試験の採点講師をさせて頂いた中で感じた事を、あくまでも私なりの所感という事で書かせて頂きますと・・・

受験生の方の答案を読ませて頂くと、解答の出だしの頃は 設問の要求に沿うように書かれていますが、文章の締め(帰結)の部分が要求からずれてしまっている答案も散見されました。こうした答案は『一読して、書いてある内容が理解できない』ため、採点する側からすると、何度も読み返す事となり書いてある内容の“粗”も見えてきてしまい、結局減点する箇所が増えてしまう・・・という傾向があります

こうしたミスは、下地(=解答骨子)を作ることで回避できますので、ご自身で書いた答案を一読してみて分かりにくいと思われる方は、まずは下地を作ってから解答を作ることをおススメします

 

ここまでは前回までの記事で書かせて頂いてますが、本日の本題は下記のもう1点です

【2】 1次試験で学んだ知識を使って、中小企業で使える改善策や対策のキーワードが入っている

この事は、「80分で“合格”するための答案」を作るためのもう1つの重要な要素だと考えています。

1次試験を突破された皆さんは、既に2次試験で合格するだけの知識が備わっていますので、これから新しい知識の補充は全くもって不要です。
寧ろ、これまで覚えた知識を削ぎ落として、2次試験で使えそうな知識を厳選して頂き、その知識(=キーワード)を使って事例企業向けにカスタマイズできるよう整理して頂きたいと思います。

 

たとえば事例Ⅱで“プロモーション戦略”が問われた場合、それぞれのケースでどのような方法が考えられますか?
※例題が稚拙なのはご容赦ください・・・

例1) 新規顧客を獲得するために行うプロモーションの方法とは?

例2) 顧客の来店を促進させるために行うプロモーションの方法とは?

例3) 既存顧客の固定化を促すために行うプロモーションの方法とは?

 

どうでしょうか?
赤字で書いた目的に応じて、思い浮かべるプロモーションの方法も変わってくるのではないかと思います。

2次試験ではこのように、1次試験で学んだプロモーションの方法の中から各事例の企業にあった方策を答える事が求められます。
こうした事は事前準備として今のうちからまとめておき、移動時間などのスキマ時間を活用して瞬時に引き出せる練習をしておいて下さい

ちなみに・・・
私フェイマオは、プロモーション戦略では以下のように切り口毎にキーワードをまとめていました。

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※こうしたものをまとめた私のファイナルペーパー参考までに1部ご紹介します。書いてある字が汚いのはご容赦を

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80分で解かせる2次試験では(実際に解答を書く時間を除くと40分~50分しかありません)、このような事前の準備が必要であり、かつそうした準備があってこそ時間内に妥当な解答(=合格答案)が作成できるのではないかと思っています。

つまり“事例文を読んでから改善策を考える”のではなく、“中小企業が実際に使えそうな方策を用意しておき、その中から事例企業に使えそうなものを当てはめる”という考え方になります。

80分で解き終わらないと嘆いている方は、一度参考にしてみてください

では、本日はここまで

To be coninued・・・



こんにちは、とりです。

2次試験まで、あと33日となりました。約1か月前で解答プロセス、知識整理、初見対応力、などなど悩みが尽きない時期かと思いますが、いかがお過ごしですか?以前も書いたかもしれませんが、ここからは手を広げてはいけません。過去問や答練、何度も解くといろいろ記憶に残って、繰り返し解くことに意味がないとどうしても思えてしまう気持ち、よくわかります。初見対応力を高めるために初見問題を数多くこなしたい、当然の要望だと思います。でも、手を付けていない受験校や市販の問題集を手を尽くして取り寄せたり、古い過去問に手を伸ばしたり、、私はそのやり方に共感できず、問題や模範解答を入手することで苦労するよりは、直近の過去問を繰り返し解いて、振り返りを徹底することに注力しました。実際そのような取組みをして数をこなして合格にたどり着いた方もいらっしゃるのもまた事実ですが、一長一短あると思います。

初見対応力についての議論は尽きませんが、つまるところやはりご自身の課題に応じた対策が一番です。常にご自身の立ち位置、習熟度をしっかり分析して、対策を考えて実行する、また見直す、のPDCAを回すことが合格に近づく最善策です。最後まで(どこが最後なのかは、後日の記事で)この取り組みを地道に継続していきましょう。

ちょっと横道にそれますが、週末は子供の小学校で運動会がありました。あいにくの雨で途中中断、プログラム変更して再開、雨カッパを着ての観戦と、子供たちにとってはちょっとかわいそうな運動会になってしまいました。相も変わらず台風が発生して今週も落ち着かないですが、10月の今頃にそうならないとも限りません。台風のような悪天候も考えられなくはないので、本試験当日のそのような事態も考えておいた方がいいかもしれませんね…


 

さて、冒頭に「ここからは手を広げてはいけません」って書いておきながら、こんな時期でもちょっと手を広げて、でも今となってはよかったと思える取り組みをお伝えします。といっても、斬新なものではまったくなくて、多くの合格者は取り組んだものですので、今日のこの記事はささっと読んで、他の学習に時間を割きましょう(笑)

①試験委員の著書
これ、よく言われています。ご多分に漏れず、私も事例Ⅱ対策として岩崎邦彦先生の著書は一通り読みました。特に昨年の今頃、「引き算する勇気」が発売され、直前期で焦りながらもスキマ時間を活用して読みました。私はこの他にも、時期は1次も2次も直前期ではなかったのですが、「小さな会社を強くするブランドづくりの教科書」「小が大を超えるマーケティングの法則」「スモールビジネス・マーケティング」を読んでいました。試験対策としては、2次試験の本質、診断士に求められる人物像をよく理解したうえで読まないと効果半減ですが、中小企業支援をするプロとしても、岩崎邦彦先生の示すところが基盤になっていることはほぼ必須じゃないかと思っています。読み物としても面白い内容で、そんなに時間をかけずに読めてしまいますので、この時期にちょっと言いづらい気持ちもありますが、、、少々時間を工面して1冊だけでも読むことをお勧めしたいです。

②中小企業白書・小規模企業白書
これはこの時期にはちょっと厳しいかもしれません。。でも、中小企業診断士の管轄省庁である中小企業庁の施策、考え方を把握、理解しておくことで、これも求められる診断士像をイメージしやすくなり、2次試験の解答導出で困難が生じても何らか対処法が見出せることがあります。漠然とした言い方になってしまいましたが、施策や事例をいくつか適当にピックアップしたりして、わずかな時間でも触れられることをお勧めします。

③春秋要約
私は2015年1月から2次試験当日まで、毎日欠かさず取り組みました。数ヶ月取り組めば読解力、要約力は自然と付いてくるものですが、継続することでそのスピードもさらに高まっていきます。常に読み手のことを考えて書く癖をつけたことで、本試験で不測の事態、例えば試験終了5分前に間違いに気づいて1、2問を大慌てで消して書き直す、といった場面でも、ポイントを押さえて意味の通じる文章を書けるようになります。実際、私は昨年の事例Ⅱでそんな事態に直面しましたが、どうにかA判定がもらえる答案が書けていたようです。

 

今回はちょっと時期的にふさわしくないかなと思いつつも、私にとっては合格への礎となった要素ですのであえて書かせていただきました。少しでも取り入れて功を奏した受験生がいらっしゃればうれしいです。

あと、先代の岡崎も同様の記事を書いていましたので、ぜひご参照ください。
残り2.5週間 何をやるべきか、何をやらざるべきか

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。



こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

今日の未明は月食でした。手相だけじゃなく星も西洋・東洋問わず折に触れて読むのですが(超基礎的なもの)、占星術で月食は「ちょっと特別な満月」。特に今回の月食は「潮目が変わる、転換期」のような印象を受けます。

皆様の中にも、日常に「潮目の変化」を感じる方がいらっしゃるかもしれませんね。変わるものと変わらないもの、うまく読み分けて日々を過ごしたいなと思っております。
なんというか、マニアックな出だしで恐縮です・・・


80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その2~でフェイマオが「型をもつ」ことを紹介していました。この考え方は、二次論述だけでなく、業務上のあらゆる場面で有効です。

ひよっこながらもプロコンとして従事する中で感じるのは、「悩みは多様だけど、解決方法は結構共通」ということ。この、“変わるものと変わらないもの”の読み分けと、変わらないものへの準備の重要さを日々痛感しています。最もボトルネックになりがちな“時間”という資源を節約した上で最大の効果を出すには、必須の技術といってもいい。

二次の論述は、そういう意味で「プロコンの縮図だなあ」と、今になってつくづく感じるわけです。(そう思えるようになっていることがありがたい限りです・・・寝言かもしれませんが・・・)

というわけで、今日は「変わらないものへの準備」として「事例Ⅰで使うフレーム 最低限これだけは」について書きます。

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1)全体像の把握

これは、知識というより前提かも。このフレームはⅠ~Ⅲ共通。(多分Ⅳもだけど、実感がないので断定できません。。。(笑))

企業戦略(広義):経営理念・経営ビジョン→企業戦略(社長とかが考える)

事業戦略(事業部長が考える)

機能戦略(現場責任者が考える)

を、与件&問題文を読みながら捉える。どのレイヤーのことが問われているのかを切り分ける。

2)組織構造の設計原理

組織構造の設計原理はこの5つ。問題文に「組織管理上の課題」と言ったキーワード出てきたら、この5つを思い浮かべたい。

①専門家の原則
②権限責任一致の原則
③統制範囲の原則(スパンオブコントロール)
④命令統一性の原則
⑤例外の原則

私は「センケントウメイレイ」とアタマ1文字ずつで覚えましたが、きっと誰か素敵な覚え方をご存じのはず・・・。
内容の詳細などは、ご自身の教材かたきもやふうじんの過去記事を参照くださいね。

3)人的資源管理の基本構成

人的資源管理は、企業戦略を達成するために人材の要件を満たすための「How」。
必要な人材の確保のために、採用や教育を行うこと。具体的に使える打ち手がこの6つ。

サ:採用
ハ:配置
ホ:報酬
イ:異動
ヒ:評価
+能力開発(教育など)

茶化す能力、とかサハホイヒと呪文のように唱えて覚えました。(詳細の内容はご自身でご確認くださいね!)

ちなみに、私の仕事では人的資源管理のコンサルティングをさせていただくことも多いのですが、このフレームほんま使えます。顧客の課題を伺いながら、これを当てはめて「不足しているところ」を探すことからだいたい始まる気がする。もっと泥臭い課題もいっぱいありますが・・・(笑)


今日ご紹介した組織構造の設計原理と人的資源管理の基本構成(「センケントウメイレイ」と「茶化す能力」)、覚えていない方は直前まで唱えて、開始直後に余白にメモるのがおすすめ。このフレームに照らし合わせて考えられると、抜けもれなく検討できます。

また、事例Ⅰのポイントを押さえるには【事例I】過去記事使って総まとめの記事も必読です!

今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!
かおりん



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り39日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先週発表された1次試験の合格発表。想定通りかなり荒れましたね。しかし結果は結果。今さら文句をいっても何も前には進みませんので、頭を切り替えて次の目標に向かい邁進しましょう。

本日は、前回の「解答の方向性」を受けて、設問をより詳細に分析し解答を組み立てていく工夫についてお話しします。

あ、その前にちょっと寄り道。最近ファイナルペーパーの話題で盛り上がっていますが、私は過去問DBを除き、前回までにUPしたものがファイナルペーパーになります。つまり、ノートがそのままファイナルペーパーを兼ねていました。受験生から、「ファイナルペーパーって作ったほうが良いですか」という質問をたまに頂きますが、細川の答えはファイナルペーパー≒ノート(テキストに書き込んでいればそれも)です。その方が、直前期で時間が惜しいときにわざわざ作成する手間も省けますし、「私はこれだけ勉強してきたのだから大丈夫!」という励みにもなりますからね。こういうパターンもアリだと思いますが、皆さんはどうされていますでしょうか。

1.丁寧な言葉づかい
「解答を丁寧に記述する」「聞かれたことに素直に答える」というのは、採点者に解答を解釈させるような余計な負担をかけないということです。採点者に解答を解釈させる余地を与えてしまうと、得点を与える方に傾けば良いですが、逆に減点させる方に傾くかもしれないという、余計なリスクを高めます。また、文字には表れていない解答者の意図を汲み取らなければならないという面倒が増えれば、読み飛ばされてしまう可能性も高まります。
まず、語尾の表現は、字数制限が厳しくない限り「である」「ですます」調とし、体言止めはなるべく避けましょう。なぜなら体言止めをしてしまうと、結論が分かりにくくなるからです。
例えば、「従業員教育の強化」を問われた時に「~OJT。」で止めてしまうと、「OJTをしない。」のか「OJTをする。」のか、やるのなら「少しだけする。」のか、「ガンガンやる。」のか、いかようにも解釈できますよね。もちろん、文脈からどれかというのは判断できるかもしれませんが、それでも採点者による解釈の余地を排除できません。
また、解答には「こそあど言葉」、いわゆる指示代名詞は使わないようにしましょう。なぜなら設問解釈で述べたとおり、指示代名詞はどの言葉を指しているのか考えさせるという負担を、今度は採点者側に生じさせるからです。

2.引き算する勇気
予備校によっては、解答すれば得点できると思われるキーワードを解答欄になるべく多く突っ込む「圧縮編集」が推奨されていることもあります。
確かに国家試験である以上、公平な採点基準を設けざるを得ず、そのためいわゆるキーワード採点がされている可能性は非常に高くなります。よって、より多くのキーワードを盛り込み、少しでも得点の可能性を高める圧縮編集は有効な手段かもしれません。過去問を見ても、平成21年頃まではそのような解答で合格できる可能性は高かったと思われます。
しかし、あまりにも多くのキーワードを突っ込んでしまうと、今度は読み辛く伝わりにくい、残念な解答に近づいてしまいます。また最近は、「50字以内」など中途半端な字数制限を課すことが増えており、圧縮編集による得点は難しくなっていることから、出題者側も圧縮編集を嫌がっている傾向が感じられます。
ご自身の解答を振り返ってみて、内容が詰まり過ぎていて読みにくい・分かりにくいと感じたのならば、
・盛り込むキーワードには優先順位をつけて、順位の低いものは切り捨てる
・一文の長さを30字から50字程度にする

という形で、再答案を作成してみてはいかがでしょうか。なんて言ったって「中小企業」診断士の試験です。選択と集中のため、引き算する勇気を持ちましょう。

3.オウム返し
設問で問われていることに対し、「いかにも」それっぽく答えるように見せる工夫に、いわゆる「オウム返し」があります。オウム返しとは、設問で使われている言葉をそのまま解答に流用する編集方法です
例えば事例Ⅲでしばしば出題される「情報」問題。直近では平成27年度の第3問に「どのような情報を活用していくべきか」という形で出題されています。このような場合は、
与件内の言葉+情報
という形で解答してみましょう。
平成27年度の場合なら、「営業の受注情報顧客情報、設計部の図面情報仕様情報、製造部の生産計画情報稼働情報などを活用していく」と書けば、あ~ら不思議!なんとなく「これらは活用すべき情報かも」と、読み手に思わせることが出来ます。
その他にも、情報との違いが分かりにくい「~データ」や、企業がとるべき「~戦略」、強みが問われる場合は「~」等と、応用もききます。
また、設問で「理由を述べよ」「メリットを述べよ」と問われた際に、解答の書き出しを「理由は、~」「メリットは、~」等で始めると、リズムがつかみやすく書きやすい・読みやすい解答にできます
但し、設問中の言葉の再利用は、読みやすくはなりますが得点要素ではないことには注意してください。

本日はここまで。以上、細川でした。



おはようございます。フェイマオです

先週火曜日に1次試験の合格発表が行われましたが、今年は科目の難易度を踏まえたのか、例年とは少し違った合格基準となりましたね

あらためて 1次試験を突破された皆さま、おめでとうございました
2次試験当日まで残すところ、あと40日です!わき目を振らずにこのまま突き進んでいってください

残念ながら、今年2次試験への挑戦を得られなかった方。
まずは結果をご自身なりに冷静に受け止めつつ、来年の試験に向けて気持ちを切り替えて今から勉強を再開してください

今年診断士として登録された私の友人の中にも、 “1次試験は苦労した末に合格し、そのままストレートで2次試験を突破された方”“逆に1次試験は何度も合格しているものの、2次試験でなども苦杯を味わったうえで、合格された方” がいらっしゃいました。
合格までの道のりは人それぞれですが、皆さんに共通するのは『絶対に合格して診断士になるんだ』 という強い気持ちを持って、勉強を続けてきた事です。

診断士を目指すのであれば、これまで勉強してきたことは何一つ無駄にはなりませんし、来年のストレート合格を目指して勉強を開始している初学者の方と比べて大きなアドバンテージになると思います。

とはいえ、残り科目数が3科目以下の方の場合は、来年の8月まで1次試験対策をやり続けるモチベーションを保ち続けるのも難しいかと思いますので、“診断士合格”のために以下のような取り組みをされてみてはいかがでしょうか?

【1】 簿記2級を受験し、財務・会計及び事例Ⅳの土台作り

近年、事例Ⅳでは予想財務諸表などを作らせる問題が出ています。簿記の成り立ちを理解しておけば、2次試験で強みになるうえ、実務でも大いに役立ちます。特に財務・会計が苦手な方は、今のうちに強固な地盤作りをされることをおススメします。
※因みに、私フェイマオは診断士の勉強を始めるにあたり、財務が肝になると思って先に簿記2級を取得してから診断士の勉強を始めました。おかげで、財務・会計および事例Ⅳは得点源となりました

【2】 “ふぞろい”や“全知全ノウ”を使った2次試験の解答の方向性の理解

事例Ⅰ~Ⅲでは、解答の方向性を先に理解しておくと試験対策がしやすく、また答案も作りやすくなります
まだ時間があるうちに、『どのような答案が合格しているのか?』、『2次試験で求められる1次試験のキーワードはどのようなものか?』を知ったうえで、2次試験向けに知識の再整理など行っておくことも有効だと思います。

【3】 “ロジックで理解する生産管理”の一読

特に、生産管理や事例Ⅲが苦手な方向けにおススメします。
決してマ〇パワーさんの回し者ではありませんが(笑)、工場と馴染みのない方にとっては一読しておくだけの価値はあると思います。
私フェイマオも工場については全くのド素人ですが、この本を読むことで工場での作業の流れがイメージしやすくなり、生産管理や事例Ⅲも全く苦にせず得点源の科目となりました

その他にも診断士の試験や実務に関する勉強があるかと思いますが、時間的にゆとりがある今だからこそご自身の弱点の強化に向けた取り組みをしてみてください


さて、少し前置きが長くなりましたがここから本題に。

前回の記事でお伝えしましたが、実際に事例(事例Ⅰ~Ⅲ)を解く時間は、書く時間を除いた40~50分しかありませんので、この時間内に答案の下書きとなる『下地』(=解答骨子)を作る必要があります。
正直、この『下地』が作れるようになれば、あとは“接続詞や助詞(て・に・を・は)を使って文章にするだけ”です。

この『下地』が作成できることのメリットとしては、私なりに以下の2つがあると思います。

【1】 再現答案を作るのが容易

→私が再現答案を作った(文章にした)のは夏セミナーの直前でしたが、すんなりと再現答案を作ることができました
※もちろん、試験当日にきちんと下地だけは整理してスマホのメモに打ち込んでおきましたが

【2】 事例にかける時間が短縮されるため、平日の仕事後の勉強でも1日1事例解くことが可能

→私の場合は、下地を作るまでの45分 + 復習40分程度 でしたので、仕事後にも1日1事例を解く事ができました。1日2時間の勉強時間として、残りの40分を事例Ⅳに充てる事ができました

特にスキマ時間の捻出がしにくい(と言われる)2次試験対策では、【2】の効用は私自身はとても大きかったです。
では、私フェイマオの言う“下地”(=解答骨子)とは何か?

下地(=解答骨子)とは、

設問の制約条件や要求事項を踏まえた、答案(文章)を書く土台となる“骨組み”である。
※ただし“骨組み”には、解答に用いるための1次試験の知識も必要である

つまり、『設問で問われている事をきちんと踏まえたうえで、診断士として求められる知識を使った解答の下書き』であり、この下書きがあれば文章が簡単におこせるもの・・・とでも言いましょうか

イメージがしやすいように、1つ事例を出しながらご紹介させて頂きます。

こちらは昨年の平成27年度事例Ⅱの問題になります。

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ここからは皆さんがご自身なりに考えながら読み進めて行ってくださいね

 

【1】設問の制約条件や要求事項は何か?

上記の設問をちょっと図示したものを掲載します
※既に、制約条件や要求事項などの意味はご理解頂いているかと思いますので割愛してます

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解答の方向性:代表理事に向けた、B商店街の魅力向上に向けた助言内容が求められている

制約条件  :特に無し

要求事項  :① 誘致する食品小売店 と ② 当該食品小売店のマーケティング戦略

まず、設問を読んだ段階で、設問の制約条件や要求事項を確認します。
ここは色々なやり方がありますが、当代細川泰志オイラ式でシリーズでご案内してますのでご参考にしてください

 

【2】解答の骨組みはどのようになるか?

上記【1】を踏まえた、私フェイマオの解答の骨組みは以下のようになります。

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POINT①:必ず、主語を書く

POINT②:解答に盛り込むべき要素(要求事項)ところは下線を引いておく

☞ POINT③:文末は必ず設問の意図に沿った形でまとめておく
※この設問では「B商店街の魅力向上」が目的となっていますので、文末を目的に沿う形で作っておく
マーケティング戦略を聞かれているので、『ターゲット+4P』の視点で書く必要があると思い、上記のような骨組みになっています。

※こうした骨組みについては、各予備校の模範解答やふぞろい等の合格答案を読んで参考にして頂ければと思います。

 

【3】骨組みに必要な1次知識は何があるか?

上記【2】の骨組みの中に盛り込まなけばならない1次知識がありますよね?
そうです、最後のマーケティング戦略のところです。ここは事前にどのような方法があるかを、1次試験で学んだ知識を使って解答に組み込む必要があります。
%e4%ba%8b%e4%be%8b%e2%85%a1%e2%91%a2

 

さて、皆さんはこの場合(食品小売店)のマーケティング戦略でどんなものがあるか、直ぐに答えられますか?

実はこのような助言問題での下地(=解答骨子)を作るうえで、こうした1次知識が瞬時に出てくることが非常に重要です。
この辺は事例を解きながらでも構いせんので、少しずつ1次知識の整理をしておいてくださいね。
※こうしたものをまとめたものが“ファイナルペーパー”となります。後日私フェイマオのファイナルペーパーをご紹介させて頂きたいと思います。

この下地(=解答骨子)を作っておいて、下線に記載する内容を単語レベルでも書いておけば、それなりの文章は出来上がるかと思います

皆さんの中で、“文章を書くのが苦手な方”や、“冗長な文章を書いてしまいがちな方”がいらしたら、参考にしてみてください

では、本日はここまで

To be continued・・・

 



こんにちは、とりです。

先週は1次試験の結果発表がありました。すでにご存じの通り、今年は経営情報システムの得点加点や、試験合格基準が60%から59%に引き下げられるといった前例のない調整がありました。それでも試験合格者数2,404名、試験合格率は17.7%と厳しい結果でした。私も1次試験は2回受験していますが、本当に気まぐれで残酷な試験だと思います。
しかしながらやはり国家試験、試験案内にも以下の記載があるように、今回のような想定しなかった調整も起こり得ることが明確になりましたね。受験する前から想定することは難しく、また想定する必要もありませんが、今年望まない結果になってしまった方は、しっかり戦略を立てた上で、来年に向けての学習に邁進されることを願っています。

9.合格基準
(1) 第1次試験の合格基準は、総点数の 60% 以上であって、かつ 1科目でも満点の 40% 未満のないことを基準とし試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(2) 科目合格基準は、満点の60%を基準として試験委員会が相当と認めた得点比率とします。


9月に入り2回の週末があり、2次試験の模試が各社行われました。読者のみなさまも受験された方は多いかと思いますが、手応えはいかがでしたでしょうか?解答の出来具合や点数も気になるところですが、ここで一喜一憂する必要は全くありません。それよりも、1日のタイムマネジメントや解答プロセスの振り返りをすることが重要です。疲労の蓄積度合、ご自身の力を100%発揮できる体調を維持できたか、メンタルの状態はどうだったか、自分なりに作った解答プロセス、型を実践できたか、設問要求は外さなかったか、時間内に解答を埋められたか、とこんな視点で振り返り、復習を一通りされることをお勧めします。前回の記事でも触れましたが、試験問題のレベル感や採点基準は受験校によっても違い、さらに本試験とは似て非なるものだと私は思っています。点数やランキングなどは、正直見なくてもいいくらいだと思うのですが、参考程度に、適度に参照されるくらいがいいでしょう。

こんなもっともらしいことを書いている私、昨年の今頃どうだったのかというと、かなり迷走状態でした。2次試験の学習を再開して1ヶ月が経過し感覚を取り戻し、ある程度解答プロセスのフレームができあがりつつありました。と、ここまではよかったのですが、解答骨子作成、実際の解答、これらのアウトプットがどうにも思わしくありませんでした。また、解答プロセスができあがりつつある、と言うのもやはり道半ばであって、これまで何となくできていた80分以内での解答がかなり不安定な状態に陥りました。並行して参加していた2つの 勉強会では、他の受験生が日に日に解答のレベルを上げていくなかで厳しい指摘をもらうこともしばしば。1つだけ受験した模試もC判定。試験まで50日を切ったあたりで焦り、でも何をしたら向上させられるのか見出せず途方に暮れていました。。

そんな中で行きついたのが、「模範解答の写経」でした。ちょっと他力本願でしたが、同じような道のりで合格された先輩のブログを拝見、その方も模試で成果を出せず悩み、藁をも掴む思いで写経を始めた、というエピソードを「これだ!!!」と飛びついて即日着手しました。

2次試験向けテキストや対策本では、写経は2次の学習開始間もないころに、解答のフレームや言い回しを体得する目的で実施する、といったことが書かれていて、もっともオーソドックスな写経のねらいかなと思います。私が行った写経は若干位置づけが違っていて、設問要求の読解力や与件との関連における分析力の向上がねらいでした。なので、ただ模範解答を解答用紙に書き写すのではなく、以下の点に最大限の注意を払って実践しました。

1.「ふぞろい」やその他合格者答案から、しっくりくる模範解答を選ぶ。
2.落ち着いて思考、作業ができるそれなりの時間と場所を確保。
3.書き写すときに必ず問題用紙の設問文、与件文に照らす
4.自分が設問要求を正しく汲み取り迅速にかつ多面的に分析を重ねて解答骨子を作成する、
このプロセスを確実に頭でイメージをしてから書き写す

これらの取り組みにより、設問文や与件文の読解力と分析力は向上したと思います。取組んでいる最中は、なかなか成長が実感できず苦しいのですが、他の方法を悩む時間もなく、この学習方法を信じて取り組んだことで、80分のなかで解答プロセスを一巡させることが安定してできるようになりました。もっとも、この写経を過去問4年分終えるころには勉強会もほぼ終わっていたので、その後の解答を第三者に見てもらう機会には恵まれず、本当に向上していたか客観的に判断はできませんでしたが。。。

ちょっと語弊があるかもしれませんが、写経はスランプ脱出法としても効果が高いと私は思っています。時間も限られているので、何度も繰り返す必要はありません。なかなかご自身のスタイルが固まらない、設問や与件が何通りも解釈できてしまって絞れない、調子が出ず正しいつもりの解答が他の人とは異なっている、例えばこんな不調を感じたら写経が功を奏するかもしれません。頭の片隅にも入れていただき、日々学習するなかで一進一退が続いている際には思い出していただけると幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。



たきもです。
今年の合格発表には、とにかく驚きました。
一次試験を突破された皆さん、突破できたことに自信をもって、二次試験までその勢いで突っ走りましょう
前回に引き続き、私がファイナルペーパーに記載したことを中心にご紹介いたします。
ほぼ、そのままです。

●二次試験とは
1.事例問題は「問題本文(与件文)を材料に問題要求に沿って解答する」試験。
2.問題本文の記述を根拠に解答するのが鉄則。
3.与件文がすべて。そのたった3枚から離れてはいけない
4.満点を目指す試験ではない→6割とれればよい!

●事例を解く流れ
1.問題本文で業種を確認(〜2分)
2.問題文を確認し、「何を解答すればよいのか」を頭にいれる(〜7分)
3.問題文から、出題者が期待する解答内容をできるだけ多く発想する(〜15分)
→多様な解答候補を見つける、それを問題文に探しに行く
4.問題本文から、適切にA社の経営課題を抽出する
経営課題:外部環境(機会、脅威)、社長の意思、経営方針(経営理念やモットー)
5.発想したことは問題用紙の余白に必ずメモ
6.問題と与件文の対応づけ(〜30分)
※設問ごとにマーカーで色分けしていました。
7.解答作成(〜60分)
8.ラスト時間で誤字・脱字見直し

●書き方
1.「因果」を踏まえ、懇切丁寧にかいてあげる。
2.与件文にあるからといって説明を端折らない。
3.効果的なキーワードを盛り込むこと。

●事例Ⅰの骨組み
旧経営方針 → 経営環境の変化(脅威?機会?) → 新経営方針
取り組み①、取り組み②・・・→幾つかの具体的な記述を端的にまとめる。

●知識
1.組織構造の設計原理
専門化の原則
権限責任一致の原則
組織構成員に与えられる権限の大きさは担当する職務に相応である
統制範囲の原則 1人の上司が有効に監督できる直接の部下の人数
命令統一性の原則 常に1人の上司だけから命令を受けるようにしないと混乱する
例外の原則 日常反復的な業務の処理を下位レベルの者に委譲し、例外的な業務(戦略的意思決定、非定型的意思決定)に選任すべき

2.採用・配置・育成・評価(さいはいせいか)
組織行動(モチベーション)と組織構造(組織論)2つの視点から

3.組織形態

組織名 概要 メリット デメリット
機能別組織 機能別組織
個々の機能を単位化した組織
①分業により各機能の熟練が形成され、専門性が発揮できる(専門化の原則)
②業務集中による規模の経済が発揮
③トップ権限集中型であり組織の統制がはかりやすい
①外部環境の変化(顧客ニーズの多様化)に対応できない
②部門間の交流の停滞
③責任が曖昧
→顧客情報や市場情報の共有化
ラインアンドフタッフ組織 命令一元化の原則と専門化の原則が適用されている ①スタッフ部門(経営企画部)の設置により専門的な知識を活用できる
②組織の命令一元化原則を確保
①ライン(現場)とスタッフ(企画部門)との対立、組織混乱
②スタッフ人数が増えると間接経費増
事業制組織 製品別・顧客別などの基準で事業部ごとに編成された組織 ①事業部毎の利益責任が明確化
②事業部単位での活動、事業環境の変化に柔軟に対応できる
③事業部長の管理者としての育成、次世代の経営者の育成
①セクショナリズム
②各事業部が狭い視野になり短期業績志向になる
③人材や設備など経営資源の重複によるコスト増加(営業部が各事業部にいる)

4.その他重要な事項

視点 概要 重要な事項
統制範囲の原則
(スパンオブコントロール)
1人の上司が有効に指揮監督できる部下の人数のこと 統制範囲を拡大するためには
①管理者の例外処理能力を高める
②部下の知識や熟練を高めて例外事項への判断力を持たせる
③作業の標準化を進める
④スタッフ部門など管理者の例外処理能力を補強する構造を構築する
外部との連携強化
(外部委託、アウトソーシング)
①WIN-WINの関係の構築
②価値観の共有、相互補完
③外部組織に任せきりでなく主体的に活用していく姿勢
メリット:外部の専門性の活用、自社の得意分野(コア業務)に集中できる、コスト削減
デメリット:ノウハウが自社にたまらない、丸投げの可能性
→コア業務とそうでないものの見分け
成果主義の導入 メリット
若手を中心とした組織の活性化
デメリット
個人主義の助長
評価の公平性が難しい
短期利益志向になる
導入時の留意点
①協同による品質の安定的な維持・確保という趣旨の十分な説明
評価の透明性や公平性の確保(個人の成果をダイレクトに個人に帰属できない)
③各部門の目標とその達成度合いの開示
④評価者側の敎育
モラール向上 動機づけ=衛生理論
動機づけ:達成感、承認、仕事への責任、昇進 など
衛生要因:会社の方針、給与、労働条件、人間関係、作業環境など
動機づけ:メンバーの積極的態度をひきだすもの
衛生要因:不満を防止できるが積極的態度を引き出すものではない
モラール低下の要因:
①導入した人事制度が従業員や組織の状況に適応していない
②制度に妥当性はあるが導入の仕方に問題がある
内発的動機づけ 目に見える報酬がなくても意欲的に取組むようになるには? 金銭的報酬は外発的動機づけであり内発的動機づけを低下させる
権限委譲、試行錯誤を促す評価制度、社内提案制度など
低次学習と高次学習 低次:シングルループ
高次:ダブルループ(組織全体に影響するような改革)
低次学習の促進:
現場リーダーの養成、権限委譲し現場での小集団活動を促進
いままでトップダウンでしてきた変革を、従業員の内発的動機付けを高めて組織全体で実施していく

いかがでしたでしょうか?
知識の整理に、少しでも役立てば幸いです

たきもでした。



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り47日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日は1次試験の合格発表ですね。合格が確実な方も、ギリギリボーダーの方も、念のため自分の受験番号を確認しておきましょう。
そして、合格証書と2次試験申込書類の受取も忘れずに!2次試験の申し込みもすぐに行ってくださいね(締切まであまり時間がありませんよ)。
「落ちてると思って2次対策全然やってなくて、何やればいいかわかんない」っていう人は、道場ブログで、あんなところこんなところでフォローしていますから、あきらめずに取り組んでください。大丈夫です。今からでも間に合いますから!

残念ながら2次試験に進めなかった方は、とりあえず試験のことは忘れて、勉強中にできなかったことに挑戦してみましょう。勉強を続けるかどうかなんて今は決めなくていいんですよ!私もそうでしたから(でも一発合格道場だけは読んでほしいな…)。
それに試験に落ちたからといって、あなた自身が否定されたわけではありません。むしろ、「この1年間で得た知識や人脈を将来どこかで活用してやるぞ」というくらいの意気込みを持っていただけると、今日からの生活にもより張合いがでてくるのではないでしょうか。


前回までは、オイラ式解答プロセス前半のお話をしてきました。
こちらに今まで提供したオイラ式解答プロセスをまとめておきましたので、あわせてご覧ください。

※ついでに、皆様に大好評の「オイラ式過去問DB」を再びUPしておきました。これがラストチャンスです。お見逃しなく!

受験生の皆さんも、そろそろ自分なりの解答プロセスができてきた頃かと思います。そこで本日からは、実際に解答を作成する際に注意すべき点を述べていきます。
勉強が進んでくると陥りがちになるのが、「かっこいい解答」を作ってしまうこと。「出来た!」と思ったのに、確かに素晴らしい内容なのに、なぜか得点が入らない。そんな方は問題を解く前にも後にも、解答が次の条件から外れていないかをチェックして、解答の質を上げて合格ラインに近づけていきましょう。

1.実行可能なものか?
助言相手は無い無いづくしの中小企業。そんな会社ができることは限られます。資源が限られた中小企業でも実効性があり、ハードルが高すぎない内容を述べましょう。
①人がいない
⇒配置の工夫(でも組織を細分化・複雑化するのは難しい。専門職も慎重に)
⇒教育の強化(OJT、多能工化、技能承継等)
⇒評価・報酬制度の整備(モラール向上で、従業員を鼓舞しましょう)
②モノが無い、お金も無い
⇒お金のかかかる投資はなるべく回避
⇒でも首切り、人件費削減は原則禁止(人件費は「付加価値」なので「適正化・見直し」をする)
⇒有形資源は最小限の投資で再利用(または売却してキャッシュイン)
③でもノウハウや技術はある!
⇒無形資源は工夫して徹底活用!
⇒強みと機会のマッチングを行う(内外の環境変化に対応していなければ、対応できる方策を述べる)。

2.多面的に列挙しているか?
いくら設問や与件を読み込んでも、出題者の意図を外すリスクはゼロにはなりません。でも、「出題者の意図と考えられるもの」を多く列挙すれば、全部外すというリスクは避けられますよね。
つまり、多面的な切り口でバランスの良い内容で解答することで、安定した得点が期待できます。
ただし、設問で「2つ」と聞かれているのに、①、②、③、…と書いてしまったり、解答文字数が少ないのに複数の要素を詰め込みすぎたりすると減点となるので注意しましょう。繰り返しになりますが、相手は無い無いづくしの中小企業。できることは限られます。

3.つまりどういうこと?
与件の中身をただ抜いてきただけでは、他人と差が付きません。2次試験は相対評価。高得点は必要ないけれど、他人よりちょっとだけ違う解答を書いて、頭一つ抜ければ合格できます。つまり
・与件には書かれていないこと(類推、知識、抜けている因果等)を一言だけ入れる
・数値には必ず解釈又は説明を付け加える(60%と「高い」等)
などの工夫が必要です。
そしてこれらを平易な表現で述べましょう。助言相手の社長は、一部のとんがった分野にのみに強い普通の人。そんな人でも理解できる内容を心がけましょう。

4.与件に基づいているか?
与件は解答作成のヒント。出題者が使ってほしいから有るのであって、基本的に無駄なものはありません。与件から離れた自分の経験や専門知識で書いていませんか?与件をもれなく活用していますか?もう一度振り返ってみましょう。たった2ページ前後の文章ですが、必ずや何かしらの発見があるはずです。

5.一貫性があるか?
細川が一番大事だと思っているポイントがこれ。なぜなら、言うことがコロコロ変わる人のことなんか、たとえ内容が正しくても誰も信用しませんよね。そんな人に国家がお墨付きを与えるはずはありません。逆に、言うことに一貫性があれば説得力が増す。説得力が増せば、相手に実行してもらいやすくなります。
また、協会の模範解答が示されないことや、他人とは違う内容を書いても合格している人が多数いる事実の裏返しとして、2次試験には唯一の答えはないと考えられます。そして、結果としてついてしまう得点の差は、実は解答の「一貫性」による部分も大いにあるのではないでしょうか。
だから第1問から第5問まで、解答の内容に矛盾が無いかというのは、内容の「正しさ」より重要と考えられます。

本日はここまで。以上、細川でした。



週末模試を受験されたみなさん!

お疲れ様でした。

よく考えたら、1次模試の後の月曜もブログの担当日でした。

2次模試の後の月曜である今日もブログの担当です。

両方読んで頂いた方、きっと良いことありますよ

さて、今回のブログもブレません。

一発スト合格を目指すあなたの為に書きます。


「今の自分は一発スト合格ペースに乗っているのか?」

あくまで今年の1月に祝賀会に参加した私の感覚から

一発スト合格は、対合格者では10数%。

対2次試験申込者ベースでは2%後半。

こちらに数値のはじき出し方を書いています。)

決して甘くはない試験ですね。

ただ、つかみ所さえ間違わなければ合格出来る試験だとも思います。

そして、模試を受験されて、みなさん色んなお気持ちを抱えていらっしゃるとは思いますが、その中にこんな気持ちはありませんか?

今の自分は一発スト合格ペースに乗っているのか?

去年の私は常にこれを考えていました。

でもいくら受験校で解説講義を聞こうとも、「今、こんな状態が一発スト合格ペースですよ」とは教えてくれません

受験校の講師からすると、受講生にはなんとか2次試験を受験して欲しいという気持ちもあるでしょう。

また、そもそも、講師自体が一発スト合格ではなかったりします。

(ただ、受験勉強期間が長かったからこそ、人に教えられるくらい深く理解しているのかもしれませんね。)

そして、いくら受験校でも一発スト合格のそもそもの人数が少ないため、統計も取りづらいとも考えます。

(各クラスで一発スト合格は数名が良いとこではないでしょうか?ちなみに私がメインで受講したクラスでは私1人でした。また、2次対策で有名な講師のクラスも一発スト合格となると数名です。)

そうなるとますます講師からは一発スト合格者の現時点での望ましいペースなんてわからないはず。報酬を得て教えている講師が責任のない事を言えるはずもない・・・。

ということで、受験校の講師が言えないのであれば、報酬を頂いていない分、私なら思いっきって言えるはず

せっかく一発スト合格したのだから、同じく一発スト合格を目指すあなたに、少しでもお役に立てるように書いてしまおうと思います。

ということで、独断と偏見を交え、一発スト合格ペースに乗っているのか?11のチェックポイントについて書いていこうと思います。

(あくまで私個人の意見です。あしからず

 

その1

もう、模試の復習は済んでいる。

moshi

その2

模試で点数を取るべき場所が分かっている。

(ご自身の回答の内容が、施策で点が入らなくとも、課題を解決で点が入る内容となっている。)

sasiten

その3

模試を受験中に「T〇Cらしい問題だなぁ」と思える。

youshi

その4

模試や演習を受験中、「あ、これは平成〇〇年の問題に似せて作ったんだ~」と分かる。

ganbare

その5

今受講している講師が今の自分にとって合うか合わないか分かる。

koushi2

その6

事例によって、講師の得意不得意に気づく。

koushi3

その7

一発スト合格に必要な対策か、時間をかけトレーニングをしないといけない対策かの区別がつく。

goukaku2

その8

今年の本試験ではどのような問題が出そうか一度は予想した。

yosou1

その9

今年の事例4も簡単そうだと予想している。

(→ただし、難化した方が点数を荒稼ぎのチャンスだとも分かっている。)

yosoku3

その10

今年の事例3では計算問題が出るかも知れない。本試験で計算機を用意しようと考えている。(事例3の難化を予測し、どう難化させるか、パターンをいくつか考えている。)

denntaku

その11

一発スト合格生は事例2と4で点数を取って合格する傾向があるという話を聞いたことはあるが、平成27年度試験においては、それは事実ではなさそうだと勘づく。

そもそも、一発スト合格生は本当に事例2と4で点数を取って合格なのかもアヤシイと思う。

hirameki

 

いかがでしたか?

あくまで私個人の意見ですが、おそらく私が皆様と同期受験生であれば、

現時点で行っていたであろう事、考えていたであろう事を書きました。

一見「?」なものもあるかと思いますが、なぜそれを書いたのかを考えるのも、出題者の意図を読むトレーニングになるのかも。


 

明日の道場は、

ラーメン、イケメン、僕、つけ麺の細川泰志が登場。

毎度、納得のオイラ式。

最新の記事が楽しみですね。

では、今日も良い1日を!

碧でした。



おはようございます。フェイマオです

9月に入り、いよいよ来週6日の火曜日は1次試験合格発表日ですね
自己採点を終えて1次試験突破を確信した方がいる一方で、ご自身で記入したマークミスを心配し、心が落ち着かない方もいらっしゃるかと思います。

でも、過ぎた事を悩んだり、心配したところで、火曜日に出てくる結果は変わりません
特に今年始めて2次試験を受けられる方にとっては、来月23日の2次試験本番まで残された日数も少ないですので、1次試験の結果を心配する労力を使うのであれば、『合格しているはず!』と気持ちを切り替えて、ぜひ2次試験対策に集中してください

さて、既に2次試験対策を進められてる皆さんの今の進捗状況はいかがでしょうか?

『時間内に解き終わらない・・・』
『解答用紙に何を書いていいのかわからない・・・』
『解答プロセスって何だろう・・・』

実は、初めて2次試験対策を進めた私は、当時こんな状況でした。
仕事を終え疲れた身体で帰宅し自宅近くのマックに行き、そこから80分で過去問に取り組むものの、解答用紙も埋められず・・・。
さらにその頃には疲労もピークとなり、解説をそこそこ読んで“分かった気になって”帰宅の途に着く。
そして復習もあまりせず、次の日には別の過去問に手を付ける・・・。

1年目の私は、こうした状況が続いており勉強時間を費やしても手ごたえを感じられず焦りだけが増長してくる…という日々を過ごしていました

それまで勉強を続けて手ごたえを感じていた1次試験とは大きく異なり、掴みどころのない2次試験に対してどのように勉強を進めていったらいいか悩んでいました

色々なブログを読んで、合格者のやり方を真似てはみたものの、情報を集め過ぎたが故にそれが禍し、結果的に「どの方法を取り入れるのか?」悩みのタネが増えてしまい、むしろ逆効果に・・・

 

どうでしょうか?
今、ブログを読んでいる読者の方の中にも、当時の私と同じような思いの方もいらっしゃるかと思います。

今日は、こうした2次試験対策に翻弄されている方々に向けて、参考になればと思い記事を書かせて頂きます


では、いきなりですが皆さんに1つ質問です。

事例は何分で解かなければならないでしょうか?

092812

もし、上記のような悩みを抱えていらっしゃる方で、「80分」と答えた方は、事例の取り組み方を変えて頂いても良いかもしれません

ご存知の通り、事例問題では解答に要求される文字の総数は500字~700字前後です。
よほど書くのが早い方でない限り、恐らく「書く時間」として30分~40分はかかると思います。
しかも、この書く時間は“考えずに”書く時間です。
考えながら500字~700字の文字数を書くとなると、とても30~40分では難しでしょう。

つまり、事例を解く時間は「書く時間」を除いた40分~50分しかありません。
その時間内で、『考えずに答案を仕上げられるだけの下地』を作る必要があります。

私フェイマオは個人的には、この『下地』(=所謂 “解答骨子” と呼ばれるもの)をしっかりと作れることが、2次試験合格のために一番重要なのではないかと思っています。

私自身、2回目の2次試験対策ではこの『下地』(=解答骨子)をつくる勉強だけを続け、予備校の答練や模試を除いては答案用紙に解答を書く事は一切していませんでした

つまり、『下地』がきちんと作れれば、あとは考えずに解答用紙を埋めることができるため、わざわざ時間をかけて答案を作る必要はありませんでしたので、平日の仕事後の限られた時間でも過去問1事例を45分で解き(和宅の場合は解答を書く時間が35分だったため)その後30~35分程度で下地(=解答骨子)を作る過程の見直しを行いましたので、80分程度で1つの事例を解いて復習まで行うことができました。
※特に既に2次試験を受けた事のある方は、この方法の方が良いのではないでしょうか?と個人的には思っています


では、『下地』(=解答骨子)とはどのようなものか?
ちょっと、お恥ずかしいですが私が受験生時代に使っていたノート・過去問を掲載します。

こちらは、模試を受けた後に復習のために、下地(=解答骨子)を作る練習のノートです。

IMG_0761

こちらは実際に過去問を使って、下地(=解答骨子)を作る練習をしていた画像になります。
※下地のため、字が汚いのはご勘弁を・・・

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下地(=解答骨子)のイメージを掴んで頂ければと思います。
下地(=解答骨子)の作り方について、また次回

To be continued・・・



こんにちは、とりです。

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9月に入りましたが、まだまだ猛暑の日があったり、そうかと思えば台風が来たりと不安定な天候が続いていますね。今月は各受験校の2次模試が目白押しで、毎日の学習にもより力が入るところかと思います。まだ本試験まで時間はあるものの、体調を崩してしまっては模試も日々の勉強も効果が落ちてしまいます。体調管理についてはちょくちょく記事に書いていてしつこいようですが、常に体を壊さないように心がけてください。

試験会場

2次の模試ですが、私は9月に1回だけ受験しました。私個人的にはあまり模試の有効性を感じてはいませんでしたが、独学で、かつ丸一日を勉強に充てることがほとんどできなかったので、1日4事例を解くことの負荷や会場の雰囲気を掴んだり、休憩時間や昼食を含めたタイムマネジメントを試してみたりすることだけは有効でした。夏セミナーでも話したことですが、模試は受験校の講師が作成したものであり、本試験の試験委員が作成したものとは似て非なるものと思っています。与件文、設問、採点基準など、研究されているとはいえ、やはり本試験とは隔たりがあると捉えています。
もちろん、受験校により違いもありますので言い切ってしまうつもりもないですが、先輩合格者の意見を聞くなどして、ご自身で是非をご判断いただければと思います。


 

前回の記事では、全事例に共通する考え方、セオリーを書きました。言い尽くされたアドバイスですが、「与件から離れない」「○社の状況や社長の思いに沿った解答」は、事例を解く上での大前提になりますので、絶対に忘れないようにしてください。忘れてしまう人は、ファイナルペーパーに書き留める、問題用紙の目立つところに書いておく等の工夫をしておきましょう。

2次試験の基盤となるセオリーを理解できたとして、みなさまは過去問や答練で事例を解く中で、ご自身の解答プロセスや型を意識していますでしょうか?2次試験は「読む」「考える」「書く」力が必要な試験ですが、どんな順序で進めていくのがよいでしょうか?おそらくほとんどの人が、①「読む」②「考える」③「書く」の順序を想起されると思います(事例Ⅳはこれに「計算する」が加わります)。大枠では、設問文・与件文を「読んで」、解答骨子を「考えて」、解答を「書く」という順序になるのが自然かと思います。さらに細分化していくと、この①「読む」②「考える」③「書く」のプロセスを繰り返していくことになるのですが、このプロセスをご自身に合った型を持っておくことで、解答精度を安定させ、向上することができると私は考えています。

「どんな問題が出てくるか分からないのに、解答プロセスを定型化することなんかできない、ムダだ。」
そう考える方もいるかもしれません。でも、1事例80分、500~600字程度を書く論述試験です。設問文、与件文も読まないといけません。読んで分析もしないといけません。時には事例Ⅳでなくても計算しないといけないかもしれません。解答骨子を組み立てて、最後には解答用紙に書かないといけません。出てきた与件、設問に直面して、行き当たりばったりで解答するには、よほどの読解力、分析力、文章力がないと80分では到底間に合いません。このことは、過去問や答練を複数事例解いてみれば分かると思うのであまり深く言及はしませんが、80分で解答を仕上げるためには、様々な時間短縮の工夫、努力をしないといけないのです。

その1つが解答プロセスの確立です。解答を導くのに、どんな手順で設問文、与件文に向き合い、分析し、骨子を組み立てて、解答を書き込んでいくか、パターン化しておくことが重要です。ただし、私も多くの先輩や受験生に解答プロセスを聞きましたが、その中身は本当に千差万別です。この道場7代目メンバー8人でも8通りのプロセスがあり、共通要素こそあれど、同じものはありません。ですので、講師、先輩診断士、他の受験生、インターネットなどで多くの情報に触れ、ご自身にマッチするプロセスを試行錯誤の上、ご自身で見出すことをオススメします。

せっかくなので、私とりの解答プロセス(ただし事例Ⅳをのぞく)をご紹介します。これがご自身に合いそうなら、ぜひパクってください。ポイントだけパクってカスタマイズ、でも全然OKです。画像は、平成27年度事例Ⅰでの、余白を使った解答骨子作成イメージです。骨子といってもメモ程度ですが、現物はあまりに字が汚くて読めないので再現、データ化しました。解読不能なメモは推測で再現しました。もし、現物を見たい方がいらっしゃればコメントください…

★とりの解答プロセス(事例Ⅳ除く)★

①受験番号記入、問題用紙余白を定規で切り離し
②与件文段落番号付け、線引き
③余白に解答骨子作成のフレームを書く
④設問文読込み、要約を③のフレームに書き込む
⑤与件文読込み、線引き(フリクションボールペン青、赤/時々蛍光ペン)
⑥設問と与件の関連づけ
⑦解答骨子(メモ)作成
⑧解答組立て(イメージ)
⑨解答作成
⑩最終チェック(句読点、文字欠け、消し忘れ等)

①で切り離した余白は、③④⑥⑦で活用します。これがその再現イメージです。
青字部分は、③と④で先に書き上げておきます。斜体文字は、実際には書いていない部分で、便宜上ここでは書きました。

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④~⑨にかける時間は、設問数、要求文字数、与件文分量から総合的に判断し、④まで終わった段階で目安時間をインプットしておきます。たとえば、500字の事例なら解答作成に40分、600字なら50分、と自分の書く力と照らして、字数に対する解答作成所要時間を掴んでおくのです。本試験では、⑦や⑧あたりで想定時間から狂い始めるので、送れていた場合は⑦や⑧の途中でも無理やり⑨に進んできます。

とこんな感じです。これは先輩診断士にいろいろ知恵をいただきながら行き着いたフレームです。ここまで書くことで、配点や文字数を意識したり、設問との関連づけが明確になったりして、より考えることに時間とエネルギーをかけることができます。タイムマネジメントもしやすくなりますし、事後的にはこの骨子を使って、再現答案もよい精度で書くことができます
正直なところ、「こんなことをやっていては時間が足りないのでは?」という不安がしばらく続きましたし、実際このプロセスを取り入れて過去問を解いても、80分で書き上げられない状態でした。メモもそこそこに、いきなり解答用紙に書いていくことに比べれば、単純に所要時間は増えます。ただ、私はそこで断念せず、このフレームを使いながら80分で書き上げなければいけない、と考えてトレーニングを継続していきました。

さらなる解答力向上、スピードと精度がアップした背景は、次回でお伝えしたいと思います。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。



たきもです。
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今日から9月です。
(なぜか、月初めの投稿が多いような・・・)
期末で繁忙になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
日々の積み上げは、必ず試験当日の実力になります。
コツコツやっていきましょう。

さて、9月中の私の投稿は、「たきものファイナルペーパー」と称して
私がファイナルペーパーとしてまとめた内容を
各事例毎にご紹介いたします。

●二次試験にファイナルペーパーは必要か?
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そもそも「二次試験ってファイナルペーパーいるの?」から始めます。
私の結論は「必要」です。

中小企業診断士試験の二次試験は
一次試験で学んだ抽象的な知識(フレームワーク)
具体的な事例企業に当てはめ、適切な診断ができるかどうか
を見る試験です。
よって、抽象的な知識(フレームワーク)」が整理されていないと
「問題の切り口」に気がつきません。
与件文を読んでも
「なんか問題ありそうだけど、どこがどう問題なのかな?
になってしまうのです。
または、答えを書き始めても論点がずれているので、
論点をついていない、モレありダブりあり回答になってしまいます。

しかも、一次試験は
抽象的な知識」を選択肢の中から選ぶ試験ですので
文字をみれば、思い出すこともあります。
二次試験は、(当たり前ですが)書いていませんので
抽象的な知識」を頭の中から引っ張り出してくる必要があります。
このあたりが、二次試験は与件文に
「答えが書かれていない」と思ってしまう理由かもしれません。
「書いていない」のではなく、あなたが「気がついていない」のです。

まとめると、問われ方の違いは次のとおりです。

<一次試験>
抽象的な知識を、具体化して問題に答えられるか
<二次試験>
具体的な事例に、
抽象的な知識を適切に当てはめられるか

一次試験と二次試験は、表裏一体なんですね。

この「頭の中から引っ張り出してくる」作業の手助けになるのが
「ファイナルペーパー」です。
「ファイナル」とつけていますが、別に直前に作らなくても
今から作っておけば、電車の中でも知識整理ができますね!
(私は、先日書いたように燃え尽きていましたから、そんな暇なく…)

●道場のファイナルペーパー論
ファイナルペーパーづくりに大いに参考になる
必見ファイナルペーパー論をご紹介します。

二次試験直前:ハカセのファイナルペーパー
もう既にダウンロードされた方もいらっしゃるでしょう。
ファイナルペーパーってどう作ればよいの?
何を書けばよいの?
初代ハカセ自らのファイナルペーパーがここにあります。
(この記事にも記載がありますが、二次使用(転載・転送・加工使用)はご遠慮ください。)

【2次試験】butaoのファイナルペーパー
道場最強のファイナルペーパー論というべき記事です。

ファイナルペーパー作っていますか?
手書き派まっすーのファイナルペーパーを見ることができます。
ノートにまとめられていたようです。
PCかノートに手書きか、はまさに個々人によるところでしょう。

予備校メソッドの活用:二次は訓練と暗記~tomoのファイナルペーパー~
「二次はキーワードや設問でこのキーワードがでたらこのように答えるというセオリーを暗記しておく必要」があるとした
6代目tomoの頭の中がここに!

事前準備でいっぱいになってしまいました・・・
ファイナルペーパーの重要性、感じていただけましたでしょうか?
次回からは、私のファイナルペーパーを事例毎にご紹介します。

たきもでした。



こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

未曽有の大型台風の脅威がまだ残るものの、今日で8月も終わり・・・
二次試験を控えている方は、そろそろ過去事例を数年分解きこなしている頃でしょうか。各予備校では、2017合格目標の授業が始まる時期でもあります。2016年試験の結果を待つことなく、来年の一次に向けての戦いが始まる・・・。

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試験はミズモノな分、合格する時期にはきっと意味がある。今年一次にチャレンジして残念だった方も、二次への切符が見えている方も、ご縁のあるタイミングで合格を手にできるよう、今できることは全力でやっておいてくださいね。


今日は、忙しい人のための二次対策について。

夏セミナーで先代の方々も仰っていた通り、初学者の多くが二次試験に最低限必要な知識が定着していない、という課題を抱えています。

「そうはいっても、机にかじりついて勉強できる時間なんて皆無だよ・・・」という忙しい人も多いはず。そんな方にお勧めしたいのが、スキマ時間を活用する『移動中に一人クイズ大会』です。

やり方は簡単。

1)勉強しながら、必要な知識/間違えた部分を一問一答でまとめる(できれば単語帳や小さいルーズリーフを使い、表に問題&裏に答え・解説を書く)
2)移動中に(1)を使って一人クイズ大会をやる。

これだけ!

例えば、事例Ⅰなら、表→「人的資源管理に使う切り口5つは?」
裏→
「サ(採用)・ハ(配置)・ホ(報酬)・イ(異動)・ヒ(評価)」・・・くわしくはうちあーのの過去記事をチェック! などの基本的な知識を確認する。

過去問をある程度やりこんだ後なら、

H27事例Ⅰ:表→「A社が多角化を進めた目的は何か?一般的に多角化を進める目的は?」
裏→「A社の多角化の理由はシナジー効果の期待と事業リスクの低減。(具体的には○○と○○のシナジーだったな・・・まで思い出せるとベスト)。一般的には、既存事業の停滞や組織スラックの活用、新たな事業に後押しするような外部(内部)環境の変化があった、既存の経営資源を活用して新たな収益を得られる・・・など。」

こんな感じの一問一答を、アタマの中で歩きながら・自転車に乗りながら・もちろん電車の中でも行います。自転車に乗りながらだと答えがなかなか見られないので、脳の海馬を相当探し回る(笑)ことになり、いいトレーニングになります。

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お子さまのいらっしゃる方は、いっそ子供たちと一緒にクイズ大会にして楽しむのもアリかも。
私は超多忙だった2次口述前、子どものせ自転車の前後に乗せた息子たちと、必死で坂道を自転車で上りながら
「直接原価計算と全部原価計算の違いはー?!」
「固定費を計上するタイミングの違いです!売上を上げたタイミングで固定費を計上する全部原価計算は、悪い工場長が得します!」
と大声でやり取りしながら習い事の送り迎えをしていました。・・・今となっては懐かしい。

ちなみに、裏の「」内はあくまで「かおりんの解答」なので、必ずしも正解とは限りません。(ご自身でも調べてみてくださいね!)

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余談ですが、記憶を定着させる方法は、「書く・聞く・唱える」などそれぞれご自身に合った方法があるのだそう。(子供向けの受験の本に書いてありました・・・笑) この方法は、「唱える」タイプの人に最もおすすめの方法です。とはいえ、私自身は「書く」のが最も定着する記憶方法だったりします。最適な記憶方法でなくとも、何もやらないでボーっとしているよりまし。

上手に時間と頭を活用して、合格までの距離を縮めてくださいね!


ちなみに、一人クイズ大会で使った一問一答ツールは、そのまま二次のファイナルペーパー代わりにもなります。一石二鳥。

今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!
かおりん

 

 



皆さん、おはようございます。碧お姉さんに構ってもらってご機嫌の細川です。本日を入れて2次試験まで残り57日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、オイラ式解答プロセスの前半最後の全体戦略についてお話しします。

1.難易度・得点方針決定
設問分析4で行った設問毎の難易度想定と得点見積りを修正・確定させるプロセスです。

①難易度決定
ここまでのプロセスで、与件中に解答に使える、または根拠になる内容がどれくらいあったかが、決定の指針となります。
設問分析の時より難易度が上がるのは、

・やはり与件中に記述や根拠が乏しいので、類推や知識が必要
・逆に与件中に解答に書くべきことや根拠が多くて、字数制限以内で編集するのが大変

という場合です。

②得点方針決定
難易度決定を受けて、得点目標を修正・確定します。
基本的には、設問毎に配点の70%から30%までの10%刻み(易・やや易・普通・やや難・難)で決定し、全体での総得点が6割を超えるように決定します。

特にかなり難易度が高く、得点が難しいと考えられる問題は、バッファ(捨て問)となります。

2.取り組み順序決定
設問同士の連動性を見極めて、どの順番で処理するか決定します。
連動性があるというのは、先に出されている設問に対し自分が解答した内容を受けて、後に出されている設問の解答を記述しなければならない問題です。

①連動問題
まず、見た目で分かりやすいのが、大問の下に小問がぶら下がっている設問です。
その他、記述内容で連動する典型的なものが、事例Ⅲです。
第1問で「強み」を問うて、第4問で「強み」を活用した戦略を問われるパターンは頻出です。

最近の出題の傾向としては、どの事例でも記述内容で連動させる、つまり解答の内容に一貫性を期待する問題が多くなっており、難易度が上がっているように感じます。

ですから、記述内容は当然、設問間で矛盾が生じないようにします。

②独立問題
解答内容が他の設問の解答に影響を及ぼさない問題です。
典型的なのが、事例Ⅳの最終問題に登場する、主に知識を問う問題です。

何を書いても他の設問の解答には影響しませんから、解く順番にこだわらず、場合によっては真っ先に処理してしまいましょう。

3.時間配分決定
ここまでの経過時間と分析結果を踏まえて、各設問に割くべき時間を決定します。
時間配分の基準としては、解答文字数20字(1セル)当たり4点=2分とし、次の要素も考慮して総合的に判断しましょう。

①時間をあまり割くべきでない設問
・難易度が高い、または解答文字数が多いのにもかかわらず、配点が低い(おいしくない)
・難易度が低い、又はバッファ問題
・解答文字数が少ない
・独立問題

②時間を重点的に割くべき設問
・難易度がそれほど高くない、または解答文字数がそれほど多くないにもかかわらず、配点が高い(おいしい)
・複雑な計算等の処理が求められている
・解答文字数が多い
・連動問題

全体戦略が終了する時間(ターニングポイント、TP)は、開始後30分以内が理想です。まずはここまでのプロセスを繰り返し行い、処理速度の向上を図りましょう。

本日はここまで。もし、私と直接お話したり質問したい方は、こんなところあんなところにいますので、お気軽にお声がけください。

以上、細川でした。



こんにちは、とりです。

1次試験が終わり、早くも3週間が過ぎようとしています。今年2次試験を受験される方は、そろそろ試験当日までの学習計画を立て、各種テキストのや過去問演習の準備が整って日々の勉強に余念がない、といった状況でしょうか?たきもが昨日の記事で「燃え尽き症候群からの脱却方法」を書いていますが、1次試験で燃え尽きかかっていませんか?1次も厳しい試験ですが、その1次合格者の約80%が不合格となる2次試験は、もっと厳しい試験です。1日も早く「燃え尽き症候群」から脱却して、2次対策の本格モードに突入しましょう。
去る8月11日に道場夏セミナーは開催されましたが、まだこれからセミナーを開催する団体もあります。モチベーションがいまいち上がってこない、もっと生の情報収集をしたい、という方は、ぜひのぞいてみてください。

ちょっとだけ余談ですが、先日地域運動会の練習に参加して、腰を痛めてしまいました私はもともと腰痛持ちなのですが、今回は久しぶりに体に堪えるほどの痛みが続いていて、昨年の今頃だったらゾッとします
最近は春に運動会をする学校も増えましたが、9月、10月は運動会やスポーツイベントの季節ですね。お子様と一緒に参加される方もいらっしゃると思いますが、ケガには十分に注意してください。


横道にそれましたが本題に入ります。

ご存知の通り、2次試験は4つの事例があり、それぞれ80分で与えられた設問に対し解答を記述する試験です。参考までに、平成27年度の試験案内には、以下のような記述がありました。

筆記試験は、「経営革新・改善」、「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」などの中から、次のように出題 します。
・「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
・「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
・「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
※出典:中小企業診断協会 平成27年度度中小企業診断士 第2次試験案内・申込書 より抜粋

事例ⅠからⅣまであるなかで、それぞれの特性を知ることは基本中の基本ですが、特性があるが故に事例によって得意、不得意が生じてしまうことは自然なことと思います。例えば私とりの例では、突出した苦手事例があり、その他の事例もそれぞれ苦手な要素がある、といった感じでした。

【事例Ⅰ】:苦手(苦手意識が強い)
●要因:
①人事、組織に関わる業務経験がなく、イメージが湧きづらい。
②与件文にヒントが乏しく、知識一辺倒の解答に陥りやすい。
③企業経営理論の組織論が最も苦手、知識の使い方もあやしい。

【事例Ⅱ】:得意(と思っているだけ)
●要因:
①営業、マーケティングは本業でありイメージしやすい。
②企業経営理論のマーケティング論は得意、知識も十分。
③経験に邪魔され、与件から逸脱した解答を書いてしまう。

【事例Ⅲ】:やや苦手
●要因:
①生産現場をイメージできず、与件文の整理、把握に時間がかかる。
②運営管理は比較的得意だが、知識の定着度にバラつきがある。
③生半可な業務経験があり、与件から逸脱した解答を書いてしまう。

【事例Ⅳ】:超苦手
●要因:
①業務経験は全くなく、財務会計自体にアレルギーがある。
②B/S、P/L、与件を読み込んでも、どの指標を選んでいいのか腹落ちしない。
③計算ミスをなかなか防げない。

 

過去問演習や答練を重ねていくと、ご自身の得意、不得意は明確になると同時に、しっかりPDCAを回していれば苦手克服への対策が見出せるはずです。が、なかなかそうもいかないところもあるでしょう。私は過去問中心に学習していましたが、勉強会を通じて第三者視点を入れることで、自身の弱点や癖が明確になってきました。これら弱点や癖など、苦手対策の各論は別の機会があれば触れたいと思いますが、全事例に共通して言えること、2次の学習をするうえでベースとなることがあります。

「経営革新・改善」、「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」、「経営の戦略及び管理」

この認識をバランスよく意識づけられるかが重要です。事例Ⅰなら人事組織、Ⅳなら財務会計、と事例全体の方向性はあり、事例毎にその方向性から逸脱しないことはセオリーです。一方で、設問によってはどうしても基本路線から離れた解答を要求されること、もしくは、複数の方向性を盛り込む必要があるケースもあります。例えば、平成25年事例Ⅰ第1問設問1平成27年事例Ⅰ第1問、などは典型です。ここで、「事例Ⅰだから人事組織に絡めないと…」と縛られてしまうのは禁物です。経営革新、経営戦略、新規事業開発に絡む解答であれば、2次試験の目的からも外れず妥当な解答を導くことができます

よく言われるのが、(2次試験は)事例企業社長への経営に関する提案書作成、ということです。事例企業をしっかり把握し、適切な提言を行うのが診断士です。2次試験で言えば、設問要求と与件文をしっかり分析してしがみつき、事例毎の特性を意識しつつも事例企業の経営、事業に関する社長への提言を行うことが重要と言えます。

2次試験までとても日数が少なく、やることは山積して大変ですが、

①経営革新・改善、新規事業開発、経営戦略は、全事例共通のテーマである。
②設問文、与件文にしがみついて、解答は社長への提言である。

これらのことを基盤として認識しておく、そうすることで初めは歯が立たなかった苦手な事例も解答が見えてくるようになります。ぜひ励行してください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

 



ゴールだけを見据えて

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おはようございます。こばです。
夏の一大イベントも間もなく終わり、これから秋に向かって行く。
リオオリンピックで柔道の復権が印象的でした。
精神論からの脱却。
各国、金メダルをとるために、オンリーワンではなくナンバーワンになるために鎬を削っている。
その中で精神論だけで戦うのは難しい。
日本柔道もリオオリンピックに向けて、組織全体で変革を行い。
今回の飛躍に繋がった。
そして、診断士試験も未来に向かって変化を遂げて行く。
過去の成功体験にすがるだけでは合格は難しい。
今年の変化に対応するための戦略が必要になる。
そこで、過去の受験生ノウハウに縋るか、試験の本質を師に教わるかは自分次第。

今回は事例Ⅰについて考えてみたいと思います。

□事例Ⅰテーマ□

強みの維持強化
企業の持続的な成長発展

昨日、noriも書いたように事例Ⅰ~事例Ⅳにかけてテーマの粒度が小さくなります。
事例Ⅰは表面上では組織・人事に関する事例となっていますが、その裏には戦略が流れています。
このテーマを見失わずに、回答を書くことが重要となる。

 

□読む際の着眼点□

大局的にどうこの事例をとらえるかがポイント

まずは師にしっかり学ぶ

 

■事例Ⅰのポイント~具体化~■

オリジナルデザイン:問題文の指示が抽象的でわかりにくい。
起きうるエラー:何を探せばいいのか不明なまま問題本文に飛び出し、探すものを誤る。
変更後のデザイン:問題要求を具体化し、探し物を明確化する。

◇事例1の着眼点◇

事例Ⅰ:強みの維持強化が中心テーマ
強みがどう関係するのかという着眼点を持つと問題要求を具体化しやすくなる。

平成27年の試験には表面上は強みは書かれてない。
マーカーを引いて字面だけを追うとわかりにくい

師は事例対策において読む工夫しか話さない。
なぜ話さないか、それは事例対策の本質が読むであるから。

一次試験を突破する受験生にとって、考える・書くの対策はそんなに難しくない。

事例Ⅰは与件文の根拠が希薄と言われている。これは事例のテーマが壮大な企業の持続的な成長発展であるから。
そのため、何を聞かれているのかを正しく忖度しないと、与件文のヒントに気づかない。

気づかない理由は書かれていないから
書かれていないことをいくら読みとろうとしても無理である。

このテーマをイメージしておかないと何を聞かれているのかわからない。

□こばの事例Ⅰイメージ□

事例の企業は毎年変われど、事例のテーマは変わらない。だから、事例のイメージをどう持つかで回答の方向性が決まる。これを適切な方向に持っていることが重要となる。昨年に事例Ⅰについてざっくりまとめたものを掲載します。

・成長発展を目指すそこそこ大きい企業に対して、外部環境の変化や内部環境の変化を分析してあげて経営課題に対する戦略、組織、人事の助言を行う。
・経営課題を探して解決し、社長の想いを実現する。

戦略と組織人事の事例
誰に何をどう売るか、
そのために、

組織面で、
部門面で、権限面で、コミュニケーション面で、
人事面で、
採用面で、配置面で、評価面で、報酬面で、育成面で、

外部環境の変化に対してまだ、未対応なことがある
そこを社長さんに教えてあげる

外部環境は
事例企業以外のことを探す、与件に必ず答えがある。
予見+まとめの言葉(これは類推)

 

内部環境は事例企業のこと、近年などの過去の変化について
上手くいっている理由
⇒変化に対応する改善をしたから、専門部署設置や能力開発したなど
失敗の理由
⇒変化に対応する改善をしていないから
あるべき姿の逆のことをしたから

事業展開として

成長戦略
抽象度を高く、市場浸透、新商品開発、新市場開発
多角化戦略は基本ない。

 

差別化戦略
誰に対して何をどう売って差別化
競合企業の逆を書く。

組織は戦略に従う。事例Ⅰはこれが重要。
新しい戦略に対して組織は変革される。

□回答要素□

助言の方向性が見えたら、後は回答する文章を準備する。
この試験に求められている力は論理的な思考力ではなく、
適切な処理手順
診断士としての診断業務を行うための正しい処理ができるかが問われる。

80分で正しい処理手順を行うためには、事前準備が必須。
そのために、回答要素を下記のように整理すると80分の処理が高速化できる。

合格者の再現答案にも高度な日本語は書かれていない。
平易で読みやすい文章である。
因果関係、一文二義。○○なので、○○である。
1つの文章で2つの意味を持つ。

回答要素

回答要素※ダウンロードできます。

このエクセルに自分で回答要素をまとめて事例に臨む。
書く内容を事前に準備すると80分で確実に処理が終わることが可能になる。

では、まとめ。

・組織は戦略に従う。
・事例Ⅰのテーマは強みの維持強化。
・ゴールを見据えて回答を書く。
・回答に必要な要素は事前準備。

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こんにちは、noriです。

診断士試験の勉強は受身じゃダメだと言う事実は実際に言われてみると痛感します。3度目の不合格の12月、その年の合格者からこんなアドバイスを頂きました。

ーー僕の言うことを何でも聞けば、合格できるよ。

これで合格できるなら、どんなに楽だろうと心が揺れました。ただ、絶対に合格できないこともわかっていました。ビジネス関連の資格講座では「合格保証制度」がついているのをみかけることがあります。ただ、中小企業診断士ではどんな通学講座を見ても「合格保証制度」はありません。

それはなぜか。

「人が作った」マニュアルに沿って動く人を求められているわけではないからです。中小企業診断士はコンサルタントの国家資格。絶えず変化する外部環境(市場・競合・顧客)に合わせて企業は変化しています。答えは1つではありません。

そして、どんな困難な状況も打破する突破力がある人が求められている。

合格年は本試験当日も自分で舵を切りました。参考になるかも怪しいので、合格体験記にも書いていないのですが、2次本試験の当日、事例1が65分解き終わり、残りの15分は解答を書き写していました。事例1より事例2と3難度が高かったものの、同じようにすることにしました。今までの自分であれば、残り時間はどれだけ点数を積み上げるかを考えていました。しかし、毎年自分で自分を追い詰めて失敗していたため、「聞かれていることに答えていれば合格点」として、残りの時間で解答を書き写して過去の事例は忘れて、次の事例に気持ちを切り替えることとしました。

どれが正しい、正しくないという話ではなく、合格への道は人それぞれ。

自分に合った道を選びましょう。

■各事例の特徴

さて、ここからが本題。

一生懸命勉強していくと視野が狭くなることがあります。2次試験は1次試験より情報量が圧倒的に多い。視野が狭くなると多すぎる情報量を処理できません。

まずは全体像を掴むことが大切です。

 ・事例1が組織・人事の事例

・事例2がマーケティングの事例

・事例3が生産管理の事例

・事例4が財務・会計の事例

どんな受験生も事例1が「組織・人事」の事例であることを知っています。しかし、事例1でマーケティングや生産管理の解答を書いてしまうことが往々にして発生します。それは視野が狭くなり、事例のテーマを忘れているがために、起きてしまいます。各事例の特徴をザックリ捉えておくことが有効です。しかし、文字ヅラでは誰もが知っています。イメージで捉えることが有効です。

2次試験は、事例1から4に進むにつれて、段々「粒度が小さくなっていく」ようなイメージです。

組織・人事という大きい話から段々、工場の具体的な問題や、個別具体的な数字の話になっていきます。事例3や事例4が多年度生が有利と言われますが、ここからもその理由が伺えます。粒度が段々小さくなり、具体的な問題や個別具体的な数字の話は改善策や答えが限定されてきます。多年度生が有利と言われるのは対策の積み重ねができるからかもしれません。

さらに具体的に考えていくと、

・事例1は、事業戦略に対して、どのような組織・人事施策を行っていくのかがポイントです。

平成22年の第4問のように、事業展開について問われるので、マーケティングの事例と混同しやすいです。

平成22年 第4問

食品原材料商社であるA社が事業拡大のために、食品原材料以外の商材に手を伸ばすべきかどうか、

中小企業診断士としてアドバイスを求められた。どのようなアドバイスをするかについて、100字以内で述べよ。

・事例2は、どのような人に(ターゲット顧客)どのようなものを(商品・サービス)どのように(プロモーション)売って行くがポイントです。

平成27年の第1問のようにターゲットが頻繁に聞かれます。

また、マーケティングの売上げ向上策は何でも書けてしまう分、どのようなニーズが市場にあり、どのような内部資源=強み(人材・スキル・ノウハウ・設備など)があるのか具体的に事例文の中に記載されています。

問題文や事例文の中に記載された制約条件をを見落とさないことが大切です・

平成27年 

第1問(設問1)

今後、B商店街はどのような顧客層をターゲットとすべきか。代表理事への助言内容を100字以内で述べよ。

・事例3は、求められる品質、コスト、納期を満たすために、内部資源=強み(技術力、営業力、一貫生産体制など)を活かし、弱みをどのように補強するかがポイントです。

強みが問われたり、問題点が問われたりすることが多いです。

平成26年

第1問

C 社の創業からの事業変遷を理解した上で、精密小型部品加工業界における C 社 の強みと弱みを 60 字以内で述べよ。

■ハカセのファイナルペーパーの使い方

イメージを助けるという点で最強のツールはハカセのファイナルペーパー

文章から状況を把握するには、文章を読んでイメージができるかが大切。ハカセのファイナルペーパーは各事例のポイントを押さえながら、各事例で何が起きているのか読み手の想像をかきたてます。

過去問の文章を読んでも状況がイメージできない方は、ハカセのファイナルペーパーを読んでから解いてみましょう。「ファイナル」に読むより、今のうちから読んでおくべき。

2次試験本番で難しい用語、知らない用語が出てきても、大きな流れの中で、この企業で何が起きているかイメージできていれば、問題なく対応できます。

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!

nori でした。



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り66日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先々週の1次試験について、大体の傾向が分かってきましたね。皆さんのご想像の通り、やはり難化しているようです。全体的に見てみると、診断協会は7科目全部を毎年受験してほしいというのが本音なのでしょうか…。

さて、本日は前回の話をもう少し掘り下げて、2次試験に取り組む際に知っておくべき前提知識についてお話しします。
今までの記事の内容を含め、こちらに詳細なお話をまとめましたので、それを眺めながら重要な部分に絞ってお話しします(【】内は、シート名を表します。各シートの使用方法や説明は、【説明】シートを参照してください)。
また、こちらの記事も参照してください。

1.事例の知識(総論)
①解答の方向性
【総論】では、合格に繋がる答案の特徴についてまとめています。すなわち、出題者の意図に沿っており、読みやすく短時間で採点できるもので、自分の考えを少しだけ入れた答案は、得点が入りやすく合格に繋がります。

②思考の基本フレームや切口
【総論】に載せている表です。2次試験では1次試験で得た知識をうまくアウトプットする必要がありますが、私がその際に必要だと考えた概念をまとめました。かなり主観的な要素が入っていますが、このような思考回路を持っておくと、2次試験が俄然解きやすくなります。

③事例共通の問題・設問構造
【事例共通】では、全ての事例で必要とされる前提知識と対応についてまとめました。
最も重要なのは設問構成、つまり設問レベルです。なぜなら、出題者がどの質問レベルに対する解答がほしいのか見極めることができれば、解答内容の方向性が概ね定まり、かつ出題者の意図を大外しするリスクを低減できるからです。

2.事例の知識(各論)
各事例を解く際に、「とりあえずこれさえ知っていれば大丈夫」な知識をピックアップしました。最初は知識も不足しプロセスも不安定だと思いますが、まずはこれらだけ意識して解答してみましょう。

①事例Ⅰ
切口としては、「採用、配置、能力開発、評価報酬制度、モラール、部門階層、権限委譲、リーダーシップ、コミュニケーション」です。覚え方は頭文字を取って「さちのひほも、ぶっかけりコミュニケーション」です。

②事例Ⅱ
切口は「4P」、解答要素は「ターゲット、機会、ニーズ、シーズ、効果、協力者、チャネル」です。覚え方は「滝西子の境地」です。また「地域性、関係性、専門性」はしばしば問われる論点です。

③事例Ⅲ
切口は「QCD」「4M+I」、解答要素は生産計画では「日程計画、工程計画、負荷計画」、生産統制では「進捗管理、現品管理、余力管理、作業手配」です。覚え方は「ニコフ、茂代、作業しろよ!」です。また、事例企業が「繰返し受注生産、見込生産、個別受注生産(覚え方は「久美子」)」のうち、どの生産形態をとっているかを押さえておくと、解答の方向性がパターン化できます。問題点の解決策は「ECRS」「3S」が基本です。

④事例Ⅳ
経営分析における収益性(総資本経常利益率、売上高総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率)効率性(総資本回転率、棚卸資産回転率、(有形)固定資産回転率)安全性(流動比率、当座比率、固定比率、自己資本比率(負債比率))は計算方法も含めて必ず覚えましょう。

3.復習の方法
以上の知識やオイラ式解答プロセス等を活用し、解答作成に取り組む際の注意点は次の通りです。。

①今日の課題を設定する
まず、問題に取り組む前に、今日の自分の課題を3つ設定し【P全体】に記入しておき、解答の際はその3つを意識し取組みます。

②解答例を収集する
解答が終わったら、予備校の模範解答やふぞろい等の書籍、勉強仲間の解答やインターネットを駆使して、自分のもの以外の解答例を収集します。

③再答案を作成する
②や1次試験の教科書等を活用し、【P全体】【P個別】【Pノート】でまず振り返りをします。その上で、【再答案】に自分にとってのベスト解答をもう一度作成します。この作業は時間も労力もかなりかかりますが(最初は丸1日かかります)、再答案を作成することによって解答の質が飛躍的に向上しますので、是非やってみてください。
こちらに作成例を載せておきますので、参考にしてみてください。

これらの手順をPDCAで回し、知識の補完やプロセスの改善を続けていくことが、2次対策の勉強の基本となります。

本日はここまで。以上、細川でした。



2次試験ロケットスタートセミナーにご参加の皆様。

セミナーにご参加くださいましてありがとうございました

セミナータイトルにもあります通り、2次試験勉強を「ロケットスタート」させたい!とやる気のあふれる皆様にお集まりいただき、大変盛り上がりました

第2部パネルディスカッションでは司会を担当させて頂き、総合プロデューサーからのミッション「無茶ぶりを入れて会場を盛り上げろ!」を精一杯頑張らせて頂きました。(ご協力頂いた参加者様ありがとうございました

初代から7代目まで十人十色の2次試験対策についてアツくお話しさせていただき、笑いの中にも参加者様にお役に立てる情報がご提供出来ていれば嬉しく思います。

また、時間に余裕が出来たため、急遽質問タイムを設けました。通常、セミナーで参加者様に「ご質問はありませんか?」と振ると「しーん」となってしまい、場のテンポやテンションが下がってしまうのですが、積極的にご質問頂き、そのままの勢いで第3部グループディスカッションへとバトンを渡せてホッとしております。

セミナー受付開始の記事でも書かせて頂いたとおり、

「ロケットスタートを切りたい」

「2次筆記試験ってそもそもどんな感じかよくわからない」

「独学で勉強仲間が欲しい」

そんな気持ちに少しでも応えられたのなら幸いです。

これからも道場ブログをよろしくお願いいたします

(セミナー開催報告はこちら



本題に入る前に、一発スト合格を目指す皆さん、心の準備は大丈夫?

この記事を読んで下さってる皆さんは絶対に一発スト合格を目指す方ですよね?

本当に一発スト合格目指すんですよね?

絶対一発スト合格目指す覚悟は決めましたか?

これからみなさんは、2次再チャレンジ組、2次専念組との戦いが始まります

マラソンで例えるなら、今、皆さんがいるのは最後尾!

ここから追い上げて、追いついて、上位20%に入ってゴールするんです。

自分で勝利を自ら掴みにいく気持ちは必須。

受験校の合格祝賀会に行くと気がつきますが、一発スト合格者は割合が少ないんです。

個人的な感覚では祝賀会参加者の10数%くらいかと。2割もいないです。

仮に全合格者に対する一発スト合格の確率を15%として、数字をはじき出すと、

H27年度合格者数944人×0.15=141.6人!

2次試験申込者数は5130人なので、2次試験申込者数に対する一発スト合格者は2.74%と推測されます。本当に厳しいですよね。

ですから、受験校のカリキュラムに乗っていれば良いだろうという安易な考えや、

〇〇先生がこう言ってたからと、判断を他人任せにすることや

本に「こうやれ」って書いていたからとか、とにかく受け身の姿勢で居続けちゃ、最後尾から追い上げるなんて到底無理です。

1次試験では受け身でも合格出来ます。でも、2次試験を一発スト合格目指すなら受け身じゃーーーーー甘い!

とにかく限られた時間で、点数になることを「自ら」やる!

数ある情報の中から点数になる事を「自ら」判断する。

オススメされたやり方も、なぜオススメなのか?自分に合うのか?点数になるのか?を検証する。

自分にとって点数になるものをやる!

この気持ち忘れないで。

もし、勉強仲間でまだ「〇〇先生が・・・ていってたから」と判断を他人任せにするような事を言い出している人がいたら、ちゃんと教えてあげるか、それでも無理なら勉強仲間のことは諦めてご自身は前進しましょう!


 

問題を「解く」ために考えるからダメなのよ。
問題を「処理する」ために考えなきゃ(^_-)-☆

みなさん、もう数事例は過去問を解きましたね?

もちろん80分で。

でも、全部マス目を埋めようと思ったら結局2,3時間かかりませんか?

それって、「解こう」としているからなんです!

 

えっ!?どういうこと??????

neko

 

問題は「解く」ものだと思いますよね?

もちろん、受験校でも“解法プロセス”なんて言いますし。

でも、結局合格する人って、意識する・しないに関わらず、問題を「解く」というより「処理」しているんです。

 

■2次試験はとってもボリュームがあります。

あの分量をたった80分で解くなんて到底無理なんです。

そして、合格者と不合格者を選別するための試験、つまり落とすための試験なんですもの、試験時間に余裕のある試験問題を作るわけがない。

そこで、重要なことは「どう処理していくか」がポイント。

2次試験は中小企業診断士として、最低限分かっていて欲しいことが問われているのです。

 

■設問文(いわゆる問いの文章)を読んだら

「ああ、こんな問題が出てきたのね。んじゃあ、この単語でこの知識思い出して、こんな可能性がありそうだなと予測して、与件(2ページ半くらいの会社の概要が書かれた文章)から、ここのポイントが書かれているかを確認して、あとは事例企業の状態を絡めて書けば、いっちょ出来上がり♫」

そんな感覚を1ヶ月で掴み、次の1ヶ月は毎度その感覚を引き出す為のトレーニング期間です。(スト生の場合、練習期間が短いので本試験ではご自身の8割も力が出せれば良い方ですが・・・)

だから、そのうち出現してくる「なんで俺の(私の)解答じゃダメなんだ!」と言い出す人や、「〇〇先生はこうやれって言ってた!△△の方法はおかしい!」と言い出す人はそもそも2次試験の事を分かっていないんです

・「俺の解答」がダメなんじゃない、問いに対しての処理方法がおかしいか、処理していない。

・「〇〇先生と△△」とでは処理方法が違うんです。おかしいのではなく「違う」だけ。何を重視してどう点数を取りに行くのかが違う。

 

■処理とは?

卓球の福原愛選手が飛んできたボールに対して、即反応して打ち返すように、即反応する。

これ。この状態を2次試験で目指したい。

今日は処理の基本をご紹介

takkyuu

では過去問から

もう去年(H27)の事例1は解きましたね?

では、第4問を振り返ってみましょう!

H27 事例1 第4問

「成果主義に基づく賃金制度をあえて導入しない理由」

この問題は分かりやすく書いてくれているので大変ありがたいです。

設問文(問い)を読んだら、即以下の事を思い浮かべて。

●成果主義の賃金制度

→メリット・デメリットを即思い出す。

《1次→2次 頭のスイッチ切り替えポイント》

1次試験では、ア~エまでの選択肢がご自身で勉強した知識と照らし合わせて正しいかどうかの判断を行いました。→判断出来れば点数が入る。

2次試験では、知識を自らの頭の中から引っ張り出す作業が必要です。→選択肢なし。知識を引っ張り出して点数にする。

特にスト生は、“知識を引っ張り出す”頭の使い方に切り替わっていません。

細切れ時間に知識を即思い出す練習をして、速度upをはかりましょう!

ご自身のテキストを携帯で撮って、細切れ時間にチェック。

●「あえて」

→という事は知っててやらないのかな?過去に同じようなことをしようとし て失敗した?変化を恐れているのかな?与件(会社の概要が書かれた文章)に何か書いてあるのかも

「成果主義に基づく賃金制度をあえて導入しない理由」と

「成果主義に基づく賃金制度を導入しない理由」では、

問われていることに違いがありますね。

・ポイントとして、単語単位で出題者の意図が含まれている場合があるので、要チェック!

(単語を見落としがちな方、単語でその背景を気づけない方は、意図的にそれを防ぐ手立てが必要ですね。)

 

●「導入しない」

→まだ、やっていない。今はどうしているのかな?与件でチェックしよう。もしかして老舗の会社?保守的な企業風土なのかな?会社の雰囲気や理念もチェックしておこう。導入するより、しない方がいいと考えているんだな、そんなことを解答していこう。

あとは、与件を読んで、「材料」を集めてから処理して解答を書きます。

(H22 事例1 第3問も成果主義を強化した場合の問題が出てきます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。)

 

■スト生にありがちなこと

●「うちの会社は過去こうやってうまくいったんだ」とご自身の過去の経験を元に記述してしまうパターン。

→ご自身の経験は聞いていません。あくまで診断士としての最低限分かって欲しいことを問われているだけです。

●なぜか成果主義とは何かを書いてしまうパターン。

→勘違いしちゃったのかな?

●何でそうなるの???と聞きたくなるパターン。(私もどういう思考回路でそうなったのか推測できない)

→理解不能

 

■H27第4問が出題された意味を考える

ここからは今日の本筋とはちょっと外れます。

何でもそうですが、なぜそうなのか?を考えるのは重要ですね。

なんでH22年第3問の問いと同じような問いが出たんでしょうか?

もしかして、5年前は正答率が想定より低かったとか?それとも出題者のネタ切れでリメイクしたのか?中小企業の現場で成果主義導入の是非が問われる機運があるとか???

私も何故かを正確に言い当てることは出来ませんが、もしネタ切れの場合は、今年の本試験で過去の問いがリメイクされる可能性がありますね。勉強が進んできたら、過去問題集に掲載年より過去の事例にチャレンジして見るのも手ですね。

もしくは、ネタ切れ→今年の本試験の傾向を少し変えてくるかも

《1次→2次 頭のスイッチ切り替えポイント》

事例を解くだけではなく、なぜ問われたかを考え、今年の2次本試験でどんな事例企業が来るか、どんな問題が出題されるか考える。受け身はダメ。

 

 

 

■では、一発スト合格に向けて今日のまとめ!

・問題は「解く」のではなく「処理する」。

・処理速度を上げるために、知識を即出せるよう細切れ時間でトレーニング。

・単語単位で出題者の意図は隠れている。

・なぜ出題されたのかを考える。


次回は来週後半に登場予定。そこまでに直近3年分×4事例=12事例解き終わっている状態であなたとお会い出来ると嬉しいです。

つまり、過去問の各事例がどんな特徴があるかをご自身で掴んでいる状態です。

そして、次回のテーマは、「一発スト合格したいなら〇〇を読みまくれ!」をお届け予定です。

一発スト合格を目指す者にとって、2次試験とは、2次試験に専念して勉強してきた受験生と上位20%を争う2次試験。

2次専念組と一発スト合格を目指す皆さんとは、合格の目指し方が違います

2次本試験まで残り時間が無い中でも、処理速度をあげたい!2次本試験で上位20%に入って一発スト合格したい方に向けてお伝えしようと思います。

もし、この記事を読んでみたいと思われる方は、下段にあるブログ村の応援クリックお願いします。(もしニーズがなさそうなら、内容を変更します。)



こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

2次試験まで、あと72日!
二次対策は順調に進んでいますか?

二次に向けての戦いが本格的にスタートした今週。その中で、昨日例年ご好評頂いている一発道場の夏セミナーを開催致しました。in東京は題して「2次試験ロケットスタートセミナー」。(名古屋も開催されましたよ!)

熱中症予防情報が発令される猛暑にもかかわらず、40名もの多数の方にご参加頂きました。
ロケットスタートセミナーは、“「11週間の学習で合格率20%の栄光を勝ち抜くゴール」への指針を立てる”がテーマです。
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第一部は「2次ロケットスタート戦略」と題して、フェイマオ&細川くんから2次試験の概要とポイントをお話したのに加えて、実際に合格者が2次試験をどう乗り切ったかをこばとnoriからお話しました。
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ざっくりハイライトすると、こんな感じです。

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<こばの戦略>ストレート生は多年度生と同じゴールを目指さない。
通常なら、読む→考える→書く、の順で強化するところを“逆張り”で

書く ⇨ 考える ⇨ 読む の順で強化する!

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<noriの戦略>

多年度生は「自分で考える環境を整えることが重要」。そして、「自分のいつも通りを知って」「自分に自信を持って解けば合格する!」


第二部は先代も含めた合格者のパネルディスカッションで、道場メンバーがこの時期に疑問に思ったことや、事前に頂いた質問に回答する形でノウハウをお伝えしました。

7代目:碧のたのしいファシリテーションで話を深耕。
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お越し頂けなかった方のために、下記に一部を共有しますね。

質問:勉強会に参加するメリット・デメリットは?
・安定して得点できるようになった「ターニングポイント」は何だったかを合格者に聞き倒した(うみの)
→うみのさんのばあいは、多面的に考えられるように知識を入れる必要性に気付いたこと
・勉強会のメリットは客観的な視点が得られること。デメリットは時間のロス。会わずにそれぞれの解答を採点する勉強方法を行い、客観的な視点(他の人に読みやすいか)をチェックした。会わずに行うため、無駄な時間を節約する効果があった(ひめ、3215)
・ペースメーカーとして活用。また、仲間が出来ることで孤独感を解消した(tomo)

質問:時間内に解き終わりません。どうしたらいい?
・解き終えるしかない。逆算して書く時間を確保すること。そうしないとスタートラインに立つこともできない(3215)
・実は診断士試験では時間の制限がいちばん難しいと思う。とにかく数をこなして安定的に80分をとけるようにすること。(うみの)
・メンタル的な視点でアドバイスすると、自分が『パニクった状態』であることに気付けること。80分の中で気付けば立て直せる。コツは、自分の中でプレイヤーだけでなくマネージャーとしての視点をもつこと。(ひめ)
・間に合わないのは『読むこと』に時間がかかるから。最初に設問を読みこんでから、与件を読んでいた。また、考える時点で『解答の骨子』をもっていた。書き直すことがないくらい。これができると考える時間を持てるようになる。(JC)

 質問:一緒に学びを進めるにあたり、友人の答案を採点する基準がわかりません。
・ちゃんと与件から『原因(材料)』をとってこれているかで採点した。本試験では、何らか材料がとってこれていれば点は貰えると思う。(フェイマオ)
・予備校の採点講師は採点マニュアルがある(それに従って採点する)。学び合うときも、採点者の気持ちになって解くのが良いと思う。二次試験の解答は、「作問者の意図を当てにいくゲーム」だと思うと楽しいかも。(おと)
・自分たちの勉強会では、事例によって必要なキーワードが入ってないとアウト、としていた。各事例ごとにキーワードを自分でまとめるとよい。まとめても、各事例でA41枚もいらないくらいになるはず。(碧)
・日本語として一読してわからないものはアウト。(かおりん)
※体験談を参考にする際に重要なのは「人それぞれ合格への道のりが異なるから、自分に合った方法を探すこと」です。くれぐれも盲信しないように!

パネルディスカッションの中でも、「ボクはこういう方法でやった」「オレはそれには賛成できないなー」みたいな一幕もありました・・・笑


第三部では、1・2部を踏まえて「自分自身の課題」を共有し、今後の指針を考えました。5〜6人のグループで道場メンバーとともにディスカッションをすすめ、会場の時間いっぱいまで話が尽きないくらい盛り上がりました。

 セミナーの後は懇親会へ。
こちらも本編に負けない熱気と盛り上がりでした。
セミナーにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
ご参加頂いた方も、ご都合が付かなかった方も、一発道場ブログは皆さんの合格を応援し続けます。
最後に、1次合格の方へ。これは絶対忘れないでくださいね!!!
 スライド129
次回、冬の口述セミナーでお目にかかれますのを楽しみにしております。そして、道場8代目はあなたかもしれません・・・!
合格、心よりお祈りしております。

では、今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!

かおりん



(昨夜、記事作成中に間違えて「公開ボタン」を押してしまったようで、作成途中の文章で記事がupされてしまいました。ご迷惑おかけしました。)

1次試験を受験された皆さん、お疲れ様でした!

経営で英文が出題されたり、今年も情報が鬼のように難しかったり、運営の傾向が変わったりと今年の一次試験も「嵐」が来ましたね。

でも、今、このページをご覧いただいているということは2日間受験された方ばかりのはず。

本当にお疲れ様でした。

ご存知の方も多いかもしれませんが、診断士試験って勉強途中に脱落していく方が非常に多いのです。

また、試験申し込みをしても受験されない方もたくさんいらっしゃいます。

ここまで来たみなさんは本当にすごいことだと思います。

ぜひ、ご自身を思いっきり褒めてください。

 

■自己採点をして、見事一次試験を突破したみなさん。

おめでとうございます!!!

最後の試練と言っても過言ではない2次筆記試験に向けて進んでいきましょう!

■惜しくも40点に届かなかった科目がある方、総合420点に少し届かなかったみなさん。

正直言って、まだどうなるのかわかりません。

過去に点数調整や没問が出てきて、「受験生全員に一律○点あげます。」という措置があり、一次突破となった方がたくさんいらっしゃいます。2次筆記試験への準備は怠らずに。

■今年の一次突破は厳しいかもという方

お疲れ様でした。

まずはここまでがんばってきた自分をぜひ褒めてあげてください。

そして、まさかまさか診断士試験へのチャレンジはここで終わりじゃないですよね?

診断士試験は1次試験よりも2次試験の方が断然面白いですし、2次試験よりも合格後の方が1万倍面白いのです!!!

実際、私は専業主婦からそのまま診断士として独立しました。診断士としてはたまごからかえったばかりのひよこですが、日々充実していますし、面白いです。

せっかく、診断士試験に足を踏み入れたのなら、合格目指しませんか?

道場メンバーはあなたが挑戦し続ける限り、いつもそばにいます。


夏セミナー受付開始!

スクリーンショット 2016-08-08 0.25.01

みなさま、お待たせしました。

本日、今から夏セミナーの受付を開始いたします!

2次筆記試験に向けてロケットスタートを切りたい、そこのあなた!

2次筆記試験ってそもそもどんな感じかよくわからない、そこのあなた!

独学で勉強仲間が欲しいという、そこのあなた!

そしてそして、2016年度診断士試験合格を目指す、そこのあなた!

是非お申込みお待ちしています。

 

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年中小企業診断士試験の合格を目指す方
費用:1000円(当日会場で現金でお支払いください)
※セミナー終了後、会場近くで懇親会もあります。 (税込、前払い4,000円)

申込みはこちら(peatixのサイトに移動します。)

*2次試験勉強対策についてセミナーで聞きたいことがあればコメント欄に書き込みお願い致します。
(もしかしたら、あなたの質問をセミナーでお答えできるかもしれません)


 

【名古屋もやります!! 2次セミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 13:30〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:00ごろ)
場所:名古屋市西生涯学習センター(名古屋地下鉄浄心すぐ)
対象:2016年中小企業診断士試験の合格を目指す方
費用:500円(当日会場で現金でお支払いください)
※セミナー終了後、会場近くで懇親会やるかも。 (金額は普通のワリカン)

申し込み先はここ!

というわけで、皆さん名古屋でお会いしましょう!

【絶対一発スト合格宣言!!!】
「ねぇ、2次試験対策の方が断然面白いって知ってた?」

ここからは一発スト合格を目指すあなたに向けて書きます。

「あぁ、なんで経済学があるんだろ・・・・。ケインズ、これって中小企業のサポートにいるんだろうか・・・」

「えぇーっと、製造業が一位で、二位が小売で・・・。数年後変化している可能性だってあるのにこれを覚えて本当に役に立つのだろうか・・・。」

一次試験対策をしていて、一度はこう思ったことがある方は多いはず。

でも、2次試験対策ってほんと面白いんです。

実際の企業の診断の基礎になるところが含まれています。

問題文の文章にヒントがあるので、しょーもない(といったら語弊がありますが・・・)ことを覚えないと点にならないということが少ないです。

そしてそして、最後尾から多年度生を追いかける!追いつく!互角に戦える! この感覚、最高です!他ではなかなか味わえない感動があります。

せっかく、一次試験を通過したんです。せっかくだから、あともう少し頑張って一発スト合格目指しませんか?

ということで、一発スト合格を目指すあなたに今日是非やっていただきたい2次試験対策の準備を書きます。

「ふぞろいな合格答案」を今日中に買う。(1週間後には超品薄に。去年は1冊1万円くらいに値段が跳ね上がりました。)

計算機をお持ちでない方は購入し、簡単な計算でもいいので使い始める。

個人的にずっと計算機を使わない生活だったため、計算機を使うことに慣れるのも重要だと思いました。(計算機の大きさ等は診断協会の昨年の受験要項でご確認ください。)

事例4 過去問をとりあえずペラペラめくり、レベル感を確認

余裕があれば、間接法によるCF計算書の作り方を学ぶ

一次試験ではなかったCF計算書をつくる問題が過去出題されています。(ちなみに昨年はPL作成でした。)

手元に過去問があれば、H23第1問 設問2(a)を解説を見ながら、何度も書いて、作成方法を習得しておきましょう。(ちなみに今年はこれがくると個人的に予想しています。)

・一次試験の疲れは出ていませんか?今日は早めに休んで、体調を整えましょう

 

では、今日も

いい1日を!

碧でした!



Good morning, everyone! It’s Yasushi! How have you been in the situation that the primary exam is only 52 days off and the secondary 130?
This week I enjoy my little-early summer vacation in Anaheim. Of course you can also enjoy your vacation if you pass the exam!

(以下オイラ式翻訳…)

皆さん、おはようございます。毎度毎度の細川です。本日を入れて1次試験まで残り52日、2次試験まで残り130日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今週細川はちょっと早い夏休み、本日はアメリカはアナハイムからお送りします。皆さんも早く診断士になってを満喫しましょう。

…はい、因果関係が飛んでますね。そう素早く突っ込めた人は大丈夫。あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

前回は設問分析のまとめを行いましたが、今回は大枠把握までの解答プロセスをまとめます。
こちらの画像123、(平成27年事例Ⅰ)を見ながら、以下の解説と合わせて振り返ってみましょう。また、【その10】【その11】も参照して、ご自身の大枠把握のプロセス確立に活用してください。

大枠把握をする際の注意点

与件を読むときに内容をチェックする方法としては、書き込む記号を変えたり、様々な色のペンを使用したり、はたまたSWOTを余白に作成したりと様々な方法がありますが、それそれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分のプロセスに取り入れるかどうか判断しましょう。

以下、それぞれのメリット・デメリットを考察してみます。

使用する記号

多ければ多いほど、後々の分析の際に見落としを防げるのがメリットですが、それだけ身に着けるまで時間がかかるのがデメリットです。
「□」、「○」、そして「☆」の使い分けの大きな基準としては、キーワードそのものに着目する場合は「□チェック」を、出題者の意図を細かく吸い上げる場合は、「○チェック」(キーワードレベル)や「☆チェック」(センテンスレベル)を行います。

また、後の工程で他の作業をする際に記号を追加することがあるので、使用する記号はあまり増やしすぎないようにしましょう。

ペンの色

メリットは記号の場合と同じですが、デメリットはペンを持ち替える手間と時間がかかることです。また、課題や問題をピンク、現在の外部環境変化を黄緑、ターゲット・ニーズを黄色に塗るプロセスで、次に述べるSWOT分析の代わりになることも大きなメリットです。
コツとしては、記号もペンの色も設問分析の際と同じルールを一貫して適用し、ルールそのものが際限なく増加することを防ぐとともに、設問と与件を対応させやすくすることです。

SWOT分析

私は結局SWOTを作成することはしませんでした。そのような作業にかける時間が惜しかったこと、そして大枠把握の時点で与件の内容を綺麗にSWOTに切り分けることは意外と難しいからです。特に「Strong」については、いままで「強み」と思われていたものがこれからも「強み」でありつづけるのか不明なことがあり、慎重に見極めなければなりません。つまり、対象企業が現在の外部環境の変化(新たな需要やターゲット、競合の登場、市場動向の変化等)にうまく対応できなていない理由は、それまで強み(と思われていたもの)が強みでなくなった、または弱みになった可能性があるためで、初めから「この企業の強みはこれだから必ず活用して現状を打破する」というような先入観を持って事例を解くと、出題者の意図を外す危険性があるからです。そして、市場においては「イノベーションのジレンマ」、組織においては「有能性の罠」に陥った、または陥りかけている企業に対し助言を求められるのが過去問の常道です。

本事例の場合も、A社グループの強みは、「特許を取得している」ことや「多角化を実現している」というような、与件にバッチリ書かれていることよりもむしろ、「技術の高度化や事業の多角化を実現できる組織である」というような、歴史的経過を踏まえたより深く、より上位概念的な部分にあるのではないでしょうか。そして、そのような「気づき」を与える役割が第1問から第3問にあると思われます。

ちなみに、2次試験合格後、口述試験対策に向けてSWOTの代わりにこのような表を作成しましたので、参照の為に載せておきます。

オイラ式事例まとめ【H27Ⅰ】

試験中にここまで詳細な表を作成する必要は全くありません。事例Ⅰの大枠把握では、時系列順に5W1Hが押さえれば十分です。大枠把握で重要なのは、自分なりの基準を持ち、かつ後工程で活用しやすい方法とすることです。そのために、オイラ式や他人のやり方を真似したりして試行錯誤し、自分に最も適したプロセスを確立してください。はじめは作業が多くて大変かもしれませんが、継続すれば徐々に不要と考えた作業をそぎ落としたり、複数の作業を統一したりできるようになり、効率が高まってくるはずです。

以上、マイナス16時間の時差と、東に8,800kmの彼方から愛をこめて、なんちゃってアメリケンがお届けしました。皆さんも早く診断士になって夢を実現させましょう!

Your dreams will come true! See you next time. Bye!



皆様おはようございます。毎度毎度の細川です。本日を入れて1次試験まで残り61日、2次試験まで残り139日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
私細川は、土曜日はとある受験生セミナーへの参加とその後の懇親会で、日曜日は大学時代の部活のOBOGや現役を交えた懇親会でしこたまお酒を飲んできました。勉強も重要ですが、仲間と直接交流する息抜きも楽しいですよね。

さて、今回から2回にわたりお送りする懇親、もとい【渾身】シリーズは、いままで説明してきたプロセスを活用し、細川が実際に問題を解いていく過程を順にお伝えします。

まずはこちらの画像(平成27年事例Ⅰ)を横目で見ながら、以下の解説と合わせて振り返ってみましょう(汚い字でごべんなさい…)。

設問分析の前に

早速設問分析…といきたいところですが、まずは問題と解答用紙を開いた時点で、

①与件の量、問題の数、解答文字数の数

を見て、難易度(与件の量が少ない=情報が少ない=類推や知識が多く求められ難易度が上がる)や、時間配分(問題数や解答文字数が多い場合)をざっくり見積り、事例全体を取り組む際の方向性を仮決定しましょう。

また、設問分析を円滑に行うために与件の最初の部分だけを読み、

②当該企業の業種

を把握し、その業種で問われそうな論点も想定しておきます

【実際】
①与件の量は2.5ページ、問題数は5問、解答文字数は520字と、以前の過去問と比較すると標準的な量なので、いつも通りのペースで解く
②「A社は、1950年代に創業された、資本金1,000万円、売上高14億円、従業員数75名(非正規社員を含む)のプラスチック製品メーカーである。」
→製造業なので、技術的難易度や設備投資に絡めて解答する必要があるかも

最初はこの程度の分析で止めておき、さくっと第1問に飛びます。

なお、設問分析中の【スラ打ち】【白フラグ】【黒フラグ】【リンクワード】については各リンク先の説明を参照ください(解説は省略します)。
また、【設問レベルと内外環境】【構成分析】【知識想定】【編集パターン】【難易度想定と得点見積り】も合わせて参照ください。

第1問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
ここでは明らかに外部環境(スポーツ用品事業の市場特性)を問うているので、設問レベルは「環境分析(環に○)」、該当部分を黄緑の蛍光ペンで塗ります。

【構成分析】
主語がA社ではないので、「A×(バツ)」と書き、解答の際にはA社以外の業界全体のことも述べるよう注意喚起します。

【知識想定】
「市場特性」という言葉から、参入障壁の高さ(低いと競合が多い→競争激しい→低収益)、技術的難易度(付加価値高められる製品開発は可能か)、ニーズの動向等が考えられ、思いついたことをとりあえずメモしておきます。ここでのメモは後で自分の思考を整理するのに活用しますが、必ずしもすべてを解答に盛り込む必要はありません(逆にここでメモしなかったことを解答に使うこともあります)

【編集パターン】
解答文字数は100文字とある程度余裕があるので、「特性は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法を採用すれば、多面的に切口を展開でき出題者の意図に合致する可能性を高められるため有効です。

【難易度想定と得点見積り】
過去問の傾向からしても、解答すべき内容は与件内に多く記述されているはずなので、難易度は「中」、目標得点は16点としました。ただし、与件内に多く散らばっている内容をうまくまとめあげる編集能力は必要です。

第2問(配点:20点、解答文字数:120字)

【設問レベルと内外環境】
「関連会社を設立する」という、高度な経営判断について問われているので、設問レベルは「戦略レベル(戦に○)」です。

【構成分析】
「その理由」の「その」という指示語が示しているものは、「当初」と「その後」、「社内」と「関連会社」、「新しい分野(と時間の経過によって一般的になってしまった成形事業?)」等が考えられます。このように、指示語が示している可能性のある言葉や対比すべき部分には黒フラグやナンバリングを行い、出題者の意図を漏らさないようにします。

【知識想定】
コスト削減、意思決定迅速化、経営資源集中等の、経営上のメリットになるものを想定します
また、分社化したのは第1問で問われた外部環境のことも関係するかもしれません。

【編集パターン】
「理由は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。

【難易度想定と得点見積り】
問われているのは過去の話であるので、与件中には分社化するまでの歴史的展開やその結果が述べられている可能性が高いと考えられます。それらがヒントになりそうなこと、また知識想定もある程度できたため、比較的取り組みやすく難易度は「中」、目標得点は16点としました。

第3問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「今後の経営への課題」ですから、当然「戦略レベル」であり、該当部分をピンク色で塗っておきます。

【構成分析】
第2問と違い「今後」の話であり時制が変化しているので、第2問と第3問の間に「過去ライン」を引いて注意喚起します。

【知識想定】
「売上が60%」というのを「高い」と捉えれば、一事業に売上高が集中することによるよる経営不安定化、が考えられます。また、「低い」と捉えれば、まだ伸びしろがあり経営資源をもっと投入し強化していく必要がある、という方向性もありえます。さらに「企業グループ」としていることから、第2問の分社化の話とも関連しているのかもしれません。

【編集パターン】
「課題は、①、②、③、~の可能性がある。」というような、因果を列挙する方法が有効です。ただ、複数の懸念事項をまとめ上げ「1つの課題」と抽象化することも考えられ、その場合は因果のみ(複数列挙せず、一本の因果関係)で編集する方法(例えば、「課題は~等という…の可能性がある。」等の編集パターン)もあります。
ちなみに、出題者が求めていることがよくわからないという理由から解答では複数列挙を行い、そのうちの1つ2つの部分点を狙っていくという考え方もあります。

【難易度想定と得点見積り】
「将来の可能性」のことを問われており、与件に記述はあまりないと思われること、「売上が60%」であることと経営への影響度合は様々な方向性が考えられ、出題者の意図を捉えにくいため難易度は「やや高」、目標得点は10点はとしました。

第4問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「賃金制度」と人事のことを問うているので、「オペレーションレベル(オに○)」としました。

【構成分析】
特になし。

【知識想定】
「企業グループ」で「成果主義」を「あえて導入していない」ことから、成果主義のデメリットを避けるためかもしれません。成果主義のデメリット面を人事面の切口、例えば採用、配置、能力開発、評価、報酬、モラール等から述べる必要がありそうです。

【編集パターン】
「理由は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。知識想定では切口を列挙できましたので、そこからいくつかを選び記述することができそうです。

【難易度想定と得点見積り】
ただし設問文がたった2行しかなく、しかも問うていることが抽象的な内容の為、出題者の意図を外す可能性も考慮して難易度は「やや高」、目標得点は10点としました。

第5問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「サービス事業拡大の留意点」を「組織文化」「人材育成」の観点から述べるので、組織や人事等の「オペレーションレベル」を主軸としながらも、経営への効果等の「戦略レベル」のことも意識する必要がありそうです。

【構成分析】
「XだけでなくYも」という呼応の副詞を使った文章構成から、「製造・販売」と「サービス事業」を対比します。

【知識想定】
オペレーションレベルでは、組織という切口から、リーダーシップ、権限委譲、コミュニケーション等が考えられます。
戦略レベルでは、今までやっていなかったことをやるので、チャレンジ精神や事業円滑化等を想定しました。また、事業分野ごとの関連性ではシナジー等の発揮も述べられそうですが、そうすると第3問との関連性も気になります。

【編集パターン】
「留意点は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。また、オペレーションレベルだけでなく戦略レベルのことも述べる場合、それぞれが解答に占める量(=ボリュームバランス)も見積もっておく必要があります。本問で問われていることの主軸はオペレーションレベルなので、オペレーションレベル:戦略レベル=4:1程度の解答分量にしておきましょう。

【難易度想定と得点見積り】
過去問では最終問題は難しいのが一般的であること、オペレーションレベルと戦略レベルの両方の観点を盛り込む場合は編集が大変になること等を考慮し、難易度は「高」、目標得点は8点としました。

取組順序と時間配分
どうも設問間の関連性が順に繋がっているように思えるので(かつ時制も過去から将来へ流れている)、取組順序は第1問から順番に解答します。
また詳細分析と記述の時間配分は、全体的に解答文字数、難易度ともに標準的(例年通り)と判断した為、各10分ずつとしました。
目標得点も16+16+10+10+8=60点と、今の段階では合格点に達しているので問題なさそうです。

本日はここまで、それではみなさん良い一週間を!

細川でした。

※2016年6月8日:一部加筆修正しました。



たきもです。すっかりですね!
が、私の職場では風邪が流行しています
各部署に1~2人いるのでは・・・というかんじです。
期末期初で疲労がたまった身体にウイルスが忍び込んでくるようです。
ウイルスを寄せ付けないためには、
職場についてからの手洗いが非常に効果的です。
2回やるとさらによいそうです。
(職場の衛生委員会から得た知識の受け売り・・・)
よく寝て、よく食べ、よく学ぶ!
今月も試験勉強を乗り切っていきましょう。
―――――――――――――――――――
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さて、今回はまた志向を変えて
初学者が二次実力チェック模試を受験すべきかどうか?
について書きます。
今年は4/30(土)と5/1(日)に実施されます。
※どちらか1日を選択して受験します。

初学者からの一発合格を目指すこの道場でも、
複数回論点にあがっています。

初代ハカセ2次チェック模試は受けるべきですか? 評判は?
初代ふうじん初学者の不合格仮説【二次】
3代目アンドロメダ【チェック模試】初学者のチェック模試活用法

たきもの結論は「受験しましょう。」です。

ちなみに、私は去年のこの時期、二次の勉強は全くやっていませんでした。
カリキュラムの「二次スタートアップ講義」すら聞いていませんでした。
無勉強で受けましたから、結果も各事例10~30点くらい・・・
(模試前の一発合格道場のセミナーには参加しましたここで宣伝!)
全くやっていなかった理由は、一次試験の勉強だけで手一杯でそれどころではなかったからです。。。
スタートアップ講義は最低限聞くべきだったと思います。。。
(その後、二次試験勉強時に苦労しました)

話を戻して・・・
そんな状態でも受験すべき、という理由は以下の3点です。

①会場の雰囲気を知る
初学者は、講義を受講し自分で問題演習をしているだけで
「試験会場がどんな様子なのか」は全くの未経験です。
試験のあの独特の雰囲気は、試験を受験しなければわかりません。
模試の会場は、以前から本試験を受験している受験生だらけです。
もちろんある程度初学者もいますが、殆どは一次試験を突破したか、
もう少しで突破できる猛者たちでしょう。
彼らが試験会場でどうやって過ごしているか、雰囲気を知るとともに観察しましょう。

私はチェック模試を「とにかく受けて帰ってこよう」という心意気だけで受験しましたが
「中小企業診断士」という難関資格の会場の雰囲気は、
今まで受けた試験よりも、ピリピリした雰囲気でした。
それを5月の段階で経験できたことで、その後の一次模試の際も
落ち着いて受験することができました

(当日知ったこと)
・紙をビリビリやぶく
周りの人が「はじめ!」の合図とともに
ビリビリ紙を破いているのをみて
「なるほど、破いてメモ用紙にするのかー」
と、模試当日マネしました。
・二次試験の参考書
周りの人が見ている参考書をのぞき見して、
二次試験準備が本格的になる時に同じものを買いました。
(事例Ⅳの特訓問題集だったかと思います)

②一次試験知識が引きだせるかどうかの腕試し

結論、初学者はまったくか少ししか引き出せないと思います
そこで、模試に出てきて使えなかった一次知識は
テキスト等にもどって必ず確認しましょう!!
一次試験は選択制ですから、
正直、ちゃんとわかっていなくても「これかな~?」で
正解してしまうこともあります。
しかし、二次試験はそれでは突破できません。
各論点を自分の言葉で表現できるまで理解できていないと、
回答が書けない試験なのです。

引き出せなかった論点は、まさに解けた気になっていた隠れなべ底のコゲ!
しっかり潰すには、模試後のGWをうまくつかいましょう。

③一刀両断される経験をする
114983
(初めて居合ネタが登場・・・)
講義を受け→問題集を解き→過去問を解き→復習し・・・
という橋げた理論を着実に実行されている方なら
ある程度問題も解けるようになってきて
「これなら、本試験も大丈夫じゃないか??」と思うかもしれません。

それは心の油断です。
中小企業診断士試験は、一次試験がゴールではありません。
二次試験を突破し、その先の口述試験を突破しなければ
合格証書は届きません。

(忠実に言えば、その後実務補習(か実務従事)を
15日間受けなければ中小企業診断士と名乗れません)

おそらく、二次チェック模試は
初学者は程度に大小あっても
「解けない・・・」と心をズタズタにされるでしょう
「これはもっとやらないと、合格できない、やるしかない
と、私は昨年思いました。
甘い気持ちを捨て、腹をくくれたんだと思います。

それだけ、二次チェック模試を受ける意義はあると思います。
まだ申し込んでいなくて「受けてみよう」と思う方、
すぐ申し込みしましょう!

受験後の検証方法は
2代目くれよん【2次道場】2次チェック模試の検証のお手伝い
が指針になります。

たきもでした。
道場春セミナーのお知らせ 

日時:4月29日(金)14時〜

場所:中央区日本橋公会堂
お申し込みはこちらから(外部サイト:peatix)
4月10日(日)9時から募集開始。

Don’t miss it!!!



 

おはようございます!

春ですね~

先週、子供の春休みを利用して久々に関西へ里帰り。

せっかくだから、京都で桜を見ようと八坂神社・丸山公園へ行ってきました。

まだ、満開ではありませんでしたが、とてもキレイでした

勉強に疲れたら、桜を見てほっと一息

そして、またがんばりましょう!


【勉強会にお邪魔しました】

週末、とあるストレート生の勉強会のリーダーさんからご連絡いただき、勉強会にお邪魔してきました。

昨年秋ごろからストレート生で勉強会を立ち上げ、手探りの状況ながら過去5年分くらい事例1から4まで一通り解いてディスカッションを終えたとのこと。

一次対策もしっかり行いながらの2次対策も抜かりなくといった感じで、勉強会メンバーはみなさんやる気にあふれていて、こちらまで元気をもらえました

しかも、レベルが高い(碧が昨年所属した勉強会比)

都合上、あまり時間を取れなかったのですが、勉強会のメンバーの皆さんにお話した中で、道場読者のみなさんに読んでいただけそうなものを2つピックアップし、アレンジを加えてお伝えします。

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~その1~

《2次試験ワンポイント(?)チェック!》

「ある社長が売上を上げたいと考えています。さあ、どうする?」

事例1では?事例2では?事例3では?事例4では?

各事例でどんな要素がでてきますか?

(みなさんも一緒に考えてみてくださいね)

さすが、勉強会みなさん、どんどん出てきました!

(思い出せないのですべてを書き切れていません 実際はもっとでてきましたが悪しからず。)

【事例1】

組織を変える(機能別、事業部別)

成果型賃金制度

モチベーション向上(モラール向上)

研修を行う

採用活動

etc

【事例2】

広告

プロモーション

ブランド育成

ターゲット選定

高付加価値商品開発

〇〇戦略(差別化、集中)

etc

【事例3】

標準化して量産する

生産計画を立てる

5Sの徹底

手待ちの削減

IT化

CAD導入

在庫削減

稼働率up

生産LT短縮

情報の共有化

etc

【事例4】

設備投資(設備入れ替え)

各種回転率増

為替のリスクヘッジ

利益率up

適切な投資(リターン>買い入れ利息)

etc

 

みなさんはどれくらい思いつきましたか?

《チェックポイント》

この2次試験ワンポイント(?)チェックでは以下の2点について、ご自身で確認してみてくださいね。

たくさん要素を挙げることができたかどうか

違う事例の要素をあげていないか(ex 事例2で研修を行う、事例3で高付加価値商品の開発等)

受験校において、1次試験が終わってからの2次対策ではとにかく講義(演習)がハイスピード!

事例それぞれの要素となるものをわざわざ扱う時間がないので、こうやって考えるのはなかなかいいトレーニングになります。

ちょっとした隙間時間にこのワンポイントチェックを行うこともできると思うので、是非皆さんもやってみてくださいね。

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~その2~

「設問分析での内容想定は必要か?どの程度やればいいのか?」

設問分析とは事例の中の「第1問」、「第2問」・・・の問題文の中身を分析すること。

内容想定とは問題文の中身から、どんな本文の内容が想定されるか、どんな解答の要素を想定されるかということ。

<なぜ内容想定を行うのか>

・いきなり予備知識なし(予想なし)に与件を読むと時間の無駄になってしまう可能性が大です。例えるなら、おおまかな地図もなく、時間制限ありの宝探しゲームに参加しているようなもの。

80分で与件本文and設問を読み、解答を完成させようとすると、とてもじゃないですが時間が足りないのです。

特に事例に慣れていないスト生なら尚のこと内容想定を行いましょう。

事実、「開眼している」とよばれた某女王も内容想定の重要性を謳っています。)

もし、内容想定しなくてもいいんじゃない?と感じる場合は、そもそも内容想定に慣れていないか、「80分が実は短い!」ということに気づいていないのかも・・・。

慣れていない場合は、事例の数をこなしてみてください。

80分の時間感覚が分からない場合は本試験と同様に初見の問題を80分で解いてみるといいかもしれません。また、受験校で2次の模試をGW中に実施するところがあるので、チャレンジしてみるのも手ですね。

<内容想定はどの程度やればいい?~あくまでも2次試験対策の凡人である碧の場合~>

・勉強会ではできるだけ思いつくものを挙げ、勉強会仲間でディスカッションを行い共有し、自分で想定できなかったものを吸収する。

・単純なものは覚える。ex 分社化のメリット、成果主義導入のメリットetc

ちなみに単純な問題は期間をおいて出題されます。成果主義を強化したときのメリット・デメリット(H22) 成果主義を導入しない理由(H27))

・少し先だが、模試や演習など80分で解くときは、思いつく範囲で精一杯内容想定を頑張る。

2次に専念している受験生程までは到底追いつけないと割り切る、しかし復習で足りなかった部分をとにかく吸収。)

 

 

今回は以上2つをご紹介いたしました。

勉強会メンバーのみなさんお邪魔しました。そして、道場での記事にすることに快諾してくださってありがとうございました。

まずはGWの模試をがんばってくださいね♫

応援しています!


【明日の道場は・・・】

細川泰志が登場!

大好評のオイラ式、その6が出てきそうですよね。

どんな内容か今から楽しみ♫

 

【緊急告知】

一次試験までの残り日数をどう過ごすか迷っているそこのあ・な・た!

今年も道場春セミナーを開催します!

参加して損はないはず。ご参加お待ちしています。
日時:4月29日(金)14時〜
場所:中央区日本橋公会堂@東京
募集開始は後日ご連絡いたします。

ミス道場7代目KKD(気合いとカンと度胸)でお馴染み、
7代目かおりんの司会で進行予定です
セミナー終了後は懇親会もぜひご参加ください。

 

それでは、

いい一日を!

碧でした。

 



皆様こんにちは、myaです

 

本日より2015年に見事、合格された皆様の合格体験記を紹介させていただきます

記念すべき第一稿は、経営者に限りなく近い立場でご活躍されてらっしゃるフェイマオさんの合格体験記です。

早速ですが、合格体験記、スタートです

 

============ 寄稿ここから ============

【基礎情報】
・合格までの年数→2年半
・合格した年度→2015年
・学習開始した時期(何月か)→2013年6月
・一次対策期間→2013年6月~2014年8月
・二次対策期間→2014年8月~2014年10月及び2015年1月~2015年10月
・一次勉強時間→約900時間
・二次勉強時間→約600時間
・年代→30代

 

【ご挨拶】
はじめまして、フェイマオと申します。
某人材サービス大手R社で法人営業を経て、5年前に同志に誘われ人材サービス会社を起業し、現在は営業+新規事業開発+αに携わってます。

 

【受験志望動機】
09年のリーマンショック時に、当時R社で担当していた顧客企業のリストラを目の当たりにし、経営課題を幅広く身につけられる診断士に興味を持ちました。
ただ、実際に勉強を開始したのは自分が実際に経営に携わる中で、自分の力の無さを痛感し、幅広い知識を身につけて強い会社を創りたいと思ったからです。

 

【診断士受験にあたって】
『財務・会計』が診断士試験の攻略の鍵となると考え、2013年4月から、簿記2級の勉強を開始し6月に簿記2級を取得しました。

 

【勉強スタイル・戦績】
簿記2級試験後に、TBCに申込み、2013年6月から通学コースで勉強を開始しました。
2年目の2次試験対策は、1年目に直前対策を受けたMMCの通学コースに通いました。

①1次試験
2013年度:3科目受験(経:48点・法:76点・中小:81点) 2科目合格(法・中)
2014年度:5科目受験(経:92点・財:76点・企:68点・運:76点・報:48点)
1次試験総合:517点

②2次試験
2014年度:CAAA→総合B
2015年度:合格

 

【勉強方法・勉強時間】
私の性格上、自宅では誘惑に負けてしまい勉強がはかどらないため、主に(自宅近くの24時間営業のマックがメイン)で勉強していました。

勉強のサイクルとしては、
・平日:仕事後で夜22時頃から2時間~2時間半程度(1年目・2年目ともに)
・土日:学校がある場合は、授業後に会社に行って、会社orカフェで勉強。
学校が無い場合には、自宅近隣で勉強が出来そうなカフェをはしご(笑)

合格までのおおよその勉強時間ですが、
・1次試験対策:900時間
・2次試験対策:800時間(1年目:200時間 / 2年目:600時間)
程度だったかと思います。

 

【1次試験対策】
■使用教材:T〇CテキストおよびDVD・スピ問・過去問完全マスター(同友館)

■勉強スタイル:
通学講座でしたが、通信と同じDVDも付いていたため、「DVD視聴(予習)→講義受講→講義の範囲のスピード問題集・過去問演習」という流れで勉強していました。

サブノートのようなものは作らず、過去問完全マスターの解説のページに気づきや補足事項等の内容を付箋に記載して貼りつけ最終的に過去問のみで復習が出来るようにしました。過去問は、設問の選択肢毎にどの点が違うのが説明できるようになるまで、各科目とも3回転以上は取り組みました。

 

また、上記の教材で自分が使用してみて良かったものを下記に記載させて頂きます。

〇経済学・経済政策:『速攻!まるごと経済学―ミクロ・マクロ経済理論』
公務員試験用のテキストですが、マクロ・ミクロ経済が1冊でコンパクトに纏まっており、過去問の解説だけでは分かりにくい内容を補足するのに利用しました。

〇財務・会計:『ロジックで解く中小企業診断士試験 財務・会計』
『集中特訓 財務会計問題集』
特に、“ロジックで解く~”は読み解くのに時間はかかりますが、1次試験だけでなく、2次試験で戦うための土台が築きあげられたと思います。

〇運営管理:『ロジックで理解する運営管理』
特に、生産管理の部分の体系的な知識を補うのに利用しました。工場内の様子を図解入りで説明しているため、1次のみならず2次でも使えるテキストだと思います。

 

【2次試験対策】
1年目の2次試験敗退の理由は、他の受験生に差をつけようと欲張ったために、複数の予備校の良いとこ取りをしようとし、結果自分のスタイル(お作法)が固まらないまま、試験当日を迎えてしまった事が原因だったと考えてます。

そこで、2年目は通学していた学校の問題演習および過去問解説集のみを使用して、勉強を行いました。

■使用教材:M〇Cの答案練習・財務問題集・過去問解説集

■勉強スタイル:
・7月までは、講義で採点された答案や模試の答案をコピーして、ノート見開きで設問・自分の答案・模範解答を貼って、余白に模範解答と比較して抜けている点や気づきをまとめ、右側余白に、気づきを踏まえて再度答案を書き直す作業を行いました。

それまで過去問は一切解かずに、ただひたすら演習で気づいた“自分の答案のクセ の発見・修正・再答案作成を行いました。

この作業でA4ノート5冊になったものを、抜粋して『ファイナルペーパー』とすべく7月後半からWordで作成しました。また、その後過去問を解きながら気づいた点を補足で書き足して最終的なファイナルペーパーを作成していきました。

また、同時期に過去問にも取り組むようになりましたが、解答を書くまでの前半45分のプロセスを固めるため、「設問解読→与件精読→設問毎の与件振り分け→解答骨子作成」のプロセスを過去問を使用して何回も何回も行いました。

 

自分なりに2次試験の勉強方法を模索する中で効果的だったのは、“模範解答を先に読んで、どのような内容で答えればいいのか把握する(解答の方向性)”です。

最初から模範解答を読むことに抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、どのような内容を書けば良いのかゴールが分かる事で、その後の対策が立てやすくなりますので、私なりには効果があったと思います。(特に事例Ⅰ~事例Ⅲ)

また、事例Ⅳに関しては、6月頃から過去問に取り組み、1日に大問1つを40分~60分程度を毎日行いました。

 

【振り返りと今後のビジョン】
今回、無事に2次試験に合格できましたが、大きな要因としては、合格後のビジョンが自分の中でしっかりと固まっていた為、モチベーションを維持できたのが大きな勝因だ と考えてます。

また、今回合格できたのは起業した同志をはじめ、周囲の方々のサポートが本当に大きく、あらためて感謝の気持ちをお伝えさせて頂きました。

今後は、診断士として人材の面だけでなく、企業全般を見てサポートできるよう、自分の診断士としての付加価値以上に、取引先企業に貢献できるように邁進していきたいと考えています。

 

============ 寄稿ここまで ============

 

いかがでしたでしょうか?

フェイマオさんは以下のような王道と言える勉強法で、見事合格を勝ち取られました
①一次試験:学習の習慣化と情報の集約

【学習の習慣化】

合格者はかならず勉強が習慣化されています。そのうえ、フェイマオさんは自分の特性を知った上で習慣化に最も有効な場所/手段を選ばれています。これは当たり前のように見えますが、合格のためにクリアすることが必須である最初の壁の一つです

ちなみに強制力が強い習慣に合わせて習慣化すると長続きしやすいとか…。私の場合は通勤電車(1時間)でした。

【情報の集約】

サブノート作る派の方も作らない派の方もみえますが、重要なのは「情報を集約する」こと。教科書を読む中、問題をこなす中、折角手に入れた自分の「理解」や「気づき」もどこかに仕舞い込んでいては役に立ちません。自分の目に何度も触れるところに置くことで初めて定着します。そのためには情報の集約は有効な手段です

 

②二次試験:自身のクセを分析し、改良を重ねる

これぞ王道!

1年目敗退時に「自分のお作法が固まっていないこと」を課題として掲げ、そこから「目指すべき解答」と「自分の解答」を比較することで足りない部分を明確にし、徹底的にそこを修正していく。これぞ二次試験対策の決定版といったところでしょうか。

 

③合格後の明確なビジョン
個人的にはフェイマオさんの合格された原動力として最も大きなものはこの「合格後の明確なビジョンがあった」ことだと思います。

これ、実は私も一次試験で不合格になっていた時期はとても軽視していたのですが、生半可な覚悟ではあの莫大な量のインプットと努力投入はできません

受験校で最初に診断士になった後の目標を書くことがありますが、実はあれが結構大事だったりするんですよね

 

 

2016年合格目標の皆様にとって、参考になる点がたくさんあったかと思います

道場では引き続き、寄稿頂いた合格体験記を掲載してまいりますが、フェイマオさんの王道とも言える合格体験記を基準として、明日以降続々とアップされる合格体験記を比べながら参考にしていただければと思います

 

フェイマオさん、素敵な合格体験記の寄稿、本当にありがとうございました!

 

 

以上、myaでした。



皆さん、こんにちは!Nicoです。

12月に入りましたね。

今年の二次試験を受けられた方は、12月11日の発表までもう少しですね!

勉強に明け暮れていた日々から解放され、自分の好きなことができるようになり、二次試験で負った傷も癒えてきているのではないでしょうか。
合格発表の9日後には口述試験がやってきますので、心の準備はしておきましょうね

道場でも下記の日程で口述セミナーを実施しますので、是非ご参加いただければと思います。

===========================

口述セミナー@東京

日時:2015年12月12日(土) 18:00~

 

口述セミナー@名古屋

日時:2015年12月16日(水) 夜

 

口述セミナー@大阪

日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込は、12月11日(金)12時よりお知らせ致します。

===========================

 

さて、今回のテーマは「二次対策を見据えた企業経営理論攻略法」ということで、来年の試験にチャレンジされる方向けに、書きたいと思います。

 

<一次試験と二次試験の違い>

そもそも一次試験と二次試験の違いは何なのか?

マークシート式と記述式の違いがあるかと思います。

それだけではなく、診断士に必要な能力を養うという観点では、一次試験では、正確に知識を学んでいくアカデミック型であるのに対し、二次試験は、事例企業に沿って読む・考える・書く力を問われるケーススタディ型であると考えています。MBAのプログラムでも良くある形ですね。
そのため、一次で要求されるものと、二次で求められるものは、全く別軸のイメージであると考えています。

図で纏めてみるとこのような感じです。

一次、二次の勉強をして初めて、面になります。診断士としての価値の土台ができます。

余談ですが、さらに二次試験が終わり、実践を積み重ねていくことで、3軸として高さが出てきて、ようやく診断士としての価値の大きさが出てきます。
実践でも求められているものは違っていると考えます。

ここまで合わせて、ようやく一人前の診断士、という所でしょうか。(私も全然足りませんね

二次試験は一次試験の延長線上にあるものではなく、そもそも求められているものが違う(別軸である)ということをご理解いただければと思います。

 

<実際の試験問題>

例えば、今年の試験では、企業経営理論と事例Ⅱで「PB商品」に関連する問題があり、それぞれこのような問われ方をしていました。

 

○企業経営理論 第21問(1)

「PB」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア PB 商品は、その登場から現代に至るまで、一貫して劣等財として消費者の間で普及している。

イ PB 商品を販売することができるのは、小売業者に限られた特権である。

ウ PB は、パーソナル・ブランドの略称であり、ヨーロッパでは、オウン・ブランドと呼ばれることもある。

エ 品揃えにおける PB 商品の構成比が高まると、消費者の不満を招くことがある。

 

 

○事例Ⅱ 第2問※簡略化しています

B商店街の近くに総合スーパーが出店した。当初、「食品販売を提供する総合スーパー」と「飲食、非食品販売、サービスを提供する商店街」という補完関係を図るはずであったが、総合スーパーは低価格のNB商品やPB商品を品揃え、低価格志向にある周辺住民の非食品需要も吸収している。これによって、B商店街の多くの非食品小売店が廃業した。

B商店街は月1回、地元の農水産物や加工品を販売する物産市のイベントを開き、「対策を取った。食品小売業がほぼないB商店街の弱みを補いつつ、総合スーパーとの差別化しながら、周辺住民を呼び込むことを狙っている。しかし、イベント当日は飲食店、サービス業の売上は上がるが、非食品小売店の売上増加には繋がっていない。

物産市当日における非食品小売店の売上向上を実現するためには、非食品小売店の店主たちへどのような助言をすべきか。

 

それぞれ問われ方が全く違っていますよね。

企業経営理論では、「PB商品」についての正確な知識が問われているのに対し、事例Ⅱでは、PB商品などの低価格商品を販売する総合スーパーとの差別化をするために実施した、物産市のイベントの当日に、非食品小売店の売上向上を実現するためのどうするべきか、という風に、より中小企業目線での問題解決力が問われています。

 

<一次試験を勉強している最中に何ができるのか?>

まずは、一次の勉強に専念した方が良いです。それからでも二次の対策は十分取ることができますので。

一次の勉強をすることで、頭でっかちになりがちですが、全然OKです。ただし、その先があることを忘れないように。一次の知識を二次に応用させるために、少しでも自分の言葉でアウトプットできるようにしておくことが重要だと思います。そのためには、自分の勤めている企業でも良いですし、身近にイメージしやすいものと関連して覚えておくと良いですね。

「うちの組織は事業部制組織だな」⇒「確かに利益責任は明確化になってるけど、セクショナリズムが発生しているよな」

「近所のセブンイレブンでPB商品のお菓子売ってるけど、となりの和菓子屋さんのお菓子もめっちゃ売れてるな。何かこだわり(高付加価値)の商品が売っているのかな?」

のような感じですね。

 

<まとめ>

・一次試験は、正確な知識が問われるアカデミック型であるのに対し、二次試験は問題解決力が問われるケーススタディ型。問題の性質が本質的に違うことを理解すること。

・企業経営理論は、二次試験の事例Ⅰ・Ⅱを解くための基礎知識となるが、その延長線上には答えはない。

・一次試験の勉強で、頭でっかちになるのは全然OK。現段階で二次対策を見据えるならば、自分の言葉でアウトプットできるようにしておくこと。まずは自分が勤める会社や身近なものに置き換えてイメージしてみよう。

 

以上、Nicoでした。



こんにちは、うみのです。

先週から始まった「平成27年度2次試験分析シリーズ」、今日は「俺の事例I」ということで、考えてみました

事例を解くのは一年ぶりですが、楽しかったです。

2次試験の翌日にも書きましたが、今年の事例Ⅰはおおむねオーソドックスな問題構成だったかな、と思います。

 

※事例Iの与件文はこちら を参照

 

☆今年のA社の特徴をまとめてみると、

 

①創業期

いち早く流行の兆しをとらえてスポーツ市場に参入→コア技術で業容拡大→価格競争で経営危機

②第一の転換期

成形技術の高度化、特許取得で新規事業開拓→関連会会社化→経営安定

③成長期

・祖業であるスポーツ用品事業の拡大→自社ブランドで市場拡大→人気低迷で次なる事業を模索→シニア層向けグラウンドゴルフ市場参入、過半シェア獲得

・成形技術の高度化で売上安定

④第二の転換期

・自治体や大学と連携→福祉事業参入

・シニア向け事業で培ったノウハウ・ネットワークを活用→スポーツ関連分野事業を健康ソリューション事業としてサービス事業を拡大→グループ全体売上16%まで成長

 

…とまあ、たいそうアクティブな事業展開をしてきています。

事例企業は往々にして過去の失敗と成功に学ぶことで成長スタイルが決まるものですが、新社長になってからその傾向がはっきりしていますね。

もともとはスポーツ用品の製造に特化して技術を高度化したり、特許を取ったり、自社ブランドを展開したりすることで市場拡大を図ってきたA社ですが、そこには良い面も悪い面もあるようですね。

第1問はまさにその点について問うています。

「A社を支えてきた」と制約条件があるので、一般論で答えないように気をつけたいところです。

「市場特性」を外部環境と捉えるならば、「機会/脅威」の両面で解答できそうですね。

私が答えるとしたら、

 

機会:

・流行によって市場拡大しやすく、早期に参入できれば売上や市場シェアを大きく伸ばせる

・シニアなどターゲット層が明確であり、知識・経験・ネットワークを活用した関連多角化が図りやすい

脅威:

・参入が容易なため、輸入製品などにより価格競争にさらされやすい

・流行による需要変動が大きく市場が不安定なため、常に新規事業を模索する必要性がある

 

あたりかなあと思います。

100字と文字数が少ないので、与件文の表現をうまく引用しながら機会と脅威で1点ずつ盛り込めたらそれなりに点数が取れる問題かな、と思います。

与件文におおむね根拠があるので、いわゆる【みんなができた】問題ですかね。

 

☆上記を踏まえると、スポーツ用品市場は流行の流れをいち早く踏まえ、早期に参入して市場の優位性を確保して 売上を伸ばしつつ、需要動向に応じて撤退と新規市場参入のタイミングを常に見計らっていく「身軽さ」が求められる環境だと言えますね。

その迅速な判断力こそが当該市場における生命線であることは、A社が経営危機に陥った経緯を見ればよくわかります。

そうした外部環境の不安定さを乗り切ることができたのが、成形技術の高度化ですね。

しかしこの技術で得た新事業を、新社長はすぐ関連会社として独立させています。

なぜそのような組織変革を行ったかについて問うているのが第2問です。

組織は戦略に従う、で考えてみると、

 

事業の考え方が異なるため、既存の主力事業とのシナジーを起こしにくい

事業の考え方が異なるため、新規事業に合わせた組織文化を形成することでスムーズな成長を図る

・技術難度が異なるため、専門分化することでより効率的に技術の高度化を図る

・自社ブランド展開など従来の市場浸透戦略とは異なる戦略が求められるため、別会社化することで経営上のリスク分散を図る

・顧客が少なく市場規模が小さいため、意思決定を迅速化することで効率的に市場拡大を図る

 

あたりかなあと思います。

こちらも120字なので、与件文と一次知識をバランスよく盛り込みつつ、論点が2~3ほど書けていれば十分かなと思います。

こちらも比較的一次知識を対応させやすいと思うので、【みんなができた】問題の可能性が高い気がします。

 

☆さて社長の組織戦略が当たり、新規事業は順調に成長してA社は経営危機を乗り越えます。

そこで創業時からの主軸事業であるスポーツ用品事業で新たな事業(ゲートボール)に参入し、さらなる成長を目指します。

過去にバドミントン市場で成長した経験を踏まえ、工場の全面改装、自社ブランド展開で売上を伸ばしていきますが、ゲートボール自体の人気に陰りが出て市場縮小の脅威にさらされます。

せっかく投資したのに、需要変動が激しいためすぐにまた新たな事業を模索しないといけないという、なんともハイリスクな市場で頑張っていますね…。

この時点では、成型製品事業のほうが安定した売上を出せるようになっていて、経営を下支えしてくれるようになっていますね。社内の売上構成も60%を占め、数字だけ見ればむしろこちらの方が主力事業になっています。

なんとかグラウンドゴルフという次の流行市場にいち早く参入して市場シェアの過半数を獲得するようになりますが、多分A社社長は、「この市場もいつ需要変動の脅威にさらされるか分からない」と、このままのやり方では安定成長が図れないことを深刻に考えるようになったのではないでしょうか。

そこでスポーツ用品事業をもとに、安定成長できるような事業の関連多角化を図ろうと、福祉事業に参入したのではないかと思います。

ここで、創業以来ずっと製造業としての技術を磨いてきたA社に大きな転換期がやってきます。

スポーツ関連分野を健康ソリューション事業と位置づけ、ソフト開発などのサービス事業に参入。

従来のリソースや外部との連携が生かせるとは言え、思い切った多角化ですね。定款も変更したのでしょうねー。

これが恐らく、A社のこれから向かうべき方向性なのでしょう。

という、新たな方向性に応じた組織人事の変革について問うているのが第5問

サービス事業という、これまでの製造技術高度化や自社ブランド展開とは全く異なる戦略が求められるであろう戦場で、どのような「組織文化の変革」や「人材育成」が求められるかという問いです。

「組織人事の観点から」などと漠然とした制約条件ではなく、かなり具体的に絞られてますね。文字数も100字と少ないですし、助言系の問題の中では比較的答えやすかったのではないかと思います。

新たな市場で、既存の知識やノウハウ、ネットワークを活用して新たなソフト商品を開発していく必要性があるという点から

 

組織文化:

・アイデア創出やチャレンジを推奨する

・自治体や大学等外部機関とのネットワーク形成を重視する

人材育成:

・自治体や大学など外部機関との連携を通して学ぶ機会を充実させ、社員の企画・開発能力向上につなげる

・市場のニーズを幅広くとらえるための研修などを充実させ、高付加価値なサービスの開発・改善技術力向上につなげる

 

といったところを、私だったら答えたかと思います。

もう少し文字数があれば、さらに、「こうした組織文化改革や人材育成を通して、事業の高付加価値化を図り、A社を高利益体質へ成長させる」まで書いたと思いますが文字数が足りなさそうなので、せめて人材育成のところで「高付加価値」を入れる程度に留めたかもしれません。

これは【勝負の分かれ目】になった問題かな、と思います。事例I全体の中で相対的に位置づけるなら、【難し過ぎた】寄りな気もしますが…。

 

☆ところでA社は関連会社を含め、ほとんどが正規社員かつ年功ベースの人事制度を採っています。

ここまでA社の成長の軌跡を見てくるとだいたいその理由もつかめるかと思いますが、それを問うているのが第4問です。

さらに、ここでひとつヒントとして明確に与えられているのが、売上構成に対してアンバランスな従業員構成ですね。

まとめると、

 

・グループ全体で事業の考え方が異なるため、成果主義の基準を定めにくい

・コア技術の高度化や関連多角化により事業拡大してきた経緯があるため、短期的な業績のみでは評価できず、長期的に人材を育成していく必要性がある

・事業の需要変動が激しいため、成果重視型にすると事業転換の時期を見誤るリスクがある

・1人当たり売上高の高い製造事業と低い健康ソリューション事業との間で成果の水準が異なるため、成果主義導入により社員の士気が低下するリスクがある

 

私だったら、このあたりから3点ほど選んで答えたかなと思います。

ここも、多面的に解答できたかどうかが【勝負の分かれ目】になった問題ではないか、と予想されます。

 

俺の事例Ⅰ」はここまで。

私の解答も足りていない箇所は必ずあると思います。

どの事例も完璧に答えられる人などいませんし、そもそもそんなことは求められていません。

後から振り返ると、「書けていなかった」箇所ばかりが目についてしまうものですが、それは受験生のほとんどが同じです。

また、得点開示請求した人の多くが言いますが、自分の手応えと実際の点数はまったく相関性がありませんので、合格発表まではあまり思い悩まず、今できることをめいっぱい充実させて楽しみましょう

 

——-ここからは蛇足/来年の2次試験を受ける方向けです——-

 

 

最後に、今日のタイトルを「ストーリーを読み解く」にした理由について、簡単にお伝えしたいと思います。

私の「読む」解答プロセスは少し変わっていて、「ストーリー型読解」と勝手に呼んでいるのですが…具体的に説明しますと、

与件文を読みながら「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」で要点を書き出して整理する

という方法を採っていました。

下記は今年の事例Iの与件文を読みながら書き出したものです。(クリックで拡大)

(手書きで汚くてすみません…)

だいたい30分くらいかけて読みながら、これくらいのポイントを書き出します。

「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」とは、

 

①時系列

②因果

 

だと私は考えていました。

私の上記のメモで言えば、縦に書いた流れが時系列、横に書いた「→」が因果です。

 

そもそも与件文は、受験生の診断士としての読解力を問うために、一度組み立てたストーリーをわざとバラバラにし、一見してとりとめのない分かりにくい文脈にしています。

以前、「なぜ書けないのか?」というテーマで書いた通り、書けない理由の多くは「与件文や設問文の読み落とし」にあるものですが、ではなぜ「読み落とし」が生じるかというと、

 

与件文や設問文を、意図的にバラバラにされた状態のまま、“点”で拾おうとしている

 

可能性が高いと私は考えています。

 

「人の注意力の量には上限がある」と以前書きましたが、全ての‟点”にバランスよく注意を傾けることは非常に難しく、「ある点に注意を向けすぎた結果、別の点を見落としてしまった」という結果を引き起こしがちです。

与件文を読んだときはちゃんとマークしていたのに、解答に使ってなかった…」という経験をした受験生は多いのではないでしょうか。

 

要は、‟点”で拾おうとするから頭に残りにくいのだと思います。

事例企業のストーリーを

 

①時系列で、過去にどのような成長を遂げ、現在はどのような環境変化にさらされているのか? 

②因果関係で、どのような変革を行い、それによってどう成功/失敗したのか?

 

この2つの軸で整理すると、‟点”に見えていた与件文の要素が‟線”で捉えられるようになり、それぞれの要素がより頭に残るようになります。

私は、線=ストーリーで捉えるという読み方を取り入れるようになってからは、読み落としが減っただけではなく、出題の意図をより正しく理解できるようになり、「与件文の要素には実に無駄がない」ということがよくわかるようになりました。

整理しながら読んでみることで、 最初に作問者が描いたであろう、筋の通った構成が少しイメージできるようになるのかな、と思います。

そんなやり方もあるということで、来年受験される方のご参考になれば幸いです。

基本はいつでも「パクってカスタマイズ」ですからね

 

————————————————–

 

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皆さん、こんにちは!Nicoです

いよいよ本試験まであと1週間ですね。
すでに不安や緊張を感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

煽りではなく、事実として言いたいのですが、試験当日は今までの人生で感じたことのないくらいのプレッシャーを感じることになります。
そしていざ試験が始まれば、奇問、難問が出題され、自分が考えている間にも周りはどんどんペンを走らせている、といった状況に直面します。

何が言いたいかと言いますと…
まず、余程の強心臓をお持ちでない限り、試験中には平常心をキープすることはできない、ということです。

よく「試験を楽しめ」なんて言う人もいますが、そんなことできるのは、ごく一部の人間だけです。チキンハートの持ち主(私もです)には到底できません。

極度のプレッシャーにメンタルをやられてしまい、多くの人がパニックに陥ったり、頭が真っ白になったり、今までと全く違うことをしてみたり・・・・と自滅してしまうわけです。

Nicoが思うに、この二次試験の受験者母集団全体の中で、実力的には合格できるレベルの人は相当数いるはずです。

その合格レベルの母集団での競争なので、合格の重要なカギは「普段通りの力を出せたかどうか」、もっと言うと「自滅しなかったかどうか」にかかっていると思います。
結局は、競争相手との闘いではなく、自分との闘いになります。

 

では、本題の「完全に書けなくなってしまった時にどうするか」について触れたいのですが、この完全書けなくなってしまった時に、心がポキッと折れてしまい、自滅しやすいように感じます

そこで、しっかりと持っておきたい「意識」「テクニック」の観点から自分なりに整理しましたので、書かせていただきます。

<意識面>

①    白紙はNG

白紙ではその設問で獲得できる点はありません。事例Ⅰ~Ⅲは全問必ず空欄を埋める、という意識でいましょう。

②    完璧に書こうとするな

数分考えて思いついていない時点で、その問題は完璧には解けません。部分点狙いで良いので書いていきましょう。

 

<テクニック面>

①    与件にしがみつけ

ヒントとなる文を見逃していないか要確認。特に理由や強み、背景などが問われている場合は、与件にヒントがある場合が多いです。

②    切り口を使え

うみのの記事と重複する部分もありますが、下記のような切り口を持っておくと、書きやすくなるかと思います。

・事例全般
だれに・何を・どのように、外部・内部、国内・海外、短期・長期など

・事例Ⅰ
組織(組織構造・組織文化)、人事(採用・配置・評価・報酬・育成)など

・事例Ⅱ
3C(自社・他社・市場)、4P(製品・価格・チャネル・販促)など

・事例Ⅲ
QCD(品質・費用・納期)、3M(人材・設備・資材)など

 

③    多少のダブりを許容せよ

前の設問で使った与件文やキーワードを使わないようにすることが往々にしてあります。完全に使ってはいけないものとして、意識から外れていることもありますので要注意です。多少のダブりはOKとして、まずは書ききることを目標にしてください。

 

実は、Nicoも去年の事例Ⅲの問題で完全に書けなくなった経験をしています。残り時間5分で最後の問題にほぼ手を付けておらず、白紙の状況でした。

当時の状況を一言で例えるなら、福本伸行先生の漫画(カイジやアカギなど)を読んだことがある人ならわかると思いますが、「ぐにゃあ」視界がゆがむ表現)が一番近かったです。

そのような中で、最後に救ってくれたのは、④の切り口した。そういや、事例Ⅲで、3M(人材・設備・資材)で書いた問題があったな、と思い出したのです。合っているかどうかわかりませんでしたが、思いついた瞬間、無我夢中で書き殴りました。
ここが勝負の分かれ目だったと思っています。

 

まあ、私のことはさておき、試験当日に皆さんが書けなくなってしまった時に、少しでも上記を思い出して頂き、お役に立てれば幸いです

 

 

私からは以上ですが、最後は皆様へのエールで締めたいと思います。

あと1週間さえ頑張れば、今の勉強漬けの毎日から解放されます
頑張るのは、あと1週間で良いんです
自分のためではなく、周りで支えてくれている人のためにも、最後まであきらめずに頑張ってください

以上、Nicoでした。

 

 



みなさんこんにちは

勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです

 

もう10月に入り、試験まであと13日

みなさんも緊張してきたころかと思います。

今年初めて受験される方も、もう何年も受験されている方も


み~んな緊張しています。

あなただけじゃないです。

心は熱く、頭はクールに、

今やるべきことを落ち着いてこなしましょう。

今日はファイナルペーパーのお話です。

◇ファイナルペーパーってやっぱり必要?◇

-はい。必要です。絶対に作ってください。なぜなら

 

「なぜなら、二次試験では“自分で”決めたことをきちんとこなす必要があるから。」

です。

どういうことでしょうか。

 

二次試験を受験されたことのある方はわかるかもしれませんが・・・

あの試験の雰囲気で、自分の練習してきた“型”をなんなく使える人というのはごく少数だと思います。

当たり前のように今までと違う傾向の問題がでてくる

何を聞かれているかよくわからない

何を書いていいか分からない

こんなことは当たり前にあります。

 

試験30分前を想像してください。

張り詰める空気

周りも自分も極度の緊張に押しつぶされそうです。

筆記用具、受験票等必要なものを机上に準備し、

あなたは今までやってきたことを思い返しています。

あれ、そういえばどんな流れで問題解くんだっけ・・・。

とうとう頭が真っ白になり、なにもわからなくなりました。

こんなことが起きてしまう、そんな試験です。

なので必ずファイナルペーパーの作成を行いましょう。

 

ファイナルペーパー、それはあなたの“普段通りの力”を出すためのものです。

 

◇どういう風に作るか?◇

必要なファイナルペーパーはいくつかあります。

今日は“俺の”ファイナルペーパーということで、私がどういうものを作ったか、書いていきたいと思います。

 

 

①やることリスト

②注意点(戒め)

③鮭がきたらこうっ!!鮭がきたらこうっ!!

私の場合、上記の通り3つのリストを作りました。

それぞれ説明していきますね。

 

 

①やることリスト

これはもう簡潔に、試験が開始されて、あなたがやることを書いておきます。

例えば私であれば こんな感じに

・何をするか

に加え、

・それに何分かけるか

ということも書いていました。

これは必ずやった方がいいと思います。

試験中は「あ、やべぇ、これ全然わかんない。」

となることがたまに…、いや、結構あります。

そして時間を忘れて没頭してしまい…

なんてことがあっては困りますから、

必ず何に何分かけるか、ということは決めておきましょう。

(本当に多少のズレは許容範囲だと思っています)

②注意点(戒め)

これは

・今まであなたがやってきて、失敗してきたこと、

・これには要注意!

ということをまとめましょう。

人間だれしも、悪い癖を持っています。

絶対にその癖をださないようにするためには、

事前に想定し、

「絶対にこういうことはしないぞ!」

と強く思うことが必要だと思います。

そのためにも模試や、普段の事例解きのあとには

・反省点

・気づき

をまとめておき、ファイナルペーパーの中に落とし込みましょう。

 

③鮭がきたらこうっ!!鮭がきたらこうっ!!

まずこの画像をごらんください。

bokete(ボケて)という画像大喜利のアプリのとあるネタです。

このくまさんは

「鮭がきたらこうっ!!鮭がきたらこうっ!!」

と鮭が出てきたときを想定し、捕る練習をしています。

診断士の試験も同じです。

「同族経営」ときたら…。

・メリット

・デメリット

はこれ!

脊髄反射ででてくるくらいになっておかないといけません。

「ん~っと、なんだったっけ?たしかこれとこれと…。」

なんてやっている暇はありませんから。

ただ、覚えることは本当にいくつもあります。

効率的にこれを試験に活かすには、やはり“直前に”確認することがベストです

そのためにも

「これ」

がきたら

「これ」

を想起する

というリストを作っておきましょう。

※参考書でいうと全知全ノウにいい感じにまとまっています。

もしお持ちの方はこれを参考に作るといいかもしれません。

それから

過去記事の中にも、すごくいいことが書いてありました。

ハカセのファイナルペーパー   byハカセ

明鏡止水 (ファイナルペーパー)  byふうじん

 

これね、今見返しても本当に素晴らしい記事です。

受験生時代に読んでなかったことを後悔しました。

すごく大切なことがかかれています。

ぜひぜひご一読ください。

 

 

 

これが試験前の、私の最後の記事になります。

今昨年の試験のことを思い返しながら記事を書いておりました。

試験当日、私はほどよい緊張と、今までコツコツ積み重ねてきた勉強を自信にして、

最高の状態で試験に臨むことができました

本番では普段以上の力が出せる人はいません。

みなさんがいい“俺の”(自分オリジナルの)ファイナルペーパーを作成し、

“普段通り”の力を出して、他の受験生に少しでも差をつけられますように。

それでは、みなさんの合格を心よりお祈りしております。

きりでした。



こんにちは、うみのです。

 

本試験まで、残り2週間と1日ですね。

精神的には非常に辛い時期だと思いますが、「今やるべきこと」を冷静に見つめて、優先順位をつけて取り組んでいきましょう。

 

さて、セミナーなどで受験生の方から非常に多くいただく質問のひとつが、「事例別の取り組み方の違いについて知りたい」というものです。

事例Ⅳは明日の記事で、6代目財務四天王の1人である、おと氏ががっつりと取り上げてくれることになっていますので(例によって無茶振り)、私からは事例Ⅰ~Ⅲについてお伝えしたいと思います。

 

※6代目財務四天王とは?

おと、和尚、mya、まるの4人。財務について何か書かなきゃな~と思ったらいつもこの4人に無茶振りしています。

 

【事例Ⅰ】

1.何よりも、「A社は、組織と人事について悩みがあって、診断士であるあなたに相談に来ている」という大前提を忘れない。

組織は、組織構造組織文化の2面で分析する。文化が浸透しているか、構造が効率的になっているかに着目する。だいたいどちらかに課題がある。

人事は、能力開発モラール向上の2面で分析する。採用、配置、評価について、社員の納得を得られるような制度になっているか。育成のための体制が整っているか。だいたいどこかに課題がある。

 

2.分からない時ほど、与件文にしがみつく

与件文・設問文ともに、つかみどころのない表現が多くて不安を掻き立てるが、事例Ⅰはもともとそういう仕様だと割り切る。

割り切った上で、だけど、課題と向かうべき方向性は必ず与件文に書いてある

間接的に書いてあることが多いので戸惑うが、①創業から現在に至る時系列 ②過去の取組とそれによる成長、近年の環境変化とそれに応じて求められる新たな改革の方向性の因果関係を整理する。

 

3.一次知識の対応付けは与件文に沿って絞り込む

組織と人事に関する一次知識は広範なため、どの設問にどのキーワードを対応付けしていいか迷いがち。 しかし、与件文をしっかり時系列と因果関係で整理し、制約条件を踏まえれば、ある程度は具体的に絞られるはず。

 

※ここに自信がない人は、残り二週間で徹底的に強化しましょう。

過去問を読み、設問ごとに解答に使う一次知識のキーワードを対応付け、A評価答案に用いられているキーワードと照らし合わせてみて、対応付けを誤っている箇所はないかをチェックしてみてください。書けていないものがあるとすればそれは「知識はあっても、使い方が身についていない」状態です。

一次知識の体系化も大切ですが、「合格者はどんなキーワードを対応付けしているのか?」をインプットする=「使える」状態にすることは2次試験対策において非常に重要です。これは事例Ⅱ、Ⅲも同様。

 

【事例Ⅱ】

1.「B社は、マーケティングについて悩みを持った企業」であることを忘れない。

マーケティングとは言っても、2次試験における基本的なテーマは 「強みを生かし、メディアやチャネルを駆使して、新たな市場(機会)に打って出る」 ことである。

よって、主な着目ポイントは

 

(1)B社の強みは何か?

(2)その強みが生かせる機会(新たなターゲットとニーズ)はどこにあるのか?

(3)適切なメディアやチャネルはどれか?

 

であり、これらを与件文の中から正しく拾えるか、が事例Ⅱの勝負どころ。

 

2.基本の切り口に沿って与件文を整理する。

人事組織や生産管理と比較して、「マーケティングってなんだかイメージしにくい」と言う人は少ないと思われる。

よって、事例Ⅱは一番とっつきやすい科目とも言えるが、それだけに「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」ことで大事故を起こす危険度が最も高い事例でもある。

だからこそ、「基本の切り口」というフレームで、与件文の情報を‟診断士らしく”整理することが大事。

以下その具体例としての、基本中の基本。

 

(1)3C

顧客は誰か?どんなニーズを持っているか?

属性やニーズはどう変容してきているか?

競合の4P及び強みに対して、B社が「ここでは負ける」もの、「これなら勝てる」ものは何か?

 

(2)4P

商品・サービス …B社の“現在の”強み、独自性を生かしたものは何か?

価格 …ブランド価値や顧客から見たコストパフォーマンス(コストとは金銭的な意味だけでなく、時間的や心理的な手間も含む)を踏まえ、プレミア(付加価値)を感じさせる価格で行くか、お得感ある価格で行くか?

流通・チャネル …“B社の”商品・サービスを“B社の”ターゲットが買ってくれる最適な場所はどこか?直販か、卸か?リアル店舗か通信販売か?

販売促進 …“B社の”ターゲットに情報を伝える最適な方法は何か? 何のツールや誰を使い、どこでどうやって届けるか?

 

(3)STP

新たに打って出られる市場はどこにあるのか?

ターゲットはどんな属性の、どんなニーズを持った人か?

競合と差別化し、かつ顧客のニーズを満たしうるサービス・商品は何か?

 

(4)誰に、何を、どのように

新たな市場に打って出る戦略を、この3つに沿って説明できるか?

このフレームが欠けている解答は、B・C評価答案にとても多い。

B社の課題と向かうべき方向性を3C、4P、STPで整理できていれば、自ずと明確になるはず。

 

これらのフレームに沿って与件文を“診断士として読む”ことができれば、各設問で「何が問われているのか?」も理解できる。

少なくとも、「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」ようなことは防げる。

 

3.高得点を狙おうとしない。

事例Ⅱで最も大事なのはこれかもしれない。

「他の受験生が書かないであろうことを書いて、差をつけてやろう」と考えた時点で、あなたが差をつけられている。

採点方式に「減点システム」があるかどうかは定かではないが、妥当性の低い(=与件文から根拠を示せない)アイデアや知識をひけらかすことは、「私は題意を理解できていません」と採点者にアピールしているに等しい。

特に事例Ⅱは、「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」中で上記のような下心が出やすいだけに、要注意。

 

【事例Ⅲ】

1.「現場の明らかな課題」を見つける。

与件文全体をQCDの視点で見ると、どこかに必ず「明らかな課題」がある。

受注~生産~納品の流れを整理し、

①「していない」「できていない」こと ②ムリ、ムダ、ムラ を全て洗い出す。

 

2.「流れに着目する。

「生産管理」において課題を持つ事例Ⅲにおいては、「二つの流れ」が重要。

ひとつは、情報の流れ。

もうひとつは、モノの流れ。

二つの流れに着目して与件文の情報を整理してみると(図式化してみるとわかりやすい)、

 

・部門間(社内全体)

・生産工程(工場内)

・外部(取引先、仕入先、外注先など)

 

のどこかに「スムーズに連携できていない箇所」があるはず。

情報の流れなら、どう共有するか。

モノの流れなら、どう生産リードタイムを短縮し、どうコストを下げるか。

の視点で、解決方法を明示する。

 

3.一次知識を使って、解決方法と成果を具体的に示す。

事例Ⅲは特に、「現場の明らかな課題」に対して、「具体的な解決策」と「それによる成果」を明確に示す必要がある。

運営管理の知識を持った診断士として、具体的な改善策を提示することが求められている。 解決方法の基本はECRS(ないじゅか)

洗い出した課題は全て解決してあげるとともに、「それをやることで何がどう改善されるか」までを具体的に書く。

そして、現場の課題をクリアすることで、C社が進むべき方向性に向かえるという因果を明確にする。

 

———————–

 

以上、「それぞれの事例で何が求められているのか?」を把握しておくことは、出題者の意図を汲むうえでは最も重要となる前提です。

私が受験生時代、このことに気づいたきっかけは、初代・ハカセ氏のファイナルペーパーでした。

 

※余談ですが、「盲点をピックアップして補強する」という目的で「人のファイナルペーパーに学ぶ」ということは直前期対策としてはとても有効だと思っています。その理由については別のブログに書いていますので、ご参考になれば幸いです。

 

そして、事例Ⅰ~Ⅲの解答作成において共通して言えることは、

 

与件文と一次知識のバランスが大事

 

ということです。

与件文の抜き出しだけでは診断としても助言としても力不足。

診断士なら、専門知識(=一次知識)をさらにそこに加味して「つまりこういうことだと診断できます」「すなわちこうすることで解決できます」と具体的に示す。

 

一方で、一次知識のキーワードをやたらめったら詰め込めばOK、ということでもない。

あくまで与件文から、事例企業の時系列と因果、課題と向かうべき方向性を具体的に抜き出したうえで、そこに最も適切と思われる一次知識を対応付けることが大事。

そして与件文の抜き出しは、「与件文の言葉をそのまま使う」ことが重要。

変に知ったかぶりして言い換えたところで、採点者に伝わる可能性が下がるだけ。

「与件文の抜き出しは素直に、一次知識の対応付けは与件文に忠実に」を心がける。

 

ここまで読んでも、具体的にどう書くのかイメージできない…という人は、“A評価答案の読み込みと分析”が不足している可能性が高いです。

ふぞろい」や再現答案まとめを読んで、採点者に伝わる「与件文の抜き出しの仕方」「一次知識の対応付け」をインプットすることをおすすめします。

 

そして、最後に勝敗を分けるのは

 

「事故を起こさない(=40点以下を取らない)こと」

 

だと私は思っています。 事故とは、「みんなができる問題で題意を外す」ことです。

いわゆるサプライズ系の問題はみんなができなくても当たり前。

むしろ、与件文と設問文をしっかり読み込めていれば解けたはずの問題で、見落としや制約条件外しをしてしまうことのほうが致命的です。

手堅く解ける問題で着実に点を積み重ねることを意識して臨んでくださいね。

 

また、得点開示制度が導入されたことで、出題の傾向が変わるのでは・・・という風評もありますが、結局、2次試験においてやることの本質は変わりません。

すなわち、

 

与件文に描かれた事例企業の課題と向かうべき方向性をつかみ、

設問文で問われていることに対して素直に、

診断士としての知識を用いながら答える、

 

ということ。

その原則に忠実であるかぎり、10月25日は「事故なく安全運転」で走り抜けられるはず。

 

あとは、逃げずにやりきることだけを考えて、最善を尽くしましょう!



 

企業を運営していくうえで大切なものはたくさんある。従業員のモチベーション、マーケティング、QCD。安全性や収益性、効率性も追求する必要があるだろう。その中であなたは目の前の社長に対して何を具体的に伝えていくのか

 

なごです。

 

そろそろ2次の学習も中盤を過ぎ、自分なりの解法が定着しつつある頃でしょうか。ほとんどの人が自分なりの回答手順は確立したものの、それが正しいかどうかも分からず不安な日々を過ごしていると思います。しっかりと納得した回答方法を確立できているのはほんの一握り。まだまだ実力差はほとんどなく、横一線の状態であると思います

でもここで頑張ることで、「何を聞かれているかを察し、必要な要素で解答を構成する」ことが可能になるちょうど端境期でもあります。
少し過去の記事も参考にしてみましょう。

 

目から鱗集

事例高得点の先にある罠

まっきーの事件簿file9

80分では間に合わないよ(泣)というあなたへ

 

 

多くの合格者がこの時期、苦しい時間を過ごしています。模試での点数は別にしても、誰しもが先の見えない中でもがいています。でもこの時期を抜けると、キーワードが目に飛び込んでくる実感を持つ人がでてきたり、周りの回答が想像でき、自分なりのA答案を作ることができるレベルまで達する人がいたりと、実力差が明確に表れ始める時期がやってきます。
まずは今の積み重ねが大切。頑張ってください。

 

さて、今日は各事例におけるキーワードを書き出してみました。

まず事例Ⅰです。
企業における収益向上を目指し、取り組むべき人事施策はたくさんあります。
1次試験で単語の意味は皆さん理解していると思いますが、その長所・短所、また使われるシチュエーションの違いなど細かな部分になるとあいまいな方もお見えかもしれません。2次ではこれらの言葉の違いをきちんと理解することも必要であるため、頭の中で構いませんので、おさらいをしてみてください。

 

機能別組織、ラインアンドスタッフ組織、事業部制組織、マトリックス組織

採用、配置、報酬、育成、評価茶化

職務充実と職務拡大

同族会社のメリット、デメリットは

組織のライフサイクルの各々の特徴(誕生期・成長期・成熟期・衰退期)

ダイバーシティ

 

 

では一つ例題を。

下記のようなモラールが低下しているときの対策を考えてください。
(1)仕事を任されていない
(2)コミュニケーションが円滑でない
(3)企業の目標が明確でない
(4)成果が評価に反映されない

 

事例Ⅰを紐解くキーワードはたくさんあります。でもそのキーワードを理解しておくことで、出題者が意図するレベル感に沿った回答が出来るのです。組織構造について聞かれているのか、組織風土を聞かれているのか、モチベーションについて聞かれているのか、問われているレベル感を的確に察することを意識してみてください。

 

次は事例Ⅱです。
今度は競合他社も登場しますね。自社がどのような戦略で戦っていくのかを強く意識することが大切になります。

 

外部環境と内部環境

成長戦略(市場浸透、新市場開拓、新商品開発、多角化)

競争戦略(コストリーダーシップ、差別化戦略、集中戦略)

価格戦略と非価格戦略

ブランディングとマーチャンダイジング

情報発信の方法(パブリシティ、口コミ)

インターナルマーケティング

インタラクティブマーケティング

コーズリレーテッドマーケティング

RFM分析

生涯顧客価値

 

ではこちらも例題を。

サービス財の3つの特徴に対する対応策をあげてください
(1)同時不可分性
(2)非均一性
(3)無形性

 

どうでしょう、さっとイメージが膨らみましたでしょうか。価格を繁閑に応じて変更したり、サービスマニュアルを作成して品質を一定にしたり、体験キャンペーンで見えづらい商品をPRしたりと、普段、日常生活の中で何気なく使っているサービスですら、設問形式になると戸惑うこともあるでしょう。このタイミングで一度頭を整理してみてください。

 

 

では事例Ⅲです。

問題点が山積みの事例Ⅲ。指示を守らず勝手なことをしている人たちがいます登場人物が多いのも特徴であるこの事例、QCDの視点で外注先も巻き込みながら改善をしていきましょう。

 

生産管理(計画・実行・統制)

3S(単純化、標準化、専門化)

5S

ないじゅか(ECRS)

見込み生産と受注生産の違い

個別生産、ロット生産、連続生産

生産リードタイムとレイアウト

セル生産方式のメリット・デメリット

内製化と外注化のメリット・デメリット

 

ではこちらも例題を。
製造工場で問題が発生しています。対応策をえて下さい
(1)工程ごとに製造時間のばらつきがある
(2)遅延が発生している
(3)不良品が多い
(4)モチベーションが低下している
(5)段取り時間が長い
(6)作業員に能力差がある
(7)滞留在庫が多い
(8)生産計画が硬直的

 

事例Ⅲは問題点が結構、明確に書かれています。そしてボトルネックとなっている真の問題点を見つけ、的確に指摘することが大切です。
ざっと書き出してみましたが、いかがだったでしょうか。事例を解いているともやもやした感覚が常にあると思います。でも実際、目指すべき回答は、これまで皆さんが学んできたことの積み上げでもあるのです。改めて知識を整理しながら、引き続き過去問に取り組んでみてくださいね。

 

なごでした。

 



みなさんこんにちは

勉強頑張ってますか?燃えてますか?

きりです

今回は解答プロセスの組み立て方に関してのお話です。

前回の記事で書いたように、解き方は人それぞれです。

おそらくみなさんもいろんな人の解答プロセスを参考にしながら自分なりの解答プロセスを構築したことでしょう。

ただ、解答プロセスの構築は非常に難しい

特にあなたが独学ストレート生ならなおさらです。

いくらパクってカスタマイズを活用したとしても、

本試験の前日まででも悩みの種になってしまうポイントだと思います。

これは時間がないんだから仕方がないと思います。

わたしもストレートの時は最後の最後まで悩んでいました。

解答プロセスの構築には以下のことに留意しましょう。

~最終的に何が足りないか~

これは具体的にどういうことか以下で説明します。

問題を解くということは、基本的には


①読む

②理解する(考える)

③書く

という流れになると思います。

あなたがこれまで事例を解いてきて、上記3項目の何が足りないと感じていますか?

①読む

読むのにそれなりに時間がかかってしまう。

けれども、時間をかけて読めば理解は早いし、書くのもそんなに遅くはない。
こんな方がいらっしゃれば、80分間の解答プロセスの「読む」の部分を他の人より時間をかけてみましょう。

②理解する

これが遅いと中々この試験に合格するのは難しいです。

ここを根本的に解決するのは時間をかけて勉強するしかありません。

もし付け焼刃的になんとかしたいと考えるならば、

「難しいことは考えず、あくまであなたが理解できる部分だけで頑張る」

という風に考えを変えてみたほうがいいかもしれません。

実際問題この試験は、試験中に

「わかるわかる~♪楽勝~♪」

と、解ける人はまずいません。

(試験が終わってからですら解答が割れるものですから。)

ということで、シンプルに考え、シンプルに書く。

本当に難しい設問は、字数が埋まらなくても気にしない。

これでいきましょう。

事実、空欄の設問があっても合格している人は何人もいますので。

③書く

読む、理解するは問題ないが、書くのが致命的に遅い。

もしかしたらこういう人は、理解⇒書く のプロセスに問題があるかもしれません

理解⇒考えを整理し⇒書く

「考えを整理する」、という部分ですね。

この部分に時間を少しもうけましょう。

80分間の時間の使い方は前回の記事に、私が実際にしていたことを書いておりますが、

苦手な部分には少し時間をかけるなど、バランスを独自のものに変えてみることで、

すごく解きやすくなります。

 

もし解答プロセスが構築されたら、自分でそれを行うためのマニュアルを作り、

必ずそれに則ったやり方ができるようにしましょう。

せっかく作っても、本番で使えなければ意味がありませんから。

 

また、どのやり方が解きやすいか、を判断するトレーニングですが、

「同じ事例を連続して解く」

これが私には最も有効でした。

 

実際にアウトプットされた自分の解答にも明確な変化がでますし、

解いている最中にも、「この部分の時間が足りない!」

と気づくことができると思います。

本試験まであと少し、スタミナ的にはかなり苦しくなってくるところですが、

あと少し、力を振り絞って頑張ってください。

合格はもうすぐそこまできています。

 

きりでした。



 

こんにちは、 Xレイ です。
二次試験まであと5週弱。いかがでしょうか。

今日は、珍しく6代目リーダーより特命を受けております。
それは
いまだに二次試験の“キモ”が掴めず心が折れそうな受験生を何とかして
というものなんですが。

事例Ⅰ~Ⅲ。
一向に合格できそうな解答を書けるようにならない
いまだ何をしていいかもよく分からない
とそんな方。
おそらく、解答パターン(思考パターン)ができていないのではないかと。
どんなことかと言いますと

第1問 C社の強みを述べよ

こんな設問があったとします。
なんとなく何をすればいいのか分かりますか。

①C社の強みを答えればいいんだな、と解答要求を把握する
②「C社の強みは、・・・である」といった感じで解答しよう、と解答フレームを決めておく。
③与件文から、他者と比較してC社の優れている点が書かれている記述を探してくる。
④無事見つかったら「C社の強みは、・・・である」とさっきの解答フレームに当てはめて記述をする。

おそらくこんな感じが多数派。
この通りやれということではありません。
このような解答パターン(思考パターン)を各々の設問に対して、ある程度確立しておく必要があるのではということです。
「80分のお作法」をパクってカスタマイズするのはその後です(同時進行もあり)。なので、そのパターンを確立せずに、80分の過去問演習を行っても、なかなかうまくいかないはずです。

それでは、どのようにそのパターンを確立するのか。
一つ例を挙げると、
“目指す解答”いわば“自分なりの正答”を決めて、そこから逆算
どうすればそこにたどり着けるのかを一度じっくりと考える。
こんな感じでやってみるのはいかがでしょうか。

 

今日はもう一つ、事例Ⅰについて思うところを。

二次試験対策を始めて早6週間。
形になってきたと感じるストレート生も、少なくないでしょう。
事例Ⅱは、正しい方向に発想力を生かせれば大丈夫そうだ。
事例Ⅲは、この過剰な情報量を処理するのは時間との戦いだ。
などなど思うことも。

事例Ⅰはどうですか。
何だかよく分からない
いまだ、こう感じる方も多いと思うのですが。

その事例Ⅰの与件文。どんな事に気を配って読み込めば、事例企業さらには解答要求をしっかりと把握できるのでしょうか。

時系列を意識する
私の中での二次マスターなごさんがこちらでおっしゃってました。もちろん重要です。
ちなみにそちらの記事。ストレート生の方は、今一度しっかりと読んでみてください。この時期になると、マスターの指南が、以前よりも分かると思います。

もう一つ、近年の事例Ⅰで重要なのは
戦略を意識する
これだと思います。

 

組織は戦略に従う

“近年の事例Ⅰ”といいましたが、平成21年以前とそれより後では、少々様子が異なります。

平成21年以前はA社の業績がイマイチというパターンが多いんです。
そこで最悪「これからどんな方向に進めばいいの?」となってしまって、今後の事業の方向性、それ自体を助言しなさいということに。
こうなると難しい事例Ⅰが、さらに難しくなってしまいます。

それに比べ、平成22年以降はA社の業績が割りといいんです。
経営環境の変化にうまく対応して、すでに正しい方向(=戦略)に向かって進んでいる。そんなシチュエーションで、それが与件文に描かれています。

よって、その描かれている戦略を読み取り、常に念頭に置くことで、いくつかの設問において解答要求を取り違えることなく、正しい方向性で解答できるのではないかと考えています。ちなみに、解答する内容はあくまでも組織・人事を意識します。

どういったことか具体的にいきます。

 

平成22年の事例Ⅰ。(以下は個人的見解です)

A社は砂糖を中心とした食品原材料を扱う商社。
与件文から
1.物流機能の強化と販売経路の維持・拡大
2.加工部門の強化
といったA社がすでに進めている戦略を読み取り、常に念頭に置きます
さらに、基本的にはその戦略に従った組織をデザインしていく、といった意識を持ちます。

第1問は、物流機能の強化という戦略に至った背景について聞かれていて
(設問1)では、その戦略をとる前はどのように事業を行っていたのか
(設問2)では、そこからどうしてその戦略をとることになったのか
それらを答えてほしいのではないか。

第2問は、販売経路の維持・拡大という戦略のための施策で、結果的には物流機能の強化にもつながる、M&Aについて聞かれていて
(設問1)で、まずはその戦略自体の概要を問われている
(設問2)で聞かれているメリットは、その戦略を推し進める上でプラスになることのはず。つまり、買収先の従業員が作り上げてきた顧客との信頼関係ごと顧客基盤として手に入れられる、といったような。ちなみにデメリットは、おそらく人事の観点から待遇面。

第3問はひとまず置いておいて、第4問。
物流機能の強化と販売経路の維持・拡大に加え、加工部門の強化という既存の戦略を推し進めていく前提で、さらに経営資源を分散させて専門外の領域で事業をするべきか、を聞かれていて
『加工部門の強化なんかより、仕入・販売・配送に専念し新たな領域を目指す組織作りを・・・』など、絶対に答えてはいけないはず。
ここは既存の戦略を肯定した上で適切な方向性を示し、それに即した組織のデザインを助言する。

このように考えていければと。
もちろん個人的見解なので、内容に異論はあると思います。
特に第2問の解釈は難しく、間違っているかもしれません。
言いたいのは、事例企業を「経営戦略」といったような大きな視点で捉えて、そこから設問によって組織・人事の問題に落とし込んでいければ、ということです。

ついでに、ひとまず置いておいた第3問。
どのように答えるべきか判断が難しいのですが、仮に、単純にメリット、デメリットを中心に答えるとすると
メリットは、普通に考えれば次世代を担う人材のモチベーションアップということになるのでしょうか。
さておき、少々話は逸れますが、ここではそのデメリットについて。
与件文の第1段落の最後の方。
「定年を目前にしたあるいは定年延長した社員の割合が高く・・・」
組織・人事の事例Ⅰなので当然目に留まるところですが、一歩踏み込んで考えて、そこから現状は離職率が低いということを連想できるかどうか。
聞かれてるのはA社にとってのデメリットです。
一般的に考えられるいくつかのデメリットの中から、離職率悪化の懸念を指摘するのは十分理にかなってると思います。
これは、事例Ⅰ~Ⅲ共通なのですが、ポイントで一歩踏み込んで考える
重要なことだと思います。

 

話を戻しまして、「戦略を意識する
上例は、戦略を読み取れた後の話ですが、まずはその読み取りが重要であることは言うまでもありません。今日は連休スペシャルということで、その辺りの話をもう少し。

 

平成23年の事例Ⅰ。(またまた、個人的見解です)

A社は、絆創膏を主力商品とした医療品メーカー。
近年推し進めている戦略は、新市場の開拓
具体的には
1.医家向け医療品市場
2.中高年向け製品市場(化粧品・健康食品)
と、ここまでは簡単。
もう一つ読み落としていけないのは、第1段落の最後。
「わが国とは法や規制の異なる欧州や米国、今度の成長が期待される中国などの海外の市場開発・・・」つまり、
3.海外市場
“法や規制の異なる”という記述から一歩踏み込んで考えて、展開する商品は医療品(中国へは化粧品・健康食品の可能性もあり)。
ついでに、2.はなぜ「中高年層をターゲット」にしたのか一歩踏み込んで考えてみる。
主力の絆創膏市場、その消費の中心はおそらく子供。
少子高齢化による、その市場規模の縮小を感じ取ったからかな。
と推測しておく。

こんな感じで戦略を読み取り、それを意識して各設問に取り組んでみると、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。しつこいようですが、解答する内容はあくまでも組織・人事です。

 

以上です。
大きな視点で事例企業をしっかりと捉えて、正しい方向性を言い当てる。
解答の根拠探しで行ったり来たりの受験生を尻目に、それができればと思うのですが。

それでは、また  Xレイ

 



さて、今回のテーマは時短文章作成法です。

これまで私は財務会計や事例Ⅳについての記事を多く書いていました。つまりそれが得意だったからです。それが得意ってことは、逆に言うと、事例Ⅰ~Ⅲは苦手ってことです。なぜ苦手かというと、文章を書くのが下手だったからです。

あの80分という短い時間の間に、3ページほどの与件分を読んで、それぞれの設問に対して、出題者の意図にあった解答を書くということは、私にとって、非常に難易度の高いことでした。

そんな文章力のない私が、考えた方法は「解答フレーム」最大活用です。

私は受験生時代に、解答フレームヲタクといっていいほど、解答フレームに凝っていました。ふぞろいはもちろんのこと、受験校の解答例を参考にしながら、独自の解答フレームを作っていました。

本試験での用紙を例にして、どうやって私が解答フレームを使ったのかをご説明します。

 

 

解答フレームの概要

まず解答フレームについて説明します。
解答フレームというのは、解答を作成する上での骨子のようなものです。
例えば以下のように使います。

 

設問 解答フレーム
その理由を述べよ 理由は、◯◯なので、◯◯することで、◯◯の効果があるから。

というように使います。

つまり、設問を読んで、与件分を読まないうちに、解答の骨子(フレーム)を事前に作ることです。

 

 

私は解答フレームをこうやって使った

それでは、実際の本試験で私が解答フレームをどう使ったのか説明します。

昨年の事例Ⅰの問題を例にして説明します。

(1)解答フレームの作成

H26年 事例Ⅰ 第1問(配点20点)
A社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。

この設問を読んで、下記のフレームを考えました。

①まず、基本の解答フレームは「変化は〇〇である。」だなぁ
②変化を聞いているから、変化前と変化後を書く必要があるなぁ。
③経営環境といったら「誰に・何を・どのように」が鉄板だ。
④文字数が120文字でそこそこ長いので、複数の論点を入れる必要があるなぁ。

 

というように、設問を読んで、下記の解答フレームにしました。

 


変化は

以前は 近年は① 近年は②
誰に
何を
どのように
効果は?

である。


なお、この時点ではまだ、与件文を読んでいません。このあと、この解答フレームの中に、与件文をキーワードを入れていきます。

 

 

(2)与件文からキーワードを入れる。

この解答フレームの中に、与件文を読んで、キーワードを入れていきます。


変化は

以前は 近年は① 近年は②
誰に 取引先に 取引先に 研究型中小企業に
何を アイディアを 新しい技術や新しい製品を 資金面を
どのように 要望をこえる提案 提案 公的助成金
効果は? 存続と成長ができた 取引継続できない 研究開発費を調達できる

である。


 

 

(3)解答を作成する。
(2)の解答フレームを見ながら、全体の文字数に注意しながら、文章にする。
その結果、下記の解答ができあがりました。

 

以前は取引先の要望をこえるアイディアを提案すれば存続と成長が実現できたが、近年は、①新しい技術や新しい製品を取引先に提案できなければ取引継続できない、②資金面で公的助成金により多額の研究開発費を調達する制度が整ってきたなどの変化のためである。

 

ここで言いたいことは、私の再現答案がいいということではなく、解答フレームを使えば、「解答を書いたけど、やっぱりしっくりしないから、やり直そう」とか、「因果関係がない文章になってしまった」ことを避けられるということです。

下記の画像は実際の本試験の用紙です。汚い字ですいません。

(クリックすると大きくなります。)

 

 

 

代表的な解答フレーム

受験生時代に、いろいろと解答フレームを考えましたが、代表的な解答フレームは次の通りです。

 

設問 解答フレーム
理由は? 理由は、◯◯の事実なので、◯◯の対策をすることで、◯◯の効果があるから。
事業の方向性は? 方向性は、◯◯(誰)に対して、◯◯(何)を、◯◯(どのように)することである。
助言せよ ◯◯(具体的内容)を行うことを助言する。その理由は◯◯を実施することにより、◯◯の強みを活かして◯◯の機会をとらえ、◯◯の効果があるから。
原因を述べよ 原因は、○○(誰)に対して、○○(何)を、○○(どのように)したために、◯◯の結果となった。
違いを述べよ 違いは、◯◯は、◯◯(誰)に対して、◯◯(何)を、◯◯したが、一方で△△は、△△(誰)に対して、△△(何)を、△△した違いがある。(※)違いなので、比較対象を必ず書く
差別化できた要因は? ◯◯は◯◯だが、△△は、△△であること。

(※)差別化なので、比較対象があるはず、それとの違い(差別)を書く。

 

 

 

 

 

2次試験はパズル

これまで話した、解答フレームの具体的な利点や効果はなんでしょうか?
私がイメージしている、解答フレームの利点や効果は、2次試験のパズル化です。これについて、詳しく説明します。

解答フレームが無い状態で解答を作るときは、白地のキャンバスにゼロから絵を書くようなイメージで、なかなか筆が進まず、書くのに時間がかかってしまいます。つまり、80分で解答を書き上げることができません。

でも解答フレームがあれば、枠(フレーム)の中に、与件文のキーワードをはめ込むパズルに変わるので、白地のキャンバスにゼロから解答を書くのと比較して、書く時間が短縮できます。つまり、80分で解答を書き上げることができやすくなります。

どっちが簡単?

 

2つめののメリットは、「聞かれている事に聞かれているように答えることができること」です。これは何度も聞いたことがあるとおもうのですが、2次試験の一番大事なことは、「聞かれていることに、聞かれているように答えること」です。

設問で「◯◯した理由を述べよ」と聞かれた時に、解答フレームを「理由は、△△をすることで、◯◯の効果を期待したためである。」とすれば、この時点ですでに聞かれたことには答えています。そのため、、解答の意図を外してしまう大事故を起こしにくいことです。つまり、解答の安定化です。

解答フレームを使いこなして、時間短縮と解答の安定化を実現してください。

 

 

 

 

パックってカスタマイズ

最近道場ブログで流行って(?)いる、パクってカスタマイズについても話します。

解答フレームについて、長々と書きましたが、これは私が個人的に「こうすれば合格に近づくんじゃないかなぁ?」と受験生時に考えた方法です。この考え方が、すべての受験生に当てはまるとは思っていません。ただ、悩める受験生のヒントにはなるんじゃないかなぁとは思っています。

私が書いたこの解答フレームのいいところだけを真似して(パクって)、自分なりにアレンジ(カスタマイズ)して、本試験当日に使える武器としてください。

 

 

 

まとめ

文章作成が苦手な人は、解答フレームがおすすめ。
2次試験はパズルと考える。
時間短縮と解答の安定化のメリットがある。
パックってカスタマイズ。

以上、おとでした。


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