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お久しぶりです、9代目のchikaです!
そうです、平成生まれアラサー独身女子のchikaです。
平成生まれの私ですが先月ついに30歳になりました。
(もう時代は令和ですね・・・。)
でもまだ独身です。え?予定?まったくありません。
日々アンチエイジングにいそしんでおり、友人から「美容オバケ」と呼ばれるようになりました。
(そんな話はどうでもいいですね・・・。)
過去記事はコチラです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

試験テクニック、ノウハウ的な情報は10代目のみんなが届けてくれているので、今回私から皆様にお伝えしたいことはこちら。

中小企業の経営コンサルを実体験して気付いた、二次試験の本質

私は現在、旅館の経営コンサルタントを目指して修行中です。
とある温泉街の小規模の旅館にハンズオンで入りこみ、経営改善を行っています。
そんなコンサルの実体験から気づいた、二次試験の本質について書きたいと思います。

 

①事実を正しく把握することが重要

私がコンサルとして現場に入り、最初にぶつかった壁は「事実の認識」です。
私がみている旅館は、どこから手をつけていいか分からないほどたくさんの問題が起こっていました。。
多分、経営がうまくいっていない中小企業はどこもそうだと思います。
そこで、診断士試験で得た知識からたくさんの改善策が思い浮かびました。
(キーワード解答法として紹介したような改善策が思いつくわけです→事例Ⅰ事例Ⅱ事例Ⅲ事例Ⅳ

しかし!それはあくまでも、与件文に書いてあるヒントを元に立てられる改善策
リアルな現場では、当たり前ですが与件文がありません。
リアルな現場では、与件文に書かれるような情報(事実)を自分で把握することが第一歩だと気づいたのです。
この事実の正しい認識が本当に大事で、間違った認識(つまり妄想、安易な仮説)で改善策を立ててしまうと、それは間違った改善策なのでうまくいくわけがありません。てか、実行すらできません。
外部環境分析、内部環境分析、そもそもこれが間違ってたら全て崩れます。

そこでふと気づきました。
二次試験の掟として、”与件文から離れないこと”が重要というのはこういうことだったのか・・・!
そう、
与件文に書いてある情報を見落とさない。
与件文に書いていないことを勝手に妄想しない。
ということ。

与件文という「事実」がそこに書いてあるわけです。(これってすごく有難いことですよ!!)
その与件文(事実)を見逃すのはご法度!!
与件文(事実)から離れて、妄想するのはご法度!

いやー、二次試験ってほんとよくできてますよ。
与件文から離れた妄想解答に点数が入らないのは当たり前なのです。

 

②経営者の気持ちに寄り添うことが重要

二次試験のもう一つのポイントとして、経営者(社長)の気持ちに寄り添うこと、というのもご存じの通りだと思います。
与件文に書かれている「社長のビジョン」や「社長の想い」、そこに寄り添った解答を書く、ということです。
・・・・・・・・
コンサルの現場に入ってみて痛感したのは、全員の味方ができないということ。
全員、つまり、経営者にも、社員にも、パートさんにも。その企業にいる全員の気持ちに寄り添うことは本当に難しい。
「会社を良くしたい」という経営者の気持ちはもちろん分かる。
一方で、「変化を嫌う」「めんどくさいことはしたくない」という現場の従業員の気持ちも、分かる。
ただでさえよそ者扱いされて心を開いてくれない従業員。コンサルに入った当初、従業員に嫌われるのが怖くて、何も施策を実行できなくなってしまいました。”会社を良くしたい社長”と、”変化を嫌う従業員”の板挟み状態になっていました。
でも私のミッションはこの会社をよくすることだと考えたとき、やっと気づきました。
唯一、絶対に寄りそわないといけないのは、経営者の気持ちだということに

会社の舵を切るのは経営者。
経営者の気持ちに寄り添った提案(施策)じゃないと、経営者が本気で舵をきれない。
だから、コンサルタントの独りよがりな提案はNG。

逆に、コンサルタントが従業員には嫌われるのはしょうがない。
結果を出して会社が良い方向にいけば、従業員からもいつか信頼されるはず。
極論、結果を出して経営者に信頼してもらえれば、いくら従業員に嫌われてもOK。
(・・・だってコンサルフィーを払うのは経営者だしね。)

だから今は、従業員から嫌われ者になる覚悟をして、
経営者の気持ちに一番に寄り添うことを大事にしています。

長々書きましたが、結論、経営者の気持ちに寄り添った提案じゃないと点数が入りません!きっと!!

 

③実行可能性のある提案をすることが重要

これも、二次試験の掟の一つだと思います。
大がかりな投資はNG。
高度なスキルが必要な施策はNG。
だって中小企業だから。ヒト・モノ・カネ、ありません。
でも、大企業に勤めている方だとうっかり大企業目線になって実行可能性の低い施策を書いちゃう。
ありがちなのかな、と思います。

実際にコンサルの現場に入ると、実行フェーズが何より大変。。。
実行できる施策じゃないと、ただの机上の空論。
社長から「できるもんならやってみて」と何回言われたことか。
そして、自分でも実感しました。そんなに簡単に実行できない。
だってまず資金が潤沢にない。実行する従業員は現場で手一杯。
実行可能性はあるか?これ、重要。てか、当たり前っちゃ当たり前。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長々と偉そうに書きましたが、私もまだまだコンサルの卵。
ただ、独立して一年経ち、受験生時代には実感できなかった経営コンサルのリアルを知ることができたので、本日共有させていただきました。
いや~~~、二次試験ってほんとによくできてます。まじで実感しました。
二次試験を受験される方は、今日お伝えした3つのポイントを改めて意識してほしいなと思います!

そして、何より実感するのは、勉強した知識を活かして仕事ができること、これ、ほんとーーーに楽しい!診断士の勉強を始めてよかった。合格を諦めなくてよかった。診断士になって本当によかった。

合格した皆さんと、診断士仲間としてお会いできる日を楽しみにしています♪
以上、chikaでした★

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おはようございます、たっつーです。
(過去記事はこちら。うち、1次試験後の記事は以下のとおり)

【2次試験攻略の勘所】初見時の復習に全力をかけるべし!
2次攻略のための「具体的な」復習方法
マイベスト答案は作るべきか

先日の勉強会に来ていただいた方々、ありがとうございました!

私は所用があって午前中しか居れなかったのですが、皆様の答案に直接触れさせていただき、去年の自分を思い出して懐かしく思うと同時に、やはり、皆様の合格を心から願った次第です。

さて、その勉強会(事例Ⅰ~Ⅲ)では、「これは、もっと○○したほうがよかったですね」という指摘に対して、「分かってはいるのですが、時間が足りず…」「時間がなくて最後焦ってしまって…」「骨子の段階では気づいていたのですが、時間がなくて答案用紙に書ききれなくて…」というコメントが帰ってくる場面が多く見られました。

そうなんですよね、時間不足になると、物理的に書き切れないことはもちろん、精神的にも心が焦ってしまい、勉強している時には絶対に記載しないような、明らかに点数とならないような解答をしてしまうのですよね・・・。

ただ、普段の自分を出し切れずにイマイチな解答をしてしまい、ひいては不合格になってしまうのは、本当にもったいないと思います。

かくいう私も、昨年の10月初旬頃に、初めて80分時間を計って答案を書いたのですが、時間不足で全く満足のいく解答が書けず、大変焦りました。

そんな私も、事例Ⅰ~Ⅲについて、自分なりの「80分の過ごし方」を構築し、この時間不足を克服することができましたので、今日は、その具体的内容やメリデメをご紹介したいと思います。

最初に申しあげておきますが、私の「80分の過ごし方」は完全に自己流です。
正直リスクも高いですし、万人にお勧めする趣旨ではまったくありません。
(実際、下記の方法で私が高得点を取れていれば格好いいのですが、結局計242点で合格点ぎりぎりでした。)。
ただ、「普通の方法だと、どうしても80分じゃ時間が足りない。藁にもすがる思いで・・・」という方は、最後の「藁」として、一回活用してみていただければ!

 

◆通常のやり方が合わなかった理由

実は私も、一番最初は、多くの受験生が採用していると思われる下記の方法で、答案を書いてみました。
(当時はきゃっしいさんのこの記事を参考にしていました。今なら、なおさんのこの記事ですね。)

① 設問文を読んで、各設問の特徴をつかむ(~5分程度)
② (①で見た、各設問で問われていることを意識しながら)カラーペンを使って、重要なところ等をマークしながら与件文を読む(~15分 or 20分程度)
③ 各設問の解答骨子を作成する(~35分 or 40分程度)
④ 解答作成(~80分)

しかし、この方法で解いてみたところ、圧倒的に時間が足りませんでした…。
その理由をいくつか挙げてみたいと思います。

1 与件文を読んでいる間に設問文のことはすっかり忘れてる。

まずそもそも、①で最初に設問文を読んでも、上滑りしているような感覚で、全然頭に入って来ませんでした。
各設問の制約条件を何となくカラーペンでマークするものの、与件文を読んでいない段階では、なぜその制約条件が付いているのかもよく分かりません。。

また、与件文を読んでいる間は、4~5問ある各設問文の内容はすっかり忘れていました
むしろ、与件文を読んでいる間に、「あれ、これって第○問で問われている内容だっけ?」と考えてしまい、その都度設問文のページをめくって設問文を読み直してしまうなど、逆に集中力がそがれてしまう要因にもなりました。

2 カラーペンの持ち替えとマークする時間がかかる。

②で与件文を読む際、強み・弱み・重要ポイント・社長の思い等に分けて、カラーペンで色分けをしていたのですが、カラーペンの持ち替えとマークする時間が結構かかりました
また、「強み」なのか「社長の思い」なのか、「弱み」なのか「脅威」なのか、そんな風に、与件文を読みながらも、どのカラーペンでマークすればいいのかということばかり意識してしまい、やはり、これも集中力が阻害される要因になりました。

また、カラーペンを1本だけにして、重要と思った箇所のみをマークするだけのスタイルにしましたが、後からマーク部分だけを読むかというとそんなことはなく(人にもよると思いますが、私の場合は、結局、文章全体、段落全体を読み直していました。)、また、マークしていないところに重要ポイントがあったときなどには、逆に解答要素を落してしまう要因にもなりました

3 解答骨子で素晴らしいものを作っても、答案に反映できない。

じっくりと検討して解答骨子を作っても、所詮骨子ですので、文字数等を厳密に考慮していません。
また、解答骨子は、多少雑になっていても分からないので、後から見ると、因果の流れが適当だったり、日本語として破綻していたりしました。
したがって、いざ解答骨子に沿って答案を書こうとしても、結局、何度も答案用紙上で書き直すことになるなど、上手く解答骨子を活用することできませんでした。。
(このあたりは、私の解答骨子の精度の問題かもしれませんが・・・)

そもそも、私の中では、骨子は、分量の多い書面を作るときに全体像を把握する目的で作成するためのもの、という理解でしたので、たった100文字程度の文章を作成するのに本当に解答骨子は必要なのか?と思った次第です。
また、「採点者が見てくれるのは、当然解答用紙に記載された解答だけなので、解答骨子の作成には余り時間をかけたくない。」、ただ、そうすると、「解答骨子の精度が下がり、答案に上手く落とし込めず、結果解答骨子を活用できない。」というジレンマもありました。

念のためですが、上記は、私が通常の方法が合わなかった要因であり、万人にあてはまるものではありません。
また、私は、2回ほど通常の方法を試して、それでマッチしないと諦めてしまいましたが、おそらく何度か試せば上手く使えるようになるのだと思います。
そして、もちろん、通常の方法にも、上記のなおさんの記事やきゃっしいさんの記事に記載のとおり、色々なメリットがあります。

 

◆たっつーの「80分の過ごし方」

私の場合は、上記の要因によって、通常の「80分の過ごし方」がまったくマッチしませんでした。

「そもそも設問文を最初に読む作業って必要か?与件文にマークする作業は必要か?採点者は解答用紙しか見ないのに、解答骨子を作成する必要があるのか?」

そう思った私は、できる限り作業を削減した以下の方法を試してみることにしました。

①与件文を、約8分(試験時間の1割)で読む
②残りの約72分(試験時間の9割)で答案用紙に答案を書き込む
(8分と72分というのは目安です。何となく試験時間の90%を答案作成に充てることに安心感があったので。)

具体的には、初めの約8分で、集中して、最初から最後まで与件文を読みます(1文ずつ、頭の中に状況をイメージしながら読んでいく感じです。)。

与件文を読み終わったら、第1問を見て、「なるほどなるほど、えーっと解答要素がありそうな与件文は…」と考えながら、解答要素やヒントがありそうな与件文の該当箇所に戻ります
※ なお、このときあえて2問目以降は見ません。見ると、各設問ごとの解答要素の切り分けが気になってしまい、考えすぎてしまうからです。

そして、頭の中でなんとなくの答案構成を作ります。
イメージとしては、「これとこれとこれで、解答要素は3つだな。」という程度で、キーワードは頭の中でぼんやりと想像しますが、時間が勿体ないので、文章の形にはしません。
(ただ、備忘のため、ちょっとしたキーワード程度を紙にメモすることはあります。)

そして、いきなり答案用紙に解答を書き始めるという方法です。

【メリット】

この方法のメリットは以下の通りです。

1 圧倒的な精神的余裕

正直、これにつきます。
上記の方法でやれば、開始30分程度あれば2問は余裕で埋まります。
そうすると残りの50分で3問を記載すればいいということになり、1問につき20分弱はかけられることになりますので、落ち着いた気持ちで取り組むことができます

また、3問目に取りかかった時(場合によっては3問目が終わった時)でも、まだ周囲の受験生は白紙であることが多いので、(勝手な思い込みですが、)周囲の受験生に対して精神的に優位に立っている気がして、自分の安心感につながります。
(周囲の受験生に威圧感を与えることが目的では全くありません。)。

そうすると、「時間不足で焦っちゃって最後の設問の解答がグチャグチャになっちゃった」ということが起きにくいように思います。

2 手を動かしているので頭が急回転する。

私は、実際に手を動かさないと頭が回らないタイプで、普段の仕事でも、とりあえず準備書面(裁判所に出す書面)や意見書等を、一回最後まで書ききってから、何度も読み直して、不要な部分を削除したり、順番を入れ替えたり、加筆したりして、完成形に持っていきます。
人に説明する目的の文章を「書く」ためには、自分が真に理解している必要がありますので、「考える」だけではなく、手を動かして実際に「書く」ことで、自分が曖昧にしている部分に気付くことができるなど、頭を回すことができるのです。

診断士試験でも、とりあえず答案用紙に解答を書き始めると、頭がぐんぐん回転してきて、良い言葉使いやアイデアが出てきました。

3 解答骨子と解答用紙上の答案は、作成する上での真剣度が全く違う

解答骨子は誰にも見られないものなので、(人によっては、)「こんな感じの解答」というように論理、ワーディング、日本語としての大切さ等を雑にやってしまう人が多いと思います。
そうすると、解答に落とし込む段階で、「あれ、これって論理(因果)がつながってないな」とか「この言葉使いはイマイチだな」となって、その時点で再度検討し直す場面も結構あると思います。

解答用紙に直接答案を書いていくスタイルだと、まさに採点者が読むことになる答案を書いているという実感の中で、必然的に、「伝わるかな?論理がつながっているかな?日本語として変じゃないかな?」と真剣に自問自答しながら解答を書きますので、良い表現やアイデアが生み出されることもあります

4 途中で手間取ってもリカバリーが容易

70分以上答案作成に時間をかけるので、途中の問題で手間取ったりしても、その後の時間配分でリカバリーすることが容易です。
解答骨子を作成する等して、もし答案作成に40分しか時間をかけていない場合は、いざ解答骨子から答案に落とし込んでいる段階で、方向性や回答内容に迷いが出ても、今さらリカバリーすることは難しいように思います。

【デメリット】

解答骨子を作成しないので、もちろん、書き直しが多数発生する(=結局時間が足りなくなる)というリスク(デメリット)もあります。

つまり、次の設問に行って与件文を読んでいる時に「あ、こんなアイデアもあったな」と急に思いついたり、次の設問の解答を書いているときに、「あ、この解答要素はむしろ前の設問だな」となることもあります。
その場合は、一度作成した解答を書き直さざるを得ないので、その分、時間も無駄にかかってしまうのです。

ただ、そういった書き直しの時間も考慮した上で、70分以上の時間を解答作成に当てているので、私の場合は、実際のところは問題は生じませんでした。
むしろ、書き直しの際に「ついでに、こっちの文章も、もう少し分かりやすくしよう」というように、(採点者が唯一見るものである)答案用紙上の解答を何度も改善できるというメリットもありました。


いかがでしたでしょうか。
ちなみに事例Ⅳも基本的には同じ方法で、与件文を読む→上から順に設問を解いていくというものでした。

ここまで読んで、たっつーは普段から文章を書くことを仕事にしているからこその方法でしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはそうは思いません。

弁護士は、「(多少長くてもいいので)接続詞も使って、分かりやすい文章を丁寧に書く力」が求められていますが、それは、診断士試験に合格するために求められる、「短い言葉使いで解答要素を盛り込みつつ、何とか制限文字数に収まる文書を書く力」とは少し違います。

むしろ、会社員の皆様の多くが培っていると思われる、役員説明資料を作成する力(&役員に簡潔に説明する力)の方が近いような気がしています。
その意味で、皆様(のうちの一部)にもマッチする可能性があると思いますので、もし通常の方法ではどうしても合わない!という方は、一度試してみていただければと思います!

以上、たっつーでした!

 

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★もくじ★
1.骨子づくりの方法
2.練習してみましょう
3.骨子づくりが安定すれば、解答の質、再現性、読みやすさが高まる
4.与件文で「絶対に見逃してはいけない」3つのこと

文字数:約2300字(約4分で読めます)


※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!
皆さん、学習は順調ですか?PDCAをまわしながらアジャイルに進めていますか?

本日は、あえて試験1か月前のこの時期に「骨子づくり」について書きます♪

時はちょうど一年前。いつも通りTACの授業に行くと、担当の先生の都合が悪かったようで、急遽別の先生による代講となりました。

その先生が解説してくださった骨子づくりの方法がとっても分かりやすかったのです!

その方法を試してから解答の組み立てスキルがアップし、ワンステージ上がったような実感がありましたので、今回ご紹介させていただきます!

では早速レッツゴー!

 

 

1. 骨子づくりの方法

まず、骨子とは何かのおさらいです。
骨子とは、解答の構成(骨組み、設計図)のことで、下書きよりも文字を書き込まないイメージです。もちろん、骨子がそのまま下書きになる人もいます。

 

今回ご紹介する方法は、キーワードを矢印でつないでいき、論理構成を図解っぽく書きます。
9代目桃ちゃんの「ハコ法」や、ブブの「なぜなぜ因果骨子」に近いかもしれません。

 

ここからは、昨年度(2018年度)の過去問を例に解説しますね。

 

【2018年度事例Ⅰ 第1問】

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100字以内で答えよ。

 

★STEP1★設問解釈
設問文で問われていることを漏らさないように注意しながら、解答に盛り込む要素(キーワード)を考えていきます。

※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

★STEP2★骨子組み立て
キーワードとキーワードを矢印でつないでいきます。「因果関係」や「主語述語」を意識しながら、しっかりとした骨組みを作りましょう。

 

 

★STEP3★解答を書く
骨子を見ながら解答用紙に清書します。

理由は、
① ニッチ市場に経営資源を集中し、強みの技術力を活用して差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避して競争優位を築くため、
② 主力取引先への依存を避け、経営リスクを分散するため
である。

※この回答は、去年の自分が書いた本番の解答を、ふぞろい流模範解答を参考にしつつブラッシュアップしたものです。

 

2. 練習してみましょう
それでは、この骨子作成の方法を応用して、実際に解答を「キーワード+矢印」に分解してみましょう。去年の私の解答をタタキ台にします。

 

2018年度事例Ⅰ 第2問(設問2)

A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。

 

【解答】(かわとも)

特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

 

この解答を骨子に分解すると、以下のようになります。(実際の解答では、特注電子機器と新製品開発をまとめて書いてしまっています)

 

【骨子】

 

 

このように、ふぞろい流模範解答などをタタキ台にして「キーワード+矢印」の骨子に分解してみると、骨子作成の練習になりますよ。

 

 

3. 骨子づくりが安定すれば、答案の質と再現性、読みやすさが高まる

このように、骨子づくりの方法が安定することで、次のような効果が得られます。

〇答案の質が高くなる・・・論理的で読みやすい答案を作成できる。
〇再現性が高くなる・・・思考の流れを安定させることができる。

 

ちなみに、この骨子作成法を伝授してくださった先生は「骨子を作ることで、文字数も含めてほぼ答案の完成図がイメージできたので、試験本番はほとんど消しゴムを使わなかった。消しゴムをたくさん使ったときは再現性も低く出来が悪かった」とおっしゃっていました。この境地まで到達すれば合格にかなり近づくのでしょうが、私は直前期も本番もけっこう消しゴムは使っていました(汗)

 

4. 与件文で「これだけは見逃すな!」再確認

最後におまけの話題として、与件文で「これだけは絶対に押さえておくべし!!」という要素についてお伝えしたいと思います。

 

与件文で絶対に見逃してはいけないこと、それは・・・

 

自社の強み・課題・社長の想い

 

の3点セットです。

2次試験は、中小企業の社長さんを相手にヒアリングをして、解決策や今後の方向性を提案するというもの。
もしも実際にコンサルティングをするならば、

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

 

最低限、これは必ず押さえつつ、実現可能な提案をすると思います。
解答のテクニックを磨くことも大切ですが、基本の考え方に立ち返るならば、こちらの記事がおすすめです。

chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を意識する~
・・・9代目chikaさんの記事。

二次試験とは、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力。

与件文:ヒアリングをまとめたノートの様なもの
よって、内部環境(強み、弱み)や経営者の意思や想い等は、当日のヒアリングで伺う事になるので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高い提案を行う。
外部環境等の事前に調べられる内容は、自分たちで調べる事になる。

設問文:報告書を作成する事を意識した順になっている。
設問を1から順に解いていく中で、
現状把握➡課題抽出➡改善提案の流れができている。

・・・・・なんだ、そんなの当たり前じゃん!!
っていうことなんですが、これを意識することで私の中で何かが弾けました(大げさ)。

 

二次初学者だった自分がこの時期に意識するようになったこと
・・・10代目そーやの記事。

社長の思いファースト

これは単なる試験問題ではなくて、実際の企業が直面している問題なんだと。

他の資格試験は、解答がきちんと決まっていてそれが書ければ点数が入るようになっています。むしろこれが当たり前だと思います。しかし診断士試験は、「現実の世界は正しい答えなんてどこにもないよ、クライアント(社長)が納得するかどうかが答えなんだよ、だから試験でもきちんと社長が納得するような解答を作るんだよ」と私に囁いているように感じました。

 

最後にもう一度。

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

そのうえで、実現可能な提案をする。

 

です^^

 

以上、かわともでした!今日も明日も、皆さまにとって良い一日となりますように。
体調に気を付けて、勉強頑張ってください!

 

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*:*二次筆記試験対策勉強会2019@東京 開催!!*:*

2019年9月14日(土)9:30~

@雑司が谷地域文化創造館 第1会議室A

詳細はこちらをご確認ください。
(満員御礼です。キャンセル待ちは受け付けておりません。)

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は17回目!およそ3,500文字です。7分ほどお付き合いください。

二次試験まであと1ヶ月と少し。早いものです。(過去記事はこちらから)2次試験に進まれる方は、早めの申し込みを!

今日は道場初の勉強会の直前ですので、勉強会歴が10代目の中で一番長いと思われる経験を活かして、勉強会の心技体を考えてみました。週末に参加してくださる方も、そうでない方ですでに勉強会を実施している方も、これから検討しようという方も、参考にしていただければと思います。

勉強会の心技体 「体」編

勉強会も種類がいくつかありますが、今回も含めてこれからの直前期に実施するものの多くが、長丁場になると思います。朝から夕方までもなかなかの長丁場でしたが、私の場合は21時が終了時刻だったので、さらに長いです。1日12時間は勉強仲間と一緒にいるという、家屋以上の付き合いになっていきます。もはや。仲も良くなりますよね笑。

で、それはいいのですが、いくら楽しいと言っても長丁場になると体力や集中力が低下するのが、如実にわかります。話していることがまとまらなくなったり、ディスカッション中の会話が耳に入ってこなくなったりするんですね。人間の脳が集中力を発揮できるのは、だいたい起きてから14時間程度(酒酔い運転と同程度まで下がる)だそうですので、まぁ最後の方は本当にフラフラです。でもそのフラフラの時にやる事例Ⅳは珍解答が続出しますので、それはそれでやっておいたほうがいいのですが笑。あぁこうなるんだな、というのがよくわかります。そして本番の最後に受ける事例Ⅳも、そんな感じです。

なのでまず必要なのは体力と集中力、また、切れた時のリブートの仕方です。ちなみに私が実施していた勉強会では、グループの中で役割をいくつか決めていて、おやつ係を設けていました。毎回全員がコンビニに寄るのは時間的にも無駄が多いので、あらかじめ幾らか集金して、おやつを買ってきてもらうのです。係を設けるほどでなくても、エネルギー補給を何らかの形で随時できるようにしておくといいと思います。あとは休憩時の程よいお散歩。コンビニまで行って帰ってくる間に、多少リフレッシュができます。

また、勉強に明け暮れる日々だと、運動量がどうしても減りますので、無理のない範囲で続けられる運動があるようでしたら、それも組み込んでおくといいですね。

勉強会の心技体 「技」編

技については2つあるかなと思っています。一つ目は自分が考えたプロセスを言語化する能力!これがとても大切だと思っています。勉強会にも様々あるかと思いますが、大事なのは10月の二次試験で妥当性の高い解答を書けるようになる、ということです。新しい問題しか出ないので、新しい問題にもびっくりせずに良質な解答を作るプロセスを身につけることが必要です。ディスカッションする場合は、どうしてこの解答になったのか、ということを「なんとなく」「覚えてたから(過去問の場合)」ということ以外の言葉で語る必要があります。

これまで10代目もいろいろな言葉で自分が得た知識やプロセスを言語化していますが、試験が日本語で行われる以上、適切な言語化の能力は必須です。

言語化能力が高まらないと、説明がとりとめもなく長いものになり、みんなの時間を奪います…直前期にみんなの時間を奪わないように、簡潔に、わかりやすく伝えるスキルを身につけていただきたいと思います。子育て中の方、子供との会話は簡潔でわかりやすくないとまず通じません笑。ここぞとばかりにたくさんトレーニングしていただければと思います。

もう一つは、質問力です。時々現れる、天才肌タイプの方は自分の能力を言語化することができないケースがあります。根拠はよくわかっていないけど、ここが解答ポイントだ、と思うことを外さないのです。その、根拠のよくわからない勘のようなものを言語化できれば、再現性は格段に高まります。どうしてこのキーワードにしたの?優先順位をこうしたのはなぜ?というオープンクエスチョン(はい・いいえで答えられない質問)では「なんとなく」で答えられてしまうことがあっても、めげずに「私は○○○という観点と、△△△という観点があると思っていて、△△△の方が優先順位が高いと思ったけれど、なぜあなたは○○○だと思ったの?」というように具体化したり、「与件本文のどの部分を読んでそう思ったの?」という論拠を尋ねる質問もいいと思います。天才の人にとっても言語化の助けとなりますのでウィンウィンです。こちらも、子供との会話で鍛えることができます笑。日常でもトレーニングできますね。

勉強会の心技体 「心」編

さて、心技体で一番大事なのは心なんですが、勉強会でも同じだと思っています。つまり、あり方のことですね。以前の記事でも同じ内容を書いたのですが、大事だと思っているのでもう一度。

同じ試験を受けて、受かる人と落ちる人がいる以上、一緒に勉強する仲間は、仲間でありライバルです。が、「ライバル」と思って自分の知識を出し惜しみしたり、間違ったことを教えて落としてやろうと思うことは絶対にやめてください。恨まれるという以上に自分にとって学びになりません。時間の無駄になってしまうでしょう。目の前の相手が受かるために、自分の言語化能力と知識を使って最大限の貢献をするというのがとても大切です。目指すは一緒に合格しよう、です。俺だけ受かろう、という精神は学びには結びつきません。

また、自分の方がよく知っていそう、模試の点数が高い、といった理由で教えてあげよう、というスタンスもやめた方がいいと思います。なんであなたに教わらにゃならんのだ、という気持ちになる人から、喧嘩を売られるかもしれません(ないと思うけど)笑。目的は合格ですから、お互いが合格のためにできることをやっていく、というスタンスでいると楽し組みのりある時間になるでしょう。勉強会の仲間はあくまでもフラットな関係であり、会社とは違って上下はないはずです。そのフラットな関係でたくさんの人と切磋琢磨しあえる環境は、実は社会人になってからはたいへん貴重なんですが、つい上下関係を持ち込んでしまう人もいます。。慣れていないから、ということだと思いますが、お互いにフラットで行きましょう、というのは確認した方がいいかもしれません。

フラットという前提条件の上で、手加減なしで思いっきり議論するのがコツです。丁寧な言葉で伝えつつ、こんなこと言ったら傷つくかな?と思わないことです。丁寧な、というのは相手の回答に対して根拠を示しながらダメ出ししたり、真似したいと伝えたりする、という感じでしょうか。相手ではなく相手の回答がコメントの対象であるということを忘れないようにしましょう。

そして、コメントをもらっても「いい解答のためであり自分がダメだからではない」という受け取り方をしていきましょう。こんな解答しか書けないなんてダメなんじゃないか、と思う必要はありません。勉強会でプロセスの穴に気づくことができれば、埋められるチャンスで、本番より前に見つかったのはむしろラッキーです。存分に活用しましょう。

終わりに

以上、勉強会の心技体、という形でまとめてみました。妥当性の高い解答を作るために、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する環境はとても貴重だと思います。勉強会に参加される方の参考になれば嬉しいですし、これから仲間を探してやってみようかな、という方も応援しています!一緒に合格を勝ち取れたときの喜びもひとしおですよ♪

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!以上、ちこまる(仮)でした*\(^o^)/*

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

いや~ この前の記事読みましたか?なおさん渾身の解説記事。お見事ですね。

恥ずかしながら事例Ⅰ49点(C評価)だった私は何度も登場してしまいました。悪い見本として、こうは絶対ならないぞ!と戒めの参考として、見てみてください。

 

さて、以前の記事でも書きましたが、かわとも、そして私は「ふぞろい」の執筆メンバーも兼ねています。

道場メンバーは合わせて12人、ふぞろいメンバーのうち合格者は20人。合計32人の合格者の中で、事例Ⅰで40点台を取ってしまったのは私だけ。私がダントツの最下位だったんです。

道場でブログを書き始めた頃は、協会採点の結果がまだ届いておらず、

「絶対に確実に合格するためには再現性が重要です」(キリッ)
「どんな問題でも確実に6割取る方法の確立が大事です」(どやっ)

と、偉そうになことを言ってましたが、事例Ⅰにおいては圧倒的最下位なわけです。むしろ、前年が47点、その後の49点ですから、低位安定もいいところ、全くもって進歩がないわけです。(再現性の無駄遣いよ・・)

 

そんな事例Ⅰダメダメな私としては、事例Ⅰで高得点を得た人が一体どんな答案を作ったのか気になって仕方がなかったんです。

そこで、今回はふぞろいメンバーにも協力してもらい、75点以上もの超ハイスコアを叩き出した合格者の再現答案を集めてみました!!

再現答案の掲載を快く受けてくれたのはこちらの方々です!

  • おかじ:海外出張過多気味なマーケッター。特技は飛行機の中での事例解き。
  • ブルーオーシャン:コーヒー大好き不動産屋さん。ハンドルネームの由来は誰にも分らない。
  • もってぃ:三重在住のエンジニア兼、地域の消防団員。講義動画を4つを同時に視聴することから”聖徳太子”の異名を持つ。
  • かわとも:もはや紹介不要、道場きってのガリ勉女子。

解説はなおさんの記事にお任せするとして、再現答案をただ掲載する、ただそれだけの記事です。他力本願もいいとこ

必要な要素・切り口の漏れを確認するもよし、回答構成の参考にするもよし、H30年事例Ⅰを解き終わった後の復習に(使えるようであれば)使ってみてください。


第 1 問(配点 20 点)
研究開発型企業である A 社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)研究開発型企業である A 社のターゲット市場が小規模市場である理由を、競争戦略の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
理由は①技術の急速な進歩に伴う事務機器市場の高度化・細分化に対し、強みの自社技術を活かし高付加価値化・差別化が図れる為②激しい環境変化の中、大規模市場では売上を主力取引先に依存し事業リスクが高い為。

(おかじ76点)
理由は①経営資源に富む大手企業との競合を避け、②自社コア技術を活用した優位性のある商品を投入し、③競合企業が多いことで価格競争になることを避けたかったから、ニッチ市場をターゲットに事業展開を行った。

(ブルーオーシャン78点)
理由は大手が参入しにくいニッチ市場で幅広い新製品開発を行い高付加価値製品で差別化を図る為。情報通信技術の急速な進歩に対応し、時流を先読みした先進的な技術で製品領域を拡大し、先行者利益を得る狙い。

(もってぃ78点)
ニッチ戦略をとることで、①少ない資源で集中して高精度製品の開発ができ、他社と差別化ができる。②平成不況、リーマンショックなどの不況による売り上げ不振の軽減。③他社との参入障壁を築くことができる。


第 2 問(配点 40 点)
A 社の事業展開について、以下の設問に答えよ。(設問 1 )
A 社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を 100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①生産と販売を外部委託し、創業以来社員の大半を技術者とし、人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた為②激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為

(おかじ76点)
理由は社員の9割を技術者が占め最終消費者向け製品開発で、①営業組織設置が必要で人事増となる上、ノウハウもなく、②経営資源が分散し、③BtoB商品開発に強みを持つ技術者の能力を発揮することができないから。

(ブルーオーシャン78点)
理由は社員50名の内9割が技術者で営業人員が少なく最終消費者への営業展開がしづらい為。強みの技術を応用しニッチ市場に向けて試行錯誤を重ね様々な高付加価値製品を生み出すことに経営資源を集中し効率性を求めた。

(もってぃ78点)
理由は①人員構成で技術者が9割のため、ニーズ対応できる人員が少ない事②生産を他社に委託し③販売は信頼できる複数のパートナー企業に委託している事。


(設問 2 )
A 社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

(おかじ76点)
違いは、従来の事業は主力取引先向け電子機器製造や、ニッチ市場向けの製品開発で売切り型事業であったが、複写機関連製品事業は複写機本体から消耗品までを取り扱い、継続的な収益を得られる点に違いがある。

(ブルーオーシャン78点)
経営危機以前は特注電子機器事業の様な売切り型で収益が顧客動向に左右される事業特性だが複写機関連製品事業は消耗品の継続取引により安定収益が見込め顧客との定期的な接触で製品開発に役立つニーズ取得もし易い。

(もってぃ78点)
①経営危機に直面する前の電子機器製品では、売り切り方の事業で開発が困難である。②複写機器関連製品は、複写機の再生品、部品、複写機用トナーなどの消耗品を取り扱い、比較的開発が容易である。


第 3 問(配点 20 点)
A 社の組織改編にはどのような目的があったか。100 字以内で答えよ。

(出題の趣旨)A 社の組織改編が、どのような目的をもって実施されたかについて明らかにする能力を問う問題である。

(かわとも76点)
目的は、専門知識別部門を製品別開発部門に集約し、異なる専門知識を持つ技術者の混成チームとする事で、技術・情報を共有し技術開発の促進と高度化を図り、時流を先読みした先進的な事業展開を進めるためである。

(おかじ76点)
目的は、複写機関連製品事業が先細り傾向で売上拡大を期待でないことから、①複数製品を平行で、自己完結的な開発体制を構築し、②開発から生産の工程別組織体制で迅速な製品化を行うために組織改変を行った。

(ブルーオーシャン78点)
情報通信技術の急速な進歩や安定収益を見込む事業が先細りになる中で、新しい技術を用いた製品開発をする必要性が高まり部門長と役員を兼任させ意思決定スピードを高め各技術者の混成チーム組成で開発力を強化した。

(もってぃ78点)
①技術間の交流が進む事でシナジー効果が得られ、製品開発、品質管理、生産技術に特化できる②部門間のセクショナリズムの撤廃③資源の重複なしで規模の経済を得ることができる。


第 4 問(配点 20 点)
A 社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

(出題の趣旨)従業員の大半を占める技術者のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、A 社は、どのような施策に取り組むべきか、助言する能力を問う問題である。

(かわとも76点)
①研修制度、学会参加の促進、CDPの導入により社員の独創性ある能力開発を行い②社内ベンチャーやMBOの導入によりチャレンジ精神を醸成し③評価項目に独創性・チャレンジ行動を加えることで適正な評価を行う。

(おかじ76点)
取り組みは①社員の能力開発を行い、②公正、透明な評価制度や業績に応じた表彰制度で士気を高め、③権限委譲や、④社外、社員間の連携を推奨して仕事をしやすい環境を整備することで社員の挑戦心や独創性を維持する。

(ブルーオーシャン78点)
取組は①社員への権限委譲②外部研修機会の提供③研究に専念しやすい施設の整備④チャレンジを奨励する評価基準策定⑤社内提案制度の創設⑥主力取引先以外との共同PJを推進し社員の士気を向上させ組織活性化を図る。

(もってぃ78点)
①展示会、セミナーに参加させる。共同プロジェクトの参画を継続的に行い、意欲向上を図る。②大学との産学連携で専門的な教育を行い、開発力の向上、モラール向上を図る。③提案制度の取組み、独創性を維持する。


さて、ここまで書いておきながら、正直なところ、高得点者の再現答案をまとめて掲載するのにどれだけのニーズがあるのか、受験生のためになるのか、今いち自信がないんです。。

事例Ⅱ、事例Ⅲでも同様の記事が欲しい!という要望があれば次の記事で纏めてみようと思いますので、要望お寄せ下さい!

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

 

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みなさん。おはこんばちは。キャリコン診断士のブブです。
今、ブログを更新していましたら、優しい虫の音が聞こえてきました。
もぅ、秋ですね。
みなさんが受験した1次試験のあの熱い暑い夏はもう終わりました。
「1次合格」という熱狂を感じたのも束の間、今度は「思考の壁」・「時間の壁」が大きく眼前に立ちはだかったと感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時はこんな風に考えてください。

台風で穂が大きく揺らいだとしても、長雨で雨水に大きく浸かったとしても、それを経て実は熟すもの。
暗中模索のなかだとは思いますが、そう信じて今は進んでください。

さて、今回は、私が実践した2次の解法についてお話します。
事例Ⅰ~Ⅲ、特に事例Ⅰ~Ⅱにおいて意識すべき点について、の内容となります。

【図表1】

 

ポイント➀考える順序を間違えない事
事例Ⅰは、組織と人事、事例Ⅱはマーケティングについて問われます。
上記の図表1における機能戦略です。ここで重要なポイントは、この表を思い出して上位から考えることです。常に意識しておくことはこの事例企業の経営理念、ビジョンは何なのか?
これは与件文にそのまま、理念=〇〇とはっきり書いているケースもあれば、書いていないケースもあります。
なければ、文脈から社長の想いを類推していきます。
そして、次に内部分析[強み・弱み]×外部環境分析[機会・脅威]を把握します。
それをもとにした経営の方向性やドメイン等の経営戦略・基本戦略を意識します。
そこからスタートして事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにつながる機能戦略を考えなければなりません。
これを外すと大コケします。
あるあるですが、自分の得意な分野や経験値の高いものがあれば、ついついマーケティング等の保有知識ありき、となるのです。率直にいえば、経営者の想いを置いてけぼりにしてしまう。
例えば、ネット系広告会社に勤めている方が、(自身の培った経験と知識を活かして)ネットを最大限利用し広範なターゲットにリーチすべき、と考えたとします。
ところが、事例の経営者は”ネットをあまり使わない層である”高齢者に対して、生活の不便を解消することで地元顧客の生活度向上を叶えたいという想いがあったとします。
そういったケースに、前者の答えを作ってしまうとドツボにはまります
では、「地元地域の高齢者の生活向上を実現」そんな経営者の想いを実現するために、行うべき手法は?
この順番で考えると、取るべき手法はネットではなくて”ベタな”老人会でのチラシ配布や地域活動支援による関係性強化等が思いつきます。
ネットではなく、口コミ。そして顧客関係性の強化。となると人的資源が重要、人的資源の強化による顧客満足度向上といえばインターナルマーケティングという方向性(ロジック骨子)が見えてきます。

ポイント➁因果を考える
2次試験とは、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を判定するものであり、それは1次試験で学んだ基礎知識を活かして、事例にもとづき診断及び助言できる能力があるかどうかを紙上で判定してくるものです。
逆にいえば、①事例企業の状況をしっかりと与件文から読み取れること。➁適切な診断、助言を基礎知識から導き出して答えを作り出せること。➀➁が出来れば合格要件を満たすこととなります。
その対策として、私は設問に対して常に因果で成り立つ骨子をロジックツリーで作っていきました。

例えば、問題分析能力を問う問題では、その問いてきた問題点に対して「それはなぜか?」をまず、遡って考えます。そして、その「遡った原因」が起きるのはなぜか?と次の原因を深掘りしていきます。
その思考過程を「与件文に書いていること」と「1次の基礎知識」で組み立てます。

単純な設問で仮定しますが、「B販売部門の営業成績が落ちている」理由について問われれば、「(与件文より)モラールの低下」→(それはなぜか)→「(与件文より)B販売部門の部門長が変更し、方針変更が従業員に浸透していない」→(それはなぜか)→「(1次知識より)共通目的、貢献意識、コミュニケーション不足」といったカタチで骨子を組み立てます。

改善提案を問いてきた場合には、「(与件文より)方針変更が従業員に浸透していない」→(そのためには)→「(1次知識より)共通目的、貢献意欲、コミュニケーション不足の解消」→(そのためには)→「(具体的な提言内容として)➀会議等にて方針の浸透➁意思決定の判断基準を策定➂従業員も参画する目標管理制度の導入」→(その狙いは)→「組織の活性化とモラールアップを図る」として骨子を組み立てます。

ポイント➂与件文をしっかりと読み込む
合格のためには、前提として読解力。すなわち与件文をしっかりと読み込める技術が求められます。
その為のテクニックとして、いくつかの要素で与件文を切り分けていくことが有用となります。
その切り分け方の私流のテクニックは以下の4つ。
1.時系列/青蛍光ペン
2.社長の想い、経営理念、ビジョン/赤ペン
3.SWOT/プラス要素(強み、機会)=緑ペン、マイナス要素(弱み、脅威)=青ペン
4.設問に対応する関連内容/蛍光ペン※青色以外
【図表2】

(クリックすると拡大します)

 

上記のポイント➀で記載のとおり、「社長の想い・理念・ビジョン」そして「SWOT」は抑えるべき重要ポイントになります。その為にそれらの要素が与件文のどこにあり、何を書いているのかを色分けを利用することにより把握します。
そして、もう一つ大切な点は時間軸を理解しておくこと。与件文に書いていることはいつの時代のことなのか。そして、設問文で問われていることはいつの時代のことなのか。それを整理しておかないと大きく外してしまいます。
例えば、「A社の先代の社長はリーダーシップを強く発揮。現社長はタイプが異なり推進力が弱いことが課題。だが、メンバーの協調性は高い。」のようなケースにおいて、現在のA社の強みが問われたときに「社長のリーダーシップです!」と書くようなエラーです。当然、これを書くと大こけですよね。
(これは単純化したのでわかりやすいと思いますが、実際の問題でかつ本番になると混乱しがちです)
ですので、時代の切り分けも忘れずにしておく必要があります。

あとは、設問文に対応する因果を与件文の何処から拾ってくるのか。それを見分けるために蛍光ペンを多色使います。
なお、赤ペン、青ペン、緑ペンを使っている理由は、蛍光ペンの色数が設問数+時代の青色で使うため多色過ぎて対応できないからです。。。

まとめ
あらためて、本日の学びを最後に纏めておきます。
➀「考える順序」を意識すること
➁「因果」で考えること
➂「与件文」をしっかり読み込むこと
本日は以上です。

「試験ではなく、支援」
1次⇒2次筆記⇒2次口述⇒実務補習と進んでいく過程のなかで、「診断士に求められるものとは?」という本質に気付くことがあります。その本質とは「支援」。そう私は感じます。
支援を通じて見つかる新しい自分の未来。それを信じてがんばってください、ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」の平成30年度事例Ⅰをお届けします。
本記事では、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。
この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、、、、、切り捨て御免! (^^;

平成30年度の事例Ⅰは第1問~第4問までの全4問。第2問が設問2つに分かれていましたので、全部で5問が出題されました。配点は各20点ですので、70~80点クラスの解答は概ね15点くらいをマークしていると思われます。
私は2次試験の得点イメージを「15点×4問+10点×1問=70点」としていましたので、目標設定としても「15点答案」は妥当なラインだと思われます。(5問中1問は“やっちまう”ことを想定していたということです。これ、本番でのメンタルに結構有効だと思います。難問があっても「部分点狙い」に切り替えれば良く、難問に引きずられずに済みますので。)
尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ

※本記事は平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1 問(配点20 点)
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
研究開発型企業であるA社のターゲット市場が小規模市場である理由を、競争戦略の視点から分析する能力を問う問題である。

設問では、A社が相対的に規模の小さな市場をターゲットにする「理由」を問われていますので「理由は~」と書き出すのが良いですね。また、「競争戦略の視点から」という制約条件がついていますので、ポーターの競争戦略論にある、「差別化戦略」「コストリーダーシップ戦略」「集中戦略」の中から適切なキーワードを盛り込みます。これは「競争戦略の視点に立って回答していますよ」と明示的にするためです。

かわとも(76点):
理由は①技術の急速な進歩に伴う事務機器市場の高度化・細分化に対し、強みの自社技術を活かし高付加価値化・差別化が図れる為②激しい環境変化の中、大規模市場では売上を主力取引先に依存し事業リスクが高い為。

まずは事例Ⅰの10代目最高得点のかわともの解答です。なかなかの編集能力ですね。「理由は~」で書き出しつつ「自社技術を活かした高付加価値化・差別化」も盛り込まれています。加えて、以前に売り上げの8割を主力取引先に依存していた時代にバブル崩壊で経営危機に陥った経緯を踏まえて「事業リスク」にも言及しています。10代目で「事業リスク」に言及したのは、かわともだけでした。さすがです。

どいこう(63点):
小規模な市場には規模の経済が働きづらく大手メーカーが参入しにくいため、価格競争が激化せず、A社が技術力を活かした高付加価値品の開発によって適正利益を確保しやすいと考えられる。

kskn(61点):
理由は①小さい市場では大企業にとって採算が合いづらく、参入障壁が高いため競争が緩やかになりやすいから②A社の持つ技術を活用することができ、ニッチャーとしての地位を築くことが可能であったから

2人とも小さな市場ならではの「競争緩和」と技術活用による「適正利益」「ニッチャーとしての地位」に言及しています。こちらの解答の方が受験生の皆さんにはより”等身大”に近く感じられるのではないかと思います。ただ残念なのは「差別化戦略」のキーワードが入っていないことでしょうか。設問文にわざわざ「競争戦略の視点から」と書かれていますので「差別化戦略により」といったフレーズは入れておきたいですね。

いよっち(49点)
理由は①コアテクノロジーのセンサー技術が活用でき②外部との共同プロジェクトの参画による外部資源の活用が可能で③ニッチ市場向けの新製品開発による差別化で同業者の撤退時に売り上げを高められるため。

モリモリ盛り込みタイプの回答ですが、残念ながら細かく見ていくとあまりロジカルではありません。
「①センサー技術の活用」と「②外部資源の活用」は、小規模市場の特有のものではなく、大規模市場でもセンサー技術や外部資源を活用できますよね。「③ニッチ市場向けの新製品開発で差別化」の部分は良いですが、文章後半の「同業者の撤退時に売り上げを高められるため」とは因果がありません。
残念ながらあまり多くは得点できていないと思われます。

第2 問(配点40 点)
A社の事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1 )
A社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A社の人員構成から考えて、その理由を100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A 社が最終消費者市場向けの製品開発に積極的に取り組んでこなかった理由を、人員構成の視点から分析する能力を問う問題である。

「最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった」理由を問われていますので、解答は「理由は、①~、②~である。」というスタイルにします。また、「人員構成から考えて」という制約条件がついていますので、A社の人員構成の特徴を記述するようにします。

かわとも(76点):
①生産と販売を外部委託し、創業以来社員の大半を技術者とし、人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた為②激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為。

こちらもさすがですね。「社員の大半が技術者」というA社の人員構成の特徴を記載しつつ、「人的資源を法人向け技術開発に集中させてきた」と経営戦略のレイヤーで記述しています。また、本文に記載のある「売上が数十倍になった今日に至っても従業員数は倍増程度にとどまっている」に着目して、「激しい環境変化の中、売上規模が拡大しても人員増加を抑制することで事業リスクを低減してきた為」と異なる視点でまとめています。2つの解答要素がうまく盛り込めていますので、結構な得点になっていると思われます。

どいこう(63点):
従業員の大半が技術者であり、また業務用製品の研究開発に特化して生産および販売は外部委託している事情から、最終消費者の需要を把握することが難しかったと考えられる。

ぐっち(67点):
理由は、①研究開発に特化し技術者が9割を占めており、②営業職や管理業務は兼務で実施しており、③ほとんどが正規社員であるため、最終消費者の多様なニーズの把握・対応ができなく、生産・販売を委託してるため。

仲良しさんですね。二人とも「社員の大半が技術者」という人員構成の特徴に触れながら、自社製品の開発に不可欠な「最終消費者の需要を把握することが難しかった」と帰着させています。このあたりが「等身大」の目安になると思います。

(設問2 )
A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A社が経営危機に立ったとき展開した事業と、それ以前の事業の特性を分析し、その違いを明らかにする能力を問う問題である。

「経営危機に直面する以前にA社が開発してきた製品の事業特性」と「複写機関連製品の事業特性」の違いを問われていますので、「違いは~」と書き出すことをお勧めします。また、「それまでとは異なる考え方に立って」とありますので、経営戦略面に関わる事業特性の違いが表現できると良いと思います。
この設問は、与件文にある「開発した製品すべてが市場で受け入れられるわけもなく、継続的に安定した収入源としてA社の事業の柱となる製品を生み出すこともかなわなかった。そうした危機的状況が、A社長の製品開発に対する考え方を一変させることになる。」という戦略変更に至った背景の部分を踏まえつつ、「開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業の限界を打ち破ることを目標にして、新規事業開発に取り組んだのである。それが、複写機関連製品事業である。」を編集していけばよいですね。「売り切り型」、「継続的に安定した収入源(事業の安定)」というキーワードから複写機の「サプライ品の販売(継続的な収入源)」を導き出せると良いですね。10代目の解答も結構似通っています。

なおさん(63点):
事業特性の違いは、以前は開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業であったのに対し、複写機関連製品事業は①複写機の再生②トナーなどの消耗品など継続的な取引が収入源になり収益が安定すること。

どいこう(63点):
従来の製品は販売時点で取引が終了する売切り型で収益が不安定であったが、複写機関連製品はトナーや消耗品が継続的売上をもたらし、収益が安定化する。

かわとも(76点):
特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

kskn(61点):
それまでの事業は売り切り型で、開発のムダもあり安定的に収入を得ることが難しかった。一方、複写機関連製品事業は消耗品が多く、リピート注文を得ることで安定的な収入を得ることが可能であった。

makino(71点):
以前の事業が①景気変動や大手取引先の動向で行政が左右される②売り切り型で安定収入が無い一方、複写機関連事業は①消耗品売上などのサービス・サポートでの継続的安定的収入が得られる特徴がある。

いずれも「売り切り型」vs「継続的に安定した収入源(事業の安定)」の視点で解答が構成されています。この問題は与件文にヒントが多いので確実にとっておきたい問題でしたね。

第3 問(配点20 点)
A社の組織改編にはどのような目的があったか。100字以内で答えよ。
【出題の趣旨】
A社の組織改編が、どのような目的をもって実施されたかについて明らかにする能力を問う問題である。

「組織改編の目的」を問われていますので、「目的は~」という書き出しが良いですね。また、組織改編の目的に加えて「効果」も加えられると良いと思います。
以前の組織は「技術要素別」でしたが組織改編後は「機能別組織」になっています。また製品開発部門をみると、各開発グループに「電子回路技術者」「精密機械技術者」「ソフトウェア技術者」をほぼ同数配置したとあり、製品開発部門の中は事業部組織的な構造になっているところが着目点ですね。

ぐっち(67点):
目的は、①役員を部門長とすることで環境変化に対応し意思決定の迅速化と後継者育成を図り、②各専門技術者を混成することでコミュニケーション・組織の活性化を図り、③サポートを別部門として開発に専念するため。

ぐっちさん、的確ですね。役員を部門長に据え「意思決定の迅速化」と「後継者育成」の実現、技術者の混成チームによる「組織活性化」、サポートの分離による「開発への専念(業務効率化)」まで触れています。素晴らしいですね。

どいこう(63点):
製品開発の組織構成を技術領域別から製品別に再編することで、需要家のニーズに即応しやすくした。また、役員が部門長を担当することで、会社としての全体最適の実現を促進した。

どうこうの解答もなかなかです。「技術別領域→製品別」により「需要家のニーズに即応」と的確に捉えていますし、役員の配置による全体最適にも触れられています。

一方でちょっと残念な解答だったのがこのお二人。

いよっち(49点):
組織改編の目的は①製品毎の特性に合った権限移譲による意思決定迅速化②専門知識を有する技術者の混成チームへの配置による専門性の維持・向上③生産委託先との調整業務の一括化による効率性向上。

かわとも(76点):
目的は、専門知識別部門を製品別開発部門に集約し、異なる専門知識を持つ技術者の混成チームとする事で、技術・情報を共有し技術開発の促進と高度化を図り、時流を先読みした先進的な事業展開を進めるためである。

二人とも「技術者の混成チームへの配置による専門性の維持・向上」「技術者の混成チームとする事で技術開発の促進と高度化」に触れていますが、「専門性の向上」や「技術開発の促進と高度化」は、以前の「電子回路技術部門(基板設計技術)」「精密機械技術部門(メカ設計技術)」「ソフトウェア技術部門(ソフトウェア設計技術)」という技術要素別の組織の方が得られます。それを敢えてバラして「環境エネルギー事業開発G」「法人向け精密機械開発G」「LED照明関連製品G」の各製品開発グループに「電子回路技術者」「精密機械技術者」「ソフトウェア技術者」をほぼ同数配置したのですから、明らかに「製品開発の促進」を狙っていると思います。
いよっちは、①③で得点していると思いますが、かわともは論点が一つしかありませんので、この問題は大きく失点していると思われます。(ということは、他の設問でほとんど失点していないということか、すごいですね)

第4 問(配点20 点)
A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
【出題の趣旨】
従業員の大半を占める技術者のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、A社は、どのような施策に取り組むべきか、助言する能力を問う問題である。

A社が「時代を先読みし先進的な事業展開」を継続して進めていくために必要な、「社員のチャレンジ精神や独創性を維持していく」ための「助言」が問われています。また、「金銭的・物理的インセンティブの提供以外」という制約条件がついています。また、この様な「オープンクエスチョン系」の設問では、絶対的な正解はありませんので、制約条件を守ったうえで、「技術者のチャレンジ精神や独創性」に寄与するものであれば加点対象となると思いますので、できるだけ詰め込むスタイルが良いでしょう。

①、②、と詰め込みスタイルで3つ以上詰め込みながら、一般的な能力開発やモラール向上ではなく、あくまで「技術者のチャレンジ精神や独創性」に寄り添っている解答がこちら。

なおさん(63点):
施策は①グループ間異動により新しい製品分野にチャレンジする機会を与える②新しい技術を学ぶため大学院修士・博士課程への通学制度の設立③現業以外の技術研究・製品開発を行う「自由研究タイム」の設置である。

ぐっち(67点):
取り組みは、①実力主義が根付いていることを踏まえて独自アイデアの発表・表彰制度、②異業種交流で新技術に触れる機会の提供、③職場に家族を招待する制度を作り、従業員の能力向上とモラール向上を図る。

かわとも(76点):
①研修制度、学会参加の促進、CDPの導入により社員の独創性ある能力開発を行い②社内ベンチャーやMBOの導入によりチャレンジ精神を醸成し③評価項目に独創性・チャレンジ行動を加えることで適正な評価を行う。

他には「新技術開発や新規事業に関する権限移譲」「専門知識を高めるOJT等の研修」「新事業や製品開発の社内公募を実施する」というのもありました。
一方でちょっと残念だったのがこちら。

makino(71点):
人事面では①ジョブローテーションによるグループ間異動と最適配置②外部研修による人材育成。組織面ではプロジェクト制によるモラール向上。これによりやる気を引き出し、組織力を高める。

きれいにまとめていますが、これだと技術者以外の集団にも通用しますよね。例えば経理部、物流センターでこの施策を行ったらどうかと想像してみると、、、、まったく違和感がありません。makinoは71点も取っていますので全く点がもらえていないことはないと思いますが、「技術者のチャレンジ精神や独創性」という面からみると物足りなさを感じてしまいます。


いかがでしたでしょうか。
次回は事例Ⅱについて分析を進めます。
以上、なおさんでした。(^^)/

 

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

8月も最終日となり、二次試験本番まで2ヶ月を切りましたが、学習は順調でしょうか。初学の方においては、恐らく多くの方が、まだ手探りの中で取り組んでいる時期かと思いますので、焦らずにしっかりと解答プロセスの定着や設問解釈の精度向上に取り組むことが重要となります。前回の私の記事たっつーの記事にて復習方法について触れられていますので、こちらも参考にしていただければと思います。

さて、今回の記事の内容ですが、タイトルにある通り、私が受験生時代に作成したファイナルペーパー(FP)を公開します。そして、そのFPを使いながら、事例Ⅰと事例Ⅱのポイントについてご紹介させていただきます(本当は事例ごとに1つずつ記事を書きたかったのですが、そうすると後半は時期を逸してしまうので詰め込みになっています・・・)。FPは全事例分をまとめて公開しますが、事例Ⅲと事例Ⅳの紹介は次回のブログ記事にて書く予定です。ちなみにこのFPですが、書いている内容自体は、まあ普通のことをポイントを絞って書いているだけですが、この内容に絞り込んで整理するのには結構な手間がかかっており、10月の直前期に18時間(たぶん4事例×2年分ぐらい解けます)も時間を割いて作成しております。2年目じゃなかったら正直できなかったと思いますが(実際、1年目はFPを作っていません)、一部断片的だった知識や観点等を再整理することができ、それなりに効果はあったかなと思っています。

ということで、前置きが長くなってしまいましたが、FPは以下のリンクからダウンロードできますので、是非FPを見ながら記事を読んでいただければと思います。

ファイナルペーパー(ぐっち)

 

事例共通のポイント

まず初めに、事例共通のポイントとなります。当たり前の内容がほとんどですが、自戒の意味も込めて書いています。いくつかの点について補足しますね。

・因果関係で書く。助言は効果まで書く。

⇒基本的な解答の構成としては「○○なので××」という因果関係の記載が中心です。完全にそうならないとしても、そのように書くことを意識していました。また、これは夏セミナーでもお伝えしたことですが、助言問題の場合は、施策だけではなく効果まで書く、ということを意識していました。

 

・全体を俯瞰(1分)、重要ワード(「」付き)の活用漏れはないか、課題・弱みの放置はないか確認。

⇒これは、解答骨子の作成後、に実施していました。時間としては本当に1~2分の作業ですが、設問・解答骨子の全体を眺めて方向性がおかしくないか、抜け漏れはないか、という確認のために実施しています。この後は実際に解答を書き始めるため、もし解答方針を修正するとしたらこのタイミングが最後となります(以降で修正すると大幅な手戻りになってしまうため)。

 

・時間になったらとにかく書き始める(40分過ぎたら)。

⇒これは非常に重要なポイントとなります。時間を何分に設定するかは個人差があると思いますが、私はあまり書くのが早くないので、40分を過ぎたら解答骨子が未完成でも、解答作成に取り掛かりました。書けるところから解答を書き始めて、後半の解答骨子が未完成のところは、骨子を考えながら解答を書く、という感じで解いていました。そちらの方が、精神衛生的にも良いと思います(残り時間30分を切って解答用紙が真っ白だったりすると、焦燥感が半端ないです)。

 

事例Ⅰのポイント

【基本】

組織構造と人的資源管理がメインとなりますので、しっかりと意識して施策等を考えることが大切です。例えば、売上拡大の目的であっても、施策がマーケティング(事例Ⅱ)に寄らないよう注意が必要です。

 

【フレームワーク】

事例Ⅰの特徴として、与件文の中にヒントとなる情報が少ない、ということがあります。そのため、事例の中でも特に、フレームワークを活用した対応が重要となります。問われていることは経営戦略(事業戦略)レベルなのか、機能戦略(組織戦略)レベルなのか。機能戦略の場合、組織構造なのか、人的資源管理なのか。そして、どのような場合にどのような組織施策・人事施策が有効なのか、ということがすぐに想起できる必要があります(与件文に直接的な記載がなかったとしても)。そこで活用したいのが「幸の日も 毛深い猫」のフレームワークです。事例Ⅰで安定して得点を獲得するためには、この内容を何も見なくてもスラスラ書けることが必須、と言っても過言ではないと思います。実際に問題を解く際は、初めに「さちのひも けぶかいねこ」と余白に書いてしまい、施策の設問が出てきた時に、どれを使うか検討して選択するようにしていました。

 

【組織形態の特徴】

組織形態は頻出論点となりますので、機能別組織・事業部制組織・マトリックス組織のメリット・デメリットはしっかり押さえておく必要があります。よくあるパターンとしては、外部環境の変化⇒それに対応するために組織形態を変更、という感じかと思います。「なぜ組織形態を変更する必要があったのか?」「組織形態を変更することでどのような効果が得られるのか?」ということに答えられるよう、過去問を解く際も意識しながら取り組んでもらえればと思います。

 

【成果主義と年功序列型給与】

成果主義と年功序列型給与もかなりよく出る分野ですので、それぞれのメリット・デメリットはしっかり押さえておきたいです。その中でも特に重要なのは、成果主義を導入する際の留意点です。基本的には成果主義のデメリットの裏返し(デメリットを防止する)ですので、感覚的にはわかると思いますが、考え込まなくても反射的に羅列できる状態が望ましいです(本試験中にじっくり考えている余裕はないので)。

 

【新卒採用と中途採用】

採用に関する設問もそれなりによく出ますので、それぞれの優位点は押さえましょう。将来に向けた人材確保 ⇔即戦力の確保人件費抑制⇔教育コスト抑制、あたりがスッと出てくれば大丈夫だと思います。

 

【新規事業のよくあるパターン】

中小企業が新規事業に取り組むのは、簡単なことではありません。それでも、過去の成功事例や外部環境の変化等、与件文において手掛かりとなるキーワードを見つけ出し、適切と思われる施策を提示することが求められます。特に、新規事業に限らずですが、権限委譲で意思決定の迅速化、は色々な場面で使えるので、是非覚えておきたいフレーズですね。

 

【その他】

人材確保と言えば、採用・育成・定着の3つがあります。そして人材育成においては、モラール向上と能力向上で人材育成、が鉄板となりますので、選択する施策は与件文・設問を考慮する必要がありますが、いつでも使えるようにしておきたいフレーズです。また大口取引先に関する問題もたまに出ますが、基本的に依存度が高いことはあまり望ましくないので、そのイメージは持っておいて方がいいと思います。

 

事例Ⅱのポイント

【基本】

事例Ⅱと言えば「誰に、何を、どのように」+効果、が基本です。ターゲットを明確にしつつ、4Pの観点で解答を構成することが求められます。そして、事例Ⅱの目的は売上・利益向上となりますが、要素を分解して考えることが重要です(商品単価アップ、購入点数増加、新規顧客の獲得、既存客の維持・拡大)。

 

【方向性】

繰り返しになりますが、基本的に事例Ⅱの目的は売上向上です。なので、最終目標は概ね同じですが、与件文・設問に合わせて、道筋や施策の内容を考える必要があります。最終目標⇔道筋⇔施策、をうまく組み合わせることで、解答の方向性を整理していくことになりますが、FPに記載の内容は頻出で使い勝手の良いワードですので、自身の引き出しとしてストックして、うまく活用してもらえればと思います。

 

【ターゲット】

「誰に」というターゲットは、デモ・ジオ・サイコの3つの視点で検討するのが鉄板です。例えば「X市内に住む(ジオ)、食の安全に気を使っている(サイコ)、30代~40代の子育て世帯(デモ)」といった感じになります。また、顧客層が拡大している市場を狙うのが基本ですので、グラフの読み取りの時などは、意識した方が良いと思います。

 

【4P】

「何を」「どのように」は、Product(何を)Place・Price・Promotion(どのように)の視点で考えますが、特に製品とプロモーションが頻出だと思います。方向感としては、中小企業ですので、価格競争に巻き込まることは避けなければならず、低価格戦略ではなく高付加価値戦略を取ることになります。またチャネルに関して、顧客との接点がある(直販)⇒顧客ニーズを把握できる⇒商品開発に活かすことができる、という流れは重要ですので、是非押さえてもらいたいポイントです。販促に関しては、各種施策の結果として、どのような効果があるのか、というところまで理解し、解答に盛り込む必要があります。

 

【ブランド・サービスの特性】

経営資源の限られている中小企業に取って、ブランドは非常に重要です。顧客や地域との関係強化に活用できそうな場合は、積極的に使っていきたい要素です。また、サービスの特性について理解し、それぞれの特性に対する具体的な施策も押さえておきたいところです。

 

【よくあるパターン(セオリー)】

インターナルマーケティングコミュニケーション戦略について記載していますが、この流れは必ず押さえてもらいたい内容です。特にコミュニケーション戦略の流れは、部分的に使う場合もありますが、超重要な頻出パターンですので、是非とも脊髄反射で書けるぐらいになってほしいです。

 

終わりに

事例Ⅰと事例Ⅱ(&事例共通)のポイントについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。FPに記載している内容は、最低限押さえておきたいことですが、逆に言うと、これを完全に押さえていれば、必要となる知識のかなりの部分はカバーできるかと思うので、是非うまく活用していただければと思います。

 

そして、明日の日曜日の記事では、先代道場メンバーのあの方が、中小企業診断士の魅力について語ってくださいます。二次試験合格に向けて学習中の皆さんはもちろんですが、これから診断士試験への挑戦を考えている方にも是非読んでいただきたいアツい記事となっていますので、楽しみにしてください!

 

さらに、ダブル投稿となりますが、明日、重大発表をさせていただきます。少しだけフライングでお伝えしますと、約4ヶ月前のあの記事の内容(無責任発言)が実現する予定です。二次試験対策に全力投球中の方は、是非早めに道場ブログをチェックいただければと思います。

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日は16回目の担当です。今日の記事は約3,600文字。7分程度お時間ください。前回ちょっと書きすぎて、猛省しました。。笑。

東京はちょっと暑さが和らいできましたね。こんな時ほど体調管理には気をつけてくださいね。

さて今日はちこまる(仮)流ファイナルペーパーの作り方、をご紹介したいと思います。そーやさんにiPadの使い方指南も受けたので、もし去年これを使っていたら、という観点も入れてお伝えしたいと思います。

ファイナルペーパーって何?

ファイナルペーパーって何なんだろう?と(私もちょっとふわっとしながら)思うのですが、最後の追い込みの時期に自分が忘れやすいものをまとめているもの、のことだと思っています。ファイナルペーパーの作り方は人によって色々で、10代目も今後またご紹介する機会があると思いますが、今日は私が作ったファイナルペーパーのご紹介です。

なんで今ファイナルペーパー?ということなんですが、ちこまる(仮)流は日々日々作ってイプタイプなので、今から作っていくとわざわざファイナルペーパーをまとめる時間を直前期に取らなくて済むという利点があります。ということで今日から作れるファイナルペーパーのご紹介です。

ちなみに本日8月28日時点のファイナルペーパーのブログ検索結果は236件!めっちゃありますね。いろんなやり方でこれまでの先人たちも作っているんだと思います。皆さんもご自身に合ったやり方で作られることをお勧めします。でも直前に試行錯誤する心の余裕はなかなかないと思うので、今のうちからどんなものを持っていくといいかなぁ、追い込みの時にまとめるといいかなぁ、というのを考えてみてくださいね。

ちこまる(仮)流ファイナルペーパー

これまでセミナーに参加していただいた方にはお見せしてきているんですが、改めてご紹介です。

大変ごちゃごちゃしてますね。。。(・_・; 我ながら。。。

ちこまる(仮)のファイナルペーパーはご覧の通り付箋式です。付箋を使っているメリットとしては

  1. 貼ってはがせるのでいつもちゃんと覚えていないことだけを残せる
  2. 一つのテーマを1枚にまとめるので、まとめるトレーニングになる
  3. 覚えたら剥がしてスッキリ
  4. 常にA3で1枚分におさめるように覚えていくと、あ、自分が掌握しないといけないのはこれだけだな、と安心できる
  5. 気軽に、今日から作れる

というのがあります。事例をひとつ解いて、復習するときに付箋紙を用意して、自分が覚えていなかった知識ストック、仲間から聞いたいい感じのフレーム、この言葉使いやすい、などなど、これ覚えておこうと思ったものをメモして貼り付けます。そのときにすでに貼られているもので、まだ覚えていないものがあったら、補足したり目立つ位置に張り替えたりして優先順位が上がるようにします。

KJ法を使って関連するものをまとめて配置します。そうすると、近くに貼ったものも目に入るので合わせて覚えられます。

付箋のサイズはそれぞれですが、4種類を書き込む内容の量に応じて使い分けていました。

この写真は事例Ⅰですが今貼られているものの一例として…

 

商社(卸売)のビジネスモデル

複数のメーカー→商社→複数のリテール。付加価値が上流・下流どっちにもつけられ、モデルが複雑。商流・物流・情報流(に注意)

 

組織の三角形

縦方向:職務充実

横方向:職務拡大

 

失敗するパターン語呂合わせ まきせゆるして

ま:埋没コスト

き:既得権益

せ:成功体験

ゆ:有能性の罠

る:ルーティーン化

し:失敗を恐れる

て:低次学習

 

みたいなことがつらつらと書いてあります。

で、覚えたものははがしていくとそのときに覚えないといけないと思っているものが、この1枚に収められるようになります。逆にはみ出すと、ちょっとちゃんと一度覚えようという気にもなります。そうすると、あ、これだけか、、と思えてちょっと安心します。試験直前にあれもこれもまだ覚えられてない…!と思うとドキドキしますが、まぁこれだけか、と思えれば安心です。

で、もしこれをiPadでやろうとすると

私は手書きで色々メモするタイプだったんですが、書いたメモを紛失する!という欠陥が最近気になってきてiPadのペンで手書きしてノートを取るように練習しています。iPadといえばそーやさん!ということで、そーやさんに取材してiPadの使い方をいろいろ指南してもらいました。これから2次試験対策の中で使ってみようかな、という方がいたら、参考にしてください。

iPadの手書き機能は、メモでも使うことができますが、フォルダ分けをしたり他のデバイスで見るということを考えると、アプリの購入はとってもオススメです。私が使っているのは、Notabilityというアプリですが、そーやさんはGood noteというアプリを(勉強用では)使ってました。どちらもPDFを取り込んで手書きができるという点では同じですが、Good noteの特徴として、フォルダ管理ができる、というのがあります。事例ごとにフォルダを分けたり、年度ごとに分けたりして、自分が書いたファイナルペーパーや事例の復習をどこでもすることができます。

やっぱりこうしたツールのいいところは、デバイスを複数使えること。手書きでいろいろ書くのはiPadでやるとして、読むのは電車の中で、といったようにデバイスを行ったり来たりして隙間時間を活用することができます。

私が先ほど紹介したファイナルペーパーも、四角枠の中に書き込んでまとめておけば、電車の中でも確認できそうです。

そーやさんの活用術

そーやさんは事例を解くのもiPadでやっていたそうです。参考書のスキャンをすることで、教材の持ち歩きがなくなり圧倒的に身軽になったと聞きました。(あ、書籍のスキャンはあくまで購入の上、個人の使用にとどめてくださいね。業者に依頼したり、他の人にシェアするのは違法です)回答欄だけコピーすることもできるので、何度でも解き直しができるというメリットも。また、道場ブログもスクショにとったりして活用していたそうです。アクセシビリティ機能を使うと、スクショボタンのショートカットを作ることができて便利。これも知らなかった〜。

他の工夫としては、iPadの画面を2分割することで、問題用紙と回答用紙を行ったり来たりすることもできるとのこと。どこでも勉強できる環境を作るには、いろいろ使えるツールだということがわかりました。

ただしデメリットもあります…

やっぱり手書きの感覚とは少し異なります。ので、そこは要注意。画面に貼り付けるシートを工夫すれば、手書きの感覚に近づけることはできますが、シャーペンではないのでノックをする動作は必要ないですし、消しゴムもワンタッチです。その分、本番を想定した練習とは少し異なるトレーニングであることは認識が必要です。土日にがっつり勉強ができる日は紙とシャーペンを使うなど、工夫ができるといいですね。多色ペンを使う方もペンの持ち替えの動作が必要になるので、使い方については工夫したほうがいいでしょう。

とはいえ、どこでも勉強できる環境を作れるのはやっぱり大きいな〜というのが個人的な感想です。教材って重たいですもんね。3年使ったリュックのファスナーが壊れる重さでした笑。

おまけ。お仕事で使うときは

診断士になった後ももちろん活用することができます。私が使っているNotabilityというアプリでは、録音機能があるので、セミナーなどに参加して主催者と講師の許可が下りれば、録音して記録することもできます。こちらも無断録音はNGですのでご注意を。

会議などの時にも便利ですね。ノートに写真を貼ったり、それをpdfにして参加者にメールなどですぐ展開できるので、情報共有が早いです。電子書籍として使えたりと汎用性は高いですよね。今後の活用も見越して買っちゃうのも十分アリだと思います。

まとめ

さて、今日はファイナルペーパーの作り方とiPadの活用法の2本立てでした。ファイナルペーパーはまだ早いかな?という方、直前に時間とるのもったいないな〜と思われる方は付箋式、ぜひお試しあれ。私の場合はボロボロになるくらいいつでもどこでも一緒でした。もはや戦友(笑)状態でした。多分これ、一生手放さないと思います。そのくらい思い入れができました。セミナーなどでもファイナルペーパーの写真撮らせて!というリクエストをいただくことがあるので、関心を持ってくださる方もいらっしゃるようで嬉しいです。皆さんにも参考になれば作ってみてくださいね。

今日も読んでいただいてありがとうございました!ちこまる(仮)でしたo(^▽^)o

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おはようございます。makinoです。本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

タイトル通り、本日は号外記事をお送りいたします。

makinoらしく無く、余談無しで行かせて頂きます。早速、どうぞ!

 

【夏セミナー動画配信に関するお知らせ】

<ダイジェスト版 無料配信>

夏セミナー本編の配信に先立ち、ダイジェスト版の動画(約1分50秒)を、サンプルとして無料で公開いたします。

 

各セミナーパートの、ほんの一部ですが、みなさまの興味のありそうなポイントをお送りいたしますので、夏セミナー本編購入をご検討の方は、是非とも検討材料として、ご参照ください。

 

<無料ダイジェスト版>

(YouTubeが開きます)

<https://youtu.be/QT0zOPfDvKU>

 

 

<本編 有料配信>
夏セミナーの本編配信(総時間約80分:有料)は、8/24(土)の名古屋夏セミナー終了後、8月下旬を予定しております。詳細な日時等に関しましては、こちらのブログでお知らせいたしますので、もう少々、お待ちください。

 

<本編に含まれる内容(予定)>

2次勉強の仕方&復習の仕方(約15分)
80分の過ごし方(約20分)
解説 事例Ⅰ(約15分)
解説 事例Ⅱ(約10分)
解説 事例Ⅲ(約10分)
解説 事例Ⅳ(約15分)

 

どうぞお楽しみに!。

 


すみません、本日はお知らせのみで、以上です。

 

セミナー動画の内容と質は、私よりも、きっと雄弁に、本日ご紹介したダイジェスト版の動画が語ってくれると思いますので、この辺で。

 

最後になりますが、本日1本目の記事でご紹介いたしました、9代目の電子書籍無料公開キャンペーンも、最大限ご活用いただき、2次試験の学習を力強く進めて頂ければ、と思います。

 

本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

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おはようございます。makinoです。本日も読んでくださってありがとうございます。

 

さて、本日はいきなり本題からです。

本題が長いので、余談は最後におまけとしてつけまして、本題の後に、余力のある方に、読んでいただければ、と思います。

 

今日は、こんなお話です。

1次を通過して、2次試験対策を始めた方、もしくは、2次試験問題を初めて解いてみた方の中には、設問の題意を外して、大問1つ、丸々0点、というケースがおありでは無いでしょうか?

 

◆題意を外すのはなぜ?

題意を外すのは、なぜでしょうか?それは、設問を正しく理解できていないからです。ゆえに、与件文から正しい箇所を抜き出せない->書いた内容が、0点になる、という事ですね。私の場合はそうでしたし、そういう方が他にもいらっしゃると思います。

 

いまは偉そうに書いていますが、昨年の今頃、自分に頻発していた問題です。今回は、自分がそれをどう克服したか、をご紹介いたします。

 

◆解答プロセスと設問分解
何はともあれ設問分解です。設問で何が問われているかわからないと、正しい答えが書けません。「聞かれたことに答えるだけ」と言われる2次試験ですが、何が聞かれているか、正しく理解するところからがスタートです。

 

春セミナーで、我らがちこまる(仮)は、2次試験の解答プロセスを、以下の通りに分解していました。

===============
1. 設問を読み解き、
2. 与件から要素を探し、
3. 回答を構成し、
4. 書く。
===============

 

うーん、その通りですね。
これは、さらりと読むと当たり前に思ってしまうのですが、1,100時間という膨大な時間を2次試験に費やした彼女が言うと、説得力があります。「師匠クラスは真理しか言わない」という事なのでしょう。

 

そんな師匠と比べると、私自身は、2次に苦しんだ「出来ない受験生」でしたので、出来ない子がどのように苦しみ、歩を進めてきたのかを、書きたいと思います(これが、受験生のみなさまに対して、自分にできる事かな、と)。

 

というわけで、以下では、「1. 設問を読み解き」、つまり設問分解をやってみたいと思います。繰り返しになりますが、自分はとにかくこれが出来ずに、大いに失点を繰り返していました。予備校の演習で、1問丸々0点、なんて残念なお話でした。

 

そんな私ですが、諦めませんでしたよ。平成30年 事例Ⅰ(makino 71点)を例に、本試験でどのような設問分解をしたか、を記載いたします。「高得点!」というわけではありませんが、71点とれていますので、本番でやった事自体が、大外しはしていないだろう、と思って読んで頂ければ、と思います。

 

◆設問分解 実例

平成30年 事例Ⅰ

 

①スラ打ち
さて、何を聞かれているでしょうか?
競争戦略を聞かれていますので、経営戦略の視点で回答するのだろうなあ、と大まかに想定しながら、設問分解しました。

 

そして、特に、自分のように、悪い意味で日本語の文章に慣れた人間は、設問をさらっと読んでわかった気になってしまいますが、それがいけません。ちゃんとワードで分解しましょう。以下の通りスラッシュを打ちます。

 

研究開発型企業であるA社が、/ 相対的に/ 規模の小さな市場を/ ターゲットとしているのは、なぜか。/ その理由を、/ 競争戦略の視点から、/100字以内で答えよ。

 

②ワードから、与件文から拾う要素を想定
この過程、結構重要です。スラ打ちして、設問をワードで分けた後、重要ワード毎に、想定される要素を検討します。実際の本試験で、自分が想定したのは、以下の要素です。

 

————–

研究開発型企業

->どんな研究開発をしている?
->製品は何?
->小回り効く?
->技術力で勝負?
->研究開発型じゃない企業の説明ある?

 

————–

規模の小さな市場

->小さな市場ってどんな市場?
->大きい、小さい、違いは与件にある?
->小さな市場でも経営成り立つ?

 

————–

競争戦略

->戦略は差別化?集中?ニッチ?
->A社の強みは何?技術力?活かせてる?
->大手との競合を避けたい理由は?価格?
->大手はどんな戦略をとってる?

 

————–

100字 ->要素2つ、多くても3つ。

 

 

太字の部分が、1次試験の知識です。ご覧の通り、1次試験の膨大な知識量に比べると、「知識」という点では、たいして使っていませんね。私が1次試験知識を完璧に使いこなせていない部分は割り引いたとしても、2次で必要になる1次知識は、1問につきこの程度だと思って良いです。

 

もう1点、黄色でハイライトした部分にも注目です。これは、「設問文で問われている要素では無いもの」をみています。

 

例えば、「研究開発型企業とは?」と問われると、「研究開発型企業とは○○である」と答えますよね。しかし、これは、物事を一方向からしか見ていません。解答を、抜けもれなく検討するには、「研究開発型企業とは○○であり、××では無い」という視点が必要です。

 

同様に、「規模の小さな市場とは?」と問われたら、「規模の小さな市場とは○○であり、××(規模の大きな市場の説明)では無い」という検討が必要です。

 

「A社の競争戦略とは?」と問われたら、「A社の競争戦略とは○○であり、××(大手がとっている戦略の説明)では無い」という視点を持ちましょう。

 

但し、実際に解答欄に書くかどうかは、別問題です。字数制限がありますから。ここではあくまで、設問を分解し、与件文から拾う要素を抽出する作業をしています。

 

③事例Ⅰの特徴も踏まえつつ
事例Ⅰ-Ⅲに共通していますが、特に、「強み」が大事なのが事例Ⅰです。②の与件から拾う要素には、必ず「強み」を絡めましょう。ここでも、「競争戦略」というワードからの想定で、「A社の強みは何?」という要素を、与件から拾う準備をしています。

 

ちなみに、競争戦略を問われるとついつい、事例Ⅱを想定しがちですが、事例Ⅰでも普通に出てきますので、慌てないでください。

 

 

それでは、もう1問。同じく平成30年 事例Ⅰからです。

 

①スラ打ち
さて、何を聞かれているのでしょうか?
「人員構成から考えて」と、丁寧に教えてもらっていますので、「強みを活かすためには、最終消費者向け製品じゃダメだったのだろうな、組織構造の問題かな」などと大まかに考えつつ、臨みました。しかも、第一問で「研究開発型企業」と言われていますから、営業さんが少なそうです

 

そんな想定をしながら、リード文にもスラッシュを打ちます。自分は、本試験でこんな風に打っていました。

 

A社の事業展開について、/ 以下の設問に答えよ。

A社は/ 創業以来、/ 最終消費者に向けた/ 製品開発に/ あまり/ 力点を置いてこなかった。/ A社の/ 人員構成から考えて、/ その理由を/ 100字以内で答えよ。

 

②ワードから、与件文から拾う要素を想定
太字の部分が、1次試験の知識、黄色でハイライトした部分は、「設問文で問われている要素では無いもの」です。

 

————–

創業以来

->創業いつ?そもそも何から始まった?
->創業からこれまで、何をつくってた?
->今は何をつくってる?それはなぜ?

 

ここは、1次知識をつかう部分がありませんでした(本番での自分は)。
そして、「最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった」と、過去形で言っていますので、今は最終消費者向け製品を作っているのだろう、という想定のもと、「今は何をつくってる?それはなぜ?」を検討要素に上げています。

 

————–

最終消費者に向けた/製品開発に

->誰向けの製品開発をしていた?
->最終消費者向けとその他向けの違いは?

 

最終消費者向けとその他向けの違い」は、1次知識ですよね。最終消費者向け製品のメリットとデメリットくらいは、直ぐに出てくるようにしておきたいです。今回は、組織・人事の事例Ⅰですので、「組織に、ニーズを吸い上げる機能が無い」や「顧客サポートできる体制が無い」が想定されます。なにせ、研究開発型企業ですから。

 

そして、その想定は、「誰向けの製品開発をしていた?」という、「最終消費者向け」の逆を考えれば、対比として、浮き彫りになるはずですね。これが「最終消費者向けとは、○○であって××ではない」という視点です。

 

————

力点を置いてこなかった

>何に力点を置いていた?
->A社の強みは何?それは活きてる?

 

ここも、1次知識をつかう部分がありませんでした(本番での自分は)。
そして、「力点を置いていたのは、○○であり××では無い」という対比をしています。

 

————

人員構成から考えて

->A社の人員構成は?どの部門が多くて、どの部門が少ないの?
->他社の人員構成の情報ある?

「最終消費者に向けた製品開発」の部分と共通しますが、1次知識は「研究開発型企業」の特徴を引っぱってきます。直ぐに、引き出しから出せるようにしておきましょう。ここで、悩んで、時間をロスしてはいけませんよ。

 

そして、「どの部門が多い」と、その逆の「どの部門が少ない」を対比して考えます。「人員が多いのは○○であって、××は無い」ですね。研究開発型企業ですから、「きっと、開発が多くて、営業が少ないのだろう」、くらいは想定しておけば良いと思います。

 

————–

100字 ->要素2つ、多くても3つ。

 

 

こんな実例で開設させて頂きました。

そして、特に「○○であって、××は無い」の考え方で、お役に立った教材を、以下にお勧めいたします。

 

 

 

【おすすめ教材】
設問分解という、80分の出だしで躓いていた自分ですが、その克服のために使ったのが、こちらの教材です。

TAC 2次対策トレーニング[自習用教材]

 

TACの2次本科生の方は、カリキュラムに入っているらしいのですが、私はそうではなかったので、個別に購入しました。5,000円程度で、講師の方(私でも知っている、ご高名なTACの三好先生ですね)の講義もついていますので、私は、大変助かりました。設問が上手く読み解けずに、解答を大外しされる事のある方は(「事故」というらしいです)、ご検討されてはいかがでしょうか。

 

8/14追記
こちらの講座は2019年度は執り行われておりません(kakinomics さん、コメントありがとうございました)。

 

さてさて、今回はここまでです。2次試験まで2か月と少ししかない中で、もし、みなさまのお役に立っていれば、とても嬉しいですし、お役に立ったようであれば、続きの「与件から要素を拾う」を書いてみたいと思います。

 

 

———————————-

【おまけ】
今年の試験で、1次通過をした方に、おまけを少しだけ。決して、優しい内容ではありませんので、「耐えられないかも」、という方は、どうぞ読み飛ばしてください。

私は、平成24年の試験で、科目合格を重ねて、初めて1次を通過しました。とても嬉しかったですし、自己採点で1次通過を確信した時には、喜びの声をあげました(確か自宅で「アチョー」って叫びました、カンフー映画みたいに)。

 

そして、その時が自分のピークでした。

 

2次試験の2枚の切符は、努力が足りずに、結果に繋げることが出来ませんでした。しかし、不思議とあまり悔しくなかったことを憶えています。きっと、2次試験の努力をしていませんでしたし、1次も科目合格の積み上げだった事もあり、2次に対応できる1次知識の蓄積が出来ていなかったからです。

 

つまり、当時の自分は、2次に合格する努力もしなければ、実力も無かったのです。そして、平成25年の2次不合格のあと、当然ですが、自分の手元には何も残っていませんでした。

 

1次を通過して喜びの中にあるみなさま。こんなことをお伝えしてすみません。でも、私の伝えたいことを、どうか聞いてください。

 

あなたは、まだ何も手にしていません。

 

そして、2次試験の2枚の切符が無くなれば、何も手元には残りません。当時の私がそうであったように。勿論、あなたの目標が、診断士試験合格であるならば、という事ですが。

 

ですので、makinoは、過去のブログ記事で、意図的に「1次合格」という言葉を使ってきませんでした(合格祈願など、特定の意図がある場合は別です)。それは、1次試験は、ただの通過点だからです。

 

厳しいですね。現実も、私の書き方も。

 

すみません。お伝えしたかったのは、こういう事です。一度、この道を通った者だからこそ、お伝えしたい内容でした。きっとお分かりいただけたと思います。読んでくださった方、ありがとうございます。感謝いたします。

 

なお、この文章は、養成課程に進む方に向けたものではありませんので、悪しからず、ご了承ください。

 

———————————-

 

さてさて、今回は以上です。

 

人生において 最も大切な時
それはいつでも いまです
(相田みつを)

そうですね。2次試験までの時間は、非常に限られています。いまを、大切に過ごしましょう。応援しております。

本日も、読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

1次試験から一週間弱が経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
自己採点で1次試験突破を確認された方、おめでとうございます。ご自分を褒めてあげましたか?協力してくれた家族に感謝の気持ちを伝えましたか?いよいよ2次筆記試験に向けてラストスパートです。ギアを上げてアクセルを踏み込みましょう。
自己採点で少し点が足りなかった方、まだ望みはあります。昨年は経営法務で8点の得点加算がありました。なかなか気持ちの切り替えが難しいと思いますが、9月3日の合格発表までただ待っているだけではもったいないです。1次試験は合格したつもりで、2次試験の準備を始めてしまいましょう。

さて、今週末の10日(土)と11日(日)は、東京と大阪で一発合格道場の夏セミナーが開催されます。道場もここから一気に2次試験対策にアクセルを踏んでいきます。
私は東京と大阪の両方に登壇しますので、セミナーに参加者される方は会場でお会いしましょう。(^^)/

さて、本日は「あと5点延ばすための2次試験のポイント」と題しまして、各事例ごとに事例を読み解く視点や、解答構築の際のフレームワークをお伝えします。
今年の2月26日に「80分間の過ごし方」の記事の中で書きました「第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる」が本日の記事になります。

既に一部は「解法実況&事例研究」シリーズの解説中にもちらほら出てきていますが、それらを体系的にまとめたものになります。
以下に書かれているポイントを常に意識しながら解答構成することで、各事例ごとに5ポイント程度の加点要素を作り出し、事例全体の底上げができればと思います。

それでは、なおさんの「あと5点延ばすための2次試験のポイント」いってみましょう。


事例Ⅰ~Ⅲ共通

「80分間のプロセスも馴染んできた」、「与件文から解答要素の抜き出しもできるようになってきた」、ここまで来たら合格はもう手の届くところまで来ています。
ここでは2次筆記試験事例Ⅰ~Ⅲに共通する解答作成ポイントについて解説していきたいと思います。

1.設問要求に沿って解答する

「設問要求に沿って解答する」というアドバイスを聞いたことがあると思います。ただ、実際には「設問要求に沿う」ことがなかなか難しいですよね。例えば平成30年度事例Ⅲの第5問で「C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について助言せよ」と問われたときに、漠然と「付加価値を高める戦略を答えるのだな」と考えただけでは不十分です。
設問でわざわざ「立地環境(O:Opportunity)」と「経営資源(S:Strong)」と異なる側面が書かれているのですから、「立地環境を生かした戦略をひとつと、経営資源を生かした戦略をひとつ、合わせて二つの解答要素で構成するのだな」と理解して解答することが「設問要求に沿う」ということです。
2次筆記試験は、日常生活ではありえないくらい「ロジカル」ですし、ロジックの構成密度は「予備校模試」とはレベルが違います。多くの方が2次筆記試験の勉強教材として「過去問」を上げるのは、本試験のレベルでロジックを練り上げられた教材が他には見当たらないからです。
設問文に「○○や△△」という並列表記が出てきたら、二つの要素が要求されていないか確認するようにしましょう。

2.回答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く

二次試験は「設定された箱庭世界の中で行う推理ゲーム」のようなものだと思います。受験者の知識や経験が問われているのではなく、「仮想世界の中で、ルールに基づいて、設定された条件をクリアして、ゴールする」のです。与件文から証拠を探し出し、与えられたヒントに沿って展開を推測し、条件に従って解答を組み立てる。私は「これはゲームだ」と思うようになってから、与件文からの証拠の抜き出しに漏れがなくなり、得点が安定してきました。
診断士は、中小企業経営者の価値観の世界に入り込み、その世界の中で経営者に寄り添って問題を解決することが求められます。中小企業診断士の試験は将来の診断士を選抜するための試験なのですから、中小企業の限られた経営資源、条件、材料(=箱庭)の中で、社長が理解し、納得し、行動に移すことができる(突飛なアイデアではなく、一般人が理解できる)提案(=解答)を行わなければいけない(=合格しない)のは当然ですね。

3.因果は大切、ロジカルに書く

ロジカルシンキングは自分の考えを相手に分かりやすく伝えるビジネススキルとして、問題解決や情報整理など仕事のさまざまなシーンで活用されています。因果とは原因と結果のこと。「AだからB」という因果が、論理的で矛盾がないことで相手が理解し、納得することができます。
対応策を問われているということは、中小企業の社長さんに「どうしたらいいでしょう?」と聞かれているということですから、「〇〇が原因ですので、対応策は〇〇を行います。そうすると〇〇になって利益が増えますよ。」と答えてあげたいですよね。
2次筆記試験は、机上の「模擬診断」を通じて中小企業診断士として適性のある人を選抜する試験なのです。

例)
対応策は、購買業務を製造部に移管することである。

対応策は、業務量が多くて業務が滞ることもある設計要員から購買業務を製造部に移管し、設計要員の業務負荷を軽減することで本来の設計業務に関わる時間を確保することである。


事例Ⅰ

1.「強み」を聞かれたら

強みを聞かれたら、与件文のキーワードを散りばめながら、締めくくりは「〇〇が可能な営業力」、「〇〇〇をする△△技術力」でまとめます。事例Ⅰは「組織・人事」が問われていますので、経営資源としての組織力であることが明確になるようにします。

2.特徴を表す言葉は省略しない

特徴を表す言葉、特に形容詞は省略してはいけません。これは組織としての特徴を表しているからです。例)高品質な、創業以来、

3.人的資源管理のキーワード(さちのひもけぶかいねこ)

人的資源管理では、「さちのひもけぶかいねこ(幸の日も毛深い猫)」というキーワードで検討すると、抜け・モレが無く要素を洗い出すことができます。

サ(採用・配置):適材適所の配置、経験者中途採用、非正規社員の活用
チ(賃金・報酬):成果主義的な給与体系
ノ(能力開発):OJT、OFF-JT、外部研修
ヒ(評価):成果主義、公平・公正な評価、目標管理制度
モ(モチベーション):士気向上、モラール向上
ケ(権限移譲):~について権限移譲する、迅速な意思決定、後継者育成
ブ(部門):専門部署の設置
カイ(階層):フラット化、組織化
ネ(ネットワーク):外部連携、産官学連携
コ(コミュニケーション):会議体の設置、意思疎通の向上


事例Ⅱ

1.グラフや表の読み取り

グラフや表の読み取りが出されたら、「分析結果」を必ず解答に表現します。
・人口構成比の高い30~40台の子育て世代をターゲットにし(H.29)
・購入数量や消費量が減少傾向にある醤油の大容器アイテムはラインナップを整理し(H.28)

2.ターゲット(誰に)

事例Ⅱで「ターゲット(誰に)」を問われて解答を作るときは、「デモ・ジオ・サイコ」の切り口で考えてターゲット層を明確にします。

・近隣のオフィス街に通う(ジオ)日本酒好きな(サイコ)50代男性(デモ)
・マンションに住む(ジオ)子供の健康に敏感な(サイコ)30代子育て世代(デモ)

3.インターナルマーケティングのフレームワーク

①研修による能力開発、②表彰制度、③権限委譲によるモラール向上により、従業員満足度の向上→当事者意識の向上→顧客満足度の向上→固定客化

4.口コミ促進のフレームワーク

顧客関係性強化→顧客満足度の向上→口コミの発生を促進→新規顧客獲得

5.「売り上げ」

売り上げに関する問いには、売り上げを分解してそれぞれについて回答します。
  売上=客数(既存顧客、新規顧客)×客単価
※客数は「固定客(リピーター)の囲い込み」と「新規顧客の開拓」の2側面から検討します。

6.ブランドのメリット

①売上安定
リピーター、ファン(固定客)がつくため売り上げが安定します。
②広告宣伝費の削減
固定客がいるため、多大な広告宣伝費をかけなくても売れます。
③新商品開発しやすい
知名度があり、価値が浸透しているため、従来とは異なる商品でも同じブランドで販売すると売り上げを確保しやすいです。
④価格競争からの脱却
知名度が高いと指名買いが発生し、価格競争に巻き込まれにくいです。
⑤従業員の忠誠心・士気向上
従業員がブランドのある自社で働くことを誇りに思えるようになります。

7.サービスの特性

①無形性
サービスには形がない。
②非貯蓄性
サービスは保存できない。在庫を持つことができない。
③非均一性
サービスは提供する人のスキルによって質が変動する。
④生産と消費の同時性
サービスは生産と消費が同時に行われる。
⑤非可逆性
一度提供されたサービスは元に戻せない。
⑥需要の時期集中
需要が、季節や曜日、時間帯によって大きく異なり、繁忙と閑散の差がある。


事例Ⅲ

1.事例Ⅲのポイント

事例Ⅲでは、「生産管理」が論点として多く取り上げられています。生産管理とは、①需要予測、②生産計画、③生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)、④在庫管理で構成される一連の管理サイクルのことですが、事例企業は「生産計画」「生産統制」「在庫管理」に問題のあることが多いですね。大手メーカーでは、管理が仕組み化され、日々統制されているのでしょうが、人的資源に乏しい中小企業では現実でもさまざまな問題を抱えているところが多いように思います。
また、事例Ⅲでは、「〇〇はできていない」「〇〇が過大である」等、問題点や課題が明示されることが多いので「できていない→やる」「過大→適正化する」がひとつの解答パターンになります。

2.生産計画

生産計画の課題については、「全社的な計画を立てる」→「生産統制((進捗管理、現品管理、余力管理)を行う」→「効果」という流れが解答のパターンになります。計画がなかったり個別最適な計画だったりすると、A班では問題がないがB班では長時間残業が発生していたりして全社的な非効率や人件費の増大を発生させることになります。また、段取り替えの時間を短くしようとしてロットサイズが実需より大きく設定されると、在庫が過大になってしまいます。(H30の事例)
生産計画には、材料調達計画、生産数量計画、人員計画も含まれますので、ムリ・ムラ・ムダなく工場が円滑に稼働するような計画を立てることが必要になってきます。また、需要や受注の状況に応じて、適切なタイミングで生産計画を見直すことも大切ですね。

<着眼点>
・計画がない/個別最適な計画である→全体最適な計画を作る
・計画の作成/見直しタイミングがおかしい→適切なタイミングと頻度で計画を見直す

3.生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)

正しい生産計画を立てたら、予定通りに生産が進行するように生産統制を行います。日々進捗状況を確認し、材料不足や納期遅延が発生しないように、問題が小さいうちに適切に対処していきます。要員管理や余力管理も行い、残業発生によるコストアップも防止します。
また、作業のムダを点検し、手待ち・機械待ちが発生しないように作業手順も最適化していきます。(H30、マン-マシンチャート)

4.在庫管理

完成品在庫の量については、生産計画と密接に関係しますので「適切な生産計画」と「適切なロットサイズ」が重要です。
工程間の仕掛品在庫については、①工程間の作業時間にばらつきがある場合、②工程間に距離があり、仕掛品の移動が必要な場合に仕掛品在庫が増える可能性があります。

<着眼点>
・工程間の作業時間の違い→平準化して工程間のばらつきをなくす
・工程間に距離がある→工程の再配置を行って移動距離を減らす

5.生産性向上・生産効率向上

「作業標準がなくバラバラに作業している」「その日の作業内容が明示されていない」「置き場所が指定されておらず探すのに時間がかかる」など、作業効率や生産性に問題がある現場の場合には、「標準化→マニュアル化→教育(OJT)」や「情報をDB化→一元管理→共有化」することが鉄板の解決策になります。


事例Ⅳ

1.マーカーを使って設問要求を確認する

すぐに計算するのではなく、マーカーを引きながら設問要求と制約条件を確認することで事故を無くします。特に計算結果の表示桁数(小数第〇位で四捨五入するのか)に注意してください。これを間違うと計算プロセスが合っていても点になりません。

2.設問ごとの解答順を考える

基本的に事例Ⅳは計算させる問題が大半です。問題によって計算量、つまり必要な時間が異なりますので、「NPVに時間がかかりすぎて、最後の簡単な文章問題が書けなかった」というもったいないことにならないように、時間がかかり、かつ多くの受験生が部分回答しかできないような難問は後に回した方が良いと思います。要するに「取れる問題は早い時間帯に解いて確実に得点する」、「難問は最後に回し、仮に時間切れで半分しか解けなかったとしても他の受験生と大差ない」ということですね。時間がかかり、ミスをしやすく、正解率の低いNPVは最後に回すのがベターです。

3.経営分析

基本的には「収益性」「効率性」「安全性」からひとつずつ解答します。

<収益性> 売り上げから利益を生み出せているか
●売上高総利益率:売上総利益÷売上高×100(%)
※商品力、高付加価値、ブランド力、販売単価
●売上高営業利益率: 営業利益÷売上高×100(%)
※販管費が課題となるケースで指摘
●売上高経常利益率:経常利益÷売上高×100(%)
※通常は使用しない。「支払利息」は負債比率の問題。

<効率性> 資産を売り上げにつなげているか
●売上債権回転率:売上高÷売上債権(回)
※不良債権がある、回収が滞っている→引当金計上というようなケースで指摘。
●棚卸資産回転率:売上高÷棚卸資産(回)
※在庫、仕掛品、在庫管理、不良品
●有形固定資産回転率:売上高÷有形固定資産(回)
※建物、工場、土地、店舗、設備投資
※効率性においては、一般的に算出式の分母には「期中平均値」を用いますが、前期末の値が不明の場合には、両方とも当期末の値を用いて指標値を算出します。

<安全性> 支払い能力があるか、資金調達は安全か
●自己資本比率:自己資本÷総資本×100(%)
●負債比率:負債÷自己資本×100(%)
※借入金、設備投資、累積赤字、自己資本、内部留保
※自己資本比率と負債比率は、計算に用いる勘定科目が本質的に同一ですので、片方のみが正解となることは考えにくく、試験対策上はいずれか一方の経営指標を考慮すれば十分です。どちらを選択するかは「センスの問題」だと予備校の講師が教えてくれました。自己資金が潤沢→自己資本比率、借り入れが多い→負債比率、という感じですね。
●流動比率:流動資産÷流動負債×100(%)
※現金、売掛金、短期借入金
●当座比率:当座資産÷流動負債×100(%)
※在庫が多く、当座資産が少ないケースで指摘
●固定比率:固定資産÷自己資本×100(%)
※固定資産、長期借入金、自己資本
●長期固定適合率:固定資産÷(自己資本+固定負債)×100(%)
※固定資産、設備投資、有形固定資産、自己資本

4.経営指標と記述問題

経営分析の記述問題で書くべき要素は以下の通りです。
主語+原因+収益性・効率性・安全性が高い・低い(向上・低下)+ため・こと+である。
・問題点は、設備投資を借入金で行ったために長期借入金が増え、安全性が低下したことである。
・特徴は、高付加価値商品が顧客に好評で売上総利益が高く、収益性が高いことである。

5.フリーキャッシュフロ―

フリーキャッシュフロー(FCF)とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローを控除したもので、企業の設備投資が本業で獲得したキャッシュで賄われているかどうかを示すものです。
FCF=営業利益×(1-法人税率)+減価償却費-運転資金増減額-設備投資額

6.のれん

のれんは、無形固定資産に計上し、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却します。のれんの当期償却額は、販売費及び一般管理費の区分に表示します。なお、負ののれんが生じると見込まれる場合は、負ののれんが生じた事業年度の利益(特別利益)として処理します。

7.デリバティブ(ドル建ての輸出の場合)

ドル売りの為替予約
円高:為替予約の時点で為替を確定させるため、時価レートが契約レートよりも円高になった場合、為替差損を回避できるメリットがある。
円安:為替予約の時点で為替を確定させるため、時価レートが契約レートよりも円安になった場合、為替差益が享受できないデメリットがある。

ドルのプットオプションを購入
円高:時価レートが契約レートよりも円高になった場合、権利行使により為替差損を回避できるメリットがあるが、オプションプレミアムが必要となるデメリットがある。
円安:時価レートが契約レートよりも円安になった場合、権利放棄により為替差益が享受できるメリットがあるが、オプションプレミアムが必要となるデメリットがある。


いかがでしたでしょうか。

余談になりますが、私は昨年8月、9月、10月にそれぞれ3日ずつ有給休暇を取得しました。1日有給休暇を取得すると通勤時間も含めて「1日10時間」の学習時間が確保できますので、有給だけでトータル100時間近くの学習時間を積み増していたのですね。
お仕事の関係で有給休暇が取得しやすい方、そうでない方もいらっしゃると思いますが「最後の切り札」としてご参考になればと思います。
(残り半分の有給は、15日間の実務補習時に使わせてもらいました)

以上、なおさんでした。

 

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一発合格道場 夏セミナー2019

東京:8月10日(土)

大阪:8月11日(日)

名古屋:8月24日(土)

時間・場所は後日告知いたします。
ぜひご予定ください!

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

毎度ですが過去記事はこちらです!今日の記事は10回目!とうとう梅雨入りしましたね。いつも参考書がカバンに入っていたので、大抵この時期を過ぎるとページがヘロヘロになるんですよね。水性ペンの跡が滲んだりして。しかしそれも味というものです。そしてそんなこともあったなぁと思うことが、きっと試験当日の気持ちを落ち着けてくれたりしますので、そんなヘロヘロも味わっていただきたいと思います(笑)

前回の記事で令和1号診断士になれず、と書きましたが、つい先日登録証が届きました。令和2号になりました。そして、ついに開業届(経営法務で見たことあるやつ!笑)を税務署に出してきました。もっと、パンパカパーン!という気持ちになるのかなと思いきや、税務署の手続き時間およそ2分。「はい、受理しました」というハンコをポンっと押されて、あっさりと終わりました笑。

これからどんな活動ができるのか、まだまだ未知数ではありますがどんな道でも自分らしく歩いていけたらな、なんてことを思っています。

今日の記事はこれまでの珠玉の【渾身】シリーズまとめページです。

勝手に永久保存版タグをつけてみましたが、科目ごとになっているページがどうしても欲しくて、作ってみました。これから追い込みの時期まで、何度か見返していただいて、ちょっとよくわからないな、とか、自信がないな、という論点があれば、総復習としてお使いいただければと思います。

ちなみに今回の記事をまとめるにあたり、これまで類似してきたふたつのタグを統合しました。「渾身シリーズ」と「渾身!論点シリーズ」を、「渾身シリーズ」に統合しています。

記事タイトルについても、科目名のみで内容がわかりにくいものは、ちこまる(仮)の独断と偏見で補足をつけていますので、リンク先の記事のタイトルとは異なる場合があります。

なお、これまでの過去記事のまとめですので、投稿された時期によっては最新情報と異なる場合があります。特に経営法務・情報システム・中小は法改正やトレンドを反映しやすい科目ですので、古い記事を参照する際にはないようにご注意くださいね。

今日の記事は(基本過去記事のタイトルばっかりだけど)およそ4,500字です。9分ほどお時間ください♪

さー、ではまとめ!いってみよー!

 

経済学・経済政策

財務会計

 

企業経営理論

 

運営管理

 

経営法務

 

経営情報システム

 

中小企業経営・政策

 

その他

 

二次試験

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。いや〜【渾身】というだけあって、どれも読み応えがありました。皆さんにとっても、ひとつでも多くの「なるほど納得!!」に出会ってくださったら幸いです。

以上、ちこまる(仮)でした〜( ´ ▽ ` )

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どうも、kskn(きしけん)です。

今日は組織論の続きとしてモチベーション理論について書こうと思っていたのですが、ブブさんがコチラにいい感じでまとめてくださったので少し触れるだけにして、マーケティングの話をします!

 

モチベーション理論

ブブさんもまとめてくださっているように、モチベーション理論にはいろんな種類があります。いろんな人が、いろんな説を唱えとるわけですね。
でもきっと皆さんも気付いているんですけど、どの説も一言でまとめてしまうと

自己実現の欲求や成長の欲求をうまく引き出し、モチベーションを高めましょう!

ってことを言ってるんですよね。
一次対策としては「○○さんの説は何段階に分類されていて、可逆的か不可逆的か、各段階が同時に成り立つかどうか」まで覚えてください。
一方、二次で大事なことは「どうやって自己実現の欲求や成長の欲求を引き出し、モチベーションを高めるか」です。
そしてその具体的な方法は以下の3つです。

職務拡大
仕事の幅を(横方向に)拡げる。

職務充実(権限委譲)
決済や意思決定の権限を渡し、仕事の幅を(縦方向に)拡げる。

主体的な目標管理
自分が達成したい(できる)目標を設定させ、自己管理によって目標を達成させる。

現実には他にもいろいろありますが、試験対策上はこの3つで十分でしょう。

ただ、実はモチベーション理論でも1つだけ変わり種理論があります。それはハーズバーグ二要因論です。
この二要因論のうち動機づけ要因は他と同じような内容ですが、この理論の特徴は「不満をもたらす要因(衛生要因)は除きましょう」というところです。そしてこれは二次試験でもけっこうな頻度で使います。
人材の定着・確保」という言葉が出てきたら動機付け要因だけでなく衛生要因も思い浮かべ、辞めたいと思うキッカケになるような不満因子を除くような施策を考えられればOKです。

 

ハイ、前回の記事と合わせて、これで事例Ⅰは完璧ですね。組織論は一次でも頻出ですから、もはや診断士試験に勝ったも同然です。

 

マーケティング

マーケティングにおける重要な要素は「誰に」「何を」「どのように」届けるか、これに尽きます。
この3要素を詳しく解説していきましょう。

●誰に(顧客/ターゲット)

自社の製品を「どういった人に」買ってもらうかを決めます。その際、消費者の嗜好は多種多様でバラバラですから、その中で特性に沿って細分化し、「どのセグメントへ届けるのか」を決める必要があります。
この分け方の主要なものとして、以下の3つの基準が挙げられます。

ジオグラフィック(地理的)基準 → 地域、気候、人口密度など
・デモグラフィック(人口統計的)基準 → 年齢、性別、所得、職業など
・サイコグラフィック(心理的)基準 → 価値観、ライフスタイルなど

これらの要素はそれぞれが独立して適用されるわけではなく、例えば

「小売店を営むB社があるX市(ジオ)は近年再開発が進み、子育て世代(デモ)が増加している。これら子育て世代は食に対する関心が高い(サイコ)ことが分かっている。」

といったように複数の要素が関連し合うことでより細かな細分化が可能となって、ターゲットの絞り込みができるわけです。
ただ、どこまでも細かく細分化すべきかというとそうでもなく、ある程度の市場規模を持つように細分化することが必要です。
なので、事例Ⅱの与件文にターゲットとなり得るグループが複数出てきた場合、「すでに一定数の人数がいること」、そして「今後も人数が増える(もしくは減らない)」ことが確認できるグループをターゲットとすることが望ましいと言えます。

 

●何を(製品)

市場を細分化して定めたターゲットに対し、自社内の「どの製品を」届けるかを決めます。
この「ターゲット」と「製品戦略」については2つの考え方があり、1つは「現実的に到達可能なターゲットを見出し、それに合う製品を提供する」という方法。もう1つは「自社の強みである製品が刺さりそうなターゲットを見つけ出し、そこへ届ける」という方法です。
前者は製品ラインナップが豊富で様々なニーズに対応できる企業に適した戦略と言えますし、逆に後者は核となる製品が存在し、それをさらに伸ばしていきたい企業にとって適した戦略と言えるでしょう。

また、既存の製品では不十分な場合もあるでしょう。その場合には新製品の開発が必要となりますが、新製品に対してどういったブランドを活用するかはマーケティングにおける製品戦略として非常に重要な要素です。

ブランド戦略

新製品を投入する際に、既存製品で使用しているブランド名を使うか、新ブランドを作るかは1つの大きな戦略的要素です。
そもそもブランドとは何ぞや?ブランド戦略ってどういうのがあるの?という方は、この初代JCさんの記事にて非常に分かりやすくまとめてくださっていましたので、まずはこれを読んでください。これを読んでいただいた前提で、話を続けます。(それにしてもラブマシーンって。。。笑)

・ライン拡張
これは既存のカテゴリーで既存のブランドを利用し、新たなターゲットへ製品を届ける戦略です。
例えば「単身世帯が増加している」という環境変化に対し、「単身者向けに既存ブランドの小容量製品・個装製品を開発する」ことで既存ブランドを活用した新規顧客の開拓が可能となります。つまりこの戦略は、最も既存のブランドを活用しやすく、成功率の高い戦略であり、ブランド価値低下のリスクが低い戦略と言えます。ただ、同一カテゴリーに同一ブランドを投入するわけですから、カニバリが起こりやすい点は大きなデメリットと言えるでしょう。

・ブランド拡張
これは新しいカテゴリーへ参入する際に既存のブランドを活用する戦略ですので、すでにある知名度を利用できるという点でコストが少なく済むというメリットがあります。
この戦略ではHONDA(自動車、バイク他)が例としてよく挙げられますが、成功させるためのポイントとして「既存カテゴリーと新カテゴリーに共通項を見出だせること」が重要な要素です(HONDAでは「エンジン付きの乗り物」という共通項)。
例えば、Appleは非常に高いブランド・エクイティを持っていますが、だからといって突然庶民的な100円ショップをオープンしたらどうでしょう?違和感を感じますよね。こうした違和感により、「このブランドは高級?低価格?スマート?庶民的?」といったようにイメージを曖昧にしてしまい(ブランド連想の希薄化)、ブランド・エクイティは低下してしまうわけです。

・マルチブランド
これは既存のカテゴリー内で新しいブランドを投入する戦略です。
この戦略は既存ブランドが高いブランド・エクイティを持っており高価格製品として定着していながらも、顧客層を拡げるために低~中価格帯の製品を投入したい場合など、既存のブランドを利用するとブランド・エクイティの低下を招く恐れがある際に採用されます。また、アパレルではそれぞれのブランドが独自のブランド・エクイティを構築するためにマルチブランドを採用している、というケースもありますね。(LVMHはその最たる例でしょう)
この戦略はそれぞれのブランドを切り離して管理することになるので、ブランドの希薄化が起こりづらいというメリットがある反面、管理コストやプロモーションコストがそれぞれで必要になるためコストが多くかかりやすいというデメリットがあります。

・新ブランド
これは新しいカテゴリーに新しい製品を投入する戦略です。
社内にあるコア技術を生かして全くの別カテゴリーに参入する際などには採用されるケースが多いと思います。
ブランド戦略としてのメリット・デメリットはマルチブランドとほぼ同じですが、カテゴリーも異なるために既存の販売ノウハウやチャネルが利用できない可能性もあり、販売戦略全体として見ると最もハードルが高く、成功率の低い戦略と言えます。

 

●どのように(プロモーション)

ここまでで「どういうターゲットに対して」「どの製品を届けるか」ということが決まりました。最後に重要なのは、その狙ったターゲットに対し、製品を「どうやって届けるか」です。
消費者購買決定プロセスとしてAIDMAモデルやAISASモデルがありますが、どちらも最初にその製品の存在を知って(=Attention)もらい、興味を持って(=Interest)もらうことからスタートしますが、この知って、興味を持ってもらうというところに大きなハードルがあるため、プロモーションは非常に重要です。

そのプロモーション手法を大きく分けると、以下の4つに分類されます。

・広告
広告は企業がお金を払い、伝えたいメッセージを消費者へ届ける手法です。
いわゆるメディア(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット)を媒介として消費者へメッセージを届ける手法が一般的ですが、メディアの種類によって特徴が異なっていますから、余力があればそれぞれの特徴を整理しておきたいところです。
なお、中小企業はメディアに広告を出せるほど潤沢な資金が無い場合も多いですし、そもそも商圏がそれほど広くない場合が多いのでメディア広告はあまり現実的な戦略ではありません(もちろん状況によりけりですが)。
むしろPOPやDMの方が狭い商圏では有効でしょうし、費用も少なく済むので中小企業向けと言えるでしょう。僕は事例Ⅱでプロモーション戦略を聞かれたときは、ほぼ100%どちらかを入れていました。

・パブリシティ
パブリシティは企業がお金を払わず情報を提供し、情報を消費者へ届ける手法です。
ただ、これはそもそも採用されるかどうかが不透明なため、積極的に狙っていくというよりも、採用された実績があれば活用するという程度で考えておくのが良いと思います。過去には事例Ⅱの与件に雑誌に特集された、という記述のあった年もありました。
メリットはお金がかからない点と、(媒体によりますが)情報の信頼度が高いと消費者に受け止められやすい点がありますが、反面、情報をコントロールしづらいので意図しない伝えられ方をする可能性があるというデメリットもあります。

・人的販売
人的販売は販売員などが顧客に1対1でメッセージを伝える手法です。
メリットとしては個別のニーズに対応できたり、複雑な情報を伝えられる面がありますが、デメリットとしては情報伝達の範囲が狭い、販売員の能力に左右されるといった点があります。
なので、こうしたデメリットを緩和するために広告や販売促進と組み合わせて情報伝達の範囲を広げたり、社員教育をする・インターナルマーケティングを実施して販売員の能力や意欲を向上させる、といった施策を実施することでより効果を高めることができます。

・販売促進
販売促進は消費者や販売店の購買意欲を換気するための手法です。
様々な方法があるので1つ1つを説明していくことはできませんが、消費者向けの販促は実際に自分が受けたこともあると思うので、実体験と言葉を紐づけできればOKです。販売店向けの販促は業界や職種によっては全くイメージが付かない方もいらっしゃると思いますが、あまり問われることの少ない論点なので捨ててもいいと思います。

 

ハイ、これで事例Ⅱもバッチリですね。お疲れさまでした。

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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どうも、kskn(きしけん)です。

前回記事で募集した「診断士向けオンラインコミュニティ」、開始2週間でいきなり40名以上の方々が集まってくださいました!
正直、20人いけば上出来かなと思っていたので驚きです。ほんとに。
そして早速、参加メンバー主催でオンラインでの二次勉強会もスタートしました!
これをキッカケに、地方と都市の学習環境の格差が少しずつでも改善していってもらえたら嬉しいなぁと思います。
まだまだ募集はしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひご参加ください!

申込みはコチラ

 

さて、最近はオンライン勉強会、タキプロ勉強会、そして先日の道場勉強会@大阪といろいろな二次試験対策勉強会に参加させていただく機会が多くありました。
いろいろな方の答案を見させていただいて、この時期なのによく出来た答案を書けている方もいて驚かされることも多いのですが、当然そうではない方もいます(そしてそれが普通です)。
そこで僕なりに答案をうまく書けていない人が抱えている課題を考えてみたのですが、大きく以下の3タイプに分類されるように感じました。

①与件文・設問文の読み込みが甘い(与件や設問の内容に沿えていない答案を書いている)
②日本語が変(答案の方向性としては間違えていないが、説明不十分・説明過剰・単純に読みづらいなど)
③知識が足りていない(用語や施策への理解が浅く、単語が独り歩きしている)

そしてさらに考えてみた結果、①と②はどの事例でもまんべんなく感じる反面、③は圧倒的に事例Ⅰ、その中でも特に組織論で多く見られるように思いました。
それならば!と、この【渾身】の機会を借りて「二次にも一次にも使える組織論」というテーマで2回に渡って組織論の解説をお送りしたいと思います。

 

さて、知識の説明に移る前にさらに前置きです。(前置きが長いなというツッコミは受付けません)

試験対策上、「用語」から「具体的な施策内容」を説明し、「その施策による効果」が説明できることは当然必要なことなのですが、二次試験のことを考えると「求められる効果」から「具体的な施策内容」をイメージし、(願わくば)「用語を述べられる」ようになることも必要ですので、そこまで深く理解することを心掛けてください。(これを記憶に定着させる具体的な方法も解説したいところですが、字数の関係でまた別の機会に)

 

組織構造の設計原理

組織構造の設計原理とは、組織のデザインを行う上で守ることが望ましいとされる原則のことで、具体的には下記の5つが挙げられます。

1.専門化の原則
2.権限責任一致の原則
3.統制範囲の原則
4.命令統一性の原則
5.例外の原則

これらは重要というよりもむしろ「最低限の知識のベースとして必要な内容」になるので、どの原則も必ずしっかりと理解してください。

1.専門化の原則(=分業化)

専門化の原則とは、組織で行われる業務を機能毎に分け、それぞれの機能を特定の担当者へ専門的に実行させるといったものです。

メリット
a.仕事を単純化できる
分業の度合いが高くなるほど仕事の内容がシンプルになり、熟練したスキルを持たない人々を仕事に参加させることが可能。

b.専門的なスキルを獲得することができる
限られた範囲の業務を繰り返させることで、専門的な熟練したスキルを習得させることが可能。

c.業務に関する規模の経済が働く
類似業務をまとめることで業務1単位の処理コストが低下する。

 

デメリット
a.仕事が単調化することによるモチベーションの低下

b.組織内の人の流動性が失われることによる変化への対応力の低下

c.部門間での利害の対立による組織内のコンフリクトの助長

d.部門横断的な知識を持つ人が少なく、全社的なマネジメント力がある人材が育ちにくい

e.各機能部門の利益責任の所在が不明確

 

基本的には専門化の原則に沿って組織デザインをする方が望ましいとされてはいますが、上記からも分かるように、分業化を進めることによるメリット・デメリットが存在しますから、二次試験では事例企業の状況に合わせて「分業化を進めるor分業の程度を緩める」を選択する必要があります。

・「非効率な現場を効率化したい」→分業化を推し進める
・「社員のモチベーションを高めたい」「外部環境変化への対応力を高めたい」→職務拡大を行い、分業の程度を緩める

 

2.権限責任一致の原則

これは職務と権限と責任が一致していなければならないというものですが、重要なポイントは「誰がどのレベルの権限を負うのか」というところです。組織の上層部に権限が集中する場合には集権的組織と言えますし、逆に組織の下層部(現場寄り)に権限がある場合は分権的組織と言えます。一次試験対策ではそれぞれを正しく理解する必要がありますが、二次試験では「集権的組織から分権的組織の移行」について問われるケースが多いです。

集権的組織(≒機能別組織)

メリット:意思決定者が大局的な決定をしやすい
デメリット:意思決定に時間がかかる、下層部が組織への参画意識が持ちづらい

分権的組織(≒事業部別組織)

メリット:より現場に近いところで意思決定できるため環境対応力が高い
デメリット:事業部ごとの利害を優先し、近視眼的になる危険性がある

これらはどちらが良い・悪いということはありませんが、近年は外部環境の変化が激しく、意思決定のスピードが求められるケースが多いため、下層部へ権限移譲を行って分権的組織へ移行していくという事例が多くなっているように思います。

 

3.統制範囲の原則

統制範囲とは「1人の上司が有効に指揮監督できる直接の部下の人数のこと」ですが、これを広げようと思うと統制の効率を高めることが必要となります。ここではこの統制の効率を「統制効率」と呼ぶことにします。
この統制効率を高めるほど統制範囲を広くすることが可能なわけですが、統制範囲を広げることが必ずしも正解かというとそうではありません。例えば創業間もない企業をイメージしていただきたいのですが、多くの場合、社長がプレーヤーを兼務していることが多く、現場の指揮統制も社長によって行われているケースが多いです。しかし徐々に企業規模が拡大し企業として更なるステップアップを目指すとき、社長は非定型的意思決定に集中するため統制範囲を狭め、より下層部へ権限委譲することはあるでしょう。
ですので、統制効率は高ければ高い方が望ましく、かつ統制効率を上げることで統制範囲を拡大することが可能、というところまでは紛れもない事実ですが、統制範囲を拡大すべきかどうかは事例企業の状況による、ということも同時に理解しておいた方が良いでしょう。

それを理解した上で統制効率を高めるにはどういう施策があるかというと、テキストでは例外事項への対応力を高める標準化を行うなどが書いてありますが、それと同時に管理者の統制能力を高める情報伝達経路を整備する(情報共有の仕組みを作る)なども統制の効率を高めるのに有効です。

 

4.命令統一性の原則

これは、部下は1人の上司からのみ命令を受けるようにしなければならないというものですが、大抵の場合はそうなるように組織デザインされているので問題がありません。これが問題となるのは「部門横断的に組織を編成」した場合です。この対応策としては、命令系統に優先順位を付けるなど、現場担当者が混乱しないような仕組みを作ることが重要です。

 

5.例外の原則

3.でも述べましたが、例外の原則とは本来より上位の役職になるほど非定型的意思決定(戦略的意思決定)に注力すべきであるというもので、それを実現するためにはより下層部へ権限委譲をしていくことが必要となります。
特に、「新しい事業を立ち上げる」「新たな戦略を模索する」といったことを目指していく状況では、なお一層、例外の原則の適用が求められます。

 

組織構造の一般形態

上で述べた5つの組織構造の設計原理を理解した上で、各組織構造の特徴を見ていきましょう。ここでも大事なことは、「その組織にすることでどういった効果が得られるか」と同時に「どういった効果を得たい時にその組織を採用するのか」です。
また、これらはあくまで組織構造の「一般形態」でしかないので、例外も当然にあります。が、そこは試験対策上あまり意識する必要はないと思います。

1.機能別組織

機能別組織とは人事、営業、研究などそれぞれの機能で単位化した組織で、最も専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすい組織構造です。
よってこの組織のメリットとデメリットは専門化の原則や命令統一性の原則のそれと同じと考えて良いです。
また、トップマネジメントは各部門を束ねる長として意思決定を行うので、集権的な組織であると言えます。

 

2.事業部制組織

事業部制組織とはそれぞれの事業を管理単位化した組織で、各事業部ごとに独立した権限を持ち、また独立した利益計画・予算計画などを持つことになるので分権的組織であると言えます。
また、機能別組織ほどではないものの、それぞれの事業部内で機能別に職務分担が行われるので専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすいです。

メリット
・各事業部ごとで管理を行うのでトップマネジメントは業務的管理を行う必要性が低く、戦略的意思決定に多くの時間を割ける
・現場に近いところへ権限委譲が行われているので、スピード感のある意思決定が可能である
・下位管理者のモチベーションが高まるとともに、管理者の能力を高め、次代の経営者の育成が可能となる

デメリット
・それぞれの事業部に各機能が存在する形になるので、機能のダブりが生じてコストがかさむ
・各事業部がそれぞれの利益達成にこだわり、近視眼的な意思決定をしやすい
・事業部間の連携が行われにくい

 

3.カンパニー制

カンパニー制は事業部制組織をさらに徹底したもので、各事業を「さも別会社のように」してしまう組織構造です。よって、メリット・デメリットは事業部制組織のそれをより色濃くしたものとなります。

 

4.マトリックス組織

マトリックス組織は機能と事業を横断的にデザインした組織で、組織の硬直化を克服するために採用されることがあります。よって、マトリックス組織は企業の初期に採用されるものではなく、ある程度成長し、組織として硬直化が見られた際に採用する組織です。
この組織を採用することで現場担当者は複数の製品に関わることになり、より多くの情報に触れることになるので環境変化には対応しやすい反面、高い情報処理能力が求められたり、命令系統のルール作りがキチンとできていない場合に命令統一性の原則に反してしまうといった部分もあるので注意が必要です。
また、このマトリックス組織をもう少し簡素で一時的にしたものがプロジェクトチームで、「事業に横串を刺すような組織」という説明があった場合にはこれらがイメージできると良いでしょう。

 

今日はここまでです。いかがでしたでしょうか?

始めにも書いた通り「二次にも一次にも使える組織論」ということで、キチンと事例企業を思い浮かべながら組織論を深く理解していただけると嬉しいです!

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!


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今日の記事はおよそ3500文字。7分程度お時間ください♪

さて、10連休のゴールデンウィークも今日で終わり。明日からお仕事という方も多いと思います。
私も例に漏れずGWはたっぷり子供と遊んで、明日からまたお仕事です。

4科目残っていたあの頃

2年前の今頃(1次試験4科目残り)はちょうど2次試験の勉強に区切りをつけ、いよいよ一次試験の橋げたをしっかり固めていく、という時期でした。

とはいえ、そのおよそ2ヶ月後には2次試験もありますので完全に忘れるわけにも行きません。
今日は私がやっていた両立方法をご紹介したいと思います。

橋げた建造の合間に部分的に2次試験も

時間の9割は1次試験の橋げた、または橋そのものを作る時間に充てていました。ただ、暗記物が大変苦手でしたので、すぐ飽きてしまい、あーつまんない、2次のことやりたーい、となっていました…。

しかし2次試験のことをやったらやったで、そうは言ってもまず1次通過しないと意味ないんだよね…という妙なテンションになってしまい、どっちつかずになるので、まず1次のことはしっかりやり、その上で2次試験のことをつまみ食いする、というバランスでいました。

事例ⅠからⅢについては、2次試験の勉強をやるとはいっても、がっつり事例を解いたりはできなかったので、設問分析(設問を読んで要求されている内容を理解したり、本文に書かれているであろう内容を想定したり、関連知識をメモしたりする)程度、あまりにも事例に飢えていた(笑)ときはそのまま与件本文を読むこともありましたが、ほとんどが設問分析で終わってました。

所要時間にして事例1つにつき7分程度。そのくらいであれば罪の意識も薄く(笑)、何となくやったかな、という感じもあってちょうど良かったです。与件半分を読むところまで行くとおよそ30分ですから、時々ならいいかな、という程度です。与件を読む際に使っていたマークやチェックの仕方をおさらいする程度に留めました。4科目残りというプレッシャーから、たいした時間はかけられなかったです…。

ちなみに昨年は1次試験のことを考えなくて済んだので、連休中は事例を2本解いてディスカッションをする、という毎日でした。この頃以降、平日に2本解き、土日も2本ずつ解いて、週末だけで6本の事例を勉強会でディスカッションするという怒涛の日々が始まりかけていたので、1次の人たちと大幅に差をつけなくては!という気持ちで毎日やってました。

つまり、ここまで同じくらい2次試験対策をしていた人が2人いたとして、一人は一次試験が残っていたとしたら、1次試験が残っている人にとっては訓練して身につけた二次試験脳を退化させないために何の訓練をするか。2次試験のみ受験する方にとっては1次残りの人と差をつけるために、何の訓練をするか、ということが2次試験対策の主眼になっていくと思います。1次試験の残り科目数や内容によっては実際に2次試験の勉強に割ける時間にも差があると思います。ご自身の使える時間と科目数、内容、あと性格?(先行逃げ切り、追い込まれてやるタイプ)などに合わせて2次試験とどうお付き合いしていくか、考えやすくなると思います。

何の能力を優先して維持するのか?

8月に1次試験を突破した後、残された期間はおよそ2.5ヶ月であることを考えると、その期間は短期間でもみんなが抜き出せるであろうメジャーなキーワードをしっかり拾い出し、わかりやすい形で回答に反映するということを優先するだろう、と考えました。2次試験には解答が発表されないので何とも妥当性の高い解答の判断が難しいところではありますが、ふぞろいな合格答案など合格者が多く書いていたキーワードなどを参考にしていくと概ね外れないと思います。

みんなが抜き出せるキーワードではあるので、それだけでは合格圏内に入るのは難しいですが、大抵の人は1つや2つ、ポカミスをするということがありますので、100%の精度でみんなが抜き出せるキーワードを見つけて、回答に反映し続ければ合格圏が見えてくると考えました。とはいえ100%抜き出すためには、設問に書かれている要求解釈をちゃんと理解し続けることが求められます。また、要求解釈だけでなく関連知識や使うべきフレームワークなども欲を言えばまとめておきたいので、それらも踏まえると獲得しなおすのには結構な労力がかかります。ですから優先的に維持する能力は、「要求解釈の力」(つまり設問分析力)でした。そこで上記のような練習法になったわけです。

そしてその次に優先したいと思ったのは必要な「キーワードを抜く力」(注意力)でした。与件本文へのメモの仕方はマーカーの使い方や記号・略称の使い方など人それぞれだと思います。私の場合はそれらをちゃんと覚えきる自信がなかったので、何度か試しながら定着させる必要がありました。なので、ルールを思い出せる程度の頻度で与件を読むこともやっていました。

結果的に1度目の2次試験受験をした2017年は事例ⅠからⅢでしっかり点数を稼げた(事例Ⅳの0と6を読み違えていなかったら…)ことを考えると、作戦としてはまぁまぁよかったのではないかなと思っているところです。

事例Ⅳはどうするか?

財務会計が残っている人は1次試験対策として頻度高く計算問題に触れている方もいらっしゃるかと思いますが、財務会計は早々にクリアしてしまった人や7科目フル受験をするので財務会計ばかりやってられない、という方もいらっしゃると思います。そういう方でもある程度頻度高く計算問題はやっておかれた方がいいように思います。難問対策というより、簡単で誰でもできる問題をしっかりきっちりできるようになることの方が優先順位は高いです。難問はみんな解けないので差がつかないのですが、誰でもできる問題で失点すると大きな差につながるリスクがあるためです。市販されている事例Ⅳの計算問題集や、予備校さんや勉強会がやっている事例Ⅳのみのオプション講義やゼミなどを利用するのもいいと思います。あと、地味ですが1次試験の財務会計には電卓持ち込み不可でありながら、2次試験の事例Ⅳは電卓持ち込み前提の計算問題が出されますので、電卓を3ヶ月間ほったらかしにしておくと、電卓を触る手がぎこちなくなります(笑)。ご注意ください。

おまけ 2次試験しか残っていないときにやったこと

今回の趣旨とは少し違うので、あくまでおまけ的な位置付けで書こうと思います。2次試験しか残っていなかった2018年の今頃は、点数が入りそうな知識ベースのキーワードをどう紐付けるか、またそれをどう余分な言葉を含まない回答に仕上げていくか、ということを考えていました。日本語としてわかりやすいという体裁を保ちつつ、点数を入れてほしいなー、という要素がもりもりに詰まった回答が書けている人の答案を借りてきて、書き方を真似たりするというような、筋肉質な日本語力を高めるということをやっていました。これが勉強会のいいところですが、ふぞろいな合格答案などに記載されているものでも十分応用できると思います。こういう順序で書くと良い、とか、こういう要素を入れるともっと良いという内容を確認していくというのは、この時期しかできないことだったと思っています。

まとめ

事例ⅠからⅢについては、身につけた能力を落とさない、特に設問を解釈する力を中心に私自身取り組んできました。また事例Ⅳは今思えばもっと優しめの計算量を増やしておくとよかったな、と後悔も残りますが、結局2017年度は0と6の書き間違いで落ちたようなものなので、問題はそこじゃなかった、ということになります(笑)。

皆さんも1次試験まで、泣いても笑ってもあと3ヶ月!その間全く2次試験から離れてしまうのはもったいないですから、ご自身の時間の許す限り、能力維持を図るための訓練を積んでいくと良いと思います。

あくまでも目標は2019年度に2次試験・口述試験も含めた完全合格という方ばかりでしょうから、そのために残りの時間をどう使うかを考えてみてください!応援しています。

以上、ちこまる(仮)でした!

 

ちなみにブログ村のアイコンの解像度を上げました。見たくなったあなた、こちらからどうぞ⇩(笑)


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今回のブログは6回目です!(また登場順序が変になったことは…10代目ができる人たちの集団でいつも助けられています。。。)過去記事はこちら。

今日の記事はおよそ4200文字。9分程度お時間ください♪

ようやく先日20日に実務従事が終わりました!!指導教官が予備校時代にお世話になっていた先生だったので、コミュニケーションもよく取らせていただいて大変充実してました。クライアントさんの「実現可能性」に徹底的にこだわって、「誰が、いつ、どうやって」やるのかを具体的に詰めきった内容にできました。

当日プレゼンテーションの一部も担当したんですが、クライアントさんの表情が曇ったり、急いでメモを取られていたりと反応を確かめつつ、どうかな〜?とドキドキしていたのですが、プレゼン終了後すぐ「この施策早速導入します!いや〜これだけうちのこと調べてくれて、期待以上でした!!」という言葉もいただきました!

これまで事例という文字ベースの企業と向き合うトレーニングが中心でしたが、生きてる会社さんとのやりとりは楽しい!そんな感想でした。

さて、いよいよ今週末から10連休ですね〜!先日の東京平日夜セミナーの相談会でも何人かの方から勉強会のことや連休の過ごし方について聞かれましたので、今日はそんなことをテーマにお伝えしていきたいと思います。

勉強会ってどんな感じ?

これはあくまでも私が参加していた勉強会の経験が元になっていますので、他の勉強会についてはご自身で確認していただきたいのですが、私が重視したのは「プロセス改善」です。

二次試験は解答が公表されない試験であるため、結局何が正解だったかはよくわからないという状態ですが、「ふぞろいな合格答案」などに代表される合格者の再現答案にはある程度の共通点は見えます。国家資格である以上は納得性の高い採点の仕方があると思いますし、いいアイディアを出した人が受かるということではなく、与えられた条件から妥当性の高い解答を導き出した人が受かる試験だと思います。

これまでの投稿でもいかに安定して、妥当な解答を作るのかが鍵です、ということもお伝えしてきました。妥当な、というのは、誰が読んでもまぁ納得できる、ということです。誰が読んでも納得できるかどうかは、自分以外の誰かに読んでもらうのが一番。ということで、勉強会の使い方の一つ目は、自分の回答が妥当かどうかを確認することです。

与件本文のどこにも根拠がなかったり、聞かれたことに答えていなかったり、制約条件を無視してしまったり、という思い込みバイアスは第三者に読んでもらうとあっさりわかったりするものです。

ついでに、パソコンが仕事の中心になってからめっきり手書き文字を書かなくなった、という方も多く、漢字の間違いとか、カタカナの間違い(!)というのも散見されます。マンションをマシションと書いてみたり、ソフトをフソトと書いてみたり、いろいろです笑。それくらい追い詰められているんです。

勉強仲間に日本語美人さん(端的で要点が伝わる日本語が書ける人)やキン肉マン(加点要素に含まれそうな言葉をモリモリにするけど日本語として読める文を書く人)がいたら、ぜひ自分の答案をバシバシ叩いてもらってください。多分上手な人に圧縮してもらったら、10文字くらいは余分を生み出せるかもしれません。10文字あればもう1加点くらい狙いに行きたいところですね。

他にも、高得点者の答案を見てプロセスを追体験させてもらい、自分も同じようにトレースしてどのプロセスに穴があったかを確認するということもできます。加点対象であるだろう妥当性の高い言葉が入っている人と、入っていない人がいた場合、そのプロセスの違いは何なのかということを確認されるとご自身のプロセス修正の参考になると思います。

ちこまる(仮)が参加した勉強会の具体的なナカミを公開

勉強会には宿題が出されるところもあります。例えば平成30年の事例ⅠとⅡを解いて、解答用紙をディスカッションのテーブル人数分コピーして参加する、など。

ちなみにディスカッションのテーブルはだいたい1テーブルあたり4人程度がいいと思います。欲を言えば同じくらいの成績の人だといいですね。これはあまりにも差がついてしまうと会話が噛み合わないということが起こるのを防ぐためです。

事例ⅠからⅢの場合は、最初に全体把握として、与件本文の量が多いのか少ないのか、設問の数はどうか、(大問一つにつき小問がぶらさがる場合は連鎖的に間違うリスクがある、とか)、書かされる日本語の量が多いのか少ないのか、とかを確認します。図表がある場合はそれも確認します。

次に設問分析として各設問で何が聞かれているのか?を確認します。また、書いてはいけないことがないか、どういった書き出しで始めるか(フレーム)、要素としていくつくらいありそうか、想定される本文の内容があるか、関連する知識は何か、難易度はどうなのか?などを確認します。

平成30年事例Ⅱ

第2問(配点25点)

B社は今後、新規宿泊顧客を増加させたいと考えている。そこで、B社のホームページや旅行サイトにB社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

例えばここでは、こんな整理をします。

聞かれていること:自社情報と今後のメインターゲット

提案する目的:新規顧客獲得

与件本文に書かれていると思うこと:ターゲットのニーズ、自社ですでに掲載している情報、まだ載せていないと思われる情報、B社の強み、など

書いてはいけないこと:既存のホームページなどに掲載している情報、既存顧客に対するアプローチ

難易度:メインターゲットを間違えなければ書くことは可能そう。時間をかけすぎない。

他にも関連しそうな知識があれば確認します。

これをまず第1問から最終問題まで通して確認していきます。

最後まで終わったら、次は与件本文でどんなマーカーを引いたり、メモを取ったり、回答に使えそうなキーワードは何だと判断し、それはなぜなのかを確認します。ここでマーカーを引きすぎて情報過多になっていたり、逆に印をつけずに要素が漏れてしまっていないかを確認します。このプロセスが最も人による差が大きいところで、ここで拾ったキーワードの精度が得点を左右するといってもいいと思います。

最後まで終わったら、段落番号を振り、どの段落を大問や小問のどこに当てはめたのかを確認します。当てはめた人が少ない段落は、なぜここを対象としたのかを聞いていきます。数少ないヒントを元に妥当性の高い紐づけをする人もいれば、勘違いや思い込みでつけてしまったという場合もあります。

最後に各自の回答を人数分並べてみて、加点対象になりそうなキーワードあや解答構成をしている人の話を聞いたりして、次に同じような問題が出たらきちんと解けるようになるためには何が必要か、といったことを話し合います。

これをだいたい1つの事例につき1時間から2時間くらいかけ、プロセスの磨き込みを行います。これにより、同じ過ちを繰り返さず、精度の高い回答を作るためのプロセスを話し合いながら見つけることができるのです。

私が参加していたのは、土曜日の予備校の講義後に行っていましたので、だいたい事例2問で4時間程度のディスカッションでした。それでも終わった頃にはヘロヘロだったんです…。

勉強会参加において大事なこと

それはグループへの貢献意欲だと思っています。もちろん試験ですから、合格する人がいれば不合格の人もいるのですが、自分だけ受かればいい、という人は勉強会には向いていないと思います…。ノウハウを共有せず人のいいところだけを盗もうとしても、結局自分のプロセスを変え切ることは難しいのかなという印象があります。成績が安定して高い方がそうでない方に技術やノウハウを教えてあげるのはもちろん、点数が不安定な方はそのノウハウをきちんと生かしてグループ全体の成績を上げていくということに貢献してください。言語化するプロセスに立ち会っているようなものですから、積極的に意見交換をして皆さんの学びを深めていただきたいと思います。せっかくの機会ですからね。

試験は水ものですが、勉強会から合格可能性の高い人が一人や二人出たところで、あなたの合否には大きな影響はありません。独学の受験生は、この第3者的な視点で自分の解答を読んでもらう機会が少ないため、読んでくれる人がいるという時点で少しアドバンテージがあります。自分の工夫を自分だけのものにせず、全体にシェアする動きをとっていただくとみんなにもメリットが高まります。

おまけ。大型連休の過ごし方

先日の平日夜セミナーでも質問いただいたのですが、連休中は何やったらいいですかね?というのを時々聞かれます。

一つ、おすすめなのは、模試のように1日の流れを時間も合わせて体感するということ、これは休みの日じゃないとできない勉強スタイルですね。

もう一つは自分の集中力の限界に挑戦してください。例えば、1日中図書館や予備校の自習室などにこもりきりで、朝9時から夜6時くらいまで、事例1から3を徹底的にやり、復習します。さらに夕方6時から、9時ごろまでは、事例Ⅳの過去問や演習問題を2第程度解いてみてください。人間の集中力は完全に切れると何をやらかすかわからないものです。私も1回目の2次試験では0と6を書き間違えたりというような、日頃の集中力では考えられないとんでもないことをやらかしたりします。

一度自分を追い込んでみると、どんなミスをするのかがよくわかると思います。当日は想定しなかった事態が発生するということもありますから、ますますどんな間違いを起こすかわからないわけです。ある程度集中力が切れたところで事例Ⅳをやってみて、やらかしやすい間違いを探しておくというのもいいですね。

ちなみに去年と一昨年のGWは勉強会漬けでした。一日2事例解いて、宿題の2本と合わせて4本のディスカッションをした上で、残った時間でひたすら事例4をやり、最後まで残るとテンションがおかしくなる、という経験もしました(笑)

なかなか平日は疲れを残さないようにしよいうという遠慮も働きやすいと思いますので、このお休みで追い込み経験をしてみてください。思わぬご自分に出会えるかも(笑)

それではまた、次回!今日もありがとうございました!

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

今回のブログは5回目です!(そのうち2回も順番かわってもらった…)過去記事はこちら。

今日の記事はおよそ3000文字。6分程度お時間ください♪

さて、先日は2019年春セミナーにお越し下さった方、ありがとうございます!ちこまる(仮)は2次試験に必要な3つの力と10代目の分析を担当しました。またその内容は後日ご紹介しますね!

現在実務補習の真っ只中!来週が提案企業へのプレゼンテーションで、プレゼンターの役割もやらせてもらえることになったので、資料の作成&プレゼン練習の日々を過ごしております。

私が受けているコースは土日のみで働いている会社員さんに受講しやすいものですが、平日はグループ内で決めた宿題をたんまり持ち帰るので、支援企業さんのことを考える時間も(集まっていなくても)かなりあります。ご協力いただく企業さんは、教官の先生が持ってこられるそうで、先生と何らかのご縁がある企業ではありますが、お忙しい中を胸を貸していただくわけですしこちらも全力・本気で取り組まないと失礼にもあたりますので精一杯やらせていただいているところです。

日頃働き方関係でのお話をさせていただくことは多いのですが、それ以外の分野は日常的に馴染みがある訳ではないので、とっても新鮮です♪

さて、今日のテーマは頑張るあなたの応援団★かわともが書いたH30年度 合格体験記総まとめ~1次試験編~に続き、H30年度 合格体験記総まとめ~2次試験編~をお届けします。

 H30合格体験記総論(2次試験版)

(1) 全体的に見られた特徴
・ふぞろいな合格答案を活用した人が多い

・作問者が何を問おうとしているのか?を意識した人が多い

・勉強時間と得点には1次試験に比べて相関関係が薄い

二次試験の特徴でもありますが、正解が公表されておらず、出題の意図もふんわりした言葉で語られているため、妥当性の高い回答を目指す方が多かった印象があります。誰も思いつかないような優れたアイディアより、作題者の意図に沿った回答を意識した方が多かったです。

(2) 学習時間(2次試験のみ)
ストレート合格生の平均は189時間。ただし、20〜30時間というツワモノ(そーや)もいましたが、ストレート生の一部は「今年受かると思ってなかったけど受かってた!急いで二次試験の準備しなきゃ!!」という感じで慌ててテキストなどを買いに行く方もいたと思います。したがって超短時間で受かった方はそうした事情があることもあるということをご理解ください。10代目では、かわともかもよそーやたっつーブブが該当します。

勉強時間のボリュームゾーンは150時間から300時間の間です。

2年で合格された方は2次試験を1回で合格した方と2回受験した方に分かれます。1回で合格した方はおそらく1年目に1次試験合格を見越して早期から2次試験の準備に取り掛かった方も多かったと思います。このグループの方の平均時間は321時間。10代目メンバーではksknが該当します。

一方2次試験を2回受験された方は、1次試験はストレート合格し、1年目の2次試験は惜しくも不合格。2年目は2次試験に集中することができたため平均時間は長く594時間となりました。10代目ではいよっちぐっちが該当します。

また、3年以上 取り組んだ方も多く、平均時間は878時間となりました。ブランクがあって、再挑戦の際にストレート合格を果たしたmakinoのようなタイプもいたり、私(ちこまる(仮))のように1次試験2回、2次試験2回という人もいれば、1次試験後2次試験に挑戦し、再度7科目を受験された方も様々です。

2次試験の受験回数別にみられる特徴(1回or2回以上)

◆1回で通過した人
〇過去問縦解きで2次試験の概要を把握
〇ふぞろいシリーズで妥当性の高い回答キーワードを確認

・”だいまつさんの永久保存版の記事を10月の初め頃に読んで、「これはヤバイ」と思いました。(特命担当課長さん)

・「ふぞろい」シリーズを使い、事例ごとの質問で、どのようなキーワードが加点されているかを分析することで、「採点者が求める回答」がどのようなものかを理解し、「満点ではないが大外しはしない回答」を、短期間で作成する事が出来るようになりました。(ぷんたさん)

◆2回以上で通過した人

〇独学・予備校(通学・通信)の複数の学習法を検討
〇過去問を中心に多くの事例を解いている

二次試験勉強における勉強会とは、お友達と励まし合う会ではなく、共に議論することにより事例企業に対する理解を深められる場であり、いろいろな考え方や感じ方を知り、多面的な考え方ができるようになることが目的だ、ということが、参加してみて初めてわかりました。(プラムさん)

3年目はふぞろいシリーズを集め徹底的に過去問に取り込みました、むしろ過去問しかやりませんでした。過去10年分は最低3回転、直近4年分は10回以上解いたと思います。(由宇さん)

学習スタイル別にみられる特徴(独学or予備校)

◆独学生

〇勉強仲間がいなくて孤独だが、ペース配分が自分の自由にできる
〇客観的な回答作りにはふぞろいを活用
〇書く練習はそれぞれ(新聞記事要約・企業診断購読・完コピなど)

・ひたすら過去問を説き、ふぞろいで検証、の繰り返し。タイミング良くふぞろいの過去10年分版が発売されたため、過去問11年分と模試を、繰り返し延べ100事例。(なおだんさん)

・自力で過去問を解いて、その後「ふぞろい」を見ながら模範解答をチェックし、自分なりの模範解答を作成した上で写経を行う(しみちゃんさん)

◆予備校生

〇勉強仲間を作って多面的・安定した回答作りを行った
〇予備校のカリキュラムのうち、自分に合ったものを見つけ極めた

事例Ⅳ対策:TACの2次事例Ⅳ特訓に申し込み。オプション講義ですが、おすすめです。自習用教材の計算問題集もやる価値あります。(やまさん)

・TAC、MMC、元講師の3つの解答例と自身の解答を比較しながら、事例15年分の自分なりのベストな解答を作成するという学習スタイルを続けた。(トン吉さん)

効率的な学習のテクニック

〇80分で解ききり、しっかりと振り返る。数をこなすより一つ一つの質重視。プロセス改善につなげる。
〇フレームワークを使いどんな問題が出ても構成を大きく変えないようにする

全事例に共通した「思考フレーム」を習得することに努めると同時に、道場のブログやふぞろい等を参考に解答のお作法を身に付けることに努めました。(シンさん)

テキスト、問題集、その他ツール

◆多くの人が使用しているテキスト類

事例ⅠからⅢとⅣにわけてご紹介します。予備校生・独学性共通して同様の書籍を参照している傾向にありました。やはり正解が発表されないので、合格者の答案から加点ポイントを推測される方が多いようです。

事例Ⅳは計算問題集に加え、意思決定会計講義ノートという公認会計士の方も対象にした書籍を読んだという方も複数いらっしゃいました。意思決定会計は頻出テーマなので早期にマスターしておくと良さそうです。

【事例ⅠからⅢ】

だいまつさんの永久保存版の記事
ふぞろいな合格答案(歴代シリーズ)
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識
〇TAC中小企業診断士2次試験公開模試

【事例Ⅳ】

2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集
意思決定会計講義ノート
〇TAC2次事例IV特訓

おわりに

いかがでしたでしょうか。ゴールデンウィークが10連休ですので、2次試験の勉強をしっかりやる夏前最後のチャンスとして過去問などを解いてみるという方も多いと思います。(ちなみに私はこの2年GWは勉強仲間と過去問の連続解きをして夕方になると妙にハイになる生活を送っていました笑)

ご自身に合う勉強スタイルを見つけて、今年絶対に合格しましょう!!

以上ちこまる(仮)でした!

 

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さて、桜が咲き始め、花粉が飛びまくり、今年鼻花粉症デビューした身としてはティッシュが手放せなくなった今日この頃。

道場メンバーの投稿も一次試験対策が多い中で(一次の記憶がほとんどない)私から今回お伝えしたいのは、アタマの中を可視化する「ハコ法」(ちこまる(仮)命名)についてです。今年一次試験の科目が残っている方は1次に集中している真っ最中かと思います。また、二次試験中心に勉強されている方も、勉強法を模索している時期ではないでしょうか。今日は二次試験の概要とともに私がやってきた二次試験の得点を安定させる方法をご紹介したいと思います。

二次試験とはお客さんがオーダーしたメニューを忠実に提供すること

東京の春セミナーでは二次試験の概要を私がご紹介する予定なのですが、二次試験というのは、「出題者というお客さんがオーダーしたメニューをできる限り一般的な形で提供する飲食店になる」というのに似ています。

「チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯」と言われているのに、チャーシューが入ってなかったら、みなさんどう思います?もやし抜きといったのに、もやしが入っていたら?大抵の人は文句を言うと思います(笑) ましてや麺がなかったりしたらなおのこと。お金返して!と言いたくなりますね。この、「チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯」のオーダーに、ちゃんとチャーシューをもりもりにして、麺を固めにして、もやしを抜いて、大盛りにして提供することができるのが得点の高い答案(になる可能性が高い)ということです。

例えば平成30年事例Ⅱ第2問を見てみましょう。

2 問(配点 25 点)

B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームペー ジや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応が いまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲 覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100 字以内で述べよ。

ここで、外してはいけない「チャーシュー」は自社情報、今後のメインターゲット層です。自社情報が入っていない答案は、かなり点数が低い答案になると思います。また、入れてはいけない「もやし」はB 社の建物の外観や館内設備ですね。

さらに、加点要素になり得るものとして、知識系キーワードがあります。これはいわば、お店によって入っているか入っていないかが分かれるトッピングで、煮卵半個のようなものだと思ってください。チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯には、煮卵が入っているかもしれないし、入っていないかもしれない。お客さんはどちらを望んでいるかわからないから、とりあえず入っていそうなら入れておいたほうがいい、という判断になります。

この問題の場合は「口コミ」といった言葉でしょうか。煮卵半個、のり、ほうれん草、あたりまでは、まぁラーメンのトッピングとしてはありかなと思いますが、カニが入ってたらどうですか?それはもはや、カニラーメンという名前がついているはずです。ですから、何でもかんでも知っているものを詰め込めばいいというわけではありません。気を利かせて入れてもいいですが、あくまでも「入っていそうだな」と思うものにとどめておいたほうが、他のキーワードを入れる余地が残ります。二次試験は加点方式という噂がありますが、いらないキーワードを詰め込んで0点になるくらいなら、白紙の方が時間が作れてまだまし、というものです。

ハコを作って埋めていく!

では、何がメインの具で、何がサブの具になり得るのか、加点要素になり得るキーワードの見極めを設問分析の時点で予想して書いておくというのがハコ法です。このハコ法、実は9代目の桃ちゃんから教えてもらったもの。ちこまる(仮)と桃ちゃんは、2017年(桃ちゃん合格年度)に同じ勉強会に参加していました。彼女は診断士受験生のネットワークも広く、幅広い情報収拾をしていて、「こんな方法あるらしいで〜」とチャキチャキの関西弁で教えてくれたのです。

ハコ法はシンプルにいうと、解答の構成要素となり得るチャーシューを設問分析の時点でハコにして、与件本文を分析する際にはそのハコのタイトルを頼りに構成要素のチャーシューっぽいキーワードを抜き出し、どんどん放り込むことでキーワードの抜き漏れと反映漏れを少なくするという手法です。

手順① 構成要素をハコにする!

問題を解き始めて、私が一番最初にやっていることは、全体の解答用紙のボリュームを確認し、与件本文冒頭の数行を読んで、設問分析をすることです。

設問分析を最初にするのはとにかく思い込みによるバイアスを外すこと。与件本文を読む前のまっさらな頭は一番、「チャーシュー」や「もやし」を見つけやすいのです。この時煮卵やのり候補も見つかっていれば最高ですが、まずは構成要素として欠かせないものをメモにします。先ほどの例では「何情報」、「ターゲット」というハコを用意します。

手順② 食料庫からハコに入れるものを見つけて放り込む!

さて、一通り具材の予想がついたところで、そのあとは与件本文を分析します。与件本文分析は、いわゆる食料庫。材料がたくさんおいてある場所だと思ってください。ただしその材料は、ほとんどが文字で書かれており、見た目で判断していくのは難しいです。大量の食材が置いてある中で、何を探しに来たかがわからなくなるとオーダーそのものが見えなくなるということが起こります。もともとチャーシューメンを作ろうと思って材料を探しに来たのに、もっとおいしそうなステーキ肉が見つかったから、ステーキラーメンを作ってしまおう!!きっとその方がおいしいに決まってる!!という謎の思い込みが、与件本文を読んだ後に発生するのです。同じ肉だからいいじゃない!とかね(笑)

でもそれ、もうステーキラーメンですし、オーダー違いですし、あんまり頼む人いないです。。。

このような、与件本文を読んだ時にいかにもなキーワードが見つかった時、それがちゃんとオーダーにあっているのかを確認するプロセスを入れる、というのがハコ法の重要なポイントだと思います。

手順③ 食材をハコから取り出して調理する!

一通りハコに食材が入ったら、そこから決められた器(文字数)にあわせどういう順で入れていくと良いかを考えます。論理的な展開になっているか、結論がわかりやすいかなどを考え、入れる順序や文言を決めていきます。ボリューム調整もこの段階でかけていきます。

手順④ お皿の上にきれいに盛り付ける!

採点者も人間ですから、美しく、わかりやすく盛り付けて欲しいと思うものです。チャーシューメンだけどチャーシューは全部麺の下にありますので!というチャーシューメン、一般にはあんまりありません。インスタ映えの真逆を行く仕上がりは、好まれないです。ちなみに奇抜で斬新だけどチャーシューは入ってます!うちは麺にチャーシュー練りこんでます!とかいうラーメンは、点数があんまり伸びないと思います。予想ですが採点者の試食(採点)時間は大変短く、わかりやすく「チャーシューたくさん入ってますよ!」というアピールをしていかないと、魅力的には見えません。親切丁寧に試食してくれるわけでは必ずしもないということも覚えておきましょう。

番外編 同じ食材が二つのハコに入りそうな時

汎用性の高いキーワード(食材)は二つのハコに入りそうに見える時もあります。丁寧に見ていけば見定められるケースもありますが、なんだかよくわかんないなぁ、という時にはリスクを分散するためどちらにも放り込む!は選択肢としてありえます。「チャーシューメン」、というオーダーと「餃子」というオーダーがあった時、どっちにもネギ入ってそうに見える…ということもありますね。売上向上、とか、愛顧向上などでしょうか。与件本文に出てくるキーワードでもどちらに使えばいいかわからない時がありますので、めちゃくちゃ悩んで一つに絞った挙句、外すくらいなら、さっくりとどちらにも入れるという決断をしてしまった方が合理的かなと思います。

これからトレーニングしてみようかな、と思う方へ

さてここまでがハコ法の概略です。最初は少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとハコのサイズや具の選定などの精度が上がっていきます。そうすると、設問分析で他の人より少し時間がかかる傾向にはなりますが、探したものを調理して盛り付ける、という、構成要素を考えて作文をしていく作業が格段に早くなります。キーワードで要点を把握するタイプの方には一度試していただきたいです。とはいえ、実は最初に勧めてくれた桃ちゃんはこの方法を採用しなかったのです(笑)。というのも、彼女の場合はキーワードを見抜いて抜き出す力がピカイチで、ハコなんかなくてもザクザク抜いてきた強者でした。また、ほぼ下書きを作ってから答案を作っていくという、速書きの持ち主でもありました。なのでキーワードを抜くよりも文章を書いた方が早いタイプだったのではと思っています。したがって、ハコ法人は選びますが体得すると得点が安定してくるやり方の一つだと思います。

やってみようと思った方にもう一つお勧めしたいことがあります。それは読める字を早く書く練習と、キーワードをいち早く掴む読み方のトレーニングです。一見診断士とは直結しなさそうですが、これはいわば読み書きのスキルを高めるようなもので、診断士に限らず役に立つシーンが多いスキルでもあります。残念ながら付け焼き刃では身につかないので、今この時期だからこそお勧めできるやり方でもあります!一次試験の勉強に飽きちゃった時、二次試験といてみようかな〜と思ったら、一問でもお試しいただければと思います!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

以上、ちこまる(仮)でした。

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

前回は「【いまやっておきたいこと】2次試験対策への着手と80分間の過ごし方 」をテーマに書かせていただきました。
(前回の記事「80分間の過ごし方」はこちら
(初回の記事「バックキャスティング思考法」はこちら
(合格体験記はこちら

今回は「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ」と題しまして、前回書いた「80分間の過ごし方」に従って、私がどのように平成30年度の2次試験を解答したかを実況解説形式で書きたいと思います。

実はこの原稿の本文は「2018年10月の2次試験直後に書いた再現答案をベースに、2018年の11月初旬に口述試験対策用として書き直した資料」をベースにしています。(口述試験の日まで通勤電車の中で毎日読んでました)
タイミング的に11月初旬は2次筆記試験の発表前ですが、2次筆記試験の合格発表が12月7日、2次口述試験が12月16日に予定されていましたので、2次筆記試験の結果を見てから準備するのが不安だったことと、怒涛の2次試験対策が終わってポッカリとやることがなくなり「2次筆記試験ロス」(あしたのジョー的には灰になったともいう)みたいになっていましたので、「まぁ、ぼーっとしてても仕方ないので、2次筆記試験の振り返りと口述試験対策を兼ねて書いてみよう」と思ったのがきっかけでした。

賢明なる道場読者の皆様はもうすでにお分かりですね。本記事は偉大なる先代9代目きゃっしいさんのパクリです。(きっぱり)「お世話になった偉大なる記事は後世に引き継がせてもらおう」という完全に個人的な思い込みから、自信をもって堂々とパクらせて頂きたいと思います。(^^)9

本日より事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲ、と順にアップしていきます。記事は、「解法実況+再現答案」、「さらなる事例研究+改善答案」という構成でお届けします。
平成30年度事例Ⅰの私の得点開示結果は「63点」でした。ですので、80分間で解答に至るプロセスのトレースと「再現答案」レベルの解答が書ければ「合格レベル」という目安になると思われます。また、その後の見直し(事例研究)後に書いた「改善答案」レベルの解答が書ければそれ以上の得点が期待できる、という風に到達点の目安として活用していただければ幸いです。

尚、ブログでの読みやすさを考えて、再現答案以後は「第1問の再現答案→事例研究→改善解答」、「第2問の再現答案→事例研究→改善解答」、、の順で構成しています。

試験本番80分間の手順については「80分間の過ごし方」を先に読んでいただけると効果的です。
また、平成30年度の試験問題を一度ご自身で解いた後に記事を読んでいただくとより効果的かと思われます。

それでは「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ」いってみましょう。(^^)/


1.試験開始~3分:諸手続き<作業>

「80分間の過ごし方」の手順に従って、受験番号記入メモ用紙作成(表紙を二つに破る)を行います。続いて、各段落に①、②、③、、、と段落番号を振りながら「2ページちょっと、11段落かぁ。事例Ⅰは与件文が短いとヒントが減るからなぁ」と思いつつ、淡々と「作業」を進めます。

2.試験開始後3分~4分頃:与件文の冒頭確認<作業>

次に与件文の冒頭を確認して事例企業の概要を把握します。「A社は研究開発に特化した中小企業。複写機関連製品+色々という商品構成である」くらいが把握できれば十分です。

A 社は、資本金2,500 万円、売上約12 億円のエレクトロニクス・メーカーである。役員5 名を除く従業員数は約50 名で、そのほとんどが正規社員である。代表取締役は、1970 年代後半に同社を立ち上げたA 社長である。現在のA 社は電子機器開発に特化し、基本的に生産を他社に委託し、販売も信頼できる複数のパートナー企業に委託している、研究開発中心の企業である。この10 年間は売上のおよそ6 割を、複写機の再生品や複合機内部の部品、複写機用トナーなどの消耗品が占めている。そして、残りの4 割を、同社が受託し独自で開発している食用肉のトレーサビリティー装置、業務用LED 照明、追尾型太陽光発電システムなど、電子機器の部品から完成品に至る多様で幅広い製品が占めている。

 

3.試験開始後4分~10分頃:設問要求を確認する<作業>

■第1問(配点20 点)

研究開発型企業であるA 社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100 字以内で答えよ。

【設問要求の確認】
研究開発型企業であるA社が「相対的に規模の小さな市場」をターゲットにする理由を問われていますので、解答は「理由は、①~、②~である。」というスタイルにします。また「競争戦略の視点から」という制約条件がついていますので、ポーターの競争戦略論にある、
・差別化戦略 ・・・ 独自性により競争企業に対する優位性を価格以外の点で築く
・コストリーダーシップ戦略 ・・・ 同種の製品を競合企業よりも低いコストで生産する
・集中戦略 ・・・ 市場を細分化し、特定市場で差別化面、コスト面で優位に立つ
の中から適切なキーワードを盛り込みます。「規模の小さな市場」をターゲットにしていますので「集中戦略」は候補になりますが、A社は生産を他社に委託して研究開発に特化した企業ですので「差別化集中戦略」が濃厚かなぁと考えます。

■第2問(配点40 点)

A 社の事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1 )
A 社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を100 字以内で答えよ。

【設問要求の確認】
「最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった」理由を問われていますので、解答は「理由は、①~、②~である。」というスタイルにします。また、「人員構成から考えて」という制約条件がついていますので、A社の人員構成の特徴を記述するようにします。

■第2問(設問2)

A 社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100 字以内で答えよ。

【設問要求の確認】
「経営危機に直面する以前にA社が開発してきた製品の事業特性」と「複写機関連製品の事業特性」の違いを問われています。「それまでとは異なる考え方に立って」とありますので、経営戦略面に関わる事業特性の違いがあるのではないか、と思いました。

■第3問(配点20 点)

A 社の組織改編にはどのような目的があったか。100 字以内で答えよ。

【設問要求の確認】
「組織改編の目的」を問われていますので、「目的は①~、②~である」のスタイルで書こうと思いました。また、組織改編による「効果」も加えられたら良いと思いました。

■第4問(配点20 点)

A 社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

【設問要求の確認】
「社員のチャレンジ精神や独創性を維持していく」ための「助言」が問われています。また「金銭的・物理的インセンティブの提供以外」という制約条件がついていますので、成果重視の給与体系や物理的な報償以外の取り組むべき施策を解答する必要があります。また、「助言」ですので具体的な「施策」だけでなく、強みを生かす注意点や効果についても言及できると良いと思います。「中小企業診断士として」というのは、「中小企業診断士として勉強してきたことを踏まえて」という意味だと受験校の講師の方がおっしゃっていましたので、一次知識も踏まえて解答を作成します。

設問要求確認後の問題用紙(クリックで拡大します)

4.試験開始後10分~40分頃:解答要素の確認と解答骨子の組み立て<思考>

■第1問(配点20 点)

9段落目に、「絶えず新しい技術を取り込みながら製品領域の拡大を志向してきた」と、A社の戦略(意思)が読み取れる文がありますので、これを骨子にしたいと思いました。また、6段落目に「情報通信技術の急速な進歩に伴って事務機器市場が大きく変化」することを「予測していた」とありますし、11段落には「時流を先読みし先進的な事業展開を進める」とありますので、「時流を先読みして」研究技術力を発揮して他社に先駆けることを意識していることがうかがえます。その様な先進的なニーズやマーケットは、成熟市場の様に規模が大きくないと思われますので、必然的に規模の小さな市場になりますし、市場が成長した暁には「先行者利益」が得られるのではと思いました。これらの要素をまとめていきます。

■第2問(配点40 点)

7段落目に、「約50名の社員のうち、技術者が9割近くを占めている」、「創業以来変わることなく社員の大半は技術者」という記載があり、その結果(効果)として「売上が数十倍になった今日に至っても従業員数は倍増程度にとどまっている」という記載があります。また、1段落目には、「電子機器開発に特化し、基本的に生産を他社に委託し、販売も信頼できる複数のパートナー企業に委託している」とありますので、A社は意図的に生産、販売を外部委託し、研究開発に特化している様子がうかがえます。ということは、営業職、事務職、管理業務(人事・経理・総務)を6人程度で行っているのですね。
また、設問には「あまり力点をおいてこなかった」とありますので、多少は最終消費者向けの製品開発を行ったことがありそうです。ということは、「意識的に(大手と競合しそうな)最終消費者向けを避けてきた」ということではなく、別のこと(第1問の「時代を先読みした先進性・技術」)を重視してきたのだろうと考えました。

■第2問(設問2)

4段落目に、「開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業」とありますので、経営危機以前の事業特性はこれで決まりだと思います。一方で、複写機関連製品については1段落目に「複写機の再生品(古い複写機の消耗した部品を取り換えてリサイクル品として再生販売する)」、「複写機用トナーなどの消耗品」とありますので、新品を販売後も顧客との継続的な取引がある事業特性だな、と思いました。
加えて、4段落目に「継続的に安定した収入源としてA社の事業の柱となる製品を生み出すことがかなわなかった」とありますので、A社長は「継続的に安定した収入源を得て、経営を安定させたかった」のだろうと推察しました。

■第3問(配点20 点)

8段落目に該当要素が多く記載されています。以前の組織は「電子回路技術部門(基板設計技術)」、「精密機械技術部門(メカ設計技術)」、「ソフトウェア技術部門(ソフトウェア設計技術)」と技術要素別の組織になっています。このような技術要素別の組織は、要素技術のノウハウ共有やOJTの促進により技術の高度化が期待できますので、一つの製品事業(複写機関連事業)に経営資源を集中的に投下するのに適した組織構造だと思われます。
一方で、組織改編後の組織は、「製品開発部門(環境エネルギー事業開発G、法人向け精密機械開発G、LED照明関連製品G)」、「品質管理部門」、「生産技術部門」と大きくは機能別に分けられています。また、製品開発部門をみると、各開発グループに「電子回路技術者」、「精密機械技術者」、「ソフトウェア技術者」をほぼ同数配置したとあり、製品開発部門の中は事業部組織的な構造になっており、ほかのグループに依存せず「各製品開発グループ内で製品開発が完結できる体制」になっていると思います。また、組織改編を行ったタイミングは、「複写機関連製品事業が先細り傾向になった頃」とありますので、複写機関連製品事業の次の事業の柱となる製品の開発を推進したかったのだと考えました。
さらに、「各部門を統括する部門長を役員が兼任」とありますので、ここでは事業部制のメリットとしての「権限委譲による迅速な意思決定」や「次代の経営者の育成」を期待しているのだと思いました。要素は多くちりばめられていますが、目的そのものを記述した文章はありませんので、以上を踏まえて解答を構成していきます。

■第4問(配点20 点)

与件文中には、抜き出せる要素がありません。解答が割れる設問だと思いますので、1次知識をベースに、設問の制約条件を守りながら、「社員のチャレンジ精神や独創性を維持していく」ための施策をできるだけ多く列挙します。

解答要素確認後の問題用紙(クリックで拡大します)

解答骨子のメモ(クリックで拡大します)

5.再現答案&事例研究

■第1問(配点20 点)

時流を先読みし絶えず新しい技術を取り込みながら他社と差別化し、製品領域の拡大を行うために、まだ市場規模の小さい段階の市場に参入して、市場が成長した段階で先行者利益を得るためである。(90文字)

【事例研究】
2次筆記試験で最初の1問目ということで緊張していたのでしょうか、「理由は、①~、②~である。」というスタイルを完全に忘れています。また「差別化集中戦略」はどこに行ったのでしょうね。(^^;
随分とトレーニングを重ねたつもりでしたが、こういうことがあるから2次筆記試験は怖いですね。皆様はくれぐれも慌てないようにお願いします。さて、解説です。

規模の小さな市場(ニッチ市場)では、大手が必要とする売上規模が得られないために、中小企業にとっては大手との直接競争が発生しにくいマーケットである、という一般論(一次知識)は頭をよぎりましたが、A社の戦略である「時代を先読みした先進性=ニーズや規模は必然的に小さい」というところを優先した解答にしています。「大手との競合を避け、」を加えた方が良かったと思いますし、フレームの活用や競争戦略の部分が弱かったと思います。

【改善答案】

理由は、規模の小さな市場をメインターゲットとして差別化集中戦略をとることで①大手との直接競合を避けるため②時流を先読みし絶えず新しい技術を取り込みながら他社と差別化して製品領域の拡大を行うためである。(100文字)

■第2問(配点40 点)

創業以来社員の大半が技術者であり、電子機器開発に特化し、生産を他社に委託し、販売も信頼できるパートナー企業に委託することで、売上が増えても従業員数を増やさずにすみ、マーケティング要員も不要なためである。(100文字)

【事例研究】
解答の軸としては、「最終消費者向けの製品開発には市場ニーズの吸い上げが重要であり、A社は創業以来従業員の大半が技術者であり、マーケティングを行うだけの営業体制がなかったため(できなかった)」という方向性もあると思いますが、「できなかった」というニュアンスよりは、「意識的に選択しなかった」というニュアンスの方が合っているのかな、と思います。書き直すとすれば、次のような感じですね。お、こっちの方がいいな。

【改善答案】

市場ニーズの吸い上げが重要な最終消費者向けの製品開発よりも時代を先読みした先進性や新技術を活かした製品開発を重視し、生産・販売を他社に委託することで経営資源・人員を研究・開発に集中的に投下してきたため。(100文字)

 

■第2問(設問2)

事業特性の違いは、以前は開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業であったのに対し、複写機関連製品事業は①複写機の再生②トナーなどの消耗品など継続的な取引が収入源になり経営が安定すること。(100文字)

【事例研究】
「経営の安定」まで加えられましたので、十分な解答が書けたと思います。

■第3問(配点20 点)

目的は、複写機関連製品事業が先細り傾向になる中で他分野の製品開発を推進するため①部門長を役員に任じ権限委譲による迅速な意思決定②専門技術者を各グループに同数配することによるグループ間競争を促すこと。(99文字)

【事例研究】
前半は悪くないなぁと思うのですが、後半②のグループ間競争はどうもしっくりきません。解答時のメモには、他に「技術的シナジー効果を得る」、「社長引退後も安定的に事業が行える組織体制とするため」との記載があり、どちらも編集時に除外したのですが、第6段落には「後進に事業を委ねる条件が整うまで自らが先頭に立って、新規事業や製品の開発にチャレンジし続けているのである」という記述がありますので、やはり「後継者育成」はA社にとっては重要度が高そうです。(技術的シナジー効果は、以前の組織体制の方が得やすいので、除外したのは正解だと思います)

ここで、A社長の年齢について考えてみます。2段落目で「大手コンデンサーメーカーの技術者として経験を積んだ後」に故郷へ戻ってA社を創業しています。22歳で大学を卒業して「技術者として経験を積んだ」状態になるのに何年かかるかは業界により異なると思いますが、ここでは「10年程度」経験を積んだとすると、A社を創業した時点で社長は32~35歳ということになります。1段落目にA社の創業は「1970年代後半」とありますので、今からおよそ40年前。ということは、現在75歳くらいの社長が「時代を先読みした先進的な事業展開」(11段落)の陣頭指揮をとっているということになります。やはり、多くの中小企業でそうであるように、A社にとっても「事業承継」は大きな課題の一つだと思われます。

【改善答案】

目的は①複写機関連製品事業が先細りになる中、製品グループ毎に各要素技術者を配して製品開発を完結・推進すること②部門長を役員に任じ、権限委譲による迅速な意思決定と次代経営者としての育成を行うことである。(100文字)

 

■第4問(配点20 点)

施策は①グループ間異動により新しい製品分野にチャレンジする機会を与える②新しい技術を学ぶため大学院修士・博士課程への通学制度の設立③現業以外の技術研究・製品開発を行う「自由研究タイム」の設置である。(99文字)

【事例研究】
3つの施策を盛り込んでみましたが、全くズレてはいないと思いますのでこんなところかと思います。1次知識をベースにしたオープンクエスチョンでは満点を狙うことは難しいので、「半分得点する」くらいの気軽な感じで良いのかなと思っています。解答作成時に文字数の関係で没ネタにしたのには、「技術研修の実施と技術資格の取得推奨」というのがあります。

6.その他資料

■A社の事業変遷

1960~1970年代後半 大手コンデンサーメーカーの技術者として経験を積むA社長(大卒~35歳?)
1970年代後半 農業を主産業とする故郷でA社創業。
近隣の国内大手電子メーカー向け特注電子機器事業。
主力取引先以外との共同プロジェクトで高精度の製品開発に取り組むが、売り上げは2割にとどまる。
1990年代初頭 バブル崩壊。売り上げが大幅に落ち込み経営が足もとから揺らぐ。
ニッチ市場向けに自社技術を応用した製品開発を行うが、継続的に安定した収入源となる事業の柱にはならず。
2000年ごろ 製品開発に対する考え方を一変し、複写機関連製品事業に取り組む。
事務機器市場の変化の先読みと回復基調の景気を追い風に業績伸長。
2008年9月 リーマン・ショック。急速な市場の縮小、同業者の多くが撤退、シェア拡大するが売り上げ拡大は期待できず。
社内の組織を改編。環境エネルギー事業、法人顧客向けの精密機械、LED照明関連製品の開発を推進。
現在(2018年) 環境エネルギー事業、法人顧客向けの精密機械、LED照明関連製品が売上の4割を占めるまでに成長。

 

■SWOT分析

S:
・電子機器開発に特化した研究開発型企業
・コアテクノロジーのセンサー技術が評価
・主力取引先以外のメーカーとの共同開発プロジェクトへの参画を通じた高精度の製品開発(ネットワークと開発経験、技術)
・情報通信技術の急速な進歩による事務機器市場の変化を予測(先見性)
・実力主義が文化として根付く、福利厚生施策が充実、家族主義的要素→低い離職率
W:
・高齢の社長(75歳前後?)
・後進に事業を委ねる条件が整っていない
O:
・主力取引先以外のメーカーとの共同プロジェクト(1980年代頃)
・情報通信技術の急速な進歩による事務機器市場の変化(2000年頃)
T:
・バブル崩壊(1991年3月~1993年10月)
・リーマンショック(2008年)

 


 

いかがでしたでしょうか。少しだけでも2次試験の思考プロセスが臨場感をもって伝えられていたら幸いです。では、次回は事例Ⅱを実況してみたいと思います。以上、なおさんでした。

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

前回は「バックキャスティング思考法」をテーマに書かせていただきました。
(前回の記事はこちら
(合格体験記はこちら

今回は、【今やっておきたいこと】と題して「2次試験対策への着手と80分間の過ごし方」について書きたいと思います。

———————————————————————————————

前回のおさらいになりますが、バックキャスティング(Backcasting)思考法とは、「未来」を起点として、そこから逆算して「現在」を考える思考法です。最初に未来像である「ありたい姿」を明確に描いて、そこに至るまでのプロセスを具体的に埋めていきましょう、というお話でしたね。

さて、1次試験はマークシート方式ですし正解も発表されますので、バックキャスティングに必要な「明確な“ありたい姿”」が描きやすいと思います。経営法務は足切り回避の50点、得意な運営管理は70点、中小は60点という感じですね。

一方で、2次試験では正解が発表されませんし、解答要素も複数ありそうです。つまり、唯一絶対の「模範解答」がありませんので、「明確な“ありたい姿”」が描きにくいのです。「じゃぁどうやってバックキャスティングするんだ?」という声が聞こえてきそうですが、確かに1次試験の様に「輪郭がシャープで鮮明なありたい姿」を描くことは難しいですが、「輪郭はややピンボケだが、誰だか判別できるくらいの姿」は十分に描けると思っています。

また、これは私の実感ですが、2次試験対策を進めるにつれて「徐々に輪郭がはっきりして、姿かたちが見えてくる」ように思います。輪郭が見えてくる度に「目標と現実の差を捉えて細かい単位でバックキャスティングする」イメージですね。

それでは、2次試験対策をどのように進めていくかについて順を追って書いていきます。

—————————————–
第一段階:まずは敵を知る(王道)
—————————————–
「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆うからず」とは中国の兵法書「孫子」の一説ですが、向かう相手の実情と自分自身の実力を正しく知ることがまずは大前提になります。紀元前500年ごろから現在まで語り継がれているのですから間違いないですね。

では、2次試験をどうやって知るか、、、ご察しの通り「過去問を解いてみる」です。(単純明快)

※平成29年度の参考例としては、一発合格道場の9代目だいまつさんの永久保存版シリーズがおススメです。
事例Ⅰ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

事例Ⅱ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

事例Ⅲ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

私は、昨年2018年の3月末に2次試験を解いてみたところ、「なんじゃこりゃ?」「どうやって回答に至るのかプロセスがイメージできない??」「独学では攻略が難しいのではないか???」と感じましたので、あわてて資格の学校TACの通学講座「2次演習本科B」に申し込みを行いました。
中小企業診断協会(J-SMECA)のホームページでは、平成30年度~平成19年度までの過去問(PDF)がダウンロードできますので、利用してみてください。

また、資格の学校TACでは、毎年4月末頃に「2次実力チェック模試」を実施しています。
2次筆記試験は、一日で事例Ⅰ~Ⅳの試験(80分×4)を行うという体力的にもタフな試験です。本番当日の進行をリアルに知ることができますし、ペース配分、休憩時間の使い方、栄養補給の方法とタイミングがシミュレーションできる絶好の機会ですので、是非、受験してみてはいかがでしょうか。

私は昨年「まずは2次試験を知る」ことを目的に受験しました。2次試験の準備は全くしていませんでしたが、財務・会計だけはやらないと点が取れないと思いましたので、「集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)」を購入して2018年4月の一か月間にそれだけを勉強して受験しました。(その時は、事例Ⅰ~Ⅲは国語の試験みたいなものなので、何とかなるだろうを甘い考えを持っていました。)
結果は、事例Ⅰ:29点、事例Ⅱ:58点、事例Ⅲ:25点:事例Ⅳ:51点、合計:163点という散々たる結果でした。orz

まぁ、結果的にその後のTAC通学講座「演習本科B」を一日も休むことなく、かなり集中して受講することに繋がりましたので良かった、ということにします。

—————————————–
第二段階:解答プロセスを固める
—————————————–
実際に過去問を解いてみると、80分間にすべての回答を終えるのはなかなか難しい、というのが多くの方の感想ではないでしょうか。80分間という限られた時間の中で、①約3~5ページの与件文を読んで理解し、②設問で問われたことを正確に理解して、与件文から解答要素を見つけ、③解答を採点者に伝わりやすいわかりやすい表現で文章構成し、④手書きで解答用紙に記入し、⑤(できれば)見直しを行いミスを修正する、ところまで行わなければいけません。

この一連の作業を漫然と行っていると、馴染みのない業界や難解な表現に出会ったときに与件文を読むのに時間がかかり時間が足りなくなる、というリスクも出てきます。このような事態(内容によって出来不出来に波がある状態)を回避して安定的に得点し、一年に一回しか行われない試験での「バクチ的要素」を消して一発合格を果たすためには、

80分の行動を「作業」と「思考」に分け、「作業」を徹底的に合理化・単純化し、「思考」に多くの時間をかけて解答の精度向上・内容充実を図る

ことが必要だと思います。

これを実現するために私が行っていた手順「80分間の過ごし方」を以下にご紹介します。

【ステップ①:試験開始~3分】<作業>
・解答用紙に受験番号を記入します。(超重要)
これは重要です。受験番号の記載がないと0点です。試験時間の最後には時間に追われることもありますので、最初に受験番号を記入することは必須です。

・問題冊子の表紙を破り、解答組み立て用のメモを作ります。
TACに通いだした頃、演習の最初で「ビリビリ」音がするのは何だろう?と思ってました。初めの頃は問題冊子の余白にメモしていたのですが、この方法だとメモが数ページに分散してしまいます。問題冊子の一番外側の紙(印刷業界でいう表1~4)には問題や設問の記載がありませんので、最初にホチキス部分で真っ二つに破ってメモ用紙を2枚準備します。この方法だとメモが一か所に集中しますので、最後はメモだけを見て解答を記入していけますので効率が良いと思います。
(表紙を二つに破った問題用紙 – クリックで拡大します)

・段落に番号を振ります。
TACでは80分の試験の後にグループディスカッションや解説があるのですが、この際に段落番号で該当箇所を示していましたので最初に段落番号を記入していました。私の解答プロセスでは段落番号を使用しませんので本番では不要な作業ですが、段落がいくつあるかがわかりますし段落間の区切りも明確になりますので、本番でもそのまま行っていました。

【ステップ②:~8分】与件文の最初の3行を読む+設問解釈<作業>
最初に与件文(問題文)の最初の3行だけを読み、業界・業種、会社規模、会社概要だけを頭に入れます。それだけ行ったら、続きの与件文は読まずに設問文へ移ります。
設問解釈では、何を聞かれているのか、制約条件は何か、関連する1次知識は何か、を意識して「設問要求」を解釈します。重要なポイントにはラインを引いたり、マルで囲ったり、1次知識で思いついたものを設問文に書き込んでいきます。また、私は「理由を述べよ」と聞かれたら「理由は①~、②~である。」、「強みは何か」と聞かれたら「強みは、①~、②~である。」とオウム返しに解答しようと思っていましたので、設問文の横に「理由は①~、②~である。」と記入していました。
この「オウム返し」ですが、採点者に「ちゃんと聞かれたことに答えているな」という印象を与えやすい点と、解答中に論点がズレていくことを防ぐ効果がありますのでお勧めです。
(設問文とメモ、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ③:~20分】黄色マーカーを片手に与件文を読む<作業>
黄色のマーカーを手に与件文を読んでいきます。この時に「なんとなく重要そうだなぁ」と思った部分はマーカーで塗りつぶしていきます。厳密でなく、あくまで印象で、なんとなくです。(大丈夫、大丈夫)
一通り与件文を読み終わると、与件文の半分以上が黄色いマーカーで塗られた状態になりますが、それで良いのです。次のステップ「解答要素を探す」の時は「黄色い部分だけを読む」ことで要素抽出ができますので、白い部分(マーカーのない部分)を読む時間を削減(効率化)できる効果があります。ですので、ちょっと迷ったら黄色く塗っちゃってください。考えちゃダメです。あくまで「作業」ですから。

また並行して、段落ごとに何の話をしているか(要約)を表すキーワードを段落の左側に書いていきます。「プロフ(プロフィール)」「金型内製化」「工業団地組合」「インサート成形」といった具合です。

さらに読みながら「強み」「弱み」「機会」「脅威」を見つけたら(〇の中に)S、W、O、Tというマークを付けていきます。最初のころはメモ用紙にSWOT分析を4象限で区切った表にまとめていましたが、事例を数多くやる中で「表にまとめるほどのSWOT分析は必要ない」と思いましたので、表の作成を止めて本文中にマークだけを残す方法に変えました。(作業時間節約:ECRS)
(与件文と黄色マーカー、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ④:~40分】解答要素の抽出と解答の組み立て<思考>
ここは時間をかけたいステップです。設問文に戻り、設問要求に従って与件文から解答要素となる部分にマーカーでアンダーラインを引いてきます。マーカーは5色以上を用意し、設問1は赤、設問2は青、設問3はオレンジ、設問4はピンク、設問5は緑と決めておきます。
(私の例はゴレンジャー順です。(^^;)

また、数か所にアンダーラインを引く場合は、マーカーでアンダーラインの横に①、②、③と番号をつけていきます。この方法だと、各設問で与件のどの部分を根拠としたのがわかりやすい設問間の重複が一目でわかる、(黄色マーカーの部分で)アンダーラインの全くない部分に見落とした要素が無いかの点検がしやすい、というメリットがあります。
私はこの方法を採用してから、要素の抜き出しモレがなくなり、得点が安定してきました。
(解答要素の抽出、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

解答要素の抜き出しができたら、用意したメモに解答骨子を準備していきます。メモには設問ごとに決めたパターン「理由は~である。」を書いた後に、マーカーの該当部分の番号だけを記入していきます。この方法には、書き写す文字数が極端に少なくできる(時間短縮)再現答案作成時の再現率が飛躍的に高まる、というメリットがあります。
(解答骨子のメモ、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ⑤:~80分】解答用紙への記入<作業>
解答メモが完成したら解答用紙へ記入していきます。私は「残り時間が半分になったら書き出す」というのをルールとしていました。明確な解答が用意できない問題があると時間をかけてしまいがちですが、その為に他の問題が犠牲になるのはもったいないです。最悪、その問題を捨ててでも他の問題で得点していく方が得策だと思います。
例えば設問が5つあった場合、単純に考えて各20点です。記述式ですので20点満点は出ないとしても、4問で15点ずつ得点できれば15×4=60点取れます。悩んでいる問題も該当箇所くらいは特定できていますので、キーワードを詰め込んで5点もらえれば65点になります。
2次試験では、毎年少し変わった切り口(平成30年度だと事例Ⅳの第2問、第3問)が出てきますので、5問あったら一つくらいは「やっちまう」ことを想定内として、「15/20点×4+5点=65点」くらいに考えておいた方が落ち着いて対応できるように思います。

<プロセス確立のための教材>
第二段階の解答プロセス確立には、ある程度のトレーニング(=実際に事例を解く)が必要になると思います。この際に役に立つ教材をご紹介します。

・ふぞろいな合格答案 10年データブック(同友館)
平成19年~平成28年版の答案分析データと模範解答が一冊にまとまっています。過去問はサイトからダウンロードできますが正解が発表されませんので、自己採点には必須だと思います。

・集中特訓 診断士第2次試験(TAC)
TAC模試等から抜粋した2次試験問題を4回分(全16事例)収録しています。プロセスのトレーニングであれば過去問でなくても可能ですので、「過去問はとっておきたい」と思う方(1年前の私です)にお勧めです。

きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ&5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法
えらそうに書いてきましたが、実はこのマーカーを使う方法、9代目きゃっしいのこの記事からパクりました。f(^^; この記事を読む8月23日までマーカーは使っていませんでしたが、この記事を読んだその日にフリクション・マーカーを6色購入し、9月1日に受験したTACの「2次公開模試」でいきなり実践投入しました。安定するまでに3週間ほどかかりましたが、この決断は一つの転機だったと思います。
おかげで解答プロセスが5分ほど短縮でき、思考や見直しに使う時間が確保できました。きゃっしい、ありがとう!

・30日でマスターする中小企業診断士第2次試験解き方の手順(中央経済社)
10月頭に購入しましたが、この本の著者も同じようにマーカーを使用しています。その他にも解答の切り口など得点を積み上げるためのTipsが書かれていますので「第三段階」の参考としても良いと思います。

—————————————–
第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる
—————————————–
かなりの長文になりましたので、この部分は皆さんが解答プロセスを確立させた頃に書きたいと考えています。

さて、いかがだったでしょうか。
私は昨年、「第一段階:まずは敵を知る」→「第二段階:解答プロセスを固める」→「第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる」という方法で、1回の受験で2次試験に合格することができました。もちろん、スィ~、スィ~とできたわけではなく、第二段階は5月から8月(※)、第三段階は9月と10月と常にもがき苦しみながら、様々な書籍やブログ記事を頼りに前へ進んできました。
※ 8月の1次試験終了までは、2次試験の勉強は毎週日曜日にTACで演習を2事例分行う+毎週土曜日に過去問を1事例解くのみでした。
※ 毎週土曜日の1事例は、その月の事例を決めて縦解きしていました。3月は事例Ⅰを4年分、4月は事例Ⅱを4年分、という感じです。月単位で各事例の傾向が理解していけますので、最初は縦解きをお勧めします。

皆さんは私と同じ紆余曲折を繰り返す必要はありませんので、私の記事で参考になる部分があれば道場セオリーの「パクってカスタマイズ」し、効率よく一発合格を目指してほしいと思います。

以上、なおさんでした。

 

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こんにちは、chikaです!
先日二次試験を受験された皆様、改めてお疲れ様でした!!
もちろん再現答案はもう作成されましたよね??!

再現答案を作ったら、この時期は思いっきりストレス発散していいと思います!!
きゃずがまとめてくれたように、口述試験という最終関門も残っていますが、
口述試験に向けて、毎日毎日せかせか準備する必要はさほど無いと(私は)思います。
各予備校や支援団体の口述セミナーに参加し、一週間でみっちり準備すれば良いのです。
(と、私は思います。去年そうだったので。)
もちろん、道場でも口述セミナーを行いますのでご安心ください!!

 

しかし・・!!

 

毎日勉強していたのに、急に全く勉強しなくなるのは何だか落ち着かない。
もし、万が一、不合格だった場合は、また二次試験の勉強をしないといけないし・・・

かといって、今からまた毎日二次試験の勉強するにも気分が乗らないし・・・

 

そんなムズムズする貴方へ!!

合格していても、不合格だった場合でも、役に立つ(であろう)、
この時期だからこそじっくり読みたい!おすすめの書籍(&資格)をご紹介します。

 


①入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法 

こちらは、現役経営コンサルタントの方がおすすめしていた本です。
経営コンサルタントにとって絶対的に必要な能力、分析力!!!
分析力、つまりロジカルシンキングができないコンサルは致命的だと言われています。

ロジカルシンキングの本はたくさんありますが、
その中でもこちらは非常に分かりやすく、日常の中ですぐに実践し鍛えられるように解説されています。
きっとご自身の今の仕事にも役に立つはずです!

また、タイトルに「書く技術」とあるように、
分析力だけではなく、考えを形にする(文章にする)ためのポイントが解説されているので、
もし来年も二次試験を受験することになっても、きっと役立つと思います。

 

 

②グロービスMBA クリティカル・シンキング

 

ハカセさんもご紹介されていたこちらの本。
①のロジカルシンキングをより鍛えたい方はこちらもおすすめです。

クリティカル・シンキングは直訳すると「批判的な思考」。
ロジカルシンキングでは「論理的に考える」ことが重要視されているが、そもそも推論の前提が1つとは限らない。
論理的正しさを意識すること以上に、物事を客観的にどう見ることがより妥当か、を考え続ける姿勢、
それがクリティカル・シンキングです。(本書より抜粋)

・・・と難しい解説を書いてしましましたが、内容はとても分かりやすいです。
いわゆる戦略的思考力(問題の発見→論理的分析→問題解決)を鍛えたい方はこの時期にじっくり読んでみると良いかと思います!!

もちろん、二次試験勉強にも、診断士の仕事にも、どちらにも役立ちます。

 

 

③ビジネス会計検定試験

財務ができない診断士は終わってる!!!
と、バリバリ稼いでいるの経営コンサルタント(現役診断士)の先輩が言っていました。(汗)
(実際に診断士になって痛感してます。。。)

二次試験の事例Ⅳで撃沈した私は、財務を鍛えなきゃあかん!!!
と思い、財務の勉強だけは続けようと考えました。

簿記の試験を受けようかな~とも考えましたが、
簿記は財務諸表を作成する能力にとどまっているので、
財務分析という診断士の実務に直結しない気がしていたのです。

そこで、ビジネス会計検定試験という試験があることを知りました!!
この試験は、まさに「財務諸表を分析する力」を問われる試験なのです。
公式サイトには、
「ビジネス会計検定試験は、財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、
財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。」
と説明されています。

簿記よりも、診断士の実務に直結する!!!
ということで、参考書を購入し、週2~3日くらい勉強していました。
(結局診断士に合格したので受験していませんが・・)

診断士を受験された方であれば、3級はもちろん2級までは何とかいけるんじゃないでしょうか。
1級になるとディスクロージャー、連結、企業価値など高度な問題が出るようですので、
1級に挑戦するとかなり財務が鍛えられそうです!!
詳しい出題範囲は公式サイトで確認してみてください★

次の受験日は2019年3月10日(日)、
申込み期間は12月25日~2月1日ですので、
今から勉強して、診断士の合格発表後に受験するかどうか決めればよいと思います♪

 

 

④「儲かる会社」の財務諸表

 

こちらも財務を鍛えるために読んだ本です。
財務諸表を見て、経営状況・経営ポリシーや、競合企業の戦略の違いを読み解く方法が解説されています。

マイクロソフトVSグーグル、ヤフーVSソフトバンク、トヨタVSフォルクスワーゲン、などなど、各業界の競合企業の財務諸表を比較されていて、業界特性も勉強になります。

やはり知識だけでなく、実際に財務諸表を見ることが重要と気付かされました。
この本にはいくつもの財務諸表が紹介されているので、読むうちに鍛えられます。

財務諸表を見て経営状況を判断する・・診断士の実務において非常に重要な力です。
(実際に診断士になって痛感してます。。。(2回目))

合格後も見据えて、こちらの本もおすすめです!!

 

⑤スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム

道場でもさんざんオススメされているこの本。
二次試験勉強中に読まなかったor読めなかった方は、
改めてこの時期によんでみるのはいかがでしょうか?

私は二次試験前に読みましたが、
二次試験(事例Ⅱ)に役立ったのはもちろん、
診断士になった今、この理論が役に立っています!
今、商店街支援や小規模事業者の支援をしているのですが、
小規模事業者のマーケティングはこの考え方が非常に大事だと実感しています。

診断士になったあとを見据えて、まだ読んでなかった方はこの時期にじっくり読んでみるとよいでしょう!!


私がおすすめしたい本(&資格)は以上です。

私は財務を鍛えたかったので財務の本に寄ってしましましたが、
事例Ⅰが苦手だった方は組織論、事例Ⅲが苦手だった方は生産管理の本など、
それぞれ強化したい分野で本を探してみると良いと思います。

 

今、診断士として実際に経営支援をする中で、
まさに二次試験の事例企業だ!二次試験で解答した施策や!
という場面ばかりです。
つまり、事例Ⅰ~事例Ⅳのうち苦手だったな・・という分野がある方は、
合格後を見据えて今のうちに強化しておくと良いよ!ということです。

万が一、不合格だった場合でも来年の二次試験で役に立つはずです。

合格発表までウズウズしちゃってる方は、こんな過ごし方で有意義な時間にしてみてください♪
以上、chikaでした!!

 

✿:❀ 道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ ✿:❀

一発合格道場 事例Ⅴ&Ⅵ

☆中小企業診断士試験に今年挑戦された方、来年以降目指す方、道場メンバーと懇親会しましょう!
☆これから同期診断士になるであろう仲間と親睦を深めましょう!!

■一発合格道場〜事例V@東京~

お待たせしました!事例Ⅴ(お疲れ様会)申込受付中!!

お申込はこちらからどうぞ≫ ←クリック

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~
□ 会場:新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)
□ 定員:20名→(10/25)応募多数のため30名に増枠しました!(先着順)
□ 参加費:4000円

■一発合格道場〜事例Ⅵ@大阪~

お待たせしました!事例Ⅵ(お疲れ様会)申込受付中!!

お申込はこちらからどうぞ≫ ←クリック

□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~
□ 会場:天王寺駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)
□ 定員:15名(先着順)
□ 参加費:3500円

✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀

 

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こんにちは、chikaです!
二次試験を受験された皆様、本当に本当にお疲れ様でした!!!!

一夜明けて、きっと今の気持ちは皆さん様々だと思います。
私は事例Ⅳでやらかし、Ⅰ~Ⅲも全く手ごたえが無かったので、
不合格を確信していました。めちゃめちゃ落ち込みました。
でも、そんな私でも合格していたので、気にし過ぎないで良いかもしれませんよ。
わたしの同期合格者も、ほとんどの人が「手ごたえがなかった」と思っていたそうです。

そして今まで頑張ってきた分、気力も体力も消耗していると思います。
気が抜けると体調を崩しやすいので、休養をしっかりとってくださいね。

さて、とは言ってもこれだけはやっていて欲しいことがあります。
それは再現答案を作ることです。
再現答案とは、自分の書いた解答を再現して書き起こすことです。
再現答案の作成をおすすめするには、いくつか理由があります。

 

■口述試験の準備に活用する
晴れて合格された方は、12月16日(日)に口述試験があります。
合格発表が12月7日(金)なので、準備する期間が一週間ちょっとしかないんです。
口述試験は、受験した事例Ⅰ~Ⅳから問われます。
つまり、事例Ⅰ~Ⅳの与件文と解答の方向性を頭に入れておく必要があります。
そこで、再現答案を作っておくことで、口述試験の準備に大いに役立てることができます。
私は合格発表後にあわてて口述試験の準備をはじめたのですが(汗)、
再現答案を作っていたことで、すぐに事例Ⅰ~Ⅳの内容を思い出すことができました。
口述試験の準備をスムーズにするために、再現答案はぜひ作っていてください。

 

■次年度の勉強に役立てる
万が一、残念な結果になってしまった場合。。。
次年度に向けて何を改善すれば良いかを考えるヒントになります。
ふぞろいで合格者の答案と見比べたり、予備校の先生に添削してもらったり。
そのためには自分がどんな答案を書いたのか手元にないといけないですよね。
万が一、のために・・・今年の頑張りを無駄にしないために。
PDCAを回すために、作っておくことをおすすめします。

 

■これからの受験生のために
合格された方の中には、道場のような受験生支援団体に所属する方もいるかもしれません。
また、各予備校が添削サービスとして受験生の解答を集めて、分析に使うようです。
お世話になった「ふぞろい」でも、次年度の受験生のために、たくさんの再現答案を分析します。
そういった”これからの受験生のため”にも、再現答案を作る意味があるのです。

 

■早く気持ちを切り替えるために
私が再現答案作成をおすすめする一番の理由はこれです。
再現答案を作らないままでいると、
これから各予備校の模範解答を見るたびに、「自分はこのキーワード書いたっけ?」「確か違うこと書いたような気がする」「ちゃんと書いたと思うけど、どうだったっけ?」などと、合格発表までずっとモヤモヤしてしまうことになります。
また、もう思い出したくない!忘れたい!という思いが今ある方。
あえて自分の解答を書きだし、モヤモヤを吐き出すことで、
「あとは結果を待つだけ!」と気持ちを切り替えることができます。

これから数日は、不安な気持ちが高まったり、モヤモヤしてしまうのも仕方がないと思います。
でも、12月7日(金)の合格発表までは、家族サービス、友人との飲み会、デート、趣味、などなど
これまで犠牲にしてきたことを思う存分満喫して欲しいので、
早めに再現答案を作って、ぜひすっきり気持ちを切り替えてくださいね!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして・・ぜひ再現答案は記憶の新しいうちに作りましょう!
人間の記憶は思ったよりも早く曖昧になってしまうものです・・
曖昧な再現答案だと、せっかく作っても意味が薄れてしまいますので、
是非、早めに作ってくださいね!



これから合格発表までは、診断士試験のことを忘れることができる唯一の期間です。
合格していたら、すぐに口述試験、実務補習、診断士活動がスタートし、
「合格後も忙しい!」と嬉しい悲鳴をあげていた同期ばかりでした。
万が一残念な結果になったとしても、合格発表後から勉強をスタートしてもほとんど変わらないと思います。
だから、再現答案を作ったら、合格発表まで思いっきりリフレッシュしてくださいね!!

 

さて、道場では「お疲れ様会」として事例Ⅴ&Ⅵを開催します。
合格していたら同期になるみんなと楽しくお酒を飲みませんか♪
下に案内を載せておりますので、ぜひ参加ください!

以上、chikaでした♪

 

。:*:★道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ★:*:。

一発合格道場〜事例V@東京

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

□ 予算:約4,000円

申込みはコチラから(こくちーずが開きます)

一発合格道場〜事例Ⅵ@大阪

□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~天王寺駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

□ 予算:約3,500円

申込みはコチラから(こくちーずが開きます)

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こんにちは!桃ちゃんです(^^)/

 

今日は、二次試験お疲れ様でした!!!!

今まで、長かったですね~(>_<)
頑張ったご自身には、今までの努力のご褒美を

サポートしてくれた家族、お子さん、同僚、友達にも
感謝の気持ちを伝えましょう!

 

本日は昨日に引き続き「OPEN DAY」です。

 

是非みなさまの声や感想、なんでも結構ですので
コメントお待ちしております( *´艸`)

 


あと、帰ったら絶対今日中にやってほしい事は、

再現答案を書く!

ことです。

 

 

今日は、疲れてますよね~。

 

今日くらいはえぇやん・・・・。って思いますよね~。

 

 

でも、ここまで来たのですから、

再現答案書いた方が口頭試験対策にもなります。

 

私は、過去ブログ「本番対応」の思考プロセスも
事例ごとに再現答案にメモしたものです。

 

「あ!問題数が少ない~」
「この時点でヤバい!」
「これは楽勝!」と思った、なども記録しました(笑)

 

時間が経つと、

自分で考えた事だったのか、
あとで他の人の答案を見て感じたことだったのか

分からなくなってしまうので、
是非今日のうちに!!!

 

本当にお疲れ様でした!
以上、桃ちゃんでした。

 

。:*:★道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ★:*:。

一発合格道場〜事例V@東京

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

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こんにちは、chikaです!(過去記事はコチラ

今日は、私の試験前最後の記事になります。
そこで、これだけは伝えたい!という事を「直前期にやってよかったこと」としてお伝えしたいと思います。

 

(もくじ)直前期にやってよかったこと

■パニックになった時に何をするか決めておく
■回答の型を作っておく

 


■パニックになった時に何をするか決めておく

試験中に「緊張で与件文が頭に入ってこない」
「何をかけばいいか全く思いつかない」
そんなことがあるかもしれない・・と想定してました。

そんなときは、手を動かそう!と決めていました。
手を動かす、とは、いつも通りの手順で下書きの紙にキーワードを列挙する
回答の型を書く、ということです。

そうすれば、
・何かしら解答は埋められるだろう
・書いてるうちに冷静になるだろう
と思っていたからです。

実際に、本番の事例Ⅱでは与件文が長かったので
与件文を読みながら焦ってしまい、与件文が頭に入ってこない状態になってしまいました。
その時わたしは、「いつも通りに手を動かす!!!」と自分に言い聞かせて、
いつもの手順で設問分析をし、回答の型を下書きすることで
「与件文から何の情報を拾ってくるか」を冷静に考えることができ、落ち着いて解答をつくることができました。

そして、事例Ⅲでは時間が足りなくてどんどん焦ってしまいました
今でも鮮明に覚えているのですが、
とにかく下書きの紙にキーワードを列挙して、
いつも通りの手順で解答を組み立てることを意識しました。

このように私が冷静になれたのは、
事前に”パニックになったらどうするかを決めていた”からだと思います。

パニックに対処する方法は人それぞれだと思います。
なので、もし自分は何をすれば冷静になりそうかを考えておくとよいでしょう。
そして、もし試験本番でパニックになったら、
「やっぱりパニックになったか!」と開き直って、決めていたことをやってみてください。

 


■回答の型を作っておく

上記と関連して、私はキーワードの他に
回答の型も用意していました。

私が回答の型を用意した目的は、
・与件文から拾うべき情報が明確になる
・何を書けばいいか分からない時に、何かしら書ける
と思ったからです。

以下、私がファイナルペーパーに書いていた解答の型を列挙しますので
パクれそうなものがあれば参考にしてください。

【事例Ⅰ】
★強み(要因、特徴、理由など)を聞かれたら
A社が何をした、だけ書くのではなく
(つまり)●●●をする▲▲▲力、と記述する

★外部・内部環境分析
●●(脅威)で競争激化の一方、
○○(機会)で需要が拡大し、
A社は▲▲をする××力で事業を拡大した。

★新規事業のよくあるパターン(組織構造を問われる場合)
①○○○の専門部署を設置して、
②(事業運営における)権限を委譲して、
③(ニーズ収集+商品開発に活かすための)他部門とのコミュニケーションを強化する(定期会議等)

★新規事業のよくあるパターン(人的資源管理を問われる場合)
①○○強化(→新事業に関わること)に向けた研修制度、
②▲▲による士気向上を図る

 

【事例Ⅱ】
★経営環境をふまえた新事業戦略
●●●(競争激化などの脅威)の中、
▲▲▲(市場ニーズなど機会)を機会と捉え、
○○○(B社の強み、過去ノウハウ)を活かし、
×××(事業内容)を行う◎◎戦略を行う

★品揃え戦略
●●●層(ターゲット)の×××ニーズに対し、
◎◎◎商品をそろえることで、
▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る

★プロモーション戦略その①
●●●層(ターゲット)の▲▲▲(効果)を目的に、
①~、②~、③~(プロモーション)を行う。

★プロモーション戦略その②
●●●層(ターゲット)の×××ニーズに対し、
①~、②~、③~(プロモーション)を行うことで、
▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る。

★サービス施策
①◎◎◎サービスによる×××(価値提供※)、
②●●●サービスによる■■■(価値提供※)
によって、▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る。
※価値提供:利便性向上、選択性改善、安心感提供、など

 

【事例Ⅲ】
事例Ⅲについては解答の型は作っていませんでした。
その代わり、事例Ⅲは特にキーワードを覚えるのを意識していました。

 

【事例Ⅳ】
★営業CFがマイナスの場合
営業面で、(※理由※)により、資金獲得力が低い/資金が不足
※理由※には以下のうち当てはまるものが入る
・当期利益の過小性
・(商品在庫など)の増加
・(支払費用など)の負担
・支払債権の回収遅れ
・仕入債務の支払
・過大な利息
・商品管理の不備

★投資CF
投資面で、(※以下のうち当てはまるものを記載)
・戦略性の薄い投資を行ったため~
・本業に直結しない投資を行い~
・○○○など過大な投資を行い~
・無計画な投資を行い~

★財務CF
財務面で、(※以下のうち当てはまるものを記載)
・不足資金を補う借入依存型の経営である
・財務体質の悪化

★経営(営業)レバレッジ
(売上高に占める固定費の割合が高い場合=経営レバレッジが高い場合)
売上高の変動に伴う損益の変動が大きいため、経営リスクが高い

(売上高に占める固定費の割合が低い場合=経営レバレッジが低い場合)
売上高の変動に伴う損益の変動が小さいため、経営リスクが低い

 

★セールスミックス(貢献利益)
(貢献利益が+の場合)
貢献利益がプラスのため、共通固定費の一部を賄っており
廃止すると(全体の)営業利益が減少するため、廃止しない

★CVP分析の記述
・収益の安全余裕度が高い/低い
・収益の安全余裕度が低下しており、営業赤字になる可能性が高い

★オプションの長所
為替レートに合わせて権利の行使や破棄を意思決定でき、
損失をオプション料の範囲で回避できる

★オプションの短所
権利の行使や破棄に関わらず、オプション料の支払いが生じる

★輸入のオプション
行使価格1ドル▲▲円のドル買いのコール・オプションを購入する

★輸出のオプション
行使価格1ドル▲▲円のドル売りのプット・オプションを購入する

 

以上、少しでも参考になれば幸いです!!
注意点としては、型にこだわりすぎると設問で問われてないことも書いてしまうので、
「設問の制約条件」と「与件文」に忠実に回答することを前提として使ってくださいね。


本日の記事は以上です。

最後は精神論で申し訳ないですが、
皆さん、最後まで絶対にあきらめないでください!
「絶対に自分は合格する!」
「ここまでやってきたんだから絶対大丈夫!」
という強い気持ちを持って試験本番に臨んでくださいね!

そして、試験当日はリラックスして、いつも通りの手順で解いてくださいね!

大丈夫。あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
以上、chikaでした♪

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

はい!へんりーです。

 

さあ、今日をいれて残り15日間となりましたね!

前回の記事の冒頭でお見せしたグラフのとおり、本番の直前まで実力は伸びます。(初学者は特に!)

どうかどうか、それだけは忘れずに。最後の最後まで、あがいてください。

 

さて、この時期まできますと、事例の解答にあたってはかなり「慣れてきている」段階かと思います。

そんな中、もし悩みがあるとしたら、

 

「得点が安定しない・・」

 

「模範解答と比べてどうも内容が薄い・・」

 

といったところでしょうか。

 

今日は、その状態を打破するためのヒントをお伝えできればと思います。

 

以下、大きく3本立ての内容です。

  1.  「加点されない理由」分析 

  2.  「フレーズコピー」のススメ

  3.  事例4「敗北しないための戦略」

(※過去問ネタバレなし)

1つ当たり1つの記事が書けそうなテーマですが、今回は渾身よくばりDayということでお付き合いください!

 


 

  1.  「加点されない理由」分析

 

早速ですが、どうすれば得点が安定するのか?を掘り下げていきます。

 

あなたの解答(事例I, II, III)が得点しきれていない=十分に加点されていないとしたら、その理由は何でしょうか?

 

大きく3つの切り口に分けて、診断してみましょう。

 

①問題の制約条件に違反している

②幅が足りない(切り口にモレがある)

③深さが足りない(因果が足りない)

 

まず

①問題の制約条件に違反している

はわかりやすいと思います。

 

夏セミナーでもお伝えしたとおり、自分は「教訓ノート」なるものを作り、事例を解く度に反省点をメモし蓄積していました。

その中から、いくつか「やらかし」をシェアしてみます。


・「過去に業績を維持できた理由」を聞かれているのに、現在の強みを答えている

・「経営面での影響」を聞かれているのに、技術面にしか触れていない

・「生産面について助言」と書かれているのに、組織・人事の対策を書いている

・「課題」について聞かれているのに、問題点を書いている

・「社内対策を」と書かれているのに、社外での施策を書いている

・「子育て世代をターゲット」の助言問題なのに、文字数余ったところで高齢者向けの施策を書いている

 

といったところでしょうか。あくまで一端です。 「自分もこれはあるなー」と思うものが含まれていたでしょうか?

 

多面的な解答にすることで得点稼ぎにいく方法は否定しませんし、むしろ賛成派ですが、やみくもに文字を埋めることでルール違反をやらかせばその解答は台無しです。

 

対策は、やはり「設問解釈」の徹底にかぎります。緊張しているときこそ、一字一句を大事に設問を読む必要があります。

念には念をいれて、制約条件を見逃さないためのクセと工夫を身に着けてください。

 


次に、加点されない理由の2つ目、

②幅が足りない(切り口にモレがある)

です。

ここでの「幅が足りない」とは、設問で求められている項目や切り口のどれかが漏れているということです。

初代ハカセさん作の図を使わせてもらうと、幅=並列のイメージです。

解答に盛り込むべき項目が並んでいます。

ものすごく簡単な例で言うと、「売上の改善のための施策」を求められている場合、

(特に制限がなければ)「客数」×「客単価」の2つの切り口が必要になるところを、一方を漏らし片方だけで解答してしまった、といった具合です。

 

「幅の不足」=漏れの防止対策には、いわゆる「フレームワーク」が特効薬となります。

 

たとえば、人事施策に関する助言が求められている場合、

「茶化」というフレームワークを使えば、(「茶」と「化」の文字を分解し・・)

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬

イ 育成
ヒ 評価

が漏れなく頭に浮かべば、モレなく、その問題に適した切り口を盛り込めるわけです。

フレームワークはモレを防ぐためのものという意識をぜひ持ってください。

 


そして、加点されない理由の最後3つ目が、

③深さが足りない(因果が足りない)

です。

ここで、深さとは直列のイメージです。(向きは横ですが)

解答の要素が、因果、因果、とつながっています。

模範解答と比べたとき、おおまかな施策やアクションは合っているのに、いまいち情報や修飾語が欠けていて、得点を稼げていない・・・

という人は、ぜひこの「深さ」を意識してみてほしいのです。

 

その神髄をいうなれば、

キーワードの前後 = 因果の要素

です。

(BeforeとAfter・・また勝手に「BA理論」または「前後理論」などと命名してしまいたい・・!)

例を出しましょう。

たとえば、助言を求めらる問題において、

[キーワード]に、助言の核となる「施策やアクション(例:〇〇教室の開催)」

が入るとすると、

[前]に、「現状のニーズや課題(例:ファミリー層に需要のある)」

[後]に、「期待効果(例;顧客との関係性強化)」

を入れることができます。

 

この[前]と[後]が、[キーワード](=施策やアクション)を修飾し、説得力を強めるのです。

 

 

ここで予備校の模範解答や「ふぞろい」を見直してみてください。

きっと、[前]と[後]にも、それぞれ、ちゃんと得点が与えられているはずです。

 

あなたの解答に足りなかったのは、実はこの

[前]と[後]

だったのではないでしょうか?

 

だいまつやきゃっしいの思考プロセス実況(の記事)の中で、「拾うべくして拾えるもの」のように説明されいる要素たちも、

見方を変えると、「因果の要素」だったりするわけです。(もちろんすべてがそうではありませんが)

他にも、具体例を挙げると以下の図です。

 

難易度が高いことで知られる助言問題において、解答の核となる「施策」そのものが思い浮かばなかったとしても、あるいは自信がなかったとしても、その[前][後]は与件文から抜き出せることがあります。

 

「施策」という、下手をすると『引き出し勝負(発想勝負)』になりがちなキーワード当てにいかずとも

前後をしっかり記述することで、一定の得点が得られるのです。これが「前後理論」です。

これに気づいてから、僕の得点は安定し始めました。

 

これこそが、8月あたまのブログ記事で、

2次試験は『作問者の想定する正解はきっと存在する。しかし、その「作問者の想定する正解」を当てにいってはいけない。「100%当てずとも如何に得点を稼ぐか」が勝負の試験である』

と記した理由です。(今ごろ伏線回収・・)

「こじらせてしまっている」受験生の一部の人は、解答の核となる「施策・アクション」の箇所を100%当てることにばかり注力してしまい、一方、その[前][後]をおろそかにしているきらいがあると思っています。それはリスクの大きな戦い方です。

でも本当は、得点源はそこだけではないわけです。

 

まずは [後]の 「施策・アクション」→「期待効果」 の因果関係を意識するのが馴染みやすいと思います。

「~により売上向上を実現する」

「~することで短納期化を図る」

といった当たり前のことを書く。それだけで得点になります。

 

事例にでてくる社長さんは天然です。「当たり前のことすらハッキリ言わないとわかってくれない」のです。

意識をしてこなかった人にとって、これは盲点かもしれません。

 

ぜひこの「因果」で深さを出す(前後理論)を取り入れてみてください。

 


「フレーズコピー」のススメ

 

続いて、こちらも事例I~IIIの得点安定のために、残る期間ですべきオススメ勉強法についてお話します。

 

お手本になる解答の文章を真似し、何度も書きなぞる勉強法を「写経」などと一般的に呼びますが、

基本的にはそれと同じ。何度も書かない代わりに、コピーしノートやスマホに記録しておくだけ、です。

しかも、解答全文ではなく、部分的なフレーズだけをコピーするで「フレーズコピー」と呼ぶことにします。

 

解答作成にあたって、「語彙」が足りない人は、上手い人の文、フレーズ(言い回し)をどんどん真似しましょう。

いくらあなた1人で事例を解き続けても、解答を書き続けても、なかなか良い表現は生まれてきません。

それなら、巧い表現を真似ること、パクることです。

 

自分が言いたいことを、如何にコンパクトに、如何にわかりやすく書けるか?

僕が受験時代中にメモしていた内容から、以下に一端をピックアップします。

 

 [イマイチ長い文] 若手育成への貢献度をしっかりと評価する制度を導入することで

[スマートな文] 育成面を重視した評価制度の導入により

[イマイチ長い文] 安心かつ安全な商品であれば高価であっても購入する子育て世代に

[スマートな文] 高価でも安心安全を重視する子育て世代に

 

このように、言いたいことは同じだけど、なんだか見事にコンパクトにまとめている「スマートなフレーズ」を見つけてはメモするようにしていました。

他にも少しご紹介します。

 

「無関連多角化によりシナジー効果を発揮できず」

「裁量を与えることで動機付けを行い」

「愛顧向上により口コミを誘発し新規顧客を獲得する」

「情報誌にパブリシティを行い」

「高付加価値化により客単価向上を図る」

 

どれもスマートで美しいと思いませんか?

ふと俯瞰すると、主に動詞の使い方に注目していたことがわかります。自分の引き出しにない動詞の使い方を取り込むことで文章作成の自由度を上げようとしていました。

 

これらはあくまで昨年の僕にヒットしたフレーズですが、

みなさんも残りの期間で、「この言い回しを自分は持っていないな」というお手本のフレーズを見つけたらそれをコピーし自分に取り込んでください。

 

おまけの話ですが、この「フレーズコピー」は、楽器演奏の練習で用いられる方法なのです。ご経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、JAZZの独特の歌いまわしを身に着けるには、過去の偉人「ジャズ・ジャイアント」の演奏から、彼らのアドリブフレーズをコピーしていくのが1番早いと言われています。

呼び方は異なるかもしれませんが、

・スポーツの素振り(フォーム作り)

・英語のシャドーイング

などもおそらく同じ。「お手本のコピー」が有効なのです。

 

というわけで、直前期だからこそ、「フレーズコピー」(時間があればもちろん「写経」)をおすすめします。

 


事例4「敗北しないための戦略」

さらに、「得点安定のための極意」の締めくくりとして、事例4対策についても書いておきます。

 

事例IVの問題(設問)は、以下の3種類に分けることができます。

 ①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題)

②合格者と不合格者で正答率に差がでる問題

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) 

「だから、勝負になる②を練習しろってことだろ」という声が聞こえてきそうですが、

 

違います!

 

得点安定のために大事なのは「勝負の手前」なのです。

 

①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題) (具体例:経営分析の問題)

で如何に着実に得点するか?

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) (具体例:NPVの大問の最後の問題)

に如何に時間をかけないか(極端に言えば捨てるか)?

この2点を遂行できずに、つまり勝負をするまでもなく敗北してしまう人が意外と多いのです。

 

せっかく、②の問題で戦う力を如何につけていても、①と③の対処を誤ると一気に不利になっていまいます。

勝負の土俵にすら上がれないということですから、やるせません。。

 

特に、自分は財務会計が得意と思っている人ほど要注意かもしれません。

そんな人ほど、試験の後半にまだ「時間をかければ誰でも正解できる問題」が残っているのにも関わらず、「自分なら多少難しくても解けるから」と、色気がでてしまいがちです。

たとえば、NPVの最後の設問に果敢にもチャレンジしてしまい、しかしその難問に予定に時間を食い、「時間をかければ誰もが正解できる問題」を落としてしまう、といった悲劇が起きます。

さらに追い打ちをかけると、そのNPVの難問も、実はほとんど配点が与えられません。だった1点の可能性すらあると思っています。

そのあたりは、きゃっしいの前回の記事で説明してくれているのでぜひ参照ください。

 

実は、僕の「スタプラ友達」で、財務会計をすごく得意としていた方がいたのですが、残念ながら2次試験本番で上記のような事態に陥ってしまいました。

読者の皆さんには、そうはなってほしくありません。

 

敗北しないために、まず何より、上記①の得点、③の回避を確実に遂行してください。

それを成しえて、はじめて勝負の土俵に上がることができます。得点が安定してきます。

 

本番のメンタルでは、優先順位の選択を誤ってしまう可能性があるため、練習のうち意識してやっていないといけません。

ぜひ今日から、まず①と③を重視して事例IVを解いてみてください。

 

では、勝負を決める②の対策は?

それは「2日連続で解く」勉強法です。まず解いて答え合わせをし、その翌日に再度解くことで定着を図る。また、別のところでひっかかって間違えることも多い、というわけです。

1次試験前にも繰り返していたことですが、最後まで自分の理解度・実力を疑ってください。

 


 

以上です!

へんりーの手元に残る、ありったけの得点安定ノウハウをお届けしてみました!

 

どうか最後の15日間を濃密に過ごし、本番に備えてください。体調管理も言わずもがな趙重要です。

質問・疑問はお気軽にコメント欄にどうぞ!さっと聞けば、答えが得られて数時間が浮くことだってありますから。

 

では、

「アナタもまだ間に合います!

本番まであと少しだけ、あがいてみませんか?」

 

以上、へんりーでした!

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おはようございます。ゆうです。

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本日のテーマは、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、と題してお送りします。

 

前回は、2次試験のファイナルペーパーからピックアップして、事例共通の、試験の心構えを披露しました。

 

今回は、その事例別編です。

 

ファイナルペーパーとは、自分なりの2次試験攻略の縮図です。

 

「2次試験とは、結局どういう試験か?」という要所を紙にまとめて、あとは試験当日の現場対応力

 

どんな会社が出題されるかは分かりません。どんな要求が来るかも分かりません。

 

解答に必要な2次知識とフレームワークを準備し、試験当日に登場する企業に合わせて、知識とフレームワークを活用する。

 

そのため、試験当日に確認することは、2次知識とフレームワークが中心です。

 

私の場合、ツールはMMCの学習ガイドブックと、自作のファイナルペーパーでした。

 

今回は、ゆうファイナルペーパーから事例別編を引用し、その下に補足コメントを書きますので、参考にしてください。

■事例Ⅰ

(1)強みの維持、強化がテーマ。なので、与件文通読の際にチェックすると有効。その際に、強みは、外部資源を活かしたものと、内部資源を活かしたものになる。

中小企業は経営資源が限られているので、全方位経営はできません。キラリと光る、他社と差別化した「強み」を武器に、会社の存続と発展を目指す必要があります。

 

2次試験も、全事例を通じて、求められていることは、そういうことです。

 

事例Ⅰでは、強みを維持、強化するために組織・人事の視点で診断と助言を行います。

 

また、現在、中小企業共通のテーマである、以下のキーワードは、事例企業の背景として登場する可能性があります。

課題と対応策は、頭に入れておきましょう。

①事業承継 ②社員の高齢化 ③人材不足 ④生産性向上 ⑤海外進出・インバウンド対応

 

(2)与件文に根拠を探しに行っても、無い場合が多い。つまり、設問文を読んだ段階で理論想定することが大事。余白に想定を箇条書きで書いておく。

事例Ⅰを苦手な方の、多くの原因が、これでしょう。与件文に根拠が書いていない、見つからない。難易度を高めるために、意図的にそうしていると思います。

 

受験生の対策としては、設問文を読んだ時に類推すること、です。

 

事例Ⅰでは、組織構造か人的資源管理に絞られるので、その中のどれかな?と探る。過去問の出題パターンから、これかな?と探る。

 

(3)レイヤーは、経営戦略、組織構造、人的資源管理(さちのひもけぶかいねこ)

何はともあれ、事例Ⅰで頭に入れておくフレームワークが、これです。

 

(4)最終問題は、与件文と最後の段落と最初の段落が関係することが多い。

これは事例Ⅰのパターンです。昨年29年度も当てはまりました。30年度がどうなるか分かりませんが、想定はしておきましょう。

 

■事例Ⅱ

(1)基本は、誰に・何を・どのように。誰にがターゲット、何をが製品戦略、どのようにがプロモーション戦略

マーケティングの基本です。事例Ⅱの解答構成で迷ったら、この基本に立ち返りましょう。

 

(2)ターゲットは、顧客層が市場拡大しているのが基本。現状維持や減っていく市場をターゲットにしない。そして、B社の強みが活かせて顧客獲得できるターゲット。

マーケティングの目標は、おおむね売上向上ですから、拡大している市場への進出やシェア拡大が基本です。

 

昨年29年度であれば、30~40歳代の子育て世代がターゲットでしたね。

 

ターゲットが複数登場したら、B社の強みが活かせて、拡大している市場をターゲットに選びましょう。

 

(3)マーケティング戦略、アクションと来たら、ターゲットを明確にすること。ターゲット+4P

私は解答構成で、ターゲットを書き忘れる癖があったので、忘れないようにターゲットのことを何度も書いています。

 

すでに設問文にターゲットが明記されていれば不要ですが、書いていない場合、ターゲットの記述は採点対象と考えておきましょう。

 

(4)売上拡大ときたら、客数増加なのか、客単価増加なのか。既存売上強化か、新規顧客獲得か。
例:〇〇することで、客数増加させ、売上拡大を図る。

施策を考える時の視点として、切り分けの視点として、重要です。

 

(5)経営資源をチェックしておく。それを機会や課題に合わせて、活用する。

施策を期待効果につなげるには、B社の経営資源を有効に活用しているかどうかが、カギです。

 

(6)レイヤーは、経営戦略、4P(商品サービス・プロモーション・価格・チャネル)

特に4Pで重要なのが、商品サービスとプロモーションです。価格とチャネルも、どういう課題や対策があるか、基本的な内容は押さえておきましょう。

 

(7)インターナルマーケティングのセオリー。①研修による能力開発 ②表彰制度や権限移譲によるモラール向上→従業員満足の向上→当事者意識の向上→顧客満足や顧客愛顧の向上

頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。

 

(8)コミュニケーション戦略のセオリー。双方向のコミュニケーション活性化により→顧客関係性強化→顧客満足度向上→口コミ促進→新規客獲得

上記(7)と同様です。頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。

 

■事例Ⅲ

(1)事業やアイテムごとに生産形態が違う可能性があるので、○○は●●生産、と個別に捉える必要あり。【受注生産・見込生産】【個別生産、ロット生産、連続生産】

生産形態によって課題が違います。受注生産なら、生産リードタイムの短縮であったり、見込み生産なら精緻な需要予測であったり。

 

生産管理の問題を作りやすいので、比較的、事例は受注生産の企業が登場します。

 

(2)まず生産管理系の問題から処理する。1問目(強み、弱み)と最終問(強み活用)の戦略問題はセットで処理する。

これまで事例Ⅲのセオリーだった第1問の強み・弱み問題が、昨年29年度は出ませんでした

 

なので、このポイントの後半部分は流用できません。ただ、前半の生産管理系の問題から処理するのは、引き続き有効です。

 

理由は生産管理系の問題はワンパターンで解答しやすいためです。

 

事例Ⅲに共通して言えることは、問題と解答が、けっこうワンパターンなのです。おそらく事例Ⅲは、解答のバリエーションが作りづらいのでしょう。

 

(3)レイヤーは、経営戦略・機能戦略(①営業活動 ②設計・開発 ③生産活動)

事例Ⅲは、生産管理はもちろんですが、営業に関する問題や解答も多いので、営業の切り口やキーワードの準備は、有効です。

 

■事例Ⅳ

(1)解く順番を決める。基本は、経営分析→理論問題→NPV以外→NPV。簡単な問題からやる。

事例Ⅳはタイムマネジメントが重要で、簡単な問題からやって点数を積み上げる戦略が有効です。

 

27年、28年のように平易な問題であれば、全問解答する必要性が高いですが。

 

昨年29年度のように難化した場合は、捨て問の選定が重要でした。

 

昨年であれば、第1問⇒第4問⇒第2問⇒第3問の順番で解答しました。

 

(2)経営分析はBS・PLから探しに行くのではなく与件文から類推する。もっと言うと、あらかじめパターンを読んでおく。

・よく出る指標

収益性:
売上総利益率、売上営業利益率、売上経常利益率

効率性:
有形固定資産回転率、棚卸資産回転率

安全性:
負債比率、流動比率(100%が基準。100を切っていたら優先的に指摘する)、当座比率

 

・安全性を複数指摘する場合、

①短期安全性(流動比率、当座比率)
②長期安全性(固定比率、固定長期適合率)
③資本構造(負債比率、自己資本比率)

 

(3)経営分析は20分以内で終わらせる。時間をかけすぎない。

以前の記事でも書きましたが、経営分析をいかに早く処理して、他の問題に時間を使うか、が合格のカギです。

 

(4)前期と当期比較なら、低下や上昇を使う。同業比較なら、低い・高い。

何でもかんでも、低い・高いで表現するのではなく、時系列での比較なら、低下・上昇を使う。

 

(5)CF計算をする際は、ちゃんとPL計算書から作る。時間はかかるが、確実性が上がる。

事例Ⅳで点数を積み上げるには、計算する過程を丁寧に書いて、抜け漏れや計算ミスを防ぐことが大事です。

 

時間はかかりますが、確実性があがります。また、そのトレーニングを積み重ねることで、スピードアップできます。

 

(5)CF説明。FCFのみの説明なら、財務CFのことは書かずにまとめる。

FCF(フリーキャッシュフロー)は、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの合計なので、財務キャッシュフローのことを書くのは余計で、不必要なことです。

 

(6)ディシジョンツリーのパターン。期待正味現在価値が正なので、研究開発を行う。研究開発の結果、大型投資の場合は設備投資を行うが、小型投資の場合は設備投資を行わない。

次こそ出るぞと言われて、昨年29年度も出なかったディシジョンツリー。

 

問題設定にもよりますが、おおむね上記の解答パターンになることが多いので、あらかじめ想定していました。

 

 

以上、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、でした。

 

最後に、スト合格を目指す皆様に一言。

 

スト生は、「ラスト2週間で急速に成長し、2年目に追いつきます!」

 

私の場合、このラスト2週間は、以下の2つに取り組んだことが、合格の決め手でした。

 

①毎日2事例を解く+毎日事例Ⅳ問題を解く。

②土日は5事例解く。そのうち、日曜は完全に新作のセルフ模試。

 

大事な残り2週間。体調に気をつけながら、絶対に後悔しないように、全力で行きましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

 

いよいよ平成最後の2次筆記試験まであと3週間を切りました。

今回のテーマは「課題別いま読みたい道場記事」。

道場9代目の各メンバーが2次試験に向けてそれぞれ熱い記事を書いているので、今日はそれらをキュレーション(つなぎ合わせ)しながら紹介していきます。

(すべてを読む必要はありません。みなさんの課題に合わせチョイスください!)

 

主なターゲット2次試験に臨むすべての人

登場する過去問:特になし

文字量:約3,000字(本文のみであれば約5分で読めます)

 


 

■80分の使い方に悩む方に

桃ちゃん「80分への縮め方」と「応用情報技術者 午後試験」

たかじんの80分間の過ごし方

80分をどのように使うかは人それぞれですが、効果的な80分の使い方というものはやはり存在します。桃ちゃん&たかじんが、極めてオーソドックスかつムダのない時間の使い方を解説してくれている本記事を読んでみてください。筆記スピードには個人差があるので、あなた自身の場合を見極める参考に。文具へのこだわりも、1分1秒を削り出すためには侮れません。

(所要時間:約10分/1記事)

 

■2次試験の本質に迫りたい方に(1)

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

まさに永久保存版。平成29年度試験の超高得点答案(80点クラスの再現答案)の比較・分析を通じて、2次試験を合格するためのポイントがこれでもかと詰まっています。金言のオンパレードです。ここまで2次試験の本質に迫った記事を僕は見たことがありません

だいまつも書いている通り、真剣に読むと長時間を要してしまいます。それでも全力でモノにしようとする方にはそれ以上のリターンが得られるでしょう

(所要時間:約30~60分/1記事)

 

■2次試験の本質に迫りたい方に(2)

きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法

きゃっしいの解法実況@事例Ⅰ

きゃっしいの解法実況@事例Ⅲ&復習の質を高めよう~その復習、本当に役に立っていますか?

こちらも永久保存版。平成29年度試験で合計280点を獲得した「伝説の合格者」きゃっしいが、2次試験とどのように向き合い、どのような思考プロセスで解いていったのかを実況スタイルで書いています。臨場感がありながら極めてロジカルで、コンサルの鑑のような内容です。

ボリューム感に圧倒されて、「そんなの真似できないよ!」と尻込みするのではなく、どこか使えるポイントはないか…という視点で記事からにじみ出るエッセンスをしゃぶり尽くしてください。

(所要時間:約30~60分/1記事)

 

■2次試験の重要キーワードを再確認したい方に

【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~

【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ

【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎

【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

Chikaによる渾身のキーワード解答法シリーズ。与件文のヒントからどのようなキーワードを持ってくるかという「解答のレシピ」の紹介。僕も受験生時代は似たアプローチをしていましたが、Chikaの徹底ぶりと分かりやすい説明には本当に頭が下がります。そしてあと3週間、つらいときはこう唱えましょう。

「死ぬ気でやれよ、死なないから!!」

(所要時間:約10~20分/1記事)

 

■事例Ⅳをモノにしたい方に

【2018年スト合格目標】事例Ⅳの傾向と対策、そして「経営分析」は20分で解く!

【道場】事例Ⅳ対策記事まとめ【厳選】

平成29年の事例Ⅳで75点を獲得した、ゆうの記事。そしてZenZenによる事例Ⅳ対策の珠玉のまとめ記事。残された時間で事例Ⅳに向き合う場合、「どこが頻出領域なのか」を意識せずにやみくもに問題を解くのは、コンパスを持たずに航海に出るのと一緒です。後悔したくなければ、この2つの記事を一読してコンパスを持ちましょう。悠然と順番に読むのがお勧めです。

(所要時間:約15分/1記事)

 

事例Ⅳ〜合格点までの守破離(3ステップ)

よこよこはこう書いていますし、本当にそうだなぁ、としみじみ思います。

事例Ⅳは純粋な会計の問題ではなく、「文章を読み解き、整理する力」、これは国語の試験なのだと気が付いてから、合格点確保の道筋が見えてきました。

そして事例Ⅳの合格点確保に至る三段階(守破離)。あなたがどのステージにいるかにより、ラスト3週間の事例Ⅳへの時間の投入量は変わるはずです。現状のチェックにぜひ。

:頻出論点の解法が分かる

:独特の難解文章を「表」「数式」に整理できる

:自分のクセを知り致命的なポカミス回避する

(所要時間:約5分)

 

【大胆仮説】再現答案の比較からの「事例Ⅳの配点操作説」

まさかとは思っていました。でも、これはきっとそういうことなのでしょう。得点開示が可能にした、配点のマジックに切り込む記事。きゃっしい恐るべし。

仮説をどう捉えるかはあなた次第ですが、きゃっしいがこの分析を通して本当に伝えたいことはココです。

確実に合格点を確保するためには、難しい問題を無理して完全に解こうとする前に、まずはみんなが取れる問題を確実に取ることが重要

焦って新しい論点に手を広げるのではなく、経営分析・CVP・設備投資の経済性計算といった頻出論点の基本問題をひたすらモノにしましょう

(所要時間:約15分)

 

■どうも得点が安定せずに悩んでいる方に(追加!)

得点安定のための極意(事例 I~IVすべて)

解答にだんだん慣れてきた、けれど、まだ得点が安定しない・・といった悩みがある方に、

「どうして加点されないのか(裏返せば、どうしたら加点されるか)」をへんりーが分析しています。

①制約条件違反? ②切り口のモレ? ③因果関係要素の不足?  すべてクリアできていますでしょうか?ぜひ確認ください!

(所要時間:約10分)

 

■ぶっちゃけ何もできていない!ただ焦っている!方に

H29.事例Ⅰ 過去問解いたらこうやって見直そう!!

過去問がどうしてもアタマに入ってこない…というあなた。ヒロちゃん夫妻による愛の合作である本記事を読んでみてください。事例の向こうには中小企業の社長のストーリー、熱い想いがあることを焼き付けたら、ラストスパートの気力も湧いてくるはずです。まだ間に合います。全力であがきましょう

(所要時間:約10分)

 

 

■これまでやったことをまとめ、自分を信じて試験会場に向かいたい方に

一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論

ファイナルペーパーに関する記事は道場やその他試験対策ブログでも数多くあります。ですが、それらを横断的にまとめて汎用化した記事はこれまでありませんでした

ラスト3週間、これまでやってきたことを消化して「ファイナルペーパー」に昇華させるプロセスは、再現性を高め、最高の心技体で試験に臨むための最後のひと押しになる。そう確信しています。

後半にあるファイナルペーパーも是非ダウンロードしてご活用ください。

 

いかがでしょうか。

泣いても笑ってもあと3週間。あがいてもがいてやりきりましょう。道場メンバーも全力で応援しています。

以上、きゃずでした。

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おはようございます、chikaです♪
試験まで残り一か月を切りましたね。
実は(?)インスタで勉強アカウントを作っていた私。
(IDはstudy_c_k_pyonです。探せば出てきますw)
一年前の投稿を見てみたら、とにかく事例を解きまくっていたのを思い出しました。
平日は2事例(事例Ⅰ~Ⅲのどれか+事例Ⅳ)、週末は4事例くらい解いていたと思います。

そして、思い出しました。一年前のこの時期に開眼したのです。
道場で密かに(?)伝わる「開眼」という言葉。
【開眼】(読み)カイガン
よく見えなかった目が、よく見えるようになること。また、よく見えるようにすること。
byコトバンク

道場で言う「開眼」とは、ふうじんさんがコチラの記事で伝えているように、Bランク→Aランクに上がる手応えを感じること・・!

そして、先代、または合格者が伝えているように
開眼とは「これができるようになる!」という決まったものではなく、
「実力が急に上がった瞬間」が人それぞれある、と私は解釈します。

前置きが長くなりましたが・・・
私の場合は、「二次試験の本質を意識する」ことで、
点数が一気に安定するようになりました。
今日は「二次試験の本質を意識する」ことについてお伝えしようと思います。

ちなみに、本日のタイトル、なんかどこかで聞いたことあるな~と思ったら、
昔サザンオールスターズがそういうタイトルの歌を歌ってたみたいですね♪
・・・・・・すいません。パクリじゃありません。汗


【開眼する前の私】

キーワードのパターンを覚え、そこそこの解答が書けるようになっていました。
また、80分の解答プロセスの型も決まってきて、時間内に解けるようになりました。

しかし!!

なんか、しっくりこない・・・
自信を持って解答できた!と言い切れない・・・
解答を埋めた”だけ”感。
でも、キーワードをそこそこ入れてるから点数はそこそこ取れる。

そんなもやもやした状態でした。

きっと自分のよくないところは
・キーワードを埋めることに固執している
・所詮、”設問を解く”ということに固執している
なのかなぁと考えるようになりました。

そこで、
道場の過去記事を読みまくって、二次試験の本質を考えてみました。

二次試験の本質 ~与件文・設問文の意味~より抜粋。

二次試験とは、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力。

与件文:ヒアリングをまとめたノートの様なもの
よって、内部環境(強み、弱み)や経営者の意思や想い等は、当日のヒアリングで伺う事になるので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高い提案を行う。
外部環境等の事前に調べられる内容は、自分たちで調べる事になる。

設問文:報告書を作成する事を意識した順になっている。
設問を1から順に解いていく中で、
現状把握➡課題抽出➡改善提案の流れができている。

・・・・・なんだ、そんなの当たり前じゃん!!
っていうことなんですが、これを意識することで私の中で何かが弾けました(大げさ)。

 

【開眼した後の私】

事例のストーリーを意識し、
経営コンサルタントになった気持ちで事例を解くようにしました!!

事例企業には必ずストーリーがあります。
元々もっている強みがあってここまでやってきた会社。
でも、外部環境の変化(競合の出現、顧客ニーズの変化など)によって、
今までやってきた方法じゃ通用しなくなってきた(=業績が上がらなくなってきた。)
でも、社長には叶えたいビジョンがある。
そこで中小企業診断士に相談にのってもらうことにした。

実際の現場では、
きっと社長はつらつらと語っているだけなのでしょう。
①自社の強み・弱みにすら気付いていない
⇒分析して教えてあげる(現状把握)

②事業に夢中で、外部環境の変化に気付いていない
⇒調査・分析して教えてあげる(現状把握)

③ビジョンを叶えるために、何をすればいいか分からない
⇒コンサルタントが考えて教えてあげる(改善提案)

ということをやるのが、まさに事例を解くということなのだ・・・、と考えるようにしました

よって、
与件文をそのまま写すだけではダメ(=ちゃんと分析して社長に教えてあげる必要がある)
他の企業の成功体験(キーワード)をそのまま書くだけではダメ(=この会社ならではの提案が必要)
設問と設問に一貫性がないのもダメ(=さっきと言ってることちゃうやん?って社長に言われちゃうから)
ということに気付きました。

そして事例のストーリーを意識するために、
与件文を一通り読んだあと、1分くらい俯瞰して与件企業を見る時間を作りました。
この外部環境の変化の中で、この会社が活かすべき一番の強みはなんだろう。
ビジョンを叶えるために、克服すべき決定的な問題はなんだろう。
ビジョンを叶えるために、強みを生かして進んでいく方向性はなんだろう。
これらを、どの設問で教えてあげればよいんだろう。
と考えるようにしたことで、一貫性のある解答を作れるようになりました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【本日伝えたかったこと】

①二次試験の本質は、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力を問われているといこと。

②そのため、
収集した情報(=与件文)の範囲内で実現可能性の高い提案を行う必要がある。
かつ、設問はコンサルタントからの報告書を意識した流れになっている。

③キーワードを入れることに固執し過ぎず、
俯瞰して与件企業のストーリーを考えてみることが大切。
※事例Ⅰ~Ⅲそれぞれのコンサル方針はコチラの記事を要check!!!

④設問は全て一貫性のある解答にする必要がある。

⑤合格者が全員「開眼」を経験するわけではないが、
開眼するために(=もう1ランク上げるために)試行錯誤するのは大賛成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに、私は上記のように開眼したわけですが、
先代も様々な開眼物語があったようです。

★ロックさんは”書く力”で開眼

★ふうじんさんの開眼はコチラだそうです⇒(その1その2)
+開眼についての記事はコチラ

★アックルさんは因果関係の把握で開眼

★JCさんは事例Ⅳで開眼

何がきっかけで開眼するはは人それぞれ。
そこで、JCさんのお言葉を抜粋します▼
「自分の失敗を分析しましょう。
そうすれば、対応策がきっと見えてくるはずですし、それが開眼のきっかけになるかもしれませんよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだまだ開眼する時間はあります!
自分の失敗や悪い癖を分析して、あと1ランク上を目指してみませんか。
以上、chikaでした♪

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おはようございます。ゆうです。

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本日のテーマは、2次試験で240点以上取るための「試験の心構え」10か条、と題してお送りします。

 

1次試験前の7月にも、実は似たようなタイトルの記事を書いていまして。それがこちら

 

要約すると、1次試験のファイナルペーパーとして、「試験の心構え」10か条を作成し、

 

その心構えを、試験科目のたびに。試験直前に読みことで、

 

本番中パニック状態にならず、落ち着いていつも通りの実力を発揮し1点でも多く得点を積み上げられたという話

 

その成功体験をもとに、2次試験のファイナルペーパーでも、「試験の心構え」10か条を作成しました。

 

2次本番は、まだ28日後ですが、今の時点で「2次試験とは、結局どういう試験か?」という要所を押さえておき、

 

残り約4週間で、2次解法の練度を高めていくトレーニングをすることがスト合格には有効と考えます。

 

実際に試験当日に使った10ヶ条を以下に記載し、その下に補足コメントを書きますので、参考にしてください。

 

ただ、あくまで、自己流の要素を含みますので、採用するかどうかは、ご自身でご判断ください。

(1)まず初めに、解答用紙の受験番号欄の記入をきちんとすること。最初にやる。間違いないか指さし確認でダブルチェック。

1次試験の心構えと同様に、トップバッターは、この項目です。どれほどドストライクな文章を書けても、受験番号の記入が無いと、0点です。

 

早く問題に取り掛かりたい気持ちを少し押さえて、最初に、丁寧に受験番号の記入を行いましょう。

 

(2)解答用紙に記入したら、設問ごとに振り返ってダブルチェック。事例Ⅰ~Ⅲだと誤字や脱字がないか。てにをは、が間違っていないか。事例Ⅳだと検算・確かめ算をする。

1次試験と違って、2次試験は1問あたりの配点が高いです。

 

よって、1問あたりの解答を丁寧に、漏れなくすることが合格点の近道で、解答の見直しや検算には、設問ごとに時間を割いたほうが良いと思います。

 

見直しや検算する時間を確保するには、設問分析や与件文の読み込み、解答編集の時間をスピードアップすることが必要です。

 

そのために、過去問のアウトプットを通じたトレーニング、により練度を高めてください。

 

(3)設問文や与件文に時制が出てきたら、時制で切り分け可能と想定する。与件文にメモ書いておく。ここまで、過去とか。ここから、現社長とか。

与件文や設問文では、よく、会社の過去・現在・未来の話が登場します。

 

過去の成功要因、現在の経営体制の特徴、今後想定される経営課題など。

 

与件文と設問文を紐づける時の材料として、時制はよく登場します。

 

時制で切り分けられるなら、比較的イージーな問題ですから、与件文が出てきたら、時制をマルで囲んだり、時制を書きこんでおくといいです。

 

(4)分からないと迷った時。文章がまとまらない時。の魔法のことば。「つまりどういうこと?」

1次試験を通過した猛者が集まるのが、2次試験です。簡単な問題、過去問と同じような問題を出題しても、点差が付きませんから、当然毎年新しい要素を投入したり、わざと難解な言い回しを使ったりします。

 

新しい要素で言うと、昨年29年度であれば、事例Ⅲの第1問で強み・弱みを聞かず、第1問・第2問と連続して生産管理の出をしたり、事例Ⅳで連結会計の出題をしたりが、象徴的でした。

 

また、難解な言い回しであれば、事例Ⅰ第3問の「戦略的メリット」、第4問の「リスクの可能性」などでしょう。

 

もちろん、後知恵で、試験後になんやかんや言うことはできますが、大事なことは、緊張感たっぷりの試験本番中に、これらの問題に慌てず解答すること

 

慌てないためには、

 

①きっと出題者はは何か新しいことをして、揺さぶりをかけてくるだろうと、あらかじめ心の準備しておくこと。

 

②そして、分からないと迷った時は、「要するにどういうこと?」「so what?」と自分に問いかけてみること。

 

シンプルに設問や言葉を捉えることで、解答の糸口が見つかることがあります。完璧な解答でなくても、題意を捉えて与件文から材料を持って来れば、大きく外すことはないです。

 

(5)これまで見た過去問や、1次知識から逸脱した問題は出ない。つまり、加工して、いかにも個別の新しい問題に見せかけているが、実は過去問と同じパターンで解答する問題である。←ココ重要!

過去問を繰り返し解いていると気づくと思いますが、事例に出てくる問題・課題・解決策には一定のパターンがあります。

 

事例Ⅰの組織・人事であれば、組織構造と人的資源管理の話で。組織構造だと、部門・階層・権限・コミュニケーションの話で。

 

コミュニケーションの解決策だと、定期的なミーティングや部門間の連携強化など。セオリーは決まってきます。

 

実際の企業経営や企業診断でも、経営者やコンサルタントは、経営のフレームワークを使って、問題解決や課題達成をするわけですが、診断士試験も同じことが求められていると思います。

 

ただ、前述したように、2次受験者で点差をつけるために、出題側は揺さぶりをかけてきます。

 

「これは、新しい出題傾向に変わったぞ!」と思うような問題に直面しても、焦らないでください。経営のセオリーは、一定のフレームワークで決まっていますから、結局、解答は今までにみたような解答になります。

 

(6)文字数に対し、目安は、30~40文字で1センテンス・1要素。100~120字の問題なら、3センテンス・3要素。①②③。80文字なら2センテンス。

これは私が受験生時代にお世話になった予備校の影響が強いのですが、設問文の文字数に対応した解答を作成する際の目安です。

 

採点基準は決してキーワードをどれだけ盛り込んだかのキーワード採点ではないと思っていますが、

 

必要かつ十分なキーワードを入れたり、中身を充実させることは、高得点のポイントだと考えます。

 

採点者にとって読みやすく、文章が冗長的にならないように、この基準で解答編集をしました。

 

(7)事例ⅠとⅢは設問を見た時点で、1次セオリーなど理論のピックアップを行い、あらかじめ下準備。

特に事例1は与件文に解答のヒントが少なく、設問を読んだ段階で、「何の話なのか?」目星を付ける必要があります。

 

私の場合、設問を読んだ段階で、ひとまずキーワードや理論の書き出しをできるだけ多く行い、その後、与件文を読んだ後に、関係ないものは削ぎ落とす方法を取りました。

 

その結果、与件文との紐付けがしやすく、解答編集にネタ不足で困ることが減り、多面的な解答が作れました。

 

(8)主語から始まり述語で終わる文章にする。体言止めは避ける。

29年度合格者の再現答案を見ると、主語から始まっていない文章であったり、体言止めで編集しているものでも、高得点の人がいるので、一概にこのルールにしないとダメでは無さそうです。

 

ただ、採点者が読みやすい文章づくりという点では、主語から始まり述語で終わったほうが内容が伝わりやすいし、解答の型も安定するので、このルールを守っていました。

※ゆうの再現答案はこちら

 

(9)特徴を表す言葉、特に特徴を表す形容詞は、はしょらない。ぬかさない。 

例:高品質な、創業以来、

これまでの道場記事にも書いてあることですが、できるだけ与件文の言葉は活かしたほうが良さそうです。

 

文字数の制約で、文章を要約する必要がある場合も、削って良い言葉と、残したほうが良い言葉があります。

 

特徴を表す言葉、形容詞は、事例企業の特徴や強みを具体的に表現している部分なので、はしょらず使いましょう。

 

(10)強みは、●●力とか、●●体制で、まとめる。●●技術ではなく、●●技術力。

強みを書くときの表現の仕方を決めておくと、解答にブレが生じにくいです。

 

与件文のキーワードをちりばめながら、締めくくりは、●●が可能な営業力、とか、●●技術力、とまとめるように意識していました。解答のパターン化ですね。

 

また、私の場合、強みを聞かれているのに、●●技術と書く癖があったので、●●技術力と書くように意識していました。

 

2次試験は、言葉を大事にしよう。正しい日本語を使おう。言葉でしか採点者に伝えることはできませんもんね!

 

以上、2次試験で240点以上取るための「試験の心構え」10か条、でした。

 

最後に皆様へ一言。

 

「スト生は、ラスト1ヶ月で急速に成長します!」

 

ここからの1ヵ月間は、過去問のアウトプット、ふぞろいを使った復習の高速回転で、2次解法の練度を高めてください!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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おはようございます。ゆうです。

過去記事は、こちらから

 

前回は、事例Ⅳの傾向と対策、について書きました。

 

事例Ⅳは、

①合否を左右する事例であり、

②スキマ時間でも学習しやすく、

③努力が点につながりやすい。

 

領域別の出題頻度は、毎年出る経営分析。超頻出のCVP分析、NPV。次に頻出の、CF計算書とセグメント別損益計算です。

 

事例Ⅳ対策として、事例Ⅳ問題集を使って、テーマごとに繰り返し解くようにしましょう。

 

損益計算書も、キャッシュフロー計算書も、白地から書けるように。何度もトレーニングすれば、書けるようになります。

 

さて、本日のテーマは、2次得点力を高める「3つのカギ」と題してお送りします。

 

■3つのカギとは

私が実際にストレート合格に役立った要素を以下の3つに整理します。

(1)知識
(2)技術・ノウハウ
(3)練習・トレーニング

 

■カギ (1)知識

2次得点力を高めるために必要な知識は、以下の2点です。

 

(1)全知識に掲載されている知識
2次の解法に必要な知識は、ある程度限られています。

 

それを分かりやすくまとめてくれているのが、全知識で。必要なインプット教材は、これがあれば十分です。

 

ただ、この教材を読むだけでは2次に必要な知識が手に入ったとは言えません。

 

原稿用紙に知識を簡潔に記述できる、が求められる水準です。

 

1次は選択肢の正誤が判断できていればよかったですが、2次は白地に記述できる知識レベルが必要です。

 

知識で覚えておくと良いのは、キーワードのメリット、デメリットです。

 

例えば、以下の内容を書けそうですか?

少し読むのを止まって、頭の中でつぶやいてみてください。

①同族経営のメリット、デメリット
②M&Aのメリット、デメリット
③事業部制組織のメリット、デメリット
④成果主義のメリット、デメリット
⑤アルバイト活用のメリット、デメリット

いかがでしょうか?なかなか難しかったのではないでしょうか?

 

安心してください。私も昨年の今ごろは、まだスラスラ書けませんでした。

 

このトレーニングについて、きゃっしいが過去記事にしています。

きゃっしいの100字訓練

 

 

(2)階層、切り口、キーワードに関する知識

私の場合は、予備校でインプットした情報です。

 

chikaのブログでも、この部分を取り上げています。貴重なまとめなので、ぜひ参考にして下さい。

 

経営戦略には、企業戦略・事業戦略・機能戦略の3つのレベルがあります。

 

2次の事例Ⅰ~Ⅲでは、大きく分けると、経営戦略(企業、事業)と機能戦略の2つに分けられます。

 

機能戦略は事例ごとに、組織・人事、マーケティング、生産・技術、となります。

 

■事例Ⅰ
階層:①経営戦略 ②組織構造(ハード) ③人的資源管理(ソフト)


組織構造:①部門 ②階層 ③権限 ④コミュニケーション

人的資源管理:①採用配置 ②評価 ③報酬 ④能力開発

 

■事例Ⅱ
階層:①経営戦略 ②ターゲット+4P

4P:①商品サービス ②価格 ③チャネル ④プロモーション
※とくに頻出なのが、商品とプロモーション

 

■事例Ⅲ
階層:①経営戦略 ②営業、設計・開発、生産活動

生産活動:①生産計画 ②生産実施 ③生産統制

 

事例の設問を読んだ時に、

「これは経営戦略の話だな。」

「これは機能戦略の組織構造の話だな。」

と分類できるようになると、

 

設問の題意から大きく外さない(事故しない)、そして解答のスピードアップが可能です。

 

キーワードについても、chikaの記事を参考にして自分で作るか、予備校の教材をゲットして時間を短縮させるか。

80分という短い時間で反射的に解答を作れるように、事前準備が有効です。

 

 

■カギ (2)技術ノウハウ

2次で大事な技術ノウハウは、

①設問要求解釈

②タイムマネジメントです。

 

①設問要求解釈については、以前にきゃずが秀逸なまとめをしていますので、参考にしてください。

 

設問を読んだ段階で、解答をできるだけ鮮明に、具体的に想像する技術です。

 

②タイムマネジメント

80分をどのように使うかの時間設計です。

個人によって好みや得意が違うので、過去問のアウトプットを通じて、微調整や変更しましょう。

 

下記は、私の最終的な時間設計ですが、実際はラスト見直しの時間が取れないほど、緊張・焦りが生じました。

 

・ゆう80分の流れ
(15分) 要求具体化
設問読んで、
①要求タイプ
②レイヤー分け
③聞かれていること(理由・課題・対策・改善策)
④ゴール設定(例:新製品開発を行い、新規顧客開拓し、収益拡大。)
⑤理論想定(1次理論)

 

(5分) 大枠把握
与件文通読、①段落分け ②マーカー分け

 

(10分) ポイント解釈(紐付け)
与件文と設問文の紐付け。どこの与件文から解答要素を引っ張ってくるか。

 

(40分~45分) ポイント解釈~編集
紐付できたら、個別にバッチ処理(個別に解釈~編集まで)する。

 

(5~10分)ラスト見直し。

 

以下は、意外と重要な技術かもしれないので、触れておきます。

 

・ホッチキス外し
事例の問題冊子のホッチキスをはずかどうか。外すと、無地の紙がゲットできます。

 

私は、微妙な力加減で、一番外側の紙だけ残して、問題冊子を引っ張り。問題冊子と白地のペーパーに分けていました。
これは、本番の2週前くらいに会得しました。

 

・マーカー活用
シャーペンだけで攻める人と、マーカーを使う人。マーカー派は、①設問ごとにマーカーの色分けをする人と、②強み弱みなどSWOTで色分けするタイプに分かれます。

 

私は、以下の使い方をしました。
強み、機会をピンク。弱み、脅威をブルー。課題・目標をイエローでマーカーする。

 

■カギ (3)練習・トレーニング

知識も技術も、練習や訓練などのアウトプットを通じて、習得できているかの点検ができます。

 

また、アウトプットを通じて、知識や技術の強化・修正が図れます。

 

①私が解いた2次事例数
8月22事例、9月59事例、10月47事例。計127事例。

私の場合、多くの事例数を解いたことが、自信と改善につながりました。

 

②過去問を何年分までやるのがいいか?
私は、平成13年・14年、20~22年も1回転させましたが、メインは過去5年分で全事例3回転させました。

初見問題として古い過去問を使うのは効果的ですが、古い事例は出題傾向が変わっていたりするので、あまりやりこみはしなかったです。

 

③ふぞろい写経
模範解答を原稿用紙に書き写すことで、文章表現文字数の感覚をつかみます。

 

言葉の言い回し、まとめ方。80文字に短くまとめる表現。160文字の対処法など。手を使って、覚えます。

 

④模試・セルフ模試
今週末にMMC模試が終わってからは、模試の機会がないです。

 

そんな時は、土日を使って、試験本番と同様の時間に4事例を解くセルフ模試が有効です。

 

初見の問題をやるなら、年度の古い過去問や、友人や先輩などから初見の問題をゲットするのも手です。

以上、2次得点力を高める「3つのカギ」でした。

 

2次の得点力は、試験本番まで伸びます!過去問アウトプットを通じたPDCAの高速回転で、得点力を伸ばしましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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皆さんおはようございます、ヒロちゃんです。

 

9月に入り暑さも落ち着いてきた感がありますね。

 

皆さんにおかれましては2次筆記試験に向けて日々頑張っていらっしゃると思います。

 

決して簡単ではないことだと思います。肉体的にも精神的にも辛い瞬間が訪れるでしょう。

 

でも、そういった状況を「いかに楽しむか」これが何事においても重要だと思います。

 

ご自身で選んだ道ですよね?

 

ご自身の人生ですよね?

 

それならば不平不満言うのはおかしいですよね?

 

しっかりと自分と向き合って、自分と会話することを忘れないでください。

たまに不満や不安を言いたいときは、是非道場ブログへコメントしてください。

我々であればいつでもなんでもOKです。

 

 

 

さて、本題です。

 

本日は、過去問を取り組む際の私のやり方についてのお話です

過去問はただ解くだけではなく、そのあとの振り返りが重要です。

私の場合は過去問を解いた後は、ふぞろいを参考にして①自己採点、②分析、③次回へ活かす。

このサイクルを回すことでなんとか合格するレベルまで実力をもっていくことが出来ました。

ということで、

具体例として昨年の事例Ⅰを題材に私の答案を分析してみました

答案自体も、分析に関しても優秀だとはもちろん思ってはいませんが、このレベルで58点と合格圏ですので、ひとつのベンチマークにしていただければ幸いです。

 

 

 


 まず、H29年の事例Ⅰがどんな与件文だったか、ざっくりマンガでおさらいしましょう。
と、私の私見で本質をしっかりとらえていないかもしれませんが、ざっくりこんな与件文でしたよね。
では、次から各設問ごとに私の再現答案を分析してみましょう。

Q1.景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品をA社が再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点にあると考えられるか。100字以内で答えよ。

 

設問要求

再び人気商品させた最大の要因をこたえよ

 

答案 20点満点中 自己採点17点

要因は①地元で人気のX及び3種類の主力商品に絞り、社名も商品名を冠する等ブランド力を維持したこと。②地元の菓子工業組合や主要得意先から支援等、短期間で事業再建する為の外部との協力体制があったこと。

答案の中身はさておき、初っ端から聞かれたことに応えていませんね。

「最大の要因は」って聞かれているのに見事に①②と2つ答えてます。

しかし、だからと言って点数もらえなかったのか?と言われると今回はどうもそうではなさそう。

なぜなら、①②と切り分けてしまってはいるものの、1つの回答(最大の要因)に出来る内容だったからかもしれません。

後の設問2~5の答案クオリティからして、この設問1で高得点稼いでないとどう考えても58点に到達しないことからもこの見解の妥当性がうかがえます。

今回は結構この制約条件を無視してしまった合格者がちらほら見受けられますので、採点側もそんなに厳しくなかったのでは。

ではこの設問のその他の点ついて見てみましょう。

まず、外せないポイントはブランド力をうまくX社から踏襲出来ているという点

これが書けていたので、良かった良かったという感じです。

X社時代から顧客に愛されていた主力商品に絞る、会社名も商品名を冠する、商標権獲得する、これらの活動によってX社時代からのブランド力維持が達成されました。

また、そもそもA社が創業出来た要因として取引先、県からの支援があったことも忘れてはいけません。

新工場設立よって得られた従来同様の品質確保できたことも回答候補としてはあり得ると思いますが、ブランド力に比べると優先順位は下がってしまうと思います。

各所からの支援を取り付けならブランド力を踏襲し、経営資源の集中を図ったことが骨子として回答できていれば高得点出来た設問だと思います。

 

 

 


Q2.A社の正規社員数は、事業規模が同じ同業他社と比して少人数である。少人数の正規社員での運営を可能にしているA社の経営体制には、どのような特徴があるのか。100字以内で答えよ。

 

設問要求

経営体制の特徴をこたえよ

 

答案 20点満点中 自己採点8点

特徴は、餡作りや生産管理などコア業務は正規社員に任せて、箱詰めや包装など簡単なノンコア業務は非正規社員に任せる。これにより人材資源を効率的に活用することが出来、正規社員の少人数運営を可能にしている。

 

うんうん、さらっと読むとまぁまぁイケてる答案な気がしますね。

 

でもね、

 

うっすい‼んですわ‼、アメリカンコーヒーよりも薄っすい‼

 

もうコアとノンコアしか、頭の中になかったんでしょうね。

確かに間違ってはいませんが本当にA社の経営体制の特徴ってそれだけでしょうか?

そうですね、

他にも機能別組織、直販していない、機械化、主力商品にアイテムを絞るなどなどありますよね。

私のこの答案のように間違ってはいないのに得点が稼げない人って、このように多面的な切り口で答えられていない場合が結構あります。

ぱっと頭にアイディアが舞い降りてきた時こそ注意です。

他に切り口が無いか洗い出してみましょう。

 

 

 


Q3.A社が工業団地に移転し操業したことによって、どのような戦略的メリットを生み出したと考えられるか。100字以内で述べよ。

 

設問要求

考えられる戦略的メリットをこたえよ

 

答案 20点満点中 自己採点5点

メリットは工業団地内の他企業との連携が可能となり、①共同開発や研究により、新技術や新商品開発が容易になる。②共同配送・仕入れによりコスト低減が図れ、更に小口配送も可能となり顧客満足度も向上する。

いやー事故りましたね~、2つの大事故です。

まず1つ目の事故は設問に答えていません。

ただのメリットを聞かれているのではありません、「戦略的メリット」を聞かれているのです。

ここではA社の成長戦略に目を向けて、全国展開への基盤構築を回答すべきだったといえるでしょう。

そして2つ目の事故は与件を無視していることです。

答案内容は1次知識としては間違ってはいません。

しかし、この答案だけを見ただけでは、A社のことを言っているのか他の会社のことを言っているかわからないですよね。

実際コンサルするときもこんな一般論振りかざすやつのアドバイスなんて、社長さんが聞いてくれるわけがありませんよね。

与件文に寄り添うことを意識していたつもりでも本番ではこんな事故を起こしてしまうわけです。

他にもキーワードとして、HACCPと機械化によって品質確保と量産化出来たことは絶対に盛り込まなければいけなかったでしょう。

 

 

 


Q4.A社は、全国市場に拡大することでビジョンの達成を模索しているが、それを進めていく上で障害となるリスクの可能性について、中小企業診断士の立場で助言せよ。100字以内で答えよ。

 

設問要求

リスクの可能性について助言せよ

 

答案 20点満点 自己採点12点

障害となるリスクは①営業人員が少なく、且つ配送管理や在庫管理を兼務している為、全国市場での営業活動が十分に行えない。②既存商品のブランド力が全国的に通用しない、または多様なニーズに応えられない。

 

与件文を素直に読み解いていくと、障害となり得る内容として営業体制と商品体制であることは間違いないと思います。

私の答案でもそこについては外していません、地方ではうまくやっているがだからといって全国でうまくいくとは限りませんよね。

また、X社の失敗事例として資金不足に陥ったことの記述もありますので、A社も同様のリスクは十分あるといえるでしょう。

ここでは可能な限りのネガティブリスクを列挙することが「診断士としての助言」として適切だったといえるでしょう。

 

 

 


Q5.「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の存続にとって懸念すべき組織的課題を、中小企業診断士として、どのように分析するか。150字以内で答えよ。

 

設問要求

組織的課題を分析せよ

 

答案 20点満点 自己採点16点

組織的課題は①商品開発の専任部署設置及び人材採用を実施し、新主力商品の開発をすること。②定年退職した生え抜き社員達の代わりに次世代幹部となる人材の採用及び育成。③首都圏で直営店営業を行い顧客と直接コミュニケーションを取り、ブランド力向上やニーズ収集して商品開発に活かす等アンテナショップの役割を任せる。

 

全国市場へ拡大するという成長戦略を実現することが、A社の存続に不可欠な経営課題であることは間違いありません。

そしてその実現の障害となり得るリスクとして設問4で問われていたと言ってよいでしょう。

また、与件文の最終段落に記述がありますが、多くの戦友が定年退職しており、A社社長自身も高齢であることが推測されますので、事業承継、経営幹部育成も課題と言えるでしょう。

これらを事例Ⅰらしく人事・組織のレイヤーで回答することで得点が稼げたはずです。

さて、

私の答案の③について皆さんどう思われるでしょうか?

パッと見は事例Ⅱのような切り口になってしまっているようにも思えます。

しかし、好意的な見方をすれば、販路開拓、商品開発という課題に対して営業体制の変更という組織的な答案であったとも捉えられます。

とはいえ採点する人によっては加点されない場合も多いにあると思いますので、事例ごとに合った表現方法に気を配るべきだったでしょう。

 

 

 


 

 

 

いかがでしょうか?得点開示の58点とまったく同じ点数になりました‼(帳尻合わせしました…)。

このようにふぞろいさんを参考にしながら、

自己採点をして良かった点、悪かった点を分析する。そして次に過去問を解く際に反省内容を活かす。

これを繰り返すことによって、いわゆる型や各事例のレイヤーなどを身に着けることが出来ます。

ぜひ、問題を解くだけではなくそのあとの分析にしっかり重点を置いて取り組んでください。

本試験まで残り一か月余りですが、今年の一次試験を通過した猛者である皆さんであればきっと良い結果を出せるはずです!

 

 

 

本日は以上です。

今日も頑張りましょう!

 

 

 

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おはようございます。

よこよこ@バブル受験組です。過去記事はココ

まずは、一次試験合格された皆様、めでとうございます法務8点加点という過去にないような調整措置。びっくりした方、まだ信じられない方もいらっしゃることでしょう。奇跡は続く!2次試験までこの勢いで頑張りましょう!

さて、先日ある団体の懇親会において、私が受験時にお世話になった道場の先輩(・・・先輩といっても歳は一回り以上若い女性診断士さん)のスピーチをご紹介します。会場を埋める診断士から大喝采を浴びました。

〇良い診断士

経営者の話を最後まで我慢強く聴くその話の要点を整理して経営者に提示する、解決の方向性は示しても経営判断は経営者本人に委ねる

×残念な診断士

経営者の話を遮って持論を述べ始める。そして、解決法を押し付ける

この話は、2次試験のポイントそのものだと思いましたので、折に触れてご紹介したいと思います。

さぁ本題に入りましょう。本日の話題はこちら!

内容 事例Ⅰのフレームワーク「幸の日も毛深い猫」

対象 初めて聞いた人

使用過去問 H29事例Ⅰ問5

文字量 少なめ

今回、私が道場と並行して担当している、タキプロ東京勉強会に伝わる事例Ⅰのフレームワークを紹介します。

私の2次初挑戦(2016)時には、タキプロ7代目ミッチーメソッドとして、合格まで使いました。これで、人事・組織のいわゆる鉄板問題は落ち着いて対処でき大変に助かりました。

当時、一世を風靡しましたが、最近あまり受験生さんも知らなようなので、勉強会にて細々と伝承しています。定期的にネットでも紹介しておかないと、風化してしまうかも・・ということで、取り上げさせて頂きました。

比較的有名な人事フレームワークに茶化(サハホイヒ)には幸の日(サチノヒモ)が対応します。組織のフレーム:毛深い猫(ケブカイネコ)に該当する似たようなフレームはちょっと知りませんので、まとめて覚えるには良いかと思います。

具体的には、事例Ⅰの問題用紙に「さちのひも、けぶかいねこ」メモしておき、該当する設問に抜け漏れがないように解答骨子に組み入れます。過去の出題傾向からは、1~2問は使える設問がありますので安心できます。その分、他の設問に時間を割くことができます。

 

参考文献

参考文献は、出題委員の塩次喜代明先生の共同著書「経営管理」です。

受験生の皆様は、これから時間を割いて読む必要はありません。試験対策として、この著書から読み取れる要点は、経営管理は、組織課題には人事管理も含まれている。ということです。設問に組織的課題とある場合は、組織(けぶかいねこ)+人事(さちのひも)の両方使うケースが多いです

 

キーワードの使用例

道場メンバ―の高得点解答(70点以上)より、キーワードの使い方を参考にしてください。上に示したキーワードにレパートリーを追加していくと良いです。

H29事例Ⅰより

きゃっしいさん(78点)

課題は①全国の市場で戦うことのできる新商品の開発を実現する人材を確保・育成し②A社立ち上げ時の社員の定年退職のため技術やノウハウを継承し③全株式をA社社長が保有するため次世代のリーダーを育成し円滑な事業承継を行い④新商品開発のための体制を構築し、市場ニーズを収集し⑤主力製品のブランドを維持すること。

 

桃ちゃん(73点)

課題は①社長や創業からの社員の高齢化で定年退職者が増え、ノウハウやネットワークを受け継ぐ体制作り②長期的に次期経営層やミドル層の育成③独自の主力商品を開発する部署の設置③若手の育成や開発など長期的に評価する制度作り④能力開発の機会付与採用強化最適な再配置

 

ゆうさん(70点)

組織的課題は、共に苦労を乗り越えてきた戦友の多くが定年退職を迎えるため、事業承継技術承継である。具体的には、事業承継では①株式などの相続対策計画的な後継者育成③取引先への説明により協力を依頼し、技術承継では①技術研修やベテラン社員のOJTによる能力開発②人材育成を評価項目に追加等である。

 

たかじんさん(70点)

組織的課題は、ベテランの退職による技術・ノウハウの伝承が必要となるため、定年延長再雇用制度を導入すべきである。また新規商品を開発できる人材をまずは社内で発掘し、アイディアを出してもらう。そのような人材がいない場合は、即戦力の中途採用者を雇い入れて活用すべきである。

 

さすが高得点者!与件のA社に合ったワードを引き出していますね。

また、この設問は「どのように分析するか?」と悩ましい聞き方でした。従来の設問によくにある「具体的な解決方法提示」とは方向性が少し違い、課題を整理して提示する、方向性を示す、経営判断は経営者に任せる。という冒頭で述べた「良い診断士」のスタンスで書ける人が高得点だったように思いました。

与件に最後まで粘って(経営者の話を聴く)、与件の言葉を使って整理して(話を整理して)、多面的な解答をする。(解決の方向性を示す)のが高得点の秘訣(良い診断士

以上、よこよこでした。
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おはようございます。きゃっしいです。

今日は1次試験の合格発表の日ですね。

そういえばそうだったね、という余裕の方から、ここで全てが決まる、というボーダーライン上の方まで様々かと思いますが、診断協会のHPを見てみると、台風21号の進路によっては合格発表の掲示ができなくなってしまう場所もあるかもしれない、ということですので、結果は診断協会のHPでチェックしたほうが無難そうですね。

特に今年は、法務がこれまでにないほど難化して、得点調整はほぼ確実という噂も流れていますので、どういう形で調整が入るのかがとても気になるところです。

これまでずっとモヤモヤされていた方は、今日結果を確認し次第、速攻気持ちを切り替えて2次対策に全力を出しましょう

やった!1次試験受かっていた!今日はお祝いだ!

と浮かれている暇はありません。

その間にも、1次試験を余裕で通過していた人や昨年の1次試験合格者などの手強いライバルは淡々と2次対策を進めています

残り1ヶ月半、全力で駆け抜けていきましょう。

 

さて、前回のきゃっしいの解法実況@事例Ⅱで長い長い記事を書かせていただきましたが、その後複数の方からぜひ他の事例も見たいと言うリクエストをいただきました。

そこで、今回はそんなリクエストにお応えして、きゃっしいの解法実況事例Ⅰいうことで、平成29年の事例Ⅰについてどのようなプロセスで解いたのかについて、80分の流れに沿ってご紹介させていただきます。

 

■最初のルーチン(開始~1分)

試験が始まったらまずは、

受験番号を記入→問題用紙を破る→段落番号を記入する

という流れをとります。

これは、事例Ⅱでも説明した流れと全く同じで、試験開始後のルーチンになっていました。

 

■設問の解釈(開始1分~10分)

次に、設問文を読んで、どのようなことが問われているのか、という要求を具体化したり、制約条件を確認したりします。

設問文へのメモはこちら↓

事例Ⅰの場合、事例Ⅱで行っていた制約条件の確認と設問文を読んだ段階で想起される1次知識に加え、各問題がどの「レイヤー」の問題なのかということの判断を行ってきました。

このレイヤーに分けるというやり方は、私が昨年受験校で教わったやり方ですが、具体的には各設問は

  1. 経営戦略
  2. 組織構造
  3. 組織の活性化
  4. 人的資源管理

の4つのレイヤーに分けられまして、設問を読んだ段階で、問題が大きな経営戦略のレベルの話を聞きたいのか、それとも、より具体的な人事施策について聞ききたいのかということをはっきりさせます。

これを行うことで、最終的な回答の方向性がはっきりします。逆にこの方向性を間違ってしまうと、経営戦略の話について聞きたいのに、組織論で答えてしまう、といったようにずれた回答になってしまい大事故に繋がります。

また、レイヤーと合わせて、問題として

  1. 情報整理
  2. 期待される効果
  3. 助言

のどれが求められているものなのか、ということを判断すると、解答の構成を考える際に方向性が導きやすくなります。

そのため、私は過去問の設問分だけを使って、このレイヤーと問題のタイプを判断するという練習をかなりやりこんできました
今回もそれをしっかり行うことで、事故なく安全に解答ができたと思います。

それでは以下に、具体的にどんなことを考えていたかをご紹介します。

第1問は、「A社が再び人気商品にさせた最大の要因」とあります。
この設問文を読んだ段階では、要因は恐らく強みを活用できたからなのではないか、と考え強みを探しにいこうと考えました。
そして、強みについて聞かれているので、今回は戦略レイヤーの問題かつ、本文中に書かれている強みに関する情報を整理する情報整理系の問題だと判断しました

また、「一度市場から消えた主力商品」とあります。
この記述から、この設問文を読んだ段階では、市場から消えた何らかの理由が与件文に書いてあり、その理由というのが解答を考える鍵になるのかな、と考えました。

さらに「最大の要因」という制約条件が目に留まりました。
「最大の」というからには要因は複数でなく1つだと考えられます。
そのため、複数要素を列挙する
「要因は①~~、②~~、③~~・・・」といったスタイル(※1)は今回は厳禁
と考えメモにも①②×と書いて、この問題についてはそのスタイルを封印しました。

 

第2問は、「少人数の正規社員での運営を可能にしている」A社の特徴が聞かれていましたので、この時点では1次知識として「スパンオブコントロール」「権限委譲」「標準化」というキーワードが浮かびました。

最初に設問を読んだ段階では、このようなキーワードが浮び、かつ「どのような特徴があるのか」と聞かれているため、この問題も与件文中からわかることを引っ張って貼り付ければいいタイプの問題、と考えました。

また、「スパンオブコントロール」「権限委譲」「標準化」というキーワードから、レイヤーは組織構造レイヤーの問題だろうと考えました。

 

メモでは2(←組織構造のレイヤーという意味)に×がつけられて1(←経営戦略のレイヤーという意味)と書かれています。これは、当初は想起された「スパンオブコントロール」「権限委譲」「標準化」というキーワードから組織構造のレイヤーと考えたのですが、実際に与件文を読んでみると、上記のキーワードに関連するような内容は書いておらず、むしろオペレーション効率に関連することだと読み取れましたので考えを改めました

そして、その段階で改めて設問文を読んでみると、「A社の経営体制には」とあり、やはりこの問題は組織構造のレイヤーの問題ではなく戦略レイヤーの問題であると確信できたため、方向性を修正しました。

このように、当初設問の解釈の段階で考えたことも与件文を見に行った結果、違ったらすぐに考えを改めて方向性を転換することができた、というのが事故を起こさず、安全な解答が書けた要因だったかと思います。

そして、このような方向転換がしっかりできたのは、演習問題を解いていたときに、最初に行った設問分析の内容に固執して方向性を転換できず、事故ってしまったという経験があり、その反省を反省リストにリストアップし、直前に見ていたからだと思います。

 

第3問は「戦略的」メリットが問われています。そのため、レイヤーとしては経営戦略レイヤーの問題で、「A社が工業団地に移転し操業したことによって」と具体的な場面を示していますので、おそらくこの問題も与件文中からわかることがいろいろと引っ張ってこれるのではと考えました。

そして、メリットは工業団地に移転したことで起きた何らかの変化に関連すると思われるため、どんな変化が起きたのかという点も要チェックかと考えました。

さらに、「戦略的」メリットと採点者に感じてもらえるよう、解答で取り上げたメリットによって、戦略上何かいいことがある、ということを書いたほうが良いと考えましたので、解答構成は、

メリットは①~、②~、・・・、によって(効果)が実現できた点。

というような形にしようと、イメージを持っていました。

こちらについてはだいまつの記事でも分析されていますが、確かにだいまつの分析の通り、戦略的メリットの効果の部分は意識して入れようと考えていました。

これは、これまで、効果を意識した解答を書くという練習をしてきた成果が出せたのではと考えています。

 

第4問は、「ビジョンの達成を模索している」とありますので、恐らく戦略レイヤーと考えられます。

そして、まずはその「ビジョン」というのが何かということを与件文から探し出さないといけないと考えました。

さらに文章中には、「リスクの可能性」について「助言」せよ、とあります。
これを読んで、「リスクの可能性」という言葉に少しモヤっとしました。
というのもリスクという言葉自体に可能性的な意味が含まれているので、その可能性って何か?と思ったからです。

さらにそれについて「助言」せよ、とあります。
この助言というのをどのように解釈するかという点にも悩みました。
通常助言ですと、リスクに対する対応策を助言するということになりますが、今回の問題分を素直に読むと対応策までは求められていないと捉えましたので、悩ましいながらも与件文&問題文ファーストの精神に則り(※2)、この助言という言葉を「リスクについて、与件文中に書いてあることだけでなく、そこから推測されることも含めて書け、ということなのかな」と解釈しました。

 

第5問は、「A社の存続にとって懸念すべき組織的課題」とあり、さらにそれを「中小企業診断士として、どのように分析するか」とあります。
分析ということは与件文の言葉を抜き出し+それを1次知識をベースに踏まえて何らかの加工をするというように認識しました。

また、「第三の創業期」というワードが括弧付きで書かれています。
この括弧付きというところから、このワードは本文中にあるのだろう、と考え、その周辺に何らかの課題が潜んでいると考えました。

 

【どうしても伝えておきたい補足】

※1「要因は①~~、②~~、③~~・・・」といったスタイル

私は基本的には文章は「要因は①~、②~、③~」というスタイルで書いていました。このスタイルは、MMCで良く使われている方法で、勝手に開催していた勉強会にMMCに通っているメンバーがいて、その方が使っていたものをパクってカスタマイズさせていただきました。

なぜ、このスタイルをとっていたかというと、

理由は①文章が短文で構成されるため考えやすく②列挙する際、接続詞を考える無駄な頭の容量と字数とを使わなくて良く③区切ることで加点すベき要素がわかりやすく示されることで、得点に繋がりやすいと考えたため。(100字)

す。

ただ、そのままパクったわけではなく、MMCのスタイルである「①○○面では~」の切り口の部分は省略し、その代わり「要因は①~、②~、③~」の後に(問題にもよりますが)+効果を入れていました

「①○○面では~」という切り口を使わなかったのは、切り口を使うと考えやすいときもあるのですが、それに引きずられすぎると与件文からずれてしまう恐れがあるため、と切り口に使う字数を節約したかったためです。

また、効果を追加したのは、恐らく効果の部分も加点要素になるのではと考えていたため、自分の型としては効果を入れるのを前提としようと思いました。

これは、最初からそうだったわけでなく、一時期はゴリゴリに切り口にかぶれた時期もありました。
しかし、私の場合、切り口に引きずられすぎて切り口から与件文で書かれてもないことを書いてしまったという失敗を何度かやって、その反省から与件文ファーストに方向性を切り替えた、というPDCAを回した結果からきたものです。

ただ、このやり方は私には合っていましたが、万人に合う方法かどうかはわかりません。
そのため、残りあと1ヶ月、ちらっと参考にしてみて、合えば取り入れるし合わなければスルーという取捨選択をしながら、ぜひPDCAを回し続け、自分に合うスタイルを確立してください

 

※2 与件文&問題文ファーストについて

診断士試験の2次試験は模範解答が発表されない試験なので、「これが絶対」という方法はないかと思います。
しかし、与件文&問題文だけは絶対的な存在であり、得点を取るためには与件文&問題文に寄り添うということだけは絶対必要なことだと思います。

先日、某予備校の模試があったと思いますが、そのような模試では、たまに与件には書かれていない超理論展開が採点基準に入っている場合があります。
それを見ていると、本番ではそのような与件文には書かれていない超理論展開ができなければ、受かれない気になってしまいますが、あくまでも模試は模試で、実際の試験の採点基準はどうかわかりません
ですので、超理論展開のところは参考程度に、振り返りは80分×4の過ごし方が適切だったかというところを重点的に振り返り、あくまでも与件文&問題文に寄り添うということを大切にすると良いのではと思います。

 

■与件文を読む(1回目)(開始10分~12分)

ここまでやってきた設問文の解釈を踏まえて与件文を読みます。

事例Ⅱで説明したのと同じく、私は1回目に与件文を読むときは、どの問題に使うかというのは関係なく、重要そう/使えそうに思ったところを黄色のペンでマークしながら読んでいました。

1回目はざっくりと概要の把握を目的に読んでいました。

 

■与件文を読む(2回目)(開始12分~15分)

2回目は事例Ⅰ、Ⅲの場合、ここで段落のピックアップを行っていました。

まずは、メモ用紙となる白紙に問題番号を振り、そこに対応する段落をざっくりメモしていきます。
ざっくりなので詳細なメモを作っている段階での変更は多いにありで、こだわり過ぎないように見ていきます。

そして、その隣に問題を解いていく優先順位を書いていきます。

H29年の場合、メモ用紙に書いてある通り、

■ 第1問:3段落、4段落、5段落

■ 第2問:3段落、5段落、6段落

■ 第3問:5段落、6段落

■ 第4問:2段落、7段落、8段落

■ 第5問:7段落、8段落

を対応付けました。

優先順位は以下のように考えました。

1~3問は与件文に書いてあることをベースに解答を組み立てていけば解答が作れそうなので1~3問を先に、4、5問を後にしようと考えました。

そして1~3問の中で、第1問は最大の要因に絞らないといけないため、普段のスタイルが使えず、時間がかかる可能性がありましたので、3番目に回しました。

第2問第3問は、第3問の方が「工業団地に移転し操業したことによって」と参照する範囲がだいぶ限定されているように見えましたので、編集がしやすいと考え、優先順位を1番目に、そして第2問の優先順位を2番目としました。

第4問第5問の難易度は同じくらいだと考え上から順に第4問を4番目に、第5問を5番目に解くことにしました。

以上から解答の順番は3→2→1→4→5としました。

 

■解答メモを作る(開始15分~40分)

さて、ここからは与件文の情報から、解答のためのメモを作っていきます。

事例Ⅱでも触れましたが、私はメモを作るにあたっては、設問ごとに色を決め、与件文の引っ張ってきたいキーワードや文章の下に線を引き、番号を振りながら文章を組み立てるという方法でメモを作っていました。

その問題用紙&メモはこちらになります↓。

さて、では実際に本番でどう考えてメモを作っていったかというのを流れを追って説明していきましょう。

まずは、優先順位1番とした第3問です。

構成は「メリットは①~、②~、③~+効果」という構成で、それぞれの要素を与件文から引っ張ってこようとしました。

工場移転に関連した内容が書いてあるのは第5段落、第6段落でしたので、そこからメリットとして抽出できる要素を選んだ上で、最後に戦略面に関連する要素を挙げて〆ることで、戦略面のメリットに触れている感を出したいと思いました。

前々回のだいまつの記事で、売上拡大に触れることで戦略的メリットに対応しているという指摘をしていただきましたが、私の意図が再現答案を通じて戦略的メリット感がしっかり伝えられたのでとても嬉しく思っております。

 

次に優先順位2位とした第2問です。

第2問は設問解釈の部分の振り返りで書いた通り、当初組織論かと思っていましたが、与件文を読んだ段階で、戦略論のレイヤーだと思いなおし、方針を転換しました。

与件文を読むと、A社の取った様々な施策はオペレーション効率の向上に繋がるものだと考えました。
オペレーション効率は1次知識でも問われるものですので、解答要素として入れて問題ないと判断し、最後に「オペレーション効率を向上した点」で〆て、その要素として与件文から読み取れた点を「特徴は①~、②~、③によって、オペレーション効率を向上した点」としたいと考えました。

個人的にこれは要因×複数→効果のいつもの形でばっちりと決められた会心作だと思っています。

この会心作ができたのは、やはり日ごろの練習で、この事前に決めておいた型を繰り返し練習してきたからだったと思います。

 

次に優先順位を3位とした第1問に取り掛かります。

第1問は「最大の要因」という、①~、②~・・・というスタイルを封印せざるを得ない制約条件が課せられてしまったため、若干イレギュラーな対応となりました。

最大の要因としては、与件文の「長期的な景気低迷期の激しい企業間競争の中で順調に売上規模を拡大することができたのは、A 社が事業を引き継ぐ以前の X 社時代から、現在の主力商品の認知度が地元で高かったからである。」という記述から、「現在の主力商品の認知度が地元で高かったから」という要素を軸に組み立てたいと考えました。

ただ、100字のマスがあるので、前後にこれを補足する要素を加え、更なる加点を狙いました。

 

この問題で「最大の要因」という制約条件にしっかりと対応できたのは、H28年の事例3でも同様の問題があり、過去問演習を通じて「こんな制約条件もあるのだ」知ったからです。

ただ、①~、②~のスタイルに完全に慣れてしまっていたため、普段とは違う書き方になり若干ペースを乱されました。
しかし、優先順位を比較的後ろに回し、対応が楽な問題から取り組んだので、気持ち的にはあまり焦らずに済みました

優先順位付けは、毎回の練習でもやってきたので、これも普段の練習が活かせたのではと思います。

 

次に第4問と第5問に取り掛かります。

当初第4問→第5問と通常通り順番に処理しようとしましたが、正直、第4問と第5問それぞれどの要素を解答に使うべきか悩みました。

そこで、まずは第4問、第5問の要素になりそうな点をリストアップしました。

それがこちらです↓

これは、普段はこんなことはしないのですが、どちらにどの要素を使えばいいかその振り分けを非常に迷い、この時点で残り40分のタイムリミット(←残り40分を切ったら絶対に解答を書きに移るマイルール)が迫ってきていましたので、落ち着くためにもリストアップしました。

リストアップしたことでだいぶ考えを整理することができました。

その中で、「全国の市場で戦うことのできる新商品の開発」という要素についてはどちらにも使えそうなため、どちらに入れるか悩みましたが、どちらの問題でも解答要素として入りえて、切り分けることは困難と考えダブりを許容して両方に入れました。

また、第5問は結局、メモを書いている途中に、絶対的マイルールとして決めていた残り40分のタイムリミットが来てしまいましたので切り上げて解答作成に移りました。

要素のリストアップはこれまで練習の中では行ってこず、苦し紛れにぶっつけ本番で取った策でしたが、意外と考えが整理されて良かったです。

ただ、結果オーライでしたが、本来であれば本番でこのようなイレギュラーな対応は避けるべきで、練習の間にこのような目に合う経験を積んでおくべきでした

また、第5問はとても悩ましかったため、かっちりとした解答というよりは要素を数打てば何か引っかかるだろうと考え、考え付くものを片っ端から乱れ打ちで書いてみました。

第5問の要素⑤など、後から見ると何でこんなのを書いたのか恥ずかしくなりますが、とりあえずスペースが余ってしまったので、何でもいいのでぶち込んでおけ、という考えでダメ元でぶち込みました
それにしてもダメ元すぎますね。。。

 

■解答を書く(開始40分~)

結局第5問はメモが全部書き終わらない状態で残り40分を切りましたので、メモはそこそこに解答記述に移りました

さて、ではそれぞれの個別の問題に移ります。

優先順位の高い第1問から第3問は基本的にはそこそこしっかりメモができていたので、それを字数を考えながら解答用紙に書き写してきました。

その中で、〆をしっかりと決めていた第2問は、ちょっとした小手先テクとして私が勝手に「座席指定方式」と名づけたテクニックを使いました。

「座席指定方式」というのは、あらかじめ最後に書きたい〆のフレーズがあった場合、事前にその字数を確保しておき、字数調整を前倒しで行うというテクニックです。

具体的に第2問を例に説明すると、第2問では〆に「オペレーション効率を向上した点」というフレーズを入れたいと考えました。
「座席指定方式」では、このように〆に入れたいフレーズが明確に決まっている場合は、〆のフレーズの字数を数え、(今回の例だと15文字)その文字数のマス目のところに鉛筆でスラッシュを入れます
(当然最後には消しゴムで消します)
そのスラッシュによって〆のフレーズを置く場所を先に確保することで、その手前の要素のところで早めに字数調整を行うことができます。

また、第4問第5問はメモがそれほど練れていない状態で解答作成に移らざるを得なかったので、極力第1~3問を早めに作るよう意識しました。

そして、第4問、第5問はほぼぶっつけで書くことになりましたので、結局第5問は少し字数が余り、空欄を作るくらいであれば、ダメ元で何か入れたいと考え、ダメ元要素を入れました。

この80分で書き上げた再現答案はこちらをご覧ください。

 

以上、きゃっしいのH29事例Ⅰの80分の解答プロセスを説明させていただきました。

毎度毎度長文で恐縮ですが、参考になる部分はぜひパクってカスタマイズしてみてください!

 

 

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はい!へんりーです。

暑い日が続いていますがお元気ですか?

 

自分はここ数日、風邪気味です。

どうか皆さん、体調にはくれぐれもお気をつけてください(><)

 

さて、2次試験対策は順調でしょうか?


「事例を解くのに時間がかかります・・」

 

「80分間では足りないです・・」

 

といった声が聞こえてきそうです。

 

でも大丈夫!

2次試験対策を始めたばかりならば、1か月くらいはその状態が続くと思ってください。

誰もが通る道です。

とにかくブレずにアウトプットを続けることです。

 

 

まさか、しびれを切らして「やっぱり自分はまずはインプットから・・・」なんて勉強していませんか?

だとしたら、それは黄色信号です。。

 

 

ぜひとも前回お伝えした、2つのオキテを守ってください。

おさらいです。

オキテその1: 勉強の進め方は、「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は、「設問から先に」(設問要求解釈で勝負が決まる!)

改めて、これらは「人それぞれ」とか「自分に合えば」では無い!と言い切ることにしています。

それだけ合格者の多くの人がやっていることだからです。

解説は前回の記事をご覧ください。

 

ここで、詳しく解説していなかったのが「過去問重視」の部分です。

今日はこの点について説明させていだたきます。

 


 

ずばり、夏セミナーでこんな質問をいただきました。

 

「二次試験対策をするにあたって、過去問と予備校演習をのどちらを優先すべきですか?」

 

「過去問だけでなく、新しい問題を解かないと不安です。」

 

お悩みごもっともです。

僕も、一次試験の本番が終わるまで、二次試験対策は微塵もやっていなかったので、似た迷い・お悩みを抱いていました。

 

しかし、今なら言えます。

結論はハッキリしているのです。

 試験対策は、なにより過去問(=本試験の問題)を優先!

予備校の演習問題や模試練習(80分間の解答プロセスの訓練に使う!

→その代わり得点は気にしない。(時間がない場合は、解説読みもそこそこに、復習に時間をかけない!)

 

一言で言えば、「過去問重視」なのです。

これも、合格への王道と言えると思います。

「人それぞれ」や「自分に合う方法で」といった余地はない、と思ってください。

 

 

・・・しかし、演習や模試(=新規の問題)よりも、過去問(=本試験の問題)を重視するのはなぜ??

という疑問を持つ方もいるかもしれません。。

少し説明してみます。

 

まず、

「実際に合否が判定されるのは本試験なのだから、本試験問題で経験を積み上げておくべき」

がよく言われる答えの1つです。

 

 

どうでしょう?

納得できます?

 

「・・・わからなくもないけど、いまいち腑に落ちない。」

 

ですよね。僕もそう思います。笑

 

 

では、もっと掘り下げます。

 

過去問 と 演習や模試(=新規の問題)

 

その決定的な違いはなんだと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、

「説明責任の有無」

です。

当たり前と言われたらそれまでですが、

模範解答が発表されない本試験には、「説明責任」が無いのです。

 

つまり、

ロジカルに、これがこうなって、唯一無二の正解 にたどり着きます

などという、解説が不要です。

 

ブラックボックス・・

タネのない手品・・・

 

だからこそ、「深み」が出ます。

「正解」にある程度の幅を持たせてあるかもしれません。

「正解」までの道筋も一つではない可能性もあります。

 

それが、予備校の演習と大きな違いを作ります。

特に大手予備校の演習や模試では、下手な問題を作れば全国の受験生からツッコまれてしまいますから、

(言われてみれば)「綺麗に」正解に行き着く「道筋」を持っています。持たざるをえないのです。

 

ときにそれは、「そんなの思いつくか!」という道筋になることがあります。

80分間ではとてもたどり着けない「綺麗すぎる」解答になってしまっていることが、往々にしてあります。

これは「説明責任」による弊害だと思います。

 

さらに言えば、

1年に1回の本試験に比べて、

予備校の演習問題や模試は、より短期間で作成されている可能性が高いでしょう。

どうしても練られ方に差が出てくるはずです。

ともすれば、問題作成者の「色」がより表れやすいと思います。

よって、予備校の演習問題や模試は、あくまで練習=本番の解答プロセスの確認《80分間の使い方、設問要求解釈、骨子作成あるいは下書きから解答編集作業の質》に使うべきだと考えます。

時間がない方は、「答え合わせ」(模範解答の分析)に時間を割くのはオススメしません。

なぜ「正解」にたどり着けなかったか、そこは悩まずに、

さっと解説を読み、自分に無かった知識があれば、教訓ノートにメモを取り、「もうけもの!」と思ったらそれでお終いです。

 

一方、本試験は、専門家が練りに練って作られていますから、本当によくできています。

次回以降に解説しますが、与件文や設問文に一語の無駄もありません。

(ミスリードさせる言葉も含めて、すべての語が「意図を持っている」という意味です)

過去問の解答にしっかりとたどりつくと、

「こんなにちゃんとヒントがあったのか」

「しかしそれを拾いづらく散りばめてあったのか」

と気づくことがあります。

そういった観点を持ちながら、だいまつによる平成29年の過去問の解説(事例II)を改めて読んでいただければ、如何に本試験がよくできているかが実感できるはずです。

しっかり分析し、教訓を得られれば、応用力が付きます。
噛めば噛むほど味がでてきます。

 

もう一度言います、

「どんどん解き、しっかりと復習をするべきは過去問(本試験の問題)」です!

今回はここまで。

アナタもまだ間に合います!

本番まであと少しだけあがいてみませんか?

 

以上、へんりーでした!

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皆さんおはようございます。

 

ヒロちゃんです。

 

あっという間に8月も終わりを迎えようとしていますね。

 

ホント、光陰矢の如し。

 

 

「もう8月が終わってしまうというのに… この期に及んで何をすれば良いかはっきり決まっていない…」

 

 

そんな不安を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本日はそんな人の為に、私の去年の学習内容を参考までにご紹介します。

 

2次試験まで短期決戦です、

 

是非今月中には学習の方向性を決めていただいて、

本試験まで迷いなく突き進んでもらいたいなと思います。

 

 

 


 

さてさて、

 

私の学習内容には、今思えば8月9月10月とそれぞれの月で特徴がありました。

 

  • 8月は敵(2次筆記試験)を知ることを念頭に、己の課題抽出に重きを置く。
  • 9月からは事例ごとに濃淡をつけた取組みを行う。
  • 10月は9月の取組みを踏襲しつつ、より実戦想定しながら愚直に過去問と向き合う。

 

ざっくり言うとこんな感じですが、詳細については今からご説明いたしますね。

 

※本日ご紹介する学習内容以外にも実際には都度学習計画の見直しを行っていました。

短期決戦だからこそただガムシャラに頑張るばけでなく、PDCAを回しながら取り組む事が必要です。

 

 

 

8月

 

8月、1次試験翌日からが私の2次対策のスタートと言っても過言ではありませんでした。

それまでの2次試験対策実績としては、数事例解いたことがある程度でした。

 

なので、

 

まずは情報収集をSNSやネット経由で行いました。

 

 

そうすると

 

 

ふむふむ

 

 

 

こんな感じの教材(書籍)が学習材料として王道なのか。

 

  • ふぞろいシリーズ
  • 予備校の演習問題
  • 予備校の模試
  • 全知全ノウ
  • 中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター handys97著
  • 事例Ⅳの全知識&全ノウハウ
  • 30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集
  • 意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)
  • 岩崎尚人著の論文
  • スモールビジネス・マーケティング 岩崎邦彦著
  • 本田康男著の論文
  • 支援団体の勉強会
  • 予備校のクラスメートとの勉強会
  • 支援団体のブログ(道場ブログとかね!!)
  • 中小企業診断士協会のHPから過去問問題をダウンロード
  • AASのHPから過去問解答用紙をダウンロード
  • 通勤講座の音声解説
  • 日経新聞の春秋要約

 

 

 

これら2次対策向けの教材のほとんどネット経由、主にアマゾンで購入出来るのでどんどん即ポチしまくりました。

そして、自分の中でこれら教材の提供価値を考えてみました。

例えばふぞろいシリーズでいえば、ふぞろい独自の採点基準を過去問を解いた際の自己採点に使ったり、フィードバックに使ったりしました。これは特に事例Ⅰ~Ⅲにおいて役立ちました。

また、試験委員の著書や論文を読むことは、作問者の気持ちをトレースすることにより解答の方向性を掴むことが出来る(と思う…多分…)と考えました。

 

このように自分にとって何が優先順位の高い学習内容なのか、時間が限られているからこそ吟味しました。

結果的には上記の赤字の教材に取り組みましたが、良かったと思ってます。

教材選びで大切なことは自分に合うか合わないかということです。

他の人にとっては良い教材も、自分にとってはあまり効果が期待出来ないことなんてザラにあると思います。

どうかこの教材(相棒)の選定を最重要と考えて取り組んでくださいね、これが合否を分けると言っても過言ではないのですから。

 

さて、8月も終わりに近づいていますが、皆さんも過去問を何年分か解いてみたり、予備校の講義を何回か受けてみたりしたなかで、なんとなく巷で言われていることが実感できたのではないでしょうか?

そうです、

 

事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳは全く別モノなんです!!

 

事例Ⅰ~Ⅲの攻略法は概ね似たようなモノです。企業の経営理念を頂点に、経営環境→全体戦略→各機能戦略(人事組織or販売マーケor生産管理・統制)というレイヤーに沿って聞かれたことに応えるという感じです。

一方事例Ⅳに関しては極論言うとあんまりその流れが関係ありません。重要なのは、経営分析やCVP分析など各テーマの知識と、些細なミスも犯さない計算力になります。

このことから私は自身の財務に対する実力も含めた判断として、9月からの学習計画を立てました。

 

 

 

 

 

さて、8月の教材選定など試行錯誤の日々を過ごしたのち、

9月からの学習計画をどのようにしたかというと……

事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳの学習時間は半々の配分にする!!

 

 

ということに決めました。

 

そして学習方法については以下のように決めました。

 

事例Ⅰ~Ⅲ

①過去問実施。

②ふぞろい・事例攻略マスターで自己採点・合格圏内解答の導出方法を身に着ける。

③不足する1次知識は全知識・全ノウハウでインプット。

基本的にこの繰り返しです。

この合間にブログ読んだり、書籍読んだりしました。

 

 

事例Ⅳ

事例Ⅳの全知識&全ノウハウを回転→30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集を回転。

という感じでアホみたいにこの2教材を何回転も行いました。この合間に過去問をちょいちょい解いたりしていました。

 

 

いかがでしょうか?

 

シンプルな学習内容ですね。

 

でもこのくらい単純なほうが、限られた時間を有効活用できるのは、と思います。

 

実際当時は、

事例Ⅳに関しては徐々に頭だけでなく体に解法が染みついてくる実感がありましたし、

事例Ⅰ~Ⅲに関してもこれまた徐々にですが、各事例の特徴が見えてきたかなという手ごたえがありました。

 

 

 

 

10

 

10月は直前期ということで本番を想定した学習方法ギアチェンジしていった感じです。

 

インプットの量を減らし、アウトプットに重きを置いた取り組みに変わっていきました。

 

9月と違った取り組みで言えば、

 

  • タック事例Ⅳオプション講座(所要日数2日)
  • AASの直前合格判定合宿(所要日数2日)
  • 1人2次試験(所要日数1日)

 

てなことをやりました。

 

タック事例Ⅳオプション講座(所要日数2日)

大手予備校であるタックのサービスである事例Ⅳオプション講座では、事例Ⅳの出題されるであろうテーマを網羅的におさらいしてくれるので、総復習として役立ちました。

また、大勢の受験生(ライバル)たちを目の当たりにすることも出来るのでモチベーション向上にもつながりました。

 

AASの直前合格判定合宿(所要2日)

2次専門の予備校AASの名物講座です。土日合計で20時間くらい缶詰状態でAASオリジナル事例問題に取り組み、当日すぐに採点と解説講義をしてくれる為、理解がとても進みました。

ここで得た「解答するとき果関係をしっかり構築すること」という学びは本試験でも愚直に実行したところ、解答に安定感が生まれたと思います。

 

1人2次試験(1日)

文字通り1人でお初の過去問を1日4事例解くという、ただそれだけです笑。

でも単に4事例解くだけではありません、徹底的に本番を想定することがポイントです。

  • 前夜はもちろん早めに就寝。
  • 日時は本番と同じ日曜日で同じ時間割(事例1開始時間は朝9時50分)
  • 場所は本番の立教大学と近いタック池袋校自習室
  • 間食、昼食なども本番想定したもの
  • わからない問題出ても絶対手を抜かない(これが一番大事)

て感じです。これが功を奏したか、本番はそんなに緊張しませんでした

日頃の学習態度から実戦を意識することは非常に重要です

どんなに知識があっても、文才があっても、本番で結果が出せなければ意味がありません。

そして練習で出来ないことは試合でも出来るわけがありません。

そういった意味では一見滑稽に思える私の取り組んだ1人2次試験は決して間違ってはいないのかと思います。(まぁ1人でやらなくても予備校の模試でいいのでは?)

 

 

 


 

そんな学習計画を送ったヒロちゃんの試験結果は…??

 

さてさて、

そんなこんなで何とか勝負出来るレベル(と勝手に自分で思い込んでいた)に、試験当日までに仕上がった私の試験結果はというと、

 

驚愕の事例Ⅰ~Ⅳ合計240点でギリギリ合格というある意味コスパの良い結果を収めることが出来ました。

 

正直、本番までにやりきった!!という感じではありませんでした。

もっと過去問を解いて型を定着させて、もっと必要知識を頭に染み込ませて、もっと事例Ⅳ用に計算問題に取り組んで、もっと…もっと…

と、あと2倍くらいの学習時間が欲しいくらいでした。

しかし当たり前ですが、私も含め受験生全員時間は限られています。その限られた時間でどうすれば240点を稼げるか?どんな問題が出ても安定感が出せるか?そう言った課題に対して、まぁまぁ筋の良い学習計画が計れたと手前味噌ですが思っております。

 

 

 


 

最後に、事例(過去問など)を解いた後の復習時に気を付けたポイントについて、

以前道場ブログで要望コメントをいただいていましたので、私の意見を端的にお伝えします。

 

 

全体像をとらえた解答になっているか?→どんなに素晴らしい提案でも、理念や経営戦略に沿っていなければそれは間違った方向性となります。

問題もしくは改善策などに優先順位がつけられているか?→2次試験問題はとてもうまく出来ており、与件文内に解答で使えそうなキーワードが複数散りばめられています。文字制限のある中でいかに優先順位の高いキーワードが盛り込めるかが重要となります。

因数分解して抜け漏れが発生していないか?→例えば、強みを答えろと言われて営業面の強みだけを答えては不十分です。他に生産面や財務面など多面的な切り口で解答しなければ合格点には届きません。

 

このようなポイントを意識しながら、ふぞろいシリーズなどを参考に自分の思考プロセスを構築していった感じです。

 

 

 


 

いかがでしょうか?

 

昨年の私の2次学習を振り返ってみました

 

もし、

また2次筆記試験を受けることになった!!

そうなったとしても、私は去年とほとんど同じ学習方法を取ることでしょう。

そう思えるほど自分に合った学習方法でした。

皆さんも是非自分に合った学習方法で最後まで走り抜けてください。

 

 

 

本日は以上です!

 

明日のブログは、ゆう事例Ⅳ攻略法です!!

絶対読まないと損ですよ!!

 

 

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こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

 

2次試験対策が本格化し、道場メンバーのブログも今年の猛暑ばりに熱を帯びまくってきました。

一方で、読者のみなさんの中には、「2次試験の学習って毎回最低80分かかるのか?」と悩まれたり、だいまつきゃっしいの超ハイレベル分析を目の当たりにして「果たして自分についていけるのか?」と悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。

(彼らの分析は道場メンバーもため息をついてしまうほど、とてつもない本質をあぶり出しています!が、その手前で袋小路にハマっている方がおられるかもしれない、という想像をしています)

そこで、今回は事例攻略の橋げた(超重要な基礎)である「設問要求解釈」について、いったい何なのか?どのようにやるのか?について、ひとつの考え方を示したいと思います。

主なターゲット2次試験初学者および事例を解くだけでPDCAがイマイチ回せていないと感じている再挑戦者

登場する過去問平成29年~平成23年事例Ⅰ(主に平成28年。ただし詳細深入りはしません)

文字量:約5,000字(約7~10分で読めます)

 


 

■「設問要求解釈」を制するものは2次試験を制す

各メンバーの記事でも繰り返し書かれていますが、2次試験では「オリジナルの素晴らしいアイデア」は求められていません

だいまつがこちらの神記事で書いてくれているように、

①設問要求に沿って解答する

②解答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く(変にひねらない)

③因果は大切

④解答は一つではない

という試験です。特に、①~③をどこまで忠実に(脱線せぬよう我慢して)4事例並べられるか、というものだと言えます。

 

そこで、なによりも重要なポイントなのが「設問要求解釈」。設問の・要求を・解釈すること=聞かれていることは何なのか?を掴むことです。

ではどうやって?というあなたに、学習方法をご紹介します。

 

 

■「題意」と「制約条件」を読み取るトレーニング

事例Ⅰを題材に、実際にやってみましょう。使うのは各事例の「設問文」のみです。「与件文」は使いません。

平成28年事例Ⅰ

第1問

業績が好調であったA社の3代目社長の時代に進められた事業展開について、以下の設問に答えよ。

(設問1)

当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によってA社は成長を遂げることができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。

(設問2)

1990年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めておりA社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。

 

第2問

A 社の現社長(5代目)の経営改革に関連して、以下の設問に答えよ。

(設問1)

A社が、新規のアルバム事業を拡大していく際留意すべき点について、これまでの学校アルバム事業の展開との違いを考慮しながら、中小企業診断士として、どのような助言をするか。100 字以内で述べよ。

(設問2)

A社では、これまで、学校アルバム事業を中核に据えた機能別組織体制を採用していたが、複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織に改変した理由を、100 字以内で述べよ。

 

第3問

業績低迷が続くA社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策を導入することが有効であると考えられるか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。

 

太字で書いた箇所が「題意(聞かれていることの芯)」、

下線を引いた箇所が「制約条件(回答すべき範囲、回答してはいけない範囲を規定する条件)」です。

たとえば第1問では、設問文の冒頭で「業績が好調であったA社の3代目社長の時代に進められた事業展開」と書かれています。この制約条件を無視したりうっかり忘れてしまったりすると、与件文から4代目や5代目に関する記述を探してしまい、まったく違う方向性の回答をしてしまうことになります。

また第1問の(設問1)では「要因」が題意です。「要因」「理由」などが問われている場合、いわゆる「分析系」の問題です。与件文から該当箇所を根拠として抜き出してくることが求められており、すばらしい助言は求められていません

つまり「設問要求解釈が大事だ!」とみなが言うのは、「題意」と「制約条件」の把握は簡単なようで奥が深く、一定以上の慣れとコツが必要ということの裏返しでもあるのです。

 

■設問を並べて分類すると、「横たわるテーマ」が浮かび上がる

トレーニング方法として、事例をひとつひとつではなく、設問だけ一気に複数年分読むというやり方があります。

この方法の効果は、複数年分の分類によって「横たわるテーマ」が浮かび上がる点です。

たとえば事例Ⅰであれば、大きく4つのテーマに分類することができます。

 

1)経営環境分析(SWOT)として要因・理由を聞いてくる問題

経営環境分析に類する問題の特徴は、そのほとんどが「要因」「理由」を聞いてくるものです。

このパターンの場合、対応方針を以下のように定めていました。

・書き出しと締め:「要因(理由)は①~、②~、のためである

・SWOTに対応づける:「〇〇の脅威がある中で△△の機会を捉え、̻□□の強みを活かして対応した(できなかった)」に沿うように

※ただしSWOTのどの部分までを書くか?は設問文から丁寧に解釈し、あくまで与件文から(できるだけ素直に)抜き出す

ここまでを「型」として定めたら、あとは与件文にその素材を探しに行けばよいのです。

環境分析系の問題は、事例Ⅰでは以下のようなものです。

H29(一度市場から消えた主力商品をA社が再び人気商品にさせた最大の要因

H28(一般印刷事業などの事業展開による成長の要因

H28(新規事業が大きな成果を挙げられなかった要因

H28(機能別組織を、マトリクス組織に改変した理由

H27(プラスチック成形事業を、関連会社に移管した理由

H27(成果主義型賃金制度を導入しない理由

H26(研究開発型中小企業が増えつつある背景の経営環境変化

H26(A社が長期間にわたり主力製品を確立できなかった理由

H26(近年、良品率が大幅に改善した要因

H25(A社が非正規社員を有効な戦力として活用する理由

H25(A社が新卒正規社員を採用する理由

H25(A 社の顧客DBが新商品開発に直接結びついていない理由

H24(中小企業の海外進出を促す外部環境変化の要因

H24(Y 社の要請による A 社の海外進出が実現しなかった理由

H24(S 国工場を日本工場レベルまで引上げるのに時間を要した理由

H23(近年、A社が医家向け市場に注力している理由

H23(A社が自社開発した技術の特許をあえて出願しない理由

 

2)企業戦略(事業展開・事業構造・事業特性)を聞いてくる問題

事業展開事業構造などについて聞かれたときは、その企業の企業戦略・経営戦略についての問いであることを意識していました。

事業展開=おきまりの「誰に」「何を」「どのように」ですね。

このパターンの場合、対応方針を以下のように定めていました。

・書き出しと締め:題意に沿って素直に返す(「戦略的メリット」が題意であれば、「メリットは①~、②~、である」など)

・知識的な問題と捉えがちであるが、与件文や設問文中に記されたヒントや条件から、事例に沿った根拠を探して回答する

企業戦略系の問題は、事例Ⅰでは以下のようなものです。

H29(A社が工業団地に移転し操業したことによって生み出された戦略的メリット

H29(A社は、全国市場に拡大することでビジョンの達成を模索しているが、それを進めていく上で障害となるリスク

H28(新規アルバム事業の学校~事業との違いと、事業拡大の留意点

H27(スポーツ用品事業の市場特性

H27(プラスチック性容器製造事業の拡大による経営面での課題

H25(健康食品通販事業を長期継続させるための施策留意点

H23(一般家庭向け医療品と医家向け医療品との、営業活動の違い

H23(A社にとっての所有と経営の分離のプラス面マイナス面

 

3)「組織構造≒組織管理、経営管理、組織体制」を聞いてくる問題

3)と4)はセットで聞かれることもありますが、設問文や与件文にヒントが少なく、かつ助言を求められる場合が多いです。

組織関連の問題は、以下の3つの切り口を念頭におきつつ回答を組み立てていきました。

①部門構造(〇〇専任部門の設置、プロジェクト組織の構築など)

②権限関係(〇〇についての権限移譲、権限・責任の明確化など)

③コミュニケーション(〇〇の定期的会議、社内連絡会など)

①②③ともに、〇〇の部分をいかに与件文から抜き出してこれるかが勝負です。

組織系の問題は、事例Ⅰでは以下のようなものです。

H29(少人数の正規社員での運営を可能にしているA社の経営体制の特徴

H29(「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の存続にとって懸念すべき組織的課題

H27(事業拡大に向けた、「組織文化の革新」における留意点

H26(事業領域の拡大に伴う、組織管理上の課題

H25(A社の体制を今後も維持していく上での留意点

H23(達成目標実現のための組織管理上の施策

 

4)「人的資源管理≒人事施策、制度」を聞いてくる問題

人的資源管理系の問題は、以下の4つの切り口を念頭におきつつ回答を組み立てていきました。

①雇用管理(採用・配置)(適材適所の配置、能力や希望に応じた配置)

②人事考課(評価)(公平・公正な評価基準、目標管理制度)

③給与(報酬)(業績に応じた報酬体系)

④教育訓練(能力開発)(〇〇を高めるためのOJT、〇〇研修)

事例Ⅰで設問文に「施策」という表現が出た場合、組織・人事的な対策・助言の記述を求められていることが多いです。組織構造(体制)か人的資源管理(制度)かは、前後の設問や与件文中のヒントを見て判断。迷ったら両面書けば部分点と割り切って、できるだけ多面的に書くようにしていました。

人的資源管理系の問題は、事例Ⅰでは以下のようなものです。

H29(「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の存続にとって懸念すべき組織的課題

H28(有能な人材を確保するための人事施策

H27(成果主義型賃金制度を導入しない理由

H27(事業拡大に向けた「人材育成」における留意点

H26(高度専門人材を長期的に雇用していくための管理施策

H25(オペレーターの離職率を低水準で維持するための具体的施策

H24(係長人材に期待する、○○以外の役割と、向上させるべき能力

H24(成果主義型賃金制度の制度設計および導入時の留意点

 

いかがでしょうか?

ここであらためて意識してもらいたいのは、事例Ⅰはあくまでも「組織・人事」がテーマであるということ。

つまり、事例全体のストーリーとして、「環境変化の理由をSWOTの切り口で解釈したうえで、事業展開+組織構造+人的資源管理 により環境変化に対応していくという診断報告書を作ることが大きな流れになるのです。

ここは事例Ⅱ、事例Ⅲとは別のテーマですので、事例ごとにアタマを切り替えながらやっていきましょう。最初は大変ですが、だんだんと慣れてきますよ!

 

 

■「出題の趣旨」は診断協会からの公式ラブレター

設問要求解釈をトレーニングするうえでもうひとつ役に立つものに、診断協会が発行している「出題の趣旨」があります。

平成○○年度の試験について」というところから辿ることができます。

例えば平成29年の試験であればこちらから。

 

出題の趣旨には「題意」と「必要な能力」が書かれており、これを5年程度読んでいくと、出題内容に一定のパターンが存在していることが掴めます。与件文は事例企業の数だけ無数にあっても、協会が「診断士」に求めることは一定の範囲の中に収斂してくるのです。

 

いかがでしょうか?

設問要求解釈自体は、繰り返し設問を眺め→分類し→答えのパターンを類推する、など移動中のスキマ時間にもできますので、ぜひコツを掴んでください。

 

残り約55日です。ストイックに、でも楽しんでいきましょう!

僕らも全力で応援します!

以上、きゃずでした。

 

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はい!へんりーです。

2次試験対策からブログを見てくださっている方も大勢いるかと思いますので、はじめての方々向けに・・・

当ブログは、11名の昨年度合格者、「9代目」メンバーで執筆しておりますが、メンバーはこちらで紹介してありますので、お時間あればご参照ください。

先代も含めた各人の勉強スタイル等を参考にしていただき、自分に合う勉強方法、解答作成のコツなどを「パクってカスタマイズ」してご活用ください。(「道場」ブログでよく出てくるキーワードの一つです!)

 

なにより、まずは当ブログのホームページをブックマークいただければ幸いです。

毎日の記事を読む数分間、決して損はさせません!

 


ということで、

今回から僕も二次筆記対策のブログを本格的に書いていこうと思います。

仕切り直しとして、自分の執筆していく記事について、以下を定めてみました。

ターゲット:

基本的に『二次試験初挑戦者』とするつもりです。

さらに、どちらかと言えば「これまで二次対策をしていなかった人」を意識して書こうと思います。(先週のたかじんと同じです)

これまで僕は「ぎりぎり合格狙いのアナタは一次試験に集中すべし!」をうたっていたので(その責任を取り)、今からスタートでも間に合う!というスタンスを前面に押し出しながら、アドバイスしていきます。

 

スタイル:

記事の中でアドバイスは、なるべく断言気味に言おうと思います。
これは初挑戦者向けのあくまで「へんりー流」なのでご容赦ください。

この資格試験においては、「自分に合った方法で(パクってカスタマイズ)」が重要なのは明白で、間違いないのですが、

一方で、受験時代になんでもかんでも「自分次第」と言われて戸惑った記憶もあります。
おそらくみなさんも耳にしたことのある、合格者からの「やるしかないよ」というアドバイスも同様です。

それらが真実と認識しつつも、

項目によっては「この方法でやるべし」と言ってくれた方がありがたい

と感じている人も少なからずいると思っていますので、1つのベンチマークになるように、内容によっては言い切り型でいきたいと思います。

これもセミナーで多くの人と話をしていて、改めて感じたことを反映させています。

 

自分ルール:

記事の中で、過去問の事例内容に触れるときは、「今日は平成〇年の事例◇設問△を扱います」と冒頭で触れるように心がけます。

それは、「まだ解いていない事例の内容をネタバレしてほしくない」という考えの人が少なからずいると思うからです。(少なくとも、昨年の自分はそうだったので)

 


とここで、本題に入る前に触れておきたい、

先週末、前週の東京に続き、大阪夏セミナーに参加してきました。

「スピ問出涸らし・直前期に迷ったらスピ問を守りきったら一次突破できました!」という嬉しすぎる声を、想像以上に多くの方から聞くことができ、より一層有益なアドバイスをお伝えしていきたい、せねば、という思いが強まりました。。

本当に涙ものです。

 

あ・・・有益と言えば、中華のお店の懇親会にて、餃子を醤油ではなく、コショウ+酢で食べても最高に旨い」という裏技(?)を教えていただき、これは今後の僕の人生に影響するレベルの「助言」でした。感謝いたします。(大阪ならではなかったようですが笑)

そして何より、大阪の受験生さんの中には、かなり深く具体的なところまで質問してくださる方もいて、その人がよーく考えながら、取り組んでいるのが伝わってきて、むしろこちらが勉強になりました。

昨年の自分と比べると、感心するばかりで、まさに、絶対に受かってほしい!と感じます。

二次試験後の懇親会あるいは口述セミナーで、また大阪を訪問できたらと思います!


受験生と接すれば接するほど、ブログで伝えていきたいネタが充電されていきます。

これから数回かけて、以下についてお伝えしていこうと思います。

#設問要求解釈がどれだけ重要かを理解した人が受かる。

#だから「設問から読む」は絶対。(自分に合った方法を・・ではなく)

#過去問と予備校演習・模試との決定的な違い。

#過去問と予備校演習・模試との使い分け。

#勉強はアウトプット中心。「全知識」は辞書代わりに。

#「ふぞろい」の具体的な使い方。

#SWOT分析は要るのか?

#カラーペンの使い分けは設問ごとがおすすめ。

#解く事例数と実力の相関性。

#春秋要約は不要だけど、それを進める人の意図もわかる。

#事例IVはやるだけ伸びる。「同じ問題を翌日にまた解く」がおすすめ。

#事例IVは取捨選択と時間配分が勝負。「自分は得意だから解ける」がキケン。

#「イケカコ」は・・。その時間は他に使おう。

#勉強会には合格者がいた方がいい。でも「俺より強いやつ」がいれば大丈夫。

#如何に得点を安定させるか?(ルールと幅と深さ、そして因果)

などなど・・

上記は、今の時点で思いつく、あくまで自分用備忘録です。

が、もし「先に聞きたい!」というものがあれば、気軽にコメントをください。(あるいは他のメンバーが記事にしてくれると思います☆)

冒頭で述べたように、あえて断言気味に言っているのもありますが、初挑戦者向けの「へんりー流」ですのであしからず、です。

 


さて、今日の本題。

 

二次試験の勉強を始めたばかりのアナタに、絶対守ってほしい2つのオキテをお伝えしようと思います。

始めたばかりのみなさんの中には、

「模範解答見せられても遠すぎるよ・・」

「そもそもどうやって勉強したらいいかわからない」

「『過去問やれ』と言われても、なにからどうやれば?」

といった方も多いと思いますので、この「オキテ」からスタートしたい。

オキテその1: 勉強の進め方は「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は「設問から先に」

これら2つは、「人それぞれ」ではなく、「誰もが絶対」と言ってしまえるくらいの王道。もはや「オキテ」だと思っています。

(ここまで言い切らないと響かない人がでてきてしまうので、あえて言います)

 

何故か?

理由は、多年度生に比べて初挑戦者は、圧倒的に準備時間が少ないからです。

解説していきます。

 

オキテの1つ目、セミナーでもお伝えしたが、

二次対策は(一次試験と同じく)『アウトプット重視』

そして『演習より模試より何より過去問』が合格への王道です。全事例に関して言えます。

アウトプットする(=過去問等を解く)

自分の引き出しに無い一次試験知識があれば、そこだけインプットする

という流れを基本としてください。

繰り返しますが、そうする理由は時間がないからです。

予備校のテキストや「全知識」を一から読むのは無謀です。ボリュームを見たら一目瞭然かと思います。

読んで「知識を理解した」という段階と、「知識を使えるようになった」という段階では大きな差がありますので、いくら時間があっても足りません。

ぜひうまく、効率的にインプットしてください。


続いて、オキテの2つ目は、絶対に「設問から先に読む」です。

事例I, II, IIIに関して言える王道です。

正確には、

①与件文の冒頭に書かれている会社の概要部分をまず読む

②与件文は熟読せずに、段落ごとに番号を振ると同時に、全体のボリューム(図等の有無)をつかむ

③設問を読む(後述する「設問要求解釈を行う」)

④与件文を熟読する

という順序です。

まず理由はさておき、

この、(与件文冒頭→)設問要求解釈→与件文熟読 という順番は合格者の大多数がやっていることを認識ください。

 

本当か?という人のためにさらに補強しましょう。

僕とChikaは「合格者の頭にあった全知識/全ノウハウ(2018年度版)」の執筆に携ったのですが、

その際、「全ノウハウ」の内容構成を、この「設問要求解釈→与件文熟読」のやり方に合わせて入れ替えました。

少しでも、合格者による80分間の解答プロセス、をトレースできる構成にするため、そのように変更したわけです。
それだけ「合格者の当たり前」になってきているのです。

 

そして、

「設問要求解釈」の重要さにどれだけ気が付けるか?

そして「設問要求解釈」をどれだけ磨き上げられるか?

で、二次試験の勝敗がつくと言っても過言ではないと思っています。

 

ここで、設問要求解釈とは(「設問解釈」とか、いろいろ呼び方がありますが)、設問文を深く読見込み出題者の要求を解釈すること、を指します。

 

「設問要求解釈」で具体的にやることは2つです:

①設問文に潜んでいる制約条件を洗い出す

②与件文に探しに行くべき解答要素(キーワード)を類推し、アタリをつけておく

①は、設問が与えている制約条件=ルール(具体的には、時制やターゲット、「以外」といった条件)を違反しないようにするために行うものです。例えば、過去の強みを聞かれているのに、現在のことを書いてしまう。ターゲットが指定されているのに、関係のない層について触れてしまう。その時点で、点数は入りません。(←本当か?という方は、「ふぞろい」を参照ください)

短時間の勝負の中では、このような「ルール違反」、ときにイージーミスが起こりうるものです。過去問を解いていく中でみなさんも味わうと思います。

 

②も、80分という限られた時間が鍵です。設問を読んだだけで、如何に解答要素(キーワード)を類推し、アタリをつけておけるか?

その度合いで、与件文を読む際の効率が変わってきます。

過去問(=本試験)の与件文はよく練られてできており、解答要素がわかりづらくしてあったり、散りばめられていたり、80分間の中で「正確に」「漏れなく」見つけるのを困難にしてあります。

そんな練りに練って作られた、3,000文字にもなる文章を、アタリもつけずにただ読むとしたら、どれだけ効率が悪いか容易に理解できると思います。

もし例えるならば・・・

夜空を一通り眺めた後になってから、「さて、今見た空のなかで〇〇座はどこにあった?」「〇色の星は何個あった?」なんて聞かれるようなものです。

 

ピンと来ますか??(執筆している夜中の発想か・・・?汗)

とにかく、事前にアタリをつけ、ターゲットを定めてから、熟読しにかかるからこそ、欲しいものを見つけられるわけです。

これが慣れないうちは

「あれー、与件文に何かヒントがあったような・・どこだっけ?」

「あれ?設問で問われているのは、具体的にはなんだっけ?」

と、与件文⇔設問文を行ったり来たり、を繰り返すはずです。そして時間が無くなる。

解答時間短縮のためには、与件文⇔設問文の行ったり来たりを如何に最小限にするかがポイントです。

今はピンとこない人も、アウトプットをしながら経験を積むと味わうことになると思います。

 

さて、以上の説明を、実際の過去問でどうなるか?という切り口で、【平成27年 事例1 第2問】を使い、8代目ロックさんが解説している記事があるのでそちらもご参照ください。

 

はい、おさらいです。

オキテその1: 勉強の進め方は、絶対に「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は、絶対に「設問から先に」

をぜひ徹底しながら勉強を進めてみてください。

はじめの時期は解答が作れずつらく苦しいと思いますが、誰もが通る道です

センスのあるなしではなく、経験です。(なので合格者は「やるしかない」と言います)

ぜひ食らいついてください。

 

アナタも間に合う!

あと少しだけ、あがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

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おはようございます!桃ちゃんです。

 

今日は、H29(去年)の二次試験本番での
私の回答と思考プロセスを書いていきたいと思います。

 

H29年の「事例Ⅰ」を解いてからお読みください!

 

※試験当日の夜に、再現答案を書いたのですが
一部記憶があいまいなところがあります。
ご了承くださいm(__)m

 

またTPと書いているのは、「ターニングポイント」のことで
実際に回答を書き始めるのが試験開始後何分からか、を指します。

桃ちゃんの前回のブログもご参照下さい。

(↑前回ブログでもTPとは書いていませんが、
前回でいう試験開始50分まで目標のところです)

 


 

H29年 事例Ⅰ (桃ちゃん 得点 73点)

 

<全体を通して>

本文は比較的読みやすかった!

設問は1問対応が難しそう。

 

そして・・・・

 

9:50~11:10の試験時間を11:20までと
途中で勘違いしてしまった!!!

 

予想以上に立教大学の机が小さく、
いつもと違って腕時計を机に置かず腕にしたまま
挑んだのがダメだったのか・・・。

 

11:05に試験監督が「残り時間あと5分です!」
教えてくれた時点で、勘違いに気づく。

 

その時点で、

問1~3は記入済み。
問5を書き直しているところで問4は白紙((+_+))

 

(残り5分なのに!!!)

 

とりあえず問5の書き直しは後にして、
問4を方向性検討でメモしたことを書いていく。

 

TP45

第1問(配点20点)
景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品をA社が
再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点に
あると考えられるか。100字以内で答えよ。

 
【桃ちゃんの回答】(10:35~10:40で回答欄記入)

要因は、地元の有力企業であったX社の時代から認知度が高い高級菓子の商標権を取得し、主力商品に絞って経営資源を集中投下できた点である。県を代表する銘菓の・・(※この後忘れました)

 

<思考プロセス>

⇒「最大の要因」にチェック。
人気商品になった理由は本文記載にいくつかあり。

・商標権を得た
・販売ルートがあった
・商品名を冠にした
・主力商品だけに絞った →経営資源の集中
・県の支援を受けた
・効率化できた

 

・味を再現できた  については
「その後数年の年月がかかっている」
「A社は創業直後とから一定水準の売上を確保」
という本文の時制とのズレから、主要な要因からは除外

 

第2問(配点20点)
A社の正規社員数は、事業規模が同じ同業他社と比して
少人数である。少人数の正規社員で運営を可能にしている
A社の経営体制には、どのような特徴があるか。
100字以内で答えよ。
【桃ちゃん回答】

特徴は機能別組織をとり①分業が可能で、非正規社員でも専門性を発揮でき②規模の経済性を得られ③社長が過半数を出資する為迅速で大局的な経営判断が可能で④社員が主要な業務を行い⑤交代勤務で士気と定着率向上。

 

<思考プロセス>

① 「特徴」で良い面と悪い面を聞いているが
「小人数の正規社員での運営を可能にしている」なので
肯定的→良い面を中心に書く。

 

② 機能別組織の知識:「セキトッタノニマオオソイ」※で書く。
  ※イメージ:「席取ったのに真央(ちゃん)遅い!」

セ:門性の原則
キ:模の経済性
トッタ:トップの局的な意思決定
(のに)
マ:ネジメント層が育たない
(オ)
遅い:トップの業務が多く判断が遅い

 

③「A社社長が過半数を出資し」の本文を活かす。

 

・同業他社の記載がなく、比較ができない。

 

反省)
・結構知識で書いてしまった
・④の社員に「正規」が抜けていた
→結構、減点されるのではと後から焦りました

 

第3問(配点20点)
A社が工業団地に移転し創業したことによって、
どのような戦略的メリットを生み出したと考えられるか。
100字以内で答えよ。

 【桃ちゃん回答】

メリットは①安く広い土地を得られ②県とのネットワーク強化で支援を享受しつつ③HACCP取得し製造工程を大幅に変更した。自動化によって効率性を高める工場完成で、人件費を削減し売上伸長させた。

 

<思考プロセス>

①「戦略的メリット」
なんとなくのメリットでなく、狙って得たメリットを書く
→事例Ⅰだけど、売上向上か?

 

②第5段落:「現在の工場完成する2005年
第6段落:「2000年代半ばには増資して」を
同じ時期として線で結ぶ。

 

③ 県の支援」(協力者チェック)
    →ただし低利融資は見逃した。

 

④ 「手狭になった」→広くなったと解釈

 

⑤ 「地元の企業を誘致対象とした」
安く土地借りられる/入手できる

 

・ハサップに準拠
・大幅に変更し自動化によって効率化を高めた

 

反省)

・「品質や食感を確保」は検討せずに外した
・「メリットは~」の主語・述語がおかしい

 

第4問(配点20点)
A社は、全国市場に拡大することでビジョンの達成を模索
しているが、それを進めていく上で障害となるリスクの
可能性について、中小企業診断士の立場で助言せよ。
100字以内で答えよ。

【桃ちゃん回答】

リスクは①地元で認知度が高い商品が全国で通用しない②販売ルート開拓や全国配送ノウハウがない③資金調達が困難④営業ノウハウがない⑤3種類のラインアップのブランド力と地域ブランド力の不足。

 

<思考プロセス>

①ビジョン達成の為に進めていく上で障害となるリスクの可能性
→リスクってすでに可能性なのでは・・・!?

設問解釈に時間がかかる。リスクってなに?

 

②ビジョン:売上30億のビジョン
X社時代は10億円  現在A社8億円
利益より売上重視か?

 

③第7段落:「ビジョンを達成するためには、
全国の市場で戦うことのできる新商品の開発が不可欠

「それを実現したいくための人材確保や育成も不可欠

 

④その他の本文キーワードや知識

・地元での認知度 →全国で通用しない 商品開発
・営業ノウハウ
・全国配送ノウハウ 管理体制
・人の不足・育成
・資金調達が困難
・3種のラインアップのブランド化
・開発部がない

 

反省)

 ・途中まで主力商品は1種類で、
売れていないけど開発した商品が3種類と認識していた。誤解?

・リスクというより、問題点で書いてしまった

 

第5問(配点20点)
「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の
存続にとって懸念すべき組織的課題を、中小企業診断士として、どのように分析するか。150字以内で答えよ。

【桃ちゃん回答】

課題は①社長や創業からの社員の高齢化で定年退職者が増え、ノウハウやネットワークを受け継ぐ体制作り②長期的に次期経営層やミドル層の育成③独自の主力商品を開発する部署の設置③若手の育成や開発など長期的に評価する制度作り④能力開発の機会付与⑤採用強化⑥最適な再配置。

 

<思考プロセス>

①最終段落:「共に苦労を乗り越えて来た戦友の多くが定年退職した」(過去形。すでに退職)

 

②第4段落:「1970年代半ばから長年にわたって営業の最前線でキャリアを積んだA社社長」

→仮に1975年に22歳程度とすると、
  2017年には社長は64歳。定年の時期。

戦友も「X社で共に働いていた仲間7名」の可能性。
正規社員18名。

 

③チェック事項

・社長の高齢
・戦友の高齢
・次期経営層マネジメント層の育成
・ノウハウ
・同時主力商品の開発力
・人材強化⇒正社員化
・開発部がない

 

組織ときたら「サチノヒモケンテイ」

サ:
チ:
ノ:力開発
ヒ:価・報酬
モ:ラール向上
ケン:限委譲
テイ:着率UP

 

反省)
・ちょっと詰め込みすぎ・・・
・無理やり「サチノヒモケンテイ」を入れた感

 

<事例Ⅰが終わった後の休憩時間>

そりゃもう「時間配分間違えたーー!」と思いました。

 

どうりで書きながら、検討しなおす余裕が
最初の方はあったわけですね・・・苦笑。

でも、残り5分でなんとかマス目は埋められました!

 

手ごたえとしては、「リスク」が意味不明だったけど、
まぁまあ解けたかな、という感じでした。

 

事例Ⅱからは、絶対腕時計は机に置こう!と
思いました苦笑!

しかし今見返すと、
ちょっと詰め込みすぎの回答ですね苦笑。。
少しでも参考になれば幸いです(^^)/
これが、私の事例Ⅰの本番対応でした!

 

以上、桃ちゃんでした!

 

 

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おはようございます! 桃ちゃんです!

先週末に道場(東京)セミナーにお越しくださった方
ありがとうございました!!

セミナーの詳細はヒロちゃんレポートこちら

 

今日は、2つの事をお伝えしたいと思います。
前半は「80分への時間の縮め方」
後半は「応用情報技術者 午後対策」です!

 


1.「80分への時間の縮め方」

① 開始50後までには、何を書くか決まった状態にする!
② 回答を書くときには、時間をはかる!
③ 試験をスムーズに進める文具を揃える!

 

 

 

まずは、

① 開始50後までには、何を書くか決まった状態にする!

を説明します。50分までにすることについて。

1)最初に、回答用紙をチェック

2)受験番号を丁寧に書く

3)ホッチキスを外してメモ用紙を作る

4)段落に番号を振り、段落の変わり目に線を引く

5)1段落目をさっと読む
売上は?従業員数は?取扱商品は?(保存がきく商品?)

6)設問分析
条件や時期(2代目社長時など)、
人物(商工会や地域系の団体もチェック)

↑ 設問を読んだ時点で、知識キーワードと
回答の方向性を四角□枠で書く。

例は文章で書いていますが、これを四角□枠で書きました。

例)ターゲットは、( 〇〇代  〇性 )である。
具体的な施策は( 強み )を活用し、(   )をする。

例)戦略は(    )である。具体的には
①(    )と②(    )をして、
(新規顧客開拓 or  リピート率向上 )で売上向上を目指す。

 

~↑ 開始15分までにここまでいく~

(できれば10分)

 

7)本文を読む (約15分)

読みながら、マーカーを引きます。

私の場合はこういう引き方をしていました。

ピンク:強み・成功体験・機会
みず色:弱み・課題・脅威
オレンジ:大事そう
マルK :設問で使う課題
時制 :四角で囲む
人  :人マーク

 

8)対応付け

作ったメモ用紙に骨子を書きます。

私の場合、回答を書く前にすべての設問の方向性を決めます。
①回答に使える可能性のある本文・知識を書きだします。
②設問文の制約や、他の問題との関係を見て
書く際のキーワード(盛り込むワード)を決めます。

事例全体を通してストーリーに一貫性があるかもチェック!


~↑ 開始50分までにここまでいく~

できれば40~45が最終目標

↑ 回答を書く速さによります。私は45分目標でした。

 

80分のまとまった時間が取れなくても、
ここまでを50分で終わらせる練習なら、
15分ずつでも上手く使って電車の中でもできます!

 


次に 50~80分についてです。

 

② 回答を書くときには、時間をはかる!

こちらは個人差があるからです。
私は、書くのが人より早いと自覚していました。

皆さんは600字を丁寧に書くのに
何分かかりますか?

何を書くかおおよそ決まった状態
(盛り込むキーワードは決定済み)から
書き終わるまでの時間をはかり、
自分の標準を把握しましょう!

 

私は事例を70分で解く練習をしました。
実際に70分でできるようになったのは9月になってからです。


 

③ 試験をスムーズに進める文具を揃える!

私が使った文房具をご紹介します。
ご自身に合うものを見つけてくださいね!

・消えるフリクションマーカー 

 滅多に消すことはないですが、消せる!と思うと
心置きなく使えますw

 

「クルトガ」の持つところが柔らかいシャープペンシル

芯が回って出てくるので、いつでも先が尖っています!
これにBの芯を入れて書いていました。
薄い字は読みにくいからです。

 

細長い消しゴム

1行だけ消したいときに重宝します!


 

 

なかなか最初から80分以内に事例を解くのは大変です。

ですので、80分の中でも時間目標を決めて
取り組んでみてはいかがでしょうか?

 


2.「応用情報技術者 午後試験」

 

応用情報については、私の過去記事
先日のChikaの記事を見て下さい!

(※秋試験の申し込みは8月13日で締め切っています)

 

前回の私の記事では、「午後試験」はまたいつか…。

で終わっていましたので、こちらでご紹介します!

 

午後試験は、
午前試験を合格しないと採点してもらえません!

 

まずは、午後試験がどんなものかこちらをご覧ください!

(応用情報技術者試験ドットコム 最終閲覧2018年8月13日)

URLから見られるのは、
平成29年春(午後)問題 必須の①情報セキュリティです。

本文が3ページ、問題が1ページあります。
なんだか診断士の二次試験みたいですね。

 

ちなみに、午後試験は①は必須②~⑪から4つ選択です。
上のURLから見られるのは、このうちの①です。

 ①情報セキュリティ(必須)
 ②経営戦略
 ③プログラミング
 ④システムアーキテクチャ
 ⑤ネットワーク
 ⑥データベース
 ⑦組込みシステム開発
 ⑧情報システム開発
 ⑨プロジェクトマネジメント
 ⑩サービスマネジメント
 ⑪システム監査

 

選択問題をどうするかですが、
先日Chikaが説明してくれているように②、⑨~⑪を
選択するのが無難です。

しかし、試験によっては⑥、⑦が解けることもあります。
実際、私は本番で⑪が難しくて選択を⑦にしました。

⑥はSQL文などが出ます。
SELECT 申請書.申請書ID,・・・FROMみたいな。
得意であればこちらでもいいかもしれません。

 

とにかく、長文読解です。
午前問題で勉強する内容を使って、記述します。

 

午後試験でもア~エから選べ」という問題もあります。
記述にも「15字以内で述べよ」 などです。

 

私は実質午後試験は3日くらいしか勉強しませんでしたが、

1週間くらいはすべきだったなと思います。
(勉強の最後の方は時間がなくなってしまって苦笑!)

 

 

午後試験の勉強で使ったテキスト・問題集はこちら

このテキストで①、②、⑨~⑪を解きました。

 

まずは、1度午後問題がどういうのかを
先にチェックすることは大切です。

でも取り組む順番や比重は
午前問題中心で良いと思います!

 

私のようにITや情報システムを苦手とする方なら
初めて聞く言葉が多く
時間がかかるかもしれませんが、

やった分だけ身に付きます!

 

頑張ってください!!!
もっと詳細なことなどご質問があれば
コメント欄に頂ければお答えします!

以上、桃ちゃんでした!

 

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夏セミナー2018 in大阪
□ 開催日時:2018年8月18 日(土) 13:30〜16:30
※懇親会は17:00〜19:30予定
□ 会場:マイドームおおさか8階第6会議室
(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番5号)
□ 定員:30名→42名
(先着順。セミナーは定員に達した為、懇親会のみ受付中です。)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定
□ 申し込みサイトはこちらから

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一発合格道場 夏セミナー2018

☆道場メンバーやOBが診断士2次試験突破のために実施したことをお伝えします!
☆受験生のみなさんの悩みや疑問に個別にお答えします!

■夏セミナー2018 in東京

□ 開催日時:2018年8月11日(土) 14:00〜16:30※懇親会は17:15〜19:15予定
□ 会場:月島区民館(〒104-0052 東京都中央区月島二丁目8番11号)
□ 定員:50名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

□ 申し込みはこちらから※8月6日(月)12:00~受付開始します!!

終了いたしました。

■夏セミナー2018 in大阪

□ 開催日時:2018年8月18 日(土) 13:30〜16:30※懇親会は17:00〜19:30予定
□ 会場:マイドームおおさか6階会議室(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番5号)
□ 定員:30名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

□ 申し込みサイトはこちらから※8月6日(月)12:00~受付開始します!!

※セミナーは満席状態ですが、懇親会は若干枠ございます!!急いで!!申し込みを!!

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はじめに

皆さんこんにちは‼ヒロちゃんです‼

世の中はお盆休み真っ最中の今日この頃ですが、診断士試験合格を目指す皆さんに休んでいる暇はありませんよ!!

今年2次筆記試験受験資格を掴み取った皆さん!!

2次筆記試験まであと残り70日です。

この時期から計画性をもって学習に取り組んでくださいね!!

 

今日は日曜日なので、普段は道場ブログはお休みの日なのですが、

昨日開催された道場東京夏セミナーのレポートを、号外としてアップします‼

当日は内容盛りだくさんだったので、さわりだけの紹介となりますが、

参加出来なかった人に少しでも内容お伝え出来れば幸いです。

 

今年春に実施した春セミナーに引き続き、参加者60人超えという大変ありがたい盛況ぶりでしたので、今回も我々9代目は先代の助けをいただきました!!

JCさん ハカセさん  はんたさん ひめさん こばさん イラサムさん、katsuさん、ひろいんさん

改めてありがとうございました‼

春セミナーに参加された皆さまも熱意溢れていましたが、夏セミナーは一段と真剣さが増した感じがしました。

我々道場メンバーもグッと身の引き締まる思いです!!

 

円陣組んで頑張るぞ!!

 

 

 


 

 

 

さて、ここから今回のセミナー内容のサマリーをご紹介いたします。

 

 

 

オープニング byヒロちゃん

はじめにオープニングとして私ヒロちゃんが司会として本日のプログラムと道場メンバー紹介をしました。

普段オンラインでしか皆さんとやりとりしていないので、実際の道場メンバーがどんな人なのか気になりますよね!!

 

…うん、絶対気になってたはず!!

 

 

私たちも普段会えない皆さんを拝見出来てとてもうれしかったです!!

※写真には写っていませんが、道場9代目メンバーは他によこよこ、ヘンリー、だいまつがいます。

 

 

 


 

 

 

道場直伝!2次試験の鉄則とは byChika

プレゼン一番目は、道場のアイドル的存在Chikaの登場。

2次試験の試験日程や合格基準など超基本的なところの説明と、よく「お作法」などと言われるこの試験の絶対的なルールについてプレゼンしてくれました。

今回のセミナー参加者は2次初受験の方が過半数ということもあり、超基本的なことから話してくれました。1次試験とは全く違う試験内容、ましてや他試験とも違う「診断士2次筆記」について大枠ご理解いただけたのではないでしょうか?

与件文、設問分解、題意、制約条件・・・などなど、2次試験特有の特殊用語がどんどん出てきて初学者の皆さんは驚かれたかもしれませんが、大丈夫、すぐに慣れます。

Chikaのプレゼンのポイントは以下の4つの鉄則です。

鉄則1 1次知識を応用して、「読む・考える・書く」力を鍛えるべし!!

鉄則2 アイディア勝負はNG!! 出題者が求める解答を書くべし!!

鉄則3 与件文から離れない!設問の制約条件欲求に従うべし!!

鉄則4 事例毎ののルールに従うべし!!

 

べしべし!!

 

と診断士2次試験にはこのような鉄のおきてがあります。

常にこのことを頭に入れながら学習することで、各事例の特徴や問われていることの本質が見えてくると思います。

1次試験は、場合によってはただただ丸暗記しても得点を稼げることもあったと思いますが、2次試験ではそれは通用しません

試験当日までにしっかりとPDCA回して出題者の期待している解答が書けるようしていきましょう。

 

 

 


 

 

2次に役立つ1次知識 byきゃっしい

次に登場は道場ブログリーダーのきゃっしいです。

きゃっしいからは皆さんが今まで学習されてきた1次知識と、これから挑む2次試験との関係について解説してもらいました。

 

診断士試験要領には

「第2次試験は「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的」

と明記されており、ここで言う応用能力とは、「一次試験で問われた知識の応用能力」ということ。

きゃっしいからは具体的に各事例Ⅰ~Ⅳ毎にどんな1次知識を、どのように応用するか過去問を使って具体的に解説がありました。

1次知識を知っているだけではダメで、いかに使えるようにするかが2次では求められることがわかったのではないでしょうか。そのための学習法としてきゃっしいがおすすめしたのが「1次知識100字訓練法」。ざっくりいうと1次知識に関するお題について、手書きで100字以内にまとめる訓練です。必ず制限時間を設けて取り組むことが試験本番に活きてくるそうなので、皆さんも是非取り組んで見てください!!

また、1次試験だけでなく、2次試験でも非常に役立つきゃっしいのまとめシート、アマゾンで絶賛販売中ですので売り切れになる前に早めにポチっとしちゃってください!!

 

 


 

2次試験ゼロから合格するTips byたかじん

超短時間ストレート合格を果たしたたかじんからは、2次試験学習ZERO~の状態から合格した経験を語っていただきました。

限られた学習時間をどうやって使うか、そこには企業経営同様に戦略が必要とされます。たかじんは「解答の方向性を正しいものにする」という戦略をたてました。

そのうえで、ほぼ過去問のみを愚直に取組み、模範解答とのギャップを埋めるという大胆かつ間違いない戦術を実行しました。

ティップスというにはもったいない、2次試験の本質を捉えたプレゼンだったと思います。

また、セミナー後の懇親会で披露してくれる夜のたかじんもいつも通り切れ味鋭かったです笑。

 

 

 


 

80分の使い方 by桃ちゃん


事後アンケートでもとても評判の良かったのが、桃ちゃんの「80分の使い方プレゼン」でした。

2次筆記試験はどの事例も試験時間は80分です。過去問に取り組んだことのある方はお気づきだと思いますが、80分じゃ全然時間が足りないです!!せめて2時間くらい欲しいくらい。

ですので圧倒的に制限時間が短い中で安定感のあるアウトプットをするためには「型」が必要となってきます。

桃ちゃんはこの型について、自分の型を例にわかりやすく紹介してくれました。

また、道場9代目メンバー全員の型についても紹介してくれました。結論として、人それぞれ型は違うということ、自分の型は自分で見つけるべし!!ということでした。

試験本番では80分という限れた時間、難解な問題、極度の緊張感、を強いられます。

そんな状況下でミス無く安定的なアウトプットするためには作業の標準化と自動化が必要となってきます。そうしないと必ずミスが発生してしまいますからね。ぜひこの型について意識しながら過去問や演習問題に取り組んでいってほしいと思います。

 

 

 


 

 

2次試験に再挑戦するあなたへ+だいまつの分析 byきゃず

2次試験にあと3点足らずで一発合格出来なかったきゃずのプレゼンです

家族や周囲への感謝、受験できることのありがたさを決して忘れてはいけないという熱くエモーショナルなメッセージを前段では紹介してくれました、

後半では、

彼を知り己を知れば百戦危うからず」とい孫氏の兵法を体現した内容を紹介してくれました。

きゃずの徹底的な自己分析、そして試験分析、スケジュール管理から導き出された結果は「初めての問題に遭遇したとて揺るがない再現性」でした。

 

+スペシャルコーナー だいまつからの伝言

~9代目の2次試験対策徹底分析からみえたもの~

続けてきゃずによる特別企画として、道場9代目メンバーの2次試験学習の取り組みについての分析内容の紹介です。このコンテンツは、今回参加できなかった大阪メンバーだいまつが作ったものですが、あまりに完成度が高いので是非東京セミナーでも紹介したい!!ということになったのです。

来週18日に大阪で開催予定の大阪セミナーでだいまつじきじきにじっくりプレゼン予定ですので、参加される方はご期待下さい!!

相関係数を算出するなど本当に手の込んだ分析でした!!ポイントとしては以下になります。

 

●初受験組は、勉強時間315時間、89事例を​ミニマムライン、​

多年度組は、勉強時間265時間、107事例をミニマムライン、

として、初受験組も多年度組もそれぞれの置かれた状況を踏まえて勉強内容をカスタマイズ!!

 

● 模試の点数は気にしない!!模試は解答プロセスや知識の弱点を修正・補強していくためのもの。

 

 

 


 

 

2次試験で100%の力を出し切るメンタルの作り方 by3代目ひめさん

特別プログラムとして道場3代目ひめさんに登壇していただきました。

ひめさんは企業内診断士として活躍されており、メンタルトレーニングの第一人者でもあります。診断士試験合格に必要な要素である心・技・体のうち最も重要である心の整え方をレクチャーしてくださいました!! 登壇時間が10分と限られた時間でしたが、リラックス出来る呼吸法を教えていただきました!!

ひめさんから、本日朝アップのブログにて、より詳しいメンタル対応方法について紹介があります。2次試験受験生向けに特化したセミナーも開催予定ですので皆さん是非ご参加下さい!!

 

 

 


 

 

パネルディスカッション by司会ゆうと愉快な道場メンバー


 

道場理論の体現者ゆうの司会による、パネルディスカッションを行いました。

プレゼン形式とは違ったかたちでのコンテンツで皆さんにも楽しんでいただけたのではないでしょうか。パネラーは学習スタイルや受験期間、性別、年齢もバラバラな個性豊かな9代目道場メンバーです。

以下が当日出たテーマです。

  •  独学・通学・通信、それぞれの学習スタイルのメリットデメリットは?
  •  おすすめの受験校、各受験校の特徴は?
  •  過去問以外でおすすめのテキストや問題集は?
  •  勉強会に参加した方がよいか?勉強会のメリットデメリットは?
  •  まとまった学習時間がとれないが隙間時間の学習方法は?
  •  残り2カ月強、やってよかったこととやらなければよかったことは?

 

大阪から馳せ参じてくれたZENZENもパネラーとして参加しました!!

パネラー全員お伝えしたいことがたくさんあったので、時間が足りないくらいでした!!

 

 

このタイミングでインドから緊急帰国のヘンリー参戦!! 空港から直行で来てくれました!!

 

 

 


フリートーク

対話形式での参加者の皆さんと道場メンバーとのフリートークを1時間弱行いました。

先代道場メンバーも参加してもらい、参加者の皆さんの尽きない疑問やお悩みにバシバシお答えさせていただきました。

テーブル毎に学習スタイルや受験歴などでグルーピングさせていただいたので、他の参加者の疑問悩みに共感した方も多かったのではないでしょうか?

 

 

 


 

 

懇親会へ

セミナーのプログラムが無事すべて終了した後は、懇親会です。

今回のセミナー会場が月島ということで、なんともんじゃ焼き屋さん!!

鉄板を挟んで皆さんと話が尽きませんでした。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい本当に充実した一日であったことを実感しました。

※ちなみに2次会3次会もありました笑

 

 

 

 


 

 

 

おわりに

いかがでしょうか?

 

今回もセミナー参加者の皆さんに事後アンケートにご協力いただきました。

 

なんと、

 

満足度97%!!

 

とてもありがたいフィードバック頂きました!!

 

セミナー内容についてですが反省点として、2次試験の勘所である事例Ⅳについてあまりご紹介出来ていなかったな~と感じましたので、事例Ⅳについては今後のブログでしっかりお伝えしていきますのでご期待ください!!

 

 

我々道場メンバーもちょうど一年前、皆さんと同じ気持ちで不安や、焦り、ストレスを抱え込んでいました。ですから皆さんの今の心境がとても分かります。

 

決して容易くない道のりを進むと決めた皆さん。

そんな皆さんを応援したい!!

そう本心から思っています。

 

人生でこんなにがむしゃらに何かに向かって本気になれる機会なんてそうそうありません。周囲に感謝しながら、そして出来るだけ楽しみながら、あと70日間は走り切ってください。

 

応援しています。

 

以上、

 

ヒロちゃんでした!!

 

 

 

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みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

1次試験対策お疲れ様でした。1次試験を余裕で通過された方、ぎりぎりで通過された方、惜しくも涙を飲んだ方、様々おられると思います・・・。

 

1次試験を見事に通過された方は10月21日の決戦に向けて、「今年絶対に受かる」そう誓って、死にもの狂いで勉強してください。

 

惜しくも涙を飲んだ方は、なかなか気持ちの整理がつかないと思いますが、諦めず来年に向けた準備に取組んで行きましょう!

 

さて、今回から「平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」と題して、3回シリーズで平成29年度試験の超高得点答案(80点クラスの再現答案)の分析を通じて、2次試験の本質に迫っていきたいと思います。

 

例えば、平成29年度の事例Ⅰは配点20点の問題が5問出題されましたが、80点クラスの超高得点答案は、多少の凸凹はあるでしょうが、各設問16点前後を獲得している可能性が高いと言えます。

 

診断協会が想定する「答え」に極めて近い、超高得点答案を分析すれば、きっと皆さんが知りたかった「合格のするためのポイント(正解や2次試験の姿)」が見えてくるはずです。

 

きっとね!

 

また、今回の記事では80点クラス答案に加えて、60点を少し超える答案、60点を下回る答案も比較対象として分析を行います。つかみどころのない2次試験ですが、超高得点解答とそれ以外の答案を比較していけば、2次試験の真相にさらに迫ることができるはず。

 

ただし、このイントロを書いている時点では、私もどんな結果になるかは「全く分からない」のですが・・・。

 

ちなみに、記事の内容に入る前に、皆さん「得点開示」という制度を御存じでしょうか。少し前まで中小企業診断士の2次試験は、各受験生の得点を開示していませんでした。唯一開示される情報としては、不合格者に通知される「A:60点以上、B:50点以上60点未満、C:40点以上50点未満、D:40点未満」の得点ランクだけでした。

 

しかし、大変ありがたいことに道場先代のおかげで(詳しくは、コチラと、コチラを参照)、2次試験の「得点」が分かるようになりました

 

つまり、得点開示が始まる以前は、「合格者」の再現答案は、4科目合計で240点以上を獲得した人の答案でしかありませんでした(ぎりぎり足切を免れた40点の答案なのか、超高得点答案なのかは全く分からない)。また、不合格者の人でAと得点ランクが付いた再現答案も、その答案が「60点以上」ということしか分からず、60点ぎりぎりだったのか、80点を超えるような超高得点答案だったのかは分かりませんでした

 

ですが、「得点開示」によって、各再現答案の「実際の得点」が詳らかになり、霧の中のあった2次試験の正解や、姿が分かるようになってきました

 

そのため、今回私が記事を皆さんにお届けできるのは、先代の道場メンバーのお蔭です(ありがとうございます)。

 

なお、再現答案の「再現度」が低いものは、本試験の得点との関連性が低いため、分析対象としては適しません。今回の使用する再現答案はいずれもだいまつが「信頼がおける」と考えている仲間の答案ですので、ご安心くださいね。

 

<平成29年度事例Ⅰの再現答案提供者>

●シンゴ ・・・<開示得点83点>
「ふぞろいな合格答案11」メンバーで、だいまつのお友達? 日本で最難関の国家資格を有し法曹界で働く超切れ者。チンピラ上りの私とはモノが違います。

 

▲だいまつ・・・<開示得点64点>
私です。同郷出身のzenzenさんをアニキと慕っているかもしれません。

 

■よこよこ・・・<開示得点50点>
皆さんご存知の通り道場メンバーです。道場9代目のお父さん的存在(と、だいまつが勝手に思っているだけです)。

 

では、さっそく、設問毎に答案を比べて分析をしていきましょう!

 

と、その前に。ここから先は平成29年度事例Ⅰの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、効果は10分の1以下ですよ!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 


 


第1問(配点20点)

景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品をA社が再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点にあると考えられるか。100字以内で答えよ。

 

【出題の趣旨】
創業後わずかな期間で高い業績をあげるに至った要因について、経営環境を考慮した上で分析する能力を問う問題である。

 

●シンゴ(83点)
最大の要因は、もともと地元での認知度が高い主力商品に取扱い商品を絞り込み、 新会社名にも冠することでその点を明確にし、限られた経営資源を主力商品に集中させた点にある。

 

<考察>
凄いの一言ですね。神々しいというか、なんというか。本当に分かりやすくまとまっていますね。

多くの受験生を悩ませたであろう設問要求の「最大の要因」という部分に上手く対応しています。具体的には、「地元での認知度の高い主力商品に絞った」という部分を柱(最大の要因)としながら、「商品名を新会社名に関したこと」、なおかつ「経営資源を主力商品集中させた」と上手く柱の部分を修飾して、要因を一つにまとめ上げています

また、出題の趣旨ある「経営環境を考慮した上で」という記述にも上手く考慮できていますね。「主力商品の認知度がもともと高い」というのは経営環境の話であり、また「限られた経営資源」というのも経営環境の話ですもんね。素晴らしい。

 

▲だいまつ(64点)
要因は、①X社の社員であったA社長が短期間で事業を譲り受け、主要取引先の販売支援を受けながら主力商品に絞り、仲間と共に主力商品名を冠した新会社を立ち上げた。②手作業を自動化し効率性を高め量産体制を構築。

 

<考察>
シンゴの答案の後では、自分の解答が恥ずかしくなってしまいます。

まず気になるのは「最大の要因」を問われているのに、①、②と解答要素が2つあることですね。解答を絞り込めない時にはリスク分散を図る上では大切なことですが、やはり設問要求に素直に答えていない部分は減点(もしくは全く点数が入っていない)ということでしょう。今回の設問で言えば、①に点数が入り、②には点数が入っていない可能性が高いと思われます。
また、①の中の要素もすべてが並列的で、「最大の要因」という設問要求には答えられていません

加えて、主述がおかしい(要因は、①X社・・・立ち上げた。)(②に至っては体言止め)、ため、何を答えているのかがいまいち分かりません。「要因は、」で書き始めたのなら最後は「~こと」や「点である」で締めくくりたいですね

その点、シンゴの解答は主述が明確で分かりやすいの一言です。どれだけ解答要素が盛り込まれていても、採点者に伝わらなければ意味がありません。(採点者が、「はぁ?」となったらアウトです)

それと、シンゴが「最大の要因」としていた「主力商品の地元での認知度が高い」というフレーズが盛込めていませんね。

 

■よこよこ(50点)
最大の要因は、地域の愛顧の応えX社の主力製品を継承したことであり、具体的には、①製造面で、X社の製法を守り品質と味わいを維持し、②販売面で、贔屓筋の支持を取り付け販路と商標権を獲得した為である。

 

<考察>
「最大の要因」にフォーカスした書き方ができているものの、シンゴの解答の柱である「主力商品の地元での認知度が高い」という部分にも触れることができていません。やはり、解答要素を外してしまうと点数が伸びないようですね。

 

第1問まとめ
80点クラスの答案は
①「最大の要因」という設問要求に沿って解答している
②主述がはっきりしており、文章が読みやすい

 

 


 

 

第2問(配点20点)
A 社の正規社員数は、事業規模が同じ同業他社と比して少人数である。少人数の正規社員での運営を可能にしているA 社の経営体制には、どのような特徴があるのか。100字以内で答えよ。

【出題の趣旨】
同業他社に比べて少数の正規社員による効率経営を実現している事業の仕組み及び管理体制について、分析する能力を問う問題である。

 

●シンゴ(83点)
特徴は、①取扱商品数を絞り込み②自社店舗による直接販売を行わないことで販路も絞り込み③菓子製造工程の自動化で業務省力化を図り、かつ補助業務を非正規社員に任せることで正社員のコア業務への集中を可能とした。

 

<考察>
第2問も凄いですね。少し詰め込み感はありますが、解答要素「全部入り」ですね。①②③は並列の要因で出題の趣旨にある「事業の仕組み」に該当する部分でしょう。「かつ補助業務を非正規・・・」は「管理体制」に該当する部分だと思われます。

私がシンゴの解答を見て感心したのは「少人数の正規社員での運営を可能にしている」という設問要求に真正面から答えていることです。彼自身、設問を解いている段階では出題の趣旨にある「事業の仕組み」と「管理体制」という二つの切口で問われている、ということは分からなかったと思います

しかし、「少人数の正規社員で運営するために、A社がしていること」を、与件文からしっかりと抜出し、解答に素直に盛り込んでいます。ここに考え過ぎた形跡は全くありません。変にひねったりしていません。「問われたことに、誰もが思いつくような当たり前のことを解答する(与件に書いてあることを根拠として)」、ミラクルシンゴの解答は、本当にこの2次試験の大原則を地で行ってます

 

▲だいまつ(64点)
特徴は、コア業務と非コア業務を見極め①正社員は餡づくりや営業、人事・経理等のコア業務を行い②非正規社員は箱詰め等の非コア業務を担当し、③毎日出勤と交代勤務の非正規社員もおり、効率的な運営体制を敷くこと。

 

<考察>
正規社員と非正規社員の部分に関しては、そんなに外していないような気もしますが、シンゴの答案に比べると①商品の絞込み、②自社店舗なし、③製造工程の自動化という、省力化が実現できている要因と思われるキーワードが盛込めていません。

 

■よこよこ(50点)
特徴は、①製造部門では、高い品質と味わいを維持しながらも、自動化による合理化や工業団地への進出により効率性を高め、②営業部門は、卸売により直接販売を行わず、地域での知名度を活かした販売をしている事である。

 

<考察>
①で「自動化による合理化」というキーワードは盛込めているように思います。しかしながら、設問要求(経営体制を問うている)からやや必要性が低いと思われるフレーズ「高い品質と味わいを維持しながらも」が盛り込まれています。また、与件文には「自社店舗による直接販売を行わず」とあるものを「卸売により直接販売行わず」と「自社店舗」→「卸売」と言い換えており、何を言いたいのかが分かり辛くなっている印象です。

ちなみに、シンゴは「自社店舗」と表現しており言い換えはしていません与件文にある文章をそのまま使うことが、分かりやすい解答を作る上では必須と言えるのではないでしょうか。言い換えてしまうと、本人は同じ意味で使っていたとしても、採点者は別の意味で捉えてしまう危険性もありますね。

 

第2問まとめ
80点クラスの答案は
①「少人数の正社員での運営を可能にしているA社の特徴」という設問要求に沿って解答している。
②解答は与件文の言葉をそのまま使っている。
③つまり、変にひねらず真正面から答えている。

 

 


 

 

第3問(配点20点)
A社が工業団地に移転し操業したことによって、どのような戦略的メリットを生み出したと考えられるか。100字以内で述べよ。

【出題の趣旨】
事業活動拠点の移設に伴う事業展開上の戦略的メリットについて、分析する能力を問う
問題である。

 

●シンゴ(83点)
戦略的メリットは、①地元の企業が集積していることにより地元企業との協働が容易となったこと、②製造業の集積に伴い他社のノウハウを吸収することによって全国進出への足がかりとすることができること。

 

<考察>
与件文に記載されている「主に地元の企業を誘致対象とした工業団地」という記述に着目し、「経営資源の限られたA社が、①地元企業との協働や、②製造業の集積による他社ノウハウを得ることがメリットだ」と、与件文から無理なく考えらえる解答を記載しているところは、相変わらず、「考え過ぎず良い」ですね。

しかし、これだけでは「単なる」メリットでしかありませんが、シンゴは答案の最後で「全国進出への足がかりとすることができること」と記載し、当社の今後の課題でもある全国進出に紐つけることで、「戦略的メリット」という設問要求に見事に答えています

 

▲だいまつ(64点)
メリットは①地元企業が集積しており、他の企業からノウハウ等を得ることで銘菓の品質を維持しつつ供給体制を整えたこと②他の地元企業と交流することで従業員の能力向上や組織の活性化を図れること。

 

<考察>
64点を取れている私の解答でも大外しはしていないでしょうが、シンゴの答案と比べるとやはり「戦略的」という部分が弱く、設問要求に答えきれていないような印象を受けます。

 

■よこよこ(50点)
メリットは、全国展開に必要な製品確保である。具体的には、①HACCP準拠により、品質の担保を図り、②従来の味わいと品質を守りながら生産性を向上し、③日産5万個の製品供給を構築したことである。

 

<考察>
凄いですね。しっかりと「全国展開に必要な製品確保」という文言を盛り込んで、設問要求通り「戦略的メリット」を解答しています。

一方、シンゴが書いていない、①HACCPによる品質確保、②生産性向上、③日産5万個体制を解答要素として盛り込んでいます

 

すると疑問が沸いてきませんか

 

シンゴは83点なので、シンゴが第3問の答案で記述した「①地元企業との協働、②製造業の集積による他社ノウハウ獲得」に全く点数が入らなかったとは考えられません。つまり、お父さん(よこよこさん)の得点が50点だったということを考えると、お父さん書いた「①~③の解答要素は採点対象外だったのか?」という疑問が出てきますね

 

そこで、79点を獲得した9代目リーダーのきゃしいの答案を見て見ましょう。

 

●きゃしい(79点)
メリットは①地元企業を誘致対象とした工業団地のため低コストで進出でき②製造工程の自動化により業務を効率化しコストが削減でき③HACCPに準拠することで品質を向上させ④売上拡大に対応し規模が拡大できた点。

 

<考察>
シンゴとは結構解答要素が全然違うと思いませんか?きゃしいも80点クラスの答案なので、第3問で「ほとんど点数が入らなかった」ということはまず考えられません。つまり、ここから導き出せる2次試験の真実は、「得点の入る解答要素は一つではない」ということです。

 

きゃしいの解答を詳しく見て行きましょう。

 

①は、「地元企業を誘致対象とした」という与件文の記述から容易に導き出せる内容ですし、②業務の効率化、③HACCPによる品質向上も与件文から導き出せる解答で、よこよこさんと同じ解答要素ですよね。

 

そして、「④売上拡大に対応し規模が拡大できた点」という記述によって、きゃしいの解答は単なるメリットから「戦略的メリット」を記載した解答となりました

 

シンゴときゃしいの解答を並べます。

 

●シンゴ(83点)
戦略的メリットは、①地元の企業が集積していることにより地元企業との協働が容易となったこと、②製造業の集積に伴い他社のノウハウを吸収することによって全国進出への足がかりとすることができること。

●きゃしい(79点)
メリットは①地元企業を誘致対象とした工業団地のため低コストで進出でき②製造工程の自動化により業務を効率化しコストが削減でき③HACCPに準拠することで品質を向上させ④売上拡大に対応し規模が拡大できた点。

 

解答要素は全然違いますが、きゃしいとシンゴの答案には共通点がありますね。

 

皆さん、気付かれましたか?

 

シンゴは全国進出という「今後の(第三の創業期)A社の課題」を解決するための戦略的メリットを書いており、きゃしいは売上拡大に対応し規模が拡大できたという「れまでの(第二の創業期)A社の課題」を解決するための戦略的メリットを書いています。

 

両方とも「戦略的メリット」という設問要求に真正面から答えているところは同じです。

 

つまり、設問で聞かれたことに対して、与件文から誰もが「ああそうか」と普通に考えられることを答えれば、「点数が入る」ということです。答えは1つではないのです。なので、皆さんが意識すべきは、①設問要求を強く意識して、問われていることに真正面から答えること、②与件文から考えられることを書くこと、なのです。

 

でも、この2つが本当に難しい・・・。だから、トレーニングを積むのです。「あ・・・また斜め上を行く解答を書いてしまったな」と感じたら、①設問要求を意識できていたか、②与件文のキーワードをちゃんと見つけられたか、そしてそこから無理のない解答が書けたか、自問自答してくださいね。

 

第3問まとめ
80点クラスの答案は
①「戦略的メリット」という設問要求に沿って解答している。
②解答は与件文から考えられる内容である。
③つまり、変にひねらず真正面から答えている。
↑なんか、第1問や第2問と同じだと思いませんか?

 

 


 

 

第4問(配点20点)
A社は、全国市場に拡大することでビジョンの達成を模索しているが、それを進めていく上で障害となるリスクの可能性について、中小企業診断士の立場で助言せよ。100字以内で答えよ。

【出題の趣旨】
地域ブランドとして優位性をもつ主力商品の全国市場への展開がもたらす問題を分析し、それに対して適切な助言をする能力を問う問題である。

 

●シンゴ(83点)
リスクとしては①主力商品の知名度が地元に限られており全国市場で売上を伸ばすことができないこと②全国市場進出の要件となる首都圏出店が未実現であり出店に伴う組織拡大の際の混乱や良質な人材を確保できないこと。

 

<考察>
ほんとうにこの人凄いですね。出題の趣旨をカンニングしたんじゃないかと思うくらい、題意を捉えた解答をしています。特に①の解答は、出題の趣旨に100%沿っています。

地元でしか有名じゃない→全国で売れない」という内容ですが、散々これまで書いてきた「与件から当たり前に導ける」内容となっていますね。

そして、②の「首都圏進出未実現→組織拡大による混乱・人材不足」も、事例Ⅰは「組織人事」がテーマであることを考えると「そりゃそうだ」と思えてしまう内容です。

 

なんですけれども、私がこの第4問のシンゴの答案で皆さんに知っていただきたいのは、「因果がとてつもなくしっかりしている」という点です。皆さん気付きましたか?

 

順番に行きますよ。

 

①地元でしか有名じゃない(因:与件の記述)→全国で売れない(果:助言)

 

②全国市場進出の要件となる首都圏出店が未実現(因:与件の記述)→組織拡大による混乱・人材不足(果:助言)

 

どうでしょうか。与件文に書いてあることを「因」(つまり根拠)としながら、当然に導き出せる帰結を「果」として助言しています。

 

シンゴは83点もの高得点を獲得していますし、出題の趣旨に完全に沿った解答をしていることから、他の設問と同様に第4問でほとんど点数が入らなかったということはないでしょう。だとすると、設問で「助言」を求められたときには、与件文にある記述を「因」として、解答欄に記載した上で、「果」、つまりは助言の内容を書くと、「点数がもらえる」ということです。

 

「助言系」の問題では、提案を山ほど盛り込んだ詰込み型の解答をしばしば見かけますが、やはり助言をしている以上は、「なぜそれを助言するのか」という部分、つまり与件文の記述・根拠(因)を書くべきなのだ、ということがシンゴの答案から分かりますね。

 

それと、皆さん忘れてはなりません。恐ろしいほどの文章の読みやすさを。
シンゴの答案が如何に読みやすいかは、次のだいまつの答案を見ていただければ分かります(( ;∀;)シクシク

 

▲だいまつ(64点)
リスクは①地元と比べ全国では知名度が低く、足がかりの首都圏出店の販売ルートの開拓ができない②全国的に販売が振るわない③全国市場で戦える新商品が開発できない④販路拡大等の負債の増加での倒算リスク。

 

<考察>
①は因果で結べているような気もしますが、文章としての作りが本当にいまいちです。①前半の「知名度が低い」と②「全国的に販売が振るわない」を、近づけてかけばまともな解答になるにも関わらず、なぜ販売ルートの開拓に結びつけてしまったのか・・・。こうした書き方をするなら、「知名度が低い」を①の前にくくり出して、両方にかかっていることが採点者に分かるようにしなければなりませんね。

 

それと、皆さん私の③と④を見てどう思われるでしょうか?先ほどのシンゴの答案との違いはどうでしょうか。

 

そうです。

 

見ていただいた通りの「詰込み型」の解答です。与件文の記述からして、私が書いた「③全国市場で戦える新商品が開発できないリスク」や、「④販路拡大等によって負債の増加で倒算リスクが増す」という部分にも点数が入ると思いますが、私の点数が64点しかないのは、詰込み型で「因」がなく、「言葉足らずになってしまっている」という部分が関係しているような気がします。もちろん、他の設問でのダメさ加減も影響しているでしょうが。

 

第3問でお伝えしたように、2次試験の解答は一つではありません。とすると、私の③や④の解答内容も上手く書けばもっと点数がもらえのではないかと思っています

 

例えば、「A社は独自で主力商品を作り上げた経験がなく(因:与件から)、全国市場で戦える新商品が開発できない」や、「過剰な販路拡大のための投資はX社のように(因:与件から)、巨額の負債を抱え倒産するリスクを抱える」といった具合にです。

 

どうですか?因果を意識すると見違えるような解答になったと思いませんか?もっと早くこのことに気付いていれば、因果を意識してまとめるようにトレーニングしたんですが・・・(皆さんは反面教師にしてくださいよ!)

 

■よこよこ(50点)
A社は、人材不足による販売力低下リスクがあり、①採用・配置面で営業経験者の採用、②評価・報酬面で成果主義的な評価報酬制度導入・能力開発面でOJT、Off-JTによる教育を実施するべきである。

 

<考察>
うーん、これはいただけませんね・・・(すいません、よこよこさん)。設問文では「なんのリスクがあるかを答えてくれ」と言っているのに、「リスクを防ぐためにこういった手を打ちましょう」と、問われていることに真正面から答えていませんね。あまり点数は入っていないように思われます。

 

第4問まとめ
80点クラスの答案は
①「リスクの可能性」という設問要求に沿って解答している。
②解答は与件文から考えられる内容である。
③つまり、変にひねらず真正面から答えている。
④さらに、助言の問題である本問において、与件文の記述を「因」とし、そこから導ける帰結を「果」として、「因果」の両方を答案に盛込んでいる。

 

 


 

 

第5問(配点20点)
「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A社の存続にとって懸念すべき組織的課題を、中小企業診断士として、どのように分析するか。150字以内で答えよ。

【出題の趣旨】
非同族支配の中小企業であるA社が、「第三の創業期」といわれる新しい時代に向けて、どのような経営課題に直面しているのかを分析する能力を問う問題である。

 

●シンゴ(83点)
課題は、主力商品がX社の商品に依存しA社独自で創りあげたものではないため、全国市場に通用する新商品の開発を行う能力を向上させることである。そのため、開発を担当する専門部門や担当者の設置、 開発担当者の中途採用による人材確保、教育等を行うことによるA社の製品開発力の向上が必要となる。

 

<考察>
またまた出ましたね。因果攻撃です。前半部分を見てください「課題は、主力商品がX社の商品に依存しA社独自で創りあげたものではないため(因:与件から)、全国市場に通用する新商品の開発を行う能力を向上させることである(果)」という構造になっています。これに続く文章も、専門部署の設置(組織構造)、中途採用(人的資源管理の「採用」)、教育(人的資源管理の「育成」)と、モレなくダブリなく解答を組み立てています。

少し気になる点があるとすると、後半部分が「対応策」ぽくも見えてしまうというところでしょうか。それと「戦友の引退」や「第三の創業期」といったキーワードから導かられる「ノウハウの承継」という課題が書けていないところが他の4つの設問に比べて、やや物足りなさを感じるところでもあります。
(それでも、十分ですけどね・・・)

 

▲だいまつ(64点)
課題は①主力商品に依存しており、全国市場で戦える新商品開発を行うための専任担当者の設置と、ノウハウ蓄積、人材の育成・確保②部門間で情報やノウハウを共有し、組織的一体感を作り出すこと③非正規社員に対する公平な評価制度や教育制度導入や働きやすい環境作りで、士気を高め、ビジョンを達成していくこと。

 

<考察>
①に関しては、「因」が弱いですね。単に「主力商品」ではなく、「X社の商品に依存し、A社は独自で主力商品を作り上げた経験がなく」を「因」とすべきですね。②に至っては「因」を書くことができていません。例えば「共に苦労を乗り越えてきた戦友の多くが定年退職してしまうため(因:与件から)、部門間で情報やノウハウを共有し、組織的一体感を作り出すこと」とすれば、因果がはっきりして良くなりますね。③に関しては、「非正規が多い→衛生要因を整えるべき」という切口を重視し過ぎ、設問要求に答えていません。

 

「第三の創業期を迎えるにあたっての課題」は、与件文を読む限り、「戦友の多くが定年退職する」、「全国の市場で戦うことのできる新商品の開発と、それを実現していくための人材の確保や育成」の2つだと思われますが、過去問をやり込んで行くと、今回のだいまつのように「このキーワードなら、この解答」というように自然と体が反応してしまい、斜め上を行く答案を書いてしまいがちです。可能性として頭の片隅においておく必要はありますが、切口重視で突撃してはいけません。あくまでも設問文と与件文ありきです。

 

ちなみに第2問では、平成25年度の事例Ⅰ(第1問、設問2、A社が急速な事業の拡大にもかかわらず正規社員の数を大幅に増員せずに成長を実現してきた体制を問われた問題)を思い出した人も多いでしょう。近しい過去問を思い出すことは大切です。今回(第2問)は設問文・与件文の記述ともにぴったりと当てはまりましたので、同じような切り口で解答してもOKでしたが、あくまでも設問文と与件文次第であることを肝に銘じましょう

 

■よこよこ(50点)
C社は、①定年退職者によるノウハウ継承や生産力の維持・強化を図るため、人材育成部門を設置する。②商標権や地域の愛顧を活かすために、 宣伝部門の設置し、宣伝に関わる権限の移譲を図る、③全国展開による意志疎通不足に対して、定期会議の設定を行う。

 

<考察>
①に関しては、因果もしっかりしていて戦友引退対策として、与件文から考えられる内容でGOODですね。しかし、首都圏・全国進出のための新商品開発という課題に対する記述が見当たらないところが残念ポイントでしょうか。

 

第5問まとめ
80点クラスの答案は
①「A社の存続にとって懸念すべき組織的課題(直面する課題)」という設問要求に沿って解答している。
②解答は与件文から考えられる内容である。
③つまり、変にひねらず真正面から答えている。

 

 


 

 

<まとめ>
皆さん如何だったでしょうか。83点答案を見てどのようなことにお気づきになったでしょうか。

「設問文で問われたことに対して、与件文の記述を根拠に、そりゃそうだと思える解答を書いている」と、お感じになったのではないでしょうか。

 

一方で、だいまつの解答や、お父さんの解答は、設問文や与件文を無視した内容の記述が目立ちました

 

今回の記事を通じて、

①設問要求に沿って解答する
②解答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く(変にひねらない)
③因果は大切
④解答は一つではない

という、2次試験対策でよく言われていることが、「大切だ」ということを改めて確認できました。

 

シンゴの答案が素晴らしいのは、上記①~③がちゃんとできているからです。超高得点答案には、「独創的な解答内容」はありませんでした。

 

これから2次試験の勉強を始められる方だけでなく、既に2次試験対策をかなりされている方も、

 

設問文で問われたことに対して、与件文の記述を根拠に、そりゃそうだと思える解答を書く。

 

ということを、意識してトレーニングを積んで行きましょう。

 

なお、私の拙い分析力では、シンゴの答案を活かしきれていないはずなので、皆さんがお気付きのことがあれば、どしどしコメントしてくださいね!道場読者でノウハウを共有して今年の2次試験に合格しましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

以上、だいまつでした。次回は平成29年度の事例Ⅱです。
(1万3千文字・・・、こんなの続けられるかな・・・)

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こんにちは!chikaです。
前回に引き続き、二次試験ノウハウとしてキーワード解答法をお伝えします。

※今年一次試験受験予定の方は「そういうもんか~」と読み飛ばす程度で、
今年二次試験一本の方は、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。

 

▼▼▼▼キーワード解答法とは?▼▼▼▼

①解答のキーワードパターンを覚えておく
②思い浮かべたパターンのうち、事例企業に合った分析・助言を行う

という方法です。
具体的には、
●●●という課題の場合、解決策は□□□!などのパターンを覚えておく。
パターンのうち、
事例企業に当てはまるもの(効果的なもの、実践可能なもの)を解答する。

この方法のメリットは、
解答時間の短縮と、大外ししない解答が書けること、です。

 

なぜキーワード方法が有効か?
それは、前回もお伝えしましたが、
二次試験突破のコツは、解答の処理手順を確立させることです。
80分間、決まった手順で処理していくことで、一定品質の解答作成ができるのです。
そのための事前準備として、ある程度パターンを覚えておくことが大切なのです!

 

 

本日は事例Ⅰ組織・人事の分野です。

<組織>キーワードの一覧はこちら▼ ※クリックして拡大

 

 

<人事>キーワードの一覧はこちら▼ ※クリックして拡大

 

この図の使い方は、
A:与件文のヒント(問題点) を見つけ、
それに対応するB:改善のキーワードを思い浮かべる。

その中で、事例企業に沿った提案を解答に選ぶ、という方法です。

しかし・・・

事例Ⅰは、与件に明確なヒントが無いことが多く、類推が必要となります。
つまり、普通に与件文を読んでも、上記図の「A:与件文のヒント」が見つかりにくいのです。。。
そのため、与件文を読むときに以下を意識すると、問題点が見つかりやすいと思います!

★事業展開(事業戦略)に応じた組織体制か?
★顧客ニーズに対応した製品開発が可能な組織か?
★部門間の連携や調整が、円滑に進む組織か?
★迅速な意思決定ができる組織か?
★業務の重複や空白が生じていないか?
★経営戦略上、部門が不足してないか?
★能力開発等、人事制度上に問題がないか?

 

昨日の記事で桃ちゃんが書いてくれたように、
事例Ⅰの肝は「組織は戦略に従う」です。
つまり、事例企業の事業戦略に沿って、組織面と人事面から助言をする、
という意識を持つことが大切だと思います。

 

★最後に、参考になる事例Ⅰの過去記事を以下にご紹介します。

事例 I : あんたは経営企画室のペエペエ平社員!
⇒事例Ⅰを解く際の心構え!

【事例Ⅰ】過去問から学ぶ
⇒事例Ⅰの特徴!「茶化」という覚え方はもはや鉄板です♪
サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬
イ 育成
ヒ 評価

【いざ攻略!事例Ⅰ】本当の原因は何だ?
⇒「捉えどころのない試験」と言われる事例Ⅰをどう攻略するか・・

 

本日も”今年は二次試験1本!”という方向けにお届けしました。
今年1次試験に臨まれる方は、一次試験後に再度この記事を読んでいただければ幸いです!

季節の変わり目で体調を崩しやすい季節ですので、
体調管理も意識しながら取り組んでくださいね><!

以上、chikaでした!

 

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おはようございます!桃ちゃんです。

 

最近、暑くなってきましたね~!
でも室内だと冷房がしっかりきいていたり….。

 

体調管理、お気を付けくださいネ!
なんていう私自身は、この土日は体調不良でダウンしていました( ;∀;)

 

さて今日は、論点重視ではなく、横道の話として
「面白く読んでいただければなぁ」と思っています。

内容は、チャンドラーの「組織は戦略に従う」についてです

 

「組織構造・組織形態」の詳しい話は、
9代目ゆうの【渾身!論点シリーズ】をご参照ください!

 

また過去の【組織】に関するブログはこちらです。

 

 

「組織は戦略に従う」アルフレッド D.チャンドラー

・20世紀の経営史の”金字塔”
詳細な事例研究から組織と戦略の間の相関関係を明らかに
トップマネジメントの重要性についても言及

 

皆さん「組織は戦略に従う」というフレーズをご存知かもしれませんが、
実際はものすごく長い1冊の本です。

 

和訳で550ページ超あります。
英語版のタイトルは「Strategy and Structure」です。

 

私は現在、MBAの古典の授業で、チャンドラーの本を読んで
小論を書くというのを毎週やっています。
(結構大変です…ww)

「おそらく、この本を全部読まれる方は少ないのでは?」と

思ったので、

「いったいどんな内容なの~?」という疑問に対し
概要が分かるように今回は書きたいと思います!

 

 

「組織は戦略に従う」 概要

 

具体的には「4つの企業」を取り上げ、
「どう事業部制組織へ移行していったのか」について書かれています。

ポイントは、
経営陣が「長期プランニング・経営判断」に「集中」できるかどうかです。

 

「え?経営陣は長期の経営戦略を練るでしょ、普通」

思われるかもしれませんが、それは最近の話です。
1900年頃はそうではありませんでした。

 

大きな流れとしては、下記の通りです。
◇組織  ◆戦略

◇アメリカでは19世紀までは同族経営が一般的

◆単一製品の大量生産・大量販売
「規模の経済」を追求したい

垂直統合(安定的な材料仕入・販売網拡大)
◇職能別組織+本社機能(ライン&スタッフ組織)へ
ここでの本社機能:まだ経営陣は実務対応で多忙

◆ニーズに合わせて製品や地域を多角化
「範囲の経済」を追求したい

上記※の組織では対応が不可能
経営陣が実務に多忙で経営判断する時間がないため

◇事業部制組織+本社機能(ライン&スタッフ組織)へ
ここでの本社機能:経営陣は長期プランニングに集中。
実務対応は事業部長が行う。

 

つまり、戦略◆が変わると

経営陣が「プランニングや業績評価」に集中できる◇組織◇

(事業部制組織+本社機能)が必要になるということです。

 

 

「4つの企業」について簡単に見ていきます。

 

1社目:デュポン

・火薬製造業を営んでいたアメリカの老舗企業
・戦争中は無煙火薬事業が急成長
・戦後、余剰設備が生じる問題回避から多角化へ
・職能別による「専門化の原則」をなかなか捨てられない
・多角化した後に肥大になった職能別部門をうまくまとめられない
・最終的には事業部制へ移行

 

2社目:GM(ゼネラルモーターズ)

・アメリカを代表する自動車メーカー
・創設者のデュラントは事業拡大に重点を置き、組織に興味がない
・材料の安定調達の為に垂直統合を繰り返し、過度に分権化した組織
・自動車・付属品・部品・関連事業の部門間調整ができず、経営危機
事業部制の導入

 

3社目:スタンダード石油ニュージャージー

・初期の主力製品は灯油
・自動車の普及によりガソリンの需要急増
・原材料の安定調達の為に垂直統合を実施
・組織が大きくなり、国内販売・海外販売・海外生産の各部門の調整が困難
地域別の事業部制を導入

 

4社目:シアーズ・ローバック

・もともとは、「通信販売事業」を営む
・自動車の普及と都市化の進展で、「直営店事業」にも事業拡大
・「通販事業」と「直営店事業」のシナジーが薄い =連携がうまくいかない
地域別の事業部制を導入

 

「戦略によって、取るべき組織形態が変わる」

 

戦略:小規模経営   から 広域エリアにまたがって多角化
↓  戦略が変わると・・・

組織:単一職能別組織 から 事業部制組織
組織が変わる(変わらないと上手く対応できない事例)

 

「組織は戦略に従う」では、もっと当時の主要人物がたくさん出てきて、
事業部制へ移行するにあたり、どのようなポジションの人
どう行動していたのかが詳細に書かれています。

 

もしご興味があれば、ぜひ♪

 

また今回出てきた「キーワード」は企業経営理論だけでなく
二次試験の事例Ⅰでもよく聞かれます。

「事業部制のメリット・デメリットは?」というように。

→その論点は9代目ゆうの【渾身!論点シリーズ】でご確認ください(^_-)-☆

 

以上、桃ちゃんでした!

 

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

 

二次筆記試験の発表から1週間近くが経ちました。晴れて合格となった方は12月17日の口述試験に向け、緩んだ頭を引締め、面接の練習に励んでいると思います。一方、残念ながら苦杯を嘗める結果となった方は、なかなか気持ちの整理がつかないとは思いますが、憂いていても残念ながら始まりませんので、早く気持ちを立て直し「今後の計画を立て、新たなスタート」を切って下さいね。

また、先日の口述セミナーにご参加頂いた皆さま、有難うございました。口述試験は合格率を見る限り、ほぼ落ちることがない試験です。しかし、常に100%の合格率ではなく、対策はやはり必要です。当代や先代の口述試験に関する投稿を参考に、最終合格を勝ち取って下さい。なお、セミナーレポートはルナが投稿していますので、こちらも是非参考にして下さい。


さて、本題です。

本日も前回に引き続き『町工場の娘』を紹介します。

前回、社内改革の実施策の例として以下3つを紹介しました。

  • 5Sの徹底
  • QCサークルの導入
  • 経営方針の策定

本日は、上記以外に著者が行なった3つの実施策をご紹介します。

【生産情報の一元管理】

社長が事業を引き継いだ際、会社には売掛金・買掛金を管理する情報システムはあったものの、受注後の進捗管理ができる情報システムはありませんでした。そのため、取引先から進捗状況や納期の問い合わせがあった時、営業担当者が工場内を駆け巡り職人一人一人に生産の進捗を確認していたため、正確な情報を直ぐに取引先に返答することができませんでした。そこで、社長は就任2年目の2005年に生産管理システムを導入します。これにより、進捗管理(生産統制)だけでなく、日程計画(生産計画)のシミュレーションも可能となり、生産中の案件の納期を考慮しつつ、他の取引先の短納期要請にも対応できるようになりました。社長はSWOT分析で自社の強みを「技術力」だけでなく、顧客への「対応力」としています。このシステム導入により、「対応力」に磨きが掛かり、顧客の信頼がより得られるようになったと総括しています。

事例Ⅲでは「情報」に関する設問がよく出題されます。C社に問題が発生し、原因が情報の流し方や共有方法にあるので、その対応策を回答する例や、これまで問題が発生していなくても、新たな取り組みを行う際、既存の情報の流し方を維持すると問題が発生するため、その対応を課題とし、対応策も問う例などです。いずれの場合も中小企業に対する助言なので、与件文を無視して、いきなり投資を伴う「情報システム導入」を対応策とするのはご法度です。しかし、「情報化」は中小企業白書でも取り上げられるように重要なキーワードですので、押さえておいて損は無いと思います。

【業務の標準化とマニュアル化】

社長は就任3年目の総仕上げとして業務の標準化とマニュアル化に着手します。2年間の活動で作り上げた業務を「維持・継続・発展」させるためです。受注・生産・納品までの基本業務を定めた「業務処理基準書」、検査手順を定めた「検査基準書」、製品の品質を定めた「品質管理基準」など複数の基準や手順を部下とともにまとめ上げます。この文書は新入社員が入社した時の教育資料ともなり、効率的な教育が可能となる別の効果も生み出しました。

「標準化・マニュアル化」は事例Ⅲ回答時に常に念頭においておきたいキーワードです。業務にばらつきがあった場合や、業務が個人やある特定の部門だけでなされている中、今後、業務を複数で行う必要が発生した場合などに使える対応策です。

【有形資産の活用】

社長が事業を継承し事業が軌道に乗った2008年、不運にもリーマンショックが会社を襲います。受注が無くなり、赤字が続く厳しい状況に陥ります。社長は已む無く社員に工場の整理・整頓(5S)や修繕を指示し、自らも参加します。この過程で社長は工場の空き倉庫をバレエ教室のスタジオに転換することを閃きます。社長は趣味でバレエを習っており、都内では高い賃料がネックとなって、バレエ教室を開きたくても開きにくい現状を知っていました。相場より安い賃料にすれば、そのニーズに対応できると考えたわけです。果たして、社長の思惑は的中し、20〜30万円/月を売り上げる収益源となりました。

少し古いですが、平成21年度の事例Ⅱでスポーツ用品店と銭湯が共同事業を行う事例がありました。平成21年は西暦で言えば2009年、リーマンショックが襲った翌年です。中小事業者が互いの資産を活かし協業しながら活路を見出すという取り組みが合致します。

なお、著者は「組織・人事」の取り組みに焦点を当てた著作も上梓しています。内容がダブるところはありますが、興味を持たれた方は、以下の一冊も手に取ってみては如何でしょうか?

人口減少が明らかな中、企業規模を問わず、「人材の確保・育成」は常に重要な課題です。その課題に対しどのように取り組んだかが紹介されています。特に逆三角形型の年齢構成だった職場をバランスの良い年齢構成に変えていく取り組みは非常に素晴らしいと感じた次第です。

以上、TOMでした。


合格・不合格問わず!受験体験記募集!!
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–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : igdojo8@gmail.com までメール
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

受験体験記テンプレ

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(5)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(6)学習時・受験時のエピソード
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

関東近郊でもすっかりコートが欲しくなる寒さとなっていますが、皆さま、体調管理は大丈夫でしょうか?2次筆記試験から一ヶ月が経ち、今年度受験者の方は多少リラックスされたと思いますが、筆記試験の合格発表が来週金曜日(12月8日)が近づいてきた為、再び緊張感が高まってきているかもしれませんね。おそらく試験後、様々な情報が飛び交ったと思いますが、「まな板の鯉」ですので、合格発表までは試験のことは忘れて、試験以外のことに時間を使ってください。

さて、私は一向に変化のない出張生活ですが、試験合格後は出張先への移動時間を読書に充てています。前回も一冊紹介しましたが、今回は事例問題を思い出すような一冊をご紹介します。一次試験学習中の方も勉強に疲れたら手に取ってみてください。(診断士の勉強をしている方ならスッと入ってくることばかりなので、簡単に読めると思います。)

以下の一冊です。

3章で構成されており、各章を纏めると凡そ以下の内容が紹介されています。時代はリーマンショックが起きた2008年を挟んだ2004年から2013年ごろです。

  • 1章 社長就任の経緯
  • 2章 会社を守り、発展させるため取り組んだ社内改革
  • 3章 社長の仕事への考え方

1章では実家が町工場ではあったものの、主婦として生活していた著者がなぜ「社長」に就任することになったのかが紹介されています。主な内容は社長就任の経緯ですが、その経緯に絡めて、会社の創業経緯、創業者である父とその娘である著者の関係が語られます。二次筆記試験の事例で言えば冒頭の数段落に当たる箇所です。(ちなみに私はこの章を読んだ際、不覚にも涙が出そうになりました。)

2章では著者が社長に就任して取り組んだ社内改革の悪戦苦闘の様子が語られます。この著作のメインの章です。診断士受験生的にも「なるほど」と理論と実践が結びつくシーンも数多く紹介されます。例えば以下のような著者の取り組みです。

  • 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底

社長は特に整理(必要なものと不必要なものを区別し、不必要なものを捨てること)・整頓(必要なものをすぐ利用できるように決められた場所に準備すること)を重視します。それまで社長への取り組みに意欲がなかった従業員も作業効率が改善した職場を見ることで前向きになったようです。

  • QCサークルの導入

社長は職場の人材育成・職場活性化を図るため、QCサークル活動を導入します。この活動により、積極的に社員(特に若手の)が提案できる(社長からするとコミュニケーションの場が得られる)ようになり、提案が会社に採用されることによって社員のモチベーションが向上し、同時に提案により会社自体も改善されるという好循環が生まれました。

  • 経営方針の策定

2代目として事業を承継した著者が社員とのベクトルを合わせるため、経営方針の策定を行います。事業を承継した著者にとっては会社を牽引するため、従業員にとっては、創業者の娘とはいえ、突如社長に就任した人が何を考えているのかを理解するために必要な手続きだったのだと思います。著者は自社の経営データ(40年!)を調べ上げ、SWOT分析を行い、この企業の強みを「技術力」としますが、この強みを維持するための方針として「多能工集団」というキーワードを用います。この「多能工」、中小製造業では重要なキーワードだと思います。職場に多能工が増えた場合、「多工程持ち作業」が可能になるので、以下のようなメリットが得られます。

  • 工程間負荷のバランスがとれるので仕掛品を減少できる。また、リードタイムも短縮できる。
  • 品種や生産量の変動に対応できるので、柔軟な生産体制が敷ける。

また、この章の冒頭では「事業承継」時のキビシイやりとりが紹介されています。このやり取りを一つのきっかけとして社長は社内改革に取り組み、結果的には成功を納めますが、一方で「幹部従業員や取引先(取引銀行)からの理解」が得られない中での事業承継の厳しさが垣間見えます。

まだまだ、診断士的には見逃せない取り組み事例がありますが、字数も増えてきましたので、3章と併せ、次回紹介します。

ちなみに、この一冊に出会ったきっかけは4月に参加した研究会で名刺交換させて頂いた先輩診断士の方のFACEBOOK投稿です。診断士になると情報発信・情報交換等でFACEBOOKを活用する機会が増えます。診断士に合格しなかったら、こうして手に取ることが出来なかっただろうなと感じる次第です。

なお、本日ご紹介した一冊、現在、NHKでドラマ化されています。診断士的には「陸王」も見逃せないですが、お時間あれば併せて息抜きに如何でしょうか。

以上、TOMでした。

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こんにちは、ますけんです。

2次試験まで残り1週間ちょっとですね!受験生によっては何をやるべきか分からず浮き足立っている方もいるのではないでしょうか!?

昨年のますけんはひたすら単語帳(ファイナルペーパー代わり)を見返していました。この時期こそ1次試験知識の再確認が不可欠だと思ったからです。市販されている参考書(全知識など)をそのまま活用してもいいと思うので、ストレート生であっても他年度生であっても、知識を確固たるものにして2次試験に臨みましょう!


さて、今回は2次試験で出そうな論点シリーズの最後、事例Ⅰです。毎年いろんな論点が出てくる事例Ⅰの中で、特に狙われそうな論点に絞ってお伝えしたいと思います。

 

<事例Ⅰの特徴>

他の事例同様に、事例Ⅰの特徴をまとめます。下の図をご覧ください。

過去問を見ると基本的には5問構成です。最初の方は経営面に関して過去・現在の状況を分析する設問が多く、最後の方は人的資源管理面(場合によっては組織管理面)に関して未来の提言を行う設問が多いです。

経営面の設問は使う知識がわかりづらいですが、本文の根拠をしっかり抜きだせれば得点につながります。一方、人的資源管理面(組織管理面)の設問は使う知識がはっきりすることが多い反面、丁寧にそれを記述しないと得点が望めません。この点からも、「事例Ⅰは他の事例と比べ特に知識が大切」という視点は本番まで持ち続けて欲しいです。

なお、経営管理面、組織管理面、人的資源管理面のよく出る論点キーワードをまとめましたので、参考にしてみてください。

<事例Ⅰ狙われる論点>

そんな論点が広い事例Ⅰにおいて、どのような論点は出やすそうなのでしょうか?個人的には、「近年、社会問題として話題になっている事柄」や「今年の1次試験に出た知識」は、出題されやすいと思っています。

具体例でいうと、昨年の第2問の設問(2)では、「マトリックス組織(部門横断的な組織)」に関わる論点が出ましたが、実は昨年の1次試験でもマトリックス組織に関わる設問が出題されていました。また、昨年の第3問は助言の中に「女性活用」を盛り込んだ方も多いと思いますが、近年の「働き方改革」でよく言われているポイントですよね。

こんな感じで「キャッチーな話題」は狙われやすいのです。では、今年狙われるとしたら?

ますけんとしては「事業承継」が狙われるのではと思っております。

<事業承継が狙われる理由とそのポイント>

「事業承継が狙われるのでは!?」と思っている理由は主に2つです。

1つ目は話題性の高さです。今年の中小企業白書を見てもらうと、事業承継が課題点として取り上げられています。様々な業種でイノベーションが起きる中、次世代にバトンを渡していき、企業のライフサイクルを円滑に進める必要があるからです。

2つ目は今年の1次試験で問われているからです。企業経営理論の第6問で「事業承継の方法としてのMBO」に関わる設問が出題されました。毎年のようにその年の1次試験の知識が2次試験で応用できる問題が出ているので、狙われる可能性大といえるでしょう。

 

さて、事業承継ですが、主に以下のように3パターンです。

  1. 親族への承継
  2. 親族ではない役員や従業員による承継
  3. 親族でない会社外の人材への承継

白書によると親族外承継が増加しており、多くは社内人材が後継者となっています。この点で、親族ではない役員や従業員による承継が1番狙われるのではないでしょうか。

設問で狙われるとしたら、この承継を行う際の留意点だと思います。これが一番出題しやすいパターンだからです。図にまとめていますので参考にしてください。