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こんにちは、どいこうです。

はじめに

今日は、前回に続き、みなさんの身近な(あるいは、もうすぐ身近になる)「中小企業診断士」を題材に検討します。前回はマーケティング環境を分析しましたので、今回はターゲット・マーケティング(STP分析)およびマーケティング・ミックス(4P分析)を検討します。

ターゲット・マーケティング(STP分析)

STP分析の項目は以下の通りです。誰をターゲットとし、どのように競合と差別化するのかを検討します。屋号や会社名等を決めるに場合にも役立ちそうです!

  • Segmentation(市場細分化)
  • Targeting(ターゲットの絞り込み)
  • Positioning(位置取り)

Segmentation

「企業等に向けたコンサルティングサービス」市場を細分化します。細分化の切り口はどれを選ぶのがよいでしょうか。

一般的には、以下のような細分化がなされます。

(1) ジオグラフィック(地理的)基準
地方(関東・関西等)、気候(寒暖等)、人口密度(都市・ 郊外・地方など)

(2) デモグラフィック(人口統計的)基準
年齢、性別、家族構成、所得水準、職業

(3) サイコグラフィック(心理的)基準
ライフスタイル、パーソナリティ

(4) 行動変数基準
経済性重視、機能性重視、プレステージ重視など

コンサルティングサービスの場合は、ターゲットが企業になります。例えば以下のような変数を検討することになるでしょうか。

・本社立地エリア
・企業等の規模
・業種
・設立後の年数
・経営者の属性(年齢・性別・社会問題に対する志向・等)
・経営者の経営姿勢

Targeting

その中で、どの層に向けてサービスを展開するのがよいでしょうか。以下はコトラーによる標的市場の考え方です。

(1) 無差別型
単一の製品(サービス)をすべての市場に投入する方法

(2) 差別型
細分化された各市場の需要に適合した製品(サービス)を複数の市場に投入する方法

(3) 集中型
細分化された市場のうち特定の市場に限定して、その市場に最適な製品(サービス)を投入する方法

あなたのサービスはどの方法をとりますか?それはなぜでしょうか。

Positioning

ターゲット層にアプローチしている他のコンサルティングサービスとどのように差別化できるでしょうか。「何でもやります・できます」と位置づけるのか、「弊社は◯◯サービスが他とは◯◯のように違います」と位置づけるのか、どの方法がよいでしょうか。

マーケティング・ミックス(4P)

マーケティングの4Pは以下のようなものです。

  • Product(製品)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(販売促進)

Product

どんな製品(この事例ではコンサルティングサービス)を提供するのがよいでしょうか。

サービスの領域として、あなたはどの分野を選定するでしょうか。「創業」、「成長戦略」、「再生」、「承継」などなど、様々な支援領域があります。

サービスの形態としては、「書籍」、「雑誌記事」、「ブログ記事」、「セミナー」、「コンサルティング契約」等があると思います。あなたはどれを採用するでしょうか。それはなぜでしょうか。

Place

サービスをどのような経路で売るのがよいでしょうか。直販(直接訪問して提案)でしょうか、代理店営業(紹介を受ける)でしょうか、それとも、オンライン販売(ネットで集客)でしょうか。

直接提案するためには、提案先が必要です。どんな経路から獲得するのがよいでしょうか。前職のつながりでしょうか。あるいは新たなつながりを構築するのでしょうか。

紹介を受けるためには、紹介元が必要です。それは公的機関でしょうか、民間の会社でしょうか、あるいは他の組織・個人でしょうか。

また、ネット集客を検討すべきでしょうか。

Price

どんな価格でサービスを販売するのがよいでしょうか。

士業やコンサルティング会社の価格設定には大きな幅があります。あなたはどのように価格を設定しますか。

特に直接提案の場合には、価格設定の自由度が高くなりますが、顧客を納得させ、支払ってもらうためにはどのように説明すればよいでしょうか。

Promotion

サービスを販促するために何を行えばよいでしょうか。

パンフレット(Webや紙媒体)、イベントの告知(プレスリリースやイベントサイト)、DM(メルマガや紙媒体)、キャンペーン、広告(リスティング広告、SNS広告等)などをどのように組み合わせるでしょうか。

おわりに

あなたのマーケティングプラン案はどんなものになったでしょうか。

中小企業診断士の資格は、試験に合格して登録したら終わりでは必ずしもありません。資格登録すれば履歴書に書けるようにはなりますから、「能力証明」として一定の役割を果たすと思います。ですが、診断士としての業務を行おうとする方にとっては、資格取得・登録はあくまでスタートに過ぎないのではないでしょうか。

そこで、診断士として活躍したい方は試験勉強の段階においても、自分の人生に活かす形で具体化してみることをおすすめしたいと思います。また、すぐに診断士業務を行う予定がない方も、将来の選択肢として検討することは有益だと思います。より具体的な形で「自分ごと」としての検討に活用することで、結果的に学習内容も定着やすいのではないかと思います。

それではまた!

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こんにちは、どいこうです。

はじめに:シェンゲン協定発足34年

今日は6月14日。昭和60(1985)年のこの日、ヨーロッパでベルギー、フランス、ルクセンブルク、オランダ、西ドイツの5か国が国境検査を撤廃する「シェンゲン協定」に署名しました。5年後の平成2(1990)年にはシェンゲン協定施工協定が署名されました。その後、平成9(1997)年にアムステルダム条約が署名され、シェンゲン協定が欧州連合(EU)の法律となりました。現在は26ヶ国に広がっています。

旅行者にとっては楽で良いですが、シェンゲン圏の国では移民・難民が続々と流入して問題が発生している地域もあるようです。ヨーロッパ各地で国境管理の厳格化を主張する政党(大手メディアは「極右政党」と称しますが右・左・真ん中は誰が決めているのでしょうか?)の得票率が増えて議席を増やしている点からすると、各国民の関心は相当高まっていることが推察されます。

診断士のマーケティング環境分析をしよう!

さて、本稿では、「マーケティング環境の分析」をおさらいします。

「晴れて中小企業診断士の資格を取得したら、多少なりとも中小企業診断士として活動しよう」と考えているアナタは、自分の診断士スタートを例に考えてみるとオモシロイではないでしょうか。

マーケティング環境の分析では、「どういう強み・弱み・チャンス・脅威があるか」を検討することが重要です。

大別すると、以下のような項目を検討します。

①マクロ的外部環境の動向
②ミクロ的外部環境の動向
③活用できる内部資源

マクロ的な外部環境

マクロ的外部環境には以下のようなものがあります。

・経済: 景気動向、物価、消費動向、為替・株価・金利・商品価格など
・人口動態: 出生率、人口規模、世帯構成など
・社会文化: 文化、宗教、イデオロギーなど
・技術: 新技術の開発、インフラ整備、ITインフラ・アプリ
・政治・法律: 法律、規制、税制・補助金、政治の変動
・自然: 天然資源、環境など

項目が多くて覚えにくいので「PEST(Politics, Economy, Society, Technology)」という略語で大枠を覚える方もいます。

中小企業診断士にとっては、例えば以下の項目に影響を受けます

・経済状況が悪化すると「事業再生」案件が増えるかも知れません
・新技術、例えばAIの登場でRPAが盛んに取り入れられています
・新な補助金が始まれば、新規顧客の開拓につながるかも知れません
・「働き方改革」等の法規制に関する需要が増えるかも知れません

ミクロ的な外部環境

ミクロ的な外部環境には以下のようなものがあります。

・消費者: 消費者市場、消費者購買行動、等
・競争企業:競争構造、等
・利害関係集団:供給業者、仲介業者、金融機関、マスメディア、等
・産業状況:産業規模、供給構造、流通構造、等

中小企業診断士の場合は、例えば以下の項目に影響を受けそうです。

・コンサルフィーを払ってくれそうな顧客は誰か
・中小企業診断士やコンサルティング会社がどんな活動に注力しているか
・顧客を斡旋してくれる業界団体、金融機関、士業、等
・仲間として一緒に仕事をできそうな中小企業診断士

内部資源

内部資源には以下のようなものがあります。

・人的資源:経営陣、営業担当者、研究開発担当者、等
・財務資源:収益獲得能力、安定収益、資金調達構造、等
・物的資源:保有資産、等
・その他:情報、経営ノウハウ、技術力、顧客基盤、社風、ブランド、知的財産権、等

中小企業診断士の場合は、以下のようなものがあるでしょうか。

・業界経験(○○業界で20年、等)
・個別スキル(営業能力、資料作成能力、ウェブサイト作成、Webアプリ開発、等)
・人間力(コミュ力、雑談力、飲み会マネジメント)
・お友達ネットワーク(○○に詳しい人にその場で電話できる、等)

なお、内部資源を評価する際に、「VRIO分析」というのフレームワークがあります。以下の4要件をすべて満たす経営資源は、持続的な競争優位の源泉となる可能性が高いというものです。

・Value(資源の価値): その資源・能力があれば、機会を獲得でき、脅威をしのげるか。
・Rarity(資源の希少性): 競争相手があまり持っていない資源か
・Imitability(資源の模倣困難性): その資源を競争相手が獲得・開発しようとした場合にコスト(経済的・時間的)がどの程度かかるか
・Organization(組織): 資源を十分に活用できるような組織を有しているか

外部環境と内部資源をざっくり分析するツール

3C分析というフレームワークがよく使われます。それぞれ、自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)です。ざっくりと全体を大づかみに把握するのに適していると思います。

SWOT分析もよく利用されます。強み(Strength)、弱み( Weakness)、機会(Opportunity)、脅威( Threat)を列挙する分析手法で、3C分析と同様、簡易的に全体像を評価できることがメリットと言えそうです。

まとめ

上記のとおり環境分析をざっくり実施した感想としては、中小企業診断士のお仕事は、顧客(中小企業の社長)だけでなく、仲介してくれる機関や診断士仲間ともお付き合いをしていくことが多い感じがします。

私も試験に合格してから約半年が経過し、多くの中小企業診断士とあって来ましたが、愉快で意欲も能力も高い方が多いです。「飲み会王」「コミュリョクイーン」「ハラグロオヤジ(戦略的という意味)」「エロオヤジ(気を使わなくて良いという意味)」などと呼びたくなる個性的な方々にもお会いできました。これからも同期や先輩合格者とのつながりを大切にしたいと思うとともに、自分もこうした多士済々の中で覚えてもらえるような「内部資源」を磨く必要性を感じています。

ぜひ、みなさんもご自身の「マーケティング環境分析」をやってみてはいかがでしょうか。

さらに、それだけではなく、商品内容やプロモーション等の「マーケティングの4P」なども考える必要がありそうですが、それはまた次回以降。

それでは!


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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

毎度ですが過去記事はこちらです!今日の記事は10回目!とうとう梅雨入りしましたね。いつも参考書がカバンに入っていたので、大抵この時期を過ぎるとページがヘロヘロになるんですよね。水性ペンの跡が滲んだりして。しかしそれも味というものです。そしてそんなこともあったなぁと思うことが、きっと試験当日の気持ちを落ち着けてくれたりしますので、そんなヘロヘロも味わっていただきたいと思います(笑)

前回の記事で令和1号診断士になれず、と書きましたが、つい先日登録証が届きました。令和2号になりました。そして、ついに開業届(経営法務で見たことあるやつ!笑)を税務署に出してきました。もっと、パンパカパーン!という気持ちになるのかなと思いきや、税務署の手続き時間およそ2分。「はい、受理しました」というハンコをポンっと押されて、あっさりと終わりました笑。

これからどんな活動ができるのか、まだまだ未知数ではありますがどんな道でも自分らしく歩いていけたらな、なんてことを思っています。

今日の記事はこれまでの珠玉の【渾身】シリーズまとめページです。

勝手に永久保存版タグをつけてみましたが、科目ごとになっているページがどうしても欲しくて、作ってみました。これから追い込みの時期まで、何度か見返していただいて、ちょっとよくわからないな、とか、自信がないな、という論点があれば、総復習としてお使いいただければと思います。

ちなみに今回の記事をまとめるにあたり、これまで類似してきたふたつのタグを統合しました。「渾身シリーズ」と「渾身!論点シリーズ」を、「渾身シリーズ」に統合しています。

記事タイトルについても、科目名のみで内容がわかりにくいものは、ちこまる(仮)の独断と偏見で補足をつけていますので、リンク先の記事のタイトルとは異なる場合があります。

なお、これまでの過去記事のまとめですので、投稿された時期によっては最新情報と異なる場合があります。特に経営法務・情報システム・中小は法改正やトレンドを反映しやすい科目ですので、古い記事を参照する際にはないようにご注意くださいね。

今日の記事は(基本過去記事のタイトルばっかりだけど)およそ4,500字です。9分ほどお時間ください♪

さー、ではまとめ!いってみよー!

 

経済学・経済政策

財務会計

 

企業経営理論

 

運営管理

 

経営法務

 

経営情報システム

 

中小企業経営・政策

 

その他

 

二次試験

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。いや〜【渾身】というだけあって、どれも読み応えがありました。皆さんにとっても、ひとつでも多くの「なるほど納得!!」に出会ってくださったら幸いです。

以上、ちこまる(仮)でした〜( ´ ▽ ` )

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どうも、kskn(きしけん)です。

今日は組織論の続きとしてモチベーション理論について書こうと思っていたのですが、ブブさんがコチラにいい感じでまとめてくださったので少し触れるだけにして、マーケティングの話をします!

 

モチベーション理論

ブブさんもまとめてくださっているように、モチベーション理論にはいろんな種類があります。いろんな人が、いろんな説を唱えとるわけですね。
でもきっと皆さんも気付いているんですけど、どの説も一言でまとめてしまうと

自己実現の欲求や成長の欲求をうまく引き出し、モチベーションを高めましょう!

ってことを言ってるんですよね。
一次対策としては「○○さんの説は何段階に分類されていて、可逆的か不可逆的か、各段階が同時に成り立つかどうか」まで覚えてください。
一方、二次で大事なことは「どうやって自己実現の欲求や成長の欲求を引き出し、モチベーションを高めるか」です。
そしてその具体的な方法は以下の3つです。

職務拡大
仕事の幅を(横方向に)拡げる。

職務充実(権限委譲)
決済や意思決定の権限を渡し、仕事の幅を(縦方向に)拡げる。

主体的な目標管理
自分が達成したい(できる)目標を設定させ、自己管理によって目標を達成させる。

現実には他にもいろいろありますが、試験対策上はこの3つで十分でしょう。

ただ、実はモチベーション理論でも1つだけ変わり種理論があります。それはハーズバーグ二要因論です。
この二要因論のうち動機づけ要因は他と同じような内容ですが、この理論の特徴は「不満をもたらす要因(衛生要因)は除きましょう」というところです。そしてこれは二次試験でもけっこうな頻度で使います。
人材の定着・確保」という言葉が出てきたら動機付け要因だけでなく衛生要因も思い浮かべ、辞めたいと思うキッカケになるような不満因子を除くような施策を考えられればOKです。

 

ハイ、前回の記事と合わせて、これで事例Ⅰは完璧ですね。組織論は一次でも頻出ですから、もはや診断士試験に勝ったも同然です。

 

マーケティング

マーケティングにおける重要な要素は「誰に」「何を」「どのように」届けるか、これに尽きます。
この3要素を詳しく解説していきましょう。

●誰に(顧客/ターゲット)

自社の製品を「どういった人に」買ってもらうかを決めます。その際、消費者の嗜好は多種多様でバラバラですから、その中で特性に沿って細分化し、「どのセグメントへ届けるのか」を決める必要があります。
この分け方の主要なものとして、以下の3つの基準が挙げられます。

ジオグラフィック(地理的)基準 → 地域、気候、人口密度など
・デモグラフィック(人口統計的)基準 → 年齢、性別、所得、職業など
・サイコグラフィック(心理的)基準 → 価値観、ライフスタイルなど

これらの要素はそれぞれが独立して適用されるわけではなく、例えば

「小売店を営むB社があるX市(ジオ)は近年再開発が進み、子育て世代(デモ)が増加している。これら子育て世代は食に対する関心が高い(サイコ)ことが分かっている。」

といったように複数の要素が関連し合うことでより細かな細分化が可能となって、ターゲットの絞り込みができるわけです。
ただ、どこまでも細かく細分化すべきかというとそうでもなく、ある程度の市場規模を持つように細分化することが必要です。
なので、事例Ⅱの与件文にターゲットとなり得るグループが複数出てきた場合、「すでに一定数の人数がいること」、そして「今後も人数が増える(もしくは減らない)」ことが確認できるグループをターゲットとすることが望ましいと言えます。

 

●何を(製品)

市場を細分化して定めたターゲットに対し、自社内の「どの製品を」届けるかを決めます。
この「ターゲット」と「製品戦略」については2つの考え方があり、1つは「現実的に到達可能なターゲットを見出し、それに合う製品を提供する」という方法。もう1つは「自社の強みである製品が刺さりそうなターゲットを見つけ出し、そこへ届ける」という方法です。
前者は製品ラインナップが豊富で様々なニーズに対応できる企業に適した戦略と言えますし、逆に後者は核となる製品が存在し、それをさらに伸ばしていきたい企業にとって適した戦略と言えるでしょう。

また、既存の製品では不十分な場合もあるでしょう。その場合には新製品の開発が必要となりますが、新製品に対してどういったブランドを活用するかはマーケティングにおける製品戦略として非常に重要な要素です。

ブランド戦略

新製品を投入する際に、既存製品で使用しているブランド名を使うか、新ブランドを作るかは1つの大きな戦略的要素です。
そもそもブランドとは何ぞや?ブランド戦略ってどういうのがあるの?という方は、この初代JCさんの記事にて非常に分かりやすくまとめてくださっていましたので、まずはこれを読んでください。これを読んでいただいた前提で、話を続けます。(それにしてもラブマシーンって。。。笑)

・ライン拡張
これは既存のカテゴリーで既存のブランドを利用し、新たなターゲットへ製品を届ける戦略です。
例えば「単身世帯が増加している」という環境変化に対し、「単身者向けに既存ブランドの小容量製品・個装製品を開発する」ことで既存ブランドを活用した新規顧客の開拓が可能となります。つまりこの戦略は、最も既存のブランドを活用しやすく、成功率の高い戦略であり、ブランド価値低下のリスクが低い戦略と言えます。ただ、同一カテゴリーに同一ブランドを投入するわけですから、カニバリが起こりやすい点は大きなデメリットと言えるでしょう。

・ブランド拡張
これは新しいカテゴリーへ参入する際に既存のブランドを活用する戦略ですので、すでにある知名度を利用できるという点でコストが少なく済むというメリットがあります。
この戦略ではHONDA(自動車、バイク他)が例としてよく挙げられますが、成功させるためのポイントとして「既存カテゴリーと新カテゴリーに共通項を見出だせること」が重要な要素です(HONDAでは「エンジン付きの乗り物」という共通項)。
例えば、Appleは非常に高いブランド・エクイティを持っていますが、だからといって突然庶民的な100円ショップをオープンしたらどうでしょう?違和感を感じますよね。こうした違和感により、「このブランドは高級?低価格?スマート?庶民的?」といったようにイメージを曖昧にしてしまい(ブランド連想の希薄化)、ブランド・エクイティは低下してしまうわけです。

・マルチブランド
これは既存のカテゴリー内で新しいブランドを投入する戦略です。
この戦略は既存ブランドが高いブランド・エクイティを持っており高価格製品として定着していながらも、顧客層を拡げるために低~中価格帯の製品を投入したい場合など、既存のブランドを利用するとブランド・エクイティの低下を招く恐れがある際に採用されます。また、アパレルではそれぞれのブランドが独自のブランド・エクイティを構築するためにマルチブランドを採用している、というケースもありますね。(LVMHはその最たる例でしょう)
この戦略はそれぞれのブランドを切り離して管理することになるので、ブランドの希薄化が起こりづらいというメリットがある反面、管理コストやプロモーションコストがそれぞれで必要になるためコストが多くかかりやすいというデメリットがあります。

・新ブランド
これは新しいカテゴリーに新しい製品を投入する戦略です。
社内にあるコア技術を生かして全くの別カテゴリーに参入する際などには採用されるケースが多いと思います。
ブランド戦略としてのメリット・デメリットはマルチブランドとほぼ同じですが、カテゴリーも異なるために既存の販売ノウハウやチャネルが利用できない可能性もあり、販売戦略全体として見ると最もハードルが高く、成功率の低い戦略と言えます。

 

●どのように(プロモーション)

ここまでで「どういうターゲットに対して」「どの製品を届けるか」ということが決まりました。最後に重要なのは、その狙ったターゲットに対し、製品を「どうやって届けるか」です。
消費者購買決定プロセスとしてAIDMAモデルやAISASモデルがありますが、どちらも最初にその製品の存在を知って(=Attention)もらい、興味を持って(=Interest)もらうことからスタートしますが、この知って、興味を持ってもらうというところに大きなハードルがあるため、プロモーションは非常に重要です。

そのプロモーション手法を大きく分けると、以下の4つに分類されます。

・広告
広告は企業がお金を払い、伝えたいメッセージを消費者へ届ける手法です。
いわゆるメディア(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット)を媒介として消費者へメッセージを届ける手法が一般的ですが、メディアの種類によって特徴が異なっていますから、余力があればそれぞれの特徴を整理しておきたいところです。
なお、中小企業はメディアに広告を出せるほど潤沢な資金が無い場合も多いですし、そもそも商圏がそれほど広くない場合が多いのでメディア広告はあまり現実的な戦略ではありません(もちろん状況によりけりですが)。
むしろPOPやDMの方が狭い商圏では有効でしょうし、費用も少なく済むので中小企業向けと言えるでしょう。僕は事例Ⅱでプロモーション戦略を聞かれたときは、ほぼ100%どちらかを入れていました。

・パブリシティ
パブリシティは企業がお金を払わず情報を提供し、情報を消費者へ届ける手法です。
ただ、これはそもそも採用されるかどうかが不透明なため、積極的に狙っていくというよりも、採用された実績があれば活用するという程度で考えておくのが良いと思います。過去には事例Ⅱの与件に雑誌に特集された、という記述のあった年もありました。
メリットはお金がかからない点と、(媒体によりますが)情報の信頼度が高いと消費者に受け止められやすい点がありますが、反面、情報をコントロールしづらいので意図しない伝えられ方をする可能性があるというデメリットもあります。

・人的販売
人的販売は販売員などが顧客に1対1でメッセージを伝える手法です。
メリットとしては個別のニーズに対応できたり、複雑な情報を伝えられる面がありますが、デメリットとしては情報伝達の範囲が狭い、販売員の能力に左右されるといった点があります。
なので、こうしたデメリットを緩和するために広告や販売促進と組み合わせて情報伝達の範囲を広げたり、社員教育をする・インターナルマーケティングを実施して販売員の能力や意欲を向上させる、といった施策を実施することでより効果を高めることができます。

・販売促進
販売促進は消費者や販売店の購買意欲を換気するための手法です。
様々な方法があるので1つ1つを説明していくことはできませんが、消費者向けの販促は実際に自分が受けたこともあると思うので、実体験と言葉を紐づけできればOKです。販売店向けの販促は業界や職種によっては全くイメージが付かない方もいらっしゃると思いますが、あまり問われることの少ない論点なので捨ててもいいと思います。

 

ハイ、これで事例Ⅱもバッチリですね。お疲れさまでした。

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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みなさん、おはこんばちは。
キャリコン診断士のブブです。

先日、子どもの運動会に参加してきました。


6年生のため、今回が最後のかけっこ、最後のリレー。そして、最後のお弁当。
長子から数えること、足掛け11回連続の運動会です。
目の前を力一杯に駆け抜けていく息子の姿に、夫婦がそろって大きな声を掛けることももう最後・・・。
感傷に浸りながら、昨年の今を思い出していました。

そんな想いもありつつ、合理的な面もある私は合間の時間をつぶすため、運動会には本を持参するのですが、昨年はこちらを読んでいました。


ご存知の方も多いと思うのですが、中小企業診断士の2次試験におススメとのことで、モチベーションアップと1次勉強の気分転換のため、読んでいました。
とても面白い本ですので、ご興味あれば是非、お読みください。
特に、2次試験の事例Ⅱにはおススメです。

そして、あれから1年。
今年は、頂いた講師の仕事に挑戦すべく、プレゼン関係の本と向き合っていました。
受講者の未来に資するためにどう「伝える力」を研鑽していくか。
内容は変われど、また新たな学びです。
受講者のための自己実現支援、そして自分自身も新たな成長に向けての挑戦です。

さて、2巡目となりました渾身シリーズ。
今回、私が選んだテーマはモチベーション
1次試験では頻出
春セミナーでも取り上げたとおり、試験合格に向けても重要です。

ところで、みなさんにあらためて質問です。
モチベーションって何でしょうか?
そして、モチベーションが上がる(下がる)理由は何でしょう?
また、モチベーションを上げる為にはどうしたらいいのでしょうか?
これらの問いへの答えがモチベーション理論です。

モチベーション理論は複数ありますが、実は唯一無二の正解というものがありません。
つまり、マネジメントする立場としては複数ある理論を理解し、「人を見ながら法を説く」ことが重要なのです。
早速ですが、その一つひとつについて「運動会」を参考に学んでいきましょう。

1)欲求5段階説=マズロー

欲求には「お腹すいた~」という低次な欲求から、「夢を叶えたい」という高次な欲求まで5段階あります。
1段階 生理的欲求「いっぱい走った。お弁当、食べたいなぁ
2段階 安全の欲求「組立体操、落ちたら痛いから、無事に終わって」
3段階 所属と愛の欲求「リレー、みんなで頑張って喜びあうぞ」
4段階 尊重の欲求「がんばってお母さんにほめてもらおう
5段階 自己実現の欲求「かけっこで過去最高の走りをするぞ」
なお、マズローの特徴は欲求は順番通りに上がっていき、不可逆であるという点です。
例えば、「お弁当、食べたい」という欲求が満たされないと、「リレー、みんなで頑張ろう」という欲求は起きない、という発想です。


2)ERG理論=アルダフォー

EとRとGの語源で覚えましょう。※「」内が正確な英語

E=Exist(生存)「Existence」
お弁当食べて、怪我無く終わりたいな

R=Relation(関係)「Relatedness」
リレー、がんばってみんなで喜ぶとお母さんも嬉しいだろうなぁ

G=Growth(成長)「Growth」
かけっこで過去最高の走りをする自分ってかっこいいぜ

マズローより少ない3項目。
また、併存したり順序がないのが特徴です。
つまり、”お弁当を食べなくても”「かけっこで過去最高の走り」を求めることがある。それがアルダフォーの理論です。


3)X理論・Y理論=マグレガー
人間観を2種類に分けるという大胆な発想をしたのがマグレガー。
思わずトップホストのローランドの言葉を思い出しました。
「人間には2種類しかいない。オレかオレ以外か」
マグレガーはこういいます。X人間とY人間で統制方法を変えなさい。
理論人は本来怠け者で仕事嫌い。だからアメとムチで統制。
【X家の運動会での応援風景】
こらぁ、思いっきり走らんかぁ!ビリなら飯抜きじゃ。その代わり、1等なら焼肉やでぇ!

理論
=人は本来働きたい性質があり、自己実現に向って成長するため、それを支援すべき。【Y家の運動会での応援風景】
毎日みんなで取り組んでいたリレーバトンの練習、本番でも頑張って出せたらいいね。リラックスできるように声をみんなで声を掛け合うようにね。
いかがでしょう。どちらの家があなたはいいと思いますか?
そうですね。Y家の応援スタイルをマグレちゃんも勧めております(笑)


4)達成動機説=マクレランド
次の3点で人は動機付けられる
1.達成欲求
成功の報酬よりも、成し遂げたいという動機
「リレーで1位になることも大事だけど、悔いないだけ練習して走り切りたい!」

2.権力欲求
影響力を行使して、他者をコントロールしたい、という動機
「オレがアンカーで逆転してやるから、みんな、オレに任せてくれ」

3.親和欲求
他者との交友関係を作り上げることへの動機
「運動会。クラスが優勝できるように精一杯、応援しよう」


5)動機付け、衛生要因理論=ハーズバーグ
「満足」と「不満」で分類。「満足」をもたらす「動機付け要因」が重要。
衛生要因は、不満の解消にはプラスだがモチベーション向上には寄与しない
①会社の方針 ②上司の監督 ③給与 ④人間関係 ⑤労働条件 ⑥作業環境 など
「不満の多い衛生クラスの例」
②先生がやたらと声が大きくて不満
⑤リレーの練習時間が長すぎて不満
②、⑤が解消されても、モチベーションは上がらず・・・動機付け要因は、満足感を高めモチベーション向上に繋がる。
①達成感 ②承認 ③仕事そのもの ④仕事への責任 ⑤昇進 など
「動機付けクラスの例」
②がんばったら、必ずがんばりを認めてくれる先生
④⑤リレー選手に選ばれて張り切るA君
②、④⑤等により、やる気が高まっていく・・・


6)内発的動機付けと外発的動機付け=デシ

仕事そのものに白さを感じる発的動機付け
銭的な報酬等による動機付け発的動機付け
走ることそのものが、楽しかったB君。
両親はますます頑張ってほしくて、1日、1時間走れば100円をあげることを約束しました。
B君は、走れば走るだけお小遣いがもらえるようになったのです。
最初は、時間も気にせず走ることに夢中だったB君。ところが何だか様子が変わってきました。
B君「今日は3時間、走ったので300円ちょうだい。」
お母さん「10分、少なかったでしょ、あと10分、走っておいで」
B君の心の声「なんだろう、何だか、最近つまらないなぁ。
いいことをしたつもりのお母さんは、動機というエンジンに入れる大切なガソリンを間違えてしまったようです。

さて、以上が代表的なモチベーション理論です。
「そのとおりだなぁ」と感じるものもあれば、「いやいや、そんな簡単な話ではないよ」と感じる方もいると思います。
モチベーション理論は、理論です。
「人を見て法を説け」
「機をみて使い分ける」
これが重要なポイントです。
是非、実践で使っていきながら、理解を深めてください。

それでは、みなさんのワクワクが大きくなることを信じています。
そして、今回、学んだモチベーション理論をご自身にもご活用ください!
そうすれば、
ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!

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どうも、kskn(きしけん)です。

前回記事で募集した「診断士向けオンラインコミュニティ」、開始2週間でいきなり40名以上の方々が集まってくださいました!
正直、20人いけば上出来かなと思っていたので驚きです。ほんとに。
そして早速、参加メンバー主催でオンラインでの二次勉強会もスタートしました!
これをキッカケに、地方と都市の学習環境の格差が少しずつでも改善していってもらえたら嬉しいなぁと思います。
まだまだ募集はしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひご参加ください!

申込みはコチラ

 

さて、最近はオンライン勉強会、タキプロ勉強会、そして先日の道場勉強会@大阪といろいろな二次試験対策勉強会に参加させていただく機会が多くありました。
いろいろな方の答案を見させていただいて、この時期なのによく出来た答案を書けている方もいて驚かされることも多いのですが、当然そうではない方もいます(そしてそれが普通です)。
そこで僕なりに答案をうまく書けていない人が抱えている課題を考えてみたのですが、大きく以下の3タイプに分類されるように感じました。

①与件文・設問文の読み込みが甘い(与件や設問の内容に沿えていない答案を書いている)
②日本語が変(答案の方向性としては間違えていないが、説明不十分・説明過剰・単純に読みづらいなど)
③知識が足りていない(用語や施策への理解が浅く、単語が独り歩きしている)

そしてさらに考えてみた結果、①と②はどの事例でもまんべんなく感じる反面、③は圧倒的に事例Ⅰ、その中でも特に組織論で多く見られるように思いました。
それならば!と、この【渾身】の機会を借りて「二次にも一次にも使える組織論」というテーマで2回に渡って組織論の解説をお送りしたいと思います。

 

さて、知識の説明に移る前にさらに前置きです。(前置きが長いなというツッコミは受付けません)

試験対策上、「用語」から「具体的な施策内容」を説明し、「その施策による効果」が説明できることは当然必要なことなのですが、二次試験のことを考えると「求められる効果」から「具体的な施策内容」をイメージし、(願わくば)「用語を述べられる」ようになることも必要ですので、そこまで深く理解することを心掛けてください。(これを記憶に定着させる具体的な方法も解説したいところですが、字数の関係でまた別の機会に)

 

組織構造の設計原理

組織構造の設計原理とは、組織のデザインを行う上で守ることが望ましいとされる原則のことで、具体的には下記の5つが挙げられます。

1.専門化の原則
2.権限責任一致の原則
3.統制範囲の原則
4.命令統一性の原則
5.例外の原則

これらは重要というよりもむしろ「最低限の知識のベースとして必要な内容」になるので、どの原則も必ずしっかりと理解してください。

1.専門化の原則(=分業化)

専門化の原則とは、組織で行われる業務を機能毎に分け、それぞれの機能を特定の担当者へ専門的に実行させるといったものです。

メリット
a.仕事を単純化できる
分業の度合いが高くなるほど仕事の内容がシンプルになり、熟練したスキルを持たない人々を仕事に参加させることが可能。

b.専門的なスキルを獲得することができる
限られた範囲の業務を繰り返させることで、専門的な熟練したスキルを習得させることが可能。

c.業務に関する規模の経済が働く
類似業務をまとめることで業務1単位の処理コストが低下する。

 

デメリット
a.仕事が単調化することによるモチベーションの低下

b.組織内の人の流動性が失われることによる変化への対応力の低下

c.部門間での利害の対立による組織内のコンフリクトの助長

d.部門横断的な知識を持つ人が少なく、全社的なマネジメント力がある人材が育ちにくい

e.各機能部門の利益責任の所在が不明確

 

基本的には専門化の原則に沿って組織デザインをする方が望ましいとされてはいますが、上記からも分かるように、分業化を進めることによるメリット・デメリットが存在しますから、二次試験では事例企業の状況に合わせて「分業化を進めるor分業の程度を緩める」を選択する必要があります。

・「非効率な現場を効率化したい」→分業化を推し進める
・「社員のモチベーションを高めたい」「外部環境変化への対応力を高めたい」→職務拡大を行い、分業の程度を緩める

 

2.権限責任一致の原則

これは職務と権限と責任が一致していなければならないというものですが、重要なポイントは「誰がどのレベルの権限を負うのか」というところです。組織の上層部に権限が集中する場合には集権的組織と言えますし、逆に組織の下層部(現場寄り)に権限がある場合は分権的組織と言えます。一次試験対策ではそれぞれを正しく理解する必要がありますが、二次試験では「集権的組織から分権的組織の移行」について問われるケースが多いです。

集権的組織(≒機能別組織)

メリット:意思決定者が大局的な決定をしやすい
デメリット:意思決定に時間がかかる、下層部が組織への参画意識が持ちづらい

分権的組織(≒事業部別組織)

メリット:より現場に近いところで意思決定できるため環境対応力が高い
デメリット:事業部ごとの利害を優先し、近視眼的になる危険性がある

これらはどちらが良い・悪いということはありませんが、近年は外部環境の変化が激しく、意思決定のスピードが求められるケースが多いため、下層部へ権限移譲を行って分権的組織へ移行していくという事例が多くなっているように思います。

 

3.統制範囲の原則

統制範囲とは「1人の上司が有効に指揮監督できる直接の部下の人数のこと」ですが、これを広げようと思うと統制の効率を高めることが必要となります。ここではこの統制の効率を「統制効率」と呼ぶことにします。
この統制効率を高めるほど統制範囲を広くすることが可能なわけですが、統制範囲を広げることが必ずしも正解かというとそうではありません。例えば創業間もない企業をイメージしていただきたいのですが、多くの場合、社長がプレーヤーを兼務していることが多く、現場の指揮統制も社長によって行われているケースが多いです。しかし徐々に企業規模が拡大し企業として更なるステップアップを目指すとき、社長は非定型的意思決定に集中するため統制範囲を狭め、より下層部へ権限委譲することはあるでしょう。
ですので、統制効率は高ければ高い方が望ましく、かつ統制効率を上げることで統制範囲を拡大することが可能、というところまでは紛れもない事実ですが、統制範囲を拡大すべきかどうかは事例企業の状況による、ということも同時に理解しておいた方が良いでしょう。

それを理解した上で統制効率を高めるにはどういう施策があるかというと、テキストでは例外事項への対応力を高める標準化を行うなどが書いてありますが、それと同時に管理者の統制能力を高める情報伝達経路を整備する(情報共有の仕組みを作る)なども統制の効率を高めるのに有効です。

 

4.命令統一性の原則

これは、部下は1人の上司からのみ命令を受けるようにしなければならないというものですが、大抵の場合はそうなるように組織デザインされているので問題がありません。これが問題となるのは「部門横断的に組織を編成」した場合です。この対応策としては、命令系統に優先順位を付けるなど、現場担当者が混乱しないような仕組みを作ることが重要です。

 

5.例外の原則

3.でも述べましたが、例外の原則とは本来より上位の役職になるほど非定型的意思決定(戦略的意思決定)に注力すべきであるというもので、それを実現するためにはより下層部へ権限委譲をしていくことが必要となります。
特に、「新しい事業を立ち上げる」「新たな戦略を模索する」といったことを目指していく状況では、なお一層、例外の原則の適用が求められます。

 

組織構造の一般形態

上で述べた5つの組織構造の設計原理を理解した上で、各組織構造の特徴を見ていきましょう。ここでも大事なことは、「その組織にすることでどういった効果が得られるか」と同時に「どういった効果を得たい時にその組織を採用するのか」です。
また、これらはあくまで組織構造の「一般形態」でしかないので、例外も当然にあります。が、そこは試験対策上あまり意識する必要はないと思います。

1.機能別組織

機能別組織とは人事、営業、研究などそれぞれの機能で単位化した組織で、最も専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすい組織構造です。
よってこの組織のメリットとデメリットは専門化の原則や命令統一性の原則のそれと同じと考えて良いです。
また、トップマネジメントは各部門を束ねる長として意思決定を行うので、集権的な組織であると言えます。

 

2.事業部制組織

事業部制組織とはそれぞれの事業を管理単位化した組織で、各事業部ごとに独立した権限を持ち、また独立した利益計画・予算計画などを持つことになるので分権的組織であると言えます。
また、機能別組織ほどではないものの、それぞれの事業部内で機能別に職務分担が行われるので専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすいです。

メリット
・各事業部ごとで管理を行うのでトップマネジメントは業務的管理を行う必要性が低く、戦略的意思決定に多くの時間を割ける
・現場に近いところへ権限委譲が行われているので、スピード感のある意思決定が可能である
・下位管理者のモチベーションが高まるとともに、管理者の能力を高め、次代の経営者の育成が可能となる

デメリット
・それぞれの事業部に各機能が存在する形になるので、機能のダブりが生じてコストがかさむ
・各事業部がそれぞれの利益達成にこだわり、近視眼的な意思決定をしやすい
・事業部間の連携が行われにくい

 

3.カンパニー制

カンパニー制は事業部制組織をさらに徹底したもので、各事業を「さも別会社のように」してしまう組織構造です。よって、メリット・デメリットは事業部制組織のそれをより色濃くしたものとなります。

 

4.マトリックス組織

マトリックス組織は機能と事業を横断的にデザインした組織で、組織の硬直化を克服するために採用されることがあります。よって、マトリックス組織は企業の初期に採用されるものではなく、ある程度成長し、組織として硬直化が見られた際に採用する組織です。
この組織を採用することで現場担当者は複数の製品に関わることになり、より多くの情報に触れることになるので環境変化には対応しやすい反面、高い情報処理能力が求められたり、命令系統のルール作りがキチンとできていない場合に命令統一性の原則に反してしまうといった部分もあるので注意が必要です。
また、このマトリックス組織をもう少し簡素で一時的にしたものがプロジェクトチームで、「事業に横串を刺すような組織」という説明があった場合にはこれらがイメージできると良いでしょう。

 

今日はここまでです。いかがでしたでしょうか?

始めにも書いた通り「二次にも一次にも使える組織論」ということで、キチンと事例企業を思い浮かべながら組織論を深く理解していただけると嬉しいです!

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!


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どーも、そーやです。

企業経営理論の勉強は進んでいますか?中小企業診断士試験では1次試験、2次試験の両方で問われる論点が多いメジャーな科目ですが、「なかなか成績が伸びない出来たと実感しにくい科目」かもしれません。今回は、私自身のH30年の企業経営理論を振り返ってみたいと思います。

H30年(2018年)企業経営理論の結果

企業経営理論は、大きく3つ「経営戦略」「組織論」「マーケティング」に分かれます。H30年試験の出題数ですが、ほぼ三等分で13題、14題、14題でした。

H30年試験の結果から特徴を見ると、ABランクの問題の分布としては「経営戦略」が一番多く、「組織論」は全体の半分がDEランク、「マーケティング」はCランクが多い様子でした。


(表1:H30年企業経営理論論点別ランク表)

なお問題のランクについては、先日のなおさんの記事と同様の定義としています。

————(引用始まり)——————

ここでいう「ABCD問題」とは、受験校(T〇C)の過去問題集等で公表されている問題毎の正答率のことを指します。

ABCDE問題の具体的な定義は以下の通りです。

A問題: 正答率80%以上
B問題: 正答率60%以上80%未満
C問題: 正答率40%以上60%未満
D問題: 正答率20%以上40%未満
E問題: 正答率20%未満

————(引用終わり)——————

私の結果はランク別で分けた場合、以下の通りとなりました。

A問題(2問4点): 100.0%(4点)
B問題(15問39点): 90.0%(35点、2問ミス)
C問題(8問19点): 32.0%(6点、4問ミス)
D問題(13問31点): 35.0%(11点、8問ミス)
E問題(3問7点):0.0%(0点、3問ミス)

なおさんと比べると残念な結果ですが、それでもABランクは90%以上の正答率でした。合計56点と科目合格には一歩及びませんが、直近5年では科目合格者が一番少なかった試験と考えれば、最低限の結果だったかなと思います。


(表2:企業経営論の直近5年間の科目合格者数)
注釈:科目合格率は単純に科目合格者数を科目受験者数で割ってます。科目合格者数には一次試験合格者は含まれておりませんので、科目合格となる60点を超えた受験者≠科目合格者ではありません。

やはりここでお伝えしたいのは、ABランクはほぼ間違いなく取っておきたい、ということです。私は企業経営理論はずっと苦手にしてきましたが、試験対策はかなり割り切りを持ってABランクを中心とした演習ばっかりを行っておりました。利用はしていないですが、おススメは同友館の過去問完全マスターです。効果的な学習方法は道場ブログでもよく伝えていますが、論点別の縦解きです。なお、iPadなどのタブレットを使うと論点別にまとめるもの非常に楽ですよ!

 

最小限の勉強で合格点に達することができる方法

結論を言えばそんなのないです(笑)
万人に共通するやり方はないため、表面的には短い勉強時間で合格点に達した方でも、大学で経営学を専攻していたり、仕事で日常的にその知識を活用しているといったバックグラウンドがあるため一概には言えません。

でも逆に、長い勉強時間をかけても合格点をとることができない可能性が高くなる方法は知ってます。

それは、テキストの内容を満遍なく同等に時間をかけて覚えることです。特に企業経営理論の場合は、過去の傾向から一貫して組織論の正答率が相対的に低いです。そのため、「経営戦略」のドメイン定義やVRIO分析、PPMを中心に勉強するよりも、「組織論」の組織構造やモチベーション論、人事評価などを中心に勉強した方が、本試験で得点できる期待値が低くなりがちです。

組織論の内容は知識として覚えるのは楽しいですが、やはりそこは試験なので割り切って勉強方法の戦略を立てて、重点的に覚えるべき試験によく出る、または過去の正答率が高い論点には時間をかけて、そうでない論点は基本を押さえる程度にするなどして、メリハリをつけて学習することをお勧めします。先日、ksknが別ブログの寄稿記事で一次試験の論点別頻出度をまとめてますので、ご参考下さい。

ちなみに労基法は頻出論点ですが、正答率は低めです。人によりますが、私は法律が比較的得意なので労基法は重点的に勉強しました。結果は3/4で、数少ないCDランクの正答もそこから出しています。逆に組織構造論やモチベーション理論は診断士合格後はメインで勉強するなど好きな論点ですが、受験生時代はほぼ力をいれず、点数もほぼ取れませんでした。ただこれも時間が限られている中での戦略的な方法でした。

今の時期にそこまでヤマを張る必要はありませんが、直前期は力の入れ具合を考えながら戦略的に学習を進めてみてください。また誤解なさらずに頂きたいですが、全範囲を勉強される方を非難する内容ではありません。インプット期も直前期もすべての期間を含めて学習論点に強弱をつけずに勉強するやり方だと、長時間勉強しても点が伸びにくくなる可能性が高い、ということです。

以上、そーやでした。


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はじめに:新元号と診断士の教養

こんにちは、どいこうです。過去記事はこちら

読者の皆様もご存知のとおり、今年(2019年)の5月1日に現在の皇太子であられる徳仁親王殿下が第126代の天皇として即位されます。これに伴う新たな元号は「令和」と定められることが先の4月1日に決定しました。

このニュースを契機として、皇室や元号、さらには「令和」の出典となった万葉集への関心が大いに高まっています。私も、自国の文化や伝統を大切にする機運が高まることはたいへん素晴らしいことだと思っています。

これに関連して私も大切な事項に言及します。皇族の方々への敬称についてです。天皇陛下と皇后陛下の敬称については皆さんご存知だと思いますが、その他の方々についてはどうでしょうか?

皇族への敬称は皇室典範の第23条で明文の規定があり、皇太子殿下、皇太子妃殿下、◯◯宮◯◯親王殿下、◯◯宮〇〇内親王殿下などとお呼びします宮内庁サイトマナー教室のサイトにも掲載がありました。

ところが、テレビ・新聞等が、この日本の文化・伝統に基づく法規に違反して「◯◯さま」などと表記している事例が頻繁に見られます。これは違法行為であって、マネをすべきではありません。教養ある識者は「マスメディアがなしくずし的に日本の文化・伝統を破壊し、特定の方向に誘導している」と指摘しています。私も同様に、一体何の権限(そして意図)があって、こんなことをするのかと疑問を感じる一人です。「今さら聞けない皇室のこと」という本には、この件の経緯を含めた記載がありますので、よろしければご参照ください。

経営者には教養水準の高い方が多いです。このため、経営者と話す立場である中小企業診断士は、仕事ができるだけではなく、社会人としての教養も高める必要があります。マスメディアを盲信していると、「この人はものを知らないな」と思われてしまいます。「さすが◯◯先生は教養がおありですね」と言われるよう、日頃から物事を自分の頭で考える習慣をつけたいものです。

ベンチャー企業と資金調達

さて、今日はベンチャー企業に関するテーマを取り上げます。試験科目でいうと経営理論および法務に絡むでしょうか。背景には、私が現在、ベンチャー企業の設立に関する支援をしている経緯があります。

ベンチャー企業は、最近では「スタートアップ」とも呼ばれます。小さな資本でスタートし、ベンチャーキャピタル(VC)等から新株発行により出資を受けた上で事業の価値を高め、上場(IPO; Initial Public Offering)やM&A(株式売却等)による利益確定を狙います。

ベンチャー企業はなぜ出資を受けるのでしょうか。それはベンチャー企業の多くはお金が足りず、借入が難しいからです。

①まず、お金が必要な理由です。技術を基にしたイノベーションを実現するために、研究開発から事業化までのプロセスにおいて乗り越えなければならない障壁があります。このうち特に「死の谷」は売上がない状態で多くの資金が必要となるため、資金調達の必要性が高まります。

魔の川(Devil River)
魔の川は、基礎研究と応用研究の間に直面する障壁です。技術シーズの社会的な有用性が識別しにくいことが課題となります。

死の谷(Valley of Death)
死の谷は、応用研究から製品開発の段階で直面する障壁です。製品の開発・製造・販売に必要となる資金や人材などの経営資源を適切に調達することが課題となります。

ダーウィンの海(Darwinian Sea)
ダーウィンの海は、事業化後に直面する障壁です。事業を継続するには、競争優位性を構築し、ライバル企業との生き残り競争に勝つことが課題となります。

②次に、出資を受ける理由ですが、企業の資金調達には2種類があります。銀行や投資家からの借入(Debt Finance)と主に新株発行による出資(Equity Finance)です。

すでに収益が安定している企業の場合は借入の余地があります。ですが、事業化前や事業化直後のベンチャー企業は売上がなかったり、売上があっても非常に小さかったりしますから、銀行がなかなかお金を貸してくれず、社債も買い手を探すことが困難です。

このため、資本コストは高くなってしまうのですが、新株発行による資金調達が行われます。ベンチャーに出資する投資家をエンジェルやベンチャーキャピタルといいます。

ベンチャー企業の会社形態は株式会社がメイン

先に見たように、ベンチャー企業の多くは設立後に出資を受ける(増資する)ことを前提とします。このため、通常は株式会社の形態を取ります。出資者の責任が「有限責任」であるからであり、同じく出資者全員が有限責任である「合同会社」では、新株発行や上場ができないためです。

合同会社を選択した場合、設立費用・運営費用が安い等のメリットがあります
設立時の登録免許税等が安い(株式会社は20万円、合同会社は6万円と大きく異なるようです)
決算公告義務がなく、官報掲載や電子公告が不要
出資者全員の合意のうえで、利益の配分を自由に決められる
役員の任期がないため、重任登記(および登記費用)が不要

一方で、合同会社には上場できないなどのデメリットがあります。
企業として信用されないケースがある
社員の退社等によって、会社の資本金が減少する場合がある
新株発行や株式の上場ができない

設立時に増資のめどがたっていない場合には、経費が安くすむ合同会社でスタートすることも可能です。そのままでは新株発行や上場ができませんが、増資が決まったタイミングで株式会社へ組織変更することは比較的容易です。

公開会社と株式譲渡制限会社(非公開会社)

設立したばかりの株式会社は、人員にも時間にも余裕がありません。そこで、多くの新設会社は、可能な限り簡素な機関設計を採用したいと考えます。「取締役会やる時間がない」、「監査役に払うカネなどない」という具合です。

そこで採用するのが、「株式譲渡制限会社」です。「株式譲渡制限会社」とは、会社が発行している株式の全部に対して、自由に譲渡できないように制限が設けられている会社のことです。「非公開会社」と表現されることもあります。

株式譲渡制限会社の主なメリットは、運営の負担を軽減できるこなどです。
取締役会や監査役の設置義務がない(ただし、株主総会と取締役は必須)
役員(取締役・監査役・会計参与)の任期が最大10年まで伸長可能(重任登記の頻度を減らせる)
利益配分や議決権に関して、株主ごとに異なる取り扱いを行うことができる

具体的な手順としては、会社定款の中に、「自社株式の譲渡をする際には、取締役会あるいは株主総会による承認、代表取締役による審査・承認が必要となる」という旨の規定を加えます。

なお、株式譲渡制限会社ではない会社では、株式譲渡に関して特に制限が設けられておらず、自由に株式を売買できます。これを「公開会社」といいます。

公開会社はより透明性を確保する要請があるため、運営の負担は相対的に重くなります
取締役会や監査役の設置義務がある
役員任期を伸長できない(取締役・会計参与は2年以内、監査役は4年以内)
利益配分や議決権に関して、株主ごとに異なる取り扱いを行うことができない

おわりに

本稿には、経営法務に関する記載をしましたが、(ご多分に漏れず)私も経営法務は苦手科目でした。間違いが発覚したらすぐに修正しますのでご容赦ください(弱気)。

先日、いよっちも書いていましたが、法務は基本的には専門家(会社設立の場合には司法書士)に依頼しますので、マニアックにいろいろ覚える必要はありません。ですが、主要な論点がモレていないかを確認できることは非常に重要だと思います。実務に必要な範囲で、概略を頭に入れておくのがよいかと思います。

 


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はい!へんりーです。

 

いよいよ寒くなってきましたが、体調を崩されていませんか?

夜な夜なブログを書くなか、飼っている猫が膝に乗ってくる季節になりました。ねこたんぽです。

 

さて、今回は、2018年度の受験を終えた人に加えて、2019年度の受験を決めた人や検討中の人に向けてお届けします。

 

先日、自分が昨年通っていた予備校の受験ガイダンス会に卒業生のお手伝いとして参加してきました。

そこで、受験を検討している方から受けた質問の一つが「企業に務めながら、診断士資格はどのように役に立ちますか?」でした。

気になっている方も多いと思われますので、そこのところに回答できればと思います。

 


 

さて、おさらいですが、診断士の仕事は大きく3つ、

①「診る」(企業の診断、商店街や地域の支援etc.)

②「書く」(雑誌やWeb記事の執筆etc.)

③「話す」(セミナー講師etc.)

に分けられると言われています。以前のブログ記事では、このうち②の執筆の仕事について書きました。

 

僕の場合、独立はせず企業に勤めながら、上記のうちの①や②の仕事に携わっています。いわゆる「企業内診断士」と呼ばれる立場です。

 

今回は、それら①②③診断士としての本業とは別に「企業内」において診断士資格がどのように役に立っているのかという点を、自分の場合を具体例として交えてご紹介してみます。

 

企業内で役に立っている場面は何か??大きくは以下の2つです。

 1. 本業である事業開発の実務において

 2. 労働組合や社内有志活動での会社との議論において

 

結論からいうと「企業内の幅広い面で役に立っている」という答えになります。

 


1. 本業である事業開発の実務において

エネルギー系の企業に勤める自分は、新規事業の案件開発や投資した事業のアセット管理を担当する部署に所属しています。

もともと理系で機械系エンジニアだった自分を、現在の事業開発部門に引き抜いてくれた上司が、異動に際して勉強するよう勧めたのが中小企業診断士の資格でした。

『理系エンジニアが「事業」「経営」「会計」「契約」などを学ぶのにちょうどいい資格』というわけです。

 

実際の業務にあたっては、診断士資格1次試験における「企業経営理論」「財務・会計」「経営法務」の知識がそのまま役に立っています。

具体的には

・事業会社の管理業務において、取締役会や株主総会の開催、決算業務など

・M&Aにおいて、組織再編に関する会社法、事業価値・企業価値の評価など

・製品販売において、外部環境分析や価格設定(4P戦略)など

等が挙げられます。

 

そして、経済の動きやトレンドを把握するにあたっては「経済」の知識が欠かせません。

 

また、海外事業会社の管理では、契約書や財務諸表が英語になりますが、診断士資格の知識によりビジネスの基本的な部分を理解できているため対応することができています。基礎ができてこその応用です。

 

以上はあくまで僕の例です。

業種によって「運営管理」「情報システム」の知識を用いる、あるいは「中小企業政策」に出てくる支援制度を適用するケースもあるかもしれません。

 

なお、多くの企業で「中小企業診断士」という肩書きを会社の名刺に掲載することができます。

 


2. 労働組合や社内有志活動における会社との議論において

昨年、自分は企業の労働組合(厳密にはそれに類する社内組織)の代表をやっていました。また、今も企業内の若手有志団体にもいくつか参加しています。

それらの活動では、会社の経営陣人事部や総務といった管理部門と議論をする場がありますが、ここでも診断士の知識やその応用が役に立っているのです。

 

具体的に、

  • 会社の実施する組織改定(例えば、部門の統合や分割など)について、目的は?必要性は?メリット・デメリットは?などを問うにあたって、「企業経営理論」で学ぶ組織論が役に立ちます。

 

  • また、会社が計画する社員のモチベーション向上を目的とした施策について、同じく「企業経営理論」で学ぶモチベーション理論の出番です。例えば、その施策が単に少額の給与手当てを増やしたり、費用負担を増額したりするだけの施策であれば、ハーズバーグの「二要因理論」における「衛生要因」と「動機づけ要因」を混同しているかもしれません。施策に含まれているのは不満の低減だけで、モチベーション向上には別の動機づけが必要、といったケースも見かけます。

 

  • 会社側からの四半期決算に関する説明においては、そもそもP/LやB/Sといった財務諸表の内容、会計用語、キャッシュフローの考え方などを知っていなければ、議論の前に意味の理解すらもできません。典型例として、「内部留保」という用語の誤解から「会社はお金を貯めこんでばかりで社員や株主に還元していない!(キャッシュの増減や余裕を見ずに)」といった意見がでてしまいかねません。

 

  • また、若手有志団体と会社経営陣で「会社の将来ビジョン」について意見交換する機会があったとすれば、シュンペーターのイノベーション理論(新結合)の知識から「得意分野を掘り下げるだけでなく、新規分野の探索もすべきではないか」といった意見を述べることができます。(※もちろん、理論をかざすわけではなく、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生のお話なども出しつつ)
  • さらに、組織学習の知識を基に「改善的アプローチ(つまり低次学習)ばかり繰り返して、ブレイクスルー(高次学習)に至るのか」といった議論を交わすこともできます。

 

資格勉強をする以前から「なんとなくわかっていた」ものもあるかもしれませんが、理論や知識等として体系立てて理解することで、意見や発言における説得力も変わってきます。

また、今回はフォーカスしませんが、2次筆記試験対策で身につける、本質を見抜き・わかりやすい言葉で説明(助言)するスキルも、企業内で確実に活用することができます。

 

このように、資格の保有自体が何かを与えてくれるというよりも、資格取得のために勉強してきた内容、あるいは診断士合格後に身に着けてきた新たな知識やスキル、そして経験が、「企業内」であってもビジネスパーソンとしてのレベルアップに寄与するわけです。

 

 

以上、「企業内診断士」にとって、診断士資格およびその知識が企業内でどのように役に立つのか?について僕のケースを紹介してみました。

 

もし、会社勤めをしているあなたが、試験勉強をはじめるかどうか悩んでおり、「独占業務のない資格だし、独立するつもりはないしなあ」「自分の仕事は中小企業と関連しないしなあ」といった点から躊躇っているとしたら、この資格の魅力を見落としているかもしれません。

 

同じようなテーマですが、別の切り口で書かれた過去記事もありますので参考にしてみてください。

5代目butaoさん「企業内の診断士の存在意義とは何か」

6代目tomoさん【企業内での診断士の活かし方】

8代目そのさん「目指すべき企業内診断士の姿とは?」

 

では、本日はこの辺で。へんりーでした!!

 

✿:❀: 道場事例Ⅴ(お疲れ様会)のお知らせ ✿:❀

☆中小企業診断士試験に今年挑戦された方、来年以降目指す方、道場メンバーと懇親会しましょう!

☆これから同期診断士になるであろう仲間と親睦を深めましょう!!

■一発合格道場〜事例V@東京~

事例Ⅴ(お疲れ様会) はおかげ様で満席となりました!ありがとうございました!

お申込はこちらからどうぞ≫ ←クリック

□ 開催日時:11月14日(水) 19:00~
□ 会場:ととりこ 新宿東口店
□ 定員:35名(先着順)
□ 参加費:4000円

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:❀:✿:❀ 道場夏セミナーのお知らせ ✿:❀:✿:❀

一発合格道場 夏セミナー2018

☆道場メンバーやOBが診断士2次試験突破のために実施したことをお伝えします!
☆受験生のみなさんの悩みや疑問に個別にお答えします!

応募方法は後日ご案内します。まずは予定の確保をお願いします!!

■夏セミナー2018 in東京

□ 開催日時:2018年8月11日(土) 14:00〜16:30※懇親会は17:15〜19:15予定
□ 会場:月島区民館(〒104-0052 東京都中央区月島二丁目8番11号)
□ 定員:50名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

■夏セミナー2018 in大阪

□ 開催日時:2018年8月18 日(土) 13:30〜16:30※懇親会は17:00〜19:30予定
□ 会場:マイドームおおさか6階会議室(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番5号)
□ 定員:30名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀

 

こんにちは、chikaです。
いよいよ来週の今頃は試験当日ですね。
今日は、1点でも多く積み上げるために、ラスト1週間で実際に私がやったことをお伝えします。

 

【1】苦手分野を書き出す

どーーしても苦手で、覚えきれてない分野を書き出しました。
苦手分野とは言っても、頻出論点の苦手分野です。
(ポケテキに載ってる範囲は頻出論点だよな、と私は捉えていました。)
(もしくは、TAC通学生のテキストの「出題領域表」を参考にしました。)

頻出論点の苦手分野=もし本番で出題されたら、他の受験生に差を付けられる!
と思ったので、直前まであがくことにしたのです。
「直前期の詰め込み暗記で乗り切ろう作戦」です。

ちなみに、私が直前期に詰め込んだ苦手分野は以下です。

★経済
GDPの式(分配面からみた・支出面からみた、の違い)、AD−AS分析、
★財務
全部原価計算と直接原価計算、分配可能額と剰余金の配当の計算
★企業経営理論
リーダーシップ論(アイオア、オハイオ、リッカ―トetc・・・)、M&Aの手法(TOB、LBOetc・・・)
★運営管理
QC7つ道具(特に管理図)、新QC7つ道具、設備保全の種類、まちづくり三法
★法務
会社法、組織再編
★情報
SaaS、PaaS、IaaSの違い、ロールフォワードとロールバック
★中小
各政策の細かい数字

 

【2】中小のグラフの詰め込み暗記

直前期の詰め込みで伸びると言われている中小を詰め込みました。
通勤中の電車、ご飯を食べながら(行儀悪いけど直前期だし…)の暗記は、
中小のグラフを頭に入れる時間にあてました。
グラフの数字は一時的に覚えてもすぐ忘れてしまってたので、
むしろラスト1週間で再度見直そうと考えていました。
ラスト1週間で覚えた内容は、試験本番には頭に残っているはず!

 

【3】模試で△と×だったところを解き直す

模試で出題された範囲は、他の受験生も復習で勉強してるはず。
なのに自分が解けなかったところは、
他の受験生に差を付けられると思っていたからです。
なので、模試で△、×がついたところを改めて解き直して潰しました。

 

【4】試験の休憩時間に見るものを決める

試験本番の貴重な休憩時間。
今年から40分になりましたが、何をするか決めているでしょうか。

体力温存のためにゆっくりする、という方もいると思いますが、
直前に暗記を詰め込もうという方が多いと思います。
トイレに並ぶ時間や一服する時間でも、参考書を見ることはできます。

しかし、限られた40分で何を見るかは決めておきましょう。
既に覚えている部分を見直したって意味はなく、
いつもド忘れする論点、覚えきれてない公式や細かい数字、
これらをピックアップしておくべきです。

私は、
・上記【1】の苦手論点をまとめたファイナルペーパーを作成
・ポケテキの見直したい部分に付箋を貼る
という準備をしておきました。
特に、いつも使っている参考書には既にいっぱい付箋がついていませんか?
その付箋の箇所を、40分で見直しきれるでしょうか。
取捨選択し、本当に直前に見直すべき部分だけに残す(or色を変えておく)必要があるかもしれません。

 


~おまけ~

試験に持っていくものリスト!!

スマホのメモを整理していたら、
1次試験前に持っていくものリストが出てきたので、
参考になればと公開します!
は必須はあったら良いものピンクは女子向け

受験票
・時計2個
・筆記用具
・ファイナルペーパー&ポケテキ
・昼ごはん用のおにぎり
(自宅近くのコンビニで朝買う!)
頭痛薬(いつも飲んでいるものにしましょう!)
下痢止め(ストッパなど即効性のあるもの)
目薬(コンタクトの方、ドライアイの方)
ティッシュ(寒くて鼻水出るかも!)
・タオル(お尻痛くなったら椅子の上に敷こう!)
・マスク(汗や香水が臭い人が横に座るかも、と思って持参!!)
・リポビタンD(いつも飲んでいたから。いつも飲んでない人は絶対NGですよ。)

・チョコ(休憩時に糖分補給!)
・梅干し(すっきりしたい時にいつも食べていたからw)
髪結ぶゴム(髪が邪魔で集中できないかもと思って)
前髪止めるピン(〃)

カーディガン(温度調節用!)
・生理用品(ホルモンバランス崩れてるかもだし、念のため・・・)

・ペタンコの靴(ヒールだと万が一の時走れないから)

ちなみに、365日ヒール履く私ですが、
試験一週間前と本番は、ヒールを履くのを辞めました
うっかり転んで利き手を怪我したらやばい、と思ったからです。
要は、うっかり転んで怪我する」ことは避けましょう!
・階段を上り下りする際は、手すりにつかまる!
・歩きスマホしない!
・無理に走らない!
これからの一週間は、今まで以上に慎重に過ごしましょう。


~おまけ②~

試験前日眠れなくても、気にするな!

試験前日は早く寝よう!と思って早々布団に入った私。
しかし、緊張のためか3時間くらい眠れませんでした(笑)
睡眠時間は4時間くらいになってしまいましたが、
試験本番は全く眠くならず、全力を出し切れました。

何をお伝えしたいかというと、
眠れなくても何とかなるから、気にするな!!
です。
布団に入って眠れないときに、「寝なきゃやばい!」と焦れば焦るほど、
眠れなくなるものです・・・・。
なので、もし寝付けないなあ、と思っても、
「ま、最悪寝れなくても何とかなるさ~」とリラックスした方が、
いつの間にか眠くなると思いますよ。

でも!しっかり睡眠をとれることにこしたことはありません(そりゃそうだ)
なので、ラスト1週間は、早寝・早起きをして体のリズムを試験本番と同じにしておきましょう。


残り一週間、体調管理怪我回避に気を付けながら、
最後まで諦めないでください!!心から応援しています。
大丈夫。あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
 以上、chikaでした☆

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□ 定員:30名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

 

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おはようございます!桃ちゃんです(^^)/

今日から道場夏セミナーの告知が始まりました!
応募はまた後日発信しますので、予定をあけておいてくださいね!

 

この土日は、TACの模試がありましたが
受けられた方、如何でしたでしょうか?

 

是非、解きっぱなしにせず、
模試をしっかり復習してください!

 

予備校が力を入れて作っている、本番に似せた模試です

 

ここから出る問題があるかもしれません!

出たらラッキー!!ですね♡

 


 

さて今日は、2018年のトレンドについてご紹介します。

 

診断士の試験でも、たびたびその頃に流行ったものが出たりします。
(少し時間差があることもありますが)

 

時代の流れやキーワードも拾っておき、

「情報システム」あたりで出た時は取れるようにしたいですね。

 

しかし、しかし!!! 後1か月です!

そればかりに集中する必要はないと思いますので

いくつかここで紹介します。

 

(私の勝手なピックアップなので、え、今このキーワード?
と思うものがある場合はご容赦ください!)

 


IoT関係で

 

■スマートファクトリー

ドイツ政府が行っている「インダストリー4.0」
具現化したような工場です。

 

この工場(ファクトリー)では、あらゆる機器がインターネットに
接続されて(IoT=internet of things) いるため

 

機械の稼働状況など詳細に把握し、利益最大化するのに役立ちます!

 

インダストリー4.0は第四次産業革命ともいわれています。

 

第1次産業革命  蒸気機関の導入

第2次産業革命  電力の活用

第3次産業革命  コンピューターの活用

第4次産業革命  IoT

 

 

■RPAとAI

どちらも、人間の作業を自動化してくれるシステムという位置づけです。

 

RPA(Robotic Process Automation)は、人間が作ったルールに従い

判断し、業務を自動化するシステム群のことです。

 

人間がマウスやキーボードなど手作業で行っていた作業を

機械により自動化します。

 

AIは人工知能というように、自己学習機能を持ち、

自ら判断ルールを見つけて次の判断に生かすことができます。

 

「RPA  AI  違い」と検索すると、いろいろヒットします。

 

■FaaS (Function-as-a-Service)

サーバーレス(開発に必要なサーバーを自分で準備せずクラウドを使い)で

サービスより細かいFunction=機能を実行して

アプリケーション開発できるサービスのことです!

 

開発者の負担を減らし、使った分のコストだけで済むメリットがあります。

 

これと一緒に

SaaS (Software as a service)

PaaS  (Platform as a service)

IaaS  (Infrastructure as a service)

あたりも復習しておいてくださいね!

 


ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)

これ自体は試験にでません!笑

 

ご存知の方も多いと思いますが、

(株)スタートトゥデイが運営するアパレルのオンラインショップ
「ZOZOタウン」で扱われている採寸用の服です。

2017年11月末に発表はされていました。発送は少し遅れました。

 

ドットが一面についている独特なスーツで

それを着てスマホで何度か角度を変えて撮影すると
着用者の体形を採寸してぴったりな洋服選びができるというものです。

 

上記のような新型ZOZOSUITが出ましたが、
旧型のはBluetoothでスマートフォンに情報を送るものでした。

 

新型はマーカー式で全身を撮影する事で採寸を行っています。

ネット上でも話題になり、口コミ効果もつながっていますね!

こういう新しいものに一番最初に飛びつくのは

 

「イノベーター理論」で言うところの
イノベーター (市場全体の2.5%)
アーリーアダプター (市場全体の13.5%)ですね。

 

「キャズム理論」でいうと

アーリーアダプター
アーリーマジョリティー(市場全体の34.0%)
の間には容易に超えられない溝=キャズムがあるとされています。

 

この溝を超えていかないといけないため、
アーリーマジョリティーに対するマーケティングも必要とされています。

 

以上、桃ちゃんが気になったキーワード解説でした!

 

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こんにちは!chikaです。
前回に引き続き、二次試験ノウハウとしてキーワード解答法をお伝えします。

※今年一次試験受験予定の方は「そういうもんか~」と読み飛ばす程度で、
今年二次試験一本の方は、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。

 

▼▼▼▼キーワード解答法とは?▼▼▼▼

①解答のキーワードパターンを覚えておく
②思い浮かべたパターンのうち、事例企業に合った分析・助言を行う

という方法です。
具体的には、
●●●という課題の場合、解決策は□□□!などのパターンを覚えておく。
パターンのうち、
事例企業に当てはまるもの(効果的なもの、実践可能なもの)を解答する。

この方法のメリットは、
解答時間の短縮と、大外ししない解答が書けること、です。

 

なぜキーワード方法が有効か?
それは、前回もお伝えしましたが、
二次試験突破のコツは、解答の処理手順を確立させることです。
80分間、決まった手順で処理していくことで、一定品質の解答作成ができるのです。
そのための事前準備として、ある程度パターンを覚えておくことが大切なのです!

 

 

本日は事例Ⅰ組織・人事の分野です。

<組織>キーワードの一覧はこちら▼ ※クリックして拡大

 

 

<人事>キーワードの一覧はこちら▼ ※クリックして拡大

 

この図の使い方は、
A:与件文のヒント(問題点) を見つけ、
それに対応するB:改善のキーワードを思い浮かべる。

その中で、事例企業に沿った提案を解答に選ぶ、という方法です。

しかし・・・

事例Ⅰは、与件に明確なヒントが無いことが多く、類推が必要となります。
つまり、普通に与件文を読んでも、上記図の「A:与件文のヒント」が見つかりにくいのです。。。
そのため、与件文を読むときに以下を意識すると、問題点が見つかりやすいと思います!

★事業展開(事業戦略)に応じた組織体制か?
★顧客ニーズに対応した製品開発が可能な組織か?
★部門間の連携や調整が、円滑に進む組織か?
★迅速な意思決定ができる組織か?
★業務の重複や空白が生じていないか?
★経営戦略上、部門が不足してないか?
★能力開発等、人事制度上に問題がないか?

 

昨日の記事で桃ちゃんが書いてくれたように、
事例Ⅰの肝は「組織は戦略に従う」です。
つまり、事例企業の事業戦略に沿って、組織面と人事面から助言をする、
という意識を持つことが大切だと思います。

 

★最後に、参考になる事例Ⅰの過去記事を以下にご紹介します。

事例 I : あんたは経営企画室のペエペエ平社員!
⇒事例Ⅰを解く際の心構え!

【事例Ⅰ】過去問から学ぶ
⇒事例Ⅰの特徴!「茶化」という覚え方はもはや鉄板です♪
サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬
イ 育成
ヒ 評価

【いざ攻略!事例Ⅰ】本当の原因は何だ?
⇒「捉えどころのない試験」と言われる事例Ⅰをどう攻略するか・・

 

本日も”今年は二次試験1本!”という方向けにお届けしました。
今年1次試験に臨まれる方は、一次試験後に再度この記事を読んでいただければ幸いです!

季節の変わり目で体調を崩しやすい季節ですので、
体調管理も意識しながら取り組んでくださいね><!

以上、chikaでした!

 

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おはようございます!桃ちゃんです。

 

最近、暑くなってきましたね~!
でも室内だと冷房がしっかりきいていたり….。

 

体調管理、お気を付けくださいネ!
なんていう私自身は、この土日は体調不良でダウンしていました( ;∀;)

 

さて今日は、論点重視ではなく、横道の話として
「面白く読んでいただければなぁ」と思っています。

内容は、チャンドラーの「組織は戦略に従う」についてです

 

「組織構造・組織形態」の詳しい話は、
9代目ゆうの【渾身!論点シリーズ】をご参照ください!

 

また過去の【組織】に関するブログはこちらです。

 

 

「組織は戦略に従う」アルフレッド D.チャンドラー

・20世紀の経営史の”金字塔”
詳細な事例研究から組織と戦略の間の相関関係を明らかに
トップマネジメントの重要性についても言及

 

皆さん「組織は戦略に従う」というフレーズをご存知かもしれませんが、
実際はものすごく長い1冊の本です。

 

和訳で550ページ超あります。
英語版のタイトルは「Strategy and Structure」です。

 

私は現在、MBAの古典の授業で、チャンドラーの本を読んで
小論を書くというのを毎週やっています。
(結構大変です…ww)

「おそらく、この本を全部読まれる方は少ないのでは?」と

思ったので、

「いったいどんな内容なの~?」という疑問に対し
概要が分かるように今回は書きたいと思います!

 

 

「組織は戦略に従う」 概要

 

具体的には「4つの企業」を取り上げ、
「どう事業部制組織へ移行していったのか」について書かれています。

ポイントは、
経営陣が「長期プランニング・経営判断」に「集中」できるかどうかです。

 

「え?経営陣は長期の経営戦略を練るでしょ、普通」

思われるかもしれませんが、それは最近の話です。
1900年頃はそうではありませんでした。

 

大きな流れとしては、下記の通りです。
◇組織  ◆戦略

◇アメリカでは19世紀までは同族経営が一般的

◆単一製品の大量生産・大量販売
「規模の経済」を追求したい

垂直統合(安定的な材料仕入・販売網拡大)
◇職能別組織+本社機能(ライン&スタッフ組織)へ
ここでの本社機能:まだ経営陣は実務対応で多忙

◆ニーズに合わせて製品や地域を多角化
「範囲の経済」を追求したい

上記※の組織では対応が不可能
経営陣が実務に多忙で経営判断する時間がないため

◇事業部制組織+本社機能(ライン&スタッフ組織)へ
ここでの本社機能:経営陣は長期プランニングに集中。
実務対応は事業部長が行う。

 

つまり、戦略◆が変わると

経営陣が「プランニングや業績評価」に集中できる◇組織◇

(事業部制組織+本社機能)が必要になるということです。

 

 

「4つの企業」について簡単に見ていきます。

 

1社目:デュポン

・火薬製造業を営んでいたアメリカの老舗企業
・戦争中は無煙火薬事業が急成長
・戦後、余剰設備が生じる問題回避から多角化へ
・職能別による「専門化の原則」をなかなか捨てられない
・多角化した後に肥大になった職能別部門をうまくまとめられない
・最終的には事業部制へ移行

 

2社目:GM(ゼネラルモーターズ)

・アメリカを代表する自動車メーカー
・創設者のデュラントは事業拡大に重点を置き、組織に興味がない
・材料の安定調達の為に垂直統合を繰り返し、過度に分権化した組織
・自動車・付属品・部品・関連事業の部門間調整ができず、経営危機
事業部制の導入

 

3社目:スタンダード石油ニュージャージー

・初期の主力製品は灯油
・自動車の普及によりガソリンの需要急増
・原材料の安定調達の為に垂直統合を実施
・組織が大きくなり、国内販売・海外販売・海外生産の各部門の調整が困難
地域別の事業部制を導入

 

4社目:シアーズ・ローバック

・もともとは、「通信販売事業」を営む
・自動車の普及と都市化の進展で、「直営店事業」にも事業拡大
・「通販事業」と「直営店事業」のシナジーが薄い =連携がうまくいかない
地域別の事業部制を導入

 

「戦略によって、取るべき組織形態が変わる」

 

戦略:小規模経営   から 広域エリアにまたがって多角化
↓  戦略が変わると・・・

組織:単一職能別組織 から 事業部制組織
組織が変わる(変わらないと上手く対応できない事例)

 

「組織は戦略に従う」では、もっと当時の主要人物がたくさん出てきて、
事業部制へ移行するにあたり、どのようなポジションの人
どう行動していたのかが詳細に書かれています。

 

もしご興味があれば、ぜひ♪

 

また今回出てきた「キーワード」は企業経営理論だけでなく
二次試験の事例Ⅰでもよく聞かれます。

「事業部制のメリット・デメリットは?」というように。

→その論点は9代目ゆうの【渾身!論点シリーズ】でご確認ください(^_-)-☆

 

以上、桃ちゃんでした!

 

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はい!へんりーです。 これまでの記事はこちら

6月に入りましたが、学習の進捗はいかがでしょうか?

前回に声を大にしてお伝えしたように、

まだまだ間に合います!

(不安になったときは、僕の昨年の点数を思い出してください)

どうかどうか諦めずに。

試験本番のその日まで、我々道場メンバーが伴走します!

 

さて本日は、

前回に引き続き、1次試験で得点が伸び悩む“くせ者”、企業経営理論のうち、

難易度B、Cランク問題(TACデータリサーチに基づく)の出題頻度が特に高い論点、

【経営戦略】【組織論】【マーケティング】を取り上げます。

 

過去問のBあるいはCランクの問題から、

その設問あるいは選択肢に出てくる、いまいち覚えづらい用語をピックアップし、

少しでもあなたの記憶に残るよう具体例などもまじえながら解説していきます。

先に、本日ピックアップするのは以下の用語です:

「動的シナジーと静的シナジー」

「衛生理論(二要因論)」

「内発的動機づけ」

「アウトバウンド」「インバウンド」

パッと意味が出てこない、という方は、ぜひお読みください!

なお、過去問自体の解説には重きをおかないので、そこはあしからず。

 

それでは早速、いきましょう。

まずはH26年度第5問です。こちらはBランク。

 

ピックアップする用語は:「動的シナジーと静的シナジー」

・・・

覚えやすいとは到底言えませんね。

「動的シナジーと静的シナジー」

→まず、確認ですが、シナジー効果とは、ご存知「相乗効果」を指し、1+1=2ではなく、1+1=3になる効果のことを言います。(アンゾフ先生は、1+1=3ではなく、2+2=5と言ったそうです)

例えば、
企業間連携や、関連多角化で事業間連携する際、単純に売上や利益などの足し算となるのではなく、互いに新規顧客を獲得することにより足し算以上の売上拡大を達成できる、あるいは、共通資源を多重利用することでコスト削減できる効果(範囲の経済)をシナジー効果と言います。

以上を前提として、「動的」シナジーと「静的」シナジーとは何か?

定義は、

時間に依存するシナジーを動的シナジー

時間に依存しないシナジーを静的シナジー と呼びます。

 

覚え方として、「動的」は、英語でDynamic(ダイナミック)になります。動きがあり、変化していく、といったイメージが湧くでしょうか?

つまり、「動的」シナジーとは、時間が経つに連れて変化していく、しかも「シナジー効果が強まっていく」そんなシナジーのことを意味します。効果が表れるのに長期間がかかりますが、例として最終的に技術革新に至るものを「動的」シナジーと呼びます。

一方の静的シナジーとは、時間によって変化しない、とある一時点の相乗効果を指します。

両方とも実現できればよいですが、もし二択となった場合には、長期的に企業の成長を考えて動的シナジーの方がより好ましいという結論になります。

というわけで、「動的」シナジーにポジティブなイメージを持ってください。

(ちなみに負のシナジー効果のことを「アナジー効果」と呼びます)

 

 

続いて、H25年度の第16問です。設問1がC、設問2がBランクです。

 

 

この問題からは、解答に直結するキーワードとして以下をピックアップします:

「衛生理論(二要因論)」

「内発的動機づけ」

 

・・・

「衛生理論(二要因論)」

→ハーズバーグの動機づけに関する理論です。

基本は、

満足をもたらす要因=「動機づけ要因」(例:達成感、承認される、仕事内容そのもの、責任の拡大など)

と、

不満をもたらす要因=「衛生要因」(例:会社方針、労働条件、作業環境、給与、人間関係など)

であり、

これらはそれぞれ別もの!(と理解しないと、うまくモチベーションを上げられませんよ~)

という考えを主とした理論になります。

 

前者の「動機づけ要因」は、解消したら大きく満足感を得て、モチベーションが上がるもの。プラス拡大!ですね。

 

後者の「衛生要因」は、解消しても不満がなくなるだけ。つまり、マイナスがゼロになるだけというイメージです。

 

用語を覚えるために、例えばあなたが、とある食品関連メーカーで働いているとしましょう。

入社から10年が経ち、あなたも色々と思うところがあります。

 

一つに、工場の製造業務はひと通りできるようになったけれど、最近はなにか物足りない。モヤモヤモヤ・・・

もし、ここで上司から「設備大幅効率化プロジェクト」のリーダーを任されたとしたらどうでしょう?

もちろん不安もあるかもしれませんが、ワクワクする仕事内容、そして責任の拡大にモチベーションが上がる、かもしれません。

 

一方、あなたは職場への不満も持っていました。最近の職場では5Sがおろそかになっており、工場の衛生状態がよくない。自分はすごく気になるのに、上司は危機感を持っておらず、なかなか改善されない。モヤモヤモヤ・・・

もし、ここで会社が重い腰を上げ、衛生状態の問題が解消されたとして、あなたのモチベーションは大きく上がるでしょうか?

 

「この会社で働いていてよかったー!もっと頑張ろう!」とはなりますか? おそらくならないと思います。

それは、職場の衛生状態を良好に保つ、というのは最低限できていて当然のものだからでしょう。

みなさんの記憶のために、わざと同じ言葉が出てくる例を出してみましたが(逆に混乱したらごめんなさい)、

衛生要因とは、まさに衛生状態のように「できてあたりまえ」のもの、不満がなくなるだけで、満足を得るためのものではない、と覚えてください。

 

これは、企業内や組織内において身近かつ非常に実践的な理論の1つだと考えます。

いくら商売やビジネスの感覚が優れた経営者であっても、この概念を学んでいなければ(表面的な知識だけでなく、深く理解していなければ)、本問のように、二つの要因をわけて考えることができず、意図しない結果を招く施策を打ち出しかねないからです。

みなさんの周りでも見かけたりしませんか?

あなたが企業に勤めていたとしたら、診断士資格の勉強により社内を見る目線が一段階上がり、会社に対して改善提案が可能になるかもしれません。この資格だからこそ成せることだと思います!

・・・

次も、モチベーション理論の論点で出てきます。

「内発的動機づけ」

物事に興味や関心を持つことで自然と意欲が沸き、達成感や満足感を得たいという、内面的な要因によって動機付けられることを言います。金銭や名誉といった外的報酬に左右されない動機になります。

と、こういった定義や説明を暗記しただけでは、BあるいはCランクの応用問題に対応できない可能性が高いでしょう。

「内発的動機づけ」とは何か?ポイントは何か?を、具体例を出しながら説明できるというレベルを目指しましょう。

そうなってはじめて、その知識を自分で消化した状態と言えます。そして、それはそのまま2次試験にも生きます。

 

この理論に関して出題されやすいポイントは、

「外的な報酬は、むしろ内発的動機づけを低下させてしまう」

「ただし、賞賛(褒められる)を除いて」

になります。

ん?どういうこと? と思う人がいるかもしれません。すぐに腑に落ちない概念・・・だからこそ出題されるのですね!

 

この概念を説明するための具体例として、設問のストーリーはよくできています。

研究員たちが、せっかく自らが興味を持ち(=内発的に動機づけられ)、自発的に取り組んでいたのに、

経営者が安易にインセンティブ(外的な報酬)を与えてしまったことで、

「やりたくてやっていた取り組み」が、「給与を得るための取り組み」に変化してしまい、動機が薄れてしまった、という結末です。

 

これも、衛生要因と同様に、経営者がよかれと思ってしたことが逆効果を生み出しかねない、ありがちな例と言えるでしょう。

若手社員が自主的に社外の集まりに参加している、しかも休日に。

それに感心した上司が、その活動時間を給与申請していい!と言い出す。

若手もはじめは喜ぶが、いつの間にか、なんだか「やらされ感」が出てしまう。

・・・なんて、けっこうありそうです。

 

そんな具体的なイメージをつかめていると、設問内容が多少ヒネってあっても、方向性を誤らずに対応できると思います。

それこそ、クセ者に対抗するための「応用力」です。

 

 

最後に、H24年度の第11問です。Cランク。

ピックアップする用語は:「アウトバウンド」

 

・・・

ここ数年、耳にする機会が増えた気がします。

「アウトバインド」そして「インバウンド」

→選択肢に出てくる「アウトバウンドなサプライチェーン」という言い方ですが、

先日のきゃっしいの記事でもあったように、対となる用語の入れ替えによる問題作成、つまり「これって『インバウンド』と入れ替えているのは?」を真っ先に疑うのがセオリーです。

しかし、アウトバウンド⇔インバウンドの意味を理解していないと太刀打ちできません。

あえて、「インバウンド」から見てみましょう。

和製英語はもとの英語に戻して理解するのがへんりー流。

(きゃっしいの「略語は英語を挟んで覚える」と同様の考え方です!)

 

インバウンドは、英語でinboundであり、意味は「入ってくる、到着する」という形容詞になります。

”bound”は電車内の英語アナウンスでもよく聞こえてきます。”bound(s) for 〇〇”で、「〇〇行きの」です。

ぜひ電車に乗った時、耳を澄ませてみてください。

話を戻すと、インバウンド(inbound)を「内向きの/中に向かった」だと理解した上で、以下を見ていきます。

観光業で「インバウンド市場」と言えば、日本国内に向かってくる、つまりは訪日外国人観光客向けの市場を指すわけです。「中小企業経営・政策」の科目でも、「インバウンド需要」が登場するので、ここで覚えてしまいましょう。

一方、アウトバウンド市場であれば、Out-bound=外に向かった・・・国外に向かう旅行客の市場になりますね。

 

また、分野が変わって、コールセンター業界で「インバウンド」と言えばどうでしょう?

この場合、お客からの問い合わせコールを指します。

 

このように、分野が変わっても、inboundの語源を理解していれば、応用して意味を推測できるかと思います。

 

さて、過去問に戻り、「アウトバウンドなサプライチェーン」はどうでしょうか。

自社を起点として「アウトバウンド」と言う場合、サプライチェーンのつながりにおける自社の外側、この場合下流(顧客側)を見て、自社と客との間の物流管理と在庫管理を優先して最適化する「アウトバウンド・サプライチェーン・マネジメント」として使われます。

一方、企業の社内における半製品・素材の加工、およびサプライヤーとの生産・物流・在庫の管理を重視する場合は、「インバウンド・サブライチェーン・マネジメント」と呼びます。ここで、自社内だけでなく、仕入側も含まれている点に注意です。そういうものとして覚えてしまいましょう。

英単語の意味から引っかけて覚える用語でした!

 

さて本日はこんなところまで。

少しでもみなさんの「くせ者(企業経営理論)対策」の手助けになれば幸いです。

質問やツッコミのコメントも大歓迎です☆

 

過去問の正解は以下:

H26年度第5問(Bランク)ウ

H25年度第16問 設問1(Cランク)イ、設問2(Bランク)ウ

H24年度第11問(Cランク)ア

 

それでは、また次回にお会いしましょう!

アナタもやれるはず!
もうちょいあがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

 

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こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

5月ももうすぐ終わりますね。1次試験を受験される方は申込期限が明日5/31(木)まで。申し込み忘れはありませんか?

今回取り上げるテーマは企業経営理論の経営戦略。そのど真ん中「競争戦略」についてです。

企業経営理論の論点別難易度は、以前Chikaがまとめてくれている記事を参照ください(【一次データ分析②】勝負の別れ目Cランク!~企業経営理論~

 


 

■競争戦略は、資格取得後に中小企業を支援するためにも理解すべき論点

「競争戦略」はテキストにして数ページではありますが、その中身はとてつもなく深く、診断士資格取得後も学習し続けていくべき論点

ここでお伝えしたいことは、過去問のABCランクで問われている王道論点をしっかりと理解して、「知っている」だけではなく「図に書いて人に説明できる」レベルを目指しましょう!ということです。

DEランクを無理に頑張って解いたり、枝葉の知識をむやみに暗記してくださいということではありません

なお、競争戦略は2次試験全体に関わる「橋げた」論点でもあります。ここで理解することは2次試験対策にも役に立ちますので、あやふやな方は一気に地盤を固めてしまいましょう!

 

■全体を貫くテーマに意識を向け、原理原則に照らし合わせる

競争戦略を攻略するにはまず、全体を貫くテーマに意識を向けてみましょう。

TACテキストなどでは、「業界構造の分析」~「競争回避の戦略」~「競争優位の戦略」へと進むわけですが、これらの論点にはすべて目的があります。競争戦略はすなわち「競争しなくても良い状況をいかにつくるか」。戦いを略すための戦略なわけです。

中小企業は、大企業とは異なり経営資源が限られています。大企業と同じことをやっても勝ち目はありません。

となれば生存のために取るべき原理原則は「同質的な競争を避けるために差別化・集中の戦略を取り、独自性のあるポジションを目指す」ことです。

正誤が見分けづらい問題に出会った時、設問がこの原理原則に即しているか?というのは1つの視点になります。

 

■本試験は既習論点でも「未習の問題であるように見せる」問いをしてくる

ここで一度おさらいも兼ねて、道場メンバーの主張をまとめます。

①暗記系科目と理解系科目の違いの認識

②出題パターンの理解

③正誤判断の勘所の把握

④プレッシャー下での実践

 

①暗記系科目と理解系科目の違いの認識

先日のへんりーの投稿(特にコメント欄)でもあったように、企業経営理論は労働法規など一部の箇所を除いて「理解系問題」が出題されます。

土台となる知識を応用する問題に対応するためには、理解したうえで「説明できる力」が求められるわけです。なので、単純にひたすら暗記しても歯が立ちません。ではどうすべきか。ここで②③がキモになります。

 

②出題パターンの理解

理解系問題はひねり方によっていくらでも問題が作れるのですが、「ひねり方≒出題パターン」そのものには限りがあります先日のきゃっしいの投稿が非常に参考になります。

1) 大きい/小さい、高い/低いといった程度を表す形容詞を逆にする

2) 対となるような用語を入れ替える

3) 因果関係を入れ替える

4) 余分な説明や形容詞を挟むことで文章を長くし読みにくくする

「問題を作る側の気持ちになって、問題を作る時のパターンを知っておく」これだけで対処の仕方が変わります。

初見の問題に見える場合でも、「ホントに新しい論点」の場合と、「実は既習論点の焼き直し」の場合とがあるわけです。

後ほど、実際の過去問を眺めてみましょう。

なお詳細はきゃっしいの著書でもある『中小企業診断士 一次試験一発合格 まとめシート』に詳しく記載がありますので、ぜひご覧ください!

 

③正誤判断の勘所の把握

さて、ここで平成29年の第7問を例に見てみましょう。Bランク(正答率60%以上~80%未満)の問題です。

あくまで1つの例ですが、このように問題に書き込んでみてはいかがでしょう?

(受験生のときも、同様のスタイルで問題に取り組んでいました)

もう一問、平成28年の第6問を見てみましょう。勝負の分かれ目Cランク(正答率40%以上~60%未満)の問題です。

同様に、問題に書き込みをしていきます。

 

これがいわゆる出涸らし法/鶏ガラ法です。

1つ1つの設問をじっくり分析し、どこで引っかけようとしているかを見ていく。それによって正誤判断の勘所の把握が進んでいき、過去問を解く効果が何倍にもなるのです。

過去問を解き、解答解説にある引っかけポイントを読んだら、「ご自身の言葉で、テキストやまとめノート・単語帳などに再度まとめてみる」のも効果的です。問題集やテキストは汚してなんぼ。急がばまわれ。試してみてください。

 

④プレッシャー下での実践

本試験当日は凄まじいプレッシャーと限られた時間の中で、最大のアウトプットを出さなければなりません。

私たちが対策できることは「本試験さながらの環境で問題を解くこと」。つまり模試や答練の活用です。

以下の過去記事が参考になれば幸いです。

きゃず「1次試験まであと5ヶ月 「模試」はこう活用する

→今年の各予備校主催の模試日程、模試活用の効果(模試前、模試中、模試後)について説明しています。

Chika「”点数を伸ばすため” の模試・答練の復習方法

→模試・答練を受けた後にどう活かすか?実践するためのヒント満載。渾身の記事です。

 

 

いよいよ試験の足音が近づいてきましたが、やれることはまだ沢山あります。

もう2ヶ月?いえいえ、まだ2ヶ月あります。一日一日を全力で行きましょう!

以上、きゃずでした。

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はい!へんりーです。

これまでの記事はこちら

 

さて、法務(会社法)について取り上げた前回に続き、一体どんな「渾身!」をお届けできるか・・

考えがまとまらないうちにブログ投稿期限の前夜を迎えました。(いつもの通り・・)

 

そしてやっと閃いた・・

今回は、診断士1次試験の一番の曲者(くせもの)とも言える、

「企業経営理論」を取り上げることにします。

後述しますが、論点は【組織論】と【マーケティング】です。

 

春セミナーのフリートークや懇親会、その後のメールをくれた人からの質問においても、

「企業経営理論の点数が上がりません・・」

「企業経営理論にどれだけ時間をかけるべきですか・・?」

といった相談をいくつかいただきました。後述しますが、自分も昨年の勉強中に低空飛行をし続けた科目なので、苦戦している人が多いものと勝手に想像します。

 

というわけで、企業経営理論について次の3部構成でお送りします。

  1. あなたもまだまだ間に合います!(その証拠をお見せします)

  2. 深追い注意!科目の特徴と打開のヒント

  3. BCランクの過去問に出てくる用語チェック

 

ではさっそく。


1. あなたもまだまだ間に合います!その証拠をお見せします。

 

昨年の僕の足跡を公開しましょう・・・

<企業経営理論>

TAC完成答練  1回目(5月) 52点

       2回目(6月) 28点  (!?)

TAC公開模試          50点

2017年1次試験本番           70点

 

これが「証拠」です。

今の時期に、企業経営理論で悩んでいる受験生のみなさんに向けて、堂々と言わせていただきます。

「今からでも間に合います。」

 

昨年6月に28点取っていたやつが、今ここでブログを書いているのです。

 

28点を取ったその日、TAC横浜校だったか、たしかに難易度が高く、講師の先生は「56点くらいで合格点」と言っていた記憶があります。クラスには、

「俺40点ちょいだった・・・先生もうだめですー」

と嘆き、モチベーション低下を丸出しにしている受験生もいました。

 

そんな中で僕は、俄然点数が低いくせに、「まあ、見てろよ」と思っていました。(内心けっこう焦りつつ)

 

そんなわけで、読者の多くの人たちの方が、現時点でも、昨年の僕より進んでいると言えると思うのです。

あなたが諦めるのは、ぜんぜん早すぎます。諦めるなんて、まだ許されません!

 

本番を迎えるまで、いや本番を終える前、ぜったいに諦めないでください。

 

本当に、そこが分かれ目です。

 

さて、気合注入はこんなところにして、次は企業経営理論の中身について。

 


2. 深追い注意!科目の特徴と打開のヒント

 

春セミナーでも強調しましたが、1次試験の科目には、

「やった分だけ点数が伸びる科目」と、

「やってもなかなか伸びない科目」があります。

 

前者で有名なのが「財務」。合格者に聞くと、「経済」も同じという人が多いです。

どちらの科目も、学習途中で一旦は伸び悩みますが、一度「あるレベル」まで達すると安定した得点源になります。あるレベルとは、閾値(いきち)を超えること、たかじんの記事を参考にしてください。

 

そして後者の典型が「企業経営理論」です。

「なんだかやり始めは楽しい」けど「あるレベルから伸び悩む」そして「最後まで伸び悩む」・・ことで有名な科目です。

範囲が広く、設問や選択肢の文章が難解(国語の問題)、正解を一つに絞りにくい、といった特徴があります。やった分に比例して伸びていかないモヤモヤ科目。

 

そうとは知らずに、

過去問や問題集(スピ問)をただただやりこんでも点数が上がらないことに焦り・・

「細かな用語まで漏れなく知識をつけねば」「DEランクの問題も解けるようにならなくては」

などという、泥沼=大きな誤解!!にハマってしまう・・

という人も、実は少なくないのでは、と思っています。

 

このくせ者科目に対しては、とにかく深追いは禁物!効率よく取り組みましょう。

 

打開策のヒントは、大きく次の3点になるかと思います。

①【ターゲットを絞る】→マスターすべき範囲は間違いなくABCランク問題

②【問題慣れする】→基礎的知識に加えて、独特の文章に慣れる

③【解き方を工夫する】→解く順序や問題文への印付けなどの工夫で確率を上げる

 

①については、以下の記事を参考にしてください。

今年の道場春セミナーで大好評「1次試験の過去問は、ABC問題を最優先!DE問題は後回し!」を解説した、だいまつの記事です。

少し紹介しますと、9代目の誇る「540点超え」のだいまつ&きゃっしい、その2人ですらDEランク問題の正答率は「平均点」だった(ずば抜けていたのはABC問題だった!)というのが、データ分析の結果です。

結論は、高得点のために「DE」ランクの問題はやらなくていい!非効率過ぎる!というもの。

これは能力やベース知識にも左右されない、全科目に言える真理と言えます。どうか鵜呑みにしちゃってください!

 

それを踏まえた上で、最新の企業経営理論<分野別出題頻度>をまとめたchikaの記事を読めば、取り組むべき相手<ターゲット>を絞ることができます。

 

②について、過去問の研究の仕方は先代noriさんの投稿が参考になります。

誤答の選択肢に対する「ツッコミ力を鍛える」

とってもユニークですが、これもまさしく鶏ガラ法ですね。

単に答え合わせして、また解いてを繰り返すより、定着させることができると思います。

 

③についても、歴代の道場メンバーが様々な取り組みの工夫を披露してくれています。自分に合うのがあれば「パクってカスタマイズ」してください。

「マーケティングから解く/国語の問題対応」などを紹介しているハカセさんの記事

「問題文への書き込み」を紹介した碧さんの記事

 

ここで、僕へんりーの本番試験問題<企業経営理論>への書き込みも紹介します。

Henry_Kakikomi

・見直し優先度を示す☆マーク

・「不適切なものを」選ばせる問題の凡ミス対策

あたりを工夫しています。ご参考までに。

 


そして最後に、

3. BCランクの過去問に出てくる用語チェック(その①)

 

毎年、少なからず新しい用語がいくつか登場するのもこの科目の特徴の一つだと言えますが、

それでも高得点者は、基礎的知識を確実に身に着け、ABCランク問題を確実に得点しています。

 

今回は、知識の定着具合をチェックする狙いで、BCランク問題で出てくる用語」をピックアップし解説してみたいと思います。

論点は、勝負のCランク問題が出やすい【組織論】と、Bランク問題が頻出する【マーケティング】です。

頻出とは限りませんが、TACリサーチデータでBまたはCランク、そして過去問題集で [重要] マークが付いている用語を選びました。

 

まず、H28年度からは第14問。Cランクです。

 

ピックアップする用語は:「グレシャムの法則」

 

 

・・・・

どんな法則か、パッと思い浮かぶでしょうか?

「グレシャムの法則」

→もとの「グラシャムの法則」は、「悪貨は良貨を駆逐する」(質の悪い貨幣(悪貨)を造り流通させたところ、みなが良貨を家にしまい込み、悪貨ばかりが出回った)という、金本位制の法則です。

それを、米国学者であるハーバード・サイモンが、「ルーティンは創造性を破壊する」と言い換え、「計画のグラシャムの法則」(今目の前のルーティン業務に忙しくしていると、将来に向けた革新的・戦略的な計画などを後回しにしてしまう)として提唱しました。

診断士で出てくるのは後者。これは覚えるしかありませんが、グラシャムさんが「創造性を後回しにしちゃいかん」と怒っている姿でもイメージしてみてはいかがでしょうか。

勝手におじいちゃん。

 

どんどん行きます。

H27年度からは第33問。Bランクです。

ピックアップする用語は次の2つ:

 

「コーズリレーテッド・マーケティング」

「パブリックリレーションズ」

 

 

・・・・

「コーズリレーテッド・マーケティング」

→多年度生の方はご存知、H24年度の2次試験でも登場しました。英語ではcause-related marketingです。

Causeは「理由」「原因」ここでは「動機」の意味が近いです。と言われてもピンとこないかもしれませんが、英語で「なぜなら」をいうときのbecauseの一部”cause”だと思えばいかがでしょうか?

洋楽の歌詞ではよく、becauseを略して、Causeあるいはもっと短くCuzなんて言うときもあります。
僕の世代からすると、エアロスミスの歌う「ミス・ア・シング」 (I Don’t Want to Miss a Thing)のサビで使われる’Causeが頭に浮かび・・・はい、脱線しました。

Relatedは「関係」、これは和製英語にもなっているリレーションシップRelationshipと結び付けられたらよろしいかと思います。

つまるところ、動機を関係づけるマーケティング、具体的には、寄付つき商品の販売など、「社会貢献」と「事業収益」を結び付けたマーケティングのことです。

 

「パブリックリレーションズ」

→なにやら英語シリーズですが、この用語もパブリック・リレーションズと2語にわけるべきでしょう。
Publicは「公の、公共の、国民の」の意。人気アーティストのコンサートや、ワールドカップ(間もなくロシアW杯♪)の試合をみんなで一緒に見る、パブリック・ビューイングは聞いたことがあるかもしれません。ここでは「みんな」というイメージで適しています。
つまり、企業が自らと関連する「みんな」=お客・ユーザー、従業員、株主、周辺住民、国などと、「関係」Relationの構築をはかっていくことを意味します。

 

H26年からは第30問。設問2はCランク、設問3はBランク。

この問題からのピックアップ用語は次の2つ:

「フルネスト(full nest)段階」

「ライフコース・アプローチ」

 

・・・・

イメージ湧きますか?

まったく湧かないと、正答率はかなり低くなってしまいます。

 

「フルネスト(full nest)段階」

→正直これは、しばらく出ないと思います。笑 一応、解説すると、英語のNestは「巣」のこと。家族の話なので、この「巣」さえわかれば、イメージができますね。巣(Nest)がいっぱい(Full)、つまり家族が一番多い時期(子どもが生まれてから自立するまで)を指します。以下の絵をイメージしちゃってください。


「ライフコース・アプローチ」

→消費行動の分析単位に関する問題ですが、用語がなかなか紛らわしいです。

先に対比として「ライフスタイル」なら、イメージが付きやすいでしょう。「あの人のライフスタイルは・・」のように日常でも耳にすることがあるはず。簡単に調べてみると「消費者が、所与の社会的、文化的、経済的条件のもとで示す生活の様態」といった説明がされています。つまり「生活」にポイントが置かれています。

 

これに対し「ライフコース」とは何か。身近な「コース」を思い出すのも手ではないでしょうか?
予備校で「〇〇コース」があります。「~氏はエリートコースで」なんて言いますよね。和製英語になっていますが、「course:道筋、進路」です。人生のどんな道筋を進んでいくか、人生にたくさん訪れる岐路でどちらを選択するか、そういうイメージです。

「ライフスタイル」が日常であるならば、「ライフコース」はもっと大局的なイメージですね。用語の意味の暗記というよりも、こういったイメージを持っていれば、問題を解ける率が上がると思います。

 

といったところで、今日はここまでとします!

上記を読んだだけでは、確実な知識の定着は期待できないと思いますが、「これは覚えていなかった」という「抜け」を見つけるきっかけになれば幸いです。

繰り返しますが、「アウトプット(問題を解く)→インプット(暗記カードやまとめ作成)」が基本ですので、今回の記事はサプリメント的にご利用ください!

それではまた次回。

アナタも、やれるはず。
もうちょいあがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

 

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おはようございます。ゆうです。

過去記事は、こちらから

 

GW明け、大手予備校では、完成答練ラッシュがスタートですね!毎週2科目の完成答練があり、それが2回転すると、1次公開模試、と怒涛の8週間だった記憶があります。

 

通学・通信の方は、目指すは「完成答練70点!」養成答練80点がスト合格のマイルストーンだったように、ここからのマイルストーンは「完成答練70点」です。

 

道場メンバーも、【渾身!論点シリーズ】と題して、1次学習を応援していきます。

 

本日は、昨日のヒロちゃんのマーケ⇒広告に続き、企業経営から。

 

組織論の「組織構造、組織形態」について。

 

■本記事の狙い■
「組織構造、組織形態」について、重要なポイントを理解する。

 

【1】組織構造、組織形態の過去問

早速ですが、該当するカテゴリの過去問にチャレンジ!

 

受験者の80%以上が正解するAランクと、40%~60%が正解するCランク問題の2問です。まずは、自分の実力を確認してみてください。※解答はブログの最後に。

 

●29年第14問 これは絶対当てたいAランク
組織構造のデザインに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア:異なったタスクを組み合わせて、顧客に提供するサービスとしてまとめる方法を、機能部門化という。

イ :指揮命令系統は、組織のトップからロアーに至る権限の系統であるが、組織横断的なコミュニケーションを可能にする情報ネットワーク技術の発展によって、指揮命令系統は組織デザインの要素としては必須ではなくなっている。

ウ :仕事を細かく分割された作業ルーティンとしてではなく、トータルなプロセスとして任せるように割り当てることを、職務の専門化という。

エ :職務の標準業務手続きの公式化が進むほど、職務の進め方に対する個人の自由裁量は小さくなる。

オ :組織の頂点に意思決定を集中する度合いとして集権化と分権化が決められ、集権化するほど環境変化への対応力を高めることができ、分権化するほど迅速な組織的な行動が可能になる。

 

●28年第12問 最後の2択!Cランク問題
機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア:機能別組織は部門間で緊密な調整が必要な場合に有効であるが、安定した環境のもとで官僚制的な組織になるという短所がある。

イ:事業部制組織が有効に機能するためには、トップマネジメントが業務的意思決定から解放され、戦略的意思決定と管理的意思決定に専念できるようにする必要がある。

ウ:事業部制組織は複数の製品―市場分野を持つ企業が、範囲の経済を実現するのに適しているが、規模の経済を追求することは難しい。

エ:マトリックス組織は変化の速い環境で部門間の相互依存が高い場合に有効であるが、コンフリクトや曖昧さを許容する組織文化を持たないと効果的に機能しにくい。

オ:マトリックス組織を効果的に管理するためには、 人の部下に対して、機能マネジャーとプロダクトマネジャーが同じ権限を持っていなければならない。

 

【2】組織論の難易度

昨日のヒロちゃんも使っていた、こちらのchikaお手製の図。これを見ると分かりますが、組織論は比較的難易度が高い。

 

調べてみたところ、2012年のうちあーのさんの記事にも、同様のグラフが登場します。やはり組織論は難しい。

 

つまり、伝統的に、マーケと戦略論は点が取りやすく、組織論は点が取りにくい、と言えます。

 

その傾向は自分も昨年把握していたので、本番で問題を解く順番を以下のようにしていました。

①マーケ ⇒ ②戦略論 ⇒ ③組織論

 

つまり、簡単な問題からやっつけて、精神的ゆとりを持ちつつ、最後に組織論に挑む。

 

ちなみに、29年度は、ABランク(受験者の60%以上が正解)の比率は以下の結果でした。
戦略論 46%
組織論 21%
マーケティング 64%

 

なお、私の正答率は、以下の結果でした。
戦略論 92%
組織論 43%
マーケティング 71%

 

組織論は半分も正解できていませんが、そもそも難易度が高かった(←言い訳)。

 

29年は、戦略論とマーケで点が稼げていたかがポイントでした。そして、組織論は基本のABランクを確保して、Cランクを半分近く取れていれば60点コース。

 

ちなみに、組織論は、2次試験事例Ⅰで必要ですが、2次の知識範囲としてはテキストレベルで十分。つまりABランクの範囲です。

 

本日の組織構造、組織形態についても、まずはABランクをマスターするため基本の部分をまとめていきます。

 

【3】試験案内から見る出題範囲

試験案内は、読み込んでいる人が少ないですが、試験範囲に関する貴重なメッセージが書かれています。

 

記載されている用語については、何のことか調べて、理解しておきたいですね。※組織論の試験範囲は、試験案内の15ページ。

 

2.組織論
(1)経営組織の形態と構造 ←今日は、ココ!
組織形態(職能制組織、機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、組織の構成原理(コミュニケーション、命令の一元性、分業・専門化と調整、権限と責任)

 

(2)経営組織の運営

意思決定システム、モチベーション(マズローの欲求段階説、ハーズバーグの2要因理論、ヴルームの期待理論)などなど。以下略。

 

(3)人的資源管理
労働関連法規(労働基準法、労働組合法、労働安全衛生法、労働保険、社会保険、労働者派遣法)、などなど。以下略。

 

【4】組織の構成原理

試験案内に記載の試験範囲に沿って、確認していきます。

 

「組織の構成原理」で押さえる点は、【組織設計の5原則】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

①専門化の原則
専門化の原則とは、業務の専門性を上げることで業務の効率を向上させるという原則です。

②権限責任一致の原則
責任権限一致の原則は階層制の原則ともいわれ、権限の大きさと責任の大きさは一致していなければいけないという原則です。

③命令統一性の原則
命令統一性の原則は、1人の部下に指示をすることができるのは1人の上司だけにすべき、つまり、ワンマン・ワンボス(One man, One boss)とすべき、という原則です。

④統制範囲の原則
統制範囲(スパンオブコントロール)の原則は、1人の上司が直接的に管理できる部下の人数には制限があり、これを超えると管理効率が低下するという考え方です。

⑤例外の原則
例外の原則は権限委譲の原則ともいわれ、経営者や管理者は日常反復的な業務処理は下位レベルの者に委譲し、例外的な業務に専念すべきであるという考え方です。

 

【5】組織形態

「組織形態」で押さえる点は、【組織形態の特徴、メリット・デメリット(通称メリデメ)】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

ちなみに、職能別組織と機能別組織は、同義と捉えて問題ないです。

 

①機能別組織

〇機能別組織のメリット
・業務範囲が細分化、専門分業化をすることで役割分担が明確化される。

・従業員が個々の専門性を高められるため、各部の専門性を発揮できる。

・部門間での機能の重複を防ぐことができるとともに、同じ仕事を担当するスタッフが一つの機能部門に集められるため、知識やスキルが共有でき規模の経済を生かせる。

・意思決定権が経営トップに集中しているため、トップダウンで組織の統制が取りやすい。

×機能別組織のデメリット
・経営トップが複数の部を管理しなければならないため、負荷が大きく、経営トップの意思決定に遅れが生じる恐れがある。

・各機能部門間にセクショナリズムが生じ、部門間の連携が十分取れなくなる恐れがある。

・全社的なマネジメントできる人材が育ちにくい。

 

②事業部制組織

〇事業部制組織のメリット
・事業運営に関する判断は各事業部で行われるため、経営トップは経営に専念できる。

・各事業部は、現場の状況に応じた対応を迅速に取ることができる。

・事業運営に関する判断は各事業部に権限委譲されているため、下位管理者のモチベーションが向上する。

・次世代の経営者の養成がしやすい。

×事業部制組織のデメリット
・事業部ごとに機能部が置かれているため、機能が重複し経営資源に無駄が発生し、コストアップにつながりやすい。

・短期的な利益志向が強まり、短期的判断が取られやすく、中長期的な施策が打ちにくい。

・事業部間のセクショナリズムが生じやすい。

 

③マトリクス組織
〇マトリクス組織のメリット
・人材の多重利用ができるため範囲の経済が得られる。

・人的資源や情報が共有できる。

×マトリクス組織のデメリット
・従業員が事業部にも機能部にも所属している状態となるため、指揮命令系統が二重化し、ワンマン・ツーボスの状態になる。

・管理者による権力争いが起こってしまう。

これらのデメリットへの対応方法としては、事業部もしくは機能部のうち、どちらかに強い権限・責任を与えるという方法がある。

 

以上、【渾身!論点シリーズ】組織構造、組織形態でした。

 

組織論は難問・奇問(DEランク)が多いですが、基本のABランクをまずは5月にマスターしましょう!

 

☆過去問の解答☆

29年第14問 正解エ 28年第12問 正解エ

 

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キャンプのイメージ

 

 

 


 マーケティングについて考える

 

おはようございます!ヒロちゃんです!ゴールデンウィークも終わり、今週から仕事再開の方も多いのではないでしょうか?

皆さんゴールデンウィークは勉強に励んだり、遊びに出かけたりと、各々充実した時間をお過ごしになられたことと思います。

ちなみに私はというと、小さな子供たちを連れて家族でキャンプに行ってきました!普段の生活では体験できない自然と触れ合うことが出来てとてもよかったです。

中でも、キャンプ場近くの川辺でやったマス釣りが子供たちにはとても新鮮だったらしく、目をキラキラ輝かせて楽しんでいました。

この経験を通じてふと思ったのですが、私たち家族(いち消費者)はモノ消費よりもコト消費(商品・サービスによって得られる経験に価値を感じる消費活動のこと)を求めているんだな~と思った次第です。

モノ余りと言われて久しい現代日本において、今後企業がマーケティングする際はその辺の消費者ニーズをよくよく見定める必要があるんだろう、と思いました!

 

 


過去問から分析する4P戦略が重要なわけ

 

というわけで、今回は企業経営理論の中からマーケティングについてお話したいと思います!(ちょっと無理がある出だしですね笑)。

企業経営理論については、先日Chikaの記事でしっかりと分析してくれていますが、改めてその内容を見てみるとすると以下のようになっています。

 

自動代替テキストはありません。

参照 Chika記事

 

自動代替テキストはありません。

参照 Chika記事

 

ご覧の通り、マーケティングは経営戦略と双璧をなす頻出論点であることがわかります。また、ABランク問題が多く、受験生の多くが正解してくると思われます。

つまり、時間を割いてでも取り組むべき論点ということが言えますね。そんなマーケティング分野の中でも4P戦略が最重要論点です。

4P戦略は結構有名な戦略論ですが、その内容はとても奥が深いです。

ですので今回はその4P戦略の4つのPのひとつであるPromotion(プロモーション)戦略に位置づけられる「広告」について焦点を絞ってご説明したいと思います。

前半では各広告媒体の特徴を、後半では目覚ましい発展を遂げているインターネット広告について説明しますね。

 

 


媒体別広告について

 

まずは一般的に言われている媒体別のメリット、デメリットを説明します。

青字がメリット赤字がデメリット

 

マスメディア広告(TV・新聞・雑誌・ラジオ)

 

TV

  • 短期間で膨大な範囲においてリーチ獲得可能。
  • ブランド・ロイヤルティ構築可能。
  • 映像と音で五感に訴える効果が高い。
  • 他の媒体比べてコストが非常に高い。
  • 広告掲載期間が短命。

 

新聞

  • 社会的信頼性の高いメディアであり、企業の信頼性を得やすい。
  • タイムリーな情報発信が可能。
  • 広告掲載期間が短命。
  • 比較的コストが高い。

 

雑誌

  • 高いターゲット選定が可能。
  • 優れたビジュアル表現が可能。
  • ターゲットの再接触頻度が高い。
  • 購読者数の減少
  • 比較的コストが高く、制作に手間がかかる。

 

ラジオ

  • 掲載範囲をピンポイントで選定出来る。
  • 他のマスメディアに比べて比較的低コスト。
  • 聴覚のみの訴求効果。
  • ながら視聴が多い媒体のため訴求効果が低い。

 

SP広告(屋外広告・展示会、イベント等)※今回は屋外広告と展示会、イベントのみ紹介

 

屋外広告

  • ターゲットの再接触頻度が高い。
  • マスメディアに比べて比較的低コスト。
  • インパクトの大きい効果がある。
  • ターゲット選定が困難な場合がある。

 

展示会、イベント

  • 自社商品・サービスを実際に触れて体験してもらうことが可能。
  • 直接ターゲットと接触可能。
  • 出展商品・サービスに関心の高いターゲットと接触可能。
  • 屋外イベントだと天候に成否が左右される。
  • 事前に集客・告知活動が必要。

 

インターネット広告

  • 広告主と消費者との間で双方向性のコミュニケーションを実施することが出来る。
  • マスメディアに比べて比較的低コストで運用可能。
  • 高度なターゲット選定が可能。
  • マスメディアに比べて比較的信用度が低い。

 

 


「日本の広告費」からマクロ的な変化を見る

 

次に、マクロな視点から日本の広告についてみていきましょう。以下は電通が毎年発表している「日本の広告費」から抜粋した表になります。

 

2017年 日本の広告費—媒体別広告費

自動代替テキストはありません。

参照 (株)電通 2017年 日本の広告費

 

特徴的なこととして、インターネット広告費が構成比を急速に高めていることと、マスメディア広告費が微減傾向にあることです。

約20年前にはほぼゼロであったインターネット広告のシェアが今では日本の広告費の約4分の1になるほどの成長と遂げています。

日本よりも広告分野において5~10年先を進んでいると言われているアメリカでは、既にインターネット広告費がテレビ広告費を抜き去っています。そのような事実から鑑みると、早晩日本においてもインターネット広告がシェアトップになることは間違いないでしょう。

しかし、上述のようにインターネット広告が急成長しているとはいえ、まだまだマスメディアの影響が強いことは疑いようのない事実です。

以下の図表をご覧ください、博報堂DYメディアパートナーズが発表している「メディア定点調査」からの抜粋情報です。消費者が1日あたりに各メディアに接触する時間をグラフにしたものです。

 

メディア総接触時間の時系列推移(調査地区東京)

自動代替テキストはありません。

参照 博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所 メディア定点調査2017

 

どうでしょうか、文句なしにテレビが依然としてトップであることがわかりますね。

では今度は切り口を変えてメディア接触時間を性別、年代別で見てみましょう。

 

メディア総接触時間の性年代別比較(調査地区東京)

自動代替テキストはありません。

参照 博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所 メディア定点調査2017

 

性別で比べても違いがあることがわかりますが、特筆すべきは年代別での比較です。

10代~30代の世代ではスマホなどインターネットメディアの接触時間がテレビよりも長く

逆に40代~60代の世代ではテレビへの接触時間がとても長くなっています

このように、狙うべきターゲットによって広告を掲載する媒体選定を考慮しないと、適切な効果を得ることが難しくなっているのが現状です。

ちなみに今回は割愛しますが、メディア接触時間は地域性も大いに影響します。一般的に都市部よりも地方の方がテレビ接触時間は長く、インターネットメディア接触時間が短い傾向にありますのでご注意を。

 

 

 


目覚ましい発展を遂げるインターネット広告について

 

では、なぜ近年ここまでインターネット広告が成長してきたのでしょうか?

色々な見解があると思いますが、大きく以下2つの要因が理由として考えられています。

 

  1. インターネットの普及

 

インターネットの利用者数及び人口普及率の推移

自動代替テキストはありません。

参照 総務省「通信利用動向調査」

 

当たり前といえば当たり前ですが、インターネットの普及率が上昇したことが真っ先に言えます。現在1億人以上が利用しているこのメディアへの広告投資が増加することは当然と言えるでしょう。

 

 

 

  1. アドテクノロジーの進化

 

金融×技術=フィンテック、教育×技術=エドテック、など色々な分野でテクノロジーとの融合によって技術革新が進んでいます。広告分野も同様に広告×技術=アドテクノロジーという技術革新によって、旧来あったネット広告の課題をテクノロジーの進化によって克服してきたと考えられます。

アドテクノロジーと呼ばれるものは多々ありますが、今回は特に重要なDSP、SSP、DMPの仕組みについて説明します。

DSP、SSP、DMPとは簡単に言うと、人手では実現不可能なレベルの広告配信を可能にするシステムの事です。

 

DSP

Demand Side Platform(デマンド・サイド・プラットフォーム)の略。広告主や広告会社が広告を出稿するためのシステムで、掲載面や価格、ターゲットなど設定した条件に合致した広告枠(広告在庫)を自動的に買い付け、広告を配信する。接続する複数のSSPなどの広告在庫をリアルタイムで入札取引し、広告配信を一元管理し調整する事が出来る。

 

SSP

Supply Side Platform(サプライ・サイド・プラットフォーム)の略。広告媒体先が広告枠の販売の効率化や収益の最大化を計るためのシステムで、広告枠や価格、希望する広告主の業種などを設定し、複数のDSPなどの配信を一元管理する。リアルタイムで入札単価などを比較し、最高価格の広告を自動で選択して配信することが出来る。

 

DMP

Data Management Platform(データ・マネジメント・プラットフォーム)の略。広告主が自社及び外部の様々なデータを一元的に管理するプラットフォーム。集積したデータを分析し、広告配信の最適化などに活用される。

 

参照  JIAA インターネット広告の基本実務(インターネット広告基礎用語集)一部加筆

 

 DSPとSSPの仕組みですが、まず消費者が広告枠のあるサイトを閲覧すると、サイト側が性別、年代、興味、行動履歴などのユーザー情報をもとにSSPに広告をリクエストします。

 次に、SSPが連携している各DSPに対して、どのDSPが広告を配信するかを決めるオークションに参加するようリクエストを出します。

 結果的に最も好条件が提示出来たDSPが広告配信権を得ることが出来、DSPからサイトへ広告配信がされます。

 

 DMPに関しては全く新しい技術システムということではなく、データウェアハウスに似ているシステムです。データウェアハウスに関しては情報システムの学習で覚えがある方もいるかもしれませんね。

 DMPはデータウェアハウスに外部のオープンデータが加えて、さらに統合したデータを広告配信などの施策に利用しやすくしたシステムというイメージです。

 

 

 


インターネット広告が抱える問題点

 

このような技術革新によって急成長し続けているインターネット広告ですが、以下のような問題点も同時に生まれています

 

・アドフラウド(広告詐欺)
不正プログラムによって、自動でサイトの閲覧やクリックを発生させ、広告表示数を偽る行為のこと。

 

・ビューアビリティ(視認性)
ターゲットが広告を見ていないのに、その広告が掲載されたウェブページを閲覧しただけで広告表示されたとカウントされてしまう現象のこと。

 

・ブランドセーフティ(ブランドの安全性)

広告主の企業や商品ブランドに相応しくないウェブサイト等に広告が掲載されることで、ブランドイメージが毀損されてしまうこと。

 

 

これらの問題はいずれも広告主・消費者双方にとって不利益となりますので、効果的な対策が急がれています。

 

 

 


まとめ

 

いかがでしょうか?今回は企業のプロモーション活動のひとつである広告について紹介させていただきました。

広告は非常に奥が深い分野ですので、今回は内容を絞って媒体別広告の特徴と、近年目覚ましい成長を見せるインターネット広告についてお話しました。

確かに、インターネット広告は伸長していますが、だからといって今後企業と消費者間のコミュニケーションがデジタル一辺倒になるかというとそうではないと思います。

冒頭でも私事のコト消費エピソードを少しお話しましたが、生活のデジタル化が進めば進むほど、リアルな体験の価値が相対的に高くなることが言えると思います。

事実、国内全体におけるイベント費用は近年増加傾向にありますし、IT大手企業のアマゾン楽天などが実店舗でのチャネル戦略展開を既に始めています。

デジタルorリアルと分けるのではなく、届けたい相手に最適なコミュニケーションをすることが求められている現れかもしれませんね。

 

昨今、広告業界では広告領域だけを守備範囲とせず、クライアント企業の経営課題まで踏み込んだ取り組みが今後生き残りを図るためには求められていると言われています。

広告会社も診断士同様にビジネス全般におけるコンサルティングを展開していくことが多いに考えられますね、そういった意味では診断士の競合とも言えます。

 

 

 

今日は以上となります‼

 

 

 

今日も一日頑張りましょう‼

 

 

 

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こんにちは!Chikaです。
前回の記事では、科目ごとの平均点&合格率の推移をお伝えしました。
本日は、企業経営理論の<分野別出題頻度>のデータ分析をお伝えします。

~本データ分析の目的~

どこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

道場マニア(?)ならお気づきですね!
そうです!こばさんのこちらの記事の最新バージョンです!
こばさんの記事では平成22~27年度のデータとなっていますので、
今回は、直近5年間(平成24~29年度)のデータに刷新し、分析していきます。
また、最後には企業経営理論のCランク撃墜策も併せてお届けします。

ふうじんさんの記事より簡単に抜粋~

【ABランク】
確実に1択に絞れる=誰でも解ける問題。
よってここを外すのはもってのほか。
へんりーのように時間がない方は、このABランクを最優先で潰しましょう。

【Cランク】
2択までは絞れる=だから正答率約50%。
周囲が悩む最後の2択を、確実に当てに行くことで合否が決まる。

【DEランク】
得点調整のために入っている難問。手を出すのは時間対効果が低い。

■分野別出題頻度・ランク分析■

企業経営理論の過去問を、
「経営戦略」「組織論」「人事労務」「マーケティング」に分けて分野別の難易度を分析しました。

(データ出典:TAC )

 

~ポイント解説~

◆相変わらず「経営戦略」と「マーケティング」の出題が多いです。
また、以前よりも「マーケティング」は問題数が増加し、ABランク問題も増加(=易化傾向)になっています。
☆経営戦略
:問題数が多く、Cランクの問題数も多いため、Cランクをとれるかが勝負の分かれ目。
☆マーケティング
:問題数が多く、ABランクの割合が高い!=勉強の優先度が高い論点。この論点でABランクを外すと危ない。

◆相変わらず「組織論」「人事労務」は出題が少なく、難易度が高いです。これは以前から変わっていません。
☆組織論
Cランクの割合が最も高い分野。演習を繰り返し行いCランクをとりきる実力をつけられれば、周囲と大きく差がつくはず。
☆人事労務
:4マーク10点程度と問題数が少ない上、ABランクも少ないので、時間対効果の低い論点です。二次試験にも関係がないため、時間の無い方は思い切って切り捨てて「経営戦略」と「マーケティング」に時間を費やすのもアリでしょう。

 

■ 論点別の詳細分析■

次に、論点別難易度を分析してみました。

 経営戦略  組織・人事労務  マーケティング
・経営概論
★成長戦略
★★競争戦略
★技術経営と外部連携
・ガバナンス他
★組織構造論
★組織行動論
・人的資源管理
・労働関連法規
・マーケティング概論と戦略
★マーケティングリサーチ
★★4P戦略
・関係性マーケティング

(データ出典:TAC )

~ポイント解説~

【経営戦略】
最多出題は相変わらず「技術経営と外部連携」の論点。
また、成長戦略と競争戦略も重要論点。二次試験に直結するため、しっかり理解する必要があります。

【組織】
組織の論点は「組織構造論」と「組織行動論」の2つ。
「組織構造論」はABランクが少なく、難易度が高め。
二次試験の事例1では、事業戦略に応じた組織構造がよく問われますので、
今のうちに土台をつくっておきましょう。こちらの記事が参考になります。
「組織行動論」は、ABランクは少ないですが、問題数が多い論点なので早めの着手が必要。
特にモチベーション理論は頻出。覚え方はこちらの記事がおすすめです。

【マーケティング】
相変わらず、マーケティングの最重要論点は4P戦略
2次試験でも切り口として必ず使います。
問題数が多くABランクの割合も高いため、必ず押さえましょう。

 

■Cランク撃墜策■

重点的に対策をすべき論点が分かったところで、
Cランクを撃墜するのにオススメの対策(勉強法)をご紹介します。

【スラッシュ法】
企業経営理論は、設問文・選択肢で日本語が読み取りにくい問題ばかりです。
そこで、スラッシュを入れて文節に区切っていき、
区切った文節と文節の間や、文頭と文末が中間の文節によって矛盾が生じていないかを検証する方法です。
とりさんの記事をぜひご参照ください。

 

【鶏ガラ学習法】
この学習法は私のイチオシです。(へんりー的に言うと、出涸らし法
上記のスラッシュ法における「矛盾が生じていないかを検証する」作業をしながら、
各設問1つ1つを分析するイメージで以下をやっていました。

・選択肢のどこが誤りだったのか(知識の確認)
 ・どのようになっていたら正答だったのか(選択肢の作成・修正イメージ)
 ・より難しくするとしたらどんな問題になるか、他に問われそうな類似論点はないか(設問そのものの作成イメージ)
 ・解説にはどのようなことが書いていると推測されるか(自分で自分に説明)
ハカセさんの記事より抜粋させていただいております。

企業経営理論では特にこの方法が効果的でした。
なぜなら、企業経営理論の最後の2択(Cランク)問題は、
苦手曖昧(受験生が苦手な点、暗記が曖昧な点を狙い撃ち)の問題が多く、
国語能力でなく、知識の薄さと曖昧さが罠になっているからです。

 

【だからやっぱり理解が大事】
鶏ガラ学習法を行うには、理解してないとできない。
だから、特に企業経営理論は単純な暗記ではなく、理解で覚えましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日は企業経営理論の”勝負の別れ目Cランク”についてお伝えしました。
私の場合、企業経営理論は答練や過去問で50点前後をいったりきたり。
それ以上はなかなか点数が伸びず、最後まで伸び悩んでいた科目でした。。。
周囲と差を付けようと思っても、一気に点数が伸びる科目ではないんですよね。
でも、上記の方法で地道に過去問に取り組み続けた結果、本番では68点をとることができました。

まだまだこれからが本当の勝負です。
大丈夫。あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!

以上、chikaでした!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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こんにちは!Chikaです♪

本日は、一次試験データ分析その①!
科目別の「平均点」と「科目合格率」の推移をお伝えします。
※データ出典:中小企業診断協会、TACデータリサーチ

 

1.経済学


一応ここ数年(平成26~29年度)は平均点60点前後で推移していますが、
平均点・合格率の変動が大きい科目であることが分かります。
H22年度は平均点45.0点(合格率6.1%)、H25年度は平均点41.9点(合格率2.1%)と、
平均点が足切りギリギリゾーンにくる超難化の年もありました。。。
(この2年は得点調整が入っています)
ここ数年が平均点60点前後で推移しているだけに、
また超難化の年がきてもおかしくないと思います。

 

2.財務会計

財務も比較的、平均点・合格率の上下変動が大きい科目です。
H26年度までは、科目合格率20%未満が続いていましたが、
H27年度に一気に易化(合格率36.9%)し、それ以降も合格率20%以上と、大きく難化していません。
こちらも、いつ難化の年がきてもおかしくないと言えます。

 

3.企業経営理論

平均点は例年安定している(上下しにくい)科目で、例年50点台が続いています。
つまり、大外しする可能性が低い反面、高得点も期待しにくい科目といえます。
科目合格率を見ると、合格率20%を超えた年はここ12年で2回しかありません。
H29年度は合格率9.8%と鬼門の年になりました。
合格率6.8%だったH25年度の翌年、合格率が高くならなかった(H26年度13.4%)ことを見ると、
H29年度が合格率が低かったからといって、翌年に易化するとも言えないので油断できません。

 

4.運営管理

H27年度までは、平均点が60点を前後で推移しており、点数の上下がほとんどない安定の科目と言われていました。
しかし、H28~H29年度は平均点が50数点に落ち込み、難化傾向となっています。
H29年度は合格率3.1%鬼門の年になりました。。。
合格率が極端に低い翌年は易化する可能性が高いです。
しかし!情報のH27年度→H28年度の難化2連続があったように、決して油断もできないと思います。

 

5.経営法務

法務も、比較的点数の上下変動が大きくない科目です。
とはいえここ数年は難化が続いており、
特にH28~H29年度は平均点が50点を下まわり、合格率も10%を切っています。。。
法務はCランク(正答率40%以上60%未満)の問題の割合が多く、
過去と同じ問題が出ないという特徴があるため、点数が取りにくくなっていると言えます。
そのため、とにかく基礎+周辺知識を地道に覚えることが大切です。

 

6.経営情報システム

情報はグラフを見れば一目瞭然、平均点・合格率の上下変動が大きい科目です。
H27年度、H28年度と難化が続きましたが、昨年度は一気に易化しました。
情報は知ってれば解ける⇔知らなければ解けない、というシンプルな試験です。
私が受けたH28年度は、こんなの習ってない!テキストに載っていない!!という問題が多く出題されました。
(そして情報で足切りになりました。。。涙)
知らなければ解けない科目だからこそ、
出題頻度の高い論点は早期に覚え、みんながとれるABランクで外さないことが大切です。

 

7.中小企業経営・中小企業政策

H24年度以降、平均点が60点前後で推移しており、比較的点数の取りやすい科目です。
特にここ数年は易しめとなっています。
中小の特徴として、捻った問題やその場で考えさせる問題はほとんどないため、
愚直に暗記したら点がとりやすい科目(時間対効果の高い科目)です。
この時期はまだ習ってない方も多いかと思いますので、
良いタイミングで中小のコツも記事に書きたいと思います。

 

本日の記事では平均点と合格率の推移をお伝えしましたが、
要は何が伝えたいか、以下にまとめます。

①苦手科目はできる限り作らない方がよい
急に難化する年があり、それがもし苦手科目だった場合、足切りの可能性が高まります。
もしくは、仮に易化した科目が苦手科目だった場合、
他の受験生が荒稼ぎしているところを稼げなくなってしまいます
⇒⇒次回の記事で、詳しくお伝えします!

②昨年難化したからと言って、今年は易化するとは限らない
難化した翌年は易化しやすい、と思いがちですが、
過去の平均点・合格率の推移を見ると、
実はそんなことはないことが分かったかと思います。
だからこそ!!やみくもに勉強するのではなく、とるべき問題をしっかりとる、ということが大切です。
⇒⇒「とるべき問題をしっかしとる」ためにやるべき勉強法について、次回詳しくお伝えします!

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………………………………………………………………………………………………

本日は、知識を長期記憶にする上で重要な、
「暗記」と「理解」の違いについてお話させて頂きます!

先日のヒロちゃんの記事へ、下記の質問が寄せられていました。

「理解と暗記の違いとはどういうことなのでしょうか?」
「理解する勉強法はどうすると良いのでしょうか?」

それに対しヒロちゃんが、

「理解は論点に対して論理的に説明出来る状態のこと」
「自身が理解しているかどうかを確認する方法として、周りの誰かに論理立てて説明してみるのが良い」

と回答してくれました☆
私も全く同感ですし、
「理解」することの大切さを受験時代に大変実感していたので、
ヒロちゃんの意見を更に具体的にお話しさせて頂きます!

 

■「暗記」と「理解」の違い

ヒロちゃんの演繹法の例えで説明します。

①人間は必ず死ぬ(=理論)
②徳川家康は人間だ(=理論)
③徳川家康は必ず死ぬ(①②から導き出される結論)

「単純な暗記」とは、上記の③しか覚えていない状態です。
①②の理論を理解していないので、
「じゃあ豊臣秀吉は死ぬのか?」という問題が出たときに答えられません。

このように、
結論だけ覚えるのが「暗記」 ⇔ 理論(前提)を覚えるのが「理解」
です。※あくまでも私の解釈

~具体的な例~
①形式知より暗黙知の方が、因果の曖昧さがある(=理論)
②因果の曖昧さがあると、他社が真似しにくい=模倣困難性が高い。(=理論)
③模倣困難性が高いものは、コアコンピタンスとなる。(=理論)
④形式知より暗黙知の方がコアコンピタンスとなりうる(=結論)

この場合も、④の結論だけ覚えるのが暗記。
①~③を覚えるのが理解。

 

■理解する(理論を覚える)ことで、長期記憶になりやすい

理論を覚える過程では、
一度自分の頭の中で筋道を立てて組み立てる(考える)ため、
すぐに忘れない「長期記憶」にすることができます!
7科目を網羅するためには、1つ1つの知識をいかに長期記憶にするかが大切ですよね。

 

■理解することで、ちょっと変わった問題が出ても対応できるようになる!

特に企業経営理論においては、
「ア~オのうち不適切なものを選べor適切なものを選べ」
という問題が出ます。
そしてア~オには、④のような結論だけが書いてある場合が多いです。
そのため、
ちょっと変わった問題が出ると、対応できないのです・・
よって、①~③のような理論を覚えていることが大事なのです!

上記の例でいうと、
①~③の理論を覚えていることで、以下のように様々なパターンの問題に対応できます

★特許技術はコアコンピタンスとなる。適切か不適切か?
⇒特許技術は特許使用料が必要なため模倣困難性が高い。だからコアコンピタンスとなりうる。適切!

★企業独自の歴史的要因で生み出された技術は、コアコンピタンスとなりうる。適切か不適切か?
⇒歴史的要因で生み出された技術は、因果が曖昧である&他社が真似しにくい。だからコアコンピタンスとなりうる。適切!

★市場で容易に入手できる資源を用いた技術は、コアコンピタンスとなりうる。適切か不適切か?
⇒市場で容易に入手できる=模倣困難性が低い。だからコアコンピタンスとならない。不適切!

このように、「理解」することで、
ちょっと変わった問題が出ても対応できる=知識を応用できる ようになります!

※2次試験は「知識を応用する」試験。
よって、2次試験の範囲となる3科目(企業経営理論、財務、運営管理)は、
しっかり「理解」して覚えることが大切です!!

 

★おまけ:理論を覚えて「理解」したかを確認する方法

\\ 人に説明する! //

周りの友達や家族に、覚えた知識を説明するようにしていました。
全く知識のない人からすると、ちょっとでも理論が飛ぶと伝わりません

私はよく飲みながら(笑)覚えた知識を友人に話していました。
友人に
「なんでそうなるの?」
「ちょっと何言ってるかわからない」
突っ込みをされたら、まだ理論を覚えていない=理解不足だ!と思っていました。

知識のない人に分かるように伝えることで、
自分の中で理論の整理ができるので、おすすめです☆

 

★過去記事紹介

道場でも先代の方が、「理解」の大切さについて伝えてくださっています♪
より具体的な内容が多いので、参考になるかと思います。

理解を深めるための論点整理術

~企業経営理論~
企業経営理論:「理解して記憶」実例で学ぶ経営戦略
「理解して記憶」実例で学ぶマーケティング 用語

~運営管理~
運営管理もやっぱり理解が大事!
理解で攻略!運営管理

~経済~
【経済】理屈を理解して、グラフを書いて・・・

法務
【法務】「身近なところ」から特許を理解しよう

 

★まとめ★

■結論だけ覚えるのが「暗記」 ⇔ 理論(前提)を覚えるのが「理解」
■理解する(理論を覚える)ことで、長期記憶になりやすい
■理解することで、ちょっと変わった問題が出ても対応できるようになる!
■人に説明すると、理解できているかの確認になる

 

今日の記事はここまで★

大丈夫。あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
chikaでした♪

 

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■春セミナー2018 in大阪

お待たせしました!大阪セミナー申込受付中!!

申込URLはこちら
□ 開催日時:2018年4月7 日(土) 14:30〜17:30
□ 会場:大阪写真会館 5階B会議室
□ 定員:25名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

■春セミナー2018 in東京

お待たせしました!東京セミナー申込受付中!!

申込URLはこちら

□ 開催日時:2018年4月21日(土) 14:00〜16:30
□ 会場:浜町区民館(〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3丁目37−1)
□ 定員:50名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

関東近郊でもすっかりコートが欲しくなる寒さとなっていますが、皆さま、体調管理は大丈夫でしょうか?2次筆記試験から一ヶ月が経ち、今年度受験者の方は多少リラックスされたと思いますが、筆記試験の合格発表が来週金曜日(12月8日)が近づいてきた為、再び緊張感が高まってきているかもしれませんね。おそらく試験後、様々な情報が飛び交ったと思いますが、「まな板の鯉」ですので、合格発表までは試験のことは忘れて、試験以外のことに時間を使ってください。

さて、私は一向に変化のない出張生活ですが、試験合格後は出張先への移動時間を読書に充てています。前回も一冊紹介しましたが、今回は事例問題を思い出すような一冊をご紹介します。一次試験学習中の方も勉強に疲れたら手に取ってみてください。(診断士の勉強をしている方ならスッと入ってくることばかりなので、簡単に読めると思います。)

以下の一冊です。

3章で構成されており、各章を纏めると凡そ以下の内容が紹介されています。時代はリーマンショックが起きた2008年を挟んだ2004年から2013年ごろです。

  • 1章 社長就任の経緯
  • 2章 会社を守り、発展させるため取り組んだ社内改革
  • 3章 社長の仕事への考え方

1章では実家が町工場ではあったものの、主婦として生活していた著者がなぜ「社長」に就任することになったのかが紹介されています。主な内容は社長就任の経緯ですが、その経緯に絡めて、会社の創業経緯、創業者である父とその娘である著者の関係が語られます。二次筆記試験の事例で言えば冒頭の数段落に当たる箇所です。(ちなみに私はこの章を読んだ際、不覚にも涙が出そうになりました。)

2章では著者が社長に就任して取り組んだ社内改革の悪戦苦闘の様子が語られます。この著作のメインの章です。診断士受験生的にも「なるほど」と理論と実践が結びつくシーンも数多く紹介されます。例えば以下のような著者の取り組みです。

  • 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底

社長は特に整理(必要なものと不必要なものを区別し、不必要なものを捨てること)・整頓(必要なものをすぐ利用できるように決められた場所に準備すること)を重視します。それまで社長への取り組みに意欲がなかった従業員も作業効率が改善した職場を見ることで前向きになったようです。

  • QCサークルの導入

社長は職場の人材育成・職場活性化を図るため、QCサークル活動を導入します。この活動により、積極的に社員(特に若手の)が提案できる(社長からするとコミュニケーションの場が得られる)ようになり、提案が会社に採用されることによって社員のモチベーションが向上し、同時に提案により会社自体も改善されるという好循環が生まれました。

  • 経営方針の策定

2代目として事業を承継した著者が社員とのベクトルを合わせるため、経営方針の策定を行います。事業を承継した著者にとっては会社を牽引するため、従業員にとっては、創業者の娘とはいえ、突如社長に就任した人が何を考えているのかを理解するために必要な手続きだったのだと思います。著者は自社の経営データ(40年!)を調べ上げ、SWOT分析を行い、この企業の強みを「技術力」としますが、この強みを維持するための方針として「多能工集団」というキーワードを用います。この「多能工」、中小製造業では重要なキーワードだと思います。職場に多能工が増えた場合、「多工程持ち作業」が可能になるので、以下のようなメリットが得られます。

  • 工程間負荷のバランスがとれるので仕掛品を減少できる。また、リードタイムも短縮できる。
  • 品種や生産量の変動に対応できるので、柔軟な生産体制が敷ける。

また、この章の冒頭では「事業承継」時のキビシイやりとりが紹介されています。このやり取りを一つのきっかけとして社長は社内改革に取り組み、結果的には成功を納めますが、一方で「幹部従業員や取引先(取引銀行)からの理解」が得られない中での事業承継の厳しさが垣間見えます。

まだまだ、診断士的には見逃せない取り組み事例がありますが、字数も増えてきましたので、3章と併せ、次回紹介します。

ちなみに、この一冊に出会ったきっかけは4月に参加した研究会で名刺交換させて頂いた先輩診断士の方のFACEBOOK投稿です。診断士になると情報発信・情報交換等でFACEBOOKを活用する機会が増えます。診断士に合格しなかったら、こうして手に取ることが出来なかっただろうなと感じる次第です。

なお、本日ご紹介した一冊、現在、NHKでドラマ化されています。診断士的には「陸王」も見逃せないですが、お時間あれば併せて息抜きに如何でしょうか。

以上、TOMでした。

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

朝夕の寒暖差が大きくなり秋から冬への変化を少しづつ感じる今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか?

私は春から企画してきたプロジェクトの年内最大のヤマ場を迎え、社内外の関係者との調整、関連書類の読み込みや起案など仕事漬けの毎日です。一方、「診断士」としての活動は不本意ながら一部を除きほぼ停止中です。昨年度合格者の同期の活躍を見るたびに「あー、何やってんだろ。」と自己嫌悪に陥ってます。

筆記試験も終わったので、「診断士登録後について何か紹介しよう・・・」と思いましたが、かような状況なので、まとまった成果もなく、具体的なことが紹介できません。ごめんなさい。

そこで、本日は来年の受験生を対象にしたアドバイスを送ります。来年の一次試験まで9ヶ月弱、二次筆記試験までは12ヶ月近くありますが、時間があるが故のアドバイスです。

最初にお題です。

  • この試験に合格するために重要なことって何でしょうか?

複数あると思いますが、私は以下の要素かと思います。

学習に関する点

  • 時間
  • 質(集中力・効率性の高低、学習方法の良し悪しなど)

本人に関する点

  • 能力(読解力・文章力・コミニュケーション力・記憶力など)
  • 意欲(受験の目的、なぜ診断士になりたいかなど)

それぞれ重要な要素ですが、私が今日この中で一番推したいのは最後の「意欲」です。「え、それなの」と思われたかもしれませんが、診断士試験には以下のような特徴があります。時間も質も能力も重要ですが、長丁場の試験勉強で最も求められるのは本人の意欲だと思います。

前提

  • 受験生の多くが何かしら本業を持っています。

従い・・・

  • この試験勉強だけに全精力を注ぐことは基本的に困難です。

一次試験

  • 7科目学習範囲が広く深い知識も問われます。

従い・・・

  • 7科目もあるので、最初に学んだことが忘却の彼方に行ってしまうことはザラです。何度も復習が求められます。
  • 得意科目もあれば、不得意科目も出てきます。不得意科目でも50点程度取れないと他の科目でかなり挽回しなくてはなりません。これが大変です。不得意科目をできるだけ作らないように繰り返し学習しなくてはなりません。

二次筆記試験

  • 80分という時間の中での与件文の読解力一次知識のアウトプットを伴う文章力が問われます。

従い・・・

  • 受験校に通い、カリキュラムに乗って学習すれば必ず合格できるわけではないです。
  • 自分の現状と合格レベルのギャップを埋めるための能動的な学習が求められるにも関わらず、一次試験に比べ、なかなか実力が伸びたという実感が得難い学習を強いられます。

さて、どうでしょうか?

意欲が無ければ、本業もあるので途中で学習を止めてしまうかもしれませんし、復習まで手を回せないかもしれません。また、時間を掛けても自分の課題を見つけられるような意味のある学習にもならないと思います。結果、初志貫徹は難しくなるでしょう。

そこで、合格までの「意欲」を維持するため、以下の参考図書を紹介します。

400ページ弱ある長文で途中繰り返しも多いので、全部読むのはシンドイかもしれませんが、「意欲」が落ちてきたら、Part1の第3章を読むだけでも意味があると思います。何かを達成するは本人の才能だけではなく、継続的な努力が極めて重要だということが述べられており、挫けそうな気持ちを支えてくれます。読むのはちょっと・・・という方はTEDで著者のプレゼンを確認できますので、まずはそちらをご覧ください。

因みに、一次試験の勉強に絡めてみると、「意欲」と関係するのは企業経営理論の「モチベーション理論」ですね。

この時期、例えば、TACのストレート本科生の方であれば、「あ、先月受講したあの事か」と思い出すかもしれません。以下のような理論が代表的です。

  • マズローの欲求段階説
  • アルダファーのERG理論
  • アージリスの未成熟=成熟理論
  • マグレガーのX理論・Y理論
  • ハーズバーグの動機づけ=衛生理論

企業経営に関するモチベーション理論だけで、これだけの数があり、しかも、各理論の主唱者の名前はカタカナだらけです。私は一次試験の学習を通勤講座の問題とTACのスピードテキストを使って進めていたのですが、初めてスピードテキストのモチベーション理論の章を読んだときは、返って自分の意欲が落ちるという「逆効果」が発生し、そのまま止めようかと思ったほどでした。なお、道場の過去記事ではこちらが参考になります。是非併せて確認し、復習にお役立てください。


最後に、11月3日の事例Ⅴ@東京、11日の事例Ⅵ@大阪にご参加頂けました皆さま、ありがとうございました。今年度二次受験生の方には休息を、来年度受験生の方には新たな情報を提供する場となっていれば幸いです。

以上、TOMでした。

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みなさんこんにちは、ゆっこです。いよいよ先週から梅雨入り。寝具の調整が難しく体調を崩しやすい季節ですね。我が家の次男坊も夏風邪をひいた様子です。。疲れが溜まっているとダウンしやすいですので睡眠不足には要注意です。本試験に向け、体調管理にも十分気をつけて計画的にお過ごしくださいね

さて、6月の渾身シリーズ、メンバーそれぞれできるだけ他のメンバーとネタが被らないようにと色々考えながら日々渾身の力を振り絞ってブログの更新に勤しんでいます。ここのところ、中小、運営、情報、経済、財務、法務と来ていましたので、今日は企業経営理論のマーケティング論から、消費者購買行動をテーマにお届けします。

消費者の行動、つまり日常の私たちの行動ですので、中身としては非常にわかりやすいものだと思います。それを体系的にまとめるとこういうことになるのね、と受験勉強中にやたら感心した記憶があります。

毎度お馴染みのP.コトラー先生によると、購買の意思決定は次のようなプロセスを踏んで行われます。

①問題認知②情報探索③代替品評価④購買決定⑤購買後の行動

早速ですが、先日私が仕事上必要となるICレコーダーを購入した時の行動を例に、消費者行動についておさらいしましょう。ところどころに試験に出る可能性のある用語散りばめられていますので、イメージしながら重要ワードを押さえてくださいね!

 

さて、仕事でICレコーダが必要になる、と知った(①問題認知)ゆっこは、今までICレコーダーに関する知識が全くなかったのでどこのメーカーがどんなラインナップを出しているのか、値段はどのくらいのものなのか、を調べることにしました(②情報探索)。

ここで、もし昔ICレコーダーを買ったことがある、家族が買ったことがある、などの経験があればまずはそこから情報を得ようとします(=内部探索)。しかし今回の場合全く知識がなかったので、インターネット検索やメーカーの HP、ICレコーダーを既に購入していた知人から情報を得ました(=外部探索)。

ゆっこにとってICレコーダーは、一度買ったら滅多に買い直すものではなく、仕事で使うものなのである程度の性能は担保したい。それに、あんまりちゃちなものを持ち歩いていると診断士としてカッコ悪い(笑)。といったある程度のこだわりがありました(=関与が高い)。そこで、他の診断士の方々(=準拠集団)がどの程度のものを買っているのかな?といったことも意識し、一定の労力をかけて私のニーズにあった商品を探しました(=拡大的問題解決)。

もしもこれが日常的に購入している食パンやトイレットペーパーなどの品物でしたら何の迷いもなく”いつもの”ものを購入します(=定型的問題解決)。あるいは、我が家で車を買い替えようとした場合、ミニバンタイプで選ぶというのがほぼ決定していますので、その中からどのメーカーがいいのかな?と探します(=限定的問題解決)。

話をICレコーダーに戻します。いろいろ調べていくうちに、診断士がヒアリングやインタビュー、セミナーなどで使うぶんには、最上級のものまでは必要ないことがわかったので、中の上くらいのレベルに絞ってメーカーごとの違いを比べることにしました(③代替品評価)。その中で、機能面、デザイン面、口コミを参考に、S社とO社を迷った挙句O社の製品に決定し(④購買決定)、家電量販店で購入しました。

今回の場合、とても満足のいくお買い物でしたので、SNSに投稿しました(⑤購買後の行動)。もし、今後使い勝手が悪いかも?などのちょっとした不満が出て来た場合には、メーカーHPや口コミサイトをもう一度チェックして、購入した製品の長所を探す行動(=認知的不協和の解消)に出ると思います(⑤購買後の行動の別パターン)。

購買の意思決定に関する用語、復習できましたか?せっかくですので、上の例を使って、企業からの刺激に対する消費者の反応モデルについてもおさらいしましょう。

AISASモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Search(探索)⇒Action(行動)⇒Share(共有)

まさに今回のICレコーダーの購入において私がとった行動がAISASモデルそのものですね。ICレコーダーが必要と聞いて(Attention)ICレコーダーという製品に興味を持ち(Interest)インターネットで検索(Search)、納得して購入(Action)満足してSNSに投稿(Share)。

日本のマーケティング用語でより有名なのは、次のモデルです。

AIDMAモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Memory(記憶)⇒Action(行動)

AIDMAモデルは、広告によって注目を引き(Attention)興味を持たせ(Interest)、欲しいと思わせて(Desire)記憶に残してもらって(Memory)後で購入(Action)するような過程を描いています。

欧米では次のAIDAモデルが使われることが多いようですが、これはセールスマンによる短期の販売活動を描いています。

AIDAモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Action(行動)

いかがでしたか?最後に、消費者購買行動のゆっこノートに次のような図がありました。こちらも押さえておくと役に立つかも!?

それでは!今日もあなたを応援しています。

by ゆっこ

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みなさん、こんちには。ITOです。

さて、6月に入りました。受験申込受付期間はは5月31日の日附印(日附って書くんですね)有効です。
もちろんちゃんと出しましたよね?あとは、受験日当日まで駆け抜けるのみです!

また、転勤などでの受験地変更は6/19(必着)まで受け付けていますのでご安心を!


また、先週の土曜日は大阪セミナーを開催いたしました。(開催レポートはこちら
おかげさまで、大盛況でした。あとは本番へまっしぐら!

さて、6月は道場恒例の「渾身」シリーズ。テーマを絞って深く考察するものです。

自分は・・・いろいろ考えましたが、やはり「企業経営」でいきたいと思います。

まずは、試験案内の設置目的をみると・・・

3.企業経営理論
(科目設置の目的)
(略)・・・また、近年、技術と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、・・・(略)

ほほぅ。ということで、MOT(技術経営)分野について深堀します。

試験案内の技術経営の出題範囲をざっとまとめると、

経営戦略論(6)技術戦略
①自社資源の評価、外部資源の活用、特許戦略
②研究開発計画と開発プロセス、予算管理と特許管理
③イノベーションのマネジメント、ナレッジ・マネジメント

一方、スピテキの章立てをみると

1.研究開発
2.イノベーション
3.製品開発
4.デファクトスタンダードと知的財産戦略
5.ベンチャー企業のマネジメント

これを縦軸と横軸に整理して、重要なキーワードをITO式に整理したのがこちら。

(Excel版はこちら

赤字は過去3年間で出題されているキーワード。

ここに出てくるキーワード、説明できるようになっていればMOT分野はOK。
3~4問、10点相当はすでにあなたのもの!

研究~開発~製品化の流れ(運営管理ともつながります)をイメージして、
でも、イノベーションはいままでの延長線上にない非連続

企業はいままで研究所などを新設したり、政府もR&D特区や、研究開発減税などの施策を行ってきましたが、おもに大企業むけ施策。

中小企業は、やはり大学や地元の公的研究機関などと積極的にタイアップしていかないと技術の進歩、とくにイノベーションが起きたときに、ビジネスモデルが根底から覆される可能性もあると想像してください。

あとは、新製品を世に送り出すにはなんといっても「資金」が必要。
ベンチャー企業がどのタイミングで「資金」がいるか(死の谷、ダーウィンの海)、
調達方法にはなにがあるか(VC、ファンド、エンジェル・・・等)

暗記するのではなく、流れをもって頭に入れておきましょう。

この分野の過去の出題は、

H26年度 第9問(研究開発)、第11問(ベンチャー企業のJカーブ曲線)
H27年度 第6問(デファクトスタンダード)、第7問(モジュール化)、第8問(死の谷・ダーウィンの海)、第9問(イノベーション)
H28年度 第4問(オープンイノベーション)、第10問(特許戦略)、第11問(モジュール生産)

このようにたくさん出題されています。

とくに、モジュール化は最近のトレンドといえますでしょうか。
モジュール化のメリット・デメリットをあげると、

メリット
・構成要素間の調整コストを削減できる
・独立性が確保されると、改修はモジュールの修正で対応可能
システム多様性(組み合わせ)が容易に確保できる
デメリット
・インターフェースの長期的な固定化が必要(インターフェースの進化が抑制)
・インターフェースに汎用性を持たせると、全体システムに無駄が発生

以上、縦軸と横軸、深堀と3次元に整理してMOTを完全マスターしましょう。

以上、ITOでした。
ではでは。

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みなさんこんにちは!たけぴょんです。

1次試験本番まであと79日
みなさんいかがお過ごしですか?
今回は、私も本試験まで中々点数が伸びず苦労した企業経営理論の試験対策について、大変参考になる先代の過去記事を紹介しつつ投稿したいと思います。

TAC通学の方は完成答練1回目の真っ最中かと思います。
私は去年、GWにかなり準備して臨んだ初っ端の企業経営理論の完成答練が37点で大変ショックを受けました。終了後の自己採点は×のオンパレード。何かの間違いではないかと思いながら採点した記憶があります。

養成答練は77点だったので苦手意識は全くなく、むしろ得意科目だとさえ思っていたのですが、それは大間違いだったということをこの時思い知らされました。問題を解いていて、

・選択肢の文章量が多く、読むのに時間がかかる。
・日本語のはずなのに何言ってんのかわかんない。
・最も適切なものはどれか、と聞かれると何だかどれも◯マルっぽい。最も不適切なものはどれか、と聞かれると何だかどれも×ダメっぽい。

ということで、いつまでも選択肢を絞りきれず時間だけがどんどん過ぎていきました。

「企業経営理論は過去問慣れしてる人が勝ち」ということをこの時痛感しました。

GW後半を企業経営理論の総復習に費やし準備万端だったはずなのに、、、
なぜこのような不本意な成績に終わったのか?勉強法が誤っていたんですね。

具体的には、

・過去問に触れた時間が絶対的に少なく、本試験独特の言い回しに慣れていなかった。
・時間を測らずダラダラと問題演習をしていた。
・解説を読んでわかったつもりになり理解が浅はかだった。

本試験は90分で40ないし41マークあるので、単純計算すると1問あたり2~3分しかかけられません。問題演習の時にこの点がまったく意識できていませんでした。

「何か有効な勉強法はないか」と考えていた時、7代目noriさんの投稿に出会いました。

これは過去問の正解選択肢集と不正解選択肢集を作り、正解選択肢集はそのままインプットし(全部正しいと予めわかっているので安心してインプットできます)、不正解選択肢集でひたすら誤りをツッコミまくるという勉強法です。私は正解選択肢集と不正解選択肢集を作り通勤電車の中で活用しました。例えばドメインに関する出題であれば過去5年間で4回(H24、25、27、28)出題されており、選択肢が20個あります。この20個の選択肢は「ドメインとはこういうこうだよ」という作問者のメッセージなので、正解選択肢はそのままインプットし、不正解選択肢は誤りにツッコミを入れ正しめた上でインプットするようにします。こうするとドメインとは何ぞやということがだんだん理解できるようになります。所謂帰納法的アプローチですね。また、不正解選択肢を正しめているうちに、「大体この辺でひっかけてくる」という勘所もわかるようになります。

帰納法

5月以降この勉強法を実践した結果、公開模試あたりから効果が出始め、試験本番では正答率A、Bランク問題21マークのうち20マーク正解することができ、66点という想定以上の結果を残すことができました。

正答率

以下に過去問と正解、H28年度試験で作るとこんな感じになるというものを添付しておきます。
企業経営理論が苦手な方はお試しあれ!

平成28年度 過去問 正解 正解選択肢_経営H28 不正解選択肢_経営H28
平成27年度 過去問 正解
平成26年度 過去問 正解
平成25年度 過去問 正解
平成24年度 過去問 正解

 


今回はここまで。
それでは、今日もみなさんお~元気で!

たけぴょんでした。

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>* ))))>< 道場春セミナーin大阪のお知らせ >* ))))><

一発合格道場 春の絶対合格フェス2017
〜受験生の疑問にお答えします!〜

□ 開催日時:2017年5月27日(土) 14:00〜17:00
□ 会場:クレオ大阪西 研修室
□ 定員:20名(先着順)
□ 参加費:1000円

☆道場メンバーが一次試験突破のために行った事をお話します!
☆受験生の悩みや疑問に個別にお答えします!


★詳細はこちらから★
※定員に達し次第締め切りとさせていただきますので
お早目のお申し込みをお願い申し上げます

>* ))))>< >* ))))> < >* ))))>< >* ))))>< >* ))))><

みなさんこんにちは、ゆっこです。いよいよ明日からカレンダー通りの方も含め本格的にGWに突入ですね!GWの過ごし方については道場でも毎年触れられていて、今年もたけぴょんそのが投稿してくれています。私の場合は1日くらい勉強に当てましたがその他は家族と過ごすことに集中して、リフレッシュの期間となったことを覚えています。みなさんの置かれている状況により様々な過ごし方があると思いますが、有意義なものとなりますよう願っています。

さて、先日たっしーがレポートしてくれましたように、4月29日(土)に一発合格道場春セミナーin東京を無事終えることができました。ご参加いただきました皆様にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。8代目としては初めてのセミナーでしたが、普段ほぼ一方向で情報発信している我々にとってブログ記事を読んでくださる方々の生の声をお伺いできる貴重な時間となり、多くの新たな気づきを得ることができました。

私個人としましては、初めての司会にチャレンジ!し、貴重な経験をさせていただきました。会社員時代にアウトソーシング先の担当者へ研修を行ったことはありましたが、人前でお話しするなんてことはもう何年振りでしたでしょうか。主婦の生活ではなかなかできない経験です。合格後、世界がガラッと変わったと言えることの一つです。


さて、先日のセミナーで、過去の記事を探すのはなかなか大変なのでピックアップして欲しいといったご要望を多くいただきましたので、早速、「過去記事発掘シリーズ」として投稿したいと思います。

一次試験まで残り約3ヶ月となり、みなさん”暗記”に苦労されているようでした。私自身も覚えることが非常に多くて苦労した記憶があります。そこで今回は、過去記事の中から、特に役に立つゴロ合わせに関連するものをピックアップさせていただきました。まずは第一弾として企業経営理論、財務会計、運営管理、経済学の4科目を取り上げます。全部読むとだいぶボリュームがありますので、GW中にゆっくりご覧になってくださいね。

《企業経営理論》

●企業経営理論: 組織論は「アウトプット」で!●

→ 初代ハカセさんの記事です。最後の方に語呂合わせが登場します。診断士受験生業界では誰もが知ってる!?「ブランド戦略はラブマシーン」など。2010年5月という、もう7年も前の投稿ですが、いつまで経っても色褪せないですね。さすがです!

●【経営理論】覚えにくいポイントのチェック●

→ 5代目butaoさんの記事。残念ながら私が受験生の時には見つけられなかった記事。組織論の語呂合わせが盛りだくさんです!

《財務・会計》

●歌って覚えるキャッシュフロー計算書●

→ 7代目noriさんの2016年3月の記事です。私の同期合格者に「この記事を本試験の3日前に発見して本番でキャッシュフロー間違えずに済んだ!!」とおっしゃっていた方がいました。さらにキャッシュフロー計算書の内容をよーく理解したい方は本記事中にもリンクされているくれよんさんの記事もご覧くださいね。

●舞妓さんと覚える営業レバレッジ●

→ やはり7代目noriさんの記事。「売れへん、売れへん…」つい、可哀想に…と思ってしまいますね。

《運営管理》

●【運営】くだらないほど忘れない3●

→ 初代ふうじんさんの2014年12月の投稿です。私もひょうたんの専門家には大変お世話になりました。

《経済学》

●【経済】最初の1マーク●

→ 3代目うちあーのさんの記事です。最後の方におまけとして語呂合わせが登場します。経済の語呂合わせはあまりないようですので貴重ですね。

最後に、初代ZonEさんの記事2連発。「記憶できない」をどう克服するか、せっかく覚えたものをどうしたら忘れにくくできるか、について書かれています。シビれますね〜!

いかがでしたか?私も改めて読み返して、道場にはたくさんの良い記事があるなぁとしみじみ思いました。
ぜひ「パクってカスタマイズ」の精神で、良いと思うものをご自身なりにまとめて、暗記対策に取り入れてみてくださいね。

ちなみに、同友館様より出版されている月間『企業診断』の4月号より、道場メンバーによる「一発合格ゴロ合わせ道場」という連載が始まっています。こちらも要チェック!

暗記3兄弟の語呂合わせ記事発掘については次回以降、乞うご期待!

今日もあなたを応援しています。
ゆっこでした。

 

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こんにちは! 雑草魂のルナです。(ルナのこれまでの投稿はこちらから

新年度になり、社会人の皆様は今まで以上に勉強に集中しにくい環境になられたりしていませんか? 私は自営業ですから、年度替わりでの影響は多くはなかったのですが、四月は新人研修の仕事が多くあり、体調管理も求められる中で勉強の仕方には工夫が必要なタイミングでした。私の場合、予備校の授業科目が得意の情報のタイミングでもあったので思い切って勉強時間は減らしてしまっていました。

勉強の目標を定量的に設定して「いつも同じように」とすると、できない自分を責めたりイライラしたりして余計に効率が悪いです。

「出来ないときはできない!」と割り切ってしまうのも、一つの手段ではありますよ (^-^)

気分転換になにかないかな?…というときは、ぜひ道場のセミナーにもお越しくださいね!

この記事を書いている時点で残席がかなり少なくなっておりますが、懇親会のみのご参加も可能ですのでお気軽にどうぞ!


さて、今回は雑草魂流「企業経営理論」の攻略方法をお伝えいたします。

といっても、各論にフォーカスした内容ではありませんので細かい話は期待しないでね (^_^;

 

1.腹落ちするところまで理解する

まず、「企業経営理論」の診断士試験における位置づけから考えてみると、ある種「芯」となる科目であるかなと思われます。

ここがしっかり腹落ちができていないと、先々の科目を学ぶ土台(ある種の姿勢)ができあがらないような気がします。特に二次において重要な知識が多く含まれています。

そういう意味も含め受験指導校でもこの科目を最初に学ぶケースが多いのだと思います。

となると、この科目については概要をしっかりと把握し、各論について違和感が無い状態にしておくことが重要です。

例えば、モチベーション理論の概要について学んでいる時に「そうそう、そうだよね…」と思えていますか? 講義を聞きながら、あるいはテキストを読みながら、「え? そうなの?」と、違和感を覚える所は無いでしょうか?

もしご自分の体験や感覚と学んでいる内容を引き比べてみて、違和感を覚えるところがあるのだとすれば、そこはしっかり修正しておくべきだと思います。なぜ、「経営理論」としてはそのように考えるのか、という事をその学説がもたらされた経緯なども調べて、自分が納得できるようになっておくことが大事です。

基本的には「言われてみればそうだよね」という事が多いと思うのですが、現場を知っている人ほど違和感を覚えるポイントが出やすいと思いますので、今一度自分の実感とのかい離がないか、確認してみることをお勧めします。

 

2.図にして理解する

また、初めて学ぶ知識については、自分で図を書いてみるなど、視覚的に理解しやすいようにするのもお勧めです。テキストに図が載っているとしても、それはあえて見ずに文章だけを読みながら図示してみると、理解も深まりますし、それをそのままファイナルペーパーとして使う事もできるようになります。

例えば、下図は私が「パスゴール理論」について描いたもの。

はい、そこのあなた。ここは笑う所です…。

はい、そこのあなた。ここは笑う所です…。

くだらなーーーーい絵かもしれないですが、その方がむしろ、頭には残ったりするもの。(そういえば、授業中テキストにあるPPMの図にも、ロックンローラーのような「花形」とか、歯をむき出した「負け犬」の絵を描いてましたっけ…)

ノートに書くのは「キレイにまとめるため」ではなくて「覚えるため」ですから、汚くてもお笑いでも、頭に残りさえすれば何でも良いのです! むしろ時間をかけすぎないことが大事!

※このノートはセミナー当日、会場での展示にも出す予定ですので興味のある方はお手に取ってご覧ください(恥)。

3.暗記項目の洗い出し

全ての論点において「納得できる」状態が作れたら、後は「暗記箇所」の洗い出しです。

モチベーション理論を例にとると、「マズローと言われたらなんだっけ?」や、「X理論、Y理論というのはどういう事だっけ?」という事は、ある種の暗記になりますから、ここは各人それぞれの工夫でノートなり単語帳なりを使って覚えるための準備をしていく事になります。私の場合はアウトプットで覚えるのが向いていたので、ひたすら問題に取り組みました。

ただ、労働法規や、たまにしか出ないような固有名詞などは試験直前の短期記憶に賭ける方が効率が良いはずです。どこからを直前期に回すかの切り分けは人によって判断が異なると思いますが、大事なのは「この項目は直前期に暗記すればいい!」と決めたら、きちんとリストアップなりマークをするなりして、わかりやすいように整理しておくこと。そして試験前の詰めこみ期までは完全放置してしまう勇気を持つことだと思います。

これは他の科目にも共通する項目ですが、中途半端にアレもコレも前倒しで覚えようとして結局なかなか進まないというのは、時間的にもエネルギー的にも効率が悪く、自信も失って良いことは一つもありません。途中に模試があろうがなんだろうが、「直前期に回す」と決めたら手を付けない。それくらいの思いきりはあって良いと思います。

人は10何かを覚えたとしても、次にまた別の10覚えたら前のモノの8は忘れる生き物だと思います(毎日使うモノでない限り)。

それであれば、「今覚えるもの」と「後で覚えるもの(試験の瞬間だけ覚えておけばよいもの)」の区別をしっかりつけて学習することで、合格確率を高めることができるはずです。

 

4.試験対策

覚え方、という面では、私は上記の方法で6割確保レベルの学習ができたと思っていますが、企業経営理論には試験問題としての大きな落とし穴があります。

それは、問題文&選択肢の日本語の難しさです。

企業経営理論の他、経営法務もややこしい日本語が受験生を惑わせますが、この辺りは普段の読書量や文章を扱う事の得意不得意など、個々のスキルに左右されやすい気がします。

あまり文章読解が得意ではないという方は、独特の表現や選択肢のひっかけポイントなど、とにかく問題を多く解いて慣れておくことが大切です。読解力&文章力は二次試験においてもかなり重要なポイントですので、この機会に「春秋要約」や意識して読書量を増やすことなどにも取り組んでみるとよいかもしれないですね。

企業経営理論はなかなか高得点をとらせてくれない科目です。アドバンテージのある人でも80点を狙うことは難しい科目ですので、60点前後を確実にとれるよう、アウトプットを繰り返し、少しずつ自信を積み重ねておきましょう。

 

今日の雑草魂:「経営理論は全ての科目の土台。腹落ちできるまで理解を深め、アウトプットの繰り返しで問題文に慣れる」

ルナはいつでも皆さんの頑張りを応援しています!

✿:❀:✿:❀ 道場春セミナーin東京のお知らせ ✿:❀:✿:❀

一発合格道場 春の絶対合格フェス2017
〜受験生タイプ別の疑問にお答えします!〜

□ 開催日時:2017年4月29日(土・祝) 14:00〜16:30
□ 会場:東京ウィメンズプラザ 第1会議室
□ 定員:40名(先着順)
□ 参加費:1000円

☆道場メンバーが一次試験突破のために行った事をお話します!
☆受験生の悩みや疑問に個別にお答えします!

満席となりました
※現在懇親会のみご参加を受け付けております。

セミナー詳細はこちらから

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※道場春セミナーin大阪は5/27(土)に開催します!
詳細は後日お知らせいたします。

皆様からの応援が我々のモチベーション!!
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==告知==
<4/29は道場春セミナーin東京>です!
5/27は道場春セミナーin大阪>です!
是非ご予定ください。(詳細は後日)
=====

みなさん、こんにちは。ながです。

早いもので3月もあと2日。
まだまだ寒い日が続きますが、東京や名古屋では桜の開花宣言もあり、春は着々と近づいてきています。
花粉のおかげで、私の鼻も着々と限界に近づいてきています。

そしてこの時期は、送別会や歓迎会など、お酒を飲む機会も増え、勉強時間が確保しづらい時期でもあります。
勉強したいけど、仕事の付き合いで飲み会も行かないと・・・とお悩みのあなた!

いっそのこと朝型にシフトしてみませんか?

早朝の時間を有効活用することで、勉強時間が確実に確保できるようになります。夜中心の勉強だと、急な残業や仕事のストレス・疲れなどが勉強時間をむしばんできますが、早朝だとそういった心配がありません。
1年前まで夜型人間だったながですが、朝型に切り替えたことが仕事と勉強をうまく両立出来た要因の1つだったように思います。
慣れないうちの早起きは本当に大変ですが、『早起きは三文の得』との言葉通り、きっと多くのメリットがありますよ。


さて、ストレート生で学校に通っている方の多くは、現在7科目中の6科目めに突入している頃かと思います。独学でやられている方も同じくらいの進捗でしょうか。
いよいよ科目毎のインプットもラストスパート。
暗記傾向の強い科目も増えてきて、「もう頭の主記憶装置がパンクしそう・・・」となっている方もいるかと思います。

そんな中、あえてお伺いしますが、1科目め、2科目めに学習した内容、覚えていますか?
「性格悪い!」と言われることを承知で、もうちょっと突っ込んでお伺いします。
下記の問いにどの程度解答できますか?
(本試験の問い方と異なる点はご容赦ください)

【企業経営理論】
・「企業ドメイン」と「事業ドメイン」の違いは?
・サービスマーケティングの5つの性質は?

【財務・会計】
・損益分岐点売上高の求め方は?
・FCF(フリーキャッシュフロー)の求め方は?

【経済学・経済政策】
・代替効果とは?所得効果とは?
・IS-LM分析のIS曲線とは?LM曲線とは?

序盤に学習したであろう3科目から基本的なことをお伺いしてみましたが、皆さんいかがでしたか?
(こんな言い方するから「性格悪い!」と言われるんですね)

「おうおう、こんなの楽勝よ、簡単すぎてつまらないよ。」
素晴らしいです。この調子で学習を続けていきましょう。

「あー、知ってる知ってる、なんとか答えられそう。」
この時期であれば十分です。更なる知識の定着を図っていきましょう。

「・・・あはは、あはははは、何だっけ・・・。」
そうですよね。1年前の私と同じです。

「性格悪い!」と罵られながらも、こんなことをお伺いしたのは、答えられないことを「喝!」と言いたかったわけではなく、数ヶ月前に学習したことでも「忘れている」ということを実感してほしかったからです。

今さら私が言うまでもなく、診断士試験の範囲は広く、浅い(時々深い)です。

暗記系科目であれば、終盤の追い込みでどうにかなるかもしれませんが、定着度が問われる科目では、なかなかそうもいきません。
個人的には上記の3科目、特に「財務・会計」「経済学・経済政策」は、定着度がものをいう科目だと思っています。
そして、この2科目は対応を後回しにしたり、苦手意識を残してしまったりすると、本番で取り返しのつかないことになってしまう可能性が高い、とも思います。

そこでおすすめしたいのは、1日1問トレーニング!!

やることは、いつもの勉強+αで「財務・会計」と「経済学・経済政策」の問題を1問ずつ解くだけです。

「1日1問ずつやるのは面倒だから、週1で7問まとめてやっちゃうよ」

という方もいるかもしれませんが、知識の定着を図るには、毎日触れることが何より大事です。
同じ量を解くとしても、毎日少しずつやっていくことを絶対的におすすめします。

ちなみに、私は朝起きてすぐに、過去問を1問ずつ解くようにしていました。冒頭の話にもつながりますが、会社に行く前にやってしまうことで、仕事で何があろうとも毎日続けることが出来ました。

ちなみに…もし今日からはじめれば、各科目それぞれで一次試験までに120問以上のトレーニングを積むことが出来ます。
(過去問にして4年分以上!!)
1日1問なんて…と侮ることなかれ、ですね。

今の勉強でおなかいっぱいだよ・・・という方も多いかと思いますが、もうひと頑張りして、人より一歩先に進んでみませんか?

それでは、最後に本日の名言です!(前回はすみません。。。)

『毎日少しずつ。それがなかなかできねんだなぁ』
(相田みつを/詩人)

毎日の積み重ねは、簡単なようで非常に難しいことです。
でも、それをやりきった人は、必ずや確かな自信と知識が得られることでしょう。

以上、ながでした!

 

待ってるよ、春セミナー
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==告知==

<4/29は道場春セミナーの日>です!

日程開けておいてくださいね(詳細は後日)

=====

こんにちは!ITOです。
今日はホワイトデーですね。ちゃんとお返ししましたか?

ホワイトデーの起源は諸説あるようですが、日本発のイベントであるのは間違いないようです。
日本では、「贈り物にはお返しをする文化」があることからアンサーデーとして成立しているとのこと。
fmfm参考になります。


本題です。
あまりお披露目するネタがないITOは、企画で勝負していきたいと思います(笑)

今回の企画は「もう一度解いてみました」シリーズ(果たしてシリーズ化できるか?)

【企画のきっかけ】
○1次試験から7か月経って、知識レベルは維持されているか?
○得意科目と不得意科目で違いはある?
○勉強方法や人によって傾向は違うの?
○本当の暗記3兄弟はなんだ?
(実は、道場メンバーと飲んでいて、「暗記3兄弟ってホントにその科目か?」という話になりまして
それは診断士としては『検証』するしかない!と)

これらの謎を順次といていこうと思います。(面白くない!という意見が多いと途中で没になります)

ということで、まずは自分で解いてみました。
一応、経営企画の特命○長であるITO、「企業経営」は本職で(あるハズ)あります

 

結果は・・・果たして・・・!?

 

 

じゃーん、67点 無事合格ライン突破(良かった・・・)

relax_boy
本番と比較すると、
41問中、28問が同じ答え (うち、22問が正解、6問が不正解)
13問が異なる答え(うち、3問がともに不正解)

つまり、22問の正解、点数にして52点がITOの定着知識レベルと言えそうです。

60点以上を目指すには、異なる答えになった問題において、
「あやふやな知識」「正確な知識へ」することと
「日本語の読解力」を強化することで、太刀打ちできると思います。
特に、答えがぶれた問題>完全不正解問題 を重点的にトライするのがよさそう。

また、問題分類で整理してみると、

経営戦略(配点33点) 本番:26点 今回:26点
組織論 (配点34点) 本番:21点 今回:23点
マーケ (配点33点) 本番:16点 今回:18点

ITOはどうやらマーケが弱点のようです><

というように、自分の内部分析がしっかりできたと思います。
ぜひ、みなさんも過去問などを繰り返し解いたとき、以前の自分と比較してみてください。

次は苦手科目で検証してみたいと思います。


話は変わって、昨日ようやく15日間の実務補修も終了し、無事診断士としての登録要件を満たすことができました。
これから何ができるか、ではなく何をやるか、を意識して頑張ります。
受験生の皆様も1次試験まであと4か月ちょっと、2次試験までは7か月ですが、「何をやるか」を決めて進みましょう!

以上、ITOでした。
ではでは

たきもです。
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なんか、また月初の投稿が私です。偶然です。
きっとこばリーダーの陰謀です(嘘です)。
先日の二次試験を受けられた皆さま、休息をエンジョイされていますか?
発表後は口述対策などで忙しくなりますから、しっかり休んでくださいね

さて、今日は2017年度合格を目指している皆さまに向けて、
「12月と年末年始をどう過ごすか?」について書きます。

●私の勉強スタイル
私の勉強スタイルを書きますと

・予備校通学(T◯C)、個別DVD講座
→学校には行くけど、クラスではなく、テレビの向こうにいる先生の講義を聞く
→質問がほぼできない
→通信に限りなく近い
・簿記2級やFPを持っているけど、取得したのがかなり前(社会人になった直後)で、記憶の彼方になっている
→財務の頻出分野であるNPVやポートフォリオの分野が苦手
工場なんてみたことないから、運営管理もテキストの図を見ながら妄想するしかない
・使った問題集はスピ問、T◯Cの講座についてくる問題集のみ

●12月は、今の講義をしっかりモノにすること
碧が「【2017年度!絶対一発スト合格】年末年始に復習するつもりでいると危険信号!」でご紹介しているように、まずは今の講義内容をしっかりモノにすることが大事です。
年末年始に時間があるから復習できるかな…は、甘いです。

年末年始はなぜ忙しくなるかというと、家族と過ごす時間が大半だからです。
私の昨年の年末年始は、こんな状態でした。

30日まで 仕事
31日 大掃除、年越しそば、ガキ使
1日 義父母や親戚と新年の会食
2日 初詣
3日 休み(明日から仕事なので、体力回復)
4日 仕事

・・・ということで、結果ほとんど勉強できませんでした
今年の年末年始もカレンダーのめぐりから、同じです。
(しかも、31と1が土日なんて・・・ねえ。)
当時の勉強時間記録を見ても、1月第1週は11時間しかやっていません。
つまり、講義以外ほぼできていない状態です。
私自身も、勉強で夫と過ごす時間が少なくなっていましたから、年末年始は夫と過ごす時間を優先しました。

●年末年始、勉強習慣をなくさないために
年末年始は、せっかく築き上げた勉強習慣が崩れる第一の山場です。
多忙の年末年始ですが、1時間でも時間を取って、勉強習慣をくずさないようにしましょう。
細切れ時間でもできる勉強法をご紹介します。
①財務のスピ問(毎日財務)
財務は一次試験でも二次試験でも鍵をにぎる科目です。毎日がベストです。
全部復習する必要はありません。
講義で苦手だった分野、講義期間中に解いた問題で☓が何個もついている問題はありませんか?
その問題に限って復習しましょう。

スピ問であれば、数分で解ける問題が多いですから、細切れ時間の勉強相手にぴったりです。
②運営管理の用語暗記
ここは「ポケテキ」先生が活躍します。
運営管理は理解も大事ですが、「聞きなれない言葉ばかりなんですけど…」という方は、まずは言葉の暗記からはじめましょう。
ポケテキ先生ならば、電車のなかでもどこでもできます
ポケテキ先生は、今後の「暗記三兄弟(情報、法務、中小)」で活躍してくれますが、運営管理でも頼りになる存在です。
※12月1日 20:38追記
2017年度版のポケテキは、まだ発売されていません。昨年は1月中旬ごろに発売されています。
大変失礼いたしました。
ポケテキ以外での用語暗記の方法ですが、「スピ問」が一番使いやすいと思います。
スピ問は他記事でもたくさん登場しますが、選択肢の正誤判定を繰り返しすることで、
自然と重要な用語を暗記・理解することができます。

③企業経営理論の過去問を解く
受験生時代を思い返すと、一番やっておきたかったことがこれです。
年末年始、少し時間が取れそうな方は、企業経営理論の過去問を解きましょう。
企業経営理論のとき、私はまだ勉強習慣がしっかり築き上げれられてなく、過去問に手を付けはじめたときには、なんとGWになってしまいました。
そのころには、講義で習った内容がすっかり抜けていたのです・・・
また、授業で聞いた「楽しい」経営理論の勉強と、「企業経営理論の問題を解いて正解すること」は、正反対なくらい違います。
企業経営理論は選択肢を理解する試験である」ことに早めに気がつくために、まだ解いていない人は、1年分でも解くことをおすすめします。

いかがでしたでしょうか?
冒頭も述べましたが、まずは「今やっている科目に集中すること」が第一です。
しっかり基礎を固めれば、強化期のGW以降ぐーーんと力が伸びます!!

たきもでした。

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完全合格まであと少し!今年も開催!

大好評の一発合格道場口述対策セミナー開催のお知らせです。
【口述対策セミナー開催概要】

日時:12月10日(土) 14:00-16:20(予定) (開場・受付開始:13:30~  )
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(最寄駅:大崎駅)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:二次筆記試験合格者 先着20名
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。
(実費負担、4,000円程度を予定。懇親会のみの申込も可能です。)
12月9日(金)12時より申込開始いたします!
熱い道場ファンのみなさん、予定空けておいてくださいね!

こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

1次試験初日まで、あと11日!いよいよ1つ目の関門が迫って参りました。まさか体調など崩されておりませんよね?

taisou_man

私は先日、あまりの忙しさに寝られず・食べられずで人前に立つことがありました。結果、全く頭が働かずポンコツになり、とても悔しい思いをするはめに。健康管理もプロの仕事ですよね・・・。(反省)
プロの登竜門である資格試験、ぜひコンディション作りにもこだわってください。この時期になったら、基本的な生活リズムに立ち返り、適度な睡眠・栄養を摂取したいところ。(若さや体力に自信のある方以外は・・・笑)当日、万全のコンディションで臨めるように。100%の力を出し切って、後悔しないために。


さて、今日は直前まで2点3点を積み上げる!をテーマに、ドメイン@企業経営理論・戦略論のポイントをおさらいします。

そもそもドメインとは

企業の事業領域のこと。つまり、「どの土俵で戦うか」。これが明確になることで、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の取り扱いがわかる=事業戦略が立てられるようになる。

企業ドメインと事業ドメイン

単一事業の会社であれば、企業ドメイン=事業ドメイン
20160726_図1
任天堂とかはこれ。(余談:任天堂の事業内容は「家庭用レジャー機器の製造・販売」。つまり、ポケモンgoは任天堂の事業じゃないってこと。出資はしてるけど。)

複数事業を持つ企業は、企業ドメイン∋事業ドメイン
20160726_図2
例えば、JRは鉄道事業を主軸に、小売業や倉庫業のほか、なんと学習塾の経営まで行っている。(参考:JR東日本Web)経営戦略やビジョン・ミッションに紐づいた企業ドメインの中で、どういった組み合わせ(ポートフォリオ)で事業を展開するか、経営者の手腕が問われるところ。

ドメインの決め方

1)物理的定義扱うモノで領域を決める方法)と機能的定義扱うコトで領域を決める方法)がある。
2)エーベルの3次元枠組で、自分の戦う領域を決める。
:エーベルの3次元枠組:補足顧客は誰か・提供する機能は何か・それを実現する技術は何か=Who×What×Howの3次元で自分のドメインを決めるツール(考え方)。

20160726_図3

<tips>1次試験の現場対応

問題を解いている時に、事業ドメイン?企業ドメイン?ってパニックになることがある。正誤で迷った時には、「事業」と「企業」を入れ替えて読んでみる。入れ替えてすんなり読める=その選択肢は誤り。そして、今までと傾向が変わらなければ、戦略論では名前でひっかけてくることはないはず。もしも「あれ、これ唱えたの誰だっけ?」ってなっても、そこは迷わず進むのが吉。

戦略論の全体をざっと復習するには、6代目Xレイさんの「先代投稿】企業経営理論~経営戦略~」をはじめ、企業経営理論カテゴリの過去記事も参考にどうぞ。2点・3点を確実にGETしてきてください。

では、今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!

かおりん


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてください。

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい。

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こんにちは、noriです。たきもとりの記事で当日の行動を紹介していましたね。試験本番は思ったより緊張しています。何をするのか決めておくことで、慌てずに対応ができます。

ただ、緊張することは悪いことではありません緊張しているかどうか、自分でわかるくらい自分の状況を把握できていることの方が望ましい。自分が緊張しているかどうかわからない場合は、緊張しすぎかもしれません。鼻から息を吸って、大きく腹式呼吸。息を吸って、ゆっくり吐くことでリラックスした状態を作ることができます。

当日の朝は、(東京大阪だけかもしれません)診断士試験会場の入口はちょっとしたお祭りです。受験校の方がウェットティッシュや直前チェックのポイントを記載したチラシを配布していたり、受験校の先生が応援に来ていたり、都内にある複数の勉強会の方の応援。受験生支援団体の応援。目立つ衣装で応援に来る方もいます。応援して下さるお気持ちはとても嬉しかったのですが、実は、流されやすい私はこの雰囲気が苦手でした。「頑張ってください!」と熱い応援と共にチラシをドンドンもらう。そのエネルギーに圧倒されました。1次試験で体験してみて、この状況が自分に合わないと思った方は2次試験では、裏門から入門する、サッと会場に入ることも検討しましょう。応援を自分のエネルギーに変えられる方はこの状況を活用しましょう。

■当日!どれくらい勉強できる時間があるか

1次試験会場にスーツケースいっぱいの教材を詰めて持ち込む受験生がいるという都市伝説を聞いたことがあるのですが、本物はまだ見たことがありません。

ただ、たくさん教材を持ち込んでも全てに目を通すことはできないのはあきらかです。

試験開始は朝10時。経済学や経営法務開始の30分前までに入室するようにと受験上の注意にはあります。例年通りですと、試験問題、解答用紙は遅くとも9時50分頃には配布されます。

会場に向かうまでの移動時間に勉強される方もいると思います。また、8時半までに会場周辺のカフェに着いても、会場に入るまで約1時間。会場に入ってから、9時50分頃ギリギリまで勉強したとして、約20分

試験終了後は解答回収には遅くとも5分はかかります。自分の解答が回収されたら、すぐに次の科目の教材をみて勉強を始めてもカンニングにはならないので注意をされる可能性は低いです。ただ、試験官が解答用紙の枚数をチェックするまで席を離れることはできません。

トイレに並ぶ間も勉強をしている人はいます。また1科目目と同様に10分前には試験問題と解答用紙が配布されます。休憩時間30分の間に勉強できる時間は約15分でしょう。

昼休みも解答用紙回収と次の科目の問題と解答用紙の配布時間を考えると、60分の休憩の間で勉強できる時間は約45分

■当日!勉強ツール何を持っていく?どこを見る?

1次試験でファイナルペーパーを持っていく方もいます。自分でまとめたノートを持っていく人もいます。テキストを持っていく人もいます。私は教材を全てipadに保存(DropboxやGoodReaderなどのアプリを使用)していたため、当日もipadを持って行きました。

何を持っていっても良いのですが、「何を持っていくか」「当日どこを確認するか」は決めておきましょう。

私はipadに入れた基本テキストをサッと流して、基礎知識を確認した後で、以下のような箇所を重点的に確認していました。

当日確認する箇所としてのオススメは、カタカナ語などで、暗記しにくて、間違えやすくて、でも知っていれば点数が取れるようなところ。

例えば、

経済学では…初代ZonEが紹介する寡占モデルの覚え方景気循環の分類。ZonEが紹介する寡占モデルの覚え方のインパクトは大です。

財務会計では…初代ハカセが直前にチェックした箇所を以下のように紹介しています。

  • キャッシュフロー間接法
  • 「経営資本」とは? 「事業利益」とは? 「当座資産」とは?
  • 文章問題対策として「原価構成」とは?
  • 「個別」、「総合」、「全部」原価計算の違い
  • 「標準原価差異」を、「棚卸減耗費」や「商品低価評価損」を絡めて
  • CVPとBEP
  • 企業価値とWACC(WACCの自己資本は時価!)
  • 税効果会計
  • 共分散・標準偏差

企業経営理論は…初代ふうじんが紹介する外国人顏シリーズに出てくる組織行動論。理論の内容はわかっても、誰が唱えた理論なのか覚えにくい。でも知っていれば解けるので直前のチェックにオススメ。

運営管理は…初代ハカセが紹介する、GMROIや在庫高予算6代目tomoが紹介する、保全活動、作業と余裕、標準時間計算

まずは、試験までの追い込み!ですが、皆さんも自分なりの基準で当日直前10分の間に何を見るのか決めておいてくださいね!

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

nori でした。


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30 (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい!

 

 

 

こんにちは、noriです。

お手元に受験票が届いたころでしょうか。
受験票が届くと一気に試験が現実味を帯びてきます。

ソワソワして落ち着きません

今週の道場では、

フェイマオが、「試験日までに何をするべきか
が、「合否の分かれ目行動パターン
細川が「合格・不合格の行動パターン

をご紹介しています。

1次試験は、勉強の「時間」×「質」で必ず合格できる試験です。
 ただ、もう「時間」は限られています。

今、自分が「何をするべきなのか」、自分が「どう行動するべきなのか」。あらためて見直すタイミングです。そわそわしているのは、「苦手科目にまだ自信がないのか」「そもそも時間がないから焦っているのか」。不安に向き合えば自ずとやるべきことは見えてきます。やるべきことが決まれば、そわそわしている暇はありません。

■「我がまま」に進め

直前期で大切なのは良い意味での「我がまま」さです。

試験勉強のため、色々なことを我慢してきたかもしれない。我慢が度を過ぎると自分が何をしたいのか見えなくなってきます。とりがリフレッシュに「もっぱら好きなものを食べていたと書いていますが、「好きなものを選ぶ」行動は自己コントロール感を高めます好きな服を着る、好きなものを食べる、好きな道を通る。自分の状況を自分で選んでコントロールするという小さな積み重ねが、本番でどんな状況に遭遇しても冷静に自分をコントロールできる力となります。

中小企業診断士を登録後、活躍する経営者の方に取材させていただく機会をいただきました。2回の取材を通じて感じたのは「自分がやりたいことをやっている人は強い」。そして、めちゃくちゃカッコ良い

診断士試験はなりたい自分、やりたいことへの夢の途中。自分のために頑張りましょう。大丈夫。苦しい峠を越えれば、ゴールラインはすぐそこ。

■企業経営理論合格のための行動パターン

さて、本題。今年受験される方から、「企業経営理論」の点数が伸びないと相談を受けたので、他のメンバーにも意見を聞きました。

フェイマオから

最優先事項としてマーケの強化をお勧めします。

各パート毎では、以下のような対策が考えられます。

1. 経営 :このパートが苦手な方の場合、以下の原因が考えられます。

・原因:文脈を正確に読み取れず、文脈に足を救われるパターン 
・対策:とりが紹介していたスラ打ちで表現の内容の整合性を確認する

・原因:知識の応用ができない
・対策:過去問をやみくもに回すよりも、設問ごとにわからない知識を確認すべく、テキストに戻ってどのように知識が応用されているか確認する

2.人事 :この時期からお勧めしませんが、U-canの社労士入門テキストをザッと目を通すだけで十分です。ただ、今から新しくやるのはお勧めしません・・・。

3. マーケ:おそらく一番点数がとりやすい分野のため、なぜ点数が上がらないのか、まず原因の特定が重要です。

経営は、スラ打ち以外にも、主語を囲ってみたりと自分が読みやすくする工夫は色々考えられますね。

労働法規などの人事系の分野は、noriも人事で給与計算や社会保険の手続きをしているのですが、中々点が取れない分野でした。…範囲が広い!費用対効果が低い分野なので、今からの深入りはお勧めしません。

から

戦略論を先におさえた方がいいよ。過去問でア〜オまでの選択肢すべてに関して、
どこをどう変えれば正しい文章になるのか他人に説明できるくらいになること。
きっとこの辺の詰めが甘いと全部正解に見えてしまう。

組織論は、他の受験生とあまり差がつかない論点。

組織行動論は、一番後回しでおさえる(むしろ捨てても良い)

組織構造論、人的資源管理は2次試験で出るところはキッチリおさえる。

2次試験の平成14年の事例1の過去問では、組織図が事例文中に登場します。問われるのは「組織構造と事業構造の問題点」。1次試験のテキストの組織構造論の箇所で見たことがあるような論点ですね。2次試験と関係があるところは、キッチリおさえましょう。

■最後に

最後に以前の記事でご紹介した、適切選択肢集・不適切選択肢集、平成27年度版のご紹介。

ダウンロードはこちらから。

H27.適切選択肢集

H27.不適切選択肢集

どこをどう変えれば正しい文章になるのか他人に説明できるくらいになって」企業経営理論をサクッと乗り越えちゃいましょう。

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

nori でした。


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい!

 

 

 

こんにちは、とりです。
今日は7月9日、模試も終わって1次試験まで残り1ヶ月を切り、1次試験を受験されるほとんどの方がラストスパートに余念のない日々を送っていることと思います。それはそうと、先日も書いた通りぜんぜん体に優しくない天候が続いていますね。私は今週たまたま外出する機会が少なくあまり疲労せずに過ごせましたが、みなさまはいかがお過ごしですか?
梅雨明けこそまだですが、猛暑を耳にするといよいよ『夏本番』な感じがしますね。熱中症や夏カゼには十分注意して、ラストスパートと1次試験を乗り越えてくださいね。

暑い夏と麦茶


 

「来月の今頃は…」ってタイトルを付けてみましたが、例年通りであれば来月の今日、8月9日には1次試験の正解と配点が公開されていて、自己採点も終えて合否の判断がほぼできている頃かと思います。あ、念のためお伝えしておきますが、1次試験はマークシートなので解答用紙は当然ながら持ち帰ることができませんが、問題用紙は持ち帰ることができます。必ず解答を問題用紙にメモして持ち帰って下さいね。でないと、9月の合格発表まで合否判断ができず、2次試験への『ロケットスタート』も切れなくなってしまいます。

ところでみなさまは、来月の今頃のイメージはできていますか?

「それどころじゃない!」

本試験を間近に控えそう思うのが自然かと思います。でも、「合格のイメージ」を描くことはとても大事です。いささか精神論、気休め的なニュアンスにとられがちですが、
どうしたら不合格にならないか」よりも、「どうしたら合格できるか」
不合格だったらどうしよう」よりも合格したらどうしているか」
と考えたほうがネガティブにならずに日々の学習も、本番の試験も取り組むことができます。
「何が違うんだ??」と思われるかもしれません。でもこの心の持ち方ひとつで結果が変わる、と私は思います。
ぶっちぎりで1次試験を突破できる実力をお持ちの方はよいですが、模試でそんな結果を出せなくて、途方に暮れかけている方もいるかと思います。残り1ヶ月を死ぬ気で勉強したとしても、やはり最後は1マークの勝負です。ここを踏ん張れるか踏ん張れないかが勝負の分かれ目になるのです。

診断士試験にこじつけるとすると、企業経営理論でモチベーション理論はいやと言うほど勉強しましたよね?多くの学者がいろんな理論を展開していますがなんとなく共通するのは、

人の能力、パフォーマンスを高めるには、モチベーションを高い状態にすることが必要、

ということです。たきもも昨日の記事で同じことを言ってますね(あ、パクったわけではないですよ、ホントに偶然なんです…)。余談ですが、ある企業の経営診断をした際に社長さんが、「従業員が定着しなくて困っている」と悩んでおられましたので、このモチベーション理論に纏わる知識を活用して診断報告書を作成、提言を行いました。詳細は書けませんが、「従業員のモチベーションが高まる、お金をかけなくてもできる施策を実施していきましょう!」といった提言です。
なぜこの話をしたかというと、診断士試験においても、このモチベーションが高い状態があって、これまで培った能力を存分に発揮できるからです。もっとも、本試験は独りで戦わなければいけないので、社長や上司が高めるわけでもなく、自分自身でモチベーションをコントロールする、この力量を問われていると思うのです。もうこの際、ネガティブ思考、邪心は一切排除して、できるだけ具体的に合格のイメージを描いて、それを実現すべく前を向いて頑張っていきましょう!
そうすれば、つらいこの時期と本試験を、楽しみながら乗り越えられると信じています

私は1年前の今頃、お世話になった方に1次突破の報告をしている自分、1次直前期でも唯一続けた「春秋要約」を書きながら、8月には2次試験へのスタートダッシュをしている自分を想像し、「合格のイメージ」を常に描き続けていたと思います。
不合格だった2年前は、模試の結果に途方に暮れ、
これじゃ不合格かも…」「科目合格で来年ターゲットか?…
なんてネガティブな思考に取り憑かれていました。要はこの差なのです。

ここでいかにポジティブに物事を捉え、不安や緊張をコントロールできるかにかかっています。これができると残り1ヶ月を、些細な論点に捉われたり迷ったりせず、誤った方向に進むことのない学習を実践できて、本試験で1マークに喰らいつくことに繋がっていきます。

それぞれの環境、立ち位置で思うところもあるかもしれませんが、ぜひぜひ「合格のイメージ」をそれぞれ描いてみましょう!

太陽への道

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。


 

あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい!

こんにちは、とりです。
のっけから耳が痛くなるかもしれませんが、1次試験まで、あと56日になりましたね。焦ったり、不安に苛まれたり、イライラしたり、、精神的にも不安定になりやすいこの時期ですが、心身ともに健康を維持する努力を継続しましょう。1分1秒でも勉強に充てたいところですが、体も心も壊さないように、勉強とリフレッシュをバランスよく日々を過ごしていきましょう!

ちなみに、私のこの時期のリフレッシュといえば、、さすがに旅行やちょっとした遠出なんかはできないので、もっぱら好きなものを食べてましたね。 あ、もちろんノンアルコールで、ですよ!お酒はちょっとだけ好きですけど、直前期は一滴も、とまで言いませんけど、かなり節酒していましたです、はい。 


 

とり2回目の【渾身】シリーズ、やっぱり何を記事にするか悩んでしまいました。これまでも何度か記事を書いているのですが、悩んだ挙句【渾身】の企業経営理論にしてみました。

とりは社会人になって20年来営業職で、「売る」ことだけを考えて行動する環境にいたこともありますが、「企画営業」の名のもとでさまざまな戦略立案や企画に携わることもしばしば、なので本職の方には全く歯が立たないものの、マーケティングの見識は多少あります。以前の記事で、「企業経営理論が苦手科目」と気づくのが遅かったことを書きましたが、ことマーケティングだけは得点においてもそれほど苦手ではありません。合格年度のマーケティング論は全問正解でした(その分、経営戦略論や組織論で失点を重ねていることになりますが…)。
ですので、得意としている方も多い分野ではありますが、企業経営理論のマーケティングにフォーカスして【渾身】記事を書いてみたいと思います。

まず、試験案内に書かれている「試験科目設置の目的と内容」を確認します。

3.企業経営理論 (科目設置の目的)
企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び 問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。また、近年、技術 と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こう した知識についても充分な理解が必要である。このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企 業経営に関する知識について、以下の内容を中心に判定する。

内容はちょっと文量が多いので、リンクを参照。P.15-16にマーケティング論の出題領域が書かれています。このあたりは、テキストの目次を見ると大体同じですね。当たり前ですが。出題者側も、テキストに書いてあるような基本論点を骨組みとして出題をしてきます。なので、切り口や素材、言い回しなどは毎年手を変え品を変え出題してくるものの、基本論点に忠実に勉強することが重要で、決してこの直前期には手を広げるべきでないことが分かります。

続いて、過去のデータ分析。

過去記事では、7代目リーダーのこばや、先代のうみのが精緻な分析をしています。マーケティング論は、他の経営戦略論や組織論に比べて難易度は低い傾向にありますが、一方で難易度の乱高下も大きいようです。ちょっと判断が難しいところもありますが、私が2年間過去問に取り組んできた経験、養った感覚から判断するに、やはり最も取り組み易い領域と考えます。もちろん、本業で経営企画や人事のスペシャリストだったり、社労士ホルダーだったりすれば得意分野は自ずと変わると思いますが、総じて難易度が低く確実に得点を稼ぐべき領域と捉えます。

次に解答する順番。もう言わなくても分かると思いますが、

①マーケティング論
②経営戦略論
③組織論

の順番が最もオーソドックスですね。これはもう、あまり深く考えなくてもよくて、試験が始まったら即マーケから開始してもよいぐらいです。ただそうは言ってもまだ不安が残る方は、あと30日くらいで過去問演習や模試を積み重ねて、ご自身が一番効率的に進められる順番を見出してください。重要なのは、深く考え込んで時間を浪費することがなく、ご自身が一番ストレスを感じない領域から手を付けることです。多くの先輩が語り継いでいますが、90分の序盤、中盤で思考力を使い過ぎると、難なく解ける設問を落としてしまう、最悪は時間切れで解答できない事態に陥ります。とりの1年目に敗因はここにもありました。浅薄な分析で、「まあどの領域にも難問、易問それぞれあるし、悩む問題はどうやっても悩むから、それぞれ30分を目処に解答し終えることを目標に、第1問から順番に解いていけばいいや」といったスタンスで臨み、見事に科目合格も落としました。
何といっても、午前中に経済、財務でかなりのエネルギーを消費し、昼食を挟んで臨む90分、場当たり的な取り組みでは力を発揮しきれず、普段はやらないような失点を犯してしまいます。しっかりご自身の作戦を立てて、その作戦に忠実に取り組んでいただきたいです。

ちょっと脱線しましたが、今度はマーケティング論の出題傾向を分析してみます。

基本的には、先に述べた試験案内に書かれた論点に沿って出題されていると思います。組織論や経営戦略論のようにEランク問題はかなり少ないと言えますが、切り口や素材は多種多様です。また、未知の用語を盛り込んだり、言い回しを複雑にしたりして、難易度を調整しているように思います。未知の用語や持っていない知識が含まれない設問は、各選択肢の言い回しや文章構造に注意して、瞬殺に近いスピードで解答していけばよいです。問題なのは、未知の用語、知識が盛り込まれた設問です。これをどうしていくか?最近のトレンドや中小企業白書の重要テーマなどから出題予想をすることは、一見よさそうですが、私が思うに関連性は低くあまり意味がないです。

これば2次試験にも通じますが、他の科目に比しても過去問が非常に重要な学習ツールです。それは、出題者の意図や傾向は過去問にしか表現されていないためです。私は独学でしたが、直前期の模試は1年目も2年目も受験しています。そこで感じ取ったのは、「やはり模試は本試験とは似て非なるもの」ということです。特に企業経営理論においては、文章量も多く作問者の意図や癖が必ず込められているはずなのです。模試は当然ながら受験校やその関係者が作問者ですが、本試験の作問者ではありません。精緻な分析のもとで作問されていますが、やはり本試験の作問者意図は模試からではわからないのです。

なので、特にこの直前期の企業経営理論への取り組みとしては、過去問オンリーであってもいいぐらい、過去問演習に集中しれ取り組んでいただきたいです。過去問完全マスターのような問題集もとても有効です。他の科目に比べ時間はかかってしまいますが、苦手意識をもっている方は特に励行しましょう。未知の用語、知識が含まれた設問は、受験生はみんな苦手であり、しっかり過去問にあたれば難易度の高い設問も解答を導き出す力、潔く捨てる力が養われていきます。このことを脳裏に焼き付けて、自分を信じて頑張っていきましょう!

勉強する人

今回のまとめ

基本論点に忠実に勉強、決してこの時期には手を広げない。
②マーケティング論は総じて難易度が低く確実に得点を稼ぐべき領域
③解答の順番は、マーケティング論が一番ストレスを感じない領域から解くのが重要。
過去問が、マーケティング論の最重要な学習ツール。出題者の意図、癖を時間をかけて掴む。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

たきもです。
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はい、今日から6月です!早いですね!早すぎます!
本試験まであと約2ヶ月・・・
心は折れていませんか??勉強は進んでいますか??
「つらい・・・」と感じたときは、この道場を読んでください。
ここで耐え抜いた人が、最後に笑うことができます。
それを信じて、今月もがんばってかけぬけましょう!!

こばリーダーからの命令に基づき、
7代目メンバーがそれぞれの科目の攻略のキモをお伝えする
【渾身】シリーズ!
今回はたきもが「またかよ・・・」とツッコミが来そうな
企業経営理論について解説します。

すでに企業経営理論については
企業経営理論は妄想命!〜過去問でイメージ力を鍛える〜
でお伝えしていますが、今日はさらに一歩踏み込み、問題タイプ別の考え方について書いていきます。
この記事の最後にも記載をいたしましたが、
一次試験:抽象→具体
二次試験:具体→抽象

を問う試験だと私は考えています。
(この論点もいつか書きたいのにまだかけていない・・・かけるのか・・・)
「抽象化された、一見意味わからない文章を、
具体的な事例をイメージして正誤を判別」
するのが、企業経営理論です。

u-ta【渾身】企業経営理論でも述べられていますが、
この科目は「答練・模試と過去問は似て非なるもの」
と考えた方がよいでしょう。
なぜかといえば、簡単です。
模試試験問題を作る人は、試験委員ではないからです。
過去問が最良にして最後の問題集です。

実際に、私が昨年試験会場で受けた平成27年度の問題を例に、解き方を問題種別に解説します。

1.言葉の意味を暗記していれば解ける問題
この問題は確実にAランクになります。取らねばならない問題です。
テキストに出てくる用語の意味はしっかり理解し、
覚えにくいものは表にまとめて、区別して覚えるのが得策
です。

第1問を見てみましょう。

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)に関する記述として、最も適切なものはなにか。
ア 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退の検討に加え、資金投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「問題児」の選抜が重要である。
イ 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退を進めるのに重要な資金供給源は「花型商品」の事業である。
ウ 衰退期に入った業界の「花型商品」事業は、徐々撤退してできるだけ多くのキャッシュを生み出させることが重要である。
エ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決まる。
オ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視して事業面のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮している。

正解はです。
イ→資金の供給源は「金のなる木」です。
ウ→「花型商品」市場は市場成長率が高いため、衰退期に入っていません
エ→PPMは相対的市場占有率と市場成長率で決まるので、自社事業ではありません。
オ→PPMの問題点はシナジーが軽視されているのが特徴です。前半の記述は◯です。

言葉を覚えるときは、意味だけでなく
「優位性、他との違い、特徴」もしっかり覚えましょう。

2.問題文がイメージできない場合
これが勝負の分かれ目です。見たことがない言葉がならぶパターンです。
第12問を見てみましょう。

組織を情報処理システムとしてみた場合、組織デザインの手段は、情報処理の必要性と情報処理能力の観点から評価できる。組織デザインに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 横断的組織の導入は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
イ 階層組織は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
ウ 規則の使用は、情報処理の必要性を減らすが、組織の情報処理能力を低くする。
エ 自己完結的組織は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
オ 垂直式情報処理システムの導入は、情報処理の必要性を高くするが、組織の情報処理能力を低くする。

正解はです。
この問題は、「情報処理の必要性」と「組織の情報処理能力」について問われています。
それぞれイメージを膨らませましょう。
・情報処理の必要性を高くする
→密な連携が必要になり、組織の情報処理の量が増える
→アの「横断的組織」は、他部門と調整をしないといけないことが多くなりそうだ。

・組織の情報処理能力を高くする
→他部門調整を沢山することで、いろんな事案に連携して対応できる組織になりそうだ。

他の選択肢も想像しましょう。
イ→階層組織はつまり指揮命令が強い組織だから、「やれ!」といわれてすぐやらないとダメそう。情報処理の量は少ないな。
ウ→これは本番時アと迷いました。前半の「情報処理の必要性を減らす」は、規則でガチガチになるからOK。
後半の「組織の情報処理能力を低くする」は、規則を見ながら管理者にその都度確認しなくても仕事ができるので、組織の情報処理能力は低くなりません。
私の本業は規則が多いですが、規則をつくることで業務のノウハウがたまり、誰でもある程度の業務ができるようになります。そうすると、組織の情報処理能力は高まりますね!
エ→「自己完結」だから調整なんていらなさそう。「情報処理の必要性」は高くならない!
オ→「垂直式情報処理システム」だからこれもイと同じかな。とすると「情報処理の必要性を高くする」が☓!

なるべく、自分の会社や体験にもとづいてイメージしましょう。
間違えたときは、そのイメージがなぜ間違っていたのか復習しましょう。

3.捨てる問題
私の場合、労働法規は捨てていました
毎年必ず数問でますが、
「何がでるかわからない」のと「範囲が広いから」です。
覚えてもでるかどうかわからず効果が薄いと判断し、捨てました。

いかがでしたでしょうか?
この時期は過去問をテキストとしてつかって
「この問題がつまり何ををいっていて、どこがどう間違っているのか」
しっかり解説を読みながら復習しましょう。
一つ一つの積み重ねで、最初は意味不明だった文章に
意味が見えた時は感動します!

たきもでした。

なんでやねん。  

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こんにちは。友人に騙されやすいんじゃないかと心配されるnoriです。

今日のテーマは企業経営理論

今でも良く覚えているのはお世話になった受験校の先生の直前期の言葉。

「企業経営理論は、素直な人ほど解けないんだ。」

■素直な人ほど騙されやすい企業経営理論

インプット終了後に立ちはだかるのは日本語の壁

最も適切なものはどれか、と聞かれると何だかどれも◯マルっぽい
最も不適切なものはどれか、と聞かれると何だかどれも×ダメっぽい

何となく読んでいるとどれも「適切」に見えるし、どれも「不適切」に見える。間違えてもらおうとする作問者の意のままです。

関西人を親に持つnoriですが、関西弁のバイリンガルになるのも失敗し、親が持つ「ツッコミ力」も身につきませんでした。

そうなんです。企業経営理論に必要なのは「なんでやねん」と冷静に文章を見るツッコミ力。なかなか企業経営理論の点数があがらず困っていた時に教えてもらったのがこの勉強法です。特に組織論・戦略論の問題にオススメです。同じ悩みを持つ人がいれば、まずはトライ!

■ツッコミ力の鍛え方

早速練習スタート。
過去問を中小企業診断協会のページからダウンロード。

平成27年 過去問 正解
平成26年 過去問 正解
平成25年 過去問 正解

はじめに、過去問 3年分を、「適切」「不適切」な選択肢別にまとめます。

※リンク先の過去問PDFからコピー&ペーストして転記するのがオススメ。

1つ目のシートに「適切な」選択肢をまとめる。

○ 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退に検討に加え、資金投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「問題児」の選択が重要である。

○ 企業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品・事業分野との関連性とともに、将来の企業のあるべき姿を包含して経営理念を反映している。

○ 企業ドメインの決定は、全社戦略策定の第一歩として自社の存続のために外部の多様な利害関係者との間の様々な相互作用の範囲を反映している。

○ 企業ドメインの決定は、多角化した企業において個々の事業の定義を足し合わせることではなく、企業ドメインに合わせて事業の定義を見直すことが重要である。

「適切な」選択肢をまるっと覚える 

安心してくださいこれはどれも「適切な」選択肢。「適切な」選択肢がまとまったこの紙を持ち歩き、通勤時間などの隙間時間にブツブツ声を出して呟きながら、まるっとそのまま飲み込みましょう。

2つ目のシートに「不適切な」選択肢をまとめる。

 ×1 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退を進めるのに重要な資金供給源は「花形商品」の事業である。

×2 衰退期に入った業界の「花形商品」事業は、徐々に撤退してできるだけ多くのキャッシュを生み出させることが重要である。

×3 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決まる。

×4 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視して事業間のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮している。

 「不適切」な選択肢にひたすら突っこむ。

安心してくださいこれはどれも「不適切な」選択肢。過去問解説集を片手に持ちながら、どこが間違っているのか、ひたすら突っこみましょう。

例えば、、、、

×1は・・・花形事業はキャッシュインもキャッシュアウトも大きいので、資金の供給源という記載は間違い

×2は・・・花形事業の市場成長率は高いことから、衰退期に入った業界の「花形商品」事業という記載は間違い

×3は・・・プロダクト・ポートフォリオマネジメントの図表の縦軸横軸は市長成長率と相対マーケットシェアだから、自社事業との成長率という記載は間違い

×4は・・・プロダクト・ポートフォリオマネジメントは現在の資源をどのように配分するかに焦点を当てているので、外部からの資金調達を考慮していないのは正解。そのため、事業間のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮しているという記載は間違い

■おすすめポイント

・過去問特有の文章に慣れることができる。

・適切なのか、不適切なのかが事前にわかっているので、選択肢で悩む工程が省けガンガン過去問を回転して勉強できる!

・誤答の選択肢を骨の髄までしゃぶりつくす

・そして、本番で鍛えたツッコミ力を発揮!

ただ、実際に解く際には、、、

そもそも「適切な選択肢を選べ」と言われているのか「不適切な選択肢を選べ」と言われているのか間違いないように気をつけましょうね!

適切が問われている場合は「○」を、不適切が問われている場合は「×」を問題文の頭に書いておくのもオススメです。

これで企業経営理論にはもう騙されない!

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

nori でした。

皆さんこんにちは!

怒濤の7週間の真っ只中ですね。

1次試験までで、今が一番大変な時。

ここを歯を食いしばって乗り越えると、きっと一次試験でいい結果が出ること間違いなし。頑張って下さいね

 

今日は少し前に実施された企業経営理論についてちょっと振り返り。

テスト慣れしていないスト生の中には、「時間が足りなかった」、「誤った文章を選ばなくてはいけないのに、正しい文章を選んでしまった」、「簡単な引っかけ問題でまちがえてしまった」ということはありませんか?

 

今日はそんな“テスト慣れしていない”スト生の皆さんに向けて、「あと10点上げる!?たった3つのポイント」をお届けします。

 

その1「時間が足りなかった」

企業経営理論の本試験問題は大きく分けて4つのパート「経営戦略」、「組織論」、「労働法規」、「マーケティング」に分かれます。

どの順番から解きましたか?

 

もしかして、最初から解いてない???

多くの受験生が4つのパートのうち最も取っかかり易いパートを「マーケティング」と言います。

逆に、最も取っかかり難いのは「組織論」。

 

問題の最初から解くと、大抵、組織論あたりで「難解な日本語」に苦戦して回答時間がかかり、残り時間が少なくなって「マーケティング」に突入して焦ってミスしてしまうパターンがあったり・・・。

 

そこで、解く順番も意識してみませんか?

ポイントは取っかかり易い「マーケティング」から解き始めて、最後に「組織論」を持ってくる方法

 

〈モデルパターン〉

「マーケティング」→「労働法規」→「経営戦略」→「組織論」

 

まずは「マーケティング」でさくさく回答し、「労働法規」はとにかくささっとマーク、「経営戦略」で力を入れだし、「組織論」で時間の許す限り難解な日本語に食らいつく。(もちろん、見直し時間も忘れずに取って下さいね。)

 

回答時間が足りずに、「マーケティング」で点数を落としたそこのあなた、ぜひお試しあれ。

 

その2「誤った文章を選ばなくてはいけないのに、正しい文章を選んでしまった」

 

私もこれをよくやっていました・・・。

回答しているうちに、「正しいもの」を選ぶのか「誤ったもの」を選ぶのか分からなくなってきて、数問分点数を落としてしまう・・・。

 

モッタイナイ・・・

 

ということで、正しいものを選ぶ問題“ではない”ということを、分かりやすくするために考えて実行したのがこちら↓ (汚くてスミマセン)

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選択肢「ア、イ、ウ、エ、オ」の部分に大きく△マークをつけて、ぱっと見で違和感を出す戦略。

 

この“ぱっと見、違和感戦略”でミスが減りました。

 

お困りの方はお試しあれ。

 

その3「簡単な引っかけ問題でまちがえてしまった」

 

企業経営理論の作問者がよくやるパターンをおさえておけば、このパターンはミスを防ぎやすくなります。

企業経営理論では、

「反対の概念」や「よく似た概念」の単語を入れ替える

・「AはBである」を「BはAである」といった主語ひっくり返しパターン

といったやり方で誤った文章をつくることが非常に多いのです。

例えばこんなパターン。

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H27年の第3問の選択肢イより抜粋

「代替可能な」と「代替不可能な」を入れ替えて誤った文章を作っています。

今度から、文章中に「反対概念」のある単語、「よく似た概念」のある単語が出てきたら、疑ってみるのも一つの手。

ぜひ、これから過去問や答練でお試しあれ。

 

 

以上、3つのポイントで10点上がるはず!

10点上げて、目指せ1次試験突破!!!

 

 

 

さ~て明日の道場は・・・

細川泰志が登場。

 

明日はどんなオイラ式が飛び出すか楽しみです。

 

それでは今日もいい一日を!

 

碧でした。

こんにちは、とりです。

4月になって、企業にお勤めの方はフレッシュな新入社員を迎えているところもあるかと思います。
中小企業診断士においても、4月は様々な新人歓迎イベントが開催され、研究会、プロコン塾、実務従事などなど、魅力的な活動が新人診断士に向けて活発に紹介されます。
とりも、先日とある診断協会のイベントに参加し、様々な活動の紹介を受けてその魅力に触れながら、これからの診断士活動に対する期待と不安が交錯していますが、自身の進むべき道をしっかりと見定めて、より一層邁進していきたいと考えています。

受験生時代に、
「合格後は素晴らしい世界が待っています」
と先輩診断士やブログなどで見聞きしていましたが、まだこれからの活動次第ではあるものの、本当にその素晴らしさを実感しています。
今年受験されるみなさまも、合格後のご自身をしっかりイメージして、日々の学習に邁進していただきたいと思っております。

一歩先へ


 

さて、とりの前回記事で企業経営理論について、試験対策の概論を書かせていただきました。
今回は「その2」として、各論について書いてみたいと思います。

前回も書いたとおりですが、企業経営理論は、経営戦略論、組織論、マーケティング論の3部構成です。そのいずれにおいても、テキストに書かれた知識がそのまま問われることはほとんどなく、設問文、解答選択肢で日本語を巧みに操って、受験生を戸惑わせる出題がなされています。
ここで、平成27年度の出題を例にとって考察してみたいと思います。

◇平成27年度1次試験 企業経営理論◇
第5問 (経営戦略論)
どのようにして早く競争力のある製品を開発し、市場に供給するか、という時間 をめぐる競争は「タイムベース競争」と呼ばれるが、タイムベース競争に関する記述 として、最も不適切なものはどれか。

ア. 製品開発では、最初に製品を生産・販売することにより、企業のブランドを一 般名詞のように使うことで顧客の頭の中に刷り込み、商品選択の際に有利となる ような先発者の優位性が生じる。

イ. 製品開発では、最初に製品を生産・販売することで競合他社よりも早期に量産 化し、大規模生産による経験効果を連続的に享受できるような先発者の優位性が 生じる。

ウ. タイムベース競争の効果は、開発から生産・販売までのリードタイムの短縮に よる販売上の機会損失の発生の防止にも現れる。

エ. タイムベース競争の効果は、工場での生産リードタイムの短縮による原材料費 の削減によって、原材料購入にかかわる金利の削減にも現れる。

オ. タイムベース競争の効果は、顧客ニーズに俊敏に対応することで価格差を克服 し、結果的に競合他社よりも高い利益率を実現することにも現れる。

「タイムベース競争」そのものの意味については、設問文にも書かれている通りですね。この点も軽く意識しつつ、5つの選択肢から不適切なものを選び出します。また、「適切」、「不適切」の設問要求も、うっかり誤認しないように注意を払います。5つの選択肢でどれを先に読むかは、人によりいろいろあるようですが、とりは純粋にア.から読んでいきます。
ところで、先日の細川の記事で、「スラ打ち」が紹介されていましたね。あの記事は2次試験への対応でしたが、1次試験でも、特に企業経営理論では、とりも多用しました。読みながら選択肢の文章にスラッシュを入れて文節に区切っていきます。余談ですが、とりがスラ打ちを取り入れたのは2年目からでした。

ア. 製品開発では、/最初に製品を生産・販売することにより、/企業のブランドを一 般名詞のように使うことで/顧客の頭の中に刷り込み、/商品選択の際に有利となる ような/先発者の優位性が生じる。

イ. 製品開発では、/最初に製品を生産・販売することで/競合他社よりも早期に量産 化し、/大規模生産による経験効果を/連続的に享受できるような/先発者の優位性が生じる。

ウ. タイムベース競争の効果は、/開発から生産・販売までの/リードタイムの短縮に よる/販売上の/機会損失の発生の防止にも現れる。

エ. タイムベース競争の効果は、/工場での生産リードタイムの短縮による/原材料費 の削減によって、/原材料購入にかかわる/金利の削減にも現れる。

オ. タイムベース競争の効果は、/顧客ニーズに俊敏に対応することで/価格差を克服 し、/結果的に/競合他社よりも高い利益率を/実現することにも現れる。

ここで、区切った文節と文節の間や、文頭と文末が中間の文節によって矛盾が生じていないか、検証していきます

ア. 製品開発では、/最初に製品を生産・販売することにより、/企業のブランドを一 般名詞のように使うことで/顧客の頭の中に刷り込み、/商品選択の際に有利となる ような/先発者の優位性が生じる。

⇒最初に製品を生産・販売することにより、/企業のブランドを一 般名詞のように使うことで =○
 企業のブランドを一 般名詞のように使うことで/顧客の頭の中に刷り込み、=○
 顧客の頭の中に刷り込み、/商品選択の際に有利となる ような/先発者の優位性が生じる。=○

分解して検証しても問題なさそうなので、「適切」と判断。
イ. 製品開発では、/最初に製品を生産・販売することで/競合他社よりも早期に量産 化し、/大規模生産による経験効果を/連続的に享受できるような/先発者の優位性が生じる。

⇒最初に製品を生産・販売することで/競合他社よりも早期に量産 化し、=○
 競合他社よりも早期に量産 化し、/大規模生産による経験効果を =○
 大規模生産による経験効果を/連続的に享受できるような =×

大規模生産による経験効果は、必ずしも「連続的に」享受できるものではないですね。
ただし、ここで即断せず、他の選択肢も検証します。

 

ウ. タイムベース競争の効果は、/開発から生産・販売までの/リードタイムの短縮に よる/販売上の/機会損失の発生の防止にも現れる。

⇒開発から生産・販売までの/リードタイムの短縮に よる=○
 リードタイムの短縮に よる/販売上の/機会損失の発生の防止にも現れる。=○
 タイムベース競争の効果は、/販売上の/機会損失の発生の防止にも現れる。=○

ここも、分解検証して矛盾はなさそうです。

 

エ. タイムベース競争の効果は、/工場での生産リードタイムの短縮による/原材料費 の削減によって、/原材料購入にかかわる/金利の削減にも現れる。

⇒工場での生産リードタイムの短縮による/原材料費 の削減によって、=○
 原材料費 の削減によって、/原材料購入にかかわる/金利の削減にも現れる。=○
 タイムベース競争の効果は、/原材料費 の削減によって、/金利の削減にも現れる。=○

ここも、分解検証して矛盾はなさそうです。

 

オ. タイムベース競争の効果は、/顧客ニーズに俊敏に対応することで/価格差を克服 し、/結果的に/競合他社よりも高い利益率を/実現することにも現れる。

⇒顧客ニーズに俊敏に対応することで/価格差を克服 し、=
 価格差を克服 し、/競合他社よりも高い利益率を/実現することにも現れる。=○
 顧客ニーズに俊敏に対応することで/競合他社よりも高い利益率を/実現することにも現れる。=

とりは本試験で、このように△を付けました。1点の曇りなく○と判断できなかったためです。経験が邪魔をしている部分はあるのですが、”ニーズに俊敏に対応=価格差克服” と必ずしもならないのでは?と疑念を払拭できませんでした。

2つまで絞り込めるが、1つにするのが難解、という設問は多くあります。ここで残った2つのうち、どちらが矛盾度合が大きいか、持っている知識と照らしてかけ離れているのはどちらか、考察します。
イ.の、”経験効果が連続的に享受”と、オ.の”ニーズに俊敏に対応=価格差克服”との矛盾度合を比較すると、やはり”経験効果が連続的に享受”に軍配が上がります。

よって、正解は、イ. と導出できます。

 

と、こんな感じで、闇雲に設問文や選択肢を上から下に読むのではなく、適切な文節で区切って、文頭と文末の関係が中間の文節によって崩れないか、文節間での矛盾はないか、日本語のパズルのような作業をして検証していきます。骨の折れる作業に見えますが、トレーニングを積むことで自然とスピードが上がり、かつ解答精度も自然に上がっていきます。特に、マーケティング論では、平成27年度では第26問のような、ミニ事例設問も出題されるので、その先の2次試験も見据え設問読解や分析スピードを上げることは非常に重要ですし、避けて通れないところです。前回書いた通り、苦手を認識するのが遅かったので1年目にはこの方法をほとんど習得できませんでしたが、2年目には90分の中でしっかり対応ができるようになりましたし、2次試験においても大いに役立ったといえます。

企業経営理論は、同期合格者に聞くと得点源にしている方も一定数いましたが、その一方で、とりと同じようにインプットはそれほど苦手意識なく学習できたのが、アウトプットでなかなか得点を伸ばせない、という悩みを抱える受験生は多かったです。2次試験にもつながるほか、合格後の診断実務においても、企業経営理論で学んだことは基盤となります。ぜひ、労を惜しまずしっかり知識と解答力を定着される学習をおススメします。

※本当は、もう1,2問挙げたかったのですが、記事のボリュームととりの体力との兼ね合いでここまでにさせていただきます。。。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

 

道場春セミナーのお知らせ

日時:4月29日(金)14時〜

場所:中央区日本橋公会堂
お申し込みはこちらから(外部サイト:peatix)
4月10日(日)9時から募集開始。

Don’t miss it!!!

これは日本語なのか?
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おはようございます。こばです。
このシリーズも3回目になります。今回は企業経営理論です。多くの人がまず初めに勉強する科目でしょうか。この経営は過去問を解いて『これは日本語なのか?』と感じる人が大勢いるのではないでしょうか。自分もそうでした。
スピ門から過去問に勉強を移行して驚愕く、このレベルの違いは何なんだ・・・
7代目のたきも同じように感じたみたいですね

この科目にどう取り組むべきか。
診断士になるのであれば、この科目を得意にしたいところですが、あまり高得点は望めない科目でもあるので悩ましい限りです。

 

それでは本題のデータ分析に入って行きたいと思います。

まずはこのデータ分析の意義の確認から。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 企業経営理論 科目設置の目的□

・企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び 問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。
・また、近年、技術 と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こう した知識についても充分な理解が必要である。
・このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企 業経営に関する知識について判定する。

財務の視点以外からの経営分析が必要であると言っている。経営資源のカネ以外である、ヒト・モノ・情報について学習するのが企業経営理論。
その中で技術経営は重要な論点に位置づけられています。試験委員の先生は中小企業は下町ロケットのような町工場のイメージなんですかね。
次からはデータ分析に入っていきます。

.
■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

経営推移

(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。

経営年度別難易度

(データ出典:TAC )

過去6年は平均点が50点台で推移しています。安定している半面、高得点も期待できないと言えるでしょう。
毎年、ABCランクがバランスよく出題されていることで、この安定した平均点に収まっています。
この傾向から企業経営理論は、大成功も大失敗もない科目と言えます。

.
■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、経営戦略・組織・人事労務・マーケティングに分けて分野別の難易度を確認します。

経営分野別難易度

(データ出典:TAC )

経営戦略とマーケティングの出題が多く、また難易度も比較的低くなっています。
組織・人事労務は出題が少なく、難易度が高い。この傾向は過去から変わっていません。
特に、人事労務に関してはAランク問題が1つもない状況です。
この分野は社労士資格として単独で成立するほど奥が深くなていて、事前の対策が難しいです。
二次試験にも関係なく、出題されても4マーク約10点と割り切って捨てることも作戦の1つです。

.
■ 論点別の詳細分析■

過去問を論点別難易度をまとめました。

 経営戦略  組織・人事労務  マーケティング
・経営概論
★成長戦略
★★競争戦略
★技術経営と外部連携
・ガバナンス他
★組織構造論
★組織行動論
・人的資源管理
・労働関連法規
・マーケティング概論と戦略
★マーケティングリサーチ
★★4P戦略
・関係性マーケティング

経営論点別

(データ出典:TAC )

【経営戦略】

経営戦略の知識は二次試験の土台。
一次試験の問題を解きながら、きっちり基礎固めすること。ここがおぼつかないと与件文の理解・分析が厳しくなります。
最多出題が技術経営と外部連携。目的条文に掲載された論点だけあって一番多くなっています。
競争戦略が次に多い、成長戦略と合わせて、きっちり覚えて理解しましょう。
この競争戦略で重要な人物がポーター先生。
ポーター先生から試験合格への差別化戦略を学ぶ。さらに余力があれば、どう二次試験でどう活用するのか検討しておきましょう。経営はいろんな外国人の先生が登場するので、顔を見てイメージで覚えましょう。

また、平成26年の事例ⅡではPPMの知識が直接問われることもあるので、知識が曖昧だと厳しい結果になってしまうかもしれません。二次試験で5フォースに当てはめて状況を分析しなさいなどの知識問題が出題されてもおかしくはないのかなと思います。

【組織】

組織の論点としては組織構造論と組織行動論の2つ。
しかし、組織は難しい。
一次試験で正解できることも重要だが、正解できるだけでなく知識をきっちり理解する必要があります。

組織構造論は事例Ⅰで必須な知識です。
チャンドラー先生の『組織は戦略に従う』はニ次試験でも良く使います。
個人的に好きな先生はバーナード先生です。
共通目的・貢献意欲・コミュニケーションの経営組織の成立条件は深いですよね。

組織行動論のモチベーション理論は外人顔シリーズの見せ場。とにかく顔と名前とセットで覚える。
そして、Joan Woodwardの考えに想いを馳せましょう。

【マーケティング】

マーケティングはやっぱり4P戦略。製品・価格・チャネル・販促の4つが重要。
製品はさらにブランド等の細かい論点に分かれるため、深堀が必要です。
この知識は事例Ⅱのマーケティング戦略の切り口として活用します。
特に去年の平成27年の問題ではしつこく聞かれた論点です。

.
■ 今年の試験の難易度など■

この科目は難化も易化もしないと思います。
例年と同じように50点後半の平均点に落ち着くことになるでしょう。
その安定した難しさをどう乗り越えるか。

その答えは過去問の中にあると思います。
この科目は単なる知識の暗記や理解だけでは得点しにくく、試験問題に応じた対策が必要になります。

・どの論点が問われているのか気づくセンス
・そのセンスを裏づけする知識
・どのようにひっかけてくると間違えるのかの作問者視点

これらの切り口で過去問分析してみてはどうでしょうか。
8月6日、知識から逃げなかったその先にあるものが何か自分で確かめてみましょう。

では、まとめ。

・今年も変化なく低位安定得点が予想できる。
・ポーター先生から差別化戦略を学び試験に活用する。
・組織論は顔とセットでイメージで覚える。
・マーケティングは4P戦略。
・知識から逃げない。センスを知識で裏づけ。

byこば

—————緊急告知!—————

東京にて、1次試験受験者にとって天王山となる、5月から8月に向けての1次対策セミナーを開催します!

日時:4月29日(金)14時〜

場所:中央区日本橋公会堂

4月10日(日)より募集開始!

7代目フェイマオを総合プロデューサーに着々と準備中です♪

お楽しみに!

こんにちは、とりです。 いよいよ4月、新年度スタートですね!年度初めのさまざまな行事、イベントで、これまた忙しい日々を過ごされているかと思います。この時期はフレッシュな雰囲気の中に置かれて、 試験勉強のモチベーションも上昇傾向ですよね? え?そんなことないですか? モチベーションが上昇する方もそうでない方も、エンジン全開で学習していきましょう!

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そうそう、昨日、平成28年度の本試験日程も発表されましたね。 概ね昨年度と同様のスケジュールになったようです。 ゴールデンウィークが明けたら、1次試験の申込受付が始まります。 1ヶ月先でしょ、と思わず、申込時期も含めてしっかりご自身の計画を作成しておきましょう! 2次試験までのスケジュール作成をして、ついでに合格のイメージもしてしまいましょう。 これも、モチベーション向上に意外と効果があるものですよ!

念のため、試験日程を書いておきますね。

【1次試験】
試験案内配布期間/申込受付期間  平成28年5月6日(金)~5月31日(火)
試験実施             平成28年8月6日(土)・7日(日)
合格発表             平成28年9月6日(火)

【2次試験】
試験案内配布期間/申込受付期間  平成28年8月26日(金)~9月20日(火)
筆記試験実施           平成28年10月23日(日)
筆記試験結果発表         平成28年12月9日(金)
口述試験実施           平成28年12月18日(日)
合格発表             平成29年1月5日(木)


さて、1次試験7科目ある中で、試験初日の3科目目、午後一番に企業経営理論があります。
たきもが昨日、この企業経営理論について過去問の解き方を考察していますが、その中で、「これは本当に日本語なのか・・・と書いていますね。
そう、この科目、日本語を巧みに操って、受験生にトラップを仕掛けている側面があるのです。

とり自身は、初めに着手した科目であることもそうですが、会社勤めをしているとイメージが湧きやすく、 インプット学習では興味深く進められて、全く苦手意識を持っていませんでした。 自己学習で過去問を解いても、初期では得点や所要時間で問題こそあれ、あまり危機意識を抱かずにいました。

ところが、、、、、 6月にT○C模試を受け、その結果を見て愕然としました。。。

 

なんと44点(泣)



学習開始当初、この科目のテキストを通読して、「これならできそう!」手応えを感じていたのに、惨憺たる結果に途方に暮れたのを鮮明に覚えています。
途方に暮れても仕方ないので、春に参加したセミナーを振り返り、

「企業経営理論は頑張っても高得点は取れませんよ……」
「僕も結構勉強したけど、60点台しか取れなかったですよ」

って先輩診断士が言っていたのを思い出しました。

セミナー当日は、「ふーん、そんなものなのかぁ」と流してしまいましたが、まもなく7月という時期に、先輩の言葉を体感し、その難しさを思い知ることになりました。残念ながら、その年は科目合格も逃してしまいましたので、翌年に向けてしっかり対策したのですが、まずは第1弾として不合格年度と合格年度とで変えたことの大枠を紹介したいと思います。

 

  1. 眠気対策

    なんだそれ!?と思う方も多いでしょう。
    体力が余りある、若い受験生やアスリートはその心配はないかもしれません。
    この科目、初日の緊張のなか、経済学、財務会計とハードな2科目を終えて、昼休憩を挟んだ3科目目にやります。とりは、特に2年目の模試では、前日に日帰り弾丸出張を入れてしまったことや、昼休憩にまとめて昼食をとったことで、企業経営理論で猛烈な眠気に襲われました。当然その年も模試の結果は最悪でした。

    午前の2科目と比較し、長くてややこしい設問文や選択肢を読み込むので、別の次元で集中力が必要なのです。

    なので、昼食は小分けして取るブラックコーヒーミントタブレットを多用する、昼休みにストレッチする、顔を洗う、などなど、思いつく限りの眠気対策をして、なんとか本試験は集中して乗り切りました。

  2. 解答順序を決めて、しっかり守る

    この科目は大きく3つに分けられ、1.経営理論 2.組織論 3.マーケティング論 で構成されます。 一般的に難易度は、3→1→2 の順で高くなっていると思いますので、とりはこの順番に解くことを遵守しました。要は、得点しやすい分野から先に手を付け、ふつうに得点できるところを落とさない作戦です。 この科目は90分の長丁場ですので、とりのようなアラフォーは後半になればなるほど思考力が低下します。なので、思考力が高い状態で得意分野を解いて確実に得点を重ねるのと、試験中のモチベーション維持を最大限注意しました。

  3. 捨てる設問は潔く捨てる

    この科目は概ね90分で40設問を解答する分量ですので、単純計算で1設問あたり2.25分で解くことになります。未知の知識問題や難問が必ず出題されるのですが、そんな設問にしっかり解答しようとして悩むと、すぐに5分、10分の時間を浪費してしまいますし、それだけ時間をかけても正答できる可能性は低いのです。

    ですので、

    ●一見して全くの未知問題だったら、30秒で俯瞰してなんとなくでも解答を決めてしまう

    ●既知の知識問題だがなかなか解答を導出できない場合、5分以上は悩まないで解答するか、飛ばして先に進むかする。

    ということを徹底して守りました。

と、とりの対策「概論」はこんな感じです。
決めつけるつもりはないのですが、とりわけ文系出身者であったり、日頃書籍などでよく長文に触れていて読解に抵抗がなかったりすると、時間配分や体力管理で思わぬ落とし穴にハマってしまうことがあるようです。冒頭書いた通り、本語を巧みに操って、受験生にトラップを仕掛けているのを見抜くため、やはり万全の体調、体制で最大限の注意を払い、臨みたいものです。
まだ本試験まで時間はありますし、知識を入れ込んでおくこともまだまだ必要な時期でもありますが、過去問題集や答練に取り組む際は、本試験をシミュレーション、そこまでいかなくてもイメージだけでもしながら実践することをオススメします。


今回は概論として至極当たり前なところを書きましたが、次回以降で、対策各論について触れていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

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東京にて、1次試験受験者にとって天王山となる、5月から8月に向けての1次対策セミナーを開催します!
日時:4月29日(金)14時〜
場所:中央区日本橋公会堂
募集開始は後日ご連絡いたします。
みなさま、スケジュールの確保をお願いします!
KKD(気合いとカンと度胸)でお馴染み、
7代目かおりんの司会で進行予定です。
セミナー終了後は懇親会も予定しています。
かおりんファンのみなさまかおりんと交流できる絶好のチャンスですよ!!!(^_^;)

お楽しみに!

たきもです。
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今日から新年度、新たな気持ちでスタートですね!
異動で新しい職場に行かれる方も多いかもしれません。
新しい仲間を迎え入れる立場の人もいますね。
私も今日から新しい上司が来るので、キンチョーです
緊張や不安が普段より多い時期になりますが、体調管理をしっかりして
1日1日の勉強ノルマを粛々と消化していきましょう。

(粛々と消化、が大事です!)

と、いっている私自身が、3月下旬から体調をくずし
この道場の執筆も1回お休みを頂いてしまいました。
原因は、過労・・・・・・・・・
自分自身の体調管理がしっかりできていなかったことで、
多くの人に迷惑をかけてしまいました。
休息は大事です。
走りっぱなしでは、いつか倒れてしまいます。

そんな忙しい中ですが、皆さまに一つお願いです。
毎日5分でもいいから、勉強をする時間をつくりましょう。
0分の日が続くと、「もうダメだ・・・という気持ちが大きくなってしまいます。
5分でできることはたくさんあります
・スピ問1ページ分
・ポケテキ1~2ページ暗記
他にもあるかもしれませんね!
5分もやれば、「やっぱりこれもやろう!」と気持ちもあがるものです。
―――――――――――――――――――――――
今日は、一次試験「企業経営理論」の過去問の解き方をご紹介します。
この「企業経営理論」ですが、私は一番最初(10月頃)に勉強しました。
この頃は、まだ勉強ペースを掴んでいなかったため
予備校のトレーニング冊子を1回転しただけで終わってしまいました
その後全科目終わるまで放置し、
初めて過去問を開いたのは5月のGWです。

見事にきれいさっぱり忘れていました。
そして絶望しました。

「これは本当に日本語なのか・・・

企業経営理論の攻略には、
この設問がなんのことを言っているのか
具体化してイメージすることがポイントです。

特に組織論の問題は何をいっているのか、
一読しただけではさっぱりわかりません。

今回は、平成26年の第17問を一緒に考えながら、
「具体像をイメージする練習」をやってみましょう。

平成26年第17問
目標による管理であるMBO(management by objectives)プログラムの原理に関する記述として、最も適切なものはなにか。
ア 経営理念に直接結び付くことによって、自らが働く社会的意義を感じられるようになる。
イ 個別の目標と組織全体の目標が統合されないという欠点がある。
ウ 職務内容の管理だけでなく、動機づけのための手段として利用される。
エ 特定の期限を設けず、フィードバックを繰り返して行動の結果を振り返りながら、絶えず行動を修正できるようにする。
オ 目標を与える管理者による、トップダウンの管理方法である。

年度が変わると、上司と前期の「実績評価面談」と、
来期の「目標設定面談」をすることがあると思います。
目標と実績を照らして、賞与や人事評価につながっていくものです。
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(私は、毎回この面談が苦手ですが・・・
今年は「診断士合格!」を前面に出していきたいです!)

この問題の解き方をご紹介します。
①自分が「目標を立てて、上司からフィードバックを受けている」ところをイメージする
自分が過去にやってきた、目標設定とフィードバック面接を思い出しましょう。

②わかる問題から先に消去する
他の科目でも一緒ですが、まじめにアから考えず、わかる選択肢から◯☓を判別しましょう。
私の場合ですが…
イ→会社全体の計画(経営計画)がまずあり、部の方針が設定されたうえで、個々の目標設定面談があるから、
統合されないということはないな、☓!
エ→目標設定面談では、いつも期限(私の会社は9月末まで)をつけているな、☓!
オ→目標は個々人が設定するから、トップダウンで与えられるものではないな、☓!

③悩む場合の対処法
私の場合、この問題はアとウで悩みました
2択で悩む場合の対処法としては、この先輩方の記事が参考になります。
初代ふうじん【経営】最後の2択がCランク
6代目うみの【渾身】企業経営理論 「難解な日本語」をどう攻略するか?

私が初めてこの問題にとりかかったとき、
このアとウは両方正解っぽいし、両方不正解っぽい」と感じました。
改めて、両方の選択肢を見てみましょう。


→目標を立てるときは、「融資実行額◯◯億」とか、「達成率120%」とか数字で置くことが多いな。
それって経営理念のような思想に結びつくとは必ずしもいえないな。
目標を達成しても、「自らが働く社会的意義」を感じるかどうかは別問題だろうな。(目標を達成しても「なんで私これやってるんだろう…」と思うこと、ありますよね)

ウ 職務内容の管理だけでなく、動機づけのための手段として利用される。
→目標をたてることで、上司は私の職務内容を管理できるな。
目標は自分で立てるものだから(オが☓)内発的動機付け要因のうち、自己決定に繋がるな。
→ウが◯だ!

ちなみに、この問題はAランク問題です。
一発でウを選べる方も多いと思います。
しかし、Aランクだからと軽視せず
「設問を骨の髄までしゃぶり尽くして」思考回路をばっちり整理すると
1問で知識が5倍得られます!

企業経営理論は、日常にある「なんとなくこうだね」という現象について
過去の理論を元に体系的に学べる科目です。
この具体化⇔抽象化する能力は、二次試験でも必須の力です。
ちなみに、
一次試験:抽象→具体
二次試験:具体→抽象

を問う試験だと私は考えています。
(この論点もいつか書きたいなあ)
問題を解きながら、「つまり、具体的には・・・」と
考えるクセをつけてみましょう。


たきもでした。

—————緊急告知!—————

東京にて、1次試験受験者にとって天王山となる、5月から8月に向けての1次対策セミナーを開催します!
日時:4月29日(金)14時〜
場所:中央区日本橋公会堂
募集開始は後日ご連絡いたします。
手帳に書いておいてくださいね
KKD(気合いとカンと度胸)でお馴染み
7代目かおりんの司会で進行予定です。

お楽しみに!

 

こんにちは、6代目 Xレイ です。

昨年の二次試験が終わった頃から、隔週日曜日にお届けしてきた“先代投稿シリーズ”も、ひとまず今回で最終回。
ついひと月ほど前までレギュラー投稿してきた私ども6代目も、7代目への引継ぎを無事終えて遂にこちらの立場に。
先代として投稿するのにはいささか早いかなとも思うのですが、与えてもらえたせっかくのこの機会。
現役に近いというメリットを生かして、全力、試験に関する内容でいこうかと思います。どうぞお付き合いを。

 

さて、一次試験に向けて企業経営理論
この科目は割と早い段階で学習を終え、すでに過去問を解いてみたという方もいらっしゃるものと思います。

企業経営理論の出題領域は大きく3つに分類されています。
それぞれ10問強の出題がなされますが、その3つとは
経営戦略組織論、そしてマーケティング

今日はそのうちの経営戦略について。
例年、開始の第1問から第10、11問目までといったところの問題です。

過去5年分ほど解いてみると分かるのですが、この領域、「聞いたことも無い」というような問題はあまりなく、実に同じようなことが問われています。
ちなみに、組織論はその真逆。「何だコレ?」が恒例です。

さておき今日は、昨年度平成27年の問題でそのような傾向を確かめてみましょう。
設問文や選択肢の記述は省略いたします。
主催者公表のものを参考にして下さい。

それでは。

 

第1問 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)

過去5年で4回の出題。以前に H26問6、H25問2、H24問7。

いつも問われるのは、
問題児花形金のなる木負け犬
といった各カテゴリーの特徴。
そして、そもそもPPMとはどういったものなのか、というようなこと。

ここで正解できないのは、おそらく後者の理解が甘いため。
昨年でいうと選択肢の(エ)。
『プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決まる。』
この辺りの話。
結果この選択肢は間違っていますが正しくは
『プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入は自社事業の相対的市場シェア、資金の流出は市場の成長率で決まる。』
とこんな感じ。

PPMとは、複数の事業をそのように資金の流入と流出のみに着目をし、4つのカテゴリーに分類。
属するカテゴリーに応じて事業毎の投資戦略を考え、経営資源の最適化を図るといったフレームワーク。
そこに事業間のシナジー効果など考慮されないことは、選択肢(オ)で問われている内容です。

このようなことをしっかりとおさえておく必要があります。

また、時間があるならば、製品ライフサイクル理論(H26問1)、イノベーター理論(H26問10)といった関連深い事項も、ここで見直しておくのはいかがでしょうか。

 

第2問 企業ドメインと事業ドメイン

過去5年で4回の出題。以前に H25問5、H24問1、H23問1。

ドメイン、すなわち“競争する領域”のこと。
どこで誰に何をするのか
企業活動において、まずは適切なドメインの設定が重要と。

実際の成功例として、日本企業NECのC&C(コンピューターとコミュニケーション)。
失敗例としては、マーケティングマイオピアの例としても有名なアメリカの鉄道会社の話。『鉄道事業』でなく『輸送事業』にすればよかったとのことをよく聞きます。

さておき過去の試験では、企業ドメインと事業ドメインのレベルと言いますか、“企業ドメインは事業ドメインの上位概念”というところがよく問われているとの印象です。

 

第3問 経営資源と競争優位性

過去5年で3回の出題。以前に H24問3、H23問5。

経営資源
一般的には“ヒト、モノ、カネ、情報 ”
その競争優位性を判断するツールがVRIO分析。
試験で選択肢によく出てくるのは、Iの部分。
すなわち、模倣困難性
その規定要因では経路依存性が頻出。
また、Rの部分希少性も持続可能な優位性を築くのには重要な要素。

と、ただでさえ分かりづらいこの科目の各文章が、このような語句を複数使われるとさらに分かりづらくなっていく。

対策は、それらの語句を頭の中で自分の分かりやすいようにイメージし直す、時には置き換えて読むことがいいのではないかと。

例えば、私の場合
経営資源 →ヒト、モノ、カネ
持続可能性→ずっと続く
競争優位性→負けないとこ
模倣困難性→真似できない
経路依存性→歴史ある
希少性  →珍しい
といったような変換を反射的に頭の中でしながら読んでいます。

 

第5問 速度の経済性

過去5年で2回の出題。以前に H24問4。

この論点は今後出題が増えると思っています。

速度の経済性
何事もスピードを速めた方がいいのではと。
例えば、製品を市場に投入するスピードを速めると、先発優位性を築くことができる。
また、生産から販売までスピードを速めると、売れ残りロスや機会損失を削減できる。
といったように。

また、時間があるならば、〔~の経済性〕の残り二つ。
規模の経済性(H26問7)、範囲の経済性(H23問7)も併せて確認しておくのはどうでしょう。

ちなみに本問題H27問5の正答は(イ)ですか。これは微妙ですね。

 

第8問 魔の川、死の谷、ダーウィンの海

過去5年で2回の出題。以前に H26問9。

主に研究開発型企業において、基礎研究から製品化そして事業化さらにはその事業を継続していく上で、どのような障壁がありそれを乗り切るのにはどうすればいいのか、というような話。

過去の問題では、魔の川死の谷の語句を入れ違えて誤った選択肢を作っています。
なので、それぞれどの段階の障壁のことなのかをしっかりと把握しておかなければいけません。

本問題の設問1の選択肢(ア)で産学連携(H23問10)、設問2の選択肢(ア)でアライアンス(H25問4、H24問9)にも触れていますので、ついでに外部連携について見直しておくのはいかがでしょうか。

 

第11問 海外市場戦略

以前に H26問12、H25問9、H24問10、H23問11 と毎年です。

海外市場戦略、テーマが広いので問われ方も様々。
一定の対策は難しいと思います。

あえて共通点を探ると
進出先はアジア。
貿易というよりは製造業が現地に工場を構えて。
といった感じでしょうか。

ならば、主要取引先がすでに海外に進出していて、その要請を受けたという中小企業メーカーがまず思い浮かびます。(中小企業診断士試験なので)
そのような企業の持つ課題は、市場の開拓というよりは生産に関することが主なはず。
例えば、国内と同レベルの品質や生産効率を確保するにはどうすれば?
というようなこと。
それでは解決に向けて、どのようなことに注力すれば・・・

などなど自ら考え調べて、知識や理解を深めておくのはどうでしょう。

 

この他、第7問の製品アーキテクチャのモジュール化というのも、過去5年で2回の出題。以前にH25問8で出題されています。

 

以上のように、経営戦略に関しては、昨年を見ても半数以上が近年既出のテーマであることが分かります。
ならば、過去問学習をしっかりと行うことがいかにも重要。
解いてみた後、正誤の確認だけでなく選択肢も含めて設問すべてを見直し、理解不十分なところがあったならそれを学習の機会とする。
過去問=教材という意識を持ち、過去に問われた知識は確実に理解、習得していく方が良さそうです。

 

また、このように一問一問見てきたのにはもう一つ理由がありまして
これらの頻出知識、その先の二次試験で重要なんですね。

ストレート合格を狙っているが、いまだ二次試験の問題をきちんと解いたことが無い。その様な方もいらっしゃるものと思います。
もちろん、それでいいです。それがいいです。
先にやるべきことが、まだまだありますので。

さておき二次試験の事例Ⅰでは、それら一次知識を念頭に置き、まずは与件文から事例企業A社の経営戦略を把握、分析することが重要です。そして、それに見合った組織をデザインするという意識を持って解いていく。

どのような領域で戦っているのか。
どのような経営資源を持っているのか。
どれが競争優位の源泉となっているのか。
複数の事業があるならば、現状どれが収益源で、今後はどれを伸ばしていけるのか。ならば最適な経営資源の配分は?
等々。

個別に見て、平成26年のA社のように研究開発型企業ならば、基礎研究から製品化、事業化までのスピードを速めることによって先発優位性を築くことも重要ではなかろうか。
その点で、体力に乏しい中小企業でも積極的に外部連携を進めていくことで、すべて自前で行う大企業に対抗できるのかもしれない。

また、平成23年のA社のように貿易で海外市場をというのならまだいいが、平成24年のA社のようにアジアに工場をというのであれば、そこで国内と同レベルの品質や生産効率を確保するのにはどのような人材が必要で、文化の異なる現地の従業員の教育、育成はどのように行っていくのがいいのだろうか。

というように、知識をフルに使ってしっかりと読み込み、考え抜くことが重要だと思っています。

だから一次試験前は、二次過去問を使って一足早く記述の対策をというよりも、重要な一次知識を深く理解し、しっかりと身に付ける方を優先する。
中途半端な知識では結局のところ難しいでしょうから。

 

というわけで今回は、企業経営理論。
過去問を中心に経営戦略の頻出領域を見てきました。

次回はいつになるのか分かりませんが、この場で再びお会いできればと。

それでは、また。  Xレイ

 

こんにちは、とりです。

東京では桜も開花し、いよいよ春本番、と思いきや、また今日から寒の戻りのようですね。何かと忙しいこの時期に、寒暖の差は体に堪えますよね。とりも歳を重ねるごとにひしひしと感じるようになりました。。体調を崩しては、学習が滞ったり、せっかくの花見や春のイベントも楽しめなかったりと、いいことありません。みなさまも無理はしないで、体調管理に留意してお過ごしください。

桜開花


 

ところで、昨日はかおりんが予備校の活用について書きました。やむなく独学を選んだとりにとってはうらやましい限りですが、今日は独学で陥りやすいケースについてお話したいと思います。

これまでの記事でも何度か触れましたが、とりは2012年10月に学習を開始したにも関わらず、2013年度の受験は見送ってしまいました。通学や通信をしていたら、あまり考えられないですよね。もちろん、特段の事情があって見送ったのではなく、1科目も合格できる自信が持てず、完全に自己判断で見送ることにしたのです。

心理学で、「認知バイアス」とか「ビリーフ」という用語があります。
簡単に言うと、「思い込み」によって判断が歪められること、もしくは「思い込み」そのものを指すのですが、とりの2013年度は、この思い込みに支配されていたところが大きいと、今振り返ると強く感じています。

迷う人

もともと診断士を志す前は、何か資格とか仕事とかの目標に向かって真剣に勉強をしたことがなかったところに、年齢や不摂生の積み重ねで衰えた記憶力、理解力も手伝って進捗や定着が遅かったのは否めません。ただ、それよりも、

「こんな難関資格、俺には無理なのでは?」
「もっとレベルを下げたほうが…」
「予備校も行かず市販テキストと問題集だけで合格できるはずがない」

といった認知バイアスに支配され、気持ちの上で迷いながら学習を続けたことが、受験見送りの決断をした最大の要因でした。

これも前回記事で書きましたが、受験を見送ってしばらくした後に参加したセミナーで、この迷いや思い込みは払拭されたわけです。2014年度は4科目の科目合格止まりだったのであまり大きなことはいえませんが、とりの1年目のような「思い込み」「迷い」が強いと、このようにせっかく勉強したのに、科目合格のチャンスも活かせず、もう1年厳しい状況を続けてしまうことになってしまいます。

また、教材選びにおいてもこの認知バイアスからくる非効率がありました。
昨日のかおりん記事でもあったように、独学では自分の判断で教材を選ばないといけません(当然ですが)。とりは自分の実力を測ることができず、また情報収集力にも欠けていたことも手伝って、初めは全科目、TACのスピードテキスト、スピード問題集で統一してしまいました。
もちろん、この教材は診断士試験において実績があり、多くの受験生が支持する教材であることは事実です。
ただ、自分の得手不得手テキストの科目による充実度差異自分に合っているかどうかについては考慮することができず、結果として経済、財務は強い苦手意識が根付いてしまいました

選択眼が養われないままに選んだ教材でよいと「思い込み」何周もテキストを読み続けたため、理解がおぼつかない科目は、そのままおぼつかない状態を脱することができなかったのです。

診断士試験に限ったことではないのですが、やはり学習を継続する中でPDCAが重要であり、多くの合格者がその重要性を説明しています。自分が決めたことを信じてやり抜くことも大事である一方、PDCAC、定点観測が欠けてしまうと、誤った方向に自分をミスリードしてしまいます。
独学では、この「思い込みによるミスリード」に十分留意し、「いくらやっても理解できない」「演習で何度も同じ間違いをする」など、よからぬ兆候を認知したら一歩立ち止まり、学習方法、教材選択などを見直し、練り直し、再度取り組むスタンスを心がけたいものです。
ただし、闇雲な、頻繁な教材変更はオススメしません。過度に手を広げすぎることはかえって非効率で逆効果です。

ちなみに参考までに、とりが遠回りでも見直して、後から取り入れた教材をご紹介します。

  • 経済学・経済政策
    マクロ経済学の楽論 木暮太一[著]
    ミクロ経済学の楽論 木暮太一[著]
    速習!マクロ経済学 石川秀樹[著]
    速習!ミクロ経済学 石川秀樹[著]
    過去問完全マスター〈1〉経済学・経済政策
  • 財務・会計
    すいすい♪簿記 マンガみてGO!日商2級商業簿記
    すいすい♪簿記 マンガみてGO!日商2級工業簿記
    すいすい♪簿記 マンガみてGO!日商3級
    「管理会計の基本」がすべてわかる本 金子智朗[著]
    過去問完全マスター〈2〉財務・会計
  • 企業経営理論
    過去問完全マスター〈3〉企業経営理論
  • 中小企業経営・政策
    中小企業白書(2013年度版)
    2014年度版スピード問題集(7)中小企業経営・政策(スマホアプリ)

 

独学、通学に限らず、悩みは尽きないのが正直なところだと思いますが、その悩み、迷いに向き合い、外部環境、内部環境を見る眼を養い、絶えず前を向いて向上心を持ち続けることこそ、診断士に求められる資質だと、今は強く思います。
ぜひ、そのような姿勢で本試験合格まで走り続けられることを願っております。

走る

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

皆さん、こんにちは!Nicoです。

12月に入りましたね。

今年の二次試験を受けられた方は、12月11日の発表までもう少しですね!

勉強に明け暮れていた日々から解放され、自分の好きなことができるようになり、二次試験で負った傷も癒えてきているのではないでしょうか。
合格発表の9日後には口述試験がやってきますので、心の準備はしておきましょうね

道場でも下記の日程で口述セミナーを実施しますので、是非ご参加いただければと思います。

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口述セミナー@東京

日時:2015年12月12日(土) 18:00~

 

口述セミナー@名古屋

日時:2015年12月16日(水) 夜

 

口述セミナー@大阪

日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込は、12月11日(金)12時よりお知らせ致します。

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さて、今回のテーマは「二次対策を見据えた企業経営理論攻略法」ということで、来年の試験にチャレンジされる方向けに、書きたいと思います。

 

<一次試験と二次試験の違い>

そもそも一次試験と二次試験の違いは何なのか?

マークシート式と記述式の違いがあるかと思います。

それだけではなく、診断士に必要な能力を養うという観点では、一次試験では、正確に知識を学んでいくアカデミック型であるのに対し、二次試験は、事例企業に沿って読む・考える・書く力を問われるケーススタディ型であると考えています。MBAのプログラムでも良くある形ですね。
そのため、一次で要求されるものと、二次で求められるものは、全く別軸のイメージであると考えています。

図で纏めてみるとこのような感じです。

一次、二次の勉強をして初めて、面になります。診断士としての価値の土台ができます。

余談ですが、さらに二次試験が終わり、実践を積み重ねていくことで、3軸として高さが出てきて、ようやく診断士としての価値の大きさが出てきます。
実践でも求められているものは違っていると考えます。

ここまで合わせて、ようやく一人前の診断士、という所でしょうか。(私も全然足りませんね

二次試験は一次試験の延長線上にあるものではなく、そもそも求められているものが違う(別軸である)ということをご理解いただければと思います。

 

<実際の試験問題>

例えば、今年の試験では、企業経営理論と事例Ⅱで「PB商品」に関連する問題があり、それぞれこのような問われ方をしていました。

 

○企業経営理論 第21問(1)

「PB」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア PB 商品は、その登場から現代に至るまで、一貫して劣等財として消費者の間で普及している。

イ PB 商品を販売することができるのは、小売業者に限られた特権である。

ウ PB は、パーソナル・ブランドの略称であり、ヨーロッパでは、オウン・ブランドと呼ばれることもある。

エ 品揃えにおける PB 商品の構成比が高まると、消費者の不満を招くことがある。

 

 

○事例Ⅱ 第2問※簡略化しています

B商店街の近くに総合スーパーが出店した。当初、「食品販売を提供する総合スーパー」と「飲食、非食品販売、サービスを提供する商店街」という補完関係を図るはずであったが、総合スーパーは低価格のNB商品やPB商品を品揃え、低価格志向にある周辺住民の非食品需要も吸収している。これによって、B商店街の多くの非食品小売店が廃業した。

B商店街は月1回、地元の農水産物や加工品を販売する物産市のイベントを開き、「対策を取った。食品小売業がほぼないB商店街の弱みを補いつつ、総合スーパーとの差別化しながら、周辺住民を呼び込むことを狙っている。しかし、イベント当日は飲食店、サービス業の売上は上がるが、非食品小売店の売上増加には繋がっていない。

物産市当日における非食品小売店の売上向上を実現するためには、非食品小売店の店主たちへどのような助言をすべきか。

 

それぞれ問われ方が全く違っていますよね。

企業経営理論では、「PB商品」についての正確な知識が問われているのに対し、事例Ⅱでは、PB商品などの低価格商品を販売する総合スーパーとの差別化をするために実施した、物産市のイベントの当日に、非食品小売店の売上向上を実現するためのどうするべきか、という風に、より中小企業目線での問題解決力が問われています。

 

<一次試験を勉強している最中に何ができるのか?>

まずは、一次の勉強に専念した方が良いです。それからでも二次の対策は十分取ることができますので。

一次の勉強をすることで、頭でっかちになりがちですが、全然OKです。ただし、その先があることを忘れないように。一次の知識を二次に応用させるために、少しでも自分の言葉でアウトプットできるようにしておくことが重要だと思います。そのためには、自分の勤めている企業でも良いですし、身近にイメージしやすいものと関連して覚えておくと良いですね。

「うちの組織は事業部制組織だな」⇒「確かに利益責任は明確化になってるけど、セクショナリズムが発生しているよな」

「近所のセブンイレブンでPB商品のお菓子売ってるけど、となりの和菓子屋さんのお菓子もめっちゃ売れてるな。何かこだわり(高付加価値)の商品が売っているのかな?」

のような感じですね。

 

<まとめ>

・一次試験は、正確な知識が問われるアカデミック型であるのに対し、二次試験は問題解決力が問われるケーススタディ型。問題の性質が本質的に違うことを理解すること。

・企業経営理論は、二次試験の事例Ⅰ・Ⅱを解くための基礎知識となるが、その延長線上には答えはない。

・一次試験の勉強で、頭でっかちになるのは全然OK。現段階で二次対策を見据えるならば、自分の言葉でアウトプットできるようにしておくこと。まずは自分が勤める会社や身近なものに置き換えてイメージしてみよう。

 

以上、Nicoでした。

今日は経営戦略に関する文献紹介です。

経営戦略全史(以下、全史)は、およそ20世紀初頭から100年の間に出てきた90個余りの経営戦略論を紹介した本です。
全史の特徴点として、まず特筆すべきは社会の変化とともに経営戦略論がどのような変遷をたどってきたかを俯瞰できることです。この点が巷の難解な経営学の書籍と一線を画すと考えられます。また、物語風でありながら、各経営戦略に図解などの解説があり知識の習得にも役立つことや実際の事例も交えながら各経営戦略の有効性および限界も説明しており、具体的で分かり易く読みやすいことも特徴点です。

1、全史の概要

近代マネジメントの源流は1900年代初頭までさかのぼり、生産性など科学的管理法による定量的分析が大事とするテイラー主義と労働者の意欲やモチベーションなどの人間的側面がダイジとするメイヨー主義の二つの源流があった。

1930年代~60年代は近代マネジメントの創世期にあたり、アンゾフらが企業経営に対し戦略(strategy)という言葉を初めて用いて経営戦略を世に示した。

1960年~1980年代はポーターなどの「外部環境が大事で儲かる市場で儲かる立場を占めれば勝てる」とするポジショング派が圧倒的に支持されていた。

しかし、1980年代から1990年代にかけては、「内部環境が大事で自社の強みがあるところで戦えば勝てる」とするケイパビリティ派が優勢になった。

1990年代以降は「すべては状況次第であり、外部環境が大事な時はポジショニング派的に、内部環境が大事な時はケイパビリティ派的になれば良い」という両者の対立概念を融合させるような理論が出てきた。

そして、21世紀である2000年以降は経済・経営環境の変化、技術進化のスピードも劇的に上がるイノベーションの時代であり、ポジショニングもケイパビリティもあっという間に陳腐化して通用しなくなる。そんな時代に出てきたのがアダプティブ戦略でありやってみなくちゃわからない。どんなポジションでどのケイパビリティで戦うべきなのか、ちゃちゃっと試行錯誤して決めよう」というものである。

以上が全史の大まかな内容です。ポイントを正しくとらえ、正確にまとめる切れているかどうか不安ではありますが。。

2、予備校のテキストとの関連
ぽらーのが通っていた予備校のテキストでは経営戦略の重要論点が以下の順番に出てきます。

これを全史のカテゴリー・時系列で並びかえると、

全史を読んで根本的な考え方(ポジションなのか、ケイパビリティなのか)を把握してからテキストを振り返ると理解が深まるかもしれませんね。

3、所感およびまとめ
21世紀の今は高速試行錯誤型のアダプティブ戦略。
つまり不透明でイノベーションの早い世の中では、「やってみなくちゃわからない」ので、どう素早く「やってみるか」、そしてそこから素早く「学んで修正して方向転換するか」という力こそがすべてだ、ということを著者は述べております。
来年受験にのぞむ方々それぞれに戦略が必要であり、学習方法などを試行錯誤しながら診断士に必要な知識を自分のモノにしていくのだと思います。このアダプティブ戦略は、2015年道場のキーワードである「パクッてカスタマイズ」に何か通ずるものを感じます。
本日ご紹介した全史は来年の1次対策を勉強されている方にとって経営戦略の論点を補足的かつ横断的に楽しく学べるため、読んでおいても損はないのではないかと思います。
また、試験対策ということだけでなく、経営戦略に関する深い造詣は、中小企業を経営診断する診断士として必須であると考えます。
ぽらーのは経営戦略に少し苦手意識があったため、今では経営戦略に関する知識のブラッシュアップに役立っており、この全史を何度も読む中で色々な気づきがあってとても新鮮です。

以上、ぽらーのでした。

<今週の道場(予定)>

12月1日(火)  経営戦略全史ネタ
12月2日(水)  2時対策を見据えた財務攻略法
12月3日(木)  2次対策を見据えた企業経営理論攻略法
12月4日(金)  独学者のスケジュールの立て方
12月5日(土)  予備校の答練の生かし方

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なごです。
今、このブログを読んでいる人は2次試験を終え、ゆっくりとしている人でしょうか。それとも来年の試験に向け、努力を重ねている人でしょうか。
今日は診断士試験を通じて得る学びについて、実際の活用方法を交えながら学びの本質について考えてみたいと思います。

 

皆さんが試験合格後、出会うであろう経営者の多くは、その業界で長年努力を重ねてきた方ばかりです。日々、試行錯誤を重ね、部下と議論を交わしながら、業界の荒波の中で必死に努力しています。ヘッドハンティングや起業してその業界に現れた新参の方たちも、古参の企業たちと戦うため、生き残るために必死なのは変わりません。そのため当然ですが、私たちより自分たちの業界について精通しています。
でも相手はこちらをコンサルタントとして見ているため、自分たちの業界など知っていて当然というスタンスで接してきます。まあ当たり前ですよね。こちらも「当然精通しています」というスタンスで臨む必要がありますし、そうでなければアドバイスをするどころか、私たちの話を聞いてもらうこともままなりません。そんな時、相手を知るために役に立つのが“定石”です

 

例えば、ざっと相手の企業を知るための手段として外部環境分析がありますよね。例えばPEST分析5フォース分析などを用いて知りたい業界を取り巻く現状を知ることができます。内部環境にも目を向ければSWOT分析VRIO分析などで自社の立ち位置を知ることも出来ます。
経営理念経営ビジョンを聞いて企業の目指す位置を知り、組織構造組織文化を見て、企業の姿勢を把握する。真の企業ドメインは何か、PDCAは短期間で回転しているか、など企業を知る上で押さえるべき点を“あらかじめ把握しておく”ことで、経営者と相対した時に、早期に同じ目線で会話することができるわけです。

 

また経営者が将来についてアドバイスを求めてきたとしましょう。業界に精通している経営者から、「ビジネスとしての本質」を聞かれているわけですから、私たちがその場で、思い付きの回答したところで、簡単に力量を見透かされてしまうでしょう。そういう場合も考え方としての“定石”を使うわけです。アンゾフの成長ベクトルに当てはめてみながら、狙うべき市場と活用すべき商品特性を鑑み、効果の高い戦略を提案するのも一案でしょう。ポーターの競争戦略に当てはめながら自社の強化すべき差別化された戦略を指し示すことも有効かもしれません。各社それぞれに取り巻く現状は様々なですが、経営戦略を考えるうえで“定石”の視点から方向性を指し示すことは、社長と議論を交わす1投目としては有効であると考えています。そしてその後は、経営者と対話を交わしながら、これまで経営者が独自の嗅覚で道を切り拓いてきた道に対し、論理的に“寄り添いながら”次の道筋を示すことが診断士には必要であると考えています。2次試験で独創的な意見を書いても合格できない、とよく言われますが、私もそうだと思います。まず社長の話(与件文)を正確に聞き(読み)、それに対して的確な判断を行う(設問に答える)。社長の想いに寄り添いながら社長と信頼関係を築いたうえで、自分自身の経験を踏まえた助言をしていく。そんなことが診断士には求められているのでは、と思うのです。

 

でもここで間違えてはいけないことが一つ。経営者に対し、例えば「御社はコモディティ化した業界の中でイノベーションジレンマを脱し、ラディカルイノベーションを実現させましょう」などと横文字ばかりを並べて経営者を煙に巻くようなことをしてはいけません。セオリー通りだからと言って、単に知っている知識を並べ、自分自身の力を誇示しても意味がない。相手のレベル感に合わせ、分かりやすい言葉で、経営者に寄り添いながら、具体的な提案をすることが私たちの役目なのです。

 

そのためには、私たちがこれから学ぶ単語一つ一つに対し、「これはどんな時に使うんだろう」と頭の中でシミュレーションを行いながら学んでいくことが、実は結構将来に役立つと考えています。というのも私が診断士の試験を見る限り、毎年、難関試験と称しつつ診断士としての“定石”を受験生に問う試験問題ばかりであると思っているからです。
逆に診断士としての“定石”を徹底的に学ぶわけですから、経営者からどんな種類の投げかけがこようとも、最低でも定石通りに応えることができるよう、幅広い強固な知識の構築を行う必要があるわけです。

 

またビジネスとしての“定石”を知るようになると、企業が実施する施策の矛盾点がとてもたくさん見えてくるようになります。
衛生理論によると、自社が実施している従業員の不満を解決する施策は、もっとほかの方法が良いのでは?」
職務拡大ではなく、職務充実を目指そう」
内発的動機付けを仕掛けるために目標設定理論を使ってみよう」
「まずい、この状態はグループシンクだ!」
自分の職場ひとつ見渡しても、たくさん事例があるのではないでしょうか。学びはテキストにとどまる必要はありません。実社会の至る所で、良い事例、悪い事例が溢れています。例えば新聞一つとっても、企業が良かれと思って実施した施策実例の宝庫です。批評家になる必要はありませんが、「この新聞記事、自分だったら、○○のようにすると良いのでは」とシミュレーションするだけで勉強になります。皆さんはこれから様々な受験科目に取り組むわけですが、単に知識を丸呑みするのではなく、実社会に当てはめて考えてみることで、きちんと“噛みしめる”ことができ、自分自身の力となっていくと私は考えています。

 

また新聞等だけでなくもっと知識が欲しい、そういう人はJ-NET21という中小企業基盤整備機構が運営しているサイトを読むと良いですね。中小企業の実例がとてもたくさん紹介されています。特に2次試験のみを残している人は、2次の事例で取り上げてもよさそうな企業がたくさん紹介されていますので、読んでみる価値はあると思います。ちなみに執筆陣があまりこれまでJ-NET21に触れてこなかったのは、実は大きな理由があります。とても興味深いサイトのため、ネットサーフィンしていると時間があっという間に過ぎてしまうからです(笑)。勉強の合間にでも、時間を決めて読んでみながら、将来に希望を膨らませるのも良いのではないでしょうか。

 

最後に。
実社会から学ぶことはたくさんあると上記に記載しました。確かに成功事例は新聞や雑誌を読む限り無限にあります。でも日常生活を見渡してみたらいかがでしょう。むしろ失敗事例のほうが多いのではないでしょうか。その原因探究に、自称診断士として意識して取り組んでほしいのです。

多くの人が仕事に不満を持つ、原因はモチベーション管理にあるかもしれません。売れていない小売店がある、それは商品陳列や品ぞろえに問題があるかもしれません。対策が場当たり的であるがゆえに、現状としては問題が発生していないもののQCDを改善すれば劇的に作業効率が改善する職場も多いでしょう。皆さん自身が問題の本質を見極め、なぜそうするのか?(WHY?)を重ねて真の問題点を突き詰めるためには、診断士としての知識の習得は、将来大きな武器になります。
少なくともあなたが見つけることのできる「身近な問題点」はあなた自身が解決することのできる「チャンス」であると言えるのではないでしょうか。矛盾の数だけ、あなた自身を必要としている人たちがいます。その人のためにも、今は学びを深めてください。

これから長いようで短い道のり。試験はまだ来年、ずいぶんと先の話だと、ほとんどの人が感じていると思いますが、実は1次試験まであと260日程度です。1次試験は7科目あるので毎日1科目を、今後休まず勉強したとしても1科目あたり平均37日程度しか費やすことができません。意外に時間は短いですよね。そのため自分自身を取り巻く実社会も学びの一つとしてアンテナを張ると良いかと思うのです。

 

まだ見ぬ未来のパートナー(仕事仲間・経営者など)のために、皆さんの今の努力が、将来、大きな実を結ぶことを願っています。

なごでした。

 

少なくとも、上位20%が順当に合格する試験ではない。
悪くとも、上位70%に入れば当日次第で逆転合格。

なぜそうなのか:「2次」学習が長期化すると、この問題はこう、あの問題はそう、と過去問解答パターンを覚える。それが模試や演習での得点差

するとどうなるか: 「今年の本試験」に限り、過去問の範囲を逸脱して出題する特権。見たこともない新傾向出題に、実力上位組がフリーズする傍ら、その場で素直に考えて通り過ぎるのが「たまたまスト合格」

   

従い来年の「2次」通過に向け、「今からでも間に合う」「最後まであきらめない」のは実は大事なアドバイス。むしろ実力下位ほど逆転合格の目が多い。

さらに、この試験の受験者・合格者を2分割して俯瞰。

合格することが目的(8割) 試験合格は手段(2割)
何かを使って→試験に合格 試験を通じ→何かを得る
合格率20%の試験を
2回通過(Pass) 
合格率5%の試験を一発合格
(Fruit, Achievement) 
ノウハウを集める 要らないモノを捨てる
重厚長大 △軽薄短小 リーン・シンキング
試験と戦う 試験と知識を味方につける
受験回数でリスク分散 全科目平均的にリスク分散

合格が目的化すると、通過(Pass)するための「上位20%に入る」ノウハウに目が向く。「2次」と戦い続け、不合格リスクを受験回数でヘッジ。

試験合格が手段なら、その達成(Achieve)要らないものはどんどん捨てる。試験と知識を味方につけ、全科目平均的にリスクをヘッジ。

どちらがいい悪いという話でなく。

試験合格が目的か手段かで、考え方(アプローチ)は真逆。

.

■余談:2次元タテヨコ~全9講義→3×3■

2次元タテヨコ表を使うと、暗記減、使いやすさUPの一石二鳥。

真逆の考え方(アプローチ)の例として、「500点取る連中」の知識暗記量は驚くほど少ない。「経営」斜め読み#9回シリーズで説明。

経営戦略 組織論 マーケティング
重要度
H
#1
S
経営戦略全体像
#4
S
構造論
#7
S
マーケ・マネジメント
重要度
H
#2
S
成長・競争戦略
#5
S
行動論
#8
S
製品Product
重要度
M・L
#3
A
技術経営
#6
A
人的資源管理
#9
A
残り3P・関係性マーケ

一直線に全9回を並べるのでなく、タテヨコ3X3に並べるとこう気づく。

・「経営」はテキスト論点順通りに出題し、3領域の出題量も等分。
・知識をタテヨコ表に整理すると想起しやすく、「1次」問題を瞬殺。
・「2次」でも使うS論点は理解対応、そうでないA論点は暗記対応。
・「戦略」「組織論」「マーケ」を3分割すると、S論点は上の2つに集中。
・C論点は各領域・論点の最後に集中。深入りせず一般常識で。

複雑な情報を4マスポートフォリオや9マスタテヨコ表にプロット。するとマス内の類似性マスをまたぐ共通性

情報が正規化され、覚えやすく・使いやすい。

この考えを採用するかは人それぞれ。だが周囲が9つ考える隙に自分は6つ(3+3)で済ませ、求められた情報を素早く想起。それが来年の「2次」を80分以内で解き知識で勝ちあがる「500点組」がやらかすスト合格。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#6日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★☆☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★☆☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★☆☆
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★★
組織購買行動 ☆☆☆

.

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■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

 

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

.

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

.

.
■余談:初学スト生は、「経営」より「運営」に備える■

受験校講義(Off-JT)より、現実世界(OJT)の方が遥かに進んで刺激的。

今日の#9講義はさほど大事でない。だってAmazonは年々進化。たかた社長のテレビ通販は軽妙。マーケ知識は現実世界で知ってることばかり。ついでに診断士受験を「自分を経営するプロジェクト」として例解。

「経営」 「財務」 「運営」
全体戦略 学習時間 学習の質
自己成長に向け、
環境分析と目標立案
得手不得手で
合格所要時間が変動
得意なら学習プロセスを
自力改善PDCA

だが大手受験校セールストーク(診断士は1年で合格可能。予習も不要)を鵜呑みし、通学スト生の半数がこう↓。

「経営」で油断、「財務」で調子が狂い、「運営」で落ちこぼれ。

仕訳コツコツ、解法体得が前提の「財務」に徒手空拳で臨むと泥沼。慌てて「財務コツコツ」して「運営」理解が後手。すると「生産管理」理解が足りず2次「事例Ⅲ」で来年の今頃再び泥沼。それが嫌なら、

予習する。または講師の話を150分フルで傾聴。

この話の本質は、△予習する⇔しないでなく、○講師の話を150分集中して聴く。自信があれば予習不要、そうでなければ予習。初学スト生の「2次」合否に限ると、書き方コンクールでなく「相手の話の傾聴力」で得点差。

.
■当シリーズまとめ■

「経営」が終わる頃には「財務」の準備。「財務」が終わる頃には「運営」の支度。

資格試験は段取り八分。来年の「2次」は4事例がっぷり四つでなく「事例Ⅰ」で勝負が決まり、「事例Ⅰ」は要求解釈最初の「10分」で勝負が決まる。世を挙げ「情報化」「スピード勝負(速度の経済性)」の時代、

資格試験の合否は、試験中でなく試験当日朝にはもう確定。

そこから逆算し、10月からの「経営」対策はアクセル全開。さて当シリーズは今日で終了。そしていつものファイナルメッセージの真意は、

△運を天に任せるのでなく、
○運不運を管理できる実力を備えて臨む。

では、Good Luck

byふうじん

マーケティングは4Pで考える。
(製品・価格・チャネル・販促)

画像:雪印メグミルクHP

知ってるよ。当り前だよ。そんな声も聞こえる。だがその「知ってる」「当り前」の知識フレームを、誰よりも深く・体系的に使うのが診断士。「たまたまスト合格モデル」で復習。

.

「1次」と「2次」は別物と考えるのが多数派。実務も「1次」も「2次」も使う知識は同じでしょ?と1年で駆け抜けるのが「たまたまスト合格」。

気をつけなきゃいけないのは、初学スト生⇔多年度・過年度では、使う知識は同じでも勝ち方が違う。4Pフレームを使って例解。
.

□診断士試験の4P□

4PはProduct(製品=自分)が王様。Promotion(販促=顧客接点)が女王様。

Product
(王様)★★★ 
Promotion
(女王様)★★ 
  Price(王子)★  Place(王女)★   
ストレート合格
する自分
(1次)
どこまでスコアを
伸ばすか
(2次)
どの得点を目指すか
通学・通信・独学
の選択
定期行事
答練・模試
年末年始・GW
本試験

初学スト生は、△知識の量でなく、○優先順位・質・理解で戦う。理解がどう違うか、以下ドリルでチェック。

.
■余談:カーナビNorth upドリル■

ドライブの時、カーナビを①Head up、②North upのいずれにするか?

①Head upとは進行方向向き、②North upとは北向き。某ネット調査によると①86% ②13%。現役診断士でアンケートを一度やってみたいが、「1次で500点取る連中」に限ると恐らく半々。そこで試しにNorth upドリル。

□カーナビNorth upドリル□

・ドライブの際、カーナビをNorth upに設定。
・固定された方向の中で、自分が東西南北どちらを向くかを意識。
・ドライブ中は、自分が中心で周囲が動くHead upの考え方を捨てる。
・1ヶ月やってみて気に入れば継続。合わなければHead upに戻す。
Head up学習 North up学習
テキスト内容に先に目が行く 知識の大枠を頭に描く
目次式 チャート式
1次元・テキスト記述順 2次元・タテヨコ平面上
テキスト書き込み中心 復習時に自力でまとめ
教わった順に並べる 大事な順に知識を詰め込む
線知識 面知識
△知識を引き出す速度に限界 ○使いやすいよう正規化
Head upでしか走れない Head upでも走行可

カーナビをHead up、North upいずれで使うかは好み。だがオールラウンド志向、短期決戦のスト合格狙いなら、

他人ができることを当り前にやり、他人が気付かないことも当り前にやる。

つまり上位互換の戦略を採る。かつ△知識を「2次」向けに組み替えるのでなく、○「1次」で荒稼ぎした知識をそのまま持ち込み「2次」で暴れる。だから初学スト生⇔多年度・過年度生では勝ち方が違う

.
■本題:重要度ミシュラン評価~#8日目■

マーケティングの4Pは最重要Productを今日の#8、それ以外を明日#9で学ぶ。ではProduct論点を一挙掲載。

論点 評価 一言で
#8 5製品戦略 製品の概要 ★☆☆
プロダクトミックス ★☆☆
製品ライフサイクル ★★☆
ブランド ★★★
パッケージング ★☆☆
新製品開発のプロセス ☆☆☆
サービスマーケティング ★★★

.

第5章 製品戦略  
①製品の概要  
1製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品) B
2製品の形態(実際的製品) B
3製品の付随機能(拡大的製品) B
2製品の分類
1経済的な財の分類 A
2有形財(製品)の特徴 A
表P.270 消費財の特徴  3消費財の分類
(1)最寄品 A
(2)買回品 A
(3)専門品 A
(4)非探索品 A
②プロダクトミックス
1製品ラインと製品アイテム
1製品ライン B
2製品アイテム B
2プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ B
③製品ライフサイクル  
1マーケティング戦略との関連 ★重要1 表P.272 マーケティングのポイント S
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
1計画的陳腐化政策 S
2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化) S
④ブランド
1ブランドの種類 ★重要2a
  1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者) S
(2)プライベートブランド(販売業者) S
図P.274 ブランド採用戦略  2ブランドの採用戦略
(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド S
(2)ダブルブランド S
(3)ブランド・プラス・グレード S
(4)個別ブランド S
(5)分割ファミリーブランド S
2ブランドの機能
1出所表示機能 A
2品質表示機能 A
3宣伝広告機能 A
4資産価値機能 A
3ブランド要素とブランドエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント) S
   2ブランドエクイティ S
(1)ブランド知名度 S
(2)ブランドロイヤルティ S
(3)知覚品質 S
(4)ブランド連想 S
4 4つのブランド戦略 ★重要2c
図P.277 4つのブランド戦略 (1)ライン拡張 S
(2)ブランド拡張 S
(3)マルチブランド S
(4)新ブランド S
⑤パッケージング
1パッケージの機能 B
2パッケージ(包装)の分類
1商業包装(消費者包装) B
2工業包装(輸送包装)
(1)内装 B
(2)外装 B
⑥新製品開発のプロセス
1新製品開発の全体像
2新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出 B
2スクリーニング B
3製品コンセプトの開発 B
4マーケティング戦略の検討 B
5経済性の評価 B
6試作モデルの開発 B
7テストマーケティング B
8市場導入 B
⑦サービスマーケティング
1サービス業の分類 B
2サービス(無形財)の5つの特性 ★重要3a
1無形性(非有形性) S
2品質の変動性(非均一性) S
3不可分性 S
4消滅性(非貯蔵性) S
5需要の変動性 S
3サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング S
2インタラクティブマーケティング S
3エクスターナルマーケティング S
4経験価値マーケティング ★重要3c  S

.

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■本題:一言メモ例~#8日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
.

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

製品ライフサイクル ★重要1
1マーケティング戦略との関連
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
・1計画的陳腐化政策
・2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化)
#2講義でスルーした製品ライフサイクルは、ここで覚え直す。試験上は△CFの出入りより、○製品のライフサイクルに応じ4Pマーケティングミックスを変える(スピテキP.272の表)。当り前のコトだが、ここで差がつく。

ブランド
ブランドの種類 ★重要2a

1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者)
(2)プライベートブランド(販売業者)
→元を辿ると中内氏率いるダイエー、今ならセブンプレミアムトップバリュ。製造業者が支配してきた価格体系を大手小売が突き崩し、製造業者が必至で防戦する姿は多数のビジネス書が描く。ブランドとはそれだけ重要。

2ブランドの採用戦略(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド
(2)ダブルブランド
(3)ブランド・プラス・グレード
(4)個別ブランド
(5)分割ファミリーブランド
→ここも重要。マーケティングが上手と言われる企業は、一般的にコーポレートブランドの価値を高める戦略を採用。

ブランド要素とエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント)

2ブランドエクイティ
(1)ブランド知名度
(2)ブランドロイヤルティ
(3)知覚品質
(4)ブランド連想
→マーケティングの最終目的である売れる仕組み作りの中で、自社ブランドを指名買いしてくれる顧客愛顧が最重要。だからブランド=製品=マーケティング上最優先。

4つのブランド戦略 ★重要2c
(1)ライン拡張
(2)ブランド拡張
(3)マルチブランド
(4)新ブランド
→ブランド価値を維持・向上する手段。試験対策上は、例えばビールのケースで②⇔③の違いを思い出せばOK。

①ライン拡張 →手を変え品を変え同一ブランドの新製品を投入
②ブランド拡張 →同ブランドorデザインを似せたノンアルコールビール
③マルチブランド →思い切って別のブランドを投入
④新ブランド →全く別なことを始める。

サービスマーケティング① ★重要3a
・2サービス(無形財)の5つの特性
→マーケティングの4Pでは製品が重要、そのうちブランドが最重要。つまりCoca-Colaなど自社製品を持つ製造業のイメージが強い。だが経済のサービス化に伴い、サービス(無形財)マーケティングの重要性UP。「2次」でも問われるので、表で理解と暗記。

無形財 有形財 ※在庫で説明
①無形性 有形性 →持てる
②品質の変動性 品質の均一性 →在庫の質は均一
③不可分性 可分性 →生産と消費は別時点
④消滅性 貯蔵性 →貯蔵可
⑤需要の変動性 需給調整 →生産調整可

①~⑤を一発で説明するキラーワードが「在庫」。例えばホテルの客室は在庫ができず、値段を変化させることで需要側を操作。

サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング
2インタラクティブマーケティング
3エクスターナルマーケティング
→この3つの用語で、サービスマーケティングの特性をズバリ説明。2次「事例Ⅱ」H20、H22、H23を眺めて納得。

4経験価値マーケティング ★重要3c
→4Pやブランドといった現在のマーケティングがある程度飽和状態に達したため、それと異なる概念として消費者の感情を重視する手法。切り口は違うが、マーケティング4.0もセットで押さえる。
.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

製品の分類
1経済的な財の分類
2有形財(製品)の特長
3消費財の分類
(1)最寄品
(2)買回品
(3)専門品
(4)非探索品
→マーケティングでは、無形財より有形財、産業財より消費財(B to C)を学ぶ。最寄品・買回品といった分類により4Pが変わる他(スピテキP.270の表)「運営」のISMでも応用。しっかり暗記。

ブランドの機能
1出所表示機能
2品質表示機能
3宣伝広告機能
4資産価値機能
→言われれば当り前。だが問われたらスッと答える様、正確に用語を暗記。

 

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品)
2製品の形態(実際的製品)
3製品の付随機能(拡大的製品)
→「経営」の3領域に共通し、Bランクは知って当り前の一般常識。点差にならないからテストに出ない。だが他論点と組み合わせて役立つ基本知識なので、講師の話をテキストに書き込むか、絵のイメージにして落書き。

ラインとアイテム
1製品ライン
2製品アイテム
→アイテムが複数集まるとライン。

プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ
→製品ラインごとに、アイテムをいくつ品揃えするか。

パッケージング
1パッケージの機能
1商業包装(消費者包装)
2工業包装(輸送包装)
(1)内装
(2)外装
→製品マーケティングの実務上は大事だが、診断士試験では問われない。「運営」の物流論点で押さえればOK。

新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出
2スクリーニング
3製品コンセプトの開発
4マーケティング戦略の検討
5経済性の評価
6試作モデルの開発
7テストマーケティング
8市場導入
→同じく実務で大事だが、新製品開発に診断士が関わる機会は少なく、試験にも出ない。

サービスマーケティング②
1サービス業の分類
→一般常識。
.

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

.
■今日のまとめ■

表や図になっている所が大事。

マーケは誰でも実務で知ってる知識を、コトラーのSTPを軸に並べ変えただけ。ではどこで点差がつくかというと、図表の覚え方と使い方。当#8講義では大事な表が2つ、図が2つある。

表P.270 消費財の特徴
表P.272 マーケティングのポイント
図P.274 ブランド採用戦略
図P.277 4つのブランド戦略

この時、ロシア風に笑い話。

・表をそのまま覚えようとするのが、初学者。
・問題集で間違えた所を覚え直すのが、スト合格者(差額原価)
・勝手に知識を足して表をデカくするのが、過年度生(総額原価)

誰でも知ってることを、どこで点差をつけるか。この試験、知識を増やすより、大事なこと(本質)に絞り込む力でニヤリと点数差。ではまとめ。

・1次と2次は別物とする多数派の裏をかくのが、知識の範囲経済性。
・スト合格者の上位互換戦略は、カーナビNorth upドリルで体感可。
・マーケティングは4P。その中で製品Productが最重要。
・さらに有形財=ブランド戦略、無形財=サービスマーケが最重要。

byふうじん

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