カテゴリ「 » 他資格」の記事



たきもです。
274122b394996dcc766774e82f1bdf0e_s
日曜日に口述試験を受けられた皆様、お疲れ様でした。
年末年始はぜひとも、ゆっくり過ごして頂きたいと思います。

さて、今日は書こう書こうと思っていてなかなか書けなかったネタ・・・
「一次試験を600時間以下で合格した人は、どんな勉強をしていたのか?」
について書きます。

一般的に、中小企業診断士試験の合格には、一次・二次含めて約1,000時間の勉強が必要と言われています。
よって、一次試験に割く時間の多くは800時間前後ではないかと思います。
道場基本理論3:スピ問活用80点学習」でも、週25時間の勉強時間を確保することを推奨しています。
週25時間✕4週間✕10か月(10月〜翌年7月)=1,000時間ですから、一次試験だけで1,000時間確保することが必要です。

一発合格道場の強みは、体系化された数多くの合格体験記。
今回は、「一次試験を600時間以下で、かつそのまま二次試験まで一発合格した人」が、
どんな勉強法をしていたのか、体験記から探ってみました。

1.参考体験記

お名前 合格年度 一次勉強時間 学習スタイル
infibilityさん 2010 400 通信(産業能率大学)
Spartansさん 2011 376 通信
シーナカリンさん 2012 580 TAC通学
いのさん 2012 500 なし
お薬ハックさん 2012 310 独学
butaoさん 2013 523 独学
ハーンさん 2013 250 クレアール通学
USKさん 2013 460 TAC通学
りんごさん 2014 220 独学
たっしーさん 2014 600 独学
エクスさん 2014 450 MMC通信
ティーナさん 2015 550 独学

独学や通信の方が多いですね。

2.バックグラウンド
①保有資格

・簿記2級(りんごさんは1級)
・基本情報技術者

既に上記資格を持っていることで、「財務会計」「経営情報システム」が得意である。
よって、勉強時間が少なくても基礎知識があることから、上記2科目で得点荒稼ぎするパターン。
財務会計に(比較的)苦手意識がない。
②仕事

・SE、システム関係
・コンサルティング会社
・金融機関

これも①と同じで、普段仕事で関わっていることから「財務会計」「経営情報システム」が得意、少ない時間で得点荒稼ぎ。

私も簿記2級を持っているので、受験生の方から「簿記2級も勉強したほうがよいですか?」とご質問を受けることがあります。
診断士試験に合格することだけであれば、私は不要です、とお答えしています。
簿記2級を勉強することで診断士の試験にプラスにはなります。
しかし、簿記2級は、私自身も時間がある大学生のとき、かつT●Cに半年間くらい通ってひいひい言いながら取った資格です。
そこまでのエネルギーを診断士試験と同時並行で割くことは不可能と思うからです。
また、診断士試験と簿記の試験は性格が違います。

簿記→与えられた条件から財務諸表を正確に作る方法が分かっているか試す試験
診断士の財務・会計→作られた財務諸表を元に、企業の財務分析ができるか試す試験

したがって、簿記を勉強した人であれば、財務諸表の言葉が「見たことあるな〜」とすっと理解できる、くらいのアドバンテージはあるかと思いますが、財務分析ができるかどうかは別の話です。
診断士試験でも仕訳の分野がでてきますが、出題頻度も低く、バッサリ捨ててよい分野です。
(実際、私も仕訳はすっかり忘れていたのでバッサリ捨てましたし、本番も解けませんでした)
簿記のことより、ファイナンス分野や投資計算を完璧にしたほうが、合格に近づきます。

3.集中して勉強する環境をつくる
上記体験記に共通しているのは、「集中できる環境・しくみをつくった」ことです。

①カフェ
②土日は図書館
③(予備校に通学している人であれば)自習室
④通勤時間

などなど、自分のライフスタイルにあった「集中できる場所」を作り、効率的に勉強しています。

4.過去問中心
全員が行っていることは「過去問を繰り返し解く」です。
過去問を解く→わからないところはテキストに戻る→更に苦手であればスピ問を解く
など、過去問を繰り返し解き、苦手分野を見つけて徹底的につぶしています。
診断士試験の王道は、「過去問を中心に取り組み、苦手を作らないこと」であると分かります。

5.経済学は「石川経済」
これもほぼ全員が取り組まれています。
経済学は予備校などのテキストに加え、石川経済」で基礎からしっかり積み上げ。
よって経済学も得点源で荒稼ぎ。

6.苦手科目は40点回避作戦
「苦手を作らないこと」が重要な診断士試験ですが、苦手科目がない受験生などいないでしょう。
苦手科目は「40点回避作戦」で、スピ問を中心に回転し、他の得意科目(財務や情報、中小)で点数補完。
7科目トータルで420点以上とればよい試験ですから、苦手科目に多くの時間をかけすぎないことも、効率的な勉強法でしょう。

7.暗記科目は直前詰め込み
勉強前半は理解が重要な科目に注力し、
暗記三兄弟(情報、法務、中小)は直前期に詰め込み。
そして最後の最後まで実力を伸ばし得点荒稼ぎの結果、スト合格。

いかがでしたでしょうか?
ここに書いたことは、短時間合格者だけがやったことではなく、合格者がみなやっていたことです。
ぜひ、時間のある年末年始は、体験記を読み込み、自分にあう方法を大いにパクって頂きたいと思います。
「成功方法を続けること」が合格への近道です!

合格体験記・未合格体験記も絶賛募集中!!

たきもでした。



みなさん、こんにちは。和尚です。

今後合格体験記を山ほど掲載せねばならないので、この文章が和尚独自としては最後の文章になる、かと思われ・・・と思ってましたら、

岡崎氏が
この記事

和尚め!「イケカコ不要論は不要だ!」(笑)

みたいな、論陣を張っておられて、ああ、これは年越しで考えねばならんなぁ、とか、色々なことが多すぎて、また、TDLのカウントダウンのチケットが運悪く当選してしまいましたので、暦の上でタダでさえ短い正月休みがほぼ0という事態になりまして、心は千々に乱れる和尚でございました。

「イケカコ不要論は不要」論に回答も含めまして、
和尚の初投稿と同じタイトル
「中小企業診断士とは何か?」
というメインテーマで、議論のしどころについては、行きつ戻りつお送り致しま~す。

相変わらずの長文ご容赦。

では、本文。

和尚の世を忍ぶ仮の姿で一番よく絡む士業は
・司法書士
さんであり、これは診断士とのコラボも、法務関連くらいがリンクするところかな、と思われます。会社設立時の登記など、お世話になる部分が多く、これについては「書士」さんでもあり、正誤の判定はあきらかで、あまり摩擦も起きにくい士業さんではないか、とこう思うのであります。

さて、ここから某士業さんにケンカしないように注意をしながら書かねばならないのですが・・・。

その次に絡むのが
・税理士
そもそも、中小企業を経営していく上で、
「納税」
は欠かすことの出来ない必須の義務でもありますゆえ、財務に強い税理士にシャチョーさんが頼ってしまうという点があって、シャチョーさんにヒアリングすると
「私はね、こう思っているんだけど、税理士さんがこういうから。。。。」
とかの発言を聞いたのは枚挙にいとまがありません。

一般的に中小企業の社長が、経営上の相談で誰に一番相談しますか?という問いには
「税理士」
という、回答が多い、ということを聞いたことがあります。はい「中小企業診断士」ではなく。。。。

ここも診断士業界の人にも是非頑張ってほしいと思う。
なぜなら、
「税理士はそもそも『税務』のエキスパートであり、間違いなく税金を納めるために助力するのが一義であり、一方診断士の試験科目である企業経営理論や運営管理などの、経営に欠かすべからずの知識は問われない資格ではある」
からです。

ここで、
「イケカコ不要論は不要だ!」に対する私の反論(とまではいきませんが)意見をのべます。

・イケカコは税理士試験、公認会計士試験には必要であろう
・同じく、中小企業診断士の財務試験を「合格するためだけ」には、「かなりレベル的にはハイではあるけれど」一定の効果はあるだろう。苦手意識を払拭し、財務に慣れる、ということを考えれば非常に効果は出てくるであろう。

という点、特に後者については、岡崎氏と同じ意見です。

税理士、公認会計士には必要だと思うんですよね、イケカコ。
そもそも会計系試験対策問題集だから。

でもさ、こういう場面を想像してほしいのよ。
「設備投資の意思決定はIRR法とかありまして、それによりますと御社は○○で・・・」
とか、数字だけで分かりきったことを言って、そんなもんで社長の心の底からのコンセンサスが得られるか、というのが、私の意見。

またまた話は飛びますが、IRRだけではなく、DCF法もそうですが、いったい割引率になんの意味があるのでしょうかね、というのが大いなる和尚の疑問。

平成17~19年のITバブルに引きずられた不動産プチバブルで話題になったのがこの期待利回り≒割引率。当時六本木ヒルズの期待利回りは1%台だったことを和尚は記憶しております。となれば、インカムゲインによる資本回収に50~100年近くかかるという計算になる。。。。

この率が低くなればなるほど、不動産の価値(≒会社の価値)は高くなります。企業も同じですが、この割引率、現在の利率ではなく
「将来の利率(の見通し)」
であることから、当然投資家の、診断士的に言えば、設備投資をしたい社長さんの「思惑」が入るのは致し方なく、そこは主観の観察結果でしかあり得ない。

となれば、いくら精緻にDCFやらIRRなぞやったところで、結果は主観的なもの、でしかありえない。結論的に意思決定会計なぞ、極論すれば
「社長の勘」
でしかない代物になりかねません。(大分暴言吐いてます)

ただ診断士たるもの、その「勘」てものの補完、すなわちメリットデメリットを明確化してあげることが肝要で、そのデメリットを乗り越えてでもやるんですか?社長!ということしか言えないのではないか、と思うのです。

そもそも、ラジカルイノベーションとか経営分野で勉強してきている我々中小企業診断士が、無謀とも思える設備投資が必須であるベンチャー企業を後押しするのに、過去の財務指標や常識的な投資決定モデルで語れるか!んなもんで投資判断してたら、アップルや、ユニクロでさえミスリードしてしまうぞ!というのが私の意見でございます。

イケカコ=与えられた数値を使った難しい計算式、考え方による判断、が万能と思う危険性、これが一番私が危惧するところで。。。

税理士でも公認会計士でもなく、我々中小企業診断士が出来ることとは
①財務のエキスパートではなく、財務「も」分かる専門家として、「1次試験で得られた広くそこそこ深い知識」を駆使して「2次試験、企業への実習で鍛えられた思考力」をもって総合的な判断で、企業を正しい方向へ導くことが出来る
②その知識・経験でもって、中小企業の社長さんに寄り添い、その時々のメリットデメリットを指し示しながら、時には厳しいことも具申しながらも、常に伴走出来る

そのような役割を担うのが本筋ではないか、と思うのです。

だから、というかなんか論点はボケてしまいましたが、財務が得意と言われる和尚は、財務偏重は避けたい、と思うのです。

なぜなら、答えが出やすい科目だから。
これによる分析は絶対だと思いがちだから。
イケカコなんかをやってると、多分ですね、難しい数学の問題を解いた時のような爽快感が、企業を完全に分析した万能感に繋がってしまいがちではないのか、そう思うのであります。

和尚も難易度高い診断士事例Ⅳを解けた時の爽快感は、わかりますもん。

だけどね。

和尚の思いは、
診断士試験は単なる通過点であり、診断士になってから、会社、社会のためにどのようにその知識を役立てるか?
というところにあるの。だから、財務が得意と言われて天狗になりたくなく

物覚えのわるい頑固なシャチョーさんにも自分とこの決算くらいは分かるように
「噛み砕いて説明し、理解を得たい!」
という気持ちが大きいの。だからイケカコの解法だけを伝授するのではなく、その根底に潜む考え方の伝道師になりたく、とあるブログではほぼ一年間財務のイロハを書きつづけて参りました。

ただ、この試験受からねばならぬのも事実。とある勉強会に来られてた今回の試験で涙を飲んだ方から、
「和尚、この試験通ってなんぼですから、まずは通りたいっす」
のようなメールを先般いただいて、試験に通ることも大事という気持ちも持っております。
となれば岡崎氏のブログのように、手当たり次第、なんでも食べてやる!くらいの意気込みは絶対に必要だし、それについては大いに応援致します。

さて、他士業とのからみについてまとめ(になるのかな・・)。

この診断士試験、岡崎氏のような「弁護士」でさえ、試験の完全免除はなく、必ず1次試験のいくつかの科目は受験し、合格する必要があります。
他の国家資格は。。。みなまで言いますまい、ある仕事を何年かやったら自動的にもらえるのもあると聞きます。

難易度はともかく、そこいらに誇りを持ちましょうよ、診断士の方、合格者の方、また未合格者の方も。

また、話を飛ばしたくなったので遠慮なく飛ばします。

1級ファイナンシャル・プランニング技能士という国家資格があります。
道場の6代目のお仲間では和尚とmyaちゃんがホルダーです。
和尚がこれを取った時に思ったのが、つぎは診断士がほしい、何故ならこの資格は個人が主だけど、診断士は法人が主だから。。

まま、テイストは診断士ににております。例えば
・いろんな法律と資格試験が混じりあっている。例えば税理士試験、宅建試験、社労士試験の一部がよく似た格好で出題される
・2次試験には口述(面接)試験がある。
などがありますが、一番の共通点は
「広く、ある程度深くの知識を求められ、かつ他士業との連携が求められる」
点ではないでしょうか。

FP倫理では、税理士法や弁護士法への抵触に気を付けることが非常に強く言われます。
逆に言えば、それだけ他の士業との連携、が求められるということが言えるでしょう。

中小企業診断士もおなじことが言えるのではないだろうか、と思うのです。

ここは、名阪口述セミナーでなご氏が言っていたこととは少し違うのですが、
先生、と呼ばれるものにとって、「これはどういうことでしょうか」という質問をされ、分からないということは許されない。。

ここまでは一緒です。

そこからつけたし。
で、その質問に対して噛み砕いて説明しまた解説を行い、さらなる奥深い部分、例えば他の士業との連携が必要になる場合においては、スムーズな橋渡しの役割を行える立場たるべし。

というところでしょうか。

最後に。
一番この資格を維持する場合に、気を付けねばならないこと、それは

「知識の陳腐化」

です。FPにおいては一生もん、診断士においても、5年の更新はあれど、基本一生もんの資格ではあります。

でも、その知識を磨き続けていないと、資格を維持していくことは困難になろうかと思われます。

この診断士資格、合格者・登録者と同じ数だけ更新をしない人が多く、長らく2万人程度の資格保有者しかいないというデータをこの間よみました。

少し寂しいはなしですが、この資格に合格したときの喜びをいつまでも忘れず、

会社・社会のために少しでもこの努力を還元すべく、

合格、未合格の方もがんばっていきましょうよ。

てなわけで、今年最後のブログは、長々といつもどおり書かせていただきましたっ!

合掌。



<今週の道場(予定)>

11月24日(火)  診断士になったら世界が変わる?
11月25日(水)  【2016年合格目標向け】「読む書く考える」の基礎を考える
11月26日(木)  【2016年合格目標向け】財務で心が折れそうな人のために
11月27日(金)  運営管理の知識って診断士になってからどう役立つの?
11月28日(土)  【2016年合格目標向け】財務を好きになる方法

 

こんにちは、牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。
今日は、先週の他の道場仲間の記事に引き続き、合格後の世界、中小企業診断士の勉強をしていて良かったなぁ~、
助かったなぁ~と感じたことについて当職なりの経験をお話ししたいと思います。
ということで、「ゆるわだ」でございます。

まずは現在の当職の状況ですが、現時点でまだ実務補習は受けておりませんので(来年受ける予定ですが、まだ未定)、
中小企業診断士の登録はできておりません。
したがって、中小企業診断士となってみてよかったなぁ~ということは書けないため、標記の題名となっているわけでございます。

1 自分自身のマーケティングを考えるようになった
やはり、中小企業診断士の勉強をして一番良かったと思うのは、
マーケティングについて初級的なところではありますが、
勉強することができたということです。
そこでの勉強を踏まえて、自分診断を行う意識を持つことができました。
当職、弁護士登録から12年経ちますが、現在は、イソ弁(居候弁護士の略)という身であり、
事務所経営にタッチしておりませんが、将来、どのようにしなければいけないのか、どのようにブランド化を図っていくのか、
いろいろと考える視点を持つことができました。
昨今の弁護士業界は合格者が増加したことも一端となり、競争が激化しています。
当職が弁護士になった平成15年当時は、法律事務所に就職できないということは殆どなかったのですが、
今や、3割程度が就職できないという状況のようです。
また、当職が弁護士になった当時の初任給は600~700万円が多かったのですが、現在では、300万円にも届かないという声も聞こえてくる。
そうなると、飯を食っていくには、マーケティングの観点も必要だなと痛感したわけです。
うちの事務所の強みは何だろう?弱みは何だろう?とか。
マーケティングの観点からいうと、うちの事務所は、伝統のある労働法務専門事務所の1つであり、すでにブランド化は図られているなと。
じゃあ、事務所の肩書を取ったときに自分個人として、どのようにブランド化を図らなければならないのだろうとか、
色々と考える作業をするようになったわけです。思考が多面的になったなぁと自分自身実感しています。

2 お客様が教えてくれる業務の内容が理解しやすくなった
使用者側の労働弁護士の場合、多くの紛争が、解雇(雇止め含む)、未払い残業ですが、
例えば、解雇をする場合には、当該労働者のパフォーマンスが悪いということが争点になることが比較的多くあります。
パフォーマンスが悪いということを裁判所にも理解してもらうためには、
当然のことながら、当該労働者が従事していた業務の内容を理解してもらう必要があります。
例えば、一口に営業といっても、会社によって営業の内容は異なるものです。
裁判所に業務内容を理解してもらうためには、まず、我々弁護士がその内容を理解しなければなりません。
そして、それを文書で判りやすく説明する必要があります。
先日体験したのは、品質保証部の従業員の業務内容。
品質保証って、なんとなく業務のイメージはつくのですが、具体的に説明となるとなかなか難しいですよね。
その道のプロであるお客様から、手取り足取り教えてもらうのですが、
運営管理であったなぁ~と思い、スピードテキストの運営管理を片手に、その業務って、これですか?と聞きながら、理解をしていきました。
ほかにも、あるシステム関連の業務についても、スピードテキストの情報システムを片手に、説明を受け、準備書面に書きました。
このように、中小企業診断士の勉強をしていて、業務の内容の理解が促進したような気がします。

3 中小企業診断士の友人が増えた
当職の場合、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士の先生方の友人は数多くいるのですが、
中小企業診断士の先生で知り合いという方は正直いませんでした。
中小企業診断士の勉強をすることで、受験生でも友人ができ、一発合格道場に参加させていただいたことでも
中小企業診断士の先生方の友人が爆発的に増えました。
しかも、同じ試験を受けて合格した方々なので、話が妙に合うんですよね。

4 日本の企業のうち99.8%を中小企業が占めていることを初めて知った
世間知らずの弁護士だなと思われてしまうかもしれませんが、
中小企業診断士の勉強を始めるまで知りませんでした。
中小企業が日本を支えているということはよく新聞等で読んではいましたが、実感が沸いていませんでした。

5 日経新聞の「新興・中小企業」欄を読むようになったこと

日本経済新聞を読んでいるのですが、中小企業診断士の勉強をはじめるまでは、「新興・中小企業」欄は読み飛ばしていました。

しかし、中小企業診断士の勉強を始めてから、読むようになり、これが結構面白いことに気づかされました。

ほんと、中小企業診断士の勉強をはじめて視野が広くなりました。

以上が、中小企業診断士の勉強をしたことでよかったなぁと感じたことです。

 

で、最後に。。。ちょっとばかし宣伝を(笑)

11月20日、日本法令から、書籍を出させていただきました。
題名は、「使用者側弁護士からみた標準中小企業のモデル就業規則策定マニュアル」です。

当職のボスである寺前隆弁護士、妹弁である宮島朝子弁護士と一緒に書きました。

アマゾンはこちら(アマゾンは一時的に在庫がないようなので、日本法令からお申込みいただくと早いかもしれません)

日本法令はこちら

これは、就業規則の整備が進んでいない中小企業に焦点を当てて、どのような就業規則を策定するのが良いのか、
身の丈に合った就業規則を策定するために考えるべき点は何かを意識して書きました。
主なターゲットとしては、
中小企業の経営者、中小企業に関わる士業全般(もちろん中小企業診断士も含まれます)です。

中小企業診断士の勉強を始めたことによって、このような着眼点を持つことができたと感じています。

その思いについては、書籍の「はじめに」を読んでいただければと思います(はじめに①はこちらはじめに②はこちら)。
ご興味がありましたら、ご購入をご検討いただければと思います。
ちなみに、多くの友人からサインを(笑)なんて話もいただいてますが、サインは恥ずかしいので遠慮させてもらってます。。。



こんにちは。 3215です。

診断士受験界?では10月26日の二次試験対策の話題で真っ盛りです。

その一方で、9月9日には診断協会より第一次試験の結果が発表され、自己採点でモヤモヤしていた気持ちをスッキリさせて来年に捲土重来を期す方も多いと思います。

また、各受験予備校では来年(2015年)にストレート合格を目指す講座もそろそろスタートし始めてきました。

そこで、今回は「来年(2015年)中小企業診断士試験合格に向けて」「他の検定試験学習」についてお話しようと思います。

 

中小企業診断士の第一次試験は

  • 企業経営理論
  • 財務会計
  • 運営管理
  • 経済学・経済政策
  • 情報システム
  • 経営法務
  • 中小企業経営・政策

の7科目を習得しなければならず、それにかかる「期間」「時間」「分量」もかなり「重い」です。

しかし、その7科目を一年ちょっとかけて一通り学習をされた方にとっては、来年8月まで一定のモチベーションを保つのはなかなか難しい…。

そこで診断士試験と親和性の高い軽量級(最大3カ月程度の学習で合格可能な)検定試験をうまく活用してみるのも一手です。

また、診断士の学習を始めたばかりの人で、まだ少し余裕がある人などにもおススメです。(後述参照)

「診断士試験のための補完学習」として考えれば、必ずしも合格する必要はありませんので、「合格せねば!」と自身に大きなプレッシャーをかける必要もありません。

しかし、そこは人の子。その受験に申し込めばやっぱり「合格したい」と思うでしょうし、その試験直前の2週間くらい前からはそれなりに時間をとって学習することになると思います。

それが第2の狙い。試験直前に集中して勉強をする機会が得られます。

そして、その知識は診断士試験にも役に立つので、診断士試験に不利に働くことは全くありません

試験会場本番の雰囲気はどの試験でもピリリとして身が引き締まります。

こうした「本番の雰囲気を体験できることは、来年8月の診断士一次試験にヘンな緊張をしないための予行演習にもなります。

その上で合格しちゃえば、これまたラッキー

履歴書の資格欄に書ける項目が一つ増え、就職や転職にも自分のキャリアを示すアピールポイントとなります。

 

ほら、何だかいいこと尽くめでしょ?

ここからは皆さまのタイプ別に、もう少し具体的にお話していきましょう。

 

【これから診断士試験の学習を進められる方、財務会計に強い苦手意識のある方】

受験予備校にて9月開講の講座を受講され始めた方などは、この時期はまだ初めの科目を学習されたばかり(T○Cなら企業経営理論からスタート)でスケジュール的にも、気持ちの上でも少し「余裕がある状態だと思います。

(もし、今の段階で学校のカリキュラムにアップアップであれば、そちらに注力してください)

また、学校などに通わず独学で来年のストレート合格を目指す方にもおススメしたいのが

11月16日が試験日の日商簿記3級です。

今後の診断士試験の学習の中で「大きなヤマ」となると思われる「財務・会計」の基礎的要素が網羅されています。

僕も一年目のこのタイミングで簿記3級にトライしました。

今から始めると、ちょうど受験予備校のカリキュラムに少し「先取り」学習する感じになり、診断士の講義でも理解が早いですし、気持ちの面でもとてもラクに学習できました。

無論、独学の方もこれから財務会計の学習を進めるうえで必ず役に立ちます。

簿記3級なら、これから2か月間でゆるーく学習しても合格することは十分可能ですし、関連図書も書店等でたくさん売っています。
(図書館等を活用してもいいです)

簿記3級の知識なら診断士試験のためとは言わずとも、日ごろの生活や一般知識として持っていても決して損にはなりませんので、この時期に学習されることを是非おススメいたします。

 

【2015年の一次試験 「財務会計」「経営法務」で捲土重来を期す方】

今年の1次試験は財務会計と経営法務の難易度が高く、この2科目で涙を飲んだ人が多いようです。

財務会計の科目合格率は6.13%、経営法務は10.39%でした)

もちろん、診断士試験用のテキスト等で学習して準備するのは大前提なのですが、これまで使ってきたテキスト等をあと一年近くずーっと使っていけば、ある時期にちょっと「飽きて」くるかもしれない…。

そんな方におススメなのが、

財務会計対策としての日商簿記2級

経営法務対策としてのビジネス法務検定

です。

日商簿記2級は3級と同日の11月16日にもありますが、個人的には来年2月や6月の受験のほうがいいと思います。

ビジネス法務は2級あたりを今年の12月か来年6月にトライする感じで。

そういえば、マイマイも苦手の財務会計克服のために簿記2級3級の学習が功を奏し、その年の一次試験 財務会計が94点にジャンプアップしたってメンバー紹介で申しておりました。

 

【今のうちから来年の事例Ⅳに備えたい方へ】

来年、一次試験の残した科目と二次試験を一気に駆け抜けるために、事例Ⅳに備えた学習をもっと充実させたい方は来年3月のビジネス会計検定がおススメです。

副題が「財務諸表理解力検定」となっている通り、貸借対照表(B/S)損益計算書(P/L)キャッシュフロー計算書などの財務諸表に関する知識や分析力を問う検定。

診断士二次試験の事例Ⅳは第1問でほぼ間違いなく経営分析(財務分析)が出題されますし、ここ数年キャッシュフローに関する出題が多く、このビジネス会計検定は診断士二次試験と親和性がとても高いです。

以前も書きましたが、僕は昨年3月に3級と2級を受験して、3級は楽勝だったのですが、2級を70点で合格のところ68点で落ちてしまい、9月に再受験して71点でやっと合格しました。

 

おさらいしておきますね。

【軽量級検定試験 ゆる受験のすゝめ】
・診断士試験の知識補完 (必ずしも合格を目的としない)
・来年8月までのモチベーションコントロールとして
・各検定の本試験が診断士試験へのメリハリと予行演習となる

これから来年8月まで…。

ちょっと気が遠くなってしまいそうな感じですが、意外とあっという間です。

こうした検定試験なども、うまく活用して来年一発の合格を目指しましょう!(´▽`)ノ

3215

※ おっと。忘れている方はいらっしゃらないと思いますが、今年(H26)の二次試験受験申込み本日(9/19)郵便局受付附印分までです。

老婆心ながら、付記しておきます。



こんにちは。まっすーです。
二次試験終了から2週間が経ちました。
こちらで紹介した各受験指導校の模範解答も出揃ってきましたね。

合格発表の12月6日までの約1ヶ月、あとはひたすら待つだけです
私もそうでしたが、診断士試験受験のために今まで犠牲にしてきた家族や同僚、友人との時間や、自分の趣味の時間など、大事に過ごすようにしてくださいね。

そして、合格発表後日に合格を確認したら、口述試験までの9日間、大慌てで準備をすることになりますので、覚悟だけはしておきましょう。
再三言われているとおり、再現答案は作成しておいたほうがいいとは思いますが、準備自体はこの9日間で十分間に合います(もちろん真剣にやる必要がありますが)。

さて、今日の話題は資格取得についてです。
Katsuこの記事で資格取得について語っていますが、私の今回の記事は、診断士試験後の資格取得についてです。
もちろん、まだそんなことは考えられないと思われる方も多いとは思います。

私の場合、診断士試験に合格したのが昨年12月、今年2月に一回目の実務補習5日間を受け(とても大変でした)、それと同時に勉強をしていて、4月のデータベーススペシャリスト試験に挑み、一発合格することができました。
昨年合格した診断士試験は一回目の挑戦でしたが、もし今年二回目の受験をしなければならなかったとしても、恐らく4月にはこの試験を受けていたと思います。
少なくとも、結果がどうあれ二次試験の合格発表後に勉強を始めようと思っていました。

というのも、診断士試験合格はもちろん素晴らしいことですが、それが終わりではありません
道場のメンバーもそうですし、知り合った診断士合格者の方々も、診断士試験合格後に新しい知識の習得や資格の取得に励んでいる方が多いです。
これは、中小企業のコンサルタントをしていくには診断士試験で学習したことだけでは、足りないということなのだと思います。
恐らく、実務補習を一回でもやれば痛感させられると思います。

ですので、すぐにではなくてもいいと思いますが、せっかく身につけた勉強の習慣を次の資格取得に活かしてみることをオススメします。
知識だけでなく、勉強の習慣や物事の考え方、問題の解き方という小手先のテクニックから事例演習で学んだ文章の読み方、書き方まで、いろいろ身につけたスキルが次に活かせますよ。

以下、とても簡単にではありますが、中小企業診断士試験と内容が近い、関連資格について、実施月とともにまとめてみました。

★経営法務関連★

社会保険労務士(8月)
行政書士(11月)
宅地建物取引主任者(10月)
ビジネス実務法務検定(2・3級6・12月、1級12月)
この中で最も診断士試験の経営法務と範囲が近いのはビジネス実務法務検定だと思います。
理由は、この検定がビジネス法務に特化したものであり、知財や会社法関連を多く問われるためです。
私は来年、社労士試験に挑戦しようと思っていたりします。

★財務会計関係★
日商簿記検定(2・3級2・6・11月、1級6・11月)
証券アナリスト(受験には講座の受講が必要)
ビジネス会計検定(2・3級3・9月 1級3月)
オススメはやはり道場メンバーも多く保有している日商簿記検定です。
経理系以外の方でも2級の知識を持っていると仕事の幅が広がると思います。

★経営情報システム関係★
基本情報技術者(4・10月)
応用情報技術者(4・10月)
私が診断士を受験するきっかけとなったのが応用情報技術者です(経営情報システムの免除になるため)。
基本情報技術者よりも診断士試験受験者には応用情報技術者のほうが向いていると思いますが、応用情報技術者は2013/10月の試験より経営戦略系の選択問題が1問減ったため、相対的に難易度が上がっています。

★運営管理関係★
販売士(3級2・7月、2級10月、1級2月)
1級販売士を持たれている診断士の方を結構お見かけします。
運営管理の店舗管理と関連が深い資格ですね。

他にも色いろな資格がありますので、もしこれから関連資格もチャレンジしてみよう!と思われる方は調べてみていただければと思います。
それでは。まっすーでした。



katsuです。

一昨日、2次試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。

結果に関してはいろいろと不安になることはあると思いますが、とりあえずは試験を受けることに協力してくれた周りの方への感謝を伝える時間や自分に対してのごほうびの時間などに使うのがよいのかなと思います。

ただし、再現答案はだんだん作れなくなってしまいますので早めにつくっておきましょう!!

また、わが一発合格道場へ合格体験記を送ろうと考えている方は着々と準備を始めてもいいかもしれませんね(笑)

 

さて、今回の記事より2014年度合格へ向かう人のための記事を書いていきたいと思います。

 

◆スタートダッシュ!先取り学習!!◆

まだまだスタートしたばかり、1科目めがようやく終わるころでしょうか。診断士試験は7科目。「まだまだ先は長い??」かと思いきや意外と早く7科目が終了してしまいます。現在、余裕があるといって油断は大敵です。

簿記学習経験者などこれから学習がはじまる「財務・会計」に関してアドバンテージがある方がいるかと思うのですが、こういった方中心に「先取り学習」を提案してみたいと思います。

私は、2012年の8月に税理士試験(財務諸表論)の試験を終えたあとから学習を開始しまして10月に「販売士検定2級」と「情報処理技術者試験ITパスポート」を受験しました。さらに、12月にはBATICを受験しました。

販売士検定は「運営管理」、ITパスポートは「経営情報システム」の予習となり実際の講義が始まってから安心して受けることができました。

もちろん現在の講義をおろそかにしてしまうことは本末転倒になってしまいますが、「財務・会計」にアドバンテージをもつ簿記関連の資格を持っている方、また今のうちならまだ学習時間が確保できそうだという人はこういった他の関連資格の学習をしてしまうこともオススメできます。まっすー他資格との関連の記事を書いているのでこちらも参考にしてください。

 

◆先取りしておくべき教科は?◆

また、私が本当に先取り学習をしておくべきだった教科として「経済学・経済政策」がまず真っ先にあげられます。

詳しくはこの記事(泥沼学習法【経済】)で取り上げているのですが、経済学を学ぶ方法として、石川秀樹先生の経済学の書籍を購入してフリーラーニングというサイトの無料講義動画で学ぶという方法があります。

すごくわかりやすい動画なのですが、これを行うにあたって私が困ったことはかなり時間がかかることでした。

今、もし先取りしておくことが可能となるのであれば「経済学」に関してかなりアドバンテージができるのではないかと思います。「経済学」に不安を抱いている方にはオススメです。

みなさんも「石川経済学」にどっぷりと浸かってみませんか・・・(笑)

 

◆2次試験も見すえたい?◆

1次試験科目に関連する学習経験がかなり豊富で2次試験対策を早めにはじめたいという方には、私が本来だったら受ける予定だったMMCの通信講座をやはりオススメしたいです。

私は、前述の経済学で1~2月に挫折して克服に時間がかかったために受講することができなかったのですが、1月くらいからの講座を検討してみてはいかがでしょう。

MMCのメソッドに関して、まっすーが紹介していますのでコチラの記事も参考にしつつ、興味がある方はMMCさんに今年の2次試験の模範解答と資料を請求(無料)してみましょう。

ちなみに年度の試験問題の模範解答の請求は今年合格しているだろうという人も申し込んでおくとよいです。(私は口述対策を見すえていくつかの学校に申し込みました。)

これももちろん次試験の学習をおろそかにしてしまうことには気をつけなければなりません。

実際、8月からでも間にあったという人はかなりいるわけです。しかし、早めから2次試験を知っておくことで、1次試験の学習を2次試験に役立たせる効果が期待できると思います。

簿記学習経験者ならばこの時期から2次試験の事例Ⅳを意識してもよいかと思います。ちなみに私は、「財務・会計」学習の時に「中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)」という1次と2次の両方に対応した問題集を利用していました。

 

現在、中小企業診断士試験の学習を開始されている方は口述試験まで考えると試験合格までにはまだ1年以上あります。

長い目で計画を立てることが非常に重要だと思います。モチベーション管理なども含めていろいろと考えてみてください。現時点で1次試験7科目及び2次試験について特徴だけでもざっと調べておくのはよいと思います。

7科目の中には、それぞれのこれまでの経験・キャリアなどから得意・不得意がでてきます。その中で不得意科目にはいずれ対処しなければならなくなります。

診断士試験の1次試験の王道は、不得意科目を克服して7科目とも平均的な得点をとって合格することだと思います。そのため不得意科目克服のための時間の確保も計画に入れる必要があります。

アドバンテージがある科目の学習中に不得意科目の克服を行うことは、アドバンテージを生かすことになるかと思います。

簿記受験経験者以外ならば、IT業界に属しているなど経営情報システムについては得意そうだなという方はお薬ハックコチラの記事を参考にするとよいかと思います。

もちろん現段階でどれが不得意科目になるかもわからない状況かもしれませんが、こういった意識があるだけで5月に7科目がひととおり終わった時点での状況は変わってくるかもしれません。

現在、「順調だな・・・」と考えている人ほど今後の計画については一度考えてみて欲しいです。

最後に、初学者でまだ道場の4つの基本理論を読んでいない方は、ぜひとも読んでおいてくださいね!

 

それでは、また。

by katsu



こんにちは!まっすーです。
今まで診断士試験の他資格との関連について述べて来ていますが、今回のテーマはTOEICです!

TOEICって英語の試験なんだから診断士にはほとんど関係ないでしょといわれると、試験科目としてはまさにその通り
一応、法務で英文契約書の解釈問題が1問出ますので、英語は全くの無関係ではありませんが、経営法務の英文契約書は、言い回しがTOEICに出るような日常使用する英語とは異なっており、対策もしづらいため、個人的には頻出単語だけ覚えておいて、あとは感覚で解くほうがいいと思っています。

よってTOEICで得られる知識そのものが、診断士試験の勉強役に立つということはほとんどありませんが、今回述べたいのは、試験への取り組み方、そして試験時間中の対応についてです。

 

海外駐在経験があるにもかかわらず、正直なところ、私は英語があまり得意ではありません英会話についてもあまり自信がありません。
しかしながら、TOEICの点数は高得点といわれる部類にいます。
あくまで自己評価ではありますが、英語の実力<TOEICの点数といった状況であると考えています。
逆に、英語力が私よりもはるかに高いと思う方が、なぜかTOEICの点数が高くない、という状況もよく目にします。

これはなぜか?
理由は恐らく、試験に合わせた対策をしているか、そして試験時間中の対応の差だと思っています。

つまり、対策という観点では、過去問を使って、試験の傾向と自分の実力を分析して、それに合わせた勉強しているか、していないか
また、試験時間中の対応という観点では、試験中のシミュレーションを十分にして、自分の実力を100%発揮できるプロセスを作り出せているかどうか

ここで試験中のシミュレーションについて例に出したいのは、TOEICのリスニングパートです。
TOEICについては細かい説明は省略します(こちらの公式サイトに詳しく書いてあります)。

リスニングは4つのパートがあって、

Part1 写真描写問題 10問(問題用紙には写真のみ記載)
Part2 応答問題 30問(問題用紙には記載なし)
Part3 会話問題 30問(問題用紙には問題・解答文のみ記載)
Part4 説明文問題 30問(問題用紙には問題・解答文のみ記載)

の4つにわかれています。

各Partの前には、英語で試験の説明が読まれます。これは、問題用紙にも記載されていて、変わることは基本的にありません。

取り組み方は人それぞれだとは思いますが、私の場合、自分の英語力不足を最大限に補うために、下記のプロセスで試験に取り組んでいます。

1.試験の説明・Part1の説明が始まったら、Part3とPart4の英文をチェック。質問内容と解答の選択肢を見て、会話や説明文の内容を想像する
※試験のやり方は、当然事前に把握しておきます。
2.Part1の問題が始まったら、Part1の写真を見に行って解答。Part1の各問題の合間にも1.を行う
3.Part2の説明が始まったら、1.を行う
4.Part2の問題が始まったら、問題に集中(このときは①はやらない)。
5.Part3・4の説明時にも、1.を行う

これは、自分にとってPart3とPart4の難易度がかなり高いことを踏まえて、比較的簡単な前半の時間を使って、Part3・4の対策をしてしまう、といった対応方法です。
運営管理的に言うと、ネック工程(Part3・4)の内段取りを外段取り化することで、業務の平準化を図っている、というような感じになりますね。

そして、もう一つ大事なのが、わからなくなったら、迷わず先に進むそのために、迷った時の選択肢(TOIECの場合Cに決めています)を試験前に決めています。難しい問題や集中力が切れてわからなくなった場合、迷わずに切り替えて次の問題に進む心の準備を常にしています。

要は、自分の実力をよく知って、試験の取り組み方を考えていくことが大事、ということですね。

 

TOEICの説明が長くなりましたが、ここからようやく診断士試験のお話。
TOEICのリスニングパートほどではありませんが、試験開始前~試験中の取り組みについては、やれることが色々とあると思います。

まず、一次試験。

・試験が始まる前、試験監督に「机の上のものをしまってください」といわれるまで、とにかくファイナルペーパーを読み続ける。
・中小企業経営・政策だと、ギリギリまで暗記を行なっていること、見直しをする時間がたくさんあることを考えて、すぐに数字を忘れそうな中小企業経営はあまり考えずスピードを上げて解く。
・経営情報システムの最後2問の統計問題は捨てる(選択肢も決めておく。ただし平成22年第25のように一読して分かりそうな問題はきちんと考える)。
・財務・会計や運営管理の計算問題で、2分程度で計算の道筋が構築できないものは後回しにする。場合によっては捨てる。
・運営管理は(自分にとって)比較的解きやすい店舗・販売管理側から解く。
・わからない問題を飛ばすときは、マークミスを防ぐために問題用紙とマークシート両方に○印をつける。

このような試験への取り組み方を、頭で考えるよりも体で覚えておくことが重要だと思います。頭で考えて対応しようとすると、忘れてしまうことがあるため、過去問演習のときから定型化できるといいですね。

次に、二次試験。

・知識勝負というよりは体力勝負、もっと言うと眼力(私にとって80分×4の二次試験は眼精疲労との戦いです)の勝負なので、試験の合間はファイナルペーパーを見るというよりは、目を休めることに集中。
・試験開始前は頭の中で解答プロセス確認をする。事例1や2で元気でも、事例4まで行くと必ず疲れるので、体調を最優先して状況によっては寝る
・試験用紙が配られたら、解答用紙を透かし見て、設問数、解答文字数を確認。あとは目を閉じて、頭の中で文字数に応じた大体の時間配分を決めながら、解答プロセスを再確認。
・試験が始まったら自らの解答プロセスに従って解答。

具体的な二次試験の解答プロセスについては、今後のエントリで詳しく述べて行きたいと思います。

他の資格試験の受験経験がある方は、すでにこうした取り組みができているかもしれませんが、もしそうした経験が少ない方は、まだ本試験まで時間がある今から、本番を見据えた取り組み方を考えてみると、いいかもしれません。
そして、7月の一次模試を受ける頃には自分のスタイルで挑めるようになっているといいですね。

では、本試験まであと4ヶ月、頑張って行きましょう



1 はじめに

 みなさん,こんにちは,はんたです。

 前回は,法律学習の基本的な話をしました。まとめると,次のとおりです。

 ①法律学習の基本要素は,意義,制度趣旨,要件,効果 である。(特殊な論点もあるが,診断士試験では深入り無用)
 ②診断士試験では,要件と効果に関する出題が多いため,試験直前までには,テキスト(問題頻出分野)に記載されている要件と効果を正確に暗記しておく必要がある
 ③しかし,学習に際しては,制度趣旨を理解しておくことがポイントである。

 本日は,いわゆるケース問題を解くときのヒントとなるようなことをお話ししたいと思います。ただし,本日も必ずしも即効性はありません。

2 ケース問題

 診断士試験では,択一問題で出題されますが,まずは,論述式の事例問題(ケース問題)から考えてみます。

 論述式では,利害関係者が複数登場して,具体的な事実や複雑な利害関係が問題文に記載されていて,「AはBにどのような法的主張ができるか。」「AとBの法律関係について論じよ。」などと出題されます。解答としては,その事例における法的問題に関する説明を答案に書くことになります。なお,「法律関係」も,前回記事の「法的関係」と同じ意味で,「権利・義務に関する関係」と読み替えることができます。要するに,その事例に即して,登場する関係者の権利・義務の関係を説明することになります。

 実は,論述式の事例問題については,答案の構成,解答フレームがほぼ決まっています。すなわち,一般的に,問題提起,規範定立,あてはめ,結論という4段階を踏まえるフレームです。

 1問題提起とは,その事例でどのような法的問題があるのか,これからどのような論点について論じようとしているのかを明らかにするものであり,その際に,問題の所在,つまり,どうしてその論点が問題になるのかを説明できると,論点に対する深い理解をアピールすることができます。

 次に,2規範定立とは,その問題を解決するための一般的な規範(問題解決のための判断基準)を明確にすることです。この規範定立において,前回お話しした要件あるいは効果をかみ砕いて説明することになります。解釈が分かれている場合は,その解釈の正当性を論証する必要があります。 

 その次に,3あてはめとは,規範定立で明確にした基準に,その事例における具体的な事実関係を適用することです。つまり,規範定立で明確にした基準を満たすような事実が存在するのかしないのかということを,問題文の中から具体的な事実を拾ってきて説明する部分です。

 最後に,4結論ですが,問題文に対応するように結論を明記する必要があります。法律に関する結論ですから,要するに,権利・義務に関する結論を記載することになります。

 

3 具体例

 平成24年第3問の「濫用的会社分割」を例として,もしこれが論述問題として出題されていたらどのような答案を書くべきか,簡潔に考えてみます。分割前のA株式会社を旧A社,分割後のA設備会社を新A社とします。(ただし,論述問題の場合は,問題の所在として,濫用的会社分割が生じる理由が,債権者に連絡することなしに会社分割ができる場合があるという会社分割制度の法の間隙とでもいうものにあることを分析して説明する必要があるのですが,これは省略します。)
それぞれについて,1が問題提起,2が規範定立,3があてはめ,4が結論になっています。

 (債権者代位)

1 X社は,債権者代位によって,旧A社に対する売掛金を新A社から回収することができるか,問題となる。

2 債権者代位とは,債権者が自己の債権を保全するため,債務者に属する権利を行使することができる権利である。その要件は,①債権者が債務者に対して債権(これを被保全債権といいます。)を持っていること,②その債権を保全する必要があること,③債務者がある財産権を持っていることであり,効果は,債権者が債務者のその財産権を行使することが許される。

3 これを本件についてみると,①X社は旧A社に対して売掛金債権として被保全債権を持っている。②旧A社からの支払いがなくなり,閉められてしまったというのであるから,売掛金債権を保全する必要もある。③旧A社が新A社に対して有する権利は,親会社(株主)としての権利であり,株主は共益権及び自益権を持つが,売掛金債権という金銭債権を回収するためには,自益権である配当請求権の行使くらいしか考えられない。また,配当は配当可能利益の存在と株主総会決議等の手続きを経る必要があるところ,新A社に配当可能利益があるか,配当手続きを行うかどうか不明である。そうすると,③の要件を満たすかどうか分からない。

4 したがって,X社が債権者代位により新A社から売掛金を回収するのは不確実である


(詐害行為取消権)

1 X社は,詐害行為取消権によって,旧A社に対する売掛金を新A社から回収することができるか,問題となる。

2 詐害行為取消権とは,債務者が債権者を害することを知ってした法律行為について,債権者が裁判所に取消しを請求できる権利であり,要件は,①債権者が債務者に対して被保全債権を持っていること,②被保全債権の発生後に,債務者が財産権を目的とする行為をしたこと,③その行為が債権者を害すること(詐害行為),④行為の時に,債務者と受益者(あるいは転得者)が,債権者を害することを知っていたこと,⑤債権者が裁判所に請求すること,であり,効果は,債権者は詐害行為を取り消して,引き渡された財産の現物返還や価格賠償を受けることができる。

3 これを本件についてみると,①X社は旧A社に対して売掛債権として被保全債権をもっている。②その売掛債権の発生後に,旧A社は会社分割という財産権を目的とする行為をした。③その会社分割によって,X社は売掛債権の支払を受けられなくなったのであり,債権者であるX社を害している。④債務者である旧A社と転得者である新A社は濫用的会社分割として,実質的に債務を免れることを図ったのであり,債権者であるX社を害することを知っていた。⑤X社は弁護士に依頼して裁判所に請求することができる。

4 したがって,X社は,詐害行為取消権の要件を満たすことができるから,裁判所の判決が出れば,新A社に対して,旧A社から引き渡された財産の返還や価格賠償を求めることが可能であり,それによって,売掛金債権の回収を図ることができる。

 

(併存的債務引受)←注:併存的債務引受は,細かいので無視しても構いません。

1 X社は,併存的債務引受によって,旧A社に対する売掛金を新A社から回収することができるか,問題となる。

2 併存的債務引受とは,第三者が債務者の債務を引き受けて,同一内容の債務を負担するが,債務者は依然として債務を免れないものをいう。その要件は,①債権者が債務者に対してある債権を持っていること,②債務者と第三者との間,あるいは,債権者と第三者との間で,第三者が債務を引き受ける旨の合意をすることであり,効果は,第三者も債務者と同一の債務を負うことになる。

3 これを本件についてみると,①X社は旧A社に対して売掛金債権を持っている。②しかし,旧A社と新A社は債務を免れようとして濫用的会社分割を行ったのであるから,新A社が旧A社の債務を引き受ける旨の合意をするはずがない

4 したがって,併存的債務引受の要件を満たさないから,X社が併存的債務引受によって売掛金の回収を図ることができない

(連帯保証)

1 X社は,連帯保証によって,旧A社に対する売掛金債権を新A社から回収することができるか,問題となる。

2 連帯保証とは,主債務者が債務を履行しない場合に保証人がその履行を代わって行うという保証のうち,保証人が主債務者と連帯して保証債務を負担することをいう。要件は,①債権者が主債務者に対してある債権を有すること,②債権者と保証人との間で,書面で保証契約を締結すること,③その保証を「連帯保証」とすることの契約か,あるいは,主債務が債務者の商行為によって生じたか,保証が保証人の商行為であることであり,効果は,主債務者が債務を履行しないときには,債権者は連帯保証人に債務の履行を求めることが可能であり,連帯保証人は検索・催告の抗弁,分別の利益を持たない。

3 これを本件についてみると,①X社は旧A社に対し売掛金債権を持っている。②しかし,X社と新A社との間で書面による保証契約の締結をした事実はない

4 したがって,③を検討するまでもなく,連帯保証の要件を満たさないことは明らかだから,X社は連帯保証によって売掛金債権を回収することはできない

長々と回りくどい文章につきあわせてしまい,もうしわけありません

 本来は,もっと細かい論点についても論証しなければいけないことがあるのですが,正解肢を選ぶために必要な限度で,1問題提起,2規範定立,3あてはめ,4結論というフレームに即して文章にしてみました。
 もちろん,本試験で解答する際には,ここまで文章化して考えていたわけではありません。上記の太字の部分のみから,直感的に判断しています。
 なお,実際に,濫用的会社分割に対し詐害行為取消権を行使した事案が裁判となっていて,平成24年10月12日に最高裁判所の判断が示されました。

4 ケース問題のヒント

 長い前置きが終わって,ようやく本論に入ります。ここまで回りくどい話をしたのは,ケース問題の解答フレームを理解して欲しかったからです。つまり,1問題提起,2規範定立,3あてはめ,4結論というフレームです。
 
そこで,次に,ケース問題で間違えてしまう原因を考えてみます。受験時代に私なりに考えた結論は,以下の3段階に分けられるのではないかということです。

間違える原因1 問題提起の段階で,何が問題となるのかが分からない。

間違える原因2
 規範定立の段階で,要件・効果を間違える。

間違える原因3
 あてはめの段階で,問題文から具体的な事実を拾ってくることができない。
  そこで,それぞれの原因について考えた対策は,

対策1 結論が分かれるポイントをつかむ。

    問題とするべき論点は,それによって結論が左右されるからこそ,論じる価値があるのであって,結論に影響がなければ問題点として取り上げる必要がそもそもありません。結論に影響があるかどうかは,法的効果の問題です。まずは,その問題の結論に影響のある効果を持つ論点を問題として取り上げることになります。上の濫用的会社分割の例では,効果の面からは,いずれもX社の売掛金債権の回収に役立つものが選択肢に挙げられていました。ただし,例えば,「消滅時効」が選択肢に挙げられていたとすれば,売掛金の回収に役立つ効果はありませんから,この段階で誤りと判断することができます。

対策2 要件・効果を正確に覚える。

    やっぱり,要件・効果を,最後には暗記しなければならないのはやむを得ません。ただし,丸暗記は厳禁。趣旨から理解することが重要であることは前回の記事のとおりですし,他のメンバーも強調しているとおりです。


対策3 問題文を丁寧に読む。要件に使える事実を丁寧に拾う。 

    これも要件の理解,記憶が前提になってしまうのですが,要件に使える事実が問題文のどこかに埋め込まれているはずだと予想しながら問題文を読むことで,読み飛ばし,読み落としが減るのではないかと思います。また,あてはめの事実を拾ってくるには独特のコツがあるので,問題演習を積んである程度慣れる必要があります。

4 最後に

 本日の記事は,みなさんがケース問題を解いて間違えたときに,どの段階で間違えたのかを分析して,正解する力をつけるための対策を立てるためのヒントとなることを願い,1問題提起,2規範定立,3あてはめ,4結論というフレームがあることを紹介しました。

  法務のケース問題の解答フレームは,1問題提起,2規範定立,3あてはめ,4結論 ですが,これを,

1経営上の問題点あるいは課題
2経営学のセオリーに基づく対策・手法
3事例企業への落とし込み
4期待効果

 と変えてみると,2次の筆記試験のヒントにもなると思います。

  ふうじんの記事やまっきーの記事で,「論理的思考力」について書かれていますが,私なりに,法務のケース問題と2次試験の関連性について考えてみました。

by はんた



こんにちは!まっすーです。
今回の投稿は、経営法務との関係の深いビジネス実務法務検定(ビジ法)についてのお話です。

法律系の資格試験と言えば、最難関の国家試験である司法試験から、イラサムが保有している司法書士や、はんたや私が保有している行政書士、ビジ法以外の検定試験として、法学検定などというものもあります。

これらの中で、診断士試験と最も関わりが深いのはビジ法になります。
その理由は、ビジ法以外の上記の法律系資格試験では、憲法や民法といった法律の学習が主要となりますが、診断士試験の経営法務では、中小企業への経営コンサルティングを行うという観点から、中心となるのは会社法や知的財産権法であり、それ以外の分野の出題も企業経営に関連する法律の出題が多いためです。

まずは、ビジ法について簡単に説明します。
ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所の主催する検定試験です。
1~3級までの級分けがあり、2級と3級は、夏と冬の年2回実施、マークシートによる選択形式で100点満点中70点以上で合格。
1級は冬のみの実施で共通問題2問、選択問題4問中2問について法律実務に関する事例問題について論述し、合計200点満点中140点以上で合格です。

合格率は3級が70%程度、2級が40%程度であり、比較的合格しやすい検定試験と言えます。

ちなみに1級は10%程度の合格率で、一気に難易度が上昇します。2級と1級の関係は、日商簿記検定に似ているといえるかもしれません(受検者数は日商簿記1級の方が格段に多いですが)。

私は、ビジ法2級に合格するくらい勉強していれば、診断士試験の経営法務はとても楽になると思います。
私がビジ法を持っていて、診断士試験に役立った点は下記のとおりです。

1.会社法、知的財産権法の勉強時間を大幅に短縮できた
2.診断士試験の経営法務ではあまり学習しない範囲で点数を拾えた

以下、内容を説明します。

1.会社法、知的財産権法の勉強時間を大幅に削減できた
ビジ法と診断士試験の経営法務では、会社法と知的財産権法の試験範囲が重複します。
そのため、ビジ法の勉強をしていれば、経営法務の中心である会社法と知的財産権法を勉強する必要はないくらいです。
もちろん、受検した時から時間が経過していれば、忘れてしまっていたり、法律が改正されたりして、細かな暗記を再度行う必要がありましたが、一旦覚えたこと、特に理解をしたものについては再度覚え直すのは非常に楽であり、時間も一から覚えるのに比べてはるかに短縮可能です。

2.診断士試験の経営法務ではあまり学習しない範囲で点数を拾えた
ビジ法では、ビジネスを行なっている際に直面する問題を解決するための法律を勉強します。
ですので、例えば担保権の設定や、債権回収方法について詳しく勉強します。
平成24年度の診断士試験では、第16問で集合債権譲渡担保に関する問題や、第19問(設問2)で取引基本契約に関する問題が出ていましたが、ビジ法での対策を行なっていれば、こうした問題にも対応しやすかったと思います。
また、ビジ法では労働法社会保険法についても、あくまで簡単にですが勉強するので、企業経営理論の労働法に関する部分でも、知識が使える部分があると思います。

平成25年度のビジ法の夏の試験は6月30日で、診断士試験の約1ヶ月前です。学習範囲が被るものがあるとはいえ、敢えて両方を取りに行くのはオススメしませんが、暗記三兄弟の一角を一気に片付けるべく、6月にあくまでも診断士試験の経営法務としての勉強を集中的に行なって、ビジ法2級で腕試しをしてみるというのもありかもしれません。

一次試験まであと4ヶ月半。暗記系科目でスパートをかけるにはまだ早い時期ではありますが、暗記をするために理解力を上げておくことは必要ですので、特に経営法務、経営情報システムについては内容理解を進めていきましょう



1 はじめに

みなさん,こんにちは。はんたです。

 前回の記事では,アウェイの情報について,主に語呂合わせを書きました。情報がアウェイなのに対して, 私は法務関連の業界,業種なので,法務はホームになります

 そこで,本日は,法律学習の基本的なことをお話ししたいと思います。語呂合わせのような即効性はありませんが,しかし,漢方薬みたいに後でじわじわと効いてくるはずです。また,他の法律系資格試験の学習にも役立つはずだと自負しています。

 

2 どうして条文の他に法律書があるのか?

  資格試験の問題集などの近くに置かれていることが多いと思いますが,みなさんは,書店の法律のコーナーに置かれている法律書を見たことがありますか。「○○法講義」「○○法解説」などのタイトルがつけられた大学教授が書いた書籍のことです。六法全書という法律の条文を集めた厚い書籍もあって,六法全書を見れば条文が書いてあるのに,どうして法律書が出版されているのでしょうか。

もちろん,法律を学習する際の基本は条文です。しかし,法律を深く理解するためには,条文を見ただけでは足りないからです。

 

3 法律書にはどんなことが書かれているのか?

  それでは,法律書にはどんなことが書かれているのでしょうか。極論すれば,次の5点しかありません。

 
意義 2制度趣旨 3要件 4効果 5特殊な論点   です。

法律書では,この5点の理解のために,具体例を挙げたり,過去からの法律改正を説明したり,外国法との比較をしたりなどの説明が詳しくされています。(特殊な論点とは,ある法制度,法律概念が,一見すると,他の法制度,法律概念と矛盾・抵触するかのように見える場合に,その調整を図る観点から,解釈上問題となることが多いものです。しかし,解釈に争いがある論点については,診断士試験では出題されないはずなので,ひとまずこんなものもあるのかと思うだけで十分です。それなので,特殊な論点については,以下の説明から省略します。)

 

4 意義・趣旨・要件・効果

 意義とは,ある法制度や法律概念の意味,定義のことです。
例えば,「売買」とは,当事者の一方(売主)がある財産権を相手方(買主)に移転することを約し,相手方(買主)がこれに対してその代金を支払うことを約することによって効力が生じる契約のことである,という説明のことです。

 

制度趣旨とは,立法趣旨,あるいは単に,趣旨とも言いますが,ある法制度がどうしてつくられたのか,その制度は,誰のどのような利益を法的に保護しようとしているか(これを「保護法益」と呼びます),関係者の 利害をどのように調整しているのか,というその法制度をつくった目的,ねらいのことです。

例えば,このイラサムの記事で言えば,イラサムが,会社の機関設計における理屈と言っていることが該当します
  wackyの記事で言えば,誰を救済すべきかということです。

 

要件とは,「必要条件」の略だと思えば良いでしょう。何のための必要条件かというと,効果,つまり,「法的効果」が生ずるための必要条件です。
なお,「法的○○」とあったら,「権利・義務に関係する」,つまり,「権利・義務が発生したり,消滅したり,内容が変化したりする」と読み替えれば,まず間違いありません。
したがって,「法的効果」とは,権利義務が発生したり,消滅したり,内容が変化したりする効果,と読み替えれば良いでしょう。
そして,法律の条文は,基本的に,「○○という条件を満たしたときは,○○という効果が生じる」というよう に,この要件と効果を定めています。
要件と効果をドラゴンボールという漫画で例えると,「ドラゴンボールを7つ集める」ことが要件で,「シェンロンが現れて願い事を聞いてくれる」というのが効果になります。

 

もちろん,効果の中には,良いこと(例えば,権利を得る)ことだけではなくて,悪いこと(例えば,義務を負う)もあります。
さきほどの「売買」の例でいうと,要件は,売主が買主にある財産権を移転させようとする意思と買主が売主にその代金を支払うとする意思が合致することであり,効果は,買主は売主に対してその財産権を自分に移転するように要求する権利が発生し,逆に,売主は,買主に対して代金を支払うように要求する権利が発生します。
 こ
れは,権利が発生するという側面からの説明ですが,義務の発生の側面から言えば,売主は,買主に対してその財産権を移転させる義務が発生し,買主は,売主に対して代金を支払わなければならない義務が発生する,ということになります。

法律の条文には,要件と効果は必ず書かれています(例外として,解釈によって付け加えれられる「書かれざる 要件」というものがありますが,診断士試験では深入りする必要はありません。),意義も書かれていることが多いです。しかし,制度趣旨については書かれていないことの方が多く,特に,古い,しかし基本的な法律ほど書かれていないと思って間違いありません。
しかし,法律を深く理解するためには,制度趣旨を理解する必要があります。なぜなら,目的があるからこそ,その法律,法制度が作られたのであり,その目的を達成するために,要件と効果も定められているはずだからです

ですから,同じ文言でも,法律によって意味が異なるということがあり得ます。制度趣旨が異なっていれば,目的が異なることになりますが,法律はその目的を達成する方向で条文を定めているはずですから,法律の目指す目的が異なれば条文の文言の意味も異なるということが生じてくるのです。

 中小企業の定義が法律によって異なるのも,法律の目的が異なっているからです。会社法では,会社が大きくなると利害関係者が増えてきて,その利害の調整が複雑になってくるという観点から,中小企業の範囲を決めているのに対し,法人税法では,中小企業は,大企業に比べて資源が乏しいので,税率を軽減したり納税手続きを簡略化して保護すべきであるという観点から中小企業の範囲を決めています。

 

 

5 テキストを読むとき・講義を聴くときの注意点

 受験用テキストには,試験で出題されるポイントが要領よくまとめて記載されています 
 
診断士試験で出題されるのは,圧倒的に要件と効果に分類されるものが多いので,必然的に,テキストに書かれていることも,要件と効果に関するものが多くを占めることになります。趣旨については,おそらく,講義で補充することが予定されているのだろうと思います。
 そこで,法務に関しては,
趣旨をうまく説明してくれる講師が優れた講師ということになります。
 受験機関を利用されている方は,講師の説明の中でも,趣旨に関
する説明を最も集中して聞くべきです。仮に要件・効果についての説明を聞き逃したとしても,後でテキストを見ることでカバー可能です。
 独学の方はテキストを読むときに,必ずしも趣旨については十分な説明がされて
いないことを念頭に置きながら,自分で趣旨を考えながら読むことが,法務の攻略につながります。この点は,受験機関を利用している方も同じですね。


 なお,念のため述べますが,診断士試験に合格するためには,受験機関のテキストで十分であり,法律書を読む
必要はありません


 本日の話は,知ったからといって,法務の問題がすらすら解けるようになるというような即効性は全然ありません。

 試験の直前には,どうしても,細かい要件・効果を暗記する必要があります。
 
しかし,今後の法律学の学習における基本となるような話をしたつもりです。特に初学者のみなさんにとっては,これから法務の学習をするに当たり,知っていると,理解を深めるのにお役に立つのではないかと期待しています。

  
みなさん,法務をホームにしましょう

by はんた



こんにちは!まっすーです。
中小企業診断士協会のホームページで、平成25年度中小企業診断士試験日程(予定)が公表されましたね。
一次試験は8月3日(土)・4日(日)の2日間ということで、あと5ヶ月後に迫って来ました。

受験生の皆様は、現在の自分の立ち位置の把握、および目標に向けたスケジュールの作成はできていますか?
長い冬もそろそろ終わりが見え、暖かくなって勉強も捗る季節に入りますので、気合を入れて行きましょう

 

さて、前回に引続き、他の資格試験と診断士試験の関係性について語りたいと思います。
今回のテーマは、簿記検定です。一口に簿記検定といっても、いくつか種類があるのをご存知ですか?

代表的なものでは、下記の3種類になると思います。
①日本商工会議所 簿記検定(日商簿記)
②全国経理教育協会 簿記能力検定(全経簿記)
③全国商業高等学校協会 簿記実務検定(全商簿記)

簡単に言ってしまうと、①は一般向け、②は専門学校生向け、③は商業高校生向けの検定試験と考えてください。

それぞれに級分けがあり、出題範囲や大まかな難易度では、①日商簿記2級≒②全経簿記1級≒③全商簿記1級になると言われたりもしますが、そもそも主催団体や目的が異なることや、問題のクセや過去問対策のやり易さが異なることにより、一概には難易度を比較することはできないようです。
②や③は学校での勉強の成果を見るために受けるケースが多いのに対し、①は学生に加え、自己啓発で受ける社会人も多いと考えられるので、難易度の印象が受検者によって違うことが考えられます。

上記の中でも、最も受検者数の多い①日商簿記検定について簡単に説明しますと、 日商簿記検定は、級別に出題範囲が異なり、3・4級が商業簿記のみ、2級が商業簿記と工業簿記、1級が商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算と科目が変わります。
2~4級は2・6・11月の年3回受検でき、1級は6・11月の年2回となります。1級は、合格した場合、税理士の受験資格が得られることから、税理士試験の登竜門と呼ばれたりもします。

 

肝心の診断士試験の受験勉強についてですが、簿記検定、特に工業簿記を含む日商簿記2級レベル以上を持っていると、かなり有利になると言えます。
財務・会計系の知識を持っているということは、一次試験の財務・会計と二次試験の事例Ⅳの学習に、スムーズに入ることができるからです。
一次試験の7科目中1科目と、二次試験の4科目中1科目ということは、一次試験の14.3%、二次試験の25%ということで、単純に足して2で割ると試験全体の19.6%となり、実に診断士試験の1/5を形成することになります。

もちろん、財務・会計だけで合格することはないけれど、財務・会計が大の苦手となると、他で挽回しなければならないため、厳しくなると思います。

なお、注意が必要なのは、診断士試験ではファイナンス分野が出題され、こちらは簿記検定の範囲ではありませんので、簿記検定の知識だけで対応できる範囲は狭まります。加えて、これは簿記検定の特徴でもあるのですが、日商簿記2級と1級のレベルに大分差があって、1級の知識ほどまでは必要ないけど、2級では範囲になっておらず、しかしながら診断士試験では非常に重要な分野がいくつかあります。

例えば、一次、二次ともに勉強することになるキャッシュフロー計算書の作成や、差額収益分析による設備投資の意思決定などは日商簿記2級の範囲ではありません。診断士試験の財務会計・管理会計は、日商簿記2級レベルだと足りず、かといって日商簿記1級レベルをフルにやる必要はない、といったレベル感です。この辺りをきちんと把握しておく必要があります。

 

さて、ここからは私の体験による話になりますが、私が日商簿記1級を持っていたことにより、診断士試験で感じたメリットは下記の3点です。

1.診断士試験対策の軸ができた
2.問題難易度選定の基準ができた
3.試験場での対応力が身についた

それぞれの項目について説明します。

1.診断士試験対策の軸ができた
私が診断士試験にストレート合格できたのは、この日商簿記1級を持っていたことが一番大きいと感じています。自分が強い、と思える科目がある場合、その科目を軸とした学習戦略が立てられます。

必ずしも良いことではないかもしれませんが、私の場合は、一次試験合格まで二次試験の問題をほとんど見たことがなかったため、必然的に二次試験対策は事例IVを中核に据える他ありませんでした。

二次試験合格の確率を上げるためには、事例I~IIIまできっちりと合格点を取る実力を備えた上で、事例Ⅳを落とさないという戦略のほうが、総合的に見れば上だと思いますが、自分よりはるかに経験値の高い多年度受験生や事前に二次試験対策を行なっているストレート生に太刀打ちするためには事例I~IIIを何とか平均レベルに持って行き、得意な事例IVで平均を上回るレベルにして、トータルで頭一つ飛び出す、という戦略を採れたことで、精神的に少し楽になりました。

 

2.問題難易度選定の基準ができた
これは得意科目全般に関して言えることかもしれませんが、私の中で特に財務・会計に関しては、自分がわからない問題は、他の受験生もわからないはずだから無理せず飛ばしていい、という基準がありました。
一次試験は計算問題を多く含む問題25問を60分という時間で解答しなければならず、1問あたり2.4分しか時間をかけられないのですが、中にはそれ以上に時間をかけなければ解答できない問題も出題されます。
25問出題の科目(経済学・経営法務・経営情報システムも同じです)は、どんなに難しかろうと簡単だろうと1問4点の配点は変わりませんので、難しい問題に引っかからず簡単な問題から答えていくのが定石です。こうした問題難易度判断の基準を持てるというのは、助かりました。


3.試験場での対応力が身についた

平成24年度の二次試験では、事例IVの難易度が高いということで話題となりました。正確には、難易度が高かったと言うよりは、出題傾向が大きく変わりすぎたことによる戸惑いへの対応、気持ちの切り替えが難しかった、という事になると思います。
解答用紙が配られて、多くの受験者は解答用紙を裏面から透かして見ていると思うのですが(問題・解答用紙に触れてはいけないという注意書きはありますが、反対解釈すれば透かし見るのはOKです)、出題傾向の変化を察知して、試験会場の空気が変わったのを感じました。
その空気の中で、解答用紙の裏面を見て私がやっていたのは、「予想損益計算書を書かせる問題になっているから、その解答だけは絶対に間違えちゃダメだから、集中して解こう」という自分の中での解答プロセスの確認でした。
簿記の試験でも多いのですが、最初の問題を間違えるとそれ以降全部間違いになるというパターンがあるため、そうした問題への対応の重み付けや戦略がその場で瞬間的に判断できる対応力があったのは、非常に助かりました。

 

平成25年度の試験の傾向がどうなるかはわかりませんが、財務・会計が重要というのは変わらないと思います。まずは一次試験に向けての残り5ヶ月、どんな出題傾向の変化があろうとも、「自分が大変ならば他の受験生はもっと大変、それなら自分なりに解答すればOK」という状況に持ち込めるよう、しっかりと「橋げた」を作って行きましょう



こんにちは!このたび4代目執筆陣に加わりましたまっすーと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介
および合格体験記を書いていますので、よろしければご参照ください。

私は一昨日まで、中小企業診断士の実務補習を受けていました。受験勉強とは違った意味でのハードさがありましたがやりがいも比べものになりません。診断士の二次試験では、解答を提出してから結果が出るのに1ヶ月半位かかりますが、自分が出した解答に対する反応が、ダイレクトに相手企業の社長さんから返ってくるのはとても新鮮です。

ちなみに、実務補習は1グループ5~6人でチームを作り、1人または2人の先輩診断士の方について頂くのですが、色々な得意分野を持っている人が集まっていて、それぞれの持ち味を発揮しながら診断報告書を作成していきます。仲間のいいところを吸収しながら、自分が成長していくことを感じられる、中小企業診断士の魅力を存分に味わえるものだと思います。
受験生の皆さんも、来年の今頃、実務補習を受けている自分を想像しながら、頑張っていきましょう

さて、ここからが本題。2月も中盤に入り、一次試験まで半年を切ったこの時期、4代目執筆陣からもこの時期に何をすべきか?ということが語られていますね。一次試験科目は7科目あるので、もう1科目に1ヶ月を使えない状況ということになり、あれもこれもやらなければならない状況の中、効率的な勉強が求められてきます。

計画通りに勉強が進んでいる方も、出遅れたけどこれからペースを上げていこうという方も、まず自分の置かれた状況を確認して、これから何をやっていくべきかについて考えて、きちんと方向性を決めてから、その方向に突き進んでいきましょう

ちなみに、まだ自分の方向性が決まらないという方は、昨日のこぐまの記事にありました通り、道場にて初学者の方向けセミナーを開催しますので、是非ご参加ください。

私が昨年の今頃何をやっていたかについて語らせていただくと・・・実はまだ診断士試験「として」の勉強はしておらず、応用情報技術者という資格の受験勉強をしていました。診断士試験については、これを取れば科目免除が受けられる、ということは知っていたので、応用情報技術者に合格できたら診断士を受けてみようかなと思っていました。

今振り返ってみると、他資格の勉強をやっていたとはいえ、結果的に診断士の勉強もやっていたことになると思うんですね。
この応用情報技術者試験を受験して合格したことは、その後に決意した中小企業診断士受験、ストレート合格への弾みになった、と今でも思っています。
その理由は下記の3つです。

1.経営情報システムに絶対的自信が持てた
2.(限定的だけど)企業経営理論や運営管理の学習ができた
3.プチ事例問題による二次試験シミュレーションが可能だった

前もって言っておきますと、結果的に、応用情報技術者→中小企業診断士と進んだ者の考えであり、診断士試験を有利にするために、応用情報技術者を受験するべき、という考えは全くありません。方向性を定めたのであれば、寄り道せずその資格に向けて一気に突っ走るのがベストだからです。

まず、応用情報技術者試験について軽く触れておきます。この試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が行う国家試験で、かつては第一種情報処理技術者試験と言われており、平成13年にソフトウェア開発技術者試験と改称・試験範囲変更、平成21年に応用情報技術者試験と改称・試験範囲変更がありました。移り変わりの激しい情報技術の資格だけあって、国家資格にしては変革のスピードが速いです。

平成21年の変更時には、従来のソフトウェア開発者だけでなく、ユーザー側にも対応した試験となり、出題範囲はテクノロジ系がほとんどだったものが、ストラテジ系やマネジメント系の問題が加わりました。簡単に言うと、診断士試験側に近づいたということになると思います。

試験は春と秋の年2回行われ、1回が午前と午後の試験に分かれており、午前は四肢択一式80問、午後は記述式で2問中1問選択+10問中5問選択の計6問に答えるというものです。

以下、先ほど述べた3つの理由につき解説していきます。

1.経営情報システムに絶対的自信が持てた

これは間違いないです。免除を受けるか受けないか、というのはこの記事この記事など、色々と意見が分かれるところですが、この資格に合格するくらい勉強しておけば、経営情報システムは怖くありません。私の場合、応用情報技術者合格後に診断士試験の経営情報システム5年分(H19~H23)の過去問をやった際に、7科目中唯一、初見で5年とも60点超となりました。

ちなみに、資格免除を選択する際の難点は、春の試験(4月下旬)にこの資格に合格したとしても、合格証書受領(6月下旬)のタイミングで、同年の診断士一次試験での科目免除ができないことです・・・(診断士試験の受験申し込みが6月上旬までのため。私の場合、中小企業診断士の受験申し込みをする際に初めてそのことを知り愕然としました)。

2.(限定的だけど)企業経営理論や運営管理の学習ができた

試験範囲がマネジメント系やストラテジ系とあることで、例えば運営管理で勉強するQC7つ道具や経済的発注量、企業経営理論のSWOT分析、PPM等を、あくまでもかる~くではありますが、勉強する必要があるため、企業経営理論や運営管理の勉強する際に、少しは知っている知識があるということで自信につながります。

3.プチ事例問題による二次試験シミュレーションが可能だった

午後の部の試験なのですが、第1問(100点満点中の20点)で、例えば平成22年春には外食チェーンの設備拡張工事の財務分析を行う問題や、平成22年秋には旅行会社の販売戦略を問われる問題等、診断士二次試験のような事例問題が出題されます。解答方法は選択式や20~50字程度の記述式であり、当然二次試験ほど難しくはありませんが、プチ事例問題の演習をやっているような感覚です。(もちろん、それ以外の問題は技術者っぽい問題が並びます)。過去問題はIPAのホームページに公開されていますので、興味のある方はご覧ください(模範解答もありますのでご安心を)。

というわけで、応用情報技術者試験は私にとっては診断士試験に通じる試験となっていました。寄り道をしてとる必要のある試験ではありませんが、今目指している、またはすでに持っているという方は、その強みを活かしてその勢いのまま、診断士試験合格に突っ走ってください

by まっすー



こんにちは。ZonEです。

新執筆陣のパワー(素晴らしい文章)に圧倒されっぱなしcoldsweats02ですが、旧執筆陣として、私も頑張ってpencil書かせていただきます。

先日、ハカセが「知識量 x INPUT効率 x OUTPUT効率」について書き、それを受けてアックルが「OUTPUT学習」について語ってくれましたが、その中で「いきなり問題集から始める」という記述がありました。私も、これには共感するところがあるので、もう少し掘り下げて書いてみたいと思います。

 
なぜ「いきなり問題集」?

普通の勉強法だと、

  1. 講義やテキスト/参考書で知識をINPUTする
  2. 重要な用語などを記憶する
  3. 問題集を使ってOUTPUTする

というステップを通じて「知識を定着させる/得点できるようになる」のが一般的かと思います。

「いきなり問題集から始める」と聞くと、「pout知識をINPUTしてないのに、いきなり問題集なんて解けないよ!!annoy」と思われる方も多いかと思います。

そりゃそうですよね。

もちろん、問題集の使い方が、上記3とは異なるのです。

 
「いきなり問題集から始める」学習法では、

  1. 問題集を使って、INPUT効率を高める”アンテナ”を張る
  2. 講義やテキスト/参考書で知識をINPUTする
  3. 重要な用語などを記憶する
  4. 問題集を使ってOUTPUTする

といった流れになります。2~4は普通の勉強法と一緒ですね。

1では、問題集を解こうとするのではなく、斜め読みするだけです。解答や解説を読む必要はありません。

どのようなテーマが、どのような問われ方をするのか?

をザックリと把握できれば、それで十分です。これにより、講義を聴いたりテキスト/参考書を読む際の「集中すべきポイント」に関する無意識下のアンテナが形成され、INPUT効率が格段に上がります。

 
脳はほとんどのデータをスルーする

「アンテナを張るだけで、INPUT効率が上がる」…とか聞くと、ちょっと眉唾に感じるかもしれませんので、少しだけ補足しておきましょう。

らいじんの記事にも「人は、見たいものしか見ない、聞きたいものしか聞かない生き物」とありますが、本当にその通りだと思います。

「情報=データ+意味」と定義するのであれば、人間は目や耳からINPUTしたデータのほんの一部しか情報として認識していないわけです。

ウソだと思うのであれば、ぜひ下記の実験をしてみてください。

 
[実験]
あなたがいつも通っている道を歩く際に、何か1つの色を決めて、その色を注目しながら歩いてみてください。
いつも目にしている風景なのに、たくさんの情報を見落としていることに気付くと思います。

 
早速、今日の帰り道にでも実際に試してみてください。「こんなところにこんな看板が…」など新たな発見があるハズです。

ちなみに、これは「カラーバス」という情報収集技法でもあります。興味のある方は、ググってみてくださいな。

 
特に有効なのは「独学での資格試験勉強」

さて、話を戻しますが、「いきなり問題集から始める」学習法は、特に「独学での資格試験勉強」に有効です。

アックル同様、私も診断士に合格してから、この1年間で「宅地建物取引主任者」「貸金業務取扱主任者」「1級カラーコーディネータ(商品色彩)」「PMP」などの資格を取得しました。このうち受験機関に通った宅建以外は、「いきなり問題集から始める」学習法で短期間かつ独学で合格することができましたので、その効果は実証済みです。

受験機関に通っていると、頻出分野/テーマを重点的に学習できるのでよいのですが、独学だと重点的に学習すべき分野/テーマが分からないので、ついついテキスト/参考書を最初から最後まで同じトーンでメリハリをつけずに読んでしまいがちです。

最初に問題集を斜め読みするだけで、同じテキスト/参考書を読んでも、得られる情報が大きく異なるので、独学受験生の方は ぜひ一度お試しいただければ幸いです。

もちろん受験機関に通っている方も、そのテーマがどのような聞かれ方をするのか…を事前に把握しておくことで、INPUT効率はそれなりに上がると思います。

 
使用上の注意

ただし、この学習法にもデメリットがあります。効率化を求めるあまり、資格試験に合格すること自体が目的化してしまう(しがちな)点です。

もちろん、資格を取得すること自体が目的という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、大半の方は、「○○のために□□に関する知識を身につける」という目的に対して、目安+手段として「××という資格を取得する」という選択肢を選んでいるのではないでしょうか?

試験での出題頻度が低くとも、重要な分野/テーマは色々あるハズなのに、それらを疎かにしてしまう可能性があるのはちょっと問題だと思います。

重要な分野/テーマだからこそ出題頻度が高い…ことを祈るばかりです。

 
まとめ

といった感じで、本日は「いきなり問題集から始める」学習法をご紹介しました。

この学習法は、「ゴールから逆算する」という要素や

あるべき姿:問題を解けるようになる
現状   :勉強前の自分

「あるべき姿」と「現状」のギャップを埋めるという要素も含んでいます。

また、上位概念としては、本を読む際に、目次を眺めて「この本からどんなことを吸収するか?」を考えてから読み始める…といった速読法の1要素にも通じるものがあります。

JCも書いていましたが、色々と考え、工夫しながら勉強するのは、楽しいものです。

ぜひ、皆さんも楽しみながら、勉強を頑張ってください。

それでは、今日はここまで。

 
by ZonE



こんばんは!アックルです。

先日はハカセが「知識量×INPUT効率×OUTPUT効率」の素晴らしい説明をしましたcrying

実は私は他のメンバーとは違って予習は一切やったことがないですbleah

とはいえ、能動的に学んでいたという点ではメンバーと同じなので、そういう意味では「知識量×INPUT効率×OUTPUT効率」により合格を勝ち取ったといえるでしょう。

私の場合は特にOUTPUTを重視していました。

OUTPUT学習はハカセが言うように過去問や答練を「骨までしゃぶるよう(①何度も反復する、②徹底的に見直す。③考え、検討し尽くす)」解くことで知識を体得できますが、

私の経験では、さらにたくさんの効用があるといえます。

具体的には①本試験問題に慣れる、②感が冴える、③集中力・思考力が身に付く、④楽しく勉強できる、そして⑤短期間で実力アップが可能、などです。

特に本試験と同じように制限時間を設けて行うことで、大きな効果が出ると思います

①は何度も何度も過去問を、しかも時間を計って緊張感を持って解くことで、より実践的な訓練をつむことができ、時間配分なども覚えることができ試験そのものに慣れてくるということです。また何度も同じ過去問や答練を解くわけですが、回数を重ねるにつれ制限時間をドンドン短くしていくこともお勧めです。

①の副次的な効用としては②勘が冴えるということもあります(断定はできませんが・・・)。これって重要です。特に1次試験のようなマーク式試験では、消去法で選択肢を絞っていき最後は感に頼ることが多いですが、そのときの勘が運命を左右します。私は平成21年度の難関だった中小や情報の試験では、勘がかなり冴えて2科目とも高得点を取ることができました。

③については、制限時間があると集中して解くことができ、また短時間で頭をフル回転せざるをえない状況に追い込まれるため思考力が身に付きます。

④は楽しいかどうかは微妙かもしれませんが、テキストをひたすら読むよりは楽しいと思いますspa

私は通勤電車の中で座ってテキストを読めば10分もしないうちに寝てしまいますがsleepy、問題集を「目的地に到着するまで10問必ず解く」など縛りを入れることでテキストを読むよりは眠くなりませんでした。

⑤については、①~④の結果として短期間での実力アップが図れると思います。

私は診断士の1次受験生の頃は、各科目の基本講義を終えたら即、過去問5年分を本試験と同じ時間で解きました。そして何度も何度も過去問を繰り返し解きました。

2次受験生の頃も、毎日過去問や演習を必ず80分以内で何度も何度も解いていました。

その結果、1次は11月から学習を開始し、そして2次試験はわずか2カ月の勉強時間だったにも関わらずストレートで合格できました。

ハカセも時間を計っていたかどうかはわかりませんが、スピード問題集を解き始めてから急激に実力が上がったと言ってました。

ちなみに私は診断士試験以外の資格についてもOUTPUT中心にすることで短期間で劇的に実力を上げて合格することができました。

例えば、私は日商簿記1級を独学で取得しましたしhappy02TOEICを昨年9月の640点から4カ月で815点happy01まで上げることができましたし、

また昨年、証券アナリスト1次試験では難関科目であり、初学だった「証券分析」を勉強時間わずか1ヶ月ちょいで合格winkすることができました。

簿記1級については結果的には合格までに3度も受けましたが、初めて受けた時はわずか4カ月の勉強でしたが63点(合格は70点以上)と惜しい線までいきました。

診断士試験も含めて、これらの全てに共通して行ったのが、やはり本試験と同じ制限時間を設けた上で、過去問を徹底的にしゃぶり尽くす「OUTPUT学習」の実践でした
(ちなみにTOEICは過去問が出版されていないので、きわめて過去問に近い「新公式問題集」を何度も何度も解きました。)

余談ですが超短期間で合格を狙いたい人は、いきなり過去問やスピード問題集から始めるのもありだと思いますbomb

診断士の学習を5月頃から初めてストレートで合格した人の話を聞いたことがありますが、その人は1次も2次もテキストは使わずスピード問題集と過去問のみだったそうです。
私も簿記1級と証券アナリストの場合は、学習時間のうち1割がテキストを読む、9割が過去問と極端にOUTPUTに偏った学習法でした。テキストはあくまで辞書代りにしていましたが、でも解けなかった問題や解説を読んでも分からなかった問題は、テキストを読んでしっかり理解できるように努めました。

ま~邪道だという声もあるかもしれませんしcoldsweats01人によって合う合わないがはっきりする勉強法かもしれませんが、単に過去問を暗記してやろうという姿勢ではなく、しっかり理解した上で最短合格を目指す!という意識を持って学習すれば、この極端にOUTPUTに偏った勉強法は非常に有効だと思います

またOUPUTは資格試験だけでなく、仕事においても同様に有効ですchick

税法や会計の分厚い本を読むだけでは、なかなか理解できなかったのが、実際に実務で経験すればあっという間に習得できたなんて経験ありませんか?

受験生の皆さんドンドンOUTPUT学習を行って実力を高めて下さい。

それでは。



みなさん、こんにちはeye akiです。

いよいよ、暗記三兄弟の情報が始まりましたね。
情報は、知識のある方とない方の差が大きい科目だと思います。
私の受験生時代の仲間は、「外国語みたい…crying」と嘆いていました(笑)

私は…といいますと、ソフトウェア開発技術者・アプリケーションエンジニアの資格を保有していましたので、科目免除申請をして6教科で受験しましたpencil

とはいえ、免除するかどうか相当悩み、講師や先輩など、かなり多くの方に相談した経緯がありますsweat01
先日のwackyのエントリーにいただいたコメントを拝見しても、多くのみなさんの関心事のようですね。

ということで、本日は情報の科目免除について考察したいと思いますgood
 
 
1. 科目免除の概要

(1) 対象資格

以下の情報処理資格を保有している方は、科目免除の申請が可能ですflair

■H13以降の試験制度
・ITストラテジスト
・システムアーキテクト
・応用情報技術者
・システムアナリスト
・アプリケーションエンジニア
・システム監査技術者
・プロジェクトマネージャ
・ソフトウェア開発技術者

■H12以前の試験制度
・第一種情報処理技術者
・情報処理システム監査技術者
・特殊情報処理技術者

# 情報処理試験の制度については、こちらをご参照のこと

(2) 免除科目の得点

6科目の総合計において、平均60%以上でかつ40%以下の科目がないこと」が合格の要件です。
つまり、免除した科目は得点としてカウントされないことになりますdanger
 
 
2. 科目免除:akiの場合

2-1. 科目免除を選択した理由

(1) 安定しない難易度

情報を受験する場合、60点を大きく上回る得点の確保が狙いとなりますが、H21年度のように難易度が高い年もあり、その年の試験が簡単になる保証はありません
例えば、難易度が高く本試験で63点だった場合、貯金は3点となります。

1教科分の学習時間を苦手科目や得意科目に分散する場合と比較すると、点数アップの期待値が低いのではと考えましたpoutannoy

(2) 診断士試験を志した理由

過去のエントリーにも記載しましたが、私は自身のスキルアップを図るため(=学ぶため)に診断士試験を目指していた経緯があり、試験に合格するための勉強は、学ぶための”手段”であると捉えていました。

私の場合、情報処理資格を複数保有しており、ITに関しては一通り精通していたため、情報について学習する時間を他の科目に費やしたいと考えましたfuji

(3) 自身の性格

自分はゴールのイメージを強く持って進んでいくタイプなので、「得意な科目で合格するのではなく、学んだことのない科目で合格したい!」という“攻め”の気持ちを前面に出して本試験に望もうと考えましたpunchthunder
 
2-2. メリットだと感じた点

(1) 空き時間の活用

基本講義1ヶ月+完成講義1週間+まとめ講義&公開模試の復習…とかなりの空き時間を確保できます。
特に基本講義中はまとまった時間が取れるため、私は財務会計の基本テキストの2回転目に時間を振り分けました。

早い段階から財務会計の地盤を作ることができたため、2次試験でも事例4で得点を稼ぐことができたのではと思っていますhappy02note

(2) 試験直前の気持ち

1次は科目数が多いため、本試験が近づくにつれて肩の荷がどんどん重くなっていきます。
その中で他の人より1教科少ない!というのは、精神的にとても楽でした。

他の科目の復習が追いつかない時、情報分の時間を補填することができるなど、心もとなくなる試験直前期に少なからず余裕を与えてくれたと思っていますcatfaceshine

(3) 試験当日の2時間

情報は本試験2日目の2教科目であり、後に控えるのは中小のみです。
免除を行うと1教科目の法務が終了した後、2時間程空き時間ができます。

この2時間で、暗記科目である中小の詰め込みを行うことができます
私は中小が苦手科目でしたが、直前に集中して暗記を行ったお陰か、本試験では6科目中TOPの点数を獲得することができましたscissors

# 本試験当日の時間割は、こちらをご参照のこと
 
2-3. デメリットだと感じた点

私自身は免除して良かったと思っていますので、メリットばかりが並んでしまいますが、これは辛かったな…と思うのは試験当日の気持ちです。

私は財務会計と経済が得意科目でしたが、今年は双方とも難易度が高く、本試験1日目が終了した時点で全く貯金を作ることができませんでしたsweat01
ですので、2日目朝の精神状態は思い出すのも恐ろしい程ひどいものでしたshockdowndown

免除せずに受験される場合には、勿論得意科目になると思いますので、本試験当日に少しでも自信を持てる材料になるかなと思います。
 
 
3.免除を検討する際の基準(まとめ)

以上より、私には免除の選択がFITしていたと感じています。
ただしこれはあくまで私のケースであり、試験を志す目的やご自身の性格により、どちらがよいのかは人それぞれだと思っています。

最後に、私が考える判断基準をまとめておきます。
・診断士試験を目指す理由は、合格自体か?学習を通じたスキルアップか?
・自分は”攻め”と”守り”、どちらの性格か?
・中小が苦手科目か?

ご自身の学習スタイルや他の教科の進捗状況をよく分析して、試験申込が始まる5月までに選択いただければと思います。
私と同じタイプの方は、免除をおススメしますnote

因みに、旧執筆陣のZonEは免除しないススメを書いていますので、こちらもご参照ください。

では、また来週お会いしましょうfootfoot

by.aki



こんにちは、JCです。
合格したら診断士として独立を目指す!という方もいる一方で、
これまでと同様に会社に勤める企業内診断士で行きますという方もいらっしゃいます。

僕自身は今すぐ独立しようという考えがあるわけではなく、会社の仕事も大切にしながら、企業内診断士として働きつつ、将来的にいいタイミングが来たら独立もしてみたいなぁと考えています。
なので、僕の中の診断士という二足目のわらじの部分をこれからも大事に育ててゆきたいと考えていて、まだまだ小さいわらじを大きくして行くべく日々頑張っています。
ところで、ある大御所の診断士の先生から伺った話ですが、独立してもうまくゆかないパターンとは以下の二つということでした。

①若くして合格を果たし、資格だけを頼りに思い切って独立する。
②中高年で合格を果たし、定年まで何もせず、定年を機に独立する。
なるほど~。僕は今年49なので該当するとすれば②だな。

◆若いけど独立しちゃった人◆
①のポイントは「資格だけをたよりに」ということじゃないかと思っています。
実際に、若くして合格後短期間で独立しちゃったという人は僕の周囲にも存在しています。こういう方はとてもバイタリティにあふれているので、たぶん成功してゆくだろうなぁ、と感じます。彼らは資格だけを頼りに独立したわけではなくて、さまざまな努力を実践しています。大先輩の先生方とのつながりも積極的に作り、近い年代の人たちとのコミュニケーションも欠かさずに、積極的に御客様を作りだす努力を続けていて、とても立派です。
何も考えずにまず独立だ!という方は危険すぎるのだけど、しっかり考え抜いた選択であれば、年齢に関係なく、ありなんだと思います。

◆定年を機に独立する人◆
②のポイントは「定年まで何もせず」でしょう。
定年というこれまで働いてきた本業から卒業するタイミングでは選択する考えとしては、
A)もう働きたくない
B)もっと働きたい
の二つだと思いますが、企業内診断士が定年を迎えたら、おそらく何のためらいもなく、B)を選択するのでしょう。一般の人たちは60歳とか65歳で仕事を見つけることは非常に難しいだろうから、診断士という仕事ができることはとても幸せだといえます。
でも、その年まで何もしないでいきなり看板を掲げたとしても、誰も寄ってくるわけないという現実もある。
だから、ちゃくちゃくと準備はしておかねば、と思っています。何をどう準備するかは、僕も試行錯誤状態ではありますが、
日々少しずつ前進…くらいのつもりでいます。

◆ありがたいアドバイス◆
ところで、診断士の勉強をしている受験生の頃に、T○Cで他の科目で講師をしている先生にお話しを聞く機会がありました。
なんと、この先生は診断士・社労士・行政書士のトリプルライセンスホルダーでした。先生に
やはり診断士以外にも資格を取っておいたほうがいいんですか? 」という質問をしたところ、その答えは僕の予想に反して
「全然必要じゃない。ややこしい作業は社労士とか行政書士にまかしておけばいいんだよ」と。
その時はそうはいうものの、独占業務のある社労士や行政書士で稼ぎつつ、診断士で稼ぐ方が安全なんじゃないかと思ってなんとなく腹落ちしていなかったんですが、その後、合格して診断士になって、いろんな診断士の方々とお会いした今は、ちょっと違う理解の域に達し、この先生の言葉に深く納得しています。

◆納得のつぼ◆
社労士や行政書士には確かに独占業務があります。でも、独占業務があれば、どんな社労士にも仕事が回ってくるかというとそんなことはない
仕事を確保するために、いろんなアイデアを練り、いろんな仕組みを考え、いろんな努力をする必要があるはずです。社労士に登録したら、
その日から仕事はまわって来るわけでは決してない

それは独占業務であるかないかという問題ではなく、努力を重ねた人やきちんと御客様に訴求出来た人に仕事が回ってくるということになるんじゃないでしょうか?
とうぜんながら、資格を取れば何とかなるという考え方はやはりダメで、クライアントのほしいものをしっかりと提供できる人でなければいけないんでしょう。
社労士で成功する人は、診断士でも成功する
診断士で成功する人は他の資格がなくても成功する
だから診断士以外の資格の取得に努力するよりも、診断士の資格の使い方を努力すべきだ!とこの先生は違う言葉で僕に語ってくれたんじゃないかと思っています。
そこの思いの部分に気が付いてから、すごくありがたいアドバイスだったと感じている今日この頃です。

というわけで、僕は今、いろんなことにトライ中。
何しろ診断士の方ってなぜかとっても魅力的な人が多いんですよね。だから、お会いしててもとても楽しい。
日々わくわくしながら過ごしています。来年はみなさんたちもいっしょにわくわくしましょうね。

by JC



あれっ!? タイトルが違うじゃん、と思った方もいますよね。
こんにちはお久しぶりのJCです。
僕は公認内部監査人CIAという資格を持っています。というよりもCIAがきっかけで診断士という資格を発見した、というのが正しい説明です。
僕が受験した当時はUS Education(現Abitus)という受験機関しかCIAのコースはありませんでしたので、僕もせっせとそこへ通い、40代半ばにして結構真面目に勉強してストレートで合格できました。今ではAbitusのほかにTACでもCIA受験講座が開講されています。

診断士の方あるいは診断士を目指している方って他の資格を持っているケースも少なくありません。今日は資格ガイドみたいなつもりで
あまり有名でないこのCIAという資格をご紹介したいと思います。

◆CIAって何◆
CIAとはCertified Internal Auditorの略で、内部監査に関する国際資格です。この資格でいう監査は「CPAの行う会計監査」ではなく、みなさんの会社にもあるであろう「監査部による業務監査」を示しています。監査を担当する人間にCIAの称号を付与することは、その人が体系だった監査知識の保有していることを保証できるとされています。認定機関はIIA(Institute of Internal Auditor)というアメリカに本部を置く機関です。
世界ではもうすぐ10万人目のCIAが誕生しそうな勢いのようなのですが、IIAJapanのHPによると日本ではまだ4,693人(2009年現在)しか取得していないあんまりメジャーではない
資格です。なので「CIAってなんですか?」という質問はよく受けるのですが、一度「アメリカの中央情報局が認定してくれるスパイができる資格です」と答えてみたくてうずうずしている私です。

◆僕がCIAを受けたきっかけ◆
僕がCIAの勉強をしようと決めたきっかけは二つありました。まず第一には、海外に駐在していたときに、本社から監査部の方々が来て、いろいろと厳しい指摘を受けるんですよね。その時に相当つらい気持ちになった同僚もいたりしました。

僕はその当時、海外店の事務方全般を見る立場にいたので、僕がもう少し監査的な目線で日頃から見ていれば、そういうつらい思いを同僚にさせなくてすんだのかもしれないと感じたのがきっかけです。

もうひとつは昔からお世話になった先輩が、うちの会社の監査部長になっていて、その方からもご自身も持っているCIAを僕にも受けてみたらいいのではないかというアドバイスをもらったことです。
わかりやすい言葉に翻訳すると「お前もちょっとは勉強しろよ」という内容を柔らかい言葉で言われたということです。

◆CIA合格に必要な勉強量◆
自分自身はCIAの時も診断士の時も勉強時間の記録ということはしておらず、何時間勉強すれば…ということの経験値を語ることはできません。
参考までに、本棚から引っ張り出してきた「稼げる資格(リクルート発行(2007年版))」という雑誌によると約800時間の勉強が必要と書いてありました。たしかに僕の通ってた学校でもそんなことを言っていました。
但し、1000時間勉強したら、診断士の1次に必ず合格するかというとそれは違うということはきょくしんも この記事で語ってくれていて、僕も全く同感ではあるのですが、
時間で説明するのは難易度をわかりやすく見える化できるのであえてご参考までに書いておきました。

◆CIAの試験内容◆
試験は4つのパートに分かれています。診断士の科目合格と同様のPart毎の科目合格制度があります。
僕が受験した2007年は年2回の紙ベースの試験だったのですが、今はコンピューターに向かって解答するタイプの試験になっていて通年での受験が可能となったようです。USCPAとは違って、日本でも受験できますし、問題文も日本語版を選択できます。(ただし原文は英語なので、直訳された日本語はとても変!)
各パートの科目概要は以下の通りです。
Part1: 監査概論ともいえるIIAのフレームワークや監査の大前提等
Part2: 監査の実務に関する科目
Part3: 診断士でいう財務会計と経営情報システム
Part4 :診断士でいう企業経営理論

◆あれ!?診断士とかぶる?◆
そう、この試験の半分は診断士一次試験科目とかぶっているんです。
T○CではCIAの受験コースに「診断士パック」というコースまで作っているくらい科目内容がかぶっています。
ちょうど僕がT○Cで診断士の講義を受けている頃にこの診断士パックが新設されたんですが、最初の頃のチラシのコピーはすでにCIAを持っている僕にはちょっと刺激的。
「今ある知識でとれる資格があります」だよ。ひどくない
でも診断士とCIAと両方持っている人だったら、ちょっとうなづけちゃうところがつらいんだよね。

◆診断士受験の片手間に…◆
やるもんじゃないです絶対に。
それなりのワークロードは絶対に必要ですし、日本語で受験できるとはいうものの、英語を直訳したような理解しにくい日本語の言い回しや内部監査協会(IIA在米国)のとってつけたような監査の定義など、CIAの勉強ならではの苦労もあります。
でも診断士を勉強した後にもう一つということであれば、T○Cがいうことを肯定するのも悔しいのですが、確かに診断士の受験科目と、関連が強いので診断士を勉強した人にとっては、極めて有利だというもの事実でしょう。診断士を勉強した後に何かもう一つトライしたいという方にとっては悪くない資格かもしれませんね。

by JC


累計

本日

アクセスしていただき
ありがとうございます。

↓診断士情報が満載!↓


合格体験談の読み漁りは
最短合格への第一歩!
↓合格体験談の一覧↓


↓二次試験関連記事はココ!↓

カレンダー

2017年5月
« 4月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

月別アーカイブ

一発合格道場主催イベント

道場一次対策セミナー@東京
終了しました

東京セミナーレポートはこちら

道場について

↓ 今、何位? ↓





まずはご覧あれ
↓道場の基本理論↓


↓事例Ⅳ対策本↓


Amazonでランキング一位!
道場のノウハウも満載!
↓合格の秘訣88↓



Naverまとめで
↓主要記事をチェック!↓

FX比較

サルでもわかるFX