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みなさん、こんにちは!道場3代目うちあーのです。
今日はバレンタインデー巷では女性から男性へチョコレートが渡されますが、道場では6代目から7代目へとバトンが渡されます。
6代目のみなさん、一年間執筆やセミナー開催など本当にお疲れ様
7代目のみなさん、明日からの活躍をワクワクしながら期待してますよ
というわけで道場代替わりにあたり、前座を務めさせて頂きます。

「筆記試験における総点数の60%以上で、かつ、1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。」

これは、診断士第2次試験の合格基準です。
ただ、みなさんご存知の通り、2次筆記試験は模範解答が公表されておらず、どのような採点基準なのかよく分からない試験と言われています。
たしかに、不合格の場合は合否判定通知に科目別のABCD判定が書かれているけど何点かは分からず、ましてや合格の場合はABCD判定すら教えてくれない、、、
というのは一昨年までの話し。

昨年、当道場6代目岡崎教行がこの長年の謎に風穴を空けたことをご存知でしょうか?
詳しい経緯はこちらに譲るとして、開示請求方法は至って簡単。
中小企業診断協会HPのFAQの一番下にある「中小企業診断士試験にかかる保有個人情報の開示請求の申請手続きについて」に記載されている内容に沿って申請手続きを行うと、直近5回以内に合格発表のあった試験についてABCD判定のみならず科目ごとの得点まで教えてくれるようになったのです。

◆都市伝説の真偽◆
この革命によりそれまで語られていた都市伝説の真偽がおぼろげながら分かってきました。

<都市伝説1:上位20%合格説(60点不要説)>
採点は1点刻みで行われており、得点区分は、
A:60%以上
B:50%以上60%未満
C:40%以上50%未満
D:40%未満
総点数がA(240点以上)で、かつ1科目でもDがなければ合格。
これだけ見ると「やっぱ60点取らなきゃダメじゃない」と思われるかもしれないけど、いくつかの再現答案と開示された得点を分析すると、実際は得点調整、いわゆる下駄を履かせている可能性がかなり高いと見られます。
結果的に合格率20%前後になっていること、実務補習に必要な指導員の上限、設問ごとの点数は開示されないこと、などから推測してもこの都市伝説は〇である可能性が高いですね。(あくまで私見ですが)
だとすると、

ミッション:「高得点より安定得点」

戦略:「他の受験生が獲るところは確実に獲る+お団子一個

戦術:「解答要素を多面的に盛り込んだ解答を志向し、そのための圧縮解答などの技術も磨く」

といったところは従来と変わらないと考えます。

<都市伝説2:AAAA合格説>
これは×であることが明らかに。私うちあーのはABBAで合格でしたから。
一昨年までは不合格者の判定しか公になっておらず、なかには「AAABのB」で不合格の方もいたことから「合格者はAAAA」と言われることもありましたが、実際開示請求の結果を聞くと、AAAAはむしろレアケースです。

<都市伝説3:キーワード採点説>
おそらく〇。ただ模範解答と採点基準が明らかでない以上、あくまでも推測の域を出ません。
この謎を解くには、精度の高い再現答案とそれらの得点データをできるだけ多く収集し比較検討する必要があります。
そうなると情報を持つ者と持たざる者の格差が広がっていくのではないでしょうか。

<都市伝説4:「スト生は事例Ⅳ勝負」説>
いまだ賛否両論です。
確かに2次試験の準備期間が圧倒的に少ないスト生が、事例Ⅰ~Ⅲで百戦錬磨の多年度生と相対的に上回るのは至難の業。
1次試験の財務・会計をベースに多年度生に対抗するしようという作戦はアリで、実際岡崎教行も49点・69点・50点・79点と事例Ⅳで荒稼ぎし、CABAのAでストレート合格を果たしています。
ただ、岡崎教行の例でも、もし事例ⅡでAが取れていなければこの年の合格はなかったわけだし、またたとえ事例Ⅳが満点であったとしても事例Ⅰ~Ⅲのいずれかで足切りになってしまえば元も子もないですよね。
つまり、スト生は事例Ⅳ勝負と言いながらも、やはり事例Ⅰ~Ⅲもそこそこの得点獲得能力は必要なのは確かです。そうすれば得点調整も含めて60%に近づき、また越える可能性も出てきます。
「受かり方は合格者の数だけある」と言われ、結果的に事例Ⅳ荒稼ぎ型になるのは良いですが、試験対策上は各事例バランスよく準備するべきでしょう。

◆2次試験70点越え『再現答案』のまとめ◆
当道場では、開示請求の結果70点以上であることが確認できた再現答案を収集し、Naverまとめに掲載しています。
PC版の画面右側、書籍紹介とメンバー紹介の間にリンクが貼ってありますのでぜひ覗いてみてください。
高得点の再現答案であるほど模範解答に近い言えますが、この中にはH24事例Ⅱでまっすーがたたき出した100点の再現答案も掲載されています。
あくまでも再現答案であり、実際に試験会場で提出してきた答案との再現性のギャップはありますが、それを差し引いても貴重な情報であり参考になると思います。
情報格差の解消に少しでも寄与したい思いもありますので、今後もデータ収集は続けていきたいと考えております。
道場読者のみなさんも開示請求の結果、70点以上の事例があればぜひ再現答案とともに情報をお寄せ頂ければ幸いです。
↓↓↓

送付先    :webmaster@rmc-oden.com
送付内容  :①得点、②再現答案、③掲載に使用するハンドルネーム
ファイル形式:テキストであれば構いません。

◆まとめ◆
環境変化を的確に捉えて、クライアントを適切な方向に導くのは診断士としての重要な仕事ですよね。今回ご紹介した成績開示は紛れもなく診断士2次試験における大きな変化です。受験対策上やるべきことは従来と大きく変わらないけど、利用すべき情報が増えたと言えます。
受験生のみなさんがこの変化に対応し、ご自身をより良き方向に導くことを願っております。

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



こんにちは。Ozです。

受験生応援メッセージシリーズ第二弾!
本日は、二代目、三代目の皆様方からの寄稿になります。
本年度受験の皆様方にとっては、新鮮な執筆陣からのメッセージ。
世代を超えた道場執筆陣からの想いをお届けします。

========寄稿ここから========

みなさん、こんにちはうちあーのです。

2014年度中小企業診断士試験一次試験の初日まで、あと4日。

本日は、昨日の初代に引き続き、二代目(2010年度試験合格者)、三代目(2011年度試験合格者)より、受験生の皆さんへのエールをお送りいたします。

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◆ くれよんからのメッセージ ◆

あんなに忙しかった時も、あんなにしんどかった時も、諦めずに勉強を続けてきたからこのチャレンジがあります。
あなたが蓄えたチカラは必ずあなたに宿っています。あとは、「いつもの模試と同じようにそのチカラを発揮するだけ。」

とは言え、数多のチャレンジャーを跳ね返してきた一次試験。何かのひねりは必ずあるでしょう。

「あなたが『難しい』と思った問題は、あなたの周りでも9割の人は同じように思っています。」
「あなたが『過去問と違うっ!』と焦った時は、あなたの周りでも9割の人は同じように感じています。」

そんなひねりに心を揺さぶられず、きっちりと王道を歩めば合格ラインはきっとキープできるはず

行ってらっしゃい!

◆ らいじんからのメッセージ ◆

緊張してますか ?

そんなの当たり前でしょって、そんなことはありません。

一生懸命努力してきた人でなければ緊張なんてしません。緊張してるってことは、それだけ頑張ってきたってことなんですよね。

緊張、おおいに結構じゃないですか。
心臓がドキドキするのは、脳や体に酸素を沢山送り込むことで戦闘態勢を作っているんですよ。だからドキドキしてきたら、「緊張してきた、どうしよう・・」ではなく、

「準備万端、いつでもロケットスタート行けるぜ

くらいに考えて緊張を味方につけてしまいましょう。

長丁場の試験、心が折れそうになることがあるかもしれないけど、それでも目の前の一問に全力投球してきてくださいね。

by らいじん

◆ を~からのメッセージ ◆

こんにちは、を〜です。

いよいよですね。
ワクワクしますか?ドキドキしますか?

試験当日になるとその緊張感はきっと今とは比べものにならないほどでしょう。
緊張するなというのはムチャな相談。緊張は努力の証です。

“あ〜、オレ/ワタシってば、緊張しちゃってんじゃん?”

笑ってみましょう。緊張がやわらいでくる、かもよ?
最初の1科目が始まると、あとは怒涛の流れに揉まれます。
余裕で終えられる科目はないかもしれません。
疲労困憊でも、カラ元気でもいいので元気だして行きましょう
次の科目の、最初の一歩で転ばないように。
いじょう、を〜でした。

◆ こぐま からのメッセージ ◆

あと4日。自信満々で臨む人なんて、そうそういるものではありません。
苦手科目は足切りがコワイし、爆弾科目があったらどうしよう・・・などなど不安がいっぱい。

私もそうでした。なので、どの科目も直前の休み時間まで往生際悪くしつこくもがいていました。
言いたいことは・・・あと4日、まだまだ点数は伸びます! 

試験当日に見返したところが出題されることもあって、私の場合はトータルで5~6マークはそれで伸びたはず。
終わった科目のことはすぐに忘れて、クールダウンして次の科目に立ち向かいましょう

難しく感じる科目もあるでしょうが、(一部の捨て問は除いて)問題文や選択肢のどこかに正解を導く糸口はあるはず。
淡々と着々とマークを積み重ねてきましょう。

ぎりぎりまで粘り、ご自分の学習してきた成果を、答案用紙にドーンと投入してきてください
その経験と実感が次の関門、2次試験に向けての学習にも生きてくると信じています

◆ うちあーの からのメッセージ ◆

 決戦を目前に控えた今、みなさんはどんな気持ちでしょうか?
「準備万端。やるべきことはやり切ったので、あとは本番で平常心で乗り切るだけ。」こんな気持ちであればベストですね。
一方、「長いトンネルから抜け出せない」、「どこまでも続く階段を歩いているようだ」など殺伐とした気持ちになっている受験生も多いのでは。
大丈夫。出口の無いトンネルや永遠に続く階段などこの世の中に1つも存在しないのだから。実はみなさんはもがき苦しみながらも着実にトンネルの出口、階段の最上段に近づいているはずです。

8月9日朝
受験会場に着いたら、隣や周りの席になった受験生と笑顔で挨拶を交わしてみてください。「頭の良さそうな敵」に見えた人たちが「同じ目標に向かってもがき苦しんできた同志」に見えてくるはずです。そうすると自然と余計な力も抜けていい感じになるでしょう。

8月10日夕刻
無事7科目の受験を終えた時、眩いばかりの光に包まれながら充実感を感じているみなさんがいるはずです。

道場読者全員のご健闘を祈って。
Buona fortuna!!

 

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Good Luck 

 

by 一発合格道場 二代目、三代目 執筆陣一同

 

 

 



4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップブラジル大会はドイツの優勝で幕を閉じた。
南米開催で欧州勢優勝は初めての快挙。これに象徴されるように今大会はアウェーである欧州勢の健闘が目立った。殊にギリシャとオランダの戦いぶりが印象的であった。

ギリシャは日本と同じグループC。初戦コロンビア戦を3-0で落とし、背水の陣で日本戦に臨んだが前半38分にカツラニスがこの試合2枚目のイエローカードをもらい退場となった。数的不利となったギリシャは持ち味である堅牢な守備を固め、引き分けでもいいから失点せずゲームを終わらせる作戦にあっさりと切替えた。同じく初戦に敗れ是が非でも勝ち点3が欲しい日本は一気に攻勢に出るが牙城を崩すことができず、試合は結局0-0のスコアレスドローで勝ち点1ずつを分け合う。
そしてグループリーグ最終戦でギリシャ2-1コートジボワール、コロンビア4-1日本。ギリシャは勝ち点4として同国史上初の決勝トーナメントに勝ち残ったのである。

オランダはファン・ハール監督の采配が冴えわたった。極めつけは決勝トーナメント準々決勝のコスタリカ戦。
ロッベン、ファン・ペルシー、スナイデルらを要しそれまでの4試合合計12得点と超攻撃的サッカーで勝ち上がってきたが、この試合では延長戦まで0-0でPK戦となる。ここで名将はゴールキーパー交代の奇策に出る。厳しいコンディションの中、敢えて残した最後の交代枠を使って。結果この策がズバリ的中し、ベスト4進出をもぎ取ったのである。

 

 

みなさん、こんにちは!ここ1か月間のサッカー観戦三昧の生活で右脳がすっかりサッカーボールになってしまったうちあーのです。

サッカーワールドカップの熱き戦いは閉幕しましたが、みなさんのワールドカップは8/9-10、いよいよ開幕を迎えます。
そこで今日は上記に挙げた2試合から1次試験での成功のヒントを見つけ出す試みに挑戦してみます!

 

◆強者の勝ち抜け方◆
オランダは前回優勝のスペインを5-1で粉砕するなど3戦全勝、勝ち点9でグループリーグを突破。トーナメントも準決勝でアルゼンチンに惜敗したものの3位決定戦で地元ブラジルを破り堂々の3位でフィニッシュしました。
フィジカル、スピード、テクニック、メンタル、個の力、組織力、戦術眼など、どの側面から見ても突出しており、受験生にたとえると強固な橋げたを7つ揃えた圧倒的強者
しかしコスタリカ戦では圧倒的に攻めながらも120分間ついにゴールをこじ開けることができなかったのです。
結果は上記の通りPK戦を制して勝ち抜けるのですが、着目すべきは勝利そのものではなく、その前段としてこの展開を想定し準備していたことだと考えます。
一見死角が無さそうなオランダですが、実は正ゴールキーパーのシレッセンは「PK戦で一度も止めたことがない」と揶揄されるほどPK戦に不安を抱えていたそうです。(事実、アルゼンチン戦で一本も止められなかった)
そこでファン・ハール監督は控えゴールキーパーであるクルルに対してPK戦での起用を事前に伝えていました。シレッセンには伝えずに。
当のクルルは、6日前に行われたコスタリカ対ギリシャでのPK戦を映像を見て研究していました。5本中4本を左に飛び、そのうちの2本を止めてクルルがヒーローになったのは単なる偶然ではないでしょう。
どんなに屈強な受験生でも現段階で合格を保証された受験生は誰一人いません。本試験でどんな試練が起こり得るか、その試練を乗り越えるために今からできることはないか。あらゆるリスクを想定し、抜かりなく準備してこそ真の強者となり、勝利という成果物を手中に収められる。そんなことを学べる事例ではないでしょうか。

 

◆未強者の勝ち残り方◆
ギリシャは現在のFIFAランキングこそ12位と上位ですが、2010年南アフリカ大会に続き今回も欧州プレーオフでワールドカップの切符を手にした国です。過去のワールドカップにおいてもグループリーグ突破の実績はなく、オランダや他の列強と比べると決して強者ではありません。
たとえるならば合格ライン上にいる受験生みたいな立ち位置。グループCにおいても「頭一つ抜けているコロンビアと、残り1枠を争う日本、ギリシャ、コートジボワール」という構図。
この状況で命運を分けたのが奇しくも我らがサムライブルー、日本戦となったのです。試合開始時点でギリシャは勝ち点0、得失点差-3で最下位。しかも6時間前に行われたコロンビア対コートジボワール戦でコートジボワールは敗れはしたものの1点差で凌いでいることが分かってる状況。
当然はじめは日本から勝ち点3を奪うゲームプランで臨んだはずですが、10人対11人になったことで勝ち点1を確保するプランBに変更したのです。
勝ち点1さえ取れれば次戦コートジボワールとの直接対決を制することで勝ち点3止まりのコートジボワールを上回れる。
仮に日本がコロンビアに勝利した場合には勝ち点4ずつだが得失点差で厳しい。でも、その確率は低いはず。
との見極めを冷静に行い、粛々とプランBを遂行しました。
結果的に計算通り勝ち点4でしぶとく勝ち残ったのでした。因みに得失点差-2、得点2でグループリーグを突破したチームは他にいません。
目の前のゲームだけでなく、3戦トータルでいかに勝ち残るか。ギリシャは厳しい欧州予選での歴戦でその術を身につけていったのでしょう。
みなさんの本試験を想定し、仮に60点ラインが危ういと感じた際に採用し得るプランBのイメージを持っているでしょうか?
そして実際に冷静かつ臨機応変にプランBを遂行することができるでしょうか?
7戦トータルで420点をしっかりと越えていくための事前準備、そして当日のメンタル。これらを整えることで勝機を見いだせそうな事例だと思いますがいかがでしょうか。

 

◆ゲームをコントロールする◆
「自分たちのサッカーをする」
ザッケローニ監督はじめ日本代表の選手たちのインタビューで二言目には出てくる呪文のような言葉。結局今大会の日本の敗因は「自分たちのサッカーができなかったから」らしい。じゃ、自分たちのサッカーって何なの?
まぁ、ここでこの議論をしている暇は無いのでスルーしますが、本試験での自分の戦い方を今一度踏み込んで考えてみるのは意義あることかもしれません。
手順やルーティーンを決めておくのもその一つだし、どの時間帯でどのようなプレーをするか、といった自分なりのゲームプランをタイムテーブルに落とし込んでおくのもよいでしょう。
例えばこんな風に。

※画像をクリックすると拡大表示されます。

◎○△×?についてはこちらの◆解答プロセスのルール化◆を参照ください。
当然、出題内容や出題形式、あるいは個別・全体の難易度などにより自分の戦い方が崩される場面が出てきます。その際の対応がプランB、C、D・・・になりますよね。

 

「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。」
(フランツ・ベッケンバウアー)

1974年ワールドカップ西ドイツ大会で地元西ドイツが優勝した際、当時キャプテンだった皇帝ことベッケンバウアーが残した名言
この言葉、みなさんも試験終了後に言ってみたくないですか?
1次試験まであと25日。知識を積み上げるだけではなく勝ち切る力に磨きをかけてくださいね!

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

サッカーに興味の無い方にはどうでもよい話ですが、日本時間の本日未明、本田圭佑選手がついにACミランでデビューを果たし、さっそく自ら要求したエースナンバー10番の存在感を見せつけました
本田選手は自分自身により大きなプレッシャーをかけることで他の人よりも速いスピードで成長できると語っています。
彼のようにビッグマウスであれ!というつもりはありませんが、プレッシャーを成長に繋げようという貪欲な心構えは見習うべきものがあるなぁと思います。
診断士試験合格を目指す皆さんも、たとえば大事な人に対して「絶対合格してみせる」と宣言してみる、あるいは、紙に書いて自分の目が届くところに貼り付けておく、といったことでも成長の種まきになるかも知れませんね。

 

さて、本日は税理士として税理士法人にお勤めの中、見事診断士試験に合格されダブルライセンスの称号を手中に収めたU2さんの合格体験記をお届けします。
U2さんは2012年5月に診断士受験を思い立ち、同年8月の試験で経済学のみ受験し合格、2013年度試験において残り6科目で1次試験突破、続く2次試験も攻略に成功しました。
単一年度での1次・2次合格が一発合格なら、U2さんのように年度をまたぎながらも無傷で合格するパターンは準一発合格とでも呼びましょうか。
U2さんの体験記を通して、その足跡をじっくりとお楽しみください。

寄稿ここから

◆自己紹介◆
はじめまして、U2と申します。
私が短期間で合格できたのも、一発道場の皆様の献身的かつ洗練されたブログのおかげです。
少しでも恩返しができればとの思いで、拙い体験ですが寄稿させていただきます。何かしらご参考になれば幸いです。

◆受験歴◆
【一次試験】
2012年 経済学のみ受験し、合格(一回目)
2013年 残り科目を受験し、合格(一回目)
【二次試験】
2013年 記述及び口述試験を合格(一回目)

◆勉強スタイル◆
平日は、①早朝勉、②通勤時間の往復、③昼休み、④深夜勉、で2時間~5時間程度
休日は、図書館もしくはカフェで、勉強できる日は7時間~14時間程度確保。
勉強時間をアプリで記録しつつ、モチベーション維持に役立てました。

特に平日は仕事で遅くなることが多く、帰宅できるのが早くても21時頃という生活リズムでしたので、一日の最低勉強時間にはこだわっていました。
どんなに忙しくても、絶対この時間は勉強する、と決めていたため、自然とスキマ時間の使い方を工夫するようになりました。

◆受験機関◆
T○C(DVD通信)
最初は、一次に関しては市販の参考書を買って独学で勉強しようかとも迷いましたが、自分の性格上、参考書だけだと試験のための勉強に陥る可能性が高い(テキストは読まず過去問や問題集のみを解きまくるなど)と思い、どうせやるなら体系的に勉強したいとの思いから、専任講師による講義を受けれる専門学校を選択しました。
通学も考えましたが、決まった時間に予備校にコンスタントに通える環境ではなかった、、、ので、通信以外の選択肢はありませんでした。
通信を選択したことで、独り言が増えたことと、受講当初は受験仲間ができ難く自分の立ち位置が分かりづらい環境であることを除いては、T○Cカリキュラムに則って大枠のスケジュール管理もでき、自分のペースで勉強できたため、結果的には通信にして良かったと思っています。

◆受験動機とその結果◆
受験動機は、単純に「20代も最後だし、何か一つ新たにチャレンジしたいなぁ」という漠然とした思いつきと、仕事上何か活かせるものはないか、という考えから、診断士の受験を考え始めました。
私は現在、都内の税理士法人に勤務しており、税理士として日々様々な社長さんとお付き合いさせていただいています。
その中で、最初は思いつきだった受験動機が、「よし!いっちょやってみっか!」との覚悟が決まるまでになったのは、次の3つの理由からでした。

①社長さんのニーズに応えるためには、もっと幅広い知識が必要と痛感したから。
②他業界の方と交流し、成長し合える新たな人脈を築きたかったから。
③将来自分が独立する際に、経営全般の知識を習得し、かつ、他者と差別化したかったから。

こうして文字にしてみると、プチ3Cですが、自分を突き動かすには十分な理由でした。
実際、診断士受験をしたことで、この3つの願いは、大きく前に進み始めていることを実感しています。

◆なぜ初年度を経済学だけ受けたのか?◆
初年度の受験を経済学のみとした理由は、「おおよそ隔年で難易度が変わる傾向にある経済学。今年は易しくなるだろうから受けておこう!!」なんていう、戦略的な意図ではありません。
単純に、受験を思い立った5月頃に、既に本試験当日の午後から外せない予定が入りそうだったので、「一日目の一発目だし、とりあえず経済学だけでも受験してみよっかな~」、という超安易な気持ちで申し込みをしたにすぎません。
申し込み当初は、科目ごとの試験の難易度や傾向など全く考えていませんでした。
結果的には、例年に比べて容易な年となり、合格することができましたが、天に任せる単発科目のみの受験は、まったくお薦め致しません。。。

◆具体的な学習方法(一次試験)◆
初年度経済学は合格できたものの、年内は仕事が忙しいことを言い訳に、自己満足の勉強しかできておらず、養成答練でも、恥ずかしながら企業経営理論は60点すら到達しておりませんでした。。。
年が明け、数少ない通信受験仲間と話す機会があった時に、「それ、勉強してなさすぎじゃね?」と一言。勉強してないわけではないものの、取り組む姿勢に甘えがあったことをすぐに悟りました。
通信生は、基本一人ですので、比較対象がなく、本当に助けてもらったと思います。
自分がかなりビハインドしていることに気づかせてもらったお陰で、再度勉強法、受験に取り組む姿勢を改めることができました。
それは、下記のとおりとなります。

大まかな計画を立て、都度微調整で対応
本試験から逆算し、「いつまでに、何を、どこまで」できている必要があるのか、超ざっくり把握する。
性格にもよりますが、ここで細かくやりすぎると、時間がかかってしょうがないし、しかもそれがうまくいかなくなるとやる気を失うという、本末転倒なことになりかねないので、まずはざっくりでいいと思います。
大まかな計画をたてているため、急な仕事や、体調不良など予期せぬ事態にも動じることなく、調整しながら行うことで、精神衛生上も中倒れせず済むと思います。

受験科目の特性と相性を知る
一次ストレート合格を目指す場合、初めて勉強する科目の講義が終わるとすぐに、次の新しい科目がスタートします。
そのため、前の科目をどのように勉強し、忘れない仕組みを作るかが非常に重要な要素となります。そこで、道場で言われている橋げた理論は非常に参考になりました。

次に、勉強する科目を、理解重視暗記重視体力重視、に分けます。私の感覚だと、こんな感じでしょうか。

理解勝負 ⇒ 企業経営理論、運営管理、経済学
暗記勝負 ⇒ 経営法務、経営情報システム、中小企業経営政策
体力勝負 ⇒ 財務会計

そして、自分との相性を理解しながら、学習を進めるという方法です。
例えば、私は理解力が弱く、暗記と体力勝負は比較的頑張れる方なので、時間がかかる理解科目を先に重点的に勉強しつつ、暗記科目は忘れない程度にし、体力勝負の科目は日々コツコツやり続ける、といった具合でした。

具体的な勉強スタイル

テキストを事前に素読み
⇒ 講義を倍速で受講
⇒ 受講しながらT○Cポケットテキストに必要事項を書き込む
⇒ トレーニング、スピ問、答練、過去問を解く
⇒ 間違えたところをテキストで復習後、T○Cポケットテキストに書き込む
⇒ 再度問題を解く(できれば解いた次の日)
⇒ T○Cポケットテキストを毎日見直す
⇒ 再度問題を解く(初解から7日目以内)
⇒ 迷ったときは道場の過去記事を読み漁る(笑)

POINT
勉強スタイルの柱は2本
弱点論点をすぐに潰して得意論点に
②得意論点を忘れない仕組みを作る。

情報はすべてポケットテキストに集約し一元管理。本試験前には弱点潰し用オリジナルテキストの完成。

INPUT後のすぐのOUTPUTで、徹底的に自分の弱点を知り、理解に努める。次の論点に行く前に、可能な限り不明点を残さないようにしておく。

忘れない仕組みとして、ポケットテキストを定期的に読み返すことで、知識を蓄積。

ただ、点数が取れてくると市販問題集や各校模試等をついつい重要視してしまいますが、成績良くても落ちる人パターンに陥ってしまいますのでご注意を。
あくまで本試験は各校講師ではなく、試験委員が作るものですので、過去問を知り、傾向を知ることをいつも意識しておくことが重要です。

そして、忘れてはならないことは、学んだことを、すぐに実際の現場に当てはめてみることをしていました。
「このフレームワークは会社で活かせないか?」、ランチ時のお店で、「レイアウトをこうすればもっと早く客に提供できるのでは?などと考えたりと、リアルなOUTPUTをしていくことで、記憶にも残りやすく、何より、勉強したことが活かせることの楽しさ!を実感することで、モチベーション維持にもなりました。

◆具体的な学習方法(二次試験)◆
続いて二次試験。基本的な考え方は、一次試験と同じような考えで進めました。
大きな違いは、「量 ⇒ 質」を強く意識したことです。時間的制約を考えると仕方がなかったと思います。

(8月一杯)
とにかく過去問を解いて、チェックの仕方や時間配分などどんな試験かを身体に染み込ませる
事例Ⅳは苦手論点をピックアップし、個別問題を解きまくる。

(9月初旬~中旬)
事例ごとに過去5年分解きながら、特徴を知り、出題者の意図を読み取るように努める。事例別ノートを作成し、気づいた点を書き込む。
引き続き、事例Ⅳの苦手論点を徹底的に潰す。

(9月中旬~末)
過去問の他にも、T○C模試、オプションゼミなどの問題でも通用するかOUTPUT。そして、一次知識を忘れないように、スキマ時間を使って、毎日少しずつ蓄積。

(10月初旬~直前)
事例Ⅰ~Ⅲ(H19~H24分)は、解き方等についてはほぼベースができあがったので、忘れないようにしつつ、最後は事例Ⅳ勝負だと思い、再復習(H13~H24分)し、弱点論点潰しの個別計算をひたすら解く。事例ごとの特徴を、自分の言葉で言えるようにする。

◆人生最低点の獲得◆
話は前後しますが、私は、8月末にT○C全国模試を受験し、事例Ⅰで、人生最低点を取りました。

その点数は、、、なんと、2点

返却された答案を見たとき、「っんな馬鹿なっ!?」という独り言が、虚しく空を切りました。
もちろんすべてのマスを埋めて臨んでいたため、ある程度手応えがなかったわけではなく、むしろ、「結構できたのでは?」とすら思っていたため、その結果の落差に空いた口が塞がりませんでした。。。

でも、この結果が、今になってみればとても良かったと思っています。
「絶対合格してやるっ!!今に見ておれっ!!」というほぼ憎悪に近い(笑)ほどの反骨精神が燃え上がり、自分流の自己満足な回答ではまったく歯が立たないということを実感できたため、その後の取り組む姿勢が180度変わりました。

最後、10月初旬T○Cオプションゼミ答練では、60点を超えるところまでもっていけた時は、どや顔で返却答案を受け取ったのは言うまでもありません。

◆二次試験一発通過!◆
二次試験当日は、不安もありましたが、現時点でできることすべて出し切って迎えることができたので、そこまで緊張はしませんでした。
事例Ⅱで電卓を使うことを悟った時はさすがに焦りましたが、なんとか事例Ⅲまで食らいついて解けたと思います。
毎年荒れる事例Ⅳと意識はしていましたが、いざ問題を開いてみると、「ここまで傾向が変わるのか!?」という驚きというか、「あれれ???そもそもこれは診断士の試験か?」という疑問すら浮かびました。
しかし、そんなことも言っていられないので、深呼吸し、「自分ができない問題は誰もできない」と言い聞かせ、動揺を抑えながらもなんとか最後まで解き進めていくことができた結果、無事二次筆記試験にも合格することができました。

(いずれの画像もイメージであり、U2さんご本人と関係はありません

◆最後に◆
受験勉強は孤独との戦いでした。
その中で、「いかに自分のモチベーションを維持できるか」、が合格のための重要な要素だと思います。
私にとっては、
何のために勉強しているのか?日々自分に問い続けること、と、
一緒に切磋琢磨できた受験仲間の存在
が大きかったと思います。

きっと自分自身が真剣になったからこそ、真剣な受験仲間と出会えたのだと思います。そして、素晴らしい受験仲間のお陰で、自分自身が目指すべき方向性もまた、大きく開けたと思っています。

これからも、“冬は必ず春となる”ことを信じて、挑戦していきたいと思います!

最後に、道場執筆陣の皆さまに最大の感謝を捧げるとともに、これから受験される方のご成功を、心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。

寄稿ここまで

いかがでしたでしょうか?

2012年度で経済学のみ受験したことについて、U2さん自身は戦略的意図はなかったようですが、そのおかげで2013年度の戦いを優位に進められたのは事実です。
何しろ4点の嵩上げでもなお科目合格率2.1%の超爆弾科目であった2013年度の経済学を結果的に回避できたわけですから。
まだ1月なので、今から受験勉強を開始する方でも十分一発合格は可能です。しかしながら仕事や家庭の事情などにより合格目標を翌年に切り替えざるを得ない方、あるいはこの記事をもう少し後のタイミングで読まれている方は、このU2さんの取った戦法を戦略的に取り入れるのも一考の価値ありかと考えます。

参考までに直近5年間の1次試験の科目合格率推移はこんな感じです。

(グラフをクリックすると拡大表示されます)

U2さんも言及している通り、経済学は隔年で難易度が変わる傾向がありますが、経済学以外の科目でも隔年現象はデータ上概ね証明されています。
連続難化(易化)もあるので鵜呑みにするわけにはいきませんが、科目合格を獲りに行く際の一つの判断基準になるかもしれませんね。

 

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
(孫子) 

1次科目を理解勝負、暗記勝負、体力勝負に切り分けて認識した上でご自身にあった対応を実施。
2次模試で2点しか取れず、自分流から脱するために方向性を大幅転換。
2次本試験事例Ⅳでの冷静な対応。
これらからU2さんが「診断士試験とはどのようなものか」「合格するためには何をすべきか」という問いに真剣に対峙し、それぞれの時点で自身の立ち位置を把握した上でハードルを乗り越えていった足跡が読み取れます。

U2さん、示唆に富む合格体験記を寄稿頂き、ありがとうございました!

 

一発合格道場では、昨年度受験された方からの合格体験記、未合格体験記をまだまだ受け付けております。
今年度の受験生への道標やエールとして、あるいはご自身の受験生としての足跡の記録として、成功体験や失敗談を書き記すことはとても意義深いことですよ。

昨年度の体験記は来年書けないでしょう。ではいつ書くか?

 

Ciao!
By うちあーの@ミラニスタ

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

4代目デビュー記事が一巡しました。早くもそれぞれの個性が出ていて面白いなぁ、と一読者の立場で毎日のアップを楽しみにしている今日この頃です。

さて、今日は道場読者の中でも指折りのロイヤルカスタマー、はまっちさんの合格体験記をお届けします。
はまっちさんは、この一発合格道場が始まった2010年からお読み頂き、2012年に中小企業診断士試験合格の栄冠を勝ち取られました。
この間、はまっちさんから頂いたコメントは32を数え、また数々のセミナーやオフ会にも積極的なご参加を頂きました。
初代・2代目・3代目メンバー全員にとって仲間的存在であるはまっちさんから届いた今回の合格体験記はまさに感無量。
酸いも甘いも知り尽くしたはまっちさんの合格体験記は、特に多年度受験生にとって参考になると思います。
また「常に前向きに診断士試験と対峙し、どうすれば合格できるかを考え抜くストイックさ」はすべての受験生にとって刺激となるでしょう。

では、早速お楽しみください。

寄稿ここから

◆自己紹介◆

はまっちと申します。2年目の受験で1次合格3年目の受験で2次合格と、1次・2次それぞれで悲哀を味わってきました(笑)
昨年度の未合格体験記とかぶらないように、今回は、今年の2次試験対策に絞って書きたいと思います。

 

◆今年の基本戦略◆

正解がない(正確に言うと「わからない」)2次試験だからこそ、どういう方針・戦略を取るのか?が極めて重要だと思います。僕は、「ふぞろいの多数派答案」、「どんな採点者が見ても理解できる答案」を目指しました。予備校についても、この目標を達成できる基準で選び、青木先生の本気道場にお世話になることにしました。
戦略とは「何を捨てるか決めること」なので、今年は、一発合格道場を含むブログの情報は「使える調味料があれば足してみる」、というレベルにとどめました。
2次試験の方法論はある意味食べ合わせのようなものがあると思っています。寿司にわさびが合ってもケーキにわさびが合わないように!、単独では素晴らしいアドバイスだったとしても、取る戦略によってはむしろマイナスに働くものもあるのではないでしょうか?

 

◆80分の密度の向上◆

まずは、予備校の先生の手順や考え方を身体にしみこませること、自分の失敗特性を把握して対策を解法手順に組み込むこと、を目的に振りかえりを行っていました。

具体的には、「設問を読む」→「与件を読む+解答を考える」→「解答候補絞り込み」→「記述」、のステップごとに、

・自分は何をどう考えたのか?80分の演習の中で自分がやったこと・考えたことを振り返る
・本来はどうすべきだったのか?先生の講義を何度も聞き返し、出すべき切り口やヒントに気付くべきポイントを書きだす

ことを、演習が終わるたびに行っていました。結果、4月くらいから、「このあたりは解答に使うな」、「この設問はみんなが取れそうだな」、などの判断がスピーディーかつ正確にできるようになり、一気に成績も上昇していきました。
この振り返りは相当に時間がかかるので、新規の事例を解く数は極端に減りましたが、今までも十分な数の事例を解いており、自分が落ちた要因は振り返り不足だと認識していたので、徹底的に振り返りに時間を投下しました。

 

◆知識・切り口のスピードアップ◆

次に取り組んだのは、TCMで学んだ「1次知識のソリューション化」です。(よければこちらも→ブログエントリ
2次の過去問や演習に出た1次知識を、「どういう問題をかかえる企業にどういうソリューションを提供するのか?」という切り口で整理し、i-phoneのフラッシュカードアプリにリストを登録して、通勤電車の中や空き時間に何度も見返しました。
ここで身についた「知識を引き出すスピード」は、口述対策でも効果を発揮したので、「2次試験を通じてコンサルティングの知識を学ぶ」訓練に最も効果的だったと思います。

 

◆直前期◆

実は本番直前は若干スランプ気味でした。技術・知識は一年前よりも格段に上がっているはずなのに、思ったほどは点数が伸びないことがある。改めて振り返ってみると、最初に考えた切り口や過去問に引きずられて聞かれていないことに字数を投下している、ことに気付きました。
これは、「多年度の罠」です。多面的な視点や分析力に満足してしまい、「聞かれたことに答える」、「聞かれていないことには答えない」という原則をついつい外してしまっている自分がいました。自分が落ちるリスクは聞かれたことを外す時のみ、と考え、ファイナルペーパーで最後まで見直したのはただ一つ、「聞かれたことに素直に答える」、これだけでした。
分析力や知識を持ちながら素直に解答する。これが僕の考えるSランクの姿でもあります。

 

◆本番◆

事例Ⅰ、Ⅱは順調もⅢでミスし、Ⅳは見事に沈没しました。ただ、事例Ⅳは終わった直後の回りの雰囲気がかなり暗かったので(笑)、「Ⅰ~Ⅲの勝負だ。Ⅲのミスが致命傷になるかどうかが決め手で、合格可能性は五分五分かな」という感想でした。
2次試験は競争試験なので、自分がダメでも回りがもっとひどければ全く問題ありません。事例が終わって落ち込んでる時は、回りを見回してみて下さい。きっと、死相が顔に出ている人たちが大量にいるので、「自分だけじゃない」と安心できることでしょう(笑)

 

◆最後に◆

2次試験は、何度やっても繰り返してしまうミスや自分独自の思い込みをどう抑えるか?につきると思います。思い込みの強い僕は、自分の「独自アイディア」を抑えるために、あるべき知識や手順を徹底する方法を取りました。
ただ、やり方はきっと十人十色。あくまで一受験生の一体験にすぎませんが、皆さんの調味料の一つにでもなれたら、と思い、寄稿させて頂きました。

寄稿ここまで

 

いかがでしたでしょうか?
はまっちさんは去年の未合格体験記の中で、2次試験敗退の原因の一つに「自分の失敗特性と細かいタイムマネジメントへの反省が弱かった」点を挙げています。これを踏まえて、80分の密度の向上に取り組み、演習と講義でストイックに考え抜くことで成績上昇に繋げていきました。
失敗の原因を分析できても、それをどうしたら克服・改善できるかを探し出すのは容易なことではないし、さらに探し出してもそれを実行・継続することはもっと難しい。
この「分析」→「改善策」→「実行・継続」が、去年の未合格体験記と今回の合格体験記の間で齟齬なく繋がっているところが、いかにもはまっちさんらしい。
真摯な分析愚直な実行力は本当に見習うべきものがあります。

それでも直前期には危機が訪れます。
技術と知識が備わってくると、高得点への憧憬からか、はたまた競争が生み出すプレッシャーからか、つい差別化解答に走りがちなんですよね。はまっちさんが指摘の通り、多年度受験生が陥りやすい罠です。
では、はまっちさんはその罠からどうやって脱出したのでしょうか?
成功要因はいくつかあるはずですが、最大のポイントは「自分が落ちるリスクは聞かれたことを外す時のみ」と気付いたこと。ふうじん流に言えば「不合格のリスクを管理できたこと」ではないでしょうか。

そして、最後に行きついた先は「聞かれたことに素直に答える」ことでした。
ここでもう一度はまっちさんの未合格体験記に戻ると失敗の原因分析で「皆が考える多数派回答をそっと置いてくる」スキルが必要だったことに触れています。
この2つは必ずしも同義ではないけれども、聞かれたことに素直に答えられれば自ずと多数派回答に近づくのは明白です。
「なんだ、聞かれたことに答えるなんて当たり前だし、皆が考えることを書くなんてそれこそ誰にでもできるじゃないか」って思う方もいるかも知れません。
でも、これが実は簡単ではないし、これこそが中小企業診断士の基本的な資質として問われていることなのではないかと考えます。

はまっちさんの2つの体験記は、素直に答えることの難しさと大切さを改めて教えてくれています。
みなさんが2次対策を進めていく中で、是非とも「素直さ」を意識してみてください。

はまっちさん、多くの受験生にとって旨味のある調味料となるような合格体験記を寄稿頂き、心から感謝です。
合格したからと言って、道場との絆が途切れるとは思っていません。むしろ同じ診断士として活動していく今後の方が今まで以上のお付き合いができるのではないかと勝手に期待しております。
合格者の立場から今後も道場へのコメント等頂ければ幸いです。 m(_ _)m

 

※セミナー告知※

既にご連絡の通り、道場では2/27にセミナーを開催します。
先着順に受付しており、定員になり次第締め切りとさせて頂きます。
まだ受付可能ですが、例年残り一週間から申込みが増えてきますので、ご検討の方はお早めにお申込みくださいませ

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2月が近づき、道場では平成24年度診断士試験合格者から4代目メンバーを迎え、着々と代替わりの準備中。
ふと、本ページ右手の「執筆メンバー」に目をやると多才な面々の多彩なプロフィールがひっそりとアップ。
舞台袖にて、今や遅しとデビューを待ちわびています。
ますます進化する一発合格道場に、今後とも乞うご期待!!

さて、今日は一発合格を目指し、合格に足る十分な実力をお持ちになりながら惜しくも栄冠を逃したねじさんから貴重な未合格体験を頂きました。
合格体験記と比較して、未合格体験記は希少。去年同じように涙を飲んだ方にとってはもちろんのこと、今年初めて診断士試験に挑戦する方にとっても参考になると思いますので、是非じっくりとお読みください。

===寄稿ここから===

はじめまして、ねじと申します。

地方住TACストレート本科。31歳独身です。
2012年は初受験ADAA総合Bで不合格でした。

試験が終わったときはぎりぎり合格ラインに滑り込めている感触はあったのですが、事例ⅡでXとYを逆にしたことがどう結果に響くか、と微妙な感じで、悪い意味で予想通りというか判定Dで足きりという状態です。

私のSWOTです。
——————————–
強み
・直近3年間1800冊の読書による読解力
・2次を意識した勉強

弱み
・未婚であること
・地方在住による必然的なDVD生であること

脅威
・突然の出張
・業務の繁忙期における連続的な残業

機会
・スクーリングによる生講義
・ネットで知り合う地元の診断士受験生との交流
——————————–

私が資格を目指したのは、2011年5月にどこかのHPの占いで、中小企業診断士が一番向いていると判定されたことがきっかけです。
それまでは読書をしていて知らない知識があると読んでも理解できないことが少なくなく、(競争の戦略やマーケティングマネジメントも買って読みましたが理解できなかった^^)体系的に知識習得ができそうだなということが大きかったです。

10月までどうしていいのかわからずもんもんとしていたところ、ネットで知り合った同じ歳の人がTACに通い始め、講義がとても良いと話して、早速次の日にTACへ体験入学し、翌日正式に晴れてTACストレート本科生となりました。
それからは週25時間を2次試験が終わるまで続けました。
(講義一つ一つが面白く、苦しかった記憶が無いのがびっくりです^^)

 

◆1次試験の勉強法◆

1次試験は446点程度なので参考にならないと思います。
DVDの講義の開始日にできる限り聴講する

講義の区切り毎にまとめノートを作成する

養成答練まで過去問・スピ問を解かない
こうすることで、地頭としての力と平均的に受験生が取る点数のギャップを知り、自身の弱みを抽出することができる。

完成答練では過去問をしっかり行う
養成答練や過去問で抽出した弱みの克服ができているか測定できる。

公開模試を本番とし1ヶ月前倒しのスケジュールを組む
(判定はボーダーラインちょい上程度でしたが^^)

財務対策の期間を設ける
TACの財務集中特訓で診断士対策としての財務を得意と思えるようになりました。

本試験直前3日間はどうしても休みたいことを上司や周りの人に事前に伝える
試験当日は出張のため休みは取得不可という状況でしたが、運良く?プロジェクトが中止となり直前1週間休めました。

 

◆2次試験の勉強法◆

2次試験に必要な資料を1次試験勉強開始直後に入手。
自分は躓くことで学習するという傾向があるので、いかに躓くことができるかを考慮して学習の計画を立てました。
躓くことで現実と感触のギャップが図れます。
また躓くことで初めて自分の血となり肉となると思います。
解いた過去問を紙という媒体に残すことで、自分のクセが分析できるようになります。
(昨年の2月ごろに解いたH23とH22の自分の解答は今でも宝物です^^)

72事例を解く
本試験の前日に72事例解き終わりました。
(過去問8年32事例+TAC演習16事例+公開模試(TAC,LEC,大原,MMC)16事例+村井問題集8事例)

勉強会で学んだ知識を聞く&話す
2次初学者ばかりだったので最初は再現答案のレベルも高くなかったですが、回を重ねるごとに話すレベルも驚くほどに向上し、最終的に大変有意義な勉強会だったと感じます。
個人的には、自分が拾えなかったキーワードをどのようにして拾ったかを教わることが勉強になりました。

スクーリングを活用し生の講義を受講する
2次試験に関しては、DVDは危険だと思いました。
理由は、会社という枠組みの中で製作されたDVDには話してはいけないことが話せないため、受講する側としては、どうしても模範解答という枠組みに縛られてしまいます。
模範解答は残念ながら数ある解答プロセスの一例にしか過ぎません。
2次試験に関しては、自分の解答プロセスを確立することが必須です。
よって、模範解答が重視され、それによる採点が行われた単なる結果である点数等に振り回されてしまう点が、特にDVDでは危ういと感じました。

スクーリングでは、「この模範解答はいまいち」と明確に話してくれたことが、学習していて自信につながりました。
この点が非常に良かったと感じます。

 

◆今後◆

・一次試験を受験する
免除されていますが、駆け込んで詰め込んだ知識を定着させる意味でも、再度勉強を行い、合格ラインの420点を目指します。
(昨日H24年度の試験を再TRYしたところ367点(53点不足)という散々なものでした)

・面白かった経済学を勉強する
石川秀樹先生のWEB講義を通しマクロ・ミクロ経済学を自分のモノとする

・2次試験対策
12年分の過去問分析
未消化の計40事例で解答プロセスをチェックする

 

◆最後に◆

今年の不合格の要因としては、自身の確立した解答プロセスが、(例年当たり前のようにあるであろう)不確実な風にゆさぶられて大きく軌道がずれてしまったこと。
決して、コーズを知らなかったという知識的な面ではない。

今年得られたものは、誰でも必ず合格できる試験ではあるが、原因を内とするか外とするかで、合格までにかかる期間が変わってくるという点。
原因を自分の内に見出せるかどうかがこの試験の鍵だと感じました。
(2012年は様々な”合格までの因”を積んだという単なる要因で勝手に合格するだろうと考えていたことが敗因と思ってます)

ストレート生は勢いで合格可能だと思います。
2次試験で問われていることは非常にシンプルです。
2ヵ月半勢いを保ち続け到達するレベルが合格基準だと思いました。

つまり、今年は2012年の勢いでの合格は不可能。
自分のベーススキルでの合格しかできないと思います。
よって、自分のスキルが増す分、多様な判断ができる中で、唯一ある要求を正しく捉えることの重要性が増し、多年度というプレッシャーも相まって、自分が目指す合格への難易度は上がるだろうと考えています。

勉強以外でも遊びや独立に向けての経験を積み、1年遅れというビハインドを引きづらないようがんばる次第です。

長々とありがとうございました。

===寄稿ここまで===

いかがでしたでしょうか?

私はこの体験記を読んだ時、合格体験記を読んでいるものと錯覚してしまいました。
文章の端々から垣間見える高い分析力ストイックさ。そして何より密度の濃い試験対策
ねじさんは、早期から2次試験を見据えた学習を行い、72事例を解き、地元勉強会でDVD生のハンディをカバーしつつ、スクーリングにも目的意識をしっかり持って遠路参加していました。
ねじさんが1年間やってきた試験対策は、合格者のそれと比較してなんら遜色がない。
「ここまでやってもダメなのか」という読者のため息が聞こえてきそうです。

ADAA

この結果が、ねじさんの実力の高さ2次試験の恐ろしさを如実に示しています。

ねじさんは、躓くことで学習し自分の血肉をなして初挑戦ながらAを3つ獲得しました。
そして、本試験で躓いたことで自らの不合格の要因を、

「自身の確立した解答プロセスが、(例年当たり前のようにあるであろう)不確実な風にゆさぶられて大きく軌道がずれてしまったこと。
決して、コーズを知らなかったという知識的な面ではない。」

と冷静に分析し、腐ることなく、ぶれない解答プロセスを確立するために走り始めています。

躓くことで人は成長する。
大事なのは躓いた時に下を向くか、前を向くか。

試験である以上、差し当たりの目標は合格。
それを逃したのは残念なことだけども、未合格体験の中にも合格に匹敵する価値があることを教えてくれる貴重な体験記だなぁと思いました。
そんな未合格体験記を寄稿してくれたねじさんの勇気に感謝です。

そして、今年の試験では積み上げたベーススキルをいかんなく解答用紙に反映し、その暁に合格体験記をこの道場に寄稿頂けるよう心から願っております。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今日の体験記は、道場の2次試験後オフ会と口述対策セミナーに参加頂いたまっきーさんです。
まっきーさんは、とてもバイタリティに満ち溢れる方で、並み居る道場愛飲家の面々を引き連れ、2次会から3次会と軽快にはしご。
ふと気付けば日付は疾っくの疾うに更新されているけど、まっきーさんは真剣な眼差しでまだまだ語り続ける。
そしてうちあーの、遂に陥落し爆睡@27時。

そんなまっきーさんの痛快合格体験記をとくとお楽しみくださいませ!

===寄稿ここから===

はじめまして、まっきーと申します。
TAC1・2次ストレート総合本科生(通学)を受講し、おかげ様で何とか合格する事が出来ました。この一年間、何度も何度も訪れた道場への感謝(と、2回ほど参加した飲み会での罪ほろぼし)を込めて寄稿させて頂きます。

 

【診断士を目指したきっかけ】
20代は遊びの延長の様な仕事で楽しくのん気に暮らしていました。
色々な事情から当時の上司が会社を立ち上げ、そこに仲の良かった愉快な仲間達が集合。
しかし、皆経営に関して素人のため一年目からいきなり会社倒産のピンチを迎えてしまいます。(まぁ、当然といえば当然)
あせってビジネス書なるものに手をつけるも知識がなさ過ぎて意味が解からない。
こうなったら誰かに教えてもらうしかない…そうだ!学校へ行こう。どうせなら資格もとれたらお得かも。
こうして出会った診断士試験、真剣なのかふざけているのか、よくわからない理由で学習をスタート。

 

【一次試験対策】

①講義前にWebフォローで予習しつつスキマ時間にTACでもらったトレーニングで意味のわからない言葉達を自分に馴染ませる。
②講義後にスピード問題集と過去問題集で復習する。
(…王道すぎて申し訳ないです)

講義なりテキストなりでぼんやりと頭に入ってきた知識を問題集でひたすら間違い、解説読んだりネットで調べたりを繰り返していくうちに用語や論点のイメージをちょっとずつ固めてゆく感じ。だから何回も解きました。あとは試験のためという訳ではないですが、いちいち「これ、会社で使えるかな」とか思いながら勉強していました。
ノートは基本的には作らず、直前期になって間違いやすい所などを少しまとめた程度です。

 

【二次対策】
一次試験終了後まで全く手をつけず、何をやっていいのかもよくわかっていない状態でしたが、とりあえず72事例を解く事前提にざっくりと2ヶ月半の学習スケジュールを作成しました。
そうこうしている内に迎えたTACの2次模試では周りがAランクを目指しつつ一喜一憂している最中、E判定を叩き出しました(笑) 。

最初はある程度事例を解いてゆけば何か掴めると思っていましたが、このままよくわかっていない状態でやみくもに数をこなしても出来る様にならないかも・・と作戦変更。9月の初旬から中旬くらいだったと思います。

 

【二次対策・改】

道場記事で情報収集しなおし二次試験を理解する。
②「ふぞろいな合格答案」等を活用し合格した方々の答案を見てレベル感を把握する。
③一番解答例が揃いやすく自己採点が行いやすい5年分の過去問を時間内で納得できるレベルまで何度も解く。

自分の答案をちょっとでも合格レベルに近づける為、赤ペンでツッコミを入れては間をおいて解きなおす、を繰り返しているうちに合格答案のイメージがやっと少しだけ見えてくる様になりました。
プロセスも多少は固まってきたか?・・・とはいえこの時すでに9月下旬

本番まで一ヶ月を切ってもこんな事をのん気にやってきたおかげで、(全然良い事ではありませんが)試験直前でも手の回らなかった初見の問題(TAC2次本科完成演習8事例)はたっぷり残っていました。
10月に入っても訳のわからない設問に遭遇し、ありとあらゆる大事故を起こしまくり、事例で起きるパニックに対する免疫だけはしっかりついてました。

 

【最後に】
振り返るとひたすら過去問を繰り返していたに尽きます(苦笑)。
読んでおわかり頂けるとは思いますが、私には元々合格に必要な能力やスキルがあったとは考えにくいですし、二次に至っては周りの人達と同じ土俵に上がるどころか国技館にようやく到着したくらいの状態で試験を迎えました。
ただどれだけ可能性が低くてもゼロじゃない。勝因があるとすれば諦めが悪くしぶとくこなしていただけです。
もしこの先の受験勉強で何か壁にぶつかった時、そういや落ちこぼれでも努力次第では受かってたなと思い出して、もう少しがんばってみようと思って頂けたら幸いです。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。

===寄稿ここまで===

どうでしたか?
何ともドラマティックなサクセスストーリーですよね。

一次対策においては、予習→講義→アウトプットの繰り返し。これはご本人も言っている通り王道そのものであり、道場理論で言うところの、
予習重視
アウトプット重視
ひたすら繰り返し

特別なことをやっているわけではない。
けれど、間違いを繰り返しながらも王道を最後までやり遂げることは生半可ではできないし、それをやり切った先にこそ栄冠が待っていることを改めて教えてくれています。

さらに二次対策においては、当初、二次試験がどんなものか分からずに、一次試験対策同様にとにかく数をこなそうと計画するも模試でE判定。
誰しも失意を感じる状況でしょうが、ここでの作戦変更がストレート合格へのターニングポイントだったと思います。

まず、まっきーさんは失敗後すぐさま合格のレベル感を探しに行きます。
そして自分の解答とのギャップを把握し、そのギャップを埋めるための練習を繰り返す。
繰り返しの内容が、「過去問」を使い「時間内で」というのも深く共感しました。さらっと書いていますが、時間内というのは本試験への対策上非常に効果的です。

くれよんも書いている通り、PDCAのC→Aに至る思考プロセスが肝要。
まっきーさんもCの質が高く、改善点を自分のものにするためのAの量が十分であったことがぎりぎりの国技館入りでも勝ち名乗りを得ることができたのでしょう。

では、どうしてそれを実現できたのでしょうか?

振り返ってみると、オフ会深夜、睡魔で意識が遠のく中、まっきーさんが

「仲間と立ち上げた会社を危機からどうしても救いたい!」

と思いの丈を語ってくれていた記憶が蘇ってきました。

受験勉強を始めた時の熱き初志があったからこそ、苦境に直面しても諦めずにしぶとく切り抜けられたんじゃないかなぁ、って思います。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

平成25年合格目標の受験対策を進めている方々。TACスト本科生のスケジュールだとそろそろ運営管理の養成答練ですね。
みなさんの「俺様学習法」は見つかりましたか?暗記と理解を自分なりに仕分けしてみると学習に弾みがつきそうですね。
2次試験にも繋がるこの大物科目を積み残しなく、無借金で次に進めると今後の展開がかなり優位に進められますのでがんばってください。

平成24年合格を果たされた方々。次なるステージ、中小企業診断士登録に向けてのプランは決まりましたでしょうか?
今月末(東京以外の地区は2/1)からスタートする実務補習に申込み済みの方も多いかと思われます。

そこで今日の本題はそんな「もうすぐ診断士」の方々向けに実務補習のお話しです。
はじめて受講する実務補習のイメージや目的意識を持って頂ければと思います。

 

◆実務補習って面白い◆

実務補習に対する評価はポジティブ派とネガティブ派の双方あるようですが、私は圧倒的にポジティブ派です。
その主な理由は次の3つ。

①企業診断・コンサルティングの流れが分かった

過去記事で使ったチャートですが、再掲します。

私自身、企業コンサルティングは全くの未経験だったので、実務補習を通じて実企業の貴重な情報とお時間を頂き、企業診断・コンサルティングの流れを一から実践的に学ぶことができたのでとても有意義な体験でした。
偶然の組み合わせで集まった6人あるいは5人がチームワークを発揮しながら、「診断先の役に立つ診断報告」というゴールに向かって作業することは貴重な機会と言えます。
また、診断士試験が1次、2次筆記・口述、実務補習と段階を追ってスキルと姿勢を学ばせるプロセスであることを実感し、なんとも言えない達成感を得ることもできました。

②プロコン指導員直伝の指導を受けられた

私は2人の指導員先生に師事しました。いずれも先生も前評判では「めちゃくちゃ厳しい先生」とのことでしたが、心配するに及ばず。
お二方とも、人間味溢れる個性的な先生で楽しい時間を過ごさせてもらったと感謝しています。
1人目の先生は営業が上手で、我々の提言を気に入ってくれた経営者に対して売り込みを行い、継続支援のお仕事を取り付けてくれました。
また2人目の先生からは、診断士として、あるいは実務補習指導員として長年のご経験で培われた「企業診断メモ」を実務補習期間中の要所要所で頂きました。診断士としてのエッセンスが詰まった数々のメモは今でも私の大切な宝物になっています。

③良き仲間と巡り合えた

私にとっては、これが何よりも大きな収穫でした。
こぐまもこの記事で指摘している通り、実務補習で同じ班になった人たちは苦労しながら同じ釜の飯を食った仲間。
私の場合、2月実施の実務補習メンバーとは、今でも診断士活動を継続しています。
上記の実務補習延長戦のみならず、チームメンバーが関与している企業の研修業務なども受託するようになりました。
このチームは、実務補習で凝縮した時間を過ごした結果、お互いの良さを理解し、気心が知れるようになり、チームとしてうまく機能していることが大きな強みに繋がっているのだと感じており、今後も一緒に診断士業務を行っていくつもりです。

 

◆データで見る実務補習◆

今年の実務補習案内に記載されている募集定員を合格者数との比較、さらに去年の募集定員との比較をしてみました。
東京・名古屋・大阪以外の地区については、定員不定なので、ここでの考察データからは除外します。


東名阪3地区での募集定員合計(15日間+5日間)は755名で、昨年の595名と比較すると160名増となりました。
(ご参考まで、去年の東京地区は募集定員420名に対し、班別名簿の記載された実際の受講者数は430名でした)
ただ同地区の合格者数は平成23年度719名に対して、平成24年度1,084名と365名の大幅増ですから、募集定員増分は合格者数増分を十分にカバーしたとは言えません。
2月実施の15日間コース受講者の大多数が当年合格者(つまり過年度合格者は少数派)と仮定すると、去年は当年合格者の約4割が4月登録をしたのに対して、今年はそれが約3割になります。
そうすると必然的に以降の実務補習での需給バランスにおいて、供給不足の懸念が出てきますよね。

 

◆ちょっとした裏技◆

上記データからの懸念を少しでも解消するために、私が実際に行ったちょっとした裏技を披露致します。

私の場合、当初2月実施で5日間コースを選択しましたが、同じ班の私以外のメンバーはみんな15日間コースでした。
メンバーはみんなとてもいい人たちで、またバックグランドも多様性に富んでいるため刺激的で、楽しく実務補習に取り組んでいました。
そんな中で、メンバーから「15日間コースに変更して一緒に続けましょうよ」と誘ってくれました。
2月下旬にどうしても休みが取れない環境でしたが、3月にある15日間コースの3社目ならスケジュール的にも可能だったので、「2社目パスで3社目に復帰させてもらえるならば」と身勝手なことを言っていたら、指導員先生が診断協会と話を付けてくれちゃいました。
つまり、変則10日間コース。これに加えて9月に5日間コースを修了して、10月登録することができました。
診断協会って融通が利かなそうな感じがあるけど、結構フレキシブルに対応してくれます。

今回5日間コースを選択している方、もし条件が揃えばこういうネゴも通じるかも、ということを頭に入れておくとよいですよ。
うまくいけば受講者は登録要件の自由度が増し、他のメンバーは負担増を回避でき、協会は潤う。 これぞまさしく三方よし(企業経営理論H21第9問参照)

 

◆まとめ◆

診断協会の宣伝をするつもりは毛頭ありませんが、上記でも述べた通り、実務補習ってうまくできた制度だなぁって思います。
実務補習の受講料は決して安くはないので実務従事って方法もあるし、また、メンバーや指導員を選べないので中には合わない人もいるかもしれません。

でも自分の取り組み如何では、診断士試験制度の一貫性を踏まえながらのよい勉強の機会になるし、場合によっては今後の診断士活動の基盤になる体験や出会いがあるかもしれません。
是非とも積極的にチャレンジしてみてください。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



明けましておめでとうございます!うちあーのです。
今年も何卒もよろしくお願い致します。

 

一年の計は元旦にあり

みなさんは今年一年間の計画を立てられましたか?
一発合格道場の読者の多くが挑戦されるであろう中小企業診断士試験。例年通りだと、下記のスケジュールになります。

5月15日
第1次試験案内公開 & 受験申込受付開始

8月3日・4日
第1次試験

8月23日
第2次試験案内公開 & 受験申込受付開始(第1次試験免除者のみ)

9月3日
第1次試験合格発表 & 第2次試験受験申込受付開始(当年度合格者)

10月20日
第2次筆記試験

12月6日
口述試験を受ける方の発表

12月15日
口述試験

12月25日
合格発表

※あくまでも例年ベースの予想です。正式には5月中旬ごろ中小企業診断協会のHPにてアップされますので必ずそちらをご確認ください。

 

元旦はそもそも1月1日の朝を指しますが、今からでも遅いことは全くありません。上記にご自身が利用されている受験校のカリキュラム模擬試験(他校含む)の予定を加えて、今年の診断士試験挑戦の骨格を真新しい手帳に書き込んで、一年の計を立ててみては如何でしょうか?

さて、昨年末からこの道場に続々と合格体験記・未合格体験記が寄せられています。本日の合格体験記は、2012年度に見事ストレート合格を果たされた現代のサムライさんです。
早速ですが、まずはお楽しみください。

 

===寄稿ここから===

1、      はじめに

はじめまして、「現代のサムライ」と申します。TACの1・2次ストレート本科生に12月から途中合流をし、そのまま平成24年度中小企業診断士試験に合格しました。さて私の勉強方法は他の方と比べとても変わっていると思います。なのでこんな勉強法もあるんだという意識で眺めていただければと思います。

ではこれから実践していたことをいくつか紹介していきますが、全部に共通した課題がありました。それは「理解する」ということです。これから紹介する方法はそのためのツールという位置づけでお読みいただけると幸いです。

 

2、      私の勉強法 ― 1次試験 ―

Ⅰ、予習は色分けの時間

予習は気合をいれて行っていました。予習の内容は一言で言ってしまうと次の講義で扱うテキストの該当部分を読み込むことをしてました。しかしその読み方は普通ではありません。テキストの文章構成を意識したかったので、まず全体を見てから部分を読み込むということをしていました。具体的に申しますと、例えば企業経営理論の目次を見ていただくと、大きく「戦略・組織・マーケティング」と3編に分かれており、各々の編は4~9程の章からできています。さらに各章もいくつかの要素から、そしてさらに細かい要素というように構成されています。なのでまず同じレベルの要素を確認してから1段小さい要素を確認し、この文章は全体から見てどんな位置づけあるのかを考えるようにしていました。

また文章の読み込みでもメリハリをつけていました。イメージとしては骨組みを確認して、その後に肉部分を見ていくことをしていました。骨組みとはその文章の最も言いたいこと、肉部分は骨組みを説明している箇所です。例をあげると、「デファクトスタンダードとは○○のことである。その例として~」という文章のとき句点までが骨組み、「その例として~」以降が肉部分です。

そして要素をピンク、骨組みをオレンジ、肉部分を黄色というようにそれぞれを色分けしていました。

その後、予習時に理解できなかった部分を理解することが講義での目的でした。

Ⅱ、答練では語尾を予想する

特に経営・法務での話になりますが、問題をスピーディーに解くために、一つ一つの肢を読むときには語尾が何だったら正しい肢になるかを予想するようにしていました。具体的には、「語尾が肯定なら正しい肢だな」と予想しながら読んでいきました。そうすることで①スピーディーな判断の練習②予測することができるレベルの知識が身についているかの確認をしていました。

 

3、      私の勉強法 ― 2次試験 ―

2次試験の準備としては、問題を解くことを重視し、その中でプロセスの確認を行っていました。およそ3ヶ月の期間でしたがその中で2つやり方を修正して本番に臨みましたので、そのうち1つをご紹介したいと思います。

Ⅰ、「与件文からメモ書きに転記」→「転記するのを止める」

回答案を考える際に与件文からキーワードを抜き出し、矢印でつなげ因果関係を視認できるようにしようと試みていましたが、メモ書きの作成に時間が想像以上にかかっていたため、回答時間を80分に収めるためにメモ書きを作るのを止めました。その代わりに与件文に直接に書き込むようにしました。例えば、問題点と対応策を聞かれていたら、与件文の問題と思われる箇所に直接「問題」と書き込み、その原因部分に「改善」と書くなどしていました。

 

4、      試験直前期、意識的にオン状態にする

これは1次にも2次にも共通して言えることですが、文章の理解力にギャップが生じた経験はないですか?調子がいい時は文章が頭の中にスーと入ってくるが、一方で何度も読んでも理解できない時もあるなどです。私の場合そのときの時間効率の差が顕著でした。なので、どうしたら本番で調子がいい状態、いわゆるオン状態にできるかを考え実行しました。それは“本番前にある動作をする習慣”を作ることでした。具体的には「開始時刻の前に30秒目をつぶる」というものです。これを過去問を解く前に必ず行っていました。おかげで答練時と普段とでメリハリをつけることに成功しました。

 

5、      終わりに

私がストレート合格できた1番のポイントは、“腹を据えた”ことだと思います。昨年の今頃を振り返ってみると目の前の科目を理解することに一生懸命でした。そしてこの1年間は空いている時間のほぼ全てを勉強に費やしていたと自信を持って唱えることができます。その積み重ねが合格に結びついたと思います。

いま勉強をされている皆様へ、最後までお読みいただきどうもありがとうございます。1年は決して長くないです。合格を勝ち取るためにはいかに効率良く勉強するかにかかっていると思います。是非頑張ってください。

 

===寄稿ここまで===

 いかがでしたでしょうか?

こぐまがこちらの記事で指摘している通り、お寄せ頂いた合格体験記を読んでいると合格者に共通したコンピテンシーが見えてきます。現代のサムライさんの場合、ご自身が言っている通り勉強法については独自の方法かもしれませんが、

・何のための予習か、講義に出席する目的は何か、を明確にした。
・選択肢を見分けるための仮説を立て、愚直に実行した。
・2次試験の解答プロセスを見直し、80分を最大限活用できるように修正した。
・1年間空いている時間を地道に勉強に費やし続けた。

などは、ある意味合格者特有の行動パターンでしょう。

加えて、現代のサムライさんが語ってくれたのは「本番力」いかに本試験で自分の持てる力を最大限に発揮できるか。私もこれは本当に本当に大事だと思います。みなさんも過去問や答練に臨む際に、どういう準備をすればオン状態になるのか、ならないのか、を今から色々と試して、ご自身なりの「本番力」を研鑽していくとよいでしょう。

現代のサムライさん、成功への示唆に富んだ貴重な体験談を寄稿頂き、本当にありがとうございました。

 

Ciao!
by うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです!

診断士受験生の人気ブログ「目指せ2012中小企業ストレート合格!」のお薬ハックさんから、貴重な合格体験記を寄稿頂きました。

お薬ハックさんは、地方都市在住でほぼ独学という、情報戦の観点からは一見不利に思える環境にもかかわらず、学習開始からおよそ半年余りで驚異のストレート合格を果たされました。

そんな離れ業をどのように実現したのか。その極意をとくとお楽しみください!

===寄稿ここから===

はじめまして、お薬ハックと申します。

この度4月から学習を開始してストレート合格をすることができました。お世話になった一発合格道場の皆様へ合格体験記という形でお返しがしたく投稿させて頂きました。

 ○自己紹介

32歳、薬学部卒の理系。北陸の地方都市に住んでいます。

2012年4月に医療系メーカー営業職から医療系卸営業職へ転職。転職に伴い、スキルアップとして中小企業診断士の取得を目指す事にしました。中小企業診断士に関連する資格は所持していませんが、20年近くPCを使っているため経営情報システムの敷居が比較的低かったです。

学校はLECの「1次2次ストレート合格コース」をDVD講座で受講しましたが、実際にDVDを聴講したのは「1次試験ガイダンス」「企業経営理論」「2次試験ガイダンス」のみで8割近くは見ていません。LECテキストを使ってはいますが、ほぼ独学に近い状況です。

1次試験の結果は440点(62.9%)。勉強時間は(1次)勉強290時間+調査20時間(2次)勉強150時間+調査30時間+ブログ執筆30時間です。

 

○合格に繋がったと考えている5つの理由

自分の行動を振り返ったところ、合格に繋がったと思う要素が5つありました。これらは1次試験、2次試験に共通の要素だったと考えています。

1.今年しかチャンスがない!と強く考えていたこと

1次試験まで4ヶ月しかありませんでしたが、科目合格は一切狙っていませんでした。転職1年目のしか時間がない、2年目以降は仕事が忙しくなり勉強ができなくなる!と考えていたため、『ストレート合格するために何が必要か』と強く意識するようになり、それが様々な行動に繋がりました。

例えば1次試験では、難しくて学習が進まない科目があった際は補助テキストを探して勉強の敷居を低くするなど、限られた時間で効率良い勉強をする方法を常に探していました。また、2次試験ではブログを活用して様々な方からアドバイスを頂いたり、勉強仲間を募って勉強会を行うなど、“仲間がいない”という地方在住のデメリットを跳ね返そうとしていました。

こういった行動が出来たのは、ストレート合格しかない(来年は受験できない)、と考えていたからこそだと思います。

2.成功者の“合格に繋がる行動”を分析して自分の勉強方法を考えたこと

前職は成果主義を導入している会社だったのですが、「繰り返し成果を出す人間には“成果に繋がる行動”がある」「他人の成功事例をマネすることでより早く成果を出すことができる」といったコンピテンシーやナレッジに関する考え方が浸透している会社でした。その経験から、短期間で合格するには合格者が“なぜ合格したか”を分析し、マネできそうなことを取り込んで自分の勉強方法にする事が最短ルートだと考えました。

1次試験ではブログやLEC、TACのHPに掲載された合格体験記から自分と同じ4月スタートの方を探した結果、3人いました。3人とも過去問の学習を重視されていたので、僕もそれをマネして過去問を重視した学習方法にしています。

2次試験ではLEC、TACの合格体験記があまり参考になりませんでしたので、ふぞろい、一発合格道場、タキプロの記事を細かく読み、2次試験突破に必要な事を学びました(素直に考える、与件文から抜く、伝わる文章を書くなど)。他にも模試や勉強会の活用、当日のお作法などLECのDVD講座では学べなかった事を多く学びました。

こうやって集めたノウハウから使えそうなものだけ選び、自分の勉強方法を確立させました。自分自身で考え出した事は何もなく、全て他のいろいろな方のマネをさせて頂いています。

3.周りに惑わされずマイペースだったこと

2と繋がりますが、情報収集をしっかり行った上で自分の勉強方法を確立させたので、「後は勉強するだけ」と開き直って日々を過ごせました。また、試験当日に従来と違うパターンの問題が出ても「みんな解けないから差が付かない⇒気にするだけ無駄」と落ち着いて解くこともできました。このようにマイペースを貫くことができたので、精神的に安定して勉強をしたり試験に臨んだりすることができました。

4.勉強に集中できる環境作りをしたこと

僕は結婚していて0歳の子供が1人います。家族の時間と勉強時間をどうバランス取るか悩んだのですが、妻と相談して平日夜や休日の日中に勉強させてもらう約束をしました。また、自宅で勉強しても集中できないので近所のマクドナルドや図書館を勉強場所に使っていました。自分の生活に合わせて勉強時間や勉強場所を整えたことで、勉強に必要な集中力を出しやすい環境を得ることができ、効率よい勉強に繋がりました。

5.自分の学力の客観視を重視したこと

とにかく時間が足りず、どんなに頑張っても合格ラインに滑り込むのが精一杯と考えていました。だから「合格ラインをギリギリ超える学力の取得」を目指すため、「合格ラインに必要な学力」と「今の自分の学力」を把握し、合格ラインを超えるためにどれ位の勉強が必要か意識しながら学習を進めていました。

1次試験ではテキスト熟読&簡単なノートまとめ⇒過去問⇒ノート改定⇒過去問⇒ノート改定…といった流れを繰り返し、過去問を解くために必要な学力を把握しながらインプットをしています。

2次試験は学力の客観視が難しいですが、TAC模試、LEC答練、自主勉強会を活用して他人に伝わる答案が書けているか必要な要素を与件文から抜き出せているか等、試験突破に必要な能力を身につけられたか判断していました。

○さいごに

なぜ2次試験を突破できたか良く分かっていないのですが、少なくとも勉強を始める前に体験談を分析して勉強方法を考えたのは正解でした。あれが良いこれが良いと迷うリスクと裏腹かもしれませんが、効率よい勉強方法を作り出すためにインターネットを使って、成功者の使えそうな部分だけをマネすると楽できると考えています。長文となりましたが最後までお読みくださりありがとうございました。

===寄稿ここまで===

ご自身のブログ同様、冷静な分析力と歯切れの良い文章で秀逸な体験記ですよね。

「自分自身で考え出した事は何もなく、全て他のいろいろな方のマネをさせて頂いています。」
このフレーズにはしびれました。

最短距離で合格するために「合格者はなぜ合格したのか」をインターネット上で情報収・分析し、使えそうなものを自分の勉強方法としてカスタマイズしていく。これが地方・独学のデメリットを解消しつつ、合計わずか520時間という超効率的なストレート合格を達成した最大の要因であり、今まさに2013年合格を目指している同様の受験生にとってもすごく参考になると思います。

お薬ハックさん、年末の大変お忙しい最中に寄稿頂き、本当にありがとうございました。

by うちあーの

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今日はクリスマス。
街中は華やぎ、心も自然とウキウキしてきますよね。
家族と、友だちと、恋人と。それぞれの素敵なクリスマスをお過ごしください。

 

「いや、浮かれている場合じゃない。今年の俺の恋人は診断士受験のテキストだぜ!」

今日、この時間にこの記事を読まれている読者の方は、そんな気持ちかもしれません。
いいですねそのストイックな姿勢が、来年の今頃に実を結ぶはずだと信じています。

今日はそんなみなさんのためにちょっとした発想の転換をご提供したいと思います。
TACストレートコースのカリキュラムでは、現在運営管理の講義が進んでいるころですよね。

この運営管理という科目の中の店舗・販売管理は、他の科目同様、机でも学習できますが、華やいだ街の中でも学ぶことができます。
経営論や組織論、ファイナンスやアカウンティングはなかなか物理的・視覚的に見ることは難しいですし、生産管理も製造業で産寄りのお仕事をされている方でなければなかなか見る機会が無いですが、店舗・販売管理はみなさんのお近くのお店に行けば、いくらでも学習のネタがあります。

例えば昨日、近所のショッピングモールに行ったのですが、総菜売り場はチキンだらけ。日本中の鶏を買い占めたのかと思うくらいの勢いでしたが、特にローストチキンが凄かった。
夕方16時くらいで来客数もかなり増えてきた時間帯で、店頭に山盛りに陳列してあったのですが、厨房内ではまだまだ焼き続けて、既に200本くらいは陳列待ちの状態。
こちらから見ると、あんなに焼いて廃棄ロスにならないのかと心配になるほどでしたが、恐らくは確立されたECRで特定時期の特定商品に関する需要動向管理がなされ、その需要予測に基づき売上高予算仕入高予算在庫高予算が組まれ、さらにはGMROIも計算されるのでは。。。
現実的にどこまで実施されているかは分かりませんが、理屈としては成り立ちますよね。

店舗はまさに運営管理(店舗・販売管理)のネタの宝庫

例えば、規模や業態の違う色々なお店の外観を見て、
・どこがファサードでどこがパラペットか。
・どうしたら店舗をアピールできるか。
・開放度と解放感、それぞれどんなお店が高いか、低いか。

例えば、店舗内をぐるっと見渡し、
・入り口に何が何のために置かれているか。
・客動線を長くする工夫はなされているか。
・マグネットとしてどこに何が置かれているか。
・従業員動線を短くする工夫はなされているか。
・陳列の手法や並びの意図は。

例えば、商品を観察し、
・インストアマーチャンダイジング(ISM)がどのようになされているか。
・カテゴリーマネジメントがどのようになされているか。
・JANコードとITFとインストアマーキングの違いは。

挙げたらきりがないくらい色々あると思います。

今まさに店舗・販売管理を学習されているのであれば、少し机を離れて、街中に繰り出してみる。これもまたひとつのストイックな行動かもしれませんよ。

ではでは、Happy Holidays!

by うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

昨日2012年12月16日は、中小企業診断士2次試験「口述試験」が行われました。
改めて考えてみると、診断士試験って本当に過酷ですよね。

ストレート生の場合、8月の1次試験までがマラソンのような長丁場。
そして、マラソンのゴールを見事切ったと思ったら、間髪入れずに10月の2次筆記試験への対策。これはマラソンの後に1万メートルを走るようなもの。
そしてそして、1万メートル走で歓喜のゴールに辿り着いたと思ったら、あと100メートルダッシュだぁ~!みたいな。
何しろ「1ヶ月半も前に受けた4事例の与件を全て頭に叩き込み、関連知識を整理して、口頭の質問に即興で2分間話し続けなさい。準備期間は1週間です。」って結構な無茶ブリですよね。

受験された方、本当にお疲れ様でした。これで受験生として試験突破のためにやるべきことはすべて終了。あとは12月26日の2次試験合格発表を待つのみ。
合格発表で無事合格を確認したら、その後は祝賀会だ、実務補習だ、研究会だ、と楽しく刺激的な世界が広がっていきます。(もちろんご本人の優先順位や積極性によるところが大きいですが)

そんなパラダイムシフトが起こる前に、これまでの受験生生活の集大成として「合格体験記」を書いてみませんか?

 

◆「合格体験記」大募集!◆
今年の診断士試験の合格率は1次試験23.5%、2次筆記試験25.0%。単純計算で100人中6人も受からない難関試験を突破した合格者のみなさんの体験談は非常に貴重です。
道場では毎年この時期に読者の皆様の「合格体験記」を募り、記事化して投稿させて頂いております。
今年合格されたみなさんの中にも、道場読者の先人たちの成功体験、失敗談、考え方や学習方法、モチベーションの保ち方などを自らの血肉にしていったという方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。

去年のハカセが言っているように、合格体験記はみなさんの体験を形式知化するものであり、
そのメリットは、

1.自分の成功体験を他資格・他試験など次なるステップへ応用できる。
2.他人に分かるように説明する能力を鍛えることができる。

であり、それが道場という媒体に寄稿することで、

1.自分の足跡を広く後進に伝えることができる。
2.生まれたてのフレッシュ診断士として執筆活動体験ができる。
3.自分の名前を世の診断士業界に知らしめることができる?!

ご自身のために、そして後に続く同志のために是非とも一肌脱いで頂ければ幸いです。皆様のご協力をお待ち致します!

 

◆「未合格体験記」も大募集!◆
また、同様の趣旨で「未合格体験記」も募集しています。
誤解のないようにして頂きたいのですが、募集するのは「不合格体験記」ではなく、「未合格体験記」です。
これは、今年ではない来年以降合格するけど、「未合格」な受験生の「途中経過」を寄稿頂くものです。

「2次試験の結果に納得していない」、あるいは「自分がどうして不合格になったか今一つ整理できない」、そんな未合格な受験生の皆様。
自分のこれまでの取組を整理するためにも、未合格体験記を寄稿してみませんか?

診断士2次筆記試験は個別の合格基準が公開されない試験。
口述試験を受ける資格を得なかった人のもとには暗号のような4つのアルファベットが届くのみ。

どうすれば「未」の字を取り除くことができるのか。
傷口に塩を擦り込むようなお願いであることは重々承知の上ですが、ある意味、未合格体験記は合格体験記よりも意義深いものです。
だからこそ、未合格の皆様の貴重な体験をこの道場にて共有頂けるよう、ご協力のほどお願い申し上げます。

 

◆募集要項◆

対 象:H24年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として最高2,000字(原稿用紙5枚)程度
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
応募方法 : webmaster@rmc-oden.com までメール

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

 

では、皆様からの熱い寄稿をお待ちしております!

 

 

by うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今日は2012年12月7日。そして今、午前10時を回りました。
去る10月21日に実施された中小企業診断士2次筆記試験の合格発表の時間です。

2次筆記試験を受験された方々にとっては、47日間の不安や期待が交錯する混沌から解き放たれる瞬間がやってきました。

運命の合格発表はこちら!
↓↓↓
社団法人 中小企業診断協会

合格者数1,220人、合格率25.0%。数・率ともに例年より多くの合格者が出ました

 

 

◆見事合格を勝ち取られた方々◆

本当におめでとうございます!心よりお祝い申し上げます!!

私は去年、合格発表を銀座の中小企業診断協会に見に行き、自分の番号を確認しました。
同じ場所に居合わせた学習仲間とともに分かち合った感動と興奮は今思い出しても胸が高鳴ります。
みなさんは今まさにそのような高揚感の頂点で充実感を噛みしめていることでしょう。

今日一日は、お世話になった周囲の方々に喜びの報告と感謝の意を伝えながら、一方最後の砦である口述試験への準備も始めるようにしてくださいね!
口述試験の肝は、情報力と面接慣れ。この2つを9日間という限られた時間で獲得するためには、できるだけ多くのセミナー参加や模擬面接をこなすのが一番効率よい対策です。
口述試験対策セミナーについて、ひめがばっちりまとめてくれていますのでこちらのエントリでご確認くださいね。

もちろん道場でも口述対策セミナーを開催します来週月曜日、12月10日に新橋にてやります。
私も去年参加したのですが、双方向を超えるマルチウェイな道場流口述対策セミナーは、本番までに何をすればよいか、また本番ではどうすればよいか、早期に具体的なイメージを持てたのがとてもよかったです。

詳細はこぐまの 告知記事 をご参照ください。
できるだけ濃厚な口述対策にしたいので少人数での募集とさせて頂いております。
あっという間に締め切りとなる可能性がありますので、できるだけお早めにお申し込みくださいませ

 

◆残念な結果だった方々◆

本当にお疲れ様でした。
今は何も考えられない、考えたくない心境かも知れません。
そんな心境を察するに私自身も胸が締め付けられる思いです。

でも、(私が言うのもおこがましいですが)みなさんがこの試験にかけてきた思いや努力をかけがえのないものです。
今回は無情にも結果は伴いませんでしたが、これまでかけてきた労力や時間は決して無駄ではないはずです。
むしろその労力や時間を将来的に活かすも殺すも、これからのみなさんの行動次第だと考えます。

まずはゆっくり休ん英気を養ってください。
そして充電期間を経て、新たなスタートを切って頂けたらと思います。
その新たなスタートが「診断士試験への再挑戦」であれば、未合格となった原因を分析から始め、対策を実行しましょう。その過程で道場が少しでもお役にたてれば幸いです。
そしていつの日か、中小企業診断として一緒に活動しましょう!

新たなスタートが診断士試験ではない方もいるかもしれません。
それでも、
・1次試験学習で積み上げた知識
・2次試験学習で鍛えた論理的思考力
・受験勉強を通じて知り合った友人
・そして何より自ら目標設定を行いそれをやりきった自信

これらは、ビジネスマンとして、また一人の人間として必ず将来活かせる大きな財産だと信じています。

 

◆今日は恒例のOPEN DAY!◆

そして、全ての受験生の方々へ。
我々道場メンバー一同から、道場を支えて下さったみなさまに厚く御礼を申し上げます。

診断士受験生にとって節目の今日、恒例のOPEN DAYを開催します

・「合格しました!」
・「残念ながら・・・」
・「口述がんばるぞ~!」
・「来年こそは!」
・「アンビリーバボー(^^)v」
・「インクレディボー(><)」
・「お母さん、ありがとう!」

みなさんの思いの丈をコメント欄に思うがままに書き込んでくださいね!
なんでも結構です! お待ちしております!

 

 

By 一発合格道場執筆者一同

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今年も師走が目前に迫り、年末の慌ただしさが間近に迫ってきましたね。
12月に入ると、忘年会だ~、クリスマスだ~、と世の中だんだんフワフワしてきます。

みなさんは週の何時間学習に充てるといった目標設定をしていますか?
因みに私は平日3時間、土日5時間(講義含む)で計25時間/週を目標にしていました。

学習成果 = 時間 x 質

であり、時間をかけたからと言ってが劣っていれば効果は半減するのは当然ですが、逆も真なりでいくらの高い学習をしても最低限の時間を投入しなければ成果が上がることはありません。
特に周囲の騒音が大きくなってくるこれからの時期は、目標学習時間を管理することで学習ペースを維持していくのも有効かと思います。

 

◆今が大事な時◆

さて、TACスト本科生のカリキュラムではもうすぐ財務・会計の養成答練ですね。
すでに企業経営理論で経験済みの通り、養成答練の目的は「テキストの理解度チェック」です。
テキストは過去問の出題領域での基本論点を纏めたものなので、道場流に言うと「橋げたの基礎がきちんと固まったか」をチェックするのが養成答練だといえます。

ここ、かなり大事。この時期に橋げたの基礎が固まっていれば、

・今後のアウトプット学習により応用力を積み上げ強固な橋げたを築き上げることができ、
かつ
・積み残しなく、運営管理以降の科目をスムーズに回していける。

反対にこの時期に橋げたの基礎が固まらないと、

・アウトプット学習が空回りする可能性が否めず、
かつ
・積み残しが運営管理以降の科目に影響を及ぼす恐れもあり。

このように考えると、財務・会計という一科目に留まらず、診断士試験全体へのインパクトが大きい。実は、が非常に大切な時期なのです。
どうでしょう?ちょっとドキドキしてきませんか?

◆基礎の固め方◆

TACの3回転方式にせよ、他の受験校にせよ、今は各科目大凡一か月程度かけて基本論点をマスターする時期です。
先週も触れましたが、怒涛の7週間になると1週間2科目になり、直前期は1日複数科目をこなしていくことになります。
この時期になると、一つ一つの論点をじっくり理解している暇はもはやなく「結論だけ暗記してしまいましょう」となってきます。
これは試験対策上、決して間違っているわけでなく、むしろ正しい戦術です。特に1次試験はマークシートなので理屈がわかっていなくても正解にマークが出来ればそれでよいからです。

でも今はじっくりと理解する時間があります。そして、じっくりと理解することこそが基礎固めとなります。
「理解する」とはそれぞれの論点の意味や目的を知ることです。

例えば、損益分岐点売上高って何?という問いに対して自分の言葉で説明してみてください。
・損益の分岐点となる売上高。。。そのまんまやないかぁ
・管理会計上の概念の一つ
・利益を上げるために最低限必要な売上高
・利益がゼロとなる売上高
・FC/(1-α)という式で表され、固定費を限界利益率で割ったもの
・目的は、収益性を評価すること

様々な表現ができますよね。紙に書き出してみるのもよいし、ブツブツと独り言をつぶやいてみてもよいです。
要は噛み砕いて自分の言葉で表現して、自分の腹にすとんと落とす、この作業を地道に繰り返していくのです。

 

◆まとめ◆

私が受験生時代、講師から「財務・会計だけは毎日続けてください」と何度も言われました。
財務・会計の養成答練が終わってからも、スピ問・過去問・トレーニングなどを使ってアウトプット学習を繰り返しました。

言い古されていますが、財務・会計をマスターするのに王道はなく、地味ながら一歩一歩の積み重ねが肝要。
その歩みを確かなものにするために、比較的時間に余裕がある今の時期だから出来ることとして、各論点の意味や目的について一つ一つツッコミを入れてみてください。
イメージ的には、自問自答のQCサークル活動でを改善していくって感じ。
分かったつもりになっているものが実は分かっていなかった、という罠が結構多いことに気付くかもしれませんよ。

 

では、今日はここまで。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2012年度の診断士試験2次筆記試験から1ヶ月。今年受験された方にとっては12月7日、運命の合格発表まであと2週間ちょいですね。
モヤモヤ感はまだ続きますが、一つの大きなことをやり遂げた自分のために、そして支えてくれた周りの人たちのために有意義な時間をお過ごしください。

一方、2013年度の診断士試験合格を目指す方は、来年の今頃、今まさに先輩たちが感じているモヤモヤ感を楽しめるよう今から地道に学習を重ねて行きましょう。
診断士試験は診断士になりたい思いを強く持ち、その思いを実現するために弛まぬ努力を続ければ必ず受かる試験です。
ただし、それを実現するためには8月上旬の1次試験、10月中旬の2次試験に勝ち抜いていかなければなりません。

今日の記事では、この長丁場の中でも、特に最初の関門である1次試験を克服するためにはどうすればよいかに焦点を当て、データを交えて考察していきたいと思います。

◆スケジュール感を掴む◆
昨日こぐま1次模試までのスケジュール感について書いてくれました。
8月までの各ステージで達成すべき目標をかいつまんでまとめるとこんな感じ。
(クリックすると拡大表示で見られます)

GWまでの橋げた形成期には各科目の基本論点をテキストに沿って平均1カ月程度かけて1科目ずつ習得していく時期で、今はまさにその前半戦です。
これを過ぎると怒涛の7週間では1週間2科目を2回転のペースで、基本論点の精緻化と応用論点への対応力向上を図ることで本試験レベルに引き上げていきます。
最後の超直前期。この時期になると1日に複数科目を回していき、完全に本試験モードに突入します。

養成答練80%(※1)ってきつくねぇか」
「まだまだ先は長いなぁ」
「今覚えていることなんて先々忘れちゃうよぉ」
「GW以降は目まぐるしいなぁ」
「1日に複数科目なんてできるかな」

(※1)養成答練とはTACカリキュラムにて基本講義終了後に行われる科目別テストのこと。

いろいろなコメントが聞こえてきそうですが、ここでは今この時期に関連する養成答練の目標値について取り上げてみます。

 

◆養成答練80点の根拠◆

「目指せ養成答練80点!」

ここ一発合格道場にて、3年前から道場基本理論を通じて一貫して言われていることですが、なぜここを目指す必要があるのでしょうか?

養成答練のレベルは、大凡本試験のABランク(※2)のみを集めたレベルに相当すると考えます。

(※2)TAC過去問題集に掲載されている正答率ランクで下記の通り定義されている。
Aランク:80%以上の受験生が正解
Bランク:60%以上80%未満の受験生が正解
Cランク:40%以上60%未満の受験生が正解
Dランク:20%以上40%未満の受験生が正解
Eランク:20%未満の受験生が正解
診断士試験では問題別の正答率は発表されないため、サンプル数が最大であるTACデータリサーチに基づくこの正答率が最も信頼性が高いと言われている。

上記ランクが過去の本試験においてどのようになっているかを7年分の過去問で科目別年度別に分析してみました。
(クリックすると拡大表示で見られます)

診断士試験は、毎年科目別の難易度にバラツキがあり、エンジェル科目(低難易度科目)と爆弾科目(高難易度科目)が出現しますが、7科目通してみるとABランクは最少のH22で46%、最多のH21で55%、7年間の平均52%と一定範囲内で安定しています。
これは、出題委員が年度別の難易度のバラツキを極力抑えるよう調整している結果と言えます。

話を単純化して考えてみましょう。このデータで全設問中52%を占めるABランクのうち80%を正解するということは、配点を一定と仮定した場合、理論上100点満点中41.6点を獲得するということになります。ここでまず足切りラインをクリアします。
加えて全設問中43%を占めるCDランクについてですが、これに対しては最低限2択まで絞れる実力が備わるよう怒涛の7週間以降で鍛え上げるとして50%を正解すれば21.5点積み上げられます。
Eランクはもともと獲るつもりがないので0としても、41.6点 + 21.5点 = 63.1点で晴れて合格ラインに到達します。これを7科目積み上げることがこの時期のゴールとなるわけです。

 

◆今日のまとめ◆

ちょっとこじつけみたいな感はありますが、養成答練(≒本試験ABランク)80点を獲れるということは、

・それだけで足切りラインを確実にクリアできる基礎力を確保し、
かつ
・その基礎力をベースに応用力を積み上げ合格ラインをクリアできる

ということになります。

養成答練で80点獲れなくても、後で挽回することは可能ではあります。しかし、ふうじんこちらで示している通り早め早めの学習実行がやっぱりお得なのです。

相対的にみると概ね上位5%以内に相当するレベルなので、決して簡単ではありませんが目標を高く持つことでモチベーションも高く保てるはずです。

長丁場ですが、一歩一歩自己実現に向かって走っていきましょう!

 

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

平成24年度の2次筆記試験終了から早2週間ですね。
受験された方は、試験前までの生活とかなり違ったリズムに何となく違和感を感じてお過ごしではないでしょうか?

先週の開催された道場オフ会には、2次筆記試験を闘い抜いた方、1次試験科目合格で来年合格を目指す方、今年から診断士試験を始められストレート合格を目指す方、と様々な方々が集まってくれました。
ほとんどが初対面同士でも、

「診断士になりたい」

という目標を共有した人たちが集まっているので、あっという間に打ち解けて、気がつけば和気藹々と杯を交わし合う仲間になっている。

そんな素敵な飲み会でした。素敵すぎて終電を逃したのは余計でしたが。

そのオフ会の席で様々なご質問を頂きました。その中で読者の方々にも共有した方がいいなぁ、と思われるものがいくつかありましたのでご紹介します。

 

Q1.科目受験だと全科目60点以上取らないといけないの?

そんなことはありません。中小企業診断協会から出ている1次試験案内には合格基準について以下のように書かれています。

① 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
② 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

①の解釈は、例えば4科目受験なら総点数400点の60%、つまり240点以上であって、かつ1科目でも40点未満がないこと、という意味。
極端な話、80点+70点+50点+40点=240点でも合格です。

実はこれ、誤解している人も意外と多いんですよ。
恐らく②の科目合格基準と混同しているのだと思いますが、私の友人でも1次試験2年目に「残り科目全部60点以上獲らなきゃアウトや~」と思い込み、ホントに全科目60点以上獲り、あとでそこまで獲る必要がなかったことに気付いた人がいます。

合格基準が異なれば、合格のための戦略も異なるのでご注意を。
特に5~6科目残しの方、60点未満のリスクを回避するためにわざわざ合格科目を受け直し7科目受験にする必要はありませんよ!

 

Q2.口述試験対策って何したらいいの?

口述試験は10分程度の面接試験で、当年度試験の事例に沿った質問をされます。目安として1問あたり2分程度で4~5問に回答するのが理想的とされています。
今年の口述試験は12月16日で、12月7日の筆記試験合格発表の9日後です。
対策は2次試験合格発表後で十分間に合いますが、合格発表前にも受験校などで口述セミナーをやっていますので興味や時間や気力のある方は参加してみるのもいいですね。
その代り、口述試験の切符を掴んでからは結構みんな必死です。一番大事なのは模擬面接などで面接慣れすること。もちろん道場でも口述セミナーを開催しますので是非ご利用ください。
そうは言ってもある程度前広に準備したいという方には、

・今年の4事例について音読し、それをICレコーダーなどに録音し、繰り返し聞くこと
・知識系問題対策として、事例に関連する用語の定義やメリ・デメなどを整理しておくこと

をおススメします。口述試験当日には4事例の与件がきちんと頭に入ってなければなりませんので、先に準備しておけばそれだけ余裕を持つことができます。

 

Q3.合格後ってどんな感じなの?

いやぁ、世界が変わる感じでホント楽しいですよ。
合格後、みなさんを待っているのは実務補習であったり研究会であったり診断協会の支部であったりと様々ですが、それらの活動を通して多くの人に出会うことができます。
診断士の人ってみんなそれぞれ個性的で優秀な人が多いから、一緒に活動していてすごく良い刺激になります。
さらにそのような活動の中で、自分自身のスキルを磨いたり、実際の企業診断やセミナー、執筆活動などで報酬を頂くチャンスも広がっていきます。そして、何より経営者や受験生の方々から「ありがとう」と言ってもらえる時があれば、それが最高の喜びを感じる瞬間なのです。
資格を生かすも殺すも自分次第ですが、生かそうと思えば人生を変えるくらいの重みがある資格であることは言うまでもありません。

 

Q4.ふうじんさんってどんな人?

この質問、複数の方から聞かれました。それだけふうじんの記事は道場読者を惹きつけているってことですよね。あの思考力は只者ではない。私も一読者として大好きです。
彼は現在海外駐在中で私自身もまだ会ったことがないのですが、帰国の際には是非ふうじんさんを囲む会でもやりたいなぁ、と思います。

ここではごく一部しかご紹介できませんが、本当にざっくばらんに受験生のみなさんとお話しできて楽しかったです
今回来られなかった方もまたの機会に是非ともご参加くださいね。

 

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

日曜日に2次筆記試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。
今年も想定通り想定外の問題がいくつか出されましたね。

事例Ⅰは第1問から40字ダブルのちょい変化球。これくらいは序の口。「昔の過去問への回帰」で想定済みだぜぃ。
事例Ⅱサービス業か小売業、、と思っていたら製造業かい。う~ん、H13のアパレル製造小売業(SPA)、H15のせんべい製造卸売業はあったが。。
事例Ⅲはグラフ登場!これは史上初の出来事。しかも3つも。「ふーん、そうきたのね」ここまで変えてきたら事例Ⅳは直球だろう。
っと思ったら、がーん。経営分析の論述がない!あ、でも予想財務諸表だ。こぐまさん、ありがとう!それにしてもマス目なしの解答欄が続き、、どっひゃー、最後に200字かよ

もし、自分が今年受験してたらきっとこんなドキュメンタリーを書いていたことでしょう。

「撃沈」「凹んだ」「ボロボロ」「来年がんばる」
試験後の道場OpenDayに寄せられたコメント、受験生ブログ、そして友人たちの話でも悲観的な感想が並びます。
でもご安心を。今、経営者のため、ひいては日本経済のために第一線で活躍している中小企業診断士でも、そのほとんどが受験生時代の2次筆記試験直後には、同様に心折れていたのですから。

再現答案をささっと書いたら、あとは今までできなかったことを楽しみ、また今まで犠牲にしてきた周りの人たちに感謝の気持ちで恩返しをしながら、心穏やかに12月7日の天命を待つのが吉。

 

◆再現答案の作り方◆
再現答案は出来るだけ早く。当然のことながら日曜日に書いた内容の記憶は日に日に薄れていきます。
さらに各受験校の解答例がアップされたり、他の受験生と試験の振り返りをしたりしていると、ノイズが発生しますます実際の自身の解答のシズル感がなくなってきます。
手順としては、問題用紙に残されたメモを頼りにしながら、

①与件文のどの段落を使い、どのように論述したのか(例えば「3列挙した」とか「どこどこを因果関係で繋いだ」とか)」の大筋で思い出す。
②どのワードやどのセンテンスを使ったか、あるいは使わなかったか、を整理する。
③そのまま抜き出した部分、圧縮した部分など細部の表現を振り返りながら、実際記述した字数に合わせていく。
④解答プロセスやタイムマネジメントなどをメモしておく。悩んだこと、困ったこと、迷ったこと、感想なども書いておくとよい。 

と進めることで、出来るだけ高い再現性を目指しましょう。

因みに私うちあーのは、試験翌日の月曜日に再現答案を作成しました。当時のブログで晒してますのでお時間のある方は覗いてみてくださいね。

 

◆再現答案作成後のお楽しみ◆
ところで、2次筆記試験に登場する事例企業って実在する企業なんですよね。
例えば去年H23事例Ⅰの医療品メーカーは熊本県のリバテープ製薬株式会社であったことは有名な話。

では今年は?ということで調べてみたところ、1つ発見

※注意※
ここから先は、今年の本試験(事例Ⅱ)の与件文にあること、ないことがふんだんに含まれています。再現答案をこれから作成される方にとっては上記の通り、ノイズになる可能性がありますので、作成後にお読み頂くことをおススメします。
また、この事例を解いておらず、今後所見問題としてガチで解いてようと思っている方にとってもネタバレ情報となりますので、解答後にお読み頂くようお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事例ⅡのB酒造(B社)は1899年創業で現在5代目社長が経営する鹿児島県の「大石酒造株式会社」という会社みたいです。
HPには「こだわりの味を守りながら伝統の技に新しい技術を加え、未来へ続く焼酎をじっくりと作り続けています。まずは、一杯。」とあります。
そして5代目大石啓元社長はこんな人。
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平成五年から蔵を継ぐこととなった五代目啓元は、元エンジニア。 元来の研究熱心で物づくりが好きな性格を生かし、自らが杜氏となって、初代長治郎からの銘柄「鶴見」を守りつつ、たくさんの新しくユニークなブランドを立ち上げてきました。
その五代目のこだわりは、作る側の思い入れを飲む側が認識できるような、差がわかる焼酎。ブランドごとに、原料、製法それぞれに個性をもたせ、バラエティーのある商品をたくさん作り出してきました。
読書家でも知られている五代目は、常に国内外の焼酎の製造に関するあらゆる文献を研究しています。古式かぶと釜蒸留の再現も、その研究と試行錯誤の成果の一例です。自らの手で、古い文献から学んだ製法を再現し、そこに新しいアイデアを加え、満足のいく味が仕上るまで何度も挑戦します。
大石酒造の蔵には、そんな五代目の話を聞こうと訪ねる人が後を絶ちません。
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経営再建のため製造方法の見直しを行った新たな杜氏とは5代目社長自身だったんですね。

第10段落に「B社のこだわりを、製品ラベルや広告、店頭販促において前面に出したことが双方の製品の重要な成功要因」とありますが、例えばメインブランド「鶴見」の原酒、「鶴見・原酒」は林商店という販売店での限定品で、「そのつど度数が違う為、アルコール度数は手書きで書かれています。」とのこと。


う~ん、まさにこだわりの一品。
で、この林商店が垂直的な提携先かな、と思ったのですが、この会社は鹿児島県姶良市というところに1店舗のみなのでZ社ではないようです。
Z社、Y社は未だ特定できず。。

それとこの大石酒造さん、FacebookTwitterでもイベント情報や地域密着型の情報発信を行っています。

X市は鹿児島県阿久根市ですね。
阿久根市のHPにもしっかり芋焼酎載ってます!
鹿児島だから黒豚・黒牛などの畜産品が前面に出てくるのかと思いきやどちらかというと水産加工品が主な産業としてフォーカスされている感じ。
陶芸に関しては、体験型観光で陶芸体験ができたりするようです。

第13段落に「2000年代中ごろに洪水により大規模な被害を受けたある商店街」とありますが、これは「平成18年7月豪雨」による被害のようです。この豪雨は長野、島根、鹿児島など広範囲で土砂災害や浸水の被害が発生しましたが、この阿久根市では7/15~24の10日間の総雨量が866ミリに達し、特に7/22は一日で509ミリの降雨量を記録したそうです。<気象庁公開情報より>

とめどもなく事例企業と戯れていますが、こうやって調べてみると「やられた感」のある事例でも何となく親近感が湧いてきませんか?こうやって楽しみながらも、合格した暁には最後の砦である口述試験対策になりますよ。
時間と興味のある方は、他の事例も含めて調べてみて、発見などがあればお気軽にコメント頂きたいと思います。

最後に、既に告知の通り来週火曜日道場オフ会を開催します!
どなたでも参加可能ですので、是非遊びに来てくださいね~。楽しく飲みましょう!

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



勝利を信じて試合に臨むことと、無敵だと思い込むことはまったく違う。
(フランク・ランパード)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

いよいよ今週末が2次本試験となりました。みなさんの心中やいかに。
言いようのない不安に駆られている方も多いかと思いますが心配なく。ほぼ全受験生が不安を抱えているのだから。
でも不安ばかりに心が支配されると大概いいことはないんですよね。無為に時間を過ごしたり、睡眠不足でコンディションを落としたり。

ここはひとつ、自己暗示でも構わないのでポジティブに「自分は今まで十分準備を重ねたから必ず合格する」と言い聞かせてみるのも手ですよ。
今年2次試験に挑戦される道場読者のみなさんは、忙しい仕事や学業の合間でも不断の努力の末に合格率20%前後の1次試験を見事突破し、そして悩み苦しみながらも今日まで2次対策を重ねてきました。それは並大抵のことではなく、みなさんご自身が思っている以上にすごいことなのです。是非とも自信を持ち、自分の力と勝利を信じて本番に臨みましょう。
一方で、冒頭のプレミアリーグ・チェルシーの鉄人も言っているように油断や過信は禁物です。自信と過信の間で自分をうまくコントロールしながら不安を排除していけば、きっとプラスのスパイラルに乗っていますよ。

 

◆ファイナルペーパー◆
みなさんのファイナルペーパーは完成しましたか?
私は受験生時代に何度も何度も修正・追加を重ねて、本試験会場に持ち込み、各事例前にじっくりと見直していました。
ファイナルペーパーは2次試験対策の結晶のようなものなので、事例ごとの特徴や注意点を確認するという本来の目的はもちろんですが、まさに「ここまでやったから大丈夫」という自信と安心感から妙な落ち着きを得られたという副次効果が大きかったです。
いわばメンタルサプリみたいなものですね。
今回は2次本試験前最後のエントリとなりますので、私うちあーののファイナルペーパーを公開します。
といっても事例ごとの詳細については「過去問から学ぶ」シリーズを中心にこれまでのエントリでエッセンスを書いてますので割愛し、ここでは全事例共通の基本7カ条を掲載します。(一般公開用に一部改修してあります)

1) 高得点ではなく、安定得点を目指した対応をする。そのための練習を最後まで怠らず、試験ではそれを普段通りに行う。

これが一番こだわったポイントです。解答プロセスやタイムマネジメント、そしてあらゆるテクニックは全てこれを実現するための手段。
こぐまもこちらの記事で書いていますが「大勝ちする必要はない 。大勝ちは大負けとウラオモテ」。全く同感です。

2) パターン化と柔軟性。パターン化した部分は機械のように作業・処理する。柔軟性は、パターンから外れた事象に直面した際、やるorやらないを含めて現場対応する。

パターン化とは「こう問われたら、こう考え、こう書く」ということを事前に決めておくこと。
くれよんのこちらの記事はその好例。新規事業を問われたら、設問の制約条件に従って、与件文ワードを使ってフレームに埋め込みながら書く。
パターンで対応できれば、時間短縮+精度向上+体力温存の一石三鳥。さらにもうひとつ、稼いだ余剰の時間と体力を現場対応に充てることができるので一石四鳥となりますね。

3) 83分のプロセスを基本にタイムマネジメントを行う。特に試験前の3分間と、開始後32分は最重要。

試験試験開始3分前からそれぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱え事例脳を準備する習慣を身に付け、全事例欠かさず繰り返しました。簡単なことですが、これをやるのとやらないのでは80分の闘い方に雲泥の差があったというのが実感です。
2次試験80分間で行う作業のうち「読む」「書く」は制限時間内でしかできませんが、「考える」は外段取り化できますからね。
また私の場合、設問解釈・与件文大枠把握・対応付けまでの作業を終える目安を試験開始後32分で設定し、難易度により調整していました。
80分の使い方はみなさん自身が確立するものであり、絶対的な正解などありません。ここで重要なのは、
80分の使い方を確立していること
それを本試験で愚直に実行すること
この2点です。

4) 全段落活用、全センテンス活用。与件を設問に貼り付けていくイメージ。大枠把握でチェックしたものを全て使い切る。

与件文に意味のない段落、センテンスはひとつもない、との前提で解答の際に必ず全段落、全センテンスをどこかの設問で使うよう心がけました。全段落はマスト。全センテンスは必ずしも使い切れたとは限りませんが少なくとも意気込みは全センテンスでした。
どうしてもやってしまいがちなのが「大枠把握でチェックしたのに使えなかった」。使うことを検討したが使えなかった、もしくは使わなかったはOKだけど、使い忘れたのであれば悔いは残る。あとで悔やまないために80分内で必ず使い切るように心掛けました。

5) 外部環境(ニーズ)と、内部環境・強み(シーズ)のマッチングが重要。

SWOT→クロスSWOTは戦略立案の基本中の基本。その中でもプラス同士の掛け合わせである「機会 x 強み」は第一プライオリティ。

6) 判断基準は常に客観的に。解答要素の選択も客観的に抽出し、選択する力が大事。

アイディア解答はマス目と時間と体力を浪費するだけでいくら書いても点数にならない。
設問で問われているポイントと制約条件に従い「ここにこう書いてあるからこう解答した」と論理的に説明できるようでなければならない。
論述しようとしている内容を反芻し「そんなこと与件に書いてありますか?」と言われる内容になっていないかを常に確認する。

7) 人と比べ頭ひとつ抜け出す。周りが獲るところを落とさない。「寄らば大樹の陰」=多くの人が書きそうな解答であれば、悪くても引き分け。

2次試験は多数決みたいなもの。相対試験である以上、他の受験生が外さないところを自分も外さなければ合格ラインにぐっと近づくし、自分だけ外したら合格ラインは遠のく。
では、頭ひとつ抜け出すためには?心がけたのは解答要素の数。圧縮編集技術を使って、人が3要素書くところを4要素書く。決して人が考えないような解答を意味しているわけではありません。
出題委員はそのラインが60点になるように作問しているけど、現実的には80分という時間の制約や本試験独特の緊張感、体力・集中力の消耗など様々な要因からそんなに高いレベルの争いにはなってないはずです。例えば、去年の事例Ⅱなどは合格ラインは30点程度だったと見られています。

 

◆今年は事例Ⅰに波乱???◆
ここからはうちあーのの全くの妄想ですので話半分で読んでほしいのですが。。。

H23は事例Ⅱが難しく、また事例Ⅳに形式上の変化がありました。H22は事例Ⅲが高難易度でした。
ってことは、今年H24は事例Ⅰが難しくなる!?
難易度は受験生がコントロールできる範囲外なので予想したところであまり意味がないのですが、怖いのは事例Ⅰが10/21試験当日の最初の事例であるという点です。
最初の事例は良くも悪くもそれ以降の事例に精神的な影響を及ぼしがちです。1次と2次の違いこそありますが、私が敗退したH22の1次試験では1科目目の経済学での大ゴケが原因で、続く財務・会計も大きく凹みました。
2次は1次以上にメンタルが重要だと思います。事例Ⅰが難しく「絶対Aは取れてない。事例Ⅱ以降オールAでいかなければ」なんて思ってしまうと余計なプレッシャーがかかりますよね。
仮にそのような状況に直面したら「どうせみんなできていないからむしろチャンス!」ぐらい思ってニヤリとしてみてください。多分その瞬間、大きな精神的アドバンテージが得られるはずです。
あと6日。日曜日は曇りのち晴れの予報です。
本試験前に「やるべきことは全てやった」という状態にあり、本試験終了後には「全てを出し切った」という状態になることを祈ってます!

Coraggio e forza!(勇気を出して、がんばって!)

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2次本試験まであと17日セルフ模試やっていますか?
本試験スケジュール通りにガチで80分x4本勝負を実行することは極めて効果的な準備と言えます。
週末はあと2回のみで、実施できるチャンスは限られていますが、何とか時間と環境を工面して挑戦してみてくださいね。

このセルフ模試の大きなメリットの一つが、1日4事例の過酷さを体感できるということ。
これについては、ほとんどの読者の方が模擬試験等で既に経験済みのはずですが、主な受験校の模試が全て終了しているこの超直前期だからこそ一層貴重な練習となります。

どんな事例でもまさにマシンのように処理できる境地に達した一部の上級生を除くと、ほとんどの受験生は事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの激戦をくぐり抜けた後、事例Ⅳを迎えた時点で疲労がピークに達しています。
昨日のアンドロメダも書いている通り、脳ミソがクチャクチャ、ウニだかカニ味噌だか分からない状態。
そのような状態になるのは極めて当たり前、それだけ集中して3事例に立ち向かった訳だからある意味「あるべき姿」とも言えます。
大事なのは、そのような朦朧状態がどのような状態かを知り、そしてそのコンディションの中でいかに「普通のこと」ができるか。これを疑似体験し本番で最大限の力を発揮する、これこそがセルフ模試の最大の狙いなのです。

ここでは、事例Ⅳと対峙する際に「普通のこと」ができるためのヒントをいくつか挙げておきます。

 

◆経営分析の論述パターン化◆
H22まで第1問・経営分析は「問題点」あるいは「長所・短所」の内容もしくは原因を3つの経営指標を使って説明する出題形式でした。
私うちあーのがパターンとしていたのは下記の通り。

a)3つの指標は、収益性・安全性・効率性から1つずつ選ぶ。
b)論述の締めは「~で収益性(安全性、効率性)が低い(高い)。」など結論を挙げることで固定化。
c)指標の公式の分母・分子に必ず触れる。
d)事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ同様、与件の言葉を使い切る。

c)について、例えば有形固定資産回転率の論述の場合、分母の有形固定資産だけでなく分子の売上高にも必ず触れる。
論述例を挙げると「短所は○○を機会と捉え設備拡充したものの○○で売上が伸びず資産過大で効率が悪い点である。」みたいな書き方を基本パターンにしていました。
分母・分子に触れた上で「~ものの」とか「~一方」で繋ぐと展開しやすいですよ。

H23のような変化球が来た場合には、練習したパターンが使えないので朦朧状態に鞭打って現場対応しなければならないのですが、d)はどんな事例でも変わらぬ鉄板ルール。
逆に変化球だからこそ、与件から離れないようにいつも以上に注意を払いました。そうすることで相対的に負けない解答に近づくはずだからです。

 

◆サービス問題を見抜く◆
経営分析で点数をある程度固めたら、A判定まであと一息。
過去問から判断して、事例Ⅳでは第2問以降の問題のうち少なくとも1問はサービス問題が含まれると考えてよいでしょう。
H22では第4問設問1が良い例。「金利が上昇した場合の影響」が問われていますが、設問2を見ると「設問1の影響を軽減するための方策」を聞いているわけだから理論的に「良い影響」にはならないですよね。よって「市場価値は下がる」みたいなことを書けばもれなく点が入ってくるはず。
H23では、第1問が変化球だったことから第2問、第3問、第4問設問1が1次試験レベルの出題。
ここで最もやってはいけないことは折角の獲りどころなのに「いやいや、こんな簡単なはずはない」と変に勘繰って、余計な時間をかけ過ぎたり、挙句の果てには無理矢理こねくり回した解答を書いてみたり。
そうすると「みんなが正解する問題を大外しする」という悲惨なパターンでB判定以下が確定してしまいます。
事例Ⅳはどこかにサービス問題が潜んでいることを心にしっかりと留めておくと、判断力が鈍った状態でも誤った方向に行かないよう歯止めがかかります。

 

◆検算、検算、検算◆
残り時間10分を切っていて、ある設問がまるまる白紙だったら、あなたならどうしますか?
この場合は迷わずその設問を捨て、既に解答済みの計算問題の検算をしてください。
検算は最低3回。できれば異なる計算方法での検算が望ましいです。疲労度が極限レベルですから結構計算ミスはやっているものです。
未解答の問題に慌てて取り組んで外した挙句、計算ミスを見過ごしてしまったら目も当てられないですよね。
約310分闘い抜いた自分を労い、残り時間は得点アップを目指すのではなく、失点を減らすことに注力するのが合格確率アップに直結します。

 

◆まとめ◆
事例Ⅳは、実力の差がつきやすい事例であることは事実ですが、実力を額面通り発揮するのが難しい事例でもあります。
得意な人でも思わぬミスをしがちだし、逆に苦手な人でもサービス問題をきちっと獲ればかなりいい線に行ける。
今から本試験でのご自身の状態を想定しながら、安定的に点数を重ねるための準備ができれば有終の美を飾れるはずです。

残りわずか、体調にはくれぐれも注意して最高のコンディション作りをされることを祈っています。
がんばってください!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

診断士試験2次筆記試験まであと4週間。残り1ヶ月を切り、来るべき

10.21決戦の日

が見えてきましたね。

当日のあるべき姿は見えていますか?
②そうなるために、4週間何をすべきか決まっていますか?

2つとも「イエス!」の方。素晴らしいです。そのまま当日まで突き進んでください。きっといい結果が待っているはずです。
いずれかもしくは両方が「う~ん・・・」の方。大丈夫です。寧ろこちらの方のほうが多いかと思います。

ひとつの考え方として、

①’ 当日のあってはいけない姿は?
②’ そうならないために、4週間何をすべきか、何をしないべきか?

を思い巡らすと、答えが見えてくるのではないでしょうか。

 

さて私ごとですが、先週、実務補習5日間コースを終えました。今年2月、3月と合わせ計15日間の実務補習を修了。これで中小企業診断士として経済産業大臣の登録要件が整ったわけで、今秋登録となり、晴れて「中小企業診断士」と名乗れる運びです。
ということで、今日はいつもとちょっと視点を変えて実務補習のお話をしたいと思います。今のみなさんにとっては「目先の2次筆記試験で手一杯、実務補習の話なんて来年でいいよ」という気持ちかもしれませんが、実際参加してみて2次試験との関連性も感じたので、息抜きにでもして頂ければと思います。

現行の診断士試験制度では、1次試験で診断士としての幅広い知識が問われ、2次試験(筆記・口述)で診断士としての分析能力、助言能力、問題解決能力、基本的理解力、課題発見能力などが問われます。
実務補習は合格後の登録要件のひとつであり試験とは切り離されていますが、その昔、平成12年度までは実務補習は3次試験、つまり診断士試験の合格要件であったことをご存知でしたでしょうか?

みなさんが2次試験合格後、実務補習を申し込むと中小企業診断協会から実務補習に関するテキストが渡されます。市販はされておらず、2次試験合格者のみが手にする権利を有する、ある意味貴重な書籍です。このテキストは200ページ以上にわたり、下記の3部構成となっています。

第1部 実務補習者に求められる資質
第2部 経営診断基本技術の習得
第3部 近未来のビジネスプランの策定

 

◆実務補習者に必要な基本発想◆
第1部の冒頭に実務補習者に望まれる基本姿勢として15項目列挙されています。
ここでいう「実務補習者」を旧試験制度における「2次試験合格者」と読み替えると何とも興味深い。
ここでは、2次試験にこじつけたうちあーのの勝手な解釈を3つほどご紹介します。

1.<経営環境の構造的変革に対応し、近未来の経営活動をどう展開していくべきかという課題に応えなければならない。>
これまで見てきた本試験過去問もすべてこのベースですよね。設問で色々と問われるけど結局は、SWOT分析して、外部・内部の環境変化に対応し、今後の課題を発見・解決する、この流れは歴代の2次試験を通して一貫している部分かと思います。

2.<①対話による経営実態の学習、②それを分析して報告書を記述、③理解を得られる報告発表、の3つの経営診断技術を習得することが望ましい。>
これは2次筆記試験に照らし合わせると、
①:設問で診断ニーズを理解し、与件文で経営実態と課題を把握する。
②:①に沿って適切な分析を解答に反映させる。
③:採点者に分かりやすい解答に心がける。
ということに対応しているのではないかと考えます。

3.<個人的な発言をするような行動は慎み、実務補習診断チームの一員として統一的な見解で報告する謙虚な姿勢に徹するべき。>
アイディア解答はやっぱりNG。受験生のみんなが解答するようなことを考える。

 

◆経営診断のプロセス◆
第2部にはこんな記述があります。
『従来、経営診断においては、熟練とか、腕前を意味する趣が強い、経営コンサルタント個人の技能を意味する「診断スキル(経営診断技能)」が用いられてきた。』
『しかしながら、激変する経営環境に対応し、(中略)科学的合理性をもって提言する今日の経営診断の実態に配慮するならば「経営診断テクノロジー(経営診断技術)」とすべきであろう。』

そして、経営診断で使われるオーソドックスなプロセスをこのように説明してます。

実務補習では、初日の企業訪問・ヒアリングにて第1~3プロセスに関する情報収集し、自主学習を含む1週間で第2~6プロセスについて調査・分析し報告書作成、5日目の最終日に第7プロセスを行う、という流れです。
翻って、2次筆記試験はこのような経営診断テクノロジーのプロセスを実行するに堪え得る資質があるか否かを判定する試験と考えることもできます。ただし、その試験は80分という限られた時間で、しかもペーパーテストという制約上、第1~4プロセスは既に与件文で与えられ第2~5プロセスに関する設問に解答していく、というスタイルになります。
(経営課題は明示されている場合もあれば、暗示的なものもある)

 

◆まとめ◆

☆聞かれていることに素直に答える。
☆変化に対応する。
☆経営課題は必ず解決する。
☆多くの受験生が書くことは絶対に外さない。
☆アイディア解答は要らない。
☆どう書くか(how)ではなく、何を書くか(what)が大事。
☆与件から離れない。
☆採点者に分かりやすく書く。
・・・

道場のみならず、あらゆるところで語られている2次試験の金言の数々も3次試験、、、いや実務補習から遡ってみると腹に落ちるものがたくさんありました。
そう考えると、今みなさんが取り組んでいる2次試験対策は、ゆくゆくは診断士として登録後の経営診断実務に繋がり、その際に力になると言えるでしょう。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第3弾です。
第1弾で書いていますが、本シリーズの目的事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴や着眼点を掴むこと。なので事例Ⅳの過去問分析はなく今回の事例Ⅲが最終回となります。
3回の記事を通して、それぞれの違いを理解しながら、本試験までにどのような準備を行い、また本試験でどのような対応をすればよいか、そのヒントとなればと思います。

では、早速事例Ⅲに迫ってみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
これまで見てきた事例Ⅰが20点x5設問「均等型」、事例Ⅱが「ばらつき型」とすると、事例Ⅲは年によりどちらも見受けられます。
H23、H22、H19と近年は均等型が主流ですが、H21、H20はばらつき型でした。今年どちらになるかは分かりませんが、いずれにせよ配点に配慮したタイムマネジメントが肝要になります。

2.字数制限
事例Ⅰは100~150字の論述中心、事例Ⅱは15~200字、更には字数制限なしの何でもアリでした。
この点では事例Ⅲは事例Ⅱと同じ傾向です。全てではありませんが、C社の強み・弱み・特徴みたいなものが少数字数制限で複数問われ、課題や対応策などを多数字数制限で論述するケースが多いようです。
字数制限と配点との関連において、H21第1問で120字10点の出題があった一方、H22第3問では40字20点(20字10点)の出題があり、設問間でばらつきが大きい傾向があるので事例Ⅲでは字数制限に応じたタイムマネジメントにも注意する必要があります。

3.時系列
事例Ⅲでは、第1問で「現状」、つまり現時点での強み・弱み・特徴・経営資源や安定業績の理由などを問い、第2問以降は「未来」、つまり現在起こっている問題点・課題を解決するための対応策・助言を問うのが一つのパターンとなっています。
これまで事例Ⅰ・Ⅱと見てきていずれも「過去若しくは現在」から「未来」の順で問われる流れは共通していますね。
とすると考え方も同じで、前半は抜き出しで対応できる問題 = 低難易度の問題が多い、つまりみんな獲りやすいところなのでしっかりと獲る必要あり、ということになります。
更に事例Ⅲで特徴的なのは、現在の強み・特徴・経営資源を課題解決に活用するストーリーが典型的です。その意味では、第1問は解きっぱなしではなく「第2問以降に連動するかも」と想定するとよいでしょう。
そう考えると第1問は配点以上のウエイトを占めるという考え方もできますね。だからと言って慎重になり過ぎる必要はありません。
例えばH22第1問。「強みと弱みを2つずつ述べよ」ですが、強みは多くの候補から絞り込まなければならないし、弱みはそれらしきものはあるけど「これだ!」とはっきり判断できるものが少ない。
このような場合、限られた時間の中では強みの選択に注力して優先順位の高いものから入れ、弱みはどちらか一つ獲れれば御の字、という対応で十分です。現実的に当時の本試験で弱みについてはかなり解答はバラバラ、つまり勝負どころではなかったようです。

4.問題要求
上記の通り、第1問は「現状」を問いますが、第2問以降について事例Ⅲでは大きく分けて「現場系」の問題と「戦略系」の問題に分かれます。
現場系の場合、生産や営業の現場で何らかの問題が発生している、という設定で、それを解決若しくは回避するにはどうしたらよいか、といった問題要求が典型的です。
当然、まず今起きている問題について与件文で探しに行くスイッチを入れますよね。
戦略系の場合、グローバル化への対応や技術継承、設備投資判断など経営上の何らかの課題があり、それらに対する具体的施策は何か、といった問題要求になります。
この場合は設問文にかなり具体的なキーワードがあるので、そこからリンクで対応付けしていくプロセスが有効でしょう。
そしてここが味噌。戦略系問題の課題解決は自社の強みや経営資源をぶつけるのがセオリー。よって第1問でそれらを問われているのであれば素直に使う。逆に課題解決に充てる強みや経営資源が第1問の解答と違う場合、第1問の解答を疑ってみるという視点も必要
最後に情報系の問題はH23では出題されませんでした。(事例Ⅱにそれらしき問題が出たけど
H22以前は続けて出ていたので、きちんと対応できるようにしておいた方がよいと思います。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は64行(2ページ半弱)と標準的な長さ。ただ形式的にはこれまであった小見出し付きのブロックがなくなったという変化がありました。
「小見出しチェック」などをプロセスに組み込んでいた受験生にとっては相当面食らったでしょうし、気にしてなかった受験生にとっては「そういえばなかったね」って終わってから気付く。そんな出来事でした。
ここから学ぶことは「未来永劫変わらないものはない」。かと言って、いきなり700字一本、配点100点の論述問題なんて極端な変化もないでしょうけど。

どんな変化であればあり得るのか?
その際にどう対応するのか?

例えば250字問題だったらあるかも?与件文が3ページ20段落くらいあったらどうする?事例Ⅲで知財絡みの出題がされたら?計算問題が出ることはないのか?
そんなことを日頃から考える癖をつけると、本番ですごい変化球が来た時でも「ふーん、そうきたのね」と流せる図太さが身に付きますよ。きっと。

2.ストーリー展開
H22以前の小見出しを纏めてみると以下の通り。
H22 【C社の概要】→【取引先からの協力要請による事業計画】
H21 【C社の概要】→【新製品開発と製品アイテム】→【生産の状況】
H20 【C社の概要】→【取引先からの大型金型の生産要請】→【短納期化と社内体制の整備】
H19 【C社の概要】→【受注から生産までの現状と課題】→【新規事業について】
H18 【概要】→【めっき加工と塗装加工の特徴と課題】→【受注から納品までの流れ】

概要については、業種、規模、業績、変遷、製造品、部門構成などが書かれています。
日本の製造業がどこも受注減で苦しんでいる状況から、事例Ⅲに出てくる企業も概ね、
・以前は業績好調だったのが受注減で昨今苦しんでいる
ムリ、ムラ、ムダなど何らかの問題を抱えている
下請けで特定の取引先に依存していることも多い
新たな製品、新たな市場が登場している

そこでまたまた中小企業診断士のあなたが救世主のように現れ、一つ一つ問題を片づけていく!
といった展開が主流です。

3.文章の構成
部門構成や工程などが文字でズラズラと出てきます。OEMと自社ブランド比率、売上の客先別比率、生産ロットなど具体的な数字も多く出てきます。
その際には簡単で構わないので図式化しておくと分析が捗ります。図を書くのと書かないのとではスピードも正確性も全く異なるので必ず書くようにしてください。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
出題委員が問いたい能力をH18~H23で纏めると以下の通り。

「分析能力」が1番多いというのは、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ共通でした。2番目は事例Ⅰ・Ⅱが共に「助言能力」であったのに対して事例Ⅲでは「問題解決能力」となっています。
逆に事例Ⅲで「助言能力」との記述が「出題の趣旨」には出てきません。ただ設問文を見ていくと「アドバイス」を求める問題も多々あるので、「助言能力」と「問題解決能力」の違いを突き詰める必要性はあまりないような気がします。
「設問に従って与件文の内容を分析し、そこにある問題を解決し助言する能力が問われる。」ある意味非常にシンプルでごくごく当たり前のことが問われていると考えればよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
今回は情報系問題に関する語呂合わせを一つ。これはうちあーのオリジナルではなく既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、とても使い勝手が良いのでご紹介します。
事例Ⅲで情報(データ)のやり取りに何らかの問題が生じている場合、それを解決する具体策のキーワードが「DRINK」です。

D = データベースの活用
R = リアルタイム
I = 一元管理
N = ネットワーク
K = 共有化

H23では使いませんでしたが、情報系問題はいつ復活してもおかしくないのでよろしければファイナルペーパーの隅っこにでもこっそり載せてください。

 

◆まとめ◆
事例Ⅲは生産管理の事例であり、苦手意識を持つ受験生も結構いますが、その必要は全くありません。
なぜなら経営者が我々診断士に求めているのは、経営のプロとしての視点からマネジメント上・オペレーション上の問題(課題)解決能力であり、特定業界のスペシャリストとしての知識やノウハウではないからです。
診断士試験においても同様で、解答の根拠は与件文と一次試験の基本的な知識になります。事例Ⅲは、Ⅰ・Ⅱと比べても比較的定型的とも言え、コツを掴むと点数がググッと伸びて安定しやすい事例です。
4つの事例のうちの1つが苦手か得意か。これは非常に大きな違いですよね。みなさんも事例Ⅲの特徴をいち早く習得し、パターンをストックすることで、安定的にA判定が獲れるようにしちゃいましょう!

気がつけば事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、すべてA判定本番での理想の状態はこれです。ここまで来ればほぼ「合格」は手中にしたも同然。事例Ⅳは経営分析だけがっちりやれば栄冠はあなたのものです。

3回にわたる過去問分析シリーズは今回で完結となります。長々と書きましたが要は各事例ごとの特徴を理解し、それに応じた対応ができれば事例Ⅳに依存しない受かり方が出来るようになるということ。
本番までやるべきことはたくさんありますが、そのための準備時間は十分あります。
焦らず、少しずつ合格への階段を踏み上がってください!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第2弾です。
この過去問分析、実は私が通っていたTAC2次上級生コースI校の勉強会で去年2月ごろに行った過去問分析をベースとし、それにH23の私なりの分析をトッピングしたものです。
当時、過去問分析がいかに重要かを身をもって経験し、「へぇ、2次本試験ってこうなっているんだぁ」と感じました。同時に事例ごとの違いを発見して「行けるかも」って感覚も持てるようになりました。

ただ、本試験まであと7週間に迫ったこの時期にフルスペックの過去問分析をご自身でやることは決しておススメしません。
それよりも1事例でも多くアウトプット&レビューのサイクルを回すことが優先だからです。
このシリーズの意図は、本来みなさんご自身がやった方がよい(であろう)過去問分析をショートカット的に活用してもらえればというところにあります。

では、事例Ⅱの世界を覗いてみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
事例Ⅰは前回記事の通り「設問あたりの配点が均等割り」が定番でしたが、事例Ⅱは設問間で配点のばらつきがあります。よって、時間配分には十分注意する必要があります。
例えば10点問題はどんなに時間をかけて取り組んでも当然マックス10点。そこに時間をかけ過ぎてより高配点の問題への分析や記述時間が足りず取りこぼすとかなり痛いです。
これって案外「言うは易し、行うは難し」。特に80分間でのアウトプット量が少ないストレート生などはかなり気を付ける必要があります。
昨年度H23本試験でも「第1問で慎重になり過ぎて10点問題に10分かけてしまった」といった声が聞かれました。仮に試験時間80分のうち記述にかける時間がトータル50分としたら、残り90点分にかけられる時間が40分のみです。狙ってそうしているのであれば問題はないですが、そうでなければ明らかにタイムマネジメントミスですよね。
設問ごとの難易度にもよりますが、特定の設問で高得点を狙うよりも各設問でそこそこの点数を積み上げていった方が全体の得点は伸びると考えた方がよいでしょう。
そのためには目安として「20点問題にかける時間を10分」といったルールを決めてしまうのも手です。その上で、難易度に応じて設問間のバランスを調整していくとよいと思います。

2.字数制限
事例Ⅰが100字・150字、120字の定型タイプに対して、事例Ⅱは15、20、25、30、50、60、80、100、120、150、200字、更にH13には字数制限の指定なしの出題もありました。要は何でもアリの世界です。
このうち25字と200字はH23に初登場でした。25字の議論は置いといて、200字は解答用紙を見た瞬間ギョギョッとした人も多かったのではないでしょうか。
人によっては「字数制限が多いと大変!」と思うかもしれませんが、実際には字数制限が多い方が対応しやすいです。なぜなら字数制限が多ければ、
①その分多くの解答要素を突っ込める。(得点確率アップ
②解答候補を絞り込む必要がない。(選択する時間・労力軽減
③圧縮解答の必要がない。(編集スキルで差がつかない
から。

少し話はそれますが設問文の長さについては「短い方が楽!」と考える人もいますが、これは逆に短い方が大変です。なぜなら設問文はそのものが解答への制約条件であり、それが短ければ短いほど「制約条件が少ない」 = 「書こうと思えば色々と書けてしまう」ということになるからです。
その意味でH23第5問は、非常に差がつく問題であったと推測できます。論点としてはH22やH19でも問われた事例Ⅱのド定番、インターナル・マーケティング。設問文の数少ない制約条件を絡めて、
「従業員満足度向上」→「顧客満足度向上」→「持続的競争優位性の確立」が解答の柱(ロジック)になるだろうと思いつくのは決して難しいことではないでしょう。あとは与件文をヒントに具体的手段をできるだけ数多く発想し、その効果と共にガシガシと書いていけば得点可能性が高まったはずです。
このようにしてガッツリと点数を稼いでいる受験生がいた一方、200字問題という見せかけの変化球に焦ってしまい、第5問のみならず全体のバランスを崩した受験生がいた。真相は分かりませんが、H23における合否の分岐点の一つであったのではないかと、勝手に思っています。

3.時系列
事例Ⅰは前半で「これまでやってきたこと」、後半で「今後すべきこと」が問われ、その境界線が難易度判定の肝だというお話を前回しました。事例Ⅱも過去→未来の流れは同じですが、より未来志向です。
ただ事例Ⅰと異なり、事例Ⅱの場合は「今後すべきこと」つまり「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」を解答するにあたり、潜在顧客・市場や活用できる経営資源が与件文に具体的に書いてあることがほとんどです。
つまり、未来のことでも抜き出しで対応可能なケースが多く、必ずしも時系列だけで難易度判定はしにくいという側面があります。

4.問題要求
事例Ⅰで見られたような形式上のパターンはあまり感じられませんが、基本的にはB社の戦略に焦点が当たります。
特に、上記3に記した「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」はよく問われます。

これらに問うことによって、
「誰に」 ターゲット、既存・潜在顧客
「何を」 B社の強み経営資源
「どのように」 具体的手段
「効果」 メリット(デメリットとセットで)
を直接的・間接的に要求している、というイメージを持っておくと輪郭が掴みやすいのではないでしょうか。
逆から考えると、設問文の要求を解釈する際、常にwhom、what、how、effectを意識することをパターン化しておくと分析や解答要素の想定をする際にスピードと精度がアップが期待できる、と言えそうです。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は79行とH18以降ででした。H23事例Ⅰは51行だったので実に1.5倍強の長さです。H22も事例Ⅰ:事例Ⅱ=64行:76行と事例Ⅱの方が長文でした。
逆にH20は事例Ⅰ:事例Ⅱ=76行:66行、H19は事例Ⅰ:事例Ⅱ=74行:62行で事例Ⅰの方が長文でした。近年のトレンドから「事例Ⅱの方が与件文は長い」との印象がありますが、少し前の本試験においては必ずしもそうではなかったことに着目したいですね。
与件文の長さは、タイムマネジメント上大きな影響を受けます。個人差こそあれ人間「読む」速度は同じ精度で読むのであれば、そんなに速くはできませんのである程度時間をかけざるを得ません。となると、その前段の「設問要求解釈」か後に続く「考える」「書く」のいずれかの時間を削らなければいけませんよね。
ただ「書く」速度もそんなに速くはできませんので解答字数次第で決まってきます。よって、対応策としては
①80分のタイムマネジメント上、各プロセスの標準時間を決めておく。
②与件文のボリュームと解答字数により、標準時間を調整する。

大事なことは、1事例ごとに適切なリズムに切り替えること。これは80分で事例を解かないとなかなか身につかないスキルなので、アウトプットの際に十分注意しながら磨くようにしてください。

2.ストーリー展開
事例Ⅱの特徴としては、

・B社の概要(業種、規模、業績、変遷、経営理念など)
・B社の具体的事業内容(過去、現在)
・B社の強み、経営資源(有形・無形)
・外部環境とその変化
・顧客(既存、新規、潜在)
・競合(主に大手企業)
・直面する課題

などで与件文が組み立てられています。
これらは与件文全体に散りばめられていて、基本的には現状の記述なので事例Ⅰと比べて現在時制で書かれている部分が多くなっています。

またストーリーを単純化すると、

①(S)創業以来、B社の強みや特徴を活かして何とか業績を伸ばしてきた。
②(T)外部環境変化や大手競合の出現で雲行きが怪しくなってきている。
③(O) 新たなニーズや顧客層が現れてきている。
④業績が停滞してきている。

といった展開が主流です。

もう少し細かく見ると、
①の強みはだいたい地域密着性顧客関係性特定分野での門性きめ細かい対応、などが代表的です。
②の外部環境変化は少子高齢化域内の顧客減少、大手競合は低価格幅広い品揃えを武器にしています。

これらを踏まえて、「事例Ⅱとは何ぞや」という問いに答えるとしたら、

④を憂う経営者に対して、中小企業診断士であるあなたが颯爽と現れ、
・③に対して①をぶつけることで新たな収益を確保する。
・外部環境変化には対応し、大手競合はかわす。

てな感じでしょう。
(事例Ⅱのバイブルとも言うべき「スモール・ビジネス・マーケティング」もつまるところ大凡上記2点に収斂されますよね。)

3.文章の構成
前回の記事で書いた通り、
段落ごとに与件文の大枠を把握する。
取って付けたような文章は要注意。
は事例Ⅱでも全く同じです。

加えて言うなら「与件文において無駄なセンテンスは1つたりとも無い」ということも強く意識したいところです。
事例を作成してみると分かるのですが、上記2でまとめたような内容を約2ページ半の与件文に収めるのって実はかなり大変です。
解答の根拠に無関係なことを書いている余裕はありません。例えば、H23の「LOHASやスローフードから派生したスローライフというライフスタイルも登場」なんかは必ずいずれかの設問の解答根拠となっているはずです。わざわざ、「さらには」という接続詞で3行も費やしているセンテンスには何らかの存在意義があるはずですよね。
H23は解答用紙の総字数が540字と少なく難しい対応となりましたが、基本的な考え方としては「全センテンスを解答に活用するつもり」で事例に対峙するとよいでしょう。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
事例Ⅱの「出題の趣旨」を見ると出題委員が問いたい能力をH18~H22でまとめると下記の通り「分析能力」が突出していました。

一方、H23は「分析力」3つ以外に、「基本的理解力」「構想力」「提案力」といった今までになかった能力が明記されています。
それぞれの定義がはっきりとは分かりませんが、言葉尻をとらえると、
①「基本的理解力」= B社の置かれた状況やB社社長の言っていることが基本的に理解できるか
②「構想力」= 基本的理解に基づいたB社のマーケティング上の戦略を構想できるか
③「提案力」= 構想した戦略をB社社長に説得力をもって提案できるか
そして①→②→③を繋ぐのに必要な「分析力」があるか
そんなふうに読むこともできますね。

元来「出題の趣旨」は「設問文抜粋+○○能力」といった形で記述されることが多くヒントが少ないのですが、H23事例Ⅱではもっと踏み込んだ記述が見られます。
(例)
第1問  「競争戦略のパターンと内容」、「専門店の戦略構築」
第2問設1 「市場細分化理論を理解し」
第2問設2 「整合性の観点から」
など

時間をかける必要は全くありませんが、一度サラッと見ておくと出題者の考えていることがなんとなく分かった気になるかも知れませんよ。

第3問、第5問でそれぞれ「ミックス」と記載があることは興味深いです。
文脈から判断して、複数の具体案が得点要素になっていたと考えられます。つまり1本のプロモーション戦略やインターナル・マーケティング戦略を深掘りするより複数列挙の方が得点可能性が高い問題だったと言えます。
このことは、
「戦略は①~、②~、③~、である。」
といった解答パターンが0点を避けるための守備的な「ローリスク解答」ではなく、時として得点を積み上げるための攻撃的な「ハイリターン解答」となることもある、ということを意識しておくとよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅱの与件文を読む際、特に気をつけてチェックしていたワードが3つあります。
1つ目は「最近」。「近年」でも「現在」でも同じです。新たなニーズ、顧客、競合の出現など最近起こった変化は解答要素として期待されることが多々ありますのでしっかりマークしておきます。
2つ目は「地域」。「地元」など地域密着性を表す内容はおさえます。大手競合に対抗するB社の強みにできます。
3つ目は「個別」。「顧客一人一人」とか「顧客との絆づくり」とかがこの類に入ります。1-to-1マーケティングなど顧客関係性として解答要素に使えます。
これらが登場した時には絶対に逃さないようにするため、3つの頭文字を集めて「さちこ」と名付け、事例Ⅱ開始時に問題用紙に書くようにしていました。
H23はB社の「専門性」もかなりキーワードになっていたので、今年受けるとしたら「さちこせんせい」をおまじないにしようかな。

 

◆まとめ◆
事例Ⅱは小売業若しくはサービス業のマーケティング事例なので初学でもなじみやすく、また解答に際しても素直に抜き出せばある程度得点が固められる事例が多いため、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの中ではストレート生が比較的早く伸びやすい事例と言えます。
H23で問われた「基本的理解力」は1次試験の知識とも考えるのでストレート生にとっては更に追い風とも捉えられます。
だからこそ事例Ⅱで注意したい点は

「与件文から絶対に離れない」

事例Ⅱは何でも書けてしまうだけに、他の事例以上に要注意。
同様に1次知識についても、マーケティング用語の定義・メリデメ・注意点などをきちんと整理するとともに、何でもかんでも書くのではなくあくまでも与件文と関係することを書く。
主観や思い込みは禁物。とことん客観的論理的に設問文と与件文に接しましょう。

これって「当たり前じゃん」と思うでしょうけど、実際やってみるとなかなかできないんですよね。
演習や模試などで80分終わった後に見た自分の解答がアイディア解答だらけだった経験のある方も多いのではないでしょうか?

「当たり前のことを80分でシンプルにやる」

これで事例Ⅰに続いて事例ⅡもA判定を獲っちゃいましょう!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2次対策の進捗状況は如何でしょうか?
講義や演習などの学習を積み上げている中で、2次試験とはどんなものかが何となく分かってきたぞ~、という方もいらっしゃるかと思います。
演習に臨む際には、演習開始前の3分間それぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱えることで事例脳を作る習慣を今から付けておくといいですよ。

ここで質問。みなさんは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴、着眼点を説明できますか?
自信のある方もない方も、くれよんこちらの記事を是非一度参照アレ。各事例の着眼点がきれいに整理されていて秀逸

さて、各事例の本質を横串にした上で、ここからは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのそれぞれの本質についてググッ!と掘り下げてみたいと思います。
どんな試験でも本質に迫ろうと思ったら過去問分析が王道。というわけで、今回からのうちあーのの記事は3回に分けて本試験の過去問分析を行います。
事例ごとの特徴を理解することでH24の本試験までに何をすればよいか、また本試験会場で困った時にどうすればよいか、を掴んで頂ければと考えます。

では、今回はその1回目、事例Ⅰ編です。

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
昨年度H23は5設問x20点、これはH21、H20と同じで近年の定番パターンと言えます。このような均等配点の場合、1設問にかける時間も基本的に均等割りで考えてよいでしょう。例えば、設問文および与件文の読解と対応付けに30分、設問ごとの解答方針決定から記述に50分かける受験生であれば、差し当たりの時間配分は各設問10分と想定できます。(字数や難易度に応じて後で修正は当然ありですが)
ただしH15は8設問、しかもそのうち2設問で「2つ述べよ」なので解答箇所としては10という事例でした。まるで事例Ⅱみたいですよね。
H23では事例Ⅱ、Ⅲでの200字問題や事例Ⅳでの経営分析で「昔の過去問への回帰」が見られました。
H24本試験に向けては、近年パターンの5×20を基本線に置きつつ、そうならないことも想定内としておく必要があります。

2.字数制限
H18~H22までは全て100字もしくは150字でした。これって、考えてみればアバウトな字数制限で、事例Ⅱ・Ⅲには見られない特徴ですが、いったい何を意味するのでしょうね。
一つの仮説としては「出題委員が用意した模範解答は字数制限に対してかなり緩いものではないか」ということが考えられます。
それに対してH23では120字の設問が5設問中4つを占めました。裏を返せば「出題委員が用意した模範解答は100字以上120字以下できっちりとしたものではないか」ということが言えます。
だとすると、H23においては「何を書くか」と同時に「何を書かないか」という発想も得点を積み上げるためには有効だったのではないかと考えます。
因みに、H17では「30字で3つ」、H15では50字や80字の設問もありました。ここでも上記の「昔の過去問への回帰」は想定されます。

3.時系列
事例Ⅰは、与件文の性質(後で触れます)に合わせる形で設問の順番も時系列で問われます。第1問でいきなり未来のことを聞かれて、続く問題で過去のことを問われる、みたいな意地悪なパターンはこれまでありません。
また、過去から現在にかけての問いに対しては与件文に書かれていることも多く抜き出しでの対応が可能ですが、未来のことは普通はあまり書いていないので与件文をもとに類推することになります。
これら2つの特徴を知っていると、事例Ⅰの設問は第1問から最終問までの間のどこかで「過去から現在」問題と「現在から未来」問題に大別される構造であり、かつ抜き出し対応可能な前半部分が得点の固めどころということになります。
H23では第4問までが「過去から現在」問題で、第5問が「3年以内に売上目標を達成するためのアドバイス」、つまり「現在から未来」問題です。このケースだと結構点数は取りやすいですよね。
一方、現行の診断士2次試験史上最高難易度とも言われるH18の事例では、第2問以降が全て「今後」、つまり「現在から未来」問題であり、その評価を見事に証明しています。
試験開始後、設問を読み終えるまでの早い時間帯に大凡の難易度を把握することでその後の対応を変化させられれば、戦術的にも精神的にも相当有利になるはずです。

4.問題要求
過去問を大局的に見ると、事例Ⅰの問題要求には一定のパターンが認められます。
そのパターンとは、

①第1問で現状分析、最終問でアドバイスを行う。
②その間にはその年のメインテーマを挟んでいる。

第1問は、H18~H22で主にSWOT分析、特に「強み」について問われるのが主流でした。H23ではSWOT分析ではありませんが「A社が扱う2つの異なる商品・市場に関する分析」なので現状分析であることには違いがありません。また、最終問題は必ずアドバイス問題です。
②のメインテーマについて、詳細は割愛しますが、H22とH21なら「買収」、H20なら「コスト削減」、H19なら「従業員満足度」、H18なら「子会社」がそれにあたります。
H23は第2問「特許」、第3問「所有と経営の分離」と特定のテーマは認められませんでしたが、「1次試験の知識からの展開」といった切り口において出題者の意図が見られるような気もします。
②についてはH24にどちらのパターンで来るか分かりせんが、①のような基本形は念頭に置いておくとよいでしょう。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は2ページ弱、51行と例年で最短でした。H20は76行、H19は74行だったことを鑑みると、H23の短さは群を抜いてます。実は記述量のボリュームでも、H19の750字、H18の700字と比べH23は580字とかなり少なくなっています。
2次試験80分の主要作業は「読む」「考える」「書く」ですが、この中で「考える」作業に着目したい、という出題者の意図が表れているのかもしれませんね。

2.ストーリー展開
これにも過去問を見ることで大体のパターンが読み取れます。

・(起)A社の概要(業種、規模、業績、組織など)
・(承)A社経営者に関する記述
・(承)A社の成長していく歴史的展開
・(転)競合出現や外部環境変化
・直面する課題

「起・承・承・転」と来て、「ではこれからどうしよう」みたいな流れは毎年ほぼ一緒です。何か出題委員の中でフォーマットでもあるんでしょうかね。
設問と与件文がともに時系列となっていることから、対応付けも素直に「上から順に」をベースにすればよいと思います。(当然そうならない場合も多くありますが)
事例はストーリーですから「転」で終わってはいけません。必ず「結」が必要です。その「結」が受験生に求められる課題解決であり、多くの場合は最終問題でアドバイスする内容になります。言い換えると、出題者が提示する「起・承・承・転」に対して、受験生が「結」、つまり課題解決することで、初めてそのストーリーが完結することになります。なので、課題を放ったらかしにしないようにしてくださいね。

3.文章の構成
事例Ⅰに限りませんが、国家試験らしく、至って常識的な日本語で書かれています。
上記2のストーリー展開の中で、細分化された事実やテーマごとに段落分けがされています。なので、与件文を読む際には「段落ごとに何が書いてあるか」を把握することで大きな流れを早く、正確に理解しやすくなります。
その際、各段落最後の文章には要注意。よく「取って付けたような文章」がありますが、それには出題者の何らかの意図、つまり解答の根拠となっていることが多いです。
例えば、H23で言えば、第2段落最後の文中の「わが国とは法や規制の異なる」なんかはその典型例。法や規制なんて前後の文章から何の脈絡もないですよね。
こういう記述を見つけたら必ずいずれかの設問に貼り付ける。特にはっきりとした根拠がない事例Ⅰにおいては、出題者の意図に近づける有効な術だと考えます。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
ご存知の通り、診断士2次試験は正解や模範解答が発表されませんが、診断協会は毎年度2次試験終了後「出題の趣旨」なるものを公表しており、診断協会HPではH16以降の「出題の趣旨」を見ることができます。
H18~H23についてまとめると「分析能力」が最多、次いで「助言能力」「基本的理解、知識」「課題発見能力」の順で4つに集約されています。

事例Ⅱ、Ⅲでは異なる特徴がありますので、次回以降で触れたいと思います。
組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する実際の診断業務において、出題者側(診断協会)が診断士の卵たちに求める能力がこれらの4つであることを理解しておくと、事例Ⅰの輪郭がなんとなく見えてくるのではないでしょうか?

H23の「出題の趣旨」はこちら
第1問設問1では「一般家庭用医療品の営業活動と医家向け医療品の営業活動の違いを問うことによって、顧客に対するA社の組織的対応の違いについて基本的理解力を問う問題である。」と趣旨を明示しています。
それぞれの商品の営業活動が「誰に対して」「どのような組織的対応」を書いて欲しかった、という解釈が成り立ちますね。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅰは、「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」であるため、分析においても助言においても人的資源管理は切り口として非常に効果的。
よって、私は事例Ⅰが始まると必ず問題用紙に「茶化」と書くようにしていましたという字は上から「サ」「ハ」「ホ」に、は左から「イ」「ヒ」に分解でき、それぞれが、

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬
イ 育成
ヒ 評価

を表しています。どう?結構覚えやすくないですか?
「なんだよ、また語呂合わせかよ」と茶化すことなかれ!

 

◆まとめ◆
よく事例Ⅰは難しいと言われます。
マーケティング、生産管理、財務には普遍的なソリューションがありイメージもしやすいのに対して、事例Ⅰは組織・人事の事例のため、A社社内の固有の問題や課題を分析・助言しなければならない。また解答となるべき記述が与件文に見当たらないことも多々ある。
こんなところに事例Ⅰの難しさがあると考えられます。
でも、この難しさって現実的にはどの受験生にも言えること。プラス思考で考えれば、難しいからこそ普通にやればA判定がもらえる、ということです。

誰にとっても与件文に書いていないことは当てにくい。なのでそこは勝負所ではないのです。
勝負所は多くの受験生が記述するであろう共通解の部分。ここで取りこぼしなく確実に獲っていけばOK。
だからこそ、事例Ⅰは奇を衒わずに。うまく切り分けができない場合にはあえて重複も辞さず。とにかく大ゴケしないよう慎重に対応する戦略で攻略しちゃいましょう!

 

Ciao!
By うちあーの

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

花火大会、お盆の帰省ラッシュ、高校野球、、、まさに夏真っ盛りですね。

ちょうど一週間前の月曜日、道場2次スタートダッシュセミナーを開催致しました。
1次試験翌日にもかかわらずたくさんの読者の方々がお集まり頂きました。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
参加して頂いた方々にはスタートダッシュの重要性を認識して頂き、「翌日開催」の意義をご理解頂けたと思います。
また懇親会も非常に高い参加率で大いに盛り上がりました。道場メンバーやセミナーで知り合った受験生同士で、1次試験勉強の労をねぎらったり、2次試験の情報交換したり、合格後のプランを語り合ったり。結果はともあれ、診断士試験合格という目標に向かって、1年間必死に走り続け、それをやり遂げたみなさんの表情がとても晴れやかだったのが印象的でした。

試験とは非情なもので、その結果は「合格」と「不合格」のどちらかに分かれます。
私はH22年1次試験「不合格」、H23年1次・2次試験「合格」でした。
なので今回は、その両方の経験を踏まえて、1次試験から1週間が経過した今何をすべきかについてエントリさせて頂きます。


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◆1次試験「不合格見込み」の方へ◆
根本的なことですが、本当に不合格ですか?
この試験において、過去に「不合格」と思っていたら実は「合格」だった!というケースが少なからずあります。そんな逆転合格のケースを挙げておきます。

①合格基準の読み違い
合格基準は下記の通りです。

(1) 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ 1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(2) 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

稀に「、、、かつ1科目でも満点の60%未満のないこと、、、」と読み違えている方がいらっしゃいます。
例えば5科目受験で総点数300点以上であって、かつ1科目でも40点未満がなければ、60点未満の科目があっても合格です。

②自己採点の間違い
1次試験は7科目で225問前後にも上る問題に解答していきます。全ての問題に対して100%正確な自己採点が出来ていますか?
合格基準を満たしているにもかかわらず自己採点の不備(採点ミス、マークミス、転記ミス、配点の計算違い等)で「不合格」と判断している方がいないとも限りません。特に合格基準まであとわずかの方、二重三重に慎重なチェックを
その意味では、TACデータリサーチが役に立ちます。
こちらは正確な自己採点もそうですが、今年の試験の難易度がどうだったのか等、得られるメリットは非常に大きいのでご活用をお勧めします。

上記①②に該当し、もしも9月4日以降にいきなり合格通知が届いたら、、、嬉しい!!ことに違いありませんが、それからの2次試験対策では致命的に遅いです。心当たりのある方は、今一度ご確認ください。

③診断協会からの「正解の訂正」、「没問」
診断士1次試験ではほぼ毎年「正解の訂正」や「没問」が発生しています。今年も中小で怪しい問題があるようです。
ハカセがこちらの記事で詳しく纏めていますのでご覧ください。
訂正があるとすれば、例年だと試験終了から3週間以内にこちらに発表されます。因みに点数が増えることはあっても減ることは決してありませんので既に合格点に達している方はご安心ください。
「あと1マークあれば、、、」というような方はまだまだ諦めるのは早いですので、「合格見込み」として2次対策を進めてください

上記①②③を検証した上で「不合格見込み」の方は今、精神的に非常に辛い立場かと思います。心中を察して余りあります。
でも、診断士になることを諦めず、来年の診断士試験合格を目指すのであれば、今やるべきことは合格者と同じです。
それは「2次試験に特化した学習」です。

私の場合、上記②による逆転合格に一縷の望みを託しつつ、この時期に2次試験対策を始めていました。
その時の想いは、
「万が一繰り上げ合格になった場合、今のうちから始めておかないと中途半端に2次試験を受けることになり2回しかないチャンスの1回分損する」
であり、また、
「繰り上げ合格にならなかった場合でも、来年の1次・2次合格を目指すなら、今年の1次合格者と一緒に、今2次対策をやっておくのがベター」
でした。
「既にTACに払い終えている1次・2次本科生コース受講料をサンクコストにしたくない」
という現実的な部分も大きかったのですが。

ただ、やはりモチベーションを保つのは難しかった。気が乗らない日もありました。
そんな状況を打破するために、ある目標を掲げました。それは「公開模試上位20%以内」です。
きちんとした2次対策を始めたばかりの自分にとっては非常に高い目標設定でしたが、その目標達成のために、

・2次試験とはどのようなものか
・どんなことを書けば点数になるのか(ならないのか)
・80分の時間制限内にどう行動すればよいのか
・最終的に、どうすれば20%以内に入れるか

を強く意識しながら、毎週土曜日の講義にコツコツと出席し、その予習・復習に力を入れました
そして、その結果上位7%以内に入り、成績上位者ランキングにも掲載されました。成績表が送られてきたときには既に繰り上げ合格の望みも潰えて1次敗退が確定していましたが、「来年はSランク突破」も夢ではないことを証明した気持ちになりました。
この成果が、続く2年目の2次対策で終始、心の支えとなり、折れずにそのまま2次突破に繋がったと今でも信じています。

手前味噌で大変恐縮ですが、決して自慢話をしたいわけではありません。お伝えしたかったのは、
「ロケットスタートは合格者だけのものではない」
ということです。
合格者は今から10週間後の2次試験に標準を合わせた短距離ロケットを飛ばしていますが、来年の1次・2次試験合格を目指すならば、気持ちを切り替えて長距離ロケットを打ち上げ欲しいのです。
1次試験については、来年に残した科目について本試験でなぜ60点取れなかったかを振り返り、反省を終えたら、しばらく放置して構いません。
学習モードは2次試験に特化してください。そして残りの時間は、1次試験まで負担をかけてきた家族や同僚等周りの方々への罪滅ぼしに充ててくださいね。


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◆1次試験「合格見込み」の方へ◆
1次試験突破、本当におめでとうございます!
1次合格の歓喜から早1週間経過、残り11週間から残り10週間となりましたが、順調にロケットスタートは切れましたか?

診断士試験って、マラソンを走り終えた後に1万メートル走を走るようなものなんですよね。何ヶ月もかけて1次試験対策を行い、やっと乗り切ったと思ったら「いやいや、ゴールはまだ先だから。あと11週間全力で」みたいな。どんだけサディスティックでも苦しいのはみんな一緒。だったらこの過酷さを楽しんじゃいましょう

2次試験初学者の方は、
マス目ノートは買いましたか?
過去問最低1年分(4事例)を80分ずつ時間を計って解きましたか?
受験校や師事する講師は決まりましたか?

まだの方は急ぎましょう。厳しい言い方をするようですが、本質的に短期決戦である2次試験対策においては1次試験突破の喜びに浸っている暇も、燃え尽きている暇もありません。
意識するポイントは上記したのとなんら変わりません。

・2次試験とはどのようなものか
・どんなことを書けば点数になるのか(ならないのか)
・80分の時間制限内にどう行動すればよいのか
・最終的に、どうすれば20%以内に入れるか

ただし「不合格見込み」の受験生との最大の違いは、10週間後に2次試験本番が待っていることです。
10月21日にピークを合わせて確実に、そして急速に上昇カーブを描きながら上位20%に食い込む実力を身に付けることがミッションとなります。
どうすればそんなことができるのか?最も手っ取り早く、かつ効果的なのは事例Ⅳ経営分析の強化です。
2次試験全体を通して、唯一事例Ⅳ経営分析だけは毎年出題されており、今年も確実に出題されます。配点も例年35~40点あります。
経営分析をがっちりと固めた上で、個別問題で少しずつでも点数を拾っていけば、事例ⅣはA判定の可能性がぐっと高まります。

事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが団子レースで点差がつかず事例Ⅳ勝負となった場合、経営分析が安定していれば相当有利になります。
逆に事例ⅣでA判定を獲れる自信がつけば、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで精神的にある程度余裕を持って臨むことができます。

多年度・科目受験で1次突破の方は、1次対策のため数ヶ月は2次試験対策から離れていた方が大半だと思います。
このブランクの影響はかなり大きく、恐らく先週の演習等で頭や体が思うように動かず愕然としたのではないでしょうか。
でも安心してください。多年度・科目受験組は多かれ少なかれ、ほとんどみんな同じ状態なのです。

ここでやってはいけないこと。それは大幅なプロセス変更です。ブランク前の状態に戻るまでに数週間はかかるでしょうが、ここはぐっと我慢の時期です。
ブランク前に築き上げたプロセスを呼び起こすように事例に対峙してください。
恐らくは設問要求や与件の解釈が甘かったり、対応付けに手間取ったり、うまく編集に落とし込めなかったりと、色々なプロセスエラーが生じて、時間も足りなくなるでしょう。
でも時間が足りないからと言ってそれまでと異なるやり方をしてしまうと余計な混乱を引き起こします。解答に至っても無理矢理字数を埋めにかかるよりは、白紙を作った方がまだまし。
大事なのは「プロセスの再起動」です。
もちろん、ブランク前のプロセスに不備または改善の余地がある場合もあり得ます。その場合でも一度元の場所に立ち返り、そこから明確な意図をもって修正していくのがよいでしょう。

=====

1次試験が終わり、その結果に従って受験生それぞれが新たな道へと走り出しています。ある受験生にとっては望んでいた道へ。ある受験生にとっては望まざる道へ。
望んでいた道に足を踏み入れることができた方はそのまま次なる岐路へと突き進み、再び栄冠を勝ち取って欲しいです。
望まざる道へと押しやられた方の中には、「不合格」を「未合格」に変えて新たな挑戦をリスタートする方もいるでしょうし、周りの環境が許してくれず再挑戦を断念せざるを得ない方もいることでしょう。
「これからどうすればいいんだろう。。。」 判断に迷った時には一度立ち止まり、診断士試験受験を決意した日を思い出してみてください。もしかしたら、そこに答えがあるかもしれません。
ちょっと大袈裟な言い方かも知れないけど、みなさんそれぞれの人生にとって最良の選択をされるよう願っております。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



難が無いのは「無難」な人生。難が有るのが「有難い」人生。

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。
2012年度中小企業診断士試験第1次試験が、いよいよ明日・明後日に迫りました。

を持って学習を始め、今日のこの日、この時間までみなさんが注ぎ続けた情熱、そしてその情熱に後押しされた努力に対して心からの敬意を表します。
ここまでの道は決して平坦ではなかったと思います。答練や模試の点数が伸び悩んだり、何回繰り返しても覚えられない論点があったり、時には家族や同僚に犠牲を強いたり。
それでもみなさんは、何度も心が折れそうになりながらもここまで辿り着きました。そのプロセス自体、とても美しく、とても尊いことだと思います。

「結果よりプロセスが重要」

これを否定するつもりは全くありません。むしろその通りだと思います。
ただ明日・明後日の試験のためにこれまでみなさんが費やした努力、それを支え続けたご自身や恩師の情熱家族や同僚の犠牲、、、これらに報いるためにも是非「結果」つまり「合格」のためにベストを尽くしてください

それほど特別なことをする必要はありません。

・まずは大きな深呼吸で気持ちをリラックスさせる。
・自分の力を信じて自信を持って試験に臨む。
・今まで培ったありのままの力をマークシートに反映する。
・最後の一分一秒まで諦めずに食らいついて戦い抜く。

そうすれば自ずと結果はついてくると信じています。

 

さて、今日は 道場OPEN DAY! です。

みなさんの1次試験に臨む「決意表明」や「振り返った感想」、「今の率直な気持ち」など、なんでも結構ですのでをこちらのコメント欄に、どしどし書き込んでください!

絶対合格します!
今年こそリベンジ!
家族のためにベストを尽くします!
オリンピックは観ません!
日曜日の夜は飲むぞー!

などなど、是非、思いの丈こちらのコメント欄に書き込むことでテンションを高めるもよし、有言実行を誓うもよし、合格の思いを共有するもよし。思い思いにこの場をご活用くださいね!

 

~~~告知!~~~
1. 8月5日(日)は「試験終了の道場OPEN DAY!」とする予定です。試験後の感想コメントもお待ちしていますね。

2. 「ストレート生向け2次スタートダッシュセミナー」は、ご好評につき定員に達しました。
お申込みいただきました皆様、まことにありがとうございました。

詳細のご案内が届いていない方は
ウェブマスター@rmc-oden.com
までメールをお寄せ下さい。
(スパム防止のため、一部カタカナ&全角で記載しています。全て、「半角&英数文字」に修正してメールしてくださいね)
お申込みをご検討中の皆様は、大変申しわけありませんが申込みフォームよりキャンセル待ち登録をお願いいたします。
キャンセル待ちをお申し込みいただいた方には、 確定次第、順次ご連絡しますが、状況により当日午後のご連絡(16時くらいまで)になる可能性が高いです。従いまして、日中でもコンタクト可能なメールアドレスをお知らせください。

~~~~~~~~~

 

道場読者のみなさん全員が明日から2日間ベストを尽くし、合格を勝ち取ることを心より祈願致します!!

 

By 道場執筆陣一同

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今日から本試験前日8/3(金)までは、1次試験カウントダウンということで一発合格道場執筆陣から受験生の皆さんへの応援メッセージシリーズをお送りします。

本試験まであと9日!ついに1次試験の準備ができる日数も一桁となりましたね。
「たった9日しかない!」と焦る気持ちもあるけど、一方冷静になれば「まだ9日もある」のです。
みなさんの中には直前1週間に夏季休暇を取得できている方もいらっしゃると思いますが、もしそうであればまだまだ膨大な時間を準備に充てられます。

時間というのは恋と同じで焦れば焦るほど逃げていくもの
焦らず平常心で、1次試験のハートをわしづかみしちゃいましょう!
(なんのこっちゃ

◆学習計画は立てていますか◆

とは言ってもこの時期にどうしても焦ってしまうのが人の心情
どうしてでしょうね?理由はいろいろあるかも知れませんが、一つにはあれもそれもこれも全部やろうとするから「こんなにできない!」と思い焦ってしまうのかなぁと思います。試験が迫れば迫るほど追いつめられた感が出てきて、その思いがどんどん強くなり、結局焦るばかりで何をしたらよいか分からなくなり、時間だけが過ぎていく。そんな空回り状況に陥らないようにするためには、何をやり、何をやらないかをしっかり明確にした上で学習計画を立てるのがよいでしょう。

例えば、8/4(土)は経済、財務、経営、運営の4科目を受験するわけですから、前日8/3(金)はその科目を集中してやろうと決めます。それ以外は一切やらない。とすると残る暗記3兄弟はその前日8/2(木)に思いっきり詰め込みます。ただ財務の計算問題は毎日やりたいからこれはやる。それ以外はやらない
そうやって考えると、

7/26(木) 法務、情報、中小、財務
7/27(金) 経済、財務、経営、運営
7/28(土) 法務、情報、中小、財務
7/29(日) 経済、財務、経営、運営
7/30(月) 法務、情報、中小、財務
7/31(火) 経済、財務、経営、運営
8/1(水)    法務、情報、中小、財務
8/2(木)   経済、財務、経営、運営
8/3(金)   法務、情報、中小、財務
8/4(土)     経済、財務、経営、運営

つまり今日7/26は暗記3兄弟と財務をやる日です。というか、その他3科目をやらなくていい日となります。
やらなくていいことが分かると少し気が楽になりませんか?
気が楽になったらしめたもの。あとは平常心で今やるべきことに集中するのみです。
各科目への時間配分、学習内容や学習ツールをどうするかなどはみなさんそれぞれの強化したいポイントによって決めていけばよいと思います。

◆スパッと切り替えできますか◆

「今までの答練では点数が獲れてたのに公開模試では散々だった~。」
なんて人いませんか?

このブログを読んで頂いているみなさんの多くは、来週の試験のために大変な努力をされてきた実力者です。それでも上記のような方は少なからずいるのではないかと思います。
合格する実力があるのに、2日間7科目を通してやると合格点に届かない。もったいないですよね。
そのような方は各論点の知識量や理解が足りないのではなく、

1次試験の戦略的な受け方

が分からない、あるいは体得できていないだけなのです。
よくありがちなのが、

・前半の難しい問題に時間をかけ過ぎ、後半の簡単な問題を解けなかった。
・財務の試験中に経済の結果が気になってしまい、集中できなかった。
・休憩時間に何をしたらよいか分からなかった。

これらを修正するのは、知識量を増やしたり、理解を深めたりするよりも何倍も容易いこと。

・端から難しいと感じた問題、仕掛かったけど4分以上かけても解答に辿り着けそうもない問題は回避する。他の問題を解いて時間があれば戻ってくる。
・終わった科目については、7科目終了するまで決して振り返らないという強い意志を持つ。
・本番を想定して、休憩時間に見るものを決めておく。ファイナルペーパーを作成する。(←殴り書きでもOK)

このように、設問間の切り替え科目間の切り替えをスパッとやるだけで、これからでも点数をかなり上積みできる可能性は十分にあると信じます。
そのためには、実際に60分・90分を計りながら、かつ複数科目を連続でアウトプットしていくのは有効な学習方法でしょう。

◆とにかく基本をしっかり◆

過去記事で何度も繰り返し言及されていますが、診断士試験は基本的にA・Bランク(受験生の60%以上が正解する問題)を獲りこぼしなく得点していけば、Cランク以下でのラッキーパンチも含めて60点以上獲れる構造になっています。
中には高難易度でそうならない科目があるかもしれませんが、その場合は他の科目で帳尻合わせができるようになっています。少なくとも過去問はそうでしたので安心していいでしょう。
なので、残されたこれからの9日間は新しいことを学ぶ必要は全くなく、これまで一度はやってきたことをきちんと整理すればよいのです。つまり今から橋げたを補強することはせず、既にある橋げたの点検をすればよい、ということです。
これで更にやらなくてもよいことが明確になったのではないでしょ。
やらなくてよいことを排除し、やることが絞れた結果、

「まだ9日ある」

って気持ちになって頂けたら、と思います。

◆初心を思い出して◆

私うちあーのからの1次試験前ラストメッセージです。

今本試験を控えているみなさんは過去のある時点において「診断士になりたい」あるいは「診断士試験に合格したい」という決意をしたはずです。
理由は人それぞれあるかと思いますが、根本的には何らかの変化を求めていたのではないでしょうか。

その変化は、自分自身のキャリア、もっと言うと生き方が変わることかもしれないし、自分が勤務・経営している会社や日本の中小企業を変えることかもしれないし、それがひいては日本経済を変えられることかもしれない。
そんな熱い想いを胸に抱いて診断士や診断士試験合格を目指し始めたのではないかと思います。
その時の気持ちを今一度思い返してみてください。
1次試験はその変化を実現する第1の関門です。ここで負けるわけにはいきませんよね。
「絶対に勝つ」という強い気持ちで残り時間でしっかりとした準備をしてください。
そして同じく強い気持ちで本試験を乗り越えてください。

大丈夫。みなさんなら必ずできます。
なぜなら、ここまでやってきたみなさんは、診断士試験の学習を始めた時と比べて既に大きく変わっているからです。
たぶん、その変化はみなさんご自身が気付いているのではないでしょうか?その変化を、これから先に起こるであろうより大きな変化につなげていきましょう!

~~~緊急告知!~~~

道場では1次試験終了翌日の8/6(月)「2次スタートダッシュセミナー」を開催します。
詳しくは昨日のくれよんの告知記事をご覧ください。人数に限りがあり定員となり次第締め切りとさせて頂きますので奮って申し込みくださいね。

~~~~~~~~~~~

 

一発合格道場ご愛読のみなさんとは、セミナーを含め2次試験対策以降も必ずご一緒できることを心よりお祈り致します。

それでは、今日はここまで。
必ずまたお会いしましょう!

 

Ciao!
By うちあーの



難しい状況に陥っている人は、自らが状況を難しくしているのだと思ったほうがいい。すべてを透明にし、分かりやすくシンプルに考えることだ。
(イビチャ・オシム)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

先週金曜日に中小企業診断協会より平成24年度中小企業診断士第1次試験の受験票・写真票が発送されました。既にお手元に届いている方も多いようですね。私も去年受験票が届いた時にはいよいよ迫りくる夏の陣に胸を高鳴らせた覚えがあります。

何はともあれ、まずは記載内容に誤りがないかを念のためチェック。それから受験会場を確認してください。

受験会場を確認したら、早速下見の計画を立てましょう。以下、下見のチェックポイントを簡単に纏めておきます。

1.自宅⇒受験会場の交通機関経路・所要時間の確認
・必ず土日の時刻表で確認すること。
・週末に本試験の時間に合わせて会場に向かってみるのもよいでしょう。
・受験会場が遠かったり、交通の便が悪ければホテルの手配も検討する。

2.会場周辺の確認
・最寄駅から会場まで実際に歩いてみる。距離がある場合にはタクシー乗り場も確認しておく。
・当日飲み物や昼ごはんを買えるコンビニなどがあるか。
・免除科目がある方は空き時間を過ごせるファミレスやカフェなどがあるか。

3.会場内の確認
診断協会のHPなどで「試験会場内の下見は厳禁」と強調されているので注意が必要です。「試験会場内」が「教室内」なのか、「建物内」なのか、「敷地内」なのか明記はありませんが、いずれにせよ受験場所を提供して頂いている会場の所有者や利用者に迷惑をかけないようにしましょう。
かくいう私は受験会場が大学だったので、学生に交じってキャンパス内まで入ってトイレや休憩する場所、建物の設備環境(空調など)を確認しちゃいましたけど。
大学の場合、本試験は夏休み期間中になるため、構内で工事をしているところもあります。その場合は騒音なども気になります。受験生にとっては年に1度の試験ですが、工事している方はそんなことお構い無し。大音量で工事していることもありえます。(実際、去年の東洋大学、一昨年の立教大学で工事していました。)試験案内で「試験時間中の注意」として耳栓の使用はできないことになっているので、対策としては騒音がある環境の中でセルフ模試を実施し慣れておく、などが考えられます。

とにかく下見はとても重要です。会場内まで入れなくても、事前に夏の陣の戦地を訪れておけば多少なりともアウェイ感が薄れ、本試験で精神的なゆとりが生まれますよ。

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さて、ここからが本題
先週から始まった【超直前科目別総まとめ】シリーズ
今日は財務・会計についての記事です。

財務・会計は得手、不得手が大きく分かれる科目です。
得意な方は確実に15問(60点)を獲り、難易度によって1問(4点)でも多く貯金を積み上げることが目標ですね。
苦手な方はまずしっかりと10問(40点)超えで足切り回避が最低限の目標となりますね。
その目標、ゴールを達成するために本試験まであと19日と迫った今、何をすべきか。
ゴールを達成する最も簡単・確実な方法は「試験に出るところ」を徹底的に理解し、集中的に練習しておくことです。
ここでは過去問でほぼ毎年のように出題されている頻出論点を、私が愛するサッカーになぞらえて勝手に11選出し、出題パターンや典型的な解法・必要とされる知識を箇条書きで纏めてみました。
これらイレブンは財務・会計本試験におけるスタメンです。そして、あなたは監督として彼らをうまく操ることで会心のゴールを狙います。

1.経営分析
・分析指標の計算と良否判断を問う問題が中心。
・参考記事はこちら
・指標の算出式を覚えるだけで確実に得点できる。
・良否判断のみならば、分母と分子のいずれかが同じで数値まで計算しなくてもよい場合も多い。
・収益性:利益率はすべて数字が大きい方が良。原価率はすべて数字が大きい方が悪。
・効率性:回転率はすべて数字の大きい方が良。回転期間はすべて数字の大きい方が悪。
・安全性:流動比率と当座比率、自己資本比率は数字の大きい方が良。
固定比率と固定長期適合率、負債比率は数字の小さい方が良。
(良否判断はあくまでも試験対策上の話です)

2.CVP分析
・売上高、変動費、固定費が与えられ損益分岐点売上高、目標利益、安全余裕率などを問う問題が中心。
・参考記事はこちら
・損益分岐点売上高の計算式:Sbep = FC / (1-α)
・損益分岐点売上高(利益0)と実際売上高(利益明示)の連立方程式で変動費率と固定費を求める問題も定番。
・損益分岐点比率の計算式:Sbep / Sact x 100(%)
・安全余裕率の計算式:(Sact – Sbep)/ Sact x 100(%) or 100 – 損益分岐点比率(%)
・損益分岐点比率が100%未満で100%に近いほど収益獲得能力が低く、売上減少に対するリスクが高い。

3.投資の経済性計算
・正味現在価値(NPV)、回収期間法(PP)や内部収益率法(IRR)、フリーキャッシュフロー(FCF)の意味や計算問題が中心。
・参考記事はこちら
・NPVの計算は必ず時系列で図式化する。
・PP:回収期間 = 設備投資額(初期) / CF均等額 時間価値考慮しない。
・IRR:投資のNPVが0となる割引率を算定し、必要収益率(資本コスト)を上回れば投資を実施すべきとの判断をする。
・FCF = 営業利益 x (1 – 税率) + 減価償却費 – 運転資本増加額 – 投資額

4.企業評価
・株価の各指標に関する問題と加重平均資本コスト(WACC)の計算問題を問う問題が中心。
・参考記事はこちら
・DPS、配当利回り、配当性向、EPS、PER、BPS、PBRの意味と計算式をしっかりと覚える。
・計算の際には、配当金・当期純利益・純資産の総額を使う場合とそれぞれ1株当たりの額を使う場合をうまく使い分けると効率的。
・PER x EPS = 株価
・PBR x BPS = 株価
・WACCの計算はCAPMで株主の期待収益率(自己資本コスト)を算出した上で負債コストと合わせるパターンが典型的。
・WACCは負債部分の節税分を気をつければ確実に得点できる。

5.MM理論
・「市場は完全」、「税金や取引コストは存在しない」などの前提条件があればMM理論。
・参考記事はこちら
・MM理論の命題:「法人税が存在しない市場では、企業価値はその資本構成に依存しない」
→節税効果がないため、自己資本増強でも負債利用でも企業価値は同じ。
・MM理論の修正命題:「法人税が存在するとき、負債比率が高まるほど節税効果の現在価値分だけ企業価値は上昇する」
→同じ額を資金調達する場合、自己資本増強より負債利用の方が有利。

6.ポートフォリオ理論
・リターン(期待収益率)とリスク(分散、標準偏差)を問う問題が中心。
・参考記事はこちら
・期待収益率の算出式:Σ{発生確率 x 各状況の収益率}
・分散の算出式:Σ{発生確率 x (各状況の収益率 – 期待収益率)の二乗}
・標準偏差は分散の平方根
・分散・標準偏差が大きいほど平均からの乖離(バラツキ)が大きくリスクが高い。
・できれば相関係数と共分散の意味と計算式も覚える。(性質の異なる証券の組み合わせは低リスク)

7.CAPM
・CAPMの理論や計算式を問う問題が中心。
・「市場リスクが高い株式ほど期待収益率は高くなる。」という関係を説明するモデル。
・個別証券の期待収益率 = 無リスク利子率 + β x 市場リスクプレミアム
・市場リスクプレミアム = 市場ポートフォリオ(例えば東証株価指数)の期待収益率 – 無リスク利子率
・βは個別証券のリスクを表したもの。β=1なら個別証券と市場ポートフォリオのリスクは同等。

8.CF計算書
・営業CFの計算問題が中心。
・参考記事はこちら
・営業CFの直説法と間接法それぞれの算出方法を覚える。
・直接法の営業CF小計まで:P/Lの営業利益をキャッシュ換算したもの。
→ 営業収入 – 商品仕入れによる支出 – 人件費の支出 – その他営業支出
・間接法の営業CF小計まで:P/Lの税引前当期純利益から非資金費用などを調整し算定。
→ 税引前当期純利益 + 減価償却費 + 減損損失 + 引当金増加額 +/- 営業外損益逆進 +/- 特別損益逆進 +/- 運転資本

9.税効果会計
・税効果会計の意義・目的や計算問題が中心。
・参考記事はこちら
・会計上と税法上の資産額・負債額に相違がある場合の調整。(重要性に乏しい場合は無視できる)
・支払税額を法人税等に計上する一方、会計報告上の法人税との差額をP/Lに法人税等調整額(費用)として表示。
・法人税等調整額 = 会計上と税法上の費用の差額 x 税率
・減価償却超過額など将来減算一時差異が発生の場合は、法人税等調整額と同額をB/Sに繰延税金資産(資産)として表示。
・特別償却準備金など将来加算一時差異が発生の場合は、法人税等調整額と同額をB/Sに繰延税金負債(負債)として表示。
・税効果会計の対象とならない永久差異には受取配当金、交際費、寄付金、罰科金などがある。

10.原価計算
・総合原価計算、個別原価計算、標準原価計算が中心。
・参考記事はこちら
・それぞれ出題パターンがあるので比較的対応しやすい。
・総合原価計算:大量生産形態で採用される製品原価計算。費用を直接材料費と加工費に分け、期末仕掛品を進捗度に応じて按分する。
・個別原価計算:受注生産形態で採用される製品原価計算。工場全体の原価を材料使用量や労働時間の配賦基準で製造指示書ごとに賦課する。
・標準原価計算:予め製品製造の標準的な原価を設定し、実際に必要とした原価と比較対照することで原価差異を把握し原価能率を高める。T字ボックス。

11.オプション取引
・オプションの仕組み、損益図の理解を問う問題が中心。
・参考記事はこちら
・株式や通貨を一定期日若しくは期間内に売買する権利で、買う権利をコールオプション、売る権利をプットオプションという。
・損益図では、コール買いは右上がり(ルのはねの部分が右上がり)、プット買いは右下がり(トの2画目が右下がり)。
・一定期日(満期)のみ行使可能なオプションはヨーロピアンタイプ、満期まではいつでも行使可能なオプションは(自由な国)アメリカンタイプ。

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いずれも基本的なことですが、この時期だからこそ基本をしっかりと整理しておきましょう。基本が安定していれば相手チームの変則的な攻撃にも現場対応可能だし、ケアレスミスによる失点も防げます

スタメンイレブンをうまく使い切れる自信がついてきたら、を~が超狙いメとした取り上げたスーパーサブの3選手も掌握しておきましょう。ゴールの幅が更に広がるはずです。

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本番まであと19日。
先週のイチローの言葉が諭す通り「あの時こうしておけばゴールを達成できたのに」などと言い訳しないために「今何をすべきか」を考え、その考え得るすべてのことをこなしていきましょう!

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの



準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、 そのために考え得るすべてのことをこなしていく。
(イチロー)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

先週末のTAC1次公開模試を受験された皆様、お疲れ様でした。
ブログやツイッターで公開されている自己採点結果や反省点振り返りなどを拝見していると、去年の自分の気持ちが蘇り身が引き締まる思いです。

初めて2日間7科目を受けられた方は、その壮絶感を体験できたことが何よりの収穫だったのではないでしょうか?
また昨年度までに科目合格され今年度1次試験突破を目指す方は、それぞれの受験科目スケジュールに合わせたシミュレーションが出来たのではないでしょうか?

今回の記事は1次模擬試験を踏まえた「直前1ヶ月の学習方法について」シリーズの第3弾となります。

◆模試活用の最大化◆
本試験まであと1ヶ月。与えられた時間が有限である以上、その限られた時間を効率的に使って最大限の効果を上げていく必要があります。
では、効率的な学習とはどんなものか。

目指すべきゴールが、
本試験で出題される論点の知識を正確にインプットし、
かつ
その知識を円滑かつ確実にアウトプットできる

という状態だとします。効率的な学習とは最短距離この2つを満たす状態になることです。そのための方法は様々ではありますが、一つの方法として今回受験された模試の有効活用を提言します。

まず①について。
模擬試験の問題は受験校が蓄積した膨大なデータやノウハウをベースに過去問を分析した結果です。
もし類似の問題(論点、用語、出題形式など)が本試験で出題されれば、翌年の受験案内パンフレットに「予想的中!公開模試にてH24年度経済学第○問類題うんぬん」などの文字が躍ります。
いわば受験校各社が威信をかけた「予想問題」であり、ご自身の予想よりも恐らくは精度の高いものであるはずです。
具体的には、
・頻出問題
・近年の傾向を反映した問題
・2年ごと、3年ごとに出題されるローテーション問題
・時事的に注目されている旬論点問題
・法令等の改正論点問題(特に法務、中小)
などを厳選して出しているので「本試験で出題される論点」という条件を満たす可能性が高く、模試をしっかり復習するということは効率的な学習と言えるでしょう。

続いて②について。
模擬試験は「本番の模擬体験」であり、皆さんは模試受験により、その得難い機会を体感できましたよね。
得点結果もさることながら、本試験での2日間の過ごし方や試験中のタイムマネジメントなど対応方法で得たものがあれば大きな成果だと思います。
模試に臨む前から当日までの学習計画、試験中の行動計画、得点シミュレーションなどをきちんとされていた方は、PDCAに基づきCHECKからACTIONに繋げていけばよいと思います。
またしっかりとした計画や目的なしに臨んでしまった方も、今回の貴重な経験をしっかりと振り返り、
・良かった点は本試験でも出来るようにする
・反省点は本試験までに改善する
といったCHECKから始めても大丈夫です。
そして、本試験までの1ヶ月をどのように過ごすか、新たなPLANこぐまの記事をご参照ください。
この新しいPDCAサイクルの中で「円滑かつ確実にアウトプットできる」プロセスを身につければ、おのずと得点獲得能力がアップしていきます。

模試を最大限に活用することで、①と②を両立し一気に合格水準まで駆け上がりましょう。

模試に関して、もう一点補足。模試で出題された問題が本試験でも出題された場合、模試の復習をしっかりやった受験生が多ければ正解率は高くなります。
TAC公開模試は診断士1次試験模試の中で最大級なので、ここでの的中問題は当然に高正答率となるはずです。
この試験の鉄則である「受験生の多くが獲るような問題は落とさない」ということを考えるとやはり模試の復習は相対的な位置を確保するためにも重要となります。
アンドロメダの記事で、模試成績が返却されたら着手すべきこととその意義を分かりやすくまとめていますのでご参照ください。

◆今からでも間に合う模試情報◆
これまでくどいくらい書いた通り、模試で得られるメリットは非常に大きいです。
TAC以外の受験校では下記スケジュールにて模試を実施するようです。

          会場受験  自宅受験(提出締切)
LEC   7/7-8       7/6
大原   7/7-8      7/18
(※詳細は各校HPにてご確認願います)

時間や環境が許すのであればもう一度本番シミュレーションを重ねてみてもよいでしょう。
「本番の模擬体験」が目的ならば会場受験が望ましいのですが、都合がつかない場合は自宅受験を選択することもできます。
また「予想問題の情報入手」が目的ならば、提出締切に間に合わなくても問題および解答解説を入手するために申し込むのも手ですね。

◆あとはアウトプット祭り!◆
模試の振り返りが済んだら、ひたすらアウトプットしまくりですね。
上述の通り、本試験ではそれまでにインプットした知識自体、複数の知識の組み合わせ、知識からの類推、を如何に効率的にアウトプットできるかが肝心です。
これから知識を大幅に積み上げるには限界がありますが、アウトプット力は練習を重ねることでスキルアップしていき「得点獲得能力」を強化することができます。

ご参考までに私の2年目の超直前期に行ったアウトプット学習の記録を公開します。経済、財務、法務の3科目受験の学習例であるため特に上級生の方に参考になればと思います。
(アウトプット重視は全ての受験生に共通ですが、インプット整理も必要なスト生にとっては若干劇薬ぎみなのでご注意を!)

output in last 1 month

直前1ヶ月強の間に経済30回、財務21回、法務29回を回しました。
過去問、各社模試、答練といった60分問題はきちんと時計で測り時間内で解く練習を重ねました。
この中には解答を覚えてしまっている問題も多いため、場合によっては解答時間を40分に設定して「スピード強化」を目的にしたりしました。
スピ問とトレーニングは1問ごとの解答時間を意識しながら、1分1秒たりとも無駄にしない隙間時間の活用に使いながら「ペンキ塗り」を繰り返しました。

また、他社模試や上級答練など今までに一度も解いたことのない問題を温存しておいて、毎週末に図書館やTAC自習室などで本試験スケジュールに合わせて初見問題を解くというセルフ模試も実施しました。
ここでは、「試験開始後の難易度評価」、「解答順の決定」、「捨て問の見極め」などといったプロセスを重点的に鍛えました。

まさにアウトプット祭りですね!

 

初見問題のストックがなければ、AASが出しているこちらの問題集も使えそうです。
「中小企業診断士一次試験完全予想模試<’12年版>」

とにもかくにもこれからは本番をイメージしたアウトプットを繰り返し繰り返しやっていく
私の経験からは、これが最も費用対効果が大きかったです。

超直前期、これまでの努力を無駄にしないためにも、ストイックすぎるくらいストイックに追い込みをかけましょう!

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



木を切り倒すのに8時間与えられたら、私は最初の6時間を斧を研いで過ごす。
(エイブラハム・リンカーン)

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。

科目免除のないスト生にとって、診断士1次試験は2日間で7科目、試験時間が8時間半にも及ぶ過酷な試験。
そして、模擬試験はそのような未体験ゾーンを経験する数少ないチャンスです。
いよいよ今週末に迫ったTAC1次模試では、当然のことながら本番と同様の準備と気持ちを持ってガチで臨んでください。

ところで、皆さんは7/30~8/3までの過ごし方は決まっていますか
読者の大半は仕事をしながらの受験勉強を続けていらっしゃる方だと思いますが、理想的には本試験直前の1週間は休みを取って全速力での最終追い込みコンディション調整を同時に行える状況を作りたいですね。
もし職場の事情等でどうしても1週間の休みが取れない場合、少なくとも水・木・金の3日間、それも無理であればせめて金曜日だけでも何とか休みを取って本番に臨みたいところです。
どうしても休みを取れないと思っている方。あまり大きな声では言えませんが、親か子供が突発的に体調を崩したことにして「計画的に」休みを取ることも考えてみてください。診断士になりたい一心でここまで努力をしてきて、かつ絶対に1次試験を突破したいという強い気持ちがあるのならば、それくらいの方便を使ってもばちは当たりません。本試験前に休んだ仕事は、本試験後に巻き返すことができます。しかし、本試験は年1回しかないのでもし仮に失敗したら次のチャンスは1年後。
ならばしっかりと準備する環境を確保して「総仕上げの1週間」を悔いなく過ごしたいですよね。ということで、まだ休みを取得できていない方はできるだけ早く申請してください。

次に「総仕上げの1週間」で何をしますか
もうこの時期になるとさすがに新しい知識の補充は要りません。これまでの講義や答練等を通して試験範囲の知識、合格に必要な知識は一通り終えているはずです。
なので何をするかと言うと、これらの知識の整理記憶の精度アップです。よく間違える論点、うろ覚えになっているような論点があれば徹底的に駆逐すべき。このような苦手論点、あいまい論点はファイナルペーパーに纏まっていると限られた時間で効率よく再インプットできるのですが、はっきり言ってこれを「総仕上げの1週間」で作り始めるようでは遅いと思います。
できればあらかた完成版となっていて「総仕上げの1週間」ではそれをインプットツールとして使い込む、そして本試験直前に見るものとして補足や修正等があればそれらを書き込むだけという状態にしておきたいです。
7科目もあり幅広い知識を試される試験な訳ですから「総仕上げの1週間」で何を覚えればよいかは今のうちから整理しておくとよいでしょう。

では、今日からの1週間は何をしますか
TAC1次模試を受ける方はそのマイルストーンに向かって追い込みをかけると思います。
追い込みの具体的な内容としては、
・暗記三兄弟(法務・情報・中小)の短期記憶論点詰め込み
・財務のアウトプット反復練習
・苦手論点、あいまい論点の復習・整理
・60分、あるいは90分で解答できるようなタイムマネジメント強化
など、皆さんが計画されていることがあると思います。
ファイナルペーパーをまだ作っていない方は、そろそろ着手するのもよいでしょう。
「これが王道!」というものはありません。各自の課題がそれぞれあるでしょうからそれを一つ一つ克服していくことが肝要です。

ただ、ここで1つだけ意識して頂きたいのは、模擬試験そのものが本試験のシミュレーションとして貴重な機会なのと同様に、模擬試験前1週間は本試験前1週間のシミュレーションとして得難い機会であるということです。
さすがに模擬試験前の1週間に本試験前さながら、1週間の休みを取る方はそういない(取る必要もない)と思いますが、本試験1週間前を想定して過ごすことはかなり意義のあることだと考えます。
例えば、
・夜更かしせず、早寝早起きをする
・生ものを食べないなどお腹を壊すリスクを避ける
・風邪をひかないよう薄着で寝ない
・家族や恋人など周りの人にも、今週1週間は「総仕上げの1週間」の予行練習であることを共有してもらう
・金曜日は経済、財務、経営、運営の4科目に集中する
・木曜日までに暗記三兄弟を仕上げる
・気持ちを盛り上げていく(ピーキング
・万が一、仕事で急件が入り、予定通りの休みが取れないことを想定する

年に1度の大一番。本試験の510分をベストコンディションでぶつかりベストパフォーマンスを発揮しベストな結果を出すためにはそれなりの準備が必要です。
そのために長い時間をかけて準備してきているわけですが、直前の1週間の過ごし方を失敗してしまえば元も子もありません。
模擬試験を控えた今週は、週末の試験に向けてコンディション気持ちパフォーマンスをどのようにして上げていくか、に焦点を絞った「模擬生活」を実行してましょう。そうすることで本試験に向けて経験値の積み上げができるはずです。
まずは、皆さんの模擬試験でのトリプル・ベストをお祈り致します。

◆まとめ◆

・本試験直前「総仕上げの1週間」はあらゆる手段を使って最大限の学習時間を確保すべし。
・ファイナルペーパーをまだ作ってない人はそろそろ着手すべし。
・今週1週間は本試験前の「模擬生活」をすべし。

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それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



現状維持では後退するばかりである。
(ウォルト・ディズニー)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

今週は怒7最終科目の中小WEEK。
中小企業経営については、是非ともこちらの記事をご覧ください。
こぐまの愛情たっぷりコメント入り2011年版中小企業白書ダイジェスト版はまさに秀逸
どの図表をマークし、どのような切り口で覚え込めばよいかがコンパクトにまとまっていますので是非とも効率よく使い倒してくださいね。

なお、2011年度版中小企業白書については一部正誤が出ています。
既に読まれている方もいらっしゃると思いますが、中小のスペシャリストであり「NANAの元気が出る日記」でおなじみのNANAさんこちらの記事にて指摘されていますのでご一読ください。

さて、今日は中小企業政策の方に焦点を当てたいと思います。

中小対策でよく「経営5割、政策7割で科目合格ライン60点を目指しましょう」という戦術が提示されている通り、政策はこの科目における得点源。理由はいたって簡単。過去の本試験における頻出の法律や施策が明らかであり、過去問やその周辺知識を問う模擬試験や問題集をやり込めばやった分だけ得点獲得能力が上がっていくから。
ただ一つここで気をつけて頂きたいのは「知識は正確に」ということ。全く同じ問題は出ませんが、政策の頻出論点は姿を変えて現れます。合格者は基本的にその問題を確実に得点します。
そのようなラッキー問題に対して「あれ、どっちだっけ」みたいな状況になると非常に焦ります。
本試験では一旦焦り出すと更なる焦りを生み、時間を浪費、そして他の問題にも影響を及ぼす、といった負のスパイラルに陥ることがあります。これは避けたいですよね。
このように、頻出論点であればあるほど、その1問を外すだけでも痛いし、またそれ以上のダメージが必ず残るものなのです。だからこれからの時期は「曖昧さ」を徹底的に排除するよう心がけてください

政策では何が頻出論点なのか。その答えはこちらの記事で。
この中で今日は中小企業新事業活動促進法(以下、新事業活動促進法)について取り上げてみたいと思います。

◆過去問から学ぶ新事業活動促進法◆
こちらの記事の通り、この法律は診断士1次試験でH13~22の10年中9回出題、さらに昨年H23も出題されていますので11年中10回となっています。
(注:新事業活動促進法はH17に中小企業経営革新支援法、中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法、新事業創出促進法の3法が整理統合されたものなのでH16以前については整理統合前個別の法律としての出題です。)
出題がなかったのはH22のみであり、今年も相当高い確率で出題されるでしょう
道場過去記事でこの領域はカバーされていませんでしたので、こちらでポイントをまとめておきます。

H23は第14問設2、設3、第15問設1、設2の4問が出題され、配点8点でした。
新事業活動促進法は頻出であるだけでなく、複数設問にて問われることも多いため、うまく対応すれば「固め打ち」で得点を積み上げ可能。
その意味でも非常に重要な領域になります。

H23第14問設2 「新事業活動」の定義に関する問題

・穴埋め形式で「新役務or技術」「販売or流通」が問われました。どちらでも意味が通るため正確な知識が勝負の分かれ目になります。
中小企業基本法第2条にある「経営の革新」の定義と非常に似ているので、併せて正確に覚えておくとよいでしょう。
・類題:H18第17問

H23第14問設3 異分野連携新事業分野開拓の計画(新連携計画)の認定などに関する問題

・正解にたどり着くためには、以下の基本知識を正確におさえている必要があります。
a) 中核(コア企業)となる中小企業が存在すること。
b) 2以上の異分野の中小企業が参加すること。
c) 大企業、大学、研究機関、NPO、組合などをメンバーに加えることも可能だが、中小企業の貢献度が半数以下の場合は支援対象外。
d) 認定主体は国(主務大臣)。
・a)、b)、c)はいずれもH19第18問で問われています
・d)について「都道府県または国では?」と思った方。経営革新計画の承認機関と混同していませんか?
・類題:H19第18問、H18第17問

H23第15問設1 経営革新に関する問題

・穴埋め形式で「売上高or付加価値額」と「営業利益or経常利益」が問われました。
中小企業地域資源活用プログラムや農商工連携での評価基準は売上高が目標になっているため正確に区別する必要があります。
・H21第16問設2では付加価値額の算出方法が問われました。付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費であることもおさえておくとよいでしょう。
・類題:H21第16問、H20第29問、H18第17問、H16第20問、H15第16問(超頻出につき落とすと相当痛い!)

H23第15問設2 同上

・穴埋め形式で数値を問われました。
・付加価値は年率平均3%以上、経常利益は年率平均1%以上であることはH20第29問で出題あり。多くの方にとってはサービス問題ですよね。
・類題:同上

その他、H20第21問やH17第27問より、
5つの支援策(①「創業」の支援、②「経営革新」の支援、③「新連携」の支援、④「技術革新」の支援、⑤「地域における」支援)を正確に覚える。(早慶審議地
・創業の対象は、これから事業を開始しようとする個人創業5年以内の事業者などである。
も頻出論点なので正確に覚えておきましょう。

◆まとめ~やっぱり串刺し~◆
上記のように同一論点を集中的に拾っていくと、いかに同じようなことが繰り返し聞かれているかがよく分かると思います。
他の科目は過去問の類題と言ってもかなりお化粧してくるものですが、中小の場合はかなり「過去問そっくりさん」が出現します。
なので新事業活動促進法以外の頻出分野、つまり中小企業基本法中小企業組合制度下請代金支払遅延防止法あたりは何がどのように出題されているのか、どのようにひっかけようとしているか、などを串刺しにして分析してみると、効率よく得点獲得能力が向上していくはずです
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それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの



いつかできることは、すべて今日でもできる。
(ミシェル・ド・モンテーニュ)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

昨日で1次試験の申し込みが締め切られました。昨年は21,145人の申し込み(うち受験者は15,803人)がありましたが今年はどうなったでしょうか。
いずれにせよ、役者が出揃いました。あと残り60日は1日、1時間を大切に集中していきましょう!

怒7も残すところあと2科目。今週は法務WEEKです。
3月26日の記事では、橋げたの骨組みをがっちりと作りましょう、というお話しをしました。

完成答練前の1週間は、この骨組みにしっかりと肉付けをして橋げたを完成形に近付けていく時期になります。
橋げたの完成には、各論点の知識を確実に身につけていくことが大事ですが、残念ながらそれだけではなかなか得点に繋がりません。
なぜなら、過去問から明らかなように、本試験ではケース問題複合問題がほとんどであり、持っている知識をそれぞれのケースに当てはめたり、組み合わせなければ答えがでないからです。
これらの問題に対して正答を導き出すためには、現場対応力が必要だとよく言われます。

◆現場対応力って何?◆
「現場」とは本試験会場、「対応力」とは目の前の問題に対し、頭の中にある知識を適切に組み合わせたり類推したりして応じる力、という風に考えます。この力、言うは易しですが実際に磨くのはとても難しいです。理由は2つ。

まず、本試験会場の独特の雰囲気と緊張感は本試験でなければ経験することができないから。当然のことながら、今年初めて1次試験を受けるストレート生にとっては、本試験の現場を事前に経験することはできません。
対策としては、完成答練や模試の場を利用して出来る限りガチ本番モードで臨むことが肝要です。他社模試会場受験で数多く受けることでアウェー感に慣れておくのも良い方法です。
この点、受験経験のある複数年受験生は圧倒的に有利。本試験の現場を既に知っていることはそれだけで大変貴重であり、本年度の受験に最大限に活かしたいものです。具体的には、過去の本試験問題を引っ張り出して残されたメモなどを確認しながら、設問ごとにどのような対応をしたのか、どうすれば60点以上を取ることができたのか、今の直前期に何をすればよいか、を徹底的に分析・追究することで現場対応力を高めることが可能です。

もう1つの理由は、問題そのものの性質上、どんな問題が出るかの予測がつかないから。ケース問題にしても複合問題にしても、ストーリーの状況設定や使う知識の組み合わせは無限なので対策が立てづらいところに難しさがあります。
対策としては、各論点・各知識をテキスト通りに丸暗記するだけではなく、それぞれの特徴、長所・短所、類似点・相違点を様々な切り口比較したり、纏めたりすることで引き出しを増やしておくトレーニングが必要です。

ここまで、現場対応の難しさとそれを克服するための対策を述べましたが、ここでH23年度本試験の現場対応の実例を一つ示したいと思います。
特に、本試験経験のないストレート生に少しでも現場の具体的なイメージを持って頂ければと思います。

◆現場対応~うちあーのの場合◆
まずはH23年度本試験の結果データから。

得点  :71点/100点
Aランク:16点/ 16点(得点率:100%)
Bランク:30点/ 38点(得点率: 79%)
Cランク:25点/ 33点(得点率: 76%)
Dランク: 0点/  13点(得点率:   0%)
Eランク:該当なし

※ランクはTACデータリサーチによる。全体のデータ分析については昨日のを~の記事を参照願います。

Dランクは見事全滅の3タコ。その一方でAランクは4打数4安打と取りこぼさず素点を固め、天下分け目のCランクで合格ライン越えしました。全24問ですが、ここではその中で合否のポイントとなったCランクに絞り、現場でどのように対応したかを列挙します。

第1問
・毎年第1問はいやらしい問題が出ていることもあり、最初の全体俯瞰&難易度判定時に△マークを付け解答は後回しに。
・◎および○マークを解き終わった後、中盤くらいにこの問題に着手。
・エの「現物出資の総額650万円を500万円まで減額し検査役の検査を不要にしよう」というのは基本論点に合致。
・アは聞いたことない、イはDが利害関係者だからありえない、ウは「A、B・・・の検査が不要になれば」の前提条件が意味不明なので×。
・よってエ。→正解
※利害関係などの常識を考慮すれば、選択肢が絞れることが多々ある。

第2問
・これも登場する企業数が多く、利害関係を整理するのが大変そうだから△マークで一旦後回し。
・B社はX社に対する債権がY社に移るので、当然債権者保護手続きが必要。
・アかウに絞られる。
・C社の記述は読む必要無し。時間短縮。
・「承継会社の債権者は常に債権者保護手続きが必要」との知識が曖昧で、結果アを選択。→不正解
※不正解だったが、時間を短縮できたことが収穫。

第4問
・難易度判定は、見た目厄介そうだったので△。
・着手時に「一見難問そうだけど実は単純、といった問題は過去問でもあったなぁ」と考えた。
・ごちゃごちゃと数字が並んでいるけど、要は民事再生と会社更生の可決要件を聞いていることに気付き、サブノートに纏めていたこの表を頭の中で引っ張り出す。

・ピンポイントでエを選択。→正解
※どの知識を使うかを判断し、引っ張り出すことができれば効果的に得点できる。

第5問
・穴埋め問題、選択肢の構造も単純なので○マーク。
・「あなた」の第2発言「本当は会社法上の機関ではないのに」及び第3発言「法律上にこれといった根拠があるものではなく」に着目。
・会社法上の機関である「執行役」はAにもBにも入らないと判断し、アを選択。→不正解
※第2発言「本当は会社法上の機関ではない」のは執行役そのものではなく営業本部長のことらしいが、この日本語が本試験中には理解できなかった。

第6問設2
・知識問題っぽいので○マーク。
・会社法上の意思決定機関を纏めたサブノートの表を頭の中で引っ張り出す。

・譲渡制限株式の譲渡による取得の承認機関は、取締役会設置会社の場合取締役会であることから類推しエを選択。→正解

第8問
・過去問で類題があったのを思い出し、○マーク。
・商標の国際登録関連で、パリ条約とマドリッド協定が記憶に残っていた。

・パリ条約は相当古く、各国にて申請を出さなければいけないものであった。
・2者択一の消去法でウを選択。→正解

第11問
・TACが常にマークしていたウィーン売買条約に関する出題なので○マーク。
・アの記述が正しいことがピンポイントで分かった。→正解
・念のため他の選択肢も流して読んだがどれも正解ではなさそう。

第16問
・新興株式市場に関しては、新ジャスダック絡みで出目中の出目。◎でもよいが見慣れない形式だったので○マーク。

・2009年でグラフが終わっている③がヘラクレスなので、イかウ。
・マザーズと比べて規模的に大きいジャスダックが①であろう。
・②は1999年から始まっているのでマザーズであろう。
・よってイを選択。→正解

◆まとめ◆
繰り返しになりますが、現場対応力とは「本試験会場において目の前の問題に対し、頭の中にある知識を適切に組み合わせたり類推したりして応じる力」と定義しました。
また、前提条件として「試験時間内で」ということが加わりますので、解答プロセスの固定化やタイムマネジメントの確立がなされていれば、より現場対応力を発揮しやすくなります
これらを踏まえて、本試験で現場対応力を発揮するために今からできることを洗い出しを行い、今回のまとめとしたいと思います。

(今からできること1)
完成答練や模試の場を利用して出来る限りガチ本番モードで臨む。
(期待効果1)
現場の緊張感を疑似体験しておくことで、本試験での解答プロセスやタイムマネジメントを確立できる。

(今からできること2)
他社模試を会場受験で数多く受ける。
(期待効果2)
アウェーの状況に身を置くことで、普段と異なる状況や出題形式等に慣れ、また不測の事態への心構えもできる。

(今からできること3)
複数年受験生は、過去に受験した本試験問題を引っ張り出して当時の現場対応がどうであったかを分析・追究する。
(期待効果3)
当時と現段階の自分の現場対応力、解答プロセス、タイムマネジメントを検証でき、本試験までに改善するチャンスがある。

(今からできること4)
過去問での頻出論点、法改正等があり旬な論点をオリジナルの串刺しマトリクス等を使って纏める。
(期待効果4)
複数の知識・論点を組み合わせたり比較する練習になり、また本試験での引き出しが増える。

(今からできること5)
答練や模試で間違った問題、自分が弱点だと思う論点・知識を纏める。
(期待効果5)
上記4と併せて、本番までの暗記ツールにするとともに、本試験会場でのファイナルペーパーとなる。

ふうじんがこの記事■科目別暗記の仕方を使い分け ~状況対応能力■で示している通り、経営法務は主要論点を確実に理解する暗記方法が有効。ひたすらアウトプット⇔インプットを繰り返すのではなく、

アウトプット⇔整理(比較、纏め)⇔インプット

していくと得点に繋がりやすくなると思います。

=====

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今週は金環日食あり、スカイツリー開業あり、何かと上を見上げることが多いですよね。

受験生のみなさんは、足元もしっかりと見つめながら現時点で自らが持っている力を見極め、8月4日・5日までにどんな状態になっているべきか、そのために今、何をすべきかをはっきりしておきたいですね。

さて、連日道場を賑わせている「怒7」も4科目目の経済学に入っています。
この科目は、2次試験との直接的な関連もなく以前は1次試験において完全な脇役でしたが、ここ2年間はアンドロメダの記事が示す通り難易度がぐっと上がり、すっかり主役級の存在感を示しています。
何と言っても、1次試験1日目1番目の科目。多くの受験生、特に初めて1次試験を受ける受験生にとって、経済学の「始め!」の合図の瞬間は緊張感マックスの状態になるはずです。
今日は来たるべき「その瞬間」についてお話したいと思います。

◆まずは最初の1マーク◆
「始め良ければ全て良し」という言葉があります。
経済学の試験が始まって、最初に取り組む問題を想定時間内に自信を持ってグリグリとマーク!これができれば、本試験独特の緊張感に包まれた会場の雰囲気に入り込むことができます。それは、その後2日間にわたる長丁場の1次試験の出来を大きく左右する要素ともなり得ます。
私は経済学をH22及びH23の2回受けましたが、ここで述べる「最初の1マーク」への対応がまさに合否に直結したと言っても過言ではないと今でも思っています。

まずはH22の体験談。ご存知の通り、この年の経済学は史上最凶の問題でした。
私は第1問から取りかかったのですが、緊張していたのか、慎重に対応しようとの意識が強かったのか、なかなかマークができずに時間が経過しました。
しばらく経ってから、第1問は後回しにする判断を下し、第2問、第3問・・・と見にいくけどどれもとっつきにくい感じ。
結局あきらめて、また第1問に戻り、意を決してマークした時には試験開始からすでに5分くらいが経っていました。この時に感じた「時間をかけた挙句、自信をもった解答ができていない」という感覚は今でも鮮明に覚えています。
その後に着手する問題もことごとく難しく感じ、確信のないマークが続く。時間の経過とともに焦り、その焦りが更なる焦りを呼ぶ。「こんなはずじゃ。。。」と思いつつ湧き出る脂汗。顔面から血の気が引き、指先に生まれてこの方感じたことのない痺れを感じる。
そして残り3分。まだマークしていない問題が7つもあるではないか!
そこからはさらに冷静さを失い、設問や選択肢を読めば読むほど訳が分からなくなる。残り数秒で残っていた4マーク、全部「ウ」を塗りつぶす。当然全部適当。
そんなこんなで初めての経済学が終了。とんでもない洗礼を受けた精神的ダメージはあまりにも大きく、得意なはずの財務にも影響を及ぼした。出鼻をボキボキッとくじかれたH22は、そのまま失意のうちに敗戦となりました。

そして1年後のH23。3科目受験となった2回目の1次試験。前回の記事でご紹介した解答プロセスに沿って、全問ざっと目を通して各設問の難易度判定から解答順を決めていく作業を半ば機械的に行いました。
その結果、◎をつけた第15問「逆選択」の問題から着手し、2分以内に自信を持ってマーク。上々のスタートをきれたことでスッと肩の力が抜け、○を付けた設問から順次冷静に解き続けることができました。
これにより経済学はもとより、続く財務にも精神的な余裕を持って対峙でき、1次突破への階段を一歩一歩登っていくイメージを描きながら試験を楽しむことができました。

H22の敗北とH23の勝利その明暗は経済学の「始めの一歩」で決まったと言っても決して大袈裟ではないと思います。

◆GDPとGNP◆
ところでH23の第1問はマクロ経済の基本中の基本、GDPとGNPの関係式の穴埋め問題。しかしながら、TACのデータリサーチによるとこの問題はCランク、つまり正答率が40~60%に留まった。実はこれにはからくりがあり、一般的なテキストに掲載されている関係式が

GNP = GDP + 海外からの所得 – 海外への所得
あるいは
GNP = GDP + 海外からの要素所得受取 – 海外への要素所得支払

となっていることが多いのに対して、この問題は

GDP = GNP + □

と入れ替えているところにあります。
これにより、これらの関係を理屈で理解するのではなく、単に関係式を棒暗記していた受験生がわなに引っ掛かってしまったため正答率が伸びなかったと考えられます。
一概には言えませんが、診断士1次試験において各科目の第1問というのは一見簡単そうに見えるけれども実はひねった問題だったり、時間を取るような問題を置くことが往々にしてあります。過去問を見ていても、これはもはや出題者の常套手段ですので、安易に第1問に飛びつかず、全体を俯瞰・把握した上で敢えて他の設問から解答する、というルールを決めてもいいくらいだと思います。

因みに、GDPとGNPの関係は図解するとこのようになります。

Aは日本人が日本で稼いだ所得
Bは外国人が日本で稼いだ所得(海外への所得)
Cは日本人が海外で稼いだ所得(海外からの所得)
Dは外国人が海外で稼いだ所得
であり赤枠で囲んだ部分がGDP緑枠で囲んだ部分がGNPです。

ここで、GDPおよびGNPはそれぞれ
GDP = A + B — (a)
GNP = A + C — (b)

(b)をAについて解き、(a)に代入すると、

GDP = GNP + B – C
つまり
GDP = GNP + 海外への所得 – 海外からの所得

このように理解しておけば、変化球が来てもササッと図を書いてクリーンヒットすることが出来ますよね!

◆おまけ◆
今回は消費の理論に関する語呂合わせ。
三大仮説のうち、恒常所得仮説とライフサイクル仮説についてよく混同していたので、こんな風に覚えました。

恒常所得仮説は「フコウヘイ」
ライフサイクル仮説は「モライソウ」

若干力技ですが。。。
=====

それでは、今日はここまで。

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



「成功者はその対価をすでに払った人で、失敗した人はその対価を後から払う人」

 

 

最近読んだ著書で心に残った言葉。この著書で「成功」とは「何かを成し遂げること」であり、「対価」とは「苦しみや絶望に打ち勝つこと」を指している。
こと診断士試験に限って言えば「成功」と「合格」はほぼ同義であり、その「対価」には時間労力、あるいは周囲(家族・恋人・同僚など)に対する犠牲も含まれるだろう。先でも後でも、どのみち払うのなら先に払っちゃおうぜ

 

みなさん、こんにちはうちあーのです。

怒涛の7週間から始まった直前期。今こそしまずに対価の払うべき時です。苦しさを感じている方もいらっしゃるかと思いますが、がんばりましょうね!
その「怒7」も3週間目。企業経営理論、財務・会計に続き、今週は運営管理に入ります。

・運営管理だけを
・みっちり集中して
・完成答練というゴールを目指して
・自分で自分を追い込んで

取り組むことにより、得点獲得能力を高めていきましょう

初日の今日は例によって過去問データの分析を行い、その結果から「いかに運営管理で得点獲得能力を高めるか」、そのヒントを探っていきたいと思います。

 

◆データで見る運営管理◆
まず、TACデータリサーチをもとに過去5年間の本試験を科目別に難易度順に並べてみました。青いセルは平均点60点以上、赤いセルは平均点60点未満を表しています。(表をクリックすると拡大できます。後出のグラフも同じ)

~運営管理は安定的な貯金科目~

1週目で見た企業経営理論が中位安定(5年連続4位)に対して、運営管理は難易度の低い方から数えて2位か3位をキープ。しかもH23を除くと青いセル、つまり貯金科目となっています。H23の平均点は58.8点となり60点を割ってしまいましたが、それでも他の科目と比べて得点をしやすい科目と言えます。ご参考までに、過去7年間の運営管理の平均点と科目合格率の推移もまとめておきます。(科目合格率の算出に合格者は含まれず。H17年度は科目合格制度なし)

<ここでの気付き>
同じ論点が手を変え品を変え出題される運営管理は、過去の傾向が踏襲されれば貯金可能性の高い科目この怒7ではテキストレベルの基本論点をしっかり理解し、基本知識を覚えこむことが重要。

例えば、次の質問に自分の言葉で説明ができるか、チェックしてみてください。

・PQCDSMEとは?
・受注生産と見込生産、個別生産・ロット生産・連続生産の特徴は?
・需要予測にはどのようなものがあるか?
・発注方式にはどのようなものがあるか?そのメリット・デメリットは?
・IEの体系はどのようなものか?
・QC7つ道具とは?新QC7つ道具とは?
・売り場レイアウトはどのような点を考慮すべきか?
・GMROIとは?交差比率とは?
・カテゴリーマネジメントとは?
・一括物流とは?
・バーコードにはどのうようなものがあるか?
・POSのハード面およびソフト面のメリットは?

いずれも基本かつ頻出論点ですが、いざ説明せよと言われると結構難しいですよね。逆にサラッと説明できたものはかなり理解と知識が定着していて、貯金の源泉になるはずです。

では、お次に運営管理の年別難易度を分析。(元データはTAC過去問題集の正答率)

~半分以上はABランク~

H18以降は、ABランクが50%強~70%弱で推移しています。つまり60%以上の受験生が正解するレベルの問題を確実に獲っていくだけでほぼ合格ラインを確保できてしまう美味しい科目ということが言えます。さらにAB+Cランクで見ると軒並み80%前後まで到達しています。これは過去6年間は運営管理が紛れもない貯金科目であったことを証明しています。
ただし、H17はABランクがわずか約30%、AB+Cランクが60%弱と診断士1次試験史上でも有数の高難易度でした。よってH24に運営管理が爆弾科目に豹変する可能性は否定できず、油断の余地はありません。
また、直近3年間に絞って見ると企業経営理論、財務・会計と全く同様、ABランクが漸減傾向にあることが分かります。

<ここでの気付き>
運営管理は基本的に貯金科目ではあるものの、年々貯金しにくくなってきている。過去に爆弾科目となった実績があり、その後低難易度が続いているため、今年爆弾となる可能性は想定しておくべき。

続いて、カテゴリー別難易度(過去7年分の集計)を分析。

~店舗の方が比較的獲りやすい~

ABランクで見ると生産が50%強に対して、店舗は約60%と店舗の方が獲りやすくなっています。一方、AB+Cランクまで見ると生産・店舗ともに約80%とほぼ同等の難易度になります。

同じグラフをH23単年バージョンで見ると、

~生産と店舗の難易度に大差は無い~

店舗のABランクが約55%となっており、上記の過去7年分の集計約60%から5ポイント程度抑えられた結果、ABランクおよびAB+Cランクとも生産とほとんど変わらない難易度でした。

<ここでの気付き>
店舗が獲りやすいことには変わらないが、以前ほどの差は無くなってきている。「獲れるとこから獲る」の鉄則に従えば、「運営管理は店舗から解く」が正解。
ただし、H23ではカテゴリー別難易度の調整があったことから「生産にも獲り易い問題が同じくらいある」という意識を持つことも大事。

 

◆解答プロセスのルール化◆

・いきなり問題を解き始めない。
・まずは全体を俯瞰して大枠把握を行う。
・難易度に応じて解答順、タイムマネジメントを決定する。

えっ、2次試験の話?いや、あくまでも1次試験の話です。
私以外にも道場で何度も書かれている通り、「獲れるところから獲る」は自分の持てる力を無駄なく効率的に点数に繋げるための有効手段
一番もったいないのは、難しい問題に時間をかけ過ぎて、ABランクの問題を時間切れで解けない、あるいは焦ってケアレスミスをしてしまう、ということです。
そうならないために、私は試験開始後まず全問をざーっと通して眺め、問題の横に「◎、○、△、×、?」をつけていきました。

:時間をかけずに正答できそうな問題
:多少時間をかければ正答できそうな問題
:時間はかかりそう and/or 難しそうな問題
×:明らかに時間がかかる and/or 難しい問題
:瞬発的に難易度判定しにくい問題

難易度判定は、

・問題文や選択肢の記述量
・問題形式(穴埋め、計算問題など)
・使われている用語になじみのあるか否か

などを基準として、60分問題(25問前後)であれば2~3分90分問題(43問前後)であれば3~4分を目安に行います。

難易度判定が終わると、実際に解答に着手するのですが、手順としては下記のイメージです。

1. まず真っ先に◎、その次に○を解答する。
2. ◎や○を解答中、想定通りに解答できなければ、○→△などと修正。
3. 残された問題数と時間を勘案しながら、?の難易度を再判定する。
4. 上記3.及び△の解答順を決定する。
5. 最後に×を解く。

始めのうちは「?」が多いと思いますが、答練や模試などで今から練習すれば本番までには精度が上がってきますので試してみてください。

 

◆おまけ◆
基本かつ頻出論点の一つで、上記でも取り上げたIEの体系について。

これ、漢字4文字ばっかりで覚えづらいですよね。覚え方としては、右側の頭文字(工、動、稼、時)を取って、「こうどうかじ」→「講堂火事」

安田講堂を想起した語呂合わせでした。

=====

お後がよろしいようで。
それでは、今日はここまで。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

GW後半戦、いかがお過ごしでしょうか?

7科目の総復習や積み残し科目の強化、1次模試や2次模試の受験と振り返りなど各々やるべきことは色々あると思いますが、課題・目標設定に基づき学習計画を遂行していきたいですよね。

本題に入る前に、ひとつ情報を。4/30付日経新聞朝刊キャリア面にみなさんが目指している中小企業診断士の記事が載っていました。既に読まれた方も多いかと思いますが、「中小企業診断士の資格取得が人気だ。」との導入から最近10年間で受験者数が8割増加していること、またビール会社や金融機関の企業内診断士の受験動機や資格取得後の活用事例などをかなり大きく取り上げています。
去年12月にはNHK Eテレ「資格☆はばたく」(今年3月で番組終了)で中小企業診断士の特集があったし、近頃脚光を浴びることが増えてきています。
ますます人気上昇が期待される診断士。来年はもっと競争率が上がるかもしれないから、その前に今年受かってしまいましょう!

 

◆「怒涛の7週間」の意義◆
テレビや雑誌で触発された大衆が大挙して押し寄せてくる前に今年合格するためには、これからの「怒涛の7週間」確実に「橋げた完成」の状態に持っていきたいですね。
ところで「怒涛の7週間ってなんだよ」、と思われる方のためにご説明すると、

TACストレート生の完成答練時期にあたるこれからの7週間のことで、その週の完成答練科目に合わせて我々一発合格道場がお送りする記事シリーズのことです。

あくまでも「道場語」であり、TACの講師などに質問しても「なにそれ?」って言われるだけなのであしからず。

なぜ取り立ててシリーズにするかというと、この7週間が

・その科目だけを
・みっちり集中して
・答練というゴールを目指して
・自分で自分を追い込んで

取り組める最初にして本番前最後のチャンスだからです。→

因みに私うちあーのの学習記録を振り返ると、必ずしも「その科目だけを」「みっちりと集中して」やっていたとは言えないことが今になって判明しました。これまで「経済学が超難しかったから」というのを1年目の1次試験敗退の原因に帰結していましたが、もしや「怒7」での積み上げが足りなかったのもかなりの要因だったかも、なんて思ったりもします。

それでは、「怒7」がいかに重要か分かったところで今週のテーマ「企業経営理論」の話。

 

◆データで見る企業経営理論◆
まず、TACデータリサーチをもとに過去5年間の本試験を科目別に難易度順に並べてみました。

~企業経営理論は常に真ん中~


 これを見ると一目瞭然ですが、驚くべきことに企業経営理論は過去5年間、例外なく4番目、つまり真ん中であったことが分かります。しかも過去5年間の平均点が55.9点(H23)~60.1点(H21)でその差わずかに4.2点バラツキが非常に小さく安定した難易度を保っています。
よく1次試験は、「難しかった科目は翌年易しくなり、易しかった科目は翌年難しくなる」と言われますが、こと企業経営理論に関してはその傾向が当てはまらないと言えます。穿った見方をすれば、あたかも試験委員が企業経営理論を軸に他の6科目を難⇔易とスウィングさせているのでは、と勘繰りたくもなるようなデータですね。

また、青いセルは60点以上、赤いセルは60点未満を表しています。H21に企業経営論を含む4科目が60点以上、つまり貯金科目であったのに対し、H22は同3科目、H23は同2科目と順次減っています。これがまさに近年の1次試験が難化したことを如実に表しています。

<ここでの気付き>
「企業経営理論で大幅に貯金を稼ごう」という戦略は無理があるということ。ほぼ試験委員の思惑通りに制御できる科目。ということは「ここは取ってね」というABランクの問題は絶対に落とせないということで、そのためには基本論点を確実におさえることが重要となる。

 

では、お次に企業経営理論の年別難易度を分析。(元データはTAC過去問題集の正答率)

~ABランクが減少傾向~

上述の通り、万年4位の安定科目でありながらここ3年間の診断士試験難化を象徴するような企業経営理論の難化が見て取れます。
H23に着目すると、
ABランク = 40%強 = 足切りライン越え
AB+Cランク = 60%強 = 合格ライン越え
と巧みな構造になっています。

<ここでの気付き>
ABランクは100%正解できるレベルとし、さらにCランクも高率で獲っていかないと企業経営理論でわずかばかりの貯金もおぼつかない。Cランクとは正答率40~60%の問題、つまり2択まで絞り込んだ上でそこから悩む問題。まさに、このような問題を獲れるようにすることが怒7のゴール。

 

さらに、過去7年間の企業経営理論全問を戦略・組織・労働法規・マーケティングの4つに分類し、カテゴリー別難易度を分析。

~マーケと戦略は獲りやすい~

Aランクのみに着目すると、やはりマーケが一番。またABランクで見ると戦略も60%を超えています。さらにAB+Cランクで見るとマーケ、戦略とも80%超です。それに対して、組織と労働法規はかなり厳しいですね。

同じグラフをH23単年バージョンで見ると、

~労働法規で狙って獲るのは無理~

AB+Cランクの内訳に多少の違いはあるにせよマーケと戦略はやっぱり得点源。それに対して労働法規は5問中4問がDEランク。こうなったらもうお手上げですね。Eランクは正答率20%未満であり、(恐らくは)意図的に獲らせないように仕組まれた問題。であるならば逆に意図的に獲らせる問題がどこかに紛れているはず(と信じる)。前者はみんな獲れないから悪くて引き分け、でも後者はみんな獲るから外すと超痛い、という構造になっていると言えます。そして、H23のデータはこの傾向の典型的なパターンで、DEランクが労働法規に、ABランクがマーケと戦略に組み込まれていたということを示しています。当然、この傾向が未来永劫続くかは分からずH24には変わるかもしれませんが、少なくとも過去はこうだったということは知っていて損ではないですよね。

<ここでの気付き>
得点しやすい順番は、マーケ→戦略→組織→人的資源管理(労働法規含む)はここ数年鉄板。マーケ及び戦略でしっかりと点数を固めて、組織で粘って、人的資源管理は残り時間で鉛筆を転がす。(笑)

 

◆獲れるとこから獲る◆
さて、ここでH24本試験を妄想してみてください。(むちゃブリ
時は平成24年8月4日土曜日、場所は○○大学△△キャンパス3階。13:30ちょうどに、「チーン!」というチャイムと共に試験監督から「それでは始めてください!」という声が張りつめた雰囲気の教室に響き渡る。節電でうだるような暑さ、午前中の経済学・財務を全力で解いた後の疲労感、多少慣れてはきたものの朝から続く緊張感、、、食後の睡魔?それはさすがにないかな。
そんな悪コンディションの中、企業経営理論の戦略論に関する問題から入るとどうなるか。

「日本語なのに意味が分からん!」(汗)

時間が刻々と経過していく(汗汗汗)

・・・

こんなことになったら怖いですよね。こうならないための対策として、私は「企業経営理論は必ずマーケから始める」というルールを決めておきました。戦略が経営レベルのどちらかというと抽象的な記述が多いのに対して、マーケは
・具体的な個別戦略であるため意味が捉えやすい
・戦略などと比べて文章が短い
・穴埋めなど解答しやすい問題が多い
などの理由から上述のような劣悪なコンディションでも比較的入りやすいからです。
また、1問あたりの解答時間も短くて済み、マークシートが埋まっていくことから精神的な余裕も生まれてきます。

やったことがない方は今度の完成答練で試してみては如何でしょうか。
マークミスさえ慎重に気をつければ、意外と効果あるかもしれませんよ。

それでは、今日はここまで!

Ciao!
By うちあーの

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

もうすぐゴールデンウィーク。診断士試験の学習もこの大型連休を境にギアチェンジしていく時期になってきますね。

今回は、先週のアンドロメダに引き続き2次模試についてのエントリーです。

ご存知の通り、診断士の2次試験は1日で80分間の論述試験を4事例こなさなければならない過酷な試験
このような試験は大多数の人にとってあまり経験したことのない特異なものですよね。なので診断士2次試験攻略のカギは「試験慣れ」することであり、経験値を積めばその分だけ有利になるといえます。
その意味で、本試験と同じスケジュールで80分4本勝負を実施する“模擬”試験は試験対策上非常に貴重な場と言えます。

そこで、各受験校が実施する今年の2次模試を調べてみると下記の通り。


(※実施予定含む。変更等もあり得るので各受験校のHP等で各自ご確認願います。)

結構あるもんですね。スケジュール的に大別すると1次試験前に実施されるのが4つ、そして1次試験後に実施されるのが8つあります。
スト生をはじめ、1次試験が残っている受験生は「2次試験対策は1次試験が終わってから」と考えている方も多いでしょうが、「試験慣れ」しておく、或いは早期に課題を発見する、という効果が期待できるため1次試験前のこの時期にいずれかの模試を受けることは有効な手段と考えます。
どの模試を受けるかは各自のスケジュールや予算、利用している受験校などによるでしょう。私の場合は、1年目も2年目もTAC本科生だったこともあり、TACチェック模試を2回受けました。なので、ここからは私の体験を通じて、感じたこと、考えたことを書き出してみたいと思います。

 

◆スト生時代のチェック模試◆
スタートアップ演習で80分1本勝負の経験はあったものの、事例4連発はこの時が初めてで気力も体力も相当消耗しました。事例Ⅲの途中あたりからシャーペンを握る握力が抜けてきたのを今でも覚えています。
また、普段は一緒の教室になることがない複数年受験生が周りにいて、スタンド型ペンケース、七色の蛍光ペン、タイマーで独自の空間を築き、試験開始と同時にビリビリと問題用紙を破り、試験後にはデジカメで提出前の解答用紙を撮影する、、、といった一挙手一投足に驚きました。
そんなこんなで、疲労と驚愕の連続のうちに終わった初めてのチェック模試は自分にとってとても参考になりました。
因みにその時の私の成績を晒すとこんな感じ。

全てが平凡なC判定。「このままでは1次を通過しても2次は苦戦するな~」という危機感の一方、「これが素点であり、時間配分や解答作成のコツさえ掴めば勝負できる」という思いも同時に持ちました。いずれにせよ、その時点で自分がどのポジションにいるのかが分かったのが最大の収穫でした。

 

◆上級生時代のチェック模試◆
2次本科生として、1月からトコトン2次試験対策に集中して臨んだチェック模試。それまでに練習してきたプロセスを4事例通してきちんと実行できるか確認することをテーマとしました。
結果はこんな感じ。

うぉ~、伸びた伸びた
さほど出来た感があったわけではなかったけど予想を上回る結果に。ちょっとした点を積み重ねでかなり上にいけるんだという感覚を掴め、自信を持つことができたのが大きな収穫でした。
また、当面の2次試験対策をやり切ったことで気持ちよく1次対策に移行し、1次試験突破に向けての弾みがつきました。

 

◆まとめ◆
GW が終わると1次試験まで100日を切り、「1次試験直前期」と言われる時期に入ります。もう直前期?と思われるかもしれませんが、ここからの1次試験対策は過去問の傾向を踏まえて、完成答練・過去問・スピ問・模試などを使ったアウトプット学習で本番に向け猛然とブラッシュアップしていく期間となります。よって1次試験を控えた受験生は、基本的に2次試験対策からは離れることになります。その意味では、GW中にあるTACチェック模試、あるいはMMC第2回模試あたりが1次試験前2次模試のラストチャンスと考えてよいかと思います。

なお、同じ2次本科生クラスで1次試験免除組の人たちは当然ながらGW以降もひたすら2次試験対策を続けるわけですが、チェック模試以外に上記に挙げたようなありとあらゆる他社模試を受けまくり経験値を積み上げていました

スト生か上級生か、あるいは1次試験の有無により状況は異なりますが、この時期に2次模試は、

①試験慣れする
②早期に課題を発見する
③他の受験生(特に上級生)の行動を知る
④現時点での自分の現在地を確認する

といった効果が期待できるため、とても意義があることだと考えます。是非とも目的意識を持って取り組んでみてくださいね。

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本日4月23日は一発合格道場「もやもや発散セミナー」の開催日!一発合格道場メンバーの2次試験解法プロセスを余すことなくご覧頂きます
セミナーに参加される方々には、少なからず刺激を感じて頂ける内容をご提供致します。(と、自らハードルを上げてみる
お会いできるのを心待ちにしております

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

期待の巨星アンドロメダの加入で今週よりエントリーのシフトが変更となっています。
3代目執筆メンバー6人が基本的に月・火・木・金の枠を順々に担当することになります。私は主に月曜日もしくは木曜日のエントリーとなっていくと思いますが、引き続きよろしくお願い致します。

さて今週から中小WEEK
この「中小企業経営・中小企業政策」という科目は中小企業の現状マクロ状況ミクロ行動)や政策を学ぶ科目であり、診断士になってからも役に立ち、継続的に学べる科目です。
特に政策については、返済不要の補助金(助成金)や優遇税制、低利の融資など、中小企業経営者なら知っているだろうなんて思いがちですが現実的にはそうでもありません。むしろ全く逆で、自社で活用できる制度があるにもかかわらず活用していないケースが非常に多いようです。事実、先だっての実務補習でも診断先企業様から「利用可能な助成金とその手続きについて教えて欲しい」といったご要望を頂きました。
また試験要項の「科目設置の目的」にも、「創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。」云々と明記してあり、各種政策の橋渡し役を診断士が担うことが期待されています。

よっし、目的は分かった!モチベーションも上がった!だからがんばろう!おーっ!!

。。。と言って勢いをつけたのはいいけど、やっぱり暗記することが多く大変ですよね。

暗記科目の対応策として語呂合わせは一つの王道(邪道ともいう?)。道場でも過去記事で紹介されています。私も暗記術を編み出すのが大好きでいろいろと自作していました。今回はそのうちのいくつかをご紹介したいと思います。
※注 私が受けたのは平成22年度なので平成24年度対策としては古くなってしまったものもあります。こちらでも調べた上で記事にしていますが、念のためご確認をお願いします。

 

パターン1.数字語呂合わせ術

<具体例>企業ベースで見た中小企業の従業員数
27,835,550人→約2784万人→2ふ7な8ば4し→船橋

実はこの数字は、2008年版から2010年版での付属統計資料の数字で、2011年版白書ではデータ更新があり約2827万人となっています。(2008~2010年版:総務省「平成18年事業所・企業統計調査」→2011年版:総務省「平成21年経済センサス‐基礎調査」)
このような新しい資料は「出題されやすい」とされていますので要マーク。ただ残念なことに「約2827万人」に対してうまい語呂合わせがない。近似値で2ふ8や2ふ8や→ふやふや2に8や2に8や→にやにや?どちらでもいいです。大事なのは全就業人口の66.2%、3人に2人は「ふやふや」、もしくは「にやにや」であり国内の雇用においての大きな割合を占めている、ということです。

<具体例>共済制度の掛け金
中小企業退職金共済制度:5,000円~30,000円
→従業員が退職して誤算(5・3)
中小企業倒産防止共済制度:5,000円~80,000円(※)
→取引先が倒産してご破算(5・8)
小規模企業共済制度:1,000円~70,000円
→経営者はいーな(1・7)

これはハカセが発案、Wackyが見やすく再掲しています。私も似たようなのを作りましたがこれは秀逸。

(※)平成24年6月19日記事訂正
中小企業倒産防止共済制度の掛け金上限は、8万円から20万円に変更となっていましたので訂正致します。(スーさん様、ご指摘ありがとうございました!)
中小機構のHPにて確認頂けます。

平成23年10月1日施行「中小企業倒産防止共済法の一部を改正する法律」による変更です。改正ポイントは出題しやすいポイントなので、出題者もニンマリ(20)要チェックですね。

パターン2.頭文字圧縮術

<具体例>中小企業基本法第3条
「独立した中小企業の多様で活力ある成長発展」の頭文字を取って独・多・活・成
→ドクターハカセ

中基法の基本理念です。道場初代執筆メンバーのハカセを想起すれば穴埋め問題に対応できるかも。
因みにJCは、毒虫多活性(どくちゅうたかっせい)で覚えたとのこと。

パターン3.屁理屈こじつけ術

<具体例>組合制度の発起人数
1つを除いて全て「4人以上」。商店街振興組合のみ例外で7人以上。その理由は商店街振興組合は7文字だから。

本当の理由は定かではありません。
この論点はH23-24で何のひねりもないド直球、ズバで出題されていましたね。所要時間はマークシートにグリグリするだけ。秒殺3点ゲットは美味し過ぎますね

どうですか?かなりくだらないでしょ。でも皮肉なことにくだらない記憶ほど忘れにくく、思い出しやすいものです。
そしてここからが大事。上記のような暗記術で雑学の如く断片的な知識を増やすだけでなく、
その知識を楔として周辺知識を肉付けして幅を広げる
その背景や根拠について理屈を考えてみることで知識を深化させる
といった作業を繰り返すことで応用力が養われ、本試験会場でも戦える力へと進化していくはずです。

=====

満員御礼!

先日の告知致しました4月23日の2次試験対策「もやもや発散セミナー」は定員に達しましたので受付を終了させて頂きます。

お申込み頂いた方には確認メールを送信しております。「申込したのに確認メールが届いていない」という方は、
webmaster※rmc-oden.com
宛にメールにてご連絡ください(※を@に変えて送信してください)。

セミナーにお申し込み頂いた方々、当日お会いできることを心より楽しみにしております。

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

4月になりましたね。今年は桜の開花が例年より遅いようですが、関東地方では今週末くらいに満開となるようです。
春の桜は本当にきれいですが、みなさんが夏と秋に咲かせるであろう大輪の花も素晴らしくきれいですよ

 

TACの上級生コースでは2次の実力養成演習が始まりましたね。この時期は、演習ごとに明確な課題を決めて、その課題に対して良かった点反省点をチェックし、反省点を改善するためのアクションプランを策定する、といったプロセスが重要です。一歩一歩確実にスキルアップするためにPDCAをきちんと回すよう心がけてくださいね。

さて、演習を終えてみて、「書きたいことがうまく解答に落とし込めなかった」といった感想を持たれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
原因としては、
・与件文でチェックを入れていたのに解答に盛り込めなかった(書き忘れ)
・書こうと思ったが字数制限に入らなかった(冗長な文章)
・適切な表現が見つからなかった(語彙、文章力不足)
・適切なグルーピング、言い換えができなかった(知識不足)
など、様々です。

実際、他人が書いた文章を読み、理解し、それを設問要求に沿って論述する、という一連の作業を、限られた時間内に行うことは容易なことではありません。
しかしながら、このスキル、いうなれば「編集力」が無ければ、どれだけ正確な読解力があり、設問要求の理解力があったとしても、採点者が目にする解答用紙に反映されず、つまり点数に繋がらないことになります。
この編集力は一朝一夕に身につけることは難しいですが、訓練により向上していくことができます。そこで、今回は編集力強化法の一例をご紹介します。

みなさんは、春秋要約をご存知でしょうか?恐らくは道場読者の中でも取り組まれている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
春秋要約とは、日経新聞の第1面に毎日掲載されているコラム「春秋」を40字以内で要約するものです。
目的は、診断士2次試験に必要な読み書き力の鍛えることであり、AAS名古屋・浜松の先生によって発案されたトレーニング方法です。

例えば、3月31日付春秋の要約をしてみると、こんな感じ。
「捜査資料改ざん・隠蔽事件は謎解きばかりで検察の犯罪の本質が見えずスッキリしない。」(40字、20分)

2次試験、特に事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲに対峙する際、人それぞれプロセスの違いはあると思いますが、

①設問を読み、問われている内容を理解する。
②与件文を読み、概要を把握する。
③与件文の中で、設問で問われている箇所を探す。(①と②の対応付け)
④解答を記述する。

というのが、一般的な手順です。

春秋要約では、①の設問は「春秋子(筆者)の主張を40字以内で述べよ。」であり、②~④のスキルを継続的に磨くのです。

私は、受験生2年目が始まったくらいからこの春秋要約を知り、平日に週2~3日ペースで取り組みました。
朝、日経新聞を広げ、春秋を読み進める。日経新聞を取ってない方でも無料WEB版を活用できます。
キーワードや主張をピックアップして、マス目ノートに要約を手書きする。パソコンでのタイプはダメ。必ず手書きすることが重要です。
かける時間は20分程度です。あまり時間をかけるのは実践的ではありません。

実際にやってみて、下記のような成果を感じました。
・始めて間もなく、読み書きに対する躊躇がなくなった
・日々、世間で旬の話題に接することで浦島太郎化せずに済んだ
常に初見の文章を要約する機会を持てた。
・文章を読んで、「つまり何が言いたいか」を読み取る癖がついた。
40字の字数感覚がだんだん身についてきた。
キーワード抽出力を体得できた。
・キーワードに優先順位をつける練習ができた。
圧縮編集技術を体得できた。

特に意識したのが、2次試験の得点に直結する(と考えられる)キーワードの抽出と選択、そして圧縮編集技術でした。くれよんストラックアウト戦術を引き合いに出すならば、限られた字数制限の中で、1つでも2つでも多くの要素を盛り込んだ解答は、それぞれの要素に妥当性があるならば確率論で勝てます
1つでも多くの要素を入れようと思ったら、ぜい肉をそぎ落としたスリムな文章を書く力を身につけるのがよい。春秋の40字って、実際やってみると非常に少ないんです。この中に春秋子の主張を盛り込みながら要約する練習を重ねることで、編集力を強化することができ、2次試験の得点アップが期待できます

なお、春秋要約の難点は正解がないことです。(2次本試験も同じですが)
そこで活用したいのが、ツイッター#sjdisや#sjyouyakuのタグで、受験生が要約を投稿しているので、自分の要約と論点やキーワードの比較できます。また自らも投稿すれば、継続するモチベーションを維持したり、他の受験生からアドバイスがもらえたりするので、一層効果的です。

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私は春秋要約を2年目で始めましたが、短い時間の割に期待効用が高いので、ストレート生でも取り組む価値はあると思います。
朝起き抜け、或いは昼食時などの隙間時間を活用して、一度お試しでやってみてはいかがでしょうか?

では、今日はここまで。
Ciao!
By うちあーの



みなさん、こんにちはうちあーのです。

期末などでお忙しい日々をお過ごしかと思いますが、現在中小企業診断士試験の学習に取り組まれているみなさんにとって興味深い判決が先週3/22にありました。
包装餅業界で売上トップの「サトウの切り餅」に入れられた切り込みが特許を侵害しているとして、業界2位の越後製菓がサトウ食品工業を相手に製造差し止めと損害賠償を求めた訴訟の控訴審判が行われたのですが、知財高裁は一審の判決を取り消して、特許権侵害を認める判決を出したのです。
特許の内容はここでは割愛しますので、興味のある方は調べてみてください。ここで着目したいのは、越後製菓の特許戦略です。越後製菓は、資本金3億円以下の製造業者で中小企業にあたります。(この定義は次の中小企業経営・中小企業政策で習います。)今回の事例は中小企業である越後製菓が、知的財産権を活用することで業界トップの大企業であるサトウ食品工業に対抗し、自社の防衛シェアの確保・拡大を図っていることを如実に示してくれているのです。
越後製菓は、今回の切り込みを含めて実に40件近い特許登録を行っているそうです。対するサトウ食品工業は3件。経営資源が相対的に乏しい中小企業が、知的財産権を上手に活用することで、たとえ大手企業が相手でも有利に事業展開できる好例ですよね。

さて、スト生の方々にとっては、まさに法務の基本講義まっただ中!ということで今週の道場は法務WEEKとなります。
昨日のエントリーふうじんが過去記事をビシビシビシ!っと纏めてくれていますので是非とも参考にしてください。こうして見ると歴代執筆陣が様々な視点から攻略法を寄稿していて壮観ですね!

◆経営法務という科目を大枠で捉える◆

TACのカリキュラムでいくと現在は1回転目、つまり「橋げた構築期」ですね。この時期は細かい知識を追いかけ回すのは得策ではありません。それよりも優先的にやるべきことは診断士試験における経営法務という科目の骨格をしっかりと理解することです。逆に言うと、骨格を理解することで、橋げたの骨組みをがっちりと築き上げれば、今後問題集を使ったアウト&インプット学習、そして2回転目、3回転目と突き進む際に、高い効果を引き出すことが出来ます。

では、具体的にどうすればよいか。
前回のエントリーで、スキーの例を挙げて「広い視野を持ってそれぞれの用語(論点)が法体系の中でどのような位置づけにあるかを大局的に俯瞰する」ことを説明しました。
足元ばかり見ている状態のイメージは、こんな感じ。(イメージチャートをクリックすると拡大します。以下同じ)

このイメージで言うと、著作権を学ぶ際に、テキストで該当部分をじーっと見つめ、目の前にある枝葉の論点を一所懸命読んでいる状態です。もちろん、初めて触れる用語(論点)の内容をインプットする際に、その内容を理解するためにテキストをじっくり読むことは悪いことではありません。

ただ、一度読みこんだらそこでとどまらずに、ふっと視線を遠くにやってみる癖をつけるようにすると良いと思います。つまり、経営法務の全体像をざっくりと思い浮かべ、その中のどこにいるかを意識する癖をつける。
イメージ的にはこんな感じ。

そうすることで、著作権は
・知的財産権の一つであり、他の知的財産権との横串で見ると理解しやすい。
・産業財産権ではないため、特許権、実用新案権、意匠権、商標権との相違点も多い。
・同じ産業財産権以外の知的財産権に関する法律には不正競争防止法がある。
・知的財産権に関する法律は特別法であり、一般法である民法に優先する。
・知的財産権に関する法律は、全般的に「所有権絶対の原則」に準ずることが多い。
など、細部の知識よりも上位概念で各論点を捉えることできるようになります。

これが出来てしまえばしめたもの。あとは、繰り返し学習することで、骨組みの中に筋肉を詰めていき、そして筋トレで強化をしていけばよいのです。骨組み無しに筋肉を鍛えるのと比べたら、今後の筋肉の付き方がまるっきり違ってきますよ。

◆全体像イメージが入ったら◆

このように、経営法務という科目を大枠で捉えた上で、全体像と各論点、または各論点間を縦横無尽に往来することで強固な橋げたが出来上がっていくでしょう。
で、せっかくだからもう一歩先に行ってみましょう。過去記事で強調されている通り、経営法務は学習範囲が膨大であり濃淡をつけた学習をしていかないと時間がいくらあっても足りません。
では、どこを濃く学習するか。というわけで、直近の平成23年度本試験問題を先ほどの全体像イメージチャートに埋め込んでみました。

全24マーク中、会社法から10マーク、次いで知的財産権から7マークと実に7割がこの2つの領域から出ています。一昨年、平成22年度は事業終了・倒産関連が5マーク出題され、この2領域が減少していましたが、それ以前はやはり会社法と知財が中心でした。(もし学習の余力があるようでしたら、平成22年度以前の過去問について、全体像イメージチャートを使って分布を確認してみてください。)

平成24年度本試験がこの通りになるかどうかはGod konws!(神のみぞ知る)であり、悩んでみても、山を張ってみても仕方がありませんが、少なくとも骨組みの中でも最重要パーツであることは確かなだけに骨太にしておきたいですよね。

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今回は、経営法務の学習における正攻法をお話ししました。他の科目もそうですが、経営法務は特に要領が大事になります。
なので、2回転目、3回転目と進むにつれて、テクニック的な話が増えていくと思いますが、まずこの時期はしっかりとした骨組みを構築することに注力し、養成答練に臨むようにしてください。

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。(清少納言著「枕草子」より)

 

みなさん、こんにちは!スキー大好きなうちあーのです。
明日は春分の日。まだまだ寒い日が続きますが、遠くからだんだんと春めいてくる季節ですね。また、春分の日は昼夜の時間がほぼ同じになり、これから日の出の時刻が日に日に早くなってきます。東京地方の日の出時刻は5時45分頃。GW明けの5月5日は4時45分頃。夏至の6月22日は4時25分頃が一年で最も日の出が早くなります。

今まで朝型に切り替えようと思っていながら、「寒い」だの「暗い」だので実行できなかった方にとってはあけぼのを活用するいいチャンスかもしれないですね
因みに、診断士試験のスケジュールと照らし合わせてみると、

1次試験(8月4日・5日) 4時50分頃
2次試験(10月21日)   5時50分頃

そう、2次試験の時期はちょうど今くらいに陽が昇るのです。特に上級生の方は、2次試験超直前期や試験当日の朝の過ごし方をシミュレーションしてみるのものよいかも。

閑話休題。

この週末はかぐらで久しぶりのスキーを満喫してきました。こちらは上記の春めいた話と裏腹にまだまだ冬真っ盛り
冒頭の枕詞の通り、私うちあーのはスキーが大好きで、学生時代は志賀高原をホームゲレンデとしてインストラクターのアルバイトをしておりました。教える対象は修学旅行生、しかも「生まれて初めてスキーに来ました」みたいな初心者が主でした。初日はそれこそ雪上の歩き方やブーツの履き方から教えるレベルですが、3日目の最終日にはボーゲンで林間コースを降りられるレベルまで到達します。
指導のポイントは色々あるのですが、教えていて一番効果があったアドバイスは、

「もっと遠くを見て~!!」

滑走中に板の向きがどうなっているか気になってしまい、どうしても足もとばかりに視線が行ってしまうのですが、そうするとどんどん姿勢が悪くなりうまく滑れないのです。ちょっと勇気を出して、視点を「10メートル先の友達の背中」や「向こうに見える山」に持っていく。それだけのことなのですが、広い視野を持つことで格段に改善されることが多かったです。そんなことを回想しながらスキーを楽しんでいたのですが、ふと考えてみると苦手科目を学習する際の初期段階と共通点があるように感じてきました

TACカリキュラムでは今、経営法務の真っ最中ですよね。聞きなれないお堅い言葉がたくさん出てきて、苦手意識を持たれている方も少なからずいらっしゃると思います。「詐害行為取消権」、「取得請求権付株式」、「周知表示混同惹起行為」。。。用語の言葉尻だけを凝視し、執着してしまうとなかなか前に進めませんよね。
そんな時、視野を広げて「この用語(論点)は、法体系全体の中でどのような位置づけなのか」ということを俯瞰してみると理解しやすくなります。例えば、詐害行為取消権であれば、「一般法である民法の条項で、契約不履行に対して債権者を保護する手段の一つ」といった感じ。
テキストの目次各章の見出し文などを読むことで全体を眺めて、その用語(論点)がどこに位置しているか何のためにあるのか、を大局的に把握するとよいでしょう。
そうすることで、うまく滑れ・・・いや前に進むことができるでしょう!

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徒然なるままに、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。(兼好法師著「徒然草」より)

来週は、経営法務を掘り下げてお話ししたいと思います。
ではでは、今週も一週間がんばりましょう!!

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちは!うちあーのです。

昨日は3月11日。あの悪夢から丸1年が経ちました。
東日本大震災で被災された方々に、改めて心よりお見舞いを申し上げます。
また、約34万人の方々が未だ避難生活を強いられ、東北沿岸部では未だ推定2100万トン以上もの瓦礫が残り、市街地でも電柱が傾いたままになっている等、大震災の被害は終わっていないのだとの認識を新たにしております。

私は現在実務補習で中小企業の経営者の方々から直接経営に関するお話を伺う機会を得ていますが、やはり大震災が中小企業経営に与えた影響は甚大であることを肌で感じています。日本の企業数の99.7%、雇用の約70%を占める中小企業の復興・発展は、まさに日本の経済成長を支えるソリューションであり、悩める経営者をサポートする中小企業診断士の活躍の場は無限大と考えます。
今みなさんは目の前にある診断士試験を突破することが先決ですが、合格の先には日本経済復興のためにより直接的に貢献できる資格が待っているのだ、と考えると沸々とした闘志が湧いてくるのではないでしょうか?

さて今回は、前回のこの時期の悩み(初学生編)の続編、上級生のこの時期のお悩みについてです。
ここでいう上級生とは複数年受験生、つまり平成23年度以前に本試験を受験された経験がある受験生と定義します。
また、上級生の中で今年1次試験免除で2次試験集中型の方をAタイプ、1次試験科目を残している方をBタイプと呼ぶことにします。

◆悩み1 足すべきか足さざるべきか◆
1次試験の受験申込受付期間は例年5月初旬から5月末です。(そろそろ平成24年度の日程が発表される頃ですので診断協会のHPをチェックするようにしてくださいね)
Bタイプの方は基本的に未合格科目を受験することになりますが、中には既に合格している免除科目を敢えて加える作戦を取ろうとしている方もいますよね。得意科目を受験科目として足すことで不得意科目を補完したい、というのがその狙いだということは分かりますが、もし3科目以上残っているのであれば、私はあまりおススメはしません。理由は、どんなに得意科目であろうと試験対策にはそれなりの時間的、労力的な負担が生じるからです。不得意科目の補完を目的とするのであれば、60点ラインから大幅な上積みを確実にできるようでなければあまり意味がありません。どっちみち時間をかけるのであれば、足さなくてもよいものは足さずに、その分の時間と労力を集中的に不得意科目に充てて何とか60点ラインに持っていく方が効率的だと考えます。
そもそも診断士は幅広い分野で見識が求められる資格でもあるので、もし現時点で不得意科目と思われる科目がある場合、その弱みを克服するのが理にかなっているとも思います。
「仕事で専門分野だから学習時間をかけなくても確実に高得点が取れるよ」という科目がある方に対しては止めはしません。ただし、ご存知の通り1次試験に爆弾科目はつきもの。自信を持って足した科目に爆弾科目に当たってしまうリスクは含んでおかなければなりません。

よって、基本的には「足さざるべき」がここでの結論となります。が、例外があります。未合格科目が1科目あるいは2科目の方です。どうしましょう?悩ましいですよね。受験科目がたまたま爆弾科目に当たってしまったら相当きつい。この場合であれば、ご自身の最も得意とする科目(2次関連科目であれば理想的)を足して3科目受験とするのがよいのではと思います。
なぜ3科目か?答えは、「3科目中1科目が爆弾だったとしても残り2科目で挽回可能だから」です。
TACで出しているデータリサーチによると、平成22年の経済学は例外として、過去5年間で平均点が50点を下回った科目はありません。つまり爆弾科目がきても何とか平均点レベルを獲得できれば、単純に残り2科目で65点ずつ取ればよいということになります。平均点で考えるのが妥当かという議論もあります。また、最終的にはみなさんそれぞれの状況に応じた判断にはなりますが、一つの考え方として参考になればと思います。

Aタイプの方は基本的に1次試験には目もくれず、ひたすら2次試験対策となると思います。ただ本試験の空気を味わう、あるいは1次試験の傾向を把握する、等の目的で1次試験対策にはほとんど時間をかけずに受験だけしてみる、という作戦を取った人も実際いました。もし、5月の時点で2次試験対策に一定の目途がたっていれば、そういう選択肢を検討してみるのもよいと思います。

◆悩み2 1次と2次の学習バランス◆
私が所属していた勉強会はBタイプの集まりで、メンバーには1科目残しから7科目再受験までいましたが、コンセンサスとしては「4月末のTAC2次チェック模試までは2次中心の学習」でした。私の場合は3科目受験組でしたが、3月のこの時期は2次:1次 = 9:1くらいだったでしょうか。ほぼどっぷり2次試験対策に没頭していました。何をやっていたかというと、3月は過去問分析、4月は事例作成です。これらをグループ学習で徹底的に行うことで「2次試験とは何たるか」の研究を進めました。すっごく役に立ちましたよ。
今の時期に2次試験対策に集中した理由は、ゴールデンウィークを過ぎると1次試験対策の直前期に入り、2次試験対策に時間がかけれらなくなる、つまり、この時期に目いっぱい2次のスキルアップを図る必要があったからです。

メンバーの中で1次受験科目が5科目以上の人は、この時期でも1次試験対策の比重が多かったようですが、それでも2次チェック模試を前半戦最大のマイルストンとして最重要視する、という点は共通していました。Bタイプにとっては、5月以降8月の1次試験終了までは2次試験対策を休止せざるを得ません。よって、2次チェック模試での仕上がり具合はその後の展望や心持ちにかなりの影響を与えます。私は、この2次チェック模試で上位5%以内を目標に取り組んだ結果、目標達成できました(上位1.5%)。これは、前年の敗北感を一掃し「1次試験さえ通れば合格できる」という自信に繋がり、その後の学習にも弾みがつきました。
この時点では、AタイプもBタイプとほぼ一緒ですね。Aタイプは1次の学習が不要な分、より腰を据えて2次試験対策ができるでしょう。一つ質問ですが、本番までの受験校の2次模試のスケジュールはチェック済みでしょうか?10月はまだまだ先のようですが、実は80分x4事例ガチンコでやれるチャンスってそう多くは無いんですよね。2014年ワールドカップまでに代表選手が集まれる機会があまり多く無いのと同じ、みたいな。(え、例えが分かりづらい?笑)
というわけで、Aタイプは当然ですが、Bタイプの上級生もやはり3月上旬のこの時期は、2次試験対策を徹底的にやるに尽きます。

◆悩み3 2次試験における知識系問題への対応◆
去年の2次試験では1次試験の知識がズバっと問われました。
①事例Ⅰ 第2問 特許をあえて出願しない理由
②事例Ⅰ 第3問 所有と経営の分離のプラス面とマイナス面
③事例Ⅱ 第5問 インターナル・マーケティングの具体的手段
④事例Ⅲ 第4問 CAD/CAMの導入メリット

上記のうち、③は事例Ⅱの定番なので、2次試験対策の範疇で対応可能でしたが、それ以外の3問については本試験会場でドキッとした人も多かったと思います。1次試験の学習を積んできたストレート生であれば、スッと書けそうですが、Aタイプや当該関連科目が免除科目となっていたBタイプの受験生にとってはちょっと不利だったか。私自身、企業経営理論と運営管理は一年間学習から離れていたので②と④は少し困りました。
今年、この傾向が続くかどうかは分かりませんが、2次で問われそうな1次の知識については、受験の有無を問わず整理・補充は必要かと思われます。かと言っても1次試験の科目を丸々やるわけではなく、特に中小企業経営に関係する経営用語の定義を確認し、そのメリット、デメリット複数挙げられるようになっているとよいですね。

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道場は基本的にストレート合格者が主なので、ストレート生向けのエントリーが多いですが、今後上級生向けエントリーも発信していきたいと思います。
今年こそは!と燃えるリベンジ組のご期待に沿えるような情報提供を考えています。
道場は双方向のブログでありたいと思っていますので、みなさまからのご意見や質問等何なりと頂ければと思っています!

では今回はここまで。

Ciao.
By うちあーの

 

 



こんにちは、うちあーのです。

3月に入り、TACストレート本科生は経営情報システムの仕上げに入っていることと思います。全カリキュラムのちょうど折り返し地点ですね。
最近、受験生(特に初学生)の方々と話していて、共通の悩みが見受けられましたので、今回はその代表的なものを3つ取り上げ、検証してみたいと思います。

◆モチベーションの維持が難しい◆
既に暗記三兄弟の一発目、経営情報システムを通してお気付きの通り、覚えるべき学習内容がぐっと増えましたね。ここから更に、経営法務、中小企業経営・政策と続き、覚えるべき学習内容が容赦なく雪だるま式に増えていきます。これまで積み上げてきた幅広い学習範囲に追い打ちをかけられ、無造作に取り組んでいるとそのヴォリュームに埋没しそうになりますよね
一方、この3月から4月にかけては決算人事異動等で何かと仕事が忙しくなりがちで、精神的にも厳しい時期となる傾向にあります。更に、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあり、また人によっては花粉がつらい季節でもあります。
そんなこんなで、やるべきことは増えているのに必要な時間が確保できない状況に陥りやすい。そうすると時間に追われるようになり、楽しかったはずの学習がだんだんと苦痛や重荷になってきている人が多いのではないかと思います。それがモチベーションを維持しにくくしている原因となっています。
でも、受験生に課せられた試験範囲は変えられないし、決算や人事異動も気候も花粉も自分でコントロールすることはできないですよね。

このように外部環境が移ろいやすい時こそ、みなさん自身がぶれないように今一度軸をしっかりと構築する必要があります
では具体的にどうすればよいか?ここでは3つの対処法を列挙させて頂きます。

と、ここまで読んで「モチベーションの低下なんでありえないでしょ」と思われている方。素晴らしいです。ここは読む必要がありませんので、華麗にスルーしてください。

対処法その1 目的意識の再確認
究極の質問ですが、みなさんは何のために診断士試験に挑もうとしているのでしょうか?
試験合格自体が目的の人もいるでしょう。合格後のプランを既に描いている人もいるでしょう。
いずれにせよ、なんらかの目的があって勉強をしているわけですよね。診断士試験挑戦を決意した頃に考えていたことを今一度思い出してみると良いと思います。

対処法その2 目標管理・進捗管理
マグレガーのY理論にある通り、目標を主体的に設定し、自己統制によってその実現を図ろうとすることで高次の欲求を満たそうとするモチベーションが働きます。
「今週はスピ問(トレーニング・過去問)を○○問解く。」
「今週は○○時間勉強する」
「この科目の答練は○○点取る」
などの数値化すると、目標が明確になります。そして目標と合わせてその結果のログを取るようにすると次の目標が設定しやすくなります
2/13のエントリーで資料提供しましたが、私の1年目及び2年目の学習記録を再掲します。

H22record
H23record

対処法その3 学習仲間
先週2/27のエントリーでこってり書いていますのでご参照頂ければと思います。学習仲間と共に、楽しみ(Enjoy)、競い合い(Compete)、利用し合い(Utilize)、支え合う(Support)。。。お、ECRSの原則(改善の原則)ならぬ「ECUSの原則(仲間の原則)」ですな!

なんとか踏ん張ってモチベーションを高く維持し、残り3本の橋げたをがっちりと築きあげましょう!

◆最初の頃にやった科目を忘れかけている◆
結論から申し上げると、

1.財務・会計は毎日やってください。
2.それ以外は、今は気にしないでいいです。

こぐまこのエントリーこのエントリーの通り、財務・会計はとても重要です。2次試験事例Ⅳとの関連も大きく「財務・会計を制する者は診断士試験を制する」と言っても過言ではありません。
財務・会計攻略のカギは反復練習です。なぜなら解答プロセスがパターン化できる科目だからです。最初は苦手意識があっても、何度も何度も反復練習しているうちに解答プロセスが体に染みついてきます。なので、財務・会計は毎日やってください。
それ以外の科目(TACのカリキュラムでいうと企業経営理論、運営管理、経済学)は、今は忘れていても気にする必要はありません。なぜなら理論系の科目・論点は長期記憶に入りやすく、GW明けから始まる2回転目、そして超直前期の3回転目で再起動→肉付け→仕上げが可能だからです。それより、目の前にある科目に全力を尽くしてください。もし、時間的に余裕があるのであれば、一定間隔をおいて定期的にトレーニングやスピ問等でアウトプットを行い、どのような論点がご自身にとって忘れやすい(覚えにくい)のか、チェックしても良いです。ただし、それは繰り返しになりますが時間的に余裕がある場合に限ります。1回転目のこの時期は、目の前にある受講中科目に馴染む、そして苦手科目にしない、というのが大事です。

◆2次試験対策に不安を感じる◆
もし、この不安が「2次試験ってどんなことやるんだろう?」と思っている方。一度でいいので過去問で事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳをそれぞれ見てください。見るだけでいいです。少し余裕がある方は、解いてみてください。
そうではなく、「2次試験の内容はわかっているんだけど、どうしていいのか分からず不安」と思っている方。問題ありません。初学生であれば、「2次試験がどんな形式の試験か知っている」という状態であれば十分であり、基本的にこの時期、2次試験対策は不要だと思います。
理由はいたってシンプル。ワールドカップ本大会(2次試験)の前に、アジア予選(1次試験)があり、まずは厳しいアジア予選を勝ち抜かなければ本大会には出場できないからです。
私の場合、この時期スタートアップを除けば特別な2次試験対策をやっていたわけではなく、どちらかと言うと1次集中型の学習をしていました。
結構しっかりと1次試験対策を行ったつもりではいましたが、それでも経済学の超難化により足切りを食らい、予選落ちしてしまいました。
本大会への出場権を得られなかったのですが、そこからめげずに(いや、結構めげていたが)2次試験対策を行い、TAC公開模試で上位者ランクインのA判定を獲得出来ました。
模試と本試験の違いは当然ありますが、実質1次試験終了後からの準備でも合格レベルに上げていくことは十分可能と言えます。
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今回は、スト生(初学生)のお悩み相談から感じたこと、考えたことを書かせて頂きました。
次回は、上級生向けのお悩みを書く予定です。

では、今回はここまで。

Ciao!
By うちあーの



みなさん、こんにちは!
明後日のウズベキスタン戦では宮市のゴールが見たいうちあーのです。

先週水曜日、TAC池袋校Y先生クラスの懇親会に行ってきました。
Y先生は、私が受験生1年目に大宮校でお世話になった先生で、同じく教え子@新宿校、(今は飲み仲間)らいじんを介して懇親会の開催を知り、少しでも受講生の方々のお役にたてればとの思いで参加させて頂きました。
平日クラスは土日クラスと比べ、講義後の交流も疎遠になりがちらしく、「クラスの交流を活発にしたい」という目的もあったようですが、その目的は十分すぎるほど達成された和気藹々とした懇親会だったと思います。
私自身も合格体験談を中心に色々とお話しさせて頂きましたが、参加受験生のみなさんがとても真剣な眼差しで聞いて頂き、こちらも身が引き締まる思いでした。
また、中には私のブログや道場記事をよく読み共感頂いている方もいらっしゃって、とても嬉しかったです。
楽しい時間を共有させて頂いたY先生はじめ参加受講生の皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。

今回の懇親会参加で改めて「学習仲間の大切さ」を実感しました。
長丁場の受験勉強期間中にモチベーションを維持しながら、効率的かつ楽しく学習していくために仲間の存在は欠かせないと思います。
その意味で、今回の懇親会では「今まであまり交流が活発ではなかった」とは思えないほど参加受講生のみなさん同士でいい関係が築けた様子だったので、大きなメリットを得たのではないかと思います。

私自身、「学習仲間がいたからこそ合格できた」と心底から言えます。そこで、今回は私にとっての学習仲間について書きたいと思います。

◆学習仲間と共に楽しむ◆
TACに通い出して間もない時期に、奇しくもY先生のお声掛けで開催された懇親会に参加し、一気にクラスメイトと打ち解けました
考えてみれば、義務でもなく自発的に学習しようという意識の高い人たちと知り合える場というは、普通に生活していたらなかなか得難いシチュエーションですよね。しかもそのメンバーの職種も業界も年齢も様々とくれば、話をしていてもすごく楽しいし、お互い刺激になります。自分の中で常識だったことが実は非常に非常識だったりして(笑)。そんなこんなで、いつしかTACの仲間に会える土曜日が待ち遠しいと感じるようになりました。また土曜日だけでは飽き足らず、SNSでコミュニティを立ち上げて土曜日以外でもコミュニケーションを取れるようにしました。
2年目の池袋校T先生クラスでは、2次本科だったこともあり、より密度の濃いお付き合いでした。特に同じ勉強会グループの仲間とは毎週講義後に行うインフォーマルグループ学習の後、夜な夜な池袋ラーメン屋巡りをしていました。
そんな素晴らしい仲間たちが周りにいたからこそ、2年間向上心を絶やさず、モチベーションを維持できたのだと思います。

◆学習仲間と共に競う◆
学習仲間はライバルでもありました。答練や模試が終わるたびにお互いの結果を晒し合い、お互いをベンチマークとして競い合っていました。
答練や模試のデータを見れば、全体の母集団での自分の位置は分かりますが、同じ講義を受けているクラスメイトとの勝負というのはやはり刺激になりました。どんなに高い点数をとっても、ライバルに負けたらやっぱり悔しいと思い、更に努力をしました。単純に点数を比べて勝った・負けた、というだけでなく、どの問題が取れた・取れなかった何故・どのようなプロセスで解答を導出したか・できなかったかどこをどう迷ったか時間配分がどうだったか、等を話し合うことで切磋琢磨していました。気心が知れた身近な仲間と競い合い、そしてその結果を情報共有することでお互いを高めることができたと思います。
また、相対的な試験である2次試験対策においては、そうすることにより、だんだんと合格の相場観みたいなものを養うことができたと思います。

◆学習仲間と共に利用し合う◆
ライトなケース(初学者向け)であれば、メールで質問し合うっていう仲間がいました。平日の仕事中にいきなりの着信で「流動性選好理論って何だっけ?」みたいな。送った本人は、テキストが手元になくてもネット上で検索すればテキスト以上の情報が手に入るのですが、あえて不意な質問をすることで、答えを期待するのみならず、受信者に「覚えてるか~?」って呼びかけているようにも思えます。お互いに不意をついた質問を重ねることで、楽しみながら瞬発力を上げたり知識の曖昧さを軽減したり、また特殊体験による長期記憶化を図ったり、といった効果が得られます。
またJCは、こちらの記事「説明できる力」を説いています。

あと、ちょっとディープなケース(上級生向け)ですが、私が2年目の1次対策応用力強化のためにやっていた「作問合戦」「私の合格体験記」ご参照)なんかも、学習仲間の利用と言えます。例えば、経済学だったらこんな感じ。

=================================================
(問題)
2008年9月、リーマン・ブラザーズの破綻後、FRBは思い切った経済政策を行って世界的な大恐慌となるのを防いだ。

(設問1)
時の判断を行ったFRBのベン・バーナンキ議長は、「_____は正しかった」と感謝した。
下線部_____に当てはまる人物名を答えよ。

ア. カール・マルクス
イ. ジョン・メイナード・ケインズ
ウ. ダニエル・カーネマン
エ. ミルトン・フリードマン

(設問2)
この時行われた具体的な政策を答えよ。
ア. 税率の引き下げ
イ. 通貨供給の拡大
ウ. 金利の引き下げ
エ. 財政支出の拡大
=================================================

私のこの出題に対して、学習仲間が解答とその選択肢を選んだ理由を返信。それに対して、私が解答解説を返信。作問者側は、作問し解答解説を作成するだけでもかなり理解が深まり力が付きます。更に出題のネタ探し選択肢の作り方等を通じて出題者の意図等を理解できるようになるというメリットもあります。一方、解答者側は初見問題やスピ問等の改題により多く触れられるというメリットがあります。これを繰り返すことにより学習仲間同士で基礎力から応用力までを高め合うことができました。

2次対策における「学習仲間の利用」というのは、ちょっとやそっとじゃ語り尽くせないので、また別の機会に書きたいと思います。
いずれにせよ、JCも書いているようにGive&TakeというかGiveが大事です。

◆学習仲間と共に支え合う◆
先に「2年間向上心を絶やさず、モチベーションを維持できた」と書きましたが、実際にはスランプもあれば、気分が乗らない時など当然短期的な波がありました。そんな時に励まし合ったり、気分転換に飲みに付き合ってくれたりして、戦意を掻き立ててくれたのもまた学習仲間でした。
学習仲間と共に支え合うことで、モチベーションを維持し、それが継続的な学習に繋がり、最終的には本番で「絶対に負けない」と思える精神力を得ることができ、平常心で戦うことができた。これがまさに冒頭に述べた「学習仲間がいたからこそ合格できた」と考える論拠であります。

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前出のJCの記事の他、wackyこの記事や、多くの合格体験記でも学習仲間の重要性は語られています。
一方、を~のように独学でも突破する強者もいるわけで必ずしも合格のために必須条件とは言えませんが、学習仲間を作り、共に競い合い、利用し合い、支え合えれば、長丁場でストイックさを要求される診断士試験もより楽しく乗り切ることができると考えます。
受験校を利用されているけど学習仲間がいない方、是非次の講義で近くの受講生に声をかけてみてくださいあなたのすぐ隣に人生を変えるような出会いが転がっているかもしれませんよ
通信生や独学の方、ブログやツイッターでの交流に積極的に参加してみるのもいいかもしれません。当然「一発合格道場」のその一つです。
診断士の仕事は、診断先の経営者や社員であったり、診断士仲間であったり、いずれにせよ人との繋がりで成り立つ仕事です。
であれば、その前段階である診断士試験も人との繋がりを利用して克服することも意義があることだと思います。

では今日はここまで。

Ciao!
by うちあーの



みなさん、こんにちは。うちあーのです。

先週開催された2012年第1回道場セミナー「このままじゃヤバイよセミナー」には、ひめからの御礼記事の通り、たくさんの受験生の方々にご参加頂きました。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

診断士試験を攻略する行程において、いかに今この時期が重要か、そして何をどのようにすべきか。
このテーマに対して、道場メンバーとセミナー参加受験生の方々との双方向のセミナーとなりました。
また、セミナー後の懇親会にも数多くご参加頂き、更に深いコミュニケーションができ、大盛況となりました!

普段は社会人として、そして会社の主力としてバリバリ仕事をこなしている診断士受験生が多いため、今回のセミナーでも「学習時間がなかなか確保できない」といった悩みが多かったですね。
また、出張が多く、出張時の勉強についてお悩みの方もいらっしゃいました。
実は私も診断士の勉強を始めた頃、「出張 = 学習時間が確保できない」という呪縛に駆られていましたので、そのお悩みはよーく分かります。

今回はそれらの経験を踏まえて出張時の学習方法について書いてみたいと思います。

私は都内に事務所を置くメーカーで広域営業を担当しており、全国のお客様との商談のために出張することがよくあります。
また、海外の工場やブランドライセンス先との打ち合わせや市場視察を目的とした海外出張にでかけることもあります。

初学のこの時期は、日常の学習ペースが段々と固まってきた頃だったので、せっかく確立しつつある生活パターンを出張という非日常によって崩されるような懸念を持っていました。「出張は勉強の妨げ」と考え、できるだけ出張はしないようにしよう、とすら考えていました。

ただ、学習が進むと同時に経験工夫を重ね、出張時でも成果の上がる学習方法、或いは学習のコツみたいなものが掴めてきた、ということもありました。実際、出張と一口に言っても、その目的やゴール、期間、行き先等によって個別の事情がありますが、できるだけ普遍的にまとめると次の4カ条を得ることができました。

1.移動時間はアウトプット学習をやろう。
2.宿泊出張では朝の時間帯を有効活用しよう。
3.厳選した学習ツールを持って行こう。
4.ツイッターやブログなどに目を通そう。

 

 

1.移動時間はアウトプット学習をやろう。
私の経験上、移動時間さえ上手に活用できれば、実は出張日の方が普通の日よりも多くの学習時間が取れます
出張先や移動手段によって異なりますが、例えばのぞみで東京から新大阪に出張するケースでは2時間半もの自由時間を手に入れることができるのです。これこそ勉強の絶好のチャンス!!この時間を仕事に使ったり、新聞を読んだりする過ごし方もありますが、せっかくのまとまった時間を有効活用しない手はないですよね。

今回のセミナーでも新幹線利用をあえてこだまで、という方もいらっしゃいました。
私はこの時間を活用し、できるだけアウトプット学習を行うことにしました。問題集や過去問等を使ってどんどん解いていくのです。
その際に、「1時間で25問」等の目標をしっかりと立てて取り組むと効果的だし、寝落ち予防にもなります。
また、これは既に2次対策を始められている方向けですが、東京から名古屋までの間で事例を解き、名古屋から大阪までで解答・解説チェックを行うことで大阪出張のたびに往復で2事例を解く、というような人も私の友人にいました。
それから、普段の環境と異なる空間でも集中力を維持する練習にもなります。騒がしかったり、人通りが多かったりする中で、いかに目の前の問題に没頭できるか。これは、本番に向けてのとても良い修行と考えることができます。
こうして考えると、移動時間は「ゴールデンタイム」。これをフル活用することで、普段よりもむしろ出張時の方が質・量ともに充実したものにできます。
あ、これを実現するためにも、移動は一人になるようにできる限りに手を尽くしてくださいね。同行者がいる場合、新幹線での移動なら現地の駅改札で待ち合わせする、飛行機での移動なら別々にチェックインして最終搭乗口での待ち合わせにする、とか。
うまく立ち回って、誰にも邪魔されない、まとまった時間を獲得するよう努めてみてください。

2.宿泊出張では朝の時間帯を有効活用しよう。
朝型学習のススメというのはこれまで道場でも色々なところで書かれています。
私も普段からできる限り朝型にするように心がけておりましたが、この朝勉は宿泊出張の時こそ大きな効果を発揮します。
出張先での夜は、社内外の人と食事したり、飲んだり、といった形で勉強できないケースも多々ありますよね。
対策としては、
お付き合いは最小限に。断っても差し支えない場合は、きっぱりと断る。
酒量を抑える。早めに上がり、就寝前に少しでも学習時間を確保する。
といったことが挙げられます。でも、私の場合は結構飲んじゃってました。もともと旅好き、お酒好きで、出張先での地元料理、地酒なんかを楽しむ機会はできるだけ楽しんじゃおう!!っていうタイプだけに、どちらかというと夜の勉強は鼻から諦めて、夜繰り出すことが多かったです。。。(←反面教師にしてください。笑)
それはそれで、仕事を円滑に進めるためにも、また自分自身の息抜きのためにもよかった、と自分でフォローしながら、ここで朝型学習が威力を発揮します。朝食前に2時間くらい確保して夜できなかった分をしっかりとカバーしていました。

3.厳選した学習ツールを持って行こう。
学習が進み、科目数が増えていくにしたがって、あれもこれもと教材や学習ツールを持って行きたくなりがちです。
出張中でもたくさん勉強しよう!との意気込みは悪いことではありませんのですが、結局のところ出張中にできることは限られます。
私の場合も出張バッグが教材だらけ、みたいな時がありましたが、そうするといざ勉強開始という時に「さて、どれからやろうかな」なんて無駄に迷ってしまうこともありました。なので、出張に連れて行くのは重点科目(初学で受験校利用の方であれば、現在受講中の科目)のアウトプットツール+基本テキスト、といった具合で十分です。
これは普段からの学習にも通じることですが、何を勉強するかは事前に決めてしまう方が良いです。せっかく学習時間が出来て、机の前についてから何をしようか、なんて考えることは大切な時間を捨てているようなものです。歯磨き中でも、食事中でも、ちょっとした仕事の合間でも、入浴中でも、就寝前でも、常に「次は○○をやろう」と考える癖をつければ良いと思います。これって要は「課題発見と学習計画の外段取り化」とも言えますよね。
出張中でも上手に外段取り化することで稼働率を上げると、移動中や朝の貴重な時間をフル活用できると思います。

4.ツイッターやブログなどに目を通そう。
上記の通り、移動時間や朝にしっかり勉強ができれば良いのですが、ついつい「出張中だから仕方がない」との気持ちになることもあります。
そんな時には、ツイッター仲間やお気に入りの受験生ブログを眺めてみましょう。諦念している間にもコツコツ、ガツガツと学習に取り組んでいる同志のコメントや記事を読めば、闘争心危機感が掻き立てられ自然とモチベーションも上がってくるでしょう。
つぶやきすぎたり、サーフィンしすぎて時間を無駄にしてしまうのは本末転倒ですが、これはと思えるブログ等を仕事や学習の合間に読むことで自らを鼓舞するのは有効だと思います。そして、この「一発合格道場」もそのような存在でありたいと思います。

====================

先日、コニケン学習スタイルについて書いていました。出張時は生活リズムが普段と異なりますが、出張時には出張時なりの学習スタイルを確立してしまえば、逆に普段よりも集中して勉強することは可能です。出張時は学習時間が取れずピンチ!ではなく、正に「ピンチはチャンス」。自分なりのスタイルを確立してみてくださいね。

では、今日はここまで。

Ciao!
by うちあーの



こんにちは、うちあーのですpaper。今日も道場へご来場頂きありがとうございますhappy01

今日は前回の続き、道場基本理論の4つめ、ストイック勉強法について書きたいと思います。
私が受験生時代にハカセのこの記事を読んだ時、マイケル・サンデル教授ばりの質問攻勢とその内容に圧倒され、無茶苦茶モチベーションが上がったupwardrightという思い出があります。

前回は、近年の合格率低下を踏まえて道場基本理論の1~3を見つめ直し、平成24年度診断士試験合格を勝ち得るためには、

1.「より強固な橋げた」を築く必要がある。
2.そのためには、養成答練でのスタートダッシュに加えて、受験準備期間全体を俯瞰し、本試験対応での応用力を強化する。
3.具体的には、スピード問題集等によるアウトプット学習を直前期まで繰り返し反復学習を行う。

といった対策が必要ということを述べさせて頂きました。

つまり、試験の難化に伴いやらなきゃいけないことが増えたということであり、勉強法も「よりストイックに」ということが求められるようになったということなのです。そんな中で、今回は、勉強のに特に焦点を当てて検証したいと思います。

◆学習時間の確保◆

皆さんは、診断士試験合格までに必要な学習時間は何時間と思いますかsign02
正解はありませんが、一般的に1,000時間が目安と言われています。もちろん、1,000時間やれば必ず受かるというわけでもないし、逆に1次・2次合計500時間で突破したという猛者も世の中にはいます。でも、T●Cの合格体験記集ふぞろい等のデータから判断して、1,000時間というのは必要条件として妥当と思われます。そして、仮に今までの必要条件が1,000時間だったならば、「より強固な橋げた」を築くためには、そこから100時間でも200時間でも上積みしていきたいところです。

繰り返しますが、試験対策として時間をかければいいってものでは決してありません。ただ、

1次試験7科目と非常に多岐にわたる知識が求められ、その難易度が上がっている
☆かつ、その1次試験とは性質の異なる2次試験4事例への対応が求められる。特に平成23年は事例Ⅳで出題形式に変化があった。

という状況の中で、学習量を確保できれば、

☆1周でも多く、或いは1問でも多くスピ問過去問を解ける
☆1回でも多く、模擬試験を受けられ、その復習ができる
繰り返しアウトプットすることにより、弱点を発見し強化できる
異なった問われ方をされても正解が導けるよう応用力を広げられる
☆より多くの出題形式慣れることができる

などの期待効果があり、その結果、本試験の時に「これだけやったんだから勝てる!」優位な気持ちになれ、リラックスした心持ちで臨めることになります。実は、最後の「本試験での精神的優位」を獲得するのが、合格への物凄ーく重要な鍵になるのです。

◆可処分時間は?◆

では、学習時間1,000時間というのは実現可能な数字かsign02

人によって学習を始めた時期が異なりますが、仮にストレート合格を目指し受験期間を50週間と仮定すると、週当たりの学習時間は20時間。ビジネスパーソンの週計学習モデルとしては、

平日1時間 x 5日 + 週末7.5時間 x 2日 = 20時間/週
平日2時間 x 5日 + 週末5時間 x 2日 = 20時間/週
平日3時間 x 5日 + 週末2.5時間 x 2日 = 20時間/週
・・・等が考えられます。

「平日は仕事が忙しくて学習時間が取れない!」とか、「週末は家族サービスが優先」とか、事情やライフスタイルは千差万別だし、仕事によっては日によって、週によって、或いは月によって、繁閑が異なり一定モデルを構築しにくい場合もあります。しかしながら、原論の中でも言われている通り、

時間は「出来る」ものではなく「作る」もの

1日24時間という全ての人間に平等に与えられている資源をどこまで最大限に活用できるか?例えば、1年間継続して学習するために無理のない睡眠時間が1日5時間だとします。食事や休息といった生きていくための行動に必要な時間が1日3時間だとします。差し引き16時間あります。ビジネスパーソンの平日の場合、ここから勤務時間を控除します。残業(或いは通勤時間で学習に充てられない時間)を含めて10時間と仮定しても残り6時間あります。つまり、このケースの場合、その気になれば平日でも6時間の学習時間を創出可能ということになります。平日毎日は難しいとしても、例えば「これから試験が終わるまで、水曜日はノー残業デーにする」等のルールを設定して、学習時間を確保するのもいいかもしれません。
そう考えると20時間/週という目安はそれほど困難な数字ではないと思いませんか?更に職場環境が許すのであれば有給休暇等も上手に使うことで、25時間/週、30時間/週と伸ばすことも実現可能となるはずです。学習時間を最大化するためにどうしたらよいか、ここからストイックに考えるようにしてみては如何でしょうか?

そこまでいかなくとも、最低限1,000時間は何としてでも捻出したい。そのためにはどうしたらよいか?この記事を読まれている方の多くは、診断士試験勉強を始めてから一定期間を経ていると思いますので、今一度、日常の生活を振り返り、無駄な時間はないか、もう少し時間の使い方を改善できないか、レビューしてみてください診断士試験勉強を中心とした生活モデルを、平日バージョン週末バージョンに分けてある程度パターン化してしまうと結構うまく行くかもしれません。

◆学習時間管理◆

「ストイック」という言葉の意味は、「克己禁欲主義、厳粛主義」と辞書に書かれていますが、本来診断士になりたくて、あるいは勉強したくて試験勉強を始めた人にとっては、勉強自体は「欲していること」であり「楽しむべきこと」だと思います。私自身も、楽しんでnotes勉強していました。その意味で「ストイックに」取り組む必要があるのは学習自体ではなく、学習時間の確保であり、学習計画であり、またその進捗管理であると思います。

学習計画に関しては、Wackyこの記事とか、くれよんこの記事とかが参考になると思います。

ここでは進捗管理、特に学習時間管理に関して記しておきます。
私の場合は、学習時間学習内容を毎日就寝前にエクセルに記録していきました。
あまり複雑にすると長続きしないので、ルールは下記2点に絞りました。

☆学習時間を15分(0.25時間)単位で記録する。
学習のを自己評価し、質・集中度合いが低ければ割引する。

こちらが実際の記録。私の2年間の学習の足跡すべてです。
(※公開用に個人情報等は削除・修正してあります。)

平成22年度学習の記録(H22record
平成23年度学習の記録(H23record

このエクセルの記録を続けることで、

☆学習開始当初、学習ペース現状把握ができた。
受験準備期間全体を俯瞰し、自分が今どの時点にいるのか見える化できた。
過去の学習記録をベースに未来の学習計画を立てる、というPDCAを効果的に構築できた。
☆継続的に学習をする習慣がついた。(どんなに忙しい日でも学習時間0を作らないようにした)
定量評価により、サボっているとすぐに分かった。
1分、1秒を無駄にしない意識を持つようになった。
☆学習時間が少ない日(週)があれば、それを翌日(翌週)に補填するよう調整できた。
科目ごとに学習間隔をあけすぎないよう調整できた。

といった点で効果絶大でした。

留意点dangerとしては、時間をこなすことが目的化してしまう恐れがあるので、上記の通り、学習の質も厳しく自己評価して数字に反映させるようにしました。例えば、車を運転しながら録音した講義を音声で聴講した場合、実際聴いていた時間は60分だったとしても、集中度合いに応じて0.5時間と評価して記録する、等です。

このように、「学習は楽しく!管理はストイックに!」と、正にたのスト!で走り続け、だんだんとこのエクセルファイルにリードされるような形となり、結果として、診断士試験合格までに1次対策・2次対策合わせて、3,100時間を捻出することができました。

(学習時間データ)
1年目 約1,560時間(14ヶ月間、約111時間/月 or 約26時間/週)
2年目 約1,540時間(10ヶ月間、約154時間/月 or 約36時間/週)

試験勉強に対する姿勢は、 「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」 。さらに言えば、

「やり切るか、否か」。

やり切れば、学力が備わると同時に、本番での大きな自信に必ず繋がります。間違いなく。

やり切るための方法や仕掛けはいろいろあると思いますが、一つの参考として頂ければと思います。
そして、自分に一番合ったやり方を見出し、自分にとって最も効果が上がるようカスタマイズしてみてください。

============

以上、2回にわたって道場基本理論について、私が受験生時代に活用させてもらったこと、そして合格してから改めて見つめ直すことで得た気付き、について書かせて頂きました。本試験では必ず嵐typhoonが吹き荒れます。毎年形を変えてやってきます。それを今から想定して、より強固な橋げたを一本一本ストイックに築き上げれば、どんな嵐が来ようと皆さんを合格へ導く架け橋が完成するはずです。

では、今日はここまで。

Ciao!
by うちあーの



みなさん、はじめましてpaper。うちあーの と申しますsign01

私は、平成23年度中小企業診断士試験に合格し、縁あって今年から新たに道場執筆メンバーに加わることになりました。
よろしくお願い致します。

まず冒頭に、昨日の記事でぷち卒業宣言をされたJCさんに心からの感謝を申し上げたいと思います。一読者として、そして道場の後輩としてたくさんのアドバイスを頂きました。これから新レギュラーメンバーとして、読者の皆様に対して一つでも多くのヒントや気付き、有益な情報を提供し、またモチベーションを上げられるような記事を執筆し、結果として一人でも多くの方々の合格にお力添えできれば、それが私にとってのJCさんへの恩返しにもなると考えておりますup。まぁ、JCさんのことだからきっとこれからもチョイチョイ書いてくれると思いますがhappy01

さて、私の自己紹介は、昨年12月に寄稿した「私の合格体験記」をご参照頂ければと思います。

付け加えると、イタリアに3年ほど研修+駐在経験があり、イタリア人的な生き方が染みついている人間です。診断士試験は、準備期間が長丁場に及ぶがゆえに継続的なモチベーションを保つ必要がありますが、「どうせやるなら、楽しくストイックに!」noteをモットーとして合格にこぎつけました。なので、ここ道場でも、「たのスト!」notesな記事で診断士試験攻略のヒントを提供し、一人でも多くの方と合格の喜びを共有したいと考えます。

さて、今回は道場でのデビュー記事なので、私の2年間の受験生経験を踏まえて「道場基本理論」について改めて見つめ直すことに挑戦したいと思います。

この道場基本理論は、道場創設メンバーに共通していた勉強方法を集約したもので、正にストレート合格を目指す受験生のバイブルとも言える秀逸な理論shineです。この、一発合格道場のアイデンティティとも言える理論は、診断士試験における学習の王道crownでもあり、私も受験生時代に読者の立場から大変に参考にさせて頂きました。ただ、創設から2年scissorsが経ち、診断士試験自体の性質にも変化が見られる中、これまでの受験生向けブログとしての成功に安住し「ゆでがえる」になりやすい状況を回避し、チャレンジ精神を・・・、おっとsweat01、話がそれましたsign04。すみませんbleah。要は、2010年(平成22年)1月の道場創設から2年を経過しているので、2年の間に起った変化を踏まえて、かつ近年益々増加している複数年受験生の観点からの考察も交えて、書いてみたいというのが趣旨でございます。

旧執筆メンバーから「いきなり大胆な奴だな」と聞こえてきそうですがsmile

1. 橋げた理論

原論はこちら。要約すると、1次試験7科目を7つの橋げたに例え、
目の前にある1つ1つの科目に集中して、より強固にマスターすれば(1本1本強固な橋げたを作れば)、
たとえ忘れてしまったとしても(橋が崩れてしまったとしても)、
簡単にリカバリでき(橋をかけ直すことができ)、
1次試験を突破できる。

ということですね。素晴らしいflair。この理論自体には否定する余地は無いと思います。

ここで、この2年間における1次試験合格率の変化に着目してみましょう。

(出典:社団法人中小企業診断協会本部HP/申込者数・合格率等の推移

ここ2年間、つまり平成22年度及び23年度が大幅に低下していることが一目瞭然です。平成21年度と平成22年度との比較で言えば、実に8.2ポイントの合格率低下downとなり、平成23年度も16.4%と低止まりwobblyしています。

低合格率の主な理由としては、
平成22年度:経済学がとてつもなく難化したから
平成23年度:全般的に点数を取りにくいレベルで平準化されたから
といったことが挙げられます。

今年、平成24年度1次試験がどうなるかは知る由もありませんが、少なくとも同等レベルの合格率、難易度を想定しておくべきです。この「受かりにくくなった試験」を突破するための対策としては、1つ1つの橋げたをより強固なものに仕上げる、ということであり、さもなくば本試験当日に押し寄せる猛烈な嵐typhoonを前にあえなく崩れてしまう危険性が増している、というのが現実であります。

■この章のまとめ■
近年の難易度上昇により、平成24年度1次試験突破のためには、より強固な橋げたを築く必要がある。

2. 答練重視論

原論はこちら。これも非常に理にかなった理論です。特にストレート生にとって養成答練80点という目標は橋げたの基本構造となる基礎知識をしっかり固める、という意味で妥当だと思います。

ただ、一つ意識しておきたいのは、養成答練はあくまでもテキストレベルであり、野球baseballに例えると、ほぼ全問直球。それに対して本試験において、直球はいわゆる「サービス問題」であり、その球数は少ない。そして本試験では多くが変化球、つまり基礎知識をベースに一ひねり加えた応用問題が特にこの2年間の出題傾向として増えてきているのです。

当然のことながら、直球をしっかりとしたフォームで打てなければ変化球で崩された時に打ち返すことはできない、つまり基礎知識がしっかり身についていなければ応用問題への対応はできない訳であって、養成答練を軽視するということでは全くありません。が、ここで言いたいのは、養成答練はその後何回転も学習を繰り返すことによって橋げたを強化していくほんの入り口に過ぎない、という意識を強く持つべき、ということなのです。

一方、複数年受験生の方は、初年度で一度橋げたを構築しているアドバンテージを活かして、上級答練などで応用力を養い、近年の本試験レベルでも乗り切れるだけのより強固な橋げたを築いていく必要があります。

■この章のまとめ■
より強固な橋げたとは、しっかりとした基礎知識を基本構造としながら、その周囲を応用力で補強したものである。養成答練で初期段階の目標を明確化にする一方、受験準備期間全体を俯瞰した上で、本試験対応の応用力を強く意識する。

3. アウトプット・スピ問重視論

原論はこちら。私もスピード問題集は大いに活用しました。T●Cに通い始めた当初は、テキストとトレーニングを中心に学習しようと考え、スピ問は買わなかったのですが、経済学の養成答練で100点を取った学習仲間に学習方法を聞いた際に、スピ問を使うことで短時間に効果を上げていることを知りました。ちょうど、そのあと暗記3兄弟(情報、法務、中小)が続く時期だったので、スピ問を学習ツールに加えることにしました。それ以降、記憶安定ツールとして継続的に使い、2年目の1次試験直前まで繰り返し使っていました。特に2年目は5回転くらいした科目もあります。繰り返すことで基礎知識のアウトプットの瞬発力が上がってくるので、直前期は文字通り「スピード」run問題集でした。

もう1つ、反復学習の重要な効果があります。それは、自分の弱点、つまり繰り返し間違う問題があるということに気付くことです。私は、スピ問を解くごとに「日付」と間違った問題については「チェックマーク」を記録していきました。一定期間、間隔を空けてから解き直してみると、同じ問題を、同じような思考プロセスで不正解の選択肢を選んでしまう、ということが多々ありました。

なぜでしょうか?それは、「人間は忘れる生き物」だからです。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによると、こんな感じ。

ではどうしたらよいか?答えは簡単。繰り返すことです。特に、間違った問題は何度でも繰り返す。「七転び八起き」ならぬ「七忘れ八覚え」で対応すればいいだけのこと。まぁ、たいていの場合、間違ったことに対する執着覚え方の工夫などにより、そこまではいきませんのでご安心ください。要は、同じ問題を間違った時に、「俺(私)って何て頭悪いんだろう。」なんて卑屈になる必要は全くなし、ってことですwink

ここでのメッセージは、原論通りアウトプット・スピ問重視論は、1次試験対策として非常に効率的であり有効な方法論だということ。いや、難化した近年の診断士試験においては、これまで以上に重要だと強く感じます。養成答練以降も繰り返し、繰り返し、活用することで基本問題の正答確率向上応用問題への対応の手がかり、が身に付くのではないかと思います。

■この章のまとめ■
アウトプット学習は普遍的に重要な方法論。スピ問(若しくはそれに準ずる問題集)は養成答練で高得点を取るためのみにあらず、本試験での対応力向上のために、直前期まで繰り返し反復学習するためのツールである。

==========

初回からずいぶん長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございますwink

次回は、道場基本理論の締めである「ストイック勉強法」について、書きたいと思います。冒頭の自己紹介で述べました通り、私も相当ストイック診断士試験と向き合い、そしてやり切ったという自負がありますので、その全容もご紹介しちゃおうと思います。

お楽しみにgood

Ciao!
by うちあーの


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