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人並みの答案を当たり前に書けば合格

この試験、合格発表までが長いため再現答案で自己採点。そして不合格の理由は以下どちらか。

①人並みの答案が作れなかった
②当たり前に書けなかった

皆①を気にするが、本当に大事なのは②。それには「周到な事前準備」「失敗リスクの想定」の2つが必要。その視点で「今の自分が合格に値するか」のセルフ合格チェックリストを紹介。

■セルフ合格チェックリスト■

以下10項目にチェックを入れ、周囲の仲間と比べっこ。
①事例解説講義で講師が伝える意図を理解した
②事例Ⅰ~Ⅲ過去問分析を「自力で」行った
③80分間の解答プロセスを「自力で」用意した
④本試験当日の手順を事前に想定し、リスト化した
⑤本試験当日は、予定したことを予定通りに行った
⑥事例Ⅰ~Ⅲは難易度AB・CD・Eの差を意識し、時間配分した
⑦難易度ABを確実に取り、答が割れるCDでは安全策を選んだ
⑧難易度Eに執着せず、それらしくマス目を埋めた。または敢えて空欄
⑨再現答案を試験後一両日内に作成済
⑩今年の問題本文および問題文をすでに写経した

得点正規分布のボーダー1~2点内には相当な人数。なのに得点開示結果の通り、Ⅳの点数次第で合否が決まる昨年までのアバウトさ。従い合否結果が最重要ながら、

自分が合格に値するか自己判断するのも重要

初学スト生の目安は以下。ここに達したら「たまたま合格とは言わせない」と胸を張る。

セルフ合格の目安:やるだけのことはやった。自分の合否は半々。

あとおまけで合格発表までの時間つぶしを3つ紹介。

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■おまけ~時間つぶし①:受験体験記執筆■

受験体験記で試験を振り返り。合格すればそのまま合格体験記。

合格の暁には自分の体験を活字にしたい。診断士受験生なら一度はそう考える。だが世のIT・情報・スピード化が進む中、活字になるのは狭き門。

合格後の声掛けを待たず、発表前に送り付ける積極性が有利。

大手校の体験記は必ずテンプレがあり、昨年のそれに倣って書けばOK。参考まで当ブログの体験記から最優秀作=理想標準を紹介。

北海道の玉ちゃん

選定理由は、「試験出題側の意図を正しく実現した」こと。具体的に以下。

①オーソドックスな1次対策を通じ、各科目60点前後で通過
②企業経営理論が弱い場合、保険受験を通じ「経営」知識を強化
③2次対策は受験校または参考書を使い、まず一通り自力で構築
④自分と周囲の生答案を比較し、自分の頑固さ・思い込みを捨てる
⑤出題側の意図=パターンやノウハウで合格させない現場対応力

他人と同じコト書くのはもう飽きた、キラリと光るオレ様体験記を書きたい。だが「書きやすく読みやすい」=比較可能性がテンプレの利点。Web先行の時代、合格者意見はあとから多様にいつでも発信可。キラリ光る文章はまだ我慢。

■おまけ~時間つぶし②:合格答案、模範回答分析■

人並み答案で良いのに、なぜ8割落ちるのか?

一言でいえば「現場対応力」。具体的には「自分で考えることを外注化しすぎ」→「試験のコアコンピタンス喪失」→「既存パターンに強いが変化に弱い」。

毎年3割起きる逆転スト合格の実現根拠は、逆算と逆張り。この試験は「8割を落とす」ため、ノウハウ合格層に狙いを定め、答が割れる仕掛けを用意。

「事例の本質」はWebのどこにもなく、「自力で」分析する過去問の中にある。そこで早速分析例。

仕掛け 対策
与える情報量を増やす 事前訓練で
解答処理時間短縮
与える根拠を減らす、
問い方に変化
事例の本質を考える

ヒトの脳の構造上、記憶が薄らぐ合格発表後では手遅れ。今すぐ問題本文・問題文の写経・分析を通じ、「試験出題側の意図」を掴む。それが「セルフ合格=NOTたまたま合格」の条件。

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■おまけ~時間つぶし③:解答スタイルの見極め■

自分はなぜ合格したか。またはなぜ合格実力に達したか。

この試験は合格までの時間コストが高い。そこでその回収=認知的不協和解消のため自ノウハウを他人にオススメする姿を散見。だが「なぜ合格したか」の説明抜きにオススメされても迷惑。

そこで合格理由を単純化して3分類。

要求サイド ロジカルサイド 答案サイド
読む 考える 書く
3 1 6
地頭 センス たまたま

※どれか1つに偏らず、3つ全てこなすのがベスト。

合格者側は最低でも自分の合格理由をタイプ分け。そのタイプから読み手は取捨選択。初学スト生の逆張り=過年度ノウハウの180度逆。これで誤選択が起きるリスクを回避。

また合格ノウハウを「お伝えします」はOUT。「書き手が成長する」当ブログの特徴を図示。

図:ティーチング⇔コーチングの差

「道場の記事の質は高い」など恐れ多いが、「受験界で最も受け売り上手」なら確実。そして2次対策の流行はおよそ3年周期で変わり、その速度を左右するのは「情報の非対称性」。

①年5,000枚の答案を持つ出題側が年1回変化
②初学・上級生の再現答案を多数持つ大手校が新理論を提示
③2年目上級生、次いで初学スト生が最初に反応
④3年目以降受験生は、旧手法・新理論の選択に直面

合格解答スタイルは年1,000通りで人それぞれ。だが得点開示で変化が加速、かつ初学S=80%合格可能と示されつつある中、「解法フローを学ぶ」「勉強会を探す」「合格者のやり方を教わる」数年遅れの対策で合格率何%になるか判断するのも、人それぞれで自己責任。

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■終わりに:2016年合格目標~初学+リスタート■

そうは言っても、合格実力者の5割以上が不合格。

当記事は2015年+2016年合格目標が両方対象。すると当記事読み手の5割以上は来年2次で再び雌雄を争う。

そのとき単独自力より、グループ学習で自分の実力以上の力を発揮可能。だがマイナスオーラ=互いの足を引っ張り合う学習グループが無数に存在。そこで失敗しない学習グループの選び方をこっそり紹介。

①相手の意見を否定しない
②ゴールをイメージする
③リーダーレスで全員対等(統制範囲の原則=7人まで)
④忙しい時は返答不要。自意見への反応を強制しない。
⑤先に言ったもの、やったもの勝ち

これ別に合格ノウハウではなく、単に組織学習の常識、かつ当たり前のビジネスマナー。変化する試験傾向を追いかけるのでなく、

ビジネスで求められることを当たり前にやる

ことが合格条件とする指摘は痛快。

ではまとめ。

・人並み答案を競うより、いかに当たり前に書くかが重要。
・セルフ合格の目安は、「やるだけはやった。自分の合否は半々」
・受験体験記は、理想標準と比較し違いに着目すると効果的
・再現答案だけでなく、今年の事例を自力で分析するのが実力差
・ノウハウを伝えるのでなく、書き手が成長するのが当ブログ。

byふうじん

道場執筆陣注:「ふうじん」はこの記事を以て、「執筆引退」いたしました。ご存じの通り ふうじん は時に説得力のある、時に快刀乱麻な、時に賛否両論の記事で様々なご評価をいただきましたが、実は、2010年の道場開講以来、「執筆」「断筆」「執筆再開」を小刻みに繰り返しておりました。今回また本人の希望により「執筆引退」に至った次第です。再び筆を執る日があるのか、それは ふうじん本人にも分からないのかもしれません。これまでのご愛顧とご厚誼(いや、ご抗議もかな?)ありがとうございました。本人に代わってご挨拶します。なお、ふうじんの過去の執筆記事の一覧は こちら でご確認いただけます。



少なくとも、上位20%が順当に合格する試験ではない。
悪くとも、上位70%に入れば当日次第で逆転合格。

なぜそうなのか:「2次」学習が長期化すると、この問題はこう、あの問題はそう、と過去問解答パターンを覚える。それが模試や演習での得点差

するとどうなるか: 「今年の本試験」に限り、過去問の範囲を逸脱して出題する特権。見たこともない新傾向出題に、実力上位組がフリーズする傍ら、その場で素直に考えて通り過ぎるのが「たまたまスト合格」

   

従い来年の「2次」通過に向け、「今からでも間に合う」「最後まであきらめない」のは実は大事なアドバイス。むしろ実力下位ほど逆転合格の目が多い。

さらに、この試験の受験者・合格者を2分割して俯瞰。

合格することが目的(8割) 試験合格は手段(2割)
何かを使って→試験に合格 試験を通じ→何かを得る
合格率20%の試験を
2回通過(Pass) 
合格率5%の試験を一発合格
(Fruit, Achievement) 
ノウハウを集める 要らないモノを捨てる
重厚長大 △軽薄短小 リーン・シンキング
試験と戦う 試験と知識を味方につける
受験回数でリスク分散 全科目平均的にリスク分散

合格が目的化すると、通過(Pass)するための「上位20%に入る」ノウハウに目が向く。「2次」と戦い続け、不合格リスクを受験回数でヘッジ。

試験合格が手段なら、その達成(Achieve)要らないものはどんどん捨てる。試験と知識を味方につけ、全科目平均的にリスクをヘッジ。

どちらがいい悪いという話でなく。

試験合格が目的か手段かで、考え方(アプローチ)は真逆。

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■余談:2次元タテヨコ~全9講義→3×3■

2次元タテヨコ表を使うと、暗記減、使いやすさUPの一石二鳥。

真逆の考え方(アプローチ)の例として、「500点取る連中」の知識暗記量は驚くほど少ない。「経営」斜め読み#9回シリーズで説明。

経営戦略 組織論 マーケティング
重要度
H
#1
S
経営戦略全体像
#4
S
構造論
#7
S
マーケ・マネジメント
重要度
H
#2
S
成長・競争戦略
#5
S
行動論
#8
S
製品Product
重要度
M・L
#3
A
技術経営
#6
A
人的資源管理
#9
A
残り3P・関係性マーケ

一直線に全9回を並べるのでなく、タテヨコ3X3に並べるとこう気づく。

・「経営」はテキスト論点順通りに出題し、3領域の出題量も等分。
・知識をタテヨコ表に整理すると想起しやすく、「1次」問題を瞬殺。
・「2次」でも使うS論点は理解対応、そうでないA論点は暗記対応。
・「戦略」「組織論」「マーケ」を3分割すると、S論点は上の2つに集中。
・C論点は各領域・論点の最後に集中。深入りせず一般常識で。

複雑な情報を4マスポートフォリオや9マスタテヨコ表にプロット。するとマス内の類似性マスをまたぐ共通性

情報が正規化され、覚えやすく・使いやすい。

この考えを採用するかは人それぞれ。だが周囲が9つ考える隙に自分は6つ(3+3)で済ませ、求められた情報を素早く想起。それが来年の「2次」を80分以内で解き知識で勝ちあがる「500点組」がやらかすスト合格。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#6日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★☆☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★☆☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★☆☆
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★★
組織購買行動 ☆☆☆

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■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

 

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

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■余談:初学スト生は、「経営」より「運営」に備える■

受験校講義(Off-JT)より、現実世界(OJT)の方が遥かに進んで刺激的。

今日の#9講義はさほど大事でない。だってAmazonは年々進化。たかた社長のテレビ通販は軽妙。マーケ知識は現実世界で知ってることばかり。ついでに診断士受験を「自分を経営するプロジェクト」として例解。

「経営」 「財務」 「運営」
全体戦略 学習時間 学習の質
自己成長に向け、
環境分析と目標立案
得手不得手で
合格所要時間が変動
得意なら学習プロセスを
自力改善PDCA

だが大手受験校セールストーク(診断士は1年で合格可能。予習も不要)を鵜呑みし、通学スト生の半数がこう↓。

「経営」で油断、「財務」で調子が狂い、「運営」で落ちこぼれ。

仕訳コツコツ、解法体得が前提の「財務」に徒手空拳で臨むと泥沼。慌てて「財務コツコツ」して「運営」理解が後手。すると「生産管理」理解が足りず2次「事例Ⅲ」で来年の今頃再び泥沼。それが嫌なら、

予習する。または講師の話を150分フルで傾聴。

この話の本質は、△予習する⇔しないでなく、○講師の話を150分集中して聴く。自信があれば予習不要、そうでなければ予習。初学スト生の「2次」合否に限ると、書き方コンクールでなく「相手の話の傾聴力」で得点差。

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■当シリーズまとめ■

「経営」が終わる頃には「財務」の準備。「財務」が終わる頃には「運営」の支度。

資格試験は段取り八分。来年の「2次」は4事例がっぷり四つでなく「事例Ⅰ」で勝負が決まり、「事例Ⅰ」は要求解釈最初の「10分」で勝負が決まる。世を挙げ「情報化」「スピード勝負(速度の経済性)」の時代、

資格試験の合否は、試験中でなく試験当日朝にはもう確定。

そこから逆算し、10月からの「経営」対策はアクセル全開。さて当シリーズは今日で終了。そしていつものファイナルメッセージの真意は、

△運を天に任せるのでなく、
○運不運を管理できる実力を備えて臨む。

では、Good Luck

byふうじん



マーケティングは4Pで考える。
(製品・価格・チャネル・販促)

画像:雪印メグミルクHP

知ってるよ。当り前だよ。そんな声も聞こえる。だがその「知ってる」「当り前」の知識フレームを、誰よりも深く・体系的に使うのが診断士。「たまたまスト合格モデル」で復習。

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「1次」と「2次」は別物と考えるのが多数派。実務も「1次」も「2次」も使う知識は同じでしょ?と1年で駆け抜けるのが「たまたまスト合格」。

気をつけなきゃいけないのは、初学スト生⇔多年度・過年度では、使う知識は同じでも勝ち方が違う。4Pフレームを使って例解。
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□診断士試験の4P□

4PはProduct(製品=自分)が王様。Promotion(販促=顧客接点)が女王様。

Product
(王様)★★★ 
Promotion
(女王様)★★ 
  Price(王子)★  Place(王女)★   
ストレート合格
する自分
(1次)
どこまでスコアを
伸ばすか
(2次)
どの得点を目指すか
通学・通信・独学
の選択
定期行事
答練・模試
年末年始・GW
本試験

初学スト生は、△知識の量でなく、○優先順位・質・理解で戦う。理解がどう違うか、以下ドリルでチェック。

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■余談:カーナビNorth upドリル■

ドライブの時、カーナビを①Head up、②North upのいずれにするか?

①Head upとは進行方向向き、②North upとは北向き。某ネット調査によると①86% ②13%。現役診断士でアンケートを一度やってみたいが、「1次で500点取る連中」に限ると恐らく半々。そこで試しにNorth upドリル。

□カーナビNorth upドリル□

・ドライブの際、カーナビをNorth upに設定。
・固定された方向の中で、自分が東西南北どちらを向くかを意識。
・ドライブ中は、自分が中心で周囲が動くHead upの考え方を捨てる。
・1ヶ月やってみて気に入れば継続。合わなければHead upに戻す。
Head up学習 North up学習
テキスト内容に先に目が行く 知識の大枠を頭に描く
目次式 チャート式
1次元・テキスト記述順 2次元・タテヨコ平面上
テキスト書き込み中心 復習時に自力でまとめ
教わった順に並べる 大事な順に知識を詰め込む
線知識 面知識
△知識を引き出す速度に限界 ○使いやすいよう正規化
Head upでしか走れない Head upでも走行可

カーナビをHead up、North upいずれで使うかは好み。だがオールラウンド志向、短期決戦のスト合格狙いなら、

他人ができることを当り前にやり、他人が気付かないことも当り前にやる。

つまり上位互換の戦略を採る。かつ△知識を「2次」向けに組み替えるのでなく、○「1次」で荒稼ぎした知識をそのまま持ち込み「2次」で暴れる。だから初学スト生⇔多年度・過年度生では勝ち方が違う

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■本題:重要度ミシュラン評価~#8日目■

マーケティングの4Pは最重要Productを今日の#8、それ以外を明日#9で学ぶ。ではProduct論点を一挙掲載。

論点 評価 一言で
#8 5製品戦略 製品の概要 ★☆☆
プロダクトミックス ★☆☆
製品ライフサイクル ★★☆
ブランド ★★★
パッケージング ★☆☆
新製品開発のプロセス ☆☆☆
サービスマーケティング ★★★

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第5章 製品戦略  
①製品の概要  
1製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品) B
2製品の形態(実際的製品) B
3製品の付随機能(拡大的製品) B
2製品の分類
1経済的な財の分類 A
2有形財(製品)の特徴 A
表P.270 消費財の特徴  3消費財の分類
(1)最寄品 A
(2)買回品 A
(3)専門品 A
(4)非探索品 A
②プロダクトミックス
1製品ラインと製品アイテム
1製品ライン B
2製品アイテム B
2プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ B
③製品ライフサイクル  
1マーケティング戦略との関連 ★重要1 表P.272 マーケティングのポイント S
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
1計画的陳腐化政策 S
2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化) S
④ブランド
1ブランドの種類 ★重要2a
  1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者) S
(2)プライベートブランド(販売業者) S
図P.274 ブランド採用戦略  2ブランドの採用戦略
(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド S
(2)ダブルブランド S
(3)ブランド・プラス・グレード S
(4)個別ブランド S
(5)分割ファミリーブランド S
2ブランドの機能
1出所表示機能 A
2品質表示機能 A
3宣伝広告機能 A
4資産価値機能 A
3ブランド要素とブランドエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント) S
   2ブランドエクイティ S
(1)ブランド知名度 S
(2)ブランドロイヤルティ S
(3)知覚品質 S
(4)ブランド連想 S
4 4つのブランド戦略 ★重要2c
図P.277 4つのブランド戦略 (1)ライン拡張 S
(2)ブランド拡張 S
(3)マルチブランド S
(4)新ブランド S
⑤パッケージング
1パッケージの機能 B
2パッケージ(包装)の分類
1商業包装(消費者包装) B
2工業包装(輸送包装)
(1)内装 B
(2)外装 B
⑥新製品開発のプロセス
1新製品開発の全体像
2新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出 B
2スクリーニング B
3製品コンセプトの開発 B
4マーケティング戦略の検討 B
5経済性の評価 B
6試作モデルの開発 B
7テストマーケティング B
8市場導入 B
⑦サービスマーケティング
1サービス業の分類 B
2サービス(無形財)の5つの特性 ★重要3a
1無形性(非有形性) S
2品質の変動性(非均一性) S
3不可分性 S
4消滅性(非貯蔵性) S
5需要の変動性 S
3サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング S
2インタラクティブマーケティング S
3エクスターナルマーケティング S
4経験価値マーケティング ★重要3c  S

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■本題:一言メモ例~#8日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

製品ライフサイクル ★重要1
1マーケティング戦略との関連
2計画的陳腐化政策とライフサイクル・エクステンション
・1計画的陳腐化政策
・2ライフサイクル・エクステンション(製品寿命の延命化)
#2講義でスルーした製品ライフサイクルは、ここで覚え直す。試験上は△CFの出入りより、○製品のライフサイクルに応じ4Pマーケティングミックスを変える(スピテキP.272の表)。当り前のコトだが、ここで差がつく。

ブランド
ブランドの種類 ★重要2a

1ブランド使用者による分類
(1)ナショナルブランド(製造業者)
(2)プライベートブランド(販売業者)
→元を辿ると中内氏率いるダイエー、今ならセブンプレミアムトップバリュ。製造業者が支配してきた価格体系を大手小売が突き崩し、製造業者が必至で防戦する姿は多数のビジネス書が描く。ブランドとはそれだけ重要。

2ブランドの採用戦略(ブランドの冠し方による分類)
(1)ファミリーブランド
(2)ダブルブランド
(3)ブランド・プラス・グレード
(4)個別ブランド
(5)分割ファミリーブランド
→ここも重要。マーケティングが上手と言われる企業は、一般的にコーポレートブランドの価値を高める戦略を採用。

ブランド要素とエクイティ ★重要2b
1ブランド要素(ブランドエレメント)

2ブランドエクイティ
(1)ブランド知名度
(2)ブランドロイヤルティ
(3)知覚品質
(4)ブランド連想
→マーケティングの最終目的である売れる仕組み作りの中で、自社ブランドを指名買いしてくれる顧客愛顧が最重要。だからブランド=製品=マーケティング上最優先。

4つのブランド戦略 ★重要2c
(1)ライン拡張
(2)ブランド拡張
(3)マルチブランド
(4)新ブランド
→ブランド価値を維持・向上する手段。試験対策上は、例えばビールのケースで②⇔③の違いを思い出せばOK。

①ライン拡張 →手を変え品を変え同一ブランドの新製品を投入
②ブランド拡張 →同ブランドorデザインを似せたノンアルコールビール
③マルチブランド →思い切って別のブランドを投入
④新ブランド →全く別なことを始める。

サービスマーケティング① ★重要3a
・2サービス(無形財)の5つの特性
→マーケティングの4Pでは製品が重要、そのうちブランドが最重要。つまりCoca-Colaなど自社製品を持つ製造業のイメージが強い。だが経済のサービス化に伴い、サービス(無形財)マーケティングの重要性UP。「2次」でも問われるので、表で理解と暗記。

無形財 有形財 ※在庫で説明
①無形性 有形性 →持てる
②品質の変動性 品質の均一性 →在庫の質は均一
③不可分性 可分性 →生産と消費は別時点
④消滅性 貯蔵性 →貯蔵可
⑤需要の変動性 需給調整 →生産調整可

①~⑤を一発で説明するキラーワードが「在庫」。例えばホテルの客室は在庫ができず、値段を変化させることで需要側を操作。

サービスマーケティングの体系 ★重要3b
1インターナルマーケティング
2インタラクティブマーケティング
3エクスターナルマーケティング
→この3つの用語で、サービスマーケティングの特性をズバリ説明。2次「事例Ⅱ」H20、H22、H23を眺めて納得。

4経験価値マーケティング ★重要3c
→4Pやブランドといった現在のマーケティングがある程度飽和状態に達したため、それと異なる概念として消費者の感情を重視する手法。切り口は違うが、マーケティング4.0もセットで押さえる。
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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

製品の分類
1経済的な財の分類
2有形財(製品)の特長
3消費財の分類
(1)最寄品
(2)買回品
(3)専門品
(4)非探索品
→マーケティングでは、無形財より有形財、産業財より消費財(B to C)を学ぶ。最寄品・買回品といった分類により4Pが変わる他(スピテキP.270の表)「運営」のISMでも応用。しっかり暗記。

ブランドの機能
1出所表示機能
2品質表示機能
3宣伝広告機能
4資産価値機能
→言われれば当り前。だが問われたらスッと答える様、正確に用語を暗記。

 

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

製品の3層モデル
1製品の核(中核的製品)
2製品の形態(実際的製品)
3製品の付随機能(拡大的製品)
→「経営」の3領域に共通し、Bランクは知って当り前の一般常識。点差にならないからテストに出ない。だが他論点と組み合わせて役立つ基本知識なので、講師の話をテキストに書き込むか、絵のイメージにして落書き。

ラインとアイテム
1製品ライン
2製品アイテム
→アイテムが複数集まるとライン。

プロダクトミックス
1製品ラインの幅と製品アイテムの深さ
→製品ラインごとに、アイテムをいくつ品揃えするか。

パッケージング
1パッケージの機能
1商業包装(消費者包装)
2工業包装(輸送包装)
(1)内装
(2)外装
→製品マーケティングの実務上は大事だが、診断士試験では問われない。「運営」の物流論点で押さえればOK。

新製品開発の各ステップ
1アイデアの創出
2スクリーニング
3製品コンセプトの開発
4マーケティング戦略の検討
5経済性の評価
6試作モデルの開発
7テストマーケティング
8市場導入
→同じく実務で大事だが、新製品開発に診断士が関わる機会は少なく、試験にも出ない。

サービスマーケティング②
1サービス業の分類
→一般常識。
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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■今日のまとめ■

表や図になっている所が大事。

マーケは誰でも実務で知ってる知識を、コトラーのSTPを軸に並べ変えただけ。ではどこで点差がつくかというと、図表の覚え方と使い方。当#8講義では大事な表が2つ、図が2つある。

表P.270 消費財の特徴
表P.272 マーケティングのポイント
図P.274 ブランド採用戦略
図P.277 4つのブランド戦略

この時、ロシア風に笑い話。

・表をそのまま覚えようとするのが、初学者。
・問題集で間違えた所を覚え直すのが、スト合格者(差額原価)
・勝手に知識を足して表をデカくするのが、過年度生(総額原価)

誰でも知ってることを、どこで点差をつけるか。この試験、知識を増やすより、大事なこと(本質)に絞り込む力でニヤリと点数差。ではまとめ。

・1次と2次は別物とする多数派の裏をかくのが、知識の範囲経済性。
・スト合格者の上位互換戦略は、カーナビNorth upドリルで体感可。
・マーケティングは4P。その中で製品Productが最重要。
・さらに有形財=ブランド戦略、無形財=サービスマーケが最重要。

byふうじん



合格、おめでとう。でも悪いが入学した約2000人がもう一度、東大受験をして合格するのは400人くらいだぞ。残りの1600人の点数はほんの紙一重でしかない。自分はどちらになるのか。よく考えてみなさい。

(私の履歴書)荒蒔康一郎(10)東大進学 2015/9/10 日経朝刊

東大入試と診断士試験を比べる意味はない。だが診断士試験に合格すると感じるのは、「まぁそんなトコかな」。それは診断士「2次」とは、実力上位20%が合格するのでなく、

上位70%から薄く広く合格するから
(仮説)

その時、たまたま合格をやらかす初学スト生の手口は、知識の範囲経済性

戦術の具体化~知識の範囲経済性
①「1次」学習を通じ、自分のビジネス知識を理論化・体系化。
②理論化・体系化した知識を、「1次」対策に転用して荒稼ぎ。
③1次高得点知識を、「2次」対策に転用して荒稼ぎ。

診断士試験の本質(相手が言いたいことを読み取る知識)に注目し、その範囲の経済性を活かすのが「たまたまスト合格モデル」。以下に図解。

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では露払いを終え、マーケティング講義(#7~9)のコトラー先生登壇。

師は背中でこう語る。

マーケティングとは学問でなく、現実のビジネスそのもの。

だから「事例Ⅱ」は受験対策Off-JTより、実務OJT次第で点が跳ねる。ではその知識のベースが何かを、ミシュラン評価。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#7日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★★☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★★☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★★★
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★☆
組織購買行動 ☆☆☆

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第1章 マーケティングの基礎概念  
①マーケティングコンセプト(基本理念)  
1マーケティングコンセプトの変遷
1生産志向 A
2製品志向 A
3販売志向 A
4顧客志向(マーケティング志向) A
5社会志向 A
2ソーシャルマーケティング
(1)非営利組織のマーケティング B
(2)アイデア・社会的主張を対象とするマーケティング B
(3)社会的利益を考慮したマーケティング B(S)
②マーケティングの定義
1AMAの定義  ★重要1 マーケティングの定義 S
第2章マーケティングマネジメント戦略の展開
①マーケティングマネジメントプロセス
1フィリップ・コトラーのマーケティングマネジメントプロセス  S
2マーケティングマネジメントプロセス ★重要2 全体像 S
②マーケティング環境の分析と目標設定
1外部環境分析
1マクロ外部環境
(1)経済的環境 A
(2)人口動態的環境 A
(3)社会文化的環境 A
(4)技術的環境 A
(5)政治・法律的環境 A
(6)自然的環境 A
2ミクロ的外部環境
(1)消費者 A
(2)競争企業 A
(3)利害関係集団 A
(4)産業状況 A
3機会と脅威の分析 ★重要3 SWOT分析 S
2内部資源分析
1内部資源
(1)人的資源 A
(2)財務資源 A
(3)物的資源 A
(4)その他 A
2強みと弱みの分析 ★重要3 SWOT分析 S
3マーケティング目標の設定
1売上高目標 A
2利益額・利益率目標 A
3市場占有率目標 A
4企業・製品イメージ目標 A
③ターゲットマーケティング
1ターゲットマーケティング ★重要4 STPマーケティング S
2市場細分化
1市場細分化の要件 S
2市場細分化の基準
(1)ジオグラフィック基準(地理的) A
(2)デモグラフィック基準(人口統計的) A
(3)サイコグラフィック基準(心理的基準) A
(4)行動変数基準 A
3標的市場の設定
1コトラーによる標的市場の捉え方
①無差別型 S
②差別型 S
③集中型 S
2エーベルの考え方 A
4市場ポジショニング
1市場ポジショニング
④マーケティングミックスの開発・実行
1マーケティングの4P S
2各マーケティング要素に関する意思決定事項 S
第3章マーケティングリサーチ
①マーケティングリサーチ
1マーケティングリサーチのプロセス  ★重要5 情報とデータ S
2マーケティング情報とデータ
1マーケティング情報とデータの種類
(1)データと情報 S
(2)マーケティングにおけるデータ
①1次データ S
②2次データ S
(3)マーケティング情報
①社内の記録情報 B
②マーケティング戦略情報 B
③マーケティングリサーチによる情報 B
2標本の抽出方法
(1)有意抽出法 B
(2)無作為抽出法 B
3データの収集方法
1質問法
(1)面接法 B
(2)電話法 B
(3)郵送法 B
(4)留置法 B
(5)インターネット調査 B
2観察法 B
3実験(計画)法 B
第4章 消費者購買行動と組織購買行動
①消費者購買行動
1消費者行動分析モデル
1刺激-反応モデル(S-Rモデル) B
2S-O-Rモデル B
3情報処理モデル B
4精緻化見込みモデル B
2購買意思決定プロセスの諸段階
1問題認知 A
2情報探索
(1)内部探索と外部探索 A
(2)関与と知識 A
(3)口コミと準拠集団 A
①口コミ
②準拠集団
(4)消費者の購買行動決定のタイプ A
①定型的問題解決(日常的反応行動)
②限定的問題解決
③拡大的問題解決(包括的、発展的)
3代替品評価 A
4購買決定 A
5購買後の行動 A
②組織購買行動
1組織購買行動の特徴
1集団による意思決定プロセス C
2長期的な取引関係 C
3取引の専門性 C
4低い価格弾力性 C
5合理的な意思決定 C

 

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■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

マーケティングの定義 ★重要1 マーケティングの定義
1AMAの定義
→マーケティングの勉強は、AMAの定義から始まる。だが大事なのは定義そのものでなく、今から何を勉強するのかの目標選定(ターゲッティング)。テキストコピペで確認。

マーケティングは販売やプロモーションのことのみを示す概念ではなく、「売れる仕組みづくり」すなわち、消費者ニーズの認識、魅力的な商品開発、有効な価格設定、流通や店舗の構築、適切なプロモーションといった一連の領域を包括する概念である。

なお一般に、マーケティングが上手な企業=ブランド価値が高い。そこでブランド価値ランキング。

Forbes Brand Japan
総合 日本企業 B to C B to B
1 アップル TOYOTA 7-Eleven TOYOTA
2 Microsoft HONDA 日清食品 7-Eleven
3 Google Canon スタジオジブリ ANA
4 Coca-Cola NISSAN ディズニー パナソニック
5 IBM SONY キューピー ソフトバンク

世の一流企業が並ぶ。一方、わが診断士試験「事例Ⅱ」の出題業種を確認。

業種 論点
H26 旅行業者 ソーシャルマーケティング、需要創造
H25 水産練メーカー POSデータ
H24 芋焼酎メーカー コーズリレーテッドマーケティング
H23 眼鏡専門店 サービスマーケ、インターナルマーケ
H22 食品スーパー ターゲットマーケ、インターナルマーケ
H21 スポーツ用品店 商店街、町おこし

この差は何だ?と訝る時に目を通すのが、診断士受験生必携とされるスモールビジネスマーケティング

スモールビジネス・マーケティング 小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム

岩崎邦彦 2004年
中央経済社 税別2,000円 

いわゆる大企業のマーケティングと異なり、小規模小売業が勝ち上がるためのマーケティングの視点を明快に説くのがスモビ。だが

「事例Ⅱ」は、アップル⇔スモビのマーケの範囲のどこかから出題。

従いスモビに目を通すことで、大企業のマーケティングの対立極として距離感を掴む。2次「事例Ⅱ」でそれがそのまま出る訳ではないのは当り前。

マーケティングマネジメントプロセス ★重要2 全体像
1フィリップ・コトラーのマーケティングマネジメントプロセス
→コトラーのマーケティング理論の基本がSTPマーケティングスピテキは直接言及しないので、リンク先Web記事で学ぶ。

2マーケティングマネジメントプロセス
→コトラーのSTPを参考にし、スピテキは以下7段階で展開。

1)マーケティング環境の分析
2)マーケティング目標の設定
→SWOTから戦略目標を立てる。「財務」で既習だが、PDCA回すためには、目標を最初作る前提。

3)Segmentation:市場細分化
4)Targeting:標的市場の設定
5)Positioning:市場ポジショニング
→これがSTP。今日の#7講義はここが中心。

6) 7)マーケティングミックスの開発・実行
→いわゆる4P。次回#8~9で学ぶ。

参考まで当ブログ及びそのSランク説をSTP。Pに個人差があるが、S・Tを絞った複線展開が当ブログの優位性。

一発合格道場 Sランク説
Segmentation 合格所要年数 合格確実度
Targeting ストレート合格 「2次」2回以内で確実合格
Positioning 大手受験校カリキュラムに準拠
たまたまスト合格
競争を上から俯瞰
合格者の上位20%

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環境分析と目標設定① ★重要3 SWOT分析
外部環境:3機会と脅威の分析
内部環境:2強みと弱みの分析
→SWOT分析。解答手順上の賛否は別とし、最良の環境分析フレーム。

ターゲットマーケティング★重要4 STPマーケティング
1ターゲットマーケティング
→作れば売れた高成長マスの時代から、消費者ニーズに合わせたターゲットマーケティングにシフト。コトラーのマーケティングコンセプトの基本。

1市場細分化の要件
→市場細分化を早速開始。5つの要件は暗記。

1コトラーによる標的市場の捉え方
→①無差別型 ②差別型 ③集中型。市場を細分化すると、市場全てを攻めるか(差別型)⇔特定市場を攻めるか(集中型)を選択可能。

1市場ポジショニング
→市場の中での自社の位置、または自社内でのその製品の立ち位置を決める。すると戦略目標を決定可能。

マーケティングミックスの開発・実行
1マーケティングの4P
2各マーケティング要素に関する意思決定事項
→4Pが基本。来週の#8~#9講義で学習。

マーケティング情報とデータ① ★重要5 情報とデータ
1マーケティングリサーチのプロセス
2マーケティング情報とデータ
(1)データと情報
(2)マーケティングにおけるデータ
①1次データ
②2次データ
→マーケティングの実行や周囲への説明にデータが不可欠。だからS。試験上は、1次データ2次データテレコにならないよう暗記すればOK。
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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

マーケティングコンセプトの変遷
5社会志向
4顧客志向(マーケティング志向)←今ここ
3販売志向
2製品志向
1生産志向
→歴史のおさらい。今の主流は「4顧客志向(マーケットイン)」だが、市場が更に成熟し「5社会志向(CSR)」にシフト中。テキスト掲載外のマーケティング4.0マズローの要求5段階説とセットで押さえると現役診断士っぽい。

環境分析と目標設定②
マクロ外部環境
(1)経済的環境
(2)人口動態的環境
(3)社会文化的環境
(4)技術的環境
(5)政治・法律的環境
(6)自然的環境
→取引先の社長と話す時の天下国家論。実はあまり大事でないが、話を合せるために入れておく。

ミクロ的外部環境
(1)消費者
(2)競争企業
(3)利害関係集団
(4)産業状況
→分析時にここが大事。ポーターの5フォース、または4C分析を使う。

内部資源
(1)人的資源
(2)財務資源
(3)物的資源
(4)その他
→4C分析の自社(Company)の要素。いわゆるヒト・モノ・カネ・情報。

マーケティング目標の設定
1売上高目標
2利益額・利益率目標
3市場占有率目標
4企業・製品イメージ目標
→目標がないと進捗管理が出来ない。「2次」で馬なり・行き当たりばったり経営は厳禁。

市場細分化②
(1)ジオグラフィック基準(地理的)
(2)デモグラフィック基準(人口統計的)
(3)サイコグラフィック基準(心理的基準)
(4)行動変数基準
→とりあえず暗記。

標的市場の設定②
2エーベルの考え方 (製品-市場細分化戦略)
→市場を細分化したコトラーに対し、市場×製品で細分化したのがエーベル。診断士試験上は重要でないが、実務で細かくやりたい方はこちら。

購買意思決定プロセスの諸段階
1問題認知
2情報探索
(1)内部探索と外部探索
(2)関与と知識
(3)口コミと準拠集団
①口コミ
②準拠集団
(4)消費者の購買行動決定のタイプ
①定型的問題解決(日常的反応行動)
②限定的問題解決
③拡大的問題解決(包括的、発展的)
3代替品評価
4購買決定
5購買後の行動
→「売れる仕組み」を作るには、「なぜ買ってくれるか」の消費者購買行動を知ることが大事。今はそのうち口コミが最重要。

なお「完全無料を前提とした、診断士受験上最大の口コミサイト」が当ブログの立ち位置。その特徴は、食べログの如く、執筆者を絞ることで記事の質が担保される安心感。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

ソーシャルマーケティング
(1)非営利組織のマーケティング
(2)アイデア・社会的主張を対象とするマーケティング
(3)社会的利益を考慮したマーケティング(→今後のS?)
→受験生を震え上がらせたコーズリレーテッドマーケティングの如く、今後の注目論点。だが求められないのに勝手にこれ書いたらOUT。

マーケティング情報とデータ②
(3)マーケティング情報
①社内の記録情報
②マーケティング戦略情報
③マーケティングリサーチによる情報
2標本の抽出方法
(1)有意抽出法
(2)無作為抽出法
→実務でやること。出題頻度低く、覚えるまでもないのでBランク。

データの収集方法
1質問法
(1)面接法
(2)電話法
(3)郵送法
(4)留置法
(5)インターネット調査
2観察法
3実験(計画)法
→同じくBランク。たまに出題されても、間違える方が難しい。

消費者行動分析モデル
1刺激-反応モデル(S-Rモデル)
2S-O-Rモデル
3情報処理モデル
4精緻化見込みモデル
→理論の話。人を相手にする研究は難しくなるので、深入り不要。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

組織購買行動
1集団による意思決定プロセス
2長期的な取引関係
3取引の専門性
4低い価格弾力性
5合理的な意思決定
→マメ知識。診断士試験ではBtoB営業は対象外なので、Cランク。

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■今日のまとめ■

知ってることばかり教わるマーケティングは、学んで楽しい。だが過去問を先に解きこのままじゃヤバいと気づくセンスが合格所要年数差。

かつ、「たまたま合格」と言われるのが嫌なら、座学Off-JTでなく実務OJTでセンスを磨く努力が必要。範囲経済性が利く知識水準とは、平均的受験生が想像するより遥か上。ではまとめ。

・診断士「2次」は上位70%から薄く広く合格。常に逆転チャンスあり。
・知識の範囲経済性=特にマーケは学問でなく、実務そのもの。
・この章では、マーケティング=売れる仕組み作りであるとまず理解。
・その軸はコトラーが唱えるSTP(市場細分化・標的市場・立ち位置)

byふうじん



△どう暗記すれば良い?でなく、
○どこを暗記すれば良い?が正。

合格率20%(26%は恣意的に作られた偽りの値)の「1次」において、通学通信独学を問わず、合格する人はすべくして合格。彼らの手口をバラすと、

問題集ファースト、回転学習。

知識型マークシート試験対策は、一般に問題集回転学習(過去問・スピ問なら各3周回す)で鉄板。

なぜ鉄板か→3回連続正解なら体得。不正解が自分の苦手論点。
するとどうなるか→不正解箇所を重点的につぶし、知識を鉄の板状化。

だが「1次」出題は、回転学習で過去問の答えを覚えて鉄板化すると55点になる設定。残り5点をどこから持ってくるか勝負の本質

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■前置き:テキストINPUT⇔問題集OUTPUTの差■

過去問は、診断士講座の予習に最適。

世を挙げ「情報化」「スピード競争」の時代。昔ながらに、テキストで知識INPUT→過去問で定着OUTPUTの順で挑むと到底間に合わない。

試験学習で重要なのは、学習の①質×②量。今は加えて③順番。

約30万円を受験校に前納済の方に申し訳ないが。「1次」通学⇔独学での合格率に有意な差がない理由を図解。

独学者が問題集回転だけしても、通学生が講義知識ばかり詰め込んでも、本番60点には達しない。だから「1次」合格率は安定20%以下。そこで、

独学を選んだら、通学生のテキスト知識INPUTの仕方を観察。
通学を選んだら、予習替わりに過去問を先に解く。

今回#6講義(人的資源管理)の枕はこう始まった。その理由は、

「1次」で問われない所(人的資源管理)が、「2次」で超重要=理解論点
「1次」で問う所(労働関連法規)は、「2次」では不要=暗記論点

この「あべこべ」っぷりを今観察し、理解と暗記を使い分け。すると来年今頃の「2次」対策は意外と楽勝。では論点ミシュラン評価。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#5日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#6 3人的資源管理 人的資源管理の全体像 ★☆☆
雇用管理 ★★☆
人事評価(人事考課) ★☆☆
報酬制度 ★★☆
能力開発 ★☆☆
労働関連法規 ★★☆

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第3章 人的資源管理
①人的資源管理の全体像  
1人事制度
1人事制度の意義 B
2人的資源管理の基本構成 B
2職能資格制度と職務等級制度
★重要1 1日本的経営の三種の神器
 ストーリーで納得 ①終身雇用制 S
②年功序列制 S
③企業別労働組合 S
2日本型人事制度と欧米型人事制度の相違 A
3成果主義
1成果主義 A
2コンピテンシーモデル A
②雇用管理
1採用管理
★重要2  1要員計画 S
どの会社でも必ずある 2採用活動
(1)我が国の採用活動の特徴 B
(2)欧米の採用活動の特徴 B
(3)採用活動の変化 B
2配置・異動管理
1人事異動の内容
(1)垂直的移動 B
(2)水平的移動 B
2人事異動の目的 B
3適正配置・異動のための施策
(1)ジョブ・ローテ―ション制度 C
(2)社内公募制度 C
(3)キャリア開発制度(CDP) C
4複線型人事制度
(1)管理職と専門職/専任職 C
(2)総合職と一般職 C
(3)複線型人事制度導入にあたっての留意点 C
3退職管理
 1「退職」の種類 B
 2定年制と継続雇用制度
 (1)60歳定年制 A
 (2)実質的な定年延長 A
 (3)早期退職優遇制度と選択定年制度 A
 (4)役職定年制 A
 (5)出向 A
 3雇用調整 B
③人事評価(人事考課)
1人事考課の概要
1人事考課の意義 B
2人事考課の目的 B
3人事考課の体系 B
2人事考課の基準
1相対評価と絶対評価
(1)相対評価 B
(2)絶対評価 B
2加点主義人事考課 C
3人事考課の課題とその対応策
1人事考課の課題(心理的誤差傾向) A
2自己申告制度 B
3多面評価 B
4目標管理制度
(1)目標管理制度(MBO) A
(2)面接制度 A
④報酬制度
1賃金管理の内容 B
2賃金額管理
1総額賃金管理 B
2個別賃金管理
(1)個別賃金額の決定 C
(2)定期昇給とベースアップ C
3賃金制度管理
★重要3  1賃金体系管理
どの会社でも必ずある (1)賃金の構成要素 S
図P.198 賃金構成 (2)基本給の類型 S
2賃金形態管理
(1)時間・仕事量を基準とする B
(2)年俸制 B
4賞与・退職金の管理
1賞与の管理 C
2退職金の管理 C
5その他の報酬制度
1株式を使ったインセンティブ制度
(1)従業員持株制度 B
(2)ストックオプション制度 B
2福利厚生 C
⑤能力開発 
1能力開発の種類
1個人的教育訓練 B
2集団的教育訓練 B
2能力開発の方法
1OJT B
2Off-JT B
3自己啓発
(1)自己啓発の意義 B
(2)自己啓発プログラムの例 B
(3)自己啓発を促進する支援策 B
3我が国における能力開発の問題点 B
⑥労働関連法規  
1労働基準法(労働契約法を含む)
 ・1労働基準法の概要
(1)法の目的 A
(2)労働条件の原則 A
(3)労働条件の決定 A
 ・2労働契約
(1)労働契約とは B
(2)契約期間 B
(3)有期労働契約 B
 ・3就業規則
(1)記載事項
①絶対的必要記載事項 A
②相対的必要記載事項 A
③任意的記載事項 A
(2)作成手続 B
(3)効力 B
 ・4労働時間・休憩・休日 図P.208 法定・所定労働時間
★重要4 ここ重要  (1)法定労働時間 S
暗記に加えて実務で使う  (2)変形労働時間制 S
表P.209 変形労働時間制 ①1年単位の変形労働時間制 S
②1週間単位の   〃 S
③フレックスタイム制 S
④1ヶ月単位の変形労働時間制 S
(3)休憩
①休憩時間 A
②休憩の与え方 A
(4)休日 A
★重要5 ここ重要  (5)時間外労働・休日労働
暗記に加えて実務で使う  ①可能な場合 S
②36協定 S
(6)みなし労働時間制
①事業場外労働のみなし労働時間制 B
②専門業務型裁量労働制 B
③企画業務型裁量労働制 B
(7)年次有給休暇
①年次有給休暇とは A
②年次有給休暇の発生要件 A
③年次有給休暇の付与方法 A
④有給休暇を与える時期 A
⑤計画的付与 A
(8)適用除外 A
 ・5解雇
(1)解雇 A
(2)解雇制限 A
(3)解雇の予告 A
 ・6賃金
表P.215 賃金支払5原則 (1)賃金の支払 A
表P.215 割増賃金率  (2)割増賃金 A
 ・7時効 C
2労働組合法
1法の目的 C
2労働組合 C
3不当労働行為 C
表P.217 協定と協約 4労使協定と労働協約 A
3労働安全衛生法
1法の目的 B
図P.218 安全衛生管理体制 2安全衛生管理 B
4労働保険
1労働者災害補償保険法 C
2雇用保険法 C
5社会保険
1健康保険法 C
2厚生年金保険法 C
6その他の労働関連法規
図P.221 派遣事業の仕組み 1労働者派遣法 C
2職業安定法 C
3高年齢者等雇用安定法 C
4男女雇用機会均等法 C
5パートタイム労働法 C

相当長いが、理解Sは少なく、暗記Aも多くない。B・Cは一般常識対応で先送り。そう割り切ると「人的資源管理」はごく楽勝。では一言メモをつける。

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■本題:一言メモ例~#4日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

日本的経営の三種の神器 ★重要1 ストーリーで納得
①終身雇用制
②年功序列制
③企業別労働組合
→直接問われないが、日本の人事・雇用の現状説明に必要な情報。なお受験テクニックとして、終身雇用・年功序列など学説が肯定⇔否定で割れる論点は、国家試験の正解には絶対ならない。例えば「2次」であからさまな根拠があっても、「年功序列制を廃し、成果主義を導入」と書いたら即退場。

採用 ★重要2 どの会社でも必ずある
1要員計画
→当ブログで2次「事例Ⅰ」の切り口といえば、茶化。そのうち「採用」「報酬」はどの企業にも存在(=必ず問われるS論点)。逆に中小企業で「配置」「育成」「評価」など、ない方が多数。

茶化
サ:採用 S
ハ:配置 A
ホ:報酬 S
イ:育成 A
ヒ:評価 A

報酬制度①~賃金体系管理 ★重要3 どの会社でも必ずある
(1)賃金の構成要素 図P.198 賃金構成
(2)基本給の類型
→どんな会社でも賃金(労働の対価としての報酬)は存在。だからS。「賃金の定義」は労働基準法第11条がざっくり定めるだけなので、「賃金の種類と名称を答えよ」という問題は出ない。今自分が貰っている給料の構成要素と意味をおおまかに他人に説明できれば十分。

労働基準法~労働時間・休憩・休日① 
労働時間 ★重要4 →暗記&理解
(1)法定労働時間
 図P.208 法定・所定労働時間
(2)変形労働時間制 表P.209 変形労働時間制
①1年単位の変形労働時間制
②1週間単位の 〃
③フレックスタイム制
④1ヶ月単位の変形労働時間制
→ここから労働関連法規の論点。労働時間・休憩・休日は、「1次」で毎年出るとは言えないが、労働関連法規の最重要論点。試験対策上は、テキストで太字になっている用語を必ず暗記。なお法定労働時間=1日8時間、週40時間は世界共通ルール。昔はもっと長く年々短縮したのは「外圧」のお蔭。

時間外労働 ★重要5 →暗記&理解
(5)時間外労働・休日労働

①可能な場合
②36協定
→試験対策というより実務S知識。企業の管理職なら、①36協定とは何者で ②何のために ③どのような規制があるか、スラスラ暗記。

以上が理屈で覚えるS論点。テキストの一部に過ぎないのは、一目瞭然。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

2日本型人事制度と欧米型人事制度の相違
→人事制度を出題する時、基本になる考え方。内容は当り前なので、理屈と言うより用語を暗記。

成果主義
1成果主義
2コンピテンシーモデル
→用語レベル。外資企業は100%成果主義で良いが、評価基準があいまいな日本企業が成果主義を入れても成功しない。終身年功⇔成果主義の間の匙加減で勝負。

定年制と継続雇用制度
(1)60歳定年制
(2)実質的な定年延長
(3)早期退職優遇制度と選択定年制度
(4)役職定年制
(5)出向
→Aというほどではないが、日本の労働人口が減少に向かう中、シニアの活躍活用は国家的課題。診断士試験の高齢化とセットで理解。

1人事考課の課題(心理的誤差傾向)
→日本で成果主義が成功しない理由。実務でもここは大変高度な課題。

目標管理制度
(1)目標管理制度(MBO)
(2)面接制度
→俗に「大企業」なら普通にやってる。当り前に大事。

労働基準法の概要
(1)法の目的
(2)労働条件の原則
(3)労働条件の決定
→再び労働関連法規。その王様が労働基準法。太字の用語を確実暗記。

就業規則①
①絶対的必要記載事項
②相対的必要記載事項
③任意的記載事項
→1マーク出るのでここは暗記。①は必ず。②はできれば。残りが③。

労働基準法~労働時間・休憩・休日①
(3)休憩
①休憩時間
②休憩の与え方
(4)休日
→労働基準法の労働時間・休憩・休日のうち、「労働時間」は理屈で覚えないと苦しい(S)。「休憩」「休日」は単なる暗記でOK(A)。

(7)年次有給休暇
①年次有給休暇とは
②年次有給休暇の発生要件
③年次有給休暇の付与方法
④有給休暇を与える時期
⑤計画的付与
→診断士試験ではあまり出ないが、労務関連の資格では頻出。もし出たら当てなきゃいけないので、ここも太字の数字は暗記ルール。

(8)適用除外
→まず出ないが、単純暗記なので出たら当てる。理屈としては、①時間で管理できない ②自分で時間を管理できる人は適用除外。

解雇
(1)解雇
(2)解雇制限
(3)解雇の予告
→数字の単純暗記。まず出ないが出たら当てる。

賃金①
(1)賃金の支払 表P.215 賃金支払5原則
(2)割増賃金 表P.215 割増賃金率 
→賃金はどの会社にもある。覚えるのは面倒だが、実務で役立つ。

労働組合法①
4労使協定と労働協約 表P.217 労使協定と労働協約
→日本の労使関係の中で労働組合の力は低下し、今後さらに低下。だが労働者保護のため、ある一定の労働条件には労使協定締結を労働基準法で義務付け。だから試験上も労使協定は大事。一方、

労働協約>就業規則>労働契約

そんなこと言われても意味不明なので、ネット記事参照

暗記対象のA論点は以上。暗記は面倒だが、テキスト太字の数字を覚えればOK。出れば確実得点源だから、四の五の言わず覚える。

.

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

人事制度
1人事制度の意義
2人的資源管理の基本構成
→B論点は暗記でなく、一般常識で対応可。なぜ一般常識かと言うと、企業に属していると、管理者教育として会社がOff-JTで教えてくれるから。だから力まずさらっと流す。

採用活動
(1)我が国の採用活動の特徴
(2)欧米の採用活動の特徴
(3)採用活動の変化
→採用はどの会社でもある。一般常識。

配置・異動管理
1人事異動の内容
(1)垂直的移動
(2)水平的移動
2人事異動の目的
→企業がある一定規模以上になると異動を行う。一般常識。

退職管理②
1「退職」の種類
3雇用調整
→会社都合と自己都合。一般常識=出題しても点差にならない。雇用調整の手口はさらっと知っておく。

人事考課の概要
1人事考課の意義
2人事考課の目的
3人事考課の体系
→人事考課が不十分な事例企業に対し、あるべき人事考課の導入提案をするのは2次「事例Ⅰ」の王道ストーリー。一般常識だから、2次「事例」を解き重ねてストーリー仕立てで再暗記。

人事考課の基準
(1)相対評価
(2)絶対評価
→半期ごとに実感する一般常識。

人事考課の課題と対応策
2自己申告制度
3多面評価
→一般常識。

報酬制度②~その他
1賃金管理の内容
2賃金額管理
・1総額賃金管理
3賃金制度管理
(1)時間・仕事量を基準とする
(2)年俸制
→全てまとめて報酬に関する一般常識。なお従業員を動機付けするには、×外発的⇔○内発的。従い、2次「事例Ⅰ」を解答する時、賃金を解答の柱にしたらOUT。例えばあからさまな根拠があっても、「評価制度を整備し、年俸制を導入する」と書いたら即退場。

株式を使ったインセンティブ
(1)従業員持株制度
(2)ストックオプション制度
→草創期の企業が経営幹部にストックオプションを与えると、会社は成長、幹部大儲けでWin-Win。 誰も損せず異論がないので、根拠があれば「2次」で使える。

能力開発の種類
1個人的教育訓練
2集団的教育訓練
→一般常識。

能力開発の方法
1OJT
2Off-JT
3自己啓発
(1)自己啓発の意義
(2)自己啓発プログラムの例
(3)自己啓発を促進する支援策
→一般常識だが、OJT・Off-JTのメリ・デメは正確に答えられるようにしておく。どちらが良いでなく、どちらもやるのが正。

労働契約
(1)労働契約とは
(2)契約期間
(3)有期労働契約
→ 真面目にやると大事だが、まず試験に出ないので覚えない。

就業規則②
(2)作成手続
(3)効力
→ 就業規則で出題できるポイントは限定的(10人・労基署に届出・絶対的/相対的必要記載事項)。だからそれ以外のB論点は暗記しない。

(6)みなし労働時間制
①事業場外労働のみなし労働時間制
②専門業務型裁量労働制
③企画業務型裁量労働制
→参院審議が間に合わず廃案になったが、いつか実現するのがホワイトカラーエグゼンプション。少し時代を先取りする気分で。

労働安全衛生法 図P.218 安全衛生管理体制
1法の目的
2安全衛生管理
→実務上は大事な法律。だが安全衛生管理体制の用語を覚え、会社が年1回やる健康診断の根拠がこの法律と知っておけば十分。

「人的資源管理」のB論点は誰でも解ける一般常識か、解かなくて良い末端知識。出題心理上、点差がつかない問題は出したくないし、暗記も不要。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

適正配置・異動のための施策
(1)ジョブ・ローテ―ション制度
(2)社内公募制度
(3)キャリア開発制度(CDP)
→知らない方がおかしい。

複線型人事制度
(1)管理職と専門職/専任職
(2)総合職と一般職
(3)複線型人事制度導入にあたっての留意点
→知識がなくても正答可能。

2加点主義人事考課
→日本企業は減点方式が主流。

個別賃金管理
(1)個別賃金額の決定
(2)定期昇給とベースアップ
→一般常識。ペースアップの意味位は知っておく。

賞与・退職金の管理
1賞与の管理
2退職金の管理
→出ない。「2次」では、賃金=△外発的動機づけを解答の柱にしたらOUT。

その他の報酬制度
2福利厚生
→ここも△外発的動機づけ。

7時効
→マメ知識だが、労働債権の時効は2年。だから4月にもらった有給休暇は翌年度末までに取らないと、流れて時効。退職手当=5年間を覚える。

労働組合法②
1法の目的
2労働組合
3不当労働行為
(1)不利益な取扱い
(2)黄犬契約の締結
(3)団体交渉拒否
(4)支配介入
(5)経理上の援助
→前述の通り、A論点で挙げた「労働協約」以外はまず出ない。もし出ても鉛筆転がし。

労働保険
1労働者災害補償保険法
2雇用保険法
→なんとなく聞いたことのある保険に関する法律。試験対策は後述。

社会保険
1健康保険法
2厚生年金法
→これも聞いたことある法律。試験対策上は、労働保険・社会保険ともに細かい数字の規程が多く、社労士でも難しいドクロ論点。年1マーク出るか出ないかの診断士受験でここに手を出したらOUT。

1労働者派遣法
労働基準法第6条は、中間搾取排除のため、有料職業紹介を原則禁じる。「派遣」が認められる起源はタイピング。昭和の昔は女性の結婚退職の慣習が強く、高度専門人材の需給ニーズのため例外的に設けられたのが労働者派遣法。改正論点なので、余裕あれば手を出すのもOK。

2職業安定法
→ 民間の職業紹介を認めない代わりに、国がやると決めたのがハローワーク(公共職業安定所)。本人達はもちろん一生懸命やってるが、国の独占=競争原理が働かない=非効率のイメージで見る。従い今後の改革対象。

3高年齢者等雇用安定法
→定年を定める法律。出ない。

4男女雇用機会均等法
→今は女性活躍推進法の時代。出ない。

5パートタイム労働法
→一度正規雇用を離れた者(主に女性)が短時間就労をする際の扱いを、「正規社員」並みにしなさいと定める法律。実務で使うが試験には出ない。

「人的資源管理」のC論点は、手を出してはいけない領域。高得点阻止のためのドクロ論点で、当るような問題は出さないし、やっても出ない。全てスルー。

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■今日のまとめ■

通学を選ぶ利点は、授業の枕で「ここは大事、そこは捨てて良い」と指示されること。これはスピテキには書いてない。そしてその結果、

血に飢えた猟犬の如く、得点になる所、そうでない所を嗅ぎ分ける。

画像:どうぶつひろば

例えば「労働関連法規」なら、労働基準法(の数字)だけ押さえ、残り論点BCランクの暗記は試験直前7月に先送りしても合格ライン。

BC論点は今は暗記不要

と割り切り、当記事を読みなおす。すると長い文章が驚くほどスラスラ読める。ではまとめ。

・「1次」対策は過去問を先に解き、どこが出るかを知る。
・「1次」だけで使う知識は暗記。「2次」で使うものは理解。
・人的資源管理の知識は既に知ってる筈。サラリと流す。
・労働関連法規は、労働基準法の数字を必ず暗記。

byふうじん



知識から逃げずに、戦え。

Joan Woodward
1916-1971 イギリスの社会学者
54歳、乳癌で早逝。

経営学者は長寿が多い。その中54歳で乳癌で世を去ったJ Woodward(組織のコンティンジェンシー理論)の思いに触れ涙した人は、合格センスあり。

知識は人を裏切らない。

1971年、20世紀のイギリスの仇は、21世紀の診断士試験の一発合格で取る。さて今日は#5講義(組織行動論)

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■前置き:組織行動論で何を学ぶか■

組織行動論=モチベーション理論と捉えがち。だが本当にそうかな?

例えば診断士「2次」でのモチベーションと言えば、

最後まであきらめない!

が有名。以下に「2次」受験生5,000名の構成比を推定。「あきらめる事態を予想して回避」が一枚上手なのは明白。だがそれでも合格率50%。

 

そうなる理由を仮定↓。

仮説:不合格者は合格者より実力が上

上の波形は「2次」受験者5,000名の実力正規分布、
下の波形は「2次」合格者1,000名の実力分布(仮説)を示す。 

この乱暴な仮定が正しい訳ではないが、

「2次」合否結果の不思議さを示す、仮説としてはアリ。

従いスト合格ビギナーズラックを逃すと、自分より実力が下の者に1年間後押しされる羽目。「自分は既に合格実力」と感じた方ほど、この先注意深く10/25(日)を迎えていただきたい。

知識は人を裏切らない。だが試験に「たまたま」合格するか否かは別問題。では「組織行動論」でモチベーションでなく何を学ぶか、ミシュラン評価。

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■本題:重要度ミシュラン評価~#5日目■

組織行動論では、まずモチベーション理論を学ぶ。

まず一挙掲載。

論点 評価 一言で
#5 2組織行動論 モチベーション理論 ★★★
集団のダイナミクス ★☆☆
リーダーシップ論 ★★☆
組織文化と戦略的な組織変革 ★★★

ここで既にニヤリ。

第2章 組織行動論  
①モチベーション理論  
1モチベーション理論の全体概要 表P.150 モチベーション理論対応表(重要) B
2内容理論
1マズローの欲求段階説 ★重要1 S
(1)生理的要求 S
(2)安全の要求 S
(3)所属と愛の要求 S
(4)尊重の要求 S
(5)自己実現の要求 S
2アルダファーのERG理論
(1)3つの要求 A
(2)マズローの要求段階説との違い A
3アージリスの未成熟=成熟理論 A
4マクレガーのX理論・Y理論 A
5ハーズバーグの動機づけ=衛生理論 A
6達成動機説 A
3過程理論
1強化説 B
2公平説 B
3期待理論
(1)ブルームの期待理論 B
(2)ローラーの期待理論 B
4目標設定理論 B
4内発的動機づけ理論
1内発的動機づけ要因と外発的動機づけ要因 B
2職務特性モデル
(1)技能多様性 B
(2)タスク完結性 B
(3)タスク重要性 B
(4)自律性 B
(5)フィードバック B
②集団のダイナミクス
1フォーマル組織とインフォーマル組織 A
2連結ピン・モデル 図P.159 連結ピン・モデル  A
3グループダイナミクス
1集団の凝集性 A
2集団浅慮(グループシンク) A
4コンフリクト
1コンフリクトの発生要因 B
2コンフリクトマネジメントの方向性 B
③リーダーシップ論
1リーダーシップの機能
1リーダーシップの定義
(1)バーナードによるリーダーシップの定義 A
(2)リーダーシップの2つの側面 A
2リーダーシップの源泉
(1)報酬勢力 A
(2)強制勢力 A
(3)正当勢力 A
(4)準拠勢力 A
(5)専門勢力 A
3制度的リーダーシップ
(1)組織の使命と役割の設定 A
(2)目的の制度的体現 A
(3)制度の一貫性の防衛 A
(4)コンフリクトの処理 A
4リーダーシップとマネジメント
(1)リーダーシップ A
(2)マネジメント A
2リーダーシップ論の変遷
1リーダーシップの資質特性論 A
2リーダーシップの源泉行動類型論
(1)レビンのリーダーシップ類型論(アイオワ研究) A
(2)オハイオ研究 A
(3)ミシガン研究 A
(4)PM理論 A
 図P.167マネジリアルグリッド (5)マネジリアルグリッド A
3リーダーシップのコンティンジェンシー理論
 図P.168状況適合論 (1)フィードラー理論 A
(2)パス・ゴール理論(ハウスの目標―経路理論) A
4カリスマ的リーダーシップ論と変革型リーダーシップ論 B
④組織文化と戦略的な組織変革
1組織文化 ★重要2a 組織成長3兄弟 S
2組織学習 ★重要2b 組織成長3兄弟
1組織の発展プロセス S
図P.172組織学習 2低次学習と高次学習 S
 図P.172 組織学習サイクル 3組織学習への制約 S
3戦略的組織変革 ★重要2c 組織成長3兄弟
1戦略的組織変革への抵抗 S
2戦略的組織変革の遂行
(1)変革の必要性の認識 S
(2)変革案の創造 S
(3)変革の実施・定着 S

ではどこでどうニヤリとするか?S論点に注目。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

モチベーション理論~内容説(ホワイトカラー向け)①
1マズローの欲求段階説 ★重要1


(5)自己実現の要求
(4)尊重の要求
(3)所属と愛の要求
(2)安全の要求
(1)生理的要求
→人間の要求(動機付け)を5段階に分け、一度上に行くと下がらないと説くのがマズロー。診断士試験上は、△モチベーション向上策を問うのでなく、○事例企業が何かヘマやらかしてる時の原因指摘に使う。 

Abraham Maslow
1908-1970
米国 心理学者 

モチベーション理論の暗記法~スピテキP.150「理論対応表」
マズローの欲求段階説を理解すれば、残りの理論はタテヨコ表の差分で暗記可能
.
・複雑な情報に直面したら、タテヨコ2軸の表を書く。
・基本となる理論を最優先で理解
・残りの理論をヨコに並べて串刺し比較。差分の理解を追加。
.
モチベーションならマズローの要求段階説、知的財産権なら特許法が基本。表は掲載しないので本屋で立ち読み、気に入ればスピテキ購入。

組織文化と戦略的な組織変革
1組織文化 ★重要2a 組織成長3兄弟
→環境変化に組織が対応し、成長するには「戦略的な組織変革」を絶えず行う。「どんな組織文化であるか」を観察するのが第一歩。

2組織学習 ★重要2b 組織成長3兄弟
・1組織の発展プロセス
・2低次学習と高次学習 図P.172組織学習
→組織は学習して進化。たまにイノベーション(スピテキP.70)で劇的進化。なお過去にイノベーションを起こした者が、既存の支持者のニーズに応えるため破壊的イノベーションに遅れをとるのが「イノベーション・ジレンマ」。

・3組織学習への制約 図P.172 組織学習サイクル
→組織で学習すると進化が早い。だがどこかで歯車狂うと進化が止まる。理屈は問われないので、「進化が止まる良くない状態」を軽くイメージ。

3戦略的組織変革 ★重要2c 組織成長3兄弟
・1戦略的組織変革への抵抗 
・2戦略的組織変革の遂行
(1)変革の必要性の認識
(2)変革案の創造
(3)変革の実施・定着
埋没コスト、既得権益、変革必要性を示す外部シグナルの排除、有能性のわな、追い銭心理。優良企業が思わぬ所でコケる失敗要因を、新聞やビジネス週刊誌も参考に、整理してストック。来年の今頃ここが超重要。

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

モチベーション理論~内容説(ホワイトカラー向け)②
2アルダファーのERG理論
(1)3つの要求
(2)マズローの要求段階説との違い
ERGとはExistence(存在)、Relatedness(人間関係)、Growth(成長)。マズロー5段階を3つに絞り、同時存在や並行があり可逆的。

3アージリスの未成熟=成熟理論
4マクレガーのX理論・Y理論
5ハーズバーグの動機づけ=衛生理論
6達成動機説
→未成熟⇔成熟の2段階がアージリス。怠け者⇔献身的がマグレガー。不満⇔満足がハーズバーク。他にマクレランド・アトキンソンが唱えたのが達成動機説。切り口違うが中身は同じ。外人の面構えとセットでとにかく暗記

集団のダイナミクス
1フォーマル組織とインフォーマル組織
2連結ピン・モデ
→会社における組織の構図の話。フォーマル=公の組織、インフォーマル=非公式なつながり。連結ピン・モデル=会社における課長の役割=上下左右の連絡係。

グループダイナミクス
1集団の凝集性
2集団浅慮(グループシンク)
→集団で行動する時、外部からの刺激は凝集性を高め成果を出すが、短絡的な意思決定に傾きがち。

リーダーシップの定義
(1)バーナードによるリーダーシップの定義
(2)リーダーシップの2つの側面
→集団がある一定数以上になるとリーダーの設置が必要。

リーダーシップの源泉
(1)報酬勢力
(2)強制勢力
(3)正当勢力
(4)準拠勢力
(5)専門勢力
→何か力があってこそリーダー。

制度的リーダーシップ
(1)組織の使命と役割の設定
(2)目的の制度的体現
(3)制度の一貫性の防衛
(4)コンフリクトの処理
→価値観を示し組織を率いるのがステーツマン(制度的リーダー)シップ。

リーダーシップとマネジメント
(1)リーダーシップ
(2)マネジメント
→変革するのがリーダー、運用するのがマネージャー。

リーダーシップ論の変遷
1リーダーシップの資質特性論
2リーダーシップの源泉行動類型論
(1)レビンのリーダーシップ類型論(アイオワ研究)
(2)オハイオ研究
(3)ミシガン研究
(4)PM理論
(5)マネジリアルグリッド 図P.167マネジリアルグリッド
→歴史の勉強。

コンティンジェンシー理論(状況適合論)
(1)フィードラー理論  図P.168状況適合論
(2)パス・ゴール理論(ハウスの目標―経路理論)
→状況に応じ、どうリーダーシップを発揮するかの判断もリーダーの仕事。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

過程理論
1強化説
2公平説
3期待理論
(1)ブルームの期待理論
(2)ローラーの期待理論
4目標設定理論
→内容理論(content theory)が成長・自己実現を求めるホワイトカラー向きとすれば、報酬が動機とするブルーカラー向けが過程理論(Process theory)

内発的動機付け理論
1内発的動機づけ要因と外発的動機づけ要因
2職務特性モデル
(1)技能多様性
(2)タスク間歇性
(3)タスク重要性
(4)自律性
(5)フィードバック
→成長でも報酬でもなく働いてくれる人の動機を説明するのが内発的動機づけ=仕事そのものの面白さ。

コンフリクト(葛藤)
1コンフリクトの発生要因
2コンフリクトマネジメントの方向性
→集団で行動すると、誰かが不満を言いだす理屈の説明。

コンティンジェンシー理論の比較(構造論⇔行動論)
4カリスマ的リーダーシップ論と変革型リーダーシップ論
→状況適合論は、構造論(バーンズ スピテキP.142)=変革型リーダーシップ、行動論(ハウス)=カリスマ的リーダーシップの2種。理解すると腑に落ちるが、試験上は理解は問われないのでスルー。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■考察:行動論でモチベーション以外の何を学ぶか■

S論点は理解。A論点はまず暗記。

S論点を理解するのは、「2次」で使い方まで問われるから。A論点が暗記で良いのは「2次」で問われにくいから。だが知識に反した頓珍漢解答を回避するため、「1次」のマーク式選択なら当るレベルまで確実暗記。

H25年事例Ⅰで例解。

第2問(設問2)
A社のオペレーターの離職率は、同業他社と比べて低水準を保っている。今後、その水準を維持していくために、賃金制度以外に、どのような具体的施策を講じるべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。

→解答方向性は動機付け(モチベーション)。だが解答構成要素は△「モチベーションが上がる理由」でなく、○人事組織上の具体的施策。

第4問(配点15点)
A社では、ICTの専門業者に委託して構築した顧客データベースを活用している。しかし、そこで得られた情報は、必ずしも新商品開発に直接結びついていない。そうした状況が生じる理由について、80字以内で答えよ。

→環境変化に適応し、成長する為の組織変革(ここでは組織学習)に言及。

よって、組織行動論=オレのモチベーション!では理解甘々。モチベーションラブ組を尻目に、

組織3兄弟カード=「文化」「学習」「変革」をスッと差し出す。

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■今日のまとめ■

モチベーション理論~リーダーシップ論までは皆が苦手論点。

それは自分の頭が悪いのでなく、知識を学ぶものの、実務で使う機会が少ないから。そこを突き、外人名カタカナ用語で嫌がらせするのが出題心理。

だがそこで、知識から逃げない。

理解できなきゃ暗記でOK(S論点=マズローと組織成長3兄弟(文化・学習・変革)を除く)。そう割り切ると、外人の面構えに妙に親近感。なお「組織論」における効率的な暗記法は来週紹介。ではまとめ。

・「1次」知識には得手不得手。だがそこで知識から逃げない。
・「2次」不合格者の実力>合格者実力と仮定すると、腑に落ちる。
・行動論知識は提案用でなく、事例企業がやらかすヘマの指摘に使う。
・行動論を学ぶ本質=組織成長3兄弟(文・学・変)と知るのが合格条件。

byふうじん



思考の概念化能力
(コンセプチュアル・スキル)

「経営」斜め読み9回中#4~6は「組織論」。今日の#4講義(組織構造論)を始め、典型的な文系論点=理解至難。そこで文系⇔理系の違いから確認。

文系とは、主に人間の活動を研究の対象とする学問の系統とされており、理系とは、主に自然界を研究の対象とする学問の系統とされている。有意な成果や果実を得るためには総合的な知見や能力が重要である、社会における重要度に違いはないが、実際には社会でしばしば「文系」「理系」の区別は利用され、性向や思想信条の差、男女の差、年収の差に有意な違いがあるなどと論じられることがある。

文理の差を今更論じる意味はない。だが人間の活動を観察し、何考えているかを文章で示す力、つまり、

思考の概念化能力

を磨くには組織論(構造論+行動論)が絶好機。

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■前置き1:難しいことを概念化■

受験校で聞けないことが、文章や図解でポンと置いてある。

通学通信独学問わず、当ブログについ目を通す利点がこれ。例えば「組織構造論」「行動論」ならこう↓。

組織論は古くからの観察・考察の積み重ね。だから多岐で難解。だがそれを自分なりの理解でスッと簡単に示せばSランク。

組織論 
構造論 行動論
2次「事例Ⅰ」 外人顔シリーズ
使えるかが鍵 覚えたかが鍵
理解 暗記
外部環境に適応 組織を変革
年3~5マーク 年5マーク

組織論:2次「事例Ⅰ」の中核知識。使える能力が問われるので理解する。組織は戦略に従う。外部環境に適した組織設計提案が軸だが、「1次」では3~5マークしか出ない。

行動論:覚えたか否かが問われるため、外人の面構え眺めて暗記。抵抗勢力を排し、組織を変革する提案が軸。「1次」でも年5マーク程度安定出題。

.
■前置き2:難しい文章の処理手順■

難しい文章の意図を掴むか、暗記で逃げるかは個人の力量差。だが、

「経営」は国語の試験である。

とする最近の出題傾向を真に受け、いちいちその場で考えていたら一生合格しない。そこで

「経営」の難しさを国語の試験のせいにして逃げない

ために過去問使って例解。

H25年「経営」第11問
企業組織を設計するには、市場環境の変化、技術革新の速度、生産システムや職務特性、部門間関係など様々な変数に配慮しなければならない。組織設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。

×ア 航空会社などのサービス技術は、顧客に対する無形のアウトプットを迅速に提供することが求められるため、×ルーティン化することは困難で、サービス現場での対人スキルが重視される。
×イ 自動車組立てラインのように、部門間を業務が一方向的に流れて行く関係にある場合には、手順の規則化や事前の計画が重要で、部門間調整は×上からのコミュニケーションが有効である。
×ウ 熟練技術を要する職務は、戦略立案ほど非ルーティン化の程度は高くないため、公式のトレーニングや文書化した×マニュアルが重視される
エ 新商品開発などの補完的相互作用が必要な部門では、機能横断的なチームや非公式の対面的コミュニケーションが重視される。
×オ 特定の注文品顧客を対象とした小バッチ生産システムでは、×機械的マネジメントシステムが適している。

ア~オの選択肢は全てもっともらしい。正面からまともに読んだら負け。つまり今の「1次」得点力の違いとは、処理する手順の差

△読んで→考える =文章次第で思考がブレる
○考えて→読む =違和感があるものに気づく

文章を読んで→考える=相手の思考の土俵に乗ると戦いにくい。そうでなく「考えて→読む」。つまり設問読んだら、自分の知識の土俵を先に用意し、5つの選択肢を順に呼び込んで面接。怪しい奴に×つける

文章を「読む力」でなく、読む前に勝負を付けるのが一枚上手の戦い方。

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■本題:重要度ミシュラン~#4日目■

組織論の難解さから逃げず、「事例Ⅰ」を意識し理解で戦う。

従い校舎・曜日を選べる大手校通学クラス生なら、「組織論」では「2次」担当講師の講義と聞き比べ。すると納得度・理解度段違い。

さて前置き長くなったので、一挙掲載。

論点 評価 一言で
#4 1組織構造論 組織の概念と均衡条件 ★☆☆
組織構造の設計原理 ★★★
分業システムとしての組織 ☆☆☆
組織構造の形態 ☆☆☆
官僚制組織と組織構造の動態化 ★★☆
外部環境と組織 ★★★

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第1章 組織構造論  
❶組織の概念と均衡条件  
1組織の概念 B
2経営組織の成立条件
1共通目的 A
2貢献意欲 A
3コミュニケーション A
3組織均衡と組織の存続 ★重要1 S
4組織における意思決定
(1)意思決定の具体的プロセス B
(2)極大化基準と満足化基準 B
(3)制約された合理性に基づく人間行動 B
❷組織構造の設計原理
1専門化の原則 ★重要2a S
2権限責任一致の原則 S
3統制範囲の原則(Span of control) S
4命令統一性の原則 S
5例外の原則 S
1定型的意思決定
2非定型的意思決定
❸分業システムとしての組織
1機能(職能)分業 B
2階層分業
1管理行動と作業行動
(1)経営者行動 B
(2)管理者行動 B
2作業行動 B
❹組織構造の形態
1ラインとスタッフ
1ライン B
2スタッフ B
2組織構造の一般形態
1機能(職能)別組織 A
2事業部制組織
(1)事業部制組織の特徴 A
(2)事業部分割の基準 A
(3)移譲される権限の内容 A
3カンパニー制 A
4マトリックス組織 A
5国際経営組織 A
(1)製品の輸出による市場浸透戦略
(2)海外現地生産への移行
(3)国際事業部の設置
(4)世界的規模の事業部制組織への移行
(5)グローバル・マトリックスへの移行
❺官僚制組織と組織構造の動態化
1官僚制組織 A
2官僚制の逆機能 A
3組織構造の動態化 ★重要2b
1組織構造のフラット化 S
2プロジェクトチームやマトリックス組織 S
3情報活用の高度化による組織の動態化 S
4組織のライフサイクルモデル
1起業者段階 A
2共同体段階 A
3公式化段階 A
4精巧化段階 A
❻外部環境と組織
1戦略と組織構造との関係 ★重要3a
1組織形態の変遷 S
2チャンドラーの命題 S
2組織間関係論 ★重要3b 
1資源依存モデル
(1)資源依存度の決定要因 S
①資源の重要性
②外部組織が持つ、資源の配分と
使用法に対する自由裁量の程度
③資源コントロールの集中度
(2)資源依存関係のマネジメント S
①多角化・代替的取引関係の開発
②折衝を通じての協調
③第三者機関による間接的な操作
2取引コストアプローチ
(1)取引コストの内容 A
(2)取引コストが上昇する要因 A
(3)内部化と外部化の選択基準 A
3組織構造のコンティンジェンシー理論
1バーンズ&ストーカー A
2ウッドワード B
3ローレンス&ローシュ B
4環境の不確実性への対応
(1)スラック資源の創設 A
(2)事業部制組織やプロジェクトチーム
といった自己完結的組織単位の編成
A
(3)横断的組織や水平関係の設計 A
(4)組織の情報処理システムの改善 A

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■本題:一言メモ例~#4日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

3組織均衡と組織の存続  ★重要1
→なぜ世の中は組織で成り立つのか。試験に出る出ないは別として、必ず知っておき役立つ知識。大事な所はテキストコピペ。

均衡とは
組織がその参加者に対して、継続的な参加を動機づけるのに十分な支払いを整えることに成功していること、すなわち組織が生存に必要な経営資源の獲得・利用に成功していること。誘因≧貢献。

組織構造の設計原理 ★重要2a
1専門化の原則
2権限責任一致の原則
3統制範囲の原則(Span of control)
4命令統一性の原則
5例外の原則(定型的⇔非定型的)
→組織構造には設計「原理」がある。試験はこの「原理」に沿って出題するため、「原理」に反した解答はダメ。だから「原理」は最低覚える、できれば理解しないとダメ。

組織構造の動態化 ★重要2b
1組織構造のフラット化
2プロジェクトチームやマトリックス組織の導入
3情報活用の高度化による組織の動態化
→1次「経営」、また2次「事例Ⅰ」の出題では、問われる企業に何か組織上の問題。そこをズバリ解決提案するのが診断士。提案自体への配点は少ないが、少なくとも答えを知っておかないと現状分析も的外れ。

戦略と組織構造との関係 ★重要3a
1組織形態の変遷
2チャンドラーの命題
→「組織は戦略に従う」。だが組織が官僚化すると「戦略が組織に従い始める」。そこが解決提案チャンス。冒頭に挙げた通り、「組織構造論」は①前提(均衡)→②設計原理→③組織の動態化の3段階。それで水戸黄門の印籠の如く、周囲が平身低頭。

1資源依存モデル ★重要3b
(1)資源依存度の決定要因
(2)資源依存関係のマネジメント
→組織が継続成立するため、必要な外部資源をどう調達するかにより組織構造を決めるとする考え方。「1次」「2次」を通じ重要頻出。理屈というより過去問を通じケースで理解。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

経営組織の成立条件
1共通目的
2貢献意欲
3コミュニケーション
→バーナードによる組織成立の3要件。ここから外人顔シリーズ開始。

Levine-Irving.jpg

Chester Irving Barnard
1886-1961
米国電話会社の社長、経営学者

組織構造の一般形態
1機能(職能)別組織
→いわゆる普通の会社

2事業部制組織
(1)事業部制組織の特徴
(2)事業部分割の基準
(3)移譲される権限の内容
→会社が大きくなると分割して権限移譲。一般に投資権限を与えると「事業部」。「財務」知識でコンボ。

3カンパニー制
→一つの会社のまま、さらに権限移譲を進めた形。最近ではカンパニー制でなく分社化+持ち株会社。

4マトリックス組織
→機能別に人材育成しながら、事業変化に素早く対応しようとするとこうなる、良くある。キーワード「ワンマンツーボス」で完璧。

5国際経営組織
(1)製品の輸出による市場浸透戦略
(2)海外現地生産への移行
(3)国際事業部の設置
(4)世界的規模の事業部制組織への移行
(5)グローバル・マトリックスへの移行
→国際対応が進化する歴史。キーワード「グローバル・マトリックス」で完璧。これも「ワンマンツーボス」。

官僚制組織と組織構造の動態化
1官僚制組織
2官僚制の逆機能
→組織を作ると安定化が始まる。すると組織をぶっこわす。ただ壊す前にそのメリ・デメをちゃんと押さえてから。

組織のライフサイクルモデル
1起業者段階
2共同体段階
3公式化段階
4精巧化段階
→大事そうだがあまり出ない。念のため用語をしっかり暗記。

2取引コストアプローチ
(1)取引コストの内容
(2)取引コストが上昇する要因
(3)内部化と外部化の選択基準
→取引コストが低ければ外部化OKルール。あまり使わないが1マーク出た時慌てない様、しっかり暗記。

組織構造のコンティンジェンシー理論
1バーンズ&ストーカー
2ウッドワード
3ローレンス&ローシュ
→1960年代にイギリス、ついで米国で発展した環境と組織に関する研究。言ってる内容は今や当り前。面構えと名前が一致すればOK。

環境の不確実性への対応
(1)スラック資源の創設
(2)事業部制組織やプロジェクトチームといった自己完結的組織単位の編成
(3)横断的組織や水平関係の設計
(4)組織の情報処理システムの改善
→この先環境変化が予想されるときの事前準備。意外とストレートに聞かれることがあるので、この手の知識はネタ帳に整理しておく。

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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

1組織の概念
→テキストの最初の章は用語の定義になりがち。さらっと目を通す。

組織における意思決定
(1)意思決定の具体的プロセス
(2)極大化基準と満足化基準
(3)制約された合理性に基づく人間行動
→極大化基準=経済人モデル=理論上の理想を追求。満足化基準=経営人モデル=まぁそこそこ合理的。まず出ない。

分業システムとしての組織
1機能(職能)分業
(1)経営者行動
(2)管理者行動
2作業行動
1ライン
2スタッフ
→当り前の用語の定義。暗記すら不要。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■今日のまとめ■

組織構造論=何となく小難しい文系論点、と敬遠しがち。

だがそうでなく。深追いするとメンド臭いが、診断士「2次」でどこが問われるか(S論点)から逆算すると筋書きは単純・明快・不変。だからガッツリ理解し、構造論は「1次」も「2次」も荒稼ぎ。

Sランク=理解。
Aランク=用語を暗記。
B・Cランク=後回し。

そしてカタカナ攻撃に惑わされぬ様、外人の名前は面構えとセットで覚える。ではまとめ。

・組織構造論は文系知識で難解。それを自分の言葉で概念化。
・S論点は、①均衡→②設計原理→③組織動態化で100点満点。
・「組織論」を国語の試験にすり替えず、必要知識を枠で押さえる。
・J Woodwardは女性活躍の先駆け。54才で乳癌で死去と知って涙。

byふうじん



<経験則と仮説>
前年「1次」合格者の60%が翌年「2次」に再挑戦。

9/8(火)に発表された「1次」合格者数は3,426人。これに6割再挑戦仮説を足すと、以下の表が完成。

この表を観察すると、H27「2次」の合格率・合格者数を推定可能。

・「1次」合格者数から見ると、H24の史上最多1,220人合格に並ぶ。
・合格率22%なら→合格者1,200人。
・昨年並み合格率25%なら→合格者1,337人(史上最多)

H27「1次」の選抜結果は、「経済」「財務」易化の点でH21、合格者数史上最多が狙える点でH24と類似。残る数字をどう観察するかは人それぞれとし、

・初学スト生→近年最大の当り年。ビギナーズラックを狙う。
・2年目上級生→予定通りのことを予定通りにこなして確実合格。
・「1次」保険&再挑戦組→上級生の技+スト生の勢いのいい所取り。

それぞれの強みを活かし、ラッキーチャンスの今年で必ず決めに行く。

※「2次」合格枠は倍率で決まると仮定。すると「1次」合格者数増は、ピンチでなくチャンス⇒合格実力未到達者+合格枠増⇒実力者が合格しやすい。

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■分析:1次合格3,426名プロファイリング■

「2次」が周囲と似せた答案を書く力を競う=美人投票と仮定すると。

自分以外の受験生3,425名がどんな相手か知っておくと有利。そこでグラフを4つ紹介。だが1つ注意点。

数字は絶対かつ客観的。グラフは相対かつ恣意的。

それは「中小経営」で学んだ。数字は客観的だが、グラフには必ず書き手の恣意性(=恣意性・仮説のないグラフを分析とは呼ばない)。従い鵜呑みせず必ず自力で仮定、検定。イカサマ論で言えば、

騙される方が負け。騙されるのが嫌なら、自ら騙す手口を知っておく。

ではグラフ。
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□グラフ1:受験科目数別合格人数□

受験科目数から、「2次」受験者層をプロファイリングするのは定石。

□グラフ2:合格者・年齢別構成比□

受験校通学クラスや公開模試の雰囲気から、受験者の高齢化は推して知る。H27年は30代以下合格者の構成比が初めて50%を割った。
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□グラフ3:合格者・年齢別推移(H21を100として指数化)

母数が異なる層の傾向変化を見るには、基準年=100で置き換えて指数化。すると見え方が(恣意的に)変わる。ではなぜこんな変化が起きたのか。

□グラフ4:「1次」申込者数:年齢別申込者数推移□

知ってる人には当り前、初見の人には驚きなのがこのグラフ。20~30代の「1次」受験者数は年々減少の一途。そこで無理を承知で仮説を立てる。

なぜ減少したか→「1次」難化、難易度変化により「自己啓発」受験が減。
するとどうなるか→「1次」通過所要年数と平均年齢が上昇。

資格試験の出題⇔受験側は互いの手の内を観察しジャブの応酬。その時、

・診断士試験は、「2次」合格倍率維持のため「1次」合格者数を調整。
・「1次」合格者数調整+科目免除者への嫌がらせとして科目難易度を操作。
・「1次」難化+科目難易度操作で嫌気が差し、「自己啓発」目的の受験が減。

ここまで、出題側は恐らく「しめしめ」。だが受験料収入減、さらに20代・30代受験者数減に直面した時、出題側が来年どんな反応するか。それをニヤリと上から俯瞰し観察するため、

ラッキー当り年の今年の合格は必ず取りに行く。

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■当記事ここまで■

たかがブログが物騒な仮説。だが試験のミライは、1つの仮説と行動で変更可。この試験は、客観的に残された手がかりを辿り、名探偵の如く真犯人を言い当てる。そして、

公序良俗に反しない限り、試験当日以外はあらゆるイカサマ容認。

診断士試験で仮定・仮説が許されるのは「経済」で既習。一度合格実力に達すると、診断士試験はハラハラドキドキ愉しむスリルなゲーム。

byふうじん



Sの反対は何?

そう聞かれてMと答えるのが文系。Nと答えるのが理系。

#3講義(技術経営・外部組織連携)は、理系脳。世の物事は二律背反。文系知識(成長・競争戦略)と組み合わせ、バランス取るのが診断士。

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■前置き:快走する自動車、苦悩する家電■

2008年リーマンショック以降の円高が、
日本の自動車・家電業界に与えた影響を説明せよ。(1,000字)

診断士試験でこんな問題は出ない。だがこの試験、

何かにつけ、モノ作りの話が大好き。

そしてモノ作り=製造業こそが日本のミライを支えると信じている雰囲気ありあり。上記の設問を今日の講義はこう説明。

自動車業界 家電業界
重たい 軽い
安全重視 機能重視
インテグラル型 モジュール型
参入障壁 移動障壁
貿易摩擦 一定規模の国内市場
海外現地化 ガラパゴス
為替リスクヘッジ 為替リスク直撃

次の競争=IoT(モノのインターネット)はすでに待ったなし。そして裾野産業である製造業は、中小企業の寄与度が高い。

文系脳が概念を広く捉える(フレームワーク≠切り口でなく、広い意味での枠組み)のに対し、理系脳は狭く緻密に定義(フレームワーク=切り口)

今日は、「事例Ⅲ」で具体策を考えるのに必要な知識を学ぶ。だが#2(成長戦略・競争戦略)に比べ知識の転用幅が狭く、☆一つ減の★★☆Aランク。

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■本題:重要度ミシュラン~#3日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#3 5技術経営 研究開発 ★★☆
イノベーション ★★☆
製品アーキテクチャ ★★☆
デファクトスタンダードと知的財産戦略 ★★☆
ベンチャー企業のマネジメント ★★☆
6外部組織の連携と事業構造の再構築 企業間連携 ★★★
産学連携 ☆☆☆
産業クラスター ☆☆☆
事業構造の再構築 ★☆☆

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第5章 技術経営
❶研究開発
1研究開発の分類
1基礎研究 B
2応用研究 B
3開発研究(開発) B
2コア技術戦略 A
3製品開発のプロセス B
❷イノベーション
1イノベーションの定義 A
2イノベーションの累計 A
3イノベーションの進化と波及
1技術進歩のSカーブ A
2技術革新の非連続性 A
3革新者のジレンマ A
❸製品アーキテクチャ
1モジュール化(モジュール型アーキテクチャ) ★重要1 S
2オープンアーキテクチャ戦略 A
3インテグラル型アーキテクチャ A
4デジタル家電業界の動向
1製品アーキテクチャの
モジュール化と
システム統合技術の市場化
A
2顧客機能の頭打ち A
❹デファクトスタンダードと知的財産戦略
1知的財産戦略(特許戦略) B
2デファクトスタンダード競争
1デファクトスタンダード B
2ネットワーク外部性 B
❺ベンチャー企業のマネジメント
1ベンチャー企業の成長ステージと課題 B
2死の谷とダーウィンの海 A
3ベンチャー企業の資金調達 C
4社内ベンチャー C
第6章 外部組織との連携と事業構造の再構築
❶企業間連携
1垂直的統合と水平的統合 ★重要2
1垂直的統合 S
2水平的統合 S
2M&A
1M&Aの形態
(1)合併 B
(2)株式買収 B
(3)営業譲渡(事業譲渡) B
(4)合弁(ジョイントベンチャー) B
(5)戦略的提携(アライアンス) B
2M&Aの手法例
(1)TOB C
(2)LBO C
(3)MBO C
(4)MBI C
3M&Aの分類 C
4主な買収防止策
(1)ポイズンピル C
(2)クラウンジュエル C
(3)ゴールデンパラシュート C
(4)ホワイトナイト C
3プラットフォームビジネス C
❷産学連携
1TLO B
2産学連携によるメリット B
❸産業クラスター
1我が国における地域経済政策の変遷
1新産業都市・工業整備特別地域 B
2テクノポリス政策 B
2産業クラスター B
❹事業構造の再構築
1リストラクチャリング ★重要3 S
2アウトソーシング S

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■本題:一言メモ例~#3日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。
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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

製品アーキテクチャ ★重要1
1モジュール化(モジュール型アーキテクチャ)
→モジュール化とは、一つの複雑なシステムを作る時、相互調整が不要なモジュールに分割して設計すること。そのありがたみは来年の今頃我が身を以て実感可能。ここではメリ・デメをテキストコピペ。

メリット
・構成要素間の調整等にかかるコストを削減。
・モジュールの独立性により、全体に対する変化を部分に集中。
・システムの多様性を容易に確保。
デメリット
・各モジュールを独立的に開発するため、インターフェースの固定化が求められ、進化が抑制。
・幅広いモジュールを扱うためインターフェースの汎用性が求められ、全体システムにムダが生じる。

統合 ★重要2
1垂直的統合
2水平的統合
→第6章で扱う連携のうち、互いがくっつき一緒にラブラブを目指すのが統合。サプライチェーンの中核企業が主にその上流下流企業を飲みこむのが「垂直」。対等合併、または事業拡大を目指し同業を買収するのが「水平」。

事業構造の再構築 ★重要3
1リストラクチャリング
2アウトソーシング
→社内の「ムダ」を無くすとリストラ。付加価値が低い所を外注、変動費化して固定費の「ムダ」を無くすとアウトソーシング。「ムダ」取りは頻出。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

2コア技術戦略
→診断士試験はモノ作りが好き。「コア技術」を上手に使うほど、嬉しくなって得点奮発。初見の知識を使いこなすため、ここもテキストコピペで理解。

コア技術戦略のメリット
・特定技術分野への集中によって技術優位性を獲得しつつ、そこから様々な製品を開発・輸入することによって、集中のリスクを分散。
・技術を多用な製品に応用することで技術的知識が深まり、それをフィードバックすることでコア技術が鍛えられる。つまりコア技術の体系の深さ・広さが増し、質的にも高度なものに進化する。
・多くの製品を開発・輸入することによって当該技術に関連する市場を自ら創造することができる。

イノベーション
1イノベーションの定義
2イノベーションの累計
1技術進歩のSカーブ
2技術革新の非連続性
3革新者のジレンマ
→イノベーションとは、狭義に技術革新。この波に乗り遅れない様にするには、常に自ら創造・挑戦。診断士試験で例解すると、「2次」の解答技術は2~3年で一新。新技術⇔旧技術のどちらを携え試験に臨むかも合否の差。

製品アーキテクチャ②
2オープンアーキテクチャ戦略
3インテグラル型アーキテクチャ
→モジュール化した部品をどう購買するかの思想の差。安ければウェルカムがオープン。あれこれ注文つけるのがインテグラル。

デジタル家電業界の動向
1製品アーキテクチャのモジュール化とシステム統合技術の市場化
2顧客機能の頭打ち
→読み物として。ほぼ毎年1マーク安定出題。

ベンチャー企業のマネジメント①
2死の谷とダーウィンの海
→ベンチャー創業の際、発売前の資金不足が死の谷、発売後に上手く行かないのがダーウィンの海。テレコで入れ替えてくるので、ここ暗記。
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□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

研究開発の分類
1基礎研究
2応用研究
3開発研究(開発)
→とりあえずそういうこと。

3製品開発のプロセス
→シーケンシャル(逐次)型は1つ1つ丁寧に。コンカレント(平行設計)型は多少工夫し短納期対応。

技術面での競争優位
1知的財産戦略(特許戦略)
1デファクトスタンダード
2ネットワーク外部性
→法的に保護してもらう知財戦略は「法務」で詳しく。デファクトスタンダードは、iPhoneの事例(オヤジ=VHSとβの争いで代替可)で理解。

1ベンチャー企業の成長ステージと課題
→出ない。こういう所の暗記に走らず、一般常識で対応。でないと暗記知識ばかり増えて動きが鈍る。

M&Aの形態①
(1)合併
(2)株式買収
(3)営業譲渡(事業譲渡)
(4)合弁(ジョイントベンチャー)
(5)戦略的提携(アライアンス)
→診断士試験のセオリー上、顧客企業が積極的にM&Aを仕掛けたり、買収の危機に瀕する設定は稀。一般常識で対応できるため、「法務」で出題される法的手続き、「財務」出題外であるが会計手続きの方が大事。

産学連携
1TLO
2産学連携によるメリット
→大学がアイデア、企業が資金を提供するのが産学連携。だが診断士試験での出題は少なく、今の実務は「大学発ベンチャー」。Bランク。

産業クラスター
1新産業都市・工業整備特別地域
2テクノポリス政策
2産業クラスター
→同種企業との水平的統合・提携をするには、同種企業が集積する立地を選ぶと良い(IT→渋谷、流行の最先端→六本木)。ただダイヤモンドモデル含め、ここは一般常識で対応可。丸呑み暗記は逆効果。
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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

3ベンチャー企業の資金調達
4社内ベンチャー
→出ない。金融緩和の時代にそぐわない。中小企業を相手にする診断士試験が社内ベンチャーを問う訳がない。一般常識で対応。

M&Aの手法例②
(1)TOB
(2)LBO
(3)MBO
(4)MBI
→選択肢に出るので意味を知る。だが英語にすれば理解可能で暗記不要。

3M&Aの分類
→友好的⇔敵対的でメリ・デメが異なる。一般常識

主な買収防止策
(1)ポイズンピル
(2)クラウンジュエル
(3)ゴールデンパラシュート
(4)ホワイトナイト
→たまに選択肢に登場するが一般常識。それ以上でも以下でもない。

3プラットフォームビジネス
→ネットオークション始め、知らない者同士が出合うと何かイイコトがある。企業連携・統合も同じ。だが一般常識。

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■おまけ:「経営」学習上の留意点■

「経営戦略」は何かを暗記する科目でなく、既存の知識を体系化し、その使い方の正しい基本を教わる。その得点差が付く理由が実務能力=センス。

講義後は復習そこそこに過去問。すると、

○試験に出る所から覚える(知識の優先順位)

クセがつく。逆に「過去問は力試し」=知識を完璧にして解こうとすると

×試験に出ない所を一杯覚えてしまう

クセがつく。当シリーズは「BCランクの暗記は後回し」と説く。この発想が来年の合否差。また数年単位の学習期間差。これを10月末「経営」養成答練でニヤリと観察。

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■今日のまとめ■

#2講義(成長戦略・競争戦略)は広く応用が利く。#3講義(技術経営・外部提携)はイイコト言ってるが、知識の応用先が少なく使える範囲が限定。

文系知識⇔理系知識の違いを使い分けて一人前。

さらにボクは文系、ワタシは理系と決めつけず、両方200%当り前にこなして一人前。次回#4~5講義は極めつけの文系論点。今日の知識で頭の柔軟体操し、思考停止を回避。ではまとめ。

・世の物事は二律背反。どちらかに偏重せず両方こなす。
・自動車の快走⇔家電の苦悩の差が、モジュール化の違いだと学ぶ。
・モジュール発想に立つと、統合・変革・改革・提携が自由自在。
・試験に出る所から覚える。試験に出ないBCランクの暗記は後回し。

byふうじん



「経営」は3人の師に学ぶ。

そんなこと、知ってる人には当り前。だが知らなければ目から鱗。本日の#2講義(成長戦略・競争戦略)担当はポーター先生。この知識、「経営」の中で最重要。「経営」は「1次」の中で最重要。だからこの講義、

診断士「1次」対策の中で最重要。

「経営戦略」は予め知ってる知識の整理。予習は不要だが、知的好奇心=学習熱意で得点差。つい居眠りなどせぬ様、上3人の面構えを思い浮かべて受講。すると一生忘れない

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■前置き:知識の量よりフレームワーク■

診断士学習では、カタカナ用語を見たら漢字に置き換え。

なぜそうなのか→カタカナ用語は人により捉え方に差がある。
するとどうなるか→漢字に置き換え正しく理解。ついでにマス目節約。
ついでに→日本語を英語に訳すと理解が深まる(詳細別途)

【フレームワーク framework】 は誤用しやすい
①(広義に何かの)骨格、枠組み
②(システム用語として)構造、下部組織
③汎用的に用いられるMECEの切り口。3Cや4Pなど。

日本人が「あぁ、フレームワークなら知ってるよ」と軽く流すと、意思疎通に齟齬が生じ後で痛い目

今日は①の意味で大枠把握。「経営戦略」の第2~6章を大枠にすると以下。なお③切り口の意味で使うのはもっと後。

第2章
成長戦略 
第3章
競争戦略
(ポーター) 
第5、6章
技術経営
外部提携 
重要度 ★★★S ★★★S ★★☆A
使い道 大方針 本業 多角化・新規事業
対応 外すと致命的 ダメで元々

今日の#2講義は診断士「1次」対策の中で最重要。それは

ここを外すと致命的だから。

成長戦略間違えればドボン、競争に負けてもドボン。だから講師は万端の準備で臨み、受講生は全身全霊を傾けて聴く。

次回#3講義は更なる成長や強みを活かす話で、重要度は☆1つ減。茹でガエルのリスクはあるが、失敗しても本業には影響しない。

.

■本題:重要度ミシュラン~#2日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
第1編 経営戦略
#2 2成長戦略 製品=市場マトリックス ★★☆
多角化戦略 ★☆☆
PPM ★★★
3競争戦略 ポーターの競争戦略論の概要 ★★☆
業界構造の分析 ★★☆
競争回避の戦略 ★★★
競争優位の戦略 ★★★

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第2章 成長戦略
❶製品=市場マトリクス
1経営戦略の4つの展開
1市場浸透戦略 A
2新市場開拓戦略 A
3新製品開発戦略 A
4多角化戦略 A
❷多角化戦略
1多角化戦略を展開する5つの理由
1組織スラックの活用 A
2新しい事業分野の認識 B
3主力事業の需要の停滞 B
4リスクの分散 B
5シナジーの追求 S
❸PPM
1PPMの前提
1SBU(戦略事業単位) A
2製品ライフサイクル
(1)製品ライフサイクルとは A
(2)各段階の内容 A
(3)PPMとの関係 A
3キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー A
(2)経験曲線効果 A
(3)PPMとの関係 A
 2PPMの理論 ★重要1
1PPMの概要 S
2各カテゴリーの内容
(1)問題児 Problem Child S
(2)花形 Star S
(3)金のなる木 Cash Cow S
(4)負け犬 Dog S
 3 PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ A
(2)望ましい移動の方向 A
(3)理想のPPM A
 第3章 競争戦略
❶ポーターの競争戦略論の概要
 ❷業界構造の分析
 1ポーターの5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係 S
2新規参入企業の脅威 S
3代替品の脅威 S
4売り手の交渉力 S
5買い手の交渉力 S
 ❸競争回避の戦略
 1参入障壁 ★重要3a
1規模の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2製品差別化 S
3巨額の投資 B
4流通チャネル B
5独占的な製品技術 S
6経験曲線 S
7政府の政策 B
 2戦略グループと移動障壁
1戦略グループ A
2移動障壁 A
 ❹競争優位の戦略
 1 3つの基本戦略 ★重要3b 
1差別化戦略 S
2コストリーダーシップ戦略(低コスト戦略) S
3集中戦略 S
 2価値連鎖(バリューチェーン)
1価値連鎖(バリューチェーン) A
2価値システム A
 3競争地位別戦略
表P.51 競争地位別戦略 1周辺需要拡大政策 A
2同質化政策 A
3非価格対応 A
4最適シェアの維持 A
 4速度の経済性・先発優位性と後発優位性 ★重要3c
1速度の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2先発の優位性と後発の優位性 S
(1)先発の優位性 A
(2)後発の優位性 A

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■本題:一言メモ例~#2日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

多角化戦略の5理由①
5シナジーの追求
→第2章成長戦略は、企業経営の原理原則を学ぶ超重要論点。だがその中である程度覚えれば自然に使える→A、意識的に使いこなす→S論点。中小企業に必ずしも多角化は必要ないが、多角化すると起きるイイコト=範囲の経済性(経済性3兄弟)の理屈を説明。

PPMの4分類 ★重要1
(1)問題児 Problem Child
(2)花形 Star
(3)金のなる木 Cash Cow
(4)負け犬 Dog
→テキスト上ではPPMの前提から説明されるが、結論=PPMの4カテゴリーを先に知っておくと理解が早い。なおS論点は、用語暗記より問題集を先に解き、知識の使い方(ケース形式)とセットで覚える。

5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係
2新規参入企業の脅威
3代替品の脅威
4売り手の交渉力
5買い手の交渉力
→ここから第3章「競争戦略」の知識。つまり経営方針の一つ下=事業方針。その基本がポーターの5フォースモデル。テキストから引用。

競争状態は業界内の要因だけでなく、業界外の要因によっても影響を受けることがわかる。これらのの5つの競争要因の分析によって、自社の置かれている競争環境、つまり業界内の企業がどれくらいの収益を確保できるのかが明らかにされる。

参入障壁① ★重要3a
1規模の経済性
☆経済性3兄弟
2製品差別化
5独占的な製品技術
6経験曲線
→「範囲の経済性」が「ついでに作る」なら、「規模の経済性」は沢山作る。牧場が絞りたて牛乳とコーヒー牛乳を並べれば「範囲」。工場で大量生産始めると「規模」。その理屈が「経験曲線」。そば・うどん・ラーメンを一杯ずつ作るより、そばを3杯作れば効率的。最後に、製品技術の差別化で更に儲ける。

ポーター・競争の3つの戦略 ★重要3b
1差別化戦略
2コストリーダーシップ戦略

3集中戦略
→差別化がベスト。難しければ次善の手としてコスト競争(規模の経済)。どちらも難しければ集中戦略。P.51の競争地域別戦略とセットで理解。

速度の経済性と先発・後発の優位性 ★重要3c
1速度の経済性
☆経済性3兄弟
(1)先発の優位性
→世の中こぞって「スピード勝負」。診断士「2次」なら「スピード勝負」でイイコトだらけ。先発優位性を知っているから、口を揃えて「急げ、急げ」。

速度の経済性と診断士「2次」の関係

事例Ⅰ

事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ
スピード経営 新規市場を
素早くつかむ
短納期対応  処理できる問題数
が増える

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

製品=市場マトリクス(アンゾフの成長ベクトル)
1市場浸透戦略
2新市場開拓戦略
3新製品開発戦略
4多角化戦略
→なんとなく知識は知ってるが、A論点はSより過去問が少なく、普通にやっては理解が足りない。だからカード学習等できっちり暗記。

多角化戦略の5理由②
1組織スラックの活用
→企業のどこかにある「ムダ」や「遊び」。中小企業に多角化は必須でない。だが「ムダな経営資源はどこかに使う」と覚えると後で便利。

PPMの前提
1SBU(戦略事業単位)
(1)製品ライフサイクルとは
(2)各段階の内容
(3)PPMとの関係
→次節「PPM」で使う、市場占有率・成長率・収益性(資金の流出入)などの前提知識を学ぶ。後で戻ってくるので、初見時はスルーでOK。

キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー
(2)経験曲線効果
(3)PPMとの関係
→財布の中に1万円がある。飲み会でカネが減るのが資金流出(Cash out)、バイトしてカネが増えると資金流入(Cash in)。別に難しい話でなく、新商品発売にはコストが掛かり、売れたら儲かる理屈の説明。

PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ
(2)望ましい移動の方向
(3)理想のPPM
→PPMは1970年代に提案された手法でキャッシュフロー重視。日本でCF経営が流行したのは、もう10年以上昔。政策的な量的金融緩和=インフレ+低金利の時代では、今一つしっくりこなくてOK。

❶ポーターの競争戦略論の概要
→競争戦略の知識を丸暗記すると本一冊。だが診断士「1次」はマーク試験。完璧に暗記せずとも、ポーター先生はあの時あんなこと言ってたなと、なんとなく選択肢を選ぶと当たる。だから図にして大枠把握。

戦略グループと移動障壁
1戦略グループ
2移動障壁
→5フォースの一つ「既存業者間の敵対関係」が起きる理由。一般に産業界では、不毛な価格競争。

価値連鎖
1価値連鎖(バリューチェーン)
2価値システム
→3つの競争戦略に加え、競争優位のもう一つの側面が価値連鎖。ここも試験に出しにくい。

超重要【4】競争地位別戦略
1周辺需要拡大政策
2同質化政策
3非価格対応
4最適シェアの維持
→下4つはリーダー戦略の説明。知識としては超重要だが、皆が当り前にやってることばかり。だから理解Sでなく暗記A論点。

(2)後発の優位性
→物事には必ず二面性(一長一短)。だが先発の優位性>後発の優位性なので☆一つ下のA論点。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

多角化戦略の5理由③
2新しい事業分野の認識
3主力事業の需要の停滞
4リスクの分散
→5理由の下位3つ。主に大企業の戦略であり、中小企業が取る戦略になりにくい。なお、診断士試験において、

多角化戦略を展開する5つの理由を挙げよ

という問題は出ない。だからヘンに暗記しない。

参入障壁②
3巨額の投資
4流通チャネル
7政府の政策
→7つの参入障壁のうち、この3つは原則出ない。例えば企業診断実務で、

政府の許認可制度による参入制限を利し、収益を得る

というアドバイスはセオリー外。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ論点。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

該当なし

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■今日のまとめ■

知識を体系化する快感に酔う。

診断士の仕事は、ボクの体験談や思い付きを周囲にオススメするのでなく、体系的な知識に基づく現状分析と助言。例えば先発の優位性を棚に上げ、

1次:今からでも間に合います!
2次:最後まであきらめない!

ではポーター先生からダメ出し。

ドラッカー、ポーター、コトラー。3人の名著を読破する(総額原価)より、問題解いて誤った理解を正す(差額原価)の方が理解が早い。だからマーク試験は教育効果が高い。ではまとめ。

・「経営」は3人の師に教わる。今日はポーター先生の競争戦略。
・最重要=成長/競争戦略は、万一外すと致命的。ここから差が付く。
・経済性3兄弟、PPM4分類、競争環境5 force。数え歌は暗記に強い
・ポーターの競争戦略を知ると、診断士試験の競争も外さない。

byふうじん



予習不要。聞いてるだけで何かワクワク。

「財務」の早期着手は別として、「経営」に突入して2016年合格目標の戦いが実質スタート。合格率20%×20%=4~5%の試験を短期突破するため、まず持ち物を点検。

□持ち物一覧(大手受験校通学クラスの場合)□

ポケットテキスト 主に暗記向けの小型テキスト
ここに掲載の知識が最重要
スピードテキスト 基本~応用までの知識を網羅した市販テキスト
(受験校テキスト) 受験校講義では講師の解説をここに書き込む。
過去問題集 知識がどう使われるかのケーススタディ。
論点別収録型年度別・解説重視型の2種あり
スピード問題集 主要論点順の初級問題集。養成答練はここから出題。
(トレーニング) 過去問~応用問題まで含んだ復習用問題集。非売品。
市販参考書:全知識 「2次」で使う「1次」知識を適切に網羅した市販参考書
筆記用具・時計 4色ボールペン、蛍光ペン等

※( )は受験校での配布のみ。非売品。

診断士試験は「1次」7科目の幅広い知識を学ぶため、受験校セールストークと異なり、原則として予習が不可欠。だが「知っている知識」を教わる「経営」に限り、予習不要。だがこの時、

①講師の話をどう聞く
②テキストに何を書き込む
③講義後の復習法

の違いが合格所要年数差。特に通学クラス生の場合、「経営」講義の解説は、

「1次」「2次」本試験中に、「あの時講師はこう説明したな」と思い出す

くらい重要。講師も受講生も、それ位心して「経営」初回講義に臨む。

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■前置き:「経営」斜め読みは全9回■

T○C「経営」講義は全8回。斜め読みは全9回。

当シリーズは土日連載し、通学クラス「経営」講義と同時進行。これを9回に分けたのは意味がある。

第1編 経営戦略 第2編 組織論 第3編 マーケティング
事例Ⅰで使う 事例Ⅱで使う
#1 全体像 #4 組織構造論 #7 マーケティングマネジメント
#2 成長・競争戦略 #5 組織行動論 #8 製品戦略
#3 技術・外部連携 #6 人的資源管理 #9 価格・チャネル・販促戦略

初学ストレート合格を本気で狙う場合、来年の今頃慌てない様、基本講義期間中からある程度「2次」対策を意識する。市販参考書2次試験合格者の頭の中にあった全知識をチラ見すると、こうわかる。

・2次「事例Ⅰ」では、「経営」組織論の知識が問われる。
・2次「事例Ⅱ」では、「経営」マーケティングの知識が問われる。
・「経営」経営戦略の知識は、2次試験では直接問われない。

「経営戦略」の知識は、事例で直接使うのでなく、その企業の現状や戦略を分析把握するのに使う。例えば知識が足りず分析を誤るとこうなる↓。

社長:今度取引先を招待することになってね。いい寿司屋を知らない?
.
あなた:取引先を招待するなら、ボクが先週行ってきたフレンチレストランが良いです。料理も酒も最高。絶対オススメです。
.
社長:・・・(-。-)y-゜゜゜

そんな馬鹿なと思うが。「2次」で思い付きキラキラ答案を書く事態を避けるべく、「経営」講義では、答案ではなく目をキラキラさせて講師の話を聞く。

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■本題:重要度ミシュラン~#1日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
第1編 経営戦略
#1 1経営戦略の全体像 企業活動と経営戦略 ★☆☆
経営理念と経営戦略 ★☆☆
経営戦略の構成要素 ★★★
環境分析(SWOT分析) ★☆☆
経営管理 ★★☆
4経営戦略論の変遷 分析/プロセス型アプローチ ☆☆☆
7企業の社会的責任(CSR)と
コーポレートガバナンス
企業の社会的責任(CSR) ☆☆☆
コーポレートガバナンス ☆☆☆

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第1章 経営戦略の全体像
❶企業活動と経営戦略
1企業活動とは B
2オープンシステムとしての企業 B
3経営戦略の概念 B
❷経営理念と経営戦略
1経営理念 B
2経営ビジョン B
3経営行動基準 B
4CI B
5経営理念と経営戦略 ★重要1
1企業戦略 S
2事業戦略 S
3機能戦略 S
❸経営戦略の構成要素
1ドメイン
1ドメインとは B
2ドメイン設定の意義 B
 3ドメイン設定の範囲 B
4ドメインの定義と影響 B
5企業ドメインと事業ドメイン B
6ドメインの変化とドメインコンセンサス B
2資源展開 A
3競争優位性 ★重要2a 
1コアコンピタンス S
2VRIO分析
(1)資源の価値 Value A
(2)資源の希少性 Rarity A
(3)資源の模倣困難性 Inmitability A
(4)組織 Organization A
4シナジー ★重要2b 
範囲の経済性 経済性3兄弟  S
固定費と変動費 S
❹環境分析(SWOT分析)
1SWOT分析 ★重要3a
1外部環境分析 S
2内部環境(資源)分析 S
3戦略代替案の基本パターン S
❺経営管理
1マネジメントサイクル ★重要3b
1PDSサイクル S
2PDCAサイクル S
2経営計画
1経営計画の意義 A
2経営計画の種類 A
3経営計画の策定プロセス A
4経営計画の修正 A
 第4章 経営戦略論の変遷
 ❶分析型アプローチとプロセス型アプローチ
1分析型アプローチ B
 2分析型アプローチの限界 B
3プロセス型アプローチ B
4リソースベースドビュー
1リソースベースドビュー C
2ケイパビリティ C
 第7章企業の社会的責任(CSR)とコーポレートガバナンス
❶企業の社会的責任(CSR)
1企業の社会的責任
1企業の社会的責任とは B
2企業の社会的責任の領域 B
3フィランソロピー活動とメセナ活動 C
4ISO26000 C
5社会責任投資 C
6トリプルボトムライン C
2情報開示
1ディスクロージャー B
2インベスターリレーションズ B
❷コーポレートガバナンス
1コーポレートガバナンスとは B
2コーポレートガバナンスの機能
1経営陣の任免と牽制の機能 B
2利害調整機能 B
3日本と米国のコーポレートガバナンスの比較 B
4日本企業のコーポレートガバナンス
1日本企業のコーポレートガバナンスの問題点 B
2ガバナンス機能強化の方向性 B
コーポレートガバナンスの変遷 B

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■本題:一言メモ例~#1日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

経営理念と経営戦略 ★重要1
1企業戦略

→いわゆる全社戦略。企業を成長させるため、どの製品(事業)をどう伸ばすか。来週の第2章で詳しく学ぶ。

2事業戦略
→製品(事業)に落とし込むと、次は業界他社との競争開始。来週の第3章で詳しく学ぶ。

3機能戦略
→企業は、製品(事業)を横断的にまたぎ、人事・財務・生産・開発・・といった機能を持つ。中期経営計画ではこの機能戦略まで描き、あとはそれぞれの機能が機能戦略を描く。

競争優位性 ★重要2
1コアコンピタンス

→その企業を代表する強み。ここをどう伸ばすかが、「2次」で必ず問われる。我が身を振り返り、

短期合格を実現するため、自分の強みをどう活かすか

が超重要。営業職で出張が多ければ移動中に学習。経理職で簿記が得意なら「財務」で稼ぐ等。

範囲の経済性 ☆経済性3兄弟
→経済性3兄弟「範囲・規模・速度」をセットで覚える。「範囲の経済性」とは、例えば自社技術を応用した新規事業。例えば簿記2級は「財務」で使い、ついでに原価計算知識で「運営」も得意化。一般にシナジーとも言う。

固定費と変動費
→範囲の経済性が利く理由を、原価の点から説明。自社技術を他事業に応用すると、追加の固定費が少なく変動費のみ考慮するため儲かりやすい。試験対策で言えば、知識の固定費=地頭が良いと、少しの変動費で「1次」7科目の得点荒稼ぎ。

SWOT分析
1外部環境分析

2内部環境(資源)分析
3戦略代替案の基本パターン
→SWOT分析の一味。「2次」解答プロセスにおいて、SWOT分析をやる時間の余裕があるかの議論は別として、企業の状況を抜け漏れ重複なく把握するため、適切な戦略を立てやすい。

マネジメントサイクル
1PDSサイクル

2PDCAサイクル
→経営管理=マネジメントサイクル。一般に、言ったことをちゃんとやり切るかが企業の実力、収益力の差。これも試験対策で言えば、合格仮説PDCAサイクルをどれだけ自力で回すかが合格所要年数の差。

S論点は予め知っていて今すぐ使いたくなる知識が多い。ここをいかに面白おかしく説明し、受験生をその気にさせるかが、受験校講師の腕の見せ所。
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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。

2資源展開
→ヒト・モノ・カネ・情報。この資源配分を学ぶのが第2章第3節「PPM」。

(1)資源の価値 Value
(2)資源の希少性 Rarity
(3)資源の模倣困難性 Inimitability
(4)組織 Organization
→自社が持つ資源の希少性・模倣困難性に注目し、それを活かす組織デザインにせよと説くのがVRIO分析。英単語の意味で覚えて1マーク。

1経営計画の意義
2経営計画の種類
3経営計画の策定プロセス
4経営計画の修正
→企業における経営計画の回し方。どの会社でもやってることだが、枠組みとして押さえる。

□B論点~理解論点□

B論点とはいわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。

1企業活動とは
2オープンシステムとしての企業
→企業活動=ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)。だから1年毎に区切って成績発表、と「会計・財務」の知識を復習。オープンシステムなのでステークホルダー(利害関係者)が登場するのは、後で学ぶ。

3経営戦略の概念
→企業はオープンシステム→外部環境変化に影響される→戦略が必要(成長・競争・機能=Sランク論点)へと理解がつながる。

1経営理念
2経営ビジョン
3経営行動基準
4CI
→経営理念~CIまで、既存知識をさらっとおさらい。

1ドメインとは
2ドメイン設定の意義
3ドメイン設定の範囲
4ドメインの定義と影響
5企業ドメインと事業ドメイン
6ドメインの変化とドメインコンセンサス
→ドメイン=その企業が戦う場所。「2次」で出題される中小企業は、ここの制約が強い。ドメインを飛び越える(寿司屋のオススメを聞かれ、フレンチを答える)ような助言をしてはダメ。

1分析型アプローチ
2分析型アプローチの限界
3プロセス型アプローチ
→経営戦略を学ぶにあたり、その歴史を学ぶのが第4章。企画部門⇔現場部門の乖離を指摘する話。日本においてはよほどの官僚制組織でない限り、現場部門に権限移譲されるので、さほど心配不要。

1企業の社会的責任とは
2企業の社会的責任の領域
→第7章。企業はオープンシステムであり、ステークホルダーを持つから、ついでに社会的責任も意識しなさいと説く。重要な考え方だが、試験対策上は深入り不要。

1ディスクロージャー
2インベスターリレーションズ
→同じくオープンシステムだから、情報開示。試験上は深入り不要。

1コーポレートガバナンスとは
1経営陣の任免と牽制の機能
2利害調整機能
3日本と米国のコーポレートガバナンスの比較
1日本企業のコーポレートガバナンスの問題点
2ガバナンス機能強化の方向性
5コーポレートガバナンスの変遷
→コーポレートガバナンス論。旧来、日本における会社は経営陣と従業員のもの、米国における会社は株主のものと意識されてきた。経済のグローバル化に伴い、会社=株主のものとする見方が強まり、今に至る。経営数値や利益の配分では「財務」、株式会社の組織設計では「法務」とつながる論点だが、その考え方の柱はここ。診断士試験上は深入り不要。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、他論点とつながらず独立したおまけ知識。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

1リソースベースドビュー
2ケイパビリティ
→用語程度。経営理論とは常に新しい考え方を模索するものであり、見慣れない用語が出ても慌てない。逆に好きな人はどんどんやる。

3フィランソロピー活動とメセナ活動
4ISO26000
5社会責任投資
6トリプルボトムライン
→過去に出題があったため、おまけで収録した論点。日頃から新聞読む習慣がある方なら心配不要。

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■今日のまとめ■

診断士試験の全体設計において「経営」が最重要であり、かつ「経営戦略」が人間で言えば頭脳にあたる最重要論点。

だが最重要なだけに、普通のビジネスパーソンなら当り前に知っている。講義も聞いて普通に楽しい。まだこの先長く、まず受け身で良いので講師の話をちゃんと聞く。ではまとめ。

・「経営」以降、初学スト生が出揃いヨーイドン。まずは小手調べ。
・「経営」斜め読みは全9回。3×3マトリクスにして全体感を掴む。
・初日講義、第1章はさわり程度。S論点は今後も使う超重要知識。
・当記事は第4章、7章をここに含む。たまに出題されるおまけ論点。

byふうじん



合格に必要な答案は今の想像よりユルく、
合格を巡る競争は今の想像よりキビシイ。

出典:amiami.jp

もうすぐ9月。やること多く気ばかり焦り、合格者ブログは急げ急げと日々煽る。だがご安心。

10/26(日)本試験では、そのタスクを1日でこなさなきゃいけない。

1人が1日でやることに、準備期間が11週間ある。その余裕を活かし、周囲の傾向が以下であると観察。

・合格者の答案を、実態より5割増しで捉えている
・合格を巡る競争を、実態より5割引きで捉えている

合格者の答案について。「再現」で2割、「活字」で1割、「合格者の」と余計な枕詞が付いて2割、計5割増し。実際の合格答案はその10/15=約7掛け。

合格を巡る競争について。2年目上級Sランク生は確率80%、適切な講師と学習仲間に恵まれた過年度生は確率50%で合格を。すると1,000脚の合格椅子のうち、初学スト生に割り当てられた数は残り僅か。

まとめると。

書く答案は人並み。だが人並みのやり方でスト合格は至難。

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■初学スト生の喧嘩の仕方~相手が嫌がることをやる■

合格者のノウハウを全て習得すると、合格期待値=20%。

では2年目Sランク80%、過年度50%合格とは何か?観察すると、

余計なことをやってない。

合格率を20→50→80%に上げるため、2年目上級、過年度生は要らないものをどんどん捨てる。スト生に置き換えて図示すると以下。

過年度生は過去の合格答案を頼り、その思考手順をなぞる。その再現性が彼らの差別化。

スト合格者は他人の思考を蹴飛ばし、ゴールとスタートを一直線につなぐ。ではそのつなぐ技術を2つ紹介。

.

■要求サイドの技術1:設問分析ドリル■

答案分析までは皆同じ。差が付くのは設問分析ドリルから。

この章は大事なヒミツをバラすので、意思決定概念で暗号化して示す

「2次」の答案サイド=可視化・模倣容易。要求サイド=不可視・模倣困難。この時、設問分析の内外製意思決定を考える。例えばブログ記事を見ると、合格者の主張はここ1~2年でこう変化↓。

・他人より良い答案でなく、人並み答案合格が主流。
・他人と違うことを述べず、足並み揃えて思考停止。
・そこで答案サイドをノウハウ化。だが設問分析も自製せず外注化。

だがこれ、コア・コンピタンスは外注化しないルール違反(「経営」H22年第1問)。だからノウハウ集が「事例の時制」=過去(問1)→過去(2)→現在(3)→現在(4)→将来(5)と書くと、出題側は設問の時制をテレコにして意地悪。

過年度生はここでフリーズ。そしてスト生はここでニヤリとほくそ笑む。

ノウハウ外注の売り込みを断り、設問分析を内製化して競争力UP

具体的には、

①設問分析はノウハウ集を見ずに自力で実施。
→②その結果とノウハウ集を比較。
→③答えが同じ所(同額原価)はスルー。違う所(差額原価)だけ吟味。
→④すると全て借り物(総額原価)より、意思決定が早くて迅速

最新合格仮説はこう。

答案サイドのノウハウは外注化、要求サイドの技術は内製化。

では受験校受け売り「設問分析ドリル」を開始。

□設問分析ドリル□

・事例Ⅰ~Ⅲ過去問の問題文を、エクセルに写経(PDFコピペも可)
・「時制」「解答要求」を自分なりの分類で記入。
・「解答難易度」「目標得点」を記入。事例を解いて得点予実を把握。
・「出題の趣旨」の要求○○力を見比べ、標準出題構成の仮説を作る。
・以上を過去問5年×事例Ⅰ~Ⅲ=15事例分。

難易度だけをブランクにし、H26事例Ⅰを試しにやってみる↓。

設問 問題文 時制 要求 難易度 ○○力
第1問
20点
A 社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器 に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうした タイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると 考えられるか。120 字以内で答えよ。 過去 変化 ? 基本的理解力
分析力
第2問
20点
A 社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。し かし、当時の製品の多くが A 社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用 いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、どのような理由が考 えられるか。100 字以内で答えよ。 過去 理由 ? 基本的理解力
分析力
第3問
20点
2 度のターニング・ポイントを経て、A 社は安定的成長を確保することができるよ うになった。新しい事業の柱ができた結果、A 社にとって組織管理上の新たな課題 が生じた。それは、どのような課題であると考えられるか。100 字以内で答えよ。 現在 理由 ? 分析力
課題発見力
第4問
20点
A 社の主力製品である試験管の良品率は、製造設備を内製化した後、60 %まで改 善したが、その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移した。ところが近年、 良品率が 60 %から 90 %へと大幅に改善している。その要因として、どのようなこと が考えられるか。100 字以内で答えよ。 現在 課題 ? 分析力
原因究明力
第5問
20点
A 社は、若干名の博士号取得者や博士号取得見込者を採用している。採用した高 度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させていくためには、どのような管理施策を とるべきか。中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。 将来 助言 ? 助言能力

ここで良く登場する小技が写経。文を目で追うのと、心静かに手を動かして書き手の思考を追うのでは、何かが違う。

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■要求サイドの技術2:同時進行管理~コンカレント化

初学スト生の弱点は、過去問の着手時期が遅いこと。

なぜ遅いのか→答案を作る手順を知らず、尻込み、先送り。
するとどうなるか→過去問=力試しと勘違い。受験校事例を優先。

過去問を本試験直前まで先送りし、そのまま時間切れになるのが過去の典型不合格パターン。従い、ふぞろいを先に読む今の流行は理に適う。

だがスト合格者はここでニヤリとほくそ笑む。

設問分析5年分を先に済ませ、それから過去問解くか。

このイカサマも理に適う。「2次」は80分では解けない試験。解答要求・模範解答を事前カンニングし、やっとマス目が埋めるのが初学スト生の今の実力。図示するとこう↓。

 

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■今日のまとめ■

この試験では、周囲がやることを200%当り前にやる。そして周囲が気付かないことをあっさりやらかす。

なお当記事が示すのは○練習法(ドリル)であり、×ノウハウではない

たまたま合格者の応援コールを鵜呑みにしても、今年の合否はたまたま未満。「2次」で8割落ちる現実は甘くない。ではまとめ。

・10/25(日)は終日結構忙しい。だがその準備期間は11週間ある。
・Sランクは余計なコトせず隙ナシ。余計なコトする人の隙が狙い目。
・コア・コンピタンスは内製化。ついうっかり外注したらOUT。
・11週間はゴール逆算。この納期短縮にはコンカレント同時進行化。

byふうじん



ストレート合格への第1コーナー

スピテキ斜め読みは、2科目目「経営」に突入。なお9月まではマイペース・ダラダラで良く、10月に入ると戦闘モードスイッチON。当面の目標が、

11/1(日)の養成答練80点=上位5%を確保。

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■余談:診断士対策はテスト形式~MBAとの違い■

経営に必要な知識を学ぶため、MBA⇔診断士のどちらを選ぶか?

目的・中身は異なるが、診断士試験は「ビジネススキル向上のため」「安価なMBA代わり」として使える。

国内MBA 診断士 
 学位 国家資格
 取得率○% 合格率20%×20%
=4~5%
 経営判断をする 経営者に助言する
 論理重視 知識重視
 正解なし 正解あり
ケーススタディー マーク試験
コスト数百万円 コスト約30~35万円

MBAと診断士は、「経営に必要な知識を学ぶ」点で共通、「正解が用意されるか否か」で相違。ただ診断士は、知識のおまけで箔がつくメリット有。

診断士は国家資格。資格取得が目的なら合格するまで受ける。
診断士は知識重視。知識を学ぶのに何年もかけたら本末転倒。

受験校では、講義の最初に「診断士学習を志す理由をメモしましょう」と強調。それは自己啓発でうっかり始め、資格取得目的にすりかわってウロウロする人がそこら中にゴロゴロするから

そんな事態を避けるには、診断士試験合格は最長2年で決める。
そのためには、第1コーナー(「経営」養成答練)の入り方が超重要。

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■第1コーナーの入り方~容赦なく高得点■

過去問は点。講義は線。戦う舞台は「知識の盤面」。

画像:glico-club

診断士1次は「知識のモグラ叩き」。ところがこのモグラ、必ず決まったパターンで出るのが養成答練。だからモグラが出るのを待って反応でなく、出る所にハンマー構えて瞬殺。

そんなインチキで得点稼いで面白いの?

大手受験校の教室後方からこんな遠吠え・言い訳・負け惜しみが聞こえたら、ニヤリとチャンス。診断士「1次」では、

どこが大事か→毎年繰り返し問われる所が大事
なぜ大事か→企業経営(への助言)に欠かせない基本知識だから
するとどうなるか→テスト形式で何度も出題し、長期記憶化して定着

簡単に言うと、試験に出る所が大事。答練高得点を目指すことで、

重点化・優先順位づけされた知識が、碁盤の如く体系的に並ぶ。

では「財務」シリーズに続き、「経営」は9回シリーズで斜め読み。

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■本題:【企業経営理論】スピテキ斜め読み~目次論■

当シリーズも以下★★★基準で、どこに重点を置くかを紹介。

S★★★ 頻出+理解 2次で使う知識。使いこなすまで徹底理解。
A★★☆ 頻出+暗記論点 頻出かつ知識を覚える必要がある論点。
B★☆☆ 理解論点 他論点とつながるが、ある程度常識で解ける知識。
C☆☆☆ おまけ 他論点と無関係、かつある程度常識で解ける知識。

2マーケティングマネジメント戦略の展開

論点 評価 一言で
第1編 経営戦略
#1 1経営戦略の全体像 企業活動と経営戦略 ★☆☆
経営理念と経営戦略 ★☆☆
経営戦略の構成要素 ★★★
環境分析(SWOT分析) ★☆☆
経営管理 ★★☆
4経営戦略論の変遷 分析型/プロセス型アプローチ ☆☆☆
7企業の社会的責任(CSR)と
コーポレートガバナンス
企業の社会的責任(CSR) ☆☆☆
コーポレートガバナンス ☆☆☆
#2 2成長戦略 製品=市場マトリックス ★★☆
多角化戦略 ★☆☆
PPM ★★★
3競争戦略 ポーターの競争戦略論の概要 ★★☆
業界構造の分析 ★★☆
競争回避の戦略 ★★★
競争優位の戦略 ★★★
#3 5技術経営 研究開発 ★★☆
イノベーション ★★☆
製品アーキテクチャ ★★☆
デファクトスタンダードと知的財産戦略 ★★☆
ベンチャー企業のマネジメント ★★☆
6外部組織の連携と事業構造の再構築 企業間連携 ★★★
産学連携 ☆☆☆
産業クラスター ☆☆☆
事業構造の再構築 ★☆☆
第2編 組織論
#4 1組織構造論 組織の概念と均衡条件 ★☆☆
組織構造の設計原理 ★★★
分業システムとしての組織 ☆☆☆
組織構造の形態 ☆☆☆
官僚制組織と組織構造の動態化 ★★☆
外部環境と組織 ★★★
#5 2組織行動論 モチベーション理論 ★★★
集団のダイナミクス ★☆☆
リーダーシップ論 ★★☆
組織文化と戦略的な組織変革 ★★★
#6 3人的資源管理 人的資源管理の全体像 ★☆☆
雇用管理 ★★☆
人事評価(人事考課) ★☆☆
報酬制度 ★★☆
能力開発 ★☆☆
労働関連法規 ★★☆
第3編 マーケティング
#7 1マーケティングの基礎概念 マーケティングコンセプト(基本理念) ★☆☆
マーケティングの定義 ★★☆
 2マーケティングマネジメント戦略の展開 マーケティングマネジメントプロセス ★★☆
マーケティング環境の分析と目標設定 ★★★
ターゲットマーケティング ★★★
マーケティングミックスの開発・実行 ★☆☆
3マーケティングリサーチ マーケティングリサーチ ★★★
4消費者購買行動と組織購買行動 消費者購買行動 ★★☆
組織購買行動 ☆☆☆
#8 5製品戦略 製品の概要 ★☆☆
プロダクトミックス ★☆☆
製品ライフサイクル ★★☆
ブランド ★★★
パッケージング ★☆☆
新製品開発のプロセス ☆☆☆
サービスマーケティング ★★★
#9 6価格戦略 価格の設定 ★★★
価格の管理 ☆☆☆
7チャネル・物流戦略 チャネルの設計 ★★★
物流戦略 ★☆☆
8プロモーション戦略 プロモーションミックス ★★☆
プロモーション戦略の構築 ★☆☆
9関係性マーケティングと
インターネットマーケティング
関係性マーケティング ★★★
インターネットマーケティング ★★★

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■今日のまとめ■

今日は目次の紹介。「経営」の知識量は多いが、もともと知ってるので楽しい。重要★★★を意識し、必要なものはしっかり覚える。ではまとめ。

・診断士はMBAと同じ知識を学ぶが、テスト形式で効率が良い。
・試験に出る所が大事。高得点を狙うことで、自ずと知識が重点化。
・「経営」は、経営管理・組織論・マーケティングの3領域から出題。
・★★★Sランク頻出重要論点は、3領域にまんべんなく分布。

byふうじん



Q1:ノウハウと本質がポーカー勝負をすると?

A1:本質の全勝。
理由:ノウハウ=可視化。手札が常にオープンな相手に対し、本質は不可視=自分の手札を隠して全戦全勝。

,

Q2:ノウハウと本質が診断士試験を受けると

A2:およそ引き分け。たまに本質優勢。
理由:「2次」合格はたまたま、くじ引き、ハイリスク。ノウハウ⇔本質の完全2択でなく、性質の差を組み合わせたポートフォリオでリスク低減。

たまに本質優勢、とは試験当日の現場対応力。図解すると、ティーチングとコーチングの差。

出典:株式会社 宙 コーチングについて

こんな絵を見てニヤニヤするのがスト合格センス。なぜならティーチング(ノウハウ)は応用苦手。現場対応力ならコーチング圧勝。

だが診断士受験界において「コーチ」は不可侵。そこで似た様な立場で、

合格や本質へのアプローチ(考え方)

を繰り返し説くのが当ブログ。

.
■前提:ストレート合格へのアプローチ■

スト合格するノウハウは存在しない。だがアプローチならあり得る。

なぜ存在しないか →スト合格=たまたま・地頭・センス。資質に依存。
するとどうなるか →手口を真似ても無意味。「考え方」なら知って損なし。

明確な解決策(ノウハウ)が見つからなければ、今の問題点の理由を探り、その逆をやる。その手口は来年の「2次」で教わるが、以下に図解。

来年の今頃。合格ノウハウ探しに躍起な周囲を尻目に、スト合格者は常にニヤリと周囲に逆張り。本日に限り不合格要因を特別サービス。

診断士不合格=受験長期化要因ベスト9
・学習量の不足
・学習の質の低下
・過去問は力試しで先送り
・講師の話を良く聞かない
・受験生同士ですぐ群れる
・自分の意見を声高に主張
⑦数字の定量判断が苦手。
⑧不得意分野を残す。遠吠え言い訳負け惜しみ。
⑨計画性のない毎日コツコツ。

当記事は⑦~⑨に注目し、2週に分けて以下提案。

診断士+簿記2級ストレートダブル合格

(上)「財務」⇔簿記検定の補完関係
(下)受験校1・2次ストレートコース⇔簿記検定の日程組み合わせ

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■図解:診断士「財務」⇔簿記検定の補完関係■

診断士「財務」→簿記2級でなく、簿記2級→「財務」の順にやる。

診断士スト合格者を観察すると、以下3つに分類(詳しくは別シリーズ)

①天賦の才 ②聞き分けの良い優等生 ③ラッキーボーイ

簿記2級既習なら、③ラッキーボーイの権利あり。 その根拠を2つ図示。
.

□表1:診断士「財務」⇔簿記検定の出題範囲□


青い四角が簿記、赤い枠が「財務」の出題領域。図で眺めてこう察する。

・「財務」は、広く浅く出題。簿記検定出題とピタリとは重ならない。
・簿記3級は仕訳をコツコツ、2級は原価計算をコツコツやる試験。
・診断士合格に簿記は必須でない。だが「やって損した」と言う人はいない。

ここでも正解ノウハウより、「現状の問題点」の指摘に注目。

頭を使った理解で「財務」に挑むと、
簿記の基本「手を動かして仕訳」が抜ける。

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□表2:簿記検定のコストとリターン□

学習期間 合格難易度 合格状態
○簿記3級 商業簿記 8週
80h
仕訳ができる
BSが読める
◎簿記2級 商業簿記 工業簿記 20週
200h
☆☆ 決算ができる
原価計算ができる
▲簿記1級 商業簿記
会計学
工業簿記
原価計算
1年
500h
☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆
決算を指示できる
意思決定ができる

やはり正解ノウハウより、「現状の問題点」の指摘に注目。

簿記1級は多くの論点をカバーするが、
不要な論点が多く、かつ合格しにくい=ロスが多い。 

この時、簿記2級既習者=ラッキーボーイ。それは初年度受験に限り、簿記未習者に追いつかれない=「財務」「事例Ⅳ」で差別化できるから。

「財務」→「簿記2級」の順:応用→基礎の順に学び、コツコツ非効率。
「簿記2級」→「財務」の順:「財務」は簿記の復習に過ぎず、スラスラ。

だが今年11月受験の「簿記2級」コースは9月上旬が本格スタート。従い簿記未習の方でも、今なら「簿記2級」→「財務」の順を選択可能。

今この瞬間に限り、スト合格チャンスの1つが目の前にある。

 

■今日のまとめ■

当ブログ執筆陣の一定数は、

診断士試験に特殊スキルは不要。ただスト合格者の着手は1ヶ月早い

との立場を採る。やや身びいきだが、2016年合格目標で今この記事を見ている方は、相当センスが良い。

そのセンスを伸ばすと、1年先行組を来年の試験でニヤリと蹴落とす権利あり。その権利の入手法は次週。ではニヤリとまとめ。

・当ブログは、コーチングに近い意味で「合格アプローチ」を提示。
・スト合格狙いならノウハウ探しより、失敗理由を見つけて逆張り。
・診断士「財務」を、最も効率良く補完するのが簿記2級。
・「財務」→簿記の順だとコツコツ。簿記→「財務」の順ならスラスラ。

お詫び:2016年スト合格から逆算=週4本ペースはけっこうキツイ。いくら「合格仮説」とはいえ投稿精度が粗い。追加修正・誤り指摘・補足のご協力をお待ちしています。

byふうじん



一度出て、二度と現れない=嫌がらせDEランク。

最終回#9は、会計規則。正答率Cランク=つい手を出したくなるが、

予めその知識を持ってる連中(会計士など)が荒稼ぎ

しているのが実態。実質正答率はDEランク。出題領域表を使えば、一度出たら二度と現れない=嫌がらせDEランクであると一目瞭然。

.
■前置き:会計規則概論■

会計規則出題=単なる嫌がらせ。ではどう対応?

ではスピテキ冒頭の解説で、まず敵を知る。

企業会計原則は、「企業会計の実務の中に慣習として発達したもののなかから、一般に公正妥当と認められたところを要約したもの」であって、必ずしも法令によって強制されないが、すべての企業がその会計を処理するにあたって従わなければならない基準である。会社法においても、「一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行に従うものとする」と規定されている。
企業会計原則は、「一般原則」「損益計算書原則」「貸借対照表原則」の3部で構成され、補足的な説明を行うため「注解」がある。企業会計原則は、あくまでも一般的な取引を行った場合に、財務諸表を作成するための基本的なルールを定めたものである。そのため、特殊な取引を行った場合の作成ルールとして、さまざまな会計基準が定められている。2000年以降は会計ビッグバンが進んでおり、新しい会計基準が続々と制定されている。

あーもう、訳わかんない!

一つわかるとすれば、

企業会計原則は法律ではない。

もう一つ、「一般に公正妥当」とはGenerally-Acceptedの直訳。

もはや日本語ですらない。

だが会社の経理のオジサン達は当り前にこのルールに従って働く。それは、

彼らは仕訳をするのが仕事。頭の理解でなく仕訳の形で覚えているから。

企業会計原則が難しいとか、自分の学習方法が間違いかと不安になる前に。診断士試験が求めるのは、財務諸表作成能力(簿記)でなく、診る力。

だから、企業会計原則を出題する方がおかしい

と割り切る力が短期合格センス。事実、H27年「財務」は会計規則出題ゼロ。

.
■重要度ミシュラン~#9日目■

では一挙掲載。そのほとんどがCランク☆☆☆おまけ論点。

論点 評価 H27
要復習
問題 
#9 11会計規則 収益・費用の認識基準 ★☆☆
金融商品に関する会計基準 ☆☆☆
固定資産の減損に係る会計基準 ☆☆☆
資産除去債務に関する会計基準 ☆☆☆
分配可能額の計算 ☆☆☆ ▲(4)理
リース取引に関する会計基準 ★☆☆
税効果会計に係る会計基準 ☆☆☆
連結CF計算書等の作成基準 ☆☆☆
工事契約に関する会計基準 ☆☆☆
連結財務諸表に関する会計基準 ☆☆☆
棚卸資産の評価に関する会計基準 ☆☆☆

.

第11章会計規則
❶収益・費用の認識基準
1期間利益 S
2費用収益対応の原則 S
3収益・費用の認識基準(計上基準)
1現金主義 B
2発生主義 B
3実現主義 B
❷金融商品に関する会計基準
1有価証券の保有目的による区分
1その他有価証券 B
2有価証券の強制評価減 B
❸固定資産の減損に係る会計基準
1減損処理の意義
1減損処理の意義 B
2減損処理の目的 B
2会計手続き B
❹資産除去債務に関する会計基準
1資産除去債務の意義 C
2会計手続き C
❺分配可能額の計算
1分配可能額の計算
1資本金 A
2株主資本等変動計算書 A
3剰余金の算定 C
4分配可能額 A
5剰余金の配当による準備金の計上 A
❻リース取引に関する会計基準
1リースの定義 B
2リース取引の分類
1ファイナンス・リース取引 B
2オペレーティング・リース取引 B
3会計手続き B
❼税効果会計に係る会計基準
1会計上と税務上の考え方 B
2税効果会計の目的 B
3会計手続き(法人税等調整額) B
❽連結CF計算書等の作成基準
1資金(キャッシュ)の範囲 S
2表示区分
1第1法 C
2第2法 C
❾工事契約に関する会計基準
1工事進行基準と完成基準の意義 B→A
2成果の確実性 B→A
❿連結財務諸表に関する会計基準
1連結の対象 C
2資本連結
1投資と資本の相殺消去 C
2のれん C
3非支配株主持分 C
⓫棚卸資産の評価に関する会計基準 
1棚卸資産の意義 C
2評価基準と評価損の表示
1評価基準 C
2評価損の表示 C

..

■一言メモ例~#9日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

.

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

1期間利益
2費用収益対応の原則
→試験に直接出ないが、経理部門はなぜ4月になると忙しそうにごそごそするかの理屈。企業の営業成績は1年で区切り、社外発表したり納税するルール。その時、その収益に見合う費用を計上し、収益-費用=利益とするのが会計の大原則。その作業が決算整理。昭和の時代は、咥え煙草でこれを徹夜で仕上げて一人前の経理マン。

1資金(キャッシュ)の範囲
→CF計算書において、「満期まで3か月以内の短期投資(定期預金やCP)」は現金同等物(Cash equivalent)として扱う。この知識は「1次」で1マーク出して良い。もっとも「経済」貨幣供給の予習論点と考えればOK。
.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

1資本金
2株主資本等変動計算書
→ここは「純資産会計」の話。BSの右下「資本=純資産」の世界では、資金集め、利益稼ぎ、配当するため年1回のサイクルで何かが起きる。純資産のその年間変動を示すのが「株主資本等変動計算書」。当てる必要はなく、それが何者が知っていればOK。

資本金とは、株式発行で得る会社設立時の最初の元手で、その1/2の額は「資本準備金」として良い。これは今後事業が上手く行かない時、「資本金を取り崩したくなる」ことがある。それを見越し、予め1/2までは「資本金」でなく、取り崩し易い「資本準備金」にして良いルール。

4分配可能額
5剰余金の配当による準備金の計上
→次は配当の話。配当は利益(剰余金)を配るものであり、剰余金以上に配当しては駄目。なお自己株式の話はやり出すと面白いが、一旦スルー。
次に会社が配当をする時は、以下のルールがある。

・資本金の1/4に達するまで、
・配当額の1/10を準備金として積み立てさせる

簿記1級論点なのでわからなくても気にしない。また純資産の各項目が置かれる理由はちゃんと訳アリだが、名称が紛らわしく、かつ年1回しか動かない。診断士はこういう知識に口出さず、信頼できる経理担当者に任せる。

1工事進行基準と工事完成基準の意義
2成果の確実性
→これも利益大小の話。時事問題的にB→Aとするが、試験のための勉強でなく、試験を通じ、理解しにくい会計知識を押さえておく趣旨。
.

□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

1現金主義
2発生主義
3実現主義
→費用収益認識基準3兄弟。実務上ざっくり言えば、現金主義=税務上原則NG、費用=発生主義、利益=実現主義。だが理論覚えても使い道がない。興味があれば簿記2級「特殊商品売買」の仕訳パターンで習得可能

1その他有価証券
2有価証券の強制評価減
→これも典型的な簿記論点=嫌がらせ用に出題しやすい。企業が持つ有価証券(株式や債券)は、その保有目的によりBS表示科目・期末評価基準(時価・簿価)・仕訳が変わる。仕訳をするための知識であり、仕訳力を問わない診断士試験で、この手の知識問題を追いかけ出したらNG。

1減損処理の意義
2減損処理の目的
→期末固定資産の減損処理の問題。これも「仕訳するための知識」だから、軽くスルー。

1リースの定義
1ファイナンス・リース取引(売買処理)
2オペレーティング・リース取引(賃貸借処理)
→一連の簿記トリビアの中で、唯一誰にも役立つ知識。身近なリースと言えば、コピー機や営業車。資金面や経費処理の手軽さで発展したのがオペレーティングリース(賃貸借処理)。だが隠れリース債務による倒産が問題化し、手抜きせずちゃんと記帳せよとのお達しがファイナンスリース。

1会計上と税務上の考え方
2税効果会計の目的
3会計手続き(法人税等調整額の認識)
→税効果会計の話。業績不振の企業は利益を大きく見せたがるが、真に儲かっている企業は節税のため利益を小さく見せたがる。そうはさせじと利益減少工作を許さず、課税額を増やすのが税務署の役目。両者のバトルは傍目に面白いが、実務上は煩雑、だから簿記の試験に出しやすい。診断士試験では解かなくて良い。
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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆に項目として存在するが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

1資産除去債務の意義
2会計手続き
→比較的新しい会計基準。簡単に言えば、固定資産取得時に将来の現状回復費用を見越し、取得原価に含め、かつ毎年利息費用を計上する処理。仕訳問題としては面白いが、診断士実務に全く無関係。無視。

3剰余金の算定
→分配可能額の論点で、計算日を決めるルール。不要。

1第1法
2第2法
→連結CF計算書において、利息・配当金の受取額を営業CF⇔投資CFのどちらにするかの話。通常は営業CFに表示する。細かすぎるので無視。

1連結の対象
1投資と資本の相殺消去
2のれん
3非支配株主持分
→連結決算の話題。連結決算する様な企業は、「会計・財務」の専門家が社内にいるので診断士には不要な知識。実務でやりたい人は簿記1級。

1棚卸資産の意義
1評価基準
2評価損の表示
→時価評価会計においては、固定資産だけでなく流動資産(棚卸資産)も時価評価。これも仕訳の問題に過ぎないので軽くスルー。

.
■今日のまとめ■

当記事でサラッと眺めた通り、企業会計原則とは、財務諸表作成に向け仕訳をする時の「特殊ルール」を延々定めているに過ぎない。それは主に時価会計であり、時に税効果や連結会計。

だが診断士試験が求めるのは、財務諸表作成能力(簿記)でなく、診る力。会計規則は雑学として聞くのは良いが、点取るために勉強するとツマラナイ。

1次「会計・財務」ではMAX5問=20点出題されるため、

来年の6~7月にこんな暗記せずに済むよう、他科目でがっちり稼ぐ。

一言でまとまった気がするが。おさらい兼ねて、ではまとめ。

・会計規則は、高得点阻止のためのDEランク問題。
・正答率Cになるのは、会計でメシを食う連中には朝飯前知識だから。
・H27「財務」は出題ゼロ、「事例Ⅳ」でも出題対象外。だからやらない。
・H28再出題可能性あり。得点のためでなく、雑学的にサラッと把握。

byふうじん



合格する方法は人それぞれですから。

スト合格者に「短期合格の秘訣は?」と聞いても、常にサラリと躱し教えてくれない。その理由は、

①スト合格はたまたま・地頭・センス。そもそも自慢するノウハウなし。
②スト合格とは合格仮説の自力検証PDCA反復。常に自分で考える。
③「2次」は80分では間に合わない。やること増やさず削る力の勝負。

そのくせ。

最新の合格仮説はこれです!

スト合格者は矢継ぎ早に最新仮説。頼まれてもないのにそうする理由は、

ボクの考えるしんだんししけん。

具体的には、

①合格してはみたが、何かもやっとスッキリしない。
②ブログ執筆を通じ、自分の合格仮説を文章化して振り返り。
③その仮説を採用した者が合格し、自分の意図する方向に試験が進化。

この時、試験合格が手段であるか目的化するかで行動が異なる。

試験合格=手段組
合格者の20%
仮説サイド
試験合格=目的組
合格者の80%
応援サイド
1次知識でリスク分散
合格仮説の正しさを実証
+この試験の制度は何かおかしい
受験回数でリスク分散
合格すると達成感
+現行の試験制度に感謝
誰でも合格する試験では不満足
+合格努力・実力があっても不合格
受験にかけたコストを回収したい
+試験に合格するノウハウが存在
上から俯瞰し仮説検証PDCA
+出題者を応援し試験の本質を向上
私たちのノウハウをお伝えします
+受験生応援して仲間を殖やす
改革志向
破壊と創造
全面入替
現状肯定
今のやり方を語り継ぐ
秘伝の○○
競争の質が向上→メシウマ 認知的不協和の解消→メシウマ

いろいろ書いてるが。

今の試験制度じゃ面白くないから、最新仮説で作り変えちゃえ

と画策するのが仮説サイド。

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■本題:本質vs.小手先テクニックの足の蹴り合い■

受験校は要求サイド⇔答案サイドに陣取って戦い、
ブログは本質⇔小手先サイドに陣取って戦う。

本質⇔小手先テクニック勢の見分け方は例示済。今日は別角度で、合格者ブログの「2次」応援合戦=足の蹴り合いを上から俯瞰。
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□応援合戦の基本構造□

なぜ応援するか→「2次」はなかなか合格しない、難しい試験。
するとどうなるか→難関試験を合格したボクのオススメノウハウをお伝え。

この「お伝えします」が曲者。そして何かを巧みにすり替え。それを指摘するのが当ブログ。

「2次」に合格するのは難しい。だが難しいことは要求してない。
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□なぜ?とそれで?の構成差□

合格者ブログは、「ボクの考えるしんだんししけん」の実現に向け忙しい。するとその文章構成はこうなる。

本質サイド 小手先サイド
なぜ?原因重視 それで?結論ありき
___合格しにくい理由に注目し、___
事実仮説提示が80%。
原因、因果をすっ飛ばし、
小手先テクニックのオススメが80%

原因、因果を重視し、提案要素のウェイトを下げるのが「2次」の勝ち方。小手先文章とオススメ内容がそもそも矛盾するから、

あぁ、やはりこの試験の合否はたまたまで、
合格するまで受け続ければ誰でも合格するんですね? 

とブログの読み手にヘンな納得されて反論すらできない。
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□「2次」は個人戦より団体戦□

そういえば、寄せ書きブログとグループ学習は何か似ている。

1人が良い文章を書くと、刺激を受け周囲の筆力が向上。
・1人が足を引っ張ると、その制約で集団のパフォーマンスが低下。

初学スト生の合格仮説検証、自力PDCAに必要なのは、

○「2次」に合格しにくい理由(なぜ?)であり、
△合格答案の作り方(それで?)は大同小異。

よって属する学習グループにより、合格可能性がガラリ変わる。その事実は今年も再現。

・合格率の高いグループ:過去問を分析し不合格になる理由を探す。
・合格率の低いグループ:合格答案の作り方を探す。

これは「2次」答案しかり。短期合格者の文章は、△主張でなく、○事実・分析の構成比が高い。

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■試験上の二律背反■

胡散臭い50%を蹴落とす手段=二律背反。

合格するにはどちらも正しい。だが両立しないのが二律背反。今日は以下にメモを示す。

本質サイド 小手先テクニックサイド
<解答方針>
小さく見えづらい
「読む」「選ぶ」要求サイド
網羅・体系的な1次知識
明鏡止水
大局観
逆張り・複数解釈
根拠を想定して読む
前半40分頭をフル回転
作問者の意図を忖度
人並み答案当り前
合格率20~80%
個人の資質による、ブレ大
大きく目立つ
「書く」答案サイド
苦手論点あり
疑心暗鬼
細部
素直と言われて愚直=思考停止
出合った根拠の使い道
後半40分の閃きナイスアイデア
採点者の機嫌を伺う
1点でも多く取る工夫
合格率MAX50%
考えるブレをなくす、ブレ小
<学習スタイル>
講師と対等に話す
※上になるのはNG 
5割増しに聞く
講師の合格仮説を実証
自力仮説検証PDCA
仲間内で切磋琢磨
思考に一分の隙なし
限られた時間で戦う
参入障壁あり
「なぜ?」の重視
粒揃い。本質に焦点
講師の指導を仰ぐ
※鵜呑みにするのはNG
理解度50%
講師から見て右往左往
みんな仲良く勉強仲間
仲間内で傷のなめ合い
遠吠え・言い訳・負け惜しみ
あり余る時間をつぶす
模倣困難性なし
「それで?」に夢中
結局人それぞれ。収束しない

合格者意見の50%は胡散臭い仮定で、自分に必要な50%を手元に残す。だが本質サイド、見栄えは良いが不合格リスクのブレが大。従い、

本質⇔小手先テクニックのポートフォリオを組み、リスク低減。

つまりALL本質、ALL小手先に偏らず①両方当り前に200%こなし②その後に自分なりのウェイト付け。例えばふぞろいで合格者答案を研究するなら、最新1年分でなく、過去3~5年分をこなすのが今の勝ち方。

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■今日のまとめ■

合格者の意見を鵜呑みにしない。

合格者の意見を鵜呑みにしないとは、古くから言われるアドバイス。今年は一歩踏み込み、スタート位置と目指す方向が異なる=二律背反=最後に残すのはMAX50%。

どちらの50%を携えて本試験に臨むかは、人それぞれ。ではまとめ。

・合格する方法は人それぞれ。ノウハウの代わりに合格仮説を提案。
・本質サイドは、合格しにくい理由に注目し、その事実・仮説を示す。
・小手先テクニックサイドは、原因、因果を飛ばして何かをオススメ。
・本質⇔小手先の戦いを俯瞰し、自分に不要な50%を見極め。

byふうじん



CVP分析=ルパン、FCF=峰不二子とするなら、
原価計算は次元か五右衛門。 

斜め読み#8は原価計算。スピテキ上の扱いは地味だが、人知れず大活躍。

①原価+利益から予定売価を決定する。
②固定費+変動費概念により、損益分岐意思決定(CVP分析)をする。
③★損益が予定からブレた時、その分析と対策をする

CVP分析に夢中な診断士受験生・合格者は気づかないが、実務で活躍するのは②より③(差異分析)。それを教わるのが簿記2級。このとき、

Club☆Bookkeeping=簿記クラブ=原価計算ラブ

 

■前置き:原価計算概論■

ところで、「原価計算」って何のことだい?

診断士の魅力は、素直に何でも質問できること。そして問題集回して自然に体得。では原価計算とは?

原価計算の定義(スピテキ)
製造業における製造活動は企業内部で行われる活動であり、製品を製造するのにいくらお金がかかったのかを自ら計算する必要がある。たとえば、自動車製造業では、自動車を製造するために、鉄板やタイヤなどの材料の代金、製品を製造する労働者の賃金、製造に利用する電力やガス、水道などの料金がかかる。
このような製品を製造するためにかかった金額のことを原価という。製造活動の記録のためには原価の計算が必要になる。この原価を正確に計算するための計算手続きを原価計算という。

どうも今一つ意味不明・・。こちらの定義↓で口直し 。

原価計算の定義(Wikipedia)
原価計算(cost accounting)は、製品やサービスの原価を計算すること、またはその方法である。 狭義では、工業簿記のシステムに組み込まれており、複式簿記に基づき、製品原価を分類・測定・集計・分析して報告する手続きのことをいう。 1962年に大蔵省企業会計審議会より公表された「原価計算基準はこの狭義の原価計算を規定したもので、日本での原価計算の実践規範になっている。

情報を2つ追加入手。

・原価計算は、製造業でなくサービスも対象(例:飲食、IT)
・原価計算とは、50年も昔に決まった基準。そこからほとんど変化なし。

原価計算は50年も変化せず、かつこの先50年も変化しない。だから一度知ると一生使える。その魅力を、3つの図解で大枠把握。

□ポイント① 原価の分類と把握□

製造原価は3種類。なお後で集計し直す手間を省くため、発生時の仕訳勘定科目で使い分け。原価計算は速度・効率ラブで、ムダを目の仇。

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□ポイント② 勘定連絡図□

原価の仕訳~製造原価報告書まで一連のラブストーリー

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:お茶でも飲みながら会計入門(43)

□ポイント③ 原価計算の種類→3×2=6種類□

基本 発展
生産形態 個別原価計算 総合原価計算
集計時期 実際原価計算 標準原価計算
使用目的 全部原価計算 直接原価計算
覚え方 個別製品ごとに、
実際かかった原価を、
外部報告のため全部原価計算で
集計するのが基本。
大量製品を総合的に、
標準原価を使い、
内部管理のため直接原価計算で
損益分析するのが発展形。
具体例 家具屋の帳簿 菓子メーカーの原価計算係

原価計算は3×2=6種類。簿記検定では標準原価計算=「菓子メーカーの原価計算係」が重要人物。診断士試験上は、経営者を相手に損益分岐計算(CVP分析、直接原価計算)ができればOK。

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■重要度ミシュラン~#8日目■

では一挙掲載。

論点 評価 H27
要復習
問題 
#7 10原価計算 原価計算制度の基礎 ★★☆ (6)計
原価計算制度 ★★★ (1)計
(7)計

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第10章原価計算
❶原価計算制度の基礎
1原価計算期間 B
2原価の分類と構成
1原価の基礎的分類
(1)原価の職能による分類 S
(2)製造原価の分類(形態別分類) S
2製造原価の分類(製品との関連による分類)
(1)製造直接費 S
(2)製造間接費 S
❷原価計算制度
1製造原価報告書
(1)当期総製造費用の計算 A
(2)当期製品製造原価の計算 A
2原価計算の種類
1個別原価計算と総合原価計算
(1)個別原価計算 S
(2)総合原価計算 S
2実際原価計算と総合原価計算
(1)実際原価計算 A
(2)標準原価計算 S

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■一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。 ..

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

(1)原価の職能による分類
→企業で発生する費用(原価)は、①製造原価 ②販売費 ③一般管理費の3つに分類。この程度はビジネスパーソンの常識。

(2)製造原価の分類(形態別分類) ☆超重要
→さらに①製造原価は、材料費(M)・労務費(L)・経費(K)に分類される。これを知識でなく、仕訳を書いて無意識にスラスラこなすのが簿記2級の強み。

(1)製造直接費
→この辺りから、頭の理解でなく、手を書いて仕訳で覚える簿記学習の強み。直接費を覚えるのでなく、間接費以外が直接費。

(2)製造間接費
→製品に直接紐付かない共通経費。スピテキの例を表でイメージ。

直接費D 間接費
材料費M ___車のタイヤ___ 共同使用のネジやスパナ
労務費L 工員の賃金 工場長の給料
経費K 外注加工費 減価償却費

さらに原価計算の計算手続き上、①直接材料費(DM) ②直接労務費(DL)を重視し、残り(青セル分)を③製造間接費(FOH)にひとまとめ。この考え方を体得するのが原価計算の入門第一歩。

(1)個別原価計算
→家具や船など受注生産品は、発生した原価をそのまま積み上げれば製造原価。最初の基本でここを体得。

(2)総合原価計算
→パンや菓子を大量生産する工場は、個別の受注を待たずに見込み生産。原価を足し上げ、出来上がった個数で割るのが総合原価計算。世の中は一般にこちら。

(2)標準原価計算
→発生後の原価を把握する実際原価計算に対し、「そんなの待ってられない」と見込みの原価を決め、後から実際原価との差異を把握するのが標準原価計算。世の中は一般にこちら。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

(1)当期総製造費用の計算
(2)当期製品製造原価の計算
→製造原価報告書の作り方。勘定連絡図がこれを図示。暗記対象ではないので、やはり問題を解いて体得。「費用」と「原価」の違い=「仕掛品」と理解するのがこの論点のポイント。

(1)実際原価計算
→発生原価を積み上げ製造原価を求める方式。当り前なので出ない。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

1原価計算期間
→原価計算は月単位で行う。毎週やると忙しすぎ、四半期に一度では間延び。試験に出ないマメ知識。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆に項目として存在するが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

該当なし

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■今日のまとめ■

診断士試験は簿記検定ではない。従い原価計算知識は本来不要。だが、

・原価計算の対象は、製造業からサービス業など多様な業種に拡大
・仕訳(簿記3級)⇔意思決定会計・ファイナンス知識をつなぐcritical path
・初学スト生が苦手な「運営管理」「事例Ⅲ」と知識の相乗効果。

Critical path: あるプロジェクトを達成するため、避けて通れない重要経路。この経路上にかかる時間を短縮することがプロジェクト早期化の鍵。

来年の今頃。「簿記は必要ないんです!」の遠吠えを肴に。「事例Ⅳ」CVP分析を虫喰いつまみ喰いでなく、原価計算知識でニヤリと一つなぎ、撫で斬りにするのが簿記2級。ではまとめ。

・原価計算は診断士学習上は地味。だが影の力持ち論点。
・原価計算とは、仕訳の勘定科目に基づく費用分類がスタート。
・勘定連絡図:原価仕訳→製造原価報告書までのラブストーリー。
・原価計算は6種類。直接原価計算→CVP分析に理解をつなげて完璧。

byふうじん



最初から最後まで使うのが本質。
有為転変、途中で要らなくなるのが小手先。

では大手受験校で最初に教わる本質とは何か?以下動画を視聴して確認。

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【TAC動画チャネル】2次試験対策のポイント(前編)

2ヶ月で勝負するための超基本の話。

動画チャネルHPで該当動画を探す(2015/8/20時点)

師は最初にこうのたまう。

・初学スト生は、何を書いたら良いかわからない。
・「2次」は難しいと言われるが、全ての問題が難しい訳ではない。
・80分の制限時間が敵。解答要求から易しい問題を判断する。

つまり「80分では解けず」「60点取れば良い」試験では、取れる問題をじっくり正確に考えて当てる=タイムマネジメントで合否の差。

だが言うは易く行うは難く。タイムマネジメントを、

△全ての問を解き、解答用紙マス目を1字余さず埋める

と勘違いしヘンな方向にスタートダッシュする者が少なくない中、

○設問ごとの得点可能性を判断し、時間・得点配分をデザインする

ことを大手受験校通学生はみっちり学ぶ※但し合格率<20%。

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■要求サイドのテクニック~問題構造の2つの切り口■

設問ごとの得点可能性判断には、2軸を切ってマトリクス。

診断士試験では、SWOT分析や2軸ポートフォリオを重宝。その理由は、

・全ての情報を2次元平面上に表現できる(抜け・モレがない)
余分を探す:似通った・関連情報をグループ化して見やすく整理。
不足を探す:あるはずのものがなければ追加で探し、自分で足す。
過不足ない分析:情報の過不足なく最も妥当な結論を導く可能性が高い。

師は2つの軸を説明。

切り口①~時制 (レジュメP.1)
・過去~現在を聞く問題は、本文に情報がある易問が多い。
・今後やあるべき姿を聞く問題は、本文に情報がない難問が多い。
・時制を使うと、本文の根拠⇔根拠を使う問題の対応ズレを防げる。
→時制とは、それを意識しないと意地悪条件。だが意識すれば正答率を上げるお助け条件。
切り口②~本文中の情報有無 (レジュメP.2)
・「2次」は点差をつけるため、「本文中の情報のコピペ」と「外から情報を持ってくる類推」を解答構成要素に混ぜて出題。
・この「本文中に情報があるか否か」は、試験後に発表される「出題の趣旨」から、ある程度パターン化して予想可能。
■基本的理解力・整理分析基本能力 →問題本文に情報あり(易)
■分析力・助言能力→情報なし(難)

そしてその2軸でマトリクス(ポートフォリオ)を作って説明。

③要求パターンの組み合わせ(マトリクス) P.4
解答順1)第Ⅱ象限=ABランク。最小限の時間で確実に当てる。
解答順2)第Ⅲ象限=Dランク。本文に情報が見当たらず、焦りを生む。
解答順3)第Ⅰ象限=Cランク。時間を掛け、ここの点差が合否の差。
解答順4)第Ⅳ象限=Eランク。初学スト生が何か書いても当たらない。

初学スト生は、「80分では全く時間が足りない」。その時A~Cランクの「情報あり」問題、つまり本文中用語の解答マス目コピペ問題を探して当てる。

DEランク「情報なし」問題で、マイアイデア書いても点はこない。マイアイデアを書く位なら白紙で答案を出せと説くのが、この動画。

設問まるごと白紙で出すのは胆力が必要。だが冷静に考えれば、

△一生懸命ポエムを書く。
○最初は易問の得点力UPに専念し、実力成長してから手を出す。

位の逆転発想が、「限られた80分間の有効活用法」として上策。

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■要求サイドの実力ドリル~過去問分析■

答案分析を卒業し、過去問分析に注力するのが2年目上級生

合格者の相当多数が答案分析大好き。それが最短合格のノウハウ!と勘違いすると「2次」合格は早くて数年先。確実80%合格Sランク=主に2年目上級生が分析するのは、答案でなく過去問。

【過去問分析ドリル】
・過去問5年分の解答要求を要素ごとに集計(時制×要求×期待得点)
・診断協会HPの「出題の意図」を写経し、○○能力を事例ごとに把握。

まずここまで。合格実力に到達後、ヒマになったら以下追加。

・設問⇔受験校模範解答の解答根拠を対応づけし、その傾向を把握。

サラリと書くが、時間を要しかつ難しい。レジュメP.5~12を動画で確認。

例① 例② 例③ 例④
第Ⅱ象限 第Ⅰ象限 第Ⅲ象限 第Ⅳ象限
時制:過去
情報:○
時制:将来
情報:○
時制:過去
情報:×
時制:将来
情報:×
ABランク Cランク Dランク Eランク
強み・要因 メリット(効果) ★考えられる理由 助言
整理・分析能力 分析能力 基本的理解力
分析能力
★★提案能力

師は、レジュメ図中の黄色セル(=情報がなく類推)は、初学スト生が当てるのは難しいと説く。この時、

★例③:解けると思わせ、情報を与えないトラップ。
★★例④:ヒント抜きでミライを当てるには、占い師並みセンスが必要。

ここで調子が狂ったりムキになるとタイムマネジメント失敗。だから師は、「時制×情報有無」の得点可能性で解答順を決めろと説く。

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■おまけ:本質vs.小手先。第三極がロジカルサイド■

要求サイド:作問者の意図を忖度し、要はこういうことですね?
答案サイド:見つけた根拠に注目し、こう来たらこう書くとパターン化。
ロジカルサイド(第三極):文章構造の因果で答えを導く。

先のWeb動画で、師は模範解答の黄色セル(情報がない時のマス目の埋め方)を一応説明。だがこの「正解を導くロジック」を初学スト生が追い掛ける必要があるか、立ち止まって検証。

(問題点)初学スト生は黄色セルを当てるより、本文情報コピペが優先。
→(対応)本文コピペを習得し、次に黄色セルを当てる2段ロケット作戦。

(問題点)講師と同等の思考レベルを、11週で身に着けるのは至難。
→(対応)診断士合格後、専任講師として腕を磨いて発想するレベル。

(問題点)講師の思考は追随不能。するとこう来たらこう書くとパターン脳。
→(対応)知っている問題は解けるが、知らない問題にはからっきし。

本質サイドは人並み答案を当り前に書き、答案サイドは他人より優れた答案を80分考え続けて一所懸命に書く。両者は決して混じらず醜い足の蹴り合い。その傍ら、

ニヤリと漁夫の利を得る第三極がロジカルサイド。

模倣困難性が高く、やり切る自信があれば合格最有力。だが筆者の見立てでは、合格者の20人に1人見掛けるかどうか。

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■今日のまとめ■

当Web動画は、初学スト生向けの「2ヶ月で勝負する超基本」を解説。後半10分がとても初学スト生向きが理解できる内容でないのはご愛嬌。だがロケットダッシュを決めたつもりが、

あさっての方向に走り出していた

という事態を避けるべく、定期的にブレーキ踏んでズレ修正。ではまとめ。

・最初から最後まで使うのが本質。そうでないのが小手先。
・「2次」は80分では間に合わない。特に初学スト生は、難問を捨てる。
・問題構造を「時制」「情報有無」の2軸マトリクスで、その難易を判断。
・合格実力差とは、答案分析力でなく過去問の構造分析力。←超重要
・ロジカルは要求⇔答案の上。動画のラスト10分は気にしない。

byふうじん



昔々「ざいむ」という村に、
「CFという仲良し3兄弟が住んでいました。

 

長男「えいぎょうCF」は、一家の大黒柱として毎日せっせと働きます。
長女「とうしCF」は金遣いが荒く、目を離すとおもちゃを買ってくる。
末っ子「ざいむCF」は倹約家で、長女の小遣いをどこからか工面。

ところがある日、兄弟喧嘩が起きました。

長男:うちの家計を支えているのは俺だ!文句を言うな。
長女:私のタンスから「げんかしょうきゃくひ」を盗まないでよ!
末っ子:まぁまぁ、大丈夫。おカネはボクが何とかするから。

Club☆Bookkeeping、いわゆる簿記ラブ組が薄気味悪いのは、こんなお伽噺でニヤニヤするから。そしてお伽噺はこう続く。

長男と長女の口喧嘩は止まらない。だが長男はふと気づく。

そうだ、隣の「かいけい」村なら、浪費家は少ないって聞いたぞ。

そこで「えいぎょうCF」は「かいけい」村に引っ越し、「とうしCF」は「ざいむ」村に残り、兄弟仲良く末永く暮らすことにしました。

お伽噺の教訓
営業CF:稼ぎ所。プラスじゃないとダメ。マイナスなら要対策。
投資CF:ミライの稼ぎに向けて使う。ここのプラスは逆に怪しい。
財務CF:単なる調整弁。何かおかしな動きをした時だけ要注意。

. ■キャッシュフロー計算書概論■

診断士受験で重要なのはFCF。CF計算書は重要でない。

FCF 営業CF+投資CF 主にミライの話
ファイナンス論点
CF計算書 営業CF+投資CF+財務CF=0※
※現金残高が動かない場合
主に過去の話
会計論点

FCFが重要なのは、企業が利益を稼ぎ、ステークホルダー(従業員・銀行・株主・経営者)に分配する結節点だから。だからFCFなしに診断士「会計・財務」の問題は作れない。

:IT業界を読み解くための経営分析入門

CF計算書が重要でない根拠は、今の世の政策的な金融緩和=カネ余り。

資金が自由に借り入れできる世界では、CF計算書を作る意義は薄い。

会計の世界では、CF計算書開示は年2回に簡素化済。見方を変えると、財務諸表(FS)の作成能力を問わない診断士試験が、CF計算書の作成問題を5年に一度出して受験生を困惑させるのは、優先順位が何かヘン。

2期BSと当期PLを眺め、CF計算書を頭でイメージするのが実務。

CF計算書とは、それを頭でイメージできない人への説明資料。

だから銀行はすぐCF計算書の提出を求めるが、中小企業の経営において、本当に大事なのはあくまでミライのFCF。

.
■重要度ミシュラン~#7日目■

コホン。診断士CF計算書不要論を主張するのは、合格後の話。試験出題がある以上、題意に答えるのが受験生。では一挙掲載。

論点 評価 H27
要復習
問題 
#7 9CF計算書 作成プロセス CF計算書の具体例 ★☆☆
直接法によるCF計算書作成 ☆☆☆
間接法によるCF計算書作成 ★★☆ (9)理

.

第9章 キャッシュフロー計算書
❶CF計算書の具体例 S
❷直接法によるCF計算書の作成
1営業活動によるCF
1営業収入 S
2原材料又は商品の仕入れによる支出 A
3人件費の支出とその他の営業支出 A
4その他の取引によるCF(小計以下の調整 A
2投資活動によるCF A
3財務活動によるCF A
❸間接法によるCF計算書の作成 S

.
■一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。 .

.

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

❶CF計算書の具体例
→CF計算書は財務四表の1つであり、所定の書式がある。だが書式を暗記する必要はなく、出題範囲の95%が営業CFで、残り5%が固定資産(減価償却+期中売却の処理)。難しく考えず、スピテキ先生、スピ問先生の指導通り、コツコツ解答、暗記でOK。

1営業収入
→CF計算書では、営業CFが最重要。その中で営業収入の考え方が最重要。試験対策上、実務上ともに直接法の計算出題は出ない(出ても解かなくて良い)ので、ここは気をラクにして考え方を概観。

❸間接法によるCF計算書の作成
→経理の実務はこちら。当期PLとBSの期首期末増減から営業CFを作るのが経理の腕の見せ所。そんなことはどうでも良いので、試験と割り切り解答パターンをコツコツ覚える。

※CF計算書はSランクでも扱いはこの程度。他人が出来るレベルをやる。受験上ここで稼ぐのは任意であり、深くやりたきゃ簿記1級。

.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

2原材料又は商品の仕入れによる支出
3人件費の支出とその他の営業支出
→営業収入と同じ考えを、仕入(原価)、人件費(販管費)にするとどうなるか。この論点を暗記するか、簿記知識を応用して通りすぎるかは、合格センスの差として意外に大事。

4その他の取引によるCF(小計以下の調整)
→長男坊「えいぎょうCF」は、投資CF・財務CFに含まない雑多ものを一手に引き受ける男気。でも出ない。

2投資活動によるCF
→試験上は、固定資産の期中取得・売却した時にBOX図で処理する解法パターンを体得。実務上は、投資有価証券・貸付金もここに含むが、試験に出ないので考えない。

3財務活動によるCF
→試験上は、長短資金を無制限に借りてしまうので、論点にならない。実務上は、株式・社債を発行する華やかな仕事だが、それはコーポレートファイナンスで扱うので、CF計算書としては出題しない。

※CF計算書はおカネを扱う。つまり企業活動の全てをここで扱う。真面目にやればいくらでも面白くなるが、今は試験合格を優先し、そこには深入りしない。

.

□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

該当なし

.

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆に項目として存在するが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

該当なし

.
■今日のまとめ■

当記事は、財務諸表の作成能力を求めない(=診る力で良い)診断士試験において、CF計算書だけ作成させる優先順位の矛盾を指摘。要するに、

受験生の点差がつくからと安易に出題し続けるのは、出題側の怠慢。

たかが合格者ブログにこう指摘され、出題側がどう対応するかを観察。これ以上挑発し、試験のレベルを引き上げないで・・という悲鳴が聞こえる気もするが、ではまとめ。

・営業・投資・財務の3つのCFは、それぞれ担う役割が明確。
・診断士受験で重要なのはFCF。CF計算書は重要でない。
・CF計算書は企業のカネの動きを診るが、実務でやれば良い話。
・CF計算書(特に営業CF)は簿記論点。深くやりたきゃ簿記1級。

byふうじん



当り前のことは書かない。

これ、受験生でなくブログの書き手の話。

「2次」はイカサマ勝負。正々堂々戦わない。

これを白昼堂々書くのが当ブログ。「2次」は試験制度そのものがインチキ=「合格実力者をあえて不合格」にする以上、イカサマくらいは正当防衛。ついでに世の常識をひっくり返す。

なぜ当り前のことは書かないか →当り前に知っている前提だから
するとどうなるか →新たな、革新的な展開に集中できる。

今から火蓋を切るある戦いのハンデとして、イカサマ手札を数枚オープン。

6年前の筆者のイカサマ
①「事例Ⅳ」は堅く見て過年度受験生比で+20点上積み。
②「事例Ⅰ~Ⅲ」は手抜きし安定解答(今風に言えば55点×3)
③事例演習は答案コピーし、近くの仲間と見せっこ、真似っこ。
④問題本文はまともに読まず、逆さスキャン読みで時間節約。
⑤著作権的にグレーな事例入手で、毎朝一本72事例。

①②はその人の資質、③は今では当り前、④は小手先テクニック、⑤はコピーが横行したおおらかな時代の話。イカサマネタバレは競争を活性化するが、オススメは意味なく、迂闊に真似すると大火傷。

だが「皆が知ってる当り前はブログに書かない」ルールを自分に課すと、逆張り・ヘソ曲りの知恵が湧く。特に「2次」は

世人が気づきにくい解釈可能性を、あと一つ、二つ足してみる

ことで戦う試験。そこで当記事は、今年の「1次」不通過の方に逆張り提案。

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■前提:H27年「1次」仮総括■

「経済」「財務」易化年は当り年。7科目合格者、「2次」合格者数が共に増。

TACデータリサーチと過去の合格者推移を見比べ、以下シナリオを仮定。

・「2次」受験者数は、例年5,000人→今年6,000人に増。
・「1次」合格者構成は、科目免除者↓、6~7科目受験者↑
・「2次」合格率20%なら1,200人、25%なら1,500人合格。
・「財務」片思い組も多数。不得手でも合格余地あり、得手なら有利。

「1次」が易化した年は、そのまま勢いで「2次」も合格しやすい。9/8(火)の発表を待たず、この仮定で進撃開始。

一方、易化年の「1次」通過を逃したのは痛い。なぜ通過しなかったのか?

①内部失敗
・学習「量」の不足(→週20時間が前提)
・学習の「質」に問題(→理解INPUTより問題OUTPUT先行)
②外部失敗
・周囲の負のオーラに巻き込まれた。
・科目難易度変化の波に沈んだ。

「1次」通過は容易でないが、「過去問を回す」基本を外さなければ必ず合格する試験。②外部失敗でなく①内部失敗=自分の何が問題かを要反省。それを避け迂闊に「2次」に進むと、待ち受けているのはさらに痛い目。

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■本題:受験継続意思決定~損切り撤退ルール■

今ここで学習断念するのは、もったいないです!

診断士受験校と受験生応援ブログは、「診断士学習をやたら継続させたい」「最後まであきらめさせたくない」点で利害が一致。

この試験、合格するまで受ければ誰でも合格。だからその主張は正しいが、意思決定を学ぶ者として「もったいない」は不適切。

合格意思決定は、将来の費用⇔収益の大小で比較。
機会費用を考慮し、埋没費用を考慮しない。

・例を挙げれば、「今まで3年やったから、来年こそ合格するはず」は誤り。
・難しく書けば、「過去の埋没費用は将来費用の減算として考慮」。

「1次」不通過でも、「2次」対策をそのまま続ける方が良い根拠は以下。

①「1次」知識を備えた状態で、「2次」で使い方を学ぶ=楽しい。
②今年の「2次」を仮想受験すると、来年は対等以上に戦える。
③学習習慣が継続。
④大手受験校では「2次対策」まで前払い。今やめると「もったいない」。

だが「2次」対策の卒業理由が、合格した人数<受験継続を断念した人数、と想定するセンスがあるか?そして4択中最も泥沼化するのが、④タイプ。

なぜ泥沼化するか →「1次」と異なり、撤退チャンスが年1回のみ。
ではどうするか →背水の陣。「これでダメなら撤退」の損切りルール。

1次の撤退機会 2次の撤退機会
基本講義
5月直前答練「財務」
7月1次公開模試
申込日~本試験前日
本試験当日
420点未満不合格
翌年科目不合格
初年度不合格
(学習コスト11週間)
2年目不合格
(学習コスト1年)

「2次」の撤退機会は「1次」に比べ少なく、年1回限り。合格するイメージがあるか、ミライに向かって意思決定するセンスがあるかの点検が先。たまたま合格者が、応援と称し自分の経験を他人にオススメする行為は感心しない。

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■補足:「撤退のススメ」ではない■

Sランク説は断定的な言い回し、あえて誤解を招く表現を多用。それは

文章の本質を理解しない人が間違って合格しないようにするため。

だが当記事、「1次」不通過=撤退をオススメする訳ではない。

なぜ撤退オススメでないか →撤退しても、知識を使いたくなる時が来る
するとどうなるか →知識欲求による、中断後のリベンジ合格が多々ある

今年の「1次」不通過で、「オレには無理」と判断するのは妥当。だが「将来再挑戦したくなる」なら、ここで撤退せず「2次」対策継続が妥当。まとめると、

意思決定をするのは自分自身。外野の声に左右されない。

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■補足:ある戦い■

今年の「2次」合格者数は1,200人以上、史上最高があり得る。

すると合格の少し先のミライを読むと、折角合格しても、

あぁ、2015年の当り年合格の方ですね。

と一段低く見られる可能性がある(当り年合格→H21、H24、H26)。これを避けるには、△たまたま合格→○S確実80%合格を目指す。S80%とは、

本試験の翌週に再度本試験が行われても、
ニヤリと2週連続で合格する実力。

当ブログで言えば、この2人(H22H23)。この時起きる「ある戦い」が、要求サイドvs.答案サイド。

要求サイド 答案サイド
本質 付随
読む・選ぶ 書く
相手の意図を忖度 答案コンクール
イカサマ ノウハウ
自分で考える 見せっこ・真似っこ
逆張り 助け合い

スト生が本質=要求サイドで突っ走ると、答案レベルが安定しない。過年度生がノウハウ探しに夢中だと、本質に思考停止し捻りが入るとからっきし。

当り前の答案を書くには、他人ができることは当り前に200%こなす。

合格者ブログが、マイノウハウ自慢=自分のやり方の正しさを主張しはじめたらOUT。要求サイドvs.答案サイドの足の蹴り合いを俯瞰し、200%当り前に両方やるのがSランク=確実80%合格。

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■今日のまとめ■

意思決定は過去の原価に影響されず、ミライに向かって行う。

要するに。過去を引きずるか、ミライを見るかの違いが合格所要年数差。悪いけど、受験校や応援ブログの××××を見抜けない様では、この試験の合格は最も早くて数年後。ではまとめ。

・当ブログの特徴は、常にびっくり、逆張り、玉手箱。
・ふざけてる訳でなく、他人が見過ごす複数解釈の幅が短期合格力。
・「2次」はイカサマ勝負。正々堂々戦わず、奇手妙手のアイデア次第。
・「2次」対策に進む前に、「2次」受験を断念したミライの自分を想定。

byふうじん



見覚えのある問題が多かった。

H27「財務・会計」平均点が67.3点と大幅易化(TACデータリサーチ)した理由を、一言で言えばこう。

するとネットの噂は、

1次「財務・会計」が易化した年は、2次「事例Ⅳ」が難化する

とすぐデマを流すが、過去トレンドは逆。「事例Ⅳ」は必ずしも難化せず、

易化=当り年の受験生は、「財務」得手不得手を問わず「2次」も通過しやすい

「財務」ラブ組はさておき、片思い組も今年は好機。この時期は「2次」ロケットダッシュ優先、「1次」復習は原則不要。だが「財務・会計」に限り「事例Ⅳ」対策兼ねてさらっと復習。だって、

一度当てた問題を数日後に解き直すと、記憶定着効果が高い。

つまり得意論点化。ここで勢い・弾みをつけ、「2次」対策へと殴り込み。

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■H27「財務・会計」出題論点+要復習問題■

「1次」財務・会計は、重要な論点からまんべんなく出題。

 従い、ただ高得点にニヤニヤするのでなく、全力の自分が挑んだH27過去問をテキスト目次と見比べ、自分の知識を体系化する。こうした一つ一つの詰めの甘さ・辛さが合格所要年数差。

H27要復習問題の見方
(1):問題番号
計:計算問題12マーク、理:理論問題13マーク
青字:要復習、▲:2次に出ないので復習不要。

論点 評価 H27
要復習
問題 
#1 1財務会計とは 財務・会計とは
2財務諸表概論 財務諸表の基本
貸借対照表(B/S) ★☆☆
損益計算書(P/L) ★☆☆
株主資本等変動計算書 ☆☆☆
キャッシュフロー計算書 ★☆☆
#2 3経営分析 経営分析の基本
収益性分析 ★★★ (11)計
効率性分析 ★★★ (11)計
安全性分析 ★★★
生産性分析 ☆☆☆
CF計算書分析 ★★☆
#3 4管理会計 CVP分析 ★★★ (10)計・理
利益差異分析 ★★☆ (8)計
セグメント別損益計算 ★☆☆
5意思決定会計 意思決定会計 ★★★ (15)計・理
設備投資の経済性計算 ★★★ (16)計・理
不確実性下の意思決定 ☆☆☆
#4 6企業財務論 企業財務論の基礎 ★☆☆
株価と債券価格の計算 ★★☆
DCF法などによる企業価値の算定 ★★★ (14)計
最適資本構成 ★☆☆ (13)理・理
配当政策 ☆☆☆ (12)理
#5 7証券投資論 個別証券のリターンとリスク ★☆☆ (17)計・理
ポートフォリオのリターンとリスク ★☆☆ (19)理
共分散と相関係数 ★☆☆
CAPM ★★★ (18)理
デリバティブ ★★★
#6 8 BS・PL
作成プロセス
財務諸表の概観 ★☆☆
取引と仕訳 ★☆☆ ▲(5)理
転記 ★☆☆
試算表 ★☆☆
期中取引 ★★☆
決算整理 ★★☆
繰延資産 ☆☆☆
精算表 ★☆☆
#7 9CF計算書
作成プロセス
CF計算書の具体例 ★☆☆
直接法によるCF計算書作成 ☆☆☆
間接法によるCF計算書作成 ★★☆ (9)理
#8 10原価計算 原価計算制度の基礎 ★★☆ (6)計
原価計算制度 ★★★ (1)計
(7)計
#9 11会計規則 収益・費用の認識基準 ★☆☆
金融商品に関する会計基準 ☆☆☆
固定資産の減損に係る会計基準 ☆☆☆
資産除去債務に関する会計基準 ☆☆☆
分配可能額の計算 ☆☆☆ ▲(4)理
リース取引に関する会計基準 ★☆☆
税効果会計に係る会計基準 ☆☆☆
連結CF計算書等の作成基準 ☆☆☆
工事契約に関する会計基準 ☆☆☆
連結財務諸表に関する会計基準 ☆☆☆
棚卸資産の評価に関する会計基準 ☆☆☆
12その他の領域 ☆☆☆ ▲(2)理
▲(3)計

S★★★ 頻出+理解=2次論点 まず解法を覚え、その解法を理屈で裏付け
A★★☆ 頻出+暗記論点 問題を繰り返し解き、解法を暗記(体得)
B★☆☆ 理解論点 出題頻度は下がるが、他論点の考え方の基礎となる
C☆☆☆ おまけ論点 過去出題があったため、営業上収録した論点

今年の正答率ABランクの出題箇所と、重要度★★★の事前評価は、ピタリ一致が当り前。そして1次「財務」・2次「事例Ⅳ」の出題箇所は事前予想をピタリと当てて一人前。80点、90点取ったとニヤニヤするのでなく、

そういえば今年はデリバティブの出題がなかったな

スト合格には、目に見えるものだけでなく、無い物に気付くセンスが必要。

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■今日のまとめ■

当記事執筆の背景は、昨夏セミナーで伝えた「要復習問題」が予想外に好評だったこと。辛口に言い直すと、

診断士受験生は「財務・会計」知識を一つ一つの点として捉えており、
面として体系的に理解し使いこなす意識が不足。

10月の「事例Ⅳ」は必ずしも難化しない。だが今年の「財務」の如く、見覚えのある問題が並ぶほど甘くはない。ではまとめ。

・H27「財務」は見覚えのある出題が多かった。ラッキー
・「財務」易化年は、「2次」合格者も多い当り年が多い。ラッキー
・スト合格とはたまたまと勢い。運を味方につけるクセを持つ
・ラッキーチャンスを逸しない様、ここで褌締め直すセンスを持つ。

byふうじん



 合格体験談は話半分で聞き、
講師の説明を5割増しで聞く。

診断士の「本質」を挙げよと言われ、最初に出てくるのが、

相手の話を聞き上手。

なぜ上手なのか →相手の話の元ネタを予め知っている。
するとどうなるか →話を的確に要約し、適切な助言ができる。

だが初学スト生にとり「2次」は未知の世界。従い、今日の「事例直前講義」前に、講師の話を予想しどう事前準備するが短期合格センス。

<事前準備の理想標準>
過去問(H26)4事例を一回解く(添削付なら尚可)
5月チェック模試を読み直し、または解き直し
「事例直前講義」をWeb予習
市販参考書2冊の購入注:3冊ではない。

あれやれこれやれとか、オススメという話でなく。今日のロケットダッシュ次第でそれ位差がつくと知っておけということ。

そこで具体例をドリル形式で3点紹介。なおこうすると↓過年度化。

講師の説明を話半分で聞き、
合格体験談を5割増しで聞く。

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■ドリル1:講師の話を5割増し■

大手受験校通学クラスの半数は、講師の話を上の空。

まず手厳しく。通学クラスの半数は、講師の話をちゃんと聞かずに上の空。

なぜ上の空なのか
・講義内容の予想・予習をしない(受け身)
・講師の話は知らないことばかり。
・自分の聞きたいことと講師の話す内容が違う。
・脳の処理容量オーバーで思考停止←上の空
・簡単な所はわかったつもり。難しい所は理解努力をせずに先送り。 
するとどうなるか
・復習するのは、できる・簡単な所ばかり。
・難しい所を理解するクセがつかない→頭の拒否反応。
・講義後は仲間で群れて負のオーラ→遠吠え・言い訳・負け惜しみ。
・講師の話の理解を避け、試験に合格するノウハウを収集開始。
・次から次へと参考書。あるいは次から次へと受験校。

当り前だが、「2次」はリズム・勢い・たまたまのスト合格チャンスを逃すと、とてつもなく難しく奥深い試験。それが嫌なら今日の講義で、

講師の話をちゃんと聞く。
できれば周囲の5割増しで聞く。

とはいえ、初見の話題に150分集中するのは容易でない。というか無理。そこでいくつか切り口とドリル。

切り口~講義メモ
講義前:事前準備し、講義内容を軽く予想。
講義中:予想済の点は理解。想定外・理解不能な話はひたすらメモ
講義後:メモに基づき、「自分なり」のまとめと振り返り。

周囲の5割増しドリル
・ノート・ルーズリーフでなく、コピー用紙を数枚用意。
・講師の説明は、理解するより手を動かしてひたすらメモ。
・メモした内容は当日中にエクセル入力。翌朝までにまとめ直し。

ドリルの期待効果
・ノートと違いコピー用紙は保存に不向き。その代りその時点の「自分なり」の理解がエクセルメモの形で残る。
・150分の講義中、講師は伝えたいポイントを複数回繰り返す。複数回メモが残った点が、その講義の重要ポイント。
例:「2次」を確実合格するためのポイント→ 試験問題のデザインを変える

80分の事例演習は脳がヘトヘト。その後60分の解説講義(しかも同じことの繰り返し多数)を集中して聞き続けるのは容易でない。周囲がバタバタ思考停止、あるいは腕組みしながら今晩の食事を考え始めた時、

自分だけは、メモを取る手を休めない。

思考停止中に書いたメモ、後から読んでも意味不明。だがある瞬間、講師の解説意図がカチリと音を立て何かに嵌まる。それがパズルのピース。

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■ドリル2:質問の工夫~講師は第2の自分の味方■

合格応援団ならブログに無数。だが応援してもらうなら合格者より講師。

スト合格者の強みは、講師を味方につけること。どの講師が味方になるかは、質問すればすぐわかる。

質問ドリル例
・今日の講義のポイントはここですね。より詳しく教えていただけますか?
・「2次」に合格する状態とは何でしょうか?
・そこに達するには、具体的にはどう学習するのでしょう?
・合格までのスケジュールについてアドバイスをください。
・合格しやすい・不合格になりやすい受験生の傾向を教えてください。

ドリルの期待効果
・質問するため、講義を集中して聞くクセがつく。
・その場に応じた最適な助言がもらえる(←最適に助言するのが診断士)
・質問者のレベルによっては、こっそり内緒の情報がもらえる

自分の次に合格を願ってくれるのは講師。彼らはそれが職業で、メシの種。

「家族」とする意見もあるが、筆者の周囲に聞く限り、どちらかと言えば受験より会社で真面目に働いて欲しいと願うのが家族。

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■ドリル3:合格体験談は話半分■

「2次」合格へのやり方は人それぞれ。見分ける鍵は二律背反=話半分。

当ブログの特徴は、合格体験談の重視。1年間の自分のベストを尽くした集大成であり、少なくともそこに書かれたことにウソはない。

ドリル=アクセス方法は3つ。
①当ブログ左上の「合格体験談の読み漁り」アイコンをクリック
②当ブログ左下の「カテゴリー別」で「合格体験記・未合格体験記」をクリック
③筆者のまとめ H26体験記週末まとめ読み

しかし今年は、得点開示請求元年100点満点答案すら現れた以上、従来の受験常識・ノウハウは時代遅れ。この時点で話半分かつ残念。

加えて、この試験の合格体験記、合格者意見、アドバイス、ノウハウ・・は、最終的には二律背反

・世界は時間的にも初めがあり,空間的にも限られたものである
・世界は時間的にも空間的にも無限である

両者は共に妥当だが、両立しない。合格者の言い分全てを鵜呑みでなく、

その助言やノウハウの50%は、あなたには正しいが、自分には不要

と割り切るセンスが合格所要年数差。二律背反の解説は後日詳しく。

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■今日のまとめ■

話半分vs.5割増し=「自分なり」のウェイト、またはレバレッジ。

当記事では、「自分なり」「自分で」が繰り返し頻出。つまり周囲を活用するのは良いが、そこに依存したらOUT。

思考に一分の隙も見せない。

スト合格とは、ビギナーズラックを含む全戦全勝。弱みを見せず、思考の勝ちグセを自分の脳に教え込む。ではまとめ。

・合格者意見五掛け、講師の話5割増しドリルで、聞く力を向上。
・事例演習解説講義60分は当初苦痛。考える代わりにメモを取る。
・最適な助言で自分の合格を応援してくれるのは、合格者でなく講師。
→合格者の応援とは、仲間を増やしたいかノウハウ自慢のどちらか。
・合格ノウハウは最終的に二律背反。採用するならMAXその半分。

byふうじん



確実80%で通過するのも合格。
たまたま20~50%でも同じ合格。

合格者のノウハウこそ有益とする見解に、これは一本取られた形。だがこれをニヤリと迎え撃つのがSランク。

試験はミライに向けて変化する。
合格ノウハウより、不合格リスク回避を重視。
昨年と同じことを同じやり方でやっても、同じ結果しか出ない。

従い受験校や合格者ブログにまず学び(守)、それを仮想ライバルとして蹴落とすこと(破・離)がスト合格の妙味。一方、次回夏セミナーが「合格者のノウハウ」重視に転じると宣言するミライに注目。

過年度合格ノウハウが垢抜けないのは、試験の題意・本質に反することを平気で主張・オススメしてきたから。

スト合格者の考えたノウハウ⇔スト合格者が気づく本質

が鎬を削り、互いに高めあうなら歓迎。とはいえブログ記事のハードル上げを伊達に5年続けてきた訳でなく、先手必勝でカードを一枚

そのノウハウは、以下90分講義の
内容をどれだけ超えるかな?

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■TAC動画チャネル~2次試験合格を確実にするためのポイント■

受験校「2次」講義はメモを取る。そのメモを自らまとめ直す度に成長。

リンク先で「2次試験合格を確実にするためのポイント」動画を選ぶ。

視聴にあたり注意書き。初学スト生にとり、「2次」講義での講師説明は、

何言ってるか、しばしば意味不明。
言われた瞬間は理解しても、後で思い出せない。
後で思い出せないことは、演習・本番でも使えない。

なぜそうなるか→自分が知らないことを話しているから。
ではどうするか→理解できずともメモ。後からまとめ直して理解。

この動画チャネルで師は度々こう繰り返す。

問われた通りでなく、試験のデザインを自分なりに変える。

当記事、この意図を筆者視点でまとめ直し。だが「自分なり」に理解するには、当記事の先に必ず動画を視聴。

90分講義を自分なりに聞き、メモする(2倍速なら所要45分)
自分のメモと当記事を比較し、足りない点を補う。





ホントに90分(2倍速なら45分)、自力で視聴した?
自信持ってYESと言える方のみ、以下記事に進む。





■(1)導入■

・「2次」は、1年で合格する人もいれば、4~5年かけて合格しない人もいる。不合格になり続ける原因は、個人の能力差でなく、そもそも10人8人を不合格にすべくデザインされた=合格しにくい試験であること。ここが議論のスタート。
・合格に至るため、事例を数多く解いて腕を磨く方法がある。だが事例を解く前にゲームのルールを知らないと効果は薄い。その特徴を昨年の事例を使って解説する。

.
■(2)ゲームのルール■

・診断士試験の合否を、ある製品やシステムが故障なく稼働すること=合格、故障すること(事故)=不合格と例える。この時、故障の原因は、①システムエラー(設計ミス) ②ヒューマンエラー(操作ボタンの押し間違い)の2通り。
・ボタン押し間違いによるヒューマンエラーを防ぐには、ボタンの配置をわかりやすくする。診断士「2次」はデザインが悪い、つまりあえて間違う様にボタンが配置されるため、自力でデザインを変える、つまり問題要求を読み替えてわかりやすくする力が合否の差。
・それをせずわかりにくい配置のまま答えを導く、つまり複雑にマークや下線を引いて処理するから、合格が遠ざかる。

 

■(3)試験のデザインを変える~事例別対応■

上で学んだ「ゲームのルール」を、事例別の具体例でおさらい。

□事例Ⅰ~探す物を決めて読む

オリジナルデザイン:「その」「それ」といった指示語があいまい。
起きうるエラー:指示語の解釈が作問者とズレると、根拠を読み誤る。
変更後のデザイン:指示語の意図を複数解釈してから問題本文を読む。

対応ドリル:H26事例Ⅰ第4問「その要因
解釈1 良品率が60→90%へと改善した要因 (近年だけ)
解釈2 良品率が?%→60%→90%へと改善した要因 (かつて+近年)

・複数解釈しないと、作問者の意図した根拠を見落とし不合格。この問題は解釈1(近年だけ)で正解できるが、解釈2(かつて+近年)なら、より不合格になりにくい安全答案になる。
・「1次」は選択肢が与えられ、「2次」は与えられない。だが「1次」が「最後の2択」を必ず選ばせるのに対し、「2次」は最後の2択を両方含む答えで良い。このゲームのルールを使いこなす。

合格上位半数 それ以外
探す物の候補を決める
→問題本文で該当根拠を探す
→解答編集
探す物を決めずに読む
→根拠がいろいろ見つかる
→解答がブレる

.

□事例Ⅱ ~書かれていないことを補う

オリジナルデザイン:解答要求に直接対応する解決策が見当たらない。
起きうるエラー:時間不足になり、根拠のない思い付き解答を書く
変更後のデザイン:現在の問題点を探し、その逆を解決策にする。

対応ドリル:H26事例Ⅱ第4問「新商品または既存商品の改良」
解答方針1:問われた通りに、ナイスアイデアを何か考える。
解答方針2:現商品の問題点を導き、その解決策(支援・介護レベルを限定すると、海外や長期日程ツアーが可能)を示す。

・このデザイン変換作業は容易でないが、高度なテクニックや論理的な思考力は不要。それができないのは、時間が足りず間に合わないから。
・多くの受験生・合格者が行っている手順は正しくない。もともとエラーになるデザインの問題の指示通りでなく、解きやすい形にデザインしなおす、つまり問題文を読み替えるひと手間を掛ける。

合格上位半数 それ以外
目標点数と80分間の処理手順あり
→解答方針を検討する時間の確保
→題意通りの手順を踏んで解答
目標得点や時間配分のデザインがない
→全ての問題で、高得点を狙う
→時間不足で必要手順を飛ばす
探してない怪しい根拠が見つかる
→重複して使う
→行ズレ全滅は回避
探してない怪しい根拠が見つかる
→1問ごとに割り付けて使う
→当たれば高得点、外すと全滅

.

□事例Ⅲ ~解答要素の組み立て

オリジナルデザイン:解答マス目の字数が長く、解答要素が複雑
起きうるエラー:根拠から考えると、解答ブレや時間不足が起きる
変更後のデザイン:解答の設計図(組立て図)を自分で作る。

対応ドリル:H26事例Ⅲ第2問「改善するための具体的対応策」
解答構成1:要因や理由を問われたら、並列列挙で答えて良い。
解答構成2:問題点→原因→解決策の如く、因果関係で答える。

合格上位半数 それ以外
環境変化(短納期、小ロット化)
→C社がそれに対応していない
→具体的対応策
環境変化
→C社が対応できないことを選ぶ
→非現実的な対応策

・事例Ⅲでも、問題文の解釈が重要。解答要求が「加工不良率の増加」であれば、悪い原因でなく増加原因に絞り込んで探す。この絞り込みが甘いと、根拠を見つけてから解釈し、解答のブレや時間不足が起きる。

,

□事例Ⅳ~計算力より条件読み取り力

オリジナルデザイン:数値を当てないと点にならないっぽい。
起きうるエラー:計算を当てることに夢中で、やたら電卓を叩く
変更後のデザイン:解答要求は計算力でなく、問題設定読み取り力

対応ドリル:H26事例Ⅳ第2問(1)(2)
解答手順1:総額原価(NPV)を計算。手間。
解答手順2:差額原価(NPV)だけ計算。楽々。

合格上位半数 それ以外
問題設定読み取り力が重要
→設定を読み取る訓練をする
→設定に応じ、サクッと計算
計算力が重要
→問題集回転で計算力UP
→出題を捻られるとからっきし
差額原価(NPV)だけ計算 総額原価(NPV)をわざわざ計算

・「事例Ⅳ」は正解が数値で示されるため、計算を当てることに意識が向きがち。その結果、同じ問題集を繰り返し解き、計算力を磨く練習をしがち。
・「事例Ⅳ」作問者は、計算力で差が付くのを嫌い、計算量はごく最低限にしたい。例えば設備投資の経済性計算なら、FCFとWACCを必ず問い、その求め方の設定をいじって目先を変える。
・必要計算量がごく少ないと仮定すると、「計算ケアレスミス」はただの言い訳。というか、ケアレスミスをするような複雑な計算やってる時点でOUT。

.

□おまけ□

AK47クイズ~設問文・問題本文にアンダーラインを引くリスク
→Web動画視聴時のお楽しみ。

.
■今日のまとめ■

師は、ブログが勝手に動画チャネルの解釈記事を書くのを良しとしない。だが特にお目玉もしないのは、当ブログが、

試験に合格したいなら、まず講師の話をちゃんと聞け

という当り前のことを説くに過ぎないから。「2次」は相手の話の意図を汲む訓練。講師の話を正しく受け止める力を欠きつつ、合格するまで受け続けていつかは合格!している現実は何かヘン。

なお過去に①ストレート合格のノウハウ ②確実S合格するノウハウは存在しなかった。それはスト合格は単にたまたま、確実S合格はノウハウ合格の遥か上に位置するから。

それら過去の現実・常識をどれだけ塗り替えるか、今年の展開は要注目で風雲急。ではまとめ。

・当記事を読む前に、必ず動画チャネルを先に視聴。
・他人のやり方を安易に知ると、自力でデザインを変える力を損なう。
・当動画チャネルの解説趣旨は、過去のノウハウ合格の遥か上。
・昨年と同じことを同じやり方でやったら、同じ結果しか出ない。

byふうじん



うわ、まだテキスト半分残ってるけど!?

診断士「会計・財務」は時に「沼」と呼ばれる。それはどこが底なのか外から見えないため。足を下手に踏み入れると泥沼。その泥沼っぷりを図示。

スピテキを、経営分析→管理会計→意思決定会計→ファイナンスまで読み進めると、診断実務上の重要性を8割カバー。だが§8以降の残り2割をカバーするのに、総学習時間の8割かかる。これが世に言う財務コツコツ

なぜそうなるか? →§8~11は簿記論点。繰り返し解いて体得。
ではどうするか? →つべこべいわずに簿記3級

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■おさらい:診断士「会計・財務」と簿記の関係■

診断士「財務」は財務諸表(FS)の読み方。簿記は財務諸表の作り方。

当シリーズ第0回でこう↑紹介。診断士「財務」は、財務諸表を読めれば良く、作る必要は原則ない。そして受験生・合格者の簿記履修状況を図示。

診断士受験生の75%、合格者の30%は、

・簿記3級を回避し、仕訳ができない
・仕訳を知らずに、経営分析やCF計算書問題を解くのに夢中
・その結果、応用捻りにからっきし。
・1年余った時間をつぶす合言葉=「財務は毎日コツコツやりましょう」

診断士学習が過年度化すると、世間の動きに鈍くなる。そこで診断士試験を一旦離れ、世の中の動きで理解。

□図1 資金調達のため、財務諸表を読む能力を求められた時代□

・財務諸表を診て、強み・弱みを指摘できればOK。
・資金調達の方法・手続きを助言できればOK。 

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□図2 財務諸表を使いこなし、収益を高める力が問われる時代□

・財務諸表を診て、仕訳・原価計算をイメージできる。
・仕訳=会計処理の適正さ、原価計算=コストダウンの助言ができる。 

今の円安・物価高・金利安は2020年まで続く。すると、

モノ・サービスは作れば作るほど、売れば売るほど儲かる(理由省略)

資金調達(財務)<収益力向上(会計)の時代に、診断士「財務」の科目設置意図「事例Ⅳ」の出題意図は相当古臭い。また以下の発想はカビ臭い。

△簿記をやらないでも、診断士は合格できる!
△診断士「財務」合格のために簿記3級・2級をやる

そうでなく、簿記(作成能力)が主で、診断士「会計・財務」(活用能力)が従。その組み合わせが最強・鉄板。この発想差に気づかないと、あと1年、

重要度残り20%を学ぶために、学習時間の80%を費やす

ことになるのでご用心。

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■重要度ミシュラン~#6日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#6 8 BS・PL
作成プロセス
財務諸表の概観 ★☆☆
取引と仕訳 ★☆☆
転記 ★☆☆
試算表 ★☆☆
期中取引 ★★☆
決算整理 ★★☆
繰延資産 ☆☆☆
精算表 ★☆☆

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第8章 貸借対照表および損益計算書の作成プロセス
❶財務諸表の概観 S
❷取引と仕訳
1簿記の5要素 S
2取引の二面性 S
3仕訳
1仕訳とは S
2仕訳の手順 S
3仕訳のルール A
4取引と仕訳の例示 A
❸転記
1転記とは A
2転記の手順 A
3取引と仕訳、転記の例示 A
❹試算表
1試算表(T/B)とは S
2財務諸表の作成 S
❺期中取引
1商品売買
1掛けによる売買 A
(1)意義
(2)売掛金・買掛金
(3)具体的処理
2仕入諸掛 C
(1)意義
(2)付随費用がある場合の取得原価
(3)会計処理(当社負担のケース)
(4)具体的処理
3返品・値引 B
(1)返品
(2)値引
(3)返品・値引の売上勘定と仕入勘定への記入
(4)返品・値引がある場合の取得原価
(5)損益計算書表示
4前渡金・前受金 C
(1)意義
(2)会計処理
(3)具体的処理
5現金割引 B
(1)意義
(2)会計処理
(3)具体的処理
2手形取引
1手形 C
(1)意義
(2)簿記上の分類
2手形の割引 C
(1)意義
(2)会計処理
3貸倒れ
1貸倒れとは B
2会計処理 B
(1)前期以前発生債権の当期貸倒れ
(2)当期発生債権の当期貸倒れ
3具体的処理 B
❻決算整理
1決算整理とは S
2減価償却
1減価償却 S
(1)減価償却の意義
(2)減価償却費の計算方法
2償却方法 S
(1)定額法
(2)定率法
3期中取得 A
4会計処理および記帳・表示方法 A
(1)記帳方法
(2)減価償却累計額の貸借対照表示
3貸倒引当金
1貸倒引当金の設定 A
(1)会計処理
(2)設定方法
(3)損益計算書表示
(4)貸借対照表示
4売上原価の算定
1売上原価 S
(1)意義
(2)売上原価の算定
(3)三分法
(4)具体的処理
(5)まとめ
2商品有高帳 A
(1)意義
(2)ひな形
3払出単価の計算 A
(1)意義
(2)払出単価の算定方法
4商品の期末評価 A
(1)処理の流れ
(2)期末商品帳簿棚卸高の計算
(3)棚卸減耗費の計算
(4)商品評価損の計算
(5)損益計算書表示
5経過勘定
1意義 A
2前払費用(費用の繰延) B
(1)意義
(2)仕訳
(3)具体的処理
3前受収益(収益の繰延) B
(1)意義
(2)仕訳
(3)具体的処理
4未払費用(費用の見越) A
(1)意義
(2)仕訳
(3)具体的処理
5未収収益 A
(1)意義
(2)仕訳
(3)具体的処理
6経過勘定の貸借対照表表示(まとめ) A
❼繰延資産
1繰延資産 A
❽精算表
1精算表の概要 A
(1)意義
(2)作成目的
(3)精算表の作成方法
2精算表の作成例 A
(1)売上原価の算定
(2)減価償却
(3)経過勘定

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■一言メモ例~#6日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後で理解に進む。

なお「簿記」に関し、簿記テキスト>診断士テキスト>Web情報の順にまとまっている。診断士「財務」より詳しく知りたいなら簿記テキスト、とりあえず不明点を解消したければWebをチラ見

1簿記の5要素
→診断士「財務」§8~11を学ぶ時は、一回で理解しようとしない。具体的には講師の説明でわからない点は、深追いせずメモだけ。その代わり、講師の説明を一通りちゃんと聞く。まず大事なのが「簿記の5要素」。この考え方を、今後墓場まで持っていく。

2取引の二面性
→簿記には、単式・複式の2つがあり、普通は複式簿記を指す。これは、何か商行為をすると、同時にカネが動くことに注目。講師の説明とWeb解説でとりあえずさらっと理解。これも墓場まで持ってく重要知識。

1仕訳とは ☆超重要
→5要素+取引の二面性=仕訳。簿記は仕訳に始まり仕訳に終わると言われるのは、まず仕訳を学び、迷ったときは常に仕訳に戻って考えるから。ここはルールに慣れる。ここできないと「簿記」「財務」は一生苦手。

簿記の5要素+取引の二面性=仕訳。まずこの理解までが最重要。

2仕訳の手順
仕訳を作る練習。つべこべ言わずやる。

1試算表(T/B)とは
2財務諸表の作成
→仕訳の結果は1年毎に集計するルール。問題解いて体得していくが、試算表=BSとPLを分離する前のチェック表、程度のイメージで一旦OK。

1減価償却☆超重要
2償却方法
→簿記の様々な論点の中で、

減価償却=固定資産は一旦資産計上し、使い方に応じて費用化

することが超重要。すぐ慣れるが最重要。BS上の王様論点。

1売上原価☆超重要
→減価償却がBSの王様とすれば、売上原価がPLの王様論点。直観的に理解しづらいので、先に各論点の問題を解いて体得。後から納得すればOK。

1決算整理とは ☆超重要
→仕訳が出来たら、集計の仕方を教わる。単に合計するのでなく、ある一定のルールで1年単位に見やすくお化粧する作業が決算整理。

S論点はここまで。簿記は沼のごとく深いが、本当に大事な箇所は一握り。逆にこの大事な箇所の理解を外すと、「簿記」「財務」は一生苦手。

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

❶財務諸表の概観
→簿記一巡のこと。講師の説明をネット知識で補強。今日のA論点は、試験で直接出ないが、考え方として不可欠なものが中心。

3仕訳のルール
4取引と仕訳の例示
→仕訳=簿記のルール。なぜそうなるのか?と考えず、まずそういうものと丸呑みしていく。ここは考えたら負け。

1転記とは
2転記の手順
3取引と仕訳、転記の例示
→仕訳を集計していく作業。「簿記」上で大事。診断士「財務」では非重要。「財務」で問われない所で手抜きしないのが、簿記履修者の強み。

1掛けによる売買
→「簿記」学習では、仕訳をどんどん書いてマスター。ここでつべこべ言わない。ただし、商品を掛仕入れし、掛売りするのはビジネスの基本。イメージしやすいこの仕訳を最初にマスター。残りの仕訳は主にB論点で説明。

3期中取得
4会計処理および記帳・表示方法
→減価償却は頻出S論点。ただ「期中取得」「記帳・表示方法」はSとまでは言えないのでA論点扱い。

1貸倒引当金の設定
→BS売掛金には、必ず「貸倒引当金」という家来がついてくる。具体的にはB論点で詳しく説明。

2商品有高帳
3払出単価の計算
4商品の期末評価
→「財務」で必ず出題され、必ず苦手になるのがこのトリオ。出題パターンが様々。組み合わせでどんな問題でも出題できるので、解き方を覚える学習法では太刀打ちできない。唯一絶対の苦手解消法=「簿記3級をやる」。

1(経過勘定の)意義
4未払費用(費用の見越)
5未収収益
→簿記の目的は「期間損益」を表示すること。従い、当期に含む収益・費用を足したり引いたりするのが経過勘定。(費用・収益)×(未収未払・前受前払)の4種類いずれも大事だが、未払費用・未収収益の2つの登場頻度が高い。

1繰延資産
→日本の会計慣習は、会社設立時にかかる5つの費用を繰延資産に計上し、後から分割して費用化することを認める。内容にあまり意味はなく計算問題も出ないが、「5つの知識」→ABランクベタ問で出題しやすいため頻出。

1精算表の概要
2精算表の作成例
→実務では必ず使う。実務家なら問題ないが、試験上はいろいろややこしい。ここも理解でなく、出題パターンの暗記、繰り返し体得で一旦OK。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

3返品・値引
5現金割引
→簿記の世界では、売上高を決める時に返品や値引きが起きたり、買掛金を早く支払うと代金を割引きされることがある。これを俗に

売上3兄弟=値引・割引・割戻

と呼ぶ。用語イメージでひっかけしやすく、試験で頻出。

1貸倒れとは
2会計処理
3具体的処理
→A論点「貸倒引当金」の仲間。ヘタな取引先に掛売をすると、なかなか支払ってくれなったり、倒産・夜逃げされることがある。この一連の会計処理が「貸倒」。簿記上の重要論点なので、問題解いてパターンでマスター。

2前払費用(費用の繰延)
3前受収益(収益の繰延)
→経過勘定4兄弟の三男坊と末っ子。期間損益を出す役割は同じだが、登場頻度は低い。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆に項目として存在するが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

2仕入諸掛
→売上原価の仲間。簿記では出るが、診断士「財務」ではほぼ出ない。

4前渡金・前受金
→商品仕入やサービス提供の前にカネをやり取りするのが、前渡金・前受金。仕訳を理解というより、実務でなぜそんなことが起きるかのストーリーで理解すれば心配不要。

1手形
2手形の割引
→簿記の論点。実務では使わないが、ルールとして知っておく。

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■今日のまとめ■

試験対策上はコツコツ仕訳を書いて覚える。実務上は流れを理解する。

診断士「会計・財務」が問うのは、簿記履修者にとって当り前のことばかり。なぜなら誰がやっても・当り前のように・同じ結果になるのが簿記だから。

だが初学スト生は、どこが大事か自力で判断できない。だから、

・それなら最初から簿記3級をやっておくか、
・所詮試験と割り切り、問われる所だけをやるか。

その意思決定は自分でしなきゃダメ。診断士合格に簿記学習は不要。だがそこで学ぶ知識を使いこなしたければ簿記が前提。 ではまとめ。

・スピテキ後半簿記論点は、重要度=2割、学習所要時間=8割。
・「財務」→「会計」に世間がシフト。診断士「財務」の役目は時代遅れ。
・この章では、簿記の5要素→取引の二面性→仕訳までの理屈を理解。
・減価償却・売上原価・貸倒引当金等の重要論点は、後から必ず理解

byふうじん



自分の周囲は全員ダルマ。

準備万端整えた初学スト生。合格手続きのため「1次」本試験会場に赴くと、まず驚くのは以下5点。

・試験会場のあちこちに空席。申込順が遅いとガラガラ。
・雰囲気のゆるさ=緊張感の無さ。机で寝てる奴もいる。
・会場設備の格差:安定した机⇔ガタガタ揺れる長机。
・周囲の受験生が持ち込む大量の参考書。
・トイレの混雑=男性比率の高さと、受験生の高齢化。

「1次」高得点に向け気を使うのは、○試験傾向の変化。×周囲の不可解な行動は自分の得点に関連しない(同額原価)。だから、

自分の周囲は全員ダルマと割り切り、涼しい顔。

そういえば手も足も出てないな・・など余計な観察は後回し。まず得点に関連しない同額原価を考慮外。

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■「1次」本試験の心理戦■

8/8(土)・9(日)の出来事は、全て仕組まれた予定調和。

予定調和:観衆・民衆・関係者等の予想する流れに沿って事態が動き、結果も予想通りであることをいう。「勧善懲悪の-を破る」「-の法案成立」

「1次」作問者の使命は、①診断実務に必要な知識の教育 ②「2次」競争倍率5倍への絞り込み。言い換えると「1次」免除者が約2,000人いるから、今年3,000人以上合格させる気は皆無。

小手先の受験対策など作問者に筒抜け。試験の難化が小手先を上回るのは予定調和。ついでに100点中20点が初見の新作問題であるのも予定調和。

「1次」:合格実力と合格できる実力は異なる。
「2次」:合格できる実力と合格は異なる。

「1次」は合格する気で臨んだ7,000人の半数3,500人が不合格。合格実力とは、それを織り込み455点(平均+5点)、490点(+10点)を狙うこと。この時、不安=緊張を取り除く手段も織り込み済。

顔なじみの講師と握手し、自信に漲るのもアリ。
おなじみの名物応援団に心癒されるのも、それはそれでアリ。

とはいえ自分が420点しか取れなかった反省抜きに、420点の取り方を他人にオススメ(応援+自慢)する行為はナンセンス。だから得点と関連する「差額原価」に選択集中。無関連な「同額原価」はスッと自摸切り。

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■「2次」本試験の心理戦■

10/25(日)の出来事は、事前予測できない「現場対応」。

この時、

自分の周囲は全員カカシ。

準備万端整えた初学スト生。合格手続きのため「2次」本試験会場に赴き、やはり驚くのが以下5点。

・試験会場はびっちり満席。申込順により多少の雰囲気差。
・雰囲気のゆるさ=「1次」と異なる緊張感の無さ=実力者の達観。
・会場設備の格差:安定した机⇔ガタガタ揺れる長机。☆要注意
・周囲の受験生が持ち込む独特の過年度オーラ。例:電卓乱打
・トイレの混雑=男性比率の高さと、受験生の超高齢化。

だが小手先の解答ノウハウなど作問者に筒抜け。だから5,000人中4,000人は必ず何かの理由で不合格。

与件根拠の薄さが小手先を上回るのは予定調和。機知を働かせる現場対応力の勝負。そこで、

自分の周囲は全員案山子と割り切り、涼しい顔。

だから、そういえば頭がからっぽだったな・・など事前の観察が大事。

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■「2次」は案山子とダルマの戦い■

そこで「合格俗説」の頭のからっぽぶりをおさらい。

合格俗説:受験校講師の台詞を鵜呑みにし、自ら咀嚼せず受け売りすること。主に「ボクの合格ノウハウ」「最短合格」とセット。⇔対義語:合格仮説。

「2次」は人並み答案を書く力を競う試験。だから自分の主張を入れたら負け。かつ、考えたら負け。従い「2次」に2回落ちたら、自ら考えるよりノウハウを学び、頭をからっぽにする方が合格への近道。それが、

案山子の俗説 vs. ダルマの合格仮説

案山子の俗説 (合格者の70%) ダルマの合格仮説 (合格者の30%)
「2次」は「1次」より難しい 「1次」知識を駆使し、「2次」は簡単
「1次」は知識を問い、
「2次」は思考力を問う
「1次」は知識の体系化力を問い
「2次」は考えるブレを省く力を問う
接続詞に注意して読み、直後の根拠に注目 接続詞は読み飛ばし、浮き上がる根拠に注目
細部に神は宿る 細部より大局観
「Ⅳ」は経営分析・CVP・NPV
でA判定
「Ⅳ」は個別計算問題を当て、
合格者平均+20点荒稼ぎ
合格ノウハウ 仮説思考
頭をからっぽ 考え続ける
 思考停止
blindly follow rules
なぜ?それで?
Why? So what?
合格率MAX 50% 合格率MAX 80%

「頭からっぽ」は悪口でなく、診断士試験そのものがそれ(follow rules)を要求。だが「2次」対策を2年、3年続けると、考えるのが面倒になり、思考停止+経験則で行動しだす。だからオヤジは受からない。例を一つ。

△読む→考える→書く
○読む→選ぶ→書く

「2次」は考えたら負け。合格俗説組がそこにいつ気づくかニヤリと観察。

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■今日のまとめ■

「1次」対策の頭の枷を外し、「2次」対策ロケットスタート。

世間より1ヶ月早く時間が流れる当ブログ。「1次」に向けやることは全てやった=合格確実の手応えを掴むと、

頭の中の枷が外れ、早く「2次」対策を始めたくてウズウズ。

これが初学スト生のロケットスタート行動原理。だが、

あーもう、考える⇔考えない、いったいどっちなの??

そんな時は恒例のお伽噺で解決。

思考停止:普段考えることをあきらめ、本試験で何か考え付くのが過年度生
仮説思考:普段からなぜ?を考え、当日余計なコトを考えないのがSランク

「2次」の隠れた題意は、自由な発想を禁じ80分で解けない文章量を与えて思考停止させ型に嵌め込む教育効果。だが思考停止合格では面白くない。

そこで「1次」で脳力を鍛え、大量文章の処理能力を高めておく

「1次」500点⇔420点では文章処理力に2割以上の差。だから「1次」は死力を尽くして臨み、自分の全力が上位何%かのスコアを測る。ではまとめ。

・「1次」会場では、自分の周囲は全員ダルマ。
・「2次」会場では、自分の周囲は全員カカシ。
・「2次」はカカシ⇔ダルマの戦い。相手の考えを読み切った方が勝ち。
・「読む→考える→書く」は俗説。「読む→選ぶ→書く」が最新仮説。

byふうじん



借金(黒星)より貯金(白星)の方が高コストって、
どういうこと?

ナゴヤドームで首尾よく2連勝を挙げたトラッキーがあなたに尋ねます。

あなた:プロ野球ファンはチームが勝てば満足です。だが連戦連勝、勝って当然では飽きられますね。会社の経営でいえば、貯金(自己資本)には、余計なカネを払わないといけない決まりです。それを証券投資論で説明しましょう。

.
■証券投資論 ポートフォリオ理論■

ファイナンスと聞くと身構えるが、やってることは超簡単。

あなたが伝えたのは、企業は株主に元本を返す代わりに、配当をすること。そしてファイナンス後半「証券投資論」とは、株主の出資心理のお勉強。

コーポレートファイナンス(経営者)⇔証券投資論(株主)⇔の知識は表裏一体。なお診断士「会計・財務」では、

△自分がどこに投資するかでなく、
○買ってくれる投資家心理
○リスク⇔リターンの関係とリスク回避策

を学ぶ。ではファイナンス後半戦スタート。

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■重要度ミシュラン~#5日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#5 7証券投資論 個別証券のリターンとリスク ★☆☆
ポートフォリオのリターンとリスク ★☆☆
共分散と相関係数 ★☆☆
CAPM ★★★
デリバティブ ★★★

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第7章ファイナンスⅡ(証券投資論)
❶個別証券のリターンとリスク
1証券投資論の基礎
1資本市場の考え方 B
2投資対象の考え方 B
2個別証券(危険資産)のリターン S
3個別証券(危険資産)のリスク ☆超重要 S
4リスク回避的投 B
❷ポートフォリオのリターンとリスク
1ポートフォリオのリターンとリスク ☆超重要 S
2効率的ポートフォリオ S
❸共分散と相関係数
 1共分散 S
 2相関係数 S
 3相関係数とポートフォリオ効果 S
 ❹CAPM
 1安全資産を含む効率的フロンティア A
 2CAPM ☆超重要 S
 ❺デリバティブ
 1先渡取引と先物取引 B
 2為替先物予約
1為替先物予約
(1)ドル買い・円売り S
(2)ドル売り・円買い S
2為替先物予約損益と直物損益を
合わせたネットの損益
B
 3オプション取引
1オプション取引の意義
(1)コールオプション S
(2)プットオプション S
2通貨オプション A
 4スワップ取引
1金利スワップの意義 B
2通貨スワップの意義 C

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■一言メモ例~#4日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて計算。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

 

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

2個別証券(危険資産)のリターン
→証券投資論では、「ハイリスクハイリターン」の根拠をまず学ぶ。ところでリターン=期待収益率。期待収益率=3つのシナリオでの収益率の期待値。診断士試験のあちこちで頻出する「期待値計算」はここでがっちり学ぶ。

3個別証券(危険資産)のリスク ☆超重要
→証券投資論では、リスク=危険と訳さず、「ブレ、ばらつき」と訳す。理屈は後で良いので、

期待値計算→偏差→偏差2乗→更に期待値計算→√で戻して標準偏差

この手順を何度も計算して体得。おまけで以下を理解。

①3シナリオの収益率がばらつくほど、標準偏差が大。
②標準偏差の大小で、どれほどばらつくか=リスクを一目で比較可能。
③二乗して√で割るのは、偏差が±になる影響を避けるため。

1ポートフォリオのリターンとリスク ☆超重要
→ポートフォリオ理論とは、複数証券の組み合わせでリスクを下げ、リターンを上げること。その初歩を学ぶため、△複数証券でなく、○2証券に絞って考える。騙されたと思い、テキストの指示通りにポートフォリオの期待収益率(リターン)・標準偏差(リスク)を計算。2証券を組み合わせると、

標準偏差(リスク)を下げ、そこそこの期待収益率(リターン)が狙える。

ここを理屈で納得するか、単に暗記で通過するか。その数字に対するセンス(感度)がファイナンス学習の岐路。

2効率的ポートフォリオ
→グラフ見るより、エクセル自力で計算して納得。自分なりのストーリー仕立てで理解すると、一生忘れない。

・P.182の例で、A証券はハイリスク・ハイリターン。
・B証券の組み入れ比率を増やすと、リターン・リスクが両方下がる。
・リスク下降が底を打ち、リターンが下がりリスク上昇に転じる。
・ハイリスクローリターンは魅力なく、その組み合わせは採用しない。

1共分散
2相関係数
→2証券でポートフォリオを組むなら、極力逆の動きをするA+B証券を選ぶ。その理屈の説明が共分散と相関係数。A、B証券の偏差を掛けた加重平均で求め、逆の動きをするほど値がマイナス。共分散と相関係数ρとは、

値マイナス→リスクが下がって一定リターン→メシウマ

電卓必須な計算問題は出ない。だから理屈がわかれば良く、もし迷っても他論点に被害はないので気にしない。

3相関係数とポートフォリオ効果
→計算問題は出ない。相関係数は最大1→最小マイナス1。最小になるほどローリスク→メシウマ、程度のイメージでOK。

2CAPM ☆超重要 Capital asset pricing model
→証券に求められるリターンは、β(市場全体と比べた当該証券のリスクの尺度)に比例。使い道としては、企業価値評価に使う割引率の決定。試験対策としては、y=ax+bの一次方程式で解く。

(1)ドル買い・円売りの先物為替予約
(2)ドル売り・円買いの先物為替予約
→輸出入企業が持つドル建て売掛金・買掛金は、為替の動きで利益変動(リスク)。そこで手数料払って決済レートを先に決めるのが為替予約。輸入企業(例:石油)はドルを買い、輸出企業(例:自動車)はドルを売る。

(1)コールオプション
(2)プットオプション
→為替に加え、原油や株式など様々なものを将来一定価格で取引する権利が売買。断士対策上は、「儲けるためでなくリスクを下げるため」「売り手でなく買い手」。理屈より図でイメージすると一旦忘れない

2通貨オプション
→診断士なら中小の製造業相手→売掛金で将来ドルが入金→「ドル建てのプットオプションを購入」でFA。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

1安全資産を含む効率的フロンティア
→CAPMを説明する一歩手前の知識。読み物程度

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

1資本市場の考え方
→資本市場では、売り手⇔買い手が交渉し、最適な価格で取引が成立。「経済」で教わるのでここはさらっと流す。

2投資対象の考え方
→証券投資の対象は、安全資産(ノーリスクローリターン⇔危険資産(ハイリスクハイリターン)の組み合わせ。この組み合わせの妙をこの章で学ぶ。

4リスク回避的投資家
→診断士試験上は、「投資家はリスクを嫌う」。詳しくは「経済」で学ぶ。

1先渡取引と先物取引
→先物取引は良く聞くが、先渡取引はあまり聞かない。用語程度。出ない。

2為替先物予約による損益と直物による損益を合わせたネットの損益
→先物取引による損益をどう記帳するかの簿記論点。出ない。

1金利スワップの意義
→変動金利のリスクが嫌なとき、手数料を払って固定金利に変えることができる。でも出ない。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

2通貨スワップの意義
→国際金融の世界では、異通貨の債券債務を取り換えっこすると何かイイコトが起きる。でも出ない。

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■今日のまとめ■

ファイナンスは理解が大事。だからコツコツ禁止でスラスラ理解。

診断士試験上の「ファイナンス」とは、資金調達をどうするか。まず表で。

負債 株主資本
返済期限付き 返済期限なし
必ず返す 返さなくて良い
利息を払う 配当を払う
低コスト 高コスト
節税効果あり 税金払った後

つまり、返済期限・返済義務なしのおカネを出した株主には、儲けた時に利息以上の配当を払えと説いているだけ。ではまとめ。

・負債コスト<自己資本コストの理由を説明するのが証券投資論。
・個別証券のブレは、偏差2乗の期待値計算=標準偏差で求まる。
・2証券ポートフォリオで標準偏差(ブレ)を下げ、そこそこリターン。
・CAPMをy=ax+bの一次方程式で求めるのが、当論点のゴール。

byふうじん



思考に一分の隙もないこと
(不得意科目がない=相手の言い分を瞬時に察する)

「2次」ロケットダッシュといえば、当ブログ歴代の名物。今年は当面セミナーがないので、当記事で代替。最初に図解。

たまたまスト合格:11週間奮闘し、実力成長しながら合格させてもらう。
2年目上級生:前年の苦杯を教訓。安定再現・当り前答案でS合格。

今年の当ブログ議論の進捗を見る限り、「2次」の歴史を塗り替えるには初学スト生では力不足。それは、実力成長しながら頭を下げて合格させてもらっているから。周囲を俯瞰し勝ち上がる力がまだ足りない。

一方、過年度合格者はいつまで待っても高得点狙い⇔安定答案狙いの見解が定まらずふらふら。そこで紛らわしい過年度ノウハウをスッと自摸切り(=反面教師)するため、最新合格仮説を3つ。

・診断士「2次」は、2年で確実80%合格する試験。
・「2次」に2回落ちる場合、思考のどこかに隙がある
・思考の隙=不得意科目の存在=相手の言い分を瞬時に理解しない。

過年度生が試験中の思い付きで高得点を狙う傍ら。2年目上級生と初学たまたまスト合格者は、結果的に人並み当り前答案似たり寄ったり。
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■「2次」ロケットダッシュの当り前■

スト合格とは11週間の短距離走。だがその距離は80~400mのハンデ戦。

冒頭で図示した通り、診断士「2次」のゴールラインは皆同じ。だがそのスタート位置は、80mまで前に出せるし、400mまで後ろにも下がる。

前に出す要素 後ろに下げる要素
ロケットダッシュ  「1次」合格でホッとする
合格答案を先に見る★ 解答手順から先に見る
他人の答案を採点してみる  自分の答案ばかり見る
すぐ過去問を解き、傾向分析  過去問は力試し用に後回し
人並み当り前 他人より優れた解答
受験校・講師を使い倒す  受験校・講師に依存する

★について。2年目上級生⇔初学スト生の差とは、合格レベル答案を見せっこする期間の違い。前者は1年じっくり。後者はせいぜい試験直前3週間。

「2次」は1人が合格答案を書くと、周囲の2~3人を合格に連れて行く。

そこで初学スト生の一つの手口は、周囲の2~3人で示し合せて合格実力Aランクに早めに達し、答案みせっこしながら集団ゴール。お盆をゆっくり過ごす連中を待ってあげる余裕はない。

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■他人と同じことを、高いレベルでこっそり実行■

今は「1次」最直前。気が散らない程度にこっそりネタバレ。

初学ストレート合格とは全員たまたま。だが単にたまたまでなく、イカサマ許容。つまり他人と同じことやってる様に見せ、自分だけこっそり差別化。

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□イカサマ1:直前詰め込み□

当ブログが今年注力した直前詰め込み。420点クリアに向け詰め込むのが一般人。詰め込み=記憶容量を増やす効果に注目し、そこに「2次」知識を素早く詰め替え、ロケットスタートするのがスト合格者。

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□イカサマ2:「1次」自己採点□

「1次」を自己採点する⇔しないの議論は無意味。議論するだけ時間のムダ。

結論:自己採点の代わりにデータリサーチに結果入力。

当ブログ読者ならT○Cデータリサーチの正答率A~Eランクにお世話になったはず。「1次」500点タイプ(正答率7割)が、

どの30%を間違えたかは、来年の「1次」受験生の貴重な判断材料。

ブログ上の応援行為などよりよほど有用。ついでに「1次」スコアもわかってメシウマ。

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□イカサマ3:ホッとする?気が抜ける?□

今の時代、ロケットスタート当り前。「1次」でホッとする、気が抜けるなどあ・り・得・な・い。あえて理由を想像すると、

試験に合格することが目的化している

診断士受験動機の80%は自己啓発。それをいつの間にか合格目的にすりかえる様では、「2次」に合格するのは早くて数年後。

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□イカサマ4:試験なのか、テキストか?□

年に1回現れる敵(事例)を倒すため、合格ノウハウを磨くのが過年度生。素直に頭を垂れ、何かを教わりつつ通過するのがスト合格。初学スト生が過年度ノウハウを一顧だにしないのは、

余計なコトやってたら、80分では間に合わないから。

80分で短納期対応するには、手順を増やすより、自分に要らない手順をどんどん捨てる。だからスト合格者意見は、解答プロセス=自分で考える一択。他人にオススメするなどあ・り・得・な・い。

スト合格者にとっての過去問とは、

倒すべき敵でなく、企業診断手順を教わるテキスト。

だから周囲より常に1ヶ月先駆け、さっさと解く。
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■今日のまとめ■

資格試験は、最終的に合格した者が勝者。従い合格者は自分のやり方に自信を持つ。だがそれを他人にオススメ・自慢するのは筋違い。

診断士試験は、合格するまで何回でも挑戦できるが、
「2次」に合格するチャンスは、一生に一度しかない。

それを頭を下げたお願いA合格⇔周囲を俯瞰し当り前S合格のどちらにするかは人それぞれ。マイノウハウを人にオススメしてるセンスじゃ「2次」は負け。ではまとめ。

・不得意=思考の隙を作らない。すると診断士は2年で確実合格可。
・スト生はロケットダッシュ。「2次」出発点は前後どちらにも調整可。
・周囲と同じ事を違うレベルで実行。それでたまたま届くとスト合格。
・診断士に単に合格でなく、「どう合格するか」は人それぞれ。

 byふうじん



龍虎相搏つって言うけどさ、
今年のセ界は借金だらけ・・。

龍退治の評判を聞き、青年を訪ねてきたトラッキーがぼやきます。

今週ナゴヤドーム2連戦なんだよね。ここは2連勝のチャンスかな。

青年:いえ、1勝1敗で良いんです。今年の優勝ラインは6割には届きませんし、企業の経営だって勝率(自己資本比率)40%で合格ですから。

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■コーポレートファイナンス=資金調達意思決定■

ファイナンスと聞くと身構えるが、やってることは超簡単。

先の青年が伝えたのは、企業は借金がある方がむしろ健全ということ。そしてファイナンスの前半論点「コーポレートファイナンス」とは、企業の資金調達をとりまく三角関係の勉強に過ぎない。

従い、コーポレートファイナンスの学習の前に、必ず財務諸表BSの知識を学ぶ。学んだ後は、株主資本コスト>負債コストになる理由を「証券投資論」で学ぶ。ではファイナンス前半戦をスタート。

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■重要度ミシュラン~#4日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
6企業財務論 企業財務論の基礎 ★☆☆
株価と債券価格の計算 ★★☆
DCF法などによる企業価値の算定 ★★★
最適資本構成 ★☆☆
配当政策 ☆☆☆

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第6章 ファイナンスⅠ(企業財務論)
 ❶企業財務論(コーポレートファイナンス)の基礎
 1企業の財務意思決定
1投資意思決定 A
2資金調達意思決定 S
3利益分配の意思決定 B
 2ファイナンスの目的 B
 3企業価値の計算
1企業価値の最大化と株価の最大化 S
2企業価値の計算☆超重要
株式価値・負債価値を別々に求める方法
(1)株式価値の計算 S
(2)負債価値の計算 S
 ❷株価と債券価格の計算
 1株価の計算
1株式の期待収益率 S
2配当割引モデル
(1)ゼロ成長モデル S
(2)定率成長モデル S
3株価の妥当性の評価指標
(1)1株あたり配当金 DPS A
(2)配当利回り B
(3)配当性向 B
(4)1株あたり当基純利益 EPS A
(5)株価収益率 PER A
(6)1株あたり純資産額 BPS B
(7)株価純資産倍率 PBR A
 2 債券価格の算定
1債券の種類
(1)債券価格の算定 B
(2)割引債(ゼロクーポン債) B
(3)利付債(クーポン債) B
2債券価格と金利の関係
(1)単利計算と複利計算 B
(2)1年未満の複利計算 B
 ❸DCF法などによる企業価値の算定
 1企業価値の算定
(CF割引モデル) 1フリーキャッシュフロー(FCF)☆超重要 S
(1)営業利益ベースである理由 A
(2)FCFの計算式の簡便化 C
2加重平均資本コスト WACC ☆超重要 S
3企業価値の計算
(1)企業価値の計算 S
(2)継続価値(永続価値)の計算 A
 2株式価値(株主価値)の計算
1コストアプローチ
(1)純資産額法 B
(2)修正簿価法 B
2インカムアプローチ
(1)収益還元法 B
(2)DCF法 A
3マーケットアプローチ B

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■一言メモ例~#3日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて計算。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。

2資金調達意思決定
→スピテキP.137では、「投資」「資金調達」「利益分配」の3つが「企業の財務意思決定=コーポレートファイナンス」であると定義。だが診断士「会計・財務」は、「投資意思決定」を第5章で学習済、「利益分配意思決定」は出題しない。従い、「資金調達意思決定」のみが重要。

1企業価値の最大化と株価の最大化
→「企業価値」はビジネスのあちこちで見かけるが、

企業価値=株式価値+負債価値

だけがホンモノ。それ以外はまがい物。この時、企業の行動目標=企業価値や株式価値の最大化=利潤の最大化である理屈をこの章で理解。ただし実力以上に見せかける粉飾決算=財務諸表の虚偽表示は厳罰。

(1)株式価値の計算
→株式価値の計算、つまり理論株価の計算方はスピテキP.161掲載の通り、多様。だが診断士試験上は、配当割引モデルを使う決まり。スピテキP.141「株価の計算」参照。

(2)負債価値の計算
→診断士試験上は、簿価をそのまま使う決まり。スピテキ掲載の割引モデルも使えるが、低金利下では意味がないので不要。

1株式の期待収益率
→株式の期待収益率=株式の値上がり益+配当益。税法をやると前者(キャピタルゲイン)⇔後者(インカムゲイン)の違いにこだわるが、診断士試験上では気にしない。

(1)ゼロ成長モデル
→会社が永久に存続し、株主が一定額の配当を貰い続けると仮定すると、株式価値=将来に渡り貰い続ける配当金の総額となる。この時、無限等比級数の考え方を使うと以下になる。ここが第一歩。

株価VE=D/rE

(2)定率成長モデル
→配当金が定率gで成長する仮定では、以下になる。講師の説明で理解し、自力で一度公式を導出すればOK。わざわざ覚えなくて良い。

株価VE=D1/(rE-g)

1フリーキャッシュフロー(FCF) ☆超重要
→FCF=企業の現金生成能力。診断士合格までというか、今後一生使う概念なので、ここでしっかり勉強。学習上は以下の2つで使い分け。

公式①:FCF=税引後営業利益+減価償却費±運転資本増減-投資額
公式②:FCF=営業CF+投資CF

なおP.76「CF計算書」は原則過去の結果を扱い、ファイナンス論点のFCFは将来見込みを扱う。試験対策上は全く別論点と考える方が適切。

2加重平均資本コスト WACC ☆超重要
→企業の資金調達源泉は、①自己資本 ②負債(他人資本)の2つに大別。両者の資本コストはかなり違うため、加重平均して求める。何度も問われるので、解法を先に体得し理解は後からでOK。

(1)企業価値の計算
→企業買収(M&A)を行うには、企業価値の評価が大切。以下2つの方法を使い分けるが、②は簡単なので、出題されるとすれば①。

①企業価値を直接求める:FCFをWACCで割り引く
②株式価値+負債価値の合計

(2)継続価値(永続価値)の計算
→S論点ほど頻出ではないが、セットで学習。企業は永続するので、FCF/WACCで企業価値を求める場合は、「継続価値」を考慮する。「継続価値」は設備投資の問題では登場せず、つい忘れがちなので要注意。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

1投資意思決定
→コーポレートファイナンス理論では、まず投資意思決定を扱い、そのために資金調達、の順で進む。だが診断士試験では、投資=意思決定会計で扱い、ファイナンス論点には含めない。

(1)1株あたり配当金 DPS
→株価指標は「1次財務」でのみ問われ、「Ⅳ」では問われない。だから暗記で済むが、略語3字の英語を知ると、暗記すら不要。Dividend Per Share→配当総額を株式発行総数で割る。

(4)1株あたり当期純利益 EPS
→Earnings Per Share。ここが高いほど、高配当が期待できて人気。

(5)株価収益率 PER
→Price Earnings Ratio。(4)の逆で、期待できる配当に対し、今の株価がどの程度割高であるか。

(7)株価純資産倍率 PBR
→Price Book-Value Ratio。期待する配当でなく、純資産に対し今の株価がどの程度割高であるか。

(1)営業利益ベースである理由
→FCFの公式をもし忘れても、理屈で押さえておけばすぐに思い出す。

(2)DCF法
→株式価値の計算はコスト・インカム・マーケットの3アプローチ。「事例Ⅳ」では「DCF法」しか問われないので、「1次」対策の知識として使う。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

3利益分配の意思決定
→ファイナンス意思決定3兄弟の末っ子。診断士試験では問われない。

2ファイナンスの目的
→暗記も理解も不要だが、実はイイコト言っている。ファイナンスは理屈が大事。

(2)配当利回り
(3)配当性向
→株価指標シリーズ。英略語がなく漢字のみの指標は誰でもわかるため、出題されない。

(6)1株あたり純資産額 BPS
→英略語3字。だが株価と簿価純資産の連動性は低いので、まず出ない。

(1)債券価格の算定
(2)割引債(ゼロクーポン債)
(3)利付債(クーポン債)
→診断士試験で「債券」といえば、「社債」=企業による金融市場からの直接調達。買う側は株式とのポートフォリオ、発行側は仕訳が重要論点であるが、診断士試験ではいずれも出ない。「1次」過去問が解ければOK。

(1)単利計算と複利計算
(2)1年未満の複利計算
→社債を出すと診断士受験生はお手上げなので、学習不要。もし出題された時だけ、ここに戻って知識を理解。

(1)純資産額法
(2)修正簿価法
(1)収益還元法
3マーケットアプローチ
→株式価値の計算法。計算問題でなく、「1次」の知識選択肢としてたまに出る。過去問の解説を使って覚えればOK。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

(2)FCFの計算式の簡便化
→FCFで、減価償却費や運転資金増減を考慮しない場合のショートカット。この種のショートカットを覚え出すと、むしろゴールが遠くなる。

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■今日のまとめ■

ファイナンスと聞くと、数字=抵抗感を覚える受験生が毎年多数。だが、診断士「会計・財務」で問われるファイナンスは基本中の基本に過ぎない。

・診断士テキストに加え、ファイナンスの薄目の本を1冊入手。
・だが、診断士「1次」の過去問を解く知識があれば十分。
・ファイナンス知識より、簿記BSの知識があることが大前提。

診断士「ファイナンス」は、つまみ食いで軽く60点。ここを苦手にする理由はない。ではまとめ。

・BS上での経営・銀行・株主の三角関係がコーポレートファイナンス。
・最初に理解するのが、企業価値=株主価値+負債価値。
・次に理解するのが、株主⇔負債コストの計算法。加重平均がWACC。
・最後にFCFの定義を理解。これらの理解でファイナンスは心配不要。

byふうじん



お前は何を分析してきたか?

蜘蛛の糸の話の少し前。地獄の淵で出合った閻魔大王がこう聞く。この時、

過年度生は「答案を分析しました」と答え、
2年目上級生は「過去問を分析しました」と答え、
初学スト生は「周囲の行動を分析しました」と答える。

いつものことながら。こんなお伽噺を不謹慎だと憤るか、まぁそんなものかとサラリと流すかが合格所要年数の差。

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■合格所要年数の差~付随戦vs.本質戦■

初学スト生の勝ち方=本質+逆張り。

まず勝ち方の話。当ブログを読むなら、書き手が意図する「本質」「逆張り」を忖度。また合格者ブログ全てを読むなら、下のテンプレを活用。

テンプレ使えば、
その記事が何を分析しているかが明確。

何か本質に迫る記事なら熟読。不明点あればコメントでツッコミ。七色の蛍光ペンクルトガ問題用紙ビリビリなどどうでも良い記事なら、サラリと読み飛ばし。以下に少し補足。

□第Ⅳ象限(本質×同質化)

・受験校にはここを教わる。この試験で重要なのは「誰でもできる当り前」。
・最後にここに戻る。△合格ノウハウでなく、○これやったらOUT。

これやったらOUT(例)
×ボールペンで書いてはダメ。
×聞かれたことに答えないとダメ。
×論文(自分の意見やアイデア)を書いてはダメ。

□第Ⅱ・Ⅲ象限(付随)

・「2次」まで時間が余ったらここで暇つぶし。
・ノウハウ連呼。周囲を自分に同質化させ優位に立つのが過年度支配戦略。
・常に本質。イイトコ取りで思考を差別化するのがスト生の対抗戦略。

□第Ⅰ象限(本質×差別化)

・スト合格はここで決まる。だが「本質を知る」のが先で、後回し。

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■6週120hで「2次」合格実力■

11週間しかない!でなく、11週間「も」ある。

次にスケジュールの話。「2次」スタートダッシュを説くのに、「11週間しかない!」「スト生には時間がないんです!」の月並み表現が横行。だが、

6週120hで合格できる試験で、自分の不徳を時間のせいにしたら負け。

守破離の法則で図解。

 

少し補足。

□前半6週120h□

・受験校ノウハウ習得→過去問分析→答案分析が従来手順。今はこれを答案分析→過去問分析→受験校ノウハウの順に逆転すれば時間短縮
・自分の色を出すより、講師の話をまずよく聞いて時間短縮
・これで人並み答案Aランク。

□後半5週100h□

・人並みA答案を当り前に書く時間を短縮。試験80分なら3分余る。

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■提案:最短合格vs.最速合格■

「2次」本試験を1週間後にやり直すと、合格者の半数が入れ替わる

<過年度合格者の言い分>
ボクが何年もかけて磨いた合格ノウハウをオススメ!
だからあなたは最短合格(shortest path)

過年度合格者は「最短合格」が大好き。どれ位好きかというと、勢い余って活字にしちゃう位、大好き。だがスト合格者視点でそれに異議あり。

最短経路を選ぶと、落とし穴が掘ってあるのが国家試験。

この先8月の声を聞くと。「あなたに遠回りはさせません!」と称するオススメノウハウが無数に登場。そんな時はズバリこう訊く。

1週間後に再度試験を受けても、確実に合格できるノウハウなのですね?

この一言で相手はだんまり。スト生が選ぶのは×最合格でなく、○最合格。1次」の合否はひらがな3文字、「2次」の合否は漢字1字の差で決まる。

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■ゆるわだ「蜘蛛の糸」シリーズまとめ■

これがゆるわだ?といちいち驚かない。

「別にそこまでやらずとも」「合格するまで受け続ければ」誰でも合格するのが診断士。でもそれじゃ面白くないから、試験のミライを変えに行く。それには「ゆるわだ」だってこのレベル。では3週分セットでまとめ。

蜘蛛の糸仮説(上)
・上から見下し、相手を蹴落とす。
・合格者ブログのすりかえ応援注意。
・オススメを蹴飛ばし自分で考える。
蜘蛛の糸仮説(中)
・人並みのことを当り前にやる
・当り前の参考書を買う
・ゼロサムゲーム~過年度生vs.スト生は水面下で足の蹴り合い
蜘蛛の糸仮説(下)
・過年度生(強者)は付随・同質化・支配戦略。
・初学スト生(弱者)は本質・差別化・対抗戦略。
・初学スト生の強みは、自ら考え所要時間を縮める、短納期対応力。
・過年度生は最短経路、スト生は最重要経路critical pathを好む。

byふうじん



リストラに成功した鍛冶屋は、
次年度の利益計画を立てることにした。

 

鍛冶屋:君たちありがとう。ネット通販もコスプレ向け新製品も成功。補助金もついたんだ。これで一息つけるかな?

なんということでしょう。鍛冶屋は青年3人の提案を全部採用してしまいました。そこで青年達はこう続けます。

青年達:はい、でもまだ損益トントンです。コスプレ組が本物に買い替えてくれる様、南の国の龍退治体験ツアー企画はどうでしょう?

行き当たりばったりの経営を、数値に基づく利益計画に甦らせる。それが管理会計。そしてこんなお伽噺を不謹慎だと憤るか、まぁそんなものかとサラリと流すかが合格所要年数差。

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■重要度ミシュラン~#3日目■

一挙掲載。

論点 評価 一言で
#3 4管理会計 CVP分析 ★★★
利益差異分析 ★★☆
セグメント別損益計算 ★☆☆
5意思決定会計 意思決定会計 ★★★
設備投資の経済性計算 ★★★
不確実性下の意思決定 ☆☆☆
企業財務論の基礎 ★☆☆

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第4章 管理会計
❶CVP分析
 1CVP分析 S
 2原価、営業量、利益
1原価の分類
(1)変動費の意義 S
(2)固定費の意義 S
2営業量 A
3限界利益 S
3損益分岐点の計算と損益分岐点図表
1損益分岐点(SBEP)の営業量 S
2 SBEPと損益分岐点図表 S
 4損益分岐点比率・安全余裕率の計算
1損益分岐点比率 S
2安全余裕率 S
3安全余裕率の向上 A
 5感度分析 S
 6営業外損益の取り扱い S
❷利益差異分析
 1売上高差異分析 A
 2費用差異分析 A
 ❸セグメント別損益計算
 1製品品種別損益計算(1)
 2製品品種別損益計算(2)
 3セールスミックス
 4セグメント別の業績評価
第5章 意思決定会計(投資の経済性計算)
❶意思決定会計
 1設備投資の経済性計算に関する前提知識 S
 2時間価値の計算
1現在価値の考え方 S
2割引率 S
 3正味CFの予測
1経済的効果(正味CFあるいはCF)
(1)法人税を無視した場合(税引前CF)
①設備投資額 S
②経済的効果 S
③設備売却額 A
(2)法人税を考慮した場合(税引後CF)
①設備投資額 S
②経済的効果 S
③設備売却額 A
 4資本コスト S
 ❷設備投資の経済性計算
 1投資や事業の評価 A
 2設備投資案の評価と選択
1正味現在価値法(NPV) S
2内部収益率法(IRR) A
(1)内部収益率の意義
(2)問題点
(3)年金現価係数の利用
3収益性指数 A
4回収期間法 B
(1)計算方法
(2)問題点
 3NPV法とIRR法の比較 A
 4取替投資の評価
1取替投資の考え方 S
2特殊原価
(1)埋没原価 S
(2)機会費用 S
 ❸不確実性下の意思決定
 1リスク調整法
1リスク調整割引率法 B
2確実性等価法 B

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■一言メモ例~#3日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて計算。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。

1設備投資の経済性計算に関する前提知識
→「会計・財務」の世界では1年内が「短期」、1年超が「長期」。設備投資は1年目にカネを出し、数年かけて回収。だから時間価値を考慮するため、

①投資額
②経済的効果(税引後CIF)をキャッシュベースで把握
③資本コストで現在価値PVに割引

の順で解く。設備投資の問題ではこの3つが必ず問われる。

1現在価値の考え方
→今もらえる1万円と、5年後にもらえる1万円は価値が異なる。今もらえる1万円は、金利(または運用利回り)がつき、5年後の価値は1万円より高い。なら、5年後のもらえる約束の1万円から金利分を割引いた今の評価が「現在価値」。講師の説明を聞いてしっかりイメージ。

2割引率
→割引率=資本コスト≒金利。実務ではエクセルで計算するが、試験上は数字がブレないよう「現価係数表」が与えられる。まずこの使い方に慣れる。

①設備投資額
→設備の購入額。ここは捻ってこない。

②経済的効果
→投資の回収効果のこと。設備投資の問題では、「時間価値を考慮」するため、会計利益でなく、カネをやりとりするCFで考える。CIF・COF・減価償却費・タックスシールドの4つの用語を覚えれば、全て応用で解ける。

4資本コスト
→診断士「会計・財務」の出題で資本コストといえば、全てWACC(Weighted Average Capital Cost)。WACCはスピテキP.155で学習。さらに「株主の期待する配当=期待収益率」はスピテキP.190 CAPMで学習。

1正味現在価値法(NPV)
→設備投資の経済性を評価する方法は4つ。うちNPV法は押しも押されぬ王様S論点。その他女王様はA論点で紹介。

1取替投資の考え方
→T○C生で「取替投資」といえば、誰もがタクシー会社の取替投資を想起。理屈でなく、「あの問題はこう解く」とパターンで覚えるのが良問効果。

(1)埋没原価
(2)機会費用
ストーリー仕立てでセットで覚える最重要知識。デート用に買った映画の前売り券が「埋没原価」。デートを断られ、もったいないからと詰まらない映画を見に行き、「これならバイトする方が良かった・・」と後悔するのが「機会費用」。講師の例え話でしっかりイメージ。

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□A論点~頻出+暗記□

2営業量
→営業量なんて日本語はヘン。要はVolume。売上高や生産量のこと。

3安全余裕率の向上
→安全余裕率の向上=損益分岐点の引き下げ=利益を増やす。この3つがイコールだと理解すれば、何をやるかは明確。

1売上高差異分析
2費用差異分析
→売上高は予算割れ、費用は予算比増になるのが世の常。ここを乗り越えるのが管理会計の腕の見せ所。それなりに重要。ここは社長と経理部長の会話問題で気楽にイメージ。後日紹介予定。

1製品品種別損益計算(1)
2製品品種別損益計算(2)
4セグメント別の業績評価
→社長が事業部長の営業利益の尻を叩き、事業部長がプロダクトマネージャーの限界利益の尻を叩くのが世の常。事業部長=営業利益、プロダクトマネージャー=限界利益管理になる理由を説明するのがこの論点。なお、ここで「チャレンジ」しすぎると粉飾決算。

③設備売却額
→設備投資の経済性計算では、①設備投資額 ②経済的効果(正味CF) ③設備売却額の3兄弟。①②は必ず問われるS論点、③設備売却額はゼロ=無関連原価になるケースもあるので、ひとつ低いA論点。

1投資や事業の評価
→投資と支出の違い。1年以上効果が続くのが「投資」。1年以内に効果がでるのが「支出」。「会計・簿記」の世界はいつも原則一年基準。

2内部収益率法(IRR)
→投資のNPV=ゼロとなる割引率が内部収益率。これが資本コスト(WACC)を上回れば投資実行。NPV法=額で判断、IRR法=率で判断の違い。計算問題を出しても診断士受験生は解けないので、理論だけ押さえればOK。

3収益性指数法(PI)
→NPV=将来CFの現在価値計―設備投資額とすれば、PI=将来CFの現在価値計/設備投資額。NPVとの組み合わせで、投資効率を見る指標。

3NPV法とIRR法の比較
→NPVとIRRの違いを問う理論問題は出題されやすい。ここもテキスト理解でなく、類題を解いてイメージ。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

4回収期間法
→100万円投資し、それを何年で回収するの?と聞くのが回収期間法(payback period)。欠点だらけなので、それを指摘する練習。

1リスク調整割引率法
2確実性等価法
→出ない。今後いつ出題されるかに注目。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

該当なし
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■今日のまとめ■

悩める鍛冶屋に助言するには、それなりの会計知識が必要。

とはいえ管理会計、意思決定会計とは、15分あればスピテキ斜め読み。イケカコでさえ、5週間あれば1周解ける。このスピード感を比べると、

簿記・制度会計は、毎日コツコツ
意思決定・管理会計は、問題グルグル
ファイナンスは、理解でスラスラ

製造業の競争力の基本はQCD。つまり、予定したQ・Cを短納期Dで仕上げるスピード勝負。この時、正確さを求める簿記はコツコツ。意思決定は問題をグルグル回し、出題パターンで覚えてスピード勝負。

繰り返し暗記の基本は、「短期間に」何度もやる

ことだと思い出す。だから何でもまぜこぜに「財務は毎日コツコツ!」ばかり連呼する学習指導が、二重三重に誤りであることは明確。ではまとめ。

・行き当たりばったり経営を見事に甦らせるのが、管理会計。
・CVP分析→業務的意思決定→構造的意思決定の3つの流れが超重要。
・今日はS論点中心。理解するより問題解いてパターンで覚える。
・簿記コツコツ、管理会計グルグル。「財務コツコツ」指導は不適切。

byふうじん



昔々ある所に、評判の高い鍛冶屋がいました。

ところが悪い龍が退治され、お姫様が救出されると、看板商品「どらごんすれいやー」の需要は激減。悩んだ鍛冶屋は3人の若者に相談しました。

若者A:うりあげをのばしましょう。南の国にはまだ悪い龍がいます。そこに向けてインターネット通販をすべきです。
若者B:げんかをさげましょう。今の若者に龍退治はムリですが、コスプレ用の需要が伸びています。
若者C:需要減ですので、弟子に暇を出して固定費を下げます。不良債権化した売掛金は、貸倒処理して保険で求償します。自己資本比率を改善して公的補助金を受けられる様、次の事業展開を練り直しましょう。

こんなお伽噺は不謹慎だと憤るか、まぁそんなものかと受け流すかが合格所要年数差。そして若者Cのアドバイスの裏付けが、

PLにBSを加え財務諸表を多面的に読み解く、経営分析

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■重要度ミシュラン~#2日目■

前置きなしで一挙掲載。

論点 評価 一言で
#2 3経営分析 経営分析の基本
収益性分析 ★★★
効率性分析 ★★★
安全性分析 ★★★
生産性分析 ☆☆☆
CF計算書分析 ★★☆

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❶経営分析の基本
1経営分析の意義等
①分析主体 B
②分析目的 B
③分析方法 B
2経営分析の進め方
3経営分析における資本と損益の概念
1経営分析における資本概念
(1)総資本 S
(2)経営資本 B
(3)自己資本 S
2経営分析における損益概念
(1)事業利益 B
(2)金融費用 B
3経営分析に使用するBSとPL
❷収益性分析
1収益性分析の意義と体系
2資本利益率 分子 分母
1総資本経常利益率 S PL経常利益 BS総資本
2総資本事業利益率(ROA) S PL事業利益 
3経営資本営業利益率 B PL営業利益 BS経営資本
4自己資本利益率(ROE) S PL当期純利益 BS自己資本
3売上高利益率
1売上高総利益率 S PL売上総利益 PL売上高
2売上高営業利益率 S PL営業利益
3売上高経常利益率 S PL経常利益
4売上高当期純利益率 B PL当期純利益
5費用面からの分析指標
(1)売上高売上原価率 A PL売上原価 PL売上高
(2)売上高販管費比率 A PL販管費
(3)売上高金融費用比率 B PL金融費用 
❸効率性分析(回転率・回転期間)
1効率性分析の意義と定義
2効率性分析
1総資本回転率 S PL売上高 BS総資本
2経営資本回転率 B BS経営資本
3売上債権回転率 A BS売上債権
4棚卸資産回転率 S BS棚卸資産
5有形固定資産回転率 S BS有形固定資産
6その他の回転率
(1)買入債務回転率 B PL仕入高  BS買入債務 
 7回転期間
(1)売上債権回転期間 A BS売上債権 PL売上高
(2)棚卸資産回転期間 S BS棚卸資産
(3)買入債務回転期間 B BS買入債務  PL仕入高 
❹安全性(流動性)分析
 1安全性分析の意義と体系
 (1)短期安全性分析 B
 (2)長期安全性分析
 (3)資本調達構造分析
2短期安全性
1流動比率 S BS流動資産 BS流動負債
2当座比率 S BS当座資産
3長期安全性
1固定比率 A BS固定資産 BS自己資本
2固定長期適合率 A BS自資+固定負債
4資本調達構造
1自己資本比率 S BS自己資本 BS総資本
2負債比率 S BS負債 BS自己資本
5その他の安全性分析指標
1インタレストカバレッジレシオ B PL事業利益 PL金融費用 
❺生産性分析
1生産性分析の意義と体系
2生産性と付加価値
3各種生産性分析
1労働生産性 B PL付加価値額  従業員数
2資本生産性 B BS有固+建仮 
❻CF計算書分析
1 CF計算書分析の基本
1営業CFの分析 S
2投資CFの分析 A
3財務CFの分析 A
4フリーCFの分析 A
5運転資本(運転資金)について A
2 CF計算書における企業の経営活動の分析 S

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■一言メモ例~#2日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて計算。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。

(1)総資本
→BS総資産のこと。BS全額。

(3)自己資本
→BS純資産のこと。テキストでは「新株予約権を差し引く」となっているが、細かいことは一旦後回し。

1総資本経常利益率
→あまり使わないが、決算短信だけですぐ計算でき、比較しやすい。

2総資本事業利益率(ROA) ★超重要
→経常利益の代わりに「事業利益」=営業利益+受取利息・配当金を使う。ROAとは債権者(負債の出し手)と株主(自己資本の出し手)の分け前を決める指標であり、「受取利息・配当金もオレ達によこせ」ということ。

4自己資本利益率(ROE) ★超重要
→株主(自己資本の出して)の分け前を決める指標。分子→当期純利益、分母→自己資本に変わる。事業利益―(支払利息+税金)=当期純利益。利益の分配順が、①債権者(利息)→②国(税金)→③株主(配当)だったと理屈で納得。財務レバレッジで、ROA⇔ROEの関係まで理解して一人前。

1売上高総利益率
→犯人候補その1。最初にここを見て、他社や前年と比較。

2売上高営業利益率
→犯人候補その2。販管費が多い場合はここれに切り替え。

3売上高経常利益率
→犯人候補その3。借金と利払いが多い場合はこれに切り替え。

1総資本回転率
→効率性が悪化するのは、在庫(棚卸資産)か有形固定資産のどちらかが膨らんでいるのが原因。両方とも怪しい場合だけ総資本回転率を使う。

4棚卸資産回転率/期間
→経営不振の原因は在庫過多、その原因が売上不振か作り過ぎ。最も指摘しやすい指標。

5有形固定資産回転率
→過大な投資が経営の足を引っ張る時がある。2番目に指摘しやすい指標。

1流動比率
2当座比率
→BSの基本その1。支払能力がないとカネを借りられないので、1.00を切ってはいけない。当座比率はよりシビア。

1自己資本比率 ★超重要
2負債比率
→BSの基本その2。自己資本と負債(他人資本)のバランスを見る。問題解いて体得し、理屈は後から。

1営業CFの分析
→CF計算書では、営業CFが最重要。その源泉が、税前営業利益・減価償却費・運転資本増減のいずれであるかまで、鋭く読み解く。

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□A論点~頻出+暗記□

 A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解きこなし、答え方を思い出せればそれで良し。

(1)売上高売上原価率
(2)売上高販管費比率
→収益性分析を費用面で見た指標。「Ⅳ」の経営分析はこちらでなく、総利益率・営業利益率を用い売上高とセットで指摘するのが常識。

3売上債権回転率/回転期間
→売掛金が膨らむと非効率。借入金で(利息を払って)、無利子で貸す形になるから。さらに不良債権化も心配。「Ⅳ」では普通選ばないが、相当怪しい時だけこれを使う。

1固定比率
2固定長期適合率
→固定資産(建物・機械・土地・・)を自己資本(と長期借入金)で賄っているかを見る指標。最近はカネ余りでいくらでも長期貸付してくれるので、重要性DOWN。

2投資CFの分析
→投資CFは基本的にマイナス。投資した成果は営業CFで返って来るから。大きすぎる=過大投資や不正に注意。

3財務CFの分析
→資金繰りの結果。営業CF+投資CFの結果次第。

4フリーCFの分析 ★超重要
→FCF=営業CF+投資CF=税引後営業利益+減価償却費±運転資本増減-投資額。体で覚えるまで何度も問題を解き倒す。

5運転資本(運転資金)について
→キャッシュサイクルの説明。実務で重要だが、診断士では問われない。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に簿記知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

①分析主体
②分析目的
③分析方法
→経営分析の定義。理解不要。

(2)経営資本
3経営資本営業利益率
2経営資本回転率
→営業利益率を他社比較する時の分母が経営資本。ROAの方が一般に使い勝手が良く、積極的に使う理由なし。

(1)事業利益
→ROAを出す時の分母。ROAの項を参照。

(2)金融費用
(3)売上高金融費用比率
1インタレストカバレッジレシオ
→金融機関や投資家が企業の利払い能力を見る指標。今は低金利なので出番は少ない。

4売上高当期純利益率
→当期純利益率を比較するならROEを使う。出番なし。

(1)買入債務回転率/回転期間
→売掛金の回収は早く、買掛金の支払いは遅くが基本。それにより利息や様々なリスクを回避できる。ただあまり極端にやると、周囲にケチと思われ嫌われる。

(1)短期安全性分析
(2)長期安全性分析
(3)資本調達構造分析
→安全性分析の理屈の説明。理解不要。

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

1労働生産性
2資本生産性
→簿記でなく、「中小」で教わる論点。対策不要。

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■今日のまとめ■

世に、経営分析・財務分析を説く本は多数出版。1冊買い求め、診断士テキストと見比べるのも可。ただし、

診断士「財務」テキストの経営分析は、圧倒的にわかりやすい。

制度会計と異なり、経営分析は任意・好き勝手に分析可能。だが、

・ただの指標解説でなく、実際に手を動かして解かせる。
・実務で使う重要なものから順番に出題。
・カネの動き(CF)や資本効率性(投資家目線)とセットで理解。

仕訳も知らない素人が僅か1年で経営のプロを相手に助言ができる、「診断士試験の教育効果」に注目。ただこのスキル、

1年で習得するものであり、2年以上時間を掛けてもムダ。

だから診断士試験は1年で確実に勝ちに行く。では今日のまとめは表形式。

収益性(7) 効率性(6) 安全性(7)
PL PL+BS BS
S 売上高総利益率
売上高営業利益率
売上高経常利益率
棚卸資産回転率
有形固定資産回転率
総資本回転率
流動/当座比率
自己資本/負債比率
A 売上高売上原価率
売上高販管費比率
売上債権回転 固定/長期適合率
B 売上高当期純利益率
売上高金融費用比率
経営資本回転率
買入債務回転率
インタレスト
カバレッジレシオ

スピテキのうち、「Ⅳ」で出題可能性のある指標は上記20に絞れる。それでもまだ多い方には、こちらの13指標で。

byふうじん



合格者が受験生を応援する時代はおしまい。

当ブログの はじめに は、受験生を応援すると明記。だがそれ間違ってるので訂正済。

バンドワゴン効果 vs. アンダードッグ効果
勝ち馬に乗る                              判官贔屓、負け犬効果

バンドワゴン効果 ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。 消費者が他人に遅れないよう物を購入する現象。

アンダードッグ効果弱い者や不利な状況にある人に、思わず手を差し伸べたくなってしまう心理。嫌な体験や、つらい経験を人に打ち明けた時に、聞いた人は思わず親身になってあげたいという心理が起こる。

バンドワゴン(勝ち馬)とアンダードック(負け犬)は二律背反。

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■序論:シナジー効果⇔合成の誤謬■

「2次」は方法論⇔本質論のガチ勝負。二律背反のモノを混ぜたら負け。

「2次」で面白いのは、誰と手を組むかで合格率が変動すること。以下図解。

・「2次」合否がセンス・地頭・たまたまで決まりがちなのは、衆知の事実。
・「事例の本質」など呑気なコト考えて良いのは、「2次」受験2回目まで。
・「2次」2回不合格ならセンスがない。3回目~はノウハウ技術論で勝負。

本質とは誰もが認める共通した結論であり、組み合わせるなら万人共通ハウツー。本質×ボクオリジナルのノウハウを組み合わせた時に起きるのは、

シナジーでなく、合成の誤謬。

従い2年目Sランク上級生が考えるのは、①粒揃いな学習仲間を3人揃えること、②自分の意見ばかり主張するヤツが紛れこむのを排除すること。そのくせ合格後は何食わぬ顔で、

ボク達、多様な合格ノウハウを品揃え。応援してます、さぁいらっしゃい!

となるのは興味深い。当ブログ調べの 応援しています! 観察結果を示す。

診断士合格者の5人に1人は、他人を心底お手伝いしたい支援型。それなら徹頭徹尾応援するのが矜持。

残り8割が付和雷同してノウハウ自慢や文章手抜きに明け暮れるから、合格者ブログはいつまで待っても垢抜けない。

ここまで序論を一気に展開。一息入れて、以下に本題

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■本題:「2次」の競争の本質~バンドワゴン効果■

人並みの答案を当り前に書く。他人より良い文を書いたらOUT。

「2次」対策を始める初学スト生が、最初に戸惑うのがここ。

なぜ人並みの答案を書くのか? →読みやすいから。
なぜ当り前に書くのか? →思考によるブレを回避。
なぜ他人より良い文を書いたらOUTか? →読みにくいから。

「2次」は5,000枚の答案を人手で採点。採点者は企業経営者並みに忙しく、見慣れない・読みにくい答案は一目でポイ。だから思い付きで他人と違う答えを書くとOUT。「1次」も「2次」も最後の2択の本質は同じ。

勝ち馬の尻を選び続けて勝つ。

だから受験校や参考書の選び方は、試験の特性に応じて変える。

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■蜘蛛の糸2撰■

勝ち馬に乗る: 周囲が買うものを当り前に買う。

初学スト生が「2次」対策をする時、買って損しないベスト2が以下。

2次試験合格者の頭の中にあった 全知識
★★★
ふぞろいな合格答案 エピソード8
★★☆
同友館 同友館
 2,800円 2,400円
2015年7月出版  2015年6月下旬出版
HPにリンク
☆評価は昨年の同書に基づく
HPにリンク
☆評価は昨年の同書 に基づく。 

合格に至る蜘蛛の糸は本屋で市販。特にこの2冊は「2次」受験者全員が購入する価値あり。理想の市場規模はジャスト5,000冊/年。そしてこの時、

タイプA:合格者ってスゴイ!ボクもこんな文章を書いてみたい。
タイプB:主張を素早く吸収し、続きは自分で考える。

A⇔Bどちらを選ぶかは人それぞれ。他人にオススメされることじゃない。

本の内容に言及したり、ヨイショする気はない。だがこの2冊を入手して初めて、「2次」を巡るゲームが始まる。

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■合格者ブログも蜘蛛の糸?■

ノウハウと言ってる時点でOUT。
オススメしてる時点でOUT。
やたら「!」を連発する時点でOUT。

さて、ノウハウ⇔ハウツーのどちらを勝ち馬と判断するかも人それぞれ。

この試験の本質を突き詰めると、最後の2択=二律背反。一見どちらも正しいが、合否を決めるためどちらか一方を選ばせ、センスを見極め。

過年度合格 スト合格
今から出来る2次対策 (高いレベルの)
1次対策で2次対策を兼ねる
スタートダッシュ ロケットダッシュ
ボクのノウハウ 誰でも同じハウツー
たまたま イカサマ
最後まであきらめない あきらめが悪い

過年度合格今から出来る2次対策で準備し、8月スタートダッシュを目指す。過年度=たまたま合格と割り切り、最後まであきらめない覚悟。

スト合格:高いレベルの「1次」対策で「2次」対策を兼ねる。8月は予定通りにロケットダッシュイカサマ勝負を辞さず、あきらめの悪さを自負。

今から10/25(日)まで、常に正しい答えを選びつづける自負があるか?悪いけど、バンドワゴン=勝ち馬の尻を選ぶ試験で、

アンダードッグを応援する様では、短期合格センスが大幅不足。

※注:過年度合格センス=最後まであきらめないで受験し続けること。

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■今日のまとめ■

で、受験生を応援する時代はホントにおしまい?

当ブログ、特にSランク説は、受験生応援と180度立場を異にする。

「2次」競争倍率維持のため、合格実力者が意図的に不合格にされている

事態を糾明、是正する意図で執筆。従い、合格実力に足りない人の応援合格の余地を残す気は毛頭ナシ。そしてその根拠が、

資格試験の競争は下方硬直=一度上がると下がらない。

今年は得点開示請求元年、全員ゼロリセット。従い手段を選ばず「2次」競争の質を上げに行くと宣戦布告。

なお勝ち馬に乗るつもりで、ブログの尻馬に乗ると不合格。ではまとめ。

・勝ち馬に乗るのがバンドワゴン。応援するのがアンダードッグ。
・本質論⇔方法論は二律背反。混ぜると、シナジーでなく合成の誤謬。
・「2次」は人並み答案を当り前に。他人より良い答案書いたらOUT。
・「2次」参考書は当り前に勝ち馬に乗る。続きは自分で考える。
・本質+ハウツー⇔ノウハウ。勝ち馬を見極めるのが短期合格センス。

byふうじん



「財務」は理解と暗記、どちらが大事?

 

 これは質問自体ハズレ。「財務」=×理解、△暗記、○体得科目。

×理解 △暗記 ○体得
物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。 文字・数字などを、すらすら言えるようによく覚えること。 体験を通して知ること。理解して自分のものにすること。
「-が早い」 「英単語を-する」 「技を-する」
理解することと、問題を解けることは異なる。 理屈抜きで暗記すると応用問題からっきし。 手を動かしまず体得。次に理解して我が物。

理解でも暗記でもなく、手を動かしまず「体得」。ここを掴むと話が早い。

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■前提:簿記クラブ≧財務ラブ■

診断士「1次」での片思い科目No.1=「会計・財務」

★★★
ラブラブ
相思相愛
80点
=「財務」「事例Ⅳ」荒稼ぎ
★★☆
ラブ
片思い
60点
=そこそこ解ける、だがどこかよそよそしい。
★☆☆ 一生お友達
40点
=「1次」足切り回避、「2次」人並みA判定。
☆☆☆ 喧嘩別れ

追い掛けど追い掛けど。常に初見問題を出題する点で、1次「財務」は2次事例と似ている。

「財務」:高得点阻止+暗記学習型を困惑させるため、常に新知識を出題。
2次事例:過去問の答を覚えた者を振り落すため、解答要求が変化。

・そこで財務」は60点満点と割り切る。
・すると25マーク中10マークは解かなくて良い。
・そしてベタ問10マークを必ず当てる。

制度会計3マーク (簿記3級レベル)
管理会計3マーク (簿記2級レベル)
ファイナンス4マーク (診断士テキストレベル)

ベタ問10マーク(振り向いてくれる子)と付き合えば、「財務」40点確保。

★☆☆一生お友達でも40点。★★☆ラブなら60点。

なお★★★ラブラブ80点タイプは、およそ以下のいずれか。「素養」で差がつく話であって、そこを目指す・妬むのは筋違い。

・実務のエキスパート
・妙に頭脳明晰
・簿記の理論を知悉

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■本題1:スピテキ斜め読み 第1日目■

日本人の80%は、B/Sの理解が不十分。

バランスシート  出典:コトバンク
1. 貸借対照表のこと。B/S。
2. 損か得かのつりあい。「労働とその報酬の―」

貸借対照表と訳し、バランスシート=左右の釣合が取れる=と思い込むのが日本人。確かにその意もあるが、

バランスbalance・シート=残高項目だけ抜き出した一覧表

理解するのが一つ上。「会計・財務」は、×理解、△暗記でなく○体得科目だが。最後は理解の差が数年単位の合格所要年数差。だから、「財務」は体得→暗記→理解まで進めることが最も適切

①「財務・会計」講義の内容を理解・暗記する必要はない。
②なぜなら、理解・暗記しても問題が解ける訳ではない。
③それなら問題を先に解き、答え・解法を体得。その後に暗記→理解。

「財務」は毎日コツコツ暗記なんです!の指導はある意味妥当。だが、「財務」は体得+理解です。と指導できる講師は指で折れるほど希少。そこで、

後から大事な所に絞って理解するため、目次で全体像を俯瞰しておく。 

S★★★ 頻出+理解=2次論点 まず解法を覚え、その解法を理屈で裏付け
A★★☆ 頻出+暗記論点 問題を繰り返し解き、解法を暗記(体得)
B★☆☆ 理解論点 出題頻度は下がるが、他論点の考え方の基礎となる
C☆☆☆ おまけ論点 過去出題があったため、営業上収録した論点

論点 評価 一言で
#1 1財務会計とは 財務・会計とは
2財務諸表概論 財務諸表の基本
貸借対照表(B/S) ★☆☆
損益計算書(P/L) ★☆☆
株主資本等変動計算書 ☆☆☆

とてつもなく長くなるので、本題の目次斜め読みは以下別紙。

別紙:スピテキ斜め読み#1

今日は読まなくてOK。でも「さぁ今から学習開始」「今日はいったんここまで」の時にチラリ参照し、自分なりの一言メモを残すクセをつける。

すると後からぐんぐん理解度UP。

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■今日のまとめ■

「財務」は理解しても問題は解けない。だが答えを覚えてしまうと応用が利かない。その解決策が、

手を動かして体得。でも最後はやはり理解。

すると路頭に迷う不安は皆無。ではまとめ。

・「財務」は理解や暗記より、手を動かしてまず体得。
・「財務」初見問題は難敵。一生お友達40点、片思い60点でも十分。
・「財務」は解法を体得した後、大事な所に絞った理解で得点差。
・「財務」でヘトヘト。だがその理解を一言メモすれば、後で実力UP。

byふうじん



 目次で全体像を俯瞰。気になる所に一言メモ。

 診断士「会計・財務」は理解しても問題は解けない。そのため、やたら暗記に走る⇔理解に走る、とバランスの悪い学習になりがち。そういえば、

手を動かして体得。でも最後はやはり理解。

そこで後から理解するため、今の理解を目次のヨコに一言メモ。以下別紙として、重要度ミシュラン+一言メモ例を一挙掲載。

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■重要度ミシュラン~#1日目■

一挙掲載。

第1章 財務・会計とは
❶財務・会計とは
1財務・会計とは A
2会計の概要 1会計の種類
(1)貸借対照表の概要 S
(2)損益計算書の概要 A
(3)キャッシュフロー計算書の概要 A
2簿記
3財務の概要 A
4財務・会計とビジネスの関係 S
第2章 財務諸表概論
❶財務諸表の基本
1財務諸表の種類 1会社法 A
2金融証券取引法 A
3四半期財務諸表に関する会計基準 B
2財務諸表の作成目的 A
❷貸借対照表 B/S
1貸借対照表の構造  1流動・固定の分類基準
 (1)正常営業循環基準 A
 (2)一年基準 A
 2資産の部  1流動資産 Current assets
 (1)現金及び預金 Cash equivalents S
 (2)受取手形 Notes A
 (3)売掛金 Accounts receivable S
 (4)貸倒引当金 Accounts doubtful A
 (5)有価証券 Marketable securities A
 (6)商品 Inventories S
 (7)その他の流動資産の項目 Others B
 2固定資産 Fixed assets
 (1)有形固定資産
 ①建物 Buildings S
 ②車両運搬具 A
 ③土地 Land A
 ④建設仮勘定Construction in process B
 (2)無形固定資産 Intangible B
 (3)投資その他の資産 B
 ①投資有価証券 Securities A
 ②長期貸付金 Long-term loan B
 3負債の部  1流動負債 Current liability
 (1)支払手形 Notes payable B
 (2)買掛金 Accounts payable S
 (3)短期借入金 Short-term debt A
 2固定負債
 (1)社債 Bonds B
 (2)長期借入金 Long-term debt A
 4純資産の部  1株主資本 Shareholder’s equity
 (1)資本金 Stock capitalization A
 (2)資本剰余金 Capital surplus
 ①資本準備金 B
 ②その他資本剰余金 B
 (3)利益剰余金 Capital surplus
 ①利益準備金 Earned reserve A
 ②その他利益剰余金 B
 (4)自己株式 B
 2評価・換算差額等 C
 3新株予約権 C
   ❸損益計算書 P/L
1損益計算書の構造
2損益計算書の内容 1売上総利益まで
(1)売上高 Sales S
(2)売上原価 Cost of goods and sold S
(3)売上総利益 Gross margin S
2営業利益まで
(1)販売費及び一般管理費 SG&A S
(2)営業利益Operating income S
3経常利益まで
(1)営業外収益 A
(2)営業外費用 A
(3)経常利益 S
4税引前当期純利益まで
(1)特別利益 B
(2)特別損失 B
(3)税引前当期純利益 S
5当期純利益まで
(1)法人税、住民税及び事業税 A
(2)当期純利益 S
3損益計算書作成時のルール 1収益・費用の認識基準
(1)現金主義 B
(2)発生主義 B
(3)実現主義 A
2収益・費用の測定基準 B
❹株主資本等変動計算書 C/N
1株主資本等変動計算書とは B
❺キャッシュフロー計算書 C/F
1キャッシュフロー計算書の構造 1キャッシュフロー計算書 A
2キャッシュ 1キャッシュの範囲
①現金 Cash A
②現金同等物 Cash equivalents B
3キャッシュフロー計算書の内容 1キャッシュフロー計算書の区分
(1)営業活動によるCF S
(2)投資活動によるCF A
(3)財務活動によるCF A
2キャッシュフロー計算書の具体例 S

見出しにいちいちコメントは不要。だが財務四表が全て大事なのでなく、

B/Sが王様でP/Lが女王様。C/Fは家来で、C/Nは超端役

・・位にイメージすると、早くも周囲に一歩リード。

.
■一言メモ例~#1日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて計算。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

その感覚を掴むと、早くも周囲にまた一歩リード。

□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。

(1)貸借対照表の概要
→BSの左側が「資産」。右側が「負債」と「純資産」。

4財務・会計とビジネスの関係
→「会計・財務」を学ぶポイントはBS。期首BS+当期PL→期末BSになる関係を今から頭に叩き込む。

(1)現金及び預金
→簿記の王様中の王様。現金(キャッシュ)さえあればどんな取引もできる。一方、いちいち現金取引では面倒だから、売掛金・買掛金・手形・・といったキャッシュの子分が、簿記で活躍する主役=王様。

(3)売掛金
→PLの主役「売上」の相手役として「売掛金」がBSの王様。試験中ではしばしば焦げ付いたり、割引されたりで100%満額回収できないことがお約束。

(6)商品 
→PLの準主役「仕入」と二人一役。相手役が「買掛金」。なお、簿記3級=商店の簿記、簿記2級=製造業の簿記とセットで理解すると忘れにくい。

①建物
→建物は減価償却するのが特徴。期中で売却されたり、簿記の世界ではしばしば火事で燃える。

(2)買掛金
→掛仕入れを行う場合、期限が来るまで支払わなくて良い。無利息で借金するのと同じ効果。

(3)利益剰余金
→PLでこれまで積み重ねてきた利益の集大成。ここが大きいほど良い会社。

(1)売上高
→PLの王様。これがないと始まらない。

(2)売上原価
→PLの女王様。これがないと売上が立たない。

(3)売上総利益
→王様と女王様の成果→王子様。PL利益を巡るゲームは、売上総利益から始まる。

(1)販売費及び一般管理費(販管費) 
→売上のための物流費や交際費、給料など諸経費の全般

(2)営業利益
→粗利益-販管費=営業利益。シンプルだが重要・頻出。

(3)経常利益
→営業利益―営業外損益=経常利益。この辺りから経理の香りが漂う。

(3)税引前当期純利益
→経常-特別損益=税引前当期純利益。黒字になると税務署が登場。

(2)当期純利益
→税金を払った後の利益。黒字になると、株主が配当しろと言いだす。

(1)営業活動によるCF 
→CF計算書では営業CFが最重要。本業がキャッシュを稼ぐ力を示す。

2キャッシュフロー計算書の具体例 
→営業・投資・財務CFの±を読み、企業の財務体質をズバリ言い当てる。体得するものであり、知識で暗記しては駄目。

.

□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解きこなし、答え方を思い出せればそれで良し。

1会計の種類
→会計のうち、外部報告用が財務会計、内部報告用が管理会計。

(2)損益計算書の概要
→PLを左右に分けて書くと、右側が「収益」、左側が「費用」。収益と費用の差が「利益」。

(3)キャッシュフロー計算書の概要
→BSが財政状態、PLが経営成績を示すとすると、キャッシュの増減を示すCFは「お小遣い帳」。

3財務(ファイナンス)の概要
→ファイナンスという言葉は幅広いが、診断士が学ぶのはコーポレートファイナンス(企業財務)。

1会社法
→株式会社は、B/S・P/L・C/N(株主資本等変動計算書)を作る。個別注記表は試験に出ない。

2金融証券取引法
→株式会社が上場すると、投資家保護のため、作らされる書類が1つ増える(CF計算書)。附属明細表は滅多に試験に出ない。

2財務諸表の作成目的
→日々の取引を記録するのが「簿記」。記録結果を企業の内部・外部向けに伝えるのが「会計」。

(1)正常営業循環基準
→BS項目は、その性質により「短期」⇔「長期」に分けて示す。いつもやってる営業取引上のものは一旦全て「短期」に分類。

(2)一年基準
→営業取引以外のもの、つまり借入金・貸付金等は「長期」。ただし1年以内に期限到来するものだけ「短期」に移す。

(2)受取手形
→信用取引の原点で簿記学習上は重要。だが小切手を切る商売は今の世で現実的ではないので、診断士試験では脇役。

(4)貸倒引当金
→焦げ付きそうな売掛金をマイナス表示するための科目。王様の相手だから「女王様」と覚えると忘れにくい。

(5)有価証券
→株式=大儲けか紙屑になる証券。債券=儲けは少ないが利息がつく証券。簿記の重要論点だが診断士試験では非重要。

②車両運搬具 
→機械や車両運搬具も減価償却の出題対象。金額小さく、年数短いため、建物に比べると問われにくい。

③土地
→減価償却しない。時価評価もしない。BSの隠れた主役だが、問題は作りにくい。

①有価証券/投資有価証券
→株式や債券。有価証券=短期、投資有価証券=長期。分類や評価など簿記上の重要論点だが、診断士「財務」では深入り不要。

(3)短期借入金
(2)長期借入金
→負債の王様が買掛金(無利子)とすれば、それでも足りずに利子を払って借りてくるのが長短の借入金。会社の営業利益率が借入利子率を上回ることが大事。

(1)資本金
→会社の元手。小企業では社長のポケットマネー。社長のポケットマネーで足りない場合は株式会社化して出資を募る。「財務」というより「経営法務」で理屈を学ぶ。

(1)営業外収益
→受取利息と配当金。BSで有価証券を持っていると発生。

(2)営業外費用
→支払利息。BSで借入金があると当然発生。

(1)法人税、住民税及び事業税
→税前利益×40%で計算。将来30%になると、過去問は全て作り変え?

(3)実現主義
→収益費用認識のタイミング。興味があれば簿記2級「特殊商品売買」で学べる。

キャッシュフロー計算書
→企業のお小遣い帳。診断士受験生が一番嫌いな論点

①現金
→CF計算書の王様。

(2)投資活動によるCF
→投資に使ったカネ。ここがマイナスになり、投資の成果で営業CFがプラスになるのが普通の姿。

(3)財務活動によるCF
→本来的には、株式発行や借入による調達を示す。実質的には、FCF=営業CF+投資CFによって借入が増減するだけ。

.

□B論点~理解□

B論点とは主に簿記知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないため、講師が言ったこと程度はメモしないと、本試験で太刀打ちできない。

3四半期財務諸表に関する会計基準
→投資家保護のため、3か月ごとに作らされる。出ない。

(7)その他の流動資産の項目
→出ない。

④建設仮勘定
→新本社や新工場を作ろうとすると出てくる科目。簿記では重要論点だが、既に建築中で診断士は手も足も出せないので、まず試験に出ない。

(2)無形固定資産
→主に法律上の権利で、古くは電話加入権、今ならのれん。出ない。

(3)投資その他の資産
②長期貸付金
→有価証券や貸付金を持っている企業がたまにある。本業ではないので、そこから挙がる利益は営業外収入。

(1)支払手形
→手形は簿記の世界の話。出ない。

(1)社債
→株式発行、借入に次ぐ資金調達手段で、信用が求められる代わりに低コスト。かつ会計処理が煩雑で簿記で出題しやすい。診断士にはまず無関係。

①資本準備金
②その他資本剰余金
①利益準備金
②その他利益剰余金
→純資産会計は、投資家保護のため手順や規制が厳格。税理士以上の出番なので診断士には無関係。

(4)自己株式
→主に株式価値(EPS)向上のため、企業が自社株式を市場で買い取ることがある。まず出ない。

(1)特別利益
(2)特別損失
→固定資産売却益、火災損失など「臨時・例外的なもの」を経常利益から外す慣習が日本にある。海外でSpecial lossと言っても「はぁ?」と言われるので、使わない。

(1)現金主義
→収益・費用の認識基準。お小遣い帳形式の小規模商店ではこれを採用可能。

(2)発生主義
→収益・費用の認識基準。青色申告65万円控除には発生主義で記帳。現金の動きとズレ、売上時の収益認識や期首期末在庫処理、減価償却など簿記3級の仕訳の出番。

1株主資本等変動計算書とは
→純資産の変動を表形式にして説明。総じて、診断士「財務」では純資産ネタは扱わない。

②現金同等物
→CF計算書では、現金に加え、3か月以内に満期を迎える定期預金・コマーシャルペーパーなどを現金に含めて表示する。マメ知識でたまに1マーク。

□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問の答えだけ読んでおく。

2評価・換算差額等 
→有価証券の時価評価差額等を、PL損益に表示させないため純資産直入するための科目。と言われても意味不明なので気にしない。出ない。

3新株予約権 
→英語にするとワラント。一定価格での株式購入を保証し、有利な資金調達やストックオプション、はたまた買収防止策に使う。雲の上の話であり、診断士試験には出ない。

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■別紙ここまで■ 

スピテキ斜め読み1日目の別紙はここまで。大事なのは当記事の内容でなく、自分の理解を一言メモする習慣。では本編に戻る。

本編に戻る。

byふうじん



×そこ危ないから近寄っちゃ駄目!

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×「リスク=危険」と訳したのが日本人の不幸の始まり。

○君子危うきに近寄らずは正しいが、×何もせずじっとしてたら茹でガエルになるのが今の世の常。

そこで、当「スピテキ斜め読み」特集は、

・「2016年合格目標」の方を対象に、
・8回シリーズで、
スピードテキスト「財務・会計」(T○C出版)を、
目次・見出しに沿った斜め読みで紹介。

今から1年以上の時間と費用を賭け、診断士試験の挑戦を決めた理由は人それぞれ。だが多くの方がこう算盤。

合格率4~5%と厳しい以上、合格すればイイコトあるに違いない

リスク=合格するか否か不明            リターン=何かイイコトがある

リスク=危険と訳してしまうと、君子近寄らずで茹でガエル。そうでなく、リスク=合格するか否か不明=ブレ。ブレを許容してリターン。

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■序論1:診断士受験と「財務・会計」■

×「財務・会計」を「財務」と略したのが、診断士界の不幸の始まり。

(科目設置の目的)H27年受験案内より
財務・会計にに関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法となる。また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要がある。このため、企業の財務・会計について、以下の内容を中心に知識を判定する。

□参考□

会計(アカウンティング): 最も素朴には金銭の収支を記録すること。その目的は財産の保全管理である。普通、会計というと単なる金銭記録ではなく簿記会計を意味し、複式簿記の勘定機構を通じて取引を記録、分類、計算して報告する一連の手続きをいう。 出典:コトバンク
財務(ファイナンス) :企業の資金繰り、予算管理、資金調達を担当する業務。資金調達や余裕資金の運用計画を考え、金融機関と折衝したりするため、専門知識でなく企画的な要素も求められる。 出典:エリートネットワーク

出典:社長が見るブログ

科目設置の目的」が示す通り、診断士の「財務・会計」とは、財務諸表を読み、資金調達の助言をすることが本来の趣旨。従い簿記=必須ではない。

だが低金利・量的緩和の時代が続くと、その重点は

資金調達(ファイナンス)から、企業収益の向上(管理会計)へとシフト。

①「財務・会計」を「財務」と略したこと、②「会計・財務」と名付ける先見性を欠いた2つの意味で、

診断士「財務」は、残念科目。

そこで当シリーズに限り、診断士「財務・会計」をあえて「会計・財務」と記し、残念っぷりを強調。
.
■序論2:「財務はコツコツ!」の過ち■

診断士「財務」の残念っぷりを、さらに紹介。

合格者ブログには、「財務」「事例Ⅳ」不得意でも合格可能、「簿記」学習は不要とする主張が一定数存在。確かに試験制度の建付け上、「簿記」をやらずに合格可能。だがこの主張、

簿記3級=8週80h学習=をやれば、「財務」は必ず得意

である事実を無視。簿記学習を恥ずかしがって忌避して苦労したツケを、他人に強要する態度は感心しない。

かつ診断士受験校には、未だに財務はコツコツやりましょう!と不適切な指導を繰り返す講師が一定数存在。この名台詞=受験校講師にとり極めて便利な逃げ口上であることは指摘済。

簿記2級=20週200h学習=をやれば、「財務」はスラスラ。

簿記3級・2級の主眼は、仕訳や原価計算のコツコツ体得。簿記2級までは財務諸表を作る作業が出来れば良く、理屈の理解は不要。一方、財務(ファイナンス)問題はコツコツ体得でなく、理解が大切。

「会計コツコツ」「財務スラスラ」なら正確。「財務コツコツ」は2重に誤り。

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■本題:【会計・財務】スピテキ斜め読み~目次論■

序論が長くなったので、本日はスピテキ目次の紹介まで。

当ブログでは過去、イケカコ石川の経済といった上級テキストを目次ミシュラン形式で紹介。「広く浅く」が題意の診断士試験では、

各論を掘り下げる<全体像を把握する

ことが優先。当シリーズも以下★★★基準で、どこに重点を置くかを紹介。

S★★★ 頻出+理解=2次論点 まず解法を覚え、その解法を理屈で裏付け
A★★☆ 頻出+暗記論点 問題を繰り返し解き、解法を暗記(体得)
B★☆☆ 理解論点 出題頻度は下がるが、他論点の考え方の基礎となる
C☆☆☆ おまけ論点 過去出題があったため、営業上収録した論点

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□【会計・財務】スピードテキスト目次★★★ミシュラン□

論点 評価 一言で
#1 1財務会計とは 財務・会計とは
2財務諸表概論 財務諸表の基本
貸借対照表(B/S) ★☆☆
損益計算書(P/L) ★☆☆
株主資本等変動計算書 ☆☆☆
キャッシュフロー計算書 ★☆☆
#2 3経営分析 経営分析の基本
収益性分析 ★★★
効率性分析 ★★★
安全性分析 ★★★
生産性分析 ☆☆☆
CF計算書分析 ★★☆
#3 4管理会計 CVP分析 ★★★
利益差異分析 ★★☆
セグメント別損益計算 ★☆☆
5意思決定会計 意思決定会計 ★★★
設備投資の経済性計算 ★★★
不確実性下の意思決定 ☆☆☆
#4 6企業財務論 企業財務論の基礎 ★☆☆
株価と債券価格の計算 ★★☆
DCF法などによる企業価値の算定 ★★★
最適資本構成 ★☆☆
配当政策 ☆☆☆
#5 7証券投資論 個別証券のリターンとリスク ★☆☆
ポートフォリオのリターンとリスク ★☆☆
共分散と相関係数 ★☆☆
CAPM ★★★
デリバティブ ★★★
#6 8 BS・PL
作成プロセス
財務諸表の概観 ★☆☆
取引と仕訳 ★☆☆
転記 ★☆☆
試算表 ★☆☆
期中取引 ★★☆
決算整理 ★★☆
繰延資産 ☆☆☆
精算表 ★☆☆
9CF計算書
作成プロセス
CF計算書の具体例 ☆☆☆
直接法によるCF計算書作成 ☆☆☆
間接法によるCF計算書作成 ★★☆
#7 10原価計算 原価計算制度の基礎 ★★☆
原価計算制度 ★★★
#8 11会計規則 収益・費用の認識基準 ★☆☆
金融商品に関する会計基準 ☆☆☆
固定資産の減損に係る会計基準 ☆☆☆
資産除去債務に関する会計基準 ☆☆☆
分配可能額の計算 ☆☆☆
リース取引に関する会計基準 ★☆☆
税効果会計に係る会計基準 ☆☆☆
連結CF計算書等の作成基準 ☆☆☆
工事契約に関する会計基準 ☆☆☆
連結財務諸表に関する会計基準 ☆☆☆
棚卸資産の評価に関する会計基準 ☆☆☆
12その他の領域 ☆☆☆

「会計・財務」では、講義内容の理解より、問題集回転で手を動かし体得。すると短期で実力UP。

不明点を先送りできるのが回転学習の利点、
「安心して先送りする」目安になるのが★★★評価の利点。

■今日のまとめ■

当シリーズ、簿記3級・2級知識の保有を前提に、企業財務の実務で知識をどう使うかを主眼に読み進む予定。

今は意味不明の内容が、来年7月にスッキリ理解できているか。

来年2016年8月の「1次」本試験直前に、当シリーズを読み返して復習。その前提で来週から連載開始。ではまとめ。

・リスク=×危険でなく、○ブレ。リスクを取るとリターンが期待。
・「財務・会計」は「財務」と略されるが、近時は「会計」の重要性UP。
・簿記2級をやっておくと、診断士「財務」はコツコツでなくスラスラ。
・診断士学習は広く浅く。各論を掘り下げる前に、全体像を把握。

byふうじん



上から見下す感が痛烈。

合格者ブログを上から俯瞰すると、過年度生⇔2年目上級生の思考の幅・深さ・更新頻度の差に気づく。

____過年度思考____ __2年目上級思考__
コツコツ スラスラ
ノウハウ ハウツー
オススメ 提案
応援 指摘・分析

診断士試験は、本来2年で確実に合格できる設計。
「2次」の本質=考えるブレを削る。従い過年度化=思考停止が進行。
「2次」に2回落ちるのは「たまたま」でなく、思考のどこかに穴がある。

思考に差が付く理由は上記3点。そして彼らが、

自分の考えを他人にオススメばかりするから、「2次」に2回も落ちた

といつ気づくかニヤリと観察。一方、センス・地頭・たまたまの結果に過ぎないスト合格。その本質は単純。

周囲が出来る当り前のことを、
自ら考え、常に1ヶ月先行して200%実行。
それでギリギリ・たまたま届くとスト合格。

.
■前提:本質の定義■

当ブログでよく聞く「本質」って、何のこと?

本質:ものごとの根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。
出典:コトバンク

また「絶えず変化しない」「誰もが認識し、否定できない事実」の意味を持つ。

スト合格とは原則たまたま。
聞かれたことに答える。
人並みの答案を当り前に書く。
合格する実力と合格は別物。
「2次」は合格するまで受ければ誰でも合格。

本質は常にシンプル。そして時にある意味禅問答。

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■前提:合格者ブログは垢抜けない~すりかえ注意■

合格者ブログは、何年待っても垢抜けない。

上から目線で「垢抜けない」と言われて言い返せない。それは「進歩がない」から。7月・10月のブログ記事は毎年同じ記事の焼き直し。

・受験生の合格実力到達までは、ボクの合格ノウハウ自慢。
・受験生が合格実力に達する7月・10月は、精神論・根性論を列挙。
・定番決め台詞、最後まであきらめない!を連呼してゴール。

「最後まであきらめない!」でなく、あきらめる状態を予測し先に手を打つのがSランク。合格者ブログを上から俯瞰すると、何か矛盾に気づく。


診断士受験生に受験動機を尋ねると「資格が欲しいから」と答えるのは20%に過ぎないが、合格者の80%は「合格することが目的」と答える。

この事実を複数解釈。

解釈A:診断士を「自己啓発」目的で受けると合格にしくい
解釈B:自己啓発から、「合格=目的」への「すりかえ」が起きる。

解釈Aは確かにその通り。そして解釈Bを説明するのが、蜘蛛の糸仮説。

.
■本題:蜘蛛の糸仮説■

Aランク応援オススメ合格=蜘蛛の糸。Sランク合格=自力。

「2次」の互助会合格=応援したりされたりを尻目に、試験合格は自力で掴むと考えるのがSランク。その根拠が、

蜘蛛の糸仮説。
(芥川龍之介 1918(大正7)年)

蜘蛛の糸合格 Sランク合格
合格
要因
天から垂れた糸を掴む 解答プロセスを自力構築
周囲に依存 自分で気づく
合格
行動
みんなで一緒に試験合格 周囲を蹴落とす
蹴落とそうとすると自分が落ちる 自分は合格安全圏内
ノウハウコレクション 相手の弱点・痛い所を突く
いい所取りで自己成長
答案を分析 周囲の行動・言動を分析
書き方コンクール 相手の思考を「読む力」

合格者ブログは何年待っても垢抜けない。それは、

蜘蛛の糸心理:相手を蹴落とそうとすると自分が落ちる

ことへの不安。Sランクはそうでなく、予め鋏を用意しニヤリと自分の真下で糸を切る。合格者の平均的言い分の違いで確認。

<過年度合格者の言い分>
ボクが何年もかけて磨いた合格ノウハウをオススメ!
だからあなたは最短合格(shortest path)

ん、何か変じゃね?と気づくセンスを持つ。

<たまたまスト合格者の言い分>
過去問の題意から、合格への最重要経路(critical path)を特定。
合格仮説PDCA反復で所要時間短縮。

.
■前編まとめ■

診断士「2次」に「最短合格」は存在しない。

もし見かけたら、相当眉唾。最短経路(shortest path)⇔最重要経路(critical path)の違いをニヤリ見分けるセンスが合格所要年数差。ではまとめ。

・診断士試験の本質はシンプル。というかシンプルだから本質。
・「最後まであきらめない!」 合格者ブログの「すりかえ」に注意。
・蜘蛛の糸心理=他人を蹴落とす自信がない。その代わりに応援行為。
・最短経路を選ぶとそこには大抵落とし穴。それが国家試験。

byふうじん



簿記3級 簿記2級 合格

大手受験校は年間最大行事「1次模試」を終えると、来年度の受講生獲得にシフト。その時狙いを付けるのが、簿記検定合格者

先月の第140回簿記検定を終えたばかりの方にとり、診断士は次に受ける候補の一つ。いつもの受け売りで内容紹介。

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■Web動画1:今から始めよう中小企業診断士試験■

次の動画は、診断士の試験制度や学習所要時間を20分で説明。

今から始めよう中小企業診断士試験 – 資格の学校T○C

この動画で、師はこう語る。

【中小企業診断士の試験制度】
・1次試験(8月):7科目のマークシート型知識試験
・2次筆記試験(10月):4科目の記述式試験(15~200字程度)。
・合格基準=総得点60%以上かつ40%未満がないこと。
・1次合格は2年間有効。1次科目合格は3年間有効。
・合格パターンは複数。ただ当年一発、または翌年までの2年がメド。

□T○Cのカリキュラム□

1・2次ストレート本科生 プレミアム本科生
1年間で合格目標 2年以内で堅実な合格
4月末までに基本講義終了(1回転) スト本科生ペース
1次直前に答練・模試(2回転) 初年度から2次対策着手
計3回転で盤石な1次対策 学習手応えに応じ所要年数を選択
2次はワンチャンス 1次一発通過より2次対策重視
受講料290,000円
ビジネススクールより割安
受講料398,000円
スト合格なら100,000円返金
勢いがつけば有利 リアルオプションで有利
【最後の一言アドバイス】
・診断士受験は自分の考え方を大きく変えるきっかけになる。具体的にはビジネスパーソンに必要な知識を体系的に整理し、現場で適用する力を問うため、問題解決力や課題設定力が備わる。

□考察□

上記の動画を視聴し、以下に感想。

・診断士はビジネス知識や問題解決力が備わる資格として人気。
・一方、合格倍率設定や過年度滞留者の増加のため難易度がUP。
・従来の1年合格狙いだけでなく、2年で合格狙いのコースを新設。
・2年合格狙いで一発合格もあり得る。返金により一見「お買い得」

診断士試験は1年ストレートで合格可。だが20h/週の学習をこなす、「2次」を2か月半でクリアするなど、そのハードルは高い。

そこで「1年で合格」と決めつけず、まず講義を受け、

「1次」対策が順調なら、スト合格狙いにギアアップ
予想以上に大変なら、講師の指導に従い2か年計画

このような馬なりペースの判断で、「診断士なんてとてもムリ!」な方でも「あれ、オレいつの間に合格?」まで連れて行く。つまり、

ふとした工夫で、今まで不可能だった判断を可能にする。

その技法を俗にコロンブスの卵と言ったり、金融工学用語でリアル・オプションと呼び、診断士講座ではここも教わる。

うん、診断士って何か面白そう。